モンスタートレーナー (バトルしようぜ!)
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短編
モンスタートレーナー


お も い つ き


―――テレレレン♪

 

―――テッテッテッテッテッテッテテーレン♪テッテッテッテッテッテッテテーレン♪

 

 

 

岩のような甲殻を持った生物が身震いをしている。

体躯は岩の塊そのものであり、前かがみに両腕と思われる部位を地に着け力んでいる。

その腕の太さも木の幹の太さを越えており、頑強さが見て取れる。

顔にあたるところは7つの光が爛々と光り、口を大きく開け、粘着性の液体をだらだらとたらしている。

 

 

 

―――テッテッテッテッテッテッテテーレン♪テッテッテッテッテッテッテテーレン♪

 

 

 

突如としてその体が膨れ上がる。

その甲殻を砕きながら中身の肉が膨張し、ひび割れた甲殻が体から零れ落ち地面に散らばる。

全身を力ませ、天を仰ぎ、呻き声をあげながらその肉体を膨張させていく。

 

 

 

―――テッテッテッテッテッテッテテーレン♪テッテッテッテッテッテッテテーレン♪

 

 

 

やがて呻き声は世にもおぞましい咆哮に変わり、空間の空気を振るわせる。

その咆哮は体の中の臓物に響くほどの衝撃を与えるほどだ。

 

 

 

―――テッテッテッテッテッテッテテーレン♪テッテッテッテッテッテッテテーレン♪

 

 

 

やがて膨張した肉体は弾けとび、周囲に液体が飛び散る。

生物は息絶えたのか?

否、その生物は―――

 

 

 

―――テーテーテーテレテテテテテン♪

 

 

 

おめでとう!ゴロー○はゴ○ーニャに進化した!

 

 

 

膨張する前の肉体以上に体躯を大きくし、そこに佇んでいた。

体からは蒸気がもうもうとたちこめている。

顔は更に禍々しく、凶暴に変貌している。

先ほどの咆哮を超える声量でもって己が歓喜を唄う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてこうなった・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は物心がついた頃から何か大きなずれを感じるようになっていた。

そのずれは確かな違和感を持って、説明のできない焦燥を与えた。

それは神に恩恵を与えられることによってしっかりと何かが埋まる感覚で納得できた。

 

私はこの世界とは違う記憶を持っていた。

 

明確に思い起こせるという訳ではないが、一部の記憶をおぼろげながらに想起できた。

そして、神から渡された自分のステイタスを見て記憶の中のものと合致した。

 

 

 

 

《スキル》

 

 

袋の中の怪物(ポケットモンスター)

 

・気絶させたモンスターを従属させることができる。

 

 

 

そのときは心が躍ったものだ。

自分が知っている・・・とは言い難いがかつて自分が夢中になっていた事柄と近いことが行える。

そう直感した私は嬉しかった。

 

だが、だ。

 

記憶の中のものはもっとこう・・・可愛らしかった。

 

そう、理想と現実。

私はその二つに板ばさみにされ、現実に失望した。

少なくとも記憶の中に出てきたモンスターと合わない。

というか出てこない。

当然だ、ゲームだもの。

現実じゃないもの。

 

目の前に現れるモンスターはまさしく怪物。

ただの人の身で太刀打ちできるような存在ではない。

神から恩恵をもらって打ち倒すことができるようになる。

訓練を積めば恩恵をもらわずともできるだろうが。

 

とにかく、思ってたんとちがう。

できることは同じだけど。

 

そうできることは同じ。

 

仲間として一緒に冒険して、その道中でまた仲間を増やしていくことができる。

更にだ、まだシステムがある。

そのシステムが私のスキルとして存在するのだ。

それが

 

進化(EVOLVE)

 

・従属したモンスターを進化させることができる。

・進化させるには一定の経験値が必要。

・進化させることによってそのモンスターの性質などが変わる。

 

 

 

こ れ だ。

 

 

 

そして、冒頭の出来事はこのスキルを使用したのだ。

従属させたモンスターを進化させた。

もともとかわいくない、恐ろしい顔した怪物が更に恐ろしくなった。

 

 

・・・なんで?

 

 

なんでリアル系○ケモンなの?

 

てかこれ○ローニャじゃないよ。

 

EVOLVEのベヒモスだよ。

 

脳内であの音楽流してごまかしたけどさぁ・・・

 

いやごまかせてないけど・・・

 

 

ちなみに別にはじめてじゃないです。

既に何匹も進化してます。

どれも思ってたんと違うけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルー・メルクーリ。

世界にただひとつのダンジョンを有する迷宮都市オラリオにおいて最強の冒険者として名を轟かせる女性である。

彼女はその実力でもってダンジョンのモンスターを何匹も従属させ、その様からついた二つ名は

 

 

 

【怪物女王】

 

 

 

である。

 




書き直すかも、かも・・・

もしかしたら連載もあるかも・・・かも・・・

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転生

まず始めにそもそもこの話は思いつきで生まれたものです。

それゆえにまったく何も設定とか詳しく考えていません。

今回あげたこの話も思い付きです。

連載にするにしても話を作るのにめっちゃ時間かかると思います。

そのままエタル可能性大。

なのであんま期待しないでださい。

もしくは短編形式で話のつながりは無いものになります。



体が軽い・・・今まで感じたことがないような浮遊感。

重力を感じない、ともすれば自分の肉体がないような感覚だ。

目は閉じている・・・のか?

白いような、暗いような・・・説明ができない。

 

ここはどこだろう・・・

 

体を動かそうにも動けない・・・いや?

やっぱり自分の体がない?

動いているような動いていないような・・・?

 

 

 

―――聞こえるかい?―――

 

 

 

私が考えを巡らせている時に声のようなものが聞こえる?

いや、響く?理解できる?

とにかく意思の伝達としての何かを受け取った。

 

 

 

―――二度目の生はどうだい?―――

 

 

 

それを受け取った時にすべて思い出した。

自分は転生したのだと。

そして、望んでいた結果と違うこと、自分が生まれた世界が違うことを叫んだ。

 

 

 

―――いや、君は確かにポケットモ○スターの世界に転生したよ―――

 

 

 

どこがだ!

現れるモンスターどれも違うぞ!

マジモンのモンスターやぞ!

 

 

 

―――君が望んでいたモンスターの姿形は君の世界の目から見たものだろう―――

 

 

 

は?

 

 

 

―――つまりは目線が違うということさ。次元の違う目を統一させたのだよ―――

 

 

 

―――あの世界の者たちにとってモンスターはあのように見えているんだよ―――

 

 

 

は?え・・・?え?!

いやいやいや!!!

でも!ダンジョンって何だよ!

そんなものなかったろ!

それに神なんて存在もいなかった!

 

 

 

―――・・・君はあの世界の人間の力に疑問を思ったことは無いかい?―――

 

 

 

―――あれほどの種類のモンスターがいるにも関わらず人類が繁栄している・・・その理由―――

 

 

 

・・・え?ちょ・・・え?

 

 

 

―――以前の君の世界の基準だったら君の元の世界の人間は淘汰されていてもおかしくないだろう?―――

 

 

 

―――もう一度伝えよう。君は確かに○ケットモンスターの世界に転生した・・・いつの時代とは明言していないがね―――

 

 

 

・・・・・・まさか

 

 

 

―――そう、君の知るあの世界の超超古代といわれる時代だよ―――

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

―――人類はあそこから発展していく。あの世界の神という存在によってモンスターをペットのように扱えるまでね―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

え、え~・・・・・・・

いや、確かにあの世界は突っ込みどころ満載だけどさ・・・

主人公が電撃受けてもぴんぴんしてるところとか確かにおかしいけどさ・・・

それって恩恵のおかげってこと?

いや、でも神なんていないし・・・

でも恩恵は成長を促すって話だし、レベルの高い人間同士が子供作っていったらああなるのか?

それにダンジョンどこいったし・・・

神もどこに行ったし・・・

 

 

 

―――とにかく、君の思っているものとは違うけど、望みどおりの世界へは飛ばしたよ。そこで生まれ変わった世界で生きてくれ―――

 

 

 

うぇっ?!

ちょっと!

時代も知ってるとこに飛ばしてよ!

 

 

 

―――もう無理だよ。今の君の人生を生きたまえ。では―――

 

 

 

まって!お願いします!本当に!お願い!

 

 

 

 

 

待ってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

 

 

 

 




・・・ちょっと話を書くのに自信ないです。

ちょくちょく書き直すかも・・・


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EVOLVE

今回の話はポケモン要素は無しです。
ていうかオリ主もでない。
完全に短編。
EVOLVE要素のみ。
そして、途中から面倒になった。





みじか・・・


さる日、いつ頃からかとある噂がオラリオの冒険者たちの間でささやかれていた。

 

曰く「ダンジョンに亡霊が現れた」と。

 

その噂の真偽のほどはわからない。

亡霊などといわれてそれを信じるものはいなかった。

それに対峙した者でさえ自分が目にしたものに自信を持てなかったのだ。

 

それと鉢合わせたのは中層のあたりだろうか。

奇妙なモンスターだった。

いや、不気味といったほうが正しいか。

 

全身はヌルリとした質感でおよそ胴に頭と腕がついた人型にも見える。

しかし、その全貌は間違いなく異形の怪物そのものだ。

まず、腕は四本、腰から伸びるは足ではなく触手めいた長い軟体状のもの、蛇の尾のような三本がねじれるように揺れていた。

顔にあたるところには目は無く、あるのは牙を剥き出したままの口。

四本の腕の内、二本は鎌状であり、残り二本は鉤爪であった。

 

思い出すも恐ろしい。

その四本の腕で獲物を切り裂き、掴み、その口で血肉を貪るだろう事は予想できた。

目にした時は初めて見たもので当然、警戒をした。

迫りくるモンスターに対し応戦する。

するとどうだろう。

そのモンスターはそのおぞましい見た目に反して弱かった。

拍子抜けしてしまうほどだ。

なんだ、警戒して損をした。

大したこと無かったと思うのもつかの間、瞬きひとつする間にそのモンスターの姿は忽然と消えていた。

おかしい、自分は確かに戦ったはず。

モンスターを切り裂いた剣を持つ手を見やり、その手応えを確認する。

周囲を確認してもその亡骸は見当たらない。

逃げたのか?       

否、目の前で相対しておいて音も無く逃がすなどあり得ない。

ならば、コレはどういうことだ。

幻覚でも見ていたのか?

ダンジョンの中は死と隣り合わせ、極限の緊張から幻を作り出したか・・・

そんな訳はないと思いながらも無理やり自分を納得させる。

仮にそれが事実だとしたら一刻も早く休息を取らねば。

 

その冒険者は足早にその場を去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

亡霊の噂はオラリオ中にてゆっくりとだが確かな存在として広まっていった。

亡霊と戦った冒険者が日に増えていったのだ。

確かに自分はモンスターと戦っていた。

そのモンスターと戦闘したことによる道具の消費や武器の磨耗具合が何よりの証拠となった。

 

だが、倒したはずのモンスターは魔石を取り除いてもいないのに忽然と姿を消すのだ。

 

一体この存在は何だ。

 

新たなモンスターの誕生だ。

 

今まで倒してきたモンスターの怨霊だ。

 

様々な憶測がオラリオで飛び交った。

モンスターを倒し、体内の魔石を抉り出し生計を立てる者にとって致命的な問題だ。

倒しても金にならないなど冗談じゃない。

目撃者が増えていく中、ギルドもまた件のモンスターの調査に乗り出した。

オラリオの根幹に関わる問題故だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンジョンの中でまたひとつの命が生まれた。

胸の魔石から力が全身に行き渡るように脈動する。

 

 

 

ダンジョンは生きている。

 

 

 

オラリオで住むものにとってそれは当たり前すぎて意識しない、路傍の石ころのような事柄だ。

 

生きるとはどういうことなのだろうか?

食らい、育み、子を生し、後続へと託す。

それは定命の者の生き続ける軌跡だ。

その軌跡を残す為、生きる者は学習する。

 

 

 

進化する。(EVOLVE)

 

 

 

そして、ダンジョンは生きている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダンジョンもまた―――

 

 

 

 

 

 




短すぎぃ!

本当は鮫映画のように徐々に冒険者の中から犠牲者が出て行き、ギルドが動きだし、ファミリアが動き出し、そんでロキファミリアが出てきてどんぱちする予定だった。(スッパシャッ)
そんで最後に意味深な描写をして引きっていうB級映画っぽい描写をしたかった・・・したかったんだ・・・

わいには無理やったんやなって・・・(アアア、ウアアア、ホアアアアアアアン)



実際、冒険者でEVOLVEモンスター倒せるのか?という問題。

ゴライアスは宇宙船の壁突き破るそうだし、あいつらミサイルとかグレネードとか耐えるし。
世界観が違いすぎて、考えすぎてドツボにはまりました。


ハンター側の技術力からしてだんまち側は圧倒的に劣ってるし、まぁその分、素の肉体能力はダンまち側が圧倒的だろうけど、だからってモンスターにダメージ与えられるか?となったら ? だし。

オマエタチハコンナサクシャヲユルセルノカ


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