ラミィ・ねね・ポルカ「「「頑張れししろん!!!!」」」ぼたん「wwwwww」〜リィンバウムに迷い込んだホロライブ五期生〜 (SOD)
しおりを挟む

ラミィ・ねね・ポルカ「「「転生したぞししろん!!!!」」」ぼたん「草」

プロローグです。


ねね「えー!えっくす!えー!ぜっとあーるえっくす!!」

 

ラミィ「ねねちゃんもうちょっと小さい声でお願いしたい!」

 

 

ポルカ「見てから回避出来ない余裕でした!」

 

ぼたん「回避出来てねーじゃねーかよwww」

 

 

その日は、5期生でコラボ配信をしてました。

 

 

ラミィ・ねね・ポルカ「助けてししろん!!!!」

ぼたん「wwwwww」

 

ほんといつもどおりの配信をしてただけなんだよねー。

5期生全員でのコラボ配信。あたしがいつもどおりパンパン撃って、ねねちゃんが騒いで、おまるんがひぃひぃ言って、ラミちゃんがツッコんで。楽しい配信をしてたんよ。

 

いや〜…ほんと何が悪くてこうなったんだろうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラミィ「え……?どこ此処?え?何で私ラミィになってるの??」

 

はじめに異変に気づいたのがラミちゃんだった。

 

私達はホロライブプロダクションというVTuberアイドルの事務所に所属するタレント。

ネット世界の中でのみ、私達は私達ではなく、VTuberアイドルになれる。

『私』が『獅白ぼたん』でいられるのも、当然ネットの中のみの特権だ。

 

なのに何故か私達……

 

 

ポルカ「おまるんになってるううぅぅぅぅーーー!???」

 

ねね「うおわっ!?ねねじゃん!?ねね、ねねになってる!!」

 

 

ホロライブ5期生こと『雪花ラミィ』『尾丸ポルカ』『桃鈴ねね』そして私『獅白ぼたん』。何故か機材も何も無いのに、カラダがホロファイブになって、しかもなんか海辺の、明らかに人工整備がされてない草ボーボー、樹木生える天然の島みたいな場所で転がってました。

 

 

鏡も無いけど、衣装は見慣れたものだし、あともう手先の肌ツヤとかそういう明らかに自分じゃないカラダの美麗さ。

そして少なくとも他3人の容姿が互いに完璧に把握できるわけだから、自分がホロライブになっていることは瞬間的に把握できるわけで。

 

ぼたん『わー……何が起きたんだこれ?おわっ!?コケる!?』

 

ししろん手足長っ。身長高っ。バランス取りづらいぞこれ。

 

ウェストが細いのナイスバディはガチで嬉しい。あ、尻尾も生えてる。こいつ動くぞ。

 

 

ラミィ「ちょっ、これどうなってんのー!?」

 

ラミちゃんはありえない非現実に納得の出来る答えが出ずに狼狽えて。

 

ポルカ「あっ!?そう言えば、配信途中じゃん!!ヤバい放送事故!!」

 

根が真面目ちゃんながら人格百面相なおまるんは、頭の切り替えが早いのか現実逃避なのか分かりづらい反応をして。

 

ねね「ねえ何でねねだけ初期衣装じゃないのー?

せっかくなんだからボンボン付きにすれば良かったのにー!

 

BANか!?こんなところでもBANなのかー!?」

 

ねねちは、もう既にこの状況に適応して自分の衣装が初期衣装じゃないことにブーたれていた。

さすがねねち。男子小学生の異名は伊達じゃない。

 

 

とりあえず、みんなが一緒だったことで私も少しずつ頭が落ち着いて、視野が広がってきた。

 

すると、近くの木に刺さっている物が目に入る。

 

 

ぼたん「矢じゃん。」

 

ねね・ポルカ「ヤだー!!」

 

ラミィ「言うとる場合かっ!!何で矢が刺さってんの!?ホントにここ何処なの!??何で私達ホロファイブなの!?」

 

ぼたん「いやー分かんないなぁ…」

 

運営のドッキリとかだったらもうホロライブ世界取れるで。

 

とか

 

お肌ピチピチの美少女になれたし良いんじゃない?

 

とか、ふざけたことはいくらでも言える程度には頭は回ってるけど、この状況は私も教えて欲しいわ。

 

 

 

 

 

ねね「ねね分かった!!これ異世界転生だよ!!

 

ねねたちきっと異世界にいるんだよ!!」

   

 

 

 

ポルカ「…………あー…そう、なんかな?」

 

 

ラミィ「いやいやいや!!嘘でしょ!?そんなことある!?」

 

ポルカ「だって……ねえ?私達ホロファイブなことがまず全然っ説明出来ないしさぁ」

 

ラミィ「やだやだやだ!!絶対やだ!!お家帰してええええー!!!運営さああああーーん!!ラミィギブアップですうううー!!」

 

 

 

みんなが話をしている横で、私は刺さった矢をそっと抜いてみる。

 

鏃が付いている。試しに葉に当ててスッと引いてみる。ナイフみたいに、それが当然の現象であるかのように切れる。

 

 

弓はあるんだろうか?周囲を見回す。

 

 

 

ぼたん「…………………………………あった。弓」

 

 

あってほしくは無かった気もするなー。でもこれはまだギリギリ地球にも現役で使っている国があるからまだ多少はセーフで………

 

 

 

 

 

「ギャギャギャー!!!!」

 

 

 

 

ラミィ「ひいっ!??」

ポルカ「きゃあっ!?」

ねね「うおっ!!出た!!」

 

 

緑色の、四足歩行。

尖った口にギザギザの歯。

手先には水かき。

 

魚類が人型になったような何かが、突然森の奥から姿を見せた。

 

 

それは当然、地球では確認されたことの無い生き物。

 

それは勿論、VTuberとは違うし人間でも無い生き物。

 

 

 

「ギャギャギャー!!!!」

 

 

 

ラミィ「も、モンスター……ウソぉ…ウソでしょう……」

 

ポルカ「これはヤバいよ!?明らかにキバ向いて威嚇して来てるよ!?」

 

ねね「モンスターとの初戦闘キター!!あれ?武器は??」

 

 

 

 

 

 

私達、ホロライブ5期生。どことも知らない場所に、本当に異世界転生しちゃったみたいですね。   

アレ……?

 

 

ぼたん「これ、あたしが戦うしかななくない?」

 

手元には弓と矢が一本きり

どうやら、初戦闘はオワタ式の一発勝負をぶっつけ本番で強制されるクソゲー仕様らしいです。

慣れないカラダに射った経験の無いガチ弓と、ガチモンスターと殺し合いかぁ…………うん。

 

 

 

 

ぼたん「みんな!!逃げるぞ!!」

 

 

ラミィ・ポルカ・ねね「はい!!!!」

 

 

息はピッタリ仲良し5期生。一斉にバラバラに逃げ出したのでしたとさ。

 

 

ポルカ「ぎゃあああああああーー!!!!!」

 

あ、おまるんが追われた。

 




面白かったら感想と評価点お願いします。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ポルカ「ラミィとねねちに見捨てられたんだが!?」ぼたん「おまるん、弓狙いづらいからちょっと食べられてて欲しい。」ポルカ「ししろん!???」

初日に3000UA超えと言う作者史上類を見ない盛況ぶりに調子が……ゴホン。筆が乗ったので続きを書きました。


当方はポ虐を応援しております。

尾丸ポルカは良いぞ。
面白くするためならなんでもやる精神性でありながらメンタルは雑魚寄りで素の人格は常識人。
騒いだり大人しかったり楽しんだり嘆いたり。生きているんだと言うことを全霊で叫んでいる。


おまるんは生きている!だからいぢめて遊ぶのさ!!!()




みなさんこんにちは。ポルカおるよ!

ホロライブ5期生、尾丸ポルカです。

 

さっそくですが、ポルカ今!食べられそうになっています!

え?センシティブ?いっそそれならまだマシかも分からんね。

ポルカ、おらんくなるかもしらん!!

 

敵「ギャギャギャギャギャギャーー!!!!」

 

ポルカ「ギャハハハハハハハーー!!!!助けでええええええええええええええーーー!!!!何でポルカばっかり襲うんだよーー!!!」

 

ぼたん「お、新しい座員か?」

 

ポルカ「えぇ!?ポルカ新しい世界来て5分で新しいおまる座ゲットしちゃった!?

やぁ〜んっ、ポルカってばー罪な女〜でもお、ポルカにおさわりは、厳禁だぞっ☆」

 

「ギャギャギャギャギャーー!!!!」

 

ポルカ「もう着いてくんなやあああああああああああーーーー!!!!」

 

現在わたくし尾丸ポルカ。異世界に飛ばされたと思ったら魚8人間2くらいの割合の魚人モンスターに追われています!

魚が陸地走ってんじゃねえよ。綺麗なフォームだなァオイ!?陸上部行けっ!!後ろ振り向けよ、ししろん走って来てんだろうが!!

 

「ギャギャギャー!!」

 

ポルカ「あああああああああああああーーー!!!!!」

 

ぼたん「ちなみにラミちゃんとねねちゃんは別方向に逃げました。」

 

ポルカ「これ死亡フラグどっちだ!?あと仲間の薄情さに涙が止まりません!!木も邪魔なんだよ!!!」

 

不規則かつ無作為に生え散らかしている自然の木々を避けては走り避けては走り。

 

こんな地球温暖化だの森林伐採だのと騒いでる惑星のお隣さんは、ほんとーに自然豊かで美しいですねえ。羨ましいですよー。

 

ぼたん「ねえ、おまるん。走ったままで弓で狙うのきついから止まってー」

 

ポルカ「え、あ、はい。いや死ぬが?」

 

ぼたん「いや、おまるんはダイジョブだ。」

 

ポルカ「何が!???」

 

ぼたん「おまるんは元気があるからダイジョブだ」

 

ポルカ「元気で命が買えるかァ!!!!!!」

 

ぼたん「wwwwww」

 

ゲラゲラ笑ってやがる…だと!?まさかこのライオン、この魚人と一緒に私を食うために付いてきたんじゃねえのか!?

 

「ギャギャギャw」

 

ポルカ「お前もこころなしか笑ってんじゃねえよ!!」

 

埒が明かない!話が進まない!このままじゃ私は助からない!!延々走り続けることになる。

 

何故か不思議とまったく疲れないけど後ろから着いてくる疲労以上の敵が恐い!

 

ぼたん「ところでおまるん。私ら明らかに本来の肉体スペックが無視された体力してるよね?

息一つ切れてないぞ」

 

ポルカ「それは思った!絶対に今私達は肉体年齢とかがホロファイブに依存してる!絶対に若返ってる!

青春取り戻せるぞこれ!!生き残ってさえいたらな!!」

 

ぼたん「んで敵が魚人?なわけじゃん。」

 

ポルカ「魚人だねえ!アーロンかな?」

 

ぼたん「周囲は自然に囲まれてるじゃん?」

 

ポルカ「ワイルドライフだねえ!!だから何!?ししろんにはもしかしたら分かってもらえてないかもしれないんだけど、ポルカ今ちょっと軽く命がピンチなんよ!!」

 

ぼたん「おまるんが木に登ればそいつ追ってこれんくない?おまるんってたしかサーカス団員でしょ?」

 

何をバカなこと言ってんだよししろん。いくらサーカス団員だからってそんな簡単に木に登るなんてこと出来るわけないっしょ?

 

ほら見てみろよ、足元で木をガリガリしてる哀れな魚人を−−

 

 

ポルカ「…………あ、登れたわ。」

 

 

「ギャギャギャーー!!!!!」

 

 

ぼたん「よしよし。そして弓なんて射ることのないライオン生を生きてきたこの獅白ぼたん。

一本しかない矢で敵をキルしたいなーなんてそんな時に取る行動はー」

 

 

しゅっとした綺麗な足を肩幅に開き、弓矢をつがえたししろん。それまでタレ目寄りだった目が一瞬で変わる。

 

「ギャギャ!?ギャーオ!!」

 

ようやく振り向いたことで、魚人はししろんに気がついた。でも、もう遅い。

普段はゲライオン、お猫さま、ししろん。可愛げいっぱい最期まで愛嬌たっぷりな獅白ぼたんは、今はもう

 

ぼたん「おしい。あと1秒遅かった。FPSでは致命的だよ」

 

獲物を狩る獅子だ。

 

 

「ギッ−−!??」

 

つがえた鏃の先の1秒先はを見据えた景色は、3cmにも満たない生と死の間を貫く。

現実と真実の旋律が、未来を−−否、モンスターの一瞬の絶叫()を奏でた。

 

ポルカ「………言えばなんとかしてくれるー獅白ぼたん。」

 

ぼたん「Beautiful.」

 

 

野性味あふれる表情と、健全な子供のような心境で、ししろんはやりきった顔で笑った。

 

 

 

ポルカ「実際に目の前でやられると……惚れるわあ、ししろん。」

 

 




こんなふうに1話ごとに各キャラの視点で描くようなプリキュア方式で書いていけたらいいなとおもいました。


本当はサモンナイトらしさが薄れないように召喚獣は公式にあるやつを使うつもりでいたんですが、ダイフクを進化させて敵を芝刈り機でバリバリして欲しいとのことなので、吹っ切れました。


やめなー出します。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ねね「何故ねっ子だけやたら少ないのか!!?」ラミィ「メタ発言やめなーw」

アンケートは随時見てるわけですがね…ねっ子がマジで少ない!!!!

あと高評価下さった方々ありがとうございます。投稿して僅か2日で評価に色が付くという、作者の歴史上二度と起こらないであろう奇跡を頂戴しました。

感想も全て読ませて頂いています。おかげで3日連続投稿する感じになりました。もっと伸びろという欲が強い。
面白そうな案はいつの間にか吸収していきますので、気軽に感想よろしくお願いします。

とりあえず、ホロファイブに読んで貰えることを目標に書いていこうと思います。
応援本当にありがとうございます。

やっぱり、ホロライブは最高だぜ!!!!


こんらみです。ホロライブ5期生雪花ラミィで−−

 

 

ねね「ねっ子がいなあああああああああーーーーいっ!!!!??」

 

  

ラミィ「きゃっ!?なになになに!?どうしたのねねね!」

 

ねね「ねっ子がいないんだよう!!」

 

ラミィ「意味が分かりませんが!?」

 

ねね「どうして意味が分からないの!?ねっこがいないんだよ!!この小s−−!!」

 

ラミィ「メタいこと言うのやめなー!!!」

 

 

改めましてこんらみです。雪花ラミィです。突然ですが私の悩みを聞いて下さい。

今私は、頼れるららいおんことししろんと逸れてしまい、よりにもよって一番面倒くさい同期であるねねねと二人きりになってしまったのです!!

 

ねね「ラミィちゃんねねのこと嫌いだったの!?」

 

ラミィ「心読むのやめなー!!!嫌いではないよ。嫌いではないけどもー……よりによってこんなどことも分からないような島で2人きりで居ることにラミィは不安を隠せませんっ!まがまが〜ずだよ!?ちょー縁起が悪そうじゃん」

 

ねね「あっはっはっはっはー!大丈夫だよラミィちゃん。ねねたち異世界に来たんなら主人公だもん。何があってもなんとかなるって。最悪お腹減ったら、つらら生やせばいいじゃん!」

 

ラミィ「つらら食べんわ!!そもそもラミィは手から氷とか出さないから!」

 

ねね「案外今なら出るかもよ?転生特典!転生特典!」

 

ラミィ「そんなもんあるかい!!ラミィ達いつの間にかおっただけやろがい!!」

 

あーめんどくさい。やっぱりねねねとふたりきりでこんなところにいるんはキツイ。

ししろんはどこ?

ラミィのししろんはどこいったの?あとついでにおまるん。

 

 

『ポルカはついでかい!!!!』

 

 

何か幻聴が聴こえた気がする。気のせいだね。

 

ねね「あー、おまるん、元気にしてるかね?ねね達完全に見捨ててきちゃったもんねえ」

 

ラミィ「それはさー……あー…言いっこなしじゃん……?やめなー。」

 

ねね「おまるん、センシティブなことになってないと良いけど」

 

ラミィ「やめなー!!!!ちょっとお!バカかお前は!!

お、おまるんが、あの怪物と…人じゃないじゃん!!」

 

ねね「えー、そんな珍しいことじゃないでしょう?割と人間と人外のさあ」

 

 

 

ラミィ「やめなああああああああああああああああああーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

ラミィ→天の視点

 

 

獅白ぼたん、上手いこと敵を打倒しました〜はい拍手ー。

 

ポルカ「ああ……すまないねえ異世界座員さん第一号。ポルカはアイドルだから、無理やりなお触りは垢BAN(死を持って償ってもらう)しかないんだよ………」

 

ぼたんがヘッドショットを決めてお亡くなりになった座員()に両手を合わせて黙祷を捧げるポルカ。

その目には僅かな涙。襲いかかってきたとはいえ、それでも自分を気に入って追いかけてきた命に、僅かに思うところもあったのかもしれない。

 

その横には、遺体を漁る獅白ぼたん。

 

ぼたん「なんか良いものドロップしないかな〜?」

 

ポルカ「ちょお!??ポルカの座員さんなんですけど!?!」

 

ぼたん「愛してやれないならいっそ極限まで突き放してやるのも優しさだって〜」

 

ポルカ「突き放すどころか、身ぐるみだけ分離させて同行させようとしてますがそれは?」

 

ポルカの言葉にゲライオンしながら、ぼたんは剥ぎ取りを続けつつ話は逸し始めた。

 

ぼたん「いや〜格好良く決まったねえ〜これはSSRB団から着火済みが増えるねえ」

 

ポルカ「うん、まあ。ポルカ散々な目に遭いましたけどね?」

 

ぼたん「上手いこと連携も出来てたし良かったねえ〜」

 

ポルカ「うん。ポルカは走って木に登っただけでしたけどね?犬かな?煽てられて木に登ったのかな?」

 

ぼたん「でも一本しか無い矢も使っちゃったし、次に敵が出てきたら本当に危ないね。おまるんが」

 

ポルカ「いやその理屈はおかしい。ポルカ達二人なんだから危険は半々でしょ!?ポルカが狙われる前提なのおかしい!!」

 

ぼたん「だって事実狙われてたじゃん。新しい座員さんにw」

 

ポルカ「だから剥ぎ取りやめーや!!それポルカの座員さんー!!」

 

ぼたん「おお!斧持ってた。ドロップドロップ♪」

 

 

 

ポルカ「何故。」

 

 

 

ぼたん「んー。あ、これねねちゃんしか装備出来ないって書いてあるじゃん。

あとであげよう。」

 

ポルカ「へ?いやいや、ししろw装備出来ないって、ゲームじゃないんだからw」

 

ぼたん「いやでもほら、よーく見るとこれステータス表示されてるよ?」

 

 

ポルカ「………………………は????」

 

 

ぼたんに言われたポルカは、言われるがままに穴が開くほど凝視する。

 

すると……

 

 

 

種類:斧 名称:ゴルドアクス ATK75 CRT5

 

装備可能キャラ 桃鈴ねね 

 

 

 

ぼたん「どーよ。」

ポルカ「なん……だと?」

ぼたん「これで殴ってもダメージ入らないんかな?おまるんで試していい?

ポルカ「ダメだよ。ポ虐反対。」

ぼたん「普通www

 

まあ、いいや。とりあえずドロップ品も手に入ったし、まがまが探そっか。」

 

ポルカ「自由か。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

ラミィは走っています。必ずあの邪智暴虐のねねねをしばき倒さなければならぬと!!

 

ラミィ「ぜっっっっったいに逃さんぞねねねえええええええーーー!!!!!」

 

ねね「いやああああああああああーーー!!!!ねねはその人とは無関係ですうううううううーーー!!!!」

 

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

あの背後のドラゴンを怒らせて挙げ句ヘイトをラミィに押し付けたあの大馬鹿ものを、ラミィは絶対に許さないいいいいいいーーー!!!!

 

 

 

 




果たして次回書くまでにねっ子は増えているのだろうか?
2022.11.16 現在、ねっ子 二人。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ねね「これでラミィ水も許される……」ラミィ「いやラミィ水は許せんわ」ねね「えー!!なんで〜!!」

この小説はSSRBと雪民、座員、そして少々のねっ子によって支えられております。


評価点が黄色になりました。ありがとうございます!!
僅か4日でこれは本当に皆さんのおかげでした。

あと散々ネタにした『ねっ子』が少ないネタですが、なんと7人も増えてました。

なお、ししろん。

そりゃ、SSRBと雪民が二強になって座員そして最後にねっ子ぐらいになるだろうとは考えてましたが…さすがにここまで差が出るとは思ってませんでしたw


こんねねー!!ホロライブ5期生オレンジ担当。パチンコのパは隠すタイプ!アイドルVTuberの桃鈴ねねで〜す!

アイドルに憧れて異世界からやってきた女の子です。

 

突然ですがねね、今とってもピンチです!ねっ子がいないことよりもピンチです!

 

ねね追われています!

 

ラミィ「待てやねねねえええええええええええーーーー!!!!」

 

ねね「あー!!外気持ちいwwwwww」

 

何でこんなことになったのか!?それを説明するには約2千文字じゃ少なすぎる。

よって箇条書きで説明するので頼むぞ解読班!!

 

ねね!お腹減った!卵あった!!あああああああああああああーーー!!!!!

 

分かったらキミも今日から解読班だ!お前もねねのハズバンドコレクションにならないか?

 

因みに卵は食べれなかった!!お腹減った!!

 

ラミィ「お前を……ドラゴンの餌にしてやろうかああああああーーー!!!!」

 

ねね「やばいよやばいよラミィ怒り狂ってるよ!!後ろのドラゴンよりも怖い!!あれ?ねねどっちから逃げてるんだっけ?」

 

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

 

あ、まずいドラゴンが火拭いてる!!

 

ラミィ「くっ……!!前方のねねねに後方の竜!!」

 

ねね「ラミィ本当にねねも敵認定してるの!?5期生の絆は!?」

 

ラミィ「一緒に運ぼうって言ったのに一人だけドラゴンから逃げたのは絶対に許さないからっ!!」

 

ねね「えー!もう許してよお。ラミィちゃんだって絶対ねねの側だったらねねを置いて逃げてたでしょう?」

 

ラミィ「それは−−そう…なんだけどお!」

 

ねね「絶対に許せないことなのかな?よく考えてみて?死にたくないって意外と悪いことじゃないよ!?」

 

ラミィ「ラミィは死にたくないからねねねを許さない!!ねねねをドラゴンの囮に使うまで!!」

 

ねね「えー!?酷いよラミィちゃんーー!」

 

ラミィ「酷いことあるかーー!!!バカタレがー!あっ…!」

 

 

ラミィはツッコミ過ぎて死んだ。走りながらツッコミをしたらそりゃ息もしづらいし足元疎かになるよね。

 

 

 

ねね「今のはねね悪くないよー!!」

 

ラミィ「ちょおーー!??助けてよお!!!」

 

ねね「もー!しょうがないなあ!!」

 

足元にある適当な石を拾ってドラゴンに投げつけた。

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

おお、怒っとる怒っとるw

 

ラミィ「ねえ、ねねね!!めっちゃドラゴン怒ってるけど!?」

 

ねね「ドラゴンなら会長で慣れてるでしょー!」

 

ラミィ「会長基本ヒト型やろがい!!」

 

足元に落ちている石を拾っては投げて、()()()()()()()()()()ねねは超優秀!!コケるラミィとは違うのだよ!!

 

それにしても、今更だけどドラゴンってさあ……ここゲームの世界なんじゃないの?

 

あっ……。

 

 

ラミィ「ねねねコケたああああああああーー!!!!?」

 

ねねコケたああああああああーー!!!!

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

ねね「これはやっばい……っっ!!」

 

ラミィ「ねねちゃんっ!!!逃げて!!」

 

 

ねね「そう言われても間に合わないよっ!!もうダメだ!!ねね死ぬ!!!」

 

 

ラミィ「いやいやいやいや!!マズイマズイマズイ!!!!」

 

今度はラミィが石をドラゴンに投げ始める。あ、なんか遠目から見るとキラキラしとるやん。元の世界戻ったら宝石だって言って高く売れたかなあ?

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

そんなことを考えてる間に、ドラゴンが大口開けて突っ込んでくる。

ねねを丸呑みにする気らしい。

こうなったらもう、胃の中で暴れてやるしか無いね……。

 

ラミィ「ねねちゃん早く逃げて!!!!」

 

赤い石、紫の石、銀色の石。いろんな石を投げつけるけど、ラミィの肩が弱いのかちっともドラゴンに当たらない。

ってかそれ宝石じゃない?投げるの止めなよ。高く売れるかもよ?ラミちゃん無理やり土掘ったん?指ボロボロだよ?

 

 

 

ねね「ラミちゃん」

 

もうしゃあないって。

 

ラミィ「!?」

 

 

 

 

ねね「死なないでね。」

 

 

 

 

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

ラミィ「ねねねえええええええええええええええええーーー!!!」

 

 

泣いても、叫んでも、喚いても。これはどうにもなんないって。

だから石投げてる場合じゃないよ。早く逃げなってラミィ。

 

ねね「囮になったから、ラミィ水の件も含めて許してね。」

 

 

ラミィ「やめなああああああああああああああああああーーーー!!!!!!」

 

 

ねねにドラゴンの牙が触れる一瞬前。

 

走馬灯のようなものが、特には駆け巡らない。

その代わり、視界を埋めたのは翡翠色の閃光(フラッシュ)

 

それから、直後に真っ白の景色。

 

 

 

ねね「………………え?」

 

 

「ガアァッ!?」

 

 

ラミィ「……………うそ。」

 

 

 

『やめなー!!!!!』

 

 

 

何故か『やめなー』がそこにいた。

 

 

 

 




『やめなー』
召喚獣 獣属性

備考 腕が無い。



詳しい能力は本編で発揮したら書きます。







目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ししろん「力が欲しいか……wwwwww」ねね「力が欲しいな」

ししろん「あ!!ラミちゃんの匂いがする!!こっちだ!!」

ポルカ「まじかよししろ。って走るの速っ!!!ポルカ着いて行けねえ!!!」

ししろん「じゃあ尻尾引っ張るね。」

ポルカ「あああああああああああーー!!!!!!?」


ねね・ラミィ「「『やめなー』が出たァ!??」」

 

何でェ!??

 

ねね「これはいいぞラミィ!!ピンチの時に現れるからにはこの『やめなー』はドラゴンを倒せるぞ!!」

 

ラミィ「ええ…?そうかぁ??どう見ても強そうに見えんが」

 

ねね「そうだよ!!見てろよラミィ!!ねねが描いた最強の召喚獣『やめなー』がドラゴンを殴り倒す瞬間を!!」

 

ラミィ「腕無いが!?」

 

ねね「いっけえ『やめなー』!!」

 

都合の悪いことは聞かなかったことにする悪いねねねであった。

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」←炎のブレスを吐くドラゴン

「あー。」←焼かれる『やめなー』

 

 

ねね「あああああああああああああああーーーー!!!!!『やめなー』!!!!????」

 

ラミィ「やられたが!??」

 

明らかにやられたが!?白かった見た目が丸焦げじゃん!!

ねねねの腕に抱かれてピクリとも動かない!!

 

ねね「そんなバカなぁ!?ねねの生み出した『やめなー』がやられたあああああーー!!

ねねの不屈の精神は受け継いでいないのかぁ!?こうなったらもう、ねねがすーぱーねねちになるしか……!!」

 

 

ラミィ「もう好きにしてくれっ!!!!」

 

 

ねね「うおおおおおおおおおおおおおーーー!!!!」

 

 

ばるくっっ!!!!

 

ラミィ「………ん???」

 

何だ今の擬音?何かが膨張するような音が聞こえる。

 

 

ねね「はあああああああああああああああ…………!!!!」

 

 

なんか、なんだろう……??ねねね、でかくなってね??

こう……筋肉って言うか、なんかデカ……デカいっ!!?

 

ラミィ「ねねね!!あんたどうしたの急に!?」

 

ねね「はあああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

 

 

ドン−−!!!!

 

ねねねが一際大声で叫んだ次の瞬間に、空気抵抗の壁を破ったような音が鳴って、ねねねの立っていた場所の一部がクレーターのように抉れる。

更に赤いオーラまで出している。えっと……ドラゴンボール??

 

 

ねね「時間がかかってすまなかったなあ……」

 

ラミィ「何いってんのあんた!??」

 

いつの間にか腕に抱かれていた『やめなー』は消え去って、ねねねはマジで超サイヤ人みたいになった。

誰かこの状況説明してほしい!?雪民さーーん!!!!ねっ子でも可!!!!

 

ねね「行くぞドラゴン!!『やめなー』の仇だあああああーー!!!!」

 

赤いオーラを纏ってマッスルになったねねねが、助走も無しに垂直に飛び上がる。

明らかに人間が飛び上がって良い高さじゃない高度に飛び上がってもなお上に。上に。とうとうドラゴンが羽ばたいているところまで届いてしまった。

 

ラミィ「…………ねねね、人間やめるってよ。」

 

ねね「これは『やめなー』の分!!」

 

ドラゴンのところまで飛び上がっても充分な余力で滞空しているねねねの右拳が、ドラゴンの頭にゲンコツを落とす。

 

「オオオオオオオオオーーー!???」

 

ねね「これも『やめなー』の分!!」

 

ゲンコツで下がった頭に勢いもそのままに膝蹴りを入れるねねね。あんたアイドルでしょうが。ガチ戦闘やめなー。

流石にそろそろねねねの身体も重力に逆らえなくなって来たらしい。滞空が留められずに落ち始める。が

 

ねね「その首貰ったあああああああああああーー!!!!!!」

 

「GYAAAAAAAAAAーーーー!???」

 

ドラゴンの首を両手で掴んでトゥギャザーしていくぅ!

さっきまであのドラゴンに命を脅かされていた気がするんだけど、気づいたら異種属格闘技戦になっていた。

何言ってるのか、ラミィも分かんないが、もう勝手にしててほしい。

 

はい地面に落とされたドラゴンが反撃とばかりに爪で攻撃していくう!!

 

ねねねこれを避ける!だがしかしドラゴン!ねねねを完全には回避させない!

 

ねねね、反撃の右アッパー!ドラゴンは尻尾で応戦だあ!

 

攻めるねねね!受けて反撃するドラゴン!たまに炎吐いて牽制するあたり多分ねねねより知能が高い!!

 

う〜ん、ねねね焦る!!なんか少しずつ赤いオーラとマッスルが萎んできている気がする!!

ねねね攻めきれない!!このまま負けてしまうのかー!?

 

 

ラミィ「−−はっ!??負けたらラミィも食われるやんけ!!!ねねねーー!!負けるなーー!!!」

 

ねね「声援が遅い!!!!あとだんだん力が入らなくなって来たから助けて欲しい!!ラミィ!!つらら攻撃だ!!」

 

ラミィ「できるかー!!!!」

 

ねね「はぁっ…はあっ……!!くっそーこのままじゃ『やめなー』の仇が取れないよお!!!!」

 

ねねねはふざけ倒しているけど、このまま本当にねねねがすーぱーねねちモードじゃなくなったら私達死ぬが!?

 

誰かー!!助けてよお〜!ししろーん!!!!

 

 

 

 

 

「力が欲しいか?www」

 

 

 

ねね「えっ!?」

 

ラミィ「はっ!?この凛々しくしようとして結局耐えきれずにゲラる芸風は……!!!!」

 

辺りには森の樹々。もう自分達がどっちの方向から来たのかすら不明。

圧倒的遭難。圧倒的迷子。にも関わらず、この声には、なんとかしてくれる頼もしさがある。

 

ラミィ「ああっ!!ししろん!ラミィを見つけてくれたんだ!ししろん!しs………」

 

 

周囲を見渡して、探していた銀色を見つけ出した私は−−言葉を失った。

 

 

ポルカ「(ちーん。)」

 

ぼたん「ポルカ、生きとるかー?」

 

ポルカ「(白目)」

 

ラミィ「………何事!?」

 

ぼたん「いや〜おまるん、私の足に着いて来れなくってさあ。でもラミちゃんの悲鳴は聞こえるし、森の中におまるん捨てていけないから。やむを得ず尻尾掴んで引きずって来たwww」

 

ラミィ「……………可哀想。おまるんはラミィの悲鳴の犠牲になったんや……」

 

こんなにボロボロになって……おまるん。

 

ねね「ねえーー!!!おまるんは分かったからちちろん!!ねね、力が欲しいなああああーー!!!」

 

あ、そうだった。こんなことしてる場合じゃない。

 

ぼたん「はいよー。麺屋ぼたん、特殊ウーバーシープ一丁。おまちどう!!」

 

ブンッ!!と両手で何かをねねねに放り投げるししろん。

 

ねね「キャッチ!!」

 

ぼたん「おし、いっちょうかましてやれねねち!その異世界座員からの贈り物でなwww」

 

ラミィ「斧じゃん。座員さん斧くれたん?」

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

ねね「よし、多分もう力も残って無いし、この一撃に賭ける!!」」

 

 

ねねねが斧を正眼の構えで持つ。すると、それまでねねねが纏っていた赤いオーラが斧に集中する。

もう完全にゲームや漫画の必殺ワザのそれです。

 

ぼたん「さすがゲームの世界だね〜」

 

ラミィ「あ、ここゲームの世界なんすね……もうそれでいいです。ラミィ、ウケイレマス。」

 

ポルカ「」

 

 

 

ねね「くらえ、ドラゴン!!!!」

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

赤いオーラが全て斧に集まりきって、ねねねが駆ける。あれだけ膨張していたマッスルも、もうほとんど無く、ただ健康的なねねねの肉体があるだけだ。

良かった、元に戻って。これでずっとムキちでいたらもう、ねっ子がやばいことになっていた。

 

 

「ガアアアアアアアアアアーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

ねね「爆裂セクシーねねち斬!!!!!」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 

「GYAAAAAAAAAAーーーー!!!!!」

 

 

 

 

こうして、ねねねのクソダサネームの必殺技で首を落とされたドラゴンが絶命したことにより、ようやくラミィ達は一息つくことが出来るようになったのでした。

 

 

 

いや名前ダッサ!??




召喚獣解説

【やめなー】獣属性
ラミィの召喚獣。

ダメージを受けると送還される。
送還される前に触れることで、やめなーが受けたダメージ分のMPを最大MPを超えて相乗される。

連携召喚でしか召喚出来ないが、召喚のペアは5期生なら誰でも良く、また相方によって異なる追加効果を得る。


桃鈴ねね:ATがねっ子の数だけ上がる。

尾丸ポルカ:ロックされています。

獅白ぼたん:ロックされています。




ムキちを描いたのはせめてものケジメですw


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ねね「お前もねっ子にならないか?」読者「すまねえSSRBなんだ」読者「同情で票入れようと思ったけど雪民のプライドが許さなかったんだ……」

あんまりにもねっ子が少ないから、今日からねっ子を増やそう週間にします。なお週末。


ららーいおん。ららーいおん。採算度外視ららーいおん♪

ホロライブ5期生、獅白ぼたんですー。

 

現在、異世界に転生そうそう散り散りになったラミちゃんとねねちゃんとの再会を果たした獅白ぼたんと尾丸ポルカの二名はですね。

ねねちゃんがすーぱーねねちになって放った必殺技『爆裂セクシーねねち斬』の犠牲者になったドラゴンから素材を剥ぎ取り、更に、ねねちゃんが余波で開けたクレーターのような大穴の中に隠れていた宝石を発掘しています。

 

もうねねちゃんが高く売れるって大はしゃぎで回収しておりまして。

ラミちゃんは疲労と恐怖が一気にぶり返してきて、さっきまで大泣きしてた後、今は木陰で休憩しており、私とおまるんは現在打つ手もないので、仲良く宝石を鑑定しております。

 

 

ポルカ「いやー死ぬかと思ったけど、今は宝石がガッポガッポか〜世の中分からんもんよね。」

 

ぼたん「でもわたしとおまるんしか鑑定出来ないってのは意外だったねー。ゲームならステータス確認って標準装備で然るべきじゃん?」

 

ポルカ「それについては多分、私よりししろんの方が鑑定の精度高い疑惑あるよね。

ししろに言われるまでポルカは全く気づかんかったし。あと眼力入れないと見えないせいで眼球もげそう。」

 

ぼたん「そうだねー。ラミちゃんが分からないって言ってたのも地味に意外だったしね。

一番後方支援とかになりそうなのに。」

 

ポルカ「ラミィが召喚獣召喚したって聞いた時はぴったりだって思ったもんねー。あとねねちの斧適正。

あまりにもぴったり過ぎてもうさ………マジでゲームなんだなって感じ。」

 

ぼたん「そうだね。この『サモナイト石』とかだって明らかキーアイテムっぽいしね。」

 

 

おまるんは辛うじて見える程度の鑑定スキルは、私にははっきり見えている。

 

ねねちゃんが掘っている宝石は、灰色 赤 紫 緑 無色 この5種類。割と多めに発掘出来ている割にこの5種類意外は全く出てこない。

更に宝石ごとに名前が異なり、それぞれゲームの属性みたいなものを持ち合わせていることも分かった。

 

色ごとに 機属性(灰色)  鬼属性(赤色) 霊属性() 獣属性() 無属性(無色)

 

ラミちゃんの話と、戦いの後にいつの間にか手元にあったと言う刻印が刻まれたサモナイト石を見るに、このアイテムで召喚獣を喚び出して使役するのが、正しい使い方らしい。

 

 

どうにも、各々が石を持つと僅かに反応を示す石がある。こうぷわ〜と発光するんだよね。

 

私は機属性。ラミちゃんが獣属性。ねねちゃんが鬼属性。

 

ラミちゃんが持ってた刻印の刻まれたサモナイト石が獣属性である辺り、それぞれが対応する属性みたいなものがあるんかもしれん。

ねねちゃんも赤いオーラを発して、反応を示したのが鬼属性なわけだし、あながち的外れってことはないんじゃないかなー?

 

あとはー……まあ。うん。

 

ぼたん「はい、おまるん。機属性の石。」

 

ポルカ「うん?はい。」

 

手渡しでおまるんの手に渡る機属性。反応無し。

 

ぼたん「はい。鬼属性の石」

 

ポルカ「これわんちゃんどっちも”きぞくせい”って読むんかね?ほいほい。」

 

どうなんだろうねえ?鬼属性、反応無し。

 

ぼたん「獣属性」

 

ポルカ「これがししろんやポルカじゃないのは気持ちスッキリしないなー。」

 

ぼたん「ラミちゃんは獣耳めっちゃつけるからね。」

 

ポルカ「装飾じゃん!」

 

獣属性、反応なし。

 

ぼたん「ねねちゃんが鬼属性ってのは……やっぱあれアルかね?」

 

ポルカ「ああ……あれだろうねえ。アル。」

 

そして、最後に霊属性の石。

 

ぼたん「ラスト。霊属性」

 

ポルカ「唸れ!!ポルカの隠された才能!!!!」

 

手にポトッと落とす。

 

 

ぼたん「反応…………無し。」

 

 

ポルカ「あああああああああああああああああー!!!!」

 

 

何故か、おまるんだけは、反応する属性が無かった。

 

ねね「ああー疲れたああーー。アレ?おまるんまだサモナイト石調べてたの?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

ようやく掘るのに満足したらしいねねちゃんが満面の笑みでクレーターから上がってくる。

まさかり担いだ金太ねね〜。いい汗かいたと頬もねねぱいも濡れている。

 

 

ポルカ「何でポルカだけ反応しないんだよ!?壊れてますか!?」

 

 

 

ねね「宝石が壊れるわけないじゃんw」

 

すっと鬼属性の石を摘むねねちゃん。

 

 

ぽわ〜。

 

 

 

ポルカ「うわあああああああああああーーーん!!!!ポルカだけ差別されてるううううううううーーー!!!!

ポルカだけぽわ〜しないいいいーー!!!!」

 

ねね「まあでも、このままじゃただ光るだけの宝石なんだよねえ……あーあっつい。」

 

やれやれといった表情でおまるんの手にサモナイト石を戻したねねちゃんは、ひらひらスカートをパンツ丸見えお構い無しで仰ぐ。

まあ、今更だね。この格好でさっきまで殴り合いしてたんだから。なお、ムキちになった時に伸びたため、コルセットはぶっ壊れたし一部の装飾もお亡くなりになっている。スカートが無事なのは、不幸中の幸いかもしれない。

今の格好で放送したら間違いなくぶっ●される。投稿サイト君に。

ホロライブサマーすら没収されたんだから。

野性味たっぷりアイドル服か………ねっ子は増えそうでもあるwww

 

 

ぼたん「まあ、どっちにしてもこんな島の中じゃどうしようもないでしょ。

私達このままじゃ雨も風も吹きさらしな状態でサバイバルなわけで。」

 

 

本当は木でも切って急ごしらえでも小屋とか建てれれば良いんだけど。ねねちゃん以外が斧を降ってもかすり傷一つ付かないし。

ねねちゃんは、すーぱーねねちじゃ無くなって斧を制動出来なくて、おまるんが5回ほどゆっくりしそうになったところで諦める判断を下すしか無いなった。というわけだ。

 

せめて火でも起こさないと本格的にやばいんだけど……こんな森の中で火事になっても洒落にならない。更にラミちゃんが動けない。

 

ポルカ「せめてここが無人島で無いことと、このサモナイト石が少しでも金銭の代わりになってくれることを祈っているしかないわけだ。ぐすん。」

 

ねね「……………わたしたち、絶対に帰ろうね。」

 

ポルカ「うん?どうしたん急にマジな顔で」

 

ねね「ねね、もっとねっ子のみんなに話を聞いて欲しい。ねっ子のみんなの話をききたい。

歌を聞いて欲しいし、ダンスも見て欲しい。二人は?」

 

ポルカ「んー。今はまあ……ボロボロなんで風呂入りたいかな。あとここで夜を明かすと思うとマジで怖いので、誰か一緒に寝て欲しい。」

 

ぼたん「みんなで今日のコラボの続きをしたいかな。」

 

ねね「ラミィはー!?」

 

ラミィ「………お(しゃけ)ぇー」

 

ぼたん・ねね・ポルカ「デスヨネー。」

 

 

ねね「目的は違うけど、みんなちゃんと帰りたい気持ちを忘れずに行こうね。

人間、本当に追い詰められると、自分が本当にしたかったこと、忘れちゃうから。

 

 

わたし、まだVTuberでいたい……。」

 

 

それは、普段私達が見ているのとは違うねねちゃんの表情だ。

 

『桃鈴ねね』の、ほんとうのきもち。

 

 

 

ねね「ねっ子のみんなが−−大好きだあああああああああああああーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

島中に響くような大きな(こえ)で、桃鈴ねねは大きく叫ぶ。それはいつものように、あどけない、いつものねねちゃんの表情だった。

 




ねねちの服装はムキちになった時引き千切れたから簡素なだけです別に服描くの面倒だから引き千切れたわけじゃないんです。

ねねちのアイドル服で斧振り回すより、野性味のある感じにして振り回すのがいいなと思ったんです。
アナログだからとにかく青い線が邪魔w


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

夜会話−−『???』

アンケートでまさかの???二倍だったので???の夜会話になりました。



………ねねち……。





いつの間にかUA10000越えしていました。皆様本当にありがとうございます。
皆さんの感想と評価が毎日のように投稿出来る一番の原動力です。本当にありがとうございます。

あと、前回描いた普通のねねち。某ら●んのオプ茶に出したら一秒で消されて笑いました。消される要素あったかなあ……?


日が昇って、日を見送って、闇に輝く月明かりが、この暗闇の島を照らす唯一の加護だ。

どうしよう。日が沈んでしまう。どうしよう。怖い夜が来てしまう。

VTuberの設定が大きく反映されているこのカラダでも、私は私で、心は変わらない。

キャラ崩壊なんて言わないで欲しい。これも私なんです。

はしゃいで、騒いで、道化て、泣いて、落ち込んで……私は。

 

尾丸ポルカは、生きている。

 

こんなところにいきなり放り込まれて、眠れるほど私は強くはない。

いいや、私達は強くない。

 

ラミィと共に身を寄せ合いながら、不確定の闇に怯えて。

………何故かひとり大爆睡しているねねちは、ぶん殴ってもいいですか?

この娘は、緊張感とか無いんですかね?さっきなんかこういい感じに格好いい事言ってたような気がするのはポルカの気の所為ですか?

 

ねね「ぐおおおお〜〜ZZZ」

 

ラミィ「………ねねね、ぶん殴ってもいいかな?フフフ」

ポルカ「良いんじゃないですかねえ〜?フフフ」

 

それでも、このいつもどおりのねねちが、私達の唯一の精神安定剤になっているのも否めなくて。

ギリギリを保ってくれているのも。まあ、事実なわけですよ。

だが殴りたい。

 

ラミィ「ぐすっ……お酒飲みたい。お酒飲んで眠ったら、ラミィのお部屋だったら良いのに。」

 

ポルカ「あー腹減った。なんでポルカ達はこんなところにいるんですかねえ?

 

ぶっちゃけさあ、ししろがこういう世界に来るのはまだしっくり来るけど、ポルカいるか?

現状唯一なんの武器もありませんが?」

 

ラミィ「ラミィだって『やめなー』なんてネタ武器だよ。せめて進化後だいふくだったらもう少し安心できたのに………」

 

ポルカ「召喚してみれば良いんじゃない?『だいふく』とか『雪民』とかさあ。」

 

ラミィ「もうやってみた。」

 

ポルカ「やったんかい!?それで?」

 

ラミィ「だいふくも、雪民も、やめなーすら出なかったよ。」

 

手のひらに乗った刻印付きの緑のサモナイト石を恨めしそうに見つめるラミィ。

 

ラミィ「なんで雪民さん出てこんのや!!ガチのラミィに会えるチャンスやぞ!!ラミィのこと愛しとらんのか!?」

 

ポルカ「んな理不尽な………。」

 

ラミィ「ぐすっ……雪民さぁん…ラミィにお酒持ってきてよぉ」

 

ポルカ「雪民さんも、お酒パシる為だけに喚ばれるのは嫌だろうねえ」

 

他愛のない雑談を続けて、続けて。

 

 

いつか、私達は眠っていた。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

ららーいおん。獅白ぼたんです。ネコ科ですw

今私はネコ科の夜目を利用して『矢』を探しています。

 

 

何故かスポーン地点に弓と矢が一対になっていた。

 

現実的に考えても当然おかしいけど、ゲーム世界的に考えてもこれは異常だ。

矢が一本しか無い弓なんて……。

 

それに、単純に何故、海辺にそんなものが落ちていたのか。

 

その謎を解き明かすため、獅白ぼたんは森の奥地−−スポーン地点へと向かった。

 

 

ぼたん「…………う〜ん。見事になんも落ちてない。流木すらないって言うのはなあ。」

 

 

ステステステと散歩ぐらいの気持ちで海辺を探索する。

 

ぼたん「このままじゃ、戦いで役立たずという新しい獅白ぼたんが誕生してしまう。

こうなったらおまるんを盾にして近接戦闘するしか……お?なんか光ってるとこある!

アイテムアイテムー♪」

 

ししろんは、サモナイト石(霊)をひろった!!

 

ぼたん「まーたサモナイト石かー⤵⤵

もうそろそろサモナイト石はいらないです。ポケットもパンパンだしカバンも無いんだもんなー。」

 

 

『ーー。ーーー!』

 

 

ぼたん「およ?」

 

 

『ーー。ーーーー!』

 

 

ぼたん「声……?」

 

『ーーーー。』

 

ぼたん「誰……?誰かいますかー!?」

 

『ーーーーーーーーぼたんちゃんー!』

 

ぼたん「え!?」

 

 

聞き覚えがある。この声……この声は−−

 

ぼたん「かなた先輩!??かなた先輩どこですか!!!」

 

『ぼたんちゃん!!?繋がった!!繋がったよトワ!!』

 

『もう魔力も残り少ないよ!!急いでかなた!もう…かなりきっつい…』

 

『根性入れるのら!!トワトワ!!!』

 

『もうムリムリムリムリーー!!早くしてかなたー!!!!』

 

これ、もしかしてサモナイト石か?

 

『ぼたんちゃん!聴こえてる?かなただよ!』

 

ぼたん「はい!聴こえてますかなた先輩!!今私達はねぽらぼでいつの間にかドラゴンとかがいる島にいます!!

あとサモナイト石とかいう石があります!どこかわかりますか!?」

 

『やっぱり!!ぼたんちゃんよく聞いて!!そこは『リィンバウム』っていう本物の異世界で、そこはハゲが作った人工島だよ!』

 

ぼたん「人工……!?っていうか、もしかしてかなた先輩ここ来たことあるの!??」

 

『そうだよ。ボク達も−−四期生もまだココが現役だった時代に召喚されたことがあるの。

その石をぼたんちゃんが持ってるからには、おんなじ島に召喚されてるはずだから、還る手段もちゃんとあるの。』

 

ぼたん「還れる……どうすれば良いんですか?」

 

『島の中心に、召喚のために作られた祭壇があるの。それを使えば還れる………んだけど、実は昔還る時に壊しちゃったんだよね。』

 

ぼたん「うえぇ!??握りつぶしちゃったんですかかなた先輩!?」

 

『そんな拳デカくねえよ!!!−−−ってツッコませるなぁ!!

とにかく、ぼたんちゃん。まずはその島にあるはずの『メイメイさんのお店』を探して。そこにいるメイメイさんに事情を説明すれば力になってくれるはずだから!』

 

ぼたん「メイメイさんのお店!?この島無人島じゃないんですね……。」

 

『ううん。実質無人島だよ。なのに何故かそこでお店やってるんだよ。』

 

ぼたん「その人大丈夫なんですか?(主に頭)」

 

『うん。まあ、酔っぱらいのヘラヘラしてるお姉さんだけど、まあ、大丈夫だよ。』

 

ぼたん「あー、わかりました。それで、メイメイさんの店ってどのへんにあるんですか?」

 

『メイメイさんのお店は、島の−−…………』

 

しーん。

 

ぼたん「………かなた先輩ー?」

 

サモナイト石、完全に沈黙。

 

ぼたん「…………………………まじかあw」

 

 

どうやら、通信が切れたらしい。

 

そう気づいたときには、新しい朝を告げるべく、朝日が昇り始めてきていたところだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼたん「かえるか。みんなんとこ。」




そんなわけで???のキャラは四期生でした。

本編では絶対に明かすこともない設定ですが、本作の舞台のリィンバウムの時間軸は3から1の1寄りの年代になります。
そして、四期生が召喚されたのは3寄りの年代です。

この島はオルドレイクが欲のままに子孫ガチャ回しまくってた時代に、悪魔召喚をするための研究の過程で生み出した島です。
3で始祖が作った島から出禁食らってちんけなプライドから、似たようなもん作ろうやって発想で作りました。だからはぐれ召喚獣が湧くわけです。

なお、ししろんが拾った弓矢は、ラストの戦争中にかなたんが頭を握りつぶした獣人が構える途中だったものが、へにょんと飛んだ弓矢です。

こんな風にご都合主義で手に入るアイテムとかは話が進むごとに後付していきますw





目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

二日目
ポルカ「で、このドラゴンなんかはぎ取れたん?」ぼたん「鱗が固くて無理です」ねね「これ食べられるかな?」ラミィ「拾い食いやめなー!!!!」


なんとか祝日中に間に合いました。
昨日は遊び大全で将棋してたらてっぺん越えてて諦めて寝ようって別途入ったのに、オプチャ覗いて寝たの2時過ぎです。

四期生が実はすでにリィンバウム召喚済みということに驚いたというコメントを多く頂いて、受け入れられたんだとほっとしています。
元々は会長が来る構想しか無かったのですがねえ、ねぽらぼだけだと話が広がらないので、設定だけ書き上げて満足いくものになったので四期生来てたよってことにしました。




体調気をつけてコメント本当にありがとうございます。まさか自分体調労って頂ける日が来るとは思いませんでした。
生きてみるもんですねえ〜


ポルカおるよー。尾丸ポルカです。

新しい朝がきたー。希望ください朝ーだ………ああ……お腹減ったよお。

魚人やドラゴンが湧いてくる異世界生活の二日目でございます。水も見つからず、木の実のひとつも見つからず。ポルカは餓えています。

元気なのはねねちと、ししろんも平常通りを保っています。ラミィは……察しろ。

何て言うかさあ……ししろんはまだ分かるじゃん?獅子だしさあ。ご飯抜き2日3日は当たり前って言うし。

私は設定はクォーターで、四分の三は人間だ。

けど、ねねちは人間じゃん?何で元気なのって聞いたらなんて言ったと思う?

 

ねね「人間、ご飯や家が無くても一日二日くらいどうとでもなるんだよ。ねねは一日ガム一個の時代もあったからね!!」

 

 

‥…………ねねち……。

 

 

少し涙が溢れた。

 

 

 

 

 

 

 

ぼたん「みんな、かなた先輩と連絡が取れたぞ!!」

 

ラミィ「え!?本当に?」

 

ねね「おおー!!」

 

朝起きたら姿が見えなくて焦っていたししろが戻ってきた邂逅一番、そんなことを言い出した。

 

ポルカ「かなた先輩に?どうやって連絡取れたん??」

 

ぼたん「浜辺で矢が残ってないか探してたら、またサモナイト石見つけてさ、そっから声が聴こえたんよ。

なんとここ、昔、四期生も来たことがあるらしい。」

 

ラミィ「それじゃあ、還る方法もあるんだよね!?」

 

ラミィが希望に満ち溢れた声を出す。私ももちろんそれを期待している。

だって四期生は今間違いなくわたしたちの世界にいる。つまり、この世界に来てから帰還しているということなのだから。

 

けど、ししろの返答は、そんな期待を真っ向から否定するものだった。

 

ぼたん「それが…島の真ん中に転送用の祭壇が有るらしいんだけど、四期生が還るときにぶっ壊したらしい……」

 

ラミィ「なんでよ!??」

 

ポルカ「そりゃあ、ドラゴンとかポルカたちの世界に来られても困るからでは?」

 

ラミィ「ううぅ……っっ」

 

恨めしそうな声で唸るラミィ。気持ちは分かる。そりゃあ、あんなのが来たら世界中大パニックだが、今のポルカ達にはその祭壇が壊れているのは死活問題だ。

 

もも「それで、これからどうすれば良いとかは聞けた?ししろん」

 

ぼたん「うん。話の途中で通話が切れちゃったから、全部は聞けなかったけど、この島は無人島だけど何故かお店があるらしい。」

 

ポルカ「無人島にお店をやっている人……????え?それ誰が買いに来るの?」

 

ぼたん「さあ?でも私達がたどり着けばお客になれるんじゃね?

酔っぱらい店主らしいから、食べ物も食べるだろうし、水やお酒も」

 

 

ラミィ「お(しゃけ)ぇ!!?」

 

 

ぼたん・ねね・ポルカ「はいはいはいはい。」

 

ぼたん「まあ、そんなわけだから、私達はこれからメイメイさんのお店を探すことがメインクエストになります。」

 

ポルカ「この未開の島で、ドラゴン警戒しながら、どこにあるか分からない店を探すって、無茶苦茶激むずじゃん。

初手のメインクエストとは思えねえ!!」

 

ぼたん「留守番したい?多分戻っては来れないけど」

 

ポルカ「同行させてくださいお願いします」

 

ししろん、この島に来てからポ虐が進み過ぎじゃないですかね?しまいにゃポルカ、泣きますよ?

 

ぼたん「ねねちゃんはどうする?」

 

ねね「もちろん行くよ。ねねが行かずに誰が行くの〜?戦えるのねねだけなんだよ〜」

 

ポルカ「その斧、主にポルカの首にばっかり来るんですけどね?」

 

ねね「ああ〜この斧は座員さんだったか〜」

 

ポルカ「ポルカの座員さんはポルカの首なんて狙って来ないもん!!」

 

ぼたん「なお異世界座員1号」

 

ポルカ「やめろおおおおおおおおおおおおーーー!!!!」

 

ねね「そっか、これ座員さんの斧だったね。そりゃおまるんのところに行くのも仕方ない〜」

 

ポルカ「もっとお姫さま的に愛されたい……っっ!!」

 

ぼたん「さてと、それじゃあ特に準備もいらないだろうし【メインクエスト】『メイメイさんのお店を探せ』に出発しますかー。

 

ねね・ポルカ「おー!」

 

ラミィ「あのお………」

 

ぼたん「ラミちゃん?」

 

ポルカ「?どしたのラミィ?」

 

ねね「何かあった?」

 

 

 

ラミィ「………恥ずかしながら、お酒が切れてもう動けましぇん。誰か助けてください……」

 

 

よく見てみると、なんか手が震えているラミィ。

え?そんな大げさにアル中な子じゃなかったよね?!?

 

ぼたん「…………もしかして、ラミちゃん。いや、私達のカラダって、ホロライブの設定だけじゃなくて、配信で積み重ねたリスナーからのイメージも誇張して現れてるんかな?」

 

ポルカ「………もしかしてししろんが全然疲れてる感じしてないのも?」

 

ぼたん「FPS配信してるし銃の知識もあるから『獅白ぼたんならサバイバルでも生きていけるんじゃね?』ってイメージが誇張されてるのかも。」

 

ポルカ「ねねちがねねちのままなのも?」

 

ぼたん「ねねちゃんなら『別にサバイバルぐらいでくたばらんやろ』ってイメージがあるのかもしれない。

もともと社畜だったって言うし努力家でもある。更に小学生男子のイメージも手伝って最強に見えるのかも。」

 

ポルカ「そう言えば、ねねちって、19歳の設定だったな……!」

 

ぼたん「ブラック企業に努めて地獄を見てきたメンタルに、十九歳という若く瑞々しい肉体………!!」

 

ぼたん・ポルカ「「弱いわけがない!!!!」」

 

ねね「?」

 

 

わたしとししろが振り向くと、何か言った?みたいな顔してラミィをおんぶしていたねねちがいた。

 

 

ポルカ「あ、社長。ラミィはポルカが背負います。役立たずがんばります。チース。」

 

ねね「そう?じゃあねねはバトルで活躍するよ。ラミィは任せたよ!おまるん」

 

ポルカ「はい……っ!!」

 

 

なんとなく頬を濡らした涙。

これは雨だな。きっとそうだ。断じて自分の活躍の機会がないことに関する悲しみの涙じゃない。

 

 

見せ場が………欲しいです…!!!!

 

 

 

 




ちゃんとねぽらぼ全員を活躍させられているのだろうか?

特にししろんに矢が無いのはタイトル詐欺になっている気がしないでもない。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

かなた「リィンバウム?」白上「現実じゃい。」友人A「事後処理が………っっ」

リィンバウムへ、現実より。

すこん部の皆さんへ。白上ですよ〜


お気に入り99件ありがとうございます。どうせなら100ちょうどで投稿出来ればいいなと思っていましたが、どうやらもうすぐ今日が終わるので、おとなしく投稿します。

評価点を入れて下さった方々も本当にありがとうございます。



白上「えー……皆様、おはコンでございます。白上フブキでございます。

本日はですねえ……えーさくや−−昨夜……ですねえ。

不幸な事故が重なりまして。ねぽらぼコラボ配信。白上も4窓開いて観ていたわけなんですけども。急に四人全員の配信が突如途切れるという謎の現象が起きまして、ですねえ。白上、速攻ディスで連絡を取りましたところ、なんと音信不通!!」

 

コメント:おはコン〜

コメント:白上も観てたのか

コメント:4窓w

コメント:4窓ってwww

コメント:4窓はガチw

コメント:音信不通!?

 

白上「これはもう只事ではないと察した白上は真相を探るべく、専門家のえーちゃんに突撃した………!!」

 

友人A「えー。皆様、おはコンです。ホロライブ事務所の裏方担当、友人Aです。

今回は昨夜のねぽらぼコラボ配信が突如、止まってしまうという現象について、何故か専門家として喚ばれてしまいました。

何故なんでしょうか……?」

 

コメント:草

コメント:頑張れえーちゃん

コメント:何だただの放送事故だったのか

コメント:安心したから白上の尻尾モフらせて

コメント:じゃあ俺はえーちゃんのまな板でPHPHしたい。

コメント:PHPHするだけの大きさが−−

コメント:↑良いやつだったよ……

 

 

 

 

 

 

白上「−−そんなわけで皆さん。昨夜のことは〜忘れろビーム!」

 

コメント:VTuberってなんですか?

 

白上「忘れ過ぎなんじゃい!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

配信が終了し、ホロライブの事務所には

 

ホロライブ一期生、兼ゲーマーズのリーダー。白上フブキ。

そして、ホロライブ事務所の裏方。友人A

更に、四期生の天音かなた。姫森ルーナの四名が訪れていた。

 

 

友人A「それではかなたさん。状況の説明をお願いします。」

 

かなた「はい。今回の『ねぽらぼ』同時()()の件についてですが、やはりボク達が睨んだ通りでした。

四人全員が、かつてボク達四期生が召喚された異世界『リィンバウム』に召喚されていたことが、通信に成功したぼたんちゃんの発言で確認出来ました。」

 

ルーナ「残念なことにトワが途中でヘタれて通信が切れたから、詳しいことは聞けなかったのら〜」

 

白上「トワ様は今どうしてるの?」

 

ルーナ「MP使いすぎて死にかけてるのらよ。あっちと違って、MP回復も体調依存だから無理なのら〜」

 

友人A「リィンバウムですか。あの時と違って情報があるだけマシではありますね。おかげでフブキさんと一緒にある程度の説明配信をすることで炎上を可能な限り抑えることは出来たと思います。」

 

かなた「それで、とりあえずぼたんちゃんに、向こうでお世話になった『メイメイさん』という人のお店を探すようにだけ伝えたところで、通信が切れてしまいました。」

 

白上「それじゃあ、四人は今無事なのかな?」

 

かなた「昨夜話した限りでは、ぼたんちゃんはあまり問題ないように感じました。

他の3人がどうなのかは、確認できませんでした。けど、ボク達もそうでしたけど、あの世界に行くと自分のVTuberとしてのカラダと、設定、リスナーからの印象で強烈なものが反映されて受肉します。

 

例えばボクが、『手のひらに収まる程度の大きさの程度のものを握りつぶせる』『翼で飛べる』みたいな、オルタナティブに使えそうな能力が付与されてました。」

 

ルーナ「ルーナは『ルーナイトを召喚できる』能力なのら〜」

 

白上「それじゃあ、四人にもそんな能力があるのかな?」

 

かなた「多分あると思う。ぼたんちゃん、声が少しわくわくしている感じがしてたから。きっと本人も気付いているんじゃないかな?」

 

友人A「本当に、ホロぐらも真っ青な話ですね。」

 

 

白上「それはどうかな?」

 

かなた「それは無いです。」

 

ルーナ「ないのら〜」

 

 

友人A「あ、そうですか……。」

 

 

 

かなた「危険性だけなら、リィンバウムはホロぐらに負けないけどね……。」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

その頃、リィンバウムでのねぽらぼ達は……

 

 

ぼたん「走れおまるん!!死ぬぞ」

 

ねね「頑張れおまるん!!」

 

ポルカ「む、無理ぃ!!ラミィ背負っとるんやぞ!!」

 

ラミィ「ふにゅう……」

 

ねね「無理は嘘つきの言葉だ!!」

 

ポルカ「ふっざけんあああああああああああああーーーー!!!!!」

 

 

 

 

 

ライオンのような顔の獣人が、弓を番えて襲ってきていたのだった。




頑張れおまるん!いつか来る活躍のために。そこまで話が進めばな。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ねね・ポルカ・ラミィ「「「助けてししろん!!!!」」」ししろん「やっべえ死にそうwww」

みなさんは当方のタグをご覧いただきましたでしょうか?

【残酷な描写】

ついに、ねぽらぼにリィンバウムの洗礼が襲いかかる‥‥!!

投稿遅かったのは、ちょっとブイズパーティ作ってたもんでw


獅白ぼたん、われわれ一同が挨拶できないこの状況をお許しください。

現在、ライオン顔の獣人が弓を番えながら迫ってきています。

ねねちゃんが接近戦を挑んだ瞬間、大剣に持ち替えられたので、今度はねぽらぼ一願となって命辛辛逃げてます!

でもおまるんがラミちゃん背負ってて遅いんでもうあの世スレスレです。しかも逃げてる途中に一匹増えた!!

何故こうなったのか?

遡ること……いや、時間が分からんなw

 

森の中を進んで、どのくらい時間が経っただろうか?

私は獅白ぼたんのカラダのおかげでもう、とにかく元気だった。獅子は良いぞ。って感じでゴキゲンに歩いてた。

 

ねねちゃんもそんな感じだった。19歳の若い肉体。そこにねねちゃんメンタル。弱いわけがない。

 

子泣きじじい(ラミィ)という宿業を背負い、生まれたての子鹿の如く勇ましい歩を進めるおまるん!

 

 

ポルカ「…………泣き、そう…」

 

ねね「おまるん、替わろっか?」

 

ポルカ「………いえ、ガンバリマス。」

 

ぼたん「私かねねちゃんの方がずっと力あるんだけどね〜」

 

 

ポルカ「ポルカがやるのおおおおおおおおーーー!!!!!(泣)」

 

 

ぼたん「もう手出せねえじゃんwww」

 

ねね「いやーこれはしゃーないね。」

 

ぼたん・ねね「「私達は悪くない!!」」

 

 

こんな感じで、私達はメイメイさんのお店を探して、森を進んでいた。

 

そして多分数分後………

 

 

ポルカ「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーーーーーーーーー!!!!!!!」

 

 

………こうなった。(投げやり)

 

 

 

ぼたん「おまるん、走れ走れ走れー!!」

 

ねね「走るか死ぬかの二択やぞー!」

 

 

ポルカ「配信じゃ無いんだから助けてよ!!!!?」

 

 

ぼたん「矢が無いんでw」

 

ねね「斧がおまるんの首に行くんでw」

 

 

ポルカ「味方がいねえ!!!!」

 

 

ラミィ「ハァ……ハァ…んんっ……」

 

ポルカ「ちょ、ラミィ!?耳元でハァハァ言わないで!?エロい!!力抜ける!!」

 

ラミィ「あぁ……ん…っ……」

 

ポルカ「ラミィーーー!!!!死ぬ!!ポルカ達死ぬて!!ラミィもやぞ!?」

 

おまるんの背中で喘ぐラミちゃんの表情は、女慣れしていない男性達をまとめてこう……ブルドーザーでガガガー!と恋の穴に落としていきそうな、潤んだ瞳と弱った表情をしていた。

これは魔性の女ですわw

 

まあ、この魔性の女、酒が切れてるだけなんですけどねw千年の恋も冷めるでこれは。

 

 

ぼたん「っと、流石にそろそろ助けに行かないとマズイな。」

 

 

タン、と地面を蹴ってカラダを可能な限り水平に保って直進していく。

まさに二足歩行の獅子にふさわしいスピードで走り抜く。ししろんのカラダじゃなかったら絶対に出来ないね。

 

「GAAAAAAAAO!!!!!」

 

遥か先に弓を番える獣人の姿。おまるんには見えていないようだ。

 

ヒュン−−!!

 

私がおまるんに着くより先に矢が放たれる。間に合うか?

 

ぼたん「おまるん伏せ!!!」

 

ポルカ「え!?ワン!!!」

 

獣の筋力で射撃された矢は撃って来たと思ったらもう目の前にあるぐらい早い。

多分わたし以外見えてない説はある。だから矢は私が対処するしかない。

 

顔面アウトの射線から頭をずらして、矢を頭の横に迎える。ここまでくれば多分……

 

パシッ。

 

ぼたん「よし!!矢確保!!」

 

ポルカ「え!?アンタ掴んだんか!?」

 

ラミィ「……うにゅ…??」

 

ねね「いいぞししろん!!」

 

手に入れた貴重な一本の矢を番える。今更ながらこちら洋弓なので、素人でも全く撃てないなんてことはない。

でなきゃゼロ距離といえど射撃なんか出来るわけもない。

それでも私と獣人の距離は遠い。マイクラならギリ当たるかもな距離。素人が間違っても射抜ける距離ではない。

よって

 

ぼたん「おし、逃げろおまるん!」

 

ポルカ「ポルカ、逃げまーす!!」

 

敵は獣人二匹。武器は弓と大剣持ちが一匹。槍持ちが一匹。

距離を詰めれば仕留められるかもしれない。弓持ちを倒せれば矢筒を奪えるはず。

いや、無理でしょ。ここはやっぱり……

 

 

ぼたん「ねねちゃん!足止めしよう!」

 

ねね「おっけー!」

 

槍持ちの獣人が迫ってくる中、ねねちゃんも追いついてきて、私の横を通り過ぎて行く。

両者激突する雰囲気。

 

弓持ちは私が弓を番えているのを警戒しているのか、私から目を離さない。

実力がバレてないって素晴らしいですねえw

 

ぼたん(……けど、連携が出来るほど知能はヒト寄りのモンスターなんだね。

罠にハメてトドメだけ刺すって言うのは、無理臭いなあ。)

 

ねね「おりゃあ!!」

 

考えを纏めている間に、ねねちゃんが槍持ちにたどり着いて交戦開始。

勢い良く攻めているような声を出してるけど、槍のほうが当然リーチは長いし、斧は剣と違って刃を当てて引けば斬れるってわけでもなく、ある程度振り回して、打撃に近い行動を取らなきゃいけない。

 

「ガオッ!!」

 

ねね「くっ……!!」

 

それに引き換え、槍の方は自分のカラダを小さく纏めて腕を前に出すだけで、外皮が柔らかい相手には充分な殺傷力がある。

どうあがいても、直線で攻撃してくる槍に、曲線で攻撃する斧が速さで勝てるわけもなく。ねねちゃんは全く攻撃に移れない。

斧を横にして、盾のように防ぐので精一杯だ。

 

「グオオオオオー!!!」

 

一方、弓持ちの方も武器を大剣に変えて私に接近してきた。

 

ぼたん「うわあ、やっばいw」

 

咄嗟に近くの木に登って上を取る。それと同時に剣が私が登った木を切り倒す。

 

ぼたん「いや嘘やんwww」

 

剣で木切ったぞコイツw

 

ねね「やっばいよコレ……っ!!」

 

木が倒れる前に他の木に飛び移った。ちらりとねねちゃんの方を見ると、所々で防ぎきれずに切り傷が出来ている。

これは予想以上にマズイ。おまるんもなんとか遠くに逃げたし、私達も離脱しないと。

 

けど、どっちへ逃げるべきか?おまるん達と離れるのは、危険ではある。けど今元気モリモリなこいつらを連れて行っても、同じことの繰り返しなのは目見えるわけで‥‥まじどうしようか。

 

ぼたん「‥‥‥‥‥。」

 

ねね「はあっ‥‥はあっ‥‥!!!!」

 

ねねちゃんは限界だな。そもそも獣人なんて見るからに身体スペックが違う相手で、武器まで相性有利。

だっていうのにねねちゃんは、肉体は瑞々しくなっても、種族はヒューマン。ここまで耐えただけでも相当だ。

 

ぼたん「‥‥‥しゃーねえな。SSRBは、この状態で入れる保険あったら紹介してくれよな。」

 

 

覚悟は決めた。よろしい。ならば実行だ。

 

一本だけ手に入った弓を番えて、槍持ちに照準を合わせる。

 

ねね「きゃあっ!!」

 

ねねちゃんが、足に槍を食らって膝をつく。ナイスタイミングだ。

 

シュッ−−!!

 

「ガアアアアアー!??」

 

撃った矢が上手いこと槍持ちの肩に当たった。

 

ぼたん「うりゃあ!!」

 

そして刺さった矢に向かってライダーキック。ししろんだから出来たこと。

 

槍持ちが更に絶叫を上げたところで、弓持ちの矢が私の横腹を横切っていった。

 

ぼたん「うぐうっ!!?」

 

ねね「ししろん!?」

 

ぼたん「ねねちゃん、そいつにトドメ刺して!!」

 

ねね「−−!!」

 

私の声ですぐに落としていた斧を拾いにいく。怪我した足を庇いもしないあたり、さすがねねちゃんだ。根性が違う。

 

だからわたしも、背後の弓持ちに向き直る。

 

 

「ガアアアアアアアアアーーー!!!!」

 

 

ぼたん「すぅー‥‥‥うおおおおおおおおおおおおおおおおおーーー!!!!!」

 

 

気持ちで負けないように吠える。腹部から流れてくる血潮の量が増えたけど、どうせ死んだら中身は空っぽになるんだよ!!

 

 

ぼたん「せめて、ねねちゃんだけでも逃してみせる。」

 

 

空元気、強がり、そんな心境で笑う。せめて笑って死んでやるよお!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ねね「‥‥‥‥ししろん‥‥。」

 

 

 

 

 

 

 




宛にならない次回予告


獅白ぼたん:スキル【ライオン・プライド】を獲得しました。

桃鈴ねね:スキル【ねねち・プライド】を獲得しました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ねね「ねねも頑張るぞ!!」ぼたん「成長したな‥‥‥ねねちゃん。」

アンケートの投票ありがとうございます。
みんなポ虐好きなんやな!!嬉しい。

ガチ戦闘描写欲しいとの意見も多かったので、試しで少しずつ過激にしていこうかな〜w

どの程度までガチ描写するかは、コメントでお願いします。
気が付いたらおまるんが大変なことになってたなんてなる前に……www


こんねね〜!挨拶は大事!桃鈴ねねです!!

 

怖いです!!

ライオンが武器持って襲って来たんだもの。怖くないわけないよなぁ!?

けど、それよりも今は未来が怖い。

ししろんが笑ってた。普段のゲライオンのじゃない。これは、ブラック時代に見たことがある顔だ。

『自分が死ぬかもしれないことを自覚している顔』だ。それでも後に引けない、逃げられない顔。

友達が、そんな顔してて欲しいわけがない。本当に死にかねない。

 

 

ぼたん「ねねちゃん、そいつにトドメ刺して!!」

 

 

そんな必死な顔で言わないでほしいよ。そんな必死な声で。

この状況でそんな事思うねねの方が絶対におかしい。それでも、ねねはみんなに笑っててほしいんだよお。

 

 

「−−!!」

 

 

だから起き上がった。斧を拾って。足の痛みは無視!超痛いけど無視!!

歯を食いしばって、涙が出てくるのも構うこと無くししろんが蹴り飛ばした獣人の頭に斧でクラーッシュ!!

 

 

「グオオオオオ!!!」

 

 

プシュ−−ッッッ!!

 

ねねの斧が獣人の頭にたどり着く直前に、獣人が槍を向けてきた。防御なんて頭になかったらしく、放たれた槍が、ねねの頬を僅かに掠る。

 

ねね「はあっ‥‥はあっ‥‥!!」

 

頬から流れる血を拭いながら、息を整える。

ドラゴンの時とは違う、嫌な気持ちが心を蝕んでくる。本能だけで襲ってきていたと思うドラゴンとは違って、獣人達はヒトに近い形に、武器を扱って、狩りのように襲ってくる。

まるで、人を殺したような、嫌な気持ちに‥‥押しつぶされそう。

抉られた足が痛い。重い斧を力ずくで振り回したせいで、余計に負担がかかったんだ。

痛いし、怖いし、辛い。もう無理‥‥っ

 

押しつぶされ−−

 

ぼたん「うおおおおおおおおおおおおおおおおおーーー!!!!!」

 

ねね「!???」

 

押しつぶされそうになった瞬間、ししろんが吠えた。

 

ぼたん「せめて、ねねちゃんだけでも逃してみせる。」

 

 

ねね「‥‥‥‥ししろん‥‥。」

 

 

弱い気持ちに押しつぶされそうになりかけた。そんな場合じゃないだろねね!!

 

ししろんはもう丸腰なんだ!ねねがやるんだ!足が痛い?怖い?もう無理?

 

 

ねね「−−無理は嘘つきの言葉だあああああああああああああーーーーー!!!!!!!!」

 

喉が枯れるほど叫ぶ。弱い気持ちを押しつぶすために。もう一度すーぱーねねちに‥‥!

 

 

《桃鈴ねねがスキル:【糞ブラック根性論】を獲得しました。》

 

 

ぼたん「え?今何か声が聴こえた‥‥??」

 

ねね「−−痛みが消えた‥‥!?よし、行ける!!」

 

ししろんが一瞬だけ隙が出来たのを見逃さない弓持ちの獣人がまた大剣を構え直して襲いかかる。

 

「グオウ!!」

 

ぼたん「うおっと!?」

 

ねね「ししろん、下がってて!!後は私がやる!!」

 

ぼたん「ねねちゃん!?足は大丈夫なの!?」

 

ねね「大丈夫!痛くないよ!!」

 

さっきまでが嘘みたいだ。カラダが軽い。

 

斧が手足のように振るえる。

 

獣人も大剣を振るって、お互いの刃がぶつかり合う。僅かにねねが押し負けるけど、気にせずにもう一度斧を振る。

 

スピードも、パワーも、僅かに相手が強いけど、さっきまでと比べると全然違う。さっき聴こえた【糞ブラック根性論】とかいうのが、ねねをすーぱーねねちにしてるかな?やめなーの時のムキムキになってない辺り、やっぱりアレはやめなーの力だったんだね。

でも、僅かに赤いオーラが出てる。じゃあもしかして撃てるかな?『爆裂セクシーねねち斬』

 

「ガアアアアアーーー!!!」

 

ねね「うああああああああああーーー!!!」

 

足元が悪くて動きづらい。乾いていない土や湧き出ている根っこに足を取られないようにしながら、大剣を斧で叩いて弾く。

 

気持ちで負けない!大声を出す!!動きは繊細に!!!辛くても笑う!!!!

 

なんだ‥‥ライブとおんなじじゃん。

 

ねね「だったら行けるぜ!!おりゃああああああああーーー!!」

 

「ガアアアアアアアアアーー!!!」

 

ガキン−−!!

 

その時、初めてこいつに打ち勝った。もうやるならここしかない!!!

迷ってる暇なんて無い!!

 

ねね「−−!!『爆裂セクシーねねち斬』!!!!」

 

薄っすらとカラダから湧き上がる赤いオーラが、昨日と同じく斧に移動する。

 

今できる全力−−ぶつけていこう!!!!

 

 

 

ねね「−−−−ゲフッ−−!??」

 

 

吐いた。唐突に、赤い何かを‥‥あともう少しの所なのに、斧が当たらない。意識が‥‥‥遠‥‥い

 

 

ししろん‥‥‥

 

《獅白ぼたんがスキル【ライオン・プライド】を獲得しました。》

 

ぼたん「うおりゃああああああああああああああーーーー!!!!!!!」

 

 

 

最後に聴こえたのは、いつもの、ねねが大好きな、ししろんの声だった‥‥‥。

 

 

 




ねねち、死す。再び。



【悲報】最新話、筆者の精神的不安定により難産


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

『ポルカ、おるか?ポルカおらんかー?』ポルカ「サモナイト石返せ」

お久しぶりです。今回かなりの難産でした。おおよそ毎日のように投稿してましたが、そろそろ難しくなって来たのかもしれません。
ストックなんて初めから無いので書いた矢先から貼ってるんですなコレが。

読んでくださっている皆さんから反応を頂けるのが嬉しくてやってましたが、そろそろアクセルから足離して、速度より質に目を向けて行こうと思います。

並行して書いてる作品もあることなので(ボソッ)


ラミィ「‥‥‥‥ここ、どこ‥‥‥?」

 

‥‥‥歩いている。

わたしは、おまるんの背に乗っていたはずだったのに?

 

‥‥‥歩いている。

たった一人で?

 

‥‥‥歩いて、いる。

みんなはどこ?

 

‥‥‥‥‥歩いて‥‥いる。

何処に歩いてるの?

 

‥‥‥‥‥‥歩いて‥‥‥いる‥‥‥‥。

 

 

「ふ〜ん‥‥‥こんな島にまた召喚される人がいるなんてねえ‥‥‥」

 

 

だ‥‥…‥‥れ‥‥‥‥‥‥?

 

「ねえ、お姉さん。どこから来たの?」

 

分からない‥‥‥。

 

「何処へ向かうの?」

 

分からない‥‥‥。

 

「あらら〜これはこれは‥‥ちょ〜っといけない状態になってるなあ。」

 

みんな‥‥‥‥。

 

「うん?どうしたの?」

 

みんな‥‥を‥‥助けて‥‥‥

 

「何があったのかな?」

 

襲われ‥‥‥てる、の。

 

「それは大変。じゃあ、お姉さんが助けてあげないと。」

 

わたしに‥‥‥何が、出来るの‥‥‥?

 

「簡単なことが出来るんだよ。お姉ちゃんが出来ることだけのこと。」

 

ラミィに‥‥‥出来ること‥‥‥?

 

なにが……出来るの?わたしに……なにが?

 

「例えば、懐の召喚獣を喚ぶのはどう?その子、とっても強い繋がりを感じるよ?」

 

召喚獣……?やめなー…?

でも、一度出て来てから、全然出てこなくなって…

 

「それはね、召喚術の中には、絆が必要なものもあるからだよ。」

 

絆……?

 

「よく思い出してみて、お姉さん。その子を呼ぶ時、何がしたかったの?」

 

…………わたしは……………

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

ポルカおるかー?おるよー。5期生の金髪のプロペラが回る方、尾丸ポルカでーす。多分もうすぐ死にまーす!!ポルカ終わるかー?

アンケートでポ虐望んだやつら絶対許さんからな!!!!おかけでポルカは今−−

 

 

獣人×50「ーーーー!!!!!」

ポルカ「ぎゃあああああああああああーーー!!!!!」

 

ししろんとねねちが引き受けてくれた敵の25倍の数の敵に追われとるんやぞ!!!!

 

しかも背中にはラミィ!!ここまで一度も離してない!!ポルカ偉い!!!!

けど辛い!!人間背負って捕まったらデッドエンドの鬼ごっことか無いわー!!

 

おいこら!!弓撃つな!!槍投げるな!!卑怯やぞ!!!アアアアアアアー!足が重い、カラダが重い、ラミィが重い!!!!

今度こそマジで食われるかもしれん!!わため先輩的な意味で!!

 

ラミィ「‥‥‥‥‥‥ん‥‥あれ‥‥‥?」

 

ポルカ「アアアアア‥‥‥死ぬぅ‥‥ここに来てから水1杯飲んでないぃ‥‥‥」

 

ラミィ「‥‥‥‥‥‥おまるん‥‥‥‥??」

 

ポルカ「−−ん?ああ‥‥起きたんか眠り姫ぇ‥‥‥せっかくお目覚めのところだけど、もうすぐポルカ達永遠の眠りに付くかもしれんからそのつもりで。」

 

ラミィ「‥‥‥‥‥‥‥‥どこに向かってるの?」

 

ポルカ「地獄だろうよ!?片道切符でな!!」

 

ラミィ「‥‥‥‥‥‥じゃあ‥‥みんなのところに‥行きたいな。」

 

ポルカ「ラミィ!?その言い方だともうデッドエンドまっしぐらだぞ!?悲壮感極大の悲劇のヒロインになるな!!」

 

ラミィ「見つけたの。」

 

ポルカ「見つけた?何を!?」

 

ここまでずっと尾丸ポルカ、ラミィを背負ってジグザグに走って矢もやりも避けて走ってます。色違い出すときだってここまで走ってねえ。ラミィには一発も被弾してません。褒めて。

そろそろ足が生まれたての子鹿!!あ!!雨まで降ってきたァ!?

 

「ガオオオオオオオオオオオオオオーー!!!!」

 

ポルカ「嘘でしょ!?目の前にも来やがった!??助けてししろーん!!!!」

 

ズルン。

 

ポルカ「あ」

 

背中には護るべきもの(ラミィ)。天空からは雨。後方の獣。眼前にはもっと獣。更に足元に雨で泥濘んだ泥入りましたァ!!!!

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!弓が!!槍が!!剣が!!爪が来る!!!!

死ぬアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

 

 

ぎゅ‥‥っ。

 

 

ポルカ「え‥‥ラミィ?」

 

死に際にポルカを包んだ思い出は、背中からポルカを抱きしめるラミィの感触と香りでした。

ああ‥‥最期の記憶としては、最高じゃねえか。そう思うだろ?雪民。ちなみに、ポルカの顔はラミィの胸と腕の中だ。包み込まれてる。羨ましいだろ?もう何も怖くねえ。2秒後に横たわるポルカの未来だって‥‥‥

 

ポルカ「ごわいよおおおおおおーーラミィいいいいいいーー!!死にたくないいいいいいいいいいいいーー!!!!(泣)」

 

 

ラミィ「大丈夫だよ‥‥ハァ‥っ、ラミィが‥っ護るから‥‥‥。」

 

そう言うと、ラミィはポルカを抱きしめていた片腕を敵の前に差し出した。

 

ポルカ「ま、まさかラミィ自分の腕を!?」

 

ラミィのポルカを抱きしめる腕の力が一層強くなる。役得です!!

 

 

ラミィ「‥‥‥‥‥行くよ‥‥『やめなー』

四界の一。幻獣界・メイトルパに連なる新生よ、その生命を持って絆に新たな力を授け給え。召喚

 

−−『サンドバックやめなー!』」

 

 

翠の光がラミィの手の中で輝いて、白い球体が現れる。

 

 

やめなー『やめなー。』

 

グサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサグサ。

 

やめなー『あー』

 

ポルカ「やめなあああああああああーー!???ツッコミ入れる間も無かったけどポルカと同じ帽子被ってた『やめなー』が出落ちと言う言葉すら生温いレベルで串刺しにされた!?」

 

ラミィ「‥‥大丈夫だよ、『やめなー』は、攻撃を受けると一緒に召喚したねぽらぼのMPを最大MPを越えて回復させる能力なんだよ。」

 

ポルカ「‥‥‥‥お?なんか気持ちいい。」

 

ラミィ「−−ふう。ねねねと一緒に召喚した時は『ムキムキねねち』になったように、おまるんと一緒に召喚した時の『やめなー』の能力は!」

 

 

串刺しにされて空気の抜けた風船みたいになった『やめなー』が何故か浮き上がって変形する!!

 

赤い!三角!!なんか入れそう!!うわ〜楽しそうwww

 

ポルカ「って、ポルカサーカスやないかい!!何で『やめなー』がサーカステントになるのさ!?」

 

ラミィ「さ‥‥さあ‥???」

 

 

ポルカサーカス『誓約の儀式を始めるよ!サモナイト石を入れてねっ。

誓約の儀式を始めるよ!サモナイト石を入れてねっ。(おまるんボイス)』

 

 

私達二人が唖然としていると、ポルカサーカスが喋りだした。何故かポルカの声で‥‥‥。

 

 

ポルカ「何でこのサーカステント、ポルカの声で喋ってるんだ?」

 

ラミィ「おまるんと召喚した『やめなー』はポルカサーカスになる能力なのかあ‥‥とりあえず、サモナイト石入れてみようか?」

 

ポルカ「入れてみよっかって、結構高いとこに浮かんでるんですがそれは‥‥‥」

 

ラミィ「そうだけど‥‥でもまだ目の前にも後ろにも獣人がおるやん。」

 

ポルカ「さあサモナイト石を入れてみよっか!!あー楽しみだなあ、テーマパークに来たみたいだなあ。オラわくわくすっぞ!!ほーい!」

 

前にも後ろにもいる獣人達は矢も槍も品切れ。けどまだまだ牙も爪もギラッギラ。

喰われる前にさっさとあのポルカサーカスには活躍してもらおうか!!ポルカが喰われる前に!!さあ、サモナイト石はくれてやったぞ全然適当に投げた無色と翠のサモナイト石やぞ!

さあ働いてもろてえええええええーーー!!!!!

 

 

ポルカサーカス『サモナイト石を入れてくれてありがとう!!それじゃあ【誓約の儀式】はっじまっるよー!

 

ポルカ、オルカ?ポルカおらんかー?ポルカ、おるか?ポルカ・オ・ドルカ?(おまるんボイス)』

 

 

ポルカ「‥‥‥‥‥え?歌いだした??なにこれ?100円入れたら歌うタイプのゲーム?」

 

ラミィ「そんなんいらんやろ。」

 

「ガアアアアアアアアアー!!!!」

 

あ、ついに獣人さん達動き出した。変身バンクの空気読みタイムは終了ですかそうですか。

でももう、ポルカもなれちゃいましたよ。天井なんて何度もやっちゃうと視聴者ももちろん、当事者だって慣れちゃうもんですよ。

なんたってポルカはもうラミィを背負って逃げる必要は無いんだからね。アハハハ。

 

ポルカ「さ、逃げよっか。ラミィちゅわ〜ん。」

 

ポルカがラミィの方を振り向くと、そこには光の柱の中にいたラミィの姿があった。

お、ポルカサーカスから出てる光じゃん〜。

 

ラミィ「‥‥‥‥‥‥。コンコン。(光の柱をノックする音。かわいい)」

 

ラミィは可愛いが、光の柱の発する音は全然可愛くない。鈍い音が聞こえる。これ絶対硬いやつだ。シールドかな?

 

 

「ガアアアアアアアアアーー!!!!」

 

一匹の獣人が、背後から爪で切り裂こうと腕を振るう。かすり傷一つ付いてない。モース硬度いくつかなー?

 

ポルカ「おお〜すごいねラミィ。ここの中なら安全だね〜。ポルカもい〜れて。」

 

ゴッ!!!!

 

頭打った。超痛い。

 

ラミィ「‥‥‥‥‥入れないね。」

 

ポルカ「−−嘘でしょ!?入れて!!!!入れてラミィいいいいいいいいいいいいいいいーーーー!!!!!」

 

何でこんな悲しいことが起こるの!??

何でラミィだけお姫さまみたいに護られてるの!?ポルカはどうすればいいの!??

 

ラミィ「‥‥‥あー‥おまるん?後ろ来てる。」

 

 

ポルカ「くそがあああああああああああ〜〜‥‥‥‥‥‥‥‥っっっ!!!!!」

 

 

 

ポルカ、リアル鬼ごっこ再開するってよ‥‥‥‥。

 

 

ポルカサーカス『ポルカ・オ・ドルカ〜?』

 

ポルカ「うがああああああああああーーーっっ!!!!!」

 

 

 




感想、評価点をください。
あと、ねっ子にこの小説を広めてあげて下さい………(´・ω:;.:...


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

ポルカ・ラミィ(絶句)

映像で観ただけやけど…ポルカの胸、なんであんなナーフされとるん???(´・ω・`)

ちょこ先はナーフ前のものだったのに……


みなさんこんにちは。おひさしぶりです。ポルカはいきてます。

なんか4ヶ月くらい走らされ続けた気がする4分間。

 

『まだまだ着いておいで、笑い転げちゃうサーカス!きっとっ、ここだけだよ〜♪』

 

まさか歌の4分と4ヶ月を掛けるためだけに更新4ヶ月サボったんじゃねえだろうなと、ガチ恋距離で問い詰めたい今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

ポルカは走った時間はきっちり4分。背負った披露はしっかり4ヶ月分です。今ならもしかしたらこの胸に溜まった気持ちでポルカも進化出来るかも知れない。

あ、やっぱ無理だ。ポルカの胸、ナーフされてたんだったわ。溜まったもの大してないわ。

 

 

ラミィ「がんばれーおまるーん。」

 

5期生の胸がしっかり拘られていた方、雪花ラミィさんはもう完全に緊張感ないなってるよ…。

 

『今にも世界中を!虜にしちゃうから!』

 

ポルカ「あーようやく歌が終わる……ポルカ、自分の曲が終わることに安堵する初めてのVTuberかもしれんわ。

 

さあ!そろそろいい加減ポ虐タイムを終わらせて反撃させてもらおうか!!」

 

『〜〜〜〜♪』

 

曲の最後の伴奏が終わった。

これから何が起こるのかは分からない。それでも、ここから何かが変わるはずなんだ!

 

ラミィ「おまるんの反撃が、ついに始まる……!!」

 

「グオオオオオオーー!!!!」

 

最後まで付いてきてくれたお前たちにも、多少は愛着が湧いた気もするけどな…けど、ポルカ達は所詮は別の生き物。同じ世界では生きられない。あの、最初の異世界座員さんのように。

 

 

ポルカ「さあ、やめなー。ポルカの新たな力を与えたまえ!!!」

 

 

ばっと勢い良く天(に浮いているやめなー)に手を伸ばし、今、ポルカの覚醒が始まる。

 

 

『ウェルカwwwム!!あなたは選ばれしポルカサーカスの初めてのお客様!〜〜♪』(イントロ)

 

ポルカ「ウェルカムじゃねえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええーーー!!!!!

 

嘘でしょ!?ねえ嘘でしょ!!!何でリピート始まってんの!??

ここから反撃の流れじゃないの!?これマジでなんなの、本当にタダのCDプレーヤーとしての役割しかないの!???

 

『なぁーんてね!冗談冗談っ♪

大変長らくおまたせいたしました!!これよりおまる座の真骨頂にして、唯一のネタ(ボソッ)武器をお披露目したいと思いま〜す!

 

それじゃあ一緒に可愛く叫んでねっ♪はい、ホロぐら〜サモン☆』(ポルカボイス)

 

ポルカ「ホロぐら〜サモン☆」

 

期待されたら応える芸人根性が、こんな時でも全力の可愛いポルカボイスで、ついでにポージングまで完璧に披露させる。もちろんポルカは疲労している。

 

ひゅ〜

 

ラミィ「お、なんか降ってきた。」

 

「グオッ?」

 

スコーン!!!!

 

「グギャッ!??」

 

ラミィ「敵に脳天直撃した!おまるんアレ何?こっからじゃよく見えないんだけど」

 

多分、今ポルカはとっても感情の無い目をしていることでしょう。

ラミィは見えていないらしいが、ポルカにはしっかり見えているからね。アレが何か。アレは……

 

ポルカ「………………タライじゃねえか。」

 

そしてさらに

 

ーースココココココココココココココココココココ!!!!!

 

まるで英雄王の財宝のように、空からスコールのように降り注ぐ金ダライの雨が、何十体もいた敵さんをギャグ時空のように蹂躙していく。

 

やられた敵さんは、目をクルクルにして、舌がでろんってなって、もう完全にギャグです。

 

ラミィ「これ、時間稼ぎにはなりそうだね……うん」

 

ボトッ。またなんか降ってきたわ。今度はポルカの足元に。

何だ?ポルカにも金ダライ当てるつもりだったのか?そろそろガチで戦争するか?ん?

 

ポルカ「……………芝刈り機」

 

ラミィ「いでよダイフク!………なんちゃって。」

 

その掛け声に呼応したかのように、もう一つ。いや、一体が降ってきた。

ええ。ホロぐらで芝刈り機つったらもう、聡明な雪民の皆さんには説明すら烏滸がましいでしょうよ。そりゃもう、あのダイフクが降ってきましたよ。そして芝刈り機をその手に掴みましたよ。

それでは皆さん。ご唱和ください。

 

せーのっ

 

 

 

 

芝刈り機『ぎゅいいいいいいいいいーん!バリバリバリバリバリバリ‥‥!!!!』(ラミィボイス)

 

 

 

 

ラミィの激かわボイスで奏でる芝刈り機の独唱の始まりです。

 

バックコーラスは先程までタライを食らっていた獣人コーラス隊の皆さんです。いい声ですねー。

ええ。今ポルカが見ている光景。もうお分かりですね。

 

ダイフクが持つ芝刈り機に引かれて、ぐちゃぐちゃのミンチにされていく獣人達の阿鼻叫喚地獄絵図の光景です……………。

 

 

ラミィ「…………………………。」

 

ポルカ「タライで昏倒させた後に、後始末の芝刈り機かー……」

 

ラミィ「…………………………(気絶)」

 

ポルカ「ああ。もうゆっくりお休み。ラミィ。多分全部終わった頃にはその結界も解けてるだろうから、そしたらししろんたち探しに行こうな。」

 

 

この後、森の一部は真っ赤に染め上がり、やめなーは消えて、透明な石がポルカの手元に出現した。

………多分、アレはラミィがダイフク呼んだからあの地獄絵図になったんだよ。きっとポルカが使う分には、ギャグ漫画攻撃で済むはずだよ。そう自分に言い聞かせながら、ポルカは初めてまともに戦えるかも知れない手段をギリギリ捨てずに、持ち歩くことにするのだった。

 

 

ポルカ「多分、滅多に使わないと思うけどな……」

 




尾丸ポルカは

召喚術『ランダムサモン』のポルカバージョン。『ホロぐらサモン』

を手に入れた!

発動条件
可愛い声でホロぐら〜サモン☆

敵の頭上に金タライが落ちるぞ!スカーン。

50%で麻痺がつく。


実はその都度召喚されるものが違うので、その場の雰囲気でシリアスなものと、ギャグなもの、役に立つもの等が出てくる。

ラミィがダイフクを呼ぶとサモンアシストの協力召喚が出来る。




目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。