宇宙戦艦ヤマト外伝 "BLACK BAD BUTCH" (箕理 田米李)
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第1話「新生BBB戦隊」

ヤマトの小説書くのは初めてで、至らない点があるかもしれませんがどうか温かい目でお願いします。


無限に広がる大宇宙、この無数の星々の煌きの中に、様々な生命の営みがある。西暦2203年。辛うじて「ガトランティス戦役」に勝利した地球連邦であったが、多くの艦船と将兵を失い疲弊し切っていた。そんな地球の事情を宇宙は知ってから知らぬか...脅威が差し迫りつつあったのだ。

 

地球圏外縁 第11番惑星宙域

第99特殊戦略戦術機動打撃群

パスファインダー級早期警戒管制艦 CRS-85 ペネムエル

CIC(戦闘情報センター)

レーダー手「現在、レーダー半径に敵影認められず。」

戦術行動士官「通信、早期警戒機と僚艦のプロケルからは❓」

通信手「両者とも異常なしとの報告です。」

戦術行動士官「艦長、こちらCIC戦術。こちらのレーダー半径並びに展開中の早期警戒機と僚艦プロケルの監視状態問題なし。」

艦橋

艦長「分かった。引き続き監視させろ。通信、我らが艦隊旗艦にご報告だ。」

通信手「はっ。」

 

早期警戒管制 ペネムエル達より少し離れた宙域

同艦隊 旗艦 アンドロメダ改級戦略指揮戦闘航宙母艦

ACVBC-99 デア・エクス・マキナ

艦橋 

通信手:栗梶 花充(くりかし はなみつ)「司令、早期警戒艦 ペネムエルより入電、「本艦並びに僚艦プロケル及び早期警戒機は警戒/監査続行中。現在異常なし」との事です。」

副長:金田 明雅(かねだ あきまさ)「今の所"凪いだ海"の様ですな。」

艦長兼艦隊司令:多田部 拓郎(おおたべ たくろう)「静か過ぎますね。今頃土星圏じゃ艦隊総旗艦"アルデバラン"率いる総旗艦艦隊が出張って「雷王作戦」が始まろうとしているのに。」

眼前に広がる漆黒の宇宙に点々と点在するカラクルム級の動きも物も言わぬ残骸を見つめながら土星圏の地球連邦防衛軍総旗艦艦隊の活発な動きとは対象な静か過ぎて何も起きなさ過ぎなこの第11番惑星を見てボヤく多田部艦長兼司令。

金田「ははは、それにしても脇役とはいえ我々まで出撃とは。」

多田部「ガトランティス戦役が終わってから人手不足にさらに拍車が掛かりましたもんね。私ら本来"研究開発実験艦隊"の名目で成り立ってますけど、側(はた)から見たら立派な独立機動艦隊ですから。それに「"黒いモルモット"さん達にとっては良いデータ収集の場でもあるだろ❓」的な事思われたんでしょうね〜。」

砲術長:烈禍 剛(れっか つよし)「それって俺達バカにされてねぇか司令ッ⁉️」

戦術長:高佐田 修斗(こうさだ しゅうと)「落ち着け烈禍。お前も分かってのことだろ❓」

技術長:手邦 薫(てくに かおる)「まぁ、我々新生BBB戦隊、正式名称「第99特殊戦略戦術機動打撃群」はアンドロメダブラック級の略称であった「BLACK BERSERK BATTALION:黒色狂戦士大隊」から「BLACK BAD BUTCH::黒色不良艦隊)」と名称されましたが、「人が制御する無人艦隊」の研究開発部隊という性質上、不本意ながら"モルモット扱い"も当然ではと...。」

烈禍「おいガリ勉❗️そこは否定しろよ‼️」

手邦「いや、私はその...。」

金田「やめないか❗️作戦中だぞッ❗️」

「モルモット扱い」について口論する部下を制する副長 金田。

多田部「ストップ❗️皆の気持ちは分かるけど喧嘩はやめてちょうだい。その手の扱いしてる奴のことなんかほっとけよ言わしときゃ良いから。我々が艦に髑髏(どくろ)を刻んでるのはなぜだった⁉️」

皆「「骨にになっても戦い❗️艦(ふね)は残骸になっても戦う‼️」」

新生BBB戦隊所属の艦は全て黒色に塗られ所々にオレンジが塗られており、そこに白い髑髏(どくろ)がマーキングされている。皆が言ったように髑髏は「どんな戦いで傷付こうとと戦い続ける」という意志が篭っているのだ。

多田部「俺達は華やかな表舞台に出ることないが、我々の姿を見た者はこの黒い艦隊とそこに刻まれた髑髏を忘れることはないだろう。その事を頭か心に入れて忘れないでください。」

そう多田部が言うと皆鎮まり返り、喧嘩していた2人も各々の席に座る。

金田「ありがとうございました司令。今のは名演説でしたよ。」

多田部「よしてくださいよ金田さん。それに司令じゃなく艦長でお願いします。それは性に合わないんで。」

金田「ははは、了解しました艦長。」

ピピーッピピーッ❗️

栗梶「おっと、通信が入りました。」

多田部「作戦始まったか❓」

栗梶「その様です。」

多田部「さぁてさてさて、今日の勝利の女神はどちらに微笑んでチューしどちらに雷の矢をブッ刺すのかな❓」

 

同宙域

戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ所属航空隊

コスモタイガーⅡ/早期警戒管制機型

コールサイン"シャドーアイ3"

レーダー担当手(後部座席)「ん❓」

パイロット(前部座席)「どうした❓」

レーダー担当手「いや、今一瞬カラクルムの残骸から熱反応が...。」

パイロット「おいおい、こいつらはもう死んでるんだろ❓そんなバ○オのゾンビみたいに...。ッ❗️」

「冗談はよせ」と言いかけた時、一瞬キラッと光るのが見えた。

パイロット「舌噛むなよッ❗️」

パイロットは急にロールして回避運動する。緑色のビームだった。

パイロット「まさか❗️おい、急いで付近のパト艦に伝えろ‼️」

レーダー担当手「は、はい❗️こちら"シャドーアイ3"❗️攻撃を受けた❗️カラクルム級の残骸が突然撃ってきた‼️」

 

付近宙域

早期警戒管制艦 ペネムエル

艦橋

"シャドーアイ3"「繰り返す❗️カラクルムの残骸が生きています❗️」

艦長「聞き間違いじゃないのか⁉️」

通信手「いえ、ハッキリと「カラクルムが攻撃してきた」と。」

艦長「信じられん...ヤマトが沈黙させた筈なのにどういうことだ...❓」

艦長が"シャドーアイ3"の報告を不思議がっていると左舷前方で艦尾を上げて斜めに傾いた状態で浮かぶカラクルム級の残骸がペネムエルに向かって発砲する。ペネムエルは反応が遅れ艦首波動砲と第一主砲の間を削られる。

艦長「くっ...❗️損害報告ッ❗️」

ダメコン員(艦内通信)「艦首付近に被弾❗️ダメコンに入ります❗️」

攻撃した奴に続き、周りにいたカラクルム級が次々とペネムエルに向かって攻撃を始める。

レーダー手「艦長❗️カラクルム級が次々とこちらにッ❗️」

艦長「機関後進一杯❗️波動防壁を展開しつつ後退しながら応戦‼️」

艦首の姿勢制御スラスターを逆噴射させ急制動し一気に後進をかけるペネムエル。第1第2主砲のMK.12 127㎜速射衝撃破砲とMK.32 324㎜三連装魚雷発射管 計12門が一斉に火を噴き弾幕を張る。

艦長「通信❗️旗艦マキナに打電しろ❗️」

通信手「は、はいッ‼️」

 

旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

艦橋

栗梶「警戒艦 ペネムエルより入電❗️「カラクルム級残骸群、活動再開。突如攻撃を開始、現在応戦中」❗️」

金田「艦長❗️」

多田部「えぇ、航海長❗️針路セット、ペネムエルの救援に向かう❗️」

航海長:鷹乃目 宙(たかのめ そら)「了解、すぐ向かいます。」

多田部「機関長❗️エンジンは大丈夫ですか⁉️」

機関長:呉賀 優(くれが すぐる)「えぇ、全速発揮も全力応射も波動砲もいつでも可能ですよ艦長❗️」

多田部「よろしいわ。全艦に達する。これより僚艦の救援に向かう。最大戦速❗️」




まずはヤマトの伝統である「冒頭の即宇宙と即戦闘開始または開始前」をしつつ展開とキャラ紹介もさらっとやりました。この物語は私が作ってる模型の世界観を「旧作とそのゲーム版とリメイクの要素+オリジナル設定と世界観」で仕上げています。登場している艦は模型として作ったあるいはこれから作るかもしれない奴です。艦の設定を詳しく知りたい方はTwitterの#新生BBB戦隊と#ターベワールドのヤマト世界と艦船をご覧ください。


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第2話「雷王作戦」

冒頭から第11番惑星で始まり、「ガトランティスが生きていたから備えてる」的な感じで前回話をしました。今回は「なぜ生き残ったのか❓」とPS2版「宇宙戦艦ヤマト イスカンダルへの追憶」で行われた対ガトランティス残党作戦、「雷王作戦」をリメイク版準拠で構築してみました。それではどうぞ。


「ガトランティスが生きていた」、これを聞いた防衛軍とガミラスの関係者は耳を疑ったし信じたくもなかっただろう。「ガトランティス戦役」の終盤、ヤマトとガミラス艦隊の奮闘によりガトランティス人を滅ぼす安全装置「ゴレム」を発動させる事に成功しこれにより彼らは全滅したと思われていた。

しかしガミラスが収容所惑星で捕虜にしたガトランティス人達はゴレムが発動したにも関わらず死亡しなかったのだ。後に戦役中に回収したガトランティス人の遺体と比較した結果、遺伝子構造に違いがある事が判明したのだ。ガトランティス人は「クローニングで世代を重ねる」のが特徴で生体遺伝子構造的にも数回のクローニングで遺伝子の劣化を抑えれるよう遺伝子操作されていたが、収容所惑星で捕虜となっているガトランティス人の遺伝子構造には人為的な操作が加えられた形跡がない"自然体"だったのだ。

要約すると「遺伝子構造に改良を加え、クローニングで世代を重ねた者達」がゴレムで死に絶え、「人類と同じ自然な生殖によって世代を重ねた者達」が生き残ったという訳だ。後に防衛軍とガミラスの関係者達は彼等をそれぞれ前者を「クローンガトラン」後者を「ナチュルガトラン」と呼称する事となった。

戦役終結後、この「ナチュルガトラン」率いるガトランティス残存艦隊は地球圏のアステロイド帯等に身を潜め、集まって残党となり力を蓄えつつ反抗の時を耐えて待った。

地球・ガミラス側は身を潜めるガトランティス残党軍の動向を監視しつつ「土星沖に集結する」との情報を掴み、それを撃滅する事を決定する。

 

土星宙域(土星本星なし)

地球連邦防衛軍 第1艦隊(総旗艦艦隊)"ブループルミエ(青の一番)"

艦隊総旗艦 アンドロメダ級前衛武装航宙艦

AAA-02 アルデバラン

艦橋

副長「艦長、前衛ピケット艦及びAWACS(早期警戒管制機)群の配置完了とのこと。」

艦長:谷 鋼三(たに こうぞう)「うん。ガトランティス残党軍機動部隊は必ずいる筈だ。早期発見と包囲、先制攻撃で敵旗艦を撃沈し敵の混乱に乗じて一気に無力化する。まずは敵を早く見つける事だ。「雷王作戦」の成否はそこにある。」

副長「はっ❗️」

地球防衛軍 総旗艦艦隊 総旗艦 アルデバラン艦長の谷は「敵の早期発見」を徹底するよう副長に伝える。

土星は先の戦役で彗星都市帝国の通過により消滅してしまい今や縦長に伸びた茶色の渦の様な姿となってしまっている。しかし土星の衛星"エンケラドゥス"は被害を免れたため守備隊は健在であり、戦役中に受けた損害を回復させこの「雷王作戦」に臨んでいる。

 

コスモタイガーⅡ/早期警戒管制型(A級戦闘空母 アンタレス所属機)

コールサイン"スコルプ・アイ6"

レーダー担当手「あ❗️」

パイロット「いたかッ⁉️」

レーダー担当手「3時の方向に反応❗️この波長はガトランティスです❗️」

アンドロメダ級戦闘空母アンタレスの所属の1機が遂に身を隠す大きな星もない宙域にいるガトランティス残党機動部隊を発見する。

 

第1艦隊 旗艦 アルデバラン

艦橋

通信手「艦長❗️アンタレス所属の"エリントタイガー"が敵機動部隊を捕捉。艦隊より1時の方向。距離2500宇宙キロ。」

谷「編成は❓」

通信手「ナスカ級10、ゴストーク級18、ラスコー級通常型と雷撃型含む24、ククルカン級32、計84隻。」

谷「(先の戦役での物量に慣れてしまってか数が少ないように思えてしまうが、隻数でも我が第1〜6艦隊とエンケラドゥス守備隊を合わせても多いな...。)」

第1〜6艦隊は一個艦隊6隻編成でエンケラドゥス守備隊は36隻と計72隻だ。

谷「(だが、数は多くても航空戦力はこちらが上。それを活かせば数的不利は覆せるはず)第3〜5艦隊は直ちに攻撃隊発艦させ敵機動部隊航空隊を誘引❗️第2及び第6艦隊とエンケラドゥス守備隊は本艦隊に合流後、突撃隊を編成し待機だ❗️」

 

谷がそう言うと、各艦隊がそれぞれ所定の行動に移り始め慌ただしくなった。空母艦隊は自身の航空隊を発艦させなければならないし、打撃艦隊は総旗艦艦隊に速やかに合流しなければならない。

 

第3艦隊"ポイズンテール(毒の尾)"

旗艦 アンドロメダ級前衛武装艦(空母型)

AAA-05 アンタレス

艦橋

通信手「艦長❗️総旗艦 アルデバランより攻撃命令来ました❗️」

艦長:富山 繁(とみやま しげる)「よし、"スコルプ・クロウ"、"ポイズン・ベクター"、"ダーク・ハイディング"隊発艦だ❗️」

 

第4艦隊"コールドウォー(冷戦)"

旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦

ACV-65 エンタープライズ(旧CCC級 CCC-01 ノイ・バルグレイ)

艦橋

艦長:エメラルダ・イシカワ「"ウォーウルフ"、"ヘルダイバー"、"ジェリコ"各隊、発艦用意(エンゲージ)❗️」

 

副旗艦 同級戦闘航宙母艦

ACV-63 アドミラル・クズネツォフ(旧CCC級CCC-02 ノイ・シュデルグ)

艦橋

艦長:ユリィーシュ・アンドロポフ「"アクーラ"、"バラライカ"、"スチェッキン"隊、発艦開始してください❗️」

 

第5艦隊"キングス&ケーニヒ"

旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦

ACV-91 アークロイヤル(旧CCC級 CCC-03 ノイ・ランベア)

艦橋

艦長:キャメラ・レーアド「"スクアー"、"バラクーダ"、"ガーネット"隊、発艦早くなさい❗️」

 

副旗艦 同級戦闘航宙母艦

ACV-101 グラーフ・ツェッペリン(CCC級 CCC-04 ノイ・ダロルド)

艦橋

艦長:サオリナ・D・ヴェルケ「"シュミット"、"フォッカー"、"ミステル"各隊発艦遅れるな❗️」

 

各A級戦闘空母の艦橋から大きくはみ出た"航空艤装ユニット"の艦載機発艦口が開き三個飛行中隊(一個飛行中隊6機、三個で18機)が次々と飛び出していく。他にも艦隊中央部両舷のバルジや艦底部の発艦口も合わせれば同時に180機の艦載機を一気に戦場に展開させる事が可能だ。しかし今回はまず敵空母の艦載機隊を誘引しつつ敵艦隊の戦力を削るので第二次攻撃隊も用意しなければならないし、それでも敵戦力を減殺させれなければ第三、四次攻撃もあり得るので全機発艦は行わない。

第3艦隊旗艦で戦役の生き残りでベテランのアンタレスは手慣れたもので一番早く三個飛行中隊全てを発艦させ終えたが、ガミラスがライセンス生産で建造したCCC級の内装を防衛軍規格に戻し乗員も一新したACV(アンドロメダ改級戦闘航宙母艦の艦略記号。アンタレスも後日更新予定。)級群は遅れは取ったもののなんとか発艦を終えた。艦を運用するクルーはまだ未熟だが、艦に属する空母航空団は戦役でほとんど消耗せず生き残ったベテラン達のお陰である(「ガトランティス戦役」では空母が主の「機動部隊戦」ではなく戦艦が主の「航宙打撃戦」がほとんどだった)。

 

第2艦隊"ファスト・ライトニング(速い稲妻)"

旗艦 アンドロメダ級前衛武装航宙艦 AAA-04 アキレス

艦長:仁科 鷲雄(にしな わしお)「始まったな、総旗艦艦隊に合流する❗️稲妻の様に瞬時にやれ‼️」

 

第6艦隊"重桜(じゅうおう)"

旗艦 アンドロメダ級前衛武装航宙艦 AAA-19 アマギ

艦長:沢城 美希(さわしろ みき)「さぁさぁ皆さん、早く移動しますよ❗️」

 

エンケラドゥス守備隊

ドレッドノート級主力航宙戦艦(前期生産型/旧艦名"E24") DBB-24 えぞ

艦橋

艦長兼守備隊司令:尾崎 徹太郎(おざき てつたろう)「総旗艦艦隊に合流する❗️両側前進強速、方位0-1-4❗️」

 

戦艦を主力とした第2、6艦隊及びエンケラドゥス守備隊は空母群から次々と放たれる艦載機群を見ながらアルデバラン率いる総旗艦艦隊に合流すべく動き始める。1番早く動いたのは第2艦隊のアキレスだった。さすがは「極初期型」アンドロメダ級の4番艦。戦役中は常に前線にあり続けるたものの姉妹艦のアルデバランやアンタレスよりも損傷が軽微で、二艦と違い応急処置を施し戦線に復帰しアルデバランに代わって地球艦隊総旗艦代理を見事に務めた。 

アンドロメダ級"19番艦"アマギ"も「初期型」の数少ない生き残りの幸運艦だが、ACV級群と同じく乗員が一新されている為まだ練度が伴ってない。防衛軍の人員不足の弊害と言えるだろう。

エンケラドゥス守備隊の尾崎司令は先の戦役の前哨戦であり、まさにここで行われた「土星沖会戦」での雪辱を果たすべく修理を終え艦名を改められたドレッドノート級主力戦艦"えぞ(旧艦名"E24")と回復した艦隊戦力を持って作戦に挑む。

 

一方のガトランティス残党機動部隊側...

ナスカ級打撃型航宙母艦(前期生産型/左舷艦橋艦)"アギカ"

艦橋

レーダー手「甲殻電子警戒機"エラッテデーター(早期警戒型デスバテーター)より敵航空隊接近❗️総数90‼️」

副長「司令❗️奴らが来ました❗️」

ナグモー・チュイチー(艦隊司令兼"アギカ"艦長)「向こうのが数が多いか...全機発艦させよ❗️直掩機も出して全力で応戦だ‼️」

残党軍機動部隊を指揮する「颶風(ぐふう)のナグモー」の異名を持つナグモー ナスカ級10隻を含む大機動部隊であるが、ナスカ級自体の艦載機搭載数は24機と少なく10隻合わせても全艦載機数は240機で地球艦隊はA級戦闘空母だけに限っても5隻で合計920機と差は歴然としている。長期戦になれば不利なのは避けられない。

しかし艦載機数や自身が艦長を務める良く言えば「歴戦」、悪く言えば「旧式」な老朽のナスカ級前期生産型"アギカ"でもナグモーの表情に「この戦力差でやれるのか❓」と不安に思う気持ちがほんのりと出ていても「負ける」とは思っていなかった。

 

第11番惑星外縁

???「まだ完成しないか⁉️」

ガトラン兵「はっ❗️今暫しお待ちを❗️」

???「ナグモー司令が土星沖敵を抑えている❗️この艦を譲って頂いたのは地球艦隊に一矢報いる為だ、早急に完成させるのだ❗️戦闘に不要な部分は省いて構わん‼️」

ガトラン兵「はっ❗️直ちに‼️」

 

土星沖での戦いが始まる中、第11番惑星外縁に新たな不穏な動きがあった...。




2話目で自分で書いといてなんですが、早くもネタ祭りと化してますw.
一個一個やると長くなるので一部だけ紹介し後はまた設定を書いて載せます。
ヤマトは「旧作」「リメイク」「ゲーム版」「没設定」「独自考察/解釈」は言うまでもなく、「史実」「実在武器/兵器名」「艦これ」「マクロス」「沈黙の艦隊」「ストライクウィッチーズ」「アズールレーン」「エースコンバット」「声優」とあらゆるネタを詰め込みました(読者の皆さんはどれくらい分かったかな❓)。
まず「ガトランティス人」についてですが、ファンの間でも「星巡る」のダガーム達と「2202」のズォーダー達は同じガトランティス人でも違う人種のでは❓度々議論されていましたので、ここでは「クローンガトラン(「2202」のクローン世代交代種)」と「ナチュルガトラン(「2199」「星巡る」」と解釈しています。
続いてアンドロメダ級祭りですが、艦隊にニックネームをつけましたが、これはアルデバランの総旗艦艦隊をメカコレで作ろうと計画しててその時に思いつきそれ以外の艦隊にもあった方がいいかな❓と思ってそれっぽいものを考えました。
CCC級は「2205」で登場せずバーガーも乗艦を変えてたので「戦役終結でライセンス契約が切れた」のと「ガミラスの運用形態に合わなかった」と解釈して「防衛軍式の改装を施された上で地球艦隊に戻った」としています。艦種/艦略記号も「アンドロメダ改級戦闘航宙母艦:ACV」と「2205」方式に改められてます。しかもそれぞれ日本、アメリカ、ロシア、イギリス、ドイツの艦名と所属であります。ヤマトファンの皆さんはもうお気づきですよね❓そうです。「Ⅲ」で護衛戦艦たちを建造する国々です。「後にこの艦の運用データが護衛戦艦の建造に活かされた」としています。艦長の名前もその艦名に由来のあるネタで名付けましたので、また人物紹介で解説します。
アンドロメダ級19番艦"アマギ"は「2205」に登場した同級21番艦"アルフェラッツ"同様、戦役を生き残った「初期型」アンドロメダ級です。2隻を「初期型」とするならアルデバランやアキレス、アンタレスは「極初期型」に当たるかな❓と設定しました(ドイツ軍のティーガーⅠ的な)。
エンケラドゥス守備隊も登場です。イーターⅠの猛攻にやられた尾崎司令が帰ってきました。ドレッドノート級"E24"は修理の上"えぞ"と艦名を与えられました。この艦名はPS2「イスカンダルへの追憶」で「雷王作戦」に参加した同名の主力戦艦級からの引用です。アルファベットにすると「E」から始まるのでちょうどいいと思いつけました。
「ナグモー」は旧作で「超大型空母(リメイクで言うアポカリクス級)」を指揮する人物として設定されたけど没になったキャラクターで、本作では「ガトランティス残党軍機動部隊の司令官で前期型で旧式のナスカ級"アギカ"に乗艦し「颶風のナグモー」の異名を持つ司令官」とフルネームと異名(「星巡る」準拠)付きで設定しました。
ナスカ級"アギカ"は前期生産型で、旧作のナスカ級が左舷艦橋でしたがリメイクでは右舷艦橋になっているのを逆手に取って「最初の生産型は左舷艦橋だったのでは❓」と考察してそうしました。左舷にある艦橋と艦名と乗艦してる人の名前、太平洋戦争史に詳しい人には言わずとも元ネタ分かりますねw.
コスモタイガーⅡもそうですが、デスバテーターにも早期警戒管制型がいるので「エラッテ・データー」と名を付けました(「エリント」をガトランティス語風にもじったもの)。「2199」〜「2202」まで結局ガトラン側の艦載機はデスバテーター一択でつまらなかったですしなにより地球側にしか警戒機がいないのは不自然ですからね。
さてお次の話は新生BBB戦隊に話が戻ると思います。最後に出てきたキャラが何者か❓彼らは遭遇します。ヤマトファンの皆さんが良く知り「結局どうなったのこの人❓」な人物ですよ。


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第3話「11番惑星の激闘と潜んでいた脅威」

前回は土星本隊の話でしたが、今回は新生BBB戦隊側に話が戻ります。突如復活したカラクルム級群に襲撃されたパトロール艦2隻の救援に旗艦 マキナ達は間に合うのか❓


第11番惑星 

第99特殊戦略戦術機動打撃群

旗艦 戦略指揮戦闘空母デア・エクス・マキナ所属

戦闘攻撃飛行隊"シャドウ・バンガード"

飛行隊長:ザビネル・シャルマーニュ(コールサイン:"SVリーダー")「"SVリーダー"よりSV隊及びDT(ダーク・タイガー)隊各機、まもなく交戦宙域に入る。パトロール艦"ペネムエル"の救助が優先だ。突如活動を再開したカラクルム級が群がってるらしい。そいつらを排除してペネムエルを救うぞ。」

セシリア・ローナ(コールサイン:SV2)「早く向かいませんと❗️あれから時間が経ち過ぎてるわ‼️」

シブキ・アノウナ(コールサイン:SV3)「そうだな、相手はあのカラクルムだしな。」

 

新生BBB戦隊総旗艦"デア・エクス・マキナ"に属する航空隊"シャドウ・バンガード"と"ダーク・タイガー"の計12機のコスモタイガーⅡは艦隊に先んじて味方パトロール艦の救援に向かっている。「カラクルム級、突如活動を再開❗️」の報を受けてから時間が経っておりその安否が心配な所だ。

 

ザビネル「ッ❗️いたぞ❗️2時の方向下方だ❗️」

 

隊長のザビネルが言った方向に目を向ける他の機のパイロット達。そこにはカラクルム級数十隻からの攻撃を受け艦首の波動砲口や第二主砲塔、魚雷発射管の一部が抉られ、左舷(正面から見て)のコスモレーダーアンテナが欠損し船体各所に大小様々な穴が空きながらも残った第一/第三主砲や前甲板のVLSで応戦するペネムエルの姿があった。

 

ザビネル「仕掛けるぞ❗️先に我が隊が先頭のをやる❗️DT(ダーク・タイガー)隊は後方から攻撃しろ❗️続けッ‼️」

 

そう言うとザビネルの"シャドウ・バンガード"隊は一番槍に飛び出しカラクルム級に猛禽の如く襲い掛かった。

 

新生BBB戦隊

旗艦:戦略指揮戦闘空母"デア・エクス・マキナ"

CIC(戦闘情報センター)

 

栗梶「艦長、"SV"及び"DT"両隊がペネムエルを発見、交戦開始しました。」

多田部「そうか、間に合った様だね。」

 

その頃、旗艦マキナでは多田部艦長たち艦橋クルーがCICに移り戦闘の経過をパネルで見ていた。

 

金田「しかし、あれだけ攻撃を受けてよく持ち堪えましたなペネムエルは。」

多田部「波動防壁を常時展開せず直撃しそうなのだけに展開して消費を抑え当たっても航行に支障出ない所は展開せずに節約していたんでしょう。でなければあの数であの攻撃を受ければ10分と保たなかった筈です。」

 

アンドロメダ級やクラスD(ドレッドノート級)の戦艦クラスならともかく巡洋艦/パトロール艦そして護衛艦/駆逐艦の様な小さな艦艇ではそれに比例して波動エンジンも小型で出力が低く波動防壁の展開時間も戦艦クラスに比して短い。それ故に常時艦体の周囲に展開し続けさらに攻撃を受け続ければあっという間に飽和状態に陥り防壁は消失してしまう。それを防ぐ為の芸当をやってのけ生き延びているのはペネムエルの艦長の経験の豊かさの証明だ。

 

多田部「プロケルの方に向かった"バイオレット・バンガード"隊は❓」

 

多田部がペネムエルと同じパトロール艦のプロケルの方に救援に向かった航空隊の様子を尋ねたのと同じくしてピピーッ❗️ピピーッ❗️と通信が入る。

 

パトロール艦"プロケル"がいると思われる宙域

同艦所属

戦闘攻撃飛行隊"バイオレット・バンガード"

飛行隊長:ドレルス・ローナ「旗艦マキナへ、こちら"VV(ブイツー)リーダー"。プロケルの現場に到着した。しかし...。」

 

多田部「ダメだったか❓」

 

ドレルス「...はい。」

 

VV隊が到着した時には既に遅し、プロケルは艦体が真っ二つに割れ艦首部と艦橋らのある艦体の主要部分に別れてバラバラに宙域を漂っていた。

 

多田部「生存者がいるかもしれない。宙域に留まって捜索してください。"ガブリエル"を向かわせる。」

 

ドレルス「了解。」

 

艦隊に続いていた"ガブリエル"はプロケルとVV隊の方へと針路を取り離脱する。"ガブリエル"はパスファインダー級のベースとなった「ガーランド級航宙巡洋艦」の「軽巡仕様(type-A)」だ。主砲や雷装等はパスファインダー級と同型の物を搭載している。本艦隊にはもう一隻"MK.16 三連装8inch衝撃破速射砲"を主砲とする「重巡仕様(type-B)」の"グシオン"がいる。

 

多田部「栗梶、カラクルム級の動きは❓」

栗梶「プロケルと戦闘を行ったと思われる"カラクルム級A群"は現在ペネムエルと交戦中の"カラクルム級B群"に合流しようとしています。」

 

通信手だけではくレーダー手も兼務する栗梶はパネルの映像を分けて情報を提示し多田部の問いに答える。

 

多田部「"ベリアル"01〜03の到着は❓」

栗梶「まもなくです。」

金田「プロケルの方に回した"バフォメット"01〜03はどうします❓」

多田部「小ワープですぐペネムエルの方に回します。なんとしてでもペネムエルを救います。」

 

プロケルはダメだったが、ペネムエルはそうはさせまいと伝える多田部に金田は「さすがです」と微笑む。

 

金田「それにしてもなぜ急に動き出したのでしょうね❓」

手邦「あぁ〜その事なんですが...。」

多田部「どうしました技術長❓」

 

カラクルム級の突然の活動再開に疑問を口にする金田副長に手邦が何か分かったらしく意見を言おうとする。何かこの事態を解決することができるかもしれないと多田部は何が分かったのか❓と質問する。

 

手邦「この宙域を進んでいて分かったんですが、活動していないカラクルム級の中に艦体表面が茶色に変色している個体が複数あったんです。」

金田「艦体が変色を❓」

手邦「えぇ、それにシワが寄っていてまるで植物が枯れたみたいな感じになっているんです。」

烈禍「おい❗️周りくどい言い方してねぇで早く言えよ‼️」

多田部「静かに砲術長❗️」

高佐田「黙って静かに話聞いて仕事しろ。」

烈禍「ちっ、悪かったよ。」ボソッ

手邦「ヤマトが得た情報によればカラクルム級は"ガイゼンガン兵器群"と呼ばれる特殊な兵器群で、艦がまるで植物の様に"生えてくる"というのは艦長もご存じと思います。これはあくまで私の仮説ですが、カラクルム級には何らかの方法で別のカラクルム級から養分らしき物を抽出しそれで活動を再開できる特性があるのではないか❓という事です。」

多田部「なるほど、茶色く萎れたやつはその"絞りカス"ってわけか。」

金田「しかしもしそうなら、養分を吸われていない奴はなぜ動かないのでしょう❓」

手邦「さぁ、そこまでは。あくまで仮説ですから。」

 

「ガイゼンガン兵器群」、それはガトランティスがテレザート星発見以後に確立された「生体技術を用いた兵器の製造」で生まれた兵器達の総称である。その代表格であるカラクルム級戦闘艦は地球・ガミラス連合艦隊が「浮遊大陸奪還戦」に於いて初めて確認、交戦した艦種だ。

しかし分かっているのはそれだけでありそれを用いていたガトランティス(クローンガトラン)がゴレムで全滅してしまったが故にその製造工程や正確な資料を得る機会を完全に失ってしまった為、その全容は永久に謎に包まれたままとなったのである。

手邦が言った仮説も「ホントにホントにホントにホントにラ○オンだ❗️」くらいにあくまであるだけの情報で立てた仮説でしかないのだ。

 

多田部「敵の技術を奪って使うが取り柄のガトランティスの事だからブラックボックス染みた物でも兵器だけに気にせず平気で使ったんでしょうよ。中身や仕組みなんて連中には使えればどうでも良いのさ。」

 

ジョークを交えつつ皮肉めいた事を言う多田部、CICに集う艦橋クルーはそれに笑みを浮かべる。

 

多田部「さてさて私の言いたい事はこれくらいにして、このまま合流されると4隻の増援じゃ防げないな...SV隊もそろそろ弾やミサイルを使い切るだろうし。」

 

多田部はカラクルム級両群が合流し僚艦のペネムエルを沈めずに帰す方法を模索する。そして...。

 

多田部「"バルバトス"01〜03に拡散波動砲発射体制を指示❗️栗梶、SV隊に帰投命令とペネムエルにこちらのタイミングで退避しくよろと伝えてください。」

栗梶「了解❗️」

多田部「手邦、うまく"マリオネット"してペネムエルを守りこちらに引きつけてくださいよ。」

手邦「はい❗️お任せ。」

烈禍「おい艦長❗️俺の出番ないのかよ⁉️」

高佐田「文句言うな、黙って従ってろ。」

多田部「砲術長、撃たせる機会はやる時はやるから待っててちょうだい。」

 

出番がなくブー垂れる砲術長 烈禍を宥める艦長 多田部と戦術長 高佐田。

 

"シャドウ・バンガード"隊

ザビネル「クッ...❗️一向に数が減らん❗️」

 

一方のSV隊はペネムエルに群がるカラクルム級を撃ち減らしているのだが、なにぶん数が多く沈めはいても数が減ってる気がしなかった。そして頑丈な艦である為に沈めるにもそれなりの数の対艦ミサイルが必要で消費量も馬鹿にならない。

 

セシリア「ザビネル❗️そろそろ残弾が...ひゃあッ⁉️」

シブキ「セシリアッ❗️クソッ❗️もう十分湧いて出たろ❗️出てけよッ‼️」

 

戦闘が思った程長引き搭載してる機銃とミサイルも枯渇寸前だ。「このままでは突破されペネムエルが❗️」と誰もが脳裏に浮かべる。

 

ザビネル「増援はまだかッ❗️んっ⁉️来たかッ⁉️」

 

ザビネルが気付いた方向に目を向けるとペネムエルの後方両舷からカラクルム級群の間に割って入る様に漆黒に包まれた3隻の艦が飛び込みペネムエルを前方を塞ぐ様に一隻が上、もう一隻がその真ん中、最後の一隻が下になって壁を作る。その艦は"アンドロメダ・ブラック級"通称「BBB級」と称される無人艦だ。

 

パトロール艦 ペネムエル

艦橋

 

副長「艦長❗️」

艦長「あぁ味方の無人艦だ❗️多田部司令達が来てくれたんだ❗️」

 

 

旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

CIC

 

手邦「"ベリアル"01、02.、03現場に到着。砲戦開始させます。戦略指揮システム"オルケストラ"正常に稼働中❗️」

多田部「戦術長❗️砲術長❗️撃ち込みだ❗️弾幕❗️弾幕で❗️ペネムエルを守れ❗️もうすぐ"バフォメット"の3隻も来る❗️そっちも頼むぞ‼️」

高佐田/烈禍「了解❗️/へっ❗️待ってました❗️ぶっ放(ぱ)でいくぜぇ‼️」

 

これこそ新生BBB戦隊旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナの真骨頂。「無人艦の複数隻同時遠隔操作」だ。

以前のBBB級はAI(人工知能)により稼働する自立無人戦闘艦であったが、AI自体が未熟であった為にガトランティス戦役中はその性能を存分に生かす事が出来なかった。その光景を間近で見ていた多田部は「ただのカカシですな、あれなら敵から見たら瞬きする間にパチン!(指パッチン)全艦沈められる。間違いないな。」と思わずにはいられなかった。多田部はかの有名なBBY-01 宇宙戦艦ヤマト副長の真田志郎(さなだ しろう)の著書「血の一滴も通わないメカニズム」に感銘を受けた同氏と同書のファンであった事もあり益々(ますます)どうにかしなければと思った。

戦役後、多田部は同志を集め「AI搭載型無人艦の限界」と「戦略指揮艦による無人艦制御艦隊構想」を防衛軍会議に提出した。それが防衛軍幕僚と真田志郎の目に留まり早速計画が開始された。こうして"新生BBB戦隊"こと「第99特殊戦略戦術機動打撃群」とその旗艦 戦略指揮戦闘空母 "デア・エクス・マキナ(「機械仕掛けの女神」)が生まれた。

ガトランティス戦役中、※20数隻(※戦役中の混乱により正確な建造数不明)の初期型アンドロメダ級の建造後、後期型が建造される予定であったがガトランティスの電光石火の進撃速度に対し時間断層AIはBBB級とクラスD(無人艦型)の建造を優先し後期型アンドロメダ級の建造は中止され半ば放棄された艦や一部はBBB級に転用されるに至ったのもある。後にデア・エクス・マキナとなる艦はその前者に当たる放棄艦の一隻だった。戦役終結後にそれを改修し戦略指揮システム"オルケストラ"を搭載した無人艦及び艦隊戦略指揮艦として彼女は生まれ変わったのだ。"オルケストラ(オーケストラの意)"の指揮者の如く有人無人問わず艦を指揮する姿こそ、旗艦 マキナ本来の姿なのだ。

現在の新生BBB戦隊にはそれぞれ"ベリアル"、"バフォメット"、バルバトス"と悪魔の名をコールサインに持つBBB級が3隻(一個艦隊)ずつの計9隻とエスコート/フォレスター級航宙護衛艦の同一船体バリエーション艦である「ハヴォック級航宙駆逐艦」の無人艦仕様、コールサイン"ハルバード"、"ハスタ"、"ホルカンカ"の槍の名のコールサインを持つ9隻の合計18隻の無人艦が所属し全て旗艦 マキナが管制/制御している。

 

栗梶「"バフォメット"01、02、03が到着、防御態勢良し砲戦開始します❗️」

 

さらに3隻が増援がワープアウトして到着しペネムエルの壁となり弾幕射撃を始める。カラクルムA群とB群が合流し数が倍以上になって攻撃がさらに激しさを増すが、こいつらを罠に嵌(はめ)て一網打尽にすべくさりげなく迎撃ポイントへと誘導していく。

 

栗梶「カラクルム級群A、B合流しました❗️まもなくキルポイント❗️」

多田部「上手く乗ってくれましたか❗️BBB級3隻の拡散波動砲はッ⁉️」

手邦「いつでも良いですよ❗️」

多田部「よろしい❗️高佐田❗️拡散波動砲のトリガーを頂け❗️」

手邦「BBB級3隻の拡散波動砲トリガー、戦術長に回します❗️」

高佐田「戦術長頂いた❗️」

多田部「カウント10秒前だ❗️そこまで来てる、頼むぞ❗️」

高佐田「仰せのままにお任せを❗️」

 

手邦からBBB級3隻の拡散波動砲発射管制を引き継いだ高佐田の座席のデスクから波動砲のトリガーが回転し飛び出してくる。その間にもペネムエルとそれを守るBBB級3隻が目標位置(キルポイント)に迫ってくるのがレーダーに表示され続けている。

 

高佐田「9...8...7...6...5...4...3...2...1...❗️拡散波動砲❗️てぇッ‼️」カチッ

 

波動砲のトリガーを引く高佐田、それと同じくしてペネムエルと盾となっているBBB級6隻がマキナ達本隊の前から散開すると後ろから青い閃光が6つ走った。それは本隊に付いているBBB級、コールサイン"バルバトス"の3隻から放たれた拡散波動砲の光だ。その6つの閃光は真っ直ぐ進みカラクルム級群の手前まで迫ると複数の細い帯の形に炸裂する。その帯状の光がカラクルム級群を包み込み襲い飲み込む。「これが拡散波動砲だ❗️」と改めて新生BBB戦隊所属の艦艇群は思い知らされる。

 

栗梶「カラクルム級群A及びB、殲滅を確認。やりましたよ❗️」

烈禍「やったな、修斗❗️」

高佐田「ふ、当然❗️」

多田部「よくやった、ペネムエルは⁉️」

 

(通信)"ペネムエル"艦長「こちら"ペネムエル"、ありがとうよく来てくれました❗️」

 

多田部「こちら"マキナ"。いえ、プロケルは救えませんでした。私の対応が早ければ...。」

 

(通信)"ペネムエル"艦長「司令に非はありません。彼らも全力を尽くしました。その想いだけで充分ですよ。」

 

多田部「恐縮です。」

 

「僚艦一隻とその乗員を救えず、部下に気を遣わせてしまった」と残念に浮かない表情で通信を切る多田部。だが、いつまでも悔いていられないとして気持ちを切り替える。

 

多田部「副長、"これで"終わりだとお思いで❓」

金田「分かりません。いきなり動きだしたんです。このまま再び素直に眠りにつくものとも思えますまいが...そうであって欲しいと思うのが本音です。」

烈禍「ちぇっ❗️なんだ出番なしかよッ❗️もっと来いやぁッ‼️」

高佐田「おい、本当にきたらどうすんだよ❗️」

 

「このままなにも起きずに終わって欲しい」と願わずにはいられない新生BBB戦隊の面々(例外者1名)だが... ...。

 

手邦「艦長、少しよろしいですか❓」

多田部「どうした❓」

手邦「この辺りのカラクルム級、茶色に変色してるのが多くありませんか❓」

 

手邦に言われ多田部は外の景色を見る。手邦の言う通り何かしらの養分的な何かを吸われ萎びて茶色になったカラクルム級の数が異常に多い事に気づく。

 

多田部「言われてみれば...さっき通ってきた所よりも多い気が...。」

栗梶「ッ❗️熱源❗️急に反応が‼️」

多田部「うぇっ⁉️」

 

突如「熱源の反応あり❗️」と叫ぶ栗梶に驚く多田部とマキナのクルー達。

 

高佐田「烈禍❗️お前が呼んだなッ⁉️」

烈禍「俺のせいかよッ⁉️」

金田「喧嘩は後にしろッ❗️」

多田部「またカラクルさんかッ⁉️」

栗梶「いえ❗️大きい❗️もっと大きな奴ですッ‼️」

 

いつになく驚く栗梶に「カラクルムじゃなきゃ何が来たってんだよッ⁉️」となるマキナのクルー達。今まで反応が表れなかったデカブツ・オブ・デカブツ、「なぜだ❓」と考える間もなくそれは彼らの頭上に現れる。

 

金田「こ、こいつは⁉️」

多田部「まさかこんなのがまだいたのかッ⁉️」

 

その圧倒的としか形容しようのないスケールの巨体を多田部は忘れたことはない。先の戦いで全て戦没したと思われていた艦に生き残りがいたとは素直に信じられないでいた。

 

手邦「敵艦ワープ態勢に入ります❗️」

多田部「なんだつてッ⁉️」

金田「まさか、土星に⁉️」

多田部「迎撃は⁉️」

手邦「間に合いません❗️すぐ行ってしまいます‼️」

 

巨大艦はガトランティス艦特有の何十の青い三角形を展開させるワープを行い消えた。そしてそれと同時にどこから湧いて出たのか、再びカラクルム級が新生BBB戦隊に襲い掛かる。

 

多田部「またですかッ❗️土星の本隊に連絡ッ❗️「"逃がした魚は大きい"❗️備えられたし‼️」ってね‼️」




冒頭から登場した新生BBB戦隊 旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ所属の航空隊の名前とパイロットの元ネタは「機動戦士ガンダムF91」です。クロスボーン・バンガードは劇中連邦軍から「海賊」扱いされてたので髑髏をシンボルマークとする新生BBB戦隊にピッタリと思いそうしました。
パトロール艦"ペネムエル"は賢い戦い方でなんとか生き延びましたが、僚艦と同じパト艦の"プロケル"は残念ながら戦没してしまいました。
「ガイゼンガン兵器群」は「2202」に劇中ではその内容が多く語られる事がなかったので、「植物みたく生えてくる有機体兵器ならこんな設定でも良いよな❓」と思いそのブラックボックスさを利用させていただきました。「2205」で「アンドロメダ級21番艦"アルフェラッツ"が監視任務に就いていたのはこういう事象があったから」というのを勝手に理由付けた感じですが、納得していただけたら幸いですw.
マキナの真骨頂である「無人艦複数隻の同時管制」がここで披露されます。マキナは後に建造される「アンドロメダ改級戦略指揮航宙戦艦"しゅんらん"のテストベッド艦」という設定であり、搭載する指揮管制システム"オルケストラ"も試作品です。「ガトランティス戦役」で無人艦の限界を目の当たりにした多田部がある意味「僕が考えた最強のアンドロメダ」という形で生み出された彼女の活躍がここで光る訳です。
「血の一滴も通わないメカニズムの結晶」は旧作の「2」に於いて真田さんがアンドロメダを表現した言葉でヤマトで私が好きなセリフの一つなんですが、残念ながら(❓)リメイクである「2202」では登場しなかったのでここでは「真田さんが書いた本のタイトル」という形で登場させました。「2202」でもアンドロメダは大幅に省人化した戦艦ではありましたが、銀河は AIによる効率かつ冷徹な判断をする艦で「リメイクだとこの言葉に当てはまるのはアンドロメダじゃなく銀河ではないか❓」と個人的には思っています。
ペネムエルを救い出しカラクルム級群を殲滅できましたが、最後の最後に大きなとんでもないモノを流してしまった新生BBB戦隊。土星本隊と彼らの運命はいかに⁉️


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第4話「ガトランティスの反撃❗️雷王作戦クライマックス‼️」

味方のパトロール艦1隻をなんとか救助し突如動き出したカラクルム級を撃滅する事に成功した新生BBB戦隊だが、巨大な艦影を捕捉し取り逃してしまう。「雷王作戦」いよいよクライマックスです❗️


土星沖 ガトランティス残党軍 機動部隊側の宙域

 

スコルプ・クロウ3「いいぞそのままやっちまえ❗️」

ウォーウルフ1「ジェリコ2❗️ケツに着かれてる‼️」

スチェッキン6「ダメだ❗️振り切れない‼️」

バラクーダ4「対空砲火激し過ぎッ❗️照準ブレるッ‼️」

フォッカー2「誰かあの※"サボテン(※ゴストーク級の事)"を殺れるかッ⁉️」

ダーク・ハイディング5「クッソォッ❗️仕留め損なった‼️」

ヘルダイバー7「どっちが旅立っちまうか分からんな❗️」

バラライカ8「ガーネット5❗️持ち堪えて❗️今行くわ‼️」

 

土星沖は無数の閃光がちらついては消えちらついては消えを繰り返す。アンドロメダ級戦闘空母型5隻の航空隊がガトランティス残党軍 機動部隊に攻撃を開始して数時間が経ったが、艦隊の20%程の敵艦を沈めただけで空母等の主力艦には未だ決定的なダメージを与えられないでいた。ガトランティス艦特有の主砲「速射輪胴砲塔」は対艦/対空に優れた両用砲であり、砲塔をガトリング砲の如く回転し撃ちまくり濃密とも言える弾幕を張っている。さらにガトランティス主力艦載機 デスバテーターの迎撃隊の抵抗も激しくその防空網の厚さに防衛軍パイロット達は舌を巻き、経験不足なパイロットは窮地に陥ったり攻撃が失敗やそれどころじゃない者も多かった。

 

地球連邦防衛軍

第1艦隊"ブループルミエ(青の一番)"

旗艦:アンドロメダ級前衛航宙武装艦 アルデバラン

CIC(戦闘指揮所)

 

副長「かなり粘りますねガトさん。」

谷「そうだな。少しずつではあるが戦力は削れてる。だが...。」

副長「どうされました艦長❓」

通信手「第2艦隊 旗艦 アキレスより入電、「突撃はまだか❓」。」

谷「待てと伝えろ。今飛び込んだら最悪同士討ちになる。」

 

「雷王作戦」本隊を指揮する総旗艦艦隊の旗艦 アルデバラン艦長の谷と艦橋(ブリッジ)クルーは第1艦橋下方のCICに移り戦闘の様子をディスプレイで見守る。粘り強く抵抗する敵だが、戦力は少しずつ消耗している。その事実が現在進行形でいるのだが、谷は表情を曇らせている。

 

谷「妙...だと思ってな。」

副長「敵が...という事ですか❓」

谷「そうだ副長。君も私の隣であの戦いを見てきたから分かっていると思うが、ガトランティスらしくないとは思わんか❓」

副長「確かに、あの電光石火の様な攻撃を得意とするガトランティスが防戦一方とは...いくらこちらの航空戦力が圧倒的だからといってもそんな状況も構う事なく攻めに回る。それが本来の彼らの戦い方のはず。」

 

「機動型攻撃一辺倒」と評しても微塵(みじん)も間違いでないガトランティスの戦術を先の戦いで目の当たりにし続けてきた谷にはその攻撃的な姿勢が見受けられないどころか真逆の「防御一辺倒」な戦闘に違和感を感じずにはいられないのだ。

 

谷「(まるで何かを待っている様な...。嫌な予感がするな。)」

通信手「艦長❗️"デア・エクス・マキナ"より入電が❗️」

副長「"デア・エクス・マキナ"⁉️11番惑星にいる新生BBB戦隊の旗艦から⁉️」

谷「読み上げろ。」

通信手「「"逃がした魚は大きい"備えられたし」と。」

副長「"逃がした魚"...❓どういう意味でしょうか❓」

 

副長は艦長に尋ねる。だが答えはすぐ向こうから目の前にやって来た。

 

レーダー手「ワープアウト反応❗️巨大です‼️」

谷/副長「なにッ⁉️」

 

フワワワン❗️フワワワン❗️とガトランティス艦特有のワープアウトが不気味に響いてアルデバラン達防衛軍艦隊の頭上に現れる。その巨体は影を作り艦影に見覚えのある者ない者問わず唖然とさせられ思わず息を呑む。

 

エンケラドゥス守備隊

旗艦 ドレッドノート級航宙戦艦 えぞ

CIC

副長「艦長ッ❗️」

尾崎「ま、まさかこいつはぁッ⁉️」

 

エンケラドゥス守備隊司令 尾崎の脳裏に土星沖の戦いが蘇る。その艦影を初めて見たのは紛れもない自分と自身の指揮する守備隊の者達であり、その艦の攻撃で多くの艦と仲間を失ったのだ忘れようがない。その白く巨大な平たい艦体をした「イングリッシュマフィン」と誰かが称したその艦を。

 

ガトランティス残党軍艦隊 総旗艦

"ガイゼンガン兵器群"アポカリクス級航宙母艦"ナグモー"

艦橋

 

レーダー手「艦長❗️地球艦隊の上方につけました‼️」

 

レーダー手からの報告に静かに頷く艦長。背後にいる副長が静かに側による。

 

キチェ・トールギン("ナグモー"副長)「遂にこの時が来ましたな、パラカス殿。」

イスラ・パラカス("ナグモー"艦長)「うむ、よく間に合った。ナグモー司令の艦隊もよく耐えてくれた。それに報いる為に地球艦隊大将の素っ首、我らの手で上げようぞ❗️」

副長以下艦橋クルー「オォォォォッ‼️」

 

艦長のパラカスと副長のトールギン、かつて"グダバ遠征群"で"キスカ遊撃隊"同隊旗艦 ナスカ級打撃型航宙母艦「キスカ」の艦長兼指揮官と副長だ。イスカンダルから地球への帰路にある「ヤマト」を襲撃し、後に地球艦とガミラス艦隊初の共闘戦となり「ヤマト」の経験した戦いでも最も奇妙かつ名高い「シャンブロウ会戦」でガミラス側の旗艦 ゲルバデス級戦闘空母「ミランガル」所属のツヴァルケの急降下爆撃を受け「キスカ」は戦闘不能となったが、撃沈は免れなんとか戦線を離脱することに成功した。

それから月日が経ち「ガトランティス戦役」では修理した「キスカ」に再び乗艦し遊撃隊も戦力を補充され冥王星での陽動作戦を指揮した。幸いナチュルガトランであったパラカスと彼の指揮する艦隊の者達はゴレムの発動で死なずに済んだものの、都市帝国の崩壊とガトランティスの滅亡の報を聞き驚愕した。

帰るべき所を失ったパラカスは地球への復讐を誓い生き残ったガトランティス人(ナチュルガトラン)の同胞を集めて力を蓄える事にした。その中でかつて自身の機動部隊戦術の師であったナグモーと再会した。ナグモーは建造途中だった自身の名を持つアポカリクス級4番艦"ナグモー"を密かに回収し、地球沖で撃沈波された同級1〜3番艦と多数のカラクルム級からパーツをかき集め共食い整備を施しながら完成させようとしていた。しかし「自身はもう老いぼれでこれからは若いお前がこの艦を駆って指揮を取れ」と艦をパラカスに譲り渡したのだ。

 

パラカス「攻撃開始❗️雨を降らせろッ‼️」

 

パラカスがそう言うとアポカリクス級の長大も長大な飛行甲板上の搭載火器が一斉に下方にいる地球艦隊に向け緑の雨を降らせる。虚を突かれ反応が遅れた何隻かは攻撃をまともに食らって損傷または爆沈する。

 

「やましろ被弾❗️」

「アイル・オブ・スカイ、損傷❗️」

「みょうこう、轟沈❗️」

「ホーキンス、大破❗️」

「イェットミンスター、戦列を離れるッ❗️」

「バトラーがやられた❗️」

 

各艦隊から次々と被害報告の無線が飛び交うアルデバランの艦橋。艦長の谷はハッと我に返って指揮を再開する。

 

第1艦隊 旗艦 前衛武装航宙艦 アルデバラン

CIC

 

谷「各艦回避運動しながら応戦しろ❗️航空隊をすぐ呼び戻せ‼️」

レーダー手「艦長❗️ワープアウト反応❗️艦隊下方です‼️」

谷「なにっ⁉️」

 

今度は地球艦隊の下方からガトランティス艦隊が出現する。それはさっきまで航空隊と激しい戦闘を繰り広げていたナグモー率いる機動部隊だった。

 

ガトランティス残党軍 機動部隊

旗艦 ナスカ級打撃型空母 アギカ

艦橋

 

ナグモー「ようやく来たかパラカス。待っておったぞ。上手く敵の頭を抑えた、さすが我が弟子。攻撃開始だ❗️上下で挟み撃ちにしてしまえ‼️」

 

地球艦隊の下方に陣取ったナグモー機動部隊が地球艦隊の下っ腹に向けて火線を放つ。上と下で完全にサンドイッチされ、また艦底部に殆ど武装を施していない地球艦隊は圧倒的に不利であった。これでは上にも下にも行けず左右のどちらに行ったとしても逃げきれない。

そんな状況を察した第4艦隊"コールドウォー"旗艦のアンドロメダ改級戦闘空母 エンタープライズの艦長 エメラルダは操舵手にこう言い放つ。

 

第4艦隊"コールドウォー"

旗艦 アンドロメダ改級戦闘空母 エンタープライズ

※CDC(※戦闘指揮センター、空母版CICでCICに航空管制能力を付与したもの。アンタレスとマキナは空母型であるがアンドロメダ級の初期生産型に属する為、まだCICなのである)

 

エメラルダ「ッ❗️操舵手❗️艦体上下反転180°❗️ひっくり返るんだ‼️」

操舵手「は、はいッ❗️」

副長「艦長ッ⁉️」

エメラルダ「こっちは下に武装はほとんどない❗️なら上と下を逆にすればいい❗️それにこの艦の艦橋構造物の大きさなら盾になるだろッ‼️他の空母型や皆にも今何をすべきか我が艦が行動で伝えるんだ急げッ‼️」

副長「は、はいッ‼️」

 

エメラルダの指示の下、エンタープライズは艦体の姿勢制御スラスターを噴かし敵艦隊から見れば上下逆さまの体勢になってショックカノンをバキュルバキュルと撃ちまくる。第4艦隊に属する全ての艦も旗艦の行動にならい艦体を上下反転させる。

 

第3艦隊"ポイズンテール"

旗艦 アンドロメダ級戦闘空母 アンタレス

CIC

 

副長「艦長❗️エンタープライズと艦隊の僚艦が上下逆さまに‼️」

富山「なるほど考えたな。若いながら柔軟な発想をする。我々も続くぞ❗️」

副長「はい❗️」

富山「第5艦隊は総旗艦艦隊及び第2、第6艦隊の"傘"となれと伝えろ❗️」

 

第5艦隊"キングス&ケーニヒ"

旗艦 アンドロメダ改級戦闘空母 アークロイヤル

CDC

 

キャメラ「なるほど、確かに雨には傘がないとな。よしやるぞ❗️」

 

副旗艦 同級 グラーフ・ツェッペリン

CDC

 

サオリナ「※雨が降っても傘は差さない国出身の私が傘になれとは。まぁいいだろう。しっかり差してやろうではないか❗️」

 

※ドイツでは雨が降ってもすぐ止むので人々は傘を持ち歩く事はないらしい。

 

エンタープライズに続いて各A級空母群が動き始める。一部は艦隊下方、一部は艦隊情報にそれぞれ展開し防御態勢を取る。

しかし一時的に過ぎず今は凌げるかもしれないが長くは保たない事は明白だとアルデバラン艦長 谷は思わずにはいられなかった。「なんとかこの窮地を打破しなければ❗️だがどうやって❓」と自問自答している時だった。

 

第1艦隊 旗艦 前衛武装航宙艦 アルデバラン

CIC

 

通信手「艦長❗️マキナより入電です❗️作戦内容とかッ‼️」

谷「なに⁉️よし、こっちに回してくれ。」

 

谷は新生BBB戦隊旗艦 マキナから送られてきた作戦内容を艦長席のディスプレイに移す様言うと目を右往左往させて読む。こちらの状況を聞き急いで逆転の一手を考えたものらしい。

 

谷「重力子スプレッド弾、発射用意❗️」

副長「え⁉️」

谷「重力子スプレッド弾だ❗️"黒い不良たち"に考えがあるようだ。それに賭ける❗️全アンドロメダ級にも伝えッ‼️」

副長「はっ❗️」

 

アンドロメダ級の波動砲口上下に装備する「重力子スプレッド発射機」の射撃準備を整えるよう言う谷艦長。着弾すると重力フィールドを発生させるエネルギー弾を放つこの発射機は攻撃に使えば小惑星群を一瞬で消滅させ、防御に使えばシールドとして機能する。これに向けて収束波動砲を撃てばさらに強大な威力の波動砲にする事ができるという攻防一体の兵器だ。先のガトランティス戦役の土星沖会戦での使用した際の活躍が記憶に新しい(❓)読者の諸君もいる事だろう。まだ観てない人は今すぐ「2202」をレンタルか円盤を買うとイイだろう❗️

おっとと話が少しそれかけましたが、アンドロメダ級全艦が重力子スプレッド弾の発射用意を進める中、そんなのお構いなく防衛軍艦隊の上下からビームのシャワーを浴びせて浴びせて浴びせまくってらっしゃるガトランティス残党軍の背後からワープアウトする艦影が三つあった。新生BBB戦隊所属のハヴォック級航宙駆逐艦の無人艦仕様、コールサイン"ハルバード"の01〜03だ。しかもただ3隻がワープアウトしただけではない、艦体に"小判鮫(こばんざめ)"の如く張り付いてきた乗客を乗せてだ。

 

新生BBB戦隊 旗艦 デア・エクス・マキナ

戦闘攻撃飛行隊"クレイジー・スカル"

飛行隊長 ロイ・カミヤ(コールサイン:CSリーダー)「"戦術DE"完了❗️全機散らばれ❗️"特急列車"が突っ込むぞッ‼️ミサイルを全弾発射した後、上空へ退避だッ‼️」

無人ハヴォック級"ハルバード"に同乗していた航空隊"クレイジー・スカル"隊は機体をハヴォック級から離して散開する。無人ハヴォック級3隻はそのままガトランティス残党軍旗艦 アポカリクス級"ナグモー"に向かって突っ込み、一隻は艦橋下部に後二隻は両舷それぞれのエンジンに向かって突き刺さった。それと同時にクレイジー・スカル隊のコスモタイガーⅡ4機が装備する対艦ミサイルを全弾放つ。「傷口に塩を塗る」を読んで字の如く表現するかのように鮮やかにやった。

 

ガトランティス残党軍 旗艦 アポカリクス級航宙母艦"ナグモー"

艦橋

 

パラカス「何事だッ⁉️」

トールギン「後方から空間跳躍した艦が艦尾に衝突したようです❗️それに艦載機からミサイルがッ❗️」

オペレーター「艦長❗️真上と真下にも空間跳躍の反応ッ‼️」

パラカス「なにッ⁉️」

 

同じ無人ハヴォック級の"ハスタ"が真上から"ホルカンカ"が真下から同じくコスモタイガーⅡを4機貼り付けた状態でワープアウトしクレイジー・スカル隊と同じ手順で攻撃して散開、無人駆逐艦はそのままナグモーの艦体に突き刺さり皆それぞれ自爆プログラムに従い自爆する。

ガミラスの「瞬間物質移送機」を使った奇襲戦術「デスラー戦法」を参考に※ワープ機能を持たない航空機(※コスモタイガーⅡのオプション装備として往復2回分のワープが行える使い捨て装備の"ワープブースター"があるが、単機にしか装備できない)を艦艇に磁力で吸着してそのままワープする。そして艦艇と航空機によるダブルパンチを持って一撃離脱の奇襲を敢行する。これを無人仕様の駆逐艦で行い艦はそのまま敵艦に体当たりして自爆する。これが「戦術DE」、"デストロイヤー・エクスプレス(駆逐艦特急)"だ。

 

ダメコンオペレーター「パラカス殿❗️艦体上下部が中破❗️メインエンジンが損傷し攻撃航行共停止しましたッ‼️」

パラカス「ぐぬぬ...目の前の敵に注意が向き過ぎたか❗️」

レーダー手「後方よりさらに空間跳躍の反応❗️」

トールギン「まだ来るのかッ⁉️」

 

第1艦隊 旗艦 アルデバラン

CIC

 

副長「艦長❗️新生BBB戦隊がきましたッ❗️」

谷「アンドロメダ級全艦、重力子スプレッド弾発射ッ❗️」

 

無人駆逐艦の自爆後、空母ナグモーの背後に新生BBB戦隊本隊がワープアウトする。それを確認した防衛軍艦隊のアンドロメダ級全艦が装備する重力子スプレッド弾を前方に放ち防御膜を展開させる。クラスD2隻を両舷に連結させワープブースターにさせてやって来た旗艦 デア・エクス・マキナとその指揮管制下にあるBBB級は拡散波動砲発射態勢を取っている。艦長兼司令の多田部の「発射ッ❗️」の指令と同時にそれが炸裂する。それは瞬く間にガトランティス残党軍艦隊を飲み込み、機動部隊とそれをナスカ級空母 アギカで指揮していたナグモー司令は断末魔の叫びを上げる暇(いとま)もなく乗艦ごと蒸発する。一方新生BBB戦隊の正対する位置にいる地球艦隊は重力子スプレッド弾の防御膜に守られているお陰で全艦無傷であった。

死の閃光の尾が切れた後に残ったのは無数のガトランティス艦の残骸と無数の弾痕と黒煙を上げ今にも爆沈しそうなアポカリクス級ナグモーだけだった。

 

谷「通信手、敵艦と交信できるか❓」

通信手「え❓あ、はい可能ですが。」

副長「艦長❓」

谷「もう戦いは終わったも同然だ。降伏を呼びかける。」

副長「しかし相手は...❗️」

谷「彼らは"あの手(クローンガトラン)"のガトランティスとは違うのだろう❓メンタリティが同じなら話が通じる筈だ。」

 

そう副長を諭(さと)すと通信手に映像通信を繋ぐよう言う。どうやら答えたらしく映像がメインパネルに映される。

 

パラカス(映像通信)「当艦ナグモー艦長の"疾風"のイスラ・パラカスである。」

谷「地球連邦防衛軍 総旗艦 アルデバラン艦長の谷だ。もはや残党軍の艦は損傷した貴艦しか残っていない。降伏したまえ、その様な状態ではもはや戦えまい。兵の事を考えるならば...。」

パラカス(映像通信)「なぜ私の首を取らぬッ❗️ここまで追い詰めた貴官らにその資格あり❗️なぜ最後まで戦わぬのだッ⁉️」

 

降伏勧告を受けるか受けないかの答えの前に「そちらの方が上手(うわて)だったのだ、瀕死の相手とて遠慮なく首を取れ❗️」と一喝(いっかつ)するパラカス。その気迫に少し押され表情がピリッとする谷。

 

谷「しかしそれは...」

パラカス(映像通信)「くどいッ❗️我らは既に故郷を無くした身❗️戦いで散る覚悟はとうにできている❗️そちらも軍人いや"戦士"ならば遠慮は無用❗️最後までこちらと一戦交えてもらうぞッ‼️」

 

そう言って通信を切るパラカス。その後突如に新生BBB戦隊の無人駆逐艦の突撃で破壊した筈の空母 ナグモーの機関部が再起動し動き始めた。

 

新生BBB戦隊 旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

CIC

 

烈禍「おい❗️アイツまだ動いてるぜ❗️」

多田部「破壊が内部にまで至らなかったのか⁉️」

栗梶「いえ、先程敵艦のレーダー反射率の変化を確認してんですが数値がマイナス方向に変動していました。」

多田部「なんだつてぇ❓」

手邦「こっちも微(かす)かですが機関部に反応がありました。この反応の後、機関が再起動しています。」

金田「まさか、"自動修復機構"があるのか❓」

手邦「はい、そうとしか...。」

多田部「考えられますね。"生体兵器"染みたガイゼンガン兵器群なら。なんと厄介な。それならまだ戦意を失ってないのと頷(うなず)けます。」

金田「いかがされますか艦長❓」

多田部「機関が直っただけでなく艦体と艤装も直されちゃさらにヤバいです。その前に全力で撃ち込みます❗️向こうがまだ戦うなら存分にやってやろうじゃないですか、どうやら遠慮はいらないと言ってる事ですしね。」

金田「その返事をお待ちしてましたよ。戦術,砲術全力応射だ❗️」

 

防衛軍本隊と新生BBB戦隊は前と後ろで挟み撃ちする形でアポカリクス級にショックカノンと魚雷とミサイルとありったけの武装で撃ちまくる。対する空母 ナグモーも損傷を免れた武装で応戦するが、その手数は全力発揮よりも劣ってたかが知れており火力の差は歴然であった。

 

新生BBB戦隊 旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

CIC

 

多田部「機関長、波動砲を撃った後だけど機関は平気で⁉️」

呉賀「えぇ❗️まだまだ暴れ足りないと言ってますよ❗️」

多田部「そりゃ大変結構❗️どんどん唸(うな)らせてやっちゃって❗️」

栗梶「地球艦隊本隊の航空隊をレーダーで確認、戻って来たようです❗️」

多田部「よし❗️こっちも出せる隊は全部出してください❗️とどめで仕上げです‼️」

 

第2艦隊"ファスト・ライトニング"

旗艦 前衛武装航宙艦 アキレス

CIC

 

仁科「もうすぐ航空隊の奴らが来る❗️それでも撃ちまくれ❗️本艦が仕留める‼️」

 

第6艦隊"重桜"

旗艦 前衛武装航宙艦 アマギ

CIC

 

沢城「怯(ひる)まず撃ち込みなさい❗️じゃなきゃやられますよ‼️」

 

エンケラドゥス守備隊

旗艦 主力戦艦 えぞ

CIC

 

尾崎「雪辱戦だ❗️ここで散った仲間の手向けにするぞ‼️」

 

地球艦隊本隊のアンドロメダ級空母群から発艦した航空隊がやっと戻った。ほとんど装備を使い切った機や損傷した機も多いが、それでも彼らは自分達の家である艦が心配で急いで急行し瀕死のナグモーを喰ってかかろうと躍起(やっき)になっている。新生BBB戦隊も負けじと旗艦 マキナから稼働機を全機出して支援するよう多田部が命じる。空母ナグモーは前後を挟まれただけでなく制空権も完全に失いもはや逃げ道はなく残りは死への真っしぐらロードだけだ。ナグモーはなにぶん全長が1㎞もある巨体なのでめちゃんこ攻撃されてるが中々沈まないもののダメージは確実に蓄積されていく。それは遂に艦橋にも及び爆発と火の手が上がり次々と死傷者が出る。残ってるのはもうパラカスとトールギンの2名のみだ。

 

ガトランティス残党軍艦隊 旗艦 アポカリクス級空母 ナグモー

艦橋

 

パラカス「トールギン。」

トールギン「はっ。」

パラカス「ここまでついて来た事...礼を言うぞ。」

トールギン「ふっ、当然です。艦が変わっても私は貴方の副長ですよパラカス殿。」

パラカス「よしでは副長❗️最後の戦(いくさ)、存分に味わい向かおうぞ❗️」

トールギン「ウラァァァァァッ‼️」

 

パラカスはこれまで自分に付き従ってくれたトールギンに感謝を述べるとナグモーを加速させ地球艦隊に突撃していく。もはや被弾による損傷が大きく自動修復も間に合わない。被弾に被弾を重ね遂に使用できる火器も尽きた。被害はナグモーはもうもうと大きく広がる炎に包まれていき、そしてそれへパラカスとトールギンの2人も遂に飲み込み強烈で巨大な閃光となって暗闇の宇宙に一筋に現れ消えた。




「星巡る」に登場した空母キスカのパラカスとトールギンがここで再登場です。「2199」で監督だった出渕裕氏のお気に入りで次回作に登場させる余地の為わざと明確な撃沈死亡描写が描かれなかったパラカスですが、結局次作の「2202」ではファンの期待も虚しく残念ながら登場することはありませんでした。劇中「土星沖海戦」の前にガトランティスが冥王星や海王星など太陽系の各惑星で陽動作戦を展開していたと語られていたので「パラカスもその内のどこかにいて指揮ってたんじゃないかな❓」と誰もが考察したと思います。
しかし乗艦はキスカではなくアポカリクス級航宙母艦"ナグモー"です。アポカリクス級もとい旧作における「彗星帝国超大型空母」は「さらば」ではバルゼーが「2」ではゲルンがそれぞれ乗っていた艦ですが、原案では「ナグモーの乗艦」という設定があります。アポカリクス級は「2202」の終盤で3隻が登場しましたが、「ガイゼンガン兵器群の大量スピード建造であんなデカい空母が最終的に3隻になったんだから4番艦くらいいても良いよな❓」と思い「建造中にガトランティスは滅亡したけどなんとか艦は回収できて同型艦やカラクルムなパーツぶん獲りして作った」という事にしました。その艦影から「ハンバーガー空母」と呼ばれていますが、そのまんまだと面白くないしなによりハンバーガーは白くないので「イングリッシュマフィン」、冒頭でパイロットが前期ゴストーク級を「サボテン」と勝手にあだ名を付けさせていただきましたw.
最後はパラカスとトールギンそしてナグモーは戦死してしまいますが、彼らの関係性とドラマが少し垣間見えるよう書いたつもりです。特にパラカスが降伏勧告を受けて「勧告をしてきた事」に怒ったのではなく「殺すのになにを躊躇ってる❗️」とキレた所と「トールギンにここまで付いてきてくれてありがとう」と感謝を述べるシーンはパラカスの武人らしさを表現できたかと思います。
変わって防衛軍側ですが、本隊も新生BBB戦隊も「どう戦うか❓」という事で戦術面を強く意識して書きました。 A改級戦闘空母 エンタープライズ艦長のエメラルダの機転で上下に挟まれながらも地球艦の「下部に武装がない」という弱点をカバーする事に成功しました。空母型アンドロメダのあの頭デッカちを活かさない手はないでしょうw.
新生BBB戦隊の戦術DE(デストロイヤー・エクスプレス:駆逐艦特急)は「無人艦の特性を活かした戦術」を考えてるうちに思いついたもので、地球側には瞬間物質移送機なんて便利な物はないですしかといってワープブースターでは割に合わないので「無人艦に航空機を貼り付けて一緒にワープする」という形になりました。新生BBB戦隊こと第99特殊戦略戦術機動打撃群はただ試作艦や装備の試験のみならず艦隊名にある通り非正規な戦略と戦術を研究し実践する部隊でもあるという面がここで披露されたわけです。彼らは部隊章として髑髏を掲げてるのは「残骸になっても戦う」のと「海賊の様にルール無用」という意味合いもあります。
これで「雷王作戦」も終了となります。原作ゲーム版の「ヤマトを中心とした戦艦戦隊と宙雷戦隊による包囲殲滅戦」ではなく「空母を中心とした機動部隊戦」となりましたが、「2202」ではあまり発生しなかったというか映らなかった空母同士の対決(「2」のフェーベ沖はついぞリメイクされず)や原作ゲーム版のネタ(攻撃された艦の名前など)も盛り込み個人的には満足いく形になりました。読んでくださる方もそう思っていただけたら幸いです。次回でエピローグとなり、「対ガトランティス残党編」は終了となります。お楽しみに。


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第5話「Taking off❗️」

「雷王作戦」後のエピローグです。あくまでその後を描いてるので戦闘パートではありませんが、次の物語の展開の伏線や"大物"のご登場など楽しめる要素は詰めたつもりです


ナレーション(多田部)「「雷王作戦」が辛くも防衛軍の勝利で終わって数ヶ月が経った。あの戦いでガトランティス残党軍は主戦力のほとんどを失い、例え残存戦力がいたとしても組織的な抵抗ができないと防衛軍本部は判断した。ガトランティス残党軍がどれほどの規模の組織なのかは戦役中の混乱もあってか正確な数は分かっていないが、少なくとも旗艦と思われるアポカリクス級を失ったことで大きく士気を低下させる事には成功した筈だ。

しかし「備えあれば憂いなし」と星間航宙路を通る輸送船団が襲撃される可能性もある為、防衛軍は護衛戦力の強化と所謂(いわゆる)"残党狩り部隊"の編成が行われる事が決定した。その中には我々新生BBB戦隊の第11番惑星での戦闘レポートにより、「カラクルム級の再活性化の可能性」を懸念して修理中のアンドロメダ級初期型21番艦"アルフェラッツ"は修理完了後に二個パトロール戦隊(一個戦隊:パスファンダー級2、エスコート/フォレスター級4)を付けた臨時編成の特務艦隊(通称"ファントム・スイープ")が編成されることが決まったという。

 

地球 地下工廠エリア 修理ドック

新生BBB戦隊 旗艦 戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

艦橋

 

多田部「副長、全艦の修理終わりました❓」

金田「はい、元々本艦は損傷が軽微でしたし他の艦も大した被害では無かったですからね。ただパトロール艦一隻を失ったのは痛いですな。」

多田部「ですね。彼らの"再就職先"の方は❓」

金田「あちらで整備しております。」

 

金田の手で指した左手の方を見る多田部。マキナが腰を据えているドックの隣の隣のドックにその艦は鎮座している。見た目は「クラスD」こと「ドレッドノート級主力航宙戦艦」だが、艦橋トップ、艦橋部連装パルスレーザー砲、艦底部エアインテーク部にレーダーが新造/増設されている。

 

金田「ドレッドノート改級早期警戒管制艦 試作第一号艦 DPR-71"ダンタリオン"、クラスDをパスファインダー級の様な早期警戒任務に就かせれるよう改装した艦ですね。」

多田部「そ、戦役中も戦後もバンバカ優先で作られまくった無人型クラスDの一隻。本来艦隊の目となったり地球圏早期警戒網を構築しなければならないパトロール艦が不足も不足で大不足してる訳だから、「だったら有り余ってるクラスDを改装すればいい」と思って設計したんだ。」

 

早期警戒型クラスDは多田部が提案し設計した艦だ。多田部は戦役後に艦の設計について学び、新生BBB戦隊旗艦 デア・エクス・マキナの設計もした。しかしそれだけに留まらずこうして防衛軍の再建計画に必要であろう艦の設計も行っており、この早期警戒型クラスDも彼の設計案のほんの一つに過ぎず彼の頭の中には様々な艦の設計/改装案が巡り巡って湯水の如く溢れている。

 

金田「まさに「発想の転換」ですね。お見事です。」

多田部「ありがとう副長。ですがまだあの艦は試作第一号艦とある様にまだまだ改善の余地ばかりです。単にクラスDにレーダーを貼り付けただけなんですからね。まだ最適化には至ってません。」

金田「ハハハ、いやでも立派なものですよ。」

 

そんな話を交えながら新生BBB戦隊の全艦艇は修理に入っている。完了次第次の任務の事もあるからだ。そして、その日が来た。

艦隊所属の全艦艇の修理と補給を終えた新生BBB戦隊は発進準備を整えていた。旗艦 デア・エクス・マキナでは艦長兼司令の多田部が艦橋に上がり艦橋要員から敬礼を受けて応えて腰を掛ける。副長 金田から「全艦発進準備完了」との報告を受け「新生BBB戦隊、全艦発進せよ❗️」の号令の下、マキナを始めに漆黒の艦(ふね)達は次々とドックから離れて上昇していく。だが、そこに華やかな見送りをする人々の姿はない。

 

新生BBB戦隊

戦略指揮戦闘空母 デア・エクス・マキナ

艦橋

 

鷹乃目「大気圏離脱、操舵コントロールをオートからマニュアルに戻します。」

栗梶「全艦の大気圏離脱を確認。レーダー及び通信機器問題なし。」

呉賀「機関、内圧に異常なし。」

高佐田「火器管制も問題ない。オールオッケーだ。」

金田「全システム良好です艦長。」

多田部「よろしいです。え〜っと副長、今後の我々の予定を再確認したいんだけどよろしくて❓」

金田「今回の航海の主な目的は「クラスD改装型早期警戒艦 ダンタリオンの試験とそれを交えた演習」と「地球・ガミラス・ガトランティス艦問わずの残骸(デブリ)回収」です。損傷の少ない艦は回収後に工廠で修理するとのことです。」

多田部「「新型艦の試験かつ演習」と「廃品回収」ね。これからあの改装クラスDも必要になってくるだろうからね。残骸(デブリ)も地球や各惑星にもあっちこっち散らばってるから大変だな。それと艦と資源の再利用って事か、まぁ必要ですわな。」

烈禍「ったく、なぁ艦長ひでぇ話と思わねぇか❓任務の事はともかくよぉ、俺達を見送る連中が1人もいねぇなんてよぉ❗️」

多田部「無理もないよ砲術長。なんせ私達は秘密の実験部隊だ。正規軍を"表の光"とするなら我々は"裏の影"さ。華々しさとは無縁だけど、うちらは存在してない訳じゃないさ生きてここにいるのだから。それを忘れなければ良いんだよ。」

 

不満をこぼす烈禍を諭す多田部。艦隊が出撃する際には大なり小なり見送りがあるものだが、新生BBB戦隊は「バリバリの実戦部隊」ではなく「秘密の独立実験部隊」だ。それゆえ例え家族や友人であってもその存在は秘匿しなければならない。それに先の戦役が終わり疲弊した今の地球人類は「しばらく戦争関連のものなんか見たくない」という感情もあるだろうからと思っている。

 

多田部「それに見送りがなかったのは他に用事があるからだと思うよ。」

烈禍「え、なんだよそれって❓」

 

なんの話か分からない烈禍だったが、艦隊後方から黄色い眩しい光が現れて照らしてきた。「おいおいなんの光だよ⁉️」とざわつく新生BBB戦隊所属の全艦艇だが、多田部や副長 金田はなんのことだか理由は分かっているので特に驚かない。ただ「帰ってきた様ですな」「そうみたいですね、やっぱり"あちら"が光で"我々"は影ですな」と2人が会話を交わす。

 

西暦2203年 12月31日 宇宙戦艦ヤマト 古代 進・森雪の両名を乗せ高次元宇宙から帰還する。

 

オカエリナサイ

 

多田部「通信長。ヤマトに電文を頼む。」

栗梶「え❓は、はい。」

 

 

ヤマト型宇宙戦艦 BBY-01 ヤマト

艦橋

 

ピピーッ❗️ピピーッ❗️(電子音)

通信長:相原 義一(あいはら よしかず)「これは...❓副長、通信が。」

副長:真田 志郎(さなだ しろう)「ん❓前にいる銀河からか❓」

相原「いえ、別の艦からです。読み上げます。「ヤマトの帰還、我々は影からお祝い申し上げる。ヤマトはやはり光、そのまま地球人類を希望で照らされたし。今後ともヤマトの行く道に幸のあらんことを、第99特殊戦略戦術機動打撃群 旗艦 デア・エクス・マキナ」。」

真田「ッ❗️」

相原「聞いたことのない部隊ですね。真田さん、知っていますか❓」

真田「いや、私もよくは...な。」

 

そういう真田であったが、「そうか、あの部隊のあの指揮官からか...」と内心微笑んだ。

 

 

戻って新生BBB戦隊 デア・エクス・マキナ

 

金田「なかなか詩人ですね艦長。」

多田部「いやいやそんな事ないですよw. ありのままを書いたつもりです。さて、私らはひたすら影に徹して進んでいきましょう。音楽(ミュージック)スタート❗️」

 

そう言うと多田部は艦長席のデスクの音楽機能をONにして艦隊全艦艇に繋がる様にした。流れる曲のタイトルは「Taking off❗️」だ。

 

金田「艦長、作品を間違えてないでしょうか❓」

多田部「えぇ❓良いでしょう❓これは軍艦で銀河○道じゃないけど同じ関係者の作品なんだから、それに我々の新たな航海にピッタリでしょうさ❗️」

金田「それもそうですねw.」

多田部「さぁ気を取り直して歌いますよぉ❗️」

 

細かい事(メタ的な)は気にしない多田部に「相変わらず自由ですな」と思う金田であった。前奏が一通り流れ、歌い出しが来る。

 

多田部「♪明日の汽笛が君にも 聴こえるだろう〜」

金田「♪汗ばむ夢の切符を 握りしめ〜ろ〜」

栗梶「♪年老〜いた〜」

鷹乃目「♪大地を〜」

手邦「♪思いっきり〜」

烈禍「♪蹴って〜」

高佐田「♪星たちの〜」

呉賀「♪彼方へ〜」

マキナ艦橋クルー全員「♪さぁ飛〜び〜立〜て〜 ♪I'm leaving I'm flying I'm taking off to the unknown(私は旅立つ 私は飛び立つ 私は未知の世界へ旅立つ)〜 ♪新しい〜星を〜探す〜んだ TAKING OFF〜TAKING OFF〜 ♪誰も行かない未来へ〜」

 

声高らかに歌い漆黒の闇広がる宇宙へと向かう新生BBB戦隊であった。

 




ナレーションで語られた様に本話は「雷王作戦」後の話となっています。「2205」にて登場し第11番惑星でカラクルム級の再活性化を監視する事になるアンドロメダ級初期型21番艦"アルフェラッツ"の名前がここに登場です。「この艦がこの任務に就く事になった過程」はこれまでの話で個人的に丁寧に書けたとは思います。ただTwitterでフォロワーさんと話した時に「いくら強力なアンドロメダ級でも一隻だけなのはおかしくない❓」との事で二個パトロール戦隊を編成に入れました。「「2205」の劇中では映ってなかっただけでいた」という事にしておけば辻褄が合いますからねw.名称の"ファントム・スイープ"は「機動戦士ガンダム戦記(PS3版)」とそれを原作とする漫画「機動戦士ガンダム戦記U.C.0081-水天の涙-」に登場する連邦側主人公ユーグ・クーロ大尉率いる対ジオン残党遊撃部隊の名前から取りました。同じく「残党を狩る部隊」ですからピッタリと思いましてねw.
新生BBB戦隊は新たな任務に向け旅立っていきます。新型とクラスD改装艦はTwitterの#新生BBB戦隊で見てもらえれば分かります。
ヤマトが高次元宇宙から帰還してきましたね。本話で正確な時系列が判明した訳です。実は匂わせ程度で登場させないしキャラも喋らせないつもりでしたが、「表のヤマト、裏のマキナ」という形で我が新生BBB戦隊の立ち位置を表現するにはこれくらい出させないとダメかなと思い急遽書きました。「オカエリナサイ」は「トップをねらえ!」最終話のオマージュです。
最後に新生BBB戦隊の皆が歌っているのは劇場版「銀河鉄道999」の挿入歌です。今年の一月に"ドルビーシネマ版"を観に行ってそこで大きく影響を受けたのと同じ松本零士先生関係の作品だから入れてみました。
本話をもって「対ガトランティス残党編」は終了となり次は「2205」にて絶賛盛り上がり中の「デザリアム戦役編」ですが、まだ自分が後章を観てない(コロナで劇場に足を運べなかった)のと「3199」の情報を待ちシナリオを整理したいのと模型の方で世界観を広げてから本格的に書き始めたいと思います。ただ「リメイクの設定を取り入れつつも話の大筋はゲーム版の「暗黒星団三部作」で進めていく」のでここからリメイクアニメ版と異なる"本作独自のパラレルワールド"になっていく事をご理解くださいという事は言っておきます。この話の次は「登場人物」と「メカニック」のそれぞれを紹介するので、気長にお待ちいただけると幸いです。では、また会いましょう。


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登場人物紹介

タイトル通り出てきた人物達を紹介します。こちらもめちゃんこネタ満載なので楽しんでいただけたら幸いです。ではどうぞ↓


第99特殊戦略戦術機動打撃群(新生BBB戦隊)

 

多田部 拓郎(おおたべ たくろう)

通称"タクロー"。新生BBB戦隊司令兼旗艦デア・エクス・マキナ艦長。24歳。「ガトランティス戦役」を経験後に新生BBB戦隊を設立させる。艦隊指揮のみならず艦の設計も行う自称「この艦隊の色と同じく腹も真っ暗な変わり者」。通称の元ネタは松本零士作品の常連キャラである"トチロー"から。同作者の小説作品「艦これ Modern Record」に登場する多田部 拓海(おおたべ たくみ)の子孫と思われるが❓モデルは作者本人。

 

金田 明雅(かねだ あきまさ)

マキナ副長兼船務長。36歳。司令兼艦長の多田部を冷静にサポートする頼れる父親的存在。元ネタは「STAR WARS」シリーズでジャンゴ・フェット、クローン・トルーパーの日本語吹き替えを担当している金田 明夫さん。

 

栗梶 花充(くりかし はなみつ)

マキナ通信手兼レーダー手。21歳。通信にレーダーに忙しくよく喋る。元ネタは「STAR WARS」のスピンオフアニメ作品「CLONE WARS」に登場するクローン・トルーパーのエコー。

 

烈禍 剛(れっか つよし)

マキナ砲術長。21歳。考えるよりも行動が先で短気で豪快な性格。たまに技術長の手邦に強く当たる時があるが嫌っているわけではない。元ネタは上記と同じクローン・トルーパーのレッカー。

 

高佐田 修斗(こうさだ しゅうと)

マキナ戦術長。21歳。砲術長の烈禍と違い寡黙で冷静で彼のストッパー役。「弾幕を張って撃ちまくる」やり方の烈禍と違い「的確に狙って確実に撃破する」を戦いの心情とするスナイパー気質。元ネタは上記と同じクローン・トルーパーのクロスヘア。

 

鷹乃目 宙(たかのめ そら)

マキナ航海長兼操舵手。21歳。艦だけでなくパイロットもやれる飛ばし屋。元ネタは上記と同じくクローン・パイロットのホーク。

 

手邦 薫(てくに かおる)

マキナ技術長。21歳。マキナの艦内システムに精通する技術屋。無人艦管制システム「オルケストラ」の操作チェックも担当している。オタク気質で時折解説が長くなり過ぎる。元ネタは上記と同じクローン・トルーパーとテック。

 

ザビネル・シャルマーニュ

マキナ航空隊「シャドウ・バンガード」隊隊長。24歳。フランス系。眼帯をしているが、これはガトランティス戦役中の負傷による物だという。コールサインは"SVリーダー"。元ネタは「機動戦士ガンダムF91」のザビーネ・シャル。

 

セシリア・ローナ

同航空隊 コールサイン"SV2"。21歳。ドイツ系。良いとこのお嬢な美しい容姿や気品を持ち合わせているが実家はパン屋。「常に前線にあって戦い高貴な精神を示す」という強い志を胸にパイロットの道を選んだ。元ネタは「F91」のセシリー・フェアチャイルドと本名ベラ・ロナの合作ともじり。

 

シブキ・アノウナ

同航空隊 コールサイン"SV3"。日系人。21歳。機械に強く元は整備工として軍に入ったが、パイロットとしての腕を見込まれてパイロットになった。元ネタは「F91」のシーブック・アノーと偽名のキンケドゥ・ナウの合作。

 

ドレルス・ローナ

「バイオレット・バンガード」隊隊長。コールサインは"VVリーダー"。23歳。ザビネルに対抗心を燃やしている。セシリアとは兄妹の関係。元ネタは「F91」のドレル・ロナ。

 

ロイ・カミヤ

「クレイジー・スカル」隊隊長。コールサインは"CSリーダー"。日系アメリカ人。26歳。酒好きで女好きの豪快な性格の持ち主だが腕は一流。元ネタは「超時空要塞マクロス」のロイ・フォッカーと声を担当した神谷明さん。

 

地球連邦防衛軍

 

谷 鋼三(たに こうぞう)

現防衛軍総旗艦 アンドロメダ級 アルデバラン艦長兼第1艦隊"ブルー・プルミエ(青の一番)"司令。

 

仁科 鷲尾(にしな わしお)

アンドロメダ級 アキレス艦長兼第2艦隊"ファスト・ライトニング(速い稲妻)"司令。

 

富山 繁(とみやま しげる)

アンドロメダ級空母型 アンタレス艦長兼第3艦隊"ポイズン・テール(毒の尾)"司令。

 

尾崎 徹太郎

エンケラドゥス守備隊司令兼ドレッドノート級 DBB-24 えぞ艦長。

 

エメラルダ・イシカワ

第4艦隊"コールド・ウォー(冷戦)"旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦 ACVB-65 エンタープライズ艦長兼艦隊司令。日系アメリカ人。24歳。元ネタは「アズールレーン」でエンタープライズ(但し艦番号は同名の原子力空母から)と「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」でエメラルダ・ズービンを演じた石川由依さん。

 

ユリィーシュ・アンドロポフ

同上艦隊 副旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦 ACVB-63 アドミラル・クズネツォフ艦長。ロシア系。24歳。元ネタは「沈黙の艦隊」のソ連海軍太平洋艦隊司令 ユーリ・アンドロポフ。

 

キャメラ・レーアド

第5艦隊"キングス&ケーニヒ" 旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦 ACVB-91アーク・ロイヤル艦長兼艦隊司令。イギリス人。24歳。元ネタは空母アーク・ロイヤル(初代)を建造したキャメル・レアード社。

 

サオリナ・D・ヴェルケ

同上艦隊 副旗艦 アンドロメダ改級戦闘航宙母艦 ACVB-101 グラーフ・ツェッペリン艦長。ドイツ人。24歳。元ネタは空母 グラーフ・ツェッペリンを建造したドイチェヴェルケと「艦これ」で同空母艦娘を演じた早見沙織さん。

 

沢城 美希(さわしろ みき)

第6艦隊"重桜(じゅうおう)"旗艦 アンドロメダ級 AAA-19 アマギ艦長兼艦隊司令。24歳。元ネタは「アズールレーン」で重桜のKAN-SEN 天城を演じた沢城みゆきさん。

 

真田 志郎

BBY-01 ヤマト副長。本作では無人艦の可能性と危険性を指摘した「血の一滴も通わないメカニズム」の著者。以上ッ❗️

 

相原 義一

BBY-01 ヤマト 通信長。こちらも以上ッ❗️

 

ガトランティス残党軍

 

イスラ・パラカス

元グダバ遠征群 ナスカ級空母"キスカ"艦長。「シャンブロウ会戦」後に生還しナチュルガトランだったお陰で「ガトランティス戦役」も生き残った。残党軍を纏め上げナグモーからアポカリクス級"ナグモー"を譲り受け地球艦隊に雪辱戦を挑む。

 

キチェ・トールギン

同上遠征群 同艦 副長。

 

ナグモー・チュイチー

ナスカ級空母"アギカ"で残党軍を指揮する提督。57歳相当。元ネタは原案で超大型空母(リメイクでいうアポカリクス級)の乗艦する筈だったキャラクターのナグモー(「ヤマト2」第1話では名前だけ呼ばれており実在は示唆されているが、登場はなく容姿不明)とそのさらに元となったであろう大日本帝国海軍の南雲忠一中将から。




本家のキャラクターは少なめで本作オリジナルキャラが多めとなりました。マキナ乗員や旧CCC級艦長ズは自身の趣味ネタを落とし入れてぶち込みまくりましたw.「ヤマトの地球側キャラは日本人ばかりで外国人が居なさ過ぎて不自然」というのはよく聞く話で私もそう思うので、旧CCC級艦長ズやマキナ航空隊のパイロット達を登場させました。主人公である多田部と旧CCC級艦長ズとアマギ艦長は年齢が同じの同期とか設定しましたが、年齢設定は物語の進行上あんまり関係ない(そんなのなくても物語は進めれるから)ので割と適当ですw.あんまりガチガチに設定し過ぎると後で融通が利かなくなるのでね。


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登場艦船/メカ紹介 その1

「登場人物」に続き「登場艦船/メカ紹介」です。
「本アニメ」「ゲーム版」「没設定」「他作品クロスオーバー/オマージュ」「オリジナル考察/解釈」が織り混ざった解説となっています。ファンなら思わずニヤりとする様な所を多く詰めましたので、この作品の世界観にいる艦とメカがどういう風に存在しているのかを楽しんで頂ければ幸いです。ではどうぞ↓


第99特殊戦略戦術機動打撃群

 

艦船

アンドロメダ改級戦略指揮戦闘航宙母艦

ACVBC-99 デア・エクス・マキナ

新生BBB戦隊旗艦。ガトランティス戦役中にBBB級と無人型クラスDの建造が優先され、放棄されていたアンドロメダ級の一隻を戦後に改修して建造された。

空母型だがアポロノームやアンタレスと違い、前甲板にアングルドデッキ型の飛行甲板を持つ。

艦隊及び無人艦を多数管制下に置く事ができる戦略指揮システム「オルケストラ」を搭載し、戦場の情報を速やかに分析して有人艦を指揮し無人艦を手足のように操る事ができる。

新生BBB戦隊司令であり本艦を設計した多田部曰く「ガミラスのゲルバデス級の偏愛により生まれた艦」「自身の理想のアンドロメダ」「嫁みたいな存在」と称し大変気に入っている。 

名前の由来は「機械仕掛けの女神」から。

 

アンドロメダ・ブラック級自立無人戦闘艦

ガトランティス戦役中に大量に建造された指揮AI搭載型の無人型アンドロメダ。戦役中に指揮AIの未熟さ故に大した活躍ができず、戦後この反省を活かし新生BBB戦隊に配属された本艦は「指揮AI搭載の自立無人艦」から「戦略指揮艦による遠隔操作艦」に改造された。ただし外見上の大きな変化はない。

元が有人の艦を無人化した為、「遠隔操作で運用する無人艦」としての出来には新生BBB戦隊司令 多田部は満足しておらず本級をベースにし遠隔操作にさらに対応及び最適化した艦を計画している。

新生BBB戦隊所属艦には悪魔の名をコールサインに持つ。

 

同型艦

ベリアルⅠ、Ⅱ、Ⅲ

バフォメットⅠ、Ⅱ、Ⅲ

バルバトスⅠ、Ⅱ、Ⅲ

 

ドレッドノート改級早期警戒管制艦

クラスDをベースにした早期警戒管制型。ガトランティス戦役中、BBB級及びクラスD(有人/無人両型)の建造が優先され、艦隊のレーダー・ピケット及び地球圏早期警戒網の構築に必須なパスファインダー級早期警戒航宙軽巡洋艦(後述)の不足を補うべく計画された。

艦橋トップのレーダーを大型化、同連装対空パルスレーザー砲を小型のレーダーに換装、艦底部に大型三面レーダーが増設されている。

設計した新生BBB戦隊司令 多田部曰く「ただ単にレーダーを増設しただけでまだまだ改良の余地ばかり」と評している。

同型艦

DPR-71 ダンタリオン(試作第一号艦)

 

航空機

1式空間早期警戒管制機 エリントタイガー

コスモタイガーⅡの早期警戒管制機型。ガトランティス戦役中に生み出された「彗星探査機型」を艦隊早期警戒任務向けに再設計した機種。

機首に十手(じゅって)型のレーダー、機体上下部にレドーム、両翼下にECM(電子戦)ポッドを搭載している。

先行試作機が新生BBB戦隊に配備され、そのデータを元にした先行量産型が地球軌道艦隊と地球圏外縁の惑星基地及び外洋機動部隊を優先に配備が進んでいる。

元ネタはPS2「宇宙戦艦ヤマト 二重銀河の崩壊」に登場する同機の早期警戒型で、ペットネーム(愛称)は「超時空要塞マクロス/愛おぼえていますか」に登場するVE-1 エリントシーカーから。

 

地球連邦防衛軍

 

艦船

ヤマト型超弩級宇宙戦艦

BBY-01 ヤマト

 

言わずとしたしれた地球をガミラス、ガトランティスから救った英雄の艦(ふね)。

 

アンドロメダ級前衛武装航宙艦

通称「クラスA」。「波動砲艦隊構想」の頂点に君臨する戦艦。※「極初期型」の5隻の内、ネームシップのアンドロメダ、3番艦(空母型)アポロノームの2隻がガトランティス戦役中に戦没したが、残る3隻は大小それぞれ損傷を受けるも残存した。「初期型」も少数ながら生き残り防衛軍の戦力の要として現在も大きな期待と人気を博している。

(※「初期型」の発出は「2205」だが「極初期型」の区別は本作オリジナルでドイツの重戦車 ティーガーⅠをモチーフにしている。)

 

同型艦

AAA-2 アルデバラン(二代目防衛軍総旗艦)

AAA-4 アキレス

AAA-5 アンタレス

AAA-19 アマギ

AAA-21 アルフェラッツ

 

アンドロメダ改級戦闘航宙母艦

アンドロメダ級をガミラスがライセンス生産した元CCC級。戦役後、「ライセンス契約が切れた」事と「運用形態が合わない(元々地球製航宙機の運用を想定して設計されていた為、ガミラス製の機体のほとんどが甲板に露天駐機されていた)」との理由で返還され、防衛軍式の内装に戻された(艦橋のガミラス式航空管制用電子装備は残された)上で正規軍に復帰した。

 

同型艦

ACVB-65 エンタープライズ(旧CCC-01 ノイ・バルグレイ)

ACVB-63 アドミラル・クズネツォフ(旧CCC-02 ノイ・シュデルグ)

ACVB-91 アーク・ロイヤル(旧CCC-03 ノイ・ランベア)

ACVB-101 グラーフ・ツェッペリン(旧CCC-04 ノイ・ダロルド)

 

ドレッドノート級主力航宙戦艦

通称「クラスD」。ガトランティス戦役中は「前衛航宙艦」という艦種名だっが、戦役後には「主力航宙戦艦(艦略記号:DBB、(M)をつける場合もある。Mは「Main:主力」と「Multipurpose:多用途」を兼ねた意。)」と改められている。アンドロメダ級についても艦種名の変更が予定されている)。

戦役中から戦後の時間断層の消失にかけて大量に建造された為、上記の早期警戒管制艦を含め様々なバリエーションへの改装が計画されている。

 

同型艦

DBB-24 えぞ(エンケラドゥス守備隊旗艦 旧艦名 E24(前期生産型))

やましろ(同上)

アイル・オブ・スカイ(後期生産型)

 

ガーランド級航宙巡洋艦

通称「クラスG」。パスファインダー級のベースとなった巡洋艦。時間断層AIの初期の計画にてパスファインダー級と同様の規模で建造される予定だったが、「カラクルムショック(第11番惑星での250万隻のカラクルム級の出現)」と金剛改型の「改ニ化(第二次改装)」によって変更され戦役中は初期に建造された少数のみが実戦に投入された。戦役後半に金剛改/改ニ型及び村雨改型の二線級任務への格下げなどによって需要が増えた事により、戦役後には細々と建造が再開した。

主砲が5inch(127㎜)連装型の「type-A 軽巡型」と8inch三連装型の「type-B 重巡型」がある。

 

同型艦

(type-A 軽巡型)

みょうこう(前期生産型、❌戦没)

CLS-29 ガブリエル(後期生産型、新生BBB戦隊所属艦)

 

 

(type-B 重巡型)

CAS-40 グシオン(後期生産型、新生BBB戦隊所属艦)

ホーキンス(同上生産型)

 

パスファインダー級早期警戒航宙軽巡洋艦

通称「クラスP」。上記のガーランド級をベースにタキオンレーダーとパトランプ(簪(かんざし))型の次元振動検出機を増設した哨戒巡洋艦(パトロール艦)。

「波動砲艦隊構想」の一環として原型艦を差し置いて多く建造された。長期的な単独航海任務が可能で、その優秀な索敵電子装備は「土星沖会戦」に於いても発揮された。

ガトランティス戦役末期はBBB級や無人型クラスDの建造が優先された為、それよりかは建造/配備数が少なくなってしまい現在では貴重な艦種となっている。地球圏早期警戒網の構築と艦隊戦力の再建が急務の為、防衛軍主力艦隊や地球圏外縁部の基地等に優先的に配備されている。

 

同型艦

CLRS-84 プロケル(前期生産型、新生BBB戦隊所属艦(❌戦没))

CLRS-85 ペネムエル(後期生産型、同上所属)

イェットミンスター(同上生産型)

 

ハヴォック級航宙駆逐艦

通称「クラスH」。エスコート/フォレスター級航宙護衛艦とは共通の船体設計を持つ駆逐艦。地球連邦防衛軍随一の速力を誇る「韋駄天(いだてん)」。

ガーランド級同様「カラクルムショック」を受けた時間断層AIにより建造計画縮小の煽りを受けたが、初期生産分が実戦に参加した事が記録されている。

新生BBB戦隊所属艦は無人艦に改装された上、槍の名前をコールサインに持つ。

 

同型艦

ハルバードⅠ、Ⅱ、Ⅲ(敵艦に突撃、自爆により戦没)

ハスタⅠ、Ⅱ、Ⅲ(同上)

ホルカンカⅠ、Ⅱ、Ⅲ(同上)

バトラー(後期生産型、❌戦没)

 

航空機

1式空間戦闘攻撃機 コスモタイガーⅡ

コスモファルコンの後継機。「波動砲艦隊構想」の一環である「次期主力艦載戦術戦闘攻撃機計画(CT計画)」に於ける競争試作第Ⅱ案として開発され、正式採用された機体。

基本型の「単座型」「複座型」「雷撃型」そして上記の「早期警戒型」と発展性に余裕がある為、今後も更なる派生型が誕生すると思われる。

 

ガトランティス残党軍

 

艦船

アポカリクス級航宙母艦

ガトランティス戦役で地球侵攻に合わせて建造された「ガイゼンガン兵器群」に属する新型航宙母艦。全長1240メートルに及ぶ巨艦で、運用は「空母」というよりかは「移動橋頭堡」という役割を持つ。

「土星沖会戦」並びに「火星戦線」にて活躍した第七機動艦隊 旗艦 バルゼーが有名で、後にさらに2隻(ゲルン、イーロク)が完成し地球軌道上にて地球・ガミラス連合軍との激戦を繰り広げたが「ゴレム」の発動により乗艦は死亡し制御を失って爆沈した。「雷王作戦」で確認されたのは戦役中に建造中だった4番艦と思われ、密かに回収し戦没した同型艦のパーツを用い完成させ投入された。

防衛軍側からのあだ名は「イングリッシュマフィン」。

 

同型艦

ナグモー

 

ナスカ級打撃型航宙母艦

ガトランティスの主力空母。分類上「軽空母」と思われるが、巡洋艦並みの武装を持つ。

ナグモーが乗艦としていたアギカは「前期生産型」に位置する艦で、※艦橋が左舷にあるのが特徴。現運用艦は艦橋が右舷にある「後期生産型」で前者は旧式に位置し現役艦は少ない。

(※旧作版設定の考察及び活用)

 

同型艦

アギカ(前期生産型)

 

前期ゴストーク級ミサイル戦艦

ハリネズミと如くミサイルを艦一杯に装備した大型戦艦。ゴーランド提督座乗のゴーランドが有名。防衛軍側からのあだ名は「サボテン」。

 

ラスコー級突撃型巡洋艦

ガトランティスの主力巡洋艦。バランスの取れた性能を持ち、艦隊の中核を成している。「雷王作戦」では派生型の「雷撃型」も確認された。

 

ククルカン級襲撃型駆逐艦

ガトランティスの主力駆逐艦。ガトランティス艦一の快速でそのスピードを活かし艦型の如く敵を襲撃し、速射輪胴砲塔で弾幕のシャワーを浴びせる。

 

カラクルム級戦闘艦

「ガイゼンガン兵器群」として最初に確認された大型戦闘艦。その圧倒的な物量で地球・ガミラス連合軍を圧倒した。

「ガトランティス艦で最も謎が多い艦種」として知られ「雷王作戦」での第11番惑星での突然の活性化など、その全容はガトランティスの滅亡もあって永遠の謎となった。

 

航空機

甲殻攻撃機 デスバテーター

ガトランティスの主力艦載機。防衛軍側からのあだ名は「カブトガニ」。

 

甲殻電子警戒機 エラッテデーター

デスバテーターの早期警戒管制機型。機体色は青を基調とされ、機体上部にレドームが装備されているのが特徴。エラッテはガトランティス語で「エリント(電子情報)」の意。

元ネタは「さらば」「ヤマト2」に登場する大型長距離艦上戦略偵察機。




いかがだったでしょうか❓
「新旧入り乱れ他作品オマージュとファン考察過多にオリジナルぶっかけアレンジソース」な解説となりましたw.
新生BBB戦隊所属艦はTwitterにて同名のハッシュタグを付けてメカコレで紹介してますのでそちらを見ていただければ良いとして、他は全部取り上げるとキリがないので一部抜粋で話しますと、旧CCC級が防衛軍に戻ってきたというね。「2205」に登場しなかったのは「制作側の事情」だとかなんとかではなく自分なりに真剣に考察してみた結果、やはり「元が地球艦なのでガミラスの運用形態に合わなかった」というのが1番しっくりくるかなと思いそうしました。それぞれ艦名が改められて、アメリカ、ロシア、イギリス、ドイツに由来する名を与えられました。これが何を意味するのか❓ファンなら言うまでもありませんよねw.
クラスDは「前衛航宙艦」から「主力航宙戦艦」に艦種が改められています。カッコいい名称ではありますが、「シンプルに戦艦なら戦艦とすればいい」と思い「戦役後に変わった」という事にしました。
リメイクでも登場したパトロール艦と護衛艦もそうですが、登場しなかった巡洋艦と駆逐艦には艦級名を独自につけました。それぞれ「クラス○」と付く様に調整しています。そのアルファベットと頭文字で艦名が付けられるのはクラスDと同じですが、「戦役後にはその基準は無くなった」としました。
ガトランティス側に移しますと、アポカリクス級のバルゼー以外の艦名不明艦2隻に艦名をつけました。ゲルンは「ヤマト2」で超大型空母を旗艦とする機動部隊を率い「フェーベ沖会戦」でヤマト率いる機動部隊にやられてしまった提督の名前からとイーロクは大戦艦の艦隊を率いるはずだった司令の没案から来ています。名前の元ネタ的に帝国海軍の山本五十六だと思われますので、「空母の優位性を説いていた人が空母の指揮官じゃないのは変(まぁ一説には空母もそうだが、戦艦にも信頼を寄せていたとする話もあったとか)」と思いそうしました。
ラスコー級は「雷撃型」の存在が示唆されていたにも関わらず「2202」に於いて登場する事もなく終わってしまったので、ここで活かす事にしました。
数自体は少ないはずなのに一話書くくらいの分量になってしまいましたが、楽しんでいただけましたでしょうか❓「小説も模型も表現力で勝負ですよ❓でもヨォ、設定はぜってェ大事なんだって❗️(「岸辺露伴は動かない」志士十五(ししじゅうご)風)」をモットーというかなんというかしてるのでどうしてもこうなっちゃいます(汗)。それでも最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございます。次は「用語解説」となりますので、そちらもお楽しみに。ではまたバイバイ。


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「用語解説」その1

お次は用語解説です。ここでも本編では語られなかった設定が読者さんを楽しませてくれることでしょう。ではどうぞ↓


「新生BBB戦隊」

正式名称「第99特殊戦略戦術機動打撃群」。アンドロメダ改級戦略指揮戦闘航宙母艦 ACVBC-99 デア・エクス・マキナを旗艦とする独立実験開発部隊。「戦略指揮艦管制型無人艦隊の研究/開発」「特殊装備による戦略と戦術の研究」「防衛軍次世代艦/兵器/装備の試験」などを主に担当している。

略称の「BBB(BLACK BERSERK BATTALION(黒色狂戦士大隊)」はこの部隊では「BLACK BAD BUTCH(黒色不良艦隊)」と改名されている。

BBB級の特徴的なマーキングであった髑髏(どくろ)を艦隊章として引き継いでおり「骨になっても戦い、艦(ふね)は残骸になっても戦う」という意味合いが込められている(多田部曰く「ナチスドイツの親衛隊の紋章だったトーテンコップ(ドイツの髑髏のシンボル)から引用したという)。

その任務と艦隊章から「バッド・バッチ(不良)」「黒いモルモットたち」「ブラックパイレーツ」などと揶揄されている。

 

「雷王作戦(オペレーション・ゼウス)」

ガトランティス戦役を生き延び、アステロイドベルト帯に逃げ延びたナチュルガトラン率いるガトランティス残党軍が土星沖に集結するとの情報を得て立てられた作戦。

3個空母打撃群からなる航空隊による奇襲と制空権の確保、敵戦力の漸減(ぜんげん)の後に2個打撃艦隊が敵艦隊直前にワープアウトし敵旗艦に火力を集中して撃沈するという手筈だったが、突然のアポカリクス級の出現により作戦は頓挫したものの第11番惑星で哨戒任務に付いていた別働隊の新生BBB戦隊の救援もあり防衛軍本体の被害は最小限に留められた。この戦いで旗艦と戦力のほとんどを失ったガトランティス残党軍は、事実上瓦解したとされ「これ以上は組織的な作戦行動はできないであろう」と判断された。

 

「オルケストラ」

新生BBB戦隊 旗艦 デア・エクス・マキナに搭載されている戦略指揮システム。従来のアンドロメダ級に備わっていた「艦隊の戦略/戦術規模の指揮」に「無人艦隊の指揮管制」を加えたもの。それまでの「指揮AIによる自立無人戦闘艦」から「戦略指揮艦による指揮管制」を念頭にしたこのシステムにより、先のガトランティス戦役に於ける無人艦の脆弱性は大幅に改善された。

マキナに搭載された物はまだ試作品に過ぎない為、データの収集は新生BBB戦隊にとって最重要課題である。このシステムで得られた蓄積データを元にさらに発展/改良させたものを搭載した「第二世代型戦略指揮艦」の建造が予定されている。

 

「血の一滴も通わないメカニズム」

ヤマト副長兼技師長の真田志郎が執筆した書籍。「AI搭載型無人艦隊の可能性と脆弱性」について彼なりの推測と論理が書かれており、この本を読みガトランティス戦役でそれを目の当たりにし実感した多田部が新生BBB戦隊を創設するきっかけを作った本。

元ネタは「宇宙戦艦ヤマト2」に於ける同氏がアンドロメダについて語ったセリフから。

 

「クローンガトラン/ナチュルガトラン」

"クローニングで世代を重ねる者"と"人為的な遺伝子構造の変更をせず、自然の摂理に従って繁殖する者"を指す地球・ガミラス側のガトランティス人それぞれの通称。"作られし命を死に追いやる制御装置"である「ゴレム」の発動で死亡したのは前者の「クローンガトラン」であり、自然の状態にある「ナチュルガトラン」は生き残った事が戦役後の調査で判明した。

 

「波動砲艦隊構想」

ガミラス戦争後に地球連邦が進めた軍拡路線の中核を成す計画。その名の通り多数の波動砲搭載艦によって、強大な火力を有する艦隊を編成するもの。

旧ヤマトクルーらや内外からの反発・疑問視する声が大きく、ガトランティス戦役中に構想の限界が露呈し時間断層も失った事で本計画は凍結及び見直されることになった。

 

「ガトランティス戦役」

西暦2203年 5月8日〜6月某日まで行われた地球・ガミラス連合と帝星ガトランティスとの戦争。

 

「ガイゼンガン兵器群」

ガトランティスがテレザート星発見後に確立し生体技術を利用した兵器群の総称。その全容と詳細はガトランティスの滅亡により永遠の謎となってしまった。

 

「カラクルムショック」

第11番惑星に出現した250万隻のカラクルム級の大群を確認した防衛軍がガトランティスの軍事力を知り、防衛計画を根本から覆させられる事になった事件。これにより巡洋艦、パトロール艦、駆逐艦、護衛艦の建造計画は大幅に縮小され、アンドロメダ級簡易量産型自立無人戦闘艦のBBB級及び「最小の拡散波動砲搭載艦」であるクラスDの建造が最優先となった。

敵艦隊の撃破効率は高かったが、この極端な艦隊編成が「艦隊運用の柔軟性を欠いたピーキーなものであった」という評価が下されている。

 

「時間断層」

別名「リバース・シンドローム」。コスモ・リバース・システム(CRS)による副作用で地下空間の時間が地上の10倍の速度で進む"特異点"。

ここに大規模軍事工廠を作り「波動砲艦隊構想」と「地球の復興政策」植民星と資源を見返りに時間断層の所有権を得たガミラスの軍事力増強、「G計画(地球脱出兼地球人類存続を目的)」の準備が可能となった。

ガトランティス戦役後、高次元世界から古代進、森雪両名を救う為、時間断層は消滅した。しかしそれはあくまで「時間の経過が地上の10倍」という事情が消滅しただけでその巨大な工廠設備自体は健在であり、現在も稼働し続けている。

 

「第11番惑星」

元はガミラスが地球侵攻作戦(地球側呼称:ガミラス戦争)中に開拓した地球圏最外縁部に位置する惑星。地球との和平後は連邦政府が管理する事になったが、ガトランティスの襲撃により都市と駐留していた「外洋防衛師団」は壊滅し住民の9割は虐殺され、ガミラスが設置した人工太陽もヤマトの波動砲により機能が停止してしまう。

ガトランティス戦役後には復興計画が立てられたが、地球は自身の復興、ガミラスは移民計画がそれぞれ優先され遅々として進んでいない。それだけでなく未だ宙域に浮かぶ250万隻のカラクルム級の残骸が復興計画の妨げとなっている事もある。

 

「土星沖海戦」

西暦2203年 5月8日にエンケラドゥス守備隊とガトランティス軍 第七機動艦艦隊が激突し、後に防衛軍総旗艦 アンドロメダ率いる主力艦隊が到着。有利に戦闘を進めるも突如ワープアウトした白色彗星の撃退に失敗し、ガトランティス側の勝利で終わった。

 

「シャンブロウ海戦」

西暦2199年 8月某日に古代アケーリアス文明の遺跡にしてジレル人の聖地である恒星間播種船「シャンブロウ(ガトランティス側呼称「静謐(せいひつ)の星」)」周辺で行われたヤマトとガミラス第8警務艦隊の連合部隊と帝星ガトランティス グダバ遠征群との戦闘。

第8警務艦隊はほぼ全滅したが、奮闘もあってグダバ遠征群も壊滅的打撃を被りヤマト・ガミラス連合の勝利で終わった。「ヤマト(地球艦)とガミラスが共闘した初めての例」として知られ、戦史ファンの間では「ガミラス戦争中、最も奇妙な戦い」と称されている。

 

「第1艦隊"ブルー・プルミエ(青の一番)"」

現防衛軍総旗艦 アンドロメダ級2番艦 アルデバランが率いる主力艦隊の一つ。「総旗艦艦隊」とも呼ばれる。艦隊所属艦が青色に統一されているのが特徴。艦隊司令は谷 鋼三(たに こうぞう)。艦隊のニックネームである"ブルー・プルミエ"は「ストライクウィッチーズ」の登場人物であるペリーヌ・クロステルマンの通称から。

 

「第2艦隊"ファスト・ライトニング(速き稲妻)"」

アンドロメダ級4番艦 アキレスが旗艦を務める艦隊。艦隊のニックネームにある通り機動力に於いては「防衛軍No.1」とされており、「雷王作戦」では突撃部隊の先鋒を務める筈だった。艦隊司令は仁科鷲雄(にしな わしお)。

 

「第3艦隊"ポイズン・テール(毒の尾)"」

アンドロメダ級5番艦 アンタレス(空母型)が率いる艦隊。アンタレスは正座のさそり座であり、「サソリの尻尾に毒がある」事に由来して艦隊所属艦のエンジンノズルは紫色に塗装されているのが特徴。艦隊司令は富山繁(とみやま しげる)。

 

「第4艦隊"コールド・ウォー(冷戦)"」

アンドロメダ改級戦闘航宙母艦(旧CCC級) エンタープライズを旗艦、同級アドミラル・クズネツォフを副旗艦とする艦隊。ニックネームに由来して所属艦はアメリカ、ロシアに所縁のある艦名が付けられている艦で構成されているのが特徴。決して艦隊間の中が冷戦(コールド・ウォー)しているわけではない。

艦隊司令はエメラルダ・イシカワ、副司令はユリィーシュ・アンドロポフ。

 

「第5艦隊"キングス&ケーニヒ"」

上記と同じくA改級戦闘空母(旧CCC級) アーク・ロイヤルを旗艦、同級グラーフ・ツェッペリンを副旗艦とする艦隊。艦隊のニックネームは英語とドイツ語でそれぞれ「王」という意味。イギリスとドイツに所縁のある艦名が付けられた艦が多く所属している。

艦隊司令をキャメラ・レーアド、副司令をサオリナ・D・ヴェルケが務める。

 

「第6艦隊"重桜(じゅうおう)"」

アンドロメダ級19番艦 アマギが旗艦を務める艦隊。日本の所縁のある艦名が付けられている艦が多く所属している。艦隊司令は沢城 美希(さわしろ みき)が務める。

 

「エンケラドゥス守備隊」

土星の衛星であるエンケラドゥスに駐留する戦闘艦40隻からなる部隊。ガトランティス戦役の「土星沖海戦」ではバルゼー率いる第七機動艦隊により壊滅的打撃を受けたものの、戦役後にはその戦略のほとんどが回復している。守備隊司令は 尾崎 徹太郎(おざき てつたろう)。

 

「ファントム・スイープ」

アンドロメダ級21番艦 アルフェラッツを旗艦に二個パトロール戦隊(一個戦隊:パトロール艦2隻と護衛艦4隻)を付けた特務艦隊の名称。「雷王作戦」の最中に起きた第11番惑星のカラクルム級の再活性化を監視すべく特別に編成された"亡霊狩り部隊"。




いかがだったでしょうか❓オリジナルや「旧作シリーズ」に他のヤマトファンの考察を含め「2199」と「2202」の設定もおさらいという形でここに書いています。「あれってどういうのだっけ❓」とか「あれどうだったっけか❓」や「「2205」から見始めたんだけど、前作と前々作ってどんなでした❓」や「実はこの小説が初ヤマトです←ってさすがにそれはないかw.」って人向けに用意しておきました。
第1〜6艦隊のニックネームは旗艦の艦名に因んだ物をできるだけ用意して設定し、既存の設定には本作オリジナル要素と自身の考察とヤマトファンの皆さんの考察の混合トリプルで仕上げました。「2205」では前作の「2202」の事があまり語られてないのが寂しいというか、「まぁ本筋に関係ないから触れてないんだろうけれども」で済ませたくなかったのでこちらで色々勝手に書かせていただきました。それでも楽しんで頂けたら幸いです。
さて次はいよいよ「2205」そして次作の「3199」で期待大の絶賛盛り上がり中の「デザリアム戦役編」となります。ですが私コロナの影響で「後章」が観に行けなかったのでまだ観ておらずですし、ストーリーはほぼできたんですが「世界観がまだ狭い」と思い模型や設定についてまだ作り考えたい所があるので、間が空くと思います。その間はTwitterで#新生BBB戦隊や#ターベワールドのヤマト世界と艦船、#宇宙戦艦ヤマト外伝BLACKBADBUTCHで模型作品を展開していますのでそちらをご覧くださいませ。
尚、本作の「デザリアム戦役編」はPS2版「暗黒星団三部作」の内容を基にリメイクの設定と世界観を入れていくので「リメイクアニメ」とはパラレルワールド的な物になっていく事をご了承ください。それでも楽しみと思ってくださる方がいましたら、ごゆっくりお付き合いとお待ちくださいませ。ではさらば。


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第6話「新生BBB戦隊の新たなる航海(たびだち)の最中に起こる波乱 Part.1」

「2205」後章も観た(DVD待ち勢)ので書く事にしました。
本話から「デザリアム戦役編の前日譚」ということで「2205」の裏側を前後編に分けて書いていきたいと思います。恐らく自身が書いた中でも最も長い話になったと思いますが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。


無限に広がる大宇宙 この無数の星々の煌めきの中に 様々な生命の営みがある

 

「愛」「希望」「野心」「戦い」それは 地球人類の営みと なんら変わることはない

 

ガトランティス残党を弱体化させる「雷王作戦」が終わって2年の月日が流れた

 

時に西暦2205年 地球は時間断層を捨て復興に向けての再出発 ガミラスはガルマン星への大移住計画と それぞれ新たな一歩を歩み始めていた

 

 

地球圏外縁部

第99特殊戦略戦術機動打撃群(新生BBB戦隊)

旗艦:戦略指揮戦闘空母≪デア・エクス・マキナ≫

 

艦橋

 

多田部「旗艦≪マキナ≫より、新生BBB戦隊に所属する全艦と乗員に達する。諸君らも先程の報せを聞き驚いている事だろうが、今は落ち着いて私の話を聞いて欲しい。

先程、防衛軍司令部から我が艦隊に新たな任務が与えられた。これより我が新生BBB戦隊は現在の新乗員訓練航海を中止し、ガミラス第28移民船団護衛任務に就く。全艦、ワープ準備にかかれ。」

 

西暦2205年、その驚愕の報(しらせ)は突然もたらされた。「ガミラス本星が謎の敵から襲撃を受け消滅」、これをすぐに理解し事実を認め受け取れる脳みそを持ってる人間は地球人にもガミラス人にも居なかった。

こういうのを「青天の霹靂(へきれき)」と言うのだろうと多田部を含む新生BBB戦隊の面々は思うのだったが、今は自分達に与えられた任務に集中すべきと気持ちを切り替える。

 

多田部「ハーガワネン大尉。データ収集が足りないかもしれなくてすまないが、ここで一旦ストップさせてください。」

ミホノラ・ヴラディレタ・ハーガワネン(技術科員/戦略指揮システム「オルケストラ」新任担当オペレーター)「は、はい。了解しました。」

 

新任下士官で戦略指揮システム「オルケストラ」担当オペレーターのミホノラ・ヴラディレタ・ハーガワネンは少しオドつきながらも返事を返して無人艦の制御及び戦闘データを記録していた。

 

多田部「焦らんくていいよ。火星での演習の時よりも練度は良くなったるから。」

ミホノラ「は、はい❗️ありがとうございます❗️」

 

まだ新米だけあってシステムの実戦を想定した訓練操作はまだ不慣れな彼女だが、出航当初よりかは確実に練度が向上しているのは多田部も感じているところであったため「できてきてますから、焦らずでやってください」と声を掛けてやる。

 

ピピーッ❗️ピピーッ❗️(通信の電子音)

 

エドワード・クロンナウア(通信手兼レーダー手交代要員)「艦長、第26戦隊 旗艦≪うらぬす≫からグーーーーーーーーーッモーニング・マキナァーッ‼️が来てますよ。」

ゴルド・ガルシア(操舵手交代要員)「Suprime tu voz americana(声抑えろやアメリカ人)❗️」

多田部「メキシコの言葉が喋りたきゃ、メキシコの艦に乗ってください。言っと来ますがこの艦は艦名は洋だが艦長の私は日本人です。」

ゴルド「そんなにキレんでくださいよ艦長❗️あんたの日本語は⁉️そっちは良くて俺のスペイン語はダメですかッ⁉️」

多田部「この艦は何割が日本人でしたっけ副長⁉️」

金田「6〜7割でしたかと。」

多田部「だってさ、だから日本語喋ってんです。"武器"になるって教えてください。」

金田「"言葉は武器"ですよガルシア操舵手。今は集中を。」

ゴルド「けっ❗️アイサーですよ。」

多田部「気を取り直して繋いでクロッち。」

クロンナウア「あいよ艦長❗️どうぞぉ〜‼️」

 

栗梶と同じ通信手兼レーダー手で交代要員の陽気なアメリカ人 クロンナウアの大声に「耳が痛ぇ❗️」と怒る操舵手の鷹乃目の交代要員のメキシコ人のガルシアが腹を立てて母国語を喋るのを制止させ、クロンナウアは仕事に戻らせてメインパネルに映像を送らせる。先程まで新生BBB戦隊と演習を繰り広げていた地球連邦防衛軍 第26戦隊 旗艦 ドレッドノート級主力航宙戦艦 DBB-261≪うらぬす≫艦長兼戦隊司令の西 麻沙美(にし あさみ)が映し出される。

 

西 麻沙美(映像通信)「多田部殿、我々も貴艦隊に同行するよう命令を承りました。ワープをご一緒させていただきたく思います。」

多田部「それはありがたいです。人助けするに人が多いに越した事はないですからね。」

西「全くその通りです。同盟国ガミラスの危機、これ見捨てれば両国の関係に歪(ひず)みが生ず。ですよ。せっかく仲良くなったんです。この絆、保たなくては損でしょう。」

多田部「ははは、上手い詩です。では参りますか。」

 

両艦長兼司令の話が終わり、両艦隊はワープに突入する。

 

 

オリオン座a(アルファ)星宙域"ベテルギウス"

 

新生BBB戦隊

旗艦:戦略指揮戦闘空母≪デア・エクス・マキナ≫

 

艦橋

 

ガルシア「ワープ終了。」

クロンナウア「現在位置、太陽系から約550光年の位置、オリオン座a星・ベテルギウスです。ベリベリホットヒットハット、フゥッ❗️」

 

オリオン座a星、別名"ベテルギウス"はおおいぬ座の"シリウス"とこいぬ座の"プロキオン"と共に「冬の大三角形」を構成する星の一つとして星に詳しい者達には知られている。遠くから見れば綺麗な三角形を形成する星座だが、近くで見る"ベテルギウス"は太陽の如くメラメラと活発にうごめく恒星だ。

 

ピュイーン❗️ピュイーン❗️(レーダーの反射音)

 

クロンナウア「おっと❗️」

多田部「どうしましたクロロン❓」

クロンナウア「我々の反対側の位置、前方に見える恒星の向こう側に反応ありですよ❗️」

多田部「ウチ(防衛軍)か❓ガミさんか❓警戒艦≪べんてん≫から映像を中継、拡大/鮮明化させてこっちに送るよう言って。」

クロンナウア「サー❗️」

 

≪べんてん≫から送られてきた映像がメインパネルに投影される。そこに映し出されたのは黒を基調として赤いラインの入った円盤状の軍艦で構成された艦隊だった。

 

多田部「あれが、ガミラスを消した艦隊の...❓」

金田「えぇ恐らく。報告にあったのと外見が酷似します。」

手邦(CICからの通信)「それだけじゃないですよ❗️」

多田部「おっと❗️手邦、何か分かったの❓」

 

メインパネルの隅っこに手邦の顔が映し出される。彼は今、艦橋下部のCIC(戦闘指揮所)から通信している。

 

≪マキナ≫CIC(戦闘指揮所)

 

手邦「敵艦隊の放射エネルギーパターンが完全に一致してるんです。我々が使う波動エネルギーとは違う"ドス黒く重い"波長ですよ。」

 

≪マキナ≫艦橋

 

多田部「待った、なんでそこまで分かるんだ❓まだ詳細は分かってないはずだぞ❓」

手邦(CICからの通信)「あぁ、デスラー艦隊の戦闘記録を様々なガミラスのネットワークを経由してハッキングしたんですw.」

多田部「うえぇッ⁉️」

金田「手邦お前という奴は...(呆れ)。」

多田部「まぁこの際良いですか、今は地球もガミラスも混乱してますしハッキングの一つや二つやっても誰も気づかんだろうし敵の情報は必要です。無くて挑んでこっちがおっ死(ち)んだら元も子もないしね。」

 

手邦は技術屋であると同時にハッカーとしての能力も高くこの手の事は朝飯前どころではないチョチョイのチョイと松茸なのだ。本来なら軍関係のハッキングは処罰される案件だろうが、「こんな状況だから臨機応変にしましたって言えば良いだろう」と多田部はそう言って手邦を咎める事はせずで済ませた。

 

金田「それにしてもマゼラン星系のみならずこんな地球圏の近くまで来ているとは...敵の勢力は我々の想像していたよりも広いのかもしれませんな。」

多田部「そうですね、何しに来たのか偵察か❓」

金田「でしたら下手に手を出して戦闘をする必要はありませんな。ガミラス移民船団護衛に向かうのに貴重な時間をロスするわけには。」

手邦(CICからの通信)「いえ、そうはいかないかもですよ。」

 

そう言うと手邦は艦橋のディスプレイのサブパネルに何かのデータを転送する。

 

多田部「これは❓」

手邦(映像通信)「恒星と敵艦隊近くに大きなエネルギー反応があるんですが、このエネルギー体に向かって恒星の持つエネルギーが引き寄せられていってるんです。」

多田部「えっと、つまり...それはエネルギー吸収装置か何かって事か❓」

手邦(映像通信)「はい、恐らくは。だとしたら大変な事ですよ。

仮にこのままエネルギーを吸い出され続けると、あの恒星は何万年も早く超新星化してしまいます。それもただの超新星爆発じゃありません。"ハイパー・ノヴァ"です。」

多田部「ハイパー・ノヴァ❓」

ミホノラ「確か20世紀の終盤に初めて観測されて定義された星の爆発...でしたよね❓」

多田部「おぉ、詳しいね。グリフィンドールに10点❗️」

ミホノラ「あ、ありがとうございます❓(困惑)」

多田部「あぁ、手邦お話続けてちょうだい。」

手邦(映像通信)「はい。通常恒星は寿命が尽きると超新星爆発を起こして星間ガスへと還ります。

しかし、太陽の30倍以上の大きさを持つ恒星は爆発すれば桁違いの被害を周囲にもたらすことが分かったんです。それが"超・超新星爆発"ことハイパー・ノヴァです。

天文学者の計算によれば地球から3000光年以内でハイパー・ノヴァが起こった場合、地球は壊滅的な被害を被る事になるという結果が出たんです。

ベテルギウスの場合は地球からは経ったの500光年くらいしか離れていません。直径が太陽の500倍以上で、比重が軽いですが質量比でも優に数十倍はあります。

すなわち、ベテルギウスはハイパー・ノヴァを充分に起こし得る超巨星なんです。」

多田部「❗️なんてこったでパンナコッタだな❗️」

持月アンナ(新任砲術長)「でも艦長、要はそいつららをぶっ倒せばそのはいぱー・のゔぁ❓ってのは起きないんでしょ❓だったらやっちゃいましょうよ❗️」

高佐田「おい❗️簡単に言うな❗️艦長へのタメ語も慎め❗️ったく、なんで砲術長関連は血の気の多いやつばかりなんだよ。」

多田部「フフ、良いよ戦術長。持月の言う事も一理ある。だけど不用意に仕掛けちゃダメよ。」

持月「ちぇ〜。」

 

長々と会話が続いたが、要するに「ベテルギウスがエネルギー吸い込まれ続けていくとハイパー・ノヴァばばんばんが起きて約550年後の地球がべーからどげんかせんといかん」という事である。「じゃあ、ピンチはパンチでねじ伏せる❗️(セリフ/演技指導 川上 姫路(かわかみ ひめじ)←誰ヤネーン❗️)で行けば良くね❓とハーガワネン大尉と同期の新任砲術長の持月が言うのだが、「それも悪くないけど慎重にね❓」と多田部は却下する。

そこで多田部はこの見過ごす事ができない危機をどう対処してしんぜようかと頭を回転させる。

 

多田部「・・・・・クロ助、無駄かもしれんけど敵艦隊に忠告文を打って貰えますか❓」

クロンナウア「え❓構いませんが...。」

金田「何をお考えで艦長❓」

多田部「宣戦布告もしてないししてきてない相手をいきなり奇襲したらアレだからね。一応ポーズ取りをしてやるんです。」

金田「なるほど、だいじな事ですな。」

多田部「ハーガワネン大尉。」

ミホノラ「は、はい❗️」

多田部「実戦における君の初仕事が遂にやってきたようですわいえ。新型も含む無人艦達で良いメロディを奏でてほしい。頼めますか❓」

ミホノラ「わ、私に任せると言うんですか⁉️」

多田部「これまでの訓練で君の資質は計れた。手邦にだって負けない"識者"だってね。だいじょぶだいじょぶ、君をサポートする人員はたくさんいる。思う存分やってくれ。さぁ復唱して。」

ミホノラ「りょ、了解しました❗️ハーガワネン、無人艦隊指揮の任を承ります‼️」

 

そう言うとハーガワネンは早速準備を始める。彼女だけだなく今回操作する無人艦の中には「戦略指揮艦操作対応の新型無人艦」が2種にとっても初陣である。「大丈夫、訓練はやってきた。やれる❗️私ならやれるはず❗️」と自分に言い聞かせて事に挑もうとしていた。

 

多田部「では、とりま頑張って始めていきまっしょい❗️」

 

 

デザリアム

第XXⅣ師団 第Ⅰ旅団

 

プレアデス級艦隊指揮型戦艦

≪エルダータ≫

 

艦橋

 

通信手「突如宙域に現れた謎の艦隊より電文を受信。言語解析開始。完了まであと65メラ(地球の単位でいう「秒」)。」

デザリアム側の旗艦 エルダータは新生BBB戦隊から送信された電文を解析し始める。

 

旅団長「うむ、続けろ。」

 

同師団の旅団長の役職を持つデザリアム人の男が解析を続けるよう言う。無視するかと思ったが、意外に聞く気はあるようである。

 

オペレーター「プラント稼働32パセラー(地球の単位で言う「%」)に到達。熱核エネルギーから暗黒物質"ウラリウム"へのエネルギー変換は順調。」 

旅団長「これだけエネルギー変換効率の良い恒星は久しぶりだな。わざわざこんな時空間のこんな辺境に出向いた甲斐があったというものだ。

後はメルダーズ閣下と麾下のデーダー司令の第Ⅰ艦隊が"忌むべき星"イスカンダルを略取すれば、我ら「デザリアム千年の夢」の実現に大きく近づく。」

通信手「電文の言語解析完了です。旅団長。」

旅団長「読み上げよ。」

通信手「「貴艦隊は星系の平穏を脅かしている。採掘を続行すればハイパー・ノヴァの可能性が大。

即時エネルギー採掘作業の中止することを求む。尚、武力を以て貴艦隊を排除することはこちらの本望にあらず。熟慮されたし。」以上です。」

旅団長「ふ、舐められたものよ。我らデザリアムの調律に示された行動に水を差すつもりらしい。ククク...面白い採掘任務ばかりやらされていたからな。退屈しのぎに少し遊んでやろう。我らデザリアムの力を以て制してやればその舐めた口と態度を改めよう。レーダー妨害開始❗️」

 

 

新生BBB戦隊

旗艦≪デア・エクス・マキナ≫

 

艦橋

 

クロンナウア「わぉッ❗️艦長❗️敵さんジャミングをジャラジャラさせてきましたよ‼️」

金田「どうやらこれがあちらの出した"答え"のようですな。」

多田部「まぁ警告を素直にうんうんはいはいカクカクシカジカ聞くような相手じゃないのは分かりきってましたけど、まぁとりあえず体裁は整えたワケだからこれで容赦なくやっていいって向こうが言った様なものですし。きっと向こうは自信過剰も甚(はなはだ)しい態度して私達のこと笑ってんだ。そうでしょ大尉❓」

ミホノラ「えっ⁉️そ、そうなんでしょうかね〜(汗)。」

 

急に話を振られて動揺して答えるミホノラ。彼女自身はこういう話の振りに慣れてない。

 

多田部「そうだよ大尉。笑ってやがんだよデザリアムという奴らはさ。ガミラスの星と臣民の皆さんを消し飛ばしてさぞ気持ちがいいこったろうなしてやがんだよしてるぅ〜。つまり向こうは腐ったゴ○ブリ野郎だ❗️ゴ○ブリが目の前に出てきたらどうする大尉❓」

ミホノラ「え〜っと、雑誌か何かを使って叩き殺します。ですかね❓」

多田部「そっか君はそっち派か、それも方法だが違う❗️答えは踏み殺すだろぉッ⁉️今から君の方法でそれを殺っちまえよ殺れ❗️してくださいな。」

ミホノラ「りょ、了解しましたサー(この人怖い...汗)」

金田「はい、全艦の配置完了しています。」

多田部「クロッポ❗️全艦戦闘開始だ❗️戦術WS発動‼️」

 

第26戦隊

旗艦:主力戦艦≪うらぬす≫

艦橋

 

通信手「≪マキナ≫より作戦開始の合図来ました❗️」

西「よし❗️いよいよ合戦だ。皆、敵の懐(ふところ)へいざ吶喊(とっかん)だ‼️」

艦橋クルー全員「おぉーッ‼️」

 

マキナからの作戦開始の合図を受け、第26戦隊は新生BBB戦隊から離れていく。これから彼らの大立ち回り大暴れ祭りが始まるのだ。

一方のデザリアム 第XXⅣ師団側の旅団長は余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)の表情で迎撃体制を整えていたのだが、それを突き崩すかの如くそれは突然やってきた。

第XXⅣ師団上方より第26戦隊旗艦≪うらぬす≫が戦隊の僚艦を引き連れワープアウトし急降下して遅い掛かってきたのだ。

 

第26戦隊

旗艦 主力戦艦≪うらぬす≫

艦橋

 

西「吶喊❗️吶喊❗️吶喊❗️すれ違い様にばら撒くだけ弾をばら撒けッ‼️」

 

同戦隊所属 ガーランド級巡洋艦 CLS-262≪しちは≫

艦橋

 

艦長:玉田 円(たまだ まどか)「魚雷全力投射❗️1発も撃ち漏らすなよ‼️」

 

同戦隊 同級 CAS-263≪きゅちは≫

艦橋

 

艦長:細見 亜深(ほそみ あみ)「細見隊も遅れを取るなッ‼️」

 

同戦隊 ハヴォック級駆逐艦 DDS-269 ≪はご≫

艦橋

 

艦長:福田 直美(ふくだ なおみ)「先輩方に続くであります❗️前進前進‼️」

 

そう言ってショックカノン、魚雷、パルスレーザーを四方八方にばら撒き撃ちする。突然の出来事でデザリアム側は「修正」という単語を用いて冷静に対処しようとする。旅団長も「まぐれだ。それにまだ対処可能だ。」と先手を撃たれた事に若干動揺(❓)してんのかしてないのか分かんないや❗️←それで済むかッ‼️(怒)ベシッ!だけどもだっけどで指揮に戻る。

だが、ワープアウトはそれだけに止まらず前後に左右に斜めとありとあらゆる方向から次々にお出まししてきた。その中には「時間断層が生み出した異端児」とも言える艦の姿もあった。

 

アンドロメダ改級強襲型突撃戦艦

ABBAS-6≪アマテラス≫

 

艦橋

艦長:天伝雷 諏訪(あまでら すわ)「アッハハハハハハッ❗️これよこの感覚ぅ❗️ガトランティス戦役以来よぉ❗️ゾクゾクしてイッちゃいそう‼️

私の愛する主様は私の扱い方を誰よりも知っているわぁッ‼️アッハハハハハハ‼️」

 

発狂な狂喜乱舞(きょうきらんぶ)をしているのは先の戦役で中破するも回収され、改装の上で新生BBB戦隊に配属されたアンドロメダ級6番艦≪アマテラス≫艦長の天伝雷だ。

新生BBB戦隊司令の多田部を「主様(あるじさま)」と呼び絶対の信頼と忠誠を誓う和風美女。年齢経歴共に不明で、「アマテラスの魂が人の形を得たのでは❓」という荒唐無稽(こうとうむけい)な話もある。

≪アマテラス≫は全十門の主砲を全方位に向け無数にばら撒いていき、その牙にデザリアムの艦艇は次々と火球と化す。

 

レーダー手兼通信手「前方に敵艦ッ❗️」

アマテラス「アマテラスが通るのよ❗️おどきなさいッ‼️」

 

レーダー手兼通信手がそう叫ぶ間もなく天伝雷はアマテラスの触覚(ラム)に波動防壁を纏い敵艦に体当たりして粉砕しいく。これもアマテラス本来の運用法だ。そんなアマテラスの後続にはBBB級と無人型ハヴォック級、そしてBBB級とクラスDそれぞれをベースにし、より「戦略指揮艦の制御に適した無人戦闘艦」であるハンマーヘッド級≪ハンマーヘッドⅠ~Ⅲ≫とデリンジャー級≪デリンジャーⅠ~Ⅲ≫がハーガワネン大尉の指揮制御の下に全方位火力投射を行っていき更に被害が拡大していくデザリアム側。

正確無比なワープに「ジャミングしてるのになぜ⁉️」と思っている旅団長だが、このデザリアム的に言う「ノイズ」の正体はまだ掴めてない。

ではその「ノイズ」側に場所と話を移そうか読者諸君。

 

新生BBB戦隊とデザリアム第XXⅣ師団それぞれの立ち位置の中間の宙域で僅かにデザリアム寄りな所

 

新生BBB戦隊所属

パスファインダー級早期警戒航宙軽巡洋艦

CLRS-10≪べんてん≫

艦橋

 

通信手兼レーダー手「戦術WSは順調。宙域観測データを≪ラジエル≫に転送します。」

戦術長「いいな〜、あたしらもド派手にドンパチしたいですよ〜。ねぇ〜艦長〜❓」

 

艦長:宗谷 知冴(むなたに ちさ)「そういうなら司令に言えよ。今のあたしらの位置情報のデータ収集だ。大人しく飯食っとけ。」

 

戦術長「は〜い。」

 

同宙域 同所属 同級 CLRS-169≪エゾーケン≫

艦橋

 

艦長:浅草 さいり「いや〜、にしても派手に撹乱してるね〜金森君(双眼鏡で様子を見ながら)。」

 

副長:金森 むつみ「落ち着いてるように見えますが、敵さんも慌ててると見えます。"瞬間物質移送機の戦術の真似事"ですが、司令もやりますね。」

 

戦術長:水崎 みさと「え❓それどういう事なの金森さん❓」

 

パトロール艦≪エゾーケン≫の艦長の浅草、副長の金森、戦術長の水崎が会話しつつ観測と観戦をしている。金森の意見に対し水崎は質問する。

 

金森「司令は敵への通告文を送り相手がそれを読んでる間に我々に敵艦隊の状況とその周辺のデータを観測するよう言いました。

つまりは司令は初めから敵が通告文をガン無視することを見越してジャミングされる前にこの戦術を展開する下準備を整えたいたというワケです。」

水崎「なるほど、予めデータ取っとけばジャミングしても意味ないね。すごいじゃんウチの司令❗️」

浅草「うむ、中々に参考になる人物だ。よし❗️後で司令をモデルにした人物の設定を書こう❗️」

金森「その前にちゃんと今の仕事してくださいよ。」

 

同宙域 同所属

ドレッドノート改級早期警戒管制艦

DPR-213≪ラジエル≫(旧 ラボラトリー・エピメテウス)

艦橋

 

オペレーター「≪ペネムエル≫≪べんてん≫≪エゾーケン≫≪ダンタリオン≫から観測データ受領。最適ワープ座標位置の計算、「E.R.I.K.A」に送ります。」

 

新生BBB戦隊所属の全ての警戒担当艦が送ってきたデータを集めているのはドレッドノート改級早期警戒管制艦の≪ラジエル≫だ。

 

艦長:本城 ヒトミ「あぁ〜おつかれ〜。ちゃちゃっと計算よろぴくね"エリカたん"。」

 

≪ラジエル≫は表向きは早期警戒管制艦であるが高度情報処理特化型AI「E.R.I.K.A」を搭載した解析艦であり、かつて時間断層の制御を担当していた≪ラボラトリー・エピメテウス≫なのだ。艦長である本城はエピメテウス時代からの艦長で時間断層でAIの研究を波動実験艦≪銀河≫とは違うアプローチで行っていた。時間断層破棄後は艦共々職を失ってしまったが、新生BBB戦隊にスカウトされ今に至る。

「戦術WS」、"ワープ・スポッター"はパトロール艦複数隻を展開して特定宙域を観測。そのデータを高度な分析AI搭載の警戒艦兼解析艦≪ラジエル≫が宙域データを精査し攻撃を仕掛ける艦に最適なワープ位置を提示するというもので「雷王作戦」で見せた「戦術DE(デストロイヤー・エクスプレス)」とは異なるがこれもガミラスの「瞬間物質移送機による奇襲戦術」の地球版と言える戦術だ。

 

新生BBB戦隊

旗艦≪マキナ≫

艦橋

 

クロンナウア「敵艦隊混乱中❗️まるで株価が大暴落した時のウォール街みたいですよ‼️」

多田部「とりま成功だね。大尉、よくやりましたね。アマテラスも背中を預けてるという事は安心して信頼してるって事だと思うよ。引き続きそのままよろしく。」

ミホノラ「は、はい❗️ありがとうございます‼️」

金田「まもなく第2群が陽動に入ります。」

多田部「よしよし、思いっきし引きつけてもらいましょう。もう一隻の元"時の住人"にも伝えて。そろそろ出番でっせと。」

 

新生BBB戦隊 第2群

旗艦:アンドロメダ改Ⅱ級超弩級戦略指揮航宙戦艦 ABBSC-49≪ネメシス≫

艦橋

 

艦長:冬月 元夢(ふゆつき もとむ)「やれやれ私の様な老人の出番は無いかと思ったが、ここで来たか。では派手に行くとしよう。」

 

ガトランティス戦役後に新生BBB戦隊は増強され第2群(第2艦隊)を編成するまでに至った。その旗艦を務めるのがアンドロメダ改Ⅱ級の≪ネメシス≫だ。新生BBB戦隊旗艦≪デア・エクス・マキナ≫と同様、次世代艦のテストベッドの任を帯びたアンドロメダ級の改良型である。

艦長は冬月 元夢。まもなく還暦を迎える自身を「老人」と揶揄(やゆ)しているが、年相応の落ち着きがある為信用され第2群の司令も務めている。今回の陽動も彼のその冷静かつ敵に悟られぬよう指揮できるという点から選ばれたのだ。

 

デザリアム

第XXⅣ師団

旗艦≪エルダータ≫

艦橋

 

レーダー手「我が方の被害拡大中。敵艦隊に新たな動きあり、我が方の正面からワープアウトしてきました。」

旅団長「ぐぬぬ...トドメを刺しに来たという訳か。小癪(こしゃく)な❗️返り討ちにしろ‼️」

 

旅団長は感情に流されそれが陽動だとも知らず新生BBB戦隊第2群に艦隊を向けてしまう。まず正面から撃ち合いしゆっくりと右舷を晒して全砲門を向けて撃ちつつ第XXⅣ師団をエネルギープラントから引き剥がしていく。そして...。

 

レーダー手「我が方の後方に新たなワープアウト反応検知、隻数3。」

旅団長「なに⁉️たったの3隻だとッ⁉️」

 

デザリアム 第XXⅣ師団後方より現れたのは新生BBB戦隊所属の3隻のクラスD。2隻は通常の戦艦型≪ディアボロス≫と≪ダエーワ≫だが、その二艦をワープブースターにして挟まれるように間にいる一隻は黒とオレンジと縞模様(ストライプ)の塗装が施された特異な艦であった。

 

ドレッドノート改級早期警戒管制艦

DPR-963≪ザフキエル≫(旧ラボラトリー・プロメテウス)

艦橋

 

艦長:刻崎 アサミ「きっひひひ❗️ダァァァメですわよ後方の警戒を疎かにしては、そのエネルギー変換装置とやらがガラ空きではありませんの‼️」

 

独特な笑い声を発しながら艦長の刻崎は「やっと出番が回ったきましたわ❗️」と嬉しそうな笑みを浮かべる。

彼女が指揮する≪ザフキエル≫はかつて「時間断層の番人」と呼ばれた制御艦≪ラボラトリー,プロメテウス≫その艦である。先程紹介した≪ラジエル≫こと旧≪ラボラトリー・エピメテウス≫と同じく時間断層の消失により職を失った所を新生BBB戦隊のスカウトを受けその艦体を黒く染めた。

艦長 刻崎アサミは波動実験艦≪銀河≫艦長の藤堂早紀(とうどう さき)から引き継ぎLa・プロメテウスの艦長に就任し時間断層の制御の任を引き継いだが、「有意義な場所であり、退屈な場所だった」とどこか矛盾した言動を取っているもよう。

 

刻崎「さぁ、始めますわよ❗️時空逆行弾<バイツァ・ダスト>、発射ですわ。」

 

第二主砲塔基部の両舷にある多目的ランチャーの右舷一門からミサイルが1発発射される。放たれたそれは弾頭を開き灰色っぽい空間を展開させる。そして少し時間が経過すると、デザリアムが設置したエネルギープラントがゆっくりとその姿を消していく。

 

デザリアム

第XXⅣ師団

艦隊指揮型戦艦<エルダータ≫

艦橋

 

旅団長「な、何が起きたッ⁉️」

オペレーター「エネルギープラントが消失、反応ゼロ。」

 

突然の事に驚きを隠せない旅団長。「なぜプラントが消えたのか❓」思考を巡らせても答えが出ない。後方の敵艦から何かが発射されたのは確認していたが、それが発射されて数秒後にプラントの反応が消えた。無関係とは思えなかった。

 

旅団長「消えた...❓いや、"消し去った"、というのか⁉️」

 

クラスD改級早期警戒艦≪ザフキエル≫

艦橋

 

刻崎「きひひひ❗️違いますわよ。"時間を戻して無かった事にした"だけですわ。」

 

時間断層での任務をこなしつつ彼女はある研究をしていた。「時空研究」だ。

「通常空間よりも10倍の速度で時間が経過するという特異な空間である時間断層の特性を何か別の方法で使えないか❓」という発想の元に生み出されたのが先程使用した「時空逆行弾」通称<バイツァ・ダスト>の様な「時空兵器」だ。空間を漂う「タキオニウム=「時流」とも言う。時の流れを司る物質」を縮退してエネルギーを抽出し生み出されたこの兵器はその名の通り「時空間に影響をもたらす兵器」だ。例えばこの逆行弾では「展開した空間の時間を戻す」という作用を持つ物で、時間を長く調整すればただ戻すだけでなく「存在そのものを無かった事にする」という恐ろしい代物なのだ。この逆行弾だけでなく他にも数種類の時空弾が存在するらしい。

 

刻崎「ではデザリアムの皆さん。これにて失礼、ごきげんよう。」

 

デザリアム 第XXⅣ師団

艦隊指揮型戦艦≪エルダータ≫

艦橋

 

レーダー手「敵艦ワープで離脱したもよう。」

オペレーター「艦隊損耗率68パセラーです。」

旅団長「バ、バカな❗️我々の戦力とプラントをこうも容易く...⁉️」

 

プラントの消失を確認しザフキエルはワープブースターとなっている2隻のクラスDを使ってワープして戦線から離脱した。最重要防衛目標であったエネルギープラントが消失し驚きと悔しさを禁じ得ないデザリアム第XXⅣ師団。もはや早くこの宙域から撤退すべきであろうが、徹底抗戦の姿勢を取るべきが悩んでいる時だった。

 

通信手「ッ❗️旅団長、敵艦隊旗艦から通信。」

旅団長「なに⁉️降伏でもしろと言うのか⁉️」

通信手「「そちらの優先防御目標は消滅した。これ以上の戦闘はこちらの望むところではない。直ちに現宙域より退避されたし。

追伸:また次に来て性懲りも無く同じ事をした時は大穴が空く事になる。それは貴艦か中の乗員かもしれない。」以上です。」

 

降伏の勧めではなかったものの、屈辱的な物言いであった。だが、守るべき物も既になくここでイタズラに戦力を消耗させるのは賢明な判断ではないのも事実であった。数刻の考える間を持ち、旅団長は命じる。

 

旅団長「... ... 全艦に通達せよ。」

 

 

新生BBB戦隊

旗艦≪マキナ≫

艦橋

 

クロンナウア「ッ❗️敵さんワープで撤退を開始したもよう。」

多田部「退いてくれましたか、艦隊全艦に通達。攻撃中止、逃げる奴は逃してやって。」

ミホノラ「ッ⁉️あの...艦長❓」

多田部「どうしました大尉❓」

ミホノラ「追わなくてよろしいんですか❓」

持月「そうだぜ、アタシ結局一発も撃ってねぇんだぜ❗️」

高佐田「お前はただ撃ちたいだけだろうが❗️」

 

ハーガワネンと持月は「ここまで来てみすみす敵を見逃すとは、ましてやガミラスを容赦なく消し飛ばした相手を」と思うのは無理なかった。

 

多田部「あぁいいよいいよ。ハイパー・ノヴァを起こす要因を消すのが目的だったんだ。別に殲滅なんかしなくて良いんだよ。

それに向かうさんあれ以上戦ってたらさらに戦力を消耗していたし、こちらの意志と実力を充分に伝わったろう。敵が思ったよりお利口さんで助かったわ。殲滅しちゃったら相手に伝わらないしね。」

ミホノラ「はぁ...理由は分かりましたが、体制を立て直して再戦を挑んでくる可能性も。」

多田部「そうだな〜、じゃあこうが良かったかな〜❓「3つ数える間に俺たちの前から消えろ❗️この引っ越し中の相手しか殺れない下○太郎がッ❗️テメェらみたいな腰抜けの真っ黒○スケにもう用はねぇ❗️とっとと出て失せろッ‼️(※一人芝居中)」って言い放って逃げる相手に向かって笑いながらショックカノンを乱射した挙句に「血だらけのメリークリスマスだ❗️良い年が来るゼェ‼️」と吐き捨てる。そんなのお望みだった大尉❓」

ミホノラ「い、いえ...そこまで私は...(汗)」

 

多田部のエキセントリックで情け容赦ない一人語りに困惑するハーガワネン。

多田部が「エキセントリック」と言われる所以(ゆえん)の一つである「タクロー節」が今日も快調に炸裂している。

 

多田部「なんてね、冗談だよ冗談。マジでマイケルかトーセンなジョーダンだからさ。君から「相手を逃さずもっと叩くべきだった」って言う好戦的な意見が出るとは思ってなかったから驚いたんだよ。」

ミホノラ「は、はぁ...。」

多田部「確かに戻って来て「レッツ・再見(ツァイツェン:中国語で「また会おう」という意味)❗️」だのなんだの言ってやってくる事もあるだろうけど、その時はその時だ。また返り討ちにしてやれば良い。大切なのは相手を必要以上に追い詰めて"死に物狂い"にさせない事なんだ。そうなった相手は何をしでかすか分かったもんじゃないからね。

新生BBB戦隊(うち)は"殺し合い"はやらないの、やるとしたら"一方的な殺し"だ。捨て身の突撃が必要な場合もあるだろうけどそれは訓練に訓練を重ねたテクニックで覚えた時にしかやっちゃダメだ。あぁこれ全部自分のかつての上官の受け売りなんだけどね。

それにこれ以上戦闘して本来の任務である移民船団護衛で貴重な戦力を消費するのは得策じゃない。向こうで補給が確実に受け取れるという保証はないからね。」

ミホノラ「ッ❗️」

 

多田部はハーガワネンになぜ追撃しないのかを説明する。先程のエキセントリックなタクロー節と打って変わって真剣でしっかりとした戦略/戦術眼にいつしか言い返す言葉を失っていた。

 

多田部「というわけです。もちづっきーも聞き分けてくださいな。大丈夫大丈夫またまた撃つ機会くらいあるでしょうよなんて。」

持月「ちぇ〜、分かったよ艦長。」

西(映像通信)「多田部殿。」

多田部「あぁ、西艦長。作戦ご苦労でした。」

 

作戦を終えた第26戦隊の西から映像通信が入る。

 

西(映像通信)「いえいえなんの。本来の我々の本領を発揮できる一撃離脱戦法をさせていただいて大満足でありますとも❗️」

多田部「艦隊の損害はどうですか❓」

西(映像通信)「戦没艦は0でしたが、少なからぬ損傷と弾薬の欠乏でどうやら我々はこれまでの様です。」

多田部「そうですか、ここでお別れとは残念です。」

西(映像通信)「こちらもです。貴艦隊の任務成功を祈ります❗️」

多田部「こちらこそ、無事な帰還を。」

 

そう言って二人は敬礼して通信を終えた。

 

多田部「では本来の任務に戻りましょう。針路再設定❗️」

金田「アイアイサー❗️針路再設定❗️」

 

第26戦隊

旗艦 主力戦艦≪うらぬす≫

艦橋

 

西「艦隊、針路変更❗️地球へ帰還する❗️」

 

多田部と西がそれぞれそう言うと各々の艦隊は針路を変え第26戦隊は反転し地球への帰路に、新生BBB戦隊は再びガミラス移民船団護衛任務に向け船足を上げるのだった。

 

♪「Zzz(ズズズ)」≪日常 ED/TV放送及び心の声ツッコミ訳版≫

 

♪・・・朝起きて 歯を磨いて あっという間 午後10時

 

♪今日もたくさん (敵を)笑ったな たくさんときめいたなぁ(主に天伝雷艦長と刻崎艦長が)

 

♪友達(敵=デザリアム)とバカみたいに 騒いでる(ドンパチ)時にも

 

♪チラチラって目が合う(「2199」のカレル163戦の時の沖田艦長とドメル将軍的な) 偶然、だよね。

 

♪×初恋(⚪︎初陣=ハーガワネン大尉他新乗組員)なんていえない キャラじゃないんだもん(←※そうかどうかは個人差があります)

 

♪ねぇ 明日も会えるよね(※できれば二度とも会いたくないのが地球とガミラスの本音です。てか自分達の住む星を吹っ飛ばされたガミラスがそんな奴らともう一度会いたい訳ないじゃないですかバ○ですね(呆れ)❗️)

 

♪まぶたを 閉じると キラキラ(爆発の閃光と化す) キミ(デザリアム艦)だらけ

 

♪今日も楽しかったね(怖っ) あー恋してんだな(❓)

 

♪うれしいな うれしいな はじめまして 恋心(この感情、まさしく愛だ❗️←❓)

 

♪明日また 会えるね(だから会いたくねぇって言ってるだろうがバ○か❗️(怒)) おやすみなさい

 

♪夢ですぐ 会えるね・・・(しつこいわ❗️夢でも会いたくねぇよ‼️(怒))

おやすみなさい・・・

 

銀河方面 某所

デザリアム 第XXⅣ師団

≪???≫

艦橋

 

師団長:???「バカ者ッ❗️それでノコノコと逃げ帰ってきおったのかッ⁉️」

 

銀河のとある場所でデザリアム 第XXⅣ師団の師団長と思われる気の強い女性の上官にお叱りを受け苦い顔をしてそれを聞いている旅団長の姿があった。

 

副師団長:???「まぁ本来ならか〜な〜り〜の厳しい罰が下される所なんだけど、戦力を保持して撤退を選んだのは結果だけど良かったんじゃないかな〜❓」

師団長:???「ふんッ❗️しょせん"無知"な男のやる事、相手のやり口にハマり後手に回ってしまっているのでは話にならん‼️」

 

少し幼さのある声と話し方で副師団長(こちらも女性)は旅団長の失敗をフォローするが、師団長のお怒りは鎮まらず叱責も止まないようだ。

 

師団長:???「まぁ、プラントを失ったのは痛いがその後の戦闘で戦力の消費をさせなかったその判断は認めてやるとしよう。」

旅団長「ははぁ❗️恐縮であります❗️」

師団長:???「して、お前が相手をしたのは黒い艦隊だと言ったな❓」

旅団長「はっ❗️こちらでございます...。」

 

旅団長から送られてきた映像を端末で確認する師団長は様々なアングルで撮られたその艦隊の画像を見て眉間にシワを寄せる。

 

副師団長:???「どうしたの〜、そんなに眉間にシワ寄せちゃって❓」

師団長:???「いや、メルダーズ閣下とデーダー司令も"大喪失"に類する存在にイスカンダル略取作戦の妨害を受けたと先程報告があった。恐らくは旅団長が遭遇したこの艦隊も同じ存在だろう。」

 

不思議そうにする副師団長にも画像を飛ばして見せる師団長。

 

副師団長:???「へぇ〜、私達と同じく真っ黒い艦だね〜。」

師団長:???「(イスカンダルでの事と言いこの邂逅は記録になかった筈...。彼らは何者だ❓それにこの艦隊色、なぜ我らデザリアムと同じ色をしているのだ❓この時空間には"まだ"我々は存在していない筈だが...。)」

 

師団長は難しく考え込む。「記録に存在しない者たちとの邂逅」をした事に。デザリアムの言う「大喪失」のせいで彼らの事は分からない事だらけであった。

 

師団長:???「とりあえずお前の処分については後で報告する。今は下がれ。」

旅団長「はっ❗️」

 

これ以上考え込み過ぎても答えは出ないのでしょうがないと思い、とりあえず旅団長の処分は後にして下がらせる師団長。

 

副師団長:???「でどうするの〜❓またプラント置きに行く❓」

師団長:???「いや。アレは意外と高価な代物だ。上もおいそれと出せる代物でもない。かといってデザリアム・ハンマーも使えん。あれは死にゆく星にこそ効果を発揮する物で恒星には使えん。

それに旅団の戦力の立て直しが先だ。現地にもう敵がいないという保証もない。あの恒星からエネルギーが取れないのは惜しいが、なにこの時空間にはまだまだ抽出しがいのある星などいくらでもある。修正は容易だ、焦ることもないだろう。

(この黒い艦隊...旅団長が油断していた事もあったが、ほぼ一方的にこちらに攻撃を加えて向こうはほぼ無傷。いや完封勝ちと言っても差し支えない戦果だ。それにエネルギープラントの無力化をした後はこちらを追撃せず「退去せよ」との通告をした。ふっ「不用意な殺生を好まぬ」ということか。面白い敵だ。この艦隊にはまた相見える予感がするな。)」

副師団長:???「どうしたの❓どうしたの❓師団長が笑みを浮かべるなんて久しぶりだね〜❓」

師団長:???「いやなに、興味深い相手だと思っただけだ。それに、我らデザリアムを差し置いて黒づくめをしているとは生意気な奴だともな。

今度出会った時には教えてやろう。「宇宙に黒い艦隊は二つもいらん❗️」とな。」

 

デザリアム 第XXⅣ師団 師団長は厳ついながらもどこか楽しそうな笑みも微かに浮かべて新生BBB戦隊との再戦を願うのだった。




まずは読了ありがとうお疲れ様でした。15,000字越えという過去最大の文字数と新旧ゲームのヤマトのみならず「86/エイティシックス」「ウマ娘」「声優」「史実」「ガルパン」「グッドモーニング・ベトナム」「フューリー 」「ジブリ」「ジョジョ」「ハリー・ポッター」「けものフレンズ」「小島よしお」「チャーリーとチョコレート工場」「プラトーン」「ホーム・アローン2」「スパイダーマン(東映版)」「暴走特急」「よしもと新喜劇」「政治家」「遊戯王ZEXAL」「艦これ」「ハイスクール・フリート」「ガンダム0083」「映像研には手を出すな!」「デート・ア・ライブ」「エヴァ」「ガンダム00」「空母いぶき」「沈黙の艦隊」「日常」「ヨルムンガンド」「クイーン・エメラルダス(OVA版)」「美味しんぼ」など名前やセリフにフレーズ、表現に至るまでのありとあらゆるネタを片っ端からぶっ込みました。皆さんはどれだけ分かりましたか❓
本話は「2205」の裏側で起きた新生BBB戦隊(とお付きの第26戦隊)とデザリアム 第XXⅣ師団との戦いを描きました。ガミラス第28移民船団護衛に向かう道中で遭遇戦でペテルギウスが爆発したらヤバイのでそれを阻止する戦いでした。元ネタはps2「イスカンダルへの追憶」です。
新キャラ、新メカを「これでもか❗️」と自分で言うのもあれですが「正義の大盤振る舞い❗️(これも遊戯王ZEXALネタ、因みに余談ですが私は「遊戯王DM」〜「5D"s」まで世代ですが、「ARC-Ⅴ」まで観てた人です。)したので一応解説はいれましたが、長くなるのでちょこっとしか紹介してないのもあるのでそこはまた今後の話で描写を入れたり解説文で紹介したりするので御了承くださいますようお願いします 
デザリアム側の描写は「ps2」版のを元に「2205」の設定や雰囲気を取り入れて描きました。最後の方に出てきた師団長は中々に有能そうな方のようです。それこそps2版に出てきたミヨーズみたいな。しかも旧作にも現時点でのリメイク版にも出ていない女性士官とは、「デザリアム戦役編」本編での登場でその正体が明らかになるのか⁉️
今回出てきた新生BBB戦隊の新艦艇≪ネメシス≫≪ザフキエル≫≪ラジエル≫は模型の方で鋭意製作中なので気長にお待ちくださいますようお願いします。
次回はガミラス移民船団護衛作戦の回となります。また間が空きますが、それまでTwitterで模型や考察等のつぶやきで世界観を語ったらしてくのでそれもよろしくです。ではまたバイビーなの〜(「のんのんびより」のれんちょん風)。


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