闇落ち?違えね之が本性さ!! 優秀な身内と比較されても気しないから有るがままに生きてくか (岐阜の人)
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第1話回想録

此の作品は時系列がばらばらであります


①どこかの誰かの独白「何から話すべきか?そんな事今は如何でも良い事か・・・まあ俗世間的に言えば僕と言う存在は「転生者」と言うべき存在だ

 

まあ昔の価値観からで言えば狐憑きだのとか言われる存在に成ったんだよな・・其れで現世で落ち込んだかと言えば落ち込んではいないさ

 

だって僕はもう何回も輪廻転生をしたから特段驚く事なんぞありはしないさ・・だから精神年齢から言えば百歳は越していると思うんだよな

 

故にだ多少の事では動じる事はないが・・まあ其れでも僕自身は他人とどうしても比較してしまうんだよね意識して

 

其れで其の意識をする存在が双子の兄ちゃんと言う訳だ・・少しばかり自分の前世の話をしよう僕には前世には兄弟姉妹居たが前世では兄弟姉妹の関係が「双子」だった事は一度もなかった

 

故に僕は初めての経験だった・・

 

そう初めての経験だったんだよな・・・其れで兄弟姉妹が多少年が離れていれば精神的な余裕が生まれる者だ

 

然しながら悲しい事だが僕個人の感覚として「双子」で有る事によって能力値に差が出るとどうしても比較されてしまうのだ

 

だが現世では幸運だった事に現世の家族そして親族は双子で有るが故と言う理由で兄弟で扱いの差をつけると言う事をしなかったんだよね

 

そう僕自身の前世の一つでの家族構成で現世と似たように「優秀な兄」が居た事により苦しい立ち位置に居なければ成らなかったんだよな

 

故にだそう言う意味ではいかに現世での生活が良い部類かを私は理解している・・で現世での兄弟関係の話に戻すと表面上は良好である

 

まあ向こうの方は何かと僕如きに気を使って居るんだよな・・まあ自身のせいで苦しい目に会って居るんじゃないのかと気にして居るんだろうな

 

と言っても薄々だけども兄は「弟が前世の持ち」と言う事を何となく理解して居るのかも知れない

 

何故かと言えば「戦争」と言う単語に関して兄は「自分は体験をした事は無いけども・・もしその様な経験をしないと駄目に成った場合の対処法を教えてくれ」的な事をドストレートに聞いて来たんだよな

 

故に兄からして見れば「過酷な人生を送ってきたからこそ現世で兄弟関係に自分が成ったからこそ幸せにしたい」と思って居るんだろうな酔狂だなあ

 

因みに世間での評価は僕自身は気にして居ないし兄の方も最初の方は僕の事を気にして居て憚れた雰囲気が有ったが今は特にその様な感じを持つ事は無いのだ

 

僕自身の趣味は歴史とか地理とか政治が好きなんだよね・・まあ前世が前世故にどうしても「国家」と言う物を信じきれない自分が存在をするんだけどね

 

私自身の前世の話は別の機会に話すとしようか・・まあ平行世界と言っても前世の世界では魔法とかエルフとかそう言うファンタジーな世界でも無ければ

 

そうだな第三次世界大戦が発生をして核兵器の投入をした後の所謂アポカリブス的な世界でもない

 

強いて言うなら第二次世界大戦の終盤部分から分裂をした世界線とでも言えば良いかな・・だからこそ前世の世界では ナチス・ドイツも大日本帝国もムッソリーニが率いたファシズムのイタリア等の枢軸諸国は存在して居ないと言えば良いだろうか」

 

②ナレーション「輪廻転生と言う単語が存在をする元々人間の最終的目的地として解脱と言う物に向かって人は生を謳歌しているのだ

 

其の解脱とは確か欲望も感情も捨てて限りなく無に近しい存在に成る事が解脱と言う事に成るのだ

 

故に元来輪廻転生をして喜ぶことは解脱を目指す人生に置いて割かし相反する事なのかもしれない

 

因みにだが此の独白をしてくれた少年と言っても精神年齢的に言えば138歳に成る現世界線での名前飛山栄次郎は時々前世の記憶を持つ事で過去自分がした行為を悔いて現世を生きている存在なのだ」

 

③???の心の声「今日は召喚の儀式を行う日私は何を召喚をする事が出来るんだろうか・・もし出来なければ御父さんにも御母さんにも迷惑がかかるし

 

・・・其れに私は一族の恥さらしと言われてしまうでしょう どうか偉大なる神様!迷える私に力を貸して下さい」

 

④???の独白「私の名前はマリア・ホラント オレニア王国の王家の一族に含まれる存在です 以後皆さん此れからも宜しくお願いしますね

 

オレニア王国・・皆さん方には馴染の無い地名ですが形で表わすならオランダ・ベルギーそしてブリテン諸島からなる国家です・・でしたと述べた方が現状が正しいのかも知れませんね此の今の状況では」

 

⑤マリアの心の声「・・・先程述べました通り此の国の現状は恥かしながら現在内戦状態に成り掛けて居ますし政治の詳しい人は「もう内戦状態に成って居る」と回答をする人も居ます

 

で具体的にどの様な問題点が有りますかと尋ねられたら地方間の対立とか民俗的な対立とか王族間との対立とか其れを裏で隣国が嗾けていると

 

そう此の国の宰相を務める大叔父の人が述べて居たんですが其の大叔父の検索むなしく聞き流してしまったんですよね親戚の皆さんは果たして此の国の未来は全ての領土があの隣国に併呑をされてしまう未来が来てしまうんでしょうか?」

 

⑥ナレーション「此のオレニア王国が存在をする大陸の形は我々の知る欧州地域の大部分が其のまま一つの大陸に成ったような形をして居るのだ

 

因みにマリアさんの居る地域はルクセンブルクを除いたベネルクス地域とブリテン諸島を合わせた国に暮らして居るのでありマリアさんが居るのはオランダ地域だと思って頂ければ有りがたい

 

其のルクセンブルクが存在して居た地域は大きい湖が広がっているそうで天然の防衛地点としても機能をしている」

 

⑦ナレーター「これから話し合われている寸劇は先程のベネルクスの国とは又別の国の此の大陸内では別の国での一幕であり時系列的には少しばかり前後をする話である」

 

⑧???「貴様らがして居る行為は王家への反逆でしかない私は心を殺して此の国の最善を選んで為政業をして来た其れでも貴様ら近衛騎士と名乗って居るのに此の国の国王を守るべき王である私を廃する事が其れがどの様な意味か貴様ら等解って居るのか!!

 

其れに何故貴方が此処に居る貴方は自身の夫を弔いそして国内の顔として勤しむ人生を歩むと貴方自身がそう決めた筈ではないか

 

何故だ 何故あんたは今此処で正せさえ混迷をしている此の国を内部分裂する可能性が有る事知りながら解らない振りをして居るんだアンタは

 

アンタは間接的にアンタの愛した夫が住まう国を壊す心算としか解釈出来ない・・述べろ  述べろと言ってるんだオレニアの義姉上よ否先代王妃よ」

 

⑨オレニア「貴方がして来た事は確かに東の貴族諸侯を飴を与える事の重要性は私も理解して居ますが

 

ですが隣国であるソーシュー帝国と不可侵条約を結ぶと成ると貴方の次の狙いは此の国の独立独歩までは行かないですが有る程度の譲歩をする

 

ボナパルティア帝国・・そうイオニア王国と百数十年も続く関係すらも破棄をしてイオニア王国の独立独歩化する

 

そうなれば今まで続いたボナパルティア帝国は未だ隣国であるオレニア王国が内戦の次期に成って居ますが其の内乱もソーシュー帝国から軍隊の派兵をすれば我が国は1対2の状態に成ります

 

だからイオニア王国とボナパルティア帝国との間には長らく大変強固な攻守同盟が結ばれてきました貴方は間接的ですが大事な身内を見捨てる心算ですか」

 

 



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第2話僕とは

基本的に此の物語には群像劇要素と政治的な内容が含まれております


この僕が居る現世の世界は最初の前世の世界とは違う俗世間的な物言いで言えば「平行世界」と言えばいいだろう

 

 

 

より身近な言い方で言えば「架空戦記の世界に暮らす存在」と言えば良いのだろうか?そう言う存在だった

 

 

 

僕と言う存在は血なまぐさい生き方をして居た・・そう自身の手で時には他人の手を使って無き者にした

 

 

 

言い訳がましい話をすると「上からの命令」又は「世間の雰囲気」そして「自身の生存の為」にしてきた

 

 

 

全ては戦争で自分が死なない為にした行為分かって居るが何度も輪廻転生をしようが死ぬのは怖いんだよ僕だって

 

 

 

僕の前世の死因は基本的に畳の上で死ぬと言う以外での人生の幕引き方しか存在せず大抵は争いか自然災害でこの世から消え失せる事が多かった

 

 

 

だからこそ僕は家族や親族の中で一番銃の打ち方や戦場での心構えを理解する存在と成った

 

 

 

すこしばかり昔の話をすると私の前世の世界では現世での世界と同じ第一次世界大戦とか第二次世界大戦と言う物が起きていたが

 

 

 

だが少しばかり流れが違うんだよね・・・さて話を少しやめようかねと思うが話す事も大事だなと思った

 

 

 

そうこの様な気持ちを何処かで晒さなければ自分の過去と言う物を失う可能性が有るのではと考えてしまうからこそ

 

 

 

だからこそ話さなければ成らないな私の前世の世界では第二次世界大戦後の構造が少し違った

 

 

 

そう第二次世界大戦後の東西冷戦の構造が少しばかり東側諸国の数が多い世界で有ったと言えば分かり易いだろう

 

 

 

より分かり易く言えば「第二次世界大戦後の世界でソ連が大勝ちした世界線」と言えば良いだろう此の世界線では「ラインラント以外のドイツ オーストリア、ギリシャ 北イタリア 朝鮮半島 日本」これらが完全にソ連の影響圏に組み込まれたのだ

 

 

 

そう戦後世界では日本の扱いは戦前の段階でソ連側が沖縄占領されていない状況下の日本に譲歩する様な感じで「戦後アメリカは天皇制や軍隊を禁止をして直接的にアメリカの属国にさせる心算だが我々ソ連はしない」

 

 

 

と言う感じでソ連を自身の影響圏にさせたんだよな其れによって大日本帝国は「日本民主主義人民共和国連邦」と成り北は占守 南は台湾まで支配をする国に成ったのだ

 

 

 

まあそこそこ大きい国だね・・まあ勿論の事旧南洋諸島の方はアメリカ側の影響下に組み込まれたんだよね

 

 

 

で台湾と言う存在は普通であれば中華民国に台湾の返還をする約束なんだけど台湾で選挙をして「台湾と言う国として独立させるか 中華の一部に成るか 日本の一部に成るか」と言う選挙をさせて

 

 

 

そして多くの人が日本の一部に成ると言う選択肢を選ぶ事に成り台湾は「日本民主主義人民共和国連邦の構成国の台湾民主主義人民共和国」と言う国名と成り戦後世界を歩む事に成ったんだよね

 

 

 

如何してその様な形に成ったのかは賢いソ連は「中独合作」其れと「第二次世界大戦の際に自力に自国の首都を奪還できなかった事」「第二次世界大戦中のドイツの武器横流し」これ等の理由を理由に挙げて 中華民国への台湾返還の拒否をする流れが出来たそうな

 

 

 

正し樺太の扱いとしては「樺太社会主義共和国」と言う形でソ連の影響下に置かれることに成ったんだよね

 

 

 

そしてイタリア半島が此の世界で言う所の朝鮮半島みたいになって居るんだよな・・そう領土的に言えば北イタリア通称「赤いイタリア」

 

 

 

因みに此の期待イタリアの範囲はファシズム国家であるイタリア社会共和国より面積は少ないそうだな我々の世界で言えば北イタリア全域を支配をする状況

 

 

 

そして「ローマやナポリやシチリアなどを抑えた南イタリアそして中部イタリア」そう「イタリア王国」との間で冷戦期の時にはイタリア半島には二つの国が存在して居たのだ

 

 

 

因みにだが朝鮮半島の方は朝鮮と言う名前ではなく「高麗民主主義人民連邦共和国」と言う僕の世界風で言えば「朝鮮半島と済州島と鬱陵島などが赤く染まった国」と言えば分かり易いだろう

 

 

 

だが残念な事だが此の同じ思想を掲げていたとしても国と国が内紛状態に成る事もなくは無いのだ

 

 

 

そう現世の世界でも同じ社会主義とか共産主義を掲げていたとしても「民主カンプチア又はポルポト政権下のカンボジア対ベトナム民主共和国又はベトナム」との間で戦争をしたんだよね

 

 

 

そして同じ資本主義陣営でもフォークランド紛争又はマルビナス戦争と言うイギリスVSアルゼンチンの戦争が有ったように同じ陣営でも戦争をする時は戦争をするもんだ

 

 

 

因みに前世の世界でも同じように同じ陣営で戦争をした事も有る其の一番良い例はユーゴスラビア・ギリシャ戦争又の別名は「マケドニア戦争」と呼ばれる戦争だろう

 

 

 

此の戦争は西暦1960年にユーゴスラビアのチトー先生が我々の世界線より早死にした事により我々の世界より早くユーゴ内戦が突入をしたんだよね

 

 

 

其れでユーゴスラビア構成国のマケドニアがセルビア人の言い成りはもううんざりだと言う感じで「同じ社会主義のギリシャへの編入」をしようとしたのが発端である

 

 

 

最終的にはマケドニア地域はギリシャに編入をされる形に成りユーゴスラビアも解体をする流れに成ったんだよね

 

 

 

そしてもう一つの目玉に成る同じ陣営で戦争をした一番良い例は「第二次日中戦争」と言う物があげられるのだが之も社会主義を掲げる国同士の戦争だ

 

 

 

まあ此の戦争の発端をどこにするのかと言えば第二次世界大戦の日本に有利な降伏条件の承諾が受けた1945年の11月に成るのかも知れないなあ

 

 

 

ああ因みに前世の世界での第二次世界大戦が終結をしたのが1946年の十二月に成るんだよね

 

 

 

因みに此の平行世界での第二次世界大戦が悉く遅れた理由は枢軸国が有利に成る流れをつかんだからと言えば分かり易いだろう

 

 

 

「ナチスドイツがデンマークそしてノルウェー進行を遅らせて先にフランス侵攻をしてダイナモ作戦を成功をさせてイギリスに壊滅的なダメージを起こさせたことに因るドイツとイギリス本土との間でへの侵攻に因りイギリス政府の条件付き講和の締結をしたこと

 

 

 

因みに亡命イギリス政府がカナダに本拠地を構えて居た其の事により冷戦での英米の関係がより強固に成った」

 

 

 

「ナチスドイツがエジプトなどのアラブ地域にあるイギリス影響下の国々に反英感情を高めて枢軸国が石油資源を手に入れやすい環境を造った」

 

 

 

「大日本帝国が重慶を占領をするよりか中国大陸の全域を大日本帝国の影響下に置く事を重点的に占領政策をしだしてから1941年十二月に仏印進駐をしだした」

 

 

 

「イタリア王国とナチスドイツのアラブ系の民族への政策を功を奏したお陰で地中海が枢軸諸国によって制圧する事が出来た」

 

 

 

「1942年の九月に成ってナチスドイツは独ソ不可侵条約を破棄をして反ロシア系の東欧諸民族を対ソ戦での捨て駒に使う事でバルト三国やウクライナやベラルーシを占拠しだした」

 

 

 

「1944年の3月に連合国軍が一度シチリア島攻略作戦を行うも枢軸国側が事前に察知をした事により連合国側は大きい被害を受ける事に成ったが7月の二回目の攻撃の際には成功をした

 

 

 

そして翌年の45年の六月にフランスへの強襲上陸も行うも連合国勢力がノルマンディー地域に侵攻をする事を早期に理解をしていたナチスはノルマンディー地域に大規模な迎撃陣地を造る事が出来て連合国側が壊滅的な被害を受けた」

 

 

 

「1945年6月に全体的に欧州側では未だに枢軸諸国側が有利だったが太平洋側の大日本帝国では其れ迄欧米植民地地域の解放をした東南アジア諸国を連合国側に取り戻される展開と成る

 

 

 

因みに一時的に大日本帝国は戦線を広げ過ぎて一時期はインドの東側地域やオーストラリアの北側地域も占領をしたんだけども補給難や現地の連合国勢力の抵抗により徐々に戦線の後退化をしたのだ」

 

 

 

「そして先程述べた十一月に大日本帝国は当時日ソ中立条約を締結をして居たソ連側に打診をして貰いソ連を通して大日本帝国の条件付き降伏の受諾を受ける事に確かなったんだよね」

 

 

 

さて戦後の日本は枢軸国側諸国として連合国諸国として戦ったがイタリアやドイツより早期に降伏した事により第二次世界大戦の最後の年である46年の時にシベリア鉄道経由でナチスドイツへの攻勢に出兵をしたんだよね

 

 

 

そして最終的に日本の領土は「千島 北海道 本州 四国 九州 沖縄」だけに成ったのだが台湾の扱いに関しては「台湾に住まう物限定とした選挙」で行く末が決まる事に成ったんだよね

 

 

 

其れが「1中華民国への編入 2独立国家としての台湾と成る 3引き続き日本への編入」と言う三択に成り投票の結果としては「2と3が粗拮抗に成ると言う展開」に成ったおかげで「日本民主主義人民共和国連邦の構成国の台湾民主主義人民共和国」と言う形に収まったんだよね

 

 

 

まあこの選挙の結果が遠因と成り第二次日中戦争に成る運びと成ったんだよね・・此れも人の業と言う物だ



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第3話汚れた手

①夢を見る際に私は・・いや僕は明るい夢を見る事は余程の事が無い限り見る事はほとんどない否違うな其の権利が無いと言われても仕方のない人生を送ってきたんだよな前世では

 

 

 

夢を見た際にたいていの夢は・・・いや夢と断言して良いのだろうか?僕が見ている夢は「俗世間で言う前世の自分がしていた業」其れが過去の業が僕を苛むものであり有る意味現世で贖罪をしなければ成らないと言う感情を忘れない為の戒めなのかも知れない

 

 

 

より正確的な言い方をするのであれば「今まで歩んできた全部の前世の世界線で自分がしてきた行為」を何度も繰り返し繰り返し現世で振り替えさせられ続ける

 

 

 

多分だが一年の内九割ほど前世での所業を神か其れとも閻魔大王的な存在から私の贖罪をし続ける為の罰を・・そう今日も見たのだ自分自身が犯してきた人殺しとしての所業を忘れさせない為に

 

 

 

前世の自分の人生では「兵隊」と言う業の深い仕事をしていた・・・そう自分の人生で少尉や少佐とか少将とかの様な俗世間的な言い方をすれば「職業軍人」でなく普通の少尉以下即ち曹長以下の存在に成るんだろう

 

 

 

そう自分自身の知る前世の世界線では職業軍人と言う御大層な職業に就く事は先ずできなかったなあ自分は

 

 

 

②さてお察しの通りだが私は人殺しと言われても俗世間から見て僕を文句を言う資格がない存在だ・・まあそう謂われても否定をする事も出来ない

 

 

 

そう自分の体が寄生をされて自身の意志で体を動かすことが出来ずに・・そして其れを抵抗も出来ずに人や獣を殺める事を涙を流しながら懺悔の気持ちに打ちひしがれる存在

 

 

 

・・そうだったらどれだけ良かったんだろうか そうお察しの通り私自身は「戦争で人を殺すことが誇り高い事」とまで行かないが「俗に言う第二次世界大戦と言う祖国の勝利をする為に敵国の兵隊を殺すことは仕方がない事」

 

 

 

・・・私の前世と言う存在は決して褒められるもんじゃなかった・・が世間の風潮と言うのは其れが正しい事象だと言う形無き圧力で満たされてたんだよ

 

 

 

故に「戦争は人を狂わす」と言う単語が有るが私個人としては「戦争は人を狂わすのでなく狂わなければ心が死ぬから仕方がなく狂い続けている」と言う方がシックリくるんだよね

 

 

 

私の前世では私は「ナチス・ドイツの一般兵」で有った私は第二次世界大戦を終結をし終えた後にソ連の収容所送り成り其の後は東ドイツ事「ドイツ社会共和国正式名称ドイツ民主共和国の模範的な住人」としての人生を歩んだんだよ

 

 

 

そう此の世界ではドイツ正確的に言えばナチス首脳部は首都のベルリンすらも放棄をしてザクセン等の南ドイツ地域にまで拠点を構えて徹底抗戦をした

 

 

 

だがソ連は此の世界線では第二次世界大戦時の大日本帝国の扱いに関しては何かと敵対的な選択肢を取らずに自身のソ連陣営に組み込むような画策をしていたんだよね

 

 

 

まあ其の結果として戦後世界では欧州の東側陣営の様相が現世での世界より加盟する国家の数が多かったんだよな

 

 

 

そう台湾も日本を構成をする国の一つとしてカウントされているしオーストリアも社会主義の国として存続をすると言う訳でなく

 

 

 

そうだな「ドナウ社会主義諸国連合」と言う形で「チェコ スロバキア ハンガリー オーストリア」から成る国で1950年代から存続をして居るんだよね

 

 

 

で其の結果が欧州の資本主義陣営の最前線は西ドイツ←実質ラインラントと南イタリアとフランスに成るだろう

 

 

 

因みにだが戦後ソ連は「ユニオン」と言う物を宣言をして其の内容を分かり易く言えば「社会主義陣営のNATO」をしたのだ

 

 

 

因みに現世の世界線の冷戦期に存在をした「ワルシャワ条約機構」とは又違うのである・・そう武器や兵器全ても「ユニオン基準」という独自基準を設けていたのだ

 

 

 

私の前世の世界では東側陣営が力を持って居た何しろ太平洋上にはかつて世界三大海軍国として数えられていた大日本帝国の継承国が東側諸国に組み込まれていたのだから

 

 

 

私の前世での”赤い日本”と言う国は米軍基地と言う存在も無かった・・が其れに相当をする者は存在をした「在日本ユニオン基地」と言う感じのものだ

 

 

 

そうソ連を盟主にする先程述べた欧州の東側諸国そしてウラル山脈を越えて存在するアジア圏の社会主義国が加盟をする国家連合軍の軍事基地其れが先程述べた存在だ

 

 

 

因みにアジア側の東側諸国は日本が連合国統治期間を終えた後の状況下では「日本 高麗、モンゴル、インドシナ インドネシア」と成って居た

 

 

 

因みにインドシナとはフランス領インドシナであるベトナム、ラオス、カンボジアの三か国を指す地域で一応の事其々の国には王族が象徴として存在をして居て

 

 

 

そして政治に関しては其々の人民政府に為政業を委託すると言う形に成って居たんだよな故に私が前世で死んだ年代ではベトナムではベトナム戦争が起きて居なくて

 

 

 

そしてカンボジアでも「民主カンプチア・・・別名ポルポト政権下のカンボジア」で起きたあの事象は発生しなかったんだよな

 

 

 

まあ替わりとなる事案は第二次日中戦争と言う同じ社会主義のくに同士でドンパチをしたんだよね

 

 

 

③ナレーション「此処は異世界の何処かの大陸の話し此のイウロパ大陸のとある国の国王は国外追放の憂き目となった

 

 

 

其の国王が酒池肉林を敷いたり政敵を徹底的に無きものにする行為はしていなかったが此の様な憂き目となった

 

 

 

何故起きたのかは利権を侵害をするほどの国家の改造をしたからと成るのだろう」

 

 

 

④ナレーション「が彼の者は将来的に此の大陸内で大きな影響力をもて存在に成ろうとは此の時誰も知らなかったで有ろう」

 

 

 

⑤??「やはりアイツは国を追放をされたか分かってはいたが此れで我が母国も混迷を極めるのだろう此の儘の状態では

 

 

 

其れが身内が選んだ道俺は自由に生きた故に身内から勘当処分を食らわされたんだよな・・まあ結果身内から見て敵対国の此の国で偉い立場に着く事結果成ったがな世の中儘ならない者だよ」



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生き方

久し振りの転載です


①飛山「他者と比べて人は何かと比較しながら生きていることが多いのは僕個人としては仕方がないことだと思うのだ

 

 

 

現世での双子の兄を僕自信は比較の対象としているが故に先程の事を述べたんだよね

 

 

 

現世での兄と僕の関係は世間と呼ばれる存在から見たら「端的に言えば兄弟間に不和の無い関係」と評価をつけるだろう

 

 

 

で正直な話僕個人は兄と言う存在に対して劣等感と言う言葉を持ってるかと言えば・・・まあ少しばかり劣等感を持っ居るのだろうなと答えざる得ないんだよね

 

 

 

が其以上に双子の兄に対して思う感情を 示すなら 誇りの感情を示すだろう

 

 

 

僕から見た兄へ向ける感情を端的に述べると「自分の子供の頃より世間様からの評価で優秀だの秀才だの言われる自慢の甥っ子」と言う感情であるのだ

 

 

 

だからこそ双子の兄が世間から大きな称賛を貰う度に僕自信は兄と言う存在を誇りに思い続けるのだ

 

 

 

だからさ僕如きに一々顔色を窺う真似はしなくて良いよ

 

 

 

お兄ちゃん

 

 

 

と私が述べた所で向こうの方は無意識に意識をするんだろうな・・まあ別に僕は先程述べた様に気にする理由がない

 

 

 

まあ前世の世界では私は長男坊だったんだし・・・そして前世ではそれなりの弟と妹が居たが

 

 

 

だが一番近い弟は前世の世界では武装親衛隊の所属に成り確かアインザックグルッペンとか言う組織の所属に成ったからこそ銃殺刑に処せられたんだ

 

 

 

やはり家族との別れと言う物は悲しい物だなあ・・そう辛くないかと尋ねられたら私自身は辛いと言うしかないだろうな」

 

 

 

②ナレーション「此の何処かの異世界のとある王国では姫巫女と呼ばれる存在が悩みにふけって居る

 

 

 

彼女が居る国の名前はオレニア王国・・そう此の世界では地球の大陸の形とさほど変わりはしないが違いがあげられるのなら此の世界にカスピ海が存在しない

 

 

 

其れでどうしてカスピ海が存在しないのかは此の世界の欧州地域全域がユーラシア大陸の一部として存在をしておらず

 

 

 

ウラル山脈以西・・正コーカサス地域を除く欧州地域が西にずれ込んで一つの大陸みたいになって居るからこそカスピ海と言う存在は此の世界線では存在しなかったのだ

 

 

 

此のオレニア王国の範囲は我々の世界で言えば欧州地域のブリテン諸島そしてベネルクス地域を統治をする国である

 

 

 

此の国が現在置かれている状況は早い話非常に芳しくないのだ・・此の国が置かれている現状と言うのを端的に述べると隣国といつ戦闘状態に入っても可笑しくない状況下に立たされている

 

 

 

先程述べた隣の国の名前はボナパルティア帝国と言う国そしてかの国が支配をしている領域はフランスそしてスペインそしてポルトガル・・・其れとモナコとアンドラに成るのだ

 

 

 

此のオレニア王国と先程述べたボナパルティア帝国と言う国の確執が出来たのは今から百年位に滅んだカーロイ帝国の崩壊に尽きる

 

 

 

カーロイ帝国其の国はオレニア王国の王家の本家筋が治めた国だがお家騒動に因って此の国は周辺国の狩場に成り此の先程述べたカーロイ帝国の一部をボナパルティア帝国に組み込まれたのだ

 

 

 

だからこそオレニア王国とボナパルティア帝国との間では緊張関係に突入をした・・其の事実としてオレニア王国では今まで当たり障りのない関係の国交を結んで居たのだが

 

 

 

だが日に日に領国間の関係は悪くなったのだ」

 

 

 

③アレクサンドルの心の声「私は此の国を良くしようと奮闘をしていた己の感情を殺して位生業に励んでいた

 

 

 

で其の頑張ってきた対価否違うな此の場合は末路と言うのが身内の身勝手なクーデターを起こされて今じゃ王である親から貰った名前も名字も世間で名乗る事も禁止をされた

 

 

 

個人的な意見としては正直此から御内が私を排除をした果てに此の国の分裂と言う事態を望むのならば私は其れは「人が紡ぎあげた歴史で有り触れた定めの一つとして自業自得な行為」と答えるだろう

 

 

 

で私は私を追放をした一族共が王国に住まう存在により俗に言う反乱だの反逆だので刑場の露に成ろうが知った事ではないのだ

 

 

 

其れが国の改革を良しとせず邪魔ものである私を排すと言う選択選んだ向こうの望んだ展開だ故に私は他所の国の兵隊を借りて王である自分を排除をする選択を選んだ存在を消すと言う選択肢は取らない

 

 

 

だから私は大人しく此の国の行く末とやらを遠き場所から事の顛末を見届けるとするかな

 

 

 

まあ身内に私からすれば仕方が無いな」

 

 

 

④アーノルド「さて王として追われた事を知りながら私ごときに着いてくれた諸君!!

 

 

 

私は此から国を盗る活動をする諸君らも知っての通りオレニア王国と言う国は国が乱れ地方が一つの国みたいと成り果ててる

 

 

 

だからこそ今いるソーシュー帝国の上層部は他所の者である我々に依頼として此の様な選択をだした

 

 

 

ボナパルティア帝国のオレニア地方と言う状況下に成らせ無い為にオレニア王国の再統一の為に動いてくれだそうだ

 

 

 

そう我々が此のまま何もしなければジリ貧となるだろう其を諸君等は望むか

 

 

 

そうだ‼️否だ我々は自国を疲弊をしない様に隣国のソーシュー帝国と刃を交える流れを減らす為に活動をしてきた筈だ

 

 

 

だからこそ例え異国の地の再統一だろうが其のオレニア王国の地でイオニア王国の精神的国家の創造を共にしようではないか

 

 

 

そう何度も言う我々が今までしてきた為政業の是非と言うのは今生きる者でなく我々と言う存在が死んだ後によって判断されるべき事柄だ

 

 

 

故に我々が我々自身の手で故郷を造る事により我々と言う存在が我々の祖先がイオニア王国と言う国を建国をした精神を正統的に受け継ぐことが出来るのだ

 

 

 

故に諸君我々は造り上げるぞ異国の地にイオニア王国の建国をするぞ」



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第6話此からの話

①誰かの回想「今から話す事柄は誰も信じちゃくれない話与太話だ其れでも聞きたければ聞きゃあいい最悪俺が文字起こしをしてインターネットの大海に流すだけの話だからな

 

 

 

此から話す話あんたは聞いてくれるか?そうか聞くのか物好きだな

 

 

 

そうだな此の話は俺の甥の子そう双子の甥の子が昏睡状態となり其から目を覚ました際にどの様な夢を見たのかを聞いた話を纏めて述べるだけの話だが其れでも良いのか御前さんは?

 

 

 

まあ信じちゃくれなくても良い傍から見れば夢物語に登場をして居そうな所謂異世界に飛ばされて異世界のとある王国の崩壊の危機を平行世界の日本人たちや現地人の人達と解決をする内容なんだとよ

 

 

 

俺自身脚本家みたいなもんだから判りやすくする為に台本方式にして描き連ねるとしようか此の話は売れそうだしな

 

 

 

さて全ては二年前の8月のあの時から全て始まった俺の双子の甥は先程述べた様に昏睡状態に近い状況下で当ったが何とか目を覚ましたんだよな

 

 

 

目を覚ますのに大体一か月近く昏睡状態に成って俺の兄貴や義姉は最初泣き崩れたんだよな・・まあ其れは仕方がない話だ

 

 

 

俺自身には妻も子供も存在しないがその様な状況下に成れば似たような判断を下し泣き崩れる選択を選ぶだろうな

 

 

 

生い立ちがこん睡状態に成ったのは7月位に成り其の月半ばの時に二人は原因不明の倒れこみ其の後医者も原因不明と述べたそうだ

 

 

 

其の後中々目を覚ます事は無く所謂植物人間の様な状態を一か月も続いて居たのだ兄貴たちも其れは心配な顔をするのも無理なかろうな

 

 

 

そして目を覚ました双子の甥共の話を要約をすると先程述べた様な解説に成るんだよな・・そう平行世界の日本人と現地人と共に国の再建をしたと言う話に成る

 

 

 

先程述べた平行世界の人がどの様な平行世界から来たと言うのかを俺自身は試しに聞いてみたんだよな

 

 

 

で其の結果が「第二次世界大戦が発生をした際に枢軸国軍が最初の情勢が余りにも優勢でナチスドイツが一時期レニングラードやスターリングラードモスクワそしてコーカサス地域への占領が成功をして

 

 

 

そして北アフリカや中東そしてイラン辺りまで一時期的枢軸諸国圏に入りそしてイギリス本土の政府が降伏をして名実ともに欧州圏が枢軸諸国側になびく事となり

 

 

 

そして俗に言う太平洋戦線でも大日本帝国政府は連合国の盟主格とも言うべきアメリカ合衆国本土への軍事侵攻と言う物こそできなかったがグアム併合やハワイ準州への軍事占拠と言う事を一時的に成功をした

 

 

 

そして西を目を向ければインドの東側地域にまで進攻をする事が成功をし其の結果イギリス領インド帝国の瓦解を示す一大転機と成ったそうだ

 

 

 

そして南戦線を目を向ければ大日本帝国はオーストラリア大陸への上陸作戦を成功をして大陸北部地域の特に中央部と東側地域一帯の戦況にも成功をした

 

 

 

此の事から分かる通りに大日本帝国は国土に見合わない程の戦線の拡大をし続けた事により史実以上の死傷者を出す事となる

 

 

 

だが未だに大日本帝国側は連合国の本土で有る南洋諸島即ち俗に言うパラオなどの地域を喪失こそすれ台湾等の占領も無く大日本帝国側は条件付き講和を結んだそうだ

 

 

 

其れにより日本は戦後日本民主主義人民共和国連邦と言う国に政体に変えて赤い日本と言う形で戦後世界を迎えたそうだ

 

 

 

そして先程述べた戦後世界での第二次世界大戦は我々の世界と同じように枢軸諸国の敗戦と言う形で終わったが蓋を見ればソ連の独り勝ちなような状況となり

 

 

 

そして聞いた話では戦後のドイツではラインラント地域以外のドイツが東ドイツ事ドイツ民主共和国となり・・そしてオーストリア・ハンガリー帝国の様なドナウ社会主義共和国連邦と言う国が建国をされたそうだ

 

 

 

そして平行世界の冷戦での欧州の最前線がドイツ、イタリアそしてフランスと言う形に成ったそうだ

 

 

 

・・そして朝鮮半島は戦後大日本帝国から独立を認められ朝鮮半島唯一無二の民族自決国家である高麗民主主義人民共和国と言う民族主義的な社会主義として独立を下した

 

 

 

そして中華情勢は我々の世界と同じ様に社会主義そして共産主義系の政党が中華大陸の統一をしたが・・だが満州地域は満州社会主義共和国として分離独立をして

 

 

 

そして内モンゴル地域も第二次世界大戦のどさくさに紛れて外モンゴル事モンゴル社会主義共和国への併合を達成をする事が出来たのだ

 

 

 

で何故それが出来たのかは中華民国の国民党政府が日中戦争の際に自身の首都である南京を陥落をした挙句臨時首都の重慶まで大日本帝国軍から分捕られ連合加盟国なのに裏で堂々とナチスドイツから武器輸出をした事が決め手となり

 

 

 

まあ最終的に中華民国は第二次世界大戦後の世界で発言権が無いと言う状況下と成った故に結局中華民国は領土を他所に分捕られると言う形のママ戦後を迎える事に成ったそうだ

 

 

 

まあ其の結果民族主義的な機運が中華人民共和国内にたまり捲った末に国威の為に軍拡の道に辿り武力外交に打って出たのだ

 

 

 

故に遅れて来た覇権国である中華は国内を引き締める為に平行世界の1960年代同じ社会主義又は共産主義陣営同士で戦争と成り其の標的に挙げられたのは「”台湾を所持をして居る赤い日本 そう日本民主主義人民共和国連邦”」と見定めたのだ

 

 

 

この出来事を第二次日中戦争だと向こうの歴史の教科書では教えているそうで有名な事件の一つとして数えられているそうだ

 

 

 

そして赤い中華は赤い日本やソ連そしてモンゴル等により解体されて中華大陸には統一をした国家の存続を禁止させたのだ」其れが甥御達が平行世界で出会った日本人が辿った戦後世界だそうだ

 

 

 

まあ面白いだろ俺自身歴史が好きでねこう言う平行世界暮らして居た日本人がどの様な日本で暮らして居たのかを聞くのが好きなんだよね」

 

 

 

②マリアの回想「今から話す話を端的に纏めた話をするとします今の私の地位はみんなの努力のお陰で故郷がまた一つの国に回帰をしました

 

 

 

だけども完全に一つの国に戻る事は無くどちらかと言えば他所の国の言語で言えば維新と言う言い方の方が正しいのかも知れませんね

 

 

 

其れだけ此の国は大きな変革をもたらした他所から来てくれた人の努力もそうだけども他所から来た人たちの多くの思惑が重なる事も有りましたが

 

 

 

先程述べて人達がお互い反目をする事も無く一つの統一をした意志の名の下に国家の統一をする事が出来たのは非常に行幸だと思います

 

 

 

ですが私が召喚をした飛山さん達は此の俺ニア王国の統一をした前後に突如として消えました・・ですから飛山さん達も出来る事なら此の国の生末を見届けて欲しかったですが

 

 

 

いえ過ぎた事は仕方が有りませんね私達が一致団結をして出来た此の国を又飛山さん達が何らかの理由で此の世界に帰還をした際に胸を張って自慢できる国にする事を私達は決めたんですもの

 

 

 

ですから私達は飛山さん達に顔向け出来るように立派な聖女としてこの身が果てる其の時まで自身の肩書に恥じない生き方をしようと思います」



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第7話召還

①ナレーション「此処は異世界のとある国此の国は困難な状況下に置かれていたと解釈する者もいる

 

 

 

が困難な状況下の是非は此の国の歴史を見ればこのような事態に陥っても仕方がないと述べる存在も当然いる」

 

 

 

②ナレーション「が今現代では此のイオニア王国は表面上は何も起きていないが人は自分自身の意志で動く故に時に国家の枠組みを容易に壊すような行動に出る故に其れを権力者は抑え込んで居るのだ

 

 

 

で先程述べた俗に言う国家反逆因子と言うべき勢力が目に見えるレベルで存在しない理由をあげるなら現国王の大叔父に当たる存在が独自にそれ等の勢力を壊して居るからと言えば分かり易いだろう

 

 

 

そして大叔父の裏方仕事が確りしてるが故に陰で国は外患に怯えなく表面上治安の良い街並みが此の首都近辺では見られるのである」

 

 

 

③ナレーション「後世の歴史では今日と言う日を此の国の現国王の三男坊が立派な統治者としての器の是非を決める一人間の重要な儀式其れを召還の儀と言い其れを執り行うそうな

 

 

 

此の召喚の儀で召喚されたものによっては悪魔等の人の手に負えない者も現れたりするが故に他所の国ではしない事は決して珍しくはないと補足しよう」

 

 

 

④アルベートの心の声「今日私は父さんやに兄さん達の様な立派な人に成れるんだ・・そう僕は御父さんや御母さんの期待に応える存在に成らないと駄目なんだ

 

 

 

二人の兄さんは自らの意志で此の国から出て行ったけど何故出て行ったかの本心は二人は語ろうとしない・・僕が名目上国王に成る事と成るけども僕も兄さんと同じ様に代理の国王を建てるべきか?」

 

 

 

⑤アルベールの心の声「嫌流石に其れでは不味いな出来る事なら僕は此の召喚を行う事によってお父さん達の期待を背負い職務を全うすべきなんだ

 

 

 

が一体どんな動物がくるんだろうか?・・だけど召喚する事が出来なかったらどうしようかな」

 

 

 

⑥アーノルド「戯言に成るがシラス否真名ではアルベートよ別に一人前に成る事=立派な統治者の証と言う事には成らないから気にしなくてもいいぞ

 

 

 

良いか下手にな気を引き締めても召喚出来ない時もある失敗をして当たり前だと取り合えず思えその方が気分が落ち着くだろうよ」と現国王の大叔父でシラスから見れば父の大叔父に成る「現レムシア家の家長」のアーノルドは述べた

 

 

 

⑦アーノルドの心の声「さて名目上と言うか世間では三男坊であるアルベートに成ると言う雰囲気が有るが・・まあ抑々此の儀式をした所で立派な統治者に成れるかどうかは別だからな

 

 

 

まあ此の国は今は何とか安定をして居る例え目の前のアルベートが此の国のトップたる王様と言う地位に此の儀式が失敗をした事を御イメに感じで王位に着きたくないと成ってもアルベートの従兄弟を此の国の王様に成らせればいいか」

 

 

 

⑧アーノルドの心の声「甥の子である現国王は此の三男坊が責めてでも統治者として立派な自身の国王の座に就く立派な存在に成る事を期待して

 

 

 

そして元来は”他所の国の儀式”・・・まあ他所の国ではないな親戚関係を築いたような感じの成人を迎える儀式を行って居るのだ

 

 

 

だが儂が数年だが此の国の王様に成って居た際には其のような儀式何ぞ受けなかったな否違うな受ける意味が無いだろがと言う感じで其のまま王様として為政業に励んでいたなあ」

 

 

 

⑨アーノルドの心の声「抑々論として何で家長である俺が出張る人様が有るんだろうか?やはり一番の理由は俺が曲がりなりにも先々代国王陛下である事が理由なんだろうか

 

 

 

・・まあ儂の甥の子である現国王の彼奴が俺が生きている間例え自分が死んでも次の国王

 

 

 

そう別の言い方すれば自身の継承者の後見人に成ってくれとでも思って居るんだろうな忌々しい」

 

 

 

⑩アーノルドの心の声「第一 俺は此の国が好きか嫌いかと言えば嫌いだ 大っ嫌いだ何しろ為政業を行っていた時期に国を傾ける様な特段落ち度もない為政業をして居たのに

 

 

 

なのに身内からクーデターを起こされたんだよな儂が他所の国の外交目的で赴いて居る時に起こしやがったんだ!! 

 

 

 

そして何故クーデターを起こしたのかを問いただす為に自分の国に戻った際に問答無用で捕らえられて身内からの一方的な沙汰で俺は自身の家名も自身の名字も捨てられたんだよな

 

 

 

で親から貰った名前を失い新たな名前であるアレクサンドル・シュペアーと言う偽名で他所の国で平穏と言う訳では無いが

 

 

 

そうだな一から国を造って居たのに自身のゴタゴタの処理が出来ないとか何とかいう理不尽な理由で国帰ってくれと言う戯けた手紙を出しやがったからな

 

 

 

だから俺は此の国が嫌いだ・・・まあ此の感情が嘘かどうかと言われれば紛れも無く本当に気持ちだ

 

 

 

だけども親戚の類が全て嫌いかと問う質問が来たら嫌いではないと言う答えが出て来る・・否少し違うな憎み切れないとか嫌いに成れないと言う答え方が正しいのだろうな

 

 

 

まあ親戚からして見れば俺が”数年間だけして居た此の国の王様の職業”をして居た際の政策内容特に外交面での大幅な政策展開に対して何十年間築いた関係をぶっ壊そうと言う

 

 

 

そうだな俗世間的な言い方で述べれば「外交革命」的な事に危機感を抱いたんだろうな・・まあ其れで先程の話である程度察する様に軍事クーデターを起こされて間接的に国外追放な事に成ってしまったんだよね

 

 

 

だがその後の人生の流れを考えたらクーデターを受けた事により肌で異国の文化や情景を体験できたと考えれば吉で有った事は明白だろうな

 

 

 

・・・そう”儂自身が王様をして居た頃”の話に成るんだが儂が王を務めていた期間はそう長くない

 

 

 

だが其の機関の際に友好的な隣国と友好じゃない隣国とバランス的な外交をして居たんだよな

 

 

 

そして友好的な隣国と言っても其の実態と言うのは「事実上の二重帝国化」と言うべきなんだろう・・其れだけ繋がりが強固と言うべきか

 

 

 

が悪い言い方をすれば「一蓮托生」と言うべきが良いだろう故にだ「片方の国が攻められたらもう方の方の国が援護をする」と言う関係に成って居るんだよな

 

 

 

まあその関係で割を食う存在も居る其れは別に隣国の話をしているわけではない所謂中央と地方の対立と言えば良いのだろう

 

 

 

だから他所の国と仲良くするか自分の国の地方と中央の対立の解消何方を優先をするべきかと考えて私は後者を取ったんだよな其の結果が身内からのクーデターと言う訳だ」

 

 



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第5話私の弟

①「私には身内が居る…そう性格的に言えば双子の弟がいる同じ年の同じ月の同じ日に生まれた存在である

 

 

 

双子の弟は寡黙と言うべきか解りやすい言葉で述べれば「冷静な大人」だと私は思うのだ

 

 

 

世間では私と弟を比較して弟を良い風に肯定的に扱おうとしない其れと双子の弟は其れを甘んじているのだ

 

 

 

弟と言う存在を出来損ないの様に見る人の世の風潮があるが救いなのは私の家族も親族も弟に対して普通に接している

 

 

 

で私自身弟に尋ねたんだよね「兄である私と比較して辛くないのか?」と言う質問をぶつけるた事もした

 

 

 

が帰ってくる言葉は「僕は僕だし兄ちゃんは兄ちゃんだろそんな事でチンケナ事で悩むほど僕はやわな精神なんて持っちゃいないさ」あっけらかんに述べたんだよ

 

 

 

そう弟は私含めて同年代の私の仲の良い存在と比べて余りにも達観する事が有るのだ・・・其の良い例が以前学校の授業で出された「将来の夢」と言う物だ

 

 

 

そう弟の将来の夢を端的に述べれば「慎ましくでも良いから無理の無い範囲で自分と言う存在が自身の誇りや尊厳を曲げる必要のない人生を送りたい」そう言う事をかいたんだよな

 

 

 

そして太宰治の走れメロスの読書感想をする際に多くの人は「王様の人間不信やメロスのセリウンティスとの感動的な場面を感想として挙げる」その様な選択肢を取るだろう

 

 

 

だが私の弟は其の事に関して読書感想文には出さなかった・・で要点だけ搔い摘んでどの様な読書感想文を書いたのかは

 

 

 

確か「王様が人間不信に成ったのは信頼していた身内に自身の身内によってクーデターや最悪暗殺をされると言う人間不信に成る展開が存在をして居た事は王様の独白的な部分に存在をして居た

 

 

 

そして国王が身内すら自信を裏切りそして最悪自身の命を殺そうとする計画を建てた以上容赦なく国王が親族を殺そうとするからこそ

 

 

 

だからこそ王様の気持ちとしては此の事件を切っ掛けとして周り存在が自身を排除をする可能性が高い存在でしかないと思うのは当然の結果だと思うのだ

 

 

 

そして其の証拠に単身で兼又はナイフを持って王殺しをしようとしてメロスを其の日の内に処刑と言う選択肢を取らず態々自身がこの様な存在に成り果てたのか

 

 

 

そう自分を殺しに来た存在に語ったのは本当に冷徹で冷酷な人間ならその様な事はしないだろうと思う

 

 

 

其れにメロスが自身が処刑を受け入れた際に「今自分が死んでも構わないが妹の結婚式まで待ってくれ」と問われた際も普通なら問答無用で殺してもいい筈なのに律義に三日間の間メロスの友の処刑をされないようにした

 

 

 

だからこそ王様と言う存在は自分自身の害に有る物は容赦をしない言う苛烈な面は存在をするのは紛れも無い事実だろう

 

 

 

だが自分自身と差しを交わして正面向いて正々堂々と自身の考えを持って対話をしようとする者に関してには其の心意気に免じて律義に約束を守ろうとする辺り立派な人だと私は思います

 

 

 

そして最後のあの場面で王様がどの様な面持ちをしたと考えたのかはやはり「信頼出来れる存在が自身の悪い所も良い所も受け入れる関係の素晴らしさ」

 

 

 

そして「自身にはその様な存在がいたかも知れないが自分自身にはそういう存在はあの日以来信頼できる存在なんて居ないと言う思い込んでしまった自分自身の弱さ」この二つの気持ちが存在して居たんだと私個人はそう思いました」と本来此の話の敵役である王様に接点を当てた読書感想文を書いて居たんだよな

 

 

 

そして多分だが弟と言う存在が大人びて居た理由は弟が夢を見る際に呻き声とか言うのか「ご免な」と言う贖罪を乞う様な単語を述べたりする

 

 

 

そう其の前世での経験をした言うべき戦争の実際に体験をした事がない私から見れば多分だが第二次世界大戦か第一次世界大戦のドイツ軍兵士としてロシア軍兵士とドンパチをして居たのだろう

 

 

 

だからこそ私は弟の前世では実際に戦場の一兵士として徴兵されて居たのだろうと思った・・・そう其の弟の夢で喋る単語には日本語は存在しなかったのだから

 

 

 

弟からしてみれば私との関係は「双子の兄弟」では無いのだろうと言う事は薄々ながら私は理解して居る

 

 

 

「親と子」其か「伯父と甥っ子」の関係なのだろう..だから私如きに嫉妬しないのだろうな

 

 

 

さて今日も一日いい天気で居れれば良いが今日テレビで見た天気は昼から雨模様に成る感じだったな」

 

 

 

②???の独白「私は夢を見た・・否違うな私は数年前に召喚の儀をした際に私は双子の男を召喚をする事が出来た

 

 

 

そう双子の二人が話す口調から言えば多分だけど私の予想通りなら此のイウロパ大陸で話される言葉とはまた違う言葉所謂イウロパ大陸以外の言語を話す人たちを召喚をした

 

 

 

私は夢が有る此の内部分裂をして分断され・・そしてその分断を裏から操る隣国であるボナパルティア帝国と言う存在のせいで戦国乱世の様な状況下に置かれている此の国を救いたいと言う気持ちが今でも存在をしております

 

 

 

・・・そして私には仲間がいる先程述べた日本と言う島国から召喚をした先程の見た目で言えば20以下で有る双子の方々 

 

 

 

そしてゲルナン連合から流れ着いた集団の長であるアレクサンドルさん等の自分以上に優秀な人達が居ます

 

 

 

そして私には此のオレニア王国の地は流れていますが先程述べた乱世のお陰で私の家系の殆どの人が戦死をすると言う結果に成りました

 

 

 

そしてオレニア王家の血が流れる存在は私と私の弟と従兄弟の四人位に成りました・・そしてアレクサンドロスさんが率いる兵力によって長年分断状態に成って居た此の国は国名は変わりましたが何とか一つに纏まる事が出来ました

 

 

 

アレクサンドロスさんはこう述べてた「此の世界と言うのは神と名乗る存在が居る之は以心伝心の儀を受けて受け入れざる得ない」そう述べた

 

 

 

神と名乗る存在は何かとアレクサンドロスさんに述べたら少しばかり黄昏た雰囲気で遠き地平線を見る感じで

 

 

 

「端的に言えば今から数万年以上前に我々が暮らす世界は異世界と繋がって居た向こうの世界では,武装親衛隊が支配をする大ドイツが地球を支配する世界 人類は地球以外の太陽系に人が住んで居た世界 日本海に宇宙居住区俗に言うスペースコロニーが意図的に落下して大日本帝国が手痛すぎるダメージを受けた世界線,

 

 

 

そして木星に暮らす人類が「地球人類解放戦線」と言う組織を立ち上げて太陽系規模の大戦争が起きて木星側が勝利をして地球はアイスボールと成り人が住めない環境に成った」まあそんな世界線が今から十数万年前の此の星に先程の戦争に付随をして起きたんだよ

 

 

 

故に私の言って居る事で察しただろう・・過ぎたる文明はコミュニア神災地域の二の前に成ると言う事を諸君等は努々忘れてはいけないでしょうな」

 

 

 

そう述べた



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第8話御前はお前だ

①アーノルド「シラス御前は自分の事をあいつ等御前の二人の兄と比較をする癖が有るがな

 

 

 

・・だが御前の兄貴達はある意味では偶発的だがあの儀式を受けた事によってこの国の統治者に成りたいと言う気概すら消え失せている

 

 

 

儂も"あの儀式"受けた"あの儀式"を受けた正直あの儀式を受けたら先ず自分ですら信じられなく成る程じゃねえがよ此の世の中の人間と言うか人の業を脳に刻まれる

 

 

 

でだ”御前の兄貴達”は今は同じ儀式を受けた同族で有る身内の儂と言う存在が居るから「長年此の国身内同士でドンパチをしてきた国の為に奔走をした統治者」と言う尊敬の思いが御前の兄貴達は思ってるからこそ

 

 

 

故に家長の俺が居るから此の国の為に成すべきことが有るのなら手伝おうと思うがな家長である同族の俺自身死んだら先ずあいつ等二人は母国の為に動くと言う事は積極的にしたいと思わんだろうな

 

 

 

あいつ等二人を黙らせれる存在は居なくなるんだよ…少なくともあいつ等は最悪母国が滅ぶの行為が大陸規模で最善だと結論を出したのなら其方への道を進む事に勤しむだろう」と少し遠い所を見る眼差しで見ていた

 

 

 

②アーノルド「其れで御前さんが違うな此の国の現王族の大抵は必ずお前を次期国王にする・・・いやさせるだろうな主にオメエさんの親父殿達が

 

 

 

違うな御前さんの御袋で現王妃の生まれ故郷の隣の国…在る意味親戚の皇族共が御前さんをイオニア王国の次の国王にしたいと望むだろう

 

 

 

理由は御前さんも察して居るだろう”御前さんの本当の兄貴達"は王様という存在が賢い人間であればこそ其の称号を貰う事を躊躇い又は嫌がるからだ」とシラスに対して説教風に述べた

 

 

 

③アーノルド「まあ御前の"公的の二人の兄貴達"はイオニア王国に住まう存在から見れば立派な存在だろう

 

 

 

否アウグストの方は駄目な統治者と謂われるだろうが儂から謂わせれば統治者として大事な行為に勤しんでる存在なんだよな

 

 

 

まあ上のベリーとの場合は部下に成る地元の有力貴族に対して妥協や忖度をする事をしないだろうで恨みを買いやすいんだやな

 

 

 

で"御前の二人の兄貴"は国王と言う称号に成る位なら在野で自身の成したいと望む其れがあいつ等二人が出した人生の答えだ」そうシラスに対して諭すように述べ

 

 

 

④アーノルド「だからお前は"お前の二人の兄貴"のような人生を追うような真似をしたければしろ

 

 

 

・・あいつ等二人にとって王族としての地位何ぞ足枷でしかないからな

 

 

 

だから無理に真似をする必要性は何処にも無い御前はお前なんだからな・・そしてお前はあの二人に成り替わる事も出来ない

 

 

 

そしてあいつ等も自分自身の意志で動いている誰かの為でもなく自分の為でも無くこの世の秩序の為にあいつ等は動いている

 

 

 

だからこの御前の儀式が失敗をしてあいつ等二人からすれば攻める事はしないだろう故にお前は気負う事をしずに召喚の儀を行え

 

 

 

何度も言うがなこれが失敗した所で国が良い方向に進むとか悪い方向に進むのかと言う大きな変化なんてねえだろ

 

 

 

其の証拠に儂から見れば甥でオメエさんの死んだも同然の爺様は此の儀式を受けてそして狐かなんかを召喚をしたらしいがオメエの死んだ爺様の治世を見て見ろ国が割れたろ

 

 

 

だから出来ない事を恐れる事は無いし抑々為政業なんぞ御前さん一人で行える事象じゃあないだろ」

 

 

 

⑤シラス「分かったよ家長様・・だから僕は此の王族として恥じない行動をとるよ」

 

 

 

⑥アーノルドの回想「人生と言う物は侭成らない事が沢山ある儂の人生と言う物はまさにそのような存在だった

 

 

 

儂のガキの頃儂は一部の身内除いて煙たがられた存在だった理由は自身の母親の血統故にハブられたんだよな

 

 

 

・・故にガキの頃にこの様な儀式を見守る人なんぞいなかっただろうな儂自身は受けてないが

 

 

 

今儂は自身の甥の孫の儀式を受けているが儂からすれば此の儀式は茶番でしかない・・が此の国の国王が儀式の監督を見てくれと言われたから仕方なく来ているのだ」

 

 

 

⑦アーノルドの回想「此の国の歴史は暗闘と謀略と外征に追われる歴史とでも言えば良いのだろう其れは何処の国でも当て嵌まりそうなもんだが

 

 

 

だが此の国は其の上記の道筋を辿った・・其の繰り返しでしかないんだよな此の大陸の歴史は

 

 

 

此の大陸の歴史は十数万年前から争いの歴史が続いて居た一時的だが此の世界では大陸の統一国家が存在をした俗に言うレムシア帝国と言う国だ

 

 

 

そう我が王族の家名にも使用されているレムシアと言う家名は此のかつて存在をした帝国の名前に由来をする

 

 

 

・・・・だが残念な事に此の大陸も地方と中央との対立が原因で国が亡ぶ結果を歩んだのだ諸行無常と成り果てた

 

 

 

・・が未だに嘗て滅んだレムシア帝国の様な此のイウロパ大陸にレムシア帝国のような統一国家ないし国家連合の樹立を望む勢力は存在をする

 

 

 

まあ儂自身は統一国家の樹立と言う事に対しては割かし同意と言うか其の思想に関しては肯定的な立場を持って居る

 

 

 

さて其の先ほどのレムシア帝国の再興を望む勢力は儂が知る中では「穏健派の統一評議会」そして「過激派のイウロパ統一戦線」と言う組織が有る

 

 

 

因みに穏健派は「既存の国家による・・そうだな国家連合を形成をして其の国々から代表者を呼び掛けて大陸のこれからの方針を決める」と言うやり方をする

 

 

 

そして過激派の掲げる思想と言うのは「全ての国々の軍隊を廃止をして全て中央政府に管理された軍隊が其々の国に国民の管理そして治安を維持をさせるべきであり

 

 

 

全ての国家の方針や法律は一度中央の評議会の常任委員会に在籍をする国家委員で決められて方針に従うべきだ」と束縛性が強い組織と成るのだ

 

 

 

因みにだが統一評議会に参加や支持をする貴族勢力と言うのは此のイオニア王国内にも隣国でも其の勢力に迎合をする存在も居る

 

 

 

一部の王族や皇族の中にも此の思想に賛同をする者もいる・・と言うか為政者の中では誰しも「此の大陸の再統一」を考える者だ

 

 

 

「大陸の再統一」其の思想を胸に為政業に勤める者がいる・・まあ儂と言う存在は此の思想を人生の目標にして居るのだ

 

 

 

だから儂は周辺国の政治家業に励む者たちとは時たま会合をしているし現国王で有り俺の甥の子

 

 

 

・・そして目の前で召喚の儀を行うアルベートの親父殿にも其の「イウロパ大陸の再統一に関する会議への出席」に関する旨を伝えて許可を貰って参加をして居るのだ」



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