カオ転三次 カオス転生の片隅で (FakePusai)
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本編
覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part19


どくいも様の「カオス転生ごちゃまぜサマナー」更新を祈って初投稿です。



★覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part19

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part35

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part5

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

アホなことを繰り返すと遠隔呪術が飛んでくるぞ♪

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part18

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

191:名無しの転生者

 

恐山で修業や観光した後は陸奥市内の三ツ庵がおすすめ

海鮮丼が美味かった

高めちゃー高いかもしれんけど、東京とか都市部で食うよりは安いと思う

ttp://upload.xxx

 

192:名無しの転生者

飯テロやめろや!

 

193:名無しの転生者

良さそうな飯だけど、態々陸奥までいくのもなー

 

194:名無しの転生者

これは飯テロ罪ですね

ゆるせねえ

 

195:名無しの転生者

はー……うまそうだけどいくらなんよ

 

196:名無しの転生者

確かに東京で食うよりは安いかもだけど

用事ないやろ、あんな田舎

 

197:0能力

【朗報】俺氏、やっとネットに接続できた【ネット開通】

 

198:名無しの転生者

魚より肉のほうがうまいやろ

 

199:名無しの転生者

それより山梨の中田食堂もええで

山梨支部から近いし

 

どっから仕入れてるかわからんけど、山の幸定食が

ボリューム有って美味かった

 

200:名無しの転生者

>>197 誰よ?

 

201:名無しの転生者

山の幸ってどっから仕入れてるんだよ

 

202:名無しの転生者

年取ってくると魚のほうが美味く思えてくるから肉とかちょっと

でも山菜とかならウェルカム

 

203:名無しの転生者

そもそも本当に山の幸なんですかね

修業を思い出して胃の当たりが……

 

204:名無しの転生者

>>197 ひさびさじゃーん、生きてたのか

 

205:名無しの転生者

新人か?

お茶をお出ししろ!

 

206:名無しの転生者

>>203 ばかやめろ!

修行を思い出すだろ!!!

 

207:名無しの転生者

ショタおじ特性の修業食はおいしゅうございました……

(霊力マシマシ、味ダメダメ、心ドロドロ)

 

208:名無しの転生者

>>197

新人さん?

じゃあまず、年齢(とレベルとスキルとシキガミとショタおじへの恨み言)を教えてくれるかな?

 

209:0能力

>>204 どーもどうも

 

>>208

15才、学生です

レベルとスキルは レベル9 ディア ヒートウェイブ タルカジャ 活脈

シキガミは…居ないです

 

ショタおじへの恨み言は……必要?

いや、厳しい修行の方で臨死体験させられたけど

体を切り刻まれたのが朝起きた時フラッシュバックして

あっ手足ある……ってなるのがつらいんですが

もう、ゆるさねえからなぁ?

 

>>205

(残念ながら新人では)無いです

でもお茶は頂きます。

 

210:名無しの転生者

おっ、割りと戦闘ガチ勢なスキル構成じゃん

うらやま

 

211:名無しの転生者

>>切り刻まれる

ヒエッ

 

212:名無しの転生者

厳しい修行は……ほんと心にもくるんや

 

213:名無しの転生者

ひさびさってなんかしてたん?

修業でどこか籠ってたとか?

 

214:名無しの転生者

学生なら真面目に勉強してたんやろ

知らんけど

 

215:名無しの転生者

厳しい修行はこわいなーとづまりしとこ

 

216:0能力

うちネット環境なかったんよね

今世の両親、悪い人じゃないんだけどそっち系に理解がなくて

いろいろあってようやく回線が開通しました……ADSLだけど

 

217:名無しの転生者

ADSLとかwwwどこの田舎だよwww

 

218:名無しの転生者

親のすねかじりじゃ大変だよな

 

かじるすねがあるうちに齧っておくもんや(しみじみ

 

219:名無しの転生者

そんな家でてきゃいいじゃん

そのレベルなら金ならいくらでも稼げるだろ?

 

220:名無しの転生者

まあよかったじゃんネットできるようになって

 

ちゃんとエロ画像検索した?

 

221:名無しの転生者

そもそも前はここにつないでたみたいだけど、その時はどうしたん?

 

222:名無しの転生者

まさか……イニシエの公衆電話から接続の術……?

 

223:名無しの転生者

えっ!9600ボーでインターネットを!?

 

224:名無しの転生者

できらぁ!

 

225:名無しの転生者

ピーヒョロロロ ピーブピブーピーガーー

 

226:名無しの転生者

おじいちゃんしかいないインターネットですね

 

227:名無しの転生者

その接続方法しってるの化石だろ

 

228:名無しの転生者

ちょっとしらない話するのやめてもらえます?

 

229:名無しの転生者

やめてくれKKS、その術は俺に効く

 

230:名無しの転生者

懐かしすぎて涙でるね

 

231:名無しの転生者

いやさすがにねーだろ

 

232:名無しの転生者

グレーの公衆電話だっけ?

 

233:名無しの転生者

音響カプラのほうじゃね?

 

234:名無しの転生者

何歳なんだよこの人たち……

 

235:0能力

さすがにその接続方法は知らん

 

中学の電算室という名のPC部屋から接続してました

先生も知識ないから割とやりたいほうでしたね

 

236:名無しの転生者

あやしいところに接続してエッチな画像を探すのははいけないと思います

 

237:名無しの転生者

エロが機器の進化を促すっていうし、多少はね?

 

238:名無しの転生者

カルトなおれらと繋がるのは、どっちがやばいんですかね?

 

239:名無しの転生者

(学校教育から考えれば)両方ですかね

 

240:名無しの転生者

つーかそのコテハンはなんなん?

前までいたらしーけど俺しんらし

 

事項紹介するんだよ、あくしろよ

 

241:名無しの転生者

零視ニキみたいなエピソードあるん?

 

242:0能力

きついほうの修業受けて見事覚醒したんだけど

 

なんのスキルも覚えなかったんで本スレのほうで愚痴ったらまあ

 

243:名無しの転生者

同期がなんらかのスキルを覚えたのに、こいつだけ覚えなかったかわいそうな子なんで

 

ただその時の顔は……思い出すと笑顔になれるZE☆

 

244:名無しの転生者

ttp://upload.xxx

ttp://upload.xxx

 

245:名無しの転生者

>>244 クソwww

 

246:名無しの転生者

>>244

1枚目の笑顔からのー

2枚目の驚愕顔www

 

247:名無しの転生者

外人2コマみたいなのやめろよwww

 

248:名無しの転生者

しゃーない、(この画像でコテハン名乗るは)ゆるしたる

 

249:名無しの転生者

>>248 ひどい話だ

 

250:名無しの転生者

さすがにこれはかわいそう……でも笑顔になれるね!

 

251:0能力

>>244 おいバカやめろ!

なんで残ってんだよ!!!

けしてくださいおねがいします!なんでもはしませんから!

 

252:名無しの転生者

ん?

 

253:名無しの転生者

ん?

 

254:名無しの転生者

ん?今なんでもするって

 

255:名無しの転生者

言ってないな

 

256:0能力

俺はもう少し真面目な話をしにきただけなのに

どうして、どうして……(現場猫

 

257:名無しの転生者

君の(霊能力者としての)生まれを呪うがいい

 

258:名無しの転生者

Twitterがある時代なら一時代を築けそうな顔芸だからね

しょうがないね

 

259:名無しの転生者

とりあえず保存しておかないとね

 

260:名無しの転生者

で、真面目な話ってなによ

 

顔芸より面白い話?

 

261:0能力

いや、依頼を受けた話なんだけど

学生ゆえに長距離移動とか、長期休みでもないと無理なんで地元近辺で依頼ないですかねーって探してて、よさげな依頼受けたんですよ

 

262:名無しの転生者

大人じゃないとさすがに専業はね

 

263:名無しの転生者

年齢の割にLv高いから専業かと

 

264:名無しの転生者

良さそうな依頼や霊地があっても遠いと

トラポート持ちが欲しくなるんだよな

 

265:0能力

依頼主:地元の霊能力者

依頼内容:異界探索の協力

待ち合わせ場所:実家の裏山

 

内容だけ見ると……普通っしょ?

 

266:名無しの転生者

普通だな…って思ったがえらい近いな

 

267:名無しの転生者

>>待ち合わせ場所:実家の裏山

その地元の霊能力者、顔見知りだったり?

 

268:名無しの転生者

近すぎてうらやまと見るべきか

実はど田舎に住んでると見るべきか

 

269:名無しの転生者

地元の霊能力者を名乗る無能力者あるあるかな

 

270:名無しの転生者

異界探索依頼なのにシキガミなくて大丈夫なん?

 

271:名無しの転生者

一回死んでTSしたどっかの大馬鹿よりはましなんじゃね

装備くらいは買うなり借りるなりしてるでしょ

 

272:名無しの転生者

依頼うける人にはシキガミが優先されるんだよね?

 

273:名無しの転生者

実は人修羅的な自分を鍛えるマゾ?

 

274:0能力

>>270 >>272 >>273

実家暮らしでヒト型シキガミは説明できねーからやばいです

 

275:名無しの転生者

息子が女性を連れてきて一緒に暮らすと宣言とか

近所のおばさん通信網で光すら超えるスピードで広がるやろ

 

特に田舎だと

 

276:名無しの転生者

一人ぐらしすりゃええやん

こちとら独り身なのに覚醒できんのやぞ

 

277:0能力

で、実は知り合いだったりするのかなって思いつつ

指定された待ち合わせ場所行ったんですよ

 

そしたら……何故か、かーちゃんと妹がおりました

 

278:名無しの転生者

は?

 

279:名無しの転生者

え?

 

280:名無しの転生者

いやさすがにそれはないやろ

 

281:名無しの転生者

覚醒したとに母親が霊能力者って気づかなかったん?

 

282:名無しの転生者

かーちゃんが霊能力者で且つ依頼主とか、いやーきついっす

 

283:名無しの転生者

今後どんな目でみれば良いか、分からなくなっちゃうね

 

284:0能力

お互いに頭に?を浮かべながらしばらくお見合い状態だったけど、「ガイア連合から?」って聞かれたので「そうです」って返したら、盛大にため息吐かれたね

 

285:名無しの転生者

息子が怪しげな霊能力者団体に所属してるとか、そりゃため息吐きますよ

 

286:名無しの転生者

その時点で家庭内争議勃発不可避では

 

287:名無しの転生者

実家とか、そのうち出ていくんだからええやろ

 

むしろ霊能力の事わかってる身内とか、利用するくらいの気持ちでイケや

 

288:名無しの転生者

身内だからこそ能力に不安なんじゃね。

 

うちに頼む連中、大体どこも切羽詰まってるじゃん

 

289:名無しの転生者

それはそう

 

290:名無しの転生者

知らない人より、不安かもな

 

291:名無しの転生者

で、かーちゃんと妹の能力はどんなもんだったん?

それとちゃんと依頼こなせたんか?

 

292:名無しの転生者

地方の霊能者が切羽詰まる = 雑魚スライムに手も足も出ない

とかだろ

 

293:名無しの転生者

油断するとやべーのもあるけどな

 

294:名無しの転生者

やばいっす ⇒ やばく無い

だいじょうぶです ⇒ やばい

みたいなのが体感としてあるね

 

295:名無しの転生者

ガチにやばくなると地方の霊能力者じゃ感知できないレベルになるからな

 

296:名無しの転生者

根願寺がわるいよー、根願寺が

 

297:0能力

>>291

依頼こなすのに実力を知りたいって断ってアナライズさせてもらったけど

母:Lv3 ザン

妹:Lv1 ハマ

なんか手製の符を使った符術を使ってた

 

298:名無しの転生者

弱い!……弱いのか?

 

地方の霊能力者とみると普通か??

 

299:名無しの転生者

いやマシなほうじゃね

霊能力者(笑)とか実力者(笑)みたいな連中と比べれば

 

300:名無しの転生者

符の補助を使ってスキルつかえるなら上澄みじゃね

 

301:名無しの転生者

そりゃ俺達と比べれば弱いかもしれんけど

俺が相手してきた霊能力者達と比べるとマシなほう

 

302:名無しの転生者

それよりさ、異界のほうはどうだったん?

そろそろ異界攻略にチャレンジしようと思ってて気になる

 

303:名無しの転生者

俺も俺も

 

304:名無しの転生者

本スレだとなんか高レベルな異界の話が多いからな

 

Lv20超え向けダンジョン話とか、まだ必要ねえやつが多いからな

 

305:名無しの転生者

Lv3とLv1が攻めあぐねている異界だろ

他の異界(笑)よりはハードなんじゃね

知らんけど

 

306:名無しの転生者

ほらスキルだけだと相性とかあるし

 

肉弾戦の場合はゲームみたいにいかんからな

 

307:名無しの転生者

スキル覚えてるだけ優情だろ

 

なんか魔法を唱えるっぽいだけの、地元の霊能力者とかいうのにあたって殺意覚えたからな

 

308:0能力

で、うちの裏山

頂上にちょっとした祠があるんだけど、そこが異界の出入り口になってて、入ったら地獄だったね

 

309:名無しの転生者

え、そんなにきつかったん?

入ったらLv50くらいがコンニチワしたん?

 

310:名無しの転生者

よく生きて帰ってこれたな

 

311:名無しの転生者

霊視ニキは最初の依頼で異界攻略してるし……

 

312:名無しの転生者

比喩かもしれないし?

 

313:名無しの転生者

出入り自由だったん?それとも閉じ込められる系?

 

314:0能力

>>309 情景が仏教でいうところの地獄だった

血色の川と荒野が広って、寒々しいような?

 

315:名無しの転生者

地獄つったらヤマ様おった??

 

316:名無しの転生者

三途の川渡ってないのに地獄行きとはたまげたなぁ

 

317:名無しの転生者

閻魔大王のほうじゃねえの?

 

318:名無しの転生者

地獄風世界で雑魚もそれにあわせてだったん?

オニとか結構強いはずよな

 

319:名無しの転生者

作品によって違ったけど新4あたりだと25くらいだっけ?

Lv9じゃ確実に死ぬな

 

320:名無しの転生者

異界がそう見えるだけで、メガテン的な地獄じゃねーべ

SJじゃショッピングモールもあったしよ

 

なによりメガテン世界ならカロンに金払えばワンちゃん生き返れるんだぞ

 

321:名無しの転生者

ここが新女神転生系の世界ならそうかもな

 

322:0能力

ヤマ様も閻魔様もあってねえな

 

でてくる雑魚は餓鬼とオンモラキくらいで、ボスがトゥルダクだった

倒したら異界崩壊しちゃったし、ちょっと惜しかったなー

 

323:名無しの転生者

でもおれたちは主人公じゃねえし、死んだら普通に三途の川渡ってあの世行きじゃねえかな

 

324:名無しの転生者

>>おしかった

まあ分かる。俺も近くにレベル上げに適した異界あったら使うし

 

325:名無しの転生者

ガキもオンモラキも作品によってレベルにばらつきあるけど

話っぷりからするとそこまで強くなかったんかな

 

326:名無しの転生者

カーチャンと妹のスキルで弱点突いたんだろ

 

327:名無しの転生者

ガキとオンモラキの弱点なんだっけ?

 

328:名無しの転生者

覚えてる限りだが

ガキ   :火炎 衝撃 破魔

オンモラキ:氷結 衝撃

 

329:名無しの転生者

お前さんのかーちゃん、ザンつかえるなら無双できんじゃね?

 

330:名無しの転生者

まーでもLv3だとMP少なそう

雑魚の湧き具合次第か?

 

331:0能力

>>326 >>328 二人のスキルは弱点つけたけどレベル低すぎてガス欠も早くてな

とりあえずガイアカレー食わせて雑魚は俺が全部処理した

 

一応、レベリングスポットになりそうな異界だったし、もったいないから、かーちゃんにボス倒すの?って聞いたんだけど

「異界の主を倒さなければ異界が成長する

 

 成長した異界は私達が暮らす世界を滅ぼすでしょう

 

 だから今、封印しなければならいのです」

って断られたわ

 

332:名無しの転生者

封印しなければならいのです(キリッ

って感じだな間違いない

 

333:名無しの転生者

文章から感じる引き締まり

 

334:名無しの転生者

現地霊能力者あるあるっすね

さすがにそのレベルで世界は滅ばねーよってな

 

335:名無しの転生者

迫真の顔で言われると、「お、おぅ…」みたいな反応しか返せないわ

 

336:名無しの転生者

>>335 えらいじゃん

俺なんて笑わないようにするのが精一杯

一応大人だし、そういうのは馬鹿にしないようにはしてるんだが……やっぱつれえわ

 

337:名無しの転生者

前に笑わないように顔を逸したら

なんか同情されたと思われたこともあるわ

 

338:0能力

>>332

メッチャ真剣な顔だったから、「キリッ」って感じで、見てられなかった

この程度で世界は滅ばないよって言いたかったけど我慢した

 

まあそんなわけで異界攻略したけど

報酬の現金はガイア連合の手数料引かれてたけど全額かーちゃんに返したわ

 

別途マッカとドロップ品の収入はあったから完全なマイナスってわけじゃないけど

レベリングスポットだけは惜しかった

 

339:名無しの転生者

>>338 聖人君子かな?

 

340:名無しの転生者

はー、親孝行な息子さんやー

 

341:名無しの転生者

>>338

いやお前がやった仕事の報酬なんだから貰っておけよ

 

342:名無しの転生者

最悪マッカさえ入手できればガチャもできるし

 

343:名無しの転生者

ガチャ基準は良くないと思うんだけど?

 

344:名無しの転生者

ガチャは悪い文明!

 

345:名無しの転生者

ガチャは悪い文明、破壊する!

 

346:名無しの転生者

でもよく倒せたなトゥルダク

あれ作品によっては強かったよな?

覚えてる新1だと40代じゃなかったっけ?

 

347:名無しの転生者

5だと10代前半だったような覚え

異界の強さ次第なんかね

 

348:0能力

>>346

温存したスキルをガンガンつかってもらってHP減らした後

自己回復しながら肉弾戦でなんとか倒した

アナライズアイテムつかったらLv11で弱点衝撃

ボス属性でHP増えてたけど、殴り愛しかできないんで泥臭くなぐりあった

やっぱ肉弾戦痛いわ

 

349:名無しの転生者

よく肉弾戦できるよな

俺は一回スライムと殴り合って懲りたわ

 

350:名無しの転生者

スライムと侮ったやつは大体痛い目みてるからな

殴られるとタンスの角に小指ぶつけたみたいな痛みがくるからな

 

351:名無しの転生者

雑魚は雑魚だがゆっくり動くんじゃなくてG並な速度で近づいてくるからな

大体のやつはビビって足が止まっちゃうし

 

352:0能力

ボス戦前、かーちゃんくっそ気合入ってたけど……

 

でもLv3なんだよなーって……って冷静になると悲しくなったわ

 

353:名無しの転生者

>>352 Lv3じゃな…

 

354:名無しの転生者

自分の実力を測れない地元霊能力者じゃままあること

元気だしなよ

 

355:名無しの転生者

未覚醒者よりマシと思うか

中途半端は怖いと見るか

 

356:名無しの転生者

かーちゃんと妹さんもキャリーしてLv上げといたほうがいいんじゃね

大破壊後を見据えるならさ

足引っ張られても困るし

 

357:名無しの転生者

つ成長限界の壁

 

358:名無しの転生者

つやる気の壁

 

359:名無しの転生者

で、成長限界どうだったん

 

360:名無しの転生者

成長限界低いと徒労感もすごいしな

 

361:0能力

一応異界攻略後みんなLv上がって

母 :Lv4/10 ザン ジオ

妹 :Lv3/12 ハマ ディア

祖母:Lv3/15 ザン

だった。さりげにばーちゃんが一番成長限界があってびびったぜ

 

362:名無しの転生者

まあ、悪くはないな

現地民にしては

 

363:名無しの転生者

二桁いくならええやん

オレの知り合いなんて覚醒したけど6Lvが限界で悲しかったわ

 

364:名無しの転生者

ばーちゃんも霊能力者とか、女系霊能力者の一族なん?

それとも実は恐山あたりのイタコとか繋がりあるん?

 

365:名無しの転生者

書いてないけど父や祖父はどうなんよ

 

366:名無しの転生者

大したことないんだろ?

 

367:名無しの転生者

スキル構成からみるに妹さんのよそからやってきた感

 

368:名無しの転生者

お前は橋の下から拾ってきた子なんだよ

 

369:名無しの転生者

そういうのいいから……

 

370:0能力

なんか裏山の異界の管理者として戦国時代あたりに土着した一族らしくて

裏山に異界ができると立ち入って封印と言うか異界を破壊してるってさ

 

初代さんはしらんが、女が婿取って繋いできたってさ

だから親父もじーちゃんも婿入らしい。

 

50~100年に一度地獄の門が開くみたいな伝承らしいよ

 

371:名無しの転生者

まじで現地霊能力者ぽい出自じゃん

 

372:名無しの転生者

これは霊能力者一家のエリート(笑)ですね

 

373:名無しの転生者

いや上の方のスキル見る限りわりとエリートだろ

俺なんてアギ覚えてるけど、スキル少ねえしとっちらかってるぞ

 

だから運営はよシキガミ、よ こ せ

 

374:名無しの転生者

遠距離攻撃無いのだけは痛い、これは痛い

 

375:名無しの転生者

自分の実力がいまいちだと死んでしまいます、だからシキガミを購入する必要があったんですね

 

376:名無しの転生者

順番待ちがなー

 

377:名無しの転生者

シキガミ無しで異界攻略する0能力君はマゾということでひとつ

 

378:名無しの転生者

俺もシキガミ買えたら異界攻略するんだけどなー 俺もな~

 

379:名無しの転生者

シキガミ購入するためには覚醒しなければならい、だから厳しい修行をこなす必要があったんですね

 

380:名無しの転生者

やめろ

 

381:名無しの転生者

>>379 やめろって!

 

382:名無しの転生者

>>379 ここに普通の修行をしてる人もいるんですよ!

 

383:名無しの転生者

まだ未覚醒がおるってまじー?おそくなーい?

 

384:0能力

>>374 気にしてるんだからヤメロ

 

で、依頼料は返したけど代わりにネット回線引いてくれって頼んで引いてもらった

これで依頼も修行もはかどる、はかどる

 

385:名無しの転生者

>>383 ふぁっこふぁっこ

 

386:名無しの転生者

そこで最初にもどるのな

 

なんか親のお手伝いしてお小遣いもらうみたい

 

387:名無しの転生者

お手伝い(異界攻略)

 

388:名無しの転生者

お手伝い(悪魔を殴り殺す)

 

389:名無しの転生者

お手伝い(一緒に地獄へ)

 

390:名無しの転生者

うーんこの

 

391:名無しの転生者

おわりだねこの国

 

392:名無しの転生者

  終

制作・著作

━━━━━

 ⓃⒽⓀ

 

393:0能力

いいたことは大体こんなとこや

すまんかった……なんかやたら衝撃だったんで愚痴りたかったんだ

 

394:名無しの転生者

親の裏の顔をみちゃったらね、しょうがないね

 

395:名無しの転生者

親の裏の顔

 

なんか……えっちだと思います

 

396:名無しの転生者

0能力君の人生の転機はわかったから

 

なんか西の方の旨い飯ないん?

こんど九州いくんだけど

 

397:名無しの転生者

飯のスレじゃない定期

 

398:名無しの転生者

福岡でラーメン食ってろ

 

 




掲示板なら私でもできるかと思って書いてみても
どくいも様のように軽妙洒脱にならないぞ……?


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六道 美恵子、京子

掲示板に登場した母と妹が何考えてたかを書くことによってガイア連合内と一般霊能力者の意識差を書いてみたかったので初投稿です。


六道 美恵子

20XX年6月XX日

G県YY市ZZ村遠富士山

 

――異界 14時05分

 

「切り裂け!!【ヒートウェイブ】

 

どうしてこうなったのか。

今、目の前で裂帛の気合と共に刀を振りぬき、魑魅魍魎たる悪魔を切り飛ばしているのは私の息子だ。

 

悪魔というものは、本来であればそう簡単に切れるものではない……ないはずなのに豆腐を包丁で切るがごとく切り刻まれている。

薄暗い異界でもその振りぬかれる刀身は見事なもので、鍛えた刀匠の匠を感じる。

 

残った一体が何分割かにされる。

今日の夕食はなににしようか、豆腐をつかうから鍋にしようかしら。

 

そんな現実逃避をしてしまうような非現実的な光景。

どうしてこうなったのか、いまだに分からない。

 

「ちょっと兄貴! あぶない!!」

「うぉ、あっっぶね」

 

娘が警告の声を上げる。

息子は焦った声をあげながら、地獄の餓鬼に見える悪魔が放つ氷の飛礫を避け、返す刀で首を跳ねる。

悪魔から無造作に放たれている氷の飛礫とて、軍隊が撃つ銃弾に近い速度を持つ。

私では、多分避けられないだろう礫を息子は躱している。

 

何故息子は避けられる?

何故息子は悪魔を斬れるのか?

 

息子はよくわからない子だった……

手がかからず勉強も、家の手伝いもする子だった。

母からは

 

「子供がこんなに手が掛からないとか……まさか知恵遅れじゃあるまいなぁ……心配じゃ」

 

自分の孫だというのに、とても失礼な事を言われていたが、娘が生まれるとそれを実感した。

よく泣き、喚き、我儘で、よく寝、よく起きた。

私も夫もヘトヘトになりながら子育てをした。

それと比較すれば、手のかからない子なのだろう……

 

「ママ大丈夫? なんだかぼーっとしてるけど」

 

「母さんしっかりしてくれよ、油断してると死んじまうよ?」

 

はっと意識を取り戻す。

前回の異界攻略に比べ、あまりにも楽だったことから自分の考えに沈んでいた。

油断は死につながるというのに、いけないと自分を心の中で叱咤する。

 

息子の後ろで倒れた悪魔達がマグネタイトの霧となって消えていく。

手持ちの刀を納刀し、霧の後残るものを漁る息子。

 

「ごめんなさい、大丈夫。

 

それよりそろそろ異界の奥地だし。異界の主も近そうだからいったん休憩します。」

 

半分ごまかすように言いながら子供たちを休ませる。

 

「まー私は疲れてないけど、兄貴の方はお疲れのようだし?」

 

「そういう言い方はないんじゃないですかねぇ、京子。

 

 仕事はきちんとするさ」

 

子供たちがじゃれあっているが、私は体と心を休ませながら、ここに至った経緯を思い出す。

私たちが今居るこの異界が生じた時、ついにこの時が来たかと思った。

 

私たちの一族は代々この地に住まい、異界が生じた際に速やかに封じる為生きてきた。

概ね50から100年に一度、地獄の門が開き溢れ出ると、そんな言い伝えに基づき修業し備えてきた。

 

前回の異界発生は、凡そ70年ほど前という。

その時は曾祖母と祖母が異界に突入し封印したと母に聞いている。

 

我家は、どこにでもあるような表向きは兼業農家、だが裏向きとしては異界管理者だ。

異界管理の秘事は代々女性にのみ伝えられてきたことから、夫は霊能力関係の話は何も知らない

市役所勤めで、繁忙期のみ農業を手伝うという一般的に見られる農家。

そして農家の常として、忙しくなれば当然息子も娘も駆り出す。

 

私も子供の頃は手伝いがいやだった。

他の子は遊んでいる中、なんで私はと当時は思ったものだった。(私の子供の頃は付近の家も農家が多かったので我慢はした)

今は、娘はイヤイヤ、息子は諦観したように手伝ってくれた。

 

そんな良い子であるところの息子にも転機がおとずれた。

 

中学三年の夏休みに(めずらしく)旅行に行き、帰ってきたらどうやら霊能力者として目覚めていた。

息子は旅行が楽しかったとしか言わなかったが、霊能力者に覚醒する旅行とはいったい?

さすがに詳細を聞き出さなければとあれこれ言ってみたが、息子は言を左右にするばかりではっきりしなかった。

聞き出せたのは、”ガイア連合”とかいうサークルの集まりで”星霊神社”に行ったという事だけだ。

 

息子が霊能力者に目覚める旅行に驚いたが、我家は女系で繋いできた家であり男は家を出る運命、ゆえにそれ以上は聞かず……諦めて放っておいた。

逆に言えばそちらの道にも進めるようになったのであり、細い繋がりであり根願寺を通してどこかに紹介しようか、そんな空想すらしていた。

後から考えればこの事を甘く考えていたのかもしれない。

 

さて裏山に異界ができ、成すべきことは何か……異界の封印である。

符を揃え、霊的装備に着替え、母に伝え、そして異界の入口前に立つ。

震えがきたのは恐怖か武者震いか。

意を決して異界に突入する――

 

――結果は惨敗である。

 

確かに私と娘の攻撃は異界の悪魔にも効いた。

だが異界の主に合う前に精神力MPが付きた。

ご先祖様の日記に記された道程では、異界の主までは遠くなく又悪魔の数もささやかな物であるはずだった。

 

「ちょっとママ、これやばいよ!」

「分かっているわ……一旦撤退しましょう」

 

悪魔の群れから逃げるような撤退。

忸怩たる思いがある。十二分に修行し、十分だと思っていた力では異界の封印に足りなかった。

 

「来週また、挑戦する。京子、準備するのよ」

「えーマジー??」

「マジよマジ。これじゃなんのために修行してきたのか、六道のご先祖様に顔向けできないわ」

「誰かもっと強い人に協力依頼したほうがいいんじゃない?」

 

嫌がる娘を宥めすかし撤退する。

次回こそは……その気持ちで準備を行い再度突入した異界は――成長していた。

 

――成長していた。

 

明らかに悪魔の数が増えている。

2対1での戦いであれば有利だったが、相手が2体、3体と増えると厳しい戦いとなった。

 

そして、前は書き割りのように感じた風景がより解像度を増していた。

血の川と針山だけがあるのっぺりした空間だったものが、鬼や餓鬼、そして責められる人々が増えた。

 

これが異界の成長かと恐怖した。

きっと進んだ先、地獄が現世に溢れるのだろう。

 

こうなればなりふり構えないと、根願寺にヘルプを頼んだがどこも手一杯で手伝えないと聞き絶望した。

だが、知り合いの僧が一つ教えてくれた。

【ガイア連合】、そこに頼めばあるいは助攻が得られるかもしれないと。

 

【ガイア連合】、息子が旅行に行き参加したという団体。根願寺にすら認知されていることは相当な力を持っているのか?

わからない部分があるが、今は猫の手でも借りたい。

教えてもらった連絡先に連絡をとれば霊能力者を派遣すると快諾された……これは天佑かと思ったものだった。

 

だが……集合場所の裏山にある神社前に来たのが息子だったのは驚愕だった。

たしかに【ガイア連合】の関係者なのかもしれないが、本当に息子に実力があるのかわからないが。

派遣されるということはそれなりに実力があるのだと自分を納得させた。

 

そしてその戦闘力はすぐ証明された。

 

私と娘が一対一でなんとか倒した悪魔を無造作に切り捨てていく。

見た目が弱弱しくとも熊と同等の力と耐力を持っている悪魔を、刀程度で打ち払えるとは思わなかった。

まず視えなければ効果が無く、どのような強力な兵器でも意味をなさない。

悪魔がいる場所を爆破するより、視える者がそこらの石で殴りかかったほうがダメージを与えられるのである。

 

そして手に持つ刀からは私でも霊力を感じる業物だ。

こんな装備を大量にもっている団体なのか、息子がすごいのか。

座れそうな岩に腰掛けてここに至る道程を思い出していれば、息子はなにか……キャンプキットじみたものを取り出し、何かを茹でている。

レトルトカレーが入っていそうなパウチだがなにかのアイテムだろうか。

 

「兄貴、なにしてんの?」

 

「見てわかんねえ? カレー温めてんのよ」

 

「いや見ればわかるけど……なんでここでカレー、意味わかんないんだけど」

 

本当に何故カレーを茹でているのか、おまけにサ○ウのご飯まで用意されている。

 

「見た目はただのカレーだが徐々に体力HP精神力MPを回復するすぐれものだぜ。

異界じゃ時間感覚がおかしくなるけど、お昼すぎだろ、食っておくべきだと思うぜ?」

 

息子が自分の分を食べながら私達に勧めてくる。

狐につままれような気持ちだが、せっかく持ってきたものだからと私も娘も食べる。

たしかにすこし体が楽になっているような気がするが、普通のレトルトカレーに思える。

 

やはり不思議な息子だ。

 

さて食事を終え人心地つき、魑魅魍魎を(主に息子)が切り払い更に歩を進めれば見えてくるのは扉である。

隙間より霊力が漏れ、中にいるのは多分この異界の主だろう。

知らずのうちにつばを飲み込む。

 

「母さん、本当に異界の主を倒すのかい」

 

「ええ」

 

何を言うのか、この地にできた異界を封じるのがこの地に根付いてきたわが家の存在理由だというのに。

 

いえ……もしかして異界の主を恐れているのかもしれない。

私たちと違い息子は悪魔と切り結んでいる……つまりは肉弾戦だ。

今までの戦いでも、肉体が傷つき血を流していた。

息子は(驚くべきことに)回復の魔法を使えるがゆえ、自らを癒しながら戦っていた。

……人は傷つけば痛みを感じるのだ。

 

異界の主は強敵だ、強敵と戦えばそれだけ苦しむ。

恐れることを非難は出来ない。

符術を使い遠距離で、なるべく傷つかないように戦ってきた私たちよりは辛いのだろう。

熊なみの生物と肉弾戦など私には耐えられない。

 

「大丈夫よ、母さんも全力を出すわ」

 

道中の悪魔達は、息子が薙ぎ払っていた。

そのおかげで精神力(MP)に余裕がある。

全力を出す余地があるはずだ。

 

母として先輩霊能力者として情けない姿は晒せない。

 

扉をくぐった先に見えた悪魔は、骨の姿に剣をもっていた。

 

「あー、母さんに京子、あいつの弱点は衝撃に破魔だ。

魔法は倒れない程度にがんがんつかってくれ。

こっちの精神力MPとあっちの体力HPどっちが先に尽きるかの勝負なんでがんばってくれ」

 

何故そんなことを知っているのか。

「ちょっと、何を知っているの玲治」

 

一歩前に出る息子は言う。

「質問は後にしてくれ母さん」

 

「兄貴大丈夫なん?、軽く言ってるけどめっちゃ強そうなんだけど??」

 

「なんとかなるっしょ、トゥルダクだし。

 

よし、俺の大学生活の為に!!、死ねよやーー!!」

 

何を言っているのだ……

 

 

死闘の末に悪魔は倒れ、マグネタイトの霧となってきていく。

 

肩で息をするほどに疲れたが、何故だろう、人として位階Lvが上がった気がする。

息子は血だらけだが元気そうだ。

切られる度回復していたからか服は切られていても肌はきれいだ。

 

疲れたのか座り込む娘は叫ぶ。

「あーーー ようやく終わった!!。もー、汗びしょびしょでめっちゃ気持ち悪いし……それに兄貴も血だらけで映画のヤラレ役みたいじゃん」

 

「もうちょいなんだから座り込むなって、それに異界が崩れるんだとっとと退散するぞ。

母さんも行こうぜ。ここは風景が寒々しすぎる。」

 

「ええ……終わったのね」

私の脳裏を去来するのは役目が終わってほっとした気持ちと、

 

「依頼はね」

 

「早く帰ってお風呂入ろ、あっでも沸かすところからか、とりあえずシャワー?」

 

子供たちが来た入り口をくぐる。

私の後ろで異界が崩れる音がする。

 

出た先は山頂のちいさな祠だった。

時刻は夕刻となり、夕日が沈んでいく山並みとカラスの鳴き声が聞こえる。

生きて帰ってきたのだと実感した。

 

さてこれからどうするか。

いや日常が帰ってきのだと、そして私の子孫がまだ発生した異界を封印するのだ。

 

「あー……母さん、ちょっと頼み事があるんだけど

今回の手伝いの報酬ってわけじゃないんだが」

 

一体どんな頼み事がとびでてくるのか。

 

だがでてきた頼み事は自宅にネット回線?を引いてくれというものだった。

 

 

やはり息子はよくわからない。

 

 

――

 

六道京子

20XX年6月XX日

G県YY市ZZ村遠富士山

 

――異界 18時31分

 

兄貴はよくわからん存在だったが、一緒に戦ってさらに分からなくなった。

 

ウチの兄貴は昔から大人っぽくはあった。

よく言えば老成しているし、悪く言えばじじむさかった。

 

世の中の兄という存在は、そんなもんかと思っていたが、学校の友達はもっとサルみたいな存在だって言ってた。

自分のことしか考えずわーわーうるさい存在だって。

 

まじかよ、うちのと全然違うじゃんって思ったのも懐かしい。

とはいえ優しいって感じでもなかった。

少なくともデザートのプリンはくれなかったし。

 

そんな兄貴が少し変わったのは、中三の夏休みに一人で旅行に行った後だ。

 

そのころ、もう私もママから修業をつけられ覚醒者になっていたから、帰ってきた兄貴が覚醒したってのが分かった。

 

数日修業するだけで覚醒するとか嘘やん……。

私は数年間あれこれやって、やっとこさ覚醒したっていうのにマジずるい。

 

後でママにうちの一族の男で覚醒者がいたか聞いたけど、記録には無いって言ってた。

レアキャラというやつなのだろうか、よくわからない。

それにママも覚醒者なんだから、兄貴が覚醒したのがわかるはずなのに何も言わない、なんでよ。

 

うちは女系だし、男とはそのうち独立するからほっといてるのか。

 

そんな感じで日常を過ごしているとママが深刻な顔をして山の方を見ていた。

もしかして役目を果たすときがきちゃった感じ?

 

「京子、準備をしなさい。一族の役目を果たす時がきました」

 

ママのガチトーンにびびりながら。

「分かったわ、ママ」

とは返事をしたものの、嫌なんですけど?

 

はー、なんで私のときにきちゃいますかねぇ。もっと前にきてくれればおばーちゃんとママが封印に当たったのに。

さすがに今のおばーちゃんは年食ってついてこれないし、しゃーないのかな。

 

で、まあいけるんじゃね?って気持ちで突撃した異界はマジやばかった。

なんかお腹がでている人?みたいなやつや、捻くれた鳥?みたいな悪魔だったんだけど。

これまたつえーのなんのって。

ママと私が符術を使えばふっとばせるけど、敵もさるもの、避けたり、こっちを殴ってきたりしてくる。

そうこうしているうちに精神力MPが尽きちゃって逃げる羽目になっちゃった。

 

で、気合をいれた2回めの突入もだめで、人を呼ぶことにしたんだって。

ママは「このままでは現世に地獄が溢れてしまう」とか言ってたけど、さすがに大げさなんじゃないかな。

 

三度目の正直ってことでお手伝いを読んで挑戦ってことで、やってきた来た人を見てみればなんとなんと兄貴である。

ママも兄貴も固まってたけど、能力あるなら最初から手伝ってほしかったわ。

 

で兄貴の霊能力者としての能力だけど、これがマジつええ。

私達が苦労した悪魔たちをばっさばっさと切り捨てるの。おじーちゃんが見てる時代劇の主人公みたい。

少なくとも学校の剣道部の人たちよりはその剣裁きは速かったね。

 

途中休憩で何を取り出したかと思ったらキャンプ道具みたいの取り出してなんでかカレー茹でてるの。

もしかして兄貴はここをキャンプ地なんかと勘違いしていらっしゃる?

味はまあ普通だったけど、なんか霊力的にいい食べ物らしいけど、なんでカレーなんよ? お腹へってたから食べたけど。

 

異界の主の部屋の前にきたら、さすがの私でもわかるくらいびんびんにやべー悪魔の気配がしてきてびびったけど、兄貴は全然平気な顔してる。

図太いのか大物なのかわからないけど、頼もしくはあった。

異界の主は剣もった骨、すげー速さで振り回してるけど、兄貴も避けたり切り払ったりして互角に戦ってんのまじやべーわ。

私の聖なる力ハマとママの衝撃波ザンが効くみたいで力の限り撃ったら異界の主が死んだ。

いや異界の主も兄貴も早すぎて、いい感じに止まったり止めてくれるから撃って当たったけど、私とママだけじゃずんばらりと切られて終わりだったかな。

そういう意味では兄貴いないと詰みだったかもしれない、でも「よし、俺の大学生活の為に!!死ねよやーー!!」って何?

兄貴大学行きたかったんか。

 

いやーお役目(笑)をなんとか終わらせたからか、すごいスッキリした。

私の生きてるうちは次のは来ないから子孫に期待ってことで。

 

 

その後兄貴の縁でいろいろ霊能力関係のわりのいいバイト紹介してもらったし。

持つべきものは良い兄貴よね!

 

 




書いてみたけど難しいっすねこういう文章
次は掲示板になる予定

主人公の家族構成
本人:六道 玲治
母 :六道 美恵子
妹 :六道 京子
父 :六道 一郎
祖母:六道 春子
祖父:六道 宗次

ペルソナ1のキャラとは関係無いです
(設定した後にレイジがいた事を思い出した)


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part53

勢いだけで書き始めたこの三次創作を読んでくださる方や、感想くれる方がいることに感謝の初投稿です。


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part53

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part60

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part12

http://xxxxxxx

 

設立された山梨支部について語りたいなら

ガイア連合山梨支部スレ その25

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その10

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

飯の話だけでスレを埋めるんじゃないぞ

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part50

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

693:名無しの転生者

今回のガチャはもらったぜ

何故なら開運の神社にお布施ぶちこんできたからな!

 

A賞の【ランダマイザ】はもろたで工藤!

 

694:名無しの転生者

なんやて工藤

 

695:名無しの転生者

せやろか工藤

 

696:名無しの転生者

ほんまか工藤

 

697:名無しの転生者

笑止!

開運のお守り@技術班

を手に入れた俺には勝てんな!!

 

698:名無しの転生者

人型以外のシキガミにした拙者

B賞の【人化】を狙うでござる

 

……いつになったら手に入るやら

はよ一般販売して運営さん、役目でしょ!

 

699:名無しの転生者

本日のラッキー方向は北北西、祈りながら引けば……チャンスが!?

 

700:名無しの転生者

開運

ププ( ´_ゝ`)

 

701:名無しの転生者

どうして人はガチャの為にオカルトに嵌るのか……

 

702:名無しの転生者

統計、統計がすべてを解決する!

 

703:名無しの転生者

愚かなり……

 

704:名無しの転生者

俺たち自体がオカルトの最たるものだからね、しょうがないね

 

705:名無しの転生者

前世でもガチャにはオカルトがつきものだったからね

かくいう私も前世じゃ一通り試しましてね(遠い目

 

706:名無しの転生者

ガチャ話はよそでやれ

 

707:名無しの転生者

山梨支部スレか、ガチャスレでやれよ

 

708:名無しの転生者

ガチャとかあたらねーし

はいはい、やめやめ

 

709:名無しの転生者

>>708

じゃあ今回のガチャは見送りか?

 

710:名無しの転生者

いや、やるけど

 

711:名無しの転生者

やるんかい11!!

 

712:名無しの転生者

引かなきゃ当たらないからね、しょうがないね

 

713:名無しの転生者

(´・д・`)モー 闇鍋ガチャ始まるとどこもガチャ話ばっかなんだからな

 

714:0能力

【何故】俺氏、婚約者が生える【嘘でしょ】

 

715:名無しの転生者

みんな自分のシキガミちゃんをより良くするために当てたいからね、しょうがないね

 

716:名無しの転生者

>>714

0能力君がまたへんなことしてる……

 

717:名無しの転生者

童貞の妄想乙

 

718:名無しの転生者

童貞こじらせてイマージナリー婚約者とか、かわいそうに

 

719:名無しの転生者

婚約者って生える者でしたっけ?

 

720:名無しの転生者

実はきのこを婚約者だと思って……?

 

721:名無しの転生者

婚約者ができるとガチャがあたる?

 

722:名無しの転生者

>>721

混ざりすぎだw

 

723:名無しの転生者

さすがにはそれないだろ

>>714

でも、なんでいきなりそんな話が?

 

724:名無しの転生者

実は自虐風自慢では?

( ゚д゚)、ペッ

 

725:名無しの転生者

俺もなー、依頼こなしたら娘をもらってくれって言われてなー

 

726:名無しの転生者

>>725

なにそれ

 

727:名無しの転生者

>>725

で、どうしたんよ?

 

728:>>725

>>726 >>727

娘(3X)だったので逃げました。

 

729:名無しの転生者

>>728

これは……廃品処理じゃな?

 

730:名無しの転生者

>>729

言い方ぁwww

 

731:0能力

>>717

ど、ど、童貞ちゃうわ

 

まあ順番に話すとな、ちょい前に地元の霊能関係の緊急依頼をこなしたのよ。

まじ緊急だったらしく、授業中に教頭が呼びにきてビビったわ

 

732:名無しの転生者

依頼関係で教頭登場とか、そっち系の学校なん?

 

733:名無しの転生者

教頭「0能力君、君はいけないバイトをしているようだねぇ(ねっとり」

 

734:名無しの転生者

いけないバイト:悪魔狩り

 

735:名無しの転生者

いけないバイト:異界探索

 

736:名無しの転生者

いけないバイト:ディアによる かみ の復活

 

737:名無しの転生者

婚約者どこいった。

 

738:名無しの転生者

変な場所で凶器振り回してるからね、しょうがないね

 

739:名無しの転生者

>>728 みたいに依頼人の娘でも押し付けられたのか

 

740:名無しの転生者

教頭ってハゲイメージがなんかある

 

741:名無しの転生者

分かる

 

742:名無しの転生者

ハゲがかわいそうだろ

 

743:名無しの転生者

|

|  彡⌒ミ

\ (´・ω・`) また髪の話してる・・・

 (|   |)::::

  (γ /:::::::

  し \:::

     \

 

744:0能力

なんで呼びにきたか言わないから、霊能力関係のあれこれがばれたかと思ってどきどきしながら着いて行ったら校長室で、入ったら校長と知らん人が居て、その人が依頼人だった。

 

745:名無しの転生者

旧約聖書によれば、ハゲと馬鹿にすると神に使わされた熊に食い殺されるからな

あまり馬鹿にするものではないと思うぞ

 

746:名無しの転生者

ハゲ乙

 

747:名無しの転生者

ハゲ、元気出せよ

 

748:名無しの転生者

4文字は心が狭い、はっきりわかんだね

 

749:名無しの転生者

全知全能なら髪生やしたれよな

 

750:名無しの転生者

髪も生やせず全知全能(笑)とか

 

751:名無しの転生者

自分がハゲだから同情したんだろ

 

752:名無しの転生者

流れるような4文字ディス、俺じゃなきゃ見逃しちゃうね

 

753:名無しの転生者

まったく、天使はふさふさなのにな

 

754:名無しの転生者

メガテンじゃ大体ヒト型だけど、聖書の記述通りの天使はヒト型じゃないからな

ふさふさの前に髪の毛が無い

 

755:名無しの転生者

そういやシキガミ開発の副産物で、人間に移植できる生体パーツがいろいろで開発されて

その中に植毛用の髪の毛もできてるとか聞いたけど、そういうの試さんの?

 

756:名無しの転生者

えっまじ?運営に問い合わせてくる!!

 

757:0能力

で依頼人は60代くらい?の紳士なんだけど、やたら憔悴しててなにこれって思ってたら携帯渡されて

出てみたらうちの受付だったんよ。

 

緊急依頼でその紳士宅異界化解決してくれって

 

758:名無しの転生者

授業中にバイトとはたまげたなぁ

 

759:名無しの転生者

学校に介入できるとか、その紳士なにものやん

 

760:名無しの転生者

裏の権力者だな間違いない

猫を膝にのせてワインを飲んでいるに違いない、俺は詳しいんだ(ぐるぐる目

 

761:名無しの転生者

学校にこれるんだから教育委員会とかじゃね

知らんけど

 

762:名無しの転生者

公私混同じゃん

 

763:0能力

>>760

当たらずといえども遠からず

 

後から知ったけど、県会議員で、ここらへんの盟主というかボスだったらしいわ

 

764:名無しの転生者

 

765:名無しの転生者

盟主か、俺の相手した人はやたらプライド高かったな……

金払いはよかったけど

 

766:名無しの転生者

地域のボスとか盟主の人、めんどくさい人いるよね

 

767:名無しの転生者

仕事だからやるけど、それはそれとして気持ちよく仕事したいよな

 

768:名無しの転生者

立場が人を作ってるのか、態度でかいの多いよな

 

769:名無しの転生者

>>763

その人はどうだったんよ

 

はよ解決しろって煽られたり?

 

770:0能力

どうも自宅に息子夫婦と孫娘が残ってたらしく

煽られはしたけど、仕事道具(装備)取ってから行きますって言ったら

パトカーで送迎されたわ、まじビビった

 

771:名無しの転生者

パwトwカwーwww

 

772:名無しの転生者

やーい犯罪者ー

 

773:名無しの転生者

地方とはいえ警察うごかせんのかよwww

 

774:名無しの転生者

>>772

ここにいるのは大体脛に傷あるだろw

銃刀法違反、凶器準備集合罪、脱税、etc etc

 

775:名無しの転生者

これでおまわりさん公認かぁ?

 

776:名無しの転生者

>>772

それ言ったらここにいるやつら大半がそうだから

 

777:名無しの転生者

権力って怖い、そう思った

 

778:0能力

>>772

次の日登校したら、クラスの奴に肩叩かれたり

「お勤めご苦労様です!」って言われたり

「むしょにいっても俺たち友達だぜ」って言われたり散々だわ

 

779:名無しの転生者

俺もクラスの奴がパトカーに乗ってどっかいったら同じ反応するわwww

 

780:名無しの転生者

お勤めご苦労様です^^

 

781:名無しの転生者

ちゃんとカツ丼出された?

 

782:名無しの転生者

あのカツ丼自費らしいで

 

783:名無しの転生者

>>782

えっまじ?

 

784:0能力

やめろ……やめろ(迫真

先生が家の都合ってことでごまかしてくれたけど

先生自身が、なんかあったら相談に乗るからなって信じてくれないですよね

 

785:名無しの転生者

俺たちの中から逮捕者第一号か

死者(仮)より遅いとは……がんばってるな俺たち

 

786:名無しの転生者

うーん……これはアウトじゃな

 

787:名無しの転生者

ちゃんとお勤めはたすんやで

 

788:名無しの転生者

クラスメイトもまあ暖かい(笑)対応じゃん

 

789:名無しの転生者

陰キャな俺たちのなかでも、ちゃんと学校生活できてるやつもおるんやな

 

790:名無しの転生者

で、ちゃんとお勤め(異界解決)はしたんです?

 

791:0能力

逮捕からはなれろください。

 

>>790

解決はした

ただ内部にいた悪魔が結構強くてな

手持ちの刀が一本折れたのが(財布に)痛い

 

792:名無しの転生者

雑魚とかボスとかどんなんが出た?

 

それと今のレベルはどんなもん?

 

793:名無しの転生者

捕らわれたご家族ちゃんと救出した?

それとも頭だけ持ち出して、「これ……息子さんです……」とかやった?

 

794:名無しの転生者

この前ご一緒してレベリングした時に気になったけど

新Ⅳのサムライ衆装備だったのは、新Ⅳガチ勢なん?それともコスプレ?

 

795:名無しの転生者

>>793

ヒェ

 

796:名無しの転生者

やめなよ(震

 

797:名無しの転生者

V〇ンやめろよ

 

798:名無しの転生者

あれが平気なウ〇ソ君、まじ鋼の心。俺ならゲボ吐いてる。

 

799:0能力

勝手に殺すなし

……いや俺も時間たってるし絶望的だと思ってたんだが

生きてはいた。生きては

 

>>792

Lv12

ディア ヒートウェイブ 活脈 タルカジャ パトラ 反撃

 

>>794

本殿の技術部に装備作ってもらうときに姿形を指定しなかったらそれになった

刀装備だったらこれでしょ!!って熱いプッシュだったね……

 

800:名無しの転生者

>生きてはいた

含みがある言い方じゃん

 

801:名無しの転生者

なんという近接戦闘系スキルの数々、これは間違いなくタンク^q^

 

802:名無しの転生者

あぁ^~いいっすね

ちょっと俺の仕事手伝ってくれない?^^

 

803:名無しの転生者

募集スレでやれ

 

804:0能力

依頼主宅についたら警察が囲って規制線引いてて、SATが運び出されてた

多分見えない敵にやられたのかも?

で俺は警察に囲まれながら突入したわ

 

>>792

オンモラキが入口付近に居た以外はボスのモムノフ?しかおらんかった

 

805:名無しの転生者

SAT南無

 

806:名無しの転生者

警察も仕事とは言え見えない敵と殴り合うとかかわいそ

 

807:名無しの転生者

税金払ってるんだし、そのくらいはしてもらわないと

 

808:名無しの転生者

モムノフってなんだっけ

 

809:名無しの転生者

飛鳥時代くらいの兵士っぽいやつじゃねーか

 

810:名無しの転生者

古代日本神話の武神。同じく古代神話の土着神であるアラハバキの配下とされる。童話「桃太郎」のモデルだともいわれ、後に武士を表す「もののふ」の語源となった。また古代の軍事氏族である物部氏の子孫を、武人の申し子としてモムノフと呼んだという説もある。

真1でLv24 真3でLv20 真4でLv25 DSJでLv19の悪魔だったかな

 

811:名無しの転生者

Lv12じゃちょっと厳しくね?

 

812:名無しの転生者

仲魔がいればなんとかなると思うけど、一人だときつそうやね

 

813:名無しの転生者

俺なら回れ右するかな

 

814:0能力

アナライズしたらモムノフ?と表示されて、Lvも13だったんでなんか低かったのかな?

記憶の中のモムノフは>>910 が言う通りの兵士なんだが、俺の前に現れたのヤツは装備がチグハグだった。

武器は直刀で、鎧は戦国期風銅丸、兜は大鎧風味、膝に現代風ニーパッド

 

815:名無しの転生者

コスプレかな?

 

816:名無しの転生者

どうすればそんな悪魔を召喚できるですかね

 

817:名無しの転生者

うまく想像できないが、奇妙な出で立ちなのはわかった。

 

818:0能力

入口から音のするほうに移動したら、そのモムフノが男性を嬲ってて

(多分)奥さんと娘さんが端っこの方でガタガタ震えてた

ついでに大型犬のワンコがぶった切られてた

 

819:名無しの転生者

わんちゃんかわいそす

 

820:名無しの転生者

わんちゃんR.I.P

 

821:名無しの転生者

どうしてわんちゃん助けられないんです?

 

822:名無しの転生者

男の方の心配もしてやれよw

 

823:0能力

どうして一撃で殺せるのに嬲ってたのか分からなかったけど

生きてるからいいかと思って戦闘に突入した

 

 

(戦闘を説明中……)

 

924:名無しの転生者

聞く限り毎回血だらけの死闘してんな

 

925:名無しの転生者

物理キャラの宿命じゃね。俺は無理です。

 

926:名無しの転生者

一人で戦うからよ

複数人で囲んで殴ればもう少しましだと思うぞ

 

927:名無しの転生者

ゲームじゃ主人公を物理系にすることもあったけど、リアルで自分がやるとなるとキツイわ

 

928:0能力

他の人と異界いったときはやっぱり楽だったよ、遠距離攻撃はやっぱ…最高やな!

で、一応仲間はできた

ショタおじに相談したら、研究中のアガシオンって悪魔のβ版もらったわ

 

929:名無しの転生者

えっ、シキガミ以外の戦力もってるとかずるくねえ?

 

930:名無しの転生者

一部への優遇とか、ゆるせんなぁ?

 

931:名無しの転生者

アガシオン is 何?

 

932:名無しの転生者

悪魔でおったな

Lv5~10くらいだっけ?壺の姿でぷかぷか浮かんでるやつ

 

933:名無しの転生者

ちょっと説明欲しいな

 

934:名無しの転生者

ちょっと運営?、どういうことなの?

 

935:運営γ

アガシオンは協力していただいている外部霊能力者団体と研究中のものです。

研究終了次第一般販売可能の予定です。

詳細については後ほど発表しますので、お待ちくださいますようお願いいたします。

 

また、彼へ渡した理由としてはシキガミを持っていないためです。

そして、テスターとして協力もいただいております。

 

936:名無しの転生者

意訳:シキガミが無いかわいそうな奴にβ版上げた。シキガミある奴はしばらく我慢しろ

こうですね!わかります

 

937:名無しの転生者

まーシキガミないなら手数は欲しいか。

 

938:名無しの転生者

β版つってもどんな能力?

発売したら買いたいんで気になるわ

 

939:0能力

>>938

貰った当初 Lv1

 耐性:火炎耐性 呪殺耐性 氷結弱点

スキル:アギ

 

今回時 Lv3

 耐性:火炎耐性 呪殺耐性 氷結弱点

スキル:アギ ラクンダ

 

940:名無しの転生者

うーん、アギかぁ 俺アギ覚えてるから要らないかな

 

941:名無しの転生者

アガシオンってジオとかディアあたりじゃなかったっけ

 

942:名無しの転生者

スキル固定だと微妙な部分も……でも手数も欲しいな

 

943:0能力

ショタおじの話だと、作り手によって付与されるスキルは異なるらしいので、バリエーションに富んだ状態で出荷できるようにするってさ

戦闘用スキルカードも使えるし、便利じゃねえかな

 

944:名無しの転生者

付与されるスキルがいろいろあるなら確かに便利かな

 

945:名無しの転生者

アギだけのやつでも欲しいぞ、手数は正義だからな

 

946:名無しの転生者

早く出してくれよ、まちきれないよ

 

947:名無しの転生者

そういやここまで情報なかったっぽいから聞くけど、婚約者って何歳くらいなん?

 

ほら霊視ニキが、恐山にいったら妙齢の女性に襲われて手籠めにされそうになったとかあったじゃん

 

948:名無しの転生者

妙齢の女性(50台)

 

949:名無しの転生者

妙齢の女性(BBA)

 

950:名無しの転生者

妙齢(?)の女性

 

951:名無しの転生者

いやでも釣り合いの取れた年齢の、恐山の巫女と婚約したんじゃなかったっけ?

それとも結婚だっけ?

 

952:★霊視

ここに俺とスパーリングしたい奴がいると聞いて飛んできました^^

 

>>948

>>949

>>950

おう、体育館裏にこいよ。まってるからな。

 

953:名無しの転生者

ヒエッ

 

954:名無しの転生者

アッ(失禁

 

955:名無しの転生者

あっ、用事思い出したから出かけてくるね^^;

 

956:名無しの転生者

霊視ニキじゃないか!

 

957:名無しの転生者

せっかくだから聞いておきたいけど、恐山とどうなってるん?

 

958:★霊視

確かに恐山とそういう話はあるが、表向きの話ってだけだ

 

婚約という体で、裏からこちらに話を通してる

>>957

多分だが、近々同盟の発表があると思うぞ

 

959:名無しの転生者

婚約からこっち探りきてるとか?

 

960:名無しの転生者

ちょっと迂遠じゃないかね

 

961:名無しの転生者

恐山との話、そこまで進んでるのか

 

962:名無しの転生者

いい加減いろいろ限界だったみたいじゃん

 

963:名無しの転生者

使える技術とか装備とかありゃいいけどね

傘下に収めたらこっちの負担増は勘弁してほしいね

 

964:★霊視

そんなわけであんまりいじるんじゃねーぞ

 

965:名無しの転生者

はーい

 

966:名無しの転生者

了解しました

 

967:0能力

>>947

聞いたところ、10歳の小五らしい

部屋の隅で震えてた子なのかな……よくわからん。

 

968:名無しの転生者

あっ(察し

 

969:名無しの転生者

>10歳の小五らしい

もしもし、ポリスメン?

 

970:名無しの転生者

通報しますた

 

971:名無しの転生者

ロリコンはよくないなぁ

 

972:0能力

俺は無実だ

そもそも婚約話は俺と相手じゃなくて、家と家でいつのまにか決まってたし

 

973:名無しの転生者

>俺は無実だ

犯罪者はみんなそう言うんだ

 

974:名無しの転生者

>俺は無実だ

うんうん、わかってるよ

 

975:名無しの転生者

やっぱりパトカーに乗せるられる人じゃないか(驚愕

 

976:名無しの転生者

家と家で決まったから

>>714 の生えった説明なのか

 

977:名無しの転生者

昭和かな?

 

978:名無しの転生者

江戸時代じゃね

 

979:名無しの転生者

ご両親は反対しなかったんか?

 

980:名無しの転生者

お腹の子と婚約とかじゃなくて、よかったのでは?(お目々ぐるぐる

 

981:名無しの転生者

頭戦国かよ

 

982:名無しの転生者

らしいってどういうことなん?

会ったことないの?

 

983:0能力

>>982

今度顔合わせがある

 

>>979

うちの家族の反応

祖父母&母:名誉な話なんだから、お受けするのが当然でしょう

妹    :兄貴モテないんだから受けとけばいいじゃない。そうじゃなきゃずっと一人だよ?

父    :ここに住んでて断れるわけないだろ、犯罪じゃないんだし俺は反対できないよ

 

984:名無しの転生者

草草

 

985:名無しの転生者

絵にかいたような田舎者な反応

 

986:0能力

で、ある意味本題なんだが……

10歳の女の子とあって何話せばいいか……誰か教えてくれ

 

987:名無しの転生者

(えっ、ここにいる面子にそれ聞くの)

 

988:名無しの転生者

(家族以外の女性と最後に話したのはいつだったかな)

 

989:名無しの転生者

(誰か教えてやれよ、俺はむりだけど)

 

990:名無しの転生者

(こいつ、直接脳内に!?)

 

991:名無しの転生者

女子ってだけじゃなくてお嬢様でしょ?

いやー、キツイでしょ

 

992:名無しの転生者

やっぱ俺たちはリア充になれんのやな、安心したわ

 

993:名無しの転生者

まあマジでやばくなったら逃げるくらいは手伝うから

会ってみたらいいじゃね(ハナホジ

 

994:名無しの転生者

さすがにそろそろ次スレ立てろよ

 

995:名無しの転生者

990超えとるやん

 

996:名無しの転生者

ほらよ

★覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part54

http://xxxxxxx

 

997:名無しの転生者

>>996 乙

 

998:名無しの転生者

誰か分かる奴はおるんじゃないか?

俺はわからんけどな、ガハハハ

 

999:名無しの転生者

砕けた話は聞いてあげるから^^

 

Ω\ζ゜) チーン♪

1000:名無しの転生者

だめだこりゃ

1001:名無しの転生者

このスレッドは1000を超えました。

新しいスレッドを立ててください。




霊視ニキ出してみたかったので出してみたが、こんなキャラだったっけ?ちょっと大人しかったかな


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東堂 草壱、春華、???

書いてる内によく分からなくなってきたので初投稿です。
掲示板と使う頭が違う気がしてきた。


東藤 草壱

20XY年7月XX日

G県YY市 料亭 瑞雲

 

六道家の主人たる六道美恵子氏が判子を押し、こちらに書面を渡してくる。

そして東堂家の主人たる私、東藤草壱もまた用意していた判子を押し、間に座っている弁護士に手渡す。

今日は秘書は無し、別の案件をこなしてもらっているし、秘書になれない人たちには、近くに居ては萎縮するとも考えた措置だ。

 

弁護士は渡された書面を何度か確認し言葉を発する。

 

「では、これにて東堂、六道の両家の婚約が成立いたしました」

 

弁護士が両家の捺印が押された書類をブリーフケースに収める。

 

相手側に座っている六道家の玲治君のご両親を見てみれば、父親は目が泳いでおり、母親は書類とそれが収められたブリーフケースに目が向いている。

私は顔に張り付けた笑顔の下で苦笑してしまう。

明らかにこのような場面に慣れていない二人だ。

そのような家と東藤が縁を結ぶのは、とても……とても奇妙なことだ。

 

「では、後ほど当弁護士事務所より書類と控えを送付させていただきますので、よろしくお願いいたします。

……私はこれで失礼いたします。」

 

こんな時代だ、婚姻を家という単位で行うことはある意味非常識ではある。

裁判所に不服を申し出れば紙切れのように無効化されるだろう。

これも、彼……玲治君との縁となる楔の一つだ、ゆるしてくれよ?

 

書類を収めたブリーフケースを抱えた弁護士が襖を開け、退出していく。

若干空気が緩んだところに声を掛ける。

 

「まま、そう硬くならずに……

 

これで両家に縁ができました。乾杯いたしましょう。」

 

「は、はい……」

 

「ささ、奥様、旦那様、お注ぎ致しますぞ」

 

二人が持つ器に酒を注いでいくが、その縁はかすかに震えている。緊張しているのだろう、額には薄っすら汗も見え、私が注ぐ酒を一滴でもこぼすまいと目を見開いている。

 

東藤は県下では確かに名を知られた家だが、県会議員という職と地元の名士という立場であれば、会う人々は様々だ。

交渉相手ならば、テーブルの下で蹴りあうか、後ろ手に凶器を隠しながら握手する人々。

……もちろん張り付いた笑顔もついてくる。

 

支持者の方々であれば、応援と引き換えにあれこれのお願いをしてくるものだった。

 

だから、ここまで畏まられるだけなのは久々だ。

 

嗜虐心が頭をもたげてくる……いけない、抑えなければ。

今後とも”良く”付き合っていかなければならないのだ、藪を突くような真似は慎まねばならない。

 

しかし……ここまで畏まられるとは思わなかった。今後の両家の距離感については熟慮したほうがいいだろう。他の親戚よりは多少遠いほうが、お二人の心労にもいいだろう。

 

返酌を受け乾杯する。

 

「では……両家の交わりを祝って、乾杯!」

 

「か、乾杯」

 

一挙に干す。いい酒だ。するりと胃に入り込み、柔らかな酒精が広がる。

食前酒としては二重丸だろう。願わくば、両家の間もこの酒のように()()()()なってほしいものだ。

 

だが、目の前の二人はそれを味わう余裕も無いように見える。

口に含み味わうべきものを勢いよく胃に落とすのは緊張からか?

 

互いに器を干せば、タイミングを伺っていた仲居が入ってきて料理を並べ始める。

 

まずはナスのおひたしと真丈か……

 

食べ始めながら話を振ってみる。

話しづらい人間でも、家族の話や仕事の話、趣味の話、食事の話など、口が軽くなりやすい事柄はあるものだ。

 

「なかなか良いナスに思えますが、育てている立場としてどうです」

 

六道の家については調べられるだけ調べてはいる。

表向きは、この地に根付き土を耕してきた農民だが、実際は、年は天正ごろにこの地での怪異事件を解決し、その後居ついた一族の末裔だ。

 

居着いた原因に私の遠いご先祖様が関わっていると聞いて私も驚いたものだ。

 

「ええ、この大きさでこのお味は、良い農家さんから仕入れているか、目利きの方がいらっしゃるのでしょう」

 

やはり自分の仕事に関係することであれば口は軽くなるか。

 

「今はそのようなものを育てていらっしゃるんですね……」

 

「農協も特産として売り出したいとか、なかなか結構でありませんか……」

 

「確かに県議会でも特産開発の為の予算についてあれこれありましたな……」

 

仕事(農家)の話から家族、子供の話へ移ってゆく。

 

「息子さんは昔から手がかからず良い子だったと。

それはうらやましい。

私の息子は、今では立派な息子ですけれども、昔はかなりやんちゃでしてね……」

 

「なるほど、娘さんはなかなか我儘と、いやいや可愛らしいものではありませんか……」

 

「孫の教育は息子夫婦に任せていましてね……」

 

「ほほう、玲治君は大学進学を考えていると……」

 

料理は強肴から食事まで来ている。

強肴はフグ、そして炊き込みご飯と吸い物か……

 

緊張が取れてきたのか、なかなかにお二人も味わって食べているように見える。

最後の菓子が運ばれてき、玲治君の父親がお手洗いの為席を立った。

 

足音が遠ざかっていくと、玲治君の母親が居住まいを正す。

 

この瞬間が、本会席の真剣勝負と感じ私も構える。

 

「息子を選んだ理由は……霊能力者としての才能ですか?」

 

旦那が帰ってくる数分で片をつけるためか、物言いは直截的だ。

ならば私も、同様に返答せねばならない。

 

「ええ、私の事件を解決した手腕見事でした。

 

後で別の霊能力者に確認いたしましたが、今回のような事件、解決できる人材は在野でそうは居ないと。」

 

「分かりました……ですがお気をつけください。

 

息子の背後にいる団体【ガイア連合】は、未だ正邪定かではありません。」

 

私は笑顔のみを返答とする。

ええ、わかっておりますとも。ただ私は、あなたよりガイア連合に関して多くのことを知っているのかもしれませんよ。

霊能力という特別な力は無いが、情報というものは立場というものに流れてくる。

彗星のごとく現れた霊能力者団体【ガイア連合】、各地での異界や怪異の解決にその力を奮っている。

報酬も適正であり、構成員も常識をわきまえていると評判だ。

 

首都東京にある根願寺ですら評価するほどなのだ。

 

だが同時に【ガイア連合】はその内部が不透明な団体だ。

傘下に大企業すら収めつつある企業にしては幹部達がわからないのだ。

登記上は代表者の名前はある、しかし写真一枚でてこないとは異常だ。

 

そして代表の下にいるであろう幹部たちにいたっては名前すらでてこない。

もちろんガイア連合の窓口へ連絡を取れば対応してくれる。今回の事件のような怪異事件すら迅速に対応してくれる。

だが表から裏を見ようとすればそこは霧が広がっている。

 

最初は私も迷った。繋がるのであれば幹部以上がいいのではと。だが方々に聞いてみても【ガイア連合】は誰一人わからなかった。実は存在しないのではないか?

ここで私は悩んだ。彼との繋がりを強化すべきか?これは女神の前髪なのか?と。

 

私は彼との繋がりを作ることを決断した。

それに約束もあるしな……

 

……足音が近づいてくる。玲治君の父親が帰ってきた。

 

襖が開く前に、我々は雑談を再開する。

 

 

「本日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。」

玲治君の両親が頭を下げ。待たせているタクシーに乗る。

 

「親族となるのですから、そこまで畏まらなくてもいいんですよ。

いつでも連絡をおまちしておりますぞ。

 

……では、玲治君とウチの春華との顔合わせ日程について、別途秘書から連絡させますのでよろしくお願いいたします」

 

何度も頭を下げる玲治君の両親を笑顔で見送る。

そしてタクシーの姿が見えなくなれば、踵を返し目の前に滑り込んでくる車に乗り込む。

運転手が車を発信させると、横に乗る秘書に問う。

 

「で、何かわかったか?」

 

問えば、響くような回答をよこす。

 

「はい、まずは……今回の襲撃に関してですが、出入りの萩原造園社長、萩原壮蔵氏が行方不明です。

また、最後に出入りした社員の三浦氏が、死体となって発見されたと県警から情報を貰っております。」

 

知らぬ仲では無い人物が、死んだという情報は長き人生似た様な事があったとはいえ心にくるものだ。

行方不明の社長も生きてはいまい。彼は事件が起きたからといって逃げる人物ではなかった。

 

「そうか、萩原さんのところは先々代からの付き合いだ、手当をしておいてくれ」

 

「分かりました。」

 

「他はどうかね」

何事かを手帳に書き込む秘書に続きを促す。

 

「県警は、一月ほど前から何度か萩原造園を訪れていた40代と見られる男性を殺人事件の容疑者として指名手配する模様です」

 

「警察は単独犯だと?」

 

「いえ、単独、複数犯の両面から捜査するようですが、ホシにつながる人物はその男だと」

さすがに結論を急ぎすぎたか。私も知り合いが殺されたことで動転しているのかもしれない。

心中でごまかしつつ、話を変える。

 

「表向きの発表はいつ行うと」

 

「明日10時から〇〇警察署で行われます。

東藤家宅に40代の男性が侵入、在宅していた東藤草史郎氏を、持っていた凶器で加害を試み、東藤草史郎ともみ合った結果、通報を受け駆け付けた警察に気づき逃走。現在捜査中。

というストーリーになる予定です。」

 

「ふむ……」

 

事件から一週間たっている。普通だったら翌日か翌々日には警察発表があるのが当然だろう。

ゆえに遅くなったことを非難されるされるだろうし、何かあったのだろうと痛くもない腹を探られるだろう。

だが、『正体不明の化け物が暴れた、警察では手も足も出なかった』とは言えないのだ。

県下の人心の安寧、私と警察のメンツの為に。

 

考え込む私に秘書が声をかけづらそうにする

「オカルトのほうですが・・・」

 

「何がわかったのだ」

 

「敷地内の4隅に箱状のものが埋められていたようです。警察は証拠物件として押収しているようですが、

中身については慎重に取り出すそうです。

また、所長のほうから安全のため霊能力者を派遣して欲しいと・・・・・・」

 

「そして事件前日に三浦氏が庭の手入れをしていた際に敷地中央に何かを埋めていたと使用人からの報告があります。」

 

爆弾・・・・・・いやある意味爆弾よりたちが悪いものが埋められたかもしれない。

 

「使用人が声をかけたころ、木が悪くなる兆候があるため掘って根を見ていると言ったそうです。

使用人も忙しいためかそれ以上追及しなかったそうで、

ただ・・・・・・気になった点として、道具と一緒に壷が置いてあったとか。」

 

「それは警察には話したのか」

 

「三浦氏の動向に関する細かい話は聞かれなかったそうで、怪しい人物が居たかどうかが中心だったとか」

 

警察には三浦の件は、怨恨か脅されかの方に焦点が向いていると見える……

どちらにせよ捜査線上に浮かんでいる男を探してもらわなければならんか……

 

「警察にその木の根元の話をし、掘り返してくれ

 

ああ、私の知ってる霊能力者……場合によってはまた【ガイア連合】に頼むかもしれないがまずはそちらの人からだ」

 

まだ…まだガイア連合に踏み込みすぎては行けない。

【信用】と【信頼】は積み上がっていっているが、まだそこまで踏み込むべきではない。

 

 

自宅近くのホテルに付く。自宅は現在警察が捜査中であれこれやっている。

住むのはいささか難しい為しばらく1フロア借りているのだ。

 

秘書と別れエントランスへ入る。

 

息子はあの事件後救急車で病院に運ばれた。

が、玲治君が怪異を倒した後、癒やした(ディア)という。

息子の嫁から聞いたところによれば、手をかざすと薄っすらと光り、体中の傷や腫れが引いていったとか……

信じられない話だが、病院からは息子の体になんら異常は無いと連絡が合ったし、面会した息子は元気そうではあった。

 

それだけで誰でも親族に欲しくなる力をもっているなと考えながら、エレベーターを通り部屋へと足を向ける。

派遣されている警官が見えるので会釈しておく。

 

息子は大丈夫だと言っていたが、しばらく療養してもらう。

体の傷は治っても心まではわからない。

息子の嫁も夫が嬲られた事でだいぶ情緒不安定になったためカウンセリング中だ。

復帰にはしばらくかかるもしれないが、同情を引くという意味では必要経費かもしれない。

 

扉を開ければ孫娘が出迎えてくれる。

孫のほうはまだ学校か……

「おかえりなさいませ、お祖父様」

 

「ああ、ただいま。」

 

「ちゃんとやってくれましたか?」

 

「ああ、予定通りだよ」

 

─────────────────────────────────────────

 

東藤 春華

20XY年7月XX日

G県YY市 ホテル

 

お祖父様が帰ってきた。ホテルは嫌いではないがいささか飽きてきたところだ。

 

事件があった為か、早めに学校から帰され、そしてお稽古ごとも全てしばらくはお休みだ。

出かけることができないし、テレビは面白くなく、自室であればあれこれあるのだが、突然連れてこられたので何も無い。

お父様もお母様も病院で話し相手も居ない。お祖父様は楔をうちに、お祖母様はお父様とお母様が抜けた穴を塞ぐため挨拶まわりに。

宿題などのやることが終われば、ボケーっとするしかない。

 

だがお祖父様が帰ってきたのであれば話は別だ。

「おかえりなさいませ、お祖父様」

 

「ああ、ただいま」

 

「ちゃんとやってくれましたか?」

 

「ああ、予定通りだよ」

 

「ああ、良かった……」

私は感極まった。そう、彼との婚約は私の意思でもある。

 

 

あの日は、珍しくお父様が早く帰ってこられ、私も早かったので、お母様と一緒にお茶をしていた。

何時頃か…午後2時から3時前くらいだったと思うけれども、突然窓の外の色が変わった。

実際には空に膜状の何かが覆ったのだと思う。後からの話では結界が当家を覆っていのだとか。

その時はお祖父様も帰路だったらしく、15分程度事件の発生が遅れれば巻き込まれていたかもしれない。

 

膜に覆われたのを見て、お父様が少し確認してくると言って席を立ち、吹き飛ばされる形で戻ってくるまで数分しか立っていなかったと思う。

 

奇妙な出で立ちの武者?が入って来て、お父様を踏みつけ蹴り飛ばしているのを見せられ、お母様が悲鳴をあげた。

自分の夫が為す術もなく傷つけられればそうもなろうというもの。

お母様は私を掻き抱き部屋の隅へ逃れる。だがそこから動けなくなってしまった。恐怖で腰が抜けてしまったのか。

 

お母様によって掻き抱かれた私はなぜか冷静だった。死に瀕したからか?それとも現実と捉えられなかったからか?……わからない。

ただ、あんなのにも力強かったお父様を簡単に蹂躙できる存在に……心の一部がすごい!面白い!と思ってしまった。

恥ずべきことではある。自分を殺せそうな存在をそう思ってしまうなんて。

 

その後お父様を嬲り続けていた武者は、飼い犬である小次郎が飛びかかったきたのを一刀のもと切り捨てた。

かわいそうな小次郎。お父様の危地に駆けつけたのに……

 

その後も何故かお父様を殺さず、嬲っていたのだろう。もしかしたら恐怖が欲しかったのかもしれない。

小次郎を一撃で殺せるのであれば、私達親子なんて造作もなく殺せるはずだから。

 

そうして30分から1時間くらいたっただろうか。

お父様はもはや動けず、ボロ雑巾とでもいうべき状態に成り果ててしまった。

 

武者は飽きたのか、嬲るのを止めこちらを見る。次の獲物は私達なのか。

お母様の掻き抱く力が増し、ある種の覚悟を決めた時、武者の後ろから斬りかかるものが居た。

 

錯覚なのだろうけど、私には光り輝いて見えた。

動悸の高まりを感じ、彼の姿に目が行ってしまう。

 

それからの死闘はすごいものだった。

お互い見えないほどの速度で武器をふりあっていた。

お祖父様が見ている時代劇の殺陣よりアニメの表現みたい。

離れているはずの私にすら空気の動きを感じるほど。

 

死闘が終わり武者が霧のように消えていく。

 

彼が振り向き声をかけてくる。

「あっ大丈夫でした?」

 

気が抜ける。殺し合いをしたはずなのに道端であったような声色だ。

粗相した匂いがする。お母様は気絶してしまったようだ。

 

「え、ええ…大丈夫だったけど

 

あっお父様が!」

 

ひどい有様のお父様見える。生きているのだろうか。

彼が近寄り体に手を当てる。

 

「あー こりゃひどい」

 

彼の手から淡い光が漏れる。

 

「ディア」

 

お父様の体に光が吸い込まれ……

先程のひどい有様の体が治っている。これが奇跡なの?

 

「そ、そのありがとうございます。」

 

「あ、どうも。でも、まあ、仕事だから気にしないでください」

 

彼と頭を下げ合う。

なんとも力を持った人とは思えない普通の人に見える。

 

入り口の方から音が聞こえる。いつの間にか膜は無くなり。

警察の方々が飛び込んでくる。

 

その後は私達家族は保護され、救急車で病院へ。

彼はお祖父様となにかを話していたのが最後に見た姿だった。

 

 

また会いたいなってその時は思った。多分これは一目惚れ。

だから私はお祖父様に頼んだのだ。婚約させてくれないかと。

彼は高校2年で私は小学5年、6歳も離れているのだ。

放っておけばどこかで彼女ができてしまうだろう。そんなことは認められない。

 

彼と一緒になれば……詰まらなかった人生に色が付くだろう。

お父様とお母様のいい子でおり、誰かに嫁ぐ人生は、安定しているが面白くはない人生、そんなのはまっぴらごめん。

このチャンスを逃してはだめと自分を叱咤する。

 

何も言わない私にお祖父様は声をかける。

「本当に良かったのかい」

 

「ええ、お父様もお母様も反対するでしょう。当然よね、娘がよくわからない男と婚約だなんて反対するに決まってるわ」

 

「あの実力を見ても……確かに彼の家柄は褒められたものではないな」

 

「でしょう。でもお祖父様も賛成なされたじゃない。彼の力はこれから我が家に幸をもたらすだろうって」

 

「だが……」

 

「お祖父様らしくないわ。即断即決で鳴らしてきた方なのでしょう?」

 

「ふっ、まあそうだな。だが千代(祖母)草治(息子)小百合君(息子の嫁)に説明しなくてはならんが……気が重いな」

しかめっ面になるお祖父様。ある意味家族にだけ見せる顔だ。

 

「ご苦労をおかけしますお祖父様」

そう言って私は深々と頭を下げる。

 

 

─────────────────────────────────────────

 

???

20XY年7月XX日

東京

 

「県警は、一月ほど前から何度か萩原造園を訪れていた40代と見られる男性を殺人事件の容疑者として指名手配したとのことです。

 

では次のニュースです……」

 

自分が手配されているニュースを見ながら、セーフハウスから這い出るように出る。

陽の光が眩しい。ここに逃げてきてからあまり外出できていない。

 

体の節々が痛い。あの仕事が失敗に終わるとは思わなかった。

リンクした悪魔が消滅したときのフィードバックが体を蝕んでいる。

 

元の体調に戻るにはしばらくかかるだろうが……

ターゲットだったあの人物が俺に気づき、手を伸ばしてくるかは分からないが、しばらくは静かにするしかないだろう。

仕事を失敗したという評判がついて回るのも苦々しい。

気分は最悪だし、新しい顔にするにもずいぶん金が掛かった。

成功していれば気持ちよく高跳びできたかもしれんのにな。

 

自分で言うのもなんだが、あの仕事の流れは完璧だった。

態々出入りの業者を調べ、一時的な洗脳の上、呪物を運びこませた。

依頼人が用意した遺灰を芯として用い、式の4隅に埋めた、呪物と化した装備品達と共に悪魔と見立たてる事によって召喚。

俺の血を混ぜ込んでおいた遺灰によって操ることができた。

 

世界最強とは言わないが、相当に強かったはずだ。

俺の知ってる限り倒せるやつは数えるほどだし、あの根願寺ですらそうそう倒せやしない。

 

そういやあの依頼人は、なんで家族を嬲る依頼をしたのか。

旦那だけで時間切れしてしまったが……遊びすぎたかもしれん。

どうにもリンクしていたからか、人が放つ恐怖を美味く感じてしまったのがよくなかった。

ついつい時間をかけて嬲ってしまった。

 

突入してきた警官達は他の悪魔でどうとでもなった……

だが突入してきたあのガキのせいで何もかもパーだ。

 

少なくとも1~2時間で来れる所に、あんな手練がいるはずがねえ。

一応しらべた感じじゃ大したヤツはあの県に居ないはずだった。

偶然か……それとも依頼人の裏切りか?

 

まあいい、失敗は失敗だ。

 

この落とし前をつけ、俺のドン底になった評判を回復しなけりゃならねえ。

さて……どうするか。

 

 

 




変な奴に目をつけられた主人公の明日はどっちだ。


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part114

誤字報告に感謝の初投稿です。

時系列的には「カオス転生ごちゃまぜサマナー」の7~8話あたりとなります。(ガイア連合大蔵省スレpart7~幕間)



覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part114

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part99

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part27

http://xxxxxxx

 

設立された山梨支部について語りたいなら

ガイア連合山梨支部スレ その45

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その20

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part184

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

ガチャの話は隔離スレつくったからそっちでやってね

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part113

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

114:名無しの転生者

でも結局この世界でも大体のゲームは出てるし

ス○エアはエニ○クスと合併してるし

DCはでているがS○GAはゲーム機市場で負けとるし

ゲーム関連はあんまり前世と変わらないのかな

 

115:名無しの転生者

でも知らないゲーム会社もあるから前世と違う部分もあるだろ?

 

116:名無しの転生者

それ俺たち系企業だろ

仕事で資本関係調べたとき、見たことある名前があったぞ

 

117:名無しの転生者

フ○ムの株主にも俺たち系企業とか個人がいるような気がするんだけど、どう?

 

118:名無しの転生者

あっ

 

119:名無しの転生者

(゚ω゚;)

 

120:名無しの転生者

(;・3・)~♪

 

121:名無しの転生者

転生してやることがお気に企業の株主とか( ^ω^)……

 

122:名無しの転生者

体が闘争を求めた結果、株に手を出すと

そういうことですね

 

123:名無しの転生者

メガテン世界に転生する

悪魔や天使と殺し合う

体はさらなる闘争を求める

アーマード○アを買う

フロム○フトウェアの株も買う

アー○ードコアの新作が出る

 

124:名無しの転生者

誰ぞフ○ムに入って、俺が作るんだ!ってやつはおらんのか

 

125:名無しの転生者

さすがに制作にかかわる人そうはおらんやろ

 

126:名無しの転生者

でもアニメには割りと俺たちいたよね……?

 

127:名無しの転生者

アニメとゲームどこで差がついたのか

慢心、環境の違い

 

128:名無しの転生者

ヨヨによって破壊された青少年の脳を守る為、ス○エアに潜入した俺、参上!

 

129:名無しの転生者

転生してやることがバハラグのシナリオ介入とか( ^ω^)……

いいぞもっとやれ!

 

130:名無しの転生者

 

131:名無しの転生者

芝はえるわ

 

132:名無しの転生者

どうしてそんな事を志したんですか

 

133:名無しの転生者

うーん、この

 

134:名無しの転生者

前世でえらい目にあったから、今世でも発売してるのは知っていても買わなかったな

シナリオ変わってるなら中古買ってみるか

 

135:名無しの転生者

いや待つんだ。俺たちだぞ?

脳破壊が促進する方向に変えてるかもしれん

 

136:名無しの転生者

たしかにその可能性はあるな

 

137:名無しの転生者

うーん、業が深い

 

138:名無しの転生者

信用が無さ過ぎて草

 

139:>>128

信用なさすぎて涙目なんですけど?

どんな風に変えたかって言うと、

ビュウ⇔ヨヨが

パルパレオス⇔ヨヨになるのが悪いので

ビュウ→ヨヨ←パルパレオス

     ↓

   役目

にすることによってNTR防止し、殉じることによって誰とも結ばれないシナリオにした

終盤でビュウとパルパレオスが同じ女に惚れたからという理由で、タッグを組んで戦う部分を強調しました。

 

これで評価が、前世の否から、賛否くらいには評価が動いたぞ☆

 

>>132

前世でな……好きな女子の名前……つけちゃったんだよね

俺と同じ目に会うやつを減らす、そんなことに幸せを感じるんだ

 

140:名無しの転生者

結局主人公とは結ばれないんですね。

 

141:名無しの転生者

結局悲哀じゃないか

 

142:名無しの転生者

>>139

そうか……お前良いやつだな(前世のトラウマが浄化される音

 

143:名無しの転生者

やっぱり青少年の脳は破壊されるのでは?

 

144:名無しの転生者

NTRは無くなったけどBSSは誘発されそうだな

 

145:名無しの転生者

誰とも結ばれないからそれもないんじゃ?

 

146:>>128

ビュウとパルパレオスタッグが受けたからって

パルパレオス×ビュウのBL同人が開発部に送り付けられたのにはビビったがな

 

147:名無しの転生者

 

148:名無しの転生者

まじかよw

 

149:名無しの転生者

あっパルパレオス攻めなんすね

 

150:名無しの転生者

気にするとこそこ?

 

151:名無しの転生者

ビュウ×パルパレオスでしょ!?

 

152:名無しの転生者

前後論争はコミケでやれ

 

153:名無しの転生者

女性ジャンルは怖いからな、静観するに限る

 

154:名無しの転生者

×の前後で殺し合いが起こるってマジ?

 

155:名無しの転生者

海外でもスラッシュ論争あるらしいから根が深い

 

156:0能力

にゃーん

 

157:名無しの転生者

コミケでも×の前後違いは近くに置かない配慮するらしいから

男は違いを楽しみ、女は敵対する

 

158:名無しの転生者

それも極端な物言いではないだろうか、ボブいぶ

 

159:名無しの転生者

疲れたPGみたいな声だして、どうしたんだね0能力君

 

160:名無しの転生者

なんや婚約者がNTRたか、かわいそうに

 

161:名無しの転生者

バハラグから離れろよw

 

162:名無しの転生者

学生なんだろ?、この時期は期末試験じゃねーの

 

163:名無しの転生者

大学受験するんじゃなかったっけ?

掲示板覗いてる場合でもないでしょ

 

164:名無しの転生者

大学受験は発表の季節になってるぞ

さては……落ちたかな?

 

165:名無しの転生者

受験とか試験とか懐かしいなぁ

おじさんもね、昔はね、学業に励んでいたんだよ

 

166:名無しの転生者

じじいの自分語り乙

 

167:名無しの転生者

おじさん構文は痛々しいからNG

 

168:名無しの転生者

NTRだめ、絶対

 

169:名無しの転生者

いや同い年の子がBSSを発症してるかもしれん

 

170:名無しの転生者

結局バハラグから離れてないじゃないか(白目

 

171:0能力

>>160

いやNTRれてはいない

月1でお食事やらどこぞにでかけてるとかはしてる

ある意味胃が痛いです

 

172:名無しの転生者

遊園地や水族館行ったり?

 

173:名無しの転生者

映画とかでは

 

174:名無しの転生者

田舎だから山に行っているのでは

 

175:名無しの転生者

それは田舎を馬鹿にし過ぎでは

 

176:名無しの転生者

お食事って懐石料理とかフランス料理かな

マナーを知っているか試されているな

 

177:名無しの転生者

魚の食べ方で育ちを測られるんですね、わかります

 

178:0能力

能楽とか見せられてもさすがにわからんかった

ミュージカルとかなら楽しめたかもしれん

 

で、なんかこの冬、立て続けにイベントが発生してて

ペルソナ終盤じゃねーんだぞ、多すぎ&重すぎなんだよぉ!って感じ

 

179:名無しの転生者

何があったんよ。

 

180:名無しの転生者

>能楽

ちょっと……ついていけないハイソさですね

 

181:名無しの転生者

>>イベント

世界崩壊の危機でも発生してた?

 

182:名無しの転生者

最近は、地方支部とか派出所とか作るのでいろいろごたついてた気がするが巻き込まれたか?

 

183:名無しの転生者

>>178

ちょっとお付き合いのLv高くない?

 

184:名無しの転生者

メシアにでも絡まれたかい?

 

185:名無しの転生者

>イベント

世界崩壊の危機でも発生してた?

 

186:名無しの転生者

異界つーか、ダンジョンでも大量に湧いた?

 

187:名無しの転生者

いつの間にか世界救ってた系?

 

188:名無しの転生者

4文字様倒したって!?

 

189:名無しの転生者

名前を呼んではいけないあの人かもしれない*1

 

190:名無しの転生者

つまり、女神転生!完! ってコト!?

 

191:名無しの転生者

ガイア連合側大勝利!

希望の未来に未来へレディ・ゴーッ!!

 

192:名無しの転生者

>>190

ねーよw

 

193:名無しの転生者

そんな簡単に世界が救えたならショタおじが解決してるやろ

 

194:名無しの転生者

まーね

 

195:名無しの転生者

それな

 

196:名無しの転生者

なんだよ、一人ぐらい世界を救うやつがいてもええやろ

 

197:名無しの転生者

>>196

がんばって

 

198:名無しの転生者

>>196

期待してるよ

 

199:名無しの転生者

>>196

すごいじゃん

 

200:名無しの転生者

いや……俺はむりやけどな

 

201:名無しの転生者

はー、つっかえ

 

202:名無しの転生者

辞めたらこの仕事

 

203:★ハム子

ペルソナと聞いて飛んできました^^

0能力君、一緒に、タルタロス、攻略、しよう!

世界も救えるよ!

 

204:0能力

 

205:名無しの転生者

仲間いないからって誰彼誘わないほうがええんじゃ?ハムネキ

 

206:名無しの転生者

どちら様?

 

207:名無しの転生者

ペルソナってキーワードでエゴサしてるかいな

 

208:名無しの転生者

努力の無駄遣い感よ

 

209:名無しの転生者

ハムネキは出荷よー

 

210:★ハム子

(´・ω・`)そんなー

 

211:名無しの転生者

>>206

ペルソナ使いでボッチ

一人でタルタロスを攻略するハガネの女さ

 

212:名無しの転生者

付いてこれる人がいないので仲間を作るというか、沼に引きずり込もうとしているというか

 

213:名無しの転生者

>>206

よかったらつきあったれよ。僕は無理ですけどね

 

214:名無しの転生者

>>213

ペルソナ能力覚醒してないので無理っす

 

215:名無しの転生者

(噂じゃ一回付き合ったら廃人になっちまうらしいからな)

 

216:名無しの転生者

(まじかよ)

 

217:★ハム子

一応ペルソナ機能付きシキガミは貰えたんだけどね。仲間は多ければ多いほどいいじゃん

だから、一回だけだから、一回だけでいいから!0能力君!世界を救おう!

 

218:名無しの転生者

これで見た目割といい女子ってマジ?

 

219:名無しの転生者

内面と外面が違う人とかいるやろ

 

220:名無しの転生者

ペルソナ使いだからね、外面用の仮面を一杯持ってるのさ

 

221:名無しの転生者

ペルソナ使いへの熱い風評被害

 

222:名無しの転生者

その外面でコミュは一杯持ってるんだっけ

 

223:名無しの転生者

ペルソナ勢としては相当強いからコミュは多いハズ

ただ一緒に戦う友は居ない

 

224:名無しの転生者

スライムニキ見習ったら?

 

225:0能力

俺もペルソナ能力には覚醒してないんでハムネキ他には頑張ってほしい所存

 

226:★ハム子

みんな冷たいよねー

 

227:名無しの転生者

いや【タルタロス】【マヨナカテレビ】【メメントス】っていう世界が終わりかねないヤバい異界があるのはわかる

だがテスト用式神壊す人はちょっと……近寄りたくないかなって

 

228:名無しの転生者

まあ、そうね

 

229:名無しの転生者

えっ、そんなことしてんの

 

230:名無しの転生者

シキガミって壊れるもんなの……?

 

231:★ハム子

わァ…ァ…

 

232:名無しの転生者

泣いちゃった!

 

233:名無しの転生者

どうせ嘘泣きやろ

 

234:名無しの転生者

涙は女の武器だからね

 

235:★ハム子

(´^ω^`)

 

236:名無しの転生者

こいつぅ

 

237:名無しの転生者

ハムネキとかいうペルソナ系女傑はほっといて

0能力君、大学受験とかしてなかった?イベントこなしてる間に学力ゲージ足りた?

 

238:0能力

大学は無事受かりました

イベントいろいろあったお陰で少し焦ったけども

 

239:名無しの転生者

>大学合格

おーおめ

 

240:名無しの転生者

>大学合格

いい事だ

 

241:名無しの転生者

>>大学合格

どーせ世界が滅ぶんだから進学とか意味ないんじゃねえかな

 

242:名無しの転生者

文明崩壊するから余計に通っておいたほうがいいのでは

 

243:名無しの転生者

大学生活は楽しいからね、でもレポートだけは簡便な

 

244:名無しの転生者

俺もなー、ここがメガテン世界じゃなかったら進学したんだけどなー

 

245:名無しの転生者

>>244 今何してるんです?

 

246:名無しの転生者

ニートからデビルサマナー(笑)にクラスチェンジしました

 

247:名無しの転生者

おいw

 

248:0能力

でまあ、なんのイベントがあったかというと

イベント1

うちの学校でトイレの花子さん発生

誰だよこっくりさんやって出現させたの……

せめて夏に出せ

 

249:名無しの転生者

>夏に出せ

怪談を冬に出されると興ざめね

 

250:名無しの転生者

>夏に出せ

気にするとこそこかなぁ

 

251:名無しの転生者

1ということは2以降もあるんか

 

252:名無しの転生者

トイレの花子さんだと、初代ペルソナのやつだっけ

ムドオンと自爆もってるせいで先制されると全滅を覚悟するやつ

 

253:名無しの転生者

正式には【はなこさん】じゃなかったかな

 

254:名無しの転生者

そんなんほっときゃいいじゃん、死ぬのは現地民やろ?

君が危険冒して退治しなきゃいけないもんじゃないやろ

 

255:名無しの転生者

最近はゲートパワーも上がりつつあるからね

ちょっとしたことで悪魔出現しちゃうよね

 

256:名無しの転生者

はなこさん……ムドオン……あ、頭が……

 

257:名無しの転生者

呪殺対策してないと死ぬな

ここにいるってことは平気だったんだろうけど、よく無事だったな

 

258:名無しの転生者

まー割と人里近くというか、人里だからこその悪魔がでたりするんだよな

特にあそこがやばいって場所にこそ沸きやすくなってるし

 

259:名無しの転生者

学校に悪魔っていうと初代ペルソナや

ペルソナQの放課後悪霊クラブみたいな?

 

260:名無しの転生者

>放課後悪霊クラブ

あれは怖かったな。

 

261:名無しの転生者

ペルソナでホラーいれんなって思った

 

262:名無しの転生者

>はなこさん

弱点なんだっけ、物理に強かった記憶があるが

 

263:名無しの転生者

呪殺対策はちゃんとしてる?

一人で一撃死はしゃれにならんでしょ。

 

264:名無しの転生者

>>262 火炎弱点じゃなかったか

 

265:0能力

さすがにほっとくわけにはいかんやろ、学校の友人が死ぬのは見たくないし

生徒会から見回りしてくれって言われたんで夜中に一人で解決したわ

とは言え、生徒会長様が一緒についてきて邪魔だった

 

>>263

呪殺対策はテトラジャの石を買っときました

 

>>264

アガシオンのアギが効いたのでなんとかなったのと、敵が1体だけで助かった

 

266:名無しの転生者

>生徒会長

正義感溢れるお邪魔虫ですね、わかります

 

267:名無しの転生者

いるよね、足引っ張るのに自信満々で付いてくるやつ

 

268:名無しの転生者

>>テトラジャの石

結構高いのに……

 

269:名無しの転生者

命には変えられんでしょ

 

270:0能力

「仇なんです!、邪魔しませんから!!連れて行ってください!!」に負けて連れて行った俺氏、後悔するなど

 

271:名無しの転生者

戦力どころか、護衛対象増えると危険が2倍くらいになる(当社比

 

272:0能力

イベント2

今、【ガイア連合】で各地方の支部とか派出所とか作ってるけど

うちの県に作る支部とか派出所、ついでにジュネスの【ガイア連合】側代表の1名にされた

 

273:名無しの転生者

金あるからって急造してたけど、高校生まで動員してたんかw

 

274:名無しの転生者

おーすごいじゃん

 

275:名無しの転生者

出世魚かな?

 

276:名無しの転生者

よっ!将来の支部長様!

 

277:名無しの転生者

裏方やってくれるとか聖人かよ

 

278:0能力

支部長とかぜってえやらねえ。ただでさえ受験勉強で忙しかったのに書類仕事と会議が入ってきてハゲそうだった

前世のサラリーマン経験がなければ、即死だった……

 

高校生に労働させるとか、労基法はどうなってんだ労基法は!

 

279:名無しの転生者

>労基法

(暗黒メガコーポにそんなもの)無いです

 

280:名無しの転生者

俺たちの中でそういう仕事してくれる人が少ないからね、しょうがないね

 

281:名無しの転生者

俺たちの大多数は自分のシキガミ愛でたり、レベル上げに忙しいからね

本部にいる俺たちも大多数は自分の趣味に生きてるし

 

282:名無しの転生者

仕事はできるやつに集中する

ショタおじを見ればはっきり分かんだね

 

283:名無しの転生者

前世からの知識それなりにあるなら受験勉強もほどほどでいけるんちゃう?

だから、俺たちのために働いてね( ^з^)チュ

 

284:名無しの転生者

状態異常 POISON!

 

285:名無しの転生者

毒撒き散らすとは人間のクズが、このやろう

 

286:名無しの転生者

せっかく裏方やってくれる人にひでえ野郎だ

 

287:0能力

>>283 あっ、やる気がなくなってきた

 

【ガイア連合】とジュネス、県と市の代表者が集まる会議に出る時の場違い感よ。俺まだ高校生やぞ!

地元の盟主、つまり婚約者殿の祖父もいて、正直おっかなかったです。

 

まあ居てくれたおかげで土地収用とか新規道路敷設とかスムーズだったんだけどな!

 

288:名無しの転生者

見てください、これが癒着ってやつですよ

 

289:名無しの転生者

ガイア連合と地方のドンの蜜月

これは……悪の組織じゃな

 

290:名無しの転生者

なに?入婿して家つぐんで?

 

291:名無しの転生者

>悪の組織

それはそう

 

292:名無しの転生者

>悪の組織

割といまさら

 

293:名無しの転生者

>悪の組織

表では大企業すら次々傘下に加える企業連合

裏では地方のドンとつながる宗教団体、その名も【ガイア連合山梨支部】!

 

294:名無しの転生者

これゲームだったら倒される側だよな

 

295:名無しの転生者

勇者たちを待ち受け上から目線かましつつ「ば、ばかなー!!」って言いながら倒されたりするポジション

 

ついでに言えばラスボス前に倒され、本当の敵が分かったりする

 

296:名無しの転生者

でも……中身俺たちなんだよな

なんでうまくいってんだろな

 

297:名無しの転生者

なんでやろなぁ

 

298:名無しの転生者

ショタおじ筆頭に幹部勢がすごい、そうしておこうぜ

 

299:名無しの転生者

せやせや、難しいこと考えるのは頭のいい人に任せて

自分のシキガミを愛でる

人生とはそういうものでいいのだ。

 

300:0能力

>>290

そっちの家は息子さんやお孫さんもいるから俺かんけーねー

俺は一人暮らしする……はずだったんだ

 

301:名無しの転生者

金が足りないとか?

 

302:名無しの転生者

最近じゃ知り合いとシェアルームとかあるからそっち?

 

303:名無しの転生者

親が一人暮らし認めないパターンかな

 

304:名無しの転生者

娘ならともかく男なんてほっとくやろ

連帯保証人がだめなパターンと見た

 

305:名0能力

>>301

金はある、っていうか貯めた

なんのために依頼受けてたと、ついでに一部マッカも現金化してた

 

大学合格したんで、住むところ物色してたわけよ。

そしたら義祖父というか盟主さんが「孫娘も東京の中学校進学するから、一緒に暮らしたらどうかな^^」

って来て死んだ。

 

306:名無しの転生者

>マッカも現金化

マッカ現金化するやつとかいたの!?マジで!??

 

307:名無しの転生者

俺たちの中に不動産やってるやついたよなーって思いながら読んだらwww

 

308:名無しの転生者

JCと同棲とかこれまじ?

 

309:名無しの転生者

やっぱりポリスメン案件じゃないか

 

310:名無しの転生者

逃げないの? なかなか辛くねえかい?

 

311:名無しの転生者

逃がさねえからなぁって気迫を感じる

 

312:名無しの転生者

両親は反対しないんかい、間違えがあったら(社会的)死じゃね

 

313:名無しの転生者

最近はどこもガイア連合捕まえようと必死らしいからな

 

314:名無しの転生者

四国だか九州でもJCに絆される事案なかったっけ

 

315:名無しの転生者

さすがに先方の人が常駐するのでは?

大学生とJCの同棲、何も起こらないはずが無く

 

316:名無しの転生者

あーなんか聞いたな*2

大赦とかいうくそ雑魚霊能力団体だっけ?

 

317:名無しの転生者

絆されるとか情けないなお前ら

何人たりとも俺とシキガミちゃんの間に入るのは許さない俺を見習うんや!

 

318:名無しの転生者

クズにはなり切れない俺たちだからね

 

319:名無しの転生者

>>317

入らないというか、そもそも居ないというか

 

320:名無しの転生者

相手がくそ野郎ならばっさりだけど、か弱く見える人たちには弱いやつもいるからね

 

321:名無しの転生者

あんま深入りすると抜けれなくなるから、ほどほどにしておけよ

 

322:0能力

なお反応

うち両親:手を出すんじゃねーぞ

先方盟主:(*´∀`*)b

先方両親:手出したら殺すぞ

 

323:名無しの転生者

なんだこれw

 

324:名無しの転生者

俺も子持ちだから相手方ご両親の気持ちはよく分かる

いくらお家のためでもJCはあかんでしょwww

 

325:名無しの転生者

ロリコンって思われてるってコト!?

 

326:名無しの転生者

いや後戻りできないようにってことじゃねえの

知らんけど

 

327:名無しの転生者

あっ、ちょっとすいません無理なんで、一人暮らししますね^^;

って言って逃げるんだ

 

328:名無しの転生者

開けろ!デトロイト市警だ!

 

329:0能力

俺がまだ未成年だから住所とか抑えられちゃうし

隠れるにしろ、大学は分かってるからそのうちばれると思うんだよね

隠れ住むとかいやだぜ、めんどいし

 

330:名無しの転生者

逆に考えるんだ、シキガミちゃん迎えて2:1で迎撃だ!

 

331:名無しの転生者

迎撃って何をだよ

 

332:名無しの転生者

むしろコマしたれよ

 

333:名無しの転生者

エッチなのはいけないと思います。

 

334:名無しの転生者

エロゲーじゃないんだぞ、そういうので落とせるわけねえだろ

 

335:名無しの転生者

現実と仮想は区別しようぜ

 

336:名無しの転生者

メガテン世界に転生して現実と仮想の区別とは

 

337:名無しの転生者

ここまでJCになる婚約者の意思確認しようとするやつゼロ

 

338:名無しの転生者

この話はやめやめ

 

339:名無しの転生者

>>337

どうなんだろね。さすがに懐いてるくらいか?

 

340:名無しの転生者

女子はおっかないからな、実は捕食しようとしているのでは

 

341:名無しの転生者

第二次性徴期は女子のほうが速いから、もしか……して?

 

342:0能力

>>337

最後に確認したときは東京行ってもよろしくお願いいたします

って言われたくらいかな

 

さすがにエロ方面はないやろ

少なくとも俺の妹よりはいい子だと思う

 

343:名無しの転生者

私婚約者

コンゴトモヨロシク

 

344:名無しの転生者

悪魔扱いはNG

 

345:名無しの転生者

さすがに可愛そうだろw

 

346:名無しの転生者

>>342 そういや容姿きいたことないけどどうなん?

 

347:名無しの転生者

ちょっとだんしー、セクハラよー

 

348:名無しの転生者

そういうのは失礼じゃねーかなー

 

349:名無しの転生者

こんなときだけみんな紳士なのはなんでだぜ?

 

350:0能力

>>346

可愛いと思うよ

シキガミの存在がなければ、ぐらっときてたと思う

 

351:名無しの転生者

可愛いのか……報われない恋、あると思います

 

352:名無しの転生者

なんか合宿夜みたいな雰囲気になってきたな

 

353:名無しの転生者

>>352

誰が好きなんだよー、言わないから教えろよー

 

354:>>352

えー絶対言うだろー?

 

355:名無しの転生者

エロトークは他所でやれ

 

356:名無しの転生者

エロはおいておいて、その婚約者こっち側に引き込むのは賛成かな

 

357:名無しの転生者

でもどうするんよ、説得とかできるんか?

 

358:名無しの転生者

説得(物理)

 

359:名無しの転生者

説得(洗脳)

 

360:名無しの転生者

うーん、この

 

361:名無しの転生者

説得(会話)にならんのか

 

362:名無しの転生者

ここのメンツだと説得(改造)とかになりかねないからね

 

363:名無しの転生者

シキガミちゃんならそんな事考え無くて済むのにね

 

364:名無しの転生者

そりゃ、人とシキガミは違う存在だし

 

365:名無しの転生者

かくあれかしと作られたシキガミは裏切らんからな

 

366:名無しの転生者

そんな存在に命を吹き込めるショタおじは神なのでは

 

367:名無しの転生者

神様、仏様、ショタおじ様、早く僕のシキガミちゃんを作ってください

 

368:名無しの転生者

罰当たりやなw

 

369:名無しの転生者

天罰きそう

 

370:名無しの転生者

ショタおじがシキガミを通じてこっちをしばけるんだから

シキガミちゃんは神の意志を伝える天使なのでは

 

371:名無しの転生者

まあ天使だよね

 

372:名無しの転生者

うちのシキガミちゃんが天使なのはしょうがないよね

 

373:名無しの転生者

で結論は

 

374:名無しの転生者

シキガミは天使、ショタおじは神

 

375:名無しの転生者

ちげえwww

 

376:名無しの転生者

まあ打つ手は無いです

 

377:名無しの転生者

手は出さずに普通に学校通うしかないのでは?

 

378:名無しの転生者

無常やね

 

379:名無しの転生者

手荒い手段以外は、まあ無理ですね

 

380:名無しの転生者

チーン

 

381:0能力

困り果て 相談すれど 他人事 悲しいかな 悲しいかな

                       ──0能力

 

382:名無しの転生者

おっ、狂歌かな

 

383:名無しの転生者

悲しいなぁ(悲しいだけ

 

 

*1
ニャルラトホテプ

*2
カオス転生ごちゃまぜサマナー 小ネタ とある地方の異界事情 参照




読んでいただきありがとうございます!
誤字報告とか、これが……書き手側の画面というやつか!?と感動しております。


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後藤 将、東堂 草壱、谷田部 一郎

書いてる内に、やっぱりよく分からなくなってきましたが、連載に勢いは大切、孫氏にも書いてある。というわけで初投稿です。

後藤 将(ごとう まさる):地元の霊能力者
東藤 草壱(とうどう そういち):地元の盟主
谷田部 一郎(やたべ いちろう):主人公が通う高校の生徒会長



後藤 将

20XZ年1月XX日

G県YY市 市役所 第一会議室

 

冬寒くなる1月、私は市役所に来ていた。

別になにかの届け出を出すわけでは無い。ガイア連合がこの県に敷く結界用施設の説明会だ。

もちろん表向きは結界用施設などとは言わない。役人に霊能(オカルト)の話をしたところで一笑に付されるか、頭の病院を紹介されるかだ。

 

ガイア連合、彗星のごとく現れ、数多の霊的問題を解決し、またしつつある異能集団。

 

我らも最近その幕下に加わった……いや正確に言うのであれば、哀れんだ我らを保護した、というところだ。

彼らにかかれば、我らが血反吐を吐き命を捧げながら抑えていた異界を、ものの数時間で消滅させてしまえる。

 

今回ガイア連合……企業としてはガイアグループの一員として出席している六道氏とこの場にはいないもう一人が、我らの場所に派遣されてきた。

 

最初はなんだこの若造達はと思ったものだが……霊的才能は年齢を問わないことを失念するほど疲れていたのかもしれない。

我らの話を聞くのに1時間、準備に30分……そして異界の消滅に30分だ。

 

正直信じ難かった、我らの努力はなんだったのか。

そしてふざけるなと思った。どうして早く来てくれなかったのだと。

 

分かっている、これは私のエゴだ。

彼らに我らを助ける義務など無く、我らがその力を使い果たし、終わった後に来て異界を封印しても良いのだから。

 

「えー、初めまして。本日はお集まりいただきありがとうございます。

ガイアグループ所属の六道 玲治です、よろしくお願いいたします。

本日は、○○市に展開予定の株式会社ジュネス○○市店につきましての出店計画の説明をさせていただきます。

 

まず私のほうから本計画の全体説明、まあ大雑把に説明をさせていただき、その後ジュネス店舗詳細については

ジュネス事業企画部の三島より説明させていただきます。」

 

そう、ジュネス出店の説明会なのだ。

ガイア連合は近年各地に出店ラッシュを行っているジュネスを隠れ蓑にし、方々に結界を敷いている。

 

土地所有者や税収を伸ばしたい県、市、納入を行いたい地元企業、ライバル関係となる地元商店街の代表。

そんな人々が説明会参加者だ。

 

私も土地所有者としての表の顔で参加しているが、結界を敷いてもらえる――それもガイア連合製の強力なもの――なら諸手を挙げて賛成するに決まっている。

多分説明会の看板をだしているが、方々の人達に水面下でわたりが付いているのだろう。特に苦々しい顔をした人は見えない。

 

しかし結界を敷くのに一般商業施設を使うとは思わなかった。

普通結界のための施設は、異能者であればすぐ分かるものだ。

我々なら碑や地蔵、神社などを起点とし結界を敷くし、メシア教であれば教会を作る。

 

だがそれらはある種の分かりやすさがある為、隠れて結界を敷くには不向きだ。

 

一般の人々が毎日利用する施設を用い結界を敷くとは、さすが現代に適応した異能団体だと驚愕したものだ。

 

だが口惜しや、我々の住む場所近くではない。

ジュネスによって県内の霊的な災害は、大まかには沈静化するだろう。

だがそれも取りこぼしが出る程度の範囲だ。漏れてしまったものは地元の霊能組織、そう我々が出張るしか無いのだ。

異界一つどうにもならなかった我々が、ガイア連合製装備を貸与されただけでてきめんに強くなる。

人の質だけなく、装備の差まで否応なしに感じさせられる。

 

「まず、大型商業施設としてのジュネスをこちら……資料では5Pとなりますが、XXの土地に概ねYY万平方メートルの施設となります。また、それに合わせて新規道路の敷設も行う予定です。道路敷設に関しましては次ページの6Pに記載しております。

 

これらの土地の土地転用許可は、現在県に対して申請中です。

地権者の方々に対してはガイアグループ全体及び県議会議員の東藤議員と共に説得済みとなります。」

 

なんとも手回しのいいことだ。

既に東藤議員を抱きこんでいるとは信じがたい。

東藤氏はこの県の盟主といえる存在だ。今回、我々も東藤氏を通じてガイア連合に助けを求めた。

 

ガイア連合が勃興し、その影響力を増加させているとは引き換えに、根願寺はもうだめかもしれない。

少なくとも地方においては根願寺の権威は急速に衰えつつある。

 

この県での動きを見れば、他県に建設されているジュネスも、それぞれの土地の地主や名士・盟主を抱き込んでいるのかもしれない。

いやきっとそうだろう。

 

昨今の霊能災害は目に余る。

それぞれの土地に根付いてる人たちはきっと気付いているのだろう。

そして気づいたとしてもどうしようもないことに絶望もしていた。

 

そこに現れたガイア連合、その威力は絶大だ。

なんらかのマッチポンプなのだろうかと疑うくらいだ。

 

「また、ジュネス以外の弊グループの施設も建設予定です。

これはグループ内の相互協力をスムーズに行うための施設となり、どちらかというとBtoB用の施設となり、BtoCには活用しない予定です。ご理解ください。

 

この部分の詳細資料は15Pの内容となります。

建設場所といたしましては県内各所となり、本市内だけではありません。」

 

この部分で我々が関係する。

我々が血で贖って封印した異界を復活しないよう、結界施設を立てる。そのための施設だ。

一部はガイア連合の出張所となると聞いている。

出張所は我々が逆立ちしても勝てないような装備の数々を備えると……

 

「どうも、株式会社ジュネス、事業企画部の三島です。これからは建設されますジュネスの具体的内容などの説明させていただきます。

まず、20Pの内容となりますが、建物内部の割り当てについては地元業者様のスペースとして~~」

 

まあ私にはジュネスの内部はどうでもいいのだ。結界さえ敷いてもらえれば、商業施設として利用することは……あまりないだろう。

それよりも一仕事終えた顔をしている、あの六道氏だ。

 

知らなかった事だが六道氏はこの県内の霊能力者の一族という。

それがガイア連合に入り、このような場に出てくるほど出世しているとは……

 

惜しい、実に惜しい。

先に知っておれば、女でも……男でも侍らせたというのに。

 

だが東堂氏がいる。なんでも彼の孫娘と六道氏は婚約しているとか。

さすがに彼の顔を潰すわけにはいかん、拾った命を怒らせて捨てるわけにもいかん。

 

「えー、他に質問はございませんか?

 

……無いようですので、最後に東堂議員の発言をいただき本説明会を終了させていただきます。

 

では東堂議員どうぞ」

 

他のことをつらつら考えているうちに説明会も終わろうとしている。

 

「紹介いただきました東堂です。ガイアグループ、また株式会社ジュネス様のご協力を頂き

本県に大型施設を誘致することができました。先程六道氏の仰った通り地元の方々とも協力し、さらなる県及び市の発展が望めるものと、私は確信しております。

是非皆々様もご協力をしていただき、計画を推進していきましょう!

 

以上となります。ありがとうございました。」

 

東堂議員の閉めの言葉で、神妙に拝聴していた参加者たちが三々五々帰っていく。

 

私には帰る前にやることがある。

せっかくなのだから少しでも六道氏との縁を深めたいのだから。

 

─────────────────────────────────────────

 

東藤 草壱

20XZ年2月XX日

G県YY市 東藤宅

 

「父さん、僕は反対です。春華と一緒に暮らさせるとか……正気とは思えません」

 

目の前の息子は怒りの表情で私に食って掛かる。机の向こう側にいるのに怒りから発せられる熱で身を焦がされそうだ。

何か正当な理由がなければ許さんぞと表情が語っている。

まあ普通はそうだろう。自分の大切な娘がよく知らない男と暮らすなどと聞けば怒り狂うだろう。

だが、秘密は知る人が少なければ漏れづらい。どう答えたものか、思案していると。

 

「答えてくれよ、父さん」

 

机に手を叩きつける”バンッ”という音と共に、息子が身を乗り出してくる。

 

「私が、国政に転身するかもしれない話は知っているな」

 

「見延さん*1が引退するけど、後継者が居ないからって父さんが代わりにって話でしょう?

その話と今回の件に何の関係があるっていうんですか」

 

「その話は本決まりになりつつある、その後県での椅子はお前が座ることになるだろう

そろそろ独り立ちの時期だ。県内での話はお前が取りまとめるんだ」

 

息子は困惑している。話がすり替えられていると思っているのだろう。

そういうところはある、だが物事はすべてつながっているのだ。

 

「次の”会合”からお前を連れていく。出ればわかる。」

 

「出ればわかるって、えぇ……」

 

息子は私がこれ以上何も言うことが無いことを察したのか、しぶしぶ部屋を出ていく。

 

「説明しなくてよろしかったんですか」

脇で仕事をしていた秘書が問いかけてくる。

現在の東藤家の立ち位置を1から10まで説明するのはひどく骨だ。

 

「私の100の言葉より、困っている有権者の言葉の方が効くだろう」

 

会合には県下の霊能で問題を抱えている人も出席する。

そこで生の声を聞けば、少しは認識するだろう。細かい説明はそれからでいい。

 

私に入ってくる情報はこの世界が変わりつつあるということを示している。

心得がある人にはほんのりと判る形でこの世界が侵食され、そして今では異能の才の無い私ですら感づくほどに進行している。

終末の足音が聞こえ、終わりが始まる。

 

悪魔が世界を乗り越えてやってくる。そういうオカルトの話はテレビの向こう側であれば楽しんでいられたが、現実に影響を及ぼすとなると真顔になる。

普通の人には見えない害獣がそこらをうろつき、退治できる人材は貴重。

これは、米ソの核弾頭が世界の頭上につり下がっていた時代よりも、人類滅亡に近い気さえする。

 

だからこそガイア連合との縁は切ってはならない。

彼らには力がある、民草を悪魔から守る力が。

 

彼らに切られてしまえば、我らは徒手空拳で砂漠に放り出されるのに等しい。

 

六道君との縁はつないだが、そこから踏み込むか引くか。その選択肢はひどく難しい。

ガイア連合の方々の内、幾人かに私は会った。

聖人君子ではないが蕩児愚人でもない。善性と悪性を共に持つ方々。

つまりその方々の性根は一般市民と同等ということだ。

 

善人であるならば、我らは助けを乞えばいいだろう。悪人であれば利益を提示すれば釣れるだろう。

だが善と悪の濃淡がある人への望みはどうすればいいのだろうか。

 

普通の人であれば、地縁、血縁、利益関係などで縛れる。縛る鎖から抜けだし、自由となるのはひどく難しい事だ。

だが鎖を引きちぎれる力がある人達には何を用いればいいのか。

 

踏み込めば逃げることも反撃することも可能な方々だ。彼我の立ち位置を見定めるのは困難。

藪をつついて蛇が出るということも十二分に考えられる。

 

何が地雷かわからないから慎重にならねばならないが、地雷を恐れて進むのを止めれば待っているのは死だ。

だから立ち止まることは許されない。私は行動せねばならぬ。

 

思い出したかのように秘書がこちらに投げかける。

 

「お嬢様の婚約の件であれだけうるさかった親戚の方々も随分静かになりましたね」

 

「ガイアグループの若き幹部*2ともなれば文句も言えまい。手のひら返して褒め殺ししてきたわ。

逆に利益をよこせとうるさくなった、まったく邪魔な手合よ」

 

「確かにガイア側代表者の一人として来るとは思っても見ませんでしたね。ガイア連合の人材が足りないのか、彼が優秀なのか……」

 

ジュネス事業計画の説明会に出てからは、県内の有力者が彼に秋波を送るようになってしまった。

最近ガイア連合傘下に入った連中は特に必死だ。だがその思いに、彼は引いていたな。

連合内有力者とのつながりを作れば、装備などの優遇を受けられると考えているのだろうが、目に余る。

その場ではなんとか引き剥がしたが、県内にいれば面倒なことになるかもしれん。

 

私には霊的才能が無いためよく分からないが、彼が何気なくもってきた装備やアイテムは伝説級のアーティファクトだと、ガイア連合外の霊能力者は言っておった。

つまりは技術力に天地の差があるのだろう。

そんなものをチラつかさせれば、腹の減った犬のようにもなろう。

 

「草史郎君の言い分ではないですが、やはり中学生と大学生の同棲は如何なものかと思います。

言われた彼も引いていたじゃないですか。よろしいんですか?」

 

分かっている。だが……縁が切れてもまずいのだ。やるべきだと、私は判断した。

孫娘の頼み事でもあるしな。

 

「仕方あるまい、彼が大学進後そこで連れ合いでも作られたらたまらん。

残念ながら今はこちらのほうが下手となってしまった。幸い孫娘は嫌われてはおらんようだし……

嫌われず、なおかつ他の女を作らせない微妙な舵取りができるといいのだが……」

 

正直むずかしいだろう。

ひどい話だが、彼から孫娘に手を出してくれればと思わずにはいらなれない。言葉に出してしまえば……私はあの世行きだろうがな。*3

 

「家事はどうされるので?お嬢様もある程度できるでしょうが……

自分の過去を思い出せばわかりますが、男の大学生なんてひどいものですよ」

 

「通いの女中*4を雇う、今信用できる人間を選定中だ。

こちらで住む場所を提供するのだ、問題ないようにしなければな」

 

「こちらから派遣せず……そして、住み込みでもないのですね」

 

「住み込みにはしない。監視されていると思われても面白くないからな

ただ……定期的にこちらに報告はしてもらう」

 

表向きはそうだが、孫娘の希望でもある。困ったという思いと頼もしい思いが交錯する。

 

「付かず離れずですか、まだ先の話ですが彼の卒業後はどうするのですか?」

 

「そこまではわからん、まあ我が孫娘の手腕に期待というところかな」

そう分からない。この世界が残っているかどうかもな。

 

願わくばお互いの仲が深まってほしい。

本当に頼む。一族の為、県民の為に、そして場合によっては日本の為に。

 

─────────────────────────────────────────

 

谷田部 一郎

20XZ年12月XX日

G県YY市 YY高等学校 廊下

 

「すまんね六道君」

 

「あー、まあどっちかっていうとお疲れ様ですは生徒会長のほうじゃないっすかね

そろそろ生徒会交代の時期でしょ?引き継ぎやらなんやらあるし、受験も控えてるでしょうに」

 

「僕は推薦だから、まあ」

 

「そいつは羨ましい、俺の方は普通にテスト受けなきゃならんのですよ、頼まれなきゃ今頃自宅で勉強ですよ」

 

「はは、重ね重ねすまんね。校長先生からも言われてね、君ならできるって聞いたよ。」

 

「できるかもしれませんが……なんでまたこの時期なんですかね、まったく」

 

ぶつぶつと文句を言う六道君に、僕も相槌をうちながら夜の学校を歩く。

なんでこんなことになったかといえば、幽霊がでるって噂のせいだ。

まったく、小学生じゃないんだぞとも思ったが、女子生徒一人が何かに襲われたとかで、安全を取って、部活なども日が出てるいる内に切り上げだ。

 

隣にいる竹刀袋を持って僕と一緒に歩いている男は六道玲治、同じ三年生の男子生徒だ。

事件を受けて生徒会として夜中の見回りすることとなったとき、学校側から彼に手伝ってもらえと言われ困惑した。

彼は生徒会役員でもないし、武道系の部活にも所属してもいない。さらにいうなら僕と同じクラスになったことが無いから、噂だけは聞いたことあるという程度の人だ。

 

その人柄は知らないが、噂だけはいろいろある。

曰く、剣道ではなく剣術道場に通い、人斬りの訓練を行い、夜な夜な人斬りをしている、とか。

曰く、パトカーに乗って犯罪現場に駆け付け、凶悪犯逮捕に協力している、とか。

さらには、地元有力者のイヌとなって策謀に協力しているなどなど。

 

どれもドラマの見過ぎじゃないかと疑う、荒唐無稽な話ばかり聞こえてくる。

そんな正義の味方か馬鹿なのか分からない人だが学業は優秀だ。

うちの学校は上位50人ほどはテストの成績が張り出されるが、彼は大体一桁にいる。

 

勉強はできるが、噂からくる姿は凶悪犯罪者な彼だが……火が無いところに煙は立たずを実感できる。

隣を歩く彼をちらりと見れば、その芯が入った歩きは武道─それも高段者─を嗜んでいることを感じさせる。

僕の身長は172だが、彼の頭はこぶし一つ分大きい、多分180くらいか。

でかくて強そう、そして頭もいいが……油断なく周囲を見回す目は鋭い

……失礼な物言いだが、もてるタイプじゃないな。

 

そんな彼だが話してみると普通の生徒にしか思えない。

 

「なあ、今回の件、何が原因か予想できるかい?」

 

「原因って言われましても、先生が言ってる通り動物か、もしくは不審者じゃないんですか?」

 

「いや、被害にあった女性生徒は、こっくりさんをやってたそうだ」

 

「そういうのは小学生で卒業しておいてほしいところですね、高校生になってまでなんでまた」

 

「そこのところはわからないよ。襲われたというのは表向きの事で、トイレで倒れていたそうだ。」

 

「はぁ、そうなんですか」

 

気の抜けた返事とは裏腹に彼の目が鋭く変化する姿を見逃さなかった。

彼はそんなオカルト話を嘘だとは思っていない。

 

「発見した別の女子生徒は、おかっぱ頭の小さい子供を見たと証言してるらしい。

昔の映画じゃないけど、トイレの花子さんでも出たのかもしれないね」

 

「トイレの花子さんですか、そりゃまた……」

 

彼はなにか思案しているようだ。

持ってきている竹刀袋を強く握っている。

 

「その持ってきている竹刀袋だけど、なにか出たらぶっ飛ばすのかい?」

 

「何か出たら、そのつもりですよ。でも抜かぬ太刀が一番って昔の人も言ってますからね。」

 

「そりゃ何もでないのが一番さ、倒れた女子生徒が回復して、あれはなにかの見間違いだった。そうなるのが一番面倒がない」

 

「生徒会長としていいんですかそれ」

 

「進んで苦労を背負い込みたい人はそう居ないでしょ……二階のトイレ、確認よし」

 

教室を見回り、トイレその他の部屋に何か居ないかを確認していく。

人っ子一人いない学校内は、気温も相まってか寒々しい。

 

「何か感じるかい?」

 

そう隣に問いかける

 

「ここには居なそうですね」

 

まあ、居てもらっても困るし、どうせ幽霊の正体見たり枯れ尾花という風になにか違うものを勘違いした口だろう。

3階に上がっていくと玲治君が話かけてくる。

 

「生徒会長、今からでも遅くないんで生徒会室で待ちません?別に生徒会長自らやらんでもいいんでしょう?」

 

いや何を言っているのだ。率先垂範だろうに、僕がやらなければ誰もやらないぞ

 

「あ そ び ま しょ」

 

「いや、生徒会長なのだからやら……、何か聞こえたかい?」

 

「……」

 

彼は何も答えない。声は3階の女子トイレから聞こえたような気がする。僕らは慎重に近づく。

 

「生徒会長は俺の後ろに」

 

「ぼくが……いや任せた」

 

彼の鬼気迫る形相にびびったのではないと言い訳しておく。無いったら無いのだ。

彼が竹刀袋から竹刀を……いや刀!?

 

彼が取り出したのは鞘に入った刀であった。

嘘だろここは学校だぞ、凶器を持ち込むんじゃない。先生は分かって彼を推薦したのか!?

 

彼が抜き放った刀を持ち、女子トイレに扉を開けた時僕の後ろから声がした。

 

「あ そ び ま しょ」

 

廊下の真ん中に便器がある。そう、便器だ。

目がおかしくなったのか?勉強と生徒会長としての業務で疲れたかな。

だがそこにあるはずの無い便器は廊下に鎮座している。目をこすったとしても消えない。

 

「バックアタックかよぉぉ!!」

 

六道君が吠える。

 

僕の目には半透明でおかっぱ頭の少女が見える。だが……ただの少女じゃない!

 

少女から死の霧が漂ってくるように感じる。

目に見えるはずのない死の概念が僕に(なんだっけ、波のように?)

僕は死ぬ。絶対的な死だ。

 

だがそれは後ろからの発光(テトラジャ)によって霧散した。

 

「あっ、あっ!?」

 

うまく言葉がでない、いつの間にか尻もちをついており、立てない。腰が抜けてしまったのかもしれない。

 

「すまんね!生徒会長殿」

 

そう言って六道君が脇の教室に僕を放り込む。

痛い!力任せに放り込まれたせいで僕の体が教室内の机と椅子を薙ぎ払う。

 

焔よ!(アガシオン)

 

彼が何事かを叫ぶと、炎のようなものが彼の胸から飛び出す。

刀を抜き放ち斬りかかる彼をひっくり返りながら見る。

なにか現実味が無い。何が起こっているんだ?

 

彼の周りを回る炎から炎が発射され、おかっぱの女の子を焼く。

僕はいつのまにかゲームの世界に転生していたのかもしれない。

刀を抜いた生徒が学校内で武器を振り回すとか、ゲームか漫画でしか許されないぞ。

ということは、ここは非現実世界なのだ。

 

僕が体の痛みと精神的ショックで現実逃避している間にも六道君は戦闘を繰り広げている。

 

し ん じゃ え(ムド)

 

死の気配が六道君を包むが、彼が取り出した石を握りつぶすと辺りを光が満たす。

あの石がなんらかの対抗策なのか。

 

「これで……終わりだ!」

 

彼の刀がおかっぱの女の子を貫くと、その体が煙のように消えていく。倒したのか……?

 

あたりは静まり返っている。戦闘が起こった後とは信じられないほどだ。

もしかしたら僕がこの部屋で寝ていただけなのでは?

だが教室内の散乱する机と椅子が現実を教えてくれる。

 

「生徒会長、立てますか?」

 

心配したように声をかけてくる。

 

「あ、ああ。」

 

まだ体が痛いがなんとか立ち上がる。

 

「今のはなんだったんだ??? 僕は現実に生きているのか???」

 

「あー、まあ夢のようなもんですよ。悪夢っていうとびっきりクソなやつ

 

まあ、多分終わりましたんで、先生に報告して見回りも終わりにしましょう。」

 

そういえばなんで先生が来ないんだろうか。職員室から離れていても聞こえるんじゃないか?

 

「多分先生が来ないって不思議に思ってるみたいですが、一応説明しときますとね、

一時的に異世界になってたんですよここ、だから音は職員室まで届いちゃいませんよ

 

まあ、信じられないとは思いますが。」

 

「そう言われても、僕はとても信じられないよ。」

 

「そりゃそうだ。逆の立場だったら俺もそう言いますよ。

だから……夢でも見たと思って全て忘れちまうのが一番いいんです」

 

そう言って彼は歩いて行く。

 

「あー……赤字だぜ、依頼にしてもらったほうが良かったか……でもなー……」

 

「ちょ、ちょっとまってくれ」

 

ブツブツ言う彼を追いかける。

こんなところに置き去りにしないくれ。あんな化け物がでなくても死にそうだ。

 

痛む体をひきずり職員室に報告し─何も無かったことにしたが─家路に付く。

彼は何者なのか、そんなことを考えながら。

 

 

3月、卒業の季節だ。

あの後、学校では特に何もなかった。

吹き飛ばした後、そのままにしてしまった机と椅子が少々問題になったくらいだ。

 

結局六道君が何者なのかはわからないままだ。

 

彼と僕とでは進学先は違う。卒業してしまえば会うことは無いかもしれない。

だから最後に言っておきたいことを言う。

 

「六道君ちょっといいかな?」

 

「なんです、生徒会……いや元生徒会長殿? 愛の告白なら受け付けておりませんぜ」

 

「いや、そういう話じゃないだが……」

 

今日はテンション高いじゃないか。卒業ということで未来に思いを馳せているのか?まあいい。

 

「君は……勇者だったのか?」

 

「はっ?」

 

彼はマヌケな顔を晒している。何故だ、渾身の質問だったのだが。

 

「いや、特別な力を持ち、裏で悪魔から世界を守っているのだろう?勇者じゃないか」

 

「あのー……、そのー……、ム○みたいな雑誌を愛読していらっしゃいます?」

 

「そんな本があるのかい?」

 

彼は頭を抱え始めた。おかしい、ここは認める流れだったろうに。

しかし勇者でないとすると何者なのだ。

 

「元生徒会長殿は……割りと愉快な人だったんですね、知りませんでしたよ。

 

ハハ、早くに知り合っていれば、楽しくつるめたかもしれませんね。

 

まー、裏世界で動いてるのはあんまり間違いじゃありませんが……詳しく知ってしまうと、死んじゃいますよ」

 

最後の方の言葉は、僕の耳に口を寄せ囁くように伝えてくる。

 

「おっ六道、お前元生徒会長殿に告白かー?お前がホモだったとは卒業するまで知らなかったぜ。

もしかして俺の尻でも狙ってたのか?」

 

「何馬鹿言ってんだよ。ホモだって好みがあるんだぜ」

 

「はっ、よく言うぜ。俺ほどのイケメンはそうは居ねえぜ? ほら早く行こうぜ待ってるぞ」

 

彼の友達なのか、馬鹿話をしながら僕の前から去ってゆく。

最後に彼が振り返り僕に伝える。

 

「縁があったらまた会うこともありますよ。じゃまた会う日まで」

 

また会う日までか……いい言葉だ。

微笑みを浮かべる自分がいるが、悪い気分じゃない。

未来は分からない。再会した時、お互いどういう立場かわからないが、きっと楽しいだろう。

 

そんな思いを胸に僕も踵を返す。

*1
県選出国会議員 覚えなくていいよ

*2
勘違い

*3
でも微妙な態度には出てた

*4
お手伝いさん




名前設定したのに文章中では出てこないってマジ?

サラッと書くつもりが膨れてる気がする。
次は掲示板、がんばります。


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part184

いつも誤字報告ありがとうございます。

今回は短いけど初投稿です。
いやなんか話が膨らまなかったのと3日に一回はやっぱきついなって





覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part184

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part119

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part35

http://xxxxxxx

 

設立された山梨支部について語りたいなら

ガイア連合山梨支部スレ その60

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その30

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part335

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

まじめな相談はまじめに回答しましょう

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part183

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

184:名無しの転生者

前衛と後衛の位置取りが分からないんだよね

自分後衛なんだけど、前衛にあたりそうでヒヤヒヤするわ

 

185:名無しの転生者

前衛は前衛で後ろ見えないから、攻撃されててもなかなかヘルプ行けない

戦闘時は結構うるさいし、音じゃ無理だから気配くらいしかだめだ

やっぱゲームみたいにはいかなくて辛い

 

186:名無しの転生者

後ろに目をつけるんだよ!

 

187:名無しの転生者

ア〇ロじゃないなので無理です

 

188:名無しの転生者

俺たち一般人だから無理です

 

189:名無しの転生者

敵悪魔も頭が良いのになると普通に弱そうな後衛殴ってくるからな

ゲームだったら交渉の会話くらいしか影響しなかったものがここまで違うとは

このリハクの目をもってしても読めなかった

 

190:名無しの転生者

リハクはメ〇ラ定期

 

191:名無しの転生者

あいつ、お話の都合だけど全部読み違えてるじゃん

 

192:名無しの転生者

リハクは犠牲になったのだ

お話の都合という大いなる意思の犠牲にな

 

193:名無しの転生者

事前に打合せを密にして、AしたらB、CしたらD

みたいな行動パターン作って戦闘するしかないんじゃね?

 

194:名無しの転生者

でも戦闘中割と一杯一杯になるから忘れちゃうんだよね

 

195:名無しの転生者

そこは雑魚で練習するしかないな

 

196:名無しの転生者

安全なのはシキガミに前衛してもらって

俺たちは後方からアイテムor回復係じゃない?

 

197:名無しの転生者

マイシキガミが傷つくのはちょっと……

 

198:名無しの転生者

それだったら雑魚をみんなで袋叩きしかないじゃん

 

199:名無しの転生者

結局結論でないじゃん

高Lvの人の意見が聞きたいわ

 

200:名無しの転生者

高Lvは高Lvで参考にならねえぞ

下手すると経験とか勘って言ってくるぞ

 

201:名無しの転生者

この辛さ

MMORPGのRaidを思い出すわ

 

202:名無しの転生者

MMORPGのRaidは

参加者全員での縄跳びだから……

 

203:名無しの転生者

失敗からの罵倒、劇詰め、そして雰囲気ギスギスから喧嘩、解散へ

いやーきついっす

 

204:名無しの転生者

むしろ複数人対応アクションゲーでは?

 

205:名無しの転生者

MMORPGの敵は頭使ってこないから……

 

206:名無しの転生者

もうあきらめてショタおじの脛齧ろうぜ

痛い思いはいやなんじゃ……

 

207:名無しの転生者

全員で脛齧ったら、さすがのショタおじの脛も無くなっちまうだろ

それにレベルあげとかないと他にどやれないじゃん

 

208:名無しの転生者

チッ、レベルたったの5か、ゴミめ!

ですね、分かります。

 

209:0能力

【悲報】俺氏宅襲撃される【マジかよ】

 

210:名無しの転生者

はい?

 

211:名無しの転生者

えっ?

 

212:名無しの転生者

襲撃とかしゃれにならんしょ

 

213:名無しの転生者

おいおい、ずいぶん大ごとじゃねーか

 

214:名無しの転生者

えっ、うちらを襲撃とかどこの馬鹿なん?

 

215:名無しの転生者

メシアの襲撃でもうけたんか

 

216:名無しの転生者

怖っ、ちかよらんどこ

 

217:名無しの転生者

ダークサマナー、まだ生きていたのか

 

218:名無しの転生者

ファントムソサエティが何らかの理由で襲撃してきたとか

 

219:名無しの転生者

霊視ニキみたいにメシアが拉致監禁しようとしたか

 

220:名無しの転生者

シド神父でも出たか

 

221:名無しの転生者

いやキャロルJのほうが面白いと思う

 

222:名無しの転生者

仮面党の連中かもしれん

 

223:名無しの転生者

いやいや天堂組の討ち入りよ

 

224:名無しの転生者

ファントムソサエティといえば、マヨーネっぽい人見かけたな

 

225:名無しの転生者

お前ら自分の知ってる悪の組織とか人を上げてるだけじゃねーかw

 

226:名無しの転生者

いやでも書き込めるんだから大丈夫だったのでは

お礼参りに必要だとは思うけどよ

 

227:名無しの転生者

家に結界は無かったの?無かったら不用心じゃないかな

どっかの組織がガイア連合に呪詛かましたら、カウンターで即死してたろ?

まさか結界抜くような組織か個人だったんか?

 

228:名無しの転生者

まさかうちらの組織にスパイはいねー……よな?

事務方あたりから住所抜かれて襲撃とかいやだぜ

 

229:名無しの転生者

さすがにそれはバレるだろ

ショタおじの目から逃れることはできんだろ……多分きっと

 

230:名無しの転生者

もうちょっと自身有りげに言えよ、気になるじゃねーか

 

231:名無しの転生者

今のところスパイ関係が入れたとは聞いたこと無いな

 

232:名無しの転生者

摘発される瞬間まで居るとはわからんだろ

 

233:0能力

今の所、誰が襲撃してきたかはわからん

悪魔が来やがったからサマナー関係だとは思う

 

本部にヘルプコール送ったら、おっとり刀で駆け付けてくれたので助かった

むしろヘルプコール送るまでの5分が死闘だった

 

>>227 設置前だったんだよね

ほら、今の自宅俺が選定したわけじゃないから……

 

なんだかんだいって装備品有無は戦闘に効く

兄に会う前に鎖帷子を着込んだという宇喜多忠家の気持ちが分かる

 

234:名無しの転生者

ゲームみたいに自宅襲撃されても装備全部あるとかじゃないからねー

 

235:名無しの転生者

常在戦場ですね、分かります

 

236:名無しの転生者

襲撃者はどんなやつだったんよ

場合によってはこっちも備えないと怖いぞ

 

237:名無しの転生者

お礼参り行くなら声かけてくれ、ガイア連合に手を出したら痛い目見るって教えないとな

 

238:名無しの転生者

>>設置前

これは家選定者をケジメですねぇ

 

239:名無しの転生者

うちの紹介物件だったら、その辺きっちりしてるしな

 

240:名無しの転生者

ヤクザの出入りみたいだなw

 

241:名無しの転生者

いやー、でも霊能業界割りと自力救済強くない?

表の法執行機関じゃなんもできねえし

 

242:名無しの転生者

まずは見えてから。だからなぁ

 

243:名無しの転生者

見えちゃいけないもの見れるようになるのは、備えていても割りとびびったからね

ショタおじの修行が懐かしいわ

 

244:名無しの転生者

覚醒者も再度うけてええんやで?

あの、短期間覚醒修行をよ?

 

245:名無しの転生者

いや、私は遠慮しておきます。

 

246:名無しの転生者

二度とごめんです(真顔

 

247:名無しの転生者

トラウマが蘇るからやめてクレメンス

 

248:0能力

装備一式無かったんで、アナライズもできてないんだよね

ショタおじきたら一撃だったしさ

 

249:名無しの転生者

ショタおじがヘルプにきたんか。

あの人の転生者への優しさは五臓六腑に染み渡るでぇ

 

250:名無しの転生者

さすがにショタおじに勝てる悪魔だったら世界が滅びるか

 

251:名無しの転生者

0能力君を仕留めきれない程度だしな

今何Lvくらいだっけ?

 

252:名無しの転生者

誰だかわからんがなかなかやるな

0能力君割と強かったよな?

上位陣ほどじゃないにしろかなりのやりてだったはずだが

 

253:名無しの転生者

>>アナライズもできてない

ショタおじに聞けば良いのでは?

 

254:0能力

俺の命に別状はないんだが、婚約者殿が俺を庇って瀕死になりもうした

割と頭の中真っ白になったし、両親になんて説明すればってパニくったよ…….

 

>>ショタおじ

終わったら、仕事にドナドナされて行った……

ありがたいけど正直かわいそう

 

襲ったやつを調べるための占術やら調査はするらしいけどね

みんな仕事押し付け過ぎなのでは?

 

255:名無しの転生者

>>庇って

ヒロインの風格

 

256:名無しの転生者

>>庇って

かわいそうだけど、やるじゃん

 

257:名無しの転生者

>>ショタおじドナドナ

ショタおじかわいそう……でも仕事はしてね(*^_^*)

 

258:名無しの転生者

攻撃に巻き込まれたんじゃないのか

R.I.P

 

259:名無しの転生者

一般人が死んでお前さんが生き残ったならまだマシじゃん

これが逆だったら目も当てられねえぞ

 

260:名無しの転生者

瀕死だといのにみんな殺そうとしてる……

 

261:名無しの転生者

外傷による死亡なら割と復活できるからへーきへーき

でも、老衰は簡便な

 

262:名無しの転生者

ショタおじは仕事するマシーンだから……

 

263:名無しの転生者

うちらが本気出せばすぐ発見されるやろ

ショタおじが出張るほど強くなさそうだし、さくっとつぶせるのでは?

 

264:名無しの転生者

どうせ野生のダークサマナーあたりだろ

 

265:0能力

チャイムなったからインターフォン越しに誰もいないから無視したんだけど

2回目が鳴って、なんかのいたずらだと思って開けたらアンブッシュされた。ウカツ!

 

266:名無しの転生者

悪戯小僧(ダークサマナー)

 

267:名無しの転生者

こんなところに敵は居ないだろうという心のすきを突いた

あまりに単純なトラップ

 

268:名無しの転生者

アイサツ前のアンブッシュは一回だけならシツレイにあたらないから

 

269:名無しの転生者

忍殺じゃねーんだぞwww

 

270:名無しの転生者

ドーモ、ダークサマナーです、ゼロアビリティ=サン

ドーモ、ゼロアビリティです、ダークサマナー=サン

突如扉を吹き飛ばしながら部屋へのエントリーを決めたダークサマナー=サンは

軽やかなる姿勢制御にて空中にて華麗なアイサツを決めた!

アイサツ前のアンブッシュは一回ならシツレイにあたらぬとはいえ、攻撃を決めた0.1秒後のアイサツをから、さらに追撃を決めるとは!

……イマイチだな

 

271:名無しの転生者

おいwww続けろよwww

気なるだろ

 

272:名無しの転生者

野生の物書き来る

 

273:名無しの転生者

東京怖いなーとずまりしとこ

 

274:0能力

>>270

なんで忍殺風味なのかわからんけど、そんな感じで奇襲され

態勢を崩された状態で追撃されて、やばい!って時に突き飛ばされたお陰で

致命傷は避けれた流れ

 

275:名無しの転生者

良く突き飛ばせたな

俺たち覚醒者だと重いだろに

 

276:名無しの転生者

突き飛ばした代わりに引かれたと

 

277:名無しの転生者

異世界転生かな?

 

278:名無しの転生者

なろう系婚約者

 

279:名無しの転生者

突き飛ばした代わりに引かれたと

 

280:名無しの転生者

異世界転生かな?

 

281:名無しの転生者

むしろ俺たちが前世でトラックに引かれたのではなかろうか

 

282:0能力

で、戦闘終了後、瀕死の婚約者にディアかけたんだが、どうも相手の武器が呪物だったらしく

非覚醒者相手だと魂まで傷ついて、回復も蘇生も困難なんだって

バットステータス:カースみたいなもんだとか

 

それで、医療班になんとかならないかって相談したら

シキガミパーツ移植なら助かるかもって言われて……お願いしました

 

283:名無しの転生者

>>シキガミパーツ移植

あー、例のTSニキみたいなもんか

 

284:名無しの転生者

>>シキガミパーツ

俺たちへ使うならともかく、一般人へは使うのはもったいなくね?

結構な人数が順番待ちしてるやろ?

 

285:名無しの転生者

最近は自衛隊ニキまで生贄になりましたね……

 

286:名無しの転生者

順番待ちに割り込むのは許せんなぁ

 

287:名無しの転生者

>>285

あれはしゃーない、誰だって怒る

 

288:名無しの転生者

順番待ちに割り込むのは許せんなぁ

 

289:名無しの転生者

マジな話、外部の奴の為に割り込むのは許容できないよ?

 

290:名無しの転生者

気持ちはわかるけど、ちょっとね

 

291:名無しの転生者

わい未覚醒なれども順番待ち侍、怒りに震える

 

292:名無しの転生者

まず覚醒しろよw

 

293:名無しの転生者

修行しろ、そして俺と一緒の地獄を見ろ^^

 

294:0能力

いやさすがに割り込むのはまずいんで、

自分のシキガミ用のを使ってもらった

まあ、手術は成功して助かったんだが……どうにも副作用?があったぽい

 

295:名無しの転生者

>>自分のシキガミ

はっ??? マジで??? 自分のシキガミのを???

嘘だろ丈太郎

 

296:名無しの転生者

こいつには覚悟がありますよ!

 

えっまじ?

 

297:名無しの転生者

そいつはあたおか案件では?

 

298:名無しの転生者

また列に並びなおしとか、マゾかよこのやろう

 

299:名無しの転生者

割り込みじゃないなら良いけど、それはそれで信じらんねえな

 

300:名無しの転生者

一般人に絆されちゃって……

 

301:名無しの転生者

別に死んでもええやろ、自由になれるぞ

 

302:名無しの転生者

戦力ダウンじゃん、いいのそれ?

 

303:0能力

そうこうしてるうちに警察と救急きちゃったんで、一時的チャームにして

ガイア連合の息の掛かった病院に搬送してもらったけど

警察どうしようかなぁ、まじめんどい

 

304:名無しの転生者

警察は鬼門はっきりわかんだね

 

305:名無しの転生者

武器持ってるときに警察官の姿を見るとドキドキしちゃう

 

306:名無しの転生者

東京で襲われて踏んだり蹴ったりやな

 

307:名無しの転生者

しょうがねえなぁ貸し一つだぜ

 

308:名無しの転生者

俺も動くかね

 

309:名無しの転生者

なに?俺たちの中に権力者なんているの?

 

310:名無しの転生者

警察上層部俺たち……なんかだめそう

 

311:名無しの転生者

でも前に警察官俺たち居たよな?

 

312:名無しの転生者

警察官つっても所轄と本庁じゃいろいろ差があるっしょ

どんな立場かでやれること違うからね

 

313:名無しの転生者

政治家のほうじゃね、都か国かわからんが

 

314:名無しの転生者

「政治家俺たち」という言葉から感じる、あっこれだめかも感

 

315:名無しの転生者

でもガイア連合幹部俺たちでもあるんで……

 

316:名無しの転生者

やはり終末は我々が起こすのではないだろうか

 

317:名無しの転生者

でも捜査自体を潰すのできるんかね

 

318:名無しの転生者

捜査つぶせるってことは、無辜の一般人が被害うけた捜査を潰せるってことだから

それはそれで怖いな

 

319:名無しの転生者

それで婚約者ちゃんどうなったん?

前の事例だと成功率そこそこあるって話じゃん?

 

320:名無しの転生者

俺も気になる。

いざとなったら家族へそういう手当できるのかは知っておきたい

 

321:名無しの転生者

たしかに非覚醒者への先行事例として興味あるなー

 

322:0能力

>>319

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

瀕死の重傷になった婚約者が復活したらシキガミになっていた

な… 何を言ってるのか わからねーと思うが

俺も何がおこっているかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだ…

 

323:名無しの転生者

は?魔人じゃなくてシキガミ?

 

324:名無しの転生者

ポルナレフ乙

>シキガミ

詳しく……

説明して下さい。

今、僕は冷静さを欠こうとしています。

 

325:名無しの転生者

他の事例だと人として覚醒するのでは?

 

326:名無しの転生者

>覚醒

えっ、そんなことあるんか

 

327:名無しの転生者

>覚醒

俺のオキニに移植できれば覚醒者にできるって!?

 

328:名無しの転生者

【屍鬼】になるんじゃなかったの!!?

 

329:名無しの医療班γ

そこは私が説明しましょう!

 

330:名無しの転生者

医療班!医療班じゃないか!!

 

331:名無しの転生者

なんか都合よくわいてくるとか、0君の横にでもいるのでは?

 

332:名無しの転生者

おっ、さては狙ってたな、おめー

 

333:名無しの転生者

まあ聞こうじゃないの(メガネくぃ

 

334:名無しの医療班γ

0能力くんの婚約者殿は非覚醒者の一般人だから

一般的な死であれば十分復活できるんだが、

>>282 で説明があった通り呪いの武器の効果か肉体と共に魂が傷ついたみたいなんだ

よって蘇生は通るんだが、その効果ですぐ死んでしまう状態になっていたんだ

 

シキガミパーツを使用することによって呪いに耐えられる肉体にするのと同時に

シキガミを構成する低級霊が傷ついた魂を埋めることで復活できるようになった感じだね

 

もろもろの条件が整ったから蘇生できたと判断するし

シキガミパーツを使っても蘇生率4割……いや3割くらいの確率かな

 

335:名無しの転生者

はー……、ラッキーだったってことか

 

336:名無しの転生者

よかった……よかったのか?

 

337:名無しの転生者

これ一般人強化するのに役に立つんじゃねーの

 

338:名無しの転生者

改造人間みたいでちょっと……

どうみても悪の組織になっちゃうじゃん

 

339:名無しの転生者

>>悪の組織

そこはいまさらかなって

 

340:名無しの転生者

>>悪の組織呼ばわり

これはメシアの陰謀だな間違いない

 

341:名無しの転生者

メシア滅ぶべし

 

342:名無しの転生者

初期に比べれば安くなったといえ、大規模に使うにはシキガミ関連費用は、まだまだ高いじゃん

自分の大切な人へ使うならともかく、一般人を強化するのに使うくらいなら

俺たちにシキガミ配ったほうが戦力になるでしょ

 

343:名無しの転生者

なんかマイナスというか、普通のシキガミと違うところないの?

 

344:名無しの医療班γ

>>337

どうかな。今回の事例だと種族シキガミになっていたけど

他事例だとただ覚醒者になるだけだった、もしくは治療の甲斐なく死亡だったね

 

覚醒者になっても最大Lvはばらつくから普通のシキガミのほうがいいし

……なにより移植前の人格が前にでてくるから最悪敵対すると思うよ

嫌でしょ?助けたのに敵対的になるの

 

345:名無しの転生者

確かに性格やらが残ると微妙だな

 

346:名無しの転生者

やるならよっぽど助けたいやつだけだな

 

347:名無しの転生者

逆に言うとシキガミパーツ移植で助けてもキャラは変わらないってことか

大切な人が変わちゃった!ってことは無くて安心

 

348:名無しの転生者

家族とかへ移植治療して正確変わったらショックだしな

 

349:名無しの医療班γ

種族シキガミだけど、みんなが持ってるのとは色々異なる

ただ初めての事例だから継続的な調査が必要な部分はもちろんある

 

0能力君とシキガミちゃんには悪いけど月1くらいで

うちの医療班に見せてもらうことになっているんだ

 

350:名無しの転生者

やっぱ違うところあるか~

kwsk

 

351:名無しの転生者

俺たちのためにもいろいろほじくり返してほしい所

 

352:名無しの転生者

>>ほじくり返す

なんか……えっちいです

 

353:名無しの転生者

えっちだと思うやつがえっちなんだぞ

 

354:名無しの転生者

中学生かよ

 

355:名無しの転生者

はよ、はよ

 

356:名無しの医療班γ

で、異なる点としては

○プラス面

・人間の概念が強いため、汎用スキルを持っているような振る舞いができる

 【料理】、【飲食】、【勉強】etc

・今までの人格を引き継ぐので一般的な受け答えが可能

 

357:名無しの転生者

えっ、ずるいぞ

 

358:名無しの転生者

俺もそこらの人間捕まえてくればいいかな?

 

359:名無しの転生者

いやいやそれは強いやろ、どうなってんだ

俺たちは大枚はたかないとできないことを最初からできるってのは

 

360:名無しの転生者

これまじ?俺たちのシキガミちゃんより強いってこと?

 

361:名無しの転生者

おいい、そんなんできるなら俺はシキガミに投資しなかったぞ!

 

362:名無しの転生者

これは許されざる裏切りですよ0能力君

 

363:名無しの転生者

し け い! し け い!

 

364:名無しの医療班γ

●マイナス面

・書き換え可能スキルスロット小

・自動回復無し

・汎用スキルを入れても人間と同じく今までの訓練に依存してしまう。

 みんなのシキガミは、スキルをいれればいきなりプロ並みになるけど、そうではない

 一応訓練効率は上昇すると見ている。

 

365:名無しの転生者

あっご愁傷さまです

 

366:名無しの転生者

いやー0能力君大変ですね

 

367:名無しの転生者

さすがに人を拉致るのは良くないよね!

 

368:名無しの転生者

人を改造するとか、反逆されちゃうフラグだからね!

 

369:名無しの転生者

俺は信じていたよ0能力君!

 

370:名無しの転生者

手のひらドリルすごいですね

 

371:名無しの医療班γ

まあそんなわけで、シキガミとして成長はしていくと思うけど

みんなのものと比べてプラスマイナスは若干マイナスかなぁ

態々人を使うと考えるとだいぶマイナスだよ

 

372:名無しの転生者

確かに態々やるかというと微妙だな

それにシキガミ一体扱いだろうから、二体目取得も後回しだし

全体的に考えるとマイナスなのかな

 

373:名無しの転生者

まあでも良かったのでは?念願のマイシキガミが手に入ったんだし

 

374:名無しの転生者

そうねぇ

 

375:名無しの転生者

シキガミとすると能力どんなもんなん?

 

376:名無しの転生者

自分好みにはならないからマイナスなのでは

 

377:名無しの転生者

そこは調教していく流れでね

 

378:名無しの転生者

えっちなのは行けないと思います

 

379:名無しの転生者

お嬢様調教とか二次元なあれこれになっちゃいますねぇ

 

380:名無しの転生者

ここは、脳内ピンクが多いインターネッツですね

 

381:0能力

>>375

シキガミ Lv1 耐性:氷結耐性 呪殺無効

ブフ

 

希望してたシキガミ能力と同じになってると思う

ただ耐性は若干少ないかな?

 

382:名無しの転生者

人間ベースでも能力自体はシキガミと同等なのね

でも>>356 で書いてある通り汎用スキル持ってる扱いと

 

383:名無しの転生者

物理耐性持ってないのは不安かなぁ

うちのシキガミも持ってるし

 

384:名無しの転生者

前線でてもらうなら物理耐性無いのは辛いけど

後衛っぽいし、0能力君が前にでるしいいんじゃね

 

385:名無しの転生者

まーLv1からコミュとれるならええやろ

俺なんて全然Lv上げられなくてまだア〇クサ以下や

 

386:名無しの転生者

低レベルなら若干プラス、中レベル以降ならマイナスってところなんかな

 

387:名無しの転生者

偶然なんだろうし、そこまでする価値はないだろ

 

みんな自分のシキガミ強化したほうが全然いいと思うぜ

 

388:0能力

今連絡きたんだけど、俺を襲ってきたダークサマナーの居場所が分かったらしい

能力は大したことないって話なので有志でお礼参り行こうと思う。

募集スレに書いておいたので手伝ってくれる人募集

 

389:名無しの転生者

おー、分かったんか

 

390:名無しの転生者

お礼参りの時間だ、オラァ

 

391:名無しの転生者

のりこめー^^

 

392:名無しの転生者

明日仕事がなければなー

俺も行くんだけどなー

 

393:名無しの転生者

 

言い訳乙

でも俺も異界攻略あるから手伝えねえわ、頑張ってくれ

 

394:名無しの転生者

俺もLv低いから行けないけど、応援はしてるで

 

395:名無しの転生者

俺は行くわ、俺たち襲う奴の顔を見てみたい

 

 

(そして幾許の時がたった)

 

452:0能力

みんなお疲れ~

あのおっさんダークサマナーの御託ターン待ってくれてありがと

 

さすがに追い詰められるといろいろ話すんやなって

 

453:名無しの転生者

乙、でもなんかすげえ思わせぶりな前置きからの

出てきたのがアレってちょっとがっかり

 

454:名無しの転生者

かっこいいセリフを吐くボスが弱いと興ざめなことが分かった戦いだった

……いやセリフはなかなか悲壮感に溢れてたけどね?

 

でも、俺たちが倒せるやつで良かったとは思うよ

 

455:名無しの転生者

いやー、ラクシャーサは強敵でしたね

 

456:名無しの転生者

お疲れー

数の暴力の前にさっくり沈んだな

 

457:名無しの転生者

いやラクシャーサは弱くないんだけどね?

こちら側のLvが0能力くんの20に加え、23 16 35 19 15とかそりゃね

これにみんなのシキガミやらアガシオンが加わるんだぜ?

1対14とか、ゲームだったら許されない人数差だわ

 

458:名無しの転生者

まあ、安全第一だし……

 

459:名無しの転生者

あれならそりゃ武闘派幹部はこねえわ

歯ごたえがなさすぎる

 

460:名無しの転生者

弱点分かった瞬間からブフ系連打で乙って可愛そうでしたね

 

461:0能力

対した事なかったけど、参加してくれてみんなありがとう

とりあえず俺は後始末してくる

 

462:名無しの転生者

乙~

 

463:名無しの転生者

お疲れ~

 

 




勢いだけで始めた物語を読む人がそこそこいることにビビっております。
ありがたいような怖いような

次話はちょっと遅れるかも?
いや艦これの後段が始まってしまったので……


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東藤 春華、東藤 草史郎、市川 基、第0課

推敲が足りないような気がしますが、素人小説だしままえやろの精神で初投稿です。

東藤 春華 :婚約者→シキガミ
東藤 草史郎:婚約者父
市川 基  :ダークサマナー
第0課   :警視庁0課ログ



東藤 春華

20XA年6月XX日

東京都 XX病院 YYY号室

 

殺風景の中私は立っている。

見渡せないほどの荒野の中、目前には対岸が見通せないほどの川が流れている。

その川の上流も下流も見通せないほどの距離

多分きっとこれは三途の川。

 

ああ、私は死んだのか。

 

後悔は……ある

玲治さんとの心の距離を詰めれなかったことだ。 

一緒に暮らし始めて数か月しかたっていないとはいえ、その距離は遅々として縮まらなかった。

むしろ少し離れたまである。

 

理由はわかる。年齢差と、能力だ。

玲治さんと私は18(大学1)と12(中学1)、並んでも良くて兄妹、悪ければ……親子?

私の体も問題だ。成長期が来ているとはいえまだまだ成長途上であり、身長も足りなければ体つきも子供っぽい。

お母さまもおばあ様達も若いころは女らしさをふんだんに持った方々だった。私も将来は期待……できるはず。

あと1年、いや2年あれば女らしい体つきになるはずだったのに……口惜しい。

 

そして能力。

玲治さんだけでなく、ガイア連合の方たちは霊能力者というものに目覚めているらしい─過去に覚醒と呟いたのを聞いた─

覚醒すれば、身体能力は常人を超え、見えてはいけないものが見えるようになる。そう聞いている。

具体的にどのようなものが見えるのか、どのくらいの身体能力になるのかは分からない。

だが玲治さんの身体能力は尋常ではなかった。引っ越し時の荷物運びをしていただく時、私では、いえお父様ですら苦労しそうな重いものを楽々運んでいらした。

私では……そういう部分で釣り合いが取れないのを分からされた。

 

前にどうすれば玲治さんのようになれるか聞いたことがある。

答えは芳しいものではなかった。『才能があれば、あとは修行。残念だけど君では無理だよ』と。

 

何か方法はないのかしら。

そうすれば、カゴの中の鳥から空を飛ぶ鳥になれるというのに。

カゴの中の鳥はか弱い、外へ出ればすぐ殺されてしまう。

大空を飛ぶ玲治さんについていくには、そして自らの羽で飛ぶ為に強くなりたかった。

 

だが、それも私が死んでおしまい。

最後の光景は、インターホンが2回鳴り、訝しんだ玲治さんが開けた瞬間、こちらに吹き飛んできたことだ。

なにかの気配が壊れた玄関から飛び込んできたと感じ、とっさに体当たりしたが……

玲治さんは助かったのだろうか。

 

助かったのならいいのだけれども、

 

他の女に取られるくらいなら、死んだことによって彼の心の傷になり、思い出の中に生き続けるのも悪くないかもしれない。

ただ残念なのは私がそれを見ることがかなわないということ。

 

化けて出れないかしら?

 

玲治さんにとって私は意に沿わぬ婚姻を押し付けられたかわいそうな少女

好きだと言ってみたところで、お家の為に頑張っているとしか捉えてもらえなかった。むう。

 

しかし……三途の川であるならば渡し守がいるはず……いや両親より先に逝ったものはここで石を積むのだったか。

 

この永久に変わらない寒々しさを持つ荒野の中で、私は座り込む。

もう誰の目もない、はしたない座り方でも構わないでしょう。

 

石を積みながら振り返る。

あの夜、飛び込んできたのはなんだったのか。

夜、玲治さんが宿題……いや大学生ならレポート?だったか。を行っているのに合わせて私も宿題をこなしていた。

お茶を入れ、他愛も無い話をし、

 

「私はカロン。魂の渡し守。死せる若人の魂よ、三途の川へようこそ」

 

カロン……なにかの神様かしら。

 

「若人よ、君には2つの選択肢がある……」

 

「一つ、我が後ろにある渡し船に乗り、苦楽無く永遠の安息に行く」

 

「二つ、我が指し示す方向に……ある光により、苦役に満ちた生を得る」

カロンが指し示すのはいつの間にか発生していた光の柱

先程は無かったはず……

 

私は……迷うはずが無い。

「私は生きるわ、ありがとうカロン様」

 

「迷わないのだな。生はもがき苦しむもの、そして悩みも尽きない

 永遠の安息を得ることは悪くはないと思うのだが……。まあよい、そなたは死すべき定めではなかったということだ」

 

私が光の柱に触れると意識が暗転した。

 

 

目を開けると、私は光に照らされていた。

まぶしさに目を細めると、人影が2体。

 

「よーーこそ、ガイア連合に!!!」

 

誰?目が明るさになれてくるとその内の一人は白衣を着た男性だということが分かる。

そしてもうひとりは玲治さん。

手術室で患者を照らすようなライトが2台、態々持ってきたのかしら。

私が今いる病室に似合うようなものでもない。

 

しかし……私は生き返ったのかしら。

 

「んーー、なにやら混乱されているご様子。だが時間は有限です。説明させていただきますぞぉぉ」

 

白衣をきた男性は大仰な身振り手振りを交えながら説明してくる。

彼に後ろにおいてある椅子に座っている玲治さんは呆れている様子。

玲治さんの……お友達にしては剽軽すぎるから、ガイア連合の方かしら。

 

「私はガイア連合所属、医療班のごとうと申します。5つの頭で五頭です。

決して五島でも後藤でもございません。そこの部分にご注意を」

 

ごとうって方はガイア連合でも有名な方なのかしら。

 

「えっと、五島って方は誰なのでしょう?」

 

「Oh、まずはそこから……いえ、今はいいでしょう、後でそこの六道君にでも聞いてください」

 

「あっはい」

 

「まずは……あなたは生き返りました。わー、ぱちぱち」

なんだろう、ものすごく残念な方に思える。心のこもってないこの拍手は一体なんなのかしら。

 

「驚いていらっしゃる……んー、驚くのも無理はありませんが、我らガイア連合の医療技術は世界いちぃぃ!できんことはなーいってな塩梅です」

いや、呆れているのですが……

彼は後ろに倒れかからんばかりに仰け反っている。何かの真似事なのか分からない。

 

呆れ果てた玲治さんがツッコミを入れる。

「おーい、いい加減その大仰な動作やめて、普通に話せよ」

 

「えー、この動作こそがマッドサイエンティストっぽくていいじゃんかよー」

 

「ガキかお前は……それに『狂人の真似とて大路を走らば即ち狂人なり』って言うだろ」

 

「マッドサイエンティストのマネをすれば即ちマッドサイエンティストというわけだな」

 

「あー……もういいよそれで」

玲治さんが項垂れている。随分と親しそうですけれど、こんな方もガイア連合に所属されているのですね。

 

「あー、おほん。まあ普通に話すね」

普通に話することができるのですね……

 

「まず貴方は一度死亡いたしましたが、ガイア連合医療班と六道君の資産にて生き返りました。

生き返ったと言っても、通常の生き返りでは無く、貴方はシキガミとして生き返っております、ご注意を」

 

シキガミ……?

 

「その……シキガミとはなんでしょうか?」

 

「嘗て陰陽師が使役していた鬼神や人間の事を式神と言いましたが、我々の場合はガイア連合員に使役される人造生命体の総称となります。

貴方は彼、六道君のシキガミとして復活しました。彼に従う存在となったのです。

 

死にかけの貴方は、我々が制作したシキガミ用のパーツをですね、移植することで、なんとか復活させることができたんです。

そしてシキガミ用のパーツの力で覚醒した……そういうわけなんです。」

 

玲治さんのものになったということ?

まずい、顔の下が笑いそうになる。堪えなければ。

顔を下に向け、見られないようにする。手を交差し肩を持つ。こらえて変な顔になっているところは見せたくない。

 

「まあ混乱するのも無理はありませんが、えっと、これ見えますか?」

 

白衣を着た男性が、紙を見せてくる。私は笑いをこらえながら顔を上げ、紙の上にぼんやりとした光が見える。

だがそれがどうかしたのかしら?

 

「光が見えます」

 

「そう光が見えるんですが……これは霊能力者として覚醒している人にしか見えないのです」

 

私も……覚醒した?

 

「まあ視力検査みたいなもんですね、これは。

そして見えるといことは貴方は戦う力を得たということです。

 

……これから六道君に付き従って戦いに身を投じる事になります。これに拒否権はありません。

まあ覚醒した貴方は……そうですね、漫画のキャラクターのようにですね、魔法が使えるようになっている。そういうことです。」

 

よし、世界は私に微笑んでいる。世界が私に玲治さんと一緒にいる理由をくれている。

そして……籠の中から出た鳥に世界と戦う力をくれる。

やはり、あそこで玲治さんとの婚約をする選択をしたのは間違いではなかった。

一緒にいるだけで私の人生をここまで劇的にしてくれるだなんて。

実は死んで得をしてしまったのではないだろうか。

 

「とはいえですね、貴方の体は謎が多い。ガイア連合でも初めての事例です。なので数日病院に泊まっていただき検査ですね。

とりあえず体調は大丈夫でしょう。後は……この鏡をどうぞ」

 

五頭さんが鏡をポケットからだし、私に向けて手渡す。

鏡の中の私は……髪が白く?なっている。そして顔つきも若干違うような。

 

毎日お手入れの為に見ていた顔だが、それとは少し……可愛くなっている……きがする。

でも身長は変わってないように思えるけれども、なにかを移植されたとの事ですが、成長するのかしら。

 

「髪の毛が、変わってしまっているのですね……」

 

「ええ、そこの玲治さんの好みなんでしょう。移植しなければそのような姿のシキガミが作られたはずです」

 

うむ、これは悪くないわね。

 

「余計な事言うなし」

 

玲治さんが五頭さんの頭に手刀を入れている。痛くはなさそうなので軽くなのだろう。

 

「まあ、そろそろ良い時間ですし、しなければいけない説明も終わりました。

あとはお若い二人でごゆっくり……では!アディオスぅぅ!」

 

そう言って五頭さんは扉を勢いよく開き、走り去っていく。

最後まで愉快なお方だった。

 

「はー…」

 

玲治さんがため息を付く、二人きりになってしまった。

お互い気まずいのか、会話がない。

 

病室内に据えられた時計の動く音のみが響く。

そうして10分くらい静寂が過ぎ去った後、玲治さんがおもむろに言葉を発する。

 

「その……すまなかった」

 

謝られた。何を謝る理由があるのだろうか。私が傷ついたのは私が理由だというのに。

 

「えっと、何を謝られるのですか。私が良かれと思ってやったことです」

 

「あーでも、ご両親から預かっている子を守りきれないのは、こちらの落ち度だよ」

 

なにをおっしゃられるのか。どちらかというと私の家の問題で同棲することになったというのに。

原因を突き詰めていけば、東藤が原因なのに。

まったく良い人なのは嬉しく、そして美徳だと思うのだけれども、行き過ぎた謙遜は周りが迷惑いたしますよ。ちょうど私のお祖父様のように。

 

これは……私が支えて差し上げなければなりませんね。

 

「何をおっしゃいます。こうなったのも突き詰めれば東藤の問題、玲治さんは悪くありませんわ」

 

「そうかなぁ……」

 

私は玲治さんの腕を取り、私の胸に押し付けながら言う。

「そうです。それに……私をこのような姿にした責任、とってくださるのですよね。ならば何の問題もありません」

 

そう問題は何もないのだ。多分お父様とお母様が怒るくらいだろう。

そういえばお父様とお母様には連絡があったのだろうか。

 

「あー、うん。その……これからよろしく」

 

「はい!」

私はとびっきりの笑顔で答える。笑顔の下のニヤケ顔は絶対に出してはならない。

 

私は思い出した風を装い聞く。

「そういえば、私が入院したこと、お父様などには連絡していらしゃいますか?」

 

「ああ、君が目覚める前に連絡しておいたよ……秘書の方が出て、連絡しておくそうだ。

ただなぁ……君のお父さんあたりに殴られそうで」

 

「まあ」

これは来たときに()()しておかないといけないわ。

多分私を連れ戻そうとするでしょうし、お母様も同調なされるわね。

 

「それと……マンションなんだが、多分だめになってしまったんで、住むところを探さないとなんだが、

せっかくだから家を買おうと思うんだ。幸い現「だめですわ」えっ」

 

「お祖父様に出していただきましょう」

 

「いや、悪いし」

 

「いえ、お祖父様は気にされておりました。県内のあれこれについて貰ってばかりだと。

ここで出していただいたほうが、心のしこりが取れると……思います」

玲治さんは面食らっている。小市民なのだろう、貰いすぎだと考えているのかもしれない。

 

しかし、ガイア連合はあまりにも強大すぎて東藤家のほうが釣り合いが取れないのだ。

現金を使うだけで釣り合いの取れなさが少しでも解消するなら喜んで支払っていただけるだろう。

 

「ふふ、その辺りの交渉はお任せください。ですから物件のほうはおまかせします」

 

「あっ、はい、わかりました」

 

玲治さんは混乱している。私がこんな女だと思っていなかったのかもしれない。

時間はいっぱいありますから、徐々に慣れていただきましょう。

 

混乱しているのを奇貨とし、私はベッドから出て玲治さんに抱きつき、耳元でささやく

今後とも宜しく(コンゴトモヨロシク)……お願い致しますわ」

 

 

玲治さんが出ていく。私達を襲ったダークサマナー?という人の居場所がわかったそう。

息の根を止める為に人を募集するのだとか。

 

覚醒したとて私はまだ弱い。後でLv?を上げるために訓練をするそうだ。

早く強くならなくては、隣に立てないではないか。

 

ベッドに戻ったが……今後のことを考える。お父様お母様の説得、自分の修行、()()の家、お祖父様との交渉。

やることはいっぱいある。だが今の私は幸せな気持ちだ。

明日からの事を考えながら、今は寝ることといたしましょう。

 

 


東藤 草史郎

20XA年6月XX日

東京都 XX病院 YYY号室

 

私は病院のリノリウムの床を歩く。

周りでは数が少ないとはいえ入院患者本人や、入院患者の見舞客らしき人達が見える。

 

私の娘が入院している部屋までもう少しだ。隣には憔悴した妻もいる。

 

昨夜、私は後援会の集会に参加していた。今夏、父が我が県から衆議院議員に立候補し転出する為だ。

前々から参加していたため、参加者の方々とは概ね顔なじみだし、父の路線を概ね継承する気であるため、特に厳しい目線もなかった。

ただ、昨今の……所謂霊能関係者だけは縋るような眼で見ていたのが印象的だった。

父の跡を継ぐとして方々に顔を出し始めたが、確かにオカルト的な被害は、私の想像していたより多く県内に起こっていたようだ。そしてそれを概ねなんとかしたのがガイア連合なる団体であることも知った。

 

宴もたけなわな時間、私に耳打ちする秘書から、娘がなんらかの存在に襲われ、病院に担ぎ込まれたと知った。

その場で顔にださないようにできたのは、偏に自制心のたまものだと自画自賛したいところだ。

だが、さすがにすぐ中座するわけにもいかず、結局病院にこれたのも次の日の朝になってしまった。

 

東京の学校に進学した娘が何故入院しなけれなばならないのだ。同居しているレイジ君は何をしていたのか。

レイジ君がガイア連合内でも一廉の人物であることはなんとなくわかる。地元の人々のガイア連合や関係者に向ける目は熱い。

何せ経済的にあれこれを持ってきてくれるだけでなく、裏の……霊能関係まで利益をもたらしているのだから。

 

だが、それはそれ、これはこれだ。

娘が傷つくことを悲しまない親がいるだろうか。

 

私は娘が入っている病室の扉を開ける。

娘は……髪の毛が白い?

 

「あら、お父様……それにお母様も」

 

「春華!」

 

妻は扉の前で止まってしまった私を押しのけて病室に入り、娘を抱きしめる。

 

「ああ、なんてこと。おぐしがこんなにも白く……

 

一緒に帰りましょう。こんな目にあう都会においておけないわ。私心配したのよ、昨晩だって、あなたが病院に運び込まれたって聞いて本当に心配したの」

 

「大丈夫ですよ、お母さま、そんなに心配なさらないで。

 

髪だって一時的な事かもしれないのですから」

 

心配する妻を娘はたしなめるが、私としてもできうるなら連れて帰りたい。

私は妻に同調するように娘を諭す。

 

「春華、母さんの言う通りだ。我々は心配したんだ。一緒に帰ろうじゃないか。

態々危険な都会にいることもないだろう?」

 

だが我々の心配は娘には響かなかったのか、首を縦に振らない。なんでそこまでここにとどまろうとするのか。

普通の女の子であれば、傷つけられた恐怖から親元に帰ろうとするのではないのか?

そんな娘に妻はなおも言い募る。

 

「いーえ、連れて帰りますからね。貴方はまだ幼いのだから、母の忠告には従わなくちゃ。大丈夫心配いらないわ。あれこれの手配は私と、お父様がやりますから、あなたはただ車に乗り、あの育った家に帰ればいいの。」

 

まくしたてる妻と、困ったような顔を浮かべる娘。状況は妻の方が押しているし、私も同意見だ。

 

だが娘は数か月離れているうちに成長してしまったようだ。それも私たちの想像だにしえない方向に。

 

()()()()()()()()()()()

 

その声は、私たちを圧倒した。なにか、本来あるはずの無い物理的な力すら感じる。娘はいったいどうなってしまったのか。確かにベテラン政治家(私の父も含む)はただ話しかけるだけで圧を感じさせることができる。それは人生経験や見た目、抑揚の付け方などによるものだが、まだ幼い娘にはどれもないはずだ。

娘の声で凍り付いた部屋の中、時間だけが過ぎる。妻は信じられないものを見る目を浮かべている。

 

その時、扉をノックする音が聞こえる。気づかない我々に来訪を告げるため、白衣をきた男性が内側からノックをしていたのだ。

 

「あー、すいません、春華さんの治療を担当いたしました五頭と申します。

えーと、そうですな。お父様に春華さんの状況を説明いたしますのでついてきていただけますか?

お母様は、ええ、そのまま春華さんについていてください」

 

妻の方をちらりと見て状況を察したのか、私だけが呼ばれた。いったい何を説明されるのだ?事件の内容か、それとも娘はかなりまずい状況なのか?

疑問を浮かべながら案内されたのはエレベーターに乗って地下の部屋だった。

医師の診察室のように思えるが、見慣れない機器も置いてある。

 

「どうぞおかけください。今お茶をお持ちいたしますので」

 

「いや結構だ。早く説明していただきたい」

 

私はここにお茶をしに来たわけではないのだ。早く娘の症状について教えてほしい。

 

「そうですか、では早速ですが……お嬢さんの髪の毛の色を見たと思いますが、

あれ、一度死んだ為なんですよね」

 

……んっ?今死んだと言わなかったか?いや死んで復活するのはどこかの預言者くらいだろうに。

 

「ああ、信じられないと?まあそうですよね、写真ご覧になります?まあ、あまり見て気持ちの良いものではありませんが……」

 

五頭氏が手元のパソコンを操作すると、ディスプレイに何か写る。

 

……たしかに娘の面影がある物体だ……

 

「うっぷっ」

 

「ああ、やっぱり……」

 

まずい、胃の中ものが逆流しそうだ。だが……だが本当に娘は死んだのか?死の間際まで行っただけではないのか。

だが、今見た画像は深い傷と共にどす黒く変色した娘の肉体だった。

 

「ご自宅のマンションでですね、えー、うちらは悪魔とよんでおりますが、まあオカルト的な存在が襲撃してきたみたいでですね。

六道君が応戦したんですが、そのときに巻き込まれたと。その時の傷がもとでこのような状態になってしまったんですよ」

 

そのようなことを笑顔で答える五頭氏に薄ら寒いものを感じる。

 

「ほ、本当に娘は一度死んだのか?し、信じられない。死んだのなら、何故……、何故娘は生きているんだ!?」

 

「ええ、まあ信じられないでしょうね。ただ、我々ガイア連合の技術にて復活した形になります」

 

「復活……?いや死者を復活させるなんて、そんな芸当が……」

 

信じがたい。そんな神の御業が人の手でなしえるのか?ただのハッタリではないのか?

だが目の前の人物は嘘を言っているように見えない。いやハッタリの可能性もあるが……

 

「特殊な移植手術を行うことで、復活しております。まあ信じがたいと思いますのでこちらをどうぞ」

 

そこから見せられた動画は、ある種の冒涜さを持っていた。

肉体に、他から持ってきた肉体を繋ぎ合わせるだなんて、まるで人形の改造だ。

 

私が動画をみて放心していると、さらなる追撃の言葉がくる。

「まあ、そんなわけであなたのお嬢さんは復活し、そして覚醒いたしました。

草史郎さんは、お父さんの草壱さんから聞いておられるでしょうから言ってしまいますが、覚醒いたしますと、まあ人間をやめてしまうんですよ。

 

そのため、まあ、ある意味普通の生活は不可能。と我々は知っているのです。」

 

そんな……まさか娘が覚醒するだなんて!?

 

ただ私の政治家の部分が、『いやこれは奇貨である、ガイア連合の内実に食い込めるのではないかな?』と囁いてくるし

親の部分は、『どうなったとしても私の娘なのだ!』と囁いてくる。

 

頭を抱える。これは私一人では手にあまる。父に相談しなければならない。

いや父に相談したところで、不幸中の幸いとでもいいそうだ。

だが妻に説明できるか……? いや難しいだろう。彼女は普通の女性だ、今は理解できまい。

 

苦悩に満ちた顔を浮かべる私に五頭氏はなんともなしに言う。

 

「お嬢さんである春華さんも納得していただいておりますし、……今頃お母さんの説得も終わったのではないでしょうか

まあ戻りましょうか」

 

五頭氏は手元にあったコーヒーを飲み干すと(いつの間に来たんだ? 私のほうにもある)席を立つ。

いきましょうと言わんばかりの表情だ。私はついていかざるをえない。

 

 

来た道をそのまま戻り、病室に入ると、妻が娘を抱きしめていた。

 

「ああ、あなた戻ってきたのですね。ぐす、いつの間にか春華は強くなられました

こんなに強くなったのなら……春華、がんばるのですよ」

 

「はい!お母様」

 

何が起きたのだ、あんなにも連れ帰ろうとしていた妻が、残ることを承諾している!?

私は薄ら寒いものを感じる。

なんだか大いなる陰謀の渦中……もしくはドッキリか?世界が自分をだましにかかってるいるように思える。

実は病院を出たら夢から覚める。そんなありもしない空想が頭をよぎる。

 

娘に見送られながら私は病室を出る。心配だった私の顔は困惑に変わっているだろう。

隣の妻は涙を浮かべながら娘がいかに成長したかを話している。

 

私は病院のリノリウムの床を歩く。今度は病院から帰るために。

待たせていた車を呼び帰路に付く。行きに心配だった心が不安に変わっている。

 

いったい東京で何が起こっているのか。そしてガイア連合とはなんなのだ?

 

 


市川 基

20XA年6月XX日

東京都 崩壊地下施設

 

遠くから戦闘音がする。ここが気づかれたか。やはり適当な下っ端では相手にならんな。

 

この地下施設はバブル期に開発が開始され、バブルが弾けるとともに放棄された場所。行政上の書類ですら残っているか怪しい場所だというのに見つかるとは、さすがガイア連合というべきか。

俺が敷いた結界すら貫通して探し当てるのは、よほど腕のいい術師を揃えているとみる。

 

数年前の仕事を失敗してから俺は、俺の邪魔をしたあいつを殺すためにあれこれとしてきた。

ガイア連合という新参の、そして強大な組織に所属するということを突き止めることさえ苦労した。霊的な探し方をすれば確実に感知される。ならば一般人を使うしかない。

 

田舎というものは見知らぬ人がいるとわかりやすい場所だ。だから俺の邪魔をしたあいつには手が出せず、時々その情報を得るくらいしかできなかった。

 

だが状況が変わった。大学に進学したのだろうターゲットは東京にでてきたのだ。

 

ターゲットが故郷から離れ、この東京に来たときはしめた!と思ったものだ。

霊能力者は不可知の監視には強い関心を払うが、普通の人間からの監視には甘いものだ。特に都市たるこの東京では、金さえ払えば人一人を監視するなど容易いことだ。

 

襲撃計画は完璧だった。ターゲットの生活サイクルを把握し、ここから俺の契約悪魔を飛ばす。ターゲットが霊能力者だろうが、結界も敷いていない建屋とは不用心で若干信じ難かった。誘われているのかと思い、襲撃を数か月待ってしまったくらいだ。

 

しかし失敗した。最初はこれならいけると思ったのだ。俺とリンクした契約悪魔は、霊的装備を身につけていないターゲットを追い詰めた。

だが、ターゲットが携帯を回収し、どこぞに連絡してから一変した。

信じがたいことだが、転移魔法によって駆け付けた人間は俺の契約悪魔を一蹴した。

 

ターゲットを倒すために、数年前の悪魔よりさらなる強きものと契約する為、骨を折ったのだが……無駄になった。

 

俺の契約悪魔を一撃で滅ぼした者の姿が一瞬だけ見えたが、若いどころか幼さすら感じる顔と髪が長い若造とかしか分からなかった。人の身で神をも超える力を持つ存在がおり、さらにはターゲットの背後についていたとは……己の調査不足を呪う。

 

何故だ、何故俺は勝てないのだ。

 

若き頃は熱心に修行もした。だがそんな俺を一族は認めなかった。術の実力だけではなく、心も鍛えろとうるさく言われた。心が弱いということを理解できなかった。霊能力者は実力が一番だろうに……

 

俺は。そんな一族を俺は捨てた。だが殺しはしなかった。その程度の情は俺もあった。

 

何年も経った頃、故郷の一族がメシア教に滅ぼされたと風の噂で聞いた。

そのころには霊能力を自分のためだけに使う立派なダークサマナーになっていた。だが故郷が滅んだと知った時、虚しさと共に心の中の棘が抜けた。

 

それまでは殺しの依頼はなるべく避けていた。だが故郷が滅んだあとは関係なくなった。

あそこが俺の最後の良心だったのかもしれない。自分ではよくわからなかったが……

 

そんなことを考えていれば足音がどんどん近づいてくる。

過去の事ばかり浮かぶということは、俺も最期なのかもしれん。

 

扉を蹴破る勢いで入ってきた人数は、10名と4体。

半分くらいの人間は見目麗しいが……あれが噂のガイア連合の式神か。

 

ガイア連合は多種多様な見た目の式神を使役するという。どのように作ったのかは分からん。だが、見た目だけでなく、その実力も確かという。

 

先頭で入ってきたのは、俺が殺しきれなかったターゲットか。

その男が開口一番、頭を下げ、手を合掌しながらながら変わったことを言う。

 

「どーも、六道です。ダークサマナーさん」

 

……理解できない。何故奇妙な挨拶をするのだ?これは心理戦なのか?

 

「おい、すべってんぞ」

「掲示板に影響うけすぎただろwww」

「いや、アイサツをうけているのにアイサツをかえさないとはシツレイなやつだぞ」

「相手マジ顔なんだから真面目にやれwww」

「実は心理戦だった可能性が微レ存?」

 

何か小声で会話をしている。やはり心理戦だったのか。心を乱してしまえば術が不発するからな……ただの霊能力集団ではないと思っていたが、やはり油断できん。

 

「はっ! 六道とやら、俺が放った悪魔に殺されていれば楽になれたろうに。何故殺されにやってくるのだ?私のねぐらに招待した覚えもないぞ」

 

はったり半分、本気半分で問いかける。

こちらには最終兵器がある。使いたくない最終兵器だが……

 

「そりゃ、こちらを殺しにくる奴がいるんじゃ、おちおち寝てられないでしょうに。

やばいやつは始末しておかないと……

逆になんで俺を殺しにくるか知りたいくらいなんだけど」

 

「貴様は数年前、俺の仕事の邪魔をした。仕事に失敗したダークサマナーの評判はわかるか?舐められるのだ。失った評判は取り戻さなければ、その後の仕事に支障がでるのだ、わかりきったことだな。

そしてやることは、まずは原因を取り除くことからだろう?」

 

「あー……あの時のモムノフ使役してたのアンタだったのか。あの件自体は覚えてるけどさ、その後に起こった事がジェットコースターだったんで、正直今の今まで忘れてたわ。

それにさ、別にリベンジとかしなくてもいいんじゃないの?お互い不幸になるしょ」

 

「お前らガイア連合にしっぽをふれというのか、そこまでして生きたいとは思わぬ。」

 

「ひどいやつだw」

「相手あきれてんぞ」

「一方的な憎しみとか、火サスかな?」

「いじめられた側だけ覚えてるやつですね、わかります」

「相手の顔、しにそうじゃねーかwww」

 

はなから相手にされぬとは……我が人生の中でも一番の屈辱よ!

やはり生かしては返せぬ。

 

「俺をなめるとは……やはり生かしては返さぬ。契約悪魔ですら勝てぬお前らだ、俺単独では勝てぬだろう……、だが俺には切り札がある!我が結界が敷かれしこの場所に来たことを後悔しながら死ぬがよい!!!」

 

「お、すごいボスっぽいぞ」

「何してくるんだろうな」

「印を結んでるから陰陽系なのかな、あーでも他の技術も併用してるっぽいな」

「これでスカったらどんな顔をすればいいかわからないの」

「笑えばいいと思うよ」

 

「みんな、少しはまじめにやれよ」

 

何を言おうともう遅い。我が秘術にて印を結び、体内のマグネタイトを凝縮していく。

ここに仕掛けていた陣を起動させるとあたりに光が満ちていく。そして私のマグネタイトと命を門とし、神を召喚する!

 

WAGACHIWOSASAGE KOKONI KOURINSEYO

 

祝詞を唱えれば自分の体が崩壊していく。だが崩壊する塵の中から神が召喚されていくのを最後に残った私の意識が感じる。

目の前の連中が殺される姿を見れないのは残念だが、あの世で先に待っているぞ!

 

 


第0課

20XA年7月XX日

東京都 警視庁本庁 休憩室

 

■■月■■日 ■■■■■■■■で発生した丙号事案についての報告書

 

■■月■■日 ■■区■■■■■■にて地域住民から人が争う音がするとの通報にて所轄署員が急行。

マンション■■■■■■■の■■■■氏自宅にて家屋内部の破壊されているが確認された。

また、住人■■■■氏に対する傷害が確認され、先に到着していた救急隊員が病院に搬送したことを確認。

内部の破壊状況は、鑑識からの報告では刀状の物体による破壊と判定。非常に深く傷ついた跡から判断される犯人像は、非常に力の強い人間もしくは動物とのこと、注意されたし。

詳細は添付文章001号参照

 

救急搬送先は■■■■■■病院。この病院は宗教団体■■■■■関連の病院であり、通常は緊急搬送に対応していない病院である。後の聴取では、対応した救急隊員は上記病院への搬送決定時の記憶があいまいとのこと。

詳細については添付文書002参照

 

所轄署員による住人への聴取では■■■■■■■が襲ってきたとのこと。

また、署員の記憶によれば、その場に別の第三者がいたとのことだが報告書に記載なし。

所轄署員による報告書は添付文章003号参照

 

上記の為、所轄署員及び救急隊員への記憶ないし意識操作の形跡があったと判断。第0課■■■■課長の宣告により、当該事件担当が0課へ移管された。

 

事件後の地域住民への聞き込み調査では■■時■■分ごろから5分程度、ドン!という大きな音が断続的に響いたとのこと。

事件前後での不審な人影は目撃していないとのこと。

管理会社による監視カメラの映像の提供をうけ解析を行ったが、不審な人影は確認されなかった。今後、聞き込み調査範囲の拡大、周辺配置の監視カメラ映像の確認を行う。

 

■■月■■日追記

都議会議員■■■■氏によるお願いあり。

 

■■月■■日追記

衆議院議員の■■■■■氏によるお願いあり。

 

■■月■■日追記

被害者による被害届取り下げあり。

 

■■月■■日追記

■■■■課長による宣告により、本案件に対する調査は終了とする。

 

■■月■■日追記

被害者■■■■氏を2号対象者とする。

0課所員は注意されたし。

 

報告書001 廃棄

報告書002 廃棄

報告書003 廃棄

被害者調書  廃棄

 

 

「なんなんですこれ」

 

「見ればわかるだろ、オカルト事件があったが何もしないって報告書だよ」

 

「いいんですか、そんなので……被害者でてるし、この被害状況みるに、どうみてもヤバいやつが東京をうろついてるってことじゃないですか」

 

「ガチでやばいやつは自衛隊か……根願寺の仕事だよ、それにだな、この両議員はガイア連合との繋がりが噂される人物だぞ。俺はそんな人物を深堀したくないね」

 

「いまをときめくガイア連合ですか……きな臭いですね。

この子はガイア連合と揉めたんですかね」

 

「ガイア連合と揉めたのか、ガイア連合の人間なのか分からんし、わかりたくない。俺は自分の命が大切だよ」

 

「せめて国民の命を優先してくださいよ、警察官なんですから……」

 

「それは分かるがね、正体不明の存在に殺されたら、殺され損だよ。

それより五島陸将の調査の方が重要だと思うぞ。226の再来でもされたら敵わん」

 

「陸将まで出世した人がオカルトとはわかりませんね」

 

「陸自さんは脳筋だからな。厳しい訓練の果てに、見えちゃいけないものが見えたのかもしれんぞ」

 

「スピリチュアルな話は本人だけで終わってればいいんですけどね……

影響力ある脳筋は周りを巻き込みますから」

 

「これは噂だが……メシアの連中がガイア連合を認め、正式な国防霊的組織に認定したって話だ。先生方にも筋を通したってことなんだろう」

 

「はーー?あんな胡散臭いカルトっぽい宗教団体をですか???

えっ、つまり……協力して事案の解決することもあるかもって……ことですか?

 

メシアの連中神の声とやらを聴きすぎて頭おかしくなってるんじゃないんですか」

 

「めったなことをいうな。どこに耳があるかわからん。

それに……五島陸将もガイア連合に接近してるって話もある。」

 

「根願寺を放っておいてモテモテなことで。ガイア連合、メシア教と五島陸将の取り合いで真っ二つになればいいのに」

 

「俺の見たところ、メシアと五島は水と油だが……石鹸水があれば案外混ざるかもしれん」

 

「ガイア連合が界面活性剤の役割をすると?」

 

「分からん、わからんから俺たちが捜査しなきゃならん」

 

「五島陸将とメシア教とガイア連合が腕組んで踊ってるかもしれない話を捜査するとか、あーもうめちゃくちゃだよ……

こんなんだったら転属願かかなきゃよかった……」

 

「この情報が上のどこで止まってるかわからんし、俺たちがただ蚊帳の外の可能性もある。先生方だけでやってるのかもしれん」

 

「この部署、もっとかっこいいものだと思ってましたよ」

 

「なんだぁ、ドラマに影響受ける口かい。

相手が変わっても警察だったら足で稼ぐ、どこでも大して変わらん」

 

「あーあ、現実と理想、光と闇ってやつですかね」

 

「愚痴ってないでいくぞ」

 

「へーい」

 

 




コンゴトモヨロシクをやりたかっただけである。

書く項目増やすと時間がかかってしょうがないので増やすんじゃなかったと後悔。
そして、ドクイモ氏のほうでシキガミ化したTSキャラでたから間違いじゃなかったと安心


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part226

この話は原作15話以前の五島師団やデモニカ話あたりの時系列を想定しております。

皆様誤字報告毎度ありがとうございます。

なんか主人公の近況報告にしかならなかったので初投稿です。


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part226

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part119

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part51

http://xxxxxxx

 

設立された山梨支部について語りたいなら

ガイア連合山梨支部スレ その63

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その47

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part665

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

罵倒はNG、お嬢様言葉でよろしくてよ

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part225

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

515:名無しの転生者

自衛隊との協力関係になったらしいけど、なんぞいいことあったん?

 

516:名無しの転生者

一応軍用小銃や拳銃が買えるようになった

 

517:名無しの転生者

正確には自衛隊内の五島師団だな、協力関係になったの

 

518:名無しの転生者

未覚醒者且つデモニカ購入者むけの悪魔狩りのお守りしてくれる講習ができた

 

519:名無しの転生者

デモニカを改良?してくれてるらしい

今買えるのは改良済みらしい

最初はほら、90kgあったのが25kgまで下がったっぽいぞ

 

520:名無しの転生者

そもそも小銃と拳銃の違いがよくわからん

俺たちでも使えるもんなの?

 

521:名無しの転生者

デモニカお試しで着てみたけど、やっぱ覚醒者ならいらんな、

シキガミいたほうが安全だなって感想

 

522:名無しの転生者

そりゃシキガミのほうが強いに決まってるじゃん

転生者の加入者増えて、シキガミ待ちがさらにひどくなってんだから、デモニカ着てとっとと覚醒したほうがトータルではよくね?

 

523:名無しの転生者

ショタおじ謹製の地獄特訓が一番効率いいのにな

 

524:名無しの転生者

誰でもはできない定期

 

525:名無しの転生者

普通耐えられない定期

 

526:名無しの転生者

二度目やれって言われたら逃げだす定期

 

527:名無しの転生者

>>520

小銃:軍人がメインで使ってる長い銃

拳銃;ちっちゃい手持ち銃

 

528:名無しの転生者

説明が雑w

 

529:名無しの転生者

>>520

小銃:肩当てがある両手持ち銃

拳銃;肩当て無しで片手でも使ったりする銃

 

530:名無しの転生者

軍オタか銃オタ以外割りとどうてもいい区分からあんま気にんすな

でも普通に狙って撃つなら小銃のが楽だぞ

 

531:名無しの転生者

映画にでてくるデザートイーグルとか使いてえなー俺もなー

 

532:名無しの転生者

拳銃って映画ほど簡単に当たらねえぞ?

特にデザートイーグルみたいな反動がでかい拳銃は

 

533:名無しの転生者

でもLv上がれば抑え込めるんじゃねえ?

力が大分あがるっしょ?

 

534:名無しの転生者

でもスライムでもメッチャ速いで?

魔法のほうが楽…

もしくは気合いれて近接?

 

535:名無しの転生者

使いやすいのはショットガンだろ?

バラけるし威力はあるし、ゲームでの性能ほど近距離兵器ってわけでもなし

これは買うしか無い!

 

536:名無しの転生者

結局銃どうなんよ、散弾銃あたりは使ってたやつおるんでしょ?

 

537:名無しの転生者

>>535

そんなに小銃とショットガンで違うの?

 

538:名無しの転生者

>>537

小銃が針で攻撃するなら、ショットガンはこぶし大くらいにはあたる

まずはあたりやすさ優先のほうがいいと俺は思ってる

 

539:名無しの転生者

ガイアの制作班が作った趣味よりの銃は、材料からオカルト系らしく

普通の銃より悪魔へダメージが通りやすから、マッカがあるなら製作班製のを買うか、

自分の銃をカスタムしてもらったほうがいいと思うよ

 

540:名無しの転生者

>>536

結局どんな武器でも当てないと始まらないという問題があるけど

銃なら距離をとれるから近接より気持ちマシ

 

541:0能力

自衛隊の銃講習参加と、悪魔狩り講習のお守り行ってきたよ

で、銃は小銃と拳銃両方買ったけど、使い心地については……うん

 

542:名無しの転生者

近接だから遠距離攻撃に手をだしてみたん?

 

543:名無しの転生者

銃について悪い所なんかあった?

俺も買おうかなって思ってるけど使ってる人いたら聞きたかった

 

544:名無しの転生者

最近なにやってるんよ

 

545:名無しの転生者

募集スレではみたけどこっちの書き込みは久々じゃん

 

546:名無しの転生者

銃ねー、雑魚にはいいけどレベル上がってくるとなかなかなー

威力が銃弾依存だから、魔法か物理のほうが強くなるんだよな

属性弾とかあればワンちゃんあるかも

 

547:0能力

>>544

大学通う以外にやってたのは、

①自衛隊(五島師団)の火器講習

②親戚の霊能関係の問題解決

③仲魔を増やす

④会社設立

 

548:名無しの転生者

上3つはわからんでもないが会社ってなんだよwww

そんなことしてねえで修行しろ修行

 

549:名無しの転生者

仲魔ってアガシオン持ってたはずだから管狐でも増やしたん?

 

550:名無しの転生者

親戚とかまたやっかいごと抱えてるように見えるんだが

まじ大丈夫なんかそれ

 

551:名無しの転生者

親戚とかほぼ他人やろ、見捨てろよそんなの

 

552:名無しの転生者

最近は、後がない霊能者系からのタカリが多く感じるんだけど

そこんとこどう?

 

553:名無しの転生者

田舎だとそういう付き合いが付き纏うからねぇ

 

554:名無しの転生者

どうせ、終末きたらみんなお亡くなりだろ

 

555:名無しの転生者

まだ終末きてねえし……ワンちゃん来ない可能性もあるし?

 

556:名無しの転生者

いやメガテン世界で何いってんだよ

早いか遅いかの違いくらいだろ

 

557:名無しの転生者

それでも俺は……夢みたいんや

 

558:名無しの転生者

つHAPPY、SLEEP

 

559:0能力

まず火器講習だけど、俺レベルあがっても遠距離攻撃を一向に覚えないんで

遠距離攻撃あったほうがいいよねって思っていろいろ調べたら

自衛隊で銃の取り扱いの講習もやってるのが分かったんで、行ってみた。

 

いや……89式小銃とか触ってみたいじゃん?

 

銃の分解清掃から取り扱い方法、戦場での動き方まで教えてくれたぞ

ついでにガチャで当たった【銃撃】を入れたシキガミと一緒にね

 

>>543

なんだかんだいって重量物だから動く際にちょっと邪魔な部分はある

 

560:名無しの転生者

おーええやん。

売ってくれるだけじゃないのね。

 

561:名無しの転生者

>>89式触りたい

銃オタでござったか……

 

562:名無しの転生者

シキガミちゃんと一緒か、確かに銃つかえると便利かもな

 

563:名無しの転生者

>分解清掃

これいる?

 

564:名無しの転生者

いる(鋼の意思

 

565:名無しの転生者

いやいるだろ、自前の武器のメンテンナンスできないとかアカンでしょ

 

566:名無しの転生者

武器のメンテはガチ必要だぞ

無理なら魔法使え魔法

 

567:名無しの転生者

動き方って具体的にはどんな感じなん?

 

568:名無しの転生者

映画みたいなかっこいい動きとか?

 

569:名無しの転生者

覚醒者だと身体能力高すぎてあんな風にならんでしょ?

 

570:名無しの転生者

俺も銃使ってるけど、どっちかって言うと距離をとって戦うものだから

映画みたいな動きなんてしないけど、もしかして自衛隊だと違うんかな

 

571:名無しの転生者

空を飛ぶやつに対してブッパするのがメインなはずだが

 

572:名無しの転生者

銃弱点も飛行系多いしな

 

573:0能力

>>567

役に立つかはわからない部分はある

接敵時に素早く伏せて撃つとか、建物に侵入時の体や銃口の動きとかかな

複数人で戦う場合のお互いの配置とか

 

ただ自衛隊の対霊能時の戦法は、2チームに分かれて

①1チーム目が弾をばらまく

②弾が尽きた1チーム目がリロードしながら後ろに下がる

③2チーム目が弾をばらまく

④弾が尽きた2チーム目がリロードしながら後ろに下がる

うーん、参考にならねえな

という夢も希望もない戦い方だぞ

 

574:名無しの転生者

俺たちだと全員が銃もってるわけじゃねーしなぁ

やっぱチーム組んでタコ殴りか

 

575:名無しの転生者

やっぱシキガミにも持たせて接近する前に撃つしかないか

いやでもなぁ、魔法のが当たるか

 

576:名無しの転生者

デモニカ着て、10人くらいで銃を撃てば倒せるやろ

 

577:名無しの転生者

それなら五島の所いったほうがええやろ

 

578:名無しの転生者

弾薬費はどうなんかね

 

579:名無しの転生者

五島のところ行くのは、メガテンやった人間的にはちょっと……

 

580:名無しの転生者

>>579

それは分かる

 

581:名無しの転生者

さすがに自己流よりは、最初は習ったほうがいいだろ何事も

 

582:名無しの転生者

>>578 流通しているのは5.56mmNATO弾、1マガジンボックス(1050発)辺り○万円だって

で、ガイア製の弾は○○万円で、こっちのほうが威力がでるそうだ

 

あと、これ以外に銃につける弾倉(マガジン)は別途必要なんで気をつけてな

 

583:名無しの転生者

>>582 サンクス……こういう仕事してるから値段はいいけど

弾もスペース居るから、な○う的アイテムボックスが欲しくなるな

 

584:名無しの転生者

0君には微妙っぽいけどどういうところなん?

 

585:名無しの転生者

>>583

そんなんあったらショタおじが報告してくるでしょ

……するよね?

 

586:名無しの転生者

もしかしたら一部だけにこっそりとか?

 

587:名無しの転生者

あるならガチャの景品にして俺たちからマッカ吸い取るだろ

 

588:名無しの転生者

まあそうなるよねぇ

 

589:名無しの転生者

あとはまあ弾の種類だよな

 

590:名無しの転生者

>>582 が言ってる通りガイア製の材料から違う弾は、同じ銃つかっても威力が上がる

属性弾や神経弾その他は研究中とかで、少量はあるっぽい

 

591:0能力

俺の場合、敵が同レベルくらいになると当たらないんだわ

ゲーム的表現になるけど速パラメーターが足りないのか、狙ってもばら撒いても当たらない

だから小銃で撃つのは諦めて、銃弱点用に拳銃もって、敵に押し付けて撃つのに切り替えた

むしろうちのシキガミの非魔力系主力武器になりました

 

592:名無しの転生者

押し付けて撃つ場合の銃の意味とは?

 

593:名無しの転生者

遠距離攻撃には、結局ならないじゃん?

 

594:名無しの転生者

>>592

銃弱点用のお守りにはなるじゃん?

 

595:名無しの転生者

確かにステの伸び方によるか……

速パラーメーター上がるやつにはいいのかな

 

596:名無しの転生者

>>速パラメーター

ゲームでもそうだったしな

 

597:名無しの転生者

近接脳筋の0能力君参考にならねえ

 

598:名無しの転生者

銃押し付けて発砲とかそれはそれでかっこいいじゃん

 

599:名無しの転生者

シキガミに【銃撃】付けて銃持たせる、自分はいざという時用かなー

 

600:0能力

>>597

そこは否定できない。銃の練習してても近づいて切った方がはえーじゃんって思ってたからな

 

601:名無しの転生者

 

602:名無しの転生者

やっぱり脳筋じゃねーか

 

603:名無しの転生者

銃使うよりアギ唱えたほうが速い。あると思います

 

604:名無しの転生者

聞く限り低Lv向けっぽいな、銃器全般

ある程度のLvいったらお守り程度の意味しかなさそうで期待損

 

605:名無しの転生者

>>590 の情報だと属性弾の開発してるっていうし、そっちに期待かね

ゲームの神経弾みたいのが開発されたら手のひら返す用意はある

 

606:名無しの転生者

技術班謹製の銃なら強そうだけどな

ただ……俺たち一般人が銃を十分に使いこなせるかは……

 

607:0能力

うちのシキガミがあんなにも銃を扱うのが上手くなるとは思わなかったよ……

 

608:名無しの転生者

【銃撃】入れれば余裕……って思ったけど0能力君のシキガミはちょっと変わってんだけっか

 

609:名無しの転生者

えっ、俺最近この掲示板きたけど、特殊なシキガミとかあるん?

あるならそういうの選びたいんだけど

 

610:名無しの転生者

あーそういやそうだったね。元気してる?

 

611:名無しの転生者

>>609

この0能力ってコテハンのシキガミは元人間な特殊事例でな

ある意味有名なTSニキみたいにシキガミパーツが移植された存在なんよ

で、元が人間で、シキガミパーツ移植された人は大体種族【魔人】になって覚醒するか

そのまま死ぬかなんだけど、シキガミになったらしい。

能力は俺たちが普通に持ってるシキガミより劣るから微妙っぽいぞ

 

612:名無しの転生者

そういう事例あるんすね、サンクス

 

613:名無しの転生者

はえー、マゾなんか

 

614:名無しの転生者

さすがにマゾじゃない……よね?

縛りプレイ好き?くらい

 

615:名無しの転生者

前にご一緒したときに見たけど、元人間のわりに可愛かったよ

ただ俺のシキガミのほうが上だったがな!(どやぁ

 

616:名無しの転生者

そこ張り合うのかよw

 

617:名無しの転生者

そんなのみんな思ってるやろ

 

618:0能力

>>613 俺はマゾじゃないです(迫真

うちのシキガミもレベル上がったら強くなったし……

ちょっと選択肢が狭いだけなんで……

 

で親戚の依頼は結果的に親戚だっただけで

依頼主→県内の盟主→ガイア連合→俺

 ↑              ↑

 ──────親戚────────

 

内容自体は普通の依頼でした

親戚言っても父方の遠縁だから数回しか会ったことないんだけどね

 

619:名無しの転生者

なんという運命

 

620:名無しの転生者

さすがにそれはないやろwww

 

621:名無しの転生者

こんなことある?

 

622:名無しの転生者

起きる可能性があることは起きる

これマーフィーの法則だっけか

 

623:名無しの転生者

依頼内容はどんなんだったの?

いや秘密保持あるならええけど

 

624:名無しの転生者

最近ゲートパワー上がってきたのか依頼難易度もなー

ガイア連合外で受けたら死ぬ可能性もあるくらいヤバい

 

625:名無しの転生者

まずは偵察からじゃないと死地もありえるからな

 

626:名無しの転生者

そんなときのトラポート

 

627:名無しの転生者

トラポート持ちの俺がそんなお仕事で稼がさせてもらってます^^

 

628:名無しの転生者

俺もトラポート欲しいけど、ガチャででねえかなって毎回マッカ溶かしてます

 

629:名無しの転生者

まいかい マッカとな?

 

630:名無しの転生者

会長は仕事して

 

631:名無しの転生者

エや下

 

632:名無しの転生者

まだサービス開始してないでしょ

 

633:名無しの転生者

何のことだかわからねえ……

 

634:0能力

依頼者というか親戚の地元には湖があって、そこから農業用水引いてるんだけど

いわゆる土地神様?が怒って雨が降る度氾濫が起こってたらしい。

河川改修してるのになんで?→議員へ陳情→俺たちにって流れっぽい

 

再開発の関係で昔からあった祠動かしたら、地元の神様へのラインが切れてオコだったみたい

ちょっと異界に言って話しつけて、再度ライン繋いで終了だった。

 

割りと楽な依頼だったよ。

 

635:名無しの転生者

地元の神様の類なのね

 

636:名無しの転生者

怒れる神を鎮めるのにしばいたことはあってもTalkで終了したのはなかったな

 

637:名無しの転生者

日本の神様達はなにやってんですかね

部下の掌握はしてほしい

 

638:名無しの転生者

おめー、あの日本神話読んでそう思うんか

 

639:名無しの転生者

いや、まあ、そうねぇ

 

640:名無しの転生者

多神教界隈はあんま明確な上下関係ないじゃん

 

641:名無しの転生者

最高神:引きこもりをキメる

弟1 :存在感なし

弟2 :大暴れして、姉貴の職場に死骸投げ込む

 

642:名無しの転生者

ひでえw

でも、大体あってるんだよなぁ

 

643:名無しの転生者

あんまり悪口書いてると神託という名の問い詰めがくるぞ

ここがメガテン世界ということを忘れんなよ

 

644:名無しの転生者

ヒェ

 

645:名無しの転生者

あー、うん忘れかけてたわ

 

646:名無しの転生者

大丈夫やろ、メシアに押されて存在感無いみたいだし

 

647:名無しの転生者

まあでも地元の神様がガチでいるのはビビったね

俺も覚醒してからそういう地元の場所行ってみたら

Lvは低いけど確かに神っぽい存在として居たんだよね

 

648:名無しの転生者

はえー

 

649:名無しの転生者

俺も地元の逸話がある場所、見に行ってみるかな

 

650:名無しの転生者

目をつけられるとそれはそれで面倒だぞ

 

651:名無しの転生者

神様に知られるのも良し悪しあるからな

俺みたいに(一時期神託地獄だった

 

652:0能力

>>635

多分そういう類

 

で、話飛ぶけど会社設立はさ、終末になっちゃうと物理法則がめちゃくちゃになって

今ある機械類大体ダメになる可能性があるらしいのよ

 

で、対策を施した機器が必要になるけど、そういう製品を企業に生産させたいけど、

秘密保持が必要だの、オカルトが信用されないとかあるので、じゃあ100%子会社でやろうって話になってるのよ。

これガイア連合というかガイアグループが肥大化する原因らしいんだけどね

 

653:名無しの転生者

今じゃガイアグループスは日本の屋台骨じゃけんのぉ

 

654:名無しの転生者

日常生活でも目にする機会多いし利用する企業もあるけど

でも中身俺たちなんだよなーって思うとちょっと躊躇する

 

655:名無しの転生者

ちょっと分かるw

 

656:名無しの転生者

テレビ見ててもCMに見ない日はないってくらいだからな

どうしてこんなに拡大しちゃったんですかねぇ……

 

657:名無しの転生者

出勤時に電車の中吊り広告にもあるし

なんなら週刊誌の特集に「ガイアグループとはなんなのか!」と書いてあって

乾いた笑いしか出なかったわ

 

658:名無しの転生者

俺も同僚が雑誌読んでて「このガイアグループってめちゃくちゃ怪しいよな?」って話振られたけど

「はは、そうっすね」みたいな反応しかできなかったよ

 

659:名無しの転生者

大多数の内部社員は分かってないだろうけどなw

 

660:名無しの転生者

俺は今でも秘密結社感が薄れたのが残念だと思ってるぜ

 

661:名無しの転生者

>>660

一理ある

 

662:名無しの転生者

>>661

やっぱねーよw

 

663:名無しの転生者

>>660

でも表向き宗教団体がここまで肥大化してよくやれてるよなって思う

 

664:名無しの転生者

そこはショタおじ筆頭に幹部ががんばってるんでしょ

俺は信じてるから

 

665:0能力

でまあ、その一環で、終末対策自販機を作るって話で

俺の出身の地元県に企業あるから買収して作らせよう!って計画が事務方であったらしいのよ

だから俺がやれってちひろさんが……

 

666:名無しの転生者

>>ちひろさん

あっ……

 

667:名無しの転生者

戦闘系なのになんでまたとおもったら

ま、がんばって

 

668:名無しの転生者

金はガイアグループが出すからコネは頑張ってね^^

ってことかご愁傷様

 

669:名無しの転生者

前も事務手伝ってからね、しょうがないね

 

670:名無しの転生者

結局転生者で事務やってくれる人、そこまで多くないからなぁ

 

671:名無しの転生者

Lv上がっちゃうと俺Tueee方面に行くしな

 

672:名無しの転生者

>>俺Tueee

でもLv上がるごとに諦めるやつ多数

根性が足りないよ根性がー

 

673:名無しの転生者

事務方に外部おるんだから、そいつらにやらせればいいがな

 

674:名無しの転生者

せやせや、そこまでやることもないっしょ

 

675:0能力

>>673

転生者がコントロールしないと、変な仕様を潜りこませる可能性があるってことで*1

俺に白羽の矢ががが

他の製品でも巻き込まれた奴もいるらしいのが、一人じゃないという安心感を与えてくれる

 

誰か手伝ってくれてもいいんだぜ

報酬もでるからさ

 

676:名無しの転生者

目逸し

 

677:名無しの転生者

私、もう手に職があるんでー

 

678:名無しの転生者

そういや細やかな作業が必要なのは私にはちょっと^^;

 

679:名無しの転生者

自分の仕事と家族のことで手一杯です

 

680:名無しの転生者

人付き合いがいっぱい必要な仕事は引きこもりだった俺には厳しいかなって

 

681:名無しの転生者

がんばってほしいなー0能力君にはさー

 

682:名無しの転生者

君ならいける!

 

683:0能力

(´・ω・`)

 

684:名無しの転生者

まあ俺たちの未来のために頑張ってくれ

 

685:名無しの転生者

自販機がどこまで終末後に役に立つかわからんけど

 

686:名無しの転生者

でも東京大破壊後にあったら便利じゃない?

 

687:名無しの転生者

さすがに飲料水だけだとなぁ

 

688:名無しの転生者

自販機にもいろいろあるから開発するんじゃね?

ほらホットスナック系も自販機じゃん

 

689:名無しの転生者

あとはスナック菓子とかか

 

690:名無しの転生者

俺には関係ないと思うけど、ま、がんばって

 

691:名無しの転生者

大破壊後に稼働し続けるガイア印の自動販売機

宣伝にはもってこいだな

 

692:名無しの転生者

世界が滅んでも使えるのはガイアポイントと自動販売機か

 

693:0能力

>>692

Su○caみたいにガイアポイントつかえるようにはするよ

 

で仲魔増やす話だが

ほら前にLv25以上で管狐取得できるってあったじゃん

 

694:名無しの転生者

あったねー

 

695:名無しの転生者

お、管狐取得か

いいぞー管狐は、もふもふしてるし、犬みたいに懐いてくれるし

 

696:名無しの転生者

世話すれば懐いてくれるし、一緒にねてくれると幸せになれるぞ

 

697:名無しの転生者

うちの子はお風呂好きで、毎日一緒に入ってる

バスタオルで拭いた後、ドライヤーで乾かすと幸せそうな顔するんだよね

 

698:名無しの転生者

管狐派が湧いてきたな

 

699:名無しの転生者

なんでみんな能力以外のこと書いてるんです?

 

700:名無しの転生者

能力はどうせショタおじがその人に合ったの紹介してくれるしええやろ

 

701:名無しの転生者

草生えるわ

 

702:名無しの転生者

そうかな……そうかも

 

703:名無しの転生者

俺も早く管狐欲しい(当方Lv7

 

704:名無しの転生者

痛みに耐えてLvあげなよw

 

705:0能力

でまあ、ショタおじに相談したんだけど

ウチのシキガミに縁のあるイヌガミが召喚できそうだけど

どう?多分そっちのが強いと思うよ

って言われたのでそっちにした

 

706:名無しの転生者

>>イヌガミ

あー、縁のあるペット復活とかそんな話もあったな

 

707:名無しの転生者

イヌガミって悪魔に恨みのある犬を使うんじゃないの?

 

708:名無しの転生者

埋めて首だけにした犬を、恨みつらみ状態で首跳ねるんだっけ?

 

709:名無しの転生者

うちらのイヌガミはさすがにその作り方しないはず

確か……悪魔に殺された犬の魂をショタおじがイヌガミとして召喚だっけか

 

710:名無しの転生者

で、どんなイヌガミになったのよ

 

711:名無しの転生者

俺もLv上がったら、昔飼ってた犬を召喚できないか聞いてみよ

 

712:0能力

むかーし、俺が地元の盟主の事件解決したときに

果敢に悪魔に飛びかかって即死した犬だったらしく、今でもうちのシキガミと縁が切れてないってさ

 

出てきたのは白くてデカい犬。犬種詳しくないんで聞いてみたらグレート・ピレニーズだって

立ち上がると人並に大きいし、体重も50kgくらいあったよ

 

713:名無しの転生者

>>グレート・ピレニーズ

検索してみたけど、フランスの犬なんだね

 

714:名無しの転生者

俺も検索してみたけど、ペットショップでのお値段、お高いなこの犬種

 

715:名無しの転生者

やっぱシキガミちゃん、お嬢様なんだなぁ

 

716:名無しの転生者

ちゃんと懐いてくれるの?

 

717:名無しの転生者

番犬みたいだし大丈夫じゃねーの

 

718:名無しの転生者

でも縁があるのが本人じゃなくてシキガミじゃん?

 

719:0能力

忠誠心はあるぞ……俺のシキガミに

 

720:名無しの転生者

 

721:名無しの転生者

やっぱりかよw

 

722:名無しの転生者

そっちにかよw

 

723:名無しの転生者

大丈夫なんかそれ

反逆されてまるかじりとかぞっとしないぞ

 

724:名無しの転生者

0能力君>シキガミ>イヌガミ

のヒエラルキーになればワンちゃん

 

725:名無しの転生者

いやでも飼い犬って餌くれるかーちゃんに懐く事多いし

だめなのでは?

 

726:名無しの転生者

ワンちゃんがわんちゃんか ふふ

 

727:名無しの転生者

会長はしごとしてもろて

 

728:名無しの転生者

エや下

 

729:名無しの転生者

これは一度わからせしないとだめじゃね

 

730:0能力

俺とシキガミが一緒にソファーに座ってテレビ見てたりすると

強引に割り込んでくるくらいには忠誠心あるぞ

 

731:名無しの転生者

ひどいwww

 

732:名無しの転生者

そんなんで一緒に戦えるんかいw

 

733:名無しの転生者

諦めて両脇からモフれ

 

734:0能力

群れのリーダーだから従うけど、私のご主人様はお前じゃないから

みたいな態度でした

 

うちのシキガミが喜んでるからいいかなって

 

735:名無しの転生者

草草の草

 

736:名無しの転生者

まあ、一緒に戦えればいいか……いいのか?

 

737:名無しの転生者

反逆しなければええやろ、多分

 

738:名無しの転生者

シキガミが反逆しないなら大丈夫でしょ

 

739:名無しの転生者

俺ならそういうのはノーサンキューだなぁ

0能力君は懐が深いな

 

740:名無しの転生者

ツンデレ犬好きとは業が深いな

 

741:名無しの転生者

>>ツンデレ

そういう話だったかなぁ?

 

742:0能力

そんなわけでなんか忙しくてLv上げも微妙に進まない。

車も買ったし移動能力は上がってるんだがなかなか人生うまく行かないね

 

743:名無しの転生者

人生うまくいくならメガテン世界に転生とかしない

それ一番言われてるから

 

744:名無しの転生者

それな

 

745:名無しの転生者

約束された終末

 

746:名無しの転生者

終活しなきゃ

 

747:名無しの転生者

転生者たちの生き残りをかけた戦いが、今始まる!

 

748:名無しの転生者

ナレーション風に言われましても……

 

 

 

*1
いろんな天使悪魔の転生体が潜り込もうとしてくる為、カオス転生ごちゃまぜサマナー 小ネタ 新規で転生者を事務員で雇うメリット参照




書いててあまりおもしろくはなりませんでしたが、暇つぶしになれば幸いです。

1日ずれたのはドクイモ氏の投稿で銃器関係が描写されたので、いろいろ書き直したりしてました。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


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関東定例会スレ、赤石 宗一郎、矢崎 敦

書き直してたらよくわからなくなったので初投稿です

この時期にあれこれの装備があったかは気にしてはいけない

掲示板:関東定例会スレ
赤石 宗一郎(あかいし そういちろう):父方大叔父、依頼人の一人
矢崎 敦(やざき あつし):自動販売機開発メーカー社員


【情報】関東地方定例会スレ【雑談】61発目

 

61:名無しの鯖ゲーマー

最近田舎物騒だけどどうなってんの?

今日行くはずだったフィールド、付近に熊がでたとかで急遽定例会中止になってんだけど

 

62:名無しの鯖ゲーマー

あー最近結構あるね

フィールドあるの田舎が多いから困るよな

 

63:名無しの鯖ゲーマー

警察は何してんだよ、こういうときになんとかするのも仕事でしょ

 

64:名無しの鯖ゲーマー

そこは猟友会じゃねーの

 

65:名無しの鯖ゲーマー

でもここ数年、田舎じゃ熊なんかの野生動物に殺されるとか行方不明とか増えてんぜ?

 

66:名無しの鯖ゲーマー

都会じゃあんまきかねーな、田舎特有のなんかじゃね

 

67:名無しの鯖ゲーマー

田舎馬鹿にすんなし

 

68:名無しの鯖ゲーマー

今日も警察が出張る事件あったぽいし、やーねー

ttp://wahooo.com/xxxxxxxx

 

69:名無しの鯖ゲーマー

サバゲも盛り上がってきてるのに水さすこういう事件困るよな

 

70:名無しの鯖ゲーマー

今日千葉のFESフィールド行ったんだけど

めっちゃ可愛い子きて眼福だった

 

71:名無しの鯖ゲーマー

下半身直結野郎かよ……

 

72:名無しの鯖ゲーマー

ちゃんと接待した?

 

73:名無しの鯖ゲーマー

最近女子もサバゲするんすねぇ

 

74:名無しの鯖ゲーマー

雑誌なんかも女子へ流行らせようといろいろ画策してるぽいしなぁ

 

75:名無しの鯖ゲーマー

可愛い=実際にはそこまででもない、だろ目が腐ってんだよ

 

76:名無しの鯖ゲーマー

野郎ばっかり学校の小数女子みたいなもんだろ

引きこもってないで街にでろよ

 

77:名無しの鯖ゲーマー

いやまじ可愛かったって、顔も整ってたしスタイルも良く

なにより髪の毛が白かった

 

78:名無しの鯖ゲーマー

髪の毛が白いとか、病気かコスプレガチ勢かなんかかな

 

79:名無しの鯖ゲーマー

アルビノってやつ?

 

80:名無しの鯖ゲーマー

おばーちゃんなんですかね(呆

 

81:名無しの鯖ゲーマー

髪の毛の根元黒くなかった?

 

82:名無しの鯖ゲーマー

おっぱい、おっぱいはどうだったの!?

 

83:名無しの鯖ゲーマー

胸部装甲の厚さには興味がありますねぇ

 

84:名無しの鯖ゲーマー

これだから性欲で生きている野郎は……

 

85:名無しの鯖ゲーマー

>>84

興味ないの?

 

86:名無しの鯖ゲーマー

ありまーーす!!

 

87:名無しの鯖ゲーマー

素直でよろしい

 

88:名無しの鯖ゲーマー

で、一人で来てたの?それとも友達と?

そこんとこどうなのよ

 

89:>>70

肩まで伸ばした綺麗な白髪と若干たれ目っぽい感じが眼福でございました

服装もふわふわしてお嬢様っぽかった

>>80 年寄りの髪とは違ってきれいだったよ。なんだろう光り輝いてるみたいな?

>>82 服の上から確認できるほどでしたのでそれなりにあると愚考する次第です。

 

90:名無しの鯖ゲーマー

ふわふわってなんだよ

 

91:名無しの鯖ゲーマー

胸部装甲には期待できそうですねぇ

 

92:名無しの鯖ゲーマー

あまりにもひどいファッション感

ファッション雑誌みて勉強してもろていいですか

 

93:名無しの鯖ゲーマー

これだから男子の服装感は……

 

94:名無しの鯖ゲーマー

なんでお嬢様みたいのがサバゲフィールドにくるんです?

普通こねーだろ

 

95:名無しの鯖ゲーマー

ちょっと場違いっぽいけどなんだろ、見た目だけで行動が破天荒だったり?

 

96:名無しの鯖ゲーマー

俺もその場にいればなー声かけたのになー

 

97:名無しの鯖ゲーマー

>>96 どうせキョドッて無理だろwww

 

98:名無しの鯖ゲーマー

>>97 はぁ?できるし

 

99:>>70

>>94 彼氏と思わしき若い男と一緒に車できてた

 

100:名無しの鯖ゲーマー

>>彼氏

はい解散

 

101:名無しの鯖ゲーマー

なんだよ、彼氏付きかよ、

>>99 あっ、君帰っていいよ

 

102:名無しの鯖ゲーマー

解散すんなし

 

103:名無しの鯖ゲーマー

彼氏と一緒となると、趣味に付き合わされてるのかな、かわいそ

 

104:名無しの鯖ゲーマー

時々いるよね、つまんなさそうだけどさ

 

105:名無しの鯖ゲーマー

そうすると男のほうがイケメンだったのか?

 

106:>>70

いや彼女さん参加したし、装備もガチだったよ

>>105 顔は普通だったかなぁ、ただ体が大分鍛えられてたね

 

107:名無しの鯖ゲーマー

まじかよ

 

108:名無しの鯖ゲーマー

ウホッ

 

109:名無しの鯖ゲーマー

ホモは帰れw

 

110:名無しの鯖ゲーマー

これはもしかして彼女の趣味に付き合わされる系男子の可能性が?

 

111:名無しの鯖ゲーマー

二人の装備どうだったの?

気になってきた

 

112:名無しの鯖ゲーマー

装備だけガチなコスプレ勢かもしれん

 

113:>>70

女の子のほうは

下はカーゴパンツにごついブーツ、上はジャケットの上にプレキャリ着て、髪の毛をポニテ?にして帽子にイヤーマフ

あ、ゴーグルとフェイスガードも付けてた

銃はM4カービンに伸縮式ストック、拳銃もあってベレッタだった

男の方はほぼ陸自コスプレ

陸自迷彩に防弾チョッキ2型とヘルメットと半長靴、89式小銃にガバメント

 

114:名無しの鯖ゲーマー

装備金掛かってていいなぁ

 

115:名無しの鯖ゲーマー

男の方陸自マンなんか、それとも装備ガチ勢か、どっちにしろ金ありそうでいいなぁ

 

116:名無しの鯖ゲーマー

まあ装備よくてもサバゲ上手いかは別だから

 

117:名無しの鯖ゲーマー

時々装備ガチ勢おるしな

この前WW1フランス兵な人おってビビったわw

 

118:名無しの鯖ゲーマー

車乗ってて装備に金掛けられるとかちね

 

119:名無しの鯖ゲーマー

嫉妬マン乙

 

120:名無しの鯖ゲーマー

自分で金稼げよ。稼いだ分だけ使えるぞ

 

121:名無しの鯖ゲーマー

男の方実は若そうに見えてそこそこ行ってる?

じゃないとなかなか金掛けられないっしょ

 

122:名無しの鯖ゲーマー

で、フィールドではどうだったんよ

装備だけの見掛け倒しだったの?それとも俊敏に動いてた?

 

123:>>70

めっちゃ動き良かった。

なんなら映画みたいだった

 

124:名無しの鯖ゲーマー

嘘やろ

 

125:名無しの鯖ゲーマー

男のほうが?

 

126:名無しの鯖ゲーマー

装備だけでなく動きもガチであったか

 

127:>>70

いや女の子のほうも

 

128:名無しの鯖ゲーマー

いやいやいや、ないやろ

 

129:名無しの鯖ゲーマー

動画とか取ってないの?ちょっと信じられんけど

 

130:名無しの鯖ゲーマー

見目良くてサバゲも動けるとか天は2物を与えるんやな

 

131:名無しの鯖ゲーマー

サバゲが2物目でいいんですかね

 

132:名無しの鯖ゲーマー

そこは運動神経だろw

 

133:名無しの鯖ゲーマー

画像まだー(チンチン

 

134:>>70

写真撮って良いですかって聞いたらNGだった

 

135:名無しの鯖ゲーマー

えー

 

136:名無しの鯖ゲーマー

根性なしめ

 

137:名無しの鯖ゲーマー

隠し撮りの一つもないんかい!

 

138:名無しの鯖ゲーマー

>>137 いや犯罪じゃねーかw

 

139:>>70

まあでも、さすがに集合写真には写ってる……な

フィールドのホムペには1枚乗ってた

ttp://FES-field/xxxxxxx

この左端っこの方

 

140:名無しの鯖ゲーマー

あーこれか、確かに装備ガチだな

 

141:名無しの鯖ゲーマー

画像があらすぎて拡大したら顔わかんねーじゃねえかよ!

 

142:名無しの鯖ゲーマー

身長もデカ目なんだな二人とも

もしかして男180で女の子170くらいねえか?

 

143:名無しの鯖ゲーマー

確かに髪の毛白っぽいな

 

144:>>70

>>142 たしかに女子にしてはデカかった、俺170なんだけど俺と同じかもしかしたらデカいまである

で、フィールド上の動きだけど、まじ映画の特殊部隊っぽかった

銃口はビシッと上下に動こないし、頭も動いてなかった

 

俺と仲間は女の子の敵チームだったんだけど、一番最初の雰囲気は『顔には当てないようにしないとなー ハハハ』

な感じだったが、1ゲーム目に無双されてふっとんだからな

 

145:名無しの鯖ゲーマー

おいおいまじかよ、ちょっと信じらんねーぜ

 

146:名無しの鯖ゲーマー

お前さんが下手っぴだったんじゃないの?

 

147:名無しの鯖ゲーマー

接待もすぎると嫌味だよ?

 

148:名無しの鯖ゲーマー

動画まだー

 

149:名無しの鯖ゲーマー

動画無理だろwww でもそこまで言われるとちょっと見たいな

来週また来てくれないかな

 

150:>>70

>>146 俺たちがそんなに上手くないのは否定できないが、あっちが上手すぎるんだって

フィールドの人も焦ってバランス取り苦労してたで

 

でも流石に無傷とはいかなかったみたいで、俺たちが超絶弾幕はったら倒せることもあった

特に男の方はガタイがでかいせいか割りと当たってた

 

151:名無しの鯖ゲーマー

いやーさすがに大人げなくねえか?

 

152:名無しの鯖ゲーマー

でも流石に無双するやつには10人くらいでかからね?

ほっとくとそれだけで負けるしさ

 

153:名無しの鯖ゲーマー

突出して強い人の扱い結構困るよな

 

154:名無しの鯖ゲーマー

でもそんな人ほぼいなくね?俺当たったことないぜ

 

155:>>70

そういや他のチームで着てた人が動画取ってたよ

 

156:名無しの鯖ゲーマー

まじか……でもこんな場末の掲示板にくるわけねえよな

 

157:名無しの鯖ゲーマー

声かけなかったん?

 

158:名無しの鯖ゲーマー

you○ubeにアップされてないか探してみるか

 

159:名無しの鯖ゲーマー

nico○icoのほうかもしれんぞ

 

160:名無しの鯖ゲーマー

動画取ってた人マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン

 

161:名無しの鯖ゲーマー

どうも動画取ってたチームです

 

162:名無しの鯖ゲーマー

 

163:名無しの鯖ゲーマー

来たのかよw ウッソだろw

 

164:名無しの鯖ゲーマー

>>161 まってたぜ!

 

165:>>70

>>161

あっどうも、今日はお疲れ様でした

いやー女の子強かったですね

 

166:>>161

>>165 どうもどうも、いやほんと見た目とは裏腹にクソ強かったですね

動画ですけど、アップしました

一応うちのチームの見直し用だから、女の子が写ってるのは20分後くらいのところからです

女の子からクレームきたら消しますが、気づかれるかはわかんないですね

ttp://ようつべ/xxxxxxxx

 

167:名無しの鯖ゲーマー

のりこめー^^

 

168:名無しの鯖ゲーマー

あざっす!

 

169:名無しの鯖ゲーマー

俺も見てみよ

 

170:名無しの鯖ゲーマー

ちょっとわくわくするな

 

 

(動画鑑賞中)

 

201:名無しの鯖ゲーマー

これやべーな

 

202:名無しの鯖ゲーマー

動き素早すぎねえか

 

203:名無しの鯖ゲーマー

スローで見てるけど、物陰から体を出すときにもう銃口が敵の方向向いてるし

体戻すのも速いから、体幹相当鍛えるね

 

204:名無しの鯖ゲーマー

男のほうとのコンビネーションが映画っぽいな

リロード時にスイッチして移動と攻撃が途切れねえ

つか、弾リアカン*1だろこれ、30発くらいでリロードしてるじゃん

 

205:名無しの鯖ゲーマー

リアカンでこれとかどう倒せばいいんだ

 

206:名無しの鯖ゲーマー

弾以上の数で襲えばおk

 

207:名無しの鯖ゲーマー

そんなの人いねーよwww

 

208:名無しの鯖ゲーマー

最後の方、角で接敵する時とっさに自分の銃を離して

相手の銃口を左手ですくい上げて、右手でハンドガン抜いて撃ってるんだが

実はまじものの軍人さんだったりしねえ?

 

209:名無しの鯖ゲーマー

その後素になって「あら、ごめんなさい」がかわいい^^

 

210:名無しの鯖ゲーマー

動きがかわいくねーよw

 

211:名無しの鯖ゲーマー

マジ何者なんだよ、自衛隊の特殊部隊の人間かなんかか

 

212:名無しの鯖ゲーマー

実はサイボーグ説を提唱したいね

 

213:名無しの鯖ゲーマー

じゃあ俺は人造人間

見た目が良すぎるのが証拠だね

 

214:名無しの鯖ゲーマー

じゃあ俺は魔法生物で

 

215:名無しの鯖ゲーマー

じゃあじゃあ俺は異世界人で

 

216:名無しの鯖ゲーマー

どれもねーだろwww

 

217:>>70

一応ゲーム終了後に男のほうにあれこれ聞いてみたんだけど

男の方大学生だけどいろいろ忙しいから次いつサバゲにこれるか分からないって言ってた

 

218:名無しの鯖ゲーマー

>>大学生

うっそだろwww なんで車持ってんです?

 

219:名無しの鯖ゲーマー

金持ちのボンボンかよちね

( ゚д゚)、ペッ

 

220:名無しの鯖ゲーマー

金あるところにはあるんやなぁ

俺なんて学生のころ勉強で、それどころじゃなかったぜ

 

221:名無しの鯖ゲーマー

車はレンタルかもしれんし……

いやでも苦しんで死なねえかな

 

222:名無しの鯖ゲーマー

>>221

その掌返し、好きだぜ

 

223:>>70

男の方にフィールドに来てた女子が話しかけてたけど

受け答えしてる最中にすすっと女の子がよってきて圧かけてたな

ついでに尻つねられてるのが見えました

 

224:名無しの鯖ゲーマー

大草原

 

225:名無しの鯖ゲーマー

ざまぁw

 

226:名無しの鯖ゲーマー

女の嫉妬こわいわー

 

227:名無しの鯖ゲーマー

そのまま別れろ

 

228:名無しの鯖ゲーマー

男の嫉妬も怖いわ

 

229:名無しの鯖ゲーマー

はーでも残念だな、俺が行ってるフィールドに来てくれねえかな

 

230:名無しの鯖ゲーマー

男の方は忙しっぽいから女の子だけでいいぞ

 

231:名無しの鯖ゲーマー

それな

 

232:名無しの鯖ゲーマー

来てくれたら最高やなって

 

233:>>70

つか二人共体力が半端なくてさ、こちらは昼飯食ってぐったりしてるのに

連れてきた犬と遊んでるんだぜ、信じられなかったよ

 

234:名無しの鯖ゲーマー

若いっていいなぁ

 

235:名無しの鯖ゲーマー

小学生並みの体力だな、うらやましい

 

236:名無しの鯖ゲーマー

おじさんはそんなことしたら膝こわれちゃう~

 

237:名無しの鯖ゲーマー

そのまえに仕事中筋肉痛になるだろ

 

238:名無しの鯖ゲーマー

それで夜もハッスルってか

 

239:名無しの鯖ゲーマー

嫉妬乙

 

240:名無しの鯖ゲーマー

来週ワンちゃんかけて行ってみるかな俺もな~

 

241:名無しの鯖ゲーマー

まあ行って絶望してくればいいんじゃないの

 

242:名無しの鯖ゲーマー

それよりさ、他のフィールドのスタッフが死んだってニュースが

ttp://wahooo.com/xxxxxxxx

 

243:名無しの鯖ゲーマー

げーまじかよ、あそこ先週いったんだけど

 

244:名無しの鯖ゲーマー

ほんと最近物騒やな

いつまで遊べるかなぁサバゲ

 

245:名無しの鯖ゲーマー

不吉なこと言うなよ

 

 


 

赤石 宗一郎

20XB年XX月XX日

公民館

 

 

重く苦しい空気が公民館の中に広がる。

今年3回目の決壊が発生したためだ。

先年まではそんな事なかったはずの湖が溢れるのだ。台風が来たわけでも大雨が降ったわけでもない、例年通りの雨のはずなのに。

あるものは改良工事が足りないと言い、あるものは手抜き工事があったのだと、さらにあるものは祟だと言う。

ここいらの再開発で龍神様の祠をいじったから怒っているのだと……

 

あの周辺の工事は10年前のことだし、第一問題があるならもっと昔から問題が起きていただろう。

もしかして本当に祟……? いやまさか、もう21世紀だ。

物思いに耽るワシを現実に引き戻す声がかけられる。

 

「なあ、赤石さんや、もう東藤さんとこへ陳情しにいかんか?」

 

「東藤さんとこへか?いや土木の話は県と直接だろ……ちょっと失礼なんじゃないか」

 

「いや……もうなんだかわかんねえからさ、一発相談してみるのもいいんじゃないかと思ってな」

 

まあ確かに、原因さえつかめない状態じゃどうにもならない。

頼るべきは地域のドンか……

 

「たしかにな、こんなときは使えるものはなんでもつかうか」

 

「そうだ、そうすっべ」「ああ、それがいいな」

 

黙っていた他のものも同意の声を上げる。みなこらえようのない不安を抱えていたのだ。別に問題が解決していないというのにそれぞれの顔には晴れやかなものが浮かぶ。おいおい大丈夫かとも思うが、何もしないよりは動いていたほうが不安が紛れるか。

 

 

「それでウチに来られたと」

 

「ええ、なんとかなりませんでしょうか」

 

眼の前の男性は東藤 草治さんだ。お父上は国会議員に転身し、息子さんへ最近代替わりした。

評判は……悪くないが、ワシのような年寄はまだこの方のお父さんのほうがこの地方のドンというイメージが強い。

 

だが、我々の話を我慢強く聞いてくださった。さすがに祟りという話になると変な顔をなさっていたが、まあこのご時世に祟りなどというオカルトの話をふられれば微妙な顔にもなるか。

 

「そうですねぇ……土木のほうにはもう話されているということで、一つ試しに確認したほうが良いところがありますね」

 

「試し……ですか」

 

「ええ、祟りという話。案外本物かもしれませんよ?」

 

その顔には年に似合わないいたずらっ子のようなものが浮かんでいた。

 

 

後日、ウチの村にきたのは見知った顔だった。

 

「えーと、東藤さんを経由して依頼されたのはこちら……おじさんじゃないですか」

 

「玲治君、君がきたのかい……? えぇ……」

 

困惑した。東藤さんからガイア連合という名の退魔組織?から人が行くとの話は聞いていたが、来るのが又甥とは聞いてない。

遠縁だし、甥は入婿した子だったから、更に縁が薄い。最後に合ったのは数年前の兄の葬式だったか。

ガイア連合なる怪しげな組織に所属してるのは……親戚としては心配なんじゃが。

 

「ええまあ、依頼受けたらここだったってだけで、まさか伯父さんが関わってるとは思いませんでしたよ」

 

「ああ、まあ仕事してくれればええけど……。それで、そちらのお嬢さんは?」

 

玲治君は一人で来たわけではなく、女性と犬一匹を連れてきていた。女性の方は髪の毛が真っ白だが、年を取った結果という風でなく、可憐な少女ではある。

 

「ああ、彼女は「玲治さんのパートナーです」」

 

笑顔で彼の言葉に被せてきた。彼女さんなのだろうが、実は尻に敷かれているのではないだろうか。

ウチと一緒だなと思うと少しおかしくなってくる。兄貴も同じだったし、そういう女に好かれる質なのだろうか。

 

「ああ、どうもはじめまして赤石 宗一郎と申します。彼の大叔父というんですかね、彼の父方の祖父の弟です。」

 

「はじめまして、東藤 春華と申します。以後昵懇にお願い致します」

 

頭を下げ合うが、東藤……まさかな。

 

「いや、玲治君もこんな彼女をつれてくるとは、やるねぇ」

 

「別に彼女を紹介しに来たわけじゃないんだから……仕事でしょ、ね。

話によれば、祟りって言う人もいるとかで、なんかここ数年であったの?」

 

まったく、照れなくてもいいのに。仕事が優先とは若い割に真面目だねぇ。

 

「ああ、うん。このへんはな、昔からな、向こう側に見える湖に龍神様が住むという伝承があったんや

そんでな、龍神様は勝手に住み着く人間を邪魔だと言って水で押し流しておったそうな。

で、都から偉いお坊さんが来てな、龍神様と問答をして人間を流しさるのを止めてもらったそうな。

だが、水をくださる龍神様に感謝するために祠を設け、年に一回、感謝の祭りをする。そういう言い伝え、伝説よ」

 

そう伝説。普通に考えれば龍神が水を押し流すのは改修されていない湖や川は容易に氾濫を起こす隠喩。

当時の土木工事が行われたのをわかりやすい形で残したのだろう。

 

「これはまじかもしれないなぁ」

 

「ん、なんか言うたか?」

 

「いや、なんでもないよ。その祠に行くことはできるかい?」

 

「ああ、こちらだ、ついてきなさい」

 

彼らを祠に連れて行く。祠は真新しい公園の一角に移されている。昔はもっと湖のそばにあり、その周りも森だった。再開発するにあたって移された。当時は反対も合ったが、祭りをするにも不便だった場所だったし、祠周りも積み重なったあれこれのせいでゴチャついてたから、村の大多数は賛成だった。

 

「ここじゃよ」

 

「ありがとう叔父さん。ちょっと見て回るね」

 

そういうと玲治君は祠の周りを歩きながらなにかを確認している。

 

「なあ春華、ここリンク切れてるように感じないか」

 

「ええ、あるはずのリンクがないみたい。多分もとの祠の所に残されているのかもしれません」

 

「やっぱりそうかなぁ、湖からも霊力感じるし、伯父さんの言ってた伝説、ほぼマジなんだろうなぁ。

なあ小次郎、なんか感じるか?」

 

「クーン……」

 

彼らがなにか話しながら探しているが……なにかが見えるのだろうか。

見えちゃいけないものが見えてるのであればやっぱり心配なんじゃが……

 

「あー伯父さん、祠が元あった場所もいける?」

 

「ああ、かまわんよ、こっちじゃ」

 

移設された公園から徒歩15分ほどの開発から取り残された湖畔、そこが元祠が合った場所。さすに移設されてから10年も立つと周りの木々や下草も伸びてきており、昔の踏み固められた地ではなくなっている。

 

「ここだが、なにかわかるんかい?」

 

「あー、これは当たりかな」

 

なにがあたりなのか。ワシには何も見えずに困惑だけが広がる。

 

「その……なにか見えるのかい?」

 

集中している玲治君は、聞こえていないようだ。彼が探っている辺りは確かに祠があった辺りだし、そこから湖の方を目で追っている。なにか線みたいなものがある……?

玲治君の手を見ていると、空間を弄り、そして手が消えた?

なんだろう空中に見えない穴があり、そこに手を入れたような動きをしている……手品でなければこれはいったい

 

「伯父さん、俺ちょっと荷物とってきて、探ってくるからさ家に戻って待っててよ」

 

「え、ああ。探るってなにをだい」

 

「んー、伯父さんの言ってた伝説ってやつの真実かなぁ」

 

言うが速いが、もと来た道をダッシュで戻っていった。いや速いよ、ワシの又甥がオリンピック金メダルを取れそうな勢いで走っていく。残されたワシと玲治君の彼女とその飼い犬。

 

「その、春華さんや。玲治君はいつからこんな仕事を?」

 

ワシは何を聞いているのだ、手持ち無沙汰だからといって聞くことではない。

 

「そうですね、確か4年前くらいかと。フフ、私もその仕事の一環で助けられておりますのよ。ああ、あの時の玲治さんはかっこよかったですわ」

 

「そ、そうなのか」

 

なにか目がキマっている気がする……我が又甥よ、こんなお嬢さんでいいのか。大伯父さん心配だぞ。

心なしか一緒にいる犬すら引いている気がする。目と目が合った瞬間心が通じたのは気の所為ではないと思う。

 

「おまたせ、装備持ってきたよ。ほら春華、装備な。小次郎も装備つけるからじっとしてろよ」

 

彼らはなにかしらの装備を身に纏っていく。いわゆるコスプレ?とかいうヤツなんじゃろか。普通はお目にかかれないような姿形になっておる。

理解はできないが、なんらかの仕事道具なのか?

 

「じゃあ行ってくるよ伯父さん」

 

「あ、ああ。気をつけて……」

 

そういうと彼らは空間を潜っていった。眼の前で見ていたのにもかかわらず信じられなかった。人が数人消えるなどという不思議をみて冷静にいられる人間がおろうか?ワシは茫然自失となっていた。だが鳥の鳴き声で自分取り戻す。彼らは行ってしまったが待つか……戻るか。

いや戻ろう。待っててくれと言ったのだから時間はかかるのだろう。

 

 

家に戻り数時間。落ち着かない数時間だ。村の衆が入れ替わりうちに確認にきたが、今仕事してもらっていると言うしか無かった。誰が空間に消えたと言えるか。ワシがおかしくなったと思われてしまう。

 

「なあ、赤石さん。来た若い奴は大丈夫なんかいね」

 

「まー、信じるしかないだろう。東藤さんの口利きだ、変につっつくよりは何もなかったと言われたほうがマシだ」

 

「そうなんだが……こう、なんもないととにかく落ち着かねぇ」

 

「そりゃ……」

 

ワシが言葉を出す時、湖が光った。

 

「お、おいありゃあ」

 

皆が庭に靴も履かずに走り出していく。光る湖に目を奪われていると、一層光った後何かが上空に高速で登っていく。

 

「ま、まさか龍神様か!? ほ、ほんとうにおったんか!???」

 

「そ、そうとしか見えんが、嘘じゃろ!」

 

驚く皆を横目で見ながら、ワシの又甥は見事やってのけたと自分のことでもないのに誇らしかった。

だが、この世の中にオカルトというのは確かに存在するということで、それはそれで喜べる話でもなかった。

テレビの向こう側だけの話が、今ワシ達の側にあるということがこうして証明されてしまったということだ。

そして我が又甥よ、一体どんな人間になっちまったんだ。甥の教育はどうなってるんだ。

 

上空に登っていった光は、今度は高速で落ちてくる。落ちた先は、新しい祠あたりに見えるがどうだろうか。

 

「ありゃあ、祠のほうだ。」

 

「そうだな、行ってみるべ」

 

「そうだな」

 

「待ておまえら、靴くらい履いていけ」

 

靴も履かずに行こうとする皆を呼び止める。あまりに驚くことが起こっているためか靴を履いていないことを忘れているようだ。

さすがに恥ずかしいのか、頭や頬をかいて誤魔化そうとしている。

 

我々が祠に到着すると、彼らもいた。そして祠が薄っすら青く光っている。

 

「叔父さんに、皆さんも来られたんですね」

 

「あ、ああ、なにかしたんか?その祠はどういうことなんじゃ?」「龍神様はおったんか?」「あの光はなんなんじゃ?」

 

皆次々と自分の疑問を投げかける。

 

「みなさん落ち着いてください。お答えしますので。ただその前に龍神様のお言葉をどうぞ」

 

『人の子らよ、人で言う10年前より約束した我への祈りが届かなくなり、我への感謝を忘れたかとおもうたぞ』

 

正体不明の存在が放つ言葉には圧がある。この偉大な存在はやはり龍神様なのか。あの伝説は本当だったのか。そんなオカルトな話が本当に?

 

「い、いやそんなことありません。我らは代々祭りを通して感謝してまいりました」

 

来ていた村長が震えながら答える。

 

『分かっておる、その子に聞いた。だが努々忘れるな。人の子らの祈りによって我は大人しくすると誓ったのだ。誓いが果たされなくなったとき、我の制約は破棄される』

 

そういうと、薄く見えていた姿が消えていった。ふう、死ぬかと思った。冗談で無く偉大な存在が目の前に来た時、人なんて薄紙のように吹き飛びそうだと理解させられた。

 

「まあ、そんなわけで、祠を移動させるときに話を通していなかったみたいで、怒ってらっしゃったみたいです。あと、移動前の場所の地下になにか埋まってるらしいので、掘り起こして移築したほうがいいみたいですよ」

 

「そ、そうなのか。ああ、分かったすぐ確認する」

 

村長も気圧されているのか、素直に言うことを聞いている。とはいえワシも魂消たわ。

これからはオカルト話が現実だと認識して生きていくしかないか。

 

「なんちゅうか、寿命が10年短くなったわい」

 

「はっ、赤石さんが10年短くなったら骨になっとるわい」

 

「ちがいねぇ」

 

みなの声色は明るい。少なくとも冗談は言える程度には回復したのかもしれん。いや、冗談をいって心をごまかしてるのかもしれんな。

 

「まあ、解決したみたいだし……宴会じゃな!」

 

「おうよ」

 

「見事やってくれた六道君に乾杯よ、君も飲んでくじゃろ?」

 

「え、いや私は仕事で来ましたし、お金もらいますし、運転もするんで……」

 

「きにすんなし!飲め、飲め」

 

ノリのいいやつらに又甥が引っ張られていく。あーあ、大丈夫かのぉ。つぶされなきゃいいが。彼女さんも苦笑しながら着いていく。

 

「なあ赤石さんや、やっぱり東藤さんに相談したのは正解じゃったな」

 

たしかにな。持つべきものは地域のドンというわけだ。代々やってこれるには訳があるというわけか。

 

「そうじゃな、さすが顔も懐も広いわ」

 

ワシは笑顔でそう言い切った。

 

 

その後、”れいじ”君が帰った後に元の祠を掘り返したところ、杖が埋まっていた。これが龍神様との繋がりの証なのかもしれん。

その年の祭りはいつもより金をかけたものとなった。村内の大多数はあの日の事件を目撃しており、反対の声は無かった。

その後は水が溢れることは無くなった。

 

 


 

矢崎 敦

20XB年XX月XX日

㈱不二開発

 

弊社は自動販売機を製造しているだけのなんてことない製造業であり、業界に何社――といってもそう多くないが――もある内の一社である。

 

世相は物騒になりつつあるが――やれ人食い熊が出ただの、誰それが行方不明になっただの――サラリーマンの私は今日も今日とて仕事に精を出すしかないのである。

 

私、矢崎はその自動販売機製造企業の技術部の課長である。

そして弊社はめでたくあの超巨大企業グループのガイアグループの一員、100%子会社になったのである……なんで?

 

いや、正直うちの会社を買収する理由がさっぱり分からない。業界内ではトップで無く、かといってもドンケツでも無し。じゃあなにか特別な技術があるかというと特にない。飲料水以外の自動販売機も作っているのが、あえてあげる特徴か。だが別に他の会社もいろいろ製造してるからそこ目当てとも考えがたい。

 

それに、創業者一族が株の3割を、銀行が3割、市中その他だったはずなのに、全部抑えられる理由がよくわからん。銀行ならともかく創業者一族が手放すのは考えにくい。さすがに圧力がかかったとは思いたくないが…

 

そして子会社化したのにも関わらず社長の交代もなかった……分からん。正直ガイアグループが何を考えてうちの会社を買収したのか、時が経つにつれて頭にハテナが浮かぶ。ガイアの社長が、『ちょっと自動販売機製造企業が欲しくなったから買おう!』ってなったわけでもあるまいし……

 

疑問は尽きないが、目の前の仕事は減ってくれないのでいままで通り仕事を継続し数か月、部長から声を掛けられる。

 

「矢崎君、急ですまないが明日打合せ入ったから、10時から大会議室ね」

 

「はぁ、かまいませんが、何の会議です?定例会議は先ですし、営業が新規案件もってきたんですか?」

 

上の上(親会社)が今後の製品開発の方針を話したいそうだ。その場に開発者もいれろとさ。開発の中心は君だろ?だから同席してもらう。」

 

「分かりました。」

 

製品開発なんて文章で通達すればいいだろうに、なんでまた打合せの場を設けたのか。そして呼び出しではなくこちらに来るのはさらに解せない。とはいえそこはサラリーマン、疑問はあれど従うしか無い。私はできるだけの資料を用意し会議の場に臨むのであった。

 

当日、会議室に入ってみれば人数はさほどでも無かった。うちからは社長も参加しているようだが、他の取締役や部長クラスは居ないようだ。最終的なわが社からの参加者は私と技術部長、社長のみとなっていた。親会社(ガイア)からは3名来ているが、うち1名は相当若そうに見える。

 

名刺交換してみればこの3人が、ガイアサービス㈱、ガイアテック㈱、ガイア製鋼㈱から来ていることが分かった。

ガイアテックは半導体製造、ガイア製鋼は鉄などの金属材料供給を行う企業だが、うちは従来の企業との取引を優先しているためか、付き合いは無い。

最後のガイアサービスは……名刺には六道 玲治 -社長- とあった……どうして社長が直接くるのか分からない。

いやガイアグループはわからないことだらけな企業グループだが、社長がこの場にやってくるのはどういうことなのか。そこいらの零細企業ではないはずなのだが……

いや製造業をやっていればそう多くの従業員を抱えていない企業の社長が営業を兼務することはある。だがそんな小さな企業ではないはずだが……

 

そしてその風貌は……若い。うちに入ってくる新人のような若々しさを持っている。うちの社長と並べてみたら祖父と孫のように見えるだろう。

 

もしかしてガイアグループは縁故企業なのだろうか*2

そんな事を仮面の奥底に隠しながらお決まりの挨拶を交わす。

 

「どうも不二開発、技術課長の矢崎です」

 

「どうもガイアサービスの六道です」

 

「その不躾ですが、お若いですね。社長ともなると、大抵それなりに年がいっているものかと」

 

「ああ、それは」

 

「矢崎くん」

社長からたしなめられるが、ガイア側の六道氏が静止する。

 

「いや、いいんですよ。確かに私は若いですからね。

 

はは、ウチ(ガイアグループ)は急拡大しすぎて信頼できる人材があまりいませんからね、本日の案件は早めに進めたいですし。それに、秘密を知る人は少ないほうがいいですから」

 

うーん、近くで見ても若い。もちろんそれなりのスーツに身を包み、それなりの所作を身に着けているように見受けられるが、どちらかというとスタートアップ企業やベンチャー企業の社長ですと紹介されたほうが、よっぽどそれらしい。

 

だが、まあお互い仕事だ。向こうの社長が若かろうともこちらは仕事をするだけか。とはいえどんな無理難題を言ってくるやら。

 

お互い割り当てられた席に座ると早速切り出してきた。

 

「本日の打ち合わせは、こちらの要求する仕様に基づいた自動販売機の製造をしていただくことと、それに関しての質疑応答が主となります。まずは、こちら書類をごらんください」

 

手元に配られた資料には、要求する仕様や数量など諸々が記載されており、一番目を引くのは指定材料の欄だ。

今回来たガイア側のガイアテックのICとガイア製鋼の指定型番の鋼材を使用することだ。

また、ワイヤハーネスなどを含む製品製造を日本国内だけで完結しろとの仰せだ。

 

「材料や使用ICについてはわかりましたが、この国内だけで製造を完結させろということは値段に跳ね返りますが大丈夫ですか?

試算しないと細かい値段についてはわかりませんが、下手をすれば1.5~2倍になりますよ」

 

「その部分については大丈夫です、こちらとしては織り込み済みです。国内だけで完結することが今後必要と考えております。」

 

国内だけでサプライチェーンを回す……まさか国外の状況は私が知っている以上に悪いのか?

ガイアグループは国際的な企業だ、日本国内で暮らしている私と違ってそのあたりの情報を持っているのかもしれん。

 

「分かりました。では……最初に指定されました、弊社の現行製品をベースにこのICと鋼材を使用した製品の納入についてです、材料サンプルはいつから手に入りますか?」

 

「ICについては本日サンプルを持ってきてます。材料については……どう?北村さん」

 

「問題ありません、サンプル用に数十トン用意しております。

材料データは資料の後ろの方に記載しておりますが、打ち合わせ前に貰っていました御社使用中の材料と比べますと、スペック上は同等品です。」

 

「分かりました。では問題なさそうです」

 

手回しがいいな。そんなに早く進めなければならない案件なのか?

そう思っていると六道氏からの質問があった。

 

「逆にお聞きしたいのですが、いつごろから納入開始できそうですか?」

 

納入開始時期か……材料から変わるとなると試験が結構やりなおしだし……少なくとも半年はかかるか。

 

「そうですねぇ……試作機制作に2ヶ月、試験全体が終わるのが6~9ヶ月かと思われます」

 

「やはりその程度かかりますか……しょうがありませんな」

 

日程を聞いて詰めてくる顧客でなくてよかったが、逆になんでそこまで気にするのか。

もう設置などが決まっているのか?それともグループ全体の割当計画でもあるのか。

まあどうせこの場の話だ、聞いてしまおう。

 

「その失礼ですが、何か焦っておられるよう見受けられます、なにか理由があるのですか?

この業界、新製品が出るというより安定した製品供給がメインですので、ここまで速い動きを望まれるのはなかなかありません。

……この2段階、3段階目の仕様も早めの調達開始を望んでおられるようですが……」

 

「……」

 

六道氏は困ったような、悩んでいるような顔をしている。

その場にいる他の二人も似たようなものだ。

 

「そうですね……わかりました。」

 

そういうとやおら書類を取り出してくる。

 

「この秘密保持契約書にサイン頂ければお話いたしますよ」

 

「は、はぁ」

 

ここでNDAか、やるなら最初からサインさせると思うが……まあ確かに事業展開について話すともなるとそうなるか。インサイダー取引もできそうだしな。

それにガイアグループの秘密を知りたい企業は多いだろう。

 

だが回ってきた書類は少々……いや大分変わっていた。

特に『秘密事項を本契約書への捺印者以外に”開示できない”』ときた。普通なら情報を使用してはならない。や、したときのペナルティについて書かれているのに何故”できない”なのか。まさかガイア連合がNDAの作り方がわからないはずもなし。

それに紙質も普通ではないな。肌触りとしては和紙に近い。なにからなにまで分からない事だらけだが、話を聞くにはサインするしかない。

まあ、契約破っていきなり死ぬということもあるまい。

 

「サインしました……返しますね」

 

「ええ、頂きました。……他の方のも全員いただきましたのでお話いたします。

まず、ガイアグループとしては、今後数年間で海外が危機的状況に陥ると判断しております」

 

危機的状況とは穏やかじゃないな。戦争でも起こるのか?それとも災害?

 

「そして、日常は崩壊し、悪魔と呼ばれる存在が闊歩する世の中になり。物理法則も崩壊する……」

 

何を言っているんだ?ちょっとやばいおくすりを決めてしまった人間のようだ。

だがこの目と態度は本当のことを言っているようにみえる。

だが、だが自動販売機と何が関係するんだ?

 

「はは、まあそんな目で見ないでください。分かってますよ、変なことを言っている自覚はあります。

でもね、我々ガイアはそんな事が起こると信じて備えようとしているのですよ。あなた方に要求している仕様は、そのような事になった際への保険です。」

 

「その……なんと言いますか、そんなテレビか映画みたいな事が起こると信じて?」

 

言わざるをえない、そんな馬鹿な話が実際に起こるなどとは信じがたい。

 

「ええ、そうですねぇ……多分数年後くらいでサプライチェーンが寸断される形で世の中が変わっていくことが分かるんじゃないですかね。

世界がやばくなり、日本もやばくなる可能性がある……まあ信じなくてもいいですよ、我々が望んでいるのは仕事をしていただくことですから。

そのために御社を買ったんですし。」

 

まあこんな事を普通に言われたら、下手すれば仕事を断るな……。

ふぅ、まあ仕方ない、ガイアグループの上層部が中二病に罹患したとして仕事をするしかないか。

 

「まあ、わかりました。信じがたいことですが、私は与えられた仕事を全うします」

 

「よろしくお願いしますね」

 

その後、数点の質疑応答をし、打ち合わせは解散となった。

指定された部材等は値段も現行とほぼ変わらなかったので、あとは国内生産費用の算出するだけだ。

 

ガイアグループ側を見送った後、同席していた部長に声をかけられる。

 

「なんか、やばい企業に買収されたみたいだな……」

 

「ええ、なんというか、その、個性的な理念でしたね」

 

「別に気を使わなくてもいいんだぞ、ここには俺たちしか居ないよ」

 

苦笑する。確かに気を使った表現だった。もっとストレートにキ○ガイとでも言えば良かったかな。

 

「まあ、でも仕事はこちらに任せていただけるんです。細かい話をして値段詰めてくるわけでもなし、やりやすそうですけどね」

 

「そこはまあ、そうだなぁ。あーあ、なんで俺がいるうちにこんなことになっちゃったのかなぁ」

 

「部長はそろそろ定年でしたね」

 

昼行灯風味な部長は、めんどくさいことを避ける人だった。若い頃はバリバリ仕事をしていたみたいだが、ポッキリとやる気が折れた事件があったらしい。

特大の面倒事なこの案件をどう扱っていいか困惑しているようだ。

 

「そうさ、大過なく過ごせればよかったし、ガイアグループ入したら退職金上がらないかなってちょっとは喜んだんだぜ」

 

「それが、こんな事に付き合う羽目に、ですか」

 

「まあ、そういうこった。仕事の難易度自体は高くなさそうだし、普通にやろうか。あの御高説は飲んで忘れちまえ」

 

「そうですね、まあ差し当たっては試験機の作成と内部の打ち合わせですかね」

 

我々は日々の仕事という日常に帰っていく。幸い?なのかあの社長が来ることはその後無く、ガイアグループ側の担当者とやり取りをすることとなった。

 

打ち合わせ後にわかったことだが、あのNDAは効力を発揮した。なにせ部下達に詳細を話そうとしたらいきなり口が回らなくなったのだ。

その場はごまかしたものの、背筋にうすら寒いものを感じる……。

 

それに、数年後に海外からの部品供給に問題が発生し、ガイアグループ以外の会社への納品に問題が発生するようになってしまった。あのときの話は多分こういうことなのかもしれない。幸いガイアグループの部材は他社向け製品にも適用してよいとのことだったので、ウチはなんとかなったが、他社では大分問題になったそうだ。

 

ガイアグループ、本当に薄気味悪い企業だ……。

*1
BB弾を本物のマガジンと同じだけしか入れない事

*2
ある意味間違っていない




次話のネタがいまいち思い浮かばないので少々掛かる可能性が


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part334

書いてる人が失速する理由を追体験しているので初投稿です。

ところで掲示板の中にAAねじ込むとなんかIDが表示されるんですがどうしてなんですかね……
どうにもならないのでそのまま投稿


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part334

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part131

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part82

http://xxxxxxx

 

設立された山梨支部について語りたいなら

ガイア連合山梨支部スレ その93

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その52

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part998

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その80

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

海外は、あーもうめちゃくちゃだよ

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part333

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

334:名無しの転生者

メシアとの和解後、国内で外人増えてねえか?

 

335:名無しの転生者

俺のところじゃそうでもないけど

 

336:名無しの転生者

確かに増えてる気がしなくもない

人種的にアメリカ人なのかな?

 

337:名無しの転生者

いあいあの出現からこっち、脱出できるのはこっちに来てるらしいじゃん

 

338:名無しの転生者

海外の霊能力関係者がうちを頼って逃げてきてたからそこはいまさらかなって

 

339:名無しの転生者

なんか筒井康隆の日本以外全部沈没って感じ

 

340:名無しの転生者

でもメシアが増えるのは好ましくないじゃん?

 

341:名無しの転生者

それはそう

 

342:名無しの転生者

穏健派を名乗ってるけどメシアはメシアだしな

 

343:名無しの転生者

このままじゃ真1・2ルートになっちゃうよ~

 

344:名無しの転生者

一応トールマンは霊視ニキの説得で味方になったから(震

 

345:名無しの転生者

説得(物理)

 

346:名無しの転生者

説得(こぶしでの語り合い

 

347:名無しの転生者

説得(万能属性パンチ

 

348:名無しの転生者

死なないからって何やってもいいわけではないことを

あの動画から私は学びましたね

 

349:名無しの転生者

>>348 それはショタおじの修業という名の拷問で理解して?

 

350:名無しの転生者

河原で殴りあって芽生える友情みたいなもんだし?

 

351:名無しの転生者

殴りあえてなかったように見えるんですけど……

むしろ五島との友情が芽生えてそうで草生えるんだよなぁ

 

352:名無しの転生者

LawとChaosの友情とか主人公パーティーかな?

 

353:名無しの転生者

それだと霊視ニキが主人公になっちゃうんですけど?

 

354:名無しの転生者

霊視ニキ、五島、トールマンによる女神転生か……絵面がひどいな

 

355:名無しの転生者

ヒロインが足りないぞ

 

356:名無しの転生者

それはあのイタコの……おねーさんで

 

357:名無しの転生者

メシアと和解したからって油断はできねーよな

どこに過激派が混じってるかわかったもんじゃねーし

 

358:名無しの転生者

ほんとそれ

 

359:名無しの転生者

むしろメシア丸ごと処すしかないんじゃね

結局メシアじゃん?

 

360:0能力

ほんとだよ、過激派と穏健派の暗闘はよそでやれって感じ

 

361:名無しの転生者

結局メシアの名前捨てないなら真2ルートなのでは?

 

362:名無しの転生者

>>過激派と穏健派の暗闘

kwsk

 

363:名無しの転生者

まーたへんなことに巻き込まれてるぞこいつ

 

364:名無しの転生者

主人公属性でも生えたの?

 

365:名無しの転生者

なに?メシアの美人局でもくらったん?

 

366:名無しの転生者

やめて!私の為に争わないで! ってか?

 

367:名無しの転生者

むしろ引っ張り合って引きちぎれるやつ

 

368:名無しの転生者

うちらの身内に手を伸ばしてるって噂もあるしな

みんなも気をつけろよ

 

369:名無しの転生者

手を離したほうが本当のメシア教……ってこと?

 

370:名無しの転生者

 

371:名無しの転生者

いやさすがに穏健派はそこまでやらんだろ……やらんよね?

 

372:名無しの転生者

>>369

手を離さずに真っ二つになって遺体もってかれそう

 

373:名無しの転生者

>>369

穏健派でもメシアだぞ?

 

374:名無しの転生者

なにがあったんよ

 

375:0能力

霊視ニキのあれじゃないが、最近メシア教内の穏健派と手打ちしたじゃん?

その流れでうちのシキガミが通う学校に穏健派が流れてきたぽくてね

 

一応4文字系お嬢様学校だからさ

 

376:名無しの転生者

お嬢様学校ってわりとそっち系が多いしな

 

377:名無しの転生者

明治政府がわるいよー明治政府がー

 

378:名無しの転生者

文明開化には4文字認める必要があったからね、しょうがないね

 

379:名無しの転生者

表向きの身分を持ってるシキガミは珍しいからね

しょうがないね

 

380:名無しの転生者

もともと過激派のやつが紛れてたってことなん?

 

381:名無しの転生者

世界的に物騒だからって百合の間に天使が入るのは処すべきだな

 

382:名無しの転生者

百合の間に男はご法度だが、天使までNGとは知らなかったなぁ

 

383:名無しの転生者

そもそも天使は両性なんだから男みたいなもんだろ(暴論

 

384:名無しの転生者

教会で熱心に祈るお嬢様に迫る天使の手!

 

385:名無しの転生者

神の声(神とは言っていない

を語る天使

 

386:0能力

>>384 そんな感じだったぽい

割と敬虔なお嬢様が神に祈っていたら、最近天使様が降臨して神の声を伝えてきたと

天の国ができるは近い。差し当たって共に歩む仲間を作ろうと。

そして学校内で見繕っていたらマグネタイト的に良さそうな子(うちのシキガミ)に目をとめて

教会に呼び出し仲間(仲間とは言ってない)になってくれと勧誘したところ

そうはさせないと飛び込んでくる穏健派

 

不穏な事態に連絡をうけた俺は駆け付けるのであった

 

387:名無しの転生者

なんで語り風なんだよ

 

388:名無しの転生者

実はテンション上がってる?

 

389:名無しの転生者

バットステータスHAPPYなのでは

 

390:名無しの転生者

百合の間に挟まる女の子……ありだと思います。

 

391:名無しの転生者

添えられた天使はどのようにすれば?

 

392:名無しの転生者

それはただの姦しいだけなのでは

 

393:名無しの転生者

マグネタイトにすればいいんじゃないかな

 

394:0能力

ステンドグラス越しに降り注ぐ夕日の中の戦闘とか

アニメっぽくね?って気づいてテンションあがってましたサーセン

 

395:名無しの転生者

 

396:名無しの転生者

確かにシチュエーションが良いと燃える部分はある

 

397:名無しの転生者

俺もなー、技術班と協力して作った変身ベルト風デモニカつかって

変身シーンすると、Lv以上の実力を発揮できるような気がするんだよなー

 

398:名無しの転生者

精神状態で実力は変化するとはいえ、それも極端じゃん

 

399:名無しの転生者

>>397

えっ、変身ベルトみたいのあるの?

欲しいー 欲しいー

 

400:名無しの転生者

>>399

専用スレあるから

http://xxxxxxxxxxxxxx

 

401:>>399

>>400 サンクス!

 

402:名無しの転生者

長い、産業で

 

403:0能力

在校生、教会で過激派天使にリクルート

うちのシキガミにちょっかいだす

そこに乱入してくる穏健派

 

404:名無しの転生者

分かりやすい

 

405:名無しの転生者

いやでも過激派天使が東京にでてくるとか\(^o^)/オワタ

 

406:名無しの転生者

根願寺なにやってんだよwww

東京の守護が仕事でしょ!

 

407:名無しの転生者

これあれじゃね、メシアに許された系組織だから

天使はスルーなのでは

 

408:名無しの転生者

きょ、教会を通じてだから(震

さすがにそこらには湧いてないだろうし

 

409:名無しの転生者

エイリアンVSプレデターみたいな他所でやれ感

 

410:名無しの転生者

それな

 

411:0能力

ほんそれ

 

教会内だからか、 パワーのくせにつえーでやんの

ムド耐えやがるし

 

412:名無しの転生者

>>ムド耐える

げー、まじかよ

 

413:名無しの転生者

ムドが通じないとは、これは堕天使じゃな?

 

414:名無しの転生者

そうするとステゴロ対決?

 

415:名無しの転生者

囲んで棒でなぐるのは実際強い

 

416:名無しの転生者

まあでも敵1体ならなんとでもなるのでは?

 

417:名無しの転生者

天使は仲間を呼ぶのではないだろうか

 

418:名無しの転生者

穏健派の奴も天使を呼んで天使大戦でひとつ

 

419:名無しの転生者

いやでも上下関係厳しいから上の階級には殴れないと聞いたが

 

420:名無しの転生者

なのそのだめな感じの体育会系

 

421:0能力

向こうの契約者を殺さずにするのが大変だったくらいで実力はまあまあだったかな

範囲攻撃が使えないのが面倒だった

なんせエンジェル無限召喚しやがるし

 

422:名無しの転生者

別に現地民の命なんぞどうでもいいじゃんか

特にメシアにリクルートされやつは殺しておいたほうが将来の為にはいいまである

 

423:名無しの転生者

女の子だからって手を緩めると死ぬぞ、そういう世界じゃん女神転生世界

 

424:名無しの転生者

だからショタおじの修業(拷問)に耐える必要があったんですね

 

425:名無しの転生者

あれは別世界だから……

 

426:名無しの転生者

呪殺以外にも精神耐性積む意味はここなんだよなぁ

 

427:名無しの転生者

で、その命は助かった子はどうしたんよ

うちで保護したんか?

 

428:名無しの転生者

棄教させなきゃ(使命感

 

429:名無しの転生者

にこぽ、なでぽ、したんですか!?

私、気になります!

 

430:0能力

いやその場にいたメシア穏健派に投げた

 

431:名無しの転生者

まあ、そうなるか

 

432:名無しの転生者

だめじゃん

 

433:名無しの転生者

いや抱えるほうが怖いやろ

 

434:名無しの転生者

また天使の声(笑)が聞こえるかもしれない人抱えるのはなぁ

 

435:名無しの転生者

穏健派と過激派ではよつぶしあって

 

436:名無しの転生者

でも過激派の方が勢力あるらしく、この世は地獄やで

 

437:名無しの転生者

ショタおじでもどうにかならんかなぁ

 

438:名無しの転生者

なったらもうなんとかしてるべ

 

439:名無しの転生者

メシア以外の4文字系教会も気をつけなきゃいかんとか

結構めんどいな

 

440:名無しの転生者

国内の教会は全部穏健派に抑えてもらわないといかんか

 

441:名無しの転生者

むしろ全部破壊や破壊

 

442:名無しの転生者

うーん、それはそれで穏健派といえどもメシアの伸長を黙認するみたいでなぁ

 

443:名無しの転生者

原作と違ってガイアは宗教じゃないからこういうところがなぁ

 

444:名無しの転生者

原作のガイア教も宗教なのかといわれると若干首をかしげるところがありまして……

 

445:名無しの転生者

軟膏と理屈と宗教はなんにでも引っ付くからね

 

446:名無しの転生者

まあある意味宗教じみたところはある

例えば目玉焼きにはソースが良いとか

 

447:名無しの転生者

はぁ?何言ってんだよ醤油だろぉぉ!!?

 

448:名無しの転生者

塩コショウが一番いいじゃん、わかってねえな

 

449:0能力

塩がシンプルで一番美味いじゃん

 

450:名無しの転生者

俺も塩かなぁ

 

451:名無しの転生者

ソースでしょ?

 

452:名無しの転生者

何も掛けなくても美味いじゃん

 

453:名無しの転生者

目玉焼きよりスクランブルエッグだろ

 

454:名無しの転生者

いやオムレツのほうが美味いよ?

 

455:名無しの転生者

きのこたけのこ論争は結論が出ないからやめろって

 

456:名無しの転生者

海外も不穏だし、過激派天使は見つけ次第MAGに返すってことで

 

457:名無しの転生者

まあ、しゃーなし

 

458:名無しの転生者

そもそも過激派と穏健派天使の違いとは?

 

459:名無しの転生者

殺せたら過激派でええやろ

 

460:名無しの転生者

死んだやつだけが過激派天使とな

 

461:名無しの転生者

名前を呼んではいけないあいつのせいで いあいあ してしまったアメリカの明日はどっちだ

 

462:名無しの転生者

過激派VS穏健派VSクトゥルフVSダークライ

ファイ!

 

463:名無しの転生者

共倒れに、なーれ

 

464:名無しの転生者

またしても何も知らないダークライ

 

465:名無しの転生者

潰しあいが俺たちにとって最高なんだがなぁ

 

466:名無しの転生者

でもなんかほったらかしなんだよな

 

467:名無しの転生者

地上を神の国にするんだったらクトゥルフもなんとかしろよなー

過激派さんよー

 

468:名無しの転生者

言行一致しないとは天使の風上にもおけねーな

 

469:名無しの転生者

しょせん天使(笑)よ

 

470:0能力

そのへんのせいか分からないけど

俺の母校でまーた事件が起きたわ

 

471:名無しの転生者

前になんかあったね

 

472:名無しの転生者

数年前だっけか、トイレの花子さんがでたの

 

473:名無しの転生者

今度はなにがでたんよ、口裂け女かなんかか?

 

474:名無しの転生者

人体模型が動き出したのか?

 

475:名無しの転生者

呪われた学校なのでは?(真顔

 

476:名無しの転生者

お祓いしなくちゃ

 

477:名無しの転生者

これはあれだな、危機に瀕して仲良くなる男女が発生するイベントなんだな

どうして俺の学校で起きなかったんだ……

 

478:名無しの転生者

>>477

ゲームじゃないんだぞ、落ち着けw

 

479:名無しの転生者

そうだぞ、お前にはシキガミがいるだろ

元気出せよ

 

480:名無しの転生者

そうそう現実の女やべーからな

シキガミが一番だぞ

 

481:名無しの転生者

なんでも男女仲ネタをぶち込むのはちょっと違うかなって

 

482:名無しの転生者

思春期男女の潜在的パワーに当てられて何かがおこるペルソナ系事件なのでは

 

483:名無しの転生者

なにか埋まってる系なのでは?

学校の歴史で怪しい事件なかった?

例えば将門公関係とか

 

484:名無しの転生者

>>483

さすがにそれはやばいwww

 

485:0能力

あれだよペルソナQみたいに学校内に取り残された一部の人が

終わらない学園祭前日を繰り替えすみたいな状況だったみたい

内と外で時間の流れが違うやつ

 

486:名無しの転生者

永久に終わらない楽しい時間、邪魔しては悪いやつでは?

 

487:名無しの転生者

依頼でもなければ頬っておくべきでは?

 

488:名無しの転生者

別にタルタロスや影時間みたいに世界が滅ばないなら

介入しなくてもよかったじゃん(じゃん)

 

489:名無しの転生者

中で頑張ってる青少年の成長のためには

逆に介入してはいかんでしょ

 

490:名無しの転生者

>>488

いやでもそういうのわからんやろ

 

491:名無しの転生者

終わらない文化祭、ビューティフル・ドリーマー……うっ頭が

 

492:名無しの転生者

おじいちゃん、今はエンドレスエイトなんですよ

 

493:名無しの転生者

エンドレスエイトも古……いや今だと未来なのか?

 

494:0能力

エンドレスエイトはひどいループでしたね……

技術と金の無駄遣いにしか思えなかった

 

495:名無しの転生者

まさにこれ

 

496:名無しの転生者

どうしてあんな大作でそれをやってしまったのか

これがわからない

 

497:名無しの転生者

世の中にはな、愚者の渡しの防御という古典作品があってな(軍オタ並感

 

498:名無しの転生者

YU-NOという古典名作エロゲがあってだな(エロゲ好き侍

 

499:名無しの転生者

All you Need is killという小説と映画があってですね

 

500:名無しの転生者

俺の好きなループ作品紹介は他所でやれ

 

501:0能力

でまあ、俺が介入するハメになったのは

母校であることと、義理の兄が在校していたからですかねぇ

 

いやさすがにシキガミちゃんの悲しい顔には勝てないからね

 

502:名無しの転生者

>>シキガミちゃんの悲しい顔

じゃあしょうがねえな

 

503:名無しの転生者

そういや兄妹か

仲よかったのかな?

 

504:名無しの転生者

>>シキガミちゃんの悲しい顔

いや、それでもあかんところはあかんやろ

 

505:名無しの転生者

油断すると死ぬ、それだけはハッキリさせたかった

 

506:名無しの転生者

いや0能力君もそこそこLv高くなかったっけ?

敵も相応に強くなってるんだから油断すんなよ

 

507:名無しの転生者

で、学校内はどうなってたん?

敵はどんなやつだったのか、ちょっと気になる

 

508:名無しの転生者

そういやいつまでそのコテハンなん?

別に能力というかスキルないわけでもないでしょ

 

509:0能力

>>508

コテハンって悪いことしたら変えるものでは(前世並感

 

>>506 俺Lv35 シキガミLv30 アガシオンLv26 イヌガミLv23

 

学校内が迷路化してて、俺が救出に入った段階では悪魔に追いかけられた

FOEに追いかけられてたというかDead by Daylightというべきか、PTが分断されて孤立してたのを、一人一人助けていった形

それでも生き残れてたのが皆ペルソナ使いに覚醒してたからっていうね

 

510:名無しの転生者

追いかけてた悪魔はホッケーマスク被って、斧振り回してた?

 

511:名無しの転生者

いやチェーンソーでしょ

 

512:名無しの転生者

むしろかぎ爪付けた小柄な男でしょ

 

513:名無しの転生者

なにそれ、ゲームなん?

 

514:0能力

いやノッペラボウな生徒が合体して巨大人間になってる化け物で

歌川国芳の絵みたいな姿形だったよ

 

515:名無しの転生者

>>513

ホラー映画の敵と人間が1VS4で脱出と殺害を競うゲーム

今生ではまだでてないはず

 

516:名無しの転生者

Oh...

 

517:名無しの転生者

強そう……強そうじゃない?

 

518:名無しの転生者

やっぱホラーなんすねぇ

 

519:名無しの転生者

>>509 本人はともかくシキガミもLv高いね

 

520:名無しの転生者

話にでてこないが、義兄さんは大丈夫だったの?

 

521:0能力

>>520

この救出したペルソナ使いが……義兄さんです

 

>>519

うちのシキガミとついでにアガシオンには俺の血肉入ってるからね

経験値取得率も高いっぽい

 

522:名無しの転生者

えっ???

あのショタおじの警告から血肉いれるってこれまじ???

 

523:名無しの転生者

いやフツーあの霊能力者の髪の毛すら取られると危険って話から

使用するって、無いでしょwww

 

524:名無しの転生者

義理の兄まで霊能力関係になるとは何かに魅入られているんやなって

 

525:名無しの転生者

涙拭けよ

 

526:名無しの転生者

まとわりつく運命(呪い)があるんすね、わかります!

 

527:名無しの転生者

でお義兄さんの強さはどんなもんなんよ

 

528:名無しの転生者

ペルソナ使いならペルソナがあるはずだけど

何が心の仮面なのか気になりますねぇ

 

529:名無しの転生者

現地民でもペルソナ使いは、相対的に少ないから気になるね

 

530:0能力

>>527 >>528 そういや聞いてないな。後で確認しとく

 

>>522 >>523

確かに最初はやばいかなとも思ったんだが

目の前の人間がそんなの使わずに俺をどうこうできるんだから、使ったほうが得だなって

 

531:名無しの転生者

わかるけど思い切りがよすぎるっぴ

 

532:名無しの転生者

あれがショタおじなりのやさしさって分からんやろ……

 

533:名無しの転生者

ショタおじ、割とコミ障なところあるから

 

534:名無しの転生者

まあ救出できてよかったじゃん

 

535:名無しの転生者

でもペルソナ使い育成できるん?

 

536:名無しの転生者

ただ封印なり結界なりはしておいたほうがいいだろうな

毎回駆り出されるのは面倒でしょ?

 

537:名無しの転生者

金貰えるなら放置という手もあるけど

今回も手弁当っぽいし、封印一択やろ

 

538:0能力

反省したので結界用アイテムを用意したわ、さすがに3度目は勘弁してほしいからね

 

今回は黒幕?に説教くらったからね、精神的に疲れる案件だった……

文系大学生としてのんべんだらりと最後の文明を味わうはずがどうして……どうして(現場ネコ

社長業やめさせてくれないから親の扶養から外れて大草原だし、唯一よかったのはアガシオンがトラポート覚えたことくらいかな

 

539:名無しの転生者

どうしてですかねぇ

 

540:名無しの転生者

>>トラポート

いいなぁ、ちょっと……一緒に冒険しませんか?

 

541:名無しの転生者

>>親の扶養から外れる

親にとってはいいことなんじゃないかな(仕事からは目をそらす

 

542:名無しの転生者

>>黒幕から説教

どういうことだってばよ

 

543:名無しの転生者

黒幕というか、今回の原因は倒すなり封印したんじゃないの

 

544:名無しの転生者

もしかして結構高位の悪魔がかかわってんの?

やべーじゃん

 

545:名無しの転生者

できる人に仕事が集中するって、それ一番言われてるから

 

546:名無しの転生者

場合によっては幹部勢出陣か?

 

547:名無しの転生者

悪魔次第やろ。まじもんの高位悪魔だとなんで出てこれるって話もあるし

 

548:0能力

後から振り返ると、分断して合流すると見せかけて、仲間が実は中身悪魔でーす

って感じのホラー展開だったようで

アナライズして看破した俺が首とばしたら

「せっかくさ、この子達が生き残れる為の実力を養うためにがんばってるのに、ちょっと無粋じゃなーい?」って怒られた

なんなんでしょうね、この愉快犯じみたやつ

 

549:名無しの転生者

草草の草

 

550:名無しの転生者

名前を言ってはいけないやつのにおいを感じますねぇ

 

551:名無しの転生者

草生やしてる場合でもないような

 

552:名無しの転生者

あいつの場合、それはそれでやばいんですけどね(白目

 

553:名無しの転生者

でもあいつが関わってるということは、それなりに育成できると太鼓判おされたのではないだろうか

 

554:名無しの転生者

いや死んだら死んだでしゃーなしってタイプだぞ

 

555:名無しの転生者

ゲームみたいにコンテニューはできないからな、命大事に

 

556:名無しの転生者

GM気取りとは魂消たなぁ

 

557:名無しの転生者

リアルTRPGはやめてくださいセンセンシャル

 

558:0能力

デウスエクスマキナめいて物語をぶった切ってしまったのは悪いことしたかなって思うけど

俺はまともな行動をしたと信じたい

 

559:名無しの転生者

あいつの言葉を真に受けんなよ

 

560:名無しの転生者

これもあいつの陰謀の一旦かもしれんからな

 

561:名無しの転生者

どこで当たるかわからんねーから困るんだよなぁ

 

562:名無しの転生者

とりあえずペルソナ系幹部に通報はしておいた

 

563:名無しの転生者

で、助けた義兄どうしたんよ?

 

564:名無しの転生者

義兄も育成してはやく倒すなり封印するなりするんだよ、あくしろよ

 

565:0能力

助けてスライムニキ!をしました

さすがにあれこれアイテム渡すなり話しとおすのはできてもペルソナ使い育成はできないんだよなぁ……

 

566:名無しの転生者

まあそうなるか

 

567:名無しの転生者

それはそうとしてお父さんかわいそ

息子はペルソナ使い、娘は人造人間

 

568:名無しの転生者

ペルソナ使い育成はやっぱスライムニキだよな

 

569:名無しの転生者

まー、あれですごい優秀だからな、悪癖さえなければ…

 

570:名無しの転生者

>>567

でも大破壊前提なら勝ち組ではなかろうか?

 

571:名無しの転生者

そうなんだよなぁ

 

572:名無しの転生者

くるかわからないし(震

俺はまだ信じてないから……

 

573:名無しの転生者

そんなすごい人がおるん?

 

574:名無しの転生者

>>573

ペルソナ使い外でも有名で、育成に定評のある人なんだが……

物理弱点にも関わらず前に出たがることでも有名でな、スキルも非戦闘系ばっかりで前にでてほしくないんだが、使命感なのか前にでちゃう困ったちゃん

ショタおじにも心配されてるから、ある種の愛され系ではある

 

575:名無しの転生者

はえー、そんな人おるんやね

 

576:名無しの転生者

>>572

どーしてここにいるんですか

 

577:名無しの転生者

まあ、ペルソナに縁あったら頼るといいよ

 

578:0能力

スライムニキに後でなにか包まないとなぁ

さすがに世話になりっぱなしはよくないし。なんか好物とかしってる?

 

579:名無しの転生者

知らないなぁ、割と銘菓ならなんでもいいんじゃね

 

580:名無しの転生者

装備でもプレゼントすれば喜ぶんじゃないかな

 

581:名無しの転生者

物理耐性防具があるならそれで、本人より周りが喜ぶかもしれんし

 

582:名無しの転生者

そういや女子系装備がいいな、PTは女子(女子とは言っていない

ばっかりやし

 

583:名無しの転生者

えっどういうこと?

 

584:名無しの転生者

キニシテハイケナイ

 

585:名無しの転生者

アッハイ

 

586:0能力

おk,ちょっと考えとく

 

 

980:★運営【緊急警報】

【緊急警報】

 

・運営からの発表 20××/〇〇/▼▼ 15:32

 

「ミサイル発射。ミサイル発射。

 

 米国からICBMが発射されたものとみられます。

 

 速やかにシェルターの中、または最寄りのガイア連合所属の建物へと避難してください」

 

981:名無しの転生者

嘘でしょ……

 

982:名無しの転生者

やべえぞ、書き込んでる場合じゃねえ!!

 

 

 




ICBM書き込みは、17話最後の部分で、運営なら生きてるスレ全部に爆撃すると思ってここにも登場してもらいました。今どのへんかってわかりやすいからね。

好きなように書き、理不尽に評される。それが物書きというものだ(AC並感

転生者の血肉を使ったシキガミ/アガシオンは強く成長しやすいとのことですが描写がファジーだったので、この作品では
血肉入りシキガミ :経験値取得、主人公の80%
血肉入りアガシオン:経験値取得、主人公の50%
イヌガミ     :経験値取得、主人公の50%で計算する予定です。


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二宮 妙子、ルーシー・ウォーカー、東藤 草治

いつも誤字報告ありがとうございます。ほんと助かります。

どくいも氏から掲示板の投稿で結構な設定爆弾が飛んできて、私は宇宙ネコみたいな顔になりましたよ……。
キャラ達の行動原理……どうしよっか……分からん。分からんからとりあえず、寝よう!
となり停滞しておりました。
まさか修行用ダンジョンがああだったとは、リハクでも読めはしまい。
確かに最初のほうで言及あったけど、あんな大規模だとは思わないじゃん(じゃん)

二宮 妙子(にのみや たえこ):お嬢様 天使の声を聞く
ルーシー・ウォーカー:穏健派、北米よりきた
東藤 草治(とうどう そうじ):生徒会長 年下の義理兄


二宮 妙子

20XC年XX月XX日

東京 ZZZZ学院

 

「ごきげんよう」

 

「ごきげんよう」

 

雑然とした放課後の空気の中、みな帰路に就く。

仲が良いグループごとに、ある人たちは部活へ、ある人たちは寄り道へ、そして小数の人たちは個人で何かを。

私もその少数派の個人である。

 

私の家はそこまで裕福というわけでもないが、祖母の世代ではそこそこの家だったようだ。没落というほどでもないが裕福でもない。

だが母と祖母は是非とも通ってほしい、と私をこの学校に通わせようとし、私もそれに応えた。

……だが、私ではこの学校のお嬢様方とは合わなかったようだ。

別にいじめられているというわけではない、個々の方々は良い人たちだし、あれこれ気遣ってくださる。

 

だが、彼女たちの持っているものが私とは違いすぎた。

楽しんだイベント、訪れた場所、参加したパーティー、あった人々。

どれも私では体験することがでない事々。

人は話の合う同士でグループを組む。会話のレベルの違う私ではそのグループに混ざることはとてもできない。

 

でも両親に文句を言うことは、とてもできない。

金銭的な部分で若干無理をしていると思われる親にこれ以上負担はかけられない。

 

今思えば、普通の中学校に進学すべきだったのかもしれない。せっかく通っているこの学校で友達もできない私の意味とはいったい……

小学校時代には普通に友達もいた、彼女たちは普通の中学校に進学していったけれども、今どうしているのだろうか。

 

そんなことを考えながら廊下を歩いていると曲がり角で人とぶつかってしまった。

 

「キャ」

 

ぼんやりとしていた私は何かにぶつかり尻餅を付く。運動神経が微妙な私と違ってぶつかってしまった方は、逆にまるで柱のように微動だにしていなかった。

 

「あら、大丈夫」

 

「あ、すいません……」

 

顔を上げれば、そこにいたのは3年生の東藤先輩だ。その白く美しい髪の毛と冷たい雰囲気、そして女子としてはやや高めな身長から氷姫との異名を持っている方である。ま、まずい……東藤先輩はいろいろな噂が立つお方だ。噂の内容は様々だが、恐ろしい方であるのは衆目の一致するところ。

謝らないとまずいと跳ね起きようとして私はまた転ぶ。

 

「ご、ごめんなさい、わ、私は大丈夫です!」

 

「焦ってはだめよ……ほら手を取りなさい」

 

クスクスと笑いながら手を差し出す東藤先輩。その手を見ながら逡巡する。この手を取るのは失礼か、それとも手を取らないほうが失礼なのか。

意を決してその手を取れば、立ち上がるように引っ張ってくださる。力強く引っ張ってもらうが、その力は父より強いのではないかと思うほどだった。

 

「ボケっとしているようではだめよ。この学校に通っているのであれば淑女であることを意識なさい」

 

「は、はい。気を付けます」

 

「気を付けるのよ、ではごきげんよう」

 

「ご、ごきげんよう」

 

東藤先輩が去っていくのを見送る。何人もの方々から挨拶され返していく先輩は輝いている。ちんちくりんの私と違い、身長もあり、出るところが出て引っ込んでいるところは引っ込んでいるその姿はうらやましい。

 

嫉妬はよくないとは分かっていても、その思いは抑えられない。神様は平等だと言うが、現実は残酷だ。先輩と私、同級生と私、どれのほどの差があるというのか。

 

……わかっている、生まれなどによって人は平等ではない、だが平等でないことが不幸であるわけでも無い。同級生も苦労している部分はあるのだろう。グループで人付き合いの苦労を愚痴っているのが聞こえてきたりもする。

 

胸中の悪しき心を抱える私の足は自然と教会へ向く。この学校には教会が併設されており、夕方までなら誰でも訪れることができる。とはいえ、授業以外で訪れる人は少ない。この日本には熱心な信徒は少ないからだ。

 

だが今日はその例外だったようだ。中に入れば、礼拝所と椅子がならんでおり普段は人っ子一人いない光景に女性が一人座っているのが見える。その髪色は日本では見られないブラウンだ。女性は眼を閉じ手を組み祈っているように見える。

(このへん描写確認)

 

着ている服は私と同じこの学校の制服だし、最近転校されてきたアメリカの方かもしれない。彼女は私が扉を開けた音に気付いたのが立ち上がりこちらを振り返る。

 

「コンニチワ」

 

「こ、こんにちわ」

 

日本語で挨拶されてしまった。日本への留学生なのだろうけど、やはり発音は日本人とは違う。お互いに固まっていると、彼女のほうから口を開く。

 

「あー……」

 

彼女は何かを言うとして迷っていたが、日本語で会話が難しいのか、英語で話しかけてくる。

 

『悪いけど英語は使えるかい?』

 

『少しであれば大丈夫です』

 

『ステイツでも聞いていたけど日本人は謙虚だね。それだけ話せれば十分じゃない。私はルーシー・ウォーカーだ』「ハジメマシテ」

 

『私はタエコ・ニノミヤです。よろしくです』

 

『よろしく、タエコ』

 

手を差し出してくるのがとてもアメリカの方っぽい。私はその手を握り返す。日本で握手で挨拶するなんて、なんだか奇妙な感じだ。

 

『ここには祈りに来られたのですか』

 

『そうさ、この国には教会が少ないからね、学校にいる間に祈っておこうと思ってね』

 

なんと熱心な方だろうか。授業以外だと私以外にここを利用される方を見たことが無かったのに。やっぱりアメリカの方は宗教に熱心なのかしら。

 

『あなたのほうこそ熱心じゃないか。日本じゃ祈りを捧げる人はあまり居ないって聞いてたけどね』

 

『その……』

 

『言いたくなければいいさ、人には言いたくないこともある。だが神は見ておられる。告解するのもいい』

 

『あ、ありがとうございます』

 

言葉はぶっきらぼうなところがあるが優しい人だ。祈りを捧げていたこともあり、私はなんだか初めて会った眼の前のルーシーに親近感を抱いてしまう。

 

~♪

 

『おっとすまん、電話がきたようだ。私は失礼するよ』

 

そう言ってルーシーは携帯電話を取り出しながら教会を出ていく。教会内に沈黙が満ちる。

 

 

私は椅子に座り眼を閉じ手を組む。

ああ神様、どうして世の中は不公平に満ちているのでしょうか。苦しんでいるものにあなたの手は私には届かないのでしょうか。

 

自分本位の祈りは悪いとはわかっている。だがそのように祈らずにはいられない。

周りの皆とくらべてどうして自分はだめなのか。家柄もスタイルも見目も、そして頭だって……みんなずるい。

一頻り祈ったが、神の声は聞こえなかった。私のようなだめな子には神様もあきれているのかもしれない。

 

「……人の子よ……」

 

今なにかが聞こえたような気がした。

いや幻聴だったのか……祈りすぎてすっかり辺りは暗くなってきている。そろそろ施錠のために先生が来てしまう。帰らなければ。

そう思いながら席を立ち、扉に向かう。

 

私の背後に鳥の羽が落ちることに気づかずに……

 

 

その後も事あるごとに私は教会に足を運び祈っていた。

ルーシーさんとは時々会って、たわいない会話をしていた。会うたびに日本語が上達してきており、今では日常会話は日本人と遜色ないところまで上手くなっている。

そして、彼女はメシア教という分派であり、日本支部に派遣されてきたのだとか。まだ学生の身分だからこの学校に転校してきており、普段は別の、もっとちゃんとした教会に詰めているとのことだ。

 

「ルーシーさんは神様の声を聞いたことありますか?」

 

「いや無いなぁ、神の声が聞こえるほどの高僧でもないしね。ただ天使の声を聞いたことはあるよ」

 

天使様の声を聞いたことあるだなんてすごい! やはり本当に神に仕える方は私とは違う、本当にそう思う。

 

「すごいなぁ、私なんてなにも……」

 

心が冷えていくような気がする。

 

「私の仲間のような敬虔な僕でもなかなかないから気にしないほうがいい」

 

「じゃあ……私がメシア教に入信すれば聞こえるようになりますか?」

 

「はは、仲間になるなら歓迎するよ。ただ修行は厳しいし、なによりまずは学校を卒業しようね」

 

すこし心が軽くなった気がする。誰でも聞こえない、でも聞こえる人もいる。私も修行をすれば聞こえるようになる。

 

「はい、そのときはよろしくお願いします」

 

「そうかい、そのときはよろしくな」

 

ルーシーは手を出してくる。握手ということだろう。この握手は将来の仲間にということなのだろうか。私は腕を掴み返し、そして振る。これは願掛け。

 

「じゃあ私は失礼するよ、さようならだ」

 

「ええ、さようなら、また明日」

 

一人取り残される私。少しばかり神に祈る。神様今日も世の中は不公平に満ち溢れております、どうかアナタの力で世を平穏にしてください。

意味のない祈り、私の我儘。だが、その時自分にとっての奇跡が起きた。

 

『人の子よ聞こえますか』

 

えっ?何か聞こえる気がする。もしかして疲れて幻聴が聞こえるようになったのか。

ふと目を開ければステンドグラスを通して降り注ぐ夕日が人の姿を照らす。今は私しかいないはずなのに。

 

「えっ、どちら様ですか」

 

『聞こえているようですね、私は天使、パワーの位階を持つもの。あなたの祈りに応じて参上した』

 

「ほ、本当に天使様なの……?」

 

えっ嘘、鎧を着込み羽の生えた人?*1が見える。本当に天使様なの?私の祈りが通じた……?

じゃ、じゃあ聞いてみなければ。

 

「その天使様、どうして世は不公平に満ち溢れているのですか」

 

『人の子たちが間違えているからです。神の声に耳を傾けない者が増えるのは嘆かわしいことです。ですが安心なさい、いずれ神の名のもとに平穏が訪れまず』

 

心があたたまるような気がした。神様は人を見限っているわけじゃないって。

 

「そ、それはいつごろになるのでしょうか」

 

『神に非ざる私ではそれを答えることはできません。ですが、多くの天使と人の子が協力しており、近いうちに訪れるでしょう。貴女も協力してはくださいませんか?』

 

「わ、わかりました。その……非才の身ですが、精一杯がんばります。」

 

『ええ、お願い致します。……私が現世に顕在できる時間は少ない。また会いましょう』

 

そういって天使様は薄っすらと消えていく。自らの目標が立ったとでもいうのだろうか。今までの陰鬱な気分が消えていく。私は足取りも軽くすっきりとした気分で教会を後にする。

 

それから学校がある日は毎日教会に通い、天使様と言葉を交わす。なんでも北米では神を信じない愚かな人と、人を騙す悪魔のせいでとても大変なことになっているという。テレビのニュースでは出てこない情報だけれども天使様の言うことだからきっと本当。

それにヨーロッパでは大分神を信じる人達だけになっているというし、平穏が訪れる日は近いと信じられる。

 

『人の子よ、この日本という国ではなかなか理解者が増えません。協力者を作る為、手伝ってくれませんか』

 

「手伝いはしますけど、何をすればよろしいのですか」

 

『人をここに連れてきて頂きたい。私が見る所によると白い髪を持った少女が見えます』

 

白い髪といえばこの学校には一人しか居ない、東藤先輩だ。あの先輩が仲間になってくれれば百人力だろう。私は喜んで請け負う。

 

「わかりました。多分東藤先輩のことだと思います」

 

『そのものは新たなるマリアとなる力を秘めている可能性があります。協力いただければ、また一歩、平穏な世が近づくでしょう。頼みましたよ人の子よ』

 

今日もまた姿が薄れ消えていく天使様。最後に言った言葉を反芻すれば、人を呼んでほしいという。

確かに東藤先輩は不思議な力があるという怪しい噂もあった。人を凍り付かせる魔法を使う魔女だっていう事を言う人もいた。あだ名が氷姫だからっていくらなんでも魔法を使うだなんてちょっとどうかと思っていた。でも天使様が評価するってことは、あの噂は真実だったのかしら。

 

ただ、私が誘ったとして来てくださるかしら。

 

 

お誘いする手段をあれこれ考えたけれども、自分に思いつく手段があまりなく。手紙を下駄箱に居れることしか思いつかなかった。

周りに人がいらっしゃる東藤先輩に直接話しかけるのは難しいし、なにより学年が違うから出てくるところを待っていれば怪しまれる。

でも手紙でも来るって信じています。だって天使様のお言葉なんですもの。

 

そして思いは通じた。

 

教会内の最前列に座っていた私の耳に扉が開く音、そしてコツコツという足音が聞こえる。私は祈りの姿から目を開き、指を解き立ち上がり声を掛ける。

 

「東藤先輩、来てくださってありがとうございます」

 

私の声に対し、先輩の返答は冷たいものだった。

 

「あなたが、二宮さんね……手紙にはいろいろ書いてあったけれども、宗教の勧誘はお断りするわ」

 

「そ、そんな……」

 

『人の子よ、彼女の決意は固いようです。……ですが、是非とも協力者になってもらわなければなりません。人の子よそなたの力をもらいますよ』

 

「そこまでだ。異端の天使め」

 

私が決意した瞬間、扉が大きな音と共に勢いよく開かれた。

そこにいたのはルーシーさんだが、いつもと服装が違う。いつもの制服ではなく、装飾が施された修道服を着込み、その手には杖が握られている。そしてその目は鋭くこちらを見据えている。

 

『貴方も同じ神をあがめる信徒でしょうに、何故私と敵対的なのですか?しかし邪魔をするというのならよろしい、神の怒りにて貴殿を滅ぼして進ぜよう』

 

「神の名をみだりに唱える堕天使めが、滅びるのは貴様だ。

……そこの東藤とか言ったか、ここは戦場になる。早く逃げるんだ」

 

「まったく、身内の争いは私抜きでやってくださるかしら」

 

『逃がしませぬよ』

 

なにかが私から吸い出されるのを感じつつ、私の意識は暗転した。

 


ルーシー・ウォーカー

20XC年XX月XX日

東京 ZZZZ学院

 

チャイムの音が鳴り、放課後を知らせてくる。周りの女子達はグループごとに帰宅の途につく。

私は誘われない、日本人達の間に私のような顔立ちは異物だ。転校したての頃はあれこれ聞かれたが、宗教的なお勤めがあるとわかると誘われなくなった。

だが排除しないのはこの学校の生徒達の育ちがいい故だろう。

 

この学校は、メシア内の裏切り者のせいで召喚されたあのクトゥルフが引き起こした惨事からみればあまりにも平和だ。

あの事件の後、メシアは割れた。過激派といわれる異端の一派はこれを機に世界を浄化せしめんと行動を起こし。

我々穏健派といわれる一派はそれを掣肘しようとしたが力及ばず、この極東の日本に逃れる羽目になった。過激派と言われる一派には、信じがたい事だが大天使も力を貸しているという。これが神の思し召しだとは信じたくはない。あれは大天使の暴走だという人もいるがそれに頷かざるをえない。

 

そして日本に逃げてきてみれば、日本支部の風下に立たされるのは仕方ないのかもしれないが、どいつもこいつも緩すぎる。

日本支部トップからして穏健派というよりは非戦派のような有様で、これで過激派に対抗できるのか不安だ。トールマン殿がトップに立つのもむべなるかな。

テンプルナイトの幸子殿のほうが力を感じるくらいだ。

 

日本国内で過激派天使がリクルートの可能性ありということで、私がこの学校に通っているわけだが、懲罰的配置なのか、島流しなのか、休息を与えられたのかも分からない。

 

分からないまま私は人の流れに逆らい、教会に足を向ける。

この学校はメシア教のものではないが教会が併設されている。おままごとみたいな宗教教育もカリキュラムに含まれていたが、どうしてこのような状態が許されているか分からない。きっと日本だからなのだろう。

 

教会内に足を踏み入れれば人っ子一人いない。嘆かわしい限りだが、日本人は宗教に熱心ではないと聞く。止められてはいるが、日本人を信徒にすることも考えなければならないのかもしれないな。

 

人気のない教会の最前列で私は祈る。

神よ、私に過激派なる異端たちと戦う力をお与えください。そしてあなたの言葉で堕落した天使と私達をお導きください。

 

祈っていれば後ろから扉の開く音がする。誰かが来たのか、それともここを閉める時間になってしまったのか。

 

振り返ってみれば生徒なのだろう、女子が一人歩いてくる。しかし日本人は若いというか見た目が子供に見えてしょうがない。本当にこれでミドルスクールの生徒なのだろうか不思議だ。

 

だが見どころのある生徒じゃないか。少なくとも授業以外で教会に足を運ぶ人がいるというだけ嬉しくなる。

 

「コンニチワ」

 

うーん、慣れていないせいか滑舌が良くないな。日本で活動する都合、日本語を覚えろとは言われているが、話し言葉だけなら覚えられそうだが文字がF○○Kだぜ。なんだよ三種類の文字を使うとか、マジ理解できない。

挨拶は基本だが、一応伝わってはいるか。だが……うーん、伝えたい言葉が日本語じゃさっぱりでてこないな。しょうがない。

 

「あー……」『悪いけど英語は使えるかい?』

 

英語、授業でやってるし少しは通じるだろう。多分、きっと、メイビー

 

『少しであれば大丈夫です』

 

おー英語できるとは感心じゃないか。日本人は英語できるやつが少ないとは聞いていたが、やはりこの子は例外か。

 

『ステイツでも聞いていたけど日本人は謙虚だね。それだけ話せれば十分じゃない。私はルーシー・ウォーカーだ』「ハジメマシテ」

 

『私はタエコ・ニノミヤです。よろしくです』

 

『よろしく、タエコ』

 

ついステイツのノリで手を差し出してしまう。こっちは頭を下げるのが普通なんだが、まあ通じるだろ。そう思ってりゃ意を決したように握り返してくる。

 

『ここには祈りに来られたのですか』

 

『そうさ、この国には教会が少ないからね、学校にいる間に祈っておこうと思ってね』

 

この東京はマシだが、本当に少ない。土地面積あたりの教会数なら、もしかしたら変わらないかもしれないが、ステイツほど立派な教会は少ない。

もちろん祈りに教会の立派さは関係ない。神に祈ることが重要なんだが、ある種の拠点としては使いづらい事甚だしい。

 

『あなたのほうこそ熱心じゃないか。日本じゃ祈りを捧げる人はあまり居ないって聞いてたけどね』

 

『その……』

 

『言いたくなければいいさ、人には言いたくないこともある。だが神は見ておられる。告解するのもいい』

 

『あ、ありがとうございます』

 

もしかしたらあたりかもしれないな、この子は。止められていなければメシア教に招きたいくらいだ。だが私達の会話を邪魔する音がポケットの中から響く。

 

~♪

 

この音は教会関係か……なにか動きでもあったかな。

 

『おっとすまん、電話がきたようだ。私は失礼するよ』

 

そう分かれの言葉を告げながら私は教会を出ていく。そして電話に出れば、聞きたくもない声が聞こえる。

 

『ルーシーだ』

 

『マイクだ。ルーシー、その近辺でマグネタイト濃度に変化が現れている。悪魔だった場合は根願寺という日本の担当が対処するが、天使だった場合はおまえさんが対処に当たれ』

 

『了解した、増援はくるのか?』

 

『今のところは無い、単独で対処に当たれ。必要と判断した場合はこちらに連絡をよこすんだ』

 

『アイ、コピー』

 

本部からの通達か。直電を書けてくる段階で穏やかな話しじゃないとは思っていたが、面倒なことになりそうだ。日本の霊能団体は何をしているんだ。ステイツで聞いた限りじゃ根願寺とかいう団体では無く、ガイア連合とかいうのが実質仕切ってると聞いていたが。ここ東京じゃなにもしてないのか、困ったね。

 

 

それから数日立っても何も出てこなかった。初日は緊張感を持って学校中をうろついていたが何も出てこなかった。二日目も三日目も何も出てこなかった。もう、あれは本部のミスなんじゃないかと思ってきた。とんだ無駄足だ。

 

だが、教会に足を運べば妙子がいる。毎日会話をしていれば悩みの相談も受ける。神に仕える者の端くれとして告解……いやただの人生相談か……を受ければ、年齢は同じでも日本という温室育ちよりは人生の先輩の私が答えられることもある。

だが、この質問はなかなか答えづらいな。

 

「ルーシーさんは神様の声を聞いたことありますか?」

 

「いや無いなぁ、神の声が聞こえるほどの高僧でもないしね。ただ天使の声を聞いたことはあるよ」

 

私もメシア教徒のはしくれ、契約している天使もいる。地雷付き天使召喚プログラムを技術班が解析、問題部分を削除したものを配布してくれたおかげでさらなる強さを手に入れてはいる。

だが力は必要な時、必要なだけふるうものだ。妙子にはちょっと刺激が強いだろう。

 

「すごいなぁ、私なんてなにも……」

 

「私の仲間のような敬虔な僕でもなかなかないから気にしないほうがいい」

 

「じゃあ……私がメシア教に入信すれば聞こえるようになりますか?」

 

「はは、仲間になるなら歓迎するよ。ただ修行は厳しいし、なによりまずは学校を卒業しようね」

 

その清らかな心があればきっと良い信徒になれるだろうさ。調べてみないと分からないだろうが、もしかしたら信仰の力すら振るえるようになるかもしれない。

 

「はい、そのときはよろしくお願いします」

 

「そうかい、そのときはよろしくな」

 

ならば握手だ。前途ある若者に祝福のあらんことを。

 

「じゃあ私は失礼するよ、さようならだ」

 

「ええ、さようなら、また明日」

 

また明日。いい言葉だ。今日と同じ明日が続くことを感じさせてくれる。今のステイツじゃとてもじゃないが言えないことだろう。

 

出ていく私だったが、後ろで急速にマグネタイトの高まりを感じる。まて、一体何が起こっている。ばれないようにゆっくりとのぞき込めば、そこには天使の姿が薄っすらとだが見え、そして妙子と何か会話をしているようだ。

 

気配を感じさせないようゆっくりと後ずさりし、ポケットから携帯を取り出しコール。すぐさまでた人間に報告する。

 

『こちらルーシー、今通っている学校の教会内に天使出現、推定階位パワー、本部側でなにか把握している存在か?』

 

『ちょっとまってくれ……いや、本部では把握していない。過激派か、それとも自然発生かは不明だ』

 

『学校の生徒と何がしかの会話を行っていた』

 

『興味深い行動だ、できるだけ近づいて行動を監視しろ』

 

くそ、殴り込んでさっさと片付けたいが、この日本じゃ素早い武力行使は少々まずいか……せめて私の装備が使えれば。

 

『誰か派遣できないか?もしくは私の装備の使用許可をくれ』

 

『派遣についてはネガティブだ、人が足りん。日本支部の人員はあまりアテにできん。だが、装備の使用許可はしよう。使ったら書類を書いておけよ』

 

『おーけーわかったよ。ではこれより監視行動を行う』

 

『健闘を祈る』

 

健闘を祈るね……私には100万分の祈りが必要だな。あの天使が善なるものであればいいが、過激派の紐付きの場合……場合によっては妙子を処理しなくちゃいけなくなる、気分が悪くてかなわんね。

 

 

その後監視を継続しているが、天使の野郎は妙子と話すばかりで何か事を起こすわけではなかった。だが妙子はどんどん元気になっていった。ステイツ時代のやばい薬に手を出したやつのような元気さだが、どう考えてもあの天使が信仰を違えさせ、なにかの目的を吹き込んでるように思えた。だが私はそれについて質問することはなかった。どこからこちらを把握されるかわからないからだ。すまんな妙子、真実を言うことはできん。だが神は許してくださるだろう。

 

そしてついにその日がきた。妙子が手紙を誰かの下駄箱に入れたのをみた。普通であれば先輩後輩の憧れや、好意からくる微笑ましい行為だったのだろう。だがそれは誰かを死に誘う呪いかもしれない。

 

下駄箱の主は、3年の東藤春華、私ですら耳にする有名人だが、彼女が天使の琴線に触れる何かを持っているのか、それともただの妙子の呼び出しなのか。

放課後、東藤を追ってみれば教会に足を向ける。今日ほど教会を恐ろしく思える日は無い。普段は神の息吹を感じる場所だが、今は処刑場のように感じる。

中に入ったのを確認した後、私は自らの装備品に身につける。聖別が施された修道服と悪魔召喚プログラムが仕込まれた杖。修行でも戦闘でもあんなに力強く感じていた装備が頼りなく思える。だが行かねばならぬ。

 

扉に聞き耳を立ててみれば天使の声が聞こえる。

 

『人の子よ、彼女の決意は固いようです。……ですが、是非とも協力者になってもらわなければなりません。人の子よそなたの力をもらいますよ』

 

くそ、協力者と書いて道具とでも言いたそうな言い分を聞き、決意を固め扉を開け放つ。

 

「そこまでだ。異端の天使め」

 

『貴方も同じ神をあがめる信徒でしょうに、何故私と敵対的なのですか?しかし邪魔をするというのならよろしい、神の怒りにて貴殿を滅ぼして進ぜよう』

 

「神の名をみだりに唱える堕天使めが、滅びるのは貴様だ。

……そこの東藤とか言ったか、ここは戦場になる早く逃げるんだ」

 

「まったく、身内の争いは私抜きでやってくださるかしら」

 

『逃がしませぬよ』

 

天使は妙子のマグネタイトを吸い、今までの半実態状態から実態にその姿を変える。あまりに強く思える。私でも足止め程度しかできそうにない。そして何故か私の警告を意に介さず東藤は佇んでいる。何をしているんだ早く逃げろと心のなかで叫ぶが、あまりにも平静で逆に私が困惑する。

 

『さて、顕在化した私を前にその胆力は見事なものです。ですがついてきていただきますよ』

 

天使は手を差し出す。手を取れということなのだろうが……

 

「宗教の勧誘はお断り、そう申し上げたはずです……【ムド】!」

 

東藤の手から呪いが放たれる。見たものを死に誘う気配だ。確かに天使は呪いに弱い、だが何故そんな力を!?

 

『うおおおおお……』

 

まとわりつく死の気配に侵されつつある天使。その強烈な呪の気配は天使すら殺せると私の心が言っている……だが、一撃で天使を殺ったのか?

 

『だ、だがその程度では私を殺すことはできません!教会にいる限り、神の愛につつまれた私を呪い殺すことはできないと知れ!』

 

呪いを振り払った天使は死をも超越したように感じさせる。あれに人は勝てるのか?私が目を見開いたまま固まっていると東藤はこともなげに言う。

 

「そこの方、手伝ってくださいますか?少々この天使は硬いようですので」

 

いや硬いというレベルなのか?

 

「まて、まさか勝つ気……なのか?こんな高位の天使なんだぞ!」

 

「殺せるものは殺せる。ここ数年で私が学んだことです……来ます!」

 

天使パワーが手持ちの槍を振りかぶり、空中を滑るようにこちらに突っ込んでくる。

お互い横っ飛びで避けるものの、教会内の椅子が吹き飛ぶ。私にとっては天の国への直行便となるだろう威力だ。

 

天使パワーは私の事が眼中にないのか、はたまた向こうを優先しているのか、東藤にのみ攻撃を加えている。

だが東藤もさるもの、致命的なダメージにならないよううまく避けている。だが避けるだけでは勝てない。

 

ああ、くそ。援護したいがあまりのスピードに手を出しあぐねる。しかし”何か”はしなければならない。私は杖を握りしめ叫ぶ。

 

「我が契約せし天使エンジェルよ、いまここに参られたし」

 

杖に仕込まれた悪魔召喚プログラムを通して、私の契約した天使を現世に召喚する。

 

『求めに応じて参上した、我が契約者よ』

 

「目の前のあの天使をどうにかする。手伝ってくれ」

 

『残念だが直接的な攻撃は、彼の者の方が階級が上の為できない。癒しの奇跡を与えるのが精一杯だ、許してくれ』

 

これだから天使は石頭なんだ。過激派に大天使が多数ついてしまったが故にこちら側の天使は不利な状況に置かれている。裏切ることはないのがマシなところだが、攻撃的な対処がしづらい。こうなれば私が直接やるしかない!

 

向こう側では東藤が避けきれなかった攻撃を受け吹き飛ぶのが見える。

そこに間髪いれず追撃を仕掛ける天使パワーに対し、私は握りしめた杖を振りぬく。

 

ガッ

 

攻撃をそらすことができた代わりに私は吹き飛ばされ壁にぶち当たる。

天使と人間の差というものがよくわかる結果であり、私の臓腑の中の空気が口を通じて吐き出される。つまり一撃でノックアウトされたということだ。

私の天使エンジェルが癒しの奇跡をかけてくれるが、一撃で食らったダメージを癒すのには少々足りない。

 

 かすむ目で見れば東藤は体制を立て直していた。だが見た目にはダメージが蓄積しているようにみえる。増援が必要だが、そんなもんあるのか?私もとんだ貧乏くじだ。本部が気づいて増援をよこしてくれれば……

 

『そろそろ我々に協力していただけませんか?』

 

「ごめんなさい、実家の宗教は仏教なの。だからそちらの宗教には入信できませんの」

 

『さようですか……では申し訳ありませんが、手荒に同行していだきましょう』

 

突きつけた槍を振りかぶる。その時、扉が勢いよく開く、いや吹き飛ばされ何かが突入してきた。突入してきた何かは男であり、銃を乱射しながら天使パワーに飛びかかる。そして銃の先には銃剣がついており突き刺すつもりか切先を向けている。

だが銃弾も銃剣も天使パワーの持つ盾に阻まれるが、男は盾自体を蹴り飛ばし後方へ跳躍。そして私が気づかなかったもう一つの4つ足が男の上から飛びかかる。

 

【牙折り】

 

4つ足はデカい犬であり、天使パワーそのものではなく、手に持つ槍の柄に食いかかりへし折る。

 

「春華大丈夫か!?」

 

「ええ大丈夫です、ただ少し遅いですわ玲治さん」

 

「すまん、さすがに見られないようにここに移動するのは骨が折れた。明日のニュースには出るかもな」

 

そう言うと持ってきた銃を東藤に投げる。見たこと無い銃だ。M16でもM4でもない、FNCに見えなくもないが……いや今はそんな事を考えている場合じゃない。目の前にいる天使がやばいやつだと警告しなければ。

 

「おいあんた、どこの部隊だ。そこの彼女と知り合いみたいだが……」

 

「あー、逆にあんたがどこの人間か気になるんだがね。その服、メシア穏健派か?」

 

「それを知っているということは根願寺……いやまさかガイア連合か!?」

 

ガイア連合、東京でも活動していたのか!?ということはそこの東藤はエージェントだったのか?

そして無視された天使パワーが口を突っ込んでくる。

 

『私を無視しないでいただきたい。邪魔立てするような方には神罰がくだりますよ』

 

「何が神罰だよ、神の声が聞こえないポンコツのくせに。春華、殺るぞ。小次郎もいいな」

 

「はい」「ワン!」

 

『我らを愚弄するとは許せません。我は天使パワー、神罰を執行する!』

 

《サモン:エンジェル》

 

【挑発】「こい、罰当たりな天使ども!」

 

男が天使たちを挑発し、腰に下げた刀を抜刀する。そこからは先程の戦いとは比べ物にならないくらいの殴り合いだった。

男が刀を振り抜けばエンジェルは真っ二つになり、天使パワーをもじわじわと削っていく。男は持っているスキルによって天使パワーの持っていた鎧や盾をじわじわと削り取っていくし、ついてきた犬は恐るべき事に衝撃を発生させ吹き飛ばしたり、素早い動きで翻弄する。フリーになった東藤は集中し魔法を唱える。そしていつの間にかカボチャの化け物(ジャックオーランタンのように見える)が炎をぶつけている。

これがガイア連合の戦い方なのか!?

 

【チャージ】【コンセントレイト】【ザンマ】【アギラオ】

 

《怪力乱神》

 

半ばからへし折られ無惨な姿になった槍だったが、天使パワーの渾身の力で突き出せば、目にも留まらぬ速さで男に突き刺さる。だが……嘘だろ?刺さったままニヤリと笑っているとか、イカレてやがる。

 

「これで止めだ、俺の女に手を出すやつは死ね」

 

【暗夜剣】【ブフーラ】

 

男の刀が霞むように消え、天使パワーが切り刻まれ、たまらずたたらを踏む所で体が凍りついてく。

 

『わ、私を倒したところでいずれ天の国は来ます。早いか遅いかの違いでしかありません。協力しなかったことをこうか……』

 

最後まで言い切ること無くマグネタイトの霧と化す。終わった……のか。信じられんものを見た、あの階級の天使を人間が倒すとは。

信じられないものを見、ボケっとしてしまう私に男は声をかけてくる。

 

「ボケっとしてないで、説明してくれ、ここで何が起きたんだ?俺は……春華に助けてくれって言われて飛んできただけなんだが」

 

「あっ、ああ。その、いわゆる過激派の天使がそこに倒れてる少女を通して顕在化し、そちらの東藤さんを拉致ろうとしてたようだ」

 

間抜けな顔だったかもしれない。問われるがまま答えている気がする。このときの私は内容の是非について気が回らなかったんだ。

 

「過激派天使が東京に出るとか勘弁してくれよ。根願寺にクレームいれておくか」

 

そう愚痴りながら倒れた妙子に歩み寄り、ピクリとも動かない首に手をあてる。

 

「げっ、死んでる……。これ、マグネタイト吸い付くされた結果かよ」

 

嘘だろ。私はあわてて駆け寄り首に手を当てれば、確かに脈がない。心肺蘇生をしなければ。うつ伏せで倒れていた妙子の体をひっくり返し胸を強く押し始める。

 

「ぼさっと立ってないで手伝って!」

 

傍らでボケっと立っている男を怒鳴りつける。1秒の2回のペースで胸を圧迫する。そして息を吹き込む。くそ、息を吹き返さない。

 

「いや、そんなことしなくてもさ、蘇生させればいいじゃないか。ほら【リカーム】」

 

男の手から漏れ出る光の粒子が、倒れ伏す妙子の体に流れる。天使エンジェルの回復の奇跡と似ているようで違ったスキルに見える。

 

「ゴホッ、ゴホッゴホッ」

 

死した人が生き返った……?神の奇跡だ。もしかしてこの男性は聖人だったのか?

私は居住まいを正し、問いかける。

 

「失礼ですがお名前をうかがっても?」

 

「んっ?俺の名前「玲治さん、早く行ったほうがいいです」

 

確かに外が騒がしい。女の園で教職員以外の男の姿は問題になるだろう。だがフルネームくらいは知りたかった。レイジという名前は分かったが名字が……東藤の親戚だろうとあたりを付けるしかないか。

 

「じゃあ先に帰っているよ。夕食はこっちで作っておくから」

 

「ええ、お願いいたします。こちらは上手くごまかしておきますね」

 

【トラポート】

 

男と犬、そしてランタンが消える。あとに残されたのは教会の内部だった残骸と、3人の女。私がどう本部に説明するか考えていれば東藤が寄ってくる。笑顔の様だが目が笑っていない。

 

「貴方はメシア教の方でしょう。日本政府とのつながりもありますし、ごまかし、できますわよね?」

 

言外にやれと圧をかけてくる。ガッデム、これが実力者の圧か。日本国内での暗闘騒ぎは表ざたにできないとはいえ、なんとか恩を着せられないものか。

 

「あ、ああ、わかったよ。だがこちらが動くんだ、さっきの男性が誰だか教えてもらうぜ」

 

「必要ですか?、私が知っておりますから、必要になりましたら私に言っていただければ伝えておきますわよ」

 

だめか。彼の個人情報を渡す気はないという事か。だがあんたがいる限り繋がりは切れない、あきらめんぞ。

 

「さて、いきましょう。話は合わせてくださいませ」

 

生き返ったものの意識が朦朧としている妙子を抱きかかえ、東藤の後ろを追いかける。

 


東藤 草治

20XC年XY月XX日

G県YY市 YY高等学校

 

目の前に積まれた書類を処理するが、一向に底が見えない。この学園祭開催前の書類仕事は本当に地獄めいている。去年、2年生の副会長としてこの地獄に参加していたが、生徒会長としてこの地獄へ臨めばまた違った辛さがある。最終決済を行う立場な為、書類を間違えられない。思ってみなかったプレッシャーが僕にかかる。

そんな地獄に挑む生徒会の人間は4人。書記の大野、会計の飯島さん、副会長の西島君、そして生徒会長の僕こと東藤だ。

大野は生徒会のなり手がいないので僕が引っ張ってきた。元々運動部だったが怪我で引退。内申点は稼げるかってことで書記をやってもらっている。

飯島さんは文系部活と兼任で会計をやってもらっている。自分のところの部活の発言権を確保するため代々人を出そうとするそうだ。いいのかとも思ったが、助かっているから強くは言えない。副会長で2年生の西島君は思いっきり将来のためという、ある種の生臭さがある。だがまあ助かっているし、多分次の生徒会長になるのだろう。

 

しかし書類は、処理しても処理しても猶我が仕事楽にならざりける、かな。

 

最近は物騒な世の中を反映して、生徒の泊まり込みによる準備は禁止されている。だがそのせいで最終チェックが前倒しになっており、この書類地獄が発生するというわけだ。

パソコンとメールが使えればいいのだが、公正性という名の新技術反対によってとん挫している。

 

何年か前なら徹夜で準備して明け方にお互いハイテンションになった生徒会と生徒で書類にサインをしていたそうだ。正直うらやましい。

 

疲れた頭が連想ゲームを始める。そういや最近会っていない妹は元気だろうか。妹の婚約者の人はこの学校出身だったはず。婚約することを父は最初反対していた割に最近手のひら返したな。父もそうだが、祖父も私に何か隠している気がする。大学受験を控えた年齢になっても子供扱いはやめてほしい。そろそろ結婚すらできる年齢だというのに。彼女ほしいなぁ、いやでも結婚となるとどうせ父や祖父の意向とかいろいろあるんだろうな。

回らない頭の中でどうでもいいことが流れていく。疲れすぎたのか視界が揺れている気がする。

 

「会長、揺れてませんか?」

 

副会長の西島君が揺れていると言っている。

 

「まじで揺れてるじゃんよ」

 

書記の大野まで言っている。いや揺れ……本当に揺れている!

建屋が小さくガタガタと鳴っている。震度1~2程度か?、そこまで強い揺れではないもののそこそこ長く揺れている気がした。

 

揺れを感じ始めてから30秒程度で収まった。日本だし地震はあるのだが、とても……とても面倒な事にこの学校は学園祭の準備をしていたということだ。この地震で何かが壊れてたりしないかどうか、今から確認しなければならない。疲れているのに余計な仕事を増やした神様に悪態の一つをつく権利はあると思う。だが僕が指示する前に会計の飯島さんが言ってくる。

 

「会長は決済書類がまだ残っているし、私は計算が終わっていない。大野と西島君で見回りしてきてくれないか」

 

「しゃーないね。西島、行くぞ」

 

「えー大野先輩とですか」

 

「当たり前だろ、俺と一緒はいやだっていうんかぁ?」

 

「いや、そうは言いませんけど……」

 

「じゃあなんだ、まさか夜の校舎が怖いってわけじゃねーだろ?ほら、行くんだよ」

 

そう言って二人は連れ立って出ていった。

 

「すまないね、飯島さん」

 

「いえ、生徒会長もお疲れでしょう……ですが決済の書類が終わっていません。彼らの分はあとでも大丈夫です」

 

見回りという名の気晴らしを先回りして潰されてしまった。書類は処理するよ飯島さん、だが俺にも休憩が必要じゃないだろうかね。チラッと飯島さんを見てみれば彼女は眼の前の書類をただ処理している。とても言い出しづらい。しょうがなく僕はただ目の前の書類をただただ処理する。

 

壁掛け時計を見てみれば大野と西島君がでてから30分程度だっている。

 

「遅いな……」

 

ぽつりと呟いてみれば飯島さんも反応する。

 

「どこかで休憩という名のサボりでもしているのではないですかね」

 

「まあ……時間がかかっているのだろうさ」

 

きついねぇ。だがそのきつさによって生徒会が引き締まっているのも確かだ。確か良い警官と悪い警官だったか。彼女がケツを叩き、僕がとりなす。それでうまいこと回っている。彼女が進学するのか就職するのかは分からないが、地元に残るなら父さんを通じて就職先を世話したほうがいいかもな。

そうつらつらと考えていると、廊下から走る音が聞こえる。彼らが戻ってきたにしては慌てすぎている。なにか問題が起きたのかな。

 

「か、会長大変です!」

 

西島君が扉を勢いよく開き、大声を上げてくる。

 

「ああ、何か問題があったかい?」

 

「そんな落ち着いている場合じゃありませんよ。お、大野先輩が」

 

やり取りしている内にもう一つの……いや複数の音が聞こえてくる。なにか争っている音に聞こえてくる。開け放たれた扉から顔をのぞかせるのは言及された大野だ。

 

「大野、騒がしいぞ。なにか問題があってもそこまで焦ることじゃないだろう」

 

「お、おいバカ言ってねえで扉を閉めろ」

 

大野は慌てている、そして手に持っているのは……消火器?なんでそんなものを。いつの間にか学校に強盗でも入ったのか?

 

「大野、そういうものを持ってきてはいけないぞ。強盗でも出たわけでもあるまいに」

 

「ご、強盗よりやべーよあれは……ってああああ」

 

大野の後ろから生徒が一名顔を出すが、大野に掴みかかる。

 

「ちょ、君。何をしているんだ、やめたまえ!」

 

慌てて生徒を引き剥がしにかかるが、やけに力強いぞこいつ。生徒に力いっぱいはまずいかと思っていたが、それどころじゃなさそうなので思いっきり引き剥がし、床に転がす。

 

「あのねぇ君。この時間に残るのはいは……!?」

 

顔が……無い。引き剥がして床に転がした生徒は所謂のっぺらぼうだった。制服は着ているし上靴も履いている、髪の毛もある、だがその顔の部分を構成するものが何もない。いや、そんな安いホラー映画みたいなことがあるのか?眼の前の現実をうまく認識できない。実は書類決済に疲れて生徒会室で寝てしまい、夢を見ていると言われたほうがよほど信じられる。

 

だが転がされた生徒が跳ね起き、僕の首に手を伸ばしてくる。あまりの事態にとっさに反応できない僕に対して首に手をかけて来る。

(く、苦しい……え、ちょっとまってこれまじでやばい……た、たすけて)

のっぺらぼうの手を動かそうとしても鉄でも入ってるかのごとく動かない。助けを求めて薄れゆく意識で周りを見回せば、いつの間にかのっぺらぼうが増えており生徒会の面々を手に掛けようとしていた。

 

だめか、こんなところで死ぬのか。ああ、もっと世を知りたかったが……無念なり。

 

景色が暗転する。目の前に巨大な銅鐸らしき存在が居る。もしかしてここがあの世か?だが目の前の存在から声が聞こえてくる。その言葉は何故か僕の心にすっと入り込んでくる。

 

─我は八百万の神に知恵を授けし思金神、汝が求める知識の泉よりいでし者、この先を見たいと願うなら力を貸そう。─

 

─さあ、呼ぶがよい、汝のペルソナを─

 

意味が分からないし、どういうことなんだ。力を貸してくれるというが悪魔の取引というやつだろうか……いや力を貸してくれるというなら借りようじゃないか。この悪夢を消しされるのであれば、悪魔にだって力を借りよう。

 

【ペルソナ!】

 

意識が表返る。生徒会室の中で襲われている僕たちの前に心の中の悪魔が出現する。僕の心の一部であるオモイカネから雷撃が放たれ、のっぺらぼうに直撃する。雷に打たれたのっぺらぼうはしばし痙攣した後、煙のように消滅する。

やったか!……いや油断してる場合じゃないみんなも襲われているぞと思い見渡せば、見慣れない悪魔がのっぺらぼうを薙ぎ払っている。もしかしてこれは……力に目覚めたのは僕だけじゃないというやつか……ちょっと残念。

 

「みんな、大丈夫か?」

 

「私は大丈夫です。ですがそのこんな非論理的な力、あります?」

 

「いやいいじゃねえか。なんか漫画みたいでさ。力くれるって言うならもらっておくべきだろ」

 

「うーん、大丈夫なんですかねこの力。あとから魂とか回収されちゃったりして……?」

 

皆大丈夫そうだ。だが……これからどうしようか。こうなった原因がなんだか分からないが、解決しなければいけないのか、ただ待ってれば終わるのか。

 

いや大いなる力には大いなる責任が伴う。父も祖父も似た様な事を言っていた。この地に根付き今まで力を持ってこれたのも、力を適切に振えたからだと。拾った力であろうと現状を解決するのに使おう。終わった後にどうなるかは分からないが、その時はその時だ。

 

「みんな。この後どうするべきだと思う?」

 

僕が指示するのではなく、皆の意見を元に判断しなければ。

 

「さすがによくわからない化け物をなんとかするには荷が勝ちすぎますよ。警察に電話してなんとかしてもらいましょうよ」

 

西島君が現実的な対応を提示してくる。

 

「いやさすがに無理じゃねえか、ノッペラボウが襲ってくるから助けてと言っても悪戯電話としか扱ってくれないんじゃねーか」

 

大野は懸念を示してくる。

 

「会長、残念ながらここは圏外の様です」

 

そして飯島さんは現実を突き付けてくる。いやそんな馬鹿なと思い自分の携帯を取り出してみれば無常にも圏外の表示。試しに110番に掛けてみても不通。

 

この事態を引き起こした奴がいるとすれば、簡単には終わらさせてくれないらしい。

 

「電話はだめみたいだが……今日は宿直の先生がいるはずだし、警備会社の人も見回りにくるはずだ。とにかくここから移動しよう」

 

みな不承不承うなずく。目の前の書類に別れを告げ僕たちは生徒会室を出る。終わった後に続きをやらなければならないのは億劫だが、さあ僕たちの戦いはこれからだ!……

 

 

……とはならなかった。

 

一言でいえば学校内は迷路と化しており、普段なら5分もあれば行けるはずの教職員室には1時間たってもたどりつけていなかった。時々接触するモンスター達を倒しながら移動していた僕たちは途中で発見した休憩フロアでジュースを飲んでいる。

 

「しかしなんなんですかね、この自販機。この訳の分からない事態でも動いてるし。いつの間にか回復薬なんてラインナップに並んでるし」

 

「銘板見てみたらガイアグループ製じゃねーか、やっぱ怪しいなぁあの企業」

 

「ガイアポイントも使えるみたいだし、回復薬一本買ってみたらどう?」

 

「おっ、飯島さんそういうの信じる質なん?」

 

「こんな状況なんだから、試せることは何でも試してみるってことよ」

 

ワイワイやってるのを横目で見ながら考える。妹の婚約者の六道玲治さんがガイアグループ関係者だったはず。そして父と祖父も関係を強化していた……この符号が示すことはガチのオカルト組織だったということか。この世は一般人が認識できないオカルトが実際に存在しており、その対策の為に父も祖父も関係を結んでいる……考えすぎかな。

 

「なあ東藤の家、ガイアグループとなんか関係なかったっけ?」

 

「あー、聞いたことありますね。うちの県のジュネス出店に絡んでなんかしてるって新聞記事を読んだ気がします。」

 

ぼんやり考えていると横から質問がくる。確かに関係はあるが、僕はあまり知らないんだ。

 

「ああ……父と祖父がそれなりに親しくしてるみたいだが、僕はパーティーで挨拶したくらいだよ」

 

「おー、さすが県下の名門はちがいますな。機会があったら聞いといてくださいよ。この自販機はいったいなんなんだって」

 

大野が茶化してくる。まあ僕たちが生き残ってここを脱出し、機会があれば聞いてみるさ。

 

「機会があれば聞いておくよ。それよりそろそろ出発しようか」

 

立ち上がり、ゴミ箱に飲み干した缶を放り込む。そういやこのゴミはどこへいくのだろうか。

 

 

「うおおおおおおおおおお」

 

僕は今巨人に追いかけられている。

 

休憩後彷徨い歩いて教職員室を発見したもののそこには誰も居なかった。先生がいた形跡はあるのだが、その姿は見当たらなかった。肩を落としつつ他を探してみようということで体育館に行ってみた。いや体育館にいくまでにもあれこれあったのだがここでは割愛しよう。重要なのは体育館に行ってみたら、ノッペラボウの生徒たちが整列しているということと、それが集まって巨大な人間?と化し襲ってきたことだ。

 

ゲームのボス戦のように最初は抵抗を試みたのだが、道中で出たモンスターとは実力差がありすぎた。ゲームなら敗北前提のボスなのかもしれないが、一個しかない命でそれを試す気になれなかった僕らは逃げ出した。そしてそっとしておいてくれなかったその巨人と追いかけっこをしているとわけだ。

 

途中、ばらけようということで曲がり角で直進と曲がるのに別れたり、部屋に飛び込んだりでばらばらとなった。どうして僕を最後まで追いかけてくるのか分からないが、ほかのみんなは助かったと思いたい。

 

なんとか引き離し、曲がり角を曲がったところで声がする。

 

「会長!こっちだ」

 

この声は大野の声か!

曲がった先の部屋から大野が顔を出しており、手招きする。僕はその部屋に滑り込むように入り込み。その部屋から続く小部屋に隠れた。

 

部屋の外からは巨人が歩く音が聞こえてる。扉を開く音が聞こえ、中に入ってきたのか部屋の中を動き回っている。おお神様、いるのであればこの悪夢をどうにかしてください。

苦しい時の神頼みだが、縋るものは神しかないのであれば誰でも敬虔になろうというものだ。

 

祈りが通じたのか足音が遠ざかっていく。助かったか……

 

「会長、助かったな……いったいなんなんだろうな、あの巨人」

 

「さっぱりだよ。覚めるなら早くこの悪夢が覚めてほしいよ……」

 

「とびっきりな悪夢だな。二度と寝たくならないくらいのさ」

 

そうだな。終わる気配のない悪夢は勘弁だな。そう思いながら扉を開く……

 

……と、目の前に巨人が居た。

 

う、嘘だろ!?そう思う間もなく巨大な手で吹き飛ばされる。

 

い、痛い……骨が折れたのか、立ち上がる力がでない。近づいてくる巨人に対し大野が立ち向かおうとしている。

 

「てめえの相手はこの俺だ!」

 

教室にある椅子を持ち殴りかかっている、が大野も吹き飛ばされる。くそ、ここで人生終了とはな。せめて辞世の句を詠むくらいの時間が欲しいと思いながら歩いてくる巨人を見る。

 

巨人が腕を振り上げるのをボケっと見ているほかなかった。あれが振り下ろされる時が終わりの時か。人生最後に見るのが化け物の腕とはなかなか冴えてないな。

 

 

だがその腕が振り下ろされることなく、巨人が吹っ飛んだ……なんで?

 

「ふー、間に合ったセーフ」

 

20歳くらいの見たことのある男性が立っている。妹の婚約者殿じゃないか、なんでこんなところにいるのか。

 

「大丈夫か?、あー……お義兄(にい)さん」

 

【ディア】

 

彼が僕に手をかざすと魔法を発動させる。すごい、僕たちはペルソナを通して発動する魔法をその身一つで発動できるのか。

 

「え、ええ。助かりました。でも一体何故貴方がここに?東京に住んでらっしゃいますよね」

 

「この学校で前に一度問題が起きたからね、一応何かあったときに分かるような状態にしておいたのさ」

 

マジか。なんでそんなことができるのかはこの際置いておこう。生き延びられれば後でゆっくり話が聞ける。今は吹っ飛ばされた大野だ。

 

「大野、大丈夫か」

 

「おー、なんとかな」

 

ひっくり返った大野は返事をし、ふらふらと立ち上がる。

 

「いや死ぬかと思ったぜ。会長も大丈夫だったか?そんで、助けてくれたその人は一体誰なんだ?知り合いか?」

 

「ああ、その、妹の婚約者だ」

 

「婚約者!? うわー、旧家だとまじでそういうのあるんだ。びっくりだぜ。えーと助けていただきありがとうございます」

 

そういって大野は頭を下げる。だが六道さんは訝しげな顔で何かのアイテムを使っている。

一体何を使っているんだろうか。大野になにかあるのだろうか。

 

「その……どうしたんですか?」

 

「あっ、いや。大野君とかいったね」六道さんの腕がぶれ……大野の首が飛んだ。「貴様何者だ」

 

えっ、なんで、どうして???大野の首が飛ばなければならないんだ。もしかしてこの人も敵だったのか!?

 

「えっ、う、嘘」

 

大野の首から大量の血が……いや血が流れていない?

 

「ちょっ、どういうことなんですか、大野は一体どうしたっていうんですか!」

 

「落ち着いてくれお義兄(にい)さん。ある意味見た通りだよ」

 

六道さんは僕を落ち着かせようとするがこれが落ち着いていられるか。友人の首が飛んだと思ったら血が無い人間になっているんだぞ。

 

「いやーひどいなぁ。舞台袖から出てきて劇をめちゃくちゃにするのはやめてくれないか」

 

そうだ、ひど……な、生首が喋った!?

 

「え、あ、どういうこと?」

 

首無しの大野だったものが立ち上がり、転がった首を拾い上げる。

 

「物語なんだからピンチになったその子に、仲間が間一髪間に合う流れでしょ?他の僕がいい感じにするはずだったのに、そっちもやられちゃった。空気読むのが日本人でしょ」

 

「何言ってんだよ。GMだかKPだかしらんが、そういうのはもっと他の所、他のやつでやれ」

 

やばい、何を言っているのか分からない。今日はわからないことだらけだ。ただ一つ分かることは目の間の大野に化けたやつは相当強く、そして性格が悪いってことだ。そして分かれた皆はどうなったんだ。

 

「大野をどこへやった!」

 

「あー君の友達かい?それぞれ成長イベントを用意しておいたんだけどね、みーんなそこの子に台無しにされちゃったよ」

 

頭のない体が肩をすくめるのは奇妙で気味が悪い。

 

「せ、成長イベントってなんだよ。僕たちを何だと思ってるんだ」

 

「何って、キャラクター?いや、感謝して欲しいくらいなんだけどね。多分これから大変だよぉ。ここで成長しておけばって思うじゃないかなぁ」

 

ニタニタ笑う顔に嫌悪感がはしる。もういいこいつは生かしておいてはいけない。

 

「うるさい。死ね!」

 

【ジオンガ】

 

雷鳴が走り、大野の体をしたものが焼け焦げる。肉が焼ける匂いがあたりに漂う。少なくとも目の前の存在は肉を持っているらしい。

 

「あーあ、友達を殺すなんてひどいことだ。たすけてくれよ、会長!」

 

最後に大野の声真似をし、更にこちらを不快にする。そこに六道さんが追撃の攻撃をしかけバラバラとなった。

 

「その、ありがとうございました。友達のことは……」

 

後ろで扉の開く音が聞こえる。

 

「お、東藤も生きてたか」「会長ー、無事だったんですね」「会長、お体のほうは大丈夫ですか?」「兄さん、大丈夫でしたか?」

 

よかった3人共生きていた。そして連れてきたのは……最近会ってない妹の春華じゃないか。

 

「ああ、僕は大丈夫さ。こちらの六道さんのお陰でね」

 

今日は一体何の日なんだ。妙な事が起こり、妙な力を得て、妙なやつがでてくる。ただ皆で生き残られたのは僥倖かもしれない。

 

「どーも、六道です。一応ここのOBだ。少し待っててくれ。異界を解放してくる。いくよ春華」

 

「はい」

 

六道さんと春華は出ていく。よくわからないが強そうな二人だ任せるに限る。僕は疲れたよ……

 

「その、会長。今の方はどんな方なんですか?」

 

「さっき話した妹の婚約者さ。そして君たちと一緒に来たのが僕の妹さ」

 

「うへー、あの子が妹さんなんか。いやマジで強かったぞ。群れででてきた敵を一発で氷漬けにしてたからな。美人だけどめっちゃ怖いわ」

 

「そうね、少なくとも私達よりはずっと強い。私達は力をもって少々気が大きくなっていたのかも知れませんね」

 

30分ほどで異界?は解決し、宿直の先生に不思議がられた。先生の意識だと別に学校はなんともなかったらしい。そのまま帰ろうとしたが、終わっていない書類を片付けるというなんとも締まらない終わり方だった。

 

その後のこと?確かにヤツの言う通りすごい苦労をすることにはなった。ただペルソナ使いというのは僕ら以外にもそこそこいて、助力を得ることで生き残ることはできたと言っておくよ。

 

*1
姿はメガテン5準拠




私はお嬢様学校の中を知らないので、脳内にマリみてが侵食して来る人間です。
実際はどうなんですかね?女子高は男の目がないからひどいとも聞きますが。

こんなガバ文章でも書くには時間がかかるんです……筆早い人はどうやって脳内を出力しているのやら。
そして一昔(もっと?)前のラノベ風にしかならねえ……

次は掲示板だからもっと早いはず


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part515

ネタを入れすぎると後で苦労するのが分かったので初投稿です。

どくいも氏の本編がもう少しで終わりそうなので、本編終了前に投稿し切る計画が失敗に終わりそう
外伝とか……いっぱい書いてくれてもいいのですよ?


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part515

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part223

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

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前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part514

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

128:名無しの転生者

俺、終末がきたら結婚するんだ……

 

129:名無しの転生者

死亡フラグ乙

 

130:名無しの転生者

どうせ死なないだろ

 

131:名無しの転生者

>>128

急にどうした

 

132:名無しの転生者

死亡フラグを立てまくることによって裏返るやつを狙ってんの?

 

133:名無しの転生者

死ねない可能性もあるぞ

 

134:名無しの転生者

死ぬよりひどい目にあう可能性もそれなりにあるんだよなぁ

 

135:名無しの転生者

シキガミを残して逝くなんて許されないぞ

 

136:名無しの転生者

きつい修行で心が折れたか?

 

137:名無しの転生者

だからショタおじの死ぬより辛い修行を受ける必要があったんですね

 

138:名無しの転生者

受けといてよかったーと思う……わけないじゃん!辛すぎてゲボ吐いたわ

あの修行中何回死んだか覚えてないくらいだわ

 

139:名無しの転生者

俺は234回死んだな。途中から楽しくなって数えてたわ

 

140:名無しの転生者

>>139

精神状態おかしいよ……

 

141:名無しの転生者

思い出すからやめてクレメンス(震

 

142:名無しの転生者

このくらいネジはずれないとレベル高くなれないんですかね

 

143:名無しの転生者

>死ねない

これがあるから怖いんだよな

 

144:名無しの転生者

えっ、なにショタおじの辛い修業ってそんなやばいん?

 

145:名無しの転生者

なんだ未覚醒か?いっとくが死ぬより辛いぞ

 

146:名無しの転生者

>>128

そもそも結婚相手は誰なんだよ。シキガミか?それとも彼女か?

 

147:>>144

緩い修行勢なんです、許して

 

148:名無しの転生者

ICBMも降って来てんのに緩いよそんなんじゃ

 

149:名無しの転生者

そんなんじゃ終末を生き残れないぜぇ、オラッ本気出せ、玉ついてんのか

 

150:名無しの転生者

相手がメシア関係者だったらえんがちょ

 

151:名無しの転生者

メシアはやばい、まじヤバイ

 

152:名無しの転生者

別にメシア穏健派ならまともな奴もおるやろ

 

153:名無しの転生者

ほんとかー?

 

154:名無しの転生者

>>メシア穏健派

いやー、信用できねえわ

 

155:名無しの転生者

>>メシア穏健派

家族狙ってくるのやめてもろていいですか?

 

156:名無しの転生者

メシアはやっぱ滅ぼさないと(ぐるぐる目

 

157:>>128

い、言ってみただけです(震

でも俺も早くシキガミ作ってもらいたいです(小声

 

158:名無しの転生者

お、おう。がんばれよ、俺はもういるけどな^^

 

159:名無しの転生者

持ってないやつおらんやろー(煽

 

160:名無しの転生者

なんなら2体目をゲットしてるやつもおるからな

 

161:名無しの転生者

結婚で思い出したけど、シキガミ向け偽装戸籍サービスだれぞ利用した?

シキガミの偽装両親とか用意してくれて、法的に結婚できるらしいが

 

162:名無しの転生者

結婚を急かす両親対策用だろ。孫の顔はまだかって?相手がいねえんだよ(怒

 

163:名無しの転生者

初めて聞いた時から思ってるけど必要なの?、そういうサービス

 

164:名無しの転生者

>孫の顔

前世を思い出すなぁ。結局末代だったが

 

165:名無しの転生者

そりゃ両親・家族を納得させたり、なんか不釣り合いな男女が一緒にいる理由づくりとかで必要でしょ

 

166:名無しの転生者

おい、俺たちが不細工とか言うなし。分かってても傷つくんだぞ

 

167:名無しの転生者

草、でも分かり味が深い

 

168:名無しの転生者

そういうのロジハラって言うんですよ!

 

169:名無しの転生者

いや他にも肉食系女子・男子から逃れられるってのもあるぞ

 

170:名無しの転生者

>肉食系

いたか、俺たちの中でそんな奴?

 

171:名無しの転生者

>肉食系

そういうのはもうシキガミとかで満足してるだろ

まれにハーレム築いてるのもおるが

 

172:名無しの転生者

いやいるだろ、恐山含む地元霊能力団体やら海外からの霊能力関係難民とかメシアとかメシアとかメシアとか

 

173:名無しの転生者

>メシア

それな。もう食われた奴もいるんじゃなかったっけか

 

174:名無しの転生者

>メシア

大事な事だから三回繰り返すんですね、わかります。

 

175:名無しの転生者

いやでも重要だぜ。俺にすら陰に陽にコナかけてくるからな。

俺にはもうシキガミちゃんがいるっていうのにな!

 

176:名無しの転生者

性欲が抑えられなくて、そういうお店いったら裏から手を回されるとも聞く

 

177:名無しの転生者

なんか写真より女の子のレベルが高くて戸惑ったって聞いたな

 

178:名無しの転生者

(逆)フォトショ詐欺とはたまげたなぁ

 

179:名無しの転生者

なんも知らなければ喜べたかもしれないが、実態を知るとほんと怖い

 

180:名無しの転生者

家(山梨支部)に引きこもるしかないってことだよ

飯もある風呂(温泉)もある。物は通販で十分。ここは天国じゃー

 

181:名無しの転生者

リアル生活がある人もいるんですよ!

 

182:名無しの転生者

>>175

表向きの立場を作っておいたほうがいいぜ。結婚してればすくなくとも表からのアプローチは減るぞ

 

183:名無しの転生者

>>表向き

裏からは変わらないんですね、わかります。

 

184:名無しの転生者

相方に対して離間しかけてくるとも聞いたが、本当なんだろうか。

 

185:名無しの転生者

こわいなーとずまりしとこ

 

186:名無しの転生者

>>184

さすがにそれは処されるのでは?

 

187:名無しの転生者

やられたらカチコミやろ、俺なら我慢できんぞ

 

188:名無しの転生者

空気は読むんじゃないかな。読めなかった奴?未来は無いでしょ

 

189:名無しの転生者

俺たちは種牡馬や繁殖牝馬じゃないんやで……

 

190:名無しの転生者

神様系はそう見てくるから怖いわ

 

191:名無しの転生者

黒札であることをひけらかすのは危険だから、目立たないのがベストよ

 

192:名無しの転生者

種だけでもくれよと縋られたときの恐怖よ

 

193:0能力

メシアがコナかけてきてマジ怖い

 

194:名無しの転生者

余りにも多いから、一人ぶっ殺したほうが後々楽になるのではないかという誘惑が辛い

 

195:名無しの転生者

種だけ取られる事例もあったと聞く。知らんところで子供出来てるとか芸能人じゃねーんだぞ

 

196:名無しの転生者

>>195

やっぱ俺たち黒札連中にだと見境ないんすねぇ

 

197:名無しの転生者

>>193

どこでばれたん?一般人として溶け込んでると大丈夫とも聞くけど

 

198:名無しの転生者

去年の事件じゃね。ほら学校に天使がでてきたやつ

 

199:0能力

>>198 の通り。事件に介入した後にいろいろあったようで。うちのシキガミちゃんにあれこれ確認があったらしいが、俺の知らないところで全部蹴飛ばしてたらしい。

でもストーキングまでして探られて、最近ばれた

 

引っ越そうかな……

 

200:名無しの転生者

>ストーキング

その努力を過激派にぶつけろよ……

 

201:名無しの転生者

いやでもメシアじゃないけど霊能力者団体の案件解決したら俺もストーキングされたぜ……

 

202:名無しの転生者

>>201

まじかよ。逃げたの?、それともなんか対処した?

 

203:名無しの転生者

仕事だから解決するけど、そういうことされると、やらなきゃよかったって後悔するよな

 

204:名無しの転生者

>>202

本部にヘルプしたら、その団体のトップが怪死?したらしい

そこからアプローチはなくなったから清々したのは確か

 

205:名無しの転生者

やべえな、怪死までいくと相当だったのか。

逃げられないように周りを囲ったとかしたんか?

 

206:名無しの転生者

まあ、そのくらいしないと止めねえだろ、特に後が無いところはさ

 

207:名無しの転生者

で0能力君はどうしたん?さすがにメシアの奴が死ぬとかは無いと思うが

 

208:名無しの転生者

>>206

後がないからと言って許されないんだよなぁ

下手すりゃ自分の死亡届けに判子押すが如き所業よ

 

209:0能力

上のほうで言ってる人が居たけど、結婚アプローチ対策にシキガミちゃんと籍入れました。先方もなんだか乗り気というか、はよはよって感じだったし。

いやでもまさかこの年齢で結婚するとは思わなかった……

 

ただまあ結婚関係のアプローチは無くなったけど、メシア教に入って聖人になりましょう!みたいな勧誘は受けますね

 

210:名無しの転生者

>>209

解決してないじゃないか(白目

 

211:名無しの転生者

聖人ってなんだよ、意味わからんぞ

 

212:名無しの転生者

性人の間違いじゃないのか。(種を)ばらまくぞこのやろう

 

213:名無しの転生者

やっぱ目をつけられないようにするしかないんだな。

知られてなければアプローチもできない

 

214:0能力

>>212 やめろよ、俺はシキガミちゃん一筋なんですけど?(迫真

 

215:名無しの転生者

草、でも正しい

 

216:名無しの転生者

>>209

お互い何歳なん?普通のシキガミだと戸籍年齢20歳、実年齢3歳とかあるけどさ

なんか若かったよなっていうおぼろげな記憶

 

217:名無しの転生者

メシア君見境ないっすね。

 

218:名無しの転生者

聖人ってなんだよ、奇跡でもおこしたんか

メシアの前で海でも割ったり?

 

219:名無しの転生者

聖人と書いてセイントと読む可能性が微レ存

 

220:名無しの転生者

>>214

一応元人間のシキガミの割に愛してるじゃん

 

221:名無しの転生者

4文字の奇跡って処女受胎したり、病気の治癒やキリストの復活とじゃないっけ

メシアではちょっと違うんかな

 

222:名無しの転生者

>>219 いや聖人はセイントって読むだろ。漫画じゃなくてさ。

つWik○ped○a(セイント)

 

223:名無しの転生者

>222 そうなのか……知らんかった。聖闘士じゃなかったのか

 

224:名無しの転生者

もしかして:病気の治療、死者復活

いやでもメシア教でもできるよな……ディアやリカーム使える奴くらいおるよな?

 

225:0能力

なんで聖人か分からんかったが……いや確かに目の前でリカーム使ったわ

でもリカーム仕えるから聖人とか、聖人の大安売りかよ

 

>>216 俺22歳、シキガミ16歳

 

>>220 成長するにつれて最初の注文に姿形が寄ってきているような気がするのと、なんだかんだ数年一緒に暮らすと情が湧くしね

 

226:名無しの転生者

だめみたいですね

 

227:名無しの転生者

うーん、この

 

228:名無しの転生者

>>225 こいつの場合はシキガミになった子だからいいけど、皆は周りにメシア関係者を潜りこませるなよ。情が湧いて逃げられなくなるぞ

 

229:名無しの転生者

16歳ということは……JK幼な妻だと…!?

 

230:名無しの転生者

これはギルティ

 

231:名無しの転生者

もしもしポリスメン?

 

232:名無しの転生者

>>228

確かに潜り込まれると厄介だな

 

233:名無しの転生者

またパトカーに乗るようなことしてるよ……

 

234:名無しの転生者

そういう属性がいいなら、そういうシキガミ注文しろよ……

 

235:名無しの転生者

自分のシキガミに満足していたとしても、そういう属性には憧れるのだ。

分からんかなぁこの気持ち

 

236:名無しの転生者

分かるわ

 

237:名無しの転生者

分からない

 

238:名無しの転生者

分かる味が深い

 

239:名無しの転生者

どっちだよ

 

240:名無しの転生者

お前ら自分のシキガミに怒られろや

 

241:名無しの転生者

どっちにせよショタおじも推奨してるし、シキガミ作って相方にしとけよ。

特に、相方いない or つくってない奴はさ

 

242:名無しの転生者

0能力君の犠牲で、これからはメシアの前で回復スキル使うのが憚られるのが分かったのは収穫だな。

君の犠牲は無駄にはしないぞ!

 

243:名無しの転生者

ひどい人がおるw

でも、確かにNG行動が分かったのは収穫だな

 

244:名無しの転生者

まあディアくらいはええやろ。でもリカームはヤバそう

 

245:名無しの転生者

メシアもメシア製悪魔召喚プログラム経由で魔法つかえるらしいし、そこまですごいとは思わんけどなぁ>リカーム

 

246:名無しの転生者

でもガイア内でも復活系魔法使いはそこまで多くないやろ。少なくとも俺は使えないし、使える仲間や仲魔は欲しいぞ

 

247:名無しの転生者

作品ごとに違うけどリカーム使える仲魔、Lv30前後くらいなイメージあるから世間では相当高位かもしれん。

でも天使なら使えとけよとは思う。

 

248:名無しの転生者

デモニカスーツでどうかと思ったが、あれLv30くらいで打ち止めだっけか。

 

249:名無しの転生者

デモニカでも着ている奴によるから状況は変わらんだろ

 

250:名無しの転生者

でもスキルカードあればデモニカに覚えさせられるじゃん

 

251:名無しの転生者

>>250 リカームのカード高くなかったか?ディア系とはまた違うからなぁ

 

252:名無しの転生者

デモニカスーツも低Lvなら糞強いしスキルも入れられる、なんならアプリの為だけに着てもいいくらいや

 

253:名無しの転生者

悪魔召喚プログラムの悪魔召喚部分はいまいちだったが、アプリはかなり使えるからそれだけは収穫だった。

悪魔部分はLv制限解除してもらわないとアガシオンやクダでいいじゃんになりがち。

 

254:名無しの転生者

Lv10制限だとろくな悪魔がおらんからな。

 

255:名無しの転生者

ピクシーがいるだろ!

 

256:名無しの転生者

回復魔法も攻撃魔法も使えるピクシーがいるじゃん

 

257:名無しの転生者

僕のネコマタちゃんはLv10を超えていて紹介……できない!

 

258:名無しの転生者

このピクシーとかネコマタへのこの偏愛なんなん?ちょっと怖いんやけど

 

259:名無しの転生者

矢印の向きが俺たちとちょっと違うだけだから(震

 

260:名無しの転生者

低Lvだとピクシー、ケットシー、ザントマンあたりか?

 

261:名無しの転生者

ケンタウロス、モコイもおるぞ

 

262:名無しの転生者

ノッカーやヴォジャノーイもなかなか使えるぞ

 

263:名無しの転生者

こうしてみるとLv10まででも割と使えるのでは……?

 

264:名無しの転生者

問題は仲魔をどうやって集めるかなんだよ

悪魔交渉……辛いんですけど?

 

265:名無しの転生者

悪魔全書あってもそこにマッカ使うかって言うと……

 

266:名無しの転生者

悪魔交渉で仲魔にするってリアルだとどうすればいいんですかね

引きこもり気味なのでトークとか難しいし

 

267:名無しの転生者

とりあえずHPを三分の一くらいにしてだな

 

268:名無しの転生者

ゲームじゃないからなかなか判定しづらくないですかね?

 

269:名無しの転生者

アナライズアイテム使って…?

 

270:名無しの転生者

めんどくせええええ

 

271:名無しの転生者

もうさ、悪魔召喚プログラム入れたスマフォでさ、アプリ動かすだけでいいんじゃない

 

272:名無しの転生者

DDSでのマッチングアプリあるし(震

 

273:名無しの転生者

デビオクだっけか

 

274:名無しの転生者

外部のやつも利用しているせいなのか、低レベルは吟味している内に成約して消えてな

もうアガシオンでいいやってなったわ

 

275:名無しの転生者

黒札優先しちくり~

 

276:名無しの転生者

Lv10なんてすぐ通り抜けるから低Lv悪魔を保有することにあまり意味がないのでは?

 

277:名無しの転生者

若い頃(低レベル)は主観的には長く感じるから……

 

278:名無しの転生者

年取って(高レベル)から振り返ると低レベルはあっという間

年齢と一緒だな!

 

279:名無しの転生者

おっさん乙

 

280:名無しの転生者

おじいちゃんでは?

 

281:名無しの転生者

で、0能力君、年齢的にそろそろ学部卒業だと思うけどどうするんよ

入院すんの?

 

282:名無しの転生者

年は取りたくねえなぁ(ガタが来ていた自分の体を思い出しつつ)

 

283:名無しの転生者

入院ってなんだよ(困惑

 

284:名無しの転生者

入院はキツイでしょ

 

285:名無しの転生者

え、病気なの?

 

286:名無しの転生者

大学院に院進するのを入院と言い、博士課程まで行くと入院が長引くとか言わない?

ローカルな話だったのかな

 

287:名無しの転生者

大学院に入院しちゃうと退院後が大変なんだよな。前世で苦労したから今生は入院しないと決め打ちで大学逝ったわ

 

288:0能力

論文を書くほど頭良くないので、普通に就職します

 

289:名無しの転生者

そっかー、まあ東京で進学とか今後やべーだろうしな

 

290:名無しの転生者

今も十分やばくねえか?GPは上昇して小異界いっぱいできるって話聞くし

いろんなデビルハンターや、ダークサマナーとか居るらしいじゃん?地方じゃ全然実感できんけど

 

291:名無しの転生者

海外に比べれば凪みたいなもんだから……

 

292:名無しの転生者

でも学部卒時に論文(笑)は書くんでしょ?ちゃんとやってる?自分の大学時代を思い出すと心配になる

 

293:名無しの転生者

そこは教授や大学次第じゃね。

『何の成果も得られませんでしたー!』で通ったりするからへーきへーき

 

294:名無しの転生者

そりゃ、ちゃんと実験なり資料集めしてればでしょ

 

295:名無しの転生者

この分野に詳しくないのですが(ジャブ

 

296:名無しの転生者

マッ゛

 

297:名無しの転生者

ジャブで即死攻撃ヤメロ

 

298:名無しの転生者

ムドより強い攻撃は、やめようね

 

299:名無しの転生者

教授の質問はルールで禁止っすよね

 

300:名無しの転生者

論文発表はルール無用だろ

 

301:名無しの転生者

やっぱし怖いっすね論文発表は

 

302:名無しの転生者

タフ語録やめろやw

 

303:0能力

まあ論文は楽勝よ

研究室は所謂歴史系だけど、ガイア連合を通して地方の旧家・名家に資料出せよオラァしたからなんぼでも書けるぜ

 

304:名無しの転生者

おwwwいwww

 

305:名無しの転生者

コネをつかった斬新な論文作成方法、たまげたなぁ

 

306:名無しの転生者

文系だと新資料あるならやりたい放題だなw

 

307:名無しの転生者

教授が離さなそう

 

308:名無しの転生者

大学残ったら教授になれそうw

 

309:名無しの転生者

もしかしてそのうちニュースになる可能性が?戦国時代の新資料だとN○Kでも取り上げられたりするし

 

310:名無しの転生者

CiNiiに登録されたら読みたいな

 

311:名無しの転生者

こういう力の使い方は思いつかなかったよ

 

312:0能力

教授には残らないかと引き留められたが……こんな学校にいられるか、俺は卒業させてもらうぜ!

というわけで来年から社会人です

 

313:名無しの転生者

卒業したらデビルハンター専任しようぜ!

そして俺と一緒に異界もぐって!タンク兼回復役とか俺が求めていた人材なんだ!

 

314:名無しの転生者

世界の終わりが近そうだからLv上げ頑張ろうな!

だから俺と一緒に(ry

 

315:名無しの転生者

論文の内容は裏切るけどレベルは裏切らないから

 

316:名無しの転生者

論文の内容が裏切る=物理法則の崩壊 これはキツイ、きついですよー

 

317:名無しの転生者

女神転生世界で大学出たことがどこまで価値あるんすかねぇ(高卒就職の負け組並感

 

318:名無しの転生者

モラトリアムじゃねーの(ハナホジ

 

319:名無しの転生者

大学生活はまあ楽しいからね。やっぱ社会人とは違う空気がある

 

320:名無しの転生者

高卒でちゃんと働いてるのは立派やで

俺なんてニートからガイア連合のスネかじってるからな

 

321:0能力

デビルハンター専任したいから今の椅子、だれか変わってくれませんかね

会社にあまりいない社長とかよくないっすよね!

 

322:名無しの転生者

あっ

 

323:名無しの転生者

そういやそうでしたね

 

324:名無しの転生者

ちょっと大勢の人を背負う仕事は辛いかなって、シキガミちゃんくらいしか背負えそうにないわ

 

325:名無しの転生者

いや社長俺たちとかに投げろよ

 

326:名無しの転生者

俺たちが椅子に座ってないといざという時怖いのは分かる

だが得意な奴おるやろ、例えばギルとか

 

327:名無しの転生者

逆に考えるんだ、会社に居なくてもいいやって考えるんだ

 

328:名無しの転生者

ダメだろ

 

329:名無しの転生者

何言ってんのwww

 

330:0能力

自分の会社&趣味の仕事が忙しいって断られてますね……

 

331:名無しの転生者

Oh...

 

332:名無しの転生者

最近の『非覚醒者だけどなんとかしてくれ』って情けない奴等はどうなんよ

 

333:名無しの転生者

今まで非覚醒だったやつがそういう労働に耐えられるんですかね

社長業、忙しいのでは?

 

334:名無しの転生者

会社の金、使いこみそう

 

335:名無しの転生者

種牡馬仕事くらいしかできんやろ……そういうだめなヤツは

 

336:名無しの転生者

まあ仕事するだけマシとも言える

 

337:名無しの転生者

気づくのが遅れただけの奴はすげー貪欲なんだけど

事務系の仕事やってくれるかというと、なおきです

 

338:名無しの転生者

二足の草鞋がんばってって言うほかないですね

 

339:名無しの転生者

ま、まあショタおじよりは過酷じゃないし?

 

340:名無しの転生者

あの人との比較は反則だろー

 

341:名無しの転生者

ショタおじ、下手すると総理大臣より忙しいから(震

 

342:名無しの転生者

分身して仕事してる事を加味すれば、そりゃそうよ

 

343:名無しの転生者

単独でもなかなかのハードっぷりなんですけどね

 

344:名無しの転生者

まあでも仕事してくれないとシキガミが納品されないからね、しょうがないね

 

345:名無しの転生者

誰かもうちょっと労わってやれよ……

 

346:名無しの転生者

そういや思い出したからこの場で言っておくけど

0能力君、この前はありがとう、楽しかったぜ

 

347:0能力

いやいや、こちらこそ協力ありがとう。撮影したやつ、うちの学祭で放映するらしいんで、後でコピー貰らっときますね

 

348:名無しの転生者

え、なんかあったん?

 

349:名無しの転生者

おいおい、俺を除け者とかひどいじゃないか。何があったかしらんけど

 

350:名無しの転生者

>>349

誰だよ定期

 

351:名無しの転生者

学祭ってことは、イベント協力かなんか?別にガイア連合がやることでもなさそうだが

 

352:名無しの転生者

青春っぽくてええのぉ(年寄り並感

 

353:0能力

うちの大学の映像研っていうサークルあって、そこに知り合いがいてさ。サークル活動の実績がないとまずいって相談されて。じゃあショートムービー一本取るかって話がまとまったんよ。

でも映像研、撮影する奴、小道具作る奴、編集する奴が居ても演じる奴が居ないらしく。俺が演じるって話になったんで、せっかくだからとライダースーツ風デモニカを開発してる人に声をかけてはっちゃけました

 

354:>>346

そうそう。俺ともう一人で共同開発してたライダー風デモニカスーツ

普段はベルトや小物になってて(今回は全員ベルト)、動作と音声で全身に展開するタイプにしたんだ

かかったコストに対してデモニカとしての能力は他と変わらないか劣るくらいなので、普段遣いにはだめだがこういうときにいいゾ~これ

 

なんか敵役も用意してくれたし。なかなかおもしろかったよ

 

355:名無しの転生者

>ライダー風

いいなー、俺も欲しいなー

 

356:名無しの転生者

暗殺者あたりにも人気でそうじゃないか、その仕様

俺たち以外には起動できないようにしてくれよ

 

357:名無しの転生者

こちら14万3000(マッカ)となっております

 

358:名無しの転生者

14万!?うせやろこんな低い能力で14万って、ぼったくりやろこれ

 

359:名無しの転生者

草生えるからヤメロ

 

360:0能力

あれ?あの敵役と悪魔、そちらが用意したのでは?

 

361:>>346

え?0能力君が手配したんじゃないの?あれ、もう一人のほう?

 

362:名無しの転生者

おいおい雲行きが怪しくなってきたな

 

363:名無しの転生者

誰も用意していない敵。ホラーかな?

 

364:名無しの転生者

俺、もう一人の参加者だが、知らんぞ。

0能力君が用意した敵、すごくおいしい場面ででてくるじゃねーかって思ってたんだけど

 

365:名無しの転生者

外部のやつが乱入してきていつの間にか殴り殺されたって?お笑い草じゃん

 

366:名無しの転生者

誰だよその運というか間が悪いやつは

 

367:名無しの転生者

むしろ悪事をなそうとしたら通りがかりの正義のヒーローに倒された形では

 

368:名無しの転生者

そんなことある?

 

369:名無しの転生者

シナリオとしてはおいしいけど、リアルで起こったら困惑するやつー

 

370:名無しの転生者

撮影なんだから、動画見てみれば分かるのでは?

 

371:0能力

さすがに元データ貰ってないな。

ただ撮影時になんか建屋の上に立って高笑いからの悪魔召喚してたぞ

 

372:>>346

なんか言ってたな

「俺の才能を認めない奴は死ね」だっけか

 

373:>>364

俺の記憶だと「俺の才能を認めない者共を、我が悪魔召喚プログラムによって粛清する!」だったかな

 

374:名無しの転生者

これは野生の天才が悪魔召喚プログラム改良の図かね

 

375:名無しの転生者

でも改良して速攻しばかれたのはどうなんよ

 

376:名無しの転生者

>野生の天才

結局懸念されてた自体が起こってるじゃん

 

377:名無しの転生者

野生の大月先生ほどではなかったか……

 

378:名無しの転生者

大月先生なら何回も立ちはだかるだろJK

一回で退場とか悪役の風上に置けないな

 

379:名無しの転生者

むしろガイア連合でおさえて働かせようぜ!

 

380:名無しの転生者

あそこまで体を機械に置き換えられるマッドサイエンティストが高校の先生とか、尋常じゃないな軽子坂高校

 

381:名無しの転生者

>>379

どこぞの名前を呼んではいけないやつみたいなオチが読めるからヤメロ

 

382:名無しの転生者

で、改良されたのか、そのままか分からない悪魔召喚プログラムで何を召喚したんです?

 

383:0能力

アンドラス×1 ダイモーン×2っすね

 

なおこちらの戦力は俺Lv40 >>346 さんLv20、>>364 さんLv26

 

384:名無しの転生者

三人は、どうゆう集まりなんだっけ?

 

385:名無しの転生者

三人に勝てるわけないだろ!!

 

386:名無しの転生者

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!

 

387:名無しの転生者

やめろぉ(建前)ナイスゥ(本音)

 

388:名無しの転生者

き た な い

 

389:名無しの転生者

Lv18の堕天使とLv7妖鬼か、やっぱり相手にならないじゃないか!

 

390:名無しの転生者

普通の人だと死ぬ定期

 

391:名無しの転生者

普通の人じゃなくても死ぬ定期

 

392:名無しの転生者

そこらの一般サマナーはレベル一桁だろ?さすがに世界は滅ばなくても大量死はしそうじゃん

 

393:名無しの転生者

みんな麻痺してるけどLv18って立派な大悪魔だからな?

 

394:名無しの転生者

最近GPも上がってるし18とか雑魚じゃんって思っちゃうんだよなー

いや分かるよ。Dレベルとか使ってる連中にとってクソ強いのはさ

 

395:名無しの転生者

やめてください!ここに低Lvで足踏みしてる人もいるんですよ!!

 

396:名無しの転生者

シキガミ買ってレベリングするんだよ、あくしろよ

 

397:名無しの転生者

シキガミちゃんが傷つくのは、ちょっぴりきついですねぇ

 

398:名無しの転生者

そこは割り切れよ。Lv上げとかないとお前もシキガミちゃんも死んじゃうんだぞ!

 

399:名無しの転生者

所で戦闘はどうだったん?一撃必殺だったの?

 

400:0能力

俺の場合はデモニカが成長してなかったので苦戦しました(小声

脱いだら一撃なんだけどなーって思いながら格闘戦いたしました

 

401:名無しの転生者

だめじゃんw

 

402:名無しの転生者

そうだよな、デモニカ育ってないと微妙だよな……

 

403:名無しの転生者

脱いだほうが強くなる、どこぞの聖闘士か財団の戦士かな?

 

404:>>364

一番使いこなしてる俺がメインでアンドラスと戦い、他二人はデイモーンと戦ってもらった

ただ、最後は全員の必殺技(内蔵スキル)を次々使うことで倒すという、取れ高を意識した戦いをしたと自負している

 

405:>>346

普通、悪魔を倒すとマグネタイトの霧となって消えていくだけだが、我々の開発したスーツが繰り出す必殺技で倒すと、若干のタイムラグの後大爆発のエフェクトが起きる。

この技術の開発には非常に苦労したが、良い画になると自画自賛しているし、今回の動画も上手く決められたんじゃないかと映像をワクワクしながら待っているんだぞ

 

406:名無しの転生者

どうしてそういうところに技術をぶち込むんです?

 

407:名無しの転生者

技術の無駄遣い。もうちょっと真面目に技術開発しようぜ

 

408:名無しの転生者

すごいけどすごくない

 

409:名無しの転生者

普通の装備は作られないんですか?

 

410:名無しの転生者

能力の無駄遣いに見えるが、ちょっと憧れるなぁ

 

411:>>364

必殺技で倒した後、大爆発をバックに決めポーズしたくない?

俺はしたいから開発した

 

412:名無しの転生者

うーん、このマッドサイエンティスト

 

413:>>346

>>407

あ゛ お前の装備後回しな

 

414:>>407

>>413

うそうそ、いやーちょうかっこいいなー、あこがれちゃうな~

 

415:名無しの転生者

(これはあかんやつ)

 

416:名無しの転生者

で、戻るけどさ、その悪役?を演じたやつどうしたの?

パンチ一発でミンチにでもなったの?

 

417:>>364

今回動画撮影ということで手加減を発動できるようにしてきたから

気絶で止まったはず。

 

418:>>346

気絶した後監督からカット入って、すぐさま駆けつけたやつがいて

動画撮影に協力した人かと思ってたんだよね

 

419:名無しの転生者

その(仮)悪役に仲間がおったのか。死んでないならリベンジくるのかな

 

420:名無しの転生者

それなりに能力ありそうだし調べておいたほうがいいんじゃね?

どっかでテロられても困る気がするが

 

421:名無しの転生者

別に東京の民間人がなんぼ死んでもほっとけばいいじゃん

死ぬのが早いか遅いかの違いだろ

 

422:名無しの転生者

一応東京支部あるし、絡んでくるかもしれないじゃん

 

423:名無しの転生者

そんな万分の1の確率みたいな事言われましても

危なそうな奴は、特に東京にはいっぱいおるやん

 

424:名無しの転生者

まあ、そうかもしれないが、危ないやつは摘んでおくべきだと思うわけ

 

425:名無しの転生者

>>424

本音は?

 

426:名無しの転生者

俺の知り合いが死ぬ可能性があるのを摘んでおきたい

 

427:名無しの転生者

言えたじゃねえか

 

428:名無しの転生者

おいw

 

429:名無しの転生者

調べて鈴は付けておきたい感じはあるねぇ

ただ俺は地方中心で時々修行異界って動きだから調べられんな

 

430:>>346

しゃーないから俺がやるか

悪?の科学者ともう一人、一応調べておくね

 

431:名無しの転生者

>>430 お願いします。

なにかありましたら連絡ください、対処しますので

 

 

(数日後)

 

886:>>346

勢いでライダースーツ風デモニカ渡すことになったわ

 

887:名無しの転生者

なんで?

 

888:名無しの転生者

何があったんだよ……

 

 

 





これ18~20日あたりに書いているので、ライダーネタ書いてるときにライダーネタがどくいも氏から提供される恐怖よ

しかし掲示板方式の書きやすさ、たまらんな


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六道 春華、田中 康、東 陽一郎

いい加投稿期間が空き過ぎなので初投稿です。

当初はもっとサクサク投稿して終わらせるつもりだったのに……
こんな文章でも時間がかかるんやなって。


六道 春華(ろくどう はるか):結婚しました
田中 康(たなか やすし):玲治と同じ研究室だった
島田 淳二(しまだ じゅんじ):悪魔召喚プログラムを拾った。友人はジュンと呼ぶ
東 陽一郎(あずま よういちろう):上の友人。友人はヨウと呼ぶ


六道 春華

20XE年XX月XX日

G県 神社

 

秋のごとく涼しくなってきたものの、山の木々が色づくには少し早い時期、私は白無垢に綿帽子の姿で、しずしずと歩いている。隣に歩いている玲治さんは紋付き羽織袴を着て神妙な顔をしていらっしゃる。

 

綿帽子を被ったとき、ちょっと暑かったけれども、神社の境内は夏の暑さは引き涼しげな空気が漂っているから今はちょうどいい。

 

神主の後を玲治さんと一緒に歩いている。これから神様に結婚を報告するのだが……ここに至ったあれこれが思い出される。

 

私が16歳になるとほぼ同時に玲治さんと結婚できるはなんとも僥倖なこと。最初は高校卒業後だと玲治さんはおっしゃっていたけれども、いくつかの事柄で決断していただけた。

 

日本以外の世界は末法の世となっているようで、人と人、人と悪魔が殺しあう世界。

いつ日本にそれが波及するか分からないから、先に籍を入れておこうと玲治さんに言われた時、私はすまし顔を維持できていたか……にやけ面になってしまったか、怖くて聞けなかった。

 

そしてメシアの方々が纏わりついてきたのも大きい。玲治さんを聖人と持ち上げ、自分たちに引き込もうと、あの手この手を仕掛けてきた。

美人局はもちろん、私と玲治さんの家に潜り込もうとしていたのは、私をして神の御許に送り返したくなるほど業腹だった。

せっかく助けてあげたのに失礼な方々であること……でも、結婚の後押しをしていただいたのだけは感謝いたします。

 

 

本殿に入場し、お互いの親族が左右に分かれる、座る。その後神主殿のお祓いを神妙に受ける。

神主が神台、そしてその向こうがわの神に向かって私達の結婚を報告している……そういえばこちらで祀っているのはどの神様でしたか……大山積神?それとも木花咲耶姫でしたか。

 

身じろぎもせず神妙にしつつも私の中で疑問が浮かぶ。玲治さんと一緒にオカルトの世界を生きるにつれ、神は本当に存在する事を私は強く認知した。故に結婚の報告も神様は認知されるのだろうし、もしかしたら何某かのお言葉をいただけるかもしれない。まともな神様でしたらいいのですが、なにせ中東の神様と違い、こちらの神様は十人十色ですからね。

 

そんな事を考えていれば、目の前に御神酒が用意されており、二人で交互にお酒を飲むように促される。そういえば玲治さんがヒノエ米で作ったお酒を渡していらしたような気がしたが、このためだったのかしら。

杯を持ち逡巡しているように見えたのか玲治さんが心配してくださる。

 

「春華大丈夫かい?お酒が駄目なら水に変えてもらうけど」

 

「いえ、大丈夫です」

 

私は笑顔をつくり、目の前の杯を干す。この体になってからアルコールどころか毒などにも強いのだ。今更御神酒程度でふらつくはずもない。

 

その後、事前に渡され懐に忍ばせていた誓詞を取り出し読む……いや読むというより二人で神様に結婚の誓いを行う格好だ。

 

内容をまとめれば、『神様、私達結婚しますのでよろしくお願いします』程度の話だ。

 

その後玉串を私達、両親と続いて奉納、指輪交換につづていく。

指輪交換だけは教会で行う結婚式風味だなと、自分の薬指に嵌っている霊力を感じる指輪を見ながら思う。

この指輪、ガイア連合技術部製の精神無効と呪殺無効がついた特別製だ。

なんで知っているかって?もちろん二人で選んだからですわ。ふふっ、大切にされていると感じると心が暖かくなりますね。

 

神妙な顔をして、しかし内心はほわほわと指輪の事を考えていたら儀式は終了していた。

もちろん儀式は熟していましたわよ。

 

お互いの家族が先に本殿から先にでて外で先に集まっているお互いの家族のもとに進めば、皆笑顔で私達を祝福してくださる。

もう役所に婚姻届けを提出していますから書類上私の名字は六道に変わっているけれども、神様と家族に認められたことによって、ちゃんと名字が変わったのだという実感が湧く。

ああ、私は六道春華になったのですね……と。

 

東藤の家はお兄様が後を継ぐし、六道は義妹となった京子さんが継ぐ。私たちは独立した別家を立てる。

この時代に別家を立てるということに大した意味はないかもしれないが、干渉されづらい立場を立てるのは良いことだと思う。私達はなにせ……オカルトに巻き込まれる可能性が高いですから。

 

「ああ……孫娘の婚礼衣装を見れるとは思わなかったよ春華、おめでとう。

そして玲治君、春華の事をよろしく頼むよ」

 

「ああ、ええ、その、しっかりと守っていきます!」

 

「もっと自信を持ちたまえ、こちらにもいろいろと”活躍”は聞こえてきている。君がうちの春華にふさわしくないというものは周辺にはおらんよ」

 

「おっと父さん、春華は私の娘なんですから絡む権利はありますよね。玲治君、春華のこと……そしてこの地元の事を頼むよ」

 

「あっ、はい、がんばります」

 

青空の下、私達を出迎えた中にいるお祖父様やお父様も今日ばかりは晴れやかな顔だ。

笑顔で玲治さんに絡んでいるお祖父様は片目に眼帯をかけており、渋さがにじみ出ている。

私が人間を止める切っ掛けとなった事件の責任を取る形で体の一部をささげた結果だ。

世を見通せない目は必要ないという、驕った人間への神罰を模っている。

 

玲治さんは優しいから、切り抜けられた案件で責任を取る必要はないとおっしゃられたけれど、権力に責任が伴うのと同様に、振るった力で失敗すれば罰を受けるのも道理。

 

とはいえお祖父様は、隻眼になったことを逆にアピールポイントとし選挙を戦っていた。

事故に会い隻眼になっても地元民の方々の為に働いていく……と。それに、その姿が似合っている事から見た目の印象も記憶に残り易かったらしく、ライバルとそれなりの得票差で通ったそうな。

まったく、ちゃっかりしているお人な事で。

 

ただ、地元内でガイア連合に粗相したことを理由に、東藤が持つガイア連合へのつながりを自分たちへ付け替えようとする動きがあった。

私としてはそれ自体はどうでもよかったけれども、婚約者を私ではなくそちらの家から出すなどという動きは見過ごせなかったので、お祖父様、お父様と協議しその動きは潰させていただいた。

 

ガイア連合に対し粗相したときに、あなた方に捧げられるものはあるのですか、少なくとも東藤はそれを示しましたよ、と。その場では尻込みし引いた方々だったが、権力をつかもうとする事を諦めたようには見えなかった。

 

彼らもガイア連合が権力などを求める普通の組織だと思っているようだが、それは違う。

今だから分かるけれども、ガイア連合構成員の方々はうち(東藤)が考えているような栄達には興味が無いのだ。

家や一族という単位で生き残るということや、権力を得るのではなく、もっと俗な要求を持っている。

 

海外で発生している破滅的な事が日本で起きても大丈夫なように、そして今の日本での生活レベルを落とさず生きる。そのことだけでまとまっているのだ。だから、それ以外の欲望については個々の方々で異なった考えを持っているように見える。

 

異性を宛がわれるよりも地方の名産を欲し、地方の王になるよりテーマパークで遊ぶことを尊ぶ。

日本が滅べばそれらは露と消えるから、彼らは助けの手を差し伸べるのだ。

 

もはやガイア連合からの有形無形の援助無しでは人々の生活は成り立たないところまで悪化している

これをどこまで隠せるのか、誰にもわからない。

 

 

場を料亭に移して、両家だけの飲食。談笑しながら交流する場ながら、東藤と六道ではやはり場馴れが違う。六道の御両親が気圧されているように感じる。でも殿方達はお酒が入ってるせいか、玲治さんにものすごく絡まれていて、さすがの玲治さんも親族だから強く出れずに困っておられる。

 

「おう玲治、まさかおじいちゃんもこんな美人さんと結婚するとは思わんかったぞ」

 

「俺も思わなかったよ」

 

「生きている間にひ孫ができることを期待しているぞ」

 

「そーいうの、今はハラスメントって言うんだぜ。それに春華はまだ16歳なんだからそのうちにね」

 

「そうですぞ、私もひ孫の姿は見たい。頑張ってほしいですなぁ」

 

「草壱さん、さすがに直ぐってのはまずいですから、せめて高校卒業してから、ね」

 

「んー、ウチの孫娘に魅力がないというのですかぁ?」「そーだぞ玲治、いいお嬢さんなんだからやることちゃんとやるんだぞ」

 

お酒の入った二人の祖父が両脇から玲治さんの肩に腕を回して、子供を作れと圧を掛けてらっしゃる。

……今のこの体で妊娠ができないのは残念ですけれども、シキガミネットワークではあの神主殿がなにかしら手を打ってくれるのでは無いかと期待の声がありますし、似合いの年になるまでに解決するといいのですけれども。

 

「最近の県内、農業生産量を増やしたくてですね、農協と役所の方々には汗を掻いてもらってるんですよね」

 

「はは、たしかに最近農業系の仕事が増えてきましたね……」

 

あちらではお父様と義父さんが会話されているけれども……まったく義父さんが引いてらっしゃるではありませんか。選挙区民の方には相手に合わせた会話をされるのに、親族になったから遠慮がなくなったのかしらね。

 

「春子さん、今度劇団が来られるのだけど、一緒に観劇しませんか?」

 

「い、いえ、私にはちょっともったいないかなって……それに仕事もありますし……」

 

「では……お食事会でもどうかしら。季節のお野菜をうまくつかうお店があるのだけれども。」

 

「び、貧乏舌な」

 

「お母様、あまりお義母様をいじめないでくださいまし」

 

お母様がうち(東藤)基準でのお使いを試みているのですけれども、六道のお義母さんは困惑と共に腰が引けておられる。農家時々霊能力者というお家には、誘い先が好ましくないのではないかしら。

お母様は私の結婚相手のお家─二人共家を継ぐわけではないけれど─六道がもつ霊能力という力が、今地元に求められていることを理解してしまった結果、なんとか仲良くしようとしているのは分かるのです。

それに取り扱いが面倒な他の霊能力のお家よりは親族の方が信用できる、それはわかります。

でも、お義母さんはその能力を用いて悪魔退治をする、というよりは農家の女性としての意識が強いと玲治さんから聞いております。どちらかというと妹の京子さんを捕まえたほうが良い……私はそう判断する。

 

「春華、そういうわけではないのですけれど……」

 

「大丈夫です、私がきっちりと橋渡しをしますから、ねえ京子さん」

 

私がお母様に注意をうながすとお義母様はホッとしたような顔を浮かばていた。何の因果か身分違いのお家と付き合う事となり、その現実に困惑しているのがよく分かる。

ごめんなさいねお義母様、私にとって運命の出会いでしたの。

それに実際の戦力として動いていただけるのは私達か、そちらの京子さんですから。

 

「え、わ、私ですか……あ、いやこれはその……」

 

美味しそうに食事を頬張る京子さんが、慌てて口を手で覆い隠す。さすがに口いっぱいの食事はまずいと思いますよ?お義姉様。

 

「ええ、玲治さんからマジックアイテム(アガシオン)を託されておりますし、修行もされておられるのでしょう?」

 

「あー修行ね、ええ、やってます、やってますよー」

 

慌てて誤魔化すように言うのですけれど、もしかしてあまりやっておられないのかしら。私は霊視もできませんし、アイテムもありませんが……まったく、少しでも鍛えなければ危ないというのに。

 

「京子 さ ん?、前にアイテムを渡してからレベルが上ってないようですけれども、何をしていたのかなぁ?」

 

お祖父様方から逃げきた玲治さんが─お互いの祖父は何か話しながらお酒を飲まれている─京子さんに怒っておられる。

 

「いやいや、あに……お兄様、私もちゃんとレベル上がってるって!」

 

「おやぁ?このアイテムだと7から動いてませんねぇ……どうしてかなぁ?

まったく、大学で遊んでないで少しは修行しろよ。ジュネスで事務やってると言っても実働もするんだろ?」

 

「いやーあに……お兄様から頂いたアガシオンちょー強いからこれでいいじゃんってね、あははは……

そ、それにほらDレベル?だっけ、あれだと22から24に上がったし?」

 

玲治さんが頭を抱えている。世の中悪い方向に流れているのに自己を鍛えない妹が信じられないようだ。

 

「あ゛ー、母さんもケツ叩いてよ。強くならないと今後ほんとにやばいから。

それにだな京子、お前さんもガイア連合に所属するならDレベルで考えるんじゃないよ」

 

「言ってるのだけど、どうも気が入らなくて困ってるのよねぇ……」

 

お義母さんも京子さんに呆れ顔だ。レベル7は弱いとは言えないが、強いとも言えない程度だし、結界の張られた県内に湧く程度の悪魔には対応できる程度でもある。

たしかに私や玲治さんのレベルは遥か上だが、私達がその程度の低い悪魔に出張るのは牛刀をもって鶏を割くが如し。他の方ができるのであればそちらで対処してほしい。適切な戦力の配分を願いたいものだ。

 

「お義母さんも申し訳ない。いざとなった時のバックアップの為にこいつ()に援助しているのですが……」

 

「い、いえ玲治さん大丈夫ですわ。ガイア連合の方々には十分に骨を折っていただいておりますから

ねえ、春華そうでしょ?」

 

「ええ、十二分に手を打っており、素晴らしいですわ」

 

もう、今ではガイア連合のほうがある意味立場は上だというのに、親族だからといってそこまで畏まる必要もないでしょうに。なぜだか玲治さんは腰が低い、場合によってはそれが問題を引き起こすかもしれない。やはり隣に私が必要ということですね。

 

 

宴もたけなわとなり、今日は料亭近くのホテルで一泊となる。私たちはトラポートがあるから家に帰れるのだけれども、両家族が泊まる以上流石に帰る訳にもいかなかった。

 

私はホテルの部屋でシャワーを浴びながら考える。今夜が……勝負だと。

玲治さんとは一緒に暮らして3年経つのに私に手を出してくださらないのだもの。異界での厳しい戦闘から高ぶってそのままというシチュエーションすらなかったもの。他のシキガミの方に聞いてみれば殆どのシキガミのマスターは場が整えばそのまま流れ込むという……

やっぱり私が元人間というのが邪魔をするのかしら?それとも年齢?

それとも玲治さんが不能……ということは無いと思いたいけれど

若いのに枯れていらっしゃるの?疑問は尽きない。

 

キュ

 

シャワーを止め、バスタオルを纏う。自分の体を見下ろせば、成長しそれなりに魅力的だと自画自賛できる体になったと思うのだけれども……

 

できれば家族風呂という名の混浴に行きたかったのだけれど、玲治さんはさっさとシャワーで済ませてしまった。

まさか私がやきもきさせられるとは、お母様もお祖母様も見合いで結婚したとは言え、こういう場合では主導権を握ったと教えてもらったというのに……不本意です。

 

部屋に戻れば玲治さんは持ってきたノートPCに向かって何事か打ち込んでいる。まったく、新婚の妻を放っておいて仕事とか私以外じゃ離婚ものですわよ。

 

私はタオルで包まれた体越しに後ろから玲治さんに抱きつく。

 

「んもう、どうしてここで仕事なさっているの」

 

「んー、まあ、やっておかないと仕事終わらないからね」

 

他の方々はもっと奔放に生きてられるのに、どうして貧乏くじみたいなお仕事をなさるのかしら。

修業(レベル上げ)だけでなく、私との時間も減ってしまうのはやはり不本意ですわね。

 

「玲治さん、どうしてそこまでなさるの?他のシキガミの主はもっと奔放に生きられておりますわよ」

 

問われた玲治さんは少し考え、答えを返す。

 

「そうだなぁ、俺はガイア連合が好きだからかな」

 

「好き…ですか」

 

「ああ、俺たちみたいなハグレ者が心地よく生きられる組織なんてそうないからね。皆が皆、それぞれ出来ることをやっているさ。だから俺もやれることをやっておくのさ。

ごめんね、あんまり時間とれなくて」

 

困った顔で謝ってくる。まったく、ひどいお方。分かっていてそのようなことに時間を割かれるだなんて。

 

「それにこの仕事はまあまあ実入りがいいから、皆の分のシェルターが早めに買えたしね。

マッカは装備品に使いたいしねぇ」

 

「もう……でも私の、東藤の分まではいらなかったのではなくて?」

 

そう、玲治さんは起きる……かもしれない世界の崩壊に向けてガイア連合のシェルターの権利を自分の家族だけでなく私の家族分まで確保しているのだ。どうしてそこまでされるのか。私が隣にいるからだとは思えない。

 

「家族は……大切だからね」

 

「六道の御両親は良い方達だと思いますけど」

 

「いや、そうじゃないんだ……そうじゃ」

 

玲治さんは窓の外、その黒き夕闇の果てを見ている。多分私にすら明かせない秘密があるのかもしれない。

 

「しかしまあ、春華も大変だね俺のところに送り込まれちゃって、でも両家族のことはなんとか」

 

私は玲治さんの言葉を最後まで言わせない為にすばやく回り込み唇でもって言葉を止める。

 

数分間の接吻。外からは鈴虫の音色、そしてかすかなPCの駆動音。

まったく……あれだけ気を引く事をしたのに全部無視するのですからもう直接的行動しかないではないですか。

 

「え、ええ……?」

 

玲治さんは混乱されている。精神無効が付いた指輪でもどうしようもない混乱、これは一本取れましたかしら。

ここは追撃しなければ、戦果拡張は相手が混乱しているときに最大のチャンスとなる。

 

「あら、私が玲治さんのことを恋愛対象として見ていないと一言でも言いましたか」

 

「いや、あー、言ってないと思うけど、でもガイア連合のバックアップが欲しい君の祖父が図ったと認識してたんだけどぉ?」

 

「年齢差もありますし、私が裏から手を回したんですよ」

 

「高度に政治的な……あれだよあれ、戦国時代の大名同士の結婚みたいなもんだと」

 

「ではいいじゃありませんか、16世紀の結婚では無く、21世紀の結婚なのがはっきりしたのですから」

 

「いや、うん、そうだけど」

 

混乱してあわあわされているのも可愛らしいですけど、これで理解していただけたかしら。

 

「分かっていただけましたか?」

 

「ああ、うん、わかったよ。望まぬ結婚を強いられたかわいそうなお姫様かと思ってたけれど……そうでもないなら遠慮はいらないかな」

 

「惚れた殿方を捕まえるために裏で手を回す、か弱き少女の仮面を被った女はお嫌いですか?」

 

「いや、頼もしいじゃないか。いろんな意味で後ろを任せられるよ……では、奥様、失礼しますよ」

 

そう言って玲治さんは私を抱き上げる(お姫様だっこ)をするとベッドの方へ歩を進める。

 

「ええ旦那様、これからもずっと……ずーっと、よろしくお願いいたしますわ」

 

 

この後どうなったかって?お互い人間をやめていて良かったと、そう言えますわね。

 

 


 

田中 康

20XF年XX月XX日

東京 週刊文夏 打合せ室

 

謎多き企業連合、ガイアグループ。その1企業であるガイアサービスの社長、六道玲治氏を知る人物へ弊誌はインタビューを試みた。謎多き企業の社長の姿とは?どんなつながりから社長になったのか、その手がかりを探る。

 

月間○ー XY月号

 

(取材:○○ □□)

 

─最初に、田中さん、良く取材を受け入れていただけましたね。

 

いや、上から言われまして。ぺーぺーのお前にできるコネなんだから、取材うけとけって(笑)

確かに仕事ができるかと言われると1年目の新人ができることはそう多くないかなって。

 

─同業他社の取材なので最初は拒否されるのかと覚悟はしておりました

 

そこは蛇の道は蛇なんじゃないですかね。ウチはム〇さんとは方向性がかぶりませんし(笑)

 

─たしかに文夏さんと弊社の雑誌を読む方は被らないかもしれませんね。さて、本日は田中さんの大学時代の同期、六道さんのことで取材させていただきます。

 

最初に六道の事を聞きたいって聞いた時、すわ犯罪でもやったのか!?って頭に浮かびましたけどね。ただ、すぐ冷静になってそんなわけはないなと。

 

─それはどういうことでしょうか。

 

犯罪関係なら取材元が違うだろうと。ム〇さんだからスピリチュアルな話なのかなと。ただ六道がガイアグループを構成する一社の社長とか、それは嘘じゃないか、同姓同名の別人では?って今でも思ってますよ。

 

─やはり信じられないと?

 

大学生活を通して会社を興したり、バイトにのめりこみ過ぎて正社員になった人は居ました。ただもれなく大学を辞めてましたね。世の中の皆さまには文系は緩いと思われておりますし、実際に理系に比べれば時間がありますが、それでもやる事はいろいろあります。大学生と社長の二足の草鞋はさすがに難しいと思いますね。

 

─研究室ではそのようなそぶりは無かったのですか?

 

研究室で一緒になった六道ですけど、勉強はできるし、知恵は回るし、体力もあるしで、かなりできる奴でしたね。正直あの研究室じゃなくてもっといいところに潜り込めたんじゃないかと思います。

 

─勉強できたんですね。

 

ええ、ペーパーテストや小論文はいい点取ってたはずですよ。それに授業にちゃんと出席してましたし。

 

─模範的な生徒だったんですね。

 

私みたいなボンクラ生徒と違って真面目に授業うけてましたね。ただ四六時中ノートPCに向かって何か打ち込んでいました。さすがに内容については見ていません。一応プライベートはありますからね。ただ一度何をしているか聞いたときは仕事だと回答されました。

 

─バイトでは無く、仕事とおっしゃられたと。

 

その時はなんかのバイトな仕事をしているんだなと。大学生もいろいろいるのは知っておられると思いますが、いつも金の無い苦学生から親の金で遊んでる学生まで居ます。六道は金のない側なのかと思ってたくらいですね。

 

─傍目にはお金があまりなさそうだと思える動きですね。

 

ええ、あと飲み会の参加もほとんどしませんでしたしね(笑)

 

─傍目には社長に就任されているとは思えなかったと

 

まあ、今でも社長業やっているという話には懐疑的ですけどね。それにガイアサービス本社は東京からはそこそこ離れてますよね。社長が会社にいないってのはどうかと思うんですよ。

 

─離れすぎていると

 

ええ、警察さんに捕まるくらい車を飛ばしても2時間はかかるでしょうし、電車だったらもっと掛かるでしょう。会議に参加して学校に戻る、なんてやった場合往復4時間以上でしょ。さすがにそういう人材を社長にはしないんじゃないかなって。

 

─確かに学校と会社の往復は無理でしょうね。ただここから弊誌的な話になるんですが、実は六道氏、テレポートの魔法か、マジックアイテムを持っているのではないかと考えております。

 

確かに〇ーさんらしい話ですね(笑)。確かにドラ〇もんのど〇でもドアみたいなアイテムがあれば両立はできるかもしれませんね。ただそれでもものすごく忙しいと思いますよ。私は今の仕事と学生両立しろって言われたら移動時間ゼロでもどっちか諦めますよ。

 

─仕事しながら学生やるのは、テレポートが使えても辛いのはわかりますけどね(笑)

ただ六道氏というより彼が所属しているガイア連合という終末思想系宗教団体は何かスーパーパワーを隠しているのは確かだと考えております。六道氏は教えを広める等、研究室でなんらかの行動をされておりましたか?

 

無かったですね。普通に研究室にきて、教授や私なんかと会話して最終的に論文書いて、はい卒業でした。本当に宗教のしの字もなかったですよ。

 

─ガイア連合との繋がりを感じさせる”何か”も無かったんですか?

 

うーん、記憶している限り無かったと思うんですよね。聖書じみたものを配るなんてこともなかったですし。集会に誘われることもありませんでした。むしろこっちがいろいろ誘いたかったくらいでしたね。

ああ、でも、あれはそうだったのかなぁ

 

─小さいことでもいいので、つながりを感じさせる事があれば知りたいです

 

繋がりかはわからないんですが、私や六道が所属していた研究室はご存じの通り、所謂歴史を取り扱うところだったんです。で、昔(この場合歴史的な)やり取りされた手紙や日記などを現代翻訳し、地方ごと、家ごとの繋がりなんかを推定し、論文を書き、情報の蓄積をしていました。

 

─時々ニュースで発表される、新発見の文章がってやつですね。

 

ほとんどの資料は、集められたけれど中身が精査されてないだけですね。注目される時代─戦国時代や幕末あたり─以外は学会なんかでちまちま発表されるだけです。

で、六道はいつのまにか地方の旧家・名家などの家からの資料を大量に集めてたんですよ。これは相当すごいことですよ。

 

─集めるためにガイア連合を利用したと?確かに貴重な資料なのかもしれませんが、ガイア連合が行う理由が分からないですね。

 

そうなんですよね。ただ、六道単独であれが成せたとは思えないんですよ。20ちょいな学生が地方の旧家名家から資料を借りることは不可能でしょう。

 

─教授のお名前を借りしたのでは?

 

教授も驚いていたので(名義を)借りたわけではないと思います。それに、教授が直接交渉したとしても無理な場合がほとんどですよ。

 

─本題とずれますが、それは何故でしょうか

 

資料となると大体は手紙や日記となります。手紙は時候の挨拶程度であれば問題ないんですが、日記となると現代目線だとあくどい事をやっていた記載もあったりします。故に資料を大学や研究機関に渡すのは嫌がられるんです。それに場合によっては紛失や破損のおそれもあります。

 

─名を傷つけられるということですか

 

そうですね。当時としては普通の行動だったとしても資料として公表されてしまうと、マスコミがセンセーショナルに使うことも考えられます。

まあ、そのマスコミに就職した私が言うことでもないんですが(笑)

 

─耳が痛いですね(笑)

 

地方では力があっても東京大阪あたりのマスコミを掣肘する力はないですし、

否定するほうがコストかかりますから、資料を出さない選択肢をする理由が十分にあるんですよ。

 

─でも六道氏はできてしまったと。

 

ム〇さんの言うところの、裏から日本を支配するガイア連合ならできると思います。ただそんな団体に六道が所属しているなら態々大学にこないんじゃないかと思いますけどね。

 

─案外、大学が楽しいから通ってたかもしれませんよ

 

楽しかったならいいんですが、あの忙しさで良かったんですかね。

 

─ガイア連合のこと以外で六道氏のエピソードはありますでしょうか。

 

そうですねぇ、話せそうなのは、学祭で竹割、映像撮ってた、いつのまにか結婚してた事くらいかな。

4年になってからの話ばかりで申し訳ないですが、その前までは接点がほぼ無かったんですよ。

 

─どれも興味深いですがまずは竹割?のエピソードでよろしいでしょうか

 

大学なので色々なサークルがありまして、その中で真剣を使った剣術のサークルがあるんです。で、OBに警察官が居たりするので、真剣を使って練習しているみたいです。普通に人が切れる凶器なわけで、このご時世使わせてくれるとは思えないんですが、まだ残ってます。で、六道もそこに所属していたんですよ。

 

─なんだか物騒ですね

 

安全管理にはかなり気を使っていたようで、事故が起きたとは聞こえませんでしたが、圧力で無かったことにされていた場合はわかりませんけどね(笑)

そこのサークルは、学祭で演武を行うんですが、刀で竹を切り裂くのを見せてくれるんです。

他の人は5本くらい束ねた竹を斜めに一発で切ったりしてましたが、六道だけちょっと違ってまして、竹が1本だけだったんです。で、鞘に入った刀の柄を握ったと思ったら振りぬき終わってたんです。それだけでも超高速抜刀だったんですが、切ったはずの竹は微動だにしなかったんです。そこから鞘で竹をつつくとバラバラに、そうですね17分割くらいになったんです。それを見たときは漫画見たいに切ったのにくっついてるみたいな事ができるんだなーって拍手喝采でした。

 

 

─元々カットされていた竹ということはないのでしょうか

 

その時にもそんな声がありました。でもう一本だしてきて、今度はみんなに触ってもらってました。種も仕掛けもございませんと。

そして、もう一度やって見せたんですよ。

 

─田中さんも触られたのですか

 

ええ、触ったところ硬い青竹でした。達人になるとそんなことできるんだと素直に感心しました。

 

─やはりガイア連合幹部の方々は超常的な力をもっているとの証言ありがとうございます。(※編集注:他のガイア連合幹部の能力については弊誌のバックナンバーをご覧ください)

 

どうなんでしょうね。六道の見た目は普通でしたけどね(笑)

 

─話は変わりますが、映像撮っていたという話は如何でしょうか

 

あー、映像撮っていたというより協力していたというのが正しいかな。大学のサークルで映像研究会っていうのがありまして、演じる側が足りないので協力していたみたいです。

 

─演じる側が足りないのは珍しいですね。

 

ええ、その年は撮る人や編集出来る人が居ても演じる人が卒業してしまったらしく知り合いの六道に声をかけたみたいです。六道自身も知り合いに声をかけたみたいで3人が協力したようです。

 

─ストーリーはどのようなものだったのですか?

 

あれです、仮○ライダーか○隊モノみたいなスーツを身に纏った正義の味方が悪の怪人を倒すというどこかで見たようなものでした。時間として20分くらいだったかな、学祭で映像を流してたのを見まして、最後のスタッフロールを見て魂消ましたね。

 

─六道氏の演技はどうだったんですか。協力するくらいなら結構上手かったとか?

 

アクションシーンはかなりすごかったですが、それ以外の演技は大根でしたね(笑)

悪の怪人側の人も動きはかっこよくて、そこだけ抜き出した映像でいいんじゃないかと思ったものです。

 

─スーツアクターとして運動部の方などが協力したとか?

 

いえ、その三人が中の人もやったそうです。

 

─身体能力がとてもすごい方々だったのですかね。私もその映像みたいですね。

 

編集の力かもしれませんね。めちゃくちゃスタイリッシュなアクションでしたし、人間が出来る動きじゃなかったです。それに怪人を必殺技で倒したときお約束の大爆発も起こしてました。大学内で火薬は使えないでしょうからやっぱり編集かなり入ってたじゃないかなと。

 

─最後となりますが、六道氏は学生結婚されていたのですか?

 

たしか4年の秋頃でしたか、研究室で姿を見なかったなと思ったら指輪してたんです。で私や他の同僚が「なにーいつの間に結婚しちゃったの!?」みたいに茶化したら「ああ、結婚したんだ」って普通に返されて我々が

なんにも言えなくなりましたね。

 

─お相手の写真などはご覧になったのですか

 

ええ、流石にびっくりしましたので強引に見せさせましたね。すごく可愛かったので六道が憎たらしいくらいでしたね。

それに何枚かのうち一枚がお嬢様学校の、○○学校だったんです。そういう相手と結婚できるとか実はすごい所のお坊ちゃんじゃないのかと思ったが実家は農家とか……嘘でなければですが。

 

─農家は農家でも豪農や名家だったかもしれませんね

 

さすがにそこまでは突っ込みませんでした。むしろム○さんの記事ネタになるのではないかなって(笑)

 

─そうですね。上に調査させてくれと頼んでみます(笑)さて、長々とお時間頂きありがとうございました。

 

こちらこそ取材を受ける側の事が分かったのでありがとうございます。

 

 

次号の特集記事ではガイア連合所属を噂される政治家A氏を知る方へのインタビューを掲載いたします。

 


 

東 陽一郎

20XE年XX月XX日

東京 XXX大学

 

カリカリカリ

カチャカチャ

 

俺は静かな図書館の中でA4用紙に向かって手を動かす。どうして手書きなのか、隣の先輩らしき人はノートPCに向かってレポートを書いているというのに……このご時世にまだ手書きレポートを提出させるあの教授は化石に違いない。

 

資料が必要ということで、休みの日に大学の図書館に来ているわけだが、周りを見れば真面目なご同輩ばかりだ。皆、資料や教科書を広げて勉強している。

 

ジュンのやつがいればと思う。やつがいればこんなレポートもサクサクと仕上げられるはずなのだが……ここ数ヶ月どころじゃないくらい引きこもってやがる。

最後にあったとき、研究するべきことを見つけたんだ!とか言ってたが、それは夏休み全部どころか終わってからも大学に出て来ない理由になるほどの事なんだろうか。

このままじゃ奴は留年するんじゃないか……そんな考えが頭に浮かぶ。

電話は出ないしメールしても研究がいい感じとしか返ってこない。

心配だからそろそろ直接押し掛けるか。友人といっても忙しいのに押し掛けるのはどうかと思ってたが、そろそろマジでやばそうだ。

 

そんなことを考えていると、参考書の上に置いてある携帯が震える。番号を見やればジュンのやつだ。噂をすればなんとやらかもしれんと手に取り、うるさいよという周りの顔にジェスチャーで謝りながら移動する。

 

「もしもし?」

『ヨウか?今な、すごくすがすがしい気持ちなんだ。心血を注いだ研究が完了するってこんなのにもいいものだとは思わなかったよ』

「いや何言ってんだよジュン、学校こいよ」

 

ジュンのやつは俺のことをヨウと呼んでいる。そして開口一番何言ってんだジュンのやつは。

 

『いやー、終わった研究がさ、めっちゃ面白くてな。公開すれば世界が変わるぜ、まじで』

「そんなことはいいからさ、ちゃんと飯食ってんのか?お前の親父さんに頼まれてるんだぜ、俺は」

『まったく親父も……大学生の息子を気にしすぎなんだよな。』

「そう言ってやるなよ。心配なんだろ?うちと違っていいお父さんじゃねーか」

『はは、両親の話は置いておいてだな、家に来てくれないか。さっき言った研究がいい感じに終わったんだよ。ちょっと見せたくてさ。なあいいだろ?じゃあよろしくな』

「お、おい、ちょっとまてよ!」

 

無情にも電話は切れる。一方的に話して一方的に切る。昔からそういうところがあるから人付き合いが苦手なんだよな……まあいい。顔を見ておかないと。下手すると偏った食事しかしてなさそうだし、いくら俺たちが若い大学生でもさすがにそれじゃな。

それにいい加減大学に引っ張り出さないと単位落としちまう……そういや履修登録してるのか?あいつ……

 

 

ジュンのマンションに行く途中スーパーに寄り食料を買い込む。とりあえず肉を買っておけば文句は言うまい。夏休み前にジュンの家に行ったときの記憶を思い起こせば米が合ったとうっすら残っている。もう少し野菜を買えばよかったかと思いながらジュンが住んでいるマンションに着く。

ジュンの家は金持ちだ。大学からそう遠く離れていないところにマンションを買い与えられるくらいにはね。俺に一緒に住まないかと、ジュンの親父さんから誘われたが、さすがに悪いと思って断った……が、後々バイトで苦労したことを考えると、あの時うなずいておけばよかったかと少し後悔した。

大学に入ればそれぞれ友人もできるし、なにより彼女なんかできたらやばいと思ったんだその時は……

まあ、それも徒労になった。お互い彼女なんてかけらもできてない有様だしな。

 

ピンポーン

 

「ジュンいるかー」

『ああ、開けたから入ってくれ』

 

勝手知ったる家とは言えセキリティがそれなりに備わってる。チャイムを鳴らして家主に鍵を開けてもらわなければならない。俺の住んでいるボロアパートに比べて涙が出る差があるんだよなぁ。

 

扉を開いて見ればすえた匂いがする。玄関付近にゴミ袋が放置されて折り、匂いの元となっている。

やっぱりめんどくさがってゴミ袋には入れたがゴミ捨て場まで持っていくのを諦めて玄関に放置してるな……

 

「おいジュン、ゴミはちゃんと捨てろよ、臭ってるじゃねーか」

 

まじでガサツなダメ大学生そのものな生き方をしているジュンに文句を言いながら台所に買ってきたものを起く。流石にこの環境はまずいだろう。

ジュンの部屋は奥にあり、微妙に明かりが漏れているからそこにいるはずだ。インターホン越しに声が聞こえたのに在宅していなかったらホラーだし、仮に俺をだますにしても理由が無い……はず。

 

そんなことを思いつつ何度も訪れたジュンの部屋に入る。ジュンは卓上のPCに向かって何事か打ち込んでいる。

相変わらず乱雑に散らかった部屋だ。パソコンが置かれた机とベッド、そしてよくわからない機械。機械は、最後に来たときは影も形もなかったはず。これが研究結果なのか?

 

「いるんなら返事しろよ。それにあの玄関のゴミはなんだよ、めんどくせーのは分かるが捨てろよ。ハエ湧くぞ」

「あー、すまんな。所謂寝食を忘れてというやつだ。後で捨てとくから勘弁な……でだ、何か見えるか?」

 

絶対に後でやらないコメントを頂きましたー。

すぐにやらせようかと考えていると、ジュンが変なことを言い始めた。

見えるって何がだよ。コバエならいそうだがそういうことでもなさそうだし。この年で中二病にでも発症したか?

いや、こいつは小さいころからナニかが見えるような事言っていたなと思い出す。

 

「見えるって、何がだよ。幽霊でもいるのか?昔からなんか見えてるみたいな感じだったけど……」

「そうか……」

 

すげー残念そうな顔されてもな。さすがに見えないものは見えないぞ。もしかして脳に異常でも起こって見えないものが見えるようになっているのか?うーむ病院に連れていくか……?

 

「まあジュンが見えるなら見えるのかもしれないけどさ……なあちょっと落ち着いたら病院行こうぜ。最近できたガイアグループ系の病院は評判いいらしいからさ」

「調べれば何か分かるかもしれないが、ヨウ、そういうことじゃないんだ。やれ」

「やれって、ど……!?」

 

いきなり体が押さえつけられ床に叩きつけられる。体が動かせない。顔をひねり後ろをみても入ってきたドアしか見えない。

 

「お、おい、なんなんだよこれ。ジュンがなんかしてんのか!?」

 

藻掻いても体が動かせないのに焦りながらジュンに声を掛けるが、悲しそうな顔をしながら俺の問いには答えず、昔話をしてくる。

 

「なあ、ヨウ。お前さんと知り合った小学生のときからさ。俺にはナニかが見えてたんだ、知ってるだろ?」

「確かに俺には見えないものが見えてるっぽかったが、それがこの状況と何が関係あるんだよ」

「ヨウは信じてくれたけど、他の連中は信じちゃくれなかった。それどころか俺の事を気味が悪いといじめてきやがった。確かに当時の俺はおどおどしてたし……見目も悪いからな」

「確かにあったけど、俺が一喝してからは無かったはずだぞ」

「ああ、ヨウのおかげで表面上は無くなったよ。だが裏に潜ったってやつだ。あの糞共は絶対に許さん……」

 

確かにジュンは虐められていた。だが俺が庇った後は、収まってたはず……俺の力が及ばないばっかりに……

 

「すまん……俺が至らないばっかりに……」

「いやいいんだ。ヨウには感謝しているさ。おまえさんは態度も顔もイケメンだからな。だがそういうヨウの隣にいるのが俺というのが、気に入らなかったやつもいたけどな……」

 

え、なにそれ俺は知らないぞ……?俺の困惑顔をよそにジュンは語り続ける。

 

「小学校から中学高校、そして大学でも俺の立ち位置は変わらなかった……だがなぁ、最近【力】を手に入れたんだ」

「【力】……?」

 

力ってなんだ……?もしかして……銃や爆発物……?まさか力を得たからいじめっ子に復讐……?

まずいぞ、翻意させないとジュンが犯罪者になってしまう。

 

「お、おいジュン。力が銃だか爆弾だかしらんけど、復讐なんてやめようぜ。親父さんも悲しむぞ」

「銃……?ふっ、そんなちんけな力じゃないさ。俺が手に入れたのは【悪魔召喚プログラム】さ」

 

ジュンの中二病エンジンは今日は全開だ。悪魔を召喚するプログラムって……そんなものがあるなら世界はめちゃくちゃになってる……いやまて俺を押さえつけている不可視の存在はもしかして

 

「ま、まさか俺を押さえつけているのが悪魔……?」

「そうさ、押さえつけている姿は、俺にははっきり見える、だがヨウには見えない。だから残念なのさ」

 

俺が身動きがでないくらいの力で、尚且つ不可視であれば人を殺めるのは簡単だろう。証拠も残らない……本当に世界がめちゃくちゃになってしまう。

 

「なあジュン、復讐なんてやめようぜ……そんなことしてもむなしいだけだろ?」

「押さえつけられた状況でそう言えるヨウは、やっぱりイケメンだよ……」

 

俺を褒めるにしては悲しげな表情だ。

 

「それにだ、ただの復讐じゃつまらない。俺が見え、他のやつらが見えなかったモノを見せながら事を成す。その為にこれを作ったんだ」

 

そういいながらパソコンと接続された。パソコン本体より二回りくらい大きな装置を指さす。

 

「この装置は、一定の範囲内のゲートパワーを上昇させる装置なんだ」

「ゲートパワー?」

 

「なんというのかな、異世界と我々の世界のつながりの強ささ。ゲームみたいな表現で言うなら、より強い敵が現れるという指標。それ以外にも、一定以上になれば一般人でも悪魔の姿が見えるようになる。そう認識してるよ」

 

ニヤリと笑いながら言い放つ。

つまりあれか、態々姿をみせてから復讐するってことか?

俺が絶句しているとジュンは楽しそうな表情から悲しげな顔に変わりながら言う。

 

「ヨウは俺側かと思ってたのさ。もしかしたら見えるかもって……っさ。まあしょうがない、まあ見てみろよ。上に乗っている存在がどんな存在かさ。」

 

ジュンが機器のスイッチを操作すると静かな動作音がし、インジケータが赤から青に切り替わる。世界が変わった感じはしない、だが俺を押さえつけるナニかがいる背中を振り返れば、羽が生え黒い体をした化け物が俺を押さえつけているのが見える。

 

「う、うおおおお?」

 

焦った俺は体を捻ってなんとか逃げ出そうとするがピクリとも動かない。プロレスラーでもここまであっさりと成人男性を抑え込めないだろう。

 

『ケケケケ、ご主人、こいつは殺さなくていいのか?』

 

しかも喋る知能があるときたもんだ。ジュンのやつはこいつと何らかの契約を結んで使役してるいうのか?これが悪魔と呼ばれる存在なのか?

 

「抑えているのは俺の友人なんだ。殺しては駄目だ。殺りたいのはもう少し我慢しろ」

『まったく、注文の多いご主人だぜ』

「まあ、そんなわけでヨウには寝ててもらうぜ」

 

【ドルミナー】

 

ジュンがタブレットを持ち何事か操作すると俺は途端に強烈な眠さに陥る。いやまてまだ昼間だし、さっきまで眠気のねすらなかったじゃ……ぐぅ。

 

 

母さん……俺は今、大学の屋上で縛られています……なんでだよ!

ジュンのやつの不思議な力で眠らされてから起きてみればどこかの建屋の上に、それも縛られた状態で転がされている。もぞもぞと動きながら周りを見回せば見たことのあるビルが見える。多分ここは俺たちが通う大学の屋上か。

つまりジュンの奴は復讐の第一歩を大学から始めるということか……

俺が見てないところで何かがあったのか?それとも手近なところから始めるだけなのかが分からない。

 

少なくとも、縛られて芋虫のごとく転がされてる俺では復讐ののろしを止めることはかなわないという現実。

 

ジュンのやつはどうやって持ってきたのか分からないが、自宅に置いてあった装置をこの場所でいじっている。

なんとか思いとどめることはできないか、実力行使を行う事すら叶わない状態で、俺は声を掛けることしかできない。

 

「おい、なんでこんなところから始めるんだよ……ちょっと恥ずかしいだろ?そういうのはさ、中学校で卒業しておくもんだろ、な」

「ふ、俺は復讐の為なら悪にでもなるさ。それにヨウ、よく見ておけ……これが俺の世界に対する復讐の一歩よ」

「おいまて、正気に戻れ!」

 

俺の声むなしく、子供の頃みた特撮の悪役のように、屋上から高らかに宣言を行った。

 

「俺の才能を認めない者共を、我が悪魔召喚プログラムによって粛清する!」

 

ああ……言ってしまった。これから行われる殺戮への諦観と、ちょびっとの恥ずかしさがないまぜになる。

恥ずかしい宣言から繰り出される人死が本当に起こってしまうのか?何かできることはないかと考えているところに、俺とジュン以外の声が響く。

 

「まて!」

「お前の企み、なさせるわけにはいかん!」

「お、おれた、俺たちが阻止してやる!」

 

え???どういうことなの?

もしかしてジュンの仕込みだったの??

 

だがジュンを見てみれば……とても混乱している!?

 

「ふっ……じゃ、邪魔者が居ても関係ない。殺れ!我が配下たちよ!」

 

【サモン:ダイモーン】【サモン:ダイモーン】【サモン:アンドラス】

 

悪魔の姿が見える。俺を押さえつけていた黒い悪魔と鳥人間のような存在がそこに居た。

ジュンの作った装置はちゃんと動作しているということであり、俺みたいな一般人にとっては絶望の始まりということだ。

つまり、ノリで反応している下の三人はこれから死んでしまう可能性があるということだ、止められない俺を許してくれ……

 

「その程度の悪魔で俺たちを止められると思うとはずいぶんなめられたものだ」

「俺たちの正義の心の前にはその程度、敵じゃない!いくぞ、二人とも変身だ!」

「ぉ、おう」

 

『へ ん し ん !』

「へんしん」

 

三人が”変身”と叫び、ポーズをとれば体が光り輝きはじめる。

まぶしい光に目を開けていられず閉じ、そして開けると特撮ヒーローを彷彿とさせるスーツを身にまとった姿が見える。どういうことなの?

三人はそれぞれ黒、紫、青を基調とした色のスーツを着ており、まるで特撮の変身ヒーローに見える。コスプレにしてはあの光はなんだったのか、俺の頭はさっきから混乱に支配されているんですけど?

 

現実にヒーローものが存在したのか?縛られて頬をつねることはできないが、きっとこれは夢に違いない。

 

「いくぞ!」

『ケケケケ、人間ごときが我らにかなうかな』

 

目にもとまらぬ速さで黒い悪魔がとびかかるが、変身した三人もさるもの。俺では絶対に避けられないような攻撃を、ぬるりと避けながら反撃のパンチを繰り出している。

 

テレビで見るような速度どころでは無く、動画を3倍速で再生したような速度で格闘している。

そして拳や蹴りが当たった時の音は鉄をハンマーで殴ったような大きく鈍い音がする。

 

後付けの効果音では無く、現実の音であるなら相当のスピードとパワーで殴りあっている事になるが、にわかには信じがたい。

 

ボケっと見てしまっているが、ふとジュンを見てみれば、信じられないといった表情で戦いを見ていた。

その姿を見れば、これが仕込みでもなんでもないことが分かる。

 

このチャンスになんとかこの拘束をとけないかと周りを見回してみれば、いくらか離れた場所にガラスの破片があるのが見える。馬鹿学生が酒盛りでもしたのか……いやなんでもいい、この状態をなんとかできるのであれば。

 

俺がもぞもぞと芋虫のように動き、ガラスの破片でなんとか拘束を解こうとうごめいている間に、戦いは佳境になっていたようだ。下の方から聞こえる格闘音が減り、スーツを身にまとった男たちの声がする。

 

「ふっ、なかなかやるじゃねえか……だが俺の必殺技を喰らって耐えられるかな!」

『何をいっておる、苦戦しているのはこちらだろう!』

『キキキキ、こいつイカレているぞ』

「やかましい!くらえ……とぅ!」

 

とんぼ蹴り(ライダーキック)

 

黒を基調としたスーツを着た男が、空中に飛び上がると物理法則を無視したような軌道を描き、鳥人間に突き刺さる。

 

スーツの男が振り返り、ポーズを決め……鳥人間が大爆発する。

 

ああ……これは夢なんだ。勉強に疲れてジュンの家で寝てしまったんだな……子供の頃みた特撮ヒーローものとこの前みたアニメ、そして現実の友人が混ざり合った不思議な夢。

 

「最後はお前か……」

「く、くるんじゃない!」

 

いつの間にか屋上に居た三人のスーツの男たちがジュンにじりじりと迫る。

 

「くそ、これなら!」

「遅い!」

 

取り出したタブレットを操作しようとするジュンに対して一人の男が拳を繰り出し……吹っ飛ぶ。

 

「はい、カ―ット!」

 

ようやく拘束を解いた俺はジュンに駆け寄る。意識はないようだが、脈をとってみればまだ生きている。吹っ飛ばしたさっきの三人は

俺には興味がないようで、いつのまにか撮影機材を抱えた人たちと何か話している。

 

チャンスと見た俺は意識を失ったジュンを抱えて学校を後にする。幸い撮影を眺めていた他の学生たちもただの撮影だと思っているのか俺たちに声を掛けてくるやつはいない。

 

 

外傷自体が無かったし、病院の場合問題になるかと思ってジュンの家まで当人を運び込む。

俺の家?電車で移動が必要なのに気絶したやつを運んだら何が起こるやら。

 

ベッドに寝かせたが、なかなか目が覚めないが、俺も疲れからか意識が飛んでしまう。

はっと起きてみれば時計は午後10時を指示している。

 

「ヨウも、目が覚めたか……運んでくれてありがとよ」

「あー、いいんだ。俺たちダチだろ」

「すまんな……」

「で、体は大丈夫なのか?最後スーツを着た男に吹っ飛ばされてたけどさ」

「体が痛え……なんだろうか、骨が折れたというより全身筋肉痛みたいな感じだ」

 

数メートルを、文字通り吹っ飛ばされていたように見えたが命に別状はなさそうだ。

 

「まー、後で病院にいっとけよ。こけたとか言っておけば深くは聞かれんだろ」

「その……ヨウは俺を許してくれるのか」

「あー……まあ死人はまだ出てない……出てないよな?」

「そうだな……誰も死んじゃいねえ」

 

さっきの事を起こす前に誰かを殺してなくてよかった。少なくとも人殺しにはならなくてすむってことだしな。

だがさっきの人たちは一体何だったんだ?俺を軽く押さえつけられる人外を粉砕するとか、あの人たちも人間じゃないのか?

 

「なあ、さっきのスーツに……変身?した人たち、知ってるか」

「いや知らんよ。あんな連中いたら俺はこんなことしてないさ」

 

まあ、そうだよな。普通の人間が警察や自衛隊に喧嘩をうらないように。力を持つ奴らがいるなら。

 

「で、お前の悪魔だかを召喚したものはどこで手に入れたんだよ」

「ネットで拾ってな……中身をみたら罠があったからそれは解除して、いろいろ弄ってたら契約できたよ。ガチの天才はいるってそう思ったね。ゲートパワー上昇装置はまあ別だけどな。」

 

それをいじれるこいつも天才なんじゃないかと思ったが、それは置いておこう。

今の問題はあのスーツの三人組が俺たちに対して攻撃を仕掛けてくる可能性があるということだ。

”正義の味方”を気取っていれば、目の前のジュンを倒しに現れる可能性は十二分にある。

 

カリカリカリ

 

音がするような気がして顔上げ、音のする方に耳を向ける。ジュンがその動きを訝しんで声をかけてくる。

 

「何してんだ?ネズミか……Gでもでたか?」

「しっ!」

 

訝しみながらも声を抑えてくれる。音はなおも継続し、最後にカチリという音がする。

まさか、泥棒か?

 

「いいんですか、住居不法侵入ですよ」

「いいんだよ、街中で暴れる力は放置できんからな」

 

くそ、ジュンを殺しにきたか。確かに街中で暴れ、人を殺せるやつを普通は放っておかない。俺だってそんなやつがいるなら警察がんばれよって無責任に思うさ。だがそれがダチともなると他人事ではなくなる。

なんとか……なるか?必死に考えるが多分無理だろう。俺を押さえつけられたやばいやつを粉砕したもっとやばいやつなのだ。

 

カチャリ

 

最後のドアが開く、果たして入ってくるのは……くそやっぱりあの時のスーツじゃないか。だが人数は二人、黒スーツと青スーツか。俺はジュンを庇うようにベッドの前に立つ。

 

「何者だ、あなた達は!」

「名乗るほどのものではない……私が用事があるのはそこに後ろの人間だ。君にはどいてもらいたいのだがね」

「おいジュン、俺のことはいいんだ」

 

だが退く訳にはいかんのだ。俺はダチを売るようなことはしない。そんな事をすれば自分が自分でなくなるような気がするんだ。

だが実力では敵わない。ここは……

 

「な、なんでもするからこいつを許してやってくれ、お願いだ!」

「……ん、今なんでもするって言ったよね」

「い、言ったさ!」

 

「どうするんですこれ」

「脅して帰ろうかと思ってんだけどな……いいことを思いついたぜ」

 

二人のスーツ男が俺に聞こえない小さな声で会話している。

 

「ふっ、これをやろう」

 

黒いスーツの男が俺に何かを放り投げる。つい受け取ってしまったが、これはいったいなんなんだ。装飾の付いたベルトのように見える。

 

「そいつを身につければ、俺たちと同じような力が手に入る……その力でお前の正義を成せ」

「せ、正義?」

「そうだ、そこの後ろのやつがやろうとしたことを止めるのも良い。お前が考える悪を成敗するも良しだ……後ろのお前、どうせ弄れる能力をもっているのだろう?お前ら二人で一心同体だ」

「あ、ああ……」

 

思わぬ展開に混乱する。今日は混乱しっぱなしだがこれは特別だ。なんで俺に力を与えるんだ?裏があるんじゃないかと思わずにはいられない。

 

「あ、あんたが悪なら俺が倒してもいいっていうのか?」

「ふん、お前がそう判断するならそれでいいだろう。だが勝てるかな?」

「くっ……」

「以上だ。俺はお前さんが何を成すのか遠くから見ていてやろう」

 

勝手な言い草だ。だが俺はそれを否定することも止めることもできない。

 

「なあ、あんたはどこの誰なんだ?」

「そうだな……ガイア連合所属……ふっ、名前はお前が何かをなしたら教えてやろう。じゃあな」

 

そう言うと何かを唱え、そして消える。

 

「なあヨウ。俺たち助かったのか?」

「助かった……いやチャンスをくれたのかもしれんな。失敗すれば結局は処分かもな」

 

手に持ったベルトがずっしりと重く。これが現実であることを主張する。

まったく……東京の闇は深いな……

 

 

その後どうしたって?東京にスーツを身にまとった悪魔狩りの男が誕生したってことだけさ。

 

最後にあの男が残したガイア連合という言葉、その言葉が意味する組織がとびきりやばい連中だということが朧気ながら分かり、死ななくてよかったと胸をなでおろしたよ。

あの男は俺たちの前に姿を現さないが、俺たち宛てに時々荷物が届く。もっと頑張れなのか、よくやっているな、なのかは分からないが、俺は今日も今日とて街を行き、悪魔を狩る。これが俺の精一杯の正義。

 

「いくぞ!、へ ん し ん!」

 

 




こんな文章でもめっちゃ書いては止まってを繰り返したんだ……

そして、このライダー?もの、どくいも氏なら片方TSさせるなと、書きながら思ったのは秘密だ。

次は掲示板だからそこそこ早いはず……ワンちゃんどくいも氏のごちゃまぜサマナーが完結する前に、俺の物語の終わる可能性が微レ存?


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part774

今回は少なめにしようと反省した初投稿です

どくいも氏がアレな現地民書いてるから自分も書いてみようと試みた結果でございます。



覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part774

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part280

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part161

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その99

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part2369

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その189

http://xxxxxxx

 

悪魔召喚プログラム関係の話は

悪魔召喚プログラム(メ)について語るスレ その77

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

シキガミがいきなり興奮しても冷静に対処しましょう

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part773

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

774:名無しの転生者

ちょっと男子―、Dレベルは使わないでって言ったでしょー

 

775:名無しの転生者

なんや、またDレベルと普通のレベルで問題起こしたんか

 

776:名無しの転生者

Dレベルとかいうヤードポンド以上に害悪な単位

 

777:名無しの転生者

それな

 

778:名無しの転生者

ほんそれ

 

779:名無しの転生者

キュビットのがマシ

 

780:名無しの転生者

>>779

それはねえわ

 

781:名無しの転生者

パッススとリブラ単位に回帰とな!?

 

782:名無しの転生者

ローマの亡霊は帰れよw

 

783:名無しの転生者

帝国単位は破壊する!

 

784:名無しの転生者

ヤードポンドよりひどいぞ、なんせ基準がはっきりしてないし

ヤードとメートルは数値はあれだが、ちゃんと変換できる

だがDレベルはちげーし、俺たちの使うレベルの3~5倍ってなんだよ(白目

 

785:名無しの転生者

範囲がガバすぎるっピ

 

786:名無しの転生者

せめて3倍で計算させてほしい

 

787:名無しの転生者

つまりこれからは尺貫法の時代ということだな!

 

788:名無しの転生者

何をとればつまりになるんだよwww

 

789:名無しの転生者

>尺貫法

それはどーだろ?

 

790:名無しの転生者

神様が復権すると、もっとガバガバな寸法単位が復活しかねないですけど?

 

791:名無しの転生者

神様仏様アマテラス様、どうぞ単位を統一してください

 

792:名無しの神様

ではワシの肉球の大きさを1寸として規定しようかの

 

793:名無しの転生者

帰ってください(震

 

794:名無しの転生者

誰だよ呼んだのは

 

795:名無しの転生者

生物由来の単位はやめてクレメンス

 

796:名無しの転生者

結局フィートみたいに誰かの体基準に帰えってきちゃうじゃんよー

 

797:名無しの転生者

Dレベルなんて、所詮Lv一桁なやつらの話だろ?

有象無象がレベル1違っても関係ないやろ

 

798:名無しの転生者

ISOというかメートルとグラムでええやろ……レベル?レベルはそうねえ……

 

799:名無しの転生者

せめてDレベルはガイア連合で販売してるレベル測定器を基準にしてくれんかな

 

800:名無しの転生者

>>774

で、何が起こったんです?

俺が体験したみたいに、「なんだぁ?Lv15だとぉ? 俺は(DLvで)25だぞ、雑魚が!」

みたいなことでも起こったん?

 

801:名無しの転生者

>>799

うちのレベル測定器つかうならそのままの数値でええやん……

 

802:名無しの転生者

そんな絵にかいたようなチンピラさすがにおらんやろ……

 

803:名無しの転生者

盛ってるよね?盛ってると言ってくれ……

そんなアホがいることを信じたくない

 

804:名無しの転生者

なろう小説かな?

 

805:名無しの転生者

ちゃんと、俺なんかやっちゃいました?で返したんだろうな

 

806:名無しの転生者

現地民だと時々驚くべきアホが見られるけど、現実と一緒だよな

 

807:名無しの転生者

俺たちなら常識あるみたいな発言はNG

 

808:名無しの転生者

悪魔召喚プログラムを手に入れて、気がでかくなった奴は居たな

 

809:名無しの転生者

>>807

あー、そうねぇ(やばい人たちが思い浮かべながら)

 

810:名無しの転生者

自分よりレベル低くてもスキルや装備によっては逆転されるんだから、普通はそれなりの態度とるでしょ

 

811:名無しの転生者

現実はそうじゃないんだ、そうだったら俺は地方で苦労しなかったよ

 

812:名無しの転生者

>>808

確かにいたなぁ。召喚した奴を一撃で異界に帰したら静かになったが

 

813:>>774

>>800

え、まじそんな奴おるん?嘘やん……

 

故あって一緒に戦った一般ぴーぽーがさ

「あいつはLv10ある悪魔〇〇だから気をつけろ!」っていうのに突っ込んでさ

なんでかと思ったら、Dレベルで10かと思ったって……

ちなそいつLv5な

 

814:名無しの転生者

アナライズもってるならちゃんと使おうという教訓ですかね

 

815:名無しの転生者

アナライズの問題かなぁ?

 

816:名無しの転生者

彼我の実力差を測れなければ誰が相手でも死ぬんじゃね?

 

817:名無しの転生者

現地民も千差万別だから(震

 

818:名無しの転生者

ほとんどはそれなりだけどねぇ

時々底抜けにアホが混じってるだよな

 

819:名無しの転生者

基準がガバだと飛行機も落ちるってもんだよな

 

820:名無しの転生者

もう助からないぞ☆

 

821:名無しの転生者

そもそもそういう教育ってどこで受けるんだ?

俺たちには講習あるけど

 

822:名無しの転生者

なんか師匠ポジの人いるんじゃね、知らんけど

 

823:名無しの転生者

ガイア連合の講習を一般開放……する?

 

824:名無しの転生者

ガイア連合は冒険者ギルドじゃないと思うんですけどねぇ

 

825:名無しの転生者

やりたい奴が個人で後方指導者面すればええねん

俺はいやだぜ、現地民への教育なんて

 

826:名無しの転生者

生き残れるやつだけ生き残ればいいんじゃね

 

827:名無しの転生者

出来ないならこなくていいよ ブラック企業 うっ、頭が

 

828:名無しの転生者

>>827

やめろ

 

829:名無しの転生者

>>827

前世のトラウマやめろって!

 

830:0能力

Dレベルを誰ぞ破壊してくれないかな

死体が増えるだけじゃん

 

831:名無しの転生者

GP上がって一般覚醒者増えるのはいいけどさ、レベルっていう絶対基準が混乱するのはやめてほしいよな

 

832:名無しの転生者

バベルの塔の崩壊みたいやな

 

833:名無しの転生者

レベル=強さ ってわけじゃないけど

レベル≒強さ なんだよな、やっぱりさ

 

834:名無しの転生者

>>832

4文字みたいなの事言うのやめなよ

 

835:名無しの転生者

一般覚醒者増えるのはよくねーだろ、低Lvの俺がおいしくない

 

836:名無しの転生者

山梨支部に籠もってレベリングするんだよ、あくしろよ

 

837:名無しの転生者

レベルは上げられるだけ上げておけよマジで

海外とか漏れ伝わってくる情報だけでもマジやべーからな

 

838:名無しの転生者

>>836

不思議のダンジョンは、いやー心折れるでしょ

 

839:名無しの転生者

>>838

山梨の修行用ダンジョンは、最悪レスキュー有るんだからマシだろ

 

840:名無しの転生者

俺は一般サマナー&ハンターが生き残ったほうがトータルでガイア連合得だと思ってるから

力量が見切りやすいDレベルちょっと肯定派

でもDレベルの基準はちゃんと設定しろとも考えてる

 

841:名無しの転生者

つまりGOS規格を作るってことだな!

(Gaia-union Occultic Standards)

 

842:名無しの転生者

誰がそんなもん管理するんだよw

 

843:名無しの転生者

GOS規格委員会でも設置すんの?

仕事増やすのはやめーや

 

844:名無しの転生者

GOS-0001

レベルとは~である。

数値は霊視ニキの測定値を基準とする

 

とでも書くの?いやだぜそんなん

 

845:名無しの転生者

人間が介在するのは美しくない(物理学並感

 

846:名無しの転生者

GOST規格みたいで名前がちょっと……

 

847:名無しの転生者

ソビエトは滅んだ!もういない!

 

848:名無しの転生者

ガイア連合が販売しているレベル測定器の番号でも記載すればいいのでは?

 

849:名無しの転生者

でも雑魚共が俺たちと同じ基準になるのは気にいらないな

雑魚は雑魚らしく違う基準つかっとればええねん

 

850:名無しの転生者

レベルは同じ基準じゃないと面倒な事にならねえか?

 

851:名無しの転生者

DレベルはDレベル〇〇って表記すればいいんだよ

新しく基準作ったくせに新しい表記しないからおかしいことになる

 

852:名無しの転生者

DレベルはDレベルで基準がガバで参考にならないって、それ一番言われてるから

 

853:名無しの転生者

話題がループしてんじゃーん

 

854:名無しの転生者

>>830

0能力君のほうも何かおこったの?死体ってことは誰か死んだり?

 

855:名無しの転生者

GOS規格は、ショタおじに作ってもらおうぜ!

 

856:名無しの転生者

これ以上ショタおじの仕事を増やしてやるなよ

シキガミ依頼だけでパンパンなんだからさ

納品おくれちまうぞ

 

857:名無しの転生者

また過労死するショタおじが見られるのか(恐

 

858:名無しの転生者

>>856

あ、それはちょっと……

 

859:名無しの転生者

>>856

やめやめ、規格の話は無しで

 

860:名無しの転生者

>>854

死んだとしても現地民やろ。

こいつリカームつかえるつよつよハンターやぞ

 

861:0能力

>>854

依頼(ドロップ収集)兼レベリングの一環で他所の異界攻略してたらさ

なんか出来立てほやほやっぽい死体が転がってたから生き返したのよ

 

そしてたらガイア連合に騙されたとかうるせーのな

 

862:名無しの転生者

ガイア連合にケチ付けるとか、ダークサマナーだな殺さなきゃ(ぐるぐる目

 

863:名無しの転生者

うちの受付、嘘はつかないんじゃねーの

情報を全部教えてくれるかどうか?それは相手によりますねぇ

 

864:名無しの転生者

相当問題児だったからだまして悪いがされたのかね

 

865:名無しの転生者

DDSネット経由で依頼うけたんじゃねーの?

ガイア連合からの依頼は普通のレベル基準、他の有象無象からだとDレベルが多いらしいじゃん

 

866:名無しの転生者

受付、黒札以外には基本塩対応と聞くが

 

867:名無しの転生者

んもー、また気軽に奇跡つかうんだからー

 

868:名無しの転生者

騙されるほうが雑魚だと思うけどな(ハナホジ

 

869:名無しの転生者

所詮オカルト世界は弱肉強食

弱いやつは死ぬのが道理よ

 

870:名無しの転生者

アホがアホゆえに死んだのだろう、南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏

 

871:名無しの転生者

生き返せる程度の死体だったのか

そいつラッキーボーイだな

 

872:名無しの転生者

>>870

生き返っとるやんけ

 

873:名無しの転生者

1.蘇生できる程度の死にざま

2.蘇生できる人が通りがかる

3.蘇生してもらえた

3段ラッキーか、もう運が残ってねえなぁそいつ

 

874:名無しの転生者

ちゃんと取るもんとっとくんやで蘇生手段は貴重だからな

 

875:0能力

レベル30程度で出来る依頼と聞いて受けたのに、計測不能の敵ばっかりだってさ

つまり……

 

>>874

そういや、なんも取ってねえな

 

876:名無しの転生者

Dレベルと、普通のレベルを勘違いしたんですね、アホですね

 

877:名無しの転生者

そいつ殺しておいたほうがいいんじゃね

その程度の知識とか、絶対どこかで問題おこすだろ

 

878:名無しの転生者

>>875

もったいねえなぁ

と思ったがLv10程度の雑魚じゃ出せるもん、たかがしれてるか

 

879:名無しの転生者

ちゃんともう一回ころころしておいた?

生き返せないように焼却するんやで

 

880:名無しの転生者

Dレベ30過ぎってことはおれらでいうと10くらいだろ?

そんな知識で今まで良く生き残ってこれたな

 

881:名無しの転生者

高レベルの金策に比べれば、Lv10の財産なんて刺身のつまみたいなもんか

 

882:名無しの転生者

奴隷契約でイケヤ

肉盾にするんや

 

883:名無しの転生者

そもそもどうして途中で死んでるんですかね

入口で敵悪魔見て、勝てなそうなら回れ右するだろ普通

 

884:名無しの転生者

入口と出口が違う異界なんじゃね

 

885:名無しの転生者

雑魚だと肉盾にすらなれんのでは?

まだ、固めの悪魔の方がいいじゃん

 

886:名無しの転生者

悪魔のLv分布が上下に広いとか?

Lv10~50くらいな

 

887:名無しの転生者

>>885

悪魔だと悪魔召喚プログラムのレベル制限が足を引っ張るんだよなぁ

制限撤廃はよはよ

 

888:名無しの転生者

>>887

反逆される可能性があるからやめろって!

 

889:0能力

多分だが……

俺が異界の入り口から雑魚を倒しつつ奥に進む⇒そいつが後から来るが雑魚が居ないことをいいことに奥に進む⇒後ろで雑魚がリポップ⇒チーン

 

>>882

奴隷とか管理するのめんどくさいし……

それにLv10とか盾としては薄すぎない?

 

890:名無しの転生者

やはり死すべくして死んだ雑魚だな……

 

891:名無しの転生者

帰還用スキルかアイテムもってないとか異界を舐めてますねぇ

 

892:名無しの転生者

アリアドネの糸は持ったか!

 

893:名無しの転生者

もったよ!

 

894:名無しの転生者

ああっと!

 

895:名無しの転生者

!ああっと!

 

896:名無しの転生者

リスは殺す

 

897:名無しの転生者

リス殺すべし!

 

898:名無しの転生者

帰還用アイテムは複数持ちが基本って、それ一番言われてるから

 

899:名無しの転生者

>>892 >>893 >>894 >>895 >>896 >>897

おまえら……

 

900:名無しの転生者

リスは置いておいても単独でLv30クラスの異界に行くとか

騙されたか馬鹿かパーティーから置いてかれたか

 

901:名無しの転生者

そいつ何で死んだか聞ききました?

もしかしたらFOEのごとく、つよつよ悪魔がいた可能性が?

 

902:名無しの転生者

そもそもどんな異界だったのか興味ありますねぇ

 

903:名無しの転生者

>>901

Lv10程度がLv30前後の敵が出る異界に行ったのなら、普通に出現悪魔に殺されたんじゃねーの

まさか足滑らせて自爆とかじゃねーよなぁ

 

904:名無しの転生者

いやゲームだと地形から落ちれないが、現実だと普通に落ちれるから

場所によっては高いところからダイブの可能性も

 

905:名無しの転生者

勝てない悪魔から逃げる→足を滑らせる→落ちて死ぬ

 

906:名無しの転生者

うーん雑魚にふさわしい死に様だな

 

907:名無しの転生者

そうと決まったわけじゃないだろw

 

908:0能力

>>901

仲間割れとか、やばい悪魔or人間が居るか気になったから蘇生したけど

単独で来て、悪魔に襲われて死亡って話しだったからそれ以上は興味無くした

 

ただ、死体の時は腹が無かったので噛み切られたんじゃないのかね

 

>>902

【群青原】って異界。見渡す限り一面の草原が広がってて動物系悪魔しか出ないところ

 

909:名無しの転生者

>>人間

悪魔より人間が怖い、はっきりわかんだね

 

910:名無しの転生者

原作(メガテン)でも悪魔によって問題発生というより

人の業によって問題発生してたからなぁ

 

911:名無しの転生者

>>910

人の業だとメガテンよりペルソナじゃないっすかね

あんまり変わらない?まあ、そうねぇ

 

912:名無しの転生者

出現悪魔はどんなもんなの?

 

913:0能力

>>912

下はライジュウあたりから上はオルトロスだったかなぁ

 

914:名無しの転生者

Lv15~35くらいか

さすがに一般ハンターには荷が重すぎるな

 

915:名無しの転生者

俺たちならともかく、一般ハンターはLv35とか死ぬからw

 

916:名無しの転生者

うーん、PT組んでいかないとつらそうな敵に思える

 

917:名無しの転生者

しっかしその死体君、反骨精神ありそうやな

俺みたいにうっかり助けたら崇拝されるより後腐れ無くていい

 

918:名無しの転生者

>>917

反骨精神……じゃなくて唯のアホなのでは

 

919:名無しの転生者

ガンギマリ現地民のほうが”分かってる”から

助けてもらった時の感謝の念が強いんだよな

 

920:名無しの転生者

やっぱ悪魔召喚プログラムの配布は間違ってたんじゃね

 

921:名無しの転生者

悪魔召喚プログラムスレで散々議論したでしょ

メシアの配布に対抗する為にはしかたないって

 

922:名無しの転生者

そもそもこいつが悪魔召喚プログラム使ってたか書いて無くね?

0能力君そこんとこどうよ

 

923:名無しの転生者

これもコラテラルダメージの一環なんやな、悲しいけどしょうがないんやな

 

924:名無しの転生者

で、その助けたやつその後どうしたん?

口ぶりからすると死体には戻してないみたいだが

 

925:0能力

聞くこと聞いたら放置したよ、「出口はあっちな、がんばって」って

そしたら助けてくれって言うけどめんどいから放置

そしたら後ろを付かず離れずだったので脱出はできたんじゃねーのかな

 

今考えればもう一回死体にして引きずっていけばよかったか

 

>>922

傍らに壊れたパッドが落ちてたから使ってたんじゃないかなぁ

 

926:名無しの転生者

命の価値が安すぎるっぴ

 

927:名無しの転生者

”死ななきゃ安い”は結構居るけど、”生き返れれば安い”になるリカーム使い怖いわー

 

928:名無しの転生者

これがレベル上がることによる価値観の変化……!

 

929:名無しの転生者

いやそれはどーだろ

 

930:名無しの転生者

違うんじゃねーかなぁ

 

931:名無しの転生者

だが、まってほしい。”生き返れれば安い”はショタおじが俺たちに、あの地獄の修行で教え済みなのではないか

 

932:名無しの転生者

ショタおじが普通の精神構造だと思いますか、あなた

 

933:名無しの転生者

>>931

思い出させんなよ……

 

934:名無しの転生者

レベル上がっても良い人から変わらない、スライムニキがいるだろ!

ほら反証できた

 

935:名無しの転生者

>>931

ショタおじは最初から俺たちとは精神構造違うから……

 

936:名無しの転生者

霊視ニキも丸くなったけど、レベル上がったというより家庭を持った事によるものだしなぁ

 

937:0能力

人をキチガイみたいに言わないでくれませんかねぇ……

独特の価値観持ってる人、他にもいるでしょ!

 

938:名無しの転生者

でもねぇ、俺はそうでもないから、やっぱり高レベルな人は違うなって

 

939:名無しの転生者

戦いすぎて心がやられちまったんだ

 

940:名無しの転生者

ベトナム帰還兵じゃあるまいに……

 

941:名無しの転生者

結局、(推定)あほの子は結局何者だったんでしょうね。

 

942:名無しの転生者

どーでもええやろ。今頃幸運をかみしめてるかもしれんよ

 

943:名無しの転生者

別に0君が集られたわけでもないだろうし、一期一会でしょ

アホは忘れて違う事話そうぜ

 

944:名無しの転生者

ところで0能力君今の能力はどんなもんでしょうかね

ちょっと手伝ってほしい依頼があるんですけどー

 

945:名無しの転生者

他のスレでやれ

 

946:名無しの転生者

おじいちゃん、募集スレとかあるでしょ?

 

947:名無しの転生者

>>945

ええやん減るものじゃないし

ボスが最後屁で大ダメージ出してくるから

HP高い人か、くいしばり系持ちがほしいんだよね

 

948:名無しの転生者

ネットリソースは減るのでは?ボブは訝しんだ

 

949:名無しの転生者

上でも出てる、スライムニキに手伝ってもらえばいいんじゃね

頼られたら出てくると思うけど

 

950:名無しの転生者

あの人何回くいしばれるんだっけか3回くらい?

 

951:名無しの転生者

スライムニキはペルソナ系のお仕事に集中させてやれよ

それにあの人幹部様やぞ

 

952:0能力

俺もなー 食いしばりほしいんだよなー

 

>>944

続きは募集スレでやりましょうか

 

953:名無しの転生者

欲しいからって覚えられるもんでもないのがね

シキガミには手段あっても人にはね

 

954:>>944

>>952

了解

 

955:名無しの転生者

ちな、耐えるためにどんなスキルお持ちなので?

 

956:名無しの転生者

前にLv40って聞いたけど今どんなもんよ

 

957:0能力

盾というかタンクというかをやってたらタンク系?技能が多くてな……

Lv45になって【活脈】 【大活脈】 【物理耐性】 【ラクカジャ】

 

958:名無しの転生者

うーん、確かに食いしばり系覚えたら完璧やな

 

959:名無しの転生者

耐性は装備で補完するからまあ硬そうやね

 

960:名無しの転生者

数々のスキル、実はマゾなのでは?

いっぱい殴ってほしいって言ってます?

 

961:名無しの転生者

これに各種回復が加わるんでしょ、倒しづらいなぁ

 

962:名無しの転生者

まー物理攻撃しかないと聞いたし、物反鏡かテトラカーンで封殺でしょ

弱点があるならやりようはある

 

963:名無しの転生者

どうして倒す相談しているんです?

 

964:名無しの転生者

修羅勢が多すぎる

 

965:名無しの転生者

どうせ戦うなら霊視ニキとスパーリングしてこいよ

 

966:0能力

俺倒しても良い事無いと思うんですけど?

 

>>962

攻撃手段が物理しかないから、〇〇ストーンはそれなりに持ってる

ここをなんとかしたい気持ちがあるが成長ではどうにもできん要素だからなぁ

 

967:名無しの転生者

>>966

ガチャです、ガチャを回して装備をゲットするのです

 

968:名無しの転生者

ガチャ沼やめーやw

 

969:名無しの転生者

ガチャ、ガチャはすべてを解決する……!

 

970:名無しの転生者

大人しく大量のマッカ払って装備作ってもらえよ……

 

971:0能力

ここまでくるとマッカだけじゃ解決しないんだよなぁ……

 

 

 




三次創作なのでいろいろ疑問が生じるかも知れませんが、我が投稿は以下の精神で制作しております。

1.ドクイモ氏の原作が正しい
2.物語を読み疑義が生じた場合1を参照せよ


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萩田 直樹、デビルハンター雑談スレ

今回は1キャラ+掲示板という省エネ仕様の初投稿です

毎度誤字訂正報告ありがとうございます。直してるつもりで驚くほど報告が合って汗顔の至り


※この話は、特に記載がない限りDレベルの事をレベルと言っております。

萩田 直樹(はぎた なおき):デビルハンターのパーティー”ボンクラーズ”のPTメン 火炎使い兼サマナー
デビルハンター雑談スレ:DDSネットワーク上にある1スレ、ハンターやサマナーが書き込んでいる。


 

萩田 直樹

20XD年XX月XX日

東京 人外ハンター協会 支部

 

「お疲れ」

 

『お疲れっした―』

 

都内某所にあるガイア連合のハンター協会支部の一つに響く気だるげな声たち。

一仕事終えたハンターやサマナー達がお疲れの挨拶を交わしており、俺もその声を掛け合っている一人だ。

 

「今回はむっちーが怪我したことによる治療費とデモニカ*1の修理費で、あんまし黒はでなかったわ」

 

今回の異界攻略は、ボスが思いのほか強くて、前衛を張ってたむっちーこと室井さんが結構なダメージを受けてしまったんだよな。死ななかったからいいけど、体もデモニカもボロボロになっちまった。

 

とっておきのガイア連合製の秘薬(回復薬)も使ったんだが、それでもなお倒せないタフさを持っていたのは誤算だった。

事前に他のパーティーが情報収集していたらしいが、情報じゃボスだった奴が実際には前座だったみたいで、リーダーはかなり怒ってた。

 

室井さんは、ハンター協会の癒しの奇跡で肉体は回復したけど、戦闘での心の傷と、デモニカはすぐ直らないのが辛いぜ。

 

「しょうがねーっすよ、異界のボスがあそこまで強いとは事前じゃわからんす。むっちーが死なずに怪我で済んだくらいなら大勝利っしょ」

 

リーダーに対し、毒の使い手*2の一色さんが答えている。

この二人とほとんど口を開かない速さの操り手*3田貝さん、そして負傷離脱していると鉄壁*4の室井さん、銃使い*5でリーダーの二宮さん、そして萩田こと俺でパーティーを組んでいる。

 

俺の役割は火炎使い兼サマナー、【ピクシー】と【ザントマン】と契約している。

パーティー全員悪魔召喚プログラムは持っているが、契約できたのは俺だけ。

全員Lvが30超えてるし、リーダーに至っては40越えなんだぜ。最強とはいわないが、そんじょそこらのチームには負けない強さを持っていると自負しているし、何個も異界を封印してきた俺たちに勝てるパーティーはそうは居ねえと思ってる。

 

パーティー名は”ボンクラーズ”

だっせえ名前だろ?前になんでこんな名前にしたのかとリーダーに聞いたことがある。

そしてらなんて答えたと思う?

『初心忘れるべからずっていうだろ?強い人はマジで強いからな』だってさ。

強い奴って、具体的にはどんな人っすかって聞いてみれば

『お前も聞いたことあるだろ?ブラックのカードを持ってるやつだよ。あと何人かの黄金のカード持ち』

って返ってきた。

 

ブラックカードとかただの噂じゃないのかねぇ。

少なくとも俺は見たことないし、見たことあるとも聞いたことはこのリーダーの話以外じゃねえ。見たことある奴は、みんなだんまりなのかもしれないが、どうなんだかね。

 

「偵察不足で苦労したって抗議して多少報酬を上乗せしてもらったけど、そこまで増えなかったわ……

いつもの係数でみんなの口座に現金とガイアポイント振り込んどくから、ちゃんと確認しておけよ」

『うーっす』

 

この金に対する姿勢、いつ見ても良い。他のパーティーを見てみれば、解散理由はメンバーの脱落か金によるもんだからな。

 

「とりあえず治療と修理で一ヵ月休養とするからな。そんで、再度連絡するから変な仕事うけて死ぬんじゃねーぞ。死んだらちゃんと連絡しろよな」

「あの世からちゃんと連絡するんで、待機しといてくださいよ」

『HAHAHAHA』

 

さて、一ヵ月の休み、どうっすかねぇ……

 

 

今までの休みは長くても2週間程度だったので、何らかの仕事をするには短い時間だったから大体休みにしていた。探せば数日で終わるような仕事もあるが、どれもこれも俺より低Lvな連中がやる仕事だ。仕事を奪っちゃ悪いし、何よりめんどくさい。

 

一ヵ月の休み、食っちゃ寝しててもよかったのだが、さすがに仕事をしておいたほうがいいなと思ったんだが……ふと考えてみれば、一人で自分から仕事を受注するのは初めてだな。

 

覚醒して割とすぐにチームに入ったし、それからはリーダーが受注や渉外をしてきたから自分から依頼を探して受けるのは新鮮だ。

 

そんなことを考えながらハンター協会の支部に顔を出す。

いつ見てもここがオカルト世界を統括してるとは思えねえな。

現代的なビルの中の1フロアを使った事務所。あれだな、企業というか、ハローワークみたいだな。

 

受付に聞いてみればなんとでもなるだろと思いながら声を掛ける。

 

「すいません、レベル30程度で受けれて、そこまで時間かからない仕事ありますかね」

 

我ながらなかなか厳しい注文だ。最悪、低Lvな奴らが受ける仕事でも受けて、勘が鈍らないようにしておくかね。

 

L()v()3()0()ですか……」

 

俺の方を一瞥し、そして値踏みされているように感じる。

失礼な受付だ……だがこの業界糞みたいな奴もいるし、自分を大きく見せたがる奴もいるから、俺もその同類だと思われているかもしれん。なにより支部にはいつも来てるが、依頼受付と会話するのは初めてだ。

 

「ええ、()()()3()0()前後くらいですね」

 

受付は少し迷ったような素振りを見せるが、後ろにおいてあるタブレット端末を手に取り、操作した後こちらに提示してくる。

 

()()()3()0()程度ですと、こちらの採取依頼は如何でしょうか。

期日までであれば納品数量に制限はありません。一般的な依頼と異なり受注後からの仕事ではありませんので納品0でも依頼失敗や破棄にはなりません。」

 

時間が限られてるから、最悪0でもいいのは楽か……まあ俺に限ってはそんなことないだろうがな。

 

「良さそうですね。この採取物のデータは……もらえたりするんですか?」

「パッド横に貴方のカードを指してからボタンを押せば、貴方の端末にデータがダウンロードできます。

お分かりかと思いますが、ハンター協会の情報を他所に流さぬようお願いいたします。」

 

データを手にした人間を管理しているのか……うちのリーダーもこんな感じでやり取りしてんのかね。

 

「あー、【群青原】っていう異界、どこからいけますかね」

「それはあちらのパソコンから検索してください。パソコン付属のリーダーにカードを挿せば、検索可能となります。」

 

はいはい、別とはめんどくさいねぇ。

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

 

人が捌け、静かになった人外ハンターオフィス。

『依頼受付』と書かれた表示の先にいる受付二人。その二人がささやくような声で言葉を交わす。

 

「よかったの、あの人Lv30あるとはとても思えなかったけど」

「この業界、自己責任でしょ。それにハンターの個人的な話には立ち入らない規則があるから。」

 

お互い、目の前のパソコンから目をそらさずに会話する。

業界の慣例を知らなかったり、自分の強さを過信した者が高難易度の依頼を受け帰ってこなかったこと何度も見てきた二人。

 

「まーそうですけどね。採取依頼をお勧めしたのはせめてもの情けなん?」

「低Lvが高Lvの依頼を受けて失敗されても困るもの。」

「まーそうねぇ」

「それにシルバーでしょ。世話を焼かなきゃいけない立場でもないでしょ。」

「ま、それもそうね。

生きて帰ってこれればいいわねぇ」

 

会話が終わり、オフィスは静けさを取り戻す。ブラックカード持ちは、このオフィスにはほぼ来ない。だがブラックカードから推薦され、ゴールドカードをもった者はちょこちょこ来る。そういう者には世話を焼く。ブロンズ、シルバーには制限されている武器防具やアイテムの販売、依頼のマッチングなど多岐にわたる。

 

その後ろに立つブラックカード持ちに恥をかかせる訳にはいかないし、仮に協会のミスで死のうものなら何が起こるのか……

 

だが一般のブロンズ、シルバーのランクの者達へのサービスは、言ってしまえばブラック、ゴールドへのサービスの余技である。

一応、雑多な覚醒者達の個人情報を含む情報収集や覚醒者達がダークサマナーに流れないような役割も持たされている。

 

依頼を受けた彼がそれを知ることができるのか、それは誰にも分からない。

 

 

「はぁ はぁ はぁ」

 

ただただ足を動かし逃げる。

後ろから追いかけてくる動物型悪魔の息遣いが首の後ろに掛かっているように感じる。

くそ、どこかLv30向け異界だよ。

入ってからすぐは良かった。敵もおらず、一面の草原だった。北海道か……若しくは大陸の大草原な雰囲気があって気持ち良い風が吹いていた。

しばらくは敵も出ず、依頼対象の採取物を探していたが、1個しか見つからなかった。

後から考えればここで引き返せばよかったんだが、油断していた。

召喚していたピクシーは警告していたが、さすがに一個ではと思い無視していた。

 

『やばいよー、引き返そうよ。ここはマジでやばいって』

『人間のことわざにはな、虎穴に入らずんば虎子を得ずっていう言葉あるの。

敵もいないし、もうちょい探さねーと着た意味ねーから』

 

餅は餅屋、悪魔は悪魔の意見を入れておくべきだった。

 

気づいた時には目の前に一匹の悪魔が現れた。その姿は大型犬以上のでかさを持つ、二つの頭を持つ犬、というかライオン?(オルトロス)の姿。やばそうな姿を見た俺は、何故か油断していたんだ、そこで全力ダッシュで逃げれば、なんとかなったかもしれないが、のんきにアナライズソフトを走らせてた。これが1個目のミス。

 

『マスターやばいよ、この子すごく強いよ』

『強いって言ってもよ、どの程度かなっと』

 

アナライズ結果

名称:不明

LV:測定不能

相性:測定不能

 

まじびびった。俺の買ったアナライズソフトは皆が使ってる標準的なもので、パーティーで行動中じゃ測定不明なんて一回も無かった。そこでは故障かなと思った、思ってしまったんだ。現実を理解できなかった、回れ右するべきだった。ここが2個目の失敗。

 

『あ、あぶない!』

 

かけられた声にハッと前を向けば、牙が迫る。慌てて避けたが、顔が熱ごてが押し付けられたように熱い。手で顔をなぞってみれば、赤い液体が付いている……

 

ここでようやく目の前の敵がヤバいと認識できた。だが1体、倒せるんじゃないかと思い【ザントマン】を召喚し戦いを試みてしまったんだ。これが3個目の失敗。

 

『来い!ザントマン!【サモン:ザントマン】』

 

召喚したザントマンを前面に立て、俺とピクシーで攻撃を加えれば倒せる。そんな浅はかな考えを持っていた。だがそれは裏切られる。

召喚したザントマンを1撃でマグネタイトに戻し、こちらの火炎(アギ)電撃(ジオ)を難なく耐えたのを見た瞬間『これはあかん奴だ』とようやく認識し……脱兎のごとく逃げ出した。

 

逃げに逃げたが、付かず離れず着いてくる悪魔、そして増える同じ見た目の悪魔達。酸素の供給量が減ってきた頭で考えれば……『遊ばれている』と思いつく。獣は狩りもどきで練習する、つまり俺が練習台ということか。

 

「あっ」

 

疲れて足がもつれ、顔面から草原へのスライディング。痛え……そして、ああ、くそ、足が動かねえ。今日が俺の命日かと理解せざるを得ない状況。

 

すまねえなリーダー、パーティーには他の奴を誘ってくれや。

そんなこと考える俺にとびかかる獣型悪魔。最後の感触は腹に感じる熱だった。

 

 

意識が浮上する。俺は死んだんじゃなかったっけ?いや夢だったのかな?

 

「おい、起きろよ」

 

目の前に男の顔。起き抜けに男の、それもなんだかやたら迫力のある男の顔は心臓に悪いわ。しゃがみでいる男が俺を覗き込んでいる。

体をまさぐってみれば、最後に熱を感じた腹はある……あるが、その上にあるはずの防具や衣服は腹の部分だけ無くなっていた。

 

「意識が混濁してるのか?これだから死に慣れてなさそうな奴は……」

 

俺はやっぱり死んだ?死んだならなんで生きている?それともここが噂の天の国か?

 

「えっ、あれ、俺死んだんじゃ」

「死んだから俺が生き返したんだよ」

「生き返す?」

 

死んだ人間を生き返すと真顔のまま言う目の前の男。信じられないが、自分の身に起きたことが嘘でなければ本当なのだろう。

 

「ここに来るような人間が何言ってんだよ……それより、お前なんで死んだんだ?

パーティーの裏切りでも起きたか、それともやばい敵がいたのか」

 

何を言っているのか、死者蘇生が普通みたいに言わないでくれ。それにどうやってだよ。

 

「生きかえしたって、どうやってだよ。人間死んだら生き返らないだろ」

「ああ?、んなもん蘇生系魔法(【リカーム】)使えばいいだろ、ほら何で死んだか答えろよ」

 

はっ?魔法で蘇生?そんなこと神様以外可能なのか?……ああ、くそ、答えないとか。

 

「い、いや。俺一人で来た。それで採取物を探していたんだが、獣型の悪魔に襲われて……なんなんだよ測定不能ってのは!ハンター協会でレベル確認してからきたんだぜ。くそ!、騙されたのか俺は」

 

頭の中が混乱していて上手く答えられず、まとまりのない事を口走るだけだ。

 

「そーかい……まったく、なんでこんな奴がここに……」

 

目の前の男は俺の答えのような、そうでもないような言葉に納得したのか、それきり興味を失った。いや、まて、俺はここから帰れないじゃないか。

 

「お、おい、なあ、助けてくれてないか、俺一人だと帰れそうにないんだが……」

 

もう恥も外聞もない。あんなヤツがいる異界にいられるか俺は帰りたいんだ。

だが、無慈悲な回答が返ってくる。

 

「はー……お帰りはあちらだ」

 

呆れた顔をしながらどこかを指差す。いや、あちらって……入ったきた出入り口は見えないし、走って逃げて今どこいらに居るかすら分からんのに……いや、まてマップアプリが入っていたはず。周りを見渡して目に入ってきたのは、俺の悪魔召喚プログラムが入ったパッドだった。だが、液晶にはヒビが入り電源いれようとしても動かなかった。

ああ、諸行無常。

 

そうやってあたふたやってれば、さっきの男……いや男と女と犬と鳥が去っていく。

 

どうする?男が指し示した方向に行くか、付いていくかだが……

 

俺はついていくことを選択した。異界の悪魔のレベルは、大体似通っている。つまり俺を襲ったあの獣型悪魔と同程度のヤツが他にもでるってことだ。俺はそんな地獄で生き残れる気がしない。

 

そうか、リーダーが言ってた俺たちより強いやつはいるってのはこういうことか。糞が、こんなところでそう認識したくねーぞ。ああ、ちくしょう、付いていくしかない。

 

 

そこからどうなったって?予備の端末としてスマフォも持っていたからそっちを起動したが、俺の手持ち悪魔は失われていたよ。処理能力は劣るし、あれこれのアプリが入っていない最低限の代物さ。

で俺はといえば、男たちの後ろを付かず離れずで付いていった。

 

アイツラは一体何なんだ?神様かなんかか?一応スマフォのほうでアナライズアプリを起動して測定してたが計測不能ばっかりだ。パッドに比べてスマフォはスペック低いせいでアナライズにも時間がかかる。戦闘せずにコソコソしてるからできる方法だ。

 

一応一体だけ測定できた敵が居た。体が雷みたいになっている獣で【ライジュウ】ってやつだ。レベルはなんと驚異の90。いや嘘だろ……測定できたやつがこれなら他はやっぱり100超えか?

 

俺がビビり、そして縮こまりながら見ている前で繰り広げられる戦闘は、俺だったら確実に一撃死、もう一度あの世行き間違い無し。そんな戦闘を男のパーティーは繰り広げている。

 

なんつーかまるで漫画……いやアニメか?男はあり得ない速度で刀を振り回し敵を切り刻む。俺を倒したあの獣型悪魔をも切り刻むんだからやばい。

 

注目してなかったが女もやべえ。服装は巫女服のような魔法少女のような不思議な感じだ。目立つ姿形として白く、やや銀めいた髪の毛。凍てつくような雰囲気をまとっており、そして雰囲気通りの魔法、つまり氷を使っている。

俺が見たことあるような氷の礫を敵にぶつけるようなんじゃなくて、世界を凍らせるようなやべー威力だ。

 

それによくよく見てみれば、犬も鳥もやばい。犬は俺を食い殺した獣型悪魔を逆に噛み殺しているし、その咆哮は衝撃を伴っているように見える。そして鳥は空から地獄の炎を降らしている。俺がつかう火炎と比べると、マッチと火炎放射器くらいの差があるんだが……

 

なんてこったい、俺は業界じゃ強いと思ってた……だが井の中の蛙だったってことか……

 

付かず離れずでついていく、少なくとも目の前で繰り広げられる大破壊が俺の方に飛んでこないのは着いていくことが許されているのかもしれん。

 

何時間経ったか……男のパーティーは敵を求めて異界をさまよっている。俺のように採取物を探しているかと思ったが、そうでもなさそうだが、よくわからない。

自分自身が戦ってる時は、短く感じるのに、自分が何もできない今は、時がたつのが長いことこの上ない。

 

男女で何かを話しているが、少し離れた所で隠れている俺には聞こえない。終わったか?終わってくれ……一分一秒でもこんな地獄に居たくない。そして生きて脱出してくれ、俺が生き残る為に。

 

はたして願いは通じた。俺を生き返したときに指さした方向に向けて歩き出したんだ。ようやく返るのか……ほっとした気持ちが沸き上がるかが、油断するなと思いなおす。ここから残念でした!されるのが異界だろと。

 

だが、その後大きな出来事もなく入ってきた場所に付く。草原の中に佇む石造りの門、ここを通ってきたときはもっとわくわくしていたんだがな……

 

男のパーティーはもう通った後なのか姿は見えない。俺は下がったテンションのまま門を潜った。

 

 

あの後人の世界に帰りつけた。潜るときは午前の早い時間だったが、出たときは夕方だった。そこから人里に降りてみれば異界内に居たのは10時間程度と分かった。体感時間と異界内の時間の差異は無く、普通の異界だったぜ……普通ってなんだろうな。俺みたいな実力者が無残に殺される普通。もしかしたらこの業界の実力者には普通なのかもしれない。

 

その後精魂尽き果て、自宅で死んだ心を癒そうとしてボケーっとしていた。

俺、この仕事続けられるのかな……ダメージなどで心折れたやつは同業者に居た。俺はそんな奴を根性無しだと心の中で馬鹿にしてたが、これが心が折れるって奴なのかな。

 

ハンターの掲示板で愚痴ったら馬鹿にされる有様だし、騙されたんじゃなくて俺の知識不足が分かって、糞がっ、て気分になった……だが、やっぱつれえわ。

 

あー、あの人にあったら俺頭さげられるのかな。そんなことをリーダーの呼び出しを受けて来た、人外ハンター協会のロビーでつらつらと思う。

 

「おう、ハギちゃん元気ねーじゃん。休みの間女に振られでもしたんか」

「一色さん、俺に彼女はいないっすよ。まあ元気ないのは色々あったんすよ、色々と」

 

1か月ぶりの一式さんはなんも変わらなかった。いや普通変わらないんだよな。前はうっとおしいなと思っていた態度が今は癒しだ。

 

「なんだよ、まじで元気ねえな、前のおまえさんなら『いないんだから、紹介してくださいよwww』とでも言ってきたじゃん」

「はは、まあ仕事はしますよ」

「それならまあいいけどよ」

 

そんな軽口をたたきあってあると、リーダーと室井さんが連れたってやってきた。

 

「皆に迷惑をかけてすまなかったな、今日から復帰だ」

「むっちーが復帰するんで、みんなに連絡した。今日からまた依頼をこなしていくからな」

「了解」「うっす」「分かりました」

 

俺を含むみんなが答える。さてはて今日のお仕事はなんでしょうかね。簡単な仕事だといいんだが。そして俺の心は持つのかね、っと。

 

 


 

★[Lv20以上]デビルハンター雑談スレ[中級以上]★ 35人目

 

1:名無しのハンター

このスレは熟練デビルハンター用の雑談・情報交換スレです。

中級者以上用のスレとなり、覚醒したばかりの初心者、ひよっこな初級者はお断りしております。

 

Lv20未満の方への書き込み制限があります。

またLv10未満の方はこのスレ自体が見えません。

節度を持って利用してください。

 

前スレ

★[Lv20以上]デビルハンター雑談スレ[中級以上]★ 34人目

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121:名無しのハンター

だから、ゴールドカードへの昇格条件はLvだって

 

122:名無しのハンター

ちげーってw何回目だよその嘘条件

オザワとかレベル高いようにみえねーぞ

 

123:名無しのハンター

ワルボウは高いっぽいけど、オザワはなー

ただアナライズしたことないから、どうだかわかんねーけど

 

124:名無しのハンター

俺の知ってるゴールドはそこまでレベル高くなかったな。

ちょい前だけど、22だったぜ

 

125:名無しのハンター

クエストの達成度じゃねーの

一定以上のランクのクエストを100個攻略とかさ

 

126:名無しのハンター

でも、それでゴールドになった人、いますかね

 

127:名無しのハンター

それならまだガイアポイント使用量のほうがそれっぽいわ

 

128:名無しのハンター

>>127

クレカじゃねーんだぞwww

 

129:名無しのハンター

でもよー、ガイアポイントカードは一般でもオカルト界隈でもカード自体は共通だし、ポイント使用でランク上がるって書いてあるじゃん?

だから、ポイント使いまくればあがるんじゃね

 

130:名無しのハンター

昇格条件具体的に書いて無くね?

規約には「ご使用ポイントに応じてカードランク変更のご案内をすることがあります。」としか書いてないじゃん

 

131:名無しのハンター

結局ブラックに気に入られる以外でゴールドになった奴おらんの?

 

132:名無しのハンター

【悲報】俺氏、死ぬ【騙される】

誰だよ、ハンター協会の受付は嘘はつかねーって言ったのはよー

 

133:名無しのハンター

結局条件を開示しねーのが悪いんだよな

はよハンター協会なりガイア連合は開示しろよ(怒)

俺がゴールドになれねーだろ!!!

 

134:名無しのハンター

>>132

嘘乙、俺は嘘つかれたことねーぞ

 

135:名無しのハンター

嘘はつかれたことねーな、親切でもねーけど

 

136:名無しのハンター

あの冷たさがいいんじゃねーか

 

137:名無しのハンター

お前マゾかよ

 

138:名無しのハンター

ゴールドには親切っぽいけどなぁ

なんか俺たちよりあれこれ教えてもらったり、個室で相談してたり

 

139:名無しのハンター

羨ましくて禿げそう

 

140:名無しのハンター

禿げ元気だせよ

 

141:名無しのハンター

ゴールドになりてえけどなぁ、俺はなー

まだブロンズだけどな!

 

142:名無しのハンター

レベルがガンガン上がっても大して依頼こなしてないんですね、わかります

 

143:名無しのハンター

つーか死んだんだったらあの世から書き込んでないで

ちゃんと成仏しよ?

 

144:名無しのハンター

いつの間にか霊界通信可能になったのやら

 

145:名無しのハンター

でもガイア連合ならできそうじゃね?

 

146:名無しのハンター

たしかに……でもこいつがガイア連合の一員とはおもえねーな

唯の雑魚だろ?

 

147:名無しのハンター

ほら、お兄さんに話してみてみ?

酒のつまみくらいには聞いてやるからさ

 

148:名無しのハンター

 

149:名無しのハンター

おいw

 

150:名無しのハンター

真面目に聞いたれよw

 

151:名無しのハンター

この場末のスレで真面目って言ってもなー

 

152:>>132

いや受付でさ、Lv30程度でいい依頼ない?って聞いたら

異界の採取依頼受けたんよ。

で行ってみたら悪魔のLv、90~測定不能なんだけど?

どこがLv30用なんだよ!

 

153:名無しのハンター

あーこれはあれですね

 

154:名無しのハンター

そうだねぇ

 

155:名無しのハンター

まあ一言で言えば、なんで初級者が書き込んでいるんです?ってことだ

 

156:>>132

俺レベル低くねーし

 

157:名無しのハンター

はー(糞でかため息

 

158:名無しのハンター

誰かにキャリーでもしてもらったやつだろ

金持ちのおぼっちゃんかなんかか?

 

159:名無しのハンター

お前、依頼受けるときDレベルって言わなかったろ

そりゃ普通のLvの依頼紹介されるわ

 

160:名無しのハンター

よく生きて帰ったな

 

161:名無しのハンター

本人によれば死んでるから幽霊なのでは?

 

162:名無しのハンター

分かったら成仏してクレメンス

 

163:名無しのハンター

初心者スレで時々おこるやつですね

後方師匠面するやつが大体つっこむんだけどな

 

164:>>132

Dレベルってなんだよ、そんなんあんの?

 

165:名無しのハンター

はー(糞でかため息2回目

 

166:名無しのハンター

こいつ初心者、初級者スレのまとめ読んでねーのかよ

 

167:名無しのハンター

周りに教えてくれる人おらんかったん?

まじで良く今まで生きてこれたな

 

168:名無しのハンター

その運も尽きて死んだんだろwww

 

169:>>132

異界で一回死んで、通りすがりに蘇生?してもらったんよ

 

170:名無しのハンター

嘘こけおめー、蘇生とか糞高い秘薬使うんだぞ、お前さんみたいな雑魚になんで使うんだよ

 

171:名無しのハンター

嘘乙

 

172:名無しのハンター

盛りすぎにもほどがあんだろ

 

173:名無しのハンター

死んで記憶が混濁してんだろ。なんまいだぶなんまいだぶ

 

174:>>132

なんか魔法で蘇生?したらしい

んで、なんで死んだか聞かれたんだよな

仲間割れか強い悪魔でもいたのかって

 

175:名無しのハンター

>魔法

またまたー、蘇生魔法とかメシアの超高Lvな奴が使えるって聞いたことあるくらいだぞ

 

176:名無しのハンター

ガイア連合でも使えるって噂だぜ

ただ、俺は使い手見たことねーけどな

 

177:名無しのハンター

仮に蘇生してもらうにしてもとんでもねえ額がかかるらしいし

そんなほいほい使えるもんじゃねーだろ

 

178:名無しのハンター

いやハンター協会でも回復と同じように蘇生もできるらしいぞ

ただ費用はLvに応じて高くなったり、死体がぐちゃぐちゃだったり、体の一部しかない場合蘇生できないと聞いた

 

179:名無しのハンター

やっぱ盛ってますよこいつ

気絶したのを勘違いしてんじゃねーの

 

180:名無しのハンター

>>178

まじかー、でも死体引きずってハンター協会に行くとか

どっかで警察に捕まるな

 

181:>>132

まとめ見てきたど、Dレベルってなんだよこれ……

俺たちはガイア連合からみれば唯の雑魚ってことなんか?

 

182:名無しのハンター

はー(糞でかため息3回目

書いてあるだろ?細かくLvを区切ることでクエストの見通しが付きやすいって

 

183:名無しのハンター

そもそもガイア連合のLvが頭おかしーんだよ

レベルで100以上の測定不能者とか見たことねーぞ

 

184:名無しのハンター

あえてDレベルって書くけどな、Dレベル60以上の悪魔とか国が滅びかねない強さなんだからな

 

185:名無しのハンター

根願寺の連中も採用してんだし、DレベルのほうがスタンダードだろJK

 

186:名無しのハンター

でも受付はDレベルじゃなくて、ガイア連合のレベルで管理してんだよなぁ

 

187:名無しのハンター

いい加減Dレベルを採用すりゃいいのによ

 

188:名無しのハンター

そもそも、その蘇生スキルをつかえる強者殿は何者だよ

名前とか聞いてんの?

 

189:名無しのハンター

まあ、蘇生がまじだったらケツ舐めてでも繋がり作るわ

 

190:名無しのハンター

その人、ガイア連合のブラックカード持ちじゃねーの

神か仏かってくらい強い人もいるらしーじゃん?俺は見たことねーけどさ

 

191:名無しのハンター

噂じゃ強い人はクッソ強いらしいからな

 

192:名無しのハンター

でも所詮噂は噂だろ?見たこと無い奴を信じる気にはなれねーな

 

193:>>132

単独で来て、レベル測定不能悪魔に食い殺されたって言って

ハンター協会の受付にレベル確認してきたけど、騙されたって愚痴ったら

何言ってんだこいつって顔された

 

>>188

名前聞いてないな

 

194:名無しのハンター

俺もそんな顔するわw

 

195:名無しのハンター

騙されたんじゃなくて勘違いなんだよなぁ

 

196:名無しのハンター

一つ賢くなってよかったな(笑)

 

197:名無しのハンター

お前さんが騙されたのはどうでもいいけど

上でも聞かれてる、その人どのくらい強かったんよ

少なくともお前さんが無残に殺されるくらいの場所に来てる人なんだよな?

 

198:名無しのハンター

一人だった?それともパーティーだったん?

 

199:>>132

男一人、女一人、犬一匹、鳥一匹だったよ

俺を食い殺したレベル測定不能悪魔を膾切りにしてたから

多分糞強いとは思う

 

悪魔召喚プログラムとアプリ入れたパッドも壊れたし散々だわ

 

200:名無しのハンター

んー、お前さんのアナライズアプリがポンコツじゃない限り

レベル100超えを倒すとかやべーなー

 

201:名無しのハンター

Lv測定値が壊れてんじゃねーの(はなほじ

ポンコツな端末とか使っちゃだめだぜ

 

202:名無しのハンター

同じ悪魔もアナライズソフトによっては測定結果ばらつくし

マイナーなソフト使ってんじゃね?

 

203:名無しのハンター

女が猿なら桃太郎で完璧だったな

実は黍団子もらってない?

 

204:名無しのハンター

こいつがサルで、お供が完成だろw

 

205:名無しのハンター

たwしwかwにw

 

206:名無しのハンター

こいつだけ格落ち感あるから、さすがに仲間にしてくれないんじゃねw

 

207:名無しのハンター

推定Lv100越え相手に助けてもらうなら出すもん出したよな

お前さんのせいで俺たちが全員カス扱いとかされたら嫌だぜ

 

208:名無しのハンター

つーかさ、その人糞つよいんだからさ、お前が奴隷になってでも繋がりつくってさ

俺に紹介しろよ、つかえねー奴だなぁ

 

209:名無しのハンター

そーだ、そーだ

俺にも紹介しろ

 

210:名無しのハンター

名前聞いてないのもいただけないですねぇ

占術でだれか分からないじゃないですか

 

211:名無しのハンター

自分より強い奴に占術なんてすると、頭ぱーんかもしれないぞ

 

212:名無しのハンター

呪詛返しはくるやろな

 

213:>>132

>>208

いやだよ、ばかじゃねーの

 

蘇生してくれたんなら助けてくれてもいいっていうのによ

じゃあなって感じで放置されて、脱出するのにすげー苦労したわ

 

214:名無しのハンター

なに言ってんだよwww

当たり前だろ(真顔

 

215:名無しのハンター

(何言ってんだよって顔)

 

216:名無しのハンター

死体から身包み剥いで放置しないだけ、めっちゃやさしいぞ

いやこれマジでな

 

217:名無しのハンター

そうです、異界に足を踏み入れて蘇生してもらうなど、神に感謝すべきでしょう

私もその奇跡が欲しい

 

218:名無しのハンター

 

219:名無しのハンター

 

220:名無しのハンター

メシアンは帰れwww

本音漏れてるしwww

 

221:>>132

えぇ……

 

222:名無しのハンター

いや、えぇ……じゃないよ

マジで幸運だからね、君の体験

 

223:名無しのハンター

この業界ね、強い奴はどこまでも優遇されんのよ

君もここ見れるくらいにはなってるんだから分かるでしょ?

だからさ、強い奴に対する態度は心得るべきだと思うわけ

 

224:名無しのハンター

あれよ、お前さんが強い人に逆らってぶっ殺される分にはどーでもいいけどさ

俺たちも巻き込まれるかもしれないから、止めてねって事だ

 

225:名無しのハンター

百人力って言葉がピッタリな力持ちもいたりすっからねぇ

 

226:名無しのハンター

まー強いからと言って人間として優れてるかというとそうでもないという現実

 

227:名無しのハンター

心技体が揃ってる人とかいねーだろ

 

228:名無しのハンター

>>227

ここ見ればよく分かるよなw

 

229:名無しのハンター

>>228

まーなwww

 

230:>>132

態度が悪かったのは認めるよ

次会ったら……糞、どうすりゃいいか分からん

 

231:名無しのハンター

まー、頭下げとけばいいんじゃね

 

232:名無しのハンター

土下座でイケや

 

233:名無しのハンター

先方に迷惑かけると処分されかねないんじゃね

ガチで伝説のブラックカードだと、迷惑に思われた瞬間に命はなさそう

 

234:名無しのハンター

奴隷宣言かましておけ

命をあげるってな、肉盾くらいにはなれるんじゃね(ハナホジ

 

235:名無しのハンター

>>232

そいつが迷惑に思って、そこに居るやつら殺しにきたらどーすんだよwww

俺は(推定)Dレベル100超えとかと戦えねーぞ

 

236:>>132

結局どうすりゃいいんだよ

 

237:名無しのハンター

出たとこ勝負でがんばれ^^

 

238:名無しのハンター

そもそも会えるかどうかわかんなくね?

知ってる人ならもっと反応違うっしょ

 

239:名無しのハンター

あー、確かに

 

240:名無しのハンター

その助けた人、どうでもいいと思ってるんじゃね

 

241:名無しのハンター

なんか欲しかったらその場で言ってるだろ

 

242:名無しのハンター

100な人の稼ぎとかすっげーんだろなぁ

1回の仕事で都心に家立ちそう

 

243:名無しのハンター

>>242

俺は現金はいいからガイアポイントかマッカが欲しいぞ

 

244:名無しのハンター

俺も俺も

 

245:>>132

分かったよ、もしあったら誠心誠意謝っとくよ

すまなかったな……じゃあな、ありがとよ

 

246:名無しのハンター

おーがんばれよ

 

247:名無しのハンター

会ったら俺にも紹介しろよ

 

248:名無しのハンター

死ぬんじゃねーぞー

 

249:名無しのハンター

ノシ

 

250:名無しのハンター

行ったみたいだが、助けた人は本当に居たのかね

 

251:名無しのハンター

さすがに記憶いじられてなきゃ居たんじゃね

 

252:名無しのハンター

Lvがどこまで盛ってるかかなぁ

計測不能だと100超えだし、それをサクッと倒せるとか

推定120~130くらい?

 

253:名無しのハンター

>130

神様かな?

 

254:名無しのハンター

その数字だけでちょっと信じられない感じ

 

255:名無しのハンター

俺は見えないけど、Lv50以上用スレだとなんか情報あるんじゃねえ

 

256:名無しのハンター

100超えた人がここに居ればなぁ

 

257:名無しのハンター

>>255

俺見てるけど、特になんもないぞ

 

258:名無しのハンター

>>256

いねーだろw

ここにいる意味すらねーだろうし

 

259:名無しのハンター

Lv50以上とかがなんでこのスレにいるんですかね

 

260:名無しのハンター

Lv50様、おらにアイテム分けてくれ!!

 

261:名無しのハンター

なんでそんなお強い人がこんな場末に

 

262:名無しのハンター

>>259

だって、人少なくて書き込み少ないんだもの

 

>>260

やだよ

 

263:名無しのハンター

 

264:名無しのハンター

>>262

ちょっと質問なんだけど

Lv100以上って存在すると思います?

 

265:名無しのハンター

ガイア連合のLv30でDレベルだと100前後なんだから、ガイア連合には居るんじゃねーのかねぇ

 

266:名無しのハンター

自分たちのLv基準で上から下までいると考えればありそうだが、ちょっと信じられねえな

 

267:名無しのハンター

ガイア連合基準のLv100とか、居たらそいつがトップなんやろなぁ

 

268:>>262

>>264

詳しくは言えないが、居ると思ってるぞ

 

269:名無しのハンター

まじかー、いるのかー

 

270:名無しのハンター

ガイア連合もそうだけど、根願寺にもいるんじゃねえ?

曲がりなりにも護国を担当してるし

 

271:名無しのハンター

確かに根願寺にはいそーだな

 

272:名無しのハンター

あとはメシアかなぁ

 

273:名無しのハンター

メシアなら人間じゃなくて天使でいるかもしれねえなぁ

 

274:名無しのハンター

メシアだと天使から力を借りやすいらしいし、かもなぁ

 

275:名無しのハンター

まー人間でLv100超えとか超人なんやろな

な○うみたいに、ハンター協会に専用の部屋でも持ってるんかね

 

276:名無しのハンター

ネット小説の読みすぎだろw

ここは現実だぞ

 

277:名無しのハンター

悪魔が居ることを前提として話しているのに現実とは一体

 

278:名無しのハンター

外だと色違い救急車不可避

 

279:名無しのハンター

ネェ、キイタ?( ´д)オクサン(д` )アラヤダワァ

 

280:名無しのハンター

まあ俺たちは俺たちでがんばるしかねえな

 

281:名無しのハンター

せやな

 

282:名無しのハンター

ところで話は変わるんだが

南区のほうの依頼を手伝ってほしいんやけどー

 

283:名無しのハンター

 

 

*1
彼らはデモニカスーツと認識しているが、実際は破損したデモニカスーツを使用できるよう改造したものであり、能力としては劣るものである

*2
毒針、毒の使い手

*3
スクンダ、スクカジャ使い

*4
物理耐性

*5
刹那五月雨撃ち




ドクイモ氏がダメダメな現地民霊能力者出すので習ってみたかったのですが、書いてるとなんでかお上品よりのハンターになってしまう……
心の中の蛮族度が足りないから、ヒャッハーよりの人間が書けないのも知れない。そしていい事思いついた!ってほど面白く書けない。

とは言え投稿しないと時間が進まないからね。
あと4話くらいで終わる予定。


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part901

寒くなる&仕事が忙しくなると書く気力が減ってしまうので初投稿です。

本当に雑談というか、明後日の方向に会話が飛んでいく。

時系列としては【★電脳異界開発スレ その34(道草)】 ~【〇第三次世界大戦スレ part39】くらいです。


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part901

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part311

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part200

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その115

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part2661

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その222

http://xxxxxxx

 

悪魔召喚プログラム関係の話は

悪魔召喚プログラム(メ)について語るスレ その101

http://xxxxxxx

 

電脳世界の事に興味が湧いたなら

電脳異界開発スレ その40

http://xxxxxxx

 

公序良俗を守ってみんなで仲良く使ってね

世界創造とか、ショタおじは神だった?

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part900

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

91:名無しの転生者

やっぱレベルだけじゃなくて装備も必要なんやなって

 

92:名無しの転生者

いきなりどうした

 

93:名無しの転生者

>>装備

それは当たり前なのではないだろうかボブ訝

 

94:名無しの転生者

>装備

そりゃゲームでも現実でもそうだろうさ

 

95:名無しの転生者

マッカかガイアポイントで装備は買えるし、なんだったら技術班の技量向上でいい装備が前より安く出回ってるぞ

 

96:名無しの転生者

ただ良い装備は費用が天井知らずなんだよなぁ

 

97:名無しの転生者

自分に合わせた装備を頼むとさらに費用と時間がかかるぞ☆

 

98:名無しの転生者

マッカだけじゃなくてフォルマも必要だったりするから辛いっす

 

99:名無しの転生者

結局ゲームと同じく、装備を買って、稼いで、更新していくというサイクルを回すしかないのではないだろうか

 

100:名無しの転生者

つ ガチャ

一発逆転を狙うしかない!

 

101:名無しの転生者

ガチャ教徒が現れたぞ!、ガチャスレに封印しなくちゃ

 

102:名無しの転生者

自分の相性とかシキガミとかパーティーの状況によるから一概にはいえんしな

 

103:名無しの転生者

強いからってドルフィンヘルムは、やっぱ(見た目が)キツイわ

 

104:名無しの転生者

とりあえず武器だけいいの買って、ぶっぱ一撃で倒せるやつだけ倒すチキンスタイルでいいんじゃねーの

痛い目みながら戦うのはキツイでしょ

 

105:名無しの転生者

シキガミを盾にしながら自分はぶっぱスタイルが、リアルだとやっぱ安定よ

 

106:名無しの転生者

遠距離攻撃で引き撃ちスタイルはどうなんよ

 

107:名無しの転生者

>>106

ゲームじゃないから、こけたり、何かに引っ掛かるしで難しい

なにより訓練無しで、後ろ歩きしながら射撃は難しいのでダメです

 

108:名無しの転生者

動く、撃つ、動く、撃つ。っていうムーブでも悪魔の方が早い事多いからうまくいかんのよな

 

109:名無しの転生者

銃ぶっぱで一撃とは言わんでも、近づかれる前に倒せるくらいの威力が欲しいところ

 

110:名無しの転生者

まーでも一定以上にLv上げたいなら痛みに耐えないとなんだよな

俺?俺は無理でした(震

 

111:名無しの転生者

全体攻撃は避けられないし、状態異常もいろいろでてくるしな

 

112:名無しの転生者

おれもなー、ヒノカグヅチとか手に入れば無双できるんだけどなー

 

113:名無しの転生者

>>112

リアルでゲットできんのかよそういうの

 

114:名無しの転生者

大人しく、技術班謹製の銃でも買うのがいいんじゃね?

 

115:名無しの転生者

近接装備の剣や刀もいいぞ

数打ちだけど、普通に強い

 

116:名無しの転生者

ゲームのバランス調整みたいに、進まないと良い装備が買えないとかは無いからまだマシでしょ

 

117:名無しの転生者

>>116

敵も普通に上から下まででてくるんだよなぁ

 

118:名無しの転生者

そんな装備で大丈夫か?

 

119:名無しの転生者

大丈夫だ、問題ない

 

120:名無しの転生者

一番いいのを頼む

 

121:0能力

ねんがんの ようとうを てにいれたぞ!

 

122:名無しの転生者

装備品は手持ちの資金と相談だけど、やっぱつれーっす

 

123:名無しの転生者

なにそれ

 

124:名無しの転生者

そんなんメガテンにあったっけ?

 

125:名無しの転生者

妖刀ニヒルならあった気がする

 

126:名無しの転生者

>>妖刀ニヒル

HP減る装備だっけか?

 

127:名無しの転生者

>>121

   そうかんけいないね

ニア ころしてでも うばいとる

   ゆずってくれ たのむ!

 

128:名無しの転生者

   そうかんけいないね

ニア ころしてでも うばいとる

   ゆずってくれ たのむ!

 

129:名無しの転生者

ニア ころしてでも うばいとる

 

130:0能力

>>127 >>128 >>129

な なにをする きさまらー!

 

131:名無しの転生者

なんだよこの流れは

 

132:名無しの転生者

アイスソードを手に入れたのか

いや妖刀って書いてるけどさ

 

133:名無しの転生者

強そうな武器いいなー

 

134:名無しの転生者

して、どのくらい強いの?

そして入手経路は?

 

135:名無しの転生者

技術班が頑張った成果なんだろか

 

136:名無しの転生者

妖刀だし、きっとムラマサって名前なんだろう

 

137:名無しの転生者

MURASAMA BLADEとな!?

 

138:名無しの転生者

リンゴ版Wizとか誰が知ってんだよw

日本なら普通FCのだろ

 

139:名無しの転生者

>>138

じじいもいるし、知ってるんじゃねAppleⅡ版

 

140:0能力

お約束の流れありがとう

でもみんな奪い取る選択肢なのひどない?

 

141:名無しの転生者

>>140

当然ではなかろうか、強い装備はシェアするべきですよ!

 

142:名無しの転生者

ゲットできる選択肢があるならゲットしたくなるのが人情

 

143:名無しの転生者

元ネタで奪い取る選択肢をしなかった者が居るだろうか、いや無い

 

144:名無しの転生者

そんなことしてるからリメイクで戦闘が差し込まれるだろうな

 

145:名無しの転生者

アイスソードは強いからね、しょうがないね

 

146:名無しの転生者

だが待ってほしい。アイスソードなら兎も角、妖刀なら持った瞬間死んだりするのではなかろうか

 

147:名無しの転生者

名前からして何かペナルティ有りそうではあるな

 

148:名無しの転生者

登録者だけが持てる装備とか、それはそれでかっこいいぞ

 

149:名無しの転生者

もしかしたら攻撃する度HPが削れる仕様かもしれん

その代わり攻撃力大とか

 

150:名無しの転生者

神話的武器ならなんかありそうだな

 

151:0能力

いや、見た目普通の刀です

まーでも強い刀なので実質俺専用的な?

 

152:名無しの転生者

普通なんかいw

 

153:名無しの転生者

思わせぶりからの普通の刀とか、それはそれで許されざるよ

 

154:名無しの転生者

単純に強いだけか……で、入手経路とか流れとはきりきり吐いてもらうじゃないか

 

155:名無しの転生者

そうは言っても、何かあるんじゃないの?

 

156:名無しの転生者

俺も刀とか剣使ってるから知りたーい

 

157:名無しの転生者

俺も俺も

 

158:名無しの転生者

じゃあ俺も

 

159:名無しの転生者

俺は遠慮しておきます

 

160:名無しの転生者

ちょっとw

 

161:名無しの転生者

近接攻撃派が紛れ込んでいたとはな

 

162:名無しの転生者

まー近接攻撃するの、霊視ニキとか狩人ニキとかもそーじゃん?

 

163:名無しの転生者

ペルソナ勢もするやついるんじゃね

 

164:名無しの転生者

みんな勇気ありすぎだろ……

 

165:名無しの転生者

一回スライムで痛い目みて、俺は近接を諦めたよ

 

166:0能力

えーと、元の刀がさ、ボストンの博物館に収蔵されていた日本刀なんよ

依頼の報酬でゲットして、それを核にして技術班に刀を打直してもらったんだ

そうしたら思った以上に強くなって満足でした

 

>>155

攻撃力高いし、持ってる時だけ一部スキルが生えるみたいな?

 

167:名無しの転生者

>>166

はえー、元になった刀の銘はなんなの?

 

168:名無しの転生者

別にそういう刀を核にしなくてもいいんじゃないかね

そんなの差がでる?

 

169:名無しの転生者

>>166

どんなスキルか知りたいな

 

170:名無しの転生者

我が武器の芯は〇〇なり!ってやるのはテンション上がるからね

 

171:名無しの転生者

傷が治らなさそう

 

172:名無しの転生者

呪われてそう

 

173:名無しの転生者

歩くたびにHP減りそう

 

174:名無しの転生者

祝福され……なんかメシアの装備っぽくてだめだな

 

175:名無しの転生者

祝福という単語にネガティブな意味が付くとは読めなかった……

 

176:名無しの転生者

リハクは目をちゃんと洗えよ

 

177:名無しの転生者

 

178:名無しの転生者

リハクはメ〇ラ、はっきりわかんだね

 

179:名無しの転生者

そもそもどういう依頼だったの?

刀、というか物品が報酬ってあんまり聞かないけど

 

180:名無しの転生者

うちの娘も付けるから!みたいのは前にみたけど

その依頼、案の定残ってたな

 

181:名無しの転生者

人とかいらないしな……

 

182:名無しの転生者

シキガミいるし、女は要らんわ

 

183:名無しの転生者

男でも要らんぞ

 

184:名無しの転生者

2次元ならオッケーだけど、リアルでそういうのは引くわ

 

185:名無しの転生者

ボストンの美術館由来だと、アメリカ系の依頼か?

あっちは日本と比べ物にならないくらい地獄らしいけど

 

186:名無しの転生者

ヘルプしに行ったけど、心折れた黒札もいるらしいからな

そこいくと狩人ニキはほんま聖人やで

 

187:名無しの転生者

>>狩人ニキ

友人を助けにいくだけでも真似できないのに

そのまま向こうの人々を助けるとか、一週回って狂人ですらある

 

188:名無しの転生者

まー友人が女になってたと聞いたのは、ちょっと笑ったけどな

 

189:名無しの転生者

元男のTSした女と恋愛した場合、これはBLなのだろうか、ちょっと気になる

 

190:名無しの転生者

精神的BLタグつければおっけーです

 

191:名無しの転生者

タグかよw

 

192:名無しの転生者

俺は男なのに感じちゃう、ビクンビクン

ですね!分かります

 

193:名無しの転生者

こうね、『俺は男だ!』と思いながら男に引かれる心の様が美しいんですよ

 

194:名無しの転生者

男の記憶残ってた方がおいしいと、私は思うわけで

そこからの男女の交流が書かれて欲しいと思っとる訳です

 

195:名無しの転生者

精神は男なのに、肉欲に負ける展開でもいいぞ

俺は男だ……男なんだ……って徐々に負けていくのが、いいぞーこれ

 

196:名無しの転生者

業が深いなー

 

197:名無しの転生者

帰ってきたら根掘り葉掘り聞いておけよ

そして内容まとめてアニメでも発注しておけ

 

198:名無しの転生者

>>197

それやったら戦争にならねえか?

 

199:0能力

その狩人ニキからの依頼だったんだけどな

アメリカでゾンビ津波が発生し、それを食い止めるって依頼

 

多分トラポート持ちに声かけてると思うんだけど、それなりに強い人を狩人ニキの自費で集めてるみたいだった

で、マッカやガイアポイントだけだとなーって言ったら刀付けてくれたので受けました

シキガミちゃんには呆れられました(小声

 

>>167

銘は確か、光忠だったかな

平安だか、鎌倉時代の作らしい

 

>>169

スキルは【ミナゴロシの愉悦】と【刹那五月雨斬り】

 

200:名無しの転生者

>>197

個人でアニメ発注できんの?

 

201:名無しの転生者

>>ゾンビ

アメリカらしいけど、現実になるとやべーな

 

202:名無しの転生者

>>ゾンビ

ゾンビゲーとか映画だとすげー大量のゾンビがでてくるけど

その依頼だとどうでした?

 

203:名無しの転生者

>>199

スキルいいなー、めっちゃ強いじゃんそれ

 

204:名無しの転生者

>>シキガミに呆れられる

しょうがないね、刀の為に態々危険なアメリカに行こうとするんだし

 

205:名無しの転生者

ゾンビって元が人だから倒せば倒すほどゾンビは減るはずなのに、

なんでか補充されたり不思議だよな

 

206:名無しの転生者

>>199

これは強い、強いですよー

だから俺にもクレ

 

207:名無しの転生者

>>200

金あればできるだろ

 

208:名無しの転生者

>>205

ゲームとかの都合だろそれ

 

209:名無しの転生者

>>199

刀剣マニアかな?

 

210:名無しの転生者

ゾンビの数がしょぼいと華が無いだろ!

 

211:名無しの転生者

華なくていいから

 

212:名無しの転生者

そもそもメガテンゾンビってどんなんだろうか

走るのか鈍いのか

 

213:名無しの転生者

RPGだし、そういう表現は無かったな

でも、意識持ったままの屍鬼とか出たし、割とバリエーションあるんじゃね

 

214:名無しの転生者

ゾンビだと初代ペルソナのゾンビコップの印象が強いな

覚醒の切っ掛けみたいな時にでるし

 

215:名無しの転生者

>>199

トラポート持ちで実力高めの人は少ないからね、しょうがないね

でも最悪飛ばしてもらって、向こうからさらに飛ばし返してもらえばいいんじゃね

 

216:0能力

普段は鈍いけど、人見たらダッシュになるゾンビやったぞ

数自体は数えてないから不明だけど、100万くらい来たんじゃねーかな

 

ゾンビ自体はLv1~3だったんだが変異種?みたいなバリエーションがあって、とってもゲームっぽい雰囲気を感じた

 

>>215

最悪逃げられるように自分で飛べる人だけに声かけてたんじゃないかな

 

217:名無しの転生者

>>100万

ヒエッ

 

218:名無しの転生者

>>100万

号して100万形式ですよね?

 

219:名無しの転生者

中華並みの数値インフレでアメリカ壊れちゃうー

 

220:名無しの転生者

>>ゲーム

Left 4 Deadかな?

 

221:名無しの転生者

地域の人口を超えてそうで草生える

 

222:名無しの転生者

>>ゲーム

Back 4 Bloodだろ

 

223:名無しの転生者

Dead islandとみた

 

224:名無しの転生者

World War Zとか

 

225:名無しの転生者

Dying lightか

 

226:名無しの転生者

Dead Risingぅぅ

 

227:名無しの転生者

知ってるゾンビゲー上げてるだけなのでは疑惑

 

228:名無しの転生者

非覚醒者でもゾンビとかは見えるし、なんなら倒せるらしいけど

そのゾンビのバリエもそうだった?

 

229:名無しの転生者

ゾンビ達のレベル低ければ無双ゲーかなぁ

ゾンビ無双……売れないゲームっぽい

 

230:0能力

数が多すぎてThey are Billionsみたいだったぞ☆

 

3方向から押し寄せるゾンビに対して、正面をメシア穏健派+地元の覚醒者達+米軍が受け持って

他を俺みたいな外部の奴+一般人+αの構成だったよ

 

>>228

今回のゾンビ達は米軍の火砲が効いたし、多分全部通るんじゃないかな

 

231:名無しの転生者

>>火砲

なんや、火力通るなら楽勝やな! 米軍 as No,1!

 

232:名無しの転生者

悪魔って認識できないと倒せないから、火力戦は新鮮ですね

 

233:名無しの転生者

戦車とか見た?

うちの多脚戦車以外がみたーい、みたーい

 

234:名無しの転生者

>>233

陸自の90式でも見みてこいよw

ゴトウ陸将にでも頼んで見れば見学できんじゃね

 

235:名無しの転生者

>>234

やだよ、いきなり模擬戦やらされそうじゃん

 

236:名無しの転生者

信用ねえな陸将w

 

237:名無しの転生者

まーゴトウは放っておいて、街だか基地だかに迫る地平を埋め尽くすゾンビ!迎え撃つは人類連合!

映画ならテンションあがるけど実際の戦闘はどうでした?

 

238:名無しの転生者

雑多な銃による乱射とそれを踏み越えるゾンビ達!

映像で撮ってほしかった

 

239:名無しの転生者

あぱーむ、あぱむ、弾持ってこい!

 

240:名無しの転生者

非覚醒者でもダメージ与えられるなら、一般人が足手まといじゃなくて戦力になるな

 

241:0能力

俺の担当方面は、基地から1kmくらい離れたところに抵抗線、さらに1km前後離れたところに監視所が配置されてた

俺はゾンビ多めな場所か、強そうなやつがいるとこに派遣される遊撃戦させられた

一般人は基地の最終防衛線で漏れてくるゾンビを倒す役割でしたね

 

>>戦車

正面に配置されていたようで、壊されてたのを見たよー

 

242:名無しの転生者

おー、ゾンビゲーっぽい

 

243:名無しの転生者

やっぱり、ゾンビゲー+無双じゃないか!

 

244:名無しの転生者

ゾンビゲーに米軍でてきたらバランス壊れるだろ!

 

245:名無しの転生者

ミストみたいなオチにはならなかったか

 

246:名無しの転生者

しかしよく持ちこたえられたね

映画みたいに一部突破されてオワタになりそうなもんだが

 

247:名無しの転生者

明確にゾンビ津波耐えられる当てあったの?

なんらかの原因があって、解消するまでの防衛線みたいな

 

248:名無しの転生者

集まったゾンビが人を求めて手近な基地になだれ込んだんじゃねーの

 

249:名無しの転生者

ゲームとかだとウイルスとか、人為的な寄生虫みたいな話あるからそういうのじゃね

 

250:名無しの転生者

バイ〇ハザードみたいな?

 

251:名無しの転生者

この時期にそういうことやるの、メシア過激派か、どっかの悪魔かね

流石に悪の組織みたいに世界を滅ぼそうと動くとはは思えねえけどな

 

252:名無しの転生者

生きるのに必死なのに世界滅ぼす意味とは一体

 

253:名無しの転生者

放っておけば普通に人類オワタなのにな

 

254:名無しの転生者

やるなら日本でテロのほうが効きそう

 

255:0能力

狩人ニキが、「俺が解決するまで頑張って」って話してた

ゾンビの津波、開始から3日目に終わったんで解決したんじゃないかな

面倒ごとに巻き込まれる前に俺は帰りましたけど

 

んで、ちらっとだけどカヲル君見た気がするので、もしかしたら例のアイツ案件だったのかも?

 

256:名無しの転生者

>>カヲル君

あっ(察し

 

257:名無しの転生者

>>例のアイツ

名前を言ってはいけないアイツか……

ゲームっぽい設定だし、たしかになぁ

 

258:名無しの転生者

ゲーム+映画で人間の負の側面を見たかった可能性

 

259:名無しの転生者

生き残りに必死な人間をポテトチップス片手に見てる可能性もあるぞ

 

260:名無しの転生者

本人?が人間側でも参加している可能性が微レ存

 

261:名無しの転生者

>>260

終わったら、いいゲームでしたね!とか言いそう

 

262:名無しの転生者

ランダムでトラブル発生させてそう

 

263:名無しの転生者

徐々にゾンビが強くなるあたりそれっぽいなぁ

 

264:名無しの転生者

そう決まったわけでも無いけど……考え過ぎかなぁ

 

265:0能力

まー、そうかもしれないってだけなので本当かは分からん

戦闘は下みたいな感じで推移したよ

 

1日目:3Waveくらい

出てきた敵

ゾンビ:Lv1~3

普通のダッシュしてくるゾンビ

 

ゾンビ(デブ):Lv3~6

倒すと周りに体液をまき散らし、毒にしてくる

 

ゾンビ(チビ):Lv3~6

跳躍して、こちらに張り付き自爆してくる

 

266:0能力

2日目:5Waveくらい

出てきた敵

1日目にプラスして

ゾンビ(タンク):Lv10~15

マッチョに見えるゾンビ、硬い

 

3日目:7Waveくらい

出てきた敵

1、2日目にプラスして

ゾンビ(キング):Lv30~40

でかい、つよい、邪魔

 

267:名無しの転生者

>>キング

Lv30以上で草生えちらかすわ

 

268:名無しの転生者

よく倒せましたね

二日目のタンク型ゾンビですら一般人にはきついでしょうに

 

269:名無しの転生者

そういう奴対策にメシアとかうちの弾丸使ったんじゃね

 

270:名無しの転生者

メシアンのテンプルナイトもいるだろうし、強い奴には強い奴を充てたんじゃねーの

 

271:名無しの転生者

ゾンビは破魔弱点だから、天使いる穏健派なら戦えるんじゃね?

 

272:名無しの転生者

>>破魔弱点

そういやそうか、数が多いのが辛いだけか

 

273:名無しの転生者

数が多いとMP尽きそうだが、強かったりやばいところだけ使えばいいのか

指揮官の腕が問われそうだな

 

274:名無しの転生者

RTSかよw

 

275:名無しの転生者

指揮官ってそんなもんじゃね?うちらガイアだと苦手な分野な気がする

個が強いけど、連携あんま得意じゃないしな……考えてみるとこれカオス属性だな

 

そこいくと自衛官ニキとかゴトウ・・・・・・とか?

 

276:0能力

ラストのゾンビ(キング)以外は破魔弱点だったから、ピンチなところに駆けつけてマハンマ使ってたっぽい

そしてゾンビ(キング)、破魔無効、物理無効、呪殺弱点とかなかなか変な構成でしたね

 

277:名無しの転生者

最後のキング、レベルたけーのに破魔物理無効とか悪意を感じるじゃんw

 

278:名無しの転生者

破魔無効はいいけど、物理までかよw

 

279:名無しの転生者

まさかゾンビにムドが効くとは・・・・・・このリハク、読めなかった!

 

280:名無しの転生者

やっぱリハクはメ○ラだな

 

281:名無しの転生者

あっ、そっか、Lv30超えてくるとDレベル使うような連中のアナライズ通らないから

ムド弱点もわからないのか

 

282:名無しの転生者

あー確かに

 

283:名無しの転生者

ハマ効くはずと思い込んだところに絶望を叩きつけるプレイ

焦ってモタモタしてるうちに突破されるなこれは

 

284:名無しの転生者

でも俺たちなら普通にムドつかえるんじゃね?ショタおじの訓練でわりかしみんな覚えてない?

 

285:名無しの転生者

それはそこの彼には禁句でしょw

 

286:名無しの転生者

あーあ、ひどいw

 

287:0能力

俺は攻撃魔法スキル0なんですけど?

ちょっと・・・・・・屋上に行こうか・・・・・・

 

288:名無しの転生者

あっ

 

289:名無しの転生者

いやでも最後のゾンビキング、物理無効入ってると敵だから相対する0能力君置物だった?

 

290:名無しの転生者

さすがにストーン系あるから、アイテム係だったんじゃね

 

291:名無しの転生者

Lv30超えてくると強い悪魔もいろいろいるが、物理無効系はやっぱきついよな

 

292:名無しの転生者

昔の主人公はな、アイテムとCOMPが使えるだけの物理アタッカーだったんじゃよ

 

293:名無しの転生者

おじいちゃん、メガテンは始まったばかりでしょ

 

294:名無しの転生者

東京受胎はじまっちゃうー

 

295:名無しの転生者

やっぱり核降ってくるのかな

 

296:名無しの転生者

俺は最後までここがデビルサマナー系世界線だと信じてるから!

 

297:名無しの転生者

葛の葉もファントムソサエティもいないのに?

 

298:>>284

ふっ、物理しか使えないやつなんて怖くねえ!

俺の【テトラカーン】をくらえ!

 

299:名無しの転生者

物理アタッカーにテトラカーンはルールで禁止スよね

 

300:名無しの転生者

メガテン世界はルール無用だろ?

 

301:0能力

 (^^)

【物理貫通】

 

302:名無しの転生者

えっ覚えたん?

 

303:名無しの転生者

あっ、これは死にましたねぇ

 

304:名無しの転生者

>>298

生き返れ、生き返れ

 

305:名無しの転生者

殺すなしw

 

306:名無しの転生者

つーか物理貫通覚えた物理アタッカーとか手がつけられないじゃん(じゃん

 

307:名無しの転生者

搦手なら、なんとかなるのでは?

ほら状態異常無効が無ければ、いろいろあるじゃん?

 

308:名無しの転生者

ダメージ+状態以上系で攻めればなんとかなるやろ

俺?俺は使えないんで>>298 は頑張れ

 

309:0能力

Lv50を超えて【物理貫通】を覚えた俺に切れない物など、あんまり無い!

 

>>307

状態異常は一部効くので勘弁な!

 

310:名無しの転生者

>>309

あんまりかよw

 

311:名無しの転生者

大体なんでも切れるじゃん!

 

312:名無しの転生者

でも過去に聞いたスキル構成からすると飛んでる敵にはどうしようもなさげ?

 

313:名無しの転生者

自衛隊の対戦車ヘリには勝てないのかな

 

314:名無しの転生者

対戦車ヘリに勝てるのはショタおじくらいだろJK

 

315:名無しの転生者

魔法あれば叩き落とせる気がするけどね

 

316:名無しの転生者

攻撃魔法も遠距離攻撃もない彼は……うん……

 

317:0能力

霊視ニキあたりだったら、当たればダメージ通せるとは思うんだよ、勝てるかは置いておいて

でもショタおじとか、切れるというか、当たってもダメージ通る気がしないんだよね

 

だがそれはそれとして、シキオウジロボには勝てる気がしてきたので後で相手してもらう

 

318:名無しの転生者

>>ショタおじ

まあ、それはそう

 

319:名無しの転生者

かつての自衛隊いじめ見れば分かる

 

320:名無しの転生者

噂じゃカヲル君筆頭に何人かの武闘派幹部が一斉にかかっても手も足も出ないらしいじゃん?

 

321:名無しの転生者

>>320

まじかー、あの人達一人でも勝てる気しねーんだけど

 

322:名無しの転生者

ショタおじがLv100超えの噂はやっぱ本当なんかねぇ

 

323:名無しの転生者

あの強さを見るに、200くらいあっても驚かねえぞ

 

324:名無しの転生者

200あったらゲームの神様超えてんじゃーん

さすがにそこまで無いやろ……無いよね?

 

325:名無しの転生者

真2の四文字でも108だろ?さすがにそこまでいかんやろ

 

326:名無しの転生者

でもスティーブンは128じゃなかったっけ?

 

327:名無しの転生者

まじで?

 

328:名無しの転生者

あの車いすのおっさん、そんなに強かったん?

 

329:名無しの転生者

真4FのDLCだろ?あれはスティーブンという概念な気がするけどな

 

330:名無しの転生者

まあ、ショタおじはあのくらい強そうということで

 

331:名無しの転生者

それはそう

 

332:名無しの転生者

納得の強さ

 

333:名無しの転生者

まあ、そうやろなぁ

 

334:0能力者

というわけで、めんどくさい北米のクエストをクリアして報酬をゲットしたということで報告でした

 

335:名無しの転生者

 

336:名無しの転生者

おつかれー

 

337:名無しの転生者

お土産くれよなー

 

338:名無しの転生者

北米からなんか持って帰ってきてない?

 

339:名無しの転生者

天使しかなかったけど、いいかな?

 

340:名無しの転生者

(・∀・)カエレ!!

 

341:0能力

あと、すげえどうでもいい事なんだけどさ

アメリカって言ったらBBQだろ?だから肉持って行ったんだよ

肉焼いてもらう代わりに余った分はみんなで分けてね?って感じで

そしたら泣きながら食っててちょっと引いた

 

342:名無しの転生者

おいw

 

343:名無しの転生者

肉見せつけとかひどいやっちゃ

 

344:名無しの転生者

君割りとおバカでしょ、今北米は食うや食わずで肉どころか穀物すら足りないかも知れないんやで

そりゃ(肉持っていったら)そうなるよ

 

345:名無しの転生者

ガイア連合がサドだって誤解されるだろ!

 

346:名無しの転生者

で、美味しかった?

 

347:名無しの転生者

遠回しに依頼持ってきた狩人ニキにも迷惑かかるんじゃね?

 

348:名無しの転生者

いやでも日本人的には手土産は必須では?

 

349:名無しの転生者

依頼受けにいって手土産とはいったい?

 

350:0能力

超高速でBBQの準備を整えて焼き始めてビビったね

戦闘で亡くなった人も居るからまじで最後の晩餐状態だった

 

>>344

後で狩人ニキには謝っておこうと思う

やっぱ消費アイテムのほうが良かったかなぁ

 

>>346

美味しかったけど、味付けはやっぱり和風がいいなって思いました(小並感

 

351:名無しの転生者

最後の晩餐とか裏切り者でそう

 

352:名無しの転生者

ユダのポジに誰がいたんだろ

 

353:名無しの転生者

アメリカの味付けはなー、やっぱ大味なんかー

 

354:名無しの転生者

ここでBBQのコピペ

 

355:名無しの転生者

まあ、アメリカ人のバーベキューへの思い入れは凄まじいものがあるからな。

海外赴任中に取引先のデブに、ディナー奢ったお礼に誘われて、嫌々行ってみたんだが、

まず肉が凄い。キロ単位で塊で買ってくる。手土産に持ってった肉をみて「それじゃ足りないよ、

貧乏人」という顔をする。エコノミックアニマルはいつまでも肉食には慣れないらしい、みたいな。

絶対、その肉4キロより、俺が買ってきた肉500gの方が高い。っつうか、それほぼ脂身じゃねえか。

で、デブが肉を切る。やたら切る。不良風のデブ娘とデブ息子もこのときばかりは親父を尊敬。

普段、目もあわせないらしいガキがダディクールとか言ってる。郷ひろみか? 畜生、氏ね。

鉄板も凄い、まず汚ねぇ。こげとかこびりついてる。 洗え。洗剤で洗え。つうか買い換えろ。

で、やたら焼く。焼いてデブ一家で食う。良い肉から食う。ゲストとかそんな概念一切ナシ。

ただただ、食う。デブが焼いて、デブがデブ家族に取り分ける。俺には回ってこない。畜生。

あらかた片付けた後、「どうした食ってないじゃないか?」などと、残った脂身を寄越す。畜生。

で、デブ一家、5キロくらい肉を食った後に、みんなでダイエットコークとカロリーカットのビールを飲む。

「今日は僕も飲んじゃう」とかデブ息子が言う。おまえ、酒どころか絶対薬やってるだろ?

デブ娘も「ああ、酔っちゃった、あなた素敵ね」とか言う。こっち見んな、殺すぞ。

デブ妻が「太っちゃったわね」とか言って、デブ夫が「カロリーゼロだから大丈夫さ」とか言う。

アメリカンジョークの意味がわかんねえ。畜生、何がおかしいんだ、氏ね。

 

まあ、おまえら、アメリカ人にバーベキュー誘われたら、要注意ってこった。

 

356:名無しの転生者

 

357:名無しの転生者

サシ入りの肉より赤身だよな!

 

358:名無しの転生者

>>355

これを待ってた

 

359:名無しの転生者

年取ると油がきつくてな……覚醒してもそれは変わらなくて辛い

 

360:名無しの転生者

年取ると、おいしいものを少し食べるようになるのかなぁ

うちのじーちゃんもそうだったし

 

361:名無しの転生者

俺たち覚醒者達がどうやって年取るかわかんなくね?

【若返りの水】もあるしさ

 

362:名無しの転生者

なるようにしかならんだろ

気にするとハゲるぞ

 

363:0能力

この世界、メガテン系世界だけどどのシリーズとも違う流れだし

この先どうなるのかなぁ

 

364:名無しの転生者

ショタおじ、ショタおじがなんとかしてくれる!

 

365:名無しの転生者

俺たちが信じるショタおじを信じろ!

 

366:名無しの転生者

俺たちみたいなモブはショタおじみたいなプレイヤー*1に任せるしかないんだよなぁ

 

367:名無しの転生者

>>365

最後死にそうだからやめーやw

 

368:名無しの転生者

死んだら俺のシキガミが納品されないだろ!

 

369:名無しの転生者

少しは労わってやれよ

 

370:名無しの転生者

ショタおじなら悪いようにはならんやろって感覚はある

 

371:名無しの転生者

せやな

 

372:名無しの転生者

せやせや

 

 

*1
この場合のプレイヤーとは、外交などで能動的に状況を動かせる能力を持つ存在を指す




自分より後から始まって先に完結させる同じ元ネタ三次創作を見て
はえーすっごい、って思う日々です。

次話はお仕事先の人視点となります。


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アドリー・クラーク、ジャック・J・ジョンソン

不具合発生で仕事が忙しくなる ⇒ 帰宅後書く気力がでない ⇒ 書くのに時間がかかる ⇒ 新年初投稿です。

書き終わって思ったのは、今回の話冗長で長すぎやねんということです、申し訳ない。


アドリー・クラーク:地元カルフォルニア周辺で戦うデビルハンターの女性、アギ系使い
ジャック・J・ジョンソン(トリプルジェイ):メシア教テンプルナイト ゾンビ津波の一方面指揮官として戦う


アドリー・クラーク

20XE年XX月XX日

新大陸 メシア穏健派基地

 

 旧合衆国、カルフォルニア州の僻地、なんで私はこんなところにいるんだろうねぇ。どこからか、『合衆国は滅んでいない!俺たちミニットマンが居る限り!』とか聞こえそうだけど無視だ無視。

 いや分かっている、この地域にゾンビの大群が迫ってきており、メシア教の連中、所謂穏健派の連中が戦える奴を募集しているからなんだけどさ。

 

 ゾンビ映画だったら、地元民の英雄的な行動、あるいは騎兵隊が登場して撃退できるだろうけど、この滅茶苦茶になった世界じゃ一般人じゃ大したことができやしない。いや一体や二体程度だったら銃で倒せるかもしれないが、聞いた話じゃ1ミリオン(100万体)が押し寄せてくるとか。

 

 他の悪魔と違って、ゾンビだったら一般人でも認識できるし攻撃でき、そして倒すこともできなくもない。そして、さらに運がよければ私達みたいに覚醒し、悪魔との戦いの戦列に加われるかもしれない。

 

 でも、武装した民兵(ミリティア)程度じゃ荷が勝ちすぎる……いや私達デビルハンターでも単独じゃ1ミリオンは多すぎるけどね。

 

 地元のメシア教が音頭を取って、集められるだけの覚醒者達が、このメシア教の基地に集められている……らしい。ちらほら見たことある顔がいるし、デビルハントで一緒に仕事をしたやつもいる。

 ”雷の”ジョンに、デビルハンター達を率いている”ママ”ビューティー、”無口の”スミス、そして”拝み屋”ポール。

 みんな高Lv、高ハンターランク達で背中を任せられるほど信用できるかはおいておいて、強いという意味では誰からも謗られない実力者達だ。

 ただ全員来ているわけではなさそうだ、この辺の強者で何人か見ない奴がいる。仕事が忙しいのか、地元を守っているのかはわからないけど、来ない理由が有るのだろう。

 

 この部屋に案内されるまでに通ってきた場所に迷彩服の連中がいたけど、あれは軍の連中なんだろうか。悪魔溢れる今の世界じゃ、鍛えられた軍人といっても、覚醒しなきゃ悪魔を見えることも倒すこともできない。結構な数の軍人達がなすすべもなく倒れていったと聞いている、かわいそうなこと。

 

 日本駐留の連中は例外らしい。日本の対霊組織、”ガイア連合”との繋がりを作ったとかで、一部装備を回してもらって悪魔と戦う力を手に入れた……らしい。詳しくは聞こえてこないけど、デモニカスーツでも手に入れたのかね、羨ましいかぎりさ。

 

 ”ガイア連合”、その組織はメシア教の次に無視できない存在だ。なにせ私や周りにいる覚醒者達だって”ガイア連合”が提供しているDDSネットに登録し、仕事の斡旋や情報交換ができ、さらに動画配信やゲームなんていう娯楽まで供給されている。私が持っているハンターランクだって、DDSネット上の評価だ。これの数値でどこまで仕事をやってきたか、どれだけ生き残れたが分かるんだ。高ければ高いほど周囲から評価されるし、どの程度の難易度な仕事ができるかの目安ともなる。これを使ってない奴はモグリかメシアの連中くらいだ……いやメシアの連中もこっそり使ってるって噂はある。

 世界が滅ぶ前のビデオゲーム内の冒険者ギルドみたいな存在だって私たちは噂している。ハンターランク〇〇だって?じゃあこの仕事ができるねって。そしてLV(Dレベル)の数値を併用して仕事を貰うのさ。

 

 そんなどえらい”ガイア連合”だが、不満はまあある。霊薬(傷薬)の販売数が少ないとか、例の十戒プログラムがあると不便だとか、ガイア連合からの依頼は特別なレベル表記だってことかな。

 いや分かってる、私達が使ってるレベルがDレベルっていうガイア連合の基準とは違ったものだってのはさ。でもさ……みんなこっちを使ってるし、こっちが本物でいいんじゃない?

 

 さて、そんなことを考えながら待機していれば、部屋に偉そうな坊さんが入ってくる。ついで数人の付き人と、迷彩服を着たがっしりした体格の男。迷彩服の方は軍のお偉いさんに見える。

 

「おはよう皆さん、そして依頼を受けていただきありがとうございます。さて、皆様への依頼内容にも書いてありましたが、この地域へ大量のゾンビが流れてきております。地域の安全の為にも皆さま方にはその対処の手伝いをお願いしたい」

 

 そう言い終えると、お偉いさんは我々をぐるりと見まわし言葉を続ける。

 

「我々による偵察によれば、ゾンビの総数は概算ですが1ミリオン(100万)ほどだと見積もられております。」

 

 小さなざわめきが部屋を支配する。

 

 分かっているさ、めちゃくちゃ多いゾンビをそのままにしておけば、基地の先にある私が住んでいる地域も蹂躙されちまう。問題はなるべく遠くで対処しておきたいからね。

 

「では具体的な事は、こちらにいるジェームズに説明頂きます」

 

 後ろに控えていたメシア教の服を来た男が前に出る。

 

「初めまして、今回の作戦に対する総司令官のジェームズです。今回の作戦を説明させていただきます。まずゾンビはこの基地より東方から流れてきております。その為、基地東側を正面とし北と南を側面としそれぞれに戦力を配置する予定です。

 正面に我々メシア教の戦力の大部分、協力いただく米軍、そして皆様方の大部分がここに配置されます。指揮官は……こちらのダニエルとなります」

 

 後ろにいるメシア教の服を着た人間が会釈する。彼がダニエルか。

 

「そして北と南の側面ですが、我々から指揮官として1名と、皆様の一部、そして協力いただく民兵の方々、そしてガイア連合からの協力者となります」

 

 ガイア連合から戦力が派遣されてくる?あそこの戦力は強いとも実はそうでもないとも聞くが、私も知っている狩人殿と比べてどうなのだろうか。あの人ほど強く、かっこいい男を知らない。

 

 他の人も戦力について疑問に思ったのか手を挙げる奴がいる……あれはキッドか。

 

「ガイア連合から人が来るって事ですけど、そいつはどんな奴で何人くるんですか?んで、まだ来てないので?」

 

 確かに気になる話ではある。他の奴も確かに気になるなって顔をしている。

 

「狩人殿からの紹介で2チーム来るとのことだ。

代表者の名前は、あー……『レイジ・ロクドウ』と『タカシ・マルヤマ』だそうだ。

それぞれの実力に関しては、狩人殿曰く「結構強い」との事だ。各自話を聞くか、アナライズでもしてほしい。

そしてまだ来てないのは、こちらと日本では時差がある為だ。こちらの午後3時過ぎにくる予定だ」

 

「州内を移動中ってことですか?」

 

「いや、テレポートしてくるそうだ」

 

 ワオ……ハイレベル術者の中にはテレポートが使える人がいるとは聞いたけど、ガイア連合、流石ね。

 室内に小声でささやきあう声が広がる。高レベル且つテレポート使いとか、繋がりを作れれば一発逆転の日本移住まで狙えるのだから色めき立つか。日本人の名前は男なのか女なのかさっぱりわからないけど、男だったら狙ってみようかしら……

 

「さて、他にも米軍の砲兵部隊がおり、これは方面指揮官の要請で砲撃を行う予定だ。状況によっては砲撃を行えない時もあるが、理解してほしい」

 

「砲兵さんがいるなら、最初に吹っ飛ばせるだけ吹っ飛ばした方がいいんじゃないの?」

 

 私が疑問を呈する。できるだけ敵は事前に減らしてほしいし、態々ピンチにならなくてもいいのにね。

 

「あー、アドリーさんだったかな。それについてお答えするとだな、悪魔に対して普通の砲撃が役に立たないのは貴方のような覚醒者なら理解していると思う。だから役に立たなくなった兵器である砲も砲弾も新規生産が無いんだ。今回の為に各地にあった軍の倉庫から引っ張り出してもらっている。

 軍の工廠や軍事企業ももう駄目な状況で、新規の供給が無く改善の見込みもない。だからそこまで砲弾の集積は行われていない。

 全力攻撃をしたら半日持たないだろう。だから指揮官が判断した危険と思われる状況でのみ射撃する予定だ」

 

 あー、確かに悪魔は”認識”して攻撃しなくちゃダメージは通らない。間接攻撃はお役御免だったからか……

 

「分かったわ、回答ありがとう」

 

「では、配置を発表する。まず北側の指揮官は、この……ジャックとなる」

 

 男が一人前に出てくる。スラブ系なのか、厳つい顔をした男だ。6フィート半(約195cm)くらいのでかい体にテンプルナイトの衣服を纏っている。

 

「ジャック、ジャック・J・ジョンソンだ。よろしく頼む」

 

「このジャックの下で戦ってもらうのは……キッド・アストリー、アドリー・クラーク…………

 

そして、ガイア連合の『レイジ・ロクドウ』となる」

 

 あー、私は北側か……生き残れるといいんだけど……メシアンの指揮官とガイア連合の人次第かしらねぇ。

 

 ダニエルが引き続き南側の面子を上げていくが、私は聞き流す。

 

「……以上となる。名前を呼ばれなかった人は正面担当だ、皆待機所に移動してくれ。指揮官は集合だ。以上解散!」

 

みな席を立ち、自分の装備を持ってぞろぞろ移動を開始する。

 

 

 北方面の待機場所は、出入り口近くの部屋だった。

 私達は、そのまま待機となった。北側に配置された霊能力者は、私『アドリー・クラーク』、『キッド・アストリー』、『ミハエル・ステディ』だった。お互い自己紹介と能力紹介をしたが、お互い隠し札くらいもってると思う。背中を預けるくらい信頼しないとすべては開示できない。能力を見切られたら死ぬ可能性があがってしまうから。

 

 

 私は火炎(アギ系)の能力者、キッドは電撃系物理、ミハエルは破魔(ハマ)系が使えるとか。

 Lvはそれぞれ、私48、キッド29、ミハエル35。アナライズすればバレるから、レベルの数値は本当だとは思う。この数字は、この辺ならそれなりのツワモノ達ってことになる。

 

 自己紹介してからは待機だ。指揮官として紹介されたジャックは来ないし、民兵達は人数がいるからか他の部屋にいるらしく暇だ。

 キッドは自分のスマフォからDDSネットにアクセスして何か見ているし、ミハエルは目を閉じて休んでいる。私は自分の銃のメンテ。いやメンテくらいしかやることが無いんだ。DDSネットで動画を見るにしてもGP(ガイアポイント)が勿体ない。ガイア連合やメシア教の拠点だったらGPを使った買い物ができる。GPを使うなら食糧なり装備を買うさ。

 

 そんなことを考えていれば扉を開ける音が聞こえ、誰かが入ってくる。ばらした銃から目を離し顔を上げれば、指揮官のジャックと、ベレー帽を被った初老の白人男性、そしてアジア系の顔をした若い男女と大型犬が入ってくる。

 二人の男女からして相当な実力者に見える。かつて会った事のある狩人殿の時もそうだが、高Lvな人間からは”圧”というか”存在感”を感じるんだ。

 男の方は6フィート(約180cm)くらいの身長、黒髪黒目の一般的なアジア系の顔立ち。だがそのイケメンというわけでもないはずの男に、目を離せないような”存在感”ってやつを感じる。年齢は多分ハイスクール(高校生)くらいか?カレッジ(大学生)ほどではなさそうに見える。腰に日本刀を下げ、体には和風な鎧とも防弾チョッキともつかない装備を着ている。

 女のほうは男とは逆に美女、いや美少女に見える。5フィート8インチ(170cm)くらいの身長で髪は…白?銀?な色、アジア系の年齢はわかりづらいが、多分ジュニアハイスクール(中学生)くらいかな。

 いくら能力を持っているとは言っても、子供を戦場に連れてくるなと思うべきか、実力者は一人でも欲しかったと喜ぶべきか。

 

 そして犬だ。犬種はわからないが物理的にでかい。昔、家で飼ってたフォックスハウンドよりでかく、立ち上がれば人間並みか。しかも覚醒しているのだろう、”圧”も感じる。

 この部屋にいるアメリカ人よりもこの犬畜生のほうが強く感じる……むぅ。

 

「遅くなってすまなかった。こちら民兵(ミリティア)指揮官のミラー殿だ」

 

「ミラーだ、よろしく頼む」

 

「そしてこちらが今回、ガイア連合から派遣されてきたレイジ殿だ」

 

「日本から来た、あー、レイジ・ロクドウだ、よろしくおねがいします」

 

 それぞれが挨拶をする。ミラーからは微かなカルフォルニア訛りを感じるから、地元出身なんだろう。もしかしたら元軍人で、退役後地元の民兵団体にいたのかもしれないな。

 そして男の方は下手くそというか、典型的日本人英語だ。LとRの区別のついてなさは笑えて来るぐらいだし、単語のチョイスが古臭く感じる。

 

「なあレイジ、あんたは強いのか?」

 

 おっと、キッドのやつがいちゃもんを付け始めたぞ。戦いが始まる前にもめ事は勘弁してほしい……いや、キッドの犠牲で目の前の男の実力が知れるかもしれないから悪くはないのか?

 

「強さは相対的な話だろう?何と比べてかな」

 

「そういう学者みたいな話じゃなくてさ、おまえさんが俺たちと肩を並べて戦えるかって話さ」

 

「そいつを証明するには、何が必要かな?」

 

 もめ事が起きているはずなのに、この場にいる面子は私も含めて誰も止めない。レイジの実力を知りたがっているのか、面倒事には関わりたくないのか……はたまた他人事なのか。

 

「たった一つシンプルな話があるだろが……なっ!」

 

 言うが早いかキッドは、傍に置いてあった自分の金属バットを取ると思い切りレイジに殴りかかった。その武器は帯電し、あれがキッドの持つ必殺技ショックアタック(雷龍撃)、目では追えるが止めるのは間に合わないその攻撃をレイジは耐えるのか、避けるのか。

 

「あっ、あっ……」

 

 バットを握った手首だけが宙を舞い、壁にべちょりという不快な音と共に当たり、手首からバットが落ちる。

 

 カランカラン

 

 そこには自分の腕が無いことを認められない顔をしたキッドと、困った顔をしならがも、私が認識できない速度で刀を振りぬききっていたレイジが居た。

 

 いつの間に刀を抜いていた?

 

 私達覚醒者達の戦闘速度も非覚醒者に比べればなかなかに早い。いうなればマー〇ルヒーローたちの戦闘くらいには早いはずだが……ガイア連合最高クラスの能力者*1の力はヤバイわね。

 

「くそがぁぁ、いてえぇぇ」

 

 あっ、まずいわね。手首が吹っ飛んだキッドを治療しないと。この基地なら多分回復魔法(ディア)を使える人がいるはずだから……

 

 「まったく、殺意込みで殴りかかられると、体が自動で動くからな……」

 

 いつの間にか壁に飛んで行ったキッドの手首を回収したレイジが傍らにおり、その手首を元あった場所にくっつけようとする。

 いや、人間は手首を元あった場所につければくっつくわけじゃないんだけれども……

 

 【ディア】

 

 レイジが手首の切れた部分を手で包み、魔法を唱えればそこには元通りになった手首が見える。人体切断ショーのごとく、最初から切れていなかったように元通りに見える。切断された体を元に戻すのは簡単にはいかないと聞いていたけれど、メシアの連中が適当な事を吹聴したのか、目の前の男が相当な回復術の使い手なのか。

 

 どちらにせよ目の前の男は強い。

 

 ジャックにちらりと目を向ければ驚愕をその顔に浮かべている。さすがにこの実力はガイア連合と仲の良い*2メシア教側としても驚くほどだったのか。

 

「こんな世の中だ、相手の実力を確認するのは止めないが、せめてアナライズでもしてからにしたほうがいい。君だって端末を持っているだろう?」

 

 気にするところはそこではないだろう。いや相手の実力を確かめずに殴りかかるのは愚か者のやることだ、普通だったら殺されても文句はいえないというのにどうして相手を気にするのか。 平和な日本にいると、そんな風になるのかね。

 

「あ、ああ……」

 

「まあこれをやるから、取れそうになったら飲むといい」

 

レイジがポケットから取り出したのは……霊薬(傷薬)か!?DDSネット経由でもなかなか買えない霊薬をなんてこと無く渡すとはね。こりゃキッドは手首を一発切られてもトータルじゃ得じゃないかしらね。

 

「おっほん、我々はゾンビから人々を守る為にここにいる。攻撃を向ける先はゾンビにしてほしい」

 

ジャックが強引に話題を転換しようとしている。確かに武器を向ける先はゾンビにしておいたほうがいいけれど、止める間も無く殴りかかったからねぇ。

 

「皆がそろっているから、この方面の作戦を説明する」

 

ジャックが端っこにあるホワイトボードを持ってくる。そこには周囲の地図が掛かれており、基地のほかに何らかの拠点が書き込まれている。

 

「この基地から1kmほど先のここ、ここ、ここに、三軒の元農場の建屋があり、それらをできうる限り手を加えた抵抗拠点にしている。アドリー、キッド、ミハエル。君たちはこの三軒に分散配置するから、配置された人員と共にできうるかぎりゾンビを倒してくれ」

 

「配置される人達はどんな人材で何人かな」

 

うち(民兵)の元軍人たちをそれぞれ10人づつだ。残りの50人程度が最終防衛線としてここに配置される」

 

 ミハエルが疑問をぶつければ、ミラーが答えを返す。10人の兵士と一緒に戦うとなると、私も基本火炎(アギ)を飛ばすのがいいのかしら。

 

「民兵に覚醒者はいるのかい」

 

「いない。だから出ないとは思うが非覚醒者では認識できない悪魔が出た場合は注意してくれ」

 

「ついでに言うと、メシア教の悪魔避けの聖別を掛けているから悪魔は入ってこれない。ただゾンビと高位悪魔は無視するということだけは覚えておいてくれ」

 

 キッドが手首を摩りながら質問をすれば、ミラーが否定し、ジャックが補足をする。確かに民兵に覚醒者がいれば楽なんだろうが、覚醒していれば私達みたいな仕事をしているだろうな。

 

「私達は何をすればいいのかな」

 

「あー、レイジは遊撃を行ってもらう。ここと拠点に有線電話が敷設されているから、前線からのヘルプコールに応じて助けに行ってもらったり。拠点より先にいって数を減らしてもらう事を考えている。基本私の指示で動いてほしい」

 

「分かった」

 

「その……君たちはパーティーで一緒のほうが良いのか?」

 

「いや、敵が弱ければ単独で動かしても問題無い」

 

「君の言う強い弱いというのはどの程度の事を言うのかな。先ほどの腕前を見ると、なかなか基準が分かりづらいのだ」

 

 確かにレイジの言う”強い”ってのはどの程度なのかね。私が瞬きする間にここにいる全員を切り捨てられそうな実力を持つ人間の言う強い。なんだか世界を滅ぼせそうな悪魔の話なのか。

 

『あー、狩人ニキはなんも言ってないのか……どうっすかな』

 

『玲治さん、Lv30程度でよろしいのではなくて』

 

「レベル30を越えてきたら強いに入ると考えている」

 

 後ろの女の子と日本語で言葉を交わした後Lv30と答えたけど、Lv30ってそんなに強かったかしら。弱くは無いけれど、強くもないはず。私だってLv48あるし、ガイア連合の基準が良くわからないわね。

 

『玲治さん、レベルとDレベルの違いを強調したほうが良いかと』

 

『あー、そうかぁ。外だとDレベルなんだよなぁ、何考えて使ってるのか分からないけど……ありがとう春華さん』

 

「訂正する。君たちの使うDレベルで100越えだ」

 

 うへぇ、訂正。やっぱりガイア連合の能力者の基準はおかしい。Lv100越えなんて神様みたいなもんじゃないの。私だったら逃げる一択。私はそんな悪魔を相手どろうとは思わないけど、勝てないと言わないから彼のパーティーなら勝てるってことかしらね。

 

「そうか……分かった。偵察班からの情報によれば通常のゾンビはLv3~10、変位種として大小が確認され、これはLv15前後という話だ」

 

「それはDレベルでかい?」

 

「ん、ああ、そうだ。すまないがここでは基本Dレベルで話させてもらう」

 

「OK、分かった」

 

 Dレベルで15程度ならよほどの特殊能力を持っていなければ私達でもなんとかなりそうね。

 

「話が前後して申し訳ないが、お互いの自己紹介といこう。皆お互いの情報を知っておいたほうがいい。特に生きるか死ぬかの状況ではね……

ではまずは私から、ジャック・J・ジョンソンだ。レベルは43、見ての通りメシア教のテンプルナイト。退魔(ハマ)癒し(ディア)の奇跡が使える」

 

「まじかよ……そんななりして魔法使い系なのか!?」

 

 キッドが驚いているが私も驚きだよ。マッチョマンな体な癖して魔法メインなんてね。フェイクの可能性は……さすがにこの場では嘘はつかないか。

 

「元軍人でね。今でも体は鍛えているが、覚醒者としては魔のステータスがメインで伸びているよ」

 

「はー……そうかい。まあ、次は俺キッド・アストリー、元学生で今はデビルハンターをやってる。レベルは29、見ての通り近接系だ。武器に電撃を纏わせる必殺技が使える……そこのレイジには通じなかったがな」

 

「私はミハエル・ステディ、普段は拝み屋時々デビルハンター。Lvは35、使える魔法はハマとザン。あとは……この槍さ」

 

 二人が自己紹介したから次は私か。さてどこまで言うか……

 

「私はアドリー・クラーク、レベルは48。デビルハンターをやっている火炎使いさ。魔法メインだから、この……銃はお守りみたいなもんだけど、メシア教特製の銃弾はよく効くわよ」

 

 そう言って、腰に下げているハンドガンを抜く。こいつの出番が来るまで追い込まれたことは今まで数えるほどだったけれど、今回ばかりはどうなることやら。メシア印の弾を支給してくれればいいんだけど、さすがに拳銃弾まで聖別するほど余裕はなさそうだ。

 そして、皆が見つめるレイジ…いやレイジ達はどんな自己紹介をしてくれるのか。本人以外にも控えている少女や犬も興味深いもんだ。

 

 「俺は、あー、レイジ・ロクドウだ。ガイア連合所属のデビルハンター?をやってる。レベルは、えーと、君たちの言うDレベルだと165くらいかな?」

 

 はぁ?レベル165だと。

 

「えっ?」

 

「そ、その疑うわけじゃないんだが、アナライズさせてもらっても?」

 

「ええ、どうぞ」

 

 その言葉に皆自分の端末からアナライズアプリを起動し、ターゲット、測定、そして結果はエラー。まじかぁ、少なくともLv100以上は本当だったか。狩人殿が紹介するだけあるか……これは生き残れるかな?

 他の連中も自分の端末から顔を上げ目ん玉見開いている。まあ100とはいわず二桁後半の人すら殆ど見たことないから、みんなビビる、私もビビる。

 

「あ、あのさっきはすいませんでした」

 

 キッドが殊勝な態度で謝っているが、まあそうだよな。自分より強いのはわかったけれど、どんだけ強いかは分からなかったし、ガイア連合の言う分類で神様クラスの強さともなれば自分どころか地域すら滅ぼせそうな奴に攻撃したとなればねぇ。

 

「んっ、ああ、別にいいよ。で、得物は見ての通り日本刀を用いた近接攻撃、あとは回復と補助スキルかな。残念ながら遠距離攻撃手段は投げナイフか銃くらいしか無い。だからまあジャック君はそのつもりで扱ってくれ」

 

「そ、そうっすか……」

 

「で、俺のパーティーだが─」

 

「私の名前はハルカ・ロクドウ、よろしくお願いいたします。レイジと同じくデビルハンターを生業とし、魔法……主に氷結と電撃を使います。レベルは149となります」

 

 こっちもレベル高いな。まあ165(レイジ)のパーティーならそうなるか。しかし氷結(ブフ)電撃(ジオ)ねぇ、もしかしたらもっと高位の魔法も使えるのかもしれないが、手札を全ては明かしてくれないか。

 

 「そいてこの子、コジロウは見ての通りイヌガミ。Lvは122、この爪での近接と風を起こした素早い戦いをこなせます。よね、コジロウ」

 

「ワン」

 

 犬じゃなくて契約悪魔の一種なのか……知り合いで悪魔と契約してるやつはいるし、なんなら私だって条件が合うならDDSネットで契約したいくらいだが、さすがに122はなぁ……

 

 「最後にミラー・ウッドだ。儂は非覚醒者だ、通常のゾンビ相手ならともかく変異種といったか、そういうのにはあまり期待しないでくれ。これはうちの兵隊達も一緒だ」

 

 「これで全員自己紹介は終わったな。ゾンビ達との接触予想時刻は明日の12時前後だ。明日の10時までにそれぞれの拠点に移動してもらう。だがら今晩は早めに休んで備えてくれ」

 

 時計を見てみればもう6時、そろそろ日が沈む。明日からは長い一日になりそうだし、夕飯食って早めに寝るかね。あーあまた麦粥か、たまには肉が腹いっぱい食いたいねぇ。この国がめちゃくちゃになる前はいくらでも買えたのに、今じゃ鶏肉すら高級品、やるせないねぇ。

 

 「あー、一点いいかな?」

 

 レイジが手を上げて発言を求める。何か見落としでもあったか。

 

 「アメリカって、BBQ文化あるじゃないか」

 

 親父がよく仲間を集めてやってたねぇ。ただ今言う事なんだろうか、今はなきアメリカ文化がどうしたっていうのやら?

 

 「いや、牛肉(ビーフ)を持ってきててね、焼いてもらおうかなって」

 

 はっ?肉があるだと……!?最後に食ってからどれくらいたったか。あ、いかんよだれが。

 

 「そ、その、どの程度もってきているのかな?」

 

 やばいな、ジャックのやつもメシアンとして冷静そうな(ツラ)して大分食い気味だ。そりゃメシア教としても牛肉なんてそう食えてないんだろうな。パンとワイン、ついでに魚で腹を満たしても、アメリカ人なら牛肉食いたいよな。

 

 「後ろのクーラーボックスに、ええと、150ポンド(約70kg)くらい?」

 

 150ポンド(約70kg)も!?こっちの人員が全員食えるくらいにはあるじゃないか。

 

 「やはりガイア連合は最高じゃな」

 

 「マジGOD」

 

 「メシア教としてはその言葉は看過できないが……牛肉をいただけるなんて尊者に推薦したいくらいだ」

 

 あーあ、みんな牛肉に目が眩んでるよ。でも私も……食べたい!

 

 「まあ、俺たちに2~3ポンド分食わせてくれるなら他はどうぞ」

 

 この仕事受けてよかった、この瞬間はそう思ったね。

 

 「なあ、キッド」

 

 「なんでしょう、アドリーさん」

 

 「BBQの準備、取り掛かかれるよね?」

 

 「ふっ、もちろんさ」

 

 その後どうしたかって?北方面の兵士達も集めてBBQよ。嘗てあったBBQの道具なんてないから、ドラム缶をぶった切ったものなんかで調理器具をでっち上げ、味付けもみんなが隠し持っていたあれこれで使って食べたさ。ものすごく……美味しかったです……。もう少し赤身だったらよかったんだけど、贅沢は言うまい。食べられるだけでここは天国さ。

 

「ああ、美味しい。生きててよかった。ありがとうレイジ!」

 

「ああ、美味しかったなら良かったよ……」

 

『ちょっと涙ですぎじゃね、アメリカそんなやべーのかよ』

 

 「ミスターレイジにかんぱーい!」「ありがとな兄ちゃん」「ガイア連合に乾杯!」

 

 目を向けてみれば民兵のおっちゃん達が、どっかから出してきた酒を飲んでいる。まあ肉を持ってきた人に乾杯する気持ちは十二分に分かるけど、明日戦いだって言うのに大丈夫かね。いや、今は目の前の肉に集中しなければ。

 

 「まったく、民兵の連中は」

 

 どこかに姿を消していたジャックが戻ってきて文句を言っているが、まあまあ君も食いなよってね。

 

 「おー、ジャック殿も食いなよ。明日に備えて英気を養おうぜ」

 

 酒を分けてもらった酔っ払った様子のキッドがジャックに絡んでいる。鬱陶しがっているが、肉には手を出しているから食い気はあるんだろう。ちゃんと神に祈ってから食べ始めるのがメシア教の人間だねぇ。

 

 世界が終わっても変わらない星空の下。肉を食べた満足感からか明日も生き残れそうに思えてきた。

 

 

「きたわね」

 

「準備は十分、いつでも撃てるぜ」

 

 肉を十二分に食べた次の日、私たちは基地前方の抵抗拠点に来た。肉眼でも見える距離までゾンビの群れが近づいてきている。ジャックのやつは拠点から先に偵察拠点を作っていたようで、そこにいた偵察員がゾンビの来襲を私達に伝え、そして基地に撤収していった。こっちに流れてきているのは全体の1~2割だそうだが、数が少ないとは思えないほどゾンビまみれだ。

 

「打ち合わせ通り、みんなが射撃する。ゾンビが多そうな所に私が火炎(アギ)を打ち込む。やばそうなら本部に電話する」

 

「分かってるさ。それに補強したこの建屋はそう簡単に破れはしねーよ」

 

 ほんと、そうだといいんだけどね。話にあった変異種がどの程度の実力かによって私達の生き死にが決まる。

 思案してるうちにもゾンビはどんどん近づいてくる。予め決めていた射撃線まであと100ヤード……50ヤード……10ヤード……今!

 

 「射撃開始!」

 

 ドドドドド

 

 流石にM2重機関銃まであると射撃音が豪快だ。射撃音に気づいたゾンビ共がこちらに疾走を開始するが、かつて人であった物から、かつて肉体であったものに変わっていく。

 

「リロード!」

 

民兵たちが、マガジン分を打ち尽くし、弾倉を交換するタイミングで弾幕が弱まる。私の出番が来たという事を認識し、意識を体内のマグネタイトに集中する。

 

「焼き尽くせ!【マハラギ】」

 

 眼前に火炎が立ち上り、ゾンビ共が巻き込まれる。鼻のひん曲がりそうな臭いが立ち込めるが顔には出さない。だが、昨日食った肉が腹から帰ってきそうだ。

 

「ヒュー やるねぇ」

 

「いいから射撃を再開して。魔法は連打できないんだから」

 

「あいよ」

 

 射撃音が再開され、ゾンビ達が拠点に到達する前に倒れていく。さて……あと何時間私たちは耐えればいいのか。

 

 日が傾くまで断続的に襲い掛かるゾンビ共を倒していった。ほとんどは拠点に到達することなく倒せていたし、拠点の間を抜けて基地に流れるゾンビも少なかった……と思う。一応文句は飛んできてないから大丈夫だったと思いたいし、これ以上倒すにはもっと人数が必要だ。

 マナ切れが近いのかボケっとする頭でゾンビ達が来る方向を見ていると、今度の連中のなかに一風変わった姿が見える。

 民兵たちも気づいたのか、双眼鏡を除いていた一人がわめきたてる。

 

「お、おい、話にあったデブと……それから小さいのも見えるぞ!」

 

 ああ糞、レベル15のやつらか。一桁のゾンビ共でもこうも数が多いとやばいのに、混じったら対処できるのか。拠点のスリットから前方を見てみれば、あいも変わらず多いゾンビの中でひときわデカい、いやデブなゾンビが居る。

 

 「まず私があいつを中心に焼き払うから、生き残ったらみんなで集中攻撃よ」

 

「わかった。よし、みんな!火炎の後にあのデブに集中攻撃だぞ!」

 

 建屋各地から同意の声がする。

 

 なるべくゾンビの集団を巻き込むように狙いすまし……今だ!

 

 「焼き尽くせ!【マハラギ】」

 

 デブを中心に今回の集団の半分くらいが燃える。だが……マハラギでは焼ききれないか。

 

 「目標、前方のデブ!射撃開始!」

 

 甲高い射撃音が響き、デブに被弾が集中する。流石に弾をたらふく喰らえば倒れる、と思いきや体が震えると体がハジケ飛び、内部から緑色の体液が飛び散る。どう見ても食らったらただでは済まなそうな液体だ。こういうのもあるから悪魔は遠距離で殺しておきたいんだ。

 

 「あいつの体液には気をつけろよ。悪魔特性の体液だ、食らったら苦しむだけじゃすまないかもしれないぞ」

 

 「うへぇ、そいつはぞっとしねえな」

 

 軽口を叩きながらもどんどんゾンビが減っていく。ちらりと時計を見れば大分夜も更けてきている。ゾンビ共は生きていないから平気だろうが、私達には睡眠が必要だ。いい加減途切れないものか、黒幕がいるなら相当に性格が悪いぞ。

 

 見える範囲の最後のゾンビが倒れる。これで一休みできるといいんだが、どうかな。

 

 「これで終わりかい?」

 

 「いや、遠くに動くものがある、あれがゾンビなら終業時間はまだ先ってことだ」

 

 「全然見えないぞ、本当に居るのか?」

 

 「しゃーない、こいつを使うか」

 

 そうすると腰に下げた拳銃、それも相当ぶっといやつを、前では無く上に受けて引き金を引く。銃口から何かが空に飛び、そして光が満ちる。照明弾に照らされた、嘗て農地だった大地にはゾンビが蠢いている。あいかわらずの大量のゾンビの中に、先程のデブと小さいやつが私が見える範囲に10体ずつ居る。

 これは……まずいわね。こうなれば奥の手(増援)を使うしかないと思い、設置されている有線電話に手を伸ばす。えーと、側面のハンドルを回して……

 

「こちら本部」

 

「こちらは、えーと、アドリー。ガイア連合の人を寄越して。レベル15のデブとチビゾンビが10体以上迫っている。無傷で守り切れないわ」

 

「分かった……ちょっとまってくれ調整する」

 

 早く人を派遣してよ、こっちは死ぬかもしれないんだから。

 

「君のところにはレイジを派遣する。ETAまで5分。オーバー」

 

「ちょっと?ETAって何? もしもし?もしもし?」

 

 ああ、くそ切りやがった。ジャックの奴、メシア教では無く軍人としての通信をしてるようだが、私達は素人だっていうのに!

 

「まったく、ETAって何よ」

 

「そりゃ到着時刻ってやつだよ。で、何分って言ってたんだい」

 

「5分よ」

 

「おーう、やっぱり覚醒者ってやつは早いんだな……、そろそろ射撃線までゾンビ共がくるぞ」

 

「私ができるだけ焼くから、デブとチビに集中して」

 

「おーけー」

 

 ゾンビ共のほうを見やれば、覚醒者としての目が、光が届かない後方から来ているゾンビ達をとらえる。暗い闇の中に、デブとチビのお代わりが見え、うんざりする。

 

 魔法で焼き、撃ち、防衛する。人生で一番長い5分間だった。

 

 さすがにゾンビ共の量が多すぎるし、やばそうなデブとチビに射撃が集中しているから、撃ち漏らしたゾンビが建屋まで到達し始めた。

 

「まだなの!」

 

「後1分だよ、お嬢さん。いいからはよ魔法を撃つなりしてなんとかしてくれ」

 

 さすがに建屋の外壁を叩くゾンビ共は無視できないし、民兵たちは他を優先しているから私が駆除するしかない。腰に下げた拳銃を引き抜き発砲。ゾンビ共は面白いように倒れていくが、予備弾倉を持ってきていないため、1マガジンで看板だ。

 

 さらに建屋にとりつこうとするゾンビに、慣れない近接戦闘を決意した時、目の前で”暴力”が発生した。

 

【ヒートウェイブ】

 

 一発のスキルと共に、見える右半分のゾンビが両断された。私と10人の民兵で時間をかけて行った攻撃を、ものの一発で成したのだ。

 なんだかひどく馬鹿にされたような気分だ。今日一日がんばったのはなんだったのか。

 

 レイジが歩けばゾンビが両断されていく。まるでモーセが海を割ったかのように、ゾンビが倒れ伏す。そして倒れたゾンビ達はマグネタイトの霧と化し世界に返っていく。

 私はそれをボケっとしながら見ていた。普段の私であればそんなことはしない、油断すれば死ぬのがこの業界だからだ。だがその時は疲労と精神力(MP)不足、そして目の前の出来事のせいか頭に入ってこなかったのでボケっとしてしまったのだ。

 

「周辺のゾンビは駆除したが……ボケっとして大丈夫か?」

 

 ボケっとしていたのはどの程度の時間だったのか、いつの間にかレイジが建屋に近づいてくる。気づけば付近にあれだけいたゾンビ共は見えなくなっていた。

 

「あ、ああ、大丈夫」

 

「流石に多かったかね……けが人はいるか?」

 

「問題ない」「大丈夫だ」「もっと早くきてくれよ」

 

 建屋内の方々から声がする。今のところ全員生きているみたいで安心だが、明日以降私たちは耐えられるのかね。今日と同じような数と質ならいいが、強い奴が増えたら耐えられないんじゃないのかね。

 

「ちょっと先から見たところ、次のゾンビまで間があるから今のうちに補給をしたほうがいい。後、これを置いていくからいざという時は使ってくれ」

 

 レイジは私たちに次までの時間があることを告げると同時に、ポケットからアイテムを出し机に置く。一体なんだろうかと疲れた頭で見やると、霊薬(傷薬)だった。これってそんなに無造作に出すものだったっけ?

 

「え、霊薬(傷薬)!?、い、いいのかい?」

 

「【傷薬】なんだから気にするほどじゃないだろ?、ああ、あと君にはこれもだ」

 

 そういうと、見たことのないアイテムを渡してくる。かなり強い霊力を感じるがこれはいったい。

 

「なんだいこれは」

 

「【チャクラポット】、精神力(MP)を回復するアイテムだろ?いざという時は使ってくれ」

 

 精神力(MP)を回復するアイテムなんてものが存在したのか……ガイア連合は予想以上にヤバイ企業だ、私達がDDSネットを通じて無制限に買える【マッスルドリンコ】ですらすごいと思ってるくらいなのに。ただまあ、【マッスルドリンコ】自体はできるだけ飲みたくない代物ではあるけどね。

 

「じゃあ俺は戻ってこいと言われてるから戻ります。がんばってね」

 

 そういうとレイジは建屋から基地へ戻っていった。明日以降どうなるかはわからないが、今はとにかく寝たい。

 

「私は寝るわ……」

 

「こっちで補給と修理はしておくから奥で寝とけ。ゾンビ共がきたらたたき起こすからな」

 

 私はベッドが残っていた奥の部屋に入ると倒れるように眠りについた。

 

 

 二日目もまた酷かった。一日目に勝るとも劣らない酷さだが、ある意味その程度で済んでいたと言える。

 レイジたちを私たちがいる建屋よりさらに前に派遣し、数を減らす策に切り替えたと、朝の連絡で言われていたからだ。ただ逆に言えば昨日の様にヘルプコールをしても駆けつけることは不可能という意味でもある。何せ連絡する手段がない、世界がこうなる前だったら携帯でも無線でも使えたんだろうが、こうなった世界で使えるそれらは貴重品だ。

 

 ゾンビ共の切れ目なのか、補給に帰るレイジのチームが時々寄って、あれこれ情報を教えてくれる。次にゾンビがくるまでの大まかな時間や、新たな敵なんかをね。

 二日目昼から、新種のマッチョ型ゾンビも現れたって聞いてうんざりした。デブとチビでも辛いのにさらに新種かと、しかもレベルは40~50ときた。

 マッチョな新型ゾンビなんて来てほしくないという気持ちとは裏腹に、漏れてきた一体が私達の拠点に現れてしまった。

 油断があったのかそいつへの対応を対応を誤り、デブなどと同じ対応をしてしまったのが運の尽き、私の火炎(マハラギ)ではほとんど焼けず、民兵たちの銃弾も表皮を貫けなかった。重機関銃の弾だけは貫けないまでも効いていた……が、今日は運が在庫切れなようで、丁度弾帯が切れリロードのタイミングで一挙に距離を詰めてきた。

 

 ドゴーン!

 

 10フィート(約3m)ほどの巨体が建屋の壁を貫き、近くにいた民兵が吹っ飛び壁にたたきつけられる。

 

「糞がぁ」

 

 ゾンビを挟んで反対側にいた民兵が持っていた、グレネードを発射する。

 

 馬鹿、巻き込まれるだろ!

 

 慌てて伏せれば、弾は見事に着弾、そして爆発し周りに破壊を振りく。ついで、周りに広がる衝撃波が埃を巻き上げ、ゾンビの姿を隠す。

 倒すのはいいけど巻き込まないでくれ、薬でも決めてるのかこの民兵は。

 

「はっはー、ざまーみやがれ!」

 

 テンションの高い民兵をよそに、煙の中から巨体が飛び出し、民兵の首を掴み……放り投げる。

 非覚醒者の攻撃は通らないとみるしかない。つまり……私が倒すしかない!

 

豪炎(アギラオ)よ!」

 

 体の中から何かが削れるような気がするが、私の本気の炎を呼び出し、焼き尽くす!

 ゾンビの体を炎の竜巻が覆いつくす。1秒か10秒か1分か、永劫の時が流れたような感覚の後、ゾンビが倒れ伏し、そしてマグネタイトとなり消えていく。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 気づけば銃声も消えており、ゾンビを倒しきったか、みんな死んだのか。分からないが……とりあえず疲れた……

 私は地面に仰向けに倒れ、ボケっと天井を見る。今日で終わりにならないかしらね。

 

 気づけば生き残った民兵が集まってきており、倒れた者を救助しようとしていた。

 

「こいつは首が折れているな……だめだな」

 

「こっちは息があるけど骨が何本か折れてるぞ」

 

「痛え、痛み止めをくれよ。ああーーー、くそったれのゾンビ共め!」

 

「担架あったか?」

 

「おい、あんたも大丈夫か」

 

 転がっている私の視界に影がさし、誰かの顔が私を見下ろしている。

 

「ええ、大丈夫……でも疲れたわ」

 

「あきらめた奴から死ぬぞ。ほら、掴まれ」

 

 手を掴み、体を起こす。机の上に置きっぱなしのアイテムたちが見える。ああ、そうか、もう使ってしまおう。

 レイジが【チャクラポット】と言っていたアイテムを取り、コップがないから注ぎ口に直接口をつける。崩壊してしまった世界だ、はしたないなどと注意する奴もいないだろう。

 

 並んでいる【傷薬】も私達以外の非覚醒者にも効くかしら……。普段だったら勿体ないけど、貰い物だし、この際、人が減るのがまずいから使ってみよう。

 

「あー、生き返る……。

 そこの人、こいつ(傷薬)をその、死にかけた奴に使ってみて」

 

「はあ!?、死にかけのやつが飲み物で回復するとかあるの?」

 

「いいから」

 

 骨を折って痛みにのたうち回っている奴に飲ませれば、叫び声が止まる。覚醒者のみに効くかと思ったけれども、一般人にも効くのねぇ……うちの国の保険じゃ支払いは難しそうな高級薬だけれども、お大尽(ガイア連合)ならいけるのかしら。

 

ジリリリリリ

 

有線電話が鳴っている。民兵たちは負傷者の手当や建屋の応急措置に忙しそうなので私がでる。

 

もしもし(ヘロー)

 

「こちら本部(HQ)……いや、ジャックだ。レイジ殿によればしばらくゾンビの襲撃は無いそうだ。その前哨拠点は放棄するから基地に引いてくれ」

 

「大丈夫なの?こちらは壊れたけど直せばまだいけそうだけれど」

 

「他2拠点はもうボロボロということだ。君のところにゾンビが集中すると耐えられないと判断した」

 

 キッドは近接だからあのマッチョが来たら相当きつかったのかしらね。ただミハエルのほうはどうしてだろうか、範囲攻撃を持っていなかったせいか、それともMP切れかしら。

 

「わかったわ。皆に言ってこれから帰るわ」

 

「お願いする。終わり(オーバー)

 

 相変わらずメシア教のテンプルナイトだっていうのに前職(軍人)の癖が抜けない人ね。まあいいわ、今日もうまいこと生き残れた。基地ならレイジ達の援護も受けやすそうだし、明日も生き残れる可能性がでてきたかしらね。

 

 

 朝日が上がり、日の光に照らされ蠢くゾンビたちが見える。私達は基地の外壁上から北側を見ている。

 

 「では頼むぞレイジ、ハルカ、コジロウ」

 

 「分かった」

 

 そう言ってレイジ達は基地外壁から飛び降り、ゾンビ共に突っ込んでいく。今日の作戦としては、昨日と似たような感じで、レイジ達を基地前方地域で暴れてもらい残った敵を、残った基地配置の人員で倒す事となった。他方面も似たようなもので、覚醒者、非覚醒者問わず数割が死亡し、残存人員で基地前面で防御するようだ。

 

 キッドの奴は死んだ。さすがにただのゾンビだけなら兎も角、あの変異種達が混ざった群れでは対応出来なかったようだ。一緒に居た民兵たちと共に哀れゾンビ共に食われ死んだと、そこに派遣されたハルカが言っていた。体の一部しか見つからなかったと。こんな仕事をしているんだ、死ぬこともある。でも、まあ一緒に仕事をしたやつが死ぬのはちょっとセンチメンタルな気持ちになるわね。

 

「ねえジャック、いつまで戦えばいいのかしら」

 

「それについてははっきりしたことは言えないが、多分、今日で終わりだろう」

 

 それはゾンビ共の数が終わるのか、それとも今回の原因が解決するのか、明日以降は耐えきれない状況なのか。まあ私は仕事を受けた以上戦うだけだが、でもさすがに追加のボーナスは欲しいわね。聞いていた以上に辛いもの。

 

 ゾンビ共を眺めていれば、レイジたちが暴れ始めたのか離れた場所で爆発音がしはじめる。ゾンビ達の体が宙を舞ったり、凍りついたりしていく。だが、ゾンビの津波を前に高Lvデビルハンターが暴れていると言っても漏れてくるゾンビはいるようで、私達の眼前にもちらほら現れる。ジャックが拡声器を手にし、射撃の開始時間を測る。

 

「射撃開始」

 

ドドドドドド!

 

 どこから持ってきたのか、古い映画で見た様な機関銃(M1917)まで射撃している。

 

「アドリー、君は範囲攻撃で削ってくれ。変異種がきたらそいつらを中心に。ミハエル、君は抜けてきた変異種に対して破魔魔法を撃ってくれ」

 

「わかったわ」「了解したよ」

 

 そこからの6時間─お昼すぎくらい─まではなんとか敵を倒しきれた。危ういところもあったが、指揮官のジャックまでもが前線に出て破魔魔法(ハマ)や、兵士への手当(ディア)を行いなんとか押しとどめていた。こっちがこの程度なら正面はどうなっているのやら。

 

ドシン、ドシン

 

「ねえ、何かでかい音が聞こえるんだけれども……もしかして新人かしら」

 

「巨大ロボットはガイア連合にしか存在しないと思っていたのだがね」

 

「おい、ジャック。あんたもそんなジョーク言うのかい」

 

 私の軽口に、ジャックがジョークを返し、ミハエルが突っ込む。

 レイジとハルカが戦闘をしながら徐々に引いて来ているのが見える。おいおい、勘弁してよ、あの人たちですら勝てないんじゃ私達じゃどうにもならないじゃないの。

 

 近づくにつれ、ゾンビの姿がはっきりと見えてくる。昨日見たマッチョゾンビより横にも縦にもでかくなっている。他のゾンビとは違い、その姿形は手足を持っているが、顔が人間というよりはゴリラともライオンともつかないような形をしている。すくなくとも弱くは見えない。

 

 レイジは周りの通常ゾンビも切り刻みながらもこちらに近づいてくる。私たちも援護したほうがいいのかしら?

 

「ジャック、援護射撃はしなくていいの?」

 

「あ、ああ。目標、あのデカブツ!射撃開始!」

 

 ジャックも新手にはさすがに驚いたようで、

 多数の弾が吸い込まれるようにデカブツに当たるが、一旦めり込んだ弾がそのままはじき出される。今まで何体もの悪魔と戦ってきたし、攻撃が効きづらい悪魔と相対したことはあれど効かないことは無かった。

 あれはもしかして所謂【物理無効】というやつだろうか……【物理半減】までは戦ったことがあったが、無効までいくと気合入れた魔法で倒すか……いや無効の場合、魔法への耐性もどの程度あるか分かったもんじゃないな。

 

『ハルカ!、アナライズするから少し足止めしてくれ!』

 

『分かりました、極寒よ来たれ!【ブフダイン】』

 

 ハルカが高レベル魔法と思わしき何かを唱えれば、巨大ゾンビが足元から凍り付く。レイジはポケットから何かを取り出し使用するが、ここからは何をしているのかさっぱりだ。だが、何かが起こったのか、理解したのか、レイジは巨大ゾンビの射程外に陣取り静止する。敵を前にして刀を構え静止した。彼の周りの空間だけは、騒音響く戦場において静まり返ったように見える。

 

【チャージ】【暗夜剣】

 

 静から動への移り変わりは一瞬。100フィート(約30m)ほどの距離を一瞬で詰め、巨体を切り裂く。一拍の後、巨体が頭からマグネタイトの霧と化していく。

 

「やっふーー」「Yeeaaa!」「やったぜ!」

 

 巨体が消えると民兵たちが次々に歓喜の雄たけびを上げる。レイジはいつの間にか私達の近くまで寄って来て、ジャックに対して話しかける。

 

「ジャック、報告だ。さっきのデカいゾンビだが、【物理無効】と【破魔無効】を持っている。通常攻撃は効かないし、君たちメシアの破魔(ハマ)もだめだ。他の属性で攻撃するか、弱点の【呪殺魔法】を使用してくれ」

 

 んん?物理無効なのにレイジの攻撃は通ったように見えるのだが。

 

「その、君を疑うわけではないんだが、その情報はどのように知ったんだ?」

 

「ん? 使い捨てアナライズを使用しただけだが……そうか、あなた方のアナライズでは見れないか」

 

「使い捨てアイテムなら私にも使わせ「伝令!」

 

 レイジとジャックの会話の最中、誰かが駆け込んでくる。

 

「はぁ、はぁ、ジャック殿、よろしいでしょうか!」

 

「ああ、皆すまない」

 

 そう言って端の方へ行き、小声で会話をしている。私たちには聞かせられない何かなのだろうか。

 

「ねえ、レイジ。さっきの話だけれども、あのデカブツが弱点呪殺ってのは本当なのかい?」

 

「そうだ、物理無効ついているから、アドリーの火炎(アギ)か、そちらのミハエルの衝撃(ザン)なら通ると思う。あのデカブツはボス属性だからHPにして1200程度だと思う」

 

 1200か……数値と示されると高いのか低いのか……多分高いのだろう。私の豪炎(アギラオ)でうまいこといって10~15発くらいで倒せないかな……でも、所謂絶望的っていうんじゃないかしらね、その回数は。ミハエルの方を見れば指折り数えて首を振っている。結局ガイア連合がいないと私達全員あの世逝きということかー。

 

「レイジ、悪い話だ」

 

 私たちが天を仰いでいると、話が終わったジャックが割り込んでくる。しかも悪い話ときた。

 

「東の基地正面が相当まずい状況だ。誰かを派遣しなければならない。すまないが、行ってくれるか」

 

「指揮官は貴方だ、指揮には従うよ」

 

 顔色を悪くしたジャックがすまなそうに言うと、レイジは肩をすくめて従った。つまり、私達のところも相当ピンチが予想されるわけね。

 

『春華、ここは頼んだ。君の呪殺(ムドオン)であのデカブツは対処できると思うけど、いざとなったら逃げてくれ。小次郎は戻ってきたら、君の護衛に付けるんだ』

 

『分かりました……お気をつけて』

 

「では、案内してくれ」

 

 レイジは伝令に来たメシア教の人間について出ていった。部屋を出る際に一瞬ハルカと目を合わせていた。心と心が通じる間柄は羨ましいね。彼方を見てみればゾンビの姿が見え始めている。休憩時間が終わり、戦闘の時間が帰ってくる。

 

 「ハルカ、よろしく頼むわよ」

 

 「足を引っ張らないでくださいましね」

 

 ハルカはニッコリ笑いながら毒を吐く。こいつ……レイジ以外には冷たいやつか、可愛くないね。

 

 

 その後、迫りくるゾンビ共を千切っては投げ千切っては投げ……を主にハルカとコジロウっていう犬がやりました。ハルカが広大な範囲でゾンビを凍らせ、私は火炎で漏れてきたのを更に減らし、民兵が銃撃で城壁前で撃ち殺す。時々もれてくる変異種はミハエルの破魔魔法(ハマ)で消し飛ばす。そんな即席の役割分担ができていたけれど、もう一体のデカブツが来たときはとてもビビった。

 ハルカが呪殺魔法(ムドオン)を唱えると、デカブツの足元、地面があるはずの場所に黒い穴が開き、そこから枯れ木のような多くの、それもデカブツの大きさに見合った手が伸びてくる。

 黒い穴を見ると、離れて見ているだけの私の背中に冷たいものが走る。手はデカブツの体に纏わりつき、そして穴に引き込もうとしているように見える。

 黒き手に纏わりつかれているデカブツが膝をつく、物理的なダメージを負っているように見えないが、存在するということ自体が否定されてるのかもしれない。

 

「見ていると、引き込まれますわよ」

 

 はっとすれば、いつの間にかハルカが横に来て私の肩に手を置いていた。高Lvの魔法は離れていても影響力を及ぼすのか……こんな子供と自分の差にいやになるわね。

 

 

 

 断続した戦闘を繰り返していれば、気づけば日が沈みかけている。途中水分補給した程度でとても腹が減った。レイジが持ってきた肉でBBQしたのが何年も前のように感じる。あれは美味かった、久々に合衆国の文化を堪能できた。

 

「いつまで耐えればいいのよ……」

 

「まったくだ」

 

 私が小声で愚痴れば、近くにいたミハエルが答える。本当にいつまで戦えばいいのか、ヴァルハラみたいに永遠に戦い続ける世界にいつのまにか捕らわれてしまったのか。そんな考えにとらわれる。ハルカを見やれば涼しい顔で犬を撫でている。東正面に派遣されたレイジはうまくやっているのかね。

 

「休憩しているところ悪いが、次が来た」

 

 ジャックの言葉で、前を見やればゾンビ共のお代わりが私たちのいる基地へ移動してきているのが見える。

 デブにチビ、マッチョにデカブツ、崩壊前のアメリカ在住の人種みたいに彩豊かだ(人種のサラダボウル)

 

「ねえ、ジャック。これが終末のラッパが鳴らされた光景なのかしらね」

旧大陸(ヨーロッパ)ではトランぺッターが出現しているという、故にまだ終末ではないのではないかな」

 

そういう意味合いではないんだけれども……ハルカが居てなお生き残れるか怪しい状況だが、死なないように精一杯努力するしかない、審判の日に生き返れるようにね。

 ジャックが射撃開始の間を測り始め、私、ミハエル、ハルカは集中し魔法を放てるようにする。

 

「射撃……」

 

開始の合図を放とうとした瞬間、ゾンビ共が静止した。固まったゾンビを前に私達も民兵達も固まる。何が起こった?

 

一拍の後、ゾンビ達がマグネタイトに返っていく。一体や二体では無く、見渡す限りのゾンビ達が消えていく。

 

さらに一拍の後、歓声が爆発した。

 

 皆が喜びを叫ぶ中、私は逆に冷静になる。終わった……のかしらね。誰が何をしたのかわからないけれど、今はただ生き残ったことを喜ぼう。

 

 

 その後、総指揮官から正式に戦いが終わったと連絡が来た。私達は砲兵が布陣していた中庭に集められ、食事が振る舞われた。食事をとれていなかった私は腹に詰め込んだ。味はまあ、今のこの国では最上級だったかもしれないが、レイジの持ってきた肉が恋しかった。

 レイジを含むガイア連合の人達はいつの間にか姿を消していた。ジャックに聞いてみれば戦闘が終わった後早々に帰ったそうだ。

 飯を食べ終わったあたりで今回の騒動に関して、解決したのが狩人殿であることが発表され、次いで狩人殿をメシア教の福者(Venerable)に認定するとも言っていた。彼はガイア連合の人間だったような気もするけど迷惑じゃないのかねぇ。

 

 すべてが終わり報酬を受け取ればまた日常が帰ってくる。つまり、悪魔を狩って金を稼ぐ生活ということだ。ジェットコースターみたいな戦いだったが、生きてりゃまたレイジに会えるか、会えたら感謝の気持ちを伝えないと。そんなことを帰路の最中、空を見上げて思った。

 


 

ジャック・J・ジョンソン

20XE年XX月XX日

新大陸 メシア穏健派基地 会議室

 

D-Day -7日

 

「だから言っているではないか!我々だけでも撃退できると!」

 

「何を言うか、ゾンビ共の数は100万を数えるというのだぞ。そこらで発生する量とは違うのだ。飲まれてしまうではないか!」

 

 二人の男が激論を交わし、その周りの参加者たちが冷ややかな目で見ている。ここはメシア教基地、その会議室だ。

 議題は東方で発生したゾンビ津波に対しての対策。偵察部隊の情報ではゾンビ共の足はひどく遅く、到達予想は7日±1日程度ということだ。

 我々メシア教は信徒たちの安寧の為、テンプルナイトという実働戦力を持っており、その武を使い、(悪魔)達を倒してきた。だが、今回の騒動ではひどく頼りない。さすがに数が多すぎるのだ。一体一体は弱くとも、人は消耗するし、囲まれれば倒しきれないこともある。だからこそ全力をもってあたらなければならないのは参加者の一致するところではある。自分たちだけでできなければ力を借りる、だがどこまで外部の力を当てにするかで揉めている。

 一人は我々(メシア教)のみで問題解決できると言う。確かに解決できれば、我々の存在感はこの上なく高まるだろう。だが仮に全滅と引き換えの解決であれば、その信徒たちの未来に暗雲が立ち込める、敵はゾンビだけではない。

 もう一人は、確実を期すため地元の霊能力者や米軍、そしてガイア連合や他宗教にも助力を仰ごうと言う。戦力が増えれば増えるほど確実だろう。しかし、我々の存在感は薄まってしまう。薄まった結果、この世界の中での立ち位置がひどく不利な立場になってしまえば元も子もない。特に、今の我々は信仰を違えた者達(過激派)のおかげで孤立気味でもある。

 

「悪魔はゾンビなのだから、一般信徒達の助力だってあてにできるのだ。戦力は足りている」

 

「彼らを守る為にテンプルナイトは存在するのだ、そんな者達を動員するなど言語道断だ」

 

 皆どこかで妥協してほしいと思いつつも飛び火を恐れているので何も言わない。議長も沈黙を保っており、意見を戦わせるのを傍観している。

 

「臆したか貴様!」

 

「何を言うか!?」

 

 ヒートアップした二人が席を立ち、今にも掴み掛らん形相を向けあう。

 

「いい加減にしたまえ」

 

 さすがに議長が止めに掛かる。これも政治なのかもしれない。意見を戦わせている二人は出世を争っており、自分を中心に物事を解決したいのであろうが、意見を戦わせるが結論が出ないことを持って、議長が結論をだし、それに文句をつけられないように立ちまわっている。

 

「君たちが意見のすり合わせができないのであれば私の方で決定する。米軍と地元民兵達の協力を仰ぐ、そして地元覚醒者達の募集も合わせて行う。また、狩人殿が協力を申し出てくれた、彼を通じて戦力を求める。幸い、数人心当たりがあるそうだ」

 

 狩人殿を通じて助力を乞うことで、ガイア連合の力を借りるが、我々がなるべく風下に立たない動きをするということか。

 

「作戦についてはジェームズ司教を代表者とし立案し、数日以内に皆に通達することとする。以上だ、解散」

 

 私が軍人だった時は、我の最大戦力を彼にぶつける為にあれこれやっていたが、上層部が政治的な問題で戦力を制限するのを自分の目でみたくはなかった。だが文句は言えない、私が所属する組織であるのだから。私が新兵だったころ、ベトナムで戦った古参兵殿が言っていた、「政治家共が糞だと勝てる戦争も勝てなくなる」。

 その事をふと思い出し、目の前の状況が同じようになりませんように。三々五々持ち場に戻っていく流れにのりながら、そんなことを考える。

 

 

D-Day -2日

 

 数日後、ジェームズ司教に呼び出される。単独なのか、聞いていないだけで他にもいるのか、緊張しながら部屋のドアをノックする。

 

「ジャック・J・ジョンソンです」

 

「入ってくれ」

 

 中にはジェームズ殿一人、彼の前の机には紙が広げられている。多分愉快な話ではないのだろう、気を引き締めて中に入る。

 

「よく来てくれた、座ってくれ」

 

 机の反対側の椅子を指されたので座る。こいつは長くなるのかもしれん。

 

「さて、あまり時間も無いから単刀直入にいく。今回のゾンビ津波に際して、君は北側の指揮官になって貰う」

 

 指揮官ね……私以外にもできそうな人間はいるが私が選ばれる理由が分からないな。もしかして単独で抑えろというわけでもあるまいな。

 

「はい、戦力としてはどの程度割り当てられますか?」

 

「民兵を80人ほど、地元デビルハンターから3人、後はガイア連合から来てくれる1チームだ。情報はこれに纏めてあるから目を通してくれ」

 

「狩人殿はさすがですな」

 

「ああ、そうだな……」

 

書類に目を通せば、民兵80名の氏名と年齢が乗っており、軍に居た事がある場合は所属と最終階級が記載されていた。35名の元軍人で、内訳は陸軍15名、海兵隊10名、海軍6名、空軍4名だった。この中で歩兵として使えそうなのは、陸軍の10名、海兵隊の10名程度か。

 

「民兵では小銃訓練などはしているか、聞いておりますか?」

 

「訓練はしていたと聞いているが、どの程度か確認するすべは無い。少なくとも味方撃ちしない程度と考えて運用するしかあるまい」

 

 非覚醒者のあてにならないほぼ民間人がどこまで使えるか……ただのゾンビなら銃を使えればなんとかいけるか。ページをめくりデビルハンター達の書類に目を通す。アドリー・クラーク、ミハエル・ステディ、キッド・アストリーね。それぞれについて簡易的な情報はあるが、火炎使い、破魔使い、近接程度の情報か……どう配置したものか。

 

「この三人は、私の傘下ということでよろしいですか」

 

「ああ、そうなる」

 

 一時的な配置と総司令部から貸与された部隊かどうかで動かし方が変わる。今回は私が使える手ごまであることが分かればそれでいい。願わくば、使える覚醒者であってくれ。

 

 最後のページを捲ってみれば私のところに来るガイア連合の人間、レイジ・ロクドウとその仲間、ハルカ・ロクドウ、コジロウが記載されている。名字が同じということは兄妹か?しかし能力についての記載がないが……

 

「狩人殿曰く、結構強いとのことだ」

 

 最後のページを睨んでいるのを気取られたか、能力についてそんなことを言われる。定量化できない事を言われてもな、せめてレベルで言ってほしいところだ。

 

「レベルについての情報は無いのですか、その……結構という話はどうにも判断つきづらいのです」

 

「そうだな……私が聞いている所によれば30は超えているとのことだ」

 

「30ですか……そこまで高く……いや、ガイア連合の基準ということですか」

 

 ジェームズ殿が頷く

 

 最近Dレベルばかりだからレベルという概念が麻痺していたようだ。ガイア連合であれば、彼らの基準になるのは道理。だが、Dレベルで考えれば100以上か……人格者であればよいが、違った場合止めるすべがないぞ。

 

「私の”友人”のルーシーはね、そのレイジ氏の事を聖人だと言っていたよ。蘇生の奇跡が使える……とね」

 

ルーシーとは、日本支部に行ったルーシー・ウォーカーか?蘇生の奇跡(リカーム)を行使できるのであれば、それだけで我ら(テンプルナイト)内で出世できるぞ。

 

「故に実力については気にしなくていい……さて戦力は理解したな。ここから戦闘方針を伝える」

 

ジェームズは椅子から立ち上がり、近くにあったホワイトボードを引き寄せ周辺の簡易地図を描き始める。

 

「まず、この基地がプルートとその配下への備え兼盾として建設されたのは知っての通りだ。農耕地帯だったた為付近には放棄された農場が点在している。北側の三か所の元農場を抵抗拠点として工兵の力を借りて作り変えた、ここを適切に使いたまえ」

 

「間取りの情報はありますか」

 

「工兵部隊に任せている。自分の目で確認し、人員配置を決めてくれ」

 

 丸投げというべきか、フリーハンドを与えてくれているというか、私にとってはやりやすいか。

 

「他の所はどの程度の戦力配置となりますか」

 

「南側も君と同程度、そして東正面は残りすべてが配置される」

 

「東側にはガイア連合から誰が来られるのですか、場合によっては交代の可能性も……」

 

「東正面にはガイア連合からの方は居ない」

 

「えっ」

 

 思わずジェームズの顔を見てみれば、彼は困ったような顔をしている。まるで聞いてくれるなと言わんばかりだ。ああ、つまりこれも政治というやつか。東側正面は一般信徒達の区画に近い、ガイア連合からの増援を目立たせる訳にはいかないということか。

 

「そうですか……狩人殿はどうされるのですか」

「狩人殿は今回の原因を解決する為に、明日ガイア連合からの人を迎えた後旅立つとのことだ」

 

「彼が解決していただければ……何日かかると?」

 

「戦闘開始から48~60時間程度だそうだ。この情報は皆に言わないでくれ、変に希望を抱かせたく無い。何せ本当かどうかもわからないからな」

 

「分かりました」

 

「さて、君に今回の戦闘に関する基本方針を伝える。なるべくガイア連合の方を前に出さないでくれ。彼はメシア教徒でもなければ地元民でもない。何かあって我ら(メシア教)彼ら(ガイア連合)の関係を悪化させてはならないからな」

 

 関係を悪化させないという名目で目立たせるなということか、簡単に言ってくれる。ゾンビ共が情報通りであれば手持ちの兵力で耐えられるだろう。今回の原因が何かは分からないが、作為的に引き起こされたものであれば原因となった何かがあれこれ手を加えてくるだろう。そんな状況でゾンビだからいいものの、非覚醒者とそこまで強くない地元覚醒者、戦力として宛にするなと釘を刺されたガイア連合の人員、この状態でどこまで戦えるか。安心材料としては、地元の連中は死なせるなと言われていないことだけだろう。

 

「以上だ、疑問がなければ直ちにかかってくれ。ああ、それとガイア連合の方は明日午後3時にテレポートしてくるそうだ。2時半ごろには待機してくれ」

 

「了解しました。直ちにかかります」

 

 

D-Day -1日

 

 拠点の確認を行い、民兵指揮官─ミラーと名乗った─と会い状況を確認し、人員の配置を相談。その後遅い夕食を取りながら装備品と糧食の手配書作成を行う。

 夕食はパンと魚入シチュー。魚は嫌いではないが、偶には肉が食べたい。この国……いや世界が崩壊した後食べた記憶がない。信仰を違えた者達(過激派)なら食べているかと一瞬思ったが、あちらはそもそも人間の活動に興味がない天使様が支配している、栄養補給で麦粥の毎日かもしれんと思い直す。

 

 民兵たちは自前の銃は持ってくるが、弾については心許ないとのことでこちらで手配する。聖別されていない通常弾ならそれなりに備えてはいるから快く支給してくれた。だがいざというときの聖別された弾丸が欲しかったが、正面に全部持っていくらしい、フ○○ク。

 ついでに余っている機関銃類を確認すれば何挺かあるらしいので押さえておく。正面部隊で銃を使うのは主に軍らしく、自前の弾薬類を確保しているそうだ。

 手配を終え寝床に戻る。指揮官なんてやるもんじゃない、軍人時代は上官の陰口を叩いたものだが今は尊敬できる。紙の戦いをこなしながら俺たちを率いるのは大変だったろうにな。それに……宗教組織の中ですら紙の戦いがあるとは思わなかったよ。

 

 日の出とともに起床し、朝の礼拝と朝食。正直そんな場合ではないと思うのだが、そんなことはおくびにも出さない。主も天使様も信じているが、人が織りなす宗教組織ということは、ルールによって統制される。ただ主と天使様を信じるだけで動いているわけではないということで、なんとも堅苦しいことよ。

 

 その後ミラーと会い、書類を渡し装備品の受け取りを頼む。民兵の配置については事前に打ち合わせているため、自分たちで展開してもらう。

 昼前に地元デビルハンターと軍、メシア教の全体顔合わせに出席。おえらいさんの話はいつも長いが、指揮官のジェームズ殿は短くて助かる。天使様ですら高位になると説教が長くなるのは一体なんなのか。

 

「では、配置を発表する。まず北側の指揮官は、この……ジャックとなる」

 

「ジャック、ジャック・J・ジョンソンだ。よろしく頼む」

 

 発表と同時に席を立ち、軽く会釈をする。

 

「このジャックの下で戦ってもらうのは……キッド・アストリー、アドリー・クラーク…………

 

そして、ガイア連合の『レイジ・ロクドウ』となる」

 

 レイジ・ロクドウとやらは一体どんな人物なのか。疑問を胸中にしまい込み人員配置の発表を聞き流す。

 

「……以上となる。名前を呼ばれなかった人は正面担当だ、皆待機所に移動してくれ。指揮官は集合だ。以上解散!」

 

 皆が解散し、それぞれの持場に散っていく中、私達指揮官となってしまった面子は逆に集まる。これから戦闘前の最終打合せとなるが、何が通達されるのか。

 

「さて諸君、ゾンビは審判の日まで眠りについておくべきだが、理に反しこの地を闊歩している。我々の使命はゾンビへ速やかに安らぎを与え、理を正す事だ。

 

 この後、狩人殿がこの基地へ来られガイア連合からの来援を迎え入れた後、偽りの命を吹き込んだ原因を突き止め、解決する為出発する。

 

我々の前に真なるメシアが現れるまで、諸君らの信仰に期待する」

 

 信仰を違えた者達(過激派)と我々は違う。

 

 

 あれこれ手配を済ませ、時間ぎりぎりになんとか待機所に滑り込む。いつの間にか来ていた狩人殿はお偉いさん(大司教)と何事か話している。咎める奴がいなくてよかったが、30分前から待機は早すぎじゃないかと思うが日本人は時間にシビアだ、へんに待たされることは無い事だけが救いか。

 

「よお、君が今回うち(ガイア連合)の人員を指揮する人か、よろしく頼むよ」

 

「此方こそよろしくお願い致します。狩人殿のご紹介ですし、大変心強いかぎりです」

 

 狩人殿がいきなり私に会話を振ってくるが、笑顔で対応する。大司教殿、余計な事はいうんじゃねーぞという顔でこちらを見ないでくれませんかね。

 

「あー、レイジとタカシどっちが君の傘下に入るんだい」

 

「レイジ殿のほうになります」

 

「レイジの奴は近接系だが継戦能力は高い、ゾンビに放り込んでも耐えきるから、こき使ってでもゾンビを押しとどめてくれよ」

 

「ええ、おまかせください」

 

 まあ実際はそういうわけにもいかないのです、ゾンビ次第ですよ狩人殿。指示がありますので、簡単に投入はね……

 

 内心を隠しながら対応していれば、狩人殿は南側指揮官にも挨拶する為か離れていく。やはり強者はいるだけで圧を感じる。ついでに、顔が笑っていない上役が後ろにいると背中の冷や汗が止まらん。

 

 

『いやー来てもらってすまんな二人とも』

 

『いえ、仕事ですから』

 

『ゾンビぶっ殺すだけであんな報酬もらえるなら、誰でもやるっしょ』

 

『玲治はあっちのでかい奴、ジャックの下についてくれ。で、啓史はそっちの奴が指揮官な。俺は原因解決してくるからここは任せたぞ』

 

『分かりました、お気をつけて』『ういーっす』

 

『ああ、お前らも気をつけてな』

 

 狩人殿が着た二チームを受け入れ日本語で何事かを会話している。朗らかなやり取りだから悪い内容ではないのだろう。私もこの事件が終わったら日本語講習を受けるべきだろうか。

 

「貴方がジャックかな。私はレイジ・ロクドウだ、よろしく頼む」

 

「こちらこそ、私はジャック・J・ジョンソン、テンプルナイトにて信仰に生きるものです」

 

 彼と握手し、仲間を紹介してもらう。

 

『私はハルカ・ロクドウ、そしてこちらはコジロウです』

『ワォン!』

 

 さりげなく薬指を見てみればおそろいの指輪をしている。つまり……夫婦なのか……?気になるが、今はその時ではないな。

 

「ではついてきてください。我々の待機場所に案内いたします。

 そこで、配置された人達との自己紹介と作戦の説明を行います」

 

「わかりました」

 

 少し安心できた。少なくとも私の指示にはしたがってくれそうだ。強さと人格は比例しない。性格的には糞ったれだが霊的には非常に強い可能性があるのが霊能力者の厄介なところだ。考えてみれば信仰を違えた者達(過激派)を率いるあちらの天使様は大概だったなと。

 

 その後は待機場所での相互の紹介と作戦の説明を行った。ただまあ、いきなりキッド君が殴りかかると思わなかったし、反撃から手が飛ぶとも思わなかった。もっと血の気の多い人同士であれば殺し合いに移行してしまうだろうからすごいヒヤヒヤした。そして回復魔法(ディア)で手首を繋げるというのも相当高位の回復魔法の使い手しかできない芸当、それを行い得るのはガイア連合の強者の証拠か。 

 

 信徒と地元の方々を守る前に仲間割れで全滅はゾッとしないが、その後に聞いたレイジ殿のレベルを聞けば、この人を止めるには上位天使様の御出座しを乞うくらいしか無さそうで胃が痛い。我々方には信仰を違えた者達(過激派)と比べ直接手を差し伸べてくださる天使様がほぼ皆無なのが痛い。

 まあ、天使様がでてくださるなら他組織の助力なぞ借りはしないか。

 

「そ、その疑うわけじゃないんだが、アナライズさせてもらっても?」

 

「ええ、どうぞ」

 

 皆がアナライズアプリを起動し測定結果少なくとも100は超えていることが分かった故かキッド君も大人しくなって良かった。若気の至りで世界……とは言わないが、この基地は壊れてほしくない……南側も大丈夫だろうか。

 

 私がLv43、キッド君Lv29、ミハエル殿Lv35、アドリーさんがLv48。ただのゾンビの群れであればこれで十分だろうが、今度のはゾンビの津波。普段戦う悪魔とは数が比べ物にならない。だからLv165、149、122の増援はありがたいが、問題は上から言われている目立たせるなという事だけか。

 

 「あー、一点いいかな?、アメリカって、BBQ文化あるじゃないか。牛肉(ビーフ)を持ってきててね、焼いてもらおうかなって」

 

 一つあったサプライズとしてはレイジ殿が(ビーフ)を持ってきたことだ。主と天使様と、そしてレイジ殿に感謝。流石に我々だけで食した場合、後が面倒だと思ったので一部を差し入れしたが大層羨ましがられた。上司たちは複雑な─主に羨ましそうな─顔をしていたが、協力のため召喚されていた天使様達は理解出来無さそうだった。

 味?もちろん美味しかったさ。次に食べられる時が来るかは解らない味、感謝の味、心が満たされる味。やはりメシア教徒であるとしても、私はアメリカ人だったのだとこの時思った。

 

 

D-Day 当日

 

 次の日、朝の礼拝後最終的な拠点と装備に問題無いことを確認した。拠点に配置された以外のメンバーでガイア連合の人達とミラー殿には、壁上に作られた簡易司令部に詰めてもらった。また、その他民兵達は簡易的に作ったバリケード等に配置した。

 

 「ミラー殿、民兵の皆さんは問題ありませんか」

 

 「拠点に行った連中も意気軒昂、問題はないよ」

 

 「そうですか」

 

 ちゃんと戦ってくれれば言うことは無いが、ゾンビにビビって士気崩壊はやめてくれよ。指揮官としてはそこに配置されたデビルハンターが一番貴重なんだと思うが口には出せない。もちろん皆生き残れるのが一番だが、それは難しいことは理解している。主が直接降臨していただくくらいの奇跡が必要だろう。

 

 「レイジ殿のチームは最初は待機ですので、お願いたしますね」

 

 「了解しているが……いいのか?俺たちが前線で暴れればそれだけ楽だと思うが」

 

 「いえ、いいのです。今回の戦いは戦闘幅が広い、戦闘の重点に派遣したいと考えております」

 

 「そうか。じゃあ待機するよ」

 

 そう言うと犬をあやし始めた。問題なければ最後まで待機していてほしいくらいなんですが、多分強い変異種が現れるだろうから、そこに行ってもらうことになりますよ。

 

 

 ゾンビ達は全部が一塊ではないようで、接触開始からしばらくは何も連絡が無かった。頼りがないのは良い便り、前線では順調に戦えているのだろう。

 一度キッド君のいる拠点から弾薬補充要請がきたくらいで、恐れていた事は起こらなかった。

 

 状況が動いたのは夜半、まずミハエル殿、ついでキッド君、アドリーさんの所からヘルプコールが来たことだ。どこも、デブなゾンビが大量に現れたと訴えかけてきていた。

 

「すまんが三拠点とも危ないそうだ。行ってくれるかね」

 

「誰をどこに派遣するんだ?あー、速度だとコジロウ、俺、ハルカの順番だからその点で判断してくれ」

 

 ここからの距離にそこまで違いがないが、一番遠いキッド君のところに犬の……コジロウ君を派遣。次いでアドリーさんのところにレイジ殿を、最後にミハエルが一番近いからハルカさんを派遣する。実力を把握しておきたかったが戦わせれば目立ってしまうから……失敗だったか?

 

 「ではその通り頼みます」

 

 「了解ちょっと行ってくる」「ワォン」

 

 レイジ殿とコジロウ殿が壁から踏み出し出撃していく。少し遅れてハルカ殿が壁際に立ち、意味深な投げかけをしてくる。

 

 「私達をそこまで邪険にしなくてもいいのではなくて?それとも……過激派の紐付きでいらっしゃる?」

 

 怪しまれているか……普通であれば強いものを前面に出すのだろうが、我々にも言えない理由があるのですよ御嬢さん。

 

 「でしたら、もっと無駄に消耗するように配置しますよ」

 

 「ええ、最後に後ろからグサリとならないようお願い致しますわ」

 

 そう言い残すと飛び降りていった。ふう、やはり指揮官なんてやるものではないな。特に身内ではなく外部の者を使わざるを得ない時には。

 

 

 戻ってきたレイジ殿によれば暫くゾンビは来ないとのことで、それを信じ損害のまとめを開始する。今日の人的損害は0、だが弾薬は大量、そして幾許かの拠点の修理部材。補給用の書類をまとめ提出し、補給を受ける。基地に配置され、初日は対して消耗していない民兵たちに運ばせるのと同時に修理を行ってもらう。

 今日と同じ程度の敵が来ると判断し、レイジ殿には明日からは拠点の更に前で暴れてもらうことにする。敵を減らし拠点が耐えられるほどにしつつ、あまり目立たない事を祈る。範囲攻撃であれば見えてしまうかもしれないが、戦闘に集中して覚えてなければいいんだが。

 

 「レイジ殿、明日は前に出ていただきたい」

 

 「了解。で、どのへんにいけばいいのかな」

 

 「私としてはこの……付近と考えております。ある程度数を減らしていただければ拠点は耐えられると考えております」

 

 「分かった……こちらの判断で優先して潰すゾンビを判断して良いか?」

 

 「ええ、お願いします」

 

 ふー、拒否されなくてよかった。強い人間を指揮する苦労を上が味わってほしい。軍で言えば階級が上の人間を指揮下に入れるようなものだ。まあ、もう遅い時間、拠点に配置されていた連中に寝てもらい明日に備える。手配が終われば夜の遅い時間、ようやく一眠りできるかという時間だが、レイジ殿は全然平気そうである。

 

 「レイジ殿は眠くならないのですか、あまり明日に堪えるのは簡便してほしいのですが」

 

 「んー、あまり動いてないからね。3日連続戦闘などに比べれば大したことはないさ。でも心配というなら寝ておくよ」

 

 そう言うと椅子に座りながら目を閉じる、隣のハルカ殿はレイジ殿に凭れ掛かっている。仲が良いのは羨ましいことだ。歩哨はいるから私も一眠りしないと、と思いつつ目を瞑れば直ぐ様眠りに落ちる。

 

 

D-Day +1日

 

 二日目は、一日目と同程度と信じたかった気持ちを一蹴された。一日目はほぼ無かった基地外壁までゾンビがちらほら到達していた。つまり、ガイア連合の強者が減らし、拠点で受け止めていてもすべてを潰せず漏れてきているということだ。暗澹たる気持ちになるが、顔には出さない。指揮官が不安な気持ちに成ってしまえばすべてが崩壊してしまう。

 

 ゾンビの切れ目で帰ってくるレイジ殿達からの情報では、さらなる変異種が確認されたとの報告が入る。DLvで40~50ということで、伝令を本部に走らせた。基地内通話もあるが、飽和しており使い物にならない。軍と同じく専用線を敷設するべきなんだろうが、ないものねだりか。

 

 幸いそのさらなる変異種─レイジ殿はマッチョと読んでいた─は破魔弱点ということで、この基地まできたのであれば私が前に立つしか無い。幸いマッチョ型は一体しか来なかった。壁の一部の破損と引き換えに私がマグネタイトに帰したがあれが二桁襲ってくるとなると厳しいだろう。

 

 

 夜になり、更にゾンビの攻撃は激化した。私がいるこの壁まで到達するゾンビの数、質共に増加した。拠点からの連絡はないものの、この分では全滅している可能性も考慮しなければならないな。そんな事を考えてみればもどってきたハルカ嬢から、キッドの拠点が蹂躙され、全員死亡したとの報告がきた。

 

 「それではキッド君の拠点は……」

 

 「ええ、私が寄ったときには全員死んでいたようです。キッドさんに至ってはゾンビに貪りつくされていたようで、彼の腕らしきものしか見当たりませんでした」

 

 だめだったか……、他拠点はどうだろうか、場合によってはすべて引き上げさせてここで防御しかないか。とりあえず他拠点が生きているか連絡しなければ。有線電話を回し、まずはミハエルへ電話をかける。

 

「こちら本部……いやジャックだ」

 

「こちらミハエル、どうしたかね」

 

「ああ、生きていたか。そちらの状況はどうか」

 

「ゾンビ共の数が多いな。私が破魔魔法(ハマ)を使えているからまだましだが、1名死亡、1名負傷といったところだ。建屋もそれなりに傷んできている、昨晩と同じように直してもらえるかな」

 

 拠点によらなければ民兵たちは一溜まりもないし、そこまで補修物資はないから壁で耐えるしか無さそうだ。最悪レイジ殿達に大暴れしてもらい、彼らだけでも生きてもらうか……

 

「他2拠点も大分ぼろぼろのようだ。耐えきれそうにないと判断した、君には壁まで引いてほしい」

 

「そうか状況は……分かった、死亡者を埋葬したら下がることにする」

 

「了解、終わり」

 

 電話をしていればレイジ殿も戻ってくる。いつの間にかコジロウも居た。

 

「レイジ殿、現状どうだね」

 

「昨夜と同じくしばらくゾンビは来ないと思う。そして、あー、アドリーさんのところも中々ボロボロのようだから明日はまずいかもな」

 

 引き上げさせないとまずそうだ。アドリーの所にもこちらから連絡しないとだが、生きているといいのだが……鳴らしてもなかなか出ないが、もしかして殺られたか?

 

「もしもし」

 

 とりあえず生きてはいるか。

 

「こちら本部……いや、ジャックだ。レイジ殿によればしばらくゾンビの襲撃は無いそうだ。その前哨拠点は放棄するから基地に引いてくれ」

 

「大丈夫なの?こちらは壊れたけど直せばまだいけそうだけれど」

 

「他2拠点はもうボロボロということだ。君のところにゾンビが集中すると耐えられないと判断した」

 

「わかったわ。皆に言ってこれから帰るわ」

 

「お願いする。終わり」

 

 キッドや民兵達の死を伝えるのは戻ってきてからか。軍でもそうだったが、死者のことは伝えるのも伝えられるのも堪えるな。

 

 戻ってきたアドリーとミハエルにキッドの死と拠点の壊滅を伝える。二人共気落ちしていたがさすがにそれで崩れるほどではなかった。デビルハンターの仕事をやってるだけはあるか。むしろ民兵連中のほうが悲しみを抑えきれなそうであった。

 

 明日の作戦、ガイア連合の人々に放棄拠点とこことの間で戦闘してもらい、あとは来たのをすべて倒すという作戦とも言えない作戦を説明。ミラーに、明日の人員配置を投げ、糧食の手配をすればもう深夜。24時間営業をしないだけゾンビ共はましかもしれないなと思いつつ気絶するように寝た。

 

 

D-Day +2日

 

「では頼むぞレイジ殿、ハルカ殿、コジロウ殿」

 

 そう行って送り出したものの心配のタネだらけだ。別に彼らの実力について疑義は無い。ゾンビがいくら強くなろうとも世界を滅ぼすレベルにはならないだろう。故に彼らは鼻歌交じりでこの状況を切り抜けられるだろう。だが我らにそんな余裕は無い、主の元に召されるか、地にて生き続けられるか、まるで解らない。

 

 彼らの戦闘はここからでも見えるのだろう。そしてこの場にいる人々は思うのだろう、『メシア教よりもガイア連合のほうが頼りになる』と。信仰を違えた者達(過激派)のせいで異教の方々からの目は冷たくなってきている。力があるから頼られているし、存在感を示せてはいるが……ガイア連合の動き次第ではあちらのほうが頼られるかもしれんし、場合によっては棄教すらされかねないな。

 

 ああ、ガイア連合が我らと信仰を同じくしてくれれば……漏れ伝わってくる日本からの話では、彼らは信仰を強制されるのが嫌いなようで、勧誘はかなり控えめだそうな。とても惜しいが、虎の尾を踏んでご破産よりはましか。

 

「ねえジャック、いつまで戦えばいいのかしら」

 

「それについてははっきりしたことは言えないが、多分、今日で終わりだろう」

 

そう、狩人殿が成功すれば今日で終わるだろう。さて、今日の仕事を始めるとしよう。持ってきた拡声器で直接指示を飛ばす。

 

「射撃開始」

 

 願わくば、今日も耐えられますように。

 

 

 レイジ殿のチームが前方へ突っ込んで行き、しばし時が過ぎた。ゾンビ達がぽつぽつと見られるようになってきた。レイジ殿が選んで倒している為か、壁まで到達するゾンビは通常ゾンビばかり、我々の通常火力でなんとかなりそうではあるが、ここは二人の霊能力者にも指示を与えておくか……

 

「アドリー、君は範囲攻撃で削ってくれ。変異種がきたらそいつらを中心に。ミハエル、君は抜けてきた変異種に対して破魔魔法を撃ってくれ」

 

「わかったわ」「了解したよ」

 

 

 さて、戦力配置はこれでいいのか、迷いは尽きない。悪魔を前にただ武を振るうだけのなんとシンプルだったことか。

 

 戦闘はある程度想定通りに進んだ。徐々にゾンビ共が増えてきたものの、変異種の割合はそれほどでもなかった。遠方の大きなゾンビが空を飛んだり、広大な範囲が凍り付いたりする戦闘からは目をそらす。結局当初の目標である、ガイア連合の方々を目立たせないはあまり上手くいかない。

 

 (不本意な)活躍を遠い目で見ていられたのもそう長い時間では無かった。ゾンビの変異種の量が増えてきて、私自体が前線に出ざるを得なくなったからだ。

 弱点が破魔で良かった、私でも対処できるから。そう考えていられたのも地響きが聞こえるまでだった。

 

 大きく、そして醜悪な相貌をした悪魔のようなゾンビが地響きをたてながらこちらに歩いてくる。

 

「ねえ、何かでかい音が聞こえるんだけれども……もしかして新人かしら」

 

「巨大ロボットはガイア連合にしか存在しないと思っていたのだがね」

 

 日本支部からの情報で、ガイア連合がガーディアンロボを持っているという真偽不明な情報がある。高位天使様に匹敵する実力を備えた存在を支部に配置しているとか。存在するなら今まさに必要といえるだろう。

 

「おい、ジャック。あんたもそんなジョーク言うのかい」

 

 ジョークならよかったのだろうが多分本当に存在するだろう、彼らは底が知れないゆえに。

 

「ジャック、援護射撃はしなくていいの?」

 

「あ、ああ。目標、あのデカブツ!射撃開始!」

 

 いかん。余りの存在にしばし正気を失ってしまったが、慌てて射撃開始の合図を送るも、民兵が放つ銃弾が効いている様に見えない。

 

『ハルカ!、アナライズするから少し足止めしてくれ!』

 

『分かりました、極寒よ来たれ!【ブフダイン】』

 

 巨大なゾンビを攻撃しながら引いてきたレイジ殿たちが日本語でなにごとか意見を交わすと、ハルカが凍り付かせ、その前に佇み気合を入れたレイジ殿が一閃すれば巨体が二つに分かれ、消えてゆく。

 

「やっふーー」「Yeeaaa!」「やったぜ!」

 

 皆歓喜の雄たけびを上げているが私はそうはならなかった。存在感からすれば相当に高位な悪魔だ。あれに破魔魔法が効くのであれば押しとどめられるが無理であればどうする……彼らのみが倒せる存在がでてきた場合、この地でのメシア教の存在価値が揺らいでしまう。

 

「ジャック、報告だ。さっきのデカいゾンビだが、【物理無効】と【破魔無効】を持っている。通常攻撃は効かないし、君たちメシアの破魔もだめだ。他の属性攻撃で攻撃するか、弱点の【呪殺魔法】を使用してくれ」

 

 物理無効。その存在は知っていたが現実に存在を告げられるのはやめていただきたい。

 

「その、君を疑うわけではないんだが、その情報はどのように知ったんだ?」

 

「ん? 使い捨てアナライズを使用しただけだが……そうか、あなた方のアナライズでは見れないか」

 

 アイテムであれば私も使い確認することはできるが……分けていただくことはできないだろうか。

 

「使い捨てアイテムなら私にも使わせ「伝令!」」

 

 突然飛び込んでくる伝令を名乗る存在。服は我ら(メシア教)のものであるが、その顔は若い。他の部隊で問題が起こっているのであろうことは容易に想像がつくが、一体何事だろうか。

 

 「はぁ、はぁ、ジャック殿、よろしいでしょうか!」

 

 「ああ、皆すまない」

 

 我々は皆と少し離れて会話を行う。心なしかお互い声が小さくなる。

 

 「何が起こったのだね」

 

 「中央部隊が壊滅しかけており、増援を要請しにきました!35フィートはありそうな巨大なゾンビに大苦戦しており、テンプルナイトも天使様も倒れ伏しております」

 

 「状況は分かった……」

 

 状況は最悪だ。中央には我らの主力が配置されている。こちらからは……レイジ殿に行ってもらうしか無いか。単独で戦え、そして回復できる人材でなければ難しいし、逆にパーティーで行かれてしまえばここが終わってしまう。私は意を決してレイジ殿に話しかける。

 

「レイジ殿、悪い話だ。東の基地正面が相当まずい状況だ。誰かを派遣しなければならない。すまないが、行ってくれるか」

 

「指揮官は貴方だ、指揮には従うよ」

 

 拒否されたらどうしようかと考えていたが受け入れてくれて助かった。だが……後ろのハルカ嬢の顔は目が笑っていない。これは相当な怒りなのかもしれないな。終わった後の私の命が心配になるか……

 

『春華、ここは頼んだ。君の呪殺(ムドオン)であのデカブツは対処できると思うけど、いざとなったら逃げてくれ。小次郎は戻ってきたら、君の護衛に付けるんだ』

 

『分かりました……お気をつけて』

 

「では、案内してくれ」

 

 レイジ殿は伝令にきた若者について行った。中央の者たちへ主と天使様のご加護がありますように、そして私にも。

 

 「ハルカ、よろしく頼むわよ」

 

 「足を引っ張らないでくださいましね」

 

 ハルカ嬢にアドリーが話しかけるが、空気が相当冷ややかだ。戦闘前にそういうのはやめてくれないだろうか。周りの士気まで下がってしまう。

 だが注意は難しい。目の前に展開されている広範囲の凍結、その範囲は小都市ならすべてを氷漬けとすることも可能に見える。塩の柱ならぬ氷の柱、主の命を受けた天使様が振るった力に近いものを持つ者は、果たして人と言えるのか。

 

 一体の巨人に対し、ハルカが呪殺魔法を唱える。巨人の足元にできた、見ただけで正気を削られそうな手が飛び出る暗がりは、地獄への門に相似しているかのようだ。ゾンビに対し必死に唱える自分の破魔魔法がひどくちっぽけなものに思えてくる。

 

 呆けているアドリーにハルカが何事か話しかけているが、飲まれかけているのかもしてない。

 

 私を含めた皆が必死に戦っている。つまり指揮官みずから必死に戦うということは、戦線は崩壊しかけているということだ。今は薄氷の勝利を積み重ねているがどこかが綻べば皆死ぬだろう。

 

「いつまで耐えればいいのよ……」

 

「まったくだ」

 

 二人が言う通り、いつまで戦うのだろうか。実はここが地獄で、我々は主が降臨するまで戦い続けるのだろうかという邪念が浮かび、新手のゾンビが姿を現す。

 

「休憩しているところ悪いが、次が来た」

 

「ねえ、ジャック。これが終末のラッパが鳴らされた光景なのかしらね」

 

旧大陸(ヨーロッパ)ではトランぺッターが出現しているという、故にまだ終末ではないのではないかな」

 

 終末の一歩前かもしれないがね。信仰を違えた者達(過激派)のおかげで人為的に引き起こされている終末かもしれないが、おお、まだメシアが現れてはいないではないか。

 

「射撃……」

 

 私が射撃開始を叫ぼうとしたが、ゾンビが静止した。何かが起こっている、だが何によって?

 一拍の後、すべてのゾンビ達がマグネタイトに返っていく。

 

 歓声が上がる中、私は心中で嘆息した。狩人殿がやってくれたのだろうが、これでガイア連合の存在感はアメリカ大陸ですら強くなるだろう。彼らはここに強力な戦力を送り込めるのだ、信仰にうるさい我らと彼ら、一般の民衆がどちらをみるのか……明白だろう。

 

 

D-Day +5日

 

「では、今回の損害となりますが……」

 

 ゾンビが滅びたのは、狩人殿が騒動の原因を取り除いたためであるのは、帰ってきた当人から聞かされた。だがゾンビ共からこの基地及び周辺を防衛するために失われたものは多い。

 

「まず、テンプルナイトから主の御許に召された人員が10名、協力頂いた霊能力者から5名、連邦軍から55名、民兵から13名となります。まずは、彼らの魂に祈りを」

 

「主よ、御許に召された人々に、永遠の安らぎを与え、あなたの光の中で憩わせてください」

 

 皆が死した人たちの魂の安息を祈る。多くの人が亡くなったが凶悪なる悪魔の群れに襲撃されたとして、この損害は許容しうる範囲か?どうだろうか。ただ、ガイア連合の方々が居なければ、今こうしている我らも主のもとにいるであろう事は確かだ。

 

「また、天使様方も大多数がそのお体を維持できずお帰りになっている状態です」

 

 各所からうめき声が上がる。我ら、所謂穏健派に協力的な天使様で且つ戦闘を行っていただける方は少ない。その大多数が戦線離脱となってしまい、再召喚には時間がかかるだろう。その間に信仰を違えた者達や他悪魔に襲撃された場合など考えたくもない。

 

「戦力の立て直しの為、他支部から一時的にテンプルナイト派遣の打診を行っております」

 

 他からの増援を当てにしたいところであるが、現状余力があるのが日本支部(巣篭もり野郎)だけな現状ではガイア連合との協力体制の構築手腕とも合わせて日本支部の立場が他を超越するだろう。

 もしや……日本支部が戦力の出し渋りをするのは、唯の穏健と言う名の引き籠もりなどでは無く、戦力の温存から恩の売り時を測っていたのか?多少表にでてくるようになってきた、日本支部のサチコというテンプルナイト、テンプルナイトらしからぬ振る舞いをしていたが……偽装だったのかもしれないな。日本人はアルカイックスマイルで煙に巻くタイプかと思っていたが、そのような人間も居たのかと驚くべき事よ。

 

「幸いにも一般信徒に被害が無かったことのは幸いでした。引き続き基地機能復旧と民心の慰撫を図っていきます」

 

 報告は続き、基地機能の立て直しやテンプルナイトの配置について発表があった。大きな事件はあったが、終わればまた悪魔との戦いが帰ってくる。

 

「最後に、執行部は狩人殿に福者(Venerable)認定することと決定いたしました」

 

 拍手が起こる。ガイア連合では無く、狩人殿個人を列聖することにより、対外的には我ら側であるとアピールしつつ、文句を言われた場合は宗教としての感謝の証ということでバランスを取るのだろう。多分狩人殿自身は興味が無いだろう、何せ事件後に引き止めてもすぐ旅立ったのだから。ただ、一般信徒や事情に詳しくない一般人へは効くだろう。不安定な状況を少しでも打開するための手立てだが、どう転ぶかな。

 

 結局のところ、信仰を違えた者達とガイア連合の戦いが主となり、我らは盤外のコマとしてなんとか生き残ろうとするのだろう。メシアの降臨を祈りつつ日々を生きるか……

 

 これからどうなるのか、我々は何処に行くのか……、主と天使様よ、我らをお導きください。

 

*1
もっと上がいます

*2
不本意であるbyガイア連合




列聖の場合の呼び名は以下と考え、聖人は単純に特の高い人間を指す言葉としております。
尊者⇒福者⇒聖者

そして今回の話を書いて思ったこと
1.ドクイモ氏の原作で、幸子がいつの間にか穏健派代表になってたから、これくらい政治的ムーブするんじゃないか
2.狩人殿を勝手に動かしたのでクレームついたら変えるかも
3.メシア教の生活、驚くほど分からない

次は掲示板だしそんなにかからないといいな……


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1000

最終話の掲示板なので初投稿です。

DDSネット上の現地民利用掲示板はガイア連合も見れるという前提で書いてます。

※注意
①獅童が総理やってたのは触れられたけど、その後どうなったか分からないので適当に取り扱ってます。
②国会議員に対するクーデターがありましたが、その後が書いてないので適当に取り扱ってます。
③ショタおじが消えてから帰ってくるまでの期間が不明なので適当に取り扱ってます。


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1000

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part345

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part223

http://xxxxxxx

 

地方に行く人の情報交換は

ガイア連合地方派遣社員スレ その141

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part3299

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その250

http://xxxxxxx

 

悪魔召喚プログラム関係の話は

悪魔召喚プログラム(メ)について語るスレ その135

http://xxxxxxx

 

電脳世界の事に興味が湧いたなら

電脳異界開発スレ その60

http://xxxxxxx

 

ショタおじが光の向こうに行ったってマジ?

光るのは頭だけにしといてもろて

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part999

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

514:名無しの転生者

ショタおじ行方不明ってマジ?

ブラック労働に耐えかねて蒸発してしまったのか……

 

515:名無しの転生者

地方の異界行ってたらいつのまにか東京がアレなことなった挙句

ショタおじも居なくなっててまじびびるわ

 

516:名無しの転生者

おまえらがシキガミで我儘ばっかり言うから、ショタおじはシキガミ作りを止めて失踪しちゃった、あ~あ

 

517:名無しの転生者

>>516

いや分身ショタおじがシキガミ作りを続けてるらしいから、時間がかかるけど納品されるらしいぞ

 

518:名無しの転生者

>>517

まじ?分身がこんなところで役に立つとは思わなかったわ

 

519:名無しの転生者

>>517

なんや、それならええか

 

520:名無しの転生者

ショタおじ本体の心配してやれよ……

 

521:名無しの転生者

ショタおじかわいそ

 

522:名無しの転生者

そうだぞ、ショタおじとゲームする約束を果たしてないんだからな

 

523:名無しの転生者

ショタおじがどうにかなるって想像できないんだけど

 

524:名無しの転生者

そうだそうだ、俺たちと桃鉄やドカポンやるって約束

果たさないまま終わるかよ!

 

525:名無しの転生者

どうしてその二つなんです?

もうちょっといいゲームあるでしょ

 

526:名無しの転生者

マリカーとかでいいやろ、どうして友情破壊ゲーチョイスするんだよ

 

527:名無しの転生者

最初は対戦型じゃなくて協力型ゲーにしようぜ、初心者に対戦ゲーは刺激が強すぎるっす

 

528:名無しの転生者

もうアナログゲームでいいじゃん……

じゃけん世界が滅びる前に買い貯めたボードゲーム、やりましょうねー

 

529:名無しの転生者

TRPGでもいいぞ!

 

530:名無しの転生者

そもそもショタおじと友情破壊ゲーをやったとして、リアルファイトになったら誰も勝てないんじゃね

 

531:名無しの転生者

対戦ゲーに負けた結果へそ曲げて、結局失踪しそうじゃねーか

 

532:名無しの転生者

へそ曲げたら世界が終わるな

 

533:名無しの転生者

仏のようなショタおじなら、そうそう切れないだろ

 

534:名無しの転生者

(フラグかな?)

 

535:名無しの転生者

だが待ってほしい

今失踪しているショタおじが帰ってくれば、シキガミ納品速度が2倍になるのではないだろうか

 

536:名無しの転生者

>>535

お前頭いいな

 

537:名無しの転生者

天才じゃったか……

 

538:名無しの転生者

それだ!

 

539:名無しの転生者

やめたれよw

 

540:名無しの転生者

ショタおじはシキガミ作成専用マンじゃねーんだぞw

 

541:名無しの転生者

で、ショタおじが最後に見られたのが東京上空だっけか

 

542:名無しの転生者

壁に覆いつくされる直前くらいの東京やな

 

543:名無しの転生者

東京上空が光って何かが起こってそこから行方不明だったっけか

 

544:名無しの転生者

何かって何だよ(困惑

 

545:名無しの転生者

世界の始まりの光じゃよ(中二病感

 

546:名無しの転生者

見てないから分からんなぁ

 

547:名無しの転生者

>>545

あれは……終わりの始まりを意味する光、熟成された童貞が死ぬときに発する童貞光!

 

548:名無しの転生者

おいwww

 

549:名無しの転生者

>>543

メギドでも放たれたのかな

 

550:名無しの転生者

>>547

童貞の光ってなんだよ(困惑

 

551:名無しの転生者

見てても分からんぞ

 

552:名無しの転生者

>何か

正直良くわからん。魔力というかマグネタイト的には超強力悪魔が出現したのでは?って言ってるやつもいるし

超強力なスキルor魔法が発動したってやつもいる

 

553:名無しの転生者

なんかが発動した結果、龍脈が変化したっぽいのは確かなんだが、何が起こったんですかねマジで

 

554:名無しの転生者

ショタおじ龍脈と一体化説

 

555:名無しの転生者

ショタおじが地球と一体化した…?

 

556:名無しの転生者

つまりショタおじママ説、ありますねぇ

 

557:名無しの転生者

無いから(白目

 

558:名無しの転生者

えっ、プリンセスハオだって?(難聴

 

559:名無しの転生者

ヤメロよ……マジヤメロ

 

560:名無しの転生者

童貞のまま亡くなるなんて……お(か)しい人を無くしたぜ

 

561:名無しの転生者

生きて帰ってくるって信じてる奴多いんだからあまり言うなよ

噂システムでガチになったらやべーんだし

 

562:名無しの転生者

ただまあ、東京が壊れるとメガテンって感じがしてワクワクしてくるよな

 

563:名無しの転生者

メガテン感あるのには同意するけど

ワクワクはしねーよ

 

564:名無しの転生者

東京の壊れ方にもよるけど、東京以外が海になってないからまだセーフかなぁ

 

565:名無しの転生者

東京崩壊は時報だが、壊れ方があめーんだよなぁ

こう、取り返しがつかなくなるような破壊が起きないとメガテン感が無い

 

566:名無しの転生者

東京崩壊鑑定士来たか

 

567:名無しの転生者

東京内の人、結構生き残ってるようだし、たしかにそこまで絶望的でもないのかな

 

568:名無しの転生者

いやーでも俺のオキニの店とか人、助けきれなかったなって

 

569:名無しの転生者

核落下からあたりから分岐して各作品に分かれるけど、今回の事件だと何になるんだろ

 

570:名無しの転生者

壁に覆われたってことは真Ⅲか真Ⅳあたりの状況に近いのかな

 

571:名無しの転生者

真4だった場合、俺たちが東のミカド国になるって、こと!?

 

572:名無しの転生者

俺たちはラグジュアリティーズだった……のか?

 

573:名無しの転生者

俺たちがラグジュアリティーズとか(未来が見え)ないです

 

574:名無しの転生者

もうおわりだねこの国

 

575:名無しの転生者

にゃーん

 

576:名無しの転生者

俺が、俺たちが真女神転生Ⅵなんだよ!

 

577:名無しの転生者

な、なんだってー!!(ΩΩ Ω

 

578:名無しの転生者

その場合主人公は誰だよ、ショタおじか?

 

579:名無しの転生者

霊視ニキでいいじゃん

 

580:名無しの転生者

最初から強いショタおじは黒幕 or 導きポジかな

 

581:名無しの転生者

俺たちだと、中盤で無造作に全滅するモブ達じゃね

敵の強さを強調するような感じでさ

 

582:名無しの転生者

あんなにも強かった黒札様が、ぜ、全滅だと!? ってな塩梅か

いやすぎんよー

 

583:名無しの転生者

黒札「ば、馬鹿な!俺の○○が通じないだと!?」

 

584:名無しの転生者

中途半端な俺たちが生き残れる気がしないですけどー

 

585:名無しの転生者

ここはガイア連合改め、ガイア教を設立するしか!?

 

586:名無しの転生者

>ガイア教

やめーや

 

587:名無しの転生者

>>585

してどうすんだよw

 

588:名無しの転生者

いやー真Ⅲの可能性もあるしー?

 

589:名無しの転生者

真Ⅲだった場合中の人全滅してたような気もするがどうだったかな

 

590:名無しの転生者

東京がああなった以上、デビサバやサマナー、ペルソナ系で無かったことは確定してしまって悲しい

 

591:名無しの転生者

俺もなー、この世界がハッカーズ世界線だと信じたかったな

 

592:名無しの転生者

中で人々が生きてるにしろ、真4みたいな感じだと時間の流れがおかしくなるから、助け出すにしても面倒になるね

 

593:名無しの転生者

ショタおじが東京内で神様になってる可能性が微レ存

 

594:名無しの転生者

神様……神の脛を齧る俺たちはなんだろ、天使でないことだけは確かだけど

 

595:名無しの転生者

神扱いとか嫌がるからヤメロって

 

596:名無しの転生者

まあ4文字じゃないにしろ、ショタおじに勝てる神話勢なんぞいるのか分からんから実質神様なのではないだろうか

 

597:名無しの転生者

つまり光に紛れて消えたということは、うちらが知っている神話のあのエピソードを示しており、誰かのパワーで東京の上にある岩を取り除かないといけないと

 

598:名無しの転生者

あーあれね

 

599:名無しの転生者

そうそう、あれあれ(分かってない

 

600:名無しの転生者

どこぞの最高神がくるからやめれ

 

601:名無しの転生者

まーショタおじの件はこのスレに行ってどうぞ

内容はこことあんまかわんねーけどな

 

【早く】ショタおじ探索スレ 2巡目【帰ってきて】

http://xxxxxxxxx

 

602:名無しの転生者

で、結局東京どうなったん?境目で検問してたやつおらん?

 

603:名無しの転生者

検問してた大多数は黒札じゃなくて自衛隊含む協力者とか金札がメインじゃなかったっけか、いや居ないとは言わないけど

 

604:名無しの転生者

俺は山梨でぬくぬくよ

みんな一文の得にならないことよくやるよな

 

605:名無しの転生者

漏れてくる〇は止めておかないとね、自分の生活圏汚れるのいやだし……

 

606:名無しの転生者

検問してたワイ参上

脱出するような奴はほんと千差万別で困るわ

 

607:名無しの転生者

私を助けなさいよキー!! みたいなBBAでもおったか?

 

608:名無しの転生者

金はあるから早く助けろと言う金持ちとか

 

609:名無しの転生者

地方とかで一杯見たやつだ(白目

 

610:名無しの転生者

金とかケツ拭く紙にもなりゃしねえのにな!

 

611:名無しの転生者

You are Shock!な世界になると思うと……ちょっとワクワクしてくる

 

612:名無しの転生者

死兆星が見えちゃったやつは死ぬ?

 

613:名無しの転生者

み、水……

 

614:名無しの転生者

>>612

実際北斗七星に寄り添う星あるらしいから覚醒した視力で見えるんじゃね?

 

615:名無しの転生者

>>611

拳法修めてないと哀れ死亡するしか未来が見えないぞ

 

616:名無しの転生者

俺の右手のゴッドハンドがうなるぜぇ

 

617:名無しの転生者

それはパロディのほうだろ!

 

618:名無しの転生者

脱出してくる一般人は一杯居たみたいだが、脱出してきた俺たちとかいるのかな

でもさすがに事前に脱出しているか

 

619:名無しの転生者

事前にあれだけ言われたのに残った奴は、なんか理由あるやつだけだろ

 

620:名無しの転生者

残ったのは大体ペルソナ勢じゃなかったか?

あと誰かいたっけ?

 

621:名無しの転生者

真1主人公勢も残ってなかったっけ?

 

622:名無しの転生者

あれが真Ⅰ勢かどうかは意見の分かれるところじゃなかったか?

 

623:名無しの転生者

本物でもそうでなくとも、彼らは”俺達”じゃないから……

 

624:名無しの転生者

でも放っておくと真1になって世界の終わりがきそうでなー

 

625:名無しの転生者

気になる奴で監視するって話になったでしょ!

 

626:名無しの転生者

ここまで来たらもうなるようにしかならん

俺たちが信じるショタおじを信じろって!

 

627:名無しの転生者

ショタおじを……信じる!……(拷問めいた修業のあれこれが思い出される)……やっぱつれーわ

 

628:名無しの転生者

カオスヒーロー(らしき奴)は一応金札になっとるし、誰かが指示飛ばしてるんじゃなかったか?

 

629:名無しの転生者

ワルオには俺も便宜図っとるし、うまい事動いてほしいなと思ってる

 

630:名無しの転生者

現地民掲示板覗いたが、なんかワルオとオザワで最終決戦したっぽいけどな

 

631:名無しの転生者

真1のストーリー壊れるぅー

 

632:名無しの転生者

壊れないと俺たち生き残れないだろ!いい加減にしろ

 

633:名無しの転生者

オザワVSワルオは崩壊後何年もたってからでは無かったのか(困惑

 

634:名無しの転生者

現地民も困惑しとる

 

635:名無しの転生者

シキオウジロボ VS カオスヒーローか、関係者じゃなければ楽しめたがこうなるとなぁ

 

636:名無しの転生者

現地民から見れば怪獣大決戦みたいなもんだし、そりゃびびるやろ

 

637:名無しの転生者

ワルオ、シキオウジロボと戦えるくらいレベル上がってるの?それとも操ってるオザワがくそ雑魚なんか?

 

638:名無しの転生者

でもショタおじ筆頭に幹部勢の戦いを知ってるから、びびるほどもない気がするんだよなぁ

 

639:名無しの転生者

シキオウジロボ、戦闘系の連中は倒せるし、幹部だと鼻歌交じりで群れを倒せるからな

 

640:名無しの転生者

幹部=つよつよの図式はNG、スライムニキとか可哀想だろ!

 

641:名無しの転生者

スライムニキは幸運の置物だから(震

 

642:名無しの転生者

現地民にとってのゴジラVSみたいな話は置いておいて、他残った奴おらん?残地諜者みたいなやつとかさ

 

643:名無しの転生者

スライムニキは戦闘以外がとても強いから……なお本人のやりたいこと

 

644:名無しの転生者

東京に残った俺たちというと、自衛官ニキを忘れてはいけない(戒め

 

645:名無しの転生者

ガイア連合所属の問題児は、東京に集めて処分する方針じゃなかったんか

 

646:名無しの転生者

最終処分場みたいな場所だな東京

 

647:0能力

東京脱出してきたけど何か質問ある?(糞スレ感

 

648:名無しの転生者

自衛官ニキネキは国防に殉じたという意味では偉いんだけど

ゴトウに情報漏らしたの忘れてないからな

 

649:名無しの転生者

美少女&AV出演で許されてる感あるが、ゴトウへの情報漏洩でガイア連合の方向性大分変ったからな

許さんやつも結構いるだろうさ

 

650:名無しの転生者

>ゴトウ

今から考えれば良し悪しじゃないかな

装備関連とか日本の霊的なあれこれとか

 

651:名無しの転生者

まあ終わった事さ

 

652:名無しの転生者

>>647

どうして先に脱出しなかったんです?(現場猫

いやほんとなんでさ

 

653:名無しの転生者

ワイ、自衛官ニキネキのAVで抜き申した(小声

 

654:名無しの転生者

そういう告白いらないから……

 

655:名無しの転生者

壁できたのによく脱出できたな

 

656:名無しの転生者

あの壁の中今どうなってんの?

 

657:0能力

>>652

義兄と義祖父拾ってから脱出しようと思ってね

ぎりぎりになったのはうちのシキガミちゃんをなるべく大学に通わせたかったからです(小声

 

>>655

壁できる前に脱出はしてて、ここに来るまでにあれこれ後始末してた

 

>>656

乗り捨てられた車まみれになってて、移動手段が徒歩でだるかったです

後、ゲームのフィールドぽかったよ、歩いていると悪魔とエンカウントするって意味で

 

658:名無しの転生者

>ぎりぎり

アウトだよ!

 

659:名無しの転生者

>>657

義理の親族とか見捨てろよwww

それか先に脱出させとけよ、要らぬ苦労じゃねーかwww

 

660:名無しの転生者

親族とか、俺みたいに拉致同然で地方に連れ出さないとだめだろ?

なお俺の場合は親に泣かれた模様

 

661:名無しの転生者

勘がいい奴とか、素直に聞いた奴は地方に脱出済みだからな

 

662:名無しの転生者

大体の奴は脱出してるし、政治家俺たちも脱出してたよな?

 

663:名無しの転生者

>>657

で、その親族は回収できたん?

行ったら死んでましたとか、今の東京ならありそうじゃん

 

664:名無しの転生者

>行ったら死んでた

むしろメガテンならあるあるじゃん

真1のかーちゃんを思い出せよ

 

665:名無しの転生者

フツオ(らしき奴)のかーちゃん、この世界じゃ生き残ったらしいぞ

ということはつまり、0能力君の親族が代わりに死んだ?

 

666:名無しの転生者

今というか、結界壊れてからは野良悪魔・天使無限湧きだし、脱出できなきゃ死と隣り合わせやろ

非覚醒者だと運ゲーですねこれわ

 

667:名無しの転生者

天使も悪魔だろJK

 

668:名無しの転生者

覚醒者でも運ゲーじゃないだろうか

 

669:名無しの転生者

Lv高ければなんとかなるやろ

 

低い?生き残れればいいね^^

 

670:名無しの転生者

天使を独立させるとは、さてはおめー頭メシアンだな

 

671:名無しの転生者

>頭メシアン

これは許されざる暴言

 

672:名無しの転生者

でも勢力的に考えると分けたほうが分かりやすいような

野良犬と敵組織くらいには違くね?

 

673:名無しの転生者

メシア教への配慮とかいらんから

 

674:名無しの転生者

むしろ穏健派と名乗る連中に圧を掛けていけ

 

675:0能力

>>663

義兄はペルソナ覚醒者なので、世界を救う戦いを(多分)してたのであきらめた

責任者?のスライムニキに、投げ銭してお任せした

 

義祖父は国会議員やってたのでゴトウ部隊に占領されてる国会議事堂行ってきたけど

 

ゴトウ部隊隊長:命令なので議員の開放は無理

多数の議員  :国会会期中に離れるわけにはいかん

義祖父(議員):私だけ助かるわけにはいかん

 

とかいう一悶着があって、結局同時に捕らえられてた議員の家族なんかを連れて脱出することになったわ

 

676:名無しの転生者

>>675

なんでだよwww

助けようとした人、一人も助かってないやんけwww

 

677:名無しの転生者

草ぼうぼうですよwww

 

678:名無しの転生者

国会議員の人たちガンギマリでは?

 

679:名無しの転生者

だめじゃんwww

 

680:名無しの転生者

チキンは先に逃げてんだろ

 

681:名無しの転生者

ゴトウ部隊ぶっ殺せとか言われなくてよかったじゃん

変に愛国者な議員とかそういう事言ってきそう

 

682:名無しの転生者

脱出というと、国会議事堂から北と南どっちに移動したん?

国道1号通って南方向?

 

683:名無しの転生者

国道17号で北西方面とか

 

684:名無しの転生者

鉄道通って郊外へのほうが動きやすそうじゃね

どうせ電車動いてないだろ

 

685:名無しの転生者

わい地方民、東京の地理さっぱり

 

686:名無しの転生者

ワイも

 

687:名無しの転生者

大阪なら分かるんだが、東京はさっぱりだ

 

688:名無しの転生者

お前らメガテンシリーズを思い出せよ!東京が舞台だったろ!

 

689:名無しの転生者

東京舞台でも(普通の行き来できないんで参考になら)ないです

 

690:名無しの転生者

メガテンもペルソナも東京の一部しか往来できねーから、あんま参考にならなくねーか

 

691:名無しの転生者

地理知っててもゲームのマップは使えないぞ

 

692:0能力

地下鉄国会議事堂前から千代田線で北千住にでて、そっから道路で埼玉ルート

30人くらい抱えて移動する羽目になったんで地下にしました

地上だと守り切れないと思ってね

 

総理は獅童だったけわけだけど、議事堂から姿を消してて、「ガイア連合が逃がしたんじゃね?」って疑われたけど関係ないよね?

 

693:名無しの転生者

地下鉄ルートか、異界化してなかった?

 

694:名無しの転生者

地下の方が敵悪魔のLv高そう

 

695:名無しの転生者

>獅童

わかんね、俺が知ってるやつは手引してないと思う

 

696:名無しの転生者

獅童は大方ペルソナ5的にやられてんじゃねーの

 

697:名無しの転生者

30人とか見捨ててもええやろ

どうせわかりゃしないんだから

 

698:名無しの転生者

通行止めを考慮して地上に近い銀座線でもよかったのでは

 

699:名無しの転生者

そもそも地下鉄構内埋まってたりしなかったの?

 

700:名無しの転生者

銀座線だと浅草まで行って乗り換えか、そのまま葛飾区抜けて北東方面にぬけるルートだろうけど微妙じゃね

 

701:名無しの転生者

国会議事堂前駅から溜池山王駅繋がってるんだっけ?

でも千代田線の方が近いような気もする

 

702:名無しの転生者

東京の地理さっぱりなのに鉄道まで加わるとまじ分からん

 

703:名無しの転生者

とにかく地下鉄経由で脱出したってことでいいんじゃね

 

704:0能力

俺もあんまりあの辺の路線使わないんで銀座線の方が良かったのか分かんね

 

>>693

所々異界化してたので時間かかったね

体感24時間くらいかかったし

 

>>694

レベルは5~40くらいで幅広かった感触

ただ地下で天使は出なかったけど、偶然かはわからん

 

705:名無しの転生者

>Lv5~40

現地民が生きて帰れんはずだよな

 

706:名無しの転生者

なんだっけ?TSさせる悪魔がでるんだっけ?

 

707:名無しの転生者

え、そんなんいるの?

 

708:名無しの転生者

ミナミィか医療班に頼めばしてくれるんじゃね>TS

 

709:名無しの転生者

別に0能力君なら倒せるだろうけど、よく大人数連れて帰ってこれたね

もしかして何人か死んでる?

 

710:名無しの転生者

>706

現地民の掲示板にそんなんあったな

リンク張られてたから見たけど、ちょっと笑っちゃった

 

711:名無しの転生者

あーそんなんあったね

 

712:名無しの転生者

え、どこどこ?

 

713:名無しの転生者

>>712

ほらよ

 

☆【速報】レジスタンス大勝利!【やったぜ!】

ttp://xxxxxxxx/524

 

714:名無しの転生者

>>713

サンキュー!

 

715:名無しの転生者

やっぱり東京内部滅茶苦茶なんやなって

 

716:名無しの転生者

想定されてた話ではあるからな、だから脱出しないといけなかったんですね

 

717:名0能力

こんなスレあったんやな、俺が脱出したときはまだここまでじゃなかった……と思う

 

>>709

一応一人も死んでない

一人サマナーが居たんで、そいつを後ろに配置してカナリヤにしたんだよね

アナライズして測定不能な敵でたら呼んでねって無線機渡しておいた

 

718:名無しの転生者

>713

そのスレ、ショタおじらしき人間が観測されてんだな

何やってんだショタおじ(困惑

 

719:名無しの転生者

>カナリヤ

かいわそす

 

720:名無しの転生者

黒札に護衛してもらってるんだから逆にラッキー野郎ではなかろうか

 

721:名無しの転生者

誰も死んでないってことは、そのカナリア君も生き残ったんだから勝ち組では?

 

722:名無しの転生者

そいつレベルいくつだったんよ

 

723:名無しの転生者

メガテンの一般人とか死にゆく定めよ

生き残れた先も地獄ばっかりだし、あっさり死んだほうが楽じゃね

 

724:名無しの転生者

生きるも地獄、死ぬも地獄

 

725:名無しの転生者

力が無いって悲しい事なの

 

726:名無しの転生者

バ〇ラグはやめろって

 

727:名無しの転生者

そもそも俺たちは大人になれているのだろうか?

 

728:0能力

>>722

アナライズしたらLv19で、うちのカード色がシルバー

契約悪魔がアークエンジェルとバイコーン

本人スキルはブフ、ハマ、レッグショット

現地民としては結構強いほうなんだろうけど、あの東京を生き残るにはいろいろ足りないかなって

 

729:名無しの転生者

>Lv19

おーええやん

 

730:名無しの転生者

なんだ雑魚か

 

731:名無しの転生者

>>728

レベルにしてはスキルが少ないな

 

732:名無しの転生者

現地民的には上澄みだと思うぞ

契約悪魔も二体いるしなかなか強いんちゃうかな

 

733:名無しの転生者

レベル上げサボってる黒札よりは役に立つな(ハナホジ

 

734:名無しの転生者

まだ本気出してないだけだから(震

 

735:名無しの転生者

終末来たら楽勝だし? レベルなんてすぐ上がるし?

 

736:名無しの転生者

今本気だせないなら、いつまでたってもだめなんだよなぁ

 

737:名無しの転生者

黒札だったらなんぼでも仕事あるし、レベルなんて別にええやろ

 

738:名無しの転生者

でもレベル上げておいたほうが、何するにしても楽になるで

 

739:名無しの転生者

なんつーか学歴みたいなもんなんだよなレベル

あった方がいい的なやつ

 

740:0能力

道中の駅で休憩して、生きてる自販機で補充したんだけど

考えてみればこれうちの製品なんだから、技術部に裏コマンド作らせておけばよかったなって思いました

 

741:名無しの転生者

 

742:名無しの転生者

それは公私混同なんよw

 

743:名無しの転生者

そういや社長さんしてましたね

 

744:名無しの転生者

公私混同は黒札あるあるだが、まさかの自販機への裏コマンド

 

745:名無しの転生者

ブラックカード読ませたら自販機が変形するギミック欲しかったなー

 

746:名無しの転生者

上の掲示板だと東京内部の現地民が自販機集めてるみたいだけど残ってた?

 

747:名無しの転生者

カードを読み込ませたりすると、裏物が買えるように変形するとそれっぽいよな

 

748:名無しの転生者

自販機つってもガイア印だけじゃないだろうに良く見つけたね

 

749:名無しの転生者

デビルサマナー系だと室内が変化して、表で売れないアイテム販売する店舗あったね

 

750:名無しの転生者

ガイア印の自販機、ガイアの施設重視だったと思ったけど東京内での設置どこまでやってたん?

 

751:名無しの転生者

ガイアの部品使ったら他社の自販機(だけじゃないけど)も動くからそれなりに動いてるの多いんじゃね

 

752:名無しの転生者

>>751

故に略奪されてるっぽいけどな

 

753:0能力

地下は悪魔のレベルが高い所為か人が入って来てないようで、ホームの自販機は割と生き残ってたよ

 

>>747

変形はしないが、終末になると購入機能ONになるで

 

>>746

終末による東京崩壊を見越して、東京優先で設置&売り込みしてたからそれなりにあるよ

まあ、あとはメンテナンス名目で自販機の設置位置情報を会社で持ってるんで自分の端末に落としておきました

 

754:名無しの転生者

>設置情報

おいwww

 

755:名無しの転生者

俺たちにもくれよw

 

756:名無しの転生者

もしもしセキリティ担当?わりと情報取扱インシデントだと思うんですけどー

 

757:名無しの転生者

株主ーー!!株主総会で解任の議決とらないとあかんのとちゃいます?

 

758:名無しの転生者

宝の地図じゃーん

 

759:名無しの転生者

>>753

それで現地民があれこれ買えるようになってるのか

 

760:名無しの転生者

平時だったらマスコミに叩かれる奴~

 

761:0能力

都内に居ないなら関係ないじゃんかよー

それでも欲しいならNDA結んだらいいっすよ^^

 

>>757

株は100%ガイアグループス保有だから問題ありませ~ん

ちひろさんかショタおじなら解任できるけどな

 

>>759

消耗品がメインで装備まで買えるのはレアだけどね

 

762:名無しの転生者

くっそwww

 

763:名無しの転生者

ちくしょうwww

 

764:名無しの転生者

こんな奴が社長でいいのだろうか、もう一度考えたい

 

765:名無しの転生者

ガイア連合の鼎の軽重が問われるのではないだろうか

 

766:0能力

むしろ誰かがやってくれるなら俺は降りますぜ

黒札で誰かやってくれないかな~(チラ

 

767:名無しの転生者

できる人がやるのがいいと思いまーす(キリ

 

768:名無しの転生者

社長とか俺達には荷が重いな

 

769:名無しの転生者

俺達の為に今後ともがんばってね´ω`)

 

770:名無しの転生者

シキガミちゃんだけで十分、社員まで背負うほど俺の背中は広くないわ

 

771:名無しの転生者

おまえら……

 

772:名無しの転生者

一人くらいやろうという気概はないのかよ!

 

えっ、俺? いや俺はやることありますし~

 

773:名無しの転生者

皆自分勝手なんだよなぁ、俺も含めてだが

 

774:名無しの転生者

自販機は公私混同でも役に立ったということで……

で、脱出はスムーズだったの?なんか現地民掲示板だと脱出不可みたいな雰囲気に見えるけど

 

775:名無しの転生者

壁ができる前なら、それなりの実力者なら脱出できるんじゃないの

 

776:0能力

地下はまだよかったけど、地上出た後道路を歩いてたら天使に絡まれてね

うちのシキガミちゃんを、まーたマリア候補とか言いやがったので念入りに殺しておいたわ

やっぱ足立区の民度は悪いな(迫真

 

777:名無しの転生者

北千住から北へ移動すれば確かに足立区だけどさwww

 

778:名無しの転生者

足立区の民度の問題なのかなぁ

 

779:名無しの転生者

足立区って治安悪いイメージ有るんだ

 

780:名無しの転生者

地方民からすると東京都の区ごとのイメージとかさっぱりだ

 

781:名無しの転生者

>マリア候補

まだ言ってんのかよ……

 

782:名無しの転生者

確かに足立区は治安悪いイメージあるけど、今の東京はそういう問題なんだろうかね

 

783:名無しの転生者

念入りに殺したのは良く殺った!

シキガミに手出しされて怒らない黒札はそうはおらんからな

 

784:名無しの転生者

今の東京、天使は何処まででるん?まさかの4馬鹿はきてないよな?

 

785:名無しの転生者

4馬鹿とかエンシェントデイが出てきたら、さすがに幹部かショタおじしか対応できないけどそこまではでてないよね?

 

786:名無しの転生者

ドミニオンまで出たのは知ってるけど、どうっすかね

 

787:名無しの転生者

結構高位まで出て来るんすね、さすが終末

 

788:名無しの転生者

えっ、アークエンジェルくらいじゃないのか

 

789:名無しの転生者

パワーくらいは想定してたが、そこまでか

 

790:名無しの転生者

天使なんて大体ムドで沈むんだから楽勝やろ

 

791:名無しの転生者

高位天使は呪殺弱点消してくるって、それ一番言われてるから

 

792:名無しの転生者

そしたら殴ればいいだろ

 

793:名無しの転生者

脳まで筋肉になってしまわれたか……

 

794:名無しの転生者

脳みそも筋肉の一種なんだから、脳筋は頭が良いのではないだろうか(ぐるぐる目

 

795:0能力

出てきた天使軍団は

ソロネ×1

ドミニオン×2

パワー×いっぱい

 

さすがに守って戦えないから、カナリア君に一般人任せて俺は戦闘に集中したんだけど

終わった後、境目で合流した時誰も欠けてなかったからがんばったんじゃないかな

 

あとは大天使は流石に出てこなかったのがセーフ

 

796:名無しの転生者

天使の群れで一杯だぁ

 

797:名無しの転生者

逆に考えるんだ、天使の羽取り放題だってな

 

798:名無しの転生者

高位天使なら他の物も取れるのではないだろうか……

 

799:名無しの転生者

天使は他悪魔と殴り合ってて欲しい

人間は神も悪魔も居ない世界で生きていくんでー

 

800:名無しの転生者

ニーチェかな?

 

801:名無しの転生者

4文字が死んで、次いで天使も死んでほしい

 

802:名無しの転生者

信じるものが居る限り神は死なないからメンドイ

これは日本の神にも言えるけど4文字もそうだろうしな

 

803:名無しの転生者

つまりメシア過激派と穏健派と他4文字系信徒も根切りしろって?

 

804:名無しの転生者

4文字系の宗教に属する人間どんだけいると……

 

805:名無しの転生者

この終末、メシア以外の4文字宗教は滅びかけてるし、過激派と穏健派まとめて滅ぼせばワンちゃんありますよ!

 

806:名無しの転生者

>根切

直接手を下すのは精神的にきついんで、どこか俺の視界外でほろばねーかなぁ

 

807:名無しの転生者

ソロネまででてくるとは、東京内部は相当Lawに傾いてるんすかね

 

808:名無しの転生者

過激派のお陰で世界的な傾向じゃねーかな

しらんけど

 

809:名無しの転生者

知らんのかい!

 

810:名無しの転生者

まーでもソロネ&ドミニオンクラスだと中盤~終盤ダンジョンみたいなラインナップじゃん

結構な黒札が勝てるか怪しいし、金以下だと主人公勢以外絶望的ではないっすかね

 

811:名無しの転生者

中のガイア連合で対抗できそうなロボは私闘に使われてるし、やっぱオザワはギルティ

 

812:名無しの転生者

ワルオとオザワの戦いは逃れられぬカルマだから

 

813:名無しの転生者

東京都内は、ほぼ見捨てるんだからどうでもいいやろ

入れ込むと心が辛くなるだけだぞ

 

814:名無しの転生者

カオスヒーローとオザワの戦いは、心配ってよりエンタメ的な意味合いが強いから……

 

815:名無しの転生者

結局どっちが勝ったんかね

 

816:名無しの転生者

シュレディンガーの結果

観測しなければ結果は確定しない的意味合い

 

817:0能力

このソロネ、呪殺消してたくせに氷結弱点がそのまんまで草生えたわ

アナライズして気づくまで苦戦したが、分かってからは一転攻勢よ

 

818:名無しの転生者

一転攻勢、普通の意味合いなのになぜか汚く聞こえる

 

819:名無しの転生者

虎は死して皮を残し、人は子を成しジーンを残す

だがホ〇は死してミームを残すのだ!

彼も異世界にまでミームが浸透して本望だろうよ、〇モだけに

 

820:名無しの転生者

もうこれわかんねえな

 

821:名無しの転生者

妖怪 野獣がでてきそうだからやめろw

 

822:名無しの転生者

あいつSCPクラスの存在だから……

 

823:名無しの転生者

お、大丈夫か大丈夫か

 

824:名無しの転生者

SCP-114514が現れた!

 

825:0能力

天使ぶっころした後東京脱出して、助けた人達の保護の手配とかやってたら、いつの間にか壁出来ててびっくりしたわ

真3か4ルートなのかなぁって、壁をボケっと見てたら、東京上空にショタおじが見えてね

その後光に包まれたけど、ICBMかなんかが降ってきてショタおじが迎撃したのかな

 

826:名無しの転生者

着弾してたら真1始まってるのではなかろうか

 

827:名無しの転生者

ショタおじの最期を見たのか

 

828:名無しの転生者

ショタおじ死んでねーから

 

829:名無しの転生者

死んでないならはよ帰って来てくれ

 

830:名無しの転生者

ショタおじが早く帰って来てくれないとガイア連合爆発四散しちゃうぅー

 

831:名無しの転生者

帰ってこなかった場合、誰かがガイア連合継ぐのか?

 

832:名無しの転生者

あんだけ力ある奴おらんやろ……でもその場合俺のシキガミちゃんが納品されないまま終わる、ってコト?

 

833:名無しの転生者

>>517

されるって言ってるだろ

 

834:名無しの転生者

霊視ニキが古参&幹部だから、継ぐんじゃないの

 

835:名無しの転生者

戦闘力は認めるところだが、組織トップとしてはどうなんよ

 

836:名無しの転生者

スライムニキが補佐してワンチャン

 

837:名無しの転生者

そもそもペルソナ勢も帰ってきてないだろ

 

838:名無しの転生者

でも誰が継ぐにしろ、ショタおじほど実力ないだろうし組織の変容は避けられない

自分の身は自分で守らないとな

 

839:名無しの転生者

独り立ちも視野にいれないとか

 

840:名無しの転生者

みんなでがんばって維持するほどみんなが協力的ならショタおじがあんな苦労してないしな

 

841:名無しの転生者

身の振り方を考える時期ってことか

 

842:0能力

俺は故郷の安全確保だけはやるかなぁ

 

843:名無しの転生者

俺は面倒見てるやつらとシェルター引きこもりかな

 

844:名無しの転生者

山梨の本部はそうそうなくならんだろうし、異界に潜ってレベル上げを続けるわ

 

845:名無しの転生者

俺はシキガミちゃんとのちゅっちゅを続けるぜ!

 

846:名無しの転生者

おいおい、スタッフロールが流れそうな雰囲気じゃん

俺たちの戦いはこれからだぜ

 

847:名無しの転生者

結局終わってるじゃねーか

 

848:名無しの転生者

止まるんじゃねえぞ……

 

849:名無しの転生者

ショタおじ「お前らがとまんねぇかぎり、その先に俺は居るぞ!」

 

850:0能力

ゲームならハッピーエンドで終わるけど人生は続いていくから……

 

851:名無しの転生者

物語の終わりは、ほろ苦く終わり、永遠の青春は、存在しないのか

 

852:名無しの転生者

結婚といっしょやね

結婚がゴールじゃなく、夫婦生活が本番なんや

 

853:名無しの転生者

妻帯者はいいこと言うじゃん

 

854:名無しの転生者

続編で台無しにすることもままあるんだけどな、ブヘヘ

 

855:名無しの転生者

やめろぉぉ

 

856:名無しの転生者

ああああああ(あれこれの作品が脳裏に浮かぶ

 

857:名無しの転生者

俺達の人生に暗雲が立ち込めているみたいな発言はNG

 

858:名無しの転生者

ショタおじは死んだんだ

いくら呼んでも帰っては来ないんだ

もうあの時間は終わって、君も人生と向き合う時なんだ

 

859:名無しの転生者

>>858

おい馬鹿やめろ

 

860:名無しの転生者

>>858

縁起でもねー

 

861:0能力

でもショタおじが帰ってきたときの為に、ガイア連合、維持しておきたい気持ちもある

 

862:名無しの転生者

そりゃ俺だって無くなってほしい訳ででもないし、微力なら手伝うさ

 

863:名無しの転生者

応援もするし、投げ銭くらいはするけど、重い責任は無理

 

864:名無しの転生者

帰ってきたとき、誰もいないと寂しいからな

 

865:名無しの転生者

せやな、やれることはやっておきますかね

 

866:名無しの転生者

せやせや

 

 


ショタおじは結局復活するので杞憂だったんやけどな!




最後の最後までしょーもない事しか出ないのが雑談スレなんだよなぁってノリで書いてます。
真面目な話題は真面目なスレで語られているのでしょう、多分。
黒札にも真面目な顔になる瞬間はある……はず。

次話は途中のカナリア君(仮称)その他となります。


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大野 仁志、脱出路を検討するスレ11、六道 玲治

区切りの付く完結の初投稿です。

本家にならって文章+掲示板をやってみたかったので最後にやってみました。

大野 仁志(おおの ひとし):大学卒業したてのデビルサマナー
六道 玲治(ろくどう れいじ):本作の主人公、ガイア連合の黒札でデビルハンター


大野 仁志

20XF年XX月XX日

東京都

 

 大野仁志にとって東京はまさしく魔都であった。一般的に言われる、欲望渦巻く首都東京という意味だけでは無く、言葉通り”魔”物が存在する”都”であった。

 

 地方選出議員の孫、またその後継者の次男として生まれた彼にとって、政治といういうものが身近なものであった。逆に身近であるがゆえに自分の家が特殊な家であることに、大きくなるまで気づかなかった。

 

 生まれ育った家には大人というにはやや年のいった人達(支持者)が訪れ酒を飲んで酔っ払って帰っていった。たまにしか会わない祖父や、家にはいるが忙しそうな父も、外出する度に酔っぱらって帰って来てたものだった。

 「うちは政治家の家なのよ」と言われていたので、祖父と父は政治家という仕事をしているのだなと漠然と感じてはいたし、政治家とは酒を飲み、そして時々”投票”とかいうもので選ばれる職業なのかと彼は思っていた。だが長じるにつれそれが間違いではないものの、すべての政治家に適用するべき要素で無い事を彼は理解した。

 

 田舎が娯楽が少なく、楽しみと言えば酒もしくは飯(あるいはタバコ)いう人間が多い、つまり一緒に飲まない人間より一緒に酒を飲む人間の方が信用される世界ということだ。

 彼自身も成長するにつれ、一緒に何かをする人間の方が信用できるという事は理解したし、何かの共通要素があると信じられる事が人から信用されるコツだと分かった。

 

 小さいころ、対抗馬として”私はインテリでございます”というような人が立っては負けていくのを不思議に思っていた。祖父が言っている事と対抗馬の言っていることを比べれば、なるほど相手の方が筋が通っているような気がする。

 

 だが当選するのは祖父だった。

 

 祖父は言っていた「政治家は先頭を走るんじゃない。神輿に担がれる存在だ」と。父は言っていた「担がれたらそう簡単には降りれない」とも。

 そしてその大野が見た祖父と父の表情は別に政治家という職業をやりたくてやっている訳でもないと語っていたように見えた。

 特に二人が何かの紙を見ながら、「肝臓が……」とか、「γGDPが……」とぼそぼそ話しているときの顔は、祖母と母に言い負かされているとき以上に辛そうであった。

 

 地元では担がれる一族ではあるし、世の中からは左団扇な生活を送っているとみられているが、自分の経験ではそうでもなかった。

 入ってくるお金は大きいかもしれないが、出ていく金も大きい。収入というものの捉え方が世の中と親族で異なることに気づいたのは高校に入る頃であったか。

 

 兄が父の跡を継ぐために苦労し始めたのをしり目に、中学高校と地元で進学し、大学はどうするかと考えていたところ、東京の大学への進学を勧められた。別に自分は政治家の道には進まないだろうにと思っていたが、コネの一つでも作ってこいと送り出された。東京の大学に進学したところでコネができるかは分からないだろうにとも思ったが、自分も若い男である、華やかに見える東京には憧れがあった為快諾した。

 

 勉強が苦手でも不得意でもなかったので無事進学し、慣れない東京と大学に戸惑いながら一月すぎたゴールデンウィーク(長期休み)、大野の人生を変える”存在”と出会ってしまった。

 

 怪異(餓鬼)である。

 

 大学からの帰り道、路地裏にふと目を向ければ倒れ伏す人間と小さな影。彼にとってそこが人生の分岐であった、そこで気にも留めず通り過ぎればそれまで通りの人生を送ったのであろう。だが、義侠心なのか、それとも田舎者特有の他人への気遣いか、路地に入り込み声を掛けてしまったのだった。

 

「その、大丈夫ですか?救急車呼びます?」

 

 彼の声に振り返った小さい存在は、親を心配するような子供では無く……有体に言えば化け物だった。

 

「クケケケ、新しいエサがきたたた」

 

「は?」

 

 彼は思わず間抜けな声をあげてしまった。子供のように小さい存在の類型を探せば、本の中で見た餓死寸前のアフリカの子供のようだった。骨と皮しか無い体の中で腹だけが膨れており、そして紫ががった肌の色と、ぎらついた目が光っていた。

 

 後から振り返れば彼は半覚醒状態だったのだろう。一般人であったのなら怪異は見えず、倒れた人の姿しか目に入らなかった。そして見えない餓鬼に貪り食われた。

 だが彼は怪異を見、そしてその圧によって意味不明なうめき声と共に腰を抜かした。

 

「ああああ……え、ど、どいうことだよ、なにもんだよお前はぁ」

 

「クケケケケ、い た だ き まーす」

 

 にじり寄る怪異に後ずさりする事すらできず、呻くことしかできない彼を謗ることはできない。普通の人間は意味不明な存在に対し有効な行動をとれないものなのだ。

 暗さに目が慣れれば、奥に倒れていた人は、人としての姿から一部が欠けており、血だらけの体は目の前の怪異に貪り食われた、と想像の羽を広げるのに十分なものであった。

 

 大野は自分自身が恐怖から股間部分も湿り気を帯びたことに気づかなかった、しかし彼の名誉の為にそれ以上は触れないでおこう。オカルト業界に足を踏み入れる前に怪異(悪魔)と相対したものは多かれ少なかれ粗相してしまった過去を持っているのだから。

 

 目の前の怪異が大きく血を開け、彼を貪り食わんとする絶体絶命のピンチに彼は死を覚悟した。

 

「我が炎をくらえ悪魔め、【アギ】!」

 

 大仰な詠唱と共に放たれる炎。アニメか特撮かと見間違うような恰好をした青年から放たれる炎が怪異に当たれば、その姿が消滅する。

 

 これが彼、大野がオカルトの道に踏み込む切っ掛けであり、師匠である新見と出会った出来事であった。

 

 

 新見と名乗った男は20代と思わしき若い男であり、纏った装備はコスプレじみた普通とは異なったものであった。

 何かを唱え、火炎にて怪異を滅ぼした男は軽い声色で大野に声を掛けた。

 

「大丈夫だったか?」

 

「あ、ええ、その、ありがとうございました」

 

「ま、気にすんな。さっきの奴をぶっ殺すのが俺の仕事だからな」

 

「は、はぁ」

 

「それより……さっきの餓鬼が見えたのか、お前さんは」

 

「餓鬼ですか?仏教で言う地獄にいるという」

 

「ああ、そうだ。痩せているが腹だけでているような姿形をしたやつさ」

 

「ええ、見えましたが……その、東京ってあんな化け物が居るところなんですか、地元じゃそんな話……」

 

「まー、別に東京だけってわけじゃないが……まず才能が無ければ見えないからな、そういうわけでお前さん、オカルトの才能あるみたいだぜ」

 

「は、はぁ、そうなんですか……」

 

 大野にとってオカルトの才能があるのがいい事なのか悪い事なのかさっぱりわからない事柄である。だが、不思議がっている大野に構わず、新見は続ける。

 

「どうよ、俺と一緒に化け物退治の道にいかねーか?うまくいきゃ、結構儲かるぞ」

 

 儲かるというのがどの程度が判断できないが、少なくとも普通にバイトをするよりは儲かるだろうという判断と、別の業界へのコネができるかもという考え、そして最悪バックレればいいやという若者特有の無鉄砲さでそれを承諾したのであった。

 

「あ、はい、よろしくお願い致します」

 

 

 オカルト業界ということで、テレビに出てくるような修験者達の修行場じみた、古めかしい世界なのかと大野は思っていたが、新見に連れられて行ったのは小奇麗なビル、そしてそこにあった組織はガイア連合。国内では知らぬものの居ない企業、ガイアグループスの裏の顔であり、それを知った大野は狼狽えた。

 

「え、ガイアって、あのガイアグループスなんですか!?」

 

「おーよ、あのガイアグループス様よ。表と裏で急速にその勢力を伸ばす日本企業連合、その力の一端よ」

 

「え、そんな所に簡単に所属できるんですか、その……登録料とか?」

 

「才能があって紹介者がいれば問題ねーよ。

 おーい受付のねーちゃん、仕事終わったぜ。あとこいつ、才能あるんで俺の紹介で登録してくんね」

 

「了解いたしました新見様、ではカードを……ありがとうございます」

 

 勝手知ったるわが家のようなノリで、新見があれこれ処理をしていくのを大野は見ている事しかできなかった。だが登録をするということで受付の女性からガイアカードを求められ、ここが本当にガイアグループス関連の施設だということを認識した。

 

「では、新人の方、ガイアポイントカードはお持ちですか……はい、では登録いたしますので、この機械に手を当てていただき30秒お待ちください…………はい、完了いたしました」

 

 大野の頭の中では?マークが乱舞していたが、登録は淡々と進んでいく。なにかひどく場違いのような気になったし、詐欺られるのではないかという不安も抱いていた。

 

「新人ということで、初心者講習を受けていただきます。次の講習は……次の日曜夜となっておりますが、問題ありませんか?」

 

「あ、はい」

 

 こうして流されるままデビルバスター見習いとなった大野であった、最初のうちは新見が付き添い、仕事のやり方や業界の仕来り等を教えてもらいながら実力をつけた。

 

 新見は吹聴しないが、カードの色がゴールドであり、オカルト業界内では一段上の存在だった(ゴールドカードがすごい存在だと大野が認識したのはもう少し後だった)

 それが知られると集られるから秘密でな、と言われたので大野も特に他人に向かってばらすような真似はしなかった。

 

 大野は不思議だった、何故こうも親切にしてくれるのだろうかと。それを直接新見に聞いてみれば、若干恥ずかしがりながら教えてくれた。

 

「あー、俺もな死にそうになった所をな、ガイアの人に助けてもらったんよ。んで、あれこれ世話をやかれてな。そん時、この人かっけなーって思ったんよ。だから俺も死にそうなやつは助けるし、才能があればガイア連合に紹介する。で、オカルト業界の人間が増えれば恩返しになるかなって」

 

 自分が助けられたので、他の人も助ける。そんな事を言う新見には、彼を助けたガイアの人への憧れが感じられた。

 

 その後、新見は大野の事を部下にするとか、パーティーに加えるといった気は無かったらしく、ある程度実力が付けばあとは頑張れよと言った形で放出されたのだった。

 

 大野は大学に通いつつ、オカルト業界の仕事に邁進した。彼は勉学にも手は抜かなかった、両親に金を出してもらっている分際で成績が残念とはいかなかった。ただ昔より頭のめぐりが良くなっている気がしていた。Lv(DLv)と知能に相関関係があるのを知ったのは大分後だったが、その時はただラッキーとしか思っていなかった。

 

 両親が当初言っていたコネづくりであるが、逆にこれは難航していた。確かに大学を通う中で友人は出来たが、オカルト業界の仕事をしていれば友人付き合いは悪くなる。

 だが逆にオカルト業界のコネという普通では到底手に入れられないコネ(政治家系のコネが普通かは置いておく)は出来た。

 

 こうして金も(特殊な)コネもゲットした大野であったが、大学卒業後に東京がこうも滅茶苦茶になるとは思わなかったのであった。

 

 オカルト業界の仕事をしていれば企業や自治体に就職するよりずっと稼げる。だが表向きの職業は所謂フリーターやニート……古い言い方ならプータローだ。さすがに世間体が悪すぎるので、祖父の後を継ぎ(祖父は健康問題から引退)国会議員となった父の私設秘書という形にしてもらった。オカルト的な知識の提供、仲介、場合によっては戦闘力の提供をしようと仕事を始めたが……ゴトウ陸将のクーデターがすべてを変えてしまった。

 父に会うため議員宿舎を訪れていたのが運の尽き、ゴトウ部隊の自衛官に拘束され議事堂に捕らえられることとなってしまった。部隊の撃破を狙い議事堂の開放ができないかと粘っていたが、結局ガイア連合の人間がふらりと来て、自分だけが脱出することになってしまった。

 父と兄からは「いざという時はお前が地元でがんばるんだ」と言われ、覚悟を決めながら脱出……いや連れ出された。

 その後は何度も死を覚悟する瞬間が訪れたが、その都度ガイア連合の人間が蹴散らした。

 新見さんと、彼を助けたガイア連合の人もこんな実力差だったのだろうかと思った。

 

 人間万事塞翁が馬とは言うが、生き残れたことが幸せなのかは分からない。それに父と兄に託されたものは彼には重過ぎたのであった。

 脱出はできた、だがそこからどうすればいいのか……名刺入れに仕舞ってある、助けてくれたガイア連合の人からもらった名刺、ある意味これもコネなのかもしれない。すべては地方の実家に帰ってから。そう決意を新たにしたのであった。

 


【君は】脱出路を検討するスレ11【生き残れるか】

 

1:名無しのデビルハンター

このスレは崩壊した東京から脱出を目指すデビルサマナー・デビルバスター用のスレです。

 

嘘、誇張、冷やかしお断り

 

書き込み制限をさせていただております、節度を持ってご利用ください。

 

書き込み制限

・Lv3以下

・現在地都外

・アプリ初起動後7日以前

 

時間が経つにつれ脱出は困難になりつつありますが、諦めずに脱出を目指しましょう

 

2:名無しのデビルハンター

 

3:名無しのデビルハンター

 

4:名無しのデビルハンター

1乙

 

5:名無しのデビルハンター

このスレももう11か、そろそろ脱出できないんじゃないかって思ってきたわ

 

6:名無しのデビルハンター

あきらめんなよ!どうして(略

 

7:名無しのデビルハンター

でもよーガイア連合もメシア教もレジスタンスも、脱出は諦めたのか大暴れじゃーん

 

8:名無しのデビルハンター

時間が立ちすぎたのか、東京と隣接県の境目に屯する悪魔のレベルがどんどん上がってんだよな

測定不能ばっかりってなんだよ(白目

 

9:名無しのデビルハンター

23区外から埼玉神奈川に逃げるルートは比較的妨害が少ないらしい

 

10:名無しのデビルハンター

八王子から山梨ルートもだめそうですね

高速道路上は悪魔がおるし山の中突破はあれやし……

 

11:名無しのデビルハンター

この滅茶苦茶になった東京でここから区外に行ける気がしない

自販機と共に引きこもった拠点から外見たら悪魔うようよなんだけど

 

12:名無しのデビルハンター

県境に罠しかけて騙してくる悪魔がいるらしいぞ

脱出したと安心したらまだ都内だったって

 

13:名無しのデビルハンター

だまして悪いがされる前にマップアプリは買っておけよ

 

14:名無しのデビルハンター

新宿から西、砂漠が広がっているって話もあるしなぁ

 

15:名無しのデビルハンター

東京都が物理的に広がってるらしくて物理法則こわれる

 

16:名無しのデビルハンター

やったね日本ちゃん、国土が広がるよ!(ぐるぐる

 

17:名無しのデビルハンター

まさかこの日本というか東京で砂漠に倒れるとは、このリハク読めなかったわ

 

18:名無しのデビルハンター

原作からしてメクラじゃねーか

 

19:名無しのデビルハンター

この状況を読める奴はお釈迦様くらいだろ

 

20:名無しのデビルハンター

ガイア連合は知ってたんじゃね、いろいろ手を打ってたんだからさ

 

21:名無しのデビルハンター

やったぜ!脱出できたぜ!!

 

22:名無しのデビルハンター

ガイア連合も先に言っとけよ、脱出しておけって

 

23:名無しのデビルハンター

どうも一部の人間には流してたらしいぞ>脱出

 

24:名無しのデビルハンター

>>21

は?今更脱出できたとか嘘乙

 

25:名無しのデビルハンター

まーた悪魔に頭HAPPYにされてるやつが来たか

 

26:名無しのデビルハンター

何人目だっけ、5人目くらい?

 

27:名無しのデビルハンター

いや4人目じゃなかったかな

 

28:名無しのデビルハンター

数え方によるかな

二人は脱出したと思ったらスタート地点で、傍らで悪魔が笑ってた奴で

一人は魔法か薬かしらんが頭HAPPYになって書き込みが支離滅裂狂になった奴

もう一人は死ねば脱出できると言ったきり

 

29:名無しのデビルハンター

今更だが、初期段階で郊外に歩いて脱出が正解だったねぇ

 

30:名無しのデビルハンター

>>21

でどうやって脱出した設定なん?暇だから聞くぜ

 

31:名無しのデビルハンター

暇つぶしにはなるね

 

32:名無しのデビルハンター

>>29

今更だよなぁ、まさか時間が敵とは思わなかった

 

33:21

俺国会議員の親族なんだけど、ゴトウがクーデターした時に議員宿舎に居て拘束されちゃったのな

俺自身はレベル高めだからゴトウ部隊の一人や二人なら倒す自信あるんだけど

あっちは部隊で来やがるから、倒しきれないと判断して大人しく拘束されたんだわ

 

34:名無しのデビルハンター

あーはいはい、そういう設定ね

 

35:名無しのデビルハンター

>議員の親族

オリ設定ですね、分かりますん

 

36:名無しのデビルハンター

高いっていくつだよwww

 

37:名無しのデビルハンター

国会議事堂が開放されたって聞かないから嘘乙

 

38:21

>>36

Dレベルで63

 

39:21

同じように拘束された人達と共に議事堂内に拘束されてたんだけど、ゴトウ部隊の連中、携帯とりあげなかったから馬鹿じゃねーのって思ったんだが、妨害電波あるせいかメールもサイトも繋がらないのな

でもDDSネットには繋がるんで、そこが生命線だった

 

40:名無しのデビルハンター

ずいぶん設定作りこんでるじゃん

 

41:名無しのデビルハンター

婚約者とかいたほうが、設定としておもしろくない?

 

42:名無しのデビルハンター

レベル63とかなかなかやるじゃん、マジならさ

 

43:名無しのデビルハンター

希望と絶望の落差は悪魔的には美味しいらしいからな

ぐるぐるお目々で都内のどっかにおるんやろ、傍らに悪魔を添えてさ

 

44:21

東京が滅茶苦茶になった後、悪魔とゴトウ部隊との間に戦闘が何度かあったみたいで、やべーなとは思ってたけど

ゴトウ部隊も敵悪魔を叩き帰してて、脱出の糸口が無かったんだ

で、終末タイマーが言う残り時間も減ってきて、そろそろ気合入れて脱出しないとかなと思ってたらガイア連合の人が来たのな

 

45:名無しのデビルハンター

>ガイア連合

は? ガイア連合が国会議事堂の開放に動いたとか聞いてないんだが

 

46:名無しのデビルハンター

やっぱこいつの妄想でしょ

 

47:名無しのデビルハンター

今議事堂に行ったらもぬけの殻なん?

俺、議員が座ってるあの椅子に座ってみたかったんだ

 

48:名無しのデビルハンター

議長席に座って、静粛に!とか言いながら木づち叩きたいな

 

49:名無しのデビルハンター

>>48

それ裁判所のほうじゃね?

 

50:名無しのデビルハンター

今のガイア連合にはヒャッハーしかおらんやろ

 

51:名無しのデビルハンター

東京に残ったガイア連合、オザワってやつが仕切ってるらしいから

相当お行儀悪いらしいな

 

52:名無しのデビルハンター

レジスタンス側も相当じゃね

 

53:21

>>47

いやまだ自衛隊いるんじゃないかな

 

そのガイア連合の人、拘束された議員の誰かを助けに来たみたいで、占領部隊と交渉したみたいなんよ

よく分からないけど、議員以外の捕まってた人達30人くらいがその人に付いて行く事になったんだ

 

54:名無しのデビルハンター

>>51 >>52

二人は嫌い合ってるらしいから対消滅しねーかなぁ

 

55:名無しのデビルハンター

助け出したい人、その30人の中にいたん?

 

56:名無しのデビルハンター

国会議員は上下両院合わせて数百人いるのに拘束された家族とか少なくない?

 

57:名無しのデビルハンター

交渉できるってことはガイア連合とゴトウ、繋がりがあったというのは本当じゃったか……

 

58:名無しのデビルハンター

ゴトウ部隊皆殺しにできないくらいのレベルだったから交渉したんかね

 

59:名無しのデビルハンター

交渉受け入れるんだから弱くはないんだろうな

 

60:21

>>57

議員の家族なんて大抵地元にいるか、大人になって独立してるぞ

配偶者なんて地元後援会を仕切ってたりするから東京にはイベントでもないとおらん

 

>>55

ガイア連合の人、男女1名づつと犬、大型の鳥だったんだけど

女性の親族が議員だったみたいで、拘束されているのを助けに来たらしい

でも、議員本人が助けを拒否したらしいよ

 

そこから交渉の結果、俺とか家族達を脱出させる話になったっぽい

離れる時、女性と議員の一人が抱擁してたから、その人だったんだろうなって

 

61:名無しのデビルハンター

その議員の人何考えてんだよ

ふつー自分は助かる方向に交渉するやろ

 

62:名無しのデビルハンター

高潔ってやつなんじゃね、そんなもんの価値が無い世界になりそうなのにな

 

63:名無しのデビルハンター

その人が強いならゴトウ部隊皆殺しにしてもらえばいいのに

 

64:名無しのデビルハンター

鳥ってなんだよ、ハーピーでも仲魔にでもしてたんか

 

65:名無しのデビルハンター

そのガイアの人、Lvどんなもんだったん?それとカードの色分かった?

 

66:名無しのデビルハンター

金札だったらなー、全力で媚びてなー、アガシオン買うんだけど

どうして俺の前に来てくれないんや

 

67:名無しのデビルハンター

わんちゃん伝説の黒札の可能性

 

68:名無しのデビルハンター

>黒札

信じているやつがおったのか

 

69:名無しのデビルハンター

>>68

いやでもよ、ガチでいるらしいぞ

ただ東京にいるかは……分からないけど

 

70:名無しのデビルハンター

>黒札

山梨とかにいるとかいう噂

 

71:名無しのデビルハンター

山梨とかいうド田舎になんでそんな存在がいるんだよ

いるなら東京とか大阪とか……それか霊地っぽいところ?

 

72:名無しのデビルハンター

山梨には富士山って霊地があるじゃん

 

73:名無しのデビルハンター

富士山は静岡の物だろ(出身者感

 

74:名無しのデビルハンター

お、富士山をめぐってバトルか?

 

75:名無しのデビルハンター

で、21よ、そっからどうやって脱出したんだよ

地上は悪魔と天使でいっぱいだろ?

 

76:名無しのデビルハンター

俺も気になるー

 

77:名無しのデビルハンター

わんちゃん同じルートで脱出できるかもしれないな

 

78:名無しのデビルハンター

おいおい、みんなガチになってどうすんだよ

こいつの幻覚だろ

 

79:21

>>75

国会議事堂前の地下鉄駅あるじゃん?

そこの千代田線の線路上を徒歩で北千住まで移動して、そっから道路で埼玉に脱出した

 

80:名無しのデビルハンター

いや地下はねーわ

 

81:名無しのデビルハンター

やっぱこいつの妄想じゃん

今の地下とかレベル想定不能とか素ででてくるじゃねーか

 

82:名無しのデビルハンター

そういや>>1 見て思い出したが、脱出してたら書き込めない定期

 

83:名無しのデビルハンター

地下突破できるなら自衛隊ぶっころせるのでは、いやよそう俺妄想皆混乱(ここ調べる)

 

84:名無しのデビルハンター

たしかに地下鉄で繋がってるけど、今の東京で地図通りに移動できんのかよ

 

85:名無しのデビルハンター

地下鉄通るなら、地上で見つからないように移動したほうが生き残る確率たけーだろ

 

86:名無しのデビルハンター

そもそも、そのガイア連合の人レベルいくつだよ

100くらいあんの?

 

87:名無しのデビルハンター

100とか神の領域じゃん、いるわけねーだろ

 

88:名無しのデビルハンター

100あったらゴトウぬっころせてるだろ!いい加減にしろ!

 

89:21

レベル確認の為にアナライズしたら、ばれてシバかれたわ

 

90:名無しのデビルハンター

 

91:名無しのデビルハンター

いやまあ黙ってやるのはマナー的にどうよ

 

92:名無しのデビルハンター

おっ、ガイア連合への敵対宣言かな?

 

93:名無しのデビルハンター

死ぬなら一人で死んでくれよ、DDSネット止められたら俺は死ぞ

 

94:名無しのデビルハンター

ガイア連合「自動販売機止めますね^^」

 

95:名無しのデビルハンター

>>94

うわあぁぁぁ!!

 

96:名無しのデビルハンター

>>94

ガチ起こったら生きる希望が無くなるレベル

 

97:名無しのデビルハンター

いくらなんでもこのアホ一人で切断とかはしないやろ……しないよね?

 

98:名無しのデビルハンター

で、レベルいくつだったんよw

 

99:21

計測不能です^q^

 

100:名無しのデビルハンター

お前の測定アプリ壊れてるよ

 

101:名無しのデビルハンター

安物使ってんじゃね

 

102:名無しのデビルハンター

>>99

壊れてるのはこいつの頭定期

 

103:名無しのデビルハンター

測定できない(設定

 

104:名無しのデビルハンター

レベル聞かなかったん?

 

105:名無しのデビルハンター

うーん、これは無能

 

106:名無しのデビルハンター

いやー、教えてくれないだろ

 

107:名無しのデビルハンター

秘すれば強さ也ってな

分からん殺しが一番強いからな

 

108:21

肩に手を回されて、「君、覚醒者なんだろ……なら、手伝ってくれるよな?」って脅されて

「君の仕事はアナライズして測定不能になったら俺を呼ぶことだ」、って言われて避難民のケツに配置されたんだわ

 

あっ、俺死んだわって思ったね

 

109:名無しのデビルハンター

おいおい死んだわアイツ

 

110:名無しのデビルハンター

成仏しろよ

 

111:名無しのデビルハンター

ここにも霊魂で書き込んでいる可能性が微レ存?

 

112:名無しのデビルハンター

徳の高いお坊さんは死してなおこの世に留まると聞く

だからこいつも死んでいる可能性が

 

113:名無しのデビルハンター

悟りを得てないのでは、そのお坊さん

 

114:名無しのデビルハンター

ガイア連合のトップはこの世に居ないのでは?とも聞くしなー(ただの噂)

 

115:名無しのデビルハンター

むしろガイア連合本部がこの世に無いのでは?

 

116:名無しのデビルハンター

やっぱ(数字)はゴーストか

 

117:名無しのデビルハンター

皆の衆待たれよ、そういうお話だろうに

 

118:名無しのデビルハンター

そーいやそうだった

 

119:名無しのデビルハンター

続けて続けて

 

120:名無しのデビルハンター

それよりその二人とワンコと鳥はどんな奴だったん?

 

121:名無しのデビルハンター

女性美人だった?

 

122:名無しのデビルハンター

ワンコの犬種は?

 

123:名無しのデビルハンター

鳥と犬は使い魔かなんかかね

 

124:21

死んでねえよ

 

いや、俺が隊列のケツにつけられた後、戦力として犬も付けられて

基本その犬(コジロウって呼ばれてた)が敵倒すから、俺はアナライズ優先って言われて、えぇーと思ったけど……、そのワンコもレベル測定不能でした^q^

 

つまり俺より強いってことなんだよ!

 

125:名無しのデビルハンター

嘘やんw

 

126:名無しのデビルハンター

話にしてもちょっとハッタリ効きすぎでは?

 

127:名無しのデビルハンター

犬より雑魚な21、ちゃんと相手にお手した?

 

128:名無しのデビルハンター

犬ならお腹を向けて仰向けだろ

 

129:名無しのデビルハンター

ざーこざーこ

 

130:名無しのデビルハンター

犬畜生より弱い(数値)、生きてはおれんのでは?

 

131:名無しのデビルハンター

おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!

 

132:名無しのデビルハンター

介錯しもす!

 

133:名無しのデビルハンター

合掌ばい!

 

134:名無しのデビルハンター

薩摩隼人ヤメロw

 

135:21

犬の犬種、俺は犬に詳しくないから詳細不明だけど、立ち上がると俺と同じくらいになる大型犬だった

 

鳥は、これまた俺より大きい赤い鳥だった。多分何かの悪魔じゃねーかな

 

女性はくっそ美人でした。

身長170くらいで、恰好はなんというか魔女っぽい感じ?魔力増幅用なのか杖を操って戦闘時も強力な魔法、具体的に言うと氷結と電撃系を使ってた

透き通るような白い肌と、青みがかった白い髪、そして胸部も臀部も……いやーすごかったです

 

男性は180くらいで見た目普通だけど、装備はばちくそ魔力を纏ってから相当な業物っぽい

得物は刀だったけど、業物っぽかったよ

 

鳥のレベル測定は……っていうか二人と二体は全部測定不能でガイア連合やべーなって分からされたわ

 

136:名無しのデビルハンター

確かにガイア連合の武闘派はくっそ強いと聞くが、全員測定不能は盛り過ぎやろ

 

137:名無しのデビルハンター

なんか女性だけやたらと具体的じゃねーか、さては……ガン見しておったな?

 

138:名無しのデビルハンター

たしかに脱出した(設定)ならそれくらい強い人じゃないとか

 

139:名無しのデビルハンター

ガン見するとは……(推定)相方の男にシバかれろw

 

140:名無しのデビルハンター

21メスガキ説

 

141:名無しのデビルハンター

霊力ざーこざーこ

 

142:名無しのデビルハンター

死にそうになると子孫を残そうとするのか性欲も高まるからね、しょうがないからね……じゃあ切ろうか?

 

143:名無しのデビルハンター

(Lv63が雑魚なら俺たちは……いやよそう俺予想皆混乱)

 

144:名無しのデビルハンター

ガイア連合製のアナライズアイテムでその人達測定してみたいわ

 

145:名無しのデビルハンター

>>144

100越えを測定できる貴重品なんて早々手に入らねーし、よしんば手に入ったとしても

あれ相性なんかもバレるらしいじゃん?だから使った奴殺しに来るんじゃね

 

146:名無しのデビルハンター

ちゃんと女性とお近づきになろうとした?美人は口説くのが礼儀だぞ

 

147:名無しのデビルハンター

なんか聞いたことあるんだけど、一部のガイア連合の人間は美人やイケメンを侍らせているって

 

148:名無しのデビルハンター

俺も聞いたことあるな

美男美女なのにとても強い、何故ならそう作られた存在だからだっていう話

 

149:名無しのデビルハンター

美人な女性がその人造人間?だというなら、上の方で(数値)が書いた

議員の身内だって言うのはおかしくねーか?

 

150:名無しのデビルハンター

(これは設定の粗ですね)

 

151:名無しのデビルハンター

ちょっと詰めが甘かったかな

 

152:名無しのデビルハンター

まあまあ、21は続けて続けて?

 

153:21

>>139

美人だったのでうっかりガン見したら

すっげえ蔑む目で見られた……変なことしたら殺すっていう意思が籠ってたね

 

>>148

人造人間かは知らん。でも俺には普通の人間にしか見えんかったぞ

 

>>146

ガイアの男女、(多分)同じ指輪を薬指にしてたから夫婦なんじゃないっすかね

 

で、男女の事は置いておいて、地下道中に出現した悪魔

測定可能9割と測定不能1割くらいだったけど、大体ワンコがワンパンしてましたね……

 

俺も自分の仲魔、【アークエンジェル】と【バイコーン】を召喚してたけど、なんの成果も得られませんでしたー

 

154:名無しのデビルハンター

まあ、想定不能(=100以上)と比べるならそりゃそうよ

 

155:名無しのデビルハンター

複数契約&複数召喚とかやりますねー

 

156:名無しのデビルハンター

(本当だったら)確かにLv63ならそのへんのつよつよ悪魔と契約できるんだろうけど

100超えと比べればな

 

157:名無しのデビルハンター

>蔑む目で見られた

ご褒美ですね、分かります

 

158:名無しのデビルハンター

ハッタリにしてはやたら具体的やな

 

159:名無しのデビルハンター

具体的なのは知り合いかなんかの情報混ぜてるんじゃね

 

160:名無しのデビルハンター

仮にこいつの言ってる事がガチ情報だったとすると、Lv63&悪魔2体でも突破困難なのが地下ってことだよな

脱出経路としては検討の余地無くハズレやろ

 

161:21

>地下鉄

ここに書き込む人なら多分無理だと思う、地上を悪魔の目をかいくぐるのがマシじゃないかな、多分

ただ「おいおい、俺死んだわ」って何回も思ったけど、装備買ってくれたからラッキーというか九死に一生みたいな?

 

162:21

道中のガイア連合製自販機に男性がカードをかざしたら装備買えるモードになってたのか

ガイア連合性装備一式恵んでもらいました、やったぜ!

 

163:名無しのデビルハンター

おいw

 

164:名無しのデビルハンター

ちょっとw

 

165:名無しのデビルハンター

おい、おい……

 

166:名無しのデビルハンター

ガイア連合製つよつよ装備を!?

 

167:名無しのデビルハンター

いや、ちょっとそこ変われや

 

168:名無しのデビルハンター

嫉妬で人殺せそう

 

169:名無しのデビルハンター

いまからでも遅くねえから遠隔呪術で殺そうぜ!

 

170:名無しのデビルハンター

皆落ち着け、そういう設定、話だから!

 

171:名無しのデビルハンター

この東京でガイア連合のマシな人に助けられるとか万に一つもねーから

 

172:名無しのデビルハンター

ふーーー、そうだよな、そういうお話なんだよな

 

173:名無しのデビルハンター

わが身の不幸から勘違いしちまったぜ……

 

174:21

捕まる前に装備持ち出せなかったから、めっちゃ助かったけど、貰った装備がハイスペックで

俺の今までの装備とは一体……となったね

 

なお買ってくれた男性曰く「安物だけど無いよりマシだろ」らしいよ

 

175:名無しのデビルハンター

ガイア連合の基準はガバガバよ!

 

176:名無しのデビルハンター

デモニカスーツでも買ってもらったん?

 

177:名無しのデビルハンター

デモニカスーツだったら相手黒札じゃねえか

 

178:名無しのデビルハンター

いや金札も枠持ってんじゃなかったっけ

 

179:名無しのデビルハンター

設定じゃなかったら許せないところだったわ

良かったな与太話でよ

 

180:名無しのデビルハンター

何買ってもらったんよ

 

181:名無しのデビルハンター

悪魔を一撃で屠る金属バットとか?

 

182:21

拳銃と弾、防弾ベスト、ヘルメット、あと傷薬1ダース

どれもオカルト的な装備で、俺でも格上殺せるんじゃね?って思えるくらい強い

 

だけど、地上に出てから足立区に入ったあたりで天使の大物が出てきて

確かに安物っすね……って思える展開になったわ

 

183:名無しのデビルハンター

貴重な霊薬をぽんっとくれるとは、お大臣やな……

 

184:名無しのデビルハンター

【傷薬】1本じゃなくて1ダースかよ

 

185:名無しのデビルハンター

銃もガイア連合製ともなると結構なGP必要だった気がするけど

それをくれるとは何かやったんか?

 

186:名無しのデビルハンター

えっ!ケツを捧げればガイア連合製のオカルト銃が手に入るって本当ですか!

 

187:名無しのデビルハンター

もう役にたたねえ奴隷捧げるから銃くれないかなぁ

 

188:名無しのデビルハンター

お前ら……そもそもガイアの人ならそういうのにうんざりしてんじゃねーの

俺の知り合いもすぐ集られるってうんざりしてたからな

 

189:名無しのデビルハンター

あっ^^; 21が言ったんでー

 

190:名無しのデビルハンター

>>188

何お前ガイアの幹部に知り合いおるんか

ならなんでここにおるん……?

 

191:名無しのデビルハンター

うっざw

 

192:名無しのデビルハンター

で、天使何がでたの?Lv90越えのプリンシパリティかなんかか?

 

193:名無しのデビルハンター

アークエンジェルクラスだと腐るほど出てるから、確かに強いとなるとそのへんか?

 

194:名無しのデビルハンター

俺アークエンジェルを率いるパワーとか見たから、パワーかと思ったわ

 

195:名無しのデビルハンター

なんで分かるんだよ、プリンシパリティでも90超えてんだぞ、それ以上となるとアナライズできねーだろ

 

196:名無しのデビルハンター

エンジェルなら呪殺魔法覚えてるか、呪殺アイテムあればなんとかできるけど

それ以上でてくると大体死ぬな

 

197:名無しのデビルハンター

仲魔として契約できれば回復もできるし強いんだけど、あいつら好き嫌いが激しいからな

 

198:21

>>192

ソロネとドミニオン×2、その他一杯

 

199:名無しのデビルハンター

ソロネ、ドミニオン is 何?

 

200:名無しのデビルハンター

高位天使っぽい事しかわかんね

 

201:名無しのデビルハンター

見た事ないなぁ

 

202:名無しのデビルハンター

4文字宗教のそれと一緒なんかね

 

203:名無しのデビルハンター

うちの契約悪魔に聞いてみたけど

ソロネ  :高位天使、階級的には天使内3位

      俺達の基準(つまりLv)でいうと200~210

ドミニオン:高位天使、階級的には天使内4位

      俺達の基準(つまりLv)でいうと150~160

 

204:名無しのデビルハンター

んー……死んだな

 

205:名無しのデビルハンター

いやさすがにそのレベルは嘘やろ……嘘だよね?

 

206:名無しのデビルハンター

そんな悪魔まで現れてるならここは地獄かな?

 

207:名無しのデビルハンター

天使なんだから天国なんじゃね

 

208:名無しのデビルハンター

天国に一番近い都市、東京

 

209:名無しのデビルハンター

そんなキャッチコピーいらねえwww

 

210:名無しのデビルハンター

天国と地獄から徒歩5分(不動産並感

 

211:名無しのデビルハンター

ちょっとレベルがインフレしすぎてんよー

 

212:名無しのデビルハンター

そもそも名前なんで分かったんだよ

アナライズできねーだろ

 

213:名無しのデビルハンター

ドラ〇ンボールかな?

 

214:名無しのデビルハンター

戦闘力たったの5(Lv)か、ゴミめ!

 

215:21

流石に避難者が足手まといなのか、ガイアの人間から避難民を託されて

最後の数キロを俺が護衛しながら走って逃げたわ

 

>>212

ソロネは名乗った

ドミニオンはガイア連合の男が言ったので分かった

 

>>213

まー中らずとも遠からず

 

戦闘始まったら、そこらのビルをぶっ壊しながら戦闘始まったからな

漫画みたいに一刀のもとにビルが切り裂かれるのを見せられると、はえーっすごいって脳死しちゃうぞ

 

216:名無しのデビルハンター

そんな戦闘あったとか気づかなかったわ

 

217:名無しのデビルハンター

さすがにそんな戦闘あったら誰かが気づくんじゃね

 

218:名無しのデビルハンター

人間じゃビルを切れないだろ漫画じゃあるまいし

 

219:名無しのデビルハンター

ネタ元はなんかの漫画かな?

ガイア連合の人間ならやれるかも、って思わせておいてのー

 

220:名無しのデビルハンター

いやちょっとまて北千住駅から北だから足立区だよな……

さっき聞こえてた戦闘音はもしかして……?

ビルがぶっ壊れるような音もしてたけど

 

221:21

^^

 

 

222:名無しのデビルハンター

えっ、ガチだったやつ?

 

223:名無しのデビルハンター

いや、まだそうと決まったわけじゃないから(震

 

224:名無しのデビルハンター

いやー偶然の一致でしょ……偶然って言えよ

 

225:名無しのデビルハンター

>>220

もしかして:脱出のチャンスを逃す

 

226:名無しのデビルハンター

いやいや、こんな幸運野郎居てたまるかよ

 

227:名無しのデビルハンター

戦闘音なんてどこでもしてるでしょ(呆

 

228:名無しのデビルハンター

億が一、ガチだったとしても俺には縁がなかったということで……

 

229:21

女性のほうも詠唱(コンセントレイト)した後氷結魔法発動したら空が凍ったからな

人の身であれを成せるとかマジはんぱねーっす

飛んでた天使たちほぼ全滅してたからな

ついでに言えば、鳥さんは残った天使たちを焼き払いながら飛んでた

 

230:名無しのデビルハンター

手を出してたら死ぬより辛い目にあってそう

 

231:名無しのデビルハンター

やっぱ女性怖いっすね

 

232:名無しのデビルハンター

女性というかガイア連合は怖いだろ

 

233:名無しのデビルハンター

まあ、それもそう

 

234:名無しのデビルハンター

空が凍るってなんだよ……

 

235:名無しのデビルハンター

文字通り目視範囲全体が凍ったんだろ

 

236:名無しのデビルハンター

俺の範囲氷結(マハ・ブフ)とは桁が違うんだろうな

どんな人生歩めばそんな魔法使えるようになるんだ

 

237:名無しのデビルハンター

やっぱ装備とか?

 

238:名無しのデビルハンター

ガイア連合恐るべしにしかならねー

 

239:名無しのデビルハンター

ま、まあ21の脳内話だろうし、た、楽しめたし…?(震

 

240:名無しのデビルハンター

元気出せよ

 

241:21

東京と埼玉の境目で、戦闘してるガイアの人達を待ってる間にここに書き込んでたけど

終わったみたいだから俺は落ちるね。まあ、信じられないだろうから信じなくていいよ

 

じゃあな、みんな頑張ってな

 

242:名無しのデビルハンター

ちょっとまって、ちょっとまって

もっとkwsk

 

243:名無しのデビルハンター

いやいや信じるから……そのガイア連合の人の事もっと話して?

ほら、紹介があれば東京でもワンチャン生きていけるかもしれないじゃん

 

244:名無しのデビルハンター

名前だけでもさ、話してくれば……いいことあるかもしれないじゃん

 

245:名無しのデビルハンター

他に参考になりそうな脱出経路とか、ガイア連合しかしらないあれこれとかないん?

 

246:名無しのデビルハンター

みんな手のひらドリルすごいっすね

 

247:21

個人情報はさすがに言えねーよ

でも相手もジャパニーズビジネスマンだったのか、名刺だしたら名刺返してくれたから

名前とか、所属企業は分かったぜ

でも悪用するともれなく死ぬ……女性のほうからそんな目で見られたけどな

 

さすがにマジ落ちるんで、じゃなあ

 

248:名無しのデビルハンター

えっ、最後の情報がそんなとかオチがひどすぎるっぴ

 

249:名無しのデビルハンター

それを知ってどうしろと(困惑

 

250:名無しのデビルハンター

ガイア連合とのお付き合いは名刺交換から、ちぃ覚えた

 

251:名無しのデビルハンター

リーマンなら当たり前の技能では?

ニートは知らない

 

252:名無しのデビルハンター

結局参考にならなかったな……

 

253:名無しのデビルハンター

なんか脱出できない気がしてきたわ……

 

254:名無しのデビルハンター

俺も……

 

255:名無しのデビルハンター

そろそろ決断の時かもなぁ

 

256:名無しのデビルハンター

何処に付くか決めないと、座して死を待つだけだな

 

257:名無しのデビルハンター

くっそ、なんで21は有用な情報をのこしてかねーんだよ!!

 

258:名無しのデビルハンター

(みんな作り話だと言ってたじゃん)

 

259:名無しのデビルハンター

(それはそう)

 

260:名無しのデビルハンター

(でも嘘くさいじゃん)

 

261:名無しのデビルハンター

(ファミチキください)

 

262:名無しのデビルハンター

(こいつ脳内に直接!?)

 

263:名無しのデビルハンター

使えるモノは使わないと脱出できないじゃん?

 

264:名無しのデビルハンター

結論を先延ばした結果が脱出不能なわけで、笑えよベジータ

 

265:名無しのデビルハンター

全員に刺さるからヤメロって!

 

266:名無しのデビルハンター

で、結局俺たちは脱出できるんですかね……

 

267:名無しのデビルハンター

私にもわからん

 

 


六道 玲治

20XF年XX月XX日

埼玉県

 

 空は青いが晴れのち悪魔、所により天使、って感じの終末っぷり。俺は東京を覆いつつある壁を、埼玉側の雑居ビル屋上から眺めている。

 

 手元のスマフォで方々に連絡とったり、掲示板をあれこれ見たが、あの引きこもりのショタおじが出陣していたって事が分かっただけだった。さらに言えば、その行方を誰も把握していないときた。

 これ、まじやばいやつじゃね?って考えが胸中に渦巻く。

 

 いやー、マジどうすればいいか。目の前で起きてる現象、メガテンでいうと起承転結の転くらい、序盤から中盤に移行するくらい状態としか思えない。

 

 真Ⅲも真Ⅳも東京が覆われる事で物語が大きく動いたし、似た様な状況になっているのかもしれない……。できれば外側から眺めて、「始まったな」「ああ」みたいなゲンドウスタイルで茶化したかったけど、現実に状況が動き、それに対して干渉できないのは、忸怩たる思いがある。

 ペルソナでもデビルサマナーでもなく、メガテン本編が始まったのなら……、いやーキツイでしょ。精神的にきっついし、俺達ガイア連合の道標たるショタおじがいないのがマジキツイしヤバイ。ああ、失われて初めてわかるあの存在感よ。

 

 ただまあショタおじが目の前の現象に対し、何らかの行動をしているということは、この物語はショタおじの物語だったという事なのだろう。俺たち転生者は、黒札様じゃ救世主様じゃと持て囃され、方々で活躍していたとしても、このメガテン世界の中じゃ画面に時々出てくるモブ程度の存在だったと。それが良い事か悪い事かといえば……今生きているだけで丸儲けと言ったところか。主人公面したモブが強大な存在と相対すれば、大抵無残に殺されるのがメガテン世界だ、死ぬよりはマシだな……

 

 モブといってもラスボス手前まで着いてくる奴もいるが、重要な戦闘、重要な場面では画面に映らない、そんな存在。だからといって主人公になるのが良いかと言われるとノーと言える。彼らは大抵の場合、選択と変質を強いられる存在な訳で、俺達みたいな能天気な奴らには荷が勝ちすぎる。

 

 しかしまー、これからどうっすかねぇマジで。ショタおじを信じないわけでもないが、強いからと言ってすぐ帰ってこれるか分からんのがメガテンなわけで。

 真Ⅰだと、主人公は異世界に行って落ちてくる核を回避したけど、帰ってきたら何年も経ってたし、ショタおじもボスと戦闘して帰ってきたら俺達全員寿命で死んでましたとかありそうでシャレにならん。

 

 転生し、ここがメガテン世界と気づいてからはがむしゃらに走り抜けてきたけど、やっぱ大きなイベントを前にすると悩むよなぁ。

 

 

 頭の中がぐちゃぐちゃで、まとまりのない思考を繰り返しながら黄昏ていると、屋上に通じるドアが開く音が聞こえ、誰かが近づいてくる。そして俺の隣に立つ。

 

「何を考えていらして?」

 

 何か……何かか。

 

「これまでの事と……これからの事かな……」

 

「あら、その後二人は幸せに暮らしました。おしまい、おしまい。では無くて?」

 

 物語だったら区切りのいいところで終わるんだろうけど、悲しいかなここは現実、エンディングとスタッフロールが終わった後にも物語が続いていく。寿命という名のエンディングまで生きられるのか、それともどこかで骸を晒すのか。

 

「大丈夫ですよ、ずっと一緒ですから……」

 

 さりげなく俺の肩に自分の頭をもたれ掛かる春華さん……いやもう春華でいいや。春華の腰に手を回す。自分がこういう動きをできるようになるとは思ってもみなかった。こう、前世の童貞成分が、そういうの良くないよって言うんだよな。

 

 前世では結婚していなかった……はずの自分が、何の因果か結婚しているというのは不思議なものよ。他の黒札連中には地元民に取り込まれてんじゃんm9(^Д^)プギャーされたけど、まあこれも一つの選択じゃないっすかねと言いたい。さすがにロリキャラシキガミにバブ味を感じるのは、リアルになると結構辛いものがあるんですよ?

 

 どこの組織も生き残りに必死だし、有名どころだと銀さんの所とかもっと露骨じゃん?俺の方は一緒に戦ってくれるだけマシ、そう思うしかない。

 

 それに……隣に居て不快に思わないから、悪くは無いのだろう。前世で結婚できなかったのは、他の人間と一緒に暮らすのは難しいなと感じたからだったか。弟と妹が結婚したのに対し、よく他人と一緒にくらせるよなとその時は思ったな……

 

 

「俺の方こそ……春華に捨てられないように頑張るから、よろしくね」

 

 うーん、お前は俺のものだ、もう離さんぞ!とか言いきれればいいのかもしれないけど、ほら、なんというか、そういうの無理なんだよ、分かれよ。

 

「……ようやく呼び捨てにしてくださいましたね」

 

「迷惑だったら「私はうれしいんですよ」

 

「また一つ距離が縮んだのですから……ねえ、玲治」

 

 そうとも言える……のかな?春華の顔は見えないが、その声色は嬉しそうに感じる。しかし……悪くはないな、お互い名前を呼び捨てにしても違和感は無い。それだけ俺達の距離が近づいたと言えるのかな。

 

「お姫様の取り扱い方法、ガイア連合は教えてくれないからね」

 

「ふふ、玉を掌中に収めたのならちゃんと飾りませんとね。宝石箱に仕舞っておくだけではだめですよ」

 

 信頼していなかったわけじゃないが、どこかで遠慮があったのかもしれない。地元じゃお姫様ポジに近い子だし、うち両親もあちらのご両親にびびってた。なにより前世も今世も一般人だったから上流階級との付き合い方が分からなかったのもある。

 ガイア連合という括りでは、いろんな立場の人がいたが会話には困らなかった。共通した要素である、オカルトや前世、メガテンの話ができた。社会的立場、年齢、性別、場合によっては国籍が異なっても問題無かった。でもオカルトやメガテン要素を抜いた普通の上流階級と相対すると途端に厳しくなる。

 

 俺としても彼女の扱いは難しいのだ。自分用のシキガミパーツが入ってるからシキガミのようであるし、結婚しているから妻でもある。でも政略結婚的な部分があるからどう向き合えばよいのか……

 ただ、春華は俺の事を憎からず思っている……と思う。いや女は女優というからこれが演技だった場合、女性に絶望しちまうな。

 

 ゆるい空気が二人の間に流れる。言葉は交わさないが、体が触れ合う部分が温かい。夜にやることやってるとは言え、二人でゆっくりする時間が取れていなかったな……反省しないと。世界が滅茶苦茶にならないならどこか旅行するのもいいんだが、これからどうするやら。

 

 まあ、彼女と向き合ってなかったのは俺かな……

 

 「春華……今後ともよろしくな」

 

 そう言って春華に向き直り、両腕を背に回し彼女を抱きしめる。

 

 「……はい!」

 

 彼女も俺を抱きしめ返してくれている。女性の取り扱いに関して正解は分からないが、これが俺の精一杯かな。

 

 その時、東京上空に強いマグネタイトの高まりを感じた。上空をよく見れば巨大な黄金の龍と、その傍らに人が見える。あれはもしかしてショタおじと……黄龍?

 

 「あれは……ショタおじか?」

 「神主様ですか……」

 

 黄龍なんて70~80くらいの相当に高レベルの悪魔だというのに、やっぱりショタおじの底が知れない。それに黄龍に認められたなんて事、中華なら皇帝に祭り上げられそうな事柄じゃないか。

 でも中華皇帝の椅子に座ったショタおじ……似合わないような気がするけど、あのワーカーホリックぶり、仕事をちゃんとした中華皇帝みたいではあるな。

 

 そんな事を考えていれば黄龍はショタおじから離れていく。居なくてもいいのか?なにか大事な仕事があるのかもしれないよくわからない。いやよくわからない程度だからこそ俺はここに居て、あちらには居ないのだろう。餅は餅屋、世界を救うのはできる人に任せよう。俺は、この腕に掻き抱くものくらいしか守れなさそうだ。

 

 「黄金の色の龍が離れていきますね」

 「何かあるんだろう……でも分からないな」

 「玲治でも分からないことはあるのね」

 「ショタおじは俺達ガイア連合のトップなんだぜ、彼と比べりゃ俺なんて小学生みたいなもんさ」

 「まあ……」

 

 見上げていた目に小さな点が見えた。それは徐々に大きくなりつつある……まさかICBM!?おいおい、全部迎撃してたんじゃないのかよ。

 

 俺は咄嗟に彼女を抱え込むように抱きしめ、さらに降ってくるICBMから隠すように位置を変える。あれが核弾頭付きなのか、なにかの悪魔召喚プログラムがついてたりするのか分からない。だが俺は耐性がある、最悪耐えられるだろう。耐えられないなら俺も彼女も……いや東京及び周辺が終わるだけで済むか。

 

 ショタおじが行おうとしていたのはあれの迎撃か?ICBMが着弾するでも無く、壁で防ぐでも無く、まさかの迎撃するという第三の選択肢か。

 

 春華を抱きしめながら降ってくるICBMに意識を集中すれば、嘗て無いほどのマグネタイトの高まりを感じる。ショタおじは何かをしている、だが……俺では何かまでは分からない。

 

 そして世界に光が溢れた。

 

 ショタおじよ、これじゃあ光あれと言った神様みたいだぜ?

 光に包まれつつある中でそんな事を思ってしまった。

 


最終リザルト

TRPG者なのでキャラクター達はスキルはいっぱい持っている設定です。

 

六道玲治 Lv60 耐性:物理耐性 破魔無効 精神無効(装備) 呪殺無効(装備)

 〇パッシブ

  反撃 猛反撃 会心の覇気 活脈 大活脈 

  物理耐性 物理貫通 回復プロレマ 物理プレロマ 物理ギガプレロマ

  リストア 勝利の小息吹

 

 〇物理スキル

  ヒートウェイブ デスバウンド 暗夜剣 鎧通し 渾身剣

 

 〇魔法スキル

  ディア メディア ディアラマ ディアラハン リカーム パトラ メパトラ

  チャージ 挑発

  ラクカジャ タルカジャ

  聖母の慈愛(指輪の装備効果で一月に一回仕様可能)

 

六道春華 Lv55 耐性:破魔無効 氷結無効 精神無効(装備) 呪殺無効

 〇パッシブ

  氷結プレロマ 勝利の小チャクラ 氷結無効 魔脈 精神耐性 氷結貫通 氷結ギガプレロマ

 

 〇魔法スキル

  ブフ マハブフ ブフーラ マハブフーラ ブフダイン マハブフダイン

  ジオ マハジオ ジオンガ マハジオンガ ジオダイン

  ムド ムドオン

  コンセントレイト マカカジャ

  聖母の慈愛(指輪の装備効果で一月に一回仕様可能)

 

スザク(旧アガシオン) Lv49 耐性:呪殺耐性 破魔耐性 火炎無効 氷結弱点

 〇パッシブ

  火炎プレロマ 火炎無効 アイテム知識 呪いの還元

  

 〇物理スキル

  夢見針 乱れ針 目潰し ファイアブレス

 

 〇魔法スキル

  アギ マハラギ アギラオ マハラギオン アギダイン マハラギダイン

  ラクンダ デクンダ スクカジャ

  ハマオン

  リカーム

  エネミー探知 トラポート マッパー

 

小次郎(イヌガミ) Lv48 耐性:火炎耐性 呪殺耐性 精神耐性 電撃弱点

 〇パッシブ

  活脈 コロシの愉悦 人化 地獄のマスク

  

 〇物理スキル

  麻痺ひっかき 喰らいつき パニックブレス バウンスクロー

  牙折り ウィンドブレス 食いちぎり 丸かじり ダマスカスクロー

 

 〇魔法スキル

  ザン ザンマ ザンダイン トラフーリ

 

 




勢いで始めた物語でしたが、無事完結できました。
弊駄文をお読みいただ皆様、ありがとうございます。

ドクイモ氏も新作もりもり書いてるし、完結させないとと思いつつ最終話に3週間かかるというね。
やっぱりエタは悪い文明だからね、ちゃんと初めて終わらせるのは正義かなって思ってます。

今後は思いついた外伝を書いたり書かなかったりする予定となります。
どうもありがとうございました。



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外伝
終末後①(東藤 草史郎)


ここからは外伝というか、思いついたことを書く感じとなります。
どくいも氏からの投稿も終末後が少ないため、世界の把握がイマイチできていないので矛盾がでたりしたら予告なく直したり消したりするかもしれません。

終末にて東京崩壊後、一ヵ月くらい?


東藤 草史郎

DD-Year 0年01月XX日

G県 某所

 

 私は娘婿たる六道玲治君と、県内の料亭で向かい合っている。今回供された食事は、昔に比べれば幾分か寂しいものだが、世情を考えれば仕方がないだろう。

 

 あの世界の終わり─ガイア連合が言うところの終末─からおおよそ一月ほど経つ。社会はいまだ混乱しているが、徐々に収まりつつある。ただ収まるというより、どうにもならないところを切り捨てたといった状況だ。日本政府が機能を停止し、県単体で全てに対処せざるをえなくなり、そして全てに手が回っていない。

 

 ガイア連合が言う”結界”を敷いていない地域では死者が相次いでおり、悪魔と言われる存在が人々を脅かしているという。都市の外は敵だらけ、まるで息子が遊んでいたテレビゲームのようだ。

 

 ガイア連合傘下の霊能力者達が悪魔を駆除し、警察・自衛隊による結界地域への住民避難を行っている。これでも外国よりマシというから、世界は地獄なのだろう。

 

 情報が遮断されている為、死傷者の実数も定かではない。電話、テレビ、ラジオ、無線、どれも現状では不安定で、死傷者がでたとしても何処でどの程度出ているのかも不明な状況だ。行政としてもほぼ盲目な状態で右往左往している。表向き平穏だが、実質大災害が起こった後の状態と言ってよい。

 

 そしてそれを回復する手段は、通常の手段では無いとくる。それを提供できる存在が目の前の人、ガイア連合の人間であり、我が娘婿の六道玲治君。

 

 今日は私と妻と母、そして嫁に行った娘も来ているが、食事の後別室に行ってもらっている。これから、目の前の人物にとても……とても気が進まない事を言わなければならないからだ。

 

「玲治君すまないが、県のトップ……有体に言えば王様になって欲しい」

 

 玲治君はとても……とても嫌そうな顔をしている。あえて言うならば、見た目と印象の異なる食べ物を口にしたような、眉間に皺が寄り目が細く、拒絶する気持ちが前面にでている顔だ。

 

「その……お義父さん、いや草史郎さん、それは県の総意なのですか?」

 

「君も分かっているだろう、どう見ても県の現状はガイア連合におんぶにだっこ。これから改善する余地もなさそうだし、県庁も議会も混乱しているよ。正直、オカルト的な世界で一般人がどう振る舞えばいいかさっぱりだ」

 

 玲治君の顔がさらに……さらに渋い顔になる。

 

「そりゃそうかもしれませんが、なんでそこから王とかいう話になるんですか」

 

「身を実に合わせるだけさ。武をもって皆の安全を確保し、飯を食わせる人間をなんと言うやら」

 

「はー……、そういう封建主義的な状態は好きじゃないんですけど……」

 

 まあ、そうだろうな。結局王様になってくれと担ぎ上げられるということだ。だが、その王様の扶持がなければ下々が生きていけないとなると、それ相応の立場になってもらうしかない。

 

「必要があれば、なんちゃらの守でも名乗るといいさ」

 

「そこで東藤家は藤原にでもなるんですか」

 

 土地と民の安全を保障し、立法・行政・司法を行使するなら公家というより大名のほうだろう。私は会ったことがないが、ガイア連合トップがいるという本部へ行くことは、さしずめ参勤交代かな。

 

 しかし藤原ね……天皇が力を失い外戚が力をもった結果が藤原一族だと思うけど、天皇というより大君のような力をもった存在をお飾りにできるなら、我々だけでなんとかしているのだがね。

 

「そこは呂不韋くらいにしといてくれ」

 

「不倫したとして粛清された人を上げるのはどうなんですか、まったく」

 

「はは、政治体制は人々が生きるために必要だからそれが選択される。別に前に進むばかりでもあるまい、いったん下がって体制を立て直すことも必要だろう」

 

「それはまあ、そうですが……」

 

「実際、ガイア連合の力が無ければ生きる事すら難しい状態と聞いている。君個人の資産で人々を生き残らせるなら、それにふさわしい立場も必要だ」

 

 玲治君の眉間にまた皺がよるが、別に拒絶するというわけでも無さそうだ……もう少し押せばいけるかな。

 春華を嫁に出すのは反対した身とはいえ、こうなるとこの縁、離せんな。東京で行方不明な父と息子が帰って来てくれればもう少しマシなのだが……

 特に息子はオカルトの才がある、玲治君のカウンターパートになってくれるのなら跡目を譲って、私は裏方に回ったほうが今後にはいいのだろうが……無いものねだりか。

 

「一部地域以外の田畑も悪魔がでるから耕作不能、結界地域は人の居住が可能だが、インフラの断絶で食料と消費財の供給がほぼガイアグループスに依存している。政府はどうなったか不明、隣県ですらガイア連合経由でなければ連絡不能」

 

 現状を挙げていけばガイア連合に丸抱えの現実がより鮮明になる。今は日本円が使えるが、政府の状態が不明ではいつまで使えるのやら。

 銀行も本店との通信断絶から処理ができなくなっている有様。キャッシュカードの処理はもちろん無理で、通帳対応のようだが、支店では現金をそう多く蓄えている訳でもないようで、今後対応不能になるだろう。

 遠からずGP(ガイアポイント)かガイア連合が発行する新円?が法定通貨となるだろう。

 

 法定通貨と言えば、法もどうなるやら。保証する政府が無くなったのだから有名無実となり、ガイア連合が新しい法でも発布するのかな。

 

「社会体制の刷新は必要でしょうが、王様になる必要あります?」

 

「別に名前はなんだっていいさ、それに……無理ならメシア教がでてくるよ」

 

「あー……それを言われるとね……」

 

 メシア教、ガイア連合からはメシア教穏健派と言われているが、彼らもまた生き残りの為に動いている。県下でも彼らのつくったシェルターがあり、影響力を完全に無視はできない。

 

 正直宗教勢力が力を持つのは日本の風土に合わないんだがね、戦国から江戸時代にかけて力を削がれ、坊主たちは念仏を唱えるだけになったのに、また食い込もうとするのは正直勘弁してほしい。そういうのは外国でやってほしいものだ。聞くところによるとアメリカ大陸にはそういう地域もあると聞くから、全員そちらに行ってほしい。

 

「はあ……、選ばれるのであれば表向きの理由は必要でしょう、選挙でもするんですか?」

 

 うむ、受け入れてくれたか。だが選挙は確かに皆の納得を得るには必要かもしれないが、緊急事態においては役に立たない。なにより選挙を正しく行えるような状況でもない。用紙の印刷、各市町村への配布からして困難だと思われるし、ガイア連合の手を借れば選挙の中立性に疑義が生じる。

 

「議会からの推戴を考えているよ。現状日本政府が亡くなったと仮定し、半独立国として振る舞うしかないさ」

 

「吉里吉里人みたいにですか」

 

 玲治君が呆れたように、過去の迷作小説を引き合いに出す。

 

「なに、日本政府が復活したら私が腹でも切って詫びるさ」

 

 あれも独立は失敗したのだったかな。直接読んだわけではないからオチは知らないのだ。どちらにせよ新しい形に落ち着くまで今を生き延びなければならない。

 

「むしろ日本国政府を名乗る無法者を警戒したほうがいいでしょうね……」

 

「熊沢天皇再びかい?」

 

「ガイア連合内では居ないでしょうが、所謂名家と言われる家なら言いそうな人もいるでしょうね」

 

「政府となるには武が必要だよ、なにをもって担保とするのやら」

 

「まー……勝手にガイア連合の名前を使って、うちに滅ぼされるのがオチじゃないですかね。……それに今上は生きておりますよ」

 

 陛下が生きておられる……?東京は滅んだのでは無かったのか!?

 

「それはどういう……?」

 

 私の疑問の声にこたえるのではなく、板状の機械(タブレット)をこちらに渡してくる。そこに写っていたのは、私の知らないどこか、そして何かを覆う壁。

 まさかこれが東京を覆っているという壁なのか?

 

「東京は今、概念的に隔離されている……というのが、うち(ガイア連合)の見解です。見えている壁を掘っても東京にはたどり着けませんが、行き来する方法は皆無ではありません。ですが、その道は細く険しく、一般人では通ることは難しい」

 

「君でもか?」

 

「私でも少々厳しいかもしれません。それに概念的隔離は時間の断絶も伴っております」

 

「竜宮城に行った浦島太郎になる……ということかな」

 

「ええ、そしてその逆もありえる、ということです」

 

 こちらとあちらで時の流れが異なるから、脱出したとしても年寄りででてくることもあれば、数十年後に若い姿で現れることもあり得るわけか。

 

「その中で草治君は脱出しやすいほうでしょう」*1

 

「ほう……」

 

その情報は不幸中の幸いか?

 

「ですが、皇族といっても所詮一般人。脱出は……」

 

「では我が父も……」

 

「悪魔に殺されていなければ生き残っている可能性はあります。ですが、陛下は霊的加護がある御所ですが、議員は国会議事堂です。あそこにはなにも無い」

 

 父は厳しいか……まったく面倒を押し付けて、自分だけ格好をつけるのだから、息子としてはたまらんよ。

 

「まあ父は置いておいて、仮に今上が生きておられたとしても、地方自治体の長を直接任命する時代でもなし、別に問題ないだろうさ。しかしね、生きておられるなら生き延びた皇太子殿下の立ち位置もまた面倒だね」

 

「生きているのだから法律が生きているとはとらえないんですか」

 

「何、我が国は律令があっても無視された歴史は長いさ」*2

 

「まったく……」

 

 我ら日本人は現実主義者なのだよ。守れない法律が生きることを妨げるのであれば放り出すさ。戦後の動乱期、やくざ者が仕切っていた時代よりガイア連合がいるだけマシだ。

 

「それで……私に与えられる権限は知事並ですか?」

 

「実質無制限だよ」

 

「よく議会が納得しましたね」

 

「確かに無制限はどうかという意見もあった。だがどうやってガイア連合に鈴をつけるのか。何を根拠にガイア連合から物資を引き出すのか……誰も答えられなかったよ」

 

 そう、実態はガイア連合の国に我らが所属するという事。だが、名目上だけは我々がトップを選ぶ、そういう形にしたいだけだ。

 徳という名の実力を失った皇帝から帝位を奪う時、奪い取るのではなく推戴と禅譲という形にするようなものだ。

 

太陽王(ルイ14世)なみには自由に振る舞えるんじゃないかな」

 

「独裁者が額面通り独裁できた試しは、そうは無いじゃないですか。最終的に吊るされたり*3、地下壕で頭を打ちぬく趣味はないですよ*4

 

 独裁者とて、勝手気ままに振る舞えるのは物語の中だけだ。場合よっては独裁者のほうが国民に気を使うことすらある。選挙という信託を受けているから、落選を覚悟すれば割と自由な選挙制とどっちがいいか悩ましいね。

 

「君を吊るすなり、地下壕に追い詰められる人がいるなら、それはガイア連合本部の人くらいじゃないのかね」

 

「……他の人には話をもっていかなかったんですか」

 

「聞いてみたけどけんもほろろに断られたよ。大体君の名前を挙げて、玲治君が相応しいってさ」

 

「絶対押し付けてるだけじゃねーか……」

 

 玲治君は手で顔を覆い、呻いている。受け入れざるをえない事を理解しつつも納得はできてないご様子。政治の家に生まれたわけでも、自分から望んだわけでも無い地位に就くのは、そりゃ納得はしづらいだろうさ。でもやってもらわれなければならない。我々の為にもね。

 

「あー……とりあえず私が拠出した資金で行政を動かしましょう。うち(ガイア連合)の銀行に県の口座を開設してもらってそこに入金する形にしましょうか」

 

「指定金融機関扱いということか、分かった」

 

「今の知事はどうするんですか?」

 

「引退かな。彼もあまりの事態に投げたがっているよ。君が県知事という肩書がいいならそこについてもらうさ」

 

「名前はまあ、なんでもいいんですけどね。県庁は維持しつつ、組織はその場その場でいじりつつ運用しましょうか」

 

「まあしょうがない、当座それでいこう。県庁自体は結界内だったが、職員は自宅の関係で来ていない者もいる。人数が足りないが採用するにしても募集をどうすればいいかわからないから、手が回らないかもしれないね」

 

「そこはしょうがないでしょう。まずは県内の警察と自衛隊、そして霊能者たちによる保安組織を作りましょう。そこから県内の状況把握し、安全地域の確認と確保を行い、人が住める地域を徐々に作っていきましょうか」

 

 ま、そうなるか。とにかく手を打つにしても情報が無いからな。彼の元に県の”暴”を再編し悪魔という存在と戦ってもらわねばね。

 

「給与どうしましょうかね、とりあえずGPで支払って、消費税みたいに一部回収でいきますか」

 

「現状ほぼガイア連合の専売制みたいな状況だ、販売価格に上乗せでも構わないと思うよ。後は君たちガイア連合以外まともに決済できないから、残った銀行すべて傘下に収めてでも経済状態を正常化させてほしいよ」

 

「ちひろさん……うちの事務方トップに話を通しておきますよ。ああ……そのうちガイア連合の事務方と県との話し合いの場を設けましょう、正直私も何が何やらですから」

 

「それは助かる」

 

 できるだけ彼の手を煩わせないようにはしたいが、ガイア連合の事務方、どの程度できる人間か……ううむ。

 後は県民に仕事を作らないとか。小人閑居して不善を成すとは言ったものだ。県民を生き残らせる為にも、穴を掘るだけでもいいから仕事を与えないとだ。

 

「ガイア連合でなにか労働力を要求することはあるかね」

 

「あー、食わせないとですか?」

 

「そうだ」

 

 玲治君は話が早くて助かるね。

 

「単純労働なら、まあ当てはあります。サービス業の人たちも全ては無理かもしれませんが、可能な限り維持したいですね。遊休労働人口……だせますか?」

 

「君が命じるならね」

 

「おっほん、では草史郎殿、現状の県遊休労働者数を算出し、私に提出してください。それをもってガイア連合と交渉します」

 

「拝命致しました」

 

 お互いすまし顔で命令のやり取りをする。これで彼と私の立ち位置が定まったということだろう。もちろん親族としての付き合いの場面では異なるだろうが、表ではこういう事をやっていかねばね。

 

「後……県議会はどうするんです、解散ですか?」

 

「器は残そうと考えているよ。選挙によって選ばれるのでは無く、県下のシェルターや結界付き市町村の代表者による寄り合いみたいな形になるんじゃないかな」

 

「実力者の寄り合いとか、ほんと江戸時代の大名家みたいでなんだかなぁ」

 

 つぶやきに同意する部分は多々あれど、致し方ないという感情もある。

 

 もはや一般の人々によって【リヴァイアサン】は作れないだろう。万人……今や悪魔も含んだ万人達による闘争状態か。自分の自然権を国家に委託、つまり寄せ集まって他から自分たちを守ろうというのがリヴァイアサンだ。万民の能力に極端な差が無い事が前提だったが、固まったものを一撃で粉砕できる存在がいれば前提条件が崩れる。

 

 世界が変わればしょうがないかもしれないが、私の代で来てほしくは無かったね。

 

「そういえば、草史郎さんは何かするんですか?」

 

「んー、これだよ」

 

「これって……」

 

「一般人代表として君のお手伝い」

 

「えぇ……」

 

 オカルト能力者、それもかなりの実力者に鈴をつけられる人間なんていない。人は素の能力では熊に勝てない。目の前の人間と言葉のやり取りをできるからといって撫でられて死ぬほどの実力差がある人間の前に出たい人間は多くない。

 もちろんメシア教やら県下在住の霊能力者はやりたがっていた。だが、我田引水する気満々だったのは我ら議員達から見ても明らかだったので、非霊能力者且つコネがあるということで私が選ばれたわけだ。

 

 まあ実質的には私が県知事みたいなものか?いやトップを補佐する意味合いでは関白みたいなものか……そうすると彼の言った藤原氏というのはそうそう外れていないか。

 

「ああ……ただ俺たちは終末後もファ○チキ食いたいだけだったのになぁ」

 

「ふっ、なんだいそれは、君たちの標語かい?」

 

「ま、そんなもんですよ」

 

「確かにコンビニで安心して買い物できる世界が帰ってきてほしいもんだね」

 

「こうなったのも何かの縁ですから、お互い頑張りましょうか」

 

 そう言った玲治君はひどく疲れていた。確かに縁……なのかもしれないね。

 

*1
ペルソナ勢は脱出しやすいとの情報あり

*2
明治まで生きておりました

*3
ファシスト党党首

*4
ちょび髭




一応完結させて、積みゲー消化やら艦これのイベントやってたらあっという間に三ヶ月
デイリー更新しているどくいも氏、ほんと凄いです

この話は②で終わる予定


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終末後②(東藤 草史郎)

外伝2個目

前話の続きとなります。


東藤 草史郎

20XF年XX月XX日

G県 某所

 

 玲治君に大権を貰っていただく話は終わったが、彼は今後どうするのかな。忙しくて嫌になり、どこかに逃げられたらたまらない。娘は……幾度か会話した感じでは玲治君側に立つだろうから、錨にはならないか。

 

「それで、玲治君は確か社長もやってたかと思うけどそっちはどうするんだい?」

 

「あー……元々終末で需要も終わりかと思ってたんですが、何故かまだ需要があるので一部縮小しつつも継続ですかね」

 

 職を提供するという意味では助かるが、彼の企業は自動販売機の販売・設置・メンテナンス業だったか。この状況でどのあたりに需要が……いや、その前に飲料等を供給できるのか?

 

「その、民間企業については詳しくないのだが、崩壊した世界で需要があるのかい?」

 

「物によっては小規模な結界機能とオカルトアイテム購入機能があるので、まだ買いたい方がいらっしゃるみたいですね」

 

 そういう機能があったのか……確かに結界機能に問題があった時、パニックルーム(緊急避難場所)にはいいのか。うちも……導入すべきか?

 

「うちも買うべきかな」

 

「はは、基本企業とか省庁向けですよ。個人向けならもっといいのがありますよ」

 

持つべきものはコネかな。設置するかはともかく入手できるという状況は助かるね。

 

「しかし……二足、いや三足のわらじで大丈夫なのかい?もちろん県のトップに立ったとしてもすべての業務をしてくれと言うつもりは無いし、我々も協力するが、体は大丈夫なのかい?」

 

 県トップ、社長、そしてオカルト霊能力者としての戦い。どれも一筋縄ではいかない業務だろう。できれば社長業は誰かに渡してもらい他に専念してもらいたいが……適任者が思いつかないな。

 私の親族からは……だめだ、覚醒者はいないし、これ以上身内に権力を与えればいらぬ批判を受けかねぬ。玲治君側でだれか探してもらわなければならないか。

 

 ……これもガイア連合側との話し合いの議題かな。

 

「みんなやりたがらないのでね、人は探しますけど、副社長に大体お任せしてお飾り専任ですかね」

 

「それで大丈夫なのかい?」

 

「地元霊能力者にやらせるには問題ですが、さりとてガイア連合で社長業を務められる人はそう多くないので……連合本部もそれで大変みたいですしね」

 

 ガイア連合系企業、いや世界を支配できそうな企業群の一企業、そのトップなんて立場、誰だって喉から手が出せるほど欲しがりそうなものだが……ガイア連合の構成員、やはり良くわからないな。

 

「世界を牛耳れそうなのに、奥ゆかしい事だ」

 

「我々は別に世界をどうするかとか考えていませんでしたよ。任せられそうな人たちが全員転けたからトップを走っているにすぎません」

 

「本当かい?」

 

「ハハ、疑わしい気持ちはわかりますが、我々の立ち位置としてはプレッパーみたいなもんですよ」

 

 プレッパー、アメリカで世界崩壊に備える……備えていた人々か。たしかにオカルト的世界崩壊に備えていたのは確かだろうが、そこに何の意図もなかったと考えづらいのだがね。

 

「それにしてはずいぶんと手回しが良さげに見えるよ」

 

「自宅とその周りを綺麗にする、そのくらいにしておきたかったんですかね。町内会長(根願寺)が力不足なもんで、有志でがんばっていたらこの有様ってところですよ」

 

「直接的な支援は考えなかったのかい」

 

歴史(プライド)もありますからね、さすがに失礼かと思いまして。それに我々(ガイア連合)は同好会みたいなもんですよ、肩書は身軽なほうがいい」

 

 同好会ねぇ。世界をどうこうできる同好会なんて、大多数からは信じられないだろう。まだ世界征服を企む組織だと言われたほうが信じてもらえるだろう、私も含めて。

 

「ハハ、その言葉、信じておくよ」

 

「信じていただけないのは悲しいですよ、お義父さん」

 

 玲治君も信じてもらえるとは思っていないのか、悲しむフリで終わらせてくれる。

 後は……初登庁の日かな。

 

「さて……いつから登庁できるかい?」

 

「あー……来週月曜からなら開いてますから言っていただければ予定にしておきます。そこから何日くらいかかる予定ですか?」

 

「お披露目の式典をやるだけだから1日で終わる予定だよ。ただ、予備日として1日確保したい」

 

「二日であれば問題ありません」

 

「終わった後の登庁は自由だ。県知事室でふんぞり返っていてもらってもかまわないよ」

 

「そんなことするくらいなら出稼ぎ(ダンジョン潜り)しますよ」

 

「君の稼ぎがわが県の存亡にかかわっているらからね、期待しているよ……では、水曜の午前10時からとするから、9時には迎えに行くからよろしく頼むよ」

 

「わかり……ました」

 

 玲治君は自分の携帯端末(スマートフォン)に予定を書き込みながら返事をしてくる。彼が物分かりが良くて助かるね。

 

 若者は儀式というものを面倒くさがったり、拒否してきたりもするが、彼はその必要性が分かっている。政治の政は、【まつりごと】とも読む。つまり【祭り事】であり儀式だ。政治家のパーティーも議会も必要だから行われる。玲治君も内心は面倒くさがっているのかもしれないが、参加し肩書に相応しい行動をしてくれるのは立派だ。

 

 それが社会人経験があるからなのか、ガイア連合の人間だからなのかは分からないが、我々にとって助かることは確かだ。*1

 

 さて、彼の説得と段取りはすんだ。あとはこちら側の段取りか。根回しは概ね終わっているから儀式の段取りをすれば概ね大丈夫だろう。スピーチ内容もある程度こっちで考えて彼に修正してもらえばいいだろうし、肩の荷が下りるというものだ。

 

 さてはて、我らの未来は彼の双肩にかかっているが、私のやれる事といえば彼の善性を信じるくらいだな。

 

 

 鹿威しが立てるカコンという音が響く。

 

 

 いかんな間が持たん。何か……そう何かを話し、意思疎通をしておかねば。だが……若者と共通の話題が無い。支持者として会う人たちは大抵年寄りだから、そちらのネタはあるのだが、玲治君みたいな20前後の子達の話題とは何だろうか。

 

 しまったな……春華に他の部屋に行ってもらったのは失敗だったかな。居てくれれば場を繋いでくれたろうにね。

 

 ガラッ

 

 沈黙が支配する空間に、突如響く襖を開く音。

 

「あら、殿方同士の難しいお話は終わりまして?」

 

 なんという絶妙なタイミングか、襖を開け入ってきたのは我が妻であった。その後ろには母と娘。別室で行われていた女性同士の姦しい会話が終わったのか、それとも割り込むタイミングを計っていたのか。

 

「ああ、概ね」

 

「それはようございました」

 

 そう言って入ってきた妻は何故か玲治君の隣に座り、反対側に娘、そして母も近くに座る。

 

 女性による玲治君の包囲網が敷かれた。

 

 玲治君は突如の事に驚愕を露わにする。嫁である娘なら兎も角、妻や母は食事の時はこちら側だった。女性同士の話し合いで”何か”があったと察するに十分な事態だ。

 

「ねえ玲治さん、(春華)からいろいろ話を伺いましたけど……早く子供を作っておくべきだと思うの」

 

「え?」

 

 着席した妻が間髪入れず、ストレートな孫が見たい宣言を投げるが、困惑した玲治君は二の句が継げない。

 

「玲治さん、私もやや子が欲しいです」

 

「え?」

 

 いつの間にか玲治君の腕に抱き着いていた娘が、顔を赤らめながら畳みかける。

 

 男親として、彼の妻になってしまったんだなという寂しさと、うちの娘になんて顔させてるんじゃワレェという怒りが湧く。

 だが政治家としての自分は、確かに子供は早めに作っておいた方が繋がりとしては良いなと考えてしまう。まったく因果な商売よ、娘や孫も政治的な手ごまとして見てしまう癖がついてしまうとはね。

 

「今こんな情勢ですし……なにより、玲治君のお母様はお仕事で忙しいでしょう?私やお義母さんが元気で、子育てを手伝えるうちに子供は作っておいた方がいいわよ、絶対」

 

「え、あの」

 

 確かに彼のご両親はまだまだ元気だが、農業従事者は大体一年中忙しいし……なにより、当家(東藤)への怯え方からすると、孫の面倒とはいえ腰が引ける可能性があるか。

 

「そうよ、旦那が死んで悲しみに暮れる祖母に生きがいを作ると思って、がんばってくれないかしら」

 

「あ、はい???」

 

 袖口で涙をぬぐうふりをしながら宣う我が母の態度に、心の中で苦笑が漏れる。

 

 何を言っているんだ母さん、殺しても死なないような怪物な癖に……玲治君が困惑してるじゃないか。知っているんですよ、地元が滅茶苦茶になった時、年寄り連中を取りまとめに動いたのを。

 

「ねえ、草史郎さんも元気なうちに孫の顔を見たいでしょ?」

 

「ああ、そうだね。草治が帰ってくるとは聞いているけど、嫁の当てがあるやらないやら。僕もいつまで生きれるか分からないし早く見たいのは確かだね」

 

 玲治君は目線で私に向かってヘルプコールをしてくるが……すまない、助けるのは無理だ。表向きの世界(政治)ならいくらでも助け舟を出すことはできる。だが奥向き(家族)の話で女性陣に勝てる訳がないじゃないか。尻に敷かれている? いやだなぁ、家庭内の和を重んじていると言ってくれ。

 

 それにだ。私たちが健康なうちに子供が大きくなってほしいのは確かだ。聞くに霊能力者は血統的な要素が大きい。つまり玲治君と春華の子供は霊能力者とて強者である蓋然性が高いという事だ。金を得るにしろ、能力者として期待するにしても拉致のインセンティブは高くなる。

 

 むろん、拉致など簡単には出来ないだろうし、仮に行われれば、反撃は厳しい物になるだろう。だが世に悪の種は尽きまじとも言う。一発逆転で狙う輩はでるだろう。信用できる身内以外に預けるの避けねばならないし、手伝いを雇うことすらリスクになりかねない。

 

「ええ、その、はい、ガンバリマス」

 

「義息子のがんばりに期待しておりますよ」

 

 言質を取ったことで一旦は満足したのか、子供を作れという言葉の矛先を収める。女性陣の攻勢にたじたじになっていた玲治君はほっとした表情を見せ、こちらに非難の目線を送ってくる。それを手元のお茶を飲むことで躱しながら思う。

 

 結婚してから3~4年は立っているんだ、そろそろ家族計画を考えてもいいんじゃないかな。一般庶民なら子供の有無は自由な話だが、一定以上の立場では義務なんだよね。別に伊達やハプスブルクになれとは言わないが、(後北条)くらいにはなってもいいんじゃないかな。私も結婚して1年くらいで子供は作ったからね。

 

「ふー……偉い立場も楽じゃないんですね……」

 

「分かってくれたようでうれしいよ。ようこそ”こちら側へ”」

 

 玲治君が苦笑いを浮かべ、私も苦笑い。

 

 だがまあ、今のやり取りである程度察しがつくなら政治家としての才能もあるんじゃないかな?息子が帰ってこなかったり、ダメだったら養子として後を……止めておこう。

 政祭一致は問題発生時にリカバリーが効かないし、なにより娘に怒られそうだ。

 

 

 会食もお開きとなり、帰る段となる。車が料亭の入り口に横付けされ、私たちを待っている。

 玲治君に受け入れてもらえたので私の気持ちは晴れやかであった。拒否された際のシミュレーションは行っていたものの案外すんなり受け入れてくれたためプランBは切らずに済んだし、これからも仲良くやっていけそうでよかった。

 

 そういえば二人はどうやってここに来たのかな。自分で運転してきたのだろうか。

 

「玲治君はここまで自分で運転かい?」

 

「いえ、近くまで跳んできて、そこから徒歩ですね」

 

 跳んでくる……よくわからないが、ヘリコプターでも運用しているのだろうか。空も悪魔が出現するとかでジェット機も安全ではないと聞いていたが……

 

「乗っていかないかい?」

 

 ほんの少しでも娘と一緒に居たい気持ちと、場合によっては親密さのアピールになるかと思い同乗を提案する。

 

「あー、いえ大丈夫です。やる事もありますし、ここから跳びます」

 

「それは……どういうことだい?」

 

 ヘリコプターを呼ぶ?いやさすがに危ないだろうし、料亭にはさすがにヘリポートは無い。

 

 私が訝しがっていると玲治君は苦笑を浮かべながら”何か”を”呼ぶ”

 

「見ていただいた方がいいみたいですね。我々(ガイア連合)の人間はこういう事もできますよと」

 

【焔】

 

 彼が”何か”を”呼んだ”瞬間、我々に影が差す。影の大きさは全員を包むほど大きく、傍らに巨人が現れたかの様だったが、気配は上から……

 

バサッバサッ

 

 鳥が羽ばたくような音を聞き、頭を上げれば鳥の姿。赤い……というよりは紅色をした羽をもつ巨鳥が上空を優雅に舞っていた。

 

「おお……」

『まあ……』

 

 私と妻と母、全員が驚愕の表情を浮かべるしかない状態だった。空を飛ぶその姿からは美しさと共に神秘性をも感じる。神秘性とはなんだと言われるかもしれないが、私の内側から湧き上がるこの不思議な気持ちは神秘性という言葉でしか表せない。

 

「ではお義父さん、来週よろしくお願いしますね」

「お父様、お母さまにおばあ様、失礼いたします」

 

「あ、ああ……」

 

【トラポート】

 

 鳥がひと鳴きすれば玲治君も娘も、そして鳥すらも消え去る。痕跡を残す事も無く、まるで煙が大気に消えていくようにふっと。

 もしかしたら……所謂霊能力者であればなにがしかの痕跡が見えるのかもしれない。だが私は一般人、何も見えはしない。非現実的な光景だったが、微かに聞こえる虫の声だけがこれが現実だと教えてくれる。いや、もしかしたらこれは胡蝶の夢?、夢の中で娘婿が超能力に目覚めた世界を漂っている……

 

「あなた、行きましょう」

 

 妻の声が、思考の海に沈む私を現実に引っ張り上げる。

 

「ああ、すまない。ちょっと……非現実的な光景でね」

 

 謝りながら車に乗り込む。どの程度の時間ぼんやりしていたのか。数秒のような、何時間もあったような、不思議な気持ちだ。

 

 

 帰りの車内は静かだ、誰も喋らない。行きはあんなにも姦しかった母も沈黙を貫いている。

 

 鳥の存在に心をうたれたのかもしれない。あの紅き鳥を見た際に、私が受けた圧は筆舌に尽くしがたい。

 人に見上げるような山がのしかかるような重圧……それでもまだ弱いと思わされる存在の差。

 

そんな存在を使役する玲治君と春華は、鳥よりも上の存在なのだろうが彼らからは圧を感じなかった。

もしかして……抑えてくれていたのかな。

 

 同じ圧を感じながら果たして会食はできたか……無理だなと結論付け、一息つく。

 

 頭では格の高い霊能力者がどのようなものか理解していたつもりであったが、相対して初めてわかることもあるということだろう。

 

 義息子が想像を大幅に超えた存在だったことを、喜べばいいのか悲しめばいいのか。すくなくとも知ってしまったことで、かじ取りはさらに難しくなってしまう。

 

「これからどうなるのかしらね」

 

 窓の外を眺める妻。物憂げな表情が窓ガラスに映る。

 

 『これからどうなるか』、多分誰も知りたがり、誰もが解を持たない疑問だろう。そうだなと同意するのはたやすいが──妻を元気づけるのも旦那の役目か──流石に母さんほどタフではないか。

 

「まあ、なんとかしてみせるさ」

 

「ふふ、私と結婚する時も言ってましたわね」

 

「言った通り、なんとか成ってきたじゃないか」

 

「そうね……では、旦那様の今後のがんばりに期待すると致しましょうか」

 

 ややおどけて言えば、結婚時の事を思い出したのか妻に笑顔が戻る。

 

 私も若かった。彼女もそれなりの家のお嬢さんとはいえ、政治の家ではなかったし、縁あって(うち)に嫁ぐ事となったとはいえ不安そうな彼女に大見えを切った。

 

 恥ずかしいというより懐かしいと思えるのは、今まで上手くやってこれたからか、はたまた少年の心を忘れていないからか。

 

「任されましたよ、お嬢様。それに……娘にもかっこいい父親を見せてあげないとね」

 

「ふふ」

 

 さて、奥様にも言われたし頑張らざるをえないわけだが。玲治君みたいな人を超越しているような何かを抱えている集団ガイア連合。彼らが我々のような矮小の存在を生かしている何らかの目的があるのだろう、まずはその部分を探る事からか……

 まさか子供番組に出てくる悪の秘密結社の様に、生贄の儀式でもやるわけではあるまいが、彼らだけで十二分このイカレタ世界を生きていけるはずなのに、苦労してまで世界を維持するのか。

 

 玲治君の言葉からは生きてきた社会を維持し、その恩恵を得るため*2のように感じるが……。

 最後の瞬間に後悔したくはない、何か他の理由があるかは探らねばならない。

 

 だが、なんというか……へたすると超常的な力で頭を覗かれかねない存在にどう相対していくか、まったく思いつかない。いっそ目の前で腹でもだして全面降伏するか……いや安く見られるのも良くないか。私だけでなく県民の存続にも関わるから安易な手段も取りづらい。

 

 

 まいったね、まったく思いつかない。だが兎に角次の式典を行い、玲治君をお披露目し、そこからなんとかしていくかしかあるまい。

 

 遠くに見える不思議な空模様のように、私の考えは千々に乱れていた。

 

*1
二週目の人生だからです

*2
ファ〇チキを食べる為




書くのに時間がかかりましたが、ゼルダが神ゲーなのが悪い

次は多分掲示板……かな


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雑談スレ Part3776

終末後(ほぼ)一般人掲示板を思いついたので書いてみました
正直、終末後における一般人の世界に対する認知ってどんなもんなんでしょうね

いつも誤字報告ありがとうございます。
書いて投稿する段になってもガバってて、ちょっと恥ずかしい……


1:名無しの掲示板民

 

覚醒者・非覚醒者が利用できる雑談スレです

 

ハチャメチャになった世界を生きる為、情報共有を目的に設置しました

お互い情報を出し合って、新しい世界を生き抜きましょう!

 

嘘・大げさ・紛らわしいは、止めるようにお願いします

 

過去スレ

http://ddsa.net/bbs/xxxxxxx

 

情報共有まとめ

http://matome.net/xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

531:名無しの掲示板民

あ^~仕事が辛いんじゃ~

 

532:名無しの掲示板民

世界が終わっても仕事から逃れられないとか

人間社会って糞っすね、忌憚のない意見ってやつっス

 

533:名無しの掲示板民

逃れられぬカルマ

 

534:名無しの掲示板民

仕事あるだけマシだろ

うちなんてシェルタートップの捨扶持が命綱なんやぞ!

 

535:名無しの掲示板民

シェルタートップの人間性で、シェルターの居心地が変わるって話だからなぁ

ウチの所は仕事はあるけど娯楽が少ないんじゃ……

衣食住足りて礼節を知るって言っても、心の栄養も必要なんや

 

536:名無しの掲示板民

シェルタートップ=ガイア関係者の場合

結局ガイアさんに飼われてるだけなのではないだろうか

 

537:名無しの掲示板民

生き残った企業がガイアばっかりなんだから

それはそう

 

538:名無しの掲示板民

娯楽の命綱、DDSネット

 

539:名無しの掲示板民

ネット用端末、まさかあの怪しげなアプリ入れて無いとだめとか思わないから

殆どの電子機器があの日で逝かれるとか、予想できねえよ

 

540:名無しの掲示板民

終末対応!とか頭わるわるな宣伝してたガイア系電化製品

マジだとは思わないじゃん?

 

541:名無しの掲示板民

アプリ入れてなかった俺のPCも携帯に全部死んで、唯の文鎮となりはてて辛いんじゃ

シェルターの共有PCをみんなで使うとか、小学生に戻った気分だぞ

 

542:名無しの掲示板民

ちょっと高かったけど、ガイエレ*1製スマフォを買っていた俺は勝ち組!

 

543:名無しの掲示板民

なお覚醒者でないと機能の殆どが意味ない模様

 

544:名無しの掲示板民

>>543

言うなよ

 

545:名無しの掲示板民

>>542

よ こ せ !

 

546:名無しの掲示板民

>>543

覚醒してえなぁ、俺もなー

 

547:名無しの掲示板民

ガイアグループ系企業の製品、世界が滅茶苦茶になっても動いてるから本とすごいんだが

つまり……こうなるって知ってたってことですよね?

 

548:名無しの掲示板民

うちのシェルター、ガイアさんの援助物資で飯は食えてるけど

これから不安で不安で……

今はタダだからいいけど、有料になったら死ゾ

 

549:名無しの掲示板民

警告もしなかったガイアグループス滅ぶべし!

 

550:名無しの掲示板民

神罰でも落ちねえかなぁガイアに

 

551:名無しの掲示板民

でも……ガイアグループスが一般人見捨てたら、それだけで皆死ぬと思うんですけど

そのへんどうですかね

 

552:名無しの掲示板民

でもよー、各所のシェルターに援助してるのもガイアグループじゃね?

無くなったら結構な人死なない?大丈夫?

 

553:名無しの掲示板民

そもそも世界が滅ぶとか言われて信じました?

 

554:名無しの掲示板民

ム〇みたいなオカルト雑誌じゃ、定期的に世界は滅ぶ!とか紙面を賑やかしてたけど

あれは起きないから楽しめるのであってね

 

555:名無しの掲示板民

>>551 >>552

……今日はこのくらいでゆるしてやるぜ

へ、命拾いしたなガイアグループス!

 

556:名無しの掲示板民

(何言ってんだこいつ)

 

557:名無しの掲示板民

(疲れてるんだよ、許してやれよ)

 

558:名無しの掲示板民

パンとサーカスはいつの時代も必要なんだなって

 

559:名無しの掲示板民

>>552

海外もガイアグループスの援助物資頼りらしいし

似たようなもんだな

 

560:名無しの掲示板民

うちのシェルターも、つーか都市そのまま結界が覆うやつだけど、

トップはガイアの人っぽくて、なんか殿様みたいだねって言い合ってるわ

 

561:名無しの掲示板民

シェルタートップがガイアの人以外って宗教(大体メシア教)か神様(胡散臭い)しか無いんじゃね?

 

562:名無しの掲示板民

宗教や神様系シェルター、大体縛りがキツイらしいからねー

 

563:名無しの掲示板民

神様=宗教なんだから

ガイア以外全部宗教なんじゃね

 

564:名無しの掲示板民

生きてはいける

(生きていけるだけ)

 

565:名無しの掲示板民

>>563

一応霊能力者団体(胡散臭い)とかもあるから(震

 

566:名無しの掲示板民

奉仕という名の労働がきっついって、逃げてきた奴が言ってた

 

567:名無しの掲示板民

逃げる言うても、場所によっては悪魔の腹の中に移動するだけじゃん

 

568:名無しの掲示板民

一人ぐらいモヒカン肩パッドでヒャッハーするやつはおらんのか!

 

569:名無しの掲示板民

>>568

悪魔とかいう害獣が大手を振っている今の世界でそんなこと出来ないっす

 

570:名無しの掲示板民

覚醒して霊能力者にならないと外で生きていけないじゃん(じゃん)

 

571:名無しの掲示板民

覚醒すると人間としての格が上がって強くなるんだろ?

才能で立場が決まるとか、出来の悪い小説みたいで糞くらえだ

 

572:名無しの掲示板民

そんな覚醒者を大量に抱えている(推定)のガイアさん

そりゃ世界を支配しますわ

 

573:名無しの掲示板民

ガイアが支配する日本とか、日本政府はどうなってんだよ

教え、教えはどうなってんだよ

 

574:名無しの掲示板民

>>548

あー、あの援助物資か、災害用のパッケージみたいなやつ

うちのシェルターにも配られて俺も食べてる

これ、美味いけどさすがに飽きてきたわ……いや贅沢なんだろうけどね

 

575:名無しの掲示板民

体が闘争を求めた結果企業が支配する世界になる

アー〇ードコアだな!

 

576:名無しの掲示板民

食えるだけいいだろ

 

577:名無しの掲示板民

つーか、>>531はどんな仕事してんのよ

 

578:名無しの掲示板民

>>575

じゃあロボ用意してくださいよーー!!

 

579:名無しの掲示板民

>>575

ロボが足りないよ、ついでにレイブンもいねーぞ

 

580:名無しの掲示板民

日本政府というか、東京が滅んだってのはマジなんかなー

 

581:名無しの掲示板民

企業が国家化するとかゲームかアニメか……悪い冗談みたいだ

 

582:名無しの掲示板民

ここもガイア傘下の掲示板なんだから、悪口言うとBANされかねねーぞ

 

583:名無しの掲示板民

悪口でBANは無いんじゃね?

今までだと犯罪予告とかテロ教唆とか悪魔関連じゃないとBANされてないような

 

584:名無しの掲示板民

悪魔というかサバトとか怪しい宗教儀式とかっすかね、NGなカキコは

 

585:名無しの掲示板民

どこの掲示板でもそれらはアウトやろ……

 

586:名無しの掲示板民

>>580

東京の知り合いと連絡つかないからマジで滅んだんじゃねえかなぁ

 

587:名無しの掲示板民

DDSネットで見れるガイアの番組が言う通り、封がされてんのかね

この目で見るまでちょっと信じられないけど

 

588:名無しの掲示板民

俺埼玉民だが東京封印?はマジやで

悪魔がでる地域もあるから近づかないけど、毎日遠くに見えてる

 

589:名無しの掲示板民

掲示板で書かれてもやっぱり信じられないというか、信じたくないような

 

590:名無しの掲示板民

”今までの常識”ってやつは、あの”終末”で粉みじんになったろ?

新しい今を受け入れるんやで

 

591:名無しの掲示板民

寝て目が覚めたらつまらない日常が帰ってこないかなぁ

 

592:>>531

何人かが話してる援助物資のパッケージング作業

毎日毎日単純作業は飽きるんじゃ~

 

593:名無しの掲示板民

あれって人間がやってたのか……

 

594:名無しの掲示板民

決まり切ってない梱包作業とか機械は不得手だから人間使うほうが楽だろ

 

595:名無しの掲示板民

でもガイアグループなら自動化できそうじゃない?

 

596:名無しの掲示板民

まあ、それはそうなんだけど

 

597:名無しの掲示板民

具体的にはどんな作業してるん?

缶詰が怪しげな機械から吐き出されてくるとかある?

 

598:名無しの掲示板民

ソ レ ノ イ ト 〇 リ ー ン

 

599:名無しの掲示板民

やめろよ、俺今食ってんだぞ。食欲無くなるわ

 

600:名無しの掲示板民

私は遠慮しておきますね^^;

 

601:>>531

出勤すると、作業場所が指定されて配置に付く

作業場は、一人当たり両手を広げたくらいの幅に机一個、左右に板壁が立ってて

箸とかスプーン、お手拭きとかのアメニティが置いてある

目の前の手の届く範囲に複数のベルトコンベアが流れてて

配置場所に映された指示通りにベルトコンベアから物拾ってパッケージする感じ

 

602:名無しの掲示板民

流れてくるパッケの指定箇所に同じものを次々乗せていく、昔やってた食料品関係の工場バイトみたいやな

 

603:名無しの掲示板民

食い物関係の工場は似てくるんじゃないの

 

604:名無しの掲示板民

ヤマ〇キパンのラインは地獄だったな……

 

605:名無しの掲示板民

一日何時間労働なん?12時間くらい?

 

606:名無しの掲示板民

前募集要項見たときは休憩込8時間だったけど、現実はどうなんかね

 

607:名無しの掲示板民

募集時間以上に働かされるブラック労働……うっ、頭が

 

608:名無しの掲示板民

24時間働けますか…みたいな?

 

609:名無しの掲示板民

終末後でも変わらない皆様のブ ラ ッ ク労働

 

610:名無しの掲示板民

ブラック企業の数字は当てにならねー

 

611:名無しの掲示板民

>>608

むしろ生きていけるだけありがたいと思えと言わんばかりに

どす黒い労働が増えてるんじゃねーの

 

612:名無しの掲示板民

暗黒メガコーポ、ガイアグループスだもんな!

 

613:>>531

休憩、飯有りの8時間労働

まあ白よりな労働だとは思うけど、それはそれとして飽きるんや

いや、仕事してお賃金稼がないと食ってけないし、今は職も碌なの無いからやるけどさ

 

614:名無しの掲示板民

賄い出るなら勝ち組じゃねーか

なんもかんもインフレして辛いんじゃ

もやし100円で文句言ってた時代が懐かしいわ

おい運営、なんとかしろ

 

615:名無しの掲示板民

運営=ガイアグループスですね分かります

 

616:名無しの掲示板民

ガイア「俺だって……出来ないこともある!」

 

617:名無しの掲示板民

うちの地元も郊外が使えなくなって露地栽培とか全滅してんのに

ガイアグループ系スーパーどうやって作物仕入れてるんだろう

 

618:名無しの掲示板民

野菜工場とか俄かに活気づいてて、生産量はそこそこいけるらしいけど

ガイアの値段には勝てないらしいね

 

619:名無しの掲示板民

食料品生産工場で事務やってるけど、原材料の納入元ほとんどガイア系商社になっとるで

値段は暴利ってわけじゃないから助かってるけど、まじでどこで生産してるんやろな

 

620:名無しの掲示板民

選択肢あるだけええやん、こちとら援助物資の毎日やぞ

いい加減お肌が荒れてきたわ

 

621:名無しの掲示板民

電気も水もガイア頼りになってんのに野菜工場とか採算とれんですかね

 

622:名無しの掲示板民

ビタミン剤でも買っとけ

 

623:名無しの掲示板民

>>617

その路地がなくなってるんだよなぁ

 

624:名無しの掲示板民

命あるだけマシ定期

 

625:名無しの掲示板民

あの日前後で日本人も結構死んじゃったらしいしなー

 

626:名無しの掲示板民

東京滅んだなら1000万は固いんじゃね

 

627:名無しの掲示板民

東京滅んだなら1000万は固いんじゃね

 

628:名無しの掲示板民

>東京滅んだなら1000万は固いんじゃね

大事なことなので二度書き込んだんですね、わかります

 

629:名無しの掲示板民

海外は週末のラッパが鳴ってるから日本はまだマシ定期

 

630:名無しの掲示板民

日本沈没かと思いきや、日本以外全部沈没だったというね

下手すると 外人=日本人 くらいの人数しか生き残ってないんじゃね

 

631:名無しの掲示板民

アイムシンカーって歌わなくちゃ

 

632:名無しの掲示板民

週末ってなんだよ、特売の呼び込みか?

 

633:名無しの掲示板民

昭和かな?

 

634:名無しの掲示板民

プーペー

 

635:名無しの掲示板民

なんだっけ、豆腐屋?

 

636:名無しの掲示板民

リアルで見た事ねーよ

 

637:名無しの掲示板民

復活しかねない情勢だけどな、ブヘヘ

 

638:名無しの掲示板民

海外のオカルト画像や動画でキャッキャしてた時代が懐かしいわ

あれがガチだとか普通わかんねーって

 

639:名無しの掲示板民

もっと備えていれば勝ち組に成れたのに

 

640:名無しの掲示板民

折れも>>531みたいに梱包作業に応募するかなぁ

銀行死んだし、金も物資もそろそろやべーい

 

641:名無しの掲示板民

備えてても死ぬときは死ぬんやけどな

しょうがないんやな、無常なんやな

 

642:名無しの掲示板民

>>640

パッケージ仕事、今じゃ結構な倍率になってるらしいぞ

 

643:名無しの掲示板民

なんだっけ、宗教団体員がどかっと入って来てるんだっけ

 

644:名無しの掲示板民

メシ〇の連中じゃね

噂じゃあいつらがこの騒動の原因だっていうのに、堂々としてるのはなんなんだろな

 

645:名無しの掲示板民

噂は噂ってことじゃねーの

ガチだったらガイアが排除してるだろ

 

646:名無しの掲示板民

なんか分裂して殴り合った結果片方が消滅したとも聞いたよ

 

647:>>531

確かに〇シアっぽい人、結構な人数職場にいるね

作業着に着替えるとき、胸元にロザリオが揺れてるからそういう人達なんだなって

 

648:名無しの掲示板民

分裂なんて宗教あるあるだろ

仏教もキリスト教もイスラム教も分裂しとるやん

 

649:名無しの掲示板民

>>646

そんなんで禊にはならんやろ……

 

650:名無しの掲示板民

メ〇アじゃなくてキ〇スト系かもしれんし……

 

651:名無しの掲示板民

>>647

その人達なんか変なところある?

それとも話さない?

 

652:名無しの掲示板民

>>642

マジ?

俺の地元、碌な仕事無いんだけど……

あーー、霊能力に目覚めねーかなぁ、目覚めれば悪魔狩りで金持ちになれるだけどなー

 

653:名無しの掲示板民

世界が終わって宗教関係が今ホットだからな

既存宗教も熱心な信者が増えたり、怪しげな新興宗教も雨後の筍のごとく増殖中

 

654:名無しの掲示板民

ガイアグループを崇めるガイア教*2なるものが出来たって噂あるけど

拝んでなにかが起こるとも思えん

 

655:名無しの掲示板民

宗教が死後の話じゃなくて現世利益を語るようになったら終わりなんやなって

 

656:名無しの掲示板民

神様を名乗る超常存在が出てきた今の地球、宗教は精神安定の存在じゃなくて唯の圧力団体なんよ

 

657:名無しの掲示板民

実力をもった宗教団体とかローマ教皇領か、一向一揆が取った加賀か……フス派?

 

658:>>531

>>651

休憩時間の雑談だとふつーの人達だったよ

飯に愚痴ったり、作業に文句言ったり

ただまあ現在の状況に対する感想が、試練ってワードだったので

やっぱり宗教者やなって

 

659:名無しの掲示板民

>試練

宗教者はみんなそう言うんだ、俺は詳しいんだ

 

660:名無しの掲示板民

宗教キメてますねぇ

 

661:名無しの掲示板民

そう思わないとやってられんのじゃないの

悪魔が現実にでてくるとか、ありえねーしよ

 

662:名無しの掲示板民

宗教はアヘン、はっきりわかんだね

 

663:名無しの掲示板民

つまり神は悪魔

 

664:名無しの掲示板民

>>652

覚醒するかは才能次第定期

 

665:名無しの掲示板民

覚醒した知り合いおるけど、悪魔狩りしてめっちゃ稼いでるのは知ってるが

死と隣り合わせだから、なんだかんだで大変そうやで

 

666:名無しの掲示板民

野生動物との戦いでも大変なんだから

そりゃ悪魔とかいう存在と戦うのも大変やろ

 

667:名無しの掲示板民

分かってるけど、こんな現実だぜ

一攫千金狙うならそういうルートしかねーだろ

 

668:名無しの掲示板民

ガイアグループスのお偉いさんとの玉の輿ルートもあるんじゃねーかな

知らんけど

 

669:名無しの掲示板民

二次元じゃねーんだぞ、あるわけないじゃん

 

670:名無しの掲示板民

元アイドルとか女優とか、そういう人たちも狙ってるだろーし

こんなところにいる連中じゃ無理無理

 

671:>>531

夢も希望もないな

お客様の中に覚醒者の方はいらっしゃいませんかー

 

672:名無しの掲示板民

ガイアの人たちの琴線に触れるポイントが、なにか有るかもしれないし(震

 

673:名無しの掲示板民

噂だけど、いわゆる名家な人達すら袖にされてるらしいから

俺達無産階級じゃ無理無理

 

674:名無しの掲示板民

一応覚醒者だけど何か質問でもある?

 

675:名無しの掲示板民

>>671

一応覚醒・非覚醒者OKなスレだけど、こんなところにそうそうこねーだろ

 

676:名無しの掲示板民

>>673

別に名家の人間だからって、イコール良い女or男って訳じゃあるまいに

名家である事を保障する社会が滅んでるのし、肩書に何の意味も無いじゃん

 

677:名無しの掲示板民

来たわ……

 

678:名無しの掲示板民

 

679:名無しの掲示板民

>>675

m9(^Д^)プギャー

 

680:>>531

まじか……

 

>>674

覚醒者って儲かるんです?

 

681:名無しの掲示板民

>>674

どうやって覚醒者になったの?知りたい、しりたーい

 

682:名無しの掲示板民

>>674

ガイアの偉い人と知り合いになれる?

 

683:名無しの掲示板民

みんながっつきすぎじゃないっすかね

 

684:名無しの掲示板民

回答してくれるかわからんのに……

 

685:名無しの掲示板民

(仮に本当だったら)聞きたいじゃん

 

686:名無しの掲示板民

なりすましはBAN対象だったっけか?

 

687:名無しの掲示板民

>>684

チャンスなんだから聞くだけ聞きたいじゃん

 

688:名無しの掲示板民

(騙りかもしれないのに)

 

689:>>674

>>680

自分の家族が同じ梱包作業なお仕事してるけど

その5割増しくらいかな

 

ただ、俺が低Lvだから稼げないだけで、高Lvになれればがっつり稼げると思う

 

>>681

いつからと言うなら、最初からかな

元々他の人が見えない靄みたいなものが見える子供だった

それが覚醒者だって事が分かったのは、終末来てからだけどね

 

悪魔を見た人もいると思うけど、悪魔って自分の姿を見えない or 見えにくくする能力持ちもいるんだけど、覚醒者にはそういう奴の姿でも見えるんだ。

終末後、結界内へ逃げる時俺の言葉に従った人は生き残ったけど

自分に見えないからって無視した人は、多分死んじゃったと思う

 

>>682

俺、霊能力者ピラミッドだと下の方だから、姿を見た事あっても声を交わしたことないっす

 

690:名無しの掲示板民

はえー

 

691:名無しの掲示板民

覚醒者内でもランクつーか、上下あるんすね

 

692:名無しの掲示板民

Lvってレベル…なんです?

ゲームみたいなレベルがあるんですか?

 

693:名無しの掲示板民

覚醒しただけじゃそこまで儲からないのか……

夢も希望もねえぜ

 

694:>>531

教えてくれたらでいいんですけど、どんなお仕事されてるんです?

 

695:名無しの掲示板民

怪しげな宗教団体がやってる覚醒修行とかそういうのじゃないのか

 

696:名無しの掲示板民

でも5割増しは……労働時間次第か、週1で仕事してそれなら毎日飽きる単純作業よりええな

 

697:名無しの掲示板民

>>695

怪しげなところのは、死ぬだけの、修業という名の自殺じゃね

 

698:名無しの掲示板民

そもそも修業付ける方が覚醒してんのかね、ああいうの

 

699:名無しの掲示板民

一発逆転狙ったような奴ばかりが行くから、良く分からんよね

 

700:名無しの掲示板民

ただ死ぬよりは一発逆転を狙いたくなる気持ちも分からんでもない

 

701:>>674

>>694

霊的に怪しげな場所の調査とか偵察ですね

低Lvだと悪魔と戦うのは厳しいみたいで、戦闘に関わらないお仕事が紹介される

 

>>692

そう、ゲームみたいなレベルっていうパラメーターで強さを判定してる

悪魔と戦ったり、修業したりするとレベルが上がって強くなる

 

>>695

死と隣り合わせになると覚醒しやすいとは聞いてる

ただ、そういう修業場で覚醒できるのかは分からない

 

702:>>531

>>701

はえー、ありがとうございます

 

703:名無しの掲示板民

>>701

もう少し仕事の内容kwsk

 

704:名無しの掲示板民

まじでゲームみたいだな

 

705:名無しの掲示板民

この世界はゲームの中の世界だった……?

 

706:名無しの掲示板民

自分が主人公とも思えないから、生き残れる気がしねー

 

707:名無しの掲示板民

おい、三次元の向こう側に俺達を動かしているプレイヤーがいるんだろ?

電源切ってくれよ!もうこんな世界はこりごりだ!!

 

708:名無しの掲示板民

(あっ、これは心がやられてますね)

 

709:名無しの掲示板民

解脱できないとまたこの世界に生まれるやで

 

710:名無しの掲示板民

おっ仏教ガチ勢かな?

 

711:名無しの掲示板民

ヒンズー教の可能性も

 

712:>>674

ガイア連合、ガイアグループスの上にいる宗教団体なんだけど

この組織の画期的なところは、霊能力者の強さを数値で表せるようにしたところなんだって

 

昔は、悪魔も人間も何となくの強さしか分からなくて

よく死人がでてたとか……

 

713:名無しの掲示板民

霊能界の技術革新というやつか

 

714:名無しの掲示板民

皆に分かりやすいようにレベルって言葉を使っているだけなのかな……

 

715:名無しの掲示板民

覚醒しても、筋トレならぬレベル上げが待っているとか世知辛いな

なんか覚醒したら俺Tueeeeで魔法とか撃てて、悪魔ぶっころせると思ってたわ

 

716:名無しの掲示板民

バラ色の生活なんてないんやな

 

717:名無しの掲示板民

上で仕事を紹介されるって言ってますけどどういう事なんです?

覚醒者ってなんちゃら防衛隊みたいな所に所属するもんだと思ってるんですけど

 

718:名無しの掲示板民

宗教団体紐付き企業は強い、結局そういう事なのか

 

719:名無しの掲示板民

レベル上げの為に雑魚狩りしなくちゃ(ぐるぐる目

 

720:名無しの掲示板民

悪魔を倒せる武器がないとダメなんじゃね

それに見えてればいいけど、見えなかったら死ぞ

 

721:名無しの掲示板民

ガイアグループが世界崩壊前の不穏な時期に

自己防衛用の講習やってたのこういう時の為だったんかな……受けとけばよかった

 

722:>>674

>>717

そういう公的?な組織に入る霊能力者もいるけど、フリーでお仕事ルートもあるよ

公的な組織は、組織として戦うからお仕事を選べないけど

給料貰って戦うから、自衛隊みたいなものかな

 

ガイア連合が……あれだ、ゲームの冒険者ギルドみたいなものを運営してるのよ

登録者に対して仕事の斡旋、装備やアイテムの販売なんかやってる

 

後、販売リストに結界発生装置もあったよ

余りにも高すぎて、購入できる人がどの程度居るのか分からないけど

 

723:名無しの掲示板民

えっ、結界って買える物だったんすか???

 

724:名無しの掲示板民

>結界

空気清浄機みたいに買って設置するものだった……?

 

725:名無しの掲示板民

地球に住んでいると思っていたが、いつの間にかファンタジー世界に移転していた……?

トラックに引かれた記憶は無いのだが

 

726:名無しの掲示板民

いやいや結界とか嘘やろ

当たりの無いテキ屋みたいなもので、展示だけだろ、そうだよな?

 

727:名無しの掲示板民

餌ぶらさげてやる気ださせるための物じゃねーか?

具体的な値段見ないとなんともいえないけどよ

 

728:>>531

そういや知り合いの自衛官、地元の防衛隊にスライドしてたけど

覚醒者だったのかな

 

729:名無しの掲示板民

買えるものだとすると、日本各所の結界って県とか市町村が買って設置したものだったって…事?

 

730:名無しの掲示板民

税金で買ったのだったら、先見の明がある人が居たのかな

 

731:名無しの掲示板民

税金の無駄遣いって叩かれる奴ですね

地震対策とかでよく見た

 

732:名無しの掲示板民

備えってのは役に立つまでは叩かれるからね

 

733:名無しの掲示板民

そういう文句言う層が死んだのが、不幸中の幸い

 

734:名無しの掲示板民

>>728

確かに元自衛官、なんちゃら防衛隊にいる率高いよね

 

735:名無しの掲示板民

俺の貯めに貯めたガイアポイントで買えねえかな

 

736:名無しの掲示板民

>>735

その前に覚醒しないと冒険者ギルド(仮)に登録できねーだろ

 

737:>>674

結界発生装置、日本円じゃ買えなくて、ガイアポイントかマッカっていう特殊なお金を用意しないとだね

値段も家とかじゃなくて高層ビル一棟みたいな値段だし、覚醒者ですら普通は無理

 

俺も先輩に聞いてみたけど、ガイア連合の上層部の人とか、大きな宗教団体なんかが買う……らしいってさ

 

故に……日本の結界で宗教が関係無さそうな所のは、個人持ちって事です

 

738:名無しの掲示板民

>個人持ち

やっぱり殿様じゃねーかwww

 

739:名無しの掲示板民

殿様だか王様だかの庇護下で生きていくとか、いやーきついっす

 

740:名無しの掲示板民

民主主義は死んだ!(ガチ

 

741:名無しの掲示板民

特権階級は吊るさなきゃ(鎌とハンマーを持ちながら

 

742:名無しの掲示板民

吊るされるのはお前さん定期

 

743:名無しの掲示板民

定期って言うほどあったか?

 

744:名無しの掲示板民

まあ民衆がタコ殴りにすれば死ぬような人が、悪魔と戦えるとは思わないので

蜂起したとしても蹴散らされるだろうってのは確か

 

745:名無しの掲示板民

民主主義ちゃんは死ぬ死ぬ詐欺を繰り返した結果

今回は本当に死んでしまいました、悲しいね

 

746:名無しの掲示板民

結界買うような人達どんだけ強いんだろ

 

747:名無しの掲示板民

熊と殴り合えたりしてなー

 

748:>>674

>>734

後、非覚醒者でも戦えるようになる鎧と言うかスーツみたいのがあって

元自衛官の人達は、それ着て戦っているらしいよ

 

なんで”らしい”かっていうと、装備してる人を見たことあるけど、俺は買えないから

 

749:名無しの掲示板民

えっ、そんな装備あるんですか!?

 

750:名無しの掲示板民

俺もそれ着て戦えばお金稼げるんですね!

 

751:名無しの掲示板民

対悪魔用装備は手に入れられるか分からない定期

 

752:名無しの掲示板民

まあ、結界じゃないけど高そうなのは確か

 

753:名無しの掲示板民

安いならもっと出回ってるんじゃないの

 

754:名無しの掲示板民

戦車でMMやりたいけど、スーツじゃなぁ

 

755:名無しの掲示板民

スーツならFall〇ut世界ってことだな!Valt探さなきゃ!

 

756:>>674

名前はデモニカスーツっていうけど、

コネか立場、そして金が無いと手に入らないから、着たいならそういう組織に入るしかないんじゃないかな

あとクッソ重いらしく、着るためにマッチョになる訓練があるとか

 

757:名無しの掲示板民

>マッチョ

もうだめだ!おしまいだー!

 

758:名無しの掲示板民

諦めるのはえーよw

 

759:名無しの掲示板民

そもそも買えないだろ……ガイアのコネとかねーよ

 

760:名無しの掲示板民

体鍛えるのは個人の話だからなんとでもなるだろ

でもコネはそうはいかないから、そっちのほうが重要だろ

 

761:名無しの掲示板民

>デモニカスーツ

逆に着ている人はガイアのお偉いさんとのコネがあるということで……

媚び一択やな

 

762:名無しの掲示板民

確かにな!お前頭いーな

 

763:名無しの掲示板民

俺もおこぼれほちぃ

 

764:名無しの掲示板民

相手もお前らみたいのばかり相手にしてウンザリしてんじゃねーの

 

765:名無しの掲示板民

治安あれだから、イラっと来たら殺されるかもしれねーぞ

 

766:名無しの掲示板民

>>746

先輩から聞いた話で申し訳ないけど

高レベル覚醒者は熊と殴り合って勝てるらしい*3

 

柳のような細腕の女性が熊をワンパンしたとか……

 

私もレベル上がったら、見た目そのままだけど一般の人よりは力持ちになったから

そういう事なんだなって

 

767:名無しの掲示板民

見た目宛てにならねーのかよ、こえー

 

768:名無しの掲示板民

えっ、あのお嬢様お嬢様した子が熊を粉砕するって!?

 

769:名無しの掲示板民

えっ、あのがり勉眼鏡君が熊の首をねじ切るって!?

 

770:名無しの掲示板民

〇龍さんだってゴリラに勝てなかったんだぞ

人間が勝てる訳がねえ

 

771:名無しの掲示板民

現実と漫画を一緒にするな定期

 

772:名無しの掲示板民

現実が漫画みたいなんだよ定期

 

773:名無しの掲示板民

現実を突き付けるのはやめろ定期

 

774:>>674

>>768 >>769

そうっすね

 

775:名無しの掲示板民

冗談で言ったのにマジかよ……

 

776:名無しの掲示板民

喧嘩売ったら見た目小学生にも負ける可能性があるとか、ほんと漫画の世界だな……

 

777:名無しの掲示板民

結局覚醒者なんぞ、今の世の中じゃ特権階級なんだから

俺達の前にそうそうでてこねーだろうから気にするだけ損じゃねーか?

 

778:名無しの掲示板民

出てきた時の身の振り方考えておかないとじゃん?

変なムーブして御手打ちされてもいやじゃん

 

779:名無しの掲示板民

御手打ちとか江戸時代じゃないんだぞ

 

780:名無しの掲示板民

現代の菖蒲刀はあるんですかねぇ

 

781:>>674

高レベル覚醒者の人、説明しづらいんだけど、存在感みたいのがすごいのよね

だから会ったらなんとなく分かるんじゃないかな?

 

782:名無しの掲示板民

テレビ越しじゃなくてリアルで芸能人に会うようなもんすかね

 

783:名無しの掲示板民

もしくは政治家とかじゃねっすか

 

784:名無しの掲示板民

とはいえ、案外高レベルな人もそのへんのコンビニに来るとかあるんじゃねーの

 

785:名無しの掲示板民

ファ〇チキください、ってか?ねーだろJK

よしんば食いたくなっても、使用人みたいな奴に買いに行かせるだろ

 

786:名無しの掲示板民

デパートの外商部みたいな人が伺うんじゃね

 

787:名無しの掲示板民

むしろガイアグループ内に高レベル専門の店とかあるんじゃね

 

788:名無しの掲示板民

そこんところ聞いたことあります?>>674さん

 

789:名無しの掲示板民

態々そんな手間かけるとも思えないけどガイアだしなぁ……

 

790:>>674

聞いたことはないですねぇ

ただ俺は低レベルだし、知らないだけかもしれん

後で先輩にでも聞いてみるよ

 

あー、ただカードの色で差があるのは確かだね

多分みんなも持ってるガイアグループ共通ポイントカード

 

これみんな最初のカッパー(黄銅)だと思うけど、ランクがあって

カッパー(黄銅)ブロンズ(赤金)シルバー()ゴールド()

 

上にいくほど買えるものが増えていって、上で書いたデモニカスーツ、ゴールドじゃないと買えないって話

 

791:名無しの掲示板民

は? カードランク=霊能力者としての格だったん???

 

792:名無しの掲示板民

確かにポイント貯めたり使ったりするとランクがあがるとは書いてあったと思うけど

そんな実利あったんです???

 

793:名無しの掲示板民

まじかよ……えっじゃあシルバー、ゴールドあたりの人は分かりやすい特権階級って……コト?

 

794:名無しの掲示板民

階級社会とか許せねえぜガイアグループ!

 

795:名無しの掲示板民

1企業のポイントカードでランク付けとはたまげたなぁ

 

796:名無しの掲示板民

カード奪えれば俺も一躍特権階級ってことか……

 

797:名無しの掲示板民

ちな>>674さんはランクいくつなんです?ゴールドとか?

 

798:名無しの掲示板民

どんだけ使えばランクあがるんやろ

 

799:名無しの掲示板民

>>796

個人情報不一致したらム所行きか……もしくは処刑?

 

800:>>674

>>797

ブロンズです

 

まあ、ゴールドだからって下を虐げていいって話じゃないけどね

調子こいたシルバーが粛清されたって噂もあるし

ガイア連合のサービスが変わるだけ……まあその変化がすごくデカいんだけどね

装備とかのラインナップが変わるらしいし、だから俺も上げたい

 

801:名無しの掲示板民

どんな霊能力者がいるか知りたいけど、どんな人が覚醒できるかあります?

 

802:名無しの掲示板民

俺の知ってる霊能力者は、如何にもな雰囲気の厳ついおっさんだったな

服装も、修験者みたいな恰好だったし

 

803:名無しの掲示板民

漫画みたいに代々霊能力者な家系だったり?

 

804:名無しの掲示板民

封印されし力をもった人間じゃないと覚醒できない可能性が微レ存

 

805:名無しの掲示板民

若い霊能力者は中二病と区別がつかない可能性

 

806:名無しの掲示板民

実際どんな人が可能性してるのか統計ほしいけど、あるんかね

 

807:名無しの掲示板民

ガイア連合はそういうデータ持ってそう

 

808:名無しの掲示板民

ガイア連合から、「貴方には才能があります……来ていただけますね?」とかスカウトしてるんじゃねーかな

いっぱい霊能力者抱えてるんでしょ?

 

809:>>674

よくわからないんだよね

代々霊能力者やってきましたっていう人がいる一方で

親はサラリーマンと専業主婦です、みたいな一般人出身もいるし

 

ただ一般出身者は悪魔とのエンカウントを経てるって話が多かったかな

 

810:名無しの掲示板民

まじか……俺も悪魔と対峙したら覚醒ワンチャン?

 

811:名無しの掲示板民

視認できない可能性もあるのにそんな事したくねーー

 

812:名無しの掲示板民

ただの生存バイアスじゃね?

覚醒できなかったら死ぬだけじゃん

 

813:名無しの掲示板民

物語の始まりっぽくはあるな

何かにぶち当たった一般人が巻き込まれる的な話

 

814:>>674

まあグダグダ話したけど

悪魔狩りは稼げるけど、その為のハードルはすごく高いから

>>531さんはそのお仕事続けたほうがいいと思うよ

覚醒したというだけじゃ、そう儲からないからね

 

815:>>531

あっ、はい

頑張ります

 

816:名無しの掲示板民

結局地道に生きてくしかないのか

 

817:名無しの掲示板民

夢も希望も打ち砕かれたわ

 

818:名無しの掲示板民

まーでも覚醒後の仕事コースが分かったし希望が持てるわ

 

819:名無しの掲示板民

(覚醒とか才能なんだから捕らぬ狸の皮算用では?)

 

820:名無しの掲示板民

(言ってやるなよ、人には夢と希望が必要よ)

 

821:名無しの掲示板民

できるできる、絶対できる!どうしてそこで諦めんだよ

 

822:名無しの掲示板民

〇造風味に言っても無理なもんは無理やろ

 

 

*1
ガイアエレクトロニクス㈱

*2
実際はメシア教ガイア派

*3
ガイア連合基準低レベルでも勝てる




個人的な一般人の認知として
 覚醒者・非覚醒者の区別が付いている。
 悪魔なる害獣じみた存在は認知されている。
 ガイアグループはほぼ一人勝ちして営業中。
 ガイア連合という存在はあまり知られていない。

こんな感じかなって

次話はノープランなので、いつになるやら


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1145

ショタおじ、女性に手を出さないよね、特に女性にトラウマありそうでもないのに。という想像に肉付けしたらこうなったの図

※7/29
 非転生者系掲示板フォーマットで記載していたので全修正
 内容は変わらないです


1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part501

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part330

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part4331

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その302

http://xxxxxxx

 

悪魔召喚プログラム関係の話は

悪魔召喚プログラム(メ)について語るスレ その339

http://xxxxxxx

 

電脳世界の事に興味が湧いたなら

電脳異界開発スレ その82

http://xxxxxxx

 

シュルター運営ムズすぎて、終末ってやっぱクソ

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1144

http://xxxxxxx

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

454:名無しの転生者

というわけでガイア連合による日本征服計画は完了したわけだが

 

455:名無しの転生者

なにが「とういうわけで」なんだよw

 

456:名無しの転生者

征服事業してたん?知らんかったわ

 

457:名無しの転生者

征服して管理とかめんどくさいことしたくねーぞ

 

458:名無しの転生者

各種霊能団体・神様「早くして、役目でしょ?」

 

459:名無しの転生者

いやーキツイでしょ

 

460:名無しの転生者

俺達は悪の秘密結社だった……?

 

461:名無しの転生者

前世も今世も、偉い人の事ディスってたけど、管理者側の一端を知ると大変だったんだなって思うわ

俺にはとてもできねえ、めんどいし、ストレス溜まりそう

 

462:名無しの転生者

>>460

悪かは知らんけど、秘密結社だったのは確か

 

463:名無しの転生者

物語に出てくる悪の秘密結社だと、世界征服とか目指してるけどよくやるよな

 

464:名無しの転生者

外部非公開の理由で集まって、外部非公開の目的の為に行動する集団は秘密結社と言って良いのではないかな

 

465:名無しの転生者

征服した後、人々を生贄にするとかで、何かデカい事をするならやる意味あるんじゃね

ただ俺達には無いから、やる意味はないですね

 

466:名無しの転生者

つまり人からマグネタイトを抽出したり、人間を改造していたメシア教は悪の秘密結社!

 

467:名無しの転生者

なるほど!

 

468:名無しの転生者

違ったんです?

 

469:名無しの転生者

当たり前なんだよなぁ

 

470:名無しの転生者

霊視ニキが拷問受けた時から、そう思ってたわ

 

471:名無しの転生者

前世からそう思ってたわ

 

472:名無しの転生者

つまり俺たちは正義の秘密結社!!!

俺がスーツ型デモニカで暴れるのは正義執行!!!

 

473:名無しの転生者

>正義

……うーん、ここはどうかなぁ

 

474:名無しの転生者

正義……では無いと思うんですけどねぇ

 

475:名無しの転生者

霊視ニキが拷問だけじゃなくて改造もされていたら完璧だった

 

476:名無しの転生者

正義の味方とか噂されたら恥ずかしいし……

 

477:名無しの転生者

正義を掲げるとかメシア教みたいでちょっと……

 

478:名無しの転生者

正義でも悪でも世界征服とかご遠慮申し上げる

やりたい奴は勝手にやってくれ

 

479:名無しの転生者

でもよー、俺馬鹿だから分からねーけど、俺達が援助しないとみんな死んじゃうんだから俺たちが支配してるようなもんじゃねーか?

 

480:名無しの転生者

馬鹿な振りしなくてもいいから

 

481:名無しの転生者

それはそーだけど、はよ独立して?

 

482:名無しの転生者

子供だっていつかは巣立つんだ、だから一人暮らしして就職してくれ

 

483:名無しの転生者

天使にも無理な事を、人々に言うのはなかなか辛いねんな

 

484:名無しの転生者

前世、子供部屋おじさん、うっ頭が

 

485:名無しの転生者

4文字的には人は独り立ちしてるから天使のほうが雑魚、QED

 

486:名無しの転生者

>>485

おいおい、それは人に対して失礼じゃないかな

 

487:名無しの転生者

>>484

あれは不動産業界の陰謀だろ

 

488:名無しの転生者

そもそもショタおじから独立できてない俺たちが言うことか?

 

489:名無しの転生者

うーん……

 

490:名無しの転生者

やめやめ、この話はやめ

 

491:名無しの転生者

でまあ、各県に1個以上の支部が設置されて、日本全土を網羅したわけだが

何か変わったんです?

 

492:名無しの転生者

俺は変わった気がしないけど、なんか変化あった人おる?

 

493:名無しの転生者

一応ヒトとモノのやり取りがさらに楽になったぞ

とはいえ、終末前でも大体支部設置済みだったから……あんまり変わらないと言えばそう

 

494:名無しの転生者

サプライチェーンがバラバラになっていたけど、ようやく再構築が進んだんで、DDSネットのショップに陳列物が増えてるぞ

 

495:名無しの転生者

>>494

なるほどねー

 

496:名無しの転生者

最近こまい物が増えてきているのはそのせいだったのか

 

497:名無しの転生者

そんなに増えてるん?利用してるけどあんまり変わった気がしないけど

 

498:名無しの転生者

人の行き来が辛いっていう理由で、零細企業でも通販でB to Cせざるを得ないから

ショップに終末前のAm〇zonみたいに、寺銭払って並べるようになってるよ

 

499:名無しの転生者

零細企業で生き残って所も物の売り先が消滅してる事例もあるからな

ジュネスで売るって言っても、陳列スペースは有限だからしゃーない面はある

 

500:名無しの転生者

結局死んでしまったAma〇onなんかの通販が、DDSネットのショップに統合した感じか

 

501:名無しの転生者

だからオカルト系アイテム以外も買えるようになったのかー

 

502:名無しの転生者

言い方悪いけど都市国家みたいにバラバラになってるからね

生産力だとうちら(ガイア)一強だし、値段だと神様が信徒を無償労働させてる所に勝てない

地方の零細とかガイアが手を貸さないと倒産一直線やで

 

503:名無しの転生者

終末前の通販が死んだからしゃーないのかもしれないけど

一般人もDDSネットのショップ利用するとなると、つまりオカルトアイテムも一般人に開放するってことなん?危なくない?

 

504:名無しの転生者

俺達は古代中国か中世ヨーロッパに転移していた…?

 

505:名無しの転生者

>>503

さすがにアカウントごとにそのへん変わるんじゃねーの?

 

506:名無しの転生者

まあでも一般人でも回復薬くらい買えていいんじゃね?

悪さできんやろ

 

507:名無しの転生者

一応アカウントごとに表示される商品が異なる仕様

アカウントに紐づけされてるガイアポイントカードとか、ハンターランクなんかでもいろいろ変わる

食料品なんかは大抵誰でも買えるけど、霊能アイテムなんかは人による感じ

【回復薬】なんかもアカウントによっては月の個数制限があったり

 

あっ、俺達黒札は無制限な

 

508:名無しの転生者

まじかー、結界とか値段やべーけど、誰でも買えるのかと思ったけど

他の人は見えないのね

 

509:名無しの転生者

日本政府崩壊したから銃刀法ぶっちしたのかと思ってたわ

 

510:名無しの転生者

まあ結局いいものはガチャ回さないとだめなんだけどな、ブヘヘ

 

511:名無しの転生者

回復薬とかみんな普通に買える様になったのか思って

通販(ショップ)で買っておけよって、地元の覚醒者に適当言っちまったな……悪いことしたかな

 

512:名無しの転生者

お知らせに書いてあったのにみんな読まねーのな

悪魔に騙されるぞ

 

513:名無しの転生者

>>511

さすがに覚醒者なら並んでるだろ、マッスルドリンコしか無いって文句言われてた時期じゃねーんだから

 

514:名無しの転生者

黒札のみの特典とかねーのかよ

 

515:名無しの転生者

昔は俺達黒札向けと一般向けで異なってたけど、終末後だと通常の通販までDDSネット上でやらざるを得なくなって、あれこれ面倒になって統合したからね

黒札でも普通の食い物やら消耗品買ったりするし、管理側としては楽になったよ

 

516:名無しの転生者

Amaz〇nも楽〇も死んじゃったしね、しょうがないね

 

517:名無しの転生者

>>514

無制限で買えるだけいーだろ

 

518:名無しの転生者

その勢いでモ〇タロウとかDig〇keyとかも復活させてくれ

 

519:名無しの転生者

しゃーないけど、特別感減るのはもにょるわ

 

520:名無しの転生者

通販で買った品物、端末から取り出せないような品って海外だとどうしてるん?魔法で飛ばすとか?

 

521:名無しの転生者

>>519

諦めろよ、時代の流れだ

 

522:>>515

覚醒者だとデフォが端末への転送だけど、無理なら配送不可か、店止めならぬシェルター止め

シェルターにがめられたら知らん

|

ただ霊能アイテムは大体端末へ飛ばせるから、そんなに利用されてないんじゃねーかな

担当者じゃないから詳しくは無いが

 

523:名無しの転生者

なんかその辺メシア教はちゃんとしてるらしい

管理費請求されるけど基本盗まれないとか

 

524:名無しの転生者

DDSネットで基本完結するようになって、引きこもり気味な俺はいいけどさ

誰でも使えるようになったのは良かったのか悪かったのか

 

525:名無しの転生者

ま、まあ、神様でもDDSネット経由で通販するくらいだし……

 

526:名無しの転生者

>>524

電子機器が無くて泣いている人もいるんですよ!

 

527:名無しの転生者

まあ、端末入手できない外人とか知らん

強く生きてくれ

 

528:名無しの転生者

>>523

そういうので存在感増すのいやねぇ

 

529:名無しの転生者

>>525

えっ、外様神もPCかスマフォを前にして何買おうか思案してるん?

やべーな

 

530:名無しの転生者

神様もアカウント登録時の説明書き読んでなかったらどーしよ

 

531:名無しの転生者

そこまでアホじゃないでしょ、多分

 

532:名無しの転生者

>>529

それ言うとうちらの最高神(アマテラス)さんが通販界隈で有名なので……

 

533:名無しの転生者

あー、あの人?神様?、通販系のスレにも出没するとか聞いたけど、ジョークの類じゃなかったんか

 

534:名無しの転生者

お買い得情報を求める最高神とか……

 

535:名無しの転生者

引きこもり決める最高神様やぞ、イメージ通りじゃね

 

536:名無しの転生者

 

537:名無しの転生者

これにはスサノオも苦笑い

 

538:名無しの転生者

ツクヨミさんも天を仰いでおられる

 

539:名無しの転生者

さすがに企業とか団体用アカウントだろ、きっと

 

540:0能力

あ^~ つかれたもぉ~

支部長とかつらいは、ほんま

 

541:名無しの転生者

さすがにPC得意な信徒に任せてるんじゃねーの

自らやらんやろ>買い物

 

542:名無しの転生者

それはそう

 

543:名無しの転生者

地元民の為にがんばるとか、よくやるぜ

 

544:名無しの転生者

そう言ってやるなよ、こういう人が頑張るから他の黒札が楽になるんやで

 

545:名無しの転生者

のんべんだらりとしている俺達の代わりに頑張ってると思えば

投げ銭の一つくらい、投げようと思うわけでー

 

546:名無しの転生者

生き残った人も多いからね、それこそショタおじの想定より

だけど一般人が生きているからこそ、俺たちがふらりとコンビニに行ける世界も残ってるわけで

 

547:0能力

銀の人とかよく昔から支部長できてるよな

今ならまじ尊敬できるわ

 

548:名無しの転生者

特赦だか大赦だかいう地元組織がばちくそ協力的なんだっけか

 

549:名無しの転生者

支部くらいになると大抵地元協力者を使ってるんじゃね

自分であれこれ差配したい人は、シェルター運営くらいでとどめるだろ

 

550:名無しの転生者

お気に入りを助ける延長線上でシェルター運営してるやつもおったな

 

551:名無しの転生者

山梨に放り込んで終わりな人も多いけどな

 

552:名無しの転生者

シェルター運営まで行くと犬猫を飼うくらいの気合はいれてほしいわ

何人か面倒で放棄したやつ居たよな?

 

553:名無しの転生者

後味悪いからあんま放棄はねぇ

とはいえ大体は誰かに委託したんじゃなかったか?

 

554:名無しの転生者

ある意味ネジが外れた奴の方が運営うまいやろな

風〇たけし城をリアルでやるとは想像できんかったゾ

 

555:名無しの転生者

おじいちゃん、今はSAS〇KEなんですよ

 

556:名無しの転生者

あれで、あっ、そういう運営していいんだ。って気づきを得たね

 

557:名無しの転生者

自分でやろうとは思わなけど、運営は自由なんだなって

 

558:名無しの転生者

サンドボックス系ゲーム得意な奴がいろんなものを提供できるという現実

 

559:名無しの転生者

海外でリアルグラディエーター運営してる黒札おるらしいやん

流血や四肢がふっとんだりするガチ殺し合い

最悪死からも生還できるからって、みんなガチバトルしすぎなんよー

 

560:名無しの転生者

お遊びじゃない死闘とか、異界探索でお腹いっぱいなんだけど

一般庶民(の一部)からは好評みたいでびびるぜ

 

561:名無しの転生者

海外だと、安全なシェルターの席とか殺してでも奪い取るくらいの商品なんだなって

 

562:名無しの転生者

パンとサーカスの時代ってことか

 

563:名無しの転生者

パンとサーカスを与えているガイア連合はローマ帝国だった?

 

564:名無しの転生者

パン=食糧援助

サーカス=各種番組

……否定できねえ

 

565:名無しの転生者

否定しろよwww

最期には崩壊しちゃうじゃねーかよwww

 

566:名無しの転生者

まーローマも1000年以上持ったし、最悪俺達の死後とかどーでもええやん

 

567:0能力

やべえな、仕事してたらそういう事情においてかれてるわ……

こっちなんて、会議、判子、異界

会議!、判子!、異界!って感じだ

 

568:名無しの転生者

そんな金!、〇力!、S〇X!みたいなこと言われても

 

569:名無しの転生者

終末後の大部分は力が支配する世界だからね、しょうがないね

 

570:名無しの転生者

>>567

会議にでるとか偉いな、俺なんて金札与えたやつに任かせっきりだ

 

571:名無しの転生者

上意下達で運用するんじゃないんだ

 

572:名無しの転生者

でかい組織を動かすならルールを作らないとじゃね

 

573:名無しの転生者

日本国の法律ベースでいいじゃん

 

574:名無しの転生者

銃刀法っていうルールがあるんだから、厳密に適用したら覚醒者とか全員アウトだろw

終末前の早い段階でそんな話してたじゃんかよwww

 

575:名無しの転生者

というか糞デカ組織なのにガバガバ運用しているガイア連合がおかしいんだよ……

 

576:名無しの転生者

>>574

終末前でも警察抱き込んで武器の携帯許可ださせてたからへーき、へーき

 

577:名無しの転生者

堅苦しいルール作られたらちょっと所属したくないかなって

 

578:名無しの転生者

大学のサークルばりにぬるい運用だからね、しょうがないね

 

579:名無しの転生者

そもそも大学のサークルか同好会みたいなノリで集まったんだから

そこはしょうがないのでは?

 

580:名無しの転生者

ガイア連合ルール①

ショタおじを信じよ

 

ガイア連合ルール②

疑義が生じた場合、①を参照せよ

 

581:名無しの転生者

アネクドートかよwww

 

582:名無しの転生者

合ってる様な、間違ってる様な……

 

583:名無しの転生者

ショタおじを信じる!……やっぱつれーわ

 

584:名無しの転生者

この流れ、前も見たぞ

 

585:名無しの転生者

ショタおじを信じるのは吝かでもないのだが、全部任せるのはなんか違うかなって

 

586:名無しの転生者

そういう運用だから、ちっひ筆頭に事務屋が苦労してるんじゃないかなって

 

587:名無しの転生者

千差万別な俺達を一纏めに運用するのは大変だが、まあ努力してくれる人もいるからなんとかなってるんだろ

例えばちっひとかスライムニキとか>>540 みたいに

 

588:名無しの転生者

日本人だから空気読んで生きていくのさ、それで回ってきたっしょ?

 

589:0能力

組織できたし、それなりに回り始めて入るんだが

予算会議が地獄よー(´・ω・`)

 

我田引水という言葉を体感しているぜ……

 

590:名無しの転生者

予算編成、打合せ、事前レク、リスケ……、うっ頭が

 

591:名無しの転生者

歳入あるんだかわからんけど、その予算はどっからでてんの?

0君のお小遣い?

 

592:名無しの転生者

らんらんは出荷よー

 

593:名無しの転生者

>>590

おっ元官僚の黒札かな?

 

594:名無しの転生者

自分で予算決めて執行しないんだ

地元民に優しい運用やなぁ

 

595:名無しの転生者

そもそも終末前国会だって予算会議であれこれあったのに

予算編成権限与えればそーもなろう

 

596:名無しの転生者

めんどいならオキニの人間に投げればいいじゃんアゼルバイジャン

 

597:名無しの転生者

めんどいからサイコロできめなよ、神意ってことで

 

598:名無しの転生者

盟神探湯かよw

 

599:名無しの転生者

神ってワードで四文字強くならねえ?

 

600:名無しの転生者

>>593

中央か地方かわかんねーけど、予算編成はいつも修羅場だったよなぁ

 

601:0能力

>>592

そんなー(´・ω・`)

 

シェルターは個別で運営されてるんだけど、それはそれとして支部傘下全体の予算があって、本部からの援助金と俺が割り当てたGP&マッカなんだけど

それを全体の為にどう使うかを決めるんだが

自分の所に少しでも利益得ようとして雰囲気ギスギスよ

 

602:名無しの転生者

そりゃそーだろwww現地民からすると生きるか死ぬかなんだぞwww

 

603:名無しの転生者

うーん、これは(運営者として)無能

 

604:名無しの転生者

どっかの黒札は運営専用シキガミ持ってたけど、マネして買ったら?2体目持ってないよね?

 

605:名無しの転生者

組織のトップって親しまれたほうがいいのか、恐れられた方がいいのか分かんねーよな

 

606:名無しの転生者

ショタおじは両方の側面がある気がするけどね

 

607:名無しの転生者

ショタおじは親しみじゃねーか?

 

608:名無しの転生者

でも、ショタおじの実力をさー、見た俺達はビビってたよな?そりゃ軽い雰囲気で会話するけどさ

 

609:名無しの転生者

つーか具体的にはどんな感じで要求されるん?

シェルター運営してるやつに少しでも参考になるかなって

 

610:名無しの転生者

畏まられたらショタおじ泣いちゃうから、親しみを持って接してやんなよ

 

611:0能力

具体的にかー

1.避難民多すぎるから食料、衣類、そして廃棄物処理の援助ください

2.シェルター防衛用装備品ください

3.悪魔に脅されてるからハンター派遣して常駐させて!

4.結界付きの道を引いてください

5.種くれ

等々

 

612:名無しの転生者

分からんでもない要求だが、最後www

 

613:名無しの転生者

5番目はとりあえずしばくとして、表向きは普通っすね

 

614:名無しの転生者

予算無制限じゃないだろうし……そもそも言ってる事本当か分かんなくね?

 

615:名無しの転生者

本当に脅されているのかどうか

 

616:名無しの転生者

道も自分の都合の良いところに敷きそうやね

 

617:0能力

一発目の会議はどうにも決まらなかったので、インフラ維持費や運営費は固定費で別建てにして

余裕分だけ議会に割り当てたけど、常態化しそう

 

俺が最終権限を持ってるから、勝手にできるけど

権限を持っているということは、チェックをしないといけないの訳で、糞めんどい

 

618:名無しの転生者

メクラ印でええやん、問題起きたらバサッとカットで

 

619:名無しの転生者

カット(物理)ですね分かります

 

620:名無しの転生者

(首を)カット、これか!

 

621:名無しの転生者

四角四角にしようとすると面倒が倍々で増えるからねぇ

 

622:名無しの転生者

厳密にやる必要もねーだろ、支部は組織だけど現地民じゃなくてガイア連合のものなんだからさ

 

623:名無しの転生者

結局適当にコンビニいける世界を目指すと現地民がそれなりに生きていてもらわないとという所に行きつくんだよなぁ

 

624:名無しの転生者

個人が権限持つ体制だから直訴とかありそう、ありそうじゃない?

 

625:名無しの転生者

前世でも陛下に直訴してた馬鹿いましたねぇ

 

626:0能力

もー事あるごとに直接俺にねじ込もうとするやめろって!

殺すぞ、殺した

 

627:名無しの転生者

>殺すぞ

分かるー

 

>殺した

まじかー

 

628:名無しの転生者

 

629:名無しの転生者

さすがに無辜の民を傷つけるのは良くないんじゃね

 

630:名無しの転生者

同じ行で感情から行動まで変移するのは早すぎなんよ

 

631:名無しの転生者

俺達をイラつかせる現地民なんて死んだ方がええやろ

 

632:名無しの転生者

>>626

ちな理由は?

 

633:名無しの転生者

理由しだいだけど、一罰百戒って言葉もあるしな

 

634:名無しの転生者

ビビられ過ぎるのもなー

 

635:名無しの転生者

黒札が怖いって噂されるのも恥ずかしいし……

 

636:名無しの転生者

精神修養が足りないよー、怒りから手が出るとかアカンやん

 

637:0能力

>>632

なんか、懇談会なイベント中、直訴的にねじ込んできて、俺に○○すべきみたいな事言ってきて

誰だよお前さんはと思いつつ、オブラートに包んだ否定の言葉を返したら

シキガミちゃんに向かって、お前のような悪女がいるから!とか言い始めて

ちょっとね……

 

638:名無しの転生者

あー……

 

639:名無しの転生者

言うことに事欠いて、シキガミちゃんへの暴言はアウトですね

 

640:名無しの転生者

電波なん?それともどっかから唆されたんかね

 

641:名無しの転生者

悪魔からやられた可能性が、あります、あります

 

642:名無しの転生者

土下座靴舐めとどっちがマシかねぇ

 

643:名無しの転生者

これは……婚約破棄物じゃな?

悪役令嬢が、イケメン王子様と仲良くしている女主人公に向かって、暴言を吐くシーン!

 

644:名無しの転生者

おいwww

 

645:名無しの転生者

婚約破棄の代わりに刀が体に刺さったのかな?

言葉によって心を傷つけるより、刀によって体を傷つけるとは直情やね

 

646:名無しの転生者

>>643

確かにそうともいえるかもしれないが

そもそも、その女性に対する面識無いっぽいんだから、そうじゃねーだろ

 

647:名無しの転生者

0能力君、イケメン王子様なキャラじゃねーぞ

どっちかっていうと物語にでてくる粗野な侍のほうだぞ

 

648:名無しの転生者

礼装より紋付き袴が似合うタイプなんか

 

649:名無しの転生者

着流しに刀さしてるタイプか

 

650:名無しの転生者

なんだか目つき鋭いバーサーカータイプなイメージになってきたぞ

 

651:名無しの転生者

そもそもその女性何者なのよ、傘下団体の人間だったら詰腹切らせないとだし

単独犯なら、背景情報しらんとじゃね?

上でも言ってる通り、悪魔なんかに誑かされてるなら、それはそれで問題だし

 

652:0能力

>>647

おう、イケメンじゃないのが分かってても傷つくんだからやめーや

 

>>650

目つきそこまで鋭くねーし

 

>>651

殺った後に冷静になったから蘇生して、警備に引き渡して捜査中だが

みんなオカルト的捜査に慣れてないので、時間かかりそう

何が出来て何が出来ないかが良くわかっていないから……

 

653:名無しの転生者

やったの漢字がwww

 

654:名無しの転生者

やったあとの賢者タイムなんですね!分かります

 

655:名無しの転生者

でも流石に犯罪行為じゃん、その場にいた連中になんか言われなかったん?

 

656:名無しの転生者

本部に協力仰いだ方がいいんじゃねーの?

 

657:名無しの転生者

ただの電波だったら徒労なんだけど、悪魔の影響を排除しきれねーよな

 

658:名無しの転生者

終末で心やられた女に一票

 

659:名無しの転生者

じゃあ俺はどっかの霊能力団体に一票

 

660:名無しの転生者

学生時代に片思いされてたに一票

 

661:名無しの転生者

これをネタに自分の所を優遇させようとする奴いそう

 

662:0能力

>>655

皆見なかったことにした模様

 

>>658 >>659 >>660

俺で賭け事すんなって!

当たっても商品はねーぞ

 

まーこれをネタに強請ってくるかもしれないが、その時は、じゃあ君の手引きだったんだね?って言って押し付ける気だから、誰か来てくれねえかな

 

663:名無しの転生者

俺は人間と見せかけて悪魔だったのに一票

 

664:名無しの転生者

草生えるわw

 

665:名無しの転生者

犯人を作り出す共産しぐさかな?

 

666:名無しの転生者

犯人が逮捕されたという事実が安心感を与えてくれるからね、シキガミちゃんに暴言吐くような連中はしょうがないよね

 

667:名無しの転生者

シキガミちゃんの心のケアはしておくんやで、ちゃんと心が有るんだからね

 

668:名無しの転生者

むしろ、私の為にこんなことまで……濡れる! かもしれんぞ

 

669:名無しの転生者

www

 

670:名無しの転生者

それはちょっと偏った見方じゃないですかねぇ

 

671:名無しの転生者

ちょっと女性への見方が偏ってる、偏ってない? あんま否定できんけど

 

672:名無しの転生者

否定しないんかいw

 

673:0能力

女性”俺達”も居る中そういうのはセクハラなのでは……?

 

674:名無しの転生者

前世も今世も女子やってるけど、そんな子居るよ。全員とは言わんけど

 

675:名無しの転生者

半径数メートルで生きるの悪いとは言わん、その理屈を外にださなければだが

 

676:名無しの転生者

普通の女子だって空気読むやろ、多分

 

677:名無しの転生者

むしろ今回の女がそんなアホだったのでは?

 

678:名無しの転生者

あー、ありそう

 

679:名無しの転生者

自他の境界線があいまいになって、さらに悪魔につつかれて凶行に及んだと

 

680:名無しの転生者

凶行は0能力君のほうじゃないっすかね

 

681:名無しの転生者

生き返した場合は殺人になるんですかね?傷害?

 

682:名無しの転生者

黒札がルールなんだから、無罪では?

 

683:名無しの転生者

服は貫通しただろうから器物破損?

 

684:0能力

とりあえず俺が顛末書を作成し、俺が決済するという不思議な事をしたぞ

後、人の出入りのチェックが厳しくなって、支部傘下の霊能力団体、外様神、ついでメシア教が静かに切れてた

会う人数も減らしてるしな

 

685:名無しの転生者

むしろハラスメント系の犯罪か?

 

686:名無しの転生者

外部団体が切れる理由が良く分からんな

 

687:名無しの転生者

知故を得たい人は多いやろな

 

688:名無しの転生者

>>686

会って少しでも縁を繋ぎたいんじゃね

 

689:名無しの転生者

俺みたいなあまり外で無い人間ですら、会おうとする人が絶えないんだぜ

支部長且つ表にでるならそーもなろうて

 

690:名無しの転生者

なんか持ち込もうとしていたとか?

 

691:名無しの転生者

知らない人より知っている人だからね、こんな世界じゃ

 

692:名無しの転生者

>>684

つーかメシアも傘下なんかい、切り捨てちまえよあんな奴ら

 

693:名無しの転生者

シェルター運営者とか知らん人も助けてるんだよなぁ

 

694:名無しの転生者

>>692

支部になるとそのへんも加える度量が必要なんやで

ショタおじも認めた方針だからね、しょうがないね

 

695:0能力

うちの支部は、なにも無いのが特徴なくらい山も谷も無いし、運営の特徴もないのでなー

 

>>692

メシア教は長期的な影響力削減を謀ろうかなって

 

しかしこのままでは、物語途中ででてくる意味深なキャラムーブして愉悦が出来ないじゃん!

 

696:名無しの転生者

>山無し谷無し落ちも無し

そうかなぁ?

 

697:名無しの転生者

遠距離攻撃できないっていう立派なネタ、もとい特徴があるじゃん

 

698:名無しの転生者

>>696

メシア教対策なんかしてんの?

よかったら話してほしいぞ

 

699:名無しの転生者

>>697

それは彼の特徴で、支部の特徴じゃねーだろw

 

700:名無しの転生者

>>695

愉悦勢になりたいのか?

やめとけ、作品のようになかなかうまく決まらんぞ

スカったときの空気、耐えがたいからな

 

701:名無しの転生者

(これはやったな?)

 

702:名無しの転生者

空気凍らせる氷結魔法すごいなー、あこがれちゃうなー

 

703:名無しの転生者

沈黙は金だぜ、余計な事を言わなければ外部が勝手に勘違いするからな

 

704:名無しの転生者

やめたれよwww

 

705:>>700

糞があああ、もう二度と山梨支部から外にでるもんか!

 

706:名無しの転生者

元気出せよ、ほらカレー食っていいからさ

 

707:名無しの転生者

ガイアカレーはガンには効かないが、いずれ効くようになる

 

708:名無しの転生者

いずれ(過去)

 

709:名無しの転生者

もう効いてる

 

710:名無しの転生者

ガイアカレーを食いつくすアホは強敵でしたね……

 

711:0能力

>>700

お、おう、まあ、気を付けるよ

 

>>698

メシア教の人間もこっちからの依頼や要請なんかで報酬が発生する訳だけど

支払先を働いた人個人に設定したんだ

メシア教からは文句言われたけど、仕事と支払いを明確にするってことで押し切ったわ

 

712:名無しの転生者

外出ただけ偉いから(精一杯のフォロー

 

713:名無しの転生者

なるほどなー

 

714:名無しの転生者

>>711

あっ、そういうことかー(分かってない

 

715:名無しの転生者

で、それがなんの対策になんの?

金払わない方が組織にダメージいくんでない?

 

716:名無しの転生者

うーん……結局払ったやつからメシア教に金が動くだけじゃねーの?

それとも、金動かすときに贈与税でも取る?

 

717:0能力

メシア教徒も人だからね、自分に支払われたお金を、何もしてない奴や気に入らない奴の為に持ってかれて心穏やかかな?

それに何%渡すかがね

ガンギマリならほぼ全部だろうが、十分の一税程度なのか、それとも半分か

 

718:名無しの転生者

あー、そこから全額な出すガンギマリと、そこまで払わなくても派の対立とか発生しそうっすね

いいかもしれん

 

719:名無しの転生者

知り合いのメシア教徒も、そこまでガンギマリじゃないから過激派には付いていかなかったし、結構効くかも?

 

720:名無しの転生者

でも結局上が吸い上げるんじゃねーの?終末前の宗教だってそういうのあったっしょ

 

721:名無しの転生者

不満が溜まれば、知恵の実を食べた猿になるかもよ

 

722:名無しの転生者

やるだけやってみてもいいんじゃね?

行動しなけりゃ変わらないんだからさ

 

723:名無しの転生者

ショタおじの子供がテッペン取ったら変わらねえかなぁ

 

724:名無しの転生者

悪化する可能性もあるから……

 

725:名無しの転生者

正直お腹にいる間に滅したいくらいなんだけどな、それ

 

726:名無しの転生者

>>725

それはさすがにショタおじ泣いちゃうだろうから……

 

727:名無しの転生者

正直、メシアの子供についてどう思っているのか聞きたいような、聞きたくないような

 

728:0能力

事務処理は大変だけど、メシア教徒の実働人員が把握できるし

労働には報酬くれる地元と、無償の奉仕を要求する本部、どっちを見るかなぁ?ってね

 

729:名無しの転生者

報酬を支払うために、誰が何やったか知らないとだしね、これは必要な事務処理って事だな

 

730:名無しの転生者

劇的には効かないけど、世代が変わったら相当に効く……効いてほしいね

 

731:名無しの転生者

ほんとに効くかねぇ、あいつらも馬鹿じゃないから対策するんじゃねーの

 

732:名無しの転生者

他の支部でもやらせればいいんじゃないかな

支部単位で分裂してもらえれば儲けものじゃん

 

733:名無しの転生者

>>731

どっちにしろ苦労するのは事務員だろうし、いいんじゃね

 

734:0能力

効果ありそうなら、支部長会議なりで報告するから

便りが無かったら察してくれ

 

で、ちょっと個人的な愚痴を聞いてくれよと

 

735:名無しの転生者

考えてみるとこの方策、外様神系にも効きそうっすね

 

736:名無しの転生者

支部長なんだから好きにやっていいんじゃね?

 

737:名無しの転生者

>>734

何?種くれって女どもにうんざりしたん?

 

738:名無しの転生者

親戚からの集りがひどいとか?

 

739:名無しの転生者

シキガミちゃんとの間になんぞあったかね

 

740:名無しの転生者

忙しくてレベル下がったかんか?

 

741:0能力

実は……下のエクスカリバーが立たんのだ

 

742:名無しの転生者

し w ら w ね w え w よ w !

 

743:名無しの転生者

それをいきなり言われましても……

 

744:名無しの転生者

真面目に聞いて損したわ

 

745:名無しの転生者

病院いけ病院

 

746:名無しの転生者

何?シキガミちゃんにときめかなくなっちゃったの?

これは裏切りですねー

 

747:名無しの転生者

使わないお〇ん〇んは、カットしちゃいましょうねー

 

748:名無しの転生者

マジレスするならミナミィにでも相談せーや

さすがにマジな話ならマジ対応してくれるだろ

 

749:名無しの転生者

つーか、何、なんかの呪いでも喰らったん?

神話でもありそうな話じゃん、そういうの

 

750:名無しの転生者

アイスティーでも飲んで来い

 

751:名無しの転生者

所謂不能の呪いか、すぐには効かないがじわじわ効くタイプだな

 

752:0能力

呪いでは無い…はず

ステータスには表示されてないし、

 

753:名無しの転生者

>>750

アイスティー(迫真

 

754:名無しの転生者

呪いじゃないとするとなんなんだよ

やっぱりシキガミにときめかなくなるとか裏切りやろ?

 

755:名無しの転生者

いつのまにか年取って性欲減退したか?

 

756:名無しの転生者

異性の趣味が変わったりしたん?

 

757:名無しの転生者

熟年夫婦感出すには早すぎんよー

 

758:名無しの転生者

ネジが外れすぎて霊的なパートナーとしか見えなくなってるのでは?

世界への認知が人間卒業してしまった様に見受けられる

 

759:名無しの転生者

人の事を数値で見るようになったというやつか!?

 

760:0能力

いや重要なパートナーだから!

一緒にいるだけで精神的に満たされて満足しちゃうだけだから!

 

こう、あれよ、高Lvになってるから子孫を残す欲求が減衰してるんじゃないかと思うわけよ

ショタおじもそうだが、武闘派高Lv幹部に異性の影が無いのはそういうことなんじゃないかって

 

761:名無しの転生者

>異性の影

あー……そういうことね

 

762:名無しの転生者

高寿命なエルフに性欲が少ないみたいなもんか

 

763:名無しの転生者

でも……某ギリシャ神話の主神、あいかわらずハッスルしてますよね?

 

764:名無しの転生者

知性×寿命に子供の数を反比例させることによって、世の中がその生命体で埋まらないようにするってやつですか

 

765:名無しの転生者

>>763

もう名指しじゃねーかw

 

766:名無しの転生者

一神教じゃない系神様の主神は大抵そういうことになってるからね

 

767:名無しの転生者

確かにショタおじは女性に手を出さないよな……

別にホモでもないし、おっけー出してくれる女性には事欠かないだろうに……なんでだ?

 

768:名無しの転生者

これ神様を崇める信徒によって歪められたからなんかね?

歴史上うちの神様は主神の子孫って事にしたいせいだったよね

 

769:名無しの転生者

卵が先か鶏が先か問題か

 

770:名無しの転生者

こっちの世界だと神様が先なのでは……?

 

771:名無しの転生者

>>767

でものべつ幕無しに子供作られてもあれだしなぁ

 

772:0能力

ショタおじの子供いっぱいいたら

オスマンのハーレムになっちゃうじゃん

やばいじゃんよー

 

773:名無しの転生者

まあでも一人は作ってもらわないとね、メシア教にすべて持っていかれるからね

マジで誰でもいいから子供作れって!

 

774:名無しの転生者

そもそもショタおじ死ぬんすかね?

寿命でというか、おじいちゃんの姿が想像できねーんだけど

 

775:名無しの転生者

>>772

オスマンってなんかあるの?

 

776:名無しの転生者

>オスマン

あっ(察し

 

777:名無しの転生者

後宮制度を持つところは色々問題かかえてるからねぇ

 

778:0能力

>>772

兄弟で殺し合いして、皇帝は一人だゲームが始まる

 

779:名無しの転生者

そんなデスゲームみたいな……

えっガチ歴史?

 

780:名無しの転生者

いざという時の為に子供は作らなきゃいけないけど

それはそれとして余った子供の処理は問題になるんだよねぇ

 

781:名無しの転生者

うちの国(日本)は坊さん尼さんにしたけど

中華は王様にして各地に配置が多かったかな?

 

782:名無しの転生者

今なら子供一杯いたほうが能力者が増えるからええやろ

未来?そんな俺が生きているか怪しい時代は知らん

 

783:名無しの転生者

一部の人間ががんばって種ばらまいてるから……

 

784:名無しの転生者

1000年後くらいはすべての人類がショタおじの子孫ですの可能性が微粒子レベルで存在する?

 

785:名無しの転生者

人類滅亡不可避

 

786:名無しの転生者

ひっでww

 

787:名無しの転生者

まあ、0能力君もがんばって子供作るんやで

 

788:0能力

結局できないから苦労しているわけでして……

 

789:名無しの転生者

いやまあ、ミナミィとか医療部に相談しなよ

恥ずかしいかもしれんが、自分でなんとかならんなら相談するしかねーよ

 

790:名無しの転生者

ショタおじは……童貞に相談してもあれか

 

791:名無しの転生者

場合によってはシキガミからの逆レもあるかもわからんね

 

792:名無しの転生者

しもの話はいつの時代も話しづらいからねぇ

 

793:名無しの転生者

何?0能力君が分からせくらうって?

 

794:名無しの転生者

シキガミ「私の魅力が分からないマスターには……こうじゃ!」

 

0君「あっ,、やめ、あっーー!!」

 

こうですか?

 

795:名無しの転生者

いや待ってほしい、ここは休みを取って

山梨の異界を潜れるだけ潜るべきじゃないだろうか

 

796:名無しの転生者

>>795

その心は?

 

797:名無しの転生者

異界探索とシモの事情に何の関連が?

 

798:名無しの転生者

吊り橋効果でも狙うん?

 

799:名無しの転生者

???

 

800:名無しの転生者

なるほどねー(分かってない

 

801:>>795

人は死に瀕すると性欲が増すという

逆にいうとショタおじはピンチになるような状況で異性がおらんから

女性の影がないのだろう

 

802:0能力

あっ、いいかも

地元の異界攻略なんぞやってないで、Lv上げる勢いの異界攻略したいし

 

803:名無しの転生者

いいんかいw

 

804:名無しの転生者

ショタおじへの流れ弾がw

 

805:名無しの転生者

まあ確かにショタおじレベルの強さを持つ女性がいれば

万事解決だったかもしれねえな……

 

806:名無しの転生者

いやー(Lv200は)キツイでしょ

 

807:名無しの転生者

その場合、両雄並び立たずになるんじゃ?

 

808:名無しの転生者

夫婦喧嘩やったら世界が滅びそうだな

 

809:0能力

愚痴を聞いてくれてありがとね

ちょっとあれこれ試してみるわ

 

810:名無しの転生者

割鍋に閉じ鍋かもしれないじゃん……知らんけど

 

811:名無しの転生者

うーっす

 

812:名無しの転生者

まあ頑張って、俺は自分のシキガミとイチャイチャしながら見てるんで

 

813:名無しの転生者

種をばらまく奴も居れば、シキガミがいても末代な奴が居る

それが自由ってもんだ

 

814:名無しの転生者

>>812

ポップコーンも用意しろよ

 

815:名無しの転生者

親の顔よりみた文言

 

816:名無しの転生者

親「もっと親の顔見ろ」

 

817:名無しの転生者

親「孫の顔見せろって、それ一番言われてるから」

 

818:名無しの転生者

悲しいなぁ

 

 

 




通販関係がDDSネットに統合されたのは適当設定なので
公式(=どくいも氏)と異なった場合、予告なく変更される恐れがあります


そして……コロナは強力でしたね……
ずっとマスクしてるのにどこで感染したやら
職場の同僚も、一緒に飲んだ人も感染してないのでマジ意味不明だ


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終末後③(斎藤 一 、 森 誠人)

終末にて東京崩壊後、数カ月後くらい。
自衛隊描写は適当です。

斎藤 一(さいとう はじめ):自衛官、隊舎内で生活がほぼ完結しているため、世界の変容が良く分かっていない一般人(非覚醒者)
森 誠人(もり まこと):デビルハンター、Lv2 低Lv向けの仕事をしながら生きている一般的ハンター
悪魔召喚プログラムを持っているものの低Lv且つマグもマッカも少ないため契約悪魔0


斎藤 一

20XF年XX月XX日

G県 自衛隊駐屯地

 

「本日も体力錬成を行う!、駆け足10キロ!、よーーい!」

 

「きょーどほちょーほちょー」

 

 自衛隊駐屯地に汗臭い男どもの声が響く。

 

 むさくるしい男共が足並み揃えて走り始める。自衛隊にとって駆け足(ランニング)なんて日課のようなもの……だった。だが今じゃ違う。

 

 俺の名前は斎藤一、階級は陸士長。別に幕末で暴れた人間とは関係はない。先輩や幹部の一部からは『刀とか使えるんか?』といじられる面倒な名前である。中学高校と野球部だったし剣道もやってない、牙突なんざできねーし、なんなら名字が同じだけで縁も所縁もない。

 

 なんで余計な考えをしながら走っているかといえば、余りの負荷にめげそうだからだ。

 

 迷彩服を着て小銃から鉄帽、防弾チョッキを身に纏い、止めに背嚢を背負いながら走る。もちろんすべて中身入り、水筒だって吊るしている。どっかに派遣されるの?みたいなマジなフル装備で駆け足(ランニング)をさせられているからだ。

 

 昔は戦闘服に帽子程度だったし、なんならジャー戦*1でもよかった。

 

 最近は小銃射撃訓練も碌にせず、駆け足筋トレの毎日だ。運幹の連中も世界がいかれたからか、どうかしたのかもれん。

 

 隊付の陸曹も同じ装備をしながら駆け足しているから文句も言いづらい。だがこんな体力錬成するなんざ、空挺かレンジャーの連中くらいなのに、俺達普通科ナンバー中隊にまで過酷な訓練をするとかどうかしている。

 

 一応理由は説明されている。強力な新装備が支給されるが重量が半端なく、これを装備し戦う為に俺達に体力をつけさせているのだと。そしてその新装備で戦う敵は外国とかじゃなくて”悪魔”だと。

 

 「はっ、はっ、はっ」

 

 いやー、聞いた時は幹部の頭がおかしくなったのかと思ったね。私語厳禁の講堂内がめっちゃざわついんだからそのインパクトたるや。そこから市ヶ谷(防衛庁)と連絡が取れない事、他県にいる連隊、師団とも連絡ができず、しばらく師団単独で行動すると来た。

 

 あれこれ訓示された後解散したが、隊舎内じゃこれからどうなるのか不安になった連中の会話がそこかしこで交わされたし、俺も不安だった。

 そうしたら派遣準備の命令が下りてきたわけだ。

 

 県知事からの要請で(電話が死んでいるから人が直接派遣されてきたらしい)、災派(災害派遣)で民間人救助に出動した。正体不明の凶悪生物が県内に出没(後から考えれば悪魔の事なんだろうが)したため、非安全地域住民を安全地域に避難させるのが俺達へ与えられた任務だった。

 

 ただ珍しい民間人が同道した。

 国や県の役人が対象地域との折衝で同道したり、地元住民の案内で部隊を展開することは過去にもあった。だがコスプレ染みた服装の人間が、県の役人と一緒に来るとは思わなかった。

 

 警衛にいるダチは、車を検めたときビビったらしい。なにせ物騒な武器を所持(変な銃や刀とか)してコスプレ染みた服装で人が乗っていて、思わず司令(警衛司令)に確認したとか。そうしたら幹部(警衛幹部)から聞いているから通してやれときて、再度ビビったとか。

 駐屯地に武装した民間人が侵入とか事案としか思えないが……、まあ最初から上の方(上級幹部)は情報を持っていたんだろうなって察したよ。

 

 「あと半分、気合をいれろぉおお!」

 『うおおおお』

 

 「おー」なんだか「うー」なんだかよくわからない叫び声を上げ俺達は走る。俺は小銃だけだからまだマシだが、砲手なんかは小銃に加えて10kg越えのハチヨン(カールグスタフ)まで担いでいて死にそうだ。俺だって体を意識してしまえば、悲鳴を上げている体の各部を無視できない。

 

 いかん、なにか考えないと倒れる。

 

 で、えーと、そうだ、俺達が村とか町に派遣され、割り当て区域の一軒一軒を回って住民を確認、回収している間、コスプレ連中はどこかに散っていった。

 

 悪魔と呼ばれる連中から住民と俺達を守る為だったんだろう。

 

 俺は見ていないが、別の地域へ展開した部隊は、炎の荒れ狂う様や、なにかが破壊される音と共に、コスプレ連中の一人を見たらしい。

 

 つまりアイツらは糞強いスーパーマンだったと。

 俺はいつのまにかドラ〇ンボ〇ルの世界に紛れ込んでいたみたいだ。人がそんなに強くなれるなら兵器はいらねえ、が、まあ連隊の兵器の内、結構な装備が動かなくなってるらしいから、どうしようもねえけどな。

 

 下は無線機や01式から、上は指揮通信車まで何故か動かなくなっている中、整備の連中(支援中隊)が順繰りに弄ったらしいジープ(1/2tトラック)コーキ(高機動車)三トン半(3 1/2tトラック)は動かせている。

 

 ついでにいえば、隊舎内のテレビなんかの電子機器も大半死んでしまった。俺達隊員がもっている携帯も半分くらい死んだし、電子機器関係はだめなのかしれん。

 

 そろそろ買い替えようとは思っていた俺の携帯も、うんともすんとも言わなくなり、動かなくなった携帯を前に悲観にくれたぜ。

 よくわからん妖精が壊したのなら弁済してほしいわ。

 

 で、うちの駐屯地は割とでかくて、師団司令部や航空団、戦車大隊まで同居している。この同居していたヘリや戦車の連中の装備も、ぜーんぶ動かなくなったとかで、まじご愁傷様だ。

 

 他県の部隊とは連絡が取れないから戦力は欠まみれで、師団全力とはいかないようだし、将来が見えない部分がある。

 

 装備関係は、県内の別の場所にいる支援大隊の連中の力でなんとかならんかね。怪獣……いや悪魔か?、と戦うなら戦車とかヘリ(うちのヘリ団に対戦車ヘリはないが)とかないと人間じゃどーにもならん。

 

「おーし!、ゴールだ、よくやった!」

 

「はー……はー……」

 

 地面に倒れこむ。同じ部隊の連中もほとんどが倒れ伏している。

 

「一ヵ月前は中隊の半分が脱落した!」

 

 陸曹が俺達を睥睨しながら一旦声を切る。俺達と同じ装備を身に纏いながら倒れもしねーのはマジゴリラ。

 

「だが、今回の脱落者は3名だ!これは大いなる進歩だ!」

 

 進歩ね、進歩。もうちょっと飯食わせてくれればよくなるとおもうんですがね。

 

 糧食に回された奴曰く、上からの補給もないし物を買おうとしても大変だとかで業務隊の会計は頭を痛めているらしい。そりゃ飯の質も下がるし、戦わずして全滅するんじゃねーか?

 

「20分休憩後、営庭集合!」

 

「了解」

 

 皆疲れ果てているので力なく返事をする。普段ならしばかれそうだが、さすがに向こうも死屍累々なのが分かっているから指導も無い。

 

 「あー、これからどうなるやら」

 

 空を仰ぎながらそんなことを思う。

 


 

 そっから三か月経ったが、もう驚きの連続だった。どっかの外国が攻めてきたと聞いた方がまだマシなくらいの驚きだ。

 

 まず、うちの師団が中央との連絡を回復するまでとという前提条件ながら、ガイア連合なる団体の、県に設置された支部の傘下に収まることが発表された。

 ガイア連合は俺達でも知ってる巨大企業。CMを見ない日がないくらいな企業だが、自衛隊が民間企業傘下になることに俺達も驚いた。

 講堂がざわついたし、良くないのだが俺も横の同僚とささやきあった。

 

「いや、うっそだろ……親方日の丸(公務員)が民間企業の下につくとか……ありえねえやん」

 

「なんかシャバがやばいって聞くけど……いや流石に民間企業の下はねえわ。

 むしろ俺達が接収するしかねえだろ」

 

「お前、さすがに民間資産接収を永田町(政府)市ヶ谷(防衛庁)の命令がないのにやるのはまじーだろ」

 

 そこに三人目が参戦する。

 

「まてまて二人とも、あっちを見てみろよ、幹部の連中、なんかあきらめ顔だぜ」

 

「げー、受け入れてんのかよ」

 

 幹部の連中は疲れた顔をしており、一般隊員が驚きや困惑の顔をしているのを他所に、微動だにしない。俺から見ても諦観のようなものを感じるくらいだ。

 

「で、これからどうするよ、首にはならないみたいだが」

 

「さすがに身の振り方考えなきゃだし、実家に連絡してみっかな……」

 

「お前のところ自営業だったっけか」

 

「まあな……」

 

 そんな会話をした数日後、奴は辞めていった。そして営内でもそこそこな人数を見なくなった。

 

 だが数週間から1か月くらいで、何故か半分くらいが出戻っていた。問いただしてみれば、どうもシャバ(世の中)は俺達の知っている以上に滅茶苦茶になっているらしく、県内で人間が生きていける地域が限られていて、結界なるものが張られた地域以外じゃ安心して暮らせないとか(聞いて漫画かよと思った)。

 

「あれ、お前辞めたんじゃなかったっけ?」

 

「ああ……なんか相談したら復帰できたわ」

 

いや相談したからって復帰はできんだろ。

 

「なに、1科長の弱みでも握ってんの?」

 

「いや特にないけど……書類を(防衛庁)に上げてないか、人手足りないんだろ。

 そんなことよりシャバはまじやべーわ。俺が辞める前に悪魔がどうとか言ってたけど、まじでおるし」

 

「はぁ?、電磁波でもくらったんか?頭にホイル巻いとけよ」

 

「そんなんで、あの糞がどうにかなるならやってるよ。つーかガイアグループ、まじやばやで」

 

「なに、世界征服でもしたんか?」

 

「ある意味そうじゃね。ガイアグループいないと人は生きていけないぜ」

 

 何言ってんだこいつ。

 

「何いってんだって顔してるけどよ、まあ長くなるが聞けよ」

 

 で、詳しく聞いてみればシャバ(世間)じゃ仕事も碌に無いし、自分の故郷が結界内になければ失われたも同然のようで、食っていくため復帰できないか相談したらできたと。

 普通はできないんだろうが、1部長と1科長が相談の上、退職の書類を無かったことにしたらしい。仕事していなかった期間は、やむを得ない理由で休んでいた扱いにしたとかなんとか。

 

 後は、前々から言われていた新装備が支給された。言われていた通り糞重いヘルメット型の鉄帽で、被れば俺達でも悪魔なる存在が見えるようになった(普通は覚醒者しか見えないらしい)*2

 被りながら支給された新弾薬で悪魔を撃てば、低級の悪魔(Lv1~3くらいとか)なら俺達でも倒せるようになり、所謂霊能力者しか戦えない状態よりマシになった……らしい。

 

 俺も低級悪魔と呼ばれる存在の駆除に出動したが、あいつらくっそ素早い。しかも力も強くて、突撃をくらった隊員は吹っ飛ばされて転がっていき、衛生に引っ張られていった。あとから聞いたら肋骨と腕を骨折していたと。

 

 俺達普通科は霊能力者よりは人数が多いから、雑魚の相手は俺達がやることになり、強い連中はよりヤバイ所へ派遣されるそうだ。あれで弱いなら、強い悪魔とか俺達が相対したら漫画のモブよりひでえことになりそう。

 

 ただ、自衛隊員(今じゃ元か)でも選抜された連中は【デモニカ】なる全身鎧を纏い、さらなる力を手に入れたとか。この装備は霊能力者と同じような力を得られるスーパーな装備らしい。そしてなんと、この装備を纏うとレベルを上げることができるらしい……そうレベルだ。

 

 ゲームかよと思うような単語が飛び交うこの時代、頭おかしくなりそう。

 そりゃ古参陸曹みたいなおっさん達より理解できるが現実感が無い。

 

 だってレベルだぜ?

 世界がゲーム化するとか、一昔前だったら鼻で笑いとばす話だ。

 

 だが、受け入れなければならない現実、辛い。

 

 

 

 変わったことと言えば他にもある。

 

 まず飯が改善した。

 

「なんだか今日の米、光り輝いてるように見えねえ?」

 

「いや、そんなこと……ほんまや!」

 

「味も……なんかうまくね?」

 

「うお、なんだろ新米?うちにそんな金あったんか」

 

「はー、銀シャリ様じゃー」

 

「昭和かよwww」

 

 前は古米だか古古米だかの米を食っていたが、どうもガイア連合から買った新米らしい。ついでに小麦も潤沢に供給されるらしく、いろいろレパートリーが増えた(限度はあるが)。ただ糧食班長によれば、すべてが改善したわけではないらしい。

 

 全体的に肉が増え逆に魚が減った。魚好きのやつは嘆いていたが、俺にとっては大歓迎。出にくくなった食品もあるが、量的には改善したから概ね歓迎されている。

 

 それに増加食も着くようになった。インスタント食や缶詰の詰め合わせみたいなものだが、割とうれしい変化だ。カップ麺のほうがお手軽でいいが、食えないよりは何倍もマシだ。

 

 飯の変化といえば隊舎の酒保(売店)がガイアグループ系のコンビニになった。俺達隊員はひさびさのアイスなんかの甘味を食べるくらいだったが、どうも営外(シャバ)じゃ買えないような品揃えらしく、家族持ちの陸曹や幹部が買い物をしている光景を見る。

 

 俺達が新装備を受領して訓練や任務についていたが、装備が全てだめになった航空(ヘリ)や機甲の連中もいつのまにか新装備を受領していた。

 詳しくはさっぱりだが、機甲や航空(ヘリ)の連中が喜んでいたのは見たし、聞いた。数は少ないらしいが無いより何倍もマシだとさ。

 

 新装備があれこれ入ってきて、俺達普通科もそのうち全員がデモニカなる装備を身に着けるかと思っていたが、全員が装備できるほどの数は無いらしく、俺を含む大多数の隊員は重たいヘルメットを被り、悪魔を銃で撃つだけだそうだ。一応ハチヨン(カールグスタフ)用の新弾薬で属性効果付きの攻撃(ゲームくさい)ができるようになったり、迫部隊が解体されてMATを装備(これも属性効果付きらしい)する火力小隊が作られたりしている。

 

 小銃射撃訓練も再開し、やたらすばやい目標を狙う訓練が増えた。俺も現場にでるまで理解できなかったが、悪魔なる存在は低レベルでもやたら素早いから、目標に弾を当てる為、こんな訓練になったんだなって分かった。

 

 うちの師団だけかもしれないが、特技(MOS)も増えた。【対霊知識】、【対霊戦技】、【対霊機工】、etcのオカルト的なものが増え、これを保有していないと現場にでれなくなった。

 どうも理解して無い奴がやられて殉職したらしく、さすがに最低限の知識や技能がないとまずいと言う事になったらしい。

 

 新しい事ばかりだから、徐々に訓練にフィードバックされていっているみたいで、先週と今週で訓練内容が違うみたいな事が多い。

 だがまあ、訓練学校でもないから限界があるかもしれん。

 

 これからどうなるかわからんが、食っていけるからしばらくは居るつもりだ。本当だったら俺の年齢だと曹候補にでもいかないといけないのだろうが、ルートも無い。

 幹部からは階級の呼称も変わるかもしれないという話もあるが、仕事する奴を止めさせる気はないみたいだからしばらくは自衛隊……いや防衛隊?に居ると思う。

 

森 誠人

20XF年XX月XX日

G県 ホテル

 

 ポケットから取り出した煙草に火を付け、口にくわえる。

 

 深く深く吸い込み、吐き出す。

 

 口から吐き出された紫煙が半開きになった窓から外に吸い出され、ついで端に置かれた空気清浄機の稼働音が大きくなる。

 

 私の名前は森 誠人(もり まこと)、ガイア連合傘下のハンター協会に所属している唯の霊能力者だ。

 

 そして私が居るここは県内のホテル。

 なんでこんな所に居るかと言えば、お偉いさん達が開く交流会の開催中だからだ。正直この面倒な催しに参加するのは迷ったが、依頼を受けるにしてもお偉いさんとの知己を得ていれば仕事が進めやすくなる、そんな気持ちで参加したが……

 

 離れた会場は扉が開け放たれており、ここからも内部が見える。そこにいる連中は、人の顔をした魑魅魍魎だ。

 

 この県……いや支部内の有力者を中心に交流が続いているの見え、離れているここへも人の声がさざ波のように漂ってくる。

 シェルターのトップやその名代、霊能力団体のトップ、神から意を受けた信徒(多神連合系)、支部防衛隊幹部、どいつも一廉の人物だろう。そしてその中心に居るのは六道夫妻。ガイア連合の幹部*3であり、私などでは足元にも及ばない霊能力者達だ。

 旦那の玲治殿が支部長として現在君臨しているわけだが、その姿形は立場に反して、なんというか普通だ。霊能力者という存在は、見た目でないのは分かっている。見た目が子供でも大人でも年寄りでも、強い奴は強く、弱い奴は弱い。

 

 だが大抵の実力を備えた人物は、その能力に応じた……なんというか覇気を纏っていたように思える。

 その点、六道玲治支部長の見た目は普通だ。纏っている高級スーツは、着こなしているというよりスーツに着られているといった塩梅に見える。

 だが、隣にいる奥様のほうは逆にその存在感を強烈に放っている。髪を結い上げ、染み一つ無い白い肌に映える、金銀の刺繍入り黒いドレスを着こなしているし、身に纏うアクセサリも計算されつくしているのか、その姿を引き立てている。女性にしては高めの身長と併せて、王侯貴族のパーティーに居てもおかしくない美しさだ。(別にそういう催しに行ったことがあるわけでは無い、イメージだ)

 

 ”普通の目”で見れば、支部長はいいところのお嬢さんを捕まえた、場慣れしていない男に見える。

 

 だが……半分ほどになった煙草から灰を落とし、残り半分を惜しみながら口一杯に吸い込み、吐き出す。

 

 自分の口から吐き出され、ゆらゆらと漂う紫煙をボケっと見ながら思う。

 

 ”霊的な目”で見れば、それはハッキリと異なる。

 

 あれは太陽だ。私の体中にあると思われる、霊的なものを感知する器官では捉えきれないほどで強大で輝いており、じっと観測してしまえば忽ち焼き尽くされてしまうだろうほどの存在。

 人が太陽を望遠鏡で見てしまえば目が焼かれるように、霊的な高位存在もまた低位な存在を焼き尽くすのだろう。

 

 彼がその身に纏っているものも大概だ。服装こそ高級な仕立てのパーティー用スーツだが、彼が腰に下げている場にそぐわない日本刀は、鞘に納まっているのにも関わらずはっきりとその霊的な力を認識できる。

 あれなら、あの刀があるだけで低級の悪魔はその存在を保てないのではないか?、そう思わせるほどの業物だ。きっと高位存在同士の殺し合いには、ああいったものが必要なのだろう。

 

 まるで神話だな。

 

 ガイア連合は新たな神話になりつつある。崩壊した世界で秩序を再構築し人々に施しを与えている。

 

 だが何を考えているのかは分からない。唯の善意ではあるまいが、その真意が分からない。王様に成りたいだけならもっと小規模でいいだろうに、関係ない連中にまで援助を行っているように見える。

 

 紫煙をくゆらせながらそんなことを考えていれば、煙草の火はフィルターの直近まできている。惜しみながら終わった煙草を傍にある灰皿に押し付け、もう一本吸うべきか思案する。

  

 ガイア連合は流通を改善しているが、嗜好品の中には手に入りづらくなったものもある。その一つが煙草だ。酒のほうは割と潤沢に供給されている一方、煙草は初期の流通在庫が無くなった後は高根の花だ。南米流れの大麻のほうがまだ見るくらいだ(一応ご禁制品だが)

 

 一部では北米から流れてきた煙草の葉を自分で刻み、パイプかキセルで吸う奴もいるとか。

 だが私は紙巻煙草が手に入る限りこっちを吸い続けたい。刻み煙草は面倒だし、なにより濃すぎる。

 

 もう少し落ち着かなければ会場に戻れないなと心に言い訳しつつ、新しい煙草を取り出し火を付ける。そして煙を肺一杯に吸い込む。

 

 ふー……うまい。

 

 二本目の煙草を吸いつつ、落ち着きつつある頭で考える。そろそろ、荷物回収の仕事を再開すべきかと。

 

 結界外に残された荷物を回収してきてほしいという依頼は割とある。依頼人の家などから荷物を回収し、ついでにスーパーやコンビニに残された煙草を回収する。依頼人は喜び、私にも役得がある。報酬は安いが、私のレベルではそう難しい依頼はこなせない。背伸びして依頼を受け、帰らぬ人間になってもつまらない。

 

 煙草を吸いつつ、口から吐き出される煙のように自分の中のストレスが抜けていく様を感じながら、そんな皮算用する。

 

 だが、突如叩きつけられる冷気に、気持ち良い心地も吹き飛んでしまう。

 

 これは……ただの冷気では無い、魔力的な冷たさだ。

 

 「なんなんだよいったい」

 

 つい愚痴がこぼれる。冷気の出元と思われる会場内を見やれば、非霊能力者達は普通にしている。逆に一部の霊能力者は冷気を感じているのか肌を摩ったりしている。私と同じような低レベルの者はあからさまに震えてすらいる。

 

 冷気の中心は六道春華夫人。その目の前で起こっている事は、旦那に対してどっかのお偉いさんと思わしき男が若い女を紹介している光景だ。

 

 「はー……」

 

 ため息がこぼれる。

 旦那へ女を紹介からするからと嫉妬し、漏れ出る冷気が俺達を凍えさせているのだ。

 

 勘弁してほしい。旦那はソファーでもベッドの上でもいいから奥さんを躾けて欲しい。女の紹介ごときで一々切れていたら俺達みたいな連中が持たない。

 

 仕切り直しに一服吸い込むが、数口吸うだけで二本目もフィルターまで吸いきってしまった。名残惜しみつつ灰皿に押し付け、会場に戻るか三本目を吸うか迷っている時……事件が起こった。

 

 「キャー」とも「うぉぉお」ともつかない叫び声が会場内から響く。同時に霊的な力も会場内からあふれ出す。その力はまるで洪水の如し。

 すわ悪魔の襲撃かと身構え、上着の中に吊るしている対霊銃(ガイア連合製、下級品)に手を伸ばす。

 

 警戒しつつ会場を見やれば、支部長がさきほど紹介されていたのと異なる女性に刀を突き立てている光景があった。

 

 この光景を見て最初に思ったの事は、どこかの敵対勢力に操られた奴が紛れ込んだか?だった。

 よくあるのだ、霊的抵抗力の低い一般人を洗脳し、結界内に紛れ込ませて何かをしようとするやから(悪魔)は。我々のような霊能力者は大抵【アナライズ】を持っているから、調べてみればすぐバレる、しかしその網は完璧では無く、相手も一人でも通れば儲けものとばかりにやるから油断はできない。今回もそのような人間が支部長に”何か”をしようとして逆に殺られたのだと思った。

 

 遺体は回収され、調べられるのだろう、まったく馬鹿な奴もいたものだ。

 

 だがこの時起きたのは、私が思ったのと異なるものだった。

 六道支部長が刀を遺体から引き抜き、何かを唱えれば光の奔流が巻き起こる。

 

 離れていても感じるその暖かな光は、地面に横たわっている遺体に降り注いでいく。そして遺体そのものがが発光を始め、ついで上空から小さな光球がふわりと降りてきて、遺体の、丁度心臓のあたりに溶けていく。

 

 そして遺体だったモノは人に戻る。

 

 これは……一部の高位霊能力者しか行使できないという蘇生の秘儀!

 

 あのメシア教ですら行使できる人材が貴重と言われる秘儀をこの目で見ることができるとは……メシア教に聖人認定されたという噂は眉唾だと思っていたが、実際に見てしまえば否定できる要素は無いな。

 

 生き返った女性は茫然としていたが、外からやってきた警備に拘束され、会場内から連れ出されていく。

 

 会場内のざわつきは収まらない。

 支部長も奥様や知り合いと思しき人間と何事か話している。

 

 あんな事が起きてしまえばパーティーどころの話ではないが、あまり人前に出てこない支部長との会話のチャンスを逃すまいと考えているのか、お偉いさんたちはやや引き攣った顔で会話を再開し、支部長を伺っている。

 

 だが一部の人間は会場から出てどこかへ足早に過ぎ去っていき、その中の一人が私の居る喫煙スペースにやってくる。

 

 知っている顔だ。

 

 霊能力者としては私よりも格上だが、共にガイア連合の煙草供給に愚痴をこぼした仲である。

 

 こいつに話を聞いてから会場に戻るか、それともすぐに戻るか……

 

 話を聞いてからでいいなと、煙草を吸う言い訳にしつつ三本目を取り出し、火を付けながら、相手が煙草に火を付け一口吸うまで待った。

 

 「なあ、あんた会場内にいたよな。いったい何が起こったんだ?」

 

 「はー……、なんだ会場に居なかったのか? 

 まあ、そうだな、なんというか……。

 どっかのシェルターのトップが、自分の娘を支部長に売り込みに来たのは見てたか?」

 

 うまそうに煙草を吸い、ついで紫煙を吐き出しつつ答えてくれた。

 

 「まあ、それはここから見てたよ。夫人が半ギレして、こっちまで冷気が漏れてきた」

 

 「あれが半ギレなもんかよ。

 ちょっとイラっとしたくらいだな。本当に半ギレなら俺達はあの娘さんごと凍り付いてるよ」

 

 聞きたかった事ではないが、それでも驚くべき話だ。皆を凍えさせるのが少しイラっとしたくらいの話だと……?それなら本当にキレたら世界が凍り付くとでも言うのか?

 

 「まー夫人の話はいいや。で、紹介して一応表面上は和やかに会話してたんだけど、途中でどっかのアホ女が割り込んできてよ。支部長に向かってさ『もっと難民を受け入れろ』とか、『こんなパーティーするならその資源を下々の物に出せ』とか言ってきてよ。支部長は苦笑しながらそういうのは自分でやってほしいとか答えてたのよ」

 

 「はぁ……、何考えてるんですかね、その女」

 

 呆れた女だな。ガイア連合によって生かされている状態なのに文句を言うとはね。確かにやりたかったら自分でやれというのは正しい。なにせ今ここの支部とその傘下のシェルターは支部長のポケットマネーで回していると聞いている。確かに私も伝聞でしかないからどこまで本当かは分からない。だが私はガイア連合に見捨てられ、悪魔はびこる荒野に放置されれば何日生きられるか分からん。

 

 「わかんねーよ、マジで。

 で、ああだこうだ言い合って最後によ、『家柄だけの女を侍らせているからダメなのよ!』とかだったかな、捨て台詞っぽい事を言い放ったら、刀が生えてたわけよ」

 

 「言ってることも理解不能じゃないですか、その女。なんですかね、私を選べとでも言いたいんですかね。

 それと、刀が生えるってどういうことです?体内から攻撃みたいのは聞いたことありますけど、支部長がそういうスキルでも持ってるんですか?」

 

 女の正体は一体なんなのか理解不能だし、このパーティーへ招待されたかも怪しくなってきたな。

 良い人風の言葉を放ちつつ人にマウント取る人間は終末前には結構いた、だがこんな情勢になっても同じような事をするなら不治の病だ。それに最期の言葉だけ聞くなら遠回りに私を選べと言いたかったのかもしれないが、選ぶ理由が一かけらも無いな。

 

 霊的な実力者でしかまともに生きられないこの時代、せめて覚醒してから言うべきだったな……まあ、それでも夫人ほどの実力に成れそうもないが。

 

 「刀が生えたっていうのはよ、俺の実力じゃ支部長の動きがガチで見えなかったのよ。普通動作には予備動作つーか、動き始めはゆっくりで段々早くなるもんだだろ?でもコマ落ち見たいによ、1コマで動作が終わってたのよ」

 

 そう言うと煙草を咥え、美味そうに長々と吸い、そして紫煙を吐き出す。

 

 高位悪魔との戦いではそんな速度が求められるのか、それともうちの支部長が特別なのか。

 

 「で、女の正体だが……全く分からん」

 

 「どっかの勢力の手駒じゃないんです?」

 

 普通なら、どこかの勢力が潜り込ませた人間だと思うのだが。

 

 「いや、誰も分かって無さそうだったぞ。逆にだから止められなかったのかもな」

 

 確かに他の勢力の足を引っ張る為、邪魔をしないでおこうと全員が考えたのであればそうなるかもしれないが……

 

 「まー、連れてかれたし取り調べでもするんじゃないかな。そのうち分かるか……それとも闇に葬られるか」

 

 「そうですね、公表できる話ならそのうち回ってくるでしょうね」

 

 私も煙草を吸いつつ答える。どっかの悪魔の手引きという分かりやすい話であれば公表されるだろうが、支部内での暗闘ならこれっきりか。むしろシェルターへの対応を見たほうがいいかもしれん。ペナルティーなどがあるならば、その勢力の依頼はしばらく受けない方がいいだろう。

 

 「まーそれより支部長の力の一端を見れたから得だったかなって。そこだけはあのアホ女に感謝してもいいかもな」

 

 苦笑しながらそんな事を言い放つ。

 

 確かに強い強いとは聞いているが、どれほど強いかは我々のような下っ端にはなかなか分からないからな。蘇生の秘儀を使えるというだけで、強いということは十二分に分かる。もちろん【反魂香】というとても高価な蘇生アイテム(これだけでガイア連合が尋常な存在で無い事が分かる)はある。だが、私の稼ぎじゃとても買えないくらいの高価な代物だ。

 

 「人の身で生死を自在に操れるとか、実は神様なんですかね」

 

 「ハハ、ガチの神様連中が気を悪くするからデカい声じゃ言うなよ」

 

 「おっと、これは失礼」

 

 苦笑しつつも注意してくれる。

 神様が実際に存在するこの時代、揶揄すれば人の身では太刀打ちできない。

 心証を損ねても得は無いが、例外が居るならガイア連合くらいだろう。彼らは人でありながら神仏を滅ぼせるほどの集団だ。

 

 「じゃあ俺は帰るから、お前さんも気を付けてな。会場内の空気はひっえひえだからな」

 

 そう言って吸いきった煙草を灰皿に押し付け、彼は帰っていった。

 

 空気が冷えている会場内と外を見比べ迷ったが、私も帰る事にした。そんな空気の場所に居たくないし、人が減って下っ端な私が注目されるかもしれない。そんなのは勘弁願いたいという気持ちで会場を後にした。目立つということが良い事がどうかは時と場合による。鳥も鳴かずば撃たれまいとね。

 

 

 数日たってもあの女の情報は出てこなかった。表に出せないような黒い案件だったのか、表にだせないようなしょうもない話だったのか。世の中には分からない方が良い事が多くある。それも終末後なら特に。

 

 君子危うきに近寄らず、それを実践できているから私はまだ生きている、そう考えたい。

 

*1
下がジャージで、上が戦闘服な恰好

*2
注、オリジナルアイテム

*3
彼がそう思っているだけ、支部長ってそこまですごい幹部では無い気がする




◯悪魔が見えるヘルメット
 未覚醒者でも悪魔を見ることができないか研究した結果生まれた装備品
 政治家など向けとして研究されたが当初の重量が50kgほどとなっており、まともにかぶれなかった。それに、ただ見せるだけならデモニカスーツでも着せればいいのである。
 終末前後では重量10kgまでダイエットでき、またショタおじの力を借りなくても作成可能なのがポイント。
 だがデモニカスーツと違ってレベルが無いため、特に意味がないと放ったらかしになっていたのを六道が購入。
 自衛官に配布し、安い対オカルト弾を組み合わせて最低限の自衛能力を持たせた。(具体的にはLv0.1~3 くらいの悪魔を倒せる可能性あり)


なんか艦これのイベントやってたりコーラル決めてたり凱旋門がんばってたら日々が過ぎさっていましたね……
書いたのがもったいないので投稿、本家様も新作キメたり、カオ転書いてくれたりしてますしね。

他にもある中途半端に書いたものを仕上げて投稿したい……


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覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1320

雑談of雑談
ガチャ話、シェルター話、玲治君の話、酒ガチャ話

本家に酒ガチャネタがあったので入れたけど若干冗長だったかな。
そして刺された女ネタを少々、次話で描写できたらなと思います。


覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1320

 

1:名無しの転生者

覚醒者・霊能力者スレで覚醒に関係ない雑談が増えた為立てました。

 

真面目な話は本スレで

覚醒者・霊能力者スレ Part535

http://xxxxxxx

 

修業や依頼の仲間を探すなら募集スレで

仲間募集スレ Part398

http://xxxxxxx

 

ガチャ関係はこのスレで

ガチャお祈りスレ Part54321

http://xxxxxxx

 

海外オカルト情報に目を通すなら

★海外オカルト雑談スレ その353

http://xxxxxxx

 

悪魔召喚プログラム関係の話は

悪魔召喚プログラム(メ)について語るスレ その637

http://xxxxxxx

 

電脳世界の事に興味が湧いたなら

電脳異界開発スレ その115

http://xxxxxxx

 

終末後、なんか思ってたのとちがくなーい?

なんかこう、もっとヒリついた世界だと思ってたんだが?

 

前スレ

覚醒者・霊能力者 雑談スレ Part1319

http://xxxxxxx

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

334:名無しの転生者

ガチャ、ガチャはすべてを解決する!

 

335:名無しの転生者

ガチャ一ガチャー 一杯回すのー

 

336:名無しの転生者

おかしいな、終末きたらガチャ教徒も絶滅するんじゃなかったのか

 

337:名無しの転生者

俺達は滅びん!何度でも蘇るさ!ガチャは人類の夢だからな!

 

338:名無しの転生者

夢(ガチャ結果で装備ゲット)

 

339:名無しの転生者

夢(ガチャ結果で生き延びる一般覚醒者)

 

340:名無しの転生者

夢(ガチャ結果で高位悪魔になるアイテムをゲットする悪魔)

 

341:名無しの転生者

一般人までガチャで一喜一憂するとか、もうだめだねこのくに

 

342:名無しの転生者

ちょっとレアっぽいものを入手しようとすると大体ガチャになってるからね

俺達も一般人も踊らされてるのさ

 

343:名無しの転生者

私の厳密な計算によればガチャはやり得だぞ☆

 

344:名無しの転生者

>>342

普通にマッカなりで買えよ……

トータルでガチャに突っ込んだ額>普通に買う額 になってねえか

 

345:名無しの転生者

>>343

どういう計算してるんですかね(呆

 

346:名無しの転生者

>>344

あーあーきこえないー

 

347:名無しの転生者

(目そらし)

 

348:名無しの転生者

踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿保なら踊りゃな損損

だからガチャしないより、したほうが良いんだ

 

349:名無しの転生者

まあでもいい装備当たったら脳汁出るし

こんな世界なんだから生きる希望は必要でしょ?(良かった探し

 

350:名無しの転生者

ガイア連合系シェルターの、部屋の権利ガチャやったときは酷かったですね……

 

351:名無しの転生者

マッカ出せば買えるのに……いやそりゃ一部のアイテムはガチャでしか手に入らないけどさ

 

352:名無しの転生者

>>344

それをいったら戦争だろうが!

 

353:名無しの転生者

>>344

一応はずれも使えるし……

 

354:名無しの転生者

>>350

あれは愉悦勢がやったんだっけか

人が死んでんねんで!

 

355:名無しの転生者

>>350

さすがに俺でもあれは引いたわ

 

356:名無しの転生者

一部の人間がやってるSAS〇KEもどきのほうがまだましだなと思いました(コナミ

 

357:名無しの転生者

あれもあれでどうなんよ

 

358:名無しの転生者

あの昭和の舞台みたいな装置はなんなんだろうね

ガチャ結果を盛り上げるあのコント染みた装置を態々作ったんだよな

 

359:名無しの転生者

寿命と言う名のマグネタイトを捧げて回すガチャは悪趣味だと思いまーす

 

360:名無しの転生者

>>358

ゲージが少しづつ上がっていって、上であればあるほど結果が良い

それをみんなに見せつけるのは希望か絶望か

 

361:名無しの転生者

ガキの頃あんなのテレビで見た気がするぞ

 

362:名無しの転生者

現場は盛り上がってたみたいですね……なんか複雑な気分

 

363:名無しの転生者

>>350

さすがに本人は反省したようだが

一般人はまたやってくれと懇願している模様

 

364:名無しの転生者

テレビ放送もあるとか露悪趣味すぎんよー

 

365:名無しの転生者

うーんこの

 

366:名無しの転生者

生きるか死ぬかなんだ、やってみる価値はありますぜ!……ってコト?

 

367:名無しの転生者

元々犯罪者の効率的な処理の為に技術班が作ったんだっけ?

 

368:名無しの転生者

赤玉みたいでちょっとね……

 

369:名無しの転生者

>>367

いや、俺達内の働かん奴向けのマグ吸い取り装置が元じゃなかったっけ?

 

370:名無しの転生者

非覚醒者だから寿命が削れるんで、覚醒者なら単純に体内のマグ使うだけじゃなかったか

 

371:名無しの転生者

献血みたいなもんか

 

372:名無しの転生者

>>369

そこを一般人の声にお応えして、使用できるようにしたのがあれってこと?

何も無い人間にチャンスを与えてるのは施しか悪趣味か悩ましいね

 

373:名無しの転生者

>>370

基準が俺達だからな

低Lvな一般覚醒者はマグ+寿命になってなかったか?

 

374:名無しの転生者

悪趣味よりじゃない?

 

375:名無しの転生者

売血みたいにすれば、同じようになるに決まってるんだよなぁ

 

376:名無しの転生者

まるで悪魔みたいだぁ(直喩

 

377:名無しの転生者

いや(中身は)悪魔だろ

 

378:名無しの転生者

そーでしたね……

 

379:名無しの転生者

わぁ…

 

380:名無しの転生者

泣いちゃった!

 

381:名無しの転生者

普通なら一撃死の所、寿命3年分くらいで済むなら安いのでは?

 

382:名無しの転生者

命を懸けた戦い

 

383:名無しの転生者

戦い(ガチャ)

 

384:名無しの転生者

戦いとは?(哲学)

 

385:名無しの転生者

つーか一般人も回せる闇ガチャだからって、景品に結界装置まで入ってんだな

俺当たったけど、シェルター運営してるわけでもないから持て余してるわ

 

386:名無しの転生者

男には負けられない戦いがあるんだ

 

387:名無しの転生者

はずれは水・食料を一週間分だっけ?

最悪プラス一週間は生き延びれるのか

 

388:名無しの転生者

>>387

最初は食料・水の量はもっとあったらしいが、持てないという物理的な問題でそうなったそうな

 

389:名無しの転生者

>>385

一般人が血涙流しそう

 

390:名無しの転生者

>>388

1日2リットルだとしても14リットルかぁ

2リットルペットボトル7本と援助食糧21食分だとデカそうだなぁ

 

391:名無しの転生者

当たりだと

C :回復薬×12個

UC:銃+オカルト弾1マグ

R :悪魔召喚プログラム入りタブレット

SR:部屋の権利

UR:???(ミニ結界装置)

 

392:名無しの転生者

>>385

メシア教が見ている

 

393:名無しの転生者

>>385

多神連合が見ている

 

394:名無しの転生者

当たりリスト

銃とかタブレットとか覚醒者むけじゃね?

 

395:名無しの転生者

>>391

つまり身内に最大レアが渡ってるってコトかよw

不正の香りがしますねぇ

 

396:名無しの転生者

>>394

銃は転売できるし、タブレットは自分でも使えるでしょ

 

397:名無しの転生者

運パラメーターが糞高いに違いない

どれほど徳を積んだことやら

 

398:名無しの転生者

あれ、装置の所にいってガチャする必要あるけど、態々行ったんかよ悪趣味じゃね

 

399:名無しの転生者

>>385

なんで一般人向けガチャ回してるんです?

 

400:名無しの転生者

維持費別だから結界ゲットできてもそこまでいいのかなぁ?

 

401:名無しの転生者

>>399

いや、なんか面白そうだったので……

非覚醒者の知り合いが誘ってくれたのもあるし

 

402:名無しの転生者

それ覚醒者だと思われて無い奴じゃ

 

403:名無しの転生者

その知り合いに売ればいいんじゃね

 

404:名無しの転生者

あげればいいじゃん

 

405:名無しの転生者

あげると揉めるから売ったほうがいいんじゃね?

 

406:名無しの転生者

欲しいなら買えるものが当たるの、結構困るよな

 

407:名無しの転生者

>>400

泣いている外国人もいるんですよ!

 

408:0能力

結界って設置する建屋とか人の手配必要だから、当たって現物渡されても困らない?

 

409:名無しの転生者

結界とか効率的な設置場所の設定必要だしなぁ

でもミニだし、そこまででもないのか?

 

410:名無しの転生者

>>385

オークションにでも流すか、友人に渡せばいいんじゃね

ミニ言ってもいろいろあるだろうけど、10m四方から100m四方くらいがミニの範疇だった記憶

本当に小さいのは自販機に組み込まれてたよな

 

411:名無しの転生者

>>408

おっ、イン〇じゃーん?治った?

 

412:名無しの転生者

勃〇不全じゃーん、元気してた?

 

413:名無しの転生者

やめたれよwww

 

414:名無しの転生者

身体的な事をあげつらうのは良くないですねぇ

 

415:名無しの転生者

高位存在になれば性欲などと言う欲から解放されるのだろう

えっ俺?俺は俗な人物なんで~

 

416:0能力

や、止めろよ……か、改善したし?やることやったし?

 

417:名無しの転生者

俺なんてLv上がったら性欲高まったぞ

 

418:名無しの転生者

掲示板で書いたら弄られるにきまってるじゃないか、常識的に考えて……

 

419:名無しの転生者

ま、まあ、困るのは分かるが、言う場所は選ばないとね

 

420:名無しの転生者

で、どうやって改善したん?魔法?それとも何らかの治療?

 

421:名無しの転生者

>>417

中の悪魔がそっち系なのでは?

具体的にはインキュバスとかギリシャ系の神とか

 

422:名無しの転生者

うちのシキガミちゃんも興味あるらしいんでおせーて?

 

423:名無しの転生者

逆レに一票

 

424:名無しの転生者

>>422

あっ(察し

 

425:名無しの転生者

>>422

あっ、あー……

 

426:名無しの転生者

俺はミナミィの治療に一票

 

427:名無しの転生者

>>422

なるほど、そーいうことね

 

428:名無しの転生者

>>422

元気で生きろよ

 

429:名無しの転生者

酒の勢いとか?

 

430:422

どういうことだってばよ???

 

431:名無しの転生者

>>429

学生じゃあるまいに……

 

432:0能力

稼ぎ&Lv上げで山梨ダンジョンの自Lvだとぎりぎりのところまで潜ったらね

人間危機を感じると子孫を残そうとする為か、帰ってきたらまあ

 

433:名無しの転生者

 

434:名無しの転生者

>>430

そのままの君でいてくれ…

 

435:名無しの転生者

俺達は動物……いや人間だった?

 

436:名無しの転生者

いや人間だろう……人間だよな?

 

437:名無しの転生者

(ガチャに一喜一憂する神様を思い出す)人間か神様かこれわかんねえな

 

438:名無しの転生者

4文字と違ってうちらの神様は人とちけーからな

神話的には交われるのは当然なのでは?

 

439:名無しの転生者

つまりガチャはすべてのものに平等ということですね!

 

440:名無しの転生者

Lv30超えると大分人間やめてると思うんですけどね

そこから60超えたら神様の類似品では?

 

441:名無しの転生者

>>439

何がつまりなんだよwww

 

442:名無しの転生者

>>440

メガテン的にもLv60超えは相当な高位悪魔だからな

アレの類似品とすれば、人間辞めてるのも当然という

 

443:名無しの転生者

さすがに終末越えしたから30以上も増えてるけどな、俺達も、一般人も

 

444:名無しの転生者

いやでも一般覚醒者のLv30越えはレアだと思うぞ

 

445:名無しの転生者

一部のネームドを抜かすとほとんどいねーな>Lv30

 

446:0能力

うちの支部でも一般高Lv覚醒者はほとんどいねーな

30越えとか一人いたかなくらい

 

そんなわけで高Lvの仕事は俺がやることになっててめんどいねんな

 

447:名無しの転生者

ぱんぴーが使うDLvだと測定不能に突っ込むからな>Lv30

割とLv30以上は一目置かれてる雰囲気はあるね

 

448:名無しの転生者

俺たち以外の高Lvとか、レベル上げに適切な場所無いんだからそりゃレアでしょうよ

 

449:名無しの転生者

高Lv覚醒者は渡りの仕事してるか、どっかで半貴族化してんじゃねーの

 

450:名無しの転生者

>>447

一目おかれるって誰によ

 

451:名無しの転生者

うちの支部でもLv30越えは数人かなぁ

デモニカを限界まで鍛えてのLv30ならそこそこ居ると思う

 

452:名無しの転生者

でもよ、高Lvの奴、そこまで調子にのってないんかね

普通なら調子こきそうなもんだけど、俺見た事ないぜ

 

453:名無しの転生者

マシン系なら最初から30前後だし、そのへんが安定した戦力やね

 

454:名無しの転生者

>>453

あいつらLv上がらないじゃん

 

455:名無しの転生者

>>450

俺達と神様と一般覚醒者

 

456:名無しの転生者

そりゃ俺達相手に調子に乗らないだろ

表にでる俺達、大体レベル高いんだぞ

 

457:名無しの転生者

ガイア連合相手に調子こいて、ガイアポイントカード凍結とかDDSネットBANとかされたら

それだけで死ぬからなw

 

458:名無しの転生者

一企業のポイントカードがライフラインとか世も末だな

 

459:名無しの転生者

日本円死ぬかと思ってたら割りと生き残っててびっくりですよ

 

460:名無しの転生者

日本円殺すと一般民衆が死んじゃうから暫くはね……

でも中央銀行死んじゃったから発行どうすんだ、ポイントに切り替えさせんのか?

 

461:名無しの転生者

ガイア銀行が中央銀行になるとか、中の人が俺たちなんだよな

大丈夫かなって不安

 

462:名無しの転生者

そこは今更かなって

 

463:名無しの転生者

なるようになるさ、俺以外の誰かがなんとかするよ

 

464:名無しの転生者

>>458

世も末だよ、終末になってるよ!

 

465:名無しの転生者

それな

 

466:名無しの転生者

おおブッダよ!寝ておられるのですか!

 

467:名無しの転生者

涅槃は遠いぞ

 

468:名無しの転生者

56.7億だが5.67億年だかまってもろて

 

469:名無しの転生者

いきてねーよwww ショタおじじゃあるめーに

 

470:名無しの転生者

いやショタおじも死んでるだろ……死んでるよね?

 

471:名無しの転生者

なんかワンチャン生きてそうな気がする

 

472:名無しの転生者

さすがにねえべ

 

473:名無しの転生者

さすがに救済より長生きはしねーだろ

ただ、俺達より長生きしそうなのは確か

 

474:名無しの転生者

むしろショタおじが衆生を救済するのでは?

 

475:名無しの転生者

ショタおじ、歩いた後に花咲きそう

 

476:名無しの転生者

ショタおじ、海割れそう

 

477:名無しの転生者

ショタおじ、死んだあと復活しそう

 

478:名無しの転生者

>>475 >>476 >>477

どれもできるやろ、つーかできたじゃん

 

479:名無しの転生者

 

480:名無しの転生者

ショタおじはキリスト(救世主)だった?

 

481:名無しの転生者

嫌がるから辞めて差し上げろ

 

482:名無しの転生者

俺4文字拝むならショタおじ拝むわ

 

483:名無しの転生者

何もしねえ4文字より、ショタおじのほうがよっぽど良い存在だな

 

484:名無しの転生者

何もしないどころか天使を放置してるから悪いぞ

 

485:名無しの転生者

せやったわ

 

486:名無しの転生者

せやせや

 

487:名無しの転生者

人間は知恵の実食ったから独立したけど、天使は特にそんなイベント無いのに独り立ちを望むとか

4文字はアホちゃいますかね

 

488:名無しの転生者

で、自らの槍を使った0君シェルター運営は順調なん?

 

489:名無しの転生者

アホじゃなかったら天使放置しないんで

 

490:名無しの転生者

日本神話のスタートみたいな表現はどうかと思うぞ?

 

491:名無しの転生者

>>487

まー俺たちでいうとシキガミに何も言わずに独立して生きろって放置するようなもんだから

無理やろ

 

492:名無しの転生者

回る方向間違えるとだめだよ☆

 

493:名無しの転生者

一部の人しかわからんやろw

 

494:名無しの転生者

女から誘うのはNGってのは今の世の中どうかと思うけどな

 

495:名無しの転生者

最高神が女性なのにそういう記述があるのはなんだろね

 

496:名無しの転生者

そもそも古事記自体がデスワークで作成されたやっつけ疑惑があったような?

 

497:名無しの転生者

どうせ神話なんだからてきとーなんじゃね

 

498:名無しの転生者

>>496

だが待ってほしい、神様が観測できるなら、あれは歴史書なのでは?

 

499:名無しの転生者

歴史書と神話の区別は難しいからな、特にメガテン世界では

 

500:0能力

相方から誘われた訳ではないから子供はちゃんと生まれるな!ヨシ!

 

501:名無しの転生者

前世で平城京の木簡展示見たなぁ

我が国の官僚は奈良時代からブラック勤務だった模様

そこで作られた歴史書なんだから、分からないものは分からないヨシ!になるな

 

502:名無しの転生者

えっできたん?

 

503:名無しの転生者

>>501

仕事出来る奴がやる、ヨシ!

 

504:名無しの転生者

よくねーよ、ショタおじ死にそうじゃねえか

 

505:名無しの転生者

死んでるゾ☆

 

506:名無しの転生者

事務屋やシェルター運営者なんかも忙しいぞ

というわけで本部の事務屋増えてくれよ~、下手に募集するとへんなのしかこねーんだ

 

507:名無しの転生者

草じゃないが草草

 

508:名無しの転生者

いや草じゃないが

 

509:名無しの転生者

俺達の事務屋が求められるが、覚醒すると皆俺ツエー方面にいくからな

もう専用のシキガミ作ろうぜ、攻殻〇動隊とかニ〇アみたいな!

 

510:名無しの転生者

もういるんじゃないの?最近本部言ってないからわかんねーけど

 

511:0能力

>>502

いや分からんけど、出来ても判明するのは数か月後じゃなっすかね

 

512:名無しの転生者

>>509

そうすると俺達へのシキガミ供給がなー

 

513:名無しの転生者

なんだ、やることやっただけか

 

514:名無しの転生者

そういや複数シェルターもってるってマジ?

 

515:名無しの転生者

>>509

ショタおじ過労死不可避

いやでもそろそろ海外のターミナル設置とか終わらせてもらいたい

 

516:名無しの転生者

これが終わったらみんなとボードゲームするんだ

そう言ってショタおじは旅立っていった

 

517:名無しの転生者

おい、やめろ

 

518:名無しの転生者

フラグ乙

 

519:名無しの転生者

正直、海外にターミナルとか結界設置するなら俺たちとボードゲームしようぜ!って言いたくなる

別にいいやろ外国のやつがいくらか死んだって

 

520:名無しの転生者

>>519

一応借りを返すって話だし、ショタおじ本人がやるって言ってるから止められなくね

 

521:名無しの転生者

永久じゃないし、まあ暫くはしゃーないのかね

 

522:0能力

一応複数シェルターもってる、と言っていいのかなぁ?

 

523:名無しの転生者

>>520

もう十分海外への借りは返したと思うんだよな

後は狩人ニキ筆頭のやりたい奴がやれでいいよな

 

524:名無しの転生者

飯供給してるし、これ以上ええやんね

 

525:名無しの転生者

DDSネットも運営してそっから海外も支援してんだから、あとはマッカ貯めて通販すればええやろの精神

 

526:名無しの転生者

もったいぶった言い方じゃん

 

527:名無しの転生者

持ってるか持ってないかだけ……いや、誰かに引き渡した感じか?

 

528:名無しの転生者

>>521

そう言ってずっと労働する羽目になるんじゃないかって危惧してんだけどな

 

529:0能力

実家というか生まれ故郷の神社に結界一基、管理を役場に投げたら親父が責任者として出世してワロタ

なお親父からは「こんなことで出世したくは無かったぞ息子よ」とクレームが来た模様

 

そのうち町長にでもさせられるんじゃ、という話も

 

530:名無しの転生者

封建かな?

 

531:名無しの転生者

大名の配置みたいだぁ(直喩

 

532:名無しの転生者

親藩か譜代大名か?外様じゃないよな

 

533:名無しの転生者

親なんだから親藩の方だろ

 

534:名無しの転生者

お父さんも大変だなw

 

535:名無しの転生者

身内人事はやりたくないんだけど、信用できるのが身内以外無いという中華の歴史みたいでもにょるわな

 

536:名無しの転生者

秩序が崩壊したとは大体そうなるな、日本の戦国時代しかり、ヨーロッパの中世しかり

 

537:名無しの転生者

下手な奴に任せると何するかわかねーからな

オザワみたいになられても面倒だしな

 

538:名無しの転生者

>>537

そういやオザワどうなってんだろな、カオスヒーローとちゃんと殺し合ってるのかな?

 

539:名無しの転生者

元気(意味深)にやってるらしいで

 

540:0能力

後はお義父さん方面の親戚に結界何基か

管理はその親戚筋に、とりまとめはお義父さんに丸投げ

まあ、監査は時々やろうかと思う、まあヤバかったら取り上げて他の人にする感じかな

 

541:名無しの転生者

お、外戚かな?

 

542:名無しの転生者

権力者に取り入った佞臣みたいだぁ

 

543:名無しの転生者

大丈夫?転売されない?

 

544:名無しの転生者

晋にならないといいね

 

545:名無しの転生者

五胡十六国はNG

 

546:名無しの転生者

あんなキチガイ大戦な時代はキャンセルだ

 

547:名無しの転生者

むしろ漢の呂后じゃねw

 

548:名無しの転生者

やべえ、言って意味わかんねぇ、俺は社会科の成績は3だったんだ

誰か説明おなしゃす

 

549:名無しの転生者

>>574

さすがにシキガミは呂后にならんだろ

だが、独孤伽羅になる可能性はありますねぇ

 

550:名無しの転生者

その場合本人もそうだが、息子が大変じゃんw

 

551:名無しの転生者

苦労はしてるんじゃねーの?

俺のシェルターだと、運営投げた金札は現場と俺との間で大変そうやで

 

552:名無しの転生者

他人事感が文章から感じられて現場の苦労が察せますねぇ

 

553:名無しの転生者

俺も故郷だけは救ったるかぁ!ってシェルター運営してるけど

こんなに苦労するんだなぁってノブヤボの大名にシンパシー抱いちゃうわ

 

554:名無しの転生者

よりにもよってそこかよw

 

555:名無しの転生者

>>548

中国の歴史だと、奥さんの親族を重用することが間々有るんだけど

旦那側の親族を排除して権力を乗っ取ることが時々あるんだ

 

556:名無しの転生者

>>548

呂后は三国志で有名な漢の初代、劉邦の奥さんなんだけど

旦那死んだら奥さん側の呂氏が権力握って漢帝国乗っ取られかけたって歴史がある

 

で、普は三国志の次の国なんだが、皇帝の親族に権力巻いたら権力争いで国が滅んだ

その時傭兵的に使われてた異民族の連中が国を興したのが五胡十六国時代

 

557:名無しの転生者

会社ですら一定以上大きくなると大変なんだから

地方自治体の運営はそりゃねぇ

 

558:名無しの転生者

>>548

独孤伽羅

遣隋使で有名な隋の皇帝楊堅の妻

浮気したら殺す系女性

 

559:名無しの転生者

>>555 >>556

サンキュー、つまり妻の親戚筋は使うなって事か

 

>>558

中華皇帝なのに奥さんのほうがつええのかよw

 

560:名無しの転生者

自分で選んだんだからがんばって

 

561:名無しの転生者

シェルター運営なんて企業か会社運営みたいなもんだし

向き不向きはあるよね

 

562:名無しの転生者

なろう転生者がさくっと領地運営してるの、見えないところで苦労してるのかなって

 

563:名無しの転生者

作者がそのへん理解できてないだけだろ(無慈悲

 

564:名無しの転生者

仮に理解してたとしても、書いても読んでも面白くないやろ

毎日糞みたいな陳情を受けましたって話、うまく書けるならやってほしいぜ

 

565:名無しの転生者

よりにもよってどうしてなろうなんです?

歴史ものとかじゃないんかい

 

566:名無しの転生者

事務仕事と会議、時々戦争みたいな事書いても受けないっしょ

 

567:0能力

歴史上よくある、なんでこいつこんな事したんだよ、アホじゃねーかが

あっ、人間関係とか入ってくる情報が偏るとかで、やっちまったんだなって解像度が上がるんだよな

ここみたいな他の付き合いが無いと、変な方向に転がっていくって想像できちゃうぜ

 

>>560

まあ、お義父さんが頑張るでしょう、金札にしたし

 

568:名無しの転生者

歴史な話すると、ガイア連合は何の目的で民衆を助けてるんだって

後世から不思議がられるんじゃね

 

569:名無しの転生者

保護はしているけど、場所や人によって濃淡あるし、筋の通った話があると思われなさそうだしなー

 

570:名無しの転生者

世界征服はしていないが、かといって他の組織は弱いから一強ではある

これを後世の人間はどう捉えるか

 

571:名無しの転生者

まあでも、ファミチキ食いたいくらいでやってるとは思うめえ

 

572:名無しの転生者

メシア教に有る事無い事書かれそうで、誰か歴史書編纂していってな

 

573:名無しの転生者

>>570

良く言ってさ、「ガイア連合は崩壊する社会に一定の秩序を齎し、人々の日常を保とうとしたのです」

って書かれるくらいじゃねーの

 

574:名無しの転生者

言い出しっぺの法則があってな

 

575:名無しの転生者

長生きしてあれは◯◯だったんじゃよってやりてーなー

思わせキャラやりたーい

 

576:名無しの転生者

メシア教なら無い事無い事書くんじゃないか

ガイアとメシア教がズッ友だったよ!とか

 

577:名無しの転生者

うげぇ

 

578:名無しの転生者

協力して悪魔に対抗したと書きそう

 

579:名無しの転生者

悪魔(天使)

 

580:名無しの転生者

高位天使が暴走したとか絶対かかねーだろうな

若しくは消されるか

 

581:名無しの転生者

>>576

焚書じゃ焚書!

ついでにメシア教も儒者のように埋めろ

 

582:名無しの転生者

ローマ帝国みたいに有ること無いこと書かれたくはないなぁ

 

583:名無しの転生者

ショタおじなんて勝手に列聖されそうじゃん

 

584:名無しの転生者

ザ・ヒーローを考えるとされるやろなぁ

 

585:名無しの転生者

ここは始皇帝の多いインターネッツですね

 

586:名無しの転生者

李卓吾みたいにロックで行こうぜ

ちょうど焚書って本書いてるしよ

 

587:名無しの転生者

話変えるけど、0能力君が刺した女、なんか背景情報分かったん?

こっちで出た犯罪者を調査したら軽い洗脳の形跡があったんで結構大事になったわ

 

まあ、唯の痴情のもつれ案件もあったんやけどな

 

588:名無しの転生者

ブスリィ

 

589:名無しの転生者

アァーー

 

590:名無しの転生者

やめんかw

 

591:0能力

>>586

あの人士大夫に中指おったてるし

思想的にメシア教に近いものないか?

 

>>587

俺の所に来た報告書を要約するとだな

 

被疑者は東京在住且つ新聞社所属と発言、各身分証をそれを示していたが、東京関係の情報は現在確認不能な為、判断不可能。

 

今回の侵入は、別に許可を得て取材活動していた当県新聞社のスタッフを名乗り侵入した模様。

関係者への取り調べとしては①被疑者知人 ②受付担当者に行った。

①被疑者知人

 知り合いではある。東京が滅び逃げてきたと言うので保護していた。

 このような事をするなら保護はしなかった、迷惑している。

②受付担当者

 地元新聞社の人が受付した後すぐ来た。

 提示した名刺も新聞社の物だったため通した。新聞社が来るとは聞いていたが、何人との情報は無かった。

 

ガイア連合協力のもと、霊能的検査も実施したが、何も検出されなかった。(別紙参照の事)

よって本件は被疑者単独で本県知事(=俺)への抗議行動の為、不法侵入したと判断される。

 

〇所見

 他罰傾向有、また他者が自己の為に行動するのが当然と考える傾向が見受けられる。

 名刺は保護女性から抜き取り、新聞社の人間の物だった。

 現在の県の状況は友人から聞いていたようだ。

 

592:名無しの転生者

えーっとつまり、アホな女に絡まれたってこと?

オカルト関係なしに?マジで?

 

593:名無しの転生者

調査あまいんじゃねーの?絶対悪魔かダークサマナーあたりが絡んでるでしょ

知事に我儘言うために侵入するとかないだろ……

 

594:名無しの転生者

終末前、いや前世でもいろいろ変な人いたけど

そんな奴が終末を乗り越えるとかタマゲタなぁ

 

595:名無しの転生者

俺が観測する限り、シェルタートップとか力有る奴にさ、もっと人々の為に働けって文句付ける奴いるんだぜ

これが最初からシェルター内で外のヤバさを認識できないやつなら兎も角

外で悪魔から逃れて来た奴も言うから訳分からん

 

596:名無しの転生者

現実を認識したくないんじゃねーの

もしくは辛い現実に心がやられたかどうか

 

597:名無しの転生者

我々を行政と認識している可能性が?

 

598:名無しの転生者

俺達はけっこう地方自治体を巻き込んで支部とか作ってるから、そう見られるって事かな

まあしゃーないか

 

599:名無しの転生者

しゃーないからって我儘聞く法律はないけどな

 

600:名無しの転生者

地元民はどうしてんの?こういう時よそ者は排除しそうじゃね?

 

601:名無しの転生者

一部シェルターだと難民?と現地民が衝突しているぞ☆

ついでに警察とか自衛隊なんかは、なんとかしようと苦闘しているぞ☆

 

602:名無しの転生者

>>600

地元有力者が絞めてる、難民多すぎな所は手が回ってないっぽい

しばらくしたら落ち着くとは思うが……しばらくが何時か?はちょっと分からないですねぇ

 

603:名無しの転生者

夢も希望もねえなw

 

604:0能力

俺も最初マジかよって思ったけど、本部から別で報告書貰ってて

悪魔などの関与は見受けられませんって内容だったから空を仰いだぞ

シェルター内で悪魔退治かとドキドキしたのによー

 

>>600

うちの支部だと、県内の結界無し部分在住の人が来るのにはいくらか備えてたけど、

県外とか、東京都下の人間まで来て揉めてるぜ、今回みたいにな!

 

605:名無しの転生者

>>604

シェルターへ悪魔侵入とかシャレにならない案件なんでー

 

606:名無しの転生者

ドキドキの意味合いがワクワク的な話か、うんざり的な話で変わるな

 

607:名無しの転生者

吸血鬼系だと中に招待されれば、雑魚結界だとスルー出来るんだよな

伝承の『招待されない限り他人の家に入れない』が反転して、誘われると割とスルー出来るという

 

608:名無しの転生者

>>604

しょうがないんだけど、東京から脱出できた奴が多かったという事なんかなぁ

さすがに1200万?都市なだけはあるわ

 

609:名無しの転生者

うちらのガチ結界はさすがに無理やけどな

あんま強くない神様結界だと怪しいらしいね、侵入対策

 

610:名無しの転生者

結界いうてもガチガチで何も入れないやつから

高レベルだけ弾くフィルター的なものもあるし

 

611:名無しの転生者

この混乱ぶり、まるで戦後みたいだぁ

 

612:名無しの転生者

>>611

(人と悪魔とメシア教が戦った)戦後だな

 

613:名無しの転生者

既存の秩序が崩壊しているから戦後といえるかもしれない

むしろ戦(国時代)後の可能性もある

 

614:名無しの転生者

GHQどこー?

 

615:名無しの転生者

GHQは俺達かな……

 

616:名無しの転生者

やっぱり夢も希望もないじゃないか!>GHQは俺達

 

617:0能力

しゃーないので目に余る奴は追放刑にする事になった、警察も収容能力飽和してるっぽいしな

で、一般人は情報が入らなければ大多数は文句言えないからDDSネットとかテレビは情報統制してる

ついでに在地テレビ局も余計な事したからガイア連合系番組しか残ってないぞ

まるで前世の中国だー(白目

 

618:名無しの転生者

>前世の中国

たまげたなぁ

 

619:名無しの転生者

おかしいな、俺たちは自由を尊ぶNeutralマンじゃなかったのか?

 

620:名無しの転生者

まるでLaw勢力みたいじゃないか、そこんところどうなんよ

 

621:名無しの転生者

強い奴が決めたルールで動いてるからChaosなのではないだろうか

 

622:名無しの転生者

生き死になんて自由でいいじゃん、精神の自由を与えようぜ!

その結果死ぬとか苦しむ?知らんなぁ

 

623:名無しの転生者

まあ1984みたいに正体不明なビックブラザーがWatching you!してるわけでもないし

怒りの矛先を決められてるわけでもないからセーフやろ

 

624:名無しの転生者

2分間憎悪はメシア教にしてもろて

 

625:名無しの転生者

追放刑なら優しいほうじゃねーの、生き残る確率は0じゃねーし

これが公衆の面前で処刑とか始めたら恐怖政治一直線だが

 

626:名無しの転生者

ギロチン系が娯楽だったフランスかな?

 

627:名無しの転生者

一昔前はどこも娯楽だったっぽいけどな>死刑執行

 

628:名無しの転生者

時代が前に進むと誰が決めたんだってか?

自由と民主主義が抑圧と封建社会になるとか1000年くらい巻き戻ってんよー

 

629:名無しの転生者

全部メシア教と天使が悪いんで、文句の言い先はそっちにしてもらっていいですか

 

630:名無しの転生者

衣食住足りないからしょうがないね

とりあえず落ち着くとこまで待つしかないんじゃねーの

 

631:名無しの転生者

シェルターは持ち主次第だし、これもガチャだな

良いシェルターに居るかどうかのガチャ

 

632:名無しの転生者

結局ガチャに戻ってくるんかよw

 

633:名無しの転生者

ガチャを行えばたちどころに幸福になれますぞー

ささガチャを引くのです

 

634:名無しの転生者

親ガチャかな?

 

635:名無しの転生者

才能ガチャに環境ガチャ、ついでに人間関係ガチャ

全ての道はガチャに通ずるのです(ぐるぐる目

 

636:0能力

俺の支部も何かガチャを導入したほうが???(混乱

 

637:名無しの転生者

待て落ち着けw

 

638:名無しの転生者

無犯罪ボーナス、月に一度の闇ガチャ!ちょっとしたものが当たるチャンスです!

という体で住民票とガイアポイントカードを紐づけして、無登録市民のあぶり出しを行うんだ!

 

639:名無しの転生者

マイナンバーカードがあればもっと話は早かったんだけどな、さすがに時代が追い付いていなかった

 

640:名無しの転生者

>>638

どうしてそうサイバーパンクというかディストピア的な話だけはすぐでてくんだよwww

 

641:名無しの転生者

ガイアポイントカードが実質マイナンバーカードでは?

 

642:名無しの転生者

ガイア銀行*1と紐づけすればうちのサービス大体なんでもできるぞ

 

643:名無しの転生者

カードの個人情報と申告する住所の整合を取って、難民をふるいにかけるんか

 

644:名無しの転生者

企業が世界を支配する世界じゃったか……

 

645:0能力

ガチャは社会保障だった???

 

646:名無しの転生者

>社会保障

そうだぞ

 

647:名無しの転生者

>>644

企業がダメ?それならこちらはどうですか つ宗教

 

648:名無しの転生者

>宗教

もっとあかんやつやん……

 

649:名無しの転生者

宗教勢力なら俺達もある種の宗教だろ?

山梨支部がどこに建ってるか忘れたわけではあるまいな

 

650:名無しの転生者

つまり宗教が勝利した世界か女神転生じゃないか魂消たなぁ

 

651:名無しの転生者

メガテン世界だよwww

 

652:名無しの転生者

せやったわ

 

653:名無しの転生者

せやで

 

654:0能力

ま、まあ住民を大人しくさせるためにガチャは検討しようかな

 

一人当たり0.1マッカくらいか?

 

655:名無しの転生者

当たりは現品で、はずれはガイアポイントいくらかやって

ウチの商品買わせて回収すれば?

 

656:名無しの転生者

税金徴収するようにしないとねぇ

今だとみんなの持ち出しだろ?経済的にはみんなで負担しないとじゃね

 

657:名無しの転生者

神様連中とか住民への収奪は結構なもんじゃなかったっけ?

 

658:名無しの転生者

ガイア製品の値付けに税金乗っければいいじゃないの

 

659:名無しの転生者

脱税とか抜け道とか探しそうでめんどいな

 

660:名無しの転生者

いいじゃん、最悪シェルター捨てればいいんだから、気楽にいこうぜ

 

661:名無しの転生者

それはそう >捨てる

 

662:0能力

税関係は本部の事務方に考えてもらうとして

とりあえずガチャ整備するか……

 

そういや酒ガチャとかおつまみガチャみたいな変な試験ガチャ始まったけど誰かやった?

酒ガチャ引いたら見た事無いのが入ってて、ちょっとびっくり

 

でもメシア教の祝福ワインとか誰得だよ

 

663:名無しの転生者

>メシア教のワイン

産業廃棄物かな?

 

664:名無しの転生者

>メシア教のワイン

飲んだら属性がLawに傾きそう

 

665:名無しの転生者

あれはそのうち一般覚醒者向けに開放するガチャだけど、高級と低級に分ける予定

高級は悪魔用アイテムとしても、自分で飲む/食べれる用としてもちゃんとした品質の奴を

低級は上の残りとか、やべー品質のがまとめて入ったガチャだね

まあフードロスだよ、SDGsだよって事だ

 

666:名無しの転生者

SDGsで飲んだら直ちに悪影響及ぼすような酒をガチャにいれるんかよw

 

667:名無しの転生者

覚醒者なら大丈夫っしょ、死なないならかすり傷よ

 

668:名無しの転生者

原作でも仲魔用アイテムとして酒あったしな、交渉でも使えそうだね

 

669:名無しの転生者

こんな世界でもフードロス気にするんだ……

 

670:0能力

そーいやデビルサマナー系作品でも出てきたな、酒

確かに入ってた日本酒はあれらの作品と同じ名前だった

 

でも、今回でてきたのは知らない酒ばっかなんだがどっから仕入れたんだよ……

プルケ、ピスコ、チチャ、カシャッサ、どこの酒だよアフリカか?

 

あっメシア教のワインは支部のメシア教に上げました

なんか儀式用のワインも無かったみたいで無駄に感謝されたわ

 

671:名無しの転生者

聞いた事ない名前だな、美味いのか?

 

672:名無しの転生者

入ってるってことは俺たちでも楽しめるタイプなんだよね?

 

673:名無しの転生者

>>670

そんなところでメシア教の得点稼がなくていいから

 

674:名無しの転生者

目の前で捨てろ

 

675:名無しの転生者

むしろ目の前で割っていけ

 

676:名無しの転生者

酒屑の俺がお答えしよう

>プルケ

メキシコでリュウゼツランから作られる醸造酒、蒸留酒はテキーラ 癖があるが美味い

消費期限が短かったが技術の進歩で輸出可能に

 

>ピスコ

チリ・ペルーでブドウから作る蒸留酒、ブランデーの親戚 美味い

ブランデーいけるならこれもいける

 

>チチャ

ペルー・ボリビアでトウモロコシから作る醸造酒、昔は口噛みで作っていたとか 炭酸な感じで美味い

消費期限が短かったり品質のばらつきあり

 

>カシャッサ

ブラジル産でサトウキビから作られる蒸留酒、ラム酒の親戚 美味い

ラム好きなら、これも好きになる

 

677:名無しの転生者

めっちゃ詳しいなおい

 

678:名無しの転生者

>美味い

結論全部一緒かよwww

 

679:名無しの転生者

さすがに自分を酒屑というだけある

 

680:名無しの転生者

これ中南米との交易の結果入ってきたって事?

 

681:名無しの転生者

あれだろ、神様に捧げものとして生産してるんだろ

捧げたり自家消費した余りが交易品として入ってきていると

 

682:名無しの転生者

どうしてそんなに詳しいんです?

 

683:0能力

なるほどなぁ

俺もなー前世で響30年とか飲んでみてーなーと思ってたけど高くて無理で

今生なら稼ぎが良い&まだ日本ウィスキー高くない、で買って飲んでみたが

覚醒してるせいか味わいが……

日本酒は全然いけるんだけどな、覚醒者用でも種類豊富だし

 

684:酒屑

前世では酒好きで、酒輸入に関わって世界中飛び回ってたし、今世でも海外との交易に携わってた

終末後の今でも、エネルニキ*2とかに着いていって輸入交渉もしてるぜ

 

つーか、世界が崩壊しちゃったせいでどこの酒蔵も家内制手工業に巻き戻っててよ

品質低下&ばらつき極大、ついでに生産量超微小になってたから、つい現地で品質指導しちゃったぜ……

 

なんか神様のほうに感謝されて、うちの巫女とやってかない?されたけど

俺にはシキガミがいるんだよなぁ……

 

その点メシア教とかの4文字宗教系の酒はちゃんと作ってて偉い

 

685:名無しの転生者

>>683

元気出してお神酒飲んでけよ

 

686:名無しの転生者

外行くと種乞いがあるのがなぁ

しかも商売で行って要求されるのなら金貰わなきゃ

 

687:名無しの転生者

酒屑ニキの射精、3000マッカ

 

688:名無しの転生者

や…安い? いや、高いか?

 

689:名無しの転生者

マッカなら高いやろ

 

690:名無しの転生者

そもそも売り物なのかそれは

 

691:名無しの転生者

あっ値札ついてないんで、買いたいならあっちから選んでねー

 

692:酒屑

>>683

一応ジャパニーズウイスキーも、俺達がいける奴作り始めてるけど

寝かせるから数十年まってもろて

 

693:0能力

>>692

そんなー(´・ω・`)

 

694:名無しの転生者

むしろ0能力君が投資していけ

 

695:名無しの転生者

ワンチャン電脳世界でウィスキーつくって外に出せばお手軽数十年物が出来る可能性が?

 

696:名無しの転生者

それだ!

 

697:名無しの転生者

(できんのかなぁ?)

 

*1
名前正式に決まってましたっけ?

*2
でいいんだよね?




中南米酒ネタを出すために過去の小ネタを見直したら
『カオス転生ごちゃまぜサマナー 小ネタ 今の南米情勢とか』でプルケは触れられてた……でも1年以上前だからいいよね

ネタはあってもなかなか書ききれないやなって
どくいも氏の書くスピードは化け物だよなぁ


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