妹とゲームをしたらブラックグリントになった (マスターゼオライマー)
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キャラクリエイトまで

どうも、今回からハーメルンに投稿したマスターゼオライマーです
pixivにも投稿しているのでどうぞみてください


第一話

 

 

既に日も暮れ夜も遅い中、ある一軒家の二階はまだ灯が付いており、そこでは男性と少女が電話越しに少女の友人と話していた

 

「えぇ〜今から〜?」

 

「そそ、今すっごく人気なの。そのVRゲーム」

 

「だが、もう夜も遅いぞ。明日にしないか?」

 

 まず少女の名は本条楓、ごく普通の学生であり、今隣の男性とともに友人と話している

楓の隣にいる男性は本条狩斗(かいと)楓の義理の兄であり、周りからもよく慕われるような良兄である

 そして電話越しに話している少女は白峯理沙 楓の友人であり、今話しているVRゲームを渡した(という名の押し付け)本人であり数々のゲーム大会で優勝している実力者でもある

 

「お願い!今、私ゲーム出来ないから先にやっといて。ソフトは二人の分、送られてあるでしょ」

 

「う〜〜ん…そこまで言うならいいけど…お兄ちゃんもそれでいい?」

 

楓はこの理沙のキラキラした目で見てくるので狩斗に許可を貰おうと聞くと狩斗は「やれやれ」と言い、

 

「わかった。わかりました!そこまで言うならやってやるよ」

 

「やった!それじゃあ明日感想聞かせてね。んじゃ、また明日」

 

そして理沙が電話を切ると狩斗はため息を吐いた

 

「まさかあいつがここまで押してくるとはな流石に驚いた」

 

「それだけ面白いんじゃないの?この『New World Online』ってゲーム」

 

そしてそのパッケージには剣や杖を持った男女が数人描かれており『New World Online』と書かれていた

 

「それにいつも理沙は私を振り回してくるし……」

 

「それがあいつなんだよ…それにハードはお前、ほとんど使っていないからな」

 

そう2人はハードは持っているが楓はほとんど使用していないのである

 

「まぁとりあえずやろうぜ。あぁいきなりどこかに行かず最初の所に留まっとけよ。俺が探しに行くから」

 

「わかった。それじゃまたゲームでね。お兄ちゃん♡」

 

そして狩斗が出て行く前に楓は狩斗に抱きついてきた

 

「ハァ、お兄ちゃんの匂い」

 

「わかったからとりあえず離れてくれ。自分の部屋に行けん」

 

「別にここで一緒にやってもいいんだよ?」

 

「流石に倫理的にだめだろ。それにそう言うことは余り言ってはいけません」

 

狩斗は楓のこの行動の意味をわかっているが兄妹という関係上踏み切れていないのである

 

「む〜、わかったよ」

 

「それじゃゲームでな」

 

そして狩斗は楓の部屋を出た

 

「はぁ…楓の気持ちは理解できるが義理とはいえ兄妹だからな…本当に辛い。まぁとりあえず始めますか」

 

そして狩斗は目を閉じてそこから開くとゲームの世界に入った。

 

「さて、まずは名前か。とりあえず今までよく使う名前にするか」

 

そして狩斗は【レイブン】という名前に決定した。そして次は初期装備を決めるパネルが出てきた

 

「とりあえず色々あるが楓なら恐らく痛いの嫌だから大盾と短刀にするだろうな」

 

大盾と短刀は攻撃力が低い代わりに防御力が高いため痛いのが嫌な楓は恐らくこれを選ぶと思われる

 

「ならどれにするか……大盾と良さそうなのは……ん?これは?」

 

そこには【遊撃者】という枠があった。狩斗はそれをタップし詳細を開いた

 

【遊撃者】

短剣、片手剣、弓を使うことが可能であり起動力が高いが防御力がトップクラスに低いまた背中のスロットが追加される

 

「なるほどな…よしこいつにしよう。次はステータスポイントか。ならAGIを高めにVITに少々…残りの半分をSTRに振って後は他に回すか」

 

狩斗が設定したステータスは俗に言うAGI特化型である

 

「よし、それじゃあ始めますか」

 

そして狩斗は光に包まれ目を開けるとそこは活気あふれる城下町であった。

 

 

To be content




かなり不定期更新になるかもしれませんがどうぞよろしくお願いします


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初戦闘

皆さんどうもマスターゼオライマーです

最近学校の課題やら予習で投稿が遅れましたー
こんな作品ですがこれからもよろしくお願いします



初戦闘

 

狩斗がレイブンとなって初めて見るゲームの街並み広場には噴水やベンチなどがあり大通りは多くのプレイヤーが通っている

 

「さて、まずはあいつを探すか」

 

そして歩き初めて10分ほど経つと

 

「お、いたいた。おーい」

 

「あ、お兄ちゃん!」

 

楓を見つけたレイブンは走って楓の所に向かって行った

 

「ここにいたのか。少し待ったか」

 

「ううん全然」

 

「そうか。あ、それとこっちでは俺の事はレイブンって呼んでくれ。リアルの名前使うのはマナー違反だからな」

 

「わかった。なら私の事はメイプルって呼んでね」

 

「了解。ならとりあえずそれぞれのステータスを見せ合うか」

 

「うん。ならこれが私のステータスだよ」

 

そして二人はステータス画面を開きそれぞれのステータスを見せ合った

 

メイプル

Lv1 HP40/40 MP12/12

 

【STR 0〈+9〉】【VIT 100〈+28〉】

【AGI 0】 【DEX 0】

【INT 0】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短刀】 左手【初心者の盾】

足【空欄】 靴【空欄】

装飾品【空欄】

   【空欄】

   【空欄】

スキル

  なし

 

 

レイブン

 

Lv1 HP25/25 MP35/35

【STR 15〈+10〉】 【VIT3】

【AGI 50〈+16〉】 【DEX 18】

【INT 14】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短剣】 左手【初心者の片手直剣】

背中【初心者の弓】

足【空欄】  靴【空欄】

装飾品【空欄】

   【空欄】

   【空欄】

 

スキル

  なし

 

「あれ?お兄ちゃんは色々とステータスに振っているんだね」

 

「むしろ俺の様なステータスが普通だぞ。お前の様な極振りが少ないくらいだしな。にしてもやっぱり大盾にしたか。」

 

そうメイプルは大盾とVITに極振りというとんでもないピーキーすぎる構成にしていたのだ

 

「え!?なんでわかってたの?!」

 

「お前の事だどうせ痛いのが嫌だから大盾にしてVITに極振りしたんだろ。それにその極振りはかなり効率が悪いぞ。今まで0でよかった事はないだろ」

 

その通りでありこの状態だと素早さもなく知力もなく器用さもないのだからとてもひどいステータスなのである

 

「ギクッ!?」

 

「やっぱりか。まぁそれくらいあるならこの辺りのモンスターは問題ないだろ。とりあえず少しの間はそれぞれでスキルや装備を整えようぜ。あとフレンド登録もな、あとフレンド登録した人がいるなら教えろよ」

 

「うぅ(>人<;)わかった。それじゃお兄ちゃんも気をつけて」

 

「おう。っとその前に」

 

「え?え?なっ何をぉぅ!?」

 

するとレイブンはメイプルを背負うと全速力で人の居なそうな森に向かって走った

 

「しっかり捕まっておけよ!」

 

「おー!速い速い!」

 

そしてそこから数分程走ると目的の森へと着いた

 

「さてここからは自由行動だ。いいスキルが見つかるといいな」

 

「うん!じゃ〜ね〜」

 

そして二人は分かれて行動しレイブンは到着地点辺りメイプルは更に奥に進んだ

 

「さてスキルとはいえどうするか。ん?」

 

すると奥から兎やら狼など様々なモンスターがうじゃうじゃとやってきた

 

「………………What!!」

 

そしてモンスター達は一斉に襲って来た

 

「クソッ!どういう訳はしらんがやろうってなら容赦はしないぞ!」

 

そしてレイブンは短剣を取り出すと一気に兎に近づき切り裂いてゆき続け様に片手剣を取り出し次々とモンスターを倒して行く

 

「無駄ァ!」

 

その瞬間後ろから猪が突進してくるが、

 

「シッ!」

 

寸前で回避し弓で反撃に移る

 

「どうしたぁ!まだまだいけるぞ!」

 

レイブンはそのままモンスターの中に突っ込み蹂躙して行く……それを見ている人がいるとも知らずに

 

「なっなんだよあれ」

 

 

〜狩人殲滅中〜

 

 

「ゼェハァ……一体どういう事だよ」

 

レイブンは持ち前の感とプレイヤースキルでモンスターを殲滅していった。すると

『レベルが18に上がりました』

『スキル【短剣の心得Ⅲ】を取得しました』

などのスキル取得の声が聞こえた

 

「一体どんなスキルを手に入れたんだ?」

 

レイブン

 

Lv18 HP25/25 MP35/35

【STR 15〈+10〉】 【VIT 3】

【AGI 50〈+16〉】 【DEX 18】

【INT 14】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短剣】 左手【初心者の片手直剣】

背中【初心者の弓】

足【空欄】  靴【空欄】

 

スキル

【短剣の心得Ⅲ】 【片手剣の心得Ⅲ】 【弓の心得Ⅲ】

【マジックコピー】 【クロックアップ】 【テクニックコピー】

【クイックドロウ】

【アーマパージ】 【モンスターセンス】

 

「なぁにこれぇ」

 

すると突然森の奥から微かに声が聞こえてきた

 

「兎さぁぁぁぁん」

 

「今のメイプルか?兎?どういう事かは知らんがまぁ大丈夫だろ。さてとりあえずスキルの確認と」

 

マジックコピー

視認した魔法をストックし5分間詠唱、MP消費なしで使用でき何個も重複して使える。ただし同じ魔法を5分間過ぎた後、再度使用する際はその魔法本来のMPを消費する

 

取得条件:「遊撃者」で敵の魔法攻撃を50回*1 ジャスト回避する

 

ジャスト回避:攻撃が当たるコンマ0.1~1秒までの間で回避する

 

クロックアップ

ステータスの一部を他のステータスに3分間置き換えることができるパーティメンバーにも使用可能。再使用まで10秒

 

取得条件:「遊撃者」で1分間で敵を100体以上撃破する

 

テクニックコピー

視認した技能をストックし5分間、クールタイムなしで使用でき何個も重複して使える。ただし同じ魔法を5分過ぎた後、再度使用するにはその技能本来のクールタイムを必要とする

 

取得条件:「遊撃者」で敵の技能攻撃を50回ジャスト回避する

 

クイックドロウ

武器の高速切り替えが可能になりその際10秒間STRとAGIに+20%のボーナスが加わる

 

取得条件:「遊撃者」で1分間で武器を50回切り替える

 

アーマパージ

自分自身の防御を捨て速さを上げることで3分間自身のVITを10%下げAGIを10%あげる

再使用まで5分

 

取得条件:「遊撃者」で自身のVITが相手よりも低い時に1分以内に敵を100体倒す

 

モンスターセンス

異常なまでの察知能力で相手の居場所と動きが10秒間強調表示される

再使用まで10秒

 

取得条件:1回の戦闘で相手の攻撃を300回連続でジャスト回避する

 

「おぅぅ、とんでもねぇスキルばっかりだ」

 

新しいスキルを見てレイブンはそう呟く。

 

「そういやなんであんなにモンスターが来たんだ?」

 

レイブンはいくつかの項目を確認していき最後に職業の項目を開くと他にも何か書いてあった 

 

【遊撃者】

 

短剣、片手剣、弓を使うことが可能であり起動力が高いが防御力がトップクラスに低いまた背中のスロットが追加される

ただしソロの場合モンスターからのヘイトが増加する

 

「これの所為かよ。どおりであんなにモンスターからのヘイトを買う訳だ。まぁソロの場合ならいいか、取り敢えずスキルポイントを振っておくか。ステータスポイントは……54か。ならVITはすぐには必要ではなさそうだしAGIに15ほどDEXには13、残りは10残してINTとSTRに振ってMPに5振るか」

 

そうしてレイブンはステータスポイントを決めた分それぞれのステータスに振っていった

 

レイブン

 

Lv18 HP25/25 MP40/40

【STR 21〈+10〉】 【VIT 3】

【AGI 65〈+16〉】 【DEX 33】

【INT 20】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短剣】 左手【初心者の片手直剣】

背中【初心者の弓】

足【空欄】  靴【空欄】

 

スキル

【短剣の心得Ⅲ】 【片手剣の心得Ⅲ】 【弓の心得Ⅲ】

【マジックコピー】 【クロックアップ】 【テクニックコピー】

【クイックドロウ】

【アーマパージ】 【モンスターセンス】

 

「よし、今回はこれくらいでログアウトするか」

 

レイブンはステータスを確認し終わるとログアウトした

 

その頃とあるネットの掲示板ではレイブンとメイプルの話が上がって居た

 

To be content

 




至らない所学校あるかもしれませんがその場合はコメントで教えて貰えると嬉しいです
誤字脱字があったら教えて貰えると幸いです

そういえば何かご要望が有ればコメントで言ってください。もしかしたらやるかも知れないので(絶対やるとは言ってない)


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掲示板Part1

掲示板 part1

 

【NOW】やばい大盾使いと遊撃者見つけた

 

1名前:名無しの大剣使い

やばい

 

2名前:名無しの槍使い

kwsk

 

3名前:名無しの魔法使い

どうやばいの

 

4名前:名無しの大剣使い

大盾使いは西の森で大ムカデやらキャタピラー数十匹に取り囲まれながら佇んでいて遊撃者の方は大量のモンスター相手に戦国BASARAしとった

 

5名前:名無しの槍使い

は?おかしいだろw大盾使いの方は普通死ぬだろw

遊撃者の方はなんだよ、戦国BASARAってw

 

6名前:名無しの大剣使い

〉5

言い方悪かった。遊撃者はモンスターの大群を一人で殲滅していた。

 

7名前:名無しの弓使い

〉1

強力な装備だったとかそこんとこどうなん

 

8名前:名無しの大剣使い

見たとこどちらも初心者装備

大盾使いは思い出すだけでも気持ち悪くなる。なんであんな中平然としていられるんですかね

ちなみに遊撃者はオールジャスト回避&後ろに目でもついているのかと思うくらいの気配察知、どうなっているんですかね

 

9名前:名無しの魔法使い

大盾はその状況だとダメージを無効化している?…という事しか言えんし遊撃者は敵の居場所を察知している?…としか

 

10名前:名無しの槍使い

そんな事出来るのか?

 

11名前:名無しの弓使い

大盾使いの方は確かβテストの時の検証で初期ステポVIT極振りでも白兎の攻撃耐えれる程度

遊撃者?チョットナニイッテルノカワカラナイ(ガチ)

 

12名前:名無しの魔法使い

大盾使いゴミじゃねぇか

 

13名前:名無しの大盾使い

あー多分、俺その二人知ってるわ

 

14名前:名無しの槍使い

マ?

 

15名前:名無しの弓使い

ちょっとその情報詳しく

 

16名前:名無しの大盾使い

少し待て今まとめる

 

17名前:名無しの大盾使い

取り敢えず今わかる事だが、プレイヤーネームは知らんが大盾使いは身長150無いくらいの美少女、歩く速度からしてAGIはほぼないっぽい。

因みに俺がそいつと同じ事したら一瞬で溶けますはい

遊撃者は身長170あるか無いかくらいで黒い長髪で最初女かと思ったが男だった、それと大盾使いをおぶって凄い速さだったからAGIはそこそこありそう

それとこの2人だが恐らく兄妹だ

 

18名前:名無しの魔法使い

やっぱ極振りか?まぁ隠しスキルを手に入れた感じだろうな

それと遊撃者まさかの長髪の美形の兄って

神は私達を見捨てたのか

 

19名前:名無しの槍使い

確かにそれっぽいなって言うか少女かそれも美少女ときたか

そしてそんな妹を持つ遊撃者ェ

 

20名前:名無しの弓使い

ほうそこに目をつけましたか

俺もだ

 

21名前:名無しの大剣使い

んーまた追々情報集めるしかないか

トッププレイヤーになるのなら自然と名前も上がってくるだろう

 

22名前:名無しの大盾使い

また見かけたら書き込むわ

 

23名前:名無しの魔法使い

情報提供感謝します(敬礼)

 

To be content




どうも皆さんマスターゼオライマーです

最近試験やらスランプやらに陥っており中々投稿出来ませんでした。これからはしっかりと投稿できるようにします

この小説を何卒宜しくお願いします


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フレンド登録

今回は遅れた分の投稿です

できればアンケートにも答えてくれるとありがたいです


フレンド登録

 

「今日も来ちゃった。」

 

「そうだな。あいつが薦めるのも納得だな」

 

これで三日連続ログインである。理沙に付き合うなどと言って始めたものの2人ともどっぷりとはまってしまった。

新しいスキルを手に入れた時やレベルが上がった達成感が病み付きになってついついハードの電源をつけてしまうのだ

 

「それじゃ今回は何するか?」

 

「うーん悩むなぁ」

 

しかしメイプルはこの時周りを見渡してふと思った

 

「そういえば私達まだ初期装備のままじゃん!」

 

そう2人はまだ何の装飾のされていない弱々しい装備であり、周りの人を見ると上級プレイヤーらしき人達もちらほらいた

 

「確かにな。何せ俺達はまだ初めてばかりの初心者いわゆるビギナーだからなっておい!どこ行くんだ!」

 

するとメイプルは何かを見つけたのかある方向に走っていきレイブンはメイプルの後を追いかけて行った

 

「あっあの!そういうカッコいい大盾ってどうやって手に入れるんですか?」

 

「えっ?おっ俺?」

 

メイプルが声を掛けた先にいたのは赤い装備と大盾を背負っているプレイヤーだった

 

「メイプル、いきなり何処かに行くんじゃねぇよ。すまんな妹がいきなり声かけてきて」

 

「あぁいや、大丈夫だ。それとこの大盾はプレイヤーメイドでな、生産職の人にお金を払って作って貰うんだ」

 

「そうなんですか……」

 

「良かったら、知り合いの生産職を紹介しようか?」

 

「いいですか!」

 

「あぁ、着いてきてくれ」

 

「すまんな妹によくしてもらって」

 

「嫌、いいんだこう言う純粋な子はある意味危険だからな」

 

そして2人は大盾使いの後をついて行った。もしこれが詐欺などであったら危なかったがメイプルは大盾のことしか頭になくその様な考えはなかった。幸いなのはレイブンがその様な状況を予想していた事とこの男が本当に善意だけで2人を案内していたからである。

というのも

 

「マジか……まさか話しかけてくるとはな……後で掲示板に書こう」

 

そうこの男性はとある掲示板の名無しの大盾使いだったのだ

 

3人はしばらく歩いて行き一軒の店に入る

 

中には青髪の女の人がカウンター越しに作業していた

 

「あら、いらっしゃいクロム。どうしたの?まだ盾のメンテには早いはずだけど?」

 

「あぁ、ちょっと大盾使いの新入りとその兄の遊撃者を見つけてな……衝動的に連れてきた」

 

そう言ったクロムの後ろからメイプルとレイブンが姿を見せる

 

「あら、可愛い子達ね……クロム、衝動的にこの子達連れてきたの?通報した方がいいかしら?」

 

そう言って店主の女性は青いパネルを空中に浮かべた

 

「ち、ちょっと待てよ!それは、なんて言うか言葉の綾だって!」

 

「ふふっ……分かっているわよ。冗談冗談」

 

「はー……心臓に悪いからやめてくれ」

 

クロムはそう言ってホッと胸を撫で下ろした

 

「あなたも怪しい人に簡単についていったらダメよ」

 

「あぅ……分かりました」

 

「それなら大丈夫だと思うがな」

 

「あら?どういう事かしら」

 

「こういうゲームにはそういう奴がいるから十分警戒していたからな。んでこの人は信用できると思ったからな」

 

「あらそう。ならお話しはこれくらいにして本題は?」

 

「あぁそうだ。この子が格好いい大盾が欲しいって言うから顔見せだけでもさせて置こうと思ってな」

 

「成程ね。私の名前はイズ。見ての通り生産職でその中でも鍛治を専門にしているわ。調合とかも出来るけどね」

 

「へぇー……凄いんですね!あっえっと私はメイプルって言います」

 

「俺はレイブンだ、宜しく頼むぜイズ」

 

レイブンはリアルでも色々な人と交流していたがメイプルはこれがゲームの中での初めての交流であり緊張していたが、無事噛まずに名前を伝える事が出来た

 

「メイプルちゃんとレイブンくんね。じゃあメイプルちゃんが大盾を選んだのはなんでかしら」

 

「えっと………痛いのは嫌だったので防御力を上げようと思ったんです」

 

「んー………成程成程。じゃあVIT特化装備が良さそうね……でも……予算、ないでしょ」

 

メイプルは予算を確認する。何も買っていなかった為所持金は初期値の3000Gである

 

「さ、3000Gで足りますか?」

 

メイプルはダメ元で聞いてみる

 

「ふふっ……それじゃあ足りないわね。最低でも百万Gくらいはいるわ。まぁ気づいた頃には貯まっているものよ」

 

イズはそういうが今のメイプルには目が眩むような金額である

 

「そういえばレイブンくんは作るとしたら何にする?」

 

「そうだな。正直、遊撃者は基礎攻撃力が低いから装備で補って行くしかないしな、だからSTRを多めに残りをAGIに振り感じだな。正直AGIが強いならVIT上げなくてもいいからな」

 

「成程、俗に言うSTR特化にAGIを少しね。分かったわ」

 

「まぁ、そのうち作りに来るかも知れないからな。今は我慢だぞ、メイプル」

 

「ぐぐぐ………しばらくおしゃれはお預けだな」

 

「ダンジョンに潜るのなんてのもあるわよ?ダンジョンにはお宝がいっぱいあるの。お金を貯めるのを兼ねて、一度行ってみたら?まぁ、強力な大盾があるかは分からないけどね。」

 

そしてそれからメイプルとレイブンはクロムとイズにフレンド登録してもらいいつでも連絡が取れる様になった

 

親切な二人にお礼をして店を出る

 

二人はとりあえず現在の目標を、お金を貯める事とダンジョンへと向かう事の二つに決めた

 

「格好いい装備が欲しいよね!」

 

「そうだな。とりあえずダンジョンに向かうから乗ってけ」

 

そしてレイブンはメイプルを背負ってダンジョンへと向かった

 

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掲示板part2

掲示板Part2

 

レイブンとメイプルがダンジョンへ向かった少し後のとある掲示板〜〜

 

241名前:名無しの大盾使い

大盾の少女と遊撃者の男に遭遇したというかフレンド登録したw

 

242名前:名無しの槍使い

は?

 

243名前:名無しの弓使い

どうやって?

 

244名前:名無しの大盾使い

ログインしてきた時にめっちゃキョロキョロしてて一瞬目があったと思ったら走ってきて話しかけられたw

そしてその後ろから遊撃者が走ってきたw

 

245名前:名無しの大剣使い

大盾少女コミュ力たけーなおい

 

246名前:名無しの槍使い

後ろから走ってきたってw

 

247名前:名無しの魔法使い

んでその後は?

 

248名前:名無しの大盾使い

格好いい大盾って言われて

俺が生産職の人紹介するからついてこいって言ったらついてきた

後その後遊撃者が「妹が迷惑かけたな」って言っているから二人がリアルで兄妹なのが確定

大盾の少女はAGI低すぎて俺についてくるのもしんどそうだったな途中何度か止まってあげたし

遊撃者は俺と大盾の少女に合わせていたからAGIは恐らく高め

 

249名前:名無しの槍使い

お前AGIいくつよ?

 

250名前:名無し大盾使い

まぁ待て今まとめる

行くぞ

 

パーティは二人で組んでいる

大盾の少女が大盾選んだのは攻撃を受けて痛いのは嫌だから防御力を上げたかったの事

遊撃者の方は大盾の少女が大盾選ぶ事を考えてAGIの高い遊撃者を選んだの事

大盾の少女は超素直で活発系少女

遊撃者は妹に振り回されつつもしっかりと見守ってくれる妹思いの兄

 

総評めっちゃ良い子達

 

あー見守ってあげてー

あとお前らとは情報交換していきたいと思っているから俺の情報晒すわ

取り敢えず俺はクロムって名前でやってる

んでAGIは20な

お前らとはフレンド登録しておきたいから明日来れるやつは二十二時頃に広場の噴水広場に来てくれると嬉しい

 

251名前:名無しの槍使い

情報サンクスって言うかお前クロムかよ!

バリッバリのトッププレイヤーじゃねーか!

 

252名前:名無しの魔法使い

有名人すぎてビビったわw

 

253名前:名無しの弓使い

よっしゃその時間いけるわw

つーか大盾使いの少女AGI20に置いていかれるとか本当にVIT極振りかもしれん

逆に遊撃者はわからんな

 

254名前:名無しの大剣使い

じゃあこれからも暖かく見守っていく方向でいいがなー?

 

255名前:名無しの槍使い

いいともー!

 

256名前:名無しの弓使い

いいともー!

 

257名前:名無しの魔法使い

いいともー!

 

258名前:名無しの大盾使い

いいともー!

 

~~~~~~~~~~~~~~~

もちろんだが二人はこの掲示板の事を知るよしもなかった




どうも、マスターゼオライマーです。
最近、塾やら宿題やらテストやらで中々書くことが出来ず投稿が遅れてしまいました。空いている時間にちびちび書いています。どうかこれからもこの小説をよろしくお願いします


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ダンジョン攻略とユニークシリーズ

ダンジョン攻略とユニークシリーズ

 

「さて、このゲームで初めてのダンジョンだ。気を引き締めないとやばいかもな」

 

レイブンはメイプルと街で購入したポーションを持ってダンジョン攻略に向かっていた。因みにメイプルは途中で別れて行動している

 

そしてHPはたったの25の為ポーションも最下級のもので間に合ってしまう。加えてレイブンはAGI特化とAGIとSTR強化のスキルを持っている為かなり十分な用意なのである

 

そして準備を整えてダンジョンに向かっていた。メイプルは途中で別れ「毒龍の迷宮」にレイブンは「闘争を求める機械の迷宮」へと向かっている

 

「まぁ、やれるとこまではとことんやりますか」

 

そしてダンジョンへと突入していった

 

「やっぱり少し物足りないな。あん時が一番ハラハラしたからか?ってそれじゃこの迷宮の名前の闘争を求めると全く同じじゃねぇか」

 

レイブンはダンジョンを進んで行くがやはり最初のモンスターラッシュがあった為物足りなくなっていた。またダンジョン名に機械とある為か蜘蛛のような目を持った丸っこいモンスターや人型の黄緑色の機械などが出てきていた。

 

「ん?ありゃなんだ?」

 

そしてダンジョンを進んで行くと奥から工業用機械をロボットにしたようなモンスターが現れ、レイブンを見るやいきなり襲いかかってきた

 

「うぉっと!かなり早いな。こいつなら多少は楽しめそうかね…【アーマーパージ】」

 

そう言うとレイブンは片手剣を構えそのモンスターに向かい一気に切りかかった

 

「チッ、その見た目は伊達じゃねぇって事かよ。オラァ!」

 

そしてレイブンはモンスターの隙を突き、一気に間合いを詰め首の接続部分にありったけの力で剣を突き刺した(イメージ:ガンダム08小隊のノリスがガンタンクに真上からブレードを突き刺す攻撃)

 

「ハァハァ……多少は苦戦したが、以外と楽しめたな」

 

『スキル【ブレードダッシュ】を獲得しました』

 

「ん?なんだ新しいスキルか?」

 

レイブンはスキルの説明を開き読む。名前からある程度掴めるが念の為だ

 

ブレードダッシュ

相手に切りかかる時一気に近づき間合いを詰めAGIに50%、STRに2倍の補正がかかるが被弾時のダメージは2倍になる

取得条件:相手又はモンスターが自身のAGIよりも高いモンスターを倒す

 

「うっへぇ、エグいほどピーキーなスキルだな。」

 

レイブン

 

Lv18 HP25/25 MP40/40

【STR 21〈+10〉】 【VIT 13】

【AGI 65〈+16〉】 【DEX 33】

【INT 20】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短剣】 左手【初心者の片手直剣】

背中【初心者の弓】

足【空欄】  靴【空欄】

 

スキル

【短剣の心得Ⅲ】 【片手剣の心得Ⅲ】 【弓の心得Ⅲ】

【マジックコピー】 【クロックアップ】 【テクニックコピー】

【クイックドロウ】

【アーマパージ】 【モンスターセンス】【ブレードダッシュ】

 

「さて新しいスキルの練習を兼ねて少しペースを上げますか」

 

そしてレイブンはスキル【ブレードダッシュ】を使いこなす為、進むペースを少し上げモンスター達を蹂躙していった

 

余談だが倒したモンスターの中にポリゴンになる前に『AMSから光が逆流する。ウァァァァァァ』と言って消えたモンスターがいたがなんだったのだろうか

 

そうして進んで行くとレイブンはモンスターを倒して行きながら進むととても大きくいかにもこの先にボスがいますよと言わんばかりの扉をみつけた

 

「ようやくボスか。ここまでにかなりのモンスターを倒して来たからな」

 

そうしてレイブンはその扉を開き部屋へと入っていく。そして部屋に入った瞬間ものすごい勢いでドアが閉まった

 

「ッッ!!」

 

急な音でありレイブンは多少驚いた

 

そしてその驚きを掻き消すかのように奥からものすごい速さでロボットが戦闘機のような装備で現れその後そのパーツをパージした。ロボットは全体的に黒い装甲であり肩からはいくつもの排出口が伸び、所々が発光しバックパックや肩、脚からはブースターを蒸しておりその姿はまさにエースが乗るようなロボットであった

 

「ハッ!こいつがボスかならやってやるさ」

 

それを開始の合図と受け取ったかの様にロボットはブースターを使い一気に近づいてきた

 

しかしレイブンもそれを見極め回避し距離を置いて矢を放ったが

 

シュュュュュ

 

ロボットに当たる前に周りにある謎のバリアによってかき消されてしまった

 

「チッ、遠距離攻撃はほぼ無意味ってことか。なら格闘はどうだ」

 

するとロボットはブースターを刻み刻みに使いながらブラスターを使い近づきにくくさせてきた。

 

レイブンも負けじとロボットの弾幕を交わしながら接近して一太刀入れた

 

「マジか。今ので1割も削れていないのか」

 

そう、ロボットのVITが高く今ので1割も削れていないのだ。しかもロボットはブースターで動きながら弾幕を張っている。圧倒的に不利な状況となっているがその逆境がレイブンの心に油を注いだ

 

「おもしれぇ、なら勝負と行こうじゃないか。俺がやられるのが先か、テメェがぶっ壊れるのが先か」

 

BGM Panther(AC4)

 

瞬間、レイブンは一気に駆け出し、弾幕の中に突っ込んでいった

 

それを見たロボットは弾幕に拡散ミサイルや誘導ミサイルを追加し弾幕を厚くしていった

 

そしてレイブンの直前に弾が迫ってきたが

 

「しゃらくせぇ!!」

 

ジャキン!!

 

レイブンはその迫ってきた弾をあろう事か切り裂いたのだ。そしてその速度で一気に迫った

 

「この至近距離なら避けれないだろ【ブレードダッシュ】!」

 

ロボットは【ブレードダッシュ】をモロに食らいHPが2割ほど削れた

 

そしてレイブンは攻撃の手を緩める事はなく、再度ロボットに向かって突っ込んでいき5割程削った時に変化が起こった

 

ロボットはさらに弾幕の展開し更にレーザーブレードを展開し、【ブレードダッシュ】以上の加速力で攻撃もしてくる様になった

 

「そっちもそう来るなら手はいくらでもあるんだよ!」

 

だがレイブンは弾幕を避けるよりもカウンターが得意な為ロボットがブレードで突っ込んできた時にカウンターを仕掛けるがその瞬間、ロボットが頭部を隠し脚部の と腕部から何かを展開してきた

 

「ヤバイっっ!!」

 

そしてレイブンは何かを感じ瞬時に攻撃を止め、下がった。そしてその瞬間、ロボットの周りに閃光が走った

 

ドォォォォェォォォン!!!

 

「自爆って訳じゃなさそうだな。一体なんだ?」

 

そして光が晴れるが予想した通り自爆ではなくロボットはダメージを受けていなかったが、その代わり矢を防いでいた謎のバリアが薄れていた

 

「まさか、あの攻撃の後はバリアが消えるのか?」

 

試しに弓に切り替え放つと、その矢はバリアを抜けて直撃しダメージを与えた

 

「成程、こっからはあいつにあの攻撃を撃たせてから矢で攻撃していくって事か。こりゃ集中力の戦いだな、だが勝機があるだけまだマシって感じか」

 

そうしてレイブンは避けては攻撃避けては攻撃のヒットアンドアウェイの動きで着実にロボットを追い詰めていった

 

 

 

~~~~2時間後~~~~

 

 

 

レイブンはようやくロボットのHPを1割以下にまで削ったが彼の集中力や体力も限界に近かった

 

「ヤッベェな…そろそろ…限界か……ならこいつで決める!!【アーマーパージ】【モンスターセンス】【クロックアップ】!!」

 

そしてレイブンは【アーマーパージ】で速度を上げ【モンスターセンス】でロボットの動きを読み【クロックアップ】でVIT、INT、DEX を全てSTR に変換しロボットに近づいた。

 

ロボットはレイブンの考えを理解したかの様に弾幕をこれまで以上の厚くし迎え打った。

 

レイブンはその弾幕を一気に駆け抜け間合いを詰め

 

「いっけぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

ロボットの胸を貫き、ロボットはポリゴンとなって消滅し、その後魔法陣が現れそこから大きな宝箱が出てきた

 

「ハァハァ………クッッッソ疲れた。ここまで疲れたのいつぶりだよ」

 

『スキル【ブースト】を取得しました』

 

『スキル【クイックブースト】を取得しました』

 

『スキル【オーバーブースト】を取得しました』

 

『レベルが23に上がりました』

 

「なんだ?新しいスキルか?」

 

レイブンは新しく手に入ったスキルを確認した

 

ブースト

*N-WGⅨ/V/boosterを装備時のみ使用可能

ENゲージを消費し続けてAGIに1.5倍のボーナスがかかる

 

取得条件:‘黒鳥’を単独で倒す

 

オーバーブースト

 

*N-WGⅨ/V/boosterを装備時のみ使用可能

ENゲージとPAゲージを消費し続けて前方向に強力な推力を発生させAGIに2倍のボーナスがかかり続けるが、その間方向転換が難しくなる

 

取得条件:‘黒鳥’を単独で倒す

 

クイックブースト

 

*N-WGⅨ/V/boosterを装備時のみ使用可能

ENゲージを消費して瞬間的に加速しAGIに2倍のボーナスがかかる

 

取得条件: ‘黒鳥’を単独で倒す

 

これを見たレイブンは今までの疲れが一気に吹き飛ぶ程に戦慄した

 

「なっなぁにコレェ」

 

【ブースト】【オーバーブースト】と【クイックブースト】に『ENゲージ』と『PAゲージ』という謎のワードと『N-WGⅨ/V/boosterを装備時のみ使用可能』という項目があるが二つともAGIにとてつもないボーナスがあった

 

「とっとりあえず宝箱箱を開けるか。にしてもあのボス『黒鳥』っていうのか」

 

そしてレイブンは横3メートル、縦2メートルの大きな宝箱の前に立ち、ゴクリと生唾を飲み込んだ

 

「さて、どんものが入っているか。いざオープン!!」

 

その宝箱の中には先程までに戦ったロボットが鎧の大きさまで小さくなった装備が入っていた。ロボットの姿は戦闘中だった為じっくりと見る事は出来ていなかった

 

全体的に黒く重厚感あふれる見た目でありながらも、所々に放熱板のような何かが見えており、何処か試作機のようなの形の鎧

簡素な作りでありながらもどこかミリタリーの様に惹かれる部分があるキャノンとブレード

 

「こうしてみると本当にいいもんだよな」

レイブンはそれらを手に取り一つずつ説明を読んでいく

 

ユニークシリーズ

単独でかつボスを初回戦闘で撃破しダンジョンを攻略した者に送られる攻略者の為の唯一無二の装備。一ダンジョンに一つきり。取得した者はこの装備を譲渡できない

 

N-WGⅨ/V/head

【STR+10】【AGI+20】【VIT +10】【破壊成長】【チャージ】

スキルスロット空欄

 

N-WGⅨ/V/body

【STR+10】【AGI+20】【VIT+10】【破壊成長】【コジマ粒子】【VOB(バンガードオーバードブースター】

スキルスロット空欄

 

N-WGⅨ/V/legs

【STR+10】【AGI+20】【VIT+10】【破壊成長】

スキルスロット空欄

 

N-WGⅨ/V/booster

【STR+10】【AGI+20】【VIT+10】【破壊成長】【AA(アサルトアーマー)】【PA(プライマルアーマー)】

スキルスロット空欄

 

ミクロレールガン

【STR+10】【破壊成長】【フォルムチェンジ】

【ゼロリロード】

スキルスロット空欄

 

レーザーブレード

【STR+20】【破壊成長】【フォルムチェンジ】

スキルスロット空欄

 

【ブースター】

遊撃者にのみ装備可能

MPを消費して飛行する事ができる

 

【銃】

遊撃者のみ装備可能

リロードにはそれぞれ10MPを消費する

 

【チャージ】

5つのチャージ系統のスキルが使える

 ・【チャージ】

 基本的なチャージ、MPを20%回復するが5秒間攻撃できない

 ・【パワーチャージ】

 チャージの効果に加え30秒間STRが20%上昇する代わりに効果終了から1分間STRが20%下がる

 ・【フルチャージ】

 MPを全回復させるが10秒間攻撃できなくなる

 ・【サクリファイスチャージ】

 自身のHPを削りMPを回復させる。効率はHP1ごとにMPを5回復させる

 ・【デストロイチャージ】

 モンスターもしくはプレイヤーをキルした分MPとHPを回復させる。効率はキル1回に付きMPを10、HPを5回復させる

 

【コジマ粒子】

自分自身にENゲージとPAゲージを追加させる。

ENは使用しなければ自然回復する

PAは10秒ごとに10回復する

またブースターによるMP消費を0にする

またENゲージとPAゲージの数値は自身のレベル×100の数値になる

 

【VOB(バンガードオーバードブースター)】

外部ユニットとして背部に装備できる

オーバードブースト以上の加速が出来、APを消費しない代わりに5分の時間制限が存在する

クールタイムは10分だが自身のHPを10減らす事で20秒減らす事が出来る

また効果時間内でも分離が可能でありその場合、使用した時間の2倍のクールタイムになる

(例)使用時間3分の場合クールタイムは6分になる

 

【PA(プライマルアーマー)】(パッシブスキル)

PAゲージを実際のダメージの10分の1消費しあらゆる攻撃を無効化するがPAゲージがなくなると強制的に使用不可になる

 

【AA(アサルトアーマー)】

PAゲージを20消費して自身のSTRの3倍のダメージを与えるが使うとPAが10秒間使えなくなる

 

【フォルムチェンジ】

武器の仕様を変えることが出来る

格闘武器は片手剣、短剣、リーチが長いSTR特化に変えれる

射撃武器はアサルトライフル、サブマシンガン、スナイパーライフル、レーザーライフル、ショットガン、レールガン、ガトリング、パルスライフル、バズーカ、コジマキャノンに変えれる

コジマキャノンは1発ごとにAPを5消費する

 

【ゼロリロード】

銃のリロードの消費MPを2分間無くす

 

【破壊成長】

この装備は壊れれば壊れるだけより狭量になって元の形状に戻る

修復は瞬時に行われるため破損時の数値上の影響はないう

 

【スキルスロット】

自分の持っているスキルを捨てて武器に付与する事ができる

こうして付与したスキルは二度と取り戻す事が出来ない

付与したスキルは1日に五回だけMP0で発動できる

それ以降は通常通りのMP消費になる

 

「おいおい何だよこれ」

 

それぞれがおかしい性能な上スキルによるさらなる向上でとてつもない強くなっているのだ

 

「まぁいいかひとまずステータスポイント振るか。これでとりあえず方針はSTRかMPを優先、次点にAGIだけど今回はMP15、HPに10振るか」

 

Lv23 HP30/30 MP55/55

PA 2300/2300 EN 2300/2300

【STR 21〈+70〉】 【VIT 3〈+50〉】

【AGI 65〈+80〉】 【DEX 33】

【INT 20】

装備

頭【N-WGⅨ/V/head】  体【N-WGⅨ/V/body】

右手【ミクロレールガン: フォルムチェンジ】 

左手【レーザーブレード: フォルムチェンジ】

背中【N-WGⅨ/V/booster】

足【N-WGⅨ/V/legs】  靴【空欄】

 

装飾品

【空欄】

【空欄】

【空欄】

 

スキル

【短剣の心得Ⅲ】 【片手剣の心得Ⅲ】 【弓の心得Ⅲ】

【マジックコピー】 【クロックアップ】 【テクニックコピー】

【クイックドロウ】

【アーマパージ】 【モンスターセンス】【チャージ】

【コジマ粒子】【VOB】【PA】【AA】

 

「さてと、今回はかなり良い収穫だったな。そろそろメイプルを迎えに行くか」

 

そういうとレイブンは鎧を装備しVOBを使いメイプルの所へ向かった

 

〜〜〜一方その頃〜〜〜

 

「あぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

「どうした!どうした!」

 

「‘黒鳥‘が初見で倒された!!」

 

「ハァ!マジかよ!」

 

「アイツには初見殺しの攻撃をガン積みしていたはずだぞ!」

 

「倒したのはどこのパーティーだ?!」

 

「いや……パーティーでは……無い……」

 

「「「「ゑ?」」」」

 

「……単独で……倒された……」

 

「「「「ハァァァァァァァァァ!?!?」」」」

 

「ハァ……とりあえず第一回イベントで様子を見てみるか」

 

「「「「賛成!」」」」

 

 

〜To be content 〜




こんにちは。マスターゼオライマーです
アンケートの件ですが締め切り付けるのを忘れていたのでここに書きます

アンケートの期限は今週の金曜日までです。
これからもよろしくお願いします


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遊撃手と初PvP

どうもマスターゼオライマーです

新しく出したアンケートですが25日はさすがに短すぎと思ったので27日まで人伸ばします

後今回短めです


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初PvP

 

レイブンはVOBを使いメイプルの所に向かっていた

 

「さぁ〜ってさっさとメイプルを拾って今日はログアウトするか」

 

ヒュン!!

 

「ッ!!」

 

その時、下から何かが投げられレイブンはVOBを解除しその攻撃を回避、そして地上に着地した

 

「なんだ今の?」

 

「あらら、外れちったか」

 

そして、森の中から出てきたのは迷彩服の柄をしたバンダナを巻き緑色のマントを纏った男が出てきた

 

Julia (cranky)

 

「いきなり攻撃とは随分と物騒なご挨拶ですね」

 

「あ、マジか。プレイヤーだったのか。すまん、モンスターか何かかと思っていたぞ」

 

「まぁ、確かに普通プレイヤーが空飛んでいるなんて思いもしませんからね」

 

「ははは…このまま見逃してくれるとありがたいんだが」

 

「そうそう逃すとでも?」

 

「まぁそうなるよな〜はぁ面倒だな、とりあえず俺はドレッドだ」

 

「戦う場所で自己紹介とは呑気な物ですね。俺はレイヴンだ」

 

そうして2人の間に少しの静寂が訪れ

 

「「シッッ!!」」

 

同時に飛び出した

 

「へぇ〜少しはやるようじゃないの。それにその装備、気になるねぇ〜」

 

「そちらこそ随分と速いですね、何か秘密でも?」

 

「そうそう急かすんじゃないよ。『超加速』!!」

 

「んなっ!?」

 

ドレッドがスキルを発動すると速度が一気に速くなり目で追う事が出来なくなっていた

 

(いわゆる加速系のスキルか…だったら!)

 

レイヴンは目を閉じその場で立ち止まった

 

「どうした?あまりにも速すぎて攻撃すらできないか?(何か様子がおかしいがチャンスは今しか無い)」

 

「貰った!!」

 

そしてドレッドはレイヴンの背後に周り攻撃を仕掛けた

 

しかし

 

ガキィィン!!

 

「んなっ!?」

 

「甘いですよ」

 

レイヴンはその攻撃をビームソードで弾いた

 

「おいおい、一体どういう事なんだよ」

 

「さぁ?どうでしょうねぇ〜?まぁ今度はこちらから行かせてもらいますよ!」

 

「ッ!!」

 

そうしてレイヴンは銃を取り出しドレッドに向けてトリガーを引いた

 

ダダダダダダダダダダ

 

「なんじゃそりゃっ!!」

 

ドレッドは直ぐに射線から離れ、近くの木の枝に飛び乗った

 

「ッチ、外したか。だけどその着地は甘えですよ!」

 

「『超加速』!!」

 

レイヴンはドレッドに追撃をかけようしたが、ドレッドはスキルを使いそこから離れた

 

「逃げるなら追いかけるまでだ!『オーバードブースト』!!」

 

キュゥゥゥ

 

そうしてレイブンもスキルを使いドレッドを追いかけていった

 

その頃ドレッドはスキルを解除し、森の中に隠れていた

 

(これだけ視界が狭いんならどうにか気付かずに去ってほしいんだが)

 

「見つけましたよ」ヴォン

 

「まぁ、そりゃバレるよな」

 

そうしてレイヴンはドレッドのいた場所を切り落とすがその瞬間ドレッドはレイヴンに一撃を食らわせていた

 

「へぇ〜攻撃が効かないってわけじゃないのか」

 

「まぁそういう事ですになりますね」

 

「自分の装備のスペック知らなかったのか?」

 

「えぇ、何せ今回がこの装備で初めての戦闘ですので」

 

「なるほどねぇ〜」

 

そしてまたもや2人はそこで立ち止まりお互いに向き合った

 

「ここまで、ですかね〜」

 

「ん?どうしたんだいきなり」

 

「実は妹を待たせていてねー。そろそろ行かないと拗ねちゃいそうなので」

 

「なんだ?妹がいたのか。ならこの勝負はお預けだな」

 

「そうですね。ではまた別の機会で」

 

そうしてレイヴンはブースターを使用しそこから去っていきメイプルの向かったダンジョンへと向かっていった

 

〜To be content〜



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遊撃手と新スキル獲得

遊撃手と新スキル獲得

 

ドレッドと別れたレイヴンはブースターを一気に使いメイプルの向かったダンジョンにたどり着いた

 

「すまんメイプル待たせたか?」

 

「ううん。私もちょうど終わった所だから。そして凄く格好良いよお兄ちゃん!」

 

「そういうそっちもいい装備手に入れれたようだな」

 

「ふっふ〜んそうでしょ!見て見て格好いいでしょこの装備!」

 

メイプルは喜びながら回り自分がダンジョンで手に入れた装備をレイヴンに見せた

 

「確かに似合っているぞ。とりあえずそろそろ今日は落ちるがそれでいいか?」

 

「大丈夫だよお兄ちゃん。私も疲れたからねー」

 

「了解。それなら乗っていけよ」

 

そうしてレイヴンとメイプルはログアウトボタンを押し現実世界に戻ったのだった

 

〜〜〜レイヴンの部屋〜〜〜

 

 

ふぅ〜今日は疲れたなー。さっさと風呂に入って今日は寝るか」

 

狩斗はログアウトした後簡素な服に着替え部屋を出ようとした

 

「お兄ちゃ〜〜ん。一緒にお風呂入ろ〜」

 

「.....お前に羞恥心は無いのか、少しは恥じらいを持て。俺は後で入るからお前が先に入っとけ」

 

「む〜分かったよ。だったらその代わりに今日は一緒に寝てくれる?」

 

「それくらいの要望なら別に構わないさ」

 

「やったー!お兄ちゃん大好き!」

 

そうして楓は直様、階段を降りて風呂に向かっていった

 

「さて、俺は楓が風呂に入っている間に色々調べてみるか」

 

狩斗は楓が浴場に向かっていくのを確認するとパソコンを使ってNWOにあるスキルや装備、クエストについて調べていった

 

〜〜数十分後〜〜

 

狩斗は楓が風呂から上がると自分も浸かりそして出た後に理沙に連絡を入れた

 

『でしょーやっぱ面白いでしょそのゲーム』

 

「うん。まだ二日しかたってないからそんなに強くはないけどね。ねぇ〜理沙も一緒にやろうよー」

 

「まぁこういうゲームは人数が多い方が楽しいからな」

 

『ごめん!あともう少しで私もそっちに行けるから』

 

『理沙〜お風呂溜まったわよー』

 

『はーい。んじゃそういう事だからまたね。』

 

「うん。またね〜」

 

「おう、んじゃーな」

 

そして理沙との電話を切りその後二人で一緒に寝たのだった

 

〜〜翌日〜〜

 

狩斗と楓はそれぞれ起きた後に一緒に朝食をとり学校に向かっていったのだった

 

「もう少し防御に振った方が..........」ブツブツ

 

「楓、ゲームの事に集中するのはいいがもう少し周りを見とけよ」

 

「ふぇぁ!う、うん。分かった」

 

狩斗はNWOの事で呟いている楓に注意をした。そしてその後ろから理沙が声をかけてきた

 

「おっはよ〜お二人とも」

 

「あ、理沙〜おはよー」

 

「おはよう。理沙」

 

「相変わらずだねーお二人共。それに随分とはまっていらっしゃるようで」

 

「えへへ〜それほどでもー」

 

「まぁ確かにはまっている事は否定はしないな。実際そうなんだから」

 

そして三人で学校に向かい到着したところで狩斗は楓達と別れ自分の教室に入った。

 

「ふぅ、なんだかんだかなり濃い時間だったからな。少し疲れが取れてないな」

 

狩斗が少しため息をつきながら準備していると横から彼の友人が声をかけてきた

 

「おはよう狩斗、にしても珍しいな。お前がそんな事言うなんて」

 

「スミカか、おはよう。まぁ最近妹の友達から勧められたゲームにどっぷりハマったからな」

 

彼女の名前は霞スミカ、狩斗とは中学からの仲で周りから憧れの様に見られるほどの完璧超人である

 

「あぁNWOか。私も買ってはいるが何かと手が出しにくくてな」

 

「お前の事だからそうだと思ったぜ。それにもうそろそろ第一回イベントが始まるからな。あれでは10位以内で記念品のメダルが手に入るからな。妹はそういう限定品に目がないから今は妹とそれぞれでスキルを色々探している感じだ」

 

「そうか……。実をいうと私もそろそろ始めようかと思っているんだ。できればイベントが終わってからで構わないから色々教えてくれないか?」

 

「まぁ、お前はそういう系には疎いからな。いいぜどうせなら多い方でプレイした方が楽しめるからな」

 

「すまないな。ではその時は頼んだぞ」

 

そうしてスミカは自分の席に戻って行った

 

 

〜〜少年授業中〜〜

 

 

 

そして授業が終わる放課後になると狩斗は楓を迎えに行き一緒に帰ると二人は課題を終わらせ、すぐさまログインしたのだった

〜〜〜NWO第一層〜〜〜

 

レイヴンとメイプルはログインした後街から出るまで一緒に歩いていたが、やはり二人とも装備が周りの目を引いていたが、この兄妹は全く気にしていない

 

「えっと〜今日はそれぞれでスキル集めだっけ?」

 

「あぁそんな感じだな。さてと、それじゃ俺はそろそろ行ってくるぜ」

 

そうして街から出るとレイヴンはブースターを使い森の深くまで飛んでいった

 

「この辺りだったかな。っとあったあった」

 

そこは既に他のプレイヤーがクリアされている『鉱石の迷宮』というダンジョンだった。

 

「さてと、まずはこいつを発動しないとだな《オーバーロード》」

 

レイヴンはあらかじめ用意していたテクニックコピーで模倣した《オーバーロード》の発動準備をした

 

 

オーバーロード

 

3分間自身のSTRを30%上げるがその間、炎上状態のデバフを受ける

 

 

 

「一応、ポーションはあるから発動しても少しは耐えれるけど、出来るだけすぐに終わらせるか」

 

そうしてレイヴンはブースターを起動しダンジョンに突入していった

 

 

ダンジョンに突入したレイヴンだがやはり装備が充実しているお陰でボス部屋までスムーズに進めれていた

 

このダンジョンのモンスターはほとんどが鉱石がモンスターになったというものであり胴体の大きな体にいくつか繋がった腕と足がある(イメージはゼル伝ブレワイのイシロック)

 

ある時はブレードで切り飛ばし、ある時は銃で撃ち抜いたり、ある時はAAやバズーカででふき飛ばしたりなど様々な方法でモブを倒していきボス部屋の前へとたどり着いた

 

「そろそろ発動するか。《オーバーロード》」

 

オーバーロードを発動するとレイヴンの周りに赤いエフェクトが走り装備が少し赤く発光している

 

そしてレイヴンはボス部屋へと入っていった

 

「ここのボスについては情報を見ていないからな。だがダンジョン名と今までのモンスターからしてボスもそれに似たようなものだと思うが………どこにもいねぇぞ?」

 

しかしボス部屋には何もおらず大きな岩がいくつか出ているくらいだった

 

「一体どういう事なんだ?ボスは入るたびに復活しているはずだけど……」

 

そうしてボス部屋を歩いていると不意に乗っていた岩が揺れた

 

「うおっ!!そういうことかよ!」

 

そしてそこからいくつか大きな岩が集まっていきここまで倒してきたモブと同じように繋がっていった

 

「かなりデケェなこいつ。けど大きい分隙は大きい筈だ」

 

レイヴンはすぐさま距離を置いて射撃を開始した

 

カンカンカンカン

 

しかし撃った弾は全てボスの体に弾かれる結果となった

 

「あーコイツあれか?弱点以外攻撃効かないやつか?」

 

ドォーーン

 

そう考えたレイヴンは移動しようとするがその時ボスが自身の腕を投げてきた

 

「あっぶね!これ直撃したらタダじゃ済まないぞ」

 

ボスが両腕を投げ終わると体を傾け、地面から新しい腕を引っこ抜いた

 

「なるほど、そういう感じで腕を復活させるのか。なら!」

 

そしてボスがもう片方の腕を抜こうとした瞬間レイヴンはボスの後ろに回り込んだ。そしてその背中には明らかにここを攻撃してくださいと言わんばかりの鉱石があった

 

「そこを攻撃すれば良いって言う感じか、だったらコイツでも食らってろ!」

 

そしてレイヴンは銃をバズーカに変形させるとその場所に打ち込むと予想通りダメージエフェクトが発生した

 

「弱点さえわかればこっちのもんだ!」

 

そこからは一方的な蹂躙だった。ヒットアンドアウェイでひたすら撃ちまくりボスのHPをどんどん削っていった

 

「これで終わりだ!」

 

レイヴンはブースターを一気にふかすとブレードの間合いに詰め。ボスもタダではやられないと言わんばかりに腕を振るったが

 

「《クイックブースト》」

 

レイヴンは《クイックブースト》を発動してその攻撃を避け一撃を叩き込んだ。そしてボスはHPがなくなりポリゴンとなって消えていった

 

「ふぅ、最初は動揺しちまったがペース掴んじまえばこっちのものだったな。それにこのダンジョンのモブは鉱石をたまに落とすからイズさんに装備を作ってもらうか店で売るかできるな」

 

『スキル【OW(オーバードウェポン)】を取得しました』

 

『スキル【ショルダーウェポン】を取得しました』

 

「おっそうそうこの二つが目的だったな。んじゃとりあえずスキル確認はまた今度にしてそろそろメイプルを迎えにいってログアウトするか」

 

そうしてレイヴンは倒してきたモブのドロップを拾いながら迷宮を脱出しメイプルを迎えてからログアウトした



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遊撃手と第一回イベント

本当に申し訳ございません。
最近学校の課題やら部活のボランティアなどで時間を多く割かれてしまい中々投稿できません出した。これからはできるだけは投稿頻度を戻していきたいと思います(願望)


遊撃手と第一回イベント

 

レイヴンがスキルを手に入れた翌日、彼は楓と一緒に今回手に入れたスキルを確認していた

 

OW(オーバードウェポン)

様々なデメリットが伴う代わりに強力な武装を使用することができる。一度使用するとその武器は再使用まで5分かかる

 

GRIND BLADE(グラインドブレード)

6基のチェーンソーが装備された大型近接武装

左腕をパージする為使用時にHPを1割消費する。また左腕の再使用まで30秒かかる

 

HUGE CANNON(ヒュージキャノン)

超大口径のレールキャノン。超高速で核弾頭を発射する武器

チャージ中は全エネルギーをキャノンにまわす為動く事が出来ない

 

MULTIPLE PULSE(マルチプルパルス)

全方位攻撃用パルスキャノン。130門にもなるパルスキャノンを自身の周囲に斉射する

駆動時間が短いため負荷が大きくMP減衰デバフが2分になる

 

HUGE MISSILE(ヒュージミサイル)

大型垂直ミサイル。弾頭と推進器に別れた大型の弾道ミサイルをその場で組み立て相手をロックオンし発射する

ロックを正確にするために膝をつく為動く事ができない

 

MASS BLADE(マスブレード)

建築資材。柱に棘とブースターを付けであり圧倒的な質量で相手を叩き潰す

その重量ゆえにブースターに出力を傾ける為AGIが10分の1下がる

 

HUGE BLADE(ヒュージブレード)

大型近接用レーザーブレード。近接武器とは思えないほどの圧倒的なリーチを持つ火柱を発生させ焼き払う

その火柱の大きさから周囲にいるパーティーやプレイヤーをも巻き込んでしまう

 

共通デメリット

使用時にMPを3分の2を消費し、使用後、1分間MP減衰が付与される

使用に10秒ほどチャージを必要とする

使用すると画面にノイズがかかる

 

取得条件:機械系の装備一式を付け、デメリットを受けた状態で単独でボスを撃破する

 

ショルダーウェポン

肩に様々な武器を出現させ、それを使用することができる。種類はロケット砲、スナイパーキャノン、ガトリング砲、グレネードキャノン、レールキャノンでありこの中から2種類使用できる。

 

取得条件:銃を使用して1回目のボスのHPを10分の9削る

 

「こうして見てみるととんでもないスキルだなぁ。特にこの【OW】ってスキル、エグい取得条件に見合ってやばすぎる性能だなぁ」

 

「確かにそうだねー。でもきっとこのスキル第一回イベントではすっごく役立つと思うよ」

 

「まぁバトルロワイヤルはいわゆる乱戦だからな、そういう面では役立つだろうな」

 

そうして狩斗は楓と共にスキルを整理していきイベントに備えていった

 

〜〜〜〜〜〜

 

そして第一回イベントの少し前まで迫りレイヴンとメイプルは会場で待機していた

 

「うぅ〜緊張するな〜痛いの嫌だからダメージ受けたくないんだけど」

 

「心配すんな。お前はスキルと防具の影響で既にバケモノ級だからな」

 

「ちょっとそれどういう事なのお兄ちゃん!それにそれお兄ちゃんが言える?」

 

「………スゥー、グゥの音も出ないな」

 

「やっぱりそうじゃん」

 

レイヴンの言葉にメイプルは頬を膨らませながら怒っており、その後メイプルの指摘にレイヴンは何も言い返せなかった。また彼の頭に『妹はやはりかわいい』とも考えていた

 

暫く待っていると最初の広場で待っていると参加者が続々と集まってきた

 

「なるほどコイツらがイベントの参加者か」

 

「かなり多いねー」

 

「だがその分面白くなってくるじゃねぇか」

 

「あはは、相変わらずだね。お兄ちゃん」

 

そしてイベントの開始時間となった

 

『ガオ~!みんな!<New World Online 第一回 イベント>を開始するドラ!』

 

「うおおおおおおおおおおおお!!!」

 

「いよいよか。やっぱこういうイベントはワクワクするぜ」

 

『制限時間は三時間。ステージはイベント専用マップ!倒したプレイヤーの数と倒された回数、それに被ダメージと与ダメージ。この四つの項目からポイントを算出し、順位を出すドラ!

さらに上位十名には記念品が贈られるドラ!頑張って!』

 

『ちなみにボクはこのゲームのマスコット『ドラぞう』!初めての人は、以後よろしくドラ!』

 

『ドラぞう』と呼ばれるマスコットはペコリと頭を下げて、ルール説明と自己紹介を済ませた。

 

レイヴンは調べる時にたまたま目に入り知ったがメイプルは存在すら知らなかった

 

「さて、そろそろ始まるか。とりあえず昨日言った通り別々で楽しもうぜ」

 

「うん。できればお兄ちゃんと一緒にしたかったけど」

 

「昨日も言ったが本来俺とお前は敵同士になってるからな。お前のスキルに対しての耐性は俺はほとんどないんだ。後俺のスキルにお前を巻き込む可能性もあるしな」

 

「まぁ確かに、誤射で倒しちゃったら元も子もないからね」

 

「ま、そういう事だ。それじゃ楽しみなよ」

 

「うん!お兄ちゃんもねー」

 

『それではカウントダウン!スリー!ツー!ワン!ゼロー!!』

 

イベント参加者全員が青い粒子に変換され、専用マップへと転送された。

 

『みんなガンバってねー!ガオ~!!』

 

そして光が収まりレイヴンが目を開くと、そこは森の中だった。

 

「さて、ここからどう動くか」

 

ガサッ

 

レイヴンが考えていると後ろの草むらから2人の男が飛び出し剣を振りかざして襲ってきた

 

「そんな考えている暇があるかーババンッ

 

しかしレイヴンはすぐに銃をアサルトにして2人の頭に銃弾を撃ち込んだ。この間、僅か1秒である

 

「声を上げて襲い掛かるのは悪手だぞ。さて俺も積極的にPKを狙うか」

 

そうしてブースターを蒸すと森の中を駆け抜けていった

 

「オラオラ!どうしたそんな程度か!」

 

「なっなんだよ。あいダァァン

 

「相棒!よくもやってドォーーン

 

レイヴンはプレイヤーを見つけて瞬時に倒して行き順調にキルを稼でいき森を抜け平原へと出た

 

「そろそろか〈チャージ〉」

 

MPが切れそうだった為MP回復の為にチャージを使用した

 

「今だ!喰らえーー!!」

 

その時、後ろからプレイヤーが襲ってきた

 

「〈クイックブースト〉」

 

「え?……」

 

「襲うタイミングは良い。だけど相手が悪かったな」

 

ザシュ

 

しかしその瞬間クイックブーストを発動チャージの攻撃負荷時間が過ぎるとレーザーブレードで切り裂いていった

 

「やっぱり、中々一斉には来ないな。それにどいつも練度が低い。もっと強いやつは…ッ!!ガキィン!!

 

「むぅ、行けるかと思いましたが無理でしたか」

 

レイヴンが愚痴を漏らしていると少し濁った白と灰色の色の自分とはまた違うロボットの様な装備をしたプレイヤーが襲ってきた

 

「っラァ!いきなりの奇襲とはやるじゃないの」

 

「アレに反応できるとは思うませんでした。そしてあなたも似たような装備みたいですね」

 

「伊達に修羅場はくぐってないさ。まぁ似たもの同士、仲良くできれば良いんだが」

 

「そうなるとでも?」

 

「だよなぁ。なら一応名乗っておくが俺はレイヴンだ」

 

「リリウムはリリウムです。別に覚えてもらわなくて結構です」

 

2人はお互いに見合い様子を伺う

 

「「ッ!!」」

 

そして2人同時に動き出した

 

「まずはコイツだ」

 

まずレイヴンはアサルトライフルを使いリリウムに撃ち始めた

しかしリリウムもただ撃たれるだけにはいかずブーストを使い避けながら自身もアサルトで反撃していった

 

「そんな単純な攻撃、当たりませんよ」

 

「それくらい分かってるさ」

 

(しっかし銃の使っている期間が違うのかわからんが少し余裕がなくなって来たな)

 

使っている年季が違うのかリリウムの撃った弾が幾つかレイヴンに当たった。しかしレイヴンはPAを展開しておりダメージは入らなかった。

するとリリウムはアサルトライフルをしまうとレーザーライフルを取り出し距離を離してから撃ち始めた

 

「これでどうですか」

 

「うおっと、そう来るならこっちも出し惜しみはしない方がいいな〈ショルダーウェポン〉〔スナイパー、ガトリング〕セット!」

 

少しずつスキルを発動させるとレイヴンのブースターにスナイパーキャノンとガトリング砲が出現しスナイパーキャノンを構え撃っていった

 

「なんなんですかそれ」

 

「答えるとでも思っているのか?」

 

「でしょうね、〈ブースト〉!!!」ビュン!

 

「ならこっちも〈オーバーブースト〉!!!」キゥゥゥ

 

そして2人はブレードを展開しお互いに斬り合っていった。しかしやはりスキルの違いの為か少しずつリリウムが押されていった

 

「くっ、このままでは」

 

「そこ!もらった!!」

 

ガァン

 

そしてレイヴンは一瞬の隙を突きリリウムを地面に叩き落としその後一気近づきブレードをリリウムに構えた

 

「俺の勝ちだ。こちらの要求を飲んで貰うぞ」

 

「リリウムは負けました。好きにするといいです」

 

「そうかい。けどその前に……周りにいる奴ら全員出てこい!!」

 

レイヴンがそう叫ぶと周りからとてつもない数のプレイヤーが出てきた

 

「なっ!こんなにたくさんいたのですか!?」

 

「お前らパーティ組んでいる感じか?」

 

「そうだぜ!俺らは全員ソロプレイヤーの集まりなんだ!一人ではレベルの高いプレイヤーに対抗出来ないからな!だからこうやって集まって対抗してんだよ!」

 

一人の男がそう言い放った。

 

「あんな大量に視線を受けたら流石に気づくさ」

 

そしてレイヴンはリリウムを庇う様にプレイヤー達に向けて構えた

 

「何しているですか!貴方は速く逃げて下さい!!リリウムは敗者です。勝者である貴方が私を庇う理由など無いはずです」

 

「まだこっちの要求を言っていないからな。後、丁度試したいスキルがあったからそれを使うって感じだ。それに知っている奴がみすみすやられる様な状況を見過ごすことはできないさ」

 

「レイヴン……」

 

「ここは俺がやる。下がっていろリリウム」

 

「分かりました。けどやられないで下さいよ」

 

そういうとリリウムはブースターを使い離れていった

 

「勇敢だねぇ〜。だったらお前に戦場の恐ろしさを教えてやるよ」

 

「ふっ、だったらアンタの言う“戦場の恐ろしさ“っていうもの以上の圧倒的暴力を教えてやるさ。〈OW〉〔グラインドブレード〕起動!!」

 

 

 

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

 

 

 

〜to be content〜




なんとか書けた。
今回出したOWの弱体化や修正についてアンケートを取りますが詳しい意見を言いたい人はコメントをしてください。参考にさせてもらいます


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遊撃者と全てを焼き尽くす暴力

遅れてしまい申し訳ありません

最近新しい小説のアイデアがいきなり出てきたのでそこの設定の書き出しと試験期間中でしたので中々投稿出来ませんでした(建前)

(本音)原神とぷにぷにの周回沼に入っていましたすみません



遊撃手と全てを焼き尽くす暴力

 

『不明なユニットが接続されました。システムに深刻な障害が発生しています。直ちに使用を停止してください』

 

レイヴンはグラインドブレードを起動しチャージを開始するとブレードの後ろから物凄い火柱がたっていた。レイヴンに襲い掛かろうとしていたプレイヤー達はその圧倒的な存在に肝を抜かしていた

 

「なっなんだよ、それは」

 

「そんな事はどうでもいい。お前らに教えてやるよ。圧倒的な質量をひっくり返す圧倒的な暴力をな。そしてさらに上乗せだ〈アーマーパージ〉」

 

そういうとレイヴンはブースターを使いプレイヤー達に一気に近づいていった

 

「くっ来るな!」

 

そういうと何人かのプレイヤーは攻撃魔法をレイヴンに向けて放っていったがレイヴンはそれを躱していきそのまま周りこんだ

 

 

キュオワードォォォォォ

 

 

そしてその瞬間世界が変わった

 

 

プレイヤー達がいた場所には火柱が残っておりレイヴンはその先に立っていた。そのあまりの唐突さにプレイヤー達もそしてリリウムも反応できる事なく襲い掛かってきたプレイヤー達は退場したのだった

 

「は?」

 

「ふぅ〜ぶっつけ本番だったが、なんとか成功したな。しかし予想以上の威力だったな、これは使い所を見極めないとダメかもな」

 

「何が……起こったのですか……」

 

「ん?あぁ、大丈夫だったか?」

 

リリウムが呆けている中レイヴンは彼女に話しかけて安否を確認した

 

「一体なんなのですか!あれは!」

 

「まぁまぁ落ち着けっていつかそのうち話すからさ」

 

「…分かりました。それでそちらの要求はなんなのですか?」

 

「そうだったな。んでこっちの要求は一つだ。俺とフレンドになってくれないか?」

 

「…………は?」

 

リリウムはレイヴンの要求の内容が余りにも普通だったためかなり驚いた

 

「いやーこのゲーム妹と一緒に始めたんだがまだまだフレンドが少なくてな、こういうゲームは大人数でやった方が楽しめるだろ」

 

「ぷっ、ふふ。何を言うかと思ったらそんな事でしたか」

 

「変か?」

 

「いえ、そうではありません。なんとも普通な要求だと思いまして、その要求受けますよ」

 

「ありがとうな、リリウム」

 

「リリと呼んでくださいレイヴンさん」

 

「ならそう呼ばせてもらうよリリ」

 

そういうと二人はそれぞれフレンド登録を済ませた

 

「それにしてもどうしましょう。これでおそらく私達は多くのプレイヤーに目をつけられるかもしれません」

 

「そうだな、こんだけ暴れたんだからそりゃ警戒されるのは当たり前か」

 

『ガオ〜!!』

 

「ん?「

 

「なんでしょうか?」

 

『さぁ、残りは1時間!現在の上位3名のプレイヤーを発表するドラ!』

 

「残り1時間か、そろそろラストスパートというわけか」

 

「そうですね。時間が経つのは早いものです」

 

レイヴンとリリウムは近くの岩に座り、ドラぞうの話を聞いていた。

『一位はペインさん!二位はドレッドさん!』

 

「あらドレッドさんランクインしていたのか」

 

「お知り合いですか?」

 

「あぁ、このイベントの前に一戦やり合ったら事があってな。正直装備のゴリ押しで押していた様なものだったから素の実力では上だろうと思っていたからな」

 

『三位はメイプルさんとレイヴンさんドラ!』

 

「oh…………」

 

「やはりあそこでの大量PKが影響したのでしょうね」

 

「だな。というかあいつも3位に入っているのは予想外だったな」

 

『これから1時間、上位3名を倒した際に得点の3割が譲渡されるドラ。3名の位置はマップに表示されるドラ。それでは、みんな最後までがんばってねー!ガオ~!!』

 

そうしてドラぞうが消えるとレイヴンの周りにどこから現れたのか大量のプレイヤーが寄ってきた

 

「んま、こうなるよなぁ」

 

「私としてはここで見捨ててもらっても構いませんが」

 

「流石にしねーよ。とりあえず周りの敵倒しつつメイプルのところに向かうか」

 

「やはりメイプルさんは先程言っていた妹さんなんですね」

 

「まぁな、とりあえずこういう時はコイツの出番だ〈VOB〉」

 

そういうとレイヴンはVOBを展開しリリウムをその上に乗せた

 

そんな中レイヴンを囲んだプレイヤー達は不安に駆られていた  

 

「おっおいなんかヤバくねぇか?」

 

「お、お前行けよっ」

 

「ちょっ!?テメェふざけるな!」

 

「1人だけ助かろうとしてんじゃねぇぞ!」

 

「じゃあお前アイツらに勝てる自信あんのかよ!?」

 

もはや彼らには結束のけの字もないほどチームワークがボロボロになっていた

 

「さてといっちょやりますか」

 

「私も微力ながらお手伝いいたします」

 

「行くぜぇー!ハッチオープン、ミサイル発射!!」

 

シュシュシュシュ

 

そしてレイヴンはブースターを最大出力で使用し、更に後部から大量のミサイルを発射しプレイヤー達をキルして行った

 

「う、うわぁ〜〜!!」

 

「どうなっているんだよこれ!!」

 

二人の後ろからそんな阿鼻叫喚の悲鳴が聞こえ、その通ったところは焼け野原となっているが彼らはそんなことは気にせずレイヴンはミサイルでリリウムはアサルトやレーザーライフルで的確に倒していった

 

「それでメイプルさんがどこにいるかは知っているんですか?」

 

「知らん」

 

「え?」

 

「そもそも別行動という形だったから会っていない」

 

「そんな無策で飛び出したんですか!?」

 

「正直アイツのスキルかなり目立つからな、見つけられると思ったんだが」

 

すると近場の家のあたりから巨大な毒の竜が出現し周りに大量の毒を放っていた

 

「……なんでしょうか、あれ」

 

「……あれだな。アイツどんだけ大暴れしているんだよ」

 

「え?あれが妹さんのスキル何ですか?」

 

「まぁな、とりあえずあっちに向かうぞ」

 

「……やはり行くんですね」

 

「いざとなったら毒が来る前に上に逃げれば良いだけだからな。んじゃ挨拶代わりにこれでも食らっとけ! ボールを相手のゴールにシュュューーート!!」

 

ドゴォォォォォォ

 

「超!!エキサイティン!!」

 

そしてレイヴンはリリウムを抱えてVOBをパージするとそのままVOBを遺跡に向かって蹴り飛ばし、爆発した後二人は遺跡に降りた

 

VOBが爆発を起こした影響か周りのプレイヤーは全て消し飛んでおりメイプルだけが残っていた

 

「ケホッケホッ。んも〜一体なんなの〜」

 

「大丈夫か……って言うまでもないか」

 

「ってお兄ちゃん!それはひどいよ!というか何をしたの?」

 

「簡単なことだVOBをパージした後それをそのまま蹴り飛ばしただけだ」

 

「あはは、すごいワイルドだね。そういえばその後ろの子は?」

 

「はじめまして。リリウムと言います。気軽にリリと呼んでくださいメイプルさん」

 

「ま、イベントの途中で知り合ったんだ。お前もフレンド登録しときな」

 

「うん!よろしくリリちゃん!」

 

「はい此方こそよろしくお願いします」

 

するとタイミングを見計らった様にまた新しいプレイヤー達が現れた

 

「ほんっと懲りないよなー」

 

「とりあえず話しの続きはこれが終わってからにしよう、リリちゃん」

 

「そうですねメイプルさん」

 

「お前ら仲いいよなぁ」

 

「それと二人共、私が合図したら上に飛んでね。危ないから」

 

「「あっ(察し)」」

 

メイプルの言葉に何をするのかをレイヴンとリリウムは察した。そしてプレイヤー達はレイヴン達に襲いかかってきた

 

「とりあえず、この距離ならコイツだ〈フォルチェンジ〉『ソード』、『サブマシンガン』〈ショルダーウェポン〉『ロケット砲』セット!」

 

ガシャン キュュュュ

 

そしてレイヴンはブースターを蒸し突っ込んでいった

 

「そらよ!」

 

ザシュ

 

「うぉぉ!」

 

「食らえっ!」

 

ダダダダダダダダ

 

「ギャァァァ!」

 

「こんのぉ!!」

 

ドヒャァ

 

「遅いんだよ!」

 

ドォン

 

「うわぁぁぁ!!」

 

「そこてす!」

 

ピシュン ダダダダダダタ

 

「ゴハァ!!」

 

レイヴンが前衛リリウムが中衛メイプルが後衛となって戦っているがレイヴンとリリウムの時点でほとんどが倒されている為メイプルは少し気楽にしていた

 

「今だよ!!二人共!!」

 

「「了解(だ)(しました)!!」」

 

メイプルが合図をするとレイヴンとリリウムは一気に飛び上がるとメイプルは小太刀を取り出した

 

『パラライズシャウト』

 

メイプルがそう言うと小太刀から雷のエフェクトが発生しそれに触れていったプレイヤー達は一気に倒れていった

 

『デッドリーブレス』

 

すると盾の中央が開きそこから毒が噴き出した。毒耐性を持つプレイヤーは少ないのか次々とプレイヤーがポリゴンになる様はまさに阿鼻叫喚であった

 

「うわぁ、えげつねぇなぁ」

 

「ここまで酷いとは」

 

やはり二人もわかっていたとは言え実際に見てみるとではやはり違っており苦笑いしていた

 

「どうどう?凄いでしょ!!」

 

「アーハイハイスゴイナー(棒)」

 

「アハハ、まぁ確かに凄いですね」

 

「ムフフーそうでしょそうでしょ!」

 

メイプルが自慢しているのをレイヴンは適当に流しリリウムは苦笑いしながら褒めていた

 

「にしてもそろそろイベントも終わりか」

 

「意外と短かったねー」

 

「私としてはかなり濃い時間でしたが」

 

「んじゃ、最後に一発盛大にぶちかますとしますかね!〈OW〉『ヒュージキャノン』」

 

レイヴンはOWの一つであるヒュージキャノンを起動させると右肩の砲身を腕に接続し肩のジェネレーターを展開、そして砲身から三脚を立てるとその砲身からおびただしい数のエフェクトが発生した

 

「危ねぇから2人とも下がって……って!何でそんなに後ろにいるんだよ!」

 

「いやー見るからに危なさそうだから…ね?」

 

「流石に巻き込まれるのはごめんなので」

 

「まぁいいか…そんじゃ、ヒュージキャノン発射!!」

 

ドゴォォォォォン!!

 

 

レイヴンが発射したヒュージキャノンの弾はとてつもない速さで放たれ着弾すると大爆発を起こした

 

「oh…改めて使ってみるとやべぇ威力だな」

 

「え〜どうなってるのこれ〜?」

 

「言葉が思いつきませんね」

 

レイヴン達はその威力に唖然としているといきなり目の前が真っ白になった

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

『終了!一位から3位に順位変動はありませんでした。それではこれから表彰式に移ります!』

 

目の前が明るくなると最初の広場におり一位から3位まで壇上に上がる様に言われメイプルとレイヴンも壇上に上がるがレイヴンは慣れている為いつも通りにしているがメイプルはあまりにも多い視線を受け恥ずかしがっておりレイヴンの後ろに隠れていた

 

『では一位になったペインさん一言お願いしますドラ』

 

「はい、今回は一位になれてとても嬉しいです。これからもイベントで上を目指していきたいと思います」

 

『ありがとうございましたドラ!それでは二位のドレッドさんお願いしますドラ』

 

「あ~疲れた……えっと、今回のイベントではたくさんの経験が出来たのでこれからもこの調子で頑張っていきます。それとこのイベントの結果は嬉しかったけど一位じゃないのとアイツと戦えなかったのが少し悔しいな」

 

そう言うとドレッドはレイヴンの方を向いており、観客がざわついていた

 

『ありがとうございますドラ!では三位に選ばれたメイプルさん、レイヴンさんどうぞドラ!』

 

「えっあっえっ?えっと、その、お兄ちゃんと一緒に戦えてよかったでしゅ」

 

噛んだ。盛大に噛んだと同時にとてつもない爆弾発言をした。

 

「「「「「「えぇーーーーーーーーー!!!!!!!!」」」」」」

 

案の定観客からは驚愕の声が上がっておりそれに区切りをつける為にレイヴンはインタビューに答えた

 

「あぁ〜まぁコイツの言った通り俺たちはリアルで兄妹だ。とりあえずそこそこいい結果を出せたからまぁ満足って所かな。後自分としてはドレッドさんとエンカウントしなくて助かったと思っていますがね」

 

そしてこの様子は多くのプレイヤーに動画で撮られていた。メイプルは記念品を受け取るとそそくさと宿屋に向かいレイヴンもそれについて行った

 

その夜メイプル可愛すぎスレとメイプル強すぎスレ、レイヴン強すぎスレ、レイメイを見守るスレなど様々なスレが建てられた




アンケートですが自分でキリのいい所で切ります。
このアンケートで今後の展開を変える必要があるのと、新しい小説を設定だけ出すかもしれません


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第一回イベント掲示板

【NWO】第一回イベント観戦席3

 

 

240名前:名無しの観戦者

やっぱ優勝はペインか?

ゲーム内最高レベルだし無双してんな

 

 

241名前:名無しの観戦者

あれはやばい

動きが人間辞めてるw

 

 

242名前:名無しの観戦者

でもやっぱ順当に勝ちを重ねてるのはよく聞く名前ばっかだな

 

 

243名前:名無しの観戦者

トッププレイヤーが強いのはそりゃ当然よ

 

 

244名前:名無しの観戦者

は?何こいつ…やばくね?

 

 

245名前:名無しの観戦者

うっわ映ってる奴ら強っ

 

 

246名前:名無しの観戦者

暫定成績ランキング

メイプルっていう大盾

百二十人潰して被ダメなんとゼロ

 

 

247名前:名無しの観戦者

 

ふぁっ!?

 

 

248名前:名無しの観戦者

 

チート?いや…無いか

 

 

249名前:名無しの観戦者

って言うかそんだけ暴れてたらそろそろスクリーンに映るんじゃね

 

 

250名前:名無しの観戦者

こいつか?今映ってる

 

 

251名前:名無しの観戦者

盾がw剣食ってるw

 

何これw

 

 

252名前:名無しの観戦者

可愛い顔してやることえぐすぎんよー

状態異常とあの大盾で殆ど無抵抗のまま潰してる

 

 

253名前:名無しの観戦者

でも動き遅くね?

さっきからカウンターばっかり

 

 

254名前:名無しの観戦者

確かにあの立ち回りならダメージ貰って普通だよな

ほら言ってるそばから…は?

 

 

255名前:名無しの観戦者

は?

 

 

256名前:名無しの観戦者

は?

 

 

257名前:名無しの観戦者

あいつ何で頭に振り下ろされた大剣頭で弾き返してんの?

 

258名前:名無しの観戦者

え?真面目な話そんなことできんの?

 

 

29名前:名無しの観戦者

出来たら皆やるわ

 

 

260名前:名無しの観戦者

大盾よりも状態異常よりも本体の方が謎すぎてやばい件について

 

 

 

 

 

所変わってイベントエリア、流石に座って誰かを待っているのも飽きてきたメイプルは廃墟から移動していたのだが。

メイプルの周りから隠れていたプレイヤーが出てくる。その数は何と50人である。

パーティーを組む者は何度か見かけたが、五十人は流石に見たことが無かった。

 

その殆どが魔法使いのようで楓を視認してすぐ杖を掲げ魔法を放ってくる。

 

恐らくこうやって一本道で何度もプレイヤーを狩ってきたのだろう。

 

その動きには淀みがなく慣れが感じられる。

 

「大魔法で、吹き飛ばす!」

 

メイプルはもう魔力結晶はいらないため、40人近い魔法使いから放たれる魔法を素で受け止める。

相手の魔法が尽きた時。メイプルは腰の短刀を引き抜き構える。

 

刀身から紫色の魔法陣が展開される。

 

「〈毒竜(ヒドラ)〉!」

 

三本の首を持ち全身劇毒で出来た毒竜が、大盾の魔力結晶全てと引き換えに前方三方向を毒の海に変えていく。

運悪く巻き添えにされてしまった人も等しく毒の海に流され消えていった。

 

 

 

290名前:名無しの観戦者

こ れ は ひ ど い

 

291名前:名無しの観戦者

おかしい所

防御系スキルの発動無しの素のVIT値で魔法全てをノーダメで受けきる

アホみたいな威力の魔法

あいつのステどーなってんの?

 

 

292名前:名無しの観戦者

おっ カメラ変わったぞ

 

293名前:名無しの観戦者

やっとまともな戦闘シーン見れるのか

 

 

294名前:名無しの観戦者

いや、こいつは……化け物だな

 

 

295名前:名無しの観戦者

そろそろお腹いっぱいなんだけど…

まだなんかあんの?

 

 

296名前:名無しの観戦者

えっ…ナニコレ?

 

297名前:名無しの観戦者

ロボットだとぉぉぉ!!!!!

 

298 名前:名無しの観戦者

Foooooooooo!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))

 

299 名前:名無しの観戦者

このプレイヤーが使っているのそう言う感じの装備か?というか銃使っているぞコイツ?!

 

300名前:名無しの観戦者

暫定成績ランキング

レイヴンと言う遊撃手

八十人倒してノーダメージそして相手からの攻撃全回避

 

301 名前:名無しの観戦者

えっなにそれ。攻撃全回避とかどんな反射神経してるんだよ

それに遊撃手ってかなり弱いはずだよな

 

302名前:名無しの観戦者

遊撃手は弱いと言われがちだが実際は化け物ポテンシャルを持っている。使いこなせるやつがいなかったから弱いと言われているだけ

 

303 名前:名無しの観戦者

ヤベェwあの武器色んな銃になっとるやんけw

 

304 名前:名無しの観戦者

オールラウンダーを超えているだろ。しかもコイツ空飛んでいるから物理系統が無意味じゃねぇか

 

305 名前:名無しの観戦者

けどずっととんでいるわけではないからおそらく制限はあるんだろうな

 

306 名前:名無しの観戦者

ん?何かチャージみたいなのを始めたぞ。って後ろから攻撃来てるぞ!

 

307 名前:名無しの観戦者

 

は?

 

 

308 名前:名無しの観戦者

なに今の加速

 

309 名前:名無しの観戦者

エフェクト的に超加速ではないしあの一瞬クイックブーストって言っていたからおそらく別のスキルだと思う

 

310 名前:名無しの観戦者

うぉ!!なんだ今の!

 

311 名前:名無しの観戦者

また新しい奴がきたぞ!

 

312 名前:名無しの観戦者

またロボット系だぞ!

 

313 名前:名無しの観戦者

うぉぉ!!これは熱い!!

 

313名前:名無しの観戦者

あれ?2人とも離れたぞ?

 

314名前:名無しの観戦者

多分状況的に自己紹介的なものしてるんだろ。実際このイベント中他にあの2人の様な装備のプレイヤーいなかったわけだし

 

後灰色のはリリウムっていうらしいぞ

 

315名前:名無しの観戦者

始まったぞ!

 

316名前:名無しの観戦者

おいおい、早すぎて目が追いつかねぇよこれ31

 

317名前:名無しの観戦者

は?おいどうなっているんだよ。レイヴンの周りにフィールドみたいなのが灰色の方の攻撃を打ち消したぞ!

 

318名前:名無しの観戦者

こんなのにどうやって勝てって言うんだよ

 

319名前:名無しの観戦者

あり?レイヴンが離れていったぞ

 

320名前:名無しの観戦者

見た目的にガトリングとスナイパーか?というかどんだけ種類があるんだよww

 

321名前:名無しの観戦者

今度はリリウムが離れていったな

 

322名前:名無しの観戦者

ってぇ!?レーザー!?

 

323名前:名無しの観戦者

ロボット系の代名詞のレーザーじゃねぇか。こんなのもあるんだな

 

324名前:名無しの観戦者

これほとんど互角って感じか?

 

325名前:名無しの観戦者

いや、だんだんとレイヴンの方が有利になっているぞ

 

326名前:名無しの観戦者

おっとぉ!2人とも近接戦に入ったぞ!

 

327名前:名無しの観戦者

これやっぱりレイヴンが少しずつ押しているな

 

328名前:名無しの観戦者

あ、レイヴンがリリウムを叩き落として剣を突きつけたぞ

 

329名前:名無しの観戦者

これは勝負あったな

 

330名前:名無しの観戦者

ん?レイヴンが叫んでいるけどどうしたんだ?

 

331名前:名無しの観戦者

ファ!?エグい位のプレイヤーがやってきたぞ!

 

332名前:名無しの観戦者

これは流石にレイヴンでも捌き切れないだろ

 

333名前:名無しの観戦者

あら?リリウムが離れていったけどこれ1人で捌き切るつもりか?

 

334名前:名無しの観戦者

 

 

ゑ?

 

 

335名前:名無しの観戦者

何かすっごいごっついのが出てきたぞ

 

336は名前:名無しの観戦者

っておい!左腕が吹き飛んだぞ!!

 

337名前:名無しの観戦者

なんだよあれ、明らかにヤバそうだぞ。あれ6本のチェーンソーがドリルみたいに回転してんだから。というか火柱がヤベェwwww

 

338名前:名無しの観戦者

圧 倒 的 存 在 感

 

339名前:名無しの観戦者

おいおい、タヒんだわあいつら

 

340名前:名無しの観戦者

うわぁ、相手腰抜かしてほとんどの奴ら戦意喪失してるぞ

 

 

341名前:名無しの観戦者

 

 

 

 

は?

 

 

 

 

342名前:名無しの観戦者

今何が起こった????

 

343名前:名無しの観戦者

レイヴンの位置的にあの武器で攻撃したんだろうけどヤバすぎるだろ。そして通った後に火の軌跡が残っているぞ。

 

344名前:名無しの観戦者

一瞬見た感じあの武器で突撃した感じだけどアカン位早すぎるぞ。それにプレイヤーのほとんどを巻き込んでいたから範囲も広め、そしてプレイヤーを恐らくワンパン出来る威力、どうすればいいんやコイツ

 

345名前:名無しの観戦者

あっあの武器消えていったぞ。

 

346名前:名無しの観戦者

となると多分あれスキルなんじゃね?

 

347名前:名無しの観戦者

コイツとメイプルだとどっちが勝つのだろうか?

 

348名前:名無しの観戦者

分かんない。メイプルは圧倒的な防御力と麻痺からの毒攻撃や盾でプレイヤーを食う謎の攻撃でまさに歩く要塞みたいな感じ、レイヴンはとてつもない速度と遠近両方戦える銃と剣?によるヒットアンドアウェイ、そしてさっきの超強力な武器はおそらくプレイヤーならワンパンの可能性があるからどっちが先制を取れるかによる

 

そしてさっきの武器がデロリアンのように見えた人おりゅ?

 

349名前:名無しの観戦者

ワイも

 

350名前:名無しの観戦者

ワイも

 

351名前:名無しの観戦者

ワイトもそう思います

 

352名前:名無しの観戦者

ワイも

 

353名前:名無しの観戦者

ワイも

 

354名前:名無しの観戦者

おいww

今違う奴が混じってだぞ

 

355名前:名無しの観戦者

ん?あの2人なにやってるんだ?

 

356名前:名無しの観戦者

おそらくフレ登録じゃねぇの?

 

357名前:名無しの観戦者

お、途中経過の発表だ

 

358名前:名無しの観戦者

やっぱ一位はペインだよなぁ

 

359名前:名無しの観戦者

2位はドレッド、まぁ堅実だな

 

360名前:名無しの観戦者

やっぱりお前らかよwwwww

3位はメイプルとレイヴンだなwww

 

361名前:名無しの観戦者

あの2人はもはや規格外だろ

 

362名前:名無しの観戦者

あぁ、懲りずにやって来てしまったよ犠牲者が

 

363名前:名無しの観戦者

ってなんだありゃ!!

 

364名前:名無しの観戦者

今度はなんだっていうんだよ

 

365名前:名無しの観戦者

ありゃ?リリウムが上に乗ったぞ

 

366名前:名無しの観戦者

wwwww何アレwww

あの高速移動と大量のミサイルは反則だってwww

 

367名前:名無しの観戦者

しかも逃げたやつもリリウムのレーザーで撃ち抜かれる始末、というかこれメイプルの方に向かっていないか?

 

368名前:名無しの観戦者

戦いに行く感じなのかねー

 

369名前:名無しの観戦者

正直そうなるとヤバイ予感しかしない……というか何か嫌な予感がするのだが気のせいだろうか

 

370名前:名無しの観戦者

丁度真横でメイプルがスキルブッパしてるぞ

 

371名前:名無しの観戦者

え?アレ、ブースターだったの?というより何しようとしてんだよ

 

372名前:名無しの観戦者

おいwwww

サッカーじゃねぇんだよブースター蹴飛ばして爆発させるとか正気じゃねぇwww

 

373名前:名無しの観戦者

ボールを相手のゴールにシューーーーートゥ!!!!!

 

374名前:名無しの観戦者

サッカーやろうぜ!!!

 

375名前:名無しの観戦者

円堂さんは超次元サッカーへと帰って、どうぞ

 

376名前:名無しの観戦者

ん?というかどういう事だコレ?

 

377名前:名無しの観戦者

すごーく考えたくない事だけどいい?

 

378名前:名無しの観戦者

おういいぞ。言ってみな

 

379名前:名無しの観戦者

 

 

 

レイヴンとメイプルって知り合いじゃね?

 

 

 

380名前:名無しの観戦者

アッ

 

381名前:名無しの観戦者

逃げて!プレイヤー達超逃げて!!!

 

382名前:名無しの観戦者

既に遅かったか…

 

383名前:名無しの観戦者

うわぁ〜〜蹂躙劇ダァ〜〜\(^o^)/

 

384名前:名無しの観戦者

前衛は遠近両方こなすレイヴンがヘイト稼いで中衛が的確な射撃による支援のリリウムそして後援はやばすぎるスキルで敵を一掃するメイプル。こんなんどうしろって言うんだよ

 

385名前:名無しの観戦者

おいwwまたレイヴンがやばい武器出したぞ

 

386名前:名無しの観戦者

今度は大砲かよ、というかやばい雰囲気しか感じないんだが

 

387 名前:名無しの観戦者

 

 

388 名前:名無しの観戦者

 

 

389 名前:名無しの観戦者

 

 

390 名前:名無しの観戦者

 

 

391 名前:名無しの観戦者

 

 

392 名前:名無しの観戦者

 

 

は?

 

 

393 名前:名無しの観戦者

もう…言葉が出ない

 

394 名前:名無しの観戦者

なんだよアレ、もう核兵器並みじゃねぇか

 

395 名前:名無しの観戦者

弾速クッソ速い、範囲がデカ過ぎる、威力が即死級でおかしい、なんだよこの地獄の3点ハッピーセットは……

 

396 名前:名無しの観戦者

こんなんハッピーセットじゃねぇ!!

 

397 名前:名無しの観戦者

もうツッコむのに疲れたよ。パトラッシュ

 

398 名前:名無しの観戦者

とりあえずもう見守るとしますか

 

399 名前:名無しの観戦者

そうだな

 

400 名前:名無しの観戦者

もうそうするしかないか

 

〜〜〜〜〜〜

 

【NWO】メイプルちゃんとレイヴンの謎【考察】

 

1名前:名無しの槍使い

スレ立て終わったぞっと

 

2名前:名無しの大剣使い

おう

議題は我らがメイプルちゃんとレイヴンのことだ

 

3名前:名無しの魔法使い

正直ペインよりもやばい気がした

 

なんで2人とも3位なん?

 

4名前:名無しの槍使い

メイプルは序盤廃墟でお絵描きしていて、レイヴンはリリウムと戦ったりプレイヤーがなかなか来なくてキルぺ上げるのが遅れた

 

5名前:名無しの魔法使い

お絵描きてwwwまぁレイヴンに関してはしゃーない

 

6名前:名無しの弓使い

けどレイヴンのあれは少し怖かった

そしてそれにどうにか喰らいついているリリウムもやばい

 

7名前:名無しの大盾使い

レイヴンに関してはよく喰らいつけたなって思う。けどあのキルぺはやばすぎるだろ

メイプルに関してはあれ本当に大盾なのか不安になるわ

あっ因みに俺はソロで九位でした

 

8名前:名無しの槍使い

すげぇ

大盾のソロでそこまでいくとは

 

9名前:名無しの大剣使い

それでは今回のメイプルちゃんとレイヴンまとめだ

第一回イベント

メイプル&レイヴンタッグ

死亡回数0

被ダメージ0

撃破数4080

メイプルちゃんの装備は敵を飲み込む謎の大盾とアホみたいな状態異常魔法を発生させる短刀と黒い鎧

黒い鎧は異常性能を発揮していないように思われる

異常なまでの防御力で魔法使い四十人からの集中砲火をノーダメで受けきる

 

レイヴンの方はもう見るからに装備がごっつい

攻撃受けても何故かダメージ受けないフィールドの様なもので相手の攻撃を無効化、そこから上空に飛んでエグいくらいの速度で攻撃仕掛けるは移動してくるやら、そしてそれをさらに加速させるブースターしかも攻撃判定付きだったりミサイルのおまけ付き、後場違い感のある銃やらレーザーブレードに何やらゴツい強力なワンパン兵装がある。

しかもこれで遊撃者って言う

 

10名前:名無しの魔法使い

もう本当何回見ても頭おかしいとしか…

 

11名前:名無しの大剣使い

そして一番驚いたのがこの2人が兄妹っていうところとレイヴンがドレッドにライバル認定されている事だよな

 

12名前:名無しの魔法使い

あの時の全員の反応はすごかった。そして恥ずかしがってレイヴンの後ろに隠れるメイプル可愛い

 

13名前:名無しの遊撃者

何か俺らのスレがかなり立てられているんだが?

 

14名前:名無しの槍使い

ファ!?

 

15名前:名無しの大剣使い

まさかの本人様登場!?

 

16名前:名無しの遊撃者

あぁ、うん。まぁスレの話題のレイヴンだ。よろしく頼む

 

後大盾使いの戦績見て誰か分かったわ。クロムさんだろ

 

17名前:名無しの弓使い

Σ(゚д゚lll)エェェェェェェェェ

 

18名前:名無しの大盾使い

バレちまったか

とりあえず見解だ

大盾→まあそういう装備もあるかもな…うん

短刀→まああるかもしれんな

メイプルちゃん本体→は?

本体のステとスキル構成が一番の謎

メイプルちゃんのVITいくつよ…

 

そしてレイヴン

装備→なんだあれ

レイヴン本人→PSが化け物

スキル→( ゚д゚)

マジで構成どうなっているんだよ

 

19名前:名無しの大剣使い

メイプルマジで歩く要塞だったからな

マジで

 

20名前:名無しの弓使い

単純にVIT値で受けてるっぽいんだよなぁ

っていうかメイプルちゃんの持ってるスキルに心当たりある奴いんの?

魔法攻撃受けてる時とかなんかキラキラ光ってたし何かしらスキル使ってるのは確定

レイヴンはもう知らんどうなっているのあれ?

 

21名前:名無しの遊撃者

流石に教えることはできん。けどそれでも挑むというならいつでも待っているぞ

 

22名前:名無しの魔法使い

うわぁバトルジャンキーだー/(^o^)\

 

23名前:名無しの大剣使い

どうすりゃいいんだよこれ?というか何でこんなに強いんだ?

 

24名前:名無しの遊撃者

AC10って知ってる?

 

25名前:名無しの大盾使い

あぁあれか。あのゲームはとかなり魔鏡だったなー

 

26名前:名無しの槍使い

あれはおかしいって上位十人は人間辞めてるくらい反射神経がバグってる

 

27名前:名無しの遊撃者

あれのランキング1位のイレギュラーって俺のこと

 

28名前:名無しの大剣使い

( ゚д゚)

 

29名前:名無しの槍使い

( ゚д゚)

 

30名前:名無しの魔法使い

( ゚д゚)

 

31名前:名無しの弓使い

( ゚д゚)

 

32名前:名無しの大盾使い

(゚д゚ )

 

33名前:名無しの遊撃者

こっちみんな

とりあえずお前らのスキル考察見てみたいから出来るだけ黙ってるわ

 

34名前:名無しの大剣使い

通りであんなやばい軌道できるわけだ!!!!

 

35名前:名無しの槍使い

けどよくよく見ると癖とかが似ているし戦い方もそっくり

 

36名前:名無しの大盾使い

お前、そんな大物だったのかよ

 

37名前:名無しの魔法使い

そりゃ誰だって敵わない訳だよ!!

むしろコイツ倒せる奴いるの?

チーターすら実力でボコボコにしていく奴だし

 

38名前:名無しの弓使い

無理無理(・Д・)ノ

AC10のランキングの奴らは本当に異常な奴らばっかだからな

特にトップ10は誰も勝てる気がしない

 

39名前:名無しの遊撃者

ちなみにだがリリウムはランク13のメアリーの娘らしいぞ(本人談&2人に許可を得ています)

 

40名前:名無しの槍使い

\(^o^)/

 

41名前:名無しの大剣使い

もうヤダコイツら

もうダメだおしまいダァ

 

42名前:名無しの大盾使い

勝てる訳がナイヨォ

 

43名前:名無しの遊撃者

ちなみにだが残りのトップ10のうち5人ほどNWO始めようとしているぞ。そして全員俺と一緒にやりたいとも

 

44名前:名無しの魔法使い

もぉー辞めましょうよーー!!!いのぢがもっだいなーい!!

 

45名前:名無しの弓使い

ウソだドンドコドーン!!

 

46名前:名無しの大剣使い

トップ10メンバー

 

ランク1:イレギュラー

ランク2ドミナント

ランク3オッツダルヴァ

ランク4首輪付き

ランク5破壊天使

ランク6ジナイーダ

ランク7主任

ランク8社長

ランク9マグノリア

ランク10隊長

 

これの内5人来るってマ?

 

47名前:名無しの遊撃者

本気と書いてマジ

他のメンバーはリアルが忙しいやらやる暇がないって感じだけど「体は闘争を求めている」と全員揃って言ってゲームは手放していない様子

それと見解や考察終了まで俺は黙っているぞ

 

48名前:名無しの魔法使い

全員相変わらずで草

 

49名前:名無しの大盾使い

とりあえず路線を戻すぞ

それぞれの見解

状態異常→分からん

防御力アップ→そんな硬くなるスキルがあれば取ってる

大盾→知らん

レイヴンのスキル→意⭐︎味⭐︎不⭐︎明

レイヴンのフィールドに関しては何かスキルだろうけど破り方わからない

 

50名前:名無しの魔法使い

これメイプルちゃんの持ちスキルが一個も分からん流石に基本的な奴は持ってるだろうけど

メイプルちゃん固有のやつが本当分からん

レイヴンのスキルに関しては情報が全くないだがビジュアルはカッケーしロボや強力な武器は男の浪漫だ

 

51名前:名無しの弓使い

それは誰だってそう

というかタッグ戦最強じゃない?

 

52名前:名無しの大剣使い

メアリーの娘、リリウムを忘れるな。トリオだろ

 

53名前:名無しの魔法使い

マジであり得る

それぞれの役割がしっかりと確立していてさらにその相性が良すぎる

 

広範囲後方支援や攻撃食らってもノーダメージの防御力を持ちのメイプル

オールラウンダー悪くいえば器用貧乏だけどやはり天性の才なのかそれを踏まえてもあれだけレイヴンと戦え、中距離を得意とするリリウム

遠中近どれでも戦え、圧倒的なPSと装備を持ちそれら全てを使いこなしAC10のランキング1位をキープし続けたレイヴンという隙のない構成

 

あの広範囲の状態異常攻撃と属性攻撃を何とかしないとまあまず勝てん

致死毒とか言ってたし相当高位の魔法

それで疑問なんだがメイプルちゃんのMPどうなってるん?

あんなポンポン魔法使って、しかも多分VIT極振りだろ?

MP足りないだろ普通

レイヴンも同じようにMPが足りなくなりそう

何かしらのスキルで回復しても追いつかなさそう

 

54名前:名無しの大剣使い

あれなー…メイプルちゃんは多分大盾が魔力タンクになってる

喰ったものを魔力にして溜め込む感じ

レイヴンはおそらく森の中で使ったあのスキルだったりMP消費を抑える系じゃね知らんけど

 

55名前:名無しの槍使い

じゃああの赤い結晶がそうか

確かに魔法使う度に割れてたしな

レイヴンはその線が濃厚だと思う

 

56名前:名無しの大剣使い

つまりメイプルちゃんは

自分自身はあり得ない程の高防御であらゆるダメージをゼロにし

その装甲を抜こうとした攻撃やプレイヤーをMPに変換し

状態異常で叩きのめす

とこういう訳だな

レイヴンは何かしらでMPをためて様々な武器を使用したりとてつもない加速力で撹乱したり自身の間合いに詰めたり出来る。そして全てを破壊し尽くしそうな兵器による圧倒的な殲滅力を持っている。そしてそれを完全に扱え、なおかつ相手の攻撃を身体能力のみで躱せるほどのプレイヤースキルがある

準備は最後のやつが10秒程しかかからず他の方はほとんど時間がかからずフレーム単位かよ!って言いたいくらい早い感じ

だと思う

 

57名前:名無しの槍使い

何そのラスボス

レイヴンはどうあがいても不可能といえるくらい強すぎる

出会っても何が起こったかもわからないまま死んでそう

 

58名前:名無しの弓使い

ええ…鬼畜すぎんよ〜

 

59名前:名無しの大盾使い

しかもまだ隠し持ってるスキルがあるかもしれないという

今回はダメージ与えた奴がいないから分からんがHP回復するかもしれんぞ

 

60名前:名無しの魔法使い

ラスボスのHP回復は禁止って昔から言ってるだろォ!?

 

61名前:名無しの大剣使い

自分でも文字に起こすと変な笑いでたわ

しかもまだ始めたところ

大型新人過ぎる

 

62名前:名無しの遊撃者

まぁ、時間も時間だしそろそろ俺は落ちるわ

 

63名前:名無しの大剣使い

乙〜

 

64名前:名無しの魔法使い

乙〜

 

65名前:名無しの槍使い

乙〜

 

66名前:名無しの大盾使い

乙〜

 

67名前:名無しの弓使い

乙〜

 

68名前:名無しの魔法使い

ヨシ いったな

次のイベントでは武器やスキルも異常仕様に!

はいこれ

 

69名前:名無しの弓使い

実際既にトッププレイヤーなんだよなぁ…

あれヤベェわ

メイプルちゃん可愛くて強いとか最高かよ

レイヴンはガチの化け物になりそう

そしてAC10のトップ勢来たらゲームバランスが崩壊しそう

 

70名前:名無しの槍使い

見守ってやろうぜ

メイプルはステが第一線級でも中身は初心者だ

レイヴンはそのメイプルに振り回されそうだし

 

71名前:名無しの大剣使い

そうだな

これからも各自調査を頼むぞ

 

72名前:名無しの弓使い

ラジャ!

 

73名前:名無しの魔法使い

ラジャ!

 

74名前:名無しの槍使い

ラジャ!

 

75名前:名無しの大盾使い

ラジャ!

 

to be content




ようやく投稿する時間がデキタ

本当に待たせて申し訳ありません
課題、やっぱつれぇわ

今回出てきたAC10勢は自分で決めさせてもらいますがあらかじめご了承をお願いします。
展開は頭に浮かんどるんや。書く時間と表現力がないせいで余計に時間かけてるワイのせいなんや

なので何度目かわかりませんがどうか長ーい目でこの小説を見守ってくれると助かります

どうにか書いていきますのでこれからも応援よろしくお願いします


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遊撃手と妹の友人とかつての仲間

 

遊撃手と妹の友人とかつての仲間

 

 

レイヴン達が第一回イベントを終了した後、NWOのある所でレイヴンと同じ様な装備をした5人のプレイヤーがそれぞれの場所でモンスターを狩っていた

 

「やはりこの程度では満足は出来ないな」

 

機体は黒に紫がかかっており右手に巨大なレールガン、左腕にレーザーブレードを装備し両肩にキャノンを装備している、頭部は頭からエイのように伸びた独特なデザインをしている。

 

 

「ん…弱い」

 

機体は黒に近い灰色であり流線的なスタイルであり足は逆関節となっている頭部は尖っておりカメラアイらしき複眼レンズがある。装備は銃の下にブレードが付いている銃剣、右肩にキャノン、両方の方にミサイルポッドを装備している

 

 

「ギャハハ!!どぉしたどぉした!!」

 

機体は濃い藍色で塗装され、全体的に丸みをおびている。そして両手にライフルを装備し、右肩にチェインガンを装備している。そして左肩にタロットカードの一つである吊るされた男が書かれている

 

 

「まだまだだ。これじゃああの人に追いつくことは出来ない!」

 

機体は濃い青色と所々に白で塗装され胸部に機関銃を搭載している。そしてリニアライフルとレーザーブレードを装備、肩にはリニアキャノンとレーザーキャノンを装備している

 

 

「ここでの戦闘も随分慣れてきたから」

 

機体はダークブルーで塗装されかなり細長いデザインになっておりアサルトライフルとレーザーバズーカを装備し肩にはミサイルポッドとレーダーを積んでいる

 

 

彼らはレイヴンが掲示板で話していたプレイヤーでありそんな彼らがレイヴンと出会うまであと少し

 

~~~~~~~~~

 

そして第一回イベント翌日楓と狩斗は一緒に学校に向かっていた

 

「しっかし、お前もどんどん沼にハマっていったなー」

 

「それはお兄ちゃんだって同じでしょ?」

 

「まぁ確かにな。ここまでハマったのはアレ以来だな」

 

「確かアーマード…なんだっけ?」

 

「アーマードコア10通称AC10だな。にしてもアイツらが来るとある意味カオスになりそうだな」

 

そうして校門にたどり着くと狩斗は楓と別れ自分の教室に向かい席に着いた。すると奥からスミカが狩斗の席に歩いて来た

 

「前回のイベント、随分と暴れたようじゃないか。狩斗」

 

「そういうなよスミカ。それと今日からだったな」

 

「あぁ。こういうタイプは初めてだからなよろしく頼むぞ。狩斗」

 

「おうよ。任せておけ」

 

そして授業が終わると狩斗は楓から理沙も参加できると聞き一緒に家に帰るとすぐにログインし、噴水で待っていた

 

「おー、こんな感じなんだー」

 

「ふむ、たまにはこういうのもいいものだな」

 

理沙は周りの町の様子を見渡して嬉しそうに声を上げ、スミカは様々な場所を物珍しそうに見ていた

 

「うーん、やっぱり楓…じゃない、メイプルとの装備の見た目の格差があり過ぎて辛い。あっ後こっちではサリーって呼んで」

 

「まぁ、それは確かに否めないな。それと私のことはセレンと呼んでくれ」

 

「サリーにセレンだね。分かった!二人共これからよろしくね」

 

「了解だ。これからよろしく頼むぞ」

 

そして4人は互いにフレンド登録を済ませ、サリーとセレンはステータスを見せてくれた

 

サリー

Lv1 HP32/32 MP25/25

 

【STR 10〈+9〉】【VIT 0〈+28〉】

【AGI 55】 【DEX 25】

【INT 10】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短刀】 左手【空欄】

足【空欄】 靴【初心者の魔法靴】

装飾品【空欄】

   【空欄】

   【空欄】

スキル

  なし

 

セレン

 

Lv1 HP 32/32 MP35/35

【STR 20〈+10〉】 【VIT 8】

【AGI 45〈+16〉】 【DEX10】

【INT 10】

 

装備

頭【空欄】  体【空欄】

右手【初心者の短剣】 左手【初心者の片手直剣】

背中【初心者の弓】

足【空欄】  靴【空欄】

 

装飾品【空欄】

   【空欄】

   【空欄】

 

スキル

  なし

 

「あぁ、やっぱり二人共あまりVITにふらないんだね」

 

「この構成、サリーは回避盾って感じか?」

 

「ん?レイヴン、回避盾とはなんだ?」

 

「それは私から説明するよ。回避盾っていうのは相手のヘイトを大きく引きつけてそれを回避していくことで攻撃を無力化する事だよ」

 

「なるほどな、理解した」

 

「とりあえずここからは別行動ってところだな」

 

「りょーかい。それじゃ行こうか、メイプル」

 

「うん!それじゃ二人共、また後でね〜」

 

そういうとメイプルとサリーは地底湖に向かって歩いて行った

 

「さて、これからどこに向かうのだ?」

 

「とりあえずレベル上げを兼ねながら色々な場所回る形かな」

 

「まぁそれが無難だろうな」

 

「んじゃま、ついて来てくれ」

 

レイヴンはセレンを連れて町から離れた場所に向かった

 

「一体どうしたのだ?」

 

「少し離れていてくれ。危ないからな〈VOB〉!」

 

「なんだこれはッ!」

 

「コイツは俺のスキルの一つ〈VOB〉だ。まぁ巨大なブースターと思えばいいさ、とりあえず乗りな」

 

そしてレイヴンはセレンを乗せると一気に加速した

 

~~~~~~~~~

 

レイヴンはVOBを途中で解除し、森の上を飛んでいると森の奥から何かが光りそこから音が鳴った

 

「ッ!!!」

 

「なっ!どうした!?」

 

レイヴンはそれが銃弾であることを察知すると回避行動を行い発射された場所に向かっていった

 

「どうした!!」

 

「攻撃を受けたんだよ!!今攻撃して来たプレイヤーの所に向かっている!!」

 

そしてその場所に着くとセレンを抱えクイックブーストで素早く地面に着地した

 

「出てこい!ここにいるのはわかっているぞ!!」

 

レイヴンがそう叫ぶと奥から数人の気配を感じた

 

「まさかお前にこうも早く会えるとはな'イレギュラー'」

 

「ッ!その声…まさか!」

 

そしてその人物達が茂みから出てきた

 

「ドミナント!」

 

「久しぶり…兄さん」

 

「首輪付きまで」

 

「感動の再会ってなぁ!ハハハハハ!!」

 

「相変わらずだな主任」

 

「本当にお久しぶりです。イレギュラーさん!」

 

「隊長こそ」

 

「フッお前と会える時をずっと待ち望んでいたぞ」

 

「オッツダルヴァ……」

 

「ほんっとうに久しぶりだな!!!お前ら!!!」

 

~~~~~~~~~

 

レイヴン達は場所を変えるとお互いの情報交換を行った

 

また彼らも名前を変えている者もおり首輪付きはビースト、隊長はエヴァンジェというプレイヤーネームに変えていた

 

 

「にしてもお前らいつログインしたんだ?お前らの事なら嬉々としてイベント参加すると思うんだが」

 

「残念ながら丁度イベント終盤にどうにかログインできた感じなんでな」

 

「だから一度全員で集まってからそれぞれ単独行動っていう感じです」

 

「なるほどな。にしてもタイミング悪かったなー」

 

「まぁ確かにそうかもしれないねぇ」

 

「そうとも言えないさ。おかげで全員この装備を手に入れられたからな」

 

「ん…それにしても姉さんまでやるとは……意外」

 

 

 

「「「「「…………ゑ?……」」」」」

 

 

 

「その声でなんとなく予想はついていたがな。一応言っておくがコイツは私の従兄弟だ」

 

 

 

「……世界って狭いんだなぁー」

 

「とりあえずそれぞれフレンド登録を済ませておこう」

 

「さーんせーい〜、それに丁度この子にもあのクエストクリアさせるのはどぉー?」

 

「いい案ですね」

 

「問題ない……姉さんは強いから」

 

「あのクエストってなんだ?」

 

「とりあえずついてこい」

 

そしてレイヴン達はドミナント達について行き、しばらくすると転送門が見えてきた

 

「ここだ。ここのクエストをクリアすれば良い」

 

「大丈夫か?セレンはまだレベル1だぞ」

 

「心配ないですよ。ここのクエストってその人のレベルに合わせてレベルも変化しますから」

 

「その分、かなり手強いから普通のプレイヤーならまず攻略は無理に等しいけどねぇ。ハハハハハ」

 

「いいだろう。行ってくる」

 

そういうとセレンは転送門をくぐり、クエストを受けに行った 

 

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「うん?なんだ?あれ」

 

 

 

そうしてそれぞれの場所でモンスターを狩って居るとレイヴンは森の中で光る蝶を見つけた

 

レイヴンはその蝶に近づくとその蝶はレイヴンの肩に止まりこの瞬間足下に転移陣が開いた

 

「んなっ!!!」

 

そして転移した場所は格納庫のような場所でありその中央には鼻の長い老人が座っていた

 

そしてその老人はレイヴンに向かってこう言った

 

「ようこそ・・・我がベルベットルームへ・・・ 申し遅れましたな。 私(わたくし)の名はイゴール。以後お見知り置きを」

 

BGM「全ての人の魂の詩」

 

「ここは一体どういう場所だ?ベルベットルームと言っていたが」

 

「ふむ、そうですな。ここは夢と現実、精神と物質の狭間に存在する部屋それゆえに時間軸とも離れており現実の時間はほとんど経過しておりません」

 

「へぇ、面白い。それで?要件はなんだ?」

 

「そう焦らないで下さい、時間はたっぷりあります。さて続きですが、この部屋はベルベットルームが訪れる人間の“精神の在り方”そのものを反映しておりますがよもや格納庫とは」

 

レイヴンはイゴールの話を聞きながらこの部屋を見て物思いに耽っていた

 

(懐かしいな、この部屋の感覚)

 

「物思いにふけるのは良いですがこれから話す事は重要な事です。聞いておくほうが身の為ですよ」

 

「あっあぁ、わかった」

 

イゴールはそんなレイヴンに声をかけ注意を促した

 

「さて、本題に入らせてもらいましょう。これから貴方様にはこれからいくつもの戦いが待ち受けるでしょう。私にはそれを助ける手助けをさせていただきます。そして貴方様には新たな力を授けましょう。

 

その名は【ペルソナ】

 

自身の中にいる人格が神や悪魔の姿を借りて具現化したもの、いわばもう一人のあなたです」

 

 

「ペルソナ……か。だがただでとはいかないんだろ?」

 

「話が早いようですね、ではこちらへ」

 

そしてイゴールが指を鳴らすとまたもや転移陣が現れた

 

「その転移陣へと進めば貴方様を試す試練が待ち受けます。準備が整い次第、転移陣の上へとお立ちください」

 

「了解。そうさせてもらうとするよ」

 

そういうとレイヴンは自身の武器をブレードとショットガン、ショルダーはスナイパーキャノンとチェンインガンに変更し転移陣の上に立った

 

「最後にもう一つ、この試練は貴方様を試すだけでなくご自身の昇華にも繋がります。どうかご気をつけて」

 

「あぁ、忠告ありがとうな」

 

そうしてレイヴンは転移陣に乗りそのまま試練の場所に向かった

 

~~~~~~~~~

 

気がつくとそこはあたりに分厚い雲が渦巻いておりそのすぐそばに自分の足場を囲む様に柱が立ち、上空には満月が大きく光っていた

 

「さて、ここが試練の場か。一体何がくるのやら」

 

レイヴンは身構えていると突然目の前に影が集まり、ナニカの形を作っていた。そしてそれは自分と同じ姿になっていった。

 

「俺か、まさかあん時と同じ事が起こるとはな」

 

『…!』ダダダン!

 

そして影は形を作り終えるとそのままレイヴンに向けてライフルを撃ち放った

 

「遠慮なしか、ならこっちも手加減なしでやらせてもらう!!!」ダァン!!

 

BGM『全ての人の魂の戦い』

 

 

レイヴンは反撃とばかりにスナイパーキャノンを発射したが影はそれを難なく避けブーストでレイヴンの懐に潜り込んできた

 

「んなっ!?〈クイックブースト〉!!」ドヒャァ

 

レイヴンはそれにすぐさま反応しクイックブーストを発動させたが僅かに早く影がトリガーを引きPAを削つた

 

「これは……久々に本気出さないとやばいかもな〈モンスターセンス〉〈クロックアップ〉」

 

そう言うとレイヴンは2つのスキルを発動させ、クロックアップの効果でDEXを20AGIに振り分けた。そして一気に影に近づき、同時に影もレイヴンに近づいた

 

「そこだっ!!」

 

『…』

 

レイヴンは影に近づくと正面で1発、ブーストで影の真上に上がって1発、背後で1発、合計3発ショットガンを打ち込んだ。しかし影はレイヴンのスキルまで模倣しておりPAで防ぐと瞬時に振り返り肩のランチャーをレイヴンに向け発射した

 

「っち!やっぱそうだよなぁ!」

 

レイヴンはそれを咄嗟に避けるが避けた先で影の持つライフルの銃撃を受けてしまった。その隙に影はそのままレイヴンに近づきブレードを振りかざすがレイヴンも負けじと自身のブレードで受け止める。

 

そして考える事は同じなのか同時にショルダーウェポンを構え撃ったが結果として両者ともにショルダーウェポンを破壊されただけであった

 

レイヴンは影を蹴飛ばすとショットガンをパルスライフルに変え撃ちながら距離をとった

 

「残弾切れか!〈ゼロリロード〉〈チャージ〉」

 

『…』

 

しかし影もすぐさまに体制を立て直し再びブーストでレイヴンに近づくが

 

「同じ手は2度は食わないってな!!」

 

『…!』

 

レイヴンはその動きを見切り近づいてきた所で影をサマーソルトで蹴り上げそれと同時にブレードで切り上げた

 

「さぁてコイツでしまいだ!!」

 

そういうとレイヴンは手に力を貯めるとそこにコジマ粒子が集まり威力が高まっていく

 

「歯ぁ食いしばりやがれぇ!!!」

 

そしてそのまま影を思い切り殴り、影のHPはなくなった

 

「なんとか倒せたか」

 

 

 

レイヴンは影を倒すと少し床に座った

 

『お前は…一体何者だ?』

 

「ん?」

 

『私は自分の名前が思い出せない姿が同じお前と戦えば何か分かるかもしれないと思ったが』

 

影が自分のことをポツポツと言い始めレイヴンはそれを聞いていた

 

「なら俺がお前の名前をつけてやるよ」

 

『いいのか?』

 

「あぁ!問題ないさ」

 

そうしてレイヴンは影に似合う名前を考えたがイゴールの『自身の中にいる人格が神や悪魔の姿を借りて具現化したもの』という言葉を思い出し一つの名前にたどり着いた

 

「よし!決めた、お前の名前はデウスエクスマキナだ!」

 

『デウスエクスマキナ……そうだ!!思い出したぞ!私はかつてその名前で呼ばれていた存在だった。訳あって名前を封印されていたのだ、ありがとう。さて我は汝、汝は我、これからよろしく頼むぞ相棒』

 

そういうとデウスエクスマキナ(以後マキナ)はレイヴンの中に入り込み、消えていった

 

『レベルが25に上がりました』

 

『スキル【ペルソナ】を取得しました』

 

「こちらこそ宜しく頼むぜ。マキナ」

 

レイヴンはそのまま出現した転移陣に入るとイゴールのいるベルベットルームに戻っていた

 

「どうやら無事にペルソナを手に入れた様ですね、では此処の役割について説明いたしましょう。この場所では貴方様のペルソナの強化を行います、主にペルソナの力を上げるものですがペルソナの強化にはペルソナ自身が経験を積む必要があります。また貴方様の実力が上がれば新たな強化を行うこともできます」

 

「そういう感じか」

 

「ご理解頂けましたでしょうか?」

 

「あぁ、十分理解したよ」

 

「かしこまりました、お帰りになられる場合はそこの転移陣を使用して下さい。それとこれをどうぞ」

 

イゴールはレイヴンに何かを投げ渡し、レイヴンはそれを受け取り何か確認した

 

「これは……指輪?」

 

導きの指輪

 

【取得経験値増加】【取得ステータスポイント増加】

 

導きの蝶:ベルベットルームへと導く蝶を呼び出す

 

 

「これを使えばいつでも此処に来ることが出来ます」

 

「了解、んじゃまたなイゴール」

 

そしてレイヴンは転移陣に乗りベルベットルームから退出していった

 

 

~~~~~~

 

 

レイヴンは転移を終えるとメニューを開き時間を確認した

 

「本当に時間が経ってないな。時間加速ってことか?」

 

レイヴンは少し考えたが仕様だと割り切りメンバーにチャットを送った

 

 

 

レイヴン:そっちはどんな感じだ?

 

ドミナント:こっちは順調だ

 

ビースト:全然いない。なんでこんなにいないの?

 

セレン:お前が一瞬で狩るからだ。実際は物凄い数倒しているぞ

 

主任:相変わらずだねぇビーストは

 

エヴァンジェ:あのキル速度はまだ健在ですから、セレンさん苦労してるでしょう?

 

セレン:あぁ、本当にな

 

オッツダルヴァ:しかしレイヴン、第一回イベントで主任もどきしていたのは驚いたぞ

 

主任:あ、そういえばそうだったな。それ気になるから教えてほしいなあー

 

レイヴン:あれは【OW(オーバードウェポン)】っていうスキルでな、取得条件は機械系の装備一式を付け、デメリットを受けた状態で単独でボスを撃破するって言う感じだ。それはそうと主任……あん時の二の舞は絶対にするなよ!絶対するなよ!!振りじゃないからな!!!

 

主任:イヤーどうしよっかなぁ〜?

 

セレン:あの時?一体何があったのだ?

 

オッツダルヴァ:詳しい説明は省くが、AC10でトップ10組で分かれてチーム戦をしていたんだが、何をトチ狂ったか俺たちが密集していた状態で戦っている戦場のど真ん中にレイヴンがイベントで最後に撃った物に似た物をブッパしたんだよ

 

エヴァンジェ:あれは……嫌な……事件でしたね

 

ビースト:もう2度……あんなのはゴメン

 

ドミナント:しかも性能が圧倒的に上でな、音速と同等の速度で飛んでくるんだ。そして全員巻き込まれた所に追い討ちかけて来て主任以外の全員撃墜っていうさまだ

 

レイヴン:ホント音速並ってなんなんだよ。音が聞こえたらもうどうしようもないんだぞ。教えはどうなってんだ!!教えは!!

 

セレン:なんというか、その〜……すまなかった

 

主任:ギャハハハハ!!本当にあれは楽しかったよ。今度はどうしようかな〜

 

レイヴン:止めろ

 

ドミナント:止めろ

 

オッツダルヴァ:止めろ

 

ビースト:止めろ

 

エヴァンジェ:止めてください

 

レイヴン:というかこの話はそろそろ終わりにしてそろそろ集まらないか?妹の所に一度戻って紹介しておきたいんだ

 

セレン:良い案だな。アイツは誰にでも話しかけれる程コミュ力が高いからな

 

ドミナント:それは良いがかなり離れているのではないのか?

 

エヴァンジェ:転移門みたいなものも近くにはありませんし

 

レイヴン:大丈夫大丈夫、丁度いい移動手段があるんだ。とりあえずこの場所に集合してくれ

 

セレン:なるほど、あれか

 

ビースト:?知っているの?姉さん

 

エヴァンジェ:どういう物なんですか?

 

セレン:それはみてからのお楽しみだ

 

ドミナント:しかしこの人数で使える移動手段とはなんだ?

 

主任:ま、いんじゃねぇ〜の?とりあえず集合しようぜ

 

 

~~~~~~~

 

 

そうしてドミナント達はレイヴンの示した場所に集合した

 

「一体何を使用するんだ?」

 

「少し…不安」

 

「アハハ……まぁレイヴンさんなら大丈夫なんじゃないんでしょうか」

 

「よっ集まったか」

 

「全く、それで?どうやっていくんだ」

 

 

「こういうことだーよ!!〈VOB〉!!」

 

レイヴンは飛び上がるとVOBを展開した

 

 

「「「「なっ、なんじゃ(ですか)!こりゃ(これは)!!」」」」

 

 

「ハッハー面白そうなもん持ってるじゃねぇか!!」

 

「とりあえずこいつについて説明するぞ」

 

 

 

~~~~~~遊撃者説明中~~~~~~

 

 

「なるほど、それは随分と戦略の幅が広がるな」

 

「超高速移動に高い制圧射撃、時間制限があるとはいえ充分な性能だぞ」

 

「これ……乗れるんだよね?」

 

「あぁ、乗ることもできるしその上からでも攻撃できるぞ」

 

「強すぎですよこれ」

 

「まぁ、確かにねぇ〜」

 

「否定はしない、とりあえず全員上に乗ってくれ。後セレンはアイツらにメッセージを送ってくれ」

 

「分かった。しかし本当に早いからすぐに着きそうだな」

 

そして全員VOBの上に乗り込んだ

 

「さぁ〜て、全員乗り込んだことだし、飛ばしていくぜぇ!!」ドォォォォ

 

レイヴンはVOBのブースターを起動させ一気に加速し、メイプル達のいる洞窟に向かっていった

 

 

 

 

 

~~~~~~一方その頃~~~~~~

 

 

 

 

「あっようやく釣れたよー」

 

「メイプルはVIT以外ゼロだからねぇ〜中々釣れないでしょ」

 

「うぐぐ」

 

メイプルとサリーは洞窟でメイプルの盾に必要な素材を集めていた

 

ピロン

 

「ん?メッセージ、誰から?」

 

「えっとー、セレンさんからだね。なになに?『そろそろそっちに合流する、レイヴンの旧友も来ているから紹介するぞ』だって」

 

「レイヴンの旧友ねぇー全員トンデモPSなんだろうなぁ〜」

 

「とりあえずお兄ちゃんが来るまで待とっか」

 

「そうだね、一旦休憩っと」

 

 

~~~~~~5分後~~~~~~

 

ドォォォォォォォオオオオオオ

 

 

「あっ!来たみたいだよー」

 

「えっ!?随分離れていたのにもう着いたの!?」

 

メイプルはレイヴンのVOBを知っているがサリーはその存在を知らない為かなり驚いていた

 

「へぇ〜ここかぁ」

 

「また典型的な洞窟だな」

 

「ひねりはないがシンプルだからこそやりづらい部分もあるんだぞ」

 

「うん……ある意味……シンプルなのが……一番」

 

「本当にシンプルイズベストって事ですよ」

 

「あぁ…本当にシンプルなのが一番対応しにくいからな」

 

「ハハハハ!正に俺って感じだな!!」

 

「あっお兄ちゃん!こっちこっち!」

 

「うわぁ、随分と個性が強い人たちだなぁ」

 

メイプルは何気なくしていたがサリーは他のメンバーのキャラの濃さに少々引いていた

 

 

〜to be content 〜




後書き

どうも皆さんマスターゼオライマーです

えーひとまず一言、この小説には重度のキャラ崩壊、オリジナル設定がありますのでご了承ください

まぁ建前は置いといて、今回も読んでいただきありがとうございます。少しずつですが筆も乗りやすくなり、書きやすくなってきました。本当に筆が乗りにくい状況は厄介でしたよ。

相変わらずの不定期更新ですが今後ともよろしくお願いします


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遊撃者と素材集めと二層攻略

遊撃者と素材集めと二層攻略

 

メイプルとサリーと合流したレイヴンたちはドミナント達を紹介し、フレンド登録を済ませた

 

「それぞれの自己紹介も終えた所だがこの後どうする?」

 

「ひとまず、それぞれのレベル上げでいいんじゃねぇか?俺はコイツらに付き合うけど」

 

「とりあえずはそれでいきましょうか」

 

そうしてドミナント達は洞窟を出てそれぞれの場所でレベル上げに向かった

 

「にしてもまさかサリーがAC10やっていたとはな」

 

「こっちとしてはレイヴンがあの魔鏡での1位だった事に驚きだよ。私より強いってことじゃん」

 

「そうでもないさ。あそこが魔鏡すぎて成長しにくかっただけでサリー自体もまだまだ伸びしろかあるぞ」

 

「そうかな〜?」

 

「うーん、私は詳しい事はよく分からないけどまだまだサリーも強くなれるんじゃない?」

 

「メイプルの言う通りだ。実際、エヴァンジェはドミナントに憧れてAC10を始めてかなりの勢いであそこまで辿り着いたんだお前だっていけるさ。それに俺も協力してやるよ」

 

「そうだね。よし!ウダウダするのは終わり!これから宜しくねレイヴン(師匠)

 

「なんかすっごい当て字が見えた気がするがまぁいいか」

 

そうしてレイヴンはその考えを切り捨て釣りを再開した

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

そしてその後サリーが効率を考え素潜りで魚を狩り始めた。メイプルはステータスが足りずそもそも泳ぐ事が出来ない為釣りを続けており、レイヴンはメンバーと連絡をとっていた

 

 

レイヴン:お前ら今どんな感じだー

 

主任:OWゲットだぜ!!

 

オッツダルヴァ:早すぎるぞ

 

ビースト:恐ろしく速い取得、僕でなきゃ見逃しちゃうね

 

エヴァンジェ:何でハ○ターxハ○ターなんですか

 

セレン:ボケるのも大概にしろ

 

ビースト:ハイ

 

ドミナント:ひとまずこっちも色々とスキル手に入れたぞ。【オービット】というものでな、いわゆるファンネルやビットの様なものだ

 

レイヴン:ビット……エネルギー……ボウソゥ……ウッアタマガ

 

ビースト:ソルディオス……バクサツ……ウッアタマガ

 

ドミナント:流石にソルディオスの様な鬼畜でもイクシードの様な残念性能でもないから安心しろ

 

オッツダルヴァ:安心した。流石にアレと同じなのはキツイからな

 

セレン:すまん。ソルディオスやイクシードとはなんだ?

 

エヴァンジェ:イクシードはAC10に出ていたビット兵器ですけど障害物を余計に攻撃する上に使用していくとゴリゴリエネルギーが削られていくって言う控えめに言ってクソ武器と呼ばれるものです

 

主任:それに対してソルディオスはとあるボスの武器なんだけど、本体はただの的って感じなんだけどねぇ。そいつのソルディオス砲が自立移動する上に硬い、速い、強いって言う感じでプレイヤーを苦しめてきたやつだよー。にしてもソルディオスくらいあれば面白かったのになぁ〜

 

レイヴン:止めろ

 

ドミナント:止めろ

 

ビースト:止めろ

 

エヴァンジェ:止めろ

 

オッツダルヴァ:止めろ

 

レイヴン:そういえば他の奴らはなんかゲットしたか?

 

セレン:私は【レールガン】と言うものでな銃弾に様々な属性を上乗せさせるのだが、見た目がこのようになるのだが

 

[KALASAWAの写真]

 

レイヴン:( 'ω')ファッ!!?

 

ドミナント:なん………だと……

 

ビースト:KALASAWA……だと……

 

セレン:一応名前は違うようだがKALASAWAとは何だ?

 

エヴァンジェ:AC初代辺りに出て来たピーピーピーボボボのヤツ

 

オッツダルヴァ:これ絶対運営にAC10の運営者いるだろ。そしてやはりKALASAWAの名での登場ではなかった

 

主任:それは俺も思っていたぜい

 

レイヴン:……フロムの怒りを買わないだろうか……

 

ドミナント:それに関してだがどうやら大丈夫らしいぞ。フロムに第一回イベントのことを言ったが『面白そうなのでOK。NWOの運営にも許可は出してる(意訳)』らしいぞ

 

ビースト:えぇ……

 

エヴァンジェ:やはりフロムはフロムでしたね

 

主任:ンマ、そこがいんじゃないのー君たちは

 

レイヴン:当たり前だ

 

ドミナント:当たり前だ

 

ビースト:当たり前だ

 

エヴァンジェ:当たり前だ

 

オッツダルヴァ:当たり前だ

 

オッツダルヴァ:とりあえず次は俺だが………【アクアブレイバー】って何だよ!あれか?俺の水没王子ネタを憐れんでこんなスキルになったのか!!

 

ビースト:あぁ、うん

 

ドミナント:その〜あれだな

 

オッツダルヴァ:ええぃ!!言いたい事があるならさっさと言え!!

 

レイヴン:まぁ…… ドンマイ(´・ω・)ノ(´;ω;)

 

オッツダルヴァ:言うな!みっともなくなる

 

セレン:……水没王子とは何なのだ?

 

レイヴン:オッツダルヴァの通称(不名誉)名付けられた理由としてオッツダルヴァ自身はかなり実力が高いんだけど何でか水上ステージだとなぜか途中でメインブースターがイカれて水没すると言う珍事がよく発生していたことから水没王子と呼ばれるようになった

 

オッツダルヴァ:うぉぉぉぉ!!殺せぇ〜いっそのこと殺してくれぇ〜〜〜 (´•̥ ω •̥` )

 

セレン: ( ´。•ω•)ノ“(っ <。)

 

ビースト:一応自分も手に入れたんだけど……デバフって言うか……バフって言うのか……

 

ドミナント:どうしたんだ?

 

ビースト:……言うけど笑わないでよ

 

オッツダルヴァ:はぁ、ようやく落ち着いた。それとそんな簡単に俺たちは笑わんぞ

 

ビースト:……本当に?

 

エヴァンジェ:まぁあの日々で少しは耐性ありますからね

 

ビースト……本当の本当に?

 

主任:なぁんでそんな念押しするのかねぇ?

 

 

ビースト:本当の本当の本当の本当の本当の本当の本当の本当の本当の本当の本当………

 

 

レイヴン:怖い!怖い!

 

セレン:本当に何があったんだ?

 

 

ビースト:【リンクス】ってスキルなんだけど(´・ω・`)ノシ

 

[猫の尻尾が生えたビースト]

 

 

レイヴン:(´^ω^`)ブフォww

 

ドミナント:( *´艸`)クスクス

 

エヴァンジェ:(´m`)クスクス

 

オッツダルヴァ:((´^ω^))ゥ,、ゥ,、

 

主任:m9(^Д^)プギャー

 

セレン:(*^-^*) ニッコリ☆

 

ビースト:笑うにゃーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

レイヴン:(゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽ

 

ドミナント: ( 艸`*)ププッ

 

エヴァンジェ: (*≧m≦*)ププッ

 

オッツダルヴァ: (ノ∇≦、)ノ彡☆ 爆笑

 

主任:。゚(゚^∀^゚)゚。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ !!

 

セレン: (・∀・)ニヤニヤ

 

ビースト:うにゃーー!!

 

レイヴン:とりあえず二層来たらそれぞれ個人個人での攻略でいいか?

 

オッツダルヴァ:うわっ!急に冷静になるな!!

 

主任:それでいんじゃねーのー

 

ドミナント:問題ない

 

セレン:私はお前について行かせてもらうぞ

 

レイヴン:りょーかい

 

ビースト:うーうー

 

セレン:いい加減機嫌なおせ

 

~~~~~~~

 

そうしてチャットを閉じると釣りを再開していき、それから数日間洞窟に潜っていきサリーはダンジョンを攻略して大量のスキルとユニークシリーズを手に入れた

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~

 

数日後の二層開放後掲示板

 

532名前:名無しの大盾使い

皆もう2層には行ったか?俺は無事に2層に入ったぞ

 

533名前:名無しの槍使い

おう

ついさっき勝って2層入ったところだ

 

534名前:名無しの大剣使い

俺も無事に勝利

 

535名前:名無しの魔法使い

俺も

勝ったぜ

やった

 

536名前:名無しの弓使い

何と俺も2層到達してるんです

 

537名前:名無しの槍使い

あれ?俺ら割と強くね

 

538名前:名無しの大剣使い

メイプルちゃんとレイヴンがさっと2層にいってもついていけるようにレベル上げてたら…

第一線の仲間入りですよ

 

539名前:名無しの弓使い

俺もそれだわ

 

540名前:名無しの大盾使い

そんなメイプルちゃんとレイヴンだが

まだ二層に行ってないっぽい

っていうかパーティー組んだ表記が俺のフレンド欄に出てるんだけど

 

541名前:名無しの弓使い

俺それ見たぞ多分

 

542名前:名無しの魔法使い

ちょっとそれ詳しく

 

543名前:名無しの弓使い

人数は二人で名前はわからないが初期装備だったし仲よさそうだったからリア友だと思う

 

544名前:名無しの大剣使い

武器は?

 

545名前:名無しの弓使い

片方は遊撃者でもう片方は短剣だったはず

 

546名前:名無しの魔法使い

意外

魔法使いか弓使いだと予想してた

 

547名前:名無しの槍使い

俺も

 

548名前:名無しの大盾使い

まあ3人で戦うならその構成は良くないな

だが…メイプルちゃん達の友達だろ

果たして普通の初心者なのか

レイヴンタイプの初心者か

メイプルちゃんタイプの初心者かもしれん

 

549名前:名無しの魔法使い

確かにありうる

 

550名前:名無しの遊撃者

そんなお前らのために情報を授けよう

 

551名前:名無しの槍使い

Σ(・□・;)オファ!

 

552名前:名無しの弓使い

いきなり来たなぁ

 

553名前:名無しの大剣使い

それで情報とはなんぞや

 

554名前:名無しの遊撃者

お前らが言ってる俺たちがパーティ組んだ人のことだよ

 

555名前:名無しの大盾使い

それは普通に気になる

 

556名前:名無しの魔法使い

情報オナシャス!

 

557名前:名無しの遊撃者

了解。とりあえず二人とも俺たちの知り合いで短剣の方はメイプルのクラスメイトのサリーで遊撃者は俺のクラスメイトのセレンだ

 

558名前:名無しの槍使い

まさかのリア友なの笑った

 

559名前:名無しの弓使い

それな。っていうか遊撃者っていう事は……

 

560名前:名無しの遊撃者

弓使いの考えてる通りだ。セレンももれず機械装備手に入れたぞ

 

561名前:名無しの大盾使い

ん?今'セレンも'っていった?

 

562名前:名無しの大剣使い

何か…….嫌な予感が

 

563名前:名無しの遊撃者

そんなお前らを絶望の淵へと沈めてやろう

AC10勢 ドミナント、首輪付き(改名ビースト)、主任、オッツダルヴァ、隊長(改名エヴァンジェ)

 

コイツらが参戦!!そして機械装備ゲット済みである

 

 

564名前:名無しの槍使い

ウワアアアアアアアアア!!!

 

565名前:名無しの大剣使い

ウソダドンドコドーン!!

 

567名前:名無しの弓使い

モウダメダァオシマイダァ

 

568名前:名無しの魔法使い

ニゲルンダァ

 

569名前:名無しの大盾使い

お前らオチツケェ!!

 

570名前:名無しの遊撃者

んじゃまぁそのあとの出来事を説明するぞ

 

1 セレンとビーストまさかの従姉弟でした

 

2 新スキルゲトー

 

3 サリーまさかのAC10経験者だった

 

4 ビーストスキルによって猫耳&尻尾が帰ってきたwwwwwwww

 

5 まさかの 社長  参 戦 決 定!!!!!

 

571名前:名無しの弓使い

エエエエエエエエエエエ∑(゚Д゚)

 

572名前:名無しの槍使い

マジかよ!!あの人リアル社長だっていうのによく参加できたな!

 

573名前:名無しの大盾使い

確かに……

 

574名前:名無しの社長

呼んだか?

 

575名前:名無しの大剣使い

社長!??!

 

578名前:名無しの魔法使い

アイエエエ社長!?社長ナンデ!?!?

 

579名前:名無しの遊撃者

あっ社長チーッス

 

580名前:名無しの社長

相変わらずだな、レイヴンよ。ひとまず参加理由だが娘達がやろうと考えているから中々遊んでやれないし一緒に遊ぼう思ったからだな。社員も全員揃って『ぜひ遊んでやってくださいよ。中々会いに行けてないんですから』と言って来てないい機会だしそうされてもらったのだ

 

581名前:名無しの槍使い

ほんとお宅の製品にはお世話になってます

 

582名前:名無しの大剣使い

いや真面目に足向けて寝られないほどいろんな所で活躍してるからなー

 

583名前:名無しの大盾使い

にしても妻子持ちだったとは、しかも参戦理由が完全にお父さん

 

584名前:名無しの魔法使い

これからどうなってしまうんだ……

 

585名前:名無しの遊撃者

知らんな(チャー研風)

 

586名前:名無しの社長

知らんな(チャー研風)

 

587名前:名無しの弓使い

\(^o^)/ アーウ

 

588名前:名無しの槍使い

もうどうにでもなれ!

そういや次のイベントっていつだっけ?

 

589名前:名無しの大盾使い

今からだいたい一ヶ月後で時間加速させてゲーム内とリアルの時間がずれるらしい

んでイベントは二時間で途中参加と退場は時間加速の関係で出来ないんだと

運営が前回の盛況でイベントの開催スパンを短くしたらしい

 

590名前:名無しの魔法使い

運営ぐう有能

 

591名前:名無しの槍使い

一ヶ月あれば多分鍛えてくるだろうし

プレイスタイルも見れるだろ

そこで判断出来る

 

592名前:名無しの大剣使い

あー早く次のイベント来いよー

サリーちゃんとセレンの実力気になってしゃーない

 

593名前:名無しの遊撃者

それとイベントは全員単独で動くから挑戦したい奴らはかかってこい

 

594名前:名無しの社長

私も参加しているからな遠慮なくかかって来なさい

 

595名前:名無しの槍使い

い  つ  も  の

 

 

~~~~~~~~~~~

 

そして次の日レイヴン達は二層へのダンジョンを攻略している途中であり、二層へのダンジョンは一本道になっていた。なおAC10組は全員『単独撃破の方が面白そうじゃん!!(意訳)』と言う形でソロで潜っておりパーティーはメイプル、サリー、レイヴン、セレンの4人である

 

「【ウィンドカッター】!」

 

「【ペルソナ】!《ダブルシュート》!!」

 

「【レールガン】《ファイア》セット!」

 

 

 

言うまでもなく、モンスター達はサリーには切り裂かれ、レイヴンには蜂の巣にされ、セレンには風穴を開けられると言う形でモンスターを殲滅しており味方すら巻き込みかねないメイプルは後ろで待機している

 

たまにメイプルの前にリポップすることもあるが

 

「あっ、猪だ!」

 

そのまま猪のモンスターはメイプルの構える闇夜の写にぶつかり、あっさり飲み込まれた

 

「反則級だよその盾……」

 

「ステータス関係無しに相手を吸収するってなんだよ……遊○王のネフィリムかよ……」

 

「本当に見慣れんなこの光景は……」

 

すると今度は熊が出現した

 

「今度は熊だ!」

 

「……メイプル、盾そのまま構えてて」

 

「?いいけど何?」

 

「【蜃気楼】」

 

サリーがスキルを発動するとメイプルの持っていた盾が消えてしまった

 

「え!?盾どこ行ったの!?」

 

熊はこれを好機と見たのかメイプルに向かって突っ込んで来た

 

「おい、あれは不味くないか?レイヴン」

 

「いんや、俺の考えが正しければ必要ないと思うぞ」

 

すると熊はメイプルが盾を持っていた所で何かにぶつかり消えていくとそこから盾が現れた

 

「【蜃気楼】の実験は成功かな?」

 

「【蜃気楼】か~!びっくりさせないでよ!」

 

「あはは…ごめんごめん」

 

「やっぱりな。そう言うことだろうと思ったぜ」

 

「へぇ〜、どこで気づいたの?」

 

「どんなゲームであれプレイヤーの装備情報を変化させるスキルなんて絶対に存在しないからな。それでもって消えるって言うなら答えは簡単、姿を消すくらいしかないからな」

 

「流石の洞察力だな。だがこのスキルは使いようによってはかなりの壊れスキルになりそうだかな」

 

「本当にすごいな〜師匠は、その洞察力を少しくらい分けて欲しいよ」

 

「伊達にAC10の魔鏡を潜り抜けた訳じゃねぇよ」

 

「二人ともー!先に進もうよー!」

 

「っとメイプルが読んでるしそろそろいくか」

 

「「そうだな(ね)」」

 

そうしてモンスターを殲滅し、ダンジョンを進んで行った

〜〜〜〜〜〜

「しっかしこの指輪本当に便利だなぁ」

 

「本当だよー。取得経験値とスキルポイントを増やせるってどういうことなの〜」

 

「まぁ、確かにね。というかそれが手に入るクエストってどんな感じなの?」

 

「それに関してだが、どうやらプレイヤーが初めてログインした瞬間にランダムに決まるらしいぞ。但しリセマラしたところでアレを倒せるかは知らないがな」

 

「?アレとは何だ?」

 

「言ってしまえば自分の影みたいなもんでなプレイヤーの持つ装備、スキル、ステータスがほとんど同じだが反応速度と正確さがレベチすぎる。恐らく普通のプレイヤーなら何されたかも分からず死んでいく。それに見た感じアレ一回失敗したら再戦できない感じ」

 

「うっわぁ〜、それキツすぎない?」

 

「確かにそうだが実に理にかなっている。純粋に実力がある物を見極めれるからな」

 

「まぁそんな感じだな、っとと話しているうちについたぞ」

 

そして4人はボス部屋の前の大扉までたどり着いた

 

「全員準備はいいか?」

 

「勿論!」

 

「いつでもいいわよ」

 

「私も準備はできているぞ」

 

「それじゃ……カチコミじゃゴラァ!!」

 

「「「えぇぇぇぇぇぇ!!!!」」」

 

レイヴンは扉を蹴り飛ばして開けると言う方法で開けた。そして扉の先にはボスである巨大な鹿がいた

 

「デッケェ鹿だなぁ」

 

「全く、心臓に悪いぞ!レイヴン!!」

 

「確かに準備はいいと言ったけど、まさかあんな方法で突入するなんて……」

 

「んもー、ビックリしたんだよ!レイヴン」

 

「悪い悪い、後でなんか奢るから、それとじゃ行くぞ!!」

 

「あっちょ!待ちなさーい!」

 

「相変わらずだな。アイツは」

 

「うぇぇ!?まだ待ってよー」

 

そうしてレイヴンが一気に飛び出しそれに続いてサリー、セレンもボスに向かいメイプルも遅れて走った

 

「まずはこれ!【毒竜(ヒドラ)】」

 

メイプルは後方から毒竜(ヒドラ)を放つが鹿の持つ謎の結界に打ち消されてしまった。

 

「えっなんで!?どう言う事なの?!」

 

「これは少し厄介そうだぞ、レイヴン」

 

「まずはあの結界の事を探らないと話にならないかもね」

 

「そうだな。少し探ってみるか【フォルムチェンジ】《ショットガン》《ロングブレード》【オーバーブースト】」

 

「なら私もだ【レールガン】《ファイヤ》《アイス》」

 

「こっちだって負けてられないよ【ファイヤーボール】」

 

そしてレイヴンはオーバーブーストで一気に近づきショットガンを叩き込みすれ違い様にブレードをお見舞いすると、クイックブーストで瞬時に方向転換を行い再び攻撃を行っていき

 

サリーは様々なスキルを使用しレイヴンとは違う箇所を攻撃していきボスの弱点を探している

 

セレンはレールガンによる高火力とブーストを使用し3人に近づく木の枝を的確に打ち抜き、ボスにも攻撃を行う

 

メイプルは挑発を使用し、ボスの攻撃を出来る限り引き付けていく

 

そうして攻撃を続けていくとサリーのウィンドカッターが鹿の角のにだけ阻まれず、角に付いていたリンゴが地面へと落ちた

 

「みんな!こいつの弱点は角!そこに集中攻撃!!【パワースラッシュ】」

 

「りょーかい!!【フォルムチェンジ】《ロングブレード》《アサルトライフル》」

 

「さぁ!クライマックスだ!!【レールガン】《ヘビー》《ブレイク》」

 

「いっくよー毒竜ヒドラ

 

そうして全員で一気に攻撃していき鹿のHPを一気にに削り切った

 

「やったーボス撃破〜」

 

「いや、どうやらまだお相手はやる気みたいだぞ」

 

そして鹿の足元の魔法陣が光るとHPが回復し炎を纏った

 

「えぇ〜嘘でしょ!?」

 

「こっから第二ラウンドって感じだねー」

 

「さっさと終わらせて2層に進むぞ」

 

メイプル、サリー、セレンか再び武器を構えるとレイヴンが3人の前に立ち3人を止めた

 

「いんや、こっからは俺がやる。少し試したい武器があるからな【フォルムチェンジ】《コジマブレード》」

 

するとレイヴンのブレードが変形しナックルの様な武器になった

 

「なーんか嫌な予感がするんだけど」

 

「奇遇だな、わたしもそんな予感がする」

 

「2人とも下がってて」

 

メイプル達は身の危険を感じたのか盾の後ろに隠れた

 

「【クロックアップ】INTをSTRに加算【パワーチャージ】【アーマーパージ】」

 

レイヴンは自身の持っている攻撃バフスキルをふんだんに使用していき攻撃力を高める。鹿も攻撃しているがPAに阻まれダメージを与えられていない

 

「さぁ〜てくらいなぁ!!コジマパンチ!!」

 

そしてレイヴンはそのまま突っ込み鹿に拳ヲ直撃させた

 

ドゥォォォォォン!!!!!

 

攻撃を受けた鹿はフィールド端まで吹き飛んでいき全回復していたHPは一瞬で空となった

 

 

「「「……………」」」

 

 

 

「……フゥ…やっちゃったZE☆」

 

「「「やっちゃったZEじゃないでしょーがー!!」」」

 

 

そうしてレイヴンの規格外さを改めて認識した3人であった。そして2層へと向かう権利を手に入れた彼らはそのまま2層へと上がっていった

 

そして2層へとたどり着いた4人は周りの様子を見ていた

 

「ここが2層か…」

 

「1層とは違うのだな」

 

「あら~メイプルちゃんにレイヴン君じゃない!」

 

「あっイズさん!」

 

「久しぶりだな。イズ」

 

「えっ?知り合い?」

 

「2人もここに来れたのね」

 

「まぁな、少し物足りない気はしたが」

 

「ごめん2人とも、誰?」

 

「この人は生産職のイズさん。俺達にダンジョンに行くのを勧めてくれた人だ」

 

「よろしくね」

 

「よろしくお願いします。イズさん。私はサリーです」

 

「よろしく頼む。イズ、私はセレンだ」

 

「サリーちゃんにセレンちゃんね。よろしく。そうだ!メイプルちゃんの大楯出来てるわよ!」

 

「えっ!もう出来たんですか!?」

 

「ええ!」

 

そうして4人はイズの工房へと歩き中に入った

 

「これよ!」

 

イズが持ってきたのは闇夜の写しとは対となる白い盾だった

 

「なるか白い盾か……メイプルの持つ闇夜の写とは対になる盾だな」

 

「この盾、名前は何て言うんですか?」

 

「それはメイプルちゃんが決めなさい。それはもうメイプルちゃんの物なんだから」

 

「うーん……名前……あっ!白雪なんてどうですか?」

 

「白雪ねぇ……まぁ確かにこれに雪の紋章があるし良いセンスだ(大塚ボイス)」

 

「良いとおもうよ!」

 

「あぁ、ネーミングセンスの良い名前だぞ」

 

「なら決まりね!それとレイヴンくんの武器はまだ良いかしら?」

 

「正直この武器で十分戦えるけが念の為に装備品枠に収まるピストルかなんかが欲しい所だか……つくれるか?」

 

「もちのろんよ!じゃあレイヴンくんのはそれで良いわね」

 

「あぁ、頼んだよイズ」

 

こうして、レイヴンはイズに装備の依頼をしメイプルは新しい盾を手に入れた

 

to be content

 




はいどうも皆さん、マスターゼオライマーです。
今回もこの小説を読んでいただきありがとうございます。
というわけで出てきました。ロマン武器であるコジマパンチ事コジマブレード
前回の影との戦いで使ったのはこれです

そして次回は新しい小説の案が浮かんできたのでその設定だけ出します。もちろんこの小説も引き続き書くのでよろしくお願いします

ではまた次回まで


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遊撃者と重力の魔人と新たな力

 

遊撃者と重力の魔神と新たな力

 

「あうぅぅ」

 

「まぁ妥当な判断だろうな」

 

新しく2層を拠点としたメイプルとサリー、レイヴン、スミカだったがメイプルは暗い顔で唸っており、レイヴンは予想していたことが意外にも早めだったことに納得していた

 

「まさかイベント2週間前にメンテが来るとは予想してなかったなー」

 

「それもそうだがやはりきてしまった様だな」

 

そう4人はメンテ明けにログインしたがその内容を見て主にメイプルが愕然とした

 

メンテ内容は一部スキルの効果や取得条件の修正とフィールドのAI強化でありスキルの変更内容は該当する人物にしかわからない。

そして他にも防御貫通スキルとそれに伴う痛みの軽減である

 

「うぐぐ」

 

「まぁ目立ちすぎればよくある事だし仕方ないよ」

 

「それにこの結果は予想できた事だ仕方ぇよ」

 

「ゲームバランスを保つためにもスキルの弱体化は良くあるからな」

 

まずスキルの修正としてはメイプルの【悪食】レイヴンの【OW】、【テクニックコピー】【マジックコピー】である

 

まず【悪食】は1日の使用回数が10回に減った事でありその分MPの増加量が増えたという形である。次に【OW】はクールタイムが一括化され違う種類を使用した連続使用ができなくなり、デメリットが増加した事もある、MP消費が7割に変更され、HPの2割を消費する様になった。他にもノイズが酷くなる、レイヴン限定だが使用中はPAが解除される様になった。【テクニックコピー】と【マジックコピー】それぞれ、コピーできるスキルがランダムになり、ストックはできるが使い捨てになり同じスキル、魔法は1日に1度しかコピー出来ず、重複したコピーはできなくなった

 

「まぁAI強化はメイプルの様な存在をこれ以上生み出さないためでもあるだろうけどね」

 

「流石にあれは運営も予想していない取得だっただろうからな」

 

「スキルに関してもピンポイントメタはされてない感じだろうしな。ただ俺の【OW】は流石に許されなかったからそこそこ弱体化くらったけどな」

 

だが仕様変更の一つとしてレイヴンの様な機械装備の場合、頭部の部分を開き顔が見える様にできる(イメージとしてはULTRAMANでのスーツを着ている時に顔が見えている様子)という仕様変更がありこれは素直に喜べた

 

そうして4人は少し談話した後、またそれぞれで分かれてスキル集めに行った

 

〜〜〜〜〜

 

そうしてレイヴンはVOBを使って移動し、かなり奥まで移動した後解除してフィールドに降り立った

 

「随分と遠くまできたな。しっかしなんか嫌な予感がするんだが……気のせいだろうか?」

 

そしてそのまま周りの敵を倒していき、奥へと進んでいった

 

すると突然上空からレーザーが発射され、レイヴンはそれを瞬時に回避したが、PAを擦りっていきそれだけでPAの1割を削って行った

 

「んなっ!?どんな威力してんだよ!さっきのビーム!」

 

BGM 【ダークプリズン】

 

そしてレイヴンが上空を見上げると全体がかなり蒼く塗装され、胸中央に球体があり、前腕に同じ色をした円形のものがはめられているロボットであり背中には光輪が浮かんでいる。そしてその頭上にはモンスターであることを表すカーソルが表示されている

 

「おいおい、あれがmobってまじかよ。あれじゃもはやフィールドボスじゃねぇかよ」

 

そしてそのロボットは何かしらのホールを開き、そこから剣を取り出した。レイヴンはそれを見ると瞬時に構え、それと同時にロボットも突っ込んできた

 

「こんのぉ!!」

 

レイヴンはそれをブレードで受け止めたが相手のパワーもかなりある為少しずつ押されていった

 

『………!!』

 

「ぐうぅぅぅ!!!!」

 

そしてそれを察したかロボットはレイヴンを思いっきり蹴飛ばしレイヴンはかなりの距離まで吹っ飛んで行った

 

「流石に今のは聞いたぞ…こっからが本番だ!!【オーバードブースト】」

 

レイヴンはアサルトを取り出し、肩にチェインガンを展開するとロボットに向かってオーバードブーストを使用して一気に向かいアサルトライフルとチェインガンを一斉掃射しているがほとんどが軽減されマトモにダメージが入らないでいた

 

「クッソ、コイツ一体どうすりゃあ良いんだよ」

 

そうレイヴンが考えているとロボットが動き出した

 

『……【グラビトロカノン】』

 

するとロボットが胸部から禍々しいエネルギーを貯め、それを上空に打ち出すと恐ろしい数に分裂し降り注いできた

 

「真面目にやべえかもなこりゃ」

 

レイヴンは間一髪でその攻撃範囲から逃れられたがその場所は恐ろしいほどに地面が抉れていた。そしてロボットも浮かび上がると一気に近づいてきた

 

 

「こっちも出し惜しみする暇はないか。【ペルソナ】!!《メギドラオン》!!【フォルムチェンジ】《グレネードランチャー》」

 

今度はグレネードランチャーに変更し、その後レイヴンとロボットは超高速で攻撃を行い、レイヴンはグレネードやブレード少しずつダメージを重ねて行ったがその分相手からもダメージが多く既にPAは半分を切っていた

 

 

「これじゃジリ貧だ、一体どうすれば……」

 

 

『………【ブラックホールクラスター】』

 

「は?ブラックホールだと……まずい!!」

 

そして今度はロボットの手にいくつものエネルギーの塊が現れ、胸部装甲が開くとそこからブラックホールが発生したさらに手にあったエネルギーの塊が合わさりその余波で周りに多大な被害が出ている。そしてそれが更に巨大化していき、レイヴンは危険ヲ本能的に察知し、回避しようとした

 

『………!!!!』チュドォォォォォォォ‼︎

 

そしてロボットはそのブラックホールを打ち出した

 

「しまっ!?(バギィィィ!!!)ぐっうぉあああああ」ドゴォォォォォン

 

レイヴンは回避しようとしたがブラックホールの打ち出された速さと誘導性に対応できず左腕を持っていかれ、更にブラックホールの爆発で地面に叩きつけられた

 

 

「ぐっ!ガァぁぁぁぁ!!!…ハァハァ、左腕を……持っていかれるなんてな…PA貫通とかどんなパワーなんだよ」

 

レイヴンは痛みが多少軽減されてるとはいえ左腕が持っていかれた痛みで左肩を押さえていた。しかし相手はAIそんな場合でも容赦はないのである

 

『……【縮退砲】』

 

 

「なっなんだ!?グッ!」

 

『相転移出力、最大限……縮退圧、増大……」

 

ロボットがスキルを発動すると胸部や肩、足にある物が光り、そのまま浮かび上がると背中にある光輪が輝くとその上から謎のフィールドが広がりレイヴンに強力な重力がかかった

 

『重力崩壊臨界点、突破』

 

「オイオイオイオイ!!本当に不味いぞ!!」

 

そして周りが雲に囲まれ、天気が不安定になっていくとロボットの胸部装甲が開き、そこから新たにもう二つの球体があらわれるとそれが胸部から少し伸び、そしてその三つ一つ一つからブラックホールを発生させそれを合わせようとしているそしてその余波で周りの物がブラックホールに吸い込まれていっており、その影響で竜巻の様なものが発生している

 

『………解放』カッッッッッッッ!!

 

「ウワッ!眩しっ!!」

 

そしてロボットがブラックホールを合わせ終えるとそこを中心に巨大な光の爆発が発生した

 

「一か八かコイツに賭けるしか無いのかよ……頼むから良いのこいよ」

 

『縮退砲、発射』

 

「ーーーーーーーー!!!!」

 

ロボットはブラックホールを下へと落としそれが地面の上で止まると一気に膨張し、全てを飲み込む勢いで広がり

 

 

 

そしてその瞬間、世界は白く染まった

 

 

 

ブラックホールの内部で超新星爆発が起こり全てを巻き込み大爆発を起こし、更にブラックホールの重力崩壊によって全てが分解されて行った

 

そして爆発が収まるとそこには何も残っていなかった。レイヴンもあの攻撃には耐えきれずHPを削り切られてしまった

 

 

 

 

かに思えた

 

「後ろがガラ空きダァ!!オラァ!!」

 

『!?』

 

突如、ロボットの後ろからワームホールが開きそこからボロボロになりつつもまだ動いているレイヴンが出てくるとそのまま強烈な蹴りを叩き込み、ロボットは少しのけぞった

 

「なんとかあの一瞬でテクニックコピーで【次元跳躍】っていうスキルが引けて助かったぜ」

 

次元跳躍

数秒間、別の次元へと移動しあらゆる攻撃を回避できる。ただし使用後に自身のHPの半分を消費し、使用回数は1日に1回のみである

 

 

「さぁてもう一度撃たれる前にケリを付けないとな【OW】《グラインドブレード》!!ぐうぅ!!」

 

『ザッザザー不明ザッザザーユニッザットがザザー接続されザッましたザザーシステムにザー深刻な障害ザザーが発生しています。ザザザー直ちに使用をザー停止してザッザーください』

 

レイヴンは左腕があった部分にグラインドブレード本体を直接接続して出力を高めたが度重なる痛みによって顔を歪める

 

「ウォォォォォォォ!!!」

 

『【ワームスマッシャー】』

 

レイヴンはそのままグラインドブレードを構えて突っ込み、ロボットもそれに応じて周りに無数のワームホールを開き胸部からビームをそのワームホールに向けて撃つとそのワームホールはレイヴンの周りに出現し四方八方から降り注ぐがレイヴンは直撃する物だけを避けOWのスーパーアーマーを存分に活かして突き進んで行った

 

「喰らえぇぇぇぇ!!!!!」

 

『………‼︎‼︎』

 

そしてブレードを振りかざし、グラインドブレードのブーストで一気に突き出したがロボットもギリギリの所でブレードを受け止め、ビームをチャージした

 

「まだまだぁ!!(バキィ!!)【フォルムチェンジ】《コジマブレード》!!!」

 

しかしレイヴンはそれを見越してグラインドブレードを引きちぎり上へブーストすると右腕にコジマブレードを展開した

 

「ぶっ飛びやがれぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

『!?!?」

 

そしてそのままコジマブレードを直接させロボットを大きく吹き飛ばす事が出来た。しかし

 

 

「ハハッ……あれで顔に大きなヒビが入るだけってマジかよ……」

 

ロボットはレイヴンのコジマブレードを直撃されたにも関わらず顔に少し大きなヒビが入っただけであった

 

 

『………』ヴォン

 

「……逃げた?いや違う……見逃してくれたのか……どっちにしろツレェな」

 

ロボットは少しレイヴンを見つめるとワームホールへと入り去って行った。そしてレイヴンはアドレナリンが引いたのか痛みが再発してきた

 

「やっぱ、すぐには治らねぇか……」

 

『スキル【魔神の残響】を取得しました』

 

「あ?新しいスキル?」

 

魔神の残響

 

ネオグランゾンに認められ始めた者の証、何度か戦うことでその力が少しずつ解放されていく

 

【歪曲フィールド】(パッシブ)UNLOOK

自身のVIT以下の攻撃を無効化し、それ以上の攻撃を2分の1に軽減する

 

【グランワームソード】LOOK

威力が自身のSTRに準拠した剣を異空間から取り出して使うことができる

 

【グラビトロンカノン】LOOK

一定範囲内に強力な重力場を発生させて相手を押しつぶす

 

【ワームスマッシャー】LOOK

胸部からエネルギービームを放ち、標的周囲に無数のワームホールが開き、そこからビームがランダムに飛出して全方位から相手を穿つ

 

【ブラックホールクラスター】LOOK

マイクロブラックホールを生成しそれを圧縮して撃ち出す事で相手を消滅させる

 

【縮退砲】LOOK

大型のブラックホールを3つ生成し、それを縮退させた物を発射し小規模の超新星爆発を発生させる

 

 

「………ウッソーン。あれとまだ戦うっていうのかよ、しかもこれ最悪後6回は戦う羽目になるぞ」

 

(もう一回遊べるドン!!)

 

「…おい誰だ今某太鼓ゲームのマスコットのセリフ言ったのは」

 

そしてレイヴンはスキル確認を終わらせるとポーションを飲んで回復するが腕はネオ・グランゾンの【ブラックホールクラスター】のデバフで中々治らない為、疲れと痛みで重くなった体を引きずって休める場所がないか探しに行った

 

〜〜〜〜〜〜

 

 

グランゾンをどうにか退けたレイヴンだが、ほとんど気力が残っておらず重くなった体を引きずり歩いていた。

 

「レイヴン⁉︎どうしたんですか!?」

 

「ん?ああ、リリウムか。少しヤバめの敵と戦ってな」

 

「ひとまず近くに洞窟があります!そこでひとまず休みましょう」

 

(なんだ?この感覚……何か懐かしい感覚がする)

 

しかしレイヴンはその考えを捨てリリウムに支えられながら近くの洞窟に向かって行った

 

~~~~~~~~~

 

洞窟に着くとリリウムはレイヴンに説明を求めた

 

「一体どんなのと戦っていたのですか?貴方の実力であればそう簡単にはダメージは受けないと思うのですが」

 

「あぁとりあえず説明するよ」

 

〜〜青年説明中〜〜

 

レイヴンはリリウムに説明し終わると疲れたのか洞窟にもたれかかってそのまま眠ってしまった。またレイヴンは頭部を展開し、黒い長髪を持った整った顔を出している

 

「はぁ、叔母様に聞いてはいましたが本当に規格外な存在ですね」

 

リリウムはレイヴンの隣に座るとそう呟き肩を預けた

 

「それでも第一回イベントの頃から気づいていましたがやはりリリウムの事は覚えてはいませんでしたか…まぁあんな騒ぎがあればそうでしょうね」

 

リリウムはレイヴンのリアルを知っている様子であるが肝心のレイヴンはその事を覚えていない様だった

 

「ですが、もうリリウムは我慢するのは辞めます。レイヴンにはリアルでの友人がいる様ですが

 

そしてリリウムも頭部を展開し銀髪の長い髪に碧眼の顔を出すとレイヴンの額に向けて小さく口付けをした

 

リリウムも負けませんから覚悟して下さいね。レイヴン(私の愛しい人)♪」

 

そしてリリウムもそのまま体をレイヴンに倒したまま眠っていった

 

〜〜〜青年&少女睡眠中〜〜〜

 

 

そしてしばらく寝ているとレイヴンとリリウムは起き、レイヴンが3人にそろそろ合流するとメッセージを送るった

 

「さてと、そろそろ合流するがお前もついてくるか?」

 

「そうさせて貰います。それとこれからは私も、貴方達と行動したいのですがいいでしょうか?」

 

「構わねえよ。人数は多い方が良い。んじゃ今回はOBを使うからお前をおぶっていくぞ」

 

「ふぇ!?あ、いや、そのー」

 

「??」

 

「なっ何でもありません!!早く行きますよ!!」

 

「おっおう……んしょっと、んじゃいくぞ【OB】」

 

そしてレイヴンはOBを使い一気に街へと戻っていった

 

〜〜〜〜〜〜

 

そして街へと着くとすでに3人が待っていた

 

「少し遅かったわね、レイヴン」

 

「すまんな、少し遠くまでいっていたから少し遅れた」

 

「あっ!!リリウムちゃん。久しぶり〜」

 

「お久しぶりです。メイプル、第一回イベント以来ですね」

 

「む?知り合いか?」

 

「あぁ、第一回イベントで一緒に戦ったリリウムだ」

 

「初めまして、リリウムと言います」

 

「あぁ、私はセレンだ。よろしく頼む」

 

そうしてセレンは握手の為に右手を出した

 

「はい。こちらこそ宜しくお願いしますセレンさん(ライバルさん)

 

「っ!なるほどな、これから頼りにしてるぞ。リリウム」(レイヴンはそう簡単にには渡さんぞ)

 

「こちらこそ頼りしてますよ」(いいでしょう。こちらこそ譲るつもりはありませんが)

 

顔は笑っているが二人の視線が火花をバチバチと立てておりとてつもない状況となっていた

 

「「ふふふふふ」」

 

「……お兄ちゃん何したの?」

 

「俺に聞くな俺に……」

 

「うっわぁこんな状況初めて見たよ」

 

 

〜〜to be content〜〜




どうも皆さんマスターゼオライマーです。

はいというわけでレイヴンの実質的な初敗北となりましたね。やはりグランゾンにはまだ勝てなかったよ。そう…….まだ、ね

スパロボファンからすれば違和感マシマシでしょうがそこはご了承をお願いします。

ではまた次回お会いしましょう


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遊撃者と第二回イベント開始ィ!!!

レイヴンがネオグランゾンを退けリリウムを紹介してから数日後第二回イベントの開始日になった

 

「ようやく第二回イベントか」

 

「なんだか時間が経つのも早いねー」

 

「ホント、以外と早かった気がするわ」

 

「しっかし良かったのか?俺まで誘ってもらって?」

 

「大丈夫さ、元々俺達とメイプル達で別れるつもりだったからクロムさんがいるとちょうど3:3になるからな」

 

「それなら遠慮なく参加させてもらうさ、宜しくな二人とも」

 

「ええ、こちら」

 

「よろしくお願いします。クロムさん」

 

「しかしAC10のメンバーはいつも通り単独行動か?」

 

「それには私も疑問に思います」

 

「まぁ、アイツらは基本的に単独で動くのが基本だし、こういう時くらいはいろんな所周りたいからな」

 

「ん?あの人達は?」

 

メイプルが指をさした方を振り向くと赤い服を着た集団が、高台の女性に勝鬨を上げていた。

 

「いいか。このイベントで、我ら【炎帝ノ国】の名を高らしめるのだ。約束しよう。私と共にある限り、『勝利』の2文字あるのみだと!【炎帝ノ国】そのメンバーである誇りを胸に、地の果て、空の彼方までも付いて来るがいい!!大地も空も、私達の情熱の炎で焼き尽くそうではないか!!」

 

『うおおおおおおぉぉぉぉ!!!』

 

「いいぞおぉ!!」

 

「ミィ様ああぁぁ!!」

 

「一生付いて行きますミィ様ぁぁ!!」

 

 赤い装備の女性『ミィ』は広場全体に響かせるように高らかに宣言し、それに感化したプレイヤー達は気持ちが昂ぶり声を上げた。

 

「随分と気合入ってるな」

 

「あれは【炎帝ノ国】っていうギルドだ」

 

「えんてい…?」

 

「『炎の帝』って書いて『炎帝』だ。高台に乗ってるプレイヤーがリーダーで、名前はミィ。プレイヤーとしてもギルドマスターとしてもかなりの強者だ」

 

「確かにあのカリスマには目を見張るものがあるな」

 

「まるで叔母様を見ているかの様です」

 

すると広場の前にマスコットキャラであるドラぞうが表れた

 

「ガオー!」

 

「あっ!そろそろ始まるみたいだよ」

 

「これから、第2回イベントを開始するドラー!」

 

ワァァァァァ イェェェェェェェェイ

 

「やっぱ第1回イベントと同じように随分と盛り上がってるな」

 

「そりゃこういうイベントはどのゲームでも楽しいからな」

 

「今回は、フィールド探索型ドラ!参加者は専用のフィールドを探索して、銀のメダルを集めて貰うドラ!この銀のメダルはフィールドに700枚散らばっているドラ!この銀のメダルを10枚集めると、金のメダルと交換出来るドラ!」

 

「あれ?あの金のメダルって……」

 

「因みに前回のイベントでトップ10に入った人は既に金のメダルを持っているドラ!倒して奪い取るのも良し、敢えて狙わずに探索に専念するのも良しドラ!」

 

「なるほどそういう感じか」

 

「どれだけメダルを集めていかにそれを守れるかだな」

 

「因みに他のプレイヤーに倒されても落とすのはメダルだけドラ!モンスターに倒されても何も落とさないから安心して貰いたいドラ!」

 

「へぇーそいつは気が楽で嬉しいな」

 

「その通りだな」

 

「今回の期間はゲーム内で1週間!ゲーム外では2時間ドラ!フィールドにはいくつか休憩ポイントを用意しているドラ!倒された時は初期地点に復活するドラ!」

 

「一度ログアウトすると再参加不可……ひとまず最低10枚、出来れば30枚か」

 

「高望みはしないのですね」

 

「あまりしすぎて根を詰めすぎるのが一番悪いからな」

 

『皆準備はいいドラ?それではカウントダウン!』

 

「さぁてそろそろ開始だ」

 

『スリー!』

 

「目指すはメダル10枚以上!」

 

『ツー!』

 

「皆んな頑張って行こー!」

 

『ワン!』

 

「「「「「おぉーー!!」」」」」

 

『ゼロー!!』

 

 カウントダウンと同時にレイヴン達は改めて目標を確認し全員で掛け声をした。そしてイベント参加者全員が青い粒子に変換され、専用マップへと転送された。

 

『みんなガンバってねー!ガオ〜!!』

 

〜〜〜〜〜〜

 

レイヴンside

 

そして初期地点に転送が終わり、レイヴン達は周りを見渡した

 

「SA☆BA☆KU!」

 

「本当に見渡す限り砂漠しかないな」

 

「なんで初期位置が悪いんだよ……ウソダドンドコドーン」orz

 

「なってしまった物は仕方ありませんよ。行きますよお二方」

 

レイヴンはどうにか気持ちを切り替え二人と一緒に探索を始めた

 

~~~~少女達+青年探索中~~~~

 

レイヴン達はしばらく歩いているといかにもダンジョンだとわかる様な場所にたどり着いた

 

「こんなあからさまに設置しているってどうなんだ?」

 

「流石にここまであからさまにあるのは危険だと考えられますが」

 

「問題ないだろう。このメンバーならどうにでもなるさ」

 

「そうだな。それじゃ行きますか《OB》」ドヒャア

 

「ってオイ!!もう少し準備というものをな!!」ドォン

 

「相変わらずですね、レイヴンは」ヒュオン

 

そうしてブーストを蒸し3人はダンジョンに突入して行った。

 

「そぉらそぉら!!こんなもんか!!」ドドドドドォン

 

「これでも喰らえ!!《レールガン》『ウィンド』『ファイア』」ドゴォォォン

 

「行きなさい!《ガンビット》!!」ピシュンピシュン

 

キェェェェ グァァァァ ヴェァァァァ

 

そうしてレイヴン達はもはや蹂躙劇とも呼べるほど恐ろしい勢いでモンスター達を屠っていった

 

「そいつがお前の新しいスキルか?」

 

「はい。《ガンビット》というスキルでこの小さなビットが組み合わさってシールド、銃、ソードの三形態を切り替えて戦うのですが汎用性に富む分威力が弱いのです」

 

そう言いながらリリウムはガンビットを色々な形に組み合わせていた

 

「なるほど、となるとドミナントのオービットの汎用版というところか」

 

「そうだなセレンの言う通り、ドミナントは威力特化型だけどリリウムのは汎用型っていう感じだな」

 

そしてダンジョンを進んでいくと3人はボス部屋の前にたどり着いた

 

「あまりにもあっけなく着いたな」

 

「お前が先に進みすぎるだけだ」

 

「むしろ、さっきの敵もかなり強い部類だと思うのですが」

 

「まっ、さっさとボス倒してメダルゲットだぜ」

 

そしてレイヴンが扉を開くと黒い鱗で覆われた巨大なドラゴンがいた

 

「-------!!!」

 

「さって!一丁やるか!!《フォルムチェンジ》『ショトガン』『ロングブレード』」シャァァァァ

 

「了解だ《レールガン》『ライト』」

 

「いきます!《ガンビット》『ライフル』」

 

レイヴンが突撃してダメージとヘイトを稼ぎ、セレンが遠距離で的確援護を行い、リリウムがそれぞれのフォローに回っておりドラゴンはまともに反撃もできずにいた

 

「そおぅら!!」ズシャ

 

「ーーーーーー!!」

 

そんな中ドラゴンが悪あがきか尻尾で攻撃を仕掛けたがレイヴンは難なく反応し、ロングブレードでドラゴンの尻尾を切り飛ばした

 

「今だ!やっちまいな!!」

 

「勿論だ!《フルファイア》!!」

 

「これで終わりです!《ガンビット》『バスターキャノン』発射!!」

 

そしてセレンの一斉掃射とリリウムの高威力レーザーによってドラゴンのHPは0になりポリゴンになって消滅した

 

「いやー終わった終わった!」

 

「当然の結果だな、苦戦など論外だ」

 

「ですがやはり歯応えがありませんね」

 

「まぁそこは仕方ないさ。それよりもさっさと宝箱開けようぜ」

 

そしてレイヴンボスを倒した後に出てきた宝箱を開けた

 

「メダルは3枚と……何だこれ?」

 

「見た感じ何かの装置みたいですが」

 

「一旦何なのだこれは…」

 

「まぁ良いさ、ひとまず俺が持っておくよ」

 

レイヴンはそういうとその装置を取り出した

 

ピコン

 

「「「ん?」」」

 

するとレイヴンの下に転移門が出現し反応する間もなく瞬時に転送されてしまった。

 

「「………………え?」」

 

---------

 

「オイオイマジかよ、あんな一瞬で転送されるなんて思わなかったぞ」

 

レイヴンは転送された当たりを見回していると背後から視線を感じ、瞬時に振り返った

 

「なるほどね。次はこいつと戦う感じか」

 

 

〜〜〜レイヴンside out〜〜〜

 

〜〜〜クロムside〜〜〜

 

メイプル達と一緒に組んだクロムは現在、二人と一緒に草原を歩いていた

 

「にしてもメダル意外とすぐに見つかりましたね」

 

「まぁそうだな。……そのうちの一つはあまりにも意味不明な取り方だったが」

 

「二人も一度ヴェノムカプセルで走ってみる?」

 

「「流石に遠慮する」」

 

三人は順調に3枚のメダルを獲得し、難なく進めれていた

 

ダァン!!!!!!!!

 

「うおっ!!」

 

「クロムさん!?」

 

「メイプル!頭下げて!」

 

ダァン!!!!!

 

「え?うわぁ!!」ヒュン

 

突然、銃声がなると同時にクロムが攻撃を受けサリーは咄嗟にメイプルを押し倒し、自分も草むらに伏せた

 

「多分これそこそこの所からの狙撃だね」

 

「えぇ!?狙撃!ってクロムさんは!?」

 

「俺は無事だ!何とか盾が間に合って良かったぜ」

 

「どうする?こんな場所じゃ下手に動くことは出来ないし何より身を隠す場所がない」

 

「……ここは俺に任せてくれ」

 

「ハァ!?」

 

「む、無茶ですよ!クロムさん!」

 

「大丈夫だ、似た様な奴と少し前のゲームで一緒パーティ組んでいたからな、対処法はわかる」

 

「……分かりました。メイプル」

 

「うん、クロムさん。気をつけてね」

 

そしてサリーはメイプルを乗せて超加速を使い一気に離れていった

 

「さてと、久々にやりますか」

 

クロムはイズ特製の速度、跳躍上昇のポーションを使い盾を構えるとすぐさま走り、全速力で駆け出していった

 

ダダダァン

 

「ハァァァァァァ!!」

 

すぐさま銃弾が飛んできたがクロムは盾を使って銃弾を弾き返し、減速せずにそのまま真っ直ぐ突き進んだ

 

「次はコイツだっ!!」

 

するとクロムは盾を棒高跳の棒の要領で突き刺し、飛び上がりその飛び上がった勢いで盾を引き抜き空中で一回転して一気に距離を稼いだ

 

「ここまで来れば十分だ!《シールドアタック》」

 

そしてクロムはシールドアタックで攻撃を仕掛けるが間一髪で避けられてしまった

 

「ようやく姿のお出ましか」

 

「まさかこの私をここまで追い詰めるとはな。アイツ以来だぞ」

 

そして今まで攻撃してきたプレイヤーは全身黒の塗装になっている機械装備であり、頭部は4つのカメラアイが紫に光っており、両手にはスナイパーとアサルトライフルを装備していた

 

「ん?その声……お前、エンプレスか!?」

 

「んなっ!?何故その名前を知っ……いや待って、貴方クロムなの!?」

 

そうして二人はお互いの正体を知り昔のゲームでのパートナーだったことに驚いた

 

「まさかお前がこのゲームやってたとはな」

 

「それはこっちのセリフよ。でもまたこうして会えて嬉しいわ」

 

エンプレスは頭部装備を外しており、そこには紫色の髪をし、赤眼の両目を持った顔があった

 

「そんじゃ、こっちでの自己紹介だな。俺はあの時と変わらず『クロム』でやっている」

 

「じゃあ私ね、こっちでは『メアリー』って名前でやっているわ。前のゲームの名前でね、結構気に入ってるの」

 

「……もしかしてだが、その前のゲームってAC10か?」

 

「えっ?そうだけど、知っているの?」

 

「まじかぁ、世間って狭いんだな」

 

「どういう事?」

 

〜〜〜大盾使い説明中〜〜〜

 

「本当に世間って狭いのねー、リリウムだけじゃなくイレギュラーもこっちに居るなんて」

 

「まぁ普通は思わないからな」

 

「……そういえば、あの時の事覚えている?……」

 

「あの時?……あぁ、覚えてはいるけど……あれマジなのか?」

 

するとメアリーは思い立ったかの様にいきなり立ち上がった

 

「あぁ!!もう!まどろっこしい!!だったらもう一回言ってあげるわよ!

 

私は!!

 

貴方が!!

 

好きなんだって!!」

 

そして少し落ち着いたのかメアリーは再びクロムの隣に座った

 

「…一つ聞いていいか?」

 

「何よ?」

 

「どうして俺のことを好きになったんだ?」

 

「そんなもの簡単よ、私を私自身として見てくれたからよ。あの頃、私が「女帝」って呼ばれてた時期、

私のギルドに入った貴方は私を「女帝」としてではなく「エンプレス」って言う一人のプレイヤーとして接してくれた。そんな貴方に少しずつ惹かれていったの」

 

そうしてメアリーはポツポツと自分の気持ちを語っていった

 

「そんな感じだ。それで……返事は……」

 

「そこまで言われたら誰だって断れないさ。…こんな俺だが宜しく頼むぜ。メアリー」

 

「ええ!!勿論よ!!」

 

するとメアリーは立ち上がりクロムに抱きつき

 

「これから宜しくね。旦那様」チュ

 

「んなぁ!?」

 

クロムの頬に口付けをしたのだった

 

To be content

 

 




ハイ、ドーモミナサン、マスターゼオライマーデス

えー約2ヶ月も投稿が遅れてしまい申し訳ありませんでした。最近学校の課題やら勉強やら新しい塾やらでマジで書く暇がないのと一時期スランプに陥っていました。

また少しずつ書いていくので今後もこの小説と作者を宜しくお願いします


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遊撃者と第二回イベント①

7月27日[変更]レイヴンsideの最後の展開を少し変更しました


遊撃者と第二回イベント①

 

〜レイヴンside~

 

転移装置によって謎の空間に転移され、後ろから視線を感じ振り返ると赤で塗装され、両腕に格闘用クローを装備しており、上部には大型ミサイルポッドが装備されている機体がいた。

 

 

bgm『PHANTASMA』

 

 

「コイツかここのボスか、なんかザリガニみたいな形だなぁ」

 

するとボスはブースターを蒸し一気に突っ込んでくるが、すぐさまレイヴンは持ち前の反射神経で回避し、脇腹にショットガンを叩き込んだ。しかし

 

「……マジでザリガニじゃねぇの?弾は半分くらいは外れたとはいえあの距離のショトガンでほとんど削れないって」

 

近距離のショットガンを食らったにも関わらずHPはほとんど削れていなかった

 

『!!』

 

そしてボスはレイヴンの方に振り向くと背部から大量のマイクロミサイルを発射した

 

「ってうぉ!そんな大量にばらまけるのかよ」

 

マイクロミサイルは辺り一体を覆い尽くすほど大量にばらまかれておりレイヴンは自分に向かって来たものをブレードを使って叩き切っていった

 

そのままボスは肩にあるレールキャノンをレイヴンに向け、発射した

 

レイヴンは咄嗟に腕をクロスし防御したが爆発による威力は軽減できず少し吹き飛ばされた

 

ボスは隙を与えない様にドーム状になっている空間を縦横無尽に走り回っていきパルスライフルやミサイルを垂れ流していた

 

「〈ショルダーウェポン〉【ミサイル】」

 

レイヴンはそれらをミサイルを使って撃ち落としているがいかんせん数が多く中々攻撃の隙を見つける事が出来ない

 

「だったらこいつでどうだ!〈ペルソナ〉【メギドラオン】」

 

レイヴンはペルソナを出現させると弾幕の中に潜り込ませ、メギドラオンをボスの真下で発動させた

 

ボスを退け反らせることはできたが、再び走り出し今度は今までの攻撃に加えてパルスライフルによる攻撃が加わった

 

「〈フォルムチェンジ〉【バズーカ】【パイルバンカー】」

 

レイヴンはバズーカを連射させ、それによるによる爆発の煙でボスの目をくらませ、OBで一気に接近するとボスに向けてパイルバンカーをおもいっきり撃ち込んだ。

 

「そらよ!!これでも喰らってな!!」

 

そしてボスの頭を蹴り上げると裏面にペルソナの【ダブルショット】やバズーカ、ミサイルなどをありったけ撃ちまくった

 

するとボスはダウンしひっくり返ると、レイヴンは〈OB〉を発動させて後ろに下がった

 

「〈OW〉【マスブレード】起動!!」

 

そして鉄骨資材の先端にブースターをつけているという見るからにブレードではなくハンマーの様な武器が出現しそれを持ち構えた

 

「コイツで潰れちまいなぁ!!!」

 

そしてボスが持ち直す前に近接系OWの特徴であるダッシュで一気に近づき、マスブレードの先端にあるブースターを使用してものすごい勢いで振り下ろし、叩き潰した

 

「ふぅ、しっかしあの弾幕量はびっくりしたが、あの時に比べたらどうって事ないな」

 

そうして周りを見渡していると突然丸の形をした床だけのエレベーターが出現した。

 

「なんだ?エレベーターかこれ?……だとしたら下に行けば良いと言うことか」

 

そしてレイヴンはエレベーターを起動し、下へと降下していった

 

 

〜〜〜〜〜〜

 

『全システム、チェック終了』

 

 

〜レイヴンside out〜

 

~~~~~~~

 

〜イズside〜

 

レイヴンがボスと戦い(それほど苦戦していない)をしている間、個人的な探索での興味で第二回イベントに参加していたイズは

 

「んもー!どうしてこうなるのよー!!」

 

現在進行形でモンスターに追われていた。個人的な興味であった為クロムにも連絡を入れておらず、生産職ゆえに戦闘においてマイナス補正がかかっている為、できる限り戦闘は避けていたが今追われているモンスターの感知範囲が予想以上に広かった為、現在の状況になっている

 

「ハァハァ…私は戦闘職じゃないっていうのに…どこまで追ってくるのよ!!きゃっ!?」

 

どうにか逃げれてはいたがとうとう転んでしまい、追いつかれてしまった

 

「はぁ、やっぱり慣れない事はするものじゃ無いわね」

 

イズがやられるのを覚悟していると

 

「ヒャッハァーーーーー!!!」

 

突然真横から青色の機体が巨大な鉄柱をモンスターに叩き付け、倒していったのだ

 

「へ?」

 

「危なかったねぇ、お嬢さん」

 

イズは突然の事に反応できなかったが助けてくれたプレイヤーの声を聞いて意識を戻した

 

「あ、貴方まさか主任ですか!?」

 

「ん〜?その声もしかしてイズッチ?」

 

~~~~~~~~~

 

そして二人は一度モンスターの出ない洞窟に移動し、話し合った

 

「それにしても主任がこのゲームやっていたなんてねぇ」

 

「ハハハハ!そりゃこっちの台詞さ。会社ではあんなに厳しいのにねぇ」

 

「…あまりその事は引っ張らないでください」

 

二人の関係は上司とその補佐であり、主任は本当に会社の主任として働いておりイズはその補佐をしているのだった

 

「まぁ、会社の労働環境の件は主任のお陰で本当に助かったわ」

 

「あのクソ上司の顔が崩れた時は思わず大笑いしちまったがな、ハハハハ!!」

 

「本当にね。主任が来なかったら今頃どうなっていたか、想像したくもないわぁ」

 

「ま、あん時の労働環境は完全なブラックだったからな。流石にあれは駄目だ」

 

主任は普段はおちゃらけているが実際はかなりしっかりしており、部下からのイメージは「普段はだらけているが、本気を出したら本当に頼りになる上司」という形で定着している

 

「それにしても、今疑問に思ったんだけど、なんで私を補佐にしたの?他にも候補はあるのに」

 

「そりゃ簡単だ。お前が部下から信頼されてるからだな」

 

「え?それってどういう」

 

「お前さん、いろんな奴の仕事自分が変わりにやってただろ。そういう信頼されてる奴の方が適任と俺が考えだからだ」

 

「主任……」

 

「まっ、お前が美人だっていうのもあるけどな!」

 

ズコーーーー

 

主任の以外すぎるカミングアウトにイズは思わずずっこけてしまった

 

「絶対それが一番でしょ!ほんとにもぉ〜」

 

「ハハハハハ!!さぁどうだろうね?」

 

そして少し経つと主任は立ち上がりイズの方に振り向いた

 

「さて、俺はまた暴れにいくが、どうだ?ついてくるか?」

 

「どのみち誰か一緒にいてくれる人は欲しいしね。お願いするわ」

 

「了〜解、ほらよっと」

 

そして主任はイズを背中に乗せ、イズは主任の背中にしっかりとつかまった

 

「そんじゃ、いくぜぇぇーーーー!!《OB》!!ヒィィィヤッホォォォーー!!!」

 

「ちょ、いきなり飛ばす……うわっ!!」

 

そして主任がOBを発動させ一気に駆け抜けていった

 

 

〜〜to be content 〜〜

 




今回も長引いてしまい申し訳ありません。受験シーズンが本格化してきた為、中々書く機会が取れずにいました

第二回イベントは前回と今回の様にレイヴンサイドと他のサイドで進めていく形になります。そして次回ついにアイツを出せますね。本当にここまで長かった。

そういうわけでどうか今後もこの小説をよろしくお願いします


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遊撃者と第二回イベント②

遊撃者と第二回イベント②

 

レイヴンside

 

ボスを倒した後、レイヴンは出現したエレベーターを使って下に降りていた

 

「しっかし、コレどこまで続いているんだ?念の為に準備しておくか【フルチャージ】」

 

レイヴンはフルチャージで消費したMPを全回復させ、インベントリのHPポーションを使いOWで消費したHPを回復させた

 

〜〜〜〜〜〜

 

『修正プログラム、最終レベル』

 

〜〜〜〜〜〜

 

「ここまで来たのは良いもののそろそろ歯ごたえのある敵が来て欲しいな」

 

〜〜〜〜〜〜

 

『戦闘モード起動』

 

〜〜〜〜〜〜

 

「お、そろそろか」

 

エレベーターの周りの壁が無くなり、上の広場と比べて圧倒的に広すぎる空間に到達した

 

「ん?まだ地面に降りてないがどう……うお!?」

 

そしてエレベーターが地面に到達する前に止まり、その場でダメージのない爆発を起こし、レイヴンはブーストを蒸し、地面に着地した

 

「っと、しかしいった……何だ?アレは」

 

そして地面に着地したレイヴンの目の前にはボスモンスターがおり、それは全身を赤と黒で塗装され、背中には巨大なブースターがあり肩にはビリヤードの9のエンブレムが描かれていた

 

『ターゲット確認。排除開始』

 

bgm「9」

 

するとボスはすぐさま変形し、ブースターを様々な方向に向けながら、途轍もない速さで動き始め、ミサイルを発射してきた

 

「ハァ!?どんな速さしてんだよ!クソッ【フォルムチェンジ】〈サブマシンガン〉〈ガトリング〉!」

 

レイヴンは連射力のあるガトリングとサブマシンガンを左手にガトリング、右手にサブマシンガンで持ち、ブースターを蒸して飛んでミサイルを避けながら弾幕を貼るが、ボスはそれを難なく避けていきダメージが中々与えれずにいる

 

そしてボスは変形を解除し人型に戻りレイヴンはそのタイミングを狙ったが、ボスは背中のブースターの噴射口を左に動かしてすぐさまQBの様に回避し右手に内蔵されてるチェインガンを撃ち返した

 

レイヴンはそれをどうにか避けたが少し当たってしまいかなりPAを削られてしまった

 

「おいおい、さっきので500削られるってどんな威力したんだよ」

 

ボスはそのままブレードを展開し振りかぶるとそこから光刃が飛んできた

 

レイヴンはQBでそれを回避しガトリングのある右手をブレードに変えるとそのままOBを使って、一気に近づき、ボスも同じようにブレードを振りかぶった

 

「はぁぁ!!」

 

ブレード同士がぶつかり火花を垂らしているとボスは頭部にあるバルカンをレイヴンはショルダーウェポンのチェインガンを同士に発射し互いにダメージを受けた所でレイヴンがボスに蹴りを放ち、距離を開けた

 

そしてそのままボスは左腕からプラズマキャノンを発射し、すぐさま変形して再び飛び始めた

 

「ッチ!らちがあかねぇ。こうなりゃ無理矢理近づいてやる!〈OB〉!」

 

レイヴンはプラズマキャノンの弾を切り裂くと〈OB〉を使い、ボスのスピードにどうにか食らいついていき、そこからガトリングとサブマシンガンを撃っていった

 

少しダメージを与えるとボスはコブラ起動でレイヴンの後ろに周りそのまま両手にブレードを展開しレイヴンに切り掛かる

 

「見え見えなんだよ!〈フォルムチェンジ〉【パイルバンカー】!オラァ!!」

 

しかしレイヴンはボスの斬撃を受け流しすぐさまフォルムチェンジでサブマシンガンをパイルバンカーに変え、そのままボスに直撃させた

 

ボスはその衝撃で地面には叩き落とされ、レイヴンはブーストをふかし地面に着地した

 

「やっぱまだやられないよなぁ」

 

ボスはダメージを受けながらも再び立ち上がり、すぐさまブースターをふかし右腕のチェインガンを打ち始めた

 

レイヴンもそれにともないブースターをふかしショルダーウェポンのミサイルを放ちながらガトリングを打ち始めた

 

すると突然ボスの背中のブースターの先端部が瞬時に展開しエネルギーが集まり、自身の何倍もの大きさのレーザーを打ち出した

 

「んなっ!?何だその攻撃は!がぁ!?」

 

レイヴンは咄嗟にQBを発動したが、ギリギリ間に合わず左腕に直撃し破壊され大ダメージを受けてしまい、その衝撃で壁まで吹き飛ばされた。レイヴンはどうにか持ち直したがその隙にボスは接近しブレードを振りかぶっていた

 

「まだまだぁ!!」

 

レイヴンはその攻撃を受ける寸前に体を逸らして攻撃を避けそれと同時に右手のパイルバンカーでボスを思いっきり殴りボスを大きく吹き飛ばした。そしてすぐさまQBで近づき、パイルバンカーの先端をボスに直接押し付け

 

「一点集中!!撃ち貫くのみ!!!ぶち抜けぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

パイルバンカーの杭を直撃させ、ボスを貫いた

 

「ハァ…ハァ…ハァ….どうだ?」

 

パイルバンカーに貫かれ、吹き飛ばされたボスは立ちあがろうとするも左腕が外れ、レイヴンに右手を向けるも壊れてしまいそのまま倒れ込むとポリゴンとなって消えていった

 

 

「あぁーー!終わったー」

 

『レベルが上がりました』

 

「お、レベルアップか」

 

するとボスいた中央の床が開き、そこからレイヴンの身の丈ほどのある大型の銃が差し込まれている台座が出現した

 

「ん?なんだ?これ?」

 

そう言ってレイヴンが近づくと装備の説明が映し出された

 

~~~~~~~~

 

光子スナイパーキャノン『メシア』

 

【STR+150】【AGI+20】【救済者の光(メシアオブライザー)】【破壊成長】【ウェポンハンガー】

 

*この武器は威力調節が可能であり収束や拡散も可能

 

*この武器は両手のスロットを使用する

 

【救済者の光(メシアオブライザー)】

 

光子スナイパーキャノンである『メシア』を最大出力で撃ち、相手を殲滅する。また使用時には強烈な反動が発生する

 

クールタイム:1分

 

【ウェポンハンガー】

 

*遊撃者のみ適応可能

 

自身の肩に武器を格納することが出来る。使用時には手持ち武器は肩のハンガーに格納される

 

「見た感じボスの撃破報酬って所か?」

 

その銃はいわゆるミニガンの様な持ち方となっておりレイヴンは腕の装備を解除しその銃を掴んで台座から引き抜いた

 

「随分とデケェな。これは確かに両手使うわけだ」

 

レイヴンは右手でトリガー部分を持ち、左手で持ち手を掴んでいる。そしてウェポンハンガーで肩に格納した(ACfaのOIGAMIの格納方法)

 

「しかしこの様子だとショルダーウェポンとかは使えるのか?ひとまず試してみるか。【ショルダーウェポン】」

 

そういうといつもと場時が異なり肩の横の部分(イメージはホワイトグリントのショルダーウェポンの場所)に出現しており一通り確認して使える事がわかった

 

「んじゃ、少し試し撃ちしますか。」

 

レイヴンは『メシア』を構えまずは通常威力で発射するとキャノンと同程度の大きさのビームを発射した。次に拡散を試すとビームがショットガンの様に拡散して発射され、収束では通常よりも細く、そして高威力のビームが発射された

 

「最後はスキルによる最大出力だな【救済者の光(メシアオブライザー)】!!」

 

レイヴンはキャノンを構えてスキルを発動すると、先程のボスが発射したビームとほとんど同じ物が発射され、想像以上の反動でレイヴンは少し飛ばされてしまった

 

「うぉぉぉ…反動でけぇ。これは中央構えかつブースター使わないとやばいな」

 

そうして一通り試し終え、少し奥に進むと突然声が聞こえた

 

『セラフの撃破を確認。登録条件クリア、マスター登録を開始します』

 

「うぉ?!何だ何だ?」

 

するとまたもや地面が開き先程戦ったボスがコードなどに接続された状態でレイヴンの目の前に現れた

 

『マスター登録開始、貴方の名前を教えてください』

 

「レイヴンだ」(これ普通に良えば良い感じか?)

 

『レイヴン……確認しました。マスター登録完了。これよりセラフの全権限をマスター『レイヴン』に移行します』

 

そしてコードが全て外れ、セラフと呼ばれる存在が起動した

 

『マスターレイヴン、これよりわたしは貴方の管理下に移ります。どうぞよろしくお願いします』

 

「うーん。セラフっておまえのコードネームみたいなものか?」

 

『肯定。セラフはあくまでコードネーム、わたしに名前はありません』

 

「だったらお前に名前をつけてやるよ。お前のそのエンブレムを見ていて思いついたんだ」

 

『私に…名前をくれるのですか?』

 

「あぁ!『ナインボール』それがお前の名前だ」

 

『ナインボール……良い響きです。ではこれから私の事は『ナイン』とお呼び下さい』

 

「おう。よろしくな、ナイン」

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

ナインボール

 

Lv1 HP200 /200 MP600/600

 

【STR 55】 【VIT 35】

【AGI 90】 【DEX 20】

【INT 35】

 

スキル

【救済者の光(メシアオブライザー)】

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

するとナインの繋がっていた台座がポリゴンとなりそれが再形成され指輪に変化した

 

「ん?これは?」

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

絆の架け橋

一部モンスターとの共闘が可能。共闘モンスターは指輪一つにつき一体。モンスターは死亡時に指輪内で休眠状態になり、一日間呼び出すことは出来ない

 

〜〜〜〜〜〜

 

「なるほどね、これで共闘が可能な訳か。とりあえず、ここを出るとするか。ナイン」

 

『了解ラージャ』

 

そしてレイヴンとナインは歩き始めた

 

〜〜〜〜〜〜

 

一方レイヴンがボスと戦っている間のセレンとリリウムは

 

 

「まさか、転移トラップだったとはな」

 

「早くレイヴンの所に行きましょう」

 

転移で飛ばされていったレイヴンがいる所に向かっていた

 

「そういえば少し思ったのだが」

 

「何でしょう?」

 

「お前、何故レイヴンにあそこまで好意を向けているのだ?」

 

「………」

 

セレンの問いに対してリリウムは立ち止まり、黙ってしまった

 

「あーすまん。言いたくないなら別に良いぞ」

 

「いえ、一応話しておきましょう。リリウムは元々レイヴンとはリアルで幼馴染だったのです」

 

「何?そんな風には見えないし、何よりアイツからそんな事一度も聞いたことないぞ」

 

「それもそうでしょう。多分彼はリリウムといた事を覚えていないでしょうし」

 

「どういう事だ?」

 

「彼は……小さい頃に家族を亡くしているのです」

 

「は?…どういう事だ。メイプル達がいるじゃないか」

 

「いえ……正確には以前の家族という事です。レイヴンは幼い頃に両親が亡くなった後、今はどうかは知りませんがあの頃は赤目に白髪という容姿故か全ての親戚から毛嫌いされてしまい虐待を受けたことがあるんです」

 

「……馬鹿な……そんな事が」

 

「えぇ。それに加えてレイヴンの運が悪いということがそれに拍車をかけ『悪魔の子』と呼ばれいました。関わってくる親戚も両親の遺産目当てだったため、彼は存続権を親戚達に叩きつけてそのまま荷物を持って出ていってしまったのです」

 

「お前はその時どうしたんだ?」

 

「勿論リリウムは彼を引き留めようとしました。ですが…彼はそれより早く出て行ってしまったのです」

 

「……そうか……」

 

「ですから、こうしてまた彼と会えたのは本当に嬉しかったのです。だからこそ、絶対に負けませんからね?セレンさん」

 

「そういう事だったのか、だがそれでも私も引くわけにはいかん。こちらこそ負けてやるつもりはないぞ」

 

そして2人は少し見つめ合うと小さく笑い合い、再びレイヴンの所へと向かっていった

 

〜〜〜〜〜〜

 

そしてその頃のとある洞窟

 

「マジでここ何処なのよ!」

 

サリーは絶賛孤立中だった

 

to be conect

 

 




どうもみなさん。マスターゼオライマーです。

最近受験が本格化してきて書く時間が少なくなってしまい遅れてしまいました。あとAC6にハマりまくってそっちもやってました

そしてやっとセラフを出すことが出来たぞ!!長かった……本当に長かったぞ。そしてやっぱ戦闘シーンは書くのに苦労しました。

それとレイヴンが入手した新武器は『機動戦隊アイアンサーガ』というゲームの『メシア』という機体のキャノンをイメージするとわかりやすいです

これからもこの小説をよろしくお願いします

それではまた次回


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