大罪を纏うウルトラ戦士 (フライングトースター)
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少し未来のお話
俺達はアストラを〇す!
そして、このシーンいじってみたかったのよねん
簡単3行まとめ
大変だ!ウルトラの星の至宝にして戦略兵器にして惑星を制御するウルトラキーが盗まれたぞ!
しまった!このままだと(なぜか)ウルトラの星は地球と激突してしまうぞ!
アストラ?君は行方不明になっていたレオの弟のアストラじゃないか!地球に逃げたぞ、追え!逃げるなー!戦えー!
時は「ウルトラマンレオ」の時代。ここは初代ウルトラマンから始まり、何人ものウルトラ兄弟たちが守ってきた筈の地球。
ウルトラ兄弟たちが“第二の故郷”と公言して憚らない、そんな惑星でよりにもよってウルトラお家騒動が起ころうとしていた。
「うゎあああああ、助けて!レオ兄さん!レオ兄さーーん!!」
「ヘァッ!」「デヤッ!」「デュワッ!」「ウソップ輪ゴーム!」
ウルトラの星の至宝・ウルトラキーを持って逃げ回るアストラ(レオの弟)に対し、初代マン・ゾフィー・ジャック・エースのウルトラ兄弟たちは殴る・叩く・蹴る等の暴行を加えていた。
時折ウルトラキーを振りかざし反撃に移るアストラだが、多勢に無勢。3人の体勢を崩したところで今はエースに覆いかぶさられて、顔面パンチを喰らっている。
ところで、当のウルトラマンレオはというと・・・
「やめろっ!ゲン!!」
「ぐぅっ・・・あ、アストラーっ!!」
ウルトラセブンの人間体であるモロボシ・ダンとレオの人間体であるお
アストラの助けに入りたいゲンことレオと、それを阻止したいダンとの仲間割れである。
当初ダン有利に思われた戦いは、次第にゲン側に有利となっていった。そしてダンの隙をついて、ついに指輪型の変身アイテム「レオリング」で変身を果たす。こうなるともう、怪我をして更に変身アイテムまで失っているダンでは
ウルトラ兄弟の前に飛び出すレオ。巧みにウルトラ兄弟達をアストラから引き剝がし、いったん距離をとる。
「ちょ、ちょ待てよ」
「「「「!!?」」」」
慌てているのか、思わずキムタク言葉が出てしまう。ウルトラ4兄弟も虚を突かれ立ち止まる。
その隙に、レオはアストラと向き合い質問を重ねる。
「アストラ、ウルトラの星でウルトラタワーの火を消したのはお前か?」
「(´・ω・`)」
「ウルトラキーを盗み出し、ウルトラの星を狂わせたのはお前か?」
「(´・ω・`)」
「なぜ何も言わないんだ!!?」
「(`・ω・´)」
「・・・今何かおかしくなかったか?」
「(´・ω・`)」
「・・・そこまでだ!」
痺れを切らし、初代ウルトラマンが待ったをかける。ゾフィー・ジャック・エースも彼に並び今にも飛びかからんとしている。
「俺達はアストラを
「そんな!ま、待ってくれ!頼む!」
平和を愛するウルトラ人にあるまじき暴言を放つ初代マンにレオは時間をくれ、と頼み込む。しかし―――
「邪魔立てをするのであれば、レオ!お前とて
「・・・!!」
「さぁ、そこをどけ!レオ!」
怒気を放つ初代マン。もはや、これまで。かくなる上は命を賭してアストラを守り切るしか、と考えた所に―――
突如雷鳴轟き、一人のウルトラ戦士が降ってくる。
鍛え抜かれたであろう肉体、シルバー族の体に赤いライン、ついでに目つきがすこぶる悪い。
丁度ウルトラ兄弟とレオ兄弟の間に着地する形だ。
「―――一体、誰なんだ?」「分からん、見たことない戦士だ」「目つき悪くね?」
見知らぬウルトラ戦士の登場に混乱するウルトラ兄弟だが、一人ゾフィーだけはその存在を見知っていた。
「―――ッ、ベリアル?」
「その声・・・そうか、お前もいたか。しばらく見ない間に―――スターマークなど付けて。偉くなったなァ、ゾフィー?」
「う、グ―――」
「それと、ベリアル“さん”だ。いつまで経っても生意気だよなァ、お前は」
不機嫌そうに会話をするベリアルとゾフィー。
「まぁいい。それより―――」
ちらり、とレオ兄弟に目を向け
「アストラを殺す、だったか?」
フン、と小馬鹿にしたような息を吐いてベリアルは言い放つ。
「お前
キング「あ、それ私のセリフ・・・」
⊂~个~っ <今行くぞ、アストラ!
(`・ω・´)
⊂、 つ
(^) ノ
(ノ
れお
<ヽ个/> <レオ兄さーん!
( ´;ω;`)
(つ旦0) あすとら
と_)__)
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詰問質問
遅くなってごめんにゃさい。どこまで区切るかとか、冬寒いなあとかでかーなーりー間が開いちゃいましたね。
「お前達にはその男が、アストラに見えるのか?」
そう言い放つベリアル。心の中で疑問符を浮かべる一同の中で、ただ一人大きく動揺をした男。その男の動揺を、やはりベリアルは見逃さなかった。
∧∧∧∧_∧ スィー
( ( ( ( ( ・ω・) /⌒ヽ
( ( ( (つ つ. (^ω^;)
|||| .| (__) νヽν |
((((((__) < <
べべべべりある あすとら
∧_∧
( ・ω)ガシッ
( つ (^ω^;)
/ /| | νヽν |
(_)(__) < <
べりある あすとら
残像を残すほどのスピードでアストラに肉薄すると、胸倉を掴み一瞬で無数の打撃を叩き込んだのだった。
これにはたまらず、アストラもヤムチャするしかない。
「あ、あの動きは瞬獄〇!!」
「知っているのか、マン電!?」
漫才をしているウルトラマンとウルトラマンジャックを尻目に、唖然として倒れたアストラを見つめるゾフィー。すると、何ということか!アストラの体が徐々にブレ、そこには全く違う容姿の男が倒れ伏しているではないか!!ウルトラマンエースが驚き、声を上げる。
「あ、あれは暗黒星人のババルウ!」
そう、アストラの正体は「暗黒宇宙の支配者」こと、ババルウ星人だったのである!擬態能力に優れた一族であり、この個体はウルトラマンレオの弟であるアストラを襲って氷塊の中に閉じ込めた後は、彼に擬態して暗躍していたのであった。
「・・・はっ!?ババルウ星人はどうなったのだ?」
慌てて駆け寄るウルトラマンレオ。先ほどまで弟と信じ込んでいただけに、その胸中は複雑だ。しかし、ババルウは動かない。ババルウは生命活動を停止、死んだのだ。
「結局、〇すのではないか!」
「そーだ、そーだ!」
「いったい何のために出てきたのだというのだ!」
「そーだ、そーだ!」
「てめぇら、黙れ」
指を突き付け、糾弾するゾフィーとブーたれる兄弟達だが、ベリアルのドスの利いた声に黙らされる。
「言いたいことは山ほどあるが・・・とりあえず、オウお前ら!仕事だ!」
「「ヘイ、隊長」」
いまだ空に立ち込める暗雲から、ベリアルの呼びかけに答えて更に2人のウルトラ戦士が降りてくる。胸と足に揃いのプロテクターを着け、それぞれ特徴的な徽章のようなものがついている。
「とりあえず、このウルトラキーを預けるから、元の場所に戻して来い。ウルトラの星の位置修正も忘れずにな。それと、この邪魔な暗黒星人の死体は、いつも通り処理しておけ」
「「了解」」
てきぱきと作業をして飛び去って行く2人のウルトラ戦士。それを満足げに見送ると、再びベリアルは4人のウルトラ兄弟に向き直る。
「まったく、いくら光の国と地球との衝突の危機とは言え、
挑発したように言い放つと、嘆息して再び告げる。
「宇宙は広い。その中にはこちらの姿を真似る奴や洗脳する奴だって存在しやがる。ウルトラ警備隊なら、そこんとこよく考えたうえで対処しろ。今のが洗脳されたアストラだった場合、お前らは次なるウルトラ兄弟に数えられるかもしれない
恥じ入るように顔を伏せたウルトラ兄弟達だが、ゾフィーはベリアルに食って掛かった。
「そ、そんなこと
ゾフィーを筆頭にウルトラ兄弟が悪く言われてますが、許してクレメンス。
それにこの頃は彼も、キングに対して普通に握手を求めたり、な~んか不敬な感じがするイメージだったので、まだ隊長になって日が浅い(ウルトラ族的には)から・・・ということで一つ。
ギャラファイのプロローグ編の態度と比べると、かなり違うのが分かりますね。
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あんたあの子の何なのさ?
「ゾフィー隊長、それマ?」
「隊長が知らない隊員ってわけでもなさそうだし」
「ママーあの人目つきが怖いよー」
後ろで何やらひそひそ話し出す他の兄弟たちを尻目に、ウルトラ警備隊の隊長・ゾフィーは目の前のウルトラ族に問いかける。
「お前は、ウルトラ警備隊でもないだろう。横から入ってきて、我々の仕事にケチをつけるのはやめてもらおう。何も関係がないではないか」
だが、その問いかけられた
「そう。確かに俺様はウルトラ警備隊じゃあねェが・・・
「何を───」
「あ、あの」
と、そこで先ほどから話の輪には加わってこなかったものの、妙に居心地の悪そうにしていたレオから衝撃の一言が出てしまう。
「叔父です」
「・・・what?」
「叔父」
「おじ。」
「そう」
「」
衝撃!目の前の
ゾ「え、え、え、どゆこと?」
ベ「俺の嫁がさ。レオとアストラの父親の妹なんさ」
マ「嫁いるの!!?」
ベ「いる。そりゃいるよ」
ジ「はぁ?なんでぇ!?」
ベ「何なら子供もいる」
エ「女?若い子?ぼ、ぼぼぼ僕に紹介───」
ベ「やらん。帰れ」
さらに衝撃!目の前の
納得がいかねぇ、とかぶつぶつこぼしているウルトラ兄弟達を雑に追い払うと(モロボシ・ダンことセブンも先に仕事に戻らせた)、べリアルとレオは1対1になる。
「レオ、お前に会いに来た」
「は、はい。お久しぶりです。その───叔父さん」
「おう」
「・・・」
「───獅子座L77星を襲った、徒党を組んでいたマグマ星人どもは狩りつくした。もう、そこらの宇宙で残っているのは野良だろう。星を追われたものの、難を逃れたL77星の住人もいくらか母星に戻り始めている」
こう見えて、レオはとある惑星の王子様である。しかし、星を襲撃したマグマ星人に追われて、命からがら地球にたどり着き紆余曲折あって地球の防衛隊に身を置いている。
「───レオ、お前はどうする」
「まだこの地球で、やることがあります。それまでは、まだ帰れません」
「───そうか。すまんな、俺たちの到着が遅れたばかりに、王族はお前たち兄弟を残して全滅した。住民はいくらか逃がすことはできたが・・・星は荒れ果てちまった。復興には時間がかかるだろうな」
「そう、ですか・・・」
覚悟はしていた。あの時点では他の星からの助けなど望むべくもなかったのだし、あのまま星のすべての命が消え失せていてもおかしくはなかった。ベリアル
「何かあったら、
「ほ、本当ですか!?」
"ウルトラ兄弟"はウルトラの星においてとても栄誉のある称号であり、集団である。地球防衛に尽力したエリートというべきもので、現在はゾフィー隊長・初代ウルトラマン・ウルトラセブン・ウルトラマンジャック・ウルトラマンエース・ウルトラマンタロウの6人が任命されている。ここに、本来ウルトラの星出身ではないレオとアストラが任命されるとすれば、それはそれは凄いことなのである。
「そうか、俺たちがウルトラ兄弟に・・・兄弟・・・あれ。叔父さん、そういえば本物のアストラは?一緒じゃないんですか?」
「いや、知らんが?」
「・・・」
「・・・」
「「あ、アストラ~~~!!?」」
この後、めちゃくちゃ探した
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| レオ兄さーん |
| <ヽ个/> |←北極海の氷塊
| (´・ω・`) |
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