魔法少女リリカルなのはvivid &sword (ショ村)
しおりを挟む

第一話

はじめまして、ショ村です。処女作ですが、お付き合いお願いします。


4月、始まりの月。此処はとある学校の春休み明けの始業式

 

長々と喋る学校長の話しに退屈をしている少年“キリヤ”。その辺りの女子並みに綺麗で長い黒髪、顔もどちらかと言うと女の子に近い顔立ちをしている

 

「(あ~、眠っ)」

 

欠伸をしながら寝ないように必死で抵抗していた時、ようやく話しが終わった

 

始業式で今日は終わりと言う事で他の生徒より早く帰る支度をするキリヤに一人の女の子が近づいて来た。見た目はオカッパ?よりの緑髪、何人かの男なら素直に可愛いという感じの娘なのだが・・・

 

「おいっ!貴様、これから空いてるか?」

 

仁王立ちしながら予定を聞いてきた

 

「んっ?帰って寝る」

 

背伸びをしながら答えるキリヤに女の子は・・・

 

「なっ!?お前!帰って寝るって昼間だぞ」

 

「昼間でも眠いものは眠いんだ~」

 

女の子は抗議をするが、そんな話しを聞こうとしないキリヤ

 

「よし、今から体育館に来い!私と剣で勝負だ!!」

 

キリヤに決闘を申し込みがあり、流石のキリヤも顔色が変わった

 

「おまっ!?意味がわかんねぇよ!」

 

席から立ち上がり、抗議をするキリヤ。クラスの連中はというと・・・

 

「ねぇ、あの二人。また、やってるよ♪」

 

「痴話喧嘩なら他所でしろよ~」

 

など声が上がった。てか、誰が痴話喧嘩だ!

 

「痴話っ!?違う、違うからな!」

 

顔を真っ赤にしながら必死で否定する女の子

 

「でも、何だかんだ言って二人共、仲良いし、お似合いだと思うよ♪」

 

「ッ!?///」

 

最後には黙りこんでしまった

 

「んんッ!話しが逸れてしまったが、18時に市民体育館に来い!いいな、絶対だぞ!」

 

とそれだけ告げて教室を出ていった

 

言うだけ言って帰りやがった・・・。まあ、いいやと思いながら下校した

 

 

~18:00 市民体育館前~

 

結局、来てしまった。まあ、うるさい小言言われるよりマシかと思っていた時に、本人がやって来た

 

「スマン、待ったか?」

 

大分息が切れた状態だった、細かい話は後にして、体育館内にある練習場へ向かう

 

着替えを済ませ、自分のデバイスを取り出す

 

「“エリュー”、今から勝負するぞ。」

 

『やっとですか?私はお声が掛かるまで暇でしたよ』

 

デバイス“エリュー”は普段は首に掛けているが、今日はたまたま家においてきてしまった為、少し機嫌?が悪いようだ

 

『それでマスター。お相手は?』

 

質問に答えると・・・

 

『ああ、“エレナ”様ですか。懲りない方ですね~』

 

エレナは最初に俺に剣で勝負するぞって言った子な。エレナは双剣で戦う、そこそこ強く、勝てる奴は居なかったのだが、俺との勝負に負けてからひっきりなしに挑戦を叩きつけてくるのだ

 

「取り合えず、練習相手にはいいからな」

 

『マスターも相手がいないので丁度良いですしね』

 

エリューと話しをしながらエレナの準備が終わるのを待っていた時に目に引く光景を見た

 

初等科くらいの子だろうか、3人で格闘技の練習をしているのを見た

 

「あんな小さいのにいい動きをするな~」

 

『あの年であそこまで動ける子は凄いですね』

 

など話しているとエレナの準備が終わったみたいなので勝負(練習)を開始した

 

 

エレナと俺。お互いに木刀を構える。因みに周りにいた人達は何故か俺達の勝負を見学をするように此方側を見ていた。中には「あの黒髪の子可愛いわね」・「女の子かしら、それとも男の子?」と話し声が聞こえた、俺は男だ

 

「(さて、エレナはどう仕掛けてくるかな?)」

 

相手の出方を伺っていたとき、エレナはいきなり突っ込んできた

 

「はあぁぁぁー!!」

 

横に水平にしながら切りかかってきたが、軽く流す

 

「どうした?こんなもんじゃ無いだろ!」

 

今度は連続で切りかかってきたが、無駄な動きをしないように捌く。周りからも「おお~!」と声が上がる

 

「くっ!なら“鏡月閃”!」

 

体を横に回転を掛けながら突っ込む剣技

 

「技を使うのは反則じゃないか!?」

 

と言いつつ、距離をとるが、エレナはなお追撃を掛ける

 

「ッ!」

 

「もらったぁー!!」

 

剣を上段から叩きつけるように降り下ろしてきたが、キリヤは自分の木刀で受け止め、エレナの木刀を弾きあげる

 

「なっ!?」

 

首筋に木刀をあてられるエレナに・・・

 

「俺の勝ちだ!」

 

勝負がついた瞬間、周りから歓声と拍手が聞こえた

 

 

 

 




次回はヴィヴィオ達と会います。はてさて、どんな展開になるのやら・・・


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第二話

投稿遅れましたが、二話目です。
お気に入り登録してくれた皆さん有り難うございます


~市民体育館内 練習場~

 

「ふう~」

 

エレナとの勝負もとい練習が終わり、近くの壁にすがるように座る

 

「(エレナの奴、技まで使って俺に勝ちたいのか?)」

 

さっきの勝負でふと考えているとある視線を感じた

 

今、キリヤのいる所から少し離れた位置でスパーをしている二人の女性の内、金髪のサイドポニーの女の子がチラチラと此方を見ていることに気付く

 

「(なんだ?あの子、さっきから俺を見ている気が・・・)」

 

少し警戒しながら立ち上がろうとした時、その子が此方に歩いてきた

 

「あの~?」

 

逆ナンか!?と思ったが、そんな事するような子に見えないし、話してみるか

 

「何か用か?」

 

声を掛けられたから普通に返答

 

「さっきのスパー、凄かったです!どうしたらあんなに動けれるんですか?」

 

スパー?、あぁ、エレナとの勝負の事かと考える

 

「さっきのはアイツからの挑戦に乗っただけなんだ」

 

それから金髪の女の子との会話が続いた

 

「おーい、“ヴィヴィオ”。帰るぞー!」

 

赤髪の女の人が女の子、ヴィヴィオに帰ることを伝える

 

「スミマセン。一緒に来た友達と師匠が待ってるので失礼します!」

 

スッと立ち上がり、帰っていった。キリヤも帰る準備をするのだった

 

ーヴィヴィオsideー

 

格闘技“ストライクアーツ”の練習を終え、帰り支度をしていた

 

「ねぇ、ヴィヴィオ。さっき話していた人って知り合い?」

 

ショートヘアーに八重歯が特徴的な女の子が聞いてきた

 

「ううん、違うよー。ほら、私とノーヴェの組み手の後に組み手してた人だよ」

 

着替えながら話し相手の話しになる

 

「確かにあの人、木刀一本で全部、攻撃捌いてたもんね」

 

後ろ髪を二つ結びしている子が話す

 

「うん、驚きの連続だったよ♪」

 

話しはかなり盛り上がる。その後、帰宅準備が終わり帰る一行だが、不意に八重歯の女の人がこんな聞いてきた

 

「そうだ!さっき話しに出てた人の名前は?」

 

束の間の沈黙の後、「あっ!?」とハッとする。それもそのはず話しに夢中になり、名前を聞くのを忘れていたことを思い出した

 

「聞くの忘れたのか?」

 

赤髪の女の人がクスッと笑いながら尋ねる

 

「うう~、忘れてた~」

 

うっかり、話し相手の名前を聞くのを忘れていたヴィヴィオだった

 

ーヴィヴィオside Endー

 

夜道を歩くキリヤ。ふとエリューからこんな話しがあがる

 

『マスター。最近噂になっている通り魔には注意してくださいよ!』

 

そう、最近通り魔が現れるという話だ。帰り際にエレナからも同じ話しを聞いていたのだ。その話しを聞いてからエリューは警戒しているのだ

 

「大丈夫だろ?第一、狙われているのは格闘技使える奴等ばかりじゃないか」

 

呑気なキリヤに溜め息をはくエリュー。その時だった

 

『!マスター、魔力反応です。』

 

魔力反応という事は噂の通り魔か

 

「・・・エリュー、場所分かるか?」

 

取り合えず、誰かが襲われてるなら助けないとな

 

『此処から遠くありません!』

 

「よし!行くぞ」

 

そして俺は目的地に向かった

 




主人公設定

名前 キリヤ(姓は未定)

容姿 SAO Ⅱの主人公似。髪も長く、若干、女性ぽい

戦闘スタイル 剣士(剣は実剣)

バリアジャケット SAO Ⅱを参考

備考 今作、主人公。性格は良くもなく悪くもなく、いったて普通。勝負事は割りと好きで剣術も基礎以外、我流で戦う為、それなりに自信がある。戦闘中にアクロバティックな動きをすることもある。また、本人は気付いてないが、異性からはそこそこモテる為、同じ学校の男子の敵である。因みに年上好みだが、何故か年下の異性にモテる。

こんな感じのキリヤです。



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第三話

更新遅れてスミマセン!


ーPM8:30ー

 

「エリュー、まだか!?」

 

魔力反応を感じたエリューの言った方向へ向かうキリヤ

 

『もう少しです!』

 

細い裏道を抜けると少し大きな道に出た。そこにバリアジャケットを着た二人の女性が戦闘中だった

 

『加勢しますか?』

 

しかし、どっちが通り魔だ?ん?、あの人・・・

 

「いや、様子を見よう。赤髪の人が危なくなったら助けよう」

 

キリヤは赤髪の人は通り魔じゃないと思っていたのだ。それもそのはず、赤髪の女の人はさっきヴィヴィオと一緒にいた人だと覚えがあるからだ

 

すると赤髪の人が通り魔?に強烈な蹴りをかますが、カウンターバインドで捕まり、動きを封じられてしまった

 

「エリュー、行くぞ」

 

『了解、マスター!』

 

そう言い、キリヤはバリアジャケットを纏い、黒い片手直剣を二人の間に向かって投げつけた

 

二人は目の前に剣が現れた事に驚く二人

 

「誰ですか?」

 

ツインテールの女の人?が距離をとり、構える

 

「・・・これ以上、争うのはやめた方がいいぞ」

 

二人は声のした方を見ると黒を基調としたバリアジャケットを着たキリヤに視線を移す

 

「!、お前(助けてくれたのか?)」

 

赤髪の人の動きを封じてたバインドを剣で切り裂く

 

「何故、私の邪魔をするんですか!」

 

拳をグッと握り、キリヤを睨み付けながら叫ぶ女の人?

 

「俺はアンタの目的は知らない。だけど、関係ない人に手を出すのは良くないと思っただけだ!」

 

持っている剣を向けながら理由を告げるキリヤに女の人?は・・・

 

「私は証明しなくてはいけないんです。彼の・・覇王の為にも!!」

 

キリヤに突撃を仕掛けてきたが、サッと避ける

 

「今のアンタには無理だな」

 

ボソッと言ったつもりが聞こえていたみたいで、さらに速度を上げて突っ込んできた

 

ガキンッ!

 

鈍い金属音が辺りに響く。女の人?は放った拳を剣でいとも簡単に止められた事に驚いた様子だった

 

「言ったはずだ、今のアンタには無理だ!!」

 

剣で腹部を殴りつける

 

「ッ!?」

 

ガクッと力が抜けたように女の人?はキリヤに倒れこんだ

 

「ふう~、なんとかなったか」

 

道の端に寝かせ、赤髪の女の人と話しをした。彼女の名前はノーヴェと言うらしい。簡単だが、襲われた理由を聞くとノーヴェが聖王のクローンや冥王と面識が有るからだそうだ

 

そしてさらに驚いたのはさっき気絶させた女の人?が小さな女の子になっていることだ。恐らく、変身魔法を使って色んな人に戦いを挑んでいたと分かったのだ

 

「取り合えず、コイツの事はアタシに任せな。何かあったら、連絡を入れる」

 

ノーヴェと連絡先を交換し、俺は急いで家へと帰った

 

 

ー次の日ー

 

学校の屋上、誰も来ない処で昼寝をしていると・・・

 

『マスター、ノーヴェ様から連絡が来てます』

 

「・・頼む」

 

体を起こし、目の前にモニターが表れる

 

【悪いな、今大丈夫か?】

 

「問題ないです。用件は?」

 

内容は通り魔事件が解決したこと。そして、彼女についてだった

 

「・・・成る程、つまりあの子は覇王の純血統という訳ですか」

 

俺もとんでもないことに首突っ込んだかなっと頭をかきながら溜め息つくキリヤ

 

【ああ、そこで相談なんだけどな】

 

それからノーヴェの相談事について聞く。アインハルトの・・覇王の悲願を受け止めてくれる奴、つまりヴィヴィオに会ってもらうということらしい

 

「・・・」

 

【どうだ?】

 

キリヤは少し考えていた

 

「その・・・アインハルトでしたっけ?俺の事何も言ってなかったですよね?」

 

どうやら昨日の事を気にしてたキリヤ

 

【その辺は大丈夫だ。安心しろ!】

 

「・・・なら協力します」

 

取り合えず、キリヤはノーヴェに協力することになった

 

 

 

 

 

 




お気に入り登録が10件超え!?
登録してくれた皆さん、読んでくれる皆さん有り難う

主題歌つけてみたいな~

『IGNITE』っていい歌だな~


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第四話

更新遅れました。
書くのも大変ですね~


ー16:00ー

 

昼休みにノーヴェの頼み事に協力することになったキリヤ。今、アインハルトの迎えの為、st.ヒルデ魔法学院へ迎い、本人が現れるのを待っていた

 

「それにしても出てこないな~」

 

少し予定より遅れるかと考えていると・・・

 

「すみません。お待たせしました」

 

キリヤの前に来て、一礼をする女の子がいた。あの子だ

 

「おう、大丈夫だ。今から行っても普通に間に合うからな」

 

無事、合流した二人はノーヴェとの待ち合わせ場所に向かうのだった

 

 

ー一方、ノーヴェ達はー

 

ノーヴェに一通のメールが入り、確認していると

 

「ノーヴェ、誰からメール?」

 

青髪でノーヴェと顔立ちが似ていて姉でもある“スバル”。メールを覗き込もうとしているとノーヴェに止められる

 

「勝手に見んなよ!?姉貴!」

 

「キリヤ?名前からして男の子かしら?」

 

スバルの隣に座っているオレンジ色の長髪の女性“ティアナ”。宛名の欄に書いてある名前を見いた

 

「の・・ノーヴェ。いつの間に彼氏なんて!?」

 

「違うっ!!アタシを助けてくれた奴だよ!」

 

スバルの冗談?を赤面で否定するノーヴェにティアナは・・・

 

「助けてくれた?って話しは聞いてないわよ?」

 

あっと肝心な説明を忘れていたノーヴェはスバルやティアナにキリヤの事について話した

 

「成る程ね、彼がいなかったらノーヴェも危なかったのね」

 

「それで今回、キリヤに協力をあおいだ訳なんだ~」

 

スバルやティアナは納得した様子だった

 

「まあ、そうなんだが問題はさ」

 

ガタッと立ち上がり、大声で・・・

 

「何でお前らまで揃ってんのかってことだ!!」

 

スバル・ティアナ・ノーヴェの座っている席の近くに5人ほどテーブルを囲んでいる人たちがいた

 

「えー、別にいいじゃないッスかー」

 

サンドイッチ一生懸命食べてる人や・・

 

「時代を超えた聖王と覇王の出逢いなんてロマンチックだよ」

 

ロマンチストな人や・・

 

「陛下の身に危険が及ぶ事があったら困りますし」

 

「護衛としては当然」

 

護衛役をするためやってきた双子

 

「はあ~、まー、見学自体はかまわねーけどさ。キリヤもアインハルトもお前らと違って色々繊細なんだよ」

 

さらに深い溜め息をつくノーヴェだった

 

「ノーヴェ~!みんな~!」

 

ノーヴェたちの方へ歩いてくる三人組、ヴィヴィオ・リオ・コロナの三人だ

 

「あれ?スバルさんとティアナさんまで!」

 

「こんにちわー」

 

他の人たちとの挨拶を終えるとヴィヴィオはノーヴェに今日紹介してくれる相手について聞いていた

 

「ね~、ノーヴェ。紹介してくれる子って?」

 

「一人はお前の学校の中等科一年生。流派は・・・旧ベルカ式の古流武術で・・・あとアレだ!お前と同じ虹彩異色だ」

 

「ほんとー!?」

 

同じ虹彩異色で武術を使うとなれば嬉しいに決まってる

 

「もう一人なんだがな」

 

「もう一人?」

 

首をかしげるヴィヴィオ

 

「え~とだな・・・」

 

説明をしようとしていた時・・・

 

「ノーヴェさん、皆さん。アインハルト参りました」

 

「どうも、少し遅れましたか?」

 

一礼するアインハルトとノーヴェに話しかけるキリヤ

 

「いやいや、遅れてねーよ。無理言ってすまねーな」

 

「約束ですから」

 

話しを終え、改めてアインハルトにヴィヴィオを紹介する

 

「ミッド式のストライクアーツをやっています。高町ヴィヴィオです」

 

「・・・ベルカ古流武術、アインハルト・ストラトスです」

 

握手する二人を見ているキリヤは先に他の人たちと挨拶をしていた

 

「あ・・あの!」

 

「ん?」

 

後ろを振り向くキリヤ

 

「この前はきちんと挨拶をしていなかったので改めて。高町ヴィヴィオです」

 

「俺はキリヤ。取り合えず、宜しくな」

 

握手を交わすヴィヴィオとキリヤだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 




お気に入り登録が20件近くなりました。
感謝感激雨霰です


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第五話

続きです、どうぞ!


前回のあらすじ、アインハルトとヴィヴィオを会わせるというノーヴェの考えに協力することにキリヤ。無事に事が運んだかのように思えたが・・・

 

「・・・。」

 

変身魔法で大人になったアインハルトと・・・

 

「・・・はあ~」

 

黒を基調としたバリアジャケットを纏い、愛剣を肩に乗せ溜め息をつくキリヤ

 

何故こんなことになったのかというと

 

~回想~

 

予定通り、アインハルトとヴィヴィオを会わせる事が出来、ノーヴェからちょっとしたサプライズでとある区内センター内で互いの実力を観るため、組み手をすることになった

 

なかなかいい感じにアインハルトへ攻めるヴィヴィオだった。しかし、アインハルトは違った

 

組み手を中断する事になってしまった

 

「あの・・あのッ!すみません、わたしなにか失礼を?」

 

背を向けたまま何も答えない

 

「いいえ、“趣味と遊びの範囲内”でしたら、充分すぎるほどに」

 

その言葉に悲しい表情を浮かべるヴィヴィオ

 

「あの!不真面目にやっていたなら謝ります!だから、もう一度だけやらせてもらえませんか?」

 

必死に頼むヴィヴィオ、なのに返事をしないアインハルト

 

「いえ、私には確かめたいことがあるんです」

 

チラッとキリヤを見るアインハルトに周りの人達もキリヤを見る

 

「ん?」

 

全く気付いてないキリヤにアインハルトは・・・

 

「キリヤさん、私と・・・お手合わせお願いします」

 

~回想終了~

 

「よし。今から練習試合をやるぞ、魔法なし格闘・剣術オンリーの5分間一本勝負だ!」

 

審判のノーヴェから試合ルールを聞き、互いに構える

 

周りのギャラリーも静かに見守っていた

 

「では・・・始めッ!」

 

上げた手が降ろされた瞬間、いきなりアインハルトから突っ込んできた

 

「ッ!」

 

驚きはしたが、冷静に攻撃を流すキリヤ

 

「はあああーッ!!」

 

拳打・回し蹴り・突撃といった鋭い攻撃がキリヤを襲う

 

ギャラリー側は・・・

 

「アインハルトさん、スゴいです!」

 

興奮気味に話すリオ

 

「でも、あの攻撃を捌くキリヤさんもスゴいよ!」

 

コロナも目を輝かせながら言う

 

「あの子、女の子みたいな感じなのに結構、強い!?」

 

キリヤの見た目と動きにギャップを感じるティアナ

 

「ふむ、あの少年もかなり鍛えてたみたいだな」

 

冷静に分析をするチンク

 

だが、ヴィヴィオだけは違った。さっきから悲しい顔をしながらキリヤとアインハルトの試合を見ていた

 

「(ヴィヴィオ、やっぱり気にしているのか)」

 

落ち込んでいるヴィヴィオをチラッと見ると目が合う

 

「・・・。」

 

キリヤは攻撃を捌きつつ、好きが出来たところで思いっきり剣を振り上げる

 

ヒュンッ

 

風を切るような音が辺りに響き、アインハルトも警戒して後ろに跳ぶ。しかし、キリヤはすぐに追撃する

 

まだ、体勢を立て直す前の追撃に反応が遅れる

 

「・・・。」

 

アインハルトの首に剣を当て、キリヤは・・・

 

「実戦だったら、アンタ死んでるぜ」

 

睨むようにアインハルトを見るキリヤ。その言葉に恐怖すら覚える

 

「しょ・・勝者キリヤ!」

 

試合終了の合図があり、周りのギャラリーから歓喜の声が上がる

 

「まあ、俺としてはアンタにはヴィヴィオともう一度、戦って欲しいんだよ」

 

ヴィヴィオともう一度戦って欲しい、それを言う為にアインハルトとの挑戦を受けたキリヤだった

 

試合も終わり、時間も遅くなってしまい、アインハルトはノーヴェとスバル・ティアナにと一緒に帰る事になり、ヴィヴィオ達もチンク達に送ってもらう事になった

 

「それじゃあ、俺はこれで失礼します」

 

「おう、今日はありがとな」

 

ノーヴェ達に一礼して帰路につこうとした時・・

 

「あのッ!キリヤさん」

 

「ん?」

 

ヴィヴィオに呼び止められた

 

「今日はありがとうございました!」

 

深く頭を下げるヴィヴィオ

 

「・・・別にいいよ。次の勝負頑張れよ!」

 

ヴィヴィオの頭を撫でるキリヤ。ヴィヴィオも頬を赤くしながら・・・

 

「はい!」

 

笑顔が戻り、少しホッとするキリヤ。その後、みんなと別れ、帰路についた

 




エリュー
「私の出番が無かった!ショック!?」

キリヤ
「次があるさ。・・・たぶん」

キリヤの戦い方、全部SAO の技でいくか。それとも片手剣の時だけテイルズ技を使うか迷ってます


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第六話

今回は学校生活&バトル?です

どうぞ


~区内高等学校 校門前~

 

「ふあ~、眠い」

 

大きなあくびをしながら投稿するキリヤ。朝に弱い為、いつもこんな感じなのだ

 

『決まって、あくびをしますねマスター。今度から朝に運動などしてみてはどうですか?』

 

呆れた感じで話すエリューに運動かぁ~と面倒臭げな顔をするキリヤだった

 

「「「ちょっと、待ったー!!」」」

 

後ろから大声が聞こえ、振り返ると胴着を着こんだ奴らがいた

 

「げっ!?またお前らか~」

 

「またとは何だ!今日こそ貴様を倒してやる!!」

 

「「そうだそうだ!」」

 

剣道部奴らだ。エレナが廃部寸前の剣道部を立ち上げた時からいる奴等でエレナの事を凄く慕っているが、以前に俺がエレナとの勝負に勝ったときからちょっかいを出してくる様になった。

 

「前にも言ったが、いくらお前らが束で掛かってきても意味無いぞ~」

 

まあ、コイツらは口ばっかで大して強くないんだよな~

 

「黙れ!今までの俺たちと思うなよ!!此方には秘策が・・・」

 

キーンコーンカーンコーン 

 

予鈴が鳴り、ダッシュで教室に向かうキリヤ

 

校庭のど真ん中に胴着を着た突っ立っていた三人組はその後、先生に説教を食らったそうな

 

 

~2年Ⅰ組 教室~

 

「あ~、お前ら!今日からこのクラスに新しい友達が来るぞ」

 

俺らの担任、マッチョの某若本○夫ボイスの先生から転校生の発表がある

 

教室がざわつき始める

 

「先生!転校生は男ですか?女の子ですか?」

 

ビシッと手を上げて質問する男子A

 

「ほう、聞きたいか?転校生は・・・女の子だ!」

 

それを聞いた瞬間、キリヤ以外の男子がウオオー!と雄叫びを上げた

 

「やかましいぞ貴様らー!まあいい、じゃあ入ってこい!」

 

ガラッとドアが開き、入ってきた子は腰辺りまで伸びた銀髪、吸い込まれそうな綺麗な蒼い瞳のお嬢様感満載の女の子だった

 

「「「ウオオー!」」」

 

また、叫び声?もとい雄叫びが上がった

 

「えぇ~い,やかましいぞ!」

 

先生の一言で辺りは静まり返る

 

「じゃあ、自己紹介をしてもらおうか」

 

「はい・・・初めまして、皆さん。わたくしは“クリスティーナ・アミエーナ”と申します。気軽にクリスと御呼びください。今日から宜しく御願いします」

 

礼儀正しい子だな~が第一印象なキリヤ

 

「よーし、みんな仲良くするように。じゃあ席はキリヤの隣が空いてるな」

 

するとキリヤに殺気のこもった視線が刺さる。クリスはキリヤの隣の席に座る

 

「宜しく御願いしますわ」

 

「お・・おう、俺はキリヤ。此方こそ宜しくな」

 

これで新しいクラスメイトが増えた

 

 

 

~放課後~

 

そういえば、今日は確か、ヴィヴィオとアインハルトの練習試合があるんだったと思い出したように荷物を纏めて教室から出たが・・・

 

「待ってたぜ!」

 

仁王立ちしながら待っていたのは今朝の三人組だった

 

「はあ~、俺は急いでるんだ。そこを退いてくれ」

 

「嫌だね♪」

 

ニヤニヤ笑ってやがる、本当に面倒な奴らだ

 

「アンタらと時間潰す程、暇じゃないんでね」

 

そう言い、キリヤは窓から飛び出し、校門まで走るが・・・

 

『マスター、囲まれてます!』

 

「くっ、剣道部がこんな事していいのか!?アイツが泣くぜ」

 

10人程に囲まれた

 

「さあ!」

 

「「「「「覚悟しろー!」」」」」

 

竹刀又は木刀を持って集団で攻めてきた

 

それに無言でエリューを展開(剣のみ)するキリヤがいた

 

ークリスsideー

 

「ふう、今日は疲れましたわ」

 

新しくきた学校の流れに慣れるように努力するのも一苦労ですし、ここの殿方は不謹慎すぎです。はあ~、早く帰りましょ

 

靴に履き替え、校門に向かう途中、「やれやれー!」「頑張ってー!」と声援が聞こえる

 

「?何かしら」

 

気になり、様子を見に行くと・・・

 

「こ・・コイツ、強えぇ。この人数でかすり傷なしかよ」

 

クリスの目に入ったのは息を切らしている5人組とキリヤがいた

 

「(その人・・足元で倒れいるのは彼一人で倒したの!?)」

 

「どうした?俺を倒すんじゃなかったのか?」

 

黒い剣を肩に乗せながら余裕な顔をしているキリヤ

 

「ええい、一斉にかかれー!」

 

5人同時に襲いかかってきたが・・・。姿勢を低くし、5人組に突撃するキリヤ。最小限の動きで攻撃を捌きつつ、確実に相手の腹部・背中・首の辺りに攻撃を打ち込む

 

バタッ

 

「言っただろう、アンタたちじゃあ、俺には勝てない」

 

辺りに歓声が響き渡る。キリヤは剣をしまい、そのまま帰ってしまった

 

「やっと・・やっと見つけましたわ」

 

フフフッと笑みを浮かべるクリスだった

 

 

 

 

 




戦闘がいまいちだった気がする作者でした



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第七話

遅くなりました。続きどうぞ!


~区内高等学校 屋上~

 

心地好い風に日差しが丁度良い太陽。あぁ、なんて良い昼寝日和なんだ

 

「はぁ~、今日は良い日だ」

 

この屋上はキリヤの絶好の昼寝ポイントなのだ。木の下で寝てると他の生徒から写真とられたり、弄られたりするから基本的に屋上にいるのだ

 

『マスター、ノーヴェ様から映像通信です』

 

エリューから通信がきたと知らせがあり、開くように指示を出し、起き上がる

 

【おう、元気か?】

 

「さっきまで昼寝しようと横になってたんですけど。」

 

【なんか邪魔したな】

 

そんな申し訳なさそうな顔をされるとな~と若干、困り気味のキリヤ

 

「今日はどういった用件で連絡を?」

 

無理矢理話しを変えた

 

【あぁ、実はな・・・】

 

話しの内容は何でもヴィヴィオ達の試験休みを使って、合宿に行くと言う内容だった。しかも別の次元世界へ行って、A~S級魔導師との練習や模擬戦が出来ると言う事だ

 

「中々、面白そうですね♪」

 

【だろ!お前らも参加するか?】

 

お前ら?と後ろを振り返るとクリスとエレナがいた

 

「「ぜひ、参加させて下さい(ですわ!)!」」

 

二人揃えて、参加するとノーヴェに伝えてい時・・・

 

「ちょっと、待て!何で二人も一緒に行く事になる!?というか何時から此処にいた!?」

 

「最初からですわ。何やら面白そうな話しをしていらっしゃっておられましたので」

 

最初からって、通信してた時から居たのかよ!?

 

【そっちは3人参加ってことでいいな?】

 

「はい、宜しく御願いします」

 

ノーヴェに一礼しながら承諾するエレナに・・・

 

「だから何で二人も参加する!?」

 

聞いてくれない二人に再度、質問するが・・・

 

【日時はおって連絡するからお前ら二人の連絡先教えてくれ】

 

ノーヴェはエレナ・クリスの二人と連絡先を交換していた

 

「・・・。」

 

『マスター、諦めましょう』

 

と言うわけでキリヤ・クリス・エレナの3人、強化合宿に参加する事が決まった

 

 

 

~合宿当日~

 

ノーヴェ&アインハルトの待ち合わせ場所に向かう。エレナはというと家の用事で来れなくなってしまった為、キリヤとクリス2名の参加となる

 

その後、合流した4人は高町家へ向かった

 

 

~高町家~

 

お呼びがくるまで玄関先で待機しているキリヤとクリス。何でもヴィヴィオ達には今回、アインハルトやキリヤ達が参加するのは聞かされえおらず、サプライズといった形で待ってる

 

玄関からヴィヴィオの声が聞こえる

 

「アインハルトさん!?とノーヴェ!」

 

「異世界での訓練合宿とのことでノーヴェさんから御誘い頂きます。あの・・・一緒に行っても宜しいですか?」

 

少し顔を赤くしながら尋ねるアインハルトにヴィヴィオは・・・

 

「はいッッ!もー、全力で大歓迎ですッ!」

 

目をキラキラさせながらアインハルトの手を持ち、ブンブンと上下に振っていた

 

するとノーヴェからもう一人紹介される

 

「おい、入ってきて良いぞ!」

 

「「こんにちは」」

 

キリヤとクリスが入ってきた瞬間、ヴィヴィオは更に驚いた顔をして・・・

 

「キ・・キリヤさん!?//」

 

顔を赤くしながら名前を呼ばれるキリヤは「何で顔赤いんだ?」と疑問に思うのだった

 

「何でも合宿に行くって聞いてな。迷惑じゃないなら俺たちも参加させてほしい」

 

「そッ!そんな迷惑だなんて、大歓迎ですよ!!」

 

目が訴えてるよ、来いッ!って・・・・

 

「そ・・そうか、なら宜しくな♪」

 

ニコッと笑うとヴィヴィオは更に顔を赤くしてしまった。なぜだ?

 

高町家に上がるとリオやコロナもおり、参加することを言うとかなり喜んでいた。ついでにみんなにクリスを紹介した。少し心配していたが、すぐにヴィヴィオ達と仲良く話しをしていた

 

「あっ!キリヤさん。わたしのママ達を紹介しますね♪」

 

呼ばれ、振り向くと二人の女性がいた

 

「え~と、左からなのはママとフェイトママです!」

 

「どうも、初めましてキリヤです。宜しく御願いします」

 

ペコッと一礼するキリヤ

 

「ご丁寧どうも、ヴィヴィオの母の高町なのはです。キリヤ君の事はヴィヴィオから聞いてるよ♪」

 

ニコッと優しく笑った顔にドキッとするキリヤ

 

「そして私がもう一人のママのフェイト・T・ハラオウンです。宜しくね♪」

 

「よ・・宜しく御願いします」

 

少し顔が熱いなと感じてるキリヤだった

 

それから一同は準備をし、次元港へ向かうのだった

 

 

 

 

 

 

 




次から合宿編です。何が起きるかお楽しみに・・!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第八話

遅れました


合宿編スタートです


今回、ヴィヴィオ達の合宿に参加することになったキリヤとクリス。今は次元船で目的地へと向かっている最中だが、4時間は流石に長いと思ったキリヤは船内で爆睡中・・・

 

 

 

 

~無人世界カルジーナ アルピーノ家~

 

「みんな~、いらっしゃ~い♪」

 

お出迎えしてくれたのは俺と年の近い女の子ともう一人、その子を大人にしたような人がいた。姉妹?か

 

「こんにちわー」

 

「「「「お世話になりまーす!」」」」

 

みんな揃って挨拶をする

 

「ルーちゃん!」

 

「ルールー、久しぶり~!」

 

コロナとヴィヴィオはルーという女の子と話し中・・

 

「うん、ヴィヴィオ、コロナ♪リオは直接会うのは初めてだね」

 

どうやら、リオは会うのは初めてらしい。するとヴィヴィオがアインハルトを紹介していた

 

「なかなか、良いところですわね♪」

 

自然に囲まれた場所だけあって、良いところだなとクリスの感想に同意していると・・・

 

「キリヤさ~ん、ちょっと来てくださ~い」

 

ヴィヴィオに呼ばれるキリヤ達

 

「ルールー、此方がメールでもお話ししたキリヤさんだよ」

 

「ルーテシア・アルピーノです。ヴィヴィオ達の友達、14歳です」

 

挨拶をした後にルーテシアはキリヤを観察し始めた

 

「?」

 

「やっぱり、男の子に見えないわね!」

 

グサッと胸に言葉が突き刺さる

 

「し・・仕方ないだろ。生まれつきなんだから」

 

胸を押さえながら言い訳を言うキリヤ。かなりのダメージを受けていた

 

「ふふっ」

 

隣で二人の会話を聞いていたクリスは笑っていた

 

「え~と、貴女は?」

 

「あら、失礼。私はクリスティーナ、長いからクリスでいいですわ。キリヤさんとは同じクラスにいます。宜しくね♪」

 

他にもフェイトからエリオとキャロの二人を紹介してもらう。その後、挨拶が一通り済んだところで昼前に管理局組はトレーニングを他の人は水遊びをすることになった

 

 

~アルピーノ家付近の川~

 

「クリスさ~ん!此方です!」

 

「ちょっと、待って~」

 

クリスは何故か水着を持ってきていた為、ヴィヴィオ達と川で遊んでいる。そして俺は持ってきてなかったので貸してもらうことになった

 

「それにしてもキリヤさんもルールーも遅いな~」

 

二人は準備に手間取っている感じだったが・・・

 

「お待たせ~♪」

 

「・・・。」

 

水着姿のルーテシアと黒い海パンとフード付きの上着を着たキリヤがやって来た

 

「あれ?キリヤさん!何でフード被っているんですか?」

 

「フフフッ、それはね~♪」

 

バッとキリヤのフードを取ると後ろ髪を綺麗に髪止めで括っていた

 

「すっごく、お似合いですわよ♪」

 

「やめてくれ~。恥ずかしいんだからな///」

 

恥ずかしさと照れ臭さのせいで顔が赤くしているキリヤだった

 

それからキリヤは特に泳ぐことなく釣りばかりしていた

 

「・・・。」

 

落ち着くな~と静かに釣りをしていたのだが・・・

 

 

ザバーンッ!

 

突如、川から巨大な水柱がキリヤを襲った

 

「「「「あっ!?」」」」

 

びしょ濡れになったキリヤ。やってしまったとオロオロするヴィヴィオ達

 

「す・・すみませんッ!」

 

一礼するアインハルトにキリヤは・・・

 

「ノーヴェさん、何やってたんですか?」

 

若干、怒り気味のキリヤにノーヴェは水切りをしていたと話すと・・・

 

落ちていた棒を持ち、浅瀬に立つ。右手に持った棒を思いっきり振るとザバーンッ!と川底が見える程の水切りをやってのけた。見ていた一同は唖然としていた

 

「スゴッ!?」

 

「川の底が見えたよ!」

 

「やるじゃないか~」

 

アインハルトは自分自身が苦戦していた水切りを普通にやってのけたキリヤに驚いた

 

「(負けません!)」

 

グッと拳を握るアインハルトがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キリヤは規格外や~と思う作者でした。


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第九話

遅れました。
今回は温泉イベントで~す。どうぞ~


~訓練場近くの森~

 

「はぁぁぁぁー!!」

 

エリューを片手に剣術の訓練をしているキリヤ。実はオーバーS魔導師や管理局員の訓練を見ていたら、ウズウズしてしまい、剣を振ってまぎらわしていた

 

『訓練は結構ですが、休む事忘れないよう』

 

軽く一時間近く剣を振っていた為、時間の経過を気にしていなかった

 

「それもそうだな。辺りも暗くなってきたし、帰るか」

 

エリューを待機状態に戻し、皆の所へ戻ることにした

 

 

 

~アルピーノ家~

 

帰ってきた時にはメガーヌとエリオしか居なかった

 

「あれ?他の人達は?」

 

「皆でお風呂行ってるわよ~」

 

風呂か~、女子の風呂は長いんだよな~と思うキリヤ

 

「何か手伝いましょうか?」

 

手伝いをしようとしたが、特に無いから風呂へ行ったらと勧められるキリヤとエリオ

 

 

~露天風呂 男湯~

 

「おっ!結構広いな~」

 

「そうだね!」

 

あまりに広い為、驚く二人。高い柵越しから女子の楽しそうな会話が聞こえる

 

「本当、男がいてよかったって思ったぞ」

 

「全くだよ。僕一人だったら正直、辛かったから」

 

エリオは初めは敬語で話すから止めるように言ってから色々話しをしてる内に大分仲良くなれた、これで更に数少ない男友達が増えた

 

 

 

~一方、女湯~

 

「はぁぁ~、いいお湯だね~」

 

「ルーちゃん、凄いね♪こんなにいい温泉を作るなんて~」

 

作ったの言うまでもなくルーテシアなのである。他の人達は“設計マニア”と言われる

 

「ふっふふ~ん、もっと褒めてもいいわよ~♪」

 

言われて喜ぶルーテシア。14歳で露天風呂設計・製作までやる子はなかなか居ない

 

すると・・・

 

【おっ!結構広いな~】

 

【そうだね~】

 

隣の男湯からキリヤとエリオの声が聞こえてきた。するとルールーがとんでもない行動に出た

 

「ねぇ、実は此処から向こうのお風呂覗けるのよ」

 

「「「「!!?」」」」

 

何言ってるのこの人みたいな視線と少し顔を赤くするものまでいた

 

「だっ・・駄目だよ!ルーちゃん!?」

 

キャロは顔を赤くしながら抗議する

 

「冗談よ、冗談♪」

 

ハハッと笑いながら答えた

 

~女湯 end~

 

「そういえば、明日はいよいよ練習会だね」

 

「練習会?詳しく教えてくれないか!」

 

エリオから練習会について話しを聞く。ポジションの事やチーム戦の振り分け等細かく聞き、ますます楽しみになってきた

 

『キャアァァァ~!』

 

隣から悲鳴が聞こえた

 

「エリオッ!」

 

「うんッ!」

 

風呂から出て、隣の女湯へ塀を飛び越えるキリヤとエリオ

 

「皆は風呂から出て!」

 

エリオはストラーダだけ展開し、入浴中の女子全員に指示を出す

 

「えっ!?エリオ君ッ!?///」

 

「キャロ!?///」

 

タオル一枚姿に二人して真っ赤になる

 

「他の人達は大丈・・・」

 

「キリヤさんッ!?見ないで下さい!///」

 

「此方、向かないでよッ!///」

 

「すっ・・スミマセンー!///」

 

振り代えれば、バスタオルをしている子としていない人がおり、キリヤも顔を真っ赤にしながらエリューを展開する

 

「え~と、何があったか説明して欲しいんだが・・///」

 

なるべく向こうを向かないよう気を付けながら事情を聞く。話しを聞くと風呂の中に何かいるとしか聞けなかった。その為、キリヤとエリオが風呂の中に入る

 

「・・・・。」

 

辺りを警戒していたら、何か近付いてくる感覚が後ろからした為、キリヤが午前中に川で見せた水切りをエリューを使って風呂の中で放つ

 

水面が割れ、衝撃で水着を着た女の人が出てきた

 

「なんだ、セインか~」

 

「ビックリして損した~」

 

えぇ~!と皆の以外な反応に驚き、心の中で叫ぶキリヤ

 

その後、セインは皆から厳しく注意を受けるはめになり、キリヤとエリオそして女子全員はかなり気まずいまま一夜を過ごしたそうな

 

 




次はいよいよ練習会です。今後、期待~!


目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第十話

戦闘シーン多いっす。余りうまくかけた感じしないですが、どうぞ~

音楽で「IGNITE」を聞きながら読むと良いかも~


~AM 5:30~

 

誰よりも早く目が覚めてしまったキリヤは剣で素振りをしていた。それだけ、今日の練習会が楽しみだったのだ

 

『マスターが早起きなんて、雨が降るんじゃないですか?』

 

「相変わらず、酷い言い草だな!」

 

朝が弱いキリヤが早起きしている時点で可笑しいといった結論を言うエリュー

 

「(今回の練習会は、正直エースオブエースに挑むのも考え物だな)」

 

そう、チーム分けはまだ知らされてない。仮に味方ならいいんだが、敵として回った場合、此方は近距離戦であっちは遠距離・砲撃と相性は悪い

 

「エリュー、もしかしたら“あれ”を使うかもしれない」

 

『マスター!?正気ですか!』

 

隠し玉を使わなければいけないとまで考えているキリヤ

 

「落ち着けよ。もしもの時だ、簡単に明かしたりしないよ」

 

『・・・。』

 

その後も7時くらいまで剣を振っていた

 

 

一同は朝食を済ませ、いざ練習会を開始!

 

「え~、ルールは伝えたように赤・青組七人ずつのチームに別れたらフィールドマッチです。ライフは今回もDASS公式試合用タグで管理します」

 

フィールド戦かぁと改めて見ると初めて広い敷地内の戦闘をするわけだ。ちなみに俺は赤組にいるわけでエリオとは別のチームになってしまった

 

「赤組、せーの!」

 

「青組、せーの!」

 

「「「「「セットアーップ!!」」」」」

 

全員、バリアジャケットに着替えて模擬戦スタート!

 

「(さて、俺はどうするかな)」

 

周りの状況を観察しながら敵の配置や味方の位置を見て危なくなったら助けるかと考えていた

 

『マスター!左です!』

 

エリューの声で左から飛んできた物をギリギリ避ける。撃った方向を見るとクリスが弓を構えながら立っている

 

「不意打ちとはやるな~」

 

「今は模擬戦です、手加減しませんわよ♪」

 

弓を絞りながら話すクリスに答えようとキリヤも剣を抜く

 

「くらいなさい!」

 

魔力を矢にして撃ち出す

 

「ッ!?」

 

避けたつもりがライフが減っていたのに気付く。キリヤは建物の間に隠れた

 

『マスター、彼女の攻撃を避けきるのは無茶です』

 

「・・・分かってる!」

 

魔力弾より速さは桁外れだ。避けるのが無理なら・・・

 

~観戦者側~

 

「おいおい、アイツ隠れたままだぞ?」

 

「彼にも何か考えがあるのかしらね~」

 

すると建物の影からキリヤがクリスに向かって突っ込む

 

「何を考えているか知りませんが、これで決めますわ!」

 

突っ込んでくるキリヤの行動に驚くクリスだが、目標へ目掛け弓を絞り、放つ!

 

ウイングロードを駆けるキリヤは思いもよらない行動に出た

 

~観戦者側 end~

 

「(来たッ!)」

 

矢の軌道を予測し、そして・・・

 

バシュッ!

 

剣で飛んできた矢を切り落とした

 

「!?無茶苦茶ですわね!」

 

驚くクリスだが、続けて矢を放ち続ける!

 

「はあぁぁぁぁー!!」

 

キリヤは飛来する矢を切り落としながら突っ込んでくる

 

その光景を見ている周りは驚いていた

 

「うおぉぉぉ、すげぇー!!」

 

セインはつい大きな声で叫ぶ。それもそうだ、驚くのは矢を弾く事もあるが、何よりキリヤの高い反射神経にだ

 

見ている全員が固まったまま、二人の戦いを見る。1人例外がいたが・・・

 

~なのはside~

 

『彼、なかなかやりますね。マスター』

 

「うん、正直此処までとは思わなかったよ~」

 

初めは興味本意と実力を見るためにクリスちゃんに頼んだけど、私も相手してもらおうかな~♪

 

「ふふっ♪」

 

物凄く笑顔ななのはがいた

 

~なのはside end~

 

その間にキリヤはクリスとの距離をつめ、接近戦を挑む

 

「はあぁぁぁぁー!!」

 

クリスに叩きつけるように剣を思いっきり振り落とす。クリスも弓で剣を受け止める

 

「グッ!?キャアッ!」

 

バランスを崩し、下に落ちるクリス。キリヤは剣をしまい、ティアナに通信を入れる

 

「ティアナさん、少し良いですか?」

 

『えっ!?どうかした?』

 

ハッとするティアナにキリヤは更に驚く行動に出る

 

「なのはさんに挑んで良いですか?」

 

ニヤッと笑いながらなのはの方を見るキリヤがいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次はキリヤvsエースオブエースです。さぁ、勝負の行方は・・・



目次 感想へのリンク しおりを挟む


しおりを挟む

第十一話

1ヶ月以上投稿できなくて申し訳ないです

お気に入りが100件超えに驚きが隠せない作者です。これからもよろしくお願いします~


「ティアナさん、俺がなのはさんに突っ込みます!」

 

とんでも発言をティアナに言うキリヤ

 

「何言ってんのよ!?よりにもよってなのはさんに!」

 

怒られた。それもそうだ、ティアナさん達はあのなのはさんの教導を受けたからこそ、止めたんだろう。でも・・・

 

「司令塔は早めに叩いておいた方がいい気がしますし、それに・・・」

 

「それに?」

 

首を傾げるティアナさん

 

「なのはさんはさっきから俺に攻撃をしてこないじゃないですか!」

 

「!・・確かに」

 

そう、なのははキリヤに一切攻撃を仕掛けてこない。それどころか、キリヤの様子を観察している感じにも思えた

 

「だから俺から仕掛けます!」

 

そう言い、キリヤはウイングロードとエアライナーを駆ける

 

~なのはside~

 

「(なかなか面白い戦い方をする子だな~♪)」

 

ニコニコしながらキリヤの様子を観察するなのはにレイジングハートは・・・

 

『楽しそうですね、マスター。それにしてもあの少年は手強いですね』

 

クリスの放つ高速の矢を剣で弾いた事に少々、警戒しているようだ。マスターであるなのはは射砲撃がメインな為、近接戦と弾を剣で弾く程の反射神経を持つキリヤはかなり手強い

 

「大丈夫だよ。レイジングハート」

 

愛機とは長い付き合いな為、何となく考え事が分かるようだ

 

すると・・・

 

『なのはさんッ!キリヤがそっちに向かってます!』

 

通信が入り、前方を見ると全力疾走でやってくるキリヤがいた

 

「なのはさん、全力で止めさせて貰います!!」

 

「私で良ければ、喜んで!」

 

今此処でキリヤとなのはの一騎打ちが始まる!

 

~なのはside end~

 

「(今の俺にどこまで行けるかな)」

 

なのはの実力や経験の差ではキリヤに部が悪い。しかし、どこまでいけるか・・エースオブエース相手に・・・

 

剣を抜き、なのはに向かって高くジャンプし、思いっきり剣を振り下ろす。なのははレイジングハートで直接受け止める

 

「くっ!?」

 

すぐに距離を取るなのは

 

「アクセルシューター弾幕集中!シュートッ!」

 

弾速はクリスに劣るが、確実にキリヤの死角を狙ってくる。だが、それよりも速く反射し、剣で切り裂く

 

『Photon Smasher』

 

「ファイヤーッ!」

 

キリヤに目掛け、砲撃を放つ!その時、キリヤのとった行動は・・

 

「うおッ!」

 

ギリギリ、砲撃の下をスライディングして避けた

 

「あら?」

 

まさか、砲撃をスライディングで避けたのは初めて見たせいか呆気をとるなのは

 

すぐに距離を詰め、速い剣撃を放つキリヤ

 

「(くっ!?防御が硬い、だが!!)」

 

思いっきり振り上げ、なのはの体勢を崩した

 

「(抜けるッ!)」

 

しかし・・・

 

ガッといきなり、動けなくなったことに気付くキリヤは自分がなのはのカウンターバインドを受けていた事に驚く。そして集束に入るなのは

 

「(動けないッ!どうすれば・・・そうだ!!)」

 

川原でやった水切りの事を思い出す。あの時の様に剣に魔力を集中させて・・・

 

「これで終わりだよ!」

 

砲撃を放つなのは。キリヤは魔力を纏わせた剣を振るう

 

「はあぁぁぁぁー!!」

 

砲撃を切り裂き、キリヤは更に追い討ちをかける

 

「ヴォーパルストライクッ!」

 

「!?」

 

砲撃を斬るキリヤに驚きを隠せないなのは、その上にキリヤの放った「ヴォーパルストライク」をまともにくらってしまう。だが・・・

 

「なッ!?」

 

カウンターバインドで身動きをとれない状況になってしまった

 

「ストライク・スターズ!!」

 

まともになのはの砲撃をくらっていまい、LIFEは0になってしまった

 

 

~なのはside~

 

「びっくりしたぁ、まさかバインドを砕いた上に砲撃を切っちゃうなんて・・」

 

先程のキリヤの行動に驚かされてばかりいるなのは

 

「(凄い子だな~。なんだか嬉しいな♪)」

 

自分が思うほど、キリヤの実力は遥かに高かった事に嬉しくなる機嫌のなのはだった

 

~なのはside end~

 

それからこの練習会・・・もとい模擬戦は2回ほどチーム替えをしながら行われた

 

 

~end

 

 

 

 

 




戦闘描写を書くのは辛いですね


目次 感想へのリンク しおりを挟む




評価する
一言
0文字 ~500文字
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に
評価する際のガイドライン
に違反していないか確認して下さい。