今日からはじめる 目指せデュエリスト日記 (すずなりゆうか)
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日記開始
デュエリストになりたい私は日記を始めた


【一日目】

2022/01/19

遊戯王でマスターデュエルが配信された。

事前に配信が始まるなんてお知らせがなかったため数時間ほど遅れを取ってしまったが今日からマスターデュエルを始めるとともにデュエリストを目指して行動していこうと思う。これからはそのために日記をつけていこう。

 

私は正直、遊戯王について詳しくない。

リンクスに少しだけ触れたが、馴染めずよくわからないままアプリを放置している。こんなプレイヤーがマスターデュエルなんて手を出してやっていけるかどうか疑問だがソロモードにあるチュートリアルをこなしつつ遊戯王を知っていこうと思う。

 

リンクスに多少触れていたからか、流れはだいたいわかったがペンデュラム召喚とかリンク召喚なんてまるで理解できなかった。

過去にZEXALはちょぉっとだけみたことがあったからエクシーズ召喚までは理解できる。なんとなく、シンクロ召喚とエクシーズ召喚はやりやすい気がする…が、なぜか基本なはずのアドバンス召喚がうまくいかない。だって、手札に来ないんだもん。

 

チュートリアルの部分はなんとなくで終わらせることができたが…カードのストーリーがクリアできない。手札にレベル8しか来ないんだが。下級モンスターどこに行った!?ツボ使っても下級モンスターが出てこない…負けて負けて負けて。これは、才がないのか?

 

 

【二日目】

今日はめっちゃガチャった。

リアルデッキでは絵札を使っているから絵札デッキを組みたかったのだが一向に出ない。ブラマジとか希望皇とかスターダストとかじゃなくて私は絵札が欲しいんだ!!って叫びながらガチャった(家族に「うるさい」と頭叩かれた)が、出なくてしかたなく希望皇のストラクチャーデッキを3回購入した。

ただ、希望皇のデッキを組むつもりはない。無差別よりは使えるカードがあると思っただけ。

 

カード一覧を見て思うのは全然統一性がないということだけ。なんとなく、よくあるテーマデッキを最初から使うのが嫌だったのでしばらくは初期のデッキを弄り回しながらやり方を覚えていこうと思う。

 

デュエルしながらあーでもない、こーでもないって弄り回しながらだからそのうち原型無くなりそうな気がする。

 

友人からさっそくデュエルをしようとお誘いが来たので対戦した。3回デュエルして、2回負けた。そのうちの一回は完全なる自滅だからめちゃくちゃ悔しかった。(騒ぎすぎて家族に怒られた)

 

今回学んだのは『不用意に魔法カードを場に伏せるのもあんまりよろしくないということ』と、『伏せカードにはブラフもある』ということ。伏せられたら、破壊したくなるだろォ!!

 

今後の目標としては、上位モンスターを召喚すること。

私のデッキには希望皇やカチコチドラゴンがいたがすっかり召喚するのを忘れていたので反省。もう少し、出しやすく調整…していくように心がけよう。

 

目指せ、型(テーマ)にはまらない面白おかしい私が踊るデッキ☆

 

 

【三日目】

誰かがデュエリストは体が資本だと言っていたので体力をつけに運動してみようと思う。そして、きっちり朝昼晩と3色、ご飯を食べよう(最近、昼夜逆転ぎみなのでリハビリを兼ねて)

 

まぁ、健康に気遣ったところで昨日のデュエルに興奮して一睡もできなかったから『健康的とは?』みたいになってしまうがやらないよりマシだろう。

 

眠くなかったからって朝の散歩に行ったのを少し後悔してる。猛烈に寒かったし、散歩経路にある池が完全に凍ってて鳥がその池を悠々と歩いていたのを目撃した。鳥は小さい鳥だったけど重さはあるはずだから…しっかりと氷が張るくらい寒かったんだなぁ…って視覚的にも理解して余計寒くなった。

 

家に帰ってからは再びマスターデュエルをした。

デッキを編成し直してはいないが、昨日の反省点を活かしながらデュエルしたら何度挑んでも勝てなかった帝国のストーリーに勝てた。どうやら理解?思考の仕方?が足りなかっただけだったみたいだ。

帝国をクリアしたらソロモードのストーリーがたくさん現れた。まだロックされているけど開放できる日が楽しみ。

 

さすがに完全に寝ないのはツライから目を休ませるためにも少し横になったらうっかり熟睡。気がついたら夜になっていて心の中で悲鳴を上げた。やることたくさんあったのに、今から初めて間に合うか不安だった。

夕方6時辺りには家族が犬の散歩に行くので、体力をつけるためにも同行したが…正直、一人で散歩をするよりも体力を使うから朝よりも疲れた。毎日朝、夕と散歩をすれば体力もついてデュエリストへの道が近くなるのかな?そうだといいな。

 

 

【四日目】

遊戯王に触れる前に見た夢に酷似した夢を見た。

前回と今回の違いといえば、前回は他者の視点…自分の意志に関係せず動いていたが、今回はその世界で自分の意志で動けているところが一番大きいだろう。

手元にはデッキケースがあって、中身はマスターデュエルで足りないカードと知識を駆使しつつ、頭を悩ませて作った仮のデッキだった。今回の夢ではデュエルすることがなかったが、そのうちデュエルすることになるかもしれない。

そういえば。他人と私を勘違いしてきた女子中学生に名前を聞かれて、咄嗟に〈すずなりゆうか〉と名乗ってしまった。まぁ、即席にしては良くできた名前だと思う。あとで漢字を当てよう。

 

目が覚めたら、朝の四時。時間が早すぎて散歩にいけないし、下手に行動すれば家族の睡眠の邪魔をするからベッドでごろごろするしかなかった。

 

朝7時になると同時に昨日から始めたお散歩をした。今日もとても寒くて池の水は凍っていた。それどころか多少流れがあるはずの小川(?)も完全に凍っていて今日も寒いんだなぁ…って耳を痛くしながら歩き終えた。

 

帰ったあとは迷わずマスターデュエルを起動。

対戦でおそらくブルーアイズであろうデッキと、サンダードラゴンデッキらしき人とマッチングした。ボロ負け。

『あそこはカチコチドラゴンじゃなくて、希望皇にしたら防げたかもしれない…』とか、『あのカードを入れておけば…』とか反省点が色々上がるけど単純に相手の火力やべぇよ。

ただでさえ先駆者のレシピを使ってないから出遅れてる部分があるのに勝てる日が来るのだろうか。とりあえず、面白い効果のあるカードをメモしながら何回もマッチングして調整と新たなカード入手を目指す。

 

デュエルすると想像以上に疲れるらしくてねむくなって連続してデュエルができない。今回もうっかり寝てしまって気がついたら2時を過ぎていた。せっかく早起きできたのに残念だ。

 

デュエルして負けて、デュエルして負けてを繰り返しつつ思うのはそろそろテーマデッキとやらを一つだけでも組んでみるのがいいんじゃないかという考えだ。

おもしろデッキを組みたいが1から全ておもしろデッキにするには今の私は実力不足すぎる。でも、正直なところ私はテーマをあまり知らない。

カードの一部でも知ってて回せそうなのは〈絵札〉〈メルフィ〉〈ベアルクティ〉。〈希望皇〉はストラクチャーを購入しているため構築できなくもないが…『絶対に嫌』と謎のプライドが許してくれない。あと、絶対に使いたくない…むしろ、ぶん殴って勝ちたいと望んでるテーマは〈ブルーアイズ〉なのでこれも除外。

あまり、テーマを知らないのにテーマを使うとしたら自分に合うテーマも探さなきゃいけない。でも、面白おかしいデッキを作りたいという葛藤もあるし…結構時間かかりそうだ…。

 

追記:ランクデュエルのランクがやっとブロンズ1になって嬉しい。ここまで来るのにも結構時間がかかった(と、いっても四日)のでシルバーに上がるのはもっと時間がかかるだろう。日が経つにつれて周りはどんどんデッキが完成して壁が高くなる。私も壁を乗り越えられるといいな。

 

 

【五日目】

ちょっと早すぎる時間に目が覚めて、二度寝しようとしたら昨日のうちに友人からデッキが完成したという連絡の通知履歴が残っていてちょっとうらやましくなった。こっちは「なんのデッキ作ろう」とか定まらないから下手に作れないので地道に進めていく。とりあえず、今から起きたのでは間違いなく長い昼寝ルートなので寝ることにする。

 

少し時間が飛んだからたぶん、寝れたんだと思う。が、たぶんこれお昼ごろに眠くなるやつだと思う。

そういえば、夢の中で昨日の夢に出てきた女子中学生とデュエルした。女子中学生はデュエルしたことがなく、デッキも持っていなかったのでデッキは近隣にあるカードショップで2時間ほどかけながら簡単に組んでセットしていた。

元々デュエルには興味があったらしく、やり方自体は知っていたらしい。(人のことは言えないが)寄せ集めデッキにしてはかなり強かった印象が残ってる。

まぁ、夢だしそこまで詳しく覚えていないけど彼女が使っていたのはほぼほぼ通常モンスター、火力云々は置いといて魔法や罠で色々対処していたのは覚えてる。

私の寄せ集めとはまた違うタイプだった。勝敗についてはギリギリ自分の勝ち、きちんとしたデッキが作成されたら勝てる気がしないかもしれないなんて…。

 

今日のお散歩は(日曜日だから出発する)時間が遅かったせいか寒さがそこまでつよくなかった。池の水も凍っていなくて、水鳥がピィピィ鳴きながら悠々と水辺を泳いでた。

 

帰ってきたら、少し遅めの朝ごはん(キムチと卵かけご飯)を食べた。今日はやることがあるからうっかり忘れないように時間調整しながら活動していこう。とりあえず、いざマスターデュエル!!

 

面白おかしいデッキを後回しにして、とりあえず〈メルフィーデッキ〉を粗く組み上げてみた。たしか、『種族を獣族に固定しないといけないデッキだった』というのは覚えてたからメモってた獣族のモンスターカードを一緒に組み込んではみた。

そして、そのまま使い方をマスターしないままランク戦に挑んだら〈エルドリッチ〉なるカードの入ったプレイヤーとマッチングして30分ほど粘ったが負けた。

 

使いこなせていないうちに30分も粘れて、ある程度応戦も出来ていたので〈メルフィーデッキ〉は強いカードなんだなぁ…って思った。使いこなせるようになって、調整するようになったらどれだけ強くなるんだろう…ってわくわくする。

ただ、デュエルするのって結構頭使うから今の私ではそんなに連続してデュエルできないのが悩みどころ。

2,3回デュエルすると眠くなって頭が働かなくなるので毎回続きがしたくても切り上げるしかない。

 

何がだめなのか判断するためにもデュエルを繰り返すのがデュエリストへの近道になるので早く、もっとデュエルできる耐性をつけていきたい。そのためにもデュエルし続けるしかない。なかなかデュエリストへの道のりは長いみたいだ。

 

今日のデイリーミッションをクリアするためにマスターデュエルを起動する。

急遽作り上げた〈メルフィーデッキ〉でランク戦を勝ち抜けると嬉しいんだけど…って、思ったらシルバーランクに昇格してついつい喜びの舞を踊る。デュエリストへの道のりが一歩開けたって事だろう。とても嬉しい…が、次のデュエルで1ターンで倒されたので正直ちゃんと強くなれているのかわからない。まぁ、楽しければいいよねってことで。

 

うん、私はまだまだデュエリストには遠いらしい。シルバーランクになってから1ターンでライフが全損させられてしまう。どうすればいいんだろうか。

 

 

【六日目】

体調がちょっとどころじゃなくてかなりおかしい。

昨日の晩から嘔吐と腹痛を繰り返して一時間に何回もトイレに閉じこもる。現在、嘔吐は止まったものの…水を飲むだけでも胃が痛い。元々、私は胃腸が弱いタイプの人間だからきっとなにかに当たったんだろうけど…心当たりがない。

食べ物か?ストレスか?元々弱っていたところの食べ過ぎ?

兎に角ひどい目にあった。今日は大人しくしておこう。

 

まだ腹痛は残っているけどだいぶ回復したと思う。

ただ、食べたり飲んだりすればまた痛みだすと思うんだ。正直、しんどい…。

 

寝る前に、「1デュエルだけ…!」と懇願してランク戦に挑んだ…が、やっぱりカードたちを使いこなせなくて負けてしまった。カードたちに申し訳ない。

楽しくデュエルができればいい、とは思っているがデイリーはクリアしたかった。ランク戦…勝てないよ。

 

 

【七日目】

なんだかいつもと違う夢を見た気がする。というか、見た。

いつもはかろうじて人の姿を保っているのに対して今回は人ではなくおそらく獣…。たぶん、誰かの記憶だったんだと思う。

忘れないうちに色濃いうち全て記録しておいた。目が完全に冴えた後に読み返そうと思う。そして、これとは別の話にして投稿するのもいいかもしれない。記録が下手でもそうすれば忘れることはなくなるだろうから。

 

昨日に比べれば体調は良くなったけど、念の為に今日も安静にしておく。まだ水を飲んでもお腹痛くなるし、何故か頭が痛いというか…なんだか重い気がする。

体力つけるために散歩とか早起きとか心がけたけど一気にやりすぎだと家族に怒られた。デュエリストになるため、だけじゃなくて『普通の健常な体』になりたい。このままじゃまた寝たきり生活に戻りそうだし、明日には回復してるといいなぁ。

 

目が覚めたら起きたのが夜の七時だった。

私、昼ごはんを食べに一度起きたけど朝からずっと寝てるのによく眠れるなって思う。お布団が掛かってるのになんだか寒い気がするのは多分気のせい。だって、熱ないし。

でも、今日はデュエルする余力はない。まだ成ろうとして始めたばかりだけど道のりはまだまだ長いみたい。



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【七日目】 夢の記録 

その夢はいつも見ている夢とは違う、変な夢だった。

いつも見ている夢も変だけど、いつもはかろうじて人としての姿は保っているのに今回はやけに視点が低くて、まるで小動物のような大きさに成ってどこかの住宅地のような場所にいた。

 

『ふぃー…』

 

どうなってるんだ、これは…。と、思いながら口にするがそれは言葉にならず。動物の鳴き声のような音に変換された。

 

(これは、誰かの夢?)

 

この場に留まってはいけない、早く行かなくちゃ。

そう、急かされるような思いに突き動かされて私は小さな'四足'を駆使して白壁をよじ登り鉄格子のようなものの隙間からその身を乗り出した。

 

(ここは…どこ?)

 

きょろきょろとあたりを見渡して、見えるのは黒く硬い地面と人の住む家、家、家。後ろを振り向くとやっぱりそこも人が住んでいるだろう大きな家でそれを認識した途端目が潤んで不安な気持ちにいっぱいになった。

 

『ふぃ…』

 

ここはどこなの?わたしはどこに行けばいいの?

まるで精神が体に同調するように見覚えのない住宅地を駆け回る。

 

『ふぃ!?ふぃー!!』

 

『ふぃ、ふぃぃいいい!!』

 

黒い硬い地面を走っていると4つの丸いものがついた大きな怪物が迫りくる。怪物から逃げようと思って、黒い地面から白い地面に入り込めば自分より大きな野獣が私に牙を向く。

 

(いたい、いたい…!ごめんなさい、ごめんなさい!)

 

私はただ怪物から逃げようとしただけなんです。あなたたちのテリトリーに入り込むつもりなんてなかった…!ママから森の外は怖いものだらけだって聞いてたけど本当に怖い場所だって知らなかったの…!助けてママぁ…、みんなぁ…どこなのぉ…。

 

森ではみんな仲良く遊んでいたから外がこんな怖い場所だなんて知らなかった。帰りたいよぉ…おうちに帰りたいよぉ…。そう、泣き叫んでも誰も助けてくれない。今は何も変わらない。

 

『ふぃ…ッ!!』

 

背後から強い衝撃。私のちいさな体はその強い衝撃に耐えられず石ころがたくさんある地面に転がった。

 

「あれ、なんか蹴った?いや、気のせいか」

 

いま、なにがおきたの…?

振り返ればそこにあったのは黒くて長い大きな二本の柱が一つになった怪物。怪物は私のことが見えていないみたいであたりを見渡した後、すぐにどこかへ歩き去った。

 

(たぶん、あれがママが言ってた…怖い怪物"にんげん"なんだ…)

 

痛みに蹲ったまま、にんげんが歩き去った方角を見る。そういえば、4つの丸いものがついた怪物も同じ方角に走り去っていっていたような気がする。もしかしたら、そっちにいけば何かあるのかな?

 

なんとなく、危険だとはわかってた。それでも持って生まれた過ぎた好奇心の疼きは抑えられなくて痛む体を無視して怪物たちが進んで行った方角へと私は進んで行った。

 

『ふぃ…』

 

広い、黒い地面が広がっていてその先にまた家の群れ。

黒い地面にはさっきいた場所とは違う白い線がたくさん書かれていてなんとなく、これはにんげんの文字かな?って思った。

川みたいにまっすぐ伸びる黒い地面。そして、それに沿うように、遮るように、ある白い線を川の水面から顔を出す石を飛び越えるようにぴょん、ぴょんと渡る。

 

(いっこ、にぃこ、さんこ!)

 

きっとこれはにんげんが遊ぶための目印かもしれない!たぶん、きっとそうだ!

ぴょんひょんと飛び跳ねて遊んでいると途中から、遠方でブルォオオオって音が聞こえてきた。なんの音だろう?と首を傾げていると…

 

『ふぃいいいい!!?』

 

勢いよく何かが、にんげんをのせた怪物が私の目の前を通り過ぎていった!

 

今のは何?怪物?もういっこ白い線を渡っていたら私はあの怪物に当たっちゃったかもしれないの?と、思考が駆け巡り急激に寒くなった。

 

『ふぃいい!ふぃいい!!』

 

怖いよぉ!怖いよぉ!

私は遊ぶのをやめて、白い線のたくさんある黒い地面を通り過ぎた。そして、にんげんの家だけど白い地面もない、大きな壁もない家の前に立った時…とても美味しい匂いを運ぶにんげんを見つけてつい、その後を付けて行ってしまった。

 

『ふぃ?』

 

そのにんげんは、冷たい段差をポンポンと登り大きな壁を開けて中に入っていった。

私はまさか閉じ込められるなんて思わなくて、安易にその壁の中に突入して…ガチャンと音を立てて閉ざされる壁。あった筈の外への入り口は消え失せて、そこで初めて自分が閉じ込められたのだと気がついた。

 

(あっ、え…ど、どうしよう…)

 

キョロキョロとあたりを見渡して、なんとなく温かい雰囲気のある道を進む。地面はごちゃごちゃとしていたけど森の中の落ち葉や小枝と比べたら随分と柔らかくて歩きやすくてすぐに温かい雰囲気の場所に辿り着けた。

 

(わ…っ!!にんげんだ…!)

 

そこにはにんげんが横たわって眠っていた。

にんげんは危なくて怖い存在だからきっと目が覚めたらが私はまたいじめられてしまうかもしれない…と、隠れられる隙間を見つけてにんげんから姿を隠すと同時にいい匂いを運んでいたにんげんがゆさゆさとその寝ているにんげんを揺さぶった。

 

「✕✕✕、朝だよ。遅刻しちゃうよ」

「んんん〜…」

 

やめて、起こさないで!!そう、祈っているのににんげんは残酷でその眠っているにんげんを起こしてしまった。

 

「んぅ…、今日土曜日じゃん…」

「土日でもしっかり起きなさい」

 

板のようなものをいじって何かを話すにんげんたち。私にはその言葉がわからないけど、私のことが気づかれたわけでは―――

 

「てか、お母さん。血の匂いする…。鼻血かな…いや、出てないな…怪我でもしてる?」

「えっ?してないよ」

「あれぇ…じゃあ、なんで…」

 

パチリ、とにんげんと目が合った気がした。

 

「……うち、ピンクのぬいぐるみなんてあったっけ?」

「は?何言ってるの…寝ぼけてないで早くご飯食べちゃいなさい」

 

でも、さっき私を蹴ったにんげんは私のことを気がついてなかったし、このいい匂いを運んできたにんげんも私のことが見えていないし…たぶん気のせいだと思う。だけど…いい匂いを運んできたにんげんが此処から居なくなって、ガチャンという音に気を取られた時…私に影が覆いかぶさったことに気がついた。

 

『ふぃ?』

「ん…、あぁ…やっぱりぬいぐるみじゃないな。お前」

 

にんげんが、ラビィの目の前にいた!!

 

「現実に紛れ込んでくるなんて珍しい…って、怪我してんじゃん」

 

にんげんがラビィに手を伸ばしてきてラビィはジタバタと抵抗する。

 

(やだやだやだ!!離して!!離してってばぁ!!)

 

「痛ッッ…!?てめ、噛むなつーの!!」

 

ラビィは意地悪されると思ってそのにんげんの手に強く噛み付いた。ラビィはみんなより力は弱いけど、自己防衛だけはママから褒められていたから。

 

『あーぁ、不用意に手を出すからだ。ヴァーカ』

『あちゃあ…結構深くいったねぇ…』

 

血の味が、口の中いっぱいに広がる中…ラビィにもわかる言葉がラビィの耳に入った。目を開くとそこにはラビィと似た気配を持つにんげんの姿をした誰かがと、にんげんの姿に近いけど黒い羽のある誰かがそこに佇んでいた。

 

『おい、獣。そいつに害はねぇから離しな。怖いのはわかるが…その馬鹿は馬鹿みてぇに馬鹿だから問題ない』

「ちょっとクロ、人のことバカバカ言い過ぎかッ!」

『フォローしてやってんだから感謝しろ』

 

にんげんと、黒い羽を持つ誰かが言い合いをしてる。

にんげんの言葉はわからないけど、とりあえず大丈夫。なんだかそんな気がした。

 

『ふぃ…』

 

怪我させて、ごめんなさい。

悪いことをしたらママが謝りなさいって言ってたからラビィはすぐににんげんに謝った。たぶん、ラビィと同じで言葉わかってないけど。

 

『謝ってるぞ』

「ん、大丈夫だよ。もう"治った"から」

 

そう言ってにんげんが見せる手には傷はなく、痕すら残っていない。にんげんってそんなに丈夫なの!?と、思ったけどちょっと離れたところにいるにんげんの姿をした目の前のにんげんと同じあたたかな気配をした誰かが『しぃ…内緒だよ』とラビィに伝えてきた。

 

「さ、次はお前の治療だ」

 

にんげんがラビィに手を伸ばしてきて思わず目をギュと瞑るけど、そこには痛さなんてなくて、あるのは心地良い暖かさが手から伝わってきた。この人はきっと本当に大丈夫な人なんだ…って、本能的にわかって。そうわかると自然と力が抜けた。

 

「あっ、伸びた」

『警戒が解けたんだろう』

「どこに警戒を解く要素が…?」

 

にんげんが何かを言ってるけど、ラビィにはやっぱりわからない。

 

力が抜けると段々と眠くなってきて…

それに…抗えなくて………

 

 

次に目を覚ました時にはラビィは森に帰ってきていた。

 

いつもの切り株の上でラビィは眠っていて、目を覚ますとママやみんなが心配そうにラビィを見ていた。

 

『どこにいってたの?』

 

『ずっと探してたんだよ』

 

『居なくなっちゃったのかと思った』

 

『帰ってきたんだね』

 

『おかえり』

 

 

さっきのは夢――?キョトンとするラビィにママが言う。

 

『ラビィ、にんげんに会ってきたのね。何が起きたのか、教えてくれる…?』

 

ママは怒ることもなくいつもの優しい声でラビィに言った。だから、ラビィは夢で起きたことをできる限り話した。

 

気がついたら知らない場所にいたこと。

怪物たちがいたこと。

にんげんにはラビィたちが見えなかったこと。

怪我してしまったこと。

あたたかなにんげんに出会ったこと―――。

 

『優しいにんげんに助けられたのね。じゃあ、次に会ったらお礼をしないといけないわね』

 

うん、次に会えたときはお礼をしっかり伝えるよ。

ラビィはママにそう伝えた。

 

 

 

 

そして―――これは随分先に聞こえたこと。

 

 

「ここは、どこだ?」

 

あの時の、にんげんの声が聞こえた。

 

 

「デュエル…?決闘は法律で禁止されてるんじゃ…。いや、ここは夢だしな…。って、なんだその機械!?私の知ってるデュエルじゃないぞそれぇ!?」

 

あの時より、ラビィたちに近い場所にあの時のにんげんの声が聞こえる。

 

 

「カード…ゲーム…?まて、それは完全ノータッチだ。縁のあることしか夢としてゲームにならないはずだろう!?」

 

困ってるにんげんの声。

 

 

「頼む…、縁がある者たちよ…ッ、応じてくれ…!!」

 

ラビィたちを呼ぶ声が聞こえた!

あの時のにんげんが助けを求めてる!!

 

 

「…っ、!」

 

ラビィたちだけじゃない、にんげんの声に答えてたくさんの魂が集まって一つになった。それが、一つの束になった。それがラビィの、いや…私たちの始まりの記憶。

 

 

『しっかたないなぁ!ラビィが教えてあげる!あのね、こう唱えながらカードを引くんだよ!!"ドロー"って!後はみんなが答えてくれるから大丈夫だよ!にんげんさん!』

 

 

あの時より、ずっと頼りなくて泣いてばかりでそれでも強かったにんげんさん。これはラビィの記憶、忘れないで覚えておいてね。約束だよ。



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夢の記録 少女との会遇

私が〈古角美雨〉と出会ったのは噴水のある広い公園だった。

何処か見覚えのある自然公園で、夢から覚めるまでの時間をどう過ごそうか悩みながら何故か持っていたカードの束をベンチに腰掛け眺めていた時に声をかけてきたのが女子中学生こと〈古角美雨〉だった。

 

『あ、あの!!あなた私と会ったことありますよね!?』

『は?』

 

突然話しかけてきた現地人。黒色と青色が混じったような不思議な色合いをした髪を揺らしながら、どこか興奮して、縋るような目をしながら彼女は私に声をかけてきたのをよく覚えている。

 

『いや…、残念だけど。たぶん、会ったことはないよ』

『そ、そんなぁ…!やっと手がかりが得られると思ったのに』

 

彼女は項垂れるようにそう呟いた。

 

『何か、探してたの?』

『いえ、ただ…雰囲気が遠い記憶の誰かに似ていた気がして話しかけてしまっただけなので』

 

どうせ、一晩で終わる夢。

そう分かっていてもなぜだかその子の悲しげな目が放っておけなくて小さくお辞儀をしてそのまま立ち去ろうとする彼女の腕を掴む。

 

『待ちなよ…。声をかけてきたってことはそれだけ大切な事だったってことだろ?役に立てないけど、少し話を聞かせてよ』

 

なんで引き止めてしまったんだろう。

放っておけばよかったのに…と、引き止めてしまってから後悔する。彼女もまさか引き止められるとは思っていなくて目を真ん丸くぱちくりさせてから…小さくクスリと笑った。

 

『あなた、不思議な人ですね。普通、放って置きますよ』

『しかたないだろ。気になったんだから』

 

私が引き止めてしまうような目をしているのが悪い、と心の中で勝手に責任転換する。

 

たった一回偶然に夢見ただけで、続きがあることなんて滅多にないとわかっているのになぜ私は深入りしようと思ったのか…。なんて考えつつも女子中学生に隣に座るように促しながら眺めていたカードたちを腰に着いたケースにしまった。

 

『私、小さい頃この公園であなたによく似た雰囲気の誰かに命を救われたことがあるんです。

姿はよく覚えてないけれど、大吹雪が収まるまでずっと一緒にいてくれた…優しい人が。

 

不思議なことに私が発見されたときには誰も居なかったらしいんですけど…たしかに、居たんです。』

『……吹雪か…』

 

少なくとも私自身には吹雪の中で誰かと一緒にいた記憶なんてなかった。少なくとも私は雪は見たことはあっても、生まれてから吹雪なんて一度も体験したことないし…確実に人違いだろう。

 

『ん…?』

『どうしました?』

 

ふと、公園の光景を見渡して違和感を感じたような気がした。

 

『いや、吹雪がしのげる場所なんて見た限りないな…と、思って』

 

大吹雪というからには風も強いし、雪もかなり降っていたはずだ。それをどれくらいの時間かわからないが"ずっと一緒に"ということは…どこか屋根やら壁やらがある場所で雪と風を凌いでなければ不自然だ。長時間体が冷やされれば低体温で命の危機がある。それなのにこの公園にある目立つものといえば噴水と時計のみで遊具など一切ない広場。

 

『……言っちゃ悪いけど、もし実際に"この公園"で吹雪を凌ぎきったのならその恩人は人間とは思えない。』

『そう、なんですよね…。両親に話を聞いても"吹雪なんておきていない"そうですし…。あはは、ごめんなさい。単なる子どもの夢だったのかも…』

 

『……いや、子どもの時だからといって夢とは限らないとは私は思うけどな。夢であって、"現実である夢"なんて子供の頃にはよく迷い込んでしまいやすいらしいしな』

 

私がそういうと、彼女はポカンとした表情で固まった。

きっと、空想地味た反応が返ってきて呆れたのだとおもって私は言葉を繋げる。

 

『まぁ、オカルトとかファンタジックな話だけどな。夢物語として忘れてくれても別にいい』

 

私はそれだけ言うとベンチから腰を上げ、立ち上がる。

なんとなく、感覚的に…朝ではないけれど現実の私が目を覚ますような気がしたのだ。そろそろ帰らないといけない、と彼女に別れを告げようとすると今度は彼女が私の腕を掴む。

 

 

 

『――――あなたの、お名前を、教えて下さい!』

 

 

どうせこれは一晩の夢。

続くことは滅多にない。だから、伝えようと伝えまいと結果は同じ。だって、続きがない物語に自分の名前を残したって無駄でしょう?

 

 

 

 

『……〈すずなり〉、〈ゆうか〉。』

 

それなのにその目を見て、名乗ってしまった。

名乗れぬ名前ではなく咄嗟についた偽名を。

 

 

名前を伝えて、それで"終わり"なんて寂しい。

 

 

そんな思いを抱いたまま、私は抗うこともできないまま自分の本来の世界に帰されてすぐさまスマホを覗き込む。

 

 

「四時。」

 

早すぎる。あまりに起きるのが早すぎる時間だった。

二度寝したくても目が冴え過ぎて眠りにつけそうになくてその日は日が昇る時間までただただ布団の中に潜り込みうだうだと寝返りを打ち続けていた。

せっかく夢見させてくれるならもう少しだけ長く夢を見させてくれても良かったのに…と。

 

 

 

 

 

そして、これは―――五日目の早朝の夢。

 

 

『あ、あーーーーー!!すずなりさん!』

『な…っ!?昨日の女子中学生…!?』

『なんですかその名称!?私には〈古角美雨〉っていう名前があるんです!』

 

私は二度と会うこともないと思っていた彼女と再会する。

 

『すずなりさん!』

『あー…ゆうか、でいいよ』

『ゆうかさん!』

『はいはい』

 

二度会えたということは、これは暫く長い付き合いになるのかもしれない。と、心に秘めて感じながら私は彼女の話を聞き、カードショップに入店したのだった。



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早々に結果なんて出るはずもなく

【八日目】

モチベを上げるため、昨日この日記を小説として投稿したところ早速反応が来て、その反応に水を吹いた。

 

『そんなにトラップ地獄だったっけ?』という気持ちと『私はまだデュエリストじゃないよ』という気持ちでだった。

 

前者に対しては…トラップ地獄というよりもその〈エルドリッチ〉というモンスターが何回も墓地に行っているのにも関わらず再臨してきてあわあわしてたのと、何回もメルフィーたちを傷つけてしまったこと、やけに墓地にカード送ってるなぁ…って印象が強かったことくらいしか覚えていない。

正直、何がなんだかわからないままデュエルが進行して混乱したままデュエルが終わり、使いこなせなかったメルフィーたちへの罪悪感しかなかったような気がする。

 

改めて、自分が目指したいと思った〈デュエリスト〉とは何かと考えてみる。実際にデュエリストという職業があるわけでもないし、ただ『遊戯王というカードゲームをするプレイヤー』という意味なら既に私はデュエリストということになってしまう。

 

アニメみたいに物語になるような騒動が起きてるわけでもないし、カードゲームがポピュラーってわけでもないから明確なデュエリストっていうのはないのかもしれない。

 

私は、自分の好きなデッキを使ってデュエルをしたい。それでもって、自分も相手も楽しめる面白いデュエルを、そのためのデッキを作ってみたい。

勝つとか負けるとか、楽しければ別にいいと思うしそこまで気にしない。だけど、今の〈メルフィー〉もそうだけど私自身の実力が足りなくてデッキを使いこなせないことはとても悔しい。デッキに対して申し訳無さと罪悪感しかない。

 

結局、〈デュエリスト〉ってなんなんだろうな…って、話に戻るけど私にとってのデュエリストは『普通に元気で、楽しくデュエルをエンジョイできる人』だと思うんだ。

私の体はまだまだ弱くてすぐ倒れてしまうから〈元気〉には当てはまらないし、〈エンジョイ〉という部分に対しては負けばっかりの今でも充分楽しく感じているけど、私自身の実力と知識が足りない。もっと頑張らなくちゃ。

 

今日はデュエルをする前に自デッキの内容をちゃんと読み込んで見る。以前、何回かざっと読んだけど時間をかけて読んだことはなかったので読み間違いがないようにじっくりとメモを取りながら。

 

効果が似たように感じていたけどメルフィーたちって各々違ったんだね。こりゃ確かに使いこなせない。

〈ラビィ〉以外は効果モンスターで、手札に戻る力があるけど全然違う。

理解するのは難しいけどテキストを読むのは大事なんだなって改めて感じる。感覚的にやってたことを今度は理解してできるようにならないとデッキがかわいそう…と、いうか泥を塗りたくってる気分になってる…。

それにテキストを読んでみると自分の粗が見えてくる。『どうしてあの時、発動しなかったのか』とか『こういう使い方をしなければ活かせてあげられない』とか。残りはたぶんデュエルして調整し続ければなんとかなるかな?

 

 

【九日目】

今日からお散歩を再開しようと思って張り切りすぎたらしくって夜の3時から目が冴えてしまった。気が早すぎる。もう少し、女子中学生…美雨に奢ってもらったポテトを味わっていたかった。そういえば、私のポテトを盗み食いした桃色ウサギ。あなたは私のラビィですかね。

 

追記:カードの精霊って他人に見えるように実体化することって普通できたっけか?デュエルディスクは展開してなかったのに…。

 

今日はそこまで寒くなかったので七時になる前にお散歩に出かけた。人通り少ないし、そこまで寒くないならマスクはつけなくてもいいかな?って思ったけど一応念の為の感染予防にマスク装着。曇り止めを忘れたせいでメガネが真っ白になって前が見えなくて大変だった。

あと、流石に0度を下回っていなかったから今日は池の水は凍っていなかった。お散歩の途中で赤い花が木に咲いてるのを見た。あれは…梅の花かな?一輪だけだったけど綺麗だった。もう春が近づいてるんだね。

 

夜にちゃんと眠れるようにできるだけ昼間、眠くても起きている努力をするもののすごく眠くてつらい。昼夜逆転を治すのもデュエリストへの第一歩になるんだ…と念じながら眠らないように意識を保つ。結構、ツライ。

 

眠気覚ましにマスターデュエルを起動しようとして、ふとメンテ中だったのを思い出してツイッターを確認してやっぱりメンテ中のようでがっかりする。メンテは16時に明けるらしいからそれまで起きてられればいいけど。

 

メンテが終わってスマホでもマスターデュエルができるようになった!データを読み込むのにかなり時間がかかったけどこれでどこでも気軽に(Wi-Fi下なら)デュエルができるようになった!!これはとても嬉しい!

 

これをきっかけに誰かデュエルを教える学校とか塾とか開設してくれないかな?友人曰く、これでもかなり良心的でデュエルがわかりやすくなった…とは言ってたけど初心者にはまだまだ難しい。

誰か初心者とかにわかりやすく教えてくれる教師的な役割をしてくれる心優しい人はいないものか…。そうすれば遊戯王に興味をもった人も長く残ってくれるんじゃないのかなぁ…って思ってしまった。

 

夕飯後、友人二人に誘われてフレンド対戦をした。

片方は〈アンティーク・ギア〉で、もう一方の友人は〈ウィッチクラフト〉というデッキだった。私はまだ使いこなせない〈メルフィーデッキ〉。

〈アンティーク・ギア〉は毎ターン1000ダメージ痛いし、〈ウィッチクラフト〉についてはもうわからない。気がついたときにはせっかく設置した魔法や罠が除去されてるし、エクシーズモンスターは尽く墓地送りになった。まぁ、つまり両者に負けたわけだ。

とても悔しいが、それでもデュエルって楽しいなぁ…なんて思いながらどうすれば勝てたんだろうと考える。やっぱり、一番は知識不足かなぁ。

それ以外だともう少しモンスターカードが手札に回りやすいように調整した方がいいかもしれないと色々と悩みこむ。でも、あんまり悩んでいると寝れなくなるので今日は寝ます。

 

 

【十日目】

なぜか寝相でベッドから落ちて目を覚ます。今までこんなこと一度もなかったのになぜ落ちたし。おかげでなにか夢を見ていたような気がしたのに忘れちゃったし、軽く頭をぶつけて痛かった。ベッドから落ちてしまうほどの寝相になるって、なにか悪い夢でもみていたのかな?

 

今日は寒い割に水は凍っていなかった。

だんだん気温が上がってきたのかな?夏ほどとまではいかないけど早く暖かくなるといいなぁ…。

 

それにしても、スマホ版マスターデュエルが登場したのでちょっとした合間にデュエルできるのがいいね!ただ今日のデュエルは相手の回線落ちだったり、サレンダーされたりしてちょっと不完全燃焼。ボロ負けとかでも最後までデュエルできれば満足できるのにサレンダーされたり回線落ちしたりすると一気に熱が冷めて『つまらない』って思ってしまうんだ。これは私のわがままなのかな?

 

デュエルを挑んでも基本的に負けて負けて負けまくっているから勝利回数一桁で笑った。『みんな強いんだよね。私ってば負けてばっかりなの!』って家族に話したら『負けるのに楽しいの?』って不思議そうな顔をして聞かれた。

 

楽しいよ。

だって、知識がない分対戦するのは知らないカードだし、そのカードを見るだけで、対戦者が相手をしてくれるだけで知らないことをたくさん知れるじゃん!

『こんなカードがあるのか』とか『今のは私の不手際だったな』とかたくさん学べるんだ!全部が全部頭に叩き込めるわけじゃないから私は可能な限り小さなメモ帳にメモしていく。

一気に知らないのことを補えるとは思ってないから少しずつ地道にね。全てはいつかのもっともっと楽しいデュエルのために!

 

追記:勝ち負けに関係なく、やっぱり通信切断とか相手がサレンダーするとかになるとやっぱりがっかりする。楽しいデュエルだったのに…途中中断とか悲しい…。

 

 

【十一日目】

今日はちょっと寝坊してしまった。大慌てをするほど寝坊はしていないが寝坊は寝坊。おかげでお散歩が中止になってしまった。楽しみのひとつなのに、残念。

 

昨日の回線の悪さはどうやら家族みんな同じだったらしくって、更に言うなら一回に部屋がある弟が私たちに何も言わないままWi-Fiの再起動をしたため、回線落ちという形でデュエルに負けてしまったらしい。なんという間の悪さ…って嘆いていたら『過ぎたことにくよくよしすぎ!しつこいよ!』と言われてしまった。

 

だって、久しぶりに私がデュエルに勝てそうだったんだもん。悔しいよ…。

 

 

今日はソロモードをちょっと進めた。帝王よりはわかりやすいけど〈エレメントセイバー〉もわかりにくい。それぞれの効果が覚えられなくてデュエルがうまく回らないっていうのもあるんだけど属性を揃えるとか、よくわからない。

ランク戦みたいに時間制限が無くてよかったとマジで思う。だって、時間制限あったら慣れないデッキでなんてデュエルになんないもん。

 

 

一生懸命、寝ないように頑張るんだけど顔を洗っても、ツボを押しても、冷たい水を飲んでもいつのまにかぐっすり寝てしまって気がついたら夕飯の時間だった。あれだけ寝たのにまだ眠いし、しっかり朝まで寝れちゃうんだよなぁ。私の睡眠時間どうなってるんだろう‥長すぎる。デュエルしたり、勉強したりの都合があるのにこれじゃあなんにもできないよ。

 

 

【十二日目】

夢に入った時、いつもは昼の公園なのに今回は夜の公園だった。時計を見ると夜中の2時。なんでこんな時間に?と、首を傾げているとパジャマ姿の慌てた様子で美雨が公園に入ってくるのが見えた。でも、それだけ。

美雨が公園を通り過ぎると夢が終わり、目を覚ましてしまった。やっぱり、あの夢を見るキーはあの《公園》に《古角美雨》がいることらしい。しかし、美雨は一体あんな時間にどうしたんだろう。ちょっと心配だ。

 

眠くて眠くて仕方なくて、お昼前にちょっと寝るつもりで寝たら夢に入った。

まず、一番最初に目に入ったのが美雨だったからすぐにいつもの夢だと理解して、次に気がついたのは私が一枚のカードを手にした美雨に対面して"存在している"ということだった。

 

たぶん、美雨が呼んだわけじゃなくて、触れたから呼ばれただけ。色々と混乱していたし、言いたいこともあったけど…居られる時間が短いっていうのがなんとなくわかっていたから美雨の持っていたカードに"最低限の権限"だけ移しただけでまた現実に戻ってしてしまった。あんまりにも最低限だからデュエルには使えないだろうな…なんて、軽い現実逃避。

 

今日の私は随分と寝るなぁ…なんて他人事のように思う。まぁ、日曜日だし問題ないかなって。これで平日ならピンチだね!学校とか遅刻じゃん、嫌だよ遅刻。遅刻証明書なる紙もらわないと入室できないんだよ、うちの学校。

 

 

【十三日目】

今日のお散歩はとても寒かった。日の当たるところは凍っていなかったけど、日陰は寒さのせいかカチンコチン。数日ぶりに寒さで耳が痛くなるお散歩だった。今週は体調を崩さず、お散歩いけるといいな。

 

現実の世界にも遊戯王を学ぶ学校とか塾とかがあればいいのに…。なんて、思っていたら「じゃあ、作ろうぜ!デュエルアカデミア!!」なんて発想が出てきて思いついた本人が「いやいいやいや…」と流石に無茶だろってなった。

 

だって、私はまだデュエリストじゃないし…他人にデュエルを教えられるほど知識もない。でも、ちょっと思うんだ。リアルにデュエルアカデミアが存在したら…もっと遊戯王に触れやすくなってデュエルをする人が増えて楽しくできるんじゃないかって。きっと、実際に行おうとすると果てない道なんだろうなぁ…。そもそも私は教わりたい側だし。

 

デュエルに負ける度にメモがどんどん増えていく。瞬殺されない限りは必ず反省点があるわけで1デュエルした後は必ず反省タイムを開く。私は『相手が強すぎたから負けた』とか『運が悪すぎた』なんていうのは絶対に認めない。特に『運が悪すぎて…』なんていうのは自分の弱さの言い訳にしかならないと思うんだ。だって、私は〈ギャンブルデッキ〉を使っているわけじゃない。自分のデッキすら思うように使いこなせない初心者の域を出られない素人だ。

必ず、目の前に反省点があって、どんなに小さくてもその反省点を見つけて次にどう活かすか考えていかないと何時までも素人の域を出られないと思うんだ。

 

まぁ、遊戯王を初めて一週間、二週間で素人抜け出せたら苦労はしないので地道に知識を固めていこう。そうすればきっと、いずれかはプラチナランクにまで登れると信じてる。

 

 

【十四日目】

夢の中で黒い靄を纏った人間みたいなのとデュエルをしていた気がする。私の大好きな〈絵札デッキ〉の〈インペリアル・バウアー〉が敵のフィールドに出てきたのはよく覚えている。勝ったか、負けたかはよく覚えていない。たしか…デュエルの途中で何かが乱入してきて…。その先が思い出せない…、何があったんだろう。最近、というかここ数日夢に関して忘れが激しいぞ。夢だから重要なことはないと思うけど、(凄く怖いときが大半だけど)アニメを見ているみたいに楽しいからきっちり記憶しておきたいのになぁ。

 

なんだかうるさいなぁ…と、思って目を覚ましたら父の目覚まし時計が数十分ほど鳴り響いていた。壁が薄い家とはいえ、別室の私が目を冷ますほどの大音量で起きず、大いびきをかいて寝てるとかやばい。急いで「遅刻するぞー」って揺すり起こす。

二度寝してたら私は許さん。他人の目覚ましで予定時刻より早く起き、二度寝する猶予ないということから来る怒りはきっと誰にもわからん。

 

追記:ちゃんと起きてたみたいです。

 

そういえば今日から2月になったなぁ…ってお散歩前に1月のカレンダーを破り捨てながら思ってみたけど、1月も2月も対して変わらない気がする。2月といえばバレンタインと節分があるんだっけ?

バレンタインは…チョコをあげる相手ももらう相手もいないから私に関係ないとして、節分は楽しみだな。豆まきに恵方巻!豆まき側になったら全力で豆をぶつけてやるんだ!!ただひらすらに鬼役にならないことを祈る。うちの家族は鬼に容赦ないから。

 

今日からランク戦が新しいシーズンになって、ブロンズになってたけどすぐシルバーに戻ることができた。でも、そのシルバーランクから勝ち抜くことができなくて昨日までと同じように何回も負けを繰り返す。

ただ、今回初めて〈マリンセス〉?なるデッキを見たので後でマリンセスの特徴をメモっておこうと思う。たぶん、勝てたのは初手に〈魔獣の懐柔〉と〈レスキューキャット〉が来てたからだと思う。片方だけだったら厳しかった。今は一枚ずつだけどもう少し枚数を増やしても良いのかもしれない。

 

メモした内容を見返すとまだまだ対応できてないところが多いなぁって思う。〈マミィ〉や〈三太夫〉が撃破されたあとどうすればいいかとか〈わくわくメルフィー〉と〈森のメルフィー〉の使い方とか全然理解できてないもん。早く覚えなきゃと焦ったところで私は物覚えが悪いからすぐには覚えられないし、やっぱりデュエルしながら地道に覚えて、考えていこう。



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だんだん周りが強くなってきた

【十五日目】

昨日は眠くて眠くて仕方なくてリアルタイムに日記の更新をすることができなかった。眠さに耐えながら更新予約してそのまま沈没。朝6時までぐっすり眠っていた。お散歩疲れかな?

 

デュエリストになるために行動し始めてから二週間が過ぎてだいぶベッドで過ごすことが減った。この調子で健常ボディになるといいな!

そういえば、小説として更新した日記の方を確認したら感想が来ていた。応援してくれる人がいるなんて嬉しいなぁ。これからも頑張ろう!目指せデュエリスト!!

 

今日は風が冷たい。洗濯物を干しに外に出たけどうっかり上着を忘れて作業をしていた。室内に入った時の暖かさは幸せだね。ぬくぬくーっと、体を温めながら今日の昼食のことをのんびりと考える。今日はあたたかいちょっと甘めなカレーライスが食べたいな!なんて。

 

デュエルって楽しいけど案外疲れるもので、私は1デュエルしたら休憩を挟まないと集中できなくなってしまうというのがなかなかに問題だなぁって思う。デッキの問題なのか、プレイングの問題なのかはわからないけど私がデュエルすると結構長い。もっと連続してデュエルできればいいのに…なんて思うけど疲れてちゃんとした思考ができないなんてことになったら楽しくないし…無理はしない。

 

救い(と、言っていいのかわからないが)は、相手にターンが回ったら大体の人が長いから少しだけ目や思考を休めたりすることができるということだろうか。でも、あんまり目を離し過ぎたらわけわかんなくなっちゃって、そうなると抵抗もできず負けちゃうんだよね。難しいなぁ。

 

 

【十六日目】

また、何度か見ている夢を見た。泉に浮かぶ小島に一頭の竜がいて、日に日に弱っていく夢。始めは遠くから眺めていて、弱るに連れて竜に、泉に近づいてただ時の流れを眺めるだけの夢。竜が弱り、朽ちて、骨と灰になって、その骨と灰で小さな神殿が作られていくのを。

幼い頃はこの夢が怖くて怖くて仕方がなかったけど、あんまりにも長い期間付き合ってきたから怖いも何もなくただ『そういうものだ』と受け入れるようになってしまった。

漫画の世界だったのなら、こういう夢には意味があって重要な鍵になってそうだけど私のはどうなんだろう。わからないな。

 

今日も感想が来ていて嬉しかった。でも、遊戯王の知識がなさすぎてところどころわからない単語があって、せっかく感想を書いてくれたのに申し訳なくなる。知らないままだとわからないままなので遊戯王を知っている別のゲーム友達に相談することにした。早めに返事が来るといいなぁ。

 

わからないものはわからないので、わからないことは隠す気はない。だって、知らないままだと前に進めないし。とりあえず、感想への返信は友人から返事をもらってからにしよう。

しかし、「サンボル羽箒ストーム」ってなんの呪文だろう…。

 

追記:友人から早々に連絡来てくれて助かった。

〈サンダー・ボルト〉〈ハーピィの羽根帚〉〈ライトニング・ストーム〉の略なんだね。

〈ハーピィの羽根帚〉だけがみたことないけど他2つは食らったことあるからとても強力なのがわかる。「えっ!?何が起きたの!?」ってなるときはだいたいコレだわ…。

 

お買い物に行って、家族分の恵方巻を購入してきた。

マグロの恵方巻、食べるの楽しみだな。それに…節分といえばやっぱり豆まき。今年の鬼役は一体誰だろう。自分じゃないことを神に祈る(こんな時ばっかり祈られる神様は大変だね)

 

買い物が終わったあとのちょっとした合間にデュエルをした。けど、めっちゃ悔しい負け方をした。いつもはメモだけにしか書かないけど〈スキルドレイン〉ってカードめっちゃ強いな!?

私が「久々にあと少しで勝てるー!」って思ってたのにその〈スキルドレイン〉ってカードが場に出てから一気に逆転された。めっちゃくちゃ悔しい。罠・魔法除去カード…最後まで引けなかった…。

 

鬼役は時間の都合上、無しで豆まき決行。(私は寝ぼけてて不参加)寝ぼけていたけど家族の豆まきの容赦の無さがはっきりとわかる。だって「ヒャッハー!」とか「鬼は外に行きやがれ!!」とかはっちゃけてんもん。怖。

 

恵方巻は美味しかった。

 

 

【十七日目】

今日も七時頃にお散歩に行った後で少しだけ家の手伝いをして、朝ごはんを食べる。

そして、合間時間にマスターデュエルを起動してデュエルをするけどなかなか勝ち抜けない。相手にモンスターを破壊する魔法や罠があって〈マミィ〉が破壊された後の体制を整え直すのが難しいんだ。今日も〈マミィ〉が魔法や罠で破壊されてしまって、なにもできないまま負けてしまって悔しい。

〈マミィ〉さえ破壊されなければこちらが有利なんだけどシルバーより上に上がるには〈マミィ〉だけに頼っていては勝ち抜けないらしい。〈他のメルフィー〉や〈三太夫〉も使いこなしていかないと…。

 

今日は夕方のお散歩はないらしい。いつも凄い睡魔に耐えながらフラフラと犬の散歩についていってるけどいつになったら私は寝ぼけが取れるのかよくわからない。体力がないのか、それとも単純に睡眠時間的な問題なのか。

でも、半日未満しか起きてられなかった起床時間が最近は12時間近くはフラフラしつつも起きてられるようになったんだ。大きな進歩だと思う。この調子なら1日にできるデュエル回数も1〜2回よりも増やせるかもしれない。頑張ろう!

 

友人から遊戯王のルールはちゃんと抑えておくと勝ちやすくなるとアドバイスをもらった。「一つのフェイズにもいくつか段階があって、その段階が〜」とか「効果が適応されるか否か」とかルールを知っとかないとちんぷんかんぷんになるらしい。

 

すでに、アドバイスがちんぷんかんぷんな私はどうしたらいいんだろう。とりあえず、ルールブックを見返してみるけどページ数多くて大変なんだよなぁ…。

 

感想が新しく来た!と、思ったら素人の私には完全なる呪文だったため即、友人にSOSしてしまった(申し訳ない)。

友人や感想からアドバイスをもらえるのはとても嬉しいのだが、素人過ぎる私にとってはほとんど呪文のように感じて「どういう意味?」や「✕✕って?」と聞き返してしまう。知らないことばっかりだ…。

 

 

【十八日目】

夜中になにかの話し声が聞こえたような気がしてしばらく聞いているような夢(?)を見ていたと思ったら気がついたら朝の8時。思いっきり、寝坊した。土曜日のお散歩お休みデーで助かった。平日だったら遅刻で大慌てするところだった、危ない。

 

今日、友人との会話で〈ソリティア〉という言葉を知った。ツイッターでも結構〈ソリティア〉についての話題が出てたけど意味がわからなかったから、てっきり私は「上の方々は遊戯王でトランプ遊びしてるのかな?」って思ってたら全然違くて笑ってしまった。

 

どうやら「長々と一人回ししているプレイ」のことみたいだ。シルバーランクでも制限時間ギリギリまで回している人がたまにいるけど、上位ではそれがほとんどなのか…って驚いた。

上位に上がると〈ソリティア〉に対応できなきゃいけないらしいけど…私って「一人回しばっかりのデュエルをしたいのか?」って考えると頷けない。だって、私は「自分も相手も楽しいデュエル」をしたいんだもん。

 

『相手も楽しいデュエル』ってなんだろう…。

私は、確かに今よりデュエルに強くなりたいけど…強さを求めてつまらなくなったら嫌だなぁ。

 

夕方に犬の散歩という名目で原っぱに遊びに行った。うちの子はとてもパワフルで綱引きをしてもかけっこをしても私は簡単に負けてしまう。ある程度長く綱引きやかけっこができる家族が羨ましい。私は数分もしないうちにバテて動けなくなりました。子犬の体力って凄い。

 

 

【十九日目】

早朝、いつもどおりに散歩に行こうとしたら母から「寒すぎるから今日は止めときなさい。また体壊すよ」とマザーストップがかかり急遽お散歩が中止になった。不服である。

ちなみについ先日、そのマザーストップを無視して散歩した結果体調を崩して数日ほど動けなくなっていたので無視したくても無視できなかった。おのれ、この軟弱ボディめ…。

 

アドバイスを受けて、デッキに〈カラントーサ〉というかわいいモンスターカードを加えてデュエルをした。そして、うっかり〈レスキューキャット〉や〈懐柔〉で特殊召喚した〈カラントーサ〉で能力を使おうとして失敗した。〈レスキューキャット〉や〈懐柔〉のテキストに『この効果で特殊召喚したモンスターの効果は発動できない』的なことがちゃんと書かれているのに何度間違えたら済むんだろう。

 

つまり、〈カラントーサ〉の効果を使いたければあの2つではなく〈メルフィー〉で呼び出す必要があると…。ただでさえ、今のデッキも使い方間違えるのに覚えられるかな…。いや、自分のデッキの使い方くらい覚えなきゃデュエリストになれないよね!頑張ろう!

 

朝のお散歩でマザーストップかけられたから、犬の散歩に誘われた。今日も昨日と同じ原っぱに遊びに行き、綱引きしたりかけっこしたり。子犬の体力って凄いもので一時間走り回ってもバテたりしないんだ。私は昨日よりも早くバテて動けなくなったよ。元気なのが羨ましい。そもそも犬と人間の体力を比べちゃ駄目なんだろうけど、自分よりも母や妹の方が元気なので私は軟弱である。悲しい。

 

 

【二十日目】

なんか、アクティブな夢を見ていたら謎に全身筋肉痛になって気分が死んでる。

おかしい、昨日は子犬の散歩でバテてただけなのに全身筋肉痛になるとかおかしすぎる。寝相やばかったのかな?いや、寝相で筋肉痛になるとか聞いたことないわ…。

 

ツイッターの呟きやこれを小説としてアップし始めたら色んな人からアドバイスをもらえるようになって嬉しい。私の知らないとばっかり教えてもらえるからすごく助かる(私にとって、呪文にしか感じなくて聞き返すことも多いけど)

 

ただ、そのアドバイスに私が全然追いつけない。しかも、シルバーランクのデュエリストたちも時間が経つに連れてだんだんと強くなってきて勝ち目がない…ってわけじゃないけどツイッターでよく話題になってる〈増殖するG〉や〈灰流うらら〉がガッツリ出てくるようになって反応に困る。なんだあれ。繰り返すが、なんだあいつら。

 

デュエルをしてたら1デュエルの最長記録を叩き出した。〈閃刀姫〉なるデッキとデュエルしてたんだけど1時間近く一人の人と粘ってた。互いによくデッキ切れにならなかったな…と、思った。ちなみにギリギリ私が勝った。おかげでシルバーランクのⅣになれたんだ!!一歩間違えたら負けてた…っていうデュエルだったからとても楽しかった!

 

その後は友人とフレンド対戦した。2回デュエルしたけどやっぱり友人は強くて負けちゃった。でも、ランク戦では見ないような対戦で楽しかった。鏡餅みたいな見た目の〈モチガエル〉可愛かったなぁ。

 

 

【二十一日目】

今日も筋肉痛が痛くて、一応お散歩は行ったけど超ショートカットルートで終わりにした。

歩いてても痛みに耐えながら歩くのはツライから早く治ってくれればいいのにな。でも、昨日よりは痛みは少ないから明日ならもっとマシになると思う。

 

今日はお買い物ついでに久しぶりにケバブを食べた!半年ぶりに食べたケバブはとても美味しくて分けて食べるはずだったのについつい食べすぎちゃった。

量が多いから一人で食べきるのは難しいけどね、また食べたいな。(欲に負けて食べちゃったけど、夕飯前にこっそり食べるものではなかったな。さすがに夕飯は減らしてもらおうと思う)

 

家に帰ってきてからは暗くなるまで犬の散歩。やっぱり筋肉痛が痛くて歩く楽しさよりも痛みのつらさのほうが強かった。本当に、明日には良くなってるといいなぁ。痛いのは嫌いだ。

 

私がマスターデュエルで勝ったが、昨日に引き続きなぜか相手の通信切断での勝利。全然嬉しくない。

ランクとかには変動はないけど、今日のデュエルはほとんど何もしない状態で通信切断での勝利だったから完全に不完全燃焼。でも、家族に1デュエルだけと約束したので今日はこの不完全燃焼のまま終わり。

 

そういえば、私の気のせいかもしれないけど〈エルドリッチ〉をシルバーランク戦で見なくなったような気がする。〈エルドリッチ〉の使い手がゴールドランクに上がったのか。それとも単に使い手が少なくなったのかはわからないけど少し寂しい気もする。最近は〈エルドリッチ〉よりも〈灰流うらら〉というかわいいモンスターを見るようになったけど凶悪だね。どうやって防げばいいんだろう…。

 

でも、少しずつデッキの使い方もわかってきたし…なんとか、なるといいなぁ。対策考えないと。



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四週目 体調を崩してばっかりだ…

【二十二日目】

今日の朝はとても体が重かった。なんとか起き上がれているけど、日に日に体が重くなって動きづらくなっているのを感じる。それでも、お散歩に行こうとしたらマザーストップ。『今日は寒いから辞めなさい』とのことだった。

一応、朝のことを相談したら『疲れが溜まっているから体が重くなる』と言われたので毎日のお散歩計画に見直しが必要かもしれない。私にはルートが長すぎたのか、そもそも毎日は過度だったのかわからないけど。

 

昨日投稿した日記に感想が4件も来ていたのでとても嬉しかった。でも、アドバイスが書いてあるけど…どう返信したらいいかわからないものもあって、返信を書く手が止まってしまった。

ゆっくりでもいいから1つずつ確実に返していくべきかな。それとも無返信…いや、でもそれは読んでくれてる人に失礼だなって。

 

感想を書いてくれた人へ。

私はかなり素人だからアドバイスをくれてとてもうれしい。でも、同時にわからないことだらけだから友人に聞いたり、検索をかけたりして調べごとをしながら感想に返信を書いてるから即時は返事できないんだ。反応が遅くなったらごめんなさい、それでもちゃんと読んでいます。

 

しかし、アドバイスに出てた〈カルピポニカ〉や〈ホップ・イヤー飛行隊〉かわいいな。採用できるように時間はかかるが、デッキ調節してみよう。でも、かわいいシンクロモンスターいるかな?

それと、〈メルフィー〉に〈アーゼウス〉が相性いいのはわかってるんだけど…かわいいとかっこいいを混ぜるのは勇気いるんだよねぇ。私はできるだけ、かわいいでデッキを組みたいんだ…!っていう私の意地なんだ。ごめんね。

 

今日は家族の誕生日のためのお買い物。なにか良いものがあるか探しに行ったけどなかなか見つからなくて3時間くらいデパートで散策して疲れた。

帰りにはハンバーガーを買って食べた。私はハンバーガーよりも、フライドポテトが好きで家族がハンバーガーを食べている中、私だけもくもくとポテトを食べてた。バーガーショップといえばポテトだよね!って思うのは私だけなのかな?

 

 

【二十三日目】

今日の天気は雨。眠くて眠くて仕方がなくて、なんとか朝ごはんを食べいつもの薬を飲んだけど睡魔に抗えず眠っていたら昼の2時。

ベッドにはいつの間にやら逃走劇でも繰り返されたのか子犬の添い寝跡があった。いつもならそんなことされれば起きるのに相当眠りが深かったらしい。

 

たぶん、私は気圧で頭痛とかはあまり起きないけどこのパターン、気圧の影響で眠くなってるんだと思う。ちなみに今日は低気圧らしい。睡魔がつらい。

 

昼食は昨日の余りのビーフシチュー。用意されてから随分と時間が経っていたらしくて冷えてつめたかった。電子レンジで温めたかったけど以前、電子レンジを使ったら停電したからそのまんま食べた。つめたいご飯はなんとなく心を悲しくさせる。

 

今日はやっぱり眠くて、マスターデュエルをするほど元気がない日だ。諦めてログインだけして寝ているべきか。

長く眠っていればいるほど悪い夢を見やすいからあんまり長時間は眠っていたくないのが正直だけど眠気に耐えられなくて。数回の睡眠のうち何回かは〈美雨〉と会えるのが救いかもしれない。ただただ、怪物にチェーンソーが振り回されて必死に逃げるような悪夢は勘弁してほしい。

 

夢で美雨に会う度に『今日はよく会う日ですね』って彼女は笑っていた。悪夢に比べてこちらは癒やしだ。なにせ平和だし。

 

ベッドで休んでいたところ、子犬がゲージから逃走。ハイテンションになったらしく、私の掛け布団が全て犠牲となった。洗えばなんとなるだろうけど少なくとも今日はもう回せない。

 

あの…暖房がついてるとはいえ、外雪降ってるんですが。布団なしは流石に寒いんですがどうすればいいんですかね子犬さんぁぁあん!!って、感じである。暖房の設定温度を上げればセーフかな?

嫌だぞ、こんな時期に風邪を引くなんて。

 

 

【二十四日目】

押し入れから出してきたぺらぺらの羽毛布団が案外あたたかくて感触になれるまで寝つけなかったけど慣れたらぬくぬく寝れた。

昨日、雪が降っていたからどうなってるのか気になってぬくぬく布団からなんとか這い出て、ちらっとだけ窓を開けて外を見た。お散歩行けるかな?っていう確認だったわけだけど…雪は降ってなかったけど雪が積もっていて危なそうだったので今日もお散歩中止である。

いつから私の住んでるところは雪国に…いや、雪国だったら数センチじゃ済まないな。放っとくとメートルで積もるんじゃなかったっけか?

誰かが雪かきしている音を聞きながら私はぬくぬくします。

 

夕方の子犬のお散歩に行ったら、雪はだいぶ溶けていた。溶けていないのはほとんど日陰にあるゆきばっかりだったけどその残った雪で子犬が大はしゃぎ。こういうところは可愛いんだけどなぁ。雪ではしゃぎにはしゃぎまくって泥だらけになるのは如何なものか。

うちの子犬はもっとちっちゃな頃にうっかり浴槽で首輪が締まってしまってから風呂場が苦手。本当は温かいお湯で体を洗ってあげたかったけど濡らしタオルで手足を中心に体を拭いてゲージに帰らせた。今日は大人しかったからもしかして雪遊びで疲れたのかも?

 

ゲームのお知らせで『エクシーズ・フェスティバル』なるイベントが17日から開催されると書いてあった。

私のデッキはエクシーズ召喚が主体な〈メルフィー〉デッキだし特別にイベントのためにデッキを用意しなくても参加できるかもしれないとウキウキする。

 

〈メルフィー〉を使い始めてからひと月くらい経つけどまだまだ使いこなせてないんだよね。

『私だけのメルフィーデッキ』にするために少しずつ調整してるからだんだんと回せるようにはなってきてるけど、デュエリストを名乗るにはまだまだ遠いだろうなぁ…。

 

でも、今回のイベントはメダルを集めるものみたいで、降参さえしなければメダルが貰えるらしいからいつも通り楽しんで参加しようと思う。楽しみだな!

 

 

【二十五日目】

今日の夢はバーガーショップで美雨と一緒に雑談してる夢だった。チーズバーガーのセットを注文し、追加で飲み物を一つ。チーズバーガーとオレンジジュースが美雨で、私がポテトとメロンソーダだ。

だいたい美雨とバーガーショップに入るときはセットとドリンク一つ追加で頼んで、美雨がバーガーを食べ、私がポテトを食べるというのが定着してるっぽい。ポテトを食べていると勝手にラビィが実体化して人のポテトをかじり始めるのもパターンとして定着してるみたい。

 

途中、(ザ・占い師みたいな)変な格好をしたオッサンが出てきてラビィを見て、よくわからないことを言ってたけど詳しくは覚えていない。

ただ『精霊をここまで実体化させるとは…』とか『余程魔力、生命力が高いと見える』とか言ってた。

 

でも、私は魔力も生命力も比較的低いと思うんだ。だって、生命力が高かったら今頃病気になりにくい身体だろうし、魔力だってかなり低くてゲームで表すところの『マジックポイントが3しかない』って言われてるんだよ?下級魔法ですら唱えられるかどうかの問題だぞ。戦士職ですら技が使えなそうだ。

 

これで私が他を凌駕するほどの魔力や生命力を持ってるとしたら常に何かに消費されてるか、現実にギリギリ影響が出ない程度に夢に極振りみたいなことになってるんじゃないのかなぁ…?いや、体調を崩しやすい時点で影響出てるな…。

 

今日は病院に行く日だから昼に病院に行ってきた。

案外土曜日でも人はいて、待ち時間が長い。のんびりと窓の外の風景を見ながら診察室に呼ばれるのを待っていた。

そして、今回の薬の内容に変化はなく前回と同じものだった。早く良くならないかなぁ…って。まぁ、長い目で見るしかないんだけど。

 

その後は母とともに買い出し。夕飯や朝食のおかずを買った。明日、明太子を食べるのを楽しみだ!

 

夕方のお散歩でお犬様がなぜか知らないけど大はしゃぎ。何回も何回も〈大好きアタック〉をしてきて、今日も洋服が泥だらけ。夕方に汚されると洗濯機回せないから大変なんだってば…。

 

私は子犬のお世話にあんまり参入してないのに謎に懐かれるから母から嫉妬の視線もらっちゃうんだよね。勘弁してぇ。

 

今日のデュエルでは〈鉄獣戦線〉なるデッキと対戦した。

なんか、ズバババッとモンスターが並んで凄かった!何もできないうちに負けちゃったけどなんかかっこいいな、〈鉄獣戦線〉って!

こういうズババっと出てくるデッキを使いたいとは思わないけど私の思考はおバカだからか『なんかすげぇ!』ってなるんだよね。こういうのズババってのが〈ソリティア〉ってやつなんだっけ?次々と相手の場が切り替わっていって見てるだけで面白かったぞ!負けるのは嫌だけど、また見てみたいような気もする!

 

しかし、あの次々と変わる展開をどうやって阻止すればいいんだろう。気がついたらマミィが居なくなったうえに、モンスターだらけになってて負けちゃったけど…難しいなぁ!!

 

 

【二十六日目】

夢で美雨といた所を化け物に襲われた。なんとか化け物を追い払うことができたけど、ラビィがいなかったらどうなっていたかわからない。

てか、目が覚めた時の力の入らなさ…もしかしたら"飴玉"でも砕いたのかもしれない。どっちに使ったのかはわからないけど、使ったのであればまた補充しとかないとな。悪夢を見たときに危機的状況を乗り越えられなくなる。

 

エクシーズフェスティバルについて、友人と話していたら『エクシーズフェスティバルなのにおすすめデッキに〈エルドリッチ〉や〈0帝〉なの笑えるね』なんて話題が出た。

なんで〈エルドリッチ〉?そして、〈0帝〉ってなに?と、思ったら〈エルドリッチ〉はアドバンス召喚だから制限かからないことを思い出して『なるほどな』って思った。

 

〈0帝〉は〈帝王〉デッキのエクストラ抜きのことらしい。主にエクストラデッキを封じて制圧してくるらしいので気をつけよう。私、マミィがいなくなったら負けちゃうし。そういえば〈帝王〉デッキはソロモードのレンタルデッキで一回使ったっけ。

〈イデア〉や〈エイドス〉で上級モンスターを一気にズバンッて出すデッキだったはず(私は運がなさすぎて8回連続上級モンスターだらけで負けまくってたけど)。使いこなすことできなかったんだけど強いんだよね…〈帝王〉デッキ。あんまり相手したくないような気がするけど、そこら辺は開催期間中のマッチング次第なので祈るしかない。

 

唯一、救いといえばやっぱり降参しない限りは勝っても負けてもコインを入手可能だということだろうか。コインを集めて何になるのかわからないけど、できるだけたくさん集めたいところ。問題は…私がデュエルを何連戦もできるほど体力と集中力がないということかな。フェスティバルで面白いデッキに出会えるといいな!

 

今日のマッチング、〈鉄獣戦線〉と〈LL〉というかわいい鳥さんみたいな女の子なカードが合体したデッキとデュエルした。私が先行で、気合を入れて〈メルフィーマミィ〉を呼び出したはいいけど相手のターンになったらすぐに除外されてしまって、その後なんにもできずに負けてしまった。悔しい!けど、楽しかった!

 

今までは〈マミィ〉をすぐに呼び出していたけど、ここ最近は戦闘ではなく効果で除外や墓地送りになっているから対策が取れるまでは〈マミィ〉を軽はずみに召喚しないほうがいいかもしれない。

〈マミィ〉の本当の力が引き出せるときは5枚重ねてからだから、結構カードも消費してしまう。エクストラデッキに〈マミィ〉を複数入れたとしてもその理由で2体目の〈マミィ〉が活躍できるとは思えないんだ。

 

いっそ、〈三太夫〉を召喚すればいいのかな?でも、三太夫は相手モンスターが出ていないとトークンを生み出せないから先行で出すのは危険だし…〈森メル〉や〈わくわくメルフィー〉の使う…?

自分のデッキの中で使い方がわかっていないのは〈森のメルフィー〉、〈わくわくメルフィー〉そして〈アルミラージ〉だ。フェスティバルに〈アルミラージ〉は使えないだろうけどそれ以外の2つは最低でもフェスティバル中には使い方を覚えたいところだね…。

 

 

【二十七日目】

今日も眠気が取れなくてお昼までぐっすり眠っていた。夢の中で美雨に飴玉について聞かれていたからやっぱり、私は昨日飴玉を砕いていたみたいだ。

 

私が『ダメだ!!特異な力を持っている子にはコレは使えないんだ!!』と叫んだ記憶があることからたぶん何の効果も持ってない通常モンスター…〈バニラ〉?にしか使えない効果とか魔法とかの扱いになってるんだろうと予想。

てか、昨日じゃなくて今日この記憶があるということは午前中いっぱい寝てたのはまた砕いたのかな…。問題は私も"飴玉"についてよくわかってないんだよね。ちなみに"飴玉"は味がないのと、使った後は凄く力が漲るような気がするんだよね。効果が切れたら脱力感半端ないけど。

 

今日はバレンタインデーだったから、いらないとは思うけど家族に父と弟にバレンタインチョコをプレゼントした。手作りしてもいつも批判しかされないから今回は市販の物だ。

チョコ選びは父が固いものをあまり食べられないのでできるだけ柔らかいものを選んだ。ミルフィーユにチョコがコーティングしてあるようなタイプのチョコレートを選んできたから流石に食べられるでしょう!お返しはどうせ忘れ去られるから期待してはいけない。

 

でも、私も家族以外の誰かに手作りチョコを一度でいいからプレゼントしてみたいなぁ…。できれば、硬いとかクレームを言わず、味の感想を言ってもらいたい…。

 

今日も夕方の子犬の散歩に行ってきた。5時くらいになっても懐中電灯が必要なくなったのでだいぶ日が長くなったなぁって思う。

そして、散歩ルートにある池を見たら寒いときはたくさんいた小鳥たちが居なくなっていた。『もしかして、渡り鳥だったのかな?』って母と話しながら歩いて帰ってきた。

子犬は今日もパワフルで残った少ない雪の中を駆け回っていた。私たちはそれに引きづられて走るけど、引っ張られるだけで追いつけない。母が滑って転ばなくてよかったよ。

 

今日のマッチングは〈ブラックマジシャン〉デッキの人だった。先行だったけど〈かくれんぼ〉に〈マミィ〉が出せたから「いけた!」と思ったんだ。たぶん、魔法カードかな?〈マミィ〉が除外されて一気に負けてしまった。私ってば反省しないなぁ!!〈マミィ〉だけに頼っちゃだめなんだって頭ではわかってるんだけどなぁ。

 

いっそ、メルフィーたちで壁を作ったほうが良かったのかな?いや、でも〈ラビィ〉と〈フェニィ〉だけじゃ防げなかったし、今回の負けは…いや、でも負けを運のせいにしたくないな。私の単純な実力不足と判断ミス。どうすれば勝てたんだろう…、デッキ調整は地道にしてるけど難航してるし。悩むなぁ…!

 

 

【二十八日目】

今日はずっと朝から頭が痛い。明るくても、うるさくても頭が痛くなるから困る。母が言うには「今日一日、気圧は元に戻らない」らしいので私は今日一日頭痛に悩まされる日らしい。

 

私は元々偏頭痛持ちじゃなかったんだけどなぁ…、薬を飲まなくても平気なくらい元気になれば気圧にも悩まされなくなるのかな?

とりあえず、起きててもつらいだけなので再び寝る。スマホの明かりもつらい…。

 

日が落ちて、だいぶ頭痛がマシになる。どうにかゲームにログインだけしてジェムだけもらうのが限界だった。

 

私は一週間に何回体調を崩したら済むんだろうか…これも、体力がついていけば改善してくれると嬉しいけど、どうなんだろう。

ちなみに体温は平熱なので無理に行動しようと思えばできるっちゃできるが頭が痛いは思考の妨げになるから寝れるときは寝るに限る。

この時間帯までよく寝れたなぁ…って、頭痛が気のせいじゃなかったことを自覚させる。この調子だと夜もしっかり眠れるな…と、自分自身の睡魔に呆れる。一日中寝てるぞ。



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【二十八日目】夢の記録

これは、たぶん誰かの記憶だった。

□はボロボロになりながらも誰かとデュエルしていた。

 

『もう一回、もう一回だ!!まだ私は認めない!!認めるものか!』

『いい加減にしろよお前ッッ!!雑魚が何回デュエルしたところで勝てるわけねぇだろ!』

『黙れ!!もう一回だ!』

 

何度も吹き飛ばされて、ボロボロになって。

もう何回負けたんだろうか…。それすらわからないほど負けて負けて…それでも立ち上がって悔しくて『もう一回!』と噛みつくようにデュエルディスクを構えていた。

 

『もう止めてよ!!もう、いいから!!』

『止めないよ!』

『クソッ、しつけぇ!!』

 

小さな手が□に『止めて』と止めに入るがその手を振り払って□はデッキから、カードを5枚引く。先行は□、手札から察するに―――

 

『私のターンッ!』

 

一枚の裏守備と一枚の伏せカード。

夢としてみている私にはそのカードたちの詳細はわからないままエンドを迎えた。相手のターンに移り変わり、カードを引く。

モンスターがフィールドに降臨してなんらかの効果が発動して別のモンスターが現れて2体のモンスターが合わさり別の姿へと作り変えられた。

 

『バトルッ!』

 

いともたやすく破壊され、悲鳴をあげ崩壊していく守備モンスター。□は攻撃の風圧に耐え、再び自分のターンが回ってくる。

 

『私のターン、ドロー!』

 

やはり、カードの詳細はわからない。

 

『私は…ッ!二重召喚を発動して通常召喚を2回行う!』

 

手札から魔法カードを場に出して発動させ、2体のモンスターを召喚した。しかし―――それでもデュエルの負けて、風圧で吹き飛ばされて。

身体にもダメージが入っているだろうに腕を掴み『もう一回』と食らいつく。おそらく、デュエルの原因となったであろう子どもが別の涙を流すほどにその体はボロボロで、それでもまた『もう一回』と口にする。

 

 

 

―――まだだ。もう一回ッ

 

これは、何回目?

□は何回負けて、何回吹き飛ばされた?

 

 

―――私は、まだ戦える。

 

この心がある限り、私は諦めるつもりはない。それが夢をみている私にも強く伝わってきた。

 

 

『さぁ、構えてよ。デュエルだ。私の心が折れるまで。この子の友達を返してもらえるまで続けてやる…!』

 

勝つとか、負けるとか関係ない。

□は重くなった体を引きずりながらもデュエルディスクを構える。私の心はまだ死んでいないから戦える、と。

 

『は、はは…化け物かよ』

 

相手は引きつった笑みを浮かべながらポツリとそんなことを呟いた気がした。本来は一度のデュエルで終わるところを何度も何度も引き止められて行われるデュエル。もう、何回負けたかもわからない。既に体力も尽きているはずなのに。

 

『うる…っ、さい!もう一回!!』

 

そうして、またデュエルが始まり何ターン目かにはまた敗北し風圧に吹き飛ばされる。そんなことを繰り返してた光景に変化が訪れたのは聞いたことのあるフレーズが負けっぱなしの□の口から呟かれた時だった。

 

『オーバーレイ、ネットワークを…構築。来いNo.■■ ■■■■■』

 

『な!?ナンバーズカードだと!?それは危険指定カードだぞ!!そんなのを使えばただのデュエルじゃ済まなくなる!!』

 

危険指定カード。初めて聞くワードだった。

察するに『使うことが危険なカード』って感じだが実際似合ってるかどうかはわからない。それでも危険なカードということだけはわかった。

 

聞き取れない名前を呼び泣きじゃくりながらどうにかデュエルをやめさせようと袖を引く子ども。デュエルディスクを構えた私はそれに構いもせず、そのモンスターを降臨―――

 

『□□、もうやめてよぉおおお!!!』

 

―――しなかった。

 

 

『は…?』

 

もう、止まらないところまで来ていたはずなのになぜ?と、呆けていると―――バチンっと勢いよく『私』が叩かれた。

 

 

 

「ゆうかさんッ!」

 

 

その言葉で私の意識が別の場所へと浮上する。

目を開けば、ボヤケた視界。

だんだんとハッキリと見えて来る中、私は思い出す。―――そういえば、私は夢から長く覚めないからしかたなく美雨の家に泊めてもらってたんだって。

 

 

「あー…、…」

 

ぐったりとソファに脱力したまま、深みのある赤毛と藍色の2色で編まれた三編みの彼女を見て言った。そういえば、泣きじゃくってた子どもと歳が違うだけでそっくりだ。本人かどうかは置いといて、きっと過去の記憶なんだろう。

 

「急いで思いっきり叩いちゃいましたけど、大丈夫ですか?」

「めっちゃヒリヒリするよ…、本体にまで響くことはないけど…もうちょっと手加減してほしかったかな?」

「ごめんなさい。ゆうかさんの身体が消えかかってたからつい…。あっ、これ飲んでください。」

 

くるくるとホットミルクをかき混ぜながらティーカップを差し出してくれた。飲んでみるとほんのりと蜂蜜の香りがして、なんとなく安心できるような気がした。

 

「…あれ、ゆうかさんの髪の色ってそんな明る…」

「酷いなぁ。若年性白髪なんて」

「誰がそんなこと言いましたか!!言ってませんよ!!絶対ふざけてるでしょう!」

 

そんなにムキになって答えなくてもいいのに。

私以外の夢を渡る面々に会ったら簡単におもちゃにされてしまいそうで心配だ。なんて、考えているうちにいつの間にか現実のベッドに戻っていて『色々、タイミング悪いなぁ』とため息をついた。



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5週目 エクシーズフェスティバル楽しい

【二十九日目】

今日は体調悪かった時に出来なかった洗濯をした。私だって体調悪くて倒れているのに「たくさんあるからね☆」は酷いと思う。家族の誰かが代わりに洗って干しといてくれればいいのに…なんて思うけど家族も忙しいのでしかたないのかなぁ、と。

3回洗ったあたりで干す場所がなくなったので今日は終了。残った分はまた明日。

お散歩行くほどの元気はまだないなぁ。

 

昨日寝込んでいた分の夢の記録が千文字を越えていたから投稿した。他の記録も千文字越えてればすぐに投稿できるのにな…って思うけど、あれはストーリー状とかになっているのか?と、ふと気になった。

もし、物語みたいになってて急展開が起こったら未公開な部分がわからなくなっちゃうね…なんて。まぁ、私は物語の主人公とかじゃないだろうしそうそう事件なんかに巻き込まれたりしないだろうけど!

 

感想がほとんど体調を心配してのものだった。とてもありがたかった。午前中は身体が重くてしんどかったけど午後にはだいぶ動けるようになって夢の記録や洗濯などをするくらいには元気を取り戻していた。

 

だけど、夜8時くらいになると睡魔が強くなって正直起きているのがしんどい。こう記録してる間にもウトウト眠りそうになってたりする。もう少し起きてたいよぉ!!

 

 

【三十日目】

夢で私が行く場所が公園か、美雨の家か、バーガーショップの3つに固まってるような気がする。今回もバーガーショップに居たら会いたくない人に再会という名の不意打ち拳骨を食らった。噂を頼りに探し当てたらしいけど、どういう噂になっているのかは教えてくれなかった。

 

美雨に話してなかったことを怒られるし、教えを守ってなかったことも怒られるし…。散々だったなぁ。あの人曰く、この夢に関わっていると残り5人の師と呼べる人に会うかもしれないということだった。切に会いたくないです。

 

お説教を長々と聞いていたら目覚ましスルーして、お昼の時間になってるってどういうことですか。私の朝ごはんを返してください。ちなみに今日の昼ごはんは父特製のペペロンチーノは丁度いい辛さで美味しかったけど、ちょっとニンニク入れすぎかも?

 

気力が無いときにはチョコレートを食べるとなんだか元気になるような気がするのは気のせいか。甘いものって少し食べるくらいなら癒やしよな…って思う。そういえば今日からエクシーズフェスティバルだ。何時からだっけか。

 

あと、役に立つかわからないけどTwitterのリンクを貼り付けた。日記だけでは読んでくれてる人とデュエルしたりすることができないので幅が広くなればいいなぁ…と、思いながら。

 

エクシーズフェスティバルが始まった。

休憩を挟みながら何回かデュエルしてみたけど…なんか、わざと負けに行くようなデッキの人をちらほら見かける。自分から早々にデッキ切れさせたり、〈魂のリレー〉で自分から負けに行ったり…不完全燃焼を通り越してムカムカするんだよ!!降参より質悪いと思うのは私だけ?

 

まともにデュエルだと思ったのは〈ヌメロン〉の高火力で狩られた時と…なんか妙に名前の長い〈ダークリベリオン〉なんたらと戦った長期戦くらいだろうか。めっちゃ楽しかった!

〈森のメルフィー〉って強かったんだね!!もう少し使うのに慣れたらデッキをいじっていこう。使い慣れてないうちからいじると何を変えていいかわからないしね!

 

 

【三十一日目】

なんか、夢でゾンビが出たと思ったら師が『岩塩は便利だ』とか言いながらゾンビの口に岩塩を捩じ込みながらヘッドショットを決めて、ゾンビを消し去っていた(厳密には怯ませた後に封じの石版に封じた)。その岩塩は調理に使わないでくださいね、としか言いようがない。

 

一方、美雨は『めちゃくちゃじゃないですかー!!』って叫んでたけど、その通りだと思う。でもな、美雨。私の師はあと5人いるんだぞ…つまり、めちゃくちゃなのがあと5人いるんだ。塩の便利さを唱えるだけの師はまだマシな方なんだ…。

 

目が覚めたら昼の2時を過ぎていた。やりたいことたくさんあったのに!!お散歩とかエクシーズフェスティバルとか洗濯とか!!今からじゃ全部は間に合わないじゃないっすか!!どうしろというんだろう。

 

母曰く、何度も起こしたそうなんだが、私は一度寝たらなかなか起きない。ただでさえ、最近は寝る時間がものすごく長くなっているのに隣室とかの明かりとかが気になって眠れなかったから悲惨だ。

せめて、10時までには寝ないと起きられないのになぁ…。これ、忙しくなったときどうなっちゃうんだろ。

 

今日のフェスティバルはデュエルらしいデュエルだったけど、〈希望王〉なデッキ…すごく強かったな。今回は流石に運が悪かった気がする。ごめんね、ラビィ。キミだけの力じゃ1ターンに降臨してきた攻撃力6000とか4000の連続攻撃は防ぎきれなかったよ。〈希望王〉も1ターンにたくさん出てくるデッキなんだね?

 

〈サンダーボルト〉が引けたとき、「何とかなった!!」と喜んだけどモンスター効果で防がれて、「あーぁ…」ってなったしかなり強かったなぁ。勝てるかどうかわからないけど、またデュエルしたいぞ!!

次は私に一回でもエクシーズ召喚する猶予をください!!なんてわがままを言ってみるけどそれは私の実力次第だよね。

 

夕飯後に今日は家族全員でトランプで遊んだ。私の家ではババ抜きよりも七並べのほうが盛り上がるので七並べを4回戦ほど。

 

3回パスすると罰ゲームがあるからどのカードを出せば次につながるか考えながらカードを出していかないとすぐ罰ゲームになるから大変だ。まぁ、それが盛り上がるんだけど…罰ゲームになるとみんな悪い意味でノリノリになるからできるだけ当たりたくなかったなぁ。落書きとかそういう跡が残る類じゃないだけマシかもしれない。

 

うちの家族は結構、運が良いから良い手札がなかなか回ってこないんだよね。ビリにならないように工夫するのにいつも頭を使うんだ。

 

 

【三十二日目】

昨日、友人が「ジェムが貯まったからそろそろ新しいデッキを作ろうかな」と言っていて、ふと私もジェムが貯まっているから作ろうと思えば新しいデッキを作ることができるんだよね…。

 

第二のデッキ…〈メルフィー〉以外のデッキかぁ。なかなかピンと来ないな。そもそもどういうテーマがあるのか事態わからない。デュエルでマッチングするのはどれも見た目から強そうなカードばっかりだし…自分の好みなカードなんてみたことがない。

とりあえず、ジェムを無理に使うことはないから今はまだ貯めておくとして…そのうち、第二のデッキについても考えなくちゃなぁ。作るなら、〈メルフィー〉とはまた違った方面のデッキにしたいし…。私が楽しいと思うデッキにしたいよね。

 

今日、なんとなく思い至って電子レンジで作れるメレンゲクッキーにチャレンジしたけど大失敗。

 

何が悪かったのか、途中までは良かったんだけどメレンゲを立てるときにいくら混ぜてもツノが立たなくて…一時間くらい泡立て器で頑張ってたけどクリーム状にしかならなかったので諦めてレンチン。

そしたら…美味くもなく、不味くもなくなんとも言えない物が出来上がった。食べたら、歯にくっついて食べづらかったけど妹には地味に好評。失敗作だけど、喜んでもらえて…うれ、しい?

 

レシピ本を見せながら、「次は何を食べたい?」と聞いたら琥珀糖を示された。完成までに時間がかかるやつじゃんよ。

 

ジェムが貯まりすぎてジェムを受け取れなくなってしまったので仕方なくガチャったら〈堕天使〉なる面白そうな名前のテーマがあったのでそれを引いてみた。

 

ただ、実際に組むつもりはなくて、冗談半分に「黎明の堕天使ルシフェルが来たら堕天使デッキ組むわ」と言ったら10パック中2枚もURである〈黎明の堕天使ルシフェル〉が出てきてしまって「あれ、もしかして…組めって言われてる?」ってなった。

しかも、なぜか背後から視線を感じて…後ろに振り向いたら『言ったからにはちゃんと組めよ?』と笑いながら言われた……気がした。いつものやつだな…たぶん。

 

メルフィーの時は事前に紙の方で軽く触れたことがあったから、パパっと組んでから何回かデュエルしつつ今も調節してるけど…堕天使は一切知らないから何のカードを入れればいいのか…わからないな。そもそも〈堕天使〉ってどういうテーマなんだろう。そこから調べないとな。

 

追記:一応、検索して調べたり友人に聞いたりして堕天使テーマについて情報を集めたけど『墓地に敢えて送って召喚する』『自分のライフを削って展開したりする』とかくらいしかわからなかった。つまりあれか。いつも私がやってるような長期戦はできないってことかな…。少なくとも今まで使ってきたデッキより火力は高くなりそうだ。

 

夕飯後は母と妹の3人でファンタジー系TRPGをした。

 

一周目ではコック役の私がラストシーンにて、魔王も聖騎士も突破出来なかった難題をなぜかフランスパンで解決してしまう喜劇が起きた。結界の中に閉じ込められた囚われの姫を『姫、このフランスパンをお食べください!!』とか言いながら救い出したんだ。

二周目には死霊使い役の妹が序盤からホットケーキの材料を集めながら冒険していたのは知っていたが、ラストシーンでは『私のホットケーキは奪わせないぃいいい!!』などと謎にホットケーキへの物凄い熱意を発揮しつつ、降り来る隕石軍をどうにかした。あの熱意は成り切りだから発揮されたんだけど…一周目も二周目も「どうしてこうなった!?」と言わざるえない、笑いの止まらないストーリーになっていた。

GMをした人ですら予想もできない展開になってて、最初から最後まで笑うしかなくてお腹が痛くなった。本当にどうしてそんな展開になってしまったんだろうか?思い出しただけで笑えるよ。

 

 

【三十三日目】

なんか、なんというか…夢で人に取り憑いていた化け物を食べた気がする。見た目は…調理前の手羽先みたいなのに瞳があって、蛾みたいなやつ。味は…こう、うすしお味のじゃがいもを食べているような芳醇な芋感と僅かな塩味?食感は蒸したササミ。

 

『久々の食事、美味しかった』なんて言った気がする。

しかも、美雨にガッツリ見られてて引かれた…いや、あれはわざと見せさせられたな。先日、塩信者な師が普通の食事は私にとって毒だと美雨に教えてしまい、お互い気まずくなってたところに悪霊祓いと称して私に『やれ』と拒否権なしに言ってきたんだ。

たぶん、美雨に私にとっての毒にならない食事を手っ取り早く教えたんだろう。でも、やり方ってもんが…いや、しばらく絶食して、耐性あるからって夢での食べ物という毒ばかり食べてた私が悪いんだけどさぁ…。

 

『夢での飲食=あの世での飲食。食べてはいけない』的なことを昔教えられて、実はしっかり覚えてる。もし、自分と同じように夢に彷徨って来ちゃったやつがいたらキッチリ忠告するくらいには。

『別にお前の場合は食事をしても構わないが、その代わりきちんと喰らえ。じゃなきゃ弱るばかりだぞ』だそうで。

ここ最近はいつも天気の悪い日は体調を崩してるけど、今回は夢で"化け物喰い"をしたおかげか比較的に体が楽。頭痛いけど。

 

雨が降り止んだら頭痛がおさまった。やっぱり天候が崩れると体調も崩れるらしい。おかげでカレーライスが美味しく食べられたよ。頭痛い時にカレーライスを食べたら美味しさ半減しちゃうしね。

 

今日は日曜日だし、体をゆったりと休めて月曜日からまた体を丈夫にしていくための活動を調節が難しいけど、無理しない程度に頑張ろう。

 

夕方にも雨が降るなんて聞いてない。本来は子犬(先日1歳になったからこれからは愛犬って呼ぼう)の散歩に行く時間だったのに雨が降り出したのでベランダに放牧することになった。

ベランダに行くには私の自室を経由するしかないのでベッドで休んでいた私は愛犬のダイレクトアタックを食らってダメージを受けた。元気そうでなりよりだけど、パワフルすぎるのと重量的に痛いよ愛犬。

 

追記:帰りにも私にダイレクトアタックをしかけながら愛犬はお家に帰りました。1時間近く遊んでたくせに元気だなぁ。

 

〈堕天使〉デッキを作ると決めたものの、何のカードを入れるのか全くわからん。レシピを検索してるんだけど、詳しく見る方法もわからないし…どうすればいいんだろう。

〈メルフィー〉のときは『だいたいこれを入れるんだな!』ってのがわかったからデュエルできる程度にはデッキを構築して地道に直してるけど…それ以前の問題だ。

 

正直、私にとって思い浮かぶ堕天使といえば遊戯王初代のアニメに出てきた〈堕天使マリー〉だ。たぶん、いや…絶対私が組もうとしてる〈堕天使〉デッキとは違いそうだ。まだ〈メルフィー〉も調整し続けてるのに困った。

とりあえず、本格的に作るのはイベントが終わってからにするつもりだけど…まったくわからん。

 

そういえば、友人が言っていた『お前らしい』って何なんだ?リアルで(対戦相手もいないのに組もうとした)未完成な〈絵札〉デッキや〈メルフィー〉デッキに対しても『お前らしい』。これから組もうと思う〈堕天使〉デッキに関しても『お前らしい』という。

 

私らしいってなんなんだ?

 

 

【三十四日目】

今日は風がとても強い日。天気が崩れているわけでもないのになぜか体調不良で結局寝込むことになる。ねぇ、昨日までは比較的元気だったのになんですぐに体調悪くなっちゃうの?

こんなことなら我慢せずに昨日のうちにゲームやっておけばよかった…と、思うんだ。夕方くらいには元気になってるといいなぁ。

 

日が落ちて、家が揺れるくらい強く吹いていた風が止んで私の体調不良もだいぶマシになった。結局、風が止むまで体調悪いままで最悪だったなって。昨日『明日は早く起きてお散歩行くんだ!!』って意気込んでいたからショックだ。

 

でも、この調子なら夕飯後に少しデュエルができるかもしれないと考えたらワクワクする。

追記:体調不良の原因がわかった。たぶん、最大でも後3日くらいたてば体調不良治るんじゃないかなぁ。風邪とかじゃなくてよかったけど、あんまり嬉しくないなぁ。

 

一番最初に出てくる魔法カードでなんのデッキってわかることってあるんだね。偶然かもしれないけど、〈懐柔〉が出てきた瞬間に「あっ、やべぇ。メルフィーだ」って身構えた。

 

自分も〈メルフィー〉デッキなんだけど、普通のメルフィーはロボットに乗ったりするって聞いてたから警戒したわけなんだけど…確かにメルフィーだった。だけど、予想外に〈オジャマ〉が出てきて「えっ!?」ってなってから〈希望皇〉のシリーズが降臨してきて更に「ぇええええええええ!!?」と、混乱しているうちに負けてしまった。なにあれ面白い。

 

 

【三十五日目】

目が覚めたら11時でびっくりした。目覚ましもバッチリかけてあったし、夜も早く寝たのにガッツリ寝坊したんだ。これはまた生活習慣治すリハビリから再スタートだな。

 

そういえば今日は2/22なんだね。体調崩したりして寝込んでるときのほうが多いから自覚なかったけど、ツイッター開いたらたくさんの猫の画像やイラストが流れてきたから「今日、猫の日かぁ」って思わず呟いちゃったよ。

 

エクシーズフェスティバルの終了が近いせいか、マッチングしない時が増えてきた気がする。マッチングしにくいってことはまさか…、すべての報酬を入手済みな人が多いってことなのかな?

なんか、今日のマッチング…今の所、自爆する人とコインも貰えない降参をする人たちとしかマッチングしてないんだよね。不完全燃焼…デュエルらしいデュエルがしたいよぉ。

まさか、デュエルらしいデュエルをする人たちはみんなコインを集めきってランク戦に戻っちゃったとかなのかな?結構、報酬多いと思うんだけど…もう終盤だからなぁ。なくはなさそう。

 

母が買い物してきたついでにお土産としてポップライスを買ってきてくれた。甘くて美味しいんだよね。そういえば、『ポップライス』って正式名称なんなんだろう。

私が小さい頃は祭りとかで無料配布されてたお菓子だったんだけど、その時は『ポン菓子』って書いてあった。『ぶぶあられ』とも言うみたいだね。調べてみたらだいたいこの3つの名前で呼ばれてるのかな?

昔はよく食べてたけど、最近は駄菓子コーナーでしかみかけなくなって寂しいけど、好きなお菓子なんだよねぇ。ポップしてるけど材料はお砂糖とお米が使われてるから食べ過ぎ注意なのは難点だと思う。カロリーオフならたくさん食べられるのになあ…なんて、太っちゃう思考しちゃうんだ。笑っちゃうよね。




アンケートは2月いっぱいで締め切ります。
まだポチッとしていない方は優しい心でポチッと協力お願いします!(欄にその他って入れたけど、その他ってなんだろうか…。私自身がわからんぞ…。)


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6週目 なんか色々あった気がする

【三十六日目】

そういえば今日、夢で美雨と話していたら4月から高校生になるということを知った。今住んでいる場所を離れて全寮制の学校に通うんだとか。進学先のパンフレットを見ながら色々話してたけど、気になるのは〈決闘者選抜コース〉やら〈アクティビティデュエル同好会〉の単語。

普通科に進む美雨は選抜コースは関係ないこととして笑っていたけど、『同好会は興味ありますね』って話してた。『私も興味ある』って言ったら『だったら、一緒に高校通いましょう!』と手をぎゅっと握られた。

 

これから三次募集があるらしいけど、私が高校受験すんの!?無理じゃない?って言ったら『おじさまに頼んでみます!!』って張り切ってた。

 

美雨、お願い!まって、受けれたとしても受かる気がしないよ!!だって英国数理はまだしも社会なんてわかんないよ!!絶対、歴史とか現実と違うもん!あと、私の英語の成績いつも救済処置でなんとかなってた赤点レベルなんですけど!!やめてぇ!!

 

目が覚めてしばらくしてから感想をじっくり読みながらそれぞれ返事を書いた。たくさんの感想が来て、読む度に私の日記を読んでくれる人がたくさんいるんだなぁって思うんだ。

 

アドバイスをくれたり、感想をくれたり、体を心配してくれる人がいてそれを読んでまた一週間頑張ろうと思うんだ。私は一週間の中で一番水曜日を楽しみにしていて、「今週も頑張ろう」って気合が入るんだ。スタートが月曜日じゃないから不思議な感じだけどね。

 

うっかりお夕寝したら美雨が顔を覗き込んでいてびっくりして額を強打。互いに蹲ることになった。どうやらおじさまとの話をつけたらしくって、受験資格を得られるようにするかどうか実際に会ってから決めるとかなんとかでそのおじさまのところに連れてかれた。

 

美雨に案内されたのは書斎のような場所で、そこにおじさまらしき白髪の男性がいた。しばらく、色々話していたらなんかよくわからないうちに話が進んで話始めの頃は『受験しない』ということで話が合致してたのにいつのまにか『受験しろ』になっていた。なんで。

 

今日の夕飯はうちの家族の取り合い大決戦が行われる代表格のごはん!おでんだった。

味がよく染みた大根やこんにゃくは多く煮られていてもみんな大好きだからうちではすぐ売り切れちゃうんだ。タマゴや昆布は個数が決まってるから安心なんだけど、大急ぎで食べなきゃ具が無くなっちゃうこともあってついつい食べ過ぎちゃうんだよね。おでんの日って。でも、美味しかった!!

 

 

【三十七日目】

昨日の寝る時間も遅くない。目覚まし時計もきっちりかけてあったのになんで寝坊してしまうんだろう。毎回『明日は早く起きるぞ!』って気合を入れて寝てるわけなんだけど、うまく起きられない。どうすればいいんだろう?

 

いつもはお昼前に起こしてくれるくせに今日に限って誰にも起こしてもらえず、気づけば昼過ぎ。

アニメやゲームを優先して私をスルーしてった家族を私は許さない…。腹を立てて朝ごはんも昼ごはんも食べず部屋に籠もる。のは、いいんだけどそろそろお腹が減って辛いので心配して誰か様子を見に来ない?

 

家族が誰も声かけに来ないって拗ねながら待ち続けること夜の9時頃に今更になって様子を見に来る。

「遅いよ!!」って思わず言ったし、「アニメやゲーム、愛犬より私の優先度は低いんだァァァ!!」とぐだぐた布団に包まれながら一時間くらい文句してた。自分が言うのもあれだけど、面倒くさいやつだなぁって思った。でも、それが自分だから諦めるしかないんだ。

 

ていうか、夜に叩き起こしたらまた昼夜逆転生活に逆戻りじゃないかな。お母さん。

 

夕飯後にエクシーズフェスティバルにチャレンジしようとしたら終わってた。そっか、今日が24日か…って悲しくなりながらランク戦に挑んだらボロ負けした。対戦相手は〈ブルーアイズ〉と〈ヌメロン〉が合わさった見たことのないデッキで、一瞬にして攻撃力9000を食らいワンパンされた。

いつもながら、「強ぉい!!すごぉい!!」って心のなかでパチパチと拍手しながら相手を称賛して満足した。今日もよく寝れそうである。

 

 

【三十八日目】

なんだかんだよく寝れた昨晩。自分でも丸一日寝てて夜もきっちり寝れた私に驚いている。もしかしたら自分が気がついてないだけでどこかしら体調が悪かったのかもしれない。

しかし、それにしても今回のはなかなかの悪夢だったなって思う。『あんまり、鏡を覗き込むもんじゃないな』って全てを見終えてから顔を真っ青にした美雨に話したのは覚えてる。軽く遠くを見るつもりで向こうで鏡を覗き込んだのは失敗だった。あれは本当に残酷すぎて、美雨に見せるものではなかった。

今度鏡を覗き込むときは美雨のいないところでこっそり見よう。そうすれば鏡の向こうから映し出される化け物との命がけのゲームに巻き込むことはない。もし、鏡に映った光景をみせるなら大丈夫だとわかってから見せたほうがいいのかもしれない。危険なことに耐性のなかった美雨の気分を落ち着かせるのにはしばらく時間が必要だった。

 

今日の朝ごはんは明太子だったのに、まさかのお昼ごはんも明太子。お母さんに「私、朝も明太子食べたよ」って言ったら「えっ、ごめん」と謝られた。まぁ、美味しいからセーフ。

 

その後、買い出しに行ってスーパーに芯まで食べられるという台湾パイナップルなるパイナップルが完熟で売っていたので自腹購入!夕飯のときに出てこなかったら私は泣く自信がある。

 

今日はマスターデュエルを起動したら、ソロモードで格闘してた。レンタルデッキでデュエルしてるんだけど使い慣れなくてミスばっかりして負けちゃうんだ。6戦6敗である。昨日のデュエルを含めれば9戦9敗かな?

どうやったら勝てるんだろう?って、悩みながらデュエルしてるわけだけど少しずつ生き延びられるようにはなってる!!でも、まだ不慣れで勝てない!!ある程度ソロモードがクリアできるようになったら私も今よりずっと強くなるのかな?なんて思いながらデュエルしてた。

レンタルデッキだから上手くなっていけばいつか勝てるはず。負け続けても毎回違う敗因だし、勝てるまで頑張るのもまた楽しいんだよ!!

 

夕飯後のデザートに私の希望通りに台湾パイナップルが出てきて大満足。とっても甘くて、本当に芯まで柔らかく美味しく食べられた。あんまりにも美味しくて山のようにあったパイナップルがあっという間に空っぽになっていた。美味しいものは人気があってあっという間になくなるから寂しくなるけど、それだけ美味しいってことだからしかたないね!

追記:たくさん食べても他のパイナップルみたいに舌が痺れない!と、調子に乗ってぱくぱく食べすぎたみたい。やっぱりパイナップルはパイナップルなわけで舌がびりびりする…。食べ過ぎはだめだね。

 

 

【三十九日目】

まだまだ眠いと思っていたのに妹にパンで起こされた。

そのままねむねむとした状態で朝ごはんを食べたのは覚えてるんだけど…気がついたら今度はお昼ごはんで母に起こされて、私がご飯を食べたあとにまた寝てしまったことを自覚した。ちなみに薬の数を数えたらちゃんと朝分の薬は飲んでいたようで安心した。

 

うっかり、また夕方になってから寝てしまったと思ったら火の海にいて、火の怪物に襲われた。

夢だとすぐに理解したけど、めちゃくちゃ焦った。ちなみに夢だとわかった理由は体がとても軽くて、腰にデッキケースが装着されてたから。

 

必死の思いで祈ったら〈メルフィーラビィ〉を呼び出すことができた!のはいいんだけど守備力が高いはずのラビィの毛が燃えてパニックになったり、体格が小さくて炎を避けるにも抱えたほうが確実だったり色々めちゃくちゃだった。終始ラビィを抱えて逃げ惑ってた気がする。

せめて、トラップカードや魔法カードが発動できればってデッキケースからすべてのカードを取り出して同じ要領でモンスターカード以外を使おうとしたんだけどうんともすんとも言わないし。でも、〈パピィ〉や〈フェニィ〉などモンスターカードたちは呼び出せた。

今考えたらラビィ以外のメルフィーたちは手札に戻る効果があるから、多分デッキ自体が手札扱いになってたんだと思う。びっくりしてすぐにデッキへと帰ってしまったんだ。

 

ラビィを抱えたまま炎に焼かれないように逃げ惑ってて、いっそ焼かれるなら!!みたいな自棄っぱちで「いっそ、お前も炎に巻かれてしまえ!!」と、叫んだら炎に包まれる感覚と同時に悲鳴が聞こえ…気がついたら自分を襲ってきた火の怪物は消えていた。

 

火の怪物がいた場所には〈逆巻く炎の精霊〉というモンスターカードが落ちていて、それを拾ったら布団で目が覚め、今に至る。

一体何だったんだろう。あれは実在するカードの名前なのかな。調べれば出てくるとは思うけど、なんとなく検索する気になれなかった。

 

目が覚めてからしばらくして、私の知っている限りの〈アクティビティデュエル〉もしくは〈アクティブデュエル〉の情報をまとめてみる。

 

まず…アクティビティ、アクティブという時点で通常のカードゲームと異なり動き回るということがわかる。

そして、向こうで調べたところ例え場にモンスターがいたとしても、特殊能力が無くても隙があればダイレクトアタックがどんなモンスターでも可能だというところだ。しかも、カードのモンスターとの信頼度や指示の出し方など色々な要素が関わってるっぽかった。もはやカードゲームというよりもガチのモンスターバトルだ。

そして、もう一つ気がついた点といえば〈通常のデュエル〉と〈アクティブデュエル〉では別物のデッキを使用しているのは確定なんだけどデッキの構築の仕方がなんとなく…めちゃくちゃな気がする。もしかして、使えるカードに一定の条件があるのかもしれない…なんて。勝手に想定してみる。

 

今日のデュエル、面白いのがあった!

エクシーズフェスティバルの時に自爆デッキによく入ってた〈チキンレース〉という魔法カードをコピーと出し直しを何回もして、ツボとかも使ってたくさんドローしてなにしてるんだろう?って思ってたんだよ。

ライフも残り少なくなってるし、残りデッキ枚数も少ない。「もしかして、ランク戦で自滅デッキか?」と後ろの誰かが呟いて私は「いや、たぶん…〈ブルーアイズ〉とか入ってるけど…このドロー回数。〈エグゾディア〉じゃないかなぁ。まだ見たことないけど手札に5枚揃った時点で相手は勝つらしいよ?」と話してたんだ。

そして、そんなことを話してる中でも何回もドローしてて、残りデッキ枚数6枚ってなった時やっぱり〈エグゾディア〉が出てきたんだ!!テンション上がった!!

 

「ほら、やっぱりエグゾディアだよ!!初めてみた!!エフェクト特別かよ!!かっけぇ!!」ってテレビを指差しながら後ろにいる誰かに言うけれどそこには誰もいなくて、あれー?ってなった。うちの家族にはカードゲームに興味ある人いないし飽きてどっか行っちゃったのかな。

 

 

【四十日目】

今日は昼前に愛犬をベランダに出して遊んだ。

母がお昼ごはん前に「愛犬のゲージの中の掃除をしたい」ということで私がベランダに出て愛犬の様子を見る係をしたのだが…パワフルすぎて大変。愛犬がジャンプする度に愛犬が顔に当たるし、ジャンプの予備動作の際の前足が太ももに力強く当たって痛いとか。愛犬の世話にそこまで参入してない私は凄くワタワタしてて、途中で妹にヘルプを出して助け出された。ほんの半月前よりパワフルになってる気がするのは気のせいか?

 

昨日、ツイッターでアドバイスを貰ってさっそく〈キャット・シャーク〉というエクシーズモンスターをデッキに組み込んでみた。

まだまだ慣れてない私はたった一枚のカードを加えただけで「どうすればいいんだろう?」って頭を悩ませてしまうから慣れるまで大変だ。

実は昨日のうちに〈キャット・シャーク〉以外にも〈ミセス・レディエント〉っていう…かわいいわんちゃんっぽいリンクモンスターも加えてみたんだけど使い方がいまいちわからない!!

シンクロ、エクシーズはなんとなくわかるんだけどなぁ。リンクとペンデュラムはあんまり使わないからすぐ忘れちゃうんだ。チュートリアルの召喚方法を見直そう…。

 

ふと、なんとなく私の日記を読んでいる人がどれくらいいるのか気になってUAという欄をタップしてみたら毎週、たくさんの人が私の日記を読んでいることを知った。感想が届くから読んでいる人がいることはわかってたけどまさかここまで多いとは思わなかったんだ。

私はただ、日々のことを日記として綴って更新してるだけなのになんで?って思いつつツイッターで呟いたら私の日記で励みになったり、考えに賛同してくれたり、陰ながら応援したりしてくれてる人たちがいて私は嬉しくなった。

なかなか強くなれないけど、私は私なりに地道に頑張ろう。そうすれば自分だけのデッキができるはず…!

 

チュートリアルでリンク召喚を見て、召喚方法はわかった。

問題は…その使い方だ。運が良いことに〈ミセス・レディエント〉は位置にこだわらなくても場に出てるモンスターに効果を反映させる能力だったからなんとかなるだろうけど…召喚するタイミングがちょっとむずかしい気がする。

 

〈ミセス・レディエント〉だけじゃなくて〈メルフィー〉や〈キャット・シャーク〉などのエクシーズモンスターたちも召喚するためにモンスターが2体必要だ。

〈キャット・シャーク〉自身には火力はそこまでないし、無策に並べようものなら単純な火力で潰されてしまう。〈サンダーボルト〉などフィールドのモンスターをすべて破壊するようなカードが出てきた時なんかには場に出すモンスターがなくなって打つ手が無くなるし…うーん、である。慣れてから考えるか。

 

 

【四十一日目】

今日は頭が痛い日。昨日塩分摂りすぎて頭が痛いのかな…なんて思ったけど、どうやら気圧が下がってるみたい。夕方までには少しはマシになるといいなぁ。明日は私が復帰できるかどうか試すための仮授業があるから今日中に準備しておきたい。当日に準備しようとすると遅刻しそうなんだよね。

 

なんか、今年の冬に新しいポケモンのゲームがでるんだって!!新しい3匹のポケモンはどの子もかわいいし…なんかちょっと欲しいかも…。でも、私にはマスターデュエルがあるし…。冬だとちょうど忙しい時期なんだよね。どうしよう!!

もし、余裕があって買ったとしても私のゲームできる時間は短いし…できるとしても今の所1日1つのゲームだけ。どっちもやりたいけど…時間は限られてるし、そもそも体力が持たないだろうなぁ。

 

頭が痛くてお昼寝したら、かわいいぬいぐるみが目の前にいてラビィと一緒に『かわいいね』って話してたの。そしたらどこからかハサミが現れてぬいぐるみが引き裂かれてかわいいぬいぐるみが怖いぬいぐるみに変わってしまった。

 

ラビィはハサミがぬいぐるみを引き裂いた瞬間に私を置いて逃げちゃうし、転んで逃げ遅れた私はただただ迫ってくる引き裂かれた怖いぬいぐるみを見ているしかなくて『助けて…!』って祈ったら目の前に黒い羽根がふわっと落ちてきてその夢は終わった。

現実でツイッターに即呟いたらかわいいぬいぐるみが〈ファーニマル〉。怖いぬいぐるみは〈デストーイ〉ということを教えてもらった。

まだ見たことないモンスターを夢見るなんて、私の夢も中々に正確性があるのかもしれない。でも、もしあの夢が現実に反映されるとしたら私は〈デストーイ〉と対戦するときは〈メルフィー〉じゃなくて〈堕天使〉ってことになるのかな?

あんまり〈デストーイ〉に会いたくないなぁ…って思ってるのはごめんなさい。だって、見た目がなんか怖いんだもん。

 

ツイッターで「堕天使さん保護者」とか「ツンデレだ」という話が出て笑ったら頭上からぬいぐるみやら辞書が落ちてきて途中から羽根の持ち主から殺意を感じて笑うのをやめた。だって、さすがに辞書が落ちてくるのは怖いんだもん。

ついでに、その話しを友人にしたら「大丈夫だ。とある主人公に憑いていたカードの精霊な悪魔はヤンデレだから」と返事が返ってきた。何が大丈夫なんだろう?よくわからなかった。

 

 

【四十ニ日目】

今日から3月になった。

3月のイベントといえばひな祭りとホワイトデーかな?ひな祭りらしいことをやるかどうかうちではわからないけど、ホワイトデーに至っては私に全くの関係がない。バレンタインで家族にチョコあげたところでお返しが返ってきた試しがないし。

 

まぁ、それは置いといて今日から3日間私はオンラインで授業(補講?)を受けることになってる。半年ぶりの授業でわくわくするけど、一旦落ちてしまった集中力でどこまで授業に耐えられるかが心配だ。とりあえず、今から始まる午前の部を頑張ろう。

 

午前中はなんとか乗り切った。

ペンを置いてる暇がないくらいの超スピードで進んでいくから手は痛いし書ききれないしでもう泣きたくなるほどだったけどなんとか乗り切った。

次は午後の部だ。午後の部は一時間くらいだからなんとか集中できると思う。午前の部みたいな超スピードじゃないといいけど、「聞き逃しがないように頑張らなきゃ!」とお昼ごはんを食べながら張り切った!私はまだ頑張れる!

 

午後の部が終わった。久しぶりの授業だったこともあってとても疲れた。そういえば月が変わったということはランク戦のシーズンも変わったということだよね?また今月も…あれ、シーズンが変わったということは私はまたシルバーランクから降格したってことなのかな…。

 

やっぱり、新シーズンになったことでシルバーランクからブロンズランクの一番下にまで降格してて慌ててシルバーに戻れるようにデュエルしたんだけど…なんだか嬉しくない結果になった。確かにシルバーランクへは今日中に戻れたんだけど…勝利方法が『相手の降参』『通信切断』『タイムアウト』だけ。ちゃんとデュエルに勝ちたかったぞ!!

なんならワンパンされても私は満足するのに、明らかに「あっ、これこのまんま攻撃されたら私負けるなー」って場面で相手が降参したり、一生懸命勝つために悩んでいるんだろうけど相手が悩みすぎてタイムオーバーしちゃって勝つとか全然嬉しくない!!むしろ、「えー…」って不完全燃焼でがっかりしちゃうの私だけなのかな?

とりあえず、シルバーランクに戻れたのは良かったけど…デュエル自体は不満足…。でも、今日はもうデュエルする元気ないからまた明日にチャレンジしよう。明日はデュエルらしいデュエルしたいなぁ。



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7週目 切に丈夫な体になりたい。

【四十三日目】

オンライン授業、2日目。昨日、夜遅かったわけじゃないけど久々の勉強が疲れたみたいでうっかり寝坊しかける。もし、オンラインじゃなくて普通に学校に登校する授業だったら確実に遅刻していただろうなってひやひやした。だって、開始10分前だもん。パソコン、起動間に合ってよかった。

 

午前の部が終わり、眠気に耐えながら午後の部を迎えたわけなんだけどやっぱり半年間で低下した集中力では途中でうとうとして聞き逃しが複数あるのが残念。授業を受けるのは楽しいのになぁ…。

 

授業が終わったらすぐに今晩中に提出しなければならない課題をパパッと終わらせて(正答率は低かった)マスターデュエルを起動してデュエルをしていた。そしたら、母が来て暇だと思ったのか『愛犬をベランダに開放したいから、部屋を片付けて欲しい』って。

おかげで心の中で開催しようと決めていた『フォロワー20人記念デュエル』は始まる前に中止。後日に回ってしまった。私はまだまだ弱いから勝てるとは思ってないけど日記を読んでくれてる人やフォロワーがどんな強いデッキを使ってるか、実際にデュエルして知りたかったのに残念。でも、絶対近々『20人記念デュエル』はやるんだ!!

 

やっぱり久々の勉強は疲れるみたい。眠くて眠くてお風呂に入ってるときもうとうと眠くてゆっくり浸かることもせずパパッとあがっちゃった。眠いときの長湯は危ないからしかたないけど、もうちょっと入っていても良かった気がする。

 

でも、勉強になれていけばもっとデュエルもできる集中力も上がるのかな?

 

 

【四十四日目】

今日の夢では私は最後に社会の教材を必死に覚えようとしながらも覚えられず、そのまんま受験当日を迎えていた。国数理はなんとかなるんだけど永遠の苦手科目である英語とそもそも常識が異なる社会なんてわかるはずもなく、頭を抱えていた。

そしたら、いつもみたいに実体化しているわけではなく半透明な〈メルフィーラビィ〉が助けてくれるってジェスチャーを送ってきたのでこっそり指示を出してダメだってわかってるけどこっそりカンニング。

精霊に協力してもらうなら誰にも認知されることはないだろうって実行したんだけど…、回答回収後。何人か番号を呼ばれ、私の番号も呼ばれて部屋を退室したら…〈デュエリスト選抜試験〉を受けることになってしまった。

 

『なにかの間違いじゃ!!?』と訴えたら、『精霊によるカンニング行為を確認した。こちらがソレの対策をしてないと思ったか?受けなければ受験資格を無効とするからな』とデュエルディスクを押し付けられ、貸出カードでデッキを組む猶予を一時間与えられた。もはや拒否権がなかった。

でも、私は自分で強いデッキを組んだことがない。組んだことのあるデッキといえばわけもわからないまま選んで適当に組んだ有り合わせデッキと今、マスターデュエルで使ってる〈メルフィー〉デッキのみ。

悩んでいても時間が過ぎて行くだけだし…と、私は覚悟を決めてカード部屋で『精霊たちよ、私に力を貸してくれる精霊はいないか!』と声を出した。そしたら、カードに宿っていた精霊たちが顔を出して来たので私はそのまま話をする。

 

『私はカードに触れたことがあまりない初心者で、デッキを組めるほど知識もない。きっとデュエルしてもキミたちの本来の力を引き出すことはできないと思う。だけど、デュエルに勝ちたいんだ!!誰か、誰か!!こんな私と一緒に戦ってくれる精霊はいないか!!』って。

シン…と静まるカード部屋だったけど、しばらくするとおずおずと小さく手を上げ『僕達でよければ力を貸します』と言ってくれた少年がいた。私は感謝を述べて彼の指示に従いながらデッキを組んでデュエルに挑み、精霊たちのアドバイスに従いながらギリギリとはいえそのデュエルに勝利することができた…ってとこまで夢で見た。

ちなみに精霊たちの名前は〈墓守〉だった。もしかして、これも実在するカードなのかな?

 

今日が3日連続授業の最後の日。やっぱり、久々の授業は中々集中力が持っていかれていて、ラストの今日なんかは後半は机に突っ伏して寝ていた。「楽しみだった授業だったのに!!」と嘆きながら目を覚ましたのは授業終盤頃。フルできちんと受けたかったぞ。

 

一時的にとはいえ、日記のお気に入り登録とツイッターのフォロワー数が20人に達していたため、昨日できなかった『記念デュエル』を開いた。

 

残念なことに唐突に開いたこともあって予定が合わない人が多く参加してくれる人は少なかったけど、普段のデュエルに使用してるデッキや調整中のデッキなどいろんなデッキを自由にみんな使ってくれたから楽しかった!

私はシルバーランクだし、〈メルフィー〉しかないから格上ランクの人の相手になるか、楽しんでもらえるかちょっと不安だったけどちゃんとデュエルらしいデュエルできたし、『楽しかった』と言ってもらえたから安心した。

次開くときは事前に何時頃都合がいいのかアンケートを取ってから開催しよう。そうすればきっと、参加者も多くなりそうだし楽しそう!

 

うっかり寝たら夢の続きを見た。

どうやらもう受験した合格者が発表されたとかで私を美雨が呼び出したみたい。なんだかすごくハイテンションだなぁ…って、思ってついて行ったらパソコンの画面をパッと見せられた。

そしたら本来受験した〈普通科〉ではなく、〈デュエリスト選抜〉が後々行われる〈決闘科〉に合格していた。成績順で番号が乗るらしく、私は一番下だったが〈普通科〉に入学するはずがなんでこんなことになったのか。カンニングがいけなかった…?

 

夕飯の後にデザートとして桜餅が出てきた。

「そっか、今日がひな祭りの日なんだっけ…」と思い出した。うちでは雛人形とか飾るわけじゃないから私にとっては〈ひな祭り〉は桜餅が出る日。私は桜餅の餅より桜の葉の方が好きでテンション上がるんだよね。

 

 

【四十五日目】

今日は随分と寝過ぎだ。時計を見たら夕方の四時半で、お昼ごはんも食べずに寝てたらしい。何度か母にも、夢にいる美雨にも起こされた気がするが、その度に「まだ眠い」と言うだけでそのまんま力尽きた。

ちなみに母は揺すった後に布団を剥がして放置、美雨は揺すって声をかけた後にしかたなさそうに布団をかけ直してくれた気がする。私ってば、夢ですら寝てるとかよっぽど疲れてたのかなぁ。実はまだ眠い。

 

起きた時間が遅いから今日は特にやることがなんにも出来ないなぁ…。洗濯するには時間が遅すぎるし、どうしよう。とりあえずお腹が空いたから割れ煎餅を食べながら日記を書く。

 

もしかして、連日のリハビリ兼ねてな授業と夢での受験やデュエルが重なって疲れてこんなに寝ちゃったのかな。現実では集中力(脳)を使って、夢では精神力や精霊交渉で魔力を使って疲労…?ありえなくはないのかな。

 

今日はさすがにランク戦をやる元気はなかったからソロモードでレンタルデッキを使ってデュエルしていた。破滅と終焉というステージでようやく勝てて報酬のメイト(儀式の供物?)をゲットすることができたんだ。

本当に何回負けたんだろう。〈死者蘇生〉で相手の〈ルイン〉を蘇らせなかったらまた負けてた気がする。デュエルって難しいなぁ。

 

 

【四十六日目】

今日は案外早く起きることができた。土曜日とか日曜日とかって平日より早く起きちゃうときあるけど、そういうパターンかな?

でも、特にやることないし…早めにデュエルをしても疲れてしまうだけだし、今まで取ったメモを確認していくことにした。今までのミスとか面白い効果を持ったカードとか色々書いてあるからそれに気をつけるために。

 

過去のメモを見て、笑ってしまったいくつかの内容。「餅蛙にサンボルを打ち込んではならない」とか「伏せカードや永続魔法以外にサイクロンを使ってはならない」とか。

たしか、〈モチガエル〉に関してはテキストを読んで理解していたのにも関わらず『ホントに〈サンボル〉とられちゃうのかな?』という好奇心に負けて優勢に立っていたのにも関わらず〈サンダーボルト〉を使用し逆転負け。

〈サイクロン〉については…既に発動している魔法に使ってしまうっていうミスが多かったから書いてあるんだろうなぁ。今もよくあるし…反省、というか…徐々に覚えていくしかない。上達したいなぁ。

 

今日はなんだかデュエルをする気分になれない日。せっかく朝早く起きたのに楽しいデュエルを楽しく思えない。『まぁ、そんな日もあるよね!』って気を取り直して取り出すのは料理のレシピ本。

私は料理が苦手でレシピ本があってもうまく作れないんだけど『これ食べたい』って思うのは自由だからペラペラとページを巡っていく。ケーキとかプリンとか、食べたいなぁ。私が作るとケーキは膨らまないし、プリンは爆発するんだよね…。なんて思いながら、母が元気な日に頼んでみようかな?

 

 

【四十七日目】

今回の夢では高校に進学する時に必要な物資を美雨と買いに行った。

高校のある場所はパンフレット通りなら『一つの都市が丸々ドームの中にあるような特殊な場所』だから進学した後も買い物できなくはない。でも、長期休みを除いたら少なくとも3年間帰ってこれなくなるからということで美雨の買い物に同行した。

ちなみに美雨の中学校の卒業式は既に終わっているのでフリー。後は準備を整えさえすればその特殊な都市…〈クリスタリア〉に移住できるらしい。

 

服を買ったり、ゲームセンターで遊んだり、カードショップでカードを見たり色々したけどほとんど遊んでた気がする。てか、買い物の内容がほとんど私のものだったけどいいのかなぁ。私は向こうのお金を持ってないから奢ってもらう形になっちゃったけど…、罪悪感がある…。美雨に奢ってもらうばかりじゃ申し訳ないし、向こうでバイトが出来たらバイトでもしようかな…。

 

私が気持ちよくおふとんでぬくぬく寝ていたらゲージから脱走した愛犬がベッドに勢いよく飛び乗ってきて死ぬかと思った。母曰く、愛犬の体重は30㎏くらいはあるとか。その重さに勢いが加わって飛び乗られたらしばらく痛みが消えないよ。痣とかにならなきゃいいけど。

 

そもそも最近、ゲージから脱走しすぎでしょ。実はわざと脱走させてるんじゃないだろうな?って疑いたくなる。

 

今日はなんとなく久しぶりにアニメ鑑賞をしていた。遊戯王を見る気分じゃなかったから〈ヴァンパイアもの〉のアニメを見てた。

一回、家族と一緒に見ようと思って誘ったんだけど趣味が合わないとかで断られて以来結局一人で見てるんだ。小さい頃はアニメはみんなで見るものだったから一人で見るのが寂しい(正しくは、家族が一緒にアニメを見ていても何故か誘われなくて私が一人拗ねてる。いつも忘れ去られるんだもん。だから、私以外がどんな趣味してるのかわからない。家族もきっとそうだと思う。)

 

ランク戦で、またサレンダーされたんだけど…。

サレンダーされたタイミングが中々不思議。たぶん、相手のデッキはブルーアイズなんだけど攻撃される前ではなくトドメを刺される直前にサレンダーしてきたんだ。ラストの攻撃であるトドメの直前にサレンダーしたとしても時短にはならないと思うんだけど…なんであのタイミングだったんだろう。不思議だ。

 

 

【四十八日目】

今日はお昼ごろまでぐっすり寝て、その後も眠くて布団の中でうだうだしていた。結局は母に「いつまで寝ているの」と怒られつつ起床してのんびりとお昼ごはんを食べる。

もっと早く起きたいんだけどなかなかうまくいかないんだよなぁ。まぁ、昨日は寝る時間がおそかったからしかたないのかな?

 

眠くて眠くてしかたがなくて、ベッドでゴロゴロしながら夢のことを考えていた。たぶん、進学先でデュエルすることは増えていくんだよなって。

なにせ学科が〈決闘科〉だし、きっと授業にデュエルに関連する項目が混じってくるはずだ。遊戯王を初めておよそ2ヶ月。感覚で〈メルフィー〉デッキを使っている私がどこまで授業について行けるかわからない。難しいこと習わなければいいなぁ…なんて願ってる。美雨と話していた限りでは今週中には〈クリスタリア〉に移住するらしい…。

そういえば、あの学校は全寮制なのだろうか?そこら辺詳しく聞いてなかったな…って今気がついた。

 

夢の内容を日記に記すだけではなんとなく内容不備な気がして、小説として投稿しようか悩む。投稿するとしたら別の作品として投稿するか、同じ枠に投稿するかとかも考えなきゃいけなくなるし…。そもそも私に執筆能力があるかどうかも悩ましい。途中で連載がストップしても読者さん困ってしまうだろうし…。うーん、である。

 

それに遊戯王の小説書くとなると相応の知識が必要だって聞く。私は遊戯王ガチガチの初心者だからカードのテキストとかよくわかんなくてデュエルシーンなんて夢のまんま再現すること難しいだろうなって。日記で書くと『デュエルした』とか『どこどこが強くてこうなった』とか起こったことや結末だけ書けばいいけど…小説となると…。

アンケートでは『短い話を纏めてもOK』という人が多かったけど…アンケートを実行してから「あれ、これ夢の内容だけ小説にしたほうが早くない?」とか色々悩んでる。デュエルシーンがなぁ…書けるかなぁ…。

追記:とりあえず、何もしないよりは夢の始まりから地道にチャレンジしてみよう。

 

 

【四十八日目】

今日の天気は雨だった。そのせいか朝から体が重くて起き上がるのに苦労した。天気が崩れた日は私の体調もよろしくないとわかっているのか無理に起こそうとはしなかったけど、さすがにお昼には起こされた。まだ眠い…というよりは体が重い。

 

夕方に担当教員からお呼び出しがかかって久々に学校へ行った。半年ぶりくらいかな?久しぶりにあった先生は元気そうで、私の様子を見て安心したっぽい。4月になったらいそがしくなりそうだけど、早く復学したい。

 

先生は再び倒れる前に、前兆に気がつくこと。無理はしないことを念押ししてきたけど私が倒れたのは前兆もなにもなく突然倒れたような感覚なんだよねぇ。イメージ的には交通事故に巻き込まれた気分。休んでいる間に集中力も体力も落ちちゃったから早く取り戻したいなぁ。

 

先生との面談内容的に私はまた一つ下の人たちに混じって授業を受けるわけだけど、今回は知り合いゼロ。『覚悟はある』って答えたけど、やっぱりちょっとうまくやっていけるか不安だ。丈夫な体がほしい…。



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8週目 サレンダーされるのはやっぱり嫌

【四十九日目】

目が覚めたら、車に揺られていた。通学途中で眠っちゃったのかな?って思ったけど私が乗っていたのは観光バスのような乗り物で、窓の外を見たら知らない道。

どこへ向かうんだろう?と寝ぼけながら考えていると「あっ、ゆうかさん。起きたんですね」と隣席から美雨が声をかけてきた。話を聞くと〈クリスタリア〉に移動する途中らしかった。酷い話、私がしばらく目を覚まさなかったから荷物と一緒に運び込んだとか笑いながら言っていた。私は『それ、一種の誘拐じゃないか?』と聞いたんだけど笑って誤魔化されたんだ。

 

しばらく、窓の外を眺めていると透明なガラスのようにみえる何かがドーム状に都市を包み込んでいる不思議な光景が見えてきて、バスは大河に見える海上に掛る大橋を渡ってドーム内にある都市へと私たちを乗せて入っていった。『私たちは〈クリスタリア〉に来たんだ』って自覚したのはそのドーム内に入った瞬間だと思う。

 

バスを降りて、手続きを終え、案内に従って美雨とともに辿り着いたのは2階建てのアパート。2LDKなる随分と広い構造で、部屋に入るとすぐに『部屋どっちがいいですか!?』と目をきらめかせて荷物を運び込んでいた。

私は美雨が自室に荷物を運び込んでセッティングしてる間にさっそくお腹が空いてるだろうと思って勝手に食材を物色しながらキッチンで〈テキトーチャーハン〉を作ったら『ゆうかさんって料理できたんですね!?』『私、料理が全くできないので安心しました』って言われた。

話を聞く限り、同居する相手がいなかったらカップ麺やハンバーガーなどジャンクフードばかりで過ごそうとしていたので私がいるときはなるべく手料理を食べさせてあげようと思った。リアルでもレシピ見るくらいは出来るしね。

 

愛犬のダイレクトアタックで早朝に目を覚ましたような気がするけど、眠気が覚めて起きたのは朝の10時。完全に寝坊した。おかしいなぁ、目覚ましはちゃんとかけてるんだけどなんで起きられないんだろうって毎回思う。もしかして、夢を見てるから起きられない…んなわけないか。

 

夢の記録が結構長くて、それをできるだけ短くするのに時間がかかって夕方になってしまった。慣れてくればもっと時間短縮できるかな?なんとなく、時間短縮できるようになればなるほど内容が濃くなっていくような予感がする…。

 

今日のデュエルのマッチングは初めて見たカードだった!

〈イグニスター〉?〈@イグニスター〉?というモンスターがいっぱい出てきて、破壊したはずのフィールド魔法が戻ってきたり、その〈イグニスター〉たちが消えたと思ったら〈アクセスコードトーカー〉っていう強いモンスターが出てきて負けちゃった!凄いね!!

面白いことに手札がトラップしかなくて、『伏せときゃなんとかなるか…』と思ったら伏せてた落とし穴系トラップ破壊されたし手も足も出なかったよ!モンスターが出せたら何か変わったのかなぁ?ターン待ってるのは中々に長く感じたけど、やっぱりモンスターがたくさん出てくるようなデッキも見てると楽しいね!

 

 

【五十日目】

あんまりにも意識しすぎて連日で夢を見た。向こうではまだ日が昇ってないような早朝だったがご飯がないからってカップ麺を啜られても困るためご飯を炊きつつ朝ごはんの準備を始めた。まだ学校が始まったわけではないから何時くらいに起きてくるかもわからないし、炊きあがりを7時くらいを目安にして朝食の準備をした。昨日のうちにティーポットで取っておいた出汁を使用しただし巻き卵とわかめの味噌汁。

ついでに昼食分も作ろうとした頃に美雨が目を覚まして来て私を見て目をパチクリさせていた。

『連日でいるなんて珍しいですね』なんて言ってきたので『居なかったらカップ麺食べるだろ?』と返しておいた。そして、『明日も来るから食材買っといて』とリストも渡したので野菜も補充できるはずだ。ちなみに美雨はにんじん、ピーマン、ゴーヤが苦手らしい。

 

朝起きたら何故か頭が痛くてダウンした。『まさか、気圧か?』って確認したら何にもなくて『あれぇ?』と思ったら明日に爆弾マーク。そういえば、母も妹も気圧変動前に体調を崩すこと多かったなって、偶然にも前倒しの方に当たってしまったんだろう。寝てたほうが楽だから飲まなきゃいけない薬を飲んだらまた寝る。

 

ふと、気になったことといえばよく遊戯王に詳しい人たちが言っている「誘発」やら「凡用」って言葉をマスターデュエルから始めた人はわかってるのかな?って。ちなみに私はわからなくて頭に「?」が乱発した。

〈灰流うらら〉とか〈増殖するG〉とかは入れてないけど〈ハーピィの羽根箒〉や〈サンダーボルト〉はデッキに入ってる。そもそも、凡用ってどっからどこまでなの!?って混乱する。ここら辺、詳しい人が優しく教えてくれないとよくわからない気がする…。用語って難しい…。

 

 

【五十一日目】

森が燃える夢を見た。

多くの動物たちが怯えながら嘆きながら、何もできずにその様子を見ていた。森を燃やしているのはどこかで見たことのある機械兵。私はただただ平穏だったであろうメルヘンな森が燃え尽きていくのを見ているしかない中でふと、桃色のうさぎが炎をジッと見つめているのに気がついた。

 

『ネェ、メルたち…ナニカ悪いコト、シタノカナァ…』

血の涙を流しながらゆっくりと振り向いて、私はそこで夢の中で目を覚ました。隣にはピスピスと鼻を鳴らしながら眠っている〈メルフィーラビィ〉と息苦しそうに枕にされたリボンをつけた巨大〈クリボー〉。私は深い深いため息をついて、冷や汗を拭いながらそっと〈ラビィ〉にデコピンした。

めっちゃ怖かった。本当に駄目なんだってかわいいとホラーを混ぜたような残酷なヤツ。

しかし、夢を見せてくるってことは少なくともうちのメルフィーたちはアーゼウス、嫌いだな?まぁ、私は〈メルフィー〉をかわいいデッキから変えるつもりないからアーゼウス使うつもり無い。森は燃えないよ。

 

今日はしばらくぶりに朝にちゃんと起きられた。散歩するほどの元気はないので家の周りをぐるっと回ってみた。そしたら綺麗な白梅の花が咲いていた。「もう春なんだねー」って暖かな日差しの中、ちょっとほっこりした。

 

今日のマッチングはなんだかよくわからないうちにライフ削られて負けた。チキンレースが発動したのはわかったけどそれ以外は全然わからなかったから後で保存したデュエルを見直そうと思う。

 

もう一つのデュエルは〈空牙団〉なるデッキの人とマッチングして一番最初に〈懐柔〉を出して場を整えようとしたら〈灰流うらら〉でストップかけられてまた何もできないまま負けちゃった!〈空牙団〉もなかなかかわいいのに強いんだね!一気にバーっとモンスターが出て来れるのが強味のデッキなのかなぁ?

私の〈懐柔〉がストップして「うーらーらー!」ってテンション上がっちゃったけど〈灰流うらら〉だけじゃなくて〈空牙団〉もなかなか強いデッキだと思う。うららストップかけられなかったらどうなってたんだろう。また対戦したいな!

 

 

【五十ニ日目】

今日は朝からくしゃみが止まらない日。だんだんと暖かくなってきたから花粉が飛んでいるんだと思う。誰よ窓開けたやつ…って思いながらそっと窓を閉めた。春の換気はなかなか危険だと思う。

 

今日は温かいから暖房を消しても熱く感じる。だからといってクーラーかけるのはもったいないし、窓を開けると花粉が危険。家の中でマスクするなんて嫌だし、なんて悩むお昼ごろ。結局布団でゴロゴロしながら暑さに耐えた。夕方になったら涼しくなったから良かった。

春って短いんだよね。ほんの数ヶ月経てばすぐ夏になってしまう…。今年も地獄なのかなぁ。

 

今日の夕飯後のデザートはちょっとお高いティラミス。一つならそこまで痛くないけど家族分も購入したので限られたおこづかいしかない私のお財布は大打撃。

父に「家族分買ったから半額でもいいからお金ちょうだい…!」って言ったんだけど知らん顔された。いつものこと。

自分のだけ買っても良かったんだけど自分の分だけ確保すると拗ねるから結局、大打撃を食らっても家族分まで買う必要あるんだよね。甘さが控えめでとても美味しかった。

 

 

【五十三日目】

夢で睡眠を取るときに、最近…というか〈クリスタリア〉に移住してから同じ夢を見る。現実で睡眠を取るときの夢も大概だけど、夢を見ているときの夢ってなんなのさ。って思うんだけど何故か凍えそうなくらい寒い、洞窟のような場所で張り付けにされてる夢を見るんだよね。手と足の甲が楔で貫かれて『痛い、痛い…』って思いながら目を覚ます。

夢を見る度、バッと起きて手や足を確認するけど怪我とか何にもなくて…。なんだかなぁ…って思いながら時間的に美雨の朝ごはんを作るんだ。ちなみに今日は醤油味の焼きおにぎりとわかめスープ。

 

たぶん、昨日寝るのが遅かったからだと思うんだけど今日はなんだか眠い日。夕方頃になったらうっかり寝ちゃうんじゃないかなぁ…?って感じの眠さだ。

 

やっぱり、寝ちゃったみたいでうっかり〈クリスタリア〉に行くくらいは深く眠ったっぽい。美雨と一緒に地理を覚えるため散歩してたんだけどその途中、広場付近で遊んでいた子どもがボールを追いかけて飛び出してしまったのを車すれすれで避けたのを覚えてる。心配して駆け寄ってきた兄だと思わしき少年をなだめつつ、子どもを怒鳴ったおっさんをぶん殴った記憶がある。確か…理由は…、『子どもが飛び出してきたのを目視した後でアクセルを踏んだこと』と『子どもが助かったことがわかってから戻ってきた様』で私がキレたんだ。美雨に口が悪いところ見られちゃったなぁ。

 

追記:起きてすぐの時は車に跳ねられそうになった子供を助けた…ってところしか覚えてなくて、なんで私がリアルの部屋にいるのかわからなくなってた。

『ここどこだ?』とか、『掌を怪我したはずなのに…』とか。完全に夢の私としての面が表に出てしまって違和感が大きかった。しばらくしたらだんだんと落ち着いたけど、今までこんなことなかったのに…。なんか怖いな。

 

 

【五十四日目】

今日、朝起きたらツイッターに流れてきていた〈禁止制限改訂〉というのを見ていた。紙のカードの方だから、マスターデュエルには関係してないのかな?って思いつつもたくさんの人が呟いてるからなんとなく目にするんだよね。

 

深淵の暗殺者って、制限から準制限になったんだねぇ。一人遊びだからあんまり関係ないけどなんとなく強い効果だったから寄せ集めデッキに1枚入ってたような気がする。

 

そういえば、今回の夢…完全に恩を仇で返された夢だったな。昨日の夢で助けた子どもの兄に『デッキを見せてほしい』って頼まれたからデッキをケースごと渡したらそのまんまトンズラされた。しかも目の前で消えた。比喩ではなく、マジで消えた。

 

「これは…ゆうかさんと同じ夢の住人ってやつですね!」ってパァっと花咲くように手をポンとした美雨はかなりズレたリアクションだった。あのデッキには私が夢でちょっとだけ使える魔法を駆使して作ったカードを模した即発魔法も一緒に入ってるから、危ないから返して…。盗まないで…。

 

3月23日から4月4日までマスターデュエルでイベントがあるみたいで予告が出てた。今回はレアリティがノーマルとレアのみのデュエルをするみたい。

レアリティ、私あんまり気にしたことなかったけど〈メルフィー〉デッキそのまんまは使えないだろうなぁ。主力が確かUR…ウルトラレア?だったはず。いっそ、新しいデッキを組むのもいいかもしれない。面白い効果を初期の頃書いてたからそれが役立つかも?レアリティ…記録してないけど。

 

まだイベント開催までは時間がある。少しずつ考えながらデッキを組んでいこう。でも、あんまりゆっくりしすぎたらイベント始まっちゃいそうだ。頑張ろう。

 

最近、こちらが何もしてないのにサレンダーされることが多い気がする。相手が展開してる最中になにか上手くいかなかったのか急にサレンダーしてきたり、こちらが展開してる最中にサレンダーしてくるんだ。なぜだろう。

 

みんな諦めるの早くないか?それとも完璧を求めてるのか?わくわくしてランク戦にデュエルしにきてる私がおかしいのか…?

せっかく楽しみにデュエルしに来てるのにサレンダーされると一気に熱が冷めて楽しくなくて、虚しくなるんだ。それですぐマスターデュエルを落ちてしまうわけだけど…、もっと上に行けばサレンダーされずに済むのかな?

 

 

【五十五日目】

昨日はデュエルで不満足してたところ、日記を読んでくれてる人がフレンド対戦を誘ってくれたおかげでデュエルを楽しめ、夜も安眠した。夢でも『今日はごきげんだね』って言われるくらいに楽しかったんだ。やっぱり、サレンダーされないデュエルっていいね!勝ち負け関係なしに楽しい!

 

ちなみに、夢で盗まれたデッキは手元に戻ってくることはなかった。どこかに置き忘れしてたりだったらいつの間にかベルトにくっついてるんだけど盗まれはダメみたい。〈ラビィ〉のカードだけは無事だったけど仲間とはぐれて寂しそう…。

 

せっかく朝早く起きたのに…うっかり寝ちゃった。気がついたらお昼頃。なんだか悔しい、なんで寝ちゃうんだろ。昨日も同じパターンやった気がする。どうやったら早起きできるんだっけ…?

 

N/Rイベントに向けてデッキを仮組みしてみた。

たぶん、レアリティが制限されてるからそうそう強いカードは出ないと祈りつつ、〈ファイターズエイプ〉や〈炎龍〉というだんだんと火力が上がっていくモンスターをデッキに3枚ずつ入れてみた。リンクスでもこのモンスターたちにはお世話になってたんだよなぁ…って思い出しながら。

ブロンズから上に上がれたことなかったけどイベントとかでは私にとって、かなり頼りがいのあるカードたちなんだよね。後は今のデッキを少しずつ調整しようと思う。



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9週目 N/Rイベント楽しみだ!

【五十六日目】

今日は美雨がデッキを眺めていたから、気に入ったカードでも見つかったのかな?と思って『何見てるの?』と覗き込んだら〈蠱惑魔〉なカードたちを眺めていたみたいだった。『かわいいカードですよね』って言ってたけど一種のアルラウネのように見えるのは気のせいか?

 

〈蠱惑魔〉は落とし穴系の罠効かないからちょっと困るんだよね…なんて思っていたら心配された。別に〈デストーイ〉みたいに恐怖感があるってわけじゃないけど、厄介なのチョイスしてるなーって。……まさか、〈蠱惑魔〉デッキ組むつもりなのかな?

私も、デッキ盗まれちゃったし…新しくデッキ組まないとなー。

 

今日は朝ちゃんと起きられたけどまだ眠い。

お昼ごろになってようやく少しだけ目が覚めてきたから昨日更新した日記に届いた感想に返事を書いていた。ゆったりとだけどね。

 

おやつに大きなパックに入ったスイートポテトを食べてたらふと、なんとなくカロリー表示が気になって裏側の栄養表示のところをチラッと覗いたら1パック辺り800kCalと表記されてて半分以上食べてた私は思わず声にならない悲鳴を上げた。

 

どうしよう…、昨日も食べすぎてたのに…!!これ以上はダメだ!!危険すぎる!!冷蔵しといて後日食べよう!と『もっと食べたい』という誘惑を断ち切って冷蔵庫に幽閉した。

 

昨日のデュエルを参考にデッキを組み直してみたものの未だに融合召喚を成功したことがない。と、いうか…3枚入れてるはずの〈融合〉のカードを未だに引けた試しがない。

不思議なことにリンクスをしていた時から何度か融合召喚するデッキを使おうと試みてるんだけど手元にモンスターが揃ったことはあれど魔法カードである〈融合〉が一切手札に来ないんだ。今日はルームに入ってデュエルしてみたけど〈融合〉だけが来なかった。

今更ながら〈融合〉というカードに避けられてるのではないかという疑惑が浮上している。でも、コアラがみたいんだよ!!って気持ちでコアラ続行する。

 

ちょっと早めに寝ていたらゆらゆらと地震が来た。変な揺れだし、なんか長いなーっていうのが一回目で、二回目が予想以上に大きくなって怖かった。

また、震災起きちゃうの!?なんて考えながら玄関を開けて揺れが収まるのを待った。緊急地震速報遅いし、本棚の本は上段だけとはいえ落下しちゃったし。心臓に悪い。

 

 

【五十七日目】

昨日の地震の後、また揺れるんじゃないかと緊張してしばらく眠れなかったな。おかげでなかなか起きられなくて結局昼過ぎになってしまった。急な地震は困るなぁ…、『地震が来るよ!』って事前告知してくれればいいのに。

 

今日はあるゲームのアップデートの日だったから張り切ってストーリーを進めていた。まだアップデートされた全ての物語は終わってないけどなかなか進まない。迷子になっているうちにコントローラーの充電が切れて操作不能になって全滅したのは笑ってしまった。

 

今日は友人と通話しながらイベントに向けて構築したデッキでデュエルしたんだけど、だんだんと私と同じだけど違う〈コアラ〉デッキでの殴り合いになっていた。レアリティが限定されてるから色んなデッキに手を出しやすいって本当なんだね!

てか、私、最後まで〈融合〉引けなかったな!リンクスの時からだけど、『融合不可』の呪いでもかかってるんじゃないかというレベルに最後まで〈コアラッコアラ〉が召喚できなかった。「私はコアラに愛されていないのか!!」なんて言って笑いながらデュエルした。

 

 

【五十八日目】

昨日の友人とのデュエルの前から、夕方辺りからずっと頭が痛かったけど友人とのデュエル終盤あたりには涙が出てくるレベルに頭痛がひどくなったので頭痛が原因でフレンド対戦が終わりになった。楽しい時間が過ぎ去って悲しかったけどそれより頭が痛くて、ダウンした。たぶん、偏頭痛なんだと思う。まだ痛い。

 

日記に誤字報告というものが来ていて、『どんな誤字したのかな?』って思って覗いたら〈エレメント〉が随分と美味しそうな〈エレメン『タルト』〉って名前になってたり、昨日が機能になってたりしていたらしかった。

 

しかし、〈エレメンタルト〉という誤字は笑った。午後のティータイム…おやつ食べたかったのかもしれない。自分じゃ気がつかないものだね。

 

夕方になって、だいぶ頭痛が収まってきた。

それまではずっと眠っていたからちょくちょく夢を見て、美雨と顔を会わせていた。こちらは雨でも向こうは晴れていたから昨日に引き続き洗濯物をしたり、散歩をしたり、新しくデッキを組み直したりしていた。

 

洗濯物をしている時に『やっぱり、師から貰った杖を伸ばして物干竿にしてしまうのは行けないような気がします…』とか『でも、洗濯物が一時間で乾くなんて優秀すぎませんか…!』とか言っていた。

夢でならちょっとだけ使える魔法も生活の補助として使えば結構便利なんだよね。

今回使ったのは"杖を伸ばす"ために使った変身魔法と"洗濯物を乾かす"ために使った風と火の応用魔法だ。私はこれを〈生活魔法〉って呼んでるけど、この〈生活魔法〉を6人の師の前で使うと呆れられるか拳骨くらうから師の前では使いません。

 

頭痛がマシになってゲームを開いても支障が出なくなったのでマスターデュエルを開いてどんなカードが禁止や制限になってるか見たらイベント用デッキに入れていた〈仕込み爆弾〉が禁止指定されてしまい3枠空いてしまった。代わりに役に立つかわからないがかわいいコアラ〈吸血コアラ〉を3枚入れておいた。〈吸血コアラ〉は戦闘ダメージを与えた分だけライフを回復するからきっと役に立つはず!!頑張れコアラ!

 

そういえば新しく夢でデッキを組もうとしたときにデッキに入れてなかった何も書かれていないデュエルには使えないカードの存在を思い出したんだ。

遊戯王を始めるきっかけになった夢を見たときから持ってるカードなんだけど、白枠のカードが2枚、黒枠のカードが3枚、紫枠のカードが1枚。全て何も書かれていないカードで、精霊の力は感じるんだけどうんともすんともいわないんだ。夢で歩き回ってる時に拾ったり、『お守り代わりに持っていなさい』って託されたり入手経路はバラバラだけど、いつか使える日が来るのかな?

 

 

【五十九日目】

夢で鏡を使用してどこかを覗き込んでいた。そこには私がいて、美雨がいて、知らない人がいて、暗雲立ち込める紫雷の鳴る空を見上げていた。何を話してるのかわからない、何が起きてるのかもわからないけどなにか良くないことが見ている先で起きているのが分かった。

未来のことなのかな…?そうだったら嫌だなぁ…と、思いながら続きを見ようとしてもその先は真っ黒で見通せない。

これ以上は止めたほうがいいのかな?と鏡に布を掛けようとしたら…鏡の向こう側から『見つけた、精霊の御子』と黒い手が迫ってきて、蝶の羽を持ったドラゴンが立ちふさがるように、黒い翼の持ち主に後ろに引き寄せられるように守られた。

 

何かいけないものに見つかってしまった気がする。そもそも〈精霊の御子〉ってなんだろう?今回の夢もわからないことばっかりだ。

 

追記:御子という言葉を調べてきた。天皇の皇位についていない子という意味らしいが天皇…神、もしくは神に準ずる存在の子。〈精霊の御子〉というからにはたぶん『精霊の子』なんだろう。しかも、かなり力の強い。でも私ってば、両親ともに純粋な人間だから〈精霊の御子〉じゃないと思うんだけど、どういうことなんだろう。狙われた理由がわからない。

 

今日は部屋の大移動が行われた。妹と私の部屋をチェンジすることになったのだ。お昼ごはんを食べたあとから始まったのだがいやぁ…終わらない。終わる気配が見当たらない。どうしろっていうんだろうってくらいごちゃごちゃしてる。

私は物干竿に噛まれて怪我するし、本棚の整理は終わらないし…、最低限寝る場所の確保はしたいよねって家族で話してた。事前に想像できなかったのかな?部屋交換が結構大変だってこと…って、今更だよね。

 

夕飯後になんとか部屋の内装が完成した。元々、寝る場所さえ確保できればいいと思ってたから随分と予定より進んだと思う。これでゲームもできるし、好きなときに本を読むこともできる。引っ越し作業をして思ったけど、同じ大きさのはずなのに随分と広い部屋だなぁって感じてしまうのは今までの部屋の出入り口の多さだと思う。

 

 

【六十日目】

今日は朝寒くて起きたとき、部屋の内装(というか、部屋自体)が違くてまだ夢の中にいるのかと思って二度寝した。次に起きたときは11時で「やらかした…」って思った。せっかく朝早く起きられたのに夢と勘違いして二度寝とか悔しい。

 

昨日、バタバタと部屋の引っ越しをしたからどこに何を置いたのかわからなくなって探し出すのに苦労した。お財布どこだっけとか、教材どの箱だっけとか。ゲームをするにはもうちょっと準備が必要そう。デュエルしたいよぉ!!

 

漫画とか、教材とかの置き場所が整理しきれなくてこれ以上はもう無理だなーってなった。棚も満杯だし、どうしようか。不思議なことに漫画より教材のほうが多くてたくさん勉強してきたんだなぁって。でも、4月からまた勉強の日々が…なぜか現実だけではなく夢でも始まるんだね…。

とりあえず、早く落ち着いてマスターデュエルできる環境を作らなくちゃ。

 

スイッチではまだデュエルできそうにないからスマホアプリの方でイベント練習ルームに入ってデュエルしてきた。今の所、友人以外はガジェットを主軸としたデッキしかみてない。ガジェットが使いやすくて安定してるのか、単に有名なのかはわからないけどたぶん当日はもっとバリエーションのあるデュエルになるんだろうなぁ…って予想する。私は一種類しか作ってないけど何種類もイベント用にデッキを組んだ猛者もいるみたいだし楽しみだな!

 

 

【六十一日目】

今日は祝日だったみたいで急遽お墓参りに行くことになった。カレンダーをあんまり見ないから祝日だということがすっかり頭から抜けていた。

車に揺られて往復2時間、お昼どきに行ったから帰り途中お昼休憩を挟んだ。久しぶりの家族全員でのお出かけだったけど、父が途中で突然に運転中不機嫌になるもんだからなかなかに怖かったよ。そんなに「ガソリン無くなりそうだよ!?」って言われるのが嫌だったのかな?

 

風呂場で父の剃刀を片付けていたら刃が爪に当たっていたらしく一気にグワッと爪が削がれてしまってめちゃくちゃ痛い。しかも、つい二日前に物干竿に噛まれて怪我した左の薬指だ。せっかく絆創膏から開放されたのに、開放されたその日にまた同じ指に怪我をするとか…。『何か私、悪いことでもしましたか?』と言いたくなる。まぁ、両方とも自分の不注意なんだろうけど…気分落ち込むなぁ。

 

ようやくスイッチでデュエルができる環境になったからルームではなく、ランク戦のほうでデュエルしてきた。イベントが近いからマッチングしにくいかな?って思ったけどそうでもなかった。

2回目デュエルして、一回目は〈RR〉なるデッキとデュエル。初手に引けたパピィが〈サンダーザ・キング〉なるモンスターに変身してビックリした。

二回目は〈SR〉って名前のつくシリーズを中心としたデッキとデュエルしてこのデッキとはなかなかの長期戦。何回モンスターを破壊しても墓地から蘇ってきたり、さらなるシンクロをしてきたりバリエーション(?)が凄かった。それと、〈クリアウィング・シンクロ・ドラゴン〉に1ターンに一度とはいえ効果を封じられて破壊されたのは中々に痛かったなぁ。〈灰流うらら〉が通常召喚されたのは事故かと思ったけどそこからシンクロしてきたり凄かった!!

そういえば〈SR〉の読み方は〈スピードロイド〉でいいのかな?〈RR〉の方の読み方を見ている暇はなかったのが残念。

 

久しぶりのデュエルだったからワクワクして楽しくて、ついうっかりデュエル用ノートじゃなくて学校に提出する予定だった課題ノートにデュエルの状況や自分のしたミス、面白かったところとかメモしちゃった…。どうしよう、今から新しいノートに提出課題書き直して提出間に合うかな…。

怪我もそうだけどうっかりって怖い。デュエル中にもうっかりして間違ってサイクロン発動して自分の永続魔法破壊しちゃうし…楽しかったけど気をつけなきゃダメだね。要反省。

 

 

【六十二日目】

今日、3回目の目覚ましで目を覚ましてすぐに窓を開けて換気しようとしたら外は雪が降っていた。「いつからここは雪国になったんだろう」と思いながらそっと窓を閉めた。

おかしいなぁ、昨日の予報では一日中雨だったはずなのに雪だ…。でも、夕方になったら雨らしいから残念だけど雪は溶けちゃうね。雪だるま作りたかったなぁ、雪が降ってもいつも寝坊して作りそこねるんだよね。雪用の防寒具ないから作ろうとしようものなら凍えてしまうわけだけど。

 

昼になっても朝と同様、雪が降ってる。だんだんと景色は白く染まりつつあって単純に寒い。これ、本当に雨に切り替わるのかな?ってちょっと疑問に思う。だって、普通…昼のほうが暖かいじゃん。それなのに涼しくなっていく夕方から雨に切り替わるなんて…信じられないなぁ。ずっと雪だったらかなり困るぞ。

 

雪が小降りになったから愛犬の散歩に出掛けたら、愛犬が公園で大はしゃぎして母がリードをもってぐるぐると回されていた。私がリード持つ係だったら今頃、ひっくり返って泥だらけにしまってるなって思いながら「母のパワーすげぇ…」って思わず呟く。

そして、愛犬もたぶん寒かったんじゃないかな?雪遊びに一段落ついたら本当はまだお散歩序盤だったのにグイグイと引っ張って帰宅することになった。寒くなるんだったら雪遊びしなきゃいいのに…って思うけど、楽しいのとその後はきっと関係ないんだろうなー。

 

とうとうN/Rイベントが明日に迫った。今の所、イベント用のデッキで勝てたことないけど大丈夫かなぁ。今日はイベント練習用ルームに入室してデュエルをした。戦ったのは〈ドラゴンメイド〉と〈妖仙獣〉というデッキだった。

〈ドラゴンメイド〉の方はランク戦でも見かけたから強いデッキというのはなんとなくわかるんだけど、「N/Rイベントにも使えるのかぁ…、凄いなぁ!」って、思ってるうちに負けた。

 

〈妖仙獣〉の方は…いいところまで行けるんだけど、何回デュエルしても負けちゃったんだよなぁ。

私の〈キャシィ〉や〈パピィ〉が大きな蛾みたいなモンスター〈怪粉壊獣ガターラ〉ってモンスターに変身しちゃうし。場に出てるモンスターが手札に戻ったり戻されたりするからすぐ自フィールドのモンスターがいなくなっちゃって大変だった。とりあえず、そういうモンスターなんだろうけど〈怪粉壊獣ガターラ〉は勘弁してほしい。ランク戦でも出てくるけど、個人的に〈灰流うらら〉より〈怪粉壊獣ガターラ〉の方が厄介だと思います!!かわいいモンスターが蛾になっちゃうなんて泣きそうだよ…。



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10週目 N/Rイベント始まった!

【六十三日目】

今日は学校で始業式があって、朝から(寝坊ギリギリだったけど)学校に行っていた。何回も聞いてる長い話を聞きながら、午前中、午後と過ごして夕方に帰ってきた。なんというか…、話を聞いているだけなのにすごく疲れた気がする。

 

家に帰ったら注文していた本棚が届いていた。

最初は自分で組み立てようとしたけど何がなんだかわからなくて弟と妹にヘルプして組み立ててもらった。「器用だねぇ、私じゃ無理だったよぉ」と言ったら「いや、器用なんじゃなくてそっちが不器用すぎるだけだから」って言い返され不服である。不器用は不器用なりに頑張ったんだよ?

 

本棚を組み立ててもらい終ったら、一時間ほどかけて本の整理をした。漫画や小説を本棚に、教材を棚の上に乗せてテーブルを開放。テーブルの上が自由になったからこれからは勉強もしやすくなったし、ノートパソコンでアニメを見ることもできるようになった。でも、やっぱり疲れたな。すごく眠い。

 

眠いときに無理にデュエルしても、あんまり楽しくないというか…なんというか、デュエル中に眠気に負けて椅子から落ちて相手を待たせてしまうという事故をやらかした。眠いときは無理せず寝よう…。

 

 

【六十四日目】

なんだか息苦しくて誰かが声をかけてる…、ひんやりとしたものがおでこに貼られて気持ちいい…と、思ったらそれは夢だった。向こうで私は風邪でも引いて誰かに看病されてたのかな?

でも、私は呪いを受けたことはあっても風邪どころか夢では病気になったことはない。どうしたんだろう?

 

しかも、久しぶりの学校登校ですっかり私は疲れてたっぽくてお昼までぐっすり寝ていた。たぶん夢の影響もあるのかな?

 

N/Rイベントで2回ほどデュエルした。そして、やっぱり思うことといえば私は魔法カードの〈融合〉に嫌われているということだろうか。〈融合〉を引くためのカードすら引けないってなかなかの強運だと思う。悪いの意味で。

しかも、「モンスターカードが引ければ勝てる!!」って場面に限って融合を含めた関連カードが6枚連続で来るとかもう嫌われてるとしか言いようないかもしれない。笑いすぎてお腹痛い。「敵は己のデッキの中にいた」なんて独り言呟いて笑ってた。

 

デュエリストは体が大事(体調悪くするとデュエルできない)だから集中力が切れたりした時にリングなフィットネスをして体力をつけていこうと思う。

 

ただ…やってみたけどこれかなり筋トレだよね!?体力のない軟弱ボディじゃ一つの冒険ステージを突破するのにバテて動けなくなった。ちなみに負荷は一桁である。

体力がついていくにつれて集中力も上がるといいなぁ。『私はデュエリストになるんだ!!』と心に秘めながらスクワットしてた。たぶん、明日は筋肉痛。

 

リングなフィットでバテてたのが回復してなんとかデュエルできる程度に回復したのでデュエルした。

 

〈強制脱出装置〉で攻撃力3000代まで上がった〈ファイターズ・エイプ〉が手札に戻ってきて負けちゃったり、呪われてるんじゃないかってくらいうまく引けなかった魔法カードの〈融合〉をドローすることに成功して、初めて融合モンスターである〈コアラッコアラ〉を召喚できたうえに勝利したりした。

〈一族の結束〉で攻撃力アップした〈コアラッコアラ〉が更に〈スキル・サクセサー〉で攻撃力アップして4400になったときは「すげぇ!!」ってガッツポーズしちゃった!融合がぜんぜんドローできなくて避けられてるけど粘り勝ってドローできちゃったぞ!!という喜びが私のテンションを跳ね上げました。

 

 

【六十五日目】

夢の中で自室からでたらリビングにいた美雨が目を見開いて固まっていた…と、思ったら抱きつかれた。しばらく夢を見ないと思ったら5日くらい熱を出して寝込んでいたらしい。昨日のを除いて最後に見たのは…鏡から手が出てきた夢か。現実ではそこまで体調に影響なかったけど夢では大きな問題になったらしい。

 

そうなると…、やっぱり『精霊の御子』という言葉がきになるな。一体どういう意味なんだろう。

 

体を鍛えようと行動し始めて2日目。筋肉痛に苛まれながらもリングを握り少しだけでも筋トレをした。今日は腹筋を中心に鍛えるストレッチだったけど姿勢がキープできない!!すぐ体勢が崩れてカウントされなくなって、やり通すのがかなりキツかった。

今日もまた「これも全てはデュエリストになるための修行なんだ!!」と心に秘めながら頑張った。目標があると良いね。

 

愛犬との散歩、今日は車でちょっと遠出をしようとしたんだけど愛犬がかなり興奮しちゃって車の中で大暴れ。助手席に座っていた私は愛犬の爪が当たって、「愛犬の馬鹿!!もう知らない!!」とか言ってつい怒って途中下車。徒歩で目的地まで歩きました。痛かったんだもん。帰りも痛い思いしたくないから遠いけど徒歩で帰る。

 

追記:そういえば、父のスマホに着信があって遊んでる途中に帰ることになってしまったけどお散歩…足りたのかな?いつもより動いてないけど…。足りてないと夜うるさくなるんだよなぁ。

 

最近、お腹が空いて仕方ない。リングなフィットネスしてるからお腹空きやすくなってるのかな?って思ったけどそれをする前からじわじわと空腹感が強く…というか、満腹感が得られにくくなってる気がする。

今は水で誤魔化したりしてるけど今日は我慢できずに茹で卵とかワカメとか食べちゃった。それでも足りなくて水と牛乳を飲んだんだけど…空腹感、なくならなかったなぁ。夕飯もいつもより多く食べちゃった。カロリーが心配…。

 

 

【六十六日目】

今日の夢は、美雨と一緒にカードショップ行ったんだけどそこで見慣れたふわっふわな金髪白服の男が居て、思わず隠れようとしたんだけど美雨が察してくれなくて、そのまんまその金髪の男の前を通り―――『姿が違うからバレないはず…』と祈ってた…んだけどジッ見つめてきて、カッと目を見開いた。

『あぁ、バレたな。』って察した瞬間にはもう金髪の男は店内で跪き、「アカさん、お迎えに上がりました!!」と口にしており、私は混乱する美雨の手を引き咄嗟に逃げてしまった。

 

美雨は走りながら「あれ、誰ですか!?」と聞いてきたので「ある種、狂信なストーカーかな!」ってつい答えてしまった。私は悪くない。事情を聞かれなかったのはすごくありがたいと思った。あれって関係説明めんどくさいんだよね。

 

今日は洗濯物が溜まっていたから数回ほど洗濯していた。すべて終わった頃には夕方になってて、それが終わってから今日もリングなフィットネスをした。体力をつけたいけどやっぱりキツい…。

 

N/Rイベントではいつも見ないようなカードが見れてすごく楽しいんだ。〈一族の結束〉を使おうとした瞬間に〈DNA改造手術〉が出てきた時は「まじかよ!?きつぅ!!」って思ったけど…まさか、サレンダーしてくるとは思わなかった。「あのままデュエルしてたら貴方勝てましたよ!?」って言いたくなった。

 

〈オジャマディオ〉が使われたデュエルでは〈ファイターズエイプ〉以外が全てトラップのおかげで攻撃力0の〈オジャマトークン〉が召喚されてしまって…どうなることかと思ったけど、運良く私のデッキは獣族のデッキだったから〈一族の結束〉で逆転勝利することができた!

誰かに『落ち着け、お前のデッキは獣族。このトークンも獣族。つまり、使えるぞ!!』って助言されたような気がしたんだけど振り向いても誰もいない。いつものことながら謎だなぁ。

 

そういえば、〈オジャマ系〉って獣族にみえないけどちゃんとした獣族なんだなぁ、って効果反映されてしみじみ思った。そういえば〈一族の結束〉のイラストもオジャマっぽいんだっけ…。

 

 

【六十七日目】

今日の夢でも、ふわっふわな金髪の男に遭遇した。厳密には買い出しに出掛けた時に発見され公園まで後をつけられてカーブミラーに写り込んだことで存在に気がついた。

しつこいことに「帰ってきてください」と何度も言ってきて、断ったんだけどそしたら「なら、貴方の好きなゲームをしましょう。僕が勝ったら文句も言わず帰ってきてもらいますからね!」と拒否権がなかった。

拒否する前に私たちが〈ゲーム盤〉と呼ぶ空間に転移させられたんだ。何も知らない美雨は混乱してるのか「最新鋭のデュエルフィールドですか?凄い…風景なはずの草木にまで触れられるんですね。」なんてズレたことを言ってたし…。鈍感なのかなぁ。

 

ゲーム内容は〈ダンジョン攻略〉。その名の通りメイカー(ゲームの主催者)が用意したダンジョンを攻略すればいいだけの言うだけなら簡単なゲームだった。各階層に様々な難題が仕掛けられていて、それをクリアしないと先に進めないというめんどくさいやつだ。

結論として、7階層まであったけどなんとかクリアできた。全階層のルールに『見つかってはいけない』というかくれんぼルールが適応されててヒヤヒヤした。ホラーゲームかよって。しかも、階層毎に突破条件も合って「ふざけんな」って呟いてしまうくらいは悲惨。聴力の良いラビィを呼べなかったらクリアできなかったかもしれない。

私が現在持っているデッキはN/Rイベントに用意した獣族デッキだったからダンジョン攻略にかなり助けてもらった。たぶん、ダンジョン攻略にカードの制限をかけなかったり、デュエルを仕掛けてこなかったのはふわふわ金髪が転移してきたばかりでまだどんな世界か理解してなかったからだと思うんだ。もし、理解していたらもっと難易度の高いものになっていた気がする。

 

ダンジョンを抜け出した後、悔しがって立ち去るふわふわ金髪に「あの人、女性じゃなかったんですか!?」なんて言ってたけど聞こえてないといいね。本人、気にしてるから。

しかし、〈ゲーム盤〉という空気中の魔素の濃い場所では熟練した魔術師か耐性がある人くらいしか動けないはずなのに美雨は普通に顔色一つ変えずに私についてきてたな。才能でもあるんだろうか。

 

今日はすごく眠くてお腹が空く日。〈ゲーム盤〉でモンスターを何体も呼んだし、魔法もいくつか使ったからそのせいかな…?なんて。何回か、起きては寝てる。

 

その度に夢を見るわけなんだけど…ふわふわ金髪ことライくんが「なんでよりによって、カードゲームの世界ッ!!アカさんの苦手分野じゃないか!それに負けたのかよぉ!!アカさんゲーム下手なのに!」なんて癇癪起こしてた。キミ、逃げたんじゃなかったのか。なんで私と美雨の部屋にティータイムしにきてるのかな?さりげなく失礼だし。

美雨が客人としてライくんを招き入れてたので仕方なく彼を紹介した。夢で私の領域に住んでる民の一人で、数人しかいない神官の一人って。

一方、ライくんが私との関係を語る際には「アカさんは僕の名付け親であり、僕たち孤児の育て親。孤島の領主で」という辺りで余計なことを口走られそうだったので茶菓子として出されていたカップケーキを口の中に強制転移させて黙らせた。

美雨に「ゆうかさん、何歳なんですか!?」って聞かれたのでノーコメントを貫いた。夢と現実では時間の流れが異なるから年齢なんて当てにならないし。

 

今日の夕飯はお刺身。美味しいものを食べるとついつい食べ過ぎちゃうよね。ウチは早いもん勝ちだから余計にパクパク食べちゃうんだよね。後から「まだ食べてない!」って言っても「食べなかったほうが悪い」って言われちゃうんだよねー。ゆっくり食べたい…。

 

明日は学校があるから早めに寝ようと思う。楽しみな授業があるから遅刻したくないんだよね。私は飲み込み悪いけど勉強は嫌いじゃないんだ!(英語と社会は除く)明日が楽しみだ!

 

 

【六十八日目】

今日は学校に行くためにいつもより2、3時間早く起きて身支度を整える。まだ眠いし、朝ごはんを食べてるときに見当違いなところをつつくくらいには寝ぼけていたけどなんとか学校に遅刻せず辿り着くことができた。途中、バスに乗り遅れそうになったり下車する場所を間違えそうになったけどなんとか来れてよかったよ。先生に心配されちゃうところだった。

 

そういえば、今回の夢は美雨とライくんとでカードについて悩んだり、見たところの好きなビジュアル?効果のある?カードを言ったりした。ちなみに私が〈ニードルウォール〉、美雨が〈ペンギン・ナイトメア〉、ライくんが〈マジックシリンダー〉って答えたわけだけどカード内容が古いだけあってみんなチョイスが古い。美雨はかわいいからってカードを選んでいたわけだけど、たしか…〈ペンギン・ナイトメア〉って変態じゃなかったっけ?気のせい?

尚、その後ラビィが拗ねてしばらくカードから出てきてくれなかった。

 

外部講師による授業を受けたんだけど、これがまた小難しくて。それでも今までわからなかったところが「なるほど!」って思えたのは授業を受けた価値あったなーって思う。しかし、単語覚えないとテスト点数取れないからちゃんと復習しなきゃなって、めんどくさいけど。

 

そういえば、バスに乗ってるときや散歩に行ってる時に気がついたんだけど、桜が咲いてた。綺麗だけど、すぐ散っちゃうから花見をするんだったら雨が振らないうちに見に行かないとね。

 

 

【六十九日目】

ライくんにカードゲームが主体な夢だと伝えてから2日目。どうやら単独で動いて早々にデッキを組んでみたらしい。「僕と言ったら、さんざん付き合ってきたアレかなって」って言われた瞬間にどんなデッキだか察しのついてしまった私はたぶん付き合いが長いからだろう。と、いうかその原因、私だし。

 

「神官が良いのか、そのデッキで」って言ったら「神官を一時的とはいえ〈ヴァンパイア〉に作り変えたのは誰でしたっけ…?」ととても素敵な黒い微笑みで返されてしまった。夢だけじゃなくてリアルでも随分と年数が過ぎたことなのにだいぶ恨まれてんな…。

 

昨日の授業が疲れたのか、それとも夢に長く滞在しすぎたのかはわからないがぐっすり昼過ぎまで寝てしまっていたらしい。それでもまだ眠いのは…眠りの質が悪いのかな?実は寝過ぎで眠かったりして。こう、日記を書いていてもうとうとして何回かスマホを落としそうになっている。眠いなー。

 

私だけなのかもしれないけど、今回のイベントはサレンダーする人が目立つ気がする。たぶん、サレンダーする理由は各々違うのかもしれないけど…デュエルも始まってないうちからサレンダーされるのは嫌だったなぁ。まだ報酬貰いきってないからコイン稼げるのはいいんだけど…、私は報酬じゃなくてデュエルしたくて参加してるから「うーん…」って唸ってしまう。

満足できなければまたデュエルを挑めばいいだけなんだけど私はそんなに長い時間デュエルする…ゲームに集中することができないから困っちゃうんだよね。

 

そういえば、私がいつも使ってる〈メルフィーデッキ〉。獣族しかいないから〈一族の結束〉が使えるなぁ…って気がついた。後で調整して入れてみようかな!



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人物など

〈古角美雨〉

4月から高校一年生になる丁寧な言葉を使う女子。とある街の自然公園にて出会った。3月に〈クリスタリア〉に私とともに移住してきた。

藍色の髪だが毛先に向かって紅色に染まっている。腰辺りまで長く普段はストレートか、三編みにしている。髪色は生まれつきらしい。

料理がからっきしらしく、同居する相手がいなかったらカップ麺やハンバーガーというジャンクフードのみで3年間過ごそうとした。ピーマンとゴーヤ、にんじんが嫌い。2階建てのアパート、2LDKの部屋に住んでいる。

〈蠱惑魔〉に興味を持ち、眺めてる。

 

 

〈私〉

現在は〈鈴鳴ゆうか〉と名乗っている。〈鈴鳴〉の理由は自分に危機が近づくと鈴の音が聞こえることから。片耳にピアスとして鈴を身につけていることで「鈴の音が聞こえる」と言っても笑われなくなった。ちなみに鈴も魔法道具で自分の力を増強・制御するための道具だったのだがこの夢に来たときに無力化してしまって現在は頑張っても最低限(マジック程度の小規模)のことしかできなくなった。

本名は夢の世界で名乗ると呪われる可能性があると幼少期に教えられたため、現実の名前は使ってない。名乗った、もしくは呼ばれた名前はたくさんありすぎて忘れた。種族も夢で与えられた真名もわからない。ちなみに物覚えはあんまりよろしくない。

 

見た目は現実とは異なり変化させることが可能。〈鈴鳴ゆうか〉は焦げ茶色の髪をしていてそれを荒く後ろで束ねている。

 

夢世界を旅しながら様々な魔法を研究して生み出したりしていた。例としてはゲーム盤がそれ。夢と現実の時の流れが大きく乱れていた時代から存在していたため、現実はそうでもないが夢では長い年月を過ごしてる。いつの間にか4番目の古参になっていた。不服なことに『一番話しが通じる』という謎の噂があるって民から聞いた。

 

基本的に本体ではなく〈非現実体〉という力を使い、実体のある思念だけで行動している。目の前で消えたらそれは思念体だったということである。分身もできる。鏡を通して別の場所・時間・時空などを覗いていることがあり、その際に強い祈りを受けてしまうとそこへ迷い込んでしまうことがあるため、旅と研究と迷い人を繰り返してた。

 

出会い頭にクリアできない難題吹っかけて人を殺したり、ミイラにしたり、斬り殺したりしないので、出会える確率が低いだけで自分で言ってはあれだけど他の古参よりはマシな分類だと思う。

ゲーム盤として使える領土は2つ。〈神殿〉のある孤島全域と〈クロニア国〉という都市全域。大きな特徴はずっと昼間か、夜であるか。住んでいるのは孤島の方である。

 

 

〈ライくん〉

私がライくん、と呼んでいるが確かライくんは称号だったような気がする。確か漢字だと〈雷君〉。聖剣使いの神官。

幼少期のライくんが餓死しそうだったところを拾い、〈祈願竜の神殿〉で神官たちと育てた。最初は女の子だと思ってたが男だった。金髪ふわっふわしてる。

神官見習い時にとある事故にあい、死にかけるが半ヴァンパイアになることで延命される。治療により十数年後には人間に戻ったが度々そのことに対してグチグチ私に言ってくる。理由としては半ヴァンパイア化以外にも延命方法はあったのにも関わらず神官と相性の悪い属性にしたから。私のことを初め(半ヴァンパイア事件が起こる前)は様付けで呼んでいたが今は〈アカさん〉に落ち着いた。敬う対象から身内になった感覚。今でも条件を揃えれば半ヴァンパイアの力はつかえなくはない。

古参になりつつあるが私の下にいる立場なのでゲーム盤は領土ではなく魔法道具を使用した小規模な仮想世界である。

 

私が美雨と同居していて、料理を含めた家事全般をしていることを目を見開いて驚いていた。カードゲームは全く知らず、世界についていけてない。

 

 

〈師匠たち〉

私が旅をしている時に出会った人たち。

夢ではなく、様々な次元?時空?を彷徨う旅人たち。全部で6人いる。彼ら彼女らはゲームプレイヤーである。私の魔法はこの人たちの持つカードをイメージして再現し作った物が多数ある。この人たちはゲームに対して容赦がないので私は少し苦手である。ゲーム盤なるものを作れば夢の住人たちのフラストレーションも解消されるのではないか?と、教えてくれたのも師匠たち。

 

つい最近、遭遇した師匠の一人は私のデュエルに対して「破壊じゃ生ぬるい!!除外しろ!!できれば裏側除外を!!除外できるデッキを使うんだ!!」と叫びながら警備員に連行されていた。私たちは意味がわからなかった。

 

 

〈夢の住人たち〉

表すならデュエルモンスターズでいうところのモンスター。たまにガチでカードの精霊として出てくるやつや依代が見つからず誰にも気づかれないまま浮遊霊みたいに彷徨うやつがいる。師匠たちが精霊界と間違えるくらいには多種多様。

私やライくんのようにちゃんとした実体を持って"人として"別の世界に行ける存在は〈輝く夜の魔〉が開催するゲームの参加者じゃない限り稀。

 

 

〈ゲーム盤〉

自分の領域をゲーム盤としてコピーする方法と魔法道具を使用して小規模の仮想世界をカスタマイズする方法がある。極稀に実際に土地自体を召喚する暴挙をできるやつもいる。




知りたいけど情報がない!ということがあればできるだけツイッターで相談してください。現在、今まで辿ってきた日記以前の夢の出来事を纏めています。

鈴鳴ゆうかの〈鈴鳴〉について追加しました 2022/04/01


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夢の記録 59日目〜

夕飯の片付けが終わった後。私は姿見の鏡の前に立ち、右手を添えて祈るように鏡を覗き込んでいた。

 

「…さて、今日は何が見えるかな」

 

時計の針が指し示すのは夜の12時を過ぎた頃。本当は夜に鏡を覗き込んではいけないけれど、なんとなく。何かが見えるような気がして興味本位で鏡を覗こうと鏡に掛けられた布を取り払っていた。

 

――チリン、と鈴が鳴ったような気がした時だった。

自室と自分しか写っていないはずの鏡の風景が揺らぎ別のどこかがだんだんと見え始めたのだ。

 

(建物…いや、街?それと人…)

 

まるで誰かの視点だった。

何人かの人が崩壊した街にいて、空を見上げている。暗雲が空を覆って雷が。紫色の雷が空に走っていた。

 

「あー…読唇術が使えればよかったんだけどなぁ」

 

鏡の向こう側の誰かたちがこの視点の主に何かを語りかけているのがわかるが読み取ることはできない。音声付きなら良かったのに…なんて、願っても叶わないことを考えながら。

 

「あれ…、美雨?」

 

なんとなく、美雨に雰囲気が似ている女性と数人が崩壊した街道を駆けてくるのを視線の主が目視した。乱れた呼気を整えながら何かを話しているのがわかる。でも、やはり何を話しているのかはわからず視線の主は美雨と似ている女性を含めた数人と何処かへ向かおうとしていた。

 

(もっと、なんか情報になりそうな情報が欲しい)

 

私は鏡の向こうに見えている風景についてもっと詳しく情報を知ろうとした。もっと、手がかりらしいものを。

 

「あっ、まって!!消えないで!」

 

たぶん、それがいけなかったんだろう。集中力が切れたのか、雑念になってしまったのか。見えていた光景は波紋となって黒く染まり、また何も映らなくなってしまった。

 

しかし…さっきのは、なんだったのか。

情報が少ないけど未来の光景なんだろうか…?そうだったら嫌だなぁ…と、思いながらもう一度同じ光景を見ようと右手を鏡に添えて祈りを捧げてみるが何も起こらない。

 

「………やっぱ、だめかぁ。」

 

なんとなく、もう今日は鏡に何も映らないような気がする。夢の世界とはいえあんまり夜ふかししても体に良くないし寝てしまおうかな…と、鏡に布を被せようとした時だった。

 

 

―――チリリリンッ!!

 

 

激しく鳴らされる鈴の音と全身を貫くような悪寒が私を襲って、咄嗟に鏡から距離を取った瞬間。

 

《ミツケタ、セイレイノミコ》

 

黒い腕のようなものが鏡の向こう側から自分に迫りきていた。

 

「――ひっ…」

 

何がなんだかわからないけど、このままじゃまずい。

私は鏡から距離を取りながらも必死に机の上にあるデッキケースに手を伸ばして―――机の上にあったカードの山を崩し、床に散らばった。

 

「ダメ…!」

 

もしかして、カードが取られてしまうかもしれない。そう思って、床に散らばったカードを拾うために裏側になったカードたちに触れていた。

 

 

 

《連れて行かせるものかッ!!》

 

バサリッと、翼が羽ばたく音が聞こえそっと黒い翼に抱き寄せられた。

 

 

《大丈夫です。守ってみせます》

 

蝶の羽が生えた青いドラゴンが黒い腕のようなものに立ち塞がるように降臨していた。

 

 

なにが起きてるのかわからなかった。だけど、『もう大丈夫だ』と安心した自分がいて…たった瞬き一つした時には何事もなかったように黒い腕のようなものも、翼も、蝶の羽のドラゴンもなにもなくなっていて…しばらく呆然としていた。

 

 

 

それからしばらく、数日程だろうか。

夢を見ることがなく今までの続いていた夢が嘘のように"普通の夢"を見ていた。でも、なんとなく違和感があって…"いつも通り"なのにどこか焦燥感があって夢の中だというのにそわそわして落ち着かなかった。

 

 

(早く、戻らなきゃいけな――あれ。どこに戻ろうとしてるんだっけ?)

 

夢の中の自分の領域にある泉にポツンと浮かぶ小さな島の神殿前で揺り椅子に揺られながら本を読んでいた私はふと、何かを忘れているような気がして栞もせず本を閉じた。

 

 

「アカさん、どうかした?」

 

神官の一人が様子のおかしい私に声をかけてくる。

 

「いや、なんでもない」

 

何かを、忘れているような気がする。

何を忘れているんだろう。

 

(落ち着け。私、数日前まで夢、見てたよな)

 

なのに夢を忘れてる?

何かがおかしい、何がおかしい?

 

「なぁ…、私は何かに最近はまってた?」

「えっ、あー…カードゲームに夢中だったかなぁ。あと、料理のレシピ。アカさん不器用なのに必死に料理しようとして何回も手を切るわ火傷するわ。見ててこっちがヒヤヒヤしたよ」

 

夢の世界、しかも自分の領域で料理の練習?食べ物は欲しければ神官たちに準備してもらえる。なんなら、泉の傍らに実る果実で満足できる私が料理―――?

 

「誰かを、ほっとけなかったのか…」

 

だとすると、今ソレを忘れてるのは事故か。それとも何かしらの影響で強く力を消耗したかのどちらかだろう。

 

 

「ライ、私。帰るわ」

「現実に?」

「いや、私が今見ている"ほっとけない人がいる夢"にかな?なんとなく、まだやらなきゃいけないことが残ってる気がするんだ」

 

ゆらゆらと揺れていた揺り椅子を止めて、私は立ち上がって水面へと歩いていく。

 

「だめだ…!!アカさん…!貴方はまた無理をする!」

「あはは…それはいつものことって諦めてよ。」

 

引き留めようとするふわふわな金髪の神官の手を振り払って泉へと一歩踏み出して

 

「―――じゃ、行ってくるわ」

 

泉に映した"一室の光景"へと私は静かに足を踏み入れた。

向こうへと渡る瞬間、神官の青空の瞳が血のような赤色に染まるのを見て怒らせたな…って、思いながら。

 

 

 

―――そして、私は美雨のいるデュエルモンスターズがある世界にもどってきたわけだけど…問題が発生した。

 

 

「アカさん、お迎えにあがりました!さぁ、共に帰りましょう!」

 

美雨とともに、訪れたカードショップでの再会としつこい遭遇。

 

「なら、いい。無理矢理にでも連れて帰る!!貴方の好きなゲームをしましょう。僕が勝ったら文句も言わず帰ってきてもらいますからね…!」

 

「―――ほら。勝ったよ。だから、文句ないよね」

 

「…なっ、ここ…カードゲームの…ッ!」

 

理不尽なゲームでの勝利と…

 

「なぁんで…よりによって、カードゲームの世界ッ!!アカさんの苦手分野じゃないか!それに負けたのかよぉ!!アカさんゲーム下手なのに!」

「いや、失礼だな。苦手でも楽しいんだよ」

 

「アカさんが…っ、家事!?」

「ゆうかさんの料理おいしいんですよ」

「なんて羨ましい…じゃない!!不敬だぞ!」

「いや、神殿じゃねーんだから楽にしろよ」

 

「大丈夫です!!ライくんさんは女の子っぽいですから同居しても違和感ありません!」

「……同じ屋根の下…」

「…女の子…扱い…。そもそもライくんさんってなんだよ…」

 

そうして私だけではなく、ライくんまでもが滞在することになった。




下手っぴだけど許して


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11週目 夢の記録ばかりしてた

【七十日目】

今日は朝から日記で書いた夢の記録を小説形式として書くのと、合間に感想への返事を書いていた。日記だけじゃ伝わりにくいかな?って思って書き始めようとしたけどこれが難航している。どうやったらうまくいくんだろう。とりあえず、深く考えず書きなぐるように書いてみていたが…それでも疲れるのはなぜなのか。

 

うっかり、寝てしまったらしく起こされて気がついたら夕飯前だった。「これじゃあ本当に何もできねぇ!!」ってなったよ…。こんな時間に洗濯物なんて乾かないだろうし、なんとなくデュエルをする気分じゃない。夕飯まで小説かくチャレンジ続行しようかな…。少なくとも、この日記が投稿されるくらいにはダンジョン攻略した時のものを小説として出したい。

 

夢の中でもリビングにてダンジョン攻略で起きたことを纏めてた。そういえば、ライくんが私たちの部屋…と、言ってもリビングにだけど住み込むことになった。「女二人の家に住み込む男ってどうなのよ?」って聞いたら美雨が「見た目が女性らしいから近隣に怪しまれることはないので大丈夫です!なんならゆうかさんの方が男性っぽいです!」って目を輝かせながら言っていた。一方、ライくんは衝撃を受けたような表情で固まっていて…。

ごめん、ライくん。別の住居を探してあげようって思ってたけど美雨は言い出したら止まらないから残念ながらしばらくキミは女装だ。

 

とりあえず、まずは時系列からメモって見ることにした。どんな夢から始まったのか、いつ誰に会ったのか、そしてどんなことが起きていたのか少しずつだけど書き進める。きっと過去の話を小説として書くにはすごく時間がかかるんだろうけど時系列だけはまとめておいて損はないと思うんだ。

まぁ、会った人は多いから誰かしらは抜けてしまうんだろうけど…夢で起きたことを纏めておけば日記を読む人も少しはわかりやすくなるのかな…?なんて。頑張ってみよう。

 

 

【七十一日目】

夢でも過去歩んできた出来事を纏めているから美雨やライくんはその纏めを眺めていた。今、纏めてあるモノを読んだ美雨は「つまり、モンスターで表すとゆうかさんはドラゴン族なんですか?」って聞いてきたけどライくんが「天使じゃないか?」と言い、私が「いや…成績悪いけど元は魔法使いだよ!?」と返した。まぁ、そんな話は意味ないんだけど。

 

愛犬の散歩中、桜が満開になっていることに気がついた。そういえば枝垂れ桜も少し咲いてたんだ。綺麗だったよ!でも、昼間は暖かかったのに夕方になって寒くなったから上着を忘れた私はとても寒い思いをした。風があると余計に寒く感じるよね。

 

今日は満足するまでN/Rイベントのデュエルをしてみた。スマホでデュエルしてたからメモを取る暇無かったなぁ。

 

今日のデュエルはなかなか楽しかった!召喚するたびにダメージを受け、私が入れるか悩んでいた〈火炎地獄〉というカードにトドメ刺されるデュエルとか、こちらが召喚するほど攻撃力が上がっていくモンスターたちとかめっちゃヒヤヒヤして楽しかった!

でも、後者のデュエルはサレンダーされたのが残念だったなぁ。たぶん、私が破壊したモンスターが攻撃力を上げてた鍵のモンスターだったんだろうなー。

 

 

【七十二日目】

今日から4月だったか…。そして、エイプリルフールだったんだね…。存在すっかり忘れてて…、知り合い(?)の小説作家さんに「書籍化おめでとうございます!!」って言いまくってたわ。そして、カレンダーを夕方に確認して4月1日だと気がついて…そこで「しまった…!!エイプリルフールだ!!」って気がついて恥ずかしくて悶てた。

 

今日はずっと夢での人物まとめとか、今見ている夢より前の出来事とかをずっと纏めてたから気が付かなかったんだ。しっかし、長いなぁ…終わりが見えない。この日記が公開される前に書き終えられるのかな?

 

とりあえず、自分が書けるところの人物纏めはかけたと思う。投稿したけど、たぶん抜けあるんだろうなぁ。不備があっても困るし気がついたら後々追加していこうと思う。

 

 

【七十三日目】

今日、朝…愛犬ではない犬の声が耳元で聞こえたような気がして目を覚ました。でも、目を開けて周囲を見ても犬なんていない。でも、どこかにいるような…そんな気配があった。

しばらくするとその気配はスッと消えて、感じていた犬独特の匂いも消えていた。何だったんだろうか。

 

朝起きたらそのまんま起きてしまえばよかったのに布団が恋しくてうっかり寝た。そしたら、夢にいて今纏めている今より前の夢についてのことを書き記した紙束の中に埋もれて寝ていたみたいだった。心配そうに見る美雨がいて、呆れたように紙束を眺めるライくんがいた。ただそれだけの夢だった。

 

やっぱり、あの後起きられなかったみたいで昼食の時間に母が私をベットから突き落とすまで私はぐっすり寝ていた。どうやったら早起きできるんだっけってホント悩む。

 

とりあえず、今日も予定がないので今の日記以前の夢について纏めることにした。けど、中々終わらない。無駄に長いんだよね。

 

やっぱり、あれは無駄に長いと思う。私の記憶では今纏めているのは序盤だった気がする。なにせまだライくんが出てくるところまで書いてない…。そもそもライくんが出てくるのは割と最近な気もしてきた。でも、書くのめんどくさくなってきたんだよなぁ。地道に書くしかないけど。

 

 

【七十四日目】

ライくんが過去の夢の記録の中で〈白童子〉という呼ばれ方をしているときの私が何をしてたか詳しく知りたかったみたい。そもそも、〈白童子〉と呼ばれてたのは全身の服の色が白くて、ギルドで働くにしては幼すぎる見た目からそういう呼び名がついただけで…当時、今よりも混沌としてた世界だとしても『そこまで強くなかったよ』と話したが信じてもらえなかった。ライくんの中では私はどれだけ強者なイメージになってるのか気になった日。

 

〈白童子〉時代の装備に近い模造品で手合わせしてみたところ「やっぱり、強いじゃないか!!」って言われた。そりゃ、中身が今の私だから負けることはないよね。そういえばわざわざゲーム盤を展開しなくてもデュエルフィールドを展開すればある程度の強度がある空間が作れるのは今日知った。デュエルディスクを展開したままカードを使わないデュエルをするのはなんか違うと思うけど。てか、デュエルディスク強固すぎないか?ライくんの聖剣受け止めても破損しなかったんだけど。

 

朝起きたら、人の気配がしなくて夢の世界にまだいるのかと思った。まぁ、夢を見ていたとしても気配はするんだけど…たまにある現実と誤認させる夢だと勘違いしてツイッターが使えたり、影があったりしたので現実だと理解した。間違えたまんまだったらまずかったな。

 

しかし、人の気配がしないということはまちがいなく今日の予定だった買い物に置いてかれたなっていうことを察した。いつもはしつこく声かけて来るくせにワクワクしすぎて忘れたな?後で愚痴ってやろ。

追記:愚痴る前に謝罪された。しかも、私だけじゃなくて声かければすぐ起きる弟も置いてったらしい。どんだけ早く行きたかったんだか。

 

今日も今見ている夢以前の物語について記録しているが終わる気配が未だにない。マスターデュエルのイベントもうすぐ終わりなんだよなぁ、まだ石をゲットしきれてないんだけど…まぁ、しかたないよね。デュエル楽しかったからいっか。って感じ。そういえば月が変わったからまたシーズンが変わったんだよね。つーことはシルバー止まりだった私はまたブロンズってわけだ。今月もシルバーから卒業できるように頑張るぞ!

 

 

【七十五日目】

昨日、真夜中に一瞬白い竜がどこかで戦ってるのが夢の中に出てきたと思ったら急激に焼け付くような痛みを感じて跳ね起きた。慌てて電気をつけて腕を確認してもなんにもなく、気のせいかな?って思ってそのまま寝た。寝ぼけてたのかもしれない。

 

夢に戻ったら部屋の扉がノックされて、誰かと思ったらライくんだった。「変な気配がしたから心配で見に来た」って言ってたけど特に何もなし。「一瞬、現実に戻っちゃっただけで何もなかったよ」と話したら、「でも、腕に……。いや、やっぱなんでもない」って言って帰っていった。腕になにかあるのかな?って思ったけど何もないし…不思議に思いながら朝を迎えてしまった。

そういえば白紙のカードの一枚にイラストや文字が浮き上がってて〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉が使えるようになってた。謎だ。

 

あんまりにも夢のことがわからなかったから夢のことをツイッターに呟いてみた。

そしたら、それは〈シグナーの痣〉じゃないかって何人かに教えてもらった。〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉はシグナーの竜という種類(?)の一体だそうで私のが〈シグナーの痣〉だとしたらほかにもシグナーが徐々に覚醒しているだろうって話だった。

つまり、私が最初?二番目?かもしれないし、最後かもしれないってことだよね。〈シグナーの痣〉を持っている人同士は惹かれ合っていて、危機的状況になるとお互いにわかるとか聞いたけど…私、白い竜…〈スターダスト・ドラゴン〉が戦ってるのを夢で見せられただけなんだよね…。

もしかして、その時に応じなきゃいけなかった…とかない?不安だ…。とりあえず、胃がキリキリするようなデュエルはしたくないなぁ…。

 

夢でせっかく〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉が使えるようになったのなら召喚できるようにしておいたほうがいいと思ってチューナーモンスターを検索してた。そしたらパッと目についたのが〈横綱犬〉と〈キーマウス〉というレベル1のモンスターだった。

私のデッキはレベル2のモンスターを中心とした〈メルフィーデッキ〉だからこそ奇数のレベルのチューナーを…って探してたら見つけた。なんとなくだけど「力を貸してくれそう」って気がしたのでなんとかなると思う。シンクロさせるのは難しそうだけどね。

てか、冷静に考えるとなんで私なんだろうか。デュエルが強くてうまい人なんてたくさんいるし、精霊をボヤッとではなくはっきり認識できる人もいるはずなのに。謎だ。

 

 

【七十六日目】

今日の夢は色々混沌としてた気がする。〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉に隠蔽術を掛けて夜空を飛んでいたら呼ばれたような気がしてそこに行ったら敵前で〈白い竜〉と〈薔薇の竜〉が争っていた。デュエルフィールドは魔法ではないけど『フィールド』だから破壊できるかな?って全力で指示したら破壊できて、デュエルを中断させることができた。止めたはいいけど空気は最悪だった。止めたらいけないデュエルだったんだろうか…。

 

今日、散歩したらタンポポや桜だけではなくつくしや菜の花も生えていて春だなぁって感じがした。暖かくなったり寒くなったりを繰り返してるけど徐々に暖かさが増してるから季節が冬から春になってるんだなぁって。最近雨が多いけど比較的お昼寝しやすい気温だね。

 

シルバーランクに戻るため、ランク戦でデュエルしたけど…なんというか、サレンダーする人やっぱり多いね。諦めるのが早すぎるんだよ。明らかに私のほうが不利なのにサレンダーしたりしてくるから「ランク上げたくないのかな?」って首を傾げてばかりいる。もう、サレンダーされるのはしかたないって半分くらい思ってるから前みたいに「不完全燃焼なんだよぉおおお!!」って無闇に嘆かなくなったけど…。不完全燃焼という名の不満は未だにある。

 

ただ、堕天使デッキとデュエルしたときかっこよかった!!墓地にカードがバーっと送られてて何をしてるのかよくわからなかったけど興味のあるデッキだからもっと詳しく動き方を見たかったなぁ(サレンダーされた)



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夢の記録 74日目

デュエルフィールドで激しくぶつかり合う金属音が鳴り響く。金色の閃光が地を駆け巡り、白い影は空を舞った。

 

「これで、弱いとか絶対嘘だ!!」

「いくら装備や姿を変えていても私は私だ。経験まで変わることはない…ッ!」

 

地に足つくように天井を蹴り、白い影は閃光の中心に飛び込んだ。

 

「―――〈御手付き〉」

 

パァン――と、軽快な音が響き剣が弾き飛ぶ。

目を見開き、得物が飛んでしまったことに驚くがすぐさま金色は軽い白を掴み、背負投げる。

 

「あれ、降参しないのか」

「武器を失くした程度で降参したらアカさん、興冷めするでしょ」

「まぁ…、つまらなくは思うな。体を動かすのは久々なわけだし」

「はは…ッ、まじかよ」

 

軽く受け身をとる白色は冷静に言葉を返すと、金色は冷や汗混じりに呟いた。

 

『ゆうかさん、ライくんさん、がんばれー!』

 

デュエルフィールドの外からのうのうとした美雨の歓声が響く。手を大きく振って、まるでショーでも見ているかのように目を輝かせながら。

 

「んふふ、美雨も楽しそうだしちょぉっとだけ派手にいっちゃおうかな?」

「げ…っ、まじかよ」

 

 

なんで私とライくんがデュエルフィールドを使用してデュエルするのではなく手合わせをすることになったのかは、ライくんの興味本位な一言からだった。

「混沌としてた時代からの生き残り…?うわ、どれだけ強かったのか気になる…」と。

私は『そこまで強くなかった』と言ったのだが信じてもらえず"しかたなく"当時の姿に戻り、当時持っていた装備の模倣品を装備して手合わせし始めたのが始まりだった。

 

「安心しなよ。ライくん、この頃の私が使えるのは誰にでも使える簡単な魔法だけだから…さ!!戦闘には役に立たん!」

「いやいやいや!?服に〈種火〉を使われた後だから信用できねぇよ!!アカさん!」

「あっ、それもそうだね?」

 

焦げつき、半身濡れた白シャツ。それは間違いなく私が燃やしたものだった。

 

「まぁ、隙だらけだったから燃やしただけだけど。」

「生活魔法も侮っちゃいけないってよぉく反省しました!!」

 

人にダメージも与えられない幻想の魔法弾を打ち出した。しかし、それをライくんは警戒してか全てスレスレで避け

 

「この剣、返すよ」

 

生活魔法の一つ、〈重量変化〉によって軽々と持ち上げられた剣を投擲すればライくんは刃を再び避けて、その柄を掴み振り抜き―――受け止める。

 

「甘いねぇ、ライくんは」

「うーわぁ…一瞬で重量変化と硬化かぁ」

 

ほんの一瞬に再度行われた重量変化により急激に重くなった剣に太刀筋がずれ、その歪みを利用してデュエルディスクで受け止めたのだ。

 

「便利でしょ。生活魔法」

「それをちゃんと戦闘に活かそうとしたのはアカさんだけだ。今は魔法道具もあるし」

 

生活魔法って昔は旅をするにあたって必需だったけど、今は魔道具があるからわざわざ覚える必要もないか…。時代の流れって早いなぁなんて思いつつ更に荷重をかける。

 

「一体、どれくらいまで耐えられるかなー」

「…ホント、こういうところズルい」

「武器を持った相手の武器を封じるのは基本でしょ。あと、剣ばっかりに集中してると…そろそろ―――弾け飛ぶよ?」

 

背後に突如出現した巨大な魔法弾。

ライくんは咄嗟に受け身を取るものの、すぐには起き上がれない程度にはダメージを負うことになっていた。もう、手合わせは終わりかな、と。僅かに欠けたデュエルディスクを操作し、デュエルフィールドは消失した。デュエルフィールドを利用したからだろうか。ライくんの焼けて濡れた服も傷も消えてリビングに戻っていた。

 

「いてて…やっぱり、弱いなんて絶対嘘だ」

「そりゃ、今の私という意識が戦ってるんだから実力差あっても人の枠にいる限りはそうそう負けないよ。まぁ、マジで来られたら負けちゃうかもだけど」

 

くすくすと笑って、言えばデュエルフィールドが解除されたことで近づけるようになった美雨がコップを持って歩いてきた。

 

「ゆうかさん、ライくんさん。お水です」

「ありがとう、美雨」

「助かるよ」

 

そうして、私とライくんの手合わせは終わった。

 

「次はモンスター込みで手合わせしようか。アクティビティデュエル」

「それ、室内じゃできないよな!?」

「どこかの施設を借りるしかないと思います」

「んじゃ、その時はできる施設行こっか」

「私、応援しますね!」

 

そんな会話をしながら。



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夢の記録 76日目

真夜中0時過ぎ。

私は深く、キャスケットとマスクで顔や髪を隠すようにしてからパーカーを羽織って窓辺から外へと出かけた。単なる散歩のつもりで実体化させた〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉に隠蔽術を掛けてこっそりと。

一度、高いところから街を見下ろしてみたかったからこっそり精霊に頼んで連れてきてもらったのだ。普段は立ち入れないビルの上に立ち、見下ろした光景はまるで夜空に輝く色とりどりな星々のように光り輝いていてとても綺麗だった。

 

「ありがとう。エンシェント・フェアリー・ドラゴン」

 

私は〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉にお礼を言うとニ枚のモンスターカードをポケットから取り出して祈りを捧げる。

 

「メルフィーラビィ、ビックリボン。おいで」

『ふぃー!』

『くりくりー!』

 

カードから実体化したモンスター。桃色のウサギと赤いリボンをつけた巨大なクリボーが飛び出して私の側に来る。同時に3体もモンスターを実体化、特にレベルの高い〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉を実体化するのはキツイがそれでもこのきれいな夜景をみんなと見に来たかった。

 

『くりくり』

 

無理しちゃダメだよ。と、ビックリボンが言うので私は「これくらいなら大丈夫だよ」って彼女のことを撫でた。実際、正しい手段を用いなくてもレベル7ならば実体化させたまま攻撃したりしなければそれなりに体力は保つ。だから、ほとんど心配はしていなかった。

 

「後で美雨やライくんにもこの景色のことを教えてあげよっか」

 

パシャリとスマホで夜景を撮影しながら、すでに寝ているだろう二人に自慢することを想像してクスリと笑う。きっと羨ましがられる…いや、怒られちゃうかな。ライくんは心配性だから、なんて。

星々のように見える建物の明かりと、しばしば見かける車の明かりはまるで流れ星のようだ…なんて、しばらくの間夜景を楽しんでいた。

 

「あっ、もう帰らないと抜け出したことバレちゃいそうだね」

 

事前に設定しておいたアラームが鳴って、ハッと現実に戻る。スマホの時計が指し示す時間は午前1時。もう一時間ほどは夜景を眺めてたらしい。

 

『ふぃ…?』

「うん、でも残念がらなくても大丈夫だよ。きっとまた連れてくるからさ。さ、帰ろっか」

 

もう帰るの?と残念そうにするラビィにそう伝えるとラビィの実体化を解き、ビックリボンも…

 

『クリクリ!!』

「え?」

 

ビックリボンが何かに気がついて「あれを見て!」と小さな手で何かを指す。その方角には私がよく散歩に行く自然公園があって―――こんな時間にデュエルフィールドが展開されていた。

 

「んー…」

 

詳しいことを知りたくても暗くてよく見えない。

 

「エンシェント・フェアリー・ドラゴン」

 

彼女の名前を呼び、様子を見に行っていいか問いかけると『わかりました。行きましょう』と帰ってきた。〈ビックリボン〉の実体化を解き、隠蔽術を重ね掛けし〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉に跨り空を飛んだ。

 

このクリスタリアで最も高いビルの天辺からデュエルフィールドが展開される公園の上空への移動。目を凝らしてデュエルフィールドの中を覗いてみると…なんだか殺伐としていた。

 

『あれはスターダスト・ドラゴンとブラック・ローズ・ドラゴン!』

「知ってるの?」

『えぇ、彼らは私の仲間です』

 

仲間。仲間か。

それならなんであんなにも殺伐とデュエルしてるんだ?

 

それに…通常、デュエルではお互いに実際のダメージが入るはずがないのにあのデュエルは異常だ。なんで、実際にダメージが入ってるんだろうか。

 

「あれは良くないぞ、止められるか?」

 

デュエルフィールドは本来フィールド魔法ではない。内側の存在を固定、顕現させるための結界のようなものだが外部からなら。その影響を受けていないエンシェント・フェアリー・ドラゴンならフィールド魔法を破壊するように破壊できるのではないか、と思ったのだ。

 

『えぇ、可能です。しかし…』

「魔力と生命力だろ。わかってる。必要な分だけ持ってってくれ!」

 

今はとにかく、デュエルを中断させることが先決だと判断した私は〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉に魔力を回しデュエルフィールドを破壊しようと試みる。

 

「いけ…ッ!エンシェント・フェアリー・ドラゴン、プレイン・バック!」

 

フィールド魔法を破壊する効果、プレインバックが効くかどうかは『可能』と言ったエンシェント・フェアリー・ドラゴンの言葉を信じるしかなかったが、プレイン・バックを受けたデュエルフィールドの青色の膜に亀裂が走り砕けていく。

 

「やった!」

 

デュエルフィールドが破壊されたことによって実体化していた2体のドラゴンが姿を消す。対峙する二人の男はデュエルフィールドを破壊した上空を眺めていた。私はエンシェント・フェアリー・ドラゴンの背から飛び降りると二人の合間に立った。

 

 

「お前ら、夜間のデュエルは禁止だったはずだ。なぜデュエルフィールドを展開した」

 

そう、低めの声を意識しながら二人に問いかけると…薔薇のドラゴンを従えて男は『興冷めだ』と言わんばかりに踵を返し、もう一方の…白いドラゴンを従えてた少年は目の前の現実が受け入れられないかのように膝から崩れ落ちた。

 

これは、止めてはいけないデュエルだったんだろうか。私は心ここにあらずな少年を連れて交番に届けた後、そのまま家に帰ったのだった。



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12週目 シンクロイベント!!準備期間短いよ!

【七十七日目】

今日の夢の私は疲れていた。たぶん、レベル7の〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉を実体化させるだけではなくフィールド破壊をさせたからごっそりと魔力と生命力を持ってかれたんだと思う。頑張って起き上がろうにも睡魔に襲われて「今日は僕が家事をするから休んでて」とライくんに言われるしまつ。たぶん、手順を正しく踏んで召喚、実体化させればそこまで負担はかからないんだけど…直召喚してたうえに技まで使ったんだから仕方ない気がする。尚、現実でも寝坊しかけた。

 

今日の天気は晴れてて、暖かかったから洗濯物がすぐ乾いてくれた。うちはいつも屋根のあるところで洗濯物を干してるから半日くらいじゃ乾かないこと多いのに一時間位で乾いたんだ。なんかテンション上がった。

 

今日はマスターデュエルでフレンド対戦をした。私は3回ほど〈メルフィーデッキ〉でデュエルしてたんだけどたぶん、うちのメルフィーは寿司か海鮮が苦手なんだなって思った。なにせ…数少ない魔法や罠しか引けなかったり、メルフィー系がようやく引けて場に出せたと思ったら断末魔のような悲鳴が聞こえたりするんだ。これは…メルフィーたちからの私の好感度下がったなぁ…。たぶん。

 

一方、初めて使ってみた〈堕天使デッキ〉は…手札からわかる異様なハリキリ過ぎだった。私はまだ〈堕天使〉に慣れてないから使い方がよくわからないのにちょっと間違えると喜びオーラから一転、冷たい空気が背中に触れるんだ。「次はちゃんと勉強するから許してぇ」って口に出してしまうくらいには冷たい空気が突き刺さった。で、デュエルで偶然でもなんとかすると喜びオーラ(暖かさ)を感じるんだ。うちの堕天使は情緒不安定なんだろうか。

 

 

【七十八日目】

今日、目が覚めたら夕方の四時を過ぎていた。どんだけ寝てたんだろうか、私は。いや、度々目を覚ましたときにしっかり起き上がらなかった自分が悪いな。すごく眠くて寝落ちたけど。

 

そういえば、今日…猿に襲われる夢を見た。一匹の大きな猿が私のことを殺そうとしてくる夢を夢の中で見ていた。

私はどこかの学校のような場所で逃げてて最初は沢山の人がいたんだけどだんだんと逃げられる人が減っていくんだ。逃げて逃げて逃げ回って私はどこかの資材と資材の合間に姿を隠すんだけど足音がだんだん近づいてきて、何人かの黒いローブを着た人たちが『まだ見つからないのか』と話しているのを聞いた。

冷たくて怖くて、必死に息を殺してたんだけど『鼠がいる』と私の隠れている場所に手が伸ばされて―――「これ以上は危険だ」と慣れ親しんだ声が聞こえたような気がして、次に目を開けたら美雨とライくんが心配そうに私を見ていた。しかも「死んじゃったのかと思った」と不謹慎なことを言われた。

夢の体なのに体が異様に重くて動けそうもなかったから夢での行動を諦めて、時間が気になったのもあるけどそのまま現実に戻ってき。…まさか夕方の四時過ぎだとは思わなかったなぁ。

 

夢を見てから、せめて情報を得ようと思って「遊戯王 猿」で検索してみたけど私が見たような猿なモンスターは見当たらなくて、なんも関係ない夢だったのかな?って呟いたら『地縛神にさるっぽいやついるよ』って情報をくれた人がいて調べてみたら夢で見た猿だった。

 

ちょっと、シグナー揃ってない上にシグナー竜とやらを持ってる人が敵対したりしてるのに、まさかの敵が先に行動起こしてるパターン?笑っちゃうくらいにヤバイ状況なのは気の所為?

 

昨日、初めて〈堕天使デッキ〉を使ってみてわかんないままデュエルが進行してしまったから動画を見たり、サイトをみて回し方を見てみるけど…いやぁ、わからん。〈メルフィーデッキ〉もわからんまま回してたけど堕天使も同じ感じで回しながら覚えてくしかないのかな?今月は堕天使で頑張ろうかな。

 

てか、〈灰流うらら〉と〈増殖するG〉の使い方わからないな。使われたことはあるけど、今まで使ってこなかったからなぁ。堕天使と一緒に慣れていこう。

 

 

【七十九日目】

今日の夢は高校の入学式だった。何事も問題は起きず、私は長々しい話をスキップするかのように居眠りしてしまっていた。

美雨とは別クラスなので一緒にいなかったがそっちもなんにもなかったみたい。と、いうか…私が入った〈デュエル科クラス〉私を含めて二人しかいないという謎。しかも、『一年生でデュエル科クラスに入れるのは問題児しかいない』とか『本来は二年生から』とか『つまりお前たちはすでに問題行動を起こしていて、その監視のために特別クラスに入れられてる』とか散々な言われようだった。あれかな。受験の時にラビィにお願いしてカンニング行為したのがまずかったのかな?

 

次のイベントはシンクロフェスティバルらしい。イベントの開催日時が近い。どうしよう、シンクロできるデッキ持ってないよ!!

メルフィーじゃシンクロしにくいだろうし…堕天使は融合だから今回のイベントじゃ使いにくい…というか、使えない。新しいデッキを構築する必要があるけど…ランク戦もやらなきゃ。せめて、シルバーに戻りたい…!だって、ブロンズからルーキーに戻るのは嫌なんだもん!!え…っ、どうしよう。

私が知ってるシンクロモンスターといえば禁止カードになってる〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉くらいだし…とりあえず持ってるカードでどうにかデッキを組むしかない?レンタルは使いたくないし…。

 

とりあえず、既存カードでは私に使えそうなカードがなかったのでガチャってからシンクロテーマ決めよう…と、思いとりあえず10連したら〈ブラックフェザー・ドラゴン〉が出てきた。と、いうか闇鍋で引いたのにそれ関連が複数出てきて困惑した。それお前…私にそのテーマを使えと申すのか…。〈BF〉って書いてあるモンスターたちでしょ?えー…文章長そう。

でも、心の中でとはいえ「出てきたシンクロモンスターのデッキでイベント挑む」って誓っちゃったからちゃんと〈ブラックフェザー〉でデッキ組まないと。持ってるだけの石でシークレットを引いといた。これでデッキ組めるといいな…。

 

とりあえず、イベント用の…というか、〈ブラックフェザーデッキ〉を準備した。でも、〈堕天使デッキ〉と同じくレシピを見ながら組んだからカードがどんな効果を持ってるかさっぱりわからない。今月は〈堕天使デッキ〉でランク戦挑むって決めてるし、イベントは〈ブラックフェザーデッキ〉に決めたんだ。両方ともある程度わかるようにしとかなきゃって、テキスト読みながらメモ取ってるけどこれが中々に苦行に感じる。デュエル中のメモ取りなら楽しいんだけどな。私はまだまだデュエリストには程遠いなって自覚する。

 

 

【八十日目】

マスターデュエルの闇鍋ガチャで〈ブラックフェザー・ドラゴン〉が来たから白紙のカードの一つがそうだったりするのかな?って気楽に考えていたらガチで〈ブラックフェザー・ドラゴン〉だった。

ツイッターの人から〈ブラックフェザー・ドラゴン〉もシグナーの竜だと聞いているのでこっちは使わず隠しておこうと思う。シグナーの竜は〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉だけで充分だと思う。ただ、シンクロイベントでデッキを組んだから使えるようになっておいては損はないと思うんだ。

 

てか、〈ブラックフェザー・ドラゴン〉がカードに浮き上がって来たときに〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉の時と同様に腕に焼き付くような痛みが生じたと思ったら赤い痣が現れて確認する前に隠蔽術を掛けて見えないようにしてしまったけどたぶん支障でないでしょう。

 

シンクロフェスティバルまでの期間が短すぎる。なんだかレンタルデッキがかなり優秀とか聞いてるけどレンタルデッキはなるべく使いたくない。自前のデッキを使いたいから〈ブラックフェザー〉と名のついたモンスターたちでデッキを組んだ…もののレシピを見て片っ端から入れたからテキストの内容を一切読んでない。イベント前に確認しておかなくちゃな。

 

今日はフレンド対戦で〈堕天使デッキ〉を使用してのデュエルをした。やっぱり把握しきれてないところがあってうまく回せない。〈メルフィーデッキ〉はマスターデュエルが配信される前からパーツを読んでいたからかろうじて「こうかな?」っていうのはわかっていたけど〈堕天使デッキ〉はほぼほぼ白紙の状態から始めているから結構大変。

 

イベントで使う予定の〈ブラックフェザーデッキ〉も同じように組んでるから早く少しだけでも覚えなくちゃ。準備期間が短すぎる。

 

 

【八十一日目】

今日は水中で巨大なシャチに襲われる夢を見た。泳いで逃げようとしても水中生物のシャチには敵わない。必死に軽い衝撃を与える"御手付き"という技でシャチに打ち込んで自分の体を弾き回避行動を取ることを繰り返していた。早く朝を迎えてほしいと祈りながら夢を見ていたのは久しぶりのことだった。

 

ツイッターでそのことを呟いたら地縛神のシャチだと指摘され、確認したらそのシャチだった(尚、シャチという生物が出てこなくてサメやらイルカやら混乱してた人)。猿に引き続きシャチと鬼ごっこすることになるとはどうなってるんだろうか。

 

ふと、デュエリストとは何か…。と、考えていてやっぱり指標がないのは不便だなって思った。職業としてのデュエリストとかがあればわかりやすいのにって。そして、「だったら自分がデュエリストという職業を作ればいいじゃないか」って言う発想が出てきてしまうのは私が馬鹿なんだろうか。

 

でも、デュエリストはきっと誰しも遊戯王をやってる人ならば憧れると思うんだ。私だけでは新しい職業としての〈デュエリスト〉を作るための知恵が足りない。なら、チームというグループを作って足りない知恵を補ってデュエリストという職業を作ればいいんじゃないかな!って。ガチガチな初心者な私に協力してくれる人いるかなぁ。

 

ツイッターで知り合った人からチームの名前を考えてもらって〈デュエルクリエイターズ〉って名前になった。私が考えると「デュエリストを職業として目指す会」とかになっちゃうから良い案もらえてよかった。とりあえず、賛同者を集めつつ地道に『どうやったらデュエリストが職業になるか』を考えていこうと思う。

 

 

【八十二日目】

今日の夢見は最悪だ。たぶん、私は凄く緊張してしまっていたんだと思う。だって、夢ですら体調不良で現実でも夢でも授業開始日だったのにどちらも動けなくなっていた。私、授業を受けるの好きなのになんで、体がいうことを聞いてくれないんだろう。

体が弱いのか?心が弱いのか?私はただ丈夫な体がほしい。

ちょっと気を抜くだけですぐ意識が眠りに持っていかれる、薬を飲まなきゃいけないのに胃が受け付けてくれない。あっ、でも夜にはデュエルの約束があるから回復してほしいな…。明日も授業あるし…。

 

夕方になってようやく水とゼリーを胃が受け付けるようになった。これはちょっと無理してご飯を食べようものならすぐ逆戻りするやつだなって。くそぅ…チョコレート食べたい、アイス食べたい、お野菜食べたい。てか、授業受けたかった…初日から休むとか…つらいなぁ。ちょっとくらい無理させろよ私の体ぁ。

 

ずっと、寝て起きて気持ち悪さに襲われて、逃げるように寝てを繰り返してたぞ。おかげで多少は受け付けるようになったのかもしれないけど!

 

夢の中でライくんが「いいか、アカさんは無理をしようとするとこんな風にすぐ体を壊すから美雨さんもよく見張っといてほしい」なんてリビングで話してるのを私は自室で聞いていた。悲しいことに美雨と出会って2,3回倒れているから否定できない。切に丈夫な体がほしいと思った。そもそも私は無理をしてる自覚ないんだよなぁ…。もっといけるはずなのに…。

 

てか、ライくん心配しすぎなんだよ…。私に魔封じなんてかけちゃって。体調悪くたってレベル1〜2のモンスターくらい実体化させられるのに…。ガランとした部屋で一人でいるのはなかなか寂しかった。まぁ、幽体としての精霊たちは近くにいるんだけど、実体があるのとないのとでは感覚が違うから…。

 

 

【八十三日目】

昨日、体調がよろしくなくて学校を休んでしまったから今日が初日。やっぱり、授業を受けるけど体がキツい。すぐ疲れてしまうんだ。医者から無理はしないようにと言われてるけど、「大切なことだから」って単位に関係ない授業を聞きに行くのはやっぱり無理かもしれない。ちょっとの我慢もできないのか私は。

 

お昼になった。どうにかお昼ごはんを飲み込んで午後の授業に備える。長い、帰りたい。授業が始まるまで一時間くらいの猶予はあるし少しだけでも寝とこうかな。机で寝るのは寝心地悪いけど今は少しでも体を休めたい。

 

少し休んだけどやっぱり気持ち悪い。でも、休まないよりはだいぶマシになったと思う。そういえば、今日の授業…サテライトクラスという教室(?)で授業を受けた。

サテライトクラスとか、名前かっこよくねぇ?って思ってツイッターの人たちにサテライトの意味を聞いたら「5Dsでは最下層って意味だよ」と聞いて笑ってしまった。周りの人たちは自分と同じ留年生ばかり。単なる偶然だよね?最下層の教室って意味じゃないよね?離れた教室って意味だよね!?先生!!

 

別教室で講義してる先生の声は聞こえづらいし、周りの人たちは先生の話聞かないで居眠りしてるし…スマホいじって遊んでるし、ある意味サテライトが最下層でも間違いではなさそうだと思ったのは内緒だ。

 

家に帰ってから、マスターデュエルするつもりが夕飯前までぐっすり眠ってしまった。しかも、ちゃっかり夢の中でスターダストの少年にアンティルールでデュエルを私が仕掛けていた。気弱なところが気になるから、スターダストをチップとして賭けてしまえば意地でもやる気が出ると思ってのことだったけど…そのスターダストは正体を隠した私の手の中に…。

 

おかしいな…、私は正体を隠してやる気を引き出すためにデュエルを挑むだけで少年に負けるはずだったのに。なぜこんなことになった。唯一の救いは「これを返してほしければなんたら大会に出て、私を倒すんだな!」的なことを言えたからだろう。一応、一応…やる気は引き出せたみたいだったけど…どうしてこうなったんだ?あれ、これ…私もデュエリストの大会に出場するしかない?



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夢の記録 83日目

『えっ、どうしよう…。』と、私が困惑したのは本来なら負けるつもりだったデュエルが予想以上に楽しくて精霊たちの楽しげな声に流されたままデュエルに勝利してしまったからだった。

 

「私の勝ちだな。約束通りお前の大切な〈スターダスト・ドラゴン〉は私がいただくとしよう」

 

わざわざ魔法で偽装して姿を変えていたからこそ、困惑する言葉は表に出ることはなくスムーズに悪役としての言葉が出る。そうだ、私はこのデュエル。アンティルールにして『勝ったらスターダスト・ドラゴンをもらう』と宣言していたんだった。

 

「そ、そんな…まって、まってよ!!そのカードはぼくの大事な…」

「大事なカード?はっ、何を言ってるんだ。カードはカードだろう。大事なカードだったのなら、このデュエル勝てたはずだろう?」

 

デッキケースから精霊の声が聞こえる。

『一番、カードをカードとして扱ってないのは貴女のくせにどの口が言うのかしら』やら『途中、わりと本気になってたよね。おれたちの声聞いてたもん。おとなげなーい』やら。

私は黙らせるようにデッキケースをノックして声をかき消す。

 

「そんなに返してほしければ…そうだな。この大会に一般枠として出場しろ。勝ち上がり、この私をデュエルで倒せたら返してやってもいい」

 

それは、偶然に目についた参加者募集の張り紙だった。丁度いいとばかりに指し示し、どう反応するか…。

 

「本当に…、勝ったら返してくれるんだね?」

「あぁ、俺は約束を違えない」

 

さきほどまでの弱々しさとは違う。獲物を狩るかのように目を爛々とさせてこちらを見るその様は―――私が憧れたデュエリストそのもの。

 

「絶対に、取り返して見せる」

「できるならやってみろ。私は楽しみに待っている」

 

かっこいい。情けなかった少年が奪われたものを取り返すために立ち上がり、奪い返そうと立ち向かってくる。そう、これだ。これが、成長。

きっと、彼は次に会うときには驚くべきほど強くなってるんだろう。ド素人の私を圧倒してしまうくらい強くなってる。

 

なにせ、彼はデッキに…カードたちに愛されているんだから。

 

でも、言ったからには私もそう簡単には負けてやらない。約束を守るためには私もこの大会で勝ち抜いて、対峙しなくちゃいけないから。

 

おもしろい、おもしろくなってきた。

私はその場から離れた後、一本の電話を入れる。

 

「もしもし、私だよ」

「気が変わったからさ。大会、出場するわ。エントリーの申込み頼んだ」

 

私が頼むと通話先の相手は『あんなに嫌がってたじゃないか』って言ってくる。だって、大会に出たところで目立つだけで楽しくないじゃないか。でも、楽しい理由が出来たら参加しない理由はない。

 

「あー…ちょっとおもしろいことになっててね。うまくいけばおもしろいゲーム…いや、デュエルができそうなんだ」

 

批判的な言葉が返ってくる。『デュエル苦手だろ』とか『どうせまた無理をするんだ』と。心配してくれるのはわかるが今回は自分自身が決めたことだからもう下がることはできない。

 

「うん、わかってる。ぶっ倒れるほど無理はしないよ。あはは…心配しすぎ。私は弱いけど強いんだぞ?」

 

大会に出場する時は今日と同じブラックフェザー・ドラゴンを使ってやろう。次に会うときは変装抜きで。私は笑みを浮かべながら電話を切り、決意を胸に秘める少年をビルの屋上から眺めていた。

 

 

 

―――翌日。

 

「アぁぁカぁぁさぁぁんん?これはいったいどういうことだ!僕は『無理をするな』って言ったよなぁ!!?」

「…無理はしてない。」

「ぶっ倒れる=無理してんだよテメェは!!いい加減にしろ!!体調管理もできねぇのか!」

「…直前まで元気だった」

「『元気だった』じゃねぇええ!自分の体くらい大切にしろっつってんだよ!美雨を半分くらい見習え!!」

「…私に怠惰に過ごせと?」

「そうじゃねぇよ!どうせテメェのことだから夢と現実、ダブルで行動し続けてんだろ!それほぼ徹夜じゃねぇか!」

「…入れ替わるように眠ってる」

「アホか!!夢を見てる。こっちにいるってことはそれだけ眠りが浅いってことだろ!!たまにはぐっすり寝ろつってんだよこの馬鹿!!ただでさえ体が弱いのに何やってんだ!!」

 

フライパン片手に怒り狂うライくんの怒号とベッドの中、枕を被るように音を軽減する私がいた。



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13週目 相変わらず夢がカオス

【八十四日目】

夢を見始めた開始早々、ライくんの怒号が飛んだ。

「無理をしないでくださいってあれほど言ったのになぜそんな無茶をするんですか!大概にしないと魔封じだけじゃなく、能力も封じますよ!」と神官モードでお説教された。これじゃあどちらの立場が上かわからないね。ちなみに理由は昨日、少年から勝ち取ったスターダスト・ドラゴンの存在と大会出場の件だった。

 

今日は学校での面談だった。そして、担当の先生にまで「無理はしないでください」って念押しされた。私ってそんなに無理してるのかな。やりたいことと体がついていかないことがつらいよ。私だってみんなみたいに授業を普通に受けたいのに、それすら体が許してくれないんだ。少なくとも一年前は普通に授業を受けてたじゃないか。

「今は焦らないことが大切です」って言われたって、もう周りに置いてかれるのは嫌なのに…。

 

明日も授業だから頑張ろう。お願いだから体調崩れないでほしい。体調がよかったら明日は、明日こそシンクロフェスティバルに参加するんだ。

 

 

【八十五日目】

今日は学校で授業を受ける日。朝早くから起きて電車とバスに乗って行くわけだけど待ち時間含めたら一時間くらい行くのに時間かかるんだよねぇ。

しかも、今日の朝のバスはぎゅうぎゅう詰め。途中のバス停で人が乗れないほどに満員だった。もう、その時点で疲れた。密だよ密。だって、手すりにすら掴まれない、人と人同士がぎゅうぎゅうになってバランス取ってるようなもんだったもん。こうなるって分かってるのになんでバスの本数減らしたんだよぅ…。傘忘れたし、寒いのに慌ててたから薄着で家出て来ちゃったし。地獄か?

 

昼時間、母が危惧していたとおり雨が降る。

いつもの棟ではなかったため、薄着の私は雨に濡れながらお昼ごはんを食べるために歩くしかなかった。寒いし、服濡れたし…。風邪引かないといいなぁ。ただでさえ体調よろしくないのに勘弁だよ。うちに折りたたみ傘があればよかったんだけど…みーんな壊しちゃったし。

昨日まで暑かったくせに…今日は寒い。私の体に毒だよ。気候が私に意地悪する。でも、あと少しなんだ。前半は終わった。あと少し耐えれば帰れるんだ。お願いだからデュエルできる程度の体力と集中力は残っててほしい。

 

雨が降り止まないし、体力の限界がきて自力で帰るのがつらくて母に迎えに来てもらった。まぁ、授業を楽しく受けられたからそれで良いんだけど…体が耐えきれなくてダウンしてしまうのはどうにかしたい。このまま通っていれば体力つくかな?とりあえず、シンクロフェスティバルに参加できるかどうかは少し休んで夕飯後、ゆっくり決めよう。幸い、明日は授業ないし。

 

少し回復したのでシンクロフェスティバルに参加してるけどやっぱりみんな強いねぇ。〈フルール・ド・バロネス〉とか〈ジャンク・ウォリアー〉からの〈スターダスト・ドラゴン〉とか。シンクロしまくってる。「すげぇ…!!」ってなるよ!

 

テンション上がるね!いつのまにか〈スターダスト・ドラゴン〉が〈シューティング・スター・ドラゴン〉やら〈シューティングセイヴァー・スター・ドラゴン〉になってるし…かっこいいね!あっという間に負けちゃったよ!これこそがデュエルって感じがする!

 

もしかして…夢の中で〈スターダスト・ドラゴン〉を使ってた少年もこれくらい強くなっちゃうのかな?そう考えるとすっごくワクワクしちゃうね!

 

そろそろ寝ようと思って洗面所で歯を磨いていたら、鏡に写った自分を見てビビった。一瞬しかみえなかったからなんて表したらいいんだろう。再び鏡に目線を戻すといつも通りの自分。あれは一体何だったんだろう。

 

そういえば、以前も同じものを見たことがあるような気がする。たしか、昨年、私が気が付かぬうちに精神的に追い詰められてた時に…。でも、今は薬を飲んで落ち着いてるわけだし…気のせいだよね?たぶん。

 

 

【八十六日目】

ライくんにお説教されてからは精霊をあまり実体化させずに過ごしている。今日は学校帰りに美雨とアイスを食べながら歩いていたら知らない男が声をかけてきて「七篠…鈴…!?なんで生きてるんだ!」と。〈七篠鈴〉は私が遊戯王を知るきっかけとなった曖昧な夢でとある少年に与えられた名前だ。ツイッターでしばらくその名前を使ってたから『もしかしてリアルの人かな?』と思ったけどそれだったら『なんで生きている?』と聞かれるのは不自然だ。

「あの…人違いでは?」と問いかけると「その面で人違いなはずがない!」と返される。そうなると…想像できるのが、元々こちらの世界にいた私がなんらかの原因で既に死んでいるということだった。その後、身分証明や出身の違いなどを理解してもらって別人だと納得してもらった。

 

ちなみに後で調べたら〈七篠鈴〉は有名な…それもトッププレイヤーなアクティブデュエリストでアクティブデュエルの決勝中に突如、大勢の前で公開自殺したらしい。遺書も何も残っておらず、原因不明。あるはずの遺体も無くなっているという情報がヒットした。少なくとも私が〈七篠鈴〉であった世界とは違いそう。ある意味人違いで正解だった。

 

ツイッターでそのことを呟いたら私だけが〈七篠鈴〉が敵に回ってる可能性を考えていたわけではないらしく、他の人も敵に回ってる可能性が非常に高いんじゃないかって賛同してくれた。これは警戒しておこう。向こうで調べた情報が正しければ〈七篠鈴〉はアクティブデュエリスト…きっと、アクティブデュエルを敵にいるとしたら確実にアクティブデュエルが仕掛けられる。別世界の自分とはいえ私が相手なら私が対峙したほうがいいだろう。もしかしたら、〈七篠鈴〉も私と同じ夢を見ていた可能性があるんだから。

 

でも、もし同じ夢を見ていたとしたら…誓いがあるから自害はできないはずなんだよなぁ…。

 

ふと、なんでビックリボンが私のところにいるんだろうと思ったんだ。ビックリボンは元々、私が遊戯王を知るきっかけとなった夢で私のパートナー…。霊体の私のことを認識できていた唯一の少年が持っていた友だちだったはずなんだ。それなのになんでカード本体もないのに精霊としているんだろう。もしかして…遊戯王を知るきっかけとなった夢の延長線…?

いや、でもあの夢は確か…私が手を出せないまま物語で言うBADENDで終わってしまったはず。もし、延長線なら…どうして街は無事なんだろう?…なんて、学校で出た課題をやりながら考えていた。ボールペンで書いてたから誤字をごまかすの大変だった。

 

 

【八十七日目】

ふと、私が見ている夢がなんとなくループしてる説が出てきたのできっかけとなった夢で事件が起きた場所にそっくりな場所を探しつつ歩いていたら「にゃーにゃー」いうパーカー男に出会った。そしたら、「"祈願竜"様は今度はちゃんと体があるにゃんねぇ。ちゃぁんとシグナーに選ばれてこの世界はようやく救われるかにゃぁ?」なんてすれ違いざまに言われた。なんで、私が〈祈願竜〉?しかも体が持ててなかったことを知ってるんだろう?

「ワンポイントアドバイスだにゃあ。シグナーは人じゃなく、ドラゴンが選ばれるもんにゃ。だぁかぁら、シグナー竜と呼ばれているドラゴンだけが選ばれるわけじゃない。気をつけるにゃん」と、言って消えた。キャラが濃い。

もしかして、あいつは…私がきっかけの夢でチャシャって呼んでたやつなんじゃないか…?ってしばらくして気がついた。

 

追記:ツイッターで呟いたら「なんでチャシャって呼んでるの?」と聞かれた。私は感覚で名前をつけることが多いため、深く意味を考えたことがなかったが〈チャシャ猫〉という存在は敵でも味方でもない第三者らしい。場をかき乱すようなことをするため注意が必要だとか。もし、私がテキトーにつけた感覚の名前がそうだとしたら…恐ろしいなぁ。

 

今日は学校で出された課題をやっていた。まだ終わってない。

第一回目の授業から課題を出さなくてもいいのになんで課題出されるんだろう。面倒くさいなぁ。量は多くないんだけど小難しいというか…半年近く勉強から離れてたから座ってるのがつらい。授業は楽しいんだけどなぁ(集中力が持たなくて寝ちゃうけど)

 

昨日、ツイッターで行ったアンケートの結果が出た。みんなが知りたいのは私が遊戯王を知るきっかけとなった夢らしい。地道に書き記していこう。とりあえず、ツイッターをいじりつつ今は課題だ。

 

 

【八十八日目】

今のところ、夢の世界は平和だと思う。普通に学校生活続いてるし、事件が起こるようなきっかけと思わしき出来事もまだ起きていない。夢の中の夢でしか地縛神やらダークシグナーと遭遇してないから…、まだ未活動なんだろう。とりあえず、「遠くない未来にありえないくらいの危機が訪れるかもしれない…」という話を美雨とライくんにした。信じてもらえるかはわからなかったけど…すんなりと信じてもらえたのは嬉しいような、不思議なような。

美雨は「嘘が苦手なゆうかさんが言うことですから、信じて損はないです。なかったらなかったで『起きなかったねー』って笑えばいいじゃないですか」って。ライくんは「相談してくれて嬉しいよ。話を聞く限り…確かに一人じゃ対処できなそうだ」と深く考えながら呟いていた。

次々と雪崩れるように問題が起きていたから色々手遅れになっていたけど今回はなんとかなるといいなぁ。

 

ツイッターで話していたら、とりあえず仲間を集めることが最優先らしい。まぁ、明らかに一人じゃなんとかできそうもないし…何も起きてない今のうちなのかな?だって、詳しい順番はわからないけどほとんど同時期に地縛神が動き出し、ナンバーズカードがバラ撒かれ、モンスターが実体化し始めて、人々がカード化したり、失踪事件が多発したりするんだ。どうにもならない。結果…一番やらなきゃいけないことは、仲間集め。今、一番目を向けなきゃいけないのは地縛神らしい。困るよ、私…。

 

そういえば、マスターデュエルじゃないけどメルフィーの新規カードが出るらしい。気になるなぁ…。紙のカードの方でもデッキ組んじゃおっかなぁ…なんて、思ってしまう。だって、なんかかわいいんだもん。にらめっことか可愛すぎる。ほしいなぁ…。

 

体調が優れなくてあんまりデュエルできてないけど、リアルカードはゲームを起動しなくても眺めることができるし…眺めてるだけでも癒やされそうなんだよね。かわいいは好きだ!

 

 

【八十九日目】

今日の起床時間。午前十一時。完全に学校遅刻である。

夜中に何回も目が覚めない薬を飲んでるはずなのに目が覚めるし、なかなか寝付けないし、その割に朝はすごく眠くて起き上がれないんだよね。いっそ、薬飲むのやめたほうがいいのかな?でも、勝手にやめるわけいかないし…どうしよう。

 

あの後、うっかり寝た。どうにかならないものか。

そういえば、ループ説をとりあえず信じてみて仲間集めをしようとおもって巨大なクリボーこと〈ビックリボン〉に「遊羽という少年に会いたい」と言ったら案内してくれたんだけど…会うことはできなかった。家族以外は面会謝絶らしい。案内された方角の雰囲気からして…一般病棟じゃないな。一番仲間になってほしい人なのに…。生きていると確認できただけいいのかな?

でも、前回のことを考えると放っておけば死んでしまう命。私がどうにかできるとか思えないけど…どうにかして会いたいなぁ。

 

明日は学校遅刻しないようにしないと。どうすれば早く起きられるんだっけ。てか、眠気がつらすぎるんだよ。慣れてくれば大丈夫になるのかなぁ。

 

 

【九十日目】

まだ日付が変わっていないけど寝起きで記録してるから次の日分として夢を記録する。昨日に引き続き、病院にどうにか侵入できないかと真夜中に外から眺めていたら妙な気配がして、なぜだかわからないが急がなきゃいけないような気がして隠蔽の術をかけたままD−ホイールで病院の壁を登っていって窓ガラスを割って侵入突撃した。そこには妙な気配をさせた男が呼吸器をつけた遊羽の首を締めようとしていて私はそれを止めたら、なぜかデュエルになった。

地上絵が出てきたし、赤い痣が反応したから「これがダークシグナーか!?」ってなったんだけど…デュエルに勝ったら遊羽を襲った男は記憶喪失になってるし、心配していた地上絵のモンスターも出てこなかった。何だったんだろう…と、首を傾げていたら警察がドタバタ来て手錠を掛けられてしまった。

現在、留置所。なんで、こうなったし。

 

朝の通学のために乗るバス、昨年よりバスの本数が減ったから学校に行く日は満員のぎゅうぎゅうなバスに詰め乗って行かなきゃいけないから非常につらい。ただでさえ体力がないのに授業前にダウンするんだ。足は踏まれるし、カーブの時にバランスを崩した人の肘が顔に当たるし散々である。

 

私はどうやら授業中に居眠りを通り越して熟睡したらしい。もはや授業内容は頭に入っておらず、夢の中。殺風景な留置所にいた。デュエル犯罪科なる警官たちの話を聞くと私が映った監視カメラの映像では(不法侵入や窓ガラス破壊はともかくとして)意識不明の少年を守ったということになるらしい。ただ、肝心の少年を襲った犯人は記憶喪失になっていて話を聞こうにも聞けない。私も完全なる無罪放免にするには難しいらしい。

 

なんか、私がスターダストの少年に出ろと言った大会に出場することが釈放の条件。優勝が無罪にする条件らしい。意味わからん。

元々出るつもりだったから受けたけど…優勝できなかったら犯罪マーカーなるものを刻まなきゃいけないらしい。犯罪マーカーがよくわからないけど頑張ろう。あれ、今気がついたけど私が勝ったらスターダスト返せなくない?

 

流石に午後の授業は眠らなかった…と、いってもまだ眠い。この眠気と一向に取れない腹痛と妙な気持ち悪さは一体何なんだろう。ストレス?家にいるときはそんなんでもないからストレスなんだろうなぁ。人が多いからかな?胃薬先生出動要請しなきゃダメ?

 

まぁた課題が出たから今週も頑張ろ。



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14週目 マスターデュエルって偉大だなぁ

【九十一日目】

夢で私が釈放されて家に帰ったらライくんが「なんであなたは相談してくれない」「このままじゃ、またあなたが犠牲になってしまう」とわけのわからないことを言っていた。一体どうしたんだろう。

しばらく後で美雨に話を聞いたら私が留置所にいる間、なにかの手がかりが得られないかと思ってエジプト展に二人で行ったらしい。帰りのバザーで変なオカルトグッズみたいなアクセサリーを買ってからようすがおかしいのだとか。

ループ説あるし、もしかしてエジプト関連で千年タウクで未来でも見ちゃったのかな?なんて笑ってみるけど…もしも、マジで千年タウクの所持者になってて乱れた未来のほとんどで私が『犠牲=死』だった場合かなりまずいような…?

 

午前中寝なかったから大丈夫だと思って昼食後、気を抜いたら寝てしまったようで気がついたら2時過ぎていた。午後の授業は完全なる遅刻だった。一番前の席だから不在な様子で先生が心配してた。なんか、申し訳ない。

 

授業が終わって今日も親に迎えに来てもらった。自力で帰る余力はなかったんだ。今日も疲れたなぁ。今は細かい文字見たくない。

 

 

【九十ニ日目】

ライくんの様子がおかしいので、どうしたのか聞こうとしたら「別に教えても構わないけど、その代わりアカさんの左腕の痣とエンシェント・フェアリー・ドラゴンの所有権を美雨に移してください。そうすれば話します」と言われたのでしばらく(一旦現実に戻って)悩んだ後、条件を飲んだのだが…どうやら目の前にいたライくんは偽物だったらしく慌てて帰ってきたライくんの叫びと同時に脱力して動けなかった私はそのまま偽物…チャシャに誘拐され意識を失った。その後、どこかの洞窟。黒い水たまり?地下水洞?で溺れかけて目を覚ました。

なんでこうなった…というか、ここはどこだ。とりあえず現実に帰れたところを考えると夢なんだろうけど…帰れるのかな。

 

授業中に寝た。睡魔を感じる隙きもなく居眠りしてしまうのはなんとかしたいんだけど…睡魔感じることなく寝てしまうってのは防ぎようないんだよなぁ。おかげで夢を見てたわ。

 

場所は前回と同じ地下水洞。昨日はすぐ起きてしまったから確認できなかったけど直前まで持っていたデッキもデュエルディスクも所持してなかった。自衛できないじゃないか!

ただ…ノーマルモードのルシフェルさんが実体化していらっしゃった。いつも背後にしか現れないのに珍しいな。首から下げてたカードは無事だったみたい。

しかし、地下水洞に作られた牢かぁ。脱出できるのかな。扉なしの鉄格子だし。黒い水に触れるとあんまりよくない気配がするし…。困ったなあ。

 

しっかし、先生に突かれて起こされるのは勘弁してほしいなあ。私の指定席はサテライトクラスか一番前の席だから…一番前でうっかり寝て「すぅずぅなぁりぃさぁん?」って先生の顔が真正面。眼前にあるのはビビった。ホラーかよ。

 

思わず、ひっくり返って椅子から落ちてクラスメイトから笑われちゃったじゃんよぉ。恥ずかし。

 

授業は楽しいんだけど集中力が持たなくてカックリ寝ちゃうし、授業に出るたびにお腹痛くなって気持ち悪くなって休み時間ずっとトイレだし。健康な身体にもどりたーい!

 

 

【九十三日目】

地下水洞のような牢獄に閉じ込められて一日経った。鉄柵を破壊しようとしてもできない。ツルツル岩で上に登ることもできない。黒い雫が落ちて、水たまりになってるような場所で私は途方に暮れていた。

これは…もしかして救助してもらわないとダメなパターンか。魔法を使おうにも空気中の魔力が潤沢なのになぜか魔力が練れない。おかげでルシフェルも表すなら攻撃力1000以下しか出せないらしい。困ったなぁ。

 

今日は暑くてしんどい。日差しが差すからか部屋の温度は28度になっていて暑さ耐性のない私には地獄である。これまだ4月だよね?こんなんで8月になったらどんだけ暑くなっちゃうんだろう?ま、まさか…常時42度越えとか!?私、死んじゃうぞ…。

 

てか、そんな暑い時期にもしかしてぎゅうぎゅうバスに乗らなきゃいけない可能性…?暑い空間、密着した距離、むし暑苦しい…地獄過ぎん?あぁ、まだ早いけどプールとか入って涼みたいよぉ!!業務用の冷蔵庫の中、絶対天国だと思う。

 

夕方になってもまだ暑くて、夜になってようやく快適とまではいかないけど涼しくなる。これくらいの温度なら行動できるぞ!って思うんだけど…夜はもう寝る時間。今日も何もしないまま終わっちゃったなぁ。

 

 

【九十四日目】

地下水洞のような場所に閉じ込められて二日目。いつのまにか黒い水が泥のようなものに変わっていてゾワゾワする感覚が増加した。更にいうなら夢にいない間に両手足に鎖が巻かれていて拘束されてるおまけ付き。下半身は完全に泥に浸かってる状況だった。なんかやだなぁ。

 

今日もものっすごく暑くてバテてる。なんとか昼ご飯は食べたもののやはり暑い。4月なのになんで30度越してるんだろう。気温がバグってる。でも、エアコンはつけたくない。だって、まだ4月だし。

 

うっかり寝てしまって夢を見る。やっぱり夢は地下水洞。

私の目の前にはどうやって入ってきたのか、自分にそっくりな"七篠鈴"がいて目が覚めたのに気がついた瞬間頭を抑えて泥のようなものに顔面を沈められた。夢だから苦しくはあるけど死にはしない。ただ、口や鼻に泥のようなものが入るたびに頭に"生贄を捧げよ"という声が聞こえて地味に精神力が削られる。新手の拷問だろうか?

 

夕方になってもまだ暑い。母から「クーラーつければよかったのに」っていわれたけどまだ4月。早すぎるような気がするからつけたくなかったんだってば。窓を開けるが無風で扇風機をかけたら循環する空気は熱風。泣いた。

 

牢の中にチャシャが現れて「お前に邪神を全て食わせればなんとかなるにゃ」とかいう無茶振りを言われて、つい頭突きした。私をなんだと思ってるんだ。化け物か?

 

 

【九十五日目】

今日の夢も地下水洞。三日目。

泥は引いて黒い水だけになってるけど鎖に繋がれて動けないのは変わらない。いつまで拘束されてるんだろう?スターダストの少年と約束した大会には出られるのかな?とか色々考えちゃう。早く開放されたい。

 

今日は過ごしやすいくらい涼しかったのはいいんだけど強い眠気と微弱な頭痛に悩まされる。もしかして、気圧が下がってるのかな?っては思ってる。活動できなくはないから平気だと思って教材を開くがそのまんま寝落ち。熟睡。

 

夢に入る度に地下水洞。地下水洞に来ちゃったことに気がついては急いで現実に戻る。今日も課題は進んでない。

 

てか、明日月曜日じゃん!課題終わってないよ!

でも、寝不足になるのは嫌だから諦めて先生に謝罪しよう。なかなかうまくいかないなぁ。どうすれば倒れる前みたいにきっちり動けるようになるんだろう。課題が終わらないと平日にデュエルできないんだよぉ!!デュエルさせろぉ!!

 

 

【九十六日目】

夢に入って、今日もやっぱり地下水洞。

そろそろ開放してくんないかな?と、思ってたら七篠鈴とチャシャが二人揃って現れたので「デッキを返してほしい」「どうしても帰らなきゃいけない理由がある」と説得を試みた。

だって、大会近いし…大会に出ないとスターダストの少年にカード返せないし、逮捕されたときの釈放条件も犯罪コードの案件もなにもなくなってしまうし。

 

そしたら「うるせぇなぁ…。そっちが黙って器になっときゃ帰れたんだよ」と、突然銃を突きつけられて胸部を撃たれ、そのショックで思わず現実に戻ってきてしまった。現在時刻は0時0分。まだ起きるには早すぎる。

戻る直前に見たものはチャシャが慌てて止めようとするが間に合わなかった様で、私はどうなってしまったんだろう?

 

夢に戻ったらルシフェルに腕を引かれるようにして無理矢理〈黎明の堕天使〉のカードに押し込められた。「こちらは私に任せろ」「今は逃げろ」と視界が暗くなっていく中で伝えられた。

 

声が聞こえなくなった頃には光が一筋も届かない真っ暗闇。私は…どうすればいいんだろう。現実と夢を往復してるから精神が参ってしまうことはないけれど、私がこの暗闇から開放される日は来るのかな。

 

今日、暑い…。昨日の涼しさを戻してほしい。

暑くて暑くて活動意欲がなんにもわかない。なんで日差しがガッツリ差し込む場所が私の場所なんだろう。暑くてもフッと寝ちゃうから勘弁してほしい。

ちなみに夢の中では真っ暗闇。精霊たちの話では主が見つかれば光射すらしいけど…そんな気配はない。しばらくは精神を休めよう。

 

さすがに耐えきれなかったのでクーラーをつけた。快適空間。でも、夜になったら消さなきゃ。今のうちに体力を回復させておこう…って、言っても寝てるだけなんだけど。

 

そういえば、遊戯王の日とやらのカードケースにすごく可愛いデッキケースがあった。メルフィーのデッキケースだ。

欲しいなぁ、でも参加するためのデッキを持ってないからなぁ…。用意するにもお小遣いないし…。どうしよう。でも、こういう時ってマスターデュエルの有り難みがわかる。だって、お小遣いがなくてもデュエルできるんだもん。

 

 

【九十七日目】

今日の天気は朝から曇り。夕方になったら雨が降るのかな?

昨日の夜、頭が痛くて中々眠れなかったなぁ。結局、夜中の3時まで起きてたし、夢は相変わらず真っ暗だし。いつになったら真っ暗闇から開放されるんだろう。まぁ、ダメージ回復しきれてないから別に構わないけど…。外が見れないって不安なんだよね。

 

学校に行くために電車とバスに乗るんだけど今日のバスの運転なかなかに荒かったなぁ。ぎゅうぎゅう詰めだから手すりも掴めてないのにガンって止まるし、曲がるときもグィン!って感じに曲がるからみんなバランス崩すし転倒した人がいないのは奇跡なんじゃないかな?ってくらい荒かったよ。怖ぁ。

 

授業、一時間目はなんとか耐えたからニ時間目も寝ずに耐えられるかな?って思ったけどやっぱり寝落ち。気が付かないうちに寝ちゃうから困っちゃうよ。夢はやっぱり真っ暗闇。今までの夢が爆走カオスだったから違和感感じちゃうな。

 

学校に居るときはお腹は痛くなるし、空腹も感じないくせに家に帰ってきたらお腹空いちゃうんだよな。昼食を学校で食べるときもちわるくなったりするくせに変なの。

 

家に帰ってきて、あんまりにもお腹が空いたから味噌おにぎりを自分で握ったわけなんだけど妹から「珍しいね」って言われた。私だっておにぎりくらい握れるよ…。ぜんぜん三角じゃなくて歪だけど。

味は味噌をつけすぎてめっちゃしょっぱかった。びっくりして水を何杯も飲んでしまうくらいにはしょっぱかった。加減って大事だね。



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前回の夢のこと

天蓋のある街で誰にも気づかれず彷徨っていたところ遊羽という小学生低学年くらいの少年と出会った

無視されることに悩んでいたようだったので兄弟喧嘩を勧める。

なんやかんやあってデュエルの大会に出ることになる

明らかに格上の存在に遊羽の体を借りて明らかに格上の存在に喧嘩を売ってデュエルをする

大会中止

恨みを買ってしまって不利なゲームを乗り越えたりしていた。

 

笛を吹いたらHERO使いと仲良くなった

いつの間にか遊羽の兄に彼女ができていた

あの世とこの世が繋がって死者が蘇る

蘇った死者とゲームをしたら和解。ゲーム仲間になる

流れ星とともに危険なカードがばら撒かれる。

その危険なカードの精霊が(罰ゲームで)フリフリエプロンをつけクッキーを焼いてくれてそれが地味に美味しかった

多発失踪事件が起きた

三人一組のデュエリストが襲ってきた(人の流れに紛れて逃げた)

モンスターが実体化して暴れたり、主殺しを始める

謎の地上絵が描かれたエリアで死者が複数人でる

おえらいさんがこの状況をなんとかしようとして古代兵器とやらを発動させたと思いきや暴走した…。

天蓋内の街全体を覆い尽くす地上絵が出現した。

 

と、こんな感じに雪崩のように色々なことが起きすぎて全てを把握しきれていない。覚えてることを一つ一つ書こうとしたけれど、一部しか知らないうちにいろんなことが起きすぎたんだ。

わかっていることといえば前回の私が遊羽と出会った時点で遊羽は既に死んでいて、無自覚の死者の魂だったからこそ中途半端な私を発見できたこと。そして、私たちが彼を死者であると気がつくのが遅くなったばかりに彼を救えなかったこと。これくらいだ。

 

夢がループしているかもしれないと気がついたのはつい最近。私はどうすればいいのだろうか。ただ、間違いなく私が前回と呼んでいるカオスが雪崩のように発生した夢は私が遊戯王について知るきっかけだったし、なにもしらなかったが故になにもできなかった夢。

今ならなんとかできるかと言われたら正直、なんとも言えない。だって、私はカードゲーム詳しくないしアニメや漫画の主人公ってわけでもない。もしかしたら私が気づいていなかっただけで起こった事件を見過ごしてる可能性だってある。

 

私はただ夢を見ているだけのカードゲームの素人だ。そんな存在がこの雪崩れるカオスな夢を攻略できるんだろうか?と考えたら「まず一人では無理だ」って迷わず答える。

こういう夢を見るならもっとカードゲームに憧れてる強い思い入れのある人にすればいいのに。だれか、助けてくれればいいのに。



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15週目 紙のデュエルにも興味出てきた

【九十八日目】

今日の夢も真っ暗闇。いつもの色々カオスな夢じゃない分休めるんだけど…カードに押し込められてどこかに飛ばされたせいか、いつも聞こえてる声が現実で聞こえなくて寂しい。特に生活に支障が出るわけではないけど、いつも隣りにいる存在がいないとやっぱり寂しいんだ。

 

今日は授業がなかったから、予定通り家の手伝いをしながら初めて予約してみたカウンセリングの時間を待った。カウンセリングでは「よく自分のことをわかってますね」と言われたので少し嬉しかったり。

 

妹が自転車に乗って、私は徒歩で散歩しに行った時になんとなく興味本位で「自転車乗るの変わって」と言ったら変わってもらえた。でも、妹は自転車を私が乗れないことを知ってるから不安そうに貸してくれたわけだけど…かなりふらふらしてたけどどうにか一発で自転車に乗ることに成功した。やっぱりあれかな?夢で自転車に乗ったりしたことあるからうまく行ったのかな?

 

尚、その後に「なんでブレーキかけなかったの?」って聞かれて「ブレーキかけてたよ!ほら」ってハンドルにぎにぎしてたら笑われた。間違えたっていいじゃないか…。

 

夕飯後、遊戯王GXを見ていた。だいぶ見たような気がしたけどまだまだ序盤だ。しかし、万丈目とおジャマたちのやりとりが面白くて笑いが止まらなかった。この先もこんな面白いやり取りがあるのかな?私はなんとなくだけど、人と精霊たちのやりとりがおもしろくて好きだ!

 

 

【九十九日目】

夢の中がとうとう暗闇から明けた。目が覚めたといえばいいんだろうか?気がついたらデュエルフィールドに立っていて眠気もあったせいでつい、欠伸をしてしまった。私を召喚したのはつい先日にダークシグナーに殺されそうになった遊羽だった。生きていて安心したけど、車いすに乗ったままデュエルディスクを展開するって凄いなと思った。

そういえば私は〈黎明の堕天使ルシフェル〉のカードに魂を押し込められたわけだけどだいぶ姿かたち、能力まで塗り替わったなぁって。また入れ替わったらちゃんと戻るのかな?

 

今日は朝から授業だったから頑張って早く起きて学校に行ったわけなんだけど、授業をする教室が開いてなかったんだ!いつもは開いてるのにびっくりだよ!

どうやら何かの手違いが多発して先生が慌ただしく動いていたみたいで授業が始まったの20分くらい遅れたのかな?先生、おつかれさまですって感じだった。

 

学校から帰ってくるとやっぱり疲れてマスターデュエルする気力がない。でも、なんとなくカードには触れたくて紙のカードを眺めていた。遊戯王に慣れた人からしたらデッキというには不十分な40枚のカードたち。まだ一回も回したことがないけど初めて頭を悩ませながら作った寄せ集めデッキだからなんとなく大切な気がするんだよね。いつかちゃんと回してみたいなぁ。でも、まぁ…素人が組んだデッキだからきっと弱いけどね。

 

 

【百日目】

今日は祝日だったのを忘れてうっかり学校に向かってしまうところだった。そもそも金曜日に授業ないのに時間だけ見て大慌て。慌てて階段を駆け下りる私に母が「今日は金曜日だし、祝日だよ」って行ってくれなかったら今頃1時間かけて門が閉まってる学校に行くところだった。危ない。

その代わり、朝ごはんをゆっくり食べられたからこれはこれで良かったのかな?なんて。

そういえばゴールデンウィークの始まりが今日だっけ?なんも予定なかった気がする。

 

午前中、午後と紙の遊戯王カードの寄せ集めデッキを眺めていた。数ヶ月前…半年くらい前かな?1000円で買ったダンボール箱の中から考えて組んだデッキだ。自分でもわかるくらい素人デッキだなぁ…って思うけど回したら面白そうなんだよなぁって思いながらただ眺めていた。

 

夜9時に約束の時間になってDiscordでリモートデュエルをしてみた。対戦者になってくれた人も私もリモートデュエルが初めてだったから色々うまくいかなかったけど楽しかった!しかし、〈サタンクロース〉と〈トライアンフジョーカー〉は何回シャッフルし直してもずっと手札にいたな。〈サタンクロース〉は相手の場に召喚することができるけど〈トライアンフジョーカー〉は召喚するのに手順がいるからこまっちゃうよ。

 

何回かデュエルしたけど対戦相手が〈BFデッキ〉使っててBFって強いんだなぁ…って思った。私も使いこなせるようになったらもっと強くなれるのかな?

 

紙のデュエルをしてしばらくした後、今度はマスターデュエルに切り替えてデュエルをした。体調が悪かったり、疲れて気力がなかったりした日が多かったからミスが連発。

自分で自分のモンスターを破壊しちゃったり、うっかり効果発動し忘れたり、せっかくのチャンスなのに攻撃するのを忘れてターンエンドしちゃったり。悔しいなぁ!!

だけど、こうやってミスしたりして「やっちゃった!!」って焦ったり、相手のターンで「今、何が起きたの!?」って驚いたり、「しまった!やられた!」って伏せカードに翻弄されたり…これこそ遊戯王って感じで楽しいなぁ…。

 

 

【百一日目】

遊羽がリハビリと初デュエルの疲れからようやく眠気が覚めたみたいだった。心配で〈ビックリボン〉と顔を覗き込んでいたら私たちの姿が見えているようですごく驚いていた…かと、思ったら私のことを「レイ」と呼んだ。

私が前回と呼んでいる記憶があるみたいだ。思い出した…と、言えばいいのかその夢をみた影響で見えるようになったのかな?

話を聞いたら夢の内容はほとんど一致。私と関わっていた場所を中心として夢で見ていたらしい。これは…ループなのか?

 

ゴールデンウィーク2日目。

今日は土曜日だからなんにも用事がなくてゴロゴロと惰眠を貪っていた。眠気がなくなってお昼ごろになったらマスターデュエル…ではなく、読書をしていた。

 

本を読んでいたら時間が過ぎていって気がついたら4時になっていた。さすがに2冊目を読む気にはなれなくてただ天井をじーっと見つめてた。こんなことならマスターデュエルやればよかったかな。でも、こんな日はありはありだと思う。

 

 

【百二日目】

今日の夢では私が参加する予定だった大会の予選を遊羽にくっついて見に行っていた。精霊が見えるようになったばかりの遊羽はその曖昧な姿やざわざわと聞こえる声で酔ってしまったみたいでしばらく予選デュエルを見たあと兄である淡希に連れられて医務室で休むことになった。その道の途中、遠目からだが志代とユベルがこちらを見ていて手を振ってきたのでお辞儀を返した。たぶん、人が少なかったから私たちに手を振ったのだろうけど…違ったらどうしよう。予選は医務室でスマホのテレビで中継を見た。ちゃんとスターダストの少年は参加しているようだが…肝心の私は参加してないんだよなぁ。どうなっちゃうんだろう。

 

今日は昨日読みたかった本を読んでいた。読書力が下がっていて本を読むのに時間がかかって気がついたら昨日と同じく夕方になっていた。もう少し集中力を取り戻したい。

 

夜になっても元気が残っていたのでマスターデュエルで〈堕天使デッキ〉を使用してランク戦に挑んでいたわけだけど、一回目はなぜか相手がピクリとも動かないまま通信切断で勝利。二回目は家族が部屋に入ってきたことにびっくりして高レベルの堕天使を相手に送るというミスを犯してしまったが、相手がリンク素材にその堕天使を使ってくれたおかげでその堕天使は墓地に送られて色々あって勝つことができた。

 

その後、9時になってから自分が作ったDiscordのルームでデュエルをしたわけなんだけど、みんな強くてギリギリまで迫ることは合っても負けちゃうんだよね。途中でなんだか気持ち悪くなってしまってダウンした。まじでもっと体力がほしい。

 

 

【百三日目】

今日の夢では大会の本戦が行われていた。遊羽の兄の友人は予選で敗退したらしくて現地で本戦を観戦することはできなかったので遊羽の部屋で本戦の中継を見ていた。

水属性のデッキ…魚みたいなモンスターを使う仮面を被ったデュエリストが薔薇のドラゴンを使う男性デュエリストとデュエルしてたのは見た。

なんとなく、遊羽の机の上に置いてある笛を吹いていたら来客が来た。本戦に出場しているはずの志代だった。慌ててテレビを見たら不戦敗になってるし…なんで来たし。まぁ、なんとなくハネクリボーを探しに来たんだろうなぁって。

 

スターダストの少年の件は、私に扮したライくんがブラックフェザーを使ってデュエルをして負けてしまい連行されてしまったのが中継で流れていて罪悪感を抱いた。本来、あそこにいたのは私だったはずなのに。

 

昨日に引き続き読書をしてた。今日はハーメルンで完結済みの小説を漁って読んでいた。面白いのがたくさんあって無限に時間が潰せる気がするんだよね…って、マスターデュエル忘れてた。ちなみに読んでいたのはHUNTER×HUNTERの小説。

 

マスターデュエルを少しやってから明日のお出かけの準備をした。カードショップっていくらくらい持っていけばいいんだろう?服装どうしようとか、色々悩んでた。もう、これだけで出掛け慣れ。買い物慣れしてないのがわかるだろうなぁ。

 

 

【百四日目】

夢はとくになんでもなし。だれと出会うわけでもなく、緊急事態が起きるわけでもなく。平和だった。

あえて言うなら、疑似精霊界を作らずに私が実体化してデュエルできないかどうか練習していた。ただ、実体化した精霊とのデュエルは私にとって闇のデュエルでしか印象がないから安全のためにやるとしたらテーブルでデュエルだ。

 

実体化して一番最初にやったのは大福食べたことなんだけどね(笑)

 

今日はTwitterで知り合った人に付き合ってもらってカードショップに行ってきたんだ。しかし、出発する直前に家族からのファッションチェックからのダメ出しはふざけんなって思った。「ダサダサで悪かったな!!」って楽しみから一気に不機嫌になっちゃったよ。まぁ、歩いてるうちに機嫌は治ったんだけどさ。

 

カードショップでの買い物はメルフィーのデッキを作りたくて、新規で出たメルフィーを中心にメルフィーデッキに使われているカードを探しに行ったんだけど…いやぁ、〈キャット・シャーク〉高かったなぁ。私が貧乏すぎるのかな?でも、約2000円は高く感じたわ。

〈古狸の三太夫〉や〈カラントーサ〉〈レスキューキャット〉とか色々欲しかったけど見つからなかった。またカードショップ行ったら探してみようかな?他にも使えそうなカードとかも探したいし。

 

家に帰ってきたら、買ってきたカードをスリーブに入れる作業をしていたんだけど途中でスリーブがなくなっちゃった。また後日に買いに行かなくちゃ。

 

そういえば、帰りにどんどん焼?今川焼き?をお土産に買っていったんだけど「微妙」とか「いまいち」とかの感想は嬉しくないぞ。こっちは善意で買ってきたのに。店にも失礼だろ、古くからの馴染みの店だぞ。

ちなみに「明日は出かけてももう買ってこないからな!!」って言ったら「えー、買ってきてよ」って言う。お前ら文句ばっか言っといてそれはなんなんだ?



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16週目 フュージョンフェスティバルが来るのか…

【百五日目】

今日は朝から昨日買ったカードをメルフィーデッキに入れたりテキストを読んだりしていた。まだ完全には理解できないけど読まないより読んだほうが頭に入るかなぁって思って読んでた。でも、ゲームと違って文字が小さく感じてしまうのはなんでだろう。大きさ変更できたらいいのに。でも、かわいいから「まっ、いっか」ってなった。かわいいって偉大だなぁ。

 

今日は友人と遊びに行く日。昨日突然連絡がきて遊びに行くことになったんだ。とりあえず、カラオケに行こうと思う。ちなみに友人はオンラインゲームで知り合った人だけど遊戯王をやってるらしいのでデッキ持参である。

 

カラオケに行って、1デュエルをした後2時間ほど歌い、その後にカードショップに行ってもう一度昨日のように〈カラントーサ〉や〈古狸三太夫〉がないか調べてきたけどやっぱりなかった。だけど、デュエルスペースが偶然にも空いていたので友人と共にそこでデュエルをした。私はマスターデュエルしかやったことなかったから各フェイズの宣言とか、効果のタイミングとか、デッキから特定カードを取った時にシャッフルするとかまったく知らなかったから「宣言しなきゃだめ」とか「シャッフルしてね」とか色々教えてもらった。

 

マスターデュエルでは自動で行われてるから感覚的にポンポンってしてたけど紙のデュエルではフェイズとか宣言とかシャッフルとか気をつけなきゃなって思った。「えっ、え!?」って混乱してばっかりだけど忘れたらイベントとかでは反則になってしまうんだとか。気をつけなきゃ。

 

朝にテキストは予め読んできたけど実際に使ったことはなかったから動きがわからなくて「これってどうすればいいの!?」とか「今、今発動できる!?これ!?」とか何回も相手に聞いちゃった。迷惑かけちゃっただろうなぁ。でも、はじめてのデュエル楽しかった!

 

 

【百六日目】

今日は案外早く起きられた。学校行くときと同じくらいの時間に起きられたんじゃないかなぁ。私はてっきり、2日連続で遊びに行ったから疲れ果ててお昼くらいまで寝てしまうと思ったんだけどいつもよりも早く起きられたんだ。夢もあんまり危機的状況じゃなかったし、(柏餅ゆっくりと食べてる遊羽を眺めてただけ)何事もなくのんびりしてた。

 

今日はお昼からとある優しいグループに参加してリモートデュエルのやり方を聞いていた。私はマスターデュエルから遊戯王を始めたから紙のデッキでデュエルするにはどうすればいいかわからないからすごく助かった。

紙のデュエルするんだったら直接会えれば一番いいんだけど住んでる場所が遠かったり、このご時世いつ緊急事態宣言がまた発令されるかわからない。とりあえず、地道にデッキが満足できる程度に組めればいいなぁっては思ってる。もちろんお財布と相談しながらね?

 

夜9時から私が作ったチームでのデュエルをした。ボイスチャットをしながらデュエルをしたわけなんだけど、いやぁ…やっぱり皆強い。ゴールド以上の人とシルバー帯の人ではやっぱり大きな壁がある気がする。でも、それでもすごく楽しいんだ。

そういえば、ゴールデンウィークの最終日だからかもしれないけど今日初めてメンバー全員が揃ったんだ。すごく嬉しかった。

 

 

【百七日目】

今日の夢は遊羽とともにニュースを見ていたら仮面の集団がエジプト展示展の展示品を盗み出したとか。監視カメラの映像が公開されててそれをお茶を飲みながら見てたら前回の協力者たちがばっちりと写っていたのを見てお茶を吹いた。

『前回より行動するのが早くないか?』とか『そのプラカードなんだ?』とか『また奇妙な仮面を…』とか色々思ったことはあったけどお腹が痛くなるくらい笑った夢だった。

 

今日は朝起きたらとりあえず、買ってもらったポケモンではしゃいでた。そして、ポケモンがレベルアップする度に進化させるか悩んでたBボタンを連打する。進化した先も可愛いんだけど…戻せないから悩むんだよねぇ。

 

夕方になって、妹の眼鏡を作りにデパートに行った。既に作ってあるはずなのになんで?と、思ったら愛犬のパワフルさでメガネが大破したらしい。私のメガネより新しいはずなのに哀れだ…。

 

メガネを作ってる待ち時間に店を散策してたらカードショップを見つけて、「新しくできたのかな?」と思いながら1時間ほどストレージを漁っていた。面白いカードは色々有ったけど私が欲しいカードはなかったなぁ。残念。

 

その後、用事が終わったらバーガーショップでハンバーガーとシェイクを買って食べたんだ。美味しかった!

 

家に帰ってきたら迷わず、マスターデュエルを起動した。そろそろ頑張らないとせっかくのデュエルパスが期限切れになってしまうからって大慌てで。しかし、ブロンズランクなのに今まではあんまり見なかった〈灰流うらら〉とか〈増殖するG〉とかよく見るようになったなぁ。なんとかシルバー帯に戻れたけど…〈ブルーアイズカオスMAXドラゴン〉とか〈降雷皇ハモン〉とか〈崇光なる宣告者〉とか…初めてみるモンスターをたくさん見た。

 

Twitterでは〈崇光なる宣告者〉を見るけど…うん、よくわからないけど確かに強かった!でも、やっぱり〈崇光なる宣告者〉はお腹がぽっこり出た鳥さんにしか見えないなぁ。

 

今日、体力が許す限りデュエルしたけど…なんだろう。全体的にレベルが上がってる気がする。もしかしたら、そのうちシルバーにも上がれない時が…いや、私はそのうちゴールドに行くんだ!!諦めないぞ!

 

 

【百八日目】

今日は志代と志代のパートナーである〈ユベル〉に体を押さえつけられてるところで夢に入ったらしく私の一番最初のコメントが「えっ、なんの罰ゲーム?」だった。そしたら、「なんにも覚えてないのか?」って聞かれて当たりを見渡したら遊羽の部屋が大荒れ。

話を聞くと私は錯乱してたらしくて『死にたくない』『消えたくない』などと叫んでは大暴れしてたらしい。まったく記憶がない。

 

一方、私は志代たちの顔を見る前はずっと大きな黒い猿と赤いドラゴンみたいのが対峙して睨み合ってるような夢を見ていた…だけだから…とくに平常心狂わせた記憶もない。なんでだろ。

 

今日の起床も目覚ましをかけてないにしては早かった。10時くらいには起きられてたし、まぁ…私にして早い。でも10時じゃ朝ごはん食べてもすぐにお昼ごはんになっちゃうしなぁ…って、考えながらハーメルンで小説あさりしてたよ。

 

小説を読んでいるとあっという間に時間が過ぎてしまうものでお昼ごはんの時間にトトトトトトトトッッ!!って扉を連ノックされた。そこまで激しくしなくても私、起きてるのに。

ちなみにお昼ごはんはカレーチャーハンだった。福神漬けもついてて美味しかった。

 

今日はなにかの記念日だったらしい。

なにかめでたいことでもあったのか、なんか家族が「おめでとー!」って言ってる中、私だけ空気を読まずに「何があったの?」とは聞きづらいし仕方なく空気を読んで「おめでとう」って言いながら拍手した。今日の夕飯はアメリカンサイズピザだった。尚、チーズが苦手な私はチーズオンリーのピザは一口でギブアップした。お腹痛い。

 

夕飯後にマスターデュエルをした。デュエルパスが全然終わりそうになくて慌てて起動したわけなんだけど…、なんというか今日デュエルはつまらなかった。

〈オジャマ〉かな?って見てたら「おお、メルフィー混ぜかぁ!」って楽しみにしてたのに〈アーゼウス〉。

〈LL〉が出てきてもしかしたら〈鉄獣〉でも混じってるのかと思ったら〈アーゼウス〉。

〈ブルーアイズカオスMAXドラゴン〉はまぁ、楽しめたから良いとして。

 

皆、〈アーゼウス〉好きなの?流石にアーゼウスを3回も見たらデュエルに飽きるというか…、あんまり楽しくなかったから今日は止めた。別に〈アーゼウス〉が出るからつまらないんじゃないんだ。勝てなくもないし。

ただ、なんか…場面的に「アーゼウスさえ出せば勝てる!」みたいな考えが見え見えの使い方を連続でされたからつまらなく感じてるのかもしれない。ワンパターンだし。少し前の使い慣れてないデッキで「とりあえず、挑みます!」って意気込みを感じるデュエルのほうが楽しかったなぁって思うのは私だけなんだろうか。

 

 

【百九日目】

今日は遊羽のリハビリが終わった後、前回の記憶を頼りにとあるデュエル塾を探しに街を散策していた。あんまり詳しいことは覚えていないけど『ここら辺だったはず』という地形を探して歩いていたら遊戯王のアニメに出てくるペガサスのコスプレをした女性。6人の師匠の内の一人と再会した。

ペガサスのコスプレをした女性、ユニさんは前回と同じくデュエル塾を開いて私たちのことを待っていたらしい。残念ながらユニさんは私のことは見えていなかったので遊羽の通訳を通して話てた。

 

遊羽のデュエルの腕を上げることや私の協力者(?)の集合場所にしたい、とユニさんに伝えたら「面白いデュエルが見れるなら大歓迎デース!」と笑顔でそう答えてくれた。ありがたい。ちなみにユニさんはトゥーン使いでペガサスのコスプレをしているが千年眼は持っていない。

 

今日、早く起きて〈遊戯王ゴーラッシュ〉を見るつもりだったのにまた寝坊して見ることができなかった。そういえば前回の話もまだ見てないし。YouTubeで後で見よう…って、思ってまだ見れてない。私が再び早寝早起き習慣に戻れる日は来るんだろうか。

 

寝坊した影響で今日の朝食は無かった。その代わり、お昼ごはんは余裕を持って食べられたわけなんだけど昼ご飯、夜ご飯連続で同じカレーってのはちょっと嫌だったなぁ。

 

そういえば、今日は母の日なんだってね。すっかり記憶飛んでたよ。夜になってから気がついたもんだから母になんにもプレゼントを用意できなかった。

まさか、母の日だから2食ともカレーだった…?でも、母はカレーをそこまで好きでは…。いや、手軽だからか!?

 

 

【百十日目】

今日は夢に入ったらすぐに志代に連絡してユニさんのいる塾に集合して記憶の擦り合せをした。どうにも、私も覚えているところと覚えていないところがあるらしく話が合わないことが結構あった。ただ、わかったことといえばやっぱりこの夢はどこからかわからないけどループしていて、ループから抜け出そうとすると足掻けば足掻くほど難敵が現れるらしい。すでにループから抜け出すことを諦めてしまった者も多いが、逆に言えば敵がいるところには必ず足掻いてる存在がいるということになるらしい。

 

と、なると…パッと思い浮かぶのはスターダストの少年だろうか。ループを何回やってるかわからないけど、たぶん…足掻いてる側だろうなぁって。ライくんと美雨も心配だし、早く見つけられればいいけど。

 

昨日…昼、夜とカレーだったせいかなんだかお腹痛い。あと、天気のせいで頭痛い。今日は月曜日だから授業なくてセーフだけど…一日寝込んでた。

 

眼鏡をかけず、過ごしていればだいぶマシだったけどやっぱり痛いもんは痛かった。もしかして、天気が崩れやすい梅雨とかは私の敵になるんだろうか…。天敵な季節が増えていく…!

 

そういえば5月12日からフュージョンフェスティバルが始まるらしい。フュージョンということは…融合召喚で合ってるのかな?だとすると…私のデッキだと堕天使の出番だね!!

 

ただ、今日は9日。開始が12日ってやっぱり準備期間短くないかな!?って思うのは私だけなのかな?

 

頭痛が収まったからなんとなくスマホでマスターデュエルを起動して軽くランク戦をするつもりでログインしたら〈ガガガ〉とか擬音なモンスターが出てきて〈ホープデッキ〉かな?と思って見てたら〈ヴェルテアナコンダ〉が出てきた。

詳しくは知らないけどTwitterで、〈ヴェルテアナコンダ〉は融合かなんかのサポート強カードだって知ってたから「何が来るのかな?」とわくわくしながら眺めてた。そしたら〈デストロイフェニックスガイ〉というなんか強そうなモンスターが出てきて、〈希望皇〉が〈アーゼウス〉に変わったりして見てて楽しかったなぁ。

パピィに〈禁じられた一滴〉を使われた時は「あーぁ」ってなった。「効果封じされたー」って。〈デストロイフェニックスガイ〉は何度も蘇ってくるし…凄かったなぁ。

 

ただ、「凄い!」って心の中で拍手する反面、「私に此処まで大盤振る舞いする必要あったか?手加減するのは失礼ってことなのか?それともそれだけの実力があると警戒されたのか!?」と笑った。だって、面白かったんだもん。あっ、ちなみにボロ負け。シルバー帯に最近強い人が多いからそろそろやっぱりデッキ調整しなきゃだめ?

 

 

【百十一日目】

今日の夢は何もなし。あえていうなら、志代がユニさんの塾に「これから来る塾生にデュエルを教える」ことを条件にそこに住み込むことになったらしい。住み込むってことは今まで住む場所がなかったってことだよね?どこで寝てたんだろう…。

 

かわいそうなことに志代は住み込むことが決定した瞬間にユニさんに風呂へと連行。意識は男のまんまだって聞いてたから「ユニさん、やめたげて!!」って言ったんだけど精霊が見えない聞こえない師匠に意味はなく。抵抗する志代のことを物ともせず連れてってしまったことだろうか。なんとか生還した志代はすごくげっそりしてた。あれがドナドナ?

 

今日は朝から授業があるなら頑張って学校に行った。けど、授業中夢を見るくらいぐっすり寝た。

一時間目はなんとか耐えたんだけどその次の休み時間から記憶がなくて、気がついたら授業が終わってた。連休明けの学校って緊張しててうまく寝付けなかったからしかたないな…とは思うけど、まさか家に帰ってきてから『もうすぐテストだし』って勉強しはじめた序盤でまさか寝るとは思ってなかった。最後に記憶があるのは昼の2時あたり。目が覚めたのは夕方5時くらい。

 

これ、夜寝れるのかな?

 

気を抜いたらまた寝ちゃったらしい。

なんかすごくもふもふしてて気持ちいなぁ…って寝てたら〈ビックリボン〉が顔を覗き込んでいて心臓に悪かった。しかも、寝ていたソファから落ちて遊羽に心配されるおまけ付き。夢だけど…恥ずかしかったなぁ。てか、私よく寝るな。やっぱり疲れてるのかな。



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17週目 レンタルデッキ強すぎぃ!

【百十二日目】

今日の夢はなんか、正直遊戯王に関係する夢とは思えない夢を見ていた。D−ホイールで肉塊迫る街道を疾走する夢だった。

夢の中の夢だったわけなんだけど、その時の私はめちゃくちゃだった。「アタシはテメェが気に入ったんだ!あんな邪神ごときに魂捧げてんじゃねぇよ!!テメェがなんと言おうがアタシはテメェを助ける!!異論は認めねぇ!!」って叫んでた。四人乗りしたD−ホイールで。

 

目が覚めると、気になるのはどうやって四人乗りしたんだ…という謎と一つ目の肉塊がなんなのかっていう謎が残っていた。変な夢。

 

そういえばその夢の中の夢で私は〈ユーキちゃん〉と呼ばれていた。なんとなく、「ユーキ」「ユウキ」と自分で繰り返したわけだけどなぜだか本名じゃないのにしっくりときた感覚があった。すくなくとも今名乗っている「ゆうか」よりも違和感がない。謎だ。

 

今日はすごく眠い日。なんとか目覚ましで起きたんだけど止めたところで撃沈したらしい。気がついたらお昼の12時で、お昼ごはんのカップ麺食べたあと勉強しようとして…また、撃沈した。しかも、起きたら4時だし…明日テストだから頑張らなきゃ…と起き上がろうとしてまた睡魔に飲まれるというとことんダメな日だった。

 

何回も寝落ちしてしまうから今日は何回も夢に行く日だなって思いながら私は遊羽を連れて、美雨と私が住んでいたアパートに来た。留守だったから置き手紙をしてそのまま帰ろうと歩いてしばらくしたら誰かが追いかけてきたかと思ったら美雨だった。

その姿はかなりボロボロで「ゆうかさん、ライくんさんを助けて…!」って見えないはずの私にそう言って気を失ってしまった。急いでユニさんに連絡をとって迎えに来てもらい塾に保護してもらった。ユニさん曰く倒れた原因はおそらく過度の疲労とのことだった。

ついでに美雨に預けたエンシェント・フェアリー・ドラゴンは無事だった。

 

 

【百十三日目】

今日は長く夢を見ていたから寝坊ギリギリ。朝ごはんをむりやり流し込んでダッシュで駅まで走ってなんとか遅刻を免れた。一本でも乗り逃すと遅刻確定だから怖いんだよね。一年前はもっと余裕があったのになんで変にバスの本数が減ってしまったんだろうって毎回思うんだ。遅刻しなかったから良かったけど。

 

夢については美雨が目を覚ましたから、詳しく話を聞いたらなんだかライくんが無茶をしたみたい。美雨に部屋に入れてもらってライくんの様子を見たわけなんだけど…ばっちり呪われてたからルシフェルからもらった黄金の杯で水を飲ませて呪いを払った後、数滴ほど血を口に含ませてやった。たぶんこれで回復するはずなんだけど…、同行してきた志代に「なんで自分の血を飲ませるんだ…」と引かれた。不服である。

 

そういえば、ライくんを祟ってた元凶みたいな存在が剥がれ落ちた時いつものノリで食べちゃったけどなんか、抵抗のない妙な感覚だった。ちなみに美味しくはない。

 

今日の一時間目は眠くて眠くてしかたなくて、それでもなんとか耐えた!っと思ったら授業の途中で目を覚ます。私は…結局、一時間目を寝てしまったのだろうか?と時間を確認したら2時間目の時間だった。

せっかくの休み時間が睡眠時間になってしまった!!って慌ててメモを取るんだけど眠くて眠くてしかたなくてまともな文字が書けなかった。キッチリ、眠気が覚めて意識がはっきりしたのは授業が終わった後。資料を見返したらミミズみたいな文字が並んでいて、テスト勉強大変だなぁって。悲しくなったよ。

 

今日からマスターデュエルでフュージョンフェスティバルが始まるから早く家に帰りたくてわくわくしてた!家に帰ったらさっそくフェスティバルに参加したわけだけど…いやぁ、〈サンダードラゴン〉とか〈デストロイフェニックスガイ〉とか強いね。こっちは黎明さんが5、6回ほど場に戻ってきてくれてるのに結局負けちゃったんだ。悔しいなぁ!でも、イベントって色んなデッキが見れるから楽しいよね!

 

そういえば、自爆デッキとマッチングしたんだけど色々規制されてる中でも自爆できちゃうのすごいね!びっくりした!

 

 

【百四日目】

ライくんが目を覚ましたのでその祝いということでユニさんが出前を取ってくれた。ただまだライくんの意識がはっきりしてなかったのでそれぞれが一品ずつ選んだわけなんだけど…フライドポテト、エビフライ、玉ねぎサラダ、ポテトチップス、たこ焼きというなんともバランスの悪い。ちなみにフライドポテトを注文したのは私である。意識がはっきりした頃に届いたものを見たライくんは「せめて栄養バランスくらい考えてくれ!」って嘆いてた。ごめんね、ライくん。次はちゃんと白米炊いとくから…。

 

今日は授業がないからって昼間までぐっすり寝てた。お昼くらいになってから母が私を蹴り起こすという暴挙に出た。うん、まぁ私が寝坊したからしかたないね。

 

その後は居眠りせずに起きていて、なんとなく気まぐれで書いてみたかった設定で小説を書いた。でも2000文字じゃ短いみたい。少しずつ文章伸ばせればいいな。

 

マスターデュエルを早めに開いてフュージョンフェスティバルで遊んでた。予想はしてたけど〈HEROデッキ〉…というか、〈デストロイフェニックスガイ〉さんが異様に多くて笑う。確実に負ける…とまではいかないけどかなり苦戦するから楽しい!足掻いて足掻いてそれで負けるんだったら大満足!

 

でも、何回かやってると〈灰流うらら〉や〈増殖するG〉、堕天使系の魔法、罠。上級モンスターしかいなくても笑ってしまった。やる気があるのはいいけど張り切りすぎてから回ってるよって。今日は通信切断が多い日だった。

 

 

【百五日目】

今日の起床時間はいつもより早いけど10時過ぎてたから朝ごはん食べそびれた。もっと早く起きたいんだけど目覚ましかけてもなかなかうまくいかない。まぁ、夜中の3時くらいまで眠れずにいたわりには…ってかんじだ。もしかして、12時くらいに眠れてたら朝ごはん食べれていたのでは?なんて…考えてみるけどどうやったら早く寝れるんだろう。

 

とりあえず、何をするか迷ってしばらくベッドの上で天井見上げて一時間くらい過ごしてたわけだけど、あんまり寝っ転がってばっかりだといけないと思ってベッドを片付けて昨日と同じように掃除機かけてみた。なんとなく、カーペットがきれいになった…ような気がする。

 

今日は一ヶ月に一回の病院の日だった。飲まなくても、飲んでも(どうせ何時間かは眠れないのは)変わらないから眠剤を減らしてもらった。これでたぶん授業中に居眠りする可能性は低くなった…と、思う。テスト近いから居眠りするのはまずいんだよね。特に名前を呼びながらぬっと先生が近づいてくるのはヤバすぎる。最前列なこともあって、居眠り目立つんだよねー。

 

最近、リングなフィットネスをしてないのがバレて妹に「そろそろ起動したら?」って言われて一ヶ月ぶりくらいにリングなフィットネスをしてみたら、もう疲れてしかたなかった。一つのコースしかやってないんだけど運動不足にはかなりキツくて早々に切り上げて風呂入った。

 

マスターデュエル、暇さえあればちょこちょこやってるけど私が勝利するときって悲しいことに通信切断が起きたときか、相手に降参された時が多い現状。基本的にボコボコにやられる。それもまぁ、楽しいんだけど〈HERO〉ばっかでちょっと飽きる。〈デストーイ〉とか〈ムーンライト〉とか見かけたときは「何だこのデッキ?」みたいなワクワク感あるんだけど…ね?(ちなみにデストーイにもムーンライトにも負けました。)

 

あと、私の〈堕天使〉相手に〈墓守デッキ〉はなかなか難敵だと思う。ネクロバレーで墓地蘇生不可になると私は無力だった…。

 

 

【百六日目】

なんというか、今回の夢はちょっとしたトラブルが起きた。ユニさんの塾で遊羽が私の助言の下、私のデッキを使ってデュエルをしようとしたらデッキがまるごと別物に書き換わるというトラブルだ。遊羽は私のデッキが〈堕天使〉だって知っていたから「どうして?」って首を傾げるし、私も私で混乱して「タイム!タイム!!」ってなった。

覚えているのは獣戦士族のデッキでピンクの猫耳のある女の子がいるデッキに入れ替わってしまったことくらいだ。私にそのデッキを調べて使いこなせるようにしろということなんだろうか…。

 

今日は朝8時くらいに時計を確認した記憶があるんだけど筋肉痛でうまく動けず、睡魔にそのまま流されて寝た。次に起きたのは妹が「おっきろー!」って布団引っ剥がしに来た11時くらいの時間だった。また朝ごはんは食べそこねた。ちなみに筋肉痛の原因は間違いなくリングなフィットネスだ。貧弱さがなさけない。

 

マスターデュエルではイベント開催期間中なので引続きフュージョンフェスティバルに参加してた。相変わらず〈HEROデッキ〉が多いし、勝てない。とりあえず、私的には〈デストロイフェニックスガイ〉よりも〈超融合〉のほうが嫌いになりそうだ。私の堕天使たちを返してください…。

 

そういえば、今日のデュエルで「おー!」ってなったのは〈三幻魔〉と呼ばれるモンスターが相手の場に3体揃ったこととまさかのこのフェスティバルで〈トゥーンデッキ〉とマッチングしたことだった。あぁいうモンスターって呼び出すの大変そうなのに凄い!と、思った!ちなみに両方ともに負けたけどトゥーンに至っては何が起きたかわからないうちに負けた。案外強いんだね…。

 

とりあえず、まだまだ遠いけど私はゴールドパスの最後にいるメイトのもけもけが欲しい。イベント中になるべく数をこなしとかないと…って頑張ってるけど遠いなぁ。

 

 

【百七日目】

今日は授業変更があって、月曜日なのに学校に行ってきた。天気が雨だからか行きも帰りもバスはぎゅうぎゅう。傘を持っていたから人と密着するようにバスに乗るのは勘弁してほしかったなぁ。ビショビショだよ。

 

授業については今日は随分と起きていられた気がする!寝たけど、5分のロスだけで済んだ!大きな進展だと思う!

 

午前中に授業が終わったのに帰ってくるのは2時過ぎるという謎の現象。まぁ、バスと電車の待ち時間のせいなんだけど帰ってきてからは部屋の掃除をした後に、妹に体力づくりのストレッチをさせられた。筋肉痛だからすごくつらいけど、三日目にしては随分と柔軟性が上がったと思う。まぁ、まだ全然カチコチだからあれだけど。肩こりとかも改善するからもう少し頑張ってもいいかなって思う。

 

マスターデュエルのイベント。フュージョンフェスティバルでやけに〈HERO〉〈デストーイ〉〈捕食植物〉の3種類のデッキが多いと思ったらレンタルデッキだったんだね。つまり、私はレンタルデッキに負けていたということになるのかな?もう少しランクに合わせたデッキになってくれてもいいのに…なんて思うのはわがままだね。

 

あんまりにも周りがレンタルデッキばっか使うから、〈HEROデッキ〉をレンタルして使ってみたんだけど…いやぁ、使い方がわからないね。基本は〈堕天使〉で挑戦して「どうしても勝てない」とか「ちょっとワンパターンな倒され方で飽きてきた」と思ったらレンタルデッキを使うのが私にとってはいいかもしれない。

 

そういえば母が明日、何食べたい?って聞いてきたけど明日はなにかの記念日だったっけ?とりあえず、「大根サラダが食べたい」と答えておいたけど大根サラダは案外作るのめんどくさいから出てこないだろうなって期待しないでおく。

 

 

【百八日目】

やっぱり、学校のあった次の日は起こされても寝坊するらしい。疲れるのかなぁ、出かけたりする時はそうでもなかったりするんだけど…人混みが苦手なのか?それとも頭使うから負担が大きいのかな。まぁ…授業中に寝てしまったりするからありえそう…。

 

ちなみに夢ではライくんがデュエルをできるようになろうと必死になっていた。同じような時期に始めた美雨にも置いてかれて焦ってるみたい。でも、たぶん…ライくんはヴァンパイアデッキ使いづらいんじゃないかな?もっと正々堂々してるデッキの方が…って、思うんだけど伝えたほうがいいんだろうか…。

 

今日は午後に資格の更新に行ってきたけど講習を受けるのは後日なんだって。面倒くさいなぁ…、せっかく地味な遠出してきたのにって妹と話してた。二度手間は勘弁してほしかったなぁ。

 

昨日、なんで食べたい物を聞かれたかと思ったら今日は私の記念日じゃん!!カレンダー見てなかったから忘れてた!なんでだろうなー…とは思ってたけど大事な日を忘れるってなんかボケた感あるなぁ。ちなみに作るのが地味に面倒くさい大根サラダはちゃんと出てきた。嬉しい。(ケーキの選択権私に無かったんだけど…冷凍ケーキもなかなかに美味しかった)

 

パイレーツな映画とか、ストレッチとかワタワタしてたらマスターデュエル起動してなかったや。今からでもノルマ終わるかな…?



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18週目 テストのある週は嫌い!デュエルしたい!

【百九日目】

昨日の夜、宿題を夜中の2時までうっかり続けてしまったわりには朝ごはんを食べられるくらいには早く起きられた。やっぱり、勉強というよりも人混みにいるってことが私に大きな負担をかけてるのかもしれない。

 

夢に関しては何もなし。あえていうなら、遊羽のリハビリの日だった。私に付き合っていろんなところに出歩いているから地道に体力が戻っていってるみたいで車いすから卒業できる日も近いかもしれない。それでもあと数週間は念の為に車いすのってなきゃいけないらしいけど

 

今日は昨日できなかったぶんもマスターデュエルしようと思って何回もデュエルに挑んでは負けていた。ミッションも更新されてフェスティバル後半に入ったわけだけど…〈HEROデッキ〉がやっぱり多い。よく見てみると『HERO=レンタル』ってわけじゃなさそうだ。だって〈D〉なHEROだけじゃなくて〈E〉も見かけたし…。勝てないのは実力か、デッキの機嫌か。それとも単純に相性が悪いかなんだろうなぁ。勝てなくはないけど、苦労する。って感じだ。

 

ちなみに私は〈HEROデッキ〉が嫌いなんじゃない。〈超融合〉を持ってないから使われると痛手を負うだけ。〈デストロイフェニックスガイ〉さんについては…ほら、強いけど一応は抜け穴というか…攻略方法はあるわけだし、それを攻略できないのは自己責任なんじゃないかなって。とりあえず、私も〈超融合〉が欲しいって思ってしまうんだ。便利そうだよなー。

 

 

【百十日目】

今日も夢はなんにもなく、朝から学校だったから電車とバスで学校に行ったのはいいんだけど今日は珍しく午前中の授業も午後の授業もぐっすり。疲れてたのかな?

 

学校帰りにメロンパンを頬張りながら母の運転する車で帰ってきたわけだけど、母が買ってきてくれたメロンパン…。かなり大きかったな…。カロリーをみてゾッとした!(でも、全部食べちゃった)

 

まさかちょっと寝っ転がるつもりでベッドに横になったらそのまんま寝てしまうとは思わなかった。しかも、遊戯王に関係あるかわからないけど私は真っ暗闇にいる夢を見た。しかも、私は光ってて(?)誰かを変なドロドロから庇う夢だった気がする。守った相手は何故か私のことを責めるようなことを言って来た気がするんだけど詳しくは覚えてない。

 

自分が纏ってる光が小さくなって真っ暗闇に包まれたと思ったらいつもの夢。遊羽のいる場所にいた。しかも、「カードのイラストもテキストも消えちゃって、消滅しちゃったのかと思った!心配したんだから!」って遊羽に泣きつかれた。私はいったい、どこに行ってたんだ?

 

それより、寝ている時間が長すぎてマスターデュエルできなかった!!今日のノルマぁ…。

 

 

【百十一日目】

今日の夢では貯蓄してあった魔力も使い切ってたらしくってカードの外から出ることができなかった。感覚的にはガラス窓の向こう側を覗いて遊羽たちの様子を伺ってた感じ。特に異常なし。遊羽が車いすから離れて歩けるのが少しずつ伸びてるのはわかる。後、1月ほどすれば車いすが不要になるかな?ってレベルだ。

 

昨日に引き続き今日もぐっすり寝てしまった。昼ご飯は叩き起こされて食べた記憶はある。そのまんま撃沈してたけど。次に目を覚ましたのは夕飯前。もしかして、学校への疲れの他に夢での魔力不足が現実に影響してるのかな。

 

少なくともマスターデュエルをするほど元気はない。まだ眠いし寝てしまおう。

 

 

【百十二日目】

今日もすごく長く眠っていた。天気が悪いせいかな。なんだかすごく眠いんだ。体温も正常だし、体調が悪いわけじゃないと思うんだけど…さすがにここまで来ると疲れというよりは夢のせいかな?

 

今日の夢でもまだ実体化を長時間するほどの余裕はないからカードの中でのんびりとしていたら背筋が凍るようなゾクリとした感覚に襲われて遊羽を庇うためにカードから無理やり飛び出したんだ。姿形を気にしてる余裕なんかなくて、咄嗟に思いついた罠カードをイメージしながら叫び…咆哮をあげて遠方から飛んできた火の玉を打ち消し、無効化したくらいしか覚えてない。たいした魔力も回復してないのに実体化して技としてカードを使ったからだと思う。

 

遊羽とユニさんは驚いたように私を見ていたな。ルシフェルの器に同調する暇もなかったから、別の夢の世界のケモノとしての私の姿を見せてたら嫌だなぁ。私、あの姿だけは醜くて人に見せたくない。

 

今日も寝すぎてマスターデュエルができなかった。それ以前に学校から出された宿題も終えられなかった。どうしよう…期限までに終わればいいんだけど…、地味に量が多いから早めに取りかかっていたのにこのざま。呆れてしまう。

 

眠くて眠くて仕方がなくて、勉強するために机に向かってもすぐ寝てしまうんだ。危機感がないってわけじゃないのに。言うことをきいてくれない体ってホント嫌。

 

夕飯のデザートはプリンだった!しかもなぜか私だけ大きいプリン。落ち込んでたの、気がつかれたのかな?

 

 

【百十三日目】

遊羽と喧嘩して家出したら、チャシャに捕まった。

カードから出るほど体力が残っていなかったからそのままじっと様子を見ていたわけなんだけど…なんか「器と魂が揃ってないと意味ないにゃあ」とか言って、私の体とルシフェルの魂が開放された。衰弱している以外には特に呪われてる様子もなくてどうして返されたのかはわからない。

ただ、元の体に戻ると同時にライくんが持っていたはずの私のデュエルディスクと〈ブラックフェザーデッキ〉も一緒に投げ渡された。実力をつけろってことだろうか?

 

少なくとも、喧嘩中だから遊羽たちの元には帰りたくない。運良く私は夢では睡眠も食事も必要ないから拠点がなくてもなんとかなる。しばらくは会いたくない。

 

今日はちょっと用事があって電車とバスに乗っていつもより遠い場所に出かけてきた。日曜日だからバスの本数が少なくて予想以上に時間がかかっちゃったけどなんとかその用事を終わらせることができてよかった…んだけど、お昼ごはん食べそびれてお腹すいた。

 

妹と帰りにカラオケに行くことになってカラオケに行ってきたんだけど、カラオケ代が予想以上に高くてびっくりした。5000円だって。

 

確かに、お腹が空いてパフェ注文しちゃったけどそれだけでそこまでいくかなぁ。ちょっと前は軽食注文しても3000円前後で済んだはずなんだけどおかしいなぁ…って思いながら帰ってきた。税抜き価格だったのかなぁ?夜代金と土日祝日代金が高かった?それとも値上がりした…?とりあえず、お財布に大打撃受けちゃったよ…、来月にお小遣い残しておこうと思ったのに…。

 

 

【百十四日目】

遊羽と喧嘩して家出して二日目。

私はクリスタリアの観光地の一つ、〈クリステルタワー〉の前広場にて失せ物専門の占い師をしていた。観光地では失くし物が多いかなぁと、思って開いてみたんだ。

 

そしたら、やっぱり落とし物をした人がいて落とし物の届け出もないから困ってる人が「僅かな可能性でもいいから見つけたい」って頼ってきたんだ。鏡に失せ物の在処を映し出して探す方法なんだけど見つかってよかった。

 

そういえば、今日はマスターデュエルのフュージョンフェスティバルの最終日だったな…って思いながら時間を過ごした。宿題とかテスト勉強とかして過ごしてたわけだけど…テストがなかったらギリギリまでフュージョンフェスティバル楽しみたかったのに悔しいなぁ!!

 

てか、デュエルパスのもけもけ。この調子でゲットできるのかな?非常に不安。でも、テスト勉強しないと単位落としちゃいそうだしなぁ…。テスト明けにまた頑張ろう。フェスティバル、もっと長ければいいのに。

 

今日は家族の誕生日で夕飯はじゃがいものたくさん入ったカレーだった。誕生日や記念日は祝われる人に夕飯のおかずの決定権がある…とはいえ、全品指定するとは思わなかったなぁ。私とは大違いだ。ケーキなんか豪華に2つ!美味しかった!

 

誕生日の主役よりご飯食べてる私がいた。後悔はしてない。

 

勉強の息抜きでスマホのゲームをちょこちょこいじるんだけど、私ってば元々ゲームはあんまり得意じゃないからクリアできなくて休み時間なのに余計疲れた。ゲーム得意だったらよかったのになぁ…。30回挑戦してもクリア条件達成できないや…、妹は簡単にクリアしてたのになぁ。また頼んじゃおっかな…。

 

 

【百十五日目】

今日もクリステルタワー前の広場にいた。あんまり占いばっかりやっててもしかたないような気がしてデュエリストに混じってデュエルをしたら案外目立った。

やっぱり、ほとんどのデュエリストのデッキは寄せ集めが多いらしく、きちんとテーマ揃ってるデッキを使うのは珍しいらしい。まぁ…私のデッキはマスターデュエルのデッキだから向こうで作ったわけじゃないからズルしてるようなもんな気がする。

でも、〈灰流うらら〉を攻撃表示はびっくり。

 

午後の授業、3時間目は移動教室じゃないのに移動教室の方に行っちゃった。大慌てで授業開始ギリギリでなんとか教室に駆け込んだけどこういうことを教えてくれる同期の人がいないってなかなか悲しいなぁ。

 

テスト二日前だから、今日も家に帰ったらテスト勉強。マスターデュエルやりたい、小説書きたいっていう誘惑があるけど赤点取ったらまずいので真面目に勉強しようと思う。小説書きたい欲はこの日記を書くことで我慢することにする。



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19週目 ゴールドランクに上れた!

【百十六日目】

今日も昨日に引き続き夢ではストリートデュエルをしていた。やっぱり、人の目につくところでデュエルすると目立つみたいで今日も観客がたくさんいた。昨日、「デュエルを動画配信させてほしい」と頼んできた配信者の青年、サツキさんも約束通り撮影に来ていたのでついでに連絡先を交換した。

 

ストリートデュエルをしていたら途中、スターダストの少年が腕試しに挑んできた。ブラックフェザー使いだからって挑んできたみたい。結果は私の負け。迷わずトラップ仕掛けとけばよかった!なんて思うのは今回が初めてだ!

そういえばデュエルをしてる途中、スターダストとブラックフェザーが出揃った時に共鳴するように赤い痣が光り輝いた。私の痣は美雨に譲ったはずなのに今度は左ではなく右腕に現れた。しかも、以前と違って体力が勝手に減っていかない。

スターダストの少年、カズトも痣の共鳴?に驚いていたけど私もびっくりだ。

 

せっかくだからということで赤い痣を譲った美雨がどこに行けば会えるか、塾の場所を紹介したけど私ってば家出中じゃん。所在バレちゃうんじゃないの…?って目が覚めてから気がついたんだ。やってしまった…。

 

今日は授業がないから予約していたカウンセリングを受けてきた。カウンセリングの先生から言うと私は順調に回復してるらしい。私としてはぜんぜんやりたいことが叶っていないけどそこは段階的に徐々に頑張るしかない。焦らないでって言われた。それでも、焦ってしまう私は…冷静になれてないのかな?

 

何事も地道にとは、わかってるんだけど…。

 

テスト勉強しなきゃいけないってわかってるんだけど、全然頭に入ってこないしマスターデュエルが禁じられてるからついつい夢のことばかり考えてしまう。

 

今、わかってるシグナーの痣持ってる人『独断先行突撃&逃走の常習犯』と『小学生くらいの子ども』と『高校生になったばかりの一般女子学生』なんだけど大丈夫なのかな。人選間違えてない?今のところ全員精霊が見えてるみたいだけど、少なくともそのうち2名はデュエル歴半年未満。原作がどうなのかはわからないけど…明らかに敵であろう黒い猿とかシャチとか倒せるのかなぁ…。

 

 

【百十七日目】

美雨やライくんに所在バレちゃうかなって思ったんだけどカズトはどうやら私が訳アリで帰らないということを察したみたいで塾には行かず、今日もまた広場に来ていた。ちなみに今日はストリートデュエルではなく占いの方で適当に時間を過ごしていたところだった。

 

店を開いてずっと喋っていても客は来ないし…っということで途中合流したサツキさんの事務所兼自宅にお邪魔して3人でテレビゲームをして遊んでいた。歯車がみえみえのトラップだと思ったらステージボスだったりして面白かった。

そういえば、自宅とかに招いてくれるとか…美雨といいユニさんといいサツキさんといい…夢の世界、フレンドリーな人多すぎないか?

 

今日はテスト当日。自信なかったけど少なくとも一週間はマスターデュエルを禁止して勉強したんだ。やれることはやったと思う。結果には自信ないけど、結果を待つしかない。とりあえず、帰ったらマスターデュエルを一回はやるんだ!!

 

学校からの帰り。いつも通り母が迎えに来てくれると思ったんだけど体調を崩したらしくて自力でバスと電車で家に帰った。最近もまた寒暖差や天気の崩れとか激しいし、ゴールデンウィークの時も疲労で倒れていたからしかたないのかもしれない。また、母が病気で倒れてしまったらどうしよう…って心配だ。自分にできることはやろう…って思うんだけど、私には何ができるんだろう。

 

自力で帰ってきたのはいいけど、疲れてダウンした。

眠かったけど夜寝るために耐えて、夕飯を食べてから一回だけマスターデュエルをした。対戦したのは…〈デスピアデッキ〉かな?デスピアって書いてあったし。どんな動きをするかはよくわからなかったけど、〈黎明の堕天使ルシフェル〉が出せなかったら逆転することもなく負けてた気がする。〈メルフィーデッキ〉でも勝てたのかな…?強かったからわからないなぁ…。

 

 

【百十八日目】

サツキさんに事務所にあるシャワールームを借りて、ついでに服を貸してもらった。男性もののかなりサイズが大きいものだったからぶかぶかだった。さすがに3Lは大きかったみたい。

 

サツキさんはシャツに文字をだいだいと書くことでストレス発散するらしく私が借りた服の背中には『俺様最強』と書かれていた。因みに「着れればなんでもいいよ」と借りたわけだけどサツキさんは「もっとちゃんとした服を貸せばよかった。目に毒っしょソレ…」と呟いていた。どうしたんだろう。

 

水曜日にカウンセリングの先生からアドバイスを受けて休みの日にもしっかり起きられる練習をするために昨日、朝8時に目覚ましがなるようにセットして寝たわけだけど結果は失敗に終わった。ちゃんと起きた記憶はあるんだけど、目覚ましを止めたあとにまた寝たみたい。なんか悔しい。

 

小説の続きを書こうと思ったけど、レポート系の宿題が複数出てるからそれを先に終わらせようと思ってパソコンの前に座ってじっとにらめっこしてた。まだ白紙のまんまだ。期限が近いから早く終わらせたいんだけど書く内容が見当たらない。早く小説を書きたいのに。

 

夕飯後にマスターデュエルにてフレンドデュエルをした。私は〈メルフィー〉と〈堕天使〉を使ったわけだけど…悔しいけど負けた。〈メルフィー〉の方は惜しいところまで行ったんだけど操作ミスしてバトルフェイズをふっ飛ばしてエンドしちゃったんだ。悔しい…ッ!!そのミスさえなければ勝てたかもしれないのにぃ!!って。私、ミス多いからなぁ。気をつけなくちゃ。

 

 

【百十九日目】

なんか、ユニさんからメールが届いてて『しばらく帰ってこないほうがいい』的な文面が書いてあった。どうしてかな…っと心配になって姿を隠したまま塾を覗きに行ったら私が関わったメンバーが言い争いをしていた。聞き耳を立ててみると言い争いの元となったのは私についてのことだったみたいだ。

 

私を信用できるか、否かで話してたみたい。

今まで身の回りの世話をしてくれてて信頼を置いていたライくんが信用できない方に立っていたのはショックだった。そして、私のことを信用できないと言ったメンバーは塾から出ていってしまった。これは…確かに今は見てみぬふりをしたほうがいいかもしれないな。

 

今日の早起きチャレンジも失敗。今回は目覚ましを止めることなく熟睡してた。昨日はかなり寝る時間も遅かったしもっと早く寝たほうがいいのかな?明日は成功するといいな!朝ごはん食べたい。

 

ちなみに今日のお昼ごはんはジャージャー麺だった。手作りのソースってわけじゃなかったけど久しぶりに食べたジャージャー麺は美味しくておかわりしちゃった。完全に食べすぎたよ。

 

2つあるうちの一つの宿題を終わらせたあと、FGOを久しぶりに開いて遊んでた。ストーリーどこまで進んでたっけ?なんて半年以上触ってないから覚えてないなぁ…。とりあえず、イベントもやってないからメインストーリーを少しだけプレイしたんだけど…いや、強い。勝てないわ…って、なってた。ちなみに今の私はシンにいます。

 

夕飯後、マスターデュエルをした。5回くらいデュエルして、〈オルターガイスト〉、放置プレイヤー、〈ジェネレイド〉、〈デストーイ〉とマッチングした。名前あってるかな?

 

〈オルターガイスト〉はなんか効果無効にして破壊してくるし、〈ジェネレイド〉はフィールド魔法からトークンたくさん出てくるし、〈デストーイ〉は融合バシバシしてくるし…。みんな強いねぇ。でも、私もだいぶ強くなった気がする。放置プレイヤーとの耐久戦を入れても3勝2敗だし…。この調子で勝っていけば「もしかしてゴールド帯に上がれるかも!!」ってところまで来たんだ!頑張ろう!

 

……しかし、あれだな。後攻になったとき…〈ワクワクメルフィーズ〉でダイレクトアタック可能にした後に〈キャット・シャーク〉で攻撃力4000にして鬼神の連撃で2回連続ダイレクトアタックした時の謎の罪悪感は半端ないわ…。わ、私が望んでるデュエルってこんなんだっけ…?対話はどこにいったの?って感じだった。

まぁ、防がれるときは防がれるんだろうなぁ…。特に上に行ったら。

 

 

【百二十日目】

今日は午前中に家族みんなで神社にお参りしに行った。なんで急に神社に行くことになったんだろう?と、思ったら最近車の運転危ない人が多いから交通安全お守りを買うために急遽行くことになったらしい。事前に知らせておいてほしかったよ。そうすれば早く寝ていたかもしれないのに。

 

私達家族が行く神社は片道2時間ほどかかる遠い場所にあるのでお昼ごはんはコンビニによって、車で食べた。私の大好きなカニカマおにぎりを全部食べたお父さんは許さない。一口だけって言ったのに!!お父さんはいつもそうで、一口だけって言ったら一口で全部食べちゃったりするんだ。意地悪だよね。

 

家に帰って来て少し休んだあと、マスターデュエルをした。合計4回くらいデュエルしたのかな?でも、そのうち2回は初期デッキとマッチングした。「初期デッキ=放置プレイヤー」って聞いてたからてっきり放置してくるのかと思いきや普通にデュエルしてきたから「あれ!?」って声に出してしまったんだ。サレンダーされたけど。…デッキ間違えたのかなぁ。

 

引き続きデュエルをしていたら、初めてゴールドランクに上がれた!嬉しい!!つい、ツイッターやグループのメンバーに報告しちゃった!!まだまだみんなには追いつけてないけどゴールドランクに上がれたってことは私も徐々に強くなってるってことだよね!やったぁ!!

 

 

【百二十一日】

今日の夢では私がデュエルや占いをしてる時に着ている服装の時に着用してる仮面を見せたら、仮面の裏側に彫られた刻印を目にした途端サツキさんが地に伏せるように土下座してきた。随分昔の身分証明みたいなもんで今は役に立たないもののはずなのにまさかわかる人がいるとは思わなかったなぁ。「すでに役に立つものじゃないから気にしなくてもいいよ」って言ったけど表情硬かったなぁ…。

 

今日は早起きギリギリ成功。目覚まし時計止めたし、朝からご飯食べられたし宿題できたから成功なんじゃないかなって自己判断。でも、普段朝起きてこないから朝ごはんのおかずが何もない。白米と少しの味噌だけで食べました(これもこれでおいしいんだよね)

 

宿題が半分くらい終わったあとはマスターデュエルのランク戦をしたんだけど…今日のデュエル4回中2回が初期デッキという悲しみ。完全放置ってわけじゃないから良いんだけど中々待機時間長かったなぁ…って。ゴールドランクはシルバーよりも強い人がいっぱいの、ワクワクするデュエルができると思ってたのに「あれぇ?」って感じだ。

 

とりあえず、よくわからない文字配列とデフォルトって言えばいいのかな?初期の顔とメイトだったら初期デッキの人多いかも。

 

 

【百二十二日目】

現実ではないはずなのに痣のある場所が熱くなったような気がして布団に入ったらまじで夢世界で痣が反応していた。なんとなく、誰がどこでピンチに陥ってるかわかるという謎状態になってたけどD-ホイールに乗って急行した。途中でカズトも現場に向かおうとしてるのを目撃したから拾った。

 

そしたら、6対1の超変速デュエルを挑まれてる美雨がいた。既にライフもぎりぎりで追い詰められてたところ、私とカズトが乱入したことでなんとかなった。スターダストとブラックフェザーとエンシェントフェアリーが並ぶのはすごいと思う。

 

今日は授業があるのにも関わらず寝坊しかねた。起きられたから良かったけどもし、うっかり寝過ごしたらと考えたらゾッとする。でも、授業中にぐっすり寝てたからほとんど参加してないのと同じだなーって。後で資料を見返して勉強するけどテスト範囲とか口頭で伝えられてなきゃいいけど。私が目を覚ましたの後半だからなぁ。ちょっと怪しい。

 

天気のせいか今日は眠い。雨の日が眠いのか気圧的な問題なのかわからないけどとりあえず眠い。午前中の授業ぐっすり寝ちゃったのに変なの。

 

家に帰ってきて妹と一緒にストレッチした。体が硬くて悲鳴ばっかあげてた。柔軟苦手というかそもそも運動不足なんだよなぁ。



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20週目 先月より早くゴールドランクになれたぞ!

【百二十三日目】

クリスタリアにあるクリステルタワーの広場にてストリートデュエルの準備をしていたら声をかけられ、振り向いた瞬間にキスをされた。

『なんだこの変質者!?』と噛みつき、蹴り飛ばすと「あれ。支配下に置けない」と不思議そうにしている茶髪の男。嫌な予感がぞわぞわして「お前、ダークシグナーか」と問いかけると「あれ、バレた?つーことはキミはシグナーか。おかしいなぁ、シグナーにも洗脳はできるはずなんだけど」と薄気味悪くニヤニヤと笑みを浮かべていた。

ダークシグナー…敵が目の前にいるなら退治してしまうのがいいだろうと思ってデュエルディスクを構えようとすると「ごっめーん、今デュエルする気ないんだ」と笑い煙幕を立てて消えてしまった。なんなんだ、あの変質者。

 

今日はお昼ごろまでぐっすり寝てしまって早起き失敗。目覚まし時計がなってるのにすら気が付かなかったよ。夜寝るのが遅かったわけじゃないんだけど、やっぱり学校のあった次の日は疲れてしまうみたいだ。早起きするには…もっと早く寝る必要があるのかな?早く寝れるように…頑張りたいけど、だんだんと夜ご飯とかの時間が遅くなってるせいで寝る時間も遅くなってるんだよね。家族に相談したら「だったら勝手に夜ご飯食べればいいでしょ。一人に合わせてらんないよ」って言われてしまった。…私は、どうしたらいいんだろう。

 

夕飯の後、マスターデュエルを起動して新シーズンに挑んでいたわけなんだけど不思議なことに私が勝てそうになる度に通信切断になってしまうんだ。困ったことに相手ではなく、私がだ。Wi-Fiに問題はないし、通信状況に問題もない。マジで不思議…というか泣きそうだ。

通信切断になると報酬ももらえないし、デュエルパスのゲージもたまらないからすごく困る。なんでこんなことになってるんだろう?私だけ?偶然?それともいろんな人がなってるの?

 

とりあえず、今日はだめな日なんだろう。もけもけ欲しいからデュエル頑張ったけど…六回中四回も通信切断になったら泣きたくなる。今日のところは諦めよう。私はマスターデュエルを開かなかった…と、言うことにしておこう。そっちのほうが気が楽だ。

 

 

【百二十四日目】

今日は午前中の授業がオンラインで、午後からが学校での授業というわけのわからない時間割になっていた。まぁ、要はオンラインという名のレポートまとめだったわけなんだけど家から学校に行くのにトータルで一時間くらいかかる身としてはなかなかキツかった。いつも通り電車とバスで行ってたら間に合わなかった気しかしない。事前にお母さんにお願いしといてよかった。

 

学校から帰ってきてすぐマスターデュエルを起動したわけだけど今日はやけに〈ウィッチクラフト〉とマッチングする日だった。私の〈メルフィー〉と〈ウィッチクラフト〉は相性が良くなくてボロボロにやられちゃうんだ。もはや弱点だと思う。

昨日は〈マスカレイド〉って名前なドラゴンにボコボコにされるし…勝てそうになるたびにこちらがなぜか通信切断ばっかりなってたし。今日は今日で〈ウィッチクラフト〉と〈閃刀姫〉にしかマッチングしなかった。今日は全敗。この調子でもけもけゲットできるのかな?

 

夕飯前にストレッチをして、夕飯を食べてから近所を妹とともに走ってきた。妹は自転車で、私は徒歩だ。すぐに体力尽きちゃうけどだいぶ長く走れるようになったと思う。まだ夜の散歩?を初めて二日目だけどね。

 

 

【百二十五日目】

とりあえず、今回の夢では特に進展はなし。あえていうならダークシグナーの力で支配下に置かれてしまうデュエリストが多いことから仲間たちがそうならないように急ぎで作ったアイテムを配ったくらいだろうか。ユニさんには既に闇のデュエルに巻き込まれても意識を失わないためのアイテムを渡しているからそれにプラスして効果を付けた感じだ。それと、遊羽と13日振りに会ったら実体があることに驚かれつつ喧嘩別れしたことについて泣かれた。そういえば喧嘩して、私が家出みたいなことをしたんだっけ。色々あって忘れてた。

ライくん、どこ行ったんだろう。心配だな。

 

今日は午前中に起きられたから家事の手伝いをしつつ待ち時間にマスターデュエルをした。〈堕天使デッキ〉と〈メルフィー〉デッキを使ってたんだけど…あれだね。皆さん強い。

 

墓地にいくカードをすべて除外してきたり、効果をすべて無効にしてきたり、無効にして破壊してきたり、〈アンデットワールド〉展開されたり…手も足も出ない。

 

あんまりにも負けすぎて息抜きにオンラインの方のドラクエやってた。久々にログインしたけどこの淡々とした作業も楽しいんだよねって…、私が稀な楽しみ方をしてるプレイヤーなだけかもしれないけど。

 

んー…なんだろう。勝てないのは勝てないで楽しかったんだけど今、マッチングしてる人たちと格が違いすぎてあんまり楽しくないかもしれない。ぐるぐるカードが展開されてくのを止められずに眺めてるのは楽しいんだけど、効果が使えなくなったりひたすら除外されていくカードたちを見ていると泣きたくなるなぁ。言葉に表すなら「私ってこんなに無力なのか…」って感じかな。

 

 

【百二十六日目】

今日の夢では忘れ物をしたからユニさんのいる塾に行ってたわけなんだけど、ユニさんと美雨と話していたら急に警報が鳴り出して何事かと思ったら塾の入口でゾンビのような動きをした人が多量発生。バイオハザードが起きていた。完全に話し合いをするような理性もなくて、塾生を裏口から逃しつつ対処できる私が表に立ったわけなんだけど…私が自作したアクセサリーがピリついたので原材料である血石を叩きつけたらゾンビが人間に戻った。結構数を使ったから向こうの私は貧血になって、休んでる最中にユニさんに救出された。

 

朝の早起きに失敗して12時過ぎたころに昼ご飯だからって叩き起こされたんだ。そんなに疲れてもないし、寝るのも遅くなかったはずなんだけど…もしかして夢で貧血になったからかな?

 

昼食後、しばらくしてからマスターデュエルでランク戦に潜ってデュエルをしてた感触的に強い人はまだいるけどだいたいゴールドランクに上に登っていったな?って感じのマッチングだった。いろんなデッキとマッチングしたけど〈パワー・ツール・ドラゴン〉が見れたり〈遊戯さんのキャラデッキ〉とマッチングしたりしてとても楽しかった!!

 

今日も夜の散歩に行った。妹が自転車で私が徒歩だ。夜は涼しくて散歩しやすいからついつい歩き過ぎた。昼間にもちょこちょこ歩いてたけど1万歩は頑張りすぎた気がする。足が痛い。

 

 

【百二十七日目】

しばらくぶりに皆で塾に集まって話し合いをした。ライくんがいないけど、今回の話し合いでは塾に住み込んでいるユニさんや志代だけでなくカズトやサツキさん。それに遊羽の兄やその友人も集まっていた。遊羽の兄とその友人は初対面みたいなもので、なんで来たんだろう?と、思ったらループの記憶はないものの色々騒動があったらしく…それに抗うために力を貸してくれるらしい。なんか、一気に仲間が増えた気がするよ。

 

今までどんなことが起きたかを話していたわけだけど、ダークシグナーに、ゾンビに、なんかわけのわからない運命論者宗教とか…。夢だけど頭が痛くなりそうだ。なんだよ、どれもバイオハザードみたいに増えていくじゃないか。わかるのはデュエルで負けちゃいけないってことくらいだろうか。志代が「うへぇ…」って顔してた。似たようなことあったのか。

 

今日は比較的早く起きられたけど、やっぱり昨日歩きすぎたみたいで足が重い。筋肉痛になってないだけいいのかもしれないけど…歩くと違和感がある。今日はストレッチとかもやめとこうかな。

 

今日はマスターデュエルで何戦かしてから、遊戯王GXを見ながらドラクエやってた。ドラクエはコマンドを選べば自動で戦ってくれるからアニメをみながらやりやすいんだよね。

 

GXを見てて思ったのは『あー…カードが白紙かぁ。懐かしいなぁ』とか『イルカが二足歩行しててブーツ履いて、しかも喋ってる!すげぇ!!』とかかな。

白紙のカードに関しては初めて遊戯王の夢を見始めた頃…カードにはじめて触れたとき「テキスト?そんなの何も書いてないよ。真っ白だもん」って言ったの覚えてる。カードの裏面の模様は有ったんだけど…肝心のイラストやらテキストやらが私の持ってるデッキにはなんにも描かれてなかったんだよね。

理由は単純に本来、夢を見る条件である『思い入れのあるデッキ』がなかったからなんだけど…いまでもその紙束は白紙だから…もしかした私が本来持つデッキはまだ見つかってないのかもしれないね。なんて思ってみるけど…私らしいデッキなんてわかんないよ。マスターデュエルを続けていけばしっくりくるデッキ見つかるかな?

 

 

【百二十八日目】

ストリートデュエルをしていたら昨日話題に出てた白服の宗教団体がデュエルを挑んできて、三連戦やって集中力が切れてボロクソに負けた。しかも吹っ飛ばされて頭の打ちどころ悪くて気絶して目が覚めたら病院という。しかし、話題の通りならデュエルに負けると洗脳されるって話だったけど…そんなことなかったみたい。私だけかな?

 

とりあえず…増血剤打たれたし、痛かった。「なんでこんなに血が足りていない状況で動けているのかわからない」みたいな説明をユニさんが受けていて真っ青になってた。なんかごめん。

 

今日は珍しく月曜日に授業があるので傘をさして学校に行ったわけなんだけど、昨日は暑かったのに今日はすごく寒い!風が吹いてるせいで傘さしても濡れるし体が冷えてつらかった。もう薄手か半袖しかタンスに残ってないんだってば。

 

まさかの一時間目だけで授業が終了。テスト代わりに小難しいレポートの課題が出された。パラッと見てみたけど…これは苦戦しそう。早めにとりかからないとやばいかも?

小説の執筆またできないなぁ…なんて、考えつつ帰りに駅で美味しそうなおだんごが売ってたから買っちゃった!大きくてちょっとお高めのおだんごだけど絶対に美味しい気がするんだ!おやつの時間が楽しみだ!

 

おやつの時間になって食べたおだんごはめっちゃおいしかった。しかも、大きいおだんごだから結構お腹いっぱいになった。ちなみに私が食べたのはみたらし団子。買った時から「私がみたらしをいただく!」って家族に一斉送信したからね。

 

デュエルパスのもけもけが欲しくてデュエルを頑張っていたら先月より早くゴールドランクに上がった。嬉しい反面、即サレンダーされてのランクアップだから喜んでいいのかわからない。先月と違うことといえば早めにランクアップしたからゴールドランクで腕試しが出来るってことだ。わくわくするね!少しずつデッキ調整しなくちゃ。

 

 

【百二十九日目】

今日から午前中の授業がなくなったのでのんびりとしてた。夢の中では入院とまではいかなかったけど、薬を処方されたのでそれを飲みながらゆったりとしていたくらいしか起きてない。なぜか貧血なのにベッドに押し込まれてしまったのでストリートデュエルもできなかった。

 

午後の授業が終わって帰ろうと思ったら電車が止まってたよ。お腹すいたなぁ…って思いながらジッと待ってた。なんか、プラスで追加でテストなレポート出たし…今日は運があんまりよろしくないのかもしれないねー。でも、帰ったら絶対マスターデュエルするんだ!ゴールドランクにはどんな猛者がいるんだろう!おもしろいデッキに会えるといいな!

 

通常モンスターも強いときは強いよねって思う。「攻撃力2000!?微妙に高いな。いったい、どんな効果があるんだ?」と思ったらそのモンスターたちは全員通常モンスターで…「まさか、これは…〈スキルドレイン〉か!?」と警戒したら本当に〈スキルドレイン〉が来て私のメルフィーズが無力になった。でも、サレンダーしたくないし、デュエルを諦めたくないから粘りに粘ったらどうにか〈スキルドレイン〉を破壊できたんだけど…二枚目出てきた時は絶句した。

その数ターン後に〈ハーピィの羽根帚〉がドローできて、効果が使えるようになって「今だ!!一斉攻撃!!いっけぇ!!」って宣言したらサレンダーされた。悲しい。



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21週目 リミットワンフェステバルの予告が出た

【百三十日目】

今日の夢では盗まれたメルフィーデッキがそのまんま帰ってきた。どうやら私のデッキを盗んだ少年は精霊界という場所にふっ飛ばされてたらしいけど、デッキを持って返しに来てくれた。精霊界にいる間はずっとラビィが帰るのに協力してくれたらしい。デッキが返ってきたから少し調整して少年の願い通りにメルフィー同士でデュエルしたけど…同じメルフィーデッキでも人によって違うんだなって思ったよ。オレンジのライオン、君誰?

 

今日は水曜日にしては早めに起きたけど、時間的に寝坊した。朝ごはんを食べそこねたけど夕方四時くらいまでテストのレポートと格闘していたけどまだ終わってない。明日もまた頑張ろう。

 

ゴールドランクに上がったから今までのままじゃだめだと思って〈メルフィーデッキ〉に入れる魔法カード、罠カードを調整してる。モンスターカードは別にいいんだけど、「抵抗できなくなることがないように…」って考えながら調整してるんだけどうまくいかない。

 

ちなみに〈無限泡影〉とか〈神の宣告〉とか強いのは知ってるけど使いこなすのに大変だろうなぁ…って思って入れてなかったりする。

 

 

【百三十一日目】

今日は私のデッキを盗んだ少年(真都)とともにユニさんが営む塾生とデュエルをした。ただ、その塾生が変なしぐさをしたり大げさに行動したりするから「なんだかなー」と思ってよく観察したら一度に毎回2枚ドローしてるし、隠してたみたいだけど手札の枚数が6枚を超えていた。そのことを指摘したら怒り出したのでここは正々堂々とデュエルに勝ってやろうと思って〈わくわくメルフィーズ〉たちでこうげきしてライフを0にしてあげた。

 

「いけ!わくわく大行進!!」って宣言したけどネーミングセンスないなぁ…私。ちなみにリアルでも「わくわく大行進!」って宣言してたりする。

 

朝早くに目が覚めたのは良いんだけど起き上がろうとしたら鼻血が垂れてきてティッシュを取ろうと腕を伸ばしたら間に合わずカーペットに雫が落ちてしまった。止血しながら血を拭ったけど間に合わなくてシミになっちゃった。新しいものではないけどちょっと悲しい。

 

しばらく止まりそうにないから安静にしてるわけなんだけど鼻血を止めようと鼻を抑えてるからめちゃくちゃ呼吸しづらかったりする。苦しい。

 

学校から帰ってきたあとマスターデュエルでランク戦を何度か挑んでいたらようやくデュエルパスが100まで溜まって念願のメイトな〈もけもけ〉をゲットした!嬉しい!!

 

だけどその喜びで、はしゃいだせいか再び鼻血。なかなか止まらなかったよ…。

 

 

【百三十二日目】

今日は早起きすることには失敗してるけど、午前中に起きて朝ごはんを食べることには成功したからセーフ。ちゃんと朝の薬を飲むことができた。

 

朝ごはんを食べたあとはずっとテストのレポートを進めてたけどなかなか終わらない。提出期限はまだ余裕があるけど…こう苦戦してるからあとに残しといたらやばいなって大慌てでやってるんだ。難しい。

 

せめて、ここら辺までは終わらせたいなっていう範囲までお昼ごはんの時間になっても終わらなかったから引き続きレポートを書く。これが終わらなきゃマスターデュエルをやらないって決めたから頑張ってるけど…終わらない気が。いや、諦めたら一気にペースが落ちちゃうね!絶対終わるよ!

 

夕飯後もまだレポートは終わってなくて…寝る直前になってようやく今日終わらせたかった範囲が終わる。時間的にマスターデュエルをやる時間はない。明日は…終わるといいなぁ。

明日は私の作ったグループでデュエルをする約束をしてるんだ!!絶対終わらせるぞ!

 

 

【百三十三日目】

夢の中の私が「私自身がいうことじゃねぇけど、私を信じるな。しばらくお前に主導権を渡す」と言って心の奥底に消えてしまった。謎な言葉だった。正直、意味がわからない。『私を信じるな』って夢の中の私を信じるなってことなのかな?よくわからない。

 

夢の中の私が言い残したことを考えていたらどうやら二度寝してしまったみたいで大寝坊した。テストなレポートがあるのにやらかした。今からでも間に合うといいな。

 

夕飯前までレポートをやっていたけど全然終わらない。でも、今日は少し遅くなったけどゴールドランクに上がれた記念のデュエルをするという約束をしていたからそれに参加した。純粋なメルフィーデッキだけどだいぶ戦えるようになってきたみたいで嬉しいけど、まだ改善の余地があるみたい。次のデュエルをする時までにはそこを改良しておきたいな。

 

 

【百三十四日目】

美雨と私が住んでいるアパートで遅れた勉強をしつつ、寛いでいるとチャイムが鳴って、誰か来たのかと思ったら誰もいなくて「おかしいなぁ」て思いながら玄関を閉めようとしたらダンボール箱が置いてあった。伝票みたいのも貼り付けてあったから『美雨が何かオンラインで買ったのかな?』と思ったんだけど美雨も心当たりなし。怪しみながら箱を開けてみるとご丁寧に包装されたオカルトアイテムである千年リングが入っていた。

 

顔を見合わせて「えっ、どうしよう」って言ってしまうレベルに困惑した。千年リングは古代エジプト展で展示されていた展示品の一つで盗まれた物だったはずなのになぜ私の所に来たんだろう。美雨が不用意に触れようとしたから止めたわけなんだけど…本物かどうかはわからないけど凄く濃い闇…もしくは呪いの力が宿ってるってことはわかったので…そっと、ダンボールの中に再封印した。

 

朝早く起こしてね!って母にお願いしたんだけどバッチリ忘れられてて課題が終わるかどうかピンチな状況。レポート苦手なんだよなぁ…って2/3が現在終わっている昼食前。本当は昨日の時点でレポート完成してる予定だったんだけどなぁ。早めに初めて良かった。

 

ようやくテストなレポートが終わってのびのびしたいところだけどまだ火曜日に提出の1/2を終わらせてあるレポートが残ってるからゲームよりもそっちを優先させた。

 

一時間くらいで終わったんだけど、やっぱり手書きのレポートってめんどくさいなって思う。だけど、終わらせたから次の課題が出るまで私は自由だ!

 

 

【百三十五日目】

美雨とともに千年リングを私に届けた犯人を探しに古代エジプト展に行ったんだけど、途中で美雨と逸れて探し回ることになった。美雨を見つけるのに一時間くらい時間かかったんだけど、見つけた美雨はデュエルで相手にとどめを刺すところだった。

相手のライフを0にした美雨は「ゆうかさん!無事で良かったです!」と駆け寄ってくるんだけど闇のデュエルの対価で闇に引きずり込まれつつある敵は「お前も道連れだ!」と言って美雨に呪いを掛けようとしてきたんだ。咄嗟に美雨を庇ったんだけどその呪いが強力だった。精神ダメージ系ではなく、魂にダメージを与えるタイプの呪いで倒れそうになる私を支えようと美雨は手を伸ばしてくれたんだけど「触れるな!」って叫んじゃった。

「今、触れば美雨も呪われる。大丈夫…これくらいならまだ歩けるし」って虚勢を張ってなんとかアパートに帰って、鍵を閉めることすらできず自室のベッドに倒れ込んだ…ってところまでは覚えてる。私は呪いに耐性あるのに相当強い呪いだなって思った。

 

目が覚めたのは朝の6時。まだ目覚まし時計もなってない時間にじんわりとした腹痛と妙な気持ち悪さを感じて起きた。しばらくベッドの上でジッとしてたわけなんだけど、だんだんと気持ち悪さが悪化して何度もトイレに駆け込む羽目になった。しんどい。

 

多少の水を飲んでも気持ち悪くなるから今日は寝込んでたほうがいいかもしれない。変なものは食べてないんだけどな。

 

現実でも夢でも理由は違えどダウンしてるから時間があっという間に過ぎていく。現実で目を覚ませば気持ち悪くなるのを覚悟の上で水分摂取してまたベッドに戻って意識しなくても眠ってしまうし、夢で目を覚ましても呪いが消化しきれなくて意識が朦朧としてベッドから起き上がることもできない。なんだかなぁ。

 

夕方になって現実の方はだいぶ回復してきた。少量とはいえうどんも食べられたし。でも、食後は耐えられるけど気持ち悪くなった。

 

ツイッターで、なんか〈ハリファイバー〉や〈モチガエル〉の葬式をしてる画像が出回っていて『禁止カードにでもなりました?』って呟いたらホントにOCGの方で禁止カード指定されてしまったらしい。両方使ってないからわからないけど〈ハリファイバー〉って潤滑油みたいな役目じゃなかったっけ?禁止されると痛い人多いだろうなぁ。

 

マスターデュエルで新しいイベント告知が出た。同じカードは使えない、一枚ずつしか入らない特殊なデュエルらしい。早速デッキを組みたいけど…、さすがにその元気はないな。まだ気を抜けば一瞬で眠りに落ちてしまうんだもん。明日は体力回復してるといいな。

 

またうっかり寝てしまったらしい。夕飯前に妹に起こされた。スマホの明かりがついているのに返事がないから心配したとか。スマホをいじってる最中に寝落ちしたのかもしれない。

 

と、いうことは先程まで見ていたことはすべて夢ということになる。呪い…、心理世界にまで侵食してるのか。なかなかやばいな。「しゃあねぇなぁ、宿主様は。うっかり呪いなんて喰らいやがって」とか言いながら白髪の男の人が助けてくれたけど…正直、誰だかわからない。あきらかに呪いとは違う深い闇の力を感じたけど助けてくれたってことは敵じゃないってこと?

 

ちなみに呪いはまだ解けてない。

 

 

【百三十六日目】

白髪の男性に助けられてから一緒にいるけどこの人マジで誰なんだろう。私が現実に戻ったときも守ってくれてるらしい。しかも、なんだかんだ呪いの侵食を止めてくれてるのもこの男性だ。「宿主様に死なれちゃ俺が困るからなぁ」って言ってるけど助けてくれてるから味方なのかなぁ?今は敵じゃないってことはわかった。

 

白髪の男性に連れられるまま心理世界を歩いていたら明らかに私の精神世界には無いはずの石造りの見知らぬ場所に案内された。そこにはたくさんの石板があって、私がそこに足を踏み入れたら石板の中からモンスターや人が出てきてビビった。「ここならしばらく身の安全は確保できるだろうぜ」って言われたけど私はそれよりあの石板だらけの空間のことを聞きたかったよ。

 

現実で目を覚ましたら遅刻ギリギリの時間だった。午前中に授業が有ったら完全にアウトだった。昨日の体調が最悪だったから「しかたないなぁ」って顔されて学校に送ってもらった。なんか情けないぞ。

 

授業後に先生から呼び出しを食らって面談を受けたんだけど内容が『実習先について』だった。3つ選択肢があったんだけど昨年度メンタル的な体調不良で倒れた私にはどの選択肢も難しく、バスと電車で早朝から行動しなきゃいけないから「かなり過酷になるよ」と先生からお言葉をもらった。でも、私はできる限り頑張りたいから先生と一時間ほど話し合って実習先が決定された。病み上がりにする話じゃないと思う。



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22週目 リミットワンフェステバルはあんまり参加できてない

【百三十七日目】

石造りの、石板とかがたくさんあるところに匿われて二日目。私を狙ってる黒い影みたいなのを度々見かけるけど今のところ見つかってない。モンスターたちが黒い影が近づいてくると私を手を引いて隠してくれるから無事なのかもしれない。

 

そういえば、その石板の間ではいろんな記憶が保存されているみたいで幼児が千年リングをおしゃぶりのようにしゃぶっている光景が映し出されていた場所があった。それを観察していたら白髪の男性が「おっと、余計なことは思い出さなくていいぜ」って映像をかき消した。『思い出さなくてもいい』ってことはまさか、千年リングをおしゃぶりにしていた幼児は私…?

 

眠くて眠くて仕方がなかったけど今日は学校のある日と同じ時間に目を覚ました。目覚ましも鳴る前に珍しいなって思いつつベッドでゴロゴロしていただけで何もしていない。

 

そういえば、明日からリミットフェステバルが始まる。まだデッキを組んでいなくて慌ててカードを詰め込んだ。本当は〈鉄獣メルフィーズ〉にチャレンジしてみたかったんだけど〈鉄獣戦線〉を理解するほど時間がなさそうだったので〈メルフィー〉を中心に獣族のモンスターを詰め込んだ。で、思ったことといえば…一枚だけしかいれられないってのもなかなか難易度高いなぁ…って。めちゃくちゃなデッキだけど勝てるといいなぁ。

 

 

【百三十八日目】

石板がたくさんある場所に匿われて三日目。特に面白い記憶が見つかることもなく進展なし。そういえば、私ってつい先日も誘拐という名の行動不能に陥った気がする。偶然かどうかはわからないけど私に行動させたくない人でもいるのかな?

 

午前中に授業がある日は単純に起きるのが辛い。『もっと寝てたい』ってベッドに潜り込みたくなるんだ。でも、授業に遅刻したくないから顔を洗って身支度整えたわけだけど…眠いなぁ。

 

午後の授業の途中にシャーペンがありえない形で突然大破して使い物にならなくなった。私は普段からシャーペンなんて一本しか持っていないから代わりがなくてしかたなく黒のボールペンで配布資料に書き込むことになっちゃった。帰りには100円ショップに寄ってシャーペン買うしかないなぁ。

 

今日はやけに疲れたな。足裏痛いって思ったら一日の歩数が1万6千歩になってた。そりゃ、足は痛くなるし疲れるよなって。ゲームやる気力すら残ってないや。

 

 

【百三十九日目】

匿われて四日目。なんの進展もなし。

ただ、あの世界ですっ転んだ傷が現実にも反映されてた。呪いの見た目は反映されてないのに身体ダメージは反映されるんだな。謎な世界だ。

 

今日は膨大に寝坊。もしかしたら昨日歩き過ぎたから疲れたのかもしれない。起きたけど、まだ眠かった。

 

家の手伝いをするためにいつもの靴を履こうとしたら足がパンパンで履けなかった。お散歩行きたかったのにこれじゃあ行けないねって諦めた。

 

リミットフェステバルが昨日から始まっているので参加したんだけど…、たぶん今日のは運が悪かったんだろうなぁ。2回連続でサレンダー待ちの微動だにしないプレイヤーに当たってうんざりしてやる気を無くした。明日はちゃんとデュエルらしいデュエルができるといいなぁ。

 

 

【百四十日目】

石板の間に匿われて五日目。心理世界にいるせいかだんだん息苦しくなってきて自分にかけていた封印を少し緩めるしかなかった。封印を少し緩めたおかげで呪いの進行がかなり遅くなった気がするけど白髪の男に「へぇ、カーにバーを同調させて同化してるのか…」とか「だからあの煩わしいカーを見ねぇのか」って言いながら神妙に観察してきた。〈カー〉や〈バー〉ってなんなんだろう。

 

本当はガッツリ封印を外してヒトの姿から外れちゃったほうが現状楽なんだろうけど…石板の間の通路が狭いから隠れられないし詰まって動けなくなっちゃいそうなんだよね。少なくとも今のカードのモンスターにいそうな姿を美雨とかに見られたくないなって思う。心理世界に来るとは思えないけど。

 

昨日夜ふかししすぎて寝すぎた。まさか妹に「昼飯、ラーメンだから早く起きろ」って蹴り起こされるなんて思ってなかったよ。結構痛かった。私よりも遅く寝たくせに早起きな妹はなんかすごいなぁって思う。

 

リミットワンフェステバルに参加してみるけどいまいちやる気が出ない。マッチングしてもなんか、サレンダー待ちの放置プレイが目立つし全然楽しくないんだもん。私が運悪いだけなのかなぁ。リミットワン…、一枚制限じゃなくて2枚まで入れられる…だったら少しはやりやすかったのかもしれない。準備期間短いし、初心者向けじゃないなって思うんだ。だんだんフェステバルの準備期間短くなってないか?準備が間に合わなくてまともなデュエルできてる人あんまりいなさそう。

 

ツイッターで〈カー〉と〈バー〉について聞いてみたら心優しい人が『カーが精霊、バーが魂』って教えてくれた。

この話からすると白髪の男は「精霊に魂を同調させて同化している」「煩わしい精霊を見ていない」って言ってたってことになるのかな?

 

私、かなりヤバい事してるの気の所為…?

 

 

【百四十一日目】

石板の間に匿われて六日目。今日は色々探索していたら絵の描かれた石碑や象形文字がぎっしり書き込まれた石板がたくさんある広間を見つけたので色々観察してみた。獣にもみえる白い竜と黒い竜が争っていたり、人々が天を見上げていたり。一番多かったのは獣にもみえる白い竜が描かれているものだった。

 

獣のような白い竜といえば、遊戯王の世界じゃなくて私がいた夢の中で神殿に祀られてる〈祈願竜〉って呼ばれるドラゴンのことを思い出した。白銀の毛並みと青い瞳を持っていて、月の光に照らされると蒼銀(青白?)に毛並みが輝くんだ。でも、〈祈願竜〉は別の夢の存在だし黒い竜についてなんて心当たりないから違う存在かなって。

 

探索して、それくらいしか見つからないから一緒に歩いてくれてる白髪の男の人とテーブルデュエルをするんだけどなかなか勝てない。

彼はオカルトチックなデッキを使ってきてモンスターは寝取られるし、ウィジャ盤の文字を揃えられて負けるしで散々だ。ちなみに負けたあとに「あの場面ではこっちを使うべきだったぜ」とか「ここではこれを使えたから覚えておけよ」とかアドバイスくれるから優しい。

 

今日はなんだかやる気が出なくてずっとボーっとしてた。夕方になっても夜になっても無気力で、もしかしたら体調が悪いのかもしれない…なんて。夕飯の後少しだけ気持ち悪くなってた。

 

私が〈祈願竜〉の姿を取った時の名前についてフォロワーさんと話してた。たぶん、カードにするなら〈祈願竜 なんたら〉って名前になるんだろうなぁって想像しながら話してたんだけどいつまでも姿がいくつもあるのに一括にしとくわけにはいかないということで獣にもみえるドラゴンの姿の時の名前を考えていた。そしたら、フォロワーさんが良い名前を出してくれたので今後、その姿を取ったり話題に出したりするときは〈祈願竜フォーチュンベル〉もしくは〈フォーチュンベル〉と表記しようと思う。意外としっくりくる。

 

あっ、ドラゴンの姿だけど元は人間だからカード化されても自称が効くなら〈ドラゴン族〉じゃなくて〈魔法使い族〉がいいなぁ。

 

 

【百四十二日目】

匿われて七日目。そろそろ呪いで倒れた夢の私の体が心配になってきた。たぶん、心理世界で私が無事に存在してるから身体は大丈夫だと信じたいけど…、今いる場所が私の世界だと断言できないから怖いんだよね。下手すると肉体と魂が分離してそう。

 

今日の話題としては白髪の男の人(名前がないから〈盗賊王〉と呼べって言われた)から無茶苦茶なことを指示された。「修行もなしに俺様に取り憑いた邪神を実体化できるほどバーが強固なんだから、修行したらもっと多くの強力なカーを呼び出せるはずだぜ」とかなんとか言って修行を勧めてくるけど魂の修行って何をすればいいんだろうか…?盗賊王さん自身もわかってない。

 

今日は気温の変化についていけなかったのか昼間までぐっすり寝てて妹にベッドから突き落とされた。「愛犬が部屋に侵入してきた夢見たわ」って言ったら早朝に突撃してきたらしい。それでも寝直す私の図太さすごいな。

 

昨日同様なんのやる気も起きなかったから毛糸で花を作っていた。そして、なんとなくアプリでラジオ配信してみたら独り言に近いけどおしゃべりしてるのが楽しくてひたすら毛糸の花を作りながら話し続けてた。夕飯後もやろう。

 

マスターデュエルしながらラジオ配信してた。プレイ画面を配信する方法がわからないから画面は見せられなかったけどそれでもおしゃべりしながらのデュエルはいつものデュエルよりも楽しかった。次も配信しながらデュエルしようかな。

 

 

【百四十三日目】

盗賊王さんに匿われて八日目。呪いはまだ解けないし、石板の間から脱出することもできていない。そろそろ大丈夫かなぁ、って石板の間から馴染みの心理世界の光景へとこっそり戻ろうと思ったんだけど黒い影が蠢いていて盗賊王さんに引き戻されなかったらちょっと危なかったかも。「せっかく匿ってやってんのに馬鹿か!!自分から命捨てに行くようなもんだぜ!」って言われた。ごもっともです。要反省した。

 

今日は早めに目覚まし通りに起きることができたので二度寝防止兼暇つぶしとして毛糸で花を作りながらアプリでラジオ配信してた。特に話すことがなくてシン…としてたと思うけど一人で話し続けられるほどトークスキルがないからしかたないと思う。それでも何人かは聴いて楽しんでくれた人がいたみたい。ちょっと嬉しい。

 

午後から授業があって、グループ作業。担当のシナリオをひたすら3時間書いては先生にチェックしてもらって修正を繰り返してた。なかなかOKもらえなくて大変だったけど授業時間が終わる前に完成してよかった。ちなみにシナリオ考えてる最中に居眠りしかけた私はグループのメンバーに揺すり起こされた。毎回申し訳ない。

 

〈メルフィーズ〉をメインにしつつ、たまに〈堕天使〉を使ってるけど少しでも他のデッキについての知識をつけるべきだと思ってツイッターで「初心者にオススメな簡単なデッキない?」って聞いたら多くのフォロワーさんからメッセージが来て驚いた。

オススメされたのは〈斬機〉〈壊獣〉〈スクラップ〉〈叢雲〉の4つ。特に『単純』という理由から〈斬機〉をオススメする人が多かった。とりあえず、この中から一つデッキを作ってみるつもりだけど私が内容が理解できるかどうかの問題なんだよな。あと、好み!

今回は見た目の好みじゃなくてデュエル的な好みが最も近いのを選ぼうと思うんだけど…気に入るのあるかなぁ?そもそも自分の好きなスタイルすらわからないけどね!



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23週目 暑すぎてなんのやる気も出ない

【百四十四日目】

盗賊王さんに匿われて九日目。特に進展もなく、自分の記憶を元に作られたデッキで盗賊王さんとデュエルの練習をしていた。「本当なら俺様だけじゃなく、色んなヤツとデュエルしたほうが腕は上がるんだが…俺様しかいねぇからな」っと残念そうにしてた。あんまり同じ人ばかりとデュエルしてると変な癖とかつきやすいからオススメはできないんだって。

 

やっぱり、学校のあった次の日は疲れてしまうのか大寝坊した。まぁ、今日のやることといえば明日のテスト勉強くらいだからセーフといえばセーフ。

 

でも、私は物覚えが悪いから苦戦気味。文章長いの苦手、要点どこなのぉ?って湯気でそう。テストがなければマスターデュエルしながら配信しちゃうんだけどなぁ。明日の楽しみにしておこうと思う。

 

テスト勉強するものの緊張してるのか全然落ち着かなくて頭に入らない。元々、物覚えよくないからそれにプラスしてる。しかたないからちょっと早いけどこのまま寝てしまおう。明日のことは明日考える。

 

 

【百四十五日目】

盗賊王さんに匿われて十日目。今日は以前見つけた壁画の部屋を見ていたんだけどその途中、誰かに呼ばれたような気がして『早く助けに行かなくちゃ』という焦燥感に襲われた。自分でもどこに向かって走っているかはわからなかったけど異変に気がついた盗賊王さんに腕を掴まれて思いっきり殴られた。「落ち着けよ、今のお前が行っても暴走するだけだぜ?」って言いながら口の中に草のようなものを無理やり突っ込まれた。

 

「気つけ薬みたいなもんだ」って言ってたけど凄く口の中がスースーして、現実でもスースーしてた。キシリトール味とかミント味とか苦手なのに。現実にも反映する強い味ってなにさ。

 

昨日、居眠りしないように早めに寝たけどなぜかそれでも授業中に居眠りしてしまう謎。眠くなければ寝ないと思ってたけど眠気すら感じずスッと眠ってしまうのはなんだろうね?おかげで「おい、今…お前の世界では昼間じゃねぇのか?」って盗賊王さんにジトっと見られた。わざとじゃないし。

 

昼休み後、テスト勉強をしつつ授業に挑んだわけだけど今回の内容は全然頭に入ってこない。テストの内容の手応え的な感じでは…満点は取れなかったなぁってことはわかる。悔しいなぁ!

 

一昨日に出した予告通り夜の11時までアプリでラジオ配信をした。やっぱりラジオ配信しながらのデュエルは楽しい。でも、ゲームをしながらの配信なのに画面が見えないから分かりづらいと思うんだよね。いつか、フォロワーさんに画面を共有してデュエルできるといいなぁ…とは、思うけど…それってミスも共有されるのよね。ちょっと悩むかも。

 

やり方わからないし、しばらくは私の声だけの配信になるだろうけどそれで楽しんでくれる人もいるし今はそれでいっか!

 

 

【百四十六日目】

匿われて十一日目。今日は盗賊王さんと記憶のデッキを回しつつ時間を潰していたら「アルカナフォースってデッキ面白そうじゃねぇか。使ってみねぇか?」と言われたけど私の記憶には〈アルカナフォース〉というデッキが頭に浮かばなくて首を傾げてしまった。そしたら「タロットカードみたいなデッキだ!」と言われてやっと「あっ、アニメでクルクル回ってたあのカードたちか!」って気がついた。でも、私は占いに興味はあってもタロットカードの意味とか知らないし運も微妙だから使えるか怪しいなぁ。面白そうではあるけど。

 

ちなみに、今日もうっかりミスを繰り返すもんだから「ポンコツか…」って言われました。わざとじゃないもん。

 

今日は疲れているにしても長く眠りすぎたみたいで危うくお昼ごはんも食べそこねるところだった。エアコンの風に当たってたご飯、少し乾燥してて固かった。母もまさか私がそんな時間まで寝るとは思ってなかったみたいでラップしなかったみたい。これは私が寝坊したのが悪いね!

 

リミットフェステバルのアンケートが届いたことで「フェステバルが終わってしまう!」って大慌てで夕飯前にリミットフェステバルに参加した。一人で参加するのは心細かったから配信しながらデュエルをしたんだけどいつもより早い時間だったのにも関わらず駆けつけてくれた人がいて楽しくデュエルできたよ!

 

夕飯後、夜9時半から引き続きラジオ配信しながら30分ほどリミットフェステバルをしてから、ラジオを聞いてくれてる人とともにデュエルを楽しんだ。いつもは11時におわりだけど今日の配信はちょっと長かったかな?って思う。その代わり、色んなデッキが見れて楽しかった。楽しむことを優先しちゃったからあんまりメモは取れなかったよ。

〈巨大要塞〉とか歴代主人公たちのモンスターが入り交じる〈エンタメデッキ〉とか〈精霊獣〉とか〈月光鉄獣〉とか〈スターダスト〉とか。凄いデッキたくさん見れたなぁ。本当はもっと細かく書きたいけどそれはちゃんとメモを取れるようになってからじゃないと多分無理だ。

 

私はその何回かのデュエルの最後で攻撃力6000の〈わくわくメルフィーズ〉でダイレクトアタックできたので個人的に満足してる。メルフィーたちが〈団結の力〉でたくさん集まって相手に猛スピードで大行進する光景とかわくわくしない?つい、また「わくわく大行進!!」って宣言しながらダイレクトアタック仕掛けちゃった。もふもふの大行進…。これだったらダイレクトアタックくらっても痛くなさそうだよなぁ。

 

 

【百四十七日目】

今日で匿われること12日目。2週間が経ったわけだけど私の体に戻れる兆しはなく、石造りの迷宮のような場所を探索しても特になにも見つかってない。

盗賊王さんと話をしていたらなんか、私がこの場所にいる理由が〈パラサイトマインド〉に近い状態。「千年リングというアイテムに魂を避難させている状況」なのだという。元々、千年アイテムは多くの人の命を犠牲にして作成された物だから魂を避難させるのに相性が良かったらしい。

体が呪われているからこそ、無事な魂を避難させている…って状態なのは理解したが、そうなると体に魂は残ってないんじゃないかって不安になる。体に魂が残ってなかった場合、私が現実で摂取しているため夢では必要ない食事が必要となるから…かなり心配だ。大丈夫だろうか…、体に戻ったら腐敗始まってましたとかだったら嫌だなぁ。

 

…まぁ、この話したら「心配するとこそこかよ!」って盗賊王さんに爆笑されたけど。

 

今日はなんだかうまく体が動かない日。暑いからかもしれないし、体力が尽きてるのかもしれないし。寝るのが遅かったからかもしれない。ただ、カロリーとは別のエネルギーが不足してる気がする。今日はベッドでゴロゴロしてしまおう。きっと明日は今日とは別の意味で体が動かしづらいだろうな。

 

いつの間にか寝てしまったらしく、夢を見てた。

盗賊王さんと色々話し合って『今の魂の器が千年リングなら、千年リングをベースとして魂を実体化できるんじゃないか』って。盗賊王さんに話したら「魔術に関することを俺様に聞いてどうすんだ。魔術についてはお前自身が考えろよ」って思考放棄された。

 

術式を組み立てながら色々試してみるしかないけどたぶん、実体化自体はできると思うんだ。でも、どこまでできるかがわからない。おそらく、千年リングの中に魂の一部しかない自分では人としては実体化は難しいと思う。どこまでできるかなぁ。

 

 

【百四十八日目】

私が千年リングの中に魂を避難させられてから13日目。今日はひたすら魂を実体化させるための術式を構築していた。最初はいつもの式で大丈夫だと思っていたが発動せず、何がいけないのか少しずつ解きほぐしながら探っていたら単純にそのまんま人の姿で完全に実体化するには魂のエネルギー不足だと判明した。

 

完全な実体になるにはもっと原始的で小さな生物に形取るしかなさそうだ。虫…とまではいかないけど1メートル未満の生物に限られそうだ。馴染みのある動物といえば銀狼か、梟か。悩みどころ。

 

目が覚めたら4時だった。さすがにこの時間は起きるのに早すぎるのでもう一度寝るけど…なんとなく部屋を出てうろちょろしてみるけどなんもなく、そのまんま寝た。

 

久しぶりに遊戯王以外の夢を見た。たぶん、私は夢の中で精神的に疲れて寝たんだと思う。

夢の中の私は誰かとルームシェアして住んでいた。私が料理をしていた。モヤシを料理して、食卓に並べて同居人と共に美味しく食べていただけの夢だけど、炒めただけのモヤシが山になっていた変な夢。

 

「■■■さん、モヤシ好きなんですね」って。夢に出てきた同居人が微笑んでいたけどあれは誰だっけ。

 

今日も暑くてやる気が出ない。冷房かかってるはずなのに暑い。たぶん、やる気がでないのはそのせいだと思う。私は暑いのが苦手だからしかたないのかもしれないけど…こんな暑さでも動けるようになりたいと思うのはわがままだろうか。

 

プール行きたい。

 

 

【百四十九日目】

千年リングの中に避難して14日目。とりあえず、器用さが高い梟をベースとして術式を仮組み立てて実体化をしようとしたんだけど半分成功、半分失敗って感じだ。なんとか表には出られたんだけど実体を保てるのはほんの僅かな時間だけ。外には居られるもののほとんど幻影みたいな形になってしまった。もう少し練り直したほうがいいのかもしれない。

 

千年リング自体は美雨と私が住んでいるアパートのダンボールの中にあったみたいで私はそこで表に出たわけなんだけど私の体も美雨もいなくて情報が得られなかったからしかたなくアパートから飛びだって近くの公園へ言ったら志代がいた。木に止まって様子を見ていたらバッチリ目があって、何を思ってか近くの店でドライマンゴーを買ってきて、一切れを手に誘ってきた。ドライマンゴーの誘惑に負けた。

 

「やっぱり、フクロー先生だ!」ってドライマンゴーを啄む私を突きながら言ってきたけど〈フクロー先生〉って誰だろうか。

 

今日の気温はまさかの38℃らしい。夏の暑さを越えてるような気がするのは気のせいか。冷房をかけているのに一向に涼しくならない部屋にうんざりしながら過ごしていると母が「これ、ゆうかが欲しがってたやつじゃない?」ってストラクチャーデッキの〈宝玉の伝説〉を手渡してきた。

 

予約もしてないし、当日も買いに動けないほど金欠だったから諦めてたものが目の前に現れてビックリした。これは…私が〈宝玉獣〉を使ってもいいって精霊たちが認めてくれたのかな!?嬉しくて10分くらい眺めてから開封したんだけど、ひと通り見て、そっとテーブルの上に置き直した。

 

「………かわいいんだけど、回し方、わかんないよ」って。

〈メルフィー〉とも〈堕天使〉とも違う、今まで触れたことのないような効果を持つモンスターたちをそっと、箱の中に戻した。たぶん、次開けるときはデッキケースとカードスリーブを買った後だと思う。

 

 

【百五十日目】

昨日、表に出られたけど私が現実に戻ると自動で千年リングに戻るらしい。再び表に出たら、どうやら千年リングは公園の木の枝にぶら下がっていたらしくて梟ではなく銀狼(白い犬)の姿に設定した私は空中落下した。やっぱり、意識しないと幻影みたいな状態になってしまって実体を保ててないらしい。

 

今日はクリステルタワーへ向かってみた。昨日の時点の情報ではクリステルタワー周辺でモンスターがデュエル中に実体化する事件が多発していてデュエル禁止になっているらしい。実際、周辺広場に足を踏み入れてみると幻影状態だった体が実体を取りやすかった。クリステルタワーに近づくに連れて実体を保ちやすかったからたぶん、タワーになにかあるんだと思う。

 

今日は早く起きられたから、なんとなく外に出てみたけど暑かった。いや、うん…時間帯的に耐えきれないほど暑いってわけではなかったけど暑いもんは暑かった。きっと昼間になったらもっと熱くなるんだろうなぁ…ってげんなりした。

 

小説を読んでるときって時間を忘れてしまうくらいすごく楽しいんだけど、それを読み終えてしまうと一気に虚しくなってしまうのはなんでだろう。

物語にはハッピーエンドもあるし、バッドエンドもある。読み終えた直後はそれぞれ読み切った達成感とか、感想に溢れてるけどしばらくすると次はどうしようか困り果ててしまう。とても長い小説だったら読み直すのもありなんだけど、今回読んだのはそこまで長いものじゃなかったから次の読み物を探してるんだけどやっぱり悩む。今回は完結済みから選ぼうかな。

 

やっぱり、朝起きるのが早かったみたいで私はうっかり寝ていた。夢の世界は現実世界が昼なら夜になるから、真っ昼間に寝てしまった私は夜のクリスタリアを梟の姿で飛び回った。特に変な気配も感じないし、異変を気配的にキャッチすることはできなかったけど白服の集団とか、黒衣の集団とかが増えたなぁって。デュエリストっぽい人は大抵白か黒かのどっちかに染まってる。洗脳合戦でもしてるのかな。

 

真夜中なのに塾に住んでる人の気配はなく、遊羽の家も美雨のアパートも、サツキさんの家も人の出入りした形跡がなかった。みんな、どこにいったの?こんなことなら志代と遭遇したときに後をつけるべきだった。



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24週目

【百五十一日目】

今日は美雨がいないかどうか高校の方まで行ってみたけどしばらく私も美雨も登校していないことがわかった。まぁ、私が魂分離してるのに高校に登校していたらなかなか怖いけど…、高校にいないということは本当に手がかりを掴む術がなくなった。

犬や鳥ではクリステルタワー内部に侵入できないし、まじでどうしようか途方に暮れていたらあきらかにデュエルが不慣れな人がデュエルを挑まれているところに遭遇して乱入した…んだけど鳥(梟)がデュエルするのに驚かれたな。私はディスクがなくてもデッキさえあればデュエルできることの方に驚いたけど。

 

私がデュエルに勝って、追っ払ったのはいいけどデュエルを挑まれていたザ・一般人もビビって逃げ出すし…なんだかなぁ。そういえば、デュエルを一般人にデュエルを挑んでいた人…学生みたいな制服着てたな。なんだったんだろう。そして、後からサイレンを鳴らしながら来たデュエルディスクを構えた警察官はいったい…?

 

ここのところ暑すぎて薬を飲んでいるのにも関わらず鼻血が出てしまうのは悩みもの。大切なカードに血を付着させたくないし、まじでスリーブを買うまでテキストを読むのはお預けになってる。目の前にデッキがあるのに悲しい。

 

なんでまだ夏本番になってないのにこんなに暑いんだろう。こんなんで夏本番大丈夫なの?平均気温40℃軽く越しちゃうんじゃないの?

 

とあるゲーム…と、いうか。オンラインのドラクエのアップデートが近くてドラクエをやるか、マスターデュエルをやるかで悩んだ末にドラクエをしている私がいる。レベル、上げ終わってないし…やることがたくさん残ってるんだよね…って。

 

マスターデュエルもたくさんデュエルしないとスケープゴートな羊さんもらえないのに!!羊さん欲しいけど、ドラクエもやりたい!!もっと体が丈夫になれば私は時間という猶予が得られるのに…!!

 

 

【百五十ニ日目】

今日の夢では私は千年リングの外から出ることはなかった。と、いうよりは出るのが困難だった。連日で無理して魂の姿を変えて行動していたからその疲れによってぶっ倒れたんだ。術に負担を少なくするための改善が必要そう。

 

朝から授業があるから頑張って起きたけど、朝からあっつい!!電車とバスを利用して学校に行くわけなんだけど暑くて気持ち悪くてふらふらする。

 

自販機で飲み物を買おうと思ったら私が飲めそうなもの、全部売り切れだし。涼しい部屋でしばらく休憩してたけど、心優しい人がちょっと遠いコンビニまで行って水を買ってきてくれなかったら吐いてたかも。学校早退の事態にならなくてよかった。

 

朝も暑かったけど、昼間も暑い。お弁当に保冷剤を入れるの忘れてたからすっごく温かくなってた。腐れてなかったから良かったけど、今度からは保冷剤を入れとかなきゃ危ないかも。気をつけよう。

 

数日ぶりにラジオ配信しながらマスターデュエルをした。やっぱり、おしゃべりしながらのデュエルは楽しいね!まだ、ちょっと体調よろしくなかったけど少しは良くなった気がする!!これで明日も頑張れそうだよ!

 

 

【百五十三日目】

魂の質量と形に合わせて術を組み直した。元々人間なのに鳥やら犬やらになるのは形が異なり負担が大きいから調整したわけなんだけど…さすがに5歳じゃ厳しいからギリギリまで年齢を上げたけど、それでも小学生くらいの大きさだ。ガバガバだけどデュエルディスクはなんとか装着できる。

 

それに、人の姿で魂を具現化したらそれなりに負担が減った気がする。ただ、年齢を上げるのに重視しちゃったから見た目を変えるのはできなかったんだよね。夢の私は白髪に青い目だから同じ夢の住人に見られたら一発で身元がバレちゃう。気をつけなきゃ。ちなみに出来事的にはなんもなし。なぜかアパートに置きっぱなしになってたメルフィーデッキとブラックフェザーデッキを回収したくらい。堕天使デッキどこ行ったんだ?

 

しっかし、玄関のドアを開けっ放しにして放置するのは不用心すぎるよ美雨さん。

 

弟に「オタク」って言われて不快になる。バンッてドア閉めて自室に帰った。別にオタクって言葉が嫌いなわけじゃないんだ。むしろ、私はオタクという存在を尊敬する。だって、私のイメージのオタクは「趣味に全力を尽くせる人」であり、ある意味「信念を曲げない人たち」のことだから。

 

カードゲームに軽く触れようとしているだけの、アニメをちょこっとだけ見てるだけの、目の前の欲しい物に手を伸ばす勇気のない人をオタクって呼ぶのはオタクに失礼すぎるだろう!!オタクに謝れ!!って、感じで不機嫌になった。別にオタクって呼ばれることが…というか、罵倒のように感じて不機嫌になったわけじゃない…って日記で弁明しとく。

 

ちなみにオタクとは関係ないけど私は夢で何度か「お前のような存在がデュエリストと名乗るだと!ふざけるな!!」って実体化したわくわく大行進で潰してる。罪悪感はまったくない。

 

GXのアニメを見ているとデュエルモンスターズを見返したくなってくる。でも、デュエルモンスターズ長いんだよなぁ。遊戯王シリーズ全体が長いのかな?一通り全シリーズをみたら最初に戻るのが良いかもしれない…って、おもうけどやっぱりながいんだよなぁ。GXに入って半年経ってるのにまだ見終わらないよ。私が見るペースが遅いのかなぁ。ちょっと謎。

ちなみに私はオープニングやエンディングなどを飛ばさない派なのでガンガン飛ばす人と比べるとやっぱり遅くなってしまうのかもしれない。

 

 

【百五十四日目】

ずっと眠れなくて空が明るくなるまでずっと起きていた。不安で不安で仕方がなくて眠れなかったんだ。ようやく眠れたと夢を見始めたんだけどいつもと時間がズレたからか不思議な夢をみた。

 

私は水の中にいて、透明な壁の向こうには研究設備がずらりと並んでる。私がいる場所以外にも水に浸けられ眠ってる人がたくさんいるんだけど水の中にいる私はぼんやりとしかモノを考えられなくてゆらゆらと水に揺られて目を閉じて眠ってしまう変な夢。なにか意味があるのかな?

 

目が覚めたのはお昼が過ぎ去った頃。眠れたみたいだけど気分はすっきりしない。でも、過剰な不安は収まったみたいだった。ある意味は発作みたいなものだと思う。数ヶ月ほど安定していて起きなかったからもう起きないと思ってたけど…やっぱり時期が近づいてきてるから緊張してるのかもしれないね。

 

呟いたコメントでフォロワーさんに心配かけちゃった。ごめんなさい。心配してくれてありがとう。

 

 

【百五十五日目】

なんか、夢で昨日と同じく水の中にいた。昨日よりも頭がしゃっきりしてたから辺りを見渡したり透明な壁をペタペタ触れてみたりしていたら私が入っていたカプセル?が倒れて流れるように外に出てしまった。たぶん、カプセル?が倒れたからだと思うんだけど警報が鳴り響くし早く逃げたほうが良いのか…?と、悩んでいたら5人の科学者みたいな人が走ってきて私に意識があることに驚いていた。話を聞く限り『今までどうやっても目を覚ますことがなかった存在が急に一人だけ目覚めた』って感じらしい。

 

なんか、一人だけ見覚えのある気がして。性別も年齢も違ってるけどなんとなく雰囲気で「美雨…?」って年老いた男性に聞いたら更に目を見開いて「もしかして、ゆうかさんですか?」って聞かれた。その後、観察対象みたいになって無機質な部屋に案内された後、『今までいた世界が作られた世界であること』『多くの人類がそこに囚われていること』『世界が滅びていること』『施設の外は機械兵が跋扈してること』など一気に説明されて混乱した。わけわかんない。

 

ただ、なにもないところからデッキを取り出したりしたらかなり驚かれたことは覚えてる。私もまさか「メルフィーズ…呼んだら来ないかな?」って思っただけなのに無からデッキがあらわれるなんて思ってなかったよ。召喚術とはまた違いそう。

 

今日はちゃんと寝れたのはいいんだけど、気分はまだ落ち込んでいて無気力だった。なんのゲームをやる気力もなくて、小説を読むのも書くのもダメ。勉強しようにも集中すらできなかった。ただただ一日天井を見上げて時間だけが過ぎていった。次のカウンセリングの時に不安で寝れないこと、落ち着かないことを相談しようかな…。

 

 

【百五十六日目】

今回の夢では世界が本当に滅びてるのか気になって好奇心のままに外の世界に飛び出した。ゲートを開く途中、顔の半分が機械になってる人を巻き沿いにしてカードを召喚してその中にしまってあるD-ホイールで爆走した。

なにもないところからカードを取り出したり、カードからD-ホイールを召喚したりするのに目を見開いて驚かれたけど「これは科学じゃなくてオカルトパワーだからな」で済ませた。事実魔法の応用技術だから間違えてないと思う。

 

しばらくD-ホイールで走っていたら白いロボットみたいなのがたくさんいてめっちゃ笑った。「これ、ほんとうにデュエルモンスターズが発展して滅びた世界?」って聞きながらミサイルやらビームを避けて逃げた。攻撃したらめっちゃ硬かったしどうやったら破壊できるんだろうね?

 

今日も不安でしかたがなくて集中力が全然持たなかった。そもそも実習が近いからか緊張で全然寝れなくてずーっと寝れなくて天井見上げてた。

 

母から「いつまで寝てるの!」って怒られるけど緊張がぐるっと一周回って無気力になったりむしゃくしゃになってるんだもん。行動しなきゃなぁ…ってはわかってるんだけど、落ち着かない。いつもの時間帯に寝れるんだったら寝たいよ。寝れないんだよ…っ!!

 

 

【百五十七日目】

どうやら顔が機械の人もデュエルができるらしい。〈スターダスト・ドラゴン〉で襲ってきた機械兵を一掃してた。なるほど、カードの力を借りれば機械兵を打破することができるのか。

 

私がカードからリュックサックを取り出したり、オカルトパワーな方でモンスターを実体化させてるのを興味深そうに見てたから基礎だけちょこっと教えた。私が使えるオカルト技術は自分の魔力が無くても知識さえあれば使えるタイプだからたぶん、覚えれば使えると思う。

 

今日を乗り越えれば、私の不安は少しは和らぐはずだ。実習とかのワードが出てくるとすぐに体調不良になるんだよなぁ。わかってるんだ。そんなに緊張するようなことじゃないってわかってるんだけど…どうしても体調が良くなくなるくらい緊張する。だって、正直行きたくないし怖いもん。

 

一応、昨日は寝れたんだけどオリエンテーション中に寝た。なぜだし。ただ、夢を見る前に先生から「体調悪いの?」って揺すり起こされるから熟睡はしなかった。どうやったら眠らずに済むんだろうか。倒れた当初と比べれば随分と起きてられる時間は長くなったけどそれでも授業中に寝ちゃうのはなんか違う気がするんだよなぁ。

 

今日はOCGタイムズがあるというので視聴してみようと思う。宿題は後ででいいや。たぶん、視聴しているうちに日記の更新時間が迫ってしまうので今のうちに書いて終わりにしとく。どんな情報が出るんだろう、楽しみだ。



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25週目 気分が落ち込みまくってた

【百五十八日目】

モンスターカードで機械兵が撃退できると知って、〈わくわくメルフィーズ〉でメルフィーの軍団を呼び出したら「なんだ…その召喚…」って言われた。エクシーズ召喚を知らないのか、それともメルフィーを呼んだことに驚いたのかわからない。ていうか、一歩下がらないでほしかったな。

 

なんか、感想とかDM見てると私の夢と酷似した夢を見たって人がチラホラいるみたい。私の夢は感染するのか!?もしかしたら、私の日記を媒介にあの世界に縁が出来て呼ばれちゃってるのかもしれない。闇のデュエルが多いし、〈No.〉関連カードとかアニメキャラが作ったりキャラがデザインされたカード使えないけど大丈夫かな?向こうでデッキ作ろうとすると古いのから新しいものまでランダムパックだし、中古カード店もテーマ別に並んでないし、カードを買いたければストレージ漁りみたいなことをしなきゃいけない。ちなみに私が確認した存在しないカードは〈No.〉以外に〈超融合〉とか〈希望皇関連カード〉だろうか。手札から使う人が少ないけど〈増殖するG〉や〈灰流うらら〉は存在してる。

 

〈No.カード〉があれば私も〈三太夫〉使えるんだけどなぁ。

 

今日はドラクエのアップデートだったのでメインストーリーとサブクエストを終わらせた。レベル上限も上がったから頑張って次のアップデートまでに全部カンストさせたいな!

 

 

【百五十九日目】

メルフィーデッキで〈ブラックフェザー・ドラゴン〉を降臨させたら驚かれた。クリスタリアの時と違ってシグナーの痣はないけど、普通に応じてくれた。そういえば、半分顔が機械の人は『ブラックフェザー・ドラゴンを召喚したことに驚いてた』んだろうか?それとも『メルフィーデッキでブラックフェザー・ドラゴンを召喚したこと』に驚いていたのかわからないな。あの人、妙に寡黙だし。

 

でも、なんだかんだ私の旅路についてきてくれるんだから優しい人だと思う。

 

今日、先日あった学校でのオリエンテーション中に居眠りしてしまったことを厳重注意されてしまった。3回も起こしてもらったんだけどそれでも眠ってしまって『責任感がないんじゃないのか』『説明をちゃんときいてなかったんじゃないのか』って。

確かに、あれでは「説明を理解して聞いてた」とは断言できないし、「責任感がない」と思われても仕方ないんだと思うんだけど…、あれでもだいぶ長い間起きられるようになったんだよなぁ。復帰したばかりの頃は苦手得意好き関係なしに一切起きてられなかったわけだし、酷いときなんて日に2時間起きてられればよかった方だったからだいぶ調子は戻ってきてると思うんだ。だけど、「普通」と比べてしまうと…全然ダメなんだろうなぁ。

どうしたら眠らないで済むんだろうか。こういったことは先生に言っても言い訳にしかならないし、つらい。

 

母が学校に迎えに来てくれたとき、先生から厳重注意されてしまったことに腹を立ててたこともあって「遊戯王の作者さん。亡くなったんだって」という話を母から聞いて「悪い冗談はやめてよ!!嘘つき!」って怒鳴っちゃった。

 

その一時間後、冷静になってツイッターを開いたらニュースがたくさんリツイートされてて、ご冥福を祈る言葉がたくさん流れてて頭が混乱した。「嘘じゃなかったんだ。」という思いと「信じられない」という思いがごっちゃになった。私はアニメはまだDMとGXの途中までしか見てないけど遊戯王の創作者が亡くなったというのは信じられるものじゃなかった。

まだ遊戯王に関わり始めて一年も経っていないというのに気がつくと涙が溢れていた。私にできるのは遊戯王という素晴らしい作品を生み出してくれたことに対する感謝と安らかに眠れることを祈ることしかできない。

 

私に出会いをくれてありがとう。どうか、安らかにお眠りください。

 

 

【百六十日目】

今日は機械兵とかに追われることもなく、キャンプしてた。いくら人間がいなくてももともと人間が住んでいた痕跡は残ってるんだなぁ…と、思いながら崩れた住居跡とか覗いてた。特に役立ちそうなものはなかったけど壁があるだけでだいぶ環境はいいと思う。しかし、随分と私が知ってる文明より発達してるな…って思ったよ。自然はどこに消えたんだ。

 

朝、目が覚めたら先生からメールが届いてたので折返しの電話をかけた。昨日書いた居眠りについてのことだった。きっとまた怒られるんだろうなぁ。

 

いっそのこと「自己管理ができていない人は連れていけません」って言ってくれれば卒業するためのラストのチャンスを諦めることができるのに。先生は色々なことがあって厳しく言ってるのはわかるんだけど、私が元々ダメになった時は教材を見るのすら耐えられなくて、教材がかろうじてゆっくりとだけど読めるようになったのも4月で…ってこと覚えてるのかな?

 

しかも、『冗談みたいに「寝ちゃうんですよねー」って相談を受けたことがありました』って、それ…、私真面目に相談したのに…ちゃんと受け取ってもらえてなかったんだってショックを受けた。私、いつもそんなにヘラヘラしてるのかな。真面目に見られてないのかな…?

 

気分が落ち込んだのを紛らわすためにデュエルをしながらラジオ配信した。私が「わくわく大行進」でとどめを刺すと足跡だらけで背中を踏み潰されたと自己申告してくる人とかいてついつい笑ってしまった。

 

ゾークさんを潰そうとか、夢のデュエル界に〈ニビル〉降らせようとかも言ってるし…まぁ、現代デュエルならゾークさんに悪いけどカードのゾークさんは潰せるだろうなぁって想像する。そういえば夢の中でまだ〈ニビル〉を見たことがない。存在しないのか、それとも『危険指定カード』なのか。どちらにしてと現れたらヤバそう。

 

楽しかった配信が終わって落ち着いたら、また勝手に涙が出てきて悲しくなる。ラジオ配信中はその悲しさを感じなかったのに。私はこれからどうしたらいいんだろう。

 

 

【百六十一日目】

旅の仲間が一人?増えた。と、言っていいのだろうか。

顔が半分機械の人とキャンプしながら旅をしていて夜にうたた寝した時、千年リングは持ってないはずなのに盗賊王さんが現れたので…起きて早々魔力を込めながら指輪という形で闇のアイテム(仮)を作ったんだ。金属ではなく糸を編んだものだし、闇の力全然宿ってないけど。

 

闇のアイテムなリングではないけど、指輪もリングだしセーフだよね?

指輪を作る際に盗賊王が入るイメージで編んだからちゃんと盗賊王の器になってくれたみたいで、私にしか見えてない幽霊状態だけど表に出れるようになったみたい。ゲームやってないときの盗賊王さんって保護者感ある。

 

今日、病院行ってきてお医者さんに先生に「眠くなる副作用のない薬に変えられないか、もしくは服用をやめられないか」と言われたことを話したら「それは無茶難題だ。急に薬は変えられないし、いきなり中断することもできない」と返された。そりゃそうだよね。私は薬を飲んで安定して勉強しているんだし。薬を変えたとしても副作用なんて防ぎきれないし、薬を辞めたらまた精神が安定しなくなってしまうもん。

 

とりあえず、話し合った結果。3種類のうち一日3回飲んでる薬をまずは一週間、昼間の分を飲まないで過ごしてみることになった。今、残ってる薬が飲み終わってからだけど…。大丈夫かなぁ…、あの薬飲み忘れた時、そわそわイライラして落ち着かなかったんだよねぇ。

 

気分が落ち込んで何度も何度も同じ話をしてしまう。家族から「もう、その話はやめて」って言われても静かにしてると気分が落ち込み続けるからどうしても同じ話をしてしまうんだ。もう何日かすれば落ち着くと思うんだけど…、楽しかったことが楽しくなくなるこの状況がつらい。明日は少しでも気分が晴れてるといいな。

 

 

【百六十二日目】

今日の夢は「まじでふざけんな!」って叫びたくなった夢。

機械兵みたいなヤツが今日は多く彷徨いていたから隠れながら様子を伺ってたんだけど危険を知らせる鈴の音が聞こえて空を見上げたら隕石が落下してきていた。

 

大慌てで眠っていた顔の半分が機械の人をD-ホイールに括り付けて逃げ出したわけだけど、隕石落下の爆発はその周囲にいた機械兵たちをいとも簡単に飲み込んだ。もう数秒遅かったら自分たちも巻き込まれていたと考えるとゾッとする。そして、更地になった爆源地を遠目で見たら隕石と思われる物体から謎の生命体が出てきて「あれはヤバい…」って本能的に感じた。恐怖というか、圧力的に。あれはたぶん…落ちてくるときに爆発に巻き込まれた数百の機械兵たちの力を取り込んでる。今の自分じゃ太刀打ちできないな。

 

昨日、病院で貰ってきた薬を飲んだら気分が少し楽になった。前回もらった薬と今回の薬、本当に違うものだったみたい。パッケージも色もそっくりだったし、薬剤師さんも何も言わなかったからいつものだと思って気が付かなかったよ。

今回の薬剤師さんが「補充できたので元のお薬に戻しときますね」って言われて私も母もハッとしたんだ。前回激混みだったからたぶん薬剤師さん説明し忘れたんだと思うけど…ここまで薬の効き目が違うとなんか怖いなぁ。

 

でも、これを先生に報告したら「なんで自分が飲んでる薬もわからないの!?」って怒られそうなんだよなぁ。知らないふりしとこ。

 

まぁ、それでも気分は落ち込んでるんだけどね。一度落ち込むとなかなか回復しないから困るよ。

 

 

【百六十三日目】

私が顔の半分が機械な男の人とともに美雨だった男性のいる施設にどうにかして帰ってきたら、どうやらこちらが説明するまでもなく状況を理解しているようです心配しつつも深刻そうな顔をしていた。

 

とりあえず、施設に近づいてくる気配はなさそうなのでしばらく観察することになった。それと同時に私と美雨は一度、クリスタリアの様子を見にカプセルを使おうって話になった。現在調整中。

 

薬が元に戻って2日目。昨日よりも気分が楽。

それでも落ち込んだ気分はなかなか治らないなーって感じだ。この調子だと明日には普通のテンションに戻ってそう。なにせ睡魔が戻ってきてだいぶ眠れるようになってきたから。

 

あんまりにも寝すぎて怒られたけどね。

 

マスターデュエルでドラゴンメイドのラドリーのメイトが出たらしい。ドラゴンメイドのストラクチャーデッキも出たんだっけ?ドラゴンメイドは人気だから喜ぶ人はかなり嬉しいだろうなぁって想像。

 

私、買うかどうか悩むなぁ。明日考えるか。

 

 

【百六十四日目】

カプセルが使えるまでの時間を稼ぐために結界を張ることになったんだけど、開発中の扉(時を飛べるようにするやつらしい)から志代とユベルか出てきた。どうやら、クリスタリアから未来(?)に扉を繋げたらしくそこを通って探しに来たらしい。

 

せっかくクリスタリアに繋がっているんなら未知の生命体が出現してしまって危険なこの場所よりも『一旦、クリスタリアに避難してしまったほうが良いだろう』ということで結界の陣を急遽切り替えて施設丸ごと封印術で封じてコンパクトサイズにしてクリスタリアに生還したと思ったら扉は閉じてしまった。施設とか眠ってる人々とかはクリスタリアに連れてきたけど…どうなるかなぁ。

 

尚、クリスタリアの状況についての現実逃避をするため「助けに来てくれるなら誰が来てほしい?」という話題が出て私と志代は口を揃えて〈三沢大地〉と答えたので色々盛り上がった。たぶん、美雨が言ってた「私が知ってる歴史の三沢大地と違います!」はアニメか漫画の三沢大地なんだろうなって。

 

今日、目が覚めたのは10時30分。目標の時間には起きられなかったけどだいぶ早く起きられたと思う。家の手伝いするには時間が遅すぎるし、でも学校に行く準備をするには早すぎると思ったので軽く教材を読んでた。頭には入ってない。

 

午後の授業まで暇だったので夢の話題に出てた〈三沢大地〉についてツイッターで呟いてた。「私が悪役だったら中心核である十代は積極的に取り込むか潰すかしたいけど、三沢は頭脳が凄いから手が出しづらい。チャンスがあったらこちらの陣営に引き込みたいけど隙がない!下手に手を出したらこちらが潰される!」とか「一度の敗北以来負けなしのデュエリスト」とか「一人の女を愛し続ける男の中の男」とか色々。

私、アニメであったらしい全裸で走り回るってのほうが気になるんだが。なにがあったのアニメの三沢。

 

配信していると日記の更新時間過ぎてしまうからラジオ配信前に日記を更新しようと思う。昨日とかログインしてないからわからないけどたしか〈ふわんだりぃず〉がとうとう出たんだっけ。強いって噂だからちょっと怖いなぁ。最近、シルバーも強いからなぁ。今回、ゴールドに上がれるかなぁ。



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26週目 夢の話ばっかり

【百六十五日目】

クリスタリアの内部…と、言っても入り口とは反対側の壁に面した場所に存在するスラム街みたいな場所に潜伏することになった。塾が解散された後、行き場をなくした志代が住んでいたトタン屋根の建物に押しかけることになってしまった。7人もいるとかなり狭く感じる。美雨と私は明日にも「自分たちが住んでいたアパートに行こうか」って話をしていたのだが…、ふと思い出したのは美雨も私もキャラクター?を使ってないから部屋が開けられないということだった。

 

でも、なんか志代曰く「倒れたゆうかの体は病院に入院してる」とのことだったのでもしかしたら鍵開けられるのかな?

 

今日、起きた時間は10時30分。起きたい時間は6時前後。

なかなか早起きがうまくいかない。むしろ、眠い。

 

眠いなーって思ってたらヒラヒラと白いワンピースの端が目に入った。もしかして、眠いのは彼女が現れてるかもしれない。消えたと同時に眠気消えたし。

〈フォーチュンベル〉から〈ベル〉と取って呼んだら喜んでた。スタンドとか、精霊とか、守護霊とか見える人にはバラバラな名称で呼ばれてるけど〈白いの〉よりは良いかなって。

 

少なくとも喜んだり悲しんだりするってことは自我はあるんだろうなぁ…鈍い私でも察しがつく。自由に召喚したり、戻したりすることができたら眠気なくなるのかな?気まぐれに出てきて消えたりしてるけど…。制御できる気がしないな…。そもそもベルは何ができるんだ?本人も首を傾げてたけども。

 

午後の予定を全キャンセルして先生からの電話を待っていた。結局、電話もメールも来なかったわけだけど…。忙しかったんだろうなぁってことはなんとなく想像がつく。先生、忙しいと予定忘れがちたし。でも、頭で理解していてもムカつくもんはムカつく。

 

倒れる前はこんなことじゃムカつかなかったんだけどなぁ。短気になった?とりあえず、私の時間を返してほしい。

電話がかかってくるっていう時点でかなりのプレッシャー感じるのよね。ずっと緊張状態だったから疲れたよ。

 

 

【百六十六日目】

スラム街で食べられる野草を集めたり、物々交換で食材を入手していたら路地の影から怪しい男性に「デュエルをしないか?」と声をかけられてゾワッとしたからその場を全力で逃げた。だいたいこういう勘は外したことがないから逃げれば大丈夫だと思ってぐるっと遠回りをして、寄り道をして帰ったら志代がデュエルをしているのが遠目で見えた。しかも、私が逃げた怪しい男性とデュエルしているようだった。

 

どうやら私が怪しい男だと思ったデュエリストはモンスターを実体化させる能力と、モンスターの感じている感覚をプレイヤーに共有させる能力があったらしく志代はとても卑猥なデュエルをさせられていた。元男性でも卑猥なことに耐性がなかったみたいで志代は気がついたらデュエルに負けていた。ユベルは大事な恋人…、でいいのかな?大事な人を卑猥な目に合わせた怪しい男デュエリストを呪い殺しそうになっていたから(一度逃げてしまったけど)今度は私から闇のゲームに誘うと気持ち悪い笑みで了承されたのでゲームを行った。デュエルではなく、ルールでの縛りが存在しない実体化したモンスター同士の潰し合いで。これは私が得意としているものだから余裕だった。

 

敗者には罰を。ということでユベルに「殺さない程度でお任せ」したらひたすら精神崩壊させて修復して、精神崩壊させて修復して…という拷問が繰り返されていた。志代がストップをかけるまで永遠と。

 

尚、私が逃げたから志代にそんなデュエルを受ける羽目になったという事実を知ったユベルに祟られそうになったので咄嗟に攻撃してしまったわけなんだけど…ユベルってダメージを反射してくるのね。めちゃくちゃ痛かった。

 

今日、起きたのは朝7時。まぁ、木曜日は早く起きる日だから起きられるだろうと思ってたけど起きられてよかった。ちゃんと朝ごはんを食べられたよ。ちなみに朝ごはんは明太子ごはん。おいしかった。

 

お昼ごはんの時間。先生から突然電話がかかってきた。

あの…、先生…。私「電話をかけてくるのはいつになりますか?」って昨日のメールに書いておいたし先生も「薬の変動がないのであれば電話はしません」ってメールで返事してきたよね?なんで電話するの?

私、まだ数年前の電話事件から着信恐怖症治ってないんですけど。勘弁してよ、心臓が止まる。心臓バクバクやべぇの。怖いから音もバイブレーションも消してミュートなのに。先生、このこと知ってるはずなんだけどなぁ。

 

夕飯後、ユーチューブでホラー系動画を見てた。

私的には怪談話よりも着信のほうが怖い。話し程度なら怖いの大丈夫だから楽しんで見てた。ちなみにホラーゲームはビビリ耐性ないのできっとやるとしたら悲鳴だらけになるんだろうなぁって予想。びっくりさせるのはだめだと思います。

 

 

【百六十七日目】

ユベルが志代の世話をしていたようだったけど、受け答えには問題がないようだけど男性に対して震えが止まらないようだった。私以外が男性の現状、非常にまずい。どうにか解決策がないかと考えていたところ、男性陣は別の住居に移転することが決定した。(私が考案した全員女装は全力で却下された)

志代はすごく申し訳無さそうにしてたけど、こればかりは仕方ないと思う。志代は元男性だから余計に怖かっただろうし

 

今日は眠気が取れないと思ったら天気が雨だった。やっぱり、天気が悪い日は眠くなるんだなぁって。早く雨が明けるといいなぁ。

 

私のフォロワーさんが今日初めて配信にチャレンジするらしい。とてもたのしみだ。夢のこととか、マスターデュエルのこととか色々気になるしワクワクする。

 

そういえば新しいイベントの予告が出ていた。今回はエクストラデッキ無しのデュエルだって。メルフィーも堕天使も封じられちゃった。なんにも思いつかないし今回はレンタルデッキかなぁ。

 

ラジオ配信を聞いていたらその人はラスボスラッシュになってるらしい。結構、理不尽な目に遭うようで大変そうだ。私は色んな人に今仲間になってる人の特徴を伝えたら主人公の敵だった人が仲間になってる可能性が高いそうで羨まれた。

 

とりあえず、ニビルは降ったら困ります。

 

 

【百六十八日目】

今日の夢ではD-ホイールで街に買い出しに行っていたら突然精霊の光が立ちふさがってきて「なんだ!?」と思ったら私がリアルで『ぽっちゃりお腹のヒヨコにみえなくもない』と言っているモンスターが突然現れて顔を近づけてじぃ…っと見つめてきた。音も発しないし、ただただ見られている。隙がなくて逃げられそうもなかったから見つめ合う時間がただただ過ぎていっただけの夢。しばらくするとスッと消えていったけど何だったんだろう。

 

目が覚めて、あのモンスターの名前を思い出そうとするけどなかなか思い出せない。〈宣告者〉なのは覚えてるんだけど、ツイッターに呟きつつ検索するか…。

 

思い出した。〈崇光なる宣告者〉だ。読みがなは忘れたけどそんな名前だった気がする。しかし、なんでそんなモンスターが私の目の前に現れたんだ?もしかして…要注意人物に挙げられてて見逃されたのか?

 

今日の配信も楽しかった。すぐにニビルを降らせようとしたりホープで襲いかかってこようとする人とか、同じく夢を見始めて悩んでる人とかの話しを聞いたりするのとっても楽しい。日記に名前を出していいのかな?って悩むんだけど一応念の為に伏せとこうと思う。

 

とりあえず、ニビルはやばいから勘弁願いたいし。同じく夢を見ている人のボスラッシュデュエルも大変そうだ。私の状況とどっちがマシかな?って思うけどたぶんどっちもどっち。

 

【百六十九日目】

なんとなく呼ばれている気がして歩いて街を散策していたらいつの間にか大通りなのに人っ子一人いなくなっていた。夜でもそんなことにならないのに昼間になるなんて珍しいなぁって思いながら呼ばれているような気がする方向へと歩いていくとそこには黒いローブを着た半透明の人物が二人じっとこちらを見つめていた。

 

「私を呼んだのはあなたたち?」と聞くと頷き、無言でカードを差し出してきた。「なぜ、私に?」と問いかけると『もう…嫌なんだ。この世界にいるのが。帰りたい』と涙を溢しながら掠れた声で伝えてきた。おそらく、夢に囚われたまま現実で死んでしまった人か、現実と夢が完全に絶たれてしまった人だったんだろう。

心残りがなくなれば開放されるのは知ってたからカードを私は受け取った。光の粒になりながら『ありがとう』と天に上っていく彼らの姿を見届けて私に託されたカードを見るとそれは───〈地縛神クシル〉だった。

 

あんまり良くないものもらったな…。でも、精霊の意思は感じないからデュエルには使えるけどただの紙切れみたいな状態なんだろうなって。私が小さく実体化させたブラックフェザー・ドラゴンがなぜか〈クシル〉のカードをつついてるのは可愛いと思う。

 

今日は早く起きられたけど、眠い。これはこれで早く起きすぎたのかもしれない。普段、10時くらいまで寝てて6時だもんなぁ。そりゃ眠いか。寝れたらもう一眠りしちゃおうかな。

 

普通に寝れたけど、寝すぎた。起きたら12時過ぎてたし、笑っちゃうよ。しかし、夢の中で私が「私は通りすがりの魔法使いさ!」って言ったら『30代にも、男性にも見えないな…』ってスリを追いかけてた警察の人に言われて「私は30代でも男性でもないよ!!見てわかるでしょ!!」って返したんだよなぁ。何を勘違いしてそうなったんだろう。

 

今日は私の配信じゃなくて、別の人の配信にコラボしてた。視聴者さんの一人がいつも『ニビルを降らせる』とか言ってくるから心の中で〈ニビルさん〉って読んでたんだけど…うっかり「ニビルさん」って呼んじゃった…。『せめてホープさん』にしてくれって言われたけど〈ホープ使い〉はたくさんいるから…別の名前考えようかな…。

 

 

【百七十日目】

現在拠点としてるスラム街のような地区からD-ホイールを走らせて街を散策してしばらくしたら見覚えのある公園に辿り着いた。私と美雨が住んでいたアパートの近くにある公園だった。ここへ着けばアパートへの帰り道はすぐにわかるな…って自販機でジュースを買って飲んでいたらデッキからラビィが飛び出して突撃してしまったのでそれを追いかけたら真都くんがいた。

 

以前はデュエルディスクをわかるところに着けていたのに隠しているようだったから聞いて見ると「デュエルディスクをわかるところに身に着けていると最近不審者に襲われる」とのことだった。でも、話してるうちにデュエルをしたくなったので二人でデュエルすることになったんだけど、やっぱり同じようなメルフィーデッキでも担い手次第でデュエルの仕方が違うなって思った。ちなみに私が勝ちました。

 

今日、ずっと考えていたのはマスターデュエルのイベントではどんなデッキを使おうかということだった。一応、「レンタルデッキでデュエルしよう」とは考えているんだけどなんとなく「せっかく夢でもマスターデュエルでも持ってるんだし、このカード使いたいなぁ」ってカードがあるからちょっと悩む。でも、このカードを使っちゃうと〈ブラックフェザー・ドラゴン〉が…拗ねはしないけど癇癪起こしそうな気がする。私の〈ブラックフェザー・ドラゴン〉は幼いから仕方ないね!

 

ふと、夢のことで思ったのがカードの一部がアニメ効果持ちになったらなかなかやばいんじゃないかってことだった。真都とのデュエルではどうにかデュエルで使えないかと魔法を駆使して〈古狸三太夫〉をカード化して使えるようにしたわけなんだけど危険指定カードな〈古狸三太夫〉はアニメにある効果である『No.はNo.でしか戦闘破壊できない』っていう効果付いてるらしいんだよね。

調べたら、〈クシル〉もOCG効果だったからもしかして…カードの精霊が宿ったら〈三太夫〉も〈クシル〉もアニメ効果プラスされちゃうのかな?てか、それ使ったら私、かなり悪役っぽくないか…?

 

【百七十一日目】

昨日、夜ふかししてないのに目が覚めたのは夕方の四時だった。母に「いつまで寝ているの!」という怒号を響かされながら目を覚ましたわけなんだけど夕方まで寝てるならいっそ、夜まで放置したほうがいいんじゃないかって思っちゃうんだ。とりあえず、怒るより体調のこと心配してくれよ。

 

そういえば夢の中の〈地縛神クシル〉に精霊が宿ったみたいでなんとなく〈ブラックフェザー・ドラゴン〉と一緒に小さく召喚したらじゃれ合いをしていてかわいかった。

〈クシル〉は妙に生命力の塊である飴玉と私の血を欲しがっていた。飴玉は一粒あげれば満足するし、血も針でちょっと指を刺したくらいで足りるからとくに問題視することじゃないけど。

昨日までは〈クシル〉に精霊なんて宿ってなかったのになんでかなぁ、って思ったんだけどなぁ…。もしかしたら夢の中で事故に遭ったせいかな?なんて。まぁ、私は夢の中でなら即死級のダメージ受けても目が覚めるのが遅くなるくらいで…ってあれ。もしかして夜ふかししてないのに夕方まで寝ちゃったのは事故が即死級ダメージだったってことなのか…?

 

そういえば今日からエクストラゼロイベント始まるんだっけ?デッキ組んでないや。予定通りレンタルデッキかなぁ。



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27週目

更新わすれてまひた


【百七十二日目】

夢の中での私のデッキに〈地縛神クシル〉を加えてみて何回か一人回しをしてみたけど〈クシル〉が引けない。ちゃんとシャッフルしてるはずなんだけど…一番下か下から二番目に沈んでる不思議。ツイッターで呟いたところ『それは〈クシル〉からの思いやりじゃないか?』とのこと。私が〈クシル〉を…というよりも〈地縛神〉を持ってることを他人に知られちゃいけないらしい。バレたら一発で敵認定されて、討伐対象になっちゃうんだって。怖いなぁ。

 

今日はお昼だったけど夕方までは寝ずに済んだ。マジで昨日のは何だったんだろうって思う。疲れてたのかなぁ。体調悪かったのかなぁ。体調の悪さ的には今日の方が酷い、目が覚めてからずっとお腹痛いんだ。お腹冷やした?

 

今日は気まぐれで唐突に配信してみた。それでも集まってくれる人がいて私は嬉しい。

私はまだまだデュエルは弱いから少しでも多く対戦しつつ知恵を絞ったほうがいいかなぁって思って始めてみたんだけど『ワンパターン』と指摘されたり『森の聖獣を使ってみるといいよ!』とアドバイス貰ったりした。

ワンパターンなのは、なんとなくわかるわ。私、基本的に〈団結の力〉で火力上げて殴ってばかりだし。夢の中のもう一人のメルフィー使いである真都くんみたいに〈獅子王アルファ〉とか〈アーゼウス〉いれてるわけじゃないし。難しいなぁ。

 

 

【百七十三日目】

美雨に預けているはずの〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉が唐突に誰もいない部屋で話しかけてきて『貴女、最近様子がおかしいのですけど…子猿でも拾いましたか?』とピンポイントで言ってきてヒヤッとした。私は「…子猿?猿なら〈ファイターズエイプ〉は持ってるけどそれ以外心当たりはないな」と答えるとふっっかぁいため息を吐かれてしまった。ツイッターでそのことを呟くと『明らかにバレてるだろ』とか『正直に話して謝れ』とか言われたけど特に責められる様子もないので一旦置いておくけど『貴女は昔から変わりませんね』と言われて私が覚えてない過去の私についてちょっと…いや、かなり気になった。ただ『デュエルが不得意だけどデュエル好き』とか『不器用でワンパターン戦法を取りがち』とかは聞いたな。

 

あと、なんか白服の集団と黒服の集団は〈精霊のミコ〉を探してるみたいだ。巫女なのか御子なのか神子なのかは未だにわからないけど「あと二人が見つからない」って言うことは確実にその〈精霊のミコ〉とやらは3人以上いるんだろう。〈精霊のミコ〉ってなんなんだろう。

 

今日は眠気を払うのに苦労したけどなんとか朝ごはんが食べられるくらい早く起きられたけど…ねっっむい。とりあえず、薬をちゃんと指定された時に飲めば精神も安定するんだな…って。明日も早く起きられるといいな。

 

明日、早く起きられたら〈モンハン〉の追加ダウンロードコンテンツを購入しようと思う。ちょっとお高いけど、やってる人多いみたいだし私も混ざりたい。勉強が目標まで終わったらのご褒美でやるようにも丁度いいと思う。

 

今日はフォロワーさんのラジオ配信に行ってきた。デュエルしてるとついつい集中しちゃって配信が切れてコラボが終了しちゃってるのに気が付かなかったりコメントの読み逃しをしてしまう。ちなみに、今の私のデッキには夢と同じように〈クシル〉を入れてみた。呼べたらいいなぁ程度に入れてるけど中々条件が整わない。

 

あと、やっぱりサレンダーされるのは嫌。トドメをキッチリ刺されるか、トドメを刺すかしないと不完全燃焼になってうだうだしてしまうんだ。家族に煩い言われて悲しい。

 

 

【百七十四日目】

現在の時間は午前一時。

なんかとても嫌で変な夢を見た気がする。しかも、泣いてた。色々混乱してて頭が回ってないんだけど黒い巨人をひたすら殴り続けてたような気がする。エンシェント・フェアリー・ドラゴンが何か言ってたけど止められなくて、なにかが破壊された音とともに黒い羽に包まれて眠って───現実に戻ってきた。意味わからん。わかるのは夢で感情に飲まれて暴走したってこと。未だに涙が出てくるから、眠気が覚めてしまうけど一度顔を洗って落ち着いてからホットミルクでも飲んで寝直そう…。寝れるといいな。

 

一度寝て混乱が解けたんだと思う。だんだんと夢のことを一通り思い出した。そして、同時に「やらかしたなぁ」って思った。長くなるけど書く。

 

私は真都とともに情報収集のために街を散策してたんだ。〈精霊のミコ〉とか黒服や白服の行動とか他の仲間の所在とか色々気になったことがあったから。でも、散策しても特にこれといった情報があつまらなくて「そろそろ帰ろうか」って話をしてたとき、突然空気が重苦しく変わって『何かがおかしい』って状況を理解しようとしたら隣にいた真都が倒れてきて、息をしてなくて、周りに助けを求めようとしたら周りも同じような状況で、立っているのが自分だけだと気が付いてパニックになったんだ。

 

同時にしばらくなんの反応もなかった痣が突然焼け付くように熱を発し始めて、まだ再会してないスターダストの担い手のカズトが危機的状況に陥ってるって気がしたんだ。真都の側を離れて助けに向かうか、その場に留まるかで迷ったんだけどなんとなく街の現状はカズトのいる場所にあるような気がして急いでD-ホイールで走ったんだ。

カズトがいるだろう場所に近づくにつれて見えてくる巨大な黒い巨人。もしかしてあれがクシル以外の〈地縛神〉なのか?って更にスピードを上げてその場に辿り着いたんだけど…、私が目にしたのは無防備な状態になってしまっているカズトが殴り飛ばされて宙を舞った瞬間だった。カズトのライフは殴り飛ばされた時に0になっていたようでデュエルフィールドが解除され慌てて受け止めるけどその体は力が入ってなくて、声をかけてもピクリとも動かなくて、真都や街の住人たちと同じように魂の気配が感じられなかった。

 

───魂が、奪われてる。

そう理解したときには私は泣き叫んでいて、「お前が殺したのか」とカズトと敵対していたデュエリストに敵意を向け、抑えきれない怒りがあった。そして、同時に顕現したままの黒い巨人を殴りつける感覚があった。

私はただただ「返して」って、「許さない」って、泣いていたけどその間ずっと殴り続ける感覚と大きな振動が響いていた。

 

ずっとずっと泣き叫んでいたら精霊の光が飛んできて、どこかで聞いたことのあるような声が聞こえてきたんだ。「もうやめなさい」って、だけど怒りも悲しみも止まらなくて光が蝶のような竜の姿を取り、優しい光とともに何かが壊れる音が聞こえて、急に力が抜けて眠くなったんだ。そしたら、黒い羽が私を後ろから包み込むように現れて、蝶のような竜。エンシェント・フェアリー・ドラゴンは「今はお眠りなさい」と言ってきたのは覚えてる。

 

これが夜中一時までの記憶。

そして、朝七時頃に目覚めるまでに見てた夢は…、なんというか。私はもふもふに抱えられながらメルヘンチックな森にいた。『なんだろう、このもふもふ』と思ったら優しく微笑む〈メルフィーマミィ〉。周りにはラビィやパピィなどの小さなメルフィーたちが心配そうに私を見ていた。

 

「なんで、私はメルフィーの森にいるんだろう?」って混乱した頭を整理させつつ状況把握に努めていたら光の粒。

エンシェント・フェアリー・ドラゴンが目の前に現れて「今の状況で貴女を人間界に返すのは貴女にも仲間たちにも危険だと判断しました。状況が落ち着くまで此処に居てもらいます」とそれだけ言われて消えてしまった。

『やっぱりここは精霊界なんだ』と思いながらメルフィーたちからこっそり距離を取ってから力を使って人間界に戻ろうとするものの何故か使えない。精神を研ぎ澄まして調べてみると色々と封じられてて、ほとんど何もできなくなっていた。

 

メルフィーたちは私が人間界に帰ろうとしたことを察すると勢いよく突進してきてしがみついてもみくちゃにしてくるし、しばらく精霊界にいるしかないかもしれない。と、いうのが今の現状だった。

 

昨日、『明日早く起きられたらモンハンを買う』って決めてたので宣言通りちょっと高かったけどモンハンのダウンロードコンテンツを購入。遊ぶのが楽しみだ。でも、そろそろ勉強もしなくちゃいけないから程々にしなきゃいけないね。

 

今日は私の配信ではなくフォロワーさんのラジオ配信に遊びに行ってた。近いうちにTRPGをして遊ぼうって約束をしたあと、夢の話をしたり、マスターデュエルでデュエルして遊んだ。やっぱりみんな強いわ。

 

文章読む練習してるけど全然頭に入ってこないのは悩みどころ。無闇矢鱈に〈わくわく大行進〉しちゃいけないのはわかってるんだけどしちゃうんだよねぇ。結構痛い目みる。

 

 

【百七十五日目】

なんか、昨日から〈メルフィーマミィ〉に捕まっては抱えられて無理矢理寝かしつけられる。ふかふかもふもふで、暖かくて、おひさまの匂いとメルフィーの森特有の甘い匂いに包まれてそのまんま寝ちゃうってのを繰り返してる。夢なのに。

私が走ったりしようとするとすぐに捕まえてもふの上に乗せられちゃうんだよね。でも、フルーツを食べたり砂糖菓子を食べたりするのは問題ないみたい。安静にしてろってことか。

 

土曜日って認識をしていたから起きるのがお昼近くになっていた。まぁ、土曜日はだいたいいつもそうだからいいかなって。

 

今日は冷房かけていても暑くて、てっきりお昼ごはんは食べやすいものになるのかな?って思ったらまさかのカツ丼。色々重いよ。

 

マスターデュエルを起動して、エクストラゼロイベントに挑むけどやっぱりレンタルデッキ多いなぁって印象。まぁ、私もレンタルデッキで挑むつもりだったからみんなそう考えるよねぇって思いつつ、ふわんだりぃずと長期戦する。長期戦するとサレンダーされるんだ。悲しい。

 

てか、クシルさん出ないんだけど!!

 

デュエルが疲れたからちょっと休んでからキャラクターシートの設定を考えてた。技能と職業と噛み合わせた設定にしないと…って考えながらやってたけど頭から湯気でそうなくらい悩んだ。私は頭悪いのよ。

 

 

【百七十六日目】

今日もまた〈メルフィーマミィ〉に抱えられてフルーツと砂糖菓子を食べる時以外は眠っていた。たまに目を覚ますときに偶然〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉と〈メルフィーマミィ〉が話しているのが聞こえたけど「回復力を高める分、眠気を誘うお香を焚いている」とのこと。もしかして、回復すれば眠らずに済むのかな?って思うけど眠気を感じることなく眠ってるからこの状況が改善できるかはわからない。

 

エクストラゼロイベントって、エクシーズモンスターである〈わくわくメルフィーズ〉や〈三太夫〉が使えないから私が挑むと毎回長期戦になるのよね。レンタルデッキばっかりだし…結構疲れる。自力でデッキ組んだ人とデュエルしてみたいけど…少いんだろうなぁ。

 

今日はラジオ配信に参加しながらTRPGに参加した。ダイスの出目が酷くてファンブルがたくさん出るしゲームマスターが困惑するほど謎に難易度が高くなっていた。

ゲームマスター曰く難易度は簡単らしいんだけどダイスの女神が黒い笑みを浮かべていたっぽい。危うく探偵さんロスト案件だったし、放浪者二人組が異様に戦闘強いしオーバーキルしてるし笑った。敵がすごく可愛そうになるのは珍しいと思う。

 

 

【百七十七日目】

夢の中で僅かに目を覚ましたとき、私はここ数日感じていた匂いと感触が違うことに気がついた。甘い匂いもしないし、ふわふわもしてない。ただ、抱えられてるのではなく背負われているということだけが理解できた。

ぼんやりとして、眠気が振り払えないままの頭で此処はどこか。この人は誰だ。と考えるけどわからない。

覚えているのは「もう大丈夫、妖精竜の目は届かないよ。」「憎らしいことに小動物はついてきてしまったけどね。」「貴女を封印なんてさせやしない。僕が、僕たちがきっと守るから」と言われたことだけ。妖精竜は〈エンシェント・フェアリー・ドラゴン〉のことだろうか?それに封印ってなんのことだろう?わからないことだらけのまんまこの夢は途絶えた。

 

今日、唐突に先生からメールがあった。また面談をしたいと事。しかも、実習課題ももってこいと。

心配してくれてるのはありがたいけど、ここ数日体調安定してなかったし、実習課題よりもテストのほうが近かったからテスト勉強してたよ…。ちょっと放っといてほしいっていうのは私のわがままだろうか。

 

今日のラジオ配信はモンハンをやりながらの配信だった。いやぁ、私迷子になりすぎて笑っちゃう。助けに来たはずが足引っ張ってるし私いる意味あるのかな?とりあえず、ラージャンは嫌いだ!!!

 

 

【百七十八日目】

夜中の1時過ぎ、夢の世界で紫色の吐血をしたことにびっくりして目をさます。私、いつ絵の具みたいなの食べたんだろ?とか暗すぎて見間違え?寝ぼけてた?とか色々考えてた。マジで紫色に血が変色するってなんなんだろ。

 

ずっと誰かに背負われて移動してたわけだけど目的地についたみたいで、降ろされたのはいいんだけど紫色の吐血が問題あったみたいで白髪の人が私の目を覗き込んだと思ったら地下牢で鎖に繋がれて…そこで意識を失った。

 

夢の中の夢の世界って言えばいいのかな?

そこにいたのは綺麗な青かった目を不気味で爛々とした赤い目を光らせる、黒い吐息を苦しそうに吐く祈願竜だった。私を見た瞬間、襲いかかってきて怖かった。これは…次寝た時も同じ状況になると思う。

 

今日は朝から雷がなっていてその音で目が覚めた。朝からなんて珍しいなって思う。天気が悪いせいですごく眠いのは困りもの。

 

母よ、イライラしてるのはわかるけど「いつまでも寝ていられて羨ましい限りだよ!!」って私に当たるのは止めてくれ。私だって規則正しい生活をしたい。

 

そういえば昨日あたりのお知らせかな?マスターデュエルでランクに影響せずにデュエルできるフリーデュエルが新しく追加されるらしい。いつも使い慣れた〈メルフィーデッキ〉ばかり使ってるけどこれでいろんなデッキを実験しながら使えるね!ってわくわくする!使いやすいけどもっと私に使いやすいように〈堕天使〉を改良加えたいし、〈BF〉を理解深めたいし、盗賊王から勧められた〈アルカナフォース〉なるデッキも遊んでみたいし…!!やりたいことがたくさんだ!!

 

ツライことは書きたくない。忘れるために初手からルームデュエルしよう。そうしよう。



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28週目 エアコン壊れた

【百七十九日目】

今回の夢も祈願竜の対峙していた。前回みたいにいきなりじゃなかったから周りの光景や祈願竜の姿を見ることができたけど…たぶん、私が祈願竜と対峙しているその場所は神殿が建つ前の私の住む孤島だ。私と祈願竜は森の奥にある泉にぽつんと浮かぶ小島にいた。

 

昨日はどうすればいいかわからず混乱していたがとりあえず、声をかけて正気に戻るのを祈ったけどよく考えたら祈願竜は私の半身みたいなものでその担い手が私なんだから声をかけ続けても意味ないような気がする…。とりあえず、ビーム(ブレス)は止めてほしい。

そういえば祈願竜はお人好し故に鱗も肉も骨以外のすべてを人々に分け与えて死んだ竜のはずなのにツギハギだらけの毛皮を纏った姿ではなくちゃんとドラゴンらしいドラゴンの姿をして暴走している…。これはどういうことなんだろう。

 

今日はカウンセリングの日だった。

カウンセリングで凄いなぁって思うのは愚痴愚痴言っても泣いても治らなかった気分の落ち込みが一気に解消するってことだと思う。それでも、まだ気分は落ち込むし急にくるときもあるけど多少マシになったから受けてよかったなって思うんだ。

 

次回受けるかどうかはまだ未定だけど。

 

今日のラジオ配信面白かった。私は観戦してたんだけど対戦している人が似たデッキを使ってて「ゾーン」とか「ゆーせー」とか呼び合いながらデュエルしてる様はなかなか面白かった。たぶんアニメキャラかな?最後はゾーンて呼ばれてた方のデッキ切れで勝負ついたけど…なかなか長かった。あれが泥沼?

 

 

【百八十日目】

祈願竜と対峙して、自分が理性を握っていることに昨日気がついた私は今回、祈願竜に語りかけるのではなく自分の支配下に戻すために強く強く念じつつ攻撃を避けてを繰り返していた。

初めはなかなか集中できなくて攻撃が当たりそうになっていたが次第に強く念じることに成功して白く神々しい祈願竜に姿を戻していった。やっぱり、自分の一部だと認識することが重要だったらしい。

 

そして、祈願竜の暴走が終わって表に出ることができてホッとしたのは良いんだけど誰かにそれを知らせる前に牢獄の影が蠢いて人の姿ではない混沌さんが現れて、私に「面白そうなゲームが出来たから実験させてよ」と強制的に転移させられた。実験の内容は『呪術廻戦の世界に酷似した世界でハガレンの錬金術を術式で持たせたら』ということだった。

電子レンジみたいな能力の呪いの塊に突然チョークを持たされただけで「殺し合いを始めろ」なんて無茶苦茶だ!私は呪術廻戦の知識もハガレンの知識もなくて、錬金術って手をパンッて合わせて地面にバッと手を付けば使えるとばかり思ってたから使えなくて焦った。電子レンジみたいな能力のヤツは音を発したと思ったら爆破してくるし怖かった。たぶん、どちらかが死ぬまでは実験は終わらないんだろうなぁ。

 

今日、妹が体調を崩して私が家の手伝いをすることになった。まぁ、そこまで忙しくなかったけど…早く妹の体調治るといいなぁ。妹曰く「今回は偏頭痛じゃないぶんすごく楽ではある」って言ってたけど頭痛は頭痛だからかなり痛いんだろうなぁ。

 

夕方頃からずっと雷がなっている。「配信します」って告知だしたけど雷鳴ってる間は配信できないからどうしよう。もしかしてキャンセル?

 

雷が止んで、どうにか配信開始できたけど今日はサーバーエラーがとても多かった。だから、昔の夢の話をいっぱいした。

 

大結界が張られる前は黄色いレインコートを着た男の子っぽい何かがいたり、フェニックスが「死にたい」と願うほど体を焼き続ける炎が発生したり、海に出てくる不気味なタコのこととか、私に魔法を教えてくれて不思議な銀色の鍵をくれた虹色の葡萄のこととか。

とりあえず、みんなの反応からしてヤバいことはわかった。ちなみに混沌さんが人の姿を取るときはとても美人な女の人で姿が変われど無理難題をゲームとして押し付けてくることから私が勝手に「カグヤ」と呼んでいることも話した。

混沌さんが〈ニャル様〉〈ニャルラトホテプ〉なる存在じゃないか?って話題が出たけどなんだろう。猫か何か…な、わけないね。後で調べておこうと思う。

 

クトゥルフってゲームの神話生物?っていう存在の一体らしい。まぁ、混沌さんがヤバいことは認める。

 

ニャルラトホテプはまぁ…検索して出てくるのがクトゥルフ関連だから間違いないんだろうけど〈ドリームランド〉で検索して出てくるのが遊園地なんだけど…。これ、たぶん私が探してるやつじゃないよね。少なくとも有名なネズミさんのテーマパークは探してるものじゃないことははっきりわかるんだ。

 

 

【百八十一日目】

錬成陣っていうのが描けないと錬金術が使えないって話を昨日のラジオ配信をしている時の話を聞いてネット検索したけどよくわからないまま寝て、夢を見て、電子レンジ能力の化け物と鬼ごっこすることになった。

 

錬成陣はわからないから隠れながら円の中に文字や星を書いたわけなんだけど…正しい錬成陣じゃないからかもしれないけど錬金が構築までいかない。どんなに頑張ってもバラバラに分解することしかできなくて、無謀だとわかっていてもその錬成陣を叩きつけながら化け物にソレを使ったら塵となって消えた。

 

「助かった…」と安堵してたら背後からケラケラと笑う声がして「まさか錬金術をそう使うとは思わなかったよ。いやぁ、面白い実験結果を残してくれてありがとう。また頼むよ」と言う言葉とともに視界が歪み──気がついたら牢獄の中で目を覚ました。しかも手枷足枷はされたまま。時間はそれほど経ってないってことなのかな?

 

今日も母にコップ一杯の冷たい水とともに起こされた。どうやら母は私が寝起きに冷たい水を用意して置けば二度寝しにくいことを覚えたらしい。

 

お手伝いが終わって、買い物に行った時ハンバーガーショップで期間限定のハンバーガーを持ち帰りで注文したんだけど…数が多くてめんどくさいからって母はお会計と注文を私に丸投げしてきた。クーポンとポイント払いだったからいいんだけど…私だって種類バラバラのハンバーガーとサイドメニューの数々を家族分覚えて注文するのめんどくさかったよ!!

 

期間限定のドリンクとハンバーガーはとても美味しゅうございました!!でも、やっぱりバーガーショップで一番美味しいのはポテト系だと思う。ザクザクポテトなバーガー美味しかったな…。また食べたい。

 

映画鑑賞が始まっちゃって宿題するの忘れてた…。まだ期間があるから大丈夫だと思うんだけど…心配だなぁ。それより、変な時間にハンバーガー食べたからまだお腹いっぱいだよ。どうしよう…夕飯まであと一時間しかない。

 

夕飯がラーメンなんて聞いてない!!

なんでみんなハンバーガーを食べた後なのに大盛りラーメンを食べ切れるの?不思議でしかたない。残そうとしたら「えー、もっと食べられるでしょ?」ってうるさくて無理矢理完食した。正直ちょっと気持ち悪い…どれくらいで回復するかなぁ。寝るのが遅くなりそう。

 

満腹感を誤魔化すためにユーチューブでホラー系動画を一人で見てた。なんか、妹がよく見てるんだけど掲示板でのことをどうにしてる有名な人のやつなんだって。怖かった…。夜に見るんじゃなかった…。

 

 

【百八十二日目】

牢に繋がれたまましばらく経ったけど誰も見に来ない。とりあえず、一日は待つつもりで様子を伺ったけど誰か来る様子は全く無く仕方ないから次の夢のときは自分で枷を外して牢から出ようも思う。誰だよ私を閉じ込めたの。

 

昨日の夜から冷房がかかっているのに暑いなぁって思ってたらどうやらクーラーが壊れたらしい。コンセントを抜いてしばらく様子見ても変化なし。業者さん案件だ。

 

父に「クーラーが壊れてしまったので業者さんを呼んでほしい」と頼んだらすっごく嫌な顔をされた。私だってこの時期に他人を部屋に入れたくないし、金銭問題発生するのは嫌だけどそうするしかないんだもん。

 

2時間ほど経ってようやく業者さんに連絡を取ってくれたらしいんだけどいつ来るかはわからないらしい。私の自室はまるで蒸し風呂のように暑くなっていてそんな部屋にいたら熱中症になってしまいそうなくらい暑かった。今日中に直るのいいなぁ。でも、この時期ってエアコン必需時期だから業者さん…忙しいだろうなぁ。

 

日がだんだんと落ちてきてから業者さんが来てくれたけど…、よくわからない状況らしい。父は「おそらく漏電」とは言ってたけど…どうなんだろう。早く復旧しないかなぁ。これじゃあ宿題も配信…ゲーム自体が暑くてできないじゃないか。

 

とりあえず、しばらく妹の部屋(元、私の部屋)に避難させてもらえるようになったけど…。困った状況だなぁ。

 

 

【百八十三日目】

結局誰も来なくて枷を外して自力で牢獄を出たわけなんだけど地上に出るための入口が結界によって閉ざされていたのをちょっと力を入れて破壊して表に出たらそこはどこかの城のような内装で、少し歩いたら王座のような場所に辿り着いた。そこには槍を構えた兵たちと王様っぽい人とか補佐っぽい人もいた。

 

私が正気で出てくるとは思ってなかったらしく2、3言話したら豪華な部屋に通されてそこで休めと言われたので休むことにした。豆のスープはなかなかに美味しかった。

 

エアコンが壊れて二日目。妹の部屋と母の部屋は繋がっているため朝の愛犬との戯れタイムをするために部屋を叩き出される。私が愛犬のパワーに対抗できないし、寝てると邪魔だからということで。

 

まだ眠い。

 

他の家みたいにリビングとかあればよかったのにな。うちにはそういうのないからマジで勉強できない。妹の部屋…机ないし、私の部屋から持ち込むのも無理。どうやって勉強しろっていうんだろう。

 

ちなみに私の部屋の温度は40度を越していた。ゲームとか壊れちゃったら嫌だな。

 

夢を見る知り合いから連絡が来て『あなたに似ているけど、オパール色の目をした銀の鍵を持った魔術師はあなたですか?』と聞かれたので『それは私じゃなくて、私を模した理解不能生物です。絶対に怒りを買うな』と返信した。

 

眠くて寝たけど、私はオパールの目の魔術師にドロップキックなんてしてませんし証拠隠滅記憶操作して帰ってきてたりなんてしてません。

 

エアコンいつ治るかなぁ。自分の意志でしない時は不安にならないんだけどできなくなると不安になるのよね。ゲームの配信もしたいし、そろそろ宿題やらなきゃいけないのに…。

 

 

【百八十四日目】

昨日、オパール色の瞳の私の偽物にドロップキックをした罰として本を貰ったのでそれを読もうとしたんだけど私の知らない文字だった。精神が落ち着いたので盗賊王さんに話しかけるものの盗賊王さんも読み方がわからなかったので頭を悩ませていたらシグナーの痣が唐突に光りだしたので読書は中断。光が示すままに進んでいったら敵意丸出しの王様とエンシェント・フェアリー・ドラゴンが険悪な雰囲気だった。何の話をしていたのかわからないけど…たぶん、私についてだよねぇ。

 

今日の朝も愛犬の開放時間に無理矢理起こされた。いつもはまだ寝ている時間に。早くエアコン治らないかなぁ。私の安眠が妨害されるよ。

 

さすがに暑すぎるのでノートパソコンとスイッチを別室に避難させておいた。室内温度40度よりはコンセントを抜いてタンスの中のほうが安全だろうと思って。学校でも使うから壊れるのは困る!

 

夜、エアコンがかかってなくても少しなら平気かな?と思いながらラジオ配信をしながらモンハンしてたんだけどスマホもスイッチも物凄く熱くなっちゃってダメだった。途中で許可を取って妹の部屋で配信させてもらったけど…うん、すごく迷惑そうだったわ…。

 

 

【百八十五日目】

今日の夢はなんか変。鏡を覗いたら遊戯王のキャラの顔が映ってて、慌てて城を駆けたら城の住人たちもおかしなことになっていた。王様の姿は変わっていなかったけど他の人たちはカードのモンスターに姿が変わっていて…私は千年リングを首から下げていて、シグナーの痣があったから誰だかわかってもらえたようなもんだった。

 

私、ダンス出来ないので変わった姿に不服がある。気分的には〈とある魔術の禁書目録〉に出てくるエンゼルフォール食らった気分である。みんな自覚してる時点でエンゼルフォールじゃないんだろうけど。

 

予定では今日の夕方には業者さんが来てくれるらしい。エアコン直るといいなぁ。いつまでもお泊りはツライし自室じゃないから寝つき浅いんだよ。おかげでずっと眠い。安息の場所を早く取り戻したい。

 

久しぶりにぬら孫読みたくてぬら孫の全巻セットを購入しようと値段を調べたら買えそうで買えない値段だった。モンハンのサンブレイクを購入してなかったら買えてただろうけど…買ったことに後悔はしてないんだよね。国試模試で集金がなかったら買ってたのは間違いないな!

 

なんか、コンセント(配線)がダメとかエアコンがダメとか色々ゴチャゴチャしててよくわからない。母曰く結局エアコンの故障の可能性が高いらしくて部品がないから今日は修理できないんだって。つまり、ラジオ配信はまだできないし集中した勉強も無理…と。困るなぁ。

 

とりあえず、スマホでゲーム配信の実験をした。スマホのゲームであればアプリを使用すれば配信できると知ったのでそれでやってみたんだけど…音声の入れ方がわからなくて色々いじってるだけで実験時間が終わってしまった…。次はもう少し時間を取ろう。



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29週目 在り方について悩む時間がほしい。

【百八十六日目】

入れ代わり事件が解決しない。城の外に出たらそもそも体が変わってることすら気がつかない人もたくさんいたんだけど…マジでエンゼルフォールじゃないだろうな。そういえばエンシェント・フェアリー・ドラゴンと同じ気配の緑髪の女性が私を見て目を見開いた。なんだったんだろう。

 

妹の部屋を借りている間、毎回愛犬と遊ぶ時間に起こされる。寝心地というか家具の配置というか。なんというか自室じゃないから寝づらいし快眠できない。今日業者さんがくるらしいけど治るかなぁ。

 

また、うっかり寝ちゃったらしい。

しかも、その間に業者さんが来たらしい。お昼に起きた時、直ったと聞いたから「やっと勉強できる!」と思ったんだけど…、確かにエアコンは動いた。だけど出てくるのはいくら待っても温風だけ。

 

これ、本当に直ってるの?

 

父に報告したら、これはまた業者さんを呼ばなきゃいけないらしい。カムバック業者さん…ちゃんとエアコン直して…。じゃないと私が勉強もゲームも配信もできないよ。デュエルも勉強もできなくてうずうずしてるんだから!

 

 

【百八十七日目】

エンゼルフォールが今日も直ってない。と、王様となんか和解してるエンシェント・フェアリー・ドラゴンっぽい気配の人と会議をしていたら突然視界が闇に包まれて襲撃者が襲ってきた。兵士たちは慌てて対処をしようとするけど何も見えなければ対処もできなくて耳を澄ませていたら突然袋のようなものを上から被せられて何処かへ連れ去られた。

 

袋から出され視界が戻ると、それと同時に両首筋に鋭いものが突き刺さり頭に血が回らなくなって意識を失いそうになるがすぐにそれは回復した。そこにはヴァンパイアらしき少年と少女がいてその2人が血を飲んだらしい。感覚的にエンゼルフォールが解けて力が使えることが分かったからお返しに目を合わせて少女の方を魔術を使って錯乱させたら頭がクラクラするくらい血を吸われて「貴女、魔力量が並じゃないね。本当に人間?」って聞かれた。人間だよ、失礼な。

 

昨日の暑さと今日の涼しさの差に妹が体調を崩したらしくて私が家の手伝いをすることになった。まぁ、忙しくはないだろうから別に構わないんだけど寝なれない場所にお泊りしてるから寝れてるけどまだ眠い。今日は二度寝なしで行動する。

 

私が家の手伝いをしている間に業者さんが来て今度こそエアコンを直してくれたらしい。ちゃんと冷たい空気も出るし、変なランプも点灯してない。直ってる!!私の楽園が帰ってきた!!これで勉強もできるし、小説もかけるし、ゲームも配信もできる!!テンションが上がっちゃうね!

 

でも、まずは…やっと戻ってきた楽園で休もう。おやすみ。

 

 

【百八十八日目】

最近、この日記について悩むことがある。

ジャンル遊戯王にしている割にマスターデュエルをそこまでやってないし、夢のことや他のことばっかり書いている気がする。

別にマスターデュエルが飽きてるわけじゃない。ただ、デュエルの描写とか私かけないし、どんなミスしたとかそういうことに気づけるほど余裕ない。何デッキと対戦したとかあまり知識のない私では判断付かないし書きづらい。

 

日記書くの止めようかなって少し悩んじゃってる。どうせ実習中は更新できないし。更新基準、書くことを変更するか。日記自体を書くのを辞めるかのどちらかになると思う。

 

そもそもなんでこの日記を書き始めたんだっけ?と、思い返すと夢のことを書くためでも日常について書くためでもない。『楽しくデュエルをするため』『うまくなるため』『こんなことをしている』って知ってもらうために書き始めたんだって思い返す。読んでくれている人には悪いと思ってるけど少し日記の在り方について考えさせてほしい。



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おしらせ

この「今日からはじめる目指せデュエリスト日記」はここで完結とさせていただきます。

既に投稿してあった日記2の1から3は次作である「鈴鳴ゆうかの夢日記」に移転しました。感想を書いてくれた皆様ありがとうございます。

 

もし、よろしければ引き続き「鈴鳴ゆうかの夢日記」も読んでくれると助かります。

 

───以下、文字稼ぎ。

 

 

 

「新しい、シナリオが始まっただって?」

「大規模シナリオらしいよ」

「うはぁ、共同作成シナリオかぁ…しかも、NPCは存在しないとかやばすぎだろ!?」

「えへへー、既に参加申請送っちゃったー☆」

 

夢で共通される謎の場所。名称は決まっておらず、各々が勝手に様々な名前で呼ぶ世界で、よくあるファンタジーゲームの酒場を模した情報交換広場にて四人の男女が騒いでいた。

 

「申請可能なのは…デッキ、移住先、年齢、性別、あと細かなキャラ設定か」

「ダメならダメって通知来るらしいな」

「俺、ダメって。スプライトが駄目らしい」

「私なんて結構無茶振りなこと書いたのに通っちゃったよ…。シナリオに関わるから自分のロールとか教えてもらってないし、基本はアバウトなことを伝えて行動はプレイヤー次第らしい」

 

キャラ申請用紙と書かれた枠のある白紙の紙をひらひらさせながら記載してある要項を読み上げる男に反応して、青髪の青年が呟いた。すると、金髪の長耳は申請したものがダメだったと周りに伝え、一方で無理だと思ったことが素直に通ってしまったのだと白髪の女児は言っていた。

 

「これ、もしかして早期申請の方が通りやすかった説あるな」

「役割とかほとんどランダムらしいからなぁ」

「カードの持ち主をランダムで決めて、それに附随して役割も決まってるのかもな。見られてるとしたら…人格性とかじゃないか?ほら、誇り高き竜を卑劣なプレイヤーやろくでなしに渡したりしないだろ」

「いや、有り得る。カードに精霊が宿ってるとするなら主人を見限って新たな主人探すだろうし。役割があってもその役割が後天的に他者に移る可能性もある」

「うへ…お前の予想。いつも怖いわ」

 

テキトウなことを言って、女児に真面目に返されてしまった長耳は特に寒いわけでもないのに寒気に身を震わせるかのように腕を擦った。

 

「んじゃ、今日から先行してログインできるみたいだから先にログインしとくわ。まぁ、向こうで出会えるとは思ってないけどまた向こうで会おう」

「ん、了解。"ゆうかさん"」

「しっかりたのしめよ!」

「なるはやでログインできるようにするわ!」

 

そう言って、女児は仲間から見送られる形で酒場から姿を消し、ゲームの世界に旅立った。

 

「俺たちも早く追いかけないとな」

「エンタメデュエル推奨かぁ、デッキ何にしよう」

「いっそ、デッキなしで申請したろうかな」

 

残された3人の男たちはそう呟きながらも申請用紙に向き合い、考え、夜が更けていくのだった。




次作はあらすじに貼り付けてあります。


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