鳶一折紙に転生したので精霊とCRユニットとか色々な力で生き抜く事に決めました。 (SXIYON)
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・設定
・登場人物



あらすじにスゲーこと書かれていますが、まずは登場人物の紹介を見て下さい。


 

鳶一折紙 CV富樫美鈴

 

身長 152cm

 

誕生日 来世11月11日 前世12月31日

 

スリーサイズ B80/W60/H80

 

好きな食べ物

 

スイーツ全般

 

嫌いな食べ物

 

渋い奴

 

好きな物 

 

機械いじり

 

精霊

 

嫌いな物

 

悪い奴

 

AST(元は人である精霊を駆除しようとするから)

 

前世でOLとして働いていた彼女であったが、上司のパワハラによるストレスと疲労が原因で死亡。その後、目が覚めるとデート・ア・ライブの世界に鳶一折紙として転生してしまう。(しかも精霊メタトロン付き)

 

話し方は士道と狂三が行った過去への干渉により改変された世界の時の方で、性格もそれの理知的。しかし容姿は初期の折紙。(なぜかスリーサイズがワンランクアップしているのは気のせい。)

 

CRユニットと精霊を融合させたスピリットユニットを開発し、それを使ってデート・ア・ライブの世界を生き抜くことを決心する。

 

 

時崎狂三 CV 真田アサミ

 

身長 157cm

 

誕生日 6月10日

 

スリーサイズ B85/W59/H87

 

好きなもの 動物

 

嫌いなもの 人間(ただし無垢な子供には優しい)

 

声優 真田アサミ

 

ご存知、影と時間を操る精霊。識別名は<ナイトメア>。

 

常にゆったりとしたお嬢様口調で喋るが、いわゆる壊れたヤンデレ気質の人物。そして言動もいろいろな意味で危ないし多い。

 

興奮する時に行う「きひひひひ」と狂気的な笑い方が印象的で血や殺戮を好んでいる訳ではないが、「殺す」と決めた相手には一切の躊躇も容赦もしない。

 

随分なイタズラ好きで抜けどころがないのが特徴。

 

折紙が転生して5年後にスピリットシステムを使って彼女の力を封印。以降、自分に挑戦的な折紙に好意を抱き、付き合うことに。

 

 

 

十六夜煉(いざよいれん)/神ディザスター

 

CV:宮野真守

 

イメージ容姿:伊吹コウジ(ヴァンガード)

 

年齢 不明

 

性別:男

 

誕生日:1月31日

 

身長:190cm

 

異名:ただの人間(ただし自称が付く)、神ディザスター、喫茶十六夜のマスター。

 

一人称:俺/私

 

二人称:お前、貴様、テメェ、○○

 

利き手:左手

 

趣味:料理、お菓子作り、家事全般、発明、開発

 

好きなもの

 

可愛いもの、チーズケーキ、紅茶、ハッピーエンド 面白いこと 永遠

 

嫌いなもの

 

セロリ(特に生は無理)、バッドエンド(及びそれで終わる物語)、別れ(特に死別)

 

白雪のような銀の長髪に、最高級のルビーを惜しみなく埋め込んだかのような美しい紅の眼をもつ青年。ただし目が死んでる(昔は目が死んでいなかった)。 そして全次元最強の武装組織ディザスターのリーダーである。

 

アブソリュート・プレジデントとの戦いの最後に、ロアから神ディザスターの名を授かった。

 

昔は敵対者には容赦なく冷徹にして残忍。邪魔な存在や用済みになった者は例え味方でも(身内などの一部を除く)殺すことになんの躊躇を持たない冷酷無慈悲なドS鬼畜腐れ外道戦闘狂サイコパスだったが、戦兎(イクト)や一海達と出会い、様々な戦いを経て丸くなった。

 

イメージとしてはデート・ア・ライブの五河士道をクール目にして成長させたような感じになっているがたまに昔の片鱗を見せる時がある。なお、戦闘狂、ドS、サイコパスなところは未だ健在。

 

基本的には身内に甘く、気に入った相手や本気で守りたいと思った相手は命を張ってでも守るなど漢らしい一面を持つ。時折妙に達観した価値観を見せたり、全てを見通しているかのような(実際に大体のことは囁告篇帙で全て知れる)表情を見せる。

 

憑依転生者である折紙の世界では自分の趣味である料理とお菓子作りを活かすために喫茶店のマスターとして陰ながら彼女を見守るが…

 

 

天導大牙(てんどうたいが)/仮面ライダードラン

 

CV:豊永利行

 

年齢:17歳(高校2年生)

 

性別:男

 

身長:190cm

 

体重:79kg

 

一人称:俺

 

二人称:お前、貴様/名字と名前呼び(身内や認めた相手のみ)

 

異名:覇王

 

好きなもの

 

可愛い女の子(男の娘も有り)

 

 

神話

 

百合

 

甘い物(甘党レベル)

 

辛い物(辛党レベル)

 

鶏肉を使う料理(主に焼き鳥、チキンライス、オムライス、唐揚げ)

 

ナポリタン

 

トマト

 

炭酸ジュース

 

エナジードリンク

 

果物(特にメロン)、

 

動物(特に兎、狐、猫)

 

嫌いなもの:お化け(場合によってはガチ泣きして泣きつくレベル)、百合の間に挟まろとする男(問答無用で死刑レベル)

 

趣味・特技:家事全般、お菓子作り、新しい魔法を作ること、筋トレ、百合の間に挟まろとする男の暗殺

 

利き手:両利き(メインは左利き)

 

容姿:腰くらいまで伸びて左目を隠した長い黄金の髪(左目を隠している部分に青いメッシュが入っている)と翡翠の眼を持った中性的な顔のイケメン

 

煉が知る人物の中で5本指に入るレベルで最強クラスの実力者であり、あの煉が「いくら金積まれてもあいつとだけは死んでも絶対に戦いたくない」と言わしめる強さを誇る、強さの次元が違いすぎる煉以上の最強最悪の化け物。

 

性格はFateのギルガメッシュと似た感じで人の話を全然聞かず、傲岸不遜、唯我独尊、傍若無人。
自分は世界、世界は自分であり、この世のありとあらゆるもの全ては自分を中心に回っていると自負している。

 

自分の欲望に正直で忠実であり、本気で欲しいと思ったものは自分のポリシーや主義信条に反しない限りは一切の手段や方法は選ばず、その結果敵味方問わず周囲にどれだけ被害を与えても頓着することはない、全ての次元を見ても屈指の超弩級危険人物。

 



しかし、彼には彼なりの哲学があり、自分に対して堂々と物を言ってくる人物は嫌いではないらしく、それに価値があると認めれば、彼の自尊心をよほど傷つけない限りは、大抵のことは笑って許す度量を持つ。 

性格や考え方、価値観が完全に悪なのだが魂や人間としての在り方としては何故か善である。


 

折紙の世界では並行世界の同一人物で来禅高校の生徒として過ごしている。その為、煉に対しては敬語で接している。

 

自分の運命となる存在、ひよりと出会っていないためか現時点での登場人物の中では弱く、精霊たちには負ける。しかしその強さはDEMのエレンやSSSのアルテミシアを圧勝する。

 

無駄にカリスマ性や天然ジゴロ等、人を引き付ける魅力も備えている。

 

台詞

 

「俺は天導大牙だ、よろしく」

 

「さあ、ここからは俺の独壇場(ターン)だ」

 

「四糸乃、俺が──お前のためのヒーローになろう」

 

「俺が──お前を救ってやる」

 

「絶対に、よしのんを見つけ出す。そして、必ずお前に渡してやる。それだけじゃない。もうよしのんに守ってもらう必要だってなくしてやる。もうお前に『いたいの』や『こわいの』なんて、何一つたりとも近づけたりなんてさせない」

 

「四糸乃、俺が──お前のためのヒーローになろう!」

 

 

枢木零瑠(くるるぎれいる) /仮面ライダーゼノン CV:福山潤

 

容姿:ルルーシュ(コードギアス)

 

年齢:17歳(高校2年生)

 

性別:男

 

誕生日:12月5日

 

血液型:A型

 

身長:178cm

 

種族:人間

 

一人称:俺

 

二人称:君、お前、あいつ、名字と名前呼び

 

異名:覇王の盟友、闇黒の魔法使い、来禅のハーレム王

 

好きなもの:チョコレート

 

嫌いなもの:錆や汚れ

 

利き手:右利き

 

大牙の幼馴染の1人であり大牙にとって唯一無二の大親友。大牙にとって一番の理解者。大牙をはじめとした親しい者からは「ルル」の愛称で呼ばれている。

 

基本的に心優しく慈悲深く、相手の話を穏やかに聞く。お人柄の良いおっとりとした性格。 全ての生物を「ともだち」だと思い尊重(尊敬)し、慈しみ、穏やかな口調とたおやかな仕草で、美しい花のようにたたずむ。

 

しかし、戦闘となると不戦・不殺主義者ではない。 戦いを楽しまないが、純粋な実力比較としての勝負や正々堂々とした戦いには積極的なタイプ。

 

普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば内向的と能動的、強気の恐るべきアクティブモンスター。臨戦態勢の相手に対して平和的な手段で解決しようとせず、売られた喧嘩はそのまま買うことからガチの殺し合いに発展してしまう。

 

本人は否定しているが、戦闘狂(バトルジャンキー)とも言われて自分から戦いを仕掛けることはしないものの、相手が戦闘を仕掛けてきたら平和的手段で治めようとせず武力で応えてしまう。

 

一方で相手から共闘を申し出られればそれを受け入れ、更に相手が逃げるまでの盾になることを申し出る鷹揚さも持つ。また大牙とは違い、戦いに無関係な周囲のものを巻き込むことを良しとしない。不要な戦いは好まないものの「実力比べ」としての勝負事はむしろ好きらしい。

 

大牙とは実力比べ、じゃれ合い、親友同士のスキンシップとしてよく模擬戦として勝負しているのだが、互いにどんどんヒートアップして行ってしまい、いつも結局、最終的にはガチの殺し合いにまで発展してしまう。

 

天然なところがあり、良からぬ事を考える者の言う事や、歪められた情報も疑いなくあっさりと信じてしまうところがあるが、これは本人としては至極真剣に相手のことを理解したいという愚直なまでの真摯さと生真面目さによるものであり、間違っていたり相手の気分を害したと分かれば、真剣に謝罪する。 理屈さえ通っていれば話しやすい方であり、理不尽な要求はしてこない。

 

また、悪気は一切ないのだが相手の地雷を全力で踏み抜いてしまう発言をすることもあるため「二階堂家のキレた斧」と呼ばれており、あの大牙も「ちょっと俺でもどうかと思う…」というレベルの肝が冷える発言をする。

 

その人物(あるいは動物)が好ましい性格(博愛精神に満ち、全体主義であり、それでいて自分を第一として考えるもの)であれば心からの敬愛と感心を示し、友人としてこれを支える事を喜びとしている。

 

彼が歌う子守唄は天使の歌声のように聞こえるという。綺麗好きで錆や汚れが嫌い。

 

素で何の計算もなく、理解しがたい大牙の内面を正確に理解した上で最適解の返答をし、彼から「涼風のような微笑み」を引き出したキレ味を持つ。

 

なお本人は自覚してないし、否定しているがサディストともいえる嗜虐性・残酷性を見せる時がある。

 

キャライメージはFateのエルキドゥの性格をベースに少しキングゥの要素を合わせたルルーシュ。

 

大牙との関係は親友で大牙の鏡合わせでストッパー的存在。その度合いによっては大牙が本気でヤバいことをしようとしたら蹴り飛ばしたり自分の武器で大牙の頭をヘッドショットしてでも止めにかかる程だが、零瑠ですら完全には制御できない。

 

折紙の世界では大牙同様並行世界の同一人物で来禅高校の生徒として過ごしている。(煉に対しては敬語)

 

既に高校の女子たちから人気なのか、その高校でハーレムを作ってしまうという偉業(?)を成し遂げてしまう…

 

 

「俺は枢木零瑠、よろしくね?」

 

「さぁ、やろうか…」

 

「誰かの涙を笑顔に変える。それを当たり前のように成せる奴こそが、紛れもない本物の「英雄(ヒーロー)」だ。そんな奴をたった一人だけ、俺は知っている。」

 

 

菓彩雨祢 CV:茅野愛衣

 

イメージ容姿 デリシャスパーティプリキュアの菓彩あまねの髪の色がSAOのアリスのような金髪、瞳が青色に変わった姿。

 

好きな食べ物 洋食

 

嫌いな食べ物 特になし

 

好きな物 オシャレ 折紙 闘うこと

 

嫌い物 十六夜煉の作り出した精霊 AST(理由は折紙と同じ) 折紙を傷つける奴

 

簡潔に言えば折紙世界版キュアフィナーレ。

 

性格はアリスとオリジナル菓彩あまねを合体させた穏やかな笑顔で立ち振る舞いにはどこか気品を感じられつつ、女子でありながらどこか古風な男性口調で会話をするも凛々しくも苛烈な性格で舌鋒鋭い毒舌家。

 

空手と剣道を両立して習っており、折紙達の学校では《来禅の戦乙統女》と呼ばれており、十六夜煉が生み出した精霊は愚か、十六夜煉自身でさえも太刀打ちができない。

 

実は折紙と転生した当初から知り合いだった為、煉はその事に関しては一切知らなかった。

 

 

霊装:豪華・聖杯

 

キュアフィナーレの服装にアリスの騎士の鎧を掛け合わせた霊装。プリキュアのようなカワイイデザインを無くし、霊装に特化したデザイン。霊装を纏えばオリジナルのキュアフィナーレ同様高い格闘能力(攻撃力)力と回避能力(素早さ)を併せ持った戦闘スタイル…それに+剣道も習得している理由で剣術も相当な腕前。髪型はキュアフィナーレよりだが、髪色はアリスに近い。そして瞳の色は変わらず青。

 

金木犀の聖剣(オスマンサスセイバー)

手から金木犀の力で剣を精製する。剣の容姿は金木犀の剣

 

ブーケ・ファンファーレ・コンフォート

 

手から癒しの波動を精製し、味方の傷を回復するに+攻撃力と防御力をアップさせる。

 

ちなみに余談だが、姿や髪型がキュアフィナーレに酷似しているものの種別は精霊なのでプリキュアには入らない。

 





色々と練った結果、帝王様から煉、大牙、零瑠を出しています。

ただでさえ私のコラボで大暴れしている煉たちが私の作品でどう暴れるのかお楽しみに。


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・登場人物2

 

四死盧(よしのん)CV:野水伊織

 

快活でお調子者なのは変わらないが戦闘になると口調が悪くなるのが特徴。何でもかんでも暴力で解決しようとしているので折紙や狂三から止められることが多い。

 

 

蜂楽廻(ばちらめぐる)/仮面ライダーキマイラ CV:海渡翼

 

身長:176cm

 

血液型:AB型

 

足のサイズ:27.5cm

 

家族構成:母親と自分

 

好きな食べ物:カフェオレサンド

 

嫌いな食べ物:もずく(鼻水を食べてるみたい)

 

デート・ア・ライブの世界にいる蜂楽廻。先が黄色い髪が特徴的な少年で母親は有名な芸術家。父親は幼い頃に病気で亡くなっており、母子家庭で育てられた。千切エンタープライズの社長で幼馴染の千切豹馬の依頼で来禅高校の生徒として過ごすことになる。

 

『怪物の声に従って仮面ライダーをしている』と語るマイペースで基本的に無邪気で子供っぽく周囲をよく振り回している性格。大人しいだけかと思いきや、必要と感じれば直接の蹴りやエゴイスティックな戦い方もいとわない先の読めない人物。

 

 

歌星一華(うたほしいちか)

 CV:名塚佳織

 

誕生日 :10月1日(国際音楽の日)

 

星座:てんびん座

 

身長:169cm

 

血液型:AB型

 

好きな食べ物:ホイップましましのパンケーキ

 

好きなもの:カワイイもの

 

嫌いなもの:AST

 

一人称:私

 

二人称:アナタ、君、ボク(ショタに向ける時)

 

十六夜煉から霊結晶を授かり、精霊となった人物。来禅高校の生徒だけ全員を乗っ取り、自分の物だけにしようとする。性格は無邪気で心優しく、純粋な性格。想像力が豊かで、幼い時から空想する事が好き。だが、嫌いな奴には態度を変え、挑発的な性格に変わり出す。

 

幼い頃にロックシンガーを夢見ていたが、両親に裏切られて見捨てられる。その後、煉に引き取られ精霊の力を授かり以降は1人で様々な場所でワンマンライブを行い、天宮市のシンガーとして君臨した。

 

神威霊装:番外1番(アナザー・ワン)



 

見た目は十香の霊装に美九を混ぜ、肩の装備とスカートにはスピーカーのようなものを備えており、そこから爆音を鳴り響かせて相手を動かせないようにする事が可能。

 

天使:現想創歌(イスラフェル)


一華が発現する天使。ギターと斧が合体したまるでビートアックスのような姿をしている。主な能力はワンピースのウタウタの実の能力を弱体化させたようなもの。

 

例としては…

 

歌を聞いてしまったとしても精神力次第だが天使による影響を弾くことができる。


 

能力者の生歌を聴いた者を強制的に眠らせ、聴き手の精神 (心)を仮想世界に引き込むことができない代わりに洗脳した人間を支配下に置き操る事が可能。

 

美九は人間をそのまま戦力として止めようとするが、一華は逆光という技で男に専用のドライバーを腰に装着させて『イスラライダー』。女には通常でも纏えるイスラフェルで作り出したCRユニット。『イスラユニット』を纏わせて戦闘員として敵に仕向ける。洗脳の為の独唱も一華は習得している。

 

 

十六夜 琴葉(いざよい ことは)

 CV喜多村英梨

 

性別:男



 

年齢:不明(折紙世界では17歳という設定)


 

身長:182cm
体重:64kg

 


一人称:僕


 

二人称:くん/ちゃん/さん


 

三人称:あなた

 


容姿:煉を少し幼くして中性的な顔立ちにした姿

CV:喜多村英梨


煉と美海の息子(メルクリウスから見て孫にあたる)。

 



煉と美海への呼び方は「父さん」、「母さん」。



 

四糸乃の一件の後、今後のこと(一華をはじめとした煉が精霊にした子達やDEMとの戦い)に備えて折紙達の追加戦力の一つとして煉に呼ばれ、来禅高校の転入生としてやってきた。

放課後や学校がない日は喫茶十六夜で煉の手伝いをしている。

 




世間知らずで飄々としてつかみどころのない、マイペースかつおっとりした穏やかな性格だが好奇心は旺盛。
表情の変化は乏しいが内に秘めた感情は豊か。
天然ボケな言動が目立ち、かなりのスローペースで喋る。星を見るのが好き。

 




少々気が弱く、年下に対しても怯えた様子を見せることがある。 
しかし、他人を助けるためなら自身の身を厭わないひたむきな優しさも持ち合わせている。



 

また、かなりの大食いで、いくら食べても太らない体質らしい。 

戦闘能力
煉の息子ということで人並み外れた身体体力と戦闘センスを持ち、生身でASTの隊員やDEMの魔術師、挙げ句の果てには精霊すら圧倒する本作の最強枠の一人。



 

十香や折紙、狂三などの上位の強さを持つ精霊やエレン、アルテミシアなどの原作でのトップクラスの魔術師でさえ琴葉の前ではただのカカシでしかない。



 

変身ライダー

 


ライブ


 

エビリティライブ

 


カリバー



 

「僕は十六夜琴葉、よろしく」


 

「ZZZ・・・!起きてたよ。うん。ホント」


 

「相変わらずとんでもないことするね、父さんは…」

 

 

千切豹馬/仮面ライダーヘラクレス CV 斉藤壮馬

 

誕生日 12月23日

 

年齢(学年) 16歳(高校2年生)

 

星座 やぎ座 出身地 鹿児島県

 

家族構成 父・母・姉・自分

 

身長:177cm 足のサイズ:26.5cm 血液型:A型

 

二つ名:紅豹

 

好きな食べ物:かりんとうまんじゅう 明太子

 

嫌いな食べ物:しょうが

 

高校生でありながら千切エンタープライズの社長。長い赤髪と女性と間違えそうになるほど中性的な顔立をしている美少年でマイペースで割とドライな性格。女性のようなルックスも相まって周囲から「お嬢」「ワガママお嬢」と呼ばれている。

 

父親から会社の社長を引き継いでおり、世間では高校生社長と呼ばれている。何故か十六夜煉や鳶一折紙が転生者であることを知っている。

 

廻を来禅の生徒として潜入させ、折紙達の行動を監視している。さらには十六夜煉の仮面ライダーヴェラチュールのデータや精霊、スピリットギアのデータを招集しているが、その真意は以下に…

 

 

小日向未来(こひなたみらい)/仮面ライダーネオカイザ

 

容姿:シンフォギアの小日向未来

 

デート・ア・ライブの世界の小日向未来……ではあるものの、この世界では未来(みく)ではなく未来(みらい)と読む。黒髪ショートに、後頭部に大きな紫色のリボンを結んでおり、目は緑から紫色に変わっている。

 

控えめで内向的な面がある……のは表の人格で、裏表の激しく、本質は自己中心的かつ攻撃的。自分の気に入らない相手に対しては態度が豹変し、どんな策を弄してでも徹底的に排除する、冷淡な態度でネチネチと嫌味を言う、流言飛語を広げて自らのコミュニティからの排除を試みる、質の悪いいじめっ子気質な卑劣女。

 

簡単に言えば未来の性格に草加雅人が混じったようなものである。精霊になることが夢らしくその素質を煉に認められ、前段階として精霊になる事を想定として作られたネオカイザギアを渡された。

 

 

西条裕也(さいじょうゆうや)
 CV:蒼井翔太



 

年齢:20代前後 性別:男


 

誕生日:1月15日
血液型:A型 身長:178cm


 

一人称:俺
 二人称:お前、あいつ、名字と名前呼び


 

好きなもの:家事全般、機械いじり


 

嫌いなもの:未熟な思考


 

容姿:青い髪と紫の目が特徴のメガネを兼ねた中性的な男性


 

大牙の幼馴染であり親友。
日本人の父とドイツ人の母を持つハーフ。



 

冷静沈着な性格だが、同時に頑固者でもあり、一度決めたことは絶対に曲げない性格をしている。

大牙のやる事を見守ったり、適度にツッコミを入れたりする、いわば零瑠ポジ。ただし零瑠との相違点は彼自身も大牙の行動に便乗してやらかす点である。

 



表立って戦うことはなく、大牙のサポートや裏方に回る。



 

セリフ
「俺は西条裕也、よろしく」

 


「オーケイオーケイ、もう好きにやれよ。俺は知らんぞ」

 


「こりゃ、面白いことになってきたな」

 

 

クロハ


一人称:俺
二人称:君/お前/○○


 

容姿:リバイスのカゲロウの服を着た琴葉


 

CV:喜多村英梨



 

煉の息子である十六夜琴葉の中にいる悪魔。琴葉とは真逆で表情の変化が豊か。煉と美海への呼び方はそれぞれ「お父様」、「お母様」。



 

他者を絶望させ堕とす事を至上の喜びとする歪な精神の持ち主であり、敵味方問わず甘言を弄して欺く為、クロハの存在を知る者達からは「道化」とも呼ばれている。

綿密な計画を建てるタイプで、想定外の事態が起きた場合は即時に対処、それが不可能な場合は撤退する等、臨機応変さや引き際を心得ている。



 

心は何者の干渉も受け無ければ絶望にも希望にも属さない。 なればこそ、ただ絶望を与えるよりも一欠片の希望を見せてから堕とした方がより効果的なのだ。

 



彼は唄う様に紡ぐ、「希望は存在する、だがお前に救いが訪れる事はない」と。 希望を与え、絶望に堕とし、希望を見せ、其れを砕く。 強い意志を宿す者達の目から光が消えるその瞬間、彼は口角を吊り上げ心からの笑みを浮かべる。 



 

そんな人格故に、精神攻撃はお手の物どころか十八番で相手の心をへし折るなど朝飯前。

ちなみに彼の悪魔としての本来の姿と力は煉によりライドブックとバイスタンプの二つに分けて封印されており、煉の許可が降りなければ使えない。



 

変身ライダー


 

エビル


 

ファルシオン



 

サンプルセリフ


 

「俺をあんなボンクラと一緒にするな。俺はあのアホから生まれた悪魔……クロハだ。」

 




「救いはある!希望も存在する!奇跡も起きる!ただそれがお前のもとに訪れることがないだけだ…」

 



「フヒャハハハ!相変わらず息子と悪魔使いの荒いお父様だなァ」 


 

 

ヨル・ブライア

 

イメージCV早見沙織

 

異名:棘姫(いばらひめ)

 

ASTの精霊抹殺部隊:アルファント隊のリーダー。かなり浮世離れした天然ボケかつおっとりした性格。精霊を倒すためには手段を選ばず、例え味方に仮面ライダーがいたとしても容赦なく襲いかかる。

 

黒いリトルブラックドレスをイメージしたユニットスーツを纏い、脚力をアップするサイバーサイハイブーツを備えており、柄尻が輪になった杭のような短剣をメインに使うものの、体術及び素手での格闘術も超人レベル。

 

仮面ライダーに対抗できる程の実力を持つ。

 

サンプルセリフ

 

「大変恐縮なのですが...息の根、止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

 

「精霊を例え封印しても……人類の脅威には変わりません。」

 

「私のCRユニットに勝る精霊はいない。」

 



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・登場人物3





 

本代翔人/天導大牙(Another)
 CV:斉藤壮馬



 

年齢:20代前後


 

性別:男


 

身長:190cm

 


体重:80kg


 

一人称:我(と書いてオレ)
二人称:貴様/お前/名前

 


好きな物:自分、財宝、美味い飯や酒、良い女


 

嫌いな物:特に無し


 

容姿:金の装飾がついた黒い軍服を着た大牙


 

 

いつもの大牙や折紙世界の大牙とはまた別の世界からやってきた天導大牙。



 

一人称は「我(オレ)」。

いつもの大牙より何割かは話の分かるといっても、傲岸不遜で、傍若無人な性格は変わらず天上天下唯我独尊を地で行く男。だが冷酷であっても残忍ではなく、惚れた女には常に紳士的な態度で接し、惚れた女のためなら文字通り命をかけることさえ厭わない。



 

また武人として誇り高く、戦いでは正面からの一騎撃ちを好む。また饒舌かつ無駄好きでもあるが、自分でもそれを悪癖と心得ているため、場の空気を読まない言動は行わない。



 

とは言えすでに成人していることもあって自分の行動に責任を持てる範囲でやらかし、さらには折紙世界やいつもの大牙よりも頭がキレるため、よりタチが悪くなっている。

 

本代翔人という名前で来禅高校の教師もしている。

 



イメージはプロトギルと賢王ことキャスターのギルガメッシュを合わせたような感じ。



 

本作においては折紙に一目惚れし求婚。「我が姫」と呼び、己が妃にしようと目論み猛烈なアプローチをかける。

 



戦闘スタイルは彼オリジナルのスタイルを除けば、ギーツコラボ前のいつもの大牙とほとんど変わらない。



 

二刀流と徒手空拳を織り交ぜた近接格闘戦を得意としてる他、遠距離や魔法も得意とするオールラウンダー。



 

サンプルセリフ

 


「我の名は天導大牙。我が名をしかと記憶に刻むがいい」

 


「美しいにも程がある!我が今まで手篭めにしてきた中にすら、これほど我好みの女はいなかった!」

 


「そうだ!そんな些事なことより、我が眼前の少女の圧倒的な美しさに、我は心奪われた!!この気持ち、まさしく愛だ!!」 


 

 

神崎天渡(かんざきあまと)
 CV:深町寿成


 

年齢:不明


 

身長:178cm


 

体重:69kg

 


一人称:俺


 

容姿:ジョウゲン(劇場版 仮面ライダージオウ Over_Quartzer)


 

煉の古い友人の一人で竜刻魔道士(ドラグウィザード)と呼ばれる者の一人。
キザな口調でマイペースな性格。
可愛い女の子とカッコいいものが大好きでよくナンパしている(相手がいる子にはしない主義)。

 

マイペースぶりやおどけた口調、女慣れした言動と軟派な振る舞いから誤解を受けやすいが、ストレートな表現が苦手なだけで誰よりも仲間思いの熱い男である。

 

また、状況の解析と分析力に長けており、時にシャレた小技をきかせた頭脳戦も得意とする他、謎めいた発言などで戸惑わせ、その真意を掴ませない。

 

遠慮なくずばずば指摘する物言いから周囲の反発を招きやすい反感を買う面もある。

 

能力


 

「竜刻変化(ドラグシフト)」


 

様々な物語で語り継がれる竜転生の伝説――それを人為的な手段で引き起こすことを目的として編み出された全次元でも禁断とされる秘術の一つ、「竜刻変化(ドラグシフト)」の使い手で習得に数年を要するという竜刻変化の基礎「左腕の竜」を半年足らずで成し遂げた偉才の持ち主であり、竜刻魔道士(ドラグウィザード)の中でも指折りの実力者。

 

基本は左腕による物理攻撃と魔法攻撃がメインだが状況や相手に応じて竜刻変化の進行を進めて戦う。

 

第二形態


容姿:天空を舞う竜ルアード(ヴァンガード)

 


腕のさらなる変化、体表や衣服の竜化など、「竜刻変化(ドラグシフト)」が進行させた姿。翼が生成できるようになったため、魔力による補助なしで飛行可能になり、空中での戦闘の自由度が飛躍的に向上。

 

さらに、体表および体内器官の一部が竜化したことで、極寒の海や溶岩の中などの極地でも、短時間ではあるが自分の身ひとつで活動できるようになっている。主な攻撃手段は竜の左腕による物理攻撃だが、当然この状態でも魔法は使えるため、中・遠距離での戦闘においても隙が無い。

 

最終形態


 

容姿:覚醒せし竜皇ルアード(ヴァンガード)
完全竜化した最終形態。力と外見は完全に竜のものと化しているほか、人には存在しない特殊な魔力生成器官が構成されており、変身中であればほぼ無尽蔵に魔力を生み出すことができる。ただし、竜刻変化の発動と維持には天渡本来の魔力を使用しなければならず、これが尽きると変化を維持できなくなるという課題も残っている。


 

サンプルセリフ


 

「俺は神崎天渡、よろしく」


 

「お!あそこに可愛い女の子がいるじゃん、ちょっくら行ってくるぜ!」


 

「竜刻魔道士(ドラグウィザード)の力、舐めるなよ?」 


 

 

朝昼 夜(あさひる よる)CV:堀江由衣

 

誕生日:7/19(『天気の子』公開日)

 

容姿:天野陽菜(天気の子)

 

星座:蟹座

 

身長:210cm

 

好きな食べ物:野菜全般

 

好きなもの:空模様

 

嫌いなもの:子供(嫌いと言うより苦手)

 

一人称:アタシ 二人称:アンタ、お前 名前呼び

 

十六夜煉から力を授かり、精霊となった高身長の女性。田舎に住む人間であったが、昔から天気をこよなく愛しており、将来は気象予報士になるのが夢であった。

 

精霊となった後、天候を操って作物や土壌を潤わせ、台風や暴風等を引き起こさせない等をして、田舎町の助けとなってきた。天宮市には、その時に育てた野菜を売りにやって来た。

 

料理を得意とする精霊サーシャとは店の取引先農家が夜の住む田舎に住んでることから仲良くしている。

 

神威霊装:番外2番(アナザーツー)

天女のような和装服だが、腰のベルトに無数の宝石を身に着けている。腰の宝石はそれぞれの天気を意味する紋章が刻まれている。

 

天使:天候記録(アカトリエル)

発現する天使。天候を自在に操るという、シンプルにして最強の力。

 

ヤドクガエルや大雪を季節に関係なく振らせたり、台風を起こしたり、そよ風を起こしたり、大雨やヒョウをマシンガンのように降らせたり、雷を落としたり等、天候に関する事なら何でも出来る。

 

 

風待八舞 CV内田真礼

 

身長 180cm

 

スリーサイズ B102/W66/H98

 

好きな物 ケーキなどのスイーツ

 

嫌いなもの お化け

 

本来であれば耶倶矢と夕弦の元になり、その2人が合体した姿であったものの、前世で秋葉原で買い物をしていた帰りにトラックに轢かれた女性が憑依転生した。そこまでは良かったが、来世の母が産んだ双子をアーマーガア経由で預かり、母の代わりに育ててきた。

 

2人の口調が合わさった様な喋り方ではなく、普通の喋り方で接する。

 

前世は地味な眼鏡っ娘である。

 

 

立花響(たちばなひびき) CV 悠木碧

 

年齢:17歳

 

性別:女

 

誕生日:9月13日

 

血液型:O型

 

身長:157cm

 

スリーサイズ:B84/W58/H86

 

好きなもの:お茶、無花果

 

嫌いなもの:犬、そら豆、蜜柑

 

趣味:雑誌の収集

 

一人称:私 二人称:さん/ちゃん

 

容姿:髪を腰まで伸ばして片目を隠した立花響

 

 

煉が精霊化させた少女で来禅高校に通う2年生の少女であり、折紙たちとは別のクラスの気弱そうな佇まいの少女。

 

未来と同じくデート・ア・ライブ世界の立花響であるものの、人物としては全くの別人となっており、髪は腰まで伸びて毛先が白く、目の色も灰色になっている。


袖の長い黒い外套を着込んでいて、手首から先が外に出ていない。所謂萌え袖。

白いマフラーを首に巻いている。

 

性格は温厚、というよりも気弱といった様子で「です」、「ます」口調で話す。

 

おどおどとつっかえつっかえに言葉を発し、常に何かに怯えているかのように挙動不審気味な態度をとる。

 

物憂げな印象を与える人物で、自尊心が低い小心な人物。 
ネガティブで自虐的な言葉を頻繁に発する。

その一方でうすら笑いを浮かべて自分や相手の境遇への共感を「痛み」、「苦しみ」と表現するが、それにより躊躇う様子は全く見せない。自虐的とも他虐的とも取れるような不思議かつ物騒な言動の持ち主。

 

また被害妄想が激しく、少しでもきつく当たられると、周りを無視してたどたどしい喋り方ながらもひたすら自己保身に走ったような内容を話し出す。 


このように見る人が見ればイラっとしてしまいそうな態度をとるのは、彼女が最も大事としているものが自分自身であるためである。

 


煉曰く「自己愛の塊」。


 

このため普段こそ怯えたように、自分が傷つかないように振る舞う彼女だが、こと「自己保身」に限れば、誰にも譲らない意志のようなものを見せる。

実際にいざ本当に自分の身が傷つけられたと判断すると、普段の弱腰の態度が一変し、明確な敵愾心を示して相手を殺害しようとする。


 

この確固たる意志は信念というよりは最早怨念に近く感じられるものであり、気の弱い性格なのは間違いではないが、自分の「敵」になりうるものに対する意識は激しく、むしろ好戦的なぐらいの抵抗力を見せ、徹底的に排除しようとする。

歪んだ在り方だが、これは恐らく彼女の過去が深く関係している模様。


 

激しい自己愛を除けば割と普通に応対できる相手であり、本作の精霊中トップクラスに警戒心が強いが、心を許すとゆっくり近づいてきてスリスリしてくる子猫のようでもある他、意外に図太く、図々しく、甘え上手でもある。

 

また煉に救われた過去があるからか、煉に対しては崇拝や信仰に近しいものを抱いている模様。

響にとって煉は師であり「煉さんに代わる人など存在しない」とまではっきり言ってのけ、煉が「初めて出逢った時を憶えているか?」と問いかけに対し、響は「例え人生のすべての記憶を失おうとあの夜だけは絶対に忘れません」と即答するほど。

 

黒い外套と白いマフラーは煉と出逢った時に貰ったものでとても大切にしている。

 

簡単に言えばシンフォギアの響の容姿にブルーアーカイブの槌永ヒヨリとリゼロのカーミラ、文豪ストレイドッグスの芥川龍之介の性格を混ぜたようなもの。

 

彼女の精霊化に使われた霊結晶は煉が作り出した霊結晶の中でも最高傑作と言っても過言ではないものであったが、今までその霊結晶と共鳴する者(煉は精霊化させる際、その霊結晶と最も共鳴した子を精霊化させる)が現れなかった為、煉がASTやDEMの魔術師を狩る(要は殺戮)際に天使のみを使用していたが、霊結晶と最も共鳴する存在、響が現れた為、彼女にその霊結晶を与え、精霊にした。

 

その為、響の霊結晶には煉の精霊体や神の力が一部、残留しており、本作に登場する精霊の中では煉の眷属であるイズナを除けば文句なしの最強クラス(イズナは煉の眷属であるせいで煉や始原の精霊並みに規格外の存在なため)。

 

 

霊装:神威霊装・番外X番(アナザー・テン)

 

響が着込んでいる黒い外套そのものであり、霊装を顕現させると、霊装としての力を取り戻す。

 

天使:悪食黒獣(レミエル)

 

外套を不定形かつ何でも喰らう「黒獣」に変身させ操る天使。

 

自身の黒外套から黒獣(黒外套を獣へと変化させたもの)に変化させ、そこから刃を生み出して攻撃をおこなう。使用者の響曰く黒獣はなんでも喰らう悪食で、時には空間を含むあらゆる物や他の精霊の天使や霊装でさえも喰らい、切り裂く。

 

敵を攻撃する「矛」としてだけでなく、空間を断絶させて敵の攻撃から身を守る「盾」としても利用することができる。さらに響自身の成長により、持ち上げられる重さと操れる長さが強化される言わば使い手と成長する天使。

 

この他にも自身の黒外套を様々な形へと変化させ、それらを自由自在に操る。

 

その形状によって技名が付いている。

 

悪食黒獣・顎(あぎと)

黒獣の顎部分が発現され、対象を噛み砕く。

 

悪食黒獣・叢(むらくも)

黒獣の腕部分が発現される。

 

悪食黒獣・彼岸桜(ひがんざくら)

巨大な塊の中心から、まるで花が開くように針が幾本も飛び出し敵を貫く。

 

悪食黒獣・早蕨(さわらび)

地面から棘のようなものが剣山のように生え敵を貫く。

 

悪食黒獣・獄門顎(ごくもんあぎと)

顎(アギト)よりもさらに大きい顎が発現し敵をそのまま喰らう。

 

悪食黒獣・連門顎(れんもんあぎと)

顎を複数個発現させ攻撃範囲を増やす。

 

悪食黒獣・黒波濤(くろはとう)

外套から無数の帯を出現させる技。

 

悪食黒獣・天魔纏鎧(てんまてんがい)

響単体で悪食黒獣を使う際の最強バージョン。

全身に黒布を張り巡らせることによって、外套に鎧と筋肉の役割をさせる技。

 

黒獣の使用範囲及び体積は服によって異なり、精霊となった頃は本人の実力が低かったこともあり、近距離でしか展開できなかったが、現在は全距離対応の万能型へと成長している。

 

しかし本来は中・後衛で真価を発揮する能力のようで、速度と根性骨を併せ持つ前衛を補強してこそと煉は語っている。

 

元ネタは文ストの芥川龍之介の異能「羅生門」。

 

サンプルセリフ

 

「立花響です、よろしくお願いいたします……」

 

「辛いですね……苦しいですね……まぁ、それが人生のようですし……」

 

「例え人生のすべての記憶を失おうと、煉さん、あなたと出会ったあの夜だけは、私は絶対に忘れません」

 

 

不知火 朧(しらぬい おぼろ) CV:佐倉綾音

 

性別:女

 

身長:150cm前後

 

一人称:私/俺

 

二人称:君/○○君(ちゃん)

 

容姿:紫の和服を着た白髪青目の少女

 

大牙に力を貸す謎の少女。無邪気で、人懐っこい犬のように天真爛漫な性格。しかして時に計算高く、合理的で容赦がないという相反する二面性を矛盾なく同化させた可憐な少女。

 

時折、一人称が俺になったり、意味深なことを口にしたりと謎が多い。

 

戦闘能力

 

後述の剣を用いた剣術を得意とし、精霊相手に互角以上に立ち回るほか、左眼にある邪眼を用いて相手を操る「支配」と呼ばれる力を行使可能。

 

武器

 

【雪月花】

見た目:雪と月と花の模様が刻まれたサーベル式軍刀

 

不知火朧の持つ剣。
形を自由自在に変える能力を持ち、自由自在に伸縮・屈曲させる。シンプルだがそれ故に強大な能力で、自動車を一刀両断できる程刀身を伸ばすことは勿論、刀身を伸ばし敵に刺した後、縮めて接近するなど応用も利く。

 

 

 

 



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・設定

 

スピリットシステム

折紙が開発したCRユニットに精霊の力を纏わせた新たな可能性のあるシステム。精霊の力を封印する能力を持っているので士道と同じ力を持っていない大牙と零瑠がそれぞれ1つずつ持っていれば、同じようにキスで封印する事が可能である。

 

スピリットギア

折紙や狂三たちが使うスピリットアーマーを纏うのに使うアイテム。中心にあるスピリットソケットに『スピリットオーブ』を装填することによってスピリットギアスーツを纏うことができる。能力は様々で折紙は剣、狂三は銃、よしのんは魔装脚を使う。折紙はブレスレット。狂三はスマホのようなユニットに…四糸乃はネックレスとして付けている。

 

スピリットオーブ

精霊の力を封印すると出てくる力の一部が集まって出来た丸い宝石のようなアイテム。折紙や狂三たち精霊だけではなく、一般のCRユニットを纏う真那もスピリットギアを所持していれば、その精霊の力を使える事が可能である。

 

また大牙や零瑠には専用の武器『スピリットブレイカー』が存在し、スピブレのスピリットソケットにスピリットオーブを装填すると各精霊をイメージした必殺技を放てる事が可能である。

 

 

仮面ライダーエクリプス



 

鳶一折紙がエクリプスドライバーに神霊結晶をセットして変身した姿。

最大の特徴は3つのフォームを持ち、それを状況に合わせて使い分けること。


 

アポロスフォーム



 

エクリプスドライバー!

 

セット!

 

「変身!」



 

レフトアップ!

 

プロテクト!ライジング!サンシャイン!

 

仮面ライダーエクリプス・アポロス!

 

神霊結晶アポロスをエクリプスドライバーの左側にセットして変身した形態。

防御と攻撃に特化した形態だが反面、後述のアルテミスフォームと比べるとスピードで劣る。

武器は二刀流で合体させることで盾にもなる程の大剣になるアポロス・ブレイド。

 

必殺技



 

アポロス・カウンターブレイク

 



『アポロス・カウンターブレイク!』



 

アポロスフォームの必殺技。
アポロス・ブレイドを合体させて、相手の攻撃を受けて、カウンターを叩き込む。
受けた相手の攻撃が高ければ高いほどカウンターの威力が上がるが、ダメージが高すぎると変身解除するため、使い所が大事。

 

 

アルテミスフォーム



 

ライトセット!

 



「変身!」

 



ライトアップ!

 

スピード!パワー!ムーンライト!

 


仮面ライダーエクリプス・アルテミス!

 

神霊結晶アルテミスをエクリプスドライバーの右側にセットして変身した形態。

アポロスフォームとは真逆に攻撃特化の形態になっており、速さと攻撃を重視した手数で攻める。
代償に防御力が低下しており、そこは注意が必要。
武器は三日月を模した刃を持つ鎌のルナ・サイズ。

 

必殺技

 

アルテミス・ソニックラッシュ

 



『アルテミス・ソニックラッシュ!』

 



アルテミスフォームの必殺技。

残像ができるほどの速さで動き、相手を連続で斬りつける。
イメージは崩壊:スターレイルのゼーレの必殺技「乱れ蝶」。

 

 

エクリプスフォーム



 

『セット(デュオ)!』



 

「変身!」

 



『デュオアップ!』



 

『クロッシング!デュアル!ゴッド!』



 

『仮面ライダーエクリプス・アルテミス!』


 

神霊結晶アポロスをエクリプスドライバーの左側に、神霊結晶アルテミスをエクリプスドライバーの右側にセットして変身した形態。

アポロスフォームとアルテミスフォームを足して2で割ったようなバランスの良い形態。



 

それぞれの特徴を併せ持ち、特筆すべきメリットもデメリットもない。
穴がないため格下相手に足をすくわれることはほぼない。

 

だが上記2形態に比べ、突出した点もないので実力以上の力は発揮できず格上相手だとジリ貧になりやすい良くも悪くもバランスに特化した形態。


 

必殺技

 

エクリプス・クロスフィニッシュ



 

『エクリプス・クロスフィニッシュ!』

 

エクリプスフォームの必殺技。

アポロスフォーム、アルテミスフォーム、エクリプスフォームの3人に分身して連続で攻撃を叩き込み、止めにライダーキックを放つ。

 

エクリプスドライバー

 


十六夜煉が開発した新たなドライバーで鳶一折紙が仮面ライダーエクリプスに変身するために使用する。

左右に2つのスロットが存在し、そこに神霊結晶をセットし、右側にあるレバーを弾いて仮面ライダーエクリプスに変身する。



 

神霊結晶(ゴッドセフィラ)


 

十六夜煉が鳶一折紙専用に開発した新たな2つの霊結晶。

煉の持つ太陽と月の神の力が込められており、エクリプスドライバーにセットして変身することで仮面ライダーエクリプスへの変身を可能にする。

太陽の神の力が込められた神霊結晶アポロスと月の神の力が込められた神霊結晶アルテミスの2つが存在する。 


 

仮面ライダードラン

 

SET!

 

DRAGON!READY?FIGHT!

 

大牙がデザイアドライバーとドラゴンレイズバックルを使って変身したライダー。通常のエントリーフォームとスペックは同等、そしてドラゴンフォームも英澄と変わりはないが、大牙が使うと何故かスペックが大幅アップする。両腕に装備されてあるドラゴングローブで戦うことも可能だが、大牙が使用するとドラゴンソードというオリジナルの武器が付いてくる。

 

 

仮面ライダードラン パワードストライカーフォーム



 

見た目:機械的な鎧を纏った仮面ライダードラン



 

天導大牙がデザイアドライバーとパワードアーマーバックル、ストライカーコンテナバックルを使って変身した仮面ライダードランの中間パワーアップフォーム。

最大の特徴はストライカー武装と呼ばれる三種の専用武装を使用して戦う。

 

ストライカー武装はそれぞれ、高機動戦用のフリューゲル、近距離のシュヴェルト、遠距離・砲撃戦用ブラスターの三つに分けられている。


 

いずれの形態も攻守ともに優れ、ヴェラチュール、セブンズ、ディザスターといった規格外枠を除けば現時点での最強クラスの一角と言ってもいい程の強さを誇るが、その圧倒的な能力は変身者である大牙自身にもかなりの負担がかかり、1度戦闘するだけで目や鼻、耳、口から出血し、体もフラフラになり立つのも苦しい状態になってしまう。

 

要は変身して戦うだけで命を削る諸刃の剣。

 

変身音



 

『SET』

『WARNING』(警告音のような待機音)



 

『HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM』

 



『POWERED STRIKER』


 

必殺技



 

パワードストライク



 

ストライカーバックル1つを展開して放つ通常必殺技。

 



必殺技音



 

『POWERED STRIKE』



 

パワードビクトリー

ユニオン時に放つ必殺技。

必殺技音

 


『POWERED VICTORY』 





 

パワードフィニッシャー



 

パーフェクト時に放つ超必殺技。

 


全ての武装を展開して総攻撃を仕掛ける。 ただし、今の大牙では身体にかかるダメージがデカく、使用後、即座にダウンしてしまう。



 

必殺技音

 



『POWERED FINISHER』


 

 

仮面ライダードラン パワードストライカーカノーネ

 

変身音



 

HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!STRIKER KANONE!

 



見た目:ランチャーストライカー、ライトニングストライカー、ブラストシルエットを混ぜたようなアーマー纏ったドラン



 

仮面ライダードラン パワードストライカーフォームの遠距離砲撃戦用形態。



 

高い火力によって後方支援や砲撃戦に特化した形態で三つのストライカーの中で1番の火力と武装数を誇る代わりに、三つのストライカーの中で一番負担が大きいが後述のユニオン、パーフェクトに比べたらまだマシな方。


 

武装



 

パワードブラスターインパルス

 



見た目:超高インパルス砲「アグニ」

パワードストライクカノーネ最大火力の武装である大型のビーム砲。

 

高圧縮状態の臨界プラズマエネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして生成・放射することで、防御用の随意領域を容易く破壊する程の威力を発揮する。

威力に比例して負担も高く、連発しようものなら即強制変身解除してダウンしてしまう。

 

 

パワードツインブラスター



 

見た目:ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲



 

バックパック2門装備された、大出力ビーム砲。

大型の空中艦すら真っ二つに割るほどの凄まじい威力がある。


 

 

パワードデュアルレールガン

 



見た目:デリュージー超高初速レール砲

バックパック上部に装備された2門のレールガン。使用時は肩越しに展開する。

 

 

パワードランチャー・クアドリフォリオ



 

見た目:四連装ミサイルランチャー


 

パワードツインブラスターの後部に内蔵されている4連装ミサイルランチャー。

構造上、パワードツインブラスターとの同時使用は不可。

 

 

パワードミサイル



 

見た目:ファイヤーフライ誘導ミサイル

 



クアドリフォリオに装填されているミサイル。


 

 

パワード・ハイパーライフル



 

見た目:70-31式電磁加農砲


 

長射程型電磁レール砲。アーマーに搭載された大型測距システムとの連動により極めて精密な射撃が可能で、有効射程距離は大気圏内では120km、宇宙空間では最大1万kmにも達する。

 




超長基測距モードに移行する事で初速が35%減少する代わりに超高精度照準が可能となり、宇宙空間での有効射程が最大で38万km以上に延伸される。



 

砲身は普段は分割した状態で両腕部に装着されるが、右腕に装着されたパーツはそれのみで、弾頭である71式強化徹甲尖頭弾を発射できる。



 

 

仮面ライダードラン パワードストライカーシュヴェルト



 

変身音

 



HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!STRIKER SCHWERT!

 

見た目:青いソードシルエットとソードストライカーを混ぜたようなアーマーを纏ったドラン

 



シュヴェルトストライカーバックルをパワードアーマーバックルに装填した形態でパワードストライカーフォームの近接戦闘形態。

近接、白兵戦に特化した形態で追加武装も双剣とブーメラン、ロケットアンカーを搭載した両腕に装備される小型シールドの3種類のみになっている。

 

 



武装



 

パワードデュアルソード



 

見た目:エクスカリバーレーザー対艦刀



 

パワードストライカーシュヴェルトの武装である2本の剣でその構造にはASTやDEMの使用するCR-ユニットのレイザーブレードの技術も使われている。

 



二刀流で振り回す事もできるが、柄同士を連結させた「ツインブレイドフォーム」にする事で、槍やランスのように間合いをとった戦いにも対応できる。


 

 

パワードエッジブーメラン



 

見た目:青いフラッシュエッジビームブーメラン


 

背部に2機装備されているビームブーメラン。

2つのブーメランの本体部分を結合する事でビームではなく実体の刃を持ったブーメランとして使用する事もできる。


 

パワード・アンカーシールド

 



見た目:ソードストライクのパンツァーアイゼン



 

両腕に装備される小型シールドとそれに搭載されたロケット推進式のアンカー。

打ち出されるアンカーの軌道は接続された強化高分子ケーブルの運動に大きく支配されるため、運用者には相応の技術が必要とされる。


 

アンカー先端のクローが展開し目標を捕捉、もしくは破壊する事が可能。
また、小型シールドには防御用の随意領域を展開する機能もあり、その防御力はエレンのペンドラゴンやアルテミシアのランスロットの全力攻撃でようやく破壊できるほど。

 

 

仮面ライダードラン:エクスブーストフォーム

 

SET!

 

BOOST XTREME!

 

READY FIGHT!

 



天導大牙がデザイアドライバーにエクスブーストレイズバックルを装填して変身した形態。


 

変身時にはドラゴンっぽくなった金色の「BOOST」のロゴが10個出現し、スロットルレバーの「ブーストスロットルX」を捻ることで4つの排気口が展開し雷を放出する。同時にBOOSTのロゴも雷を纏い大牙を中心に回転し、装甲に変化する。

 

外見



 

大牙専用に開発されたブーストバックルなだけあってドラゴンフォーム時よりドラゴンのような見た目になる。その姿を一言で表すならば「黄金の龍」。

 

一応この形態はバックル一個で変身するフォームではあるが、上半身・下半身共に専用の装備が同時に装着される。

 

大牙の身体能力を極限まで引き出す能力が備わっているため、後述の副作用抜きならフェーズ2のヴェラチュールを圧倒できる(それどこか場合によってはほぼ一撃で撃破可能な)程のトンチキスペックを誇る。

 

当然ノーマルのブーストフォームにも搭載されていたアビリティを数倍に伸ばし超常的な戦闘力と速度を発揮するブーストタイムの発動能力も胸部拡張装備「ゴールデンブイツイン」により健在。

 

さらに肩部「オーバーロードチャージャーS」や膝部「オーバーロードチャージャーN」により計4ヶ所それぞれで瞬間的にブーストバックル二つ分に匹敵する超パワーを腕や脚に集中させる力を持つ。

 

頭の「ゴールデンヘッドエグゾースト」、尻尾の「ゴールデンエグゾーストテール」は放電する程の超噴射力を利用し空中を自由自在に動き回ることが可能で空を飛べ、地上でも超高速移動を発揮する。

 

また、頭部のマウントデバイス「ドランクレストギアX」により変身者の頭部機能を数倍に高め超常的な分析・判断力を発揮した超高速戦闘を可能としている。

 

手首の「ゴールドパンチャー」と足首の「ゴールドキッカー」は直接エクスブーストマフラーが備わり超高出力エネルギーによる破壊力を伴う打撃を与えられる他、超高密度のエネルギーにより超高速の連打や赤熱化キックを放つ。

 

更にパンチと同時にクローを伸ばすことも可能。

 

また、腰に装備されている「EXBウイングローブ」によって飛行可能で飛行時にはローブか翼に変化する(いわゆる腰翼)。

 

なお、この形態になると声に少しエフェクトが発生するが、これは本来クリアなボイスチャット機能を持つ「ブーストクラッシャーX」が爆発的な高出力を発揮した際に音声が多重化してしまっているためである。

 

ブーストバックル10個が一体化したフォームにしては意外な程性能は落ち着いているが、これは「ピーキー過ぎるエクスブーストバックルの最大出力を得るためには更に高次の出力調整能力が必要」であるため。

 

つまり真の力を発揮するためには、更なる追加装備が必要となる。

 

実際、最大出力時の肉体への負荷が高い上に、強化されたブーストタイム発動時の超加速によって変身者と現実の間に時間的差異が発生する現象が引き起こされる。一応腰に装備されている「EXBウイングローブ」のもう一つの機能によってある程度は制御・安定させているがそれでも限界がある。

 

ドラゴンモード

 


エクスブーストフォームの状態でリボルブオンした形態。
見た目は人型に近いスマートな体型の金色の龍。

前述の「ゴールデンエグゾーストテール」が ドラゴンモードになったことでより柔軟な方向転換が可能になり、溢れんばかりの炎で敵を流れるように爆発させる。

 

必殺技



 

エクスブーストストライク



 

XTREME BOOST STRIKE!

 

エクスブーストバックルのブーストスロットルXを1回捻って発動。 
 金色の龍状のエネルギー弾を4つ展開した後、ゴールドパンチャーのマフラー部から超高密度エネルギーを炎の如く噴き出しながら雷光を纏い、超加速してパンチを叩き込む。 


 

または、超高速で移動して雷光を纏った格闘を放ったり、左腕に黄金の雷光を纏い流星の如き速度で相手に接近してライターパンチを叩き込む『覇王龍星拳』と左足に黄金の雷光を纏わせた後、右足で高くジャンプし流星の如き速度で相手に接近してライターキックを叩き込む『覇王龍星脚』。

 

エクスブーストレイズバックル

不知火朧が開発した大牙専用のレイズバックル。
朧曰く「このバックル一つでブーストバックル10個分の力を行使可能なほど圧倒的なパワーを持つ」。

 

外見・機能



 

見た目はブーストマークⅡレイズバックルの赤い部分を金色にしてレバーの色を青にしたもの。

リアクターパーツ「エクストリームブーストリアクター」は従来のバックルとは大きく異なった形状をしており、コアIDを覆う程に伸びている。



 

リアクターの絵柄は龍のようになっており、縁取りはレーザーレイズライザーに対応しているかのような紫色。

 

普段は閉じられたバーニアユニット「ライジングエグゾースト」はスロットルレバーである「ブーストスロットルX」の入力によって4つの排気口を同時展開。金色の内部機構が顕となり、エクスブーストを実装する。

 

各バーニアは独立して爆発的な性能を発揮させる反面、上昇レベルによって徐々にピーキーな性能が現れ始めるため、完全制御のためには高次の出力調整能力を介さなければならないという。

 

ブーストスロットルXを再度捻ることでブーストタイムを発動出来る点は据え置きだが、フォーム自体が大幅にパワーアップしているため性能は段違いで、しかも勝手に噴出して飛び去ることは無い。

 

副作用
かなり強力なスペックが付与される代わりに、デザイアドライバーでそのまま使用すると、戦闘後に強烈な眠気に襲われ、歩こうとするとフラフラになって気絶してしまうというハイリスクハイリターンとも言える代物となっている。



 

 

エクスブーストフォーム暴走状態



 

エクスブーストフォームの変身者である大牙の感情(正負問わず)が高まり、それが一定レベルを超えると起こる。暴走状態になると複眼が金色に染まり以下のようになり、大牙の意識は強制的に眠りについてしまう。

 

(正確にはある種のトランス状態になる)

 

・相手を殺すまでいかなるダメージを受けても決して止まらず、例え瀕死級、強制変身解除級のダメージを受けても変身解除せず、全身を雷火が包み込み不死鳥の如く何度でも蘇る。



 

・野獣の如き戦いをしながら顎・首・鳩尾といった急所ばかりを狙うようになる。

 



・一度でも「敵」と認識したら生身の人間にさえ襲いかかる。



 

・敵が索敵範囲内から消滅、または一定時間経過で強制変身解除して気絶する。


 

また、エクスブーストレイズバックルをベルトから取り外せば暴走を変身ごと解除することが可能だが、エクスブーストフォームの猛攻を掻い潜りながら行うのは、煉や豹馬、翔人をもってしても極めて困難である。

 

 

仮面ライダードラン レーザーブーストフォームX

 

SET!

 

SET UP!

 

「変身」



 

DUAL ON!

 

HYPER LINK!

 

LASER BOOST X!

 

READY FIGHT!

 

天導大牙がデザイアドライバーにエクスブーストレイズバックルと霧塚とわのレーザーレイズライザーをセットし、デュアルオン・ハイパーリンクして変身したドランの第二中間パワーアップフォーム。


 

レーザーレイズライザーには、理想の自分をデザインする力があり、エクスブーストフォームの外見に仮面ライダーフルムの装甲が追加されており、複眼も灰色と金のオッドアイに変化している。

 

レーザーレイズライザーの仮面ライダーを理想の姿へリデザインする能力によりエクスブーストフォームから能力が更に向上した他、このフォームに変身中は戦闘によって大牙にかかる肉体へのダメージがなくなり、常にフルパワーでの戦闘が可能になる。


 

また、仮面ライダーフルムの持つ未来斬跋能力も健在で常に相手の動きを先読みして行動できるほか、変身完了とともに相手のあらゆるチート能力を完全に無能化させる特殊フィールドが展開される。

 

まさに天導大牙、超天神フルム。人と神、二つの力が一つになった絆のフォームといえる形態である。

 

胸に装着された増加装甲「エクストリームリアライド」は内部に格納された「ゴールデンブイツイン」の時空を歪ませる力を制御・拡張する機能を備えているため、以前あったエクスブーストを使用すると体力を大きく消耗する、反動で倒れるなどの問題が解消された。

 

この装甲によりドラゴンモードへのリボルブオンはできなくなったが、元の機動力の向上もありデメリットにはなっていない。

 

エクスブースト由来の「ゴールデンエグゾーストテール」による超加速能力を使用している際は、金と青の2色の電子回路の様なエフェクトを発生する。

 

頭部の「エクスセンドバイザー」は全身各部のモニタリング機能と問題を即座に修正するプログラムが搭載されたことで、「ブーストタイム」発動時の反動を大幅に軽減している。

 

ブーストバックル2つ分に匹敵する超パワーを瞬間的に腕や脚に上乗せする「オーバーロードチャージャーS」「オーバーロードチャージャーN」もエクスブーストから引き続き搭載されている。 


 

必殺技



 

【レーザーブーストビクトリー】



 

FINISH MODE!

 





LASER BOOST VICTORY!

 

レーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを1回操作し、インプットリガーを引くことで発動。 
五人に分身して突撃し、連続攻撃を叩き込み、トドメに五連ライダーキックを放つ。

 

ハイパーブーストグランドビクトリー

 

BOOST TIME!

 

HYPER BOOST GRAND VICTORY!

 




エクスブーストバックルのブーストスロットルXを2回以上捻った後、再度捻ることで発動。 
凄まじい速さで動き回り、雷を纏ったパンチを繰り出す。

 

 

仮面ライダーゼノン

 

絶滅・EXPLOSION!

 

Break JUMP!

 

Twin Rize!tail!SLASH!VANISH!Kamen Rider Zenon!

 

零瑠がゼノンドライバーとアメイジングホッパープログライズキーとアウェイキングレックスゼツメライズキーを使用して変身した姿。見た目はゼロツーにサウザーとジャックリバイスを混ぜたもの。ゼロツーの未来予知能力に、サウザーの能力をプラス。どんな相手も圧倒してしまう強さを誇る。

 

必殺技はエネルギーを両足に集め跳び蹴りを放ったあとに頭上へ吹き飛ばし、多段蹴りを浴びせた後にライダーキックを放つ《ライジングエクスプロージョン》

 

 

仮面ライダーゼノン:アーククラスターホッパー


 

絶滅・EXPLOSION!

 



マリスジャンプ!シンギュライズ!

 

Let's Rise!Le,Le,Let's Rise!

 

メタルライズ! 『(アーク)』



 

Secret material!アークメタル!アーククラスタホッパー!

 

"It's 『ARK』 Quality."

 

見た目:ゼノンとゼロワンメタルクラスターホッパーを合わせてアークっぽくした姿。


 

ゼノンドライバーにアーククラスターホッパープログライズキーを装填して変身したゼノンの中間パワーアップ兼暴走フォーム。

 

外見


 

その名を表したかの如く、全身が黒く輝く金属質な見た目となっており、頭部や肩などが鋭利な形状に変化している。アークライダーの特徴の赤いの複眼と全身に駆け巡るエネルギーライン兼特殊装甲「ACHライナー」を持つ。 


 

変身プロセスは、大量のバッタが一度巨大バッタになった後分散し、零瑠の体を蝕む様に身体に纏わり付く非常におぞましい物となっており、これは暴走を克服した後でも同じ。

 

大牙(テスカトリポカ)に無理やり変身させられた初変身時に至っては、暗黒のオーラが終始漂い、更には変身時のバッタの大群の中に漆黒の個体が多数混じるという状態であり、禍々しさがより一層強調されている。

 

装甲には硬度・可塑性・密度を自在に変化させる相転移制御特性を持つ特殊金属「アークメタル」が使用されており、攻撃時には無数の小さなバッタ「アーククラスターセル」に変形し、ゼノンから変幻自在に分離して縦横無尽に飛び回る。

その為、攻撃時は素体が丸出しになる。 


 

必殺技

 

必殺技


 

アークライジングエクスプロージョン

 

アークライジングエクスプロージョン!

 



身体から分離したアーククラスターセルが再構築されてゼノンの姿になり、そのままライダーキックを繰り出す。 



 

アーククラスターホッパープログライズキー


 

見た目:メタルクラスターホッパープログライズキーとアークワン・サウザンドアークプログライズキーを合わせたようなもの


 

声:速水奨&プラント兄弟(MONKEY MAJIK)

 

零瑠の変身するゼノンの中間パワーアップにして暴走フォームである仮面ライダーゼノン アーククラスターホッパーに変身するために必要なプログライズキー。



 

ちなみに開発者はメルクリウスであり、大牙(テスカトリポカ)が折紙世界に行く際に待たされた。

 

メタルクラスターホッパープログライズキーと同様、新たな認証プレート「アークメタルライザー」が追加されていて、装填後にこれを折りたたむ「アークメタルライズ」が追加された三段階認証で変身できるようになっているのが特徴
(単に装填しただけでは「Let's rize! Le Le Let's rize!」の待機音が鳴るのみ)。


 

展開時に1匹の大きなバッタが、メタルライズ後に6匹の小さな金属のバッタのようなレリーフが現れる。

これらのレリーフはアーククラスタホッパーの装甲にも使われている「アークメタル」で形成されており、それ故かメタルクラスターホッパープログライズキーと同じく最重量となっている。

 

一度使用するとアークメタルライザーがゼノンドライバーの中央部を物理的に塞ぎ、強制割り込みプログラム「アークプリズメントチェイン」によって他のプログライズキーを認証しなくするように書き換えてしまう。

 

その上、変身中はドライバーがアークに強制接続され、変身者の意識を悪意に満ちたデータ空間に幽閉し、その間一切の制御ができなくなる。

 

因みに、このプログライズキー自体に悪意のデータを保護する為の特殊コーティングが成されている事に加えて、自分から変身解除出来ない様に、上述の形で悪意に満たされたデータ空間に変身者の意識を幽閉する機能がある為、破壊は困難であると推測される。

 

その上、一度でも使用すればゼノンドライバーは他のプログライズキーを一切認証しなくなる様プログラムが書き換えられてしまうので、一度変身したら自力で変身解除不能、それが出来たとしても「他の形態に変身出来ず嫌でもアーククラスタホッパーを使わざるを得なくなる」非常に厄介な性質を持っている。

 

 

仮面ライダーヴェラチュール

 

見た目:仮面ライダーグレアとダンボール戦機ウォーズのディ・エゼルデイを混ぜた姿。

 

仮面ライダーグレアを十六夜煉が独自の改良と魔改造を施したライダーで「ダアトスピリットカード」と「ヴィジョンドライバー(ヴェラチュール仕様)」で変身する仮面ライダー。

 

ヴェラチュールとは北欧神話の主神オーディンの別名で「人間の神」を意味する。

 

現時点で登場するすべてのライダー、CR-ユニット、精霊を遥かに凌駕する性能を持ち、それぞれ対抗できるのはドランのドラゴニックブーストフォーム、煉の専用CR-ユニットのドラグーン、精霊体の煉のみである。

 

手持ち武器は一切使用せず、6つのビット(子機)を使って攻撃と防御を行う。 
しかし、ビット攻撃にのみ特化した性能という訳ではなく、上述の高い戦闘性能によってヴェラチュール本体のみでも十分に戦うことができる。

 

また、グレア最大の特徴であった「ライダーの洗脳能力」も強化されており、装甲の一部を分離させた制御装置「ヒュプノレイ」を対象者の頭部に装着させることで自身の制御下に置くことが出来る。

 

その力はライダーだけでなく、人間や精霊にロボット、挙句の果てには神すらも制御下に置くことができる。

 

武装

 

ビット

バックパックに備えられた六基のビット。

射出後は常時展開させることができる。三つの機能が備わった万能型であり、形態を変化させることで、様々な戦況に対応することが可能。

 

ソードビット

長剣状に変化させた、赤く発光するビット。ビット自身のサイズと機動力で攻撃を掻い潜り、敵を攻撃する。精霊の天使を一撃で両断してしまうなど、高い攻撃力を持つ。

 

複数基で運用されることがほとんどで、攻撃の際に相手に接近する必要がある以上、ある程度の実力のある相手には最低でも二基同時に運用しないと撃墜されてしまう模様。

 

しかし、その高い機動性から撃ち落とすのはとても困難で、子機自体も大部分がビーム刃で守られているので破壊が困難である。

 

ビットレーザー

 

緑色に発光するビットで極太のレーザー光線を放つ。

 

威力は霊装にダメージを与えられるほどに高く、ビーム自体もかなり太い。複数本重ねる事で威力を上げる事も可能でフラクシナスを一撃で両断、大破させてしまうことも可能。

 

こちらも複数基で運用され、ヴェラチュールを中心とした6方向への攻撃、三機を並列させてからの掃射、レーザーを放ちながら斜線を攻撃対象へと囲むように狭めていく、など多彩な攻撃が可能。

 

リフレクトビット

 

バリアを展開する、青く発光するビット。三機のビットを正三角形状に配置することでバリアを展開することであらゆる攻撃を防御する強力な防御兵装となっている。現時点でバリアを突破する方法は存在しない。

 

変身音

 

《VISION DRIVER》

 

《VERATÝR LOGIN》

 

《INSTALL》

 

《DOMINATE A SYSTEM VERATÝR》

 

必殺技(名称不明)


 

スピリットカードを再度読み込んで発動。 
強力な回し蹴りを放つ。

 

音声

 

《PUNISH》 


 

《JUDGEMENT》(2回スラッシュ)

 

洗脳能力(正式名称不明)

 

変身後に再度バイオメトリクサーを操作し、

 

《HACKING ON》《CRACK START 》の音声と共に発動。

 

この際ディスプレイが乱れるように不規則に点灯し、最後に眼が赤く、怪しく光り出す。

 

「ヒュプノレイ」を分離、対象の頭部に装着させ、支配下に置いて意のままに操る。 被せられた者は意思のない傀儡となる。

 

音声

《HACKING ON》

 

《CRACK START》

 

ヴィジョンドライバー(ヴェラチュール仕様)

 

声:三森すずこ

 

煉が自分用に独自改良と魔改造を施したヴェラチュール専用のヴィジョンドライバー。

 

起動装着後、上部の生体認証装置「バイオメトリクサー」に親指を直に触れて指紋認証させ、変身者のログイン及び権限を認証し変身待機状態へ移行。 
スピリットカードを「ヴィジョンリーダー」へスキャンすることで変身が実行され、内部のヴィジョンドライバーの縮退炉「ヴィジョンスピリットリアクター」によって疑似的なブラックホールからダークマターを抽出しクリーンエネルギーに変換、装甲が装着され変身が完了する。

 


同時に前面のディスプレイ部では炉の稼働状態を示す概念モデルが可動するが、その動き方はさながら眼のようである。 
変身が完了すると瞳に相当する部分が正面を向く。

 

或守鞠亜(煉のところの)がシステム管理を行い、煉の戦闘をサポートする。

その正確さと的確さは絶大で零瑠の変身するゼノンの未来予知能力を遥かに上回る。

 

ダアトスピリットカード

 

見た目:虹色のプロヴィデンスカード

 

煉の精霊の力を宿した特殊なプロヴィデンスカード。この他にも十二枚のスピリットカードが存在し、状況に応じて使い分ける。

 

スピリットカード

 

精霊の力を宿した特殊なプロヴィデンスカード。現時点で十三枚存在し、状況に応じて使い分ける。

 

力の大元となっているのは煉と煉のところの精霊達である。

 

ケテルスピリットカード

カードの色:白

力:絶滅天使

 

コクマースピリットカード

カードの色:灰色

力:囁告篇帙

 

ビナースピリットカード

カードの色:黒

力:刻々帝

 

ケセドスピリットカード

カードの色:青

力:氷結傀儡

 

ゲブラースピリットカード

カードの色:赤

力:灼爛殲鬼

 

ティファレトスピリットカード

カードの色:黄

力:封解主

 

ネツァクスピリットカード

カードの色:緑

力:贋造魔女

 

ホドスピリットカード

カードの色:橙

力:颶風騎士

このカードのみ三枚存在し、それぞれ耶倶矢、夕弦、そして風待八舞の力が宿っている。

八舞耶倶矢=ホド(穿つ者)

八舞夕弦=ホド(縛める者)

風待八舞=ホド(貫く者・護る者・蒼穹を喰らう者)

 

イェソドスピリットカード

カードの色:紫

力:破軍歌姫

 

マルクトスピリットカード

カードの色:レモン色、小豆色、オリーブ色、黒の4色

力:鏖殺公

 

ダアトスピリットカード

カードの色:虹色

力:生死万皇・龍帝覇王・世界樹

 

 

仮面ライダーセヴンズ

 

十六夜煉がセヴンズドライバーとセヴンズバイスタンプを使用して変身したライダー。

 

見た目


 

全体のベースはジュウガで、ドラゴンの頭を模した頭部、ケルベロスの3つ頭がついた胴体(背中にはフェニックスの炎を纏ったグリフォンの翼がついておりホーリー、エビリティライブのように非使用時は小型化され炎は消える)、両腕には爪が伸びており、さらに左腕には仮面ライダー滅のアシッドアナライズを生物っぽくした武装がついて右腕には蛇が絡みついている。全体のカラーリングは赤紫と黒。

 



変身シークエンス

 


バイスタンプを起動すると、変身に使用されるエネルギーが、セヴンズバイスタンプのモデルとなった生物たちの姿を取って放出される。 



バイスタンプをドライバーに装填し、ドライバーを操作すると、黒い素体が煉を包み、放出したエネルギーがスーツに吸収され、七色に輝く波動とともに変身が完了する。

 


能力


 

グリフォンの翼による飛行、ドラゴンの頑強な装甲、蛇、蜘蛛、蠍の毒、フェニックスの再生力と炎、3つの頭を持つ冥府の番犬ケルベロス由来の分身など様々な能力を巧みに使い分ける。

 


オーバーシステム

 


煉が開発した仮面ライダーの強化システム。
このシステムを搭載した仮面ライダーはスペックや能力が極限にまで増幅され、仮面ライダーの枠を超えた力を得るがその代わり、変身者にとてつもない負荷がかかり最悪の場合、死に至る危険性を持つ。
煉が開発したシステムであるため搭載するには煉の存在が必要不可欠である。



 

変身音

 

『セヴンズ!』


 

『グリフォン!ドラゴン!タイパン!フェニックス!ドクシボグモ!ケルベロス!オブトサソリ!』

 

「変身!」

 


『スクランブル!』

 


『七種の遺伝子、7つの罪』


 

『猛ろ!統べろ!君臨せよ!』


 

『仮面ライダーセヴンズ!』

 


『THE SEVEN SINS…!』

 



必殺技


 

パニッシュメントゲノムフィニッシュ

 

『パニッシュメントゲノムエッジ!』


 

バイスタンプを1回操作して発動する、スピード系の必殺技。4パターン存在する。

 

1.背中のグリフォンの翼で暴風を起こして敵を吹き飛ばし、飛翔してライダーキックを放つ。



 

2.タイパン(蛇)のようなしなやかな動きで相手に近づき攻撃する。

 

3.フェニックスの炎の翼を広げ、空中を飛行しながら火炎弾を放つ。

 

4.左腕の蛇で相手を捕まえて引き寄せ、仮面ライダー滅のアシッドアナライズを生物っぽくした武装で貫く。

 

ジャッジメントゲノムフィニッシュ


 

『ジャッジメントゲノムエッジ!』


 

バイスタンプを2回操作して発動する、テクニカル系の必殺技。

 

1.ヘビのオーラが相手を飲み込んで能力を複製してセヴンズの能力として追加することができる。
あくまで一時的であり時間経過で能力は消滅し、奪った能力も元の持ち主へ戻ってしまう。

 

2.対象に向けて紫の炎を放ち回復させる。
自身に発動する際は炎を纏った翼が体を包む。



 

3.背中から蜘蛛の足を生やして敵に突き刺し、強力な毒を相手に打ち込む。


 

4.
周囲に紫の波動を放ち、当たった相手を敵味方関係なく操ることができる。



 

クライムゲノムフィニッシュ

 

『クライムゲノムエッジ!』

 

バイスタンプを3回操作して発動する、パワー系の必殺技。

 


1.赤黒い魔法陣を出して7つ首のドラゴンの頭部を召喚、召喚されたドラゴンの頭部が赤黒い炎のブレスを吐いて攻撃する。

 

2.三人に分身して連続攻撃を行い、最後にトリプルライダーキックを放つ。



 

セヴンズワンダフルフィニッシュ

 

『ワンダフルフィニッシュ!』

 

バイスタンプを4回操作して発動する、7種の遺伝子に秘められた能力全てを集結した超必殺技。

 

1.七人に分身して連続攻撃を行う。
グラトニーファングと似ているが、こちらはセヴンズの元である七つの大罪に関する7体に分裂するため、正確には分裂した煉自身。



 

2.グリフォン、ドラゴン、インランドタイパン、フェニックス、フォニュートリア・ドクシボグモ、ケルベロス、オブトサソリのエフェクトで相手を攻撃する。

 

3.右足に七色のエネルギーを纏って回し蹴りを放つ。

 

4.右足に七色のエネルギーと凄まじい炎、風、水、雷を纏って天高く跳躍し、飛び蹴りを放つ。

 

セヴンズドライバー


見た目:キメラドライバーの左側に七つの宝玉がついた円形のパーツを被せたもの

 



キメラドライバーを煉が改良した新型のドライバー。


ギフの瞳を取り出し、代わりに七つの大罪の力を宿した7つの宝玉が埋め込まれており、全てのリバイス系ライダーを凌駕する力を持つ。



 

さらに強力なバリアを展開することも可能で精霊やライダーのあらゆる攻撃を完全に防ぐことができ、ドライバー単体でも展開可能。



 

また、他にも様々な機能を搭載しておりデータ収集機能や光学迷彩、立体映像の投影などがある。

そして最大の特徴は煉の神としての力を極限にまで引き出すことで戦闘能力を際限なく上昇させることである。 


 

セヴンズバイスタンプ


見た目:グリフォン、ドラゴン、インランドタイパン、フェニックス、フォニュートリア・ドクシボグモ、ケルベロス、オブトサソリのレリーフが施された七色のジュウガバイスタンプ



 

十六夜煉が仮面ライダーセヴンズの変身に用いるバイスタンプでカラーはレインボー。

キメラドライバーのアップデートとともにセブンキメラバイスタンプもアップデートしたことで誕生した。

 


このバイスタンプにもセヴンズドライバーと同じく七つの大罪の力を宿しているがセヴンズドライバーとの違いは宝玉から抽出した力を宿しているのみ。



 

形状はジュウガバイスタンプと同じ形で7種のゲノムレリーフが施されている。

押印面には北斗七星が描かれている。
カラーはレインボー1色で、他の変身用バイスタンプと異なりセヴンズのマスクの意匠が描かれていない。

 



また、煉がこのバイスタンプを自身に押印することで7体の生物を召喚可能(イメージとしてはゼロワンのライダモデルみたいな感じ)な他、煉の悪魔である十六夜壊を外に出すことも可能。



 

音声


 

『セヴンズ!』

 

 

仮面ライダーキマイラ:トリニティゲノミクス

 

蜂楽 廻がキメラドライバーZWEIとトリニティキメラバイスタンプで変身するライダー。キマイラの上位互換のライダーでキメラドライバー内部のギフの瞳を無くし、ZWEIユニットをキメラドライバーの上に装備。

 

バイスタンプをスロットルコマンダーに装備し、ロール操作で変身。見た目はキマイラにゾンビフォームを組み込ませ、牛のような頭部を装備。キマイラのパワーが大幅にアップ。

 

さらには廻の身体能力、高い闘争心、トリッキーな動きの高さから他のライダーを圧倒する高い戦闘力を発揮している。必殺技は4種類種類。

 

バッファローストライク!

 

両手にエネルギーを集め、相手に連続したパンチを繰り出す。繰り出す際に牛を模したエネルギーが現れる。

 

キングクラブストライク!

 

蟹の鋏を模したエフェクトと共にパンチを放つ。

 

クロコダイルストライク!

 

ワニのエフェクトを纏った一回転回し蹴りを放った後に相手を踏み台にして飛び上がったあとに右足にワニの頭を模したエフェクトと共にバタ足キックを放つ。

 

ジャスティスリミックス!

 

必殺!カオス!トリニティキメラチャージ!!

 

バッファロー、キングクラブ、クロコダイルのエフェクトで相手を攻撃するのと、高出力のライダーキックを放つ2パターンがある。

 

 

仮面ライダーネオカイザ

 

十六夜煉が開発したライダーシステムで小日向未来が変身する仮面ライダー。

 

非適合者が使用した場合は変身後灰化してしまうという特徴があり、適合者も使い続ければ灰化してしまうリスクが通常のカイザにあったが、これに関しては一度、霊結晶を自身に纏い続けることになるという物を持つ。

 

つまりネオカイザは「精霊になるために造られたライダーシステム」である。

 

ネオカイザフォンも回転開閉式からファイズフォンの開閉に変更され、武器も一新した。武器はカイザネオブレイガン、カイザネオポインター、そして専用バイクはサイドカーが外れたサイドバッシャー…《サイドライダー》である。

 

サイドライダーの左ハンドルグリップを抜くとカイザエッジになる。

 

 

ブラック・リコリス

 

ヨル・ブライアが精霊を倒すためにASTから盗み出したホワイト・リコリスから作り上げた強化CRユニット。正式名称はSA-029・討滅兵装。弱点である機動力をインフィニット・ストラトスを混ぜ合わせることで克服。

 

フルアーマーISによって誕生した機体で足の装備ユニットは浮遊状態。背中にはホワイトリコリス同等の大型レイザーブレード〈クリーヴリーフ〉二本、50.5cm魔力砲〈ブラスターク〉二門、機銃やミサイルなどの武装を格納した大容量ウェポンコンテナ〈ルートボックス〉を8基装備。

 

そして両腕にも人を殴れる程の威力を持つISアーマーを纏っている。

 

なぜか〇□△▽の技を使っているので初めて対戦した折紙は驚きを隠せずにいた。 使う技は…

 

(ページが途切れてる。何かのパスワードを打たないと見れないようだ。)

 

 

仮面ライダーヘラクレス

 

容姿

 

基本のカブトにサウザーを組み合せた姿。

 

千切豹馬がアメイジングカブトゼクターで変身するライダー。カブトのクロックアップの機能にサウザーのサウザンドシグナルの能力も組み合わさっており、並大抵の基本フォームや初期の様々な形態では勝てない。

 

さらに左横にあるゼクター専用のアップグレードアセンブルにアメイジングサビーゼクター、アメイジングドレイクゼクター、アメイジングサソードゼクターを装填すると様々な形態に変身できる。

 

ライダーストライク

 

カブト同様に上段回し蹴りを放つのと、従来のライダーキック二通りある。

 

変身音

 

HENSHIN!CHANGE!HERCULES!

 

必殺技音

 

RIDER STRILK!

 

 

仮面ライダーヘラクレス:ザビースタイル

 

session!CHANGE WASP!

 

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングザビーゼクターを装填して変化するヘラクレスの強化形態。

 

武器は持たずに徒手空拳で戦うスタイル。

 

必殺技は左腕にあるブレスにアメイジングザビーゼクターを装填し、それが付いた左手をザビーゼクターの針をパンチと共に突き刺すライダースティング。

 

 

仮面ライダーヘラクレス:ドレイクスタイル

 

session!CHANGE DRAGON FLY!

 

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングドレイクゼクターをセットすることで変化する形態。

 

必殺技はヘラクレスブラスターにアメイジングドレイクゼクターを合体させて完成した『ドレイクヘラクレスブラスター』のスロットルを引いてそこから発射する光弾「ライダーシューティング」。

 

 

仮面ライダーヘラクレス:サソードスタイル

 

session!CHANGE SCORPION!

 

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングサソードゼクターを装填することで変化する形態。

 

必殺技はヘラクレススコーピオンカリバーにアメイジングサソードゼクターをセットし、そこからゼクターの尾をヤイバーに押し込んでタキオン粒子を送り込み、刃に蓄えたポイズンブラッドと混ぜ合わせて光の刃を生成したあとに敵を切り裂くライダースラッシュ。

 

 

仮面ライダーグラム

 



不知火朧が聖剣・無限剣覇王を収めた天王剣エクスドライバーにタキオンドラゴンワンダーライドブックを装填して抜刀することで変身する仮面ライダー。


 

容姿は仮面ライダーファルシオンとソロモンを混ぜた様な姿。


 

時間操作で回避を行いながら確実に攻撃を与え、無限剣覇王を逆手持ちしたり、セイバープリミティブドラゴンのようにソードクラウンで攻撃したりなど、ブックの能力を最大限活かしながらも変則的な戦い方を行い、また必要とあらば自爆特攻も辞さない。

 

タキオンドラゴン



 

見た目:仮面ライダーグラムが鋭角的・機械的なドラゴンのアーマーを纏った姿



タキオンドラゴンワンダーライドブックを天王剣エクスドライバーに装填することで変身する、仮面ライダーグラムの基本フォーム

。

 

鋭角的・機械的なドラゴンのアーマーを纏った形態。

カラーは黒紫色と赤を基調としており、胸の宝石や翼など体の各所が輝いている。


 

 

能力



 

全身を覆う甲冑は他の剣士が「ソードローブ」なのに対しグラムは「タキオンローブ」と呼ばれ、「タキオンドラゴン」の特殊能力を使用する専用武具となっている。
これにより全身の各所で「銀河眼の時空竜」の発する「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」の力を行使し、文字通りの不死身を体現している。

 



この「時空転生」は胸部及び両肩部装甲「タキオン・リ・バース」では復活する力として機能するが、翼の様な背部の装甲「タキオンドラゴン・ウイング」では受けた衝撃を自らのエネルギーへと変換する効果を持ち、グラムは無尽蔵ともいえる力を振るう事ができるほか、飛行することも可能。

 

これに留まらずグローブ「ニュートリノガード」によって「無限剣覇王」の刃に纏った場合には物質・非物質、概念といったあらゆるもの総てを断ち切る力を付与しており、攻防共に威力を発揮する応用に富んだ力である。

 



一番右の神獣のスロットのみを使った形態ながら、全身に装甲が装備されるという独自のシルエットをしている(もっともエクスドライバーに"他のスロット"は存在しないが)。

 

変身音



 

『タキオンドラゴン!』

 


『かつて世界を創造した時の竜の力が今ここに蘇る!』

 



『覇王抜刀!』



 

『タキオンドラゴン!』

 



『〜宇宙を貫く雄叫びが今、全ての時を支配する!〜』



 

必殺技



 

時空覇王斬り




 

無限剣覇王をエクスドライバーに戻し、トリガーを一回引いてから抜刀して発動する剣技必殺技。



 

黒紫の竜を模した強力な斬撃を放つか、背部の「タキオンドラゴン・ウイング」で飛翔して黒紫色の斬撃を3連続で放つ。

 



音声


 

『必殺読覇!』

 



『覇王抜刀!時空覇王斬り!』


 

時空覇王撃



 

無限剣覇王をエクスドライバーに戻し、トリガーを二回引いて発動。 
背部の「タキオンドラゴン・ウイング」で飛翔し、黒紫色のオーラを纏ってライダーキックを放つ。

 

音声

『必殺読覇!』

『時空覇王撃!』

 

無限居合



 

無限剣覇王を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、抜刀することで発動。



 

音声

『無限居合! 』

『覇王一閃! 』


 

無限剣覇王(むげんけんはおう)

 



見た目:無銘剣虚無の色を金色にしたもの



 

不知火朧が持つ黄金の聖剣で無の聖剣にして究極の剣。
聖剣の属性は無銘剣虚無と同じく『無』。エンブレムのクレストは龍の横顔。


 

能力

火炎剣烈火から、無銘剣虚無までのセイバーに登場した全ての聖剣の力を操る能力を持つ。
刃王剣十聖刃とは違い、御咲の意思で使いたい能力を自由に使え、複数の聖剣の力を混ぜることもできるほか、聖剣を創造してソードビットやファンネルの様に操れる。

 

アウトサイダーで登場したデザストの聖剣である黒嵐剣漆黒も創造でき、その気になれば刃王剣十聖刃も創造できると言う無茶苦茶っぷり。

 

さらには、新たな聖剣を創造することも可能であり、まさに名前の通り覇王の操る無限の聖剣である。

 

天王剣エクスドライバー



 

見た目:覇剣ブレードライバーの色を金色にしたもの




 

仮面ライダーグラムが使用する変身ベルトで
バックルには無限剣覇王が収められている。

 

能力



 

内包された銀河眼の時空竜が発する「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」を変身者に与える特殊な機関を持ち、変身解除してもなお途切れる事無くその力を供給し続ける。

 

更に変身者が復活する際に必要な情報がリアルタイムで記録され続けており、変身前後を問わずグラムの変身者を不死身の剣士にたらしめる。

 

この仕組みはファルシオンの覇剣ブレードライバーとは違い使用者の意思で自由にオン・オフが効く。

 

タキオンドラゴンワンダーライドブック



 

見た目:黒紫色の竜の絵がある黒紫色のワンダーライドブック

 





『かつて世界を創造した時の竜の力が今ここに蘇る!』



不知火朧の魂に宿るドラゴンで、ある銀河眼の時空竜の力が宿ったワンダーライドブック。
ジャンルは神獣、カラーは黒紫色。

 

1ページのストーリーページには『時を翔ける竜』が描かれている。

 


2ページの左端のテキストには『時を翔ける竜が聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。

内包された銀河眼の時空竜が発する時を操る力「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」によって、ワンダーライドブックの使用者は時間操作・干渉能力と超再生・復活能力を身に付けている。



 

そのため所有者の不知火朧は例え即死級のダメージを受けても再生可能としてしまう死と再生を超越した不死身の剣士となっており、正攻法で倒すことが不可能である。

 

 

喫茶十六夜

天宮市にある喫茶店で十六夜煉がマスターを務めている。

 

一応、変装は禁止されているが、実際にそれを使用しても特に問題にされない。また、いきなり休みを申請してもOKされたり、どちらも一時的ではあるが、勝手に兼業したり代役を立てて休業したり、小規模と言えども営業中の店内でライブを開催する事さえも、特に咎められない等やたらとユルい。

 

メニューはコーヒーやクリームソーダ、モーニングセット、パフェなどの一般的な喫茶店にある飲み物や軽食から、生姜焼き定食などの本格的な食事もあり、ドンペリや車椅子もある他、店のバックヤードに本格的なピアノを備えた小ホールまで備えていたり、手術室まである。


 

煉曰く「喫茶十六夜に、存在しない物はねぇ」とのこと。 一応、モットーでもある。

 

 

十六夜スペシャルチーズケーキセット

 

喫茶十六夜にあるメニューの一つぇ人気メニュー。

 

紅茶とチーズケーキをこよなく愛する煉が極めに極めて作った紅茶とチーズケーキのセットでプロのパティシエ顔負けレベルの美味しさで五つ星ホテルや帝国ホテルのスイーツが霞んで見えるほどらしい。

 

その日の煉の気分によってチーズケーキと紅茶の種類が変わるがどれも美味しく、それなのに煉曰く「まだまだ上にいける」とまだ美味しくなるらしい。

 

どこまで行くつもりだ。この魔王は……

 

また誰が噂したかは不明だが、このメニューを食べた二人は永遠に幸せになれる、大事な受験や試験に受かる、一等の宝くじが当たるなど噂やジンクスが絶えず、今天宮市で話題になっている。

 



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・序章
・転生したら折紙ちゃんでした。



では、どーぞ。


 

デート・ア・ライブ…30年前から突如発生するようになった災害、『空間震』その原因となる存在精霊を人類は2つの対処法を見出だす。

 

対処法その1、武力を以ってこれを殲滅する。

 

対処法その2、デートしてデレさせる…

 

精霊の力を封じ込める力を持つ五河士道はラタトスクの面々と共に精霊とデートして封印する運命にあるのであったが…

 

Five Years Ago…(五年前…)

 

折紙「なんじゃこの状況おおおおおおお!?」

 

銀髪ロングヘアーの女性が断末魔を叫びながら現在の状況に困惑していた。

 

鳶一折紙。一般家庭の普通の女の子だった彼女はかつて五年前に突如として家に現れた背にする精霊と思わしき存在"に愛する両親を殺される。自身もその攻撃を受けて昏倒してしまう。

 

親を失った折紙は親を奪った精霊に復讐すること、そして、自分のように悲しい思いをする人がいなくなることを願って『AST』に参加して叶わぬ戦いに身を投じる。

 

その後色々とあった彼女ではあるが、アニメでいう3期の終盤からは十香たちと共に行動することになった…

 

しかしこの折紙は…なんと憑依転生者だったのだ。前世でOLとして働いていた中の人。しかし会社の上司によるパワハラでストレスと疲労が溜まり続け、まともな給料も貰えずに死亡。

 

そして目が覚めると…

 

折紙「なんで私は折紙に憑依転生してるの!?」

 

鳶一折紙に憑依転生したのである。しかも…

 

折紙「しかもメタトロン纏ってるし…」

 

折紙が顕現させる精霊、絶滅天使(メタトロン)を既に纏っていた事に困惑していた彼女はまずは自力で立ってみることにした。

 

折紙「この時…五河くんは琴里ちゃんを救っているのよね?なら…」

 

五河琴里も5年前に色々な事情で精霊になっており、その時は主人公の士道が救っている。だが、現状、両親を守るために打破できるのは彼女しかいない…

 

折紙「守りきれ…光剣(カドゥール)!」

 

精霊と化してしまった自分自身の力から両親を守るため、彼女は精霊の力を解放。両親の周りに光剣を顕現させ、守りを固めた。そして過去に戻った折紙が間違って放った攻撃を防いだが…

 

折紙「まだ諦めない!」

 

火災による一酸化炭素中毒によって呼吸困難にならないように両親を守りきった。しかし彼女は力の使いすぎか、そのまま意識を失ってしまった…

 

そして徐々に消防によって火災は消し止められて…

 

折紙「うっ…うーん…」

 

目が覚めたら病院にいたのだ。ベットに横たわっていた彼女の近くにいたのは病院の先生。彼は折紙にこう言い放った。

 

病院の先生「ご両親は無事だ。だが、三週間も目が覚めなくてね?」

 

折紙「命に別状はないんですね…よかった…」

 

これで起こりうる未来は避けられた。けど、難関はまだ残っていた。デート・ア・ライブの世界なら尚更、DEMの脅威が迫っているのは確かだ。それにASTやラタトスク、最悪の精霊までもがいる。

 

折紙「(よし決めた。CRユニットとこの精霊の力を組み合わせた物を作ろう。)」

 

そんななか頭に横切る上司や同僚からの罵倒…それを全て忘れた私はこの世界で鳶一折紙として生きるのであった。そんななかで…

 

煉「ふっ…そろそろ来るか…」

 

神ディザスターである十六夜煉。そんな彼が折紙の世界で喫茶店を営み始めたのだ。理由は趣味の一つである料理とお菓子作りを活かすため…

 

煉「さぁ…始めようか。俺達のガチの戦争(デート)をな?」

 

それから11年の時が経ち、折紙は高校2年生となった。そんな彼女の今の姿はメタトロンの配色されたCRユニットを纏っていた。彼女は背中に付いている遠隔操作武装で辺りにいる隊員たちを鎮圧していった。

 

倒しきった折紙は辺りの状況を見てこう呟いた。

 

折紙「どうしてASTの隊員達が暴徒なんかに…」

 

彼女はそう言い放ったあとにとある人物に連絡を入れた。

 

折紙「私よ。やっぱりASTの隊員が暴徒と化していたわ。」

 

琴里『状況は酷いってことね…せっかくプリンセスが姿を現すというのに…』

 

折紙「(十香ちゃんね…)」

 

琴里『とりあえず、状況は厳しくなっているわ。気をつけてね?』

 

琴里との連絡を終えた折紙は高層ビルの屋上に降り立ち、纏っていたスピリットシステムを解除。来禅の制服の上にパーカーを羽織っていた彼女はこう言い放った。

 

折紙「さぁ始めましょう。私達自身の戦争(デート)をね?」

 




次回

・来禅はカオス過ぎる。


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・十香デッドエンド
・来禅はカオス過ぎる。



ではどうぞ。


 

南関東大空災によって更地になってしまった東京都の南部から神奈川県の北部にかけての一帯を様々な最新技術の実験都市というとんでもない再開発をした土地、天宮市。

 

空間震に神経質な街なのか敏感に再開発がされていて公共施設は愚か、一般家庭にも空間震用のシェルターが用意された。シェルター普及率は全国1位だとか…(どんな1位取ってるのよ…)

 

私はその天宮市内にある高校。来禅に通っている鳶一折紙。しかし中身はとびっきりの憑依転生者である。一応…改変後の折紙の性格によせてはいる。

 

そんな私は来禅高校の1年生。1年4組である。私のクラスには主人公の五河士道がいた。

 

この男、特技兼趣味は家事全般。特に料理はかなりの腕前。特に…妹の琴里によく作っているという……そんで…本来の私ならこの時、予約までしていた限定パンを士道の手製弁当と交換と言うはずね…

 

女子生徒「あ!見て!零瑠くんよ!」

 

女子生徒「きゃーー!かっこいい!」

 

そんなことを考えていると教室中が黄色い声で湧き上がっていた。

 

湧いてきたぜ!ってのは冗談で…そんな女達を虜にしていた人物。それは…

 

零瑠「おはよう。」

 

おはようじゃないわよこの色男……どこぞのブリタニアにいそうなイケメンと瓜二つな容姿している人物。枢木零瑠である。基本的に心優しくて慈悲深い。相手の話を穏やかに聞くタイプで人柄の良いおっとりとした性格なんだけど…

 

零瑠「(^ω^)」

 

折紙「あぁ…また私に殺気を向けてる…」

 

戦闘となると不戦・不殺主義者…一応、楽しまないんだけど… 純粋な実力比較としての勝負や正々堂々とした戦いには積極的なのよね〜…本人は否定しているけど戦闘狂なのよ彼…親しい仲の人からはルルの愛称で呼ばれているらしいわ。

 

大牙「ルルの奴…あれほどの女子を惹き付けるとはな?」

 

折紙「いつものことでしょ?そういう大牙くんも百合が好きじゃない?」

 

大牙「あぁその通りだ!だから百合の間に挟もうとする男はゆ”る”さ”ん”!」

 

折紙「あほくさ…」

 

私の隣で話していた腰くらいまで伸びて左目を隠した長い黄金の髪(左目を隠している部分に青いメッシュが入っている)と翡翠の眼を持った中性的な顔のイケメン男子は天導大牙。

 

士道と同じく家事全般が得意。んで好きな物の中に百合がいるのはお察し下さい。そして…

 

???「皆さんごきげんよう。」

 

女子生徒「あ!狂三ちゃんだ!」

 

片目を隠した黒髪ツインテールの女性が教室に入ってきた。時崎狂三。原作では最悪の精霊として士道を次々と悩ませた人物ではあるが…私の世界ではとある事情で既に精霊の力を封印している。

 

ま、その気になればスピリットユニットを使って発揮はできるけど…

 

折紙「結局いつも通りの4組か。」

 

士道「このクラスにいつも通りなんてあるのか?」

 

大牙&折紙「ないでしょ。」

 

士道「そりゃそうだろうな。」

 

ちなみにデート・ア・ライブに大牙と零瑠は出ていない。完全に彼らもイレギュラーである。そんな事をおもいながら私は狂三と一緒に下校していると…

 

琴里「折紙!大変よ。プリンセスが現れたわ!」

 

折紙「だと思ったわ……今すぐ行くわ!」

 

狂三「お荷物。家までお運びしますわ。」

 

折紙「いやそんないいって。」

 

狂三「精霊を助けるのが折紙さんの使命でしてよ?無理に荷物を持たせるわけにはいきませんわ。お帰りをお待ちしています。」

 

折紙「ありがとう狂三。」

 

そう言って私はプリンセスこと夜刀神十香がいる場所へと向かったが、そこには既に五河くんもいたのだ。

 

折紙「あちゃ〜…これじゃあ何の役立てにもならないわね…仕方ない。」

 

私はスピリットシステムを装備するために必要なスピリットガントレットを左腕に装備する。

 

折紙「顕現武装!」

 

その言葉を発した後に制服からCRユニットスーツに切り替えた後にそこからメタトロンを彷彿とさせる武装を全身に装備する。

 

絶滅天使(メタトロン)

 

折紙「精霊とCRユニットのクロスシステムは良好。敵の位置を把握する!」

 

そう言った私はさっそく十香ちゃんに振りかかろうとしたミサイルを次々と薙ぎ払っていった。

 

十香「な!お前は!?」

 

士道「折紙!?」

 

流石の状況が出来ていないのは十香だけではなかった。そこには五河くんも一緒に何も抵抗できずに立ち尽くしていた。

 

折紙「怪我はしてないかしら?」

 

十香「おまえも私を殺しに来たのか!」

 

折紙「いいえ、寧ろ助けに来たってところかしら?」

 

燎子「鳶一!なぜお前が精霊を庇う!」

 

折紙「元は人間である精霊を倒して貰っちゃ…こっちが困るのよね?」

 

燎子「なんだと!?」

 

ASTの隊員達との戦闘は激化している…このままじゃ無理がある…とそんなことを思っていたその時、ASTの隊員の1人が放ったミサイルの一つが五河くんに向けられる。

 

当てはしなかった物の、彼はその爆風で気絶してしまった。

 

折紙「くっ…分が悪いわね…撤退する!」

 

五河くんを運びながら私はその場から撤退していったのであった…

 




次回

・フラクシナスとスピリットシステム


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・フラクシナスとスピリットシステム


〜精霊……異世界から現れ出づる謎の少女。その無垢なる力に武力で抗うか愛を以て語りかけるのか……それとも…〜

〜今、人類の選択が試される。〜


 

折紙「ジュルルルルルルルルル…」

 

琴里「ダラしないわよ折紙。」

 

折紙「なによ…せっかく運動後のシェイクを楽しみにしてたのに。」

 

琴里「今、プリンセスで状況が酷いの分かってるじゃない?ねぇ…」

 

折紙「はいはい……てか、アナタも飴ばかり舐め続けたら舌とかに口内炎できるわよ?」

 

琴里「な!うるさいわよ!」

 

折紙「ビタミン取った方がいいぞ〜……っと、五河くんの具合は?」

 

琴里「気絶されただけだから、特に外傷があったりとかはしないわ。」

 

折紙「よかった…」

 

フラクシナスの司令室から連絡が入る。

 

恭平「五河司令、スピリットステーションから連絡です。」

 

琴里「繋いでちょうだい。」

 

そうしてモニターに現れたのは足まで伸びた金髪の女性がパジャマを着た状態で私達の前に現れだした。

 

星宮六喰。原作だと、いつのことから定かじゃないけど、何らかの理由で世間との交わりを自分自身で拒絶して宇宙空間を漂っていた…何かとてつもなくつらい経験をしたらしいんだけど…まぁ私はそんな事をお構いなしに…原作が始まる前に六喰に会いに行っちゃった♪

 

え?邂逅するの早すぎだって?気にしないでよ。

 

琴里「アナタから連絡をくれるとは珍しいんじゃないかしら?」

 

六喰『何…少し一方があって連絡しただけじゃ。』

 

実は原作が始まる前に私は既に自分の力で六喰ちゃんと出会っていて…狂三の力を借りながらも…彼女に宇宙の家を作ってあげたのだ。

 

所謂、宇宙ステーションである。この宇宙ステーション、空から空間震を見ることができ、そこからフラクシナスや私達に精霊が出現することを知らせてくれる機能を持っている。

 

精霊観測宇宙ステーション:ディバインである。

 

折紙「相変わらずね六喰ちゃん。」

 

六喰『なんじゃ…お主もいたのか?』

 

折紙「宇宙からの様子はどう?」

 

六喰『特に問題はない…じゃが、気になるのは…』

 

折紙「識別名…シンガーね?」

 

六喰『そうじゃ…』

 

最近、私の知らない精霊が沢山出現するようにあった。ラタトスクが確認するだけで既に3人ものイレギュラー精霊がいるというらしい…

 

六喰『とにかく…イレギュラーの精霊はむくに任せるのじゃ。お主はまずプリンセスを封印するあの男をサポートしてやれ。んじゃ…むくは忙しいからここで失礼するぞ?』

 

そう言って六喰はフラクシナスとの連絡を切った。すると…

 

恭平「司令、村雨解析官が戻りましたよ。」

 

扉がスライドし、そこから五河くんと令音さんが現れる。

 

士道「な!?琴里、なんだよその格好!?それに折紙!?」

 

琴里「ようこそ士道、『ラタトスク』へ。」

 

折紙「怪我の具合はどう?」

 

士道「あぁなんとかな…てか琴里!無事だったのか!?というより琴里か?琴里だよなっ!?」

 

琴里「物覚えが悪過ぎるわよ?妹の顔を忘れたのかしら士道?」

 

折紙「老人ホームでも予約しとこうかな?」

 

士道「俺はそこまで年寄りじゃねぇ!?」

 

折紙「ピプペポパニック状態で申し訳ないけど…そろそろ話した方がいいと思うよ?琴里。」

 

琴里「そうね……まずは座って。」

 

そう言われた士道は近くにあった椅子に腰をかけた。琴里がリモコンでスクリーンに映し出したのはスピリットシステムを纏った私と十香ちゃん。そしてASTの面々である。

 

士道「精霊……って言ったよな?」

 

琴里「そそ。彼女は本来この世界には存在しないモノであって…この世界に出現するだけで己の意思とは関係ないであたり一面を荒地にするほど吹き飛ばしちゃうのよ。」

 

士道「悪い壮大過ぎて頭の中がパンクしてる。」

 

折紙「まぁ簡単に言えば空間震はあの子みたいな精霊が起こしてる現象よ?」

 

琴里「空間震はその精霊がこの世界に現れる時に現れる副産物なのよ。」

 

士道「んじゃ…アイツを止めないと空間震がまた…」

 

折紙「空間震は小さければ数メートル程度…大きければそれこそ、大陸に大穴が開く程度ね?」

 

士道「おぉう…」

 

琴里「運がいいわよ士道?折紙がいなかったらあの精霊かASTのどっちかに殺されてたところよ?」

 

士道「マジかよ…」

 

折紙「あぁ五河くん。携帯の位置情報を見てくれる?」

 

士道「え?あ、あぁ…」

 

そう言われた五河くんはスマホの位置情報を開いた。場所は現在…ファミレスの前だった。なぜファミレスの前にいるのかと不安に思った士道は首を傾げた。

 

士道「な、なんでファミレスの前なんだ?」

 

琴里「そうね……見せた方が早いってところかしら?ちょうどいいわ。1回フィルターを切ってちょうだい。」

 

そう指示されたクルーは司令室の床に何かをしだした。すると床1面がスケスケになり、天宮市一面が丸見えになったのだ。

 

士道「な、なんじゃこりゃああああああ!?」

 

琴里「驚いた?ここは天宮市上空一万五千メートル。位置的には丁度、士道と待ち合わせしてたファミレスのあたりになるわ。」

 

折紙「もうこれで分かったね?五河くん?」

 

士道「まぁ…何となくだな…ここって戦艦か何かか?」

 

琴里「えぇそうね。まぁ…戦艦っていうか… フラクシナスは、空中艦ね?」

 

士道「空中艦!?」

 

それから琴里ちゃんと五河くんの会話が挟まって数分…

 

琴里「次はこれ…ASTね?」

 

折紙「Anti Spirit Team(アンチ・スピリット・チーム)。精霊専門の部隊…具体的な勤務は精霊が出現したら、その場に襲撃して処理…」

 

士道「つまりそれは…」

 

琴里「ようは殺すってことね?」

 

士道「……ッ!」

 

五河くんは恐らく…あの子を殺して欲しくは無いのか、心臓が絞られるといった感覚に陥っていた。そんな私が少し口を挟むことにした。

 

折紙「安心して。私も一応精霊ではあるから。」

 

士道「え!?そうなのか!?」

 

折紙「うん。けど今は武装を解除してるから安心して。」

 

琴里「折紙は精霊とCRユニットの力を共鳴して作り上げたスピリットシステムの開発者なの。実は既に何名かの精霊を封印してるわ。その中には最悪の精霊も…」

 

士道「す、スゲェ…」

 

琴里「少なくとも現界時の爆発は、本人の意思とはかかわりないというのが有力な見方よ……ではまぁ、そのあとASTとドンパチしたは悔恨も空災被害に数えられるけどね?」

 

士道「でもそれって…ASTが手を出したから…」

 

琴里「えぇ…… でもそれはあくまで推測。もしかしたら、ASTが何もしなくても、精霊は大喜びで破壊活動を始めるかもしれないわね?」

 

士道「それはねぇだろ。」

 

折紙「五河くん…」

 

琴里「根拠はあるのかしら?」

 

士道「好き好んで街をぶっ壊すような奴はあんな顔、しねぇんだよ…本人の意志じゃねぇんだろ? それなのに──」

 

琴里「随意か不随意かなんて、大した問題じゃないのよ。どっちにしろ精霊が空間震を起こすことに変わりはないんだから。」

 

まぁ…無理もない。

 

琴里「士道の言い分もわからなくはないけど、かわいそうって理由だけで、核弾頭レベルの危険性物を放置しておくことは出来ないわ。今は小規模な爆発で済んでるけれど、いつユーラシア級の大空災が起こるかわからないのよ?」

 

士道「だからって……殺すなんてないだろ?もっと他に方法があるんじゃねぇか?」

 

琴里「そう?それじゃあ聞くけれど、どんな方法があると思うの?」

 

士道「それは……分からない…」

 

折紙「分からないのか…(困惑)」

 

そう言われた琴里ちゃんはニヤリと口角を上げて…発言し出す。

 

琴里「そう。──じゃあ、手伝ってあげる♪」

 

士道「は……?」

 

琴里「私たちが、それを手伝ってあげるって言ったのよ。〈ラタトスク機関〉の総力を以て、士道をサポートしてあげるって。」

 

士道「な、なんだよそれ。どういうことだ?」

 

琴里「最初の質問に答えてあげるわ。私たちが何なのか、を…」

 

五河くんの言葉を遮った琴里ちゃんは3つの指を立てた。そして…

 

琴里「いい? 精霊の対処法は大きく分けて3つあるの。」

 

士道「3つ!?もしかして…折紙にも精霊の力を封印する能力を持ってるのか?」

 

折紙「うーん……まぁそうなんだけど…」

 

琴里「1つ目はASTのやり方。戦力でこれを殲滅する。」

 

士道「これはシンプルだけど…難しいよな?」

 

琴里「そしてもう1つは折紙が開発したスピリットシステムによる封印…」

 

士道「あぁ…あの装備の事か?」

 

折紙「スピリットシステムを使って封印すれば…あとは一緒に共闘するだけなんだよ。」

 

琴里「んで3つ目… 精霊と対話する方法。──私たちはラタトスク。対話によって精霊を殺さずに空間震を解決するために結成された組織よ?」

 

最後の方法は戦力や折紙のやり方とは全然違い…それにリスクも高い。けど少なくとも精霊は苦しむ事の無いやり方…

 

士道「んで…俺はなんでお前が指揮している組織にサポートされなきゃいけないんだよ?」

 

琴里「前提が逆よ。そもそもの話、ラタトスクは士道の為に作られた組織…」

 

士道「は、はぁ……ッ!?」

 

折紙「ぷっふっw」

 

士道「な!なんだよ?」

 

折紙「なんでもなーい♪」

 

琴里「簡単に言えば士道は特別なのよ。」

 

士道「説明になってねぇぇぇぇぇぇ!」

 

琴里「理由は後々に話すわ…とりあえずアナタは私達が全人員、全技術を以て後押しされればいいのよ?」

 

士道「……」

 

琴里「それとも…見せた方がまた一人で何の用意もなく精霊とASTの間に立つつもり? 死ぬわよ…今度こそ。」

 

折紙「えぇと…」

 

ここで口を挟もうとした私だったけど…ここは五河くんの答えに任せるとする…

 

士道「……その、対話ってのは、具体的に何するんだよ?」

 

琴里「ふふ……精霊に恋をさせるのよ?」

 

士道「ごめんちょっと何言ってるか分からない…」

 

無理もない。

 

琴里「精霊と仲良くお話しして♪イチャイチャして♪デートしてメロメロにさせるの♪」

 

士道「なんでそれだけで空間震が解決するんだ?」

 

琴里「んー…武力以外で空間震を解決しようとしたら、要は精霊を説得しなきゃならないわけでしょ?」

 

士道「そうだな。」

 

琴里「そのためにはまず…精霊に世界を好きになってもらうのが手っ取り早いじゃない…『世界がこんなに素晴らしいモノ』ってわかれば…精霊だってむやみやたらに暴れたりしないでしょ?」

 

士道「なるほど……ちなみに折紙の方法は?」

 

折紙「私の方法の場合は十香ちゃん達のような精霊には向いてないのよ。(けどキスで封印した後に出る結晶の回収はするかな?)」

 

琴里「まぁ…ほら、よく言うじゃない恋をすると世界が美しく見えるって!」

 

折紙「(^_^;)」

 

琴里「というわけでデートして、精霊をデレさせなさい!」

 

士道「とりあえず、俺はどうしたらいいんだ?」

 

琴里「これまでのデータから見て、精霊が現界するのは最短でも一週間後。早速明日からアナタは訓練よ?」

 

士道「くん…れん?」

 

そして同時刻…喫茶十六夜では…

 

煉「さて……」

 

『今日、午後3時…天宮市で…』

 

煉「ASTが動き出したか…慎重に頼むぞ…折紙。」

 




次回

・十香と邂逅その1


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・十香との邂逅その1


ではどうぞ。


 

あれから色々と経った…折紙は今、ASTを向かい撃つ為に裏で待機していた。

 

折紙「どう?」

 

琴里「今のところ精霊は出てないわ……けど変ね。ASTがそこら辺にうじゃうじゃいる…士道、早速働いてもらうわ。準備なさい。」

 

士道「分かった。」

 

恭平「──もう彼を実践登用するのですか、司令?」

 

琴里「私の判断にケチをつけるなんて、偉くなったものね神無月。バツとして今から良いと思うまで豚語で喋りなさい?」

 

恭平「ぶ、ブヒィ!?」

 

折紙「あほくさ…」

 

士道「……いや、琴里、神無月さんの言う事ももっともだと思うんだが……」

 

琴里「あら、士道ったら豚語が理解できたの? さすが豚レベルの男ね?」

 

士道「ぶ……っ、豚を舐めるなよ! 豚は意外とすごい動物なんだぞ!」

 

琴里「知っているわ、きれい好きだし力も強い。なんでも犬より高度な知能を持っているという説もあるとか。だから有能な部下である神無月や…」

 

恭平「ブヒィ…」

 

琴里「尊敬する兄である士道に…」

 

士道「は?」

 

琴里「私達を裏でサポートしてくれている雌豚折紙に…」

 

折紙「酷い!絶対に恨んでやるぅ!」

 

※本来の折紙はこんなことは言いません。

 

琴里「ふふふ…最大限の経緯として豚と言う呼称を使っているのよ。豚。この豚。」

 

士道「……ぐぐっ」

 

琴里「士道、アナタ凄いラッキーよ…モニターに絵があるのが分かるかしら?」

 

士道「あ、あぁ…」

 

琴里「それは地図よ。高校に赤いアイコンが一つ…そして赤いアイコンの周囲にいくつかの小さな黄色いアイコンが表示されているでしょ?」

 

士道「あ、あぁ…」

 

琴里「赤いのが精霊、黄色いのがASTよ?」

 

士道「ラッキーっていうのは…もしかして…」

 

琴里「えぇ、ASTは先程から動いていないわ。恐らく精霊が出てくるのを待ってると思うわ。」

 

士道「なんでまた、突入しないのか?」

 

折紙「私のと違って… 火力全開の戦闘をメインにしてるから建物の中で迂闊に戦うのは不得手なの。」

 

琴里「そうね…折紙のは単体用に作られた武装とは違ってASTは狭い屋内での戦闘を目的として作られたものではないわ。」

 

実際に私のは突如として現れたライダーの怪人みたいな相手に対抗する前提で開発した代物……まぁ、多人数でも戦えるようには調整してはいるけど…

 

琴里「いくら随意領域(テリトリー)があるとはいっても…遮蔽物が多くて通路も狭い建造物の中で確実に機動力は落ちる…そして視界も遮られてしまうわ。」

 

琴里が指をパチンと鳴らすと、それに応じてスクリーンに表示されていた画像が実際の高校の映像に変わり始めた。

 

学校の校庭には浅いすり鉢状のくぼみが出来ていて、その周りの道路や校舎の一部も綺麗サッパリに削り取られていた。

 

琴里「校庭に出現後、半壊した校舎に入り込んだみたいね。こんなラッキー滅多にないわよ。ASTのちょっかいなしで精霊とコンタクトが取れるんだから。」

 

士道「……なるほどな。ところで折紙は?」

 

琴里「もしASTが現れた時に対処して貰う予定よ…あ、それと例のアイコンだけど…イレギュラーが現れる際は紫色のアイコンが出てくるから気をつけてね?」

 

士道「あぁ。」

 

その言葉を聞いて、現在の状況がどれだけ有り難いものかを理解できた士道。

 

琴里「ん、じゃあ早いところ行きましょうか。──士道、インカムは外してないわね?」

 

士道「あ、あぁ…」

 

琴里「よろしい。カメラも一緒に送るから、困ったときはサインとして、インカムを二回小突いてちょうだい。」

 

士道「ん……了解した。でもなぁ……」

 

琴里「安心なさい士道。フラクシナスクルーには頼もしい人材がいっぱいよ?」

 

士道「そ、そうなのか?」

 

疑わしい顔で士道が返すと上着をバサッと翻して立ち上がった琴里…

 

琴里「たとえば、五度もの結婚を経験した恋愛マスター・早過ぎた倦怠期(バッドマリッジ)川越!」

 

士道「いやそれ四回は離婚してるってことだよな!?」

 

折紙「バツ4…」

 

琴里「夜のお店のフィリピーナに絶大な人気を誇る社長(シャチョサン)幹本!」

 

士道「それ完全にお金の魅力だろ!」

 

折紙「お金は大事だよ〜♪」

 

琴里「恋のライバルに次々と不幸が…午前二時の女藁人形(ネイルロッカー)椎崎!」

 

士道「絶対呪いかけてるだろそれ!」

 

折紙「絶対ライバル殺すヤンデレガール…」

 

琴里「千人の嫁を持つ男次元を越える者(ディメンション・ブレイカー)中津川!」

 

士道「ちゃんとz軸のある嫁だろうな!」

 

折紙「同じ文庫の某ハーレムアニメの主人公みたい…」

 

ただし中の人は某白塗り海賊ピエロである。

 

琴里「その愛の深さゆえに、今や法律で愛する彼の半径五百メートル以内に近づけなくなった女保護観察処分(ディープラヴ)箕輪!」

 

士道「全員不安になる面子ばかりじゃねぇーか!いい加減にしろ!?」

 

令音「……皆、クルーとしての腕は確かなんだ。」

 

士道「そ、そう言われましても……」

 

琴里「いいから早いところ行ってきなさい。精霊が外に出たらASTが群がってくるわよ?」

 

士道「……ってッ、こ、このやろ……」

 

琴里「心配しなくても大丈夫よ。士道なら一回くらい死んでもすぐコンティニューできるわ。」

 

士道「っざけんな、どこの神ゲーマーだよそれ…」

 

琴里「ヴァーハッハッハッハッ!妹の言う事を信じない兄は不幸になるわよ?」

 

士道「兄の言うこときかない妹に言われたかねぇよ…」

 

士道と琴里の会話を見た折紙は別の場所に移動する。

 

士道「どこに行くんだ?」

 

折紙「私はフラクシナスのハッチから出撃する。もしASTが何かやらかしたら、私が動かないと。」

 

士道「そうか…頼りにしてるぜ折紙。」

 

折紙「うん。」

 

折紙「グッドラック」

 

士道「おう。」

 

士道が転送されたのを確認すると、琴里は折紙に士道と同じタイプのインカムとタブレット端末を渡してきた。

 

琴里「折紙、やり方は分かるわね?」

 

折紙「えぇ。後は任せてちょうだい。」

 

折紙side…

 

恭平「ハッチ開きました。どうぞ。」

 

折紙「鳶一折紙、出ます!」

 

私がフラクシナスから出発したと同時に五河くんが転送された場所は私達の教室だった。

 

士道『──ここ、二年四組。俺のクラスじゃねぇか』

 

琴里『あら、そうなの。好都合じゃない。地の利とまでは言わないけど、まったく知らない場所よりよかったでしょ?』

 

折紙「私も今、向かうわ。なるべくASTを刺激しないようにしなきゃ…」

 

そんななか折紙は目元のスクリーンで五河くんが精霊と接触するところ目撃する。

 

士道『……やぁ、こんばんわ、どうしたの、こんなところで…』

 

映像越しに見ても夕陽に照らされる十香ちゃんは綺麗だった。

 

十香『──ぬ?』

 

士道『……ッ! や、やぁ―』

 

十香ちゃんは五河くんに対して開幕の一発を放った。まぁ無理もない…まだ封印されていないのだから…

 

士道『ぃ……ッ!?』

 

琴里『士道!』

 

士道『ま……待ってくれ! 俺は敵じゃない!』

 

五河くんの言葉が通じたのか放たれ続けた光線を止めた十香ちゃん。

 

士道『は、入って大丈夫なのか……?』

 

琴里『見たところ。迎撃準備はしてないわ。やろうと思えば、壁ごと士道を吹き飛ばすなんて容易いはずだし。──逆に時間を空けて機嫌を損ねてもよくないわ。行きましょう』

 

折紙「殺す意思はないと思うよ。」

 

五河くんは改めて扉の無くなった教室の前に立つ。十香ちゃんが向ける視線は猜疑と警戒が満ちていた。

 

士道『とーとりあえず落ち着い―』

 

十香『―止まれ』

 

一歩踏み込もうとしたところで光弾が五河くんの立っている前の足元の床を焼く十香ちゃん。

 

十香『おまえは、何者だ』

 

士道『っ……あぁ、俺は──』

 

琴里『待ちなさい』

 

私にもインカム越しに琴里ちゃんの声が聞こえてるから程なくしてタブレット端末に選択肢が表示される。

 

琴里『これだと思う選択肢を選びなさい! 五秒以内』

 

1:俺は五河士道。君を救いにきた!

 

2:通りすがりの一般人ですやめて殺さないで…

 

3:人に名を訊ねるときは自分から名乗れ!

 

うわぁ…3がキツすぎ…このなかだったら1番が妥当だと思うけど…皆の回答は…

 

『──みんな私と同意見みたいね』

 

何故か3を選んでいたのだ。もぉーちゃんと考えてよみんな…

 

恭平『1は一見王道に見えますが、向こうがこちらを敵と疑っているこの場で言っても胡散臭いだけでしょう。それに少々鼻につく…』

 

令音『……2は論外だね。万が一この場を逃れることができたとしても、それで終わりだ。』

 

神無月さんも令音さんもちゃんと状況を見てます!?五河くんのデビュー戦ですよ!こんなんでいいんですか!

 

琴里『そうね。その点3は理に適っているし、上手くすれば会話の主導権を握ることもできるかもしれないわ。』

 

琴里『士道。聞こえる? 私の言う通りに答えなさい』

 

士道『お、おう』

 

琴里『──人に名を訊ねるときは自分から名乗れ』

 

士道『”──人に名を訊ねる時は自分から名乗れ”……って』

 

画面越しで困惑した状態で絶句している私はつい口で…

 

折紙「なに余計なこと考えてるのよラタトスクの人達は…」

 

しかし時すでに遅し…十香ちゃんは不機嫌な表情になって両手で光の球を作り出し、それを五河くんに投球。1階まで貫通させる大穴を開け、五河くんを教室の端まで吹き飛ばしてしまうのだった…

 




次回

・十香との邂逅その2


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・十香との邂逅その2


申し訳ないが、鞠亜、鞠奈、凛祢、蓮はゲームをやった事ないのでNG。

え?万由里?知らんな。


 

十香『これが最後だ。答える気がないのなら、敵と判断する。』

 

士道『お、俺は五河士道! ここの生徒だ! 敵対する意志はない!』

 

十香『──そのままでいろ。お前は今、私の攻撃可能圏内にいる。』

 

五河くんが両手を挙げて攻撃の意思がないことを示すと、十香ちゃんを対話可能な状況に持っていった。

 

十香『ん?おまえ、前に一度あった事があるな……?』

 

士道『あ……っ、あぁ、今月の──確か四月十日に。街中で…』

 

十香『おぉ、思い出したぞ。何やらおかしなことを言っていた奴だ。』

 

少し警戒を解いた矢先、十香ちゃんは五河くんの前髪を掴み、顔を上向きにする。

 

十香『確か…私を殺すつもりはないと言っていたか?ふん、見え透いた手を…言え、何が狙いだ?油断させておいて後ろから襲うつもりか?』

 

士道『人間はお前を殺そうとする奴ばかりじゃないんだッ!』

 

五河くんの言葉を聞いた十香ちゃんは目を丸くしながら手を放した。

 

十香『……そうなのか?』

 

士道『あぁ、そうだとも。』

 

十香『私が会った人間たちは……一人人間と言っていいのかわからない奴もいたが…みな私は死なねばならないと言っていたぞ?』

 

士道『そんなわけ……ないだろッ…』

 

1: それはもちろん、君に会うためさ

 

2:なんでもいいだろ、そんなの

 

3:偶然だよ、偶然

 

今度の答えは安定の1……まぁ、変な答えが余り無さそうだから…うーん…

 

折紙「五河くん。『君を助けるために来た』って言ってみて?」

 

士道『あ…あぁ……俺は、君を助けるためにきたんだ。』

 

十香『なんだと?』

 

士道『お前のいる地球は…あんな野蛮な物ばかりじゃないんだ。』

 

十香『そう……なのか?』

 

五河くんの言葉を聞いた十香ちゃんは少し不思議そうな顔をして彼を見ていた。

 

十香『ワタシに、一体何のために…』

 

1:「君に興味があるんだ」

 

2:「君と、愛し合うために」

 

3:「君に訊きたいことがある」

 

琴里『んー……どうしたもんかしらねぇ…』

 

恭平『ここはストレートに言っておいた方が良いでしょう、司令。男気見せないと!』

 

梢『はっきり言わないとこの手の娘はわからないですって!』

 

折紙「無理に攻めたらダメ。ここは3にしましょう。」

 

琴里『まぁ、いいでしょ。1や3だとまた質問を返されるだろうし。──士道。君と、愛し合う為に、よ?』

 

折紙「どうなってもしらないよ?」

 

五河くんの肩がビクリと震えたのはカメラで分かった。そして私の意見は完全にスルーされるのであった…

 

士道『あー……その、だな』

 

十香『なんだ、言えないのか。おまえは理由もなく私のもとに現れたと? それとも──』

 

士道『き、君と……愛し合うため……に?』

 

十香ちゃんは抜き手にして横薙ぎに振り抜く。すると五河くんの頭のすぐ上を風の刃が通り抜け──教室の壁を切り裂いて外へと抜けていった。

 

ついでに五河くんの髪が数本が切られて風に舞ってしまった。

 

士道『ぬわ……ッ!?』

 

十香『……冗談はいらない』

 

折紙「ほら言わんこっちゃない。」

 

十香ちゃんの顔が再び曇りだした。それを見ていた五河くんは思わず思ったままを口にした。

 

士道『俺は……ッ、おまえと話をするために……ここにきたッ!』

 

十香『……どういう意味だ?』

 

士道『そのままだ。俺はおまえと話がしたいんだ。内容なんかはなんだっていい。気に入らないなら無視してくれたっていい。でも、一つだけわかってくれ。俺は──』

 

琴里『士道、落ち着きなさい!』

 

折紙「いや…五河くんの好きにやっちゃって!」

 

そう言われた五河くんは十香を見てこう言い放った。

 

士道『俺は──お前を、否定しない』

 

十香『!』

 

一言一言を区切って丁寧に言った五河くん。それからしばらく沈黙が続いたけど、十香ちゃんが唇を小さく開いた。

 

十香『……シド―。シドーといったな?』

 

士道『──あぁ。』

 

十香『本当に、おまえは私を否定しないのか?』

 

士道『本当だ。』

 

十香『本当の本当か?』

 

士道『本当の本当だ。』

 

十香『本当の本当の本当か?』

 

士道『本当の本当の本当だ。』

 

間髪入れず五河くんが答えると十香ちゃんは自身の髪ををくしゃくしゃとかいた後に鼻をすするような音をし、顔の向きを戻す。

 

十香『──ふん、誰がそんな言葉に騙されるかばーかばーか!』

 

士道『っ、だから、俺は──』

 

十香『……だがまぁ、あれだ。どんな腹があるかは知らんが…まともに会話をしようという人間は初めてだからな。……この世界の情報を得る為に少しだけ利用してやる。』

 

士道『……は、はぁ?』

 

十香『話しくらいしてやらんこともないと言っているのだ。情報を得るためだからな。うむ、大事。情報超大事。』

 

士道『あ…ありがとう…その…きみは?』

 

十香『名か?そんなものはない…だが、会話を交わす相手がいるのなら必要だな…』

 

そして少しの沈黙があった後に十香はこう言い放った。

 

十香『シドー、おまえは私をなんと呼びたい。』

 

士道『えぇと…』

 

十香『頼む…私に名を付けてくれ…』

 

士道『お、俺がかッ!?』

 

十香『うむ。どうせお前意外と会話をする予定はない。問題あるまい。』

 

琴里『うっわ、これまたヘビーなの来たわね…』

 

折紙『ならここは士道くんに任せた方がいいと思うよ。』

 

琴里『いいえ、士道のためにみんなで考えましょう。』

 

そう言って私達は十香ちゃんの名前を決めることにした。ま、もう既に決まってるけど…

 

琴里『ええと……川越! 美佐子って別れた奥さんの名前じゃない!』

 

恭次『許してください!思いつかなったもので……』

 

琴里『……ったく、他は……麗鐘? 幹本、なんて読むのこれ』

 

雅臣『麗鐘(くららべる)です!』

 

琴里『あなたは生涯子供を持つことを禁じるわ…』

 

雅臣『すみません! もう一番上の子が小学生です!』

 

折紙「1番上の子?」

 

雅臣『はい! 三人います!』

 

琴里『因みに名前は何よ?』

 

雅臣『美空(びゅあつぷる)振門体(ふるもんてい)聖良布夢(せらふぃむ)で……』

 

琴里『もういい!一週間以内に改名して、学区外に引っ越しなさい!』

 

雅臣『そこまでですか!?』

 

折紙「そこまでだろ…」

 

琴里『変な名前つけられた子供の気持ちを察しなさいこのダボハゼ。』

 

雅臣『大丈夫ですよ! 最近はみんな似たようなものですから!』

 

折紙「最近みんな似たようなものはないでしょアホンダラ…」

 

琴里「善子。」

 

折紙「(いやそれラブライブサンシャインのキャラクターだからぁ!?)」

 

士道『ヨシコ! 君の名前はヨシコだ!』

 

五河くんが話したあと、私の耳にけたたましいサイレンが聞こえた。

 

宗近『パターン青、不機嫌です!』

 

折紙「だと思った。」

 

士道『……琴里?』

 

琴里『あれ? おかしいわね。古風で良い名前だと思ったんだけど…』

 

折紙「(そんな他作品他世界のキャラクターの名前をパクるんじゃないわよ…)」

 

十香『……なぜかわからないが、無性に馬鹿にされた気がした。』

 

士道『……ッ! す、すまん……もうちょっと待ってくれ!』

 

折紙「五河くん。ここはパッと君が考えたらどう?」

 

正直、変なマシンを使うサポーターを頼るより、五河くん本人に名前を付ける方がまだマシな気がする…

 

士道『その方が手っ取り早いよな……お前は、十香だ!』

 

十香『ぬ?』

 

士道『どうかな?』

 

十香『まぁいい…ヨシコよりはマシだ。』

 

士道『なにやってんだろ俺…』

 

十香『何か言ったか?』

 

士道『ヴェッ、マリモ! (いえなにも!?)』

 

オンドゥル語さえも出してしまう五河くん…これもう分かんねぇな。

 

十香『それで──トーカとは、どう書くのだ?』

 

士道『あぁ、それは──』

 

五河くんは黒板に『十香』の字を書いた。まるで学校の先生みたいだ。

 

十香『ふむ』

 

士道『あ、いや、ちゃんとチョークを使わないと文字が……』

 

十香『なんだ?』

 

士道『……いや、なんでもない』

 

十香『そうか…なぁシドー。』

 

士道『な、なんだ?』

 

十香『十香。』

 

士道『へ?』

 

十香『十香、私の名だ。素敵だろう?』

 

士道『あ、あぁ……』

 

心が通じあった士道と十香。それを感じたすぐの出来事だった。校舎に凄まじい爆発、爆風、振動が襲う。

 

十香『なんだ!?』

 

士道『な、なんだ……ッ!?』

 

琴里『士道、床に伏せなさい。』

 

士道『へ?』

 

琴里『いいから、早く。』

 

何のことかさっぱり分からなかった五河くんも激しい音と共に一気に割れたガラスと壁に刻まれた銃痕でだいたい理解した。

 

士道『な、何が起きたんだよッ!』

 

琴里『外からの攻撃みたいね。精霊をいぶり出すためじゃないかしら──あぁ、それとも校舎事潰して、精霊が隠れる場所をなくすつもりかも…』

 

折紙「(いぶり出すにしてはちょっと早すぎるんじゃないかしら?)」

 

士道『どっちにしても……無茶苦茶すぎるだろ……ッ!』

 

琴里『今はウィザードの災害復興部隊がいるからね、すぐに直せるなら、一回くらい壊しちゃっても大丈夫って事でしょ。──にしても予想外ね。強硬策に出てくるなんて…』

 

士道『畜生……──十香ッ!』

 

十香『早く逃げろ、シドー。私と一緒にいては、同法に討たれることになるぞ!』

 

琴里『選択肢は二つよ。逃げるか、とどまるか!』

 

五河くんは琴里ちゃんに2つの選択を迫られるが…

 

士道『……逃げられるかよ、こんなところで……ッ!』

 

琴里『馬鹿ね?』

 

士道『……何とでも言え。』

 

琴里『褒めてるのよ。──素敵なアドバイスを上げる。死にたくなかったら出来るだけ精霊の近くにいなさい?』

 

士道『分かった。』

 

折紙「もう既に緊急離脱用で待機してるよ?十香ちゃんを助けてあげて?」

 

士道『あぁ!』

 

十香『何をしている? 早く──』

 

士道『知った事か……っ! 今は俺とのお話しタイムだろ。あんなもん、きにすんな。──この世界の情報、欲しいんだろ? 俺に応えられることならなんでも答えてやる!』

 

それから五河くんと十香ちゃんの会話が普通に戻り始めた。

 

琴里『──数値が安定してきたわね?もし可能なら士道からも質問してみてちょうだい。精霊の情報はこっちも欲しいわ。』

 

士道『分かった……なぁ、十香。』

 

十香『ん?なんだ?』

 

士道『お前って…結局どんな存在なんだ?』

 

十香『む?私か?うーん…うーん……知らん。』

 

士道『知らないのかよ!?』

 

十香『事実なのだ。仕方ないだろう…どれくらい前だったかは知らぬが、私は急にそこに芽生えた。ただそれだけだ。記憶は歪で曖昧で自分がどういう存在なのかなど知りはしないのだ。』

 

士道『そ、そういうものなのか……?』

 

十香『そういうものだ。突然この世に生まれ、その瞬間にはもうそれにメカメカ団が舞っていたのだ。』

 

士道『め、メカメカ団……?』

 

十香『あのびゅんびゅんうるさい人間たちのことだ。』

 

士道「(あぁ…ASTのことか。)」

 

十香ちゃんはASTのことを知らないから仕方ないわ…まぁ、確かにあれはどこからどう見てもメカメカ団ね…

 

琴里『はっ! チャンスよ士道、精霊の機嫌メーターが七十を超えたわ。一歩踏み込むなら今よ!』

 

士道『踏み込むって……何すりゃいいんだ?』

 

琴里『んー、そうね。とりあえず……デートにでも誘ってみれば?』

 

士道『はぁ……!?』

 

折紙「仕方ないよ!こんな壊れた学校を美しくみせるなんて…滅相もない…」

 

十香『ん、どうしたシドー?』

 

士道『ッ──! や、気にしないでくれ…』

 

琴里『誘っちゃいなさいよ。やっぱ親密度上げるためには一気にこう、さ?』

 

士道『んなこと言ったって、こいつ出てきた時にはASTが……』

 

琴里『だからこそよ。今度現界したとき、大きな建造物の中に逃げ込んでくれるよう頼んでおくの。水族館でも映画館でもデパートでもなんでもいいわ。地下施設があるとさらにいいわね。それならASTも直接入ってこれないし…』

 

士道『なるほど…』

 

琴里『まぁ…折紙をデコイにする作戦もあるけど?』

 

折紙「アナタ殴り殺されたいの?」

 

琴里『あぁん?こっちは真剣にやってんじゃボケェ!』

 

十香『さっきから何をブツブツ言っている! まさか、やはり私を殺す算段を!?』

 

士道『ち、違う違う! 誤解だ!』

 

十香『なら言え、今何と言っていた?』

 

十香に質問された士道は琴里から笑顔の圧をかけさせられる。

 

琴里『ほーら、観念しなさいよ。デートっ! デートっ!』

 

折紙「五河くん……ここは諦めよ。」

 

士道『あーもうわかったよッ!ーーーあのだな、十香。』

 

十香『ん、なんだ?』

 

士道『そ、その……こ、今度俺と……で、デート……しないか?』

 

十香『デェト?シドー、そのデェトとはなんだ?』

 

士道『そ、それはだな……』

 

気恥ずかしくなっている様子を聞いていたトーマの耳に少し大きめの琴里の声が入ってくる

 

琴里『──士道! ASTが動いたわ!』

 

士道『は……!?』

 

折紙「マズイ!このままじゃ!」

 

琴里『待った!別の方向からイレギュラー反応!?』

 

士道&折紙「『え!?』」

 

するとASTの隊員達全員がCRユニットを強制的に剥がされ、そのまま落下。地面にぶつかる……と思いきや、宙に浮かんで事なきを得た。そしてそのまま気絶した。

 

士道『どうなってるんだ……一体…』

 

その後、五河くんは十香ちゃんに私の制服姿の写真を見て制服にチェンジさせ、一緒にデートをするのであった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煉「とりあえず……一難は去ったか。」

 




次回

・折紙と十香


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・折紙と十香


ではどうぞ。


 

五河くんが十香ちゃんとデートを取り付けた日から次の日の朝。私は狂三と一緒に朝ご飯を食べていた。

 

狂三「何とか上手くいきましたのね?」

 

折紙「うん。とりあえず琴里ちゃん達フラクシナスのサポートは付くみたい。それで……」

 

狂三「なんでしょう?」

 

折紙「なんでわざわざ喫茶十六夜で朝ごはん食べなきゃならないのよ…」

 

狂三「それは幸福のチーズケーキを食べるためですわよ!ここのマスターが作るチーズケーキはプロのパティシエ顔負けレベルの美味しさで五つ星ホテルや帝国ホテルのスイーツが霞んで見えるらしいんですの!」

 

喫茶十六夜……店主の十六夜煉が営む喫茶で、もコーヒーやクリームソーダ、モーニングセットなどの一般的な物や生姜焼き定食などのほんかく派な食事、さらにはドンペリ、車椅子、フェラーリ、店のバックヤードにはこれまた本格的なピアノを備えた小ホール…さらにはなぜだか知らないが手術室まである。

 

いつも思うけどなんで喫茶店に手術室なんかあるの?手術するなら病院でしなさいよ…

 

ちなみに煉さん曰く『喫茶十六夜に、存在しないものはねぇ。』とのこと。

 

これモットーじゃ…

 

狂三「このチーズケーキを食べた2人は永遠に幸せになれるみたいですよ!他にも大事な受験や試験に受かったり、1等の宝くじを当てた人もいるみたいでふよ!」

 

十六夜スペシャルチーズケーキセット…紅茶とチーズケーキをこよなく愛する煉さんが極めに極めて作った喫茶十六夜の人気メニュー。プロのパティシエ顔負けレベルの美味しさで五つ星ホテルや帝国ホテルのスイーツが霞んで見えるほどとのこと…

 

チーズケーキと紅茶の種類は煉さんの気分によって変わるみたいだけど、どれも美味しい……それなのに煉さんは…

 

煉「まだまだ上にいける。」

 

らしい。

 

狂三「はーい折紙さん。(´□`*)アーン♪」

 

折紙「あーん。」

 

狂三がフォークに刺したチーズケーキを私にあーんさせて食べさせた。うん…相変わらず美味しいなぁ…すると喫茶十六夜の扉からある人物が出てきた。

 

琴里「何かと思えば……ここで狂三とティータイムしてたの?」

 

折紙「あぁ琴里ちゃん。五河くんと十香ちゃんのデートは?」

 

琴里「上手くいってるわ。けど…少し問題があってね?」

 

狂三「問題?何かありましたの?」

 

琴里「何故か分からないけど……ASTの反応がそこら中にいっぱいあるのよ。もしかして…気づいてるのかしら?」

 

煉「そういえば……ASTはDEMの管轄から外れたな……確か、千切エンタープライズが今ASTに武力提供しているらしい……ま、本当はしたくはいだろうが…」

 

琴里「DEMに不信感を持ってるでしょうね……とりあえず、今は次の精霊への準備を進めるわ。折紙と狂三も役に立ってもらうから、スピリットシステムの調整を忘れないでね?」

 

と言って琴里ちゃんは喫茶十六夜を去っていった…それを確認した私は自分のチーズケーキをフォークで刺し、それを狂三の口に近づける。

 

折紙「はい。」

 

狂三「あぁ〜ん♪」

 

はぁ…やっぱり狂三は可愛いな……可愛すぎて尊い…

 

煉「ところで…例の精霊は?」

 

折紙「現在、六喰が捜索中……そのうちフラクシナスが作戦を練ると思う…」

 

そして数時間後……

 

琴里『折紙、狂三、聞こえる!?』

 

折紙「どうしたの琴里ちゃん?」

 

琴里『士道がASTに打たれたの!それで十香が…』

 

折紙「狂三ちゃん。」

 

狂三「はい。ーーーマスター、お会計お願い致しますわ。」

 

煉「あぁ…気をつけろよ?」

 

支払いを終えた私たちは喫茶店を後にし、スピリットギアを左腕に装備する。

 

折紙&狂三「顕現武装!」

 

そう言い放った私達は霊装とCRユニットを混ぜた武装を纏った。狂三のスピリットスーツは黒と赤を貴重に、ドレスのスカートには何かが入ってそうな怪しい雰囲気だった。

 

絶滅天使(メタトロン)

 

刻々帝(ザフキエル)

 

狂三「さぁ!ワタクシ達の戦争(デート)を始めましょう!」

 

折紙「あんまりヘマしないでよ?」

 

スピリットギアスーツを纏った私達は十香のもとに向かった。私とは面識があるのか、すぐに顔を覚えていた。

 

十香「貴様はこの前の!」

 

折紙「また会ったわね!とりあえず、今は落ち着いて十香ちゃんが!」

 

十香「この状況で落ち着いてられるか!士道が殺されたんだぞ!」

 

狂三「御二方!ASTですわよ!」

 

そう言われた私達が空を見上げると無数のASTが群がってきた。それを見た狂三は機械のスカートを変形させた。

 

狂三「無数ノ弾頭(オール・ギミッツ・ミサイル)!」

 

そのスカートから大量のミサイルが放たれ、AST達が放つミサイルとぶつかり合う。しかし、狂三の段数がASTの一般隊員が纏うCRユニットの倍のミサイルを所持している為、あいてのほんのひと握りのミサイルは殆ど狂三のに打ち消されてしまう。

 

折紙「残念だけど、私達はアナタを殺しに来たんじゃない。」

 

十香「なに?」

 

折紙「時間稼ぎをしにきたの。士道くんが復活するまでね?」

 

十香「なに!?士道は死んでないのか!?」

 

そう言われた十香は動揺していたが…

 

琴里『待たせたわね折紙、メインディッシュの到着よ!』

 

インカムから琴里ちゃんの声が聞こえたと同時に空から五河くんが降りてきた。

 

士道「とぉーーーかぁーーーー!」

 

十香「士道!」

 

抱き着いた2人は見つめあった。それを見た狂三は…

 

狂三「十香さん!キスですわよ!キス!」

 

十香「き、キスだと!?し、士道。キスはどうやるんだ?」

 

士道「え?……えぇとその……唇と唇を合わせて…」

 

そう言われた十香ちゃんはすぐ様に士道にキスをする。そして十香ちゃんに纏われていた霊装は次々と消えていった。精霊の力が封印された結果だ。そのまま降りてきた十香は士道にこう言った。

 

十香「シドー…」

 

士道「え?」

 

十香「また…デェトに連れてって行ってくれるか……?」

 

士道「ーーーーあぁ、いつだってな?」

 

狂三「夕陽でのキス……羨ましいですわね?」

 

折紙「うん。そうだね。ーーーあれ?」

 

狂三「どうなされましたの?」

 

私達の近くに紫色の丸い宝石のような物が転がっていた。それを拾った私は狂三とじっくり見てみると…

 

折紙「これって……十香ちゃんの力の一部?」

 

狂三「そうみたいですわね……あ、そうだ!今度、煉さんに見せてみては如何でしょうか?もしかしたら何か分かるかもしれませんよ?」

 

折紙「そうね。」

 

その会話を終えた後、私達は五河くんと十香ちゃんと合流するために彼らのところへ歩くのであった…

 





喫茶十六夜
天宮市にある喫茶店で十六夜煉がマスターを務めている。

一応、変装は禁止されているが、実際にそれを使用しても特に問題にされない。また、いきなり休みを申請してもOKされたり、どちらも一時的ではあるが、勝手に兼業したり代役を立てて休業したり、小規模と言えども営業中の店内でライブを開催する事さえも、特に咎められない等やたらとユルい。

メニューはコーヒーやクリームソーダ、モーニングセット、パフェなどの一般的な喫茶店にある飲み物や軽食から、生姜焼き定食などの本格的な食事もあり、ドンペリや車椅子もある他、店のバックヤードに本格的なピアノを備えた小ホールまで備えていたり、手術室まである。


煉曰く「喫茶十六夜に、存在しない物はねぇ」とのこと。 一応、モットーでもある。


十六夜スペシャルチーズケーキセット

喫茶十六夜にあるメニューの一つぇ人気メニュー。

紅茶とチーズケーキをこよなく愛する煉が極めに極めて作った紅茶とチーズケーキのセットでプロのパティシエ顔負けレベルの美味しさで五つ星ホテルや帝国ホテルのスイーツが霞んで見えるほどらしい。

その日の煉の気分によってチーズケーキと紅茶の種類が変わるがどれも美味しく、それなのに煉曰く「まだまだ上にいける」とまだ美味しくなるらしい。

どこまで行くつもりだ。この魔王は……

また誰が噂したかは不明だが、このメニューを食べた二人は永遠に幸せになれる、大事な受験や試験に受かる、一等の宝くじが当たるなど噂やジンクスが絶えず、今天宮市で話題になっている。

次回

・氷の精霊と刺客



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・四糸乃パペット
・氷の精霊と刺客



鳶一折紙 CV富樫美鈴
 
身長 152cm
 
誕生日 来世11月11日 前世12月31日
 
スリーサイズ B80/W60/H80
 
好きな食べ物
 
スイーツ全般
 
嫌いな食べ物
 
渋い奴
 
好きな物 
 
機械いじり
 
精霊
 
嫌いな物
 
悪い奴
 
AST(元は人である精霊を駆除しようとするから)
 
前世でOLとして働いていた彼女であったが、上司のパワハラによるストレスと疲労が原因で死亡。その後、目が覚めるとデート・ア・ライブの世界に鳶一折紙として転生してしまう。(しかも精霊メタトロン付き)
 
話し方は士道と狂三が行った過去への干渉により改変された世界の時の方で、性格もそれの理知的。しかし容姿は初期の折紙(なぜかスリーサイズがワンランクアップしているのは気のせい。)
 
CRユニットと精霊を融合させたスピリットユニットを開発し、それを使ってデート・ア・ライブの世界を生き抜くことを決心する。


〜雨は見知らぬ世界からやってきて……涙の如く、大地を濡らす。〜

〜新たな巡り会いは儚き必然か?仕組まれた偶然か?真実は一つではない。〜




 

五河くんが十香ちゃんの精霊の力を封印して数日経ったある日、私と狂三ちゃんはフラクシナスに呼ばれた。

 

琴里「悪いわね2人とも…急に呼び出しちゃって。」

 

狂三「琴里さん。士道さんを省いて私達を呼んだのは何でしょうか?」

 

琴里「実は次のターゲットの精霊…識別名ハーミットなんだけどーーー予想外の事態になったのよ。」

 

そう言った琴里ちゃんはモニターに1人の少女を映した……ってこれ…

 

折紙「(スパイファミリーのヨル・フォージャー?)」

 

琴里「ヨル・ブライア。ASTに新しく入った隊員……けど問題なのがAST内にできた新たな部隊アルファント隊……ヨル・ブライアが指揮する精霊抹殺部隊よ?」

 

折紙「精霊抹殺部隊……?」

 

狂三「あらあら……野蛮ですわね。」

 

琴里「ヨル・ブライアが率いるAST部隊……隊員達は新型のCRユニットを纏ってるわ。」

 

モニターの資料を見るとそこにはバトルレイダーのようなマシンだった。量産の陸戦型CRユニットってところかしら?

 

折紙「んで……この連中がハーミットを?」

 

琴里「可能性は有り得るわ。一応、例のモニターにはイレギュラーとして映しておくわ。」

 

狂三「ところで……士道さんは?」

 

琴里「あぁ、学校に向かってるわよ?あ、大牙もいるわね?」

 

折紙「え?」

 

一方、天導大牙と五河士道は…

 

「「おいおい…」」

 

士道「雨かよ…ーーー天気予報では晴れって言ってたじゃねぇか。」

 

大牙「全くもってその通りだ。」

 

そんな雨のなかで士道はカバン、大牙は制服の上に着ていたパーカーのフードを傘替わりにして走っていた。すると士道が神社に1人の女の子が止まっていたのに気づいた。

 

大牙「どうした士道?」

 

士道「あ、おいあれ見ろよ?」

 

士道が指を指した人物を見た大牙。

 

大牙「女の子だ……しかも…」

 

薄い水色のレースの上に緑色をベースに模様の付いたレインコートを羽織り、ピンクのボタンと縫い目のついた大きなうさみみ付きフードを着用…恐らく精霊だと思った大牙。すると士道が腰を低くしてその精霊に語りかける。

 

大牙「どうしたんだ?こんなところにいると風邪ひくぞ?」

 

四糸乃「はぁ……」

 

士道「ん?」

 

四糸乃「……! こ、ない、で……くださいっ……」

 

士道「え?」

 

四糸乃「痛く、しないで……ください……」

 

大牙「どうやら怖がってるみたいだな?俺たち人間に…それに…」

 

大牙が手に持っていたのは兎のパペットだった。それを渡された士道は兎の女の子に渡そうとするが、その女の子は一歩下がってしまう…その攻防が続いたが、士道はやっとパペットを渡せた。

 

よしのん「やっはー、悪いねおにーさん達!たーすかったよー!で?起こした時によしのんのいろんなとこ触ってくれちゃったみたいだけどぉ?どうだった?正直どうだった?このラッキースケベ!」

 

大牙「貴様はアホか?胸も尻もないパペットを触ってなにがラッキースケベだ。」

 

よしのん「あぁ!よしのんはパペットじゃなくて四糸乃の相棒だよ!」

 

大牙「……」

 

よしのん「まぁ一応助けてくれたから。特別にサービスしてあげる。」

 

大牙「よかったな士道。御用にならなくて。」

 

士道「おぉい!勘違いなこと言うなよ!」

 

大牙「おぉすまん。」

 

よしのん「とりあえず、ありがとう。じゃあね!」

 

2人のことを気にしなかった兎のパペットはその場から走り去ってしまった…

 

大牙「あの女……一体なんだったんだ?」

 

士道「はぁ……大牙、ウチくるか?」

 

大牙「いや大丈夫だ。用事がある。」

 

士道「そうか。んじゃまたな!」

 

大牙「あぁ。」

 

そして大牙が寄ったのは喫茶十六夜だった。

 

大牙「マスター、空いてますか?」

 

煉「大牙くんか。よく来てくれた。」

 

兼ねてから煉に喫茶店にこれるかという連絡を受けていた大牙は今、喫茶十六夜に来ていた。

 

煉「夜刀神十香はアフターケアも兼ねて五河士道の家で過ごすことになった。精霊用の特設住宅が出来るまでな?」

 

大牙「そうですか…」

 

煉「ところで煉くん。戦争(デート)に出るつもりはないか?」

 

大牙「どういうことですか?」

 

そう言われた煉は上蓋にエクスクラメーションマークが描かれた黄色の箱とクエスチョンマークが描かれたピンクの箱を取り出して大牙に渡した。

 

煉「君の身体能力は完璧だ。是非、五河士道の力になって欲しい。」

 

大牙「ふん……ちょうど暇を持て余してたところでした。自分が欲しいものが……やっと貰える。」

 

黄色い箱の蓋を開けると出てきたのは外見が非常に簡素なドライバーと丸い何か……そしてもう1つのピンクの箱を開けるとそこには赤い竜のバックルが入っていた。

 

煉「デザイアドライバーとドラゴンレイズバックルだ。」

 

大牙「……」

 

俺は恐る恐るコアらしきものを触る。だが何も起こらなかったのでドライバーの中心部のソケット「パーフェクターコア」にライダーコアIDをセットする。

 

entry…

 

大牙「これが俺が変身する…」

 

煉「精霊を駆除しようと企むイレギュラーがいる。やり方は君の好きなようにやれ。精霊を守ってくれればいい。」

 

大牙「ならこの世界は全て俺を中心に回っている。俺のやり方で楽しませて貰いますよ?」

 

そう言った大牙は傘を買って喫茶十六夜を去っていった。

 

煉「さて……この世界の大牙はどんな活躍をするか楽しみだ。」

 

そして…

 

琴里『今回の精霊は識別名ハーミット。精霊にしてはわりと温厚な性格よ?』

 

狂三「名前は確か…四糸乃でしたよね?」

 

折紙「えぇ…」

 

狂三「しかし……この雨でどうやって探しましょうか?」

 

そんななかで四糸乃を探そうとしていた時だった。突如、大量のミサイルが私達に降り掛かってきた。急な出来事に困惑する私達はすぐさま避けていく。

 

狂三「このミサイル…ASTのものですわね!」

 

折紙「ASTの!?なんでそれが……まさか!」

 

私達は高速で移動してくる存在にすぐ様気づき、その存在が仕掛けた攻撃を避け、すぐにスピリットギアスーツを纏った。そして現れたのは…

 

ヨル「やはりいましたか……精霊に味方する謎の存在。」

 

折紙「ヨル・ブライア…」

 

琴里が言っていたアルファント隊…そのリーダー格と見られる人物が私達の前に現れたのだ。嫌な予感がした私は狂三と周囲を警戒した。

 

ヨル「遅い!」

 

ヨルは隙を見せた私に剣を差し向け、殺そうとした。しかし狂三が持っていた銃で反撃したが、新型のCRユニットを纏ったAST隊員に守られてしまう。

 

折紙「くっ……このままじゃ!」

 

と思っていたその時だった。向こうから白い兎のような見た目をしたモンスターが現れ始めた。氷結傀儡(ザドキエル)…四糸乃が纏う天使である。

 

ヨル「きたか精霊…」

 

狂三「マズイですわ…このままだと士道さんと十香さんが!」

 

と思っていたその時だった。ヨル・ブライアに向けてある人物が生身でライダーキックを放ち、彼女が精霊に向かうところを阻止した。その人物は…

 

大牙「怪我していないか?」

 

折紙「大牙くん!?」

 

大牙「よく持ち堪えたな折紙。選手交代だ。」

 

そう言って大牙くんが取り出したのは…

 

DESIRE DRIVER

 

折紙「デザイアドライバー!?」

 

そう。それは私の前世の知識が正しければ仮面ライダーギーツに出てくるドライバー…デザイアグランプリの参加者が使うドライバーを、大牙くんが持っていたのだ。

 

大牙「さぁいくぞ。」

 

SET!

 

大牙「変身!」

 

DRAGON!READY?FIGHT!

 

大牙「さあ、ここからは俺の独壇場(ターン)だ。」

 




時崎狂三 CV 真田アサミ
 
身長 157cm
 
誕生日 6月10日
 
スリーサイズ B85/W59/H87
 
好きなもの 動物
 
嫌いなもの 人間(ただし無垢な子供には優しい)
 
声優 真田アサミ
 
ご存知、影と時間を操る精霊。識別名は<ナイトメア>。
 
常にゆったりとしたお嬢様口調で喋るが、いわゆる壊れたヤンデレ気質の人物。そして言動もいろいろな意味で危ないし多い。
 
興奮する時に行う「きひひひひ」と狂気的な笑い方が印象的で血や殺戮を好んでいる訳ではないが、「殺す」と決めた相手には一切の躊躇も容赦もしない。
 
随分なイタズラ好きで抜けどころがないのが特徴。
 
折紙が転生して5年後にスピリットシステムを使って彼女の力を封印。以降、自分に挑戦的な折紙に好意を抱き、付き合うことに。

次回

・ドラン君臨 〜大牙と四糸乃〜


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・ドラン君臨 〜大牙と四糸乃〜


天導大牙(てんどうたいが)/仮面ライダードラン
 
CV:豊永利行
 
年齢:17歳(高校2年生)
 
性別:男
 
身長:190cm
 
体重:79kg
 
一人称:俺
 
二人称:お前、貴様/名字と名前呼び(身内や認めた相手のみ)
 
異名:覇王
 
好きなもの
 
可愛い女の子(男の娘も有り)
 

 
神話
 
百合
 
甘い物(甘党レベル)
 
辛い物(辛党レベル)
 
鶏肉を使う料理(主に焼き鳥、チキンライス、オムライス、唐揚げ)
 
ナポリタン
 
トマト
 
炭酸ジュース
 
エナジードリンク
 
果物(特にメロン)、
 
動物(特に兎、狐、猫)
 
嫌いなもの:お化け(場合によってはガチ泣きして泣きつくレベル)、百合の間に挟まろとする男(問答無用で死刑レベル)
 
趣味・特技:家事全般、お菓子作り、新しい魔法を作ること、筋トレ、百合の間に挟まろとする男の暗殺
 
利き手:両利き(メインは左利き)
 
容姿:腰くらいまで伸びて左目を隠した長い黄金の髪(左目を隠している部分に青いメッシュが入っている)と翡翠の眼を持った中性的な顔のイケメン
 
煉が知る人物の中で5本指に入るレベルで最強クラスの実力者であり、あの煉が「いくら金積まれてもあいつとだけは死んでも絶対に戦いたくない」と言わしめる強さを誇る、強さの次元が違いすぎる煉以上の最強最悪の化け物。
 
性格はFateのギルガメッシュと似た感じで人の話を全然聞かず、傲岸不遜、唯我独尊、傍若無人。
自分は世界、世界は自分であり、この世のありとあらゆるもの全ては自分を中心に回っていると自負している。
 
自分の欲望に正直で忠実であり、本気で欲しいと思ったものは自分のポリシーや主義信条に反しない限りは一切の手段や方法は選ばず、その結果敵味方問わず周囲にどれだけ被害を与えても頓着することはない、全ての次元を見ても屈指の超弩級危険人物。
 


しかし、彼には彼なりの哲学があり、自分に対して堂々と物を言ってくる人物は嫌いではないらしく、それに価値があると認めれば、彼の自尊心をよほど傷つけない限りは、大抵のことは笑って許す度量を持つ。 

性格や考え方、価値観が完全に悪なのだが魂や人間としての在り方としては何故か善である。

 
折紙の世界では並行世界の同一人物で来禅高校の生徒として過ごしている。その為、煉に対しては敬語で接している。
 
自分の運命となる存在、ひよりと出会っていないためか現時点での登場人物の中では弱く、精霊たちには負ける。しかしその強さはDEMのエレンやSSSのアルテミシアを圧勝する。
 
無駄にカリスマ性や天然ジゴロ等、人を引き付ける魅力も備えている。


ヨル・ブライア

イメージCV早見沙織

異名:棘姫(いばらひめ)

ASTの精霊抹殺部隊:アルファント隊のリーダー。かなり浮世離れした天然ボケかつおっとりした性格。精霊を倒すためには手段を選ばず、例え味方に仮面ライダーがいたとしても容赦なく襲いかかる。黒いリトルブラックドレスをイメージしたユニットスーツを纏い、脚力をアップするサイバーサイハイブーツを備えており、柄尻が輪になった杭のような短剣をメインに使うものの、体術及び素手での格闘術も超人レベル。仮面ライダーに対抗できる程の実力を持つ。

〜雨は少女に似ている。時に優しく、時に儚く…時に苛烈に降り注ぐ…〜

〜たかが、H2O。されど、H2O、今夜の雨は……燃えて…少し冷たい。〜




大牙は仮面ライダーに変身。アルファント隊の隊員たちとヨルを驚かせていた。

 

ヨル「ふん。そんなもので勝てるとでも!」

 

ヨルは大牙の攻撃を尽く避けていくが、大牙は反撃のチャンスの伺った。

 

大牙「ふん!」

 

ヨル「なっ!?」

 

すかさずヨルに殴りだして攻撃するが避けられる。だがすぐさま蹴りを放って少し吹き飛ばしていった。

 

大牙「折紙、コイツらは任せて士道のところへ向かえ!」

 

折紙「けど!」

 

大牙「安心しろ。これぐらいなんともない!」

 

折紙「くっ…気を抜くんじゃないわよ?」

 

ヨル・ブライアの相手を大牙くんに任せた私達は、四糸乃といる五河くんのところに向かったのであった…私達が無事に戻ったことを見た大牙に、ヨルはスティレットを取り出してこう言い放った。

 

ヨル「目障りですね。大変恐縮ですが...息の根、止めさせて頂いてもよろしいでしょうか?」

 

大牙「やれるもんならやってみろ。」

 

DRAGON・SWORD!

 

仮面ライダードランの専用武器、ドラゴンソードを取り出した大牙。彼とヨル・ブライアの一騎打ちが始まるのであった。

 

折紙「五河くーん!」

 

狂三「士道さーん!」

 

士道「折紙!狂三!」

 

狂三「この子のパペットは?」

 

士道「それが…ASTに襲われた際に気づいたら無くなってたらしい。」

 

折紙「そうなのね。なら、一緒に探してあげましょう。」

 

狂三「そうですわね。それの方が彼女にとっても嬉しいことですし。」

 

士道「よし、行こうかよしのん。」

 

四糸乃「あ、あの……」

 

士道「え?」

 

四糸乃「私は……よしのんじゃなくて四糸乃です。よしのんは…私の友達。」

 

士道「四糸乃?」

 

四糸乃「は、はい。」

 

士道「そうか…んじゃ探そうか?」

 

四糸乃「はい。」

 

そしてフラクシナスの司令室では…

 

宗近「精霊が消失(ロスト)する瞬間の映像では──もう既にパペットをもってません。」

 

恭史「ASTの攻撃が着弾する前の映像では、天使の口元にパペットを確認する事が出来ました。この攻撃によって紛失したと考えるのが妥当でしょう。」

 

琴里「で?肝心のパペットは?」

 

梢「非常に煙が濃いので確実ではないですが…落下している影が確認できます。攻撃の際に燃えてしまっているという最悪のパターンにはなっていないと思われます。」

 

琴里「四糸乃が消失(ロスト)あとの、この近辺の映像は残ってないの?」

 

雛子「さ、探してみます!」

 

恭平「アルファント隊は大牙くんが抑えているみたいですが…一体どこから?」

 

そう言った時、後ろからあの人物が現れる。

 

煉「俺だ。」

 

琴里「十六夜さん。喫茶店は大丈夫なんですか?」

 

煉「今日は急遽、店休日にしている。突如として現れたアルファント隊だ。放っておくわけにはいかないだろう?」

 

令音「レン、分かってると思うが…」

 

煉「あぁ…俺の立ち位置は見守りだ。折紙1人で対処できなければ、仲間を作ればいいことだろう?」

 

一方…

 

ヨル「はああああ!」

 

大牙が折紙たちが四糸乃のパペットを探す時間稼ぎとしてヨルたちアルファント隊の相手をしていた。

 

ヨル「なかなかやりますね…ですけど、私達アルファント隊を舐めては困りますよ!」

 

大牙「悪いが…俺は貴様らに構っている余裕はない。」

 

BLESS・CHARGE!

 

そう言った大牙はドラゴンレイズバックルをドライバーから外し、それをドラゴンソードに装填する。

 

DRAGON!SLASH!

 

ドラゴンソードから竜を模した炎を纏わせ、それを使ってヨルたちアルファント隊を吹き飛ばしていった。

 

ヨル「くっ……撤収!」

 

状況が不利と見たヨルは隊員たちと共にその場から去ったのであった。すると大牙のインカムから…

 

士道『四糸乃?』

 

(お腹の鳴る音)

 

四糸乃『……!』

 

士道『……腹減ったのか?』

 

折紙『どーしよ!今日、煉さん喫茶店休みにしてるし!』

 

琴里『どうしたもんかね…』

 

狂三『とりあえず…私達の家が近いのでそこで休憩いたしましょう。』

 

折紙『そうね。』

 

士道『四糸乃、いこう。』

 

四糸乃『……!』

 

大牙「俺も折紙たちと合流するか…?」

 

折紙たちの会話を歩きながら聞いていた大牙は、その場に留まってあるものを見つける。

 

大牙「よしのん……それにこれは…スピリットギア?」

 

よしのんとスピリットギアを見つけた大牙。それをバックに入れたあと、ブーストレイズバックルを取り出し、ブーストスロットルを捻る。

 

BOOSTRIKER!

 

ベース車両がホンダ・CBR650Fのブーストライカーを召喚した。そしてそれに乗り込んでフルフェイスのヘルメットを被った後に、折紙たちの家に向かうのであった。

 

一方…

 

士道side

 

士道「はい。お待ちどう。熱いから、フーフーして食えよ?」

 

士道が温かい親子丼を四糸乃や私達に振舞ってくれた。

 

四糸乃「フーフー…」

 

士道「そうだ。食ってみ?」

 

親子丼を食べる四糸乃はあまりの美味しさにサムズアップ。そのままゆっくり食べ続けるのであった。

 

士道「その……随分大事にしてるみたいだけど、あのパペット──よしのんって、四糸乃にとってどんな存在なんだ?」

 

四糸乃「よしのんは……私の友だちです。そして……ヒーローなんです。」

 

折紙「(そうか…四糸乃にはよしのんがいないと…)」

 

四糸乃「よしのんは……私の理想……憧れの自分なんです。私みたいに弱くなくて私みたいに…うじうじしない。強くて格好いい……」

 

折紙「(早くこの状況をなんとかしなきゃ…じゃないとASTが…)」

 

すると向こうからバイクの走る音が聞こえてきた。その音は私達に家に近づくとゆっくりになって消えた。そしてその後にインターホンが流れ、私達は一斉に玄関に向かった。そして現れたのは…

 

大牙「よっ、暇か?」

 

折紙「大牙くん!」

 

大牙「あの子によしのんを渡しにきた。」

 

四糸乃「!」

 

大牙くんは四糸乃に近づき、よしのんを渡した。そして…

 

よしのん「いやいやお兄さんありがとう!生憎よしのん暴れるところになっちゃったよぉ〜!」

 

四糸乃「ありがとうございます。」

 

大牙「礼はいい…それより、夜刀神十香は?」

 

折紙「拗ねてるみたい。」

 

大牙「だろうな…事情は五河琴里から聞いた。手伝わせてくれ。」

 

狂三「よいのですか?」

 

大牙「こんな状況だ。1人いた方がいいだろう?」

 

そう言った大牙くんは懐からあるものを取り出した。スピリットギアだ。

 

折紙「あっ!それ予備で持ってた奴!」

 

大牙「よしのんと何故か一緒に落ちていた。これも何かの運かもな?」

 

そう言った大牙は四糸乃の首にネックレスのように付ける。

 

大牙「お守りだ。しっかり持っておけ。」

 

四糸乃「は、はい…」

 

大牙「さてと…まだまだ山積みだぞ?」

 

琴里『士道?聞こえる?』

 

士道「なんだ?」

 

琴里『四糸乃の精霊としての力を封印するのに少し作戦があるの。』

 

士道「なんだ?」

 

琴里『天導大牙はあの仮面ライダーとかやらに変身してたわよね?』

 

折紙「うんそうだけど…」

 

琴里『その力とスピリットギアをリンクさせれば…士道と同じように精霊を封印できるかもしれないわ。』

 

大牙「確かなのか?」

 

琴里『えぇそうね。』

 

そのことを聞いた大牙は四糸乃と彼女が付けているスピリットギアに目を光らせて…

 

大牙「四糸乃、俺が──お前のためのヒーローになろう。」

 

四糸乃「……!!」

 





十六夜煉(いざよいれん)/神ディザスター
 
CV:宮野真守
 
イメージ容姿:伊吹コウジ(ヴァンガード)
 
年齢 不明
 
性別:男
 
誕生日:1月31日
 
身長:190cm
 
異名:ただの人間(ただし自称が付く)、神ディザスター、喫茶十六夜のマスター。
 
一人称:俺/私
 
二人称:お前、貴様、テメェ、○○
 
利き手:左手
 
趣味:料理、お菓子作り、家事全般、発明、開発
 
好きなもの
 
可愛いもの、チーズケーキ、紅茶、ハッピーエンド 面白いこと 永遠
 
嫌いなもの
 
セロリ(特に生は無理)、バッドエンド(及びそれで終わる物語)、別れ(特に死別)
 
白雪のような銀の長髪に、最高級のルビーを惜しみなく埋め込んだかのような美しい紅の眼をもつ青年。ただし目が死んでる(昔は目が死んでいなかった)。 そして全次元最強の武装組織ディザスターのリーダーである。
 
アブソリュート・プレジデントとの戦いの最後に、ロアから神ディザスターの名を授かった。
 
昔は敵対者には容赦なく冷徹にして残忍。邪魔な存在や用済みになった者は例え味方でも(身内などの一部を除く)殺すことになんの躊躇を持たない冷酷無慈悲なドS鬼畜腐れ外道戦闘狂サイコパスだったが、戦兎(イクト)や一海達と出会い、様々な戦いを経て丸くなった。
 
イメージとしてはデート・ア・ライブの五河士道をクール目にして成長させたような感じになっているがたまに昔の片鱗を見せる時がある。なお、戦闘狂、ドS、サイコパスなところは未だ健在。
 
基本的には身内に甘く、気に入った相手や本気で守りたいと思った相手は命を張ってでも守るなど漢らしい一面を持つ。時折妙に達観した価値観を見せたり、全てを見通しているかのような(実際に大体のことは囁告篇帙で全て知れる)表情を見せる。
 
憑依転生者である折紙の世界では自分の趣味である料理とお菓子作りを活かすために喫茶店のマスターとして陰ながら彼女を見守るが…

じかーい♪じかい♪

止まぬ雨、葛藤する折紙。そして四糸乃に迫るアルファント隊の影。大牙の思いが強まり、正義の反転が今、現れる。

次回

・氷冷魔王《ザナキエヴ》

よしのん「さぁ、はじめようか。私達のデートをさ?」


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・氷冷魔王《ザナキエヴ》


精霊には反転体が存在しますが、2つの媒体で四糸乃の反転が出ました。まずは本編16巻(アニメでは4期) 最悪の事態で顕現しましたが、ビジュアルは明かさず。

記載されたのは画集ですが…ここでは…


〜龍は天に昇り、空を照らし、その少女に希望を見いだせるのか?〜

〜今、大牙の運命は如何に…〜




 

大牙のおかげでよしのんを四糸乃に渡したものの、まだ霊力を封印されていない為、天気は雨が続いていた。

 

折紙「困ったわね…五河くんか大牙くんのどちらかが封印しないと、大変な事になるね?」

 

狂三「ですわね。何かいい方法があればよいのですが…」

 

するとインカムから琴里の声が聞こえた。

 

琴里『大変よ!四糸乃が勝手に士道の家から逃げ出したわ!』

 

折紙&狂三「え!?」

 

琴里『今バイクで大牙が追ってるわ。2人も駆けつけてあげて!』

 

折紙「分かったわ。狂三ちゃん!」

 

狂三「はい!参りましょう!」

 

私達は五河くんの家から逃げ出した四糸乃ちゃんを追うことにした。そして暫くすると…

 

狂三「あ!折紙さん!あれを見てください!」

 

狂三が指を指した方角を見てみるとそこには四糸乃ちゃんを追う大牙くんがいた。私達は四糸乃ちゃんと大牙くんと合流。何があったかまず、聞いてみることにした。

 

折紙「何があったの?」

 

大牙「分からん。急に抜け出したから士道の代わりに追ってみたんだが…」

 

と大牙くんがヘルメットの下で後ろを振り向くとそこにはASTの隊員達が追ってきたのだ。そう、アルファント隊だ。

 

ヨル「またアナタ達ですか。」

 

大牙「そうか…四糸乃はアイツらから逃げるために士道の家を抜け出したのか!」

 

折紙「四糸乃ちゃんを守るよ狂三ちゃん!」

 

狂三「よろしくてよ!」

 

私と狂三ちゃんはアルファント隊の隊員たちに攻撃を仕掛けた。だがそれを全てヨルが防いでしまう。

 

狂三「くっ……強いですわね?気に入らないですわっ!」

 

私達は走りながら空間震が出来たクレーターにやってきた。私達の辺りにはASTの隊員が群がっていたその時だった。

 

そのクレーターの地面から訳の分からない兎の怪獣が現れ、周りにいるAST隊員たちを薙ぎ払っていった。前世の知識が正しければあの怪獣はルナチクスだ。

 

私に無理をしろと?

 

折紙「ウッソだろ…」

 

狂三「ど、どう致しましょう。」

 

大牙「ちっ……仕方ねぇ…」

 

既にデザイアドライバーを腰に装着した大牙くんはレイズバックルを取り出し、デザイアドライバーにセットする。

 

SET!

 

エビルのような変身ポーズみたいに両腕をクロスさせると同時に両手の指を牙のようにして右の手の平が大牙くん自身に向け、左腕が上顎、右腕が下顎でドラゴンの口を作る。

 

大牙「変身。」

 

その掛け声と同時にレイズバックルを起動する大牙くん。

 

DRAGON!READY…FIGHT!

 

大牙「さぁいくぞ!」

 

DRAGON・SWORD!

 

ドラゴンソードを取り出した大牙くんはそれでルナチクスに攻撃しようとするが、あまりの巨体に大苦戦してしまう。

 

私もウィングに装備されていたドラグーンシステムで攻撃を仕掛けるが…

 

折紙「効いてない!?」

 

狂三「なんてお強い生き物なんでしょう…」

 

そんななかでヨルはその隙に四糸乃を殺しにかかろうとしたが、それにすぐさまに気づいた大牙が防いだ。

 

大牙「させるか…お前に四糸乃は殺させない!」

 

ヨル「なぜそこまで精霊を庇うのでしょう…空間震を発生させ、我々人間を恐怖に陥れようとしている奴を何故!」

 

大牙「精霊はただ暴れたいわけじゃない!居場所がないからだ!だからこそ…人間みたいに純粋だから…俺達が守らなきゃいけない!貴様のように何も考えない奴に…精霊を殺す資格はない!」

 

その言葉を聞いた四糸乃から1つの光が輝き出す。そこから出てきたのはスピリットオーブだった。

 

四糸乃「こ……これは…」

 

大牙「!?」

 

よしのん『お!四糸乃!四糸乃!それをスピリットギアに嵌めてみてよ!』

 

狂三「ちょっとお待ちください!まだ四糸乃さんにスピリットギアを纏わせるには!?」

 

四糸乃「いや……なんかいける気がする。」

 

「「え?」」

 

そう言った四糸乃は立ち上がり、ネックレスのように付けているスピリットギアに装備する。そして…

 

四糸乃「け……顕現…武装。」

 

そう言った四糸乃は水色のスピリットオーブをギアに装填。すると彼女の足元から冷気が大量に出現。そこから黒い霧と共に冷気に凍らされる四糸乃。

 

折紙「あ!四糸乃!」

 

大牙「大丈夫だ。あれはまだ変身途中になる。」

 

折紙&狂三「え?」

 

氷冷魔王(ザナキエヴ)

 

よしのん「ひゃはーーー!よしのん参上!」

 

折紙「うわ!霊装が黒くなった!?」

 

狂三「まさかとは思いませんが……あれは反転ですの?」

 

四糸乃『zzZZZZ』

 

よしのん「ふっ……あとはよしのんに任せて…ゆっくり休んでね四糸乃。」

 

大牙「よしのん、まだいけるか?」

 

よしのん「うん全然!これからヒーローの本領発揮ってところだよぉ!」

 

そう言ったよしのんは両脚に武器のような物を纏わせる。魔装脚。どこぞのゲームに出てくるクラスが使う脚に装備する武器だ。

 

それを使ってよしのんは目の前にいるルナチクスに攻撃を仕掛ける。

 

狂三「凄いですわね…」

 

大牙「よし……これで決める。」

 

大牙くんはグリップが付いている謎のバックルを取り出し、それを左側に装填する。

 

SET!

 

大牙「デュアルオン。」

 

DUAL ON!

 

GET READY BOUT!BOOST & DRAGON!

 

READY FIGHT!

 

下半身にバイクを意識したアーマーを装備した大牙くんは先程よりも強い高出力でAST隊員たちを巻き込んでルナチクスを攻撃していく。

 

よしのん「おらぁ!これでも喰らえよ化け物どもぉ!」

 

折紙「あれ?よしのんってあんな性格だったけ?」

 

狂三「さぁ…」

 

先程のぬいぐるみの時の会話とは思えない程の荒い声の使い方で、よしのんも辺りにいる隊員とヨル・ブライアを攻撃する。

 

ヨル「くっ……こんなはずでは…退くぞ。分が悪い。」

 

アルファント隊は現状の戦力では対抗は不可と見たのか、その場から去っていった…そのあとによしのんがルナチクスの脚を氷冷魔王(ザナキエヴ)の力で凍らせる。

 

よしのん「大牙!やっちまえ!」

 

大牙「さあ……俺の独壇場(ターン)だ。」

 

Boost Time!

 

大牙くんは両脚に備えているマフラーから炎を大量に吹き出し、龍を模した炎を生成。その状態で飛び上がり、その炎を纏った状態でボレーキックを放った。

 

そのキックはルナチクスの腹を貫通。この怪獣はそのまま爆発四散したのであった。そして…

 

よしのん「さてさて……よしのんと四糸乃を君はどうするのかなぁ?」

 

狂三「の前に……戦ってる時のあの態度はなんですの?荒々しくて困りますわ!」

 

よしのん「あぁ?なんか言ったか?」

 

四糸乃『よしのん…それぐらいにしておきなよ…』

 

よしのん「あぁ四糸乃…起きてたのか。」

 

すると大牙くんがよしのんに近づいた。そして彼は驚くべき行動に出始めた。

 

よしのん「!?」

 

そう、よしのんにキスをしたのだ。スピリットギアを解除され元の四糸乃に戻った彼女を見て大牙くんは…

 

大牙「四糸乃。お前は俺が必ず守る。どんな敵が現れても必ずな?」

 

四糸乃「大牙さん…」

 

四糸乃の霊力を封印したのか、先程まで雨だった天気は晴れ晴れとした青空へと変わったのであった。

 

狂三「ねぇ折紙さん?なぜ大牙さんは士道さんみたいに精霊の霊力を封印できたんですか?」

 

折紙「え?あぁ…実はね。あの後こっそり大牙くんにスピリットギアを渡したの。あのギアには五河くんと同じ霊力を封印する力があるの。」

 

狂三「通りで普通に変身出来たんですわね?」

 

折紙「うん。さ、五河くん達が心配してるからそろそろ帰りましょ?」

 

氷結傀儡(ザドキエル)のスピリットギアを手にした私達は五河くんの家に戻るのであった。

 

しかしこの後、私達の予期しない精霊が待ち構えている事をこの時、知らなかった。

 





スピリットシステム
折紙が開発したCRユニットに精霊の力を纏わせた新たな可能性のあるシステム。精霊の力を封印する能力を持っているので士道と同じ力を持っていない大牙と零瑠がそれぞれ1つずつ持っていれば、同じようにキスで封印する事が可能である。

スピリットギア
折紙や狂三たちが使うスピリットアーマーを纏うのに使うアイテム。中心にあるスピリットソケットに『スピリットオーブ』を装填することによってスピリットギアスーツを纏うことができる。能力は様々で折紙は剣、狂三は銃、よしのんは魔装脚を使う。折紙はブレスレット。狂三はスマホのようなユニットに…四糸乃はネックレスとして付けている。

スピリットオーブ
精霊の力を封印すると出てくる力の一部が集まって出来た丸い宝石のようなアイテム。折紙や狂三たち精霊だけではなく、一般のCRユニットを纏う真那もスピリットギアを所持していれば、その精霊の力を使える事が可能である。

また大牙や零瑠には専用の武器『スピリットブレイカー』が存在し、スピブレのスピリットソケットにスピリットオーブを装填すると各精霊をイメージした必殺技を放てる事が可能である。

次回

・識別名:プリマヴェーラ




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・一華シンガー
・識別名:プリマヴェーラ



四死盧(よしのん)CV:野水伊織

快活でお調子者なのは変わらないが戦闘になると口調が悪くなるのが特徴。何でもかんでも暴力で解決しようとしているので折紙や狂三から止められることが多い。


 

とある会社の社長室で先が黄色い髪が特徴的な少年が入ってきた。

 

廻「お嬢?いるかぁ〜?」

 

お嬢という人物を呼び出す彼は社長室に辺りをウロウロする。するとそこに長い赤髪と女性と間違えそうになるほど中性的な顔立をしている美少年が目の前の席に座っていた。

 

豹馬「悪いな廻…来て貰って。」

 

廻「いいよいいよ。それで?俺にわざわざ呼び出すなんて……何か理由があるんだろうな?」

 

豹馬「あぁ…仕事だ。来禅高校の生徒として潜入調査して欲しい事がある。内容はこれだ。」

 

豹馬という人物が取り出した資料を見た廻はそれに目を通す…

 

廻「なるほど…精霊が通っている学校ねぇ…」

 

豹馬「面白いことに……我々か作っているライダーシステム…まぁ確実には見たことがないライダーシステムを使っている生徒も多い。お前にはその調査を頼みたい…」

 

廻「んで…運が良ければ共闘しろと?」

 

豹馬「生身でいかせるわけにはいかない。こちらも手を尽くしている。」

 

社長席から立ち上がった豹馬はアタッシュケースを取り出して中身を開ける。そこに入っていたのはキメラドライバーを改造した謎のドライバーだった。

 

豹馬「キメラドライバーZWEI…例の瞳は入っていない代わりに…その中身をCRユニットのシステムを採用している。まぁ、キメラドライバーの上にタイタンユニットを装備しただけなのだが…」

 

廻「ふーん…」

 

豹馬「キマイラとは違って強い不可はかからない…バイスタンプの力が1つ増えたからな?」

 

廻「サンキューお嬢…ところで…お嬢は行かないのかい?」

 

豹馬「俺はまだ自分のライダーシステムが完成してない…完成したら俺も来禅に転校するよ。」

 

廻「OK…んじゃ、またあとで。」

 

そう言った廻は社長室から出ていった…そして…

 

廻「アルテミシア…」

 

アルテミシア「はい。ーーー…大変な事が起きました。小日向未来が動き出しました。」

 

豹馬「ちっ…ネオカイザか。となると?」

 

アルテミシア「十六夜煉の仕業でしょうか?」

 

豹馬「アイツだけは警戒は必要だな……抜かるなよ?」

 

アルテミシア「仰せのままに…」

 

そして…

 

折紙「うぅ……疲れた。」

 

十香「どうしたのだ折紙?そんな疲れた顔をして…」

 

折紙「あぁ…昨日…0:00ぐらいまで開発にぶっ通していたら…」

 

回想…

 

ヂューン!

 

折紙「あぁ!?ヤバッ!?」

 

ドォーーン!

 

 

折紙「うっかり爆発させちゃって…大変になったの…はぁ…最悪だよ…」

 

士道「なんか……酷い目にあったな?」

 

大牙「みたいだな…」

 

大牙が新しく仲間になっても、いつもと変わらない景色が広がっていた1年4組…そこに女の声の花を咲かせるようにある人物がやってきた。

 

「「きゃあああああああーーーーーー!」」

 

女子生徒「零瑠くんよ零瑠くん!」

 

亜衣「おぉ!今日も零瑠くんは来禅の女子生徒を釘付けにしている!」

 

麻衣「流石は来禅のハーレムプリンス!」

 

美衣「まじひくわー。」

 

紹介しよう、左から一番ギャルっぽい風貌とポニーテールが特徴的な女の子は山吹亜衣。その右隣にいるのが葉桜麻衣。んでその隣は藤袴美衣。4組の3人トリオである。

 

宏人「なんだよアイツ!羨ましいぞ!」

 

んでこの男… 思春期の男生徒らしく恋愛やエロには興味津々で五河くんの親友でクラスの情報通、殿町宏人である。

 

珠恵「はーい!皆さん座ってくださーい!」

 

微妙にサイズの合っていない眼鏡をかけ、のんびりとしている人物…来禅高校の教師で私たちの担任である岡峰珠恵先生だ。

 

みんなからは『たまちゃん先生』なんて言われている。

 

珠恵「今日から新しい転校生が来ます!しかも3人!」

 

この時は確か…狂三が転校生として士道に急接近する話よね?なんで3人も転校生が来てるのよ…マジ分からない。

 

珠恵「んじゃ…自己紹介お願いします。」

 

廻「蜂楽 廻だ。よろしくな!」

 

琴葉「僕は十六夜琴葉、よろしく。」

 

一華「歌星一華です♪よろしくね?」

 

折紙「……」

 

狂三「折紙さん?」

 

妙だ…何かおかしい…2人はともかく…あの一華という女から物凄いプレッシャーを感じる…見た目はなんかワンピースのウタな気がするけど…

 

一華「ふふ……アナタに会いたかったよ…鳶一折紙。」

 

折紙「!?」

 

そして昼休み。私は狂三ちゃん、大牙くん、零瑠くんと一緒にお昼ご飯を食べていた。一緒に食べているのはいいが、なんで周りに女の子達が群がるの?

 

大牙「食べづらい…女子の視線が多すぎる…」

 

狂三「一体どれほどの女性を虜にしたんですの?」

 

零瑠「1年生全員だ。」

 

折紙「うわぁ…」

 

狂三「ところで…あの女…どう思いますか?」

 

大牙「歌星一華のことだな?俺もそれは勘づいていた。」

 

折紙「アイツから放たれる覇気…あれは恐らく精霊。」

 

零瑠「…」

 

するとその話を聞いた零瑠くんは弁当を食べ終わって立ち上がる。気になった大牙くんがそんな零瑠くんに声をかける。

 

大牙「どこに行くんだ?」

 

零瑠「十六夜さんのところだ。」

 

と言って私たちの座っているベンチを後にした。

 

折紙「そういえば…煉さんは売店もしてたわよね…」

 

狂三「色々と大変ですわよね…」

 

そして来禅高校にある喫茶十六夜の出張売店にやってきた零瑠…

 

煉「やぁ零瑠くん。」

 

零瑠「こんにちは十六夜さん。」

 

煉「お昼は食べたのかい?」

 

零瑠「買い弁しに来たわけじゃありません。」

 

煉「その顔…何か欲しい顔をしているな?」

 

零瑠「俺に…大牙たちを守れる力をくれませんか?」

 

煉「なるほど…通りでさっきからソワソワしていたんだな?」

 

零瑠「頼めますか?」

 

煉「ふむ…来なさい。」

 

そう言われた零瑠は煉さんのいる売店の中に入った。そして渡されたのは…

 

煉「それは君が使いたまえ…それと少し警告しておく。」

 

零瑠「なんですか?」

 

煉「今この学校に面倒な奴らが3人いる。特にその3人の中の1人…歌星一華には気をつけろ。」

 

零瑠「分かりました。」

 

一方の私は放課後、教室の掃除をしていた。

 

一華「あ、折紙。」

 

折紙「あら一華ちゃん。」

 

一華「掃除当番だったんだ。手伝うよ?」

 

折紙「いやもう終わったんだいいよ。」

 

一華「そっか……あのさ?折紙って……」

 

そう言った一華ちゃんは私に至近距離に近づいてきた。そして衝撃的な発言を私に言い放った。

 

一華「精霊だよね?」

 

折紙「ーーーー!?」

 

あまりの衝撃発言に私は後ろに下がってしまう。私のリアクションを見て驚いていたのか、一華は笑いながらこう言い放った。

 

一華「あっはははwーーやっぱりそうだったんだ。アナタが噂の鳶一折紙なんだね?」

 

折紙「アナタ…私の正体をなんで知ってるの!?何者なの!」

 

一華「ふふ…私もアナタと同じ…同胞の精霊よ?」

 

折紙「んじゃ…アナタもファントムから霊結晶を授けられたの?」

 

一華「あぁファントムも知ってるのか…でもざーんねん。私はファントムから霊結晶を貰ってないよ?」

 

折紙「なんですって!?んじゃ誰が!」

 

一華「教えてあげてもいいけど…渡した本人に口止めされてね?」

 

折紙「来禅で何を企んでいるの?」

 

一華「なに…ただ単純の話よ?私の天使は現想創歌(イスラフェル)相手を洗脳して使役する事ができるの。破軍歌姫と似てるかな?」

 

そう言って召喚したのは斧とギターを合体させた武装だった。しかもいつの間にか霊装も纏ってるし…

 

折紙「(他の精霊の事を知ってる…まさか!) アナタはイレギュラー精霊!」

 

一華「ピンポン♪ピンポン♪大正解♪」

 

折紙「何を企んでいるの?アナタの目的は?」

 

一華「ふっ…鳶一折紙、アナタに挑戦しに来たのよ?」

 

折紙「挑戦?」

 

一華「ふふ…現想創歌(イスラフェル)逆光(バックライト)!」

 

そう言って一華の後ろから現れたのはCRユニットを纏った女性と謎の仮面ライダーだった。

 

一華「これは来禅の別のクラスを洗脳した生徒…イスラライダーとイスラユニットよ?」

 

折紙「まさか…私達のクラスも洗脳して使役するつもり!」

 

一華「いいえ…ただ、アナタの実力を見たいだけ!」

 

そう言って一華はイスラフェルで私を攻撃してきた。すかさず避けた私はスピリットギアスーツを纏って対抗する。だが…

 

一華「あまい!あまい!」

 

折紙「くっ!?なんなのこの精霊!」

 

一華「ふふ……さぁフィニッシュよ!」

 

と一華が私にトドメを刺そうとした時だった。

 

零瑠「ふん!」

 

私達の前になんと枢木零瑠くんが現れたのだ。突如のヒーロー登場に困惑した一華は彼を見つめて…

 

一華「へぇ〜……ハーレムプリンスが精霊を守るとはね?」

 

零瑠「クラスメイトに手を出すのは止めて貰えないかい?」

 

一華「ふっ…アナタを洗脳してからね!現想創歌(イスラフェル)独唱(ソロ)!」

 

一華は現想創歌(イスラフェル)で零瑠くんを洗脳して支配下におこうとしたが…

 

一華「洗脳が効かない!?」

 

零瑠「ふん。俺を洗脳するなど…2万年早いぜ?」

 

折紙「れ、零瑠くん?」

 

零瑠「選手交代だ。」

 

Zenon driver!

 

ゼロワンドライバーとサウザンドライバーを合体させたドライバーを腰に装備した零瑠くんは見たことがないプログライズキーを2つ取り出す。1つはティラノサウルスのライズキーでそれをドライバーの左側に装填する。

 

絶滅・EXPLOSION!

 

零瑠「見せてやる…プログライズキーとゼツメライズキーを合わせた力をな?」

 

Break JUMP!

 

もう1つはバッタのライズキーでそれを右手に持った状態で顔を隠して起動…そ

 

零瑠「変身。」

 

そしてそれを右側のスロットに装填すると…

 

Twin Rize!tail!SLASH!VANISH!Kamen Rider Zenon!

 

零瑠くんはゼロワン系に似た仮面ライダーに変身した。それはまるでゼロツーとサウザーを合体したような姿だった。

 

零瑠「お前の運命(さだめ)撃ち抜くのはただ一人、俺だ!」

 





蜂楽廻(ばちらめぐる)/仮面ライダーキマイラ CV:海渡翼

身長:176cm

血液型:AB型

足のサイズ:27.5cm

家族構成:母親と自分

好きな食べ物:カフェオレサンド

嫌いな食べ物:もずく(鼻水を食べてるみたい)

デート・ア・ライブの世界にいる蜂楽廻。先が黄色い髪が特徴的な少年で母親は有名な芸術家。父親は幼い頃に病気で亡くなっており、母子家庭で育てられた。千切エンタープライズの社長で幼馴染の千切豹馬の依頼で来禅高校の生徒として過ごすことになる。

『怪物の声に従って仮面ライダーをしている』と語るマイペースで基本的に無邪気で子供っぽく周囲をよく振り回している性格。大人しいだけかと思いきや、必要と感じれば直接の蹴りやエゴイスティックな戦い方もいとわない先の読めない人物。


歌星一華(うたほしいちか)

 CV:名塚佳織

誕生日 :10月1日(国際音楽の日)

星座:てんびん座

身長:169cm

血液型:AB型

好きな食べ物:ホイップましましのパンケーキ

好きなもの:カワイイもの

嫌いなもの:AST

一人称:私

二人称:アナタ、君、ボク(ショタに向ける時)

十六夜煉から霊結晶を授かり、精霊となった人物。来禅高校の生徒だけ全員を乗っ取り、自分の物だけにしようとする。性格は無邪気で心優しく、純粋な性格。想像力が豊かで、幼い時から空想する事が好き。だが、嫌いな奴には態度を変え、挑発的な性格に変わり出す。

幼い頃にロックシンガーを夢見ていたが、両親に裏切られて見捨てられる。その後、煉に引き取られ精霊の力を授かり以降は1人で様々な場所でワンマンライブを行い、天宮市のシンガーとして君臨した。

神威霊装:番外1番(アナザー・ワン)



見た目は十香の霊装に美九を混ぜ、肩の装備とスカートにはスピーカーのようなものを備えており、そこから爆音を鳴り響かせて相手を動かせないようにする事が可能。

天使:現想創歌(イスラフェル)

一華が発現する天使。ギターと斧が合体したまるでビートアックスのような姿をしている。主な能力はワンピースのウタウタの実の能力を弱体化させたようなもの。

例としては…

歌を聞いてしまったとしても精神力次第だが天使による影響を弾くことができる。


能力者の生歌を聴いた者を強制的に眠らせ、聴き手の精神 (心)を仮想世界に引き込むことができない代わりに洗脳した人間を支配下に置き操る事が可能。

美九は人間をそのまま戦力として止めようとするが、一華は逆光という技で男に専用のドライバーを腰に装着させて『イスラライダー』。女には通常でも纏えるイスラフェルで作り出したCRユニット。『イスラユニット』を纏わせて戦闘員として敵に仕向ける。洗脳の為の独唱も一華は習得している。

十六夜 琴葉(いざよい ことは)

 CV喜多村英梨

性別:男



年齢:不明(折紙世界では17歳という設定)


身長:182cm
体重:64kg


一人称:僕
 二人称:くん/ちゃん/さん
 三人称:あなた


容姿:煉を少し幼くして中性的な顔立ちにした姿

CV:喜多村英梨


煉と美海の息子(メルクリウスから見て孫にあたる)。



煉と美海への呼び方は「父さん」、「母さん」。



四糸乃の一件の後、今後のこと(一華をはじめとした煉が精霊にした子達やDEMとの戦い)に備えて折紙達の追加戦力の一つとして煉に呼ばれ、来禅高校の転入生としてやってきた。

放課後や学校がない日は喫茶十六夜で煉の手伝いをしている。




世間知らずで飄々としてつかみどころのない、マイペースかつおっとりした穏やかな性格だが好奇心は旺盛。
表情の変化は乏しいが内に秘めた感情は豊か。
天然ボケな言動が目立ち、かなりのスローペースで喋る。星を見るのが好き。




少々気が弱く、年下に対しても怯えた様子を見せることがある。 
しかし、他人を助けるためなら自身の身を厭わないひたむきな優しさも持ち合わせている。



また、かなりの大食いで、いくら食べても太らない体質らしい。 

戦闘能力
煉の息子ということで人並み外れた身体体力と戦闘センスを持ち、生身でASTの隊員やDEMの魔術師、挙げ句の果てには精霊すら圧倒する本作の最強枠の一人。



十香や折紙、狂三などの上位の強さを持つ精霊やエレン、アルテミシアなどの原作でのトップクラスの魔術師でさえ琴葉の前ではただのカカシでしかない。



変身ライダー


ライブ


エビリティライブ


カリバー



「僕は十六夜琴葉、よろしく」


「ZZZ・・・!起きてたよ。うん。ホント」


「相変わらずとんでもないことするね、父さんは」






次回

・来禅ライダーVS歌星一華VS乱入者



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・来禅ライダーVS歌星一華VS乱入者

仮面ライダードラン

大牙がデザイアドライバーとドラゴンレイズバックルを使って変身したライダー。通常のエントリーフォームとスペックは同等、そしてドラゴンフォームも英澄と変わりはないが、大牙が使うと何故かスペックが大幅アップする。両腕に装備されてあるドラゴングローブで戦うことも可能だが、大牙が使用するとドラゴンソードというオリジナルの武器が付いてくる。


枢木零瑠(くるるぎれいる) /仮面ライダーゼノンCV:福山潤
 
容姿:ルルーシュ(コードギアス)
 
年齢:17歳(高校2年生)
 
性別:男
 
誕生日:12月5日
 
血液型:A型
 
身長:178cm
 
種族:人間
 
一人称:俺
 
二人称:君、お前、あいつ、名字と名前呼び
 
異名:覇王の盟友、闇黒の魔法使い、来禅のハーレム王
 
好きなもの:チョコレート
 
嫌いなもの:錆や汚れ
 
利き手:右利き
 
大牙の幼馴染の1人であり大牙にとって唯一無二の大親友。大牙にとって一番の理解者。大牙をはじめとした親しい者からは「ルル」の愛称で呼ばれている。
 
基本的に心優しく慈悲深く、相手の話を穏やかに聞く。お人柄の良いおっとりとした性格。 全ての生物を「ともだち」だと思い尊重(尊敬)し、慈しみ、穏やかな口調とたおやかな仕草で、美しい花のようにたたずむ。
 
しかし、戦闘となると不戦・不殺主義者ではない。 戦いを楽しまないが、純粋な実力比較としての勝負や正々堂々とした戦いには積極的なタイプ。
 
普段は美しい花のように佇むが、いざ動き出せば内向的と能動的、強気の恐るべきアクティブモンスター。臨戦態勢の相手に対して平和的な手段で解決しようとせず、売られた喧嘩はそのまま買うことからガチの殺し合いに発展してしまう。
 
本人は否定しているが、戦闘狂バトルジャンキーとも言われて自分から戦いを仕掛けることはしないものの、相手が戦闘を仕掛けてきたら平和的手段で治めようとせず武力で応えてしまう。
 
一方で相手から共闘を申し出られればそれを受け入れ、更に相手が逃げるまでの盾になることを申し出る鷹揚さも持つ。また大牙とは違い、戦いに無関係な周囲のものを巻き込むことを良しとしない。不要な戦いは好まないものの「実力比べ」としての勝負事はむしろ好きらしい。
 
大牙とは実力比べ、じゃれ合い、親友同士のスキンシップとしてよく模擬戦として勝負しているのだが、互いにどんどんヒートアップして行ってしまい、いつも結局、最終的にはガチの殺し合いにまで発展してしまう。
 
天然なところがあり、良からぬ事を考える者の言う事や、歪められた情報も疑いなくあっさりと信じてしまうところがあるが、これは本人としては至極真剣に相手のことを理解したいという愚直なまでの真摯さと生真面目さによるものであり、間違っていたり相手の気分を害したと分かれば、真剣に謝罪する。 理屈さえ通っていれば話しやすい方であり、理不尽な要求はしてこない。
 
また、悪気は一切ないのだが相手の地雷を全力で踏み抜いてしまう発言をすることもあるため「二階堂家のキレた斧」と呼ばれており、あの大牙も「ちょっと俺でもどうかと思う…」というレベルの肝が冷える発言をする。
 
その人物(あるいは動物)が好ましい性格(博愛精神に満ち、全体主義であり、それでいて自分を第一として考えるもの)であれば心からの敬愛と感心を示し、友人としてこれを支える事を喜びとしている。
 
彼が歌う子守唄は天使の歌声のように聞こえるという。綺麗好きで錆や汚れが嫌い。
 
素で何の計算もなく、理解しがたい大牙の内面を正確に理解した上で最適解の返答をし、彼から「涼風のような微笑み」を引き出したキレ味を持つ。
 
なお本人は自覚してないし、否定しているがサディストともいえる嗜虐性・残酷性を見せる時がある。
 
キャライメージはFateのエルキドゥの性格をベースに少しキングゥの要素を合わせたルルーシュ。
 
大牙との関係は親友で大牙の鏡合わせでストッパー的存在。その度合いによっては大牙が本気でヤバいことをしようとしたら蹴り飛ばしたり自分の武器で大牙の頭をヘッドショットしてでも止めにかかる程だが、零瑠ですら完全には制御できない。
 
折紙の世界では大牙同様並行世界の同一人物で来禅高校の生徒として過ごしている。(煉に対しては敬語)
 
既に高校の女子たちから人気なのか、その高校でハーレムを作ってしまうという偉業(?)を成し遂げてしまう…



 

狂三「もぉー!折紙さんったら!放課後の掃除当番とはいえ、あまりにも遅すぎますわ!」

 

大牙「なんで俺も一緒に行かなきゃならないんだよ…」

 

狂三「仕方ないじゃありませんの!折紙さんを待つのに私は苦労したのですのよ!」

 

大牙「へいへいそうですか…」

 

そんな狂三と大牙が校内を走っている時にある人物が現れる。そう同じクラスメイトの小日向未来だ。

 

未来「気に入らないなぁ…君みたいな存在がいると私は気分が悪いんだよ。」

 

大牙「未来……何故お前がここにいる?」

 

未来「暇だから学校をウロウロしていたら面白い話を聞いてね…あの歌星一華って奴か精霊だってことにね?」

 

大牙&狂三「!?」

 

未来「驚いたよ……けど、先には行かせないよ…どうやら楽しんでるみたいだからねぇ?」

 

狂三「まさか…この感覚は洗脳?」

 

未来「あ?私があんな奴に洗脳されるとでも思ったのか?」

 

大牙「ちっ…んじゃ貴様は何がやりたいんだよ!」

 

未来「ふっ……君と戦いたいと言ったら?」

 

と、取り出したのはライダーのベルトだった。何故仮面ライダーに変身する道具を纏っていることを知らなかった大牙は疑問を持ち出す。そして未来が次に取り出したのは…

 

大牙「ガラケーだと!?」

 

未来「ガラケーをバカにしたな?許さない…!」

 

9.1.3.0. Standing by…

 

未来「変身!」

 

Complete!

 

小日向未来は仮面ライダーカイザに変身した。だがただのカイザではなくフォトンブラットが紫に変わっており、ウィザードのような腰マントが付いていた。

 

未来「君……気に入らないんだよ!死んでくれるかな?」

 

大牙「ふん……悪いが貴様如きに殺される筋合いはない!」

 

デザイアドライバー腰に装着した大牙はドラゴンレイズバックルを取り出して装填。変身する。

 

SET!

 

大牙「変身!」

 

DRAGON!READY? FIGHT!

 

大牙「さあ、ここからは俺の独壇場(ターン)だ。」

 

DRAGON SWORD!

 

ドラゴンソードを取り出した大牙は目の前にいる未来に攻撃を仕掛けるが、彼女は腰に付いていたカイザネオブレイガンを取り出して防いだ。

 

大牙「なっ!?」

 

未来「甘いんだよ……その太刀筋じゃ私には勝てない!」

 

カイザネオブレイガン:ブレードモードで切りつけ、追い詰めた。

 

狂三「大牙さん!」

 

大牙「くっ……コイツ!」

 

未来「さぁ……終わりにしようか!」

 

と未来が大牙にトドメをさそうとした時だった。3人の周りに大量のイスラライダーとイスラユニットが現れる。現れた途端、3人をいきなり攻撃し始めたのだ。

 

狂三「このモノ達……一体誰が!」

 

未来「なんだよ君達……私の邪魔して何か楽しいことがあるのかい!?」

 

一方の私と零瑠くんは辺りにいるイスラライダーとイスラユニット、そして一華と相対していた。

 

一華「くっ……私の独唱が効かないなんて……アナタ何者なの!」

 

零瑠「通りすがりのハーレムキングだ。覚えておけ。」

 

折り紙「まーた自分の自慢を他の人に見せつけてるよ…」

 

零瑠「悪かったな。」

 

戦いながら廊下を移動していく私と零瑠くん。すると大牙くんと狂三ちゃんが誰かと一緒にイスラライダーとイスラユニットと戦っていた。

 

未来「ちっ……こんな時にこの状況を作り出した精霊がいるなんて…君、来禅の生徒を洗脳するのやめてくれないかな?」

 

一華「アナタかなり裏表の激しい人ね?虐めっ子は嫌われるって知ってる?」

 

未来「ちっ……イライラするな君…」

 

一華「ふっ……もうつまんなくなった…枢木零瑠。」

 

零瑠「?」

 

一華「私をデートしてデレさせてみ?明日の午前7:00に天宮駅で待ってるから。」

 

と言った彼女は私達に爆音を響かせ、イスラライダーとイスラユニット達と去っていった…

 

大牙「零瑠にデートの挑戦状?」

 

狂三「これ罠な気がしませんこと?」

 

未来「ふっ……私には関係ないから帰らせて貰うよ。」

 

折紙「(あの場違いの強さ……ファントムから貰ったような感じがしなかった…一体誰が彼女に精霊の力を?)」

 

折紙は様々な謎を抱えたままスピリットギアを解除、4人と共に帰るのであった。

 

 





仮面ライダーキマイラ:トリニティゲノミクス

蜂楽 廻がキメラドライバーZWEIとトリニティキメラバイスタンプで変身するライダー。キマイラの上位互換のライダーでキメラドライバー内部のギフの瞳を無くし、ZWEIユニットをキメラドライバーの上に装備。

バイスタンプをスロットルコマンダーに装備し、ロール操作で変身。見た目はキマイラにゾンビフォームを組み込ませ、牛のような頭部を装備。

キマイラのパワーが大幅にアップ。さらには廻の身体能力、高い闘争心、トリッキーな動きの高さから他のライダーを圧倒する高い戦闘力を発揮している。

必殺技は4種類種類。

バッファローストライク!

両手にエネルギーを集め、相手に連続したパンチを繰り出す。繰り出す際に牛を模したエネルギーが現れる。

キングクラブストライク!

蟹の鋏を模したエフェクトと共にパンチを放つ。

クロコダイルストライク!

ワニのエフェクトを纏った一回転回し蹴りを放った後に相手を踏み台にして飛び上がったあとに右足にワニの頭を模したエフェクトと共にバタ足キックを放つ。

ジャスティスリミックス!

必殺!カオス!トリニティキメラチャージ!!

バッファロー、キングクラブ、クロコダイルのエフェクトで相手を攻撃するのと、高出力のライダーキックを放つ2パターンがある。


小日向未来(こひなたみらい)/仮面ライダーネオカイザ

容姿:シンフォギアの小日向未来

デート・ア・ライブの世界の小日向未来ではあるものの、この世界では未来(みく)ではなく未来(みらい)と読む。黒髪ショートに、後頭部に大きな紫色のリボンを結んでおり、目は緑から紫色に変わっている。

控えめで内向的な面がある……のは表の人格で、裏表の激しく、本質は自己中心的かつ攻撃的。自分の気に入らない相手に対しては態度が豹変し、どんな策を弄してでも徹底的に排除する、冷淡な態度でネチネチと嫌味を言う、流言飛語を広げて自らのコミュニティからの排除を試みる、質の悪いいじめっ子気質な卑劣女。

簡単に言えば未来の性格に草加雅人が混じったようなものである。精霊になることが夢らしくその素質を煉に認められ、前段階として精霊になる事を想定として作られたネオカイザギアを渡された。

仮面ライダーネオカイザ

十六夜煉が開発したライダーシステムで小日向未来が変身する仮面ライダー。

非適合者が使用した場合は変身後灰化してしまうという特徴があり、適合者も使い続ければ灰化してしまうリスクが通常のカイザにあったが、これに関しては一度、霊結晶を自身に纏い続けることになるという物を持つ。

つまりネオカイザは「精霊になるために造られたライダーシステム」である。

ネオカイザフォンも回転開閉式からファイズフォンの開閉に変更され、武器も一新した。武器はカイザネオブレイガン、カイザネオポインター、そして専用バイクはサイドカーが外れたサイドバッシャー…《サイドライダー》である。

サイドライダーの左ハンドルグリップを抜くとカイザエッジになる。


次回、零瑠、一華をデートしてデレさせる。


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・零瑠、一華をデートしてデレさせる。


ではどうぞ。


 

琴里「なるほどね……正体不明の精霊がアンタにデートに誘ったと?」

 

折紙「そうそう……『私をデートしてデレさせてみ?明日の午前7:00に天宮駅で待ってるから。』だって。」

 

大牙「無駄にモノマネが上手いな貴様…」

 

狂三「ですが……警戒する人物は他にもいますわ。」

 

零瑠「小日向未来だったか?」

 

琴里「あれも私達も確認はしたわ…ま、それを警戒して一華とのデートに挑みましょ?」

 

零瑠「ふっ……さぁ、始めようか?俺達のデートを。」

 

そして喫茶十六夜では…

 

煉「いらっしゃい…と、お前か一華。」

 

一華「久しぶりね煉。」

 

煉「枢木零瑠をデートに誘ったみたいだが……何が目的だ?」

 

一華「ふふ……枢木零瑠くんに…2つのスピリットギアがあるのは知ってる?」

 

煉「まさか…お前。」

 

一華「そう、私の狙いはスピリットギア。それを使って…私が何をするか…煉さんなら分かるわね?」

 

煉「ふっ……勝手にしろ。だが俺も俺で考えはあるぞ?」

 

一華「ふーん……なら、やれるもんならやってみな?」

 

そう言った一華は喫茶十六夜を出ていった…しかしそれと同時に喫茶店内に入った人物がいた。

 

煉「珍しいな……俺ならもっと遅くくるかなと思ってた。」

 

戦兎「煉…」

 

煉「聞いたんだろ?スフィア・リムに空間震が多発していることを…」

 

戦兎「ふっ……あぁそうだよ。チェイスグランプリでコソコソ何をしてたかと思ったら……こんなところで喫茶店を開いてるとはな?」

 

煉「俺はDEMのように敵ではないし…アイツらの味方でもないからな…俺は俺の自由に行動して物語を引っ掻き回すだけだ。その方が楽しいからな?」

 

戦兎「引っ掻き回すねぇ……だけど…あまりやり過ぎるなよ?」

 

そう言った如月戦兎は喫茶十六夜を後にしたのであった…そして…

 

零瑠「悪い。待たせたな?」

 

一華「えぇ、私もさっき着いたばかりだから。」

 

天宮駅東口改札の前で待ち合わせした零瑠くんと一華ちゃん。彼女とデートする零瑠くんをサポートするフラクシナス内では緊張が走っていた。

 

琴里「みんないい?今回の精霊は未だに未確認の精霊よ?気を引き締めていくわよ?」

 

一華『さてと……んじゃどこに行こうかしら?』

 

零瑠『えぇとそうだな…』

 

琴里「待ちなさい零瑠。」

 

琴里が零瑠が言い放つことを止めた琴里。そしてフラクシナスに選択肢が表示されると…

 

1:ショッピングモールでラブラブお買い物デート!

 

2:二人で甘い恋愛映画を…

 

3:ランジェリーショップで彼女の試着を鑑賞♥

 

折紙&狂三「いや明らかにこれおかしいでしょ(ですわよ)!?」

 

大牙「あ?どれも普通だと思うが…」

 

士道「零瑠はハーレム王で……複数人でこんなところに行ったことないからな…」

 

琴里「零瑠、3番よ?」

 

狂三「え?それでいいんですの?」

 

零瑠『うっうん……なぁ一華、何か買いたいものとかあるか?身に着けるものとか?』

 

一華『あぁ……ちょうど洋服選びに困ってたところなのよねぇ…』

 

零瑠『し、下に着けるものとかは?』

 

一華『それをちょうど買おうと思ってた。』

 

零瑠『‪( ;・᷅-・᷄ )』

 

大牙「ふーん……一華、かなりの胸のサイズだな?」

 

恭平「あーんなだらしないおっぱい変でしょ……貧乳が正義ですよ貧乳。」

 

神無月さんがその台詞を放った後に私と折紙が同時にチョップを放つ。

 

琴里「膨らみかけの胸でも見てろこの幼女ヲタ。」

 

折紙「一生まな板好きでいろ。」

 

士道&大牙「辛辣…」

 

一華『ねぇ零瑠!私と一緒に下着を選んでよ!』

 

零瑠『あ、あぁ…』

 

狂三「あれ大丈夫ですの?ランジェリーショップに男性を連れて行くんですのよ?」

 

折紙「このポンコツAIにマジメが備わってると思わない方がいいよ…(^_^;)」

 

大牙「本当に誘われるとはな?五河士道。」

 

士道『こっちは恥ずかしいんだよ…』

 

インカムを小突いたすぐに駅前広場が視界に入る。三十分前から噴水の近くに何故か小日向未来がいた。三人組のナンパ男に話しかけられていたみたいだけど…

 

未来ちゃん……スゴい嫌味な顔をして草加節で煽ったあとに返り討ちにした…うわぁ、あれは相手にしたくないなぁ……ゴルドスマッシュを打たれて灰になりたくない…

 

大牙「小日向未来……アイツは何を企んでいるんだ?」

 

(その後、ナンパ男は警察に御用となりました☆)

 

狂三「ストーカーですわね…」

 

一華『どうしたの零瑠?』

 

零瑠『いや……なんでもない。』

 

未来にストーカーされているとは知らない零瑠と一華は天宮駅のすぐそばにある聳え立つビルの中に入る。2階にあるランジェリーショップにやってきた。

 

やたらセクシーな下着……というより、今にもあれが見えそうな下着がたくさんあったのだ。しかも店員も客も女性。

 

大牙「や、ヤバイ…… 鼻血が…」

 

士道「お、俺も……」

 

零瑠が入ると女性店員と女性客は彼に視線を注いだ。一華ちゃんが近くにいるのがいいもの、零瑠くんにとっては気持ちがいいものじゃなかった。

 

そしてフラクシナスの新しい選択肢が現れる。

 

1:右手側。赤地に白レースの妖艶なデザイン!

 

2:左手側。左手側。淡いブルーの爽やかなデザイン。

 

3:「俺はもっと露出度の高い方が……」後ろにかかっている下着を指さす…

 

大牙「なんだよこの選択肢…」

 

士道「あははは……」

 

大牙くんは百合好きとはいえ、この選択肢はおかしいと思ったらしい。

 

折紙「もう訳が分からなくなった…」

 

琴里「ま、AIがあえて第三の選択肢を提示してきたんだし、試してみる価値はあるかしらね。──零瑠、3よ。狂三の後ろの下着を選びなさい。」

 

そんでもって零瑠は一華にその下着を進めると…

 

一華『ほぉーん……零瑠も意外と変態なのね?』

 

零瑠『あ、あぁ……悪かったな。』

 

それから色々と一華ちゃんとのデートを成功させる零瑠くん。すると…

 

一華『ねぇ零瑠?アナタ……いつから来禅のハーレムプリンスに?』

 

零瑠『それ聞くのか?聞かない方が無難だけど…』

 

するとそこに…

 

未来『羨ましいなぁ?まさか君達がデートをしてるなんて…』

 

折紙「小日向未来!」

 

大牙「退いてるかと思ってた。」

 

一華『アナタ何なの!私達のデートを付けてたつもり!?』

 

未来『気に入らないんだよ……精霊が男とデートしてるところがね!』

 

未来がネオカイザフォンを取り出して変身しようとした時だった。

 

廻「やめとけよ。」

 

『「「!?」」』

 

士道「蜂楽 廻!?」

 

琴里「どうなってるの?誰かが2人のデートをリークしたっていうの?」

 

未来『君……なんのつもりかな?』

 

廻『ここでバトルしたら……一般人に迷惑を仕掛けない…』

 

未来『ちっ……気に入らないね。』

 

そう言われた小日向未来はその場から立ち去っていった…その様子を見た零瑠と一華は…

 

一華『あ、アナタ……どうして。』

 

廻『たまたま公園でのんびりしていたらお前達を見かけただけさ。んじゃ、また明日学校でな?』

 

こうして一華との1日のデートは終わったのであった。結局、デレさせる事はなかった。

 

廻「さぁて……そろそろ動こうかな?」

 

 





次回

・新時代


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・新時代


仮面ライダーゼノン

零瑠がゼノンドライバーとアメイジングホッパープログライズキーとアウェイキングレックスゼツメライズキーを使用して変身した姿。見た目はゼロツーにサウザーとジャックリバイスを混ぜたもの。ゼロツーの未来予知能力に、サウザーの能力をプラス。どんな相手も圧倒してしまう強さを誇る。

必殺技はエネルギーを両足に集め跳び蹴りを放ったあとに頭上へ吹き飛ばし、多段蹴りを浴びせた後にライダーキックを放つ《ライジングエクスプロージョン》


〜精霊:歌星一華。本来の歴史には存在しないあり得ざる精霊。〜

〜魔王に与えられしその歌は、新時代の黎明となるか、否か。〜


あのデートから少しした後、私達は学校で何気ない日々を送っていた。零瑠くんが一華ちゃんと話をするのは朝に下駄箱の前で会話をするぐらいだった。帰りのホームルームでも一華ちゃんは零瑠くんの視線を向けないで教室を出る。

 

令音『大丈夫かね零瑠。』

 

折紙「意外と落ち着いてるかと思います。」

 

令音『それは何よりだよ。しかし十分に気をつけたまえ。』

 

折紙「えぇ……そういえば、琴里ちゃんは?」

 

令音『琴里は今、少し席を外している。』

 

折紙「こんな大事な時に?」

 

令音『予想外の人物が2人も乱入している。小日向未来に蜂楽 廻… 邪魔者の横槍が一番厄介だから、それの対処も考えているのだろう。でも今は一華に集中したまえ。いつイスラライダーとイスラユニットを放つか分からない。』

 

折紙「はい……あれ?」

 

私の前に何故か来禅の生徒たちが前に立つ。男性はベルトらしきものを付けており…

 

折紙「まさか…」

 

「「変身。」」

 

その掛け声で男性たちはイスラライダー、女性たちはイスラユニットを纏って私に攻撃してきた。

 

折紙「くっ……顕現武装!」

 

すぐさま絶滅天使(メタトロン)を纏った折紙は一華が放った洗礼と対抗したいく。そしてイスラライダーの1人が何者かに打たれた。

 

狂三「折紙さん!大丈夫ですか?」

 

折紙「狂三…これって。」

 

狂三「私の時喰みの城と同じようなものですわね。ここにいる生徒の一部を使役しているのでしょう。」

 

折紙「とりあえず……突破して屋上に向かうわよ!」

 

一方……

 

一華「……あれ?もうちょっと遅れてくるかなと思ってた。しかももうベルトを付けてる。」

 

零瑠「俺の女達を気絶させたのはお前だな?」

 

一華「ふふ……これは音喰みの城、ここにいる人達に高音を浴びせて動けなくする……一部は私の指示で動かせる事ができるわ。」

 

零瑠「ならそれを潰させて貰おうか。」

 

絶滅・EXPLOSION!

 

一華に殺気を向けた零瑠くんはプログライズキーを取り出して起動する。

 

Break JUMP!

 

零瑠「変身。」

 

Twin Rize!tail!SLASH!VANISH!Kamen Rider Zenon!

 

零瑠「お前の運命(さだめ)撃ち抜くのはただ一人、俺だ。」

 

零瑠くんが仮面ライダーゼノンに変身した後、一華に攻撃するが、彼女が持つ現想創歌(イスラフェル)に落とされてしまう。

 

零瑠「くっ……強いな。」

 

一華「これからが本番だよ!零瑠!」

 

と言って大量のイスラライダーとイスラユニットを召喚し、零瑠に仕向ける一華であった。一方!

 

四死盧「なーんか変な反応があるなと思って学校に来てみたら……まさかこんなことになってるなんてな?」

 

来禅高校に何故かいる四糸乃……ではなくよしのん。そんな彼女を見つけた私と狂三ちゃんは驚いていた。

 

折紙「よしのん?なんでここにいるの?」

 

四死盧「あぁ…四糸乃が寝てたし暇だから来てみたんだよ。そしたらこの始末でよ?」

 

そこに既に変身した大牙が私達と合流した。

 

大牙「よしのん!」

 

四死盧「おぉ!大牙!来てたのか!」

 

大牙「四糸乃を寝かせて来たのか……全く。」

 

しかし一時の休憩はすぐに終わってしまう。

 

煉『面白そうだな?私も混ぜて貰おうか?』

 

折紙「な、なにあの仮面を被った気持ち悪い人…」

 

少し奇妙な仮面を被った人物が変身した私達の前に現れると、懐からドライバーを取り出したのだ。

 

煉『悪いが……少し引っ掻き回させて貰う。』

 

《VISION DRIVER》

 

大牙「なんだそのドライバー…」

 

謎の仮面の男はバイオメトリクサーを操作したあとにカードを取り出し、それをドライバーにスキャンさせた。そして…

 

《VERATÝR LOGIN》

 

煉『変身。』

 

《INSTALL…》

 

《DOMINATE A SYSTEM VERATÝR》

 

煉『仮面ライダーヴェラチュール。』

 

大牙「くっ……貴様!」

 

大牙は邪魔立てする仮面ライダーヴェラチュールに攻撃するが、そのライダーに大牙は終始圧倒されてしまう。そしてダアトスピリットカードを再度読み込むヴェラチュール…

 

《PUNISH!》

 

煉『はっ!』

 

大牙くんにむけて強力な回し蹴りを放ち、教室に吹き飛ばした。そして…

 

煉『少し遊ばせて貰うぞ?』

 

《HACKING ON!》

 

謎の仮面ライダー、『ヴェラチュール』はバイオメトリクサーを操作。そして…

 

《CRACK START!》

 

大牙「う、うわあああああ!?」

 

折紙&狂三「「大牙くん!(さん!)」」

 

四死盧「大牙!」

 

彼の胴体に装備されていたものが外れ、それが大牙くんの頭上に装着。彼はいきなり苦しみ出した。

 

大牙「…」

 

煉「やれ。」

 

十六夜煉は大牙くんを使役して目の前にいる私達を攻撃してきた。それに反抗するように対抗していくが、彼の圧倒的な力に私達も苦戦を強いられてしまう。

 

四死盧「くっ大牙…」

 

そんな私達の前にある人物がまた現れ始めた。そう、蜂楽 廻だった。彼はキメラドライバーやジュウガドライバーに似たドライバーを腰に付けていた。

 

廻「なーんか面白そうだな?」

 

煉『貴様は…』

 

廻「俺も混ぜて貰うよ?」

 

そうやって取り出したのはスタンプのような形をしたアイテムだった。そのスタンプの上にあるボタンを押す廻。

 

トリニティキメラ!

 

そしてその後にドライバーにあるスロットルコマンダーにそのスタンプを装填する…

 

バッファ!キング!ダイル!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

バッファ!キング!ダイル!come on!キメラ!キメラ!キメラ!

 

愉快なBGMが流れ始めると廻はドライバーのスロットをロール操作そして…

 

廻「変身!」

 

スクランブル!バッファロー!キングクラブ!クロコダイル!

 

仮面ライダーキマイラ!トリニティ!

 

煉『!?(俺の知らない仮面ライダーだと!?)』

 

廻「コイツらの相手は任せな?お前達は先に屋上へ行け。ヤベェことになってるぞ?」

 

折紙「わかった。ありがとう廻くん!」

 

そう言われた私と狂三ちゃん、よしのんは屋上へ向かうのであった。

 

煉『貴様……何を企んでいる?』

 

と煉が言い放った後に洗脳された大牙が襲いかかるが、廻は頭部を殴ったあとに大牙を強制的に変身を解除。

 

廻「ふっ……俺はただ……純粋にアンタと戦いたいだけだ!」

 

そう言った廻は煉の変身するヴェラチュールに挑む。大牙と同じような戦い方で応戦する喫茶十六夜のマスターであったが…

 

煉「くっ……!?なんだその強さは!」

 

廻「ドライバーのスペックが……戦力の決定的差じゃないことを教えてあげるよ…」

 

ジャスティスリミックス!

 

必殺!カオス!トリニティキメラチャージ!!

 

廻はキメラドライバーZWEIを操作して、バッファロー、キングクラブ、クロコダイルのエフェクトで煉を攻撃したあとに高出力のライダーキックを彼に放とうとする。

 

煉「させるか!」

 

煉はドライバーにダアトスピリットカードを2回スラッシュして同じ高出力のライダーキックで対抗する。

 

《JUDGEMENT!》

 

だが、あまりにも廻自身の身体能力が高すぎたのか…彼は返り討ちにされて変身解除させられた。しかし仮面は付けた状態だった。

 

廻「さて……ここでお開きにするかい?」

 

と思った時だった。

 

豹馬《もういい廻。データは揃った。》

 

廻「あれ?もういいのお嬢?」

 

豹馬《あぁ、あとは俺のライダーシステムが完成すればいい。》

 

廻「わかった……んじゃ、また戦うな?仮面ライダーヴェラチュール。」

 

と言った廻は変身したままその場を去るのであった。誰もいない事を確信した煉は仮面を外して去っていった彼にこう言い放った。

 

煉「アイツ……ライダーのスペックを無視して強くなりやがってる…それにあの様子じゃ誰かと繋がっているのか?……ふぅ、まずは大牙をフラクシナスに連れて帰るか……ちょっとやり過ぎたかな?」

 

一方の屋上では一華と零瑠が学校を賭けた戦いを続けていた。

 

零瑠「終わりにする!」

 

Rising explosion!

 

零瑠はエネルギーを両足に集め、一華に向かって跳び蹴りを放ったあとに多段蹴りを与え、最後にライダーキックを放った。するとそこに…

 

折紙「零瑠くん!」

 

狂三「零瑠さん!」

 

四死盧「零瑠!」

 

士道「零瑠!無事か?」

 

十香「歌星一華…やはりコイツの仕業だったんだな?」

 

一華「うぅ……」

 

零瑠「観念するんだな一華…お前の負けだ。早く音喰みの城を解除して貰おうか?」

 

一華「ふ……ふふふふ…」

 

十香「何がおかしい!」

 

と、十香が言い放ったあとに何故か音喰みの城は解除された。そして次の瞬間、驚くべき事態が起きてしまう。

 

ウゥーーーーーーーーー!!!

 

士道「空間震の警報……まさか!」

 

そういって上空を見てみると、そこにあったのは空間震そのもの……まさか狂三ちゃんが出したわけじゃないよね?

 

折紙「( ˙꒳˙)じー…」

 

狂三「私じゃありませんわよ!?」

 

一華「あっはははは!このまま来禅ごとおさらばしちゃいなよ!零瑠!アナタはここでおしまい!」

 

零瑠「くっ……お前!」

 

絶対絶命だったその時、私達の予想を大きく超える出来事が起きたのだった。あれほどまで凄まじかった空間震の震える響きは初期微動だけを残して消え去った。

 

一華「そんな!どうして空間震が!?」

 

起こるはずの空間震が起きなくて戸惑う一華…そしてそこに現れたのは…

 

琴里「──知らなかった? 空間震はね、発生と同時に同規模の空間の揺らぎをぶつけると相殺することができるのよ?」

 

一華「くっ……誰!」

 

一華は赤い髪の少女に斧を向け、何者かを聞く……いや、既にどの人物かは予想はついていた。晴天の空には…炎の塊が浮いていた。

 

士道「琴、里……?」

 

琴里「──少しの間、返してもらうわよ、士道。」

 

士道「え……?」

 

和装のような格好をした少女の正体は他でもない。ラタトスクの司令官でありながら五河士道の妹……五河琴里であった。

 

琴里「──焦がせ、灼爛殲鬼(カマエル)!」

 

琴里ちゃんが取り出したのは華奢な彼女が使うはずがない……いや、あまりにも似合わなそうな‪ 戦斧を軽々と握って一華に向けた。

 

折紙「琴里ちゃん…」

 

琴里「さぁ──私たちの戦争(デート)を始めましょう?」

 

 





仮面ライダーヴェラチュール

見た目:仮面ライダーグレアとダンボール戦機ウォーズのディ・エゼルデイを混ぜた姿。

仮面ライダーグレアを十六夜煉が独自の改良と魔改造を施したライダーで「ダアトスピリットカード」と「ヴィジョンドライバー(ヴェラチュール仕様)」で変身する仮面ライダー。

ヴェラチュールとは北欧神話の主神オーディンの別名で「人間の神」を意味する。

現時点で登場するすべてのライダー、CR-ユニット、精霊を遥かに凌駕する性能を持ち、それぞれ対抗できるのはドランのドラゴニックブーストフォーム、煉の専用CR-ユニットのドラグーン、精霊体の煉のみである。

手持ち武器は一切使用せず、6つのビット(子機)を使って攻撃と防御を行う。 
しかし、ビット攻撃にのみ特化した性能という訳ではなく、上述の高い戦闘性能によってヴェラチュール本体のみでも十分に戦うことができる。

また、グレア最大の特徴であった「ライダーの洗脳能力」も強化されており、装甲の一部を分離させた制御装置「ヒュプノレイ」を対象者の頭部に装着させることで自身の制御下に置くことが出来る。

その力はライダーだけでなく、人間や精霊にロボット、挙句の果てには神すらも制御下に置くことができる。

武装

ビット
バックパックに備えられた六基のビット。
射出後は常時展開させることができる。三つの機能が備わった万能型であり、形態を変化させることで、様々な戦況に対応することが可能。

ソードビット
長剣状に変化させた、赤く発光するビット。ビット自身のサイズと機動力で攻撃を掻い潜り、敵を攻撃する。精霊の天使を一撃で両断してしまうなど、高い攻撃力を持つ。

複数基で運用されることがほとんどで、攻撃の際に相手に接近する必要がある以上、ある程度の実力のある相手には最低でも二基同時に運用しないと撃墜されてしまう模様。

しかし、その高い機動性から撃ち落とすのはとても困難で、子機自体も大部分がビーム刃で守られているので破壊が困難である。

ビットレーザー

緑色に発光するビットで極太のレーザー光線を放つ。

威力は霊装にダメージを与えられるほどに高く、ビーム自体もかなり太い。複数本重ねる事で威力を上げる事も可能でフラクシナスを一撃で両断、大破させてしまうことも可能。

こちらも複数基で運用され、ヴェラチュールを中心とした6方向への攻撃、三機を並列させてからの掃射、レーザーを放ちながら斜線を攻撃対象へと囲むように狭めていく、など多彩な攻撃が可能。

リフレクトビット

バリアを展開する、青く発光するビット。三機のビットを正三角形状に配置することでバリアを展開することであらゆる攻撃を防御する強力な防御兵装となっている。現時点でバリアを突破する方法は存在しない。

変身音

《VISION DRIVER》

《VERATÝR LOGIN》

《INSTALL》

《DOMINATE A SYSTEM VERATÝR》

必殺技(名称不明)


スピリットカードを再度読み込んで発動。 
強力な回し蹴りを放つ。

音声

《PUNISH》 


《JUDGEMENT》(2回スラッシュ)

洗脳能力(正式名称不明)

変身後に再度バイオメトリクサーを操作し、

《HACKING ON》《CRACK START 》の音声と共に発動。

この際ディスプレイが乱れるように不規則に点灯し、最後に眼が赤く、怪しく光り出す。

「ヒュプノレイ」を分離、対象の頭部に装着させ、支配下に置いて意のままに操る。 被せられた者は意思のない傀儡となる。

音声
《HACKING ON》

《CRACK START》

ヴィジョンドライバー(ヴェラチュール仕様)

声:三森すずこ

煉が自分用に独自改良と魔改造を施したヴェラチュール専用のヴィジョンドライバー。

起動装着後、上部の生体認証装置「バイオメトリクサー」に親指を直に触れて指紋認証させ、変身者のログイン及び権限を認証し変身待機状態へ移行。 
スピリットカードを「ヴィジョンリーダー」へスキャンすることで変身が実行され、内部のヴィジョンドライバーの縮退炉「ヴィジョンスピリットリアクター」によって疑似的なブラックホールからダークマターを抽出しクリーンエネルギーに変換、装甲が装着され変身が完了する。


同時に前面のディスプレイ部では炉の稼働状態を示す概念モデルが可動するが、その動き方はさながら眼のようである。 
変身が完了すると瞳に相当する部分が正面を向く。

或守鞠亜(煉のところの)がシステム管理を行い、煉の戦闘をサポートする。
その正確さと的確さは絶大で零瑠の変身するゼノンの未来予知能力を遥かに上回る。

ダアトスピリットカード

見た目:虹色のプロヴィデンスカード

煉の精霊の力を宿した特殊なプロヴィデンスカード。この他にも十二枚のスピリットカードが存在し、状況に応じて使い分ける。

スピリットカード

精霊の力を宿した特殊なプロヴィデンスカード。現時点で十三枚存在し、状況に応じて使い分ける。

力の大元となっているのは煉と煉のところの精霊達である。

ケテルスピリットカード
カードの色:白
力:絶滅天使

コクマースピリットカード
カードの色:灰色
力:囁告篇帙

ビナースピリットカード
カードの色:黒
力:刻々帝

ケセドスピリットカード
カードの色:青
力:氷結傀儡

ゲブラースピリットカード
カードの色:赤
力:灼爛殲鬼

ティファレトスピリットカード
カードの色:黄
力:封解主

ネツァクスピリットカード
カードの色:緑
力:贋造魔女

ホドスピリットカード
カードの色:橙
力:颶風騎士
このカードのみ三枚存在し、それぞれ耶倶矢、夕弦、そして風待八舞の力が宿っている。
八舞耶倶矢=ホド(穿つ者)
八舞夕弦=ホド(縛める者)
風待八舞=ホド(貫く者・護る者・蒼穹を喰らう者)

イェソドスピリットカード
カードの色:紫
力:破軍歌姫

マルクトスピリットカード
カードの色:レモン色、小豆色、オリーブ色、黒の4色
力:鏖殺公

ダアトスピリットカード
カードの色:虹色
力:生死万皇・龍帝覇王・世界樹

・原初の精霊が生み出した精霊vs魔王の生み出した精霊



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・琴里シスター
・原初の精霊が生み出した精霊vs魔王の生み出した精霊



オリジナル精霊の募集をします。お気軽にどうぞ。

https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=290352&uid=233310

〜精霊は人間ではない。魔王も人間ではない。そして人間は魔王でも精霊でもない…だがしかし…なのに何故、五河士道は、今、混乱していた。〜


 

一華「アナタ何者なの!邪魔しないでよ!せっかくいいところだったのに!」

 

琴里「あなたは少しやりすぎたわ。跪きなさい、愛のお仕置きタイム開始よ?」

 

一華「ふっ…アナタが私をお仕置?炎で私を焦がせると思ってるの?アナタが私を?」

 

琴里「えぇ、お尻ぺんぺんされたくなかったら、天使を収め、来禅の生徒を解放して大人しくしなさい?」

 

一華「自分の力に自信があるみたいね?過信は身を滅ぼすって知ってるかしら?」

 

琴里「御託はいいから早くきなさいこの音豚。」

 

一華「上等よ…まずはアナタを洗脳させて貰うわ!

 

そう言った一華は現想蒼歌を取り出して自身が使う洗脳技を一華に放つ。

 

一華「現想創歌(イスラフェル)独唱(ソロ)!」

 

一華は洗脳効果がある独唱を放ち琴里を自らの者にしたが、彼女には一切通用しなかった。

 

琴里「悪いけど…私は洗脳が効かないの。特訓してくれた人がいるからね?」

 

折紙「…」

 

士道「折紙?それに…こ、琴里……これは一体──」

 

琴里「大人しくしてなさい、士道。可能なら一華の隙をついてこの場から逃げなさい。今のあなたは──簡単に死んじゃうんだから。」

 

士道「はぁ?ーーーそれってどういうことなんだ?」

 

琴里「来るわよ!」

 

一華に対する琴里の性格は士道を驚かしたしまう。その光景に零瑠は愚か、十香と狂三、四死盧までもが驚愕してしまう。

 

十香「アイツは…精霊だったのか?」

 

狂三「私…琴里さんと何年も一緒にいましたが…精霊だなんて一言も…」

 

困惑している五河くん達を放って琴里ちゃんは一華ちゃんとの戦いに挑む。まずはイスラライダーを放ち、琴里ちゃんに攻撃するように指示するが…

 

琴里「灼爛殲鬼ッ!」」

 

斧型の武器、灼爛殲鬼でイスラライダー達をなんと灰にしてしまったのだ。

 

折紙「(洗脳された人達、大丈夫かな?)」

 

一華「くっ!なんて力をしているの!」

 

琴里ちゃんに力にを見せつけられた一華ちゃんは何人ものイスラユニットたちを琴里ちゃんに仕向けた。

 

イスラユニットたちは琴里ちゃんに群がって拘束しようとした…だが…

 

琴里「切り裂け──灼爛殲鬼ッ!」

 

琴里ちゃんは灼爛殲鬼の刃を膨れあがらせ広範囲へ伸ばし、イスラライダーを灰と化していく。

 

士道「琴里!なんてことしてるんだ!やめろ!」

 

折紙「五河くんダメ!あの状態の琴里ちゃんは…話を聞けないのよ!」

 

十香「どういうことだ?」

 

一華「この鬼の精霊…私の計画を潰しやがって!」

 

怒った一華は現想創歌をギターのように持ち、いつもよりも激しいやり方で弾き始める。

 

一華「現想創歌(イスラフェル)最強(ストロンゲスト)ッ!」

 

そう言った一華は持っていた斧を使って周囲にバフ効果を持つフィールドを精製。自身をその力で強化していく。

 

士道「琴里やめろ!」

 

琴里「……」

 

五河くんの問いかけに答えない琴里ちゃん…その深紅の瞳は一華ちゃんを睨みつけていた。五河くんにとって見慣れた顔である妹のその顔は全く別の少女だった。

 

琴里「灼爛殲鬼──(メギド)ッ!」

 

琴里ちゃんはその言葉を発しながら灼爛殲鬼を天高く上げる。するとその斧の刃は空に掻き消し、形を変え始めた。柄のところは本体に収納し大砲の形となった灼爛殲鬼は琴里ちゃんの右腕に装備される。

 

一華「なっ!?た、大砲!?」

 

大砲の先端を一華ちゃんに向け、周囲に浮いている炎をその先端に吸い込ませていく。

 

琴里「──灰燼と化せ、灼爛殲鬼…!」

 

一華ちゃんに銃口を向け、その言葉を小さく放った琴里ちゃんは灼爛殲鬼から灼熱の炎を放った。まるで一つの火災が起きたような勢いだった。私は急いで変身している零瑠くん以外にガスマスクを渡した。

 

だが五河くんだけはガスマスクを付けていなかった。そして煙が晴れるとそこには膝を下ろして倒れている一華ちゃんと彼女に未だに銃口を向けている琴里ちゃんがいた。

 

琴里「斧を下ろしなさい。まだ闘争は終わっていないわ。まだ戦争は終わっていないわ。さぁ、もっと殺し合いましょう。あなたの望んだ戦いよ。あなたの望んだ争いよ──もう銃を向けられないというのなら、死になさい!」

 

士道「おい琴里!何を言ってるんだよっ!?それ以上やると本当に死ぬぞ!精霊を殺さずに問題を解決するのがラタトスクなんだろ!?」

 

琴里ちゃんに声をかけて止めようとする五河くん。けど琴里ちゃんはそんな話を一切耳を貸さず再び灼爛殲鬼の砲門に炎を引き込む。

 

五河くんが琴里ちゃんの前に立ち、息を詰まらせてしまった。変貌した琴里ちゃんの顔を見て震え、力がなくなって膝をついてしまった一華の前に出ようとした。それを見てマズイと思った私が出ようとしたが…

 

Spirit Breaker!

 

私の開発したスピリットブレイカーを手に持った零瑠くんが前から現れ、五河くんのところへかけ走った。それと同時に灼爛殲鬼から再び炎の一撃が放たれた。

 

折紙「五河くん!」

 

狂三「士道さん!」

 

十香「シドー!」

 

そして琴里が気づいた時には既に遅かった。

 

琴里「ッ!お兄ちゃん!避けて!」

 

Spirit Charge!

 

零瑠「間に合え!」

 

零瑠くんが琴里が間違って放った(メギド)を五河くんに接触するギリギリをスピリットブレイカーで受け止めた。

 

紅き一撃を受け止め終えた零瑠くんが後ろを振り向くとそこには意識を失った五河くん。そしてその光景を見て膝をついて絶句していた一華ちゃんがいた。

 

一華「れ…零瑠…」

 

一華ちゃんはその場から霊装を解除しながら全裸で倒れてしまった…

 




次回

・士道と琴里の真実


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・士道と琴里の真実


千切豹馬/仮面ライダー??? CV 斉藤壮馬

誕生日 12月23日

年齢(学年) 16歳(高校2年生)

星座 やぎ座 出身地 鹿児島県

家族構成 父・母・姉・自分

身長:177cm 足のサイズ:26.5cm 血液型:A型

二つ名:紅豹

好きな食べ物:かりんとうまんじゅう 明太子

嫌いな食べ物:しょうが

高校生でありながら千切エンタープライズの社長。長い赤髪と女性と間違えそうになるほど中性的な顔立をしている美少年でマイペースで割とドライな性格。女性のようなルックスも相まって周囲から「お嬢」「ワガママお嬢」と呼ばれている。

父親から会社の社長を引き継いでおり、世間では高校生社長と呼ばれている。何故か十六夜煉や鳶一折紙が転生者であることを何故か知っている。

廻を来禅の生徒として潜入させ折紙達の行動を監視している。さらには十六夜煉の仮面ライダーヴェラチュールのデータや精霊、スピリットギアのデータを招集しているが、その真意は以下に…



 

大牙「うっ…うーん…」

 

四糸乃「あ!起きた!」

 

大牙「四糸乃…俺は一体…」

 

よしのん「いやぁ、なんか仮面ライダーヴェラチュールって奴に洗脳されたんだけど…色々あって煉くんに助けられたみたいだよ?」

 

大牙「そうなのか?ーーーそれよりも!みなはどうした?」

 

四糸乃「零瑠さんと士道さんはフラクシナス内で寝てます。何やら精霊が介入したせいで気絶したみたいですけど…」

 

大牙「ターゲットの精霊は?」

 

令音「彼女なら2人と同じようにメディカルルームで治療中だ…当分は精霊にはなれないだろう。まぁ、纏えないわけじゃないんだが…」

 

大牙「一体…何があったんですか?」

 

令音「琴里が…みんなの前で精霊になって…一華と戦ったんだ。」

 

大牙「!?」

 

一方メディカルルームでは…

 

零瑠「あ、あぁ…」

 

枢木零瑠が目を覚ましたのだ。右隣には未だに睡眠状態にある士道がいた。そして左隣には…

 

一華「起きた?零瑠?」

 

歌星一華が何故かいた。

 

零瑠「うわあああ!?お前なんで上半身が丸見えなんだよ!?羽織ってるだけじゃねぇか!」

 

一華「胸がデカいせいで上着の入院着が入らなくてさ…仕方なく羽織ってるのさ…全く…もっと胸のことも考えてほしいな…」

 

零瑠「(気まづい…凄い気まづい…右には士道がいるしどうにもならな…)」

 

一華「零瑠。」

 

零瑠「あ?なんだ?」

 

一華が零瑠に声をかけ、彼の反応を見た時、とんでもない行動に出始めた。零瑠の右腕を持ち、その手を彼女の右胸にあてる。

 

一華「あぁん♪」

 

零瑠「ひぃ////!?」

 

一華「どう?柔らかい?」

 

零瑠「ちょっ、一華、お前…」

 

突然の出来事にハーレムプリンスも困惑していた。しかしそんなカオスな状況になっているメディカルルームにある人物が入ってきた。

 

折紙「入るよー?みんな起きてる〜?」

 

零瑠が気まづい状況に陥っているなか、そこに現れたのは折紙だった。

 

折紙「え…零瑠くん?」

 

零瑠「いや違うんだ折紙!これは誤解で!」

 

折紙「いぃ…いやあああああああああああああ!?」

 

10分後…

 

一華「あっははははははwwwまっさか折紙が零瑠くんをパンチするだなんて!」

 

零瑠「ぐっぬぬぬ…」

 

折紙「いくら学校でハーレム王になってるとはいえ、人の胸を触るなんて最低よ!このラッキースケベ!」

 

零瑠「誤解だ!触らせたんだよ!一華が!」

 

折紙「はぁ…」

 

士道「ははは…なぁ折紙。」

 

折紙「なに?五河くん。」

 

士道「その…琴里の事なんだけど…」

 

折紙「あぁ…その事ね。琴里ちゃん本人に聞いたんだ。彼女は五年前の同時多発空間震で精霊になったの。」

 

士道「それって… 関東地方を襲った『関東大空災』の再来とか呼ばれてたやつだよな?確か…人材が集まらなくて…」

 

一華「あぁ…言われてみればそうだったね。」

 

そう言った一華はスマホのブラウザーニュースを皆に見せつけた。それを見て零瑠は…

 

零瑠「つまり彼女は…精霊の力を手にした精霊……となるのか?」

 

折紙「簡潔に言えばそういうことね。でも琴里ちゃん。その時の出来事をよく覚えてないのよ。あるのは五河くんに泣きながらご両親の前で抱きしめられただけ。」

 

士道「霊力は誰が?」

 

折紙「たぶん…五河くんだと思う。」

 

士道「えぇ!?俺なのか!?」

 

士道はその言葉を聞いて驚きを隠せないでいたのだ。無理もない。本人にとってその記憶はなかったからのだから…

 

士道「琴里の力は封印できるのか?その力が戻ってないとなれば…琴里は…」

 

折紙「まだ大牙くんが四糸乃ちゃんの霊力を封印する前に五河くんが彼女と隠れデートをしていた時に、十香ちゃんの精神が不安定になって霊力が逆流したのを覚えてる?」

 

士道「あ、あぁ…」

 

折紙「その時はまだセーフだったんだけど、琴里ちゃんの場合は霊力の全てを解放した…ここまで言ったなら…もう分かるよね?」

 

士道「まさか…俺が琴里をデートしてデレさせるってことなのか!?」

 

折紙「それしか方法ないでしょ?他にどうやってデートするって言うの?逆流兄妹で〇ッ〇スする?」

 

一華「ぶっぶはははははwwwwwwねぇ零瑠聞いた?兄妹で〇ッ〇スですって!wwwwww」

 

零瑠「笑い事じゃないんだぞ一華…ところで大牙は?」

 

折紙「今ちょうど目覚めたみたい。洗脳されて強いショックを受けてたけど。」

 

仮面ライダーヴェラチュール…あの仮面ライダーは一体何者なのかは未だに分からない。そんななかで…

 

折紙「琴里ちゃんの霊力封印…限られた時間は3日だよ。」

 

士道「3日か…ギリギリだな?」

 

折紙「だったら…プールでデートするのはどうかしら?」

 

士道「プールでデート?」

 

折紙「そうそう。そろそろ夏だし、いいんじゃないかしら?」

 

狂三「それでしたら!水着を買いに行きましょうよ!」

 

そう言われて現れたのは狂三だった。嫌な予感がしたかと思ったら…まさかの水着を買うことだった…

 

一華「あ!ズルい!アタシも行こ!」

 

「「お前は大人しく寝てろ!」」

 

一華「(´・ω・`)」

 

そんななか、私のスマホから着信音が流れる。その相手は…

 

折紙「日下部さん…」

 

そして喫茶十六夜では…

 

琴葉「全く…無茶なことするね父さんも…」

 

煉「すまない琴葉。」

 

琴葉「いいよ別に……それで?何かして欲しいことはある?」

 

煉「本来の歴史なら鳶一折紙がASTからホワイトリコリスを奪って琴里を殺そうとするが…折紙が転生者である以上、誰がホワイトリコリスを使うか分からなくなる。」

 

琴里「彼女から何か聞いてないの?」

 

煉「いや…特にというわけではないが……ん?」

 

十六夜煉にメールが届いた音が響く。それに気づいた彼はそのメールの内容を確認すると…

 

煉「折紙…ーーー琴葉、冷蔵庫の余り物は何がある?」

 

琴葉「どうして?」

 

煉「どうも…折紙ちゃんが喫茶店を貸切にしてほしいという…これからだ。」

 

琴葉「貸切?」

 

煉「何か伝えたい事があるのか…それとも…」

 

一方の大牙はとある人物の家にお邪魔していた。その人物は…

 

大牙「悪いな裕也。」

 

裕也「いやいやいいんだぜ大牙……」

 

大牙「それで?手に入れた情報とはなんだ?」

 

裕也「ふぅ……ASTに関してだ。」

 

大牙「なに?」

 

裕也「一部の隊員がラタトスクに移動したみたいだ。理由はDEMが権力を握っているから…だそうだ。」

 

大牙「まさか……折紙がDEMの目的を?」

 

裕也「事前に知ってたのかもな…それと…あのスピリットブレイカーだけど…ある人物から設計図を貰って完成させた。ほら、お前のだよ。」

 

そう言われた大牙は裕也にスピリットブレイカーを渡された。そして話題をASTの話に戻した。

 

裕也「それとASTなんだが…DEMから離反して独自開拓し始めたそうだ。その立役者が……何故かヨル・ブライアだ。」

 

大牙「ヨル・ブライア……嫌な予感がする。」

 

裕也「AST内部でヤバイもんも開発されているみたいだ…気をつけろよ?」

 

大牙「あぁ…」

 





西条裕也(さいじょうゆうや)
 CV:蒼井翔太



年齢:20代前後 性別:男


誕生日:1月15日
血液型:A型 身長:178cm


一人称:俺
 二人称:お前、あいつ、名字と名前呼び


好きなもの:家事全般、機械いじり


嫌いなもの:未熟な思考


容姿:青い髪と紫の目が特徴のメガネを兼ねた中性的な男性


大牙の幼馴染であり親友。
日本人の父とドイツ人の母を持つハーフ。



冷静沈着な性格だが、同時に頑固者でもあり、一度決めたことは絶対に曲げない性格をしている。

大牙のやる事を見守ったり、適度にツッコミを入れたりする、いわば零瑠ポジ。ただし零瑠との相違点は彼自身も大牙の行動に便乗してやらかす点である。



表立って戦うことはなく、大牙のサポートや裏方に回る。



セリフ
「俺は西条裕也、よろしく」


「オーケイオーケイ、もう好きにやれよ。俺は知らんぞ」


「こりゃ、面白いことになってきたな」


クロハ

一人称:俺
二人称:君/お前/○○


容姿:リバイスのカゲロウの服を着た琴葉


CV:喜多村英梨



煉の息子である十六夜琴葉の中にいる悪魔。琴葉とは真逆で表情の変化が豊か。煉と美海への呼び方はそれぞれ「お父様」、「お母様」。



他者を絶望させ堕とす事を至上の喜びとする歪な精神の持ち主であり、敵味方問わず甘言を弄して欺く為、クロハの存在を知る者達からは「道化」とも呼ばれている。

綿密な計画を建てるタイプで、想定外の事態が起きた場合は即時に対処、それが不可能な場合は撤退する等、臨機応変さや引き際を心得ている。



心は何者の干渉も受け無ければ絶望にも希望にも属さない。 なればこそ、ただ絶望を与えるよりも一欠片の希望を見せてから堕とした方がより効果的なのだ。



彼は唄う様に紡ぐ、「希望は存在する、だがお前に救いが訪れる事はない」と。 希望を与え、絶望に堕とし、希望を見せ、其れを砕く。 強い意志を宿す者達の目から光が消えるその瞬間、彼は口角を吊り上げ心からの笑みを浮かべる。 



そんな人格故に、精神攻撃はお手の物どころか十八番で相手の心をへし折るなど朝飯前。

ちなみに彼の悪魔としての本来の姿と力は煉によりライドブックとバイスタンプの二つに分けて封印されており、煉の許可が降りなければ使えない。



変身ライダー


エビル


ファルシオン



サンプルセリフ


「俺をあんなボンクラと一緒にするな。俺はあのアホから生まれた悪魔……クロハだ。」




「救いはある!希望も存在する!奇跡も起きる!ただそれがお前のもとに訪れることがないだけだ…」



「フヒャハハハ!相変わらず息子と悪魔使いの荒いお父様だなァ」 


次回

・奪われた“白い彼岸花”




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・奪われた“白い彼岸花”


ではどうそ。


 

先程の電話の相手は日下部さんだった。彼女はあの1件以来、私がフラクシナスのことを言った後にDEMの正体。そして彼らにいいように利用されて来た事がキッカケにASTの半分が離反。そのせいでASTは解散に追い込まれたのだった。

 

その半分は精霊を許さないとして集まって何かを企んでいるみたいだけど…

 

折紙「盗まれた!?ホワイトリコリスが!?」

 

燎子「元はDEMからASTに譲渡された物で厳重に管理されていたんだが…武装や弾薬も含め、突如消え去ったんだ。」

 

折紙「煉さん。」

 

煉「良くないな…これは恐らく、STAの仕業だろうな。」

 

折紙「STA…例のASTのうちの半分が集まった組織ですね?」

 

煉「さらに酷いことに…その筆頭がヨル・ブライアらしい。」

 

折紙「えぇ!?」

 

狂三「ちょっとお待ちくださいまし!それってどういうことですの!」

 

燎子「彼の言っている通りだ。ヨル・ブライアがDEMに反旗しているんだ。誰か差し向けてるかはしらないけどね。」

 

煉「とりあえず……デートの護衛でこちらから琴葉を送る。」

 

折紙「すいません。お願いします。」

 

それから数日後、私達はオーシャンパークに向かうために五河くんと琴里ちゃんと待ち合わせし、天宮駅で合流。

 

すると五河くんと琴里ちゃん、私と狂三ちゃん以外に十香ちゃんと四糸乃ちゃん。さらには大牙くんと零瑠くんとある人物がやってきた。

 

一華「やっほー折紙!」

 

なんで一華ちゃんまでがいるの!?琴里ちゃんと遭遇してるじゃない!?

 

琴里「あらあら誰かと思ったら…デカパイツートンカラーヘアーの一華じゃない。」

 

一華「これはこれは…昨日は大量のゲロビームを撃ってくれてありがと!」

 

琴里「今ここで灰にしてもいいのよ番外1番。」

 

一華「アナタも…私の音に痺れたいのイフリート?」

 

狂三「あ、あぁ…ああああ…」

 

士道「おいよせ琴里。こんなところで争ってたら元も子もないぞ?」

 

琴里「ふっ…まぁいいわ。せいぜい楽しんでなさい。」

 

一華「ふぅ…さ!せっかくの休みだからオーシャンパークでいいことしよ!」

 

十香「おぉー!」

 

四糸乃「はい。楽しみます。あ、大牙さん。よしのんをお願いできますか?」

 

大牙「え?大丈夫なのか?」

 

四糸乃「あ、いや…その…こっちのよしのんで…」

 

渡されたのはよしのんとそっくりの姿をした人形だった。これを手に取った大牙の脳に響いたのは…

 

四死盧《よう…聞こえてるか?》

 

大牙「(あ、あぁ…これは何なんだ?)」

 

四死盧《もしもの時の為に十六夜の旦那に作って貰ったんだ。こうすりゃお前とも話せるだろ?》

 

大牙「(ま、まぁそうだな。)」

 

そんでもって私達はオーシャンパークにやってきた。天宮駅から五駅先にあるテーマパークでプール、温泉(正しくは大型浴場)などがあり、屋内アトラクションのウォーターエリアと屋外アトラクションのアミューズメントエリアの2つで構成された大人気スポット。

 

夏休みは遠方から沢山の人がわんさかやってきており、家族連れ、カップルが訪れるのだが…今はピークではないようだ。

 

折紙「相変わらずデカいね…」

 

狂三「まだまだ広げるみたいですわよ?余ってる敷地があるから。」

 

折紙「これもう色々な施設を作りそうで怖いわ…」

 

とにかく色々あったことでみんなが水着に着替えた。五河くんはシンプルな短パン。四糸乃ちゃんはスク水みたいな奴…んで狂三と一華は規制はかからないもののちょっとセクシー過ぎる水着を着込んでいた。

 

折紙「な、なにあの水着…」

 

零瑠「いやさ……一華に水着選び付き合わされてさ…」

 

大牙「下着の次は水着か。流石はハーレムプリンス。ブレないな?」

 

零瑠「好きでやってるんじゃねぇんだよ…」

 

折紙「それで……何を選ばされたの?」

 

零瑠「あぁ……露出度が高い奴とか…ほら、マイクロビキニって…」

 

大牙「ま、ま……」

 

折紙「マイクロビキニ…」

 

大牙「それよりも……例の奴らは襲ってこないだろうな?STAがくる可能性は高いんだぞ?」

 

折紙「それなら問題ないよ。」

 

そう言った私はある場所に視線を向けたと同時に2人をその場所に視線を向けた。そこにはサンラウンジャーに寝っ転がり、パラソルを開いてサングラスをかけ、常夏気分を満喫していた琴葉がいた。

 

零瑠「アイツ…楽しんでるな?」

 

大牙「だな……ところでこのインカムは大丈夫なのか?」

 

折紙「防水仕様だから大丈夫だよ。もしもの時はよろしくね?」

 

そんななかで五河くんはブラの部分がホルターネックチューズトップになった白いセパレートの水着を着た。

 

琴里「何よ、ジッと見て。生物学的に近親相姦にならないからって、妹に欲情するようになったら人として末期よ?」

 

士道「そんなわけあるか!」

 

琴里「あぁ、そう…」

 

折紙「(頑張って…五河くん!)」

 

私は心のなかで五河くんを応援するのであった。そんななかで令音は…

 

令音『何をしているんだね。シン、女の子がお洒落をしてるんだ。何も声をかけてあげないのかい?』

 

士道「あ……あのさぁ琴里。」

 

琴里「何よ?」

 

士道「その…なんだ?似合ってるぞその水着。か、可愛いと思う。」

 

琴里「あらありがとう。令音か神無月あたりに褒めるよう指示でもされたのかしら?」

 

琴里「ぐ……っ、い、いや、そんなことはねぇよ。本心だよ。」

 

琴里「へぇ、光栄ね。……で、具体的にはどこがどう可愛いと思ったのかしら?」

 

1:「全部さ! 琴里は何を着ていても可愛いよ!」

 

2:「シンプルに見えるけど、なかなか凝った意匠をしてるよな、その水着。いいセンスだ。」

 

3:「膨らみかけの胸が特に変わらないよ。」

 

またもや訳の分からない選択肢が沢山現れた。初めてこれをやる零瑠もこの選択に苦笑いするのだった。今のフラクシナスには令音さん、煉さん、そして神無月さんがいたのだが…

 

煉「令音。」

 

令音「なんだいレン。」

 

煉「神無月を追い出せ。」

 

恭平「えぇ!?」

 

令音「分かった…」

 

恭平「え!?ちょっ!?令音さん!?ウソダドンドコドーン!?」

 

煉が筋肉モリモリマッチョマンの人達を呼び込み、恭平さんを拘束。

 

恭平「離して!離してくれ!3が妥当だろ!お前ら狂ってるのか!あんなダラしないおっ……」

 

恭平の貧乳愛が炸裂する前に閉じられてしまったフラクシナスの司令室。現状は煉が副指揮官となっている。

 

令音「シン、1番だ。」

 

士道「全部さ! 琴里は何を着ていても可愛いよ!」

 

琴里「ほ、本当?…ありがとう。」

 

そんな状況のなか、五河くんのインカムからアラーム音が鳴り始める。

 

令音『シン、非常事態だ。』

 

士道「え?琴里は大丈夫ですけど…」

 

令音『違う、そっちじゃない。四糸乃だ。』

 

士道「え?」

 

五河くんがプールの方角を見るとそこには流れるプールの一部がスケート場みたいな場所になり、そこで四糸乃ちゃんが大泣きしていた。

 

琴里ちゃんと五河くんのデートはまだ始まったばかりだった。

 




次回

・波乱の遊園地


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・波乱の遊園地


ではどうぞ。


 

士道「……で、よしのんが流れるプールに流されて、慌ててしまったと。」

 

四糸乃「ごめんなさい……」

 

電池式のドライヤーでよしのんを乾かす五河くん。目を離していたら落としちゃったらしい…

 

十香「面目ない。私が着いていながら……」

 

琴里「大事にならなかったんだし、気に病むことはないわ。全部、士道の責任よ。」

 

士道「おぉい!」

 

琴里「ふん…」

 

士道「たく……よし、これでいいだろう。」

 

五河くんがよしのんを四糸乃に返すと、ビンビンになって元気になるよしのん。

 

よしのん『いやぁーありがとう士道くん。よしのん壮絶な冒険をしてしまったよ〜♪』

 

四糸乃「ごめんねよしのん。」

 

よしのん『大丈夫大丈夫!結果オーライよ!』

 

四糸乃ちゃんはよしのんに頭を撫でられたあとに頷いた。それを見て琴里は肩を竦め始めだす。

 

琴里「…勝手が分からないのも無理はないわ。確かあっちには浮き輪をレンタルできるカウンターがあるみたいだから借りてきましょう。」

 

士道「浮き輪か…すっかり忘れてたよ。」

 

琴里「百聞は一見に如かず…直接見た方が早いわ?行くわよ?」

 

そう言い放ったあと、琴里は五河くんに身を寄せ始めた。さっきの四糸乃の件で有耶無耶にされた気がするが、そんなことはなかった。

 

琴里「あれさ…フラクシナスからの指示だったの?それとも……その、ホントに士道の本心?」

 

士道「ほ、本心だよ。」

 

琴里「そ、そう…」

 

折紙「五河くん…」

 

そして十香ちゃん達は浮き輪を借りて早速使ってみるとその性能に驚きを隠せずにいた。

 

十香「おお、凄いぞシドー!見てくれ!沈まないぞ!」

 

四糸乃「……!……!」

 

十香ちゃんと四糸乃ちゃんは嬉しそうにプールを楽しんでいた。だけど琴里ちゃんは未だに楽しそうな顔はしていなかった。どうやら未だに不満が溜まったいるらしい。

 

士道「オレも少し行ってくるかな?目を離しとくのも心配だし…」

 

令音『シン、そうしているのも何だ、琴里を誘ってみたまえ。』

 

そうしてフラクシナスのメインモニターに表示された新たな選択…それは…

 

1:ウォータースライダーで一緒にスプラッシュ!後ろからギュッと抱きしめよう! 

 

2:温泉エリアでリフレッシュ! 疑似混浴でドキドキ! 

 

3:流れるプールに揺られよう! 俺がボートに、俺がボートになるから! 

 

煉「3は無しだな。」

 

「「うん。うん。」」

 

こうして選ばれたのは1番。ウォータースライダーだった。これを見て煉さんは…

 

煉「ウォータースライダー…悪くはないな?」

 

雛子「えぇ……まぁ妥当でしょう。せっかくオーシャンパークに来たのですから、看板アトラクションに挑まない手はありません。」

 

宗近「温泉エリアも確かに目玉ではありますが、若者が来てそうそう向かうような場所ではありませんしね。」

 

令音「シン、1番だ。3番はまた副司令がやらかす。」

 

士道「わ、分かりました…琴里、せっかくだからちょっと遊ぼうぜ?」

 

琴里「ふぅん…何で遊ぶの?」

 

士道「ウォータースライダーとかどうだ?」

 

琴里「ベタな気はするけど…妥当だからまぁいいわ。行きましょう?」

 

十香「むっ!2人はどこに向かうのだ?」

 

士道「ウォータースライダーだよ。十香も来るか?」

 

十香「おぉ!いいのか!」

 

四糸乃「十香さん…浮き輪、持ちましょうか?」

 

十香「おぉ、助かるぞ四糸乃!」

 

四糸乃「あれは怖いので…それにまたよしのんが流されちゃう…」

 

士道「そっか、折紙と狂三は?」

 

折紙「私達は大丈夫。3人で楽しんできて。」

 

そう聞かされた3人はウォータースライダーに向かった。すると四糸乃は琴里を見て何かを思いついた。

 

四糸乃「あの……琴里さんは精霊なんですか?」

 

狂三「えぇ……ですが、あまり上手くいってない模様ですが…」

 

ウォータースライダーの方を見ながら話していると、滑り始めに入る五河くん達が見えた。十香ちゃんの勢いでスタートダッシュをした三人は激しい滑りでコースアウトしてしまった…

 

狂三「あらあら……:( ;´꒳`;)」

 

そして数分後、オーシャンパークのフードコートで食事をしていた私達…しばらくすると琴里ちゃんが席を外した。心配している五河くんに私は声をかけた。狂三ちゃんが四糸乃ちゃんの面倒見てる…まるで姉妹みたい。

 

折紙「五河くん。身を隠して。」

 

士道「え?うぉ!?ちょっ!?」

 

私は五河くんに無理やり身を隠したあとに影から令音さんと琴里の会話を聞き出す。

 

令音「大丈夫かい琴里?」

 

琴里「えぇ…何とかね?」

 

令音「……今朝の時点でもう既に、通常の五十倍もの量の薬を投与しているんだ。これ以上は命に関わる恐れがある。」

 

琴里「ふふ……精霊化した今の私なら、薬物程度では死にはしないわよ………お願い、士道との……おにーちゃんとのデートなの!」

 

士道「(琴里…)」

 

折紙「(五河くん…)」

 

琴里「ねぇ、お願い。もしかしたら…これが最後かもしれないの。もし失敗したら、今日で、私は私でなくなる。──その前に、おにーちゃんとのデートを、最後まで…」

 

薬の投与を終えたであろう令音さんがその場を立ち上がった。嫌な予感がした私達2人はその場から立ち去ろうとしたが、不運だったのか令音さんと目があってしまう。

 

折紙「令音さん…」

 

令音「どの辺りから聞いていたんだい?」

 

士道「最初……からです。」

 

折紙「琴里ちゃんはいつからあんな感じだったんですか?」

 

令音「霊力を取り戻してからだ。」

 

折紙「となると……一華ちゃんとの戦いが終わってすぐに…」

 

士道「どうしてそんな…」

 

令音「琴里の希望なんだよ。本当なら今日がリミットということも明かさないで欲しいと言われたのだがね…」

 

士道「っーーなんでそんな…」

 

令音「君に、同情や憐憫でデートをして欲しくなかったんだろう。だから、頼む。今のは見なかったことにしておいてくれ。──琴里のためにも…」

 

士道「……分かりました。」

 

色々と苦しい状況に陥った五河くん…そんな彼を見て私は心配で堪らなくなってしまった。皆がプールに入っているなか…私は展望台のようなところで黄昏ていた。

 

するとそこにプール場なのにタキシードを着た男性が私の前に現れた。

 

英澄「鳶一折紙だな?」

 

折紙「アナタは?」

 

英澄「スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スター…浮代英澄だ。」

 

折紙「…浮代英澄?」

 

謎の男、浮代英澄は私の隣にやってきた。そしてこんなことを言い始めた。

 

英澄「お互い苦労するよな?こんな争いが多い世界……忘れるに限るぜ?」

 

折紙「……まだ分からないの…この世界に来て、どうしたら皆を助けられるかなって…」

 

英澄「ふっ……お前は何を願いたいんだ?」

 

折紙「私の願い……私は何をしたらいいの?」

 

英澄「ふっ……お前が信じる道に行けばいい。諦めなければ夢は叶う。」

 

折紙「ーーーっ!」

 

英澄「ま、精々頑張れよ?」

 

そう言ったタキシードの男性はその場から去っていった。

 





https://syosetu.org/novel/317086/

次回

・黒い彼岸花


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・黒い彼岸花


ではどうぞ。


 

STA基地内部である人物が改造されたホワイトリコリスを見つめていた。そう、一度四糸乃の時に襲ったヨル・ブライアである。

 

研究員「ISの素材も多数組み込み、アップデートしました。ブラック・リコリスです。」

 

ヨル「黒い彼岸花ですか…精霊にはちょうどいい土産です。」

 

研究員「どうなさいますか?」

 

ヨル「完成したらオーシャンパークに向かいます。急速の完成……期待してますよ?」

 

ブラック・リコリスのデッキを去ろうとするヨルは歩きながらこう言い放った。

 

ヨル「いつまでも日常生活を過ごせたら大間違いです…精霊。」

 

そしてオーシャンパークにいる私達は五河くんと琴里ちゃんのデートを陰ながら見守っていた。先程の水着から制服の上に隠れるようなロングコートを着て、顔が隠れるぐらいの帽子とサングラスをかけていた。

 

これではもうスパイがやるストーカーである。

 

琴葉「今のところ異常なしか。」

 

狂三「あのぉ…これでは完全にストーカーじゃありませんこと?」

 

折紙「これでもしSTAが現れたら大変なことになったらどうする?」

 

狂三「そ、そうですけど…十香さんと四糸乃さんは大丈夫なんですの?もし、あの方たちの精神状態が不安定になったら精霊の力が逆流して大変なことになりますのよ?ほら先程の四糸乃さんとか…」

 

琴葉「あの2人なら今はクルーズを楽しんでるわ。ま、大牙くんと零瑠くんもいるし…何とかなるでしょ?」

 

折紙「とりあえず…警戒しつつ、2人のデートを護衛しましょ。」

 

フリーフォールをしている五河くんと琴里ちゃんを見ながら私はある事を考えていた。あの浮代英澄とかいう男…一体誰なんだろう…

 

それはともかく…琴里ちゃんはどうやら絶叫系が苦手らしい。

 

恭平『うーむ……大丈夫でしょうかね。士道くんは…』

 

令音『いや、むしろ琴里に限っては、こちらの方がいいのかもしれない。』

 

煉『だな……ん?』

 

令音『どうしたんだいレン?』

 

煉『いや…何でもない……少し電話をしてくる。』

 

令音『わかった。』

 

そして喫茶十六夜に戻った煉さんはある人物に連絡した。

 

煉「何を企んでいる…小日向未来。」

 

未来『あぁ…やっぱりフラクシナスのモニターから見えてたんだ。』

 

煉「当たり前だ…何を企んでいる?」

 

未来『タイミングをみはらかって戦いに乱入したいだけよ…私は精霊になるのが目標…そのためにアナタは私にネオカイザの力をくれたんでしょ?』

 

煉「STAは何を企んでいるんだ?」

 

未来『さぁね…けどSTAを裏で動かしているのが御影コーポレーションだって噂が流れてる…』

 

煉「なんだと?」

 

未来『ま、私はただ精霊になるために戦うだけだけどね…』

 

未来はその言葉を残して煉との会話を切った。彼は彼女の発言に不信感を抱くのであった。

 

煉「御影コーポレーション…天宮市の医療系・福祉系事業を手掛ける巨大企業が何故STAを…」

 

そして遊園地は夕暮れ時になっていた。折紙たち3人は士道と琴里の影で見守っていた。

 

折紙side

 

未来「やぁ。」

 

琴葉「小日向未来…」

 

未来「様子を見に来た…順調みたいだね?」

 

そんななかで五河くんは琴里ちゃんと会話を始めた。それは遊園地に関する話だった。

 

士道「遊園地なんて来たのどれくらいだったかな?父さんも母さんもほとんど家にいないから結構経った気がするけど…」

 

琴里「家族全員で遊園地に行ったのは五年前が最後よ?それからは一度も行ってないわ…」

 

士道「よく覚えてるな。5年前か…随分と長いな。」

 

5年前は確か…琴里ちゃんが精霊になった年でもあって…さらには本来の私の両親が死んだ日でもあって…さらにはそこに未来からきた五河くんがその両親を助けた年でもあるんだっけ?

 

折紙「(5年前は…私が両親を守ったから…エンジェルとデビルの話がなくなる…うーん。色々と考えた方がいいわね。)」

 

すると私か目を離した隙に五河くんが何も話さずにベンチから立ち、隣に座っていた琴里ちゃんと向かい合う姿勢になりだした。

 

琴里「何?」

 

琴里ちゃんは首を傾げたあと、数秒で何かに気づいたのか…肩を小さく震わせた。それを見て五河くんは…

 

琴里「え…あのその…士道…」

 

士道「琴里!」

 

琴里「ファッ…ふぁい!?」

 

狂三「あらあら…緊張していますわね?」

 

琴里「士道…確かにそろそろ頃合いだとは思うんだけど……その、せ、せめてもう少し、ひとけのない場所にいかない?」

 

士道「なんでだ?」

 

琴里「な、なんでって…」

 

士道「別にいいじゃないか、ここで…」

 

琴里「っ……!」

 

五河くんの言葉を聞いた琴里ちゃんは顔を赤く染め、声に全然ならない言葉を叫ぶ…

 

士道「その、だな、琴里…」

 

琴里「な、なによ…」

 

士道「訊いてみたいことがあるんだ。」

 

琴里「!ー……き、キスしたいとかそんなはっきり……って、え?」

 

士道「えぇと…悪い、琴里は今…」

 

琴里「う、うるさい!何よ、訊きたいことがあるなら早く言いなさいよ!」

 

士道「あ、あぁ…… あのだな。琴里。おまえ五年前──」

 

と、五河くんが琴里ちゃんが精霊になったキッカケを聞き出そうとした途端だった。私達の周りが……いや、遊園地の周りの音が少し遠くなるのを感じ出す。嫌な予感がした私は空を見上げると…

 

折紙「!ーーー危ない!」

 

私がそう言い放った後、五河くんと琴里ちゃんがいる場所に向かって何かの物体が向かっているのが見えた。その瞬間、凄まじい爆音が響き渡った。

 

未来「な、なんだ!?」

 

何が起こったのか分からない五河くんはしばらくの間身体を硬直させてしまう…しかし彼には傷一つも付いていなかった。

 

士道「な、何があったんだ?」

 

先程の物体のものが放った煙が晴れるとそこには琴里ちゃんが座っていたベンチが粉々にされてしまっていた。

 

士道「琴里!」

 

折紙「(この時……本来ならばオリジナルの私がホワイトリコリスを使って襲撃する…だからこんな事は起きないはず…なら一体誰がこんなことを?)」

 

そんなことを考えながら上空を見上げるとそこには黒いCRスーツを身に纏った女性が現れた。長い黒髪をヘアバンドでまとめモミアゲから垂らした独特の髪型…

 

今にも人を殺しそうな紅の瞳を持った女性…そう、ヨル・ブライアだった。そして彼女が身に纏っていたのはなんと…

 

折紙「い、インフィニット・ストラトス!?しかも背中に纏ってるのはホワイトリコリス?!けど、何か違う…」

 

上空にいるヨル・ブライアを見ながら狂三ちゃん、琴葉くん、未来ちゃんの3人が合流。その漆黒に染まったホワイトリコリスに驚愕せざるを得なかった。

 

ヨル「お久しぶりです鳶一折紙。アナタとまた会えることを楽しみにしていましたよ?」

 

狂三「そのユニット…ASTから盗んだホワイト・リコリスでして?」

 

ヨル「その通りです…弾薬や設備品を全部、私達STAが貰いましたから。」

 

琴葉「君は何故そこまで精霊を攻撃する!彼女達は彼が封印をして普通に暮らしているじゃないか!」

 

ヨル「精霊の力が逆流し…それが一般市民に被害が出たら困るんですよ…所詮は保険にしかない彼の力…なら、精霊は殺すに限ります!」

 

そう言った彼女は私達に向けて大量のミサイルを放ってきた。それを見た琴里ちゃんはそれに対して悠然と手をかざし、焔を使って飲み込ませた。

 

琴里「神威霊装・五番(エロヒム・ギボール)!」

 

琴里ちゃんは着ていた服を焼いたあとにそれを上書きするように霊装を纏った。

 

折紙「くっ……狂三ちゃん!」

 

狂三「えぇ!よろしくってよ!」

 

折紙&狂三「顕現武装!」

 

絶滅天使(メタトロン)

 

刻々帝(ザフキエル)

 

私たちもスピリットギアを使ってスピリットユニットを纏って琴里ちゃん達のサイドに立つ。その後に琴里ちゃんがこう言い放った。

 

琴里「ふん……随分と行儀の悪い武器を使うわね?」

 

ヨル「ブラック・リコリスの能力はこれだけじゃない!兵力随意領域(ナイトテリトリー)、現れなさい、リコリスガーディアン!」

 

そう言った彼女が魔法陣から召喚したのは騎士の鎧を思わせる戦闘員…それがなんと無数にいたのだ。

 

琴葉「くっ……やるしかないな!」

 

ツーサイドライバーを腰に装着した琴葉くんはバットバイスタンプを取り出して起動。それをドライバーのオーインジェクターに押印して装填する。

 

バット!

 

『Confirmed!』

 

士道「お!おい!こんなところで暴れたら!」

 

琴葉「大丈夫!修理費はたぶん父さんが出してくれるから!」

 

『Eeny, meeny, miny, moe♪』『Eeny, meeny, miny, moe♪』

 

未来「ちっ……仕方ねぇな。」

 

9.1.3.0

 

『Standing by』

 

琴葉&未来「変身!」

 

『バーサスアップ!』

 

『Precious!Trust us!Justis!バット!』

 

『仮面ライダーライブ!』

 

Complete!

 

ヨル「仮面ライダーもお揃いですか。これを確かめるには…ちょうどいい!」

 

琴里「ヨル・ブライア…あなたはもう少し賢明な人かと思っていたのだけれど……警報も鳴っていない、避難もできていない中でミサイルぶっ放すようなクレイジーな女だったなんて知らなかったわ。」

 

ヨル「精霊を倒すためには手段を選ばない…それが私のポリシーですから。」

 

折紙「ヨル…アナタッ!」

 

ヨル「さぁ、ここで決着を着けましょうか鳶一折紙。」

 

今ここから、精霊&仮面ライダーvs 棘姫の闘いが始まろうとしていた。

 




次回

・決戦!ブラック・リコリス!


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・決戦!ブラック・リコリス!


〜黒き彼岸花が起こす出来事は最悪か…それとも希望か…今、折紙とヨルの精霊を賭けた戦いが今、始まる。〜


 

ヨル「さぁ、どこからでも掛かってきなさい!」

 

狂三「いきますわよ。無数ノ弾頭(オール・ギミッツ・ミサイル)!」

 

狂三が無数ノ弾頭(オール・ギミッツ・ミサイル)をヨルに放とうとしたが、彼女はそれをブレードで次々と撃ち落としていく。

 

折紙「なら次は私が!」

 

そして次に私がヨルと距離を詰めて剣で反撃しようとしたが、彼女は恐るべき力で私を地面に叩き落とした。それは…

 

ヨル「ストーンエッジ。」

 

無数の硬い尖った石だ。それが私に降りかかったと同時に他の尖った石もみんなに降り注いでしまう。

 

琴葉「痛っい!?なにこの尖った岩!」

 

未来「ちっ……アイツ、油断も好きもないな。」

 

だが私はヨルが発言した必殺技の名前で何となくどこからの技なのかを把握した。それは…

 

折紙「これは……まさかポケモンの技!?」

 

琴葉「ぽ、ポケモン!?あのゲームの?」

 

狂三「そんな有り得ませんわ!架空の作品を使った技を魔術で再現したというんですの?」

 

未来「けどそのためにはゲームだけじゃない……見た目とかを使うためにアニメを見る必要もある!」

 

ヨル「その通り……このブラック・リコリスの改造は研究員に任せましたが…私自身が纏っているISはその技を魔術で再現したものです。例えアナタ達がどんな技を使おうとも……私には勝てませんよ?」

 

琴葉「あなた……調子に乗ったみたいだね!」

 

必殺承認!

 

未来「琴葉!無理だ!」

 

琴葉「うるさい!」

 

バットジャスティスフィニッシュ!

 

琴葉くんは白い蝙蝠を右足に纏って飛び蹴りをはなとうとしたが…

 

ヨル「冷凍パンチ。」

 

彼女が右のアームから冷気を纏い、それを使った強力なパンチを使い、琴葉のジャスティスフィニッシュと対等する。そしてその後、琴葉くんはライダーキックの姿勢のまま凍らされ、そのまま落下。

 

覆われた氷が砕けると同時に強制的に変身を解除させられ、そのまま気絶してしまった。

 

未来「琴葉!ちっ……」

 

未来ちゃんは短気で苛立ったのかネオカイザフォンからミッションメモリを抜き、それをカイザネオポインターに差し込む。

 

ready…

 

未来「終わりにしてあげるよ……!」

 

EXCEED CHARGE!

 

未来ちゃんはゴルドスマッシュをブラックリコリスに放ち、大ダメージを与えた。それを見た未来ちゃんは満面の笑みを見せながらこう言い放った。

 

未来「やったか?」

 

ヨル「ちっ……精霊を守る無能な人間め!」

 

そう言った彼女は今度は右の翼をなんと剣に変え、それを鋼鉄の塊……いや寧ろ剣ぐらいの硬さに強化した。それはまるで尻尾のようだった。

 

ヨル「アイアンテール…」

 

未来「なっ!?」

 

硬い尻尾を模した翼で今度は未来ちゃんを叩き落として変身解除に追い込んでしまった。

 

折紙&士道&琴里&狂三「未来!(ちゃん!) (さん!)」

 

折紙「くっ……狂三ちゃん!琴葉くんと未来ちゃんをお願い!」

 

狂三「承知しましたわ!」

 

狂三ちゃんはワープで琴葉ちゃんのところまで行き、彼を抱えて次に未来ちゃんを抱えて戦線離脱。私と琴里ちゃんだけがヨルと対抗する状況になってしまったが…

 

琴里「ガッハゴッハ……」

 

折紙「琴里ちゃん!」

 

士道「琴里!」

 

どうやら彼女の身体も限界に近づいてきたようだ。

 

ヨル「どうやら……終わりのようですね。撃砲装置(バスターシステム)起動。目標……炎の精霊イフリート!」

 

そういうとブラックリコリスの片翼がキャノン砲のような物に変化。それを苦しんでいる琴里に照準を合わせ、放つ先から紫色のエネルギーを収束する。

 

ヨル「これで終わりです……竜の息吹!」

 

士道「やめろおおおおお!」

 

竜の息吹が琴里に放たれて絶対絶命……かと思っていたその時だった。その砲撃を一瞬にして打ち消した人物が2人ほど現れた。ギターの音が遊園地中に鳴り響き、ブラックリコリスを怯ませた。

 

ヨル「くっ……何やつ!」

 

私達が頭上を見るとそこには水着の上に霊装を武装した十香ちゃんと一華ちゃんが宙に浮いていた。

 

士道「十香!」

 

十香「うむ、無事か。シドー、琴里、折紙、それと狂三も。」

 

狂三「えぇ、何とか…それよりも四糸乃さんは大丈夫なんですか?」

 

一華「大牙と零瑠が見てるから大丈夫。それに令音さんもいるし。」

 

折紙「一華ちゃん…」

 

一華「十分に戦力を削られたね。あの化物。相当の強者みたいだね?」

 

折紙「何か手はある?」

 

一華「まずはこの2人を下がらせた方がいいんじゃない?」

 

十香「あぁ…シドー、ここは私たちに任せて、早く逃げろ!」

 

士道「でも……それじゃあ!」

 

十香「いいから早くするのだ!」

 

一華「そんなに長くは保たないんでしょ?」

 

折紙「コイツの相手は私達が引きつけるから!」

 

士道「みんな悪い!」

 

そう言った五河くんは琴里ちゃんを抱えながら誰も見えない場所に向かった。

 

ヨル「くっ……そこまで邪魔をしますか…鳶一折紙!」

 

折紙「これ以上…アナタの好きにはさせない!」

 

十香「折紙の言う通りだ。琴里は士道と同じく、我らの恩人だ。貴様に討たせるわけにはいかん!」

 

一華「それに……せっかくのオーシャンパークが台無しよ!一応私のサポーターなんだからね!弁償を承知の上で覚悟しておきなさい!」

 

ヨル「ほざけ!ロックオン!」

 

ヨルが私達に狙いを定めたあと、無数のミサイルを放ってきた。私達はそれを避けたり、撃ち落としたりして対処していく。そして五河くんは…

 

ーーー

 

琴里「しっ……しどぉ……」

 

「大丈夫だ──すぐに、なんとかしてやる……ッ!」

 

士道の後ろでは爆発音が聞こえる。折紙、十香、一華の3人が善戦をしているとはいえ一華がいるものの、霊力が完全に戻っていない十香、そして未だに基本フォームの折紙では巨大な兵装を身につけたヨル相手にはかないっこなかった。

 

士道「よし……大丈夫か、琴里?」

 

琴里「えぇ、なんとか…ね。まさか、あのデカパイ女が助けるとはね?」

 

誰もいない遊園地のアトラクションの陰に身を隠した士道は抱き抱えていた琴里を降ろしてしまう。

 

士道「琴里。」

 

琴里「ふぁ、ふぁい!」

 

今の彼の耳には必須であるインカムがない。琴里、イフリートの好感度がどうかも分からない状況で

 

士道「琴里。おまえは俺の可愛い妹だ。この世で一番の、自慢の妹だ! もうどうしようもないくらい……大好きだ! 愛してる!」

 

琴里「ふ……ッ、ふぇ──っ!?なに言ってるよ士道!?」

 

ヨル「くっ……またそうやって霊力の封印をぉ!」

 

ヨルが忙しい2人に割って入ろうと、ミサイルを放とうとする。だがそれを十香が鏖殺公(サンダルフォン)、折紙が絶滅天使聖剣(メタトロンカリバー)で防ごうとした。

 

士道「琴里……ッ! おまえは俺のこと、好きか!?」

 

琴里「そ、そんなこと急に言われても──」

 

ヨル「くぅ……せぇーーれぇーーー!」

 

十香「させるか!」

 

一華「止まれっ!」

 

士道「琴里!」

 

琴里「あ、あぁっ……もうッ!」

 

十香ちゃんと一華ちゃん、そして私が必死に止めようとしている間に五河くんは琴里ちゃんを見つめてそれを発言。彼女は視線を巡らせ、こう言い放った。

 

琴里「好き! 私も好きよ! おにーちゃん大好き! 世界で一番愛してる!」

 

士道「琴里!」

 

それを聞いた士道は決意を固め、琴里の唇に自分の唇を重ねた。琴里は自分に暖かく優しい何かが流れきていたのを感じ、それと同時に5年前の記憶が流れてきた。

 

琴里「思い……出した。あのとき……私は──あの、”ナニカ”に──精霊にされたんだ。」

 

士道「琴里…」

 

折紙「(よかった。これで何とか封印が…)」

 

と油断をしていた時だった。ヨルが辺りの隙をついめ折紙を拘束してしめあげようとしたのだ。

 

ヨル「アナタだけを倒せば……私はSTAの最高指導者となる…お前は私の最初の犠牲者です!」

 

狂三「はっ!折紙さん!ダメッーー!!!」

 

ヨル「はははは!アナタはここで朽ち果てなさい!」

 

その言葉を放ったヨルが折紙を抑えつけた状態でトドメをさす瞬間。その出来事は一瞬にして起き始めた。

 

ダチュン!バァーン!

 

ヨル「なっ!?ISの装甲が!?」

 

折紙「今だっ!」

 

どこから発射されたか分からない弾丸が折紙の拘束から解放、一瞬の出来事にヨルは困惑するのであった。

 

折紙「ヨル・ブライア。遊園地の人達……他人を巻き込むことの重大さ……ここで思い知るといいわ!」

 

そう言ったあと、私の前に赤いスピリットオーブが現れた。士道が琴里の力を封印したことで産まれたオーブ。それを手にした折紙は琴里を一度見つめてこう言い放った。

 

折紙「ふぅ……琴里ちゃん。力借りるわよ?」

 

琴里「えぇ!思いっきり私の力をアイツにぶつけなさい!」

 

そして私は灼爛殲鬼スピリットをオーブをスピリットギアに余っているスロットに装填する。

 

ミキシング・コントロール!

 

折紙「ミキシング顕現武装。」

 

絶滅天使メタトロン!CROSS 灼爛殲鬼カマエル!

 

琴里の霊装を混ぜ合わせたスピリットギアスーツを纏った私は斧とハンマーを合体させた武器を取り出した。だが見た感じは機械的である。

 

折紙「さぁ……ファイナルラウンドよ!」

 

そしてもう一度ヨルと距離を詰めて攻撃しようとしたが、彼女はまた冷凍パンチを繰り出そうとしていた。

 

ヨル「冷凍パンチ!」

 

だが、彼女の冷凍パンチを武器で何とか防いだ。だがこれを喰らったことによって武器は凍るはずだったが…

 

ピキピキピキピキ!バリッーーン!

 

ヨル「なっ!?」

 

折紙「私が使う灼爛殲鬼は……琴里ちゃんよりも強い!」

 

そう言った私はハンマーに付いているマフラーのようなものから大量の炎と煙を吹き出す。そしてそれを使って彼女を壁に叩きつけた。

 

その影響で後ろに装備されていたブラックリコリスが分裂。それを見てヨルは驚きの表情を隠せなかった。

 

ヨル「ぐっはっ!?くっ……まだ終わらない。私にはまだ1つISがある!」

 

そう言った彼女は先程のブラックリコリスを彷彿させたISを纏っていた。しかし今の私にはその力は通用しない。なぜなら…

 

折紙「人間と精霊が争わない平和な世界を夢にしてるから!」

 

そう言った私はハンマーから高出力の煙を吹き飛ばし、それを上空に吹き飛ばしていく。そして背中から絶滅天使の翼を広げ、天高く登ってヨルを過ぎたあとに全身に炎を纏った。

 

そして…

 

折紙「プロミネンスエンジェルシュート!」

 

という大牙と零瑠も顔負けなライダーキックを放って地面に突き飛ばした。そして…彼女は纏っていたISを強制的に解除してしまった。

 

ヨル「くっ……クソォ……」

 

ヨルはその言葉を放ったあとを最後に気絶してしまっのだった。

 

狂三「まさかあれほどの強敵を打ち倒すとは……流石ですわ折紙さん!」

 

折紙「狂三!」

 

琴里「上出来だわ。まさか私の灼爛殲鬼を上手く使いこなせるなんてね?」

 

折紙「ありがと、琴里ちゃん。」

 

十香「ヨルはどうするんだ?」

 

一華「とりあえず拘束してラタトスクに身を引き取るしかないわね。」

 

しかし私はどうしても気になることがあった。自身を拘束から解除してくれた人物だ。その者を考えながら私は深く考えるのであった。

 

折紙「あの銃弾……一体どこから?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英澄「これは俺からのサプライズムーブだ…またこの世界で…いや、一緒に戦える日が近いかもしれないな?」

 




次回

・琴里の容態と別世界の大牙


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・風待テンペスト:朝昼ウェザー
・琴里の容態と別世界の大牙



ではどうぞ。


 

数日前……スフィア天界。

 

ここにある人物が初めて来訪してきた。

 

英澄「ここがスフィア天界か。なかなかいい場所だな?」

 

浮代英澄。ハイスクールDxDの世界の駒王ライダー部に所属する部員で、ライダー部のなかで1番の強さを誇る人物。チェイスグランプリの一件以降、スフィア天界との連絡手段などの契約をし、支援物資などをいつも送られてくるのだ。

 

そんな彼が今回スフィア天界にきた理由はある事をスフィア天界の長、ロイヤルに伝える為だった。英澄はスフィア天界にあるロイヤルパレスの門に向かい、パレスを守っているトルーパーに声をかける。

 

英澄「すいません、女神ロイヤル様に会いたいのですが、入らせて貰えないでしょうか?」

 

スフィアガード「少し待っていろ。」

 

そう言ってフェイズIIクローン・トルーパーアーマーを改造した装甲を纏った兵士が連絡を取り合う。そして…

 

スフィアガード「いいぞ。入れ。」

 

スフィアガードが門を開くとそこには女神ロイヤルがいた。さらにその隣には如月戦兎の上司でもある女神、ロアがいた。

 

英澄「あれ?アンタは…」

 

ロア「女神ロアといいます。直接会うのは……初めてですね?」

 

英澄「えぇ、チェイスグランプリの一件はありがとうございました。お陰でレナも元気です。」

 

ロア「それは良かった…それで、今回はなんの用で?」

 

英澄「実は…」

 

スフィア天界にあるロイヤルパレスの門にやってきた。

 

英澄「すいません。浮代英澄と言うんですけど……ロイヤル様はいますでしょうか?」

 

スフィアガード「少し待っていろ。」

 

そう言ってフェイズIIクローン・トルーパーアーマーを改造した装甲を纏った兵士が連絡を取り合う。そして…

 

スフィアガード「いいぞ。入れ。」

 

スフィアガードが門を開くとそこには女神ロイヤルがいた。さらにその隣には如月戦兎の上司でもある女神、ロアがいた。

 

英澄「あれ?アンタは…」

 

ロア「女神ロアといいます。直接会うのは……初めてですね?」

 

英澄「えぇ、あの時の一件はありがとうございました。お陰で皆は元気です。」

 

ロア「それは良かった…それで、今回はなんの用で?」

 

英澄「実は…」

 

俺はタイクーンとバッファが正体不明の敵に襲われたことを話した。その人物は黒いフードを被っており、姿が全く見えていなかった。

 

英澄「てな理由なんですけど。」

 

ロイヤル「それはどう考えても妙ね…何か気になることはありますか?」

 

英澄「いえ特には……あ、けどドラゴンレイズバックルを使ったあと……それがブーストみたいに去っていったんです。」

 

ロア「それは妙ですね…(煉くんがやった事は隠さなきゃ…)」

 

ロイヤル「事情は分かりました。こちらでその人物の調査をしてみます。」

 

英澄「お願いします。」

 

ロア「ふぅ……英澄くん。少し頼み事をお願いしてもよろしいでしょうか?」

 

英澄「頼み事ですか?」

 

ロア「例の鳶一折紙は知っていますね?」

 

英澄「えぇ、確かその世界で煉さんがスフィア・リムに現れた空間震について調べてるんですよね?」

 

ロア「えぇ……けど最近、その世界で不穏なエネルギーを感じました。アナタにはその世界に向かって調査をお願いしてほしいんです。」

 

英澄「わかりました……着いたら煉さんにもその事を伝えてみます。」

 

ロア「頼みましたよ?」

 

するとロイヤル様が解明が終えた監視カメラの写真を渡してきた。

 

ロイヤル「監視カメラで撮った写真を解析してみたけど…黒いフードの下はやはり何も見えなかったわ。」

 

英澄「ありがとうございます。」

 

ロイヤル「それと、新しい調査には新しい力がいるでしょ?」

 

と言ってロイヤル様がアタッシュケースの中身を開ける。そこに入っていたのは…

 

英澄「これは…」

 

ロイヤル「レーザーレイズライザーよ。まだブーストマークIIは制作中だから待っててね?上手く使えるかはアナタ次第よ?」

 

英澄「ありがとうございます。ところで…」

 

ロイヤル「アナタにコマンドツインバックルを渡した人よね?それなら今こちらで調査中だわ。」

 

英澄「ありがとうございます。」

 

それから数日後…

 

煉「なるほど……通りで俺がそれに気づけなかったわけだ…」

 

英澄「感じなかったのか?その不穏なエネルギーって奴は…」

 

煉「あぁ……俺は極天神じゃないからな。これ程のパワーは知らない。」

 

英澄「なら……俺もそろそろ準備しないと。」

 

煉「準備って……お前まさか。」

 

英澄「そ、来禅に転校さ。」

 

煉「流石。スター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズは伊達じゃないな?」

 

そして折紙たちは…

 

折紙「琴里ちゃん。容態は大丈夫そうだよ?」

 

狂三「よかったですわー……これでひと段落ですかね?」

 

折紙「ま、何もなきゃそうだけど…」

 

と私がそう思っていた時だった。頭上から隕石が私達の前に落ちてきた。落下した衝撃で私達は尻もちをついてしまったが……

 

大牙(Another)「はっはっはっはっは!
我の名は天導大牙。我が名をしかと記憶に刻むがいい!」

 

折紙「あれ?大牙くん?」

 

大牙「俺ならここにいるぞ?」

 

本来の大牙くんの声が聞こえたので後ろを振り向くとそこには普段の大牙くんと零瑠、そして一華ちゃんがいた。

 

一華「ワァオ!大牙にそっくりな奴がいる!しかも凄い威圧感!」

 

そんななかでもう1人の大牙くんは私をジッーと見つめていた。すると…

 

大牙(Another)「恋だ。」

 

折紙&狂三「はぁ!?」

 

そんな彼が私に近づいて手を握り、衝撃の発言を発し出す。

 

大牙(Another)「我は君に恋をした!」

 

折紙「えぇ!?」

 

狂三「はぁい!?」

 

大牙&零瑠「えぇ…(゚ロ゚;)エェッ!?」

 

一華「まぁた癖の強いキャラがきた…」

 

大牙(Another)「美しいにも程がある!我が今まで手篭めにしてきた中にすら、これほど我好みの女はいなかった!」

 

折紙「え、あぁ、えぇ!?」

 


大牙(Another)「そうだ!そんな些事なことより、我が眼前の少女の圧倒的な美しさに、我は心奪われた!!この気持ち、まさしく愛だ!!」 


 

折紙「え、えぇーーーーー!?」

 

狂三「ちょっ…ちょっ……ちょっと待ってくださいまし!折紙さんは既に私と婚約しておりますの!アナタが不倫させようとするのは許しませんわよ!」

 

大牙(Another)「なんだと!?」

 

狂三「折紙さん!行きますわよ!」

 

折紙「え?あ、ちょっ!?狂三ちゃん!?服を引っ張らないで!?ちぎれちゃう!やめて!ああぁっーーーー!?」

 

大牙「あ!おい!」

 

一華「待ってよ!2人とも!」

 

零瑠「狂三の奴……ヤケにイライラしてるな。」

 

別の世界から来たであろう大牙くんと出会った私達。この後、精霊を巡る波乱のバトルが始まることを私達は知らなかった。

 

大牙(Another)「必ず……我の手中に!」

 





天導大牙(Another)
 CV:斉藤壮馬



年齢:20代前後


性別:男


身長:190cm


体重:80kg


一人称:我(と書いてオレ)
二人称:貴様/お前/名前


好きな物:自分、財宝、美味い飯や酒、良い女


嫌いな物:特に無し


容姿:金の装飾がついた黒い軍服を着た大牙



いつもの大牙や折紙世界の大牙とはまた別の世界からやってきた天導大牙。



一人称は「我(オレ)」。

いつもの大牙より何割かは話の分かるといっても、傲岸不遜で、傍若無人な性格は変わらず天上天下唯我独尊を地で行く男。だが冷酷であっても残忍ではなく、惚れた女には常に紳士的な態度で接し、惚れた女のためなら文字通り命をかけることさえ厭わない。



また武人として誇り高く、戦いでは正面からの一騎撃ちを好む。また饒舌かつ無駄好きでもあるが、自分でもそれを悪癖と心得ているため、場の空気を読まない言動は行わない。



とは言えすでに成人していることもあって自分の行動に責任を持てる範囲でやらかし、さらには折紙世界やいつもの大牙よりも頭がキレるため、よりタチが悪くなっている。

本代翔人という名前で来禅高校の教師もしている。



イメージはプロトギルと賢王ことキャスターのギルガメッシュを合わせたような感じ。



本作においては折紙に一目惚れし求婚。「我が姫」と呼び、己が妃にしようと目論み猛烈なアプローチをかける。



戦闘スタイルは彼オリジナルのスタイルを除けば、ギーツコラボ前のいつもの大牙とほとんど変わらない。



二刀流と徒手空拳を織り交ぜた近接格闘戦を得意としてる他、遠距離や魔法も得意とするオールラウンダー。



サンプルセリフ


「我の名は天導大牙。我が名をしかと記憶に刻むがいい」


「美しいにも程がある!我が今まで手篭めにしてきた中にすら、これほど我好みの女はいなかった!」


「そうだ!そんな些事なことより、我が眼前の少女の圧倒的な美しさに、我は心奪われた!!この気持ち、まさしく愛だ!!」 


次回

・台風の子、天気の子



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・台風の子、天気の子


修学旅行編、スタートです。最近、ポケモンSにハマっててなかなか小説が進みません…


 

五河くんが琴里ちゃんの霊力を封印して2週間後、待ちに待った修学旅行がやってきた。色々と下準備をした私達は或美島へとやってきた。

 

十香「おぉ!なんだか清々しい気分だなシドー!」

 

士道「あぁ、なんというか…気持ちがいい。」

 

皆が修学旅行を楽しみにしている時、1人だけ嫉妬じみた顔をしている人がいた…それは…

 

狂三「ぐぬぬぬぬぬ…なんであの方がぁ…」

 

そう、狂三だった。修学旅行に来て何故かイライラしているのは…

 

翔人「ははははは!修学旅行万々歳!」

 

そう、別世界から来た大牙が本代翔人という名前で来禅高校の教師に就任したのだ。これもう分かんねぇな…

 

珠恵「本代先生、申し訳無いんですが私は宿泊先の方に会うために先に向かうのですが、皆さんを見て貰っても構わないですか?」

 

翔人「うむ、承知した。」

 

そう言ってタマちゃん先生はタクシーで宿泊先の旅館に向かった。そして翔人は…

 

翔人「頼むぞ我が愛しき者よ!共に修学旅行を楽しもうではないか!」

 

狂三「ちょっと!人の交際者に手を出さないで貰いませんこと!?」

 

折紙「よ、よろしく…ーーん?」

 

翔人こと異界の大牙くんに狂三ちゃんが苦言を言い放つなか、私は空港のロビーにあったテレビでやっている天気予報である異変に気づく。

 

折紙「変だ…」

 

大牙「何がだ?」

 

零瑠「あれ…台風がどこに向かうやつだよな?3つあるのがなんか変だよな。」

 

そう、その3つだ。本来ならば八舞姉妹の決闘の影響で2つの台風が現れる事がある。だが、今回は私の世界では3つあるのが不思議に思ったのだ。

 

折紙「どうして台風が3つなんかに…」

 

色々と異変に感じた私は或美島にある旅館にやってきた。すると私個人的な通信がかかってきた。相手は琴里ちゃんだった。

 

折紙「どうしたの琴里ちゃん?」

 

琴里『ごめんなさい。緊急の要件でアナタに連絡したの。』

 

折紙「緊急の連絡?」

 

私がそう言い放つとアイモニターにクロストラベルと言う会社のサイトが表示される。

 

折紙「これは?」

 

琴里『クロストラベル…DEMインダストリーの系列会社よ?』

 

折紙「これがどうしたの?」

 

琴里『DEMはラタトスクの母体になってるアスガルド・エレクトロニクスを除けば世界で唯一、顕現装置リアライザ造れる会社。だけど実はここだけの話、目的はフラクシナスと正反対、精霊の積極的な殲滅よ。』

 

折紙「つまりこの修学旅行は仕組まれてる可能性があると?」

 

琴里『可能性はね?修学旅行費用全部会社持ちって話でクロストラベルがPRのためと称して来禅高校に接触してきた可能性があるわね?』

 

折紙「なるほどね…なら、私も気になる事があるからそっちも警戒しておく。」

 

琴里『気になること?』

 

折紙「精霊絡み…って言った方が楽だね。」

 

琴里『はっはーん…なるほどね。』

 

そんでもって宿泊先の旅館にやってきた私達。私はこの旅行がDEMに仕組まれている事を話した。

 

大牙「となると…十香と一華が危ないな?」

 

零瑠「畜生、完全に嵌められてるな…」

 

折紙「とりあえず、対策は考えてみるよ。」

 

大牙「気をつけろよ?」

 

折紙「うん。…ん?」

 

私達が会話をしている頃、外の様子を見ると大嵐になっていることに気づく。

 

折紙「うわ!?スゲェ大嵐!」

 

大牙「けど…それにしては妙だな?気になるか零瑠?」

 

折紙「へ?」

 

零瑠「行ってみるか大牙?」

 

折紙「えぇ?!」

 

大牙「よし、行こう。」

 

折紙「うそぉーーーん!?」

 

大牙くんと零瑠くんは先生が目を離している隙に旅館を出る。私はその2人を止めるために後を追いかける。そして上空を見上げるとそこには2つの光を放つ存在が闘ってる様だった。

 

すると私達のところには洗濯機とかゴミ箱、さらにはデカいボードまでもが現る。

 

SPIRIT BREAKER!

 

大牙「おらっ!」

 

スピリットブレイカーを取り出した大牙くんは飛んできたデカいボードを真っ二つに切り落とした。零瑠くんも色々と避けながら戦っている光の様子を見る。

 

零瑠「あれ……もしかしたら精霊なんじゃないか?」

 

大牙「零瑠、それマジで言ってるのか!?」

 

零瑠「それ以外なんだっていうんだ!」

 

折紙「零瑠くんの言う通りだと思う。」

 

大牙「へっ?」

 

そう言ったあとに上空にその存在同士が衝突。凄まじい衝撃波が私達を襲った。そして衝撃波を発生させたであろう二つの存在は私達の間に挟みながら、地面に足を付けた。

 

「く、くくくくく…」

 

零瑠「おぉ……セクシィ…」

 

大牙「落ち着け零瑠…」

 

顔立ちがそっくりでオレンジに近い髪色の女が2人、私達の前で睨み合っていた。恐らく双子だろうが、1人は髪を後頭部で結い上げ、霊装の右手首と右足首にに引き千切られた鎖の付いた錠を付けていた。

 

もう1人は髪をサイドはゆるい縦ロールに、バックは三つ編みにした常にジト目のような半目の少女。先程の女の子とは対象的に左足首に鎖の付いた足かせ、首に引き千切られた鎖の付いた錠を付けている。

 

耶倶矢「やるではないか夕弦。流石は我が半身と言っておこう。この我と25勝25敗49分けで戦績を分けているのだけの事はある。だが、それも今日で終いだ!」

 

夕弦「反論。この100戦目を制するのは、耶倶矢ではなく夕弦です。」

 

耶倶矢「ふっ、ほざきおるわ。いい加減、真なる八舞にふさわしき精霊は割れと認めたらどうだ?」

 

夕弦「否定。生き残るのは夕弦です。耶倶矢に八舞の名はふさわしくありません。」

 

耶倶矢「無駄なあがきよ。我が未来視(さきよみ)の魔眼にはとうに見えておるのだ!」

 

折紙「なんかマズイことになってる?」

 

耶倶矢「次の一撃で、我が颶風を司りし魔槍(シュトゥルム・ランツェ)に刺し貫かれる貴様の姿がな!」

 

夕弦「指摘。耶倶矢の魔眼は当たった例ためしがありません!」

 

耶倶矢「うるさい!当たってるからね!絶対に当たってるから!」

 

大牙「なにやってんだアイツら?」

 

零瑠「ただの決闘じゃねぇか?俺達も混ざろうぜ?」

 

大牙「だな。」

 

折紙「あ!待った!まだ何か来て…」

 

と私が2人を制止しようとしたが、どうも戦いたくてしょうがなく挑もうとした時、上空からもう1つの光が降り注いできた。

 

???「耶倶矢!夕弦!こら!」

 

折紙「え?」

 

大牙&零瑠「へ?」

 

耶倶矢「ひぃ!?お姉ちゃん!?」

 

夕弦「驚愕、お姉様!?」

 

???「あれ程喧嘩しちゃダメだって言ったでしょ!?」

 

耶倶矢「けどさっき夕弦が私のシュークリームを食べて!」

 

夕弦「否定、耶倶矢が先に手を出したのが悪いです。」

 

耶倶矢と夕弦と名乗る双子の女の子を止める十香ちゃんよりも大きいお胸を持っていてその双子と同じ髪色をした女の子だった。あれは確か…八舞耶倶矢、八舞夕弦の本来の姿、風待八舞…なんで2人の本来の姿と同時に耶倶矢と夕弦が顕在化してるのかな?

 

夕弦「要求、今すぐに美味しいものを所望します。」

 

耶倶矢「あ!私も美味しいもの食べたい!」

 

八舞「はいはい分かった分かった。……ん?」

 

折紙&大牙&零瑠「( ´ºωº` ) ( º ⌓ º ) ( ゚Д ゚)」

 

私達はこの状況に追いついていけず、困惑するのであった。

 

折紙「あの、風待さん?」

 

八舞「(私の名前を知ってる…) なに?」

 

折紙「とりあえず……お茶しない?」

 

八舞「こんな天気で!?」

 

と思っていたその時、あれほど大嵐だった天気が急に晴天に変わり始めた。双子は愚か、大牙くんと零瑠くんもホットした表情を見せたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜「全く…またあの双子が喧嘩してるの?野菜を届けるのが大変だっていうのに…ま、アタシが野菜を無事に届けられるからいいかな?」

 





朝昼 夜(あさひる よる)CV:堀江由衣

誕生日:7/19(『天気の子』公開日)

容姿:天野陽菜(天気の子)

星座:蟹座

身長:210cm

好きな食べ物:野菜全般

好きなもの:空模様

嫌いなもの:子供(嫌いと言うより苦手)

一人称:アタシ 二人称:アンタ、お前 名前呼び

十六夜煉から力を授かり、精霊となった高身長の女性。田舎に住む人間であったが、昔から天気をこよなく愛しており、将来は気象予報士になるのが夢であった。

精霊となった後、天候を操って作物や土壌を潤わせ、台風や暴風等を引き起こさせない等をして、田舎町の助けとなってきた。天宮市には、その時に育てた野菜を売りにやって来た。

料理を得意とする精霊サーシャとは店の取引先農家が夜の住む田舎に住んでることから仲良くしている。

神威霊装:番外2番(アナザーツー)
天女のような和装服だが、腰のベルトに無数の宝石を身に着けている。腰の宝石はそれぞれの天気を意味する紋章が刻まれている。

天使:天候記録(アカトリエル)
発現する天使。天候を自在に操るという、シンプルにして最強の力。

ヤドクガエルや大雪を季節に関係なく振らせたり、台風を起こしたり、そよ風を起こしたり、大雨やヒョウをマシンガンのように降らせたり、雷を落としたり等、天候に関する事なら何でも出来る。

次回

・風待の姉の天気の精霊


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・風待の姉の天気の精霊


風待八舞 CV内田真礼

身長 180cm

スリーサイズ B102/W66/H98

好きな物 ケーキなどのスイーツ

嫌いなもの お化け

本来であれば耶倶矢と夕弦の元になり、その2人が合体した姿であったものの、前世で秋葉原で買い物をしていた帰りにトラックに轢かれた女性が憑依転生した。そこまでは良かったが、来世の母が産んだ双子をアーマーガア経由で預かり、母の代わりに育ててきた。

2人の口調が合わさった様な喋り方ではなく、普通の喋り方で接する。

前世は地味な眼鏡っ娘である。



 

耶倶矢「お姉ちゃん見て!見たことがないものがいっぱい!」

 

夕弦「驚愕、こんな場所は見たことがありません。」

 

八舞「ちょっと2人とも!あまりはしゃがないでよ!」

 

折紙「めちゃくちゃ元気だね。」

 

八舞「喧嘩しなければそうなんだけど…」

 

大牙「仲がいいことが見える。いいことじゃねぇか?」

 

零瑠「てか、そろそろ教えてくれよ?お前たちはどんな精霊なのか。」

 

八舞「うーん……教えてあげてもいいけど、その前に。」

 

大牙&零瑠「?」

 

八舞「ちょっと、折紙と2人きりにしてくれない?」

 

そう言われた大牙くんと零瑠くんは耶倶矢、夕弦のところへ向かった。そして私と八舞ちゃんは近くにあった席に座り込む。

 

折紙「何のつもり?」

 

八舞「まぁまぁそう焦らないで転生者さん。私はアナタと会うのがとても楽しみだったのよ。」

 

折紙「転生者って……アナタまさか!」

 

八舞「そ、私も一応転生者なの。秋葉で買い物してた帰りにトラックに轢かれちゃってさ?」

 

折紙「よくあるテンプレ転生…」

 

八舞「ま、私が耶倶矢と夕弦と本来の姿である風待八舞に転生したから、あの2人が現れる……ことなんてなかったんだけどね。」

 

折紙「でも現れた……どうやって?」

 

八舞「コウノトリの逸話は知ってる?」

 

折紙「あぁ、確か北ヨーロッパの信仰である…」

 

八舞「日本じゃ、「シュバシコウ」という鳥が運ぶんだけどね……ある日、私のところに1匹のアーマーガアが赤ちゃんが入りそうなカゴを持ってやってきてね…そのカゴを覗いて見たら…」

 

あっさりとガラル地方の鳥ポケモンいいやがったコイツ…でも、なんでアーマーガアが?

 

八舞「なんということでしょう……そのカゴの中には双子の姉妹が泣きながら入ったではありませんか…」

 

折紙「さらっと昔ばなし風に変えるんじゃないわよ…」

 

八舞「てなわけで……私が代わりに2人を育ててるわけ。」

 

折紙「でもお母さんじゃないんだよね?」

 

八舞「私を産んだお母さんがたぶんアーマーガア経由で私に託したんだと思う。けど変だなぁ…私の来世のお母さんはこの世界で私を産んだのに……なんでアーマーガアなんか…」

 

折紙「もしかしたら最強のポケモン使いかもよ?」

 

八舞「そんなまっさか〜……」

 

私達かそんな話をしていたその時だった。突如として雲行きが怪しくなり始めた。私と八舞ちゃんは立ち上がり、旅館から空を見つめるが…

 

八舞「まさかあの2人……目を離した隙に戦ってるんじゃ?」

 

折紙「え!?」

 

しかしその予想が大きく外れる瞬間が訪れた。大牙くんと零瑠くん。そして風待の双子が私達のところにやってきた。

 

大牙「折紙、大変だ!」

 

零瑠「明後日に出発する或守島から天宮に向かう便が運休したみたいなんだ!」

 

折紙「えぇ!?」

 

さらに双子は…

 

耶倶矢「姉上!大変だ!我々が力を使ってもいないのに天気が曇ってしまっているぞ!」

 

夕弦「同意、我々はまだ闘っていません。」

 

八舞「ウソ!?」

 

折紙「一体なにが起きてるの?」

 

突如現れた台風に驚きを隠せなかった私達。すると先程まで酷い天気だった空が急に晴れ出した。これまた急な出来事にまたもや困惑する私達…するとそこに…

 

夜「全く……こんな天気じゃ村の野菜が傷んじゃうよ。なんてことしてくれたかな?」

 

八舞「アナタは?」

 

夜「朝昼 夜、アナタ達と同じ精霊よ?」

 

「「!?」」

 

耶倶矢「やや!?お主も精霊とな!?」

 

夕弦「驚愕、まさか精霊がこんなにいるとは思いませんでした。」

 

夜「ま、とりあえずここじゃ落ち着かないし……どこかゆっくり話せるとこで話そうか。」

 

こうして私達は風待姉妹と共に謎の精霊《朝昼・夜》と話すことになったのだった。一方…

 

???「例の或守島に現れた天気は……例の機械の仕業だと?」

 

執事「はい……そのようでございます。」

 

???「面倒なことになったな……引き続き監視をしてくれ。酷くなったら私が出る。」

 

執事「御意…」

 

???「それにしても…立て続けに十六夜煉の創り出した霊結晶で産まれた精霊が何故現れるのだろうか。ふっ、まぁいい…どのみち私が片付けておく方がいいだろう。」

 

謎の女性は食卓にあるチョコレートケーキを食した後に不敵な笑みを浮かべながら、隠しカメラで映っていた折紙を見つめるのであった。

 

???「鳶一折紙……貴様と会うのを楽しみにしているぞ。」

 




正直、八舞だけにしようかなと思っていたんですが、色々と考えた末に三姉妹にしてみました。

次回

・風の武装機と白い狐


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・風の武装機と白い狐


新しいプリキュア発表されましたね。キャラデザがスーパースターの人だったり、主人公が異界出身で青キュア、プリキュアを変身ヒロインから変身ヒーローをテーマにしているところが斬新でした。

主人公キュアと2人目の声優さんが発表され、主人公のソラことキュアスカイは風都探偵のときめを演じた関根明良さん、そして2人目のプリキュア、虹ヶ丘ましろことキュアプリズム……

プリズム?(マキシマムドライブ!)

……あとは、ヒーリングっとでラビリンを演じていた加隈亜衣さん。

そして妖精エルは古賀葵さん。最近だとパイモンですかね。

キュアウィングとキュアバタフライの声優さんはまだ公開されてないので今後の発表が楽しみです。何気に今回のプリキュアは毎日見る気がする…

では、どうぞ。



 

夜「さてと……どこから話そうかしら?」

 

八舞「アナタは何者なの?イレギュラーの精霊?」

 

夜「イレギュラーだなんて酷いな。こう見えて純粋な精霊なんだよ?」

 

狂三「そうなんですの?」

 

すると彼女は腕を前に出した後に手を開き、そこから火や水、雷雲、雪雲などの丸い塊を召喚し出す。

 

夜「私の天使、天候記録(アカトリエル)天候を自在に操ることができるの。」

 

八舞「なんか戦闘向きじゃなさそう。」

 

夜「失礼な。こう見えてヤドクガエルや大雪を季節に関係なく振らせたり、台風やそよ風を起こしたり、大雨やヒョウをマシンガンのように降らせたり、雷を落としたり、天候に関する事なら何でも出来るんだよ?」

 

八舞「でも……さっきのあの暴風は何なの?あの双子の姉妹がやったわけでもないのに…」

 

夜「あぁあれね?ーーあの天気の仕業は武装機……中に人が乗り、動かす機械の化物よ?」

 

狂三「機械の…」

 

折紙「化物…」

 

夜「どんなメカニズムで嵐を起こしてるのかは知らないけど……きっと恐ろしいマシンに違いないわ。」

 

八舞「誰が仕向けたかは知らないけど……警戒は怠らないようにしましょ?」

 

それを聞いた私達は頷き、今日の日を終えたのであった。一方…

 

豹馬「なに?或守島で武装機が暴れているだと?」

 

アルテミシア「はい……廻さんから映像を渡されました。」

 

そう言われた豹馬はタブレットで再生されている武装機の行動を見つめる。すると何かに気づいたのか、ジッーとある箇所を見つめた。

 

豹馬「腕のところを拡大してくれ!」

 

アレクシア「はい!」

 

そう言われたアレクシアは風の武装機の腕部分を拡大する。そしてその部位に書かれているロゴを見ると険しい顔をしだした。

 

豹馬「御影カンパニー……ちっ、玲王か!」

 

すると豹馬が座っている席のテーブルに乗っている電話が鳴り出す。それを恐る恐る手に取った豹馬は耳に受話器を付ける。

 

豹馬「もしもし?」

 

???「《久しぶりだな?千切豹馬。》」

 

豹馬「お前は…雨祢・シンセシス・サーティ!?」

 

雨祢「《それは昔の名前だ。今は菓彩雨祢だ。しかし、相変わらずの驚愕っぷりだな?》」

 

豹馬「当たり前だ。お前は今まで姿を隠していたからな?」

 

雨祢「《ふっ……そうだったな。知っているとは思うが、DEM以外によからぬ事を考えている奴らがいる…気をつけてくれ。》」

 

豹馬「お前は何をしているんだ?」

 

雨祢「《修学旅行中だ。あの鳶一折紙の事を監視している。》」

 

豹馬「あの異質な奴か。」

 

雨祢「《貴様も警戒しているのだろう?あの女について…》」

 

豹馬「まぁな…」

 

雨祢「《とりあえず…十六夜煉の目的も警戒しつつ、御影カンパニーの行動に注視してくれ。》」

 

豹馬「あ!お前人任せっ!」

 

雨祢「《では健闘を祈る。》」

 

電話相手である菓彩雨祢は豹馬が話そうとしているのにも関わらずに電話を切ってしまった。

 

豹馬「あの野郎…」

 

アルテミシア「豹馬様…」

 

豹馬「とりあえず…ディーバが来るまで警戒は怠るな。」

 

アルテミシア「はい。」

 

一方の私は八舞と一緒に砂浜を歩いていた。あまりにも現れない例の武装機…どんな見た目をしているのやら…

 

折紙「暇だな…」

 

八舞「いつも暇を持て余してる気がするけど?」

 

その場で歩いていたその時だった。別の方角から私達を襲いだした奴がいた。そう、小日向未来だった。

 

折紙「アナタ!なに急に襲って来てるのよっ!」

 

未来「私が精霊になるのに…君は邪魔なんだよ折紙。」

 

折紙「くっ!」

 

八舞「誰だか知らないけど…折紙に手を出さないで!」

 

私はスピリットギア、八舞ちゃんは霊装を纏って未来ちゃんを止めようとするが、そこに予想外の乱入者が現れる。

 

???「苦しいですね。未来ちゃんを一方的に虐めるだなんて…」

 

折紙「なっ!?虐めるって…私達は襲ってきた彼女を!」

 

八舞「てか…自己紹介もしないで襲うなんてどういう風の吹き回し?」

 

響「これは失礼しました…立花響です、よろしくお願いいたします……」

 

折紙「八舞ちゃん気をつけて…この子も精霊よ?」

 

八舞「えぇ!?」

 

響「悪食黒獣(レミエル)…」

 

彼女は纏っていた黒い外套を霊装として顕現させた。その光景に私達は困惑し出す。なぜなら見たことがない霊装と精霊だったからだ。その光景に転生者の八舞は周りに大牙くん達がいないのかメタ発言を発する。

 

八舞「なにあの霊装!原作にはなかったよ!?」

 

折紙「メタイメタイ…」

 

そう言って立花響は精霊の力で刃を生み出す。その光景に私は絶句するしかなかった。

 

響「ビックリしますよね?この精霊はなんでも喰らい尽くすんですよ?」

 

折紙「なーるほど……けど、アナタの獲物になるつもりはないわ!」

 

響「そうはいきませんよ。」

 

そして八舞ちゃんもネオカイザに変身した未来ちゃんに大苦戦。私を含め、その圧倒的な力に追い詰められてしまう。

 

折紙「(未来ちゃん…普段よりも力が増してる。もしかして精霊になる兆候が近くなってるの?)」

 

そしてその木の影で見ていた人物がいた。先程豹馬と会話していた菓彩雨祢だった。

 

雨祢「十六夜煉め、まためんどくさい精霊を送り込んだな。仕方ない…ここは彼女達を助けることに……ん?」

 

彼女が私達を助けるために木から抜けて現れようとするが、先に現れた先客がいた。

 

英澄「何だか面白いことをやってるな?」

 

「「!?」」

 

響「アナタは?」

 

八舞「誰!?」

 

未来「邪魔しないでくれるかな?今とてもいいところだったんだけど?」

 

英澄「ふっ…それはやめた方がいいぜ?」

 

未来「なに?」

 

謎の青いジャケットを着た男性はフードを脱ぐ。その人物は…

 

折紙「あ、アナタは!?」

 

八舞「知り合い?」

 

折紙「この前…オーシャンパークに現れたタキシードの男…」

 

八舞「オーシャンパークって…天宮にあるアミューズメント施設よね?」

 

折紙「(知ってるのかい。)」

 

響「何の用ですか?今取り込み中なんですが?」

 

英澄「楽しそうだから化けて出てきてやったんだぜ?相手をするなら…この俺がしてやるよ。」

 

そういって彼が取り出したのはトリガーの付いたピストルグリップから巴紋や狐火を思わせる意匠のリボルバー弾倉が伸び、そこからマグナムリアクターが繋がった機械的ながらも和テイストでリボルバー拳銃を正面から映したような見た目をした何かを取り出す。

 

それを腰に付いていた黒いドライバーの自分の目線から見て左側に装填する。

 

『SET!』

 

装填されたのを確認した彼は右手を狐のような形に変え、フィンガースナップをする。そして…

 

英澄「変身!」

 

『MAGNUM!』

 

狐のような見た目をした仮面ライダーが私達の目の前に現れた。そう、仮面ライダーギーツ:マグナムフォームだ。

 

『READY FIGHT!』

 

英澄「さぁ、ここからがハイライトだ!」

 





立花響(たちばなひびき) CV 悠木碧

年齢:17歳

性別:女

誕生日:9月13日

血液型:O型

身長:157cm

スリーサイズ:B84/W58/H86

好きなもの:お茶、無花果

嫌いなもの:犬、そら豆、蜜柑

趣味:雑誌の収集

一人称:私 二人称:さん/ちゃん

容姿:髪を腰まで伸ばして片目を隠した立花響


煉が精霊化させた少女で来禅高校に通う2年生の少女であり、折紙たちとは別のクラスの気弱そうな佇まいの少女。

未来と同じくデート・ア・ライブ世界の立花響であるものの、人物としては全くの別人となっており、髪は腰まで伸びて毛先が白く、目の色も灰色になっている。

袖の長い黒い外套を着込んでいて、手首から先が外に出ていない。所謂萌え袖。
白いマフラーを首に巻いている。

性格は温厚、というよりも気弱といった様子で「です」、「ます」口調で話す。

おどおどとつっかえつっかえに言葉を発し、常に何かに怯えているかのように挙動不審気味な態度をとる。

物憂げな印象を与える人物で、自尊心が低い小心な人物。 
ネガティブで自虐的な言葉を頻繁に発する。
その一方でうすら笑いを浮かべて自分や相手の境遇への共感を「痛み」、「苦しみ」と表現するが、それにより躊躇う様子は全く見せない。自虐的とも他虐的とも取れるような不思議かつ物騒な言動の持ち主。

また被害妄想が激しく、少しでもきつく当たられると、周りを無視してたどたどしい喋り方ながらもひたすら自己保身に走ったような内容を話し出す。 

このように見る人が見ればイラっとしてしまいそうな態度をとるのは、彼女が最も大事としているものが自分自身であるためである。


煉曰く「自己愛の塊」。


このため普段こそ怯えたように、自分が傷つかないように振る舞う彼女だが、こと「自己保身」に限れば、誰にも譲らない意志のようなものを見せる。
実際にいざ本当に自分の身が傷つけられたと判断すると、普段の弱腰の態度が一変し、明確な敵愾心を示して相手を殺害しようとする。


この確固たる意志は信念というよりは最早怨念に近く感じられるものであり、気の弱い性格なのは間違いではないが、自分の「敵」になりうるものに対する意識は激しく、むしろ好戦的なぐらいの抵抗力を見せ、徹底的に排除しようとする。

歪んだ在り方だが、これは恐らく彼女の過去が深く関係している模様。


激しい自己愛を除けば割と普通に応対できる相手であり、本作の精霊中トップクラスに警戒心が強いが、心を許すとゆっくり近づいてきてスリスリしてくる子猫のようでもある他、意外に図太く、図々しく、甘え上手でもある。

また煉に救われた過去があるからか、煉に対しては崇拝や信仰に近しいものを抱いている模様。
響にとって煉は師であり「煉さんに代わる人など存在しない」とまではっきり言ってのけ、煉が「初めて出逢った時を憶えているか?」と問いかけに対し、響は「例え人生のすべての記憶を失おうとあの夜だけは絶対に忘れません」と即答するほど。

黒い外套と白いマフラーは煉と出逢った時に貰ったものでとても大切にしている。

簡単に言えばシンフォギアの響の容姿にブルーアーカイブの槌永ヒヨリとリゼロのカーミラ、文豪ストレイドッグスの芥川龍之介の性格を混ぜたようなもの。

彼女の精霊化に使われた霊結晶は煉が作り出した霊結晶の中でも最高傑作と言っても過言ではないものであったが、今までその霊結晶と共鳴する者(煉は精霊化させる際、その霊結晶と最も共鳴した子を精霊化させる)が現れなかった為、煉がASTやDEMの魔術師を狩る(要は殺戮)際に天使のみを使用していたが、霊結晶と最も共鳴する存在、響が現れた為、彼女にその霊結晶を与え、精霊にした。

その為、響の霊結晶には煉の精霊体や神の力が一部、残留しており、本作に登場する精霊の中では煉の眷属であるイズナを除けば文句なしの最強クラス(イズナは煉の眷属であるせいで煉や始原の精霊並みに規格外の存在なため)。


霊装:神威霊装・番外X番(アナザー・テン)

響が着込んでいる黒い外套そのものであり、霊装を顕現させると、霊装としての力を取り戻す。

天使:悪食黒獣(レミエル)

外套を不定形かつ何でも喰らう「黒獣」に変身させ操る天使。

自身の黒外套から黒獣(黒外套を獣へと変化させたもの)に変化させ、そこから刃を生み出して攻撃をおこなう。使用者の響曰く黒獣はなんでも喰らう悪食で、時には空間を含むあらゆる物や他の精霊の天使や霊装でさえも喰らい、切り裂く。

敵を攻撃する「矛」としてだけでなく、空間を断絶させて敵の攻撃から身を守る「盾」としても利用することができる。さらに響自身の成長により、持ち上げられる重さと操れる長さが強化される言わば使い手と成長する天使。

この他にも自身の黒外套を様々な形へと変化させ、それらを自由自在に操る。

その形状によって技名が付いている。

悪食黒獣・顎(あぎと)
黒獣の顎部分が発現され、対象を噛み砕く。

悪食黒獣・叢(むらくも)
黒獣の腕部分が発現される。

悪食黒獣・彼岸桜(ひがんざくら)
巨大な塊の中心から、まるで花が開くように針が幾本も飛び出し敵を貫く。

悪食黒獣・早蕨(さわらび)
地面から棘のようなものが剣山のように生え敵を貫く。

悪食黒獣・獄門顎(ごくもんあぎと)
顎(アギト)よりもさらに大きい顎が発現し敵をそのまま喰らう。

悪食黒獣・連門顎(れんもんあぎと)
顎を複数個発現させ攻撃範囲を増やす。

悪食黒獣・黒波濤(くろはとう)
外套から無数の帯を出現させる技。

悪食黒獣・天魔纏鎧(てんまてんがい)
響単体で悪食黒獣を使う際の最強バージョン。
全身に黒布を張り巡らせることによって、外套に鎧と筋肉の役割をさせる技。

黒獣の使用範囲及び体積は服によって異なり、精霊となった頃は本人の実力が低かったこともあり、近距離でしか展開できなかったが、現在は全距離対応の万能型へと成長している。

しかし本来は中・後衛で真価を発揮する能力のようで、速度と根性骨を併せ持つ前衛を補強してこそと煉は語っている。

元ネタは文ストの芥川龍之介の異能「羅生門」。


サンプルセリフ

「立花響です、よろしくお願いいたします……」

「辛いですね……苦しいですね……まぁ、それが人生のようですし……」

「例え人生のすべての記憶を失おうと、煉さん、あなたと出会ったあの夜だけは、私は絶対に忘れません」


次回

・白い狐は空も舞う。


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・白い狐は空も舞う。


ではどぉうぞ。


 

折紙「仮面ライダー……ギーツ。」

 

英澄「さぁ、ここからがハイライトだ!」

 

そう言った白い狐……仮面ライダーギーツは目の前にいる響ちゃんと未来ちゃんに攻撃を仕掛けてきた。

 

響「なんなんですかアナタは…見苦しいですよ?」

 

英澄「見苦しいねぇ……まぁ、確かにそう見えるのも仕方ないかっ!」

 

未来「ちっ……気に入らないね!君みたいな俺様系男子はっ!」

 

そう言った未来ちゃんはネオカイザエッジで彼を攻撃するが、ギーツはそれを防いでしまう。そしてその彼の後ろをついて悪食黒獣(レミエル)で攻撃をしようとする響ちゃん。

 

響「悪食黒獣(レミエル)(アギト)!」

 

レミエルの力でギーツを噛み砕こうとした響ちゃん。しかし彼はそれさえも一瞬で避けてしまった。

 

響「なっ!?」

 

英澄「悪いが……ここは打ち上げとさせて貰うぜ?」

 

Bullet Charge!

 

英澄「よいしょっ!」

 

TACTICAL BLAST!

 

数発の弾丸を2人に向けて発射するとその弾丸は煙となって爆発した。そして私の腕を掴んで走ろうとする。

 

英澄「ここは分が悪い、逃げるぞ!」

 

折紙「あっ!ちょっと!」

 

そう言われた私達は彼に連れられるままその場から去っていった…

 

響「くっ……逃げられましたか。大丈夫ですか未来?」

 

未来「う、うん……というかさっきのギーツは…」

 

響「スフィア天界からの使者でしょうか…それにしては変です。空間震の調査は煉様が受けているのに…」

 

未来「お前……本当に煉が好きだな?」

 

響「当たり前です…例え人生のすべての記憶を失おうとも…煉さんと出会ったあの夜の事を私は絶対に忘れません。」

 

そして……

 

英澄「もう追ってはこないはずだ……大丈夫か?」

 

折紙「はぁ……はぁ……ありがとう。私は鳶一折紙、よろしく。」

 

八舞「風待八舞よ。よろしく。」

 

英澄「浮代英澄だ。ある任務でこの世界にやってきた。煉さんも知らない事情でな?」

 

折紙「スフィア天界で何かあったの?」

 

英澄「知ってるのか?スフィア天界のこと…」

 

折紙「うん。色々とお世話になっているの。」

 

八舞「私はお母さんがポケモンの研究をしていて…スフィア天界とは情報交換するぐらいの仲で…」

 

英澄「なるほどな…」

 

折紙「それで……英澄くんはどうして私達の世界に?」

 

英澄「スフィア・リムで空間震が多発しているのは知ってるな?」

 

折紙「うん。」

 

英澄「実はそれとは別に謎の反応がこの世界に留まっていたんだ。スフィア天界には色々な猛者がいるんだが……みんな別々の用事で忙しくてな?」

 

折紙「それで偶然にも暇だった英澄くんが?」

 

英澄「そういうことだ。」

 

と、私達がそんな話をしていたその時だった。海中から予想外な物が現れた。それは…

 

ドォーーーン!

 

『《キィエアアアアアアアア!!!》』

 

「「!?」」

 

英澄「なんだあれ?」

 

八舞「風の武装機!?どうしてここが!」

 

折紙「え!?あれが!?」

 

英澄「下がってろ。俺がアイツの相手をする。」

 

折紙「でも!」

 

英澄「さっきの闘いで消耗し過ぎだ。あれは任せろ。」

 

entry…

 

そう言ってデザイアドライバーを腰に装着した英澄くんは見たことがないバックルを取り出した。

 

英澄「久しぶりにこれを使ってみるか?」

 

COMMAND TWIN BUCKLE!

 

折紙「あのバックルは…」

 

SET!

 

英澄「変身!」

 

GREAT!

 

READY FIGHT!

 

エントリーフォームのマスクの上からバイザーのようなゴーグルを装着し、見た目からして非常に簡素なデザイン…しかし腕や足などはエントリーと変わらなかった。

 

八舞「頭だけ!?なんかもっといいアーマーあるんじゃ!?」

 

英澄くんは目の前にいる風の武装機からの攻撃を次々とその剣で撃ち落とし、一気に攻めて攻撃していった。イラついた武装機は魔法陣を召喚、そこから予想外の怪人を出現させた。

 

折紙「あ!?あれは!」

 

英澄「バトルマギアか……相手にとって不足なしだ!」

 

手に持ったレイジングソードで次々と切り裂く英澄くん。その戦い方に私達は圧巻されてしまう。するとレイジングソードのエネルギーがチャージされるような音が聞こえた。

 

FULL CHARGE!

 

折紙「抜けた!?」

 

英澄「あの機械だと溜まるの早いんだな?」

 

TWIN SET!

 

そしてその剣から外れたバックルのレバーを引く英澄くん…そして。

 

TAKE OFF COMPLETE!JET AND CANNON!

 

READY…FIGHT!

 

英澄「うっし……いくか!」

 

英澄くんは仮面ライダーギーツ:コマンドフォームに変身した。現在はジェットモードという、まるでジェット機や戦闘機のような見た目をした姿へと変わった。

 

英澄くんはその翼を駆使しながら、風の武装機を追い詰めていく。

 

英澄「もうへこたれたのか?んじゃ…」

 

そう言った英澄くんはバックルのレバーを操作して必殺技を放つ。

 

英澄「打ち上げといくかっ!」

 

COMMAND TWIN VICTORY!

 

英澄くんは飛翔しながら風の武装機に向かって水色のエネルギーを纏って飛び蹴りを放って打ち倒した。その光景に私達は口をあんぐりしてしまった。

 

折紙&八舞「( ゚д゚)」

 

風の武装機は海中に吹き飛ばされて消えたかと思ったらその海中から再び現れた。先程の攻撃を喰らってもまだ動いていたのだ。

 

英澄「まだやるのか!?この機械!」

 

と思っていたが、風の武装機は翼を広げたあとにそのまま空へと飛び去ってしまったのであった。そしてそこに…

 

夜「おーい!」

 

八舞「夜。」

 

夜「ごめん。未来ちゃんと響ちゃんが2人を襲うところを目撃してさ。嫌な予感がして後を追ってたら、まさか風の武装機が現れるなんて…」

 

折紙「まぁ、逃がしちゃったけどね…それよりも英澄くん。あの武装機。」

 

英澄「気づいたか?」

 

折紙「うん。あの武装機には……人が乗っていて操っている。」

 

八舞&夜「えぇ!?」

 

そしてホテルでバカンス気分を味わっていた煉の元には未来と響がいた。

 

響「あれほど強いやつだと知っているなら言ってください。」

 

煉「すまんな……けど、英澄が来ているなんて…何が起きてるんだこの世界で…」

 

するとそこに1人の少女が現れた。

 

雨祢「久しぶりだな十六夜煉。」

 

煉「お前は…」

 

響「お知り合いですか?」

 

煉「あぁ…菓彩雨祢……俺がこの世界に来た後に、家に保管してあった霊結晶を奪った奴だ。」

 

未来&響「!?」

 

煉「霊装は……俺がカスタマイズする前の奴だから番外じゃないはずだ。」

 

雨祢「そうだな……ならここでお見せしよう。豪華・聖杯!」

 

そう言って彼女は黄金の光を輝かせて、3人に霊装を纏った姿を現した。キュアフィナーレの服装をデアラ風に改造した見た目に3人は驚きを隠せなかった。

 

雨祢「さぁ、ここの食卓の最後を飾ろうか。」

 





次回、誘宵美九編のコラボ回…

・精霊の歌姫からのSOS


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・誘宵マルチバース
・精霊の歌姫からのSOS



ではどうぞ。


 

とある夜の豪邸…その場所にある人物が密かに豪邸内のとある場所に不法侵入していた。目元をマスクで隠した謎の女性…

 

その正体はレヴィシクル・エクスプレスでスカーレット・エメラルディアを盗もうとした怪盗ファントムパーティの1人、ミルフェンだった。

 

ミルフェン「さてさて…歌姫の結晶は如何程に…」

 

と彼女が手で歌姫の結晶を盗もうとしたその時だった。謎のアームが宝石をケースごと掴んでいく。そしてそのまま引っ張り上げて回収。先に横取りされたミルフェンが後ろを振り向くとそこには…

 

???「ご苦労さまファントムパーティ。おかげでいい素材が取れたわ。」

 

ミルフェン「アナタ…何者なのかしら?」

 

???「まだ明かせないもの。これから起きる2つの出来事の一つを起こすために…利用させて貰った次第よ。」

 

ミルフェン「なんですって?」

 

???「んじゃごきげんよう。ファントムパーティのミルフェンさん。」

 

そう言った彼女はその場から立ち去っていったのだった。そして…

 

ミルフェン「ハーミー!クィーニー!作戦変更よ!変な女に歌姫の結晶を横取りされた!」

 

ハーミー「えぇ!?」

 

クィーニー「どういうこと!?」

 

ミルフェン「話はあと!脱出するわよ!」

 

ファントムパーティは謎の女性に歌姫の結晶を横取りされた為、その豪邸を脱出したのであった。そしてその豪邸の主は…

 

美九「爺や!何事!」

 

執事「お嬢様!あちらを!」

 

美九「え?…ーー!?歌姫の結晶が…ない?」

 

五河士道が風待こと八舞姉妹の次にデートしてデレさせる人物。誘宵美九の豪邸だった…

 

翌日…

 

折紙「全く……修学旅行は酷い目にあったわね…」

 

狂三「ですわね…ですが、まさか八舞さんが転校してくるとは…」

 

八舞「あまり褒め称えるもんじゃないけどね。」

 

十香「そういえば折紙、エェスはどこに行ったんだ?」

 

士道「あぁ…言われてみればそうだな?」

 

折紙「あぁ、彼なら…」

 

喫茶十六夜…

 

煉「まさか君がこの世界に来るとはね…」

 

英澄「俺はスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズ…どこにいても俺は人気者ですよ。」

 

煉「はぁ……んで?何しに来た?」

 

英澄「空間震とは別件です。」

 

煉「別件だと?」

 

英澄「最近…正体不明の良からぬ連中がスフィア・リム中を彷徨いているみたいなんです。その一つの反応が…そこに。」

 

煉「スフィア・リム内でワケの分からない奴らがウロウロしてる……ってわけか。」

 

英澄「えぇ…それだけに限らず、スフィア天界にあるデータが盗まれまして…」

 

煉「あるデータ?」

 

英澄「ふぅ……エンジェル・パラダイス。」

 

煉「なに?」

 

英澄「その顔…ご存知みたいですね?」

 

煉「あぁ…一兎から話だけは聞いた。娯楽施設か何とかって。でもそこは…」

 

英澄「えぇ…招待制って噂なんですよね。」

 

煉「とりあえず、しばらくはこっちに来る感じか?」

 

英澄「ですね。」

 

一方、天宮タワーの頂上で天宮市を見下ろす1人の男性がいた。ヒロミ・サクラノだ。マスカレード・オブ・ロゴス改めて、アサルト・オブ・ロゴスの領主である。

 

アレクシア「ねぇヒロミ!いい加減高みの見物してないで降りてきなさいよ〜!」

 

ローズ「私達4人だけの任務はまだ始まったばかりですよ〜!」

 

シェリー「そうだよ!そろそろ行かないと!」

 

ヒロミ「あぁ…今行く。」

 

そうして天宮タワーの頂上から降りて、アレクシアとローズ、そしてシェリーと共に天宮市に向かうのであった。

 

一方、ロアの依頼で折紙世界にやってきた光刃。初めての天宮市に緊張しているのか、辺りをウロウロしていた。

 

お腹が鳴る音…

 

光刃「あぁ…腹が減った…金欠だし、何かおいしいもんでも食べてぇなぁ…」

 

光刃は近くにあるお店を探すためにスマホを取り出そうとするが、それをワイヤーで引っ捕まえた奴がいた。彼は取られた方向を見るとそこにいたのは…

 

光刃「!?」

 

ミルフェン「久しぶりね?暗闇光刃。」

 

光刃「お前は……ポッピンパーティの牛込りみ!」

 

ミルフェン「誰がチョココロネよ。」

 

光刃「お前がこの世界にいるなんて…予想もつかなかったぜ。」

 

ミルフェン「まぁそうでしょうね…それよりも、ラブラブカップルの2人とあの軍人は付いてないのかしら?」

 

光刃「一葉はスティアリージョンの任務で忙しい。ついでに月夜もそれの手伝いで無理だ。シャルロットは連絡を取ってるんだが…忙しいんだが、なかなか電話に出ない。」

 

ミルフェン「そう…」

 

ミルフェン、ファントムパーティのメンバーでありながらリーダー…レヴィシクル・エキスプレスでスカーレット・エメラルディアを盗もうとした事件に光刃も関わっていた為、彼女の事は記憶していた。

 

光刃「今度はこの世界で何を盗もうとしてるんだ?」

 

ミルフェン「ふふ……歌姫の結晶。様々な異世界にある歌の力と何かが詰まった結晶…この世界にあるのは霊結晶と歌の力が混ざった月華…そしてもう一つはスフィア粒子が混ざった金剛…そして電子の力が混ざった雷鳴…4つ目は正義と悪の力と混ざった混沌。ラストは実力の力が纏った頂…」

 

光刃「その5つが集まると何が起きるんだ?」

 

ミルフェン「ただ集めるだけじゃ意味がないわ。それをエンジェル・パラダイスに集結させ、10年に一度しか見られない神秘の歌の力を見るためよ?」

 

光刃「なるほどね…それで今度は金儲けか。」

 

ミルフェン「でも月華を盗もうとしたら横取りされてね?」

 

光刃「ふっ、日頃の行いが悪いからだよ。」

 

ミルフェン「失礼ね…月華を盗むのも…守るためなのよ?」

 

光刃「守るため?どういうことだよ?」

 

と光刃が質問すると近くに車がやってきた。

 

ミルフェン「立ち話もなんだし、車の中で話しましょ。」

 

光刃「あ、あぁ……ん?」

 

そう言って光刃は車の中を見つめると、そこにいたのは…

 

光刃「えぇ!?刃!?」

 

刃「あ?お前さんは…」

 

一方の私は狂三ちゃん、八舞ちゃん、そして五河くんや大牙くん、零瑠くんと一緒に下校していた。

 

折紙「あのタキシードの男…何考えてるんだろ?」

 

狂三「さぁ…ですが、この世界で何かが起きようとしているのは確かなことですわ。」

 

すると一台のリムジンが向こうの道路から向かってきた。通り過ぎるかと思えば目の前で停車し、その中から1人の少女が現れた。そしてその子は…

 

美九「鳶一折紙さんと五河士道さん、そして天導大牙さんと枢木零瑠さんですね?」

 

零瑠「ん?…あっー!?」

 

大牙「ん?零瑠、知ってるのか?」

 

零瑠「知ってるも何も…アイツは有名なアイドル、誘宵美九だよ!」

 

狂三「あぁ!本当ですわ!あの…私、アナタのファンですの!サインをいただけますか!」

 

零瑠「あ!んじゃ俺も!」

 

美九「あぁ…では後ほど…実はアナタ達に依頼があって来たのですが…」

 

折紙「ある依頼?」

 

この時の私は異世界の人達と共にスフィア・リムを巡る戦いに巻き込まれることをこの時、知らなかった。

 




光刃と刃とファントムパーティという異色タッグが出来てしまった…

次回

・美九の依頼の内容


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・美九の依頼の内容


ひろがるスカイプリキュア、3人目が男の子で4人目が成人女性…なかなか変わったレギュラーキャラなので今作は期待大です。

菓彩雨祢 イメージCV

イメージ容姿 デリシャスパーティプリキュアの菓彩あまねの髪の色がSAOのアリスのような金髪、瞳が青色に変わった姿。

好きな食べ物 洋食

嫌いな食べ物 特になし

好きな物 オシャレ 折紙 闘うこと

嫌い物 十六夜煉の作り出した精霊 AST(理由は折紙と同じ) 折紙を傷つける奴

簡潔に言えば折紙世界版キュアフィナーレ。

性格はアリスとオリジナル菓彩あまねを合体させた穏やかな笑顔で立ち振る舞いにはどこか気品を感じられつつ、女子でありながらどこか古風な男性口調で会話をするも凛々しくも苛烈な性格で舌鋒鋭い毒舌家。

空手と剣道を両立して習っており、折紙達の学校では《来禅の戦乙統女》と呼ばれており、十六夜煉が生み出した精霊は愚か、十六夜煉自身でさえも太刀打ちができない。

実は折紙と転生した当初から知り合いだった為、煉はその事に関しては一切知らなかった。


霊装:豪華・聖杯

キュアフィナーレの服装にアリスの騎士の鎧を掛け合わせた霊装。プリキュアのようなカワイイデザインを無くし、霊装に特化したデザイン。霊装を纏えばオリジナルのキュアフィナーレ同様高い格闘能力(攻撃力)力と回避能力(素早さ)を併せ持った戦闘スタイル…それに+剣道も習得している理由で剣術も相当な腕前。髪型はキュアフィナーレよりだが、髪色はアリスに近い。そして瞳の色は変わらず青。

金木犀の聖剣(オスマンサスセイバー)
手から金木犀の力で剣を精製する。剣の容姿は金木犀の剣

ブーケ・ファンファーレ・コンフォート

手から癒しの波動を精製し、味方の傷を回復するに+攻撃力と防御力をアップさせる。

ちなみに余談だが、姿や髪型がキュアフィナーレに酷似しているものの種別は精霊なのでプリキュアには入らない。



 

突如としてリムジンに乗って現れた誘宵美九。彼女は私達に車の中でその依頼の内容を聞いた。

 

折紙「盗まれた?」

 

美九「はい…代々受け継がれてきた歌姫の結晶…それには精霊の力が込められた月華と呼ばれる宝石です。しかしその宝石はある場所への鍵でもあるんです。」

 

大牙「宝石が…」

 

零瑠「鍵とは…」

 

美九「爺や、あとどれぐらいで到着しますか?」

 

執事「まもなくです。」

 

そう言って到着したのは美九ちゃんの豪邸…けど、彼女って確かあんな豪邸暮しじゃなかったような。それに男嫌いでも有名なのに執事を仕えてるだなんて…

 

折紙「ね、ねぇ美九さん。」

 

美九「美九でいいですよ。」

 

折紙「あぁ…んじゃ美九ちゃん。どうして男嫌いなアナタが執事なんかを?」

 

美九「男嫌い?ふふふ、それは昔の話ですよ。実は濡れ衣を着せた事務所を告発した人がいるんです。私はその人達に助けられて以降、男嫌いって思ってるのは私にキツい発言をしてる人達ですよ?」

 

大牙「アイドルにはつきものな裏営業を…その人物は暴いたんだな?」

 

それが無ければ今のところ彼女のファンが心無い発言をして心因性の失声症に陥り、自身の全てだった声を失わせて自殺を考えるまでに至るところだったし、百合になるところでもあった。

 

美九「その人に助けられた私はその後、精霊になりました。以降は竜胆寺女学院の生徒として頑張ってます!」

 

そうか…私の世界の美九も色々と苦労してるんだなぁ…てか、大牙くんと零瑠くんに対して嫌いな表情を見せないで接してるし。

 

狂三「そういえば!来禅と竜胆寺の交流会が今週の土曜日にあるんでしたよね!」

 

大牙「あ、言われて見ればそうだった。」

 

美九「まぁ!でしたら尚更依頼の内容を任せられますね!」

 

狂三「その依頼の内容…歌姫の結晶のことですわよね?」

 

美九「はい。その歌姫の結晶を盗んだ奴を盗んだアナタ達に追って欲しいんです。」

 

折紙「盗んだ人の特徴は?」

 

美九「黒いフードを被ってました。」

 

零瑠「素顔とかは見えなかったのか?」

 

美九「それが…丸っきり見えなくて…」

 

大牙「正体不明の敵…か。」

 

私達がそんなことで話し合っていたその時だった。向こう側から何かが爆発する音が耳に入った。私達はその爆発を見に行くために、誘宵邸から向かおうとする。

 

美九「私も手伝わせてください!」

 

士道「けどお前は!」

 

美九「これがもしあの結晶と関わっているなら放って置けません!」

 

士道「あ、あぁ…分かった。」

 

大牙「零瑠。」

 

SET!

 

零瑠「あぁ、行こう!」

 

絶滅・EXPLOSION!

 

士道「いいなお前ら…ライダーに変身できて…」

 

Break JUMP!

 

大牙&零瑠「変身!」

 

DRAGON!

 

READY…FIGHT!

 

Twin Rize!tail!SLASH!VANISH!

 

Kamen Rider Zenon!

 

大牙「飛ぶぞ!しっかり掴まってろよ!」

 

士道「お、おう!」

 

零瑠「お前さんは?」

 

美九「精霊の力で飛べますからご安心を。」

 

零瑠「だな。」

 

そして爆発があった場所にいたのは金髪の女の子だった。てかこの子は…

 

折紙「あ、雨祢ちゃん!?」

 

狂三「あらあら…まさかアナタがいるとは…」

 

雨祢「ん?お前たちは…折紙と狂三?なぜお前たちが?」

 

折紙「爆発の音がしたから駆けつけたの!てか、なんで霊装を纏ってるの!?」

 

雨祢「その理由を聞くならアイツに聞け!」

 

雨祢ちゃんがそう言い放った後、海面から何かが飛び出てきそうな影が浮かび始めた。そしてその影が水しぶきをあげて…

 

ドォーーン!

 

「「!?」」

 

大牙「おいおい!あれって!」

 

零瑠「あ、あぁ…」

 

折紙「なんで風の武装機がここにいるの!?」

 

雨祢「話はあとだ!今はアイツを倒すぞ!」

 

そう言った私は雨祢ちゃんと前に出て風の武装機を倒すことにした。しかしこの武装機…なんか見覚えるあるなぁ…

 

大牙「はぁ!」

 

零瑠「ふん!」

 

大牙くんと零瑠くんも武装機を相手に頑張ってくれてはいるが、なかなか倒れない。するとその武装機は予想外の技を繰り出し始めた。それは…

 

ドォーーーン!

 

狂三「な!?」

 

武装機の口から強烈な光線が放たれた。破壊光線とでも言おうか。ん?破壊光線?破壊光線…破壊光線…あ!?はかいこうせん!?

 

折紙「今の技ははかいこうせん!?」

 

大牙「はかいこうせん……ってまさかそれって!」

 

零瑠「ポケモンの技だよな!?なんて恐ろしい技を持ってるんだよ!」

 

しかしその武装機は次にミサイルを放とうとした。私達に狙いを定めて迫ってくるミサイル全部を撃ち落とせ…

 

折紙「なぁーーーい!?」

 

雨祢「できないのか!?」

 

と思っていたその時だった。いきなり別の方向から現れた光の刃や銃弾が次々とそのミサイルを撃ち落としていったのだ。そしてそれを撃ち落とした輩は…

 

英澄「何とか間に合ったか。」

 

折紙「英澄くん!」

 

英澄くんだった。しかも彼の後ろには頼もしい人が何名かいた。

 

フラン「どうやら仲間みたいだよ師匠。」

 

師匠「そうみたいだな?」

 

和希「おいおい…あんな物騒なロボ見たことないぞ?」

 

メイド長「私が分析したところ…あれは実に興味深いマシンみたいです。」

 

フラン「師匠…あれはなに?」

 

師匠「フラン、コイツ嫌な予感がするぞ!」

 

折紙「気をつけて!ソイツはポケモンの技を使うの!」

 

英澄「え!?」

 

和希「それマジで言ってるのか?」

 

メイド長「その話…マジみたいですよ?」

 

そう言うと英澄くんの方じゃないギーツが前を見ると風の武装機が2回目の破壊光線を放とうとしたのだ。それを見て彼が気まずい顔をしたその時だった。

 

ファイナルアタックライド!ディ・ディ・ディ・ディケイド!

 

フィニッシュタイム!タイムブレーク!

 

士「はぁー!」

 

ソウゴ「おりゃーー!」

 

2人の仮面ライダーがその攻撃を阻止した。その光景に私達は驚きを隠せなかったが…

 

ソウゴ「大丈夫?」

 

士「怪我してないか?」

 

と2人が心配すると今度は翼に緑色のエネルギーを纏わせた武装機。今度はドラゴンクローだ。

 

零瑠「今度はドラゴンクロー!?」

 

大牙「マズイぞ!」

 

と思っていたその時だった。ドラゴンクローのエネルギーを一撃で壊した人物がいた。ゴスロリ調のフリフリのドレスを着ている謎の女の子…

 

折紙「いや男?」

 

蟷螂「アイツ…何なんだ?」

 

針金虫『さぁね……けど、私達にはちょっと苦手な力を持ってるかもしれないよ?』

 

フリフリドレスは金属繊維を織り交ぜた対刃に見えるが、そんなことを考える暇もなく前を見ると、先程の火炎放射とは別の技を繰り出そうとしていた。

 

折紙「火炎放射!?」

 

大牙「ほのおタイプの技まで持ってるのか!」

 

メイド長「おまかせを。目からビーム!」

 

「「え?」」

 

そう言った彼女は本当に目からビームを放ったのだ。その女…何者?と思ったいたら風の武装機は不利とみたのか、その場所から海面に潜って去っていった…

 

雨祢「どうしようか。このままここで話す訳にもいかんな。」

 

折紙「そうね…とりあえず、喫茶十六夜に行こうか。」

 

しかしこの時、私達は歌姫の結晶を巡る戦いに巻き込まれることを知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喫茶十六夜の店内は今日も平和…だが、マスターである煉の元にある人物がやってきた。

 

煉「ふぅ……ん?」

 

天渡「久しぶりだな煉…」

 

煉「お前は…神崎天渡!」

 

天渡「ふっ、さぁ始まるぜ煉。竜刻魔道士(ドラグウィザード)の武勇伝がな?」

 

 





ここで帝王様からのコラボキャラを…

神崎天渡(かんざきあまと)

年齢:不明

身長:178cm

体重:69kg

一人称:俺

容姿:ジョウゲン(劇場版 仮面ライダージオウ Over_Quartzer)

CV:深町寿成

煉の古い友人の一人で竜刻魔道士(ドラグウィザード)と呼ばれる者の一人。
キザな口調でマイペースな性格。

可愛い女の子とカッコいいものが大好きでよくナンパしている(相手がいる子にはしない主義)。

マイペースぶりやおどけた口調、女慣れした言動と軟派な振る舞いから誤解を受けやすいが、ストレートな表現が苦手なだけで誰よりも仲間思いの熱い男である。

また、状況の解析と分析力に長けており、時にシャレた小技をきかせた頭脳戦も得意とする他、謎めいた発言などで戸惑わせ、その真意を掴ませない。
遠慮なくずばずば指摘する物言いから周囲の反発を招きやすい反感を買う面もある。

能力

「竜刻変化(ドラグシフト)」

様々な物語で語り継がれる竜転生の伝説――それを人為的な手段で引き起こすことを目的として編み出された全次元でも禁断とされる秘術の一つ、「竜刻変化(ドラグシフト)」の使い手で習得に数年を要するという竜刻変化の基礎「左腕の竜」を半年足らずで成し遂げた偉才の持ち主であり、竜刻魔道士(ドラグウィザード)の中でも指折りの実力者。

基本は左腕による物理攻撃と魔法攻撃がメインだが状況や相手に応じて竜刻変化の進行を進めて戦う。

第二形態

容姿:天空を舞う竜ルアード(ヴァンガード)

腕のさらなる変化、体表や衣服の竜化など、「竜刻変化(ドラグシフト)」が進行させた姿。翼が生成できるようになったため、魔力による補助なしで飛行可能になり、空中での戦闘の自由度が飛躍的に向上。

さらに、体表および体内器官の一部が竜化したことで、極寒の海や溶岩の中などの極地でも、短時間ではあるが自分の身ひとつで活動できるようになっている。主な攻撃手段は竜の左腕による物理攻撃だが、当然この状態でも魔法は使えるため、中・遠距離での戦闘においても隙が無い。

最終形態

容姿:覚醒せし竜皇ルアード(ヴァンガード)

完全竜化した最終形態。力と外見は完全に竜のものと化しているほか、人には存在しない特殊な魔力生成器官が構成されており、変身中であればほぼ無尽蔵に魔力を生み出すことができる。

ただし、竜刻変化の発動と維持には天渡本来の魔力を使用しなければならず、これが尽きると変化を維持できなくなるという課題も残っている。

サンプルセリフ
「俺は神崎天渡、よろしく」

「お!あそこに可愛い女の子がいるじゃん、ちょっくら行ってくるぜ!」

「竜刻魔道士(ドラグウィザード)の力、舐めるなよ?」

次回

・異世界の戦士達



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・異世界の戦士達


ではどうぞ。


 

折紙「皆さん、助けてくれてありがとう。」

 

雨祢「感謝する。」

 

折紙「私は鳶一折紙。んで隣の子は…」

 

雨祢「菓彩雨祢だ。」

 

大牙「天導大牙だ。仮面ライダードランに変身する。よろしく頼む。」

 

零瑠「仮面ライダーゼノン、枢木零瑠だ。」

 

英澄「一応自己紹介しておく。仮面ライダーギーツでスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮代英澄だ。」

 

蟷螂「訳が分からん。」

 

英澄「悪かったな。」

 

折紙「んで……アナタ達は?」

 

和希「浮世和希。仮面ライダーギーツだ。よろしく。」

 

士「立花士だ。よろしく頼む。」

 

ソウゴ「小日向ソウゴ、よろしく!」

 

蟷螂「蟷螂。」

 

「「……」」

 

蟷螂「……」

 

大牙「なぁ?」

 

蟷螂「ん?なんだ。」

 

大牙「名前それだけか?」

 

蟷螂「あぁ、悪いか?」

 

「「もっといい名前は無かったの!?」」

 

折紙「あははは……んで、アナタは?」

 

メイド長「私はメイド長と申します。よろしくお願いします。」

 

折紙「あ、よろしくメイド長さん……ってなんか言いづらい。」

 

メイド長「もしあれでしたら、本名がアルベリアスなのでアルと仰ってください。折紙様。」

 

折紙「あ、んじゃよろしくねアル…」

 

メイド長「それにしても……お久しぶりですね。蟷螂様。それに、フラン様と師匠様も。」

 

師匠『あぁ、メイド長さん。』

 

フラン「久しぶりメイド長。」

 

蟷螂「また会ったなアルベリアス。」

 

メイド長「すみません、その名前で呼ばないでください(´・ω・`)」

 

英澄「みんな知り合いか?」

 

煉「それ以前に俺も知り合いだ。」

 

士&ソウゴ「マジかよ。」

 

フラン「私はフラン、んでこの剣は師匠。」

 

師匠『よろしくな!』

 

折紙「んで……煉さんの隣にいるのは…」

 

天渡「神崎天渡だ。よろしく、お嬢さん。」

 

煉「俺の古い友人で頼れる奴だ。よろしくな?ところで……なぜ誘宵美九が一緒に?」

 

美九「それに関しましては私が話します。」

 

そう言って美九ちゃんは私達に話したのと同じ内容を煉さん達に伝えた。

 

煉「なるほど……歌姫の結晶か。(暗黒結晶とは関連性がないとは思うが…)」

 

美九「その結晶が盗まれて行方知らずなんです。」

 

煉「分かった。俺もヴェラチュールで戦おう。」

 

あの仮面ライダー、ヴェラチュールが煉さんだと聞いたのは夏休みが始まった頃の話だった。煉さん曰く…

 

「引っ掻き回して迷惑をかけるかもしれないし、助けるかもしれない。」

 

らしいが…

 

煉「安心しろ。今回だけは引っ掻き回しはしないよ。」

 

折紙「そうして貰えると助かりますよ。」

 

一方…

 

誠士郎「なんか好き勝手にやってるね十六夜煉…」

 

玲王「だな……そろそろこちらも動き出した方がいいかもな。」

 

誠士郎「どうするの?」

 

玲王「十六夜煉は異世界の戦士達と何かをしている…なら俺たちはそれを引っ掻き回せばいいのさ。」

 

誠士郎「んじゃあ…行っていいの?」

 

玲王「勿論さ……何かあったら連絡してくれ。」

 

誠士郎「了解。」

 

一方の光刃は刃がなぜファントムパーティと共にいるのかを聞いていたところだった。

 

光刃「なるほど……つまり、そのフードの人物と会って戦闘状態になり、苦戦していたところを助けられたと?」

 

刃「助けたくなんかなかったけどな…」

 

ハーミー「へへ♪」

 

刃「なにニヤついてるんだ貴様…」

 

クィーニー「それでどうするのミルフェン?」

 

ミルフェン「まず、あのフードの人物を探る……私の情報が正しければ……アイツ……いや、アイツらは異世界のワルキューレよ。」

 

光刃「ワルキューレ?」

 

刃「ワルキューレ……」

 

「「……」」

 

光刃&刃「はあああああああ!?」

 

光刃「おい!ワルキューレってマクロスデルタの奴だよな!?」

 

刃「なんでソイツらが敵なんだよ!」

 

ミルフェン「ヤケに熱心ね?」

 

光刃「スフィア天界の友人に教えて貰ったあとにどハマりしたんだよ……んで?それってどういうことだ?」

 

ミルフェン「簡単に言えば人間になったヤミキューレ。見た目はそれその物だけど、中身は人間ってわけ。」

 

刃「電子アイドルみたいな奴の見た目をした人間のアイドルが敵だなんで……でも、アイツらはなんでそれを集める?パラダイスで何を企んでいるんだ?」

 

光刃「それも……今から俺たちで……」

 

ミルフェン「えぇ、一刻も早く見つけ出しましょう。」

 

光刃と刃はファントムパーティ達と共に歌姫の結晶が記されている天宮図書館へと向かうのだった…

 




次回

・歌姫の結晶の謎


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・歌姫の結晶の謎


ではどうぞ。


 

英澄「参ったよな…」

 

和希「あ?何がだよ。」

 

英澄「一葉も月夜も、一兎さんもみーんなスフィア天界にいないんだよ。一葉達常磐姉妹と月夜はスティアリージョン侵攻で忙しくて、一兎さんは忙しいとか言って変な世界行ったし。」

 

師匠『何れにしろ理由があるだろう。』

 

英澄「そんなもんなのかな…」

 

折紙「はぁ…」

 

英澄「あ?どうしたんだよ?折紙?」

 

折紙「あぁいや…なんか寒気がするの…」

 

和希「夏なのにか?どうして?」

 

折紙「うん…気持ち悪いというか…なんか嫌な殺気を感じる。」

 

ソウゴ「士、どう思う?」

 

士「美九が言っていた例の窃盗犯の影響…その可能性もあるかもな?」

 

折紙「それならもう熱なんてないよ…」

 

するとアンティークの電話機からチリンチリンという音が聞こえた。その受話器を取った煉さんが耳に当てると…

 

煉「俺だ…わかった。みんな、市街地で怪人が大量出現して、人々を襲っているようだ。」

 

折紙「私はカフェで休む…あぁ…」

 

バタン…

 

「「折紙!」」

 

フラン「大丈夫?」

 

フランが心配したあとに蟷螂が私のオデコに手を当てる。私の身体は全身熱くなっていた。

 

蟷螂「すごい熱…これじゃあ戦えない。」

 

折紙「はぁはぁ…私は大丈夫、みんなは市街地に。」

 

英澄「なら俺とフラン、和希、士、ソウゴで行こう。」

 

天渡「俺も行こう!」

 

雨祢「なら私と大牙もそこに。」

 

大牙「あぁ。」

 

メイド長「なら私は彼女の介抱を。」

 

蟷螂「私もそうする。」

 

零瑠「俺もそっちに。」

 

美九「私もここに残ります!」

 

そうして私は煉さんの喫茶店にある病室に連れて行かれた。そしてメイド長は私の容態を調べるために目を光らせた。

 

メイド長「煉様、どうやら彼女のCRユニットが熱の原因みたいです。」

 

煉「どういうことだ?」

 

折紙「たぶん…精霊の力を制御する為に造って…さらには私が色々と強くなり過ぎたから、CRユニットだけではコストオーバーで…」

 

零瑠「その状態で戦ったから熱が出たんだな…」

 

蟷螂「何か策はあるのか?」

 

煉「ない…というわけではないが…」

 

美九「何かいい方法があるんですの?」

 

煉「零瑠、士道と十香、そして四糸乃と狂三、琴里、そんでもって風待三姉妹を呼んできてくれないか?」

 

零瑠「分かりました。」

 

煉「美九、君の力も貸してくれ。」

 

美九「わ、私の力も…ですか?」

 

煉「あぁ。」

 

蟷螂「何をするつもりだ?」

 

煉「彼女のコスト容量を多くするために…精霊の力をさらに組み合わせる。そして…俺のやり方で彼女をパワーアップさせる。」

 

一方、天宮の街では見たことがない戦闘員達が市民を襲いながら大暴れしていた。英澄を含む戦士達は辺りにいる怪人達を次々と倒していく。

 

英澄side

 

天渡「キリがねぇな!俺の竜刻魔道士(ドラグウィザード)としての力を見せつけてやろうかな!」

 

和希「タンマタンマ!今ここで派手な必殺技を放ったらここにいる人達に危害を加えることになるぞ!」

 

天渡「だけどよ!」

 

フラン「和希の言う通りだよ。それに赤ん坊もいる。」

 

英澄「怪我してないか?」

 

赤ん坊の母親「すいません!ありがとうございました!」

 

赤ん坊「おぎゃー!おぎゃー!」

 

天渡「ちっ…けど、この数は異常だろ!」

 

士「数が多いなら、撤退するまで減らせばいい。」

 

士はライドブッカーからカードを取り出した。それは仮面ライダーではないカードだったのだ。

 

キュアライド!プレシャス!

 

士がプレシャスのカードをライドすると、彼はコメコメのポーチが外れて腰にディケイドライバーが装着されたキュアプレシャスへと変身した。

 

士「美味しい笑顔で…満たしてあげる。」

 

ソウゴ「うーん…やっぱ士がそのセリフを言うと違和感があるような…」

 

英澄「これは驚きだ。まさかプリキュアになるとはな?しかも…」

 

士「あぁ、声も含めて全替えだ。」

 

「「うわぁ…」」

 

士「いくぞ。2000キロカロリーパンチ…!」

 

士は拳にエネルギーを纏わせたあとに群がっていた怪人たちに向けて強力なパンチを放った。士の活躍を見て自分も目立ちたくていられなくなった俺はコマンドツインバックルとは違う建設重機のような黄色いバックルを取り出した。

 

フラン「英澄、それは?」

 

英澄「この世界での切り札さ。」

 

SET CREATION!

 

英澄「さぁ、いくぜ?」

 

そう言った俺はビルダーバックルのレバーを引いて新たな姿へと変身する。

 

DEPLOYED POWERED SYSTEM!

 

GIGANT HAMMER!

 

READY FIGHT!

 

天渡「ほぉう…」

 

英澄「さぁ、ここからが…ハイライトだ。」

 

俺は紺碧の巨大ハンマー、ギガントハンマーを使って辺りにいる怪人達を次々と倒していった。その光景に全員は驚いていた。するとそこに…

 

溪我「あ!いたいた!英澄!」

 

英澄「溪我…道嘉、どうしてお前達が?」

 

溪我「しばらく帰ってこないから、心配で来たんだよ!」

 

道嘉「スフィアゲートブックを借りたんだから、あとで何か奢れよ?」

 

英澄「わ、わりぃ…」

 

フラン「ていうか光刃もいる。なんでいるの?」

 

光刃「こっちもこっちで事情があったんだよ。」

 

英澄「はぁ…仕方ない。ちゃっちゃと決めますか。」

 

そう言った俺は赤い剣のような小さいバックルを取り出して、青いハンマーのバックルと交換、レバーを元に戻したあとに、また引き直した。

 

DEPLOYED POWERED SYSTEM

 

GIGANT SWORD!

 

READY FIGHT!

 

英澄「雑魚を蹴散らすには…一刀両断に限るぜ。」

 

BOOST TIME!

 

英澄「不敗神話、見せてやるよ!」

 

GIGANT STRIKE!

 

ブーストタイムの能力で巨大化したギガントソードを両肩から炎を纏ったサブアームで持ったあとに一刀両断した。

 

溪我「流石はスター、人気者は伊達じゃないね?」

 

道嘉「はっ、相変わらずムカつく野郎だ。」

 

俺達が辺りの雑魚達を倒して一段落し、折紙達の元に戻ろうとした時だった。

 

???「流石は浮代英澄…私が世に放った魔物を切り抜けた猛者の力は伊達じゃないね?」

 

「「!?」」

 

英澄「誰だ?」

 

俺がそう言い放ったあとに皆が声のある方向を向くと黒いフードの女性が高みの見物みたいな場所で見下ろしていた。

 

そして女性はフードを脱いで俺たちにその正体を見せつけていく…

 

「「!?」

 

光刃「まさか…アイツは闇フレイア!?」

 

バーニア「ざーんねーん♪それはAIによって造られた紛い物…私は異界に現れ、歌の世界に翻弄されて闇に落ちた…名はバーニア、よろしくね?マルチバースの戦士さん達?」

 

彼女と出会ったあと…俺達は更なる戦いに巻き込まれることをこの時、知らなかった。

 




次回

・敵の正体は歪んだ歌姫:勝つのは我(オレ)だ。


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・敵の正体は歪んだ歌姫:勝つのは我(オレ)だ。


今回とあるオリジナル精霊か来るのでその設定をまず前書きに…

サーシャ・ハイゼンベルク CV:水樹奈々

見た目:アンジュ (クロスアンジュ 天使と竜の輪舞)

誕生日:3/20

星座:魚座

身長:189cm

好きな食べ物:全部

好きなもの:食べ物全般

嫌いなもの:食べ物を粗末にする奴

一人称:僕

二人称:君、お前

精霊となった幼い少女だが、高身長過ぎて大人と間違われる事が多い。昔から料理店の家系で育ち、料理をするのが何よりも大好きであった。店は看板を立てない、目立ちにくい店であったが、精霊となってから客が多く来るようになり、雑誌にも取り上げられて名店にした。

神威霊装:番外3番(アナザースリー)
コックのような服装だが、両手は甲冑を身に着けており、掌から調理道具型の武器や調味料を取り出す事が出来る。

天使:万福料理(ラドゥエリエル)
発現する天使。どんな物も美味しく料理して食べられる物に変えてしまう。本来なら食べる事が出来ない物も調理して食べられる物にしてしまい、絶品料理へ変えてしまう。調理された物は、見た者に食べたいという食欲を強く刺激してしまう為、無我夢中で食べてしまう。味は絶品で、食べた者の病や怪我、体の不調や生まれつきの病や精神病、認知症等といった体の不調を治す事が出来る。天使が解けても変わらない。



 

英澄「バーニア?」

 

バーニア「そ、私達はアナタ達が今まで戦ってきたことを知っているわ。例えば……平行世界のカズマとの戦いとか?」

 

フラン「あの戦いのことを!?」

 

師匠『もう戦って何ヶ月の出来事だぞ?なぜお前たちがそれを!』

 

バーニア「それだけじゃないよ。浮代英澄、アナタがチェイスグランプリを切り抜けたことも私達は知っているんだから。」

 

英澄「なんだと!?」

 

バーニア「あっはははは!君すごく面白いよね!狐の癖に逆に騙されてやんのっ!」

 

ソウゴ「ねぇ君!そこまで俺達のことを知っているのはなんでなの?」

 

バーニア「え〜?知りたい?まぁ、教えてあげてもいいけどね。」

 

バーニアはそう言いながら懐からあるものを取り出した。それはキラキラに輝く宝石だった。

 

バーニア「ふふ、これな〜んだ?」

 

英澄「それは!?」

 

そして通信チャンネルから美九が急に喋ってきた。どうやらあそこの喫茶店からドローンを通して、モニター越しで見ているようだ。

 

美九『あれです!私が守っていた結晶は!』

 

英澄「えぇ!?」

 

美九『あれが歌姫の結晶の一つ、月華です!』

 

バーニア「ふふふ…ファントムパーティと揉め事になりそうだったけど…」

 

英澄「ファントムパーティ?」

 

光刃「スフィア・リムをまたにかける怪盗集団だ。そこのキャッツ・アイと思えばいい。俺はソイツらからあの女のことを聞いたが…まさかマルチバースのフレイア・ヴィトンだとはな?」

 

するとバーニアは俺達のことを見つめて何か思ったのか、その場で高らかに大声で笑っていた。

 

バーニア「アハ♪アハハハハハ♪」

 

雨祢「貴様!何がおかしい!」

 

バーニア「どうやら、鳶一折紙は体調が悪いみたいね?ま、あの武装機を連続で相手にしてたら……無理もないか。」

 

フラン「もしかして……あの機械を使ってたのは!」

 

バーニア「子猫ちゃんだいせいかーい♪あの風の武装機と呼んでいたのは私達が開発したメカポケモンなのよ?」

 

師匠『メカポケモンだと!?』

 

天渡「パラドックスポケモンもいいところだな。なんて奴を作ったんだアイツら…」

 

するとそこに予想外の人物が現れた。そう、もう1人の天導大牙こと本代翔人だった。

 

大牙「本代!」

 

翔人「遅くなってすまない。事情は煉から聞いた。あとは俺に任せろ。」

 

と言った彼はカードが入ったデバイスを腰に当て、ベルトのようなものを装着した。

 

LASER RAISE RISER!

 

英澄「それは!?」

 

そして左手でバックル型の銃身を腰にかざしてベルトを生成。そのあとに彼はバックル型の銃身を一度空中へ投げ、右手でガングリップ型のパーツをベルトのホルダーから外した後に左手に持ち直し、それを上に向けて投げたバックル型のパーツと合体させた。

 

HORUS SET!

 

両手で鳥の影絵のような形を作ったあとにトリガーを弾いた。

 

翔人「変身。」

 


LASER ON!

 

銃口から出た二つの緑色のエネルギーが二匹の鳥の形に変化して、エメラルドの宝石状のエネルギーと共に翔人を包み込む。そして背中から赤と緑の翼を顕現させたあとにその姿を現した。

 

HORUS LOADING…

 

READY FIGHT!

 

和希「あれは!?」

 

士「新しい仮面ライダー!?」

 

ソウゴ「なんか…あのライダーならアイツを倒せる気がする。」

 

赤と緑の二色をメインにしたスーツと所々に鳥の羽や翼のようなパーツの付いた外見をした何処か隼を思わせるマスクが特徴の複眼が緑の仮面ライダー…

 

バーニア「アナタ……何者よ!」

 

翔人「本代翔人、仮面ライダーホルスだ。」

 

バーニア「ふっ…気に入らないわ。私がアナタに負けるとでも?」

 

翔人「お前は俺を見下しているが…」

 

バーニア「?」

 

翔人「勝つのは我(オレ)だ。」

一方、喫茶十六夜では精霊たち同士での大食い大会が開かれていた。

 

十香「うむ!このきなこ揚げパンは最高だな!」

 

狂三「ああああ♪この猫のクッキー!食べるのが勿体ないですが、美味しいですわーーー!」

 

四糸乃「うん…このシュークリーム、おいしい。」

 

琴里「喫茶十六夜の料理は噂に聞いていたけど…これほど美味しいご飯とはね?」

 

八舞「うぅ美味い…ただたんにケーキが美味い♪」

 

耶倶矢「美味しい!クッキーもケーキもシュークリームも!そしてこの紅茶も!」

 

夕弦「美味…フォークが止まりません…(´;ω;`)」

 

蟷螂「作戦は上手くいったようだな?」

 

煉「あぁ…そして本番はここからだ。」

 

デストラクトドライバー!

 

煉はエンプテイボトルが装填されたデストラクトドライバーを取り出して腰に装着し、彼女達の前でレバーを回した。すると装填されたボトルに各精霊達の力が吸収されていく。

 

ボトルを交換しながら、今まで士道が封印してきた精霊の力を集める煉。そして全員の力を集め終わったあとに美九に近づいてこう言った。

 

煉「悪いな美九、さっきも言ったが君の力の少量を折紙に…」

 

美九「はい、皆さんの為です。是非お願いします。」

 

サーシャ「さぁ!まだまだ料理は沢山あるから、自由におかわりしてくれ!」

 

十香「おぉ!嬉しいぞサーシャよ!」

 

零瑠「(料理の精霊、サーシャも頑張ってる…折紙、もうちょっとの辛抱だから頑張ってくれ。)」

 

そして折紙は…

 

折紙「うっ…うぅ…」

 

七つに光る何かを見ていた。それは自分なのかはたまた別の誰かが変身しているのか…予想も付かないCRユニットの悪夢に折紙は魘されていた。そこに…

 

煉「待たせたな折紙。」

 

折紙「煉…さん?」

 

煉「ちょっと…手術室行こうか。( *´﹀`* )」

 

一方の翔人は英澄たちの前に現れた闇フレイアに似た少女、バーニアと戦っていた。

 

バーニア「くっ!なんて奴なのアナタは!」

 

翔人「お前を倒すならどんな手も使う…それが仮面ライダーというものだ!」

 

FINISH MODE!

 

翔人は大気中の空気や風を上に上げた右手に持ったレーザーレイズライザーに収束する。

 

翔人「終わりだ。異世界のワルキューレ。」

 


LASER VICTORY!

 

バーニア「フフ…♪」

 

風を纏った弾丸を撃ち出し、着弾点を起点に爆弾のように沢山の竜巻を発生させ、バーニアを巻き込んで吹き飛ばした。

 

士「……」

 

師匠『決まったか…』

 

ソウゴ&フラン「やった!」

 

和希「いや……まだだ!」

 

そう言った和希が言うと翔人が放った竜巻が晴れる。そしてそこにいたのは風の武装機だった。だがその姿は白く染められており、各部位から赤い炎みたいなのがエンジンのように燃えていた。

 

バーニア「さぁいくわよ!メカレシラム!」

 

雨祢「メカレシラムだと!?」

 

大牙「まさか…これが風の武装機の!」

 

バーニア「そう、アナタの竜巻を利用させて、完成させたのよ!」

 

大牙「だが君はウィンダミア人だ。老化が非常に早い傾向なはず。早くても30年でその寿命が終わるはずだ!」

 

バーニア「ふふふふ…はっーはははは!ごめんなさいね…私はもう50年も生きてるのよ?」

 

「「!?」」

 

フラン「どういうこと?」

 

バーニア「叶えて貰ったのよ。50年前のエンジェルパラダイスの関係者にね!」

 

バーニアは下にいる英澄たちをメカレシラムに乗って見下ろしながらそう言い放ったのだった…

 





帝王様が考えてくださった仮面ライダーホルスの設定をどうぞ。

仮面ライダーホルス


見た目:仮面ライダージーンをベースに仮面ライダー迅バーニングファルコンとバトルスピリッツの天空鳳凰ホル=アクティの要素を加えた姿

別世界の天導大牙こと本代翔人がレーザーレイズライザーを用いて変身した仮面ライダー。

変身ポーズには、鳥を模した手の動きを取り入れている。



外見:赤と緑の二色をメインにしたスーツと所々に鳥の羽や翼のようなパーツの付いた外見をしている。 
複眼は緑となっており、何処か隼を思わせるマスクが特徴。 



変身プロセス


1.左手でバックル型の銃身を腰にかざし、ベルトが自動で形成。


2.バックル型の銃身を一度空中へ投げ、右手でガングリップ型のパーツをベルトのホルダーから外した後、左手に持ち直す。


3.左手に持ったガングリップ型のパーツを上に向けて投げたバックル型のパーツと合体。


4.両手で鳥の影絵のような形を作り、トリガーを引く。


5.銃口から出た二つの緑色のエネルギーが二匹の鳥の形に変化して、エメラルドの宝石状のエネルギーと共に翔人を包み込み、背中から赤と緑の翼が現れ変身が完了。



変身音


『LASER RAISE RISER』


『HORUS SET』


『LASER ON』


『HORUS LOADING』


『READY FIGHT』 



能力



風や大気中の空気を操る能力を持ち、パンチやキック、レーザーレイズライザーでの攻撃の際に風を纏い圧縮することで、攻撃範囲を拡大させると共に吹き飛ばすことも可能。



さらに変身中は翔人と融合している神であるホルスとの同調率も高まりホルスの神としての力や武器である刀身の赤い剣も使えるようになる。

必殺技


『インペリアルストーム』


大気中の空気や風をレーザーレイズライザーに収束させ、トリガー引くことで放つ。



風を纏った弾丸を撃ち出し、着弾点を起点に爆弾のように沢山の竜巻を発生させ、相手を巻き込んで吹き飛ばす。



必殺技音


『FINISH MODE』


『LASER VICTORY』



サポート技
不明

音声


『SUPPORT MODE』


『LASER CHARGE』




レーザーレイズライザー(翔人版)


声:阿澄佳奈



天導大牙(本代翔人)が仮面ライダーホルスに変身するために使用する銃型の変身ベルト。 

バックル型の銃身と、ガングリップ型のパーツで二つに分かれている。

翔人が自分の世界から持ってきた素材で開発したものである為、仮面ライダーの変身兼武器アイテムでありながら一種の魔法兵装の面も有する。

また、単独でも銃として使え、翔人は普段から銃の状態で携行している。

ホルスレイズライザーカード


見た目:絵柄が赤と緑で隼の絵があるレイズライザーカード。

レイズライザーカードの一枚。
レーザーレイズライザーのバックル部分にセットしてガングリップ部分と合体させることで仮面ライダーホルスへの変身が可能になる。

決めゼリフ

「勝つのは我(オレ)だ。」

次回

・折紙、力の代償での覚醒



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・折紙、力の代償での覚醒


悲しい…


 

光刃「煉さん!」

 

英澄「折紙は?」

 

煉「とりあえず……少しは耐えられている。」

 

士「何とかなりそうなのか?」

 

煉「あぁ……だがあのままではこのまま戦い続けるのは難しいだろうな?」

 

フラン「そんな…」

 

師匠『何か方法はないのか?』

 

煉「俺の作った霊結晶を取り込ませれば……スピリットギアが覚醒して目覚める。その力はあのメカレシラムでも倒せまい。だが…」

 

ソウゴ「ただ?」

 

刃「なんだ?まだ難所があるのか?」

 

煉「あぁ…実は今すぐには俺特製の霊結晶は作れないんだ。完全に作った奴は残ってた物を全て渡しちまったからな?」

 

さらっと自分が霊結晶を作っていた事に驚きを隠せない人が何人かはいたが、流石に驚くべきことはないだろう…すると雨祢が煉の前に立ち、驚愕の発言を言い出した。

 

雨祢「十六夜煉。」

 

煉「ん?どうした。」

 

雨祢「私の霊結晶を…彼女に分け与えてくれないか?」

 

煉「!……ーー正気なのか?」

 

雨祢「元は死ぬ運命なんだ。覚悟は出来てる。」

 

八舞「アナタ……死ぬってどういう事!?」

 

煉「俺の作った霊結晶は反転結晶を霊結晶へと精製する必要はないんだが…」

 

フラン「ん?何かデメリットでもあるの?」

 

煉「あぁ……その代わり未調整の霊結晶は取り込んだ瞬間、その者の肉体を霊力の塊に変換する欠点がある。コイツはその未調整の霊結晶を取り込んじまっ

たんだ。」

 

天渡「んで?盗まれた奴をどうするつもりだったんだ?」

 

煉「見捨てるか、最悪どこかのタイミングで雨祢を殺して霊結晶を取り返すつもりだったさ。」

 

ソウゴ「殺すって…」

 

天渡「お前……1人の女の子を殺すって!」

 

煉「大体…響や一華達のように俺があげたならともかく、許可なく俺の物を奪っていった奴を助ける義理がどこにある。」

 

英澄「煉さん。」

 

煉「ちなみに、消滅の場合は力がそのまま煉のところへ帰ってくる仕組みだ。だが、お前は本気なのか?死んだらスフィア・リムは愚か、どの天界にも引き取られなくなって彷徨うことになるぞ?」

 

雨祢「それでも構わない……友を助けるなら、どんな手でも使うさ。」

 

煉「そうか…」

 

すると光刃のガトライクフォンから電話が鳴り響く。

 

光刃「俺だ。」

 

ミルフェン『私よ。どうやら休む暇はないみたい。例のバーニアとかいう女の子。天宮に大量のマギアを放ったわ。』

 

「「!?」」

 

天渡「煉。」

 

煉「あぁ……お前達はソイツらの対処を頼む。雨祢。」

 

雨祢「あぁ、行こう。」

 

こうして菓彩雨祢は覚悟を決めるために折紙がいる手術室へと向かうのであった。そしてバーニアは天宮タワーに居座りながら、市民達を襲うマギアをずっと見ていた。

 

バーニア「ふふふ……こんだけ放っておけば、アイツらはノコノコと現れるね?……ん?」

 

するとそこにある人物が現れた。『影の実力者になりたくて!』の主人公『シド・カゲノー』がシャドウとして着る服装を白く染め、紫色のところは赤に変色されていた。

 

そして腰にはジュウガドライバーに似たベルトを装着していた。

 

バーニア「あれ…まだ街の隙間に埃が残ってたのかな?」

 

ヒロミ「悪いが俺は暇じゃないんだ。お前達の存在はもう知っている。シャドウガーデンの構成員達が1人の少女によって重傷になるほどに倒された件を聞いてな?その少女の痕跡を追って来てみたら…お前だって事が分かったのさ。」

 

ライガ!

 

バーニア「アナタ……何者なの?」

 

ヒロミ「ヒロミ・サクラノ、正義の実力者さ。」

 

トリケラトプス!コモドドラゴン!キングクラブ!

 

ハシビロコウ!オオムカデ!ヘッジホッグ!

 

バッファロー!クロコダイル!オクトパス!

 

クロサイ!カンガルー!

 

ヒロミ「変身。」

 

スクランブル!

 

ELEVEN THE GENE!OVER OF SPIRIT!

 

仮面ライダー!ライガ!

 

ヒロミ「俺の名前はライガ。表で全てを壊す者、影などいらない。表裏一体こそが…全てを変える。」

 

そして手術室では煉が雨祢と霊結晶を分離させて折紙に取り込ませる手術をしていた。そして…

 

煉「雨祢、目が覚めた折紙と話せるのは1分だ。」

 

雨祢「構わない。やってくれ。」

 

既に身体のあちこちが点滅仕掛けている雨祢。それを見て煉は…

 

煉「お前がもっと盗むことをしない良い奴だったら…霊結晶を渡せたはずなのに…」

 

雨祢「皮肉なことを言わないでくれ…これでも、必死に闘っていた身でもあるのさ?」

 

煉「だな……」

 

雨祢「ふぅ……ところであの筋肉モリモリマッチョマンの変態娘はどこに?」

 

煉「中国にいる龍を倒しに行った……よし、準備はできた。いくぞ?」

 

そうして煉は雨祢が取り込んでいた霊結晶を折紙に取り込ませた。すると彼女の身体は光り輝き出し、強いオーラを出していた。その力を感じたのは英澄とヒロミ、そして天渡だけだった。

 

英澄「これは…」

 

ヒロミ「この力……精霊のか?」

 

天渡「まさか……成功したのか!?」

 

そして彼女が目を覚ますとそこには煉がいた。

 

折紙「煉さん……あれ、熱も治ってる。」

 

煉「彼女のおかげさ。」

 

そう言われた折紙が煉が向いた方に視線を逸らすと…

 

折紙「雨祢ちゃん!」

 

折紙side…

 

私はなんの理由で目が覚めたかは知らないが、大体の予想は付いていた。

 

雨祢ちゃんの身体がまるで猿渡一海がネビュラガスを多用接種してグリスブリザードに変身した時の代償の消え方みたいに点滅していたのだ。

 

雨祢「あっ…がっは…」

 

折紙「雨祢ちゃん!雨祢ちゃん!煉さん……もしかして。」

 

煉「あぁ……未調整の霊結晶を分離させてお前に取り込ませた。彼女の本心だ。」

 

折紙「そんな…」

 

雨祢「はぁはぁ……折紙、悪いな。これは十六夜煉に対する謝罪と、お前を助けるためでもあるんだ。」

 

折紙「まだ消えないでよ!スフィア天界に一緒に行くって約束したじゃん!」

 

雨祢「あ、あぁ……私はお前にスフィア天界に行って欲しいから……生きてて欲しいから分離させたのさ。」

 

煉「(そんな約束してたのか…)」

 

折紙「雨祢ちゃん…」

 

雨祢「折紙、私の力を存分に使え。死ぬなよ?」

 

と言って雨祢ちゃんは粒子となって消えてしまった。

 

折紙「雨祢ちゃあぁぁぁぁああああああああぁぁぁん!!」

 

私は断末魔を叫びながら泣き崩れていた。それを見た煉さんはため息を吐きながらこう言い放った。

 

煉「折紙、これからやることは分かるな?」

 

そう言われた私は泣いていられないと思い、その場から立ち上がる。

 

折紙「はい。雨祢ちゃんが命をかけて私を助けてくれた…なら、私はその分まで…」

 

煉「強化アイテムのプレシャススピリットソードだ。」

 

そう言って渡された私はそれを手に取って喫茶十六夜の前に出る。そして…

 

折紙「超、顕現武装。」

 

絶滅天使(メタトロン)!精霊集結!

 

私の周りに様々な力が取り込まれる。そしてそれを纏い、マギア達が暴れている場所へと向かったのであった。

 





菓彩雨祢の霊結晶

煉の創った霊結晶は澪の作ったものとは違い、反転結晶を霊結晶へと精製する必要はないが、その代わり未調整の霊結晶は取り込んだ瞬間、その者の肉体を霊力の塊に変換する欠点がある。

そして菓彩雨祢の霊結晶は煉が調整する前に奪っていったのもの、つまり未調整の霊結晶であるため、霊力を封印すれば消滅、霊力を封印せずともいずれは消滅する運命にある。

それに関して煉曰く「響や一華達のように俺があげたならともかく、許可なく俺の物を奪っていった奴を助ける義理がどこにある」と普通に見捨てるか、最悪どこかのタイミングで菓彩雨祢を殺して霊結晶を取り返すつもりでいる。

(消滅の場合は力がそのまま煉のところへ帰ってくる仕組み)

次回

・折紙と英澄とヒロミ。そして話はスフィア天界へと続く。


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・折紙と英澄とヒロミ。そして話はスフィア天界へと続く。


今回でここでのコラボは終わりです。え?早すぎ?そんなことはない。敵はバーニアだけじゃないんだから…

バーニアがメカレシラムに乗っている時の会話ですが…

『』だと折紙達が外にいる時。

「」はコックピットの中になります。



 

英寿side

 

バーニアが放ったマギアを俺達は次々と倒していくが、キリがなくて大苦戦していた。

 

キュアライド!グレース!

 

士「お手当て…始めるか。」

 

そう言った士は近くで倒れてしまった市民を手を使って回復させた。ラビリンがよくいないのによく回復できるな…それに中の人がターニャだからアイツがグレースに変身するとそう聞こえる…

 

フォームライド!ガングニールキュアグレース!

 

士「だとしても…俺がお手当てする!」

 

と言って目の前にいるマギア達を次々と打ち倒していく士…キュアグレースとガングニールが混ざった姿なんてもうどこから突っ込んだらいいか…

 

ギーツ!

 

ソウゴ「よし!俺も!」

 

アーマータイム!BOOST&MAGNUM!ギーツ!

 

今度はソウゴが仮面ライダーギーツを模したアーマー、ジオウギーツアーマーに変身した。そして…

 

ソウゴ「はぁああああああ!」

 

フィニッシュタイム!ギーツ!ビクトリー!タイムブレーク!

 

ブーストライカーを召喚し、それをウィザードラゴンをストライクフェーズに変形させて右足に装備してライダーキックを放つように、ブーストライカー:ギーツモードを装備した右足でマギアを全滅させた。

 

和希「あんなやり方ありなのかよ…」

 

士「おい和希。」

 

和希「あぁ?」

 

士「ちょっと擽ったいぞ?」

 

和希「はい?」

 

ファイナルフォームライド!ギギギギギーツ!

 

士がギーツのファイナルフォームライドカードをスキャンし、和希をブーストライカーギーツモードに変形。

 

和希「あぁ!?おい士!どうなってんだよこれ!」

 

士「いいから黙って使われろ。」

 

ファイナルアタックライド!ガガガガガングニール!

 

ガングニールキュアグレースのファイナルアタックライドをドライバーに認証させると士はブーストライカーに立ち乗る。そしてムチなようなものを取り出し、ストライカーの後ろ部分を叩く。

 

士「行け!キツネ!」

 

和希「お前それどこから出してきたあああああ!?それに俺が変身してるライダーは馬じゃねぇーーー!?」

 

和希の言葉を無視した士は拳を構えながらブーストライカーで突っ込んで虎の幻影を模した拳で次々とマギア達を倒していった。

 

フラン「師匠!カイゲルするよ!」

 

師匠『あぁ!』

 

フランは師匠を使って溶解光線をマギア達に放って溶かす。そしてそこにさらに現れたマギアを…

 

刃「おらおらおらおら!刃さんのお通りだあぁああああ!」

 

必殺読破マシマシ!烈火抜刀!エレメンタル合冊斬り!

 

光刃「物語の結末は…」

 

ドラゴニック必殺読破!烈火抜刀!ドラゴニック必殺斬り!

 

キリト「俺たちが…」

 

「「決める!」」

 

刃がバルバトスで目の前にいるマギア達を向こう側に吹き飛ばしたあと、キリトかブレイブドラゴンに騎乗して突撃し、刀身に炎をまとわせた火炎剣烈火でマギア達を殲滅、あとに続いて光刃が4属性の力を宿した斬撃を放ち、倒した。

 

天渡「第二形態の力をお前たちに見せつけてやる!」

 

天渡はそう言いながらのさらなる変化、体表や衣服の竜化など、「竜刻変化(ドラグシフト)」が進行させた第二形態で目の前にいるマギア達を次々と倒していった。

 

メイド長「目からビーーーム!」

 

次にメイド長がマギアに向かって目からビームを放って倒し…

 

メイド長「ロケットパンチ!」

 

両腕を分離させて放つロケットパンチを放った後に、胸部にアーマーを装着し、そこからエネルギーを充填しメイドビームを放った。

 

天渡「畜生!キリがねぇな!」

 

メイド長「ええ…ちょっと多くて無理がありますね。」

 

だがこれだけ火力を出し切ってもマギアは全然と減らなかった。

 

ヒロミ「くっ…これでも無理があるか?」

 

バーニア「よそ見してる余裕があるのかしら?」

 

と言ったバーニアはメカレシラムを呼び出して搭乗。味方であるマギアごと俺達にミサイルを放ち、ライダー組は英澄とヒロミ以外は変身解除に追い込まれてしまった。しかし、天渡は喰らったとしても

 

「「うわあああああああ!?」」

 

フラン「ぐふっ…」

 

師匠『フラン!』

 

士「ちっ…なんて奴だ。」

 

和希「アイツだけなんとかしないと…」

 

そう言ったあとにタワーからアイツは降りてきた。見たことがない仮面ライダーにみんなは『?』状態だったが…

 

ヒロミ「面倒なことになったきたな…」

 

英澄「お前…来てたのか?」

 

ヒロミ「アイツを追ってな…」

 

英澄「事情はあとで聞く。」

 

と俺達がよそ見しているとメカレシラムが口から炎エネルギーを収束していた。それを見て分かったのか、師匠が口頭で2人に警戒を促す。

 

師匠『気をつけろ!あれはクロスフレイムだ!』

 

「「えぇ!?」」

 

刃「おいおい!あんなのが放ったら天宮市が焼け野原になるぞ!」

 

バーニア「あっはははははは!みんな燃えなさい!」

 

バーニアがメカレシラムを使ってクロスフレイムを放とうとしたその時だった。

 

氷結傀儡!ブリザードウォール!

 

英澄たちを囲むほどの氷が現れ、炎技であるクロスフレイムを瞬時に消し炭にしていった。

 

バーニア『なっ!?』

 

ソウゴ「氷が…炎を消した?」

 

士「どうなってるんだ?」

 

と言ったその時だった。上空から少女の声が聞こえ出すのであった…

 

折紙side

 

折紙「みんな、お待たせ。」

 

「「!?」」

 

英澄「折紙!」

 

フラン「風邪、治ったんだ!」

 

折紙「うん。お陰様でね?…さぁ、歌姫の結晶は返して貰うわよ!偽フレイア!」

 

バーニア『偽物言うな!私には…バーニアという名前があるのよぉーー!』

 

と言ったバーニアはメカレシラムでミサイルを私に放ったが…

 

折紙「顕現・刻々帝。」

 

刻々帝!ローディング!クロックジャミング!

 

折紙は周囲の時間を止め、ミサイルが放つ向きを自分からバーニアの乗るメカレシラムに向ける。そして時間停止が解除された後、ミサイルはメカレシラムに向かって進んでいく。

 

それを見て驚いたバーニアは回避してしまう。

 

バーニア「そんな!どうして私のミサイルが!」

 

折紙「不思議って思うわよね?この精霊の力と融合した新たなCRユニット…『スピリットフェスティバル』は十香ちゃん達の精霊の力全てが使えるのよ?」

 

英澄「全ての精霊を使った…最強の形態…ということだな?」

 

折紙「簡単に言えばそういうことになるわね?」

 

バーニア「ふん、だからどうしたのかしら?こんなもので私が負けるわけないわっ!破壊光線!」

 

メカレシラムが私に向かって破壊光線をしてきたが、私はある力でそれに迎え撃つ。

 

折紙「顕現・颶風騎士!」

 

颶風騎士!ローディング!テンペストストライク!

 

右手が竜巻なみの風を破壊光線に対抗し、相殺させていった。

 

バーニア『そんな!?こんなものじゃ!』

 

折紙「これだけじゃないよ…雨祢ちゃん…私に力を貸して!」

 

豪華聖杯!鏖殺公!ストロングスラッシュ!

 

折紙「貴方は食卓の下で…消えなさい!」

 

豪華聖杯の力で鏖殺公を大量に複製し、メカレシラムに向かってファンネルのように放つ。それを向けてメカレシラムの翼は壊れてしまう…

 

バーニア「くっ…翼が壊れたとしてもっーーーー!!!!」

 

師匠『アイツ!またクロスフレイムを放とうと!』

 

折紙「問題ないよ。絶滅天使!灼爛殲鬼!」

 

絶滅天使!灼爛殲鬼!オーバーレイ!ヴォルケーノシュート!

 

絶滅天使のファンネルと灼爛殲鬼の砲を召喚した私はその2つを同時に発射してクロスフレイムを対抗。翼が壊れたことで思った以上の火力が出せなかったのか、クロスフレイムは消失。

 

バーニア「『いや…いやああああああああああ!?』」

 

メカレシラムは私の攻撃でバーニアごと粉々に破壊されてしまったのであった…

 

和希&ソウゴ「よっしゃ!」

 

士「やっと倒したか…」

 

折紙「……」

 

ヒロミ「浮かない顔してるな?」

 

英澄「んなこと言うなよヒロミ、分かってるくせに。」

 

ヒロミ「あぁ悪いな?」

 

そう言って壊れたメカレシラムの中からバーニアが出てきた。まだ生きていることに私と英澄くん、そしてヒロミくん以外は驚いてしまった。

 

天渡「クソ……サイボーグかよアイツ…」

 

折紙「いいや違う…あの子はサイボーグでも…電子で作られたAIアイドルでもない。」

 

バーニア「うぅ…うおおおおおおおおおおおお!」

 

バーニアは私がそう言い放ったあとに自身の体をまるで脱皮するように外の皮を剥いでいく…そして私達に見せた姿はまるでブルーリフレクション燦の異灰のような姿だった。

 

バーニア「はぁ……はぁ……はぁ……凄い!凄いよ!これが精霊の力なのね!」

 

英澄「まさか…歌姫の結晶を取り込んだのか?」

 

ヒロミ「いや違う…メカレシラムの使い過ぎで突然変異を起こしただけだ!」

 

折紙「となると…歌姫の結晶は…」

 

と言うとバーニアは手を差し伸べる。そこにあったのは歌姫の結晶だった。

 

バーニア「悪いけど…これは盗らせて貰うわね?」

 

と言ったバーニアは後ろからスフィアゲートのようなものを出現させる。そして空中を浮きながらメカレシラムに似た翼のエンジンの出力を上げて…

 

バーニア「また会いましょう鳶一折紙、アナタとの戦い。悪く無かったわよ?」

 

と言い放ってゲートに入り、その場から姿を消したのであった…

 

折紙「アイツらの目的は…一体…」

 

そして私達は何も無い岬で雨祢ちゃんの墓を立てたのだった。

 

英澄「折紙…」

 

折紙「分かってる。私達が今やれることは一つ…アイツを追うこと。」

 

ヒロミ「危険な戦いになるぞ?それでもいいのか?」

 

折紙「どんなのでも構わない。ただ目の前の敵を倒すだけ。」

 

ヒロミ「……いるんだろ?十六夜煉。」

 

と言って岩の後ろから煉さんが出てきた。どうなら相当困った顔をしているようだ。

 

煉「他のみんなは元の世界へ帰した…スフィア天界がお前たち3人をお呼びだ。」

 

折紙「私達を?」

 

煉「今、スフィア・リム状でスフィア粒子の乱れが観測している…お前たちの力を貸してほしいとのことだ。」

 

英澄「折紙。」

 

折紙「うん。行こう!」

 

そして…

 

大牙「気をつけろよ折紙。アイツ、かなり強そうだったぞ?」

 

零瑠「無理だけはするなよ?」

 

折紙「2人とも、ありがとう。」

 

煉「ここは任せた。」

 

翔人「あぁ。気をつけろよ?」

 

そう言って私は英澄くんが乗るブーストライカーの後部に乗り、煉さんは空中移動、ヒロミくんはライダーシューターてスフィアゲートを展開し、スフィア天界へと向かったのであった…

 

そしてバーニアは…

 

バーニア「クロウ、例の結晶は手に入れたわ。」

 

クロウ『ご苦労…あとはスパークとストーム…マッドネスの報告を待つだけだ。』

 

バーニア「楽しみだね♪私達がエンジェルパラダイスを支配する日が…」

 

クロウ『えぇ……全ては私達の目的を果たすために…』

 




コラボ、ありがとうございました。


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・華恋スターライト/零瑠アーク
・突然と現れたサーカス会場



折紙ですが、3章以降は煉とタメで話します。


お前は誰かを守る“英雄”でなければならない。


お前は誰かを照らす“希望”でなければならない。


お前は誰かを導く“運命”でなければならない。



なぜなら、お前は“覇王”ーー『天導大牙』なのだから────




 

ヨル「はぁ……はぁ……精霊!」

 

折紙に倒されたヨルはある実験施設にて拘束されていた。どうやら誰かに人体実験をされているそうだが…

 

ヨル「精霊!精霊!この私が!殺してやる!」

 

彼女は右目が赤くなった。そして拘束された鎖を砕き、目の前にあるドライバーらしきものに手を取った。そして…

 

ヨル「復讐してあげます。このライダーの力で!」

 

数日後……

 

エンジェルパラダイスの一件が終わった私は煉さんと一緒に元の世界へと帰ってきた。スフィア天界のお土産も沢山と買ってきた。後で煉さんには買いすぎだと言われたけど…

 

そういえば…

 

折紙「ねぇ零瑠くん。最近、大牙くんを見ないよね?」

 

零瑠「そう言われればそうだな…お前が帰ったと、見なくなったよな…」

 

折紙「大牙くんの身に何も起きなきゃいいけど…」

 

そんな話をしている帰り道、後ろからアイツが飛び降りてきた。

 

八舞「よっ!2人ともなんの話してるの?」

 

折紙「八舞ちゃん。」

 

零瑠「お前か。」

 

八舞「2人とも凄く元気がないね?何かあった?」

 

零瑠「あ、まぁ…ちょっとな?」

 

八舞「なら喫茶十六夜に行こうよ!煉さんのチーズケーキが食べたいから!」

 

折紙「アナタが食べたいだけじゃないの。」

 

そう言って喫茶十六夜にやってきた私たち。するとそこに…

 

天渡「お?お客さんだぞ煉。」

 

煉「おい天渡、今はそんな話をしている場合じゃないだろ?」

 

狂三「お帰りなさい折紙さん。」

 

折紙「うん。ただいま。」

 

零瑠&八舞「ただいま?」

 

折紙「あぁ……実は私の部屋を七罪ちゃんと一華ちゃんが住むことになって……仕方なく煉さんの喫茶店で住むことになったの。」

 

狂三「お陰で私はこの喫茶の店員に…」

 

煉「まぁ、エンジェルパラダイスの件が終わったあとだから少しは楽になっただろ?」

 

狂三「そういう問題ではございませんわ!」

 

煉「ま、零瑠くんと八舞ちゃん、座って。チーズケーキ出すから。」

 

そう言って煉さんは零瑠くんと八舞ちゃんにチーズケーキを渡した。すると突然とこんなことを言い出した。

 

煉「3人とも既に気づいていると思うが…」

 

折紙「大牙くんの件…だよね?」

 

煉「あぁ、大牙が精霊を倒す奴らを許さなくなり出すのは前々から気づいていたんだが、どーもきな臭い。」

 

天渡「あぁ…それに黒の彼岸花を倒して行方を晦ましたヨル・ブライア。」

 

煉「そうだな…両方とも警戒した方がいいな?」

 

折紙「そうだよね…あれ煉さん。後ろにあるその石は何?」

 

煉「あぁ…コイツは俺が前に使っていた力を石にした物だよ。太陽の石と月の石だ。」

 

折紙「そうなんだ…ちなみに、それを使った煉さんって強いの?」

 

煉「あぁ強いよ?まぁ、お前が会ったあの大牙には敵わないけど。」

 

折紙「あぁ…確かにあの大牙くじゃなくて、大牙さんの力は煉さんでさえも逃げるぐらいだから…」

 

煉「あぁ……蕁麻疹が出るぐらいさ。」

 

天渡「おい煉、そろそろあの話もしてやらねーと。」

 

煉「そうだな。なぁ折紙、最近来禅に現れた巨大な赤と白のテントを知ってるか?」

 

折紙「あ!そうそう、めちゃくちゃニュースになってたよね?」

 

八舞「噂じゃそのテントに入った人達は演目を見たあとに眠っちゃったらしくて、目が覚めたらコンビニだったらしいよ?」

 

煉「ラタトスクはヤミキューレ、バーニアとの戦いで機能が停止してる。そこで折紙。君にそのテントに調査として行って貰いたい。」

 

折紙「あ、そうか。ラタトスクは今、この前の大嵐で。」

 

そう、修学旅行のあの時にラタトスクの戦艦が故障した。本音を言えば神無月さんの暴走を止めるために一時的にデートシステムを休止する必要があるっていう本当の理由があるけど。

 

煉「インカムを用意しておけ。明日の夜に行動を開始する。狂三、念の為に周辺を警戒しておけ。八舞と零瑠も起きれるなら手伝ってくれるか?」

 

八舞「そうね…耶倶矢と夕弦を士道の家に住ませてるから、大丈夫だと思います。」

 

煉「よし…なら、明日の夜にこの場所へ集合だ。DEMやSTAが現れる可能性がある。気を引き締めるぞ。」

 

天渡「俺も行くのか?」

 

煉「当たり前だろ。手伝え。」

 

天渡「(´・ω・`)」

 

数分後…

 

煉「はぁ…」

 

煉(太陽)『おい、浮かない顔してどうした?』

 

煉(月)『そうですよ?エンジェルパラダイスの一件から全然と休めてないじゃないですか?』

 

煉「あぁ…これを作ってたんだよ。」

 

煉(太陽)『なんだよそれ?』

 

煉「ふっ、煉サンタから折紙ちゃんに…クリスマスプレゼントさ。」

 

煉(月)『あ、もしかして太陽と月の力を折紙さんに?』

 

煉「あぁ…もし何かあった時の力だ。アイツの力になればいいけどな?」

 

翌日、私たちはサーカスのテントがある場所へと向かった。

 

折紙「煉さん。着いたよ。」

 

煉『俺はこの車を改造した奴で待つ。狂三、八舞、零瑠、天渡は周囲を警戒してくれ。』

 

「「了解。」」

 

折紙「嫌なことが起きなきゃいいけど…私はあれに入ればいいんだよね?」

 

煉『あぁ、でもくれぐれも気をつけてくれ。』

 

そう言って私はサーカステントの中へと入っていった。中は真ん中がステージで周囲を客席が囲んであるスタンダードタイプのステージだった。

 

私は少し警戒しながら真ん中のステージへと進んでいく。すると私に向けていきなりスポットライトが向けられる。

 

折紙「眩し!?」

 

それと同時に聞き覚えのない声までも聞こえ始めた。

 

???「待ってたよ。鳶一折紙。」

 

折紙「ん?」

 

私の目の前にあるステージに立っていたのは、どこか騎士を思わせる服装を纏った茶色のツインテールの女の子だった。服装はどこか騎士を思わせるようで、私をステージ上から見下ろしていた。

 

折紙「アナタが来禅市の許可なく巨大なテントを立ててサーカスを勝手にやって、人々を誘惑した人?」

 

???「人だなんて大袈裟だなー?私は皆にレヴューを見せているんだよ?」

 

折紙「じゃあアナタは誰?」

 

華恋「ふふっ…私は愛城華恋。アナタと同じ精霊だよ。」

 

折紙「せ、精霊!?」

 

華恋「そ、識別名は愛剣。」

 

折紙「アナタ…煉さんが作った番外個体のIS?」

 

華恋「ん〜…私は普通の精霊でも、その煉って人が作った番外個体ってタイプの精霊でもない。」

 

折紙「え?」

 

華恋「私は努力して自身の力で精霊になった。みんなをこんな状況にしたのは私のミュージカルを見せて欲しいだけだったの。」

 

八舞『なんだ。ただの自己自慢の精霊じゃないの。』

 

狂三『八舞さん。そんな発言をしてはいけませんわよ?』

 

零瑠『変だな…このサーカスの周辺、雲が紫色になってる。』

 

折紙「え?」

 

そんなことを考えていたらどこからか銃弾が放たれる。だが華恋はその銃弾を鞘に納刀していたサーベルで弾き落としてしまう。

 

華恋「誰?私のサーカスを物騒な物で乱そうとしてるのは?」

 

そんな言葉と共に私たちの前に歩み現れたのは、なんとヨル・ブライアだった

 

ヨル「見つけましたよ。識別名:愛剣。」

 

折紙「ヨル・ブライア!?」

 

ヨル「奇遇ですね?まさか、鳶一折紙までもいるとは…都合がいい。纏めて私が倒してさしあげましょう。」

 

折紙「アナタ…キリがないわね?いい加減に諦めるとか出来ないのかしら?」

 

ヨル「アナタたち精霊がいるから、こういうことを続けているのでしょう?アナタたちがいなければ今頃、殺してなかったでしょうね?」

 

そう言ってヨルが取り出したのはなんと、ベルトだった。彼女はそれを腰に装着し、余裕の表情を見せつける。

 

アビスドライバー!

 

折紙「まさか!?」

 

ヨル「さぁ、今宵は血のミュージカルといきましょう。」

 

彼女はそう言いながら、なんとどす黒いスピリットオーブを取り出した。

 

折紙「どうしてアナタがスピリットオーブを!?」

 

ダウン…セット…

 

彼女は私の話も聞かずにそのままドライバーに黒いスピリットオーブを装填。そして右側にあるレバーを握り…

 

ヨル「変身。」

 

と、言ったあとに握ったレバーを引くヨル。そして同時に現れる黒い装甲を彼女は纏い、私たちにその姿を見せつける。

 

ディープアップ…

 

クルセイド・シャドウブラッド!仮面ライダーアサシン…!

 

折紙「あ、アナタは!?」

 

ヨル「仮面ライダーアサシン。さぁ、精霊狩り開始です!」

 

そう言ったヨルは右腕に刃のようなものを伸ばし、それを使って私たちを切り裂いてきた。私はそれを避けきったが、華恋は余裕の顔でそれを防いだ。

 

華恋「いい度胸ね!私に喧嘩をふったことを後悔させてあげる!」

 

華恋はヨルを吹き飛ばした後に距離を詰めてサーベルで攻撃するが、ヨルはそれも防いでしまう。私も自身のスピリットオーブで変身して加勢しようとしたが、そこに予想外の人物が現れた。

 

大牙「折紙、下がってろ。」

 

折紙「た、大牙くん!?」

 

「「!?」」

 

ヨル「天導大牙…音沙汰がないと思ったら、まさかここに現れるとは…」

 

大牙「お前たちのような人間は…俺が潰す!」

 

折紙「え?」

 

entry…

 

そう言った大牙くんは腰にデザイアドライバーを装着。そして懐からパワードビルダーバックルに似たレイズバックルを取り出す。その時の彼の目は復讐するような目に変わっていたのだ。

 

折紙「大牙くん!?どうしちゃったの!?」

 

大牙「悪いな折紙……精霊を守るには……こうするしかないんだ。」

 

『SET WARNING』

 

大牙「変身。」

 

HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!

 



POWERED STRIKER!

 

READY? FIGHT!

 

大牙くんはパワードビルダーに似た形態へ変身し、そのまま真っ先にヨルの変身した仮面ライダーアサシンに攻撃する。これ程の期間に彼がこんなにも豹変してしまったことを私は困惑していた。

 

折紙「大牙くん…」

 

大牙「これで終わりだ。」

 

POWERED STRIKE!

 

大牙くんはアームを展開したあとにヨルを掴み、そのまま地面に叩き潰す。そしてそのまま客席のところに吹き飛ばした。そしてヨルは状況が不利と見たのか…

 

ヨル「ここは退くしかありませんね!」

 

と言ってその場から立ち去っていった…その後に大牙くんは変身を解除、私たちを見た後に去ろうとする。

 

折紙「大牙くん!」

 

大牙「放っておいてくれ折紙。俺は…精霊を苦しめる奴を徹底的に潰す。邪魔しないでくれ。」

 

そう言った大牙くんはその捨てセリフと共に去っていった。

 

折紙「あのバックルからめちゃくちゃ強い力を感じる…嫌な予感が起きなきゃいいけど…」

 

一方の煉は暇になったのか、外でタバコを吸い始めた。しかし…

 

???「ごきげんよう。空気が美味しいね?十六夜煉くん。」

 

煉「あぁ?誰だお前。」

 

朧「これは失礼。私は不知火朧、通りすがりのものです。」

 

煉「通りすがりにしては物騒なものを持ってるじゃないか?」

 

そう、煉は彼女が右手に持っていた覇剣ソードライバーを金色に染めた物を見て、只者ではないことを感じていた。察した朧はそれを腰に装着する。

 

天王剣エクスドライバー

!

 

朧「さぁ、始めましょうか。」

 

タキオンドラゴン!

 


かつて世界を創造した時の竜の力が今ここに蘇る!

 

朧は黒紫色の竜の絵がある黒紫色のワンダーライドブックをドライバーに装填し、そのまま剣に手を添え、それを抜刀する。

 



覇王抜刀!

 

朧「変身。」

 

タキオンドラゴン!

 



〜宇宙を貫く雄叫びが今、全ての時を支配する!〜

 

煉「……(コイツは…ヤバい!?)」

 

朧「仮面ライダーグラム、さぁ…戦いを始めましょう。」

 





不知火 朧(しらぬい おぼろ) CV:佐倉綾音

性別:女

身長:150cm前後

一人称:私/俺

二人称:君/○○君(ちゃん)

容姿:紫の和服を着た白髪青目の少女


大牙に力を貸す謎の少女。

無邪気で、人懐っこい犬のように天真爛漫な性格。しかして時に計算高く、合理的で容赦がないという相反する二面性を矛盾なく同化させた可憐な少女。
時折、一人称が俺になったり、意味深なことを口にしたりと謎が多い。

戦闘能力

後述の剣を用いた剣術を得意とし、精霊相手に互角以上に立ち回るほか、左眼にある邪眼を用いて相手を操る「支配」と呼ばれる力を行使可能。

武器

【黒桜(くろざくら)】
見た目:黒い刀身を持つ大業物な日本刀。
不知火朧が持つ漆黒の刀。
普段は黒い刃だが、月明かりに照らすと刀身が淡い桜色を帯び、妖しくも美しいことから黒桜と名付けられた。

形状は普通の日本刀だが、朧のその時の気分次第で小太刀や太刀、大太刀、果ては片刃の大剣など様々な形に変化する。

能力
「総てを切り裂く」能力を持ち、物質・非物質、概念、事象関係無く、刃に触れたあらゆるもの全てをなんでも切り裂く。
その為、鞘に収めることはできず、普段は朧が作った特殊な布で刃を包まれて厳重に封印されている。

また、非常に悪食で切った相手が有機物の場合は血や肉や骨。機械の場合は金属など、無差別になんでも喰らい、食った分だけ強くなるという性質を持つ。
言ってしまえばFateの間桐桜が黒桜になる前の虚数の影みたいなものと思えばわかりやすい。

他にも空間を切断する能力を持ち、これによって相手の攻撃を回避したり、相手が放った攻撃を放った相手や別の相手に当てることも可能。


仮面ライダーグラム



不知火朧が聖剣・無限剣覇王を収めた天王剣エクスドライバーにタキオンドラゴンワンダーライドブックを装填して抜刀することで変身する仮面ライダー。


容姿は仮面ライダーファルシオンとソロモンを混ぜた様な姿。


時間操作で回避を行いながら確実に攻撃を与え、無限剣覇王を逆手持ちしたり、セイバープリミティブドラゴンのようにソードクラウンで攻撃したりなど、ブックの能力を最大限活かしながらも変則的な戦い方を行い、また必要とあらば自爆特攻も辞さない。

タキオンドラゴン



見た目:仮面ライダーグラムが鋭角的・機械的なドラゴンのアーマーを纏った姿



タキオンドラゴンワンダーライドブックを天王剣エクスドライバーに装填することで変身する、仮面ライダーグラムの基本フォーム

。

鋭角的・機械的なドラゴンのアーマーを纏った形態。

カラーは黒紫色と赤を基調としており、胸の宝石や翼など体の各所が輝いている。



能力



全身を覆う甲冑は他の剣士が「ソードローブ」なのに対しグラムは「タキオンローブ」と呼ばれ、「タキオンドラゴン」の特殊能力を使用する専用武具となっている。
これにより全身の各所で「銀河眼の時空竜」の発する「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」の力を行使し、文字通りの不死身を体現している。



この「時空転生」は胸部及び両肩部装甲「タキオン・リ・バース」では復活する力として機能するが、翼の様な背部の装甲「タキオンドラゴン・ウイング」では受けた衝撃を自らのエネルギーへと変換する効果を持ち、グラムは無尽蔵ともいえる力を振るう事ができるほか、飛行することも可能。

これに留まらずグローブ「ニュートリノガード」によって「無限剣覇王」の刃に纏った場合には物質・非物質、概念といったあらゆるもの総てを断ち切る力を付与しており、攻防共に威力を発揮する応用に富んだ力である。



一番右の神獣のスロットのみを使った形態ながら、全身に装甲が装備されるという独自のシルエットをしている(もっともエクスドライバーに"他のスロット"は存在しないが)。

変身音



『タキオンドラゴン!』


『かつて世界を創造した時の竜の力が今ここに蘇る!』



『覇王抜刀!』



『タキオンドラゴン!』



『〜宇宙を貫く雄叫びが今、全ての時を支配する!〜』



必殺技



時空覇王斬り




無限剣覇王をエクスドライバーに戻し、トリガーを一回引いてから抜刀して発動する剣技必殺技。



黒紫の竜を模した強力な斬撃を放つか、背部の「タキオンドラゴン・ウイング」で飛翔して黒紫色の斬撃を3連続で放つ。



音声


『必殺読覇!』



『覇王抜刀!時空覇王斬り!』


時空覇王撃



無限剣覇王をエクスドライバーに戻し、トリガーを二回引いて発動。 
背部の「タキオンドラゴン・ウイング」で飛翔し、黒紫色のオーラを纏ってライダーキックを放つ。

音声

『必殺読覇!』

『時空覇王撃!』

無限居合



無限剣覇王を必冊ホルダーに納刀してトリガーを引き、抜刀することで発動。



音声

『無限居合! 』

『覇王一閃! 』


無限剣覇王(むげんけんはおう)



見た目:無銘剣虚無の色を金色にしたもの



不知火朧が持つ黄金の聖剣で無の聖剣にして究極の剣。
聖剣の属性は無銘剣虚無と同じく『無』。エンブレムのクレストは龍の横顔。


能力

火炎剣烈火から、無銘剣虚無までのセイバーに登場した全ての聖剣の力を操る能力を持つ。
刃王剣十聖刃とは違い、御咲の意思で使いたい能力を自由に使え、複数の聖剣の力を混ぜることもできるほか、聖剣を創造してソードビットやファンネルの様に操れる。

アウトサイダーで登場したデザストの聖剣である黒嵐剣漆黒も創造でき、その気になれば刃王剣十聖刃も創造できると言う無茶苦茶っぷり。

さらには、新たな聖剣を創造することも可能であり、まさに名前の通り覇王の操る無限の聖剣である。

天王剣エクスドライバー



見た目:覇剣ブレードライバーの色を金色にしたもの




仮面ライダーグラムが使用する変身ベルトで
バックルには無限剣覇王が収められている。

能力



内包された銀河眼の時空竜が発する「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」を変身者に与える特殊な機関を持ち、変身解除してもなお途切れる事無くその力を供給し続ける。

更に変身者が復活する際に必要な情報がリアルタイムで記録され続けており、変身前後を問わずグラムの変身者を不死身の剣士にたらしめる。

この仕組みはファルシオンの覇剣ブレードライバーとは違い使用者の意思で自由にオン・オフが効く。

タキオンドラゴンワンダーライドブック



見た目:黒紫色の竜の絵がある黒紫色のワンダーライドブック





『かつて世界を創造した時の竜の力が今ここに蘇る!』



不知火朧の魂に宿るドラゴンで、ある銀河眼の時空竜の力が宿ったワンダーライドブック。
ジャンルは神獣、カラーは黒紫色。

1ページのストーリーページには『時を翔ける竜』が描かれている。


2ページの左端のテキストには『時を翔ける竜が聖剣と交わり身に宿る』と記載されている。

内包された銀河眼の時空竜が発する時を操る力「時空転生(タキオン・トランスミグレイション)」によって、ワンダーライドブックの使用者は時間操作・干渉能力と超再生・復活能力を身に付けている。



そのため所有者の不知火朧は例え即死級のダメージを受けても再生可能としてしまう死と再生を超越した不死身の剣士となっており、正攻法で倒すことが不可能である。


仮面ライダードラン パワードストライカーフォーム



見た目:機械的な鎧を纏った仮面ライダードラン



天導大牙がデザイアドライバーとパワードアーマーバックル、ストライカーコンテナバックルを使って変身した仮面ライダードランの中間パワーアップフォーム。

最大の特徴はストライカー武装と呼ばれる三種の専用武装を使用して戦う。

ストライカー武装はそれぞれ、高機動戦用のフリューゲル、近距離のシュヴェルト、遠距離・砲撃戦用ブラスターの三つに分けられている。


いずれの形態も攻守ともに優れ、ヴェラチュール、セブンズ、ディザスターといった規格外枠を除けば現時点での最強クラスの一角と言ってもいい程の強さを誇るが、その圧倒的な能力は変身者である大牙自身にもかなりの負担がかかり、1度戦闘するだけで目や鼻、耳、口から出血し、体もフラフラになり立つのも苦しい状態になってしまう。

要は変身して戦うだけで命を削る諸刃の剣。

変身音



『SET』

『WARNING』(警告音のような待機音)



『HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM』



『POWERED STRIKER』


必殺技



パワードストライク



ストライカーバックル1つを展開して放つ通常必殺技。



必殺技音



『POWERED STRIKE』



パワードビクトリー

ユニオン時に放つ必殺技。

必殺技音


『POWERED VICTORY』 





パワードフィニッシャー



パーフェクト時に放つ超必殺技。


全ての武装を展開して総攻撃を仕掛ける。 ただし、今の大牙では身体にかかるダメージがデカく、使用後、即座にダウンしてしまう。



必殺技音



『POWERED FINISHER』


次回

・謎の集団の目的



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・謎の集団の目的


ではどうぞ。

仮面ライダーヴェラチュール フェーズ2

見た目:仮面ライダーゲイザーとダンボール戦機のダンボール戦機ウォーズのディ・エゼルディを混ぜた姿。



十六夜煉が「ダアトスピリットカード」と「ヴィジョンドライバー(ヴェラチュール仕様)」で変身する仮面ライダーヴェラチュールの強化形態。

変身方法はバイオメトリクサー2回押しでフェーズ2への変身が可能(1回押しの場合これまでのヴェラチュール(フェーズ1)になる)。

フェーズ1同様、手持ち武器は一切使用せず、6つのビット(子機)を使って攻撃と防御を行う。

「ヒュプノレイ」が強化改良された「ドミニオンレイ」を分離して飛ばし攻撃を防いだり、そこから金色のスクリーン型ホログラムのバリアを展開し敵の攻撃を防ぎつつ、投げ技や関節極めなど、格闘戦をカウンターに攻守隙のない戦闘を展開する。

また、フェーズ1から「洗脳能力」も強化されており、洗脳された者は力が通常の2〜5倍強化される模様。

なお、細かい性能もフェーズ1から分かりやすく向上しているようで、次元観測範囲が半径100kmまでだったフェーズ1に対し、フェーズ2は半径500kmを瞬時に観測可能と5倍以上に膨れ上がっている。

武装のビットも強化されており、ソードビットは攻撃力、機動力、耐久力の強化、ビットレーザーは攻撃力と機動力、リフレクトビットは防御力と耐久力が強化され、「ドミニオンレイ」と合わせて使うことであらゆる攻撃を防御できる。

オーバーシステム


煉が開発した仮面ライダーの強化システム。
このシステムを搭載した仮面ライダーはスペックや能力を極限にまで増幅され、もはや仮面ライダーの枠を超えた力を持つがその代わりに変身者にとてつもない負荷がかかり最悪の場合、死に至る危険性を持つ。


必殺技



『カタストロフ』

ダアトスピリットカードを1回スラッシュして発動。水色の幾何学模様の軌跡を残してドミニオンレイと共に対象の上空に浮かび上がり、ドミニオンレイが金色の幾何学模様の光を纏い急降下してダメージを与える。

また、フェーズ1同様に強力な回し蹴りを放つことも可能。


『アポカリプス』


ダアトスピリットカードを2回スラッシュして発動。
相手を包囲したビットによるレーザー攻撃に加え、ソードビットで切り裂いた後に串刺しにするオールレンジ攻撃を行う。

音声


変身音



VISION DRIVER!

PHASE2 LOGIN…


INSTALL…

INNOVATION&CONTROLL!

VERATÝR!PHASE2!


必殺技音』

1回スラッシュ
《PUNISH》



2回スラッシュ
《JUDGEMENT》 





 

突然、十六夜煉の前に現れた謎の少女。不知火朧。彼女は仮面ライダーグラムに変身し、煉に襲いかかってきた。

 

煉「往生際が悪い。場を慎め。」

 

VISION DRIVER!

 

煉はヴィジョンドライバーを腰に装着し、バイオメトリクサーを2回押す。

 



PHASE2 LOGIN!

 

煉牙「変身。」

 

ダアトスピリットカードを取り出し、それをヴィジョンリーダーにスラッシュする。カードを読み取ったドライバーは煉の周りに6つのビットを召喚し、恋をヴェラチュールに変身させた。

 

INSTALL…!

 

INNOVATION&CONTROLL VERATÝR!

 

PHASE2!

 

仮面ライダーヴェラチュール2、煉が変身するヴェラチュールの強化版だ。朧は余裕な表情を見せながら、攻撃を仕掛ける。

 

煉「貴様、何が目的だ!」

 

朧「そんなの……教えるわけがないだろう!」

 

すると突然、別の方向から、警備隊ライダーが現れる。

 

どこからの刺客からは知らないと思っていた煉はちょうどいい駒だと思ってバイオメリトクサーを押す。

 

HACKING ON CRACK START!

 

SET UPGRADE!

 

煉「お前にはコイツらがお似合いだ。」

 

REMOTE CONTROL!

 

MAGNUM!

 

NINJA!

 

ZOMBIE!

 

煉に洗脳されてしまった警備隊ライダーたちは朧に攻撃。だが彼女はソイツらを圧倒していった。

 

朧「こんなもんか?十六夜煉。」

 

煉「やるじゃないか。だが、そう簡単に勝てると思うなよ!」

 

煉はそう言ってソードビットとビットレーザーを使用して朧を追い詰める。そして…

 

煉「これで終わりだ。」

 

JUDGEMENT!

 

ダアトスピリットカードを2回スラッシュした煉は朧の周辺をビットで包囲し、レーザー攻撃に加え、ソードビットで切り裂いた後に串刺しにするオールレンジ攻撃を行った。

 

彼の周辺は黒煙に包まれ、彼は倒せたと思って余裕の表情を仮面の下で見せるが…

 

朧「そんなもんか。」

 

煉「!?」

 

黒煙が晴れ、朧が変身するグラムが現れた。彼女は変身解除どころか、傷1つさえも無かった。

 

朧「今度はこっちの番だ。」

 

そう言った朧は無限剣覇王をエクスドライバーに戻し、トリガーを一回引く。

 

必殺読覇!

 

朧「これで終わらせてやる。」

 



抜刀!時空覇王斬り!

 

エクスドライバーから無限剣覇王を抜刀した朧は黒紫の竜を模した強力な斬撃を煉が変身したヴェラチュールに放つ。彼はそれを金色のスクリーン型ホログラムのバリアを展開したヒュプノレイで防ぐが、それすらも打ち砕かれてしまう。

 

絶対絶命のその時だった。

 

ジュドーン!バーン!

 

朧が放った

 

片手一つで時空覇王斬りを地面に突き落とした人物が煉の前に現れた。そう、あの千切豹馬である。

 

煉「お前は!?」

 

豹馬「十六夜煉、ここは俺に任せてくれ。君は早く折紙と華恋のところへ。」

 

煉「あ、あぁ…」

 

そう言われた煉はその場を豹馬に任せ、折紙と華恋がいるテントへと向かった。朧は彼に苛立ちながらも、彼を見ながらこう言い放った。

 

朧「君……何のつもりかな?」

 

豹馬「隠しても無駄だ天導大牙。お前が不知火朧とかいうヤツになってこの世界で暗躍している事ぐらい、分かっている。」

 

朧「ほう…俺の正体を知っているとはな?」

 

豹馬「正確には…俺の友人がお前の仮の姿の名前を知っていて…それを俺に伝えた…ってところだな?」

 

朧「なるほど…」

 

豹馬「悪いがこれ以上、俺と俺の友人の計画に割り込むのは良してほしい。」

 

朧「完全に姿を消していたのにまさかバレるとはな?だが、知った以上は活かしてはおけねぇ!」

 

豹馬「上等だ。」

 

そう言いながら右手に持ったのは特殊なドライバーだった。それを腰に装着した後、空から赤以外の装飾が金色に染められたカブトゼクターが現れた。

 

SET!

 

豹馬「変身。」

 

HENSHIN!CHANGE!HERCULES!

 

豹馬はカブトとサウザーを組み合わせた仮面ライダーヘラクレスに変身した。彼はそのまま朧に変身するグラムに近づいて攻撃する。だが豹馬は仮面の下の表情を一切変えずに、かかと落としで反撃する。

 

朧「甘い!」

 

豹馬「流石だ。だが!」

 

そう言った豹馬は朧を殴って吹き飛ばす。それを食らった朧は吹き飛ばされしまうが、未だに余裕の顔を見せた。

 

朧「面白ぇ…叩き潰してやる!」

 

必殺読覇!時空覇王撃!

 

豹馬「いいだろう。その力、俺に見せてみろ。天導大牙!」

 

RIDER STRILK!

 

豹馬はタキオン粒子を纏った従来のライダーキック、朧は背部の「タキオンドラゴン・ウイング」で飛翔し、黒紫色のオーラを纏ったライダーキックをお互いに放った。

 

だが力は豹馬が圧倒。煉たちにバレるとマズイ朧は、思いのままに力を発揮出来ずにその場で変身解除されてしまった。

 

朧「ちっ…もっと本気を出せたら!」

 

豹馬「あまりこの世界で暴れないで欲しい。俺の計画の範囲内でお前が暴れたら困るからな?」

 

そう言った豹馬はその場から去っていった…

 

朧「千切豹馬……お前は何者だ?……それとお前に俺の正体を教えたヤツは、誰だ?」

 





仮面ライダーヘラクレス

容姿

基本のカブトにサウザーを組み合せた姿。

千切豹馬がアメイジングカブトゼクターで変身するライダー。カブトのクロックアップの機能にサウザーのサウザンドシグナルの能力も組み合わさっており、並大抵の基本フォームや初期の様々な形態では勝てない。

さらに左横にあるゼクター専用のアップグレードアセンブルにアメイジングサビーゼクター、アメイジングドレイクゼクター、アメイジングサソードゼクターを装填すると様々な形態に変身できる。

ライダーストライク

カブト同様に上段回し蹴りを放つのと、従来のライダーキック二通りある。

変身音

HENSHIN!CHANGE!HERCULES!

必殺技音

RIDER STRILK!

次回

・華恋の夢と零瑠のピンチ


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・華恋の夢と零瑠のピンチ


ではどうぞ。


 

千切豹馬が不知火朧の相手をしている間に煉は華恋と邂逅している折紙のところへ向かうが、彼が見た光景は呆れるように驚くことだった。

 

煉「え?」

 

華恋「……」

 

ステージにあるテーブルの上にはケーキスタンドが置かれており、2人は先程の戦いが終わったあととは思えない程な状況下でお茶会を開いていたのだ。

 

あとから駆けつけた狂三たちも唖然としながら折紙たちを見ていたのだ。

 

天渡「なぁ?あれ何が起きたんだ?」

 

煉「さぁな?」

 

八舞「ねぇ?封印は成功したの?」

 

折紙「いいや、まだだよ?」

 

「「まだなの!?」」

 

折紙「とりあえず落ち着かせるためにこのセットを召喚したの。」

 

煉「それ…一葉から貰ったアフタヌーンティーセットだろ。しかもテーブルが付いてるプレミア版…」

 

零瑠「どうしてそんな呑気にお茶会をしているんだ?」

 

折紙「そりゃ暇だったからよ。ね?」

 

華恋「うん。それよりも…ヨルってあの女…何者なの?」

 

折紙「STA…精霊を武力で行使して壊滅させる組織の一員だ。だが問題なのが…」

 

折紙「STAがなぜライダーシステムを使ったか……だよね?」

 

煉「あぁ……何か裏がありそうだ。」

 

零瑠「それにあの大牙の新しい姿……どうもきな臭い。」

 

八舞「うん!何か危なそうな感じがしたよね?」

 

折紙「パワードストライカー…あれを作った人は一体…」

 

そして某所…

 

大牙「戻ったぞ。朧。」

 

朧「お、もう戻ったんだ?ヨル・ブライアは倒せた?」

 

大牙「いや、逃がしちまった。だけど精霊は無事だ。そっちは随分と気分が悪いみたいだな?」

 

朧「うん。そうだね…あの千切豹馬とかいうやつのせいでめちゃくちゃになってさ?十六夜煉で遊ぶつもりだったのに……余計な邪魔が入って最悪だよ。」

 

大牙「それは災難だったな?……ところで、何か策はあるのか?」

 

朧「あぁ勿論だよ。これを彼のドライバーに装填させる。あの場を掻き乱して私達の勝利を掲げるのよ。」

 

大牙「言っておくが、お前の目的に関しては一切の興味はない…俺は四糸乃たちを救えればそれでいい。」

 

朧「あぁ…それでいいよ大牙。君は君のやり方で奴らを倒せばいい。」

 

大牙「……」

 

するとそこに…

 

蒼也「朧様、失礼します。」

 

朧「ん〜?どうしたの蒼也?」

 

蒼也「ヨル・ブライアが何故か怪人を連れて街中に…」

 

大牙「確かか?」

 

蒼也「はい。」

 

朧「ちょうどいいや、これの実験も兼ねてみよう。」

 

大牙「何をする気だ?」

 

朧「なに、零瑠くんに少し力を与えるだけだよ?」

 

そして街にはアサシンに変身したヨル・ブライアが何故か怪人を連れてやってきた。そこに駆けつけた折紙と零瑠は…

 

折紙「な、何あれ?」

 

零瑠「でも…今はアイツらと戦うぞ折紙!」

 

零瑠くんはゼノン、私はユニットを纏い、目の前にいる怪人とヨルたちを止めに行く。

 

ヨル「また来ましたか鳶一折紙…いい加減、執拗いですよ!」

 

折紙「執拗いのはアナタのほうよ!」

 

そう言った私は剣を使って目の前にいるヨルに牙を向ける。しかし彼女はその場から飛び上がって私が向けた剣に乗っかった。

 

折紙「なっ!?」

 

ヨル「遅い!」

 

油断した私を彼女は足で蹴り飛ばして柱に当てる。それを見てマズイと思った零瑠だったが…

 

POWERED VICTORY!

 

別の場所から赤いレーザーが発射され、ヨルがそれを食らって吹き飛ばされてしまう。

 

そしてそれを見て驚いた私の前に現れたのは…

 

HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!

 

STRIKER KANONE!

 

折紙「大牙くん!?」

 

なんとドラン:パワードストライカーに変身した大牙くんだった。だが、以前見たのと違ってランチャーストライカー、ライトニングストライカー、ブラストシルエットを混ぜたようなアーマーを纏っていた。

 

彼は私に手を差し伸べて立ち上がらせた。

 

大牙「大丈夫か?」

 

折紙「な、何とか…」

 

大牙「いくぞ。アイツを止めるぞ。」

 

折紙「えぇ!」

 

しかしそこにかき乱すように紫の和服を着た白髪青目の少女が現れた。

 

大牙「朧?」

 

朧「つまらないから、ちょっと面白いことをしてあげる。」

 

朧と名乗る人物はプログライズキーらしきものを取り出し、それを起動する。

 

絶滅・EXPLOSION!マリスジャンプ!

 

朧「さ、頼むよテスカ。」

 

テスカ「任せろ。」

 

朧にそれを渡されたテスカは零瑠に近づく。そして彼の腹を殴って動けなくさせ、そのまま手に持ったプログライズキーをドライバーに装填する。

 

シンギュライズ!

 

「Let's」『Rise!』

「Le,Le,Let's」『Rise!』





 

零瑠「がっ!?ぐぅ!?ああああ!?」

 

折紙「零瑠くん!」

 

大牙「おい、何のつもりだ!」

 

朧「さぁ…存分と悪意に染まるがいい。枢木零瑠!」

 

テスカ「はっははは!さぁ、お楽しみの時間だ!」

 

メタルライズ! 『(アーク)』





 

零瑠「うわああああああああああ!?」

 

Secret material!

『アークメタル!』




 

アーククラスタホッパー!

 





"It's 『ARK』 Quality."

 

折紙&大牙「零瑠!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朧とテスカに強制的に変な姿に変身させられた零瑠は目が覚めると謎の空間にいた。

 

周辺にはおびただしい数の「滅」「亡」「暗」「殺」「戦」、「争」、「悪」、「憎」、「死」、「獄」、「愚」、「蔑」、「凶」、「邪」、「虐」、「痛」、「怨」、「恨」等の負の感情を連想させる18種類の禍々しい書体の漢字があった。

 

零瑠「こ、ここは……どこだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「はぁ……彼にパワードストライカーを使わせ続けるのは良くないですね…なら、これを彼に渡す時が来たかもしれませんね。」

 





テスカトリポカ
 CV:三上哲


性別:男性


年齢:不詳


身長:180cm


体重:80kg


好きなもの:銃、戦士、戦争(19〜21世紀あたり)


嫌いなもの:傷つかぬ者


一人称:オレ、または俺


二人称:テメェ、お前(さん付けすることもある)、オマエ、ヤツ、名前、兄弟(大牙のみ)


容姿:テスカトリポカ(Fate)


朧の仲間であり、アステカ神話の全能神「テスカトリポカ」と同じ名前を名乗っている白いシャツに黒い上着を羽織り、サングラスをかけた金髪の青年。武器商人と紹介されることも。本人曰く「テスカトリポカの力と神性を持つだけのただの人間」。


一人称は「オレ」、または「俺」。
態度も見た目も軽く飄々としたものだが、粗暴で冷酷。「人の心が有りすぎて無い」とまで言われる。





しかし一方で、「善悪を超越した絶対者」としての振る舞いには非常に拘っており、「信条」「礼節」に類する語彙を頻繁に口にする生真面目なマナー主義者でもある。 


「王(自分)の行いに意見する者は、聴き入れるに値する内容であっても罰さなくてはならぬ」という暴君としてのスタンスを守ろうとするのがその象徴。

完璧主義で皮肉屋、そして好戦的であり、冷酷ではあるがお喋り好きなので好かれやすく、本人も人を好きやすい。 


自他共に認める「戦争と死の神」ではあるが、彼のスタンスは言わば「戦場限定の守護聖人」に近く、自らの神性である「戦いと滅亡のサイクル」を回し続ける事そのものを行動理念としている。

彼にとって大事なのは「武器を取り、敵対者を殺さんと立ち向かった『戦士』」であるかどうかという一点のみ。身分が低かろうが技量がなかろうが心構えがなっていなかろうが、それが「戦士」であるならば等しく評価し、好意的に接する。


勝利を手に入れた「戦士」はもちろん祝福するものの、彼は戦死するなどの形で敗北した「戦士」に対しても敬意を払っており、手厚いサポートを用意してもいる。


戦うことを求める神ではあるが「戦士」が強いかどうか、勝てるかはどうでもいいようで、はっきりと「英雄はいらない」と明言する珍しいタイプの戦神でもある。 


現代の銃器を好んで使うのも、「持てば誰でも戦士になれる」という自身のスタンス故である。一方、「戦士」であるならば分け隔てなく手厚く接する為、戦争の際は利敵行為も当たり前のように行う。


「戦争と死」による新陳代謝が目的だからか、個人的な“こだわり”として「戦いの中で死者や負傷者はたくさん出てほしい」という思いがあり、戦いから逃げないものの殺しは忌避する折紙達は戦士であると認めつつも「嫌い」とする、傷を負わない戦士を軽蔑する、といった言動がある。


ただ、あくまで自分のスタンスから嫌いなだけで、きちんと武勲を重ねたり見込みのある者には面倒見の良い一面を見せる。


その性質は強者であれば王や戦士だろうと、奴隷や罪人だろうと守護するという弱肉強食の体現者。その本質的な強さという基準には社会秩序は適用されず、結果的に不和と戦争を招く事となる。


さらに厄介なことに全知全能な上に自由で気まぐれという恐ろしい神ではある…が意外と約束は必ず守ってくれたりする。戦士としての側面も強く、仮に戦いに勝つことが出来ればどのような無茶な願いでも叶えてくれるが、負ければ生贄として美味しく頂かれることとなる。

「戦いと克服は自然界に最低限存在する闘争と受難であり、存在するのが当たり前である」という思想を持つ。
軍神であるため好戦的かつ暴力的、逆らうものには漏れなく死をプレゼントする等、残虐な面はどうあっても否定できない。

神性的にライバルであるケツァル・コアトル視点からすればとんだド畜生ゴッドであるが、筋金入りの邪神というわけではない。
どの身分の者とも親友になったり、民のために教育機関を設立したり、猥談もとい性相談に積極的にのったりするなど神らしい側面もしっかりと持っている。


もっとも上述の思想から、水不足にあえぐ民にそのまま水を与えず嵐に変えて与えるスタンスを取るのだが……


戦闘能力



素の戦闘能力としては、はっきり言ってそこまで強くなく、今の折紙なら十分に倒せるほど。

しかし、アステカの戦神にして全能神であるテスカトリポカの神性を持つ故か、因果律操作に近い権能を所持している。



この権能を使って「ルールの中で起こりうることを自在に引き寄せる」ことで戦闘能力を補っている。 

具体的には「攻撃を受け負傷した」という事実をなかったことにしたり、逆に外れた攻撃を「当たった」という事実で上書きしたり、といったもの。 


何らかの後押しがあれば現在と未来を入れ替え、望んだ結果の世界を具現化させるという神の御業のごとき行為まで実現可能。

ただし、出力は本来のテスカトリポカ神のものより大幅に落ちており、世界をまるごと塗り替える規模のものは朧の後押しを受けてなお短時間維持するのが限界。 


銃を好んではいるが、肝心の腕前はといえばろくすっぽ当たらないどころか装填すらおぼつかないレベルの下手っぴ。要はクソエイムである(どのくらいかというと仮面ライダーで例えたらマグナムフォーム時のバッファより酷い)。


遠距離だと数発放って1発当てるのがやっと。 

本人にも下手な自覚はあり、しかも下手であることをかなり気にしているようで、銃の腕前を指摘されるととても傷つく。
当たらないと見るや「当たらねぇ!」とヤケを起こして直接襲いかかる。

武器としてワルサーP38の上部(アイアンサイトの部分)に斧の刃がついた銃を所持しているが上記のとおり、クソエイムなせいで数発撃って1発当てるのがやっと。
最終的に上についている斧の刃の方で斬りかかることが多い。
そもそも構え方がかなり雑なのでそりゃ当たらない。


クソエイムの一因と揶揄されるのが改造ハンドガンの銃剣……というか銃斧。
ただでさえ当たらないのに斧が上部にくっついていて照準器が見えず重心バランスが上昇、さらに近接攻撃の衝撃もバレルがモロに受けていると思われるので……。


銃についているのが斧なのは、カウィール神の象徴(斧)を表している可能性がある。

銃の素体はエングレービングの文字からワルサーP38と想定されるが(粗製濫造の多かった後期ロットかどうかは不明)、上記の通り滅茶苦茶なカスタムをしたせいでまともな銃器としての運用は望めない。

代わりと言っては何だが自在に宙を舞って敵を切り裂き、天から稲妻を呼ぶ事ができる…が、恐らくこれらは彼が持つテスカトリポカの神性による超能力によるもの。


仮面ライダードラン パワードストライカーカノーネ

変身音



HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!STRIKER KANONE!



見た目:ランチャーストライカー、ライトニングストライカー、ブラストシルエットを混ぜたようなアーマー纏ったドラン



仮面ライダードラン パワードストライカーフォームの遠距離砲撃戦用形態。



高い火力によって後方支援や砲撃戦に特化した形態で三つのストライカーの中で1番の火力と武装数を誇る代わりに、三つのストライカーの中で一番負担が大きいが後述のユニオン、パーフェクトに比べたらまだマシな方。


武装



パワードブラスターインパルス



見た目:超高インパルス砲「アグニ」

パワードストライクカノーネ最大火力の武装である大型のビーム砲。

高圧縮状態の臨界プラズマエネルギーをマイクロ秒オーダーのバーストインパルスとして生成・放射することで、防御用の随意領域を容易く破壊する程の威力を発揮する。

威力に比例して負担も高く、連発しようものなら即強制変身解除してダウンしてしまう。


パワードツインブラスター



見た目:ケルベロス高エネルギー長射程ビーム砲



バックパック2門装備された、大出力ビーム砲。

大型の空中艦すら真っ二つに割るほどの凄まじい威力がある。



パワードデュアルレールガン



見た目:デリュージー超高初速レール砲

バックパック上部に装備された2門のレールガン。使用時は肩越しに展開する。


パワードランチャー・クアドリフォリオ



見た目:四連装ミサイルランチャー


パワードツインブラスターの後部に内蔵されている4連装ミサイルランチャー。

構造上、パワードツインブラスターとの同時使用は不可。


パワードミサイル



見た目:ファイヤーフライ誘導ミサイル



クアドリフォリオに装填されているミサイル。



パワード・ハイパーライフル



見た目:70-31式電磁加農砲


長射程型電磁レール砲。アーマーに搭載された大型測距システムとの連動により極めて精密な射撃が可能で、有効射程距離は大気圏内では120km、宇宙空間では最大1万kmにも達する。




超長基測距モードに移行する事で初速が35%減少する代わりに超高精度照準が可能となり、宇宙空間での有効射程が最大で38万km以上に延伸される。



砲身は普段は分割した状態で両腕部に装着されるが、右腕に装着されたパーツはそれのみで、弾頭である71式強化徹甲尖頭弾を発射できる。




仮面ライダーゼノン:アーククラスターホッパー


絶滅・EXPLOSION!



マリスジャンプ!シンギュライズ!

Let's Rise!Le,Le,Let's Rise!

メタルライズ! 『(アーク)』



Secret material!アークメタル!アーククラスタホッパー!

"It's 『ARK』 Quality."

見た目:ゼノンとゼロワンメタルクラスターホッパーを合わせてアークっぽくした姿。


ゼノンドライバーにアーククラスターホッパープログライズキーを装填して変身したゼノンの中間パワーアップ兼暴走フォーム。

外見


その名を表したかの如く、全身が黒く輝く金属質な見た目となっており、頭部や肩などが鋭利な形状に変化している。アークライダーの特徴の赤いの複眼と全身に駆け巡るエネルギーライン兼特殊装甲「ACHライナー」を持つ。 


変身プロセスは、大量のバッタが一度巨大バッタになった後分散し、零瑠の体を蝕む様に身体に纏わり付く非常におぞましい物となっており、これは暴走を克服した後でも同じ。

大牙(テスカトリポカ)に無理やり変身させられた初変身時に至っては、暗黒のオーラが終始漂い、更には変身時のバッタの大群の中に漆黒の個体が多数混じるという状態であり、禍々しさがより一層強調されている。

装甲には硬度・可塑性・密度を自在に変化させる相転移制御特性を持つ特殊金属「アークメタル」が使用されており、攻撃時には無数の小さなバッタ「アーククラスターセル」に変形し、ゼノンから変幻自在に分離して縦横無尽に飛び回る。

その為、攻撃時は素体が丸出しになる。 


必殺技

必殺技


アークライジングエクスプロージョン

アークライジングエクスプロージョン!



身体から分離したアーククラスターセルが再構築されてゼノンの姿になり、そのままライダーキックを繰り出す。 



アーククラスターホッパープログライズキー


見た目:メタルクラスターホッパープログライズキーとアークワン・サウザンドアークプログライズキーを合わせたようなもの


声:速水奨&プラント兄弟(MONKEY MAJIK)

零瑠の変身するゼノンの中間パワーアップにして暴走フォームである仮面ライダーゼノン アーククラスターホッパーに変身するために必要なプログライズキー。



ちなみに開発者はメルクリウスであり、大牙(テスカトリポカ)が折紙世界に行く際に待たされた。

メタルクラスターホッパープログライズキーと同様、新たな認証プレート「アークメタルライザー」が追加されていて、装填後にこれを折りたたむ「アークメタルライズ」が追加された三段階認証で変身できるようになっているのが特徴
(単に装填しただけでは「Let's rize! Le Le Let's rize!」の待機音が鳴るのみ)。


展開時に1匹の大きなバッタが、メタルライズ後に6匹の小さな金属のバッタのようなレリーフが現れる。

これらのレリーフはアーククラスタホッパーの装甲にも使われている「アークメタル」で形成されており、それ故かメタルクラスターホッパープログライズキーと同じく最重量となっている。

一度使用するとアークメタルライザーがゼノンドライバーの中央部を物理的に塞ぎ、強制割り込みプログラム「アークプリズメントチェイン」によって他のプログライズキーを認証しなくするように書き換えてしまう。

その上、変身中はドライバーがアークに強制接続され、変身者の意識を悪意に満ちたデータ空間に幽閉し、その間一切の制御ができなくなる。

因みに、このプログライズキー自体に悪意のデータを保護する為の特殊コーティングが成されている事に加えて、自分から変身解除出来ない様に、上述の形で悪意に満たされたデータ空間に変身者の意識を幽閉する機能がある為、破壊は困難であると推測される。

その上、一度でも使用すればゼノンドライバーは他のプログライズキーを一切認証しなくなる様プログラムが書き換えられてしまうので、一度変身したら自力で変身解除不能、それが出来たとしても「他の形態に変身出来ず嫌でもアーククラスタホッパーを使わざるを得なくなる」非常に厄介な性質を持っている。

次回

・零瑠の戦いと折紙の覚醒


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・零瑠の戦いと折紙の覚醒


零瑠、暴走。そして折紙、覚醒。


仮面ライダードラン パワードストライカーシュヴェルト



変身音



HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!STRIKER SCHWERT!

見た目:青いソードシルエットとソードストライカーを混ぜたようなアーマーを纏ったドラン



シュヴェルトストライカーバックルをパワードアーマーバックルに装填した形態でパワードストライカーフォームの近接戦闘形態。

近接、白兵戦に特化した形態で追加武装も双剣とブーメラン、ロケットアンカーを搭載した両腕に装備される小型シールドの3種類のみになっている。




武装



パワードデュアルソード



見た目:エクスカリバーレーザー対艦刀



パワードストライカーシュヴェルトの武装である2本の剣でその構造にはASTやDEMの使用するCR-ユニットのレイザーブレードの技術も使われている。



二刀流で振り回す事もできるが、柄同士を連結させた「ツインブレイドフォーム」にする事で、槍やランスのように間合いをとった戦いにも対応できる。



パワードエッジブーメラン



見た目:青いフラッシュエッジビームブーメラン


背部に2機装備されているビームブーメラン。

2つのブーメランの本体部分を結合する事でビームではなく実体の刃を持ったブーメランとして使用する事もできる。


パワード・アンカーシールド



見た目:ソードストライクのパンツァーアイゼン



両腕に装備される小型シールドとそれに搭載されたロケット推進式のアンカー。

打ち出されるアンカーの軌道は接続された強化高分子ケーブルの運動に大きく支配されるため、運用者には相応の技術が必要とされる。


アンカー先端のクローが展開し目標を捕捉、もしくは破壊する事が可能。
また、小型シールドには防御用の随意領域を展開する機能もあり、その防御力はエレンのペンドラゴンやアルテミシアのランスロットの全力攻撃でようやく破壊できるほど。




 

折紙side

 

零瑠「……」

 

折紙「れ、零瑠くん?」

 

突然と新たな姿へと変わった零瑠くん。彼はそのまま目の前にいるヨル率いる怪人軍団に迫っていく。それを見た彼らは果敢に挑むが、新たな姿になった零瑠くんの力に為す術なかった。

 

大牙「な、なんて力なんだ…」

 

そして零瑠くんは右側にあるプログライズキーが装填されているところを押す。

 

アークライジングエクスプロージョン!

 



零瑠くんは身体から分離したアーククラスターセルが再構築されてゼノンの姿になり、そのままライダーキックを繰り出す。怪人たちはそれを食らって爆発四散していった。

 

その状況を見たヨルは…

 

ヨル「くっ…また撤退ですか…仕方ありませんね!」

 

折紙「あ、待て!」

 

私が捕まえようとするが、なんとそれを暴走した零瑠くんが止めてしまう。まるで私を仕留めるように襲いかかってくる零瑠くん。しかしそれを…

 

HIGH POWER DRAGON ARMED A SYSTEM!STRIKER SCHWERT!

 

ソードシルエットとソードストライカーを組み合わせた力で暴走する零瑠くんの攻撃を対艦刀で受ける。

 

大牙「火力が酷い…だが!」

 

POWERED VICTORY!

 

大牙くんは零瑠くんを吹き飛ばした後に、対艦刀を彼に向けて放ち、そのままライダーキックを放った。だがそれでも動く彼に私は立ち上がる。そして…

 

折紙「ふぅ……うぅ!」

 

朧「あっ…?(なんだ…折紙からとてつもない力を感じる。)」

 

折紙「はあああああ……うわあああああああ!!!!」

 

「「!?」」

 

テスカ「な!?なんだこのエネルギーは!?」

 

朧「くっ…テスカ、退くぞ!」

 

テスカ「おい!大牙とアークプログライズキーはどーすんだよ!」

 

朧「大牙はともかく、プログライズキーはアイツに渡しておけ。そのうち、スペシャルなウェポンをアイツに渡すさ。」

 

と言った朧とテスカはその場から立ち去り、その場にいるのは私と大牙くん、そして零瑠くんの3人だけだった。

 

折紙「……私が…止める!うおおおおおお!」

 

折紙side

 

この状況を煉は遠眼鏡で覗いていた。そして…

 

煉「覚醒したか折紙。あとはベルトを渡して…それを使いこなせるかどうか…」

 

折紙はその場にいる零瑠の腹に向けて近距離で飛び蹴りを放つ。そして零瑠は変身が解除され、そのまま気絶するのであった。そして折紙も…

 

折紙「やっと…止められ…た…」

 

大牙「折紙!」

 

変身を解除した大牙は倒れた折紙を抱える。気絶した彼女を見つめながら彼はこう言い放った。

 

大牙「俺が…もっと強ければ…」

 

するとそこに…

 

煉「もう大丈夫だ。」

 

大牙「煉さん。」

 

煉「あとは任せろ。2人を喫茶店に連れていく。」

 

そう言った煉は折紙と煉を米袋を持つように担いだ。そして…

 

煉「大牙、お前の心境が変わろうとも俺はいつでもお前の味方だ。もし困ってることがあるならいつでもこっちに相談しに来い。」

 

そう言った煉は荒れたその場所から去るのであった…それを見た大牙はふとその場で立ち尽くし…

 

大牙「心境か…確かに、俺が変わることが出来るのは有り得るかもしれないな。」

 

その状況をビルの屋上から眺めていた朧とテスカは…

 

テスカ「おい!どういうことだ!あの精霊の小娘が暴走した零瑠を止めたぞ!普通じゃ止められないんじゃないのか!?」

 

朧「ふむ…あの状況が見るに、俺が真の力をアイツに与えていないのも含めるが…どうやら煉は折紙に何かしらの力を授けているのかもな?しかも、こっそりと。」

 

テスカ「こっそりと?」

 

朧「ふっ、まぁ折紙も色々と楽しませてくれるだろうよ。」

 

と、折紙に少しの期待を寄せた朧はテスカと共にその場から立ち去っていった…そして…

 

零瑠「ここは…どこなんだ?」

 

暗い空間に現れた零瑠。辺りを見渡せば負の感情を連想させる18種類の禍々しい書体の漢字がウジャウジャと湧いていた。そして…

 

アーク「待っていたぞ。枢木零瑠。」

 

零瑠「!?」

 

聞き覚えのない声が後ろから聞こえたのを感じた零瑠を後ろを振り向く。そこには黒いロングコートを着用し、髪に白と赤のメッシュが入って目が赤くなった零瑠がいた。

 

そう、自分とそっくりの人間がその場に立って彼を見ていたのだ。

 

零瑠「お前、何者なんだ!」

 

アーク「我が名はアーク、人工知能アークだ。」

 

零瑠「俺の身体に何をした!」

 

アーク「私が直接と何かしたわけではない。私はあのテスカトリポカという男がお前のドライバーにそのプログライズキーを使い、アーククラスターホッパーに変身した事でお前の中に現れたもう1人の枢木零瑠と見ていい。」

 

零瑠「じゃあ…何もしてないんだな?」

 

アーク「あぁ。」

 

零瑠「……1つ聞きたい。あの形態…克服するにはどうしたらいい?」

 

アーク「その答えならただ1つだ。闘え、枢木零瑠。」

 

零瑠「戦うだと?」

 

アーク「今はそれしか言えない。貴様は戦い続けろ。この戦いに…」

 

アークがそう言い放ったあとに零瑠の意識は朦朧とし始める。そしてそのまま眠りに落ちるのであった。

 

零瑠「……うぅ……はっ!?」

 

そして目が覚めると、喫茶十六夜の店内の中にいたのだ。

 

煉「怪我はしてないか?」

 

零瑠「煉さん。俺…」

 

煉「朧にあの変なプログライズキーを使わされて暴走した。だけど、折紙が覚醒してお前を一撃で止めた。」

 

零瑠「い、一撃で…」

 

煉「少し…お前に離さなくちゃならないな…実は折紙、エンジェルパラダイス以降、徐々に太陽と月の力に目覚めようとしている。」

 

零瑠「太陽と月の力?」

 

煉「もう1人のお前にも話したことがあるが俺には以前、太陽と月の力を纏った能力で一兎たちを守ったことがあってな?最近はディザスターやセブンス、ヴェラチュールなどの力があるから使用は控えていたが…」

 

零瑠「だけど…元は煉さんの力をなぜ折紙さんが?」

 

煉「さぁな?だけど、転生者である折紙には何かしらの秘密があるのは確かだ。そこでだ…彼女にこの力を渡す。」

 

そう言って取り出したのは左右に2つのスロットが存在するドライバーだった。そしてそのドライバーの隣にあったのは2つの霊結晶だった。

 

零瑠「これは?」

 

煉「太陽と月の力が入った霊結晶だ。今のアイツなら使いこなせるはずだ。」

 

そして折紙はというと…

 

折紙「うっ…うぅ…」

 

目が覚めたら喫茶十六夜にある寝室のベットで寝ていたのだ。随分と熟睡してた為、彼女は手で目を擦った。

 

折紙「あの力…何なんだろう…」

 

するとそこに煉が入ってくる。

 

煉「目が覚めたか?」

 

折紙「煉さん。私…」

 

煉「あぁ…その力は太陽と月の力が合わさった特殊な力だ。」

 

折紙「それって前に煉さんが教えてくれた…」

 

煉「あぁ…どうやらお前にもその素質があるってことだ。それにもう変身できる。」

 

折紙「はい?」

 

そんな状況の中、なんと狂三が息をゼーゼーとしながらやってくる。

 

狂三「大変です!ヨルが街に現れて暴挙に!しかも華恋さんを狙ってます!」

 

煉「ちっ…STAは本当にそういうのが大好きだな。折紙!」

 

煉さんは服を着てベッドから降りた私にアタッシュケースを投げ渡した。それを手に持った私は不思議そうな目で見た。

 

煉「エクリプスドライバー、お前用に調整した新たな力だ。あの力で覚醒した以上、もう使えこなせるはずだ。」

 

折紙「ありがとう煉さん。」

 

煉「いいってことよ。さぁ、急げ!」

 

折紙「はい!」

 

私は急いでヨルが待つその場所へと急いで向かった。するとそこには傷だらけでしゃがんでしまっている華恋がいた。

 

折紙「華恋!」

 

華恋「折紙ちゃん!」

 

折紙「怪我はしてない?」

 

華恋「うん。何とか…」

 

ヨル「鳶一…折紙!」

 

折紙「アナタ…いい加減にしなよ?」

 

ヨル「いい加減に?私は精霊が嫌いなんですよ…幼い頃に…精霊は私の両親を殺した!」

 

折紙「そんなの逆恨みじゃない!」

 

ヨル「うるさい!精霊は…全員潰す!」

 

アビスドライバー!

 

折紙「華恋、下がってて。」

 

華恋「う、うん…」

 

ダウン…セット…

 

ヨル「変身。」

 

ディープアップ…

 

クルセイド・シャドウブラッド!仮面ライダーアサシン…!

 

ヨルが変身したあとに私はエクリプスドライバーを取り出し、それを腰に装着した。

 

エクリプスドライバー!

 

ヨル「なんだそのドライバー…」

 

折紙「アナタに教える義理はないわ!」

 

セット!

 

そう言った私は神霊結晶アポロスをドライバーの左側にセットしたあとに右側にあるレバーに手を添える。

 

折紙

「変身…!」


 

レフトアップ!

 

プロテクト!ライジング!サンシャイン!

 

仮面ライダーエクリプス・アポロス!



 

「「!?」」

 

華恋「な、なにあれ…」

 

ヨル「アナタ…一体誰なんですか!」

 

折紙「黙ってろクズ女。私は仮面ライダーエクリプス・アポロスフォームだ。この名前、耳の穴かっぽじってよく覚えておくんだな!」

 





折紙ちゃん。ライダーデビューです。


枢木零瑠(アーク) CV:速水奨


一人称:私
二人称:お前/名前
容姿:黒いロングコートを着て髪に白と赤のメッシュが入って目が赤くなった零瑠。

天導大牙(テスカトリポカ)にアーククラスターホッパープログライズキーを使わされ、アーククラスターホッパーに変身した事で零瑠の中に現れたもう一人の枢木零瑠。


性格というより中身は仮面ライダーゲンムズ以降の人工知能アークがベースとなっており、高圧的な態度自体もゼロワン本編時代と比べたら大分軟化している。
現在は自身の予測を超えた先に何があるのか興味があるとの事。

零瑠を試すような言動をしたり、アーククラスターホッパーを使って変身して戦うよう促したりする。


サンプルセリフ


「我が名はアーク、人工知能アークだ。」

「闘え、枢木零瑠。」


「私は、私の予測を超えた先に何があるのか、それに興味があるだけだ。」


仮面ライダーエクリプス



鳶一折紙がエクリプスドライバーに神霊結晶をセットして変身した姿。

最大の特徴は3つのフォームを持ち、それを状況に合わせて使い分けること。


アポロスフォーム



エクリプスドライバー!

セット!

「変身!」



レフトアップ!

プロテクト!ライジング!サンシャイン!

仮面ライダーエクリプス・アポロス!

神霊結晶アポロスをエクリプスドライバーの左側にセットして変身した形態。

防御と攻撃に特化した形態だが反面、後述のアルテミスフォームと比べるとスピードで劣る。

武器は二刀流で合体させることで盾にもなる程の大剣になるアポロス・ブレイド。

必殺技



アポロス・カウンターブレイク



『アポロス・カウンターブレイク!』



アポロスフォームの必殺技。
アポロス・ブレイドを合体させて、相手の攻撃を受けて、カウンターを叩き込む。
受けた相手の攻撃が高ければ高いほどカウンターの威力が上がるが、ダメージが高すぎると変身解除するため、使い所が大事。


アルテミスフォーム



ライトセット!



「変身!」



ライトアップ!

スピード!パワー!ムーンライト!


仮面ライダーエクリプス・アルテミス!

神霊結晶アルテミスをエクリプスドライバーの右側にセットして変身した形態。

アポロスフォームとは真逆に攻撃特化の形態になっており、速さと攻撃を重視した手数で攻める。
代償に防御力が低下しており、そこは注意が必要。
武器は三日月を模した刃を持つ鎌のルナ・サイズ。

必殺技

アルテミス・ソニックラッシュ



『アルテミス・ソニックラッシュ!』



アルテミスフォームの必殺技。

残像ができるほどの速さで動き、相手を連続で斬りつける。
イメージは崩壊:スターレイルのゼーレの必殺技「乱れ蝶」。


エクリプスフォーム



『セット(デュオ)!』



「変身!」



『デュオアップ!』



『クロッシング!デュアル!ゴッド!』



『仮面ライダーエクリプス・アルテミス!』


神霊結晶アポロスをエクリプスドライバーの左側に、神霊結晶アルテミスをエクリプスドライバーの右側にセットして変身した形態。

アポロスフォームとアルテミスフォームを足して2で割ったようなバランスの良い形態。



それぞれの特徴を併せ持ち、特筆すべきメリットもデメリットもない。
穴がないため格下相手に足をすくわれることはほぼない。

だが上記2形態に比べ、突出した点もないので実力以上の力は発揮できず格上相手だとジリ貧になりやすい良くも悪くもバランスに特化した形態。


必殺技

エクリプス・クロスフィニッシュ



『エクリプス・クロスフィニッシュ!』

エクリプスフォームの必殺技。

アポロスフォーム、アルテミスフォーム、エクリプスフォームの3人に分身して連続で攻撃を叩き込み、止めにライダーキックを放つ。

エクリプスドライバー


十六夜煉が開発した新たなドライバーで鳶一折紙が仮面ライダーエクリプスに変身するために使用する。

左右に2つのスロットが存在し、そこに神霊結晶をセットし、右側にあるレバーを弾いて仮面ライダーエクリプスに変身する。



神霊結晶(ゴッドセフィラ)


十六夜煉が鳶一折紙専用に開発した新たな2つの霊結晶。

煉の持つ太陽と月の神の力が込められており、エクリプスドライバーにセットして変身することで仮面ライダーエクリプスへの変身を可能にする。

太陽の神の力が込められた神霊結晶アポロスと月の神の力が込められた神霊結晶アルテミスの2つが存在する。 


次回

・見よ!エクリプスの力!






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・見よ!エクリプスの力!


エクリプスに変身する場合はチラッと性格が変わります。


 

「「!?」」

 

折紙の新たな姿、仮面ライダーエクリプス アポロスフォームの姿を見た華恋とヨル、そしてその場所へ駆けつけた大牙と零瑠は驚愕していた。これが彼女の新たな姿だ。

 

折紙「さぁ、どこからでもかかってこい。」

 

そう言った折紙は手を使ってヨルを挑発。それを見た彼女は部下として連れていた怪人たちを前へ出す。

 

ヨル「彼女を潰してきなさい!」

 

その声と共に大勢の怪人たちが折紙に攻撃を仕掛けるが、彼女はそれを尽く二刀流の武器で倒していく。

 

零瑠「あれが…煉さんが作った新たなライダーシステム。」

 

大牙「凄い…」

 

折紙「おらぁ!吹っ飛べ!泣き叫べ!逃げろ逃げろぉ!ハッーハッハッハッハ!」

 

華恋「なんか怖くなってない?」

 

大牙「あ、あぁ…」

 

零瑠「なんか圧が凄い…」

 

ヨル「くっ…舐めた真似を!」

 

折紙の戦い方に苛立ちを覚えたヨルは彼女に向かって走り出して攻撃しようとするが、折紙は瞬時に必殺技を発動する。

 

アポロス・カウンターブレイク!

 

折紙「ふん!」

 

必殺技を発動するトリガー弾いた折紙は瞬時にアポロス・ブレイドを合体させ、走っていたヨルの一撃を受け止め、彼女が放ったものよりも何倍の力を叩き返す。

 

ヨル「な!?」

 

折紙「なーんだ…こんなものか。」

 

ヨル「カウンターですか…なかなかに面白い力を持ってますね?」

 

新たな力に喜びと興奮を覚えた折紙はもう1つの神霊結晶を取り出し、右に装填していたアポロスの神霊結晶を外し、月の神霊結晶を左側に装填する。

 

ライトセット!

 

それを装填した後に同じようにレバーを操作すると…

 

折紙「ライトチェンジ。」

 

ライトアップ!

 

スピード!パワー!ムーンライト!

 

仮面ライダーエクリプス・アルテミス!

 

今度は別の姿へと切り替え、武器には三日月を模した刃を持つ鎌を取り出す。そして…

 

折紙「遅いです!」

 

ヨルの速いれ?

 

速さと攻撃を重視した手数で攻め、ヨルを追い詰める折紙。しかし彼女はその隙をついて腕を掴もうとするが…

 

折紙「その穢れた手を離しなさい!」

 

折紙はそれを気にせずに鎌を使って地面に叩き落とす。

 

折紙「今度はこれで倒してあげますよ?」

 

アルテミス・ソニックラッシュ!

 



折紙は残像ができるほどの速さでヨルを連続で斬りつけ、追い詰める。その姿はまるで乱れ蝶だ。

 

ヨル「バカな…私の力は。この程度なのかぁああああああ!」

 

折紙「まだ終わりませんよ?」

 

『セット(デュオ)!』

 



折紙「デュオチェンジ。」

 



デュオアップ!

 

クロッシング!デュアル!ゴッド!

 


仮面ライダーエクリプス!アルテミス!

 

今度は最初に変身した太陽と先程変身した月を組み合わせた姿へと変わった。

 

ヨル「くぅ……コロコロと変えやがって…ふざけるなぁああああ!」

 

ヨルはヤケになって私を攻撃してくるが、折紙はこんな格下をさらに追い詰め、近くにあった建物の壁にぶつけた。

 

ヨル「がっ……こんな…私か……負ける…なんて…」

 

折紙「終わりよ!」

 

エクリプス・クロスフィニッシュ!

 

レバーを弾いて必殺技を起動した私はアポロスフォーム、アルテミスフォーム、エクリプスフォームの3人に分身する。

 

折紙「行くよっ!私たち!」

 

折紙(太陽)「任せろ!」

 

折紙(月)「了解です!」

 

3人で協力し、連続で攻撃を叩き込み、最後に1人だけになってライダーキックを放った。

 

折紙「はああああ!おりゃああああ!」

 

ヨル「ぐわあああああああああ!?」

 

ヨルはその攻撃を食らったあとに廃墟の建物吹っ飛ばされて爆発四散。そのまま変身解除するのであった。戦いが終わったあとに折紙は変身を解除。倒された彼女の方角を見る。

 

折紙「死んだな。」

 

大牙「アイツにかける捨てセリフが酷いなお前。」

 

零瑠「圧倒的に絶望すぎる…(お前はどう思う?)」

 

アーク『(さぁ…)』

 

何故かいつの間にか心の中同士で話せるようになった零瑠とアーク。彼の目を見て折紙は…

 

折紙「(零瑠くん…心の中で誰かと話してる?)」

 

と、そんなことを考えていたその時だった。

 

琴里『みんな聞こえる?大変よ!』

 

折紙「どうしたの琴里ちゃん?」

 

琴里『上空に飛行物体が接近中、空中を飛び回っているわ!』

 

「「え!?」」

 

折紙「なんかいやーな予感がする。」

 

そして上空の積乱雲には全翼機に似た兵器が居座っていたのだった…

 




次回

デルタ型ステルス兵器を倒せ!零瑠とアークのバディ!


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・デルタ型ステルス兵器を倒せ!零瑠とアークのバディ!


それではどうぞ。


 

???「予定通り…メカデルタンダルを仕向けてくれたな?ミスリア。」

 

ミスリア「はい。貴方様のご所望通り…メカデルタンダルを向かわせました。」

 

???「天導大牙は泳がせておこう。隙をついて我々は例の物を奪う。」

 

ミスリア「十六夜煉の喫茶に保管されてある…完成された霊結晶ですね?」

 

???「あぁ…その回収はお前に任せる。私はこの戦いを見守ることにするよ。」

 

ミスリア「では、私は行動を開始します。」

 

???「頼んだよ…私の従者の一人、ミスリアよ。」

 

そしてメカデルタンダルを倒すために空を飛んでいる折紙。それを勝手に華恋が着いてきたのだ。

 

折紙「何あの兵器?実験機体?」

 

琴里『私にもさっぱり分からないわ。突然上空に現れては大暴れしているのよ。』

 

華恋「何を企んでるかは知らないけど…これ以上私たちの邪魔をされてたまるもんですか!」

 

八舞「あんなもんが空を飛んでたらこっちは大迷惑よ!潰してやるわ!」

 

折紙「いくよ!八舞!華恋!」

 

華恋「えぇ!」

 

八舞「任せて!」

 

エクリプスの状態で、以前ラタトスクが回収したブラックリコリスを折紙が煉の協力の下、ホワイトリコリスへと姿を変え、改良を加えた奴に乗った。華恋と八舞は自身の力で空を飛んでいた。

 

謎の敵機に向かって攻撃を仕掛ける私たちだったが、あまりの速さに追いつけずに大苦戦してしまう。するとそこにパワードストライカーに変身した大牙くんが飛んで現れる。

 

しかも今まで装備した三種のストライカー武装が融合したアーマーを纏っていたのだ。しかも口の部分から血が垂れ流れていたのだ。

 

折紙「大牙くん!」

 

大牙「安心しろ。これぐらい…短期決戦ぐらいだろ!一気に終わらせる!」

 

そう言ってデルタンダルに似た戦闘兵器に接近して攻撃を仕掛ける大牙。しかし折紙は急いで大牙の救援に駆けつけようとしたその時だった。

 

オーソライズ!

 

シューティング!プログライズブラスト!

 

別の方角から青いオオカミ型のエネルギー弾が現れ、それが謎の兵器に着弾されると杭になり、それが相手を拘束されたあとにトドメの一撃が放たれた。そして全員が放たれた場所へ視線を移すとそこには零瑠が変身したゼノン アーククラスターホッパー
が立っていた。

 

折紙「零瑠くん!?」

 

大牙「お前…暴走は大丈夫なのか?」

 

零瑠「あぁ…この武器のお陰でな?」

 

アーク『闘え、枢木零瑠。』

 

折紙「誰ソイツ?」

 

零瑠「俺の相棒…ってところかな?」

 

折紙「ふーん……それで?その武器は誰から貰ったの?」

 

零瑠「ふっ……お前の知り合いから貰ったんだよ。大牙。」

 

大牙「あぁ、朧か。アイツは気まぐれな奴だからな?」

 

零瑠「ま、どの道アイツの目的は何にせよ…この姿を上手く操れることができたならそれでいい!力を貸せよ!アーク!」

 

ツインライズブラスター!

 

アーク『いくぞ、零瑠!』

 

零瑠はツインライズブラスターをメカデルタンダルに向けて発砲し続ける。それでも逃げ続けるその獲物に彼は食らいついていったのだ。

 

零瑠「絶対に逃がすか!」

 

ツインライズ!

 

零瑠「これで……終わりだっあああああ!!!!」

 

ゼノンツインブラスト!

 

零瑠はホッパーブラスターとレックスブラスター、両方のプログライズキーのスキャン部分同士を「ツインライズ」し、バッタとティラノサウルス状のビームをメカデルタンダルに放ち、爆破させたのだった。

 

零瑠「これで一応は安心だな。」

 

アーク『あぁ……零瑠よ。』

 

零瑠「ん?」

 

アーク『私は、私の予測を超えた先に何があるのか、それに興味があるだけだ。だから貴様が奴らに歯向かうなら私は手を貸そう。』

 

零瑠「いいのか?そんなお前を信用して。」

 

アーク『問題ない。それに朧の目的も気になるからな?』

 

そんななかで零瑠とアークの会話を後ろで見守っていた大牙はひっそりとこう言い放つ…

 

大牙「不知火朧…アイツの目的はなんだ?」

 

そしてメカデルタンダルの戦いを裏で見ていた人物を、この時の折紙たちはまだ知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「鳶一折紙。なかなか興味深い人物ね?」

 




次章リアスクイーン/大牙リベリオン

次回

・女王、現れる。


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・リアスクイーン/大牙リベリオン
・女王、現れる。



ではどぉーぞ。


 

折紙「あぁあぁ…暇だなぁ…」

 

狂三「ダラしないですよ折紙さん。なんて格好しているのですか?」

 

折紙「だって何も面白いことが起きないんだもの。」

 

煉「確かに…面白いことは起きないな…真面目に考えていなければな?」

 

折紙「あ、その顔はもしかして?」

 

煉「あぁ…大牙と手を組んでいる朧が気になる。」

 

零瑠「アイツ…どうも色々と変なんだよなぁ?」

 

煉「それは俺は思う。大牙と手を組む以外にも零瑠にあのような姿にさせた人間でもある。はぁ…まるでアイツみたいだな?」

 

すると喫茶十六夜に2人のお客さんがきた。

 

狂三「いらっしゃいませー!」

 

琴里「お邪魔するわよ?」

 

美九「こんにちは折紙さん!」

 

折紙「あ、珍しいじゃん。美九を連れて琴里がやってくるなんて。」

 

琴里「相変わらず煉の喫茶店でグータラ生活してるのね折紙。」

 

折紙「仕事はちゃんとしてるわよ。それで?ただ喫茶店に来たわけじゃ無さそうだけど?」

 

琴里「ふふ、流石は転生者。長年の経験がものを言うわね?煉、チーズケーキのセットを頼めるかしら?」

 

煉「分かった。そこのお嬢さんは?」

 

美九「琴里さんと同じのでお願いします。」

 

煉「分かった。先に座って話して置いてくれ。」

 

私たちは2人を席に座らせて話を聞くことにした。琴里はタブレット端末を取り出して操作したあとに画面を私に見せつける。

 

琴里「まずはこれを見てちょうだい。」

 

折紙「こ、これは…」

 

琴里から渡されたそのタブレット端末に映っていたのはある生徒の資料… 紅髪でそれなりに胸も大きい……ていうかめちゃくちゃ大きい女性の顔写真が貼ってあった。

 

うん…やっぱり胸が大きい…

 

(大事な事なので3回言いました。)

 

琴里「リアス・グレモリー… 竜胆寺女学院に通う高校三年生。」

 

狂三「それって…美九さんの通っている学校ではありませんか!」

 

美九「はい。実は数日前から竜胆寺女学院で騒がしいことがありまして…」

 

折紙「騒がしいこと?」

 

琴里「生徒が悪魔に襲われるっていう事件よ?」

 

「「悪魔!?」」

 

煉「それは穏やかじゃないな…」

 

そうやってチーズケーキセットをテーブルに置きながら煉さんは言った。

 

琴里「そうでしょう?この悪魔事件……リアス・グレモリーが関係している可能性が見えてきたのよ。」

 

煉「なるほど……俺が保管してたライトノベルの見すぎか?それの影響で彼女がその悪魔との関連性を裏付けているって思ってたんだな?」

 

琴里「あら、アナタが所有している本は凄く興味深いわ。色々と読ませて貰っているわ。」

 

煉「ふ……話を戻すとして、もしリアスが悪魔の精霊となれば…」

 

折紙「状況が芳しくないってところね?」

 

琴里「そっ、士道でも封印できるかどうかって話……それに。」

 

煉「俺が造った霊結晶で能力を経たわけでもないな…この精霊は。」

 

折紙「なら話は早いね。竜胆寺に殴り込みに行きましょう!」

 

狂三「(折紙さんがまた脳筋になってますわ!)」

 

一方…

 

零瑠「なぁアーク。あの朧って奴……どう思う?」

 

アーク『すまないが、私はソイツが誰なのかは予想できない。』

 

零瑠「何でだ?お前のアイテムを生み出したのはアイツだろ?」

 

アーク『確かにそうではあるが…彼女の正体を知っているわけでもないし、目的も知っているわけではない…』

 

零瑠「何か…裏がありそうだな…調査してみるか?」

 

アーク『あぁ、だが無理はするなよ?』

 

零瑠「分かってるって、それを承知であまり攻め過ぎないようにするさ…」

 

そして竜胆寺学院にやってきた私はというと…

 

折紙「なんで私がこの制服を…」

 

美九「仕方ないですよ。任務のためにはその制服を着る必要があったのですから。」

 

折紙「ま、あの精霊のやろうとしている事を察すればこうやって潜入捜査するのも無理もないか。」

 

美九「本当だったら士道さんを女装して向かわせる方法も考えたそうですけど、私と同じようにもし男性嫌いだったら大変ですからね。」

 

するとそこに…

 

大牙「なんだ。折紙も竜胆寺に来てたのか。」

 

折紙「大牙くん!」

 

美九「なぜ大牙さんがここに?」

 

大牙「例の精霊だよ。」

 

折紙「やっぱり、大牙くんの目的もリアス・グレモリー?」

 

大牙「あぁ…それにどうもきな臭い…」

 

折紙「もしかして…あの朧って人?」

 

大牙「あぁ…アイツは怪しい…」

 

折紙「……とりあえず!私たちはリアス・グレモリーのやろうとしていることを探ろうとしているんだ!手伝ってくれる?」

 

大牙「まぁ…あのヨルがまた現れる可能性があるからな?手伝ってやるよ。」

 

そして木の後ろでその会話を聞いていた女性がいた。彼女はグリモアの霧塚萌木に似ていた。

 

???「あぁ…推しが輝いてる…最高!」

 

そしてオリテン世界のある場所でスフィアゲートを潜って現れた人物がいた。

 

一葉「ここが折紙の世界か…楽しみだな!」

 

新たな精霊との戦争(デート)が始まる…

 




折紙の世界に来たり、嶺賀の世界に来たりと忙しい一葉ちゃんです。

次回

・悪魔の精霊と大牙のサポーター


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・悪魔の精霊と大牙のサポーター


ではどうぞ。


 

リアス・グレモリーの目的を探るため、私たちは竜胆寺学院に来ていた。大牙くんも朧の目的を探りながら同行することになったが…

 

ドカーン!

 

折紙「な、なに!?」

 

大牙「今の爆発、向こうからか!?」

 

私たち3人は爆発があった場所へと向かう。そしてそこにいたのは…

 

大牙「く、黒い兵士?」

 

折紙「あれってロード・オブ・ワイズ!?どうしてこんな場所に!」

 

美九「もしかして悪魔はこれの事でしょうか?」

 

折紙「美九は生徒の皆を避難させて!私と大牙くんはコイツらを!」

 

美九「分かりましたわ!」

 

そう言われた美九は辺りにいる逃げ惑う人々を助ける。私たちに視線を見せる。

 

大牙「あのロード・オブ・ワイズ…色分けされてない。」

 

零瑠「そりゃそうだろ。よく見たら量産型だしな?」

 

折紙「零瑠くん!」

 

大牙「お前、どこに行ってたんだ?」

 

零瑠「不知火朧のことを調べながら散歩していた。ま、竜胆寺学院の調査ってのも含めてな?」

 

折紙「気をつけてね?相手は何をしようとしているか分からない!」

 

大牙「あぁ。」

 

SET!

 

折紙「そのバックルは!?」

 

大牙「朧から貰ったんだよ。ーーー変身!」

 

BOOST XTREME!

 

READY…FIGHT!

 

大牙くんは以前変身していたドラゴンフォーム時よりドラゴンのような見た目をしていた。その姿は正しく黄金の龍。彼はそれに変身したあと、目の前にいる四賢神たちに攻撃を仕掛ける。

 

零瑠「相変わらず破天荒だな…いくぞ折紙。」

 

折紙「うん!」

 

セット!

 

シンギュライズ!

 

「Let's」『Rise!』

「Le,Le,Let's」『Rise!』





 

折紙

&零瑠「変身!」


 

レフトアップ!

 

プロテクト!ライジング!サンシャイン!

 

仮面ライダーエクリプス・アポロス!



 

メタルライズ! 『(アーク)』





 

Secret material!

『アークメタル!』




 

アーククラスタホッパー!

 





"It's 『ARK』 Quality."

 

零瑠「いくぞ!」

 

そしてその裏で大牙を見守る1人の少女が立っていた。

 

???「あれを使い続けるのは難し過ぎる!どうにかしなきゃ!」

 

そんななかで私たちは目の前にいるロード・オブ・ワイズに攻撃を仕掛ける。すると大牙くんは…

 

Boost Time!

 

大牙「はぁあああ……!」

 

XTREME BOOST STRIKE!

 

大牙くんはグリップを捻って必殺技待機状態にした後、左足に黄金の雷光を纏わせ右足で高くジャンプし流星の如き速度でロード・オブ・ワイズの2体に接近してライターキックを叩き込んだ。

 

大牙「おりゃああああああ!」

 

それを喰らった2体のロード・オブ・ワイズは爆発四散。残りの2体に私と零瑠くんも攻撃しようとするが…

 

大牙「っ!?」

 

折紙&零瑠「大牙くん(大牙!)!」

 

大牙「大丈夫だ…まだ!」

 

零瑠「くっ!(このバックルが原因か!)」

 

そう言った零瑠くんは大牙くんがドライバーにセットしたエクスブーストレイズバックルを外した。

 

零瑠「少し休んでろ。後は俺たちが何とかする。」

 

大牙「だが!」

 

折紙「これぐらいの相手、どうってことないよ!」

 

と、私と零瑠くんが攻撃しようとしたその時だった。

 

clock up!

 

いきなり突然何者かに襲われてしまった。しかし襲った敵のスピードが速いせいか、すぐに見失ってしまう。するとそこに…

 

HENSHIN!CHANGE!HERCULES!

 

「「!?」」

 

零瑠「お前はあん時のカブトモドキ!」

 

豹馬「カブトモドキとは侵害だな?」

 

折紙「豹馬さん、どうして!」

 

千切豹馬、一華ちゃんの時や華恋ちゃんの時に割り込んできた人物だ。そんな彼がロード・オブ・ワイズたちを庇ったのは少し変に感じたのだ。

 

豹馬「少し…いいのを見せよう。」

 

そう言った豹馬さんは少し姿が違うザビーゼクターを取り出したのだ。それをベルトの右側にあるデバイスに装填する。そして…

 

session!CHANGE WASP!

 

豹馬さんが変身したのはカブトとザビーが混ざった形態へと変化し、近くにいるロード・オブ・ワイズたちを追い詰める。そして先程左側のデバイスに装填したザビーゼクターを抜き出し、それを左腕のブレスに装填する。

 

豹馬「ライダースティング!」

 

Rider STING!

 

そして豹馬さんはそれが付いた左手をザビーゼクターの針をパンチと共に突き刺した。それを喰らったロード・オブ・ワイズの一体は爆発四散していった…

 

そして今度は私たちに近づいて牙を向こうとしたが…

 

???「ふん!」

 

どこからともなくジカンギレードが空から現れ、それがヘラクレスに変身した豹馬さんに牙を向いたそしてそこに…

 

???「とりゃあああああ!」

 

どこからともなく1人の女性が蹴りをして襲撃してきた。だがそれすらも避ける豹馬に外れて地面に着いた女性は…

 

???「ちっ…外れたわね?」

 

折紙「え?」

 

その声に私は少し聞き覚えがあった。目の前にいた彼女は顔を私のところに振り向き…

 

一葉「やっほー、久しぶり折紙。」

 

折紙「か、一葉ちゃん!?」

 

一葉ちゃんとの再会で私の物語はさらに加速することになることをこの時は知らなかった。

 





仮面ライダードラン:エクスブーストフォーム

SET!

BOOST XTREME!

READY FIGHT!



天導大牙がデザイアドライバーにエクスブーストレイズバックルを装填して変身した形態。


変身時にはドラゴンっぽくなった金色の「BOOST」のロゴが10個出現し、スロットルレバーの「ブーストスロットルX」を捻ることで4つの排気口が展開し雷を放出する。同時にBOOSTのロゴも雷を纏い大牙を中心に回転し、装甲に変化する。

外見



大牙専用に開発されたブーストバックルなだけあってドラゴンフォーム時よりドラゴンのような見た目になる。その姿を一言で表すならば「黄金の龍」。

一応この形態はバックル一個で変身するフォームではあるが、上半身・下半身共に専用の装備が同時に装着される。

大牙の身体能力を極限まで引き出す能力が備わっているため、後述の副作用抜きならフェーズ2のヴェラチュールを圧倒できる(それどこか場合によってはほぼ一撃で撃破可能な)程のトンチキスペックを誇る。

当然ノーマルのブーストフォームにも搭載されていたアビリティを数倍に伸ばし超常的な戦闘力と速度を発揮するブーストタイムの発動能力も胸部拡張装備「ゴールデンブイツイン」により健在。

さらに肩部「オーバーロードチャージャーS」や膝部「オーバーロードチャージャーN」により計4ヶ所それぞれで瞬間的にブーストバックル二つ分に匹敵する超パワーを腕や脚に集中させる力を持つ。

頭の「ゴールデンヘッドエグゾースト」、尻尾の「ゴールデンエグゾーストテール」は放電する程の超噴射力を利用し空中を自由自在に動き回ることが可能で空を飛べ、地上でも超高速移動を発揮する。

また、頭部のマウントデバイス「ドランクレストギアX」により変身者の頭部機能を数倍に高め超常的な分析・判断力を発揮した超高速戦闘を可能としている。

手首の「ゴールドパンチャー」と足首の「ゴールドキッカー」は直接エクスブーストマフラーが備わり超高出力エネルギーによる破壊力を伴う打撃を与えられる他、超高密度のエネルギーにより超高速の連打や赤熱化キックを放つ。

更にパンチと同時にクローを伸ばすことも可能。

また、腰に装備されている「EXBウイングローブ」によって飛行可能で飛行時にはローブか翼に変化する(いわゆる腰翼)。

なお、この形態になると声に少しエフェクトが発生するが、これは本来クリアなボイスチャット機能を持つ「ブーストクラッシャーX」が爆発的な高出力を発揮した際に音声が多重化してしまっているためである。

ブーストバックル10個が一体化したフォームにしては意外な程性能は落ち着いているが、これは「ピーキー過ぎるエクスブーストバックルの最大出力を得るためには更に高次の出力調整能力が必要」であるため。

つまり真の力を発揮するためには、更なる追加装備が必要となる。

実際、最大出力時の肉体への負荷が高い上に、強化されたブーストタイム発動時の超加速によって変身者と現実の間に時間的差異が発生する現象が引き起こされる。一応腰に装備されている「EXBウイングローブ」のもう一つの機能によってある程度は制御・安定させているがそれでも限界がある。

ドラゴンモード


エクスブーストフォームの状態でリボルブオンした形態。
見た目は人型に近いスマートな体型の金色の龍。

前述の「ゴールデンエグゾーストテール」が ドラゴンモードになったことでより柔軟な方向転換が可能になり、溢れんばかりの炎で敵を流れるように爆発させる。

必殺技



エクスブーストストライク



XTREME BOOST STRIKE!

エクスブーストバックルのブーストスロットルXを1回捻って発動。 
 金色の龍状のエネルギー弾を4つ展開した後、ゴールドパンチャーのマフラー部から超高密度エネルギーを炎の如く噴き出しながら雷光を纏い、超加速してパンチを叩き込む。 


または、超高速で移動して雷光を纏った格闘を放ったり、左腕に黄金の雷光を纏い流星の如き速度で相手に接近してライターパンチを叩き込む『覇王龍星拳』と左足に黄金の雷光を纏わせた後、右足で高くジャンプし流星の如き速度で相手に接近してライターキックを叩き込む『覇王龍星脚』。

エクスブーストレイズバックル

不知火朧が開発した大牙専用のレイズバックル。
朧曰く「このバックル一つでブーストバックル10個分の力を行使可能なほど圧倒的なパワーを持つ」。

外見・機能



見た目はブーストマークⅡレイズバックルの赤い部分を金色にしてレバーの色を青にしたもの。

リアクターパーツ「エクストリームブーストリアクター」は従来のバックルとは大きく異なった形状をしており、コアIDを覆う程に伸びている。



リアクターの絵柄は龍のようになっており、縁取りはレーザーレイズライザーに対応しているかのような紫色。

普段は閉じられたバーニアユニット「ライジングエグゾースト」はスロットルレバーである「ブーストスロットルX」の入力によって4つの排気口を同時展開。金色の内部機構が顕となり、エクスブーストを実装する。

各バーニアは独立して爆発的な性能を発揮させる反面、上昇レベルによって徐々にピーキーな性能が現れ始めるため、完全制御のためには高次の出力調整能力を介さなければならないという。

ブーストスロットルXを再度捻ることでブーストタイムを発動出来る点は据え置きだが、フォーム自体が大幅にパワーアップしているため性能は段違いで、しかも勝手に噴出して飛び去ることは無い。

副作用
かなり強力なスペックが付与される代わりに、デザイアドライバーでそのまま使用すると、戦闘後に強烈な眠気に襲われ、歩こうとするとフラフラになって気絶してしまうというハイリスクハイリターンとも言える代物となっている。



また、このバックルを使えば使う程…..'wg_pw@dgg.gdg.gmg:^〖、、@<^♡→*♡→&☆ⅲ、@<#〗

(この先は文字化けしており、読めない)。


仮面ライダーヘラクレス:ザビースタイル

session!CHANGE WASP!

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングザビーゼクターを装填して変化するヘラクレスの強化形態。

武器は持たずに徒手空拳で戦うスタイル。

必殺技は左腕にあるブレスにアメイジングザビーゼクターを装填し、それが付いた左手をザビーゼクターの針をパンチと共に突き刺すライダースティング。

次回

・一葉が現れた!けど、フラクシナスでも異常事態!


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・一葉が現れた!けど、フラクシナスでも異常事態!


ではどうぞ。


 

恭平「ま、まさか…異界の連中が…」

 

玲音「予想外だね琴里。」

 

琴里「そうね…こっちもこっちで色々と警戒しないといけないわね…特にあの不知火朧とかいう奴は…」

 

すると突然フラクシナス内に異空間が現れ始め、そこから一体の怪人が襲いかかっていた。だが…

 

恭平「ひぇーー!?化け物ォ!?」

 

琴里「ふん!」

 

玲音以外のクルーたち全員が怯えている中、琴里だけは平常心のまま刀を取り出し、怪人を一撃で一刀両断していった。

 

「「……」」

 

椎崎「し、司令官…刀って使ってましたっけ?」

 

琴里「あら?私は元から刀の使い方に慣れてるのよ?」

 

そう言いながら鞘に刀を納刀した後、懐からタバコの容器らしきものを取り出す。喫茶十六夜で買える味タバコで琴里が取り出したのはイチゴ味だった。

 

玲音「琴里、〇ュッ〇チャッ〇スが好きじゃなかったのか?」

 

琴里「気が変わったの。てか元はこっちが好物よ?」

 

「「はい?」」

 

幹本「司令官…最近色々と様子がおかしいですよね?」

 

中津川「身体の調子も色々と回復し過ぎてるし…家にいないで毎日と街中をふらついているし…何が目的なんでしょうか?」

 

すると琴里のスマホから着信音が鳴り出す。それに気づいた琴里はその電話に応対する。

 

琴里「もしもし?あぁ、翔人……ふーんなるほどね。分かったわ。引き続い警戒してちょうだい。」

 

そう言った琴里はイチゴ味の味タバコを吸いながら司令室から去ろうとする。

 

玲音「琴里、どこに行くんだい?」

 

琴里「ん?バイト〜。」

 

恭平「ば、バイト?」

 

「「えぇ……」」

 

一方、絶体絶命のピンチだった折紙を救ったのはエンジェルパラダイスで共に戦った戦友、常磐一葉だった。

 

折紙「か、一葉ちゃんどうして!?」

 

一葉「暇だったから遊びに来ちゃった☆……ってところかしら?」

 

豹馬「久しぶりだな一葉。」

 

一葉「えぇそうね…見ないうちにかなりの事業を展開しているみたいじゃない?」

 

豹馬「褒め言葉どうも。それで?何をしに来た?」

 

一葉「アナタのやっている事が度を超えてるのよ。いい加減にして欲しいわ。」

 

豹馬「どうやら一筋縄ではいかないみたいだな?」

 

そう言った豹馬はベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングサソードゼクターを装填する。

 

session!CHANGE SCORPION!

 

サソードフォームへと変身したあとにヘラクレススコーピオンカリバーを召喚し、一葉に攻撃する。だが彼女もジカンギレードを取り出してそれに対抗し、ぶつけていく。

 

しかしお互いの力は互角。互いにぶつけ合っても吹き飛ぶだけと覚った2人は後ろへ下がる。そして一葉がサイキョーギレードを取り出し、ジカンギレードと合体。サイキョージカンギレードへと姿を変えたあとに必殺技を発動する。

 

サイキョーフィニッシュタイム!

 

そして豹馬もヘラクレススコーピオンカリバーにアメイジングサソードゼクターをセットし、そこからゼクターの尾をヤイバーに押し込んでタキオン粒子を送り込む。

 

一葉「終わりよ!時の王の力を喰らいなさい!」

 

キングギリギリスラッシュ!!

 

豹馬「ライダースラッシュ!」

 

rider slash!

 

一葉は「ジオウサイキョウ」と書かれた長大な光の刃、豹馬は刃に蓄えたポイズンブラッドと混ぜ合わせて光の刃を生成し、それをお互いの敵に目掛けて放つ。

 

その攻撃は周りが見えない程の爆発が起きた。そのタイミングを待っていたかのように一葉は折紙の腕を掴む。

 

一葉「逃げるわよ!」

 

折紙「あ、うん!」

 

そして爆発が晴れたあと、豹馬の前から他の奴らの姿は消えていった…

 

豹馬「逃がしたか…まぁいい。俺の目的はクイーンの力だけだ。」

 

そしてギリギリ逃げきれた折紙たち。一葉は変身を解除したあとに後ろを振り向く。

 

一葉「アナタたち大丈夫?」

 

零瑠「あ、あぁ…」

 

大牙「助かった…悪いな?」

 

一葉「アナタの変身したあのフォーム。多分だけどブーストマークIIと同じように何かしらの作用でそうなった可能性が高いわ。気をつけてね?」

 

大牙「あぁ…善処する。」

 

折紙「ところで…一葉ちゃんはどうしてここに?」

 

一葉「エンジェルパラダイスの1件で色々と調査しているのよ。どうやらアイツら、私たちに色々な後始末を任せたみたいなの。」

 

零瑠「後始末?なんか嫌な予感でも当たったのか?」

 

一葉「それがまだ判明し切れてないってことなの。折紙の世界に来れば何か分かると思ったけど……んで?アナタ達は相変わらず精霊の封印に着手してるわけ?」

 

折紙「うん……ただ、今度の精霊はちょっと厄介で。」

 

私は一葉ちゃんに今までの出来事を簡潔に伝えた。

 

一葉「なるほど…竜胆寺学院にいるイレギュラー精霊リアス・グレモリー…彼女の精霊としての力を封印する…か。」

 

折紙「探そうとしている最中に…豹馬さ……いや、豹馬が現れて…」

 

大牙&零瑠「いや呼び捨てかよ!?」

 

アーク『( ;・᷅-・᷄ )』

 

折紙「……」

 

一葉「……」

 

大牙「急に黙りやがった。」

 

零瑠「本当だ。」

 

アーク『零瑠、誰かが聞いている。警戒しろ!』

 

零瑠「なに?」

 

一葉「そこにいるんでしょ?出てきなさいよ。」

 

折紙「見え見えだよ?」

 

そう言って木の後ろから現れたのは未来ヲ斬跋スル刃に似た女の子だった。

 

折紙「アナタ…何者?」

 

とわ「あの!私、霧塚とわって言います!よければ推させてください!」

 

折紙&大牙&零瑠「はい?」

 

彼女の訳の分からない発言に戸惑う私たち。だが一葉ちゃんだけ何故か手を頭に添えて呆れた表情をしていた。

 

一葉「(フルム!アンタ一体なにしてるのよ!)」

 

とわ「(えぇとこれにはワケがあって…)」

 

一葉「(もぉー!どうなっても知らないわよ?)」

 

零瑠「えぇと…誰に推しているんだ君は?」

 

とわ「そこにいる大牙さんです。」

 

大牙「え?今なんと?」

 

とわ「だから。大牙さんって言ってるじゃないですか。」

 

大牙「……」

 

零瑠「大牙?」

 

折紙「大牙くん?」

 

大牙「お、オレェ!?」

 

一方、喫茶十六夜では…

 

煉「ふぅ……ここは喫煙禁止だぞ?」

 

琴里「いいじゃない。誰もいないんだし。」

 

煉「そういう問題じゃねーよ。」

 

琴里「ふぅ〜……煉、不知火朧の正体のことだけど。」

 

煉「翔人から教わったか。まぁ、凡そはその通りだ。」

 

琴里「一応、色々な連中が独自のルートで朧の正体を知ったあとに警戒しているわ。」

 

煉「そうだな…ところで、今日きた理由はなんだ?」

 

琴里「あぁ、ちょっとお願いしたいことがあって来たのよ。」

 

煉「お願い?」

 

琴里「ふふ…不知火朧と天導大牙の戦いが終わった後……デザイアドライバーとドラゴンレイズバックルを渡してくれるかしら?」

 

煉「デザイアドライバーとドラゴンレイズバックルを?」

 

琴里「勿論、それ相応の報酬を渡してあげるわ。フラクシナスの司令官という素敵なプレゼントをね?」

 

煉「司令官の座を降りるほど事情があるみたいだな?」

 

琴里「まぁね?あの男が入ったせいでこの世界に魅力を感じなくなっちゃったから。」

 

煉「魅力ね…折紙はお前が転生者だってことは気づいているのか?」

 

琴里「どちらとも言えないってところかしら?ま、大方彼女の方が殆ど知ってる気がするけど。」

 

煉「純牙の力を借りて転生者じゃないことを悟られ無いためにか?」

 

琴里「オリジナル大牙と月菜にバレるのが嫌だからね?そしたらやりたいことが進めないじゃない?」

 

煉「そうだな…ま、バックルは用意してやる。だがかなり時間がかかるぞ?」

 

琴里「構わないわ。」

 

煉「よし、んじゃ今から仕込んでくるわ。」

 

琴里「ありがとう。」

 

煉が奥の部屋へ向かったことを確認した琴里はサングラスを外したあとにある意味深なセリフを言い放つ。

 

琴里「さ、この闘いを制するのは誰か…アナタは恐らく生きては足掻いてどの道勝つとは思うけど…彼についてはどう思うかしらね?天導大牙(オリジナル)。」

 





霧塚とわ(きりづかとわ) CV:茅野愛衣



性別:女


一人称:私/とわ


二人称:さん/ちゃん/くん


身長:143cm


体重:34kg


好きなもの:人生神推しの大牙くん(折紙世界の大牙)


嫌いなもの:表舞台に立つこと、熱い食べ物、怒られること


容姿:未来ヲ斬跋スル刃(ブレイブソード×ブレイズソウル)



大人しい性格で気が弱く臆病で、おまけに対人恐怖症であるが、スフィア天界屈指の天才と呼ばれる程の頭脳を有している。

数学で記述できる事象や、論理が介入するもの、あるいは自然法則など、感情の介在しない「確定要素」を見抜くことに長け、後述の能力あり、彼女の前では如何なるチートは一切通用しない。

その正体はスフィア天界の超天神の一人、女神フルム。



無限に派生する無限の可能性をまるで枝を刈り取るが如く斬り落とす因果斬跋の力を持ち、その力はたとえいかなる超天神や原初神クラスの神性をもってしても逃れられないほど強力で、言い換えれば可能性を枝として知覚できる超常級の予知能力に近い。


下手すればスフィア天界の神々の中でも最強クラスの能力の一つでまたの名をチート殺し。いわゆる逆転の一手や隠された才能を回避できるまさに主人公キラー
…のはずなのだが、なぜか天導大牙神推しの限界オタク化している。

スフィア天界から見ていた四糸乃編での戦いで四糸乃を守るためにヨルに立ち向かう姿に感銘を抱いて、大牙推し尚且つサポーターとなることに決めた。

特に尊いと感じたのは四糸乃のスピリットオーブが輝くところであり、今まで生きてきた中で一番尊いと感じたとか。

(まぁ簡単に言えばジーンが英寿を推すきっかけと似た感じでとわちゃんをギーツのサポーター組で例えるとジーンみたいな感じ。)

ちなみに超天神のなかで唯一、一葉に呼び捨てタメ語されている女神。


能力


因果斬跋の力であらゆるチートを完全に無効化するほか、以下の能力を持つ。
即死攻撃を完全回避する(即死無効)
力を奪う攻撃、能力、フィールドを完全回避する(力が奪われない)
行動不能の発生を完全回避する(相手の行動を不能にする攻撃が効かない)


サンプルセリフ


「私は霧塚とわ。超天神の一人、女神フルムです……よろしくお願いします…」(通常)



「あの!私、霧塚とわって言います!よければ推させてください…」(大牙との初対面での挨拶)



「大牙くん、今日もかっこいい…ずっと見てても飽きない…この人の未来を、とわがなんとかしてあげたい…」



「はぁぁ、今日も推しの顔がいい…息してて、動いて、生きてる…尊い……」


次回

・クイーンの精霊を守れ!



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・クイーンの精霊を守れ!


ではどうぞ…


仮面ライダーセヴンズ

十六夜煉がセヴンズドライバーとセヴンズバイスタンプを使用して変身したライダー。

見た目


全体のベースはジュウガで、ドラゴンの頭を模した頭部、ケルベロスの3つ頭がついた胴体(背中にはフェニックスの炎を纏ったグリフォンの翼がついておりホーリー、エビリティライブのように非使用時は小型化され炎は消える)、両腕には爪が伸びており、さらに左腕には仮面ライダー滅のアシッドアナライズを生物っぽくした武装がついて右腕には蛇が絡みついている。全体のカラーリングは赤紫と黒。



変身シークエンス


バイスタンプを起動すると、変身に使用されるエネルギーが、セヴンズバイスタンプのモデルとなった生物たちの姿を取って放出される。 


バイスタンプをドライバーに装填し、ドライバーを操作すると、黒い素体が煉を包み、放出したエネルギーがスーツに吸収され、七色に輝く波動とともに変身が完了する。


能力


グリフォンの翼による飛行、ドラゴンの頑強な装甲、蛇、蜘蛛、蠍の毒、フェニックスの再生力と炎、3つの頭を持つ冥府の番犬ケルベロス由来の分身など様々な能力を巧みに使い分ける。


オーバーシステム


煉が開発した仮面ライダーの強化システム。
このシステムを搭載した仮面ライダーはスペックや能力が極限にまで増幅され、仮面ライダーの枠を超えた力を得るがその代わり、変身者にとてつもない負荷がかかり最悪の場合、死に至る危険性を持つ。
煉が開発したシステムであるため搭載するには煉の存在が必要不可欠である。



変身音

『セヴンズ!』


『グリフォン!ドラゴン!タイパン!フェニックス!ドクシボグモ!ケルベロス!オブトサソリ!』

「変身!」


『スクランブル!』


『七種の遺伝子、7つの罪』


『猛ろ!統べろ!君臨せよ!』


『仮面ライダーセヴンズ!』


『THE SEVEN SINS…!』



必殺技


パニッシュメントゲノムフィニッシュ

『パニッシュメントゲノムエッジ!』


バイスタンプを1回操作して発動する、スピード系の必殺技。4パターン存在する。

1.背中のグリフォンの翼で暴風を起こして敵を吹き飛ばし、飛翔してライダーキックを放つ。



2.タイパン(蛇)のようなしなやかな動きで相手に近づき攻撃する。

3.フェニックスの炎の翼を広げ、空中を飛行しながら火炎弾を放つ。

4.左腕の蛇で相手を捕まえて引き寄せ、仮面ライダー滅のアシッドアナライズを生物っぽくした武装で貫く。

ジャッジメントゲノムフィニッシュ


『ジャッジメントゲノムエッジ!』


バイスタンプを2回操作して発動する、テクニカル系の必殺技。

1.ヘビのオーラが相手を飲み込んで能力を複製してセヴンズの能力として追加することができる。
あくまで一時的であり時間経過で能力は消滅し、奪った能力も元の持ち主へ戻ってしまう。

2.対象に向けて紫の炎を放ち回復させる。
自身に発動する際は炎を纏った翼が体を包む。



3.背中から蜘蛛の足を生やして敵に突き刺し、強力な毒を相手に打ち込む。


4.
周囲に紫の波動を放ち、当たった相手を敵味方関係なく操ることができる。



クライムゲノムフィニッシュ

『クライムゲノムエッジ!』

バイスタンプを3回操作して発動する、パワー系の必殺技。


1.赤黒い魔法陣を出して7つ首のドラゴンの頭部を召喚、召喚されたドラゴンの頭部が赤黒い炎のブレスを吐いて攻撃する。

2.三人に分身して連続攻撃を行い、最後にトリプルライダーキックを放つ。



セヴンズワンダフルフィニッシュ

『ワンダフルフィニッシュ!』

バイスタンプを4回操作して発動する、7種の遺伝子に秘められた能力全てを集結した超必殺技。

1.七人に分身して連続攻撃を行う。
グラトニーファングと似ているが、こちらはセヴンズの元である七つの大罪に関する7体に分裂するため、正確には分裂した煉自身。



2.グリフォン、ドラゴン、インランドタイパン、フェニックス、フォニュートリア・ドクシボグモ、ケルベロス、オブトサソリのエフェクトで相手を攻撃する。

3.右足に七色のエネルギーを纏って回し蹴りを放つ。

4.右足に七色のエネルギーと凄まじい炎、風、水、雷を纏って天高く跳躍し、飛び蹴りを放つ。

セヴンズドライバー

見た目:キメラドライバーの左側に七つの宝玉がついた円形のパーツを被せたもの



キメラドライバーを煉が改良した新型のドライバー。

ギフの瞳を取り出し、代わりに七つの大罪の力を宿した7つの宝玉が埋め込まれており、全てのリバイス系ライダーを凌駕する力を持つ。



さらに強力なバリアを展開することも可能で精霊やライダーのあらゆる攻撃を完全に防ぐことができ、ドライバー単体でも展開可能。



また、他にも様々な機能を搭載しておりデータ収集機能や光学迷彩、立体映像の投影などがある。

そして最大の特徴は煉の神としての力を極限にまで引き出すことで戦闘能力を際限なく上昇させることである。 


セヴンズバイスタンプ

見た目:グリフォン、ドラゴン、インランドタイパン、フェニックス、フォニュートリア・ドクシボグモ、ケルベロス、オブトサソリのレリーフが施された七色のジュウガバイスタンプ



十六夜煉が仮面ライダーセヴンズの変身に用いるバイスタンプでカラーはレインボー。

キメラドライバーのアップデートとともにセブンキメラバイスタンプもアップデートしたことで誕生した。


このバイスタンプにもセヴンズドライバーと同じく七つの大罪の力を宿しているがセヴンズドライバーとの違いは宝玉から抽出した力を宿しているのみ。



形状はジュウガバイスタンプと同じ形で7種のゲノムレリーフが施されている。

押印面には北斗七星が描かれている。
カラーはレインボー1色で、他の変身用バイスタンプと異なりセヴンズのマスクの意匠が描かれていない。



また、煉がこのバイスタンプを自身に押印することで7体の生物を召喚可能(イメージとしてはゼロワンのライダモデルみたいな感じ)な他、煉の悪魔である十六夜壊を外に出すことも可能。



音声


『セヴンズ!』


仮面ライダーホルス

見た目:仮面ライダージーンをベースに仮面ライダー迅バーニングファルコンとバトルスピリッツの天空鳳凰ホル=アクティの要素を加えた姿



別世界の天導大牙こと本代翔人がレーザーレイズライザーを用いて変身した仮面ライダー。

変身ポーズには、鳥を模した手の動きを取り入れている。 


外見

赤と緑の二色をメインにしたスーツと所々に鳥の羽や翼のようなパーツの付いた外見をしている。 
複眼は緑となっており、何処か隼を思わせるマスクが特徴。 


変身プロセス

1.左手でバックル型の銃身を腰にかざし、ベルトが自動で形成。

2.バックル型の銃身を一度空中へ投げ、右手でガングリップ型のパーツをベルトのホルダーから外した後、左手に持ち直す。

3.左手に持ったガングリップ型のパーツを上に向けて投げたバックル型のパーツと合体。

4.両手で鳥の影絵のような形を作り、トリガーを引く。

5.銃口から出た二つの緑色のエネルギーが二匹の鳥の形に変化して、エメラルドの宝石状のエネルギーと共に翔人を包み込み、背中から赤と緑の翼が現れ変身が完了。


変身音


『LASER RAISE RISER』


『HORUS SET』


『LASER ON』


『HORUS LOADING』


『READY FIGHT』 


能力



風や大気中の空気を操る能力を持ち、パンチやキック、レーザーレイズライザーでの攻撃の際に風を纏い圧縮することで、攻撃範囲を拡大させると共に吹き飛ばすことも可能。



さらに変身中は翔人と融合している神であるホルスとの同調率も高まりホルスの神としての力や武器である刀身の赤い剣も使えるようになる。 


必殺技


『インペリアルストーム』


大気中の空気や風をレーザーレイズライザーに収束させ、トリガー引くことで放つ。

風を纏った弾丸を撃ち出し、着弾点を起点に爆弾のように沢山の竜巻を発生させ、相手を巻き込んで吹き飛ばす。 



必殺技音


『FINISH MODE』


『LASER VICTORY』



サポート技
不明

音声


『SUPPORT MODE』


『LASER CHARGE』




レーザーレイズライザー(翔人版) 声:阿澄佳奈



天導大牙(本代翔人)が仮面ライダーホルスに変身するために使用する銃型の変身ベルト。 

バックル型の銃身と、ガングリップ型のパーツで二つに分かれている。

翔人が自分の世界から持ってきた素材で開発したものである為、仮面ライダーの変身兼武器アイテムでありながら一種の魔法兵装の面も有する。



また、単独でも銃として使え、翔人は普段から銃の状態で携行している。 

ホルスレイズライザーカード
見た目:絵柄が赤と緑で隼の絵があるレイズライザーカード。

レイズライザーカードの一枚。
レーザーレイズライザーのバックル部分にセットしてガングリップ部分と合体させることで仮面ライダーホルスへの変身が可能になる。

決めゼリフ

「勝つのは我(オレ)だ。」



 

大牙「えぇと…」

 

突然、大牙の推しだと言い出した謎の少女とわ。彼女は大牙をキラキラとした目で見つめ、やっと会えたような表情をしていた。

 

大牙「えぇと…」

 

とわ「はじめまして天導大牙さん!私、霧塚とわと言います!」

 

大牙「いや、それは分かってるんだけど、なんで俺の名前を?」

 

とわ「それは君のファンだからですよ!」

 

大牙「ふぁ、ファン!?」

 

折紙&一葉「えぇ....(困惑)」

 

とわ「君が四糸乃を守るためにヨル・ブライアに立ち向かう姿に感銘を抱いて、そこから君のファンでサポーターにならうと思ったんです!」

 

大牙「は、はぁ…」

 

とわ「特に尊かったのは君が四糸乃のスピリットオーブが輝くところで、まで生きてきた中でで一番尊いと感じたからですよ!」

 

一葉「ちょっ、ちょっと待って!アナタの気持ちは分かった!けど大牙が困ってる表情してるから!ねっ、ね!」

 

とわ「か、一葉…」

 

折紙「(もしかして…一葉ちゃんととわちゃん…知り合い?)」

 

とわ「とにかく!これからもアナタと一緒にいさせてください!」

 

するとそこに…

 

???「よくここまで来たわね?鳶一折紙。」

 

「「!?」」

 

謎で凄く聞き覚えのある声が響いた折紙たちは後ろを振り向く。そこにいたのは巨乳が赤く染めあげられたロングヘアーの女性がいた。そう、そこに立っていたのは彼女らの目的の人物。リアス・グレモリー、その人だった。

 

リアス「アナタたちが私に会いに来たのは知っているわ。私もちょうどアナタ達に会いたかったのよ?」

 

折紙「アナタが?」

 

リアス「えぇそうね…それと……!」

 

とわ「どうしたんですか?」

 

リアス「みんな、ここから逃げるわよ?悪魔たちが嗅ぎつけたみたい。」

 

零瑠「まさか…悪魔とお前は関係なかったのか?」

 

リアス「えぇ、まぁ、実質には敵対関係にあるということかしらね?体調も悪い人がいるから早くここを出るわよ?」

 

折紙「う、うん!」

 

とわ「大牙くん。支えます。」

 

大牙「ありがとうとわ…」

 

折紙たちはリアスの言う悪魔たちから逃げるため、その場から立ち去るのだった…

 

一方!

 

???「ほーう…お前が来てたんだな?不知火朧……いや、今は天導大牙と呼ぶべきか?」

 

朧「おっと……その名前は今、禁句だぜ?闇に堕ちた俺。」

 

闇大牙「ふん。言わせておけば。」

 

朧「ここから去れ俺。お前が来ていい場所じゃない。」

 

闇大牙「悪いが俺の目的はあの大牙じゃない。竜胆寺学院に隠されているとある力を手にする。それが俺の目的だ。」

 

そう言った闇大牙は手から闇のエネルギーを纏わせある兵器を創り出す。

 

朧「お前それは…」

 

闇大牙「君は黙って見ていろ。この世界を終焉に導くのは俺だ。」

 

一方の折紙たちは竜胆寺女学院の生徒で今回の目的であるリアス・グレモリーと遭遇。彼女の案内で竜胆寺女学院内部に入ったのだが…

 

折紙「ねぇ?あの悪魔たちの目的はなに?」

 

リアス「ここ数日、奴らの影響でここは実験場に成り果てているのよ。」

 

零瑠「奴ら?」

 

リアス「… 千切エンタープライズ。」

 

「「!?」」

 

大牙「それって……さっきのヤツが経営している奴らじゃねーか!」

 

とわ「まさか…さっきのロード・オブ・ワイズは…」

 

リアス「えぇ…奴の実験体よ。」

 

美九「まさか…それらを兵器に作り上げているのですか?」

 

リアス「えぇそうね。」

 

大牙「……」

 

折紙「こうなったら煉さんに調べて貰うしかないわね。」

 

そう言った折紙はスマホを取り出した後、煉に連絡する。

 

煉『もしもし?』

 

折紙「もしもし煉さん?」

 

煉『折紙か。どうしたんだ?』

 

折紙「煉さん。お願いがあるんだけど…」

 

煉『お願い?調べ物か?』

 

折紙「うん。千切豹馬と千切エンタープライズについて調べて欲しいの。頼める?」

 

大牙「あと、俺に関することも頼む…」

 

煉『分かった。だけど無理はするなよ?』

 

ピッ!

 

折紙「ふぅ……あとは結果を待つだけだよ?」

 

リアス「ありがとうみんな。」

 

そして私たちがやっとホッとしたその時だった。別の場所から光弾が放たれたのを感知した私たちはそれぞれの武器を取り出してそれを地面にたたき落とす。

 

折紙「Lv.1のトランザムザ!?」

 

大牙「ちょうどいい。ストレスが溜まってたら吹っ飛ばしてやる。」

 

零瑠「あ、おい大牙!」

 

SET!

 

零瑠「大牙!止せ!」

 

折紙「それ使ったらまた!」

 

大牙「うるさい!変身ッ!」

 

BOOST XTREME!

 

READY…FIGHT!

 

折紙「あぁもう変身しちゃった!」

 

零瑠「めちゃくちゃ過ぎる…いくぞ折紙。」

 

折紙「えぇ!」

 

折紙と零瑠はドライバーを腰に装着したあと、それぞれの変身アイテムを装填し、そのまま操作を始める。

 

セット!

 

シンギュライズ!

 

「Let's」『Rise!』

「Le,Le,Let's」『Rise!』





 

折紙&零瑠「変身ッ!」

 

ライトアップ!

 

スピード!パワー!ムーンライト!

 

仮面ライダーエクリプス・アルテミス!

 

メタルライズ! 『(アーク)』





 

Secret material!

『アークメタル!』




 

アーククラスタホッパー!

 





"It's 『ARK』 Quality."

 

零瑠「いくぞ!」

 

折紙と零瑠もその戦いに参加し、トランザムザを攻撃していく。そして美九も助けるために参加しようとするが…

 

アーク『(なんだこの違和感は…天導大牙から何かを感じる……はっ、まさか!)』

 

零瑠「畜生!コイツらどんだけいるんだよ!」

 

アーク『零瑠!』

 

零瑠「どうした?」

 

アーク『天導大牙の様子が変だ!』

 

「「え!?」」

 

大牙「うわぁあああああああ!?」

 

雄叫びをした大牙は立ったまま力を抜く。そして目が金色に染まったあと、折紙を襲撃する。

 

「「!?」」

 

折紙「きゃあああああ!?」

 

一葉&零瑠「折紙!」

 

一葉「このぉ!私の友人に何してくれるのよ!」

 

零瑠「一葉!寄せ!」

 

折紙を襲った暴走大牙に向かって一葉が走ってある姿へと変身する。

 

スフィア!キングタイム!全ての次元を守護する戦士!

 

Wake up!Awakening!power beyond dimensions!

 

OVER!NEXT!Style!

 

オーバーネクストスタイルになった一葉に躊躇なく襲いかかる大牙。零瑠は少し不安な顔をしながら折紙を庇い、リアス、美九のところへ向かわせる。

 

零瑠「折紙を頼む。」

 

リアス「えぇ、任せてちょうだい!」

 

零瑠は暴れている大牙に全力疾走、そして何かに反応したのか煉と本代翔人が駆けつけた。

 

翔人「あぁ……我が愛しき精霊が…」

 

煉「今はそんなことを言ってる場合じゃないだろ!アイツを止めるぞ!」

 

翔人「任せたまえ!」

 

『セヴンズ!』


 

『グリフォン!ドラゴン!タイパン!フェニックス!ドクシボグモ!ケルベロス!オブトサソリ!』

 

HORUS SET!

 

煉&翔人「変身ッ!」

 


LASER ON!

 


HORUS LOADING!

 


『スクランブル!』

 


『七種の遺伝子、7つの罪』


 

『猛ろ!統べろ!君臨せよ!』


 

『仮面ライダーセヴンズ!』

 

『THE SEVEN SINS…!』

 

READY FIGHT!

 

翔人は仮面ライダーホルス、煉は仮面ライダーセブンスに変身し、暴走した大牙を止めに行った。折紙は美九とリアスに回復されるが、大牙は辺りにいるトランザムザを食い散らかそうとしていた。

 

とわ「やっぱり使わせるんじゃなかった…」

 

美九「あの形態に見覚えが?」

 

とわ「あれはエクスブーストの暴走態……使い続ければ…」

 

美九「続ければ?」

 

とわ「……」

 

リアス「使い続ければどうなるのよ!」

 

とわ「あの形態は《相手を殺すまでいかなるダメージを受けても決して止まらず、例え瀕死級、強制変身解除級のダメージを受けても》変身解除しない…」

 

リアス「えぇ!?」

 

美九「それもうオワコンじゃないですか!?」

 

とわ「あの状態は一度敵と認識したやつは躊躇なく殺す!でも手はある…」

 

そう言った彼女の手にはレーザーレイズライザーがあった。それを見た2人は少し不安な表情をするのだった。

 

一方!

 

華恋「うぅ…」

 

折紙によって救われた愛城華恋もこの竜胆寺女学院に来ていたのだ。しかし…

 

華恋「うぅ!竜胆寺女学院に迷い込んじゃったよぉ〜ーー!」

 

学園の周辺で迷子に成り果てていたのだった。

 





エクスブーストフォーム暴走状態



エクスブーストフォームの変身者である大牙の感情(正負問わず)が高まり、それが一定レベルを超えると起こる。暴走状態になると複眼が金色に染まり以下のようになり、大牙の意識は強制的に眠りについてしまう。

(正確にはある種のトランス状態になる)

・相手を殺すまでいかなるダメージを受けても決して止まらず、例え瀕死級、強制変身解除級のダメージを受けても変身解除せず、全身を雷火が包み込み不死鳥の如く何度でも蘇る。



・野獣の如き戦いをしながら顎・首・鳩尾といった急所ばかりを狙うようになる。



・一度でも「敵」と認識したら生身の人間にさえ襲いかかる。



・敵が索敵範囲内から消滅、または一定時間経過で強制変身解除して気絶する。


また、エクスブーストレイズバックルをベルトから取り外せば暴走を変身ごと解除することが可能だが、エクスブーストフォームの猛攻を掻い潜りながら行うのは、煉や豹馬、翔人をもってしても極めて困難である。

次回

・オリテン大牙は暴走を止め、逆に折紙が暴走する。



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・オリテン大牙は暴走を止め、逆に折紙が暴走する。


ではどうぞ。


 

???「これは大変なことになったね…」

 

???「おいおい。副組長のお前が何ジッーと見てるんだよ?」

 

???「僕の目的は五河琴里がどうやって出るかを見ることだよ。アイツは何か企もうとしているから)?ま、折紙たちにとってはその企みは有益なことだけど。」

 

???「どういうことだ?」

 

???「ふっ、時期に分かるよ。」

 

そんななか、煉と翔人はエクスブーストに変身して現在進行形で暴走している大牙を止めていた。

 

煉「止まれ大牙!おい、聞こえるかっ!」

 

翔人「煉殿!これはめんどくさいことになっているぞ!」

 

煉「強い一撃を与えて止めるぞ!やれるか?」

 

翔人「ご心配、無用だ!」

 

パニッシュメントゲノムエッジ!

 

煉は背中のグリフォンの翼で暴風を起こして暴走している大牙吹き飛ばす。その後に翔人がレーザーレイズライザーを煉が改良したレイズライザーベルトのバックルに装填し、トリガーを押す。

 

FINISH MODE!

 


LASER VICTORY!

 

2人はその場から飛翔したあとに、大牙に目掛けてライダーキックを放つ。それを食らった大牙は地面に叩き落とされたが…

 

煉「やったか?」

 

翔人「いや…見ろ。」

 

地面に落とされた衝撃で発生した煙から金色の瞳が輝いたあと、威圧と共にその煙が晴れる。やはり必殺技を喰らってもまだ動いていたのだ。

 

煉「クソ!誰が造ったかはだいたい理解はしているが、こんなのとはな!」

 

折紙「(え?煉さん今なんて?)」

 

そんなことを考えていた折紙たちの前に千切豹馬が繰り出していたトランザムザがまだ残っていた。

 

折紙「コイツら…まだしつこい!」

 

折紙は現れたトランザムザに立ち向かおうとするが、暴走した大牙に返り討ちにあった影響かその場から立ち上がることが不可能だった。そんなピンチのなか…

 

華恋「はぁああああ!」

 

折紙「華恋ちゃん!?」

 

なんと愛城華恋が割り込み、目の前にいるトランザムザの一体を切り裂いた。

 

華恋「何やってるのバカ、戦いは終わってないわよ?」

 

そう言った華恋は手に持っているPossibility of Pubertyで次々と切り倒していく。ある程度に倒した後、彼女はそれをある形へと変えていく。

 

その姿はまるで煙英剣狼煙のようだった。だが、煙叡剣狼煙のワンダーライドブックを収めるための部位でたるノロシシェルフの部分が神霊結晶を収める場所に変換されていた。

 

ミュジカリアサーベル!

 

折紙「あ、それは!?」

 

華恋「なーんか十六夜煉って人に渡されたのよねぇー…これを好きに使っていいからって。」

 

折紙「そんな簡単に上手くいくの?」

 

一葉「はははは……流石は煉さん。」

 

華恋「さぁ、いくよ!」

 

そう言った彼女は自身の神霊結晶を取り出し、それをミュジカリアサーベルに装填する。

 

セット!スタンバイ!

 

華恋「変身。」

 

レヴューライズ!

 

レヴュー!エンドレス!ポシビリティ!スタァライト!

 

仮面ライダーピュウバーティ!

 

「「!?」」

 

華恋は仮面ライダーサーベラと何かを組み合わせ姿へと変身した。それに変身した彼女は目の前にいるトランザムザを次々と倒していく。そんな中で大牙を心配しているとわは…

 

とわ「くっ…このままじゃ大牙くんが!」

 

煉と翔人に抑えられている大牙を見ているとわはレーザーレイズライザーを見つめた後にその場から立ち上がり、銃口部分を外したレーザーレイズライザーを手に暴走する大牙に向かって全速力で走っていく。

 

とわ「くっ…こうなったら!」

 

折紙「あっ!とわちゃんダメ!」

 

それを見た折紙はマズイと止めるが、一葉はそれに手を出さないようにする為か、手を出した。

 

一葉「大丈夫。アイツならやれるわ。」

 

折紙「えぇ?」

 

そんな暴走する大牙に特攻するとわの右手に持っているレーザーレイズライザーを見た煉は何かに気づいたのか翔人にこう言った。

 

煉「翔人!暴走する大牙を抑えるぞ!」

 

翔人「なに?だがどうしてだ!」

 

煉「あれを見れば分かるさ。」

 

そう言われた翔人もとわが持つレイズライザーを見て納得したのか、ヤレヤレとした顔をしたあとに大牙の後ろに近づいて抑える。そして煉もセブンズの力で大牙の足の部分を拘束する。

 

煉「いけ!」

 

翔人「正気に戻してやれ!」

 

とわ「お願い!正気に戻って大牙くん!」

 

とわはベルトをリボルブオンしたあと、右側にレーザーレイズライザーを装填する。

 

SET UP!

 

大牙「!?」

 

ベルトにそれが装着された途端。エクスブーストの目が元に戻ったと同時に大牙の意識が戻る。そしてとわを下がらせたあとに装填された2つのバックルを操作する。

 

大牙「変身。」



 

DUAL ON!HYPER LINK!

 

LASER BOOST X

 

READY FIGHT!

 

大牙「こ、これは…」

 

大牙は新たな姿、仮面ライダードラン:レーザーブーストフォームXへと変身した。

 

とわ「レーザーレイズライザーを使って少し私色に染めさせて貰いました。もう暴走することはないでしょう。」

 

大牙「イキなプレゼントだな?ありがとうとわ。」

 

とわ「は、はい!」

 

そしてその裏で…

 

豹馬「ふっ……このままで終わると思うなよ?」

 

そう言った豹馬はどこで手に入れたか分からない神霊結晶を折紙に向けて投げる。そしてそれは彼女の腰に装備されていたエクリプスドライバーの左側に装填される。

 

ライトセット!シャドウネス!

 

折紙「がっ!?ぐぅ!?あぁ!?」

 

リアス「折紙!?」

 

一葉「ちょっと!?今度はアナタなの!?」

 

煉「なんだあの神霊結晶…あんなの造った覚えがないぞ!」

 

翔人「なに!?」

 

折紙「うぅ……うわああああああああああ!?」

 

シャドウアップ…!

 

Moonlight Darkness!eclipse dark!

 

大牙「う、ウソだろ…」

 

とわ「折紙さんが……闇に…堕ちた?」

 

豹馬「喜んで頂けたかな?十六夜煉。」

 

煉「千切豹馬!お前、俺のドライバーに何をした!」

 

豹馬「聞かなくても…すぐに分かるさ。」

 

そう言ったあとに折紙は急に煉に近づいたあと、右グーで煉を吹き飛ばし、そのまま変身解除へと追い込んだ。

 

「「!?」」

 

華恋「煉さんを一撃で吹き飛ばした!?」

 

翔人「そんなバカな…セブンズを超える可能性など有り得ない!」

 

すると…

 

折紙『そんな戯言を言ってる場合かしら?』

 

翔人「な!?いつの間に……」

 

翔人に近づいた折紙はかかと落としで翔人を地面にたたき落とす。そして…

 

Darkness Sonic Rush!

 

地面に叩き落とされた翔人を、目にも留まらぬ速さの蹴り技で追い打ちをかけて自然と宙に浮かんだ後、至近距離からの高蹴りを叩き込込んだ。

 

そして翔人はその攻撃で変身解除されてしまった。

 

翔人「くっ……なんて強さだ…ホルスを超えるなんて…」

 

煉「くぅ……」

 

そして彼女の次の標的は大牙だった…

 

折紙『さぁ……次の相手はアナタかしら?ふっふふふふ……』

 

大牙「くっ…折紙!」

 

豹馬「(なんか……様子がおかしい。)」

 





仮面ライダーピュウバーティ

レヴューライズ!

レヴュー!エンドレス!ポシビリティ!スタァライト!

仮面ライダーピュウバーティ!

愛城華恋が十六夜煉から授けられたミュジカリアサーベルと専用の神霊結晶で変身した姿。彼女の剣術に対応しており、高速戦闘を得意とする。


必殺技

スタァライトフィニッシュ

ポシビリティピュウバーティ


仮面ライダードラン レーザーブーストフォームX

SET!

SET UP!

「変身」



DUAL ON!

HYPER LINK!

LASER BOOST X!

READY FIGHT!

天導大牙がデザイアドライバーにエクスブーストレイズバックルと霧塚とわのレーザーレイズライザーをセットし、デュアルオン・ハイパーリンクして変身したドランの第二中間パワーアップフォーム。


レーザーレイズライザーには、理想の自分をデザインする力があり、エクスブーストフォームの外見に仮面ライダーフルムの装甲が追加されており、複眼も灰色と金のオッドアイに変化している。

レーザーレイズライザーの仮面ライダーを理想の姿へリデザインする能力によりエクスブーストフォームから能力が更に向上した他、このフォームに変身中は戦闘によって大牙にかかる肉体へのダメージがなくなり、常にフルパワーでの戦闘が可能になる。


また、仮面ライダーフルムの持つ未来斬跋能力も健在で常に相手の動きを先読みして行動できるほか、変身完了とともに相手のあらゆるチート能力を完全に無能化させる特殊フィールドが展開される。

まさに天導大牙、超天神フルム。人と神、二つの力が一つになった絆のフォームといえる形態である。

胸に装着された増加装甲「エクストリームリアライド」は内部に格納された「ゴールデンブイツイン」の時空を歪ませる力を制御・拡張する機能を備えているため、以前あったエクスブーストを使用すると体力を大きく消耗する、反動で倒れるなどの問題が解消された。

この装甲によりドラゴンモードへのリボルブオンはできなくなったが、元の機動力の向上もありデメリットにはなっていない。

エクスブースト由来の「ゴールデンエグゾーストテール」による超加速能力を使用している際は、金と青の2色の電子回路の様なエフェクトを発生する。

頭部の「エクスセンドバイザー」は全身各部のモニタリング機能と問題を即座に修正するプログラムが搭載されたことで、「ブーストタイム」発動時の反動を大幅に軽減している。

ブーストバックル2つ分に匹敵する超パワーを瞬間的に腕や脚に上乗せする「オーバーロードチャージャーS」「オーバーロードチャージャーN」もエクスブーストから引き続き搭載されている。 


必殺技



【レーザーブーストビクトリー】



FINISH MODE!





LASER BOOST VICTORY!

レーザーレイズライザーのクロスオルタネーターを1回操作し、インプットリガーを引くことで発動。 
五人に分身して突撃し、連続攻撃を叩き込み、トドメに五連ライダーキックを放つ。

ハイパーブーストグランドビクトリー

BOOST TIME!

HYPER BOOST GRAND VICTORY!




エクスブーストバックルのブーストスロットルXを2回以上捻った後、再度捻ることで発動。 
凄まじい速さで動き回り、雷を纏ったパンチを繰り出す。

次回

・折紙の克服と朧の真実


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・折紙の克服と朧の真実


仮面ライダーヘラクレス:ドレイクスタイル

session!CHANGE DRAGON FLY!

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングドレイクゼクターをセットすることで変化する形態。

必殺技はヘラクレスブラスターにアメイジングドレイクゼクターを合体させて完成した『ドレイクヘラクレスブラスター』のスロットルを引いてそこから発射する光弾「ライダーシューティング」。


仮面ライダーヘラクレス:サソードスタイル

session!CHANGE SCORPION!

豹馬がベルト左横にあるアップグレードアセンブルにアメイジングサソードゼクターを装填することで変化する形態。

必殺技はヘラクレススコーピオンカリバーにアメイジングサソードゼクターをセットし、そこからゼクターの尾をヤイバーに押し込んでタキオン粒子を送り込み、刃に蓄えたポイズンブラッドと混ぜ合わせて光の刃を生成したあとに敵を切り裂くライダースラッシュ。




 

折紙『ふふふふ、はっははははは!キャッ!ハッハッハッハハハハ!』

 

豹馬「な、何だ!?俺が想像してたのと全然違うぞ!何が起きているんだ!?」

 

大牙「クソッ!折紙、正気に戻れ!」

 

折紙『元から正気だけど〜?ヒャッーハッハハハハハハハハハ!』

 

一葉「あぁ……ありゃなんか重症っぽいな。煉さん、何か分かりますか?」

 

煉「そうだな…」

 

そう言われた煉はスカウターらしきものを顔に装着し、彼女の身に何が起きているのかを調べる…

 

煉「どうやら彼女の前世の暗い思い出があの神霊結晶の効果で現れるようになったんだ。」

 

零瑠「となると…その影響で彼女はストレス発散のために…?」

 

煉「あぁ、暴走フォームとはいえ……あんなタイプの暴走は見たことがない。」

 

すると折紙は懐から十香の力を模した神霊結晶を取り出し、それを右側のスロットに装填する。

 

十香!DETOX!暴虐公!ヒャーハッハッ!

 

折紙は自身のアーマーに十香の鎧に似た装備を付ける。それを見た大牙は目を見開いて驚いてしまう。

 

大牙「おいおいマジかよ…」

 

折紙『さぁ!続きを始めようよ!大牙くぅーーん!』

 

大牙「ちっ!コイツついにヤンデレ化したか!」

 

折紙は手に持った暴虐公で大牙を追い詰めようとした。そしてそんな彼女を見た琴里はヤレヤレとした表情で右手に持っていたとあるアイテムを見つめながらこう呟く。

 

琴里「仕方ない…天導大牙がどう動くかは知らないけど、ここは彼女に力を与えてあげましょうか。」

 

そう言った琴里は折紙に目掛けてそのアイテムを投げつける。投げられたそれは自立して飛行し、彼女の右側に付いている鏖殺公の神霊結晶を取り外す。そして…

 

折紙『何よ!コイツ!』

 

折紙が飛行しているアイテムに攻撃を仕掛けるが、あまりの速さに対処出来なくなっていた。それを見た一葉は…

 

一葉「もしかして…」

 

何かに気づいた一葉は懐から何かを取り出した。

 

一葉「煉さん。あのエクリプスドライバーのスロット、外れます?」

 

煉「え?あぁ、まぁ外れるけど…」

 

一葉「んじゃ……あれと合体してきてちょうだい!」

 

そう言った一葉は取り出したそのアイテムを飛行しているアイテムに向けて投げた。そして飛行している2つのアイテムは合体。

 

自立して強引にエクリプスドライバーの右側のスロットを強引に取り外し、そのままそのスロットに装填した。

 

ツインチェイン!

 

折紙「おふっ!?……ってあれ?何が起きてるの?」

 

それをセットされて変身が解除された折紙は困惑しながら右側にセットされた新たなスロットに驚きを隠せずにいた。

 

折紙「何が起きたかは分からないけど……やってみる価値はあるってことね!」

 

そう言った折紙はそのスロットを操作する。

 

折紙「変身ッ!」

 

スピリットライズ!

 

〜♪

 

スカーレットキングエクリプス!

 

折紙「おぉ!なんかすごいのになった!さっきのよりは全然と重たくない!」

 

新たな姿に変身した折紙に苛立ちを覚えた豹馬は自分の目の前にトランザムザを召喚。

 

豹馬「所詮は勝てはしない!やれ!」

 

豹馬に指示されたトランザムザたちは折紙に襲いかかろうとするが、彼女はそれを新たな力で次々と吹き飛ばしていく。

 

豹馬「なんてヤツだ……だが、ここで終わるわけにはいかない!変身!」

 

session!CHANGE DRAGON FLY!

 

豹馬は仮面ライダーヘラクレス ドレイクスタイルに変身し、ドレイクヘラクレスブラスターで彼女を狙い撃つ。だが折紙にとってその攻撃は不可能だった。

 

なぜなら彼女が今変身しているこの形態の能力に未来予知能力があるからだ。

 

折紙「襲い!」

 

豹馬「なっ!?」

 

折紙「へっ〜…ジオウの力もあるんだこれ…よし!」

 

そう言った折紙は右側の赤い方のスロットを押し込んだあと左側の黄金のスロットを押し込む。

 

スピリットフィニッシュタイム!

 

折紙「ふっ〜……おりゃ!」

 

折紙が自分の右手から赤い炎を召喚し、それを豹馬に向ける。それを食らった彼はブラックホールに吸い込まれるように拘束される。

 

豹馬「う、動かない!?」

 

折紙「これで終わり!」

 

折紙は両方のスロットを押し込んだあとにその場からジャンプし、豹馬に向かってライダーキックを放つ。

 

スカーレットキング!グラビティホールフィニッシュ!

 

キックを放ったと同時に龍の幻影が纏われたことを確認した折紙はその場から反転飛びし、貫通ライダーキックを放った。

 

豹馬「くぅ……クソォ!クソッーーーーーー!」

 

豹馬はその攻撃を喰らい、その場で爆発四散したのだった…

 

豹馬「覚えて色……鳶一折紙ぃ!」

 

折紙に復讐心を抱いた豹馬はその場から立ち去った。そして戦いに満足した折紙は変身を解除する。だが…

 

折紙「はぁ……疲れ……ちゃった。」

 

バタン!

 

「「折紙!(折紙さん!)」」

 

先程のダークネスの影響もあるのか、その場で眠り込むように倒れてしまった。

 

折紙「( ¯꒳¯ )ᐝ」

 

一葉「あぁ……こりゃ重症だわ。私、彼女のことスフィア天界に連れて治療させてくるわぁ。」

 

華恋「あっ!なら私も行く!」

 

リアス「私にも行かせて。彼女には世話になったから。」

 

美九「私も同行させて下さい。今回の件で彼女に助けられましたから。」

 

一葉「OK、任せてちょうだい。煉さん。」

 

煉「あぁ、あとのことは任せておけ。」

 

一葉「よしっ!んじゃみんな着いてこぉーい!」

 

一葉がスフィアライドブックを取り出し、スフィアゲートを召喚。折紙を連れた4人はスフィア天界に向かうのだった。

 

零瑠「これで一件落着か?」

 

大牙「いや…」

 

これで全部が終わった…かに見えたが4人はそれぞれ思うところがあるのか、ある1本の木に目をつける。

 

大牙「まだ片付けてない埃が1つあるみたいだ。」

 

煉「だな……出てこいよ。不知火朧。」

 

そう言われてその木から出てきた朧は不敵な笑みを見せながらこう言った。

 

朧「いやぁ皆の衆、よく私が隠れていることに気づいたねぇ?」

 

翔人「ずっとそこに隠れて何をしていた?」

 

朧「さぁな?」

 

大牙「お前……ずっと俺を見ていただろ?」

 

朧「ん〜?」

 

大牙「まるで俺を監視するかのように……様子を伺って何かをしようとするみたいにコソコソと隠れてみていたな?」

 

朧「ふーん…それで?」

 

大牙「お前……なにが目的でこの世界へ来た?」

 

零瑠「……」

 

朧「ほぉーう…」

 

大牙「お前がこの世界の人間じゃないことぐらい分かってる。それに、一々と俺に不敵な笑みをずっと見せていた。」

 

朧「……」

 

大牙「教えろ……お前の目的はなんだ!」

 

そう言われた朧は草加スマイルよろしく、気持ちの悪い不敵な笑顔を見せたあとにその場で大きな笑い声をしだす。

 

朧「はっーはははははは!わっーははははははは!」

 

大牙「何がおかしい!」

 

朧「あっーはははは……さすがは大牙、ここまで私の描いたシナリオ通りに上手く動いてくれるとは。さすがは私の、いや、俺の作った可愛い『人形』なだけはある。」

 

大牙「どういう、意味だ......」

 

朧「そのままの意味だよ。今こそ、全てを明かす時イ......」

 

そう言った朧を見て嫌な予感がした煉、翔人、零瑠は彼女……いや、彼を見つめるのだった。

 

朧「天導大牙ァ!何故君がエクスブーストの力で暴走するのかア。何故傷が自然に治るのかア、何故精霊の力を感知できるのかア!」

 

その言葉を耳にした瞬間、煉と翔人はマズイと感じたのか、朧のところに駆け寄る。

 

煉「それ以上言うんじゃねぇッ!」

 

朧「その答えはただ一つウ…!」

 

翔人「やめるオオオ!」

 

朧「ハァアア......天導大牙ア!」

 

零瑠「(無言で走り出す)」

 

朧「お前が!カールの精霊創生実験(プロジェクト・スピリット)における最初の成功例である人間と精霊のハイブリッドにしてこの私、不知火朧の.....

 

そうして不知火朧は自身の姿を大牙に見せびらかす。

 

天導大牙(オリジナル)「否。この俺、天導大牙の理性の半身を以て生み出された別御霊(ペルソナ)だからだァアアーーーーーッハハハハッ!!アーーッハーッハーッハーッハッ!!!アーーッハーッハーッハーッハツ!!!」

 

煉「(無言で大牙(オリジナル)の胸ぐらを掴む)」

 

大牙「俺が......精霊でお前の別御霊......だと?嘘だ......俺を騙そうとしている......!」

 

大牙(オリジナル)としての全ての記憶と人体実験された時の記憶が戻り、フラッシュバックして辻褄が合い始める大牙。

 

大牙「あああ......ああ......ああアッ......!ああーーーっ!!うわあアアッ!ああアァ.....!」

 

大牙(オリジナル)「ハァアハハハ......!」

 

大牙「あぁっ......があああーーッ!!アアアアーーツ!?」

 

煉「マズイ!このままだと暴走して流出する!」

 

翔人「止めるぞ!」

 

そんな煉と翔人が暴走しかける大牙に駆け寄ろうとしたその時だった。そんな彼の中から赤い長髪に金眼の少女が現れた。彼女は大牙を見つめたあと、そのまま彼に口付けをしていく。

 

零瑠「キスしただと!?」

 

煉「アイツは…」

 

そしてその行動は大牙の流出、即ち暴走を沈静化していった。それが終わると彼女はそのまま彼の中へと戻ったのだった。それを見たオリジナルの大牙は…

 

大牙(オリジナル)「邪魔が入ったな?」

 

と言いながら後ろ姿を振り向き、煉に向かってこう言い放った。

 

大牙(オリジナル)「だが良かろう。間も無く最後の幕が上がる。回り出した運命の歯車はもう誰にも止められん、それがお前や、例え奴でもな?」

 

と言いながらその場から姿を消していった…

 

零瑠「煉さん……や、十六夜煉。」

 

煉「あぁ、一度喫茶に連れて戻ろう。」

 

煉、零瑠、翔人の3人は気絶した大牙を連れて喫茶十六夜に戻るのであった…

 




次回

・真実と会議


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・真実と会議


ではどうぞ。


 

とわ「……」

 

零瑠「大牙のことが心配か?」

 

とわ「うん…」

 

零瑠「俺も調査で分かってはいたんだ。悪い、止めることが出来なくて…」

 

とわ「いいの…私もスフィア天界の女神としての私を忘れてたから…もっと早く気づいていれば…大牙くんを救えたのに…」

 

そして喫茶十六夜内にある診察室から煉が出てきた。

 

零瑠「怪我の具合はどうなんだ?」

 

煉「命に別状はない。あの女の子が出てきたメカニズムを調べようともしたが、一切が不明だ。」

 

零瑠「赤い長髪に黄金の目の女性…一体何者なんだ?」

 

そんなことを考えていると煉はとある端末を取り出し、それをプロジェクターに付ける。そしてそのプロジェクターからモニターが映し出されたと同時にスフィア天界のとある場所とある地球の場所が映し出される。

 

そしてその2つの場所に映っていたのは…

 

一兎『よう、遅かったじゃないか?』

 

戦兎『こっちは残業続きなんだ。手短に頼むよ?』

 

煉「済まないな。こっちも事情が事情でバタバタしていてな?……そうだ。折紙の様子がどうだ?」

 

一兎『特に問題はない。今は一葉たちが見守っているさ。』

 

戦兎『おい煉。一体なにが起きたんだ?凄いエネルギーを感じる。まるで…何か異質で手を出さないと止められなさそうな…』

 

煉「詳しく話せば長るなる。それでも聞くなら話してやる。」

 

そう言った煉は今までの経緯を一兎、そして戦兎に話す。

 

「「え!?」」

 

戦兎『つまり大牙は最初から折紙の世界の大牙を吸収するために…』

 

一兎『面倒なことになったな。煉、俺と戦兎を折紙の世界に……』

 

煉「いや、2人は首を突っ込むな。」

 

一兎『なに?』

 

戦兎『何故だ?これはお前たちの問題でもあって、一兎や俺らの問題でもあるんだぞ?』

 

煉「確かにそうだ。だが、今のお前たちであの大牙に勝てるのか?覇王の異名を持ち、どんなことをしても足掻いても勝てないアイツに…」

 

『『「……」』』

 

煉「アイツにまともに戦えるのはオリジナルの零瑠と俺、ましてやクソ親父であるメリクリウスぐらいだろう。翔人も入れて戦えるかどうか…」

 

そしてそのモニターに割り込んで入るように現れたのは…

 

ロア『煉くんの言う通りです。』

 

ロア天界のモニターが追加されて現れた女神ロア。そして一兎の隣に現れたロイヤルだった。

 

ロア『大牙くんの強さは私たちもよく分かっています。』

 

一兎『ロア様。』

 

ロイヤル『ここは煉くんや他の人に任せましょう。』

 

一兎『ま、母さん達が言うなら仕方ないな?』

 

ロイヤル『煉くん。太牙くんの件。任せましたよ?』

 

煉「はい。ロイヤル様。」

 

ロア天界、スフィア天界との連絡を終えた煉はスマホを取り出し、電話を始める。

 

煉「俺だ。実は戦力が欲しくてな?お前にとって宿敵な奴なんだが…あぁ、あぁ…分かった。んじゃ集合は明日だ。宜しく頼む。」

 

煉はある人物とこ電話を終えたあと、また別の番号に連絡をかける。

 

煉「俺だ。あぁ…あぁ…そうだ。力を貸してほしい。頼む。」

 

もう1人との電話を終えたあと、煉はスマホを閉まった。

 

煉「何人か戦力となる奴を呼んだ。勝てる確率は低いかもしれないがな?」

 

零瑠「本当か?」

 

煉「じゃないと…勝てないだろ?」

 

零瑠「ふっ…そうだな。」

 

すると…

 

大牙「はぁ……はぁ……」

 

零瑠「大牙!怪我は?」

 

大牙「大丈夫だ…はぁ…アイツを…倒しに!」

 

煉「バカを言え。今のお前の身体じゃ勝てない。今日は休め。」

 

大牙「だが十六夜煉!アイツは!」

 

とわ「大牙くん!」

 

大牙「!?」

 

オリジナル大牙を倒すのに必死になろうとする大牙をとわが口頭で止めた。それを聞いた大牙は冷静さを取り戻した。

 

大牙「そう…だよな…たく…俺って奴は…」

 

零瑠「それで……どうする?折紙は先程の形態で不在。応援を呼んだとは言え、勝てるかは分からないぞ?」

 

煉「そうかな?…それはコイツ次第だ。」

 

零瑠「なるほど。大牙次第か。」

 

とわ「ところで…彼の居場所は分かるんですか?」

 

煉「凡そな?ま、そこら辺に詳しい奴は沢山といるからな?」

 




次回

・歯向かう大牙とその仲間たちvsオリジナル大牙&五騎士


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・歯向かう大牙とその仲間たちvsオリジナル大牙&五騎士


深条蒼也(しんじょうそうや)

 CV:小野友樹




性別:男性



年齢:28歳



種族:人間



誕生日:6月6日



身長:178cm



血液型:AB型



好きなもの:大牙様、大牙様の好きなものと愛するもの全て、日々前進しようとする者、コーヒー



苦手なもの:大牙様の覇道を阻む者、怠惰な者。

趣味:読書、大牙様の伝記を作ること。



一人称:私



二人称:○○君/○○様(大牙と大牙の関係者)



容姿:仮面ライダージオウのウォズが眼鏡をかけた姿




天導大牙に仕える従者の一人にして右腕。そして『天上の五騎士』と呼ばれる覇王軍最強にして大牙の近衛である実力者達の一人。

二つ名は『審判』。

徹底した能力評価主義者であり、実力のある相手には部下や敵対者であろうと礼儀正しく、敬意を払う公明正大な好漢な青年。


不断の努力を何より好む傾向があり、
日々前進しようとする者に助力を惜しまない。



そして異常なまでの天導大牙狂信者であり、大牙のことを「この世の総てを統べる王となるこの世で最も偉大で素晴らしい尊き御方」と慕う。



大牙が成し遂げた様々な偉業や功績など大牙に関する事が生まれてから現在に至るまで余さず全て記された覇王英雄伝と呼ばれる本を持っている。



見た目は時計や星、十二星座の意匠が施され、カラーリングが金と青になった逢魔降臨暦。



大牙の従者の中でもとびっきりの大牙狂いだが、大牙が絡まなければ極めて常識的な人物。

だが、大牙のことに関しては人格が変わるレベルで豹変する。


天導大牙のカリスマ性や人間性の輝きに狂った者の最悪な末路を辿ったのが深条蒼也という人間である。




気合と根性、そして本気で取り組めばどんな事も絶対にできると本気で思っている破綻者で、大牙の関係者の何人かからは「大牙の執事でなければ、なにがあっても絶対に関わりたくない」とまで言われるほどに嫌われている。





普段は温厚で、何者に対しても平常心で接するが、ひとたび逆鱗に触れるようなことがあれば、周囲すべてを強制的に跪かせるほどの凄まじい重圧を発する。





イメージとしては仮面ライダージオウのウォズとシルヴァリオトリニティのギルベルト・ハーヴェスにヴァンガードのガスティール猊下が合わさったような感じ。



戦闘能力


端的に努力を惜しまない天才。

元々の素養が極めて高い人間に血の汗を流す鍛錬と過酷な戦場で培われた戦闘経験値を重ねた戦士の理想値。

しかもここに何の奇跡か偶然か、大牙に由来する「覚醒」が加わるため手が付けられない。





また、武力以外のあらゆる分野にも当たり前に優れており、特に盤面全体を見渡し、掴んだ情報を整理して望んだ運命を導き出す手腕と決断力、臨機応変な対応力、神算鬼謀の領域においては文句なしに大牙の従者達の中では最強。

全方位に優れながらオンリーワンの強みを持つ、ある意味大牙以上に味方にすれば頼もしく、敵にすると恐ろしい男。





しかしながら、負ける戦いは決してしない慎重な性格で、何事にも周到に前準備をして挑む。

全ては己が愛する主へと勝利を捧げる、ただそのために。





戦闘スタイルは主に剣を用いた接近戦だが、中〜遠距離、さらには魔法も一通りこなせる万能型。



【楽園を照らす光輝よ、正義たれ(セントスティグマ・エリュシオン)】



ステータス


基準値:A、

発動値:AAA、

集束性:AAA、

拡散性:B、

操縦性:A、

付属性:AAA、

維持性:AAA、

干渉性:A




深条蒼也の保有する星辰光。必罰の聖印。

彼の与える衝撃を付着・多重化させることができ、好きな時に起爆することが出来る。例えるなら「任意で衝撃を与えた地点に好きな数のリモート爆弾を設置する能力」とでも形容するべきもの。



一の斬撃が十の斬撃へ、十の打撃が二十の打撃へという風に単純な火力強化に加え、相手や環境に付着させることによる誘導や遠距離攻撃、自身に付着させることによる高速移動や回避などその活用法は多岐に渡る。



挙句の果てに、当人の圧倒的頭脳ゆえに、出力等の各種リソースを上乗せすれば国を丸々爆破解体するすることも簡単にできるなど、絶大な脅威度を保有する。

蓋を開けてみれば単純な能力だが、付着数や時間制限などもなく衝撃も不可視のため蒼也と対峙した者は何をされているのか理解できずに蹂躙されるのみ。



また事前の仕込みも含めた入念な頭脳があればあるほど恐ろしくなる星であるため、蒼也との相性が良すぎるのも脅威。
名前の通りこの星光が支配する盤面も彼のエリュシオンなのである。



能力に気づく頃には付着した星光による詰将棋の如き刑戮烙印が完成済み、仮に前もって能力を知ってたところで添付された衝撃は見えずその発動も蒼也次第、環境にも衝撃が付着できる事もあり対処法がほぼ存在しない。



そもそもその異常なまでの頭脳から敵対した時点(あるいは敵対する以前)から既に敗北への選択肢しか用意されていない。
万一この詰将棋を逃れ、蒼也と対峙したとしても本体が大牙に比肩する戦闘能力・覚醒の持ち主と、まず勝つことは不可能だろう。



これこそが彼の守護するエリュシオン。罪深き敵対者を断罪する必滅の楽園。
この星光を看破しない限り審判者を打ち破ることは未来永劫不可能である。



詠唱



『天昇せよ、我が守護星───鋼の恒星《ほむら》を掲げるがため』



『いざ並べ、死後裁判は開かれた。眠りにまどろむ魂魄ならば我が法廷に凜と立て』



『公正無私の判決に、賄賂も媚態も通じはしない。宿業見通す炯眼は、清白たる裁きのために重ねた功徳を抉り出す』



『汝、穢れた罪人ならば禊の罰を受けるべし。地獄の責苦にのたうちながら、苦悶の淵へと沈むのだ』



『汝、貴とうとき善人ならば恐れることなど何も無し。敬虔な光の使徒に、万代不易の祝福を』



『これぞ白夜の審判である。さあ正しき者よ、この聖印を受けるがよい。約束された繁栄を極楽浄土で齎そう』



『超新星《Metalnova》──楽園を照らす光輝よ、正義たれ《St.stigma Elysium》』 



朱雀院 椿(すざくいん つばき)
 CV:卯衣

年齢:19歳


性別:

女
一人称:

私
二人称:あなた/くん/ちゃん/さん/呼び捨て


容姿:朱雀院椿(絆きらめく恋いろは)



大牙の幼馴染であり良き理解者の一人にして『天上の五騎士』の一人。二つ名は「不死鳥」。



普段は温和で誰に対しても笑顔を絶やさず接する優しい人物で、怒る時も笑顔で腹の底が読めない。

他者への気配りに長けており、些細な感情の機微を鋭く見抜いてフォローしてくれる。


評価できる相手にはたとえソリが合わなくとも正当な評価を下すなど、大牙の好む英雄としての素質を持つ。

基本的には大牙にはベタ甘で大牙の「お姉ちゃん」であることに並々ならぬプライドを持っている。
彼の姉を公言し、内心あわよくば彼をヒモにして飼いたい、甘やかしたい、という覇王軍、大牙関係者の中でもなかなかやばい思考の持ち主。

武器は「ヒノトリ」と呼ばれる二振りの刀で大牙が椿のために作刀した。


大牙の椿への強い想いが込められた為、一種の聖遺物や神器の領域に到達している。

また五騎士の特徴である『不死』と最も親和性が高く、再生速度も五騎士随一であり「不死鳥」の二つ名はそこから来ている。
大牙曰く「純粋な剣の勝負なら、五騎士どころか下手すれば現時点での本気の俺や翼ですら負けかねん」と言わせるとほど。

戦闘能力



居合いの型でのカウンターを主軸に後の先を取ることを得意とする防衛型。

非常に優れた二刀流の使い手であり、左右のどちらでも攻防の役割を状況に合わせて臨機応変にこなすことができる。


二刀による攻撃の手数と間合いの広さには特筆すべき強みがあるが、その中でも守勢に回ったときの堅牢さは群を抜いており、大牙でも本気を出さないと破れないほどで大牙曰く「守りに回った時の椿姉は味方ならともかく敵なら途轍もなく厄介極まりない」。

普段は相手の強さに合わせて二刀流を封印しており、一刀のみで上手く立ち回って戦うため、彼女が二刀流を解放する時は、相手が彼女にとって全力を出すに足る相手であることを意味する。
それは、後述の能力を解放することにも繋がっている。

【焦熱世界・激痛の剣(ムスペルヘイム・レーヴァテイン)】


朱雀院椿の創造。覇道型。

「黄金(大牙)の輝きに永劫焼かれ続けていたい」という渇望を具現化した覇道型の創造。
その能力は「逃げ場の一切ない炎の結界に対象を封じ込め、内部を一分の隙間もなく焼き尽くす」というもの。 


絶対必中とは何か?対象を追尾する弾頭?無限に広がる爆心?そんなものは児戯に過ぎない。 
絶対必中とはそもそも逃げる場所など始めから存在しない世界をいう。

発動すると紅蓮の焦熱で周囲を包み込む。
内界は酸素も隠れ場所も存在しないただ一寸の隙間すらなく業火のみが埋め尽くす溶鉱炉。あらゆるものが沸騰して熱風と化す。溶岩の数百倍を上回る熱風が吹き荒れる大焦熱地獄ムスペルヘイム。


着弾と共に弾ける炎弾を撃ちだしたり、念を込めることで炎を凝縮させた摂氏数万度に達する炎の刀剣を砲弾の勢いで放つ。さらにその火刀を雨のように降り注がせる。

燃焼が極限に達した時の極炎の砲弾は核に等しい熱量。燃え上がるムスペルヘイムが凝縮して一振りの剣となって放たれるのは全身全霊の爆炎。

この能力の前には、格下は炎が吹き荒れた瞬間に一瞬で消し炭になってしまう。 
この結界を展開した椿を倒すには、核爆発級の灼熱の壁を突破し、彼女に肉薄しなければならない。

仮に肉薄できたとしても、椿自身は武技(特に二刀流)に優れているので、接近戦で撃破するのは非常に困難である。 
大牙に次いで、攻防のバランスが取れた武装具現型の創造の究極系である。 
なお、この創造は椿が認めた相手にしか開帳しない。

詠唱



『Echter als er schwür keiner Eide;(彼ほど真実に誓いを守った者はなく) 
treuer als er hielt keiner Verträge;(彼ほど誠実に契約を守った者もなく) 
lautrer als er liebte kein andrer:(彼ほど純粋に人を愛した者はいない)』



『und doch, alle Eide, alle Verträge,(だが彼ほど総べての誓いと総べての契約) die treueste Liebe trog keiner er(総べての愛を裏切った者もまたいない)
Wißt inr, wie das ward?(汝ら それが理解できるか)

『Das Feuer, das mich verbrennt,(我を焦がすこの炎が)
rein'ge vom Fluche den Ring!(総ての穢れと総ての不浄を祓い清める)』



『Ihr in der Flut löset auf, und lauter bewahrt das lichte Gold,(祓いを及ぼし穢れを流し熔かし解放して尊きものへ)
das euch zum Unheil geraubt.(至高の黄金として輝かせよう)』



『Denn der Götter Ende dämmert nun auf.(すでに神々の黄昏は始まったゆえに)
So - werf' ich den Brand in Walhalls prangende Burg. (我はこの荘厳なるヴァルハラを燃やし尽くす者となる)』



『Briah(創造)——』



『Muspellzheimr Lævateinn(焦熱世界・激痛の剣)』 



セツナ
 CV:石上静香



性別:女


一人称:セツナ


二人称:お前/名前/大牙様


容姿:セツナ(回復術士のやり直し)


大牙直属して最強の近衛『天上の五騎士』と呼ばれる実力者達の一人である氷狼族の少女。二つ名は「暴嵐」。
誇り高く仲間思いの性格で仲間のピンチには誰よりも最速で駆けつける(ただし主である大牙に何かあった際は大牙が最優先になる)。

精霊魔術(氷)と狼人格闘術のスキルを持ち、戦闘の際は大牙がセツナのために生み出した爪状の神器を武器に敵を切り裂く。
超高速戦闘特化のスピードファイター。ケモ耳やもふもふ好きの大牙からかなり気に入られている。

【氷神の双爪(グレイシャルクローズ)】

大牙がセツナのために生み出した氷の爪型の神器。
如何なる炎でも決して溶けず、如何なる力でも決して砕けない強度を持つ。

【死世界・凶獣変生(ニブルヘイム・フェンリスヴォルフ)】



セツナの「仲間の危機に最速で駆けつけたい」という渇望のルールを具現化した求道型の創造。
能力は「どんな速度や行動であろうと必ず誰よりも速く動くことができる」。

この創造は二つの段階あり、第一段階は不完全な状態のものである。

創造(通常)


どんなに速い相手であろうとそれを上回る速度で先手を取り、どんな攻撃もそれを上回る速度で回避する、“絶対最速”且つ“絶対回避”の能力である。

このルールの強制力は凄まじく、後手が先手を追い抜くという不条理さえも引き起こし、因果律を破壊している。

完璧な創造を発動せずとも時間軸を歪み狂わせ変調させて、呆然と突っ立ったままのセツナにどれだけ駆けても近づけないという現象を起こす。



その性質上、相手が速ければ速いほど自身も速くなる。

そしてこの創造は相手の速度に依存することなく初手から音速の千倍を超えた速度を生み出し、光を超える速さにすら達する。



真創造



大牙の命が降ることで発動が可能となる真の創造。
発動時は詠唱が変わるだけでなく、髪が膝くらいまで伸びて自我が吹き飛び狂乱状態となり、敵味方問わず問答無用で殺しにかかるバーサーカーと化する。



暴走状態のセツナに技は無く、総てが全力を込めた突撃で、殴る蹴る引き裂く噛み砕くというもの。そして空間を爆砕する衝撃波を纏って最速の連撃を相手に叩き込む。 



爆発する大気の衝撃を足場にして、空間を荒唐無稽という言葉を遥か後ろに置き去りにした運動能力と敏捷性によって縦横無尽に跳ね回る。 
狂乱しながらも獣の本能によってより効果的に殺すべき手順を精密機械の如く選択してくる。



この状態のセツナを斃すなら、再生が追いつかない速度での瞬時壊滅(例を挙げると大牙や月菜の聖槍)が必要。 
狂乱したセツナを御すことができるのは大牙のみで彼の命令にのみ従う。



詠唱(通常)



『Fahr' hin, Waihalls lenchtende Welt(さらばヴァルハラ 光輝に満ちた世界)』



『Zarfall' in Staub deine stolze Burg(聳え立つその城も 微塵となって砕けるがいい)』



『Leb' wohl, prangende Gotterpracht(さらば 栄華を誇る神々の栄光)』



『End' in Wonne, du ewig Geschlecht(神々の一族も 歓びのうちに滅ぶがいい)』



『Briah(創造)——』



『Niflheimr Fenriswolf(死世界・凶獣変生)』



詠唱(真創造)



『Vorüber, ach, vorüber! geh, wilder knochenmann!(ああ わたしは願う どうか遠くへ 死神よどうか遠くへ行ってほしい)』



『Ich bin noch jung, geh, Lieber! Und rühre mich nicht an.(わたしはまだ老いていない 生に溢れているのだからどうかお願い 触らないで)』



『Gib deine Hand, du schön und zart Gebild!(美しく繊細な者よ 恐れることはない 手を伸ばせ)
Bin Freund und komme nicht zu strafen.(我は汝の友であり 奪うために来たのではないのだから)』



『Sei guten Muts! Ich bin nicht wild,(ああ 恐れるな怖がるな 誰も汝を傷つけない)
sollst sanft in meinen Armen schlafen!(我が腕の中で愛しい者よ 永劫安らかに眠るがいい)』



『Briah(創造)——』



『Niflheimr Fenriswolf(死世界・凶獣変生)』 




 

???「随分と予定より早く戦いが始まりそうだな?」

 

ミスリア「はい。」

 

???「この世界の天導大牙とオリジナルの天導大牙…この戦いはどちらの双方で決まる。」

 

ミスリア「アロトステヴ様は…やはりオリジナルが勝つと思いますか?」

 

アトロステヴ「さぁ、それはどうだろうな?」

 

ミスリア「もしや……この世界の天導大牙が勝つと?」

 

アトロステヴ「先の未来は分からん。天導大牙が勝つかも知れないし、この世界の大牙が勝つとも限らない。」

 

ミスリア「なるほど…それは見物ですね。」

 

アトロステヴと名乗る人物とそれに従う女性ミスリア。2人は彼らが今と戦おうとしているこの地球の上で見つめるのだった。

 

そして…

 

煉「よし、みんな集まったな?」

 

零瑠「お、俺がもう1人…?」

 

零瑠(オリジナル)「ようこの世界の俺。よろしくな?」

 

零瑠「お、おう…」

 

天渡「んで?集まったはいいが、どーすんだよ。」

 

大牙「オリジナルを倒す。」

 

天渡「いや殺気が凄いな?」

 

煉「大牙がいる場所は分かっている。急ごう。」

 

大牙たちはオリジナル大牙が待ち受けている場所へと来た。そして祭壇らしきその場所は何人か戦える程のフィールドでもいいあった。そして祭壇の場所には大牙以外の5人が立っていた。

 

大牙(オリジナル)「来たか。」

 

煉「大牙、これ以上お前が実質暴れているところを見ていれない。」

 

大牙(オリジナル)「そうか。だけど俺はコイツを吸収して完全体になる。」

 

煉「そうしたら……後はどうする?」

 

大牙(オリジナル)「さぁね?俺は好きなように……好きなままに動くのが俺の目的だからな!」

 

煉「巫山戯やがって……とわ。」

 

とわ「ん?」

 

煉は懐からなんとレーザーレイズライザーを取り出す。それを見て驚いたとわはそれを受け取った。

 

煉「ロイヤル様から早急に送って貰った。色々と魔改造しといたから五騎士と互角に戦えるはずだ。」

 

とわ「ありがとう煉くん。」

 

大牙「はぁ……いくぞ。」

 

とわ「うん。」

 

「「おう。」」

 

デザイアドライバー!

 

レーザーレイズライザー!

 

VISION DRIVER!

 

レイジングドライバー!

 

天渡以外のメンバーは腰にドライバーを装着し、変身の準備を始めた。

 

『SET!』

【SET UP!】

 

チェンジ・セット!

 

PHASE2 LOGIN!

 

FURUM SET!

 

HORUS SET!

 

絶滅・EXPLOSION!マリスジャンプ!シンギュライズ!

 

Let's Rise!Le,Le,Let's Rise!

 

「「変身!」」

 

『DUAL ON!』

 

LASER ON!

 

INSTALL!

 

レイジング・アップ!

 

メタルライズ! 『(アーク)』



 

『HYPER LINK!』【LASER BOOST X!】

 

FURUM LOADING!

 

HORUS LOADING!

 

INNOVATION&CONTROLL VERATÝR!

 

PHASE2!

 

Blaster of Darkness!仮面ライダーレイジング!

 

Secret material!

 

アークメタル!アーククラスタホッパー!

 

"It's 『ARK』 Quality."

 

READY FIGHT!

 

天渡「うるせぇ…」

 

煉「仕方ないだろ。お前以外は仮面ライダーなんだし。」

 

大牙(オリジナル)「さぁ、祭りを始めようか!オレ!」

 

大牙「黙ってろ!その口、二度と喋らせないようにしてやる!」

 

そうして大牙はオリジナル、煉と翔人は蒼也、零瑠(オリジナル)は椿、零瑠はセツナ、とわは夜架、天渡はジブリールと戦うのであった。

 

ジブリール「お互いに会うのは初めて……ですわね?」

 

天渡「あぁそうだな……ま、お互いに頑張ろうぜ?」

 

そして煉と翔人は大牙の従者の1人で右腕である深条蒼也と戦っていた。

 

煉「また腕を上げたみたいだな?蒼也。」

 

蒼也「お褒めの言葉、ありがとうございます煉様。」

 

煉「お前、あんな馬鹿に着くよりも俺の従者になった方がいいんじゃないか?アイツの存在は世界そのものを破壊しかねないんだぞ?」

 

蒼也「心配して下さるのはありがたいです。ですが、私は大牙様が好きな物、愛するものを全て敬愛します。だから…大牙様の邪魔をする者は断じて許しません!」

 

翔人「どうやら…彼らにも退けない理由があるみたいだ。」

 

煉「あぁ…いこう!」

 

そして、椿と戦っているオリジナル零瑠は…

 

椿「はぁあああああ!」

 

零瑠(オリジナル)「遅い。」

 

仮面ライダーレイジングに変身した零瑠(オリジナル)は刀を使った椿の攻撃を軽々と避けていく。しかし椿も大牙の従者の1人、零瑠が変身するレイジングの武器であるレイジングドライバーから放たれる銃弾を次々と防いでいく。

 

椿「また…強くなったかな?大牙くん。」

 

零瑠(オリジナル)「どうだろうな?お前も相当に腕を上げたみたいだが?」

 

椿「ふっふふ…私の大牙くんへの愛はめちゃくちゃ強いって知ってるでしょ?」

 

零瑠「あぁそうだったなっ!」

 

そしてこの世界の零瑠はアークと共にセツナと戦っている。

 

零瑠「どうした?天上の五騎士って大したことないな?」

 

セツナ「舐めるな!私がこんなので負けるわけにはいかない!」

 

零瑠「そうか…だけど、俺も負ける訳にはいかないんでねっ!」

 

アーク『予測は任せろ零瑠。』

 

零瑠「あぁ、信頼してるぜアーク!」

 

そしてフルムに変身したとわは夜架と戦っていた。

 

夜架「(おかしい…私はちゃんと彼女に刀を刺し向けてるのに…全部避けられてますわ…)」

 

とわ「おかしいと思ったでしょ?そりゃそうだよね。」

 

夜架「なに?」

 

とわ「私が変身するこのライダーには未来予知能力が備わっているの。その刀、自身が触れる・剣や武器で傷つけた相手を操ることが出来るのは見え見えなのよ!」

 

夜架「くっ…!ふざけたマネをしないでください!」

 

とわはレーザーレイズライザーの発砲、夜架は夜刀ノ神・輪廻から斬撃を放つが、それがぶつかって爆発が起きた。

 

とわ「はぁ…はぁ…やるじゃないアナタ。」

 

夜架「アナタも……強いですね?」

 

2人はお互い体力に余裕があるのか、立ち上がって戦おうとする。だが…

 

ドォン!ドォーン!

 

ドォーーーーン!

 

とわ&夜架「え?」

 

その瞬間、空が爆風塗れになる。それもそのはず……

 

ジブリール「おっほほほほ!おっーほほほほほ!」

 

天渡「ひゃーはは!はっーはははははは!」

 

ジブリールの高速戦闘と天渡の竜刻魔道士としての力がめちゃくちゃ酷くぶつかり合っているせいなのか、天宮市周辺で2人が戦っている時に発生する音波が響き渡る。

 

これには流石のオリジナル大牙も…

 

大牙(オリジナル)「えぇ…(´・ω・`)」

 

困惑状態だった。そんな彼にレーザーレイズライザーを不意打ちで発砲する大牙。

 

大牙(オリジナル)「おいおい、不意打ちは良くないじゃないか?」

 

大牙「うるせぇ……ぶっ潰す!」

 

大牙はレーザーレイズライザーを躊躇なくオリジナルに発砲する。だがそれすらも避け切る彼に苛立ちを覚える大牙は一気に接近して格闘戦で仕掛ける。

 

大牙(オリジナル)「格闘で勝てると思うなよっ!」

 

そう言ったオリジナルは向かってきた大牙に手を持っていた刀で攻撃する。だが、大牙が変身しているレーザーブーストにはとわが変身するフルムの未来予知能力が備わっていた。

 

大牙「遅い!」

 

大牙(オリジナル)「ぐっ!未来予知か!だが……まだだっ!」

 

オリジナルは屈せず、大牙に刀を振りかぶる。しかし攻撃されている大牙も負けてはいられない。手に持ったレーザーレイズライザーで防ぎ、銃口が彼の頭に付いた途端に銃弾を発射する。

 

大牙(オリジナル)「なっ!?」

 

大牙「終わりだ…」

 

レーザーレイズライザーの銃口部分を外してグリップ部分をドライバーに戻した後、エクスブーストバックルのブーストスロットルXを2回以上捻る。

 

BOOST TIME!

 

大牙「チェックメイトだぁあああああああ!」

 

HYPER BOOST GRAND VICTORY!

 

再度捻ったあと大牙は凄まじい速さで動き回りながらオリジナルに向かって雷を纏ったパンチを何発と繰り出したのだった。

 

大牙(オリジナル)「がっは!?」

 

大牙「終わったな?」

 

煉「やったか!?」

 

翔人「……いや、まだだっ!?」

 

零瑠(オリジナル)「なに!?」

 

そう翔人が言った途端にオリジナルはその場から立ち上がる。そして大牙に向かって一気に距離をとり、拳で腹を殴った。

 

大牙「がっは!?」

 

大牙(オリジナル)「こんなもんで……俺が倒せるかよっ!」

 

その瞬間、大牙はオリジナルに変身を強制解除させられる。そして…

 

大牙(オリジナル)「じゃあな?この世界の俺。精々、生きれるといいな?」

 

大牙「あぁ……てめぇーーーーー!!」

 

大牙はオリジナルにまるで宝生永夢がパラドに吸い込まれるように消えていった…

 

「「大牙!」」

 

とわ「大牙くん!」

 

そしてこの世界の大牙をやっと吸収できたことに喜びを覚えたオリジナルはその場で笑顔を見せながらこう言った。

 

大牙(オリジナル)「ああ、清々しい気分だ。歌の一つや二つでも歌いたいような実に良い気分だ」

 

煉「ちっ……吸収されたか。」

 

大牙(オリジナル)「これほどまでに絶好調の晴々とした気分になったのはひよりと初めて出会った日と、ひよりと結ばれた日、そして初めて覇王に到達した時以来だなぁ。あいつの力は本当によく馴染むゥ、最高にハイってやつだァ!ヒャハハハハハ!」

 

翔人「クソッ……私ではあり、皮肉ではあるが……まさかこんな結果に…」

 

大牙(オリジナル)「さぁ、お前らを消し炭にしてやろう!」

 

そう言った大牙は頭上にロードローラーを大量に出現させる。

 

蒼也&椿「あ、やべ。」

 

セツナ&夜架「逃げよ。」

 

とわ&零瑠(オリジナル)「おいコラ!」

 

大牙(オリジナル)「さらばだ煉!これでお前はおしまいだ!」

 

煉「くっ……!」

 

大牙(オリジナル)「ロードロォーラァーだぁああああああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

煉&大牙「(てか、アイツらいつまで戦ってるんだ?宇宙で…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天渡「やるなてめぇ!こんなに火が付いたのは久しぶりだぁ!」

 

ジブリール「私もこれ程強い方とお手合わせできるなんて……最高ですわ!」

 

恐らく大牙vsオリジナルの次にヤバい戦いが宇宙で起きているオリテン世界。この先、どうなるのやら…

 





切姫夜架(きりひめよるか)
 CV:石上静香



性別:女


一人称:私(わたくし)


二人称:あなた/名前/主様(大牙)


大牙の従者の一人であり、大牙直属して最強の近衛である『天上の五騎士』と呼ばれる実力者達の一人。

隠密・暗殺担当であり、二つ名は「凶刃」。

黒髪のロングヘアーに赤いリボンをあしらっている。右は赤紫・左は金色のオッドアイ。肩や胸元まで露出した着物風の衣装を着ている。

「着物風」なので下はミニスカートとニーソックス着用。靴には鼻緒のような飾りが付いている。
年齢は大牙の1歳下の17歳だが、心身ともに大人びている。

一方で精神のタガが外れており、生まれつき殺人など法を侵すことを厭わないほど倫理観が欠落し、生まれた時から死という概念に何も感じておらず、人を殺すのに何の躊躇もなく、親しい者の死にも一切動揺しない。


基本的には最弱無敗の神装機竜の夜架と変わらないが最大の違いは、アーカディア帝国の重鎮たちに殺された双子の弟が大牙に助けられて生存しており、そのことから大牙のことを弟の恩人として慕い、主として絶対の忠誠を誓っており、同時に異性としての感情を持っている。


ちなみにこの時の帝国の重鎮達は大牙によって皆殺しにされている。
夜架の左目が金色なのは大牙の加護を受けた影響。

「精神のタガが外れてる」のは殺し関連だけでなく、潜入能力も高いのをいい事に場所を問わず大牙の隣に急に現れ、「主様は世継ぎを残すべき」と、夜這いやご奉仕(エロ的な方の)を掛けるなど、ぶっ飛んだ行動が多い。スキャンダルになりそうな爆弾発言も多い。


ブッ壊れたような性格で時折狂気染みた笑みを浮かべるが、弟を救ってくれた大牙にはどこまでも忠実に仕える義理堅さと、言うことを聞く純粋さも持つ。
なお原作とは違い、すでに大牙に抱かれている。
ちなみに天然の気がある。

戦闘能力

青と黒の日本刀型神器と糸状の武器を持ち、接近戦を得意とする。
また潜入能力が高く、大牙から隠密による敵の情報収集や暗殺を頼まれることもある。


【夜刀ノ神・輪廻】



夜架の機竜であった夜刀ノ神を夜架の神器として大牙が色々弄って生み出された青と黒の日本刀。神装の禁呪符号も引き継がれており、能力は「自身が触れる・剣や武器で傷つけた相手を操る」。



触れたり傷つけた時間が長いほど精密で強力な命令になる。10秒も触れていれば相手の全てを意のままに操ることができ、これを集団に対して使えば同士討ちを引き起こして一方的に壊滅させてしまうこともできる。 


この能力と組み合わせた夜架の接近戦は強力無比で、たとえ多数の敵と相対しても問題なく無力化出来る。 


ジブリール
 CV:田村ゆかり



性別:女


一人称:私(わたくし)


二人称:あなた/マスター(大牙)



大牙の従者の一人であり、大牙直属して最強の近衛である『天上の五騎士』と呼ばれる実力者達の一人。二つ名は『天撃』。

五騎士の中で極めて血の気が多く、圧倒的な力を持っており、敵対したが最後、生きて帰ることはできない。


敵に対しては容赦ないが味方に対しては思いやりのある優しい人物。
他種族を見下す発言が多く、攻撃魔法の使用で興奮するなどドSに見えるが、大牙に負けてからはMに目覚めつつある。 



グヘグヘ言うほど知識欲・好奇心が非常に旺盛で大牙曰く「異常知識欲者」。

基本的にはノーゲーム・ノーライフ原作のジブリールと変わらず、違いは『 』ではなく大牙に敗れて所有物となったこと。

それ以降は大牙のことを「マスター」と呼び、亡き神に変わる存在として神格化して崇めている。
ちなみにエルキア国立図書館は大牙によって城と同化させるために持って行かれた。

戦闘能力

魔法を軸とした高速戦闘を得意とする。
セツナが地ならジブリールは天と言ったところ。


『天上の五騎士』



大牙率いる覇王軍の最高幹部である、大牙直属の近衛にして覇王軍最強の戦士達。その5人を纏めて呼ぶ際に使われる言葉。 
またの名を『エインフェリア』。不死英雄。戦奴とも。 

元は北欧神話に登場する、戦死した英雄のこと。 
戦場で死した英雄は戦乙女によってヴァルハラに招かれ、死してもなお何度も蘇り、永久に戦い続けるという。



これにちなんだ呼称で、大牙の城に取り込まれても自立自我を持ち得た者を指す。 
神話の英雄と同じく死んでも蘇り闘争を永劫続ける、大牙が率いる髑髏の軍隊。

彼らは任務がある日以外、ほぼ毎日のように城で殺し合っており、数多の研鑽によって積み上げられた経験はスフィア・リムの実力者達を凌駕する。


どのくらいかというと王牙を余裕でワンパンでき、煉が一撃で10京回死ぬ。
ちなみに、現状は全力の八割しか力を発揮することはできないが、完全状態だと純牙を瞬殺可能なほど。
また、エインフェリアは主である大牙の精神状態を感じ取れる知覚を持つ。



彼らは城の永続展開のために行われた黄金錬成の不死化で大牙に取り込まれ、彼の一部、分身の様なものになっている。そのため彼らの行動は何であれ大牙の利益になる。

五騎士は大牙に不利益を齎さぬよう彼の意思が常に反映されており、五騎士の行動に特に制限はない。勝手な振る舞いに見えても何らかの伏線になっている。



大牙の望みを叶える手足や道具として骨肉の一片、血の一滴尽きて、果ては魂に至るまで使い潰されることこそ本望であり、まさしく大牙のためにあるような存在。
よく言えば大牙の近衛、悪く言えば大牙の奴隷である。


次回

・大牙、夢の中で…


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・大牙、夢の中で…


創世の力が……動き出す。


 

オリジナルの大牙に吸い込まれたこの世界の大牙。彼は目が覚めると辺りが荒廃した街のような場所に来ていた。

 

大牙「ここがオリジナルの中なのか?」

 

大牙自身は自分が今まで頑張ってきたこと、そして精霊を守ってきた行動に対して正しかったのだろうかと考え始める。

 

大牙「俺は…四糸乃やとわに……何もしてやれてない…俺は……俺はこれからどうすればいいんだ!」

 

そんな大牙の後ろから近づく奴が現れた。

 

???「そんな悲しい顔をして……一体どうしたんだ?」

 

大牙「あぁ?」

 

後ろを振り向くとそこには白髪の男性がいた。彼は大牙に笑みをしながら見つめた。

 

大牙「アンタは誰だ?」

 

英澄「ふっ、俺のことは通りすがりの神様だと思えばいい。それよりもお前、このままオリジナルの自分に負けたままでいいのか?」

 

大牙「え……それは……」

 

英澄「お前に少し助言してやる。諦めなければ、何れ勝機は訪れる。必ず勝ち抜けると信じろ。」

 

大牙「だが……今の俺には!」

 

そう言った途端、2人の前に複数の怪物が現れ始める。

 

英澄「どうやら…俺がいることがバレているみたいだな?」

 

大牙「……」

 

英澄「信じろこの世界の天導大牙。諦めなければ、必ず願いは叶う。抗え、オリジナルの自分に!」

 

そう言った謎の男は白いバックルを取り出し、それを分離して腰に装着されているドライバーに装填する。

 

MARK Ⅸ!

 

大牙「それは…」

 

SET IGNITION!

 

英澄「変身!!」

 

REVOLVE ON!

 

プゥーーーン!

 

DYNAMITE BOOST!

 

GEATS Ⅸ!

 

READY――FIGHT!!!!!

 

英澄「さぁ、ここからがハイライトだ。」

 

仮面ライダーギーツIXに変身した英澄は当然として現れた尖兵たちを次々とギーツバスターQB9のブレードモードで倒していく。

 

英澄「お前も変身しろ。俺とある協力者のおかけでレーザーブーストぐらいには変身出来るはずだ。」

 

大牙「いや、だが!」

 

英澄「安心しろ。お前なら、あの男に勝てる。必ず勝てると……自分で信じろ。」

 

大牙「……変身!」

 

DUAL ON!

 

HYPER LINK!

 

LASER BOOST X!

 

READY FIGHT!

 

レーサーブーストXに変身した大牙は辺りにいる怪物を英澄と共に次々と撃墜していく。そして彼らを退けながら進んでいくと大きな裂け目が現れた。

 

英澄「あの裂け目を壊すぞ!」

 

大牙「あぁ!……って、どうやって壊すんだよこの裂け目。」

 

英澄「強大なダブルライダーキックを仕掛ける。お前の力と、俺の力を合わせればいけるはずだ。」

 

大牙「わかった。てか、邪魔する奴いない気がしないか?」

 

英澄「そりゃそうだ。今のアイツにはお前の世界を1度と壊すことしか考えてないからな?」

 

大牙「やっぱりアイツは嫌いだ。○ねマジで…」

 

FINISH MODE!

 

DYNAMITE BOOST TIME!

 

大牙と英澄は同時に飛び上がり、その裂け目に向かってライダーキックを放つ。

 

BOOST Ⅸ VICTORY!

 

英澄「はぁあああああ……!」

 

LASER BOOST VICTORY

 

大牙「ぐぅーーー!」

 

キックを叩き込みながらその裂け目にエネルギーを送り込み、出せるようにする大牙と英澄。そしてその穴は次第に大きくなった後、大きな傷になった。

 

英澄「あそこが出口だ!脱出してアイツらと会ってこい!」

 

大牙「……」

 

英澄「アイツらは今、お前の為に頑張って戦ってる。」

 

大牙「ありがとう……そういえば、アンタの名前を聞いてなかった。」

 

英澄「ふっ、俺は浮代英澄。神様さ。」

 

大牙「ふっ、神様……様々か。」

 

そう言った大牙は変身を解除したあとに自分の身体から何かを取り出す。それは光輝いており、その見た目さえも見えなかったが、彼の道を切り開くものだった。

 

リベリオンドライバーッ!

 

大牙「諦めてたまるかぁああああああああ!」

 

大牙はその剣で裂け目を切り裂いて入口をさらに大きくし、通っていく。無事に彼が脱出したことを確認した英澄はその場で変身を解除し…

 

英澄「これで貸し借りはなしだぞ?四番組の副組長さんよ。」

 

創世の力でその場から脱出するのだった。

 




次回

・反逆のリベリオン


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・反逆のリベリオン


大牙リベリオン、最終決戦です。

菓彩雨祢(かさいあまね)

 CV:茅野愛衣



容姿:デリシャスパーティプリキュアの菓彩あまねの髪の色がSAOのアリスのような金髪、瞳が青色に変わった姿に黒い軍服(イメージはDies iraeのベアトリスの軍服)を着た姿



オリテンの美九編で折紙を救う為に自分の霊結晶を分離、折紙に託して消滅した後、大牙に魂の半分を回収されて聖槍の力で大牙の戦奴として蘇った菓彩雨祢。


通称IF雨祢。



戦闘能力

大牙のエルドラド城にて師とも言うべき存在と出会い、研鑽を積み重ねた結果、精霊の力を使っていたオリテン時代よりも強くなり、転キャロ世界に転生した雨祢より強化された。

剣の腕だけで言えば覇王軍の中でも上位勢に当たるほどの実力者(総合面では上に最も近い中)。




武器



【緋々色金】



菓彩雨祢が所持する聖遺物。武装形態は武装具現型。

活動時は、睨んだだけで物体を燃やすことが出来る。 
徒手空拳は鉄板さえ貫く威力があり、的確で格闘の教科書じみた動きをする。

苦もなく宙で反転し、体重移動によって何の足場もない空間で返しの蹴りまで放つ。海面の上に立つといった芸当も可能。

形成時は外見は炎を纏う朱く輝く古風な両刃剣が具現し刀身には雨祢の創造の名前が刻んである。


聖遺物としては「炎を発生させ、操ることができる」能力を備えている。 

周囲の酸素を根こそぎ食らって燃える緋色の剣であり、海の一部が沸騰する水蒸気爆発、周囲の建物が吹っ飛ぶバックドラフトなどが起きる程の超高熱を発生させる。

溜めが要るが、建物のフロア一面を覆うだけの煙幕を、瞬時に消し飛ばす剣風と爆炎を発生させることも可能。 
全霊の一撃は爆発する緋の大輪を咲かし、周囲全体を揺るがす。



不意打ちで発砲されたデザートイーグルの弾丸を剣で弾き、50口径125mm滑空砲(戦車砲)でも両手を使えば弾ける。



また、雨祢に最も共鳴した神器である所以か、雨祢と相性が最も良く、雨祢自身も「精霊の力を使っていた時より力が体に馴染むし、とても使い心地がいい」と述べている。



【爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之(ここにあまつかみのみこともちてふとまににうらへてのりたまひつらく)】

菓彩雨祢の創造。

発現は求道型。 
元となった渇望は「情熱を永遠に燃やし続けていたい」、「消えない炎になりたい」 。



発現した能力は「自分の肉体を炎に変換すること」 
自分の願いにかける想いを炎と定義しているために、このような形になった情熱と執念の創造。発動するとややこれまでの容姿が変化し、聖遺物の緋々色金は剣から大太刀に変わり、髪の色も炎の色に染まる。 



形成位階時の炎放出・操作能力の大幅な強化はもちろん、体が炎化したことによる移動の多様化、さらに敵攻撃を透過させることによる回避を行うことや、自分の攻撃を透過することで相手の防御を無視することが可能。 

炎でコンクリートを溶解させたり、聖遺物も炎に変わるため刀身を伸ばすことで通常の間合いに縛られず、十メートル近く離れている相手を斬ったりできる。



求道という内に向けた力の発現であるため、炎に関する一般常識は通用せず、外界に熱を発しず、炎や雨祢の体に触れない限りはダメージを受けることはない反面、水に触れたから減衰するといった事態も生じない。



詠唱



『Die dahingeschiedene Izanami wurde auf dem Berg Hiba(かれその神避りたまひし伊耶那美は)


an der Grenze zu den Ländern Izumo und Hahaki zu Grabe getragen.(出雲の国と伯伎の国、その堺なる比婆の山に葬めまつりき)』



『Bei dieser Begebenheit zog Izanagi sein Schwert,(ここに伊耶那岐)


das er mit sich führte und die Länge von zehn nebeneinander gelegten(御佩せる十拳剣を抜きて)

Fäusten besaß, und enthauptete ihr Kind, Kagutsuchi.(その子迦具土の頚を斬りたまひき)』



『Briah(創造)―』



『Man sollte nach den Gesetzen der Götter leben.(爾天神之命以布斗麻邇爾ト相而詔之)』


白銀 翼(しろがね つばさ)

 CV:伊達邦彦

年齢:18歳



性別:男

一

人称:私/俺



二人称:貴公/苗字(or名前)+卿/主・主君(大牙)



好きなもの:特になし(強いて言えば我が主君)


嫌いなもの:特になし



利き手:両利き



容姿:ウィリアム・ベルグシュライン(シルヴァリオラグナロク)




天導大牙の従者の一人であり懐刀。

一人称は二つあり、大牙の前では『私』、本来の一人称は『俺』。





『斬空真剣(ティルフィング)』の異名を持つ非人間的なまでに寡黙で冷静沈着な男。


翼にとって大牙とは兄弟同然に育った唯一無二の友にして剣の師匠、そして仕えるべき主君であり、その忠義は大牙の一番の臣下を自称する蒼也並に厚い。
 
性格





常に寡黙で冷静沈着な、滅私奉公という言葉を体現したような男。
如何なる命令にも私見を挟まず黙々と、しかし完璧に遂行する在り方は侍や武士——あるいは刀剣のそれに近く、翼本人も「自分は剣技しか取り柄のない男ですので」と言う程。

そうした人間性の薄さと反比例するかのごとく戦闘能力は無類無双。
心技体のすべてが隔絶した域にあり、天導家に仕えた従者の歴史において戦闘能力は文句なく頂点に君臨している。

主君たる大牙からは全幅の信頼を向けられており、翼もまたそんな主に応えるべく日々の精進を欠かさぬと、主従仲は極めて良好。
それら忠義と義心を武器に、絶世の刀剣は覇王の道を切り拓く。

彼にとって大牙は主君であり、友であり、兄であり、そして師である。

すなわち『絆』、それこそが、白銀翼という刀剣(にんげん)が天導大牙に仕えるただ一つの理由である。


戦闘能力




大牙の従者や仲間の中で最強かつ最高の剣の腕を持ち、同時に天導家に仕えてきた歴代の従者の中で最強にして最高傑作と称えられるほどの実力を持つ。



人類の頂点ともいうべき圧倒的完成度の剣技、人外じみた戦闘勘、学習能力、加えて大牙に与えられた擬似的な不死の肉体を備えた総合値の怪物。


蒼也を智の怪物と例えるなら翼は剣の怪物である。




剣術は師である大牙を超え、一つの極みに至っている。が、あろうことか翼は剣に対し誇りも執着も抱いていない。
だから剣を競うことに一切興味はなく、正面から戦うよりも勝算が高いと判断すれば何の躊躇もなく暗殺なり毒殺なり卑怯な手段を検討できる。




大牙から「最後まで剣術勝負してやれ」とでも命令されていない限り、彼は剣士勝負に一切付き合わず、後方に跳躍しながら星を解放。遠距離から淡々と相手を磨り潰しにかかる。


その性格上、同じ従者仲間である蒼也とは違い、気合と根性、精神力による覚醒・出力上昇は欠片も見込めないが、素で高すぎる総合値はその気になれば純牙を一瞬で斬殺でき、たとえ超天神でも敵わない、無属性最強の剣士。




大牙は「この世に敵う者なし、最強にして究極の絶対剣士」とまで称えるが、本人は「主従関係を抜きにしても自分は御身に届かないでしょう」と否定している。 
…それはつまり、翼は大牙以外の相手なら例え誰であろうと実力で斬殺できると自ら認めているも同然である。


【太刀】




翼の持つ太刀。
天導家のみが加工技術を有する特殊な金属「天津々金」で出来ており、その切れ味は高く、超天神や純牙の全力攻撃ですら傷一つ付けられない程の強度を誇る。



【抜刀・天羽々斬空真剣(オロチノアラマサ・ティルフィング)】



ステータス


基準値: AAA

発動値: AAA

集束性:AAA

拡散性:C

操縦性:AA

付属性:AA

維持性:B

干渉性:C



天

導大牙に仕える従者、白銀翼が操る星辰光。


能力は「あらゆるものを切り裂く」…ではなく「斬閃延長能力」。
剣戟に籠められたエネルギーを刃先から伸ばし、射程距離の長い斬撃を繰り出す能力。万物断ち切る斬空真剣。


振り抜いた切っ先から斬るための衝撃を伸ばす。すなわち単純に得物の射程距離を延長するだけの能力。 

翼は素の剣技こそが切り札であり、異能はそれを刃の届かない間合いに届かせる補助能力として機能している。

極めれば理論上、使用者が目視可能な存在すべてを一歩も動かずに両断できるが、言わずもがなその領域まで到達できる傑物は一握り中の一握り。

人智を超えるほどの隔絶した技量値なくば、到底不可能な絵空事である。

また、本人の攻撃動作なしには発動できず、繰り出した一閃の威力が特に上昇するわけでもなく、また本人の動きが落ちれば切れ味も低下してしまうという、あくまで攻撃範囲の拡大するだけの能力。

お世辞にも強力と讃えられるような異能ではない。

単体では「外れ」と評されてもおかしくないが、翼にとっては相性最高、最適の能力と言う他ない。

彼が使い手ならば間合いは視界全域、しかも平面上だけでなく垂直方向にも届き、単純な殲滅能力は大牙の「天星神術/神命審判」の四枚は上を行く。

総合して、どこまでも使い手の実力に依存する性質を持つ能力であり、使い手の剣技次第で、稀代の名刀にも錆びの浮いた鈍刀にも、そして無双の神剣にも容易に変化するだろう。
絶対剣士が握れば最後────覇王の敵は残らず、散るしかない。

使い手にすら破滅をもたらす栄枯盛衰の魔剣はしかし、その柄を握るのが忠誠を誓う覇王である限り、呪詛は祝福で染め上げられる。

暴走も破滅も訪れない無謬の神剣として、主君の敵を討ち払う。


詠唱



『創生せよ、天に描いた星辰を──我らは煌めくの流れ星』





『剣(つるぎ)の閃き、限りなく。黄金(こがね)の柄に鋭き刃、鋼を両断する度に王器を彩る栄光が地平の果てまで鳴り響く。三度振るえば訪れる破滅の波など知りはしない』

『我が所有者こそ絶対神。侏儒(ひきうど)の鍛冶が(かぬち)が遺せし呪怨など、至高の神威は跳ね除けん。断ち切る魔物を御示しあれ。八つ頸唸る邪竜とて、語らず、逸らず、粛々と』

『一切斬滅。唯其れのみ。此れより神敵、調伏致す』



『超新星(Metalnova)——抜刀・天羽々斬空真剣(O r o t i n o a r a m a s a T y r f i n g)』



 

大牙「はぁ!はぁ!てめぇを!てめぇを!今度こそつぶせるぅぅああああ!ひゃああああ!」

 

煉&零瑠(オリジナル)「吐息が気持ち悪いんだよお前!」

 

大牙「だからどうした!どの道お前たちの運命は終わりだ!俺の力で壊してやらぁあああああ!」

 

大牙がロードローラーにショベルカー、はたまた戦艦やコロニーをこの場所へ一気に落とそうとしていた。大牙に挑む者たちが絶体絶命だったその時、彼の身体に異変が起き始めた。

 

ビキ!ビキビキ!

 

大牙「ぐっ!?ふっ!?」

 

突然、彼の身体に異変が起き始める。それと同時に召喚されたロードローラーたちは元の異空間へと戻される。

 

大牙「なんだ?……はぁ……何が起きた!?身体に……異常が!?」

 

突然の不調に戸惑いを隠せない大牙。地面に這いつくばりながら、息をするのも必死だった。

 

椿「大牙くん!」

 

蒼也&セツナ「大牙様!」

 

夜架「主様!」

 

メリクリウス「あぁ、まさか!」

 

いつの間にかいたメリクリウスはおいといて……不調が起き始めた大牙の身体のヒビ割れから出てきたのは…

 

???「ふん!」

 

ドォーーーン!

 

大牙「ぐふぉおおおおお!?んほぉ!?」

 

「「大牙!」」

 

オリジナルの大牙の中から出てきたのは全く別物の人間…右手にはオージャカリバーのような武器を手に持っていた。そして大牙は彼の姿を見て誰かなのを察した。

 

大牙「そうか…俺に抗ったか。貴様…」

 

???「お前みたいな奴に吸収されてたまるかよ…俺はお前に反逆する。一生な!」

 

大牙「面白い!ならその新しい力で俺を超えて見せろ!」

 

???「少し待て、天導大牙。」

 

大牙「あぁ?誰だ。俺の邪魔をしている奴は。」

 

そう言って周辺を見渡す天導大牙。すると折紙たちの後ろに現れたのはショートカットヘアーで姿は大牙と似ていた人物がその場に立っていた。

 

折紙「た、大牙さんがもう1人!?」

 

零瑠&アーク「ワーオ。」

 

大牙「王牙、お前…こんなところにまで来て何をしにやってきたんだ?」

 

王牙「貴様を止めに来た…と言えばどうかな?」

 

大牙「この世界の俺に留まらずお前まで俺を止めに来るとは…うぅ……」

 

メリクリウス「(マズイ!まさかあれを!)」

 

メリクリウスが大牙がやろうとしていることを考えていると、彼は予想通り何かの詠唱をし始める。

 

大牙「

 

おお至福もたらす奇跡の御業よ!

Oh! Welchen Wunders höchstes Glück!

 

汝の傷を塞いだから 聖なる血が流れ出す!

Der deine Wunde durfte Schließen, J

 

 

輝く聖槍が真価を見せる。かってその穂先に捧げられた総ての血(ししゃ)が流れ出す。獣の総軍一百万を超える魔城の流出。とはいえそれは一

 

メルクリウス「お控えなさい、獣殿。」

 

今の彼には成せぬこと、成しても意味の無いことの筆頭だった。

 

大牙「なんの真似だ、カール。」

 

メルクリウス「少々、羽目を外しすぎではありませんかな?あなたらしくもない。」

 

カールことメルリクウスが暴走する大牙を口頭で止め、落ち着かせる。

 

メルクリウス「ここで流出などして如何するのか。ゲットーは壊れず、城は消え、宇宙1つを呑み込んでまで創ったエルドラドが無に帰すだけ。」

 

その言葉を聞いて大牙は詠唱を止め、我に戻る。

 

メルクリウス「人それを徒労と言う。率直に申し上げて、愚挙ではないかな?」

 

大牙「であればお前、未だに既知を感じるか?」

 

折紙たちのことなど意にも介してないように、言葉を交わす獣と水星。

 

大牙「告白しよう。実のところ俺は何も感じていない。奴が我の内から出てきたのと同時にな…答えろカール、何が起きた?」

 

メルクリウス「さて、御身に死相が見えるとでも言えばご満足か......などとまぁ冗談はともかく…単純に、今は中庸と言うことでしょう。既知でもなく、未知でもなく、右でも左でもない分岐路だと思えばよろしい。」

 

大牙「というと?」

 

メルクリウス「故にまずは第八までスワスチカを開き切ることこそ寛容かと。でなくば左右の認識もできん。」

 

王牙「この世界の大牙はもう失うことをしたくないそうだ。だから貴様の力に抗い、抜け出した。」

 

大牙「そうか……お前、天導大牙じゃないなら何を名乗る?」

 

真我「俺は……」

 

一旦、呼吸を整える大牙。

 

真我「俺は今日から、朔月真我だ!」

 

大牙「こい!朔月真我!お前の力、この俺に見せてみろ!」

 

真我「上等だ。」

 

リベリオンドライバー!

 

そう言った天導大牙元い、朔月真我はリベリオンドライバーにあるオージャカリバーのクワガタスイッチに似た部分『リベリオン・クリスタル』のレバーを操作する。

 

モードチェンジ!

 

LIBERATION!リベリオン・チャージ!

 

そして再度リベリオン・クリスタルに手を添え、そのレバーを操作する。

 

CHARGE&UP!

 

真我「変身!」

 

REBELLION UP!

 

AWAKENING! EVOLUTION!BREAK UP!

 

仮面ライダーリベリオン!

 

真我が変身したのは紺色を中心としたカラーリングに赤のエネルギーラインと水色の複眼を持つまるで龍騎士のような姿をした仮面ライダーだった。

 

仮面ライダーリベリオン、真我が変身する新たな仮面ライダーだ。

 

真我「仮面ライダーリベリオン、叛逆の時だ、貴様の全てを破壊してやる。」

 

王牙「見せてみろ、そのリベリオンの力を!」

 

真我「是非も無し!」

 

大牙「面白い。ならこちらも増員して迎え撃とう!」

 

そう言った真我たちの前に2人の人物が現れる。もう1人は真我にとっても見覚えのある奴だった。

 

真我「お前は菓彩雨祢!」

 

大牙「驚いただろう?コイツは折紙を救う為に自分の霊結晶を分離して折紙に託して消滅した後に俺が魂の半分を回収して聖槍の力で戦奴として蘇らせたのさ?」

 

真我「んじゃ、その半分の奴は偽者ってことだな?」

 

大牙「そんな言い方はよくないだろう?」

 

真我「潰す。」

 

翼「主君、あれらを潰しても大丈夫でしょうか?」

 

大牙「構わん。思いっきり暴れよう。」

 

メリクリウス「さて……私も久しぶりに暴れますか。」

 

煉「待てよ。」

 

メリクリウス「ん?」

 

メリクリウスが後ろを振り向くとそこにはヴェラチュールから変身を解除した煉が立っていた。

 

煉「お前が黒子として動いていたのは分かってた。零瑠のアーククラスターホッパー、そして真我が使っていたエクスブーストX…全部はお前の仕業でもある。」

 

メリクリウス「だからどうしようと言うのかね?我が息子。」

 

セヴンズ!

 

煉「決まってるだろ。」

 

グリフォン!ドラゴン!タイパン!フェニックス!ドクシボグモ!ケルベロス!オブトサソリ!

 

煉「てめぇを潰してこの忌々しい戦いを終わらせる!変身!」

 


スクランブル!

 


七種の遺伝子、7つの罪!

 

猛ろ!統べろ!君臨せよ!

 

仮面ライダーセヴンズ!

 


THE SEVEN SINS…!

 

メリクリウス「セブンスか…なら本気でかかって来るが良い!」

 

椿「私たちも決着を付けますか?」

 

零瑠(オリジナル)「そうだな…」

 

月菜「待てよ。」

 

大牙「おっと…」

 

月菜「よう大牙。随分と暴れているみたいだな?」

 

真我「お前はぁ…!」

 

月菜「寄せよ。俺は今お前とやり合うつもりはないさ。」

 

真我「なに?」

 

大牙「どういうことだ?」

 

月菜「大牙、この世界の俺を吸収して完全体になったのは認めてやる。だが、真我が抗ったあとのお前は覇王を使おうとしたのを…俺は目撃した。」

 

大牙「だからどうした?」

 

月菜「要するに……今回ばかりはお前が気に食わん!」

 

ルナ!アクセスグランテッド!

 

月菜「月夜に舞う、電光の白翼!」

 


ファム!ツクヨミ!バルキリー!

 

月菜
「変身!」


 

アストラルライズ!

 


ラララ雷鳴!ゲゲゲ月光!セセセ閃光!

 

仮面ライダーイリス ライトニングムーンセイレーン!

 

月菜「さぁ、月が満ちる戦いを今始めようか?」

 

そう言った月菜はアストラルライザーの銃口から弾丸を放ち、椿を攻撃する。それに続いてオリジナルの零瑠もレイジングドライバーから銃弾を発砲する。それを見た雨祢と翼も乱入するために剣を抜く。

 

雨祢「さぁ、我々も戦うぞ!」

 

翼「あぁ!」

 

しかし…

 

???「ちょっと待ってくれるかな?」

 

雨祢「ん?」

 

???「君たちの相手は僕たちだ。」

 

真我「アンタらは?」

 

陽斗「僕は東陽斗…まぁ、通りすがりの軍人だと思ってくれればいいよ。んで隣のヤツは…」

 

仮面Z「仮面Zだ。」

 

真我「はぁ?」

 

仮面Z「気にするな。それよりもいくぞ。」

 

手に持った鞘から刀を抜いた仮面Z、そして彼は一気に雨祢に近づいて彼女を吹き飛ばした。

 

仮面Z「遅いな?そんなものか?天導大牙の従者とやらの実力は。」

 

雨祢「貴様…侮辱してるのか!」

 

仮面Z「ふっ、倒せるものなら倒してみろ。」

 

そして…

 

翼「ふむ…どうやら貴公もなかなかの実力があると見ていいかな?」

 

陽斗「まぁ、そんなところだね。」

 

そう言った陽斗は腰にミューズドライバーを装着し、ミューズフォンを取り出して起動して変身アプリを開き、コードを入力してEnterを押す。

 

6.6.6.

 

『Standing by…』

 

陽斗「変身。」

 

『Complete!』

 

陽斗は仮面ライダーミューズへと変身した。メインカラーは青と黒で頭部の構造はファイズやライオトルーパーを想起させている。

 

しかし胴体と腕はネクストファイズやネクストカイザを彷彿とさせる形状になっており、より異質なオーラを漂わせていた。

 

陽斗「さぁ、いこうか?」

 

そして真我はリベリオンドライバー、大牙は生身の状態でゾディアックブレイドを使って交戦。お互いの剣をぶつかり合っていた。そして大牙の隙を見た真我はリベリオンドライバーで彼の身体を切り裂いた。

 

真我「はぁ!」

 

大牙「ぐふぅ!?」

 

大牙を切り裂いたあと、彼の身体に蹴りを入れて壁際に吹き飛ばす真我。だが…

 

大牙「なーんてな?」

 

真我「……」

 

大牙は無傷だった。しかし真我は動揺もせずに剣を持ったまま彼を見つめていた。

 

大牙「なんだ、こんなものか。この程度のダメージ、すぐに回復す——!?」

 

大牙はすぐに自身の力で回復しようと試みるが、真我から喰らったリベリオンドライバーの効力が効いているのか、大牙はその場で吐血し始める。

 

大牙「回復しない!?いやそれどころ、か、ガハッ!この俺が!?」

 

体力が回復しないことに動揺し、真我を見つめる大牙。それを見て彼はあることを思いつく。

 

大牙「…——まさかその力!」

 

真我「ああ、その通りだ。この力はテメェをぶちのめす為の——」

 

真我&大牙「神殺しだ(か)!」

 

大牙「いや、ありえない。例え神殺しだとしても、フェンリルとロンギヌスの力がある俺にはただの神殺しは通用しない。仮に強力なものだとしても覇王の力で俺と同ランク未満の力は全て俺の意思で無効化できるはず……まさかその神殺し!」

 

真我「その通りだよクソ野郎!俺の魔王、終末兵廠(ラグナロク)で生み出されたこのリベリオンドライバーは貴様を殺すことの為だけに特化した、【天導大牙専用の神殺し】だ!」

 

大牙「くっ…魔王をいつの間にか顕現したんだ… ——しかし、どうしても反逆するか…ぶち倒してやる!」

 

真我「終わりだ…天導大牙!」

 

モードチェンジ!

 

アイン!

 

真我は「R-ATTACK」の部分にキーを回転させ、リベリオン・チャージを行う。

 

リベリオン•チャージ!

 

CHARGE&UP!

 

真我「これで……終わりだぁあああああああああ!」

 

神滅殺・叛逆斬(リベリオン・ゴッド・クラッシュ)

 

真我は2つの闇の衝撃波を放ち、Xを描くように切り裂いた。

 

大牙「ぬわぁああああ!?ふっ……はっ、ははははは!はっははははははははははは!」

 

大牙はその場で高笑いしながら爆発四散していった。上裸の状態で大の字になって倒れる大牙を見てリベリオンドライバーを向ける。

 

大牙「はは…切れよ。」

 

真我「お前はいつでも斬れる。今日は見逃してやる。」

 

大牙「ふっ…ふっはははは!いいだろう。だが、俺という宿命には逃れられないぞ?朔月真我ァ!」

 

真我「言ってろクソ野郎。」

 

仮面Z「ふっ…撤収だな?」

 

陽斗「うん。帰ろうか。」

 

東陽斗と仮面Zは異空間を召喚し、その場から立ち去った。そして真我に近づいた月菜は…

 

月菜「いいのか?」

 

真我「アイツなんかやろうと思えばいつでも倒せる。」

 

煉「大牙っぽい性格は…若干は残っているんだな?」

 

真我「まぁな?」

 

変身を解除した真我は夕紅がある場所へと歩いていく。

 

零瑠「あ、おい。どこ行くん…」

 

零瑠(オリジナル)「ほっておいてやれ。」

 

零瑠「え?」

 

とわ「あの天導大牙を撃退してスッキリしたんだよ。少し、考える時間を作ってあげよ?」

 

煉「そうだな。」

 

とわ「あ、そういえば天渡くんとジブリールは?」

 

零瑠「そういえばアイツら…宇宙にまで行って戦ってたな?」

 

零瑠(オリジナル)「あぁそうだな…ん?」

 

オリジナルの零瑠が後ろを振り向くと、ボロボロになった祭壇の場所で…

 

天渡「あ、戦いは終わったか?」

 

ジブリール「意気投合しましたからここでお茶をしてましたの♪」

 

「「お前ら何サボってるんだぁああああああああああ!?」」

 

天渡とジブリールがアフタヌーンティーを楽しんでいた。そして大牙の近くにいたメリクリウスは…

 

メリクリウス「完全に負けましたな?獣殿。」

 

大牙「あぁ…アイツには驚かされたよ。さ、エルドラドに戻ろう。次の目的を考えないと。」

 

メリクリウス「それなら面白いところがありますよ?」

 

大牙「ほーう?エルドラドに戻ったら聞かせて貰おうか。」

 

大牙とエルドラドの仲間たちはジブリールを置いていき、折紙の世界から去っていったのだった。そして夕日を見つめる真我は…

 

真我「俺は…運命を変える。例えアイツに言われようとも、反逆してみせる。」

 





朔月真我(さかつきしんが)
一人称:俺
二人称:お前/貴様/名前
CV:豊永利行

オリテン世界の天導大牙が己の運命を超えるために覚醒し、天導大牙(オリジナル)を倒す際に【天導大牙】からの訣別の証として新たに名乗った名前。

根本的な性格などは変わっていないが、【天導大牙の分御霊(ペルソナ)】という宿業から訣別することを決意したことで人間的にも色々な面で成長、成熟したことで少し冷めたようなところがある。

わかりやすく言えば天導大牙が現実主義者になって少しダウナー系になった感じ。


仮面ライダーリベリオン

オリテン世界の天導大牙改め、朔月真我がリベリオンドライバーで変身する仮面ライダー。

見た目は紺色を中心としたカラーリングに赤のエネルギーラインと水色の複眼を持つ龍騎士の姿になっている。

能力

戦闘スタイルはドラン時代のように剣を主体としたものだが、剣を腰にある専用のホルダーに装填し、素手になった状態では徒手空拳も使いこなす。

「相手の動きを決して見逃さず、的確な一撃を叩き込む」というものであり、その姿は神に叛逆するが如く峻烈。


逆に真我の戦闘技能が最もダイレクトに反映され易い戦闘スタイルでもあり、スペック差を経験や技量などで縮められる相手にはこれが弱点となることが多いが、リベリオンのスペックが大牙(オリジナル)のゼニス相当なので余程のことがない限り負けることはない。

また、真我の想いに応じてスペックが天井知らずに増していくため、パンチやキック力の数値は実質♾️。

変身音

「モードチェンジ!」

『LIBERATION!』

「リベリオン・チャージ!」

『CHARGE&UP!』

「変身!」

『REBELLION UP!』

『AWAKENING! EVOLUTION!BREAK UP!』

『仮面ライダーリベリオン!』

必殺技

【神滅殺・叛逆斬(リベリオン・ゴッド・クラッシュ)】

「R-ATTACK」の部分にキーを回転させ、リベリオン・チャージを行うことで発動、2つの闇の衝撃波を放ち、Xを描くように切り裂く。

また、この攻撃には神殺しの力が宿っており、煉のような神または大牙(オリジナル)や翔人のように神と融合している相手には大きなダメージを与えることができる。

元ネタはレスキューファイアーの龍皇エクス斬り。

必殺技音

「モードチェンジ!」

『アイン!』

「リベリオン•チャージ!」

『CHARGE&UP!』

「神滅殺・叛逆斬(リベリオン・ゴッド・クラッシュ)!」

【スピリット・リベリオンアタック】

「R-SATTACK」の部分にキーを回転させ、リベリオン・チャージを行うことで発動、精霊の力を使った攻撃を行う。

例として氷結傀儡の力を使用した場合は氷の斬撃波を放ち相手を氷漬けにする「氷霊・叛逆斬(リベリオン・アブソリュート・ゼロ)」を発動できる。

必殺技音(例)

「モードチェンジ!」

『ツヴァイ!』

「リベリオン•チャージ!」

『CHARGE&UP!』

「氷霊・叛逆斬(リベリオン・アブソリュート・ゼロ)!」

【リベリオン・パニッシャー】

「R-FINISH」の部分にキーを回転させ、リベリオン・チャージを行うことで発動する超必殺技。

発動と共に真我の手を離れ、巨大化。空に上がった真我が左足の踵で空中を滑りながら掛け声と共に右手を振り下ろす動作と共に巨大化したリベリオンドライバーが相手に振り下ろされる超必殺技。

その一撃は直撃すれば大牙(オリジナル)を万全の状態から瀕死、または即死に追い込むことが可能なほど。

つまり普通の敵なら100%『相手は死ぬ』文字通りの必殺技。

元ネタはバディファイトのドラゴニック・パニッシャー。

必殺技音

『モードチェンジ!』

『ドライ!』

「リベリオン・チャージ!」

『CHARGE&UP!』

「リベリオン・パニッシャーーーーーッ!」

変身後の決め台詞

初回は「叛逆の時だ、貴様の全てを破壊してやる」

二回目以降「この力で、俺は大切なもの全てを守る!」


リベリオンドライバー

CV:豊永利行

朔月真我が仮面ライダーリベリオンに変身するために使用する変身兼武器の長剣型デバイス。

真我が魔王・終末兵廠の力で生み出したものであるため、ある意味これも終神兵装の一つとも言える。

見た目はキングオージャーのオージャカリバーをベースにレスキューファイアーのエクスバッシャーやジェットカリバーの要素を加えたもの。

全体のカラーリングは紺色を中心とした物になっており、灰色の部分は真我が封印した精霊の霊結晶の色がつく(現時点だと四糸乃の青と真我の中に宿る精霊である頼香の赤と黄の3色)。

キーチェンジによるモードチェンジを行い、オージャカリバーのクワガタスイッチにあたる部分にある「リベリオン・クリスタル」に霊力を送る「リベリオン・チャージ」を行うことにより、仮面ライダーリベリオンへの変身や、必殺技の発動などを行うことが出来る。

また、剣先からは光弾を放ったり、柄の部分を押すことで、内蔵されたエネルギーの放出による飛行が可能であり、さらに真我の手元にないときは呼べばどこからでも駆けつけると、大変便利な優れもの。

また、柄頭の部分にレイズバックルを装填することで、追加武装を装備することが可能。

例えば、とわのレーザーレイズライザーを装填すればレーザーブーストフォームXのような装備をつけてパワーアップでき、またリベリオンドライバーの剣先から放つ光弾の威力も上昇する。

その代わり、レイズバックルを装填すると、飛行はできなくなる。

次回

・総称大牙リベリオンエピローグ



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・総称大牙リベリオンエピローグ


華恋スターライト、零瑠アーク、リアスクイーン、大牙リベリオンの総称のエピローグです。



 

折紙「あぁ〜あぁー!私も戦いたかったなぁー!」

 

零瑠「お前は戦闘狂か。いい加減にせぇや。」

 

狂三「にしても驚きましたね…大牙さん…いえ、真我さんがオリジナルの本物の天導大牙さんに作られた生命体だなんて…」

 

煉「正確には理性の半身を以て生み出された別御霊(ペルソナ)…俺も最初に聞いた時は信じられないと疑ったがな?」

 

折紙「ロイヤル様はなんて?」

 

煉「今回の件で大牙がやったことは色々と酷かった。だがロイヤル様はこの事を不問としたようだ。」

 

狂三「それはまた何故ですの?」

 

煉「あぁ…」

 

するとそこに…

 

真我「邪魔するぞ。」

 

「「真我!?(さん くん)」」

 

煉「おう来たか。依頼したものは?」

 

真我「あぁ、狩ってきたぞ?」

 

ドォーーン!

 

折紙「うわぁ…何これ…」

 

煉「希少な牛、ミノホルスだ。美味しい赤みが特徴でローストビーフや牛しゃぶに適している。」

 

折紙「真我くん…もしかして今やってる仕事って…」

 

真我「狩りだ。今は天職になってる。」

 

折紙&零瑠「えぇ…」

 

真我「それで?あのクソ野郎は許すのか?煉。」

 

煉「まぁ、今回は口止め料として奴に色々と渡したらしいけどな?」

 

折紙「どういうこと?」

 

煉「今回は俺がいたから不問になったんだ。いなかったらアイツ、折紙の世界を壊しかねないからな?」

 

零瑠「アイツ…まさかこの世界を壊そうとしてたのか?」

 

真我「アイツがやりそうなことだ。……ん?おい煉、そこにあったドラゴンレイズバックルはどうした?」

 

真我が棚に置いてあったドラゴンレイズバックルがないことに気づいたことを煉に伝える。そして彼は笑みを見せながらこう言った。

 

煉「あぁ、それなら琴里に渡したぞ?」

 

「「え?」」

 

折紙「どういうこと煉さん?」

 

煉「さぁな?俺にも奴の目的すら分からないけどな。」

 

真我「ふむ…」

 

零瑠「お前…隠してたのか?」

 

真我「元々、呼びはレーザーブーストとかに変身出来なかった時に使う予定だったのさ。」

 

煉「琴里の目的はどうであれ…俺たちのやることは変わらない。よろしく頼むぞ?」

 

折紙「うん。」

 

煉「それと折紙。」

 

折紙「ん?」

 

煉「近々…スフィア・リムで大きな戦いが起きるそうだ。ロイヤル様曰く詳細は分からないが、スフィア粒子が濃くなっているとのことだ。」

 

折紙「まだ戦いがいがあるってことね?よっし!今から特訓を始めますかっ!」

 

真我&零瑠「コイツやっぱり戦闘狂かよ。」

 

一方の琴里はいつもとは違う体型になっていた。まるで大人のような姿に…

 

琴里「さて、と…肝心のこれは手に入れたし、もうこの世界には用意ないわね?」

 

そんな彼女を後ろからある男が現れた。

 

メリクリウス「少しいいかな?ミス琴里。」

 

琴里「アナタはオリジナル天導大牙の従者じゃない。」

 

メリクリウス「ご存知でしたか…つかぬ事を聞きますが、ミス琴里、裏でアナタは何をしていたのですか?」

 

琴里「ん〜?何が?」

 

メリクリウス「獣殿と朔月真我の系譜を見ている中で、サングラスをかけているアナタがチラチラと映りましね?」

 

琴里「あぁ〜バレてた?」

 

メリクリウス「バレバレですよ。介入していなかったとはいえ、なんだかニヒルな笑みを浮かべながら行動していたので怪しさプンプンですよ?」

 

琴里「ま、そーだろうねぇ…気づいてた?アナタ達が戦っていたとき、この地球の上に謎の宇宙船があったのを…」

 

メリクリウス「いえ…宇宙に何かいるのは分かりましたが…息子との戦いに夢中になっていたのか、あまり気にしてはいませんので…」

 

琴里「そうでしょうね?…最近、ダークネスシンジケートやグレフトクとは違う何かが裏で何か企もうと考えているわ。その組織の存在は詳細は愚か、目的すらも分からないのよ?」

 

メリクリウス「なるほど…」

 

琴里「アナタも気をつけてね?ソイツらの目的、何なのか分からないから。」

 

そう言った琴里はサングラスをかけたあとにスフィアゲートを開き、そのまま別の世界へと向かうのだった。そして…

 

嶺賀の住んでいる地球の宇宙では…

 

ミスリア「ダークネスシンジケートがフェデネスに武力支援を行ったそうです。」

 

アトロステヴ「そうか…ブレイアは?」

 

ミスリア「騙し通せてるみたいです。いつまで持つかは分かりませんが…」

 

アトロステヴ「警戒を続けろ。モビルスーツを使うとなると…さらに面倒になるがな?」

 

ミスリア「承知いたしました。」

 

アトロステヴ「近くなってきたぞ…我々の目的がな?」

 




NEXT…?


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