転生したら「極限の無」だった件について。 (Orpheus@失踪主)
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プロローグ 「虚空」の転生者と「スライム」の転生者

神様を書くのは…うん。
チートの様な気がする( ˇωˇ )


「ねぇ!!しっかり生きて!!!」

 

俺は姉と本屋から出る時にトラックに吹き飛ばされ地に伏せている。血に濡れると言う感覚が身体を震わせる。

薄く目の前に映るオカルト本を覗く。「深淵と初限の邪神」と言うクトゥルフ神話を元にして、色々な邪神を解説する本を。そんな本に俺の血が含まれていく。

 

姉が俺の手を触るのは分かる。薄い感覚が俺を襲う。

死ぬのかと実感する俺。

 

(姉さん...ゴメン。俺、死ぬわ...何か体が痛くて...消えそうで...嗚呼…こんな痛みなんて…「無」なら何も覚えないのに。邪神の生みの親(ヨグソトース)が助けてくれないかな…なーんて…ははっ…)

 

『確認、スキル「痛覚無効」「出血無効」を 取得。ユニークスキル「解説者」を取得。ユニークスキル「万有引力ノ召喚書(ネクロノミコン)」、アルティメットスキル「邪神生成」を取得。「ヨグソトース」について確認……検索がかかりません。思考内に「念写」を開始…複製成功。アルティメットスキル「極限ノ無(ヨグソトース)」を取得。同時にスキル「夢幻泡影(むかこみ)」、「意味之無意姿(意味の無い姿)」を取得。』

 

(俺は死ぬのだろう…本当に死ぬのか…ダークソウルや、ACE COMBAT、ブラボ…アーマードコア…嗚呼…やりたい事が…まだあったのに…()は…ここで消えるのか…)

 

『ユニークスキル「不死人」、「円卓の英雄(パイロット)」、「狩人」、「鎧機械兵器(アーマードコア)」を入手。ユニークスキル「美的暗黒電脳制解(フロム・ソフトウェア)」を入手…』

 

(嗚呼…五月蝿い…早く。早く…眠らさせてくれ。俺を。()を)

 

 

○月✕日…私はその日世界を旅だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

暗い…謎の冷たい感覚が俺を襲う。

それに反応して俺は飛び上がった

それは世界だ。暗い洞窟の世界…そこに1匹のスライム…ん?スライム?

 

「嗚呼…ここは異世界なのだな…」

 

そう呟くとスライムの頭に「!?」のマークが浮かび上がる。しかし喋らない為事が分からない…

ここは何処だろうか…暗い洞窟の様だ。

 

《解。貴方様のユニークスキル「美的暗黒電脳制解」を使用すれば解読可能。しますか?》

 

そう思うと頭の中に声が響く、機械的な声…

俺が死んだあの時のと同じ声。

 

(お前は…誰だ?)

 

《解、私は貴方様のユニークスキル「美的暗黒電脳制解」と共に付属している「解説者」です。貴方様が困った事を全てお答えします。それで、解読しますか?》

 

なるほど…これが俺のスキルと言う訳か…

 

(頼む、このスライムが言っている事を教えてくれ。)

 

『解読…「転生者」と言う単語を感知…彼も同じ転生者と推測されます。』

 

「ふむ…君も私と同じ転生者という訳か…スライム君。」

 

俺がそう言うとスライム君は何故か伸びたり何かを伝えようとして来る。多分、その事をビックリしているのだろう。

 

『解読、「俺の声が聞こえるのか!?しかも…喋ってる言語って日本人!?」』

 

「ああ、聞こえるさ。私のスキルによって君の声は届いている、そして私は日本人だが…君の知っている日本とは少し違うかもしれない…」

 

ふむ、彼は日本人なのか。

 

『このスライムは喰らった相手のスキル等を複製、生成、派生させる事が出来るようです。なので、音波探知などのスキルを持つ敵を捕食させれば喋る事が出来るかと。』

 

ならばやる事は1つ。

 

「多分、君も日本出身なのだろう…平行世界の日本なのか…私がいた現実世界の日本なのか…そこは君が声を出せる様になったら教えてくれ。今は声を探そう。ああ…そうそう。言い遅れたな…私の名は…」

 

 

「ヨグ=ソトース、極限の無を司る者さ。一方的な話になってしまったが許してくれ。さあ、この洞窟を探して、声を求めて…出よう。暗い世界から。」

 

 

 

この日、私とスライムとの邂逅を果たし。

何日か分からないが私とスライム君と共に洞窟内を探索して行った。





この小説を描きたくなった理由。
ひかりTVで転スラ1期が無料だったからだよォ!!
2期は後々見るんで許して(๑>؂•̀๑)テヘペロ


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第1話 「スライム君、いいかい?」

フロム風スキル解説①

極限ノ無(ヨグソトース)
夢幻なる者の能力。
人は天に願い、人は血に願う。無は初限の神
世界を創りし者。龍は世界に乞いなかれ。
彼は邪神達の生みの親、その父性に溺れ、無を抱き締め懺悔しろ。刃向かうものよ。我らの王は彼だけなのだから。



アレから何日だっただろうか…

水は飲んでいるが私は食を口にしていない。

人間と言うのは食を3日抜くだけですぐに死んでしまう。だが、私は何故か死なない…

 

《解、貴方様のアルティメットスキル「極限ノ無(ヨグソトース)」の効果により、種族:無となっており貴方様は何を含んでも含まなくても生きる事ができます。なお、味覚、視覚、嗅覚、感覚等は正常に発達している為、そこは人間と問題ありません。もし、嫌な匂いなどを感知すると自身で遮断する事ができます。》

 

なるほど…でだ…

 

「スライム君、君は何故私のパーカーの中に乗っているのだ?」

 

「いやぁ…これが中々気持ちいいんですよ…ふかふかのパーカー」

 

数日間洞窟内をさすらうと、少し大きいコウモリとヘビが居たので「狩人」のスキルにより出した「ノコギリ鉈」と「パイルバンカー」を顔面にぶっ刺して、暴発させてやったらグロテスクな物になってしまったが、吸収してもらいスライム君は声を出す事が出来るようになった。

 

そして、スライム君が絶賛気に入っているパーカー。

これは中期ヨーロッパっぽい感じのアンティーク感があるパーカーを「狩人」のスキルと「極限ノ無(ヨグソトース)」スキルを使い製作したものだ。

「無」と言うのは、存在しない物。虚空と言っても過言では無い。私はそんな「無」を操れる能力を持つ為こんな感じに作り出す事ができるのだ。

 

「ふむ、スライムにも感覚と言うのはあるのだな。」

 

その数日間の中で私は龍に出会った。

「暴風龍 ヴェルドラ」

色々とやらかして封印された哀れな龍。

そんな龍にリムルと私は名前を預けてもらった。

「テンペスト」の名を。スライム君は「リムル=テンペスト」と。私は「ヨグソトース=テンペスト」…長過ぎて分からないため。とりあえず「ヨグ」と呼ばれるように。そして、リムルはヴェルドラを呑み込み、ヴェルドラを囲う無限牢獄を解除しながら俺達は歩き始めた。

 

そんなこんなで、私達は上を目指していると…「扉」を見つけた。

 

「ようやくだな…」「出口…!?」

 

私は扉に手を触れると、嫌な感じがした。

扉越しに伝わる謎の感覚。扉の奥にいる人の感覚だ。

分厚い扉だが、謎の感覚で分かる…人数は3人…

 

「スライム君…いや、リムル。どうやら、人が居るらしいから私は姿を消す。リムルの事も隠す…安心しろ無事に外に出れる。」

 

「ちょ、ヨグ!?」

 

私は無だ。死にはしない。消えやしない。

私の姿は無だから無い。

 

ギギギッと言う音と共に門が開かれる。

私はリムルを無で隠しながら外へ出た。

人を突っ切って。

 


 

「無と言うのは中々に便利なんだな」

 

「そうとは限らない。私の無は万有陰物全てを作り出す事もできるが、世界のバランスを犯さないように設定している。だが、君の為なら。仲間の為ならば私はこの力を振ろう。私は「虚空」だからな。」

 

「そうなんだな…」

 

そう、ボヨンボヨンとリズミカルに飛ぶリムルと私は少しばかり暗い話をしながら歩み始めた。

すると、目の前に緑の身体付きをした人々が…

 

《解、彼らはゴブリンと言う種族です。どうやら、リムル様のオーラに異常「恐怖」を感じているようです。》

 

「なるほど…スライム君、いいかい?」

 

私はシャーロック・ホームズの様な喋り方でゴブリン達の前で話を始めた。

 


 

「強き者よ、我らに守護をお与え下さい! さすれば我らは、貴方様方に忠誠を捧げます……!」

 

リムルに、私は気付いて居ない事を教えた。

「その後ろに溢れんばかりのオーラを抑え」と。

すると、ゴブリンの者達は少し警戒を解き私が話を伺うと。どうやら、牙狼族によって大被害を受けているらしい。

そんな中に、村長は助けて欲しいと。

願いを打ってきた。そんな頼みにリムルは。

 

「お前達の願い、暴風竜ヴェルドラに代わり、このリムル=テンペストが聞き届けよう!」

 

と、なんかワクワクした感じに受け入れていた。

 

「なら、私も快く受けよう。このヨグソトース=テンペスト、この村を守る事を。」

 

「おお、ヨグソトース様…リムル様…よろしくお願いします…」

 

「いや、私の事は「ヨグ」と呼んでもらってもいい。様は付けなくてもつけても問題ない。」

 

「はっ…ヨグ様。」

 

そして、俺達は色々な事をする為に取り掛かるとした。

 


 

【リムルside】

 

「リムル様、こちらです。」

 

目の前には多くゴブリン達が横たわって居た。

それは獣に噛み付かれたようにつく傷で、魘されている。

 

(大賢者、体内で生成した回復薬をゴブリンにかけたら治るかな?)

 

《はいどんな、傷でも治るかと。》

 

それから、すぐに行動に写った。

ゴブリンを覆い、回復薬で包む。これを何回も繰り返し繰り返し行った。

 

「お疲れ、リムル。」

 

全員かけ終わった後、彼がやってきた。

「ヨグソトース=テンペスト」

俺と同じ転生者であり、平行世界の日本出身。

青年の様な顔立ち、首に巻いた黒のマフラーと、アンティーク感が漂うヨーロッパ風のパーカー。男性とは思えない長い髪。そして、兄の様な存在。それが彼。

腰に「仕掛け武器」と呼ばれる少し独特の武器を装備している。

 

会った頃は「スライム君」と呼んでいたがようやく「リムル」と呼んでくれることに少し嬉しさを覚えた。

 

「こっちは、木の柵の設置等を教えて、大体の防壁を制作完了。無の力を使い、一日で作り終えたさ。あとはリムルの「鋼糸」とゴブリン達の弓の準備だな。」

 

凛々しく微笑むヨグ、少しかっこいいと思うのは俺だけだろうか…?

 

「あ、ああ…で、弓はどうするんだ?弓を作るにしても、素材等は…」

 

「問題ないさ、多分数日後、牙狼族がここにやってくる。それまでに木の枝と木の皮を剥いで何とかするさ。」

 

俺に言うと彼は微笑みながら自分のやるべき物をする為に外へ出た。

彼が離れると少しモヤモヤした物を感じる…なんだろう…この気持ちは。

 




虚空()
存在しない物。
彼は粒子となり、虚空へ歩む。彼は形は無い。
だが、世界は彼によって作られている。
龍は彼によって産み出された子どもに過ぎない。
彼は全ての父であり、邪神達の父でもある。
彼を傷つけるなら彼らは怒り、全ては消え去るだろう。




おまけ

友人「投稿するんだろ!?召喚師!!」
召喚師兄貴「なんとかなるはずさ!!」
『ガンダムだと!?』

その後、2人で閃光を歌ったとさ。



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第2話 「兼ねて血を恐れ給えよ」

フロム風スキル・アーツ・武器紹介②

混沌纏い(エンチャント・ダークマター)
剣を黒く多い尽くし、切り付けられた者は混沌に飲み込まれ深淵の炎に包まれながら人間性を失う。
深淵の炎は皮を焼かず、心を蝕む。
正気を保てる者のみが扱える禁忌のアーツ
充たせ、満たせ、喰らう物を全てを満たせ。薪を作り、新たな世界を。


「狼の遠吠え…奴らか。」

 

満月の夜。ゴブリン達とリムル、俺は木で作られたその城壁の壁を見る。

平原、草無きその地に私は空を見つめ「私」を呼び込む。私のスキル「邪神生成」により、見た目はグロテスクな鳥を召喚する。顔の半分は焼き焦げた鴉。

空へ舞い動かす、あの鳥はスキル「魔力感知」「共有感覚」を持つ為、すぐ様に相手が来る方向を探ってくれる。

 

ドサッドサッと言う足早な音が聞こえてくる。多分、鴉くんが拾ってくれたものだろう。

 

そして、今。目の前には狼。牙狼族と呼ばれた獣が居た。

岩に王が立ち、群れを成し、獣の様に飢える

そんな者達を前にして俺はゴブリン達にこう言う。

 

「兼ねて血を恐れ給えよ。」

 

初代教区長が放ったセリフ。

血に酔う狩人達への警告だ…私の様な「精神異常者(サイコパス)」にならない為の警句。

 

「弓を放て!」

 

獣は波のように連なり、塀を超えていくがゴブリン達の弓により1匹、1匹と消えていく。

軽弩式クロスボウ、ヨボヨボな村長や腕に支障を持つ者の為に作り上げた俺達の最高品。

作り方はとてもシンプルな為すぐさま準備する事が出来た。弓で敵を狙うのが得意なゴブリン達には丁度良いものだろう。

 

しかしその波は消えることは無い。すぐ様俺は塀を登り、「狩人」のスキルでとある物を出す。

 

 

「千景」と呼ばれた刀を。

血に濡れたその刀はカインハーストの近衞兵士が使った東方の剣。

彼はそれをゆったり抜刀する。

血塗られた狩装束を身にまとい、獣の前に達はだかる。

獣達は彼を噛み付こうと空へ舞うが空中で動きを静止してしまった。いや、自身の感覚がゆったりとなったのだ。

 

「残念だったな…獣よ。今はゆったりと…眠れ。」

 

眠れの一言で獣は消え去った。首を跳ねられたのだ。

素早い一閃、それは音を置き去りにした。

その抜刀は紅い雷となり、斬撃は空へ舞い、空中の雲を切り裂き何処かへ行ってしまう。

それを見たリムルが俺に念を送ってきた

 

(えええええ!?)

 

(済まない…初めて切った物でね…手加減を知らぬのだよ。)

 

(違う違う!!、今の斬撃だよ!!)

 

そう会話しているが、攻撃を見てもなお、牙狼族は波を作り出す。

すると、その中でボスらしき物が出てくるがリムルの粘糸により止められてしまう。

そして、リムルの「水刃」によりボスの首を討ち取り、牙狼族は降参。この抗争は幕を閉じた。

 


 

その後、リムルが彼らに名前をつけて次の朝になると…

 

「ギャァァァァア!?」

 

「どうした!!…てっ!?」

 

リムルの叫び声が聞こえ、すぐ様向かうとあのヨボヨボだった村長がムキムキのマッチョになっていた。

 

「見てくださいよ!!この筋肉!!若がりし頃を思い出します!!」

 

「え、えぇ…って!?」

 

村長が肉体を見せている後ろからランガが凸って来た。

いやさ…尻尾振り回し過ぎて風が…

 

「我が主よ! 我ら牙狼族も、嵐牙狼族テンペストウルフへと進化しました。感謝致します!」

 

どうやら、種族名まで変わる様だ…

 

「名前ってここまで影響するのか…」

 

「凄いね…名前って。」

 

そんな、こんなで俺達はルールを儲け。互いに生存する場所を作ろうとしたが…

 

「技量が足りん!!」

 

「リムル、知ってたが…これは…」

 

とても酷いものだった。食料等を入れる物を作ろうとしても何か貝塚の様な感じになってそうだし...

建築の技術として最底辺のド素人が作っているようにしか見えない。

むしろ、よくこんな物を作れたなっと思う物まで。

 

「村長…建築に長けた種族って居るのか?」

 

そこで俺とリムルは、その人達を町に招く為に1番知っているだろう村長に聞く事にした。

 

「はっ!!、建築等が得意な種族と言えば...ドワーフですかね...」

 

その言葉を聞いたリムルが目を輝かせて居た。

それはその筈、ドワーフはファンタジー物の中で工作技術がとても発達して、身長が低くお爺さんの様な見た目をしていると言う。

そんな彼らドワーフ族を仲間に迎え入れる為、俺とリムルと「ゴブ田」くん達と共にドワーフの王国「武装国家ドワルゴン」に行く事となった。

 

まぁ、それがそれで厄介な事が起きるんだがな。

そんな事を知らない俺達は村を出発した。

 

 

 




ヨグのステータス

名前:ヨグソトース=テンペスト
種族:無(神)
加護:暴風の紋章 虚空の紋章
称号:「邪神を生み出し者」
魔法:「ヨグ=ソトースの拳」
スキル「痛覚無効」「出血無効」
ユニークスキル「万有引力ノ召喚書(ネクロノミコン)」「解説者」「念意報告」「狩人」「不死人」「鎧機械兵器(アーマードコア)」「美的暗黒電脳制解(フロム・ソフトウェア)」「円卓ノ英雄(パイロット)」「意念伝達」「対転生者(リスタートキラー)」「対全種族(ファインドキラー)
エクストラスキル「夢幻泡影(むかこみ)」「意味之無意姿(意味の無い姿)」「終無帰無虚悪夢(ラグーンナイトメア)」「返却召喚(リターンサモン)」「永続瞬間高速再生(リジェレネード)」「分別吸収」「混沌纏い(エンチャント・ダークマター)
アルティメットスキル「極限ノ無(ヨグソトース)」「邪神生成」「魔神生成」「虚空時生滅砲(ノヴァブレイズキャノン)」「神ノ裁虚・謎(ジャッジメント・アンノーン)」「疑似「魔神火炎砲」(エクゾードフレイム・コピー)」「能力生成(スキルクリエイター)

何だこのチート性能の塊は…




後書き。
この小説を見てくださりありがとうございます。
転すらを見てない人、見た人でもなるべく簡単に分かりやすく。
出来るだけスラスラと読めるようにしますので何卒。読んでくださると嬉しいです!
感想、お気に入り登録をしてもらえるとよりいい作品を書いて行きますのでこれからも。
私が書く小説を読んでくださると有りがたいです。
by召喚師兄貴


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第3話 第1次ドワルゴン騒動(仮称)

フロム風スキル・アーツ・武器紹介③

「極刀 拝涙」
刀身が、紅く血に濡れた刀。
特殊な構造をした「仕込み武器」と言われる武器の1つ。
通常時は大きな大太刀となるが、刀身の間をスライドさせる事で二刀流となる。
この刀は「不死断ち」とも呼ばれ、昔の事。
不死が蔓延った東方では、それを弔う為に作られたとも言われている。
不死断ちの剣は2つあり、2つの刀を揃えれば「修羅」とならん。


「リムル、中々に気持ちがいいな!」

 

「ああ!」

 

牙狼族もとい、嵐牙狼族「テンペストウルフ」の背中に乗り、今走っている。

まぁ、その中で俺が乗っているテンペストウルフは少し違うが…こいつは「隻神狼族(フェンニル)」と呼ばれる、1部の牙狼族がなる存在。と言っても、それは極わずかな存在でオーガ族がたまになる「鬼人」と呼ばる種族と同じものらしい。

ちなみにフェンニルのスペックは白い雷撃を広範囲に放つ「白雷剛撃(ホワイトライトニング)」などの白い電撃技や、「超絶白超電磁砲(ホワイトレールガン)」とか…とりあえず馬鹿みたいにランガ並の能力を持つチート狼「シフ」と俺達は走っていた。

川沿いを沿うようにそう風…気持ちが良い…

まぁ、ゴブ田くんは少し疲れていたがな…。

 


 

そして、3日…山脈を超えたりして、ようやく…

 

「ここが…ドワルゴン…」

 

山脈の奥にある都市「ドワルゴン」に到着した俺たちは、案内役としてゴブ田くんと、俺、リムルだけで向かう事に。まぁ…そんなこんなでドワルゴンの入口にやってきたが…多くの人たちが並んでいる。

鱗を持つ者…耳が長い者…ふむ…魔物と人間が交流する国というのは凄いな。

 

そうして、とりあえず並んでいると変なチンピラみたいな奴が絡んで来た。

リムル達の事を弱い魔物やらなんやら…

 

「おい、クソザコナメクジ。」

 

「あぁんっ!?テメェには関係ねぇんだよ。」

 

「だってよ、リムル。」

 

「うん、任せて。」

 

その後、リムルはチンピラ達を挑発し、テンペストウルフ…?に姿を変えた。すると、チンピラ達はRPGあるあるの仲間を呼び、リムルに攻撃するが普通に吹き飛ばされて少し腹を堪えていた。テンプレのようなお手本。流石だ(皮肉)

そして、リムルは「次は俺のターンだな」って少しキメ顔で技を繰り出そうとする。

 

「ゴブ田くん、耳栓。後、目を閉じて。」

 

「え?」

 

「付けて、目を閉じないと死ぬよ。」

 

「はっ!はいっす!」

 

リムル達にはルールが存在する。

その中で1「人間に攻撃をしない。」という物だ。

そして、この人間を鎮圧するなら「威圧」をかければいい。

 

『ワアォオォォォオオオオオオオンンンンンンンッッッツツ!!』

 

咆哮…それは天変地異が起きそうな程の風圧が空へ舞う。

周りを見るとチンピラ達は消え去り、周りの人達が倒れていた。

 

『解、被害計算。逃亡者16名、失神68名、異常「混乱」等約35名…』

 

「被害報告はいい、リムル…やり過ぎだ」

 

「…(๑>؂•̀๑)テヘペロ」

 

可愛らしい顔は、私にとっては少しウザイ者と感じた。

それをリムルに伝えると少しムスッとした顔でいた。

やはり、リムルは可愛らしい。まるで、妹の様だ。

 


 

 

その後、ドワーフの人達によって俺達は拘束。

罰として一日牢に入る事になった。

 

「ふむ、何故私もなのだ…」

 

「逃げても無駄だぞ、ヨグ」

 

「…バレていたか。」

 

そんなしょうもない話をしていると、ドワーフの隊長さんがやって来た。

ご飯を持ってきてくれたのだ。

 

「ほらよ。今日の飯だ。」

 

「貴公に感謝…」

 

そして、私は与えられたパンを手に取り食べようとすると…

 

「隊長!!魔鉱石を取りに行った奴らがアーマードザウルスにやられたらしい!」

 

「何!?討伐隊は!?」

 

「もう向かっているらしいです…患者の方は回復薬が品を切らしていて、どうしようも無く…」

 

ドワーフ側で何かあったらしい。

アーマードザウルスとか言う…ん?アーマードザウルスって…あのトカゲか…?

 

《解、貴方様が考えている物と一致。アーマードザウルスは肉食で、魔素を多く含む地中に住処を構え、人が居ると襲い掛かり喰らうと言われています。その強靭な顎はどんな肉も喰らうと。》

 

(なるほど…イビ〇ジョーだな。)

 

そう考えていると、リムルが何か動かし始めた。

自分が入っていた樽…それをどうしようと?

 

リムルは何かを考え付いたのか自身が入っていた樽に回復薬を詰め込み始めた。

樽1つに、綺麗に輝く回復薬、それを隊長さんに見せると。

 

「こいつは、塗ってもよし!飲んでもよし!かけてもよしの万能回復薬だ。こいつを使ってくれてもいいよ!」

 

「隊長!!そんな魔物の言う事なんて…」

 

「…分かった。でも、しっかり牢の中に居るんだぞ!!」

 

牢の鍵を開けて、樽に蓋を付けて拳で叩く。

密閉された樽を担ぐと鍵を閉めて走り去ってしまった。

 

「ふむ、いいのか…?あの薬を…」

 

「大丈夫さ、それに俺のスキルで「複製」できるし、いくらでも作れる。それに、今困っている人を助けるは俺達の役目だろ?」

 

「…そうだな、本当に貴公は優しいな…」

 

丸いその青いスライムの頭を撫でる。

冷たくて、気持ちいいその感触に少し中毒性を感じる。

 

「ふへへへっ…」

 

(スライムでも、垂れる物なのだな。)

 

そう感じた私は眠りに着いた。

 


 

『我が父よ…いざ、我らを目覚めの時。』

 

誰かの声が聞こえる。

 

『我が創造主よ。我が狩りをお望みなら…』

 

老いた声が聞こえる。

 

『我々は議会により、結託された。』

 

勇ましい声が聞こえる。

 

『1度深淵に巻き込まれた身…再度、「英雄」として私は立とう。』

 

忌々しき呪いにかかった者の声がする。

 

『私の願い…星と共に…貴方様を願うのみ…』

 

星に空へ願う少女の声がする。

 

『我が父よ。今こそ…「災禍」の時』

 

幾つ物の目を持つ少女が微笑む声がする。

 

 

(君達は…?)

 

『作品に留まれた存在…』

 

絵画を書く少女が言う。

 

『災禍の町を。天明亡き世界を…』

 

口硬そうな男が言う。

 

『やったほうがいいだろ?創造主くん?はっはっはっ!!まぁ…選定の世界、世界を纏める王なんだから。しっかりしなよ?』

 

「主任」と呼ばれた男が笑う。

 

 

 

 

 

 

『我らの願いは「

 

 


 

(…なんだアレは…)

 

《推測。アルティメットスキル「邪神生成」による干渉。 》

 

あの悪夢から覚め、無事釈放された。

回復薬によって回復したドワーフの三兄弟がお礼をしてくれた後、リムル達と一旦別れる事になった。

この町、ドワルゴンから「ヒント」を得るため。

 

(しかし…あの悪夢…なんだ…自分の事を言っているようで…うーん....)

 

 




「記憶の断片①」
満たされぬ、消えぬ。
私は。私は…死ねぬ。王の為。次の国の為。
世界の為。消えぬ。朽ちぬ。
灰になろうとも…死ねない。私は「守護者」なのだから。




あとがき。
APEXのランクを上げるのに時間を費やして投稿が遅れました...
まぁ、不定期(投稿)だからね、仕方ないね。うんうん。
そんなことよりも、アンケートの方は入れてくれましたでしょうか?
第6...5話には、選んだ奴上位三人を出します!!!
なお、アンケート上位三人に選ばれなかった物以外は、話を進めていくと出していきます。
後、マフティーに入れた奴誰だよ。見た瞬間腹筋がバッキバッキに割れたぞ()


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第4話 「本の中の世界(ロスリック)

フロム風スキル・アーツ・武器解説
「虚空のノコギリ鉈」
ヨグソトースが最初に作った「仕込み武器」の一つ。
この武器は特殊な属性を持ち、相手を切ると一瞬にして無に帰る。
「無」の属性。それは、「月光」の光の様に美しく。
可憐で、儚く、今でも崩れそうな物。
黒い火の粉が空へ舞う。この火の粉は何処へ飛ぶのは分からない。
「無」を探ることは「禁忌」なのだから。


ドワルゴンを探索中の俺。

「ある物」を探す為に来たのだ...それは。

 

「あった...「白紙の本」...」

 

「白紙の本」、何も書いていない本。

本当に真っ白で特に漫画の様に書かれている訳でもない普通の本だ。

何故これが必要かと..?

理由は私のスキルの「ネクロノミネコン」を使って、この白紙の本の中に世界を作り出す。

ロスリックの世界を。混沌とした世界では無くて自由で、平和な世界を。

そして、アルティメットスキル「邪神生成」を使って見たくてね。

 

嗚呼...楽しみだ。そんな、期待を胸に本を買おうとすると店主から無料で頂いてしまった。

しかも三冊..ふむ。「ロスリック」と「ストレンジリアル」...いや、私にとっての物があったな...

狩人ならば、狩人が帰るべき場所に向かわければ。

 


 

そして、まるごと1日。探索していた訳だが。

リムルから思念伝達してきた。どうやらドワーフの職人を連れて帰れるから先に待っているゴブリン達に言ってくれと言う物だった。

そして、リムルに言われた通り町を先に出て、ゴブリン達の元へ。

 

「すまない、待たせた。」

 

「はっ、ヨグ様...あの、リムル様は?」

 

「アイツならドワーフの鍛治師を連れてくるってよ。ほら。」

 

俺が指を指す方向を見るとドワルゴンの入り口にドワーフ族が四人。

 

《どうやら、リムル様は色々とやらかしたらしいです。》

 

(やらかした...?)

 

そんな疑問を持ちながら、俺達の家。

ジュラの大森林へ帰ることになったのだが、ドワーフの人、めっちゃ私の武器について聞いて来るんよね...

特に「ノコギリ鉈」と「極刀 拝涙」のことを。仕込み武器って説明大変だからね...

 

まぁ、そんなこんなで帰ってきたら...大量のゴブリン...?

 

「リムル様、ヨグ様の活躍を聞いたゴブリン達が此処へ集まって来ました!!」

 

「えぇ...」「えぇ...」

 

ドワーフ族の「カイジン」一行と、大量のゴブリン達。

そして俺らは、町を作る事になった。

大きな町...名前はまだ無いが、その内良い街として生まれることに胸を膨らませながら、森の奥にある平原を覗いて居た。

 

「ヨグ...これから、俺達の街作りが始まるんだな...」

 

「ああ...そうだな。リムル」

 

とある山の上、1人の青年と2匹の狼と1匹のスライム。

 

「何だ?」

 

「すまないが、少しの間私は別の所へ行ってくる。」

 

俺は、手に持っていた本を開き呪文を書いていく。

そしてリムルに手渡す。

 

「何かあったらこの本を開いて俺の名前を言ってくれ。そしたら行くさ。」

 

「ちょ!?いきなり過ぎないか!?」

 

「済まない、私には私としてやる事がある。この後、君の為に役に立てる様に。」

 

体がどんどん透けていく。シフが私の影に入るとゆったりと消えていく。

そして、その場には一匹の狼とスライムだけが残って居た。

空には火の粉が舞った。明るい火の粉が。

 


 

その一冊の本は、物語である。

空想にならないひとつの物語…とは行かないが。

 

「ふむ、こんなものだろう…」

 

私は、墓地の上にとある奇妙な家を作る事にした。

それは「最初の狩人 ゲールマン」の家、またの名を「狩人の夢」...

その家の中にある窓を覗くと、月光の月が照らされ、向こうに見えるロスリック城が何とも言い難い程、美しく綺麗に見える。

 

そんな絶景を見ながら私は、家の内装を決めていた。

アンティーク感溢れる、中期ヨーロッパの様な仕上がりとなった...以外と好きだわ...これ。

 

まぁ、そんなこんなで本題に入ろう...

 

「アルティメットスキル「邪神生成」...俺の夢に干渉したアイツらを召喚してみるか。」

 

《解、邪神生成により召喚された者達は「眷属」と言う立場になります。想像主の命令を絶対とし、命令を完遂させます。》

 

ふむ、「眷属」...

 

「「解説者」、眷属の方に名前をつけても良いか?団体の方の名前。」

 

《はい、グループ名等は規制はされてないため、ご自由に。》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なら...「ムンドゥスの眷属」だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




「虚空国家 ロスリック」
ヨグソトースによって本の中に造られた世界。本の世界と外の世界は自由に行き来出来る。
ダクソ3の「絵画世界」と同じ物だと思ってくれると問題ない。
その世界は、ブラボの「ヤーナム」ダクソの「ウーラシール」など様々な所が合体した世界となっている
なお、この世界の1時間は外の時間で10時間と同等だが、年を老いる時間は現実世界と比例する。
そして、この国は一応外の世界に転移する事が可能。
「狩人」の生まれ街に、「想像主」が住まい。
そこに件族達が彼を崇拝し、願いを遂行する。王は「想像主」とし、世界を作り出す「神」なのだから。




次回!!アンケートから召喚されるのは誰でしょう!!
ただし、マフティー...てめぇはダメだ。

次回機動武道伝ヨグソトース 「邪神の在り方」!!!レリィイイィィィィィイイイゴォォォォオオオオオ!!!!


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第5話 異様なる多目の少女の「邪神の在り方」

アンケート結果第1位を特殊召喚!!


満月の紅い月。

その光が部屋に交合する時、彼は混沌を召喚す。

 

「ふむ、現界せよ…「邪神生成」ッッ!」

 

壁に混沌溶かした何かが、ブツブツと沸き上がる。

暗い、暗いその何かから白い髪の毛が流れてくる。

そして、赤子のように産まれてきた裸体の少女がカーペットの上に倒れ込むように生まれてきたのであった。

 

《解、個体名「邪神」エクストラスキル「無名ノ闇霧(ニャルラトホテプ)」を所有。》

 

ふむ…どうやら、私はとんでもない物を特殊召喚したらしい。

 

 


ニャルラトホテプ。

 

それは「無名の霧」こと「ナイアーラトテップ(ニャルラトホテプ)」である。ナイアーラトテップは、自らの主人であり創造主であるアザトースら異形の神々に仕え、知性をもたない主人の代行者としてその意思を具現化するべくあらゆる時空に出没すると言う。(解説者調べ)

 

まぁ、そんな恐ろしい奴が美少女となって俺の膝ですやすや寝てる…しかも裸体で。

ふむ、紳士が居ればエクスカリバーを抜いていただろうが、私はショタコンだ。ロリコンでは無いだから特に興味は無い。

 

とても長い髪だ…、身長は約146cmと言った所だろうか?しかしだが…あの混沌から産まれるのってとてもじゃないがヤバいやつでは…?

 

「スゥ…スゥ…」

 

ふむ、なんか服を着させねばな。

と、思いとりあえず私と似た服を着てもらった。

ポロシャツと、私と同じズボンを。

ふむ、狩人らしい服装になっただろう。

我ながらいい服だ。

 

「解説者、彼女の睡眠を解く方法は?」

 

《睡眠解除、名前を決めることにより目覚めるかと。》

 

「なら、「ニャルラトホテプ」…「ニャルラト」…「ラト」、「ラト」だ。」

 

「うにゅ…?」

 

少女が目を開ける。

深紅の眼は私を鏡のように映らせる。

 

「ふむ、起きたようだね…ラト」

 

「…ご主人様…?」

 

「そうだ、君のご主人様「ヨグソトース=テンペスト」、君の名付け親さ。そして...「世界(ムンドゥス)の眷属」よ、君に狩りを教えよう。」

 


 

彼女を産み出して、狩りをさせた。

獣狩りだ、古狩人達の様な英雄的行為では無くて、ゲールマンの様な弔いの様な狩りを。

一つ一つの獣を弔いを持つようにと教え込むこと1ヶ月。彼女はとてつもない強さを持つ「狩人」として成っていた。

上位者として。

 

「ふむ...上達したな。」

 

時計塔の上、私はラトに剣技を教え込んで居た。

「時投」と呼ばれた時空をさ迷う彼女の能力を最大限に活用する剣技。

一つの行動から繰り出される動きを一回消し飛ばし、二回目の攻撃とするテクニカルな技だ。

しかし、私には届かない。その剣は「極刀 排涙」により全て交わされていく、混じり会う刀と鎌。

「虚空」は「無」理念、概念、常識、事実など全てを改編させること技ある。その動きを予測、舞う、粒子の流れに人は勝つことは出来ん。 

 

「いえ...ご主人様の為に...もっと...私としてご主人様の一番に成りたいのです。」

 

深淵を覗く様なハイライトと紅き眼は狩人としての生き方を得た。

邪神と言う種族で在りながら私に使える眷属として生きる彼女に、出来るだけの愛を与える。

 

「大丈夫だ...君は私の一番だとも、ラト、君はとても優秀な狩人だ。しかし「兼ねて血を恐れたまえよ?」」

 

「はい、ご主人様...我が肉体は主の為に...一心同体、肉体は貴方様への半身であります...その警句、しっかりとこの身に...」

 

黒いローブとフードを被り私が彼女に送った「ヨグソトースの大鉈鎌」を地付け立っている彼女。

大聖堂の時計塔の屋根上。

上位者として生まれ変わった彼女は私の手の甲にキスをした。

制約として。「師弟」として。

 

《思念伝達を確認、リムルからの要請です》

 

「では、行こうか...私の友人が待っている...」

 

我々は、狭間に取り込まれるかのように、身を投じた。

 

 




「邪神 ラト」
深淵を覗く様な紅き眼は狩人を彷彿とさせ、人を人として愛し、獣を喰らう。
小さきその見た目に騙されてはならない。
彼女は、上位者だ。獣を越えた人知なる怪物だ。
彼女を倒すことは出来ない、彼女は時空の監視者の名のだから。




と言う訳で、一位!!ニャルラトホテプでした!!!
おめでとう、君がナンバーワンだ。
あと、評価感謝!!!色ついたぜぇぇぇえええええ!!!!
そこの君達も評価をくれないか?(某鬼感)
感想を書いてくれればこちらも書かなければ作法と言う物...
どんどん書いていくからね!!これからもよろしくお願いいたします!!!


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第6話 新たなジュラの大森林へ

現在の時空線をまとめると現在リムル達はイフリートを倒し、シズさんを吸収してそのままオーガ達を仲間に入れた所でヨグ達が加入する事になります。
それでは本編どうぞ〜

(シズさんの所描きたかったけど…俺の文章力では無理だと断念した…ゆるして(KONAMI感))


「…これが平原?」

 

「ああ、綺麗だろ?」

 

1人の少女と、1人の青年が朝日登る晴天の平原にポツっと立たず待っていた。

邪神と神、相反する居てはならない存在が並んでいたのだ。

 

「では、行こうか「ジュラの大森林」へ。」

 

青年は腰に新たな兵器を携え、森へ足を運んだ。

森に入る瞬間、黒い鳥達が空へと舞った。

その中で、顔が焼き焦げた羽に白い三本線が描かれたの鳥が。鳥達の先頭を行く様に、回転しながら宙を舞った。

 


 

一方その頃、リムルは...

 

(んー、ヨグが帰ってきたら何をしようかな...前の世界の事を話すのもアリだな...いや、此処はいっそ男の子らしい物...んー...)

 

よくわからない物で頭を悩ませて居た。

そんな中、一人の「鬼人」が影を忍ばせ瞬間移動してきた。

 

「リムル様、この森に奇妙な帽子を被った青年が此方へ向かってきています。」

 

彼の名はソウエイ、リムルが名前を着けたオーガの一人。

現在はオークロードを倒すため手を取り合い、通信約として、リムルに情報を送っている。

 

「...!?、ヨグだ!!!」

 

「?...もしかしてリムル様がおっしゃったお兄様ですか..?」

 

「そうそう!!、多分こいつで聞いて来たんだと思う...とりあえず、迎えに行こうか。」

 

リムルは、ソウエイにとある本を見せたあと、新たなる肉体を作り上げ、その体で歩き始めた。

立派になった自分自身を見せる為に。

 


 

「...ヨグ様...何者かが我々を探知。青い髪、黒いコウモリの様な翼の人間?...多分ですがリムル様...?かと。」

 

ラトが何かを探知したらしい。

ふむ、もしかして....リムルだろうか、人間を食らったのか...?

そんな人物が、今空に舞っていた。

 

「おーーい!!ヨーーーグ!!!」

 

「これはリムルだな....。」

 

《解読、声帯認証100%、リムル様に間違え有りません…危機確認、高速の移動、そのままご主人様に身体に体当たりすr》

 

グボァァ!!

 

リムルと分かった俺は、彼女…?彼…?の元へ行こうとするが、警告が入りそのままリムルが俺の腰へタックルする事になった。とてつもない衝撃が俺を襲う。

 

《スキル 「衝撃無効化」を入手》

 

(そんな事は聞いてない…)

 

「ヨグ!!大丈夫だったか!?」

 

「り、リムル…もう少し減速してくれるとうれ…しかったよ…」

 

まぁ、そんなこんなで私はジュラの大森林へ

戻ってくる事になった。

それはいいんだけど…

 

「で…()()()()()、彼女は?」

 

「私は「ラト」、「ムンドゥスの眷族」の1人。そして創造主たるヨグソトース様に使え、時空を監視する者、そして師弟でもあり、私の()()()()()でもあります」

 

なんか、妹と弟系でバチバチ争ってるだが…

どうすればいい…?てか、私はいつリムルの兄に…?

 

そんな事を思いながら、リムル達を置いて隣にいた「ソウエイ」くんと少し話しながら新しい街を見回った。

ふむ、彼とは中々気が合いそうだ…

 


 

「で、貴方様が…ヨグ様?」

 

「ほうほう。これは中々の実力を持った目ですじゃ…」

 

で、街で2人の鬼人に会った。

老人の様な鬼人と赤髪の青年のような鬼人。

ふむ、中々の実力者だろうか。

 

漆黒の2本角を持つ身長180センチ程の美男子…ふむ、私の姉が妄想しそうだな…

 

そんな事を思っているが、先に挨拶をしておく。

 

「ああ、私の名前は「ヨグソトース=テンペスト」、「世界(ムンドゥス)の眷族」の長であり、リムルの兄…?だ。よろしく頼むが…私は少し少し用事で外に居てね、君達の事を聞いてないんだ、だから教えてくれないか?」

 

「なるほど、申し遅れました私は「ベニマル」そして…」

 

「初めて名を存じ上げまする、「ハクロウ」と。以後お見知り置きを。」

 

(ふむ、ハクロウさんとベニマル君か…どうやらハクロウさんは人間とオーガとの混血とな…。珍し…いや、どうなんだろうか。)

 

その後、彼らに色々と話しを聞き街を歩く。

どうやらリムル達に会う前に「オーク」達が襲撃に会い大半が消えたと言う。その中に「仮面を被った男」が居たと…

 

「…もしかして、トリガー!!」

 

そう声を上げると鳥が。私の肩に乗る、少しグロデスクな鳥、トリガー。カラス達の長であり自然に和む者。

「邪神生成」により産み出された最高の鳥だ。

奴には鳥達と通達する「思念伝達」と、「脳内記憶(メモリーカード)」と言うスキルを持つ。

このスキルは見た物を永久保存する事が出来るスキルだ。そして、その保存をした記憶を相手に送り付ける事も出来る。それを使って…

 

「ん?この鳥は…?」

 

「こいつはトリガー、私の情報門さ。こいつが何かを見てるとそれは全部こいつが記憶する。そして、その記憶した物を相手に送り付ける事が出来る、そうすれば…あると思ったが…無いな。仮面をつけた男…済まない…」

 

「いえ、とんでもない。私達を手助けしてくださってありがとうございます。」

 

畏まった様にお辞儀をするベニマル君、それに対し俺は住まないと例をあげる。まるで日本の様な感覚だな。

こちらとして、彼らを襲った奴の黒幕を知らなければならない…

 

そんな事を胸に留め、俺は彼らと離れ。

足を運び出した。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

【おまけ。マフティー(偽)】

 

 

ラトを召喚する前、試運転として「邪神生成」のスキルを使った事だった。

 

「えっと…こいつを使えば…」

 

深淵の海から謎の3人組が現れた。

 

「やって見せろよマフティー!!」

 

「なんとかなるはずさ!!」

 

「ガンダムだと!?」

 

えぇ…(困惑)

 

脳の処理が追いつかない中、さらに軽快な音楽がなり始める。

そしたら、なんかジャック・オー・ランタンを被った全身黒タイツの人が踊り始めた。

その後、音がなり終わるとそのまま深淵の海へ帰って行った。

 

えぇ…(困惑 )

 

 

 

その後、俺は思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マフティーて、何?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その答えは誰も答えてくれなかった。

 

 

 

 

 

 




マフティーを、出してやったぞ。
お前ら、良かったな。


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第7話 襲来 リザードマン

目には目を歯には歯を蜥蜴には怪物を。

(評価がいつの間にか赤から黄色になってて草生えまくりだぜぇ!!)


「むかーし、むかーしの事、とある国に王様が居ました。その王様は界はまだ分かたれず、霧に覆われ

灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古龍ばかりがあった。

だが、いつかはじめての火がおこり

明かりと闇と、熱と冷たさと、生と死と、

あらゆる差異をもたらしたとさ。

そして、幾匹かの、闇から生まれた者たちが

火に惹かれ、火のそばから、王のソウルを見出した

最初の死者、ニト

イザリスの魔女と、混沌の娘たち

太陽の光の王グウェンと、彼の騎士たち

そして、誰も知らぬ影の小人

それらは王の力を得、古龍に戦いを挑んだ

グウェンの雷が、岩のウロコを貫き

魔女の火炎は嵐となり

死の瘴気がニトによって解き放たれた

そしてウロコのない白竜、シースの裏切りにより、遂に古龍は敗れた、そうして火の時代の始まった。

だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る。

火が消えれば世界は滅んでしまうだろう。

今や、そんな火はまさに消えかけ、人の世には届かず、夜ばかりが続き

人の中に、闇の印、ダークサインが現れはじめて…人間に、その光を求めようとした者が居た。 彼らは「不死人」と呼ばれ、彼らは死なない呪いを受けた人間。その呪いを解く為に火を継ごうとした。そして、彼らは火を継ぐことができた。世界に平穏が訪れ、木々は喜び清々しい風が空へ舞ったとさ…どうだい、「王と龍の話」は。」

 

街中で子供達にお話を聞かせる1人のフロム脳患者と、その使い魔(サーヴァント)の様な少女が居た

ゴブリンの子供達は座り、彼を囲む様に話を聞いていた。

 

「ねぇねぇ?その後、彼らはどうなったの?」

 

「んー、そうだね…彼らはその後、自分達の在るべき場所へ戻ったと思うよ。」

 

本当の最後を話さないように彼は喋る。

この物語は、ダークソウルの序盤を話した物だ。

だからなるべく、彼らにあった「全年齢対象」作品を作り出したって言う訳さ。

 

「まぁ、とりあえず終わり!」

 

パチパチパチと言う音の元、子供達は去っていく。

すると、とある若いゴブリンがドタドタと走ってきた。

 

「ヨグ様!!村長からリザードマンの使者がやって来たと...」

 

「...分かった。」

 

(なんで私に....?)

 


 

「少し待ってくれ、我が代表が来るところだ。」

 

ふむ、とてつもなくめんどくさい事に成っていたらしい。

そこにランガが話を付けていてくれて、なんか一騎討ちに…?訳が分からない…

 

「ヨグ様、丁度良いところに。彼がお前の相手に成る。ヨグ様、後は頼みます。」

 

そしたら、私が呼ばれたと。

 

「はぁ...ゴブ田くん、審判はまかせるよ。私の名前は「ヨグソトース」、このジュラの大森林の主の兄...貴公、名は?」

 

もう流れに身を任せて、さっさと決闘に移る。

当然見合わせた、ゴブ田君には悪いが審判を頼んだ。

 

「我が名はガビル!!誇り高きリザードマンの一人!!!いざ尋常に!!!」

 

その声が聞こえた瞬間、彼は独特な構えに入った。

長いロングコートからはみ出す何処から出した二つの特大剣を握った。

それは「虚空のプレリュード」ど名が着いた二対の剣。

仕込み武器の容量を持っており、戦闘中にその特大剣は、大鎌と化す。

そして、その強大な力を出す武器、それには隙がある、その隙は死に繋がるがこの構えは隙を作る事は無い。

腕をクロスさせ、剣を十字架の様に表し腰を低くして踏み込めるようにする構え。

戦技「弔い」と名を付けたその構えは神罰おじさん(アンデルセン神父)を彷彿とさせ、今でも叫びながら前に蹴り込みそうになる。

 

「貴公に狩人の狩りを見して上げよう。」

 

リザードマン達は震え、怯え始めた。

それは、彼の眼光だ...深紅に塗られた目の後ろには謎の化け物が居た。

羽が生え、禍々しく触手が固まった雲のような何かを。その「()()」が彼らに牙を抜いた。

 

「遅いぞ、恐怖に喰われたら其処でおしまいだ。」

 

豪速。蹴りあげられた力は音を置き去りにし、僅か0.1秒の間、ガビルの顔面に蹴りを入れた。

並大抵の狩人なら反応し、反撃に移るごく単純な攻撃をしたつもりではあったが。

その蹴りで殴られたガビルは、木に吹っ飛ばされ気絶していた。

 

「ふむ...これを耐えれんとは…情けない。私の狩りを見せる場が無くなってしまったでは無いか。」

 

その光景を見た私は、ロングコートを靡かせ、去っていく。

 

「しょ、勝者!ヨグソトース様!!」

 

圧倒的な実力を見せた私にこの騒動に駆け付けたベニマル達が拍手をしてくれた。

一方、リザードマン達は、圧倒的な実力を前に戦意喪失しているため、威圧を欠けることにしたら多分去るだろうと考え

 

「その者を連れて帰れ...もし、とどまると言うのなら...「全員まとめて来い」」

 

そう言うと彼らはさっさと足早にガビルを回収し去っていった。

我ながら少し威圧をかけてしまうのはちょっとな、と感じてしまった。

 

「お見事、我が御兄様。」

 

「ほう、あの蹴り...正しく「閃光」...」

 

「流石です、ヨグ様。あれほどの力、シオンを越えるかもしれませんね...」

 

「やっぱ、すごいっすね~ヨグ様」

 

次々と私に称賛の声が上がるがその後ろに、ドス黒いオーラを感じた。

 

「ヨグ?ちょっとお話しようか...?」

 

ニコニコの満面な笑みでとてつもないオーラを放っているリムルがそこにいた。

 

「リムル!?少しまちたまえ!!私はただランガに!!」

 

「言語道断!!話しは向こうで聞くから!!!」

 

首元のマフラーを捕まれずるずると運ばれる私。

それを少し虚ろな目で皆に見られながら、リムルの部屋に連れ込まれたのであった。

トホホ...

 


 

「...で、()()()()()...?」

 

「…いやさ。私が悪いのか?」

 

リムルの部屋に連行された私と口調を変えたリムル。

彼は、私が一時期去ったあと精神的な改変があったそうで、肉体を得た後、シズさんの精神と一部化合している状況下になっていた。

その為、リムルは男の娘と書いて「おとこのこ」と書くほど、可愛らしい見た目と妹寄りの考えをしている。

ちなみに、私の性癖に刺さるほど好みだ(紳士感)

 

「なら、何であんな状況になってたんだ?」

 

「ゴブリンの子供達に読み聞かせしていると、私にリザードマンの使者が来たとゴブリンが言ってね、それで私が駆けつけるとランガが勝手に私を出して最終的にああなった。」

 

「...嘘はついて無いな。分かったよ、信じる。でも」

 

――何で、ダークファンタジー物を読み聞かせしたの?

 

その発言をされ、私は何も言えなくなり、言語道断で抱き枕として一日を過ごしました。解せぬ。

ちなみにイヤらしい事はしていない。

改変すれば、「うまぴょい(意味深)」するわけがない。

まぁ、雰囲気的にリムルがしようとしてきたので気絶させたがな。

 

そして今、彼は寝息を立ててすうすうと寝ている。

 

「こんな、可愛らしい顔を見してると獣が食べてしまうぞ...?」

 

そんな、発言は耳に届くわけもなく空へ虚しく消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

《マスターのアホ、雰囲気的にするべきです》

 

(バカか)

 

 

 

 

 




「虚空のプレリュード」
黒く染め上げた2つの大剣、中には深淵の闇が封じ込めている。
ヨグソトースが造り上げた仕込み武器の1つで、大鎌へ変形し、深淵の闇が露となる。
内部に聖異物が含んでいる為か、白い斬撃を飛ばす事ができる。
戦技「弔い」は、とある神父の構えを真似た物と言われている。
深淵の闇は、武器を侵食し武器の使い方さえも飲み込まれ自我を失う。
しかし、自我を保てるならそれは大きな力として振る事が出来るだろう。あの英雄の様に。



あとがき

評価くれると嬉しいぞ()
あ、そうそう。アンケートなんだけど。
8/23日に締め切るので早めにアンケートしてくれよ!
上位5名(マフティーを除く)を登場させるのでよろしく!


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第8話 「魔王」と言う根源

「ヨグソトースの拳銃」
初めて狩りをする狩人に与えられる拳銃をヨグソトースが改良した物。
名工カイジンの手も加えられたその拳銃が放つ火力は計り知れない。
連射する事も出来るため並大抵の狩人は扱えないだろう。
空へ虚しく弾丸が舞えば。いつの間に相手は地理と化す。
しかし、それは彼の慈悲なのだから。


「朝だぞ...ほら、起きろ。」

 

カーテンの隙間から朝日が流れ込む。

リムルの抱き枕として過ごしていた私の体から、ゴキゴキと骨が鳴る音がする。

身体を伸ばした後、リムルを擦り、起こす。

 

「...ん..んー?」

 

「起きたかい?リムル。」

 

声を確認し、まだ眠そうな。

彼を揺する。

 

「あと...5分...」

 

これはダメだな。

仕方ない、最終手段と行こう。

 

そう感じた私は、垂れているリムルの顔をつねり、伸ばす。

身体は人間だが、なかなかに伸びる。そして戻す。

 

「ダメだぞ...ほら、起きないと私の手作りはお預けだな。」

 

その言葉に反応したのか、起き上がり、「ホォー…」という心の声が出ながら、目をキラキラとさせたリムル。

そんなリムルに私は満面の笑みで起きた寝坊助に挨拶をする。

 

「おはよう、リムル」

 

「...ゴホンッ..おはよう、ヨグ」

 

咳払いをし、何時もの調子に戻るリムル。

それを確認すると、ベットから身体を出して、足早に歩き始めた

少し面白い物を見つけたのでな。

 


 

「解説者、どう?味噌汁...?」

 

《マスター、完璧な味噌汁です。内物の確認も完了。100%味噌汁だと断定。味も期待できます。》

 

そう、味噌汁だ。

味噌の元になる大豆だが、それに類ずる物を見つけたんだ。

それがこれ。甘噌豆(あまそうまめ)、大豆と違い甘味が強く、匂いが良い。

解説者に解析させ、味噌の要領で作ってみると本当味噌が出来たのだ。

もし、小麦など有れば、ラーメンなど作れそうだ...まぁ、そんなことよりも...味見...!?

 

「...美味い...」

 

いつの間にか隣に、ラトが小皿に汁を乗せて喉に入れていた。

キラキラとさせたその暗い朱色の目で私を見つめて来るものだから頭を撫でる。

 

「それは良かった...さて、私も...うん。美味い...」

 

《マスター、解析完了。程よい栄養バランス、味、匂い、総合評価は10点満点と言えます。》

 

(だな...これはなかなかだ...)

 

ゴクリと喉を鳴らしたその味はとても美味く甘い...微糖の様な甘さで、そこまで出てないが中々に良いだろう。

 

「後は...これだな。解説者、()()は?」

 

宙に浮く六角形の箱。60と数字が書かれており。

私の周りをふわふわと飛んでいた。

 

《はい、ユニークスキル「膨張無重圧縮(パンプアップ・グラビトン)」によりちょうどよい角煮が推定2トン調理完了。程よい物だと思われます。》

 

そう...角煮だ。牛鹿と呼ばれるこの世界で大事なたんぱく質。

それに、今説明した甘曽豆で10分足らずで完成した醤油と酒を混ぜた物に浸けていく、本来なら砂糖を入れるが甘曽豆の強い甘さが醤油に来てるので、問題は無い。

それをエクストラスキル「能力生成」で造り上げた新たなスキルを使い圧力をかけて、「無」の力で「複製」「加工」「調理」「複製」をする。

そして、無の力で作り出したお米と箱から取り出した角煮、味噌汁を皿に乗せれば...

 

「できた...ヨグ定食ってね...」

 

...!?

 

作り終えた時には、ベニマル達が匂いを嗅いで来たのか椅子に座って待機していた。

リムルもその中におり、今か今かと待ち望んでいたので...

 

「ラト、皆にこれを配って。」

 

「分かった。我がそう...ヨグ様。」

 

「ん、良く言えたな、ほら行ってこい。」

 

なんか、堅苦しい事をラトに辞めさせる様にる様に命令していた私はよく出来たラトの頭を撫でる。

眷属に褒美を与えるのは当たり前の事だろう。

そんなこんなで朝の朝食タイムが終わった…が、リムル会議が始まってしまった、いやさ…なんでさ。

 

 


朝食が終わり、いつの間にか始まった会議にて、とある人物が現れたのだ。

 

「ごきげんよう、リムル様とヨグソトース様。」

 

美しく長い緑の髪、そして彼女を守る様に動くツタ

間違いない。

 

「ドライアド…このジュラの大森林を見守る看守者…だったかな?」

 

「はい、その通り。私の名前はトレイニー。貴方様方にとある依頼をしに来たのです。」

 

嗚呼、とうとうこの時が来たのか。

ようやくだ、よくやく…

 

「オークロードの討伐を申し上げたいのです」

 

眷族達と共に狩りができる。

 


 

その後、あの会議にてオークロードの討伐を受任したリムルと、私。

決戦は沼地になると予想されリザードマンの交渉をソウエイが行う事になった。

我々、ムンドゥスの眷族はラト、トリガーがオークロードの監視を行う事になった

 

そして私は…

 

「邪神召喚…」

 

混沌の門を開き、()()を呼ぶ。

異形の化け物や可憐な少女など出てくる。

彼らはムンドゥスの眷族。

私の家族であり、私を守る騎士でもある。

 

星を見る娘(エーブリエタース)深淵の狼騎士(アルトリウス)異形なる上位者(アメンドーズ)時計塔の監視者(時計塔のマリア)封印されし異教の邪神(クトゥルフ)…我が前に膝をつけ。」

 

『はっ!!』

 

オークロードの決戦の日。

それは、それはとてつもない事になりそうだ。

それよりも…魔王と言う何かを調べなければ…

 

 

 




おまたせ。遅れてすみません()


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第9話 ムンドゥスの眷族達

new「リムルコソコソ話」
ヨグは最近、異端の実験をしているらしいよ。
とあるゴブリンがその様子を見て倒れたとか何とか。
ヨグに聞くと「ふふ、秘密だよ」
と言い、頭を撫でて行ってしまった…


「さーてと。君たちを呼んだのは他でもない…戦だ。」

 

ジュラの大森林から変わってロスリックへと帰ってきた私達。

ラト、トリガーが帰ってきてようやく、ムンドゥスの眷族達が揃ったのだ。

 

「ご主人様、オークロードと呼ばれる魔物については誰が対処します?」

 

そう言ったのは、白く美しいアルビノ体質の少女「星の娘 エーブリエタース」こと、「エブ」だった。

本来の美しい姿とは別に彼女のスキルである「星ノ娘(ホシヲミルモノ)」により、身体を分離して本体である(まがまが)しい姿と人間らしい姿、2つに別れている。

 

「今回の戦いになる場所は…恐らく沼地、エブとトゥルー(クトゥルフ)が担当になるだろう。あとは陸地で鬼人達と共に狩りを担当、できるだけ広範囲で攻撃しろ。そして、全力で薙ぎ払え。」

 

「なるほど、手加減等は…」

 

灰色の髪の毛をした深淵に飲み込まれた英雄「アルトリウス」こと「アルト」が確認の為聞いてきたので「しなくていい、とりあえずブリーフィング終了。解散。」と言うと一部の除いて全員、準備に取り掛かった。

時計塔のマリア以外は。

 

「ん?どうした?マリア」

 

「いえ、ご主人様。」

 

独特な雰囲気がこの場に立ち込める…

 

「私達は、貴方様が間違っていても我々は必ず着いて行きます…」

 

そう言い、お辞儀をしたあと彼女は去ってしまった。

 

(…間違っていてもか…私は一体、どこで間違えるんだろうな… いや、その時は世界が私の敵になる時か。)

 

そう考えながら、自身の準備を始める。

迫り来る決戦の舞台へ。

 


 

一方、リザードマン達がなんやらかんやらして、ガビル達が内部分裂を図り、オーク達と戦争を吹っ掛けていた。

 

「全軍!!ここは沼地!我々の有利な場所だ!奴らに引けを取るな!!」

 

オーク軍とリザードマン軍との対戦が行われていた。

そこにひとつの影が映る。

 

綺麗な歌声が泥沼と化した戦場に響き始めたのだ。

オークとリザードマン達はその方向に向く。

沼地の水面を歩きながら歌う白い肌の少女が居た。

少女は、オーク軍へと、歩き始める。

それを見たオークたちはチャンスかと思い少女に手を出そうとすると上から光の柱が舞い降りた。

衝撃波が泥沼に差し込まれ、煙幕となり少女がいた場所から異様な物体…いや、禍々しい何かが現れた。

 

「な、なんだ…?」

 

その様子を見たガビル。

 

「すまないっす!おくれ…あ、ヨグ様の分隊が来てたんすね、ここは危ないっす!離れるっすよ!」

 

そこに、ランガに乗ったゴブタ達が現れた。

戦場と化したことをソウエイから聞いたリムル達は急いで向かっていたのだが、隔離されていたはずのリザードマンの少女を保護。

その後を追っていたヨグと合流していた。

その、ヨグの「ムンドゥスの眷族」の1人だとランガとゴブタは理解していたのだ。

 

ヨグはゴブタ達に「ムンドゥスの眷族が居たら直ぐに少し離れる事。巻き込まれるからね?」と、忠告していた事を思い出したのだ。

 

「!?貴公は…あの時の…」

 

「今はそんな事より離れるっす!!…って!!」

 

ドゴォンッ!!ドゴォンッ!!と、白いドーム状の爆発が起こりはじめる。

 

「貴公がベニマルか私は、アルトリウス。ヨグ様の銘にて貴公を援護する!」

 

「ああ!ありがたい!!アルトリウス!!」

 

 

「【時空管理神(デウスエクスマキナ)】何時でも大丈夫です。シオンさん。」

 

「ええ…行きますよ、ラトさん!!」

 

 

「ハクロウさん…我が師の剣術をご覧見せましょう…」

 

「マリア殿の師の剣術…拝見致しますぞぉ!!」

 

 

アルトリウスの【深層深淵(ダークウェブ )】から発せられた深淵の闇がオークを飲み込み、ベニマルの【黒炎獄( ヘルフレア)】が深淵ごと消え伏せる。

ラトのエクストラスキルにより生まれた時空にシオンの斬撃が入ると、空から分散した斬撃がオーク達に襲いかかる。

ハクロウとマリアの神速を超えたスピードがオークを素通りし、肉片と化すように動いていた。

 

『我らの王の御膳の前にひれ伏せ、邪神の創造主に嘆きを獲ろ、そして狂い、踊るといい、我らの王は望んでいる血を。狂気を。死を。』

 

『我が星よ。どうかどうか我々に救いを。我が主の願いを空へ響きかせたまえ…どうか、どうか空へ響かせた前を』

 

沼地にいたオーク達にクトゥルフとエブリターズの精神的苦痛、狂気乱舞、解放されない力に蝕まれていた。

そこに、ランガの大嵐が舞い込み。

空へ、飛び立つ。

 

その様子を、ラトとヨグが空で見ていた。

 

「ドーズ、オークロードらしき物は?」

 

「…」

 

指さすさきにて、威風堂々とした悪魔が一体居た。

それを見て、俺たちは間違いないと、感じる。

 

「ヨグ…アイツが…」

 

「間違いないな…オークロードだ。」

 

近くに行き、その禍々しいオーラを持った奴と立ち会うように立つ。

 

すると、何処からか変なやつが現れた。

シルクハットを被り、ペスト医師の仮面を付けた変な奴が。

 

「お前!!良くも俺の計画を邪魔しやがって!!」

 

「は?」「…?」

 

俺の事を指を指して、言うよく分からない変態、リムルの魔素の量が増えた気がするが…

 

「このゲルミュット様の魔王を作り上げる計画がァァ!!」

 

その名前を聞いて、頭に何かが過ぎる。

 

「ゲルミュット…お前か…」

 

「ヨグ、何か知ってるのか?」

 

「ガビルの名前のつけの親、あの赤いバンダナの子のお兄ちゃんに名前を付けたやつ。」

 

「そっ…」と、言い放つと。

ゲルミュットにグーパンをし始めた。リムル。

 

「ヨグの事をお前って言った?なぁ?お前って言ったな?俺の兄に向かって、お前って言ったな?生かしては返さん、死を持って償え。」ハイライトオフ

 

とてつもない威力のグーパンを何度も何度も浴びせる。

が、そこで私と殴ろうとすると。

オークロードが動き始めた。

ノシッノシッと歩き我々と戦うと思いきや、ゲルミュットを切り裂き食い始めた。

 

すると、オーラが変わる。

 

【マスター、オークロードから進化反応を検知。魔王種への進化を確認しました。今すぐに止めてください。】

 

「…」

 

腰にかけていたヨグソトースの大剣を振り、深淵の斬撃が飛び出すがそれが無傷で深淵の炎が消えていた。

 

【進化中は全効果を無効化しています…ライダーに攻撃しちゃだめな、事と同じですね。】

 

(そんなことを言ってる暇なんて無い。)

 

「我は…ゲルド…魔王ゲルドなり!!」

 

本当の闘いがここで始まったのであった。





あとぅがぁきぃ。
投稿が遅れて申し訳ありません。
バトルフィールドが楽しすぎてカ○ビーになってました
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