がっこうぐらし!マルチRTA DLCバイオハザードver.1.24 全員生存ルート (食卓の英雄)
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1:リンクスタート!イーサン死す!

作者はRTAをよく知らないので初投稿です


一人よりも二人、二人よりも三人に勝てるわけないだろ!いい加減にしろ!なRTAはーじまーるよー!!!!(クソデカボイス)

 

さて、今回プレイしていくのはみなさんご存知『がっこうぐらし!』知らん?そう・・・(無関心)

 

偉大なる先駆者兄貴達のおかげで色々なルートが開拓されている絶賛話題沸騰中のこのゲームですが、DLCを使ったRTAをしていこうと思います。一応全員生存ルートを目指してるのでよろしくだっピ!(タコピーの原罪)

バグは基本的に使いません。というか殆ど修正されてしまったので使えません。

 

メインは私ですが端っこに相方のも写しときますね。相方メインのを見たい方は下記リンクからどぞ。

 

今回使用するのは最近きたアップデートver1.24、追加コンテンツはこれまた少し前機能が追加されたバイオハザードとのコラボのものを使用していきます。因みに期間限定だったのも今は昔、半年前に有料DLCになりました。

その価格なんと色々込みで3520円(税込)!皆さんも買ってくださいね!てか買え(豹変)

 

この動画は最初に言ったとおりにマルチプレイをしてイキます(誤字にあらず)

ちなみに三人以上だとすごくタイムロスをしてしまうので二人です(19敗)この理由は後ほど。

 

さてこのバイオDLCですが、度重なるアップデートにより使用キャラやシステムが追加されているのです。当たり前だよなぁ。

クリスやレオン、ジルは勿論、ウェスカーや豆腐などのキャラクターさえ追加できてしまった呪いのDLCですが、今回は複数キャラを使用した結果の最適解を見つけた気がするのです!!わーぱちぱち。

 

 

因みにそれぞれのキャラごとに分岐するルートや、世代関係なくドリームチームを組めると人気なのでアップデートが鳴り止まないらしいです。K・B・S(かなり・バイオ・すごい)、誇らしくないの?

 

 

操作していくのはピアーズ・ニヴァンスと今回のアップデートで追加されたイーサン・ウィンターズ。イーサンが私です。相方の方がAMライフルの扱い上手いんですよね。んにゃぴ…。

 

方や特殊訓練を受けたエリート軍人系バケモン、もう一方は一般人型のメンタルも体もバケモン。どっちもバケモンですね。そしてクリスの被害者でもあります。辞めたら?この仕事(B.S.A.A.)ハンク(死神)よりゴリラ(死神)してるよ。

 

 

あっ、おい待てぃ(江戸っ子)

なんでノーマルゾンビ並しかいない『かれら』にアンチマテリアルライフルのピアーズにするかって?

それが今回選んだキャラクターによってその作品の敵キャラも追加されてしまうんですよね。それに人数増えればその分敵キャラの能力がサイレントで強化されます(8敗)

 

そして何よりクリスやジルにすると何でか知りませんが9割以上で仲間が死にます(96敗)レオンはどうあがいても長くなるので割愛です。

 

だからピアーズにする必要があったんですね。

 

この二人の特徴として正気度が三割以下にならないというのがうま味。このゲームでは正気度が三割以下になるとバッドステータスがついたり、他キャラへの悪効果がよく稀に(どっちなんだい)あるので。

 

まあこの二人はクリスで全員生還ENDを達成しなければいけないというのがネックなんですがね。控えめに言って馬鹿じゃないの?

 

ピアーズさんのハイスペックぼでーは勿論のこと、イーサンの初期スキル「家族愛」と「不屈」が強いんですよね。

「家族愛」は年下キャラクターの正気度低下を軽減されます。るーちゃんとの相乗効果がすごいので安定重視ならこれ一択です。そして好感度をどれだけ上げてもごく普通の一般Peopleが如く恋愛感情に発展せず、病んだり犬(意味深)にもならなくなります。お前がパパになるんだよ!イーサンはファミパンおじさんだった…?

「不屈」は文字通りのスチルですね。正気度や体力による行動の制限が無くなります。これ一般キャラにも持ってる人はいるんですけど、その大体が体力が低かったりすぐ正気度が尽きてコロコロされちゃうので…。流石数々の地獄を乗り越えてきた者だ。面構えが違う。

 

 

それじゃあ早速プレイしていきましょう!細かいことはその都度解説していきます。数の力を思い知れ!

 

 

ハイスタートー!(プレゼント・マイク並感)

 

 

さあ始まりましたオープニング。見慣れた人もいると思うのでスキップスキップ!……しようと思ったのですが、そういえばキャラの相乗効果で若干変化したり有用なアイテム場所が解ったりするんでした。見ましょう。ま、計測はオープニング終了からエンディング開始までなので無問題です。

 

ほんほん…ふーん。あっそっかぁ(走者達視聴中)

 

うん、今回の運はまあまあでしたね(クソウマギャグ)敵が多いことくらいしか分かりませんでした。

因みに見分け方わ3種類あってぇ〜。映る順番が住宅街→巡ヶ丘高校→ショッピングモールなら最低乱数です。0.8〜1.4倍の幅。これがヨカッタ…。

今回は自衛隊駐屯地→ランダルコーポレーション→ショッピングモール→巡ヶ丘高校なので1.2〜1.8倍なんですよ。因みに最悪は3倍近くあるらしいですよ…(震え)確率にして0.0006%しかないのでまずありえませんがね(1敗)

 

オープニングが終わりましたね。通常プレイならキャラメイク画面が出ますが、DLCキャラなのでそんなものはありません。これだけで数秒短縮できます。やったぜ。名前がホモじゃないと納得できない兄貴たちごめんなさい。

 

 

さてさて、DLCキャラの初期スポンはメインとなる施設にはスポンしませんが基本ランダムです。これマルチなら一緒に開始できるのが地味に嬉しいポイントなんですよね。

 

 

初期スポは……ヨシ!(現場猫)いい感じに小学校に近いコンビニに出ましたね。DLCキャラはアウトブレイク後にスタートするのでもうここは戦場です。おっと、目の前に『かれら』が。これは避けられない戦い。しかしイーサン・ウィンターズ、武器を持っていない!

謎の原作再現によってイーサンだけDLCキャラで武器持ってないんですよ。イーサン単体でプレイする方は気をつけてください。

そこでピアーズさんのナイフの出番。しゃがみナイフで体制崩してから体術コマンドすれば一撃です。マシンピストルは温存。余計なものを呼び寄せる銃は封印、しょうがないね。

 

ファッ!?ピアーズ兄貴いねえ!

 

ちょっとまって、何で場所違うの?え、何?あっ、はい。そういうこと。うん。

はい、納得しました。今回のアプデでランダムになったっぽいですね。つまりガバじゃありません。イーサンはこのまま逃げていいっぽいです。まあ逃げませんが。

 

 

イーサンはパンピーですが修羅場慣れしてるので、このくらいじゃ何もありません。かれらに敵視されてますが、コンビニに入りましょう。

今真っ昼間なので乱数。…はい、勝ち。店員かれらもいませんね。哀れな死体が二つあるだけです。これはかなり幸先いいですね(最初のかれらから目を逸らす)。ホモ特有の高速回収。

 

いる。いる。いらん。いらん。いらん。いらん。い……る。

 

はいクソ!

 

ぶっ壊れた店内にはこのチャートにはいらない雑誌と軽い食料しかありませんでしたー。氏ね。武器らしい武器もないので着いてきたかれらは棚を動かして封印!(魔封波)

 

まあこんなところで拾える武器なんてたかが知れてますし?タイムには問題ありません。尚四日目からはバイオキャラが出るので必須です。

一直線にコンビニを出てまず太陽確認。日はまだ照ってますね。多分今頃KRM姉貴が先輩クラッシャーしてゴリラ覚醒してる頃と思います。

 

そして道に出た後は昼間に人が寄り付かないような裏道を通りましょう。戦闘は避けたいので。これ普通のキャラならフラグ回収しないと出来ないんですが、登場作品が2作品以上のバイオキャラなら……出来ちゃうんです。

 

初日に限ってはこのルートで遭遇する危険はないです。テキトーでも許される。アイボーの初期スポは…警察署前…ですね。

うーーん、びみょんだな。正直イーサンならともかくピアーズにはうま味が少ないんだよな。あ、でも警/官から拳銃回収してる。私のため?ありがとナス!

 

おっ、そんな話してたら出ました。この道から出たら壁に沿って右左真ん中と進んでいけば出てきた。我らが平和の小学校!絶賛パンデミック中ですね。初日なんだから当たり前だよなぁ?

 

今までの行動から賢い皆さまはお気づきだと思いますが、今回初めにとりかかるのはりーさんの妹、るーちゃんの救出です。

るーちゃんは事故で死んだだろ!いい加減にしろ!って兄貴たちは落ち着いて。

 

確かに原作ではるーちゃんは死亡済みですが、通常ルートではニ周目から、DLC有りだと最初から生きてます。

え、るーちゃんが生きてる理由?さあ、車がゴリラにでも止められたんじゃないですかね?

尚ゴリスでいくと何故か信用されずにそのまま死んでしまうことが多いです。命の恩人なのに悲しいなぁ。

 

 

さてさて、小学校正門前はかれらの温床なので裏門から。かれらを出来るだけ避けつつ、保健室を目指します。

大抵の場合、窓は割れてるので大丈夫です。やっぱり壊れてるじゃないか(憤怒)

 

ヌッ!

 

はい。見事音を立てずに忍び込めました。保健室は血で汚れていますが、かれらはいません。いいゾ〜これ。

 

はい。素早く回復薬と緊急回避用のハサミを回収、ついでに包帯もありったけ。おっ、松葉杖だ。殺傷能力は低いですが、これでやりすごせますね。

 

 

そんじゃまあ、早速るーちゃん探すか!(ホモはせっかち)

 

るーちゃんの出現場所はランダムです。教壇の下にいたり、トイレに隠れてたり、ロッカーの中にいたり、果てには歩き回ってる可能性もゼロじゃない。もっと酷い時は外に出てる。そんなRTA泣かせな彼女ですが、初日だけはある程度絞れるんですよ。

 

るーちゃんは三日目に入ると確定で死亡してしまいますが、裏を返せば二日目までは生きてるんですよお兄さん。有志の検証によれば初日だけは隠れる行動固定なんですよね。

場所こそ判りませんがこれはうま味です。出来るだけ優しくロッカーに語りかけましょう。

 

ガシャーーン!

 

ホアッ!?

 

び、びっくりした。中のかれらが言葉に反応して叩いたみたいです。ああ、襲われはしなかったけど今の音でかれらが集まってきます。やべぇよ……やべぇよ……。

 

続々と姿を現そうとするかれらを視界に入れる前にトイレに隠れます。トイレは安地。はっきり分かんだね。

 

おっ?5つある個室全部閉まってんじゃーん。どゆこと?こんな偶然あります?

念の為ドアを閉めて杖で固定!その後に下から除いて確認。

 

ご存知とは思いますが皆さんにも説明すると、こういうトイレの個室やロッカーはシュレディンガーの猫状態になっていて、外部から確認する、或いは開けない限りは分からないんですよね。

この場合70%の確率でかれらが一体。20%で死体。残りの5%ずつで二体以上とるーちゃんになります。るーちゃん発見、死亡後は二体以上の確率が増えます。

 

ま、トイレは開けなくても確認できるので楽ですね。

……傍目からみると三十代後半に差し掛かった男が小学校の女子トイレで覗きをしてる最低な瞬間ですね。逮捕されればいいのに。残念!警察は死んでました!(ピアーズが確認済み)

 

ほい、並べ並べ!

出入り口に近い側からかれら、かれら、二人のかれら、るーちゃん、かれら。

 

やめてくれよ……(切実)

 

なんですかこのバカみたいな配置。ああ、しかも観測しちゃったからかれらも行動始めちゃった。かりかり言っとるがな。

 

獲物を見つけでもしない限りかれらがここから出ることはないのですが、るーちゃんの正気度が削れていってまう!

 

これでるーちゃんが声を上げちゃったりするとかれらが活発化。暴れたかれらが内側から鍵を開けて出てきちゃう。

 

不味いですよ!

 

手持ちは緊急回避用のハサミしかありませんし、それでも一体が限度。それにるーちゃんに上から顔を見せるにしても、両側がかれらですので今度はイーサンが狙われてしまいます。リセ案件か…?

 

いえまだです。イーサンの力を信じろ。とりあえず、包帯を千切る。血で文字を書く。下から渡す。これでオッケーです。

内容は声を出すな、とゆっくり出てこい、そして助けに来た。です。

 

こんな心細い中に現れたまともな人間。小学生なら泣いて喜びますよね。泣かれると困るんですが。

 

少し待って、ゆっくりと鍵が開いてるーちゃんのカワイイ顔が見えました。その半信半疑ながらも救いを求める顔。ああ〜いいっすね〜。

 

さて、まったりしてる暇はありません。いくらゆっくり開けたとしても、少しは音が出るもの。急いでるーちゃんを抱えて外に出ましょう。

 

あ、松葉杖(ガバ)取れろ、取れろ!オラ!取れるんだよ!

 

バン!

 

ヴォー…

 

あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )

 

まずいですよ!早くしなきゃ、早くしなきゃ。ああっ!るーちゃんどいて!そいつ(松葉杖)外せない!

 

るーちゃんがぶるぶる震えてしがみついてきました。かわいいですね(ボ卿)じゃなーい!

 

仕方ありません。わざと掴まれて緊急回避ハサミで始末しましょう!その間に抜け出せば解決!閉廷!

 

来いよゴラァ!ウイルスなんて捨ててかかって来い!

 

はい掴み、緊急回避!シャアッ!

 

よし、今のうちに…

 

バァーーン!

 

ぴぃっ!今の音で外の彼らがドアを叩いてます!アカン死ぬぅ!

トイレの中も地獄ぅ!もう何もねえ!わりぃ、俺死んだ。

 

ん、何?るーちゃん?

 

るーちゃんが歩き始めて……窓を指してる。そうだ。まだ窓がありました。ってことは巻き返しは可能ですね。

 

窓は固く閉ざされていますがそんなの関係ねえ!オラッファミパン!お前も家族にならないか?そのための右手!

 

ヨシ!

 

代わりにイーサンの右手は破片やらなんやらで傷ついてしまいますが、誤差だよ誤差。

 

道が開けばるーちゃんを抱えてさっさと退出します。こんな危ないところにいられるか!俺は外に戻るぞ!

 

はい脱出。結構ガバに見えましたが、窓から裏門が近かったのとるーちゃんがすぐ見つかったのでかなり短縮出来ました。ハサミは惜しかったですが、タイムに勝るものは無し。

 

ということでるーちゃんと一緒に住宅街にスタコラサッサ。おっ、開いてんじゃーんな家を見つけて餌付け。

ここで食べ物を上げないと次の日のるーちゃんのスタミナがかなり低い値からのスタートになってしまいます。だから食べ物を上げる必要があったんですね。

尚肉を上げたら正気度が著しく下がるのであげないようにしましょう(1敗)

 

ほら、おじさんのバナナいるかい?美味しいよ?

 

るーちゃんが喜んでバナナに食いつきました。そして食事タイムを終えたら色々あって疲れたのか、るーちゃんは眠ってしまいました。おっ、イーサンの正気度回復してるやん。やっぱ(子供)好きなんすねぇ。

 

はい、とりま今回はるーちゃんがいつ起きるのか分からないのでこの家で野宿です(野宿とは)運が良ければるーちゃんが夜前に起きて巡ヶ丘高校も目指せるんですが……。まあ、それまでイーサンは動けませんね!アイアンマン!

 

というわけで今回はここまで!ご視聴ありがとうございました!




走者「マルチプレイだから二人共寝ねえと時間スキップ出来ねえ!」

続いてほしい?


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2:(相方の)オリチャー発動!さらばイーサン!走者の涙は一度だけ!!

空が青いですね。つまり初投稿です


家庭持ちのおじさんがいたいけな幼女を誘拐するRTAはぁじまぁるよー!

 

前回はSAN値回復機ことるーちゃんを助けたのでそこからですね。まあ動画の都合上別けてるだけなので走者的にはそんなのないんですが。

 

るーちゃんが眠ってしまいましたが、このとき家の外に出ないようにしましょう。家の中なら起きてもすぐ会えるのですが、外に出ると結構な確率で行方不明になってしまいます。その場合再度発見する必要があるのでロスに繋がります(3敗)

 

というわけでイーサンはここから動けません。なので物色ターイム。

通常プレイなら一般家庭には日用品か精々バットくらいしかありませんが、バイオDLCなら難易度次第で普通に使える武器もあります。

 

二階建てと一階建てだとアイテムの確率も変わります。二階建ては数重視、一階建ては質重視の気が強いですね。この家は二階建てなのであまり期待は出来ません。ままエアロ。

 

まず一階を巡回、カーテンはちゃーんと閉めといてくださいね。閉めなかったら確率で入られます。るーちゃんは二階で寝てるのでいつの間にか乙ってることなんてありません。まあバイオキャラが出ればそんなの関係なくなりますがね(5敗)

 

さて肝心のアイテムは……ハーブが二つとサバイバルナイフ。手斧とバーナーノズル。後はゴミ。おっ、これ結構運いいっすね。

特に手斧は嬉しい。扱いの難しさとスタミナをそこそこ使いますが、ゴリラ姉貴御用達のシャベル並みの攻撃力を持ちます。

クリティカル発生率と手入れの問題で完全に下位互換になりますね。でもこの時点では頼もしい味方。

このハーブはバイオ版限定アイテム。これ通常ルートで使えたら滅茶苦茶便利なんですよ。裏を返せばバイオルートだと無いとまず味です。

 

後はるーちゃんの寝顔でも眺めていきましょうね〜。あぁ^~心がぴょんぴょんするんじゃぁ^~

 

でもこれよりしばらくは画面が代わり映えしません。動けないので。これマルチなのでプレイヤーキャラが起きてる限り時間飛ばせねえんですわよ。マルチの弊害ここに極まれり。ま、一日目の仕込みはピアーズ兄貴に任せます。マルチの利点ここに極まれり。手の平くるっくるやなお前!

さてるーちゃんの寝顔を眺めている間、暇ですよね?

そ ん な 皆 様 の た め に ぃ ~ ?

 

ほいピニキの画面どーん。これをすることで皆さまを飽きさせません。(RTA的に)大丈夫か?

 

おっとピニキ今駅前でフラグ立てしてますね。駅長室に置き手紙と食料配置、ついでにバリケードなんかも用意してますね〜。その間のぞんぞん全部コロしたんでしょうか?やばいですね(震え)

 

これを行うことでKちゃんの生存期間が延長されます。これしないとこのチャートじゃ間に合わなくなっちゃうからファインプレー(7敗)ナイスゥ(建前)ナイスゥ(本音)

 

そして目指すは……どこ行ってんのお前、これRTAやぞ!あーもうめちゃくちゃだよ。チャート壊れちゃ〜う。

 

ピニキが向かってるのは……巡ヶ丘高校!このチャートだと夜に向かうことになってるんですが、まだ夕方やぞお前!なんでよりによってかれらの帰宅時間に合わせるんですかねぇ…。やめたくなりますよ〜RTA〜。

 

まさかの同行者の裏切りにより意図せぬオリチャー発動!仕方ありませんがるーちゃんを起こしましょう。これによりるーちゃんに眠気と疲労のバッドステータスが付いてしまいますがここが走者の腕の見せどころ。無事に送り届けてみせ、みせますよ。

 

寝起き顔のるーちゃんかわいい…かわいくない?

 

睡眠時間足りなかったのでちょっと不機嫌気味ですがタイムには関係ないので無視です無視。

 

この辺にぃ、うまいラーメン屋の屋台来てるらしいんすよ(意訳)

 

説得完了!イキますよ~イクイク・・・

 

まずかれら確認。ヨシ!(現場猫)ついてこい。

幸いこの辺にはいないのでさっさと駆け抜けるデザイア*1

 

るーちゃんの体力に合わせて出来るだけゆっくり急ぎます。なるべく車の陰は避けましょう。ランダムで下からかれらに掴まれるのでタイムロスに繋がります。

 

ついでに上空もチラ見。このとき某バイオテロ対策部隊のヘリが見えたらその付近に強武器確定です。今回は………どうやらいないようですね。まあ変なところに現れても損をするだけなのでいいんですが。

 

ただの移動なので倍速倍速。

 

はい着きました。巡ヶ丘高校です。色々あって時間がかかってしまいもう日が沈みかけています。夜遅くに出発する予定だったのを考えると誤差ですね誤差。場所はるーちゃんが教えてくれました。賢い幼女は好きだよ(大胆な告白はホモの特権)

 

ここからは先は皆さまもご存知学校探索の時間です。いけいけゴーゴー!夜だから遠慮はいらねえ!…まさかこれも読んでの突撃だった…?あ、違いますね。本人も驚いてますし。

 

このまま一直線に屋上まで走ってもいいのですが、折角だから教室と食堂を見ていきましょう。これで夜間には数が少なくなるというフラグを回収。それでもいるときはいますが、私にはマスターキーがあるので。

るーちゃん見とけよ見とけよ〜*2?何見てんだゴルルァ!見せもんじゃねえぞ!

 

とるもんとったのでさっさと上に向かいましょう。初日は肉が腐ってないのでありがたい。変なところで食料関係の寿命がリアルなんですよねこのゲーム。腐ったら異臭でゴリゴリ正気度削られていくので早いうちに処理しときましょう。

 

こんにちわ氏ね!!

夜中でも堂々と居座る不良生徒を愛のある一撃で更生させました。来世では真人間になるんだぞ。それにしても手斧強いですねえ。これはもう暫くは安泰なのでは?勝ったなガハハ。

 

おっと、教室の確認を忘れてました。三階だとめぐねえかKRMネキに先に発見される可能性があるので、二階の教室を開けましょう。先に発見されていいことなんてあんまり無いです。

 

前回のトイレと同じく教室もシュレディンガー。観測するまでは何も起こりません。ですがご安心を。(こんなところでガバる可能性なんて)ないです。夜だし一人二人が限度でしょう。ましてや1%未満になっているモンスターハウスなんてチャートに入れる馬鹿はいません。

 

ちわー!来々軒でーす!

 

教室の長い引き戸を開けると地獄であった*3

 

ん〜〜?何で?(素朴な疑問)

いや普通悪くて10体くらいでは!こんなところで撮れ高とかいらねえんですよ!笑うなァ*4!

ああしかも一杯いるからフラグも回収出来ない!最悪です。そっちはピニキに任せましょう。

いくらこっちにはマスターキーがあるとはいえこの数はちょっと無理です。るーちゃんを守りながらなら尚更無理です。急いでるーちゃんを抱えてダッシュダッシュ!これで屋上まで走れば振り切れます。

 

よしよし、どんどん差は開いていきますね。イーサンのスタミナは然程多いわけではないので不安でしたが意外と余裕でしたね。

 

「あれ…だれかいるの?」

 

何で?(二回目)今のセリフをるーちゃんが言ったときは近くに生存者、この場合は確定でチョーカーネキこと柚村貴依ちゃんがいます。そんな隠れられるものここには無いんですがそれは…。

 

「はあ…はあっ…!」

 

なんて思ってたら反対側から走ってきましたね。こっちのぞんぞんパレードを見て足を止めています。この際何で外に出ているのかは追求しません。

向こうの通路からはかれらが3体迫ってますね。なるほど、これから逃げてたのか…。

 

前門の3体、肛門の30体。どちらがお得かは皆さんお解りですね。どっちもクソだよちくせう。

 

ついてこい!

 

はいこのジェスチャーを使って誘導します。しなくても着いてきますが気持ちの問題です。るーちゃんと違ってスタミナはそこそこあるのでかれらからも逃げ切れます。

 

本当なら道なりで見つかったことを手放しで喜びたいところですが、状況が状況なのでコントローラーから手を離せない。

 

前の3体にるーちゃんを降ろしてナイフシュッシュッ!これで転倒させました。低確率で足を掴まれるのが怖いですが背に腹は代えられません。念の為出来るだけ離れて走りましょう。

 

「あぅ…」

 

何で捕まるんですかねぇるーちゃんもぉぉぉぉぉ!!

ほら、蹴り技蹴り技。チョーカーさんも手伝って。俺もやったんだからさ。

 

「……っ…!」

 

何だその反応。あっ、足挫いてんのね。ウッソだろお前。

こんな感じでたまにキャラがバッドステータスにかかってることもあるので確認はお忘れなく。何だお前根性無しだな。

 

流行らせコラ!流行らせコラ!流行らせコラ!

 

ほら急げ急げ。もうすぐそこまでかれら来てるゾ〜。全力ダッシュ一択。貴依ちゃん遅い!貴依ちゃん遅い!かれらがすぐそこまで追い込んで来ている!

 

くそっ…じれってーな。俺ちょっと殺らしい雰囲気にしてきます!!

33ー4。なんでや!阪神関係ないやろ!

(三十)三人に勝てるわけないだろいい加減にしろ!

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前(天下無双)オレはやるぜオレはやるぜ。大和魂を見せてやる!突撃ー!

 

「下がれ!」

 

パンパンパン!パンパンパン!パンパンパンパンパンパン!

 

んほぉ〜!この親の銃声よりよく聞いた銃声は!!(もっと親の銃声聞け)*5ピニキです!ピニキが来てくれました!勝ったな風呂入ってくる。

ほらほらほら。こうなったらもう楽勝ですよ。ピニキのMP-AFが火を吹いた。Foo↑気持ちぃ〜。

ピアーズ鬼つええ!このまま逆らう奴ら全員ブッ殺していこうぜ!流石BSAAの精鋭なだけありますね〜。

 

ある程度攻撃したらピニキがチョーカーさんを拾ってくれました。行動が早すぎるッピ!このイケメンムーブにさぞやチョーカーさんも惚の字間違いなし。ですがどうやら呆然としてるようです。まあ色々あったからね、しょうがないね。

 

さあさあピニキのかっこいい登場のおかげで余裕が出来ました。今のうちに急げ急げ〜(ホモはせっかち)

 

いくらピニキが先行してるからってずっと着いてこいのジェスチャー連呼は止めてほしいんですが。何だお前(素)RTA舐めてんのか〜?

 

そんなことをしていると屋上前階段に着きました。この時無理矢理開けようとしてはいけません。警戒されてロスになってしまいます(未検証)一応シャイニングも出来ますがそれやると好感度と防御力がタヒぬゥ!(1敗)

 

というわけで大人しく女子二人に任せましょう。チョーカーさんならゆきちゃんが、るーちゃんならりーさんが開けてくれます。因みにめぐねえはどっちでも開けてくれます。めぐねえは聖女だってはっきりわかんだね。

このときくるみしか起きてなかったらリセです。なったことないから知らんけど。

 

「るーちゃん!!」

 

はい、流石に成功。今回はりーさんのようですね。こっちを警戒していますが押し通りましょう。流石に女子二人が一緒なので快く入れてくれます。

そして急いで封!大抵の場合開けた人が閉めてくれるのですが稀にほったらかしになって追跡されちゃうので。こわいなーとづまりしとこ。はいこれで安心です。

 

ぬわあああああああああああん疲れたもおおおおおおおおおおおおおおおん

 

初日なのにこんなにトラブルまみれとか涙がで、出ますよ。

 

ゆきちゃんとチョーカーさんが泣きながら抱き合ってますね。尊い尊い…いつの間にか専用スチル用意されてたんですね。シラナカッタ…。

 

まま、タイムには関わらないのでいいです。これからはアクションじゃなくてコミュニケーションの時間ですよ〜。選択肢次第で色々ありますが、私に死角はありません。

この組み合わせで出る初対面のキャラはパターン少ないからね。だからちゃーんと順番通りに上下下左上右左……と。四択なので悩みがちですが実はある一つの選択肢さえ選ばなければ大体は(問題)ないです。

 

ある程度狙って出せましたね。やっぱ運が悪かっただけなんやなって。

 

んー、今すぐ寝てもいいのですがあまり賢くありませんね。通常プレイなら後で巻き返せますが、バイオ版だと初日の夜に確認しなければいけないフラグがあるんすよ。だから初日の夜に訪れる必要があったんですね(メガトン構文)

 

「お、おい、何やってるんだ」

 

まずは先輩だったものを確認します。おっとくるみに止められてしまいましたね。ここはチャート通りなのでむしろ安心します。

ある程度関わってる人間は死体を見ただけで色々解るっぽいですね。私にはさっぱりですよ。

先輩の傷を確認……ポッチャマ…。はい。オッケー。こうしておくとかれらが今までのゾンビではないとわかるらしいです。これもバイオキャラならではらしいですね。

 

これを同性のキャラ以外が行うと若干正気度に影響がありますが、あめのひの放送時間短縮に繋がるので通常プレイでも狙っておいて損はないです。

 

さて、次はめぐねえに話しかけます。先輩確認しとかないと特殊会話のフラグが立たないので間違っても先に話しかけないようにしましょう。

 

何?うんうん。わかるわかる。マジそれな。そんで?ほん。ええんやで。ああ、あれね。はい、はい。オナシャス!センセンシャル!

 

……はい。めぐねえの正気度が下がりづらくなりました。ついでに好感度も稼いどきましょう。

 

めぐねえは残された唯一の大人として気丈に振る舞おうとしてストレスを溜めてしまいますが、大人が増えたことで多少ガス抜きされるので。ちなみにチャンスはこの一回のみ。これミスって泣きを見た走者がいるみたいですね(2敗)

 

さて、あとは学園生活部*6のメンバーに荷物を預けましょう。はいるーちゃんもう一本バナナあげるからねんねしていいよ。

 

明日には荷物戻ってくるのでそのままでいいです。そしてこれが最後なんですが…貯水槽を確認します。

 

《学校の貯水槽だ…》

 

連打連打ー

 

《学校の貯水槽だ…》

《学校の貯水槽だ…》

《学校の貯水槽だ…》

《学校の貯水槽だ…》

 

ほにほに。この通り5回プッシュしたら急いで東の空を見ましょう。風船が浮いていたら成功です。

 

はい。これでヨシ!色によって追加される敵の種類が判別できます。複数タイトル出身者はそこらへんランダムなので面倒くさいんですよね。

ピニキは6系で固定なので今回は……コードオレンジ!

というわけで7の敵ですね。モールデッドとライカンどちらがマシかと言われますとお互い一長一短なのでそこまで差がないです。これがレオンとかクリスだとチャートごと破壊しかねないのでイーサンがいいんですよ。

 

これを確認したら初日はおしまい。大人しく寝て明日に備えましょう。予想より時間はかかりましたが、運がいいのか悪いのか短縮できたのでセーフです。

というわけで今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

*1
モンハンライズのイベントクエスト

*2
初日のこの時点で見せると正気度と好感度がダダ下がりします

*3
川端○成

*4
相方

*5
親の銃声って何だよ(哲学)

*6
まだです




試走
「バイオ歴代主人公4人積みでいけば勝てるのでは…?」

ポチポチポチ

「困ります!!困ります!!お客様!!困ります!!あーっ!!困ります!!お客様!!あーっ!!お客様!!お客様!!お客様困り!!あーっお客様!!困りますあーっ!!困ーっ!!お客困ーっ!!困ります!!困り様!!あーっ!!お客様!!困ります!!困ります!!お客ます!!あーっ!!お客様!!」


「G生物とネメシスが出てきて?処刑マジニのせいでバリケード意味ないし……。ウーズのせいで水が全アウトでかれら予防無理だし、その上レポティッツァとか舐めてんのか……!(半ギレ)」

感想、評価ください(乞食)オナシャス!何でもしますから!(何でもするとは言ってない)


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アウトブレイク

キャラ視点とかやったことないのでこれでいいか分からぬ


今日はすっごくいい日になるはずだった。

毎日が楽しくて、うれしくて、たくさん友達と遊んで。おうちに帰ったらおかあさんとおとうさんにただいまって言って、おねえちゃんにおかえりなさいって言って、いっしょにご飯を食べて、また明日って寝るはずだったのに……

 

「ァ……ヴァアア」

「ヴォー………」

 

「……ふー…ふー……!」

 

泣かないように我慢して、声が出ないように震えている。たまに隣から叩かれたり、ガリガリって引っ掻かれるけど、それに反応しちゃダメ。だって、声を上げたさちこちゃんがみんなに食べられちゃったから。

 

だから、どれだけこわくても声を出しちゃダメなんだ。じっとしてれば、るーはいないってナニカも諦めるはず。ほら、今も唸り声が聞こえるだけで何もない。このまま待ってれば、おねえちゃんがるーのことを助けに来てくれるから。

 

(どうしてこんなことになっちゃったの…?)

 

始まりはお昼の授業のときだった。算数がむずかしくて、窓から外を見ていていたら、体育のせんせいが男の人に噛まれているのが見えた。いや、もうあれは男の人じゃなくてナニカだったんだ。

 

とにかく、色んな場所からそれが入ってきて、みんなが噛まれて血まみれになって、友達も、見たことのある子も死んじゃった。

 

かっこうは人なのに、どんなにケガしても動いて、噛まれた子も同じナニカになっちゃう。まるでおとうさん達がテレビで見るようなゾンビみたいだった。

だからるー慌ててトイレに隠れて、おんなじように何人も隠れて、鍵を閉めた。

 

外で動いてる音が消えるまでじっとして、最初は隣の子とお話してた。そうしなきゃ泣いちゃいそうだったから。

でも、楽しく話してた声は苦しそうになって、こっそりのぞいたらもうあいつらとおんなじになってた。

 

今度こそ一人になった。

 

(誰か助けて……)

 

もう本当にいのるしかなかった。ナニカたちは中にるーがいるって分かればすぐにこのドアなんか壊して入ってくる。そしてるーが何か音を立てちゃえば……かんがえたくない。

 

……ねむくなってきちゃった。

 

でもねちゃダメ。もしかしたら、その間にナニカがおそってくるかもしれないから。……ああ、でも、気づかないうちにそうなったほうが、こわくないのかな…。

 

そんな、ぼやけた頭で考えていると、外からナニカとは違った音が聞こえてくる。

 

明らかに走る音。それはどんどんとこっちに近づいてきて……バタン、とドアを閉める音と、何かが当たるような音がした。

誰かがこのトイレに入ってきた。そう気づくのは早かった。でもそのせいで何とか落ち着いていた隣の子たちが気づいてしまった。

今まで大人しかったのに急に暴れ始めて、バンバンと叩く音がうるさくい。必死に耳をふさいで耐え凌ぐ。

 

すると、個室のドアの下から手が伸びた。

 

すごくひゅっとしたけど、それが何かを握っていることに気づいた。

 

それは包帯だ。るーも保健室でよくみた、学校にある包帯。赤い血の文字でたすけにきたって書いてある。本当はこわかったけど、これを逃したらもう死んじゃうと思った。だからゆっくりドアを開けて、外の人を見た。

 

しらない人だった。外国人のおじさん。でも、よかったってホッと笑うのが、おとうさんみたいで、悪い人じゃないと思った。

 

しーって指を立てて、静かに出ようとしたけど、ドアを開ける前にうしろでバンって音がした。それは私と最後までお喋りしてた女の子がいた部屋だった。ナニカが出てきてしまった、そうすぐにわかったけど、もうにげれない。

 

こわくて、目をぎゅってつむってたら、気づいたら終わってた。ゆっくり目を開けたら、頭にはさみが刺さったナニカがたおれてる。このおじさんがたおしたんだ。

 

おじさんは急いで逃げようとしたけど、外からも叩いてくる。するとおじさんは窓を殴って壊しちゃった。そしたらすぐにるーを抱っこして学校から脱出した。

 

抱えられてるわたしには、その後にドアが開けられたのが見えた。あのままいたら、きっと二人とも食べられちゃってただろう。

 

おじさんは家の中に飛び込んで、るーをおろすと色んな話をしてくれた。

 

「……大丈夫かい?」

「うん。おじさんがたすけてくれたから」

 

 あのままあそこにいても、きっといつか見つかってた。だから、すっごく感謝してる。

 

「俺はイーサン。イーサン・ウィンターズ。見ての通り、アメリカ人だ。きみは…この街の子供…だよな」

「…うん」

 

おじさんはイーサンさんって名前で、この街にはたまたま来ただけで、こんなことになってるから人のいそうな所を探してたらしい。

 

「君はこんなことになった理由を……ああクソ。違う、そうじゃないだろ。…あー、君は……なんて呼べばいい?」

「私は…るーちゃんっておかあさんたちにはよばれてるよ」

「わかった。るーちゃんだな。それで、るーちゃんは、他に生きてる人とかを知らないか?」

「……」

 

知らない。ううんと首をふってこたえる。今まで生きてたともだちはいたけど、食べられるかナニカになっちゃった。

 

「……そうか。畜生!こんなことに幼い子供まで巻き込まれて……!」

「おじさん…?」

「いや、悪い。…ところでるーちゃんは、家族はいるのか?」

 

イーサンおじさんが聞いてきた。それは一番あいたくて、でもこの街に居てほしくない大切な人たちのことだった。

「おかあさんとおとうさんと、お姉ちゃんがいる。おかあさんとおとうさんはわからないけど、りーねぇはこうこうに行ってるの」

 

「…そうか、みんな無事だといいな」

「うん」

イーサンおじさんは頭に手を置いてよしよしなでてくれた。おとうさんとはちょっと違うけど、ごつごつして大きい手はおんなじだった。

 

「おじさんにも家族がいるの?」

「…ああ。妻と、娘がいる。名前はローズ。まだ生まれたばっかりの赤ちゃんなんだよ。それがまた本当に可愛くて…それで妻と揉めたこともあったな。守るべき家族がいる。だから俺はこんなところで死ねないんだ」

「そっか…。帰れるといいね」

 

いつの間にかことばにでてた。それにきょとんと目を落としたおじさんはすぐに笑ってまたるーの頭をなでてくれた。

 

「君は優しい子だな。…大丈夫。きっと君の家族も無事さ。……るーちゃんの家族のことも教えてくれるかい」

「っうん!おかあさんはね、優しくてお料理が得意で―――」

 

 

―――りーねぇが育てたやさいをいっしょに食べる約束してるの。それでねそれでね、」

 

くうぅ〜

 

「あぅ…」

 

夢中でたくさんはなしてたら、おなかがなっちゃった。するとおじさんがバナナをくれた。久しぶりにたべたバナナは、これまでたべたどんなスイーツよりも甘くて美味しかった。

おなかいっぱいになったら、だんだん目が重くなってきて…。でも、いま眠ったら化け物におそわれたら逃げれないから、起きとかないと…。

 

「そのまま寝ていい。大丈夫、すぐ近くにいるから」

 

なら、いいか。そうおもったら体はもう動かなくて、すぐに目の前が真っ暗になった。

 

 

 

■■■■■

 

 

 

その日、私達が当たり前に享受していた筈の『普通の生活』は一変した。

とはいっても私達が何かを成し遂げたとか、そんな環境のこととか気持ちの問題なんてものでは断じてない。

これはもっと悪辣なレジデントイービル(邪悪な居住者)だ。

 

放課後、何気ない日常がまた明日もやってくると、そう思い込んでいたときの事だった。

 

「あら、ゆきちゃんまだ残ってたの?」

 

ここ、3年C組教室を訪れるとまだ一人机に向き合っている少女がいた。私の声に反応した彼女はぱっと顔をあげると声を上げる。

 

「あ、めぐねえ!」

「こらっ、めぐねえじゃなくて先生でしょ?」

 

まったく困ったものだ。他の生徒にも注意はしているが、一向に直らない。このままでは教師としての威厳が保てないではないか。

 

「もういい時間だから帰りなさい。補習もないんでしょ?」

「うっ…それは…そうだけど」

「そうそう。今回のテストは赤点回避できたからって、油断したら駄目よ。もう3年生なんだから気をつけないと」

「うぅ〜、分かってるけどさあ〜」

 

やっぱり勉強はちょっと苦手みたい。まあ、むしろこの年代で好き好んで勉強ばかりやっていた思い出は私自身無いのだけど、教師なのだからそれ相応の態度というものもある。

 

どうしようかと思考していると、現代日本では聞く機会が少ないであろう身の毛もよだつような絶叫が轟いた。

 

「今のって……悲鳴?」

「何かあったのかしら」

 

二人して、原因である教室の外を覗く。あまりに緊迫したそれに恐怖がないわけでは無かったが、それは生物として持つ好奇心と、この世界は安全であるという潜在意識に則ったものであったが、それを目にした瞬間にそのような楽観的思考は消え失せた。

 

「う、嘘…」

「ひっ…」

 

眼前に広がるのはヒトノカタチをしたものが人を貪り食らう惨劇。逃げ惑う生徒に飛びつき、その首を噛みちぎろうと迫る者。ある教職員に群がり腕を、腹を、顔の肉を引き千切る様。

それは下の階に繋がる階段からやってきているようで、まだこちらにはそれほどいない。

 

「め、めぐねえ」

「っ、こっちよ!絶対離れないでね!」

 

すぐにゆきちゃんの手を引き、反対側に駆け出す。見れば同じ様に反対側を目指す生存者もいる。もう一つの階段に辿り着こうとしたとき、反対側からも悲鳴が届く。

 

どうやらそちらの階段からも上がってきたようで、先行していた生徒や職員が掴みかかられている。

 

「下はもう駄目、上に行きましょう!」

「う、うん」

 

顔を青ざめて言われるがままの彼女を無理矢理にでも走らせ、あのゾンビもどき達に捕捉されないように振り切る。その最中に懇願するような顔で手を差し伸べる生徒たちは見ぬふりをした。ゾンビもどき――かれらの様子を見るにその感染力はあの事件当時と同等のものとみて間違いないだろう。

噛まれている時点で、未来はない。少なくとも、この時点では。

 

「屋上ならっ…!」

 

僅かな望みをかけて切り抜けた先。閉ざされていない扉の先を開く。

開いた視界の先には非日常は存在せず、いつもどおりの放課後が広がっていた。

 

「あら…鍵閉め忘れちゃってました?」

 

この惨状に気づいていないのか、園芸部の活動をしていたであろう若狭さんは呑気にも顔を傾けた。

その挨拶も放り捨て、近くのロッカーを移動させて扉に押さえつける。けれどそれも杞憂で、ベタベタと肉が硬質なものを叩く音は介入しなかった。

 

ほんの僅かに落ち着いた空気で、上から学校全体を俯瞰する。

 

「な、何ですかこれ…!?」

 

眼前に広がっていたのは地獄絵図。血と肉片が舞い散り、無惨な死体と動く死者の殺戮劇場。それはまるで、この事態全体の縮図であるかのようだった。

遠くで、何かが爆発する音がした。

 

その後、何とかかれらの隙間を潜ってきた恵飛須沢さんとその先輩がやってきて……結局、先輩はかれらと化して恵飛須沢さんの手によってその生命を絶たれた。

 

学校はもうまともに機能していない。あまりに対応が遅すぎた。

 

「せ、先生、これからどうしたら…」

「……このまま、様子を見ましょう。何かあるかもしれないわ」

 

結局の所、あの扉を開けて徘徊するなんてことは無かった。この惨劇を目の当たりにした彼女たちは怯えている。正体不明の恐怖がそのままに日常を破壊したのだ。身近な大人に縋りたくもなるだろう。

もしそんな中、私が一人で探索に向かうと言えば……。着いてこようとするのか、それとも行かないでと頼むのか。いずれにしろ、彼女たちには時間が必要だ。

 

だから私はまた見ないふりをした。

 

まだ生き残っている人を探したい気持ちはある。それでも、頭の冷静な部分がここに留まっておけと言うのだ。あの事件から生還したといっても、それは運が良かっただけだ。この狭い屋内で複数の彼ら相手に、武器もない状態では何もできない。無力なんだ。

 

「…とりあえず、もう少しだけバリケードを厚くしましょう。きっと、明日には国が気づくでしょう」

 

その言葉で僅かに期待を寄せる生徒たち。きっと、大人だからこういう事柄にも詳しいという考えからのことだろう。ああ、期待が重い。

果たして、これはそういった対処が取られるのだろうか。あの時は、残った市民ごと焼却したというのに。

日本だから…などという常識はこのバイオハザードが起こった時点で考えないほうがいいのかもしれない。

 

そのまま、生き残った私達は肩身を合わせてただひたすらに待った。みんな疲れているのだろう。少しだけ言葉を交わしたものの何かを為す気力もなかった。

 

そのまま、暫くの時間が経過した。時計の類は無かったが、日が沈む様子を眺めていたから分かる。最初こそ自己紹介や、色々と話をしていたが、やがてそれも落ち着いてきた。それからは皆何をするわけでもないが、熟睡する子はいなかった。

不安なのだろう。眠っている間に何かあったらと考えているのかもしれない。

 

月明かりに照らされるグラウンドは、時折蠢く影を捉えながらも静寂に満ちていた。

 

その時、下から乾いた破裂音が連続して鳴り響いた。

 

「何!?」

「お、おい。今のって…!」

「!!」

 

それは過去にほんの僅かな期間ではあるが、嫌というほど聞いた音。

 

――銃声だ。

 

「まさか下に誰かいるのか…?」

「でも、危ない人だったら…」

 

そう。それも有り得なくはない。こんな世界になったのだ。変な気を起こす人とはどこにでもいるものだ。

 

けれど、あの音…マシンピストルだろうか。そんな代物を初日に所持している時点で、それはもとから所持してものに他ならない。

 

何者かの存在に警戒していると、階段を駆け登る音がする。

 

―――こっちにやって来る!

 

バリケードをどけるか、それとも知らないふりをするか、その迷いが動きを鈍らせた。

 

足音が扉の前で止まり、どんどんと叩かれる。もう着いてしまったのだ。

 

意外にも、次に聞こえてきた声は私が想像しているようなものではなかった。

 

「誰かー、いるんだろ、開けてくれ!」

「だれかー!」

 

それは高い女性の声と舌足らずな女児の声。内一人は聞き覚えがある。あれはゆきちゃんと同じクラスの、柚村貴依さんだ。

いつも首にチョーカーをつけていたから印象に残っている。

 

慌ててバリケードを撤去し、扉を開けるより前に若狭さんが飛び出した。

 

「るーちゃん!!」

 

その言葉に扉の先の一人が抱きすくめられる。小学校低学年くらいの女の子。二人とも、本当に嬉しそうにしている。

 

そして他の面子。一人は柚村さんで合っているが、ほか二人は外人だ。それも一人は完全に武装している。

 

一瞬逡巡したが、言葉を待たずして彼らは屋上へと転がり込み、慌てた様子でバリケードをはり直す。

 

その瞬間に気がついた。完全武装の男の腕に縫われたワッペン。あれはバイオテロ対策組織、BSAAのものだった。

 

バイオテロの被害を知っている身からすれば、それ一人で劇的に変わるものではないということを知っている。知っているけど、それでも救いはまだあったのだと、そう心の重責が少しだけ降りた気がした。

 

自己紹介によると、るーちゃんと呼ばれる女の子は若狭さんの妹で、柚村さんと共にこの二人に助けられたらしい。

 

ピアーズと名乗った彼は恵飛須沢さんの先輩の死体を観察している。バイオテロ対策組織というのは伊達ではないらしく、それだけで何かわかったようだ。

 

「……まともな人に会えてよかった。こんな地獄になって、よく耐えたな」

「え、あ、はい。イーサンさん…?」

 

ピアーズさんと違って一般人らしい。なんでも、この国にいる人に会うために訪れたのだとか。

 

「メグネエ…アンタはよくやってる。こんな状況なのに生徒たちを見捨てず安全な場所にいる。中々できるものじゃない」

「あ、ありがとうございます。…って、めぐねえは勝手につけたあだ名みたいなもので、本名は佐倉慈です!」

 

生徒たちはともかく、大人の男の人に言われるのは全然違う。というかねえじゃないし…。

 

「わ、わかった。悪かったメグミ。でも少し気負い過ぎじゃないか?確かに教師としてはとてもいい人なんだが、そのままだといつか壊れてしまいそうだ。俺だって、年少者の事は守りたい。あのBSAAの奴もそこは同じはずだ。あんな化け物の巣窟になっちまったが、きっと生き残れるさ。そうだな…力仕事なんかは任せてくれ。こういうのには多少は慣れてるからな」

 

その言い分から、彼も頻発するバイオテロに巻き込まれた被害者らしい。

 

「似たような人を知ってる。でもその人は責任感と恐怖で帰らぬ人になった。だから心配なんだ。それだけさ」

 

彼はそう言うと、荷物と食料を彼女たちに預けて輪に入る。

 

それからはごく短い時間で緊張は解れていき、交代で見張りを立てることで安心したのか、そのうち一人、また一人と床についたのであった。



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3:ふつかめ

ふつかめです


相方と意思疎通がとれてないRTAはーじまーるよー!

 

さて今回は相方にチャートを破壊されながらも突入した二日目。

おや、まだお子様組はまだ寝ていますね。めぐねえは…いました。こんな時に何をしているかと思えば朝飯を作ってたんですね〜。あ、こっち気付いた。めぐねえ姉貴*1オッスオッス。

 

ゴハンはみんなの元気の素、疲労、正気度、体力などを回復してくれるとてもうま味な行動なんですよね。このときメシマズに作らせたらロクな結果になりませんが、めぐねえならそんな心配はありません。料理スキル持ちほどではありませんが一定以上の効果は見込めます。

 

めぐねえがいなくなったらりーさんが代わりに立つことになりますが、料理の出来が正気度に依存するというトンデモな設定になっているのでよっぽど余裕がないとき以外は止めておきましょう。下手したら寝ている間に心中してたなんてことを経験した方もいるのではないでしょうか。

 

とまあ見ているだけではなく手伝って好感度をアップさせましょう。原作では料理描写がないのでイーサンの実力は不明ですがプレイヤーキャラなのでコマンドミスらなきゃ余裕のよっちゃん*2です。

 

おっ、これは私が拾ってきた調理器具じゃないですか。普通探索でいつの間にか拾ってるので気にしてませんでしたが初日から持ってると二日目から確定でこの行動があるんですね。

 

コマンドに関しては特に問題ありませんね。全PERFECT余裕でしたね。グレードに影響するから積極的に狙いましょう。出来たのは……魚の香草焼きと野菜炒め。驚きの二品です。

そして魚の香草焼きはバイオ版限定の料理ですが本編の様に体力上限がアップする効果とかはなく他料理と大差ありません。つまりファンサです。

 

そうしていると匂いにつられたのか子供組が目を覚ましました。オッハー!(激寒)

 

寝ぼけ眼のみんなに配っていただきます!食事シーンはめっちゃ凝ってるので皆さん必見。どのみちスキップは出来ないから(ロスじゃ)ないです。

 

腹も満たしたところで早速探索に移るゾ〜。好感度が低いと止められたりしますがこのイーサンに死角はありません。何より貴重な男手だ。止めるわけねえよなぁ?(ゲス顔)

 

「待ってくれ」

 

はえ?

 

チョーカーさんに止められてしまいました。もしかして:ガバ?

 

「私も連れて行ってくれ」

 

あ、違った。仲間イベントですね。まだ終わってなかったのか。えぇ…(困惑)

 

まま、昨日はオリチャーのせいでハイテンポになったのもあるからしょうがないね。おう、いいよこいよ。

 

本来は全員で探索から映るんですが、今回はマルチということで班分けしたいと思いまーす。ほら二人組作って〜(ぼっち殺し)

 

平等に分けて…イーサンの方にりーさん、るーちゃん、チョーカーさん。

 

何でこの分け方にしたかというと、一番強いピニキ側に直感持ちのゆきちゃん、そして近接特化のKRM姉貴で最強の布陣を作りつつ、イーサン組は体力ステ高めのキャラで固めてバリケードを作ります。

 

るーちゃんは基本りーさん安定剤です。まあ、たまにぞんぞん抜け穴の確認とかものひろいとかに使えるので仕事がないわけじゃないですけど。あとめぐねえは職員室にあるマニュアルを勝手に読まないようにこっちに配置。あれは誰が見てもSAN値直葬ものですがバイオキャラと一緒に見た場合その後の対策フラグがより早く立つので勝手に見られないようにうまく操作しましょう(7敗)

 

いや〜、本来なら二日目はバリケードで一日使うことが多いので。数の力は偉大ってはっきりわかんだね。

 

そんじゃま早速出発!あっ、おい待てぃ(江戸っ子)ピニキに銃を貰うのを忘れてました。あとメンバーの持ち物検査もしないと。りーさんに包丁をもたせてはいけない(戒め)

 

というわけでクレクレ。はい貰えたのは〜……LEMIです。う〜ん、これは初期ハンドガン。…まあ走者の腕でカバー出来ますからね。新しいハンドガン探す方がロスなのであるだけマシよ。

 

「…私もハンドガンなら扱った経験があります!」

 

おや、めぐねえの様子が…?

 

おお!これは射撃型めぐねえですねぇ!バイオDLC入れてるとめぐねえが強化される可能性があるのは皆さんご存知ですが、強化なしの確率が一番高いんですよ。次にメンタルだけ、物理型、射撃型ときてめぐねえ操作時の高水準オールラウンダーといったように確率は低くなってくるのですが、いいゾ〜コレ。因みにパーフェクトめぐねえは0.1414%の確率だそうです。三国志ロワイヤルかな?

 

ともかくこっち側の予期せぬ戦力アップですね。これは嬉しい。ところでピニキまだ持ってんのか?これハンドガン余ってないと出ないセリフなんだけど。

 

渡しましたね。ふんふん、サムライエッジですねクォレハ…。

 

おいカメラ止めろ。

 

いやRTAだから止めませんけど。言い争いはロスにしかならないので呑み込みましょう。

 

あ、早速かれら。サイレンサーがないと音で寄ってくるので出来れば近接で仕留めましょう。マスターキーアタック!ゴリラ姉貴も秒で仕留めましたね。心強い。運良くこのへんにはあんまりいないのですぐ取り掛かりましょう。

 

まず教室のかれら確認からの排除。そして机を運べー。このとき一人は見張りにつかないと中確率でかれらがどこからか湧いてきます(3敗)

 

スタミナが低下してきたら見張りを交代して運んで…またスタミナが付きかけたら交代して…と。作業が単調になってきましたねぇ。暇だからさっきのツッコミに解説を。

 

ピニキがめぐねえに渡したのはサムライエッジRE:3ver、数あるハンドガンの中でもトップクラスの使いやすさを誇る強武器です。

 

これは原作バイオハザードRE:3では連射速度や反動抑制共にかなり優秀なのですが、何よりも強いのが異常な程早いレティクル収束の速度。

これが早ければ威力とクリティカル率が上がり、また集弾性も上昇するという夢のスペック。

 

このゲームにレティクルはないのでレティクル収束の分がクリティカル発生率、威力、精度に振られています。これは強い。

 

そしてここからが重要なのですが、このゲームだとNPCは射撃スキル持ちじゃないと銃のスペックに問わずそれなりの精度とクリティカル率しか出せません。だから基本はプレイヤーキャラが使う最強ハンドガンの候補に上がっているのですが…。

 

もうお分かりですね?アイツ持ってんのにシカトしましたよ。めぐねえが射撃スキル持ちだったからよかったですが、走者に渡した時点でそんなの判明してないのであれは意図的な妨害行為ですよ。どうする?リセ案件か?ついでに人選見直すか?

 

まあ、結果的に良い方向に纏まってるので続行します。今のところ致命的なミスはしてないのでオッケーな方針でいきます。

 

そんなことしてる間にバリケード一つ出来ました。バリケードは普段の生活圏確保にも役立ちますし、あめのひは一つにつき押し寄せるかれらの数が20%低下します。階段前の3つしかその効果はないので今からやろうという視聴者さんは注意しましょう。

 

さて、真っ先に放送室近くにバリケード張ったので後顧の憂いを断ちました。あとはかれらを始末しながら積極的に活動しましょう。

 

さて、残るバリケード設置予定箇所は1つ。それが何かいや〜な予感するんですよね。昼なのに他2箇所にかれらが一、二体しかいなかったから、こっちに集中してるのかな〜なんて思ったりして。

 

「なんて数なの…?」

 

だいぶ溜まってんじゃんアゼルバイジャン。

畜生!当たってたよ!数は36、普通だな!(白目)ああもううざってぇー。ここでいくら倒してもあめのひには関係ないのでメリットあんまないのがね。

 

こうなったらもう役割分担とか関係ありません。全員で当たりましょう。

全員攻撃態勢にすると何体か漏らしが出て前線が崩壊する恐れがあるのでモップ装備のりーさんとチョーカーさんでノックバックさせながら殺傷力をもった大人二人で叩きましょう。るーちゃんは応援係ね。

 

そして前線を押し返したらマスターキーをスタミナの許す限り振るべし振るべし。こうしとくだけで階段のかれらは割と削れます。あ、ガス欠。スイッチ!*3

 

めぐねえにバトンタッチ。射撃型めぐねえとはいっても近接が出来ないわけではありません。殺傷能力こそ低いもののキックで後ろのかれら諸共ドミノしていくことが可能です。持ち直したので交代しましょう。お、るーちゃんが椅子を落としてかれらを転かしてくれました。リベ2のナタリアの動作を流用してるらしいですねナイスゥ!

 

これ以上長引かせると戦闘につられたかれらが集まってくるのでさっさと仕留めます。構えー。撃てー!

 

親の顔より見たハンドガン*4の照準を合わせて掃射します。これぞまさしく走者の掃射(激ウマギャグ)

私はもとよりめぐねえもヘッショ安定。ンギモッヂィイイイイイイイイイイイイ!

 

残弾が気になりますが、事態の悪化を防ぐためなので必要な犠牲でした(陳○)

 

見事終わらせましたね。早速バリケードを建てて、と。これで三階制圧です。呆気ないとは思いますが三階ならこんなものです。二階とかになると途端に難易度が上昇するので称号『がっこうぐらし』狙いの方以外は無視でいいでしょう。

 

さて、バリケードは昼前に終わらせましたが、まだやることがあります。…といいたいところなのですが、今日やるはずの内容は昨日で終わっちゃったので物品あさりにいきましょう。

 

チャートでは二日目はバリケード、チョーカーさん回収、るーちゃん救出の三本立てをお送りするつもりでした。内二つ既に終わってるって、デカいですよこれは(オリチャーからは目を逸らす)

 

ピニキを待ってる間暇なので安全が確保された三階でアイテムを集めときましょう。難易度が高めなのでそこそこ期待できます。戦闘できるキャラを最低一人は置いて隣の教室を物色。

 

りーさんが血の跡にSAN値を削られますがるーちゃんが耐えているので情けない姿を見せまいと持ちこたえました。そういうのいいから(良心)

 

そんじゃあ頑張って探しましょう。気分は宝探しです(棒読み)

 

といっても教室で入手できるアイテムは結構ランダムで、大体3、4個くらいですかね。るーちゃんがいればプレイヤーが見落とすような箇所にある仕掛けつきのアイテムも拾えるので便利です。

 

四つある教室の結果なのですが、薬液とかハーブが多めでした。ガンパウダーは一個だけです。途中のロッカーも含めてスクラップとかも手に入りましたが気持ち少なめですかね。

変わり種としてはサプリメントが教壇で二個入手できました。おいおい栄養不足か?

これは薬液とクラフトすると精神刺激薬になって一時的にるーちゃんやゆきちゃんの持つ「直感」と同じ効果を得ることが出来ます。

具体的に言うと入手できるアイテムや調べることが可能な場所に白いカーソルが浮かびます。場所覚えとけばいいんじゃないの?とお思いの皆様にもわかりやすい例を挙げますと、バイオ2の「期待のニューフェイス」を一発で入手できると言えばその強さがわかるでしょう。目に見える効果ではないのであまり知られていませんが、鍵とかを除いたギミックをある程度無視できるのです。

 

通常プレイやただのRTAなら然程必要ありませんが、ことこのDLCなら別です。物資の有無がタイムと効率に直結する難易度になってるので割とうま味です。

 

続けて突っ込むのは物理、科学実験室。ここはアイテムの配置がなんともいやらしく、地味に罠もあったりするので普段は軽く見るだけなのですが、今回はこの薬があるから迷わず行きましょう。

 

はい。余裕でした。ここは地味に他より戦闘に直結するアイテムが多いので有り難いですね。とうとう走者にも運が回ってきたか。

 

特に両実験室はスクラップ類やガンパウダーが多めなんですよね。三階にまとまってるのは多分救済措置なのでしょうが、いかんせんそれを台無しにする隠蔽がかけられているのでトントンです。結局慣れた人が余裕ある時に拾っとく程度の扱いが多いですね。

 

肝心のブツですが、バーナーグリップと燃料が豊作でしたー。持っているノズルと合わせてバーナーをゲッチュ。ついでに手持ち圧迫してるアイテムをクラフトしときましょう。

 

現状このクラフトで銃弾を作れるのはイーサンだけです。

通常プレイしかしてない方はご存知だと思いますが、スクラップは溶接スキル、又は鉄工スキル持ちのキャラが専用アイテムを使って鉄製品の耐久値回復か、石ころの上位互換の投擲物にしかなりませんが、イーサンならば貴重な弾薬の補充役として重宝することになります。

 

ついでにフラグの確認もしておきましょう。グラウンド確認!はい、昨日の夜と比べて数が増えているのが確認できました。後はピニキが昼の購買を確認しておけば「放送フラグ」が立ちますので。なくても一定時間経過でゆきちゃんが気づくのですが、これないと耐久戦厳しいので。長引けば長引くほど全員生存が難しくなります(11敗)

 

あとは罠とかも設置したいのですが、イーサンではあまりうまくいきません。というよりバイオ版だと通常トラップがあまり有用ではありません。これもピニキに任せなければいけないポイントですね。

 

このやること終わったあとの虚無期間、撮れ高もないですしRTA的にもよろしくないですよこれは。

フラグも不十分で親密度もそこそこな二日目はマジでやることないですからね。だから重労働で大事な二人の回収をチャートに入れてたのですけどねぇ。

 

時間も余ったので*5会話で親密度を上げつつ今回の軽い説明をしておきましょう。

 

まず何故マルチプレイを選んだのか、それは分担作業の為です。このがっこうぐらし全員生存ルートのためには結構時間との勝負になるので余裕がなくなるんです。そしてそれが事故率の高いこと。DLC込みなら尚更のことです。

そして別の方が上げられたDLC込みのTA動画を見、私も色々と試してみたら更に良さそうなのが出来たのでやってみました。これは最初に言いましたね。まあきっかけはそんなものです。

 

四人プレイが駄目な理由ですが、これも難易度がアホみたいに高くなるので。敵の種類、強さは上がるのに、味方の強化率は毛が生えたようなもの。ほんとにあれは地獄でした。

分担作業が自殺行為なマジのパニックホラーを味わいましたよ。まああれは組み合わせが致命的に悪かったので全員生存ルートじゃなきゃまだやりようはありましたね。

あとプレイヤーの睡眠は共有されているので、誰か一人でも起きてるとただ時間だけが過ぎていくのです。時間を合わせれば何とかなりますが、ランダムイベントもありますしRTAにはオススメしません。

 

とまあ、大体そんな感じです。他にも色々とありますが言うほどのものではありません。親密度イベも終わりましたし、そろそろ夕方です。多分もうそろそろ帰ってくる頃でしょう。今の内に放送室付近のバリケードを退かせる準備をしましょう。

 

ほら帰ってきました。先頭はピニキ。いつもどおりの凛々しい顔ですね。そしてゆきちゃん。流石に覚醒もしてないのに連れ回すのは正気度と体力的に危うかったでしょうか。かなり疲れた顔をしています。なぁーに、まだ歩けてるじゃないか行ける行ける!(ブラック企業)

 

そして最後にシャベル(喋る)ゴリラ。殿だけあって少し遅めですかね。KRM早くしろ〜↑

 

入った!ガシャーン!

 

音に寄ってくるかれらはいますがいずれ興味を失うのでほっときましょうね。

ピニキの成果をさっさと確認、あとは流れで過ごすだけです。あまり会話しすぎてもロスになり、しなかったらこれもまたロスになります。適度に短縮できるイベントを選ぶのも走者に必要な才能の一つってことですね。

 

新しい食料で料理も充実してきましたね。

今の所基礎しか進められてませんが、明日からは外にも出かけます。バイオ版では物資が常に不足気味なので早いうちにやっちゃいたい訳です。食料の耐久値も気になるのでね。

 

という事で今回はここまで!ご視聴ありがとうございました。

*1
ねえの重複

*2
死語

*3
某フルダイブ型MMORPG

*4
もっと親の顔見ろ定期

*5
RTAで余るとかアホか?




こんな感じでいいのでしょうか…。ひょっとしてこれ通常プレイなんじゃ……いや、作者が書いているのはRTA…誰何と言おうとRTAなんだ

感想、評価を絶賛お待ちしております。作者のモチベーションに関わります


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大人としての

遅くなったから初投稿です


ふと、微睡みから覚める。隣には私の手を握るるーちゃんがいて、寝ぼけ眼のままふわぁ、とあくびを一つ。

 

寝汗をかいたのか、若干の気持ち悪さを覚えつつ芳ばしい匂いが鼻孔に入り込む。じゅーじゅーと何かを焼く音は馴染み深いものだ。

 

ああよかった。あれは悪い夢で、いつもどおりの日常が始まるのだ。……なんて、思えればよかったのだけど。

 

「ん…」

 

射し込む陽光に目を萎ませ、私の心境とは真逆に晴々しい青空が広がっていた。……学校の屋上だ。当然、昨日のことは夢でもなんでもない。

るーちゃんの反対側を見れば、この屋上に避難してきた3年の丈槍由紀さんと柚村貴依さんに恵飛須沢胡桃さん。まだ平穏だった学校生活では三人ともに面識はなかった。いや、同じ学年である以上どこかで関わっているかもしれないのだけど、それを一々覚えていられるほど記憶力に自信はない。

 

どうやらこの未成年組では私が一番に起きたらしい。慣れない場所での睡眠に少し体の違和感を感じつつも、伸びをして誤魔化す。

 

はっきりと覚醒して匂いのもとを探すと、佐倉先生とイーサンさんが慣れた様子で料理を作っており、さながら夫婦のようだ。

 

独身の佐倉先生とは違ってイーサンさんの方は結婚しており子供もいるらしいのだが、それを言うと拗ねる気がするので口には出さないでおく。

 

突如やってきた外国人の二人の男性に警戒を抱いたのだけど、話してみれば中々好感が持てたし、彼も巻き込まれた一人なのだと考えると過剰に反応するのも渋られた。何より、彼はるーちゃんを危機から救ってくれた人である。

 

もう一人のピアーズさんはこのような生物災害が起こった際に対処する専門機関に所属しているらしく、今は連絡をとっているとの事だ。こちらも、悪い人ではないのだろうけど、どうにも武装や立場のせいで話しかけづらい。だけどその実績はよく、これまで世界中で起こった似たようなテロもその組織が解決していると佐倉先生からも太鼓判を押された(私は全然知らなかったので、もし無事ここから生き残れたらもっとニュースを見ようと思った)。

 

私が体を解している間に、匂いに誘われたのか他の子も続々と起きて朝食となった。これまた驚いたのが佐倉先生の料理力だ。普段の様子からは想像もつかない凝った料理も作れるらしい。

 

園芸部の育てた野菜を使った野菜炒めも評判は良かった。まさか部活動がこんな形で役に立つとは思ってもいなかったが、この感謝の形は悪いものではない。

 

だけれど懸念もある。昨日は何とか生き残れたが、いつあの化け物があのドアを破って襲ってくるか気が気ではない。

 

それでもみんなはこの学校の中を探索するべきだと言う。それは当然屋上で立てこもるだけではいづれ生きていけなくなるのが分かっているからだろう。

 

当然私もそれは理解しているつもりだ。でもそれと恐怖心は別だ。あの化け物と関わりたくない。このままここに引きこもってしまいたい。専門家もいるし全て任せて、一般人に過ぎない私達はここで待つべきだと、そう言うつもりだった。

 

「それなら私もついてくよ。いくら専門家でも囲まれたら危ないだろうし、道案内もいるだろ?あいつらは動きも遅いし、私には……コレもある」

 

恵飛須沢さんが声を上げた。それは彼女の先輩だったものを殺めた園芸部の備品であるシャベルだ。大人たちはそんな彼女を宥めていたが、恵飛須沢さんの意志に押し負けた形だ。何より彼女の言葉が事実だったことも含まれているに違いない。

 

結局、全員で班を分けていくことになった。私達はバリケードを作って探索するピアーズさんたちを迎える役割だ。足を挫いていた柚村さんも、るーちゃんもついていくというのだから、私が行かないわけにはいかない。

 

一応、大人二人は拳銃を渡されており、いざとなったら私達はすぐ逃げることを第一としてバリケードづくりに励んだ。

 

「柚村さんは何で立候補したの?あなたは足だって挫いていたのに。……怖くないの?」

 

私は机を運ぶ彼女に問うた。私は怖くて堪らないのに、彼女は自然体でいるように見えたから。そんな私の感情が透けていたのだろうか、彼女は真剣な顔で答えた。

 

「…確かに、若狭の言うとおり怖いよ。いきなりこんなことになっちゃったし、人間があんなのになるなんて、フィクションだけで十分。少なくともあんなのに慣れる生活なんて真っ平御免だね。でも、何もやらないわけにはいかないよ。私だけ仲間外れ……とは違うけどやれることがあるならやっとかなきゃ後で後悔するだろ?」

「…そう。強いのね。私はそんなこと、全然だわ」

 

やっぱり、私は彼女たちとは違う。臆病で、保守的で、楽な方向に流されやすい。私なんてるーちゃんがいなければ、膝を折っていたかもしれない。

 

「いやいや、若狭は立派だよ。私らの中じゃあ一番頭がきれるし、色々とやってくれるし。別にあの化け物と戦えば偉いってことじゃない、適材適所って奴だよ」

「……そうなのかしら」

 

ああ駄目だ。そんなつもりはないだろうに、私に耳障りのいい言葉を投げかけているように疑ってしまう。

 

「そうだよ!りーねえは家事とかおせわとか、お金を数えるのもじょうずなんだよ!」

「るーちゃん…だったっけ?そっかそっか、お姉ちゃんはすごいんだな」

「うん、おべんきょうも出来るし、優しいし……あとおっぱいが大きい!」

 

「るーちゃん!?」

 

「あー、俺は何も聞いてない、聞いてないぞ…」

 

まさかのセリフに思わず声を大にしてしまう。咄嗟に口を押さえて息を潜めるが、かれらの気配はなかった。

 

「りーねえはみんなに負けないくらいがんばってるよ」

「るーちゃん…」

 

それは必死で、でも慰めとかじゃない真剣な顔。背後の佐倉先生もうんうんと頷いている。

 

「そうそう、若狭さん…って二人共若狭だから…悠里ちゃんね。悠里ちゃんは卑下することなんてないの。何かあったときは、私達大人に任せなさい。あなたが責任を感じる必要はないの。生徒の悩み一つ引き受けられないで先生は名乗れないからね」

「めぐねえ……。そんな頼り甲斐のある大人みたいなこと言えたんですね」

「貴依さん!?」

「…ふふっ」

 

ああ、可笑しくて笑いが漏れてしまう。こんなときに信じられないけど、今私は笑っているのだ。それを見た三人はここぞとばかりに私を、褒め倒そうとして、早々にネタが尽きてしまったのか絞り出すように唸る彼女たちに少し拗ねるようにおどける。

 

まあ、こんな状況でも、夢を見ることは出来るのだ。希望だって、ピアーズさんのおかげで見えてきた。……もう少しくらいは普通に過ごしてみようかしら。

 

「…ありがとう」

「お、おー、なんか照れるなあ」

「どーいたしまして」

 

頬が朱に染まるのを見れば、ちょっとした意趣返しも成功したらしい。

 

「…よし、これでタックルくらいじゃ崩れないだろ」

 

どうやらそうしている間もバリケードは組まれた。かれらは目的が無ければ物に強く影響を及ぼすことはない。知能も低いらしく野生動物よりも与し易いとのことだ。これならバリケード前で挑発でもしなければかれらはそもそも上にいる私達には気付けないだろう。

 

「ふう、三階には全然いなくて助かったわ」

「その分、下に行ったゆき達がちょっと心配だけど、まあ大丈夫だろ。ゆきは何かと勘がいいからね。ひょっとしたら危ないところ全部避けてるかも…」

「流石にそれはないでしょ…」

 

ああ、こうして気軽に話し合える友達は貴重かもしれない。いつもは私が頼られる側という感じだったから。

 

「待った、やつらの声が聞こえる。それも…複数だ。準備しておいた方がいい」

「!」

 

先頭を往くイーサンさんの静止に全員の意識が移る。るーちゃんはみんなの真ん中に立ち、ゆっくりと一歩一歩に注意を払って階段前へ飛び出した。

 

「なんて数なの…?」

 

それは今までの楽な作業を帳消しにするほどにたむろっているかれらの群れだった。どうやら階段を登るのが苦手なのか躓いたりし、その音に反応した個体がどんどんと引き寄せられてこうなったらしい。

 

それは私達の存在に気づくと明確にこちらを向いて歩き始める。その姿に恐怖を抱かないわけではない。でも、逃げるわけにはいかないのだ。

 

「二人は登ってくるのを押し返して!絶対に深入りは駄目よ!」

「はい先生!」

 

そう言って、私と柚村さんは一心不乱に押し寄せるかれらを突き落とした。幸いだったのはかれらの体幹の悪さだ。単純な力ならともかく階段の上という地の利であれば少し強めに押し出すだけで後ろを巻き込んで落ちていく。

 

そうなれば、一度に相対するかれらの数は極端に少なくなり、それをイーサンさんが手に持った斧で仕留めていく。躊躇なく一振りで頭部を割るたび、血が飛び階段を濡らしていく。

 

「クソッ、数ばかり多いな」

「その通り…ですねっ!」

 

いくら一度に相手する数が少ないとはいえ、人間の頭蓋を割る威力で斧を振り続け、ましてや引き抜く動作も含めれば相当に体力を使うだろう。

 

何人めかのかれらがまた倒れ伏した所で態勢を立て直すために下がると、それと入れ替わるように佐倉先生が前に出る。

 

先生は負けず劣らず鋭い中段蹴りでかれらを吹き飛ばしていく。普段の言動から全く想像がつかない程に研ぎ澄まされており、きっと過去の私に言っても信じられなかったことだろう。

 

「先生足元!」

 

柚村さんが叫ぶ。かれらを突き飛ばす尻目に見れば這ってきていたかれらが足を掴んだのだ。

ひゅっ…と声にならない声が漏れる。このままではあの群れの中に落とされてしまう。たとえ耐えても、この場を切り抜けられなくなる。無理を承知で、柚村さんに任せてフォローに回ろうと向けた視界の先では、かれらを蹴りつけた足をそのまま回転させて頭部を蹴り潰す佐倉先生の姿があった。

 

うん、すごくアグレッシブだった。その…下着的な意味でも。

 

その後、すぐにイーサンさんが復帰して維持は楽になったが、基本落とすだけの私達では数を減らせない。どころかこの音を聞きつけてやってきたかれらもいるため少しずつしか削れていない。

 

尽きぬ意欲で向かってくるので、こっちは少しも気も抜けない。噛まれるのが駄目だとは知っているが、引っかき傷からもと想像すれば万全を期すほかないからだ。

 

「あっ」

 

しまった…!思い切り突き出したモップは数体を巻き込んで落としたが、内一体が掠っただけでこちらに直進してくるのがいた。

急いでモップを戻そうとするけど、もう一度突くには近すぎる。

 

「やーっ!」

 

それと同時、私の後ろからるーちゃんの声がした。瞬間かれらに向けて椅子が投げ込まれ、近づいてきたかれらも足を掬われていった。

何で、とか前に出ないで、だとか言いたいことはあったけど、今はそんな暇はない。

 

「るーちゃん…ありがとう」

「うん!」

 

それだけ言うとるーちゃんはまた後ろに戻る。再び手に力を込めて押し返すが、やはり疲労はごまかせない。このままでは押されるという予感が湧いて出る。

それは他の人も同じらしい。額に浮かぶ汗粒が体力の消耗を如実に表していた。

 

「温存してる場合じゃなさそうだ、さっさと片付けるぞ!」

「っ、はい!」

 

イーサンさんがポケットから拳銃を取り出すのと同時、佐倉先生も銃を両手で構える。

 

「二人共退くんだ!」

 

警告に従ってすぐ後ろに回れば、慣れない破裂音と共にかれらの頭から血が溢れ、動かなくなった体だけが取り残される。

 

銃撃は続き、一回の音に合わせて一人が倒れる。百発百中の腕前を見せつけていた。それが少しの間続くと、踊り場には死体の山と大量の血痕が残され、ここでの惨状を如実に表している。

 

柚村さんは少し顔を顰め、当然私もいい気分はしない。るーちゃんにはそれを見せないようにいいつけ、ふとこの二人がどう思っているのか。そう恐る恐る顔を覗き込んだ。

 

イーサンさんは苦虫を噛み潰したように憐れみの視線を、佐倉先生は……悲壮感が漂っていた。

 

そうだ。当たり前だ。何を考えていたのだろうか。大人だから、簡単に殺せる。大人だから、冷静になれる。……教師だから、私とは違うと思っていた。でも、違う。違ったのだ。

ああ、当たり前だ。

 

イーサンさんは、最近子供が生まれ、可愛くて仕方がないと溢していた。そんな時期に、その子も将来通うであろう学校の生徒に、思いを重ねているのだろう。でも、面識もない、他国の人物だからこそ、まだ軽いショックで終わっている。

 

酷いのは佐倉先生だ。この学校に何年も勤務し、生徒から親しまれていた先生は知り合いも多い。自分に親しく接してくれた生徒が人ならざるものとなりまたそれを殺す。ひょっとしたら、今まで襲ってきた中にも知っている顔があったのかもしれない。それは…なんて残酷なことなのだろう。

 

そうだ。私は、勝手な勘違いで、自分とは違う、自分よりも大人だからと言って、この現実から目を背けたいとばかりに押し付けていただけに過ぎなかったんだ。

 

それからは、るーちゃんに声をかけられるまで呆然としていたと思う。

その後、また寄り付く前にと全員でバリケードを建設した。かなり疲れたけど、それと引き換えにある程度の安心を手に入れた。

 

でも探索に行ったくるみちゃん(本人が名前で呼んでくれと言っていた)達を待っている間も、その思考は途切れなかった。

 

安全の確保された三階で使えそうなものを探しにいって、あわよくば生存者がいないかと期待したけど……。それは、残酷な現実を突きつけるだけだった。

 

「それにしても先生、あのときは映画みたいでしたね。こう、キックとか…銃とか」

 

柚村さんが気まずくなった空気を変えようと、先程の話題を出す。その瞬間に、佐倉先生の目が若干下がる。

 

「…ええ、そうね。そうしないと生きれない場所があったから。必要に応じて…そうなっただけよ」

「あ…、ごめん。そういうつもりじゃ…」

「いいのよ。今はそれよりどうにか生き残ることを考えましょう。ほら、イーサンさんが何かを組み合わせてるわ。見てきたら?」

「はーい」

 

それに合わせて、私もいたたまれない気持ちになり近づいた。名目上は、るーちゃんとの会話のためにと。

 

そうして、私が離れ始めた瞬間に、ポツリと何かがこぼれた。

 

「ごめんなさい…ごめんなさい…」

 

小さく聞こえたそれは、佐倉先生の懺悔だ。ああ、ああ。こんな心優しい先生に、生徒を殺させるなんて。

 

あまりに抱えるものが大きすぎる。それを、私に少し持たせてはくれないだろうか。私では、そんなことを言える立場にないことは分かっている。だからこそ、年長者として身と心を削る彼女に、何かしてやれること…。

 

(やっぱり、家事とかかしら…?)

 

うん。これだ。むしろ、他の生徒組や男性陣よりは秀でていると自覚しているのだ。これからは、私がそれを担っていこう。不慣れなことは、当番制にでもすればいいのだ。

 

「……りーねえ何かあったの?」

 

またも不思議そうにるーちゃんが尋ねる。そう、昔からこの子は勘が鋭いのだ。

 

「ううん、なんでもないわ」

 

そっと頭を撫でて有耶無耶にする。

私だけ、何もできていないと思った。ゆきちゃんやるーちゃんみたいに明るくて素直な性格でなく、くるみちゃんみたいに肉体労働も上手ではない。……どれも、私じゃなくていい。むしろ、私以上だった。

でも、佐倉先生の顔を見れば分かる。私も、私にも、やれることがあるんだと。




りーさんが覚醒?しました。

このバイオDLCだとめぐねえをプレイアブルキャラとして使った場合メンタルが強いのですが、NPCの場合めぐねえの身体的ステータスと別に乱数で決まります。普通よりは強いですが、走者は鬼強メンタルめぐねえの想定で動いてるので回復足りてません。

そして頼れる大人がいる場合、りーさんは原作の責任うんぬんでストレスとかがたまりづらく、地雷になりにくいです。
でもある条件が加わると急に責任感が芽生えてSAN値上限が高くなる代わりに家事させないと原作並みの発狂かます可能性があります。当然走者はそんなこと知りません。

感想高評価よろです。モチベ上がります。


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4:コルト・ガバメントって何かガバりそうな名前だよね

タイトルは走者の意見なので初投稿です


今の所目立ったガバもないRTAはーじまるーよー!!

 

早速オッハーして朝食準備に取り掛かりましょう。こうすることで最低限の好感度は稼げるので会話で地雷踏みたくない人はこれ一択ですね。当然これだけじゃ足りないのでフォロー力が試されますが。

 

「あ、おはようございますイーサンさん。もうそろそろ朝食が出来るので、みんなを起こしてくれませんか」

 

あれ、りーさんが朝飯作ってる。高校生組だけになってからがこのパターンのハズなんだけど…。まあ、たまに起きる時間違うときもあるらしいですしその類でしょう。

むしろ朝食もう出来るらしいのでこれは短縮ですねえ。やっぱ俺って、不可能を可能に…。

 

そんなこと言ってるより行動しましょう。あ、ピニキいたんすねオッスオッス。何?無線が繋がらない?あーそういえばそんな設定ありましたね。確かにイーサンなら直せないこともないけど、専用道具必要だぜ?あ、これもついでに取ってくればいいのか。

 

とりま起きろー起きろー!あ、起きた。くるみが何か抗議してますがそんなもの知りません。本当の抗議を見せてやろうか…?

 

とまあ平和に進んだ朝食。いやー、やっぱりーさんって料理上手やなって。おっぱい大きいし、世話好きだし。いいお嫁さんになるよ(発狂ゲージから目を逸らす)

 

「…ごめんなさい、あまりお腹減ってないの。このくらいにしておくわね」

 

あれれ、丘People〜*1?これSAN値三割きってません?(チャートガン見)

あ、何?あ、ほんほんほん。え、そうだったの?

はいすいません走者がやらかしました。どうやら覚醒めぐねえはプレイアブル時とは違って正気度はランダムだったんすね。走者が詳しくないってばれちゃう(今更)

 

まあ、早めに原因分かっただけでヨシ!むしろリセしたときこれ以下になる可能性も高いのでこのまま続けます。

食事と同時にピニキからのバイオテロ的な話を受けましょう。むしろ何故今までしてこなかった?

というのもこれ複数名の好感度が60以上ないと発生しないんですよね。多分昨日の探索で上げてきたから今言ってるんでしょうね。

 

昨今のバイオテロ事情、諸々を聞いてみんな青褪めてますねぇ〜。情報封鎖されてたので民衆、ましてや日本の高校生がそんなのに注目してるわけ無いですからね。あ、でもめぐねえだけは解ったように「やっぱり…」と呟いてます。

 

まあそんな空気でのみっかめです。めぐねえの管理もしないといけないから……まあ、空き時間を利用しましょう。

取り敢えずバーナーはゆきちゃんに持たせましょう。これダメージが微々たるもので燃料も食うからプレイヤー向きじゃないんですよね。

ガナードとかクリムゾンが出るならまだしもこのチャートでは利点はほぼありません。味方巻き込むし。

 

ですが、ゆきちゃんならそんな心配はありません!ゆきちゃんは刃物や農具などの武器や銃を装備することは出来ませんが、バーナーがあれば継続ダメージで役に立ちます。

直感持ちなので誤射することはないですし、あめのひ以降は有効そうな相手なら積極的に使ってくれます。何より、これ難易度とマルチの関係で敵の耐久が上がってます。今の所ヘッショならいけますが、DLCの場合乱数で一発耐える個体が後から出ますので。

 

物資探しに出るのは昼です。朝行くと登校中のかれらに出くわしたりするのでロスに繋がります。その点昼は人が少ないのでいいですね。店も平日は混んでないし。

 

はいはい、それまでにすることはちゃっちゃと済ませておきましょう。まずラジオをいじります。こうすると生存者報告や自衛隊の無線から拾えたり出来ます。

 

はいチリチリチリと。って壊れとるやんけコレ。やっぱNPCの持ってくるものなんて高が知れてますね。修理コマンドが出てくるので高速修復しましょう。あ、四回で終わった。ちょっと内部がズレてただけっぽいですね。

 

「それ壊れてるんじゃなかったのか?」

 

くるみ姉貴分かっとったなら言えや。無駄に周波数合わせしとったやろがい。いいですよもう、直しましたし。

微調整して157.9Hz。この周波数にすると一回だけ何かのフラグを確実に一つ回収してくれるっていうガチャみたいな放送です。元ネタは本家がっこうぐらし!のアニメ一話放送日。そりゃ優遇もしますね。

 

『だれか、生存者はいるか…。私はもう死を待つのみだが、せめてこの情報を届けたい…。やつらは、どうにも生前の行動を真似しているように思える。昼や夜、場所で随分とやつらの数に差があるみたいだ…。うっ、ああぁぐぅ――――ザザザザザ』

 

今回は生存者の最期の一言、という形式での情報でした。正直結構フラグ集まったやつですが、天候というワードが入っているのであめのひへの対応力が少し上がりましたね。

 

はい、ラジオは朝に3回だけ繋げられるからちゃっちゃとやっていきましょうね。

ただデメリットとしてたまに断末魔とか聞こえると学園生活部の正気度が下がってしまうので注意な。悔い改めて。

 

カリカリカリカリー。

繋がりました。一定時間内に合わせられないと不発になるんでヤるときはしっかりヤらないとね。

内容は割と普通め。ちょっとした豆知識程度ですがキャラによってはスキル解放もありえます。今回は……なかったようですね。あとはワンワンワン放送局のお姉さんからでした。生存者の確認と正気度回復が可能なのでデメリットなしなのが美味しい。

ただし末期テメーはダメだ。

 

「それ、修理したの…したんですか?」

「無理に敬語なんて使わなくていい。軽い接触不良だったからな」

 

あ、地味にタメ口許しました。親密度上がりましたね。それで依頼は…ああ、シャワーですか。そういえばバイオ版だとシャワー壊れてましたね。貴重なSAN値回復機兼予防装置なので直すに越したことはありません。昼まで待つのも余計に時間を食いますし、イベントあったほうが時間進むんですよ。

どれだけ素早くQTE終わらせてもリアルな時間で進んでいるので、一石二鳥イベですね。

 

「おお、本当に直ってる…。ありがとう。流石に三日も洗ってないと…ちょっと気になってな」

 

こちとらバイオテロなんやぞ、三日くらい耐えろ。と思わなくもないですがこれゲームなので。

ただ、ウーズフラグが立ってるときはパンドラの箱になります。なんかキャラが使用時三割の確率で出てくるんですよね。しかも嫌らしいのが使用時のみなので護衛が行き届かないという…。だからといって放置しておくとそれはそれでSAN値がやばくなる。

しかも恐ろしいことにめぐねえが殺られてるとほぼ100%めぐねえウーズに変わってます。レイチェルウーズのめぐねえ版ですが、ゆきちゃんが狙われやすくなっており、ゆきちゃんがめぐねえウーズに殺られると70%でゆきちゃんウーズと化して帰ってくるという正気度殺し。

二人の台詞はどれも心を抉ってくるので興味がある人は必見ですね。

 

あとは昼まで見回りとかしておきましょう。ちなみにこのとき必ず同じエリアで行動することにしましょう。マルチなので一緒に行動しない時間関係が連動しているので。

この仕様に気づかないと準備は完璧なのにゲーム内時間で一時間しか経過してない“だいぶ時空が歪み始めている”状態になります(4敗)

 

経過しましたね。二人でやるとタスク早くなるので慣れてない人はオススメです。

早速遠征メンバーを選出しましょう。…と言いたいのですが、立候補してくれる方以外は残しておきましょう。無理に連れてくと現段階ではあまりよろしくないので。複数連れて行くメリットもそこまでありませんから。

 

人選は……チョーカーさんとゆきちゃんだけ。まあ支障はないです。

強いて言えばくるみとか欲しかったですが、めぐねえのSAN値が減っていたことを加味すれば妥当とも言えます。若狭姉妹は基本離しちゃダメです。妹の方は一人でもデメリットないんですけどね。お前妹よりSAN値低いってマジかよ…。

 

「じゃあ、行ってきます!」

「頼んだぞゆきー」

「ちゃんと帰ってきてね。ピアーズさん達に迷惑かけちゃ駄目よ。……どうかお願いします」

 

なんか他所に預けるお母さんみたいだな。めぐねえはママだった…?

 

「ああ、人命が最優先だからな」

 

流石BSAAの鑑!隊長が闇落ちしてもやるべきことをやろうとした奴は違いますねぇ。よっ、次期隊長!

 

必要な物メモを頂いたら下へ向かって出向!通常プレイならめぐねえのクーパーしか運転できませんが、今回は最低でも一つは無事なのが残ってますので、ぞんぞんが寄り付かないうちに確保しましょう。

因みに鍵は一階職員室の左から二番目の机の中にあります。確定なのでいくらでもタイムを縮められるポイント。

 

道中現れるかれらをピニキが体術で仕留め、あぶれたのを斧で処理していきます。出来るだけゆきちゃんには見せたくありませんがほっとくと死んじゃうので。しょうがないね。

 

割られた窓を通ってショートカット。ってうぉい!?なんで見えないとこに屈んでるんですかねぇ?危うく噛まれそうになったじゃないですか!噛まれても感染しませんけど(イーサン、ウェスカー、ジェイク、シェリーの仕様)

 

あー、危なかった。噛まれたあとに感染しないと急に好感度減るんですよね。仕様とはいえ悲しいんですよ。

 

全員来てることを確認したら駐車場へゴーゴー!この時間に駐車場にいる人なんていないのでグラウンドと車の下にさえ気をつけたら無問題です。

 

今回のクルルァは…まあ、普通の自動車ですね。装甲車とかないです?ないかー。

 

何故か嵌まる鍵を回したらすぐ乗り込みましょう。何故かこのゲームゾンビものにありがちの後部座席に……!とかがないんですよね。したらアホみたいな難易度になりますが。初回限定とかならやってもいいと思うんすけどねぇ。

 

そんじゃ、出発ー。エンジンかけろやー。運転はピニキ、高校生組は当然としてイーサンにもハンドルを握らせてはいけません。ロスイベが起こる確率がざっと30%上がります。1%でも不確定要素を消したい走者からすればとんでもない確率ですね。

 

バイオ6で分かってると思いますが、ピニキの運転は上手いです。高速を逆走し、足止めに襲いかかる車両の悉くを避けながら標的を追跡できるくらいには上手いです。

 

イーサンの出る幕はないので大人しく外の様子を見ておきましょう。わー、人がゴミのようだ。何でか知りませんが路上に死体とか転がってないんですよね。全員かれら化する方がありえないと思うんですがそれは…。

 

まずはホームセンターに突撃してバリケード補強用の木材といくつかの専門備品を持っていきましょう。ベイカー家直伝チェーンソーデスマッチに心惹かれない訳ではありませんが燃料の関係もあるので諦めましょう。

ここ昼間は徘徊ルートがパターン化されてるので戦闘なしで切り抜けられます。RTA必修科目ですよ。

 

お次は食料とかを求めてそこらへんのコンビニに行きます。ショッピングモールは品揃えいいんですけど、このチャートであめのひ前に行くと限定クリーチャーが湧き始めるのでロスです。

 

コンビニなどの主要な場所以外の施設はデータ作成時にランダムで生成されるので配置悪かったらリセです。因みに店の配置が変わるだけでマップが変化するとかいった意地悪要素はないので安心してください。そしてもっとがっこうぐらしRTAを増やせ。

 

今回は結構近場にありますね。通り道には……う〜ん、ガソスタかあ〜。ガソリンは貴重ですがRTAでガス欠まで走ることはないので正直(画面に)映る価値ナシ。

そして偶に世紀末DQNが湧くので面倒くさいです。コロコロすれば味方の不信感大幅アップ。より難しい無力化を選んでもロス。そのくせメリットなしとかいうゴミイベです。クォレハ擁護できませんねぇ。

 

出来るだけガソスタの前は通りたくありませんが、回り道はロスなので突っ切ります。ガン無視していけば絡まれないので楽々ちんちんです。これ現実でも使えっからみんなも覚えておいてな!

 

「誰かいたのかな」

「でも、多分もう…」

 

ガソスタ前に差し掛かると二人が話しはじめました。この会話が出たってことは無人確定ですね。安心安心。不確定要素が敵だってそれ一番言われてるから。

 

「さて、残ってるといいが…」

 

どうやらこのコンビニは既に侵入者がいたようですね。店の商品を勝手に持っていくなんて、困った奴がいたもんですね(ブーメラン)

それは置いといて早速探索じゃー。流石にコンビニはモンスターハウスにはなりませんが、道幅や棚の関係で意図せぬ遭遇や挟み撃ちがありえますので慎重にいきます。

 

出たわね。早速お出迎えしてくれる店員かれらに挨拶挨拶。こんにちは、タヒね!

それじゃ一塊になって物色しましょう。間違って誤射るかもしれないので。

 

大体コーナーなんてどこのコンビニでも一緒なので殊更迷うこともありません。腐ってない保存食や一部のお菓子狙いです。今回はゆきちゃんがバッグ持ちなのでめっちゃ積み込みます。おりゃー。

 

おつかいメモには雑誌もあるので適当に入手しておきます。おつかいメモは取らなくても特に問題はありませんが、正気度と好感度に影響するので通り道にでも探してみましょう。

 

最後は……生理用品……ですね。これ男キャラだと取れないんですよねぇ…。何でや、こちとら妻子持ちやぞ。

 

「お、あったあった。…って、あんま見るなよ」

 

チョーカーさんの照れ顔が見れるのはこのゲームだけ。これだけでもやる価値はある(断言)

 

おっと物陰に動きが。チョーカーさんのせいで発見遅れたじゃないか。ってこれ、出現率が異様に低い幻のDQNかれらじゃないか。しかも二体。なんだこれは・・・たまげたなあ。

 

まあ能力はかれらと変わらないので瞬殺なんですけどね初見さん。

 

「これ…」

 

あっ、ちょっときみぃ。現場のものに触っちゃいかんよ。ってなんですかそれ。チョーカーさんが拾ったのは…まさか物理最強と名高い「バールのようなもの」では!?…ってなんだ、普通のバールか。

どうやらDQNの遺品のようですね。バールのようなものでは無いのが残念ですが、バールも十分強武器ですよ。火力は全近接武器中でも中堅程度に収まっていますが、耐久性はシャベルの約1.7倍、そして手入れが楽でスタミナ消費も少なく取り回しやすい。

ほんとにクセがなく初心者にもオススメの武器です。何なら一部ギミックこれで動かせますしね。

 

とまあこれだけ優秀なのですが、先述のバールのようなものが強すぎてハズレ扱いされるという可哀相な武器です。悲しいけどこれRTAなのよね。

 

とりま第一発見者のチョーカーさんに持たせときましょう。例に漏れずこれもゆきちゃんは装備出来ないので。

 

外に出るとかれらがワラワラ…ということもなく無事車に乗り込むことが出来たので後は安全運転に気をつけるだけです。クラフトなりチャートの確認なり好きなことをしておきましょう。

という訳で今日はここまで!ご視聴ありがとうございました!

*1
嫌いな人ごめんなさい(今更)




おま○け

めぐねえウーズ台詞集

「そぉこにいたの〜?」
「どぅして逃げるのぉっ!!?」
「大丈夫だから……ねえっ!!」
「こっちよ〜…こっちにおいで〜」
「かくれんぼねぇ?どこかしらぁ…」
「おなか…すいたぁ」
「あけ、てよぉ〜」
「痛いぃぃっ、いだいぃぃいっ!!?」
「逃げて〜」
「暗いぃぃ…怖いぃィっ」
「ミィつけ……だぁ」
「逃げないで〜」
「ゆきちゃ〜ん…ドコにいるの〜?」
「わだし…ミんなの先生でよかっ…たぁ…!」

倒さずに『卒業』すると……

「待ってェェ!?おいていかないでぇぇっ!!!」

感想、評価待ってます!


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はじめてのおつかい

めっちゃ期間空いてしまった……。色々とやらなあかんことが積み重なっとったんで初投稿です。


「イーサン、悪いがこの無線を修復できるか?こいつがなけりゃ現状の報告すらままならない」

「おいおい、天下のBSAAもヘマをするんだな。クリスは教えてくれなかったのか?」

「生憎ね。想定した訓練はしているとはいえ、何が原因かもわからないのはゴメンだ。幸いにもウチのところは優秀だ。一人で突っ走るわけにもいかない」

「それは一人で突っ走るしかなかった俺への皮肉か?しかし…化け物は化け物に違いないが…俺のときとは随分違うな」

「当たり前だ。むしろベイカー家の事件はこれまでと比べても毛色が違う。そもそもバイオテロなんてものに前例が通じるとは思わない方がいい。それは痛いほど思い知ったからな…」

「はっ、共通するのはどれもロクでもないってところか」

「違いない」

 

朝起きたら、ほんの僅かな違和感を残した日本語が耳に落ちる。

まぶたの上から感じる光がまた新しい朝がやってきたことを知らせていた。

 

「四人とも、もう朝だぞ。朝食もユウリが作ってくれた。ほら、早く起きるんだ」

 

起こされるという当たり前の日常が、今や遠い昔に思えて来る。とにもかくにも、他の心配は後回し。今のあたしは生きている。それで十分だ。

 

もともと起きていたあたしは当然として、以外なことに由紀も嫌がることなく起きては配膳などを手伝っていた。対して最後まで抵抗してたのは恵飛須沢のやつだ。布団代わりのシートに包まってイヤイヤと首を振る姿は中々お目にかかれるものじゃない。

あいつ、陸上部じゃなかったのか…。

 

こんな事になって、メニューを考えられる余裕があるのはいいことなんだろうか。今までの献立とはまた違った料理は飽きさせずに生きているという実感を得られるが、そのうち枯渇してしまうのでは、とも懸念する。

 

未だ慣れない屋上での食事に、誰一人として文句も言わず、この非日常での日常的な会話を続けている。由紀はいつも通りの明るさで、なんてことないように振る舞ってるけど、それが少し強張っているようにも見える。素もあるだろうけど、気を使って余計に大袈裟な反応を返している。

 

めぐねえも昨日から元気がなさそうだ。直接殺さなかったあたし達とは疲労もショックも桁違いだろう。立ち直ってくれればいいんだけど…。

 

「そういえば、さっき俺のときとは違うって言ってたけどさ、あたし達が知らないだけでこんなのがぽんぽん起こってんの?」

「…聞いてたのか」

 

気分を変える、というよりはこの地獄へ対しての質問だ。こんな惨劇が、少なくとも二度以上行われなければあの発言はない。

 

「ああ、と言っても俺は詳しいことは知らない。この男ならその疑問に応えてくれるさ」

「何!?いや、しかし一般人に…それもまだ若い…」

「いいや、巻き込まれた時点で当事者だ。いい加減その奇妙な線引を改めろよBSAA。お前たちの仕事はバイオテロの早急な解決、および被害者の救助のはずだ。むしろ何も言わなきゃ対策もできない。言ったおかげで人が助かるのと、秘匿したせいで死なれるのだとどっちがいい?今は情報が必要なんだ。……そうだろ?」

 

遠慮なく詰め寄るイーサンにピアーズは少しの間顔をしかめて目を泳がせると、観念したように口を開いた。

 

「はぁ…分かった。あまり詳しいことは言えないが、軽い触り程度でいいなら」

「勿論!」

 

あたしが言うより前に恵飛須沢が威勢よく答えた。

みんなが固唾を呑んで次の言葉を待っていると、ピアーズはその詳細を話し始めた。

 

「分かった。まず1998年のラクーン事件、これが後に続くバイオテロの最初の引き金になったんだ――――」

 

 

―――――

 

 

「……とまあ、大まかにはこんなところだな。何か質問は?」

 

本当に、壮絶な話だった。そんなにも長い間、こんな事が世界中で行われていたとは。教科書でも習ったラクーンシティのことや、アンブレラのこと。それに連なるように加速した生物兵器の散布。人の汚い部分の寄せ集めのような実験が繰り返されていたことは確からしい。

 

これは流石に予想していたことよりも遥かに深刻なことだった。見れば他のみんなも衝撃を受けているらしい。

 

「…なあ、そんだけ色々あるなら今広がってるやつのことは分かんねーの?」

 

これも恵飛須沢だ。言動からそうは思えないけど、あたしらの中では一番この状況に適応できている。流石に切り替えが早い。

 

「いや、今回に関しては他と条件が合わない。恐らくは完全な新種だろう」

「そうなの?でも、最初に話したのとおんなじように聞こえたのだけど…」

 

それは、あたしも思った。てっきりそれが広まったのかと考えていたけど、時系列が合わなくって不思議に思ってたんだ。

 

「Tウイルス系統のゾンビのことか。確かに似ているけど、特殊な変異や飢餓は確認されてない。本来の活性死者には栄養の補給が第一でそれが足りなくなると休眠状態に入ったり、共食いが発生するが、どうにもそれらがない。どうやら同種以外しか眼中にないんだろう。それと、ゾンビにしては生前の行動に忠実だ。これは脳組織が完全に破壊されていないと取ることも出来る。だから、今の所正体は判っていない」

「そうか……。まあ、私達で対処できる範囲のやつで運が良かったってことか」

「ちょっと、くるみちゃん。それは流石に不謹慎だよ」

「そ、そうだよな。悪い」

 

結局、それ以降は考えても意味がないとしたのか、今後の予定などを考えながらの会食になった。

…それにしても、りーさんはとても同じ年には思えない。落ち着いた雰囲気とか、胸のサイズや泣きぼくろなどが実年齢以上に大人に見せているんだろうな。……いやいや、こんな時に何考えてるんだあたしは。

 

「さて、見回りでもいくか」

 

流石に、今の疲れてるめぐねえや由紀には任せられない。こういうときこそ、余裕のある奴がやらないとな。

 

流石に単独行動は危険だから、もう一人見回りを募集しようかと恵飛須沢に近寄ると、イーサンの弄っていたラジオが動き始めた。

 

これには思わず耳を傾けた。何か情報はないのか、それだけを求めて。

 

『だれか、生存者はいるか…。私はもう死を待つのみだが、せめてこの情報を届けたい…。やつらは、どうにも生前の行動を真似しているように思える。昼や夜、場所で随分とやつらの数に差があるみたいだ…。うっ、ああぁぐぅ――――ザザザザザ』

 

それはあんまりにあんまりな内容だったけど。でも、それでも得られるものはあった。かれらの行動だったり、生存者だったり。

やっぱり、生前の行動を真似するっていう仮定はほぼ合ってたらしい。

……職業でも変わるなら、かれらの活動はさながら出勤だ。もし雨が降れば……。いや、今の所そんな気配はないし、頭の片隅に留めておくくらいに考えておこう。

 

というより、一番心惹かれたのはシャワーが復旧するかもしれないって事だ。もう三日も風呂に入ってないし、服だってそのまま。流石にリフレッシュしたかったところにこれだ。

あたしにはもう神様か何かに見えた。いや、本当に。……直ったらあたしを一番にしてもらえるように頼んでみるか……?

 

 

とにかく、少しは気が晴れそうだ。

 

 

それからは見回りとか色々だ。自分に出来ることがあればやるし、疲れたりしたら屋上で休む。途中でめぐねえとも話したけどやっぱり寝不足気味でもあったらしい。

だから大人しく寝かせて由紀たちに見張らせておいた。全く、あんな顔しといて何が「私も手伝うわ」だ。あんなに凄い動きは出来るのに、こうまで違うと温度差で熱でも出そうだ。

 

昼食を終えると、これからのことを見越した『おつかい』(命名:由紀)が行われることになった。

購買じゃ駄目なのかって意見も出たけど、これがどれくらい続くかわからない以上、身近な校内のものこそ後回しにして、本当にいざとなったときのための備蓄にしたほうがいいらしい。

 

そう言われると、まだ余裕のあるうちに行ったほうが焦りもなくて済む。最悪何も得るものがなくてもいいからだ。

 

最初は男二人で行くつもりだったらしいけど、由紀が立候補してて、それは流石に怖いからあたしもついていく事になった。

 

学校にはちゃんと戦える恵飛須沢もいるし、心配はいらないだろう。……というより、あたしにとっては由紀の方が心配だ。現にめぐねえからも子供みたいな注意されてるし…。まあ、めぐねえの顔に生気が戻ったのはいいことかな?

 

いくら覚悟を決めてたとしても、バリケードを超える瞬間は堪らなく不安になった。ここから先は安全が保証されてない。襲われるリスクが増えるのだと。

それを察知したのか由紀が先に降りて「貴依ちゃん……もしかして、怖いの?」なんてからかってきたもんだから、つい「出来らぁ!」なんて強がって言ってしまった。

きっと、あたしが普段どおりの態度でいられるのも由紀のお陰なんだろうな。調子に乗るから絶対に本人には言わないけど。

 

昨日の探索で校舎の見取りを把握したのか、スムーズに動いていき、少し危うい場面もあったけど、それも死角から現れた一度きりだった。どの先生かから拝借した車を一発で探し当ててからは、久しぶりの車の匂いに安堵を覚えたものだ。

 

 

外は酷いものだった。屋上からの景色や話からそれほど期待はしてなかったけど、実際に目で見るのとは違うんだって、今思い知った。所々にパニックのあとが刻まれて、家々も生活感が消え失せより閑散とした空気の街だった。

 

ホームセンターも、電気系統は駄目になっていて結構薄暗く感じた。中でも、棚に隠れたり音を頼りにしながら物資を回収していくのは緊張した。

 

由紀のやつがチェーンソーを持ってきた時はぞっとしたし、その直後に電源を押したときは本気で肝が冷えた。電気がなかったのが幸いだったな。こんな中であの爆音を鳴らされたら瞬く間に囲まれるだろうに。

イーサンにも燃料や取り回しで説得され、泣く泣くもとの場所に置いていく姿は本当にアホの子そのものだった。

 

「あっ、貴依ちゃん見てみて!あそこ、ガソリンスタンドだよ!」

「おー、本当だ。給油のために寄っとくか?」

 

指を指し、運転しているピアーズに言う。

しかし軽く一瞥すると必要ないとばかりにトントンとメーターを小突いた。

いや、そんなことされても車のあれこれはよく知らないんだけど……。まあ、多分大丈夫なんだろう。

 

「まあ、状況だけでも見ておいたほうがいいか。二人共頼んだぞ」

「あっ、はーいピアーズさん!うおー!車がいっぱい停まってるかも?いや、もしかしたらどかーんてなっちゃうかも……」

 

狭い車内だというのに由紀が手を挙げたせいで余計に圧迫感が増す。っていうか、そのくらい分担しなくても…。

 

いや、違う。そうか。何もできてないとしょげてた由紀のために…。当の由紀は思惑どおりというか、任された仕事に喜んで飛びついた。

 

「…ありがとう」

「…何のことだ?」

 

案の定、白を切られたけど、感謝は伝えた。わざわざ蒸し返すものでもないだろう。

そして通過する寸前、割られたガラスやざんばらになった給油管、そして恐らくは人が住んでいたであろうキャンピングカーが散らばっていた。

開け放たれたバックドアの内部に覗けるのは荒らされた生活感のある間取りと、外から続くいくつもの血痕だ。これが放棄されたのはいつか知らないけど、この様子から逃げられてはいないだろう。

 

「誰かいたのかな」

「でも、多分もう…」

 

やっぱり、見ないほうが良かったかもな。キャンピングカーで耐え凌ぐことは、真っ先にあたしも考えた。それが、少し歯車が違うだけでこのような憂き目にあうなんて。あんまり、考えたくはない。

 

「コンビニ、壊れてるね…」

 

そう呟いたのは由紀だった。あたし達が見慣れている、全国チェーンの某店は、いまや不気味さを引き立てるオブジェクトの一部と化してしまっていた。

電気系統が止まっているのだろう。薄暗い店内に何かで破られたガラスが店内に散らばっていた。この壊れ方から、恐らくは彼らではなく知性ある人間が行ったのだろう。

 

「さて、残ってるといいが…」

 

そう言って、幾分か荒らされた形跡のあるコンビニ内部へと足を踏み入れた。

様子は思っていたのよりも酷かった。コンビニらしい清潔感はなく、薄暗い室内は汚れと血で、退廃的な空気をまとっている。

綺麗だった陳列棚は乱暴に手が加えられており、結構な商品が床に落ちていたり、中身が撒き散らされていたり、まあ、何処かで無意識に思ってたイメージとかけ離れてて、やっぱりがっかりした。

 

「おっと、おでましだな」

 

開いたままのバックヤードから店員の服を着ていたかれらが歩み寄り、近づく暇もなく一撃で沈められた。

 

「よし、今のうちに取っていこう」

 

ピアーズの提案であたしと由紀を内側に入れて、両端の二人が警戒。その間にさっさと必要な物を回収していくスタイルになった。

なんだかんだ、細い道ならこれがいいらしい。

 

「お菓子は…まあ、割と無事だな。腹に貯まるようなのがあればいいんだけど」

「はーい、わたしアイス欲しい!」

「いや、全部溶けてるだろ」

 

この応答は勿論小声だ。こんなところで大声を出して誘き寄せでもしたらいかに装備が整っていても危ないかもしれない。

パンなんかは常温でも大丈夫そうだけど、今が暖かめの気候だから少し不安が残る。

 

「えっとねー、これとこれと……あちゃー、これはダメかも」

「由紀…分かるのか?」

「えー、うーんと……勘?」

 

勘かよ…なんて思ったけど、こいつの勘は何だかんだで信用できる。別に切羽詰まってる訳でもないし、由紀が避けたのは辞めとくか。

 

「惣菜は……流石に駄目か。もう臭いがしてる。夏場はもっと酷かったなこれは。……弁当は…」

「やめといた方がいい。外見に影響はなくても確実に悪くなってる。俺のときも酷かった」

「分かった」

 

経験者の言葉だ。これを無視して何かあったら目も当てられない。やっぱり、一人だけじゃあ生きられなかったな。なんて今更ながらに他者の存在に心が安らぐ。

こんな時でさえ、やつらへの警戒はあっても完全な恐怖はない。……家族の有り難みは分かってたつもりなんだけどなぁ…。

 

「えーと、他に頼まれたのは雑誌と…ナプキンと……。うーん、りーさんは料理の本でいいかな?くるみちゃんは…サバイバル?あっ、漫画もいいかも!」

「まあ、図書室にはないからな。後でるー向けの絵本とかも探してやるか…」

 

他にもあったが、雑誌は割とテキトーに入れた。流石に雑誌の内容まで選り好みは出来ない。

そして最後。まあ、生理用品だ。あたしだって買ったことはあるけど、正直他の人にも良いのかはわからない。まあ、それも当てずっぽうでやればいいか。

 

「おっ、あったあった。…って、あんま見るなよ」

「いや、悪い。つい視線が…」

 

あたしにだって人並みの恥ずかしさはある。見知らぬ他人ならまだしもこれからも同じ場所で生活していくかもしれない男性だ。流石にあたしなんかを意識するようなことはないだろうけど、変に気を使われるのも嫌だった。

顔が赤くなってる自覚はある。あー、柄じゃないったら。こういうのは若狭のが似合ってるだろ。

 

「あー、たかえちゃん顔赤ーい!」

 

そしてこいつはなんで今そんな小学生みたいな言動なんだよ…。こいつにも来てるはずなんだけどな。…いや、ひょっとしたら…。あり得るのがちょっと笑えないな。

 

取るものは採ったし、帰ろうかと由紀のリュックのチャックを閉めたところで、かれらが寄ってきた。

 

「下がってろ」

「イカした格好だな」

 

二体のかれらは服がところどころ破け、そこから噛み跡が覗ける。服装はいかにもチャラい若者が好きそうな感じだ。体の具合から、多分最近「成った」んだと思う。

 

「あの靴、ガソリンスタンドに落ちてた」

 

由紀が言えば、確かにそれらしいものが思い起こされる。片方だけの靴を履いたかれらと、同じ靴の惨劇場。つまりは、そういうことだろう。

 

「こうなったら楽にしてやるのが一番だ」

 

動きの遅いかれらは一瞬で片付いた。イーサンとピアーズが一撃で終わらせたからだ。

前にも手慣れてるとは思ったけど、ここまで冷静にいられるのも今までの経験からか。でも今はそれが頼もしい。

 

まあ、それはそれとして負担をかけっぱなしってのもあたしの気がすまない。

かれらの遺品なのだろうバールを拾い上げ、軽く調子を確かめる。……うん、これならあたしにも振れそうだ。

それなりに軽くて、取り回しもしやすい。かれらと戦える人間は多い方がいいはずだ。

……シャベルをあんなにブンブン振り回す恵飛須沢はちょっとどうかしてると思うけど。

 

「それは?」

「んー…今からあたしの相棒?」

 

人間絶対なんてものはない。何もかんも頼りっぱなしじゃあいざとなった時に足を引っ張る。だから、やれることをやる。由紀や若狭姉妹には出来そうもないしな。

 

「よし、それじゃあ車に戻るぞ」

「わかった」

「了解であります!」

 

なんて由紀が冗談めかして言って、あたし達は急いで車へと駆け込んだ。



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5.味方のファインプレー気持ち良すぎだろ!

3ヶ月空いたので初投稿です


バールのようなものがさいつよなRTAはーじまーるよー!!

 

今回は車操作から!イーサンは車運転しちゃいけないのでその間に色々と見ていたのですが〜……重要なことがわかりました。

 

今回のアップデートって新しい機能とか追加されて割と大型だったんですけど、新しいもの関連の調整とか不具合修正があって、既存のフラグとかはいじられてないかぁ〜なんて思いながら見てたんですよ。

 

ですが、これ一部の既存フラグの内約とかが変更されてますね。今までは難易度NORMALまではいいんですけど、そこでさらにマルチプレイをしたことで難易度が上がってました。それで引き起こされることとは…?

 

はい。皆さんお察しの通り、るーちゃんとチョーカーさんの救出期間の短縮です。

るーちゃんの場合ゲーム開始時にランダムスポーンし、独立したAIで適宜行動をとるらしいです。流石に5のシェバのようなヘマはしませんが、それでも意図的にレベルが下げられているらしく、長距離長時間の移動と安全地帯に逃げられる確率はスポーン場所に依存するみたいですね。

 

チョーカーさんはもっと単純で、初日に救出しないと死にます。なんかふつかめを迎えた辺りでゾンゾン化してしまうらしいですね。これなんてキチ?と思った方は安心してください。初日に死ぬのはこのDLCだけなので。通常プレイなら初日は悪くてもバッドステータス付与だけで済むって有志の検証がありました。

 

はぇ^〜すっごい地雷出てきましたね。こんなんがサイレントとかマジでやめてくださいよ。危うくチャート壊れちゃ^〜うしちゃうところでした。

 

ピニキはそれを知ってたんですかね?そうでもなきゃあり得な……知ってますねクォレハ…知ってて黙っとったんか。何だコイツ。みなさんもホウレンソウはしっかりしましょう。

 

ま、まあ今回ばかりはいい方向に転んでるので続行です。っと…そんなこと言ってる間に学校着きましたね。もうじき夕方なので正門はアウトオブブラック*1。奴らの領域です。大人しく裏門へ向かいましょう。当たり前だよなぁ?

 

このまま屋上直帰…とはいかないんだなぁこれが。はい。寄り道です。例のブツがある二階職員室にやって来ました〜。ここまでくれば分かりますよね?SAN値絶対破壊するマン、ガバトンコイン、ネクロノミコンとか散々な蔑称がつけられている呪いの本。『職員用緊急避難マニュアル』さんでーす!わーぱちぱち。

 

早い…早くない?とお思いでしょうが、このバイオDLC、時間経過による敵の解放のせいでフラグ回収に時間を取られるので、安定性を求めるならそれより前に見ておかないと後々苦しくなるので早めにしておかなければならないんですね(2敗)

 

下校途中のかれらを押しのけ到着したるは職員室。中にかれらは……あー、神山先生でしたか。お勤めご苦労様でした(過去形)

既知の先生だけあって二人の正気度が多めに下がりましたがこれからのことを考えればなんの問題にもなりません。どのみちほぼ最低値にいきますからね。(鬼畜の笑み)

 

よし回収!何故か目に入った本を手に取りましたね!これを取ったらもうここにくることもありません。アリーヴェデルチ!

 

廊下のかれらは夕方ですので普通に警戒しなければいけませんが意外なことにチョーカーさんが活躍しました。親切なDQN*2から借り受けたバール(真作)で露払いはバッチリです。おかげで後顧の憂いを断つことが出来ました。

ふーん、やるやん。これからはチョーカーネキと呼ばせてください*3

 

屋上前の扉をノック。このとき一緒に言葉*4をかければ強制的に開け時間が最速になるのでやっておきましょう。ちなみにりーさんの正気度が30を下回っている場合声をかけてもりーさんに止められて時間は乱数になります。

やっぱ有能な敵より無能な味方が最大の敵なんやなって。

今回はるーちゃんがいるのでつよつよりーさんだから*5無問題です。

 

おまたせ!アイスティーしかなかったけどいいかな?

イーサンとピニキを快く迎え入れたのも束の間早速物資に群がっていますね。

どうやらりーさんの正気度は……普通ですね。自分より弱い存在がいることで彼女は正気度を隠しますが大人がいれば安心です。やっぱるーちゃんは偉大やな!

 

めぐねえの正気度も8割型回復してます。通常ルートって基本カツカツだった気がするんですが、これもバイオ補正とるーちゃんの力ですね。やっぱるーちゃんは(ry

 

まあ緊急避難マニュアル読むのでほぼ意味ないんですけどね。

 

ここで先にご飯を選択しましょう。マニュアル読んだあとは最低1回の乱数で正気度回復イベが無効化されます。特に食事などは下手をすれば正気度をさげてしまったりそもそも食べずにスタミナが足りなくなる…なんてことがあります。だから先に食べておく必要があったんですね。

 

腹も膨れたことだし読書の時間だオラァ!

 

「職員用…緊急避難マニュアル?」

「これは…!」

 

はい。この反応は最早がっこうぐらしの鉄板ネタと言っても過言ではないですねぇ!*6

これでみんなの正気度が…畜生ォ持っていかれた……………!!っておや。めぐねえと貴依ちゃんの正気度が僅かに回復しましたね。何ぞコレ。そしてそもそもるーちゃんはあまり良くわかっていないのか困惑しています。かわいい。

 

ピニキによるとこれも仕様らしいです。一皮剥けた*7めぐねえと面倒見のいいロジカルなチョーカーネキはこのマニュアル時に持ってかれた場合に回復する場合があるみたいです。

 

よーし、それでは正気度回復無効をコミュでしっかりと解除した後、これからの対策を講じましょう。

今ので学園が関わっていることや地下室の存在が明らかになったので生きる目標が増えます。

 

というわけでプレイキャラだけで夜のがっこう探索です。めぐねえは俺が置いてきた。覚醒はしたがハッキリ言ってこの探索にはついていけない…。…というのは建前でこの探索に着いてこられると他の面子の管理が面倒になるので残ってもらいました。

 

野郎二人のがっこう探索。と言っても地下室には行きません。あれはみーくん合流後じゃないと出入り口に特大の群れが現れてロスになります。因みに低確率でボスクリーチャーも出るらしいのですが…生憎とそんなヘマはしてないです(1敗)

 

じゃあなんで探索してるの〜?正気度回復が優先じゃね?とお思いの方もいらっしゃいますでしょうが、外部の人間である二人が言った所でめぐねえより効率悪いです。

かといって任せて引きこもってもこれからの場面的に危ないところが出てくるのでその対策です。ガバを前もって潰す走者の鏡。

 

三階はバリケードがあるので安心…ではありません。通常プレイならあめのひ以外突破されませんがこのチャートだと下手をすれば明日崩壊します。バリケードなしのあめのひとか無理ゲーなので一階にトラップカード発動!とはいっても爆弾の類は不足しているので出来ません。………というわけでー。すべての出入り口を車で塞ぎましょう。夜中の駐車場にはかれらはほぼいないので今が狙いどきです。

エンジンかからなくても普通に押していけるので大丈夫ですね。先駆者様は車高が足りずに侵入されたのでそこも対策済み。ちゃーんと横に倒します。あとついでに裏門付近の玄関には乗ってきた車を配備。これでえんそくのゴタゴタが時短できます。

 

あとは一通り見て回って、変な染みがあればそこの扉は閉めておきましょう。

これで対策できるだけはしました。後は明日以降のフラグが必要です。これ以上はロスになるので帰って寝ましょう。あくしろよ。

 

はいおはようございます!!時刻は七時!遅いですね!

ともかく他の方々を起こして朝食です。昨日のこともあってテンションは幾分か低いですが皆さん3割は上回っていますね。これもるーちゃんとめぐねえの賜物よ。

 

飯が終わったら会話じゃ会話。その話題は当然地下室のことですが、前に言った通りまだ行きません。もう少し安定するまで…だのと理由をつけて遠ざける。

そしていつもの巡回。4日目ともなると慣れが出てきたのか軽口を叩いたり作業ごとの消費スタミナが軽減されてますね。これなら正気度もあんまり心配しなくてよさげかな?

 

とりあえず日課の限りでは特におかしな部分は見当たりませんでしたが……本番はここからです。

昼前には屋上に戻りましょう。出来なければロスです。

 

「見て!人が…!」

「自衛隊か…?」

 

りーさんが発見しましたか。正門から入ってくるガスマスクで顔を隠した自衛隊員達の姿があります。小銃やナタで武装しています。

自衛隊がナタ…?と疑問を持った兄貴姉貴たちの勘は正しいです。あれはジュアヴォです。

バイオ6だと体術でボコボコに出来た雑魚の印象が強いと思いますが、普通に強いです。だって理性はともかく武器を使う知性があって更に倒したと思ったら形態変化するかもしれないのは辛たん。

 

とはいっても顔さえ隠せば人間とほぼ変わらないジュアヴォに先制攻撃するとこちらへの不信感が募りますので大人しく下に降りましょう。屋上に来るまで待ってもいいんですけど、時間かかるので。

 

というわけで今回は戦力特化でチームを組みます。めぐねえ!チョーカーネキ!ゴリラ!ジェットストリームアタックだ!

居残り組にはしっかり言いつけてから出ていきます。道中のかれらは近接でボコボコにしてやんよ。

あっ、おい待てぃ(江戸っ子)ドアに触れるんじゃねぇ!

 

「な、何だこいつ…!?」

 

ゴリラお前ほんとにさぁ……(クソデカため息)

何のためにドア閉めたと思ってるんですかね?モールデッド対策ですよこの野郎。

初めて見るこれまでと違う敵に困惑してますねぇ。まあプレイヤーで十分に片がつくのでいいですが。あーもうお前のせいで貴重な弾薬使っちゃったよ。

 

経験積むのはいいんですけど急がないとジュアヴォが来るんですよね。ここでさり気なくクイックやファットの存在にも触れることでAIが馬鹿なことするのを阻止することが出来ます。いくら初見だからって酸に突っ込むのは止めて*8

 

はい下に着きました。まだジュアヴォは校庭ですね。まずピニキが矢面に立ち…はい撃ってきました。言葉もかけたので今なら撃っても好感度は下がりません。ほらほらさがれさがれ、校舎を盾にするんだよ。

 

オラオラ!先に手を出したのはテメェらだ!よしよし。学園生活部*9のみんなも事情は分からなくとも敵だと認めましたね。やっぱりジュアヴォなだけあって狙いはお粗末ですねぇ!

めぐねえは手足を優先的に狙っていますがジュアヴォには逆効果です。だから速攻で決めにかかります。ピニキのヘッショ入りましたー!ガスマスクが落ちて複眼の顔面が衆目に晒されます。

 

「っ人間じゃ……ない!?」

 

これで遠慮なくめぐねえも弱点を狙いにいきます。

 

近接二人が近づけないのですが、この二人は保険ですので大丈夫です。

6体中4体が倒れましたね。よしよし、って内2体が変異しましたね。ジュアヴォって頭撃っても変異するので油断出来ないんですよね。

 

えーと、今回はルウカ・ベデムとグラヴァ・スメッチですね。

ルウカ・ベデムはメジャーな変異体で腕が硬質化して盾みたいに、グラヴァ・スメッチは上半身がクワガタの顎みたいになって挟み殺そうとしてきます。

 

どっちも硬いやつじゃないですかヤダー。まあ、ちゃんと適切に狙えれば案山子なんですけどね。グラヴァ・スメッチだけは弾薬が無駄になるので攻撃時に露出する弱点を狙いましょう。

 

「拳銃が効かない…!?」

 

めぐねえが硬質化した腕に鉛玉をぶち込んで見事弾かれました。これだから素人は…。

この位置だとヘッショが難しいので態勢を崩します。ピニキナイスゥ!私が足を撃った瞬間にヘッショ決めてくれました。まだ生きてるので油断せずやりましょう。

他のジュアヴォもあらかた片付きましたし、そろそろグラヴァも狙えるかな…?

 

あっ、また変異体……ってマズイですよコレは!

通常の変異と違ってサナギ化されるとより強力な個体になるのですが、それが二体。しかもサナギ化したら打つ手はないので楽なのが来るのを祈るしかありません!

頼むよ頼むよ〜楽な奴にしてくれよ〜。

 

知 っ て た

 

はーつっかえ辞めたらこの仕事(RTA)

 

出てきたのは〜、第三のゴリラことナパドゥと害悪の塊でしかないグズネドです。ナパドゥはともかくグズネドはひたすらだるいだけなので。しかも屋外で出てくるとか聞いてないよ〜。

 

ナパドゥはピニキに任せてグズネドを狙います。おっ、AMライフル解禁!ナパドゥが装甲ごと消し飛ばされました。やっぱ強ぇなピアーズ。これだからやめらんねぇんだよ。

 

グズネドって屋内じゃなきゃロクに当たらないんですよね…。そこは走者の腕でカバー…っておいどんどん上に向かっていきますがまさか…待て待て待て待て!チャート崩れちゃ〜う。

 

ってアーッ!なんでゴリラ捕まってんですかおいぃ!

アカン死ぬぅ!

あれグズネド死にました!何で?あ、バーナーの炎か。ゆきちゃんのファインプレー!

そしてチョーカーネキの渾身の一撃!バールをゴール(弱点)にシューッ!!超!!エキサイティング!!

 

NPCのナイスプレー気持ち良すぎだろ!

 

はあ…はあ…。何かイレギュラーはありましたが排除できたので続行です。疲れた。帰りはモールデッドもいないので屋上に直帰です。ま、まあ、弾薬も補充できたので旨味はありました…あったかな。

という訳で今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。

*1
ウマ娘

*2
親切なDQNとは?

*3
掌クルックル

*4
『完了』コマンド

*5
尚これでも一般キャラより正気度低い

*6
邪悪な笑み

*7
隠喩

*8
切実

*9
未発足



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