男女コラボは炎上する?男の娘なら問題ないよねっ! (ベジタブル)
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7月
1話
作中の曜日・祝日は2019年の物を使用していますが、たまたまパッと取れる位置に19年のカレンダーがあったから使っているだけで、特に意味はないので、気にしないでください。
Vtuber。
YourTubeという動画配信サイトに動画を投稿したり、そこでライブ配信をする人たちの事をYourTuberと言うらしいが、つまりはそれのバーチャル版。
Virtual YourTuberでVtuberだ。
昨年の10月だったかに、ある1人の動画配信者が3Dモデルをトラッキングさせて撮影した動画を投稿した事が始まりだそうだ。
本人が言ったかファンが言ったかは知らないが、Vtuberという文化が興り、新しいもの好きのオタク達は「どんなもんだ」と飛びついた。
初めの内は3Dモデル自体や、撮影用の機材を用意するハードルの高さから、見るだけのものであったそのジャンルも、Life2D(略してL2D)という技術によって多くの人が発信する側に立てるようなものとなった。
L2Dというのは簡単に言えば、ある表情から別のある表情へと自然に変化するように設定しておく事で、1枚の立ち絵でありながらアニメのように――生きているかのようにキャラクターを動かす技術の事だ。
勿論、コレを作るのだって簡単な訳ではないが、3Dモデルをフルトラッキングする事に比べれば容易であった。
立ち絵を表示して配信活動をする、そんなの昔ながらの配信者と変わらない、virtualって感じがしない、3D技術の発展を妨げる云々、批判的な意見もあるが、沢山の人が楽しめるようになったという事は、それ自体も、それによって新たなサブカルチャーのジャンルが拓けていくという意味でもボクは良い事だと思う。
とはいえ、いわゆる『始祖』とやらが出てから、まだ半年と少ししか経っていない界隈だ、功罪の結論を付けようなんて、余りにも早すぎるのだろう。
ま、そんな業界だ、Vtuberというのは。
「なぁ...
「んー、たまに動画を見るくらいかなぁ? ライブを見に行ったり、特定の誰かを推したり〜とかはしてないよ?」
いきなりそんなVtuberについて尋ねてくるのは、一緒に暮らしている叔父の浩哉さん。
普段は仕事が忙しくて、会社に泊まるか、深夜まで帰ってこないのに、今日は珍しく7時に帰ってきたから、一緒に夕飯を食べている。
勿論ボクが作ったやつだ。
「あぁ、いや、見るほうじゃなくてだな」
「?」
困ったように頬をポリポリとかく浩哉さん。
身内贔屓かもしれないが、渋い男前というか、所謂イケオジって感じの見た目だから、嫌に様になっているように思える。
まぁ、ちょっと草臥れてたり、生えっぱなしの顎髭で実年齢より老けて見えるのがちょっぴり残念だけど。
「えー...これはな? 職場でちょっと話題になったことなんだが、勿論、嫌なら断ってくれても構わないんだ」
なんだか妙に勿体ぶった前置きだが、一体どうしたと言うのだろうか。
まぁ、「おじさんの職場」と「見る側じゃない」というワードさえあれば、どういった話しかは自ずと見えてくるというものだが。
「おほん......星那、Vtuberになってみないか?」
「いいよー」
「軽っ!? 軽くない? もうちょっと迷ってくれてもいいんだぞ!?」
拝啓、お母さん。
ボクはVtuberをする事になりました。
♪ ♪ ♪ ♪ ♪
そんな会話から1ヶ月近くが過ぎた。
今に至るまでの時間は、まぁ濃密で、大変なもんなんだなァと思いながらも、出来ることはしてきたつもりだ。
Vtuberとしての設定を詰めたり、浩哉さんと話し合いながら自室に機材を入れたり、体力作りの為に朝からランニングをしたり、ボイスレッスンをしてみたり、雑談の種を探してみたり、事務所の先輩方の配信やアーカイブを見てみたり......
そんな風に準備をしていたところで、ボクの分身となる立ち絵が完成したという報告があった。そこから事務所が新ライバーがデビューするぞと告知を徹底して、ようやく今日、7月13日にボクは視聴者の皆さんの前に立つことができる。
できる、のだが......
絶賛炎上中であった。
どうしてこうなったか、というと話は簡単。
ファンが望んでいるのは「女の子」だからだ。
更に言えば、「女の子と女の子の絡み」も含む。
逆に言えば、「僕らの大好きなあの娘達に男の影なんて絶対要らない!」という事である。
今現在、人気のあるVtuberというのはその殆どが女性キャラクターだ。
「理想の
勿論、多種多様なVtuberの中で、男の影がチラつくことを良しとしたり、そもそも男性Vtuberだったり、その男性Vとコラボしたりといった例外は多く存在する。しかし、それらは皆、殆どが個人で活動しているVtuberだった。
企業所属の
詰まるところ、ボクは『企業勢初の男性Vtuber』なのだ。
ボクの事務所の告知では「当事務所から新たなライバーが登場! 今回はなんと男性Vtuberだ!」みたいな事しか流しておらず、見た目はシルエットのみ、その他の情報は一切ゼロである。
そりゃあ、燃える。
アンチにも色々とあるのだろうが、今回の炎上は、殆どが既存ライバー達――僕にとっては先輩達――への愛が引き起こした事なのだろうと思う。(勿論純粋に騒ぎたいだけの人もいるのだろうが)
正体不明の男が、自分たちの愛する女の子の近くに現れたなんて、なるほど心配にもなるだろう。
そんなお節介な人達が、集まりに集まって
所属ライバー4人全員がチャンネル登録者数10万人を超える事務所の新人ライバーとはいえ、破格の視聴者数だ。
――上手くやるもんだなぁ...
今夜、恐らくVtuber業界で最も注目されているのはボクだ。
そしてこの配信が、ボクの所属事務所の命運を決める......とまではいかなくても、ある程度は左右する事になるだろう。
それほど大事なこの勝負。
待機BGMを配信用のソレに変更する。
それだけの事で、元々速かったコメント欄の動きが、更に激しくなる。
数多の罵声がボクの目に入るが、大して
今までのシルエットをかき消し、ボクの
紺色のブレザーの下に白いパーカーを着て、更にその下からカッターシャツが覗いている。
首元には空色のネクタイが締められ、爽やかな装いだ。
透き通るような空色の髪は、男の髪型と聞かれて想像するより些か長く、肩にかかりそうな程だが、それを後ろでちょこんと括って纏めている。勿論、正面立ち絵の都合上、完全に後ろに垂れるのではなく、左から覗いている形だが。
おっとりとしたタレ目に、薄く笑みを浮かべる小さな唇は、幼く女性的で、「男性Vtuberのデビューだ」と言われて集まったはずの視聴者達の頭を酷く混乱させた。
よしよし、いい感じだ。
ミュートを外す前に、んんっと1つ咳払いをしておく。
今のボクは最ッ高にかわいい男の娘だ!
「皆さん、初めまして! Virtual SKY所属、新人男性Vtuberの
「じゃあまずは自己紹介からしていきたいと思います。ボクは先輩方の通っている空創学園とはまた別の高校に通う、17歳の高校2年生です」
「あはは、まぁ、あそこは女子高ですからね、ボクは通えませんよ。男のコなので」
「Vtuberになったきっかけは...えっと、ボク、叔父さんと2人で暮らしてるんですけど、その叔父さんもお仕事が忙しくって、よく1人でいるんですね? だから、お家に1人でいる時も寂しくないようにって感じです」
まぁ、ただの1人っきりなら別に嫌じゃないんだけどさ......
ボロが出ないように、殆ど自分自身とリンクさせた設定にしてしまったが、闇深要素とか嫌がられないだろうか?
務めて明るく喋ってるから、暗くはならないと思うんだけど。
「あっ、生きてます生きてます、亡くなったりはしてませんよ! 両親と離れてる理由については、また機会があればお話したいな、と思います」
そんな感じで公式設定の解説を終えて、今度はツブヤイターなどのSNSで使用する配信やファンアートのタグを決めたり、リスナーさん達の呼び名を決めたりと、与えられた1時間の枠の中で、今後の活動に必要な諸々を決めていった。
途中、チラリとコメント欄を見てみると、批判的な意見...というか、最早ただの罵詈雑言といったコメントも度々見られるものの、好意的な意見に押し流されていって、そこまで目立っていないようだ。
こういうのを「カワイイは正義」って言うんだろうか?
「じゃあ......皆さんの事はオソラーとお呼びしますね。それから、配信タグは#オソライブ、ファンアートタグは#大空のキャンバスですねっ。是非、このタグでバンバン呟いてほしいですっ!」
うん、予めいくつか候補を出していたとはいえ、時間内にスムーズに決まって良かった。
ただ、個人的にはファンアートタグは#空耳とか#空目とか、ちょっと妄想過多になって面白そうだなぁと思ってたので残念だ。
分かりにくいというか、ホントの空耳や空目と混ざっちゃいそうという意見や、Virtual SKYの親会社がClear Canvasという名前である事などが上手く働いたのだろう。
配信中に言ってみたら視聴者さん...もとい、オソラーさん達の反応も良かったし、ソラを使った妄想ツイートなんかに付けるタグなんかで使おうかなぁ...?
「そろそろ、いい時間になってきましたね〜」
「この後すぐにツブヤイターアカウントの方を更新したり、マシマロを開設したりするので、そっちのチェックもよろしくね。あ、あと、最後に告知だけ」
SNSアカウントのアイコンやヘッダーなども黒塗りで、プロフィールも最低限の情報しか書いていないので、この配信が終わったらすぐに用意してもらった画像に差し替えなきゃ。
Virtual SKYはライバーに割と自由にやらせる事務所なので、SNSの管理もライバー自身が行える。流石に案件に関するツイートをする場合にはチェックが入るだろうが、それはまだ先の話だ。とにかく、この信頼を裏切る訳にはいかないから、出来るだけ慎重に、かつ効果的に呟いていきたい。
ちなみに、数少ないツイート(デビュー告知やアカウント開設のお知らせなど)には、とんでもない量の罵倒が届いているが、DMは開放していない為に、思ったよりもダメージは少ない感じになっている。
さて、この初回配信最後に伝えるべき告知が何かというと......
「なんとですね! 明日、明後日と連休な訳ですが、2日続けて、1期生の先輩方とコラボ配信をする予定になっております!」
「明日は
コメント欄の反応はかなり好感触。
配信開始前には想像もできない手のひら返し感だ...
って、一之瀬先輩いるじゃん。
「見てくださってありがとうございます!」とお礼を言っておこう。
......さて、長かったようで短かった初配信もこれでお終いだ。
「それではオソラーの皆さん、今後とも五河ソラをよろしくお願いします。おつソラでした〜!」
[五河ソラChannel]
7/13(土)
【初配信】みなさん、はじめまして【Virtual SKY】
チャンネル登録者数:1.23万人
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2話
[ゆっきチャンネル]
7/14(日)
【雑談コラボ】先輩?後輩?男?女?【#黄緑空】
「先輩方、どーもッス! Virtual SKY所属、空創学園放送部1年、皆の黄色い後輩こと二科悠希ッス! そして〜」
甘い声で配信の開始を告げたのは、1期生の4人全員でお揃いの白いブレザーを着た、ショートカットの黄色い髪を揺らす女の子、二科悠希先輩だ。今日も元気にピョコッと突き出たアホ毛を揺らしている。
「は〜い、一般先輩の皆さんも、入部希望者の皆さんもこんばんは〜。空創学園放送部部長の三日月 翠です。今日は悠希ちゃんのチャンネルにお邪魔してま〜す」
二科先輩に続いて自己紹介をしたのは、緑色の髪をハーフアップにしたお姉さん、三日月翠先輩である。
優しくて頼りになる雰囲気が立ち絵からでも察せられる、Virtual SKYの姉的な立場の人間だ。実際に一之瀬明里先輩からは「みどねえ」などと呼ばれている。
が、しかし、1番多い呼び名は「部長」だろうか。二科先輩やファン――二科先輩のファンが一般先輩、三日月先輩のファンが入部希望者――からはそう呼ばれているようだ。
「それで...ね。まぁ今日はいつもの黄緑コラボじゃなくて、もう1人来てくれてるだけどさぁ」
「先輩方も気になってるみたいッスねぇ、あはは......いやでも、やっぱアタシ的にも気になるッスよ!」
「あぁ〜、そうだよねえ......悠希ちゃん的にはややこしい感じになるもんね」
「そッス、そッス! ま、そこら辺も今日は白黒ハッキリさせたいと思ってるんでね...早速来てもらいまッス!」
フラフラと上半身を揺らつかせながら、ボクに登場を促す悠希先輩。その動きに合わせて揺れる首元の黄色い――1期生の4人は制服こそ共通デザインだが、リボンとスカートの色がそれぞれのパーソナルカラーになっている――リボンが可愛らしい。
チラリと視聴者数を覗いてみれば、現在の同接数は2万人を超え、3万人に近い数字となっている。
昨日の初配信に比べれば少し少ないが、先輩方の普段の配信の視聴者数が1万人弱である事から考えても、十分多い方だろう。
昨日とはまた違った緊張を味わいながらも、昨日と同様に1度咳払いをしておく。
既に二科先輩がボクの立ち絵を表示してくれていて、後はボク自身の手でミュートを切って話始めるだけだ。
――よしっ!
「一般先輩、入部希望者、オソラーの皆さん、こんばんはっ♪ Virtual SKY所属、新人男性Virtual YourTuberの五河ソラです!」
「今日はお呼びくださってありがとうございました、二科先輩、三日月先輩。 今日は......というか、これからよろしくお願いしますね!」
「うんうん、こっちこそよろしくね〜......なんていうか新鮮ってか、フレッシュだなぁ。もう私たちにはない元気さというか......」
「ちょちょちょ!! やめてってば、ソラくんに恥ずかしいの知られちゃうから!」
「あぁ、部長の初配信気合い入ってましたッスもんねぇ〜、あはっ」
「知られちゃうっていうか、ボクも知ってますよ。直後の一之瀬先輩のハチャメチャさを見て、配信2回目で『わたしに求められてるのはアレじゃなかった』って言い放ったアレですよね?」
「なぁんで知ってるのぉ!?」
三日月先輩は驚愕の声を漏らし、二科先輩はケラケラと笑って両手を打ち合わせていた。
何で知ってるのか、と聞かれれば勉強したからである。
浩哉さんに話を持ちかけられるまではたまーに見る程度でしかなかったVtuberだが、自分がいざデビューするとなってからは、必死に配信に参加し、切り抜きを見ては有名な発言やネタを学んできたのだ。当然、切り抜きだけでは限度があるので、特に有名な配信や、初回配信などはキチンと最初から最後まで視聴しているのである。
少々時間が足りなかったので、
「そりゃそうですよ。ボク、皆さんの後輩であると同時に4人全員のファンですもん」
後輩である
「うあー、色々恥ずかしいわね...」
「そうですか? ボクは素敵だと思いますよ。見てくれている皆を楽しませようという一心で、そういう振る舞いをとったんですよね? それでいて、一之瀬先輩とのバランスを考えて、一生懸命考えたキャラクター性を捨てて、放送部に必要なピースを埋める選択をとった。コレって皆が出来るような事じゃないと思います!」
そう思った事を口にしてみると、何故だかコメント欄は爆速だし、三日月先輩は小声でブツブツと話しているし...
「あ、あーっと、その辺に、しといてあげて欲しいッス......」
「違うの、ホントは安易にぶりっ子演じて、恥ずかしくて無理があるなーって思っちゃって、素が出ちゃって、もういいやってなっちゃっただけなの...」
「先輩想い
「あれ? ボク何かやっちゃいましたか?」
なんだか、よく分からないが、失礼なことをしてしまったのかもしれない。
あっ、もしかしてそういう内実を暴露するっていうのは、営業妨害に当たってしまうのだろうか?
うーん...難しいんだなぁ。
「んんんーぅ! はい! 悠希ちゃん、今日の企画行くわよ!」
あっ、よかった、復活した。
「はいはい、了解ッス。企画って言っても大した事じゃないんスけどね〜。新人ライバーであるソラ先輩の事を皆に知ってもらおう! というか、アタシ達も知りたい! って事で、簡単な質問を30個ほど用意してきたッス!」
「まずはそれをドンドン聞いていくから、全部答えて貰った後に、それを掘り下げていこ〜って感じね。題して...」
「「五河ソラに聞きたい、30の質問!!」」
[1.名前は? ― 五河ソラ]
[2.性別は? ― 男]
[3.年齢は? ― 高校2年の17歳]
[4.誕生日は? ― 7月7日]
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
[27.性別は? ― だから男ですってば!]
[28.今後、配信でやりたいことは?
― 基本的にリクエストがあれば何でも]
[29.活動の目標は?
― 男性企業Vが増えやすい環境造り]
「はい、お疲れ様っシたー!」
「じゃあ気になった所から深堀りしていきましょうか?」
「いや、あの......なんか性別に関しての質問、4回くらいありませんでした!?」
男の娘キャラとしてのデビューも
そんなに女の子っぽいのだろうか......?
「んー、いやだってさぁ...うん、男だって事は分かるんだけど、でもやっぱ分かんないっていうか」
「そうッスよね! 男の子が女の子っぽい声を出してるようにも、女の子が男の子っぽい声を出してるようにも聞こえるっていうか...」
「言うなれば、性別『五河ソラ』みたいな事よね」
「えぇ...」
「そんな事より、まずは年齢の事ッスよ。ひっじょーにめんどくさい感じになってません?」
「あぁ、そういえば、学年的には先輩だけど、ライバーとしては後輩って事になりますね?」
「んで、悠希ちゃんはソラ君の事、ソラ先輩って呼んでるし、ソラ君は悠希ちゃんの事、二科先輩って呼んでるわよね?」
「確かにややこしいですよね」
「という訳で、アタシはソラっちって呼ぶので、ソラっちもアタシの事、先輩以外で呼んで欲しいッス!」
そ、ソラっち!?
う、うーん、二科先輩のファンに刺されたりしないだろうか...
まぁでも、二科先輩がボクの事を先輩と呼びにくいのは分かる気がする。
ソラの見た目は年齢の割に幼い感じに見えるし、そもそもリアルの年齢があっちの方が少し上だ。
浩哉さんに聞いた話によると、二科先輩は20歳の大学生だったはず。
それはさておき、呼び方、呼び方かぁ...
「じゃ、じゃあ悠希さん、で...どうですか?」
「うんうん! いいじゃないッスか!」
「そうね、他人行儀な感じがしないと思うわ。なんというか、悠希ちゃんのセンパイ呼びと違って、ソラくんのは壁があるように感じられたもの......うん、私も翠さんでいいわよ?」
「え、え、えと...じゃあ翠さん...こ、これでいいですか?」
うああ、なんかちょっと恥ずかしいかもしれない。
でも、それ以上に嬉しいかも。
「おっ、照れてるんスか? 照れてるんスか!?」
「あ、あはは、その...普段、叔父さん以外を名前で呼ぶ機会なんて無くて、えへへ」
「......寂しい学校生活なんスね」
「あはは...」
「否定しないのね......」
別にボッチという訳でもないが、必要以上に親しくなっている友人が居ないというだけだ。
部活にも参加していないし、放課後に遊びに行ったりもせず、直ぐに家に帰って家事をしているから、いつの間にかそんな感じになってしまっていたのである。
♪ ♪ ♪
「ふぅん、じゃあオソラーさんが楽しんでくれるなら、何だって挑戦してみよーって感じなのね?」
「そうですねぇ...コレといった尖った武器がない僕には努力する事しかできませんから。色んな方面に手を出してみて、自分のスタイルを作っていくつもりです」
「ま、一芸と言ったら、既に存在そのものが一芸みたいなもんなんスけどね...」
性別についての質問は重複していたが、それを引いても大体20問とちょっとを、先輩達の進行に合わせて答えていった。
先輩方まかせで楽しく答えさせて貰っている間に予定していた1時間の終わりが近づいてきて、残りは2問分。
見事なタイムキーピングだなぁ......
「目標としては、男性Vの星、みたいな感じでいいの?」
「そこまで大仰な事を言うつもりはないですけどね......単純にボクと一緒に遊びたいなって思ってくれる男の人が増えて欲しいって事です」
ボクの初配信からも分かるように、今は男性のVtuberには厳しい時期だ。
いずれそういった厳しい目は無くなっていくだろうが、男とも女とも取れない中途半端なボクがその橋渡しとなりたい...
というか、そうして所属男性Vを増やし、業界に新しい風を吹かせようというのが事務所の意思だ。
「沢山の女のVtuberさんが活躍してらっしゃる現状がダメって言うつもりは全くないんですけど、企業所属の男の人だからこそできるって事もあると思うんです」
「まだこの業界は発展途上ッスもんね......アタシ達が大きくしていかないとって事スか」
「ひとまずは4人プレイのゲームを男性だけでやる、くらいが夢として丁度いいかもしれないわね」
「いいですね、ソレ!」
うん、夢が広がる話だ。
そういう風になれたら、きっと
「っと...そろそろいい時間になってきたッスね」
「えぇ、じゃあ最後、気になってた人も居たと思うけど、実はさっきの質問の時、29問目までしか聞いてなかったのよね」
「という訳で、最後の質問をしてこの配信を締めたいと思いますッス」
「じゃあ、30問目......五河ソラさんのママはどなたですか?」
ママ、というのは当然、実の母親という意味ではない。
そんな事言ったら身バレどころの騒ぎじゃなくなってしまう。
そうではなくて、この場合のママというのはL2Dの体を
ちなみに3Dの体を作ってくれた人の事はパパと呼ぶらしいが、僕にはまだまだ関係のない話だ。
さて、ではボクの体を作ってくれた人は誰か。
それは......
「はい、それは明日の同じ時間にコラボ配信をさせてもらう予定の、四ノ宮葵先輩ですっ!」
「という訳で、明日のコラボ配信は『親子コラボwith赤いの』となりますので、オソラーの皆様は期待していて下さいね〜」
「チャンネルは葵センパイの方でやるみたいですからお間違えのないようにお願いするッス!」
「ではでは、今日はこの辺で失礼するッス! お疲れ様っシた〜」
「は〜い、おつみどり〜」
「おつソラっ! でした〜」
[五河ソラChannel]
チャンネル登録者数:1.46万人
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
『普段、叔父さん以外を名前で呼ぶ機会なんて無くて、えへへ......』
照れた声色で話す、画面の中の
ボサボサに伸びきった髪の毛をガシガシと掻き回しながら、天井を見上げた。
電気を消した暗い室内を彩るのは、
手で顔――特に口元を覆いながら、今度は下を向いて、そして叫ぶ。
「かッッッッッッッッわよッ!!!!」
くぐもってはいても尚大きい叫び声は、お隣の住人にも聞こえてしまったらしく、ドンッという壁を叩く音が返ってきた。
でも、そんな事がどうでも良くなるくらい、己の心は今、幸福感に満たされていた。
今度は小声で――器用に――叫ぶ。
「ソラたん......一生推す!!!!」。
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3話
[四ノ宮 葵【Virtual SKY】]
7/15(月・祝)
【親子コラボ】息子ができました【#メロドーア】
「ねぇねぇ! 明里の事『お姉ちゃん』って呼んでみて!!」
「明里お姉ちゃん?」
「ひゃわっはあああ!! んぎゃわえぇええ!!」
「ん? ふふ、オソラーお兄ちゃん♪」
明里さん――顔合わせ...というか声合わせ? の時に、翠さんや悠希さんと同様の呼び方が良いと言われたのでこの呼び方をしている――の要望に応えつつ、羨ましがっている視聴者さん達にも声を掛ける。
「ヌッッッッ」とか「ヴッッッッ!?」とか呻いている人が多いけど、大丈夫かなぁ...?
あっ、ダメならコメント打てないか......
「えっ?」
「ご、ごめんね、明里ちゃん......もう配信始めちゃったよ......?」
「ぬヴェえええ!? はず!? はっず!? 今の聞かれてたの!? 明里の清楚なイメージがぁかああ!!」
「明里ちゃんの魅力はそこじゃないから...!」
「明里さんの魅力はそこじゃないですよ!」
「親子揃ってフォローしなぁいで!!」
「いいよ! 明里は開き直ってやるかんね! ソラくんの事めちゃんめちゃんに可愛がったるから!」
「わぁ! 光栄です!」
「こ の 後 輩 つ お い !!」
いやでもホントにありがたい限りだ。
明里さんはこの配信を開始する前にも、ボクに気を使って何度も声を掛けてくれたり、緊張を解すために小ボケを挟んだりしてくれたのだ。
彼女の言葉には、なんと言うかカリスマのようなものがあった。聞いていると、落ち着いてくる――というには、些か賑やかだけど、暖かい気持ちにはなってくる。
陽だまりのような人だと、ボクは思った。
「という訳で、日曜不定期でやらせてもらっている、このメロドーアコラボに、今日はゲストとして五河ソラくんに来て頂きました...!」
「はい、ご紹介にあずかりました! 夢はバチャスカ所属男性V4人でゲーム配信! Virtual SKY所属、新人男性Vtuberの五河ソラですっ!」
ちなみにメロドーアコラボというのは、明里さんと葵さんの2人でのコラボの事を指す。
元ネタは、つい最近35周年を迎え、ナンバリングタイトルが13作にも登る大人気RPG、ドラゴンファンタジー、略してドラFだ。
このゲームに登場する炎の魔法と氷の魔法を組み合わせた上級魔法をメロドーアというのだが、炎=赤、氷=青という連想から、シリーズファンである明里さんが名付けたのがこのコラボ名という訳である。
ちなみに、コラボ名の方は正式に表すとMellow Doorとなるそうだ。
意味としては「甘い世界への入口」という意味を持たせたいらしい。
「でもなんかさぁ...さっきの息の合い方見てると、メロドーアwithソラくんってより、親子コラボwith明里って感じじゃない?」
「あっ、そういえば、昨日の配信でチョロっと言っただけですから、知らない人もいますよね」
「そうだったそうだった! その話をちゃーんとしないとね! なんと! このソラきゅんのぷりちーなぼでーはね! あおちゃんが産んだんだよー!」
産んだ......?
産んだ...うん、まぁ「描いた」と言ってしまうのはメタっぽくなっちゃうから良くないのか。
にしたって、それではまるで葵さんが経産婦になったみたいで風評被害が凄そうなんだけど。
「あはは......はい、ソラくんのママは私が担当させて貰いました。皆さんの期待に応えられたか心配ですけど......」
「そんな! 謙遜しないでくださいよっ! とっても素敵な身体が貰えて、ボクとっても嬉しかったんですよ? 名前の通り、青空を人の形に切り取ったみたいです」
「そうだよそうだよー! ソラくんめーっちゃ可愛いじゃん! ねぇ、みんなー?」
そう言って明里さんがリスナー達を煽ると、それまで以上のスピードでコメントが流れていくようになる。
全てに目を通せる訳ではないが、把握しきれる限りではどこを見ても肯定的な意見ばかりだ。
「あ、ありがとうございます......! よかったぁ。最初にソラくんの声を聞かせてもらった時、こんなに可愛い子のママになるんだって、結構プレッシャーだったんです」
「えっ?」
葵さんと初めて喋ったのは、正式デビュー日が決まって、挨拶とこのコラボの打ち合わせの為に通話をした時の筈で、その時には既に体は完成していたんだけど......
「あぁ、あの音声ね! 絶対盗撮でしょってやつ!」
「あはは、そうそう、そんなやつ。でも良かったの? 結構日常生活って感じの音声だったけど」
「えっ、何それ知らない」
「えっ?」
「あっ」
「えっ、ほ、ホントに? 聞かされてないの...? えっ、とその......あはは、ご、ごめんね?」
「あ、い、いや、葵さんが謝ることではないので......というか、どんな感じの音声を......?」
それ次第では中々恥ずかしい事になってしまう気がする。
いや、別に多くの人に声を聞かれるというのは、Vtuberというか配信者になろうって言うんだから抵抗も何もないんだけど、聞かせるつもりのない声を聞かれるっていうのはちょっと思うところがあるのだ。
「うぇひひ、こんな感じのやつだよ!」
そう言って明里さんが何かしら操作し始める。と言っても、ワンボタン押す程度のもので、すぐに「こんな感じ」という音声が流れ始めてしまった。
〜〜〜〜〜
『
『んー......何でもいいぞ?』
『もぉっ! それが1番困るっていつも言ってるでしょ? 折角リクエスト聞けるんだから、食べたいもの言ってよ』
『お前の飯は何でも美味いからなぁ...』
『おだてたって夕飯しかでないよ、もぉ』
〜〜〜〜〜
「何やってんの!? 何やってんのおじさん!? 何でこんな会話を先輩方に聞かせてんの!?」
「......ちゃんと名前の所は加工してあるんだね、あはは」
「もち! ちなみに返事の声は、この音声を撮ってくれたソラくんの叔父さんだよ〜!」
〜〜〜〜〜〜!!
体を作ってもらう為の資料として葵先輩に渡すって言ってくれたら、いくらでも録音したし、何ならそんな理由なんて無くても一言「録音させて」って言ったらいくらでも喋る性格だって分かってるくせに!
な〜んで盗撮って方向に行っちゃったかなぁ!!
「おっ、ムッツリママ! スパチャありがとね〜ん! でもいくらママでもソラくんは渡せないよ、ね? あおちゃん!」
「う、うん! いくらムッツリ師匠でもソラくんは渡せない...かな?」
「あっ! そうだ、ソラくん! あおちゃんの事ママって読んでみなよ! 明里達もムッツリママの事ママって呼んでるしさ」
「え、えぇ...!?」
ま、ママかぁ......
それはちょっと色んな意味で複雑というか。
そもそも設定上で言うと、この3人は同級生だし、それにボクの母親は......
ふと暗い感情が心に擡げてくる。
今は人前に立っているというのに、この場そのものは誰もいない自室だからだろうか、感情も表情も凍ってしまいそうになる。
部屋の隅から這い出た闇が、ボクの懐かしさをつついてきて――
っと、少し逡巡していると、葵さんがちょっとだけしょんぼりしてきてしまっている!
ボクの我儘で盛り下げるなんて、あってはいけない事だ...!
「えと......葵、母さん?」
そう呼ぶと、葵さんの顔は、アバター越しにでもハッキリと分かるくらいパァっと明るくなる。
コメント欄も葵さんの嬉しそうな声が聞けて盛り上がっていた。
「う、うん! なぁに? ソラくん」
「葵母さん...その、ボクのこと、産んでくれてありがとう」
「......ううん、こちらこそ、だよ。私達の後輩になってくれて、私の子どもになってくれて本当に嬉しかったんだよ?」
そう言って微笑む葵さんの表情には、予めプログラミングされた絵が動いて出来ただけのものであるというのに、何よりも「
「だから......産まれて来てくれて、ありがとう」
あっ......
言うなれば、それは――その言葉は衝撃だった。
見たことも聞いたことも嗅いだこともない風が吹いて、ボクの心の澱みを雪ぐような、そんな暖かで爽やかな風。
優しさに包まれるように、ボクは葵さんの何かに体を撫でられた気がした。
だけど、全身の皮が向けてしまって敏感になっているボクには、その優しい感触ですらも大きな刺激で――
ダメだ、ダメだダメだ!
配信中に泣いちゃダメだ!!
ここで泣いたら放送事故になってしまう!
そんなボクを引き戻してくれたのは、明里さんの声だった。
「てぇてぇええええええええ!!!」
♪ ♪ ♪
そんな感じで、少し危ない所もあったけど、その後は終始和やかに配信は進んだ。
明里さんに「可愛い可愛い」と構い倒されたり、葵さんにボクの体のデザインについて、拘った事や気に入っている点を教えてもらったりしながら過ごした時間は非常に有意義だったと思う。
視聴者の皆さんにもそう思っていただけたようで、ボクが出ているという事実のみを捉えて低評価を付ける人もある程度いるようだが、それ以上の高評価がそれらを打ち消してくれていた。
「あっ、そろそろ時間だね...」
「うぇー! ホントだー!? もっとソラくんとお喋りしたいのになぁ......」
「これからいくらでも機会はありますよ!」
「そうだね......なんて言ったって私達に出来た初めての後輩だもんね」
「そっか、確かに! じゃあこれからいーっぱい一緒に遊ぼうね、ソラくん!」
「はい! 昨日今日と1期生の皆さんとお話できてとっても楽しかったので、またこのような機会が頂けるのなら、すっごく嬉しいです!」
そんな風に言うと、いつも大きく左右に揺れている明里さんの動きがピタリと止まり、「ハッ!?」と息を飲む音が聞こえた。
――な、何かおかしな事を言ってしまっただろうか?
「そういや、明里たちって1期生ってやつなんだね! なんかかっちょよくない!?」
あっ、思いの外どうでもよかった...
「そういえばそうだねぇ......ソラくんは2期生って事になるのかなぁ? 同期居ないけど」
「いえ、ボクは1.5期生って扱いみたいです。同期が居ないのはちょっと気にしてるんですよねぇ......」
「ソラくん! 同期はいなくても、明里たちにいーーっぱい頼ってくれればいいからね!」
「そうだね、うん。 私もソラくんのママとして、出来ること何でもしてあげるから...! 新衣装とかも一緒に考えようね!」
「ありがとうございます...!」
「よぉし! じゃあ今日はこの辺でおしまい! 何か告知とかある人いるー?」
「あっ、告知という程ではありませんが、明日の夜から早速通常配信を行っていこうと思いますので、お時間のある方は来て下さると嬉しいです!」
「ソラくん、頑張ってね......!」
「じゃあ、おつアカリーン!」
「お疲れ様でした...!」
「おつソラ、でしたっ!」
[五河ソラChannel]
チャンネル登録者数:1.83万人
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
「ハッ!?」
叔父さん盗撮ボイスからの記憶がない......!?
尊過ぎて気を失ってしまったのか......
またアーカイブを見直さねば。
今日も
もうあと数分でリアルタイムで喋る
めちゃくちゃアーカイブ見直そ......
『1.5期生って扱いみたいです』
うーん、『五河ソラ先輩』か......
コラボする事になったら何て呼ぼうかなぁ...!!
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掲示板回
短いです。
書ききってから、掲示板形式テンプレなるものがある事に気づいたマヌケな作者を笑えよベジータ。
今後掲示板形式を書くならそっち使うぞ、絶対.....
バチャスカを応援するスレ そのXX
321:名無し ID: axnU8d7L2
で、実際どう?
322:名無し ID: 25VjGcLzb
聞き方が雑すぎて何も分からん
323:名無し ID: axnU8d7L2
決まってんだろソラたんの事だよアァン!?
324:名無し ID:8kUmoYkSv
かわいい
325:名無し ID: ezu4hFBrM
かわいい
326:名無し ID: HRGxmt8fd
かわいい
327:名無し ID: eZDsrDARU
かわいい
328:名無し ID: axnU8d7L2
そんな事聞きてぇんじゃねぇって!
329:名無し ID: 8kUmoYkSv
ならソラたんが可愛くねぇって言うのかよ!?!?!?
330:名無し ID: 8fUEEcNVA
ガチギレで草
331:名無し ID: axnU8d7L2
そうは言ってねぇだろ!?
めちゃくちゃ可愛いわあの子!!
332:名無し ID: npNPNt9fa
青緑と競る清楚さ
333:名無し ID: JrS6Mde85
いや、緑は赤いのにツッコむ時とかちょっとアレだし、青もたまにオタク出ちゃうから実質お空がナンバーワン清楚では?
334:名無し ID: yjXFVjAxW
なんでやアカリン清楚やろ!?
335:名無し ID: b4Eebm4t4
良い子ではある、間違いなく
ただ、ちょっと清楚とは......
336:名無し ID: eK4KEjsux
ここまで言及もされない黄色いの
337:名無し ID: Eutmxjmzd
あの子は結構下ネタとかいけちゃうからなぁ
338:名無し ID: wRP3YePgd
アカリンは実は下ネタダメだもんな
339:名無し ID: VRtdAXrNn
やっぱ清楚じゃん
340:名無し ID: W9ppwErXx
ダメなのは生々しい性関係だけだろ
小学生みたいのは大好きじゃん!
341:名無し ID: mEEiQcLDJ
何の配信か忘れたけど、1回うんこで大爆笑してたよな
342:名無し ID: rdKWGiUWe
爆笑は多人数で笑うこと定期
343:名無し ID: GUVSgtGRc
アカリン、ソラくん好きすぎで草
一之瀬 明里@AkArin_VskY ウチの後輩可愛すぎん!?!? めっちゃ愛でるわ
あおちゃんが母親なら、明里がお姉ちゃんでもいいよね!? |
344:名無し ID: TdJyX4KJV
後輩できて嬉しかったんだろうなぁ
345:名無し ID: UWXdsWmY8
黄「あのアタシは......?」
346:名無し ID: 8kUmoYkSv
ただの後輩じゃなくて、謎の可愛さをもつ出来の良い後輩だから尚更な
347:名無し ID: GUVSgtGRc
>>345
二科 悠希@YukkiVSKY 返信先:@AkArin_VskYさん アタシという後輩がありながら......!! アタシは傷つきました。
罰としてソラっちは貰っていきます。 |
348:名無し ID: U9R3k7DkS
赤を巡った黄と空の修羅場かと思ったら、空を巡った赤と黄の修羅場だったでござる
349:名無し ID: f9UUNKrQ5
こうどなしんりせん
350:名無し ID: mbma27B2C
ほんで結局>>321は何が聞きたかったん?
351:名無し ID: axnU8d7L2
いや、ソラたんって結局男なんか女なんかどっちだと思う?って
352:名無し ID: wNRzr2FrX
男やいうてるやろ
353:名無し ID: 2bzXgFpgR
男の娘
354:名無し ID: 8kUmoYkSv
性別:五河ソラでFA
355:名無し ID: axnU8d7L2
いやそうじゃなくて、中の人的な意味でさ
356:名無し ID: rWkLsp948
それは流石に女だわ
357:名無し ID: Sy3pBJeXQ
普通に男じゃね?
358:名無し ID: BPX7RYTYu
男
359:名無し ID: P8gWBg8j7
女
360:名無し ID: 9shp4hzXc
女
361:名無し ID: 3eLUsmbhQ
男だろjk
362:名無し ID: gJgu7LGex
あんな可愛い子が女の子な訳ないだろ!?
363:名無し ID: W5nTx6aM8
実際分からん
364:名無し ID: axnU8d7L2
そうだよな!!
どっちにも聞こえるんだよマジで!
365:名無し ID: 8kUmoYkSv
俺は実際も男の娘に華京院の魂を賭けるぜ
366:名無し ID: 2wPQkC7Wy
それは流石に夢見すぎだわww
367:名無し ID: ESgdDns5Q
また勝手に賭けられてる......
368:名無し ID: hZbGJbFJ3
それより2期生くるってマジ?
369:名無し ID: SbdzQN4sr
そりゃマジだろ
何のためのオーディションだよ
370:名無し ID: CaCkrM5kF
いや、何人採用とか書いてなかったから、てっきりソラたんがオーディションに受かった2期生なんだとばかり
371:名無し ID: fgFWKniaJ
ソラたんもオーディションで受かったけど、なんか事情があって先にデビューさせられたとかじゃね?
372:名無し ID: JwFXJF2Ha
それか、逆に他の2期生が遅らされたか
373:名無し ID: KAh6zAy3y
バチャスカ所属の男Vと遊びたいみたいなこと言ってるし、ソラくんが潤滑剤みたいに期待されてると予想
374:名無し ID: WVB7FjCt7
どゆこと?
375:名無し ID: KAh6zAy3y
男と名乗ってる男か女か分からない可愛い子を1回挟む事で、2期生でデビュー予定の男Vへの反感を分散させようとしてる的な
376:名無し ID: LWpXPHykX
なるほど
377:名無し ID: zUYeK6ySP
上手くいくとは思えんが......
378:名無し ID: axnU8d7L2
まぁ批判は覚悟の上だろ
379:名無し ID: LYXxwLftX
ガチで出会い目的のクズなら兎も角、そうじゃないなら多少はマシになるんじゃね?
380:名無し ID: WQUPXKE9R
魂に言及できない以上、男Vって公言してるソラって前例が居る事になるんだから、全く前例無しよりはまぁマシ
381:名無し ID: Mfy7RAXbj
ソラくんが男Vとコラボしたいって言っちゃってるんだから、ソラくんのファンが2期生男の味方につくだろ
382:名無し ID: nhmHtrL5c
最悪、ソラくんとのみコラボするっていうのもアリな訳だし
383:名無し ID: ipFXhSeGw
そんなのソラくんの処女があぶないだろ!?!?
384:名無し ID: MADxAz9jh
男の子だっつってんだろホモ
385:名無し ID: w6zmznWgj
でもさぁ...
ソラくんの中の人がマジで男だったら、結局当初の心配通りにならない?
386:名無し ID: NBjEip7fs
ソラくんが出会い目的とか想像できねぇ...
387:名無し ID: z3HSUBisQ
なんかもう可愛いからいいかなって
388:名無し ID: KXLWuWun2
ソラちゃん相手なら実質百合だしセーフセーフ
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