ハイスクールD×D 悪魔将軍の奮闘記 (桐野 ユウ)
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悪魔の復活

はいどうも今年最後の話になる新たな物語、悪魔将軍の姿はキン肉マンに出てくるあの姿です。

その男が兵藤一誠となり再び世界に立つお話にございます。だから一誠の姿ですがリアスの眷族になるとかありません!

ではどうぞ!


ある戦いにて今一人の悪魔が死のうとしていた。

 

「ぐう・・・・・・」

 

「ゴーちゃんしっかりして!!」

 

「しっかりするんだ!!」

 

「兄さん!!」

 

「サーゼクス・・・・・・それに我が弟よ・・・・・・セラフォルー・・・すまない私はここまでのようだ。」

 

「何を言っているんだ!」

 

「そうだよ!ゴーちゃんが死ぬなんて嫌だよ!!」

 

「弟よ・・・・・・今日からお前がツイカ―家の盟主となれ・・・・・・」

 

「なにをいっているのですか兄さん!そのような言葉を私はききたくありません!!」

 

「自分でもわかってる・・・・・・もう駄目なのは・・・・・・だからこそお前に託したい。頼んだぞ・・・・・・」

 

「兄さん・・・・・・」

 

全員が自分のために涙を流しているのを見てゴールド・ツイカーは自分の死期を感じて目を閉じる。

 

(せめて我が眷族たちのことも考えてやるべきだったな・・・・・・後はもっと戦いたかったのも事実だな。まだやることがあったのに無念だな・・・・・・)

 

ゴールド・ツイカー・・・・・・戦死をする。だが彼は別の姿となり蘇る。彼が次に目を覚ましたのは目の前に人間の女性と男性の姿だったので驚いていると彼女の乳が現れたのをも見て彼は叫ぶ。

 

「ばぶううううううううううううううううう(何いいいいいいいいいいいいいいいい)」

 

ゴールド・ツイカ―改めて兵藤 一誠として新たな人生を彼は得ることになったのであった。

 

一誠side

 

まさか俺が人間として転生をすることになるとはな・・・・・・確かにまだ戦いたいと思っていたが再び生を得るとは思ってもいなかったがな。

 

さて今私の手元にあるのはかつてなぜか目を覚ましたらあった私が使用をしていた悪魔の鎧・・・・・・これを着ることで私は悪魔将軍となることができる。

 

だがそれも悪く無いが・・・・・・一番に心配なのは私の眷族だった者たちだ・・・・・・全員が女性だったのだが皆転生悪魔だったのではぐれ悪魔になっていないのが心配である。

 

「ばぶ・・・ばぶばぶばぶばぶ(まずは・・・・・・赤ちゃんだから何もできないんだよな。)ばぶー(困ったな・・・)」

 

まずは赤ちゃんなので立つこともできないので何もすることができない。一体どうすればいいのだろうか?流石に赤ちゃんなので何もできないから成長をするまで待つしかないか・・・・・・はぁそういえば私の名前は一体何だろうか?両親の声を聞くとしよう。

 

「一誠は絶対に元気な男のになるぞ?」

 

「えぇその通りですね。」

 

なるほど、私の名前は一誠という男の子で間違いないな。だがこうして人間として転生をするとは誰も思ってもいないだろう。

 

我が弟シルバーに妹レイカ・・・・・・あいつらになんて会えばいいのだろうか?兄はこうして人間として生きているぞーなんて言えるわけないからな。

 

「ばぶ・・・(ふむ・・・)」

 

まぁそれは少し大きくなってから試すとしよう。今は何もできないからな・・・・・・悪魔の鎧もおそらく小さい時は思っていた以上の力を出すことはできない。まだ着ていないから試してみたいとわからないが・・・・・・いずれにしても使い魔なども解除されているはずだからな。また捕まえないといけないな。

 

ゴールド・ツイカー改めて兵藤 一誠、赤ちゃんなので何もできないが頑張るとしよう。




次回 あれから数年が経ち五歳となった一誠は新ためて悪魔の鎧を装着をして悪魔将軍としての姿を取り戻す。

彼は装着をしてみたが違和感なく着ているので悪魔の鎧が考えてくれているなと思い耳を澄ませると声が聞こえてきたので彼は神社にやってくる。

次回「悪魔将軍初の戦闘」

はいというわけで今年もよろしくお願いします!!


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悪魔将軍 初の戦闘

一誠side

 

私が兵藤 一誠として生まれ変わってから5年が経ち・・・・・・立つことなどができて悪魔の鎧を早速装着をしてみた。

 

鎧の方も私の今の大きさに合わせてくれているので着る感覚は普通だな。試しにスネークボディや高度ダイヤモンドパワーを発動をしてみたが普通にできたのでどうやら鎧を着ている時だけは普通にできるのでホッとしている。

 

「・・・・・・ん?」

 

ちなみにここは私が普段から遊んでいる場所から少し離れたところで悪魔の鎧を装着をしており耳を澄ませると何かの音が聞こえてきたので私自身は走りだして聞こえてきた方へと向かう。

 

「神社か・・・・・・む!アクマアイ!」

 

私はアクマアイを使い透視をしてみると抱きしめているであろう娘に銃をつきつける者たちがいた。

 

「・・・・・・許すわけにはいかないな。丁度いい・・・・・・私の力が奴らに通用をするのか試してやろう。」

 

そういって走り奴らに声をかける。

 

「貴様達・・・・・・その者たちに向けるのをやめてもらおうか?」

 

一誠side終了

 

神社で二人の親子が数人の大人に囲まれていた。母親であろう人物は娘を守るために抱きしめている。

 

「朱璃!その餓鬼を寄こせ!!」

 

「嫌です!この子はあの子との大切な子どもなのです!それをあなたたちに渡すわけありません!!」

 

「ええい面倒だ!!お前ら!!」

 

「「「おう!!」」」

 

大人たちは朱璃と呼ばれる女性から子どもを奪おうと迫ろうとしたとき!

 

「貴様達・・・その者たちにむけるのをやめてもらおうか?」

 

「なんだ?」

 

全員が見ると銀色の鎧を纏った人物が立っており彼は両手を組みながら相手の様子を見ていた。

 

「なんだてめぇは・・・・・・」

 

「通りすがりのものだ。親子を無理やり離そうとするなど言語道断!!」

 

「うるせ!!てめぇには関係ないことだ!おまえらやれ!!」

 

男たちは刀を抜いて襲い掛かってきた。

 

「愚かだな・・・・・・相手の実力を見ずに攻めるなど・・・・・戦士としては失格だな。ふん!!」

 

気合を入れて彼に襲い掛かろうとした男たちを神社の外へと吹き飛ばす。彼はそのまま近づいていき男は人質を取ろうと親子に迫ろうとしたが彼は右手を上げると魔法陣が現れてその中に手を入れると男の顔面に拳が命中をして後ろの方へと倒れる。

 

「ごふ!」

 

「ふん・・・・・・他愛もない、大丈夫か?」

 

「は、はい」

 

「あ、あのあなたは?」

 

「私か?「朱璃!朱乃!!」ん?」

 

振り返ると男性が立っており羽の色などが黒いのを見て堕天使かと悪魔将軍は見ていたがすぐに誰かがわかった。

 

「バラキエルか・・・・・・」

 

「お、お前は・・・・・・いやそんなはずは・・・・・・悪魔将軍なのか?」

 

「あぁ久しぶりだな。」

 

「お前が助けてくれたのか・・・・・・感謝をする。」

 

「気にすることはない。遠くからアクマアイで斬ろうとした愚かなやつらを静粛をしたまでだ。私のことは報告をするのか?」

 

「いや、お前は俺の家族を助けてくれた・・・・・・なら俺はお前のことはアザゼルには報告はしないさ。」

 

「・・・・・・礼儀正しいのかわからないが感謝をする。」

 

「あ、あの!!」

 

「ん?」

 

「悪魔将軍様、助けてくださってありがとうございます!私は姫島 朱乃といいます!」

 

「・・・・・・いい子だな。」

 

悪魔将軍は膝をついて彼女の頭を撫でてから神社を後にする。その様子を朱乃は顔を赤くしてじーっと彼が去った方角を見ていた。

 

「悪魔将軍様・・・・・・」

 

「あらあらこれは(笑)」

 

朱璃は娘の顔を見てこれは恋をする乙女の顔をしているわねと察してバラキエルには教えない方がいいわねと笑うのであった。

 

一方で悪魔の鎧を解除をした一誠は何事もなかったのように家の中へと入り両親と話をした後に部屋へと戻る。

 

「ふぅ・・・・・・あんな奴らは気合などで十分だったな。そういえば隣の家のイリナの家には聖剣があったな。もう一つの教会関係だと私は判断をしたな。しかしまぁイリナは女の子なのに男の子みたいな格好をしているからな(笑)まぁ美人になるのは間違いないな。」

 

一誠はふふふと笑いながら過ごしていたがイリナの家が引っ越すことになり彼女は涙を流しながら一誠に抱き付いていた。

 

「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!一誠君と別れたくないよ!!」

 

「イリナ・・・・・・気持ちはわかるが」

 

「これは仕方がないわよ。」

 

「うえええええええええええええん!!」

 

泣いて抱き付いているイリナの頭を一誠は撫でながらどうすればいいのだろうかと考えていると母親がごにょごにょといったので彼は恥ずかしいながらも言うことにした。

 

「イリナ、僕たちは永遠の別れをするわけじゃないんだよ?」

 

「ふえ?」

 

「心はいつまでもつながっている。イリナが僕のことを思っている限り僕もイリナのことを思っているよ?」

 

「本当?」

 

「あぁ本当さ。」

 

「・・・・・・ならキスをして?」

 

「「ぶうううううううううう!!」」

 

「え?」

 

キスと言われて悪魔将軍事一誠は困惑をしてしまうがイリナのためならとキスをする。母親たちはニヤニヤしながら見ておりイリナの方は何かを決意をしたかのように立ちあがる。

 

「私、大きくなったら一誠君のお嫁さんになる!!絶対になって見せる!!」

 

(も、燃えている・・・・・・イリナがまるで闘志を燃やすかのように・・・・・・)

 

一誠は驚きながらもイリナが元気になってお互いに手を振り別れる。静かになったなと思いつつも一誠は頑張ることにした。




次回 イリナが転校をしていってから一誠は勉強や部活や生徒会長をするなど頑張って過ごしていた。新たな力を左手に宿しながら・・・・・・やがて高校生になり一誠は駒王学園に進学をする。

次回「新たな力」


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新たな力

一誠side

 

神社で親子を救ってから十年が経った。その十年で色々と私には変化が起こっていると思っている。

 

まず私に新しい力を手にすることができた。その名も赤龍帝の籠手と呼ばれるものだ。ドライグという伝説の二龍の一つを私が手にしている。

 

こいつとは以前交戦をしたことがあったが倒すことはできなかったのを覚えているしドライグの方も俺のことを覚えていたのでお互いに相棒という状態で過ごしている。

 

さらに私は使い魔を作りだした。

 

「こい!コン!!」

 

「コーン!」

 

九尾のコンである。変身をすれば人間と同じ姿になることができる知能が高めな使い魔だ。

 

主に幻術を使うことが得意な使い魔なので家族が増えたなと思いつつもう一匹も紹介をしておこう。

 

「黒歌、いい加減私の布団から起きてくれ。」

 

「ニャ・・・・・・もう朝かニャ?」

 

黒歌と呼ばれる女の子だ。あれは親子を助けてから二年ぐらい経った時のことだった。私はいつも通りに悪魔将軍の力・・・・・・というよりは元々の力を取り戻すために鍛えている時に音が聞こえてきたので覗いて見ると悪魔達が黒歌を襲い掛かろうとしていた。

 

私は彼女を助けるために飛びだして必殺技「地獄の断頭台」をお見舞いさせて奴らを倒した。黒歌を救出後俺の家に住んでいる感じである。

 

そして今、俺は駒王学園に入学が決まり制服を着ている。

 

「イッセー・・・・・・立派になったわね。」

 

「そうだな、母さんと共にお前の成長を見てきたが生徒会長をしたり地域のゴミ拾いや迷子を母親に届けたりとお前は立派なことをして来ている。俺達はお前のような息子をもって幸せだ。」

 

「ありがとう父さん、母さん・・・・・・」

 

私はなんて優しい両親に生まれてきて良かった。だがゴールドの時の父さんや母さんも優しかったのは覚えているさ。弟のシルバーに義妹のシスカー・・・・・・それに親友のサーゼクスにセラフォルーともしあえることになったら謝ることが多いな・・・・・・てか多すぎる気がする。

 

「・・・・・・・・・・・・よし行くとしようか?」

 

『相棒、まだ一言も俺喋れていないのだけど?』

 

「今しゃべったからいいだろ?」

 

『俺の出番これだけなのか!?』

 

「さぁな?」

 

俺はドライグがふざけるなあああという声を無視をして駒王学園へと走っていく。入学式に遅れるわけにはいかないからな・・・・・・さて俺のクラスはっと・・・・・・ふむふむ一年A組か・・・・・・とりあえず教室に向かうとしよう。

 

俺は歩いていると誰かとぶつかってしまい後ろの方へと倒れてしまう。

 

「す、すみません!」

 

「いやすまない・・・・・・こちらも見ていなかったからな。」

 

「・・・・・・一誠君?」

 

「ん?」

 

俺は見上げるとそこには小学生からの同級生の「皆本 薫子」がいた。どうやら彼女もこの学園に入学をしたみたいだな。

 

「なんだ薫子か、走るのはいいがぶつかる時は気を付けてくれ?」

 

「ご、ごめん。一誠君はこれからクラスに?」

 

「あぁ俺はA組だったな。」

 

「私もだよ!!なら一緒に行こうよ!!」

 

薫子は私の手を引っ張るが彼女の大きな胸が私に当たっているのだが!?いやあああああああああああ!このまま行くと嫌な予感しかしないんだけど!?

 

一誠side終了

 

薫子side

 

えへへへまさか一誠君と同じクラスだなんてやっぱり私達は赤い糸で結ばれているんだね!!

 

一誠君と出あったのは私がいじめられていた時に助けてもらったときかな?その時から一誠君は私の王子様だ!って決めていた。

 

そして一誠君が駒王学園に通うとわかり一生懸命勉強もしたし料理なども勉強をしているけど私には一誠君に隠していることがある。

 

それは・・・・・・私は人間じゃなくて堕天使だってことである。もしも一誠君に拒絶されたら・・・・・・私は生きていられない。

 

絶対にそんなことにならないように頑張らないと・・・・・・あれ?一誠君顔が赤いけどどうしたのかな?

 

「・・・・・・薫子、少しはゆっくり走ってくれ・・・・・・ぜぇ・・・ぜぇ・・・走る身としては大変なのだが?」

 

「あ・・・・・・」

 

しまった・・・・・・つい嬉しくって一誠君を引っ張っていたのを忘れていた。

 

「ごめんなさい・・・・・・」

 

「気にするな。」

 

やっぱり一誠君は優しい・・・・・・あぁ彼の隣に立つのは私だからね?

 

薫子side終了

 

A組の教室に到着をして中に入ると二人の男の子が一誠に襲い掛かろうとしてきたので彼は二人の頭をつかんでアイアンクローをお見舞いする。

 

「「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!」」

 

「相変わらずだな。お前ら・・・・・・」

 

一誠がアイアンクローをしているのは中学からの悪友ともいえる存在元浜と松田の二人である。

 

一誠はため息をつきながらもアイアンクローを解除をして二人は頭を抑える。

 

「なんだよ一誠のくせに!!」

 

「そうだぞ!女の子を連れて登校だなんてこの裏切り者!!」

 

「裏切り者って・・・・・・薫子とは小学生からの同級生だからな。てか気のせいだろうか?知っている奴らが多い気がするな。」

 

一誠はそう思いながら椅子に座り薫子も彼の隣の席に座る。入学式が始まるので体育館の方へと移動をする時に彼はチラッと力を感じたので二年生の方を見ていると赤い髪をした女性と眼鏡をかけている女性の姿を見て彼はそういうことかとわかる。

 

(リアス・グレモリーにソーナ・シトリー、サーゼクスとセラフォルーの妹たち、大きくなったな・・・・・・)

 

心の中で呟きながら改めて高校生生活が始まる。家へと帰ると黒歌が迎えてくれたがちなみに母親にはばれており人間の姿でいることが多くなっている。

 

「コンよ駒王学園にはどれだけ何かがいたかわかったか?」

 

「はい、悪魔や転生悪魔など・・・・・・たくさんってほどじゃありませんがおりました。」

 

「そうか・・・・・・」

 

実は一誠はコンに学園を調べるように指示を出しており彼女はその間調べて結果を報告をしているのであった。

 

「そういうことか、サーゼクスだけあるな(笑)」

 

「笑いごとですむのかニャ?」

 

「すむんだよ黒歌。お前も私の正体を知った身としてはサーゼクスが友達って思ったら驚いているだろ?」

 

「驚くことばかりニャ!!どうりで魔力などが高いだなーと思ったニャ」

 

「・・・・・・本来は使い魔はいたけどな。コンを作ったのはいずれ再会をした時も仲間がほしいといっていたからな。」

 

「悪魔将軍様・・・・・・」

 

コンは涙目になっている。一誠はふと笑いながら本を読み新たな高校生活を過ごすことにした。




次回 駒王学園に通いながら一誠は悪魔将軍の姿になり現れたはぐれ悪魔を討伐をしてきたり過ごしていた。

次回「はぐれ悪魔討伐」


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はぐれ悪魔討伐

ある倉庫で一体の悪魔が押されていた。はぐれ悪魔と呼ばれる存在で相手は人間を食べようとしたときに遭遇をしてしまい交戦をするが圧倒的な力の前にボロボロになってしまう。

 

「く、くそ!てめぇ一体何者だ!」

 

「名を名乗る必要はない・・・・・・今から死ぬ貴様にはな。ダイヤモンドソード!!とう!!くらえ!地獄のメリーゴーランド!!」

 

飛びあがり前方宙返りではぐれ悪魔の体を切り刻んだ。

 

「ぎゃあああああああああああ!!」

 

「ふん、はぐれ悪魔が・・・・・・さて遺体を処分をしようとするかメラミ!」

 

炎の弾が放たれてはぐれ悪魔の体を焼失させるとコンから念話が来る。

 

『悪魔将軍様、何者かがこちらに近づいております。』

 

「わかったすぐに離脱をする。」

 

彼は離脱をして倉庫に入ってきた人物は遅かったかと呟く。

 

「最近、こういうのが起こっているわね。」

 

「はぐれ悪魔を討伐をしているものがいるってことかしらリアス?」

 

「えぇ姿を見せずに倒して姿を消す。神出鬼没ね・・・・・・さて朱乃帰るわよ?」

 

「はい。」

 

2人が帰っていく姿を悪魔将軍事一誠はコンと黒歌と共に倉庫の屋根の上で見ていた。彼自身は今も姿を見せずに倒しているのでこの暗いうちに相手を倒すことができるから楽である。

 

「それにしても馬鹿なやつらだニャ、一誠に勝てるわけないのに戦うんだからね。」

 

「その通りです。悪魔将軍様の力が強いのですから当然です!!」

 

「はは二人ともありがとうな、だが私はこれで満足をしているわけじゃないさ。私はもっと上を目指す!」

 

一誠はそう宣言をして三人で家に帰るのであった。

 

リアスside

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

私はこの頃はぐれ悪魔を誰かが倒しているのはわかっている。だがすでにはぐれ悪魔が所在をしているであろう場所へ行くがすでに倒されており辺りを見ても誰もいないのだ。

 

「いったい誰が・・・・・・」

 

「まぁまぁリアス、いずれにしてもはぐれ悪魔を討伐をしている者がいるってことでしょう?」

 

「えぇそうね。いったい誰なのかしら・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「朱乃?」

 

「いいえ何でもないわ。すこし考え事をしていただけよ?」

 

「珍しいわねあなたが考え事をするなんて。」

 

「あらリアス、私だって考えることはあるわよ。」

 

ごめんなさいね。普段あなたが悩むってことをしないから私もどう判断をしていいのかわからないわよ。いずれにしても正体は必ず暴いて見せるわ!じっちゃんの名にかけて!!

 

「リアス・・・・・・どこかの探偵の孫じゃないのよ?」

 

「あらそうね。」

 

いずれにしても正体を絶対に見つけるわよ!

 

リアスside終了

 

さて一誠達は家に帰った後彼は部屋に戻り黒歌とコンはそれぞれ動物の姿になりリビングに寝転んで一誠は部屋に戻り窓の外を見ていた。

 

「案外はぐれ悪魔はいるんだな・・・・・・我が眷族たちもはぐれ悪魔扱いになっているのだろうか・・・・・・だが私はあの子達に会う資格など・・・・・・」

 

一誠はそう呟きながら眠りについた。次の日学校へと通い普通に授業を受けている。元浜と松田の二人が女子更衣室を覗いてばれてしまったのか追われているのを見て馬鹿だなーと思いつつ苦笑いをする一誠であったが彼は窓の方を見ていると小さい姿のコンがいたので誰もいないのを確認をしてコンがいる場所へと行く。

 

「どうしたコン?」

 

「悪魔将軍様、はぐれ悪魔反応です。」

 

「場所などは家に帰ってから頼む」

 

「わかりました。」

 

コンはそういって家の方へと飛んで行き彼は再び移動をして教室の方へと戻る。

 

「どうしたの一誠君?」

 

「いや、何でもないさ(ふと思ったが薫子から感じるこの力・・・・・・もしかして彼女は普通の人間じゃないかもしれないな。)」

 

一誠は薫子から感じる力に違和感を感じているが今は言わない方がいいだろうなと判断をして授業を受けた。

 

放課後彼はコンからの念話で話をした場所へと向かう。ドライグの力を使おうかと悩んだが・・・・・・相手は二体いると思い悪魔の鎧を装着をして悪魔将軍へと変身をする。

 

「硬度0、スネークボディで侵入だ。」

 

スネークボディとなり中へと侵入をした悪魔将軍は2体のはぐれ悪魔が人を食べようとしているのを見てすぐに硬度を戻して一体のはぐれ悪魔の頭を握りしめる。

 

「ぐああああああああああああああ!!」

 

「貴様ら・・・・・・いい度胸をしているな・・・・・・」

 

「な、なんだてめぇは!!」

 

「貴様らに名乗る名前などない!!ふん!!」

 

握りしめていたはぐれ悪魔をもう一体の相手に投げ飛ばして壁にめり込ませる。彼は捕らわれている人の縄をちぎり逃げるように言い女性は走っていく。

 

「てめぇ!!」

 

「よくも俺達のご飯を!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・ドライグ力を解放させろ。」

 

『おうよ!ブースト!!』

 

左手だけ赤龍帝の籠手に変えて構える。はぐれ悪魔達は突撃をしてきたが悪魔将軍波構える。

 

「くらうがいい!!ドラゴニックショット!!」

 

『ブースト!!』

 

放たれた砲撃がはぐれ悪魔達に命中をして彼らの体を消滅させる。

 

『見事な威力をしているな相棒。』

 

「あぁお前の強さはまだまだいけると思っている。」

 

『あぁすでに鎧も装着可能だからな。今までの歴代の主よりもお前は強いぜ相棒!』

 

「ふ、私を誰だと思っている悪魔将軍だぞ!!さて・・・・・・そろそろ離脱をするとしよう。」

 

悪魔将軍事一誠は誰かが来る前に離脱をすることにした。悪魔の鎧を解除をして赤龍帝の鎧へと変わり背部のウイングを展開して飛んで行く。

 

「遅かった。」

 

一人の男性が剣を構えて中に突入をしたが辺りには誰もおらずリアス達も到着をする。

 

「部長、反応などもありません。」

 

「小猫どうかしら?」

 

「・・・・・・誰かがいた感じはしますが・・・・・・ごめんなさい」

 

「気にすることはないわよ。また誰かがはぐれ悪魔を討伐をしたのね。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「朱乃どうしたの?」

 

「・・・ごめんなさいリアス、少しだけ考えることができたわ今日は先に帰るわね?」

 

「え、えぇ・・・・・・今日は解散をする予定だったからいいわよ。」

 

「ありがとうリアス・・・・・・」

 

「朱乃先輩どうしたのでしょうか?」

 

「朱乃も考えることがあるわよ。さーて私達も帰るとしましょう。」

 

「はい部長」

 

「了解です。」

 

朱乃side

 

はぐれ悪魔を倒している人物、私は一人だけあの人が浮かんでくる。かつて私やお母様を助けてくださった悪魔将軍様じゃないかと思っている。

 

私達が退治をしようとしたはぐれ悪魔のランクはSだったのを覚えているが向かったときにはすでに退治されている。

 

私はあの人に会ってお礼もしたいしこの気持ちを伝えない。

 

「悪魔将軍様・・・・・・あなたはいったいどこにいらっしゃいますか?私はあなたに・・・・・・朱乃のすべてを捧げる気持ちでおりますのに・・・・・・」

 

あー悪魔将軍様・・・・・・あなたに会いたいですわ。

 

朱乃side終了

 

「へくしゅん!!」

 

「どうしたんだい一誠?」

 

「風邪でもひいたのかしら?」

 

「いや何でもないさ。(誰かが私のことを噂をしているのか?そんなわけないよなーーーたぶんそう思いたいよ。)」

 

一誠はご飯を食べながらはぐれ悪魔の数の多さに驚いているがいずれも主の元を逃亡をした輩が多いのだろうなと思いつつ考えるのであった。




次回 はぐれ悪魔を倒しながら一年が経ち、二年生に進級をした一誠。彼はある日の放課後謎の女性に声をかけられるがそこに薫子が現れると女性は変貌をした。

薫子は一誠を守るために禁じていた姿へと変わる。

次回「薫子の正体!?現れし新たな敵!?」


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薫子の正体!?新たな敵現る!!

一誠side

 

はぐれ悪魔を倒しながら一年が過ぎていき二年生に進級をした。いやーはぐれ悪魔の数が最近になって多くなっている気がするがコンの幻術などを使いはぐれ悪魔を倒していきあっという間だな。

 

まぁその間は私はなぜか生徒会の手伝いをしたりしておりソーナ・シトリーこと支取 蒼那とこの世界ではその名前で通っているのを私は知っている。

 

「兵藤君、いつも手伝ってくれてすみません。」

 

「いえいえ生徒会長の手伝いをさせてもらえて光栄ですよ。」

 

「ふふふありがとう。」

 

「では俺はこれで失礼します。」

 

そういって俺は立ちあがり部屋を後にする。ドライグの力などを隠しながら過ごしているのでさらに最近になってドライグ曰く私の戦力的に考えてくれる今の鎧の姿を三つの形態になれるようにしてくれた。

 

まずは長距離のキャノン砲を背負った形態「龍牙の砲塔」これは遠距離対応型でそこから装甲がパージされて専用武器「ドラゴニックブレード」を二刀装備をした「龍牙の剣士」

 

最後に装甲が装備されて格闘形態に特化されている「龍牙の格闘」と両腕の爪が発生をさせる形態になることができる。

 

「流石相棒だな?」

 

『おうよ!お前の悪魔の鎧でも力が発揮できるように調整はしておいたぜ!!』

 

見事だな。だが問題はこの力を使うときには歴代の主たちの怨念などが発生をするから少し辛いがまぁ力を使うときには取り押さえたりしている。

 

『まぁあいつらは怨念みたいなものだからな・・・・・・相棒なら解決をすることができそうだけどな?』

 

「ありがとうなドライグ。」

 

俺は家の方へと帰ろうとしたときに何かの力を感じて振り返るといつの間にか黒い髪をした女性が立っていたが・・・・・・この感じ薫子から感じる力と同じだ。

 

「兵藤 一誠君よね?」

 

「・・・・・・あぁそうだが?俺に何かご用かな?堕天使のお嬢さん」

 

「!!」

 

相手は俺が気づいているのか目を見開くと結界を張り姿を変えたのを見てどうやら目的は俺のようだなと判断をする。

 

「なんでばれたのか知らないが死んでもらうわよ!!」

 

相手は俺に向かって光の槍を放ってきたが俺は後ろの方へと交わして相手の様子をうかがうことにした。

 

(さてまずは相手の戦闘力を調べるとしよう。ドライグ、今は何もしないで様子を見るぞ?)

 

(大丈夫か相棒?)

 

(問題ない。)

 

さーてお前さんの戦闘力を見させてもらうぞ?

 

一誠side

 

「・・・・・・あれ?」

 

薫子は学校から帰ろうとしたときに謎の結界が張られていることに気づいた。彼女はじーっと見ていると黒い髪をした女性が一人の男性に光の槍を投げているのを見て目を見開く。

 

「レイナーレに一誠君!?・・・・・・ユルサナイ・・・・・・」

 

薫子は念じると制服が破れて裸となった後に服が装備されて黒い翼を広げて結界の中に突入をして彼女が放った光の槍を相殺をする。

 

「お前は!レイファン!?なぜここに!!」

 

「それは私の台詞よレイナーレ!なぜお前がここにいる!!」

 

「く!今は撤退をさせてもらうわ!!」

 

レイナーレは背中の翼を開いて空へ飛んで行き一誠はレイファン事薫子を見ていた。

 

「薫子・・・・・・」

 

「一誠君、ごめんなさい・・・・・・これが私が隠していたことなの・・・・・・皆本 薫子という名前も偽名で本名はレイファン・・・・・・堕天使なの・・・・・・知られたくなかった。だけどレイナーレが襲っているのが君だって気づいて・・・・・・だからその・・・・・・」

 

「気にするな、最初から気づいていた。」

 

「え!?」

 

「力を隠しているようだが違和感は感じていた。だが君がいなかったら俺はやられていたよありがとう薫子。とりあえず・・・・・・制服に着替えたらどうだ?」

 

「あ、うんそうだね。」

 

レイファンは元の皆本 薫子に戻り二人は校門を出て歩いていたが彼女はやはり先ほどの自分の姿を見られてしまったのが大きいのか顔を俯かせたままだった。

 

一誠の方も隠していることもあるのでお互いに空気が悪い状態が続いていた。

 

「なぁ薫子?」

 

「何?」

 

「ってあああああああああああああああ!!」

 

「ど、どうしたの!?」

 

「生徒手帳を落としてしまったあああああああああああ!!」

 

「え!?それやばくない!?」

 

「今更戻っても仕方がないか・・・・・・はぁ・・・・・・」

 

一誠はため息をつきながら家の方へと戻っていく。一方でリアスは何かがあったのであろうか戦った後になっていたので一体何が起こったのだろうかと下の方を見ていると生徒手帳が落ちていたので拾いめくった。

 

「兵藤 一誠・・・・・・たしかソーナが生徒会を手伝ってくれている子の名前が兵藤 一誠と言っていたわね。ならここで何かあったのか彼なら知っているわね。」

 

リアスはふふふと笑いながら自分の仕事をするために魔法陣を発生させて仕事に向かうのであった。

 

一方で一誠は夜となりはぐれ悪魔がいるであろう場所へと悪魔将軍の姿をしながら歩いていた。

 

「ここだな?」

 

悪魔将軍は中へと入るとけっけっけっけと笑っているはぐれ悪魔がいたので彼は先手必勝で魔法陣を発生させる。

 

「メラ」

 

連続した火球が放たれてはぐれ悪魔は回避をすると悪魔将軍の姿に驚いている。

 

「き、貴様は!悪魔将軍!?馬鹿な・・・・・・奴は死んだはずだと・・・・・・」

 

「ほーう私の名前を知っているようだが・・・・・・貴様は私に勝つことなどできない。これ以上悪さをするというなら容赦はしない!」

 

「ふん!俺様の力をなめるなあああああああああああああああああああ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

はぐれ悪魔は走りだして強烈な剛腕を悪魔将軍の鎧を殴った。

 

「へへへ・・・・・・ぐ、ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

最初は笑っていたはぐれ悪魔も突然として右手を抑えていたのを見て彼はため息をつく。

 

「お前の剛腕で私の鎧を壊すなど不可能だ。逆に貴様の手の方がダメージをうけているようだが?」

 

「う、うるせえええええええええええええ!!」

 

はぐれ悪魔は悪魔将軍に突進をするが彼の頭を握りしめる。これこそ彼の必殺技の一つ「魔のショーグン・クロー」である。そのまま上へとあげるとそのままつかんでからスピンダブルアームで相手をロック、そのまま回転をした後上空に投げた後相手の首に自身の膝を落とす。

 

「くらえ!これが私の必殺技!地獄の断頭台!!」

 

そのまま地面に叩きつけて相手の頭部を砕かせる、頭部が失った体はそのまま倒れてピクピクとしているので彼は遺体をべギラマを使い消失させた後その場を後にした。

 

「ふん」

 

「悪魔将軍様。」

 

「黒歌、コン、帰るぞ」

 

「了解にゃ!」

 

「はい!」

 

二人と共に家の方へと帰る一誠達であった。




次回 次の日彼はクラスで過ごしていると別のクラスも木場 祐斗が来て彼を迎えにきたというので彼はついていくことにした。

彼からも悪魔の力を感じた一誠、そして案内された場所に到着をする。

次回「案内された旧校舎」

「ふむ・・・・・・」


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案内された旧校舎

一誠side

 

謎の堕天使から襲われた次の日、学校へと通い普通に過ごして放課後となった。今日は何もすることがなかったので帰ろうとしたときに金髪をした男性が現れた。

 

確かあれは・・・・・・

 

「あれは木場君よ!!」

 

「きゃああああああああああ!!かっこいいいいいいいいいいいいいいいい!!」

 

流石イケメン王子様だな・・・・・・すると彼は俺のところへと来たのでもしかして俺に用があるのだろうか?

 

「やぁ兵藤君、部長に君を呼んでくれと言われてね。一緒に来てもらえるかな?」

 

「・・・・・・あぁ構わないよ。」

 

俺はカバンを持ち木場の後ろを歩いていく。新校舎から離れた場所に旧校舎があるが・・・・・・なるほど普段は結界を張っているのか・・・・・・これは間違いなくグレモリー家の結界だな。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「どうしたんだい?」

 

「何でもない。それで俺を呼んだ部長さんはいったい誰なんだろうか?」

 

「さぁ僕は呼んできてほしいと言われただけだからね。ここだよ。」

 

「オカルト研究部・・・・・・」

 

木場の後を入ると白い髪をした女の子と黒い髪をポニーテールにしている女性がいたが、なるほど彼女は転生悪魔になったのだなと思いつつシャワーの音が聞こえてきたので彼女は浴びているのか・・・・・・と思いつつ椅子に座って待つことにした。

 

(なぁ相棒、どうしようか?)

 

(俺の力は構わないが、相棒の本来の力の方はやめておいた方がいいと思うぜ?)

 

(うむ私もそれは思った。悪魔将軍の姿はあの子も知っているはずだからな。)

 

相棒のドライグと話をしながらシャワーが浴び終えたのか赤い髪をした女性が現れる。リアス・グレモリー・・・・・・グレモリー家の女性でサーゼクスの妹だな。まぁおそらく彼女が俺を呼んだのは昨日のこともあるような気がしてきたわ。

 

「さて改めて初めまして兵藤 一誠君。」

 

「なぜ俺の名前を?(おそらく生徒手帳だろうな。)」

 

「昨日君の生徒手帳が落ちていたのよ。」

 

「そうでしたかありがとうございます。」

 

「・・・・・・さてイッセーと呼んでもいいかしら?」

 

「構いませんよ先輩」

 

「昨日あそこで何かあったのかしら?何かの戦闘の後だったけど・・・・・・わずかに堕天使の力も感じたのは違うかしら?」

 

「・・・・・・・・・・・・(相棒説明をしてもいいか?)」

 

(構わないぜ?)

 

イッセー説明中

 

「・・・・・・まさか堕天使が私の領地内にね、しかも狙いがイッセー・・・・・・あなたは何かを隠しているわね?」

 

「おそらくこれじゃないでしょうか?ふん!!」

 

俺は力を入れると赤龍帝の籠手を出すと全員が目を見開いているので相棒すげーなと俺は思った。

 

『いやーそれほどでも・・・・・・』

 

「いや褒めていないぞドライグよ。」

 

「ま、まさか伝説の赤龍帝の籠手・・・・・・なるほど堕天使が狙うのは当然ね。イッセー・・・・・・あなた悪魔になるつもりはないかしら?」

 

悪魔になる・・・・・・か、確かにその手もありなのだが・・・・・・今は断っておこう。いやおそらくだがリアスの力では私を眷族にすることは不可能だと思う。てか無理だろ・・・・・・

 

「すみません、俺は悪魔になるつもりは今のところはありません。ですが手伝えることはしようと思っています。」

 

「そう・・・・・・残念だわ。そうね・・・・・・協力をしてもらえるなら喜んでかしらね。」

 

「ふふふその通りですわよ。」

 

とまぁ俺は仕方がないのでオカルト研究部という部活に入るって感じでいいのだろうな?さて家へと帰った俺は再び悪魔将軍に変身をして黒歌、コンと共にはぐれ悪魔がいるであろう倉庫へとやってきた。

 

「ここだな?」

 

『相棒!』

 

「ふん!!」

 

放たれた攻撃を腕でガードをするとはぐれ悪魔が現れた上半身は美人だが・・・・・・下半身が蜘蛛のような姿になっている。はぐれ悪魔で間違いないだろう・・・・・・いや救って見せようホトトギス。

 

「く、来るな・・・・・・私は・・・・・・私はああああああああああああああ!!」

 

胸からビームを放ってきたが私は交わして大人しくさせるために硬度を0の状態にして接近をする。スネークボディである。

 

彼女の体に絞めつけてダメージを与えてから元の姿に戻りはぐれ悪魔の女性の中にあるのを透視をするためにアクマアイを起動させる。

 

「・・・・・・見つけた!!」

 

俺ははぐれ悪魔の中にある悪魔の駒を握りしめると私自身のエネルギーを使い注入させる。そのまま抜くと彼女の様子が変化を始めている。

 

「こ、これは・・・・・・私は・・・・・・」

 

「制御ができるようになったようだなバイザーよ。」

 

「あ、あなたさまは?」

 

「よく聞くがいい・・・・・・私の名前は悪魔将軍!今日からお前は私の眷族となったのだ!!」

 

「あ、悪魔将軍様!?恐れ多くもあなたさまに歯向かいました私の命を助けていただいてありがとうございました!」

 

「気にすることはない。さて・・・・・・帰るとするぞ」

 

「はは!!」

 

そのまま一緒に屋根の上へと上がりコンと黒歌が待っていた。

 

「さて新しく仲間になったバイザーだ。蜘蛛の力を使うことができる」

 

「は、始めましてバイザーといいます。」

 

「よろしくニャー!私は黒歌!」

 

「私はコンと申します。」

 

「まぁ私が持っていたのではないからそのまま使用をさせてもらったが・・・・・・さぁ戻るとしよう。」

 

こうしてバイザーという新たな仲間が加わった悪魔将軍事一誠、ちなみに彼女は人間時の名前を「サリナ」という名前でメイドさんとして兵藤家で住むことになった。

 

一方で

 

「・・・・・・いない?」

 

「変ですわね・・・・・・はぐれ悪魔バイザーがいるという情報を得たのですけど・・・・・・誰もいないですわ?」

 

「小猫匂いは?」

 

「いえ匂いなどはあまりありません。」

 

「部長いったい誰が?」

 

「わからないわね。いずれにしてもバイザーはいないわね。帰るわよ?」

 

リアス眷族達は魔法陣でその場を後にするのであった。




次回 バイザーという新たな仲間を加えた悪魔将軍一行、一誠はその日はのんびりと外を歩いていると転びそうになった金髪の子を助ける。

ドライグから彼女の中に神器があることが判明、するとそこにレイナーレが襲い掛かってきたので一誠はドライグの力を使い対抗をする。

次回「激突!一誠対レイナーレ!」


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激突!一誠対レイナーレ!

はぐれ悪魔バイザーを新たに仲間に加えた一誠、学校に通いながら生徒会の手伝いをしたりオカルト研究部の手伝いをしたりなどを過ごしながら一誠は街を歩いていると一人の金髪の子が転びかけたので走り助ける。

 

「大丈夫か?」

 

「はい大丈夫です。」

 

(相棒、おそらく相手は英語を話しているから俺の力で翻訳をできるようにしているからな?)

 

(サンキュードライグ)

 

相棒にお礼を言い彼女のと話をする。彼女の名前はアーシア・アルジェントと名乗り彼女はこの地域にある教会に用があると言っていたので彼自身は教会なんてこの辺にあったかな?と思いつつ彼女を廃教会へと送ることにした。

 

アーシアと出会ってから数週間、彼ははぐれ悪魔を倒しながら戦い続けていた。

 

「どうだバイザー?力などはだいぶ慣れてきたか?」

 

「はい、この姿でも普通に蜘蛛の糸などを使える感じですね。今までは暴走をしていたから自分の力を把握をしておりませんでしたから。」

 

「うむ、今日のはぐれ悪魔は弱かったかもしれないな。」

 

「ですね。私でも倒すことができましたから。」

 

なお今回はぐれ悪魔を倒したのはバイザーであり一誠事悪魔将軍は一個も手を出さないで見守る立場に徹していた。これはもしも自分がいないときに襲撃をされたときの自己防衛を強めるために彼は手を出さないでいたのだ。

 

「よし今日のところはここまでにしよう。」

 

悪魔将軍はそういって黒歌、コン、バイザーと共に家の方へと帰投をする。次の日の休みの日一誠は公園で鍛えていた。

 

「ふぅ・・・・・・」

 

「い、一誠さん!?」

 

「おうアーシア!久しぶりだな!」

 

アーシアと再会をしてお互いに話をして楽しんでいた。彼自身はアーシアの中に何かがあるなとアクマアイを使用をして彼女の中に神器と思われるのを確認をして少しだけ考え事をする。

 

(なぁ相棒、もしもだ・・・・・・もしも神器が彼女の中から取られたらどうなる?)

 

(・・・・・・取られたものは死んでしまうだろうな。)

 

(なら奴らの狙いは彼女の中にある神器ってことになるのか?ん?)

 

結界が張られたのを感じて彼は立ちあがると上空から光の槍が放たれたので一誠は回避をすると上空から黒い翼をはやした女性が着地をする。

 

「レイナーレという女か・・・・・・」

 

「あの時のか、まぁいい・・・・・・私の目的はアーシアだからね。悪いけどあんたには死んでもらうわよ!!」

 

「イッセーさん!!」

 

レイナーレは光の槍を生成をして一誠に向かって投げつけた。彼は左手に赤龍帝の籠手を発現させて放たれた槍を殴り粉砕をした。

 

「へぇーただの龍の籠手にしてはやるじゃない。だけど!!」

 

光の槍を作り突撃をして振り下ろしてきた。一誠はその攻撃を交わしながらレイナーレの戦闘力を見ていたが自分よりも弱いなと思いながら彼女が放つ攻撃を交わしていく。

 

(さてどうしたものか?こいつの戦闘力は大したことないが・・・・・・ん?)

 

「レイナーレさま!!」

 

(増援か・・・・・・さらに三人も増えたってことか。)

 

一誠は全身を纏い戦った方がいいかと思っていたが相手がアーシアをつかんだのを見て攻撃をしようとしたがレイナーレがアーシアに槍を突きつけていたので彼は手を出すことができない。

 

「卑怯者が・・・・・・」

 

「卑怯でもいいわよ!さぁ帰るわよ!!」

 

そういって四人は飛んで行き一誠は冷静に辺りを見ながら声を呟く。

 

「バイザー、コン、黒歌追えるな?」

 

「はい!」

 

「もちろんニャ!」

 

「お任せを!」

 

そういって三人は小さい九尾、黒猫、蜘蛛の姿に変わり堕天使たちを追いかけていく、一誠は念のためにと何かを呟くと魔法陣から鳥が現れて手紙をリアス達に届けるように指示を出す。

 

鳥は命令を聞いてリアス達がいる学園へと飛んで行き彼自身は悪魔の鎧を装着をして彼女がいるであろう場所へと急ぐのであった。

 

一方でリアスは鳥から手紙をもらい急いで眷族たちを呼び廃教会がある場所へと向かっていく。

 

場所が変わり廃教会の前、悪魔将軍は三人と話をしていた。

 

「さて突入をするが準備はいいな?」

 

「はい!」

 

「もちろんです!」

 

「準備はいいニャ!」

 

「いくぞ!!」

 

悪魔将軍が走りだして扉を蹴り飛ばして中に入る。すると剣を持った男が振るってきたが彼は片手でガードをして逆に吹き飛ばす。

 

「な、何だお前!?どうして僕の剣が効いていないんだ!?」

 

「ふん!そんな剣で私を倒そうなど百万年早いわ!!」

 

悪魔将軍が放った衝撃波が相手の男性に命中をして彼はズタボロになりながらも離脱をしていく。彼自身も奴の相手をしている場合ではないなと先を急いで地下室の方へと行く。

 

「ふん!!」

 

「悪魔将軍様!!」

 

「・・・・・・これは。」

 

「なんだおまえらは!?」

 

「レイナーレさま!はやく神器を!」

 

「わかっているわ!!」

 

「堕天使ども!そのものから離れてもらおうか?」

 

「何?あんたは一体何者なのよ!!」

 

「・・・・・・ほーう堕天使のくせに私の名前を知らないか・・・・・・本当だったら名乗る必要はないが・・・・・・聞いて驚くがいい!!我は悪魔・・・・・・悪魔将軍!!」

 

「あ、悪魔・・・・・・」

 

「将軍!?」

 

「ぬ!?」

 

レイナーレはその間にアーシアから神器を抜き取って自分に盗用をしようとしたので悪魔将軍は魔法陣を使いアーシアの神器だけをとる。

 

「貴様あああああああああああああああ!!」

 

「・・・・・・アーシアよ、しばらくだけ待っているがいい・・・・・・」

 

「そこまでよ!!」

 

そこにリアス眷族達が到着をして小猫とリアスは目を見開いている。

 

「ねえ・・・さま?」

 

「嘘・・・・・・あなたは・・・・・・あなたさまは!!」

 

「久しぶりだニャ・・・・・・白猫・・・・・・」

 

「話は後だリアスよ!この者たちは我が片付ける!!くるがいい!!堕天使ども!貴様らが誰を怒らせたのか教えてやろう!!」




次回 「悪魔将軍の怒り!放たれる圧倒的なパワー!」


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悪魔将軍の怒り!圧倒的な力!

「さぁかかってくるがいい!!貴様らは・・・・・・私を怒らせたのだからな!!」

 

「ふん!悪魔将軍だか知らないけど!私達に勝てると思っているのかしら!!やれ!!」

 

レイナーレの指示で三人が動きだして光の槍を生成をして投げつけてきた。だが悪魔将軍はその場から一歩も動こうとしないのでリアス達は援護をしようとしたがコン達が前に立つ。

 

「将軍様の邪魔をしては行けません!!」

 

「ですが!!」

 

悪魔将軍は左手にエネルギーを込めると放たれた光の槍を粉砕をした。

 

「な!?」

 

「私達の攻撃を!?」

 

「素手でふさいだだと!?」

 

三人の堕天使は驚いているが悪魔将軍は素早く移動をして真ん中に立っていた男性の堕天使のお腹を思いっきり殴り吹き飛ばす。

 

「な!?」

 

「え?」

 

「ど、ドーナシーク!!」

 

ドーナシークと呼ばれた男性は壁にめり込んでおり二人の女性はハッとなり悪魔将軍に攻撃をしようとしたが彼の眼力に二人は震えてしまい一人は失禁をするほどに膝をついてしまう。

 

「ミッテルト!?カラワーナ!?何やっているのよ!!」

 

「無駄だ・・・・・・この者たちは我に対して恐怖を抱いている。我に攻撃をするなら先ほどの男のようになるのだからなそうだろ?」

 

「か、勝てないっス・・・・・・あたしたちは勝てないっすよ!」

 

「怖い・・・・・・怖い怖い怖い・・・・・・私が怖がっている。いや怖いんだ・・・・・・」

 

二人は震えており一誠事悪魔将軍は少しやり過ぎてしまったなとも思いつつも目の前の女性を許すわけにはいかない。彼女は光の槍を作り悪魔将軍を突き刺した。

 

「「「!!」」」

 

「ふふふふふふふふふふふふ「なにがおかしい?」な!?」

 

見ると放った槍は確かに鎧に突き刺さっているがこれ以上押そうとしても動くことができない。

 

「無駄だ、貴様の力では我が鎧を砕くことなどできない。言っておくが今の硬度は2ほど・・・・・・つまり我が硬度10ダイヤモンドパワーも発動をさせていない状況だ!ならば見せてやろう!私の技を!地獄の9所封じ!その一!」

 

レイナーレを上空へと投げ飛ばすとそのまま必殺技をかける。

 

「大雪山落とし!!」

 

「がは!!」

 

「その二、その三!スピン・ダブルアーム・ソルト!」

 

「げは!」

 

両肩を使用不能にした後彼女を持ちあげて構える。

 

「その四とその五!ダブル・ニー・クラッシャー!」

 

「がは!!」

 

「その六!カブト割り!」

 

「げは!」

 

「その七!ストマック・クラッシュ!」

 

カブト割りでレイナーレはブリッジの状態になりその上にヘッとバットをお見舞いさせて彼女を起こさせてから握手をする。

 

「その八!貴様の思考力などを失わせた!そしてラストワン!」

 

再び彼女をスピンダブルアームスープレックス状態でジャイアントスイングのように回転をして上空へと上がっていく。

 

「ぎゃあああああああああああああああ!!」

 

「これで終わりだ!!くらえ!これが最後の!!地獄の断頭台!!」

 

悪魔将軍は止めの地獄の断頭台をかけようとしたが・・・・・・やめて体制を変えた後この技を放つ!

 

「悪魔バスター!!」

 

「がは!!」

 

そのまま地面に投げつけた。レイナーレは地獄の九所封じを受けてボロボロの状態になっており彼は遺体となったアーシアの体を回収をしてリアス達の前に置く。

 

「悪魔将軍様・・・・・・」

 

「久しいなリアスよ。」

 

「ですがあなたさまは・・・・・・」

 

「亡くなったといいたいのだろ?」

 

「はい、兄が深く悲しんでいる姿を見ましたから。」

 

「そうかサーゼクスは元気に過ごしているのだな?」

 

「はい、今はルシファーの名を受け継いでおります。」

 

「そうか、リアスよこの者を悪魔の駒を使い蘇らせることはできるな?」

 

「はい可能でございます。」

 

「そうか、なら頼みたい。」

 

悪魔将軍は立ちあがり立ち去ろうとしたときに・・・・・・

 

「待ってください。」

 

「小猫・・・・・・」

 

「お前は?」

 

「・・・・・・私はあなたのそばにいる黒歌の妹でございます。」

 

「そうか・・・・・・それで私に何か用かな?」

 

「なぜ姉をそばに置かれているのか説明をしてもらいたいのです。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「お前の姉がお前を見捨てたと思っているのだろうがそれは違うぞ。」

 

「え?」

 

「私は黒歌からすべて聞かされた。あれはお前を助けるためにそうするしかなかったのだ。」

 

「それはどういうことですか・・・・・・」

 

「そうです悪魔将軍様。」

 

「今説明をする。かつてお前達の主はある実験を行おうとしていた。だがそれは危険な行為でもしそれを行えば・・・・・・白音、お前の命はなくなっていたそうだ。そのことを知った黒歌は主を殺してお前と脱走をした。だが追っては次々にやってきてこのままではお前に危険が迫ってしまう。黒歌は苦労の末にお前をグレモリー家の前において逃げたんだ。そして私が彼女を助けて今に至る・・・・・・黒歌はずっとお前のことを心配をしていた。だが自分はお前を見捨てた最低な姉とずっとしまい込んでいた。だから会うのをためらってしまうお前も姉を恨んでいたからな。」

 

「姉さま・・・・・・私は・・・・・・」

 

「白音、ごめんにゃ・・・・・ごめんにゃ!!」

 

「姉さまああああああああああああああああああ!!」

 

姉妹はお互いに抱きしめて悪魔将軍はその光景を見て鎧の中で涙を流していた。

 

(良かったな黒歌よ。私はとても嬉しいぞ。)

 

「それで悪魔将軍様・・・・・・」

 

「あの二人だが・・・・・・私がもらってもいいか?その者の処分はお前に任せる。」

 

「わかりました。」

 

こうしてレイナーレはリアスの破滅の魔力で消滅。アーシアは転生悪魔として蘇る。一方でカラワーナとミッテルトの二人は悪魔将軍の正体が一誠だと知るが今の自分たちは敗北をした者、彼に逆らうなどとんでもないと膝をついた。

 

「「愚かな我々にどのような処罰を与えてください。」」

 

「ならばこれからはお前達はバイザー事「サリア」と共にメイドとして過ごすといい。」

 

「メイド?」

 

「メイドでいいの?」

 

「あぁ構わない。お前達はレイナーレに従っているだけだったからな。・・・・・・あ。」

 

「いかがしました?」

 

「男の存在をすっかり忘れていた。」

 

「ドーナシーク!?」

 

「そういえばお前らの名前を聞いていなかったわ。」

 

「は!我が名はカラワーナ!」

 

「私はミッテルトというっス!!」

 

「そうかカラワーナとミッテルトだな、さて改めて自己紹介をしておこう。俺は兵藤 一誠、今代の赤龍帝にして悪魔将軍だ。」

 

「な!?赤龍帝!?」

 

「でもレイナーレさまはただの龍の籠手だって言っていたよ!!」

 

「ならば見せてやろう!うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

一誠は力を込めると禁化の形態へとなり龍牙の格闘形態の姿に変わる。

 

「それは!?」

 

「ただの龍の籠手じゃない!?赤龍帝の・・・・・・」

 

「「ははあああああああああああああ!!」」

 

ミッテルトとカラワーナは土下座をしてみてみると黒歌とバイザー、コンも同じようにしていたので彼自身は慌てて解除をして五人は土下座を解除をする。

 

ちなみに父親と母親の説得は済んでおり両親は

 

「「イッセーはモテモテさんだわ!!」」

 

っと逆に褒めていた。彼自身は悪魔のことなどは話していないので仕方がないなと思いながら増えた家族のことを思いながらため息をつく。




次回 レイナーレの事件から数日が経ち、なぜかアーシアが一誠の家で過ごすことになった。なぜ?と思いながら聞くと本人が住みたいと行ったので一誠は親に話をしてホームステイという形にしてもらいアーシアの使い魔を手に入れる際についていく。

到着後彼はこっそりと悪魔将軍へと変わり使い魔がいる森ならもしかしてと思い見ず海の方へと行く。

そこにハープを弾いている女性の姿を見る。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

次回「再会」

はいレイナーレは死亡でミッテルトとカラワーナは生存です。ドーナシーク?知らない子ですね。

さて次回は彼の使い魔との再会でございます!今回はなった悪魔バスターはキン肉バスターと同じですが威力などは悪魔将軍の方が上です。

では次回!


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再会

一誠side

 

あれから数日が経ち私はオカルト研究部のほうへと来ていた。アーシアがいるってことはおそらく悪魔として転生をしたのだろうと判断をする。まぁ彼女を助けるためには悪魔の駒を使わないといけなかったからな。

 

まぁ彼女の回復はゲームでは役に立つものだからな。そういえば彼女の家はどうなるかと聞いたがなぜうちになるのだろうか?アーシア自身が私の家で住みたいと言っていたのだが・・・・・・まぁもしばれても内緒にしてもらえば問題ないか。

 

現在リアス達の部室に生徒会の会長である支取 蒼那達がやってきた。あーそういえばすっかり忘れていたが彼女も悪魔だったのを忘れていたよ。

 

「えっと兵藤君がいるのは・・・・・・」

 

「イッセーは私達が悪魔だってことは知っているわよ。」

 

そう今日は匙やアーシアの使い魔をとるってことで私はついていくことにしている。まぁ赤龍帝の籠手もあるから問題ないが・・・・・・使い魔の森か・・・・・・いや期待はしておかない方がいいだろうな。

 

魔法陣が現れたので私達はそれに乗りこんで使い魔の森へとやってきた。私もここで使い魔を手に入れた場所でもある。

 

さて全員が使い魔を探している間、私は歩きだして悪魔将軍の姿に変身をする。使い魔の森にはスライムなどを始め様々なモンスターたちがおりここで使い魔を手に入れる者が多い。

 

もちろんこの私も例外ではなくここで使い魔を手に入れている。

 

「・・・・・・あの場所へと行ってみるとしよう。」

 

私は歩きだして目的の場所に向かっていく。やがて歩き続いて目的の場所に到着をすると音が聞こえてきた。その音は美しい・・・・・・ハープの音が聞こえてくる。

 

そこに岩場に座っている女性の姿がいた。足などは普通で突然としてハープを止める。

 

「私の音を聞いても見惚れずに来れたのは・・・・・・やはりあなたさまでしたか。」

 

「やはりお前の音は美しいな・・・・・・久しぶりだなセイレーンよ」

 

そう彼女こそ我が使い魔セイレーンだ。背中には翼が生えており水に入ることで脚部が人魚のように変わることができる人物だ。

 

彼女はハープを消すとそのまま立ちあがり背中の翼を使い私の元に降りたつ。

 

「あー我が君・・・・・・会いとうございました。あなたさまが死んだと聞かされた私はこの森へと戻り再びあなたが現れるのをお待ちしておりました。」

 

「セイレーンよそうか・・・・・・なら私がここにきてお前が現れたということは?」

 

「はい、私を再びあなたさまに仕えさせてくださいませ。」

 

「よかろうセイレーンよ。再び私の使い魔として働いてもらうぞ?」

 

「はい我が主❤」

 

ふむ気のせいだろうか?彼女の目がハートになっている気がするのだが・・・・・・ふーむまぁいずれにしてもセイレーンが仲間になってくれたのは嬉しいことだからな。彼女は状況で空を飛んだり水の中に入ってできることができるのだからな。だがさすがにこの姿で帰るのは仕方がないので私は指を鳴らすともう一人の私、つまり兵藤 一誠を生成をして使い魔などは見つからなかったってことにしておこう。

 

「では頼んだぞ私よ」

 

「おうよ!そっちもな?俺・・・・・・てか適当に捕まえておいていいか?」

 

「別に構わんさ。せめて役に立ちそうなのを頼むぞ?」

 

「おうよ。」

 

そういってお互いに別れて私はセイレーンを連れて家へと帰る。先に帰った私は兵藤 一誠の姿に戻りセイレーンは驚いている。

 

「まぁそれが今のご主人様の姿なのですね?」

 

「あぁそうだ。今の私は兵藤 一誠として過ごしている。」

 

「なるほど・・・・・・ですが眷族の皆さまとは会わなかったのですの?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「その様子ですとまだ決心がついていない様子でございますね?」

 

「まぁな。」

 

そうだな、いつかは会うことになるのだが・・・・・・今の私は決心を高めることができないからな。

 

やがてもう一人の私がアーシアと共に帰ってきたので部屋を開けると私がいることに驚いている。

 

「え!?一誠さんが二人!?」

 

「ご苦労だったな俺」

 

「おうよ、ついでにモンスターも契約をしてきたぞーーーー」

 

「ほーう」

 

もう一人の私が出してきたのはスライムだった。なぜスライム?さらに小さいが龍も一緒なのだな?

 

「おうスライムと小さいけど強くなるぜ?」

 

「だろうな。よろしくな」

 

『ぴきー!』

 

『ぎゃおー!』

 

さてアーシアに話すことにしよう。もう一人の私を吸収をして記憶なども確認をした後私は悪魔の鎧を装着をしてアーシアは驚いている。

 

「一誠さんが悪魔将軍なのですか?」

 

「あぁそうだ。悪いがアーシアよリアス達にはまだ内緒にしてもらいたい。」

 

「わ、わかりました。それとお礼を言わせてください!」

 

「何がだ?」

 

「私を助けてくださってありがとうございます!やっぱりイッセーさんは優しい方です!」

 

優しい・・・・・・か、私は眷族たちや友を悲しませた人物だ。ここにいるセイレーンもそうだからな。コンとセイレーンは仲よく話をしている。まぁお互いに使い魔同士ってこともあるからな。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

さて次の日学校に通うがアーシアは俺のクラスに転入することになっている。

 

「始めまして!アーシア・アルジェントといいます!後はイッセーさんの家に一緒に住ませてもらっております!!」

 

「・・・・・・一誠君?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

薫子の方から黒いオーラを感じてしまい私は顔を背けてしまう。あんな薫子を見たのははじめてだ。

 

まぁ元浜と松本が襲い掛かろうとしてきたが私は一誠版魔のショーグン・クローを二人に放つ。

 

「「ぐおおおおおおおおおおおおおお!!」」

 

「ふん!!」




次回 それから学校で数週間が過ぎてリアスなどが来ないときが多かった。アーシアから詳しい話を聞いて一誠は冥界に行く決意を固める。

冥界ではリアスはライザー・フェニックスとの戦いに敗れて結婚式をあげる準備をしていた。

そして結婚式が始まるその時!扉が開いて全員が見ると一誠が立っていた。だが普段の彼とは違うオーラを感じて全員が驚いている。

次回「冥界に殴りこみ!」

「そこまでだ!鳥やろう!」


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冥界に殴りこみ

一誠side

 

セイレーンを仲間にしてから数週間が経った。この頃リアス達の姿を見ることがなかった。アーシアも合宿を行うってことで行ってしまったので何があったのだろうか?俺はその様子を実はコンに頼んでみてもらった。

 

どうやらライザー・フェニックスとレーディングゲームを行うことなったが結果はリアスがこれ以上は眷族たちを傷つけるわけにはいかないと降参をして彼女はライザー・フェニックスの奥さんとなるために冥界の方へと準備をしている。

 

「アーシア・・・・・・」

 

「イッセーさん・・・・・・お願いします。部長を助けてください。」

 

「何?」

 

「部長は・・・・・・ずっと悩んでいたんです。自分という存在を・・・・・・リアスとして扱ってくれる人を・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

その答えに俺はすぐに答えることができなかった。少しだけ考えさせてくれと・・・・・・冥界に殴りこみに行くってことは俺が生きているってことをさらしてしまうことだ。

 

おそらくあいつらも来ているはず・・・・・・俺は・・・・・・

 

「何を悩んでおりますか?我が主さま」

 

「セイレーン?」

 

私は部屋で考え事をしているとセイレーンが入ってきた。彼女は何を悩んでいるといってきたが・・・・・・

 

「わかっているだろ?冥界に行くってことは・・・・・・」

 

「はい弟さま、妹さま、あなたの眷族たちがいる可能性が高いですわね。」

 

「そうだ。それに我が友だった者たちもあそこにはいる。・・・・・・だからこそ俺は・・・・・・」

 

「ならばどうしてあなたさまはつらそうな顔をしているのですか?」

 

「え?」

 

「今のあなたさまはゴールド・ツイカ―ではありません!今のあなたは兵藤 一誠さまでしょ?あなた自身は結婚に対しては反対みたいですけど私はそう見えますよ?」

 

「・・・・・・そうだな。若い体を手に入れてから・・・・・・な。なぁセイレーンよ。」

 

「何でございましょうか?」

 

「お前は私のことが好きか?」

 

「もちろんでございます。私を使い魔として愛してくださったことを忘れてなるものですか!」

 

「そうだったな。ふふふふふははははははははははははははははははは!!」

 

なぜ忘れていた。俺は悪魔将軍!我が道を阻むものをがいれば倒してきたではないか!なぜすっかり忘れていたのだろうか?

 

「感謝をするぞセイレーン!今の言葉で私は目を覚ましたよ。行くとしよう!冥界へ!お前たちも来るのか?黒歌、コン、サリア、スラッシュ、ライバーンよ!」

 

「一誠が行くところに私達は行くニャ!」

 

「はい!」

 

「もちろんです!」

 

「ぴきー!」

 

「がおおおお!」

 

その前にアーシアに結婚式の日程などを聞いておくとしよう。かっこつけて行ったのはいいが誰もいなかったら恥ずかしいからな。

 

一誠side終了

 

冥界のリアスがいる部屋、彼女はドレスを着て鏡を見ていた。彼女は目を閉じながら誰でもいいこの結婚式を壊して私を連れ去ってほしいと願うばかりだ。

 

だがその願いが叶うなんて思ってもいない。たとえそれが誰であろうと・・・・・・

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「似合うじゃないかリアス、さぁ僕たちの結婚式がいよいよだよ!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

ライザー・フェニックスは嬉しそうにリアスのドレス姿を見ておりそのまま立ち去っていく。一方で一誠は冥界に到着をしてすぐに走りだす。

 

「何だお前は!?」

 

「ちょっと待て!!」

 

悪魔達は何かを呟いているが彼は無視をしてコンが幻術を使い悪魔達を混乱させて結婚式の会場に突入をする。

 

「ここだったな?せーーーの!!おりゃあああああああああああああ!!」

 

一方で結婚式の会場にはサーゼクスやセラフォルーなども座っており突然としてドアが壊されたので何事かと見ていると一誠が飛びこんできた。

 

「一誠君!?」

 

「一誠先輩!?」

 

「これはいったい・・・・・・」

 

「なんだ貴様は!!人間がなぜ冥界に!!」

 

「簡単なこと!リアス先輩を奪いに来た!!」

 

「何!?」

 

全員が一誠がリアスを奪う宣言をしたので驚いてしまう。一誠は周りを見ながらたくさんの悪魔がいる中自身の弟たちがいたのでじーっとライザー・フェニックスを見ている。

 

「あはははは!リアスを奪うだって!!たかが人間が!!俺様の炎を受けてみやがれ!!」

 

「ライザー!イッセー逃げなさい!!」

 

ライザーが放った炎が一誠に向かって放たれる。だが一誠はその場から動かずに息をすってから・・・・・・

 

「は!!」

 

放たれた気合でライザーが放った炎を消し飛ばす。ライザーの眷族たちは主人を守るために一誠に対して攻撃をしようとしたが彼から放たれる眼力に震えてしまい何人かは膝をついてしまう。

 

それはリアス眷族たちも感じていた。

 

「な、なんだいこの感じは・・・・・・」

 

「い、一誠先輩から・・・・・・な、なんでしょうか!!」

 

(この感じ・・・・・・どこかで・・・・・・)

 

「に、兄さん・・・・・・あの子・・・・・・」

 

「まさか・・・・・・ね。」

 

「・・・・・・せっかくだ。これほど悪魔の皆さんが集まっているんだ。いでよセイレーン!コン!黒歌!サリア!スラッシュ!ライバーン!」

 

「セイレーンだと!?」

 

シルバー・ツイカーは一誠がセイレーンと言ったことに驚いている。セイレーンは自身の兄が使い魔としていたからだ。なのに今彼の口からセイレーンという言葉を放ったので見ているとハープを持った女性が現れた。

 

「な、ななななななな!!」

 

「・・・・・・私はずっと迷っていた。この冥界に来るべきかどうか・・・・・・だが一人の少女が助けてくれという思いが私を動かした!悪魔の鎧よ!!ふん!!」

 

一誠が叫ぶと彼に次々に装着されていき全員が目を見開いた。

 

「な!?」

 

「嘘・・・・・・でしょ?」

 

「きけーい!!我が名は悪魔・・・・・・悪魔将軍!!我の名を知らないものなどおるまい!ライザー・フェニックスよ!我の目的はただ一つ!リアス・グレモリーをもらいに来た!!ただそれだけよ!!」

 

悪魔達はひそひそと話しをしている。悪魔将軍・・・・・・ゴールド・ツイカーの強さはサーゼクス、セラフォルーと並ぶほどの力を持っており次期魔王とも言われた男だ。だがその男もある戦いで戦死をしてしまい誰もが悲しんだ。

 

だが今彼は何を名乗った?悪魔将軍と・・・・・・誰もが信じられないという表情になっていた。

 

それはリアスも同じである。

 

「イッセーが・・・・・・悪魔将軍様!?」

 

悪魔将軍は一歩一歩と進んでいく。ライザーはすぐに悪魔将軍の方を向いて眷族たちに命令をする。

 

「何をしている!!お前たち!奴を倒せ!!」

 

「し、しかし!!」

 

「これは命令だ!!あいつは僕とリアスの結婚式を邪魔をするものだぞ!!さぁやるんだ!!」

 

「ぎょ、御意!!」

 

(流石に戦闘をしないって方法はなかったか・・・・・・仕方があるまい。彼女達には悪いが少し痛めつけて・・・・・・)

 

「そうはさせるかああああああああああああああああ!!」

 

「む?」

 

彼の後ろから大きな薙刀を持った女性がライザーの眷族たちを吹き飛ばして彼の前に立つ。

 

「我が主を攻撃をするものはこの私が許さん!!」

 

「お前は!アイリ!?」

 

「お久しぶりございます我が主!私だけが来たと思いですか?」

 

「あちょおおおおおおお!!」

 

「あちゃああああああああ!!」

 

「む!!」

 

二人の女の子達が動きやすそうなチャイナ服を着ており彼女達は振り返る。

 

「主さま!」

 

「主さま・・・・・・」

 

「サヤにサヨ!」

 

「わしたちもいるぞーーー」

 

「そうだよーーーー」

 

「おージェイナにケーラ!?」

 

そこにはかつてゴールド・ツイカーの時の眷族五人が彼の前に立ちライザーの眷族たちに武器を向けている。

 

「我が主の相手をするなら我らが相手をしよう!」

 

「そうだよね姉ちゃん!」

 

「うん・・・・・・かかってこい・・・・・・」

 

「かっかっかっか!我が主に手を出すぞうじゃの?」

 

「そうみたいだねーーーどうしましょうかジェイナさんや?」

 

「もちろん叩きのめすだけじゃ!」

 

悪魔将軍は元気そうにしている眷族たちを見て後で怒られる覚悟をしておくかと眷族たちを彼女達に任せて先に進んでいく。

 

「さぁライザー・フェニックスよ・・・・・・どうする?」

 

「こうなったら・・・・・・貴様と一対一で勝負だ!!」

 

「ほーう・・・・・・私と一対一で戦うってことか・・・・・・いいだろう。サーゼクス!準備をしろ!」

 

「!!」

 

「何をしている?早くしろ!!」

 

「わ、わかった!グレイフィア!」

 

「は!今すぐに準備をします!」

 

グレイフィアはフィールドを生成をしたのを用意をしてライザー・フェニックスは先に中へと入っていく。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「悪魔将軍様、今までのご無礼をお許しください。まさかあなたさまが・・・・・・」

 

「リアス・グレモリー・・・・・・」

 

「は!」

 

「お前は眷族たちに慕われているな。」

 

「え?」

 

「お前を救ってくれと頼んできたのはアーシアなのだ。彼女は私の正体を教えている。心配をするな・・・・・・望まない結婚式など・・・・・・私がぶち壊してくれる!!」

 

そのまま用意されたフィールドの中へと彼も入っていくのを見てサーゼクスとセラフォルーは彼の姿を見てから涙が止まらない。

 

「ねぇサーゼクスちゃん、私・・・・・・夢を見ているのかな?」

 

「いやセラフォルー、これは夢じゃないんだ・・・・・・彼は・・・・・・彼は生まれ変わって私達のところへ来てくれた。(頼んだよゴーちゃん・・・・・・何もできない私に代わって・・・・・・)」

 

フィールド内、悪魔将軍は立っていた。

 

「よくも僕とリアスの結婚式を!!」

 

「ふん・・・・・・遠慮はするなかかってこい!」

 

ライザーは両手に炎を集めてそれを悪魔将軍めがけて投げてきた。彼はそれを壊す為に魔法陣を出してきた。

 

「メラゾーマ!!」

 

放たれた大きな火球メラゾーマがライザーが放った炎を相殺した。

 

「な!?」

 

「ほーうメラゾーマが相殺されるとはな、思っていた以上の炎だな・・・・・・」

 

「くそ!僕をなめるな!僕はフェニックス家のライザー・フェニックスだ!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ライザー・フェニックスは接近をして悪魔将軍を殴ろうとしたが彼は左手を前につきだすと構える。

 

「そしてもう一つ教えてやろう・・・・・・」

 

ガン!という音が響いて何かと見ていると悪魔将軍の左手が赤い籠手を装備をしておりモニターで見ていた全員が驚いている。

 

「あ、あれって!?」

 

「まさか・・・・・・赤龍帝の籠手・・・・・・」

 

「な、なんだそれは!!」

 

「教えてやろう!これの名前は赤龍帝の籠手・・・・・・赤き龍にして我が相棒ドライグが封印されているものだ!」

 

『ブースト!』

 

「は!!」

 

放たれた剛腕がライザー・フェニックスに当たって吹き飛ばした。だがライザー・フェニックスはすぐに立ちあがったのを見て彼はフェニックスの血かと判断をする。

 

「おのれ・・・・・・おのれおのれおのれおのれ!!」

 

ライザー・フェニックスは怒り心頭で炎の弾を連続して放ってきた。彼は魔法陣を手に突っ込ませて剣を出してはじかせていく。

 

「悪魔の剣・・・・・・」

 

「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

ライザー・フェニックスは突撃をしてきたが彼は飛びあがり彼の頭を抑えて地面に叩きつける。

 

「カーフ・ブランディック!」

 

「うげ!」

 

地面に叩きつけられたがすぐに立ちあがったのを見て彼は突進をする。

 

「ハリケーンミキサー!!」

 

「どああああああああああああ!!」

 

上空に舞い上がったライザー・フェニックスを追撃をするために彼も飛びあがり彼の首と足を持ちそのまま地面に叩きつける。

 

「逆タワーブリッジ!」

 

「ごぶら!だがこんな傷など!」

 

「ほーう再生をするか・・・・・・ならば!」

 

逆タワーブリッジを解除をした後彼を立たせて飛びあがる。

 

「フライングレッグラリアート!」

 

「ごべら!!」

 

そのままロメロ・スペシャルをかけているが彼は笑う。

 

「これをただのロメロ・スペシャルと思ったら大間違いだ。地獄風車!!」

 

「どあああああああああああああああああ!!」

 

高速回転をして宙へと浮かせてからそのまま勢いよく地面に決めた。悪魔将軍は倒れている彼を見ているが回復をしたので驚いている。

 

「ほーう体の傷は回復をしているみたいだが・・・・・・」

 

「ひ、ひぃ!!」

 

「なるほど・・・・・・精神の方は回復をしていないみたいだな?」

 

「く、来るな!!なぜだ!なぜ邪魔をするんだ!」

 

「簡単だ・・・・・・私がさらう理由・・・・・・それは一人の少女として見ているか見ていないかだああああああああああああああああああ!!」

 

そのまま彼をスピンダブルアームでつかんだ後回転をして飛びあがる。

 

「あ、あの技は!!」

 

「ライザー・フェニックスよ!受けるがいい!!そして刻め!これが私・・・・・・悪魔将軍の最大技!地獄の断頭台!!」

 

「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!!」

 

地獄の断頭台が決まり戦闘不能と判断をしてブザーが鳴る。彼自身もいくらなんでもやり過ぎたなと思いもらったフェニックスの涙を使い彼を回復をさせる。

 

勝者は悪魔将軍となり彼らはフィールドから出されてライザーは白目を向いたまま運び出されて行き悪魔将軍はリアスを抱えて結婚式場を後にする。

 

リアスside

 

「・・・・・・・・・・・・この辺でいいだろう。」

 

イッセー事悪魔将軍様は私をゆっくりと降ろしてくれた。まさかイッセーが悪魔将軍様だなんて知らなかった。

 

彼は冥界を見ており両手を組んでいた。

 

「・・・・・・悪魔将軍様」

 

「普通にイッセーと呼んではくれないのか?」

 

「む、無理ですよ!だってあなたさまは・・・・・・」

 

「そうか?黒歌は普通にイッセーと呼んでくれているが?それに悪魔将軍という姿もこの鎧を着て初めて呼ばれているからな。さて解除をするとしよう。」

 

そういって悪魔将軍様はイッセーの姿になりへへと笑っている。彼の顔を見ていると胸の奥から何かを感じた。

 

そうか・・・・・・これは恋・・・・・・私はイッセーのことが好きだって・・・・・・悪魔将軍としてのイッセーもあるけど私は今のイッセーが好き。

 

「・・・・・・悪魔将軍様・・・・・・いいえイッセー・・・・・・」

 

「なんだうぐ!」

 

私のファーストキスなんだからね?しっかりと受け取ってもらうわよ?

 

「うふふふよろしくねイッセー!!」

 

「あ、あぁ・・・・・・何がよろしくなのかはわからないが・・・・・・よろしくもらった?」

 

ふふふ本当、イッセーが悪魔将軍様か・・・・・・なるほど断った理由がわかった気がするわ。

 

悪魔将軍様には小さい時に教われたところを助けてもらったことがある。その時はゴールド・ツイカーさまだったけどね。

 

「イッセーどうやら私以外にもあなたに話をしたいという人はいるみたいよ?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

そこに現れたのは私のお兄様の「サーゼクス・ルシファー」と「セラフォルー・レヴィアタン」様・・・・・・そしてシルバー・ツイカーさまにレイナーツイカーさまだ。

 

リアスside終了




次回 リアスを助けた悪魔将軍事一誠、そこに四人の人物が現れる。

次回「親友たちとの再会」


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再会の親友

冥界の街が見える丘、悪魔将軍事兵藤 一誠はリアス・グレモリーとライザー・フェニックスの結婚式に現れて正体を明かしてライザーを戦闘不能にして彼女を連れ去る。

 

そして今、彼の目の前に四人の人物が立っていた。一人はサーゼクス・ルシファー、もう一人はセラフォルー・レヴィアタン、そして二人は彼にとっても大事な弟シルバー・ツイカーとレイカ・ツイカーの二人だ。

 

(サーゼクス、セラフォルー、そして我が弟に妹・・・・・・まさかこのような再会になるとはな・・・・・・まぁやってしまったのは俺だから仕方がないか・・・・・・)

 

するとシルバーとレイカの二人は一誠に近づいていく。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「兵藤 一誠君、私はシルバー・ツイカ―という。」

 

「私はレイカ・ツイカーです。改めて聞かせてください。あなたは私たちの兄、ゴールド・ツイカ―なのですか?」

 

「レイカ・・・・・・彼は間違いなく私達の兄で間違いない!私は間違えない!あの力は兄さんしかいないのだから!」

 

「・・・・・・そうだな、あれだけやってしまったのだから隠していても仕方があるまい。久しぶりだな・・・・・・シルバー、レイカよ・・・・・・」

 

「「兄さん!!」」

 

二人の兄妹は一誠に抱き付いてきた。彼自身は苦笑いをしながらも二人の弟たちの頭を撫でている。

 

「おいおい立派になったと思ったら甘えん坊に戻っているじゃないか・・・・・・」

 

「当たり前だよ・・・・・・お兄ちゃん・・・・・・」

 

「そうです兄さん!私は特に・・・・・・あなたの死んでしまったところを見てしまったのですから・・・・・・」

 

「色々とすまなかったな。シルバーもツイカー家を継いでくれてありがとうな?」

 

「ですが私は兄さんのようにつよくもありませんし判断力なども・・・・・・」

 

「シルバー、お前はお前だ。」

 

「え?」

 

「俺の真似をしようとするんじゃない。お前はお前のやり方でツイカー家を強くしていけばいいのさ。お前はシルバー・ツイカー・・・・・・ゴールド・ツイカーではないのだからな?」

 

「兄さん・・・・・・」

 

「それと俺の眷族たちを預かってくれていたのだな?ありがとう・・・・・・そういえば何人か足りなかった気がするが?」

 

「えぇ全員で連れてきたわけじゃないので・・・・・・おそらく彼女達はあなたが生きていることを報告をしに行っていると思いますよ?」

 

「そうか・・・・・・あいつらにも謝らないといけないな。」

 

「でも兄さん、まずは彼女たちよりも謝る人たちが待っていると思うけど?」

 

レイカに言われて一誠は前を向く、すでに黒い髪をツインテールにしている女性は涙を流しておりもう一人の男性も涙目となっている。

 

「・・・・・・サーゼクス、セラフォルー・・・・・・」

 

「ゴーちゃん?本当にゴーちゃんなの?」

 

「あぁ人間になってしまったが・・・・・・お前らの知っているゴールド・ツイカーで間違いないさ。」

 

「・・・・・・ゴーちゃん、改めてありがとう・・・・・・私にはできないことを君はしてくれた。」

 

「気にするなサーゼクス・・・・・・それに謝らないといけないのは俺の方だ・・・・・・すまなかった。臆病者は俺の方だった・・・・・・」

 

「「え?」」

 

「俺は悩んだ。死んだのにまたお前たちの前に現れていいのかと・・・・・・冥界に行くのも戸惑ったからな。お前らにどんな顔をして会えばよかったのか・・・・・・不安で仕方がなかった。だがこうしてお前らと会って俺は来て良かったと思っている。」

 

「ゴーちゃん・・・・・・」

 

「でもゴーちゃんこれだけは言わせてくれ・・・・・・またこうして会えたのは嬉しいよ。」

 

「俺もだ。お前らとこうしてまた会えたのだからな。なぁサーゼクス・・・・・・頼みがある。」

 

「なんだい?」

 

「黒歌のはぐれ悪魔を外してもらえないだろうか?」

 

「・・・・・・理由を聞いてもいいかい?」

 

一誠は黒歌のしてくれた説明をしてサーゼクスはしばらく考えてから彼の方を向いた。

 

「わかったよ。黒歌のはぐれ悪魔を解除をしておくよ。」

 

「感謝をするサーゼクス。」

 

「ねぇゴーちゃん」

 

「なんだ?」

 

「悪魔にならないの?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「また三人で楽しく過ごしたいよ・・・・・・でもゴーちゃんだけ人間だからすぐにいなくなっちゃう・・・・・・そんなの嫌だよ・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「そうだ!ゴーちゃん今度参観日があったよね?」

 

「あぁあったな。それがどうしたんだ?」

 

「その時までまってもらえないだろうか?」

 

「あぁ別にそれは構わないが・・・・・・だが参観日ってだいぶ先だろ?」

 

「それぐらいの準備が必要だからね。それまで楽しみに待っていてくれ。」

 

「あぁ了解だ。」

 

こうして一誠事悪魔将軍はかつての友、兄妹と再会をしてからリアス達と共に冥界を後にした。

 

一誠side

 

サーゼクス達とも再会をした後に俺達は元の兵藤家についたのはいいが・・・・・・さて・・・・・・

 

「なぜお前もここにいるんだリアスよ?」

 

「あら言っていなかったのかしら?今日から私も一緒に暮らすことになったのよ。」

 

まじかよ、今かなりの人数がいるのにこの家にリアスまで引っ越してくるの!?てか黒歌達なぜ頬を膨らませている?いったい私が何をしたと言うのだ!?

 

「ニャ・・・・・・」

 

「イッセーさん・・・・・・」

 

「ご主人様は浮気者です!」

 

「なんでええええええええええええええええ!!」

 

「あはははは・・・・・・」

 

「ご主人さまは人気者ですね(笑)」

 

カラワーナとミッテルト、笑いごとで済んだから軽く収まるのだけどな・・・・・・俺はちらっと写真を見てあの子は元気に過ごしているのだろうか?と思いつつリアス達が呼んでいるので部屋の方へと移動をするのであった。

 

一誠side

 

「チェストおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「ぐ!!」

 

オレンジの髪をツインテールにしている女の子が青い髪に緑のメッシュを入れた子に剣を振り下ろして吹き飛ばす。

 

「イリナ、なぜかすごい闘志だがどうしたんだ?」

 

「え?ぐふぐふふふふふふふふふふふふふ、だってだって日本に行けるんだよ!私のマイダーリンに会えるんだよおおおおおおおおおおお!!」

 

「マイダーリン?あーお前がいつも言っている兵藤 一誠という男か・・・・・・」

 

「そうそう私のマイダーリンに会えるのがとても楽しみで楽しみで!うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!ダーリーーン!待っていてねえええええええええ!!イリナは女として修行をしてきたのだからねええええええええええええええええ!!」

 

「いやイリナ、私たちの目的違うだろ!!」

 

相方のゼノヴィアはため息をつきながら空港へと向かい任務のために日本へと行くのであった。




じかーい!ライザー・フェニックスとの戦いで勝利って当たり前の悪魔将軍事一誠、彼は普通に過ごしながらリアスがなぜか一誠の家でオカルト研究部をすることになり母親は一誠のアルバムを出してきたので全員が覗いていると祐斗がイリナと写っている写真を見て聖剣があったのを見て態度が変わった気がするなと思い過去に何かがあったのだろうなと判断をする。

次回「写真と復讐」


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写真と復讐

いやー木場君とギャスパー君の女性化を望んでいる方が多いですね(笑)というわけで木場君とギャスパー君の女性化決定!!

さーて名前などドウシヨウカナ?ギャスパーはそのままとして木場の名前を考えないとな・・・・・・うーーーんまぁ後で考えようではどうぞ!!


一誠side

 

サーゼクス達と再会をしてから数日が経ち、俺の生活はめっちゃ変わった。どれだけ変わったのか?まず変わったのはリアスが一緒に住むようになっただろ?

 

それから一緒に学校に通うだろ?薫子の目から光が失っているだろ?部室では?

 

「イッセー君❤」

 

「あ、朱乃先輩・・・・・・」

 

「昔みたいに朱乃とお呼びくださいーーーー❤」

 

朱乃がすごく甘えてくるように抱き付いてくるので彼女の大きなものが当たってしまい私は動揺をしてしまう。

 

まぁ男子たちからしたら嫉妬の視線を感じてしまう。まぁ主に元浜と松田の二人なのだがな・・・・・・いずれにしてもスラッシュとライバーンのレベルを上げるために使い魔同士の戦いをしているが・・・・・・流石セイレーン、コン達相手でも強いな・・・・・・まぁセイレーンとの付き合いは私がまだゴールド・ツイカーの時からだからな。

 

ある日のこと

 

「え?オカルト研究部をうちでする?」

 

「えぇたまにはいいかなと思ってね。」

 

今回オカルト研究部をうちですることとなったそうで朱乃達がうちにやってきたがなぜか母親がノリノリでアルバムなどを出してきてきたので私は顔を赤くしてしまう。なにせ私には恥ずかしいものばかりである。

 

「母さん、やめてくれ・・・・・・なんで俺のアルバム出してくるんだよ。」

 

そこには俺が小さい時の写真がたくさんあるからとても恥ずかしいんだよ。てかセイレーンにカラワーナとミッテルト、お前ら普通に見ているんじゃねーよ。黒歌とかも何見ているんだよ!恥ずかしいの多いんだぞ!!

 

「小さいイッセー・・・・・・」

 

「あらあらイッセー君可愛いわね。」

 

やめて!男の子なのに可愛いなんて言わないでください!ってあれ?祐斗の奴何かの写真を見て硬直をしているけどどうしたんだ?俺は覗いて見るとイリナと一緒に写っている写真だな?イリナ・・・・・・元気に過ごしているんだろうか?

 

「ねぇ一誠君。」

 

「どうした?」

 

「この写真・・・・・・」

 

「あぁ俺の幼馴染との「違う、その後ろにあるものだよ」あーあれか、確か聖剣だったのを覚えているぜ?」

 

「・・・・・・そう聖剣・・・・・・ふふふこんなところにあったのね?」

 

「?」

 

ん?今祐斗の奴女の言葉を使わなかったか?ふーむどうやら祐斗には何か複雑な過去があるようだな。聖剣・・・・・・ふむ少し調べる必要があるみたいだな。

 

その日、俺は生徒会の仕事を手伝っていたがなぜか皆いつもと違いソワソワをしているのはなぜだろうか?

 

「会長いかがしました?」

 

「ひゃい!?あ、あの!悪魔将軍様!手伝わなくてもよろしいのですよ!?逆にこちらがご迷惑をおかけしているようで・・・・・・」

 

「もしかして俺が悪魔将軍だからソワソワしていたのか?別に気にすることはない・・・・・・今の俺は兵藤 一誠なのだからな。」

 

「と言われましても・・・・・・」

 

「別に気にすることないのだけどな。それとソーナよ。」

 

「はい?」

 

「セラフォルーには迷惑をかけてしまったな。」

 

「いえ、最初大泣きをする姉を見たのは初めてでした。ですが内容を聞いて私も涙を流す姉を見てあなたが死んでしまったのだと悲しみました。」

 

「・・・・・・・・・・・・すまん」

 

どうも俺は謝っているばかりじゃないか、生徒会の仕事を終えた後私は今日ははぐれ悪魔が現れると聞いていたので倉庫の方へとやってきていた。

 

「さてリアスどうする?」

 

「えっとイッセーはどちらで行くの?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

どちらか、確かにもう悪魔将軍とばれているから悪魔将軍の姿でもいいが・・・・・・丁度試したいことがあるから今回はこちらで行くとしよう。

 

「いや今日は籠手の方を使うよふん!!」

 

俺は全身を纏い長距離型の龍牙の砲塔へと姿を変えて俺は中に入る。ターゲットをロックをして構える。

 

「くらえ!ドラゴニックキャノン!」

 

背部のキャノン砲を前門にして発砲をする。威力などはおとしており相手のはぐれ悪魔達が現れた。

 

「さてやるわよ!小猫!祐斗!」

 

「はい!」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

祐斗だけはボーっとしていたので仕方がない俺は装甲をパージをして腰部に装着されたドラゴニックブレードを抜いた龍牙の剣士形態へと変えて素早く移動をしてはぐれ悪魔を切り裂いた。

 

もう一体の方は小猫が倒してくれたみたいなので俺はホッとしている。だが倉庫内でパーンという音が鳴り響いた。

 

それはリアスが祐斗の頬を叩いた音だ。

 

「目を覚ましたかしら?イッセーがいなかったらあなたは死んでいたのよ?」

 

「すみません部長。すこし頭を冷やしてきます。」

 

「・・・・・・やはりあの目は・・・・・・」

 

俺はあの目をしたものを見たことがある。我が眷族で同じようなした目をしたものがいた・・・・・・名前は「カルフィナ」という名前の騎士の駒を授けたものだ。だがカルフィナは私と共に復讐を遂げてからは今のような明るい性格に戻ったな。

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「先輩どうしました?」

 

「いや何でもないよ」

 

「ニャーーーーーーー」

 

小猫ちゃんの頭をつい黒歌と同じように撫でてしまうが気持ちよさそうだなーと思いつつ自分の自宅へと帰り俺はドライグと話をしている。

 

『相棒はどう考えているんだ?』

 

「今のところ祐斗に何を言っても聞かないだろうな・・・・・・昔、私の眷族に同じようなことがあったからな。」

 

『その時はどうやって解決をしたんだ?』

 

「あの時はあいつの敵である相手の場所を特定をして殴りこみをして地獄の断頭台で処刑をしたかな?」

 

『・・・・・・我が相棒ながら恐ろしいことをしているな・・・・・・』

 

「昔のことだ。だが情報などが足りないからな・・・・・・今は何もすることができないさ。なぁドライグ」

 

『なんだ?』

 

「俺が赤龍帝の籠手を持っているようにもう一体お前のような龍がいるのか?」

 

『あぁいるさ白い龍アルビオンだ。おそらく覚醒をして俺のようになっていると思うぜ?』

 

「そうか・・・・・・赤と白は戦わなければいけない運命か・・・・・・」

 

昔聞いたことがあったな。赤と白の籠手を持つ者は戦う運命にあると・・・・・・だが今代の白龍皇の光翼を持っているものにあったことがない。いずれにしてもその問題は後にしよう。

 

「やれやれ・・・・・・また事件が来そうな雰囲気だな。」

 

『そうか?』

 

「おそらくな。」

 

はぁ・・・・・・赤龍帝として悪魔将軍として俺は戦いに身を置くだけさ・・・・・・




次回 それから数日が経ち一誠は家へと帰ろうとしたときに家から何かを感じて入ると懐かしい人物がいた。

次回「幼馴染との再会」



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幼馴染との再会

一誠side

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

やぁ兵藤 一誠だ。あれから数日が経ったがやはり祐斗の様子はおかしいものだった。あの写真を見てからもそうだがボーっとすることもあるし、やはり復讐をすることで頭がいっぱいになっているのだろうな。

 

『まぁいずれにしてもどうするんだ相棒?』

 

「どうすると言われてもな・・・・・・ん?」

 

「イッセーさん?」

 

現在俺はアーシアと共に家の方へと帰っていたがこの感じは・・・・・・聖剣の感じがするな。だがなんだろうこの感じは・・・・・・とりあえず家の方へと帰ると母さんが誰かと話をしているので俺は声をかける。

 

「母さん、何やっているの?」

 

「あらイッセーお帰り、いやー懐かしい人がきたからつい話しこんじゃったわ。」

 

ふむ、母さんが話しこんでしまった子・・・・・・俺は目の前にいる人物たちの方を見ていると栗色の髪をした女の子が俺の顔を見た瞬間目を光らせて・・・・・・

 

「ダーーーリーーーン!!」

 

「うごおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

突然として彼女が俺に突っ込んできた。しかも今なんて言った?ダーリンと言ったよな・・・・・・

 

「あーダーリンダーリン!あなたに会いたくてすごく頑張ってきたんだよ!苦手な料理だって頑張ったんだからね?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

はて困ったのだがどちら様だろうか?美少女に抱き付かれるなんて思ってもいなかったので驚いてしまったが・・・・・・ん?よーく見たらどこかで見たことがある顔だな・・・・・・

 

「あらあらイッセー、忘れているわね?」

 

「え・・・・・・ねぇダーリン、どうしてワスレルノ?アノ時ノキスハ嘘ダッタノ?」

 

「キス・・・・・・もしかしてイリナなのか?」

 

まさかあのわんぱく小僧が美人になるとはな・・・・・・ふーむなかなか美人になったものだな。

 

「ダーリン、ダーリンダーリンダーリンダーリン」

 

「まずは一言離れてくれ・・・・・・お前の大きなものが当たっているのだが?」

 

「当てているんだよーーーー」

 

さて困ったものだが・・・・・・相方は困惑をした顔をしているが・・・・・・どこかで見たことがあるような気がするな。向こうの方も俺の顔を見た瞬間何かを考えているな。

 

「・・・・・・ふーむどこかで見たことがあるような・・・・・・」

 

「ふーむ・・・・・・」

 

俺の方も彼女をどこかで見たような気が・・・・・・ん?思いだしたぞ・・・・・・確かあれは悪魔将軍として海外に行ったときに兵藤 一誠の姿になり青い髪をした子を助けた記憶があるな・・・・・・うんやっぱりあの子で間違いないが・・・・・・ところで気になったことがあるが・・・・・・

 

「おまえら一体何しに来たんだ?」

 

「えっとその・・・・・・」

 

「それに関してはすまない、話すことができないんだ。」

 

そういって2人は謝った後に家を後にしたが青い髪をした子がアーシアの方を見ていたが・・・・・・何か嫌な予感がするな。仕方がない明日はオカルト研究部に行かないといけないからな・・・・・・まぁ悪魔将軍ですからね。今回は兵藤 一誠として参加をすることになるが・・・・・・さてどうなることやら・・・・・・

 

一誠side終了

 

次の日の放課後、一誠はオカルト研究部へ行くとすでにイリナ達は座っており話をしている様子だった。

 

イリナは彼がここにいることに驚いているが彼は気にせずに座っており話を聞いていた。

 

「それで悪魔を嫌う教会側の人たちが私達悪魔に何か用かしら?会談を求めるぐらいだからそれなりのことがあったのでしょう?」

 

「簡潔に言おう・・・・・・教会側が所有するエクスカリバーが堕天使によって奪われた。」

 

(堕天使ね・・・・・・レイナーレはリアスが滅ぼしたから可能性あるとしたら奴しかいないだろうな。)「コカビエル・・・・・・」

 

「え!?なんでダーリンが知っているの!?」

 

「ちょっと待ちなさい!今の発言どういう意味かしら!!」

 

リアス達はイリナが発言をしたダーリンという言葉に反応をする。

 

「言って通り!!ダーリンはダーリンなの!!」

 

「コカビエル・・・・・・エクスカリバー・・・・・・聖剣・・・・・・そういうことか・・・・・・」

 

一誠は聖剣を盗んだ犯人が堕天使コカビエルだと判明をしたので自分の中で今回の事件の真相が明らかになってきたがほかのメンバーは喧嘩をしているので一誠はため息をついてしまう。

 

(仕方がない、コカビエルのことは調査を進めていくしかない。それにしても奴の目的は・・・・・・まさか戦争を再び起こそうとしているのか!?いや奴なら可能性が高い・・・・・・ってあれ?何か知らないがゼノヴィアと祐斗が戦うことになっているのだが一体何があった?)

 

一誠は考えごとをしている間にゼノヴィアと祐斗が戦おうとしているのでいったい何があったしとドライグに聞いた。

 

『あぁゼノヴィアという女がアーシアを切ろうとしたときに木場が剣を生成をして勝負をすることになった。聖剣関連で自分を失敗作だとな。』

 

「失敗作ね・・・・・・(黒歌聞こえているか?)」

 

(聞こえているニャどうぞ!)

 

(悪いがコンらと一緒にコカビエルを探してくれ、見つけても攻撃などはするなよ?)

 

(了解にゃ!)

 

一誠は悪魔通信を切り祐斗とゼノヴィアの戦いを見ていたがどうも見ておられないため立ちあがる。

 

「ダーリン?」

 

「ふん!」

 

全身を纏い赤龍帝の籠手の真の力赤龍帝の鎧を装着をして第二形態の龍牙の剣士モードへと変えて二人の間に入りこんでドラゴニックブレードで二人の剣をはじかせる。

 

「ぐ!!」

 

「こ、これが赤龍帝の力・・・・・・」

 

「一誠君!なぜ!!」

 

「無駄だ祐斗、冷静さを失っているお前に勝てるはずがない。壊すだけの力で聖剣を破壊するなど不可能だ。」

 

「黙れ・・・・・・黙れ黙れ黙れ黙れ黙れえええええええええええええええええええええええええええええええ!!」

 

祐斗は剣を生成をしてリアスはやめなさいというが祐斗は剣を振り下ろして一誠に切りつける。

 

「ダーリン!!」

 

「ぐ・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

だが祐斗が放った剣を一誠は片手で受け止めておりそのまま投げ飛ばして尻もちをつかせる。

 

「あう!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

一誠から放たれるオーラに全員が怯えておりいったい彼の強さはどれだけあるのか・・・・・・ゼノヴィアとイリナは思った。彼に逆らってはいけないと・・・・・・

 

「さてすまなかったな二人ともけがなどはないか?」

 

「あ、あぁ・・・・・・」

 

「だ、ダーリン?」

 

「いずれにしてもコカビエルの野郎・・・・・・か。」

 

一誠は両手を組み考えているとゼノヴィアとイリナは聖剣を探すために移動をする。そして祐斗もそのまま姿を消してしまう。

 

「祐斗!!」

 

「・・・・・・スラッシュ、ライバーン、祐斗の護衛につけ」

 

『ぴきー!」

 

『ぐお!』

 

一誠の指示で二匹は祐斗を追いかける。

 

「一誠大丈夫なの?」

 

「問題ない。祐斗に関してはスラッシュとライバーンに任せる・・・・・・いずれにしてもコカビエルの奴は止めないといけない。」

 

一誠は手を握りしめて打倒コカビエルと決意を固めるのであった。




次回 一誠は街を歩いていた。彼は一応スラッシュとライバーンから連絡を受けており木場がピンチになったので助太刀をしたことなども受けていた。

そして彼は聖剣を破壊をするためにイリナとゼノヴィアを探していたが・・・・・・なぜかお金を恵んでくださいとしている二人を見てため息が出てファミリーレストランに連れていくことにした。

なぜかついてきた小猫と共に

次回「聖剣を破壊をする!」

「・・・・・・大丈夫だろうか?」


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聖剣を破壊せよ

一誠side

 

「・・・・・・・・・」

 

「ご主人様何かお考えですか?」

 

俺に声をかけてきてくれたのは堕天使のカラワーナとミッテルトの二人だった。俺が今悩んでいることは一つ・・・・・・コカビエルのことだ。奴が再び戦争を起こそうとしているのは間違いない。そしてもう一つ・・・・・・聖剣を奪い何かをしようとしているのもわかっているつもりだ。

 

「もしかしてコカビエル様のことですか?」

 

「あぁそのとおりだミッテルト、お前達はレイナーレと共にいたのだったな?何か知っていることがあるか?」

 

「はぁ、そういえば・・・・・・だいぶ前のことですが・・・・・・レイナーレ様があんな行動をしたのはコカビエル様から何かを言われたからと思います。」

 

「そうなのか?」

 

「おそらくアザゼル様に気にいられるとかと・・・・・・」

 

「なるほど・・・・・・いずれにしても油断をすることはできないな。」

 

「その通りっす!もしここが戦争になったらご主人様のパパリンやママリンも危ないっス!!」

 

そのとおりだ。それだけは絶対に阻止をしないといけない・・・・・・いずれにしてもコカビエルの奴の探索を黒歌達に任せているが用心をしているのか見つけることができないみたいだ。

 

彼女達が悪いわけじゃないので俺は次の日に行動をすることにした。まずはイリナとゼノヴィアの二人を探そうとしたが・・・・・・

 

「なんで君もいるの小猫ちゃん?」

 

「・・・・・・駄目ですか?一誠先輩は祐斗さんのために動こうとしているんですよね?」

 

「・・・・・・そう思うかい?」

 

「はい。」

 

全くやはり姉妹はそういうところは似ているなと改めて思うよ。俺は小猫ちゃんと共に目的の二人を探しているが・・・・・・

 

「「おーー神よ我らにお恵みをーーーーー」」

 

「先輩・・・・・・」

 

二人のあまりのことに頭を抑えてしまい、俺は仕方がないので二人の頭をゲンコツをしてファミリーレストランへと連れていきご飯を奢っているところである。

 

「「大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」」

 

「わかればよろしい」

 

私は不機嫌オーラを出してしまっていたため二人は冷汗を書きながら謝っている。これは私が悪いわけじゃないのでこれは仕方がない。小猫ちゃん・・・・・・君も怖がらなくてもいいじゃないか・・・・・・

 

「い、一誠先輩から放たれるオーラ・・・・・・怖すぎます。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

どうやら私の悪魔のオーラが無意識で発動をしているみたいで小猫ちゃんは転生悪魔・・・・・・いえば私の悪魔部分が見えてしまっている状態だな・・・・・・これはいけないな。さて私はゼノヴィア達に改めて聖剣の破壊をすることを伝えると二人は目を見開くがゼノヴィアと呼ばていた女性は納得をしているので承諾をしてくれた。

 

「ちょっとゼノヴィア!!」

 

「いいではないかイリナ、彼は赤龍帝・・・・・・その実力を見るのも悪く無いぞ?」

 

「まぁそうだけど・・・・・・ダーリンが怪我をするのをあまり見たくないな・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

うん可愛い、じゃなくて惚れてしまったではないか、やがてライバーンに祐斗を連れてくるように言いスラッシュ達が現れて祐斗も座ったので話をする。

 

「わかったよ教会の者たちと行動をするのはあれだけど・・・・・・聖剣を破壊ができるなら喜んで・・・・・・それともう一つ僕が手に入れた情報だけど・・・・・・一誠君覚えていないかもしれないけど奴らにもう一人神父を殺している奴がいた。名前はフリード・ゼルセンだ。」

 

フリード・ゼルセン?・・・・・・そういえばレイナーレがいた教会を攻めた時になんか変なやつがいたがあいつのことか?いずれにしてもフリードって奴は神父を襲っているというなら考えはあるさ。

 

「私に考えがある。」

 

さーてエサをおびき寄せるとしようか?

 

一誠side終了

 

その夜

 

「ねぇ一誠君本当にこれで大丈夫なのかい?」

 

「大丈夫だ問題ない。祐斗の話を聞いていればフリードは神父を着たものを襲うってことだろ?なら俺達を間違いなく襲うだろう・・・・・・」

 

「大丈夫でしょうか?」

 

「問題ない。」

 

現在三人は神父の格好をしておりイリナとゼノヴィアの二人は敵が現れてもすぐに出れるように構えていると一誠は静かにするように指示を出して二人も静かにする。

 

一誠は赤龍帝の籠手を出してエネルギーを充電をする。ドライグも中でタイミングをうかがっている。

 

『相棒!』

 

「あぁ!!ドラゴニックナックル!!」

 

一誠はドラゴニックナックルを放つと相手の聖剣とぶつかり相殺をする。

 

「ひゃっは!!おやおや神父かと思ったけど!!まぁいいさ!まさか聖剣をはじかせるなんて思ってもいなかったけどよ!」

 

(さっきの一撃、ドラゴニックナックルをブーストをしておいて正解だったかもしれないな。正直に言えば左手が痺れてきている・・・・・・)

 

一誠は顔は普通にしていたが先の攻撃で相殺をした際に左手が痺れてきていた。あのフリードが持っている聖剣は通常のとは違う感じがして祐斗や小猫が相手では不利かもしれない。だが悪魔将軍の姿になるのはイリナ達の前ではしたくないという思いもあった。

 

彼はやむを得まいと魔法陣を発生させて呪文を唱える。

 

「ピオラ!バイキルト!スカラ!」

 

自身に強化呪文をかけてそのまま禁化の鎧を装着をしてフリードを殴ろうとするが彼は聖剣でふさいだので彼は舌打ちをする。

 

「ッチ」

 

「あははははは!!無駄だよ!あれから色々としたんだよ!おら!!」

 

フリードは素早く移動をして一誠に切りかかろうとしたがそこにイリナとゼノヴィアが聖剣ではじかせる。

 

「ダーリンを傷つかせないよ!」

 

「フリード・ゼルセン!貴様を神の名において断罪してくれる!!」

 

「へ!いくら増えようとも!「いつまで遊んでいるんだい?」ガリレイ!」

 

「あれが・・・・・・」

 

一誠は現れた人物を見てバルパー・ガリレイかと思いつつ構えようとしたが左手を抑えたので全員が驚いている。

 

「ダーリン!?」

 

「一誠先輩!?」

 

「・・・・・・一誠だと?」

 

ゼノヴィアは一誠の名前を聞いていなかったので目を見開いたがドライグは彼に声をかける。

 

『相棒無理をするな、さっきの攻撃で左手が痺れているんだろ?』

 

「・・・・・・しかし・・・・・・」

 

「さてフリードここは撤退をするよ!」

 

「じゃあな!ひゃっは!!」

 

二人は撤退をしたのを見てイリナ達は追いかける。

 

「僕も行く!!」

 

「俺もうぐ!」

 

「先輩!!」

 

先ほどの一撃は一誠の左手にダメージを負ってしまう。彼は左手を抑えていると後ろからリアス達が現れる。

 

「一誠君!?」

 

「一誠さん!!」

 

アーシアは一誠のところへと行き治療の能力を使い彼の左手を治療をする。

 

「すまないアーシア助かったぞ。」

 

「全くあなたは無茶をされますね?またお兄様やシルバー様を泣かせるおつもりですか?」

 

「はは、それだけは勘弁をしておくよ。」

 

一誠は笑いながら回復をした左手を動かしていると連絡が来たので彼は念話で通信に答える。

 

(どうした黒歌?)

 

(大変ニャ!コカビエルの奴動こうとしている!!)

 

(何?とりあえずこちらに合流を頼む。)

 

(わかった!)

 

念話を切りコカビエルが動こうとしているのかと・・・・・・一誠は考え悪魔将軍として戦う決意を固める。




次回 一誠はセイレーンからコカビエルが現れたと聞いていくとイリナがボロボロの状態でいたので彼は回復をさせた。彼女は聖剣を奪われたことなどを話をして家へと連れて行こうとしたが自分についていくといい彼自身は彼女の目を見てコカビエルが学園の方へと向かったのを察知してイリナを背負い向かう。

次回「コカビエルの襲来!一誠の決意!」

「・・・・・・これが私のもう一つの姿だ!!」


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コカビエルの襲来!?一誠の決意!

バルパー・ガリレイとフリード・ゼルセンの襲撃から数日後、一誠は高速で移動していた。

 

偵察に出ていたライバーンからコカビエルと思われる人物が現れたと聞いて急いでその場所へと行くとコカビエルと思われるものが立っていた。

 

「貴様は・・・・・・」

 

「ほーう赤龍帝か、まぁいい・・・・・・ほれ」

 

そういってコカビエルが投げたのをキャッチするとイリナがボロボロにされていた。

 

「だ、ダーリン・・・・・・」

 

「イリナ、コカビエル!お前の目的は戦争か!!」

 

「ほーう俺のことを知っているみたいだがそのとおりだ!だからこそまずはあの学園を壊させてもらう!その為にこいつのエクスカリバーを奪ったのだ!はっはっはっは!楽しみにしておけ!!」

 

コカビエルは魔法陣を使いその場を去っていき一誠はイリナを回復させるために膝をつく。

 

「べホマ」

 

「き、傷が・・・・・・」

 

一誠は立ちあがりコカビエルを追いかけるために駒王学園の方へと向かおうとしたときにイリナが彼の手をつかんだ。

 

「イリナ?」

 

「待って・・・・・・私も行く。」

 

「いくら私が回復をさせたとはいえ、今のお前を「お願い」・・・・・・わかった。俺の背中に乗れ」

 

「ありがとう。」

 

イリナを背中に乗せる前に一誠は赤龍帝の籠手を装備をして禁化状態になり背中の翼を開いて彼女は一誠の背中に乗りこんで彼は飛びあがり急いで駒王学園の方へと急行をする。

 

一方で駒王学園ではリアス達眷族達がコカビエルが出したケルベロスと交戦をしていた。

 

ソーマ眷族たちは学校を守るために結界に集中しておりそこにゼノヴィアと木場が到着して切り裂いて敵を倒す。

 

「祐斗!」

 

「部長・・・・・・すみません。僕は・・・・・・」

 

「いいえ帰ってきてくれただけでも嬉しいわ、後は・・・・・・「できたぞ!!」!!」

 

バルパーの声が聞こえて全員が見ると彼は嬉しそうに見ると盗んだエクスカリバーを一つにした。それをフリードに渡して彼は嬉しそうに振りまわしていた。

 

「フリード・・・・・・そしてバルパー・ガリレイ・・・・・・僕を・・・・・・いや私を覚えていないなど言わせないわよ!!」

 

「はてー誰だったかの?」

 

「貴様あああああああああああああああ!!」

 

祐斗は魔剣を作り接近して切りかかろうとしたがフリードがその前に立ち振り下ろされた剣を受け止める。

 

「ぐ!!」

 

「ひゃっは!エクスカリバーの力を見せてやるよ!おら!!」

 

「ぐうううううううううううう!!」

 

木場は吹き飛ばされるが何とか着地して再び睨んでいる。フリードは止めを刺そうと接近して祐斗に剣を振り下ろそうとしたが何かが目の前に立ち攻撃をふせいだ。

 

「無事か?祐斗」

 

「い、一誠君・・・・・・」

 

フリードは放った攻撃を一誠は両手でガードして彼の武器をはじいた。彼の後ろにはイリナがおりゼノヴィアは驚いている。

 

「イリナ!?」

 

「ゼノヴィア大丈夫?」

 

「あぁだがお前聖剣が・・・・・・」

 

「わかっているよ。でも!」

 

バルパーは一つの何かを投げると祐斗はキャッチする。バルパー曰く木場の同士達の魂とも言える聖剣適正だった。

 

「貴様!!」

 

一誠は怒り心頭になるが祐斗は涙を流していた。

 

「・・・僕は・・・・・・私は・・・・・・ずっと・・・ずっと思っていた。私だけが生きていていいのかなって・・・・・・だって私よりも夢を持った子がいた。それなのに私だけが・・・・・・私だけが生き残ってしまった!!私は・・・・・・私は!!」

 

すると何かの声が聞こえてきた。光がだんだんと人の形へと変えていき一誠は彼らは祐斗と同じ同士だった者だなと思いつつ見ていると一人の子の口が開いていたので解読をしている。

 

「自分たちのことはもういい、君だけでも生きてくれ・・・・・・それが彼らはお前に対して言っている。自分たちは一人ではだめだった・・・・・・一人ずつでは聖剣の因子が足りなかった・・・・・・けど!皆が集まればきっと大丈夫・・・・・・と言っている。」

 

「皆の声が聞こえてくる。聖剣を受け入れること・・・・・・私たちの心は・・・・・・一つだ!!」

 

『相棒!奴の禁化だ!!』

 

「祐斗・・・・・・」

 

すると祐斗の髪が吹き飛んだのを見て一誠は驚いていると祐斗の髪が長いロングの髪が現れたのを見て驚いている。

 

「へ?お、女の子?」

 

『これは驚いたぜ。』

 

「そう祐斗は男装をしていたの・・・・・・」

 

「私の名前は木場 優奈!リアス・グレモリーの騎士!バルパー・ガリレイ!そしてフリード・ゼルセン!これ以上仲間たちを使わせるわけにはいかないわ!!」

 

「ほざけえええええええええええええ!!」

 

「はあああああああああああああああ!!」

 

フリードが振り下ろすエクスカリバーを優奈は新たに目覚めた力「双刃の聖魔剣」で攻撃をする。

 

「援護するぞリアス・グレモリーの騎士よ!くらええええええええ!!」

 

ゼノヴィアはデュランダルを使いフリードに攻撃する。彼ははじいた後に優奈が振り下ろした剣を受け止めようとしたが・・・・・・エクスカリバーが砕かれてそのまま吹き飛ばされる。

 

「がは!!」

 

「やったな優奈!」

 

「ありがとう一誠君!」

 

「後は貴様達だけだ!!」

 

するとバルパーを貫いた槍、全員が見ているとコカビエルが放った槍だった。彼は抜き取るとバルパーは死亡した。

 

「なんて奴だ・・・・・・」

 

「ふん所詮奴などやられれば役に立たない。」

 

「コカビエル!神の名において貴様を断罪する!!」

 

「神の名において?くくくくくくふふふふふははははははははははははははははははは!!」

 

「何がおかしい!!」

 

「馬鹿め!神などすでに消滅しているのだ!!」

 

「「「え?」」」

 

「神が消滅しているですって・・・・・・」

 

(あの時の戦いでだな・・・・・・)

 

一誠は悪魔将軍事ゴールド・ツイカ―の時に参戦した戦いで四大魔王だけではなく神もなくなってしまっていることを思いだした。

 

「そ、そんな・・・・・・」

 

「嘘だ・・・・・・嘘だ嘘だ嘘だ!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「イリナ・・・・・・」

 

「ねぇダーリン、私は間違っていたのかな?今までも頑張ってきたことが全部無意味だったの?」

 

「・・・・・・そんなことはないイリナ。お前は立派に頑張ってきた・・・・・・なら今度は俺がお前に答える番だな。お前達に秘密にしてきたことをな。」

 

一誠はイリナの頭を撫でた後立ちあがりコカビエルの方へと歩いていく。コカビエルの方も一誠が一人で歩いてきているので何をする気だと思っていると一誠が睨んできたが彼はびくっとなってしまう。

 

(な!?たかが人間になぜ私は恐れている!?こいつは赤龍帝でただの人間!!堕天使である俺がこんな奴に!!)

 

「相変わらず戦争バカのようだなコカビエルよ・・・・・・だがどうやら私が与えた恐怖の方は残っているようだな?」

 

「な、何!?」

 

「それはそうだろうな。貴様はかつて私に挑んで敗れた男だからな!!」

 

「き、貴様!!いったい何者だ!!」

 

「・・・・・・教えてやろう!!そして震えるがいい!!かつての敵をな!!悪魔の鎧よ!!ふん!!」

 

一誠に悪魔将軍の鎧などが装着されて行き彼は最後に仮面を装着する。コカビエルはその姿を見て驚いている。

 

「お、お前は!!」

 

「聞くといい!我が名は悪魔・・・・・・悪魔将軍!!忘れたというなら思いださせてくれるわ!!」

 

「だ、ダーリンが・・・・・・」

 

「一誠が・・・・・・」

 

「「悪魔・・・・・・」」

 

「正確には人間の姿だが悪魔の力を使えると付け加えておこう。」

 

「ならダーリンは人間なの?」

 

「あぁそのとおりだ。イリナとゼノヴィア、そしてアーシア・・・・・・お前たちが神を思う心・・・・・・それを踏みにじったものを私は許すわけにはいかない!!」

 

(や、やっぱりイッセー君、ううんダーリンは変わっていなかった!!)

 

(あーかっこいい、まずい・・・・・・私惚れてしまった。)

 

(はうー、イッセーさんがかっこいいです!!)

 

三人は顔を赤らめていたが悪魔将軍は前の方を向いてコカビエルの方を向いていた。

 

「行くぞコカビエル!!」

 

「悪魔将軍だと!?馬鹿な貴様は死んだはずだ!!」

 

「だが私は貴様の目の前にいる。本物かどうか試したらどうだ?」

 

「くらうがいい!!」

 

コカビエルは生成した槍を投げつけるが悪魔将軍は何かを呟いた。

 

「ジャンクシールド!!」

 

目の前に棘付きの盾が現れて彼は装着してガードする。

 

「何!?」

 

「ふん!!」

 

そのまま素早く移動して何かのリングを生成する。

 

「くらえプラネットリング乱れうち!!」

 

連続で作ったプラネットリングを投げつける。コカビエルは黒い翼を開いて空を飛んでプラネットリングを交わしていたがそこに上空へと飛び下半身が変形する。

 

「くらえ!地獄のピラミッド!!」

 

ピラミットのような形に変化してそのままコカビエルの胴体を突き刺して地面に落下する。

 

「がは!!」

 

「とう!」

 

そのまま飛びあがりコカビエルは槍を放ち悪魔将軍を突き刺した。

 

「「「「きゃあああああああああああああ!!」」」」

 

「ふふふふふふふふ」

 

「ふ・・・・・・」

 

するとドロンと変わり丸太が突き刺さっていた。

 

「何!?」

 

「忍法空蝉の術・・・・・・」

 

するといつのまにか後ろに回りこんでいた悪魔将軍、すると彼の両肩などから腕が生えて六本の手が生えてそのままコカビエルをつかんでいる。

 

「な、体が動かない!?」

 

「くらえ!!」

 

そのまま飛びあがり彼は態勢を整える。

 

「改良!悪魔バスタあああああああああああああああ!!」

 

「ぐぼらああああああああああああああああああああああ!!」

 

放たれた改良悪魔バスターが決まりコカビエルの口から血が吐き出されて彼は投げると発生させていた手がなくなった。

 

誰もが彼の勝利を疑わないが彼は上の方を見ていた。

 

「先ほどから私を見ていたものよ・・・・・・この感じは白龍皇のものだな?」

 

「流石悪魔将軍様ってところかな?まさかあんたが赤龍帝とはね・・・・・・」

 

「まさか今やりあおうというのか?私は別に構わないが?」

 

「今日のところは戦わないさ。」

 

「そうか・・・・・・改めて貴様名前は?」

 

「ヴァーリだ。」

 

「なら私も名乗るとしよう。私は兵藤 一誠だ。」

 

「兵藤 一誠・・・・・・覚えておくよ。」

 

そういってヴァ―リは去っていったのを見て一誠は振り返る。

 

「イッセー!!」

 

全員が駆け寄ってくるが彼はそのまま後ろの方へと倒れてしまう。

 

「イッセー君!!」

 

「ダーリン!!」

 

全員が駆け寄り彼は疲れてしまったのか手をあげた後にそのまま眠ってしまう。悪魔将軍として戦ったが今使った技は自分の魂とも言える存在達の力を使ったのでだいぶ消耗をしてしまうのである。

 

一誠side

 

私は目を覚ますと誰かが抱き付いているなと思い見て見ると( ˘ω˘)スヤァと寝ている・・・・・・優奈の姿だった。てかここは・・・・・・

 

「目を覚ましたわね?」

 

「リアス?そうか・・・・・・コカビエルを倒した後に寝てしまったのだな?」

 

「えぇその通りよ。いきなり倒れたから驚いてしまったわよ。」

 

「すまん・・・・・・」

 

なにせ使った技はかつて初代悪魔将軍に仕えていたという悪魔騎士たちの技を再現した技だ・・・・・・その分体力などを消耗してしまうのが欠点だ。まだ慣れないものだな・・・・・・いずれにしても相棒。

 

『なんだ?』

 

あれがお前が言っていたもう一匹なのだな?

 

『あぁそのとおりだ。アルビオン・・・・・・それが奴の名前だ。』

 

アルビオンね。そしてヴァーリ・・・・・・か、俺は無言でいたがイリナとゼノヴィアの姿がないのでどうしたのだろうと思ったが・・・・・・彼女達がいなかったので帰ったのだなーと思いつつも優奈が抱き付いているのでなぜ?と思いつつ苦笑いをしている。




次回 コカビエルとの戦いで勝利をした一誠、それから数日後学校へ行くとなぜか駒王学園の制服を着たイリナとゼノヴィアがいたので驚いている。

次回「ハヤクの再会」

「なぜに?」


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早くの再会

コカビエルとの戦いの後イリナとゼノヴィアは一旦教会の方へと帰っていった。それから祐斗は男装をやめて木場 優奈という名前で学校の方へと通っている。

 

そして変わったこととは?

 

「イッセーくーーーん❤」

 

「・・・・・・どうしてこうなった?」

 

オカルト研究部の部室、優奈は一誠に抱き付いていた。彼自身も入ってきた瞬間に抱き付かれて椅子まで移動をして今に至る。

 

彼自身も一瞬のことだったので困惑をしておりリアスや朱乃、小猫などはじーと睨んでおり遊びに来ている黒歌達も同じように睨んでいる。

 

「優奈・・・・・・あなた何をしているのかしら?」

 

「何をって抱き付いているのですけど?」

 

「だからなんでイッセーに抱き付いているのよ!!」

 

「優奈・・・・・・」

 

「イッセー君は抱き付かれるのは嫌?」

 

上目遣いで見てきたので一誠はうぐと心に刺された感じになり断ることができなかった。

 

「嫌いじゃない・・・・・・」

 

「ならいいよね?」

 

続行をしたのでリアス達は不機嫌となっていき一誠の方は諦めている状態であった。それから数日後にオカルト研究部の方へと行くと見たことがある人物たちがいるなーと思いつつ一誠は中へと入ると駒王学園の制服を着ているイリナとゼノヴィアの二人がいた。

 

「久しぶりだな一誠」

 

「ゼノヴィアにイリナ?なんで二人がここに?」

 

するとゼノヴィアの背中に悪魔の翼が生えていたので驚いている。

 

「あー実はね?私は悪魔になっていないんだけど・・・・・・ほらー神がいないってのがわかってしまってね。私の方は免除されたけどゼノヴィアが追放されたの・・・・・・私は知っているけど神の使いってことでここに派遣って感じで転校をしてきたの。」

 

「そういうことか、ゼノヴィアはリアスの眷族になったってことか?」

 

「えぇ優奈とダブル騎士になるわよ!」

 

「ダブル騎士か・・・・・・私の眷族だったあの二人も同じ感じだったな。」

 

「あーイッセーが悪魔将軍だった時の?」

 

「あぁ今は弟のシルバーが見ているはず・・・・・・たぶんな?」

 

「「「多分?」」」

 

「何人か勝手な行動をする奴が多いんだよ・・・・・・主に兵士がね?」

 

一誠は昔のことを思いだしながら彼女達に会いたいなと思いつつも女王の人物に関しては何も言っていなかったが・・・・・・一誠はため息をつきながら優奈が抱き付いてきたがその様子をイリナが頬を膨らませていた。

 

「駄目なの!!イッセー君はイリナのなの!!」

 

一誠の左手に抱き付いて優奈は右手に抱き付いてお互いに火花を散らしている。彼自身はやれやれと思いながら目を閉じると精神世界へとやってきた。

 

「来たか相棒」

 

そこには赤い髪をした女性が立っていた。

 

「ドライグか?」

 

「あぁ、お前の模擬戦をするというならこのような姿の方がいいだろ?」

 

「そうだな、なら頼むぞ?」

 

「おうさ!」

 

ここは赤龍帝の籠手の中、一誠は目を閉じて精神世界へとやってきたのだ。ここでの時間は外とは違う空間のためこちらが数時間過ごしても数分しか経っていないのだ。

 

「はああああああああああああ!!」

 

一誠はドライグに接近をして殴ってきた。ドライグはその拳を受け止めると蹴りを入れてきたが彼は後ろの方へと交わした。

 

「ドルマ!!」

 

連続した闇黒の弾が放たれたがドライグは手を前にかざすと炎が放たれてドルマを吸収される。

 

一誠はダッシュをして蹴りを入れるがドライグは両手をクロスガードをして一誠が放ったジャンプキックをガードをする。

 

「流石悪魔将軍だった男だ。生身でもやるじゃないか。」

 

「と言ったが呪文で体を強化をしているんだ。鍛えているとはいえな?お前相手に無呪文はつらいぜ?」

 

一誠はネタバレをしたのでドライグは納得をしているといきなり精神世界が揺れたので何事かと思っているとドライグはため息をついた。

 

「お前さんの体を揺らしている奴らがいる。それで揺れているんだよ。」

 

「なるほどな家に帰ってからだな?」

 

そういって一誠は元の世界へと帰っていくと自身を引っ張っているイリナと優奈、そして前から小猫がぎゅっと抱きしめており自分がどういう状況なのか理解ができていない。

 

(俺が精神世界へと行っている間に一体何があったのか・・・・・・ヤベーイ・・・・・・全然理解ができていない。)

 

「イッセー君から離れてよ!!」

 

「そっちこそダーリンから離れなさい!!」

 

「イッセー先輩❤」

 

「はうううううイッセーさーーーん」

 

「ちょっと朱乃次は私よ!!」

 

「いいえリアス、次は私ですわよ!!」

 

リアスと朱乃は喧嘩をしておりゼノヴィアは何かを考えているのか両手を組んでいる。アーシアは涙目で見ており小猫は目をハートにして一誠に抱き付いている。

 

イリナと優奈は両手を引っ張っているしと一誠はどうしてこうなったのだろうかと・・・・・・思いながらため息をつくのであった。




次回 その日の夜一誠の家に手紙が来ていた。母親曰く一誠宛てで来ていたということで彼は中身を確認をしてその場所へと行く。

指定された場所へと行くと魔法陣が発生をして現れたのはシルバーとレイカにもう一人いた。

次回「現れた人物を見て」

「・・・・・・・・・・・・」


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現れた人物を見て

一誠side

 

色々と大変な日だったが・・・・・・俺はアーシアやリアスと共に家の方へと帰ると母さんが困った表情だったので一体何だろうと俺は声をかけることにした。

 

「どうしたんだ母さん?」

 

「あらイッセー、リアスちゃんにアーシアちゃん。実はイッセー当てに手紙が来たのだけど・・・・・・内容が読めないのよね。」

 

「普通覗くか?息子に届いた手紙を」

 

「だって気になるも~ん」

 

気になるも~んじゃないさ。とりあえず俺はもらった手紙を読んでみるとそこに書かれていたのは悪魔の字なので母さんが読めなくて正解だ。

 

送ってきたのはシルバーか、何々・・・・・・場所なども詳しい場所と時間なども書かれており手紙を持った後部屋の方へと移動をして詳しく読むことにした。

 

『拝啓 兄さんへ。兄さんシルバーです。実はあなたが生きていることを知りある人があなたにどうしても会いたいと言っているのでぜに会ってほしいのです。場所なども私の眷族達に調べてもらい住所なども調べたりして大変でした。時間などもそこに書いてありますのでぜひ会ってあげてください。 弟シルバー・ツイカーより』

 

「・・・・・・・・・」

 

俺に会いたい・・・・・・か、手紙を読んだ後俺は少しだけ考えたがその場所へ行くことにした。シルバーが言っていた私に会いたい人・・・・・・もしかしたら彼女しかいるまいな。

 

「セイレーン」

 

「はい。」

 

「会ってくる。」

 

「お気をつけてくださいませ?」

 

「あぁ心配するな・・・・・・といっても不安なんだろ?」

 

「その通りです。シルバ―様の手紙とはいえ・・・・・・」

 

「だがこれはシルバー本人が出したもので間違いない。だからこそ私は行ってくるよ。」

 

そういって私は赤龍帝の禁化を装着をして背中の翼を開いて空を飛び目的の場所へと向かう。誰が待っていようともな・・・・・・

 

一誠side終了

 

空を飛びながら一誠は目的の場所まで急行をしていた。誰にも邪魔をされないようにシルバーたちが何かをしていると思うといったいどういう人物に会わせてくれるのかと・・・・・・彼は目的の場所付近まで来たので着地をして禁化を解除をする。

 

『なぁ相棒?』

 

「なんだ?」

 

『奴らがお前さんに会わせたいという人物・・・・・・相棒は誰か知っているのか?』

 

「・・・まぁな。」

 

彼は歩きながら目的の場所に到着をして辺りを見ていると魔法陣が発生をしてそこから三人の人物が現れた。

 

二人は知っているがもう一人の女性は無言で一誠を見ていた。

 

「兄さん。」

 

「シルバーにレイカ・・・・・・そういうことか、私に会わせたいという人か・・・・・・」

 

一誠はもう一人を見ていた。女性の髪は茶髪で結んでいないが胸などはリアス達よりも大きい人物がそこに立っていた。

 

彼女は一誠の方をじーっと見ながら近づいていく。シルバーとレイカの二人は邪魔にならないように後ろの方へと下がっていく。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

お互いに無言で見ており一誠自身もどう声をかければいいのか悩んでしまう。

 

「・・・・・・何か変な感じがしますね?」

 

「そうだな。」

 

「あなた様が死んだと聞かされたとき・・・・・・私はどのような思いでいたか・・・・・・そうでしょ?ゴールドさま・・・・・・」

 

「そうだな、我が眷族の女王にて・・・・・・私の最愛の妻である「マラリア」よ。」

 

そうシルバー達が彼に会わせようとしたのは彼がゴールド・レイカーの時の眷族で女王にて彼の妻「マラリア・レイカ―」なのだ。

 

マラリアはそのまま彼に抱き付いた。

 

「ゴールドさま・・・・・・お会いしとうございました!!うううううううう・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

抱き付いたマラリアを一誠は悲しい思いをさせてすまないなと思い彼女の頭を撫でる。シルバー達の方を見ているとどうぞどうぞじゃねーよと思いながら一誠は話をする。

 

「マラリア・・・・・・今の俺は人間だ。赤龍帝の持ち主でもある。」

 

「それはシルバー様たちから聞いております。義父様たちも驚かれておりましたよ?アイリ達からあなたさまのことを聞かされてすぐに会いたいという気持ちが強くなりました。ですがあなた様の住所などを知らないのでシルバー様が眷族を使って探してくれました。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「なぜすぐにお会いに来てくださらなかったのですか・・・・・・私達がどのような思いでいたのかご存知でしょう?」

 

「・・・・・・それに関してはすまない。私が怖かったかもしれないな・・・・・・お前たちに会うことがな。知っての通り俺はあいつらの前で死んでしまった。そんな俺が生きている。しかも人間としてだぞ?だからこそ俺は冥界に行くことができなかった・・・・・・」

 

「ですがあなたさまは現れた。冥界のライザー・フェニックスとリアス・グレモリーの結婚式を潰すほどにね。ふふふふ相変わらずと言った方がいいのかしら?」

 

「だろうか?」

 

「えぇ・・・・・・それに人間として生まれ変わろうとも私の気持ちはあなたさまのですわ?それにあなたさまを調べるように一人の兵士にあなたを見張ってもらっていたんですよ?」

 

「え?」

 

一誠は眷族の中でいたかなと思いながらも思いだして名前を言う。

 

「まさか、ライカに頼んだな?あいつは忍びのようにすることができるから。」

 

「えぇその通りですわ。で・す・が!なんですかあの子達は!リアス・グレモリーを始め!なんであなたはこうも女性を集めるのが好きなのでしょうかね!!あ・な・た!!」

 

「お、落ち着け・・・・・・」

 

「えぇ私は落ち着いていますわよ!!あなたに女どもが群がっているのを見ててイライラをしておりますわよ!!ふふふふふふふふふふふふふ」

 

マラリアのオーラに一誠は圧倒をされてしまい彼自身はオロオロしながら彼女の怒りを落ち着かせようとしたが・・・・・・マラリアの圧倒的なオーラに押されてしまっている。

 

「やれやれ昔から兄さんは義姉さんに頭が上がらなかったからね。」

 

「そうだったわ(笑)いつも兄さん、姉さんに頭を下げていたわね(笑)」

 

「貴様ら!!「まだお話は済んでおりませんわよ!!」はい・・・・・・」

 

『あっはっはっは!相棒!めちゃめちゃ圧倒されているじゃねーか(笑)』

 

ドライグは中で大爆笑をしており一誠はマラリアに怒られている。

 

「だいたいあなたはいつもそうです!私達の気持ちも知らないで!いつもいつも!!こうして生き返って人間として蘇っても関係ありません!!」

 

「すみませんでした!!」

 

一誠は綺麗な土下座をしておりシルバーとレイカ、ドライグは爆笑をしている。

 

「あははははは天下無敵の兄さんも義姉さんには勝てないですね(笑)」

 

『あっはっはっは相棒がな(笑)!!』

 

「ごめんお兄ちゃんふふふふふふふふふ」

 

(あいつら後で殴る)「聞いておりますか!!ゴールドさま!!」「はいすみません。」

 

再会をしたのはいいが説教をされてしまう兵藤 一誠であった。




次回 妻だった人物「マラリア・レイカー」と再会をした悪魔将軍事一誠、なぜか説教をされてしまい彼はテンションが下がってしまう。

さらにシルバーが魔法陣を出すとそこからゴールド・ツイカ―の時の眷族達まで現れる。

次回「再会の眷族達(全員集合)」

「おうふ」


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再会の眷族達

一誠side

 

マラリアと再会をしたのはいいが・・・・・・まさか説教からスタートされるとは思ってもいなかった。シルバーとレイカ、ドライグ後で覚えていろよ?死んでからのこともあり・・・・・・めちゃくちゃ説教を受けてしまったが・・・・・・悪魔将軍と呼ばれていた私が説教を受けるとはなとほほほほほ、現在私は何をしているのかというと?

 

「どうですかあなた?」

 

「あぁ・・・・・・確か説教をされたはずなのになぜ膝枕されているんだ?」

 

そうあの説教の後、私はなぜかマラリアから膝枕をさせてもらい彼女の膝に頭を乗せているが・・・・・・彼女の顔を見ようとしたが・・・・・・大きなものが二つ私の前にあり顔を見ることができない。

 

うんその大きなものにはいったい何が詰まっているのだろうか?

 

「兄さん、あなたに会いたい人は義姉さんだけじゃないんですよ?」

 

「何?まだいるのか?」

 

「忘れたとは言いませんよね?何人か会っているのにほかのメンバーにも会ってあげてくださいよ。」

 

「・・・・・・・・・わかった。」

 

シルバーは魔法陣を生成をするとそこから転移魔法が発動をして15人の人物が現れる。アイリ、サヤ、サヨ、ジェイナ、ケーラの五人はあの結婚式の時に再会をしているがほかのメンバーとは会っていない。

 

「お前達・・・・・・」

 

「ご主人様・・・・・・」

 

「ご主人元気そうだな・・・・・・」

 

「あぁカルフィナ元気そうだな?」

 

「・・・・・・そう見えるか?全くご主人はひでーな。ほかの奴らも会ったのにあたしたちには会わずによ。」

 

「す、すまん。」

 

さて次は兵士の皆を見るとしよう。全員で8人にいるのだがライカはご覧の通り忍びの人物でほらこちらをじーっと見ているな。ほかの七人を見て見よう。

 

「ご主人様あああああああああああああああ!!」

 

「ごふうううううううううう!!」

 

突撃を受けた俺は後ろの方へと倒れてしまう。てかマラリアいつのまに避けていたし・・・・・・俺に突撃をしてきたのはコウナだ。

 

「ご主人ご主人ご主人!!」

 

「こ、コウナ・・・・・・久しぶりだな・・・・・・」

 

「はい!ご主人様も生まれ変わったと聞いて・・・・・・ぐすうわああああああああああああん!!」

 

「・・・・・・」

 

ほかのメンバーも涙を流しているな。ライカ、今抱き付いているコウナ、ヘミリア、セイシル、アヤコ、マーレ、シレスター、アミリアの全8名が私の兵士だ。てかお腹が痛い・・・・・・コウナが抱き付いて突撃をしてきたのでお腹が・・・・・・

 

「ご主人・・・・・・」

 

「ご主人様。」

 

「久しぶりねご主人」

 

「あぁヘミリア、セイシル、アヤコ」

 

「あ、あの・・・・・・」

 

「マーレ、シレスター、アミリアも」

 

「元気そうで何よりですわ。」

 

「うんうん。」

 

これで全員と再会をしたことになるな。マラリアの説教などを受けたからな・・・・・・てか頭が痛いな・・・・・・

 

「それにしてもご主人様、人間の姿になるなんて思ってもいなかったわよ?」

 

「しかも・・・・・・赤龍帝の力も加え・・・・・・すごいな。」

 

「それは俺も同じだ。死んだと思ったら赤ちゃんに転生をして・・・・・・兵藤 一誠として転生をしたのだからな。そして再び悪魔将軍として赤龍帝として俺はこの世界で生まれ変わった。」

 

「知っている・・・・・・私はシルバー様の命令を受けてあなたを探していた。そして見た・・・・・・ご主人様が色んな女達と一緒に過ごしているのも・・・・・・ネ?」

 

な、なんだこの悪寒は・・・・・・俺はそろりそろりと振り返ると我が眷族達の目から光が消えていたのに気づいた。

 

「フフフフ、ゴ主人様ハ私達ガイナガラ別ノ女トモイタノデスカ?」

 

あれれ?おかしいぞーーーこの子達いつからヤンデレなんだろうか?あれ?なんか両肩がいたいのだけど?

 

「「ふふふふふふふふふ」」

 

さ、サヨにサヤ!?なんでいたたたたたたた!君達俺が普通の人間だってことわすれていないかな!?ものすごくいたいのだけど!?」

 

「これはご主人、お主が悪いわい。」

 

「うんうん・・・・・・」

 

ジェイナにケーラさん!?そんな冷静に・・・・・・ほかのメンバーを止めてもいいよね?

 

「やめなさいあなたたち!!」

 

「「「マラリア様!?ですが!!」」」

 

「あなたたちの気持ちはわかります!ですけど今のこの人はゴールド・ツイカーではないのです!サヨにサヤ!あなたたちもその肩を握りしめるのはやめなさい!!」

 

「「!!」」

 

マラリアの威圧に二人は肩を離してくれたが・・・・・・もう少しで肩の骨が砕けるところだったわ・・・・・・すごい力だな・・・・・・相変わらず・・・・・・

 

「いずれにしてもあなたが悪魔になるつもりはないのですか?」

 

「・・・・・・それに関してはサーゼクス達が何かを考えていると言っていたが・・・・・・・・」

 

「サーゼクス様たちがですか・・・・・・おそらくですが・・・・・・例の駒を使うんじゃないのでしょうか?」

 

「王の駒か・・・・・・アジュカ・ベルゼブブが作ったというあれか・・・・・・確かにあれを使えば俺は悪魔になることはできる。だがあれは強大な力を発動をすることができるが・・・・・・命を散らす可能性がある。あいつらは全く・・・・・・」

 

一誠はため息をつくが王の駒か・・・・・・と呟いて眷族達との再会を楽しんだのであった。




次回 眷族達と再会を楽しんだ一誠、彼は家の方へと帰ってベットに眠る。次の日オカルト研究部はプール掃除をすることになり一誠やイリナも参加をしてる。だがその様子を見ている女王様がいた。

次回「プール』


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プール

眷族達と再会をした一誠は彼女達と別れて家の方へと帰宅をする。色々とあり疲れてしまいそのままベットの方へとダイビングをして眠るのであった。

 

次の日彼らは聖王学園へとやってきていた。プール掃除をするためである。なぜ引きうけたかというと掃除をすれば一番にプールを使用をしてもいいってこともそうだが・・・・・・コカビエルとの戦いでソーナ眷族たちが結界を維持をしておかげでもあるためリアスは恩を返すためにプール掃除を引き受けたのである。

 

「すごい汚れだな・・・・・・まぁ掃除をするってのを考えたらそうなるか。」

 

「だよね?」

 

一誠とイリナも協力をしており彼らのプール掃除ははやくも進んでいく。黒歌やコン、セイレーンやカラワーナ、ミッテルト達も手伝っているのもある。

 

スラッシュとライバーンは見学をしておりその様子を見ていた。やがてプール掃除が終わり後は水をいれるだけなのだが・・・・・・一誠は何かを考えたのか呪文を使うことにした時に水が大量に入ってきたのでいったい誰がやったのだろうかと見ていると一人の女性がふふふふと笑いながらいたので一誠は苦笑いをしている。

 

「なんでお前がいるんだよマラリア・・・・・・」

 

「あらあらいいじゃないですか(笑)プールに入れると聞いて水を集めていたのですのにふふふふふふふ」

 

マラリアは笑っているが一誠は苦笑いをして水着に着替える準備をするために更衣室の方へと向かうのであった。

 

「待て・・・・・・良く考えたら男・・・・・・俺一人じゃん。」

 

一誠は水着に着替えた後にプールへと行き彼女たちを待っているといきなり抱き付かれたので何事!?と見て見るとマラリアがふふふふと笑いながら黄色のビギニを着ていた。

 

「いかがですか?」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

マラリアが動くたびに彼女の大きな胸が上下にブルンと動いたので一誠はごくりとつばを飲んでしまう。

 

「あらあらあなたさま、どこをおおきくなされていますか?(笑)」

 

「!!」

 

マラリアに言われて隠したが彼女は仕方がありませんねといい彼に抱き付こうとしたがそこに小猫が前に立ったので彼女はあらあらという。

 

「あらあら」

 

「むーーーーーー」

 

「イッセー・・・・・・何をしようとしているのかしら?」

 

「いや別に何もするつもりはないのだが・・・・・・」

 

「あらあらいくらマラリア様でもそれはいけませんわよ?」

 

「あら?別にあなたたちは何を想像をしたのかしらね(笑)(まぁ本当は襲うつもりだったけど邪魔者たちが・・・・・・)」

 

マラリアは心の中で呟いていると一誠の両手に四つの桃が当たった。一体何かと見ていると優奈とイリナが抱き付いた。

 

「どう・・・かな一誠君」

 

「あらダーリン私の胸はいかが?」

 

「・・・・・・最高です。」

 

「「えへへへへへへ」」

 

二人は喜んでいるがそれを見てつまんなげに見ているのはマラリアとか朱乃、リアス達である。

 

マラリアは魔法陣を出すとそのまま手を突っ込んで引っ張ると一誠が出てきた。二人はいつのまにか一誠がいなかったので驚いてしまうがマラリアの魔法陣で一誠を自分のところへと転送をしたのだ。

 

「甘いですわよ?」

 

「「ぐぬぬぬぬぬ」」

 

「あの・・・・・・プールに入りませんか?」

 

「あなたの言う通りだわ。ではプールに入りましょ?」

 

一誠の言葉に全員がプールに入ろうとしたが・・・・・・一誠は泳げないアーシアやミッテルト、小猫に教えることにした。

 

(そういえばゼノヴィアの姿を見かけなかったな。イリナ曰く水着に着替えるのに手間取っているとか・・・・・・)

 

三人に教えた後はプールから上がり休憩をしているとマラリアがやってきて彼にジュースを渡す。

 

「どうぞゴールドさま」

 

「あぁありがとう・・・・・・って普通に反応をしてしまったわ。」

 

「それにしても人間として生まれ変わったと聞いたときは驚きましたわ。シルバー様やレイカちゃんが慌てていましたしアイリちゃんとかは涙を流しておりましたからね。」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

一誠はマラリアの言葉を黙って聞いていた。ゴールドが死んだ後彼女達はツイカ―家でお世話になっていた。彼以外の眷族にならないと言ったので彼女達はいつか復活をするであろうご主人を待った。

 

五人がシルバーとレイカの護衛でついていったときに彼女達は一誠の姿を見て涙を流した。自分たちのご主人が帰ってきたと・・・・・・

 

「そうだったのだな、すまなかったなマラリア・・・私は・・・・・・」

 

「いえあなたも色々と考えていたのでしょ?自分が死んでしまったから私達が悲しんでいることなども含めて・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・」

 

「こうしてあなたと再会をした時に色々と言ってやろうと思っていましたが・・・・・・説教だけで済ませてしまいました。」

 

(いやあれだけやっておいてまだやるつもりだったのか?)

 

冷汗を書きながら一誠はマラリアと話をしながらプールを見て疲れてしまったので気が得るために更衣室の方へと行こうとしたときに誰かに捕まれてどこかの倉庫に連れられてしまう。

 

「一体誰?」

 

「私だイッセー・・・・・・」

 

「なんだゼノヴィアか、プールに来ていなかったからどうしたかと思っていたが・・・・・・」

 

「あぁ水着ってのに着るのに時間がかかってしまってな・・・・・・どうかな?」

 

「あぁ似合っているぜ?」

 

「そ、そうか・・・・・・」

 

ゼノヴィアは顔を赤くしており彼女は何かを決意をしたのか一誠の方をじーっと見て彼の手をつかんだ。

 

「え?」

 

「イッセー・・・・・・私の頼みを聞いてくれないか?」

 

「頼みとは?」

 

「イッセー・・・・・・私と子供を作らないか?」

 

「・・・・・・ん?」

 

一誠はゼノヴィアが言っていた言葉に首をかしげてしまう。今彼女は何て言ったのだろうと・・・・・・彼はもう一度聞くことにした。

 

「すまないゼノヴィア、もう一度言ってもらえないか?」

 

「イッセー、私と子どもを作らないか?いや私が作りたいんだ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「私は悪魔となりどうしたらいいのかと考えたら部長が欲望を解放をしたらいいといわれて考えたのがお前と子どもを作るってことになった。」

 

「・・・・・・なんでやねん。」

 

「それに私はあなたのことが好きだからな。だから強い子供がほしいと考えたらイッセー・・・・・・君がほしいのだ。」

 

「いやあの・・・・・・その・・・・・・」

 

「さぁ・・・私を抱いてくれ・・・・・・子作りの過程さえちゃんとしてくれれば、後は好きにしてくれて構わないから。」

 

彼女は一誠に抱き付いて彼自身もどうしたらいいのかと考えていると?

 

「これはいったいどういうことかしらね?」

 

一誠は扉の方を見るとほかのメンバーが立っていた。だがそのオーラに彼自身も圧倒をされてしまう。

 

「ゼノヴィア!ずるいわよ!」

 

「そうです!!」

 

「油断ができません。」

 

「ここは先輩に譲るべきでしょ?」

 

「あらあら」

 

一誠はこの状況に対してどうしたらいいんだよと思いながら着替えた後に部室の方へと行きそういえば参観日があったなーと思いながら無言でいると魔法陣が現れて中から現れたのがサーゼクスだった。

 

「やぁ愛しの妹よ」

 

「お、お兄様!?」

 

「・・・・・・なーにやっているんだお前」

 

「やぁゴーちゃん」

 

「だからゴーちゃん言うなし。」

 

一誠はゴーちゃんと読んでくる親友に苦笑いをしながらもなぜか自分の家に泊まることとなり参観日などのこともあり苦笑いをするしかないなと・・・・・・その夜サーゼクスは一誠の部屋で泊まることとなりリアス達がショボンと落ち込んでしまう。

 

「改めて・・・・・・ゴーちゃん。」

 

「サーゼクス、参観日の日にお前さんが来るってことは堕天使、天使、そして悪魔陣営で何かをするのか?」

 

「ふふふ流石ゴーちゃんだよ。あぁ実は和平をしようと思ってね。そのための同盟を組もうと思っているんだ。」

 

「悪魔、堕天使、天使の同盟か・・・・・・長い戦いだったな。」

 

「そうだね・・・・・・」

 

「待てよ?それってセラフォル―も来るってことだよな?」

 

「そうだね。」

 

「大丈夫なのか?」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「おいこっち向けルシファー、なぜ顔をそらす?まさかあの馬鹿はあの格好で来るつもりなのか?」

 

「そ、そうかもね。」

 

「・・・・・・それを見た瞬間私は地獄の断頭台を噛ました方がいいか?」

 

「いややめたほうが・・・・・・」

 

「だよな。」

 

二人は親友のことを思いながらため息をついて眠ることにした。




次回 次の日サーゼクスはグレイフィアと共に見学をするといい家を後にした。そして一誠はリアスと共にもう一人の僧侶がいる部屋の前につく。

ドアを開けると金髪の女の子がいたが一誠はどこかで見たことがある気がするなと首をかしげる。

すると彼女は一誠に気づいてかみついた。

次回「かみつかれました。」


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かみつかれました。

次の日サーゼクスとグレイフィアの二人は参観日の日まで街を探索をするといい一誠は相変わらずだなーと思いながらため息をつきながら部室の方へと行くとリアスはうーんと考え事をしており一誠は一体どうしたのだろうと聞くともう一人アーシア以外の僧侶がいるというが力が制御ができていないってことでサーゼクスによって封印をしていたが今なら封印を解除をしても大丈夫だろうと判断をしたので旧校舎にある部屋の方へと移動をする。

 

「ここにいるのか?」

 

「えぇもちろんよ。朱乃。」

 

「はい。」

 

朱乃が封印をしていたテープを剥がして中に入ると一誠は辺りを見ながら普通の部屋と間違えないほどだなと思っていると突然として首元を噛みつかれた感じがした。

 

「ちゅーーーーーーーーーー」

 

「あば・・・・・・・・・」

 

「え!?ギャスパー!?あんた何やっているのよ!!」

 

「男・・・・・・男の血・・・・・・」

 

「い、一誠君!?」

 

一誠は血を吸われておりこのままではまずいと思いギャスパーと呼ばれている人物の頭をつかんで上空にあげる。

 

「あばばばばばばばばばばば!!」

 

「貴様・・・・・・悪魔将軍となる俺から血を吸うとは・・・・・・いい度胸をしているな!!あぁ!!」

 

「あ、悪魔将軍様!?アバババババババ・・・・・・・・・」

 

先ほどとは違い今度は恐怖に叩きこまれてしまいリアスはため息をついて一誠に降ろすようにお願いをして一誠自身も魔のショーグンクローを解除をして降ろす。改めて見ると金髪の髪を腰まで伸ばしており胸などは小猫なみだがじゅるりと涎を垂らしたのを見て一誠は思った。

 

(あれ?思っていた以上に野性的な子かな?てか今俺のことを涎を垂らしていたよね?)

 

「それで・・・・・・部長さんはなぜここを?」

 

「それはね喜びなさい外に出ることが可能となったわよ。」

 

「・・・・・・いや」

 

「いやじゃないわよ。」

 

「それでリアス、この子が?」

 

「そうギャスパー・ヴラディ、人間と吸血鬼のハーフの子・・・・・・まぁ言った通りに本来だったら血はあまりいらないはずなんだけど・・・・・・」

 

「悪魔将軍様の血・・・・・・美味しい・・・・・・」

 

「「いや普通悪魔将軍様の血を欲しがる人いないわよ!!」」

 

リアスと朱乃が突っ込んだが一誠は苦笑いをしており血をすわれた場所を抑えていた。彼自身も油断をしていたわけじゃなかったが彼女は突然として自分の後ろに現れて血を吸っていたので驚いてしまうが彼女から何かの力を感じてみているとギャスパーの目が光りだすと辺りの時間が止まったと思い一誠はいったい何事かと見ているとギャスパー自身は驚いている。

 

「嘘・・・・・・私以外にも動いている。」

 

「ドライグ、もしかして彼女も神器を?」

 

『あぁ間違いなく持っているぞ?しかも周りの時間が止まっているってことはこいつの能力は時を止める力だと思うぜ?相棒は俺を使っているからな。』

 

「なるほどな・・・・・・」

 

一誠は悪魔将軍単体だったら今回の時間止めをされたら動けなかったなとドライグに感謝をしながら時間が再び動きだす。

 

「おっと時間が止めたのねギャスパー。」

 

「・・・・・・この人止まらなかった。」

 

「イッセーもあなたと一緒で神器を持っているのよ。だから時間停止が効かなかったのね。」

 

「そういうことだ。」

 

一誠は左手に赤龍帝の籠手を出して改めてドライグの存在はすごいのだなと思いつつ参観日が始まった日に何もないことを祈った。




次回 それから数日が経ち一誠に懐いたギャスパー、その日の参観日の授業で一誠は粘土作業をすることとなり誰がいいのだろうかと粘土をこねながら作ることにした。

次回「参観日」

ギャスパーの容姿、女装でないので容姿はあふれた職業で世界最強のユエの容姿になっております。CVは佐藤 綾音のままですけどね。


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参観日

一誠side

 

ギャスパーと出会ってから数日が経ち、参観日の日になった。俺達のクラスでは粘土工作をすることになったがさて何を作ろうか?ドライグ?それともマラリア?いやいや悪魔将軍となる自分自身か?

 

色々と考えながらこねていると先生が目を光らせているのだが一体どうしたのだろうか?

 

「すっばらしいいいいいいいいいいい!!一誠君!!」

 

「・・・・・・あ・・・・・・」

 

そう私が捏ねて完成をしたのは自分自身、つまり悪魔将軍としての私の姿をこねて作ってしまったようだ。無意識で作っていたのでもう一回作れとなるとどうしたらいいのだろうか?

 

てか何か知らないが悪魔将軍としての私を買おうとしているのだがあげないからな?いやショックを受けるな・・・・・・てか自分で作ったのはいいが・・・・・・ほかのも作ってみるとしよう。ドライグなどもな?

 

『うおおおおお相棒!感謝感激!!』

 

いや中で泣くなよ。とりあえず俺はドライグなどを作っていきリアス、朱乃、マラリアなどもできてしまいなんでか知らないが色々と完成をさせてしまった。

 

いやーリアルに追及を求めたらこうなってしまったわ(笑)とりあえず完成をさせたものを部室の方へと持っていきイリナ達にも手伝ってもらって飾ってもらうことにした。

 

「ほえ・・・・・・」

 

「すごすぎません?」

 

全員が言うが俺も正直に言って驚いていると体育館にて魔女のコスプレをした女性が写真撮影が行われているということを聞いて私は行くと我が親友である女性が魔女の格好をしている・・・・・・うんあの馬鹿何をしているんだよ。

 

「ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ」

 

どーうやらサーゼクスが言っていたことは正解だったようだな。さーてどうしてやろうか?悪魔将軍として変身をして地獄の断頭台をかけたほうがいいのだろうか?それとも地獄の九所封じでもしようか?うんどうしようかなーと考えているとソーナ・シトリーがやってきて呆れている。

 

まぁ身内があんなことをしているのを見て恥ずかしいのだろうなって・・・・・・ん?

 

「ごーーーちゃああああああああああああああああああああん!!」

 

「ほぐうううううううううううううううう!!」

 

油断をしていた私にセラフォルーが抱き付いてきた。てかおい!貴様、今ゴーちゃんと言わなかったか!?この野郎・・・・・・私は兵藤 一誠としてここで過ごしているのだ!

 

「ええい!離さないかああああああああああああああああ!!」

 

「いやよおおおおおおおおおおおお!!」

 

なぜだあああああああ!!やめろ!今ここにマラリアがいたら「旦那様?」え?なんでマラリアの声が聞こえてきたのだろうかと振り返ると黒いオーラを纏っている我が女王がいた。てかなんであなたがここにおられるのでしょうか?マラリアさん?

 

「あらあら何がですか?来てみたらセラフォルー様が旦那様に抱き付いているのを見たのですが?これに関してはどういうことでしょうかね?だ・ん・な・さ・ま?」

 

マラリアの黒いオーラを見てお互いに震えてしまい、正直に言えば・・・・・・我が妻ってこんなに嫉妬深かったっけ?さてどうしたらいいものだろうか?よーく見たらほかのメンバーも私の方を見て目から光が消えているのですが?

 

「・・・・・・ドライグよ。」

 

『なんだ相棒?』

 

「世話になったな・・・・・・どうやら私の運命はここまでのようだ。」

 

『いや諦めるの早すぎるだろ!?』

 

だってさ、マラリアにリアス達を相手に・・・・・・流石の悪魔将軍である私も不利だよ?てかなんでセラフォル―とかいるし・・・・・・何かやるのはわかっていたけどさ。魔王が二人も駒王学園に現れるとか・・・・・・いやー恐ろしいね。

 

とりあえず夜に何かをやることになったらしく私も参加をすることになった。堕天使、天使も参加をするってイリナもそういえば天使で参加をするといっていたな。果たしてどうなることやら・・・・・・学校から帰りサリア達と話をしている。

 

「では悪魔、堕天使、天使が集まり和平でもなさるのでしょうか?」

 

「おそらくな、だが私も参加をするってことは奴らに私が生きているってことを証明をしていることになるな。カラワーナ、ミッテルト」

 

「何っすか?」

 

「何でしょ?」

 

「堕天使の代表ってアザゼルのままか?」

 

「はいレイナーレさまはアザゼル様のためにアーシアから神器をとろうとしていたのでしょう。」

 

「なるほどな。奴らしいな・・・・・・」

 

とりあえず夜まで時間があるから眠ることにしよう。どうも嫌な予感しかしない気がするしな。




次回 駒王学園で悪魔、堕天使、天使の代表が集まっておりその中に一誠はいた。彼は悪魔将軍として参加をすることになったので赤龍帝としてもう一つの名前もある。

だが和平条約を結ぼうとしたときに何かが起こっているの感じて一誠は悪魔の鎧を装着をする。

次回「和平条約の襲撃!」

「やはり何かあると思っていたが!」


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和平条約での襲撃

一誠side

 

参加日があった夕方、俺はある神社へとやってきた。俺は階段を上がっていくと朱乃が巫女服を着て待っていた。

 

「お待ちしておりましたわ一誠君。」

 

「どうも、中で待っていればいいのだな?」

 

「はい、もう少ししたら来ますので。」

 

そういって中で待っていると光が発生をして驚いてしまうが、そこに現れた人物を見て久々に会うなと思い声をかける。

 

「貴様が現れるとは思ってもいなかったぞミカエルよ。」

 

「お久しぶりですね悪魔将軍殿」

 

「あぁ、私が死んで以来だな。」

 

お互いに様々な話をしていたが時間などもあり彼は私にあるものを渡すためにここへ来たと言っていたがいったい?

 

そして彼が俺に託したのは剣だった。確か来れってドラゴンスレイヤーとか呼ばれていないか?聖剣だし・・・・・・てかいいのか?

 

「えぇ構いませんよ。これをあなた用に調整をしていますからね?」

 

「感謝をする、さてドライグもらったのはいいが・・・・・・」

 

『任せろ相棒!早速で悪いが籠手を剣に向けてくれ。』

 

俺は指示通りに籠手を剣の近づけるとどっちも光りだして俺達は目を閉じてしまう。

 

『いいぞ相棒。』

 

ドライグの声を聞いて俺は目を開けると籠手からアスカロンが現れておりまさか悪魔将軍で使うダイヤモンドソードのような形状になっており相棒曰く長さ調整なども可能で短くしたり長くしたりと自由にできるそうだが・・・・・・すごいな我が相棒よ。

 

ミカエルが帰った後朱乃が膝枕をしてくれたが・・・・・・マラリアにも負けない胸を持っているので俺は彼女の顔が見えないなーと思いながらもいい眺めだ。

 

「あらあら悪魔将軍様は私のどこを見ておりますか(笑)」

 

「ふんこれは男なら誰でもうれしいものだぞ?」

 

「こんなことをするのは一誠君だけですよ。」

 

男としては嬉しいものだがな。だが私は・・・・・・先に進むことができない。いや進ませないようにしているのは自分かもしれないな・・・・・・さてとりあえず朱乃と後で会うから私は家の方へと帰りほかのメンバーに話をした。

 

「なるほどでは今回は和平条約を結ぶってことでいいのですね?」

 

「そうだ。おそらく堕天使からアザゼルが、天使からはミカエルが来ると思われる。いずれにしても何か嫌な予感がするのだ。」

 

「嫌な予感?イッセーどうするニャ?」

 

「いずれにしても何事も起きてもいいように動くさ。なーに私に喧嘩を売るのなら買うさ・・・・・・」

 

「「「「悪魔将軍に喧嘩を売る人いるの?」」」」

 

お前達、私を何だと思っているのだ?流石に喧嘩を売る人ぐらいいるだろ?

 

「いやいやあの悪魔将軍様に売るなんて・・・・・・」

 

「なんといいますか・・・・・・」

 

「命知らずっス!!」

 

お前達が普段私のことをどう思っているのかだいたい分かった。とりあえずそろそろ行くとするかな?サリア後を任せる。

 

「承知しました。」

 

転移魔法を使い私は学校へと向かう。

 

一誠side終了

 

学校へ転移をした一誠、彼はサーゼクス達が待っている教室の方へと向かっていく。段々と近づいていく頃になると力を感じており一誠はため息をつきながら中へと入るとほかのメンバーなどはすでに着席をしており彼自身は待たせてしまったなと思い声をかける。

 

「どうやら私が最後のようだなサーゼクス。」

 

「いや時間前だから大丈夫だよ?」

 

「そうか、始めましてと言っておこう堕天使代表アザゼル殿、私は兵藤 一誠、赤龍帝の持ち主とだけ言っておく。」

 

「ヴァ―リから聞いているぜ?悪魔将軍でもあるんだろ?」

 

「隠す必要はないな・・・・・・その通りだ。シルバー、お前も来ていたのだな?」

 

「えぇツイカ―家代表としてこの場にいさせてもらっております。」

 

「そうか・・・・・・」

 

一誠はシルバーの言葉を聞いて黙っている。やがて会談の時間となりリアス達も座っており話が進んでいく、コカビエルの暴走・・・・・・それを止めたのが一誠だということ・・・・・・彼が悪魔将軍として戦い撃破したことなども話が進められたが突然として辺りの時間が止まったことに気づいた。

 

一誠はドライグの力を使い、ゼノヴィアや優奈、リアス、サーゼクス達は動いているがほかのメンバーは停止をしている。

 

「シルバー!」

 

「わかっています!誰かが時間停止を使ったのでしょう!」

 

一誠は立ちあがり扉が開けて謎の集団が入ってきたのを見て悪魔将軍の鎧を纏い襲い掛かろうとした者たちに対して接近をしてラリアットを噛まして吹き飛ばした。

 

「サーゼクス達は動くなよ!!」

 

「兄さん!眷族たちをお呼びください!!」

 

「・・・・・・眷族を?」

 

「そうです!あなたが呼ぶのを待っております!あなたならできます!!」

 

「・・・・・・わかった。」

 

悪魔将軍はシルバーの言葉を聞いて魔法陣を発生させる。

 

「我が眷族たちよ、今姿を現せ!」

 

魔法陣がさらに光りだしてそこからマラリアを始め全員が現れる。

 

「ふふふふようやくお呼びしてくださいましたね?旦那様(笑)」

 

「・・・・・・・・・」

 

「悪魔将軍様に逆らう者たちよ!我が剣の錆にしてくれる!!」

 

「かっかっかっか!いくぞ!!」

 

眷族たちは散開をして現れた敵を殺さないように気絶をさせていく、彼自身はサーゼクス達にここを任せてギャスパーがいるであろう場所へと急行をする。

 

現れた敵は魔法を放ってきたが彼はそれを素手ではじかせる。

 

「な!?」

 

「くらえ!バギマ!」

 

竜巻を発生させて相手を吹き飛ばすと彼はそのまま走りだして回転をする。

 

「くらえ!悪魔竜巻!!」

 

「「「どああああああああああああああ!!」」」

 

回転をした竜巻に吸い込まれて相手は吹き飛ばされていき彼はギャスパー達がいる部屋へ突入をすると彼女を捕まえようとしている輩を見つけて蹴りを入れて相手を倒して彼女を救う。

 

「大丈夫かギャスパー!!」

 

「・・・・・・イッセー先輩?」

 

「無事みたいだな。」

 

彼は無事なのを確認をして立ちあがろうとしたがギャスパーがつかんだ。

 

「先輩・・・・・・血をください。今時間が止まっているのなら・・・・・・先輩の血をすえば・・・・・・」

 

「そういうことか。」

 

彼は膝をついて悪魔将軍の鎧を一時的に解除をする。

 

「カプ」

 

ギャスパーは血を吸ってから立ちあがり目を光らせると泊まっていた時間が動きだしたのを感じて一誠はコウナ達にここを任せると再び現場の方へと悪魔将軍を纏い急行をする。

 

外で爆発が起こったのを見て彼も出ると突然として攻撃がを受けたので吹き飛ばされてしまう。

 

一体何事かと見ていると一誠はそういうことかと判断をする。

 

「なるほどな、今回の襲撃を受け入れたのは貴様だったのだな?ヴァ―リ・・・・・・」

 

一誠に攻撃をしてきたのは白龍皇を纏っているヴァ―リだった。

 

「そういうこと。さぁ戦おうじゃないか・・・・・・悪魔将軍として赤龍帝としてもね。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

悪魔将軍事一誠はヴァ―リを相手をすることは赤龍帝と白龍皇の宿命なのだなと思い両手を組みながら見ていた。そこにリアス達が到着をしてヴァ―リと一誠が見ていたのを見て今回の事件はヴァ―リが起こしたのと判断をする。

 

「イッセー!」

 

「ダーリン!」

 

「私達も!!「来るな!!」え?」

 

「聞こえなかったか!来るなといった!これは奴と私の戦いだ!誰にも手出しはするな!」

 

「ようやくやる気になったみたいだね。俺は嬉しいよ・・・・・・悪魔将軍の力見せてもらうぞ!!」

 

(戦闘バカか・・・・・・仕方がない、こうなってしまったら戦うしかあるまいな。)

 

赤龍帝と白龍王・・・・・・戦う運命は変わらないのであろうか。果たして悪魔将軍事一誠はどう対処をするのか!!




次回「宿命の戦い!悪魔将軍対白龍皇」


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宿命の戦い悪魔将軍対白龍皇!

(赤龍帝と白龍皇・・・・・・やはり戦う運命ってところか、だが問題は俺は奴の能力を知らない。どういう力を持っているかも知らない。)

 

すでに相手は禁手状態で鎧を纏っており一誠事悪魔将軍は様子を見るために接近をして彼に殴りかかる。

 

「はあああああああああああああ!!」

 

悪魔将軍の拳をヴァ―リは受け止めると突然として悪魔将軍事一誠は力が一瞬抜けた感じがしてそのまま蹴りを受けて吹き飛ばされる。

 

「ぬ!?(妙だ、私の力が半分にまで落とされている。まさか奴の能力は力を半分吸収をして自分の力へと帰る力を持っているってことか・・・・・・だから私が殴った拳が奴に効かないのはそういうことか、しかも触れた相手から力を吸収をする・・・・・・厄介な力だ。)」

 

「どうした?悪魔将軍ってのはこんなものか?」

 

「ふんなめてもらっては困るな・・・・・・お前の力を知るためにやったがすぐにわかった。ならば今度はこちらか行かせてもらうぞ!!メラミ!!」

 

悪魔将軍の周りから魔法陣が発生をして中型の火球がヴァ―リに向かって放たれる。彼は素早くかわして悪魔将軍に近づいてまた力を吸収をしようとしたが突然として彼の体が消えたのでいったいどこだろうと思い見ていると自分の体に何かが巻き付いてきたのを見て驚いている。

 

「秘儀!スネークボディ!ふん!!」

 

そのまま体に巻き付いて彼の体を絞めていく。だが彼は力を解放させて悪魔将軍は吹き飛ばされてしまう。

 

「がは!」

 

「ふんなかなか面白い攻撃だ。だがそんなものにやられるほど俺は甘くないさ。」

 

「なるほどな・・・・・・正直に言って驚いている。これが白龍皇の力と・・・・・・ならば私も!見せるとしよう!いくぞ相棒!!」

 

『あれをするのだな?』

 

「そうだ!」

 

『だがまだ練習もしているが・・・・・・ぶっつけ本番をしたことはないぞ!!だがお前ならできると俺は思っているさ!』

 

「なら見せるとしよう・・・・・・ドライグと共に新たな力を得た私の・・・・・・新たな姿をうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

一方で見ていた眷族達は強大な力を感じて振り向いた。

 

「こ、この力は!?」

 

「なんという力でしょうか・・・・・・」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「マラリア様・・・・・・」

 

「あなたたちよーく見ておきなさい。あの人は更なる境地に立とうとしているわ。それを私達は見届ける使命でもあるわ。」

 

リアス達は強力な力に驚いていると悪魔将軍の鎧から赤い翼、さらに棘などが発生をして鎧の色なども変わっていき赤くなっていく。さらに左手に赤龍帝の籠手などが現れる。

 

「これは・・・・・・」

 

「そうだな・・・・・・名付けるとしたら赤龍悪魔の鎧と名乗るとしよう。そして名乗るなら・・・・・・赤龍将軍!行くぞ・・・・・・」

 

背中の翼が開いて赤龍将軍は飛びあがりヴァ―リは彼の力を吸収をしようとしたがその目の前にいた赤龍将軍は消えておりいったいどこだろうと見ていると後ろの方へと回っておりそのままつかんでバックドロップを噛ます。

 

「ぐ!!この!!」

 

『ブースト!!』

 

そのままアッパーを噛まして倍増をした威力が吹き飛ばされてしまう。ヴァ―リは背中の翼を開いて態勢を整えるがすでに彼は目の前に立っておりエネルギーを込めた拳を叩きつける。

 

「ドラゴニックナックル!!」

 

威力が上がったドラゴニックナックルがヴァ―リの禁手の鎧を破壊をする。

 

「驚いた。流石悪魔将軍・・・・・・だが・・・・・・」

 

するとヴァ―リの傷などが治っていき禁手の鎧が回復をした。

 

「・・・自己回復まであるのか・・・・・・ん?」

 

一誠は下に転がっている弾を拾った。それは先ほどヴァ―リを殴って禁手の鎧を破壊をした際に落ちた宝玉である。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

すると彼は宝玉に力を込め始める。

 

『あ、相棒!?一体何をする気だ!!』

 

「赤と白・・・・・・本来は相反する存在同士・・・・・・その力をとりこむことができるなら!!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!ふん!!」

 

彼は右手に宝玉をセットをするが反発し合う力に彼自身にエネルギーなどが襲い掛かる。

 

「がああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

『無駄だ、いくら悪魔将軍でもある貴公が・・・・・・相反する同士を使えるなど』

 

『それはどうかな?俺は相棒と共に過ごしてから見てきた。相棒はやれるやつだと・・・・・・さぁ相棒!!』

 

「私は・・・・・・私は!!俺は!!兵藤 一誠!!赤龍帝の人物!そして悪魔将軍だった男!!ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!ふん!!」

 

すると右手の籠手が変形をしていきそこには白き龍手が存在をしており左手に赤、右手に白が装着された。

 

「な!?」

 

『ば、馬鹿な!!』

 

「ふん!!」

 

「だ、ダーリンが・・・・・・」

 

「更なる進化をした・・・・・・」

 

「行くぞ!!」

 

赤龍将軍は接近をしてヴァ―リに触れると

 

『ディバイド!』

 

「な!?」

 

「その力を左手に込める!!」

 

『バースト!!』

 

「ふん!!」

 

ヴァ―リの力を吸収をした力をそのままバーストした赤龍帝の籠手に力を込めてそのまま殴り地面の方へと威力を高めていく。

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

「ぐううううううううううううううううううううううううう!!」

 

地面に激突をさせて彼は下がるが膝をついてしまう。

 

「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・」

 

悪魔将軍の鎧に赤龍帝の禁手、さらに奪った白龍皇の宝玉を使い右手を変化させた籠手の力なども使ったので彼自身は今まで以上の疲労が襲われていた。

 

「あはははは・・・・・・」

 

「!!」

 

全員が笑っている方角を見ているとヴァ―リが立っていたが彼自身もボロボロになっているので一誠はこれ以上は戦うことができないぞと思っていると彼自身も限界なのか誰かに支えてもらっているのを見てお互いに限界だなと思いつつ見ていた。

 

「まさか・・・・・・赤と白・・・・・・一つにするとは思ってもいなかった。またお前と戦うことを祈っているさ悪魔将軍・・・・・・いや兵藤 一誠」

 

ヴァ―リはそのまま去っていき一誠は飛んで行く彼の姿を見ながらアザゼルが交戦をしているのを立ち上がり悪魔将軍の鎧を装着をして彼は彼女を体当たりをしてアザゼルは驚いている。

 

「お前さんヴァ―リと交戦をしてボロボロじゃないのか?」

 

「・・・・・・正直に言って立っているがつらい・・・・・・」

 

そのまま彼は膝をついて彼女は倒そうとしたがマラリアが鎖を発生させて彼女を動けなくさせる。

 

「うふふふふ旦那様をやらせないわ?」

 

「た、助かったぞ・・・・・・マラリアよ。」

 

「いえいえ、旦那様ものすごく進化をしていますわね。こちらも驚いてしまうことばかりですわね。」

 

「・・・・・・そうだな。」

 

こうして三大和平条約に起こった事件、ヴァ―リが裏切り一誠は交戦をする。実は薫子も来ていたが戦っていたが出てこなかったとだけ書いておく。

 

「(´・ω・`)」

 

そして一誠は新たな力、白龍皇の籠手を手に入れたが・・・・・・彼自身はそのまま眠りについてしまう。




次回 戦い後、一誠はまるで死んでいるかのように眠りについている。ヴァ―リとの戦いで悪魔将軍の鎧に赤龍帝の力、さらに奪った白龍皇の力を使った影響で彼自身の体は負担が大きいのだ。

その様子を皆が心配をして見にきたりしていた。

次回「眠る一誠」


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眠る一誠

和平条約での戦いで一誠は悪魔将軍の鎧に赤龍帝の力、さらに破壊をした際に白龍皇の宝玉を右手にセットをしてギアを生成、その力でヴァ―リを圧倒をした。

 

だが今彼は疲れが出たのかベットに眠っておりアーシアがヒーリング能力を使い彼の傷などを回復をしている。

 

「・・・・・・アーシア、ストップよ。これ以上はあなたがもたないわ。」

 

「すみません部長さん・・・・・・」

 

「いいのよ。あなたはよくやってくれているわ。」

 

「一誠君・・・・・・」

 

「ダーリン・・・・・・」

 

誰もが一誠が起きてくれるのを待っている。一方で彼自身は精神世界で座禅を組んでいた。

 

「今の私では長時間の二つのギアを使うことができないことがわかった。なら精神を統一をすれば落ち着くことができる。」

 

「それはいいが相棒、外ではお前が目を覚ますのを待っている奴らがいるのを忘れていないか?」

 

「・・・・・・だが・・・・・・」

 

「それにまだ時間がある。その力はいずれ相棒の力となるさ。」

 

「だといいがな。ありがとうドライグ。」

 

そういって一誠は元の自分の方へと戻っていき彼は現実で目を開ける。

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

彼は目を開けると誰かが自分の手を握っていることに気づいてみると薫子がいたので驚いている。

 

「彼女がなぜ?」

 

「う・・・うーん・・・・・・一誠・・・・・・君?」

 

「おう薫子「一誠君!!」どあ!!」

 

彼女は抱き付いてきたので一誠は驚いてしまう。

 

「一誠君・・・・・・一誠君よかった・・・良かったよ。」

 

「心配をかけてしまったな。」

 

「ううんいいの、こうして起きてくれたのだから・・・・・・」

 

一誠は薫子の涙を見て精神世界に居すぎたみたいだなと思いながら扉が開いたので見るとリアス達が入ってきた。

 

その後ろをサーゼクス達も一緒だったので驚いている。

 

「ゴーちゃん大丈夫?」

 

「心配をかけたなもう大丈夫だ。少しやり過ぎて力が出なくなってしまっているが平気だ。」

 

お互いに話をしながらアザゼルが現れる。

 

「すまねぇ、ヴァ―リがまさか裏切るとは思ってもいなかったぜ。」

 

「まぁ誰も想像ができない状態だからな。いずれにしてもヴァ―リは敵として現れることがあるかもしれないな・・・・・・正直に言えば私もあの姿にならないと対抗ができないからな。悪魔将軍の鎧では奴の吸収の能力でパワーが吸い取られてしまうからな。」

 

一誠はそう話をしながらヴァ―リの相手をするには赤龍帝の力を使わないとダメだなと判断をする。

 

それからサーゼクス達が帰った後薫子などが残っており彼女は自分が堕天使だってことを正体を明かすが・・・・・・

 

「まぁあなたのことだから人間の姿になっていたかもしれないけど。」

 

「ばれていましたわよ?」

 

「ガーン!!」

 

一誠達は苦笑いをしながら見てるのであった。

 

一誠side

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

私は夜空を見上げながら手に持っているものを見ていた。それはサーゼクスが帰る際に私に渡してくれた王のピースだ。

 

「これを使えば私は再び悪魔として降臨をすることができる。だが・・・・・・」

 

人間として生きていて悪魔として・・・・・・あいつらと共に過ごしていく。この強大な力を持っているから命を落としてしまう可能性があるからそう簡単に使うわけにはいかない。

 

「はぁ・・・・・・・・・」

 

「ご主人様?」

 

「セイレーン?それにコンにスラッシュ達もどうした?」

 

「いえいえご主人様が何か困っている様子だったので。」

 

「そうです!」

 

「ぴきー!」

 

「ぐる!」

 

「ありがとうな。」

 

「それは王のピース、それを使うか悩んでおられるのですね?」

 

「そういうことだ。」

 

「ご主人様、それを決めるのはご主人様ですわ?私達はどのような決断をしてもついていきますわよ?」

 

「・・・・・・ありがとうな。」

 

お礼を言い俺はしばらくは考えることにした。




次回 アザゼルがなぜかリアス達の部活の顧問の先生をすることとなりさらに夏休みに冥界に行くことになり一誠も一緒に行くことになった。

彼自身は正直言ってあまり冥界の方には行きたくなかったが仕方がないとついていく決意を固める。

次回「冥界へ」


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冥界へ

一誠side

 

ヴァ―リの裏切り・・・・・・か、そして奴がかつてルシファー家の物だったとは思わなかった。

 

あそこは色々とあったのは覚えているが、なにせ死んでから悪魔事情が複雑すぎるってのが何犠だ。

 

いずれにしても奴とはまた戦うことになる。そうだろ相棒?

 

『あぁそのとおりだ。赤と白は戦う運命・・・・・・なのかと思っている。だがまさかアルビオンの奴の力を一部とはいえ相棒が使うことになるとはな・・・・・・』

 

それに関しては一か八かの方法だったからな、悪魔の鎧に赤龍帝の鎧などが合体をさせることが可能ってことに気づいたのも最近だったからな。

 

そういえば夏休みが近づいていたのを思いだした。リアス達は夏休みに冥界へと帰ると言っていたな。まぁ私は「イッセーも一緒よ?」マジで言っているのかリアス・・・・・・私が冥界に帰れない理由を知ってこの仕打ちなのか!?

 

だが上目遣いまでされたら私も断りずらい・・・・・・父上や母上に会うことになるが・・・・・・仕方がない・・・・・・私はため息をついているとスラッシュが来たので抱きしめることにした。

 

「ぴ、ぴぎいいいいいいいいいいい!!」

 

「ご主人様!スラッシュが苦しんでいますよ!?」

 

「す、すまん。」

 

ってそういえばなんか私の部屋広くなっている気がするが気のせいか!?

 

「今更すぎますよご主人様。リアスさまが改装をしたって言ったじゃないですか。」

 

そういえばそんなことを言っていたな。っていつのまに!?流石悪魔とだけ言っておこう・・・・・・じゃないな。

 

起き上がりリビングの方へと行くと朱乃を始めリアスの眷族やイリナやゼノヴィア達がいたので頭を抑えてしまう。

 

「おはようイッセー君❤!」

 

「ダーリン❤」

 

「イッセー❤」

 

お前達なぜ目をハートにしながら抱き付いてきた。小猫ちゃんや黒歌とかしゃーと威嚇をするんじゃない!リアスと朱乃はわかりやすく「カプ」うご!?ギャスパーちゃん!?また噛みつかないで!

 

一誠side終了

 

「さて改めて夏休みに冥界へと行くことになったわ。それでイッセーにも来てもらうことになるわね。」

 

「なら私もいこーっと!」

 

「リアス、今はゴールド・ツイカ―として言わせてもらうが・・・・・・私は今は人間だぞ?それで冥界へと連れてこられてどういう状況になるかわからないのだが?それに「あーそれについてはシルバー様からお願いをされたのよ。」シルバーが?」

 

「えぇいい加減兄を冥界の方へと連れてきて父や母にも会ってほしいと。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・」

 

シルバーの言葉というのを聞いて一誠はため息をついてしまう。自身の父と母、それは今の一誠の父と母ではなくゴールド・ツイカ―として過ごしていた時の親のことを言っているので彼自身も謝らないと行けないなと思っていたが・・・・・・まさかこのときになるなんて思ってもいなかった。

 

「わかった。シルバーがそこまで言うなら私も共に行こう。」

 

こうして一誠も冥界へと行くことになるが念のためカラワーナやミッテルトにはこちらに残ってもらい自身の親たちを守るようにいいスラッシュとライバーンにも残るように言い冥界には黒歌、セイレーン、コンを連れていくことにした。

 

一度は冥界へはテレポートを使っていったがあれを使うと魔力が消耗が激しいので一誠自身もあまり使用をしたくないのであった。

 

それから二日後

 

一誠達は駅へと来ていた。リアスの後をついていきなんでかいるアザゼルに対して一誠は魔のショーグンクローを発動させる。

 

「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!何しやがるうううううううううううう!」

 

「いやなぜ貴様がここにいるのかと思ってな。確か堕天使の総統をしていたはずと記憶をしていたが?」

 

「今はやめてこいつらの顧問をしているんだよ!それでついてきたってわけだ!」

 

「そういうことか。」

 

アザゼルの言葉を聞いてショーグンクローを解除をしてリアスの後をついていきエレベーターに乗りこんだ。ちなみに一緒に乗っているのはリアス、アーシア、ゼノヴィア、イリナ、コン、黒歌、セイレーンである。

 

ほかのメンバーはアザゼルと共に降りており途中アーシアが一誠の手に抱き付いたのを見てイリナが背中、ゼノヴィアが右手に抱き付いてきたので彼は焦ってしまう。

 

(非常にまずい・・・・・・ここにマラリアがいなくてよかった。あいつがいたら嫉妬でまた説教されそうだ。それに彼女達・・・・・・思いっきり抱き付いているから色々と当たっているのだが・・・・・・俺も思春期ってものだ。だから顔を赤くしてしまう。まぁ人間だからな。そういえば朱乃が全裸だったな。いやー色々とすべて見てしまったので最高とだけ言っておこう。っていたい!!)

 

「「「むーーーーーーーーーーーーー」」」

 

三人が頬を膨らませているのでどうやら自分の顔がだらけているのがわかってしまって抓ったようだ。

 

「申し訳ありませんでした。」

 

「はぁ・・・・・・そろそろ着くわよ?」

 

エレベーターの入り口が開いて一誠は懐かしいなと思いながら見て中に入る。椅子に座ると冥界へと列車は走るのであった。




次回 グレモリー領に到着をした一誠達、シルバー達もそこにはおり彼はイリナやセイレーンたちと共にツイカ―領へと向かっていく。

立派な屋敷を見て一誠は懐かしいなと馬車から降りると二人の人物が現れる。

次回「再会の父と母」


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再会の父と母

グレモリー家の列車に乗りながら冥界へと向かっているリアス一行、悪魔将軍こと一誠も共に乗っており彼は座りながらいた。

 

その理由は彼自身ゴールド・ツイカーとして生きてきたが兵藤一誠となってからはリアスの結婚式を潰す際に転移魔法を使い冥界へと来た以来になるが今回ばかりはグレモリー家に行くのではなくツイカー家に行くことになるなと思いながら列車の中で悩んでいたのだ。

 

「ご主人様、もしかしてあなた様のお父様やお母様に会うのが怖いのですね?」

 

「まぁな・・・・・・シルバーやレイカとは会っているが、まだ父さんや母さんとは会っていなかったからな・・・・・・おそらく待っているであろうな。」

 

一誠はそう呟きながら目を閉じた。悪魔将軍として動いていることが多かったので彼は力を養うために目を閉じたが・・・・・・誰かに抱き着かれている感じがしたので目を開ける。

 

「にゃー」

 

「黒歌、何をしている?」

 

「何って抱き着いているだけにゃ!」

 

彼女は抱き着いており豊満な胸が思い切り彼の胸板で形が変形をしてむにゅむにゅと当たっているので彼自身は意識をしないようにしていた。

 

(集中集中集中集中)

 

一誠はずっとこのような状態で過ごしておりほかのメンバーがじーっと見ていた。リアスも様子を見に来ていたが黒歌が一誠を抱き着いてるのを見てアザゼルは笑っていたのを見て魔方陣を出してその中に手を突っ込んでアザゼルを殴った。

 

「いて!!」

 

「「「「?」」」」

 

突然としてアザゼルが頭を押さえていたので全員が見ているが犯人である一誠は気にせずに黒歌の頭をなでていた。

 

やがて列車は到着をしたのかグレモリー領に到着をして全員が下りる準備を進める中、アザゼルはザーゼクスたちのところへと行くのでそのまま列車に乗っていくので後で合流をすることになる。

 

一誠はさすがグレモリー家だなとみているとシルバーとレイカがいたので彼は爲季をついた。

 

「おまえらもいたのか・・・・・・」

 

「やぁ兄さん、お迎えに上がりました。」

 

「そういうことだリアス、俺はツイカー家へと行く。」

 

「なら私も行くー!」

 

イリナがそういいゼノヴィア達はグレモリー家のほうへと行かないといけないので落ち込んでしまいイリナはえへへへと笑いながらシルバーたちが用意をした馬車のほうへと移動をする。

 

馬車の中で一誠はシルバーとレイカと話をしていた。グレモリー領からツイカー家の領はそこまで遠くなく一誠は父と母に会うのがあまり怖いなと思いながら準備を進めていく。

 

やがて馬車はツイカー家の寮へと到着をして彼らは先に降りるとメイドたちが立っていた。

 

「「「「「おかえりなさいませ!シルバー様!レイカ様!」」」」」

 

メイドたちが迎えているのを見て帰ってきたのだなと思いシルバーたちのあとをついていき屋敷の中へと入っていくと一誠は何かを感じて悪魔将軍の鎧を装着をして剛腕を受け止める。

 

「ほーう俺のこぶしを受け止めるとはな・・・・・・だが!」

 

「!!」

 

けりを入れてきたので彼は左手ではじかせるとそのまま投げ飛ばす。悪魔将軍をまとった一誠は構えていると女性が近づいていき彼の頭を思いっきりゲンコツを落とす。

 

「あんたは何をしているのよ!!」

 

「いや母さん・・・・・・だからといってげんこつはないでしょうが。」

 

「何がげんこうはないでしょうがよ!シルバーたちがゴールドを連れて帰ってくるって言ったから待っていたのにあんたが邪魔をしてどうするのよ!!」

 

「すまん。」

 

「えっと?」

 

悪魔将軍の鎧を解除をして兵藤一誠の姿へと戻った。母親はじーっと一誠を見てから走り出して抱きしめる。

 

「ゴールド・・・・・・ゴールド。」

 

「母上・・・お久しぶりでございます。」

 

「えぇ本当に・・・・・・人間になったとは聞いていたけど・・・・・・」

 

「全くだ。お前が死んだあとに保管されていたはずの悪魔の鎧が消えていたからな。シルバーやレイカから聞かされたときは驚くことばかりなことをするなお前は。」

 

「申し訳ありません父上。」

 

こうしてゴールド・ツイカーの父と母と再会をした一誠であった。




次回 父と母と再会をした一誠に眷属たちが一斉に抱き着いたのであった。

次回「抱き着いた眷属たち」


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