星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです (ジョースター)
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今回は承太郎の説明です。
スタンドはある程度説明済みなのでブラッドの容姿と細かい説明です。
ただし今回は主に刀の説明になります。
後、4話のネタバレがあるので注意‼︎

それではどうぞ‼︎


注意!!これは4話までのネタバレがあります。ネタバレしたくない人は先に1〜4話をご覧ください。ネタバレしてもOK!!と言う人、もう見た人はどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

空条承太郎

二つ名:『幻想郷最強にして幻想郷の守護者』(ただし、長いので『幻想郷の守護者』とも呼ばれる。)

身長…195cm

体重…75Kg

誕生日:9月18日

血液型:A型

年齢:15歳

利き腕:左利き

身体能力:軽く人間をやめている。下級妖怪よりもある。

好きな食べ物:これという物はないが、(自家製で普通にうまい)コーラをよく飲む。

嫌いな食べ物:なし

容姿…『ジョジョの奇妙な冒険』の空条承太郎と瓜二つ。違う点は、前髪の本数が向こうは一つだか、こっちは三本で青•金•黒。

 

性格…基本的に優しく、冷静で判断力があるが激情家で友人などを傷付けたり侮辱すると容赦なく、相手をぶちのめす。ただし、本気で怒らせたら誰で在ろうと関係なく殺したりする残虐さもある、ただしよっぽどな事がないと本気で怒らない。(例:仲間を殺す者、救いようがない悪人、自分の欲で人を踏みにじる者、自分の為なら平然と仲間を売るもの、仲間を駒扱いする者など。)ただ、普通に切れる時があり、その時はストレス発散でどこか思いっ切り殴るのだが、その威力が半端なく、その時は普通に並の鬼よりある。(萃香や勇儀レベル。)本来は、思いっ切り殴っても半径1mのクレーターができる程度だが、その時はそのパワーに、無意識に「波紋」の呼吸をし(しかも、リサリサレベル)、もっとも物が壊れやすい振動を(普通の人が手のひらサイズの石を軽く叩いただけで割れる程度。)衝撃を伝える「仙道波紋波紋疾走《せんどうはもんオーバードライブ》」(ツェペリがカエルをメメタァしてカエルの下の岩を割ったのもこの波紋)をする為直径100mを大きなクレーターを作ったり、神社をやった時は神社が一撃で倒壊する。

 

服装:ジョジョの主人公とラスボスの服を持っているが基本3部の承太郎の服に左腕にシーザーのバンダナを巻いている。寝る時は影DIO の服。

特徴:腹と背中大きな穴の跡の古傷がある。(簡単に言えば、ジョジョの花京院が『ザ•ワールド』に腹を貫通し、その穴が傷が塞がり跡が残った感じ。)

肩に星の痣がある。

 

生まれ付きスタンドが使えた。家族は姉と両親がいたが、承太郎が幼い時の全員死んでいる。その後承太郎に戦いや暗殺を教えてくれた師匠に育てられた。(この話はまたいずれ。)因みに承太郎の師匠は「暗殺教室」の潮田渚は元は教師だったが転職し殺し屋に近い仕事をしていた。(原作は違うが。)その仕事は承太郎がやっていた仕事である。承太郎は暗殺の技を幾つか教えられた。(自分で頼んで。)その技達は、劇中で出る。ちなみに渚は承太郎が幻想郷に来る前に死んでいる。仕事は犯罪者を捕まえるたり、最悪殺す仕事(元は渚の仕事でそれを受け継いだ。)などをしていたが、幻想郷に来る前に辞めた。(因みにその仕事でDIO と戦い、終わったあとすぐ仕事を辞めた。)理由は疲れたから。幻想郷では教師をしている。 ちなみに料理は渚と暮らしていたの時に作っていてそのうち上達して、今ではプロレベル。幻想郷の人達の暴走を止めたり、ボケのツッコミをしたりする。

あと、心の中で異変の時のみDIOとジョナサンと話すことが出来る。(まともに話すのは少しあとだが、大体4〜5話後ぐらい。)後、頭の良さはとても良くまともに勉強しなくても超一流高校のトップを取れ、その気になれば世界のトップの大学の学力はある。

 

能力:スタンドは1話を見ればだいたいわかる、スタンドの容姿は素顔は承太郎に似ているが奇妙な仮面(大体「ステレス交境曲」のトロマの仮面みたいな感じ。と言うかまんま。)(ぶっちゃけ分からない人が大半なので変な仮面と思えばいいです。気になる人はググって下さい。)を被って素顔は見せないようにしているがちょくちょく仮面を外している。服は黒いマントを身に付けている、体は見えない。ブラッドがダメージを受けても承太郎にはダメージはない、ただしブラッドが死んだら承太郎も死ぬ、重くなったり、老化したりしても承太郎もなる。ダメージ勘定のみ遠隔自動操作型ぐらいと同じぐらいの扱い。後、コピーするには条件がある。それはその能力を知らないといけない。(ジョースター家を除く。)

ちなみに『ミスタープレジデント』は亀自体がスタンドとして自分の意思で出せる。

 

無効化の目は2話を見ればだいたい分かる。これはスタンドじゃなくこれは承太郎の臓器は他の人の臓器でその時に偶然、能力を得た。1〜5までの強弱がつけられ、3以上になると目が黒くなる。常時発動していて。意思があるものはみないといけないが基本、承太郎を対象に能力を発動すると発動しにくくなる。例えば(1の段階で)、さとりだと心が読みづらくなったり。フランだと壊しにくいなど。後、意思のない物は見なくても無効出来る。後、某ポケダンの超探検隊の呑まれると石になる霧などを1の段階で完全に無効出来る。

 

趣味:読書、ゲーム(特に、カービィ、マリオ、ポケダン。)などだが直ぐにクリアしてしまうから、やり込めるものを好む。一番好きなのは「カービィ」である、承太郎は戦いでカービィの技を使ったりする。(例:マホロアソウルの「キルニードルワープ」、「アナザーディメンション」「リバースワールド」正確にはこれらの技は(「アナザーディメンション」は除く。)マホロアソウルの前までのラスボス達の技なのだが。どうでもいいが。)長距離の移動の時はエアライドを使っている。ちなみに、「ポケダン」、「スーパーペーパーマリオ」では泣いたことがある。ゲームだけの部屋を持っている。(『ミスタープレジデント』を応用して。)漫画もよく読み、「ジョジョ」、「リボーン」などを読む。戦いで漫画の技を使ったりする。他にゆっくり昼寝する事。音楽を聴きながら(だいたいゲームBGM)漫画や小説、寝たりする。あと幻想郷に来てからはしてないが花を育てていた。

 

特技:一度を見ただけで完璧に覚える事が出来てたとえ技でも覚えてしまう。(もはや、特技というレベルではない、能力に近く「一度、見たら完璧にコピーし、自分のものにする程度の能力」とも言える。 )あと、ジョジョの主人公達の特技が出来る。料理を作る。

 

戦い方:特にこれと言った、戦い方はなく、相手に応じて戦い方を変える。ただ、基本的に刀をよく使う。

 

武器……ここから4話のネタバレがあります。ご注意ください。

ジャイロの鉄球、ジョセフのクラッカー、ジョナサンの「ラックとプラック」の剣、スナイパーライフル、レボルバー式銃……はあまり使わないが一応持っているもの。

刀は殆ど何かしらの能力があるので一つ一つ説明します。

 

まずは、霊夢戦でつかった。『星孤月•無刀•白』見た目は真ん中が透明で周りが普通の刀。これの能力は、一つ目が斬撃を放ち、斬撃が通過した所に斬撃を仕込み、自分の意思で出せる能力。二つ目が能力を吸収し、その能力を一時的に得る能力でこれは物質だろうが何だろうが、吸収する。この時に物質なら形を変わる事のある。得た能力に応じたオプションがつく。これは他の人の能力も借りれるから、仲間が多いほど強くなる。一度に幾つでも吸収出来る。

 

二本目は、『星龍刃•黒一文字•羅刹』見た目は何処ぞの死神代行の卍解した刀みたいな感じで刀身が黒い。能力は何でも斬る事が出来る能力。しかしこれは本来の能力ではなく、本当は次元を斬り裂く能力でこれで、斬れば空間が裂け、八雲紫のスキマみたいに次元と次元の間を作り中に入れる。ただ少し違う点があり、こっちは承太郎と承太郎の物(服、刀など。)以外は、入ったら、原型を留めずに粉々になる。(ただし絶対に壊れない物、水は大丈夫。)出るときは出る場所を斬れば、場所が次元の間を移動した分移動して出れる。紫戦で手に入った。

 

次は『時雨金時』で『家庭教師ヒットマンリボーン』で出たものと同じ。詳しくはググってください。ぶっちゃけ説明難しい。メメタァ!

 

次は『風刃』でその名の通り風邪を操る二刀一対の刀で基本的な技はジョジョの「ワムウ」の闘技•神砂嵐や最終流法•渾楔颯など(渾楔颯をするときは刀をお互いにロックして使う。)ただ、風の強さは射命丸程強くない。

見た目は普通の刀

 

次は『炎刃』でエシディシの熱血(ほど、熱い液体。)を刀に入っている頑丈な管で熱血をばら撒いたりして戦う。基本的にはエシディシみたいに戦うが。この液体は可燃性なので火をつけ燃やしその炎を刀に纏わせフランの「レーヴァテイン」みたいに出来る。見た目は刀身に穴みたいなのがある。それ以外は普通。

 

次は『光刃(こうじん)』でカーズみたいなことができる、さらにこれはさらに能力があり、刀と回転エネルギーを利用し、空気中の粒子を回転させ見えない斬撃を出せる。(ただし、光を反射する為 、光があると光って見える。)さらに応用でさらに範囲を大きくし、レミリアの「グングニル」を作れる。その時は紫色になる。

見た目は普通。

 

最後に『雷刃』で、その名の通り電気、雷を使う刀で最大100億Vの電気を使える。見た目は普通。

武器の説明終了

 

道具は、スタンドを目覚めさせる矢(ただし、この矢に刺さってもスタンドに目覚めない。承太郎が能力で封じ込めた。ただし、レクイエムにはなれる。と言うか、レクイエムになる為だけにある。承太郎はこれを「進化の矢」と呼んでいる。)石仮面(ただ、不完全で、一時的に(だいたい10分)身体能力が向上し、不死身になる。その後、反動で激痛が走る。)スーパーエイジャ、ンドゥールの杖(視界がゼロの時に音探知をするときに使う。)念写用のカメラ(3部でジョセフが使っていたやつ。)100Kgの木刀(見た目は銀魂の「洞爺湖」みたいな木刀)だいたいこのくらいです。

 

武器は全て『アヌビス神』みたいなスタンドの能力ではないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




こんな感じですかね、説明は。
後、言い忘れていましたが承太郎が幻想郷に来た時は原作前で後数話したら紅魔郷になります。
承太郎は紅魔郷の開始の一ヶ月前に来ています。
それとこの作品は承太郎が18歳までに、つまり約2年半で紅魔郷から最新作までをやります。
後、本当はブラッドの挿絵を描きたかったのですが……絵が下手過ぎて無理でした。
簡単な絵ならいけるんですが……例えばカービィの02(ゼロツー)とかは描けるのですが。人型になると全く出来ないので諦めました。

後、作者はポケダン青と時でガチ泣きました。

後、サブタイの説明で今はサブタイは「星〜〜」となっていますが。あれは紅魔郷からはなしになります。
それとサブタイの「〜……〜」は承太郎のコメントだと思って下さい。

誤字、感想などございましたらお願いします。

では、次回もお楽しみに。


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設定②

どうもジョースターです

今回はオリキャラのよく出るキャラの設定集です



久城 武(くじょう たけし)初登場時16歳 (現在17歳)

誕生日11月6日

身長173cm、体重は57.3kg

能力「身体能力を上げる程度の能力」

愛すべき馬鹿でありロリコン

基本的に良識はあるが幼女関連になると基本ぶっ飛ぶヤベーやつ

紅羽ちゃんのことを一層溺愛しており、割と共依存になりつつあるのではないかと周りからは心配されている

戦闘力で言ったら能力なしだと外来人組最弱、有りだと茜よりは強い。

それでも普通に強いはずなのだが周りがそれ以上にぶっ飛んでる

メンタル面では、作中トップクラスであり彼を折るのは至難の技

 

能力はある一定の守るという意思が高まると発動する、というより常時発動しているが基本時だと能力なしの身体能力と変わらないため意味がない

自他共に認める最弱の能力

モチーフは「敗北の少年」と「君の神様になりたい」

 

 

久城 茜 (くじょう あかね) 初登場時 15歳 (現在16歳)

身長148cm、体重40kg

誕生日10月20日

 

能力「守る程度の能力」

武の妹であり、博麗神社の縁の下の力持ち。

基本無能な兄に代わり掃除洗濯料理など完璧にこなし、彼女には承太郎も霊夢もなかなか頭が上がらない。

キレると口調が超荒くなり好戦的になる。

メンタル自体は意外と脆く、割とすぐ凹む

元々はおてんばな性格であったため、意外と堅物と思いきやノリは良い。

現代では一度誘拐される事件があったが、武と承太郎、半ば強引に手伝わされた紗夜によって助けられている。

能力は対処1人を選択しその相手を何があっても死なずに済み、何かしらのことが起きてその受けた傷が治る能力

ただし一度使うとその相手には二度と使えず、自衛手段が一切ないため、自分自身は一般人と同等。ただし彼女自身がスペックが高く合気道をしていたためやたら強い

 

モチーフは「誰もが羨む完璧な少女」

 

佐藤 紗夜 (さとう さや) 初登場時19歳

身長176cm 体重58.2kg

誕生日 1月11日(とされている本来の誕生日は不明)

能力 なし

二つ名「毒刃の暗器使い」(外の仕事時のコードネーム兼異名としても使用されていた。ただし長いので略され「毒刃」と呼ばれることが多い。なお承太郎は「死神」)

承太郎の仕事の同業者であり、先輩にあたる人

身体の至る所のナイフや鎖などの暗器を隠し持っており、その数は100を超える、さらには毒などをナイフなどに塗るなどわりと殺意が高い

そこらへんの落ちてるものでも彼女の手にかかれば凶器となり、ボールペンで暗殺したり石コロですら、彼女にとっては暗殺道具となるなど技能は高い

承太郎には一度命を助けられただけでなく、彼女の人生そのものを変えたことにより好意を寄せている

しかし自分は殺し屋であったため、多くの人を殺めた手では誰も愛してはいけないと思い、積極的ではない

殺しに関しても暗器や毒生成などの才能はあったが殺しに関しては孤児院と育ちとはいえ一般的な常識があるため、何も考えずただ殺すということができない。

(現代組でそれが可能な人物は承太郎のみであり、承太郎だけは不殺を貫いているが、どうしても殺さないといけない場合は躊躇いもなく殺すことができる

逆に絶対に殺すことができないのは武)

 

元々孤児であり4歳ぐらいで捨てられて、保護される数ヶ月間、残飯を漁ってその日を繋いでいた。

そのため本来の誕生日すら忘れてしまい誕生日は保護され孤児院に入った日になっている。

その孤児院に殺しの仕事で得た金の大半を渡していたなど、その孤児院には感謝している。

強さは現代組で承太郎の次に強く、能力なしでも体の至るところに隠した暗器によって相手を翻弄する。

メンタルはクソ雑魚

 

戦いなどになると非常に優秀であるが日常生活ではポンコツ、片付けが出来ずゴミが散乱としていたり、汚部屋をよく生成する

料理は壊滅級

あと実は承太郎が幻想郷にこない世界線があるとしたら彼女がメインヒロインの立ち位置になっていたはずだった

しかし現実は非情であり、幻想郷に来てしまったためどうなるかは分からなくなってしまった

 

モチーフは「属性モリモリ元メインヒロイン」と「能力なしの人間としての限界点」

 

(黒木)和泉 紅羽 (くろき)(いずみ くれは) 初登場時9歳

身長119cm 体重24.7kg

誕生日11月5日

能力 現状なし

 

武大好き紅羽ちゃん

武のことを自分を救ってくれたヒーロー、白馬の王子様のようにみており、基本的の武のことが最優先であり、紅羽ちゃんの全て

将来は武のお嫁さんになることであり、それ以外はない

身体に今でも虐待の跡が多数あり、それを見せないように努力している

戦闘能力は皆無であるが、武のことになると異常なほど肝が据わるため捨て身特攻とかすることある

周りからはかなり可愛がられており、おそらく作中で最も手を出してはいけない人物

少なく見積もっても紅魔館、博麗神社に住む全員、風見幽香、八雲家、チルノらなど現状半数以上のキャラを敵に回すことのなる。

 

メンタルは基本は弱いが、武が絡むと武に引けを取らないメンタルをしている

 

モチーフは「アダルトチルドレン」「失敗作少女」

 

 

和泉 由紀 (いずみ ゆき) 初登場時9歳 (現在11歳)

身長135cm 体重30kg

誕生日 4月 25日

能力「移す程度の能力」

紅羽ちゃんの義姉であり、承太郎と慧音の寺子屋で学んでいる少女

ある日突然能力が使えるようになり、その能力を利用しようとする男に襲われるが承太郎に救われる。

基本誰にでも優しく真面目な優等生であるが、時々お茶目なところがある普通の少女

家では親がやっている店のお手伝いとして働いており看板娘として有名である。

紅羽ちゃんを実の妹のように可愛がり、紅羽も姉のように慕っている。

いざという時のメンタルはかなり強く、 武や紅羽ほどではないがかなりのメンタルの強さ

能力は指定したものを別のところに移す能力

範囲とかはなく、見たり触る必要はなくかなり使い勝手のいい能力。

しかし人間に対しては触る必要があり、その上数メートルしか移動させれない。

 

モチーフは広瀬康一君

 

ブラッド

正式名称「ブラッド•メモリー」

 

身長134cm(ただしその気になれば自由に変えれる)体重???

 

(部類上)遠隔自動操縦型

 

破壊力:E

スピード:E

射程距離:A

持続力:A

精密動作性:E

成長性:A

 

承太郎のスタンド、スタンドであるが自ら意思を持ち自由に行動するスタンド

ステータスは力やスピードなど皆無であり、代わりに能力の方にパワーを割いている

普段クッソおちゃらけているが、頭の中ではだいたい何も考えてない

しかし自分の主人である承太郎を守ることだけは考えている

承太郎とは全く真逆の性格だがこれは承太郎が切り捨ててしまった性格であり、ブラッドが存在しているからこそ今の承太郎がいる

 

割と『ジョーカー』的存在である

 




紅羽ちゃんがもし仮に変態な奴に襲われようものなら、それはもうかわいそうなことになるかなぁ、死んだほうがマシな仕打ちをされる

後出てないのオリキャラの設定は単純にロクに作ってないか意図的に設定出すとネタバレするような奴らがいるから一旦はこれでオリキャラの設定は全部です

後武と紅羽ちゃんのモチーフに関してはお分かりの通りボカロの曲からです。


感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに


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番外編 行事イベント
番外編 最近のハロウィンは時々意味を間違えている


どうも土曜日に東方三月精を買ったジョースターです
今日はハロウィンと言うことで番外編を書きました……
思いつきなので、なんじゃこりゃ?ってなるけどそれでもいい人は………


どうぞ〜〜


今日は10月31日……………

気が付いた人もいるだろうが、そう、その日はハロウィンである

ハロウィンの由来は古代ケルト人の秋の収穫感謝祭に起源があると言われ、 古代ケルト民族の1年の終わりは10月31日と定められ、この夜は死者の霊が親族を訪ね、悪霊が来て作物を荒らす、と信じられ。 そこから秋の収穫を祝い、同時に悪霊を追い出す祭りが行われるようになった日である……

そんな由来を今、知っている人は殆どいないが……………その日は、ある者は仮装を楽しみ。ある者は「トリックオアトリート」と言いお菓子をもらう

そんな日である

そして幻想郷にも、そんな文化が幻想入りしていたようで…………………………

 

 

承「え?今なんて言った?」

霊「だからトリックオアトリートって言ったのよ、ほらお菓子寄越しなさい」

承「……………霊夢、お前まさか……」

霊「ええ、今日はハロウィンでしょ、だから頂戴」

 

俺は空条承太郎

朝起きて、いつも通り過ごしていたら

いきなりこれである、まさか此処にも、ハロウィンがあったとは……

 

承「……………お菓子ならやるが、一つ聞いていいか?」

霊「何よ?」

承「トリックオアトリートとは、日本語で言うとなんという?」

霊「簡単よ、『お菓子寄越せ』でしょ」

 

微妙に違う……………

これは……一体どういう事だ?

 

承「違う、トリックオアトリートは『お菓子くれなきゃ悪戯するぞ』だ」

霊「ヘェ〜そうなの〜後、仮装もするらしいわね」

承「あぁ、そうだ」

霊「それで、他の人の家に押し入ってお菓子を貰うんでしょ?」

 

言い方がおっかない言い方だがそうだな……………

ん?なんで今そんなことを?

まさか……………

霊夢は目を輝きながら、俺に顔を近づけた……………

 

霊「なら、大量にお菓子が貰えるってわけでしょ‼︎」

承「はぁ……………辞めとけ、それが許されるのが子供までだ。諦めろ。それにそんなことをしている馬鹿は他にいるはずが……」

???「おーい承太郎〜霊夢〜いるか〜」

 

俺の言葉を遮るように外から声が聞こえてきた……………

俺は、外に出るといつもと服装が違い、本当の魔女の様な服を着た魔理沙が、大きな袋を持ちながら立っていた………

 

魔「トリックオアトリート‼︎お菓子くれないとイタズラしちゃうぜ」

承「ああ、いいだろう。お前には飴玉をくれてやろう」

 

俺はそう言いスタープラチナを出して、飴玉をスタープラチナにもたせてそういった

 

魔「いやどう見ても、それは飴じゃなくて、鉛だm……「ん?」いや、何でもないぜ」

承「安心しろ、俺のスタープラチナは精密さを凄い、だから正確にお前の眉間にこの飴を打ち込むことが出来る」

魔「安心出来るか‼︎そんなのさせたら死んでしまうぜ‼︎いくら私でも‼︎」

承「じゃあ。質問に答えろ、お前が持っている袋はなんだ?」

 

俺はスタープラチナに飴(鉛玉)を持たせいつでも眉間に打てるように構えたまま、俺は魔理沙が持っている袋を指差した……

 

魔「あぁ……これは……………お菓子をいっぱい貰うために」

 

ドン‼︎

 

承「ん?聞こえなかった、もう一度頼む」

魔「え、えーとごめんなさい」

 

俺は魔理沙の足元にスタープラチナに鉛玉を打ち込ませ足元にあった石畳に、綺麗に鉛玉をめり込み魔理沙は腰を抜かして震えていた

……………まさか、霊夢と同じ事を考える馬鹿がいたとは……………

 

霊「何か言ったかしら?」

承「さぁな。さて俺は……………出掛けてくる」

霊「何処へ?」

 

流石、無関心の霊夢

俺の用事を知らないとは……………

今日は平日だぞ、しっかりしてくれ……………

 

承「馬鹿か?今日は平日……仕事に決まっているだろう」

魔「そう言えば、そうだったな。じゃあ、行って来い‼︎」

承「行ってくる」

 

 

俺はそう言い残し、人里に向かった………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は人里について目にしたのは、色々な人が、仮装をしてまさに祭りの様な賑わいになっていた人里……………

 

俺はそれを眺めつつ、寺子屋に着き職員室に入ると、そこには俺のいつもいた職員室と少し違った………

うん。どう見てもハロウィンと言う事で顔に切り抜いたかぼちゃや、それっぽい感じの飾り付けをしているね

俺は、そんな事を気にしない様にして、自分の席に着いた

 

慧「む?承太郎か、おはよう」

承「お、おう、おはよう……………一つ聞きたいのだがその帽子は?」

 

俺は、何時もと違う慧音の帽子を指差して言った。

今日の慧音の帽子は簡単に言えば、魔理沙のような帽子で黒色のとんがり帽子だった……

 

慧「あぁ、これは今日は仮装しろ、仮想しろって子供たちが煩くてな。しぶしぶこれを付けることにした、昨日な徹夜で作った……」

承「そうか……………それはお疲れ様」

 

慧音の目をよく見てみると、目の下にクマができていた、頑張ったな、おい

 

慧「何を他人事で言っているのだ?」

 

え?まさか……………やめろ、それだけは……………

俺のそんな思いを他所に、慧音は、物凄い意地悪そうな笑顔で俺に言った

 

 

 

慧「お前は、もっとすごい仮装をするんだよなぁ?」

 

 

ガタッ(席から立つ音)

ガシッ(俺を掴む音)

 

慧「どこへ行くんダァ?」

承「す、すまん。俺は用事があっt「嘘だな」アッハイソウデス」

 

俺は、無言で席を立ち逃げようとしたが、それを慧音が逃がさない様に俺を掴み、苦し紛れの言い訳をした俺を頭突きをする構えをして黙らせられた……………

クソッ、これじゃあ逃げれない‼︎

 

慧「さて、仮装して貰おうか」

承「分かりました」

 

俺は結局、仮装することになった……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧「お、着替えたkって、承太郎⁉︎」

 

着替えた俺に、そんな声が上がった?

一体なぜ?

 

承「何って仮装だが?」

慧「いや、それは分かっている。だがな、その衣装は怖すぎる‼︎子供が泣くぞ‼︎」

承「そうか?」

 

俺の着替えた衣装は、簡単に言えば。

黒いローブと、黒いフードで顔を覆い目だけ切り抜かれた物。

バカテスのFFF団の服って言えばいいか?

そんなに怖いとは思わんのだが……………

 

慧「その服装でな、そのオーラだとただの殺人鬼にしか見えないぞ。特にフードから見える目!もう殺る側の人間にしか見えん」

 

慧音曰く、俺は今凄いドス黒いオーラが出ているそうだ……俺はそんなのオモッテイナイノニ………

 

承「これじゃあ、駄目?」

慧「当たり前だぁぁぁぁあああ!」

 

結局着替えることに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「これは‼︎」

慧「よし、それだ‼︎」

 

俺が着た服は、赤いマントに黒のぴっちりとしたタートルネックに、所々にハートがデザインされた蛍光色の上下セット、緑色のハートが額についたサークレット……………

うん、まぁ、3部DIOの衣装だ。正直なんでこんな服を有ったんだよ……………まあ、いいや恥ずかしいがこれしかないなら仕方ない……………

 

慧「じゃあ、もうそろそろ授業だな、行くぞ。後、今日はいろいろあって午前中には終わるからな」

承「着替えをする時間h「有るわけない、そのまま今日はやるぞ」クソッ」

 

頼むから誰も……………特に射命丸を俺を見つけるな……………

俺はそんな、心の叫びをあげながら、教室に行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「はい、授業を始める」

チ「お兄ちゃん、何その格好?」

 

やっぱり突っ込まれた‼︎

俺は、授業開始までギリギリ待ってから、無言で教室に入り授業を無理矢理始めたが、チルノが一番触れて欲しくなかった事を真っ先にふれてきた……………

言わないとダメかな?

もういいや言おう

 

承「今日はハロウィンだ、今日はそれで、外が祭りみたいな状態……………それに教師達も参加しようじゃあ無いかということで、こうなった」

 

無論、大嘘である

こうなったら他の教師も道連れだ

チルノはよく分からない様な顔をしていたが、大妖精がフォローをいれ無事理解できたようだ

他の生徒も、「あぁ〜だからか〜」とか、「そーなのかー」などを口々に言っている……………

 

承「さて、まあその話は置いといて授業を開始する」

 

俺はやや強引だが、話を切り上げ授業を始めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『授業の描写は無かったことにした』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

授業終了後……………職員室にて……

 

慧「承太郎……お前…………………やってくれたなぁ?」

承「え?何が?」

 

まあ、何が言いたいか知っているけどな‼︎

どうせアレだろ?

俺のそんな事を他所に慧音は大きな声を出して言った……………

 

慧「惚けるな‼︎お前……先生は全員仮装するって言ったんだろ‼︎そのせいで……………私は……さらに仮装されかけたんだぞ!他の教師は、多少で許されたがな」

承「え?これってそう言う事じゃなかったのか?」

 

ここからは全力で知らなかった事にしよう……………

もし、わざとって知られたら……………死ぬ

俺はちょくちょくワザとかと怪しまれたが、何とか逃げ切ることに成功した……

危うく。頭突きが自発剤になりかけたが……………

 

承「兎に角‼︎これはたまたまだ!俺は悪くない‼︎それに、この仮装をさせた慧音にも問題がある‼︎」

 

最早これは、ただの屁理屈である

ここまできたら清々しい程にな……

慧音は言い返すことが無いのか、諦めたようだ

 

慧「まあいい、偶にはこういう日は悪くない。ただしこれ以降は絶対に許さないからな?」

承「もし、もう一回同じことがあれば?」

慧「ワザとだろうが、偶々だろうが頭突きの刑だ」

 

理不尽過ぎる…………

お前は鬼か?そんなこと……………残酷すぎる‼︎

まあいいが、次は別の方法で言い訳するし

 

承「まあ、取り敢えず俺は帰る。」

慧「あぁ、そうだな。お疲れ様だ、承太郎」

承「ああ、お疲れ様でした。じゃあ、お先に帰ります」

 

俺はそう他の教師達に言い残し、職員室を出た

 

チ「トリックオアトリート‼︎」

大「承太郎さん……………お菓子くれなきゃ……」

 

ル•リ•ミ「「「イタズラしちゃうぞ〜〜」」」

 

なりこれ、凄い和む

俺が職員室から出ると

例のチルノ達がわざわざ仮装までして待っていた……

ルーミアは吸血鬼?みたいな服装で、チルノ、大妖精はかぼちゃ?かな?の帽子を被り。リグル、ミリティアはコウモリの様な羽を着けていた……………羽の上に羽を付けるってどうよ……………

 

承「はいはい、じゃあちょっと待て……」

 

こんな時の俺の秘密道具……………

亀に入れていた飴を出した……1人あたり3〜5個渡せばいいかな?

俺は、そう思いながらチルノらに飴を配った……

 

承「はい、これでいいだろ?」

チ「うん‼︎ありがとうお兄ちゃん‼︎」

承「どういたしまして」

 

俺は膝を曲げチルノらと同じ視線にしてそう言った……

うん、一番元気がいいよね。俺?疲れ100パーセントですが何か?

だってな、今日はまだ、まだましだがいつも霊夢にパシリに合うだぜ?疲れしか残らん……

こう言う笑顔が一番の癒しだ

 

承「さてと、お前ら気をつけて帰れよ〜〜」

 

チ•大•リ•ミ•ル「「「「は〜〜〜い」」」」

 

チルノらは、そう元気良く声を出して外に行った……………

 

承「さて、今日の所は買い物して終わりかな?」

 

俺はそう思いつつ寺子屋を出た……

さて、買い物でもして帰るか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し早い夕食の買い物だが。気にすんな

さて、今日はどんなのが良いか……

俺は、色々と見渡しながら今日の献立を考えていたら、たまたま、咲夜にあった……

 

咲「あ、こんにちは、承太郎さん?」

承「ああ、どうした咲夜?」

 

咲夜は何故か、不思議そうな顔をしていたので尋ねてみた

 

咲「何時もと、服装が……違いますね」

承「あ、やべ着たままだ」

 

とんでもないミス発覚、まさかのあの服を着たままだった……………

俺って本当馬鹿……………

 

咲「似合っていますよ?承太郎さん」

承「あ、そう?じゃあこのままでも良いか」

 

着替えるの面倒だし、いいかこのままで……………

 

咲「今日は一体どういう要件で人里へ?」

承「仕事だ、寺子屋の教師だからな」

咲「あぁ、そうでしたか。あの〜今から用事などはありますか?」

承「いや、ない。それが一体どうかしたか?」

 

用事は……………うん、ないな

全く、帰ってゲームしようかと思ったぐらいだ

咲夜はそれを聞くと心なしか、嬉しい様な表情になった

なんか、頼みごとか?

 

咲「もし、よろしければ、今日お嬢様がパーティを開くので来ませんか?」

承「喜んで行く」

 

迷う理由が無い

逆に迷う必要があるか?

 

 

咲「ありがとうございます。お嬢様も妹様も喜びます」

 

血を吸うのだけは勘弁してほしいがな

 

咲「では、私はその食材調達や、色々と買わないといけないので……………待っていますよ」

承「何だ、じゃあ咲夜の手伝いだ。俺も付いていく」

咲「え?いや、流石にそれは……」

承「いや、これぐらいはしないとな」

 

流石に、ただで飯を喰らうって言うわけにはいかない。

何か手伝えることは手伝う。それが俺だ

 

咲「ありがとうございます、承太郎さん」

承「構わん、さっさと買いに行くぞ」

咲「はい」

 

その後、いろいろな食材を大量的に買い

持ち切れないのでは?と言うぐらい買ったが、亀の中にしまうという手によって無事解決された……

その後咲夜と一緒に紅魔館へと行った……

 

 

移動はカット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅魔館ーーー

 

何時もの恒例行事になっている、美鈴を起こす事を終わらせて。庭にはテーブルが置くなどを妖精メイドがせっせと働いていた……

他にもハロウィンと言うことで、カボチャの中身をくり抜き、顔を書きそして中に灯りを入れ、ランタンみたいなものなどを作っていた……………

いろいろ見たかったが、取り敢えず買った食材を食料庫へと置きに行き。

咲夜は「用意ができるまでは、ご自由にどうぞ」とだけ言い残して、その場を去り料理場へ行った……………

 

承「ご自由につっても……やること無い」

 

俺は軽く暇になってしまった

まあ、一応ここの主人でもある、かりちゅま吸血鬼のレミリアのところでも行くか……………

俺は、そう思いレミリアの部屋に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「あら、よく来たわね承太郎」

承「あぁ、咲夜に誘われてな」

レ「そう、まあ良いわ、貴方なら歓迎するわ」

 

レミリアの部屋に着くと、何時もと変化が無い服の来ていたレミリアがいた、今日に至ってはいつもの服装の方が珍しいと思う。

 

レ「その服装はどうしたの?」

承「ああ、仕事でな……着ることになったからな」

レ「……………良いセンスね。でももう少し赤い方がいいと思うわ」

承「お前は赤が好きなのか?」

レ「さあ、どうかしら?」

 

すっとぼけやがって……………と俺はと言おうとしたが言うことが出来なかった……

何故って?それは………

 

 

フ「お兄ちゃん〜〜〜」

 

 

フランが超高速タックル……………もとい飛びついてきたからだ……

俺はそれをモロくらい、4〜6メートルぐらい飛んび、その後地面に背中を擦り付けながら着地した

フランは、その間にも俺に鳩尾に頭をグリグリ押し付けていく……

痛い、普通に痛い。

簡単言えば、鳩尾を万力で締め付けられている感じ……しかも徐々に力増していくし……

 

承「フランどうか……………したか?」

フ「トリックオアトリート‼︎お菓子くれないと悪戯するよ?」

 

ここでも来たか……………

フランは俺の鳩尾をグリグリするのをやめてそう言った

うん。いっぱいお菓子上げよう

俺は亀の中から飴を6個ぐらい出してフランに渡した

 

フ「わーいありがとうお兄ちゃん」

 

フランは満面の笑みの純粋な笑みを浮かべながらそう言った……

ロリコンでは無い俺でも可愛いと思いってしまった……………

そのあと、色々とフランと遊びをしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「さてと、そろそろ時間か?」

レ「確かにそんな時間ね」

フ「そろそろ、行かないとね〜お兄ちゃん‼︎手を繋いで」

 

フランはそう言い右手を差し出してきた

俺はフランの手を左手で握った

 

承「分かった、これでいいのか?」

フ「うん‼︎ありがとうお兄ちゃん」

 

俺とフランがそんな感じの事をしていると、レミリアが超うらやましように見ていた………

やって欲しいのか?

 

承「どうしたレミリア、こっちを凄く見て。お前もこうして欲しいのか?」

レ「いや、そういう訳じゃ無いけど……その……」

承「ハッキリ言え」

レ「承太郎、この紅魔館の主人である私をエスコートしなさい」

 

レミリアはそう言い、左手を出してきた

 

承「分かりましたよ、レミリアお嬢様」

レ「あら?ようやく分かったのかしら?」

 

俺は、敢えて丁寧な口調で言いレミリアの右手でレミリアを握った……

 

レ「さあ、早く行くわよ‼︎」

承「はいはい」

フ「早く行こうよー」

 

俺は2人に急かされ、結局走る羽目になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

庭に出ると、いろいろな料理が出ていて妖精メイドや、小悪魔やパチュリー、美鈴などがいた……

あと、何故か霊夢と魔理沙

 

霊「あら?承太郎も来てたの?」

魔「おおっす、承太郎」

承「なんでいる」

魔「パーティがあるんだったら。何処へでも行くぜ」

 

一体どういう経路でこのパーティの事を知ったのかが気になる

勘か?巫女さんお得意の勘か?

 

レ「まあ、いいわ。心の広い私はそれくらいじゃ、怒らないわ。好きなように食べていきなさい」

魔「お言葉に甘えて‼︎」

 

オイオイ、魔理沙よ、少しは遠慮を知ろうか

って霊夢無言で酒飲んだり食べたりするな怖い

全く、いつも通りだが騒がしいな……………

 

レ「ほら、承太郎も食べなさい」

承「ああ、そうする」

フ「お兄ちゃん一緒に食べよ」

咲「妹様、余り迷惑かけちゃダメですよ?」

 

まあ、こんなのも……………

 

 

霊「何しているの?」

魔「食べないのか?」

 

 

 

悪くないかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

まあ、ハロウィンとは少し離れている気もするが……………

楽しいからいいか………

 

今日はハロウィン、人々は思い思いの事をして楽しんでいる

それを空は祝福するかのように満点の星のが光っていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continuedーーー> ?

 

 




はい、なんか微妙な終わりな気がしますが、それは昨日の夜に無理矢理仕上げたので……………
許してください2時間ちょっとで4000字以上書けた……………

感想、誤字、アドバイスなどござましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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番外編 クリスマスって楽しい人と楽しくない人がいる

どうもジョースターです

なんとか投稿出来ましたが

実はこれ後半部分が書いている途中にバクってまた書き直すという
発狂物のことがあってちょっと投げやり気味です

兎に角どうぞ〜〜


今日は12月24日

 

クリスマスイブ____

それは、イエス・キリストの降誕を祝う祭である。12月25日に祝われるが、正教会のうちユリウス暦を使用するものは、グレゴリオ暦の1月7日に該当する日にクリスマスを祝う。ただし、キリスト教で最も重要な祭と位置づけられるのはクリスマスではなく、復活祭である。

その日の前日である

 

しかし、そんなに事は今の人は知らずと言うか知っていてもへーだから?的な感じであるが、その日はとある者達は充実した楽しい日に一転、そうでは無い者たちは激しくその楽しんでいる者達を憎む日である(無論、作者も妬む方パルパルパルパルゥゥゥ‼︎)

幻想郷にも、本来の意味は忘れられつつあるために幻想入りを果たしている……

 

 

承「リア充〜リア充〜〜爆死しろ〜〜今日は〜〜絶望の〜〜〜クリスマス〜〜〜hey‼︎」

霊「なにその歌?」

承「あぁ、この歌は武の野郎がこの日になると歌いってくるからついな……」

霊「ロクでもない歌ね……」

承「否定はせん」

 

俺は空条承太郎

今は霊夢とこたつに入っています

クリスマスイブ?そんなのどうでもいい

今は、こたつに入れればな……

冬はこたつに限るな〜〜〜

 

 

霊「そういえば、人里でクリスマスのイベントが有るらしいわよ………確か寺子屋で……」

承「へぇ〜〜ん?イベント?」

霊「ええ、何をするかは分からないけど………」

承「アァァァァァァアアアア‼︎忘れてたァァアアアア‼︎」

霊「え?どうしたの急に……」

承「俺はそれの手伝いしないといけないだった………こたつの所為で忘れてた……」

 

こたつの魔力恐るべし……

人を駄目にする。恐ろしい……

もうこたつが最終兵器でいいと思うよ?

俺はこたつから体を引きずるように出て、立ち軽く伸びをしたパキパキと背中から音がなった

動いていない証拠だな

 

承「さて、じゃあ行ってくる」

霊「いってらしゃい」

 

俺は寒い空の中エアライドに乗り、人里へ行った

結論、冬の風は冷たい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧「言い訳は?」

承「しない、普通に忘れていた」

 

ゴンッ!

 

承「グフッゥ!」

慧「ここまでくると清々しいな…」

承「あざっす」

慧「褒めてないからな?」

承「知ってた」

 

今、どんな状況かと言うと

そしても、どうしてこうなったか説明する

 

1.俺が遅れる

 

2.慧音ご乱心

 

3.冷たい床に正座させられる

 

4.お説教&罰でZU☆TU☆KIを食らう羽目になる ←イマココ

 

要は遅れた説教だ

それで意識飛びかけるのは可笑しいがな……

 

慧「何時間遅刻か知っているのか?」

承「え?10分ぐらいじゃ……」

慧「その何倍あるか………3時間だ……」

承「すいませんでした。」

 

俺は慧音に綺麗な土下座を見せた

恥はない……と言ったら嘘になります

恥ずかしいです、超恥ずかしいです

穴があるならそこに埋まりたい

 

承「こたつの魔力にやられていました。すみません」

慧「誰が許すと………………いや、良いだろう。許してやる」

承「え?マジで」

慧「ただし、ちょっとやって欲しいことが有るんだよな、それをやってくれたら許してやる」

承「やって欲しいこと?」

慧「あぁ、サンタクr「受けない」受けない場合は………」

 

本気の頭突きで死亡ですね、分かります

でも、俺がサンタクロースになるってもの公開処刑に近いぞ……

 

慧「勿論、喜んで‼︎やってくれるよな?」

承「謹んで、遠慮させていただきm「ん?」喜んでやります‼︎」

 

慧音は自分の帽子と俺の帽子を取ろうとした所で本気で殺る気だと判断

受けることにした……

泣きたい……

 

慧「はい、衣装。後、やることは………子供達にプレゼントを配る。それだけだ」

承「思ったより少ない……って衣装ふざけてんのか⁉︎」

 

俺が受け取った衣装は……

赤い布と白い布だった

 

慧「ああ、済まん作る時間が無かった……それで我慢しろ……」

承「それをするのは何時間後だ」

慧「三時間ぐらいだな」

承「ちょっと出かけてくる」

慧「わ、分かった。次は遅れるなよ?」

承「分かっている」

 

俺はそう言い、エアライドである場所に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「で?うちの咲夜に手伝って貰おうと?」

承「そういう事です」

 

俺が来たのは紅魔館である

今は、寝ている美鈴は無視してそのままレミリアに少し咲夜に手伝って貰おうと尋ねた

 

レ「貴方はここを何か便利な場所って考えてない?」

承「違う、咲夜が凄いだけだ」

咲「え?そ、そんな承太郎さんに比べれば……」

 

咲夜は自分はまだまだですって言いたいか顔をしていた……

いや、お前でまだまだなら一体何処まで行けば凄いんだろう……

 

レ「まあ、良いわ。咲夜手伝ってあげなさい。」

咲「分かりました、お嬢様」

レ「その代わりに………あなたがサンタになるんでしょ?なら………プレゼントぐらい寄越しなさい」

承「汝何を欲す?」

レ「なにその言い方………まあいいわ私が欲しいのは……」

承「なるべく生物とかはやめろよ?」

 

俺はとんでもないことを言われる前に忠告しておいた、まさかそんなことがいう筈がないけどな……

 

レ「なんで分かったの?貴方が欲しいって言おうとしたのに……」

承「今の俺は黒いサンタだ………」

レ「じょ、冗談よ‼︎冗談‼︎ほんのちょっとふざけただけじゃない‼︎」

 

俺は自分の服が黒いって事を利用して少し脅したら、レミリアは平謝りをした

黒いサンタ怖い……

 

承「冗談でも何故、そんな答えに行き着く……」

レ「まあ、いいわそうね………そうだ‼︎ポケモンの最新作とそれをやる本体をちょうだい‼︎に

承「分かった、えーとどっちのほうがいい?」

レ「それを私に聞く?分かっているでしょ?」

承「サンだな」

レ「ムーンよ」

承「知ってた」

 

まあ、こいつの性格上絶対にムーンを選ぶと思った……

なぜ、あるか?紫に頼んで買ってきました(紫が)

何故か大量に………

紫になんでこんなに買った?て聞いたら……なんか、いつの間にかこうなってたって言いやがった……要は量を間違えたと?

と言うわけで大量にあります

まあ、それは置いといてと。俺は亀を出しムーンと3D◯をレミリアに渡した

 

レ「うー☆ありがとうね!承太郎‼︎」

承「アレ?カリスマどこいった?」

咲「さあ、何処へ行ったんでしょうね」

 

俺と咲夜がそんな会話をしている筈なのにレミリアは一切聞こえない

テンションが上がっていて気付かない模様……

 

承「とりあえず、やるか……」

咲「ですね」

 

という訳で、レミリアは無視して俺と咲夜は早速服作りを始めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

咲「承太郎さん」

承「なんだ?」

 

咲夜は手は動かしながら俺に話しかけた……

 

咲「クリスマスってどんなのですか?私はそういうのはあまり知らないので………」

承「さぁ?本当の意味は一体何かは分からん」

咲「なら、承太郎は今までクリスマスはどんなのでしたか?」

 

唐突になかなか答え辛い質問を……

なんだろうな………一体………いや、あれかな?

 

承「俺が一番思い出に残っているのは、初めて師匠とかと過ごしたクリスマスかな……」

咲「何故、思い出に?」

承「その時はな、俺はひたすら強くなりたいって思ってずっと鍛えていた………その日は日頃無理して所為か風邪をひいてな……それでも無理に鍛えようとして、師匠に止められ泣く泣くその日は寝て過ごす事になってな……」

咲「承太郎さんって以外と。幼い時って脳筋ですね」

 

言うな、今でもそう思うから………

あぁ、あの時は色々とな……

 

承「否定はせん……それでその日は師匠やカエデさんの献身的な介護のお陰で風邪は治った………その時に師匠は俺に「ただ強さを求めてはいけないよ?それを何の為に使うかを考えないと、いけないよ?」と言われた。その後、俺は寝てしまい起きたら次の日だったなのに二人はずっと俺のことを看病してくれた………自分の事を気にせずに………その時はプレゼントはなかった……いや、正確にはもう、貰っていたからな……」

咲「それは?」

承「さあ?何だろうな………」

 

いくら俺でもそれを言うのは恥ずい……

読書諸君も察するなよ……

 

咲「ズルイですよ、承太郎さん………まあ、いいです。はい、できました……」

承「ああ、ありがとう。ってなんで女物?」

咲「そっちの方が面白いと思って……」

承「全く、面白くない………お前が着るか?」

咲「遠慮します。勿論ちゃんと男物も作ってありますよ……」

承「ありがとう………女物は………そうだ………あいつに着させよ」

咲「承太郎さん!顔‼︎顔‼︎」

 

咲夜は笑っているハズの俺の顔を指差して言っている

何かあったのか?

 

承「どうした?何か付いているか?」

咲「いえ、何かすっごい下衆そうな顔になっていました………」

承「へえ。そうか………まあいいや。さてと、ありがとうな、咲夜」

咲「いえ、お嬢様にわざわざあんなプレゼントをしてくれたので………これぐらいは………」

承「そうか………そうだ、咲夜は何か欲しいものはあるか?」

咲「欲しいもの………休日?」

承「それはお嬢様にご相談を………」

咲「ですよね〜〜まあ、私はさっきの話で色々と知れたので良いです。ただ妹様に……妹様はまだ、サンタを信じていて……今年は来るって言っていました……それを……」

 

どうにかして欲しいと?

 

承「分かった。どうにかしよう………で、フランはなんて言っていた?」

咲「承太郎さん」

承「姉妹って似るんだね……」

咲「そうですね……どうしましょう……」

承「いいこと思いついた……ちょっと耳貸せ……」

咲「はい」

 

咲夜は俺に頭を近付けた

俺は咲夜にヒソヒソと話を始めた

 

咲「ふむふむ、なるほど。ではバレないように準備していきます」

承「任せた、じゃあ俺は他の用事があるので……」

咲「はい、気をつけてくださいね」

承「おう。」

 

俺はそう言い人里へ向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧「遅かったな………承太郎」

承「ああ、はいプレゼント」

 

俺は人里に着き慧音の所に行き

慧音にある物を入れた大きな袋を渡した

慧音は少し動揺しながらも袋を開けた

 

慧「な、何だこれは‼︎」

 

中には女物のサンタクロースの服だった

 

承「さぁて!一緒に行こうか‼︎これこそ‼︎俺のお得。道連れ‼︎」

 

赤信号 みんなで渡れば 怖くない

要はそういう理論である

 

慧「い、いやだ‼︎ぜ、絶対に‼︎」

 

慧音は首をブンブン横に振りながら断っていた

 

承「先生でもある君はせっかくのプレゼントを捨てるというのかね?」

慧「うう………わ、分かったやるよ……」

 

慧音せんせーの弱点 その①

責任感が強い。

だから少しそう言う事を言われるとついやってしまう

 

慧音は着替えてくるとだけ言いその場を去った

さて、そろそろ俺も着替えるか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「で、着替えたか?慧音」

慧「あ、ああ。着替えたけど……ちょっとキツイな、胸らへんが………」

承「ohヤベェ……」

 

慧音は着替えたが………色々とやばい。もともと慧音はあれがデカイから………やばい……

それに咲夜よ………なぜ、ミニスカートにしたし……

 

慧「似合っているか?」

承「あ、ああ。に、似合ってよ……」

慧「そうか………さて、そろそろ行くか……」

承「うむ、そうだな」

 

俺と慧音はそう言い子供達が待っている

イベント会場に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「子供達‼︎プレゼント欲しいか‼︎」

 

子供達『欲しい‼︎』

 

慧「いい子にしていたか‼︎」

 

子供達『はーい‼︎』

 

承「本当か?」

 

子供達『はーい‼︎』

 

慧「宿題しっかり毎回忘れてないか〜〜〜‼︎」

 

子供達『は、はーーい…………』

 

あぁ、出来てないだな

まあ、それは置いといてと……

 

承「そうか‼︎なら良い子にしていたなら‼︎プレゼントを配る‼︎全員‼︎一列に並べ‼︎」

慧「一人一個ずつだからな〜〜」

 

こんな感じで終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「疲れた〜〜」

慧「お疲れだ。どうだ?飲みに行くか?」

承「いや、まだやることがあってな」

慧「そうか……無理はするなよ……」

 

俺と慧音は俺は着替えず、慧音は着替えて椅子に座っていた……

俺はそろそろ時間だと思い椅子から立った

 

承「じゃあ、俺は帰るな」

慧「ああ、お疲れ様だ」

 

俺は人里を出て暗闇の中一人である場所をへと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃紅魔館の地下では……

 

フ「サンタさん、早く来ないかな〜〜」

 

フランはベッドに腰をおろし、足をブラブラと振り回していた

 

フ「今年はいい子にしていたし来ないかな〜〜」

 

フランは今年の行いを思い出しながら言った

しかし、それは承太郎と会ってから……

それ前までは人には言えないことをしていた……

フランはたのしみにしている反面、どうせ今年も来ないと思っていた

 

コンコン

 

フ「誰?」

 

フランのそんな声を無視してドアを開けて入ってきた赤い服とナイトキャップを被り、白い髭を生やした男

フランはその姿を見て目を見開いた……

 

???「どうしたんだい?フランちゃん」

フ「う…………そ……サンタさん?」

サンタ(以下サ)「そうだよ?フランちゃんは今年はいい子にしていたからプレゼントを届けに来たよ?」

フ「サンタさーーん!」

 

フランは思いっきりサンタに飛び込んでいった

サンタは優しく受け止めた

 

サ「じゃあ、プレゼントは何が良い?」

フ「えーとねー承太郎って言うお兄さん‼︎」

サ「さ、流石に人はプレゼントできないよ……」

フ「じゃあ………お兄ちゃんに会いたい‼︎今‼︎」

サ「その願いなら叶っているぞ」

フ「え?いるのお兄ちゃんが……」

 

フランはまわりを見渡すが承太郎は愚か人一人もいない

 

フ「ねえ、何処にいるの?お兄ちゃん〜〜」

サ「こっちだよ」

フ「え?サンタさんがお兄ちゃん?」

 

サンタはフッと笑い

帽子を外し、白い髭を外した

そこにいたのは承太郎だった

 

承「承太郎サンタさんが、いい子にしていたフランにプレゼントをしに来たぜ」

フ「お兄ちゃん………ヒッグ……私の為に………嬉しい………ありがとうお兄ちゃん……」

承「泣くな泣くな……」

 

フランが泣き出したので俺はハンカチを取り出してフランに渡した

 

承「さてと、少し外に出るか……」

フ「そういえば、今日一回も出てないや………」

承「じゃあ、行くぞ」

 

俺はフランの小さい手を握りながら外へ出た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ「で?何があるの?」

承「行けば分かる……ほら、着いたぞ」

 

俺はフランと一緒に中庭に出た

 

パンパンパーーン

 

レ「メリークリスマス‼︎」

咲「さぁ、妹様こちらへ……」

フ「え?え?これって」

承「クリスマスパーティさ……俺が咲夜に提案してな……」

咲「妹様には楽しい思いをして貰おうと………」

レ「フラン………今日は今までの分も取り返すぐらい楽しみなさい……」

フ「お姉様………咲夜……」

 

フランは徐々に涙目になっていく……

俺はその間に屋根に登った

 

承「さて、仕上げだ‼︎『ウェザーリポート』」

 

俺は天候を操るスタンドであるものを降らせた……

それは……

 

フ「雪……?」

レ「あら幻想的ね……」

咲「そうですね……」

フ「………今日は………最高の1日………」

 

俺は雪を幻想郷全域に降らせた

 

承「フゥーー疲れた……」

紫「なかなか粋な事をしたわね、承太郎君」

承「紫か……」

 

俺が屋根に座り込みと隣に隙間が開き紫が出てきた

 

承「まあ、もともとここだけにする気だったが、どうせなら皆楽しくなくちゃな………今日ぐらい」

紫「そうね………なんてったって………今日はクリスマスなんですから」

承「アレ?いつの間にか日付が変わってた……紫、メリークリスマス」

紫「メリークリスマス。さて、承太郎君も楽しんで来たら?」

承「そうだな………そうするか……」

 

俺は屋根から飛び降りフランの所に行った

フランは俺の見つけると俺はを手招きした

俺はフランの方に近づいた

 

フ「ありがとうね、お兄ちゃん。今日は本当に幸せだよ‼︎」

承「そうか、よかった……」

 

 

こうして、クリスマスは皆思い思い楽しんでいた……

それを祝福するかのように雪がしんしんと降っていく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みにレミリアは承太郎もらったゲームを一週間でクリアし調子に乗って、承太郎に勝負を挑んでたった一体にボコボコにされたとさ………(意訳承太郎は一匹で全タテした)

 

To be continuedーーー> ??




はい、オチはとか、なには言いたいとかは言わないでください
そういうもんです僕が書くのは

感想、誤字、アドバイスなどござましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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番外編 豆まきはやるよりやった後が大変

どうもジョースターです

今日は節分なので短編を書いてみました

まあ、これを書こうと思ったのが2日前のでクオリティは低いです

それも言い方どうぞ〜〜


節分(せつぶん/せちぶん)は、雑節の一つで、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。 節分とは「季節を分ける」ことも意味している。 江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。 この場合、節切月日の大晦日にあたる。

 

そして、豆は「魔滅(まめ)」に通じ、無病息災を祈る意味があり。 昔、京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという話が残っており、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるのである

それに由来して豆を撒くのである

 

そして恵方巻、恵方巻き(えほうまき)とは、節分に食べると縁起が良いとされている「太巻き(巻き寿司)」、および、大阪を中心として行われているその太巻きを食べる習慣。 様々なルールがあるがまあ、そこは置いておこう

 

そしてその日が承太郎のいる幻想郷にもやってきたようで………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「豆まき?」

霊「ええ、そうよ。一応厄払いも兼ねてやっておけって紫が煩いのよ………」

承「で?その鬼をやれと?」

霊「まぁ、そうなるわね」

 

俺は空条 承太郎………今日は節分と言うことで、豆まきをすることになったのだが………俺が鬼役をやることに………

まあ、いいか………それぐらいは、別に苦ではないが……

 

承「別に構わんが………お前だけか?」

霊「まさか、そんな訳ないわ。私以外にもいるわよ、一応………」

承「それって絶対………」

霊「えぇ、そうよ、あいつらよ……」

 

???「おーい、豆まきに来たぜ〜〜」

 

俺が他に来ることを聞いて真っ先に思いついたのが……

今さっき来た、魔理沙である

 

承「やっぱ魔理沙か……」

魔「やっぱとはなんだ、ひどい奴だ」

霊「で?ちゃんと豆は持ってきたでしょうね?」

魔「勿論だぜ、それぐらいはしないとな……」

 

魔理沙はそう言い帽子から袋に入った豆を出した

おい、その帽子どうなっている。四次元ポケットか……

 

霊「そうな らいいわ、もうそろそろ来るかしら他の奴も………」

 

霊夢はそう言いながら神社の鳥居の方の空を見上げていた

魔理沙は俺を見るなり、俺に近づいて来た

 

魔「承太郎、お前まさかその格好で鬼とか言うなよ?」

承「え?ダメか?」

魔「当たり前だろ。それじゃあただ人に豆をぶつけているようにしか見えなくなるぜ」

 

俺の服装は、まあいつも通りの学ランだ

 

承「それはただの虐めにしかみえないな………」

魔「だろ?早く着替えて来い」

承「いや、着替えるものが………」

ブ「あるよ〜〜〜」

 

あんのかい、ブラッドはなんか服を持って出てきた

というかその服、俺の寝巻き。影DIOの服

 

魔「それは………ちょっと厳しくないか?」

ブ「まあ、着てみたら?」

 

俺はブラッドに言われるがままに着替えた

上の服がないのがキツすぎるが……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「着替えた……………サムッ!」

ブ「まあ、そうだろうね〜〜」

 

ブラッドはそう言いながら温度計をだした

なになに………気温が8℃………っと

 

承「殺す気かァァアアアア‼︎」

ブ「大丈夫でしょ………………………多分」

魔「まあいいとして、それだとなんか物足りないな………お面か?」

 

よくねーよ、俺からすれば、死活問題だぞ

にしてもお面?

 

霊「あぁ、それなら………確か……ちょっと待っていなさい」

 

霊夢はそう言いながら倉庫の方に走っていった

 

???「あら?まだやっていないのかしら?」

 

丁度、入れ替わるように紫が俺の目の前にスキマで出来た

 

紫「……………寒くないの?」

承「寒いっす」

紫「無理はしないようね。豆まきには私達も参加するわ。あと多分寺子屋の子達も来るんじゃないかしら?一応誘っておいたし……」

承「いや、難しいだろ。ここに来る自体がまず無い…………「お兄ちゃん〜〜豆まきに来たよ〜〜」あったわ……」

 

俺が後ろを見ると例のチルノ達と由紀、まあ引率の慧音がいた

 

慧「承太郎………大丈夫か?」

承「大丈夫にみえるか?」

慧「いや全く」

承「寒いです、凍死しそうです」

慧「頑張ってくれ」

 

慧音、そんな哀れみの目をするな

まあいいや、あっ霊夢きた

なんか仮面持ってる

 

霊「はい、お面」

承「うん、なんで般若?」

霊「それしか無かったわ」

承「アッハイ」

 

霊夢から渡されたのは般若の仮面でした

なんでや………おっと関西弁になった

 

紫はレミリアらも誘ったが吸血鬼は炒った大豆は無理らしくキャンセルされたそうな

まあ、それなら仕方がないな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「じゃあ、さっさとやるわよ〜〜」

 

霊夢の号令により全員。神社の縁側前に集合した

 

承「早くしてくれ」

紫「その前に家の方をやりましょ」

霊「そうだったわね、じゃあさっさとやるわよ。勿論知っているわよね?」

チ「えーと、どうすんだっけ?大ちゃん」

大「えぇ⁉︎チルノちゃんけーね先生が言っていたはずだよ‼︎」

チ「うーんと忘れた‼︎」

 

ここでも馬鹿スキル発揮

チルノに教えるのに30分かかりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「じゃあ、始めるわよ。鬼はー外ーー」

魔「福は〜〜内〜〜〜だぜ‼︎」

承「だぜ‼︎はいらん」

 

俺たちはそう言いながら家の各部屋ごとに豆をまいた

これでよし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「じゃあ、さっさと承太郎にぶつけましょ」

承「おいコラ、趣旨違う」

魔「だな、まあいいだろ。ほらさっさとお面被れよ」

慧「凄い光景だな」

 

上半身裸のムキムキ大男が般若の仮面を被るっている光景なんてまず無いな………

 

紫「あと、提案なんだけど。一番最初に当てた人に何か ご褒美をあげましょう」

 

は?ちょ、何言ってんすか?

 

霊「ご褒美?何よ……」

紫「そうね〜〜じゃあ承太郎が好きなこと一つ聞くってのはどう?」

承「それ俺しかデメリットないじゃん」

魔「そ れ だッ ‼︎」

紫「一応、今持っている豆がなくなったら終了ね。ご利用は計画的に……」

 

嘘だろ、と言うかみんなやったぜみたいな顔するな

 

紫「まあ、承太郎は一回も当たらなかったら私がご褒美「要らないっす」酷い‼︎」

 

まあいいや、当たらなければどうということはない(シャア風)

というか囲むな俺を中心にして囲むな

 

紫「じゃあヨーイ……………ドン‼︎」

 

霊「鬼はァァアアアア外ぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

そんな掛け声の次の瞬間霊夢たちが一斉に投げてきた

 

承「うーわ、ふざけんなよ。まあいいやさっきも言ったが………()()()()()()()()()()()()

 

俺はそう言った瞬間身体を回転しながらジャンプをした

後ろからも大量に来るが躱す躱す

 

魔「に、人間の動きじゃ無いぜ………」

承「オラオラ、その程度か?」

霊「まっ、まだよ‼︎」

 

みんなが必死に投げるが俺は難なく避けていく

そして魔理沙、霊夢などの持ち豆も尽きてきた

 

紫「あっ、このままじゃ面白くないから能力使ってもいいわよ?」

 

えっ、それは聞いていない………

あっ、やばい使ってきた

 

チ「喰らえ〜氷豆‼︎」

 

チルノは氷漬けにした大豆を投げてきた

まあ、放置して可

だって訳わからんとこいくし

というかもうこの時点で8割が脱落したし

 

由「隙ありです」

 

今まで一粒も投げていなく最後に残った由紀が豆を俺が背中を向けている間に投げてきた

 

承「そんなスローリーなビーンズで当たると思っているのか?」

 

俺はジャンプして空中で一回転して躱す

由紀と向き合った、どうやら豆も尽きたか………

これで俺の勝ち……

 

いや、待てよ。なんでもう無くなっているんだ?

まだあるはずだ………まさか………

 

由「言ったはずですよ?隙ありと……」

 

つまりはこういうことだ、由紀は俺に豆を投げて気を逸らしているうちに余った豆全部を俺の頭上に移動させる

そして、重力に従い落ちていく

承「しまっ」

 

俺はとっさにその場を離れようとしたが

 

コツン……

 

承「くそっ」

由「私の勝ちです」

 

まさかの勝者由紀

まあ、案の定周りが沸きました

因みに由紀は俺に勉強を教えて欲しいと言うお願いをした

正直助かった

 

 

霊「さて、片付けするわよ………」

承「何疲れ切ってんだよ……」

魔「いや、霊夢の気持ちもよくわかる、周りを見てみろ」

 

俺は魔理沙に促されるように周りを見たあたりには豆が至るとことに散らばっていたほっといてよくね?

 

霊「これだと掃除していないように見えるでしょ?」

承「やるしかないですね」

 

 

 

結論、節分は後片付けが大変

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 




豆まきって実際片付けが大変ですよね〜〜家ではやるときはゴミ箱に向かってやるという………

あぁ、やばいもうそろそろ受験だ………勉強しよ………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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番外編 チョコって意外と調理が難しい

どうも本当にお久しぶりですジョースターです

ようやく受験やら卒業とかが終わりひと段落ついたので投稿です
本編の前にだいぶ時期はぶっ飛んだけどバレンタインの番外編を書きました
リハビリも兼ねてなのでミスってても許してください

ではどうぞーー


諸注意

 

 

今回は本編と全く関係ないあったかもしれないifのお話です

なので本編とは一切の関わりもありません

 

 

 

季節は冬の2月

閏年がある年を除けば、28日しかない最も短い月ではあるが現代の人ならば知っているであろう食べ物が関連する行事が2つある月

一つは節分、豆まきや恵方巻などを食べたりする行事

 

そしてもう一つはバレンt

 

 

武「なぁあにがバレンタインだクソッタレがアアアアアアアアアアアアッッ!」

承「うぉっ、どうした急に!?」

武「死に晒せ、リア充ゥ!絶版にしてやらぁ!」

ブ「まずい、武が例年通り壊れた!紅羽ちゃんがいるから大丈夫だと思ってたのに!」

 

博麗神社、そこにバレンタインが近付き殺意の波動に目覚めた武とそれのとばっちりを食う承太郎とそのスタンドブラッド

 

茜「あぁ、今年もバレンタインの季節が近付いてきましたね」

霊「なんで茜ちゃんはあのバーサークしてる武を見てそんなこと言っているのかしらね」

茜「毎年、この行事が近付くにつれ徐々にああなるんですよ」

紗「あぁ、なるほどね。でも、確か武にはあの子が居るはずでしょ?だったらあんな殺戮の使徒みたいにはならないはずじゃないの?」

 

女子三人はお茶を飲みコタツに入りながら暴走する武とそれを止める承太郎を見ながら話す

 

茜「かれこれ5年以上もあんなのやっているんです、完全に染み付いてますね」

霊「なにその全くもって意味のない染み付き」

紗「武は鳩時計か何かかしら?」

茜「頭が鳥とそんなに変わらない頭しているからあながち間違えじゃないかもしれませんね」

紗「あっ、承太郎が武にライダーキックしてる」

 

承太郎は大きくジャンプをし武目掛け落下していく、両足を伸ばしていたが片足を曲げ、よく見るライダーキックみたいな状態になる

イメージとしては仮面ライダー555のクリムゾンスマッシュ

 

霊「よく跳ぶわね」

茜「ほんとですね」

 

武「いいキックだ、感動的だな、だが無意味だ」

 

武はそういい目には目をライダーキックにはライダーキックを武は承太郎に背中を向ける

そして当たる寸前でクルリと半回転し回し蹴りをする

イメージとしては仮面ライダーカブトのライダーキック

 

お互いの足がぶつかり合いお互いが弾かれる

そしてその後も小競り合いも元二人仲良く共倒れしました

 

ブ「いつからこの作品は仮面ライダーになったんだ?」

 

終始見ていたブラッドはのちのそう語る

 

 

 

茜「そろそろ私たちも用意しませんといけませんね」

紗「ねぇ、手作りチョコってどう作るの?」

霊「教えて茜せんせー」

茜「仕方ありませんね、紅羽ちゃんや由紀ちゃんに教えるついでに教えます。

というわけで人里へいきましょう、二人は放っておいて」

 

 

少女ら移動中

 

 

茜「というわけで、早速作っていきましょう。チョコレート」

 

場所は変わり人里の紅羽ちゃんと由紀ちゃんの親が勤めている茶屋

今日は定休日であるため親には好きに使っていいと許可を得て茜先生指導の元チョコレート作りが始まった

紅羽ちゃんはもはや言わずもがな、武に

由紀ちゃんは日頃の感謝を込めて承太郎に

残りの3人は承太郎と武に

 

茜「まずは、どのようなチョコにするのかによって作り方は異なります。

ですので、デザインと何チョコレートにするかを決めてください」

 

そう言い茜は慣れた手つきで白紙の紙を全員分渡す

 

茜「その紙に色々思い浮かんだものを書いても構いません、では、出来た人から私に見せてください。

一応実行可能かどうか見たいので」

 

 

紗「やはりここは何かオリジナリティが欲しいわね、いっそのことチョコの形をナイフ型にすれば………」

霊「あなたは2人の口をズタズタにしたいの?」

紗「さすがにそこまでの鋭さはしない………と思う、いつもの癖で研いだりしない限りは」

茜「まぁ、暗器使いの名は伊達ではないですね」

紗「大事な時に仕留め損ねましたってならないように、いつでも万全にするのがミスをしないコツよ」

霊「その役に立ちそうでたたないアドバイスをどうもありがとう」

 

 

紅「お兄ちゃんはどういうのがいいのかな」

由「あの人なら、どんなモノでも喜びそうだけど。

好きなものとか?」

紅「好きなもの…………」

 

紅羽ちゃんは数秒間考え込む、そして何かを思いついたのか紙にさらさらと描き始めた

そして、茜に紙を渡す

 

茜「あっかけました?」

紅「………(コクコク)」

 

どれどれと茜は紙を見る

その時茜は『まぁ紅羽ちゃんのことですから、大きなハートのチョコとかそういったものなんでしょうね』と高を括っていた

 

が、その予想よりも遥かにぶっ飛んでいた

 

茜「あの紅羽ちゃん、さ、さすがに、これはちょっと………」

紅「ダメ?」

茜「えーとこれは流石に兄が死ぬというか、殺さないといけなくなるというか……」

紗「何そんなヤベーイもの作り出した………の?」

 

気になった紗夜が茜が持っている紙を見る

 

紗「その手があったわね、これなら承太郎も……」

茜「いや、ダメですからね」

 

そこに書かれていたのは『紅羽付きチョコ』いう名前がつけられて

チョコが入った箱を結ぶリボンにぐるぐる巻きにされ自分も貰ってと言わんばかりのものだった

 

霊「うっわ、これは流石に………武が逝ってしまうわね」

茜「さすがに、これは………」

紅「お兄ちゃんが喜ぶものってなんだろうって考えたら、自分かなって思って……ほら、お兄ちゃん、小さい女の子好きだし………」

霊「紅羽ちゃん、簡単に自分を差し出さないの。あのアホだからいいけど、世の中には悪い人は………って言ってもそんなこと言うのはあの武だけって言うんでしょ」

紅「うん、お兄ちゃんが、紅羽の全てだから」

紗(この子って常々思うことだけど、大分ヤンデレ適正高くないかしら?というか片足そっちに突っ込みつつあるわね、頑張れ武。

将来刺されないように…………いや、刺されても喜んでそうだしいいか)

 

紗夜は紅羽ちゃんを見てそう思う

 

茜「兎にも角にもこれはアウトです。兄なんて最悪チ◯ルチョコで感激の涙を浮かべるようなクソチョロ野郎なので、こんなことしなくても良いんですよ」

紅「じゃぁ………どうしよう………」

紗「ねぇ、紅羽ちゃん。一ついいの思いついたんだけどどう?」

紅「?」

 

紗夜はそういい自分の紙にサラサラと何かを描く

そして書き上がったものを紅羽に見せる

 

紅「これって」

紗「そしてこれを……して………して食べさせるのよ」

 

紗夜は紅羽の耳元でどのような食べさせ方をするのかを伝授する

紅羽は頬を紅潮させながらも聞く

 

紅「それなら………うんいける、それにする」

紗「決まりね、これは茜にその食べさせ方は言わないようにね、ダメって言われるから」

紅「う、うん……」

 

紅羽は紗夜が描いた紙を茜に渡し茜はそれを見て少し考えるがまぁいいでしょうとokサインを出す

 

霊「あんたなんかロクでもないこと考えてない?」

紗「私はただ迷える子羊を導いただけよ。えぇ………」

霊「その割には自分では実行しようとしないのね」

紗「だって、実際あんなのするなんて無理、私がそんなのしていいわけないし………」

霊(何この死ぬほどチョロいのに死ぬほどめんどくさい人

絶対ギャルゲとかでしょっぱなから友好度MAXなのにルート難易度が最も高そう)

 

霊夢は紗夜を見て内心そう思う

約数十分後全員の作る内容が決まり(*なお紗夜以外は10分程度で出来た)ようやく調理に入った

 

 

調理はダイジェストでお送りします

 

 

霊「なんかチョコから発せられるオーラじゃないものが出来たんだけど、これどっちかというとダークマター」

茜「何をどうやったらそんな………」

 

紗「すいません、どなたか火薬か何かを使ったでしょうか。

急に混ぜてたら爆発したんですが」

茜「どうしてッ、そんな………」

 

紅「ここで紅羽の血を…………」

由「紅羽ちゃん、それ食べ物だよ」

紅「お兄ちゃんに紅羽を食べて貰うために………」

茜「良い子のみんなは血液は色々と危ないので絶対に料理に入れたりづるのはやめましょう!」

 

由「これ私もなんかぶっ飛んだことした方が………」

茜「由紀ちゃん正気に戻ってッ!」

 

 

 

おそらくこの場にブラッドあたりがいたらこう言うだろう

ブ「これ料理だよね?間違っても核爆弾大量生産工場じゃないよね?」と

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

武「今のうちに、なんか、そのリア充絶滅.netとかに接続できないか試してみるか」

承「この世の終わりみたいなモンあるか」

武「やはり人類は悪、滅亡すべし」

承「ウルセェ、スタンド能力フルに使ってオーマジオウ呼ぶぞ」

武「それシャレにならないからやめろ、リア充どころか世界全部終わっちゃう」

 

2人は朝食を食べ終わり、用事もないので男勢共用の部屋でそんなロクでもない会話をする

 

茜「あ、あのお二方」

武「どうした茜。この哀れな兄に神の施しでもしてるれるのかな?」

茜「はぁ、兄はいつも通りですね。まぁその通りですけど、どうぞお受け取りください」

 

そう言い綺麗にラッピングされた箱を2人に渡す

 

承「ありがとう、開けていいかな」

茜「もちろんです」

承「ではでは」

 

そう言い箱を開ける承太郎

中にはキューブ状生チョコレートが5つ入っていた

 

茜「少し手間取りましたがお口に合えば幸いです。日頃の感謝を込めて作りました。これからもよろしくおねがいしますね、承太郎さん」

武「あの俺に対してのコメントは?」

茜「問題起こすな」

武「すいませんでした」

 

武超速土下座

その土下座は理想的なフォルムだったそうな

 

茜「では、私がいると色々不都合なので………」

 

そう言い茜は部屋を出る

 

武「うん、美味しい」

承「そうだな」

 

二人は茜のチョコを食べそういう

しばらくチョコを食べ楽しんでいると襖が乱雑に開かれる

 

霊「入るわよ」

承「もう既に入りながら言われてもなぁ」

 

次に入ってきたのは霊夢だった

 

霊「どうせ拒否らないからいいでしょ、はい2人にあげる。ホワイトデー楽しみにしてるわよ、それじゃ」

 

そう一方的に言い二人に簡素な箱を渡しとりつく暇もなく部屋を出る霊夢

箱を開けると、お札風チョコと書かれた紙とどう見ても板チョコの見た目のチョコだった

 

承「溶かした形跡があるってことはちゃんと作ろうとして、出来たら板チョコじゃんってなったのだろうなぁ」

武「うーん霊夢らしい」

 

その板チョコを口に運ぶ承太郎

 

承「………まんまチョコ、ただの板チョコ」

武「霊夢らしいなぁ」

 

その後、紅魔館組の代表として咲夜が来た、なんでもレミリアが昼寝してるらしいから代わりに行ってこいとのこと

永遠亭組の代表として鈴仙がパシられたと一言で一人できた理由が分かってしまうあたり悲しい

絶賛冬眠中の紫の代理人として藍と橙が紫含めてのチョコを渡しに来たり

妖夢はチョコ作って渡そうとしたら幽々子に全部喰われてしまったので販売品ではあるが受け取ってくださいと来たりした

 

そして昼

場所は変わり縁側

 

慧「すまない少し遅れてしまった」

承「どうした慧音、神社に来るとは珍しい」

慧「何、今日はバレンタインだろ。ほら、日ごろの感謝を込めて二人とも受け取れ」

 

そう言い2人は慧音からチョコを受け取る

 

慧「そして承太郎には妹紅からも預かっている。直で渡すのは気が進まないというかとかそんな理由だ」

承「そうかありがとう、美味しくいただくと言っておいてくれ」

慧「分かった。そして私からは終わりだが2人から渡すものがあるそうだ」

武「二人?」

 

そう言い慧音の背後から2人の少女がひょっこり出てくる

紅羽と由紀である

 

由「承太郎さん、これ受け取ってください!」

承「由紀か。ありがとう、大切に食べるよ」

 

由紀から渡されたのはチョコカップケーキである

手のひらサイズの小さいながらも美味しそうである

 

紅「お兄ちゃん、これ受け取ってくれる?」

武「ありがとう紅羽ちゃん!」

 

そう言い紅羽の頭を撫でる武

そして渡された綺麗にラッピングされた長方形の箱を受け取る

 

紅「開けて……見て……」

武「これは、ポ◯キー?」

 

武が見たのは薄く細いプレッツエルにチョコをコーティングしたモノだった

どう見てもポッ◯ーである

 

紅「これをこうして………ん……」

 

紅羽はそれを加えて武のほうに逆側の先を向ける

 

武「く、紅羽ちゃん!?それは……」

承「まさかこれは伝説の◯ッキーゲーム!?」

ブ「イケイケー行っちゃえーたけしー」

 

意を決して武は反対側を加えお互いサクサクと食い進める

 

慧「そのなんだ。見ているこっちもドキドキするな」

承「おい教師止めろよ」

ブ「君も教師でしょ」

慧「いや、普通は止めるがあの2人に関しては止めたらなんか紅羽の方に刺されそうだし、そして何よりもういっそくっつけと思ってしまっている私がいる、あんなイチャイチャされては独り身の私が悲しく思えてくる」

承「やめろ、俺も悲しくなってくる」

 

教師二人はセルフで傷付いていくのを他所にもうあと数センチというところまで来た

 

武(そろそろ、負けを認めてでも引かないとまずいな)

 

武はこれ以上近付いたら自分が死ぬと予期し離れようとする

がしかし、紅羽は武の頭の後ろに手を回し逃がさない

その結果

 

紅「……………ご馳走様でした」

武「また奪われちゃった…………」

 

武はこれ以降どんな刺激的な渡され方をしても絶対にこれを上回ることはないだろうとのちに語る

 

 

その後すぐに3人は帰っていった

特に紅羽は満足そうにスキップしながら帰っていった

 

 

 

 

 

そして時間は経ち夜になる

 

自室に戻った二人

武はあることに気が付き承太郎に話す

 

武「なぁ、そういや紗夜さんから貰った?」

承「いや貰ってないな」

武「だよね」

承「まぁ渡したくないって思ったならそれはそれであいつはそうおもったなら仕方ない、俺らの友好度が足りなかったねだ」

武(俺はともかく絶対こいつはもらえると踏んでいたんだが予想外)

 

 

 

紗(落ち着け、落ち着け落ち着け私、私は暗殺者、どんな仕事も眉一つ出来る女、そうたかがチョコ渡すぐらいでこんなななな、落ち着け私)

 

部屋に外にはガッツリ紗夜がいた

 

武「………ッ!なるほど、悪いちょっと俺は外出るわお前はここにいろ。絶対だからな」

承「?よく分からんがわかった、気を付けろよ」

武「親かお前は」

 

そう言い襖を開けて外に出る

もちろんそこにはテンパリまくってる紗夜がいる

承太郎には見えない角度のため襖を閉めて武が小さな声で話す

 

武「今がチャンスだぞ」

紗「あっえっと」

武「まっ頑張れ後二つあるってことは一個は俺のか?」

 

コクリとうなずく

 

武「んじゃ貰っとくわ、ありがとう。んじゃ健闘を祈る」

 

紗夜は武の分を渡し武はそれを受け取りその場を去る

 

紗(………武は武になりに私を応援しているのね。肩の力抜けたわ。よし)

 

紗夜は意を決して襖に手をかけてトントンと2回叩く

 

承「どうぞ」

紗「お邪魔するわ」

承「どうした紗夜、なんか暗器の生成がいるのか?」

紗「いや、そうじゃなくてその…………こ、これ受け取りなさい。」

 

そう言い紗夜はいろんな形をした小さなチョコが色々入ってるラッピングされた袋を渡す

 

承「ありがとう、すごいな、ナイフの形やら刀の形、鎖まであるのか」

紗「わ、私といえばほら暗器だし、だったらチョコもそれにあやかろうかなってへ、変?」

承「いや、いいアイディアだと思うよ。食べるのがもったいないぐらいだ」

紗「食べなさいよ!味わって食べなさいよ!いい絶対残したりしたら本物食わすからね、それじゃあ!」

 

そう言い部屋を出る紗夜

声こそ出さないがだいぶ大きくガッツポーズをし、笑みが溢れる

普段の彼女からすれば信じられない光景だが、今日は年に一度のバレンタイン

少しぐらい不思議なことが起こっても不思議ではないでしょう

 

To be continued ーーーーーーー>




投稿休んでいる間にも色々なことが起きてどれから話そうか迷うぐらい期間が空いたこと誠に申し訳ありませんでした
これからは週一は出せるか怪しいけど2週間に1話は出せるにはしたいと思いますのでよろしくお願いします

あっfgoでスカスカと超人オリオン、エレちゃん2体目、福袋からカーマ出ました()

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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EX1 何故彼と彼女は出会ったか

どうもジョースターです

レポートの提出などによってろくに書けなかったので、ストックしてあった紗夜と承太郎の出会いの物語です

ではどうぞー


私は、例えこの手がどれだけ汚れようが守りたいものが私にはある

 

 

そのためにどんなこともしてきた

 

 

それこそ殺しも

 

 

それであそこが、あの子たちが、先生たちが幸せなら、私はそれで満足

 

 

そのためならいけないことと教えられていたことでも構わない

 

 

だから私は…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「えーと、ここであってるよな」

ブ「そうだね、指定されている場所だね。ここで着替えて待ってろって」

 

多くの高層ビルが立ち並び、少し裏手に回ると若干寂れたビルがある

そのビルは外見こそ寂れているが中は最新鋭の設備で少し近未来な印象受けるビル

そこに承太郎はいた

 

承「全く案内の一つもないのかな」

ブ「だって君行き慣れてるじゃん」

承「まぁそれもそうだけど、俺一応これ初出勤だよ?」

ブ「まぁ烏間さんも忙しいんだ。文句言わない」

承「まぁ、そうだ…………けど………」

 

 

承太郎は指定された部屋に入りそこにある服を着て呼ばれるまで待機しろと書かれ周辺のマップが書かれた紙を見ながら部屋の前まで行きドアを開ける

 

「………………」

承「あっ失礼しました。部屋間違えました」

 

部屋の中に下着姿の女性がいた

承太郎はすかさず謝りドアを閉め、部屋の番号と紙に書かれた番号を照らし合わせる

 

承「合ってるよな?」

ブ「あってる合ってる」

 

きっと見間違えきっと幽霊かなんかだと言い聞かせドアを再び開ける

 

「死ぬ覚悟ができてる様ね」

 

開けると同時に承太郎の頬を何かが通り過ぎる

ツーっと赤い血が一筋流れる

下着姿のままナイフを投げ承太郎の目の前までくる

 

「さて、言い訳もとい遺言は何かある?」

承「違うんです、言い訳させてください」

 

 

 

説明中

 

 

 

「なるほど、部屋がここだから開けたと?」

 

頷く承太郎

部屋の中はロッカールームのように多くのロッカーがある

 

「わかったわ、入って着替えてなさい。私の向かい側に多分服入っているわ」

承「いいのですか?」

「いいも何も別に私は見られて恥ずかしい体してないし別に、貴方は見られて恥ずかしいなんてないわよね?」

承「え、大丈夫です」

「そうならこれでこの話は終わり、さっさと着替えなさい」

承「はい、あっこのたび「いいわそういうの」え?」

「あなたが新入りでしょ?私別にあなたの名前なんて覚える気もないし、私1人で十分だから、あなたは何もしなくていい

本当なら追い返してもいいのだけれど、上司がうるさいから仕方なくこの場に存在することだけは許してあげるのよ、感謝しなさい」

承「えぇ………」

「それじゃ、さっさと着替えなさい」

承「えっと、そっちの名前は」

「なんで名前も知らない奴に名前言わないといけないのかしら?」

 

意訳:自分の名前もお前の名前も知らなくていい

 

承「…………わかりました」

「そう賢明ね。それじゃ」

 

そう言い部屋を出る、下着姿のままで

 

 

承「えーとあのまま行かせていいのだろうか、うーーんまぁ着替えるかなぁ」

ブ「うっわこいつしれっと見捨てやがった」

 

 

 

数十秒後

 

 

バァンと勢いよく扉が開かれ、無言で下着姿のまま入ってくる

 

「あなた、今起きたこと全部忘れなさい、意見は求めないわ」

承「はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

2人の着替えが終わり、しばらくすると数回のノックの後扉を開けて1人の女性が入ってくる

その女性は非常に整った顔つきであり長く黒い髪で美女の入る女性であるが目の下にクマがあり、死んだような目をしており覇気も全くない女性だった

 

「えーと初めてまして、承太郎君もとい『死神』さん。私はあなたとそこにいる女性のサポート役兼上司にあたる、乾 麻美(いぬい あさみ)と申します。よろしくお願いします」

 

そう言いペコリと一礼する

承太郎もこちらこそお願いしますと一礼をする

 

乾「それではさっそくですが今日の任務の連絡です。今日は小規模なものですが、とある地区にいる組織が法外な銃、薬物などを取引しています。速やかに確保、無力化をお願いします」

「殺しは?」

乾「なし、基本ルートなどを知るためにもどうしてもの場合以外はなし」

承「場所とかは?」

乾「それに関しては具体的な場所は今絞っています。場所に到着するまでに確定できるのでその時連絡します」

承「移動時間は?」

乾「30分から1時間までには着きます」

承「アレの使用は?」

乾「もちろんいいですが、あまり使いすぎないように」

承「わかりました」

「へぇ、それじゃ早速行きましょう」

乾「あっ、外に車用意しているので承太郎さんは先に乗っておいてください」

「私は?」

乾「少しお話があるので残っていてください。すぐ終わります」

 

そう言い承太郎はビルをでる

 

「それで話は?」

乾「あなた、新入りの承太郎君にもうちょっと優しくしてあげてください。自分の名は愚かコードネームすら教えてないでしょ」

「それでいいの、前から言ってるでしょ、私の相方なんていらない。全て私1人でいい、汚れ仕事なんてあの子がする意味なんてないのよ」

乾「またそうやって、はぁ……まぁいいです。紗夜さん……いえ『毒刃』いってきなさい」

紗「えぇ、行ってくるわ」

 

そう言い紗夜も部屋を出て乾だけがその部屋に残る

 

乾「はぁ………全く、胃が痛いです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乾『2人とも見つけました。場所は今地図を転送するわ』

 

そう言いスマホのような液晶パネルに地図が浮かび上がり現在地が映り目的地までのルートが出てきた

 

承「どういう作戦でいきます?」

乾『侵入ルートを出しました。そこからは具体的には貴方達に任せます』

紗「分かったわ、それじゃ」

 

そう言い通信を切る紗夜

 

紗「………あなたはここに居なさい。すぐ終わらせるから」

承「いやです」

紗「それじゃ勝手にすれば?そのかわり死んでも知らないわよ、せいぜいいいデコイになって、そうね……これに生きて帰ってきたら名前ぐらいは教えてあげるしあなたの名前も聞いてあげるわ」

承「上から目線すぎない?」

紗「当然よ、先輩なんだし」

 

「そろそろ目的地付近です。ここからは車だとバレる可能性があるのでここまでです、頑張ってください」

 

そう運転手が言う

 

承「運転ありがとうございます」

紗「ご苦労様、それじゃ仕事ね」

 

 

そう言い2人は車を降り、目的の場所を確認する見張りと見られるものが数名立っている

2人は物陰に隠れ作戦を立て始める

 

紗「さてどうしたものかしら。いくら私でも見張りをスルーして侵入するのは不可能だし、かと言って変に騒がせるのもアレだし……」

承「要は静かにあの見張りを片付けれはいいんだな」

紗「それができたら苦労はしないわよ」

承「えっ?」

紗「むしろ出来るもんならやってみなさいよ」

承「おっしゃ、言質とったぞ」

 

承太郎は『ザ•ワールド』を出す

そして思いっきりジャンプし、隠れていた建物の屋上へと渡り、目的の倉庫の屋根まで飛ぶ

 

そして射程圏内に全員が入ったところで時を止め、全員を首元をチョップする

 

承「時は動く」

 

そして再び時は動き出し全員がプツリと糸が切れたように倒れる

 

紗「は?」

承「それじゃ、早速侵入しましょうか」

紗「あなた何したの?」

承「ただ後ろから奇襲しただけです」

紗(いや絶対嘘でしょ。いや何か隠してるわね、そういえばプロフィール見せてもらったときになんか超能力みたいなの使えるみたいなものあった気がするけど、バカバカしすぎて無視してたわ……って)

 

紗夜は入り口に手をかける承太郎を慌てて静止させる

 

紗「バカ何入り口から入ろうとしてるのよ」

承「こっちのほうが早いかなって」

紗「窓とかから侵入するのよ、普通」

承「えっ、でも見取り図見たら体育館みたいに部屋分けとかないから真っ向から入ったほうが早い気がするんだけど」

紗「いやいやいや、真っ向から堂々と入ったら即蜂の巣よ!?普通に考えて無理でしょ」

承「銃弾如きなら多分大丈夫だから」

紗「あんた舐めてんの?これリアルよ?ゲームじゃないのよ?」

 

この時の承太郎、幼い頃からイカれた修行などをして、常識などはぶっ飛んでいるためこれが普通だと思い込んでいるのである

後の承太郎は「あの時はマジで常識外れすぎて紗夜には申し訳ないことをした」と語っている

 

紗「いい覚えておきなさい。あんたの身勝手な行動ひとつで他の人まで迷惑かかるのよ、今は私だけだけどもしかしたら大人数での作戦もあるかもしれない。そんな時に勝手に1人で行くなんてもってのほかよ。せめて私みたいに行かせないようにしなさい」

承「でもさっき、あんたは俺を」

紗「それはあんたがまだ認めてないからよ。あんたに背中預けたくないっていうことよ。だから言ったでしょ、じっとしなさいって

というかアレはアレよ、上司とかがいう帰れと同じでその言葉通りにしないものよ、なんでマジでやっちゃうわけなのよ」

承「あっあれそういう意味なのね」

紗「貴方ねぇ…………そういえば、あなた確かなんか超能力みたいなの持ってるんだっけ?」

承「あれ言ったっけ?」

紗「あんたのリストを見たのよ。」

承「じゃ隠す必要性もないか。痛みは一瞬だ」

ブ「はーいお任せあれー」

 

そう言い、ブラッドは紗夜にデコピンする

これがトリガーとなり紗夜はスタンドを視認できるようになった

 

紗「ッ………なにこの子」

承「これが俺の超能力の正体。スタンドと言ってまぁ説明は長くなる。要は大体のことならできると思ってくれればいい」

紗「…………あんたまじでいってる?」

ブ「これがまじなんだよね。僕の能力は要は僕みたいな能力を持ってる人の能力をコピーする能力で殆どの能力はコピーしたから、実質やりたい放題できるよ」

紗「あなた生まれる世界間違えてるわよ、なんでそんな世界線はニ◯アサとかの世界線よ」

承「否定はしない」

ブ「というかいいの?」

紗「何が?」

ブ「ここ一応倉庫前だしこんだけ騒げば中の人来るよね」

 

と同時に倉庫の扉が開かれる

中にはガッチガチに武装した大勢のスーツ姿の男らがいた

 

承「はよいえブラッド」

紗「あぁーもう滅茶苦茶よ」

 

2人に向かって銃を乱射する男たち

承太郎と紗夜は左右に分かれ、銃の乱射を回避する

 

紗「人数は、4、5、6人、ギリギリやれる人数ね」

 

そう言いナイフを取り出し投げる

黒いナイフのため暗闇でよく見えず全弾命中する

 

承「久しぶりにやってみるか」

ブ「加速するのね。じゃ制限版メイドインヘブン。秒数は?」

承「10秒あれば十分」

 

瞬間承太郎が消えた、そして銃を乱射する男らの背後に周り手刀を入れ気絶させる

 

 

紗「まったくこれで全部?」

承「みたいだね。いや待って………乾さん、周囲に人がいるかどうか確認して」

乾『もうやってます、結論から言うと数名、真逆の方向から逃げてます。』

承「わかりました。俺が追いかけます。あなたはここのものを拘束しておいてください」

 

そう言いまた加速し追いかける承太郎

数秒後身柄を拘束し戻ってきた

 

承「はい、これで全員だね」

紗「はぁ………もっとスマートにする予定だったのに…………まぁいいわ、あなたのことは多少認めてあげる。名前は?いやまぁ知ってるのだけど」

承「空条承太郎、『4代目死神』」

紗「よろしく承太郎、私は『毒刃の暗殺者』佐藤 紗夜、好きに呼ぶといいわ」

 

 

これは承太郎と紗夜の出会いであり、承太郎の初出勤である

 

 

任務終了後、銃などの押収物やその場にいた者らを確保し回収する部隊が現れ回収する。

その後特に何もあるわけでもなく乾のところに呼び出された2人

 

乾「任務お疲れ様です、お二人とも、確保した者、銃、ドラックなどは回収しました。これにてこの任務は無事終了です」

紗「一時はどうなるかと思ったわ」

乾「なぜあのタイミングで口喧嘩したのですかね」

承「それは、えーとすいませんでした」

紗「あそこまで常識外れだとは思ってもなかったわ………」

乾「まぁ結果論ですが、なんとかなったので不問ですが次はないようにしてくださいね」

承•紗「「はーい」」

 

 

 

承「ところで疑問なのですが、なぜ紗夜と俺が同じロッカールームなんですか?」

乾「前提条件ロッカールームが一つしかなく、もう一個作る予算がないから」

紗「事後処理で予算が吹っ飛びまくってるから………」

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

 

 

紗「ん…………いけない、少し寝ていたのね」

 

そう言い紗夜はこたつからのそっと出る

服装は案の定ジャージ

 

紗「承太郎、あなたは一体どこに行ったの?」

 

紗夜はその世界にはいない男に名を呼ぶ

しかしその問いに答えることはなくただ沈黙がすぎる

 

紗「まぁいいわ。あいつの居場所を守る、それが私の使命」

 

 




一応承太郎と再会し幻想郷に行く少し前の話になるのかな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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番外編 空条承太郎の追憶
空条承太郎の追憶 その一


どうもどうもジョースターです。
今回は番外編で承太郎の過去の話です。
と言っても承太郎がいずれ自分の師匠になる「暗殺教室」の潮田渚に出会った話ですが……
その前の話は一旦飛ばして、この話からDIOとの戦いが終わってから書きます。
ただ番外編なので不定期更新です。
後、東方キャラは全く出ません。最初と最後に出る程度です。

それでは……どうぞ‼︎


承太郎が幻想郷に来てからしばらくたったある日……

承太郎はその日何もなかったので神社でのんびりゲームをしていた。

 

承「休日はやっぱりいいな。おっ、キタコレ。」

霊「暇だわ。何にもすることがないから暇だわ。そうだ‼︎承太郎〜」

承「なんだ、ちょっと待て……………よしゲームクリア。でなんだ霊夢。」

霊「いや、暇だから一つ承太郎の昔の話でも聞こうと思って。」

 

そんなんで俺を使うな。

 

承「……そうか…で何を聞きたい?」

霊「そうねー」

魔「おーい霊夢、承太郎ー遊びに来たぜー」

霊「魔理沙か。」

魔「何をしているのだ?」

霊「承太郎の過去の話でも聞こうと思って。どの時を聞こうか迷ってたの。」

魔「じゃあ、DIOの戦いを聞きたいな、後、師匠の話も聞きたいな、私は。」

 

そこか……まあ、話してやってもいいな…

 

承「分かった、じゃあ先に師匠の話からしよう。まずはどうやって出会ったからだな……あれは俺がまだ幼い時……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承太郎は静かに語り出した………自分の過去を………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

=========================================

 

その時の俺はお前らも知っているが人を殺しまくった。スタンドで適当な場所にワープしてはその地域の人を無差別に殺した。

そしてその日もそうする為にワープしたら偶然師匠がいる町につき最初殺そうと目に付いたのが師匠だった。

 

承「全員……人間は殺さない………と……」

渚「君は何者なんだい?何故僕を殺そうとするんだい?親は何処にいるの?」

承「うるさい、黙れ…親はとっくに死んだ……取り敢えず……死ね。『スタープラチナ』」

スタプラ「オラァ‼︎」

渚「…………君では僕を殺せないよ。」

承「⁉︎」

 

一瞬だった一瞬で渚の目の前まで行っていた俺の前で自分のてと手を叩いて俺を気絶させた。

 

渚「………この子、一体何者何だろう、ただこれは言えるこの子は本当は優しく子だけどさっき襲った時の眼は悲しくそして憎しみがある眼だ。親はいないなら一旦僕の家に連れてこよう。」

 

渚は連れて行こうと手を伸ばしてら何かに掴まれた。

 

渚「?誰かいるの?」

ブ「やめて、承太郎を殺さないで。」

渚「どういうこと、取り敢えず姿を見して 」

ブ「分かった。今見せるね、痛いけど我慢してね。」

 

ベシッ

 

ブラッドは渚にデコピンをした。

 

渚「痛っ、何を⁉︎君は誰だい?」

 

そこにはさっきまで目の前に誰も居なかったのにそこには奇妙な仮面をつけ黒いマントをつけた少年が居た。

 

ブ「僕はブラッドメモリー。ブラッドって呼んで。」

渚「君は何者?」

ブ「僕は承太郎のスタンドだよ。」

渚「スタンド?なにそれ。あと、君が承太郎とどんな関係なのか承太郎君がどうしてそうなったのか教えてくれないかな?」

ブ「分かったよ。全て話すよ。まず承太郎がこうなったのは悪い人に騙され大切な友人を殺してしまったから人を憎むようになっただよ。」

渚「⁉︎それは……本当なの?」

ブ「うん。」

 

ブラッドは顔を少し縦に頷いた

 

渚「……詳しく教えて。」

 

 

 

 

 

ブラッドは渚に全てを話した。

 

 

 

 

ブ「………ということがあったの。」

渚「………そう。」

ブ「多分承太郎は記憶喪失したと思うから、お願いがあります。承太郎を育ててくださいお願いします。」

 

ブラッドは渚に頭を下げて言った。

 

渚「分かったよ。僕が育てるよ。」

ブ「ありがとうございます。」

 

承太郎は渚に担がれて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は目を覚ますと白い空間にいた。

 

承「ここは……どこ?」

???「ここはあなたの夢の中よ。」

承「…誰?」

 

そこには白い服を着た少女がいた。

 

???「私は……いや、言ってもわからないと思うから言わないわ。そうねー貴方の体の一部とでも言おうかしら。」

承「体の一部?どういうこと?」

???「簡単に言えば貴方の臓器は本当は私のなの、後はわかるわね。」

承「……えーとそのごめんなさい。」

 

俺は頭を下げて謝った。

 

???「ううん、いいの私は貴方の為なら死んでもいいそう思って臓器を渡した。後悔はないわ。その代わりに約束して。」

承「約束?」

???「うん、約束。」

承「どんな?」

???「簡単よ。強くなって。貴方の大切な人、一人でもなんでもいいから守れるぐらいに……」

承「うん、分かったよ。」

???「そう、約束よ。」

承「うん、約束する。」

???「そう、なら指切りしましょ。」

承「うん。」

 

俺は少女と指切りをした。

 

???「じゃあ、もう時間だから、強く生きてね。そして、忘れないで私はいつでも貴方の味方でそばにいるよ……承太郎。」

 

そう言い、少女は俺に抱きつき控えめに俺の唇と自分の唇を合わせた、俗に言うキスをした。

 

???「じゃあね、承太郎。」

承「うん、またね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、直ぐに俺は目を覚ました。

 

承「ここは……」

渚「気がついた?空条承太郎君。」

承「空条承太郎?誰ですか?ここは一体どこですか?」

渚「まず、そこから説明しようか。」

渚(………ブラッドが言ったあの過去は言わないでいよう。)

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

渚「……という訳だよ。」

承「大体理解しました。」

渚「さて、君はどうなりたい?」

承「強くなりたい。大切な者を守れるぐらいに」

渚「何故?」

承「分からない、でも誰かと約束したから。」

 

自分でも何故なぜそうなのか分からない、ただそんな気がした

 

渚「そう、君は覚悟はある?ある人は言う『大いなる力は大いなる責任を問う。』そのことがわかる?君の能力は異常すぎる、それを自分のものにするには相当な覚悟がいるよ。」

承「はい、そのことを含めて言いました。」

渚「本当にいいの?もう戻れないよ。」

承「はい、その覚悟は出来ています。」

 

承太郎の目は強い覚悟を決めた目をしていた。それを見た渚は頷き、優しく。

 

渚「よし、分かった。じゃあ、僕が鍛えてあげる。その代わり約束して。」

承「約束?」

渚「そう、約束。それは君の力で誰かを傷付けない事、逆に人を救う事に使って。もしどちらを傷つけないといけない場合、自分が正しい道を進める方を選んで。」

承「はい、分かりました。」

渚「………よし、じゃあ、僕が君を育てるそれでいいね。」

承「はい、ありがとうございます。」

渚「後、君は僕…」

???「渚ーあの子は起きたのー」

 

下から誰かの声がして、渚は今、思い出したような顔をしていた。

 

渚「………いや、僕達で大切に育てる。」

承「僕たち?他にいるんですか?」

渚「紹介するよ。カエデー入ってきてー」

カエデ「はーい」

 

そう言うとドアが開き1人の女性が入ってきた。

 

渚「僕の妻の潮田カエデだよ。」

カエデ(以下カ)「初めまして。承太郎君。渚の妻のカエデです。よろしくね。」

承「はい、よろしくお願いします。」

カ「良い子ね。」

承「それより渚さんって男なんですか?」

 

俺はそのことが一番の驚きだった。

 

渚「そうだよ。もう何回間違えられたか……」

承「なんかすいません。」

 

そこで承太郎からブラッドが出てきた。

 

承「君は誰?」

ブ「初めまして、というべきかな、僕はブラッドメモリー、ブラッドって呼んで。」

承「ブラッド、君が僕のスタンド?」

ブ「そうだよ。」

 

確かに自分の分身って感じがした。

 

承「これからもよろしくね。」

ブ「うん。」

渚「さて、まず、思ったんだけど。承太郎はここには住めない。」

カ「なんでよ、渚。」

渚「それは承太郎はあくまで僕たちとは赤の他人だよ、流石にここにいたら、不味いよ。どこか良い場所はないかな………」

カ「なら、ここから引っ越してあの山に住もうよ。」

渚「………そうだね。」

承「すいません、僕のために…」

渚「いいよ、これも君を拾って来た時に決めてたから。」

承「そうですか。」

 

 

 

 

 

そうして、渚は速やかに引っ越した。

 

渚「ここが新しい我が家だよ。」

カ「あの短時間ですごいわねー」

渚「さあ、入ろう。」

渚「まずは承太郎。」

承「何ですか?師匠?」

渚「師匠って大袈裟な、まあいいよ。ようこそ僕達の家に‼︎」

 

渚は苦笑いをしそう言った。

 

そうして、俺は師匠の所に住むことになった……

 

 

==================================================

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「そうして、俺は師匠の所に住むことになった。」

霊「いろいろあったのね、承太郎。」

魔「それでそれからは、どうしたんだぜ。」

承「それは、またいつかな、今日はここまでだ。」

魔「えーまあいいや、絶対教えてくれよな、約束だからな。」

承「ああ、約束だ。」

 

……なあ…………師匠見ていますか?俺は………貴方の弟子の空条承太郎は幸せに元気に暮らしていますよ。

 

 

空条承太郎は空を見上げそう思った。まるで誰かに報告しているように……

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 




はい、こんな感じです。
承太郎が人を虐殺する様になったのは大切な人を失ってしまったからです。
これ以上は言いません。

後、地震が起こり、被害を受けた人は頑張って下さい、それしか言えないです。(僕は大阪なので被害は受けていない)

感想、誤字などございましたらお願いします。


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日常篇
第1話 星の幻想入り〜全ての原因は大体こいつのせい〜


初めまして、ジョースターです。
初めての投稿なので、駄文、意味不明などがあります。
誤字も何度か確認してますが、見落としている可能性があります。
それが嫌だという人は今すぐブラウザバックして下さい。
それでもいい人はどうぞご覧下さい。


 俺は空条承太郎。 15歳の普通の高校生だ。ジョースター家の末裔だ…何故か漫画のはずの『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物の空条承太郎と同じ名前なのだ……

 

しかも顔も身長も同じで、違うといえば前髪が向こうは1本に対しこっちは3本しかも色が青•金•黒という変な状態、元は黒一色だけだったんだが、どうしてこうなったし……

 

まあ、察しが良い人ならわかるが祖先がジョースター家の人である。

勿論、肩に星の痣もある。

 

「95〜94〜93〜」

 

しかも生まれつき「スタンド」なるものを持っている

しかし、しゃべりやがるわさらにたまに本体の俺にイタズラしてきやがる。その度に酷い目に遭っている、(まぁその後、罰を与えるが。)能力はいくつかあり今の所合計4つもある。

 

しかもどれも言って仕舞えばチートレベルなんだけどね、自分で言うのもなんだけど

 

一つ目は「自分の祖先の能力のコピーする能力」だ、要はコピーである

しかも応用して自分の祖先(自分を含む)に関わった者の能力を得る、さらにその人に関わった人さらにer…と言う能力でさらにそれを合成し別の能力も作れる、さらに世界が違ってもジョースター家がいればスタンド能力を手に入れれる。

 

「81〜80〜79〜」

 

名前は「ザ •ブラッド•メモリー」(血の記憶)と呼ぶ事にした。こいつ自体はあまり強くないが勝手に出る。

自由だなおいってツッコミたくなるほど

遠隔操作型なのに俺にはダメージはよっぽどなことがないとダメージはない、てかまずスタンドじゃないとダメージないがな、(ただし、あいつは痛いらしいが。)さらにコピーした能力は暴走はしない。つまり「ヘビーウェザー」なども自分の意思で使える。

 

二つ目は「自分の祖先と持っているスタンドの元の本体に3分間だけなる能力」、その時はなった者の性格になる、自分の記憶もなく本人になる。憑依に近い能力。名前は『ブラッド•ソウル』(血の魂)と呼ぶ事にした。

 

 3つ目は、「言った事を絶対にさせる能力」2タイプあり聞いた者敵味方関係なく聞こえた者に言った通りのことをさせる能力と指定した者だけに聞こえなくても言ったら半径100mにいたら必ずどう足掻こうが命令通りになる能力。正直後者の方が圧倒的に使える。ただ滅多に使えない。名前は「グリムリーパージャッジメント」(死神の裁き)。

 

「45〜44〜43〜」

 

最後は「自分に関係した生物をこの世から消しさらに関係した生物を消すまた関係er……能力」要は世界滅亡だ。

 名前は「ワールドエンド」(世界の終わり)、正にそのままだ。チートていうレベルじゃないだろバグだバグ。

 まあ自分が世界に絶望しないと使えないけど………

 

後は太陽のエネルギーがどうちゃらこうちゃらの「波紋」

黄金比を利用した回転術「黄金回転」も使える

「波紋」は生まれつき使えたが、意識して呼吸をしている間しか使えない。

 

まぁ何回か敵と戦ったしその中になんかDIO とも戦った。「ザ•ワールド・オーバーヘブン」だったし

その時に3つ目が目覚めてボコボコにして改心させてなんか知らんが俺が柱の男みたいにDIO を一体化したそのせいで朝起きたら髪が金髪になるし(すぐ戻るが)時々DIO の人格になるし時々奇声発するしもう疲れた…

まぁ金も自分で働いてもらった金が腐る程あるしまぁ何とかなるだろう。戦っても、スタンドなしでも、基本的にどんな相手(スタンドなしの人では)だろうと師匠に教えてもらった技やそもそもの身体能力でどうにかなるしな。さあ家に帰ろう……

 

「20〜19〜18〜」

 

っていうかさっきからうるさい

 

承太郎 「おい、ブラッド、(ブラッド•メモリーのこと)何故カウントダウンみたいなことしてんだ。」

 

こいつはさっきからずっとカウントダウンみたいなことをやっていたので気になって訊いてみた。

100からやるってところが恐ろしい

どんだけ数えてんだよ

 

 ブラッド「え、今からこことは全く違う世界に行くんだよ、承太郎が。」

 

お前は何を言っているんだ?

俺はそう聞こうとしたが………

 

 承太郎「は?何を言ってやが…」

ブラッド「3、2、1……0。GOーー♪───O(≧∇≦)O────♪」

 

この馬鹿はそれを無視して勝手になんかしやがった………

 

 

 

 

 

 

 

  ドガアアァァァン

 

 

 

 

 

 承太郎「冗談じゃあぁねぇぇぇぜぇぇぇぇ」

 

バリンッ……

 

ん?あり?なんかよろしくない音がでた気が………

まあいいや、なんか知らんが壊したかも知れんから直しとこ…

 

承太郎「クレイジーD《クレイジーダイヤモンド》‼︎ 」『ドラァ‼︎』

 

よしこれでよしっと思った矢先謎の浮遊感に襲われた

 

  げっ、ここ空じゃん

 

 承太郎「WWRRYYYYYYY」

 

俺は空を飛んでいると認識して、どうする事もできずに落下

ドサッ バキッと音を出して地面に叩きつけられた………イッテェ

うーむ、多分何処か知らない場所に落ちた……マジでここは何処だよ……確かブラッドは別の世界とか言っていたな……

 

承太郎「やれやれだぜ、あの野郎後で覚えとけよ。後で絶対にロードローラー落とす…」

 

ブラッドの処刑を考えていると、下から女の声がする。気のせいか?

 

 ???「うぅ重い…早く退きなさいよ。」

 承太郎「あっ すまん」

 

その場を退くとしたから紅白の脇をだしお祓い棒をもっている巫女が起き上がった。

 

 ???「で、あんたは誰?」

承太郎「空条承太郎だ。それでお前は?」

???「博麗霊夢よ」

 承太郎「そうか、よろしく頼む。あと、一つ聞きたいのだが。」

 

まずここどこ?あの馬鹿のせいでなんでこんな目に…………

 

霊夢「なによ」

承「此処はどんな世界なんだ?」

霊夢「やっぱりあなた」

承太郎「承太郎な」

 

人の名前ぐらい覚えろ

 

霊夢「アッハイッ、じゃなくて外来人のようね。」

承太郎「外来人?」

 

ガイライジン?なんだそりゃ?

 

霊夢「そう此処は幻想郷という世界よ。」

承太郎「幻想郷?何だそれは?」

 

また分からん単語が出たな

 

霊夢「それは……

 

 

 

 

 

ーーー少女説明中………キングクリムゾン!!ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

……ということよ。」

 

………な、なんかヤバイ所にきてしまったようだな。

 

 承太郎「なるほど、理解した。さてと、人里とやらに行くか。」

 霊夢「待ちなさいよ。ここは神社よ。お賽銭箱ぐらい入れて行ったらどう?ほら素敵なお賽銭箱ならそこ…に……」

 

お祓い棒のさした先は素敵なお賽銭箱ではなくバラバラな木材だった。

……あ、多分それは俺がここに着いた時に壊したかも。

 

承太郎「あっ、スマンそれはさっき落ちた時に壊してしまった、ちょっと待てすぐに直すか…」

 

ズガアアァン

 

承太郎「………え?」

 

………は?なんでいきなり俺の目の前の地面がえぐれている?

俺の目の前の地面に何かが当たり地面が抉れていた。

 

 霊夢「あんたよくもやってくれたねぇぇ〜、ボコボコニシテアゲルカラネ。」陰陽玉スタンバイOK

 

マジかよ……こいつ器小さいな

小さいってレベルじゃ無い、なんだよ、賽銭箱を壊して直そうとしたらボコボコにされかけるって……

 

空条承太郎、幻想郷に来て直ぐに脇出し巫女様にボコボコにされる

 

ってのは絶対に嫌だ……

 

 霊夢「死ねえええええぇぇい宝具〈陰陽鬼神玉〉」

 承太郎「なっ、待ちな俺が治すから待てっ」

 

俺は霊夢を静止させようとするが無情にも陰陽玉が俺に向かって放たれた。

………いきなり人生終了のお知らせがきたぞコレ……やれやれだぜ。

 

 

 

 

 

ドガァァァン

 

 

 

 

 

 

 

 To be continued ーーーーーーー>

 

 




はいというわけでいきなり主人公との戦いです。
あと、DIO のくだりの柱の男みたいなのは、スタンドで能力は『相手を吸収し、相手の能力と自分の足りない部分を補う』という、能力で条件があり、条件は、相手の同意がいる。そして、相性に寄るが、髪色や、性格が少し反映される。名前はありません。メタい話をするとまず、この能力はもう作中では出ないし、いちいち考えるときりがないので。このようにオリジナルの能力などをここでは説明します。
感想、誤字などございましたらよろしくお願いします。
では、次回をお楽しみしてください。


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第2話 星対巫女〜どうしてこうなった〜

どうも、ジョースターです。
初めての投稿でまさかのお気に入りが4件もあった。
すごく嬉しいです。お気に入りしてくれたユーザーさんありがとうございます。
では、第2話をどうぞ。


前回のあらすじ

承太郎が幻想郷にin !!からの楽園の素敵な巫女こと博麗霊夢(鬼巫女状態)と(一方的に)戦う事になった。

 

霊夢(以下霊)「しねえええい宝具〈陰陽鬼神玉〉」

承太郎(以下承)「なっ、待ちな俺が治すから待てっ」

 

俺は空条承太郎、今から死にます。アリーヴェデルチ(さよならだ。)

 

 

 

 

ドガアアアアン

 

 

 

 

霊「ア、ヤリスギたカナ……アレ?ドコ二もイナイ、……」

 

霊夢の放った弾幕のから出た煙が晴れた………承太郎は元にいたはずの場所に承太郎はどこにもいなかった。

 

霊「モシカシテ、アトカタモナクナッタノカn「やれやれだぜ、危ないなオイ。」!?」

 

霊夢は咄嗟に後ろを振り向くと無傷の状態のの承太郎がいた。

 

霊「なっ!いつの間に、何をしたの?」

 

正気に戻った霊夢が叫んだ。

 

承「さぁな、何をしたかな。」

霊「だいだい高速移動か何かだとと思うけど。」

 

残念ハズレ‼︎それとは違うだなー

 

承「……」

 

承(時を止めて移動しただけだが。ここはハッタリをかますか。あと賽銭箱は治しておいたから言っておくか。)

 

承「そうだぜ。そして、賽銭箱を見てみな。」

 

取り敢えずこれでどうにかなるだろ……

 

霊「何よ、賽銭箱は壊れたはず、…(チラリ)!!治ってる。何で!あんたがやったの!」

承「ああそうだぜ、だから、戦わなくていいだろ。」

霊「ありがとう。でも壊したのは事実だからボコボコにするわ。」

 

なんでや‼︎……って思わず関西弁になっちまった

 

承「嘘だろ。」

 

承(やれやれだぜ。戦いたくないんだが、仕方ないやるか)

 

俺は内心でそう思いながらスタンドを出した。

 

承「星の白金《スタープラチナ》‼︎」

 

俺がそう言うと俺の体から分裂するように長い髪に筋肉ムキムキの男が現れた。

俺がスタンドを出し構えると、霊夢はフワリと空中に浮いた。

え、浮くの?まあ、俺も浮けるけど

俺もそれに続き空中に浮いた。

 

霊「何、その霊みたいなの」

承「!!!見えているのか。」

 

承太郎は目を見開き驚いた、本来、スタンドはスタンドを持っている人しか見えないしかし霊夢はスタンドを持っていないのに見えた、それに承太郎は驚いた。

 

霊「ええ、もちろん。」

 

弾幕を放ちながらすました顔で言った

 

スタプラ「オラオラオラオラオラァ!!!」

 

その弾幕を全て相殺した。

 

霊「くっ、やるわね。ならこれならどう!神技〈八方鬼縛陣〉‼︎」

 

スペルカードを放ち、あっという間に高密度な弾幕になった。

 

承「何!こいつはやばいぜ!スタープラチナだけじゃぁこれは無理だぜ、こうなったら刀で全部切るか、『孤月』‼︎」

 

そう言うといつの間にか手に持っていた亀に手を入れて出すと刀が出てきた。刀を抜くと真ん中が透明の斬れ味の良さそうな刀が出てきた。

 

承「さらに法皇の緑《ハイエレファントグリーン》‼︎」

 

すると顔が緑色のメロンみたいな人間?が現れた、そしてすぐに何かに吸い込まれるように消えた。

すると刀の真ん中が透明だったはずだったが緑色になっていた。

刀を振ると斬撃とジョジョ3部を知ってる人なら知っているだろう。「エメラルドスプラッシュ」が出てきた。刀を振るごとに弾幕が薄くなり。結果、全て相殺した。

 

「エメラルドスプラッシュ」とは「ハイエレファントグリーン」の破壊エネルギーの象徴であり。見た目は名前の通り宝石のエメラルドのような鮮やかな石である。それを物凄い勢いで発射する技である。

 

霊「ならこれならどう、霊符〈夢想封印〉‼︎」

 

7色のホーミング弾が承太郎に向かっていく。承太郎はさっきと同じように斬撃を放つが意味はなかった。

 

承「チッ、追いかけてきやがる。こうなったら。つい最近使えるようになったやつを使うか。 『タスクact 4!』」

 

すると承太郎の爪が指を軸に回転し、10本のうち7本飛んで行った。そして霊夢が放った弾とぶつかって、最初から何もなかったように消えた。

本来『タスクact4』は馬が居ないと使えないが承太郎の能力は実は扱い易いようになっていて偶然にも馬が無しでも使えるようになった、

ただ本来の能力は簡単に言えば「別の次元に引きずり出し消滅させる能力」だがこの場合「次元と次元の狭間に送る能力」

つまり別の次元には送れない、劣化版なのである。そんなことは知らない霊夢は

 

霊「え、なっ何で消えた?何で何が起こったの?」

 

霊夢は酷く動揺したそれもそのはず自分の技がいきなり消えたのだ。誰だってそうなる。俺だってそうなる。

 

承「おい、どうした動揺しているぞ。動揺していると言うことは恐怖しているということではないかね?」

 

なんか,DIOみたいな事を言ったな。

 

霊「なっ、う、煩い恐怖なんかしていない!」

 

そう言い弾幕は張る霊夢、そして、それを刀で相殺する承太郎。

 

承(よし、できたこれで後は来るのを待つだけだ。)

霊(こうなったらまだ成功していないけど博麗神社一子相伝の秘技、奥義『夢想天生』を使うしかない。)

 

お互いに作戦を立てそれを実行するように動いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承(きた…今だ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「喰らえ、半径20メートル、エメラルドスプラッシュを!!」

 

そう言うと、地面からいきなり緑色の紐みたいなのが出た、それはハイエレファントグリーンの触手が出てきた、そして、あっという間の結界になった。実は『孤月』こと『星孤月•無刀•白』の能力で斬撃を放ちその通過したところに斬撃を潜め自分の意思で放つ能力があるのだ、さらに吸収した能力に応じたオプションもつく、ハイエレファントグリーンの場合、斬撃を打つ時にエメラルドスプラッシュも出し通過した場所に触手を張るのだ。

 

霊「‼︎…〈夢想天生〉!」

 

ガシャアアァン

 

承「どうだ!……………な………に なんなんだアレは!!」

 

霊夢は半透明の状態になっていた。そして結界を取り抜け目を瞑り、陰陽玉などを俺に向かって放った。

 

承(チィ、あれをどうすればいいんだ。……………いや待てよ、そうだあれを使えば行けるかもしれない。無理だったら奥の手を使うか。)

 

と考えていると、目の前に陰陽玉が迫っていた。

 

承「なっ、しまった……(ドゴン)ぐうぅ」

 

俺は吹き飛び、木に叩きつけられた。俺は右目を押さえながら、多少ふらつきながら立った。そして右目から手を放すと右目がジョジョのリゾット•エネロみたいに白目の部分が黒くなっていた。その目で霊夢を見ると半透明の霊夢が徐々に半透明でなくなり、元に戻ったのである。

 

霊(え、何で解除されているの、霊力も出ないなんで???)

承(やれやれだぜ、どうやら上手くいったようだな。)

霊「貴方一体何をしたの?」

 

俺は霊夢の目の前まで行きながら言った

 

承「簡単だ、能力など普通ではないないものを無効化しただけだ。まあ今回はお前の能力を無効化したがな。」

霊「なにそれチートじゃない。」

承「いやそうでもない、これ今、最大にしてるからできたがいつも通りにしていたら多分無理だと思う。あんまり持たないし、てかもうすぐ能力が切れるし、最大にしたら、しばらく右目見えないし。」

 

まず最強なんて存在しないと思う、どんな能力だって絶対に弱点があると思うし。

 

霊「あっそう。」

承「で、まだやるのか?」

 

俺は刀を構え、いつでも戦えるようにした。

 

霊「いいえ、もういいわ、負けたわ。」

 

霊夢は仰向けになりそう言った。

 

承「そうか。」

 

俺は刀をしまい勝負はついた。良かった良かった。

 

霊「しかしあんた」

 

承「だから承太郎な。」

 

名前ぐらいを覚えろ。

 

霊「……承太郎はとても強いわね、しかもまだ何か隠してるようだし。だいたいどのくらい本気出したの?」

 

………あまり言いたくないが仕方がない。言うか。

 

承「だいたい50%…いや本来の5%かな?」

霊「いや、変わりすぎでしょ、5%は嘘でしょ。」

 

 

承「いやまじだぜ。だって俺、いままで10%もだしたことないし。100%を使ったら身体がもたないし10%以上でも危険だから、自分がの身体がもつなかでは50%という事だ。」

霊「よくわからないけど化け物だということが分かったわ。」

 

化け物?違う俺は悪魔だ……ってなんで俺はブロリーの真似をしているんだ?馬鹿か、俺は……本当の事を話すか。

 

承「化け物ではない、人間だ。あ、でも俺の世界では死神って呼ばれていたな。」

霊「後、その霊みたいなのは何?」

承「ああ、これは『スタンド』と呼ばれて人の精神エネルギーの像で素質があるもののみが…………

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー少年説明中………………キングクリムゾン‼︎ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

…………という訳だ。」

霊「なるほど、だいたい分かったわ。そして承太郎がチートだという事も。」

 

そんなにチートか?………うん、そうだったね。チートだわこれは……弱点もあるが。

そう言えば……賽銭箱があるな………壊した反省もかねて入れておくか。

 

承「さてと、賽銭でも入れるか。」

霊「本当⁉︎ありがとう‼︎」

 

……なんでそんなに喜ぶ?

俺は霊夢が急に喜んだ事に多少引いていた。

………と言うか、この世界と金が違うじゃあ無いか。

 

承「大袈裟だな。でもこの世界と俺の世界の金は違うと思うが…」

???「その点なら大丈夫だよ。」

 

………この声は……

 

承「お前か。」

 

そこにいたのは俺のスタンドであり、俺をこの世界に連れてきたブラッドだった。

 

ブラッド(以下ブ)「承太郎の金はこの世界にしておいたよ。」

承「無駄な優しさだな、おい。」

 

そんな優しさがあるなら帰らしてくれ………多分、あいつの事だからもう二度と帰れないと思うが。

 

ブ「それほどでも〜」

 

褒めてねーよ、馬鹿か、こいつは……こいつが俺の分身とは思えない。

 

承太郎は自分のスタンドを馬鹿にしていたがそれは自分を馬鹿にしている事になる。

 

承「褒めてないぜ。」

ブ「(´・_・`)ショボン。」

 

落ち込むブラッドそして

 

ブ「後、元の世界には帰れないからね。」

 

とんでもない爆弾発言をしやがった。マジかよ、知ってけど。

……でしょうね。やっぱりそんな事だと思ったよ、畜生。

………さて、それはそれとしてここに連れて来た罰を与えないと。

何にするかやっぱりロードローラーで潰すか。

 

承「ほう、そうだと思ったよ。それはそれとして、よくもやってくれたなぁぁ、ブラッド〜く〜ん〜お仕置きの時間だよ、ベイビー」

ブ「ゑゑゑ、お待ちください!」

 

バラガスか、お前は……

 

承「できぬぅぅ。いいや、限界だ。今だ。『世界‼︎』《ザ・ワールド‼︎》」

 

……あ、またブロリーになった。そして吉良である。

 

そう言うと承太郎は一瞬いなくなり、そしてブラッドの真上から落ちてきた。

 

承「ロードローラーだあああぁぁ!!(ドガアアアン)無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ぁぁぶっつぶれろお‼︎ 」

 

こんな時に便利なのがロードローラーだ。

 

ブ「ヤッダーバァァアアアア」

承「フーーーースッとしたぜぇぇ。」

霊「鬼だ。死んだんじゃ」

 

死なない、死んだら俺も死ぬ。

 

承「大丈夫だ、死なない程度にしてある。」

霊「あっそう。」

ブ「あ、あんまり………だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ブラッドメモリー』再起不能《リタイア》

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

せずその数分後には回復していた。

 

ブ「ブラッドはリタイアなんかしない、何度でも蘇るさ。」

 

と言うどっかで見たことあるセリフを言ったブラッドは無視して

 

承「さて、気を取り直して賽銭入れますか。」

 

えーと確か如何するだっけ?俺あんまり神社行ってないからな、適当に入れるか。

 

チャリーンジャラジャラドサドサ

 

俺はこれでもかと言うほどお金を入れた。反省も兼ねて軽く現代のお金でいうと100万円は入れたな。

 

霊「え、ええええええええそんなに入れていいの!!」

承「ああ、構わないが何か?」

霊「ありがとう、それしか言う事が見つからない。」

 

ジョニィか、お前は。さてとこれからどうするか……まずは住む場所を確保する事だな。

 

承「後は、住む場所だな、どうするか。」

霊「それなら、此処に住めばいいじゃない。お金さえ出せばばいいわよ。」

承「はあ?………………………………まあそうするか。」

 

俺は一瞬、霊夢が言った事が理解できなかった。

それもそうだいきなりあった人に一緒に住もうって言ってもビビるわ普通。しかもお前は女、俺は男だ。おかしいだろ。

 

霊(これで一生、貧乏人にはならないで済む。)

承「ただし、金は一か月に一回しかお金を出さないから。」

霊「ええ、いいわ。それでいくr「おーい霊夢ーー」

 

霊夢がお金の話をしようとしたら上から声がした。

 

霊「誰よ」

???「私だぜ。」

 

なんか、空から箒に乗った黒いエプロン?みたいな服を来て頭に黒いトンガリ帽子を被った少女はきた。

 

霊「何だ魔理沙か。」

魔理沙(以下魔)「何だとは酷い奴だ。まあいい、ところで、霊夢そこの男は誰だ?」

 

そう言い、承太郎を指した。

 

承「俺は空条承太郎だ。」

魔「そうか、私は霧雨魔理沙だ、よろしくな承太郎。」

承「ああ。」

魔「それと霊夢と戦っただろ。」

 

何故だ?何故、そんなに簡単に分かったんだ?

 

承「なぜわかった。」

魔「だってこんな惨状になってるから。」

 

あ、………そういえば派手に壊しまくったな。

 

承「ああ、そう言えばそうだったな。直してかないと。クレイジーD‼︎」

クレイジーD「ドラァ‼︎」

 

……クレイジーD便利だな自分以外ならなんでも治せるからな。

 

魔理沙の言う通り博麗神社は滅茶苦茶になっていた。俺はクレイジーDを出し神社を全て直した。

 

魔「!⁉︎え、何が起こったの⁉︎。」

承「それは………

 

 

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン!!ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

………という事があった。」

魔「なるほど、スゲーな!私と戦おうぜ!承太郎‼︎」

 

どっかの戦闘民族か、お前は………

俺はどこぞのサイヤ人を思い浮かべそういった。

 

承「だめだね。」

 

もう、あまり戦いたくないです。

 

魔「ケチだな。ちなみにどっちが勝ったんだ?まぁ、霊夢が勝ったと、思うが。」

承「俺が勝った。」

魔「やっぱりな………えっ!霊夢に勝ったのか!嘘だろ。」

承「まじだぜ。」

 

そんなに強いのか?霊夢は。

俺は改めて倒した奴はそんなにすごいやつか分かった。

 

魔「有り得ない。すげーな」

霊「さあ、もう夕刻よ、夕飯の準備をしないといけないから、神社に戻るよ、承太郎。」

承「ああ、わかった、今行く。」

魔「え、もうそんな時間か、てか、何で自然に神社が我が家みたいに行ってんだ、承太郎。」

霊•承「「え、何故ってここが承太郎(俺)の住む場所だから。」」

 

俺は当然のように言ったが魔理沙は酷く驚いていた

 

魔「え、えええええそれはどういう事だぜ。」

 

……ああ、そういえば言っていなかったな。

 

承「それは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー少年説明中………ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

という事だ。」

 

魔「理解不能理解不能。」

魔(まあ、どうせ金があるからだろうな。)

霊「魔理沙、もう遅いからここで夕食を食べて行きなさい。」

魔「あっありがとう、霊夢。」

承「俺が料理を作ってやる。」

霊•魔「「えっ、作れるの。」」

 

俺は見た目では予想がつかないが俺は思いの外、主夫力は高いぞ。

 

承「ああ、外では自分でつくってたからな。一様外では店出せるレベルだから安心しな。」

霊•魔「「じゃあお願い。」」

 

 

 

 

 

 

ーーーー料理完成までキングクリムゾン!!ーーーーー

 

 

 

 

 

 

承「できたぞ。」

 

今回の料理は簡単にオムライスだ。……悪いか?

 

霊•魔「「うまそうだな(わね)。では、いただきます。(パクッ)…………上手すぎる、とても美味しいわ(ぜ)。」」

 

………ちゃんと噛めよ。………なんかどこぞの緑の虫ケラみたいな事を思ったな。

 

 

 

ガツガツムシャムシャ ……んんまああいなああ。

 

 

 

 

全員「「「ご馳走ささまでした。」」」

 

思いの外早く食べたな。確か10分も掛からなかったな。結構多めに作った筈だが…確か10人前は作ったと思うな…………大半は俺が食べました。

 

その後しばらくして魔理沙は帰り、俺はお風呂に入り、寝る準備をしていたが……

 

承「おい、霊夢。」

霊「何よ。」

承「布団が一つしかないぞ。」

霊「そりゃそうよ、私、一人だったからね。」

承「いや、どうするのだよ。」

霊「さあ?」

 

さあ?っておい。マジでどうするんだ?………仕方がない、俺は床で寝るか。

 

承「仕方ない俺は布団無しでねるか。」

霊「いや、それだと罪悪感が残るから嫌。」

 

まさかの逃げ道を潰した。いや、まさかね、まさか、添い寝とか言わねーよな。流石に女がそんなことを言うわけねーな。うん、確認の為の聞いておくか。

 

承「どうしろと!」

 

まだ希望はある‼︎諦めるな。

俺はは僅かな希望にかけた。しかし次に霊夢が放った言葉でその希望はなくなった。

 

霊「一緒にこの布団で寝ればいい。てかその服何⁉︎そして、その傷何⁉︎」

 

承太郎は簡単に言えば影DIO の服つまり上半身に服がない状態なのである、そして、承太郎の腹は背中まで貫通したような跡があった。因みに幻想郷に来た時は3部の空条承太郎の学ランに左腕にシーザーのバンダナを巻いた状態である。服は亀(のスタンドの「ミスタープレジデント」)に全て入れている。

 

………希望は潰えた。なんでお前はそんな事を思い付く‼︎お前は女としての自覚はあるのか?

いや、霊夢と寝るのが嫌とかじゃ無い、客観的に考えて可笑しい、考えてみろ、上半身裸の長身の男と女が一緒に一つの布団に入って入るのだぞ‼︎…………流石にまずいだろ、何が?………良からぬ誤解を招くだろ、普通に考えて。……こうなったら仕方がない霊夢に従うか。取り敢えず、質問に答えるか。

 

承「寝巻きだが何か?そして、腹は昔、自分で貫いて、友人に助けてもらった。」

 

………どうして俺はあんな事を………もしあんな事をしなければ………

いや、もうそんな事は考えるな。

もう2度とあんな事はしない、そう師匠と約束しただろ、しっかりしろ俺。

俺はある過去を思い出した。決して忘れなれない過去を……

 

霊「え、何で自分で、……まあ聞かないでおくわ。おやすみ。」

承「おやすみ。」

 

こうして、俺が幻想郷に来て1日が終わった。

 

To be continuedーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、羨ましいです。承太郎が妬ましいです。パルパルパルパル
まあいい。それではスタンドの説明があります。
ロードローラーはあれはスタンド能力で作ったものです。能力は『この世に存在する物を出す能力』で大きさの制限があり。だいたいロードローラーぐらいの大きさしか出せないです。名前はそのままで『ザ•クリエイト』です。
刀と目の方はいずれ承太郎の説明の時にします。
感想、誤字などがございましたら。お願いします。


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第3話 星の仕事探し

投稿が遅れて誠に申し訳ございません。
あ、ありのまま起こった事を話すぜ『いろいろと見直していたらいつの間にかこんなに遅れていた。』何を言ってre……
今回はオリジナルスタンドが幾つか出ます。後書きに説明を書いていますので見てください。始めはわからないと思うので。一応作中に3つの内2つ能力を書いています。あと一つはだいたい予想がつきます。
関係ないけど東方の原作をついに買いました。作者は「紅魔郷」「花映塚」「文花帖」「地霊殿」を買いました。
どれも難しいです。(一応作者は初見で「花映塚」の霊夢のストーリーのイージーでラスボス(閻魔様)を1回コンテニューしてクリアしました、他はまだ全然で「紅魔郷」はノーコンで2面の中ボス(大妖精)で、「文花帖」はリグルをクリアしてルーミアで躓いてます。「地霊殿」は1面ボス(ヤマメ)すら倒せません。)
ではどうぞ。


  前回のあらすじ

 承太郎が博麗神社に住むことになった 。

 

 霊「う、うーんふぁああ。よく寝た。あれ、承太郎が居ない。どこかに行ったのかな。」

 

 そう言いながら、辺りを見渡すと、外に承太郎が影DIO の服のまま木刀を振っていた。しかし霊夢は承太郎が金髪になっているのに驚いて声が出ない。すると、承太郎が霊夢が見ているのを気が付いた。

 

承「む、起きたか。おはよう。」

霊「お、おはよう、承太郎。何で金髪なのよ。」

承「いつものことだ、気にするな。」

 

DIOの所為でな。全くなんでこんないらんオプションが有るのだ。

 

霊「そ、そうなの。分かったわ。」

承「じゃあ、朝飯を作るから少し待て。」

 

ポイ……ズガアアアン

 

 そう言うと。木刀を放るように地面に置いた。そうすると、木刀を置いたところが大きな音がなり、地面にめり込んだ。

 

 霊「え、ええちょっと何よそれ。重すぎない!」

 

………そう言えば、あれ、かなり重かったな、いつも普通に振り回しいるから忘れてた。

 

 承「そうか?ああそういえば、それ100Kgは軽く超えていたな。でも、それ、たまに二刀流で振り回してるぞ。」

霊「おかしいよ。」

承「気にするな。じゃあ、飯を作ってくる、その前に着替えるか。」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー食事終了まで、キングクリムゾン!!ーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 承「さて、仕事探さないとな。」

 

NEETだけは勘弁だ。どっかの荘のチーム食物連鎖達みたいには成りたくない。

 

霊「人里に行って来たら。」

承「そうするか。」

霊「そこで慧音に会いなさいそしたらどうにかなるから。後、ついでに食材買って来てね、もう無いから。」

 

……お前、その為に行かせる気だろ。まあ良い、どうせ、行く事になるしな。

 

承「………分かった。道もだいたい分かってるし、行くか。」

霊「待ちなさい。その前に聞きたい事が幾つかあるけどいい?」

承「いいだろう、でなんだ?」

霊「まずは、 どうやってここにきたの。」

承「俺のスタンドで来た。」

霊「じゃあ博麗大結界はどうしたの?」

承「………そんなのしらn……いや多分、ブチ破った。」

 

そう言えばここに来る時になんか壊したな。すぐに直したが……

 

霊「え、それやばいじゃ」

承「大丈夫だ、その後に速攻で直したから。」

霊「そうじゃあ大丈夫ね。」

霊「二つ目、承太郎は長い距離飛ぶ事できないよね。」

承「ああ、昨日はスタンドパワーで飛んだから、エグいほど疲れるし気を張り続けないといけないから無理だ。」

 

あれは3部の承太郎とDIOの戦いの時に飛んでいたから、行ける‼︎って思ったら行けたからな。

 

霊「そうよね。じゃあ、歩きになるわよ。」

承「大丈夫だ、方法はある。『愚者《ザ•フール》』で滑空すればいい。」

霊「遅いわ、もっと速いのないの?まあないと思うけd「いや、探せばいけるやつがあると思う。」……あるのね。」

 

承「面倒だがやるか。えーと、速くてエネルギーを使わないやつ、なんかないかな。そうだ!これならいける。『此の世に無い物を実体にする能力』でやれば、でも、どちらにするか、いや両方がいいな、くっつけるか。よしこれでいける。……………よし、出来た。」

 

承太郎が思い付いたのはあるゲームのキャラが乗る乗り物、その名も「エアライド」さらにその中でも高い性能を持つ「伝説のエアライド」である、しかも本来「伝説のエアライド」は二機あるが、それを承太郎は合わせたのである。

 

承「名前はそうだな、『ハイドラ』と『ドラグーン』だから………よし、『ハイドラグーン』と呼ぼう。」

霊「なんか、凄そうね。まあ、いいわ。早く行きなさい。」

承「行ってきます。」

霊「気をつけていってらっしゃい。(承太郎が出発して)……はやっもう見えない。」

 

 

 

 

 

 

 俺は『ハイドラグーン』に乗り人里(正確には、人里のすぐ近くまでだが。(不法侵入にならない為)に行き門番に検査を受け人里に入った。

 

 承(此処が人里か、昔の日本にきたみたいだ。さてと慧音とやらに会いに行くか。)

 

ドカアアアン

 

「きゃああああ。」

「妖怪だーー。」

承(何があった!!………なるほど、確か霊夢が言っていた、ルールを守らない妖怪か。仕方ない行くか。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は騒ぎがある場所に行った。すると、一人の女性が100匹はいるだろう妖怪と戦っていた。

 

 ???「くっ、数が多すぎる。!!しまった。」

 

一匹の妖怪が逃げ遅れた少女を襲おうとしていた。

 

???(だめだ、間に合わない。)

 

 少女も戦っている女性も諦めていた。そして、妖怪は大きく手を上げ鋭いそれこそ肉も断つ爪で少女を裂いた……かに見えたが妖怪の爪は空振りした。妖怪は理解出来ない、それもそう、いきなり少女が消えたのだ、そして、しばらくその場は静寂した。そしてある者が声を出した、その男は居なくなった少女を抱えていた。その男は学ランを着て、左腕にバンダナを巻いていた。そう、その男は、ジョースター家の末裔の空条承太郎である。

 

 承「やれやれ、どうやら、間にあったようだな。」

 

承(なんとか間にあったようだ。空間を操るスタンド、『ローア』を使って瞬間移動(まあ、10Mぐらいしか移動出来ないが。)して正解だったようだ。)

 

承太郎は助けた少女にむかって

 

承「大丈夫か?」

少女「うん。」

 

少女は泣きなから言った。そして、

 

承「危険だから、離れておきな。」

 

そう言うと、少女を降ろし逃がした。

 

承「覚悟はいいか、妖怪ども。」

 

そう言うといつの間にか持っていた、刀を二本抜いた。一振りは霊夢の時使った、『星孤月•無刀•白』、そしてもう一振りは見た目は普通の刀の名前は『龍刃•羅刹』だった。妖怪が10匹ぐらい承太郎に向かった、勝てると思ったのだろう。しかし次の瞬間その妖怪達は倒れた。

 

 

承「弱いな、相手にならない。おい、そこの女」

 

ってやベー、俺はあまり殺すなって言われていたんだ師匠に………どうしよう……まあ、今回は救う為に殺したからいいかな?………なかなかあの女すごいなこれを一人で食い止めていたのか。

 

???「私か、なんだ」

承「こいつら全員殺していいのか?」

 

あ、言ってしまった………どうしよう、頼む殺るなって言ってくれ。

 

???「やりすぎない様のなら良い。」

 

………うん、どうしよう。取り敢えずリーダーだけ殺るか。

 

承「分かった。」

 

そう言った直後に承太郎が消えた、そして次々と妖怪達は倒れ、ついにはここのボスだと思われる妖怪以外は全員、気絶している。ボスは目の前に現れた承太郎に攻撃したが避けられ刀で首をあっさり切られ、血飛沫を出し、その場に倒れ動かなくなった。

 

 承「この程度か、霊夢一人の方がよっぽど強い。」

???「おい、貴様」

承「なんだ。」

???「名前を教えてくれないか。」

承「……空条承太郎だ。」

慧音(以下慧)「そうか、承太郎と言うのか。申し遅れた。私は上白沢慧音だ。さっきはうちの生徒を助けてくれて感謝する。」

 

生徒?………教師か?まあいい。

 

承「気にするな、それと後で頼み事がある、まず、この後始末をしよう。」

慧「ああ、そうだな。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーー終わりまでキングクリムゾン!!ーーーーー

 

 

 

 

 

 

慧「それで、話とはなんだ?」

承「俺は昨日、ここに来た。だから」

慧「家を紹介しろと。」

承「いや、家ならもうある。」

慧「何処だ?」

承「博麗神社だ。」

 

これって言って良いものなのか?まあいいか。

 

慧「……そうか、分かった。」

承「俺は仕事を紹介してもらいにきた。」

慧「そうだな、どんなのがいい?」

承「なんでもいい。後、慧音は教師なのか?」

慧「ああ、寺子屋をやっている。そうだ、承太郎は勉強は出来るのか?」

 

勉強?………まともに小、中学校に行っていないが師匠に教えてもらって確か師匠曰く国のトップの学力があるって言っていたし高校でも満点しかとってないな。

 

承「一様、外の世界ではテストは、満点しか取ってない。」

慧「そうか、なら教師をやってくれないか、今、人出が足りないんだ、週3日でもいいから、行けるか?」

承「分かった、後で全教科の教科書を持って来てくれ。」

慧「分かった、感謝する、来週からでいいか?」

承「いいぜ。」

慧「後、やってもらいたいのは1クラスだけでいい。」

 

なんで一クラスだけなんだ?………嫌な予感がする。

 

承「何故?」

慧「そこのクラスが問題児が多いんだ。」

 

あーやっぱり。そういう事か。

 

承「………理解した。」

慧「感謝する、はい、教科書。」

承「ありがとう。」

慧「ではこのくらいだな。今日は帰っていいぞ。」

承「ああ、じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

俺は亀に教科書を入れ、買い物を始めた、いろんな人に声をかけられた。それからしばらくしてそんなかんじで歩いていたら俺が助けた少女がいた。少女に気付き俺に駆け寄ってきた。

 

少女「助けてくれてありがとう。」

 

 

そう言い、何処かへ行った。

………まあ、たまににはこういうのも悪くないな

 

 

 

 

買い物も終わり人里を出て、エアライドで帰ろうとした時、目の前に黒い球体が現れた、そして中から黒いワンピースを着た、金髪のボブカットの少女が出てきた、そして、こう言った。

 

???「あなたは食べてもいい人類?」

 

出会い頭にいきなりなんて事を言いやがる。物騒すぎるだろ。

 

承「無理だね。誰だ貴様は。」

ルーミア(以下ル)「ルーミアなのだーあなたは?」

承「空条承太郎だ。」

ル「そーなのーかー。ねぇ承太郎」。

承「何だ。」

ル「食べてもいい?」

承「だめだ。」

ル「いいじゃない、ケチね。」

 

ケチもヘッタクレもあるか。

 

ル「本当にダメ?」

承「ダメなものはダメだ。」

ル「本当に本当にダメ?(涙目)」

 

おめーちょっとしつけーぞ。

………なんかどっかのサイヤ人みたいな口調になったな。

 

承「しつこいな、分かった。その代わり右腕ぐらいの木の枝を取ってきな。」

ル「やったのかー。(ダッダッダッダ ボキィ ダッダッダッダ)取ってきたよ。」

 

ルーミアは近くの木の枝を折り承太郎に差し出した。

 

承「分かった、少し待て、『G•E!!』《ゴールドエクスペリエンス》。」

 

そう言い枝を触ると瞬く間に枝が右腕になった。俺は右腕を刀を出しそれで切り落とした。血が滴り落ちている。………うん、普通に痛い。斬るって分かっても痛い。痛いものは痛いのだよ。

 

ル「わーい。ありがとう承太郎。でも大丈夫?」

 

大丈夫だ。問題ない。このために『G•E』を使い腕を作ったんだ。

 

承「ああ、大丈夫だ。あらかじめ作った右腕をくっつけてそして、『ザ•ヒール!!』よし、治った。」

 

『G•E』でも腕を治せるがあれだと普通に痛いからその為に『ザ•ヒール』の出番だ、こいつで腕を痛みも無く治すことができる。

 

ル「すごーい、治った。どうしてなのかー」

承「まあ、能力の一つだ、じゃあな。」

 

そう言い俺は、エアライドを出し帰った。

 

ル「美味しい。」

 

ルーミアは承太郎の腕を食べていた。

 

 

 

 

場所は変わり博麗神社

 

承「ただいま。」

 

俺は神社に帰り縁側にいる霊夢の所に行った。

 

霊「おかえり、承太郎。」

承「食料買ってきたぜ。」

 

俺は買ってきた食材を見せた。

 

霊「ありがとう、で何の仕事になったの?」

承「教師だ。」

霊「ふーん、まあ、頑張りなさい。」

 

興味無さそうだな、オイ。まあ良い、取り敢えず夕飯を作るか。

 

承「じゃあ、夕飯、作ってくる。」

 

 

 

 

 承太郎は料理場に行ったのを何もかがそれを見ていた。

 

承「………そこに誰かいるな。出て来やがれ。」

 

俺がそう言うと、空間が割れ目玉の空間ができそこから、妙齢の胡散臭い金髪の絶世の美女が現れた。

 

紫「あらあら、ばれてたいたのね。」

承「何者だ。」

紫「初めまして空条承太郎君、私は八雲紫。」

 

八雲紫………まさか霊夢が言っていた管理人が直々に来るとはな、俺はてっきりその式神がくると思っていたが……まあいい。

 

承「………この世界の管理人がなんのようだ。」

紫「ご存じでしたか。あなたを殺すために来たわ、聞けば霊夢が手も足も出ずに倒されたらしいね、承太郎君、貴方は危険過ぎるだから殺す、それだけよ。」

承「やれやれだぜ。まあいずれそうなると思っていたぜ。」

 

そう言うと紫は何も言わず、俺の足元にスキマを開いた、そして、俺はどうすることも出来ずに落ちた、そして、目玉だらけの空間を通り抜け、今度は森に落ちた。俺の目の前には、俺をここに連れてきた張本人、八雲紫と、金色の九本の尾を持つ女と、猫耳と二つの尾を持つ少女がいた。そして俺は8振りの刀(正確には2刀1対の刀が1振りあるので、7振り)を亀から出しを腰に巻き付けた。

 

紫「さぁ、始めましょう、承太郎君。」

承「さあ、かかってきな。テメェ等全員ぶちのめしてやる。」

 

幻想郷の管理人達と星の一族の末裔の戦いの火蓋が切って下された。

 

 

 To be continuedーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 




承太郎チートすぎたな。
スタンドの説明ですが。
まずはエアライドを出した能力は承太郎が言っていたので簡単にしか説明しません。この世になく自分が覚えてるものを実体化させる能力で。覚えてるものを実体化させる時に合体させることが出来る。名前は今の所つけてません、仮名で「クリエイト」とでも呼んでください。えっ、前に殆ど同じ名前のスタンドが出た?気にするな‼︎殆ど同じ能力なのでいいでしょ。
さて次いきましょう。
承太郎が名無しの少女を助けた能力も承太郎が多少言ったので簡単に言います。
このスタンドは空間に操る事が出来る能力で空間に穴を開けそこからその中の空間を使い針みたくするどくして攻撃したり瞬間移動をしたり、(ただし瞬間移動できる射程は短いがその代わり連続で使える。)できる。挙句の果ては空間を逆さにして上が地面、下が空にすることができる。能力のモチーフはカービィの『マホロア』を見て思いつきましたので基本、技は『マホロア』の技を思い浮かべてください。名前は『ローア』でこれはカービィのマホロアが乗っていた舟の名前です。
最後にルーミアの時に使った能力で。簡単に言えば自分に使えるクレイジーDです。ただしクレイジーDより治りが遅いです。名前は『ザ•ヒール』です。

誤字、感想などございましたらよろしくお願いします。
それでは次回もお楽しみに。


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第4話 星対幻想郷の賢者

また遅くなりました。すいませんでした。
今回の話も分かりずらい能力が出るので、後書きで簡単に説明します。
後、初のサイドがあります。


それではどうぞ‼︎……


 前回のあらすじ

 承太郎が幻想郷の管理人こと、BB……ゲフンゲフン八雲紫達と戦う事に

 

俺は空条承太郎、だだ今殺害予告をされどっかに拉致られました。

 

紫「藍、橙行くわよ。」

藍•橙「「はい、紫様!!」」

 

さて、どうする。こいつらは、橙とか言う奴はともかく、他の2人は相当強い。藍とか言う奴は、霊夢ぐらいだが、紫はさらに強い。どうするか。まず、厄介な紫を倒すか。

 

承「『孤月』プラス『ハイエレファントグリーン』」

 

俺は霊夢の時と同じ作戦にいった。斬撃などが紫に向かっているが、紫は動かない。そして、手を出すとそこからスキマが出来た、そこに斬撃などが、吸い込まれるように、消えた。

 

紫「あら、時を止めないの?」

承「!⁉︎」

 

何故わかったんだ。此処に来てから。二回しか止めてないはずなのに。まさか、同系統の事が出来るのか。時間系統の能力はやめた方がいいな。チッ、こんな事なら霊夢に能力聞いておけば良かったぜ。まあいい、取り敢えず戦いに集中しよう、………飛び道具は無理だな。接近して、スタープラチナをぶちかますか。

 

俺は一瞬で紫に近づこうとするが、藍と橙がそれを妨害する。

 

藍「そう、やすやすと紫様に近づかせると思うか?」

承「だろうな。」

 

承(さて、どうするか、時を止めるか?いや、それは避けたいな、バレている。奥の手を使うか?だめだ、あれは隙が多い、発動すれば勝てるがそれまでにやられる。やれやれだぜ。なす術がないな。)

 

紫「あら、攻撃は終わり?じゃあこっちの番ね。行くわよ。藍、橙。」

藍•橙「「はい、紫様。」」

 

 

 

 

 

 そして、俺は一方的に攻撃された。耐えていたがさすがに3対1では無理がある。しばらく経って。俺は意識を手放した。

 

紫「この程度なの?霊夢を倒したと聞いたけど……嫌、何か隠しているわね。ヤバくなる前にさっさと、殺しましょう。藍」

 

紫は危険を感じ藍に速やかに殺すように命じた。

 

藍「はい。」

紫「よろしくね。」

藍「仰せのままに。」

 

藍は承太郎の前にたち、鋭い爪で承太郎を殺すために振り下ろした。その瞬間、承太郎は目を覚まし、避けた。

 

藍「!!?何ッ⁉︎」

承「やれやれだぜ。………全く久々にこんなに血を流したぜ………あの時以来か………」

 

 

 

 

《〜〜〜〜承太郎サイド〜〜〜〜》

 

少し時間は遡る。俺は真っ白な何もない空間で目を覚ました。

 

承「ここは何処だ。」

???「貴様の精神世界だ。」

 

な、この声は‼︎なんであいつが。

 

承「⁉︎この声は、DIO!!」

DIO (以下、D)「フン、久しぶりだな、承太郎。」

 

やっぱりDIOか。

 

承「DIO 、何故お前が。」

D「何を言う?私だけではないぞ。」

⁇?「そうだよ。承太郎。」

承「誰だ。」

ジョナサン(以下ジョ)「僕はジョナサン•ジョースター」

承「何⁉︎」

 

どういうことだ?DIOならまだここにいるわかるが何故だ?

 

ジョ「話を戻すけど、君は今、死にかけている。」

 

やっぱり無理があったか。

 

承「……」

ジョ「さて、君はどうする?君が望むなら意識を戻す事も出来る」

承「意識を戻す。」

ジョ「即答だね、でも今、行っても無駄だよ。」

承「そうか、だがそれでも良い。」

 

例え負けようともここで逃げる訳には行かねーだろ。

 

ジョ「ならば止めないDIO これについてどう思う?」

D「私は承太郎がそうしたいならそうすればいい。そうやって私を倒したのだからな。」

 

何気にあいつ、自分の事を棚に上げてないか?

 

ジョ「そうだね。そして、承太郎。君にいいことを教えてあげよう。」

承「なんだ?」

ジョ「君の持っている。刀のたしか……そう、『龍刃•羅刹』だったね。」

 

ああ、結構使えにくいやつか。

 

承「それがどうした。」

ジョ「その能力の事だよ。」

承「確か、『何でも斬れる能力』だったな。」

 

なんでそんな事を?

 

ジョ「実は、その能力は本当の能力では無い」

承「何⁉︎どういうことだ‼︎」

 

一体どういう事だ、まさかあれにはまだ上があるのか?

 

ジョ「本来の能力は『次元を切り裂く能力』だよ。そして、名前も本当は『星龍刃•黒一文字•羅刹』だよ。それを教えに来たんだよ。後のことは自分で如何するかは自分で考えてね。」

 

……次元、斬り裂く、次元の間‼︎

 

承「……まさか‼︎これなら、あいつらに勝てる、方法がある。」

ジョ「あとは、頑張ってね、そして、忘れないでね僕達は君の味方だよ。」

 

なかなか心強いな。

 

承「ありがとう。」

D「さあ行って来るといい、承太郎‼︎」

承「ああ‼︎行ってくる。」

 

 そして、現在に至る。

 

 

 

 

《〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜》

 

 

 

紫「意識が戻ったから何よ。また、気絶する為に起きたのかしら。藍。」

藍「はい。」

紫「やっておしまい。」

 

そう言うと、藍が動いた。

 

藍「喰らえ。式輝〈四面楚歌チャーミn……」ヒュン、ガン、ドッサリ

 

藍はスペルカードの詠唱が終わる前に気絶した。

 

橙「⁉︎藍さ…ま。」ヒュン、ガン、ドッサリ

 

橙も気絶した。

 

紫「え、何があった起こったの⁉︎」

 

紫は信じられなかった、橙はともかくあの藍が一瞬で倒されたのが。

 

紫(まさか、今まで手を抜いていたの⁉︎)

 

承「さて、次はお前だ。八雲紫。」

 

そう言うと。承太郎は刀を二つ抜いた。一つは『星孤月•無刀•白』そしてもう、片方は刃が黒色に染まった『星龍刃•黒一文字•羅刹』だった。そして、何を血迷ったか『龍刃』を『孤月』差し込んだ。すると『龍刃』が『孤月』に吸い込まれるように一つになった。刀は真ん中が透明でそこ以外は真っ黒の刀になっていた。そして、承太郎はそれを思いっきり振った。すると、超高速に斬撃が放たれた。紫は咄嗟にスキマを開いた。そこに斬撃が吸い込まれた。紫は前を見ると、承太郎が居なくなっていた。

 

紫(⁉︎いない、音もしていないのに何故?)

 

 その答えは直ぐに出た。承太郎がいきなり現れたのだ。よく見ると、承太郎が出てきた所に紫のスキマそっくりなのがあった。そして、承太郎は『スタープラチナ』を出した。紫はどうする事もできなかった、何故なら行動しようとし隙間を開こうとした、瞬間、『スタープラチナ』の拳が顔面に当たったからである。そして、容赦なく攻撃が続いた。

 

スタプラ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァッ」

 

ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

 

紫「キャアアアアアァァァ」

 

紫はボコボコに殴られ悲鳴をあげて吹っ飛んだ。

 

承「やれやれ、何とか上手く行ったぜ。」

 

 承太郎は何をしたか、説明しよう。まず、藍と橙を刀で超高速で居合斬り(峰打ち)した。承太郎は毎日、100Kg以上の木刀を片手で振り回せる程なので、普通の重さの刀を高速で振るなど訳なくできる、ちなみに最高速度0.1n(ナノ)秒で斬れる(ただし、スタンドで強化している)。すなわち、相手は斬られたことにも気づかない。 次に紫に対してはまず、斬撃を放ち紫の意識を向けさせ、その間に『龍刃』の能力で次元を斬り裂き、次元と次元の間を開けそれに入り、紫の近くまで移動し、そこから出て『スタープラチナ』で攻撃した………以上‼︎

 

紫「なん……て、強さ……なの、絶対に勝て……ないわ。間違いなく……幻想郷……最強だわ。」

 

仰向けに倒れながら紫が言っているな………意識があるのが驚きだ………

 

承「嘘だろ。まだ、意識がありやがる。普通に妖怪でも気絶するぐらいやったはずなんだが。流石は幻想郷の賢者だというだけは有る。まあいい、止めを刺すか。」

 

俺は紫のすぐ側に近ずくが紫は動かない、否、動けないのだ、さすがの大妖怪もあれだけモロに食らえば動けない。

 

承「さて、終わりだぜ。『スタープラチナ』」

スタプラ「オラァ!!」

 

ドガアアンン

 

紫「!⁉︎……どうゆう……つもりなの、承太……郎君。」

承「どうもこうもないぜ。これでお前は負けた事になったぜ。」

 

そこには、紫の頭の横に穴が空いていた。つまり、いつでも殺すことが出来るという宣言だ。

 

承「お前、俺を試しただろう。」

 

俺は仰向けになっている紫の側で座って言った。

 

紫「‼︎………そうよ。よくわかったわね。」

承「何故だ。」

紫「貴方が幻想郷を守る者にふさわしいか試したのよ。」

 

守る者?何を言っているのだこいつは……

 

承「は?どういう事だ、守る仕事は霊夢の仕事だろ。」

紫「ええ、そうよ、でも霊夢や私でも解決出来ない者や、弾幕ゴッコを守らずに戦う者もいるかもしれない。例えば貴方みたいに外から来て、とてつもないほど強い者が悪人でここを支配しようとするかもしれないわよ。その為に試したのよ。」

 

……つまり俺に厄介な相手を押し付けたわけだろ‼︎……落ち着け俺。

 

承「なるほど、要はお前らじゃあ対処出来ない奴をどうにかしてくれと?」

紫「ええ、そうよ。これは拒否してもいいわ。どうする?」

 

……正直やりたくない。……だが仲間を守るとなれば必然的に戦わないといけない相手もいるしな……良し。受けよう。

 

承「……分かった。その依頼請け負った。」

紫「即決ね。」

承「うじうじ考えるのは好きじゃあないんでな。それだけでいいのか?異変を解決するとかはいいのか?」

紫「まあ、異変の解決は霊夢に任せるけど、首謀者以外なら戦ってもいいわよ。それよりその"後"ね、やって欲しいのは。」

 

後?何をする気だ?こいつは……

 

承「"後"?どういうことだ。」

紫「簡単よ。その異変の首謀者の所に一週間だけでいいから泊まって、幻想郷に害悪かどうかを確認して欲しいのよ。」

 

……うっわーー、なかなか面倒なやつだこれ。

 

承「良いが、向こうが断ったら、どうすればいいんだ。」

紫「その時は容赦なく全員倒して言うことを聞かせて、それでも駄目なら強制的に害悪と見なして殺してちょうだい。」

 

発想が怖いわ‼︎さすがにそれはやりすぎだろ。

 

承「さらっと、怖いことするな。分かった。請け負った。」

紫「ありがとうね、承太郎君。」

承「まあ、異変の解決の方は、間違いなく、霊夢に無理矢理やらされそうだな。あ、紫?だったか?傷は治しておいたから。」

 

あいつの事だ、絶対、もっともらしい理由をつけてやらせるだろうな。

 

紫「あら、ありがとうね、気がきくわね。それと確かにあの子ならやりかねないわね。そうだ、あなたの二つ名を名ずけましょう。」

 

紫は上半身を起き上がらせそう言ったが、俺からすればいらん、二つ名など俺にそんなの必要ない。

 

承「要らねえな。」

紫「そーねえー」

承「おいコラ、要らねえって言ってんだろうが。」

紫「そうだ‼︎」

 

だめだ此奴。早くなんとかしないと。

 

承「無視か。」

紫「『幻想郷最強にして幻想郷の守護者』なんてどう?」

 

ネーミングセンスの無さよ。これは酷い、そのまんまじゃあないか。

 

承「………まんまだな。まあいいそれにするか。」

紫「これからはそう名乗ったりしたら?」

承「却下。」

紫「即答ね。まあ、良いわ。」

 

そう言うと扇子を取り出し口元を隠して笑った。

胡散臭さ満載‼︎

 

承「さてと、帰るか。」

 

俺は立ち上がりそう言った。

 

紫「ああ、送って行くわ。」

承「ありがとう。そうだ、帰る前に聞きたいことがある。」

紫「何かしら。」

 

そうだ、どうしても気になることがあるのだった。

 

承「何故、俺が時を止めれる事を知っている?」

紫「ああ、それなら、過去に似た能力の人と戦った事があるから、だいたい予想で言ったわ。」

 

……まさか、DIO⁉︎そんな訳ないか。

 

承「………そうか。お前の能力はなんだ?」

紫「私の能力は『境界を操る程度の能力』よ。」

 

チートだなオイ。

 

承「……そうか、じゃあな。」

紫「ええ、おやすみなさい。」

 

そう言うと。俺の足元にスキマが開いて落ちて行った。………これしか移動の方法は無いのか?

もっとこう………まあいいや‼︎

 

 

そして紫は、藍と橙の所に行った。しばらくして。藍は気が付いた。

 

紫「お疲れ様〜。藍。」

藍「紫様。」

藍「申し訳ありません、紫様。空条承太郎を殺せずに気絶してしまい。」

紫「いいわ、気にしないで。」

藍「ですが、」

紫「それに承太郎に勝てないのは当たり前だし。そもそも殺す気なんてもともと無かったけど。」

藍「えっ、それはどうゆうことですか。」

 

 

 

 

 

 

 紫はさっきまでの事を話した。

 

紫「……ということよ。」

藍「なるほど、ですがなぜ、殺すように私に命じたのですか?」

紫「それはね、彼には強くなってもらわないといけないから、彼は死の淵に立たされるととてつもない力を発揮して新しい力を得たりするのよ。ここに来る少し前にも、えーと、そうDIO だったかしら。」

藍「はい、DIO です。」

紫「まあいいわ。その時も新しい力で、承太郎君の最大の弱点の両手を切られほとんどのスタンドが能力が使えなくなった状態で『ザ•ワールド•オーバーヘブン』を倒したしね。」

藍「なるほどしかしそれでも、もしも死んだらどうするのですか。」

紫「その時は彼がその程度だということよ。」

 

紫は冷たく冷徹な目になりでそう言った。

 

藍「……そうですか。」

橙「う、うーん、紫しゃま、藍しゃまぁぁ。」

藍「!!橙、大丈夫か。怪我はないか?」

橙「はい、特に問題ありません。」

藍「そうか、よかった。」

 

意識を取り戻した橙の所に高速で藍が行った、承太郎の時と戦った時より何倍速い速度で……

 

紫「藍って橙の事になると心配性になるわね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は目玉の空間を通り(落ちていき)博麗神社に着いた。

 

承「さてと着いたな。ご飯作らないとな。」

 

 そう言うと目の前にドス黒いオーラを纏った霊夢がいた。

 

 霊「ジョウタロウ〜何処二行ッテタノ〜ゴハンツクルッテッテイッテタヨネエ〜」

 

………これやばい奴だ、どうしよう。

 

 承「OK。一旦落ち着け。紫に拉致られて戦ってきた、そして色々と頼まれた。」

 霊「………あのスキマBBAめ。まあいいわ、早く作ってくれない。後、何頼まれたの?」

 承「それは食事中に言う。先に作ってくる。………??(キョロキョロ)気の所為か。」

 

誰かに見られた気がするが気のせいか?

 

 

 

 

ーーー食事終了まで、キングクリムゾン!!ーーー

 

 

 

 

 

 承「……という事だ。」

 霊「なかなか凄いの頼まれたわね。」

 承「まあな。それと明日は幻想郷のあちこちを巡ってくる。」

 

いろいろ行ってみたいからな。

 

 霊「いいけど、夕方までに帰って来なさいよ。」

承「ああ。」

 

 その後、俺はすぐに風呂に入り寝た。(まだ、霊夢と添い寝。)

 

 

 

 

 

 

 妖怪の山……

 

 ???「あやややや、空条承太郎ですか。いい写真も取れたし、明日取材しますか。これはいいスクープになりそうですよ。」

 

 To be continuedーーー>

 

 

 おまけ

 承太郎の精神中……

 

 D「ジョジョ、貴様に聞きたいことがある。」

 

ジョ「なんだい、DIO。」

 

D 「貴様は何故、『龍刃』の能力を知っている。私は愚か承太郎ですら知り得ないのに、私は承太郎を介して外をほんのちょっぴり見る事が出来るが、貴様は見れないのだぞ。」

 

ジョ「それは、ある人に教えて貰っただよ。」

D 「誰だ。そいつは何者だ」

 

ジョ「それは教えられない。それに教えなくてもいずれ承太郎も自分で知ったと思うよ。」

 

D「確かに、あいつの強さは良くわかってる。私の時も、圧倒的に不利な状態から新しい能力に目覚め私を倒したからな。それにジョジョ、おまえが承太郎の3つ目の能力が目覚めた時に承太郎が会った男はお前だろう。」

 

ジョ「そうだよ。さて、僕達も休もう。」

 

D 「ああ、そうだな。」

 

ジョ「承太郎に出会ってから変わったね、DIO。」

 

D「フッ、何を言う………」

 

DIOは少しにやけそう言った。

 

 




最後に出たキャラ(おまけは除く)は……分かりますね。
今回の説明は刀の説明ですが……あと何話かしたら、承太郎の設定と武器の説明をするので簡単にします。
『星龍刃•黒一文字•羅刹』で次元を斬る能力です。
空間を切り裂き次元と次元の間を開け八雲紫の隙間みたいなのを作る事が出来る、ほぼ、隙間と同じだが、違う点は承太郎本人と承太郎の物、壊絶対にれないものなど以外はクリームみたいにガオン‼︎されます。承太郎は次元の間に入ったら外は見えないです。次元と次元の間と言うのは、今いる世界の隣にあるもう一つの世界の平行世界の間だと思って下さい。

感想などございましたらドンドン下さい。
次回もお楽しみ。


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第5話 星の幻想郷巡りその1

どうもジョースターです。
今回は「暗殺教室」の技が出ます。何かは後のお楽しみ。
それと「暗殺教室」が連載終わりましたね。毎週欠かさず読んでいたので終わるのは悲しいです。
まあ、始まりがあれば終わりは必ずあるから仕方ないですけど悲しいです。(´・_・`)


兎に角どうぞ……


前回のあらすじ

承太郎が幻想郷の守護者になった。(紫厳命)

 

俺は空条承太郎………もう良いか。紫と戦った次の日……俺は朝早くから出かける準備をしていた。

 

承「さてと、どこに行くか。」

霊「そうね、行くとしたら……人里か太陽の花畑か霧の湖ね、ただ、太陽の花畑で花を傷つけたらそこの持ち主にひどい目に会うわよ。承太郎に限ってないと思うけど。夕方までには帰ってきなさいよ。」

 

花を傷つけるわけないだろ。俺は花が大好きなんだよ、こう見えても。

 

承「分かった。じゃあ行ってくr」

 

俺は外に出てエアライドを出そうとしていたら、突如突風が吹き、その中心に黒い羽が生えた少女がいた。

 

???「あやややや。見つけましたよ、空条承太郎さん。」

霊「………面倒な奴がきた。」

承「……誰だ。」

文「私は清く正しい射命丸文と申します。」

 

……確か、霊夢が言うにはとてつもなくでっち上げる新聞を作るやつだったな、いやな予感しかしないからさっさと去ろう。

 

承「でもう行っていいか?」

文「ダメですよ、少し取材させて下さい。」

 

畜生、そうだと思ったよ。

 

承「だめだね。」

文「拒否早いですよ!たった30分で終わるのでお願いしますよ。」

 

それは「たった」30分だけじゃ無い、30分「も」するの間違いだろ。……断るのも嫌な予感しかし無いな。

 

承「……長いな…まあいい分かった。ただし、条件がある。」

文「何ですか?」

承「でっち上げた事を書くな。」

文「それは致しかねません、面白くないのを書くのは嫌ですから。」

 

認めやがったぞ、此奴、自らでっち上げるって言いやがった。

 

承「事実を書け。」

文「……分かりました。」

 

あれ?もっと食い下がると思ったのだが、どうしてだ?

 

承「以外だな。俺はお前は俺に攻撃すると思っていた。」

文「あややや、それはいつもならそうするけど、貴方にはできませんからね。何せ、たった一人で博麗霊夢や八雲紫とその式神を倒すレベルですからね。」

 

なんで知っていやがる。お前はストーカーか。

 

承「‼︎何故、お前は霊夢や紫の戦いを知っている。霊夢の戦いはともかく、紫の戦いは昨日の夕方だぜ。なぜ知っている。」

文「たまたま、見ただけです。」

 

嘘つけ。どうせ尾行していただろ、多分、俺が紫のスキマに入って移動した時は絶対に幻想郷を探しまくっただろ。じゃないと出来ない普通、そんなに知らない筈だ。

 

承「……そうか。まあいい、さっさと取材してくれ。」

文「はい、喜んで。ではまず、霊夢さんとはどういう関係ですか?」

 

いきなりえげつない質問だな、オイ。お前にはプライバシーと言う言葉は知らないのか?

今すぐ帰って調べて来い。

 

承「普通にただの同居人だが?」

文「本当ですか?本当は付き合ってるのじゃないですか?」

 

しつこいぞ、こいつ。

 

承「……霊夢はどう思っている?」

霊「承太郎と同じよ。」

文「本当ですか?なら何故寝るときに添い寝ですか?」

 

もはやこいつは何者なんだよ。こいつ、ストーカーの域を超えてるぞ。

こいつは「清く正しい射命丸」じゃない「プライバシーもへったくれもないただのストーカー」だ。

 

承「なんで知ってる……」

文「たまたまですよ。それより寝てる時にあんなことやこんな事をしてるんじゃないですか?」

 

良し、殺ろう‼︎

 

承「……『孤月』」

霊「霊符〈夢想封印〉」

 

俺は亀から孤月を取り出し、霊夢はお札を射命丸に向けて言った。

 

文「嘘ですごめんなさい、それだけは勘弁して下さい。」

 

射命丸は高速で土下座した。

 

天狗のプライドとはなんだ。(ジョースター)

 

文(怖いよおおおお、後、プライド?そんなの、はたてと椛にあげました。)

 

おお、メタいメタい。(作者)

 

承「……さっさとしてくれ。」

 

俺の胃に穴が開く前に……

俺は刀をしまいそう思った………

 

文「はい、喜んで。」

 

 

 

 

 

 

ーーーー少女取材中……キングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

文「あやや、ありがとうございました。これで良い記事が書けそうです。」

承「ちゃんと事実を書けよ。」

文「分かってますよ。ではこれにて、後、私の文々。新聞を宜しければ見てくださいね。それでは。」

 

そう言い文は帰った。カメラを置いていって。

 

承「……あの野郎、カメラ忘れてやがる。霊夢。」

霊「何よ。」

承「射命丸の住んで場所知らないか?」

霊夢「妖怪の山だけど、行かないほうがいいわよ。」

 

何故だ?危険なのか?

 

承「何故。」

霊「あそこは天狗が仕切っていて、天狗は縄張り意識が高いから入っただけで捕まったり、最悪殺されたりするのよ。」

 

なにそれ怖い。

 

承「だが、あいつは天狗だろ。あいつの忘れ物を届けに行くなら、セーフだろ。」

霊「……それもそうね。」

承「じゃあ行ってくる。」

霊「いってらっしゃい。気を付けて行って来なさい。」

承「ああ、行ってきます。」

 

俺はエアライドを出し、妖怪の山に行った

 

 

 

 

ーーーー着くまでキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

承「さてと、着いたのはいいが。どうすれば良いか。」

 

困った事に俺は天狗との知り合いはさっきあった射命丸ぐらいしかいない。

もし、射命丸以外に見つかったら……やばいな。さすがの俺も一匹二匹程度なら余裕でどうにかなるが天狗ら総出で来たら負けはせんが危険な状態になるだろうな。てか今思ったのだがこれ、どうせあいつの事ならまた取材に来ると思うからその時にあいつの顔面にシュウウゥゥゥトすればよくねーか?無駄足だったな。別の場所に行くか……そうだな人里に行こう。

俺は人里に向かおうとしたら何者かに声をかけられた。

 

……………とか、思っている間に見つかちゃったよ。どうする?殺すか?殺せば問題ないし……あっちも殺る気ならいいだろ。

 

俺は静かにばれないようにスタンドを出そうとしたが直ぐにしまった。

 

………って何を考えている俺は師匠と約束した筈だろ、この異常な力を人を救う為に使うと。

それに俺は殺し合いに来たわけじゃあない忘れ物を届けに来ただけだ。OKーOKー穏便に話をしよう。

さてと、声がした方を見ようあれ?居ない……上か?……あれって、犬?狼?どっち?…………分からん。さっぱり分からん。

 

???「そこの人間、ここは妖怪の山だ。今すぐ立ち去れ。」

承「いい所に来た。すまない、射命丸文を呼んでくれないか。」

???「文様はお前のような奴に会う必要がない。代わりにお前には閻魔に会わしてやろう。」

 

やっぱりこうなりますか‼︎知っていましたよ‼︎

 

承「チィ、やれやれだぜ。まあ、こうなると思ってたがな。」

 

そうすると、上から両手に剣と盾を持って犬耳の少女が降りてきた。

 

???「死ねええい。」

 

そう言うと。剣を振り上げ思いっきり振り下ろした。その時俺の口は思ったより素直だった。

 

承「え、その程度…弱っ。」

 

そう言いながらヒラリと剣を避けた。

 

???「何を人間の癖に生意気な。」

 

そう言いむやみやたらに剣を俺に向かって振り回すが、俺にことごとく避けられる。

………こいつ無駄な動きが多いな、さっさと行きたいから。あれやるか、師匠直伝の奥義の一つ「クラップスタナー」を

 

そんな事を考えてると、俺の真上から剣が迫っていた。俺はそれを冷静に避け、相手の目の前で両手を突き出して両掌を叩いた。ただ、手を叩いただけで相手は動けなくなった。

 

???「な、何をした。」

 

俺に攻撃した者は地面に突っ伏したまま話した。

 

承「おいおい、嘘だろ。喋れるのか結構上手くいったはずなんだが、やっぱ妖怪だからか?まあいい。さてと、話をしよう。俺は射命丸文がカメラを忘れて行ったからそれを届けに来たぜ。」

椛「‼︎そうなんですか。それは申し訳ありません。先ほどの無礼をお許し下さい。」

承「大丈夫だ、気にしてない。」

椛「ありがとうございます。私は犬走椛と申します、文様の部下です。文様の為にここまで来てくださってありがとうございます。部下としてお礼申し上げあげます。」

 

部下って、あいつに部下がいたのか?意外だな……

 

承「そうか、よろしく頼む。それで射命丸はどこだ。」

椛「はい、付いてきてください。」

 

椛は起き上がり、歩き出し俺は付いて行った。

 

承「てか、もう動けるのか。早いな。」

椛「?なんのことです。」

承「こっちの話だ。気にするな。」

椛「?……はい。」

 

 

 

ーーーー少年少女移動中……キングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

椛「着きました。文様居ますかー」

文「何ですか!今それどころじゃないんです‼︎カメラがないんです。」

 

やっぱり、困っていた。

 

椛「そのカメラなら、ありますよ。承太郎さんが届けに来たんです。」

文「あややや!あったんですか。良かったー」

椛「取り敢えず開けてください。」

文「ああ、そうでしたね。」

 

ガチャリ

 

家の中は嵐が通った後みたいにものが散乱していた。

 

承「ほらよ。カメラだぜ。」

 

この時に顔面にカメラをスパーキング‼︎しようかようかと思ったが流石にやめた承太郎さんは優しい人だ、うん。

 

文「ありがとうございます、承太郎さん。この恩は忘れません。」

 

お前、義理人情が厚い奴じゃないだろ。まあ、あまり期待はしない。

 

承「………大袈裟だな。じゃあ、俺は帰るな。」

 

俺は文と椛に背を向けそう言った。

 

文「え、もう帰るのですか。ゆっくりしてって下さいよ。」

承「俺は行きたいところがいくつかあるからな。」

文「そうですか。分かりました。」

承「じゃあな。」

文•椛「「お気をつけて。」」

 

俺はエアライドに乗って人里に行った。

 

 

 

 

キングクリムゾン!……今回多いな。メメタァ‼︎

 

 

 

 

承「着いたのは良いが何しようか。寺子屋でも下見もかねて見に行くか。」

 

俺はその時にある事を見落としていた………それは子供は好奇心旺盛だと言うことを。

 

子供達「「「お兄ちゃんってどこから来たの〜」」」

承「……こんな事なら来なかった方が良かったぜ。」

 

俺を中心に子供達が群がっていた。これが、10分ぐらい続いたところで慧音が来て子供達を叱っていた。

 

慧「すまない、子供達には後できっちり言っておく。」

承「大丈夫だ。子供達は悪気があってやった訳じゃないからな。大方、外からきた俺が気になったんだろう。」

慧「……そうだな。」

承「さて、別の場所に行くか。次は太陽の花畑でも行くか。」

慧「太陽の花畑‼︎止めておけそこは危険だ。」

 

まじであぶねーみたいだな。

 

承「知っている。霊夢が言っていた。そこの持ち主が危険なんだろ。」

慧「そうだが……まあ、承太郎ならなんとかなりそうだな。」

承「さてと行くか。」

 

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

承「………凄いな、これは。」

 

そこには一面に向日葵が咲いていた。俺は見惚れていると、後ろから一人の日傘を持った女性がきた。

 

???「何をやっているんですか?

承「ああ、花を見ていた。あまりも綺麗だったんでな。」

???「そう、花が好きなんですか?」

承「まあな。」

???「何故、好きなんですか?」

承「俺は花のお陰で今自分がいると思っている。」

???「それはどういう事ですか?」

 

……それはあまり言いたくないのだが……

 

承「俺は昔ある事があって精神的に死んでいた時があって。その時に俺を育ててくれた、俺の師匠が俺にあることをやらせた、それは自分で花を育てる事で決して枯らしてはならない事と言う命令だった。俺はその時になんでそんな事をしないといけないかわからなかった。その時は嫌々育てていたがある時こう思った。この花は一人では生きていけないとだから自分が育てないと枯れてしまう。これはもしかして人もそうではないかと。自分もそうではないかと。他の人もそうではないかと。それで俺は自分が生きる意味を見つけた。それは仲間を守る事だということ、俺は生まれ付き強力過ぎる能力を持っていた、それを仲間を守る為に使うと決めた。俺は花に救われた、そう思っている。だから、花には色々と感謝もしている。」

 

俺は師の事を思い出しながらそう言った。

 

幽香(以下幽)「確かに貴方は本当に花に感謝しているようですね。名前を教えてくれないかしら。」

承「空条承太郎。」

幽「そう、私は風見幽香よ。貴方とは気が合いそうだわ。そして、貴方凄く強いわね。」

 

あ、これ、戦う感じだ。どうしよう。

 

承「さあどうだろうな。」

幽「ここで戦った人を全員言って見て。」

 

言いたくねーでも言うか。仕方がない。

 

承「博麗霊夢、八雲紫、八雲藍、橙、犬走椛、後は雑魚妖怪100匹ぐらい。」

幽「 やっぱりね。少し手合わせしてくれないかしら。」

承「いいが、場所を変えよう。」

幽「そうね、ここでやったら大切なお花ちゃん達が危ないからね。」

承「あと戦いのルールは相手の顔面一発当てたら勝ちでいいか?」

幽「それでいいわ。さあ、早く移動しましょ。」

 

 

 

 

ーーーキングクリムゾン!ーーー

 

 

 

 

幽「この勝負が終わったら。私の家でいろいろと話をしましょ。」

承「ああ、だが俺は今日はいろいろと行きたい所があるから手短に頼むぜ。」

幽「大丈夫よ。30分ぐらいしか話さないから。」

 

ここの世界の人らはなんで30分を取るに足らない感じていうかな。

 

承「そうか、まあ取り敢えず。」

承•幽「「さあ、始めようぜ(ましょう)。」」

 

こうして、花妖怪との戦いが始まった。

 

Tobecontinuedーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、というわけで……幽香との戦いです。ちなみに戦いの勝利方法はあれはジョジョのジョナサンとディオが少年期の時にやったボクシングを見て思い浮かびました。
あと、設定でブラッドを描くのを諦めたと言ったな……あれは嘘だ。
今、絶賛練習中で後何話かしたら、出すかもしれません。
今回はスタンドの説明はお休みです。

感想などございましたらお願いします。

では次回もお楽しみにー……


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第6話 星の幻想郷巡りその2

どうもどうもジョースターです。
ついにお気に入り10人突破ーーー
ジョ「皆の衆宴だあああ。」
皆さん「「「「おおおおお」」」
ジョ「そして後書きにブラッドの挿絵を入れたぞおおおお。」
ジョ「ン?ちょっとブラッド君何してるんだい?」
ブ「え、記念に人間打ち上げ花火をしようと思って………」
ジョ「待て待て、誰が打ち上げられるんだ?「え、ジョースターか承太郎だよ。」承太郎、「ああ、覚悟はできたか?」ああ、出来てるぜ。」
ブ「ん、なーーーんか嫌な予感するなーーやばいな取り敢えず逃げるんだよーーーー(ガシッ)「「逃すと思った?」」デスヨネー」
ジョ「という訳で逝くぞおおおお。「待って待って、漢字が違うよおおおー」3……2……1……アリーヴェデルチ」ヒュー ドッカアアアアン ドジャア
ブ「これからもよろしくお願いします。グフッ」
ジョ「すげーな。まあいい。」
承•ジョ「「これからもよろしくお願いします。それではどうz…」」
霊•魔「「おいコラチョットジョースター来い。「なんだ?」なんで私ら一言も無いんだよ。「え、えーとそれは」それは?「まあ、許してくれ給え」よし、じゃあ、さっきの花火をするか、次はジョースターを入れて。「ちょ待って、それだけは勘弁してくれ。お願い300円あげるからああ。」後、打ち上げた後にマスパと夢想封印をするからな。「\(^o^)/」じゃあな。」「うあああああああ」
魔「やれやれだぜ、しつこいがこれからも」
霊「よろしくお願いします。」
霊•魔「「それではどうぞ‼︎」」


前回のあらすじ

USCこと風見幽香と戦うことになった。

 

俺は………もうしつこいな。

まあ良い、場所を移動し、お互いに戦う準備を済ましていた。俺は学ランと学帽を脱ぎ、頭にバンダナを巻きいつでも戦えるようにしていた。

 

承「幽香。」

幽「何かしら。」

承「あらかじめ言っておくが、俺は能力を数ある中から一つしか使わない。」

幽「………なめられたものね。」

 

幽香は少し怒り気味で言った。

 

承「いや、これは滅多に使わない能力で、これを使っている間は他の能力は使えない能力だぜ。それは『自分の体に自分の持っているスタンドのパワー、スピードを得る能力』その名も『ワンフォーオール』を使う。パワー重視、スピード重視、バランス重視の3タイプあるぜ。今回はそうだな………バランスでいくぜ。」

 

これ危険だから、あまり使いたくないんだよな〜〜

 

幽「へえ、おもしれそうな、能力ね。それじゃあ早く始めましょう。早くやりたくてゾクゾクしてるわ。確か、相手の顔面に一発殴ればいいのね。他はなぐっても大丈夫なの?」

 

幽香はさっきとは一転して嗜好的な笑みを浮かべた。こいつ……ドSだな……

 

承「ああ、構わないぜ。」

幽「そう、分かったわ。さあ、始めましょう。」

承「ああ、始めようか。」

 

そう言うと、お互いに構えた。次の瞬間、大気が弾けた。俺と幽香の拳と拳がぶつかったせいだ。

 

幽「へえ、やるじゃない。普通なら並の妖怪でも殺れる程のスピードとパワーでいったのに。どれぐらいの力でいったの?10%?それとも、50%ぐらい?まあ、その余裕だと10%ぐらいでしょ。因みに私は5%よ。」

 

その問いに少年?は当然のように言った。

 

承「今のは、10%ではない。…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

0.5%だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽「‼︎‼︎‼︎⁉︎」

 

えらく、驚いているな。それもそうか、てかなんで俺はどっかの魔王みたいなこと言ってんだ?

 

承「全てのスタンド能力の合計の0.5%だ。」

幽「冗談でしょ。たった、0.5%でこれって。100%でやったらどうなるのかしら。」

承「さあな。俺もやった事がないから知らねえな。ただ50%以上はデメリットがあるからあまりしたくないぜ。100%なんかしたら、間違いなく、100%でやった部分が消し飛ぶだろうな。」

 

このやりとりをしている間にもお互いの拳がぶつかりその度に大気が弾けている。

 

 

 

 

 

 

そうこうそしているうちに5分以上も殴り合いお互いにダメージが溜まっていた。腕の骨が折れたり、足から大量の血が出てたりしていた。

 

承「やれやれだぜ。ここまで、苦戦するとは思っていなかったぜ。」

幽「そうね。確かにこんなに長くなるとわね。でもそろそろ終わりにしましょう。」

承「ああ、そうだな。」

承•幽「「俺(私)の勝ちでな(ね)」」

 

そう言うと、お互い相手の顔面目がけて拳をくり出した。しかしやはり、妖怪と人間では妖怪の方が強い。俺より幽香の拳が早く当たる。

 

幽(このまま行けば。私の方が先に顔面に打つ込めるわ。それにこれなら人間の反射速度なら避けれないと思うし。……勝ったわ。)

 

勝った。そう思ってんだろうな。拳が俺の顔面に当たったかに思えたが予想外な事が起きた。それは俺が避けたのだ。ぎりぎりの所で俺は避けたのだ。そして俺の拳が幽香の顔面に当たった。確かに普通の人間、いや下級妖怪でも当たっていた、だが俺は少しばかり身体能力、動体視力はそいつらより上なんだよ。

 

承「わるいな、俺の動体視力や身体能力は下級妖怪よりあるだよな。避けるなどわけないぜ、取り敢えず勝ったのは俺の方だぜ。」

幽「全く痛くないけど、当たったから負けたわ。やるじゃない承太郎君。」

承「馬鹿野郎、わざと力を抜いたんだぜ。」

幽「……なんか、ムカつくわね。」

 

幽香は少し怒りながら言った。

 

承「すまないな…あと傷は直しておいたぜ。」

幽「あら、ありがとう承太郎君でもなんで貴方は治さないの?」

承「おまえに使った能力は俺には使えないから、自分に使う奴はそれに比べると遅いんだぜ。」

 

世の中そんなに甘かねーよ。

 

幽「そう、さてとじゃあ私の家いろいろとお話しましょ。」

 

 

 

 

 

ーーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

幽「まあ、一通り聞きたい事は聞いたわ。」

 

俺と幽香は家の中の机を挟み椅子に座って話をしていた。

 

承「そうか、なら俺は帰らせてもらうぞ。」

 

俺は椅子から立ち玄関に向かった。

 

幽「ええ、またお話をしましょ今度はゆっくりね。」

承「ああ、そうだなじゃあな。」

幽「また来てね。」

 

そう言われ俺は家を出た。

 

承「さて、次は霧の湖に行くか。」

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

承「ここが霧の湖か確かに霧がかかって良く見えないな。仕方がない『風刃』を使って霧を晴らすか。」

 

俺は亀を出し、中から二つの刀を出した。その刀を抜くとパッと見普通の刀だった。しかし抜いてからすぐに変化があった。刀の周りの霧が何か強力な力で吹き飛ばされなくなったのである。俺は思いっきり二つの刀を降ると突風を刀を中心に起こった。そしてすぐに霧が晴れた。うん、いつ見てもすごいな。

 

承「これでよし、ふむ、綺麗な湖だな。さて、何をするk「おい、そこの人間‼︎」俺か?何だ。」

 

そこには、青いワンピースをきた少女と緑色の髪で大きな羽を持つ少女がいた。

 

???「ここはアタイの縄張りだ。早く出でけ‼︎それともサイキョーであるアタイに戦うか?」

???「チルノちゃん、やめようよ。」

承「……誰だよ、お前。名前は?」

チルノ(以下チ)「アタイはサイキョーの妖精のチルノだ。お前こそ誰だ。」

承「空条承太郎だ。……そこの女は。」

大妖精(以下大)「大妖精です。」

チ「くうーじょうーじょうーたろうー?呼びにくいし。言いづらいね、大ちゃん。」

 

馬鹿か?こいつは……

 

大「そうかな?普通に言えると思うけど。」

チ「いや、私は言いづらいからなんて呼ぼうかな?」

大「すみません。承太郎さん」

承「何だ。」

大「チルノちゃんが承太郎さんの名前が呼びづらいっているのですが。簡単に呼べるあだ名はないですか。」

承「………すまない、ないな。基本、承太郎って呼ばれてたからな。」

 

ジョジョなんてのはあるがそれだと、俺の祖先達と被るから嫌。

 

大「そうですか。」

承「その代わり、チルノを呼びな。」

大「あっはい。チルノちゃーん」

チ「何、大ちゃん」

大「ちょっと来てー」

チ「分かったー」

 

チルノは大妖精と俺の所に行った。

 

大「着ましたよ、承太郎さん。」

チ「大ちゃんどうしたの?」

大「承太郎さんに呼んでって言われたの。」

チ「そうなのか、で何。」

承「お前は俺の名前が言いづらいと言ったな。」

チ「うん、凄く言いづらい。」

 

駄目じゃこりゃ。

 

承「だから、お前は俺の事を好きに呼びな。」

チ「う〜ん、………………じゃあ、お兄ちゃんで。」

 

………はい?

 

承「………/(^o^)\ナンテコッタイ………まあいい、そう呼びな。」

 

いや、なに俺はそんなやばいあだ名を了承してんだよ、まずいだろ‼︎これは、考えてみろ幼女にお兄ちゃんって呼ばれる長身の男………うん、やばいな、俺がそんなのを見たら間違いなく「お巡りさん、コッチです。」ってするわ。もしくは警察官だったら即逮捕するな。

 

チ「分かったよ、お兄ちゃん。……………はっ、しまった忘れてた。お兄ちゃん‼︎私と戦え‼︎」

承「はあ?やだね。」

 

どうしてこの世界の奴らは戦う事ばっかに行くかな。

 

チ「もしかして、お兄ちゃんって弱いから負けるが怖いの?」

 

ほう、この俺が負けるとでも?良いだろう、その喧嘩買ってやる。

 

承「………良いだろう、戦ってやるぜ。」

大「チルノちゃんやめてようよ。絶対に強いって。」

 

正解‼︎大正解。それは合っている。ただし、それをやめないのがあいつだな。

 

承「大妖精。」

大「はい、何でしょうか?」

承「すこし離れてな。」

大「え、でも……」

承「安心しな、チルノにはけがさせないから。」

 

自分で自分の首を締めるスタンス。

 

大「…はい、分かりました。」

 

大妖精はそう言うと2人から少し離れた。

 

チ「くらえ、氷符〈アイシクルフォール〉」

 

なんか氷の弾幕がきた……しかし、真ん中がガラ空きである。

 

承「……いや、馬鹿だろ。真ん中ガラ空きじゃあねーか。」

 

それにしても氷か……今回は合成して作った氷のスタンドを使うか。

 

承「『雪のリング』」

 

俺の左の指人差し指に雪の紋章が刻まれた、指輪が現れた。

 

承「くらえ、『カタレットディネーヴェ』」

 

俺の周り体に尖った氷ができ発射し、チルノの弾幕を相殺し俺はチルノの目の前に行った。

 

承「このリングの最低温度は絶対零度だ、まぁそんなことのしたら自分の左腕が捥げるがな。さて、チェックメイトだぜ、チルノ。」

チ「………勝てない。サイキョーである私が勝てない、負けた……う、うわわあああああん。」

 

WRY?なんで泣く、ヤバい、このままだと俺がいろんな意味で終わる‼︎どうにかしないと。

 

承「‼︎何故泣きやがる。落ち着け‼︎お菓子やるから泣き止め。それにサイキョーなら泣かないぜ。」

チ「⁉︎本当‼︎ありがとうお兄ちゃん。」

 

そう言うと俺は亀をだしバニラアイスを出した。

作ってて良かったーー

 

承「ほら、アイスだぜ。」

チ「ありがとう〜お兄ちゃん」

承「おい、大妖精も食いな。」

大「えっ、あ、ありがとうございます。」

チ「大ちゃん、これ美味しいね!」

大「うん、とても美味しい。」

 

二人は満面の笑みでお互いの顔を見ていた。

 

大「承太郎さん、これってどこで売ってるのですか?」

承「それは俺の自家製だ。」

大「えっこれ承太郎さんが作ったんですか。」

 

悪いか⁉︎

 

承「そうだが何か問題でも。」

大「いえ、無いです。」

承「そうか。」

チ「ねえねえ、大ちゃん」

チ「何、チルノちゃん」

チ「自家製って何?」

 

流石、⑨(バカ)期待を裏切らない質問。笑そうだったけど我慢して笑わなかった俺は偉い。

 

大「それは今回の場合承太郎さんが手作りで作ったということだよ。」

チ「へーえー、凄いだね。お兄ちゃん。」

承「……そうか?まあいい、じゃあ俺は帰らせてもらうぜ。じゃあな。」

チ•大「「さようなら承太郎さん(バイバイーお兄ちゃん〜)」」

 

俺はエアライドを出し博麗神社に帰った。

 

 

 

 

 

ーーーキングクリムゾン‼︎……ーーー

 

 

 

 

承「ただいま」

霊•魔•紫「「「おかえり(だぜ)〜承太郎」」」

 

俺が帰るとそこには霊夢以外に魔理沙、紫がいた。

 

承「……なんでいる。」

魔「居て、悪いのか承太郎」

紫「違うわよ、魔理沙。承太郎は霊夢とあんなことやそんなことをするn『スター…』

 

殺されたいようだな。ならば死ぬが良い。

 

紫「あっちょっと待て、謝るからスタンドをしまって。」

 

俺はおとなしくスタンドをしまった。しかしここで俺からしたら厄介なスタンドが勝手に出た。……皆さんご存じブラッドである。

 

ブ「承太郎、お前まさかそんな事したいんだ。僕は知らなかったな〜〜〜。」

承「…………『ザ•ワールド』」(ブウウン)

 

こいつの場合、容赦は無い。

 

ブ「あ、ちょっまっ。」(ドガアアアアアン)

 

俺は時を止めてブラッドを外に出し、安定のロードローラーに踏み潰した。

 

魔•紫「お、鬼だ悪魔だ。」

承「なんか言ったか?(ゴゴゴゴゴ)」

魔•紫「イイエナニモ。(カタカタカタカタ)」

霊「さっさと、神社を直しなさい。承太郎。」

承「ああ、分かってる。」

魔•紫「なんで、霊夢は慣れてんの⁉︎」

霊「もう何度か見たから。これで3回目よ。」

 

そう、ブラッドはここに来てからもう3回もイタズラをし、罰でロードローラーで潰した。

 

魔•紫「「霊夢も霊夢ね(だな)」」

霊「あ"、なんか言った。」

魔•紫「「ナニモイッテナイ」」

ブ「ブラッドさん〜大•復•活。」

 

過去新記録の蘇生の速さだ。

 

魔•紫「「はや。」」

魔「これが承太郎の本当のスタンドか……はっちゃけすぎだろ。」

 

うん、俺もそう思う。

 

ブ「君が霧雨魔理沙ちゃんね〜」

魔「ちゃんはやめろ。」

ブ「ハッピーうれピーヨロピクねー」

 

ジョセフかお前は……

 

魔「……あ、ああよろしく。」

ブ「それで、君が八雲紫ねー」

紫「あら、私にはちゃんはつけないの?」

ブ「え、つけて欲しい?」

紫「ええ、それかゆかりんって呼んで。」

 

BBAは無理をするなと言いたいが我慢しよう。

 

ブ「……………いや、だってあんたいくつだと思ってるんだよ。BBAは無理すんな。」

 

言いやがった。ブラッドは言ってはならない事を言った、そこはそれはそれは静かになった。紫は笑っていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目は笑ってないけど………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして紫は隙間を開いて入った。次の瞬間ブラッドの足元に隙間が開いた、そしてブラッドは消えた……

そして俺は心の中でブラッドに敬礼した。

 

 

 

3分ぐらいしたら紫が出できた。ボコボコにされたブラットを抱えて。ブラッドはと言うと。

 

ブ「あjづwjぢあjふいsjじfjうぃxっjく」

 

発狂して気が気でなかった。

 

 

何があったんだ

 

 

 

 

とそこにいた(紫とブラッドを除く)全員が思った。しばらくしてブラッドは落ち着いたが。

 

ブ「ユカリサマバンザイユカリサマバンザイユカリサマハ永遠ノ18サイユカリサマカワイイウツクシイケッコンシテクダサイ」

 

 

 

洗脳されてるーーー

 

 

 

 

 

(紫を除く)その場にいた全員が心の中で思った。

 

承「紫てめえええ、よくも俺の大切なストレス発散のサンドバッk…… 大切な俺の半身であり相棒をーー」

紫「嫌、今明らかにストレス発散サンドバックて言おうとしたわね。」

 

よし、口封じだ‼︎

 

承「『ストーンフリー』」

紫「あっちょっと待って(シュルシュルバシィ)きゃあああああ。」

 

その後、紫は木に逆さ吊りにした。慈悲、なんだいそれは?

 

承「あらかじめ言っておくがこれは口封じではない。……ブラッドを洗脳した罰だ。」

魔「イヤイヤ今、明らかに口封………」

 

オマエモサレタイカ?

 

承「ナンカイッタ?」

魔「イイエナニモ。」

 

魔(怖いよおおお。)

 

 

 

 

その後、俺はブラッドの洗脳を解いた。

 

霊「なあにこれええ」

 

おい、霊夢、お前どっかのファラオの王の相棒みたいになっているぞ。

 

魔「承太郎」

承「なんだ」

魔「明日、私と戦ってくれ。」

 

もうやるしか、無いんだろ。

 

承「……いいだろう。」

魔「ありがとうだぜ。」

霊「そういえば、太陽の花畑の花妖怪とは会ったの?」

承「ああ、会ったし戦った、ギリギリ勝った。」

霊•魔「「え、戦った⁉︎そして勝ったの………凄いわね(ぜ)」」

 

おお、2人共同じこと言った。凄いな。

 

承「そうなのか。」

霊•魔「「ええ、あいつに勝てるやつは数少ないわよ(ぜ)」」

 

また被った、何なんだよ、おまいら。(誤字にあらず。)

 

承「……ほう。」

 

なんか、嫌な予感しかしない。

 

紫「流石、承太郎ね。私に勝っただけはあるはあるわ。やっぱり幻想郷の守護者を頼んで正解だったわ。」

 

逆さ吊りから抜け出した紫が言った。早いな。次はもっときつめに縛るか。

 

魔「⁉︎それは一体どういう事だぜ。」

承「ああ、それは……

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

……という事だ。」

魔「……まじで何者だよ。」

 

普通の高校生です。

 

紫「そう言えば、承太郎君」

承「何だ?」

紫「私っていくつに見える?思った事を言って良いわよ。」

 

どうしよう、これは難しい質問だ。果たしてこれはどう言うべきか……

 

承「……まあ、本当の年齢は「キングクリムゾン‼︎」ぐらいあると思うが……ぱっと見俺よりほんの少し歳上ぐらいだから……いくつに見えると言う質問の答えは17歳ぐらいだな。」

紫「……ありがとう承太郎君、それしか言えない……承太郎君」

承「なんだ?」

紫「私を抱いt「『ザ•ワールド•オーバー…』」嘘です、マジそれだけは勘弁して下さい。」

 

まだ現役の高校生に何をさせようとしているんだ‼︎このBBAは‼︎

全く、この小説をRー18にさせる気か……

紫は高速で土下座した。早いな。

 

おい承太郎同じ事をするな‼︎ネタ尽きたと思われるだろう‼︎(作者

 

承「黙れ『スタープラチナ‼︎』」

スタプラ「オラァ‼︎」

 

タコス‼︎そしてメメタァ‼︎

 

魔「なんでそんなに怯えているんだ?」

紫「能力がエグすきるから。」

魔「どんな能力だ?」

承「真実を上書きする能力だ。」

魔「………ごめん……もう戦う前から勝てる気しないぜ。」

承「大丈夫だ。明日は流石に使わないから。」

 

これ、デメリットが大きいんだよ。

 

霊「はいはい、そこまでよ、もうこんな夕方よ今日はごはんでも食べて帰りなさい。」

魔•紫「「ありがとう、霊夢」」

霊「いいわよ、作るのは承太郎だし。」

承「WRYYY、お前は鬼か?」

 

 

 

 

 

 

その後、俺が作った料理で魔理沙と紫が「んまああい」といい食事後、俺は風呂に入って寝る準備をしていた。

 

霊「承太郎、一つ聞いていい?」

承「……いいが、なんだ?」

霊「貴方は外では何をやっているたの?明らかに普通じゃないわ、技も技術も身体能力も全てがおかしいわ。」

 

霊夢はいつも以上に真剣な表情で俺に聞いてきた。

………これだけは言いたくないが仕方がない。

 

承「………明日幾つか話そう。」

霊「そう、分かった。おやすみ。」

承「ああ、おやすみ。」

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、と言うわけでまずはスタンドの説明をします。
幽香の時に使った能力は承太郎がほとんど言ったのでいうことがないですか、名前とモチーフは漫画の「僕のヒーローアカデミア」の主人公が使う能力をちょっと改造して作りました。名前はそのまま使いました。

次はチルノ時に使った能力です。大体はホルス神みたいに氷を発射したり、氷漬けにしたり出来ます。
最低温度は絶対零度よりも低い−1000℃です。本来ならこんな温度は出来るわけないですが、スタンドはできると思えばいける便利設定があるので可能です。承太郎の左手の中指に発動したら勝手につけられます。(この類の能力は後、いくつかあります。)モチーフは「家庭教師ヒットマンリボーン」のRPGゲームのオリキャラのジェラールが使う雪のリングです。名前は「雪のリング」です。

はい、じゃあブラッドの挿絵です。


【挿絵表示】



はい、下手くそです。これを1時間ぐらいかけて描きました。マントに至ってはもう何描いてるかわかりませんね。因みに仮面の色は本来は緑でしたが青にしました。
これでもまだましな方です。
酷いやつは作画崩壊しています。
今まで美術でいい成績をとった事が全くないです。
この程度です。

感想などございましたらお願いします。
では次回もお楽しみに〜


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第7話 星の過去

どうもどうもジョースターです。
少し遅くなりました。
本来は3月までにこの話を出したかったのですが修正しないといけない箇所があって修正して遅れました。
それから書きだめもをしています。もう実は紅魔郷を2話書いていて、1話はもう書き終わり、今は2話目を書いています。えっそれならもっと早く投稿しろ?そう思った人もいるでしょうでも書いても修正や誤字確認をするとこうなってしまうんです。大体週に1〜2回投稿できればいい方です。後、番外編も書いていてそれは承太郎の幻想郷に来るまでの過去でこの話と関係していますので注意。後、番外編は殆どの東方のキャラは出ません、導入役になっています。
後、今回は技ごと直した部分があってそれの例えが意味不のかもしれませんすいません。


後、アニメの「銀魂。」が終わりましたね、毎回見ていたので寂しいです。
今は「ジョジョ4部来たああああ。最っ高に「ハイ」って奴だあああ。」って言う感じになっています。3月末は銀魂。が終わって気分ダダ下がりでしたがジョジョが始まって一気に気分が絶頂になりました。
後、今回の話で「暗殺教室」のキャラが出ます。
そう言えばカービィに新作が出ますね、楽しみです。

それではどうぞ。


前回のあらすじ

承太郎が⑨(バカ)にお兄ちゃんと呼ばれることにブラッドが壊れたそして洗脳された。あと魔理沙と戦うことに。

 

俺は………(以下略)

朝早くに俺は起き、そしていつも通りに木刀を振り回していた。(100kg以上×2)

 

霊「おはよう、承太郎。」

承「ああ、おはよう。」

霊「そして服を着なさい。」

承「アイアイサー」

 

俺は服(ジョセフのワムウとの騎馬戦の時の服)に着替えた。

 

霊「あれ、いつもの服じゃないの。」

承「あれは今洗濯中だ。3日に一回は別の服を着るそんな感じだ。」

霊「そう、とりあえずご飯にしましょ。」

承「ああ。」

 

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

俺と霊夢は朝食を食べながら話をしていた。

 

霊「今日、話でしょ外でのことを」

承「まあ落ち着け。まずは魔理沙と戦ってから話す。」

 

あいつの事だ、どうせ聞きたいと思うしな。

 

霊「分かったわ。」

 

朝食を食べ終わりしばらくし、俺は神社の前に出ていた。

 

 

魔「おーい、霊夢、承太郎」

霊「きたわね。」

魔「さあ、承太郎、勝負だ。」

承「いいだろ、かかって来い。」

 

二人はお互いに距離を取り臨戦状態になった。

 

承「さあ何時でも来な。」

魔「じゃあいくぜ。魔符〈スダーダストレヴァリエ〉」

承「……『キングクリムゾン』」

 

魔理沙はスペルカードを使い俺は高密度の弾幕の中に飲み込まれた……が俺は何事も無かったように出た。というよりも弾幕が俺の体をスリ抜けたと言った方が良いな。

 

魔「!⁉︎何をした承太郎‼︎」

承「『時を吹っ飛ばした』だけだが?」

魔「……まるで意味が分からんぜ。」

承「ふむ、この程度かじゃあ次はこっちの番だ。『大空のリング•タイプ原型《オリジナル》』」

 

そう言うと俺の手にグローブがはめられ、頭にヘッドホンがつけられた。グローブの上に左手の人差し指に指輪が付けられた。

そして俺の手からオレンジ色の炎が出た。

 

承「はあぁ。」

 

俺は手から炎が発射した。

 

魔「うお、速い」

 

俺は続けて何発も炎を撃った。

 

魔「調子に乗るなぁ。恋符〈マスタースパーク〉」

 

ミニ八卦炉から極太のレーザーが出た。しかし承太郎は避けようとはせず。

 

承「オラァッ」

 

俺は魔理沙のマスタースパークを炎で相殺した。

 

魔「う、嘘だろ。私のマスタースパークがあんなに容易く。なっ、ならこれならどうだ‼︎彗星〈ブレイジングスター〉」

 

魔理沙はマスタースパークの推進力を利用し俺に向かって突っ込んできた。

 

承「おいおい、嘘だろ。何て技だぜ。」

 

俺は魔理沙を受け流した。

 

魔「嘘だろ。次はこれだ。魔砲〈ファイナルスパーク〉」

 

さっき撃ったマスタースパークよりさらに極太のレーザーが承太郎に向かうが承太郎はまたも動かず。

 

承「無駄ァァ」

 

また俺は炎で出し相殺した。

 

魔「こうなったら。これが私の全力だ。邪恋〈実りやすいマスタースパーク〉」

 

さっきのファイナルスパークより、さらに巨大なレーザーが放たれた。

 

承「……これはやばいな……仕方がない…オペーレーションX(イクス)」

 

俺は右腕を後ろに出し炎を出した。

 

オペ「了解です。炎圧3万FV(ファンマボルト)4万……5万……10万FV発射スタンバイ」

承「X(イクス)バーナーAIR(エアー)」

 

俺は左腕を前に出し炎を放った。そして、俺の炎と魔理沙のレーザーがぶつかった。

 

魔•承「「はあああああああ。」」

魔「うああああああああ。」

 

俺の炎と魔理沙のレーザーにぶつかり合いお互いに押し合っていたが俺が競り勝った。魔理沙は炎に呑み込まれたが、さてとやるか。

 

承「『ザ•ワールド』」

 

カチリ

 

俺は時を止め魔理沙を炎の中から魔理沙を助けた。

 

承「大丈夫か?」

魔「⁉︎いつの間に私は炎に飲み込まれたはずなのに……」

 

おーパニクってんな。

 

承「俺が助けたそれだけだ。」

魔「……そ、そうか、ありがとうだぜ。後、離してくれ恥ずかしいぜ。///」

承「ん、ああすまない。」

 

そういえば、俺は魔理沙をお姫様抱っこしていた。俺は魔理沙を離し、お互い中を浮いていた。

 

魔「私の完敗だぜ、強すぎるぜ、承太郎。」

 

霊夢がコッチに来た。心配だったんだろうな。

 

霊「魔理沙、大丈夫なの?」

魔「ああ、承太郎が助けてくれてな。」

承「まあ、元を言えばあれは俺がやったんだそれぐらいは当然だぜ。」

 

当然の義務だからな。

 

霊「………それもそうね。兎に角休みましょ。」

 

 

 

 

俺達は地面に降り、縁側で少し休んだ。

 

霊「さて、承太郎、貴方の過去を教えなさい。」

 

やっぱり、言わないとダメ?

 

紫「私も気になるわ〜」

霊「紫か……」

 

突然スキマが開きそこから上半身を出した紫が言った。もうこの程度じゃあ驚かないぞ。

 

霊「紫、あんたも気になるの?」

紫「もちろんよ。承太郎君の事は貴方達よりは知っているけど、全部は知らないからね。」

 

あ、少しは知ってんだ。

 

霊「……そう。」

魔「わ、私も気になるぜ。」

承「さて、どこから話して欲しい?」

紫「スタンドからね。」

承「スタンドは生まれ付き使えた。」

霊「他の家族も使えたの?」

 

………確か、姉が使えるとか言ってたな。

 

承「いや、使えたのは俺だけだが、姉はなりそこないみたいなのは使えた。」

魔「どんなのだぜ?」

 

………どんなんだっけ……確か………そうだ‼︎あれか。

 

承「確か。『死期がわかる能力』だったな、まあ力が弱いから親と俺と自分だけしか分からないらしいが。まあ、俺は力が強すぎたから見えないらしいが。しかも結構ぼんやりしか分からないからただ大体このぐらいに何かあって死ぬぐらいしか見えないらしい。」

霊「今、家族は?」

 

いきなり鬱になります。

 

承「俺以外全員死んだ。姉が交通事故で死にその葬式の準備の為に車で準備物を買いに親と俺が乗っていたら事故って死んだ、その時俺は咄嗟にスタンドでガードして助かったが親は俺とある約束をして死んだ。」

魔「どんな約束だぜ?」

承「簡単だ『俺の能力を人の為に使え』『黄金の精神を持て』『誰かのために強くなれ』だ。」

霊「黄金の精神って何よ?」

 

その説明は面倒だから自分でジョジョ見て知れ

 

承「後で俺の祖先の話の漫画読ましてやるからそれに書いてる。」

紫「家族とはどうだったの?」

 

……まあ、母は少し………いや、とんでもない天然だったが優しかったし、父は俺に厳しかったが紳士で自分のことよりも人も事を気にかける優しいまさに紳士の人だったし、姉も俺の事を気にかけていつも可愛がってくれたしいい人だったな。

 

承「まあ、何処にでもある普通の関係だったな。あんまり覚えてないが姉は優しく接してくれたし。まあ幸せな家庭だったと思う。」

紫「親が死んでからはどうしたの?」

 

………その時は…………余り思い出したくない、あの過去は存在してはいけない過去だ。

 

承「親が死んでからは1人挟んで俺の師匠、潮田渚に育てられた。その時の俺は記憶が無くなってしばらくは安全だったが、全て思い出して耐えられずにえらく荒んでいて精神的に再起不能だったが師匠のお陰でなんとか立ち直った。」

霊「そこでいろいろ鍛えてもらったりしたのね。」

 

あの人はやばい程強い、俺がスタンドありでも勝てないほどだからな。………あの人にはいろいろ教えてくれって貰ったな。

 

承「ああ、これぐらいか?」

紫「今、渚さんはどうしてるの?」

 

………師匠は………師匠は…………駄目だ言いたくない。しかし言うか。

 

承「死んだ、病死だった。」

 

師匠の死因は可笑しいだよな、なんで俺のスタンドで治せない病気が存在して、それが師匠にかかったのが。

 

魔「じゃあその後どう生きたのだぜ?」

承「師匠の仕事と他の仕事をしながら高校に行ってた。」

霊「どんな仕事?」

承「簡単に言えば、悪人を取り締まる最悪殺す仕事だ。その時呼ばれていたあだ名が「死神」だ。まあこれで殺した事はDIO の時ぐらいしかないがな。」

 

本当は、基本殺すのが普通なのだが師匠は殺したくないって言って、殺さないから、俺もそうしただけだがな。

 

霊「DIO ?誰そいつ。」

 

また面倒な質問ですなー

 

承「ジョジョを読め。」

紫「承太郎はそれ本当は殺してないでしょ、私偶然見たのよ。今も貴方のなかにいるでしょ。」

 

良く知っているな。

 

承「ああ、そのせいで朝起きたら金髪になるようになった。」

霊「あ、あれそのせいなの。」

 

そうです。あいつの所為なんです。

 

承「因みにその仕事は辞めたがな。」

魔「どうしてだぜ?」

承「疲れたから」

霊「ああ、納得」

承「それぐらいでいいか?」

霊•魔•紫「「「ええ、いいわよ(ぜ)」」」

承「そうかじゃあこの話は終わりだぜ。さてとジョジョ取ってくる。」

 

俺は亀の中に入った。

 

霊「まさか、あんな過去があったなんて知らなかった。」

魔「そうだぜ、良く正気を保てるな。」

紫「いいえ、彼も正気じゃない時があったのよ。」

霊•魔「「それはどういう事なの(だぜ)、てか知ってんの?」」

紫「ええ、彼の世界で大量な人が死ぬ事件があったの。しかも世界中あっちこっちで、死者は軽く1000万人を超え世界各国の首相が総力を上げて探したけど犯人は同一人物だという事しか分からなかった。私はたまたまどこか適当な世界で神隠しをしようとして、承太郎君の世界を偶然にも見てしまった、それでその事件が気になって調べてみたら意外な事実が分かった。そして見てしまったのよ。」

霊「⁉︎まさか。う、嘘でしょ。信じられない。」

魔「?なんのことかさっぱりわからないぜ。」

 

 

霊夢は理解したが、魔理沙はどういうことかさっぱりわからないがそれをよそに紫は衝撃の事実を言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔「!!?嘘だろ………」

紫「その頃から承太郎君は死神と呼ばれていた。……その後に承太郎君の師匠潮田渚に拾われた。その時に記憶が無くなっていたの。今はあるけど。そこからは見てないから知らないけど、承太郎君が此処に来た時は最初は殺す気でいたけど、今は大丈夫だから安心したわ。じゃあ、用事があるからじゃあね。」

 

そう言い紫は隙間を開いて中に入り消えた。

 

魔「……なんかあいつにどう接しればいいんだろ。」

霊「………いつも通りで良いんじゃない、紫が安心してんなら大丈夫でしょ。」

承「おい、お前らなんの話をしてんだ。」

霊「貴方の話よ。死神の頃のね、紫が言ってくれた。」

 

……やっぱり、知っていたか、あの過去はもう二度としてはいけない過去だ。

 

承「……そうか、やっぱりあいつは見ていたか……確かに似た奴がいたなと思ったが。俺の過去を知ったんだな。あの事は今でも後悔している、俺は殺した人の倍の数の人を救うそう決めている。お前らは俺の過去を聞いてどう思う?」

霊「……あんたがやった事は許されないけど反省して行動してるから凄いと思うわ。」

魔「私は正直言ってさっきまで承太郎が怖かった、私はさっきなす術無く負けさらにとてつもない事をしているから凄く怖いでも承太郎はその罪を認め悔やみ償おうとしているからそう思うと怖く無くなった。今は逆に尊敬してるぜ。」

 

……俺は嫌われると思ったがまさか尊敬されるとは………

 

承 「そうか、ありがとう。後、これがジョジョだ読みたかったら読みな。」

魔「お、多いなちょっと読んでみるか。」

霊「あ、私も読んで見よう。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー昼過ぎまでキングクリムゾン‼︎ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

魔「凄く面白いなジョジョ。少しグロいけど面白い。」

 

そう言いながら魔理沙はジョジョの1部の最終巻をとった。

 

霊「なかなか面白いわね。」

 

霊夢は3部を見ていた。

 

承「なんか凄くはまったようだな。」

 

俺はそう言いメガネをかけて3◯Sのゲームをしていた。(ソフトはカービィトリ○ラ)

そしてこの光景を隙間から見ていた紫は

 

紫「なにこれ。すごいだらけてるわね、承太郎君まで……」

 

絶句していた。

少女達が寝転がってジョジョを読み、男がゲームをしているだ、えらいだらけてる状態だ。

霊夢や魔理沙ならともかく承太郎までそんな状態なので絶句していた。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーだめ押しでキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

 

 

 

承「おいお前ら飯の時間だ……ってなにこれ。」

 

俺が昼飯を用意し終わって霊夢達のところを行って見ればそこには魔理沙が大号泣していた。

 

魔「シイイイイイイイイイイイザアアアアアアアアアアア。」

 

………どうやらシーザーが死んだシーンのようだ。

 

霊「かっこよかった。なんか男の友情って奴ね。」

 

霊夢は3部を読み終わっていた。

 

……そこそこカオスだな。

 

承「お前ら、飯だぜ。続きは食ってからにしな。」

霊•魔「「はーい」」

承「でジョジョはどうだ。」

霊•魔「「面白いわ(ぜ)」」

承「そうか。そうだいいこと教えてやる。俺の能力はコピーだけじゃなく後3つ能力がある。」

 

そういえば、言っていなかったな。

 

霊「あら、そうなの、でどんなの?」

承「それは……

 

 

 

 

 

ーーーー説明終了までキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

……という能力だ。」

霊•魔「「えげつない能力わね(だな)」」

承「その二つ目の能力を使えば、ある程度の人は会えるぞ。」

魔「え、まじじゃあ後でジョナサンとツェッペリとディオとジョセフとシーザーとリサリサとワムウになってくれ。」

 

多いな。

 

承「……多いがOK」

霊「私はDIO と承太郎で」

 

………まさかのDIOだと。

 

承「OK」

承「人数が多いなそうだ『D4C』を使えばいいや。」

魔「なんだそれは。」

承「ジョジョ7部を読め。」

魔「分かったぜ。」

承「ごちそうさま、じゃあ片ずけてくる。」

 

俺が食器を洗いに台所に行った。霊夢と魔理沙はジョジョを読み始めた。

 

魔(何だろう、助けられてからなんか承太郎の事ばっか考えている、心臓もドキドキするし……まさかな。そう言えばジョースター家は短命だったな、まさか承太郎も……そんな事ないかあの強さなら負けることはないしな。)

 

霊(承太郎って本当になんでも出来るのね。……あれ?また承太郎の事考えてた。最近、承太郎の事ばっか考えてるわ。……まさか私が承太郎の事を……いやいやいや、そんな事ない気のせいよ気のせい。)

 

こうして承太郎はフラグを一気に2つも立てた。

 

To be continuedーーー>

 

おまけ

 

俺は昼食の片付けを終わってゲーム(ポケダン空)をしていた。

 

魔「承太郎、何やってるんだ?」

承「外の世界のゲームだ。やってみるか?」

魔「ああ、やりたいぜ。」

 

俺は魔理沙にやり方を教えていると霊夢がそれを見に来た。

 

霊「何やってるの?」

魔「承太郎に外のゲームを教えて貰っているんだぜ。」

霊「へえー」

承「霊夢もやるか?」

霊「面白そうだしやるわ。」

 

俺は2人にやり方を教え終わり、俺は亀から2台のDSを出した。

 

承「これでやりな。ソフトは2種類ある、と言っても少し違うだけだが。時か闇か選びな。」

魔「私は闇で」

霊「じゃあ私は時で」

魔「てか承太郎のは時でも闇でもないなそれはなんだ?」

承「これは空、こっちはお前らのストーリーに加えサイドストーリーがある。簡単に言えばお前らのよりいいやつだ。」

魔「ずるいな。」

承「まあ、そっちでも十分楽しめるぞ。」

魔「そうかじゃあ早くやろう。」

承「後、その前にこれをかけてやれ。裸眼だと目が悪くなる。」

 

俺は2人にメガネを渡した。

 

霊•魔「「分かったわ(ぜ)。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

それから、俺達は夕方までゲームをした。

 

承「さて、今日はこれぐらいだな。おまえらゲームとメガネを回収だ。」

魔「えーもっとやりたいぜ。」

承「いいから終わりだ。」

魔「ケチだな。まあいいか。」

霊「結構面白いわね。気に入ったわ。他にもゲームはあるの?」

承「あるぜ、ただソフトはあっても本体がないからできないやつがあるけどな。」

 

カービィ◯4とかな。

 

魔「幾つぐらいあるんだ?」

承「100は軽く超えてるな。」

 

俺はゲーマーだ。

 

魔「すごいな。また、いろいろやらしてくれよな。」

承「ああ。」

 

俺が紹介したゲームは幻想郷でも受けたようだ。

 

 

 

 




はい、それではいつも通りスタンドの説明です。
魔理沙との戦いで使った能力はあれにはいくつかレベルがあり最初はグローブをあまり強くない炎で、今回使った原型《オリジナル》で最初の段階の炎とさらに強い炎を使える、あとヘットフォンがつく。最後はボンゴレギアでグローブの形状が大きく変わり炎の段違いに強くなる。
これは「家庭教師リボーン」の沢田綱吉のグローブとリングをモチーフにしました。
後、原型からは形態変化(カンビオフォルマ)ができ言うだけで自動で変わる。
後、これ以外にもすべてのボンゴレファミリーの守護者の武器とリングを出します。

感想などございましたらお願いします。

では次回もお楽しみに〜(^O^)/


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第8話 星の初仕事

どうもジョースターです。

今回は少しキャラ崩壊?しているかも……(主に承太郎が……)



取り敢えずどうぞーーー


前回のあらすじ

承太郎がフラグを2つも建てた。

 

俺が魔理沙と戦ってから数日がたち、今日、俺の初仕事の日になった。

俺は、いつも通りに木刀を振り、朝飯を作り、食べて終わり着替える時に俺は有る事を思った。

 

承「考えてみれば、教師が学生服を着るのは可笑しいな……仕事する間は別の服にするか……」

 

考えてみれば、俺がいつも着ているのは学ランだったな。

そう思い俺はは4部の承太郎の服に着替えた。

 

承「じゃあ、行ってくる。」

霊「気を付けていってらっしゃい。」

承「行ってきます。」

 

 

 

 

 

 

俺はエアライドに乗り人里に行き、寺子屋に入った。

 

慧「お、承太郎かおはよう。」

承「ああ、おはよう。今日からよろしく頼む。」

慧「こちらこそよろしく頼む。それじゃあもうそろそろ授業が始まるから付いてきてくれ。」

承「ああ、分かった。」

 

 

 

 

俺は慧音の後ろについて行き教室前に行った。

 

慧「ここが承太郎が教える教室だ。」

 

さて、どんなクラスかな。問題児が多くないクラスが良いな…………多分、いや間違いなく多いだろうな。

 

承「分かった。」

慧「入ってくれ。」

承「ああ。」

 

俺は教室に入った…………うん、俺の知り合いがいる。

 

承「なんか、知り合いが数人いる、てかおい慧音。」

 

なんで妖精とか妖怪がいる。可笑しいだろ、ここは人里だぞ。いや、落ち着け、まだ慌てる時間じゃない………もちつけ、じゃなくて落ち着け。そうだ、人里では害を与えない妖怪は居ていいんだった。

 

慧「なんだ?」

承「なんで妖怪と妖精が数人居るんだ?」

慧「ああ、それはここは妖怪や妖精も受け入れるからだ。そしてそれが前言った問題児なんだ。」

 

………あーそういう事か。

 

承「………理解した。」

慧「そうか……おい、お仕置きされたく無かったらお前ら静かにしろ。」

 

慧音は騒がしかった教室をそう言っただけで静まりかえった。

………慧音、お前は何をした……

 

慧「こいつが今日から、お前らを教える先生の空条承太郎だ。」

承「慧音から多少説明されたと思うが一応自己紹介させてもらうぜ。空条承太郎だよろしく頼む。聞きたいことはある奴は手を上げな。」

 

俺がそう言うと、一部の子供が声を上げた。

 

チ「お兄ちゃん‼︎先生だったの?」

 

馬鹿で有名なチルノがまず声を出した因みにその隣はチルノの友達の大妖精である。

 

ル「承太郎だあ。久しぶり〜〜」

 

常闇の妖怪ルーミアが声を上げた。うん、絶対にチルノとルーミアはくると思った。何気に大妖精は以外だった。

 

承「…………やれやれだぜ。やっぱりそうきたか。まあいい、さっさと授業を始めるか。」

 

俺はメガネを掛けながらそう言った。

 

少女「あ、あの。」

承「何だ?」

少「前は助けてくれてありがとうございました。」

 

そこには俺が前に助けた少女がいた。

 

承「ああ、礼には及ばねーぜ。さて授業を始める。」

 

 

 

 

 

ーーーーーー授業終了までキングクリムゾン‼︎ーーーーーー

 

 

 

 

職員室にてーー

 

承「……疲れた。」

 

承太郎はいつもの服になっていた。

 

慧「凄いな承太郎、誰一人寝てないぞ。」

承「普通寝ないぜ。」

 

お前に基準が分からん。普通は寝ないと思う。

 

慧「……わかりやすいしこれ本当に初めてか?」

承「ああ、初めてだな。」

慧「……もう何も言えない。」

 

まあ、師匠の教え方を丸パクリしただけだが。

 

承「まあ、師匠が元先生だったから勉強を教えてくれた時のやり方を真似をした。」

慧「そうか。まあいい、このままいろいろと頼むぞ。今日はここまでだ、お疲れ様。」

承「ああ。」

 

俺は職員室を出た、その他直後にチルノ達が来た。

何だ?ゾロゾロ来て、知らない奴もいるし。

 

チ「あ、お兄ちゃん。待ってたよ‼︎」

大「すいません、承太郎さん。」

ル「承太郎に紹介したい人がいるの。」

承「誰だ?」

ミスティア(以下ミ)「まずは私ね、私はミスティアローレライよ、よろしくね‼︎」

 

鳥みたいな羽が生えている少女がいい。

 

リグル(以下リ)「次は僕だね。僕はリグル•ナイトバグです、よろしくお願いします。」

 

頭に触角が生えてる少年?少女?どっちだ?まっ少女だろう

兎に角少女が言った。

 

承「ああ、よろしく。所でリグル。」

リ「何ですか?」

承「お前は女か?」

リ「はい‼︎そうです。まともに女の子って言われた事がないので嬉しいです。」

 

この手の類いには師匠がいるからな。逆だが。

 

承「……そうか。」

 

 

 

 

 

 

俺はしばらくいろいろとチルノ達と話をしていた。すると町が騒がしくなった。なんかあったのか?

 

承「……なんだ?騒がしいな。」

慧「承太郎‼︎大変だ。妖怪が襲ってきた。」

 

またか……何なの、この世界の妖怪はどれだけ人里を襲えばいいんだ?

 

承「何ぃ。分かった。場所はどこだ‼︎」

慧「場所はここから一番遠い場所だ!」

 

なんか。嫌な予感がする。………保険で頼むか………

 

承「分かった、すぐ行く‼︎チルノ達‼︎」

チ「何?お兄ちゃん?」

 

こいつらしか今、頼りの出来る奴はいない。本当はしたく無いがするか。

 

承「お前達は此処にいて、他の寺子屋の生徒を守ってくれ!今、頼れるのはお前達だけだ。」

チ「分かったよ、お兄ちゃん‼︎」

 

後は万が一の為に

 

承「後、これを大妖精」

大「はい、何ですか?」

承「これを持っておけ。」

 

俺はバッチみたいな物を能力で作り渡した。

 

大「何ですか?これは?」

承「それは通信機だ。もしやばい事になったら、それで俺を呼べ。」

大「はい、分かりました。」

承「行くぞ、慧音!」

慧「わ、分かった。ただ大丈夫か?彼奴らに任せて?」

承「ああ、大丈夫だ。」

 

俺は 亀から刀を取り出しながら言った。彼奴らなら大丈夫だ。そう願うしか無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

 

俺と慧音は騒ぎが起こった場所に着いた。

 

承「……これはひどいな。」

 

そこは建物が破壊され、無茶苦茶になっていた。しかし妖怪も人も誰一人居ない、妙だな。

 

承「………可笑しい、なぜ人が誰もいない?しかも血の跡も一つもない……どういう事だ?」

慧「分からん。こんな事は初めてだ。」

 

………まさか、これは………不味い‼︎

 

承「………‼︎まさか……逃げろ慧音これは罠だ‼︎」

 

そう言うと周りから妖怪がウジャウジャ出てきた。

 

承「……お前らは確かここを襲って来て俺が返り討ちにした奴らじゃねーか。」

妖怪(以下妖)「貴様ノセイデ我々ハ人間ヲ喰いソコネタダカラ、ホカノ妖怪カラブジョクサレタ……貴様二ソノ罪ヲ償ッテモラウ、ソシテコレヲミナ。」

 

それは明らかな逆恨みだ。

妖怪達の後ろに沢山の人が縛られ捕まっていた。

 

承「この野郎共、人質で俺をおびき出す気か。」

慧「この卑怯者達が‼︎」

妖「サア、ドウスルコノヒトタチト寺子屋ニタクサンノ仲間ヲ送ッタ、オ前ガ殺サレレバ助スケテヤル。」

 

妖怪はニヤリと笑った。

 

大『…………ザーザザザー…………承太郎さん‼︎助けて下さい‼︎今妖怪達が大量に来ています。今はチルノちゃん達が応戦してるから大丈夫ですけど、時間の問題です。』

 

俺の通信機からそう言う助けを求める声がした。

 

慧「承太郎……」

 

………駄目だな。こいつら………

 

承「……フ…フフフフ……アハハ…フハハハハ……」

妖「ドウシタ、頭がオカシクナッタカ?」

承「フハハハハハハハハハハハ………………………………どうやら、お前達はやってはいけない事をやってしまったな。俺が忌み嫌う者の様だ。お前達は怒らせてしまった様だ。『死神』を」

 

俺は笑みを浮かべた。

 

妖「……?ナニヲイッテ…」

 

話していた妖怪の言葉は続かなかった、何故なら首を斬られていたからだ。俺は刀を高速抜き首を斬った。

刀身から血が滴り落ちていた。他の妖怪は理解出来なかった。

 

承「お前達は容赦なく全員殺す。」

 

そう言うと、笑顔になり承太郎からもの凄いオーラが出た。それこそ味方の慧音が恐怖する程。そこにいたのはさっきまでのむやみに殺生をしない優しい承太郎ではなくかつて「死神」と呼ばれ、幼いながらに異常なほどの人を殺した時の承太郎だった………そして承太郎は消えた……次の瞬間妖怪達が全員首をはねられて死んだ。

 

承「急いで、寺子屋に行かないと、エアライド最大出力」

 

 

 

 

 

 

俺は高速で寺子屋に着いた。

 

その移動時間約3秒‼︎

 

承「どうやら、間に合った様だな。さてと……チルノ達、ありがとうもう寺子屋に戻っていいぜ。」

チ「わ、分かったー行くよみんな。」

 

俺は優しく言い聞かせチルノ達を寺子屋に行かせた。そして俺はチルノ達が寺子屋に入ったのを確認するとさっきと同じように笑顔でそして物凄いオーラを出した。

 

承「覚悟はいいか、屑共。」

妖「「「う、ウオオオおおおお‼︎」」」

承「そう、死に急がなくてもいいでしょう、どの道皆、死ぬ定め順序は問いませんよ。」

 

妖怪達は一斉に承太郎に襲いかかったが承太郎は優しく口調でそう言い一切動じず冷静に殺していった。まさに鮮やかにかつ残虐‼︎承太郎は瞬間移動しているのかのように次々殺していった。

 

承「師匠の奥義…其の2」

 

俺は砂粒を持ち指で弾いた。綺麗な軌跡を描き、俺の狙い通りに妖怪の胸に命中し、次の瞬間、砂粒が当たった所から大量の血が溢れ出しその妖怪達は死に絶えた。

 

承「『ローア』……「キルニードルワープ』」

 

俺は空間に穴を開けそこから黒い大きな茨のような針が出てきて妖怪達を串刺しにした。

 

承「これで終わりだ。『パープルヘイズ』。」

 

そう言うと俺から血走った目をしたつぎはぎだらけの人?が現れた。

 

パープルヘイズ「うばしゃあああああ。」

 

パープルヘイズは思っきり妖怪達を殴った。すると紫の煙にみたいのが出て妖怪共は腐る様に溶けて跡形もなく死んでいった。

 

承「……地獄で反省してな。屑共。」

 

俺は血まみれ(返り血で)になりながらそういった

すると遠くに1匹妖怪がいた、その妖怪は片手に人間を持ち承太郎の前に現れた。

 

妖「チ、チカズクナチカズケバ此奴ヲコロス。」

承「………馬鹿かお前は。知らないのか?『死神』は一度狙った命は必ず刈り取る。つまり逃げられないのだぜ。しかも、俺の死神の鎌は鋭くそして大きい決して逃げれない、この世界ではどうかは知らないが……『ザ・ワールド』………」

 

そう言うと俺は時を止め人質の人間を助けた。

 

妖「⁉︎ナ、何ヲシタ‼︎」

承「………さあな。」

 

俺はゆっくり1歩1歩妖怪に近づいて行った。

 

ちなみに承太郎は血まみれですそれがえげつないオーラ出して笑顔で来るから誰でも恐怖をする。

 

妖「ク、クルナ、クルナアアアアア。」

 

妖怪は思いっきり拳を振りかぶり俺を殴ろうとした……が俺に容易く受け止められた。

 

承「おいおい、その程度か?頑張れよ。抑えてるのは右腕だ、利き腕じゃあ無いんだぜ。」

 

天使の様な笑みを浮かべて言った。

 

妖「ヒイイイイ、イッ命ダケハタスケテクレエエエ。」

承「んん〜聞こえんなあああ。もっと大きな声でいいな。」

妖「ダズゲデグレエエエ。」

 

お前らみたいな奴がいるからダメなんだよ。

 

承「何ぃ助けて?駄目だね。お前達はやってはいけない事をしたその時点で死刑確定なんだよ。じゃあ覚悟を決めな。覚悟は幸福だぞ。」

妖「イ、イヤダアアジニダグナアアアイ。」

承「じゃあな。」

 

俺は笑顔でゆっくり刀を振り下ろした………

 

 

ザシュ………

 

 

が妖怪は首を斬られておらず近くに刀を突き刺した……こいつを殺しても意味ないな。

 

承「………情けでお前だけは生かしておくぜ。さっさと元の居場所に帰りな。そしてもう2度とこんな事はするな。」

妖「ハ、ハイ。ワカリマシタ。」

 

妖怪は急いで逃げ出した。

 

承「………さてと後始末をするか……」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーー後始末終了までキングクリムゾン‼︎ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

承「………このくらいでいいか。」

 

俺は殺した妖怪を集めてパープルヘイズのウイルスで跡形も無くした。少し……いや結構グロかったです。

 

慧「……承太郎。」

承「何だ?」

慧「お前は一体何者なんだ?明らかに外から来た者とは思えない。あんなに躊躇いもなく殺すなんて出来ないぞ普通。」

 

……やっぱり、それを聞くか。あまり言いたくないな。ここは普通の高校生としよう。

 

承「そうか?俺はただの普通の高校生だぜ。」

慧「……まあいい、取り敢えずまた助けられた、ありがとう承太郎。」

承「気にするな、一応俺の生徒でもあるからな。助けて当然だろ。」

 

それ以前にあの屑どもが許せなかったからな。

 

慧「そうか、それもそうだな。」

???「おーい慧音。」

 

誰か来た。また女か、見た目はモンペみたいな服で髪が白髪の女が来た。どうやら慧音の知り合いみたいだな。

 

慧「……妹紅か。」

妹紅(以下妹)「慧音、大丈夫だったか?またここが襲われたって聞いたが大丈夫だったか?」

慧「ああ、大丈夫だ被害も死人が出てないから全く問題ない。」

承「おい、慧音そこの女は?」

慧「あ、ああ紹介するよ、私の友人の藤原妹紅だ。」

承「え、もこたん?」

慧「妹紅だ。」

 

普通に聞き間違えた、まあいいか。

 

承「ああ、済まない。聞き間違えた。俺は空条承太郎だ、よろしくな妹紅。」

妹「ああ、よろしく承太郎。……所でお前強いな。」

 

なんでいきなりそんなことを聞く。

 

慧「ああ、とてつもなく強いぞ承太郎はさっきの襲われた時も承太郎が一人で解決したからな。」

 

お前が答えるのか……

 

妹「何匹ぐらいきたんだ?」

承「100匹は軽く超えてるな。」

妹「……嘘だろ。承太郎、私と戦ってくれないか?」

 

なんなの?この世界の女は出会ったら即勝負みたいなノリで戦うな、サイヤ人かお前らは、マジで………

 

承「………やだね。」

妹「そうか、残念だ。」

承「てかこの世界は好戦的な奴が多いんだ。」

妹「その口ぶりだと戦った奴がいるのか?どれぐらい戦ったんだ?」

 

あ、やっちまったぜ。もう全部言うしかないか。

 

承「えーと、最初は霊夢だろ。」

慧「え、霊夢と戦ったのか。」

承「ああ、次に八雲紫ら。」

妹「もう突っ込まない。」

承「風見幽香」

慧「ええと理解不能。理解不能。」

 

重ちーかお前は……

 

承「魔理沙、チルノ、椛、後は雑魚妖怪100匹以上。」

妹「軽く人間止めてんだろ。そうだ、一つ聞いていいか?」

承「なんだ?」

妹「不老不死の者を完全に殺す事は出来るのか?」

 

……そういえば、考えた事がないな。……いけるやつはパッと出たのはあれぐらいか。

 

承「……出来る。奥の手の一つを使えばな。さらに言ってしまえば不老不死にもできるぞ、絶対なりたくない不老不死だがな。」

慧「おい、妹紅何を聞いているんだ。何故そんなことを。」

承「おい、どういう事だ。」

妹「私は蓬莱人で不老不死なんだ。」

 

………は?何を言っているこいつは?不老不死?ふざけるな、ジョジョだってあのカーズしかなっていないのだぞ。てか蓬莱って確か………

 

承「‼︎?何ぃ、て言うか、蓬莱って輝夜姫のあれか、蓬莱の玉の枝のやつか?」

妹「ああ、輝夜はここから近くの迷いの竹林にいるぞ。」

 

もはやこの世界はどうなっている。軽く理解を超えている。

 

承「WRY?マジか?」

妹「ああ、本当だ。」

承「なんってこったい、てか輝夜姫は月に帰った筈だが…」

妹「さあ、なんでかは知らん。それより本当に完全に殺す事が出来るのか?」

承「ああ、真実を上書きする能力を使えばいける。」

妹「何それチートだな。」

 

その分弱点も大きいぞ。

 

承「なんでそんなことを聞くんだ?」

妹「私を完全に殺せる人を探しているからかな。もう疲れたんだ。いい加減楽になりたい。」

 

………こいつに何があった。そんな事を考えるとなると不味いな……

 

承「そんなマイナスな事考えんな馬鹿。今を生きる事を考えな、それに残された者の事も考えな。」

慧「そうだぞ、私は妹紅が居なくなるなんて嫌だぞ。だから、そんな事を考えるな。」

妹「……そうだよな。私が間違えてた。」

承「まあ、それでも死にたいならその時は俺がお前を殺してやる。」

妹「そうか……ありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

その後、しばらく3人で話した。俺の能力や外の世界の話などをした。

 

承「さて、そろそろ、帰るか……」

慧「そうか、気をつけて帰れよ。」

妹「またな、あと、私は迷いの竹林に住んでいるから、もし竹林に来たら会うかもな。じゃあな。」

承「ああ、じゃあな。」

 

 

 

 

 

 

俺は人里を出てエアライドに乗り、博麗神社に帰った。

 

承「ただいまー」

霊「おかえりーってなんで血まみれ⁉︎」

 

あ、忘れていた。そういえば血塗れだった。

 

承「ああ、ちょっと屑共を殺っちゃて、こうなった。」

霊「……さらっと、えげつない事をするわね。それと承太郎に言い忘れたけど此処の戦い方を教えるわ。」

承「ああ、確かスペルカードルールだったけ。」

霊「ええ、その説明をするわ。」

承「頼む。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー説明終了までキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「だいたい、こんな感じね。または霊力などがあるかどうかね。試しに弾幕をやって見なさい。」

承「いや、待て、どう打つか知らねーよ。」

 

いきなり撃てとは……鬼畜かお前は。

 

霊「あ、そうだったね。じゃあまずそこからね。」

魔「おーい霊夢ー承太郎ー」

霊「丁度良い時に来たわね魔理沙。」

魔「何やってるんだぜ?2人共。」

霊「承太郎にスペルカードと弾幕の出し方を教えていたのよ。」

魔「そうか。」

霊「まず、弾幕の出し方は……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

適当にやれば出せるわよ。」

承「出来るかあああああああ。もっと詳しく教えやがれ。」

 

それで出来るのはお前ぐらいだ。

 

霊「えーーめんどくさいわね。まあいいわ。弾幕の出し方は………

 

 

 

 

 

ーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

ってすればいけるわ。」

魔「待て霊夢、分かるわけないだろ。殆ど擬音じゃあないか。」

承「大体、分かった。」

 

要は気を一気に出すような感じだろ。

 

魔「嘘おおお。」

承「こうやればいいんだろ。はあぁぁぁああ」

 

 

 

 

ヒュン ドガアアアアン

 

 

 

 

…………よし、俺は何もやっていないし、何も見ていない。

 

 

承「……………………………………さて、やるk「「やるかじゃなああああい。今の何だ‼︎」」……なんのことだ?分からねーな。」

 

そんな、いきなり弾幕が出てそのままも木にあったて木が粉々になったなんて知らないからな。

 

承太郎が出した弾幕は出た瞬間飛んで行きもの凄い勢いで木に当たり当たった木が粉々なった。

 

霊「何をしたらこうなったの⁉︎」

承「普通に出そうとしたら、こうなった。」

霊「もう一回だけ出して。次は動かなさないようにね。」

承「分かった。はあぁぁああ」

 

 

ポン

 

 

凄っい間抜けな音だなー

俺が出した弾幕は球状の黒い弾幕だった。

………なんか禍々しいな、イメージをマホロアの魔力球にしたがそれが間違いだったか?

 

霊「取り敢えず、出せるだけ出して。」

承「OK。ヌウウン。………えぐい程出たな。」

 

そこには100は軽く超えていた、弾幕があった。

 

魔「すごいな。動かしてくれよ承太郎。」

承「ああ、よっと。」

 

軽ーく軽〜く動け‼︎

 

 

ヒュン

 

 

 

承「あっこれまず。」

 

 

 

ドガアアアン

 

 

 

………無理でした。

 

承「…………霊夢。」

霊「何、承太郎。」

承「俺これ危険だから打たなくていいか?」

 

これはやばい。色んな意味で……

 

霊「………いいわ。勿体無いけどしょうがないわ。」

 

そこには神社に縁側だった物があった、承太郎の弾幕をモロ全部くらい粉々なっていた。

 

魔「………危なすぎるだろ、これは………」

承「俺はスタンドと刀で弾幕張るわ。これはブラッドしか使わないわ。」

霊「そうしなさい」

承「……取り敢えず……直すか……」

 

俺は霊弾を出すのを諦めた……

 

一方実はこっそり帰った時から出ていて、承太郎の弾幕を見たブラッドは……

 

ブ(ハハハキレイなソラだなあ。)

 

ブラッドは気が気でなかった。

 

霊「後、はいこれがあなたのスペルカードよ。後、少し多く渡しとくわ、能力的にこれでも少ないと思うしけど今はこれだけ渡しておくわ、もし、もっと欲しかった言ってね。」

 

渡されたのは真っ白のカードだった。

 

承「ありがとう……成る程、これが自分が決めた技が入るのか………どうするか……」

 

俺は何をするか考えた。

 

承「まあ、いつか勝手に決まるだろう。」

 

能天気な承太郎だった。

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 




………承太郎がチートすぎる気がする………
ちなみに承太郎がマジギレしたら基本、キレさせた相手は死にます。
あまりマジギレしない人が怒ると怖いよね。今回はマジギレした時にセリフは「銀魂」のキャラの「虚」のセリフをパクり………参考にしました。
今回はスタンドの説明はお休みです。
あと、1話ぐらいして紅魔郷開始です。

後、関係ないですが最近やっと「地霊殿」のイージーを5面クリアをノーコンで行けるようになりました。自機キャラは霊夢と萃香です。え、クリアは?何コンしてもお空が倒せません。2回しか、ラストワードを出せていません。(20回以上軽くして)


感想などございましたらお願いします、批評でも構いませんどんどん下さい。

では次回もお楽しみに〜


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第9話 星の暇つぶし

どうも予約投稿の時間を間違えたジョースターです。


前回のあらすじ

承太郎がマジギレした。

 

俺……(以下省略。)

俺が初めて寺子屋で授業してから数日がたち、俺は寺子屋が休みのある日……

 

承「暇だ。 なんか面白い事ねーかな。霊夢は……」

 

俺は暇だった……まじやることがなかった。

 

霊「……」

 

だめだ。無言でポケダンしてる。てか今まで見たことが無い程集中してる、目がやばい。

 

承「……暇だ。」

魔「おいー承太郎ーちょっと来てくれー」

 

この声は魔理沙か?行ってみるか。

俺は玄関の前にいた魔理沙のとこに行った。

 

承「……魔理沙か何だ。」

魔「よお、承太郎、ちょっと承太郎に連れて行きたい場所があるだ、ついてきてくれないか?」

 

……暇だし良いか。

 

承「分かった。行こう。霊夢ーちょっと出掛けてくるぜー」

魔「じゃあ行くか。」

承「嫌、何処に?」

魔「香霖堂だ。」

 

どっかで聞いたことがあるような、無いような。

 

承「なんじゃそりゃ。」

魔「説明面倒だから、見たほうが早いぜ。」

承「じゃあ、さっさと行くぞ。」

魔「そうだな。」

 

 

 

 

 

 

ーーーーー移動終了までキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

魔「着いたぜ。」

承「ここが香霖堂か……」

 

なかなか、独特な建物だな、取り敢えず入ろう。

 

承「なんか、いろいろと散らかっているな。」

 

……いろいろと物があるな。

 

魔「おーい霖之助ー」

 

そう言うと奥から、変わった着物?を着てメガネをかけた、銀髪の青年がきた。

 

霖之助(以下霖)「魔理沙か…今日はどうしたんだい?後、そこの男はまさか彼氏かい?」

魔「ちっ違うぜ///。紹介するぜ霖之助、つい最近幻想郷にきた、空条承太郎だ。」

 

魔理沙は顔を赤らめて言った。

 

霖「そうかい、よろしくね承太郎君、僕は森近霖之助。この香霖堂の店主さ。」

承「よろしくな、霖之助。」

霖「今日は何故ここに?」

承「魔理沙に連れてこられた。」

霖「あーそうゆうことね。」

承「ここはどんな店なんだ?」

 

それが一番気になる

 

霖「ここはいろいろな道具を扱っていて外の世界の道具なども扱ってるよ。」

承「ほう。」

 

良いじゃあないか。

 

霖「良かったら見てくれないか?」

承「そうさせて貰うぜ。」

 

俺はそれからしばらく店の商品を見て回った、するとあるものを見つけた。

 

承「‼︎‼︎?こ…これは……」

魔「どうかしたか?承太郎。」

 

これは俺が一番欲しかったやつじゃあないか、外で無かったから諦めたものだがまさかここにあるとは………

 

承「これは俺が欲しかったゲームの本体の「ニン◯ンドー64」じゃあ無いか。霖之助、これは幾らだ?」

霖「え、それが欲しいの?それは壊れてるよ。それだけじゃあ遊べないし。」

承「大丈夫だ。俺が直すから。それにソフトならある。」

霖「そうかい、じゃあ大体1円ぐらいだね。」

魔「高いぜ。幾らなんでもそれは……」

 

高いか?……そう言えば、高いらしいな。

 

承「買った。」

魔「嘘おお。」

承「はい、1円」

霖「毎度あり。」

承「……ここにきて正解だった。遂に手に入れたぞおお。最ッ高に「ハイ」って奴だああ。他にないかな。ファ◯コンとかス◯ファミとかねーかな。」

 

何を隠そうこの俺こと空条承太郎はゲーマーである。

 

承太郎は何処ぞのジジイの血を吸って「ハイ」になった吸血鬼みたいになっていた。

 

魔「承太郎ってこんなんだっけ……まあ、本人が良いならいいか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

その後も俺は幾つかゲームを買い帰った。その帰り道。

 

魔「どうだったぜ?承太郎?」

承「……来て良かったぜ。ありがとうな魔理沙。」

 

マジで感謝だ。

 

魔「そ、そう言われると照れるぜ///」

 

 

 

 

 

 

俺と魔理沙は博麗神社に帰った、そこには霊夢がいた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽鬼のオーラを纏って……

 

霊「承太郎〜なんで居なくなったの〜言い訳は………」

 

説明しよう。承太郎は行く前に声をかけたつもりだったが霊夢はポケダンに集中していたために聞こえなかった………そして霊夢は承太郎に家事などをほとんど任せている、そして、まだ承太郎は今日何もしていない……………後は分かりますね。

 

承「待て、俺は声をかけたぞ」

霊「問答無用よ。霊符〈夢想封印〉これで2人共反省しなさい。」

承「魔理沙……」

 

俺は魔理沙と目を合わせた、魔理沙は何かを察し、魔理沙は頷いた。

 

魔「ああ、分かったぜ。」

承「やることは一つ、たった一つの戦法、ジョースター家に伝わる伝統的な戦法……………それは………」

 

あの策士で様々な策を使い、敵を欺き、倒した。あのジョセフ•ジョースターが発案し。殆どの策は一回しか使わないジョセフが何度も使い、その孫、空条承太郎も使った策………それは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承•魔「「逃げる。」」

 

俺と魔理沙はダッシュで逃げた、俺はエアライドで、魔理沙は箒で逃げたが……

逃げた直後の2人は何かに掴まれた。俺は隙間から出てきた手で、魔理沙は脇が出てる紅白の巫女に。

 

紫「ごめんなさいね、承太郎君霊夢に無理やりやらされたの、恨まないでね。」

霊「魔理沙〜逃すと思った?」

魔「だよなー畜生おおおお。」

承「………やれやれだぜ。ここまでするか、普通……」

 

その後も俺は何か言おうとしたが霊夢の放った〈夢想封印〉が俺達を襲ってきて言えなかった。(霊夢と紫は避難済み。)

案の定、俺と魔理沙はホーミング弾に当たった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承•魔「「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア‼︎‼︎‼︎‼︎」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2人の悲鳴が上がった、それはそれは大きな声だった。それこそ、妖怪の山まで聞こえるぐらい……

それを近くで見ていた文はと言うと……

 

文「あややややや、特ダネですね。」

 

明日のスクープで頭がいっぱいだった。

 

多分、明日の新聞に一面で乗るだろうな。

 

承「…………こ☆の★始☆末★ってやつだ。」

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺は霊夢にちゃんと説明して霊夢が土下座していたそうな(紫も)

 

紫「なんで私も私は関係無いじゃない。」

承「お前も同罪だ。」

 

お前は俺が逃げる時に捕まえたからな。

 

紫「ああああんんんまああああああありいいいいいいだあああああ。」

 

エシディシかお前……

 

 

 

 

 

紫はその後、藍に慰められ帰って行った。

俺はその後買ったゲームをやりまくった。

 

承「カービィ◯4おもろい。おもろい。」

 

満、満、満足。一本満足、はっ。僕、満足〜〜〜〜……あれ?こんなんだっけ?

 

霊「そうだ、承太郎。」

承「なんだ?」

霊「あなたの歓迎会しましょうよ。」

承「やだね。やる必要なしっ。」

霊「いいじゃない。」

魔「そうだぜ、やろうぜ宴会。」

承「お前がやりたいだけだろ。」

霊•魔「「ギクッ」」

 

あーあーやっぱりそうか図星だったか。

 

承「……まあいいこうしよう、次に異変とやらが起こってお前らが解決してその宴会ついでに俺の歓迎会をする、それでいいだろ。」

霊「……分かったわ。」

 

俺の宴会は事実無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方ある場所で

 

???「博麗霊夢に空条承太郎か……フフフ……少しは楽しめそうね。彼が幻想郷で一番強い者なのね。」

???「はい、そうです。お嬢様」

???「こんな者が最強とは、これで私の力も前ではここでは何者も勝てないのが証明されたわ。博麗霊夢、空条承太郎に誇り高い吸血鬼の力を見せてあげるわ。フフフフアハハハハハハ……」

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、本当はこれから紅魔郷です。
ジョースターさんは馬鹿ですねwwww

すいませんでした。〈伝家の宝刀土下座をしながら。

感想などございましたらお願いします。

では次回もお楽しみに‼︎


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紅魔郷篇
第10話 はじめてのいへんかいけつ


どうもジョースターです。

コラボしたい……
兎に角どうぞ‼︎


前回のあらすじ

承太郎が「ハイ」に。そして霊夢が承太郎と魔理沙をボコボコに……………………後、紫が土下座した。

 

俺は空条承太郎、いろいろあって幻想郷に来た。

俺が香霖堂に入ってから数日が過ぎ俺は寺子屋で授業をしていたある日。

 

承「………?なんだ、あれは……」

 

俺が空を見たらいきなり赤い霧が出た。俺は慧音と話し寺子屋の子供を全員家に返した。

 

行きたくないけどやるか。

 

承「よし、慧音俺はあの霧の異変を解決してくる。」

慧「分かった。だが大丈夫か?」

承「俺が負けると思うか?」

慧「お前なら大丈夫だな。」

承「行ってくる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は博麗神社に戻った。

 

霊「あっ承太郎帰ってきたの?」

承「ああ、この異変を解決する為な。まあ、結局はお前らが解決するがな。」

 

異変の犯人以外を俺が倒すとか嫌だからな。

 

魔「承太郎が来れば楽に出来るぜ。」

 

楽って、オイ。

 

霊「取り敢えずさっさといきましょ。」

承・魔「「おお。」」

魔「で、異変の犯人がいるのはどこだ?」

 

でしょうね。知ってた。ある程度予想はつく確か赤い霧が出た中心地は………

 

承「………多分、霧の湖辺りだと思う。」

魔「なんでだ?」

承「そこが霧の中心だから。」

紫「その通りよー承太郎君正解ー」

承「お前か……」

 

いきなりいつものように紫が出てきた。

 

紫「私はそれしか教えないからねーじゃあねー」

 

そう言うと紫は隙間に入り隙間が閉じた。

 

承「あいつは何しに来たんだろうか……」

霊「さあ、知らないわ。」

魔「とにかく行こうぜ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は霧の湖を目指して行った。

 

承「……なんか来るな。」

霊「やっぱり承太郎もそう思う。如何する。」

承「無視する。」

 

面倒は嫌いなんでな。

 

霊「そうね。」

 

そう言うと前から黒い球体がきた。うん、知り合いだ。ついさっきガッツリあった。

 

承「……ってルーミアじゃねーか。」

ル「あ、承太郎だーどうしたの?

承「ちと、異変解決をしに行く。」

ル「そーなのーかー頑張ってねー」

 

そう言うとルーミアはどこかに行った。

 

霊「何、知り合い?」

承「俺の生徒だ。」

霊「ああ、そう。」

魔「取り敢えず、着いたぜ。」

 

 

 

 

 

 

そうしているうちに霧の湖についた。

 

承「………あれ?あんな所に館なんて無かったはずだぜ。」

 

承太郎の言う通りそこには承太郎がいた時には無かったはずの場所に大きな館があった。

 

霊「じゃあ、あそこに行けば分かるんじゃないの?」

承「だな。」

霊「じゃあいきましょ。」

チ「こらーここはあたいの縄張りだ、今すぐ出て行けーーってお兄ちゃん?どうしたの?」

大「あっ、承太郎さん、どうも。」

霊「お兄ちゃん?承太郎、貴方まさか……」

 

霊夢は養豚場の豚を見るような目で俺を見てきた。まて‼︎勘違いだ。

 

承「あいつが俺の名前が言いにくいから好きに呼べって言ったらこうなった。」

霊「……そうならいいわ。」

承「すまない、チルノ、大妖精オレ達は急いでいる。すまないが通っていいか?」

チ「良いよ。お兄ちゃんの頼みなら仕方がない。通っていいぞ。」

承「サンキュー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達はは館の前についた。赤いな、真っ赤だ。目がチカチカする。門の前に寝ている女性がいた。どうやら門番の様だ、てか門番としての機能がしていない。

 

魔「赤いな。目が悪くなりそーだぜ。」

霊「そうね。……って門番がいるわね、どうする。」

承「………よし、3人でボコるぞ。まず、魔理沙がマスパを撃てその次に霊夢が弾幕を撃てその間に俺が彼奴の懐に入ってボコる。OK?」

 

慈悲?なにそれおいしいの?結局な、どんな手段を使っても勝てばよかろうなのだ。

………なんでカーズ?

 

霊•魔「「OK」」

魔「まずは私がマスタースパーク」

 

皆さんご存じの極太レーザーが出た。

 

???「‼︎!」

 

女性は起き交わした。

 

霊「次は私が。」

 

霊夢が弾幕を張ったが女性は交わすがそこに「龍刃」で次元を切り裂き間に入り移動していた俺が出てきた。

 

承「オラァ。」

 

俺は刀を振ったが間一髪かわされた。

 

承「やるな。名前は?」

美鈴(以下美)「紅美鈴です。あなたは……空条承太郎さんでしたね。」

承「………なんで知ってる。」

美「お嬢……もといここの主の能力で知っています。そこの巫女は博麗霊夢さん、そこの黒色の服(魔理沙のこと)は………分かりません。」

 

………どんな能力だ?……予想が付かん。

 

魔「なんでだぜ‼︎なんで私だけ知ってないんだよ‼︎」

承「まあ、落ち着けお前が知られていないのは多分妥当だと思うぞ。考えてみろお前は俺や霊夢みたいな大きな役割がなじゃあねーかー」

魔「……そういえばそうだったな。もっと頑張らないとな私……」

 

………なんか、こいつ肉弾戦の方が得意そうだな。

 

承「さて、美鈴だっけお前は多分スペルカードルールより格闘が得意だろ。」

美「⁉︎そうです。よく分かりましたね。」

承「勘で言った。格闘が得意なら俺が相手になるぜ。」

霊「どうして3人でボコった方が楽でしょ」

承「特に理由はない、ただ戦いたいから。」

霊「……あんたって戦闘狂?」

承「まさか。お前らはそこで待ってな、直ぐ終わる。『ワンフォーオール』タイプ スピード…さあ、やろうぜ美鈴」

美「まさか妖怪の私に人間の貴方が勝つつもりで」

 

うん、勝つつもり。

 

承「大丈夫だ。俺は多分大妖怪の風見幽香にこれだけで勝ったから。」

美「………相手にとって不足なしですね。」

霊「まさか承太郎、あの花妖怪と真っ向から殴りあって勝ったの?」

 

yes,Iam、そうです。

 

美「そんなに有名なんですか?その風間幽香って人は?」

霊「ここじゃあ最強の分類に入る大妖怪よ。」

 

え、まじか?それ。……これは嫌な予感しかしない。これまた別のやつと戦う羽目になりそう。

 

美「……私で勝てるかな。燃えてきました。さあ、始めましようか承太郎さん。」

承「じゃあ、初めるか。」

 

俺は一瞬で美鈴の目の前に行った。

 

美「⁉︎」

(はっ速いってレベルじゃないもう瞬間移動のぐらい速い、速すぎる。)

承「オラァ。」

 

 

ビュウン

 

 

俺は風をきるぐらい早いパンチを放った

 

美「くっ。」

 

 

バアアン

 

 

承太郎は高速で拳を放ちそれを美鈴は間一髪手でガードした。

それが何が同じ事を繰り返した。

 

承「……良く追いつくな、じゃあもう少しスピードを上げるか。」

美「まだ、上がるんですか?一体どのくらいでやっていたんですか?」

承「5%だ。」

美「⁉︎じゃあ次はいくつに?」

承「10%」

美「つまり、この倍の速度ですか。」

承「そうなるな。じゃあ行くぞ。」

 

そう言うと承太郎はいなくなった……

 

美(?居ない、何処に……)

 

そう思った瞬間、美鈴は身体がなんども殴られた衝撃がきた。そして俺は美鈴の背後にいた。

 

承「ここだぜ。」

美「え……いつの間に……か、完敗です。」

 

美鈴はそのまま気絶した。

 

承「『クレイジーD』「ドラァ」……良し。」

霊「なっ何が起こったの⁉︎承太郎が消えてそしたらいつの間にかあの門番の後ろにいて……魔理沙、何が起こったか分かる?」

魔「いや、全く分からないぜ。」

霊「だよね。」

 

 

 

 

俺は美鈴を傷を治し、安全な場所に運んだ。

 

承「さて、霊夢、魔理沙行くぞ。」

魔「お、おう」

霊「え、ええ」

 

 

 

 

 

俺達は門をくぐり庭を通っていた。

 

魔「承太郎ーさっさと行こうぜ。遅いぞー」

霊「承太郎速くしなさい。」

承「お前らが速いんだよ。俺は歩きだぞ。俺はお前らみたいヒョイヒョイ飛べねーだぞ。先行け。」

魔「わかったぜー」

 

 

 

 

 

そう言い、霊夢と魔理沙は館の中に入った。その後に俺も入った。

 

魔「広いな、これじゃあどこいけばいいか分からないぜ。」

承「やれやれだぜ。」

 

……嫌な予感がする。「エピタフ」で未来を見てみるか…………………‼︎⁉︎不味い⁉︎

俺は帽子のつばで「エピタフ」の予知を映した。すると、驚きの予知が出た。それは魔理沙と霊夢が無数のナイフに囲まれていた予知だった。

 

承「霊夢、魔理沙今すぐそこから離れろおお‼︎」

 

不味い不味い不味い不味いマズイマズイどうする?………駄目だ。どうすれば‼︎

 

魔「?何を言ってるんだ………え?」

 

魔理沙がそう言った瞬間に承太郎の予知と同じように霊夢と魔理沙がナイフに囲まれていた。

2人は突然の出来事で対処できなかった。俺は急いで2人を退かしナイフから遠のけたが俺は十数本のナイフに命中してしまった、体がいたるところが痛い。今はそんなこと気にしてる暇は無い。さらにまだまだナイフが俺に襲い掛かる。

 

承「ぐうう、ス、『スタープラチナ‼︎』」

スタプラ「オラオラオラオラオラオラオラオラァ‼︎」

 

俺は『スタープラチナ』を出しナイフを弾いたが……

 

承「ぐ、グハッ」

 

俺は口から生暖かいものを吐いた。………血だな。俺の身体から大量の血が噴き出てる、それこそ腹、腕、足から様々な場所から血が出てる。

 

霊「じょ、承太郎ーーーーーー。大丈夫ッ?」

承「大丈夫だ。」

霊「なんでこんな無茶を⁉︎」

承「お前ら助ける為にこうなら別に俺の事などどうでもいい。それより2人共大丈夫か?」

魔「あ、ああ承太郎が助けてくれてお陰で………」

???「あらあら、戦いの中で呑気ねえ。」

霊「誰よ。あんた。」

 

そこにはメイド服をきた銀髪の少女がいた。

 

咲夜(以下咲)「私はこの紅魔館のメイド長、十六夜咲夜です。お嬢様から貴女達相手するように申し使っております。因み、さっきのナイフは私がしましたよ。まさか一番強い承太郎さんを仕止めれるとは思っていませんでしたが……」

霊「つまり、あんたが承太郎をあんなことにさせたのね?」

咲「はい、そうなりますね。」

霊「じゃあ、あんたは私が退治して上げる。承太郎以上に痛めつけてあげる。」

魔「そうだな、霊夢。こいつには地獄を見せないとな。」

咲「フフ、仲間を倒されて怒っていますね、悔しいですか?自分が助けられてあなた達を助けた人が傷付いて悔しいですか?しかし承太郎さんも馬鹿ですね。ほっておけば良かったのにまさか仲間を助ける為ここまでなるとは馬鹿ですねぇ。」

 

馬鹿にしている……まあ、俺はそれぐらいじゃあ意味は無い。

 

魔「……今何つった?今、承太郎が馬鹿って言ったのか?」

咲「そうですよ、もう一度言いましょうか?承太郎さんはお馬鹿さんですよ。」

 

…………こいつわざと怒らせるようにしていやがる。

 

魔「………許さないぜ、お前は絶ッッッッ対許さないぜ‼︎」

霊「……私も同感よ。貴女を許さないわよ。承太郎を馬鹿にしたこと覚悟しなさい。」

 

霊夢と魔理沙は咲夜に弾幕を出し咲夜もナイフを何本か投げそれこそ今から戦いが始まろうとしたその瞬間に突然黒い球体が飛んできた。3人は出てきた方向を見た撃ったのは承太郎だった。

 

承「霊夢‼︎魔理沙‼︎落ち着け‼︎怒って感情的になるな‼︎俺のことで怒るな‼︎それにあいつはあえて煽っているんだ、あえて怒らせているんだ‼︎怒るな、怒れば相手の思う壺だ‼︎」

 

俺はナイフを抜きながら立ち上げりそう言った。

 

魔「じょ、承太郎大丈夫なのか?」

 

霊夢と魔理沙は俺のところに来た。

 

咲「⁉︎なんで立てるの⁉︎‼︎傷が治ってる‼︎なんで?」

 

咲夜の言う通り俺の傷は治っていた。

 

承「俺には傷を直す能力があるそれを使ったそれだけだぜ。」

咲「……成る程それを見越して庇ったんですね。」

承「いや、この能力が無くてもそうしたぜ。」

咲「……そうですか。取り敢えずやりましょうか。種無しの手品よ。」

 

咲夜はそう言うといつの間にか俺達の周りにナイフがばら撒かれた。

 

金属か……ならあれだな。

 

承「………『メタリカ』」

 

俺は磁力を使いナイフは急に反り返りさせ地面に落とした。

 

承「………成る程、分かったぜお前の能力が……お前は時を止めて攻撃したな。」

咲「⁉︎正解です。よく分かりましたね。まさか、同じ能力を持っているのですか?」

 

…………不味いな、もし俺が使えるって言ったら、間違いなく警戒する。言わないでおくか。

 

承「持ってないぜ、俺の祖先が持っていたから勘で言った。」

咲「成る程そうですか。」

承「2人とも俺が時を止めれるのは今は伏せておいてくれ、いいな。後、俺から離れな。」ボソッ

 

霊•魔「「分かったぜ(わ)。」」

 

霊夢達は俺から離れた。

さて、どうするか……

 

???(承太郎どうかしたか?)

 

誰だよ。

 

D(DIO だ。)

 

なんでお前が………

 

D (知らん、多分あの隙間妖怪がやったんだろうな。多分だが、異変の時だけ話ができるようだ。)

 

そうか……

 

D(私だけじゃないぞ。ジョジョもいるぞ。)

 

だろうな。どうせセットだと思ったよ。

 

ジョ(で、こんな話をしている場合じゃないでしょ、今戦い中でしょ。)

 

あ、そうでした、そうでした。

そうだったな、さて、どうするか……本当は止まった時を動けるのをばれないようしないといけないからな。

 

ジョ(なんでそんなにばれたくないの?)

 

バレたら警戒して近づかないし多分あいつの方が長く止まった時の中を動けるからな。

 

D(これがあの承太郎がやっていたことか……結構難しいな。)

 

あーその後、見事に殺られていたなー

やっぱり、どうにかして近づけさせるか。遠距離からは通じないって思わせないとな。どうするか……

 

霊「承太郎?どうしたの?」

承「⁉︎済まない考え事していた。」

咲「よそ見している場合?」

 

咲夜は時を止めた、世界が一瞬で色が失った。

俺は咲夜だけの世界を認識し見ていた。

 

咲「………怪しい。承太郎君が嘘を付いているかも知れない……本当は動けるのに動けない振りをしているかもしれない……」

 

………やばいな……多分次にえぐい程俺にナイフを投げるだろうな。どっかの誰かさんみたいに

 

D(………悪かったな。でどうする?)

 

……『メタリカ』は………だめだ一歩間違えたら霊夢達に当たるな、じゃあ『スタプラ』全部弾く

 

ジョ•D((無理だな(だね)))

 

そんな2人で言わなくても………

……そうだなじゃあ『大空のリング』の『I世のマント(マンテッロ・ディ・ボンゴレ・プリーモ)』を使う

 

ジョ(それだね。)

 

咲「そこで承太郎君、貴方が動けようが動けないか確実に仕留める方法よ。」

 

咲夜は俺に今、自分が今、持っているナイフを全部投げた。

………ほらみろマジでやりやがった。

 

咲「これで終わりよ、解除。」

 

咲夜が能力を解除して世界が色を取り戻した。

 

霊「‼︎承太郎‼︎」

承「‼︎『大空のリング•原型(オリジナル)形態変化(カンビオ•フォルマ)‼︎』」(ドスドスドスドスドスドス)

 

俺は投げた全てのナイフが刺さりまるでサボテンみたいになっていた。

 

咲「………どうやら、私の思い過ぎの様ね。」

魔「じょ、承太郎ーーーーーー う、嘘だろ。承太郎が……」

霊「……待って魔理沙、可笑しい、承太郎の所から血が出ていない……」

魔「あ、ほっ本当だ。血が一滴っていいほど血が出てない。」

咲「な、何で確かに完璧に刺さった筈よ‼︎」

承「あー危なかったーどうやらギリギリI世のマント(マンテッロ・ディ・ボンゴレ・プリーモ)を出せたぜ。」

 

俺はマントで自分の体を包まっていた、それから出てきた。

 

咲「う、嘘よ、あの一瞬で……まるで止まった時の中を見ていたみたいに………」

 

もうネタバレしていいや。

 

承「あーその答えを教えてやる。さあ、何でしょう?霊夢、魔理沙答えなさい。まずは霊夢さんどうぞ。」

 

丸投げ‼︎パースー

 

霊「え、わっ私?えーと承太郎は時を止めれるからよ。」

承「はい、正解ー、じゃあ魔理沙さん、そのスタンドの名前を2つ答えなさい。」

魔「簡単だぜ。答えは『世界《ザ•ワールド》』と『星の白金•世界《スタープラチナ ザ•ワールド》』だぜ。」

承「はいー正解ー、分かったな?咲夜さん。」

咲「時を止めれる?って事は時を止めれないというのはあれは嘘って事?」

承「Yes,Yes,Yes.」

咲「まんまと嵌められたってなんで私のスペルカードと同じ名前なの?」

承「え、そうなの?そんなの俺に聞くな、元の持ち主に聞け。」

 

まじで、お前はDIO か、お前は……ナイフ投げたり、時止めたり、挙げ句の果てに名前までかぶるっておい。

 

D(被って悪かったな‼︎)

ジョ(まあまあ、落ち着いてDIO たまたまだよ。)

D(たまたまな訳ないだろ‼︎これは明らかにだだ被りだろ‼︎ふざけるな!?)

ジョ(落ち着いて‼︎DIO、素数を数えて落ち着いて。)

 

何やってんだよ。まあいいやほっとこ。

 

咲「まあいいわ、兎に角続きをやりましょ。」

承「はいはい、分かりました、あー面倒くさいぜ。」

咲「くらいなさい、幻世〈ザ•ワールd……」

 

ヒュン、ガン、ドサ

 

承「はい、終了。クレイジーD」

 

俺は咲夜に一瞬で近づき気絶させた。そしてまた俺は安全な場所に移動させ傷を治した。

 

霊「早くない、それならもっと早く片付いたんじゃないの?」

承「いいだろ、別に。じゃあ行くか。」

魔「そうだな。」

 

俺達の紅魔館攻略はまだまだ続く

 

To be continuedーーー>




と言うわけで紅魔郷開始です。

後、ジョナサンが居るのは承太郎が吸収したDIOの肉体はもともとジョナサンの肉体だったので魂も少しあってそれがDIOと一緒に入ったという訳です。

コラボしたい……

誤字などございましたらお願いします。

では次回もお楽しみにー


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第11話 空条承太郎と悪魔の妹〜やれやれだぜ〜

どうもジョースターです。
えーと気付いている人もいると思いますが。
今まで出した話を設定を除く全てをミサティさんにアドバイスを頂き手直ししました。
ミサティさんありがとうございました。
ミサティさんも小説を書かれていてとても面白いのでここで紹介します。
タイトルは「ヒーローを目指した男の七色の眼」です。
「ヒーローを目指した男の七色の眼」はシリアスです。

後、承太郎の挿絵を書きました。
本来は全体だけだったのですが、なんか顔が変になってしまったので顔も書きました。
下手なのは知っているので、絵の下手さについては触れないで下さい。模写してこれですから。
後、ジョジョのアニメの原画集を買いました。結構良かったです。


後、今回は途中から別々に別れて行動するので各キャラ視点になります。
兎に角どうぞーーー


前回のあらすじ

承太郎が美鈴と咲夜を瞬殺。

 

俺は空条承太郎、ただいま絶賛、異変解決中だ。

俺が咲夜を倒し異変の犯人を探そうとしたがあまりに大きいすぎるから。俺はある事を思いついた。

 

承「……霊夢、魔理沙……提案がある。」

霊•魔「「何よ(だぜ)」」

承「ここから分かれようぜ。これじゃあ時間がかかり過ぎるぜ。」

 

無駄な時間は使いたくないからな。

 

霊「そうね、そうしましょう、でどう分かれるの?」

 

………霊夢は上で、魔理沙はここで、俺は下か?

 

承「そうだな……じゃあ霊夢は上の階を頼む。」

霊「分かったわ。」

魔「魔理沙はこの階と別館?を頼む」

魔「分かったぜ。」

承「俺は………多分地下があるからそこに行くぜ。」

霊「なんでわかるの?」

 

直感です。勘ですが何か?

 

承「勘だ。」

霊「あ、そう。」

承「じゃあ行くぞ。」

魔「そうだな。誰が犯人と戦っても文句なしな。」

 

多分、霊夢の所だろうな。もちろんこれも勘。

 

承「ああ、もちろんだぜ。気をつけろよお前ら。」

魔「ああ、承太郎もな。」

霊「そうね、一番ダメージがあるのは承太郎だからね。」

承「お前らを庇ったからな。」

霊「そうだったね。なんでそんな無茶をしたの?」

 

俺もあの時半分諦めていたが無意識に体が動いていた。

 

承「知らん、『考えるよりも先に体が動いていた』とでも言おうか。」

霊「何よ、それ。まあ良いわ兎に角行きましょうか。」

承•魔「「ああ。」」

 

そうして、俺たちは別れた。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜承太郎サイド〜〜〜〜〜〜

 

俺は霊夢と魔理沙と別れ地下に向かった、その間に妖精メイドに襲われたが瞬殺(気絶)した、俺は1人の妖精に質問した。

 

承「おい、ここから地下に案内しな。」

モブ妖精(以下妖)「はっはい、分かりました。」

 

 

 

 

ーーーー移動終了までキングクリムゾン‼︎ーーーーー

 

 

 

 

 

妖「ここです。 着きましたよ。」

承「そうか、ありがとう。もう戻って良いぞ。」

妖「はっはい、分かりました。」

 

妖(怖かったーーでも何もしなかったな本当は弱いんじゃ、いやいやさっき私以外瞬殺してたかそんなわけないわ。)

 

俺は地下の部屋を見つけた、その部屋の扉から俺は異常な程の狂気を感じた。

 

………なんか。開けてはいけない気がする……狂気を感じる。

なんかもういやな予感しかしない。

 

D(……確かにな。だが開けるしかないだろ。)

 

だよなぁーやれやれだぜ。めんどくさいなー

 

ジョ(なんか、一瞬昔のDIOの感じがしたんだけど……)

D(待て、ジョジョ、俺はこんなに狂気は無かったぞ。)

 

………何も言わん。

 

ジョ(いや、そう言う事じゃなくて……なんて言うか……うーん言いづらいな。)

 

取り敢えず開けるぞ。

 

ジョ•D((ああ、開けて(開けろ)))

 

俺は重厚な扉を開けた。そこには七色の宝石がついた翼を生えてる少女がいた。

 

???「貴方、誰?」

承「………空条承太郎だ。」

フラン(以下フ)「承太郎ねー私はフランドール、吸血鬼よ。」

 

え、吸血鬼⁉︎まさかこの世界にも石仮面が‼︎

 

承「え……吸血鬼⁉︎」

フ「ずっとここで閉じ込まれているの、フランって呼んで。」

 

………いや、多分こいつは生まれた時から吸血鬼だな、DIOとかは後天的だが、こいつは違うな。

 

承「俺が知っている吸血鬼と違う、俺の知っている吸血鬼は変な奇声を上げたりするぞ。WRYYとかKUAとか。」

 

D(おい、コラそれ、それ間違いなく私の事言ってるだろ。)

 

エーソンナコト言ウワケナイデスカヤダー

 

ジョ(そうだ、さっき感じのは吸血鬼だからだ‼︎)

 

あーやっぱりそうか。

 

フ「私は知らないわ。」

承「……なんで閉じ込まれている。」

 

なんか、ケンカでもしたか?

 

俺はそんな感じでしょうもない理由だと考えていた。

 

フ「私の能力が危険だから。私の『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』のせいなの。お姉様は私を閉じ込めていつも私だけ独りぼっちにするの。」

 

………え、その程度で、お前の姉はどんだけビビリなんだよ、俺がそいつの弟なら、どうなっていただろうか。殺されているかもな。

 

承「………なんだ、その程度か……それなら俺も似た能力持っているな。てかそれぐらいで閉じ込めるなよ。」

フ「え、承太郎お兄ちゃん、私と同じ能力持っているの?」

承「ああ、ちょっと見してやる。『キラークィーン』」

 

俺は『キラークィーン』を出しさらに能力で普通の服のボタンを出した。

 

フ「なんでボタンなんか出してるの?」

承「これは普通の服のボタンだ。これを『キラークィーン』に触らして、ちょっと離れな。」

 

これ結構威力あるからな。

 

フ「はーい」

 

俺は服のボタンを遠くに投げた、この距離なら安全だな。

 

承「…………点火‼︎」

 

 

 

カチリ………ドガアアアアン

 

 

 

相変わらずすごい威力だなーー最大限にしたから当然だけど

 

フ「爆発したーー凄いーーどうして?」

承「こいつの能力は簡単に言えば触った物をなんでも爆弾にする能力だ。たとえ、空気弾でも人でも。」

フ「へー、そうだ‼︎私と遊んで‼︎」

 

なんで、そうなる。その発想は無かった。

 

承「やだね、面倒だから嫌だ。」

フ「じゃあ、勝手にやるわ。」

承「はあ?ちょっと待て、チィやれやれだぜ。やるしかないようだな。」

 

自己中かお前は。

 

フ「アハハハハ。さア、遊ビマしょう承太郎オ兄チャン、アハハハハハ」

 

これはさっき入る前感じた狂気だ!

 

D(どうする?承太郎。波紋でも流すか?)

 

殺す気か、お前は。

 

ジョ(流石にそれは不味いよ。)

 

まあ、軽くボコる。それより、多分あいつの姉がこの異変の犯人だな。…………可哀想だなこいつ、ずっと閉じ込められているから孤独だったろうな。

俺とフランの戦いが始まった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜魔理沙サイド〜〜〜〜〜〜

 

場所は変わり承太郎がメイド妖精に案内させている時魔理沙は図書館に来ていた。

 

おっす、私は霧雨魔理沙だぜ。今、図書館らしい所にきているぜ。

 

魔「凄い本の数だな。いくつか死ぬまで借りようかな。」

 

魔理沙が泥棒同然の事を言っていると紫色の髪でパジャマみたいな服をきた女性がきた、そのそばに頭に小さな羽がついた少女がいた。

 

???「させないわよ。私の大切な本を盗ませないわ、全くなんでこんな時にねずみが入ってるの?」

 

敵か?いや、絶対に敵だな。

 

魔「誰だお前。」

???「失礼だぞ、人間。このお方は大魔法使いのパチュリーノーレッジ様だぞ。」

 

うん、聞いた事はないぜ。

 

魔「いや、お前は誰だよ。」

パチュリー(以下パ)「こぁ、下がってなさい。人間、今すぐ引き返せば命だけは助け上げるわ。こっちは博麗の巫女と空条承太郎と戦わないといけないから、多分もう紅魔館に来るはずだからあんたなんかにかまってる暇はないの。」

魔「フフフ、アハハハ。」

小悪魔(以下こぁ)「どうしたんでしょうか。頭がおかしくなったんでしょうか。」

魔「人間を舐めるな‼︎お前はこの霧雨魔理沙がやっつけてやるぜ。それに霊夢と承太郎はもう来ているぜ。」

パ「⁉︎なっもう来たの?それじゃあ美鈴がやられたのね。」

 

どうやら、もっと遅く来ると思っていたようだな。

 

魔「いや、あと咲夜って奴も倒したぞ二人とも承太郎が倒したぞ、まさに瞬殺だったな。」

パ「 ⁉︎不味いわね、早くレミィに報告しないと、こぁ早く報告をして来なさい。」

こぁ「は、はいパチュリー様」

 

おっと、そうはさせないぜ。

 

魔「やらせるか。」

 

私は星型の弾幕を出した。

 

こぁ「ふげっ。」

 

バタン

 

小悪魔は私の星型の弾幕にあたり気絶させた。

 

パ「………そう、そんなに死にたい様ね。私が殺してあげる。」

魔「お、やるか、死ぬのは御免だが私が相手になってやる。」

 

こうして私とパチュリーの戦いは始まった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜霊夢サイド〜〜〜〜〜〜

 

またまた場所は変わり承太郎が地下に着き、魔理沙がパチュリーとあった時、霊夢は二階の廊下にいた。

 

あー私は博麗霊夢よ、それ以上は面倒だから言わないわ。

私は妖精メイドを(物理的に)黙らしていたら、明らかにここにラスボスがいますよって言うかのような扉があった。

 

霊「………間違いなくここでしょ……ここの主はよっぽど自分に自信があるんでしょうね。」

 

どうせ、承太郎より強く無いんでしょ。

私は扉を開け中に入ると、そこに翼が生えた少女がいた。

 

レミリア(以下レ)「ようこそ、私の紅魔館へ博麗の巫女。私はレミリア•スカーレットよ。」

霊「あんたがこの異変の犯人ね、今すぐあの霧を止めなさい面倒なのよ。」

レ「嫌ね。そんなに簡単に「はいはい止めます。」って言うと思う?夜の王女の吸血鬼の私が?」

 

吸血鬼?まさかジョジョに出るあれ(石仮面の事)を被ったのかしら?

 

霊「吸血鬼?まさか石仮面でも被ったの?」

レ「……石仮面?なにそれ知らないわよ。」

 

どうやら違う様ね。まあいいわ、取り敢えず早く異変を片ずけたいからさっさとやろう。

 

霊「そう、まあいいわ止めないなら力尽くで止めさせるだけよ。」

レ「フフ、いいわ、やって見なさいこの私に‼︎」

 

なんか、DIOみたいな事言ったわね。

こうして、私と異変の犯人のレミリアの戦いが始まった。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜承太郎サイド〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

一方承太郎はーー

 

どうも、承太郎です、さて問題です、今、俺は何をしているでしょうか?シンキングタイムーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ふざけんなよおおおお。」

 

フランから超ダッシュで逃げていた、でした〜〜じゃねーよやばいじゃあないか。なにふざけんてんだ俺は………

 

大体、なんだよ。斬撃で攻撃すれば、避けられるわ、すぐに俺に向かって鬼畜弾幕出すわ何なんだよ。

 

フ「アハハハ、逃げてばかりじゃ、ツマラナイわよ、承太郎お兄ちゃん。」

 

はあ⁉︎ふざけんなよ無理だろ、あれは鬼畜か何かだろ。

 

D(無様だなぁ、承太郎。敵前逃走とは情けないぞ。 )

 

お前が言うな。

お前も似たような事しただろ地べた這いずりながら

 

D(………)

ジョ(そうだよ、承太郎ここは紳士に真っ向からぶつからないと。)

 

………無理‼︎だってことごとく破壊されるし冗談じゃないぜ。………まあ、やればいけるけど。と言うかジョナサン、お前の孫も玄孫も逃げていたぞ。

どっかの人生で4回も飛行機墜落もあい、そして全て無事だった、ジョースター家からすればいろいろと型破りなジジイとその孫で自分の娘が大好きなヒトデマンみたいにな。

 

ジョ(…………そうだったね。)

D(出来るならやれ)

 

デスヨネーしょうがないやるか。

 

D(早くしろ。)

 

だがここでは、無理です、少し場所変えようここじゃあ狭い。

 

D(さっさとしろ。)

 

アイアイサー

 

承「よっと。」

 

ドゴン

 

俺は天井まで跳び思いっ切り蹴ったそうしたら、穴が開きそこに蹴った足が埋まるようにはまった。もう片方も同じ事をした。

 

フ「ナンニシテルノ?そこじゃあ逃げられないよ?それでこれをどう切り抜ける?禁忌〈クランベリートラップ〉」

 

フランはそう言い鬼畜弾幕を放った。承太郎は一歩も動かなかった。

 

承「……?「切り抜ける?」少し違うな。俺がするのは「ぶち壊し抜ける」だぜ。『スタープラチナ‼︎』ぶちかましな。」

 

なんか仗助みたいなこと言ったな、まあ、どうせ作者が4部がアニメになって嬉しくてつい書いたんだろうな。もうアニメやっているが………え、メタい?気にするな‼︎(某魔王風に)

 

スタプラ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッッ」

 

俺はスタープラチナでフランの弾幕…………では無く天井を壊した。そして俺は上の階へ移った。

 

フ「キャハハハハハ、待て〜〜。」

 

俺を追いかけるようにフランも上に移った。

 

承「さてと、どうするか……」

フ「お兄ちゃんつまんないよーーなんでアタラナイノ?モウイイヤ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コワレチャエ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「⁉︎」

 

不味い能力を使う気だどうする。いや、まだだまだ発動していない。今なら止めれる。

つーか、理由が理不尽すぎるぞ、なんで俺が当たる前提なんだよ、ふざけるな。ってそんなこと思っている暇はない‼︎早くどうにかしないと、取り敢えず……殴って止めさせるか。

 

承「『スタープラチナ‼︎』」

スタプラ「オオオッッラアアアアアァァァァッッッッ」

 

俺はスタープラチナを出しフランが能力を使うのを防ごうとしたが………現実は非情だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ「ギュッとしてドカーン」

 

フランは右手を握った…………

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回予告みたいにもの

承太郎はフランの能力で絶体絶命、しかしこれを凌げば承太郎の勝ちだ‼︎負けるな承太郎‼︎果たしてどうなる‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回『承太郎死す。』次回もデュエルスタンバイ!

 

承「おーーーい、ネタバレしてるぞーー。てか俺、死ぬかよ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 




さらば承太郎、お前の事は忘れないぞ。

承「ロードローラーだッ‼︎」

ちょ、やめろーーーイエ"エ"エ"アアア。


感想、アドバイスなどがございましたらお願いします。

承「む、もう生き返ったか。」

作者は死なん何度でも蘇る‼︎さてこれで終わりますかね。

承「何を言っている?まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ。まだまだやるぜ。」

次回もお楽しみにーーーーー

いいたいことは言った。さーて殺されてくるーー…………ちょ、なにそれ、承太郎それはなんだーーーギャアアアアアアーーーー

承「………作者は何か得体の知れない何かに飲み込まれて死亡。………これからもよろしく頼む。また言うが次回もお楽しみに」


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第12話 承太郎は死ぬ死ぬ詐欺をする〜作者お前の所為だろう〜

どうも、ジョースターです。え?前回言ったサブタイと違う?気にするな‼︎サブタイは多少ふざけました。だが後悔は無い。

……なんかこのサブタイ見ると聖闘士星矢の死ぬ死ぬ詐欺常習犯の弟大好きのフェニックスのお兄さんが思いつくな。
最近、聖闘士星矢(初期である。Ωでは無い。)にはまった。
その影響のせいか、今回、聖闘士星矢の技がでます。
ちなみに好きなキャラは1番は蠍座のミロ、双子座のサガ、カノンです。他にもカミュやシュラなども好きですね。

取り敢えずどうぞ〜


前回のあらすじ

承太郎死す………

 

承太郎が紅魔館でフランと戦っている時にマヨヒガで幻想郷の管理人の八雲紫とその式の八雲藍が話していた。

 

紫「霊夢達ははうまく言っているかしら、一応承太郎君にジョナサン•ジョースターとDIOと異変が起きて解決するまで話せるようにしたけど、大丈夫かしら。」

 

紫はそう言い、湯呑みに入っているお茶を飲んだ。

 

藍「紫様は何故そこまで空条承太郎に期待しているのでしょうか?」

 

藍は納得が出来なかった、何故ならいきなり外の世界からきた男にいきなり重要な役目を与えたからである。

 

藍「いくら途轍もなく強い空条承太郎でも結界で封じ込めたりあの吸血鬼の妹の能力みたいにどう足掻こうがやられる能力ならいくら強くても勝てない筈と思いますが。」

紫「うーんそれもそうだけどそれは多分不可能よ。承太郎君はどんな強い結界で閉じ込めようがどんなに強い能力でも、彼の前じゃ意味をなさないわ。それこそ最高神、それかそれに限りなく近いレベルじゃないとね。」

藍「………そうですか……」

 

藍はさっきまでいまいち理解が出来なかったが、それを聞き理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は戻り紅魔館………

 

俺は空条承太郎、今殺されかけています。

俺はフランドールの能力を使われバラバラになる………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった……俺は何ともなかった。

 

フ「あれ?なんで壊れないの⁇可笑しいなーー」

 

フランは何度も右手を握っているが俺はなんともない。

どうやら、間に合った様だな。

 

承「無駄だぜフラン。今、お前は 能力を使う事は出来ないぜ。」

フ「どうして?」

承「俺の右目を見てみな。」

フ「あれ?なんで黒くなってるの?」

承「これがお前が能力を使えない理由だ。これは簡単に言えば異常な力を無効化する能力だ。」

フ「………って事は私の能力じゃ、お兄ちゃんを壊せないということ?」

承「Exactly(そのとおりでございます)」

 

どっかの心を読むやつみたいな事を言ったな。

 

さとり「呼びました?心を読むと呼ばれて……」

作者「呼んでないです。あなたはそんな事を言った事はないでしょうが。それにあなたが出るのはまだまだ先です。お引き取りください。」

 

おい、作者何やっている。

 

フ「………いいねお兄ちゃん、あなたが私が生まれて初めて壊せない人だよ、嬉しいよ、これでお兄ちゃんでいっぱい遊べる‼︎壊れナイカラウレシイヨ〜何っ時もすぐ壊れるから面白くナイケドこれならいっぱい、いっぱい、いっっっっっぱい遊べる‼︎お兄ちゃん〜遊ボウヨ?」

 

もはや、言っていることが滅茶苦茶になっていやがる。

………どうする?

 

D(行け)

ジョ(いや、これはさすがに不味いと思うよ?)

D(関係無い行け。)

 

DIOさん厳しーで行くしかない?

 

D(ああ。)

 

しょうがないやるか。

 

承「……いいぜ、フラン。この空条承太郎が直々に遊んでやる。」

フ「サア、イッパイ遊びマショウオニイチャン。禁忌〈レーヴァテイン〉」

 

フランは炎の剣を持ち俺に向かって振り回した。

 

承「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ『炎刃』。」

 

俺は亀から刀を取り出しフランのレーヴァテインを受け止めた。

 

承「………覚えた……ぞ」

 

何故か、アヌビス神。

 

フ「?ナニヲ?」

承「なるほどそう言う事か……ならこうすれば。」

 

俺は炎刃の刀身を燃やしフランのレーヴァテインみたいにした。

 

フ「?わあ、私のレーヴァテインと同じミタイニナッター凄〜い」

承「さあ、来な。」

フ「言われなくても‼︎」

 

フランはレーヴァテインを振り返り何度も俺に斬りかかるが俺はそれを弾く。

 

承「フン。」

 

俺とフランはそれからいくつも刀を交えた…その度に建物の壁などが壊れる。

 

フ「………コレジャア壊せないナ〜じゃあコレハ?禁忌〈フォーオブアカインド〉」

 

フランは新しいスペルカードを唱えた。するとフランは4人になった。

 

承「……増えた大統領かお前は……」

 

………俺もスペルカードを使えないとまずいな………てかその前にスペルカードを作ることから始まるがな。

 

フ「「「「サア、これはドウヨケル?」」」」

 

フランはそう言い、それこそ壁みたいな鬼畜弾幕を放った。

 

承「………冗談だろ。これは……」

 

俺はそう言いながらもギリギリ避けていた。

さてこれじゃあ埒が開かねえな。……‼︎そうだこれを使えば‼︎

 

承「こうなったら、全部斬る‼︎そして喰らえ‼︎これが俺のスペルカード‼︎」

 

俺は亀から竹刀を取り出したすると竹刀がいきなり刀に変わったそして俺の白紙だったカードが一枚絵が浮かんだ。

 

承「時雨蒼燕流〈攻式十三の型村雨‼︎〉」

 

一瞬で俺は弾幕を文字通り全て斬った。そして、弾幕は全て無くなった。

ちなみにこの技は俺が作った。

 

フ「⁉︎スゴーイ全部キッターじゃあこれはどう‼︎禁忌〈カゴメカゴメ〉」

 

フランは4人から1人に戻った。そして新しいスペルカードを詠唱した。

俺の周りに弾幕が出来た、やばいな囲まれた。

 

承「………」

フ「どうしたの?もしかして打つ手無しって奴?」

 

………まともにいい策が無い。どうしよう。こうなったら………

 

承「………嫌、作戦はあるたった一つだけな、ジョースター家に伝わる伝統的な戦法……………それは…………『逃げる』」

 

俺は幾つか弾幕を無くし近くにあった壁を壊して逃げた。

 

フ「アハハハオニゴッコダーーマテマテーーー」

 

俺はひたすら逃げた、逃げた。

フランはそれをひたすら追いかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

しばらく逃げていると俺は広い部屋の出た。

 

承「………ここなら、思う存分戦える。」

 

まあ、元々広い場所を求めて逃げたからな。

 

フ「鬼ごっこは終わり?お兄ちゃん。」

承「ああ、鬼ごっこは終わりだ。」

フ「じゃあ次は何で遊ぶ?」

 

なぜお前は遊ぶことしか考えてない。

 

ジョ(子供だから?)

 

いや、こいつは俺より相当年上だぞ。

 

D(まともに何も教えられてないから。幼いまま成長したからじゃないか?)

 

あーあり得る。なんとなく放置されていた感が凄いある

 

承「なんでもいい。」

 

あ、やっちまった。どうしよう。

いや、まだ希望はある、まあよくて弾幕ゴッコ、最悪殺し合い。

 

フ「じゃ、殺し合いしましょ。」

 

うん、知ってた。

 

ジョ(こればっかりはしょうがないよ。)

D(まあwww.せいぜい頑張れwww.)

 

しばくぞ、おまえ……

 

D(どうやってだ?無理だろwww.)

 

畜生メェい

 

承「良いだろう、相手になってやる。」

 

俺はやりたくないが、相手になった。どうしよう。

さて、こいつをばっかりに構ってられないからな。できるだけ早く、そしてできるだけ与えるダメージを少なくかつ相手を行動不能にする技ねーかな。

 

フ「じゃあ行くよ。禁忌〈恋の迷路〉」

 

スペルカードを詠唱し、フランを中心にして弾幕が出た。

また鬼畜弾幕か……もう疲れた……

………大体、この弾幕の構造も分かった。

 

承「こうすればいいんだろ。」

 

俺は全ての弾幕を避けてフランに近づいた。

 

フ「コレナラドウ?QED〈495年の波紋〉」

 

フランは多分一番強いスペルカードを使った。

って波紋⁉︎まさか……いや考えすぎか。

………そして、思いついた。これならフランにダメージをあまり与えずに倒せる。

俺が思いついたのはスタープラチナの「スターフィンガー」のさらなる応用技だ。

その技のモチーフは聖闘士星矢のキャラ、蠍座のミロが使う技。もはや彼の代名詞の技をパクった。

それのスタープラチナ版である。

え、歳のわりに少し昔の漫画を読んでいるなだと?俺は少し昔の漫画が好きでな。どうでも良いか。

さて、名前は確か「スカーレットニードル」だったから……

そんなことを考えながら俺は弾幕を避けフランの目の前に行った。

 

承「受けよ‼︎星の衝撃『スターニードル』」

 

名前がダサい?気にするな。むしろとっさに思いついたからこれが妥当だろ。

 

スタプラ「オラッ」

 

ドス

 

スタープラチナは指ではなく人刺し指の爪だけを伸ばしフランに刺した。

 

フ「⁉︎ナニコレ。イタイ、イタイイタイイタイイタイ痛い痛いよお。」

 

うん、痛いよ。絶対痛いはずだからな、だって針ぐらいの穴しか開かないが中枢神経を破壊するからな、確か、蠍座の星にそってやる技だったな。俺は直感でやったが。多分、そのせいで俺の場合完全に破壊は出来ないが、それでも痛い。確か、その後降伏するか死ぬか選ばせるが……俺には慈悲はない。

 

スタプラ「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY」

 

ドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドスドス

 

スタープラチナは合計14発フランの体に打ち込んだ。てなんでWRY?……まさかスタンドまでDIO化してるとは………

 

D(どういう事だそれは。)

 

そのままの意味だ。お前の奇声がスタンドまでうつった。

 

D(知らん、俺の管轄外だ。)

 

この野郎、とぼけやがった。

野郎ぶっ殺してやらああああ。

 

ジョ(まあまあ、落ち着いて、今戦いの最中でしょ。)

 

そうだった、そうだった、さてと、俺はフランを見るとフランはあまりに痛さで泣いていた。

 

フ「うわあああああああああん、痛い、痛いよおおおお。助けて、誰か助けてーー」

 

フランは泣きながら大きな声を上げてそう言った。

………なんか悪いことしたな。いや絶対悪いことをした。

まあいい、これで終わりだ。

確か、最後だけ技名が「スカーレットニードル•アンタレス」だったな、んでもって心臓に刺すんだったな。

俺は泣いて動かないフランにもう一度スタープラチナを出して攻撃した。

 

承「止めだ、『スターニードル•プラチナ』」

 

ネーミングセンスがないと思ったやつ静かに挙手。今ならロードローラーで潰すだけで許す。

 

スタプラ「オラァッ」ドス

 

スタープラチナの爪はフランの体に刺さった。

 

フ「‼︎………痛くない……何があったの?………でも動けない。どうして?」

 

ふう、どうにか上手くいったな。

 

承「本当はさっきの攻撃で心臓に刺す筈だが、俺はお前を殺さないようにあえて心臓とは違う、別の場所を攻撃した。」

 

さっき、使ったのはトリコで言うノッキングだ。

体を麻痺させた。え、じゃあ最初からしろ?それは無理だな。俺、動いている相手をノッキングすることは出来ない。

兎に角、ノッキングで動けなくした。

そして、俺はフランの傷を治した。

 

承「さて、傷は治したし、別の所に行くか、あと、今は動けないがすぐに動けるからな。」

 

そう言い残し俺はその場を去った。

 

フ「………負けたわ。全てにおいて………」

 

フランは上を見上げながらそう言い。

 

フ「私、多分惚れたわ、お兄ちゃんに………いつか、お兄ちゃんのお嫁さんになりたい……いや、絶対になる………」

 

フラグを建てました。

 

To be continuedーーー>




あ"、承太郎がまたフラグを建てただと……爆ぜろ、承太郎。
後、お前……ネーミングセンスないなwww.
あ、ちょ、スカーレットニードルはやめて、無理?知ってた。え、一気に15発?マジ?あ、本気ですか。

承「じゃあなーー「スターニードル•プラチナ」

ぎゃああああああああああああああああ




なんとか復活しました。さてと今回出た技の説明を簡単にします。
時雨蒼燕流『攻式十三の型村雨』はただ、単純に斬り刻むだけです。
スタープラチナの『スカーレットニードル』もとい『スターニードル』は「スターフィンガー」の応用で指を伸ばすのではなく爪を少しだけ伸ばし、攻撃します。
後、承太郎の強さのレベルを書きます。これは本来のレベルです。
1%……チルノを余裕で倒せるレベル(自分の身体が持つ中では10%)
10%……基本、勝てない。(永琳、輝夜、依姫、豊姫が束になって、ようやく互角)
20%………永琳、輝夜、依姫、豊姫をまとめて瞬殺出来るレベル
100%……どうあがこうが無理、それどころが軽く星を潰せるレベル
自分の身体が持つ中でも場合……
10%……チルノなどを余裕で倒せる。
50%……霊夢までを倒せるレベル
100%……一対一なら幻想郷や月の都では誰も勝てないレベル、それどころか永琳、輝夜、依姫、豊姫が束になってようやく互角。

感想、アドバイス、誤字などございましたらお願いします。

次回もお楽しみに〜〜


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第13話 白黒の魔女対紫の魔女

どうもジョースターです。

最近フリーゲームのポケ鬼をダウンロードしました。
今は最初のエスケープをクリアしました。面白いです。
まあ、もともと攻略法を知っていたので結構楽に行け、さらにパスワードを試しに適当に答えたら奇跡が起こり一発で当てたりしましたけど。
自分でも一緒にやっていた友人もびっくりしてました。

さて、話を変えますが今回は2視点で書いたので注意‼︎
取り敢えずどうぞーー


前回のあらすじ

承太郎がまたフラグを建てた……

 

場所は変わり少しだけ時は遡り承太郎がフランと戦っている時、魔理沙は図書館にて戦っていた。

 

おっす、私は霧雨魔理沙。今、絶賛勝負中だ。

取り敢えず、先手必勝。

パチュリーとか言う奴に私は弾幕を放った。

 

パ「……やっぱり、その程度なのね。少しはやるかと思ったけど見当違いね。」

 

パチュリーは自分の周りに弾幕を出し私の弾幕を相殺した。

 

パ「人間にお前に特別に見してあげる。これが本当の魔法よ。冥土の土産でもしなさい。火符〈アグニシャイン〉 」

 

パチュリーの周りに炎の弾幕が出てきた。

 

魔「げ、なんだあれは……ってまずい早く避けないと。」

 

私はギリギリ間一髪かわしきった。危なかったぜ。

 

パ「ちょかまかと、これならどう‼︎日符〈ロイヤルフレア〉」

 

また、パチュリーは弾幕を放った。私はギリギリだがかわせたかこのままだとジリ貧だな。どうするか……

 

パ「……避けるだけに関しては上手だと褒めてあげるわ。でもこれで終わりよ、火水木金土符〈賢者の石〉」

 

そう、スペルカードを詠唱するとパチュリーの周りに本が出てきた。そして本から結晶弾が出てきた……ってやばいぜ‼︎

これは避けれそうにはないぜ。こうなったら……

 

パ「さあ、これをどう回避する?」

 

回避?違うぜ、私がするのは……そう、承太郎なら躊躇わずにこうするだろうな。

 

魔「回避?違うぜ。私がするのは全てぶっ飛ばすだぜ。恋符〈マスタースパーク〉」

 

私はミニ八卦炉を取り出し、極太ビームを発射した。弾幕はパワーだぜ。

 

パ「⁉︎……な、こんなパワーあんな人間にあるとは……きゃあああああああ」

 

マスタースパークはパチュリーの弾幕を飲み込み、さらにパチュリーを飲み込んだ。

そのまま壁を突き破った。

 

魔「あ、不味いな。やり過ぎたぜ。」

 

これは異変が終わった後に怒られるだろうな〜

 

???「おいいいいいいいい、魔理沙ああああああ。」

 

げ、やばい、この声は……まさか。

私は私がさっき撃ったマスタースパークが突き破った壁の方を見た。

そこにはパチュリーを抱え、ところどころ服が焼けている承太郎がいた。

 

承「これは、どうことですか?」

 

あ、不味いキレているかもしれないぜ。いや、絶対にキレてる。だってもう承太郎の体から黒いオーラが出ているぜ。どうしよう、そうだ‼︎取り敢えず言い訳を……

 

魔「いや〜そこにいたのか承太郎、スマンスマン、なんせ壁で見えなくてな、悪気はなかったんだ、許してくれ……痛い痛い痛い痛い、ちょ、無言のアイアンクローはやめてくれ、ごめんなさい。許して下さい、お願いしますからああああ。みぎゃあああああああーーー」

 

ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ

 

承太郎は笑顔で私にアイアンクローをかました、滅茶苦茶痛いぜ、頭が割れるかと思ったぜ。

 

*承太郎の握力は100Kgを軽く超えています。

 

承「ほう、良いだろう。そして質問がある。お前が倒した女を治すのは誰だ?」

 

……ヤバいもはや嫌な予感しかし無い。

こうなったら黙秘を……

 

承「早く言え……」

 

承太郎はドスの効いた声で言った。

 

魔「はい‼︎承太郎……………さんです。」

 

こえええよおおお、なんなんだよ、滅茶苦茶怖いよーー誰かーー助けてーー

 

承「はい、その通りです。何か言うことは……」

 

これ一歩間違えれば即ゲームオーバーじゃ無いか。

 

魔「まあ、許してくれ給え、そして頑張りたまえ。」

 

あ、やっちゃったZE☆。ってやっちゃたZE☆じゃ無いぜ。超上から目線で言ってしまたぜ。もう駄目だぁ、お終いだぜ。

 

承「バルス‼︎」

 

承太郎は私の目を指で目潰しをした。

 

魔「目がああアアアアアア、目があああああああアアアアアア。」

 

*魔理沙は特別な訓練を受けています、絶対に真似しないでください、下手したら失明します。

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください………

ーーーー魔理沙の視力回復までキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

魔「やっと視力が戻った。どうしてくれんだぜ!」

 

全く目がつぶれるかと思ったぜ。

 

承「元はといえばお前があんな事を言うからそうなる。」

 

ぐっ、もっともすぎて何も言えないぜ。

 

私が視力が回復するまでに承太郎はパチュリーを治し。一緒に霊夢の所に行っている、しかし私は全く見えないから承太郎が手をつなぎながら歩いていた、なんか悪い気はしないな。

 

承「おい。いい加減手を離してくれないか?歩きづらい。」

 

そう言えば、繋いだままだったな。

う、今思えば相当恥ずかしいぜ、多分、今私の顔は真っ赤だろうな。

 

魔「あ、ご、ごめん承太郎。」

 

私は承太郎の手を離した。

凄く恥ずかしいぜ。

 

承「?どうした?魔理沙、顔が真っ赤だぞ、風邪でもひいたか?」

魔「あ、ちょ、何すんだぜ。恥ずかしいぜ。」

 

承太郎は私のおでこに手を当ててきた、それでさらに顔が赤くなる。心臓の鼓動が速くなっているのが分かる。

私もしかして承太郎の事を………そんな訳ないか、気の所為だ、きっと。そうだあれだ客観的に見て恥ずかしいからそうなったんだ。

 

承「………熱は無いな。まあ、あまり無理はするな。じゃあ行くか。」

 

承太郎は私の事を心配してくれたんだ。

………少し嬉しいぜ。ってもう行ってるーー

 

魔「あ、待てよ承太郎‼︎私を置いてくなーー」

 

私は承太郎を追いかけた。

さて、霊夢は無事かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜承太郎サイド〜〜〜〜〜〜

 

俺は空条承太郎、たった今、フランを倒して霊夢達を探している。

多分、ここら辺に魔理沙がいると思うのだが………

 

 

ドガアアアアアアン

 

 

………ふぉおお‼︎なんかいきなり近くも壁が壊れ極太のビームが出てきた。………これ絶対に魔理沙の仕業だな。

ってビームの中に人がいるーー

あの阿保、まさかやりやがったな、チッ取り敢えず、やられた奴を助けるか…………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや、どうやって⁉︎

 

D(飛び込め)

ジョ(気合いで飛び込む)

 

まさかの満場一致

 

D(早く行け)

 

仕方がない、あの中に入るか。

 

俺はビームの中に入りやられた奴を助けた、俺は服が少し焦げた。

さて、あいつには罰を与えないとな……

 

承「おいいいいいいいい、魔理沙ああああああ。」

 

どうやら気付いたようだ。魔理沙は俺の所に来た。

 

承「これは、どうことですか?」

 

俺は優しく丁寧に質問した。もちろん俺はキレている。

 

魔「いや〜そこにいたのか承太郎、スマンスマン、なんせ壁で見えなくてな、悪気はなかったんだ、許してくれ……痛い痛い痛い痛い、ちょ、無言のアイアンクローはやめてくれ、ごめんなさい。許して下さい、お願いしますからああああ。みぎゃあああああああーーー」

 

ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ

 

俺は笑顔でアイアンクローを魔理沙にやった。もちろん、力はそんなに入れて無い、入れたら魔理沙の頭が潰れる。

 

D(承太郎、貴様ドSだな)

ジョ(さすがにそれは……)

 

これはこいつが悪い、俺はそのせいでマスパの中にダーーイブしたんだぞ

 

承「ほう、良いだろう。そして質問がある。お前が倒した女を治すのは誰だ?」

 

俺は魔理沙にわかりやすいように聞いた。さて、これで処罰が決まる。

 

承「早く言え……」

 

俺は黙秘をしようとした魔理沙にドスの利いた声で言った。

 

魔「はい‼︎承太郎……………さんです。」

 

まさか、さん付けとは………

 

承「はい、その通りです。何か言うことは……」

 

さて、どういう返答をするかな。

 

魔「まあ、許してくれ給え、そして頑張りたまえ。」

 

予想を斜め上をいった。お前は、ム◯カか……

 

承「バルス‼︎」

 

俺は目潰しをした、もちろん手は抜いている。

 

魔「目がああアアアアアア、目があああああああアアアアアア。」

 

だからお前はム◯カか……

 

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください………

ーーーー魔理沙の視力回復までキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

 

 

魔「やっと視力が戻った。どうしてくれんだぜ!」

 

それはお前の所為だろうが。

 

承「元はといえばお前があんな事を言うからそうなる。」

 

どうやら、返す言葉が無いようだな。

 

承「おい。いい加減手を離してくれないか?歩きづらい。」

 

俺は魔理沙が視力が回復するまでに魔理沙にやられた奴を治して、霊夢の所に行く為に魔理沙の手を繋ぎながら歩いていた。

 

魔「あ、ご、ごめん承太郎。」

 

魔理沙は慌てて俺から手を離した。

顔が真っ赤だな、風邪か?

 

承「?どうした?魔理沙、顔が真っ赤だぞ、風邪でもひいたか?」

 

俺は魔理沙のおでこに手を置いた。

 

魔「あ、ちょ、何すんだぜ。恥ずかしいぜ。」

 

魔理沙は恥ずかしそうのしていた。

………熱はないな。

 

承「………熱は無いな。大丈夫か?まあ、あまり無理はするな。じゃあ行くか。」

 

俺はそう言い先に行った。

 

魔「あ、待てよ承太郎。私を置いてくなーー」

 

D(こいつ、わざとか?)

ジョ(さあ?多分、これが普通なんじゃないかな?)

D(だとしたらとんでもない奴だな、お前の子孫はどうなっている。)

ジョ(ハハハ、僕にも分からないよ。)

 

おい、何を話している。

 

D(なんでもない、早く行け。)

 

アイアイサーさて行くか……

魔理沙の声が後ろから聞こえてきた、早く来い。さて、霊夢は大丈夫か。

俺はそう思いながら霊夢のいる場所に行った。

 

To be continuedーーー>

 

 

 




あっれーーーー?
なんでこうなったんだーー?

書く前

「さて、魔理沙とパチュリーとの戦いを書くぞーーー」

書いた後

「あっれーーー?いつからこうなった?」

って感じです。
さて、次は霊夢対レミリア、どうなるか‼︎

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします。

次回もお楽しみに〜〜


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第14話 終結‼︎紅霧異変〜もう疲れた〜

どうもテストでギリギリ目標点にいったジョースターです。

カービィ超楽しーー
後、ポケモンも買いたいなーお金があればーまずはポケダンを買おう。

さて、兎に角どうぞーー


前回のあらすじ

バルス‼︎

 

 

 

場所は変わり承太郎が魔理沙を目潰しして視力が回復している時……霊夢はレミリアと戦っていた。

 

私は博麗霊夢よ、今この異変の犯人、レミリアとか言う奴と戦っているわ。

 

レ「くらえ‼︎獄符〈千本の針の山〉」

 

レミリアはスペルカードを詠唱し、弾幕を張った……もう何枚目だと思っているの?

戦い始めてひたすら、レミリアはスペルカードを私はそれを避け続けているわ。

そして、被弾ゼロ………にしてもしつこいわねーいい加減諦めて欲しいわねー

そう思いながら私は一つも当たらずに全部避けた。

 

霊「どうしたの?その程度?これだと私や承太郎の方が圧倒的に強いわよーーほらほら、頑張りなさい。」

 

私は煽るように言った。

 

レ「調子に乗らないでちょうだい紅符〈スカーレットシュート〉」

 

またスペルカードを使った……もうそろそろ反撃しようかな。

私は迫って来る弾幕を隙間を見つけ避けスペルカードを取り出した。

 

レ「これでどう‼︎〈紅色の幻想郷〉」

 

苦し紛れにまたスペルカードを使ってきた……

無駄よ、私からすれば承太郎や魔理沙より楽だわ。

そしてレミリアの目の前に行った。

 

霊「これでもくらいなさい。霊符〈夢想封印〉」

 

これなら、避けられないでしょ

 

レ「…………これが博麗の巫女………完敗だわ。」

 

レミリアは私が出したホーミング弾に飲み込まれた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この異変の犯人のレミリア•スカーレットが博麗の巫女の博麗霊夢によって倒され異変が終焉した………

 

俺は空条承太郎………今、射命丸に霊夢と魔理沙と一緒に取材されている………

もうこの取材がかれこれ2時間も続いている、もう疲れた、これ以上取材されたらドウナルダロウカ………射命丸ガ………

 

文「あやややや、ありがとうござました。では私は記事にしてきます。今後とも文々。新聞をよろしくお願いします。」

 

もう、やだ疲れた。

あと、射命丸よ、周りを見てみろ霊夢も魔理沙も顔はやつれているが目が明らかに殺る側の目をしているぞ、かく言う俺も殺意がガンガンわいているのだが………

 

承「さっさと行け………早く俺は休みたいんだ………さもないと………どうなるか………ワカルナ?」

文「は、はい‼︎今すぐ帰ります。失礼しましたあああああ」

 

俺は意識せずに殺気を放っていたようで超ビビったようだ、とんでもない速さで帰っていった。

 

霊「はああああ、やっと終わった、これ以上していたら殺っちゃうかも知れなかったわ。」

 

おやおや、同じ事を考えていたのか……

 

魔「私も危うく殺りかけたぜ」

 

オメーもかよおおおお

やっぱり、あれはキレるな。

 

ブ「お疲っっっれ様、承太郎〜〜霊夢〜〜魔理沙〜〜」

 

おや?いいところにストレス発散サンドバッグが………

 

*承太郎達はとても錯乱状態です、それこそブラッドをサンドバッグと思う程です。

 

ブ「え、ちょ、承太郎?何をする‼︎あ、待って僕はまだ何もしてないのにーーーうわああああああ」

 

特に意味のない暴力がブラッドを襲う‼︎

 

 

ドガアアアアン

 

 

はい、ブラッドに安定のロードローラーです。

 

承「フーースッとしたぜーー」

 

やっぱりこれをすると気分がスッキリするなーーえ、無慈悲?鬼?鬼畜?慈悲は?

慈悲?ナニソレオイシイノ?

あいつの場合、慈悲はとうの昔に捨てたわ‼︎

 

霊「私もやっていい?」

 

おや?

 

魔「私も……」

 

おやおや?これは……ブラッド……ご愁傷です。

俺はブラッドを憐れむ目で見た……

 

ブ「え、なんで、そんな目するの?ちょ、霊夢ちゃん?魔理沙ちゃん?なんでそんな笑ってこっちに来るの?無言はやめて怖いからお願いだからあああああ。」

 

諦めろブラッド、現実は非情だ。

俺は心の中でブラッドに敬礼した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぎゃああああああああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアアアア

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は何も知らない、ブラッドに八つ当たりされてるなんて知らない。

ブラッド?ああ、まあいい奴だったよ……

さてと、霊夢と魔理沙にボコられてるブラッドは無視して、確か……そう、レミリアだっけ?まあいい。そいつに俺が1週間住む話をつけないとな………………と思ったら誰がレミリアか分からねーメイド長の咲夜かフランとか美鈴とかに聞くか……

 

 

 

 

俺は紅魔館組の所に行った……さてと。

 

承「おい、ここにレミリアってやつ居ねーか?」

 

そうすると翼の生えた少女……いや、もとい幼女が出てきた……まさかこいつがレミリアとか言うなよ。

 

レ「私がレミリアよ、なんか変な事考えてない?まあ良いわ、で何の用?」

 

Oh………まじかよ………まあ良い、話をしよう。

 

承「話だ、お前らは異変を起こした、そして解決された……ここまではいいか?」

レ「ええ、続けてちょうだい」

 

さて、ここからが本番だ。

 

承「俺はこの世界の管理人の八雲紫にある事を頼まれた、一つ目はスペルカードルールを守らない者が自分達じゃ、対処出来ない者の対処、簡単に言えば幻想郷を守る役目。もう一つが、異変が起こり、異変が解決されて異変を起こした犯人の住む場所に一週間泊まり、危険かどうか判断するという役目だ……ここからは言わなくてもいいな。」

 

さて、どうくる。

 

レ「………分かったわ、咲夜」

 

良し、多分上手くいった。

 

咲「はい、なんでござましょうか、お嬢様」

 

こいつ……たった数歩のために時止めしやがった。時止めを乱用すな、DIOが泣くぞ。

 

D(全くだ、時をそんな事で止めるな、そんな事したら私のプライドが………)

 

ざまあ‼︎

 

D(私には味方はいないのか?)

ジョ(安心して、一応僕は多分味方だよ)

D(ジョジョ……ありがとう)

ジョ(どういたしまして。後、そろそろ時間だから、次の異変までじゃあね、承太郎)

D(せいぜい頑張ることだな)

 

ああ。じゃあなジョナサン、DIO

 

レ「承太郎君を一週間ここに泊めないといけないから泊めるわね」

咲「分かりました、ですがお嬢様」

 

ん、なんか問題でもあるのか?

 

レ「何?」

咲「今回の異変で館が半壊しているので……」

 

あーそういう事か咲夜の言う通り紅魔館は原型は一応保てているが酷い損壊だった、いやー派手にやり過ぎたな………

 

承「それなら、俺が直そう、俺の能力に治す能力があるから任せな。」

咲「え、治してくれるのですか?」

 

もちろんさぁ、なんせ俺も結構壊したからな。

魔理沙も大概だが………

 

承「ああ、ちょっと待て…………………はい、終わり」

 

俺は近くの落ちていた欠片に触り直した。

 

レ「早いわね……ありがとう承太郎君」

咲「ありがとうございます、承太郎さん。」

レ「さて、じゃあいつから泊まるの?」

 

そういや、決めてなかったな………明日ぐらいでいっか。

 

承「明日からだ。」

レ「そう、分かったわ。それとお願いがあるのだけど。」

 

面倒そうなお願いだろうな。

 

レ「ちょっと、明日で良いから手合わせしてくれない?あなたの強さを見てみたいからどう?」

 

えーイヤッ‼︎って言っても無理だろうなー

 

承「良いだろう、ただし条件がある。」

 

こうなったらヤケだ。戦いを楽しもう‼︎

 

レ「何?まさかこっちが不利にさせるとか?」

承「いや、逆だ。5人で来い。そして弾幕ゴッコではなく本当の戦いだ。」

レ「正気?何かの冗談でしょ。」

 

いったって正気です。本気と書いてマジと読む。

 

承「いや、真面目、大真面目だぜ。そうでもしないとお前達が勝てないからな。」

レ「舐められたれたものね……良いわ、受けてあげる。その代わり大怪我しても知らないわよ。」

承「それはこっちのセリフだぜ。」

 

レミリアは俺を睨みながら言ったので俺は煽るように言い返した。」

 

咲「お嬢様、失礼ながら言いますが。余り承太郎という男を侮らない方がよろしいかと……」

レ「何故?」

咲「承太郎さんは私や美鈴やあの妹様を殆ど無傷で勝っています、戦った私だからこそ言えますが相当手を抜いていました。」

 

お前の戦いでは無傷じゃないがな。

 

レ「へえ、貴女や美鈴、それにフランまでもね……」

 

レミリアは何かまだ言いたかったようだがそれを俺は聞くことが出来ない何故なら……

 

フ「承太郎お兄ちゃんーーーーーー」

承「うぐあああああああああ」

 

フランが俺の鳩尾目掛けて飛んでき俺に抱きついた……フランの頭が俺の鳩尾にジャストミート‼︎……ヤヴァイ超痛い

と言うか、どうしてこうなった?

 

承「フラン、どうした?」

 

この間にも頭をグリグリしさらに手を締めてけてくる………

 

フ「お兄ちゃん、大好きーーーーー」

 

………………はい?今、なんと言った?好きって言ったのか?ハハハそんな訳ないじゃ無いか〜〜キットキキマチガイダ〜

 

承「すまん、もう一度だけ言ってくれ、お前に締め付けられてそれどころじゃなかった」

フ「あ、ごめん……」

 

フランは大人しく俺から少し離れた。

 

フ「好きって言ったのよ?」

 

絶望とはこう言う事か………いや、フランがいやって訳じゃない、ただ見た目が………ね………どう見ても幼女………だからな良からぬ誤解を招く、そんなのあのプライバシーもヘッタクレもないストーカーにとかに知られたら………社会的に………死ぬ……いや、likeの方だよなLOVEじゃねーだろ、うん。きっとそうだ。

俺がそんなことを思っている間にもさらに畳み掛けてきた

 

フ「フランはお兄ちゃんのお嫁さんになるn「ガハッ」………ってお兄ちゃん⁉︎」

 

物には順序があるだろう、なんでいきなり嫁になる……

 

承「どうした?」

 

 

 

ガンガンガンガンガンガンガンガンガンガン

 

 

 

咲「何やっているんですか⁉︎落ち着いて下さい‼︎」

 

俺は口から血を吐き、さらに近くにあった壁に何度も打ち付けた驚いた咲夜に静止された

 

承「俺はいたって冷静だ、冷静に頭を壁に打ち付けているだけだ、後はこれから重りを付けて湖に沈むだけだ。」

咲「冷静な人は壁に頭を打ちつけたり湖に沈もうとはしません‼︎落ちいて下さい。」

レ「フラン、ちょっとお話しようか、幾ら何でもいろいろと飛んでいるわ」

フ「?どう言うこと?」

 

俺は咲夜に宥められその間にキョトンとしているフランだが、その後レミリアがオハナシしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください………ーーーーーーキングクリムゾン‼︎ーーーーー

てれれれれれーんてれれれレーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「俺は正気に戻ったーーー」

咲「いきなりどうしましたか?」

 

いや、つい正気に戻ったから………

 

フ「ねえ、お兄ちゃん。」

承「どうした?」

 

フランはさっきのテンションから打って変わりしょんぼりしていた。

 

フ「もしかして、フランの事…………嫌い?」

 

上目遣い&涙目じゃーないかーどうしよう。これ、俺はどうにかなるが他の奴だったらどうなっているのだろうか………

 

作者「フォアアアアアアア」

 

あーこうのなるのか?いや、これは作者が変なだけか………まあ良い、フランは今にも泣きそうな顔で言った………やりすぎたな、さっきのリアクションは幾ら何でもな……

 

承「いや、嫌いは無い。さっきのはいくら錯乱していてもやりすぎた、すまない。」

 

俺はフランに頭を下げそう言った。

 

フ「ううん、良いのよ。フランこそいくらなんでもいろいろ飛びすぎた気がするし、こっちこそごめんね。」

承「ああ、後、反省の代わりに俺は明日からしばらくここに泊まらないといけないからその時に遊んでやるよ。」

フ「お兄ちゃん大好き‼︎」

 

フランがまた俺の鳩尾に飛んできて俺とフランが転けフランが俺を覆い被さるように転けて余計な誤解を招く事に成りかけたのは言うまでもない………あの時に射命丸がいなくてよかった………

 

 

 

To be continuedーーー>

 




何故か、一瞬で霊夢とレミリアの戦いが終わってしまった………まあ、時間上魔理沙と承太郎がパチュリーやフランと戦っている間にも戦っているからこうなったのかー?だが幾ら何でも短すぎる……戦闘描写難しいっす。


感想、アドバイス、誤字などございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第15話 空条承太郎の災難〜俺が何をした〜

どうもジョースターです。
昨日、中学校最後の体育大会が有りました。楽しかったです。
最近、承太郎の口調が変わっている気がする………まっ、いっか。きっと気の所為ですね。
後、ポケダン時を久しぶりにやってモンスターハウスで出てトラウマが再燃しました。
あれはトラウマものですよ。

兎に角どうぞーー


前回のあらすじ

承太郎がロリコn「オラァッ」ドコッ

………爆ぜろ承太郎

 

俺は空条承太郎……たった今、異変解決祝いの宴会を博麗神社で開いている……全然楽しくない……何故って?それは次のセリフを見れば分かる。

 

承「WRYYYYYYY」

霊「ほら!遅い‼︎もっと料理を持って来なさい‼︎」

魔「そうだぜ、もっと持ってきてくれ〜」

承「この鬼畜共めええええ‼︎」

 

始まってからひたすら料理を作っては運んでいます。え?セリフを見ても分からなかった?気にするな‼︎

 

レ「あ、これも美味しいわね。承太郎君は咲夜といい勝負ね。」

咲「そうですね。ただ、その本人は………」

 

咲夜は承太郎を横目で見ながら言った。

 

レ「そうね。これはかわいそすぎるわ、咲夜手伝ってあげて。」

咲「わかりました、お嬢様」

 

咲夜は時を止め俺の前に行った。

 

承「どうした?咲夜、何かやって欲しいことでもあるのか?」

咲「いえ、ただ私も手伝いをしに来ました。」

 

あー頼みたい所だが流石にそれは不味いな。

 

承「いや、大丈夫だ。」

咲「ですが……」

 

咲夜はまだ言いたげだったがお前はレミリアの所にいろって言ったら「解りました」と言い戻って行った。

さて、続きをするか、一応俺の分は前もってとって置いているし大丈夫だろ。

ってかいろんな奴来てるな。幽香とか慧音とか他多数。後、そこのストーカー射命丸俺を撮るな。

俺はそう思いながら料理を再開した……………この後に起こる悲劇はまだ知らずに………

 

 

 

 

 

 

承太郎が料理を作りっている間にも宴会はなおも続く

 

魔「いやー承太郎の料理はやっぱり上手いなー」

霊「本当、これを毎日食べれる私は本当運が良いわ〜」

 

多少……いや、結構酔っている二人はそんな会話をしたり……

 

レ「咲夜、承太郎くんを執事に雇うのはどうだと思う?」

咲「それは是非ってなりますが、承太郎さんが応じてくれるとは思いませんね。」

レ「あーやっぱり?まあ、明日からしばらくは紅魔館に住むから良いけど。」

 

レミリアは咲夜とそんな会話をしている。

 

フ「美味しい、どれもこれもとっても美味しいねー美鈴‼︎」

美「そうですね‼︎妹様‼︎」

 

こんな会話をしている時霊夢と魔理沙はあることに気付いたそれは承太郎が自分用に置いていた料理だった。

 

霊「ねえ魔理沙、あれって食べていいのかしら?」

魔「……やめといたほうがいいぜ、あれ承太郎が確か食べるなって言っていたやつだ。」

 

そんな会話に乗ってきた者が2人現れた。

 

ブ「ちょっとぐらいなら、バレないよーあんだけあるんだし。」

紫「そうよ、バレなきゃ問題じゃ無いわよ。」

ブ「バレなきゃ、問題じゃ無いんですよ。」

 

承太郎の分身であり歩くトラブルメーカーのブラッドが言い、それに便乗して紫も言った、この時点で相当なフラグだが酔っている2人はそんなことにも気付かず……

 

霊「じゃ、食べましょ」

魔「そうだな……食べるとするか」

紫「ってブラッド、あなた、食べれるの?」

ブ「あーうん。食べれるよー仮面を少し外せば。」

霊「あ、そう。兎に角食べましょ」

 

そして1人が食べたことにより他の者も便乗し食べ結果、全て無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

そんな事は知らない承太郎は………

 

承「ふーやっと終わったーーさて自分の分を食べるとするか」

 

俺はそう言い俺の取り分を置いた場所に行ったのだが………

 

承「ない………だと。」

魔「あ、ごめん全部食べちゃったぜ」

 

ほうー誰が食べたんだ?俺の取り分を……

 

承「誰が最初に食べた……魔理沙知っているか?」

 

俺は笑顔で言った筈だが魔理沙の顔は青ざめている、あぁお前だな。

 

魔「そ、それは……」

承「それは?」

魔「ブラッドと霊夢と紫デス。」

承「後、お前だな。」

魔「………はい。」

承「そいつら全員呼んでこい、今すぐに…じゃなきゃ……ワカルナ?」

 

俺は思いっきり笑顔で魔理沙に言ったはずなのだが魔理沙は真っ青になった。

 

魔「ハイ!今すぐ呼んできます‼︎」

 

魔理沙はダッシュでそいつらを呼んできて俺の黒い笑顔を見たら見事に全員顔が真っ青になっていた。

 

承「良し、全員揃ったな、言い訳は?」ニコニコ

霊•魔「ブラッドと紫に唆された」

ブ「行けるかなーって思ってやった、後悔はしていない」

紫「………」無言で隙間で逃げようとする

 

逃げる気か?よろしいならばリアル鬼◯ッコだ。

俺は笑顔で逃げようとしている紫の肩を掴んだ。

 

承「何処へ行くんだぁ?」

紫「ちょっと用事を思い出して……」

承「大丈夫ダイジョウブ、直ぐ終わるから安心シナサイ」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

 

 

俺からとてつもないオーラを出しているのは知っている

 

 

コオオオオオォォォォォォ

 

 

そしていつの間にか波紋の呼吸までしていた。

 

紫「いや、ちょっと急用で……帰らないt」ドコン‼︎

 

 

 

ピシピシミシミシミシミシ………ドガアアアアアン

 

 

 

承「あ"?」

紫「ナンデモナイデス」

 

俺は近くにあった柱を殴ったそしたら見事に博麗神社が消し飛んだ、木材は吹き飛んだので怪我人ゼロ。その後俺は無言で治した。ほんの数秒なのでなんかあっても大丈夫だろ。

周りは全員(幽香とフランは除く)全員が( ゚д゚)って顔になっていたそうな。

俺はそれを見向きもせずにどす黒い笑顔で優しくドスのきいた声で……

 

承「ちょっと、お前ら外でオハナシしようか……」

霊•魔•ブ•紫「……………はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーしばらくお待ちください、その間に妖精達や妖怪達の会話をお楽しみ下さいーーーーーー

 

 

 

 

 

 

ル「これ、美味しわねー」

チ「そうだねー誰が作っているんだろう」

大「承太郎さんだと思うよ。」

リ「そうなの⁉︎」

ミ「やっぱりあの人すごいねー」

 

 

 

慧「え、これ承太郎が作ったのか?」

妹「らしいな。ちょっと驚いた。」

慧「あいつ主夫力高いな。」

妹「そうだな。」

 

 

 

 

 

 

ーーーー説教終了までキングクリムゾン‼︎ーーーー

 

 

↓承太郎のオハナシイメージ図………これと対して変わってない事をしています。

 

     北斗有情破顔拳

   \  テーレッテー    /

    \  ∧_∧   /

     .∩( ・ω・)∩   

    / 丶    /  \

  /   ( ⌒つ´)    \

 

 

 

 

 

霊「スイマセンデシタ、モウ二度シマセン」

魔「承太郎サン、コワイ」

紫「こ、ここ最近で一番怖かった。」

ブ「…………」無言でロードローラーから出てくる。

承「反省したか?」

説教組「…………ハイ……」

 

 

これを見てレミリア達は全員何があった……と思ったが聞くのが恐ろしいから聞かないでいた。

え?何をした?それはただ自分がやった事の酷さを教えただけだよ。物理的にも精神的にも………ね。

 

 

 

 

 

 

 

この後も宴会は続き説教組も明るくなった所で宴会は終わり皆それぞれの帰る場所に帰っていった。

俺は外で満月を見ながら(自作の)コーラを飲んでいた。

 

承「これが満月か………綺麗だな。」

 

満月ぐらい見たことあるだろって思ったやつ、静かに挙手。

俺は実は綺麗な円の月は見たことは無い、なぜなら俺がいた世界は俺が産まれた頃には月が7割消し飛んで今ではぐちゃぐちゃの月になっていた、師匠曰くあれは自分の中学校の先生がやらかしたらしい、正確には違うが。

 

紫「どうしたの?承太郎君」

承「いや、ただ月を見ていた綺麗だな。」

紫「そうね。ねえ、承太郎君、あなた初めて綺麗な満月を見たでしょ、どう?綺麗でしょ。」

 

なんで知っているとは思わない。

 

承「ああ、そうだな。まともに見たのは初めてだな。」

紫「そう……じゃあゆっくり見なさい。」

承「ああ、そうさせて貰う。」

 

 

 

俺はしばらく月を見ていたが俺は紫にある事を頼む事にした。

 

承「紫、頼みがある。」

紫「なあに?承太郎君」

承「俺を元の世界に一旦帰すことは出来るか?」

 

紫はそれを聞くと少し悲しそうな顔をしていた。

 

紫「どうして、そんなことを聞くの?」

承「それはもうそろそろ師匠と父さんや母さんや姉ちゃんの命日なんだ、と言うか師匠と俺の親は同じ日に死んだ。まあ簡単に言えば墓参りをしたいいいか?後出来るなら毎年頼む。いけるか?」

 

紫は少し考えるようなポーズを取りながら俺を見て答えを出した。

 

紫「良いわよ、ただし幻想郷があるなんて言わないこと、後、私も付いて行くわ。」

 

はいはい、分かりましたよーって、ゑ、なんでお前が付いてくる………まあ良い

 

承「……ああ、分かったありがとう。」

紫「で何時ぐらいが良い?」

承「そうだな……来週ぐらいかな。詳しくは近くになったら言う。」

紫「そう、分かったわ。それじゃ、私は帰るわ、それじゃまたね〜おやすみ〜」

承「ああ、おやすみ」

 

紫は隙間を開け帰って行った。

俺はしばらく空を見ていたがそろそろ寝ることにした。

 

承「………さて、俺も寝るか……」

 

俺は寝る用意を済ませ寝た、さて明日からは紅魔館に行かないとな……

 

 

 

綺麗な満月の下、博麗神社にて承太郎は初めての宴会を終えた……

 

To be continuedーーー>

 

 

 




さて、途中でアスキートを巫山戯で入れてみました、後悔は無い。
さて、一応これで紅魔郷は終了ですが、この後に承太郎が紅魔館に泊まる話が始まります。
どうなるかは見てのお楽しみで……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします。

次回もお楽しみに〜〜


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第16話 紅魔館に泊まろう

どうもジョースターです。

最近カービィだけでは無くドラクエの音ゲーにもハマってきた……あれは楽しいです。
後、つい最近に『東方儚月抄』を上•中•底を買いました、いやー面白ですねー原作とはまた違った楽しみがありますな。


さて、雑談はここまでにしてどうぞ〜


前回のあらすじ

承太郎が博麗神社をぶっ壊した

 

承太郎は昨日行われた宴会の次の朝に承太郎は紅魔館に泊まるために支度をしていた。

 

俺は空条承太郎、今から紅魔館に泊まりに行きます。

俺が準備をしていると霊夢が起きていた。

 

霊「あれ?承太郎どっか出かけるの?」

 

このアホはなんで憶えていない。昨日言ったばっかだぞ。

 

承「前に言っただろ、異変解決したら俺が犯人の所に泊まるって」

霊「そう言えばそうだったわねーじゃあ行ってらっしゃい」

承「ああ、あと朝食は作ってあるからな。じゃ行ってくる。」

 

俺はそう言い博麗神社を出た。

 

 

 

 

 

 

ーーー少年?青年?移動中ーーー

 

 

 

 

 

 

俺は紅魔館に行かずに一旦人里に向かった、何故って?なんか土産を渡そうと思ったからだ

兎に角俺は人里に行った。

 

承「さて、何を買うか……」

 

俺は人里でいろいろといい店を探していたら何やら視線を感じるのだが……

しかも大人数で………俺ってなんかやらかしたか?

 

村人A「あれが空条承太郎か〜なんかいかにも強そうだな〜」

村人B「そりゃそうだ、なんせあの博麗の巫女を倒しちまうだからな……」

 

誰だ、そんな事を言った馬鹿は………って絶対彼奴だ、射命丸だろ……なんて書きやがった……次あったら見させて貰うとするか……

とか思っている間にも探しているのだがいいのが見つからんな……

 

承「ん、あれは……団子屋か……なんか良いの無いかな」

 

俺は手頃な大きさの団子屋を見つけた俺はそこに寄ってみることにした。

 

店員A「いらっしゃいませー」

 

店員は笑顔で俺に挨拶をした。

多分ここの看板娘だな……後、威勢がいいな。

 

承「すまない、なんか良い商品は無いか?」

店員A「それでしたら、この当店名物のこの『ゴマ蜜団子』は如何ですか〜?……あ、試食されます?」

 

ん?どっかで聞いたことがあるような団子だな……試食するか……

 

承「そうだな。頼む。」

店員A「はい‼︎分かりました〜どうぞ。」

 

俺は店員がお盆に乗せて持ってきた団子を見た見た目は……普通だな……では、味は?味も見てみよう。さてと、食べてみよう、俺は団子を軽くつまみ口に運んだ…………なんだこれ?うんまいなあぁぁ〜〜まさか団子の中に蜜が入っているとは………丁度良い甘さで美味い‼︎気に入った‼︎

 

承「⁉︎美味いな……これいくらだ?」

店員A「はい!一箱10銭です。」

 

そうだな……多めに10箱ぐらいあればいいか……紅魔館は思いの外人が多いからな……

 

承「10箱頼む。」

店員A「え!あ、はい‼︎合計で1円です。」

 

俺は懐に見せかけて亀から1円出した。

 

承「はい、ジャスト。」

店員A「あ、ありがとうございました〜またのご来店お待ちしています。」

 

俺は会計を済ませ店を出た。

 

承「さて、紅魔館へ行きますか……」

 

 

 

 

 

 

俺は人里の出口に向かい歩いていたら向こうから慧音が来た。

 

慧「お、承太郎じゃ無いか、どうしたんだ?」

承「ああ、これからしばらく紅魔館に泊まらないといけないから土産でも買っとこと思ってな。」

慧「そうか……まあ、頑張れ。あ、そうだ後、今週は休みにしてあるからな。」

 

気前良すぎない?まあいいか。

 

承「そうか、ありがとう。」

慧「どういたしまして、じゃあ行って来い。」

承「ああ、そうさせて貰うぜ。」

 

俺は人里を出て紅魔館に行った。

 

 

 

 

 

ーーーーーー移動をキングリムゾン‼︎ーーーー

 

 

 

 

 

 

承「……相変わらず赤いな……」

 

俺は門の前に立っているのだが紅魔館の赤さに改めて驚いている。

んで持って門番の美鈴が寝ているのだが……起こすか。

どうやって起こそうか、そうだなあれをやろう、俺は息を大きく吸ってできるだけ大きな声で言った。

 

承「咲夜ーーーーー美鈴が寝ているぞーーーーーーーーーー」

美「⁉︎……ちょ、待って下さ〜い咲夜さーん‼︎」

 

美鈴はそれを聞き目が覚め顔を真っ青にしたがしかし時すでに遅し、美鈴の周りにナイフがばら撒かれた、あ、どんまいって言いたいところだがさすがに………ね、幾ら何でも見た限りでも100本以上は鬼畜だろ……しょうーーがねええぇぇなーーーこれだけは助けてやるか……

 

承「お届け物でーす‼︎」

 

俺はそこら辺に落ちていた石を拾い一本のナイフ目掛け投げた、そして当たったナイフがまた別のナイフにあたりそれを繰り返し、結果美鈴の服に全てが刺さる結果になった。あ、一本だけ残ってた。まっいっか。

 

ドスッ

 

美「うげっ」

承「あ、刺さった。ダーイージョーブーデスカーーー?」

咲「承太郎さん、心が篭ってないですよ。」

承「あ、ばれた?」

 

美鈴は案の定一本だけだが腕にナイフに刺さった。ウワーイタソーダナー

 

承「ハイハイー、傷ハナオシマスヨー」

美「う、うう、ありがとうござます。後、助けてくれるなら完全に助けて欲しかったです。」

承「喧しや、助けてもらっただけ感謝しろ。」

 

俺は美鈴の服に刺さったナイフを抜きながら言った。

 

咲「で、また寝ていたんでしょ、美鈴………」

美「………はい。すいませんでした。」

咲「昼食抜きね。」

美「‼︎……いやああああああ」

 

おー凄く落ち込んでいるなーってか咲夜の目が養豚場の豚をいる目になっているぞ。

あ、そうだ忘れてた。

 

承「………あ、そうだ、咲夜お土産だ。全員に分けて食え。」

 

俺は亀からさっき買った団子を渡した。

 

咲「あ、わざわざありがとうございます。」

承「あ、ちゃんと美鈴にも食わせろよ。」

咲「はい、分かりました。」

美「やったーーーありがとうございます承太郎さん」

 

大袈裟すぎな。どんだけ何か食べたいんだよ、寝てばっかりなのに……

 

咲「じゃあ、兎に角お嬢様の所にお連れします。」

承「ああ。分かった。」

 

俺は咲夜に付いて行きレミリアの部屋のとこまできた。

 

咲「ここです。では私はこれにて。」

承「ああ、ありがとう。」

 

咲夜は時を止めてどっか行った、俺は一人でドアの前に立っていた。

 

承「さて、入るか……」

 

コンコン

 

承「ノックして、もしもぉーし」

 

俺はドアをノックして、そう言った、これやってみたかった、すると「入って。」とドアから聞こえてきた。

俺はドアを開けて入った。

 

承「邪魔するぜ。」

レ「邪魔するなら帰ってちょうだい。」

 

ハイよーって何でやねん‼︎って思わずで言いかけた、絶対これを言わそうとしただろ。

こうなったらノリツッコミをマジで帰ってやる。

 

承「はいはい〜失礼しました〜」

レ「いや、待ちなさいよ。帰らないでよ、ノリ悪いわね。そこはツッコミを入れて頂戴よ。」

 

ほらみろ、やっぱり帰ろうとしてパニクってる。ざまあ‼︎

 

承「冗談だ。帰らないぜ。」

レ「騙したわね。」

 

はい、騙しました。見事に騙されましたな。

 

レ「で、よく来たわね、承太郎君歓迎するわ。知っているかもしれないけど、私はこの紅魔館の主レミリア•スカーレットよ。」

承「ああ、んじゃ、俺も改めて紹介させてもらうぜ。俺は空条承太郎、ただの普通の高校せ……いや、教師だ。今日からしばらく世話になるぜ。」

レ「嘘をつかないで頂戴、どこが普通よ、異常も塊よ。」

 

あーやっぱり突っ込まれたか……そんなに異常か?……確かに異常だな。

 

レ「じゃ。戦いましょ。」

承「いや、おかしくない?どういう事?」

 

いきなり急展開過ぎだ、いろいろと話が飛んでいるぞ。その前にまず会話のキャッチボールが成り立ってない。

 

レ「良いじゃない、早くやりたいの、咲夜〜」

 

面倒だな〜まあいいが。レミリアは咲夜を呼んだ、そんな小声で聞こえるわけないだろ。

 

咲「お呼びでしょうか、お嬢様。」

承「いや、何で⁉︎」

 

俺はつい声を大きく出してしまった。

 

レ「何がよ」

承「なんで咲夜があの小さい声で呼ばれたと認識しここに来ることが出来る?」

咲「もう慣れました。」

 

もう訳が分からないよ\(^o^)/(某QB風)一体どんなのしたらこうなる。

 

 

レ「咲夜、今から美鈴とパチュリーそれとフランを呼んで来て。」

咲「分かりました。お嬢様。」

 

咲夜はレミリアに一礼し、消えた。また時止めしたな。

 

 

 

 

 

 

 

しばらくしたら咲夜は呼ばれた者を連れて来た。

 

フ「お兄ちゃん〜〜〜」

 

フランは俺を見るなり飛びついてきた。

俺はそれを受け止めた。フラン、お前はよく懐いている犬か………

 

レ「ちょ。何しているの⁉︎フラン⁉︎」

フ「何ってお兄ちゃんに抱きついただけよ。」

レ「いや、いきなりすぎない?まあいいわ。さて、全員揃ったし外に行きましょ。」

 

俺はレミリアの言う事にに従って外に出た。

 

レ「じゃあ、ルールはどうする?」

 

そうだな、一瞬で終わらせたいしなー

 

承「一発当たったら当たった奴は負けで、それから一気に全員で来い。」

レ「それでいいの?」

承「ああ、さっさと来い。」

レ「じゃあ行くわよ、皆準備は良い?」

 

レミリアは全員に準備が整ったか尋ね、確認が終わり全員一斉にスペルカードを唱えた………そうだな、どっかの『ポッポ•ポッポ•ハト•ポッポ』もとい『レッド•ホット•チリ•ペッパー』の持ち主の自称ウルトラ•スーパー•ギタリストみたいに言えば「いきなりMAXだぜええぇぇ‼︎」って奴だ。

 

レ「喰らいなさい。天罰〈スターオブダビデ〉」

美「虹符〈彩虹の風鈴〉」

パ「 火符〈アグニシャイン〉」

咲「メイド秘技〈殺人ドール〉」

フ「禁忌〈クランベリートラップ〉」

 

いきなり相当………いや、最早逃げ場のない弾幕が来た。普通の人なら\(^o^)/って顔になるだろうな……

え、冷静に分析してる暇か?冷静に分析してる暇が有るんです。それはね、すぐに分かる。

 

 

 

 

ドガアアアアアアン

 

 

 

 

 

美「やりました?」

レ「さあ?煙の所為で全く分からないわ。」

パ「いや、多分やったでしょ。」

 

さっきに鬼畜弾幕の所為でまだ煙が出て承太郎がどうなっているかが分からなかったが、しばらくし煙が消え、驚きに結果が出た。それは無傷のままの承太郎が目を瞑り腕を組み仁王立ちしていた。

 

承「おーーー危なかった〜〜」

レ「う、嘘、あれだけやっても無傷⁉︎何をしたの?」

承「さあ?なんでしょうか〜〜」

 

俺はすっとぼけた。わざわざ答えを言う馬鹿がいるか?いないな。

 

パ「‼︎まさか………貴方の周りに何かが張ってあるわね。」

 

おー流石、大魔法使い。よく分かったな。

 

承「正解‼︎パチュリーの言う通り俺の周りに薄い氷の膜を張っていたのだよ。」

パ「氷?それなら私のスペルカードで溶ける筈よ。」

 

あーそう言えばさっき使ったお前のスペルカードは火だったな。

無意味なのだよ。

 

承「確かに火なら溶けるが俺の氷は絶対零度に限りなく近い温度だぜ。火でも溶けん。」

パ「嘘でしょ。」

 

本当だ、マジなんだ。オレンジジュースは………頼まない。

 

承「そうだな。この氷は水晶のように透き通って綺麗だから。名ずけて『クリスタルウォール』って感じだな。」

 

え、聖闘士星矢に牡羊座の黄金聖闘士に同じ名前の技がある?馬鹿野郎、ワザとだ、と言うかそれもモチーフにした。

俺のスタンドの『雪のリング』で氷を壁のようにする技だそれ以外の何物でもない。

防御力は高いがその代わりに難点としてその間にずっと気を張っていないといけないから俺はこれを張っている間は何も出来ない。

……にしてもレミリア達が警戒して来ないな〜〜〜

 

承「どうした?来ないか?ならこっち体行かせてもらうぞ。」

 

『クリスタルウォール』を解除し、俺は白紙のスペルカードを1枚出し、そのカードに絵が浮かんだ。これは昨日思い付いた技だ。勿論モチーフがある。カービィのあるラスボスの技がかっこよかったので少し改造したりしてる技もあるが………昨日思い付いた。

 

承「食らえ、空間〈魔力球〉」

 

俺は空間を操るスタンド『ローア』を使い俺の近くに空間に星型の穴を開けそこに魔力球もとい黒い球体の球をありったけ入れた。

入れた空間を閉め適当な場所に空間に穴を開けた、するとそこからさっき俺が入れた魔力球が出てきた。

ちなみに威力は弱めれた。昨日、咲夜と霊夢、魔理沙が戦うのを止めるのに使った時になんかできたのを宴会中に気付いて、ちょっと試しにやってみたら(説教組を説教してる時に罰と称して試し打ちした主にブラッドに)出来た。

 

レ「きゃあ」

フ「うわっ」

美「くっ」

咲「なっ」

パ「むきゅっ」

 

全員それぞれがそれぞれのリアクションをしていたが、何だそのパチュリーの悲鳴は……

パチュリー以外は避けたがパチュリーは当たったので失格。

俺はさっき使ったスペルカードを亀の中にしまいまた新しい白紙のカードを取り出し、またさっきと同じように絵が浮かび、新しいスペルカードを使った。

 

承「さあ、次はこれだぜ。空間〈キルニードルワープ〉」

 

俺がそう言うと、いろんな場所から空間の星型の穴が開きそこから茨状の黒い針が出てきた。

無論針の先端は丸い、流石に尖っていたら死人(まず咲夜以外人じゃないがな)が出る。下級妖怪を簡単に串刺しに出来る程だぞ結構危険なスペルカードだからなと言ってもこれでも十分に痛いがな。

 

美「無理でしたああああ」

 

おっと美鈴が当たったようだ。

 

レ「いい加減にしなさい‼︎神愴〈スピア・ザ・グングニル」〉」

咲「幻世〈ザ・ワールド〉」

フ「禁忌〈レーヴァテイン〉」

 

レミリア達は反撃とばかりにスペルカードを使ったがそんなの俺の前には無力だ。

まずは咲夜が時を止め大量のナイフを投げてきた。

俺は新しい白紙のスペルカードを取り出しまた、絵が浮かんだ。

 

承「無駄無駄無駄ァァッ空間&火炎〈ドラゴストーム〉」

 

俺は炎を操るスタンド『マジシャンズレッド』を出した、マジシャンズレッドは口から炎を大量に出した。

その炎はまるで龍の様な炎だ、俺は空間に星型の穴を開けそこのさっきの炎を入れた………ここまで来れば皆さんお分りだろう……そう、空間に穴を開けそこから炎が出る、そしてまた別の空間の穴の中に入る、それの繰り返しだ。

 

咲「な、ナイフが………⁉︎しまっt……キャッ」

 

それで咲夜のナイフは全部無くなりそのまま咲夜に当たった。ちなみに炎は安全面も高い様にしている。ジョジョでこのスタンドの持ち主のアブドゥルは火の縄みたいなので人捕まえてたりしてたしね無傷でいけんじゃね?と思ったらいけた。

さて、後はフランとレミリアか…………どうしよう。

 

承「止めだ、空間〈ワープホールアタック〉」

 

俺は星型の穴を開け中に入ったのだが俺の身は大丈夫かな?まあ中に入っても多分大丈夫だろ。

 

レ「え?消えた。どこに……」

 

レミリアは承太郎が何処かへ行ったことに驚いた。

そしてどこに行ったか考えるがその答えは直ぐに出た。

承太郎が片手にグローブをはめて炎を出し、もう片方の手で刀の『孤月』を構えながら大量の弾幕と共に物凄い勢いで空間の穴から出てきたからである。

 

承「これでもくらいやがれええ」

レ「負けるかああ」

フ「てえええい」

 

レミリアとフランはそれぞれが持っていた武器で俺の攻撃を対処したが俺は関係無く2人を軽く峰打ちした。

 

承「これで俺の勝ちだな。」

レ「こればっかりはしょうがないわね。負けたわ。完敗よ。」

フ「やっぱり凄いねー承太郎お兄ちゃん〜〜」

承「流石に疲れた………」

レ「あんなに余裕こいてたのに?」

承「煩い、兎に角疲れたのだよ。」

レ「じゃあ。休憩と昼食にしましょ。」

 

もうそんな時間か?えーと11時30分か………

俺は時計を見たらそれぐらいの時間だった。

 

承「そうだな。そうするか……」

 

俺はその後、昼食を食べて少し暇になってしまったのは後の話

 

 

To be continuedーーー>

 

 




うん、承太郎が強すぎるね……それとあんまりスタンドを使ってない気が………気の所為だと良いのに……
因みの承太郎が使った新しいスペルカードは「カービィWii」のラスボスのマホロアの技を参考にしました。
そのまま書いた奴や少し改造した技がですのがあまり思いっきり元の技とかけ離れないようにしているのでイメージがわかない場合はググってください。

さて、この後の話をすると後、3〜4話ぐらい紅魔館でのお泊まりをして、その後、また日常編になるのですが……そこでやって読者の皆様がこれを見てみたいなーって奴を募集します‼︎………と言っても多分全く来ないと思いますが……詳しくは今日中に活動報告で書きます。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜


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第17話 逃げろ‼︎承太郎‼︎〜エスケーーーープ‼︎〜

どうもジョースターです。
今回はまた承太郎を描いてみました‼︎

色無し版


【挿絵表示】


はい、下手ですね。
ジョースター式オリキャラの描き方

1.まずはモデルとなるキャラ(今回の場合は ジョジョのアニメの原画集の表紙の承太郎)を書く。
この作業だけで何日費やしたことか………

2.その後にオリジナルのパーツを書く。

3.白黒版完成

4.色をぬる……色付き版完成

って感じですね。これを書くだけで一か月近くかかりました。
難しいです。

さて、話はここまでにしてどうぞー


前回のあらすじ

承太郎無双

 

俺は空条承太郎……以下略

俺がレミリア達を一蹴して昼食を取っている最中のこと………最初は騒がしかったが今は静寂であったがそれが我慢できなかったのかレミリアは俺に質問してきた、頼むから変な質問しないでくれよ〜〜

 

レ「承太郎君、貴方って苦手なモノ、戦いでおいての弱点なんてあるの?私から見れば弱点なんてない化け物だからに気になるのよねー教えてくれない?」

 

うわー答えずらい質問だなー食べ物は嫌いな物は無いし、そうだな………あっ、あったな、そう言えば………

 

承「そうだな。苦手なモノは………お化け屋敷だ。」

レ「なにそれ?」

承「簡単に言えば、肝試しの様なものだ。」

レ「オバケがダメなの?」

 

あー良く間違われる事だ、別に本物の幽霊とかは問題は無い……が………

 

承「いや、本物は大丈夫だ、問題無い。無理なのは本物では無く作ったものだ。」

レ「なんか変ね。でもどうして?」

 

それは聞かないでくれよ……もう思い出すだけでも恐ろしいのに………

 

承「簡単だ。俺が幼い時に俺の友人に無理矢理連れて行かれて、それが恐ろしいぐらい怖いやつだったから、その時の俺はあまりの恐怖に泣き喚いて、出てからブラッドをボコっていたな。」

 

ちなみに俺をそんな目に合わせた奴は平然としていた、女の筈なのに………それより男が泣くとはどうよ?

まず何でそんなに怖いお化け屋敷に子供だけで入れたかが謎だ。

 

レ「へーあなたにも苦手なものがあるのねーじゃあ弱点は?出来るだけ大きな弱点をお願いね。」

 

………こればっかりは言いたくない、これを言って仕舞えば結構ヤバイからな〜〜俺の致命的過ぎる弱点、両手を失うと何も出来なくなる事だけはなるべく知られたくない、こうなったら別の弱点を言うか……

 

承「そうだな、俺は長期戦があまり強くない………と言ってもそれこそ1時間以上の戦いだからな。俺のスタンドは精神エネルギーの像だから、精神を結構使うからな。現に俺がさっきの戦いで疲れたのはその所為だ。」

レ「へー長期戦が苦手なんだ〜だから、さっきも短期決戦にしたのね」

 

言えねぇ、そんなの考えずに面倒くさかっただけだったから、そうしたなんて言えねえ………

 

承「そ、そうだ。」

レ「やっぱりね、そうだと思ったわ‼︎」

 

レミリアは自分の予想した事が当たって嬉しがっていた。

本当は違うけど………

 

 

 

 

 

その後、昼食を食べ終え俺は咲夜に連れられしばらく俺が使う部屋へと行った。

 

咲「ここです。ここが承太郎さんがしばらくお泊りになる部屋です。ここでお好きなようにしてください、暴れても結構です。」

 

いや、俺が暴れた事あったけ?

 

承「ああ、ありがとう。」

 

俺は少しにやけながら言っていたが咲夜一切表情を変えなかった。すっごいクールだなー

 

咲「では、仕事があるので失礼します。」

承「ああ、ありがとな。」

 

 

咲夜は時止めをして何処かへ行った。さてと、俺は部屋で休むとするか……

 

 

 

 

一方咲夜は………

 

咲「はぁーーー、き、緊張した〜〜」

 

咲夜は承太郎に見えないところで脱力していた。

 

咲「一体、私はどうなってしまったの?なんで承太郎さんの顔を見るのが恥ずかしいの?なんで、あの異変以来承太郎さんの事ばっか考えているの?………いや、きっと気の所為ね……」

 

咲夜は一体自分がどうなっているのか分からず自問自答していた。

 

 

 

 

一方そんな事も知らない承太郎は………

 

俺は部屋のドアノブに手を掛けドアを開けた、開けた先には綺麗にされたベッドやら机やらがあった。高級ホテルか、ここは………真っ赤じゃ無い事を除けばな。

俺はそう思いながらベッドに寝転がった。

 

承「………さて、やる事がない………どうしよう、仕方ない、ゴロゴロしとくか……」

 

 

 

 

 

 

コンコン

 

 

 

 

俺は特にやる事が無いのでしばらくゴロゴロしていると俺の部屋にノックしている音が聞こえてきた。

 

承「入って良いぞ。」

???「はーい、入るね〜」

 

ドアが勢い良く開かれ入ってきたのはフランだった。

 

フ「おーーー兄ーーーちゃーーーん、あーーそびーーーましょーーー」

 

何故だろう、今、「2◯世紀少年」の世界大統領のともだち(分からない人はググってね by作者)を思い出してしまった。あれ?伏字の意味があんまりなくない?まあ良いか……

さて、遊んで欲しい?良いだろう。

 

承「分かった、何で遊んで欲しい?」

フ「決めてない‼︎」

 

決めてから来い。俺は何をすれば良いだよ?

 

承「今すぐに、決めろ。」

 

フランは少し顎に手を当てて考えてしばらくして答えが出た。

 

フ「うーん、じゃあ、陸上鬼で遊ぼ!」

 

何だそりゃ?聞いたことが無いぞ、ってかそれ普通の鬼ごっこじゃ無いのか?

 

承「それはなんだ?」

フ「えーとねー鬼の役の人が逃げる人を捕まえて首を締めて窒息させれば勝ちのゲームよ。」

 

何それ。コワイ。危険過ぎるだろって言うかそれ捕まった奴絶対に死ぬだろ。

 

とか思っていたら勝手に俺の駄スタンドのブラッドが出て来やがった。元の居場所に引き返しやがれ。

 

ブ「それは危険すぎるよー、それ誰に教えられたの?」

 

お、こいつの割には良い事を言うじゃないか、明日は竜巻でも来るのか?次に余計な事をしてもロードローラーは落とさないでおこう。

 

フ「自分で思いついたの‼︎」

 

フランは満面の笑みでそう言った、そうかなら仕方がないな。

 

ブ「じゃあ、少しルールを変えてやろ〜鬼の人は逃げている人を捕まえてキスをしたら勝ちって言うのはどう?鬼はフランちゃんで逃げる人は承太郎で」

フ「それじゃあ。足りないなー捕まえてキスして結婚するって言うのはどう?」

ブ「それ良いねーそれで行こう‼︎」

 

前•言•撤•回こいつはロードローラーだけでは済まないな、こいつ、今とんでもない事言いやがった。

 

フ「じゃあ、お兄ちゃんは私が10数える間に逃げてね〜〜1〜〜〜〜〜2〜〜〜〜〜3〜〜〜………」

 

もう、始まっている………覚えてろよ、ブラッド。

 

俺はブラッドを睨みつけ、「後で覚えてろよ」とだけ残し俺は走り出した。

そして何故今、俺の頭の中でカー◯ィのグルメレースが流れている………

 

 

 

 

 

 

 

取り敢えず何処に行こうか………やっぱり見つからない所だな。追いかけられたらあっちの方が身体能力が高い、一瞬だけなら逃げれるが長時間だと不可能に近い、取り敢えずどっかの適当な部屋に入ろう。

俺は近くにあった部屋に入った。

 

承「此処ならしばらくは安全のはz……」

 

 

ドガアアアアン

 

あれ?俺ってフラグを建てたっけ?なんで壁が粉々になっているんだ?

俺がそう思って入ると炎の剣を持ったフランがいた。

 

フ「お兄ちゃん、みーーつけーーーた」

承「マジかよ………冗談じゃ無い。」

 

障害物を壊して探す奴がいるか?あ、俺も似たような事をした事があるけど……

とか思っていたら、フランが飛びかかって来た………

俺はそれを避けて、壊れた逆の壁を壊して逃げた。

俺も壊して逃げます。そうでもしないと無理、その後直ぐに治したけど。

そして治したのに直ぐにフランに壊された。

 

フ「待て待て〜〜」

承「待てと言って待つ馬鹿は居ない」

 

俺は時を止めたりして部屋に隠れたりしたが結構そこら辺一帯をフランが壊し、結局見つかり逃げるの繰り返しになった。

ここが倒壊しないかが心配だ………

 

承「畜生、これだと確実に俺が負けてしまう………どうやって逃げれば……」

 

ヤバイヤバイヤバい、もし捕まってキスされて結婚なんかしたら、もしそれが射命丸とかに知られて新聞に乗ってしまったら………

フランの見た目幼女………

俺………身長195の男……

うん、ヤバいね。待つのは社会的に死あるのみ………絶対にそれだけは阻止せねば‼︎

 

…………あれ?これって…………逃げなくてよくね?これはフランが俺にキスをすれば俺が負けるのだろ?なら捕まってもキスされなきゃ良いじゃね?

俺はそう思い立ち止まった。

 

フ「捕まえた〜〜〜お兄ちゃん、覚悟は良い?」

承「ああ、出来ている……」

フ「じゃあ、いくよーーー」

 

ガシッ、ギュウウウ

 

フ「え?ちょ、お兄ちゃん‼︎何やってるの?これじゃあキス出来ないよー」

承「え?じゃあ離してほしいか?」

フ「いや、これはこれでありだと思うけど〜」

承「じゃあ良いだろ。」

フ「そうだけど〜〜」

承「…………すまん。」

 

ドッサ、ガシ

 

何をした?簡単だ。俺がフランに抱きついた……それだけだ。

これなら身長差でフランは俺にキス出来ない。前もって言って置くが俺はロリコンでは無い。

そして、俺はフランをスタンドで眠らせた。攻撃でしてないけないとは言ってないからな、それにこれは攻撃で無い。え?そんな能力があるなら前のフランとの戦いで使え?残念だがそれは無理だ、理由はこの能力の射程距離は自分が手の届く範囲、そして相手が落ち着い状態では無いといけないから、前はフランが興奮状態だったから使えないのでな。

 

承「済まない、ゆっくり休んでくれ。」

フ「スゥ……スゥ……スゥ……」

ブ「なかなか考えたねー承太郎ー」

 

おや?こんな所に事に発端がいた。

 

承「後でちょっと表出ろ」

ブ「…………はい………」

 

フランは俺の腕の中でスヤスヤと寝ている。

俺はフランを自分の部屋に寝かせた…………さてと殺るか………ブラッドを………

俺は外に出てブラッドに質問をした。

 

承「ブラッド………言いたい事は分かるな。」

ブ「…………はい。」

承「それじゃあ、選べ、ロードローラーかタンクローリーか」

ブ「それ、選ばして無いよ〜〜」

承「そうか、じゃあこうしよう。選べ‼︎降伏(惨死)か、死か!」

ブ「それ絶対降伏も死ぬよね‼︎責めて別の方法でやって下さい、お願いします。それにあれは承太郎が悪いでしょ‼︎僕は悪くない‼︎」

 

お前は何を言っているんだ?開き直ってどうする。

ん?なんでこんな所に紫の隙間が開いて道路標識が出てるんだ?ブラッドは気付いてないけど。

 

承「アーーーコンナトコロニ道路標識ガーーー(棒)」

ブ「ナ、ナンダッテーーー」

承「ワカッタワカッタ、これでブラッドの頭をカチ割れと言うことかーー(棒)」

ブ「え?ちょっと待って、それだけはそれならロードローラーやタンクローリーの方が良いよ‼︎勘弁してくださいy……」

 

なんだ。そんなにこれ以外にも他の2つも殺られたかったか………貴様には特別に全てやらばしてやろう。

 

 

 

 

 

ギャアアアアアアアアアアアアアアアアア

 

 

 

 

ブラッドの断末魔は凄く大きな声だったそうな。あまりの大きさに昼寝していた美鈴は起きてしまったそうな。

しかし美鈴は何もないと確認するとすぐ寝た。

 

 

 

 

 

俺はブラッドを制裁してから俺の部屋に戻った、戻ってからしばらくしたらフランが起きた。

 

フ「ん、んんーーふぁああああ。あれ?お兄ちゃんここどこ?」

承「ここは俺の部屋だ。お前は俺が抱きついたら、何故か寝てしまってな。ここまで運んだ。」

フ「ありがとうーーお兄ちゃんーー」

 

そう言えばなんでこいつはこんなに俺の事が好きなんだ?俺は何もして無いはずだが………

 

承「フラン」

フ「ん?どうしたの?お兄ちゃん」

承「お前は何故、俺の事が好きなんだ?」

フ「えーとねーそれは、お兄ちゃん最初に私と戦った時に最後に殺すことも出来たし、そのままもがき苦しむ私を無視して別の場所に行くことも出来たのに、私を治したから‼︎」

承「え?それだけの事で?」

フ「うん、私は閉じ込められて暴れるたびにお姉様達にボコボコにされて、そのまま部屋に押し込まれるから。凄く苦しかったから、その時も「あー殺されるのかなー、それともこのまま放置されるのかなー」って感じの思っていたけどお兄ちゃんは私の傷を治してくれた、それだけで嬉しかった、私は初めてそんな事をされたのだから好きになったの。ほら、言うでしょ「女は優しくされたら惚れる」って」

 

………そんなの知らん。どっからそんな言葉知った。……まあ良いか……

俺はフランの頭に手を置き優しく撫でた、フランは凄く幸せそうにかつ満足そうな顔をしてた。

 

 

 

その時ブラッドは………

 

ブ「うああああああん。誰か助けてーーーー」

 

ブラッドは、承太郎にロードローラー、タンクローリー、道路標識でボコられ、さらにだめ押しで十字架の柱で磔にされていた………ブラッドの虚しい叫びは誰にも聞かれることは無かった………

 

 

To be continuedーーー>

 




はい、どんまいブラッド。
そして妬ましいぞ、承太郎………

色付き版の承太郎です。色鉛筆で描きました。


【挿絵表示】


はい、少し本来とは違う色があるのですがそれは、僕が今持っている色鉛筆ではその色を出すのは無理だったものだけ、それに似ている色を使いました。

後、まだアンケートとコラボの募集をしているので興味がある人は僕の活動報告を見て書いてくださいお願いします。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします。

次回もお楽しみにー


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第18話 紅魔館での日常その一

どうも、テスト前のジョースターです。
テスト前なのに前回描いた承太郎をスマホでも描いてみました
まずは線画から


【挿絵表示】


まあ、前とあんまり変わって無いですねー

さてと、雑談はここまでにしてどうぞーー


前回のあらすじ

承太郎がフランに抱きついた。

 

俺は空条承太郎、フランとの俺の人生を賭けた鬼ごっこが終わり夜になったので夕食の時間だ。

え?おまえは今、何をやっている?簡単だ。咲夜と一緒に調理中だ。なんで妖精メイドは何もしないのだろうなーってオイ、なんで俺が作っているんだっけ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は少し前に前に遡る………

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

俺はフランとの鬼ごっこを終え。しばらくして空腹になっていた。

 

承「お腹が空いたぜ」

フ「私も……」

 

吸血鬼って血があれば充分だったような気が………まあ良いっか。

そこにレミリアが部屋に入って来た。理由は暇だったかららしい。寝とけと思ったがまあ良い。

 

レ「暇だわーなんかしてよーー承太郎ーー」

承「出来ません。それより飯はまだか?」

レ「まだよ。早く食べたいなら貴方が作りなさい、咲夜も手伝わせるから。」

承「良いだろう。作ってやる。」

 

 

 

 

回想終了ーーーー

 

 

 

 

 

 

ってこれ俺のせいじゃねかぁああああーーー

作ってやるとか言った俺に殴りたい。フルスイングで…………

まあ良い言ってしまったものは仕方がない。

さっさと作るか………とか思っている間にもう半分も作ったけどね………

てかエグい程作る量が多い………何時もの何倍だよ………

 

咲「承太郎さん?目が死んでいますよ?」

承「え?死んでいたのか?そんなバカナー」

咲「何時もより出来るのが速い………どれだけ妖精メイドが役に立たないかがよく分かるわ……後、お嬢様もなかなか面倒な事をやらすわねー」

 

咲夜ーー愚痴が出てるぞーーってどんだけ妖精メイドは存在価値が低いんだよ……

もはやただのカカシですな。

 

咲「でも、承太郎さんと二人きりでやれるのは嬉しいけど……」ボソッ

承「どうかしたか?」

咲「い、いえ!何も‼︎」

 

咲夜の顔は真っ赤になっていた………どうかしたかな………

その後もペースは変わらずにむしろ上がった気もするがとにかく出来た………

 

 

 

 

 

 

料理を食堂に運んで来たらいつの間にか全員揃っていた………いるなら手伝ってくれても良いじゃないか………鬼畜共め

 

レ「あら、いつもより早かったわね、咲夜。やっぱり承太郎のお陰?」

咲「はい、何処かの妖精達とは違って速く作ってくれたので早く仕上がりました。」

レ「そう………承太郎、ここで働く気は無い?今なら、副メイド………もとい副執事長になれるわよ。」

 

やる気は無い、そんなのやったら俺の大切なゲームに時間が無くなってしまう。

 

承「済まない、俺は働く気は無い。今の生活が結構気に入っているのでな。」

レ「…………そう、なら仕方がないわ。無理に働かすのはあまり気が進まないからいいわ。でも働きたくなったらいつでも良いわよ。」

承「ああ、考えて置く」

 

誰がやるか、もうあんなに働かせれるのはゴメンだぜ。

 

レ「さて、取り敢えず食べましょ」

承「そうだな。それでは皆さん手を合わせて、いただきます。」

 

 

 

 

全員『いただきます』

 

 

 

 

 

その後、俺はいろんな奴と話しながら夕食を終えたのだが、何故かレミリアとフランだけは浮かない顔していた。

 

承「どうかしたか?スカーレット姉妹」

レ「この料理美味しいけど………血が入っていない………」

 

お前は何を言っている?なんで入れる必要がある?あ、そういえばこいつら吸血鬼だったな。血が欲しいのは分かるが何故入れる必要がある?

 

レ「承太郎〜私、今、血が欲しいな〜〜」チラッチラッ

 

あざといぞ。要は俺の血を寄越せと言いたいのだろう。

 

承「チッ、いいだろう、少しだけくれてやろう。」

レ「じゃあ、いただきま〜す」

承「で、どうやるんだ?指から吸うのか?」

レ「そんなの出来るわけないでしょ、普通に口からよ。」

 

あ、やっぱり出来ないのか。DIOとかはいけたけどなー

 

承「え?俺が知っている吸血鬼は指から吸っていたぞ。」

レ「そんなのいるの?知らなかったわ。まあ、兎に角いただきま〜す」

 

ドスッ

 

うわー肩に歯がーーー痛いー

血を吸い始めてから数十秒ぐらいたったぐらいでレミリアは牙を俺の肩から抜いた。

あれ?レミリアってこんな感じだっけ?何かが変だ………ん?なんだっけ?まっいっか。

 

レ「………なんで効かないのかしら?私はこっそり『魅了(チャーム)』を使ったはずなのに………どうして?」

 

『魅了(チャーム)』ってなんだ?………多分名前的に惚れさせる的な感じの技だろうな。

あーそういう事か、成る程、成る程。だから違和感を感じたんだ。

 

承「あー多分だが、ほんの少しだけなら効いているぞ、ただ俺の右目は今の段階でもある程度の能力は無効化または効果を薄める事が出来るから、変化がないと思うぞ。」

レ「………そう、そういうことなのね。ってなにその能力強すぎない?」

承「その分、色々と条件が多いのだよ。」

 

レミリアはまだ何か言おうとしていたが言えなかった。

その理由は…………なんだと思う?正解は………

 

フ「えい!」

 

ドスッ

 

承「え?ちょっ、まっ。ええええええええ‼︎」

 

フランも勝手に俺の血を吸ってきたからである。

そしてフランが刺した牙の位置が丁度レミリアが開けた場所である。マシーンのように正確にな。どっかの世紀末のターバンのガキか……

って、フラン‼︎血を吸いすぎだ。不味い………意識が……

 

承「フラン、頼む。もう止めてくれ死ぬ。」

フ「あ、ごめん。」

 

フランはおとなしく牙を抜いた。

ああ。眩暈がする。取り敢えず俺は要らない物を取り出し、それを『G•E』で血液にして輸血した。ちなみに咲夜が手伝ってくれました。

俺が輸血している間にレミリアは何か考えているような顔をしていた。

そして、俺の輸血が終わった瞬間に俺に質問して来た。

 

レ「承太郎貴方、完全な人間よね?」

 

は?当たり前だろ…………いや、違うよくよく考えてみればDIOは元人間の吸血鬼だったな。

 

承「そうだ…………って言いたいが少し違うな。俺自体は完全な人間だが、俺の身体は多少だが吸血鬼の身体がある、この両腕とかな。」

レ「そう、やっぱり。貴方の血の味は美味しかったけど、少し別の血が混ざっていたからね。貴方の他に2つの味がしたわ。」

 

もう一つは…………なんだ?…………あ、まさか………俺の臓器の殆どは他に人の臓器………まさかな………

 

承「………もう一つはこれは確証はないが俺の臓器の殆どは別の人の物だ。多分これの所為だと思う。」

 

俺はレミリア達に俺の腹を見した。

レミリアとかフランとかパチュリー以外の奴らは絶句していたがな。

 

レ「………成る程。そういう事ね………にしても貴方に何があったの?こんな傷なる筈もないしなったとしても普通なら死ぬはずよ。」

 

ああ、確かに俺は一回死んだようなものだ、俺は助けられた。しかもそいつは俺の変わりに死んだ。

もう思い出したくもない。

レミリアは俺の顔を見るなり何かを察したのか別の事を言った。

 

レ「さて、話は変わるけど、承太郎お願いがあるのだけど。」

承「?なんだ?」

レ「私の夫になってくれない?」

 

 

 

 

 

しばらく場が静寂…………

 

 

 

 

 

承「はい?済まん、意味が少しも分からん。」

レ「だから私と結婚してって言ったのよ」

 

いやいやいやいやいや。可笑しい。一体どういう事?訳がわからん。いきなり結婚しろ?色々とぶっ飛んでいるぞ。

落ち着け、落ち着いてどうしてこうなったか整理しよう。

 

1.承太郎の血を吸う

 

2.承太郎に魅力が効かない

 

3.承太郎の過去をほんの少し聞く

 

4.空条承太郎、見た目幼女に求婚される

 

的な?うん、ぶっ飛んでいる。冷静に見ても可笑しい。

一応理由も聞いておこう……

 

承「なんで俺?」

レ「単純よ、好きだから、あなたが欲しいから。逆にそれ以外の理由はあるの?」

 

レミリアの顔は真っ赤になっていた。どうやらマジのようだな………

幾ら何でも………な………って言うかお前は前に似たような事をフランが言って説教してたはずだろ、なんでお前もやる。

 

承「済まない。俺はまだ結婚とか出来る歳じゃない、こう見えても15歳だからな。もうすぐ16になるがな。」

レ「え?それで?15歳?じょ、冗談よねー」

承「俺が冗談を言うと思うか?」

レ「………私、承太郎はもう20はいっていると思っていたわ。」

 

何でだよ、そんなに老けているか?俺……っておい、レミリアの意見に全員が頷くな、ちょっと………いや、結構傷付いた………

俺はそんなショックを心の中に押し込みレミリアに求婚の答えを出した。

 

承「兎に角、俺はお前と結婚はしない。歳云々の話だけじゃなく、別に好きでもないやつと結婚する気はない。」

 

レミリアはそれを聞いてさっきまで余裕があったが、急に涙目になった。

 

承「もし、俺と結婚がしたかったら俺を惚れさせてみな。それで万事解決だろ。」

レ「………良いわよ、絶対に惚れさせ見せるわ承太郎‼︎吸血鬼の名にかけて‼︎」

 

レミリアは涙を拭いながらそう言った。

ってそんな事に吸血鬼の名をかけるなよ………

俺は遠い目になりながらそう思った。

 

 

 

 

師匠ー今日は空が綺麗ですよーー、そして俺、なんか知らないけどモテモテです。主に幼女に………

 

*承太郎がいるのは紅魔館内です。承太郎は現実逃避をしています。

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺は風呂に入り寝る支度をしていた。と言っても着替えるだけだけどね‼︎

 

咲「失礼しまs………え?なんて格好しているのですか‼︎承太郎さん、早く上の着る物を着て下さい‼︎////」

 

咲夜は顔を真っ赤にしてそう言った。

 

承「いや、これが何時も通りの服だけど………」

咲「あ…………そ、そうですか………なら良いです。あ、後パチュリー様から伝言がありまして……」

承「なんだ?」

 

俺を魔法の人体実験とかだったら絶対に断る。できなかったら泣く。

そんな俺の心配を他所に咲夜は伝言を言った。

 

咲「えー『明日に人体実験をするから実験体になって』だそうです。」

 

まさかの予想的中………当たって欲しくなかったけどな‼︎

 

承「全力で断る」

咲「無理です。」

 

俺に死ねと?遠回しも言っているようなものじゃないか………

 

承「………マジかよ………」

 

多分、俺の顔は絶望をしたような顔をだろうな………

 

咲「冗談です。」

承「良かった、マジだったら発狂していた。で本当は?」

咲「えーと確か……『私の喘息って治せる?出来るなら治してくれない?お願いだから』だ、そうです。」

 

喘息か…………クレイジーDでは治せないしなー………あ、パールジェムを使えばいけるか……

 

承「治せるから明日治すって言っておけ」

咲「かしこまりました。では失礼しました。」

 

咲夜は完璧なお辞儀をして出て行った。

さて、凄い睡魔がきているから寝るか………

 

俺はそのまま睡魔に身を任した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜咲夜サイド〜〜〜〜〜〜

 

どうも私は十六夜咲夜でございます。

以後お見知り置きを………

さて、堅苦しい挨拶はここまでにして、今からあの承太郎さんにパチュリー様の伝言を伝えないと………ってなんで私って?小悪魔がいるでしょ?確かにそうだけど今、本の整理で忙しいかららしいです。

そして今、かれこれ十数分も承太郎さんのいる部屋の前でウロウロしています。

なんで行けないのよ………覚悟を決めなさいメイド長こと十六夜咲夜、何時も通りの完璧にこなすだけ、そうさっと行ってさっと帰ればいいでしょ。

良し、行ける私なら行ける!

 

 

私はドアノブに手を掛け中に入った………あっ、ノックするの忘れていたわ………もう良いか……

 

 

入るとそこには承太郎さんがいた………

 

咲「失礼しまs………え?なんて格好しているのですか‼︎承太郎さん、早く上の着る物を着て下さい‼︎////」

 

上半身裸で…………凄く鍛えてますねーじゃなくてなんで⁉︎

私は視線のやり場に困っていた。そして顔は真っ赤だと思うわ。

 

承「いや、これが何時も通りの服だけど………」

咲「あ…………そ、そうですか………なら良いです。あ、後パチュリー様から伝言がありまして……」

承「なんだ?」

 

私は無理矢理話を本題に戻した。

承太郎さんはパチュリー様の伝言と聞いて一瞬だけ、嫌な顔をした、多分人体実験でもされると思ったのでしょう………少しいたずらをしますか……

 

咲「えー『明日に人体実験をするから実験体になって』だそうです。」

承「全力で断る」

咲「無理です。」

承「………マジかよ………」

 

承太郎さんは絶望をしたような顔をしていた。

 

咲「冗談です。」

承「良かった。マジだったら発狂していた。で本当は?」

咲「えーと確か……『私の喘息って治せる?出来るなら治してくれない?お願いだから』だ、そうです。」

承「治せるから明日治すって言っておけ」

咲「かしこまりました。では失礼しました。」

 

私はその後お辞儀をして部屋を出た。やっぱりどんな表情でも承太郎さんはかっこいい………

私は承太郎さんの事を思いながらパチュリー様のところへ向かった

 

咲「キャッ」ガン

 

その時に承太郎さんの事を考え過ぎて壁にぶつかったのは内緒です。

 

 

〜〜〜〜〜〜咲夜サイド終了〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレレレレッレーー

(ドラクエ、宿屋休息のBGM)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーー翌日

 

承「ふぁあああ、熟睡出来たー」

 

俺は朝早くに起きた………だいたい5時ぐらいかな……さて何時もどうりに木刀振りにいくk………

 

承「え?これは一体………どういうこと?」

 

俺が寝ていてベッドにレミリアとフランが寝ていたのである………

何があったんだ?俺が寝てる間に………

俺は遠い目になりながらそう思った………俺って何処で人生を間違えた?

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 




はい、承太郎死すべし‼︎
妬ましいわ!

まあいいでしょう
さて前書きで出した色あり版です


【挿絵表示】


はい、下手ですね〜初めてやったので………あまり自信は無いです。
難しいです。

さて、後1〜2話で紅魔館編が終わり日常編に戻ります。
それまでまだ、アンケートをやっているので良かったら是非お願いします

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第19話 紅魔館での日常 そのニ

どうもジョースターです。
今回はいつもより長めです。
何故って?それは………後書きで書きます。
テストが終わって帰ってきて見事に爆死しました。
それはもう惨状で………

最近承太郎がネタに走り出して気がするのは僕だけだろうか………

さて、兎に角どうぞ〜〜


前回のあらすじ

承太郎がおぜう……レミリアに求婚された。

そして承太郎が死にかけた。

今修羅場

 

俺は空条承太郎、起きたらなぜかスカーレット姉妹が一緒に寝ていたので少し前までパニクっていたが冷静になっている。

さて、まず1番確認しないといけないのが俺が寝ている間に何もしていないかだ。

もし、なんかしていたら最悪俺の人生はチェックメイトだ。

 

俺は自分の身体を見てみたが何も無かったので多分何もされていないな。

さて、次だ。何故、2人はここで寝ているかだ。………考える必要は無いな、よし終了。

 

承「さて、気を取り直して木刀を振りに行くk」

 

パシャ

 

 

………今、この状況で一番なってはいけない音がならなかったか?

俺はその音がなった方を向いた……そこには一番いて欲しくない奴がいた。

 

承「…………」

文「…………」

 

ガッツリ目があった。俺は射命丸の紅い目を見ながらどうしようかと思っていた。

 

 

パシャパシャパシャ

 

 

さらに俺の心中も知らずにカメラで写真をとる射命丸

 

文「………d(^_^o)」グッ

 

射命丸は右手の親指を立てどっかに行った。

………不味いなこのままでは俺が失いたくないものの一つの平穏が……

もし、新聞これが出たら………

 

『空条承太郎‼︎紅魔館の主人とその妹と熱い夜‼︎一体どう言う関係か⁉︎』

 

的な物が出る

俺が周りから汚物を見るような目で見られる…………

 

=死………

 

 

その時の俺の脳内ーーーー

 

 

承『諸君 私は平穏が好きだ

諸君 私は平穏が好きだ

諸君 私は平穏が大好きだ

 

平穏に家でゴロゴロするのがが好きだ

平穏に家でゲームするのがが好きだ

静かに暮らすのが好きだ

特に何も無いのが好きだ

平穏に漫画を読みながら音楽を聴くのが好きだ

安全に暮らせるのが好きだ

 

 

この地上で一番平穏が大好きだ

 

ゲームをしながらまったりするのが好きだ

初めてやるゲームをする時など心がおどる

                

難しいゲームをするのが好きだ

とてつもない程の敵を倒した時など胸がすくような気持ちだった

 

漫画を読むのが好きだ

漫画で好きなキャラが活躍する様など感動すら覚える

 

何より平穏に暮らせる時などはもうたまらない

特に何も無く静かに暮らせる時などもう最高だ

                                   

1週間自分のやりたい事をやれ、さらに平穏に暮らせる時など絶頂すら覚える

 

 

平穏が壊されていく様はとてもとても悲しいものだ

逆に平穏を壊された時など屈辱の極みだ

 

諸君 私は特に何もない平穏を望んでいる

諸君 私の様々な感情の諸君

君達は一体何を望んでいる?

 

更なる平穏を望むか?

吉良吉影のような平穏を望むか?

平穏無事な日常を望むか? 』

 

承『平穏! 平穏! 平穏!』

        

承『よろしい ならば射命丸を捉えよう。』

 

ーーーーって状態だ。もう自分でも何考えてるか分からない……

 

さて、そんな事をしている間に咲夜に置き手紙を書き残した。

喜べ咲夜、今夜は鶏鍋だ‼︎

さてと………行くか‼︎

 

承「トウッ!」

 

 

ガッシャアアアン

 

*イメージ図

 

 *      *

    ( \/ /_∧   <./   / +     /\___

   + ..ヽ/ /Д`/⌒ヽ  / . / /     /    //

。     / /\/ ,ヘ  i   ̄ > \_/ * /____//

      し' \_/    i  />      ̄ ̄ ̄ ̄

   +     i⌒ヽ  ./   ̄>__  + 。    .. ::

     /⌒ヽ i  i  \(    ./  / /\  + . ::

 *  ..i     /ヽ   ヽ  ∠__/   ̄ +  *.. ::

     ヽ ヽ 、 \_ノ  >   <>       ::

  。    \  )  ̄  ./V   *     。   . ::

____  .ノ ./⌒)∧ /  ..+____________

  。  / し'.ヽ ( .∨    /\__________

    //    し'  / /\ + ̄:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 

ダイナミック失礼しますならぬ、ダイナミック失礼しましたぁぁぁぁぁぁぁあああ

その後、窓はクレイジーDで直して、俺はエアライドにのり射命丸を追った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜射命丸サイド〜〜〜

 

どうも清く正しい射命丸です!

今、紅魔館に潜入取材しています‼︎

門番さんは寝ていたのでスルーしました。

私はそう思いながら近くにあった窓を覗いた、すると金髪で上半身裸の承太郎さんがいた………いやーー良い体ですね〜よく鍛えてますねー

私は承太郎さんに見ているとベッドにこの紅魔館の主人のレミリア•スカーレットさんとその妹さんが居るでは無いですか。

これはスクープですよーー

 

 

パシャ

 

私はそう思いカメラを構えて写真を撮った。

そしたら承太郎さんはキョロキョロと周りを見てから私に気づいたようです。

 

承「…………」

文「…………」

 

バッチリ目が合いましたね。私は承太郎さんの緑色の目を見ながらどうしようかと思っていたので取り敢えずさらに写真を撮ることにしました。

 

パシャパシャパシャ

 

 

さて、では帰りま〜す〜っと言う前に

 

文「………d(^_^o)」グッ

 

私は色んな意味を込めて右手の親指を立てその場を去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文「あややや〜♪これはいいスクープですよー早く戻って記事にしないt……………あやああああ⁉︎」

 

私は最速のスピードで飛んでいたのに突然、前にあった何かがぶつかった。

ってあれ?そこに何も無かったはず………

 

承「…………」

 

そこにいたのは承太郎さんでした。

そして服はさっきのままなので上半身裸です。

よっぽどこれを記事にされるのが嫌だったんでしょうね〜〜

取り敢えずしらばっくれましょう。

 

文「おはようございます‼︎承太郎さん朝早くにどうされていたのでしょうか?」

承「射命丸、ちょっとオハナシしようか」ドス黒いスマイル

 

どうしましょう。絶対にオハナシしたら殺される………逃げないと………

 

文「いやーちょっと今は無理ですね〜今から今日の分を記事にしないといけないので……」

承「ほう………それは関心だなぁ、しかしなその記事はさっきのことか?だったら記事にする必要無いなぁ」

 

承太郎さんはまるで獲物を見つけ捕食する様な目で私を見てきた。

 

文「さっきのこと?分からないですね〜あ、ちょ、ごめんなさい、冗談です。本当は知っています。だから刀をしまってくださいお願いしますから〜〜」

 

承太郎さんは無言で刀を抜いたので私は平謝りした。

 

承「さて、もちろんカメラを貸してくれるよな?」

文「それだけは勘弁して下さい。お願いしますから。」

承「………駄目だ。後、カメラはどこだ?」

文「え?首に掛けているはずじゃ………」

 

私は首に掛けているカメラを手で持とうと手を出すが空を切る…………あや?ま、まさか…………

あの時、ぶつかった時に………

 

文「あやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ‼︎」

 

私はつい声をあげて叫んでしまった。

 

承「おい、一体どうした?まさか………落としたか?」

 

承太郎さんは私がいきなり叫んだ事に驚き声をかけてくれた。

 

文「はい、さっきぶつかった時に落としてしまったようです」

承「………済まない、探してくる。」

 

承太郎さんは空中でさっきまで乗っていた乗り物から降りた………ってえ⁉︎

 

文「なんで飛び降り自殺してるのですかぁぁぁあ⁉︎」

 

私は急いで承太郎さんの所に行ったが間に合わずに承太郎さんは地面に叩きつけられグチャグチャに…………ならず普通に着地した。

本当に何者ですか………

 

承「………何処だ………」

文「あ、私も探します。」

 

 

 

 

しばらく2人で探し1時間後ぐらいにようやく見つけることが出来ました。しかしカメラは壊れて動かなかった。

 

文「う、うぅ、カメラが………」

 

私は泣きかけになっていたが承太郎さんは冷静にカメラを私から取り……

 

承「……『クレイジーD‼︎』……よし、直った。」

 

直してくれました。そして私に何もせずに返してくれました。

 

文「え、あ、ありがとうございます。」

承「じゃあ、俺は帰る。じゃあな。」

文「え?あっ、お、お気をつけて」

 

承太郎さんは帰ってしまった。

その後、私はカメラに異常がないか確認していたら………

 

文「あや?いつの間にか………今日の写真………消されてる……」

 

やられました………一体いつの間に……流石ですね。

私はもう怒るどころか逆に尊敬すら出来ますよ、と言うよりもうすでに好意がありますけどね。

 

文「さて‼︎今日も1日頑張りますか‼︎」

 

私は勢い良く空へと飛んだ………そう言えば承太郎さん私を追いかけたってことは………私より速くないですか?

考えてみればそうだ、追いつかれるってことは相手の方が速いってこと………つまり……速さで負けていた。

もう、何者ですかね………彼は……

 

私は飛びながらそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視点よーーーー承太郎サイドに戻れーーー

 

 

もしもし、俺、承太郎。俺は今、射命丸を追いかけている。

ってなんで俺はメリーさんをやっているんだ?

とか言っている内に追い抜いてしまったのだが………取り敢えずあいつは気付いていないからぶつかるか………

行け!承太郎‼︎体当たりだ!

 

 

承太郎は体当たり(と言う名の捨て身タックル)を繰り出した▼

 

 

文「あややや〜♪これはいいスクープですよー早く戻って記事にしないt……………あやああああ⁉︎」

 

効果はバツグンだ!

 

射命丸は何所かに飛ばされた…………ということはなく少しふらついた。

 

承「…………」

 

その後、俺は無言の威圧をした。

 

文「おはようございます‼︎承太郎さん朝早くにどうされていたのでしょうか?」

承「射命丸、ちょっとオハナシしようか」ドス黒いスマイル

 

シラを切るか………

俺は笑顔で話したが射命丸は真っ青になっていた。

 

文「いやーちょっと今は無理ですね〜今から今日の分を記事にしないといけないので……」

承「ほう………それは関心だなぁ、しかしなその記事はさっきのことか?だったら記事にする必要無いなぁ」

 

俺は細い目になりさらに威圧をかけた。

 

文「さっきのこと?分からないですね〜あ、ちょ、ごめんなさい、冗談です。本当は知っています。だから刀をしまってくださいお願いしますから〜〜」

 

しらを切り続ける射命丸は俺が無言で刀を抜いたところで本当の事を言った、そしてなぜか平謝り。

 

承「さて、もちろんカメラを貸してくれるよな?」

文「それだけは勘弁して下さい。お願いしますから。」

承「………駄目だ。後、カメラはどこだ?」

文「え?首に掛けているはずじゃ………」

 

射命丸は首に掛けているカメラを手で持とうと手を出すが空を切る…………ま、まさか…………

あの時、ぶつかった時に………

 

文「あやぁぁぁぁぁぁぁぁあああ‼︎」

 

射命丸は声をあげて叫んだので俺は声は出なかったが少しだけ驚いた。

 

承「おい、一体どうした?まさか………落としたか?」

文「はい、さっきぶつかった時に落としてしまったようです」

承「………済まない、探してくる。」

 

俺は空中でエアライドから降りた………ここは北斗の拳のシン風にサラダバー

 

文「なんで飛び降り自殺してるのですかぁぁぁあ⁉︎」

 

自殺じゃありません〜そうこうしているうちに地面に着地だーー俺は地面に叩きつけられグチャグチャに…………ならず普通に着地した。

射命丸は唖然していたが取り敢えず無視

 

承「………何処だ………」

文「あ、私も探します。」

 

 

 

 

しばらく2人で探し1時間後ぐらいにようやく見つけることが出来た。しかしカメラは壊れて動かなかった。

 

文「う、うぅ、カメラが………」

 

射命丸は泣きかけになっていたが俺は冷静にカメラを取り……

 

承「……『クレイジーD‼︎』……よし、直った。」

 

直した。そして何もせずに見せかけてこっそりさっきの写真を決して返した。

 

文「え、あ、ありがとうございます。」

承「じゃあ、俺は帰る。じゃあな。」

文「え?あ、お、お気をつけて」

 

 

 

 

 

 

俺は何かされる前に帰り紅魔館へと戻った。

 

承「…………9時か……もうこんな時間か……お腹減ったよね〜〜」

 

俺は時計を見てそう思い、間違いなく朝食は無いだろうな……

俺は少し愕然としながら門に着いた………其処にはいつも通り美鈴がいた……

 

美「(( _ _ ))..zzzZZZZZZ」

 

 

ってまた美鈴が寝ている………起こすか……

 

承「おい、起きろ美鈴」

 

俺は美鈴を起こすべく美鈴の肩に手を掛けた

 

美「ZZZZ……侵〜〜〜〜〜入〜〜〜〜〜者〜〜〜〜〜」

 

美鈴は寝ぼけているのか俺を侵入者と勘違いしているようだな

ってやばくね?

俺がそんな事を思っていたら美鈴が動いた

 

 

ドゴン

 

 

承「あじゃぱーー」

 

俺は何処ぞの蟹座の黄金聖闘士みたいな断末魔をあげた。

美鈴は俺の腹に掌底をぶちかましやがった。

俺は空を仰ぐように大きく仰け反り、何故か美鈴に龍の形をしたオーラが出た。

 

美「……ZZZ……はっ、じょ、承太郎さ〜〜〜〜〜〜ん‼︎」

 

美鈴はようやく起き俺が飛ばされているのを見てパニクっていた………

そういえばこの飛び方………うん、これを俗に車田飛びじゃ無いか……………

俺はしばらく空を見ながらそう思っていたが……重力で落ち初めて来た………って不味い‼︎この飛び方をすれば間違い無くあの落ち方もすることになるやばいって……

しかし、ここは上空どうすることも出来ずにこのまま受け身の態勢など一切無く落下していき………

 

 

 

ドシャア!!

 

 

 

承「………ウグァァア」

 

やっぱり車田落ちか………

頭頂部からほぼ垂直に地面にぶち当たる、俺は小さな悲鳴をあげて一気に意識を失った、その時に美鈴は俺の所に駆け寄ってくるのが見えた………

 

*絶対に真似しないでください、下手をしなくても死にます。生きてても顔か首の骨が砕けます。

生きているのは承太郎が化け物のだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「…………ここどこ?」

 

俺はベッドに寝かされていて、紅魔館の相変わらず赤い天井を見上げながら意識を取り戻した。

 

美「あっ、起きましたか?」

 

俺の隣に美鈴が居た。どうやら美鈴が俺を看病してくれたようだな。

 

承「あ、ああ。美鈴か………ありがとう。お前が看病してくれたのか?」

美「はい、もともと私が寝ぼけて承太郎さんにこんな目に合わせたのですから当然です。」

承「そうか………さてと」

美「どちらへ?」

承「何か食べたいのでな………………後、あまり寝すぎるなよ、咲夜に何されるか分からんぞ」

美「ぜ、善処します……」

 

まあ、すぐ寝るだろうな……

俺はベッドから降り、部屋を出たのだが………

 

承「まずここが何処だが知らないからどう行けばいいのか分からん」

 

美鈴にでも聞くか……

 

 

 

 

 

 

 

その後、美鈴に案内されて食堂?にきたのだが……(因みに途中で美鈴は門番に戻りましたもう手遅れの気がするが………まあ、ナイフ一本で許してくれるだろ。)

今は、朝食でもましては昼食でもない中途半端な時間だった為、誰も居なかった。

 

承「…………取り敢えず咲夜を探すか……」

 

 

俺はしばらく咲夜を探しに軽く迷いつつも数十分後にはなんとか咲夜を見つけることが出来た……

 

咲「ど、どうしたのですか?」

承「何か食べ物を下さい」体力切れ

 

今、俺の状態はポケ◯ン風に言えば空腹の限界を迎えて歩くたびに大量が削られていく感じだ………って言っても分からんか……

俺は地べたを這いずりながらそういった、プライド?そんな物無い……

 

咲「わ、分かりました。では何がいいですか?」

承「なんでも良い。早く何か下さい。」

咲「分かりました。では作ってきます、その間に食堂に行っていて下さい」

承「分かった。」

 

咲夜は時を止め、料理を作りに行った。

俺はその間に食堂に向かった……

 

 

 

 

 

食堂についてしばらくして咲夜は料理を持って来た、有難い……

 

咲「お待たせしました。」

 

咲夜が出してきたのは…………ナンだった………ってなんで⁉︎しかも素のナン、何も味付けされて無い

 

承「………これは?」

咲「ナンです」

承「いや、知っている。これだけ?」

咲「はい、一応味はほんの少し付いています。塩味が……」

 

あ、味は付いていたのか………塩味が……まず、これを選んだ理由が知りたい。

 

承「なんで、ナンを選んだ?」

咲「え?ナンでもいいって……」

承「いや、そっちのナンじゃ無い。なんでもの何だ……」

咲「そうでしたか………」

承「まあ、食べるけど…………いただきます」

 

俺はナンを食べてみた……………味が薄いって言うか味が皆無……どうやって食べよう……いや、美味しいよでも……これだと……せめてカレーでのいいから欲しい……

 

咲「どうですか?」

承「ん?あ、ああ美味しいよ」

咲「そうですかでは私は仕事に戻りますね。」

承「すまない、ありがとう」

 

咲夜は一礼して何処かへ行った。

 

 

 

俺はしばらく食べていたがさすがに飽きていた、如何するか……っと思っていた時に神が現れた……

 

フ「お兄ちゃん〜〜」

 

フランである。何故って?それは見れば分かる。

フランの手には何故かカレーを入れた鍋があった。

 

フ「今、ちょうどご飯食べてるの?ちょうどよかったこれ、作ったの‼︎食べて‼︎」

 

フランは鍋を俺に渡してきた。

凄い嬉しい。この状況でそれは神だ。

と言うか絶対に狙っていたよね……

 

承「ありがとうフラン」

フ「えへへ、どういたしまして」

 

フランは照れながらそう言ってきた。

さて、食べるか………

俺はナンにカレーをつけて食べた……

うーん、胃から中から燃えるように辛さこれこれ〜って

 

承「辛ぁぁぁぁあああ‼︎」

 

普通のスパイスだけじゃ無い、これは唐辛子のような辛さがある……

 

承「フラン、これに何入れた?」

フ「えーと、普通のカレーにデスソースとか激辛唐辛子とか‼︎」

 

フランは満面の笑みでそう言った………普通はね。唐辛子とかはカレーには入れないよ?

同じ辛いだけど訳が違うよ?

俺は言葉事出さなかったがそう思った。

 

フ「後、トリカブトとか‼︎」

 

………はい?ナンテイッタ?今、超猛毒のトリカブトって言わなかったか?

………どうしよう、今は、多少毒に耐性があるからどうにかなっているけどこれ以上食べたら………

 

承「済まない。もうお腹いっぱいだ。」

フ「………食べて、くれないの?」

 

フランは今にも泣きそうな目で見ていた。

 

承「………………全部………食べます。」

 

さすがにそこまでされたらロリコンでは無い俺ですら食べるしかない………

俺はカレーを全部一気飲みした………後は覚えてない………ただこれだけは言える………

 

 

 

 

 

承「我が人生に一片の悔いなし…………そして、我が心と行動に一片の曇りなし全てが正義だ………」

 

 

ドサッ…………

 

 

俺はどっかの世紀末拳王とどっかのロリコンアメリカ大統領のような事を言い倒れた………

フランは料理が壊滅的に下手だ………

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、承太郎は死にました。
ちなみに補足ですが、ここではフランちゃんは料理は自覚症状無しの料理下手です。(下手ってレベルでは無い)
あと、フランの料理下手は紅魔館では有名で咲夜を除くレミリア達が食べて死にかけた話のあります。書かないけど

さてなぜ、今回こんな長い理由は本当はこれ2つに分けていたのですが片っぽが短かったのでもう引っ付けて出そって感じでこうなりました。
え?なんで承太郎がトリカブトを少し食べても大丈夫かって?それは承太郎曰く抗体があるからさ‼︎というより無意識にスタンドを使っているだけです。

アンケート、コラボ募集はまだまだやっているのでお願いいたします。
案がある人は僕の活動報告まで‼︎

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにー


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第20話 偶に起きたくない時がある〜あーあるある〜

どうもジョースターです。

今、絵の練習中です。
そして20話目です。

さてと取り敢えずどうぞーー


前回のあらすじ

社会的に死にかけた

承太郎が車田落ちして死にかけて

フランの殺人料理を食べて死んだ

 

俺は空条承太郎、フランの殺人料理を食べて意識を失いさっき復活した。

さて、それそれ起きるか………

 

俺はずっと目を閉じ寝転がってた………何故って?目を開けるのが怖いからさ、これで三途の川が見えたらおしまいだ。

いやいや、落ち着け。死んでいたら足が有るはずがない、足の感覚があるという事は生きていると言う事だ。そうだ‼︎何を恐る必要がある‼︎

俺は生きている、俺は生きているんだ‼︎(錯乱&現実逃避)

 

承「…………こうグダグダしても変わらない、開けるか………」

 

俺は意を決して目を開けた。

そこには大きな鎌を持った着物を来て赤いツインテールの女の後ろには綺麗な川が………

 

承「アウトオオォォォォォォオオオ‼︎」

 

俺は大きな声で叫んだ、目を覚ましたら川って絶対三途の川じゃん‼︎それにその前に如何にも死神っぽい女いるしよーー

ってこっちに来たぞ、って考えてみればそうかいきなり叫んだからな。

 

???「あんた、誰だい?と言うより大丈夫かい?」

承「………ああ、いきなり変な場所に来たからつい叫んだが大丈夫だ。問題無い。そういや、名乗って無かったな、俺は空条承太郎。お前は?」

 

取り敢えず俺は変人と間違われない様に受け答えをして、名乗った。

 

小町(以下小)「私?私は小野塚小町、よろしく承太郎。」

承「でここは何処か知らないか?」

小「三途の川だけど?」

承「馬鹿な⁉︎俺はいつに間にエイトセンシズに目覚めていたのか⁉︎」

小「エイトセンシズ?なんだいそれは?」

承「いや………こっちの話だ。気にしないでくれ。」

 

大丈夫か?こいつみたいな目で見てくるな………俺は変人じゃ無い。

 

承「それで?俺は何処に行くんだ?やっぱり閻魔か何かに裁かれるのか?」

小「いや、あんたはまだ辛うじて生きているから。大丈夫だよ………多分。今は生死の間を彷徨っている感じだね。」

承「…………そうか……」

小「それとお願いがちょっとあるんだけど……」

 

なんだ?こんな時に……

 

小「今、あんたと一緒にもう2人ここに来てね。その1人が暴れているんだ。今はもう片方が抑えているけど……」

 

絶対あいつだろ。DIOだろ。

 

承「分かった、何処だ。」

小「其処」

 

小町が指をさした方に俺と同じぐらいの身長の大男が二人いた。

羽交い締めにされて暴れている金髪の男と羽交い締めにしている大男がいた。

何を隠そうジョナサンとDIOである。

俺は二人の所に駆け寄った。

それに気付いたDIOは俺に向かって叫んだ。

 

D「む?承太郎か‼︎いいところに来た‼︎ジョジョをどうにかしてくれ‼︎そして帰るぞ‼︎」

承「ああ、帰るか………」

 

俺は助走を付けて………

 

承「お前はあの世にな‼︎」

 

メリィ‼︎

 

D「ウグアアアアア」

 

飛び蹴りをした。

因みにジョナサンは当たる前に避難していた。

 

ドッボオオオオン

 

おや?どうやらDIOは三途の川に入ったようだ。

 

D「じょ、承太郎オォォォォォオオオ!貴様‼︎何をする‼︎」

承「え?何って俺はお前をあの世に帰らそうとしただけだぞ?」

ジョ「そうだよ、一応僕達は死人なんだよ?」

D「…………確かにそうだが……しかし今は承太郎の中で生きているだろう‼︎」

承「それとこれでは話は別だ。さて、ジョナサン帰るぞ」

ジョ「うん、そうだね」

D「おい、待て‼︎頼む待ってくれ‼︎私を置いていくな‼︎」

 

ってオイ、まだ溺れているままか………シラネー

俺がそう思っていたら急に明るきなった。

どうやら目覚めたようだな………

 

 

 

 

*DIOは承太郎が意識を取り戻す前に空条承太郎氏とジョナサン•ジョースター氏によって救出されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

三途の川の景色から一転して、俺はベッドで目を覚ました。

 

承「ぅうう、どうやら生きていたようだな。」

フ「お兄ちゃぁぁぁああん」

 

俺はベッドから起き上がるとフランが抱きついてきた。

 

フ「お兄ちゃん、ごめんなさい。フランの所為で………」

 

フランは泣きかけて…………いや、もう泣いていたな……顔に泣いていた跡がある。

俺はフランに優しく言い聞かせた。

 

承「悪いのはフランじゃ無い。フランは俺の為にあのカレーを作ってくれたんだろう?良かれと思っていろいろ入れたんだろ?そうなら俺は逆に嬉しい。普通そうしてまでやろうとは思わないからな。俺を看病もしてくれたし、俺は生きているから気にしてない。」

フ「お兄ちゃん……」

 

フランは何か言いたげだったが、俺はフランにこれ以上暗い気持ちにさせたく無いので、話をやや強引の変えた。

 

承「そう言えば、誰が治してくれたんだ?俺は毒物を食べたから……フラン、お前が治したのか?」

フ「いや?私はお兄ちゃんが倒れたから。急いでパチュリーの所に連れて行っただけだよ?」

承「そうか………なかなか凄いなパチュリーは……」

 

俺がそう言った直後に俺が居る部屋にパチュリーが入ってきた。

 

パ「あれ?もう意識を取り戻したの?早いわね。」

承「おかげさんでな。ありがとう。」

パ「良いのよ、それに私は殆ど何もしていないし……」

 

え?何もしていないだと?フランは俺をお前の所に運んできたんだろう?

 

承「どういう事だ。」

パ「私は取り敢えず毒物を取り除こうとしたらいきなり貴方の口から多分貴方が食べた毒物と思われる、物が出てきたのよ。私がしたのは一応、確認で毒があるか確認しただけよ。」

承「………俺は何もしてないぞ」

パ「多分、貴方の本能がやったんじゃないの?」

 

まあ。その可能性が一番高いな……

 

承「俺はどのくらい寝てた?」

パ「丸1日ね」

 

結構寝てたな………まあ良い。

 

承「さて、俺は自分の部屋に戻る」

パ「そう、そうしておきなさい、万が一の事もあるし」

承「ああ、そうだな。」

フ「無理しないでね‼︎」

 

俺は無言で手を振り部屋から出て、俺の部屋に行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

その日の夜………

 

俺はしばらくベッドで横になっていたが寝すぎたせいか全く眠れない。

そこに来て欲しくなかった奴が出た。

 

ブ「承太郎〜〜おはようございます〜〜」

承「カエレ……」

ブ「酷いなぁ〜さて、ちょっと面白い能力を作ったから使ってみる?」

 

必要無し。帰ってくれ。

 

承「要らない。」

ブ「えーと能力はねー…………承太郎、『セト神』って知ってるよね。」

承「……確か……影に交わった人を若返らせる能力だっけ?」

ブ「そう‼︎それ、この能力はそれに似た能力で指定した相手を自分がしたいと思った年齢に戻して、さらに記憶も戻せる。と言う能力だよ〜」

 

何それ、イラネ。

 

承「使わないな。そんなの……」

 

ブラッドは一瞬キョトンしていたがすぐに元の調子に戻りまた、話を始めた

 

ブ「何か勘違いしていない?承太郎が使うんじゃ無くて、僕が承太郎を6〜7歳ぐらいまで若返らせるんだよ?」

承「⁉︎………やめろ、嫌な予感しかしない、それにその頃の俺はヤバい時期の時だぞ‼︎」

ブ「安心して、記憶は13歳辺りにしておくから〜」

承「あ、そこは対策済みだったか……」

 

こいつ変なところ用意周到だからな。

 

ブ「じゃあ、行くよ〜〜〜えい☆」

承「ブラッド、後で覚えてろよぉぉぉおお………」

 

俺はそんな言葉を残し、意識を失った。

願わくば失敗してくれ………

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 




はい、承太郎は大丈夫でしょうかー
因みに承太郎が若返る話は投稿するまでずっと考えていて。これはやるべきか、やらないべきか………と
言う訳でどっちが良いか。意見を下さい。
もし、承太郎が若返ったら、また、新しいキャラになるし。
やらなかったら、それそれはブラッドがボコられるのを見れるし(どっちにしろボコられ確定である。)
お願いします。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第21話 パニック‼︎紅魔館‼︎〜ここはどこですか?〜

どうも最近イナイレにハマっているジョースターです。

今回の承太郎サイドはひらがなが殆どです。
理由は子供っぽく見せる為です。

そして霊夢を描きました‼︎


【挿絵表示】


下手?もう知っています。
手なんかもう変な形になっていて………
もっと上手くなりたい……

ではどうぞ〜〜

*キャラ崩壊、無茶ぶりがありますご注意下さい


前回のあらすじ

承太郎が三途の川から帰ってきた。

 

承太郎がブラッドにイタズラをされて時間は流れ朝………

 

〜〜〜咲夜サイド〜〜〜

 

どうも十六夜咲夜です。

今、お嬢様に頼まれ承太郎さんの部屋に向かっています。

しかし、珍しわね。

何時もならこんなに朝遅くまで寝ている筈は無いんだけど………

そうこうしている内に私は承太郎さんの部屋の前に着いた。

 

コンコン

 

返事が無い………呼んでみよう

 

咲「承太郎さーん、起きてください〜」

 

私は少し大きめに言ったが返事が無いですね……

 

咲「………入りますよー」

 

私はそう断って部屋に入った……

ベッドには承太郎さんが………居なく、代わりに布団の中に子供ぐらいの大きさのナニカが入っていた。

おかしいですね……お嬢様と妹様ぐらいの大きさですがお二人はもう食堂にいましたし…………

私はそう思いながら布団を取った………

 

咲「………え?」

承「スゥ…………スゥ……スゥ……」

 

そこに居たのは……承太郎さんの服を着た子供でした…………

 

咲「………この子は………誰?…………………まさか……承太郎さん?」

 

信じられません、あの身長190㎝ぐらいの承太郎さんがこんな小さな子供になるとは……

私がパニックに陥っている間に承太郎さんが起きた

 

承「……ん……ここ何処?あれ、師匠?師匠ーー何処ですかーーー」

 

師匠?一体誰でしょうか?

私が師匠という人物が誰なのか気になっていると承太郎さんが私に気付いたようです……

 

承「貴女………誰ですか?」

咲「え?わ、私ですか?私はこの紅魔館のメイド長をやっています十六夜咲夜と言います。」

承「?紅魔館?何処ですか?…………まさか僕を誘拐したんですか⁉︎」

咲「誘拐⁉︎まさかそんな訳無いでしょう」

 

とんでもない……そんなのしたことも無いですよ……まあ、どうやら記憶が無いようなので取り敢えず説明しますか……

でも何処から説明しよう……それに私を警戒しまくってるし……多分信じてもらえないでしょうね……

私が困っていると承太郎さんからブラッドが出てきた、あれ?大きさが変わってない……

 

ブ「待って承太郎、咲夜は悪い人じゃないよ……咲夜、僕が説明しとくね〜」

咲「あ、ありがとう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜スタンド説明中………久しぶりのキングクリムゾン‼︎〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブ「と言うことなんだ〜じゃあ僕は戻るね〜」

 

そう言い残しブラッドは承太郎の体に戻った……

 

承「う、うん。そうなんだ……えっと、その………咲夜さん…」

咲「はい、何でしょうか?」

承「ご、ごめんなさい‼︎誘拐なんて言ってごめんなさい‼︎」

咲「い、良いのよ。そんな謝らなくても……それより朝ごはんがあるから食堂へ行きましょ」

承「はい‼︎」

 

承太郎さん………いや、承太郎君は私に手を差し伸べた………

何を?ま、まさか手を繋げと?

私がそう言う素振りをしたら承太郎君は黙って頷いた。

なんで手を繋いで欲しいんだろう?

まっいっか……私は承太郎君の小さい手を握り食堂へ向かった

着いたらどう説明しょうかしら………

私はそう思いながら承太郎君を見た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食堂に着き私はお嬢様にその事を説明したら、お嬢様は「取り敢えずどうするかは後にしましょ、それより朝ごはんを食べましょ」と言ったので、私達は朝食をとり、私とお嬢様とパチュリー様で話を始めた。(承太郎君は妹様に何処かへ連れていかれました)

美鈴?知らないですね。(美鈴も話に参加しようとしたが咲夜に追い返されました by作者)

 

レ「それで、どうする?」

咲「どう致しますか……もしこんな事が知られれば、承太郎さんが後々大変な事になるでしょうし……」

パ「確かにね……パパラッチ鴉天狗に見つかったら終わりね。」

レ「まあ、その点はパッっと見では承太郎とは気付きづらいから、服を変えれば如何にか成るけど、問題は承太郎君をどう言う立場にするかね」

 

成る程、お嬢様は承太郎君に変装させて別人にして。もし、何かがあっても大丈夫にしようとしているんですね……

どう言う立場……一番は妥当なのは妖精メイドですね……

 

咲「妖精メイドはどうですか?」

レ「それは確かに良い案だけど、この紅魔館にいる妖精メイドは全員女よね?」

咲「はい。そうですが………あっ」

レ「そう、その場合承太郎君に女装させないといけないわ。1人だけ男ってそれはそれでまずいでしょ?」

 

確かに一人だけ男だと色々と不味い事に成りますね。

それこそ、お嬢様や私に良からぬ事を書かれますね。

 

咲「では却下で……」

パ「……私がたまたま召喚した使い魔は?」

レ「まあ、それならあり得るけど、そんな事を聞かずに新聞に載ったら、さっきより酷い事になりかねないわよ?」

パ「………そうね。じゃあレミィは何か案があるの?」

 

お嬢様ならきっと凄い案を出してくれる…………筈

 

レ「私の弟にする。」

咲•パ「「え?」」

レ「だから私とフランの弟にする」

咲•パ「「却下で」」

 

それ……一番ヤバくないですか?

有る意味、凄い答えですね……

 

 

 

 

 

この後もしばらく話し合いをして結果は言い出したお嬢様が「もうこのままでいいんじゃない?」と投げやり気味で言い結果皆さんこれに納得した。

私の話し合いはなんだったんでしょうか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜承太郎サイド〜〜〜

 

はじめまして、ぼくはくうじょうじょうたろうです。

目がさめたらたしかこうまかんと言うところにきていてビックリました。

はぁ、早くししょうに会いたい………

まぁ、1日はここに居ないといけないからガマンガマン

今は、ここのもちぬしのいもうとのフランって子につれられています……

 

フ「お兄ちゃん〜遊ぼ〜」

 

え?ぼくがお兄ちゃん?

 

承「お兄ちゃん?どう見てもフランちゃんの方がお姉ちゃんじゃないの?」

フ「そう?なら私の事はフランお姉ちゃんって呼んでね?私は承太郎って呼ぶから」

 

あれ?どうしてこうなったの?

でも言うしかないか……

 

承「分かったよ‼︎フランお姉ちゃん‼︎」

フ「か、可愛いいいぃぃぃぃ」

 

フランちゃんはぼくにだきついてきた………

くるしい、すごい力です…………

ぼくがくるしそうにしてるのを見てフランちゃんはあわててぼくをはなした。

 

フ「あ、ご、ごめん‼︎大丈夫?」

承「だ、大丈夫だよ。」

フ「良かった〜じゃあ遊びましょ?」

承「うん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、ぼくはしばらくフランちゃんと遊んだ。

ぼくはつかれたからへやにもどると言ったらすこしざんねんそうな顔をしたけど、すぐにえがおになりりょうかいしたばかりかへやまでつれてってくれた。

 

フ「あ〜楽しかった〜じゃあ、後でね、承太郎〜」

承「う、うん………後で……」

 

フランちゃんはへやからでていきぼくはひとりになった。

 

承「フーーー疲れたーーー少し休もう……」

 

 

 

 

 

ぼくはしばらくベッドに横になっていたらドアの方からだれかが入るのに気がついた。

 

承「そこに誰かいるの?」

???「!!」

 

コンコン

 

???「し、失礼します……」

 

ぼくのよびかけにきづいたのか、ノックをしておそるおそる入ってきたのはもんばんのめいりんさんだった。

 

承「どうしたんですか?」

美「いや、特には用は無いのですが……」

承「?じゃあ、何をしに来たんですか?」

美「ちょっと承太郎君とお話がしたくて……」

承「分かったよ、じゃあ何の話をする?」

美「私はなんでもいいので逆に承太郎君は何がいいですか?ここの聞きたい事でもありますか?」

承「…………じゃあ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、いろいろとここについて話をしてもらった。

そらがくらくなりもうすっかりよるになった。

そのときにぼくはレミリアさんによばれた……なんかわるいことしたかなぁ……

 

承「ここでいいのかな?」

 

ぼくはいかにもここにえらい人がいそうな、へやを見つけた。

 

コンコン

 

ぼくはドアにノックをしてへやに入った

 

レ「よく来たわね。」

承「あ、はい。」

レ「何か不便な事は無かった?」

承「はい、みんなのおかげで」

レ「…………ダメだわ、我慢出来ない……」

承「?どう言うことですk」

 

ぼくはりゆうをきこうとしたけどそれはきけなかった。

なぜなら、いきなりレミリアさんがだきついてきたらです。

 

レ「可愛い‼︎本当に可愛い‼︎もう自分の弟にしたいくらいよ‼︎」

承「え、弟‼︎何を言っているんですか⁉︎僕なんかよりレミリアさんの方が可愛いですよ‼︎よっぽど魅力的ですよ‼︎」

レ「え?本当?」

承「本当です。」

レ「うー☆なんなのこの子‼︎もうこのままで良くない⁉︎」

 

レミリアさんはまだ何か言っているときにドアからノックした音がきこえてきた

 

咲「失礼しまs……って何をやっているんですか⁉︎」

 

入ってきた咲夜さんにレミリアさんはとめられていたけどこのまま続けばどうなっていたことやら………

 

レ「………わ、私としたことが………もう、2人共戻って良いわよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぼくはへやを出ていき、咲夜さんとまた手をつないでもどっていってへやについてえがおでおれいをしたらだきつかれました。

ぼくなんかしたっけ?

ぼくはベッドにねころがりながらそう思った。

 

承「はあぁ〜〜疲れた〜〜〜もう眠い……」

 

今日はきっといいゆめが見れるとおもいます

ぼくはそうおもいながら目をとじた___________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「…………昨日って俺、何したっけ?」

 

俺は朝を起きていつも通りの事をしたが何故か咲夜とかレミリアとかが俺の顔を見るなり真っ赤になってどっか行ってしまうんだが……

確か……‼︎まさか、ブラッドの野郎……

俺が全てを知ってどうしてやろうかと思った時に丁度ブラッドが俺の近くに来た

 

ブ「?どうかしたの〜〜承太郎〜〜」

承「………ちょっと付いてきてもらおうか……」

ブ「はい……」

 

 

 

 

俺はやらかしても特に問題がないと思う紅魔館前の霧の湖に来た。

 

俺はブラッド大体腰ぐらいまでの水位の所にブラッドを立たせた。

 

ブ「?何がしたいの?分からないだけど………」

承「正座」

ブ「いや、ここは湖だよ?僕溺れちゃうよ?」

承「正座」

ブ「いや、だからここは「正座………するよな?」…………正座……します」

 

ブラッドは最初は抵抗していたが結局折れて俺に従い正座した。

 

ブクブクブクブクブクブク…………ブク……ブク……………

 

おっと溺れたか、じゃあ次はこれだ。

俺はブラッドを掴み美鈴目掛けて投げた。

 

ブ「…………はっ」

 

ブラッドは投げている途中に意識を取り戻したようだな。だが、もう遅い……

 

美「はっ、せぃやあぁぁぁぁあああ」

 

ドゴン

 

ブ「ウギャアアアアアアアアア」

 

ベシャ

 

さっきまで寝てていた美鈴はブラッドがきているのに気付き起きてブラッドの腹に見事な正拳突きをかましてブラッドは飛んでいき地面に叩き付けられた。

そして、駄目押しで………

 

承「ロードローラーだっ‼︎」

 

ドガアアアン

 

安定と信頼のロードローラーで潰した。

 

ブ「もうやだ泣きたい………ガクッ」

承「泣きたい?それはこっちの台詞だ。」

 

俺はそのまま紅魔館に戻った。

その時俺まで寝ぼけている美鈴に襲われたのは内緒である

 

 

 

To be continuedーーー>

 




はい、ブラッドの制裁が……酷すぎる………
まあ、その話は………置いといて……

霊夢の色有り&多少の修正をした版です‼︎


【挿絵表示】


修正してもこの始末ひどいですね〜〜

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみ〜〜


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第22話 紅魔館の門番の扱いが酷い〜それは言うな〜

どうも夏休みに入ったジョースターです。
中三なので勉強ばっかです…………キツイ……


そして、ついにUA10000を突破しました‼︎
嬉しいです。見てくれた皆さん本当にありがとうございました‼︎

それではどうぞ‼︎


前回のあらすじ

承太郎がショタ化(誰得だよ……)

 

 

 

俺は空条承太郎、今日が紅魔館で泊まる最後の日だ……

いろいろあったな……死に掛けたり子供になったり………

俺はそう思いながら外で木刀を振っていた。(服装は………分かりますね……by作者)

俺がそんな事をしていると門からなんか変な舞?みたいな事をしている美鈴がいた…………珍しく起きている……

俺は気になり声を掛けに行ったら、美鈴は俺に気付いたようでやっていたことを止めてこっちに来た

 

美「おはようございます、承太郎さん」

承「あ、ああ……おはよう、お前はさっき何をやっていたんだ?」

美「さっき?あーーあれですか、あれは太極拳です。太極拳の練習をしていたんですよ。」

 

太極拳?なんかどっかで聞いたことがあるような…………そうだ‼︎なんかそんな事を師匠が言ってたな。

あんまり聞いていなかったけど………

 

美「それと………なんで上半身裸何ですか?」

承「寝巻きだ、悪いか?」

美「い、いえ。悪いなんて……」

承「じゃあいいだろ。」

美「そ、そうですね……………」

美「は、恥ずかしくて見れない……」ボソッ

 

美鈴は顔を真っ赤にして下を向いた。

 

承「?なんか言ったか?」

美「いえ!何も‼︎それよりちょっと私と軽くでいいので組手とかしてくれませんか?」

 

組手……か……まあ、特に問題無いしいけるか………な?

 

承「分かった、受けてやる。かかって来な」

美「分かりましたっ‼︎では……」

 

俺と美鈴は同時に一定の距離を取った。

 

承•美「「いくぞ‼︎(ます‼︎)」」

 

俺と美鈴はお互いとの距離を縮め様と近付いた。

 

美「せいやっ‼︎」

 

美鈴は俺に向かって正拳突きをして来たが俺はそれを受け流し、さらにその勢いを利用して……

 

承「ウリャッ‼︎」

 

簡単に言うと一本背負いをした。

 

美「クッまだまだです‼︎」

 

美鈴は地面に叩きつけらせたが直ぐに体制を立て直し、蹴りをしてきた。

 

承「あまい!」

 

俺はそれを紙一重で避けガラ空きの腹に拳を叩き込んだ。

 

美「グッ……………参りました………」

承「フーーーー危なかったーー奥の手使いかけた」

美「え?奥の手があったんですか?」

承「ああ、ただこの技はまだ完璧に出来ない技だからな……使うのはあまりしたく無いんだよ」

 

俺が思い出したのは師匠が最も得意とする技で俺もここに来て一回だけ使ったことがある技、そう喰らった相手をしばらく麻痺させる技、「クラップスタナー」だ。

師匠は殆ど成功出来たらしいが俺は精々10回やって1.2回上手くいくかどうかだ……

懐かしいな……俺が師匠とカエデさんと暮らして、修行していた時が………

 

美「承太郎さん?どうかしましたか?」

 

俺が昔の事を懐かしんでいたら美鈴が声を掛けてきた………って近いもうちょい、後数センチ近づいたらキスが出来るぐらい近い

 

承「あ、ああ。済まないつい昔の事を思い出していた。」

美「そうですか………さて、そろそろ朝ごはんの時間ですよ、早く行きましょう?」

 

もうそんな時間か………時間が経つのが早いな……

もう朝、普通の人でも起きている時間帯になり俺と美鈴は食堂に向かった………

アレ?何か忘れてるような…………まぁ良いか……

俺はそう思いながら食堂へ行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「なんて格好してんのよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおお‼︎‼︎」

 

はい、ガッツリ忘れてた………俺の服装が寝巻きだという事を………

俺は正座をさせられてお説教を受けている………プライド?

プライドってなんダァ?(伝説のスーパーサイヤ人風)

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください………

 

 

 

 

 

 

俺はその後もみっちりお説教された………

何がいけないんだろう?

上半身ぐらいなら良いだろ………うーむ分からん……

俺はそんなことを思いながら朝食を食べている

服?服は何時もの学ランの着替えさせられた………

 

レ「全く、困った人ね………私に対する嫌がらせ?知っているでしょ。私は貴方の事が好きだからそんなの見たら………ね」

承「どうなるんだ?」

咲「聞いてはいけませんよ承太郎さん」

承「了解」

 

しばらくあたりは静寂に包まれた………誰か、会話を………これじゃ、虚しい

それがそんなことを願った矢先の救世主が現れた……

 

フ「ファァアア、おはよう〜〜皆〜〜」

 

寝坊して来たフランである

 

承「おはようフランお姉ちゃん」

 

全員『え?』

 

ん?どうした?皆凄い驚いた顔をしているが………なんか言ったかな?俺はフランお姉ちゃんと……………あれ?待て、なんで俺がフランをお姉ちゃん呼ばわりしているんだ?

可笑しい………何故だ?何故俺はそんな事を?

 

フ「お兄ちゃん?どうしたの?まだ子供になった時の呼び方が治ってないよ?」

 

子供の頃の呼び方はそう簡単に変えられない………

なんかそんな感じのを見たことあったな……

俺は某お助け団もといスケット団を思い出した………

 

承「大丈夫だ、問題無い、………フラン。」

フ「フ〜〜ン私はもっと呼んで欲しかったけど………」

レ「止めなさいフラン、流石にそれは不味いわ」

 

なんで流石になんだよ、普通に不味いだろ。

じゃあ、何処までが良いんだよ。

 

フ「お兄ちゃん、もう一回子供になって」

承「断固拒否する」

レ「良いじゃない減るものは無いんだし」

承「減るものだらけだ。それに俺の意志では決められないしブラッドの気分だし、今はやらないと思う」

フ「え〜〜〜〜〜つまんないの……」

 

そういう問題じゃ無い………

全くやれやれだぜ……

俺は朝食を食べ終えて片ずけながらそう思った。

 

承「さて、部屋で休むか……」

パ「ちょっと待ちなさい」

承「?どうかしたか?」

 

俺が部屋に戻ろうとしたらパチュリーに止められた………

何かあったけな?

 

パ「私の喘息を治すのは?」

承「済まん、忘れてた。」

パ「しっかりしなさいよ……」

承「じゃあ、お前は臨床体験したり子供になったりしても覚えているんだな?」

パ「…………無理ね。」

承「だろ?まあ良いじゃあちゃっちゃっとやるか………」

 

面倒だけどな……

 

パ「でどうするの?」

承「飯を食わせて治す」

パ「それだけ?」

承「それだけ、じゃあ作って来る」

 

 

 

 

 

 

料理時間は………粉微塵になって………消えた………

 

 

 

 

 

 

承「出来た、普通のミネストローネ‼︎」

 

出来タァ、料理時間はほんの数十分………多分いけるだろ……多分……

 

パ「じゃあ頂きます」

こぁ「大丈夫ですかねパチュリー様」

 

居たのか……小悪魔……だっけ?

 

承「大丈夫だ、それにもし何かあっても俺が治せばいい。」

 

俺は後ろにクレイジーDを出しそう言った。

パチュリーは俺らを無視してスープに口を付け飲んだ………

 

パ「ゴホッゴホッ……」

 

む?咳が出たか………

 

こぁ「大丈夫ですか⁉︎パチュリー様‼︎」

 

小悪魔のそんな呼びかけにも答えられない程に咳が出ている……

 

承「大丈夫だ、もうじき治る」

こぁ「本当ですか?」

パ「ゴホッ………ハァ……ハァ……ハァ………………フゥ………あれ?喘息が……治ってる?」

承「よし、成功だな。じゃあ俺は部屋に行くな」

パ「そう……ありがとうね……」

こぁ「ありがとうございました!後、いつでも図書館に来ていいですよ‼︎承太郎さんなら歓迎します‼︎」

 

俺は無言で手を振りその場を去り部屋に戻った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「暇じゃああああ‼︎‼︎」

ブ「どうしたの急に?」

承「暇なんだよ、いつもは何かあるけど全くないから暇だ……暇つぶしにお前をボコってやろうか?」

ブ「やめて下さいお願いします………そうだ‼︎どっか散歩したら?」

 

散歩………成る程、シンプルだが良い。

これならいい感じに暇を潰せる。

馬鹿にしては良い考えじゃないか。

 

承「そうするか……」

 

俺はそう言い部屋を出て、咲夜とレミリアに言い残し出かけた………

なんか面白い事があるといいな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………と思っていた時期が俺にもありました

今の状況?今は紅魔館前の湖だ。

 

美「ブクブクブクブク………」

承「…………………なんだよこれ?」

 

なんか水死体らしき緑色のチャイナ服?を着たものが俺の目の前で浮いている……

なんで?さっきまでほのぼのの楽しい雰囲気が一気に暗い雰囲気になったよ‼︎

と言うかなんでいきなり死体?に遭遇しないといけないんだよ‼︎どっかの名探偵コ◯ンとか金◯一とかの歩く死亡フラグ(周りの人が)じゃあるまいし……俺、推理とか出来はいないよ?

 

門を出たら美鈴が居ないし……可笑しいと思ったらこれだよ。

これ絶対美鈴だよね?

何があったの?

俺は取り敢えず美鈴をお姫様抱っこで紅魔館まで連れ戻した………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……道中で美鈴が意識を取り戻して面倒な事になりかけたのは内緒である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「で、どうしてこうなった?」

美「分かりません」

咲「いつも寝てばっかだったからつい……」

 

場所は変わり紅魔館内の廊下

今、どうしてこうなったか事情聴取中だ。

っておい、咲夜がやったんだ………アレ。

 

承「ついじゃねーだろ」

美「そうですよ‼︎危うく死にかけましたよ!」

咲「あら、そのまま死んでも良かったのよ?」

美「ウワァァァァン酷いですよーーー‼︎」

承「なんで俺⁉︎」

咲「チッ」

 

美鈴は何故か俺に抱きつく………と言うよりしがみついてきた

後、咲夜何故お前が舌打ちする。

 

咲「冗談よ」

承「幾ら何でもそれは……」

咲「でも、もう慣れてるでしょ?こう言うの」

美「そうですけど………」

咲•承「「じゃあ、いいだろ(でしょ)」」

美「(・_・;」

 

美鈴の顔が真顔だ………

咲夜は?すっごい笑顔、満面の笑み。

俺は……苦笑い。「聞いてない」だと?そこは気にすんな。

 

咲「じゃあ。私は仕事に戻るからしっっかり仕事しなさいよ?美鈴。承太郎さんはご自由に………それでは」

 

咲夜は俺に対して礼をして時を止めてどっか行った。

何故か、その時機嫌が良くスキップをしているような気がしたが気のせいだろう……咲夜がするとは思えん…………

 

ヒュン

 

おっと、ナイフが飛んできた。

 

ヒョイ………ザック‼︎

 

美「なんで⁉︎」

 

俺は回避したが何故か後ろにいないのに美鈴に刺さった………悪意が感じる

なんでナイフが垂直に曲がるんだよ………

俺は美鈴の傷を治しながらそう思った………

後、その時美鈴の顔が真っ赤だったのは気のせい………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は美鈴の傷を治して一緒の門まで行った。

 

承「じゃあ、俺はどっか行ってくる」

美「はい‼︎お気をつけて‼︎」

承「ああ、それと美鈴」

美「はい?何でしょう?」

承「少し程度なら良いがあまり寝すぎるなよ?」

美「は、ハイ善処します。」

 

まあ、入った途端に寝るだろうな………

まあ、良いか………

 

承「じゃあ、行ってきます」

美「いってらっしゃいませ‼︎」

 

俺はそのまま少しその周りを散歩しに行った。

 

美「承太郎さん……私は………貴方の事を……」

 

美鈴は自分にも優しく接してくれてれる承太郎に好意を抱いているが………恋については全くの鈍感な彼女は気付かない!(美鈴だけでは無いが……)

美鈴はその後何か言おうとしたが首を横に振り、

 

美「いえ……そんな事は無いですね‼︎きっと気の所為」

 

笑顔でそう言い、何故か太極拳の構えをした。

 

美「さて‼︎今日もしっかり門番しますか‼︎」

 

紅魔館の門番は何時も元気である……

ただし……

 

 

 

 

 

10分後

 

美「ZZZ…………ZZZ………」

 

よく寝るのである……そしていつもそれが見つかり………

 

ザクッザクッザクッ

 

美「ギャアアアア‼︎」

 

今日もまた彼女の絶叫が聴こえるのである……

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 




はい、今回は美鈴をメイン気味に書きました……
なんか微妙ですね………

あと、活動報告にてアンケート、コラボ募集を行っているのでよろしければお願いします……

アンケートは本当は今回で締め切りですが後1〜2話延長します。
コラボは今のところ締め切りなしです。
よろしくお願いします。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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日常編
第23話 霊夢に家事を覚えさせよう‼︎その①〜それぐらい余裕だろ〜


どうもリアルの友人に勧められてスクールディズとシュタインゲートを見てトラウマになったジョースターです。

ただいま、勉強に追われています………
英語………いやぁぁぁぁぁぁ………
現実逃避でみんなのポケモンスクランブルをやっているます………勉強しないと………ハハハハ………

さてと、取り敢えずどうぞ〜〜


前回のあらすじ

また、フラグを建てた

承太郎死すべし

 

俺は空条承太郎、

朝日が眩しい今、俺は紅魔館から博麗神社へ帰る用意をしている………

殆ど用意する必要無いけどな‼︎

しっかしいろいろあったな〜

多分、俺の人生でも稀に見ない色んな事があった一週間だった。

俺がそうしみじみ思っているとドアからノック音が聞こえ「失礼します」と言いながら咲夜が入って来た

 

咲「おはようございます、承太郎さん。朝食の用意が出来ました」

承「あぁ、ありがとうすぐ行く」

咲「もう帰られるのですね………」

承「ああ、そうだな………………咲夜」

咲「はい、何でしょうか?」

承「いろいろ、世話になったな……改めて感謝する……」

 

俺はここに来ていろいろと世話になった咲夜に礼を言ったら、咲夜が顔を真っ赤にして

 

咲「い、いえ‼︎これぐらいメイド長なので当然のことです‼︎」

 

と言い残しまるで逃げる様に部屋を出て行った。

なんか悪い事言ったかな?

俺はそのことを考えながら食堂へ向かった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「おはよう、承太郎………今日、帰るのね………」

承「そうだが………この状態は一体?」

 

食堂に来た途端暗い雰囲気が暗い………(パチュリー以外)

何コレ?最後の晩餐?

暗すぎるよ………誰か‼︎明るさを‼︎

ムードメーカーの美鈴とフランは……………

駄目だ、あいつらまでもが暗くなっている………

フランに至っては泣きかけてるし………

マジで何?俺はこれからも死ぬの?

そうでも無いとこうならないって………

 

承「あぁ、確かに今日帰るが時々訪ねるかもな………」

レ「‼︎本当‼︎本当なのね‼︎」

承「お、おぉ。そうだが……」

レ「なら良し‼︎」

フ「お兄ちゃん〜〜〜〜」

 

 

ギュウ………

 

 

何故、いきなり前振りも無く抱きついて来る………

良くあることだが………

俺はそう思いながら朝食を食べた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フ「はい、あ〜ん」

承「いや、大丈夫だ、自分でたべれr「嫌なの?(涙目)」………」

 

フランは俺の隣にいて、俺に食べさそうとしていた………

 

承「やれやれだぜ……」パクッ

 

俺はフランに押し負けて結局食べました………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、美鈴、レミリア、咲夜、小悪魔にもされた…………

流行ってるの?これ?

俺はそう思いながら朝食を完食した。

 

承「ごちそうさま、美味しかった」

 

そう言えば、全く関係ないがいろいろあって忘れていたが俺が持ってきた団子はどうなったんだろうか………

気になるから聞いてみよう

 

承「咲夜」

咲「ふぁい!なんでしょうか?」

 

ふぁいってなんだよ………まあ、いきなりだったからな………

 

承「一つ聞きたいのだが、俺が土産で持って来た団子はどうなったんだ?」

咲「団子………あーあれなら承太郎さんが寝込んでいるときに食べました………凄く暗い雰囲気でしたが………妹様に至っては「お兄ちゃん」と言いながら泣いてしまって大変でした。団子は美味しかったです」

 

何故、そのタイミングで食べた………

まあ、美味しかったならいいが………

 

承「なんか………済まん……なんかわからんが許してくれ………」

咲「嫌です♪許しません」

 

満面の笑みで言われても………

 

承「マジで勘弁を………」

咲「冗談です。気にしてません。それより早く準備をしたら如何ですか?」

承「そうさせて貰う……」

 

俺はそう思いながら自分の部屋に戻り帰る用意を完璧にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜少しキングクリムゾン‼︎〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「じゃあ、いろいろと世話になったな、ありがとう……」

レ「こっちこそ、ありがとうね。フランと遊んだり色々してくれて……後、何時でも来なさいその時は色々ともてなすから………」

咲「それではお大事に……」

フ「また来てね‼︎」

パ「本が欲しかったら、私の所に来なさい。私が探してあげるから。」

こぁ「それって、私がパシられるのでは?まぁ良いです。承太郎さん、いつでも来てくださいね‼︎」

承「ああ、時間があったら来るかもな……」

 

また来るのも悪くないな………

え?今のどんな状況か分からない?今は紅魔館の玄関前で(美鈴以外)全員で最後の挨拶に来てくれている………

言っとくが死ぬわけじゃないからな。

 

承「それじゃあ、またな」

 

玄関のドアを開けてそう言った。

 

レ「ええ、それじゃあね」

フ「バイバイ〜〜お兄ちゃん〜〜‼︎」

咲「ではお大事に」

パ「いろいろありがとね」

こぁ「ご無理はなさなずに頑張ってください」

 

俺はそんな言葉を背に無言で手を振り門まで言った。

美鈴にも感謝を述べないとな………

 

美「あっ、承太郎さん!お帰りになられるのですか?」

承「あぁ、いろいろ世話になったな」

美「そんなとんでも無い。むしろこっちの方が色々と助けられましたよ」

 

俺、なんかしたっけ?まぁいいや。

 

承「じゃあな……」

美「偶には来てくださいねー歓迎しますからーー‼︎」

 

俺は右腕を挙げて親指を立ててエアライドに乗りその場を去った………

楽しかったな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

移動をカットッ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

はい、と言うわけで博麗神社まで着きましたーー

 

承「ただいま〜〜〜」

 

………………

 

返事が無い………可笑しい、何時もなら霊夢が返事を返してくれるんだが……(ただし、その後パシられます)

取り敢えず、やや警戒気味で中に入るか………

 

ブ「承太郎、承太郎ー」

承「何だ?」

ブ「これを使って〜」

 

ブラッドから渡されたのは………ダンボールだった………読めた、要はどっかの蛇みたいにしろと?

 

ブ「そうだよー」

 

勝手に人の心を読むな…………

 

承「意味無いからな………この状況なら」

ブ「ウッソォ、じゃあ………」

 

まだ何か言いそうなブラッドを無視して取り敢えず、いつも霊夢が居る縁側に行った………

 

承「霊夢〜〜生きてるk………死んでるぅぅ‼︎」

霊「……………」チーン

 

分かりやすく言う

 

1.俺が縁側に行く

 

2.霊夢が倒れてる………と言うより生気が感じられない

 

3.俺が発見する←今ココ

 

可笑しい、なんでたった1週間でこうなった………

俺は神社の中を見てみたら部屋も汚れている………

一体どういう事だ?

俺が考えていると魔理沙が来た

 

魔「承太郎‼︎ようやく帰ってきたか‼︎ちょっと助けてくれ‼︎」

承「霊夢の事だろ。」

魔「ああ、そうだぜ。」

承「何があった?」

魔「そ、それは……」

 

その後、魔理沙が少し躊躇いを視線を下を見るがすぐに俺の方に戻し………

俺の予想していたよりともっととんでも無いことを言った………

 

魔「霊夢が家事が出来なくなったんだぜ‼︎」

承「…………は?」

 

まさかの家事が出来ないとは………

大体理由が分かった……

 

承「要は俺が来てから殆ど家事をしていなかったから忘れてしまったと?」

魔「あぁ、そうだぜ……」

承「マジかよ……」

霊「うぅ、じょ、承太郎〜〜帰って来たのーお願い何か………食べ物を……」

 

霊夢は俺と魔理沙が会話をしている時に起きてきた……

 

承「待ってろ‼︎今すぐ作ってくる‼︎」

霊「た、頼んだわ……」

魔「大丈夫か?霊夢」

霊「全然大丈夫じゃないわ……」

 

 

 

 

 

 

 

俺はダッシュで調理場へ行き

何か料理を作ろうとした………何を作ろう………

 

承「今の霊夢の衰弱具合から見て………お粥かな」

 

俺はそう思い急いで作った……

 

 

 

 

 

 

 

 

承「霊夢〜お粥だー」

霊「あ、ありがとう………頂きます」

 

霊夢は俺が持ってきたお粥を急いで口の中に入れた…………ちゃんと噛めよ………

 

霊「お代わり‼︎」

承「ハイハイ……」

魔「早っ」

 

魔理沙が驚愕している程速いスピードでお粥が無くなっていった………

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「ごちそうさま〜美味しかった〜ありがとうねー承太郎〜」ギュウ………

 

な、れ、霊夢がデレて抱きついてくるだ………と………

明日はロードローラーでも降るかな?

まあ良い………この話は心の中に押し込んでと

 

承「まさか全部食べるとは……」

 

俺は多めに普通の土鍋に限界量まで作ったはずだが………

恐るべき霊夢の胃…………

 

魔「人ってこんなに食べるんだ……」

承「?これぐらい普通だろ?………俺はこの1.5倍は食べるぞ」

魔「それは承太郎が食べる量が可笑しいだけだぜ」

承「そうか?」

魔「そうだぜ」

 

そーなのか〜

知らなかった〜

さてとふざけはここまでにして霊夢に家事を覚えさせるか………

 

承「霊夢」

霊「何よ?」

承「今から、お前に家事を覚えさせる」

霊「?なんでよ?」

承「もう二度とこんなことに成りたくないから……」

 

帰っていきなり料理を作るの面倒だからな‼︎

 

霊「………分かったわ、やるわ」

承「よろしいならば始める……」

 

こうして俺が教える家事教室(仮)を始めることになった……

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 




はい、今回はどっちかと言うと導入回でしたね………すぐ終わるけど………
後、アンケートは次の話で締め切ります………お願いです、何か案を………………

感想、誤字、脱字などございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第24話 霊夢に家事を覚えさせよう‼︎その②〜と思っていた時期が俺にもありました〜

どうもジョースターです。

今回のサブタイの「〜〜」の所は前回と合わせると意味が分かります

最近、モンハン4・4Gが安かったから買いました
僕は安定の双剣です。
双剣楽しい………

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

霊夢が家事が出来なくなった

 

 

魔「誰でも分かる‼︎」

ブ「承太郎先生の‼︎」

魔•ブ「「家事教室〜〜〜‼︎イエエェェェェェィ‼︎」」

承「じゃ、ねえぇぇぇぇぇぇぇよ‼︎何なんだこれは‼︎」

 

見ている人もビックリしているよ!いきなりこんな事になってるからな‼︎←メメタアッ

知ってると思うが俺は空条承太郎、今は何故か家事教室が開いている

しかもご丁寧にテレビでやっているみたいな舞台まで作ってるし…………

 

魔「いや、こう言うのはのは面白くしないと………いけないって思ったからだぜ」

承「で、これはお前が思いついたのか?」

魔「い、いや、私は乗っただけだぜ」

承「じゃあ、誰が?聞くまでもないが……」

魔「そ、それは………」

 

魔•ブ「「ブラッドだぜ‼︎(僕だよ)」」

 

うん、知ってた。

どうしてやろうか……………

 

承「じゃあ、さっさとと始めるぞ」

ブ「う、嘘………なんでお仕置きをしないの?」

魔「さぁ、分からないぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「じゃあ、まずは掃除からだ」

霊「はーい」

承「まずは手始めにブラッドをボコります」

ブ「え?ちょっとなんで⁉︎」

 

いつもの事だろ、いい加減慣れろ。

霊夢はさっきまでやや不機嫌そうな顔をしていたがそれを聞くと満面の笑みを浮かべた………

ハハハーーブラッドカワイソスwww

 

霊「分かったわ」

ブ「イヤアァァァァァァァ」

 

霊夢はブラッドを引きずりながら外に出た……………

その後、しばらくブラッドの悲鳴が聞こえたのはきっと気の所為………

 

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください………

 

 

 

 

 

 

霊「やって来たわ」満面の笑み

承「甘い、そこはもっとやるべきだ」ドス黒いスマイル

 

俺からすればまだまだだな。

霊夢は針と札でやっていたが俺なら、針で動けない様にしてから……………色々と………ね………

 

魔「こ、こう言う事か………恐ろしいぜ」

承「さて、じゃあ始める………まずは………」

 

 

 

 

 

 

 

教える時間はカット

 

 

 

 

 

 

 

 

承「てな感じでやれ、OK?」

霊「OK‼︎」

 

俺が霊夢に教えていると、後ろで回復したブラッドと魔理沙が何か話していた………

何の話だろう………

 

魔「すごく分かりやすいぜ………さすがは教師……」

ブ「承太郎思いの外、そう言う教えるの得意だからね〜〜」

魔「そうなのか?」

ブ「うん、一応自分の師匠が元先生だったと言うのも有るけど……」

魔「師匠ってどんな人だろう……」

 

魔理沙からすれば多少は教えられたけど………その存在はまだ分からなかった………

 

 

 

 

 

 

承「さて、説明はここまでにして実践だ」

 

論より証拠って言うしな………

まあ流石にいけると思う………

 

霊「今の私なら3分でピッカピカの埃一つ無くせる‼︎」

 

前言撤回…………今はフラグを建てた

まあ、気の所為であって欲しい………

 

霊「見てなさい‼︎承太郎‼︎スグに終わる‼︎」

 

 

 

 

 

〜〜〜3分後〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

霊「…………と思っていた時期が私にもあったわ」

承「安心しろ。もともとこうなると思っていた」

霊「そんな‼︎」

魔「こりゃまた派手に………」

 

俺達の目の前には掃除する前よりさらに酷い状態の部屋だった……………

家具が倒れ、埃は無くなるどころがむしろ増えてるじゃないか?

ある意味凄い。どうやったら出来るんだろう…………

まあ、良い取り敢えずフラグ回収したな………

 

承「取り敢えず、次行くぞ」

霊「はーい」

承「次は料理だ」

霊「料理ぐらいなら………」

承「じゃあ、なんか作ってみろ」

霊「いいわ作ってあげる」

 

 

 

 

〜〜〜20分経過〜〜〜

 

 

 

 

 

霊「出来たわ………」

魔「こ、これは?なんだぜ?」

 

そこにあったのは謎の立方体の物体だった………

なんで綺麗な立方体何だ?

まずなんの料理かすら分からん

 

霊「卵焼きよ?」

承「……………ある意味神だな……」

 

一体どうやったんだろうか………むしろ俺が作ってみたい……

魔「うん、そうだな」

 

で、誰が食べるんだ?

そう言えば決めてなかったな………

 

承「で、誰が食べる?」

 

瞬間、皆の視線はある一点に集まった‼︎

それは…………こんな時の為のお前だ、ようやく出番だな。

 

ブ「え?僕?」

 

皆さんご存じブラッドである。

 

承「さっさと食え」

ブ「拒否権は?「無い」うん、知ってたよ………」

 

カリッ

 

まず卵焼きでは鳴らない音が出た。

可笑しい、音が………食べたブラッドはと言うと…………

 

ブ「……………\(^o^)/」チーン

 

立ったまま死んでいた…………さらば‼︎ブラッド。お前のことは10秒後まで忘れない

 

霊「?何が可笑しかったんだろう………」

承「どうやら、一から教えないとな………」

 

俺は遠い目になりながらそう思った…………

一体何処から教えればいいんだ?

 

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「最後にこうして…………完成だ」

 

俺は自分で言うのも何だが慣れた手付きで卵焼きを作った

 

霊「おお〜凄い」

魔「さすが承太郎だぜ‼︎」

ブ「じゃあ、さっそく僕が試食を………」

 

お前はあれ(霊夢作)でも食ってろ

それよりいつの間に蘇生してんだ?

 

霊「ブラッドはダメよ、まだ私のを食べてないし」

魔「ここは私と霊夢が………」

 

パクッ

 

霊•魔「「美味し〜」」

 

こいつらさりげなくブラッドに酷いことを………

まあ、可哀想とは思わん

 

承「まあ、これと掃除は要練習だな」

霊「そうね……」

魔「まあ、頑張れよ‼︎霊夢」

霊「何よ‼︎あんただって出来ないでしょ‼︎」

魔「出来るぜ☆」

 

マジか?

と思ったら、そういえば魔理沙は一人暮らしだったからあり得るな

 

霊「嘘ダッ‼︎」

 

おい、それは……ひぐらし………オヤシロ様…………ウッ、頭が………

さて、冗談は此処までにしていよう………

 

魔「じゃあ、見してやるぜ」

 

どれ、見させて貰うぞ

魔理沙はそう息巻いて台所へ向かった………

 

 

 

 

〜〜〜少女料理中〜〜〜

 

 

 

 

 

 

魔「出来たぜ‼︎魔理沙さんお手製のきのこスープ‼︎」

霊「…………この時点で負けているわ……」

 

そりゃそうじゃ‼︎…………なんかどっかのポケモン博士みたいな言い方になったなぁ……

普通の美味しそうだ………

美味しいかな?

俺の期待は期待している他所に霊夢はスープに口をつけた………

 

霊「お、美味しい………」

魔「な?言ったはずだぜ私は出来ると」

承「凄いな、これは………」

魔「いや〜そこまで褒められると………ちょっと照れるぜ」

 

魔理沙は帽子を深く被り顔を隠した、うん、丸見えだぞ

顔が真っ赤だな………

まあ良いそれより早く他の事も教えないと…………

 

承「次行くぞ、次は………」

 

俺はその後も霊夢に様々な家事を覚えさせた……………

霊夢がどのくらい出来るようになったか聞かないでくれ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「まあ、こんな感じかな」

霊「フゥ〜〜やっと終わったわね〜」

 

朝からやったら教室も今は夕方だ。

長かった………まず、時々霊夢がとんでも無い事をしたから余計時間を取った………

霊夢は疲れて縁側に大の字で寝転がっていた…………

お前、それでも巫女か?

 

魔「お疲れ様だぜ。霊夢、承太郎」

承「ああ、まあ、完全にできていないからまだ要練習ばっかだがな……」

霊「もう勘弁して頂戴よ……」

承「ダメだね」

魔「ハハハ、まあ頑張れよ霊夢」

 

 

その後も霊夢と魔理沙は会話をしていたが俺は夕日を眺めていた………

 

承「…………綺麗だな……」

紫「そうね、承太郎君」

承「いつからいた」

紫「さあ?いつからでしょうね〜」

 

俺が夕日を眺めていると、後ろから隙間が開き身体を上半身出した紫が出てきた………

 

紫「そう言えば、もうそろそろだったわね」

承「ああ、頼むな」

紫「勿論よ、この紫お姉さんに任せなさい」

 

お前がお姉さんでは無い、お前はBB………

 

紫「いい度胸ね、ちょっと喧嘩する?」

承「やだね、それになんのことかさっぱり分からんな」

紫「…………まあ良いわ。じゃあ、霊夢の事よろしくねー」

 

紫はそう言い残すと隙間の中に入って消えた………

霊夢をよろしくか……やれやれ面倒なことを………

 

承「さて、そろそろ戻るか……」

 

俺は霊夢の所に戻った………

 

 

 

承太郎が夕日を眺めている時、霊夢達は…………

 

魔「しっかし、霊夢、お前がこんなに酷いとはな………思っていなかったぜ」

霊「う、うるさい‼︎これでもやっているつもりよ‼︎」

ブ「まあまあ、落ち着いてこれでも呑もうよーー」

 

ブラッドが持って来たのは酒ビンだった

 

魔「おっ、酒か………呑もうぜ」

霊「そうね…………」

 

こうして、霊夢達は酒を呑み酔っていくのである………

 

 

 

そうとも知らずに戻ってきた承太郎は…………

 

 

俺が戻ってくると何か騒がしい………

可笑しい普通じゃない………まさか………

俺は急いで声がするところへ行った………

 

霊「承太郎〜〜〜ヒック、早くご飯〜〜」

魔「そうだぜ〜〜早く〜〜」

 

やっぱりか………俺が戻ってきたら二人は酔っていた………

キレそう………

 

ブ「承太郎〜〜頑張れ〜〜」

 

ブラッド、お前もか……

 

承「こ、この…………」

 

ああ、もう駄目だ、キレる………

 

承「馬鹿共がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

その後、三人の悲鳴が聞こえたとか聞こえなかったとか………

 

To be continuedーーー>




これで霊夢に家事を覚えさせるのは終わりです。
次は何をしよう………

あと、アンケートは締め切らせてもらいました
アンケートに答えてくれた中島ゆうきさん、ハピナさんありがとうございました‼︎
コラボはまだ募集中です

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第25話 承太郎式勉強法

どうも、最近になってポケモンΩルビーを買ったジョースターです
パートナーは安定と信頼のキモリです(キモリは好きなポケモンの一匹)
むしろ他にも選択肢はあるのかな?
さて、今回はややネタ回…………かな?

そして、祝お気に入り50件突破‼︎

嬉しいです、まさか50件突破出来るとは………始めた時は思えなかったです
お気に入りをしてくれた皆さんありがとうございます‼︎

さてと、どうぞーー


前回のあらすじ

魔理沙が家事上手なのが発覚した

 

 

承太郎が霊夢に家事を教えてから数日が経ち、承太郎は明日に墓参りをする為に現代に戻る準備をしていたが

今は仕事の寺子屋の教師をするために人里に来ていた…………

 

俺は空条承太郎…………今、慧音と話をしている

何の話?それは今からその会話が始まるから見ておけ

 

慧「承太郎、頼みがあるのだが……」

承「なんだ?」

慧「実はだな………明日からここは夏休みで休みになるのだが……今日、成績が悪い奴を授業をしないといけないのだが……」

 

大体分かった、要はアレだろ?俺がやれって言うことだろ?

 

慧「今から、ちょっと私用で私が居なくなるんだ、すまないがそれをやってくれないか?算数と社会だけなんだ………まあ、社会はテストを配って採点するだけだけどな………いけるか?」

 

慧音は片目を閉じて片手で合掌するようなポーズをしながら言った………

お前にそれは似合わんぞ

 

慧「……………覚悟はいいな?」

承「?何が?」

 

慧音は俺の帽子を取り、頭のサイドに手を添えて………大きく振りかぶって…………

 

慧「フンッ‼︎」

 

ゴン‼︎

 

承「⁉︎………あ……」

 

ストライクショット‼︎

何が起こった⁉︎隕石が頭に降ってきて当たったか?

凄い痛い………意識が半分持ってかれてた………それどころか一瞬三途の川でサボってる小町が見えた……

これが噂に聞く頭突きか…………予想以上だ………

 

慧「なんか、変な事考えていただろう」

 

なんで心が読めるんだろうね………

 

承「ボクハナニモカンガエテマセンヨーー(棒)」

慧「…………はぁ………まあ良い、で受けてくれるな?」

承「分かった、で誰がその授業を受けるんだ?」

 

場合に寄るが酷い場合はかなり面倒になる

 

慧「それはここに書いている、見てくれって言っても殆どお前の知り合いだ」

 

慧音は手に持っていた紙を俺に渡し俺はそれを見た………………

 

 

 

1.チルノ

2.ルーミア

3.ミスティア

4.リグル

5.大妖精

 

 

 

 

知り合いばっかじゃんねーか‼︎

と言うか全員知り合いじゃねーかよ………

それよりなんで大妖精が⁉︎あいつ頭を良かっただろう

 

承「慧音………これを間違ってるぞ」

慧「いや、間違ってない」

承「じゃあ、なんで大妖精が?」

慧「自主参加だ、なんでもチルノが迷惑をかけないようにするためだとさ」

 

スゲェ優しいな…………大妖精は………今度あったらなんか奢ろう………

俺はそんな事を思っていたら慧音は時計を見てドアの方まで行き俺の方を向き

 

慧「じゃあ、そろそろ私は行くから頼んだぞ………」

承「分かった………」

 

そう残して出て行った…………さて、どうしようかな………

俺はそう思いながら教室へ向かった…………

 

 

 

少しカット

 

 

 

 

承「じゃあ、始めるとする」

 

俺は教室に行き全員席に座らせて授業を開始した……………が………いきなりチルノが手を挙げてとんでもない質問した………

 

チ「お兄ちゃん、今から何するの?」

 

いきなりそれか…………俺の胃は終わるまで保つかな?

 

大「チルノちゃん、今から勉強するんだよ……」

 

ナイスです。大妖精………やっぱりいてくれて良かった……

 

チ「勉強?勉強は嫌だ‼︎」

ミ「そうよ‼︎嫌よ‼︎」

リ「え?ちょ、何言ってるの⁉︎二人とも」

ル「おなかすいた〜」

 

だめだ自由過ぎる……………早くなんとかしないと…………

 

承「お前ら、取り敢えず黙れ、授業が進まん」

 

俺はやや強引に授業を再開した…………全く授業してなかったけど………兎に角再開した

 

承「さて、問題だ。この式の答えは幾つだ?チルノ答えてみろ」

 

俺が出した問題はこうだ

 

9×1=??

 

と言う簡単すぎる問題だ…………だがな………

 

チ「えーと…………8‼︎」

承「違う、と言うよりなんで減る………」

 

まず、整数の掛け算は基本減る事は無いからな………

 

チ「じゃあ…………う〜ん」

 

チルノは超考えてる…………

簡単なはずだが………

 

チ「はっ、分かった‼︎」

 

おーようやくか………

 

承「じゃあ、いくつだ」

チ「1ダッ‼︎」

承「だから、なんで減る………大妖精答えは?」

 

もうこのままではラチがあかないので取り敢えず大妖精に振った

 

大「はい、答えは9です」

承「正解‼︎」

チ「なんで?9になるんだ?」

 

もう知らん………

俺は他にも様々な問題を出した…………

 

3÷6=???

 

とか

 

10×10=???

 

とかを出したが…………

 

 

 

 

 

 

少女達の答え〜〜

 

3÷6=???

 

ル「9〜」

 

10×10=???

 

チ「100000‼︎」

 

 

と言うよく分からん答えを出した………

結局、8割大妖精が答えた、残り2割はだって?

馬鹿野郎、リグルに決まってんだろ

その2人はいいとして他の奴らは教えるこっちがしんどい…………

俺は目が死に始めている中、次の用意をした………

まあ、兎に角算数終了………

これが後、もう一時間続くのか………

まあ、次はさっきよりマシだが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「じゃあ、最後は社会だ、これはもうプリントがあるからそれを解け、一応テストだからな………以上‼︎」

 

最早投げやり気味で俺はプリントを配った

さて、暇だ…………待ち時間の間どうしよう………

本でも読むか………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜テスト終了までキングクリムゾン‼︎〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうそろそろか………俺は本を閉じ時計を見た………

もう終わりか丁度よかったな

 

承「はい、終わりだ‼︎もう何も書くなよー書いたら0点にするからな、さて、後ろの奴が集めてくれ………」

 

そう言うと後ろの席らが立ちプリントを回収して、俺に届けた………

さて、採点開始だ

 

 

 

 

 

〈問1.応仁の乱が起こった原因となった事を簡潔に答えよ〉

 

 

………成る程、結構簡単だな

まあ、彼奴らからしたら難しいと思うがな

 

 

大妖精の答え

 

〈後継者争い〉

 

 

正解だな、まあ、模範解答って奴だ……

 

 

チルノ答え

 

〈だれがサイキョーか、きめるため〉

 

 

んなわけあるか‼︎

なんでそんな事の為にあんな大事になるんだよ‼︎

しかもあれ何年続いたと思っている‼︎

兎に角間違い‼︎

 

 

ルーミアの答え

 

〈人の人数が多いから殺しあって少なくする為〉

 

 

怖いわ!その発想が怖いわ‼︎

なにこの子、なんておっかない事を書くんだ‼︎

あ、人食い妖怪だからか?

まあ良いとにかく間違い‼︎

 

 

ミスティアの答え

 

〈焼き鳥を食べたから〉

 

 

お前は焼き鳥になんの恨みがある‼︎

と思ったら大体予想がついた

それにしてもなんで⁉︎

取り敢えず間違い

 

 

リグルの答え

 

〈跡継ぎの争い〉

 

 

お前は合ってるんだ………

安心した

次は行ってみよう

 

 

〈2.この戦いを境に下の者が上の者を倒す時代になったそのことと、その時代をなんと言う?〉

 

 

結構難しめだな

まあ、いける奴はいけるけど………

 

 

大妖精の答え

 

〈下剋上、安土桃山時代〉

 

 

はい、正解流石だな

 

 

チルノの答え

 

 

〈そんな事無い、時代〉

 

 

もはや答えにすらなってない………

なんだよ、まず問題を否定するな………

間違いだな、誰が何と言おうと

 

 

ルーミアの答え

 

〈外剋城、桃山安土時代〉

 

 

なんで微妙に違う‼︎

惜しい、惜しいけど…………

まあ、うろ覚えなんだろうなぁ

まあ、間違いだ

 

 

ミスティアの答え

 

〈焼き鳥の存在抹消、焼き鳥無き時代〉

 

 

どんだけ、焼き鳥恨んでんだよ‼︎

お前の回答全部焼き鳥に対しての愚痴じゃねーか‼︎

兎に角間違い‼︎

 

 

リグルの答え

 

〈下剋上、安土桃山時代〉

 

 

うん、正解。

特に何もないな………

 

 

〈3.桶狭間の合戦で活躍し、この後の時代を築く人物を3人答えよ〉

 

 

一気に難易度が上がったな

まあ、二人は言えるけどもう一人が分からないだろうな

 

 

大妖精の答え

 

〈織田信長、豊臣秀吉、徳川家康〉

 

 

やっぱり合っていたか………すごいな………

妖精って基本⑨だよな?

大妖精が特殊なだけか、と言うより最早、妖精じゃ無い、天使とかだ………優しいし、頭良いし

さて、脱線したから戻そう

 

 

チルノの答え

 

〈織田、豊ナントカ、徳川家康〉

 

 

なんで一番分かりにくいのがあってんだよ‼︎

しかもなんだよ、豊ナントカって………

分からん、全く理解出来ない………

まあ、一点ぐらいはあげていいだろう

 

 

ルーミアの答え

 

〈尾張(それか安土)、大阪、江戸〉

 

 

それ、その人たちにゆかりのある場所‼︎

それ地名‼︎人じゃない‼︎

なんなのさっきからこいつらワザと?

 

 

ミスティアの答え

 

〈ほととぎすを殺した憎むべき人、鳴かせた人、まった人〉

 

 

違う‼︎それはなんか………それはその人達の性格を表した俳句‼︎

それになんだよ‼︎さっきからお前は鳥に対する事しか書いてないじゃないか!

まあでも、確かに惜しいちゃ、惜しいけど‼︎

 

 

リグルの答え

 

〈織田信長、木下藤吉郎(又は羽柴秀吉)、徳川家康〉

 

 

スゲェ、秀吉の昔の時の名前当ててる………

凄いな………俺でも小5の時に知ったぐらいだぞ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後も珍回答などがあったが採点が終わった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ではテストを返却する、まずは大妖精からだ」

大「ハイ‼︎」

チ「大ちゃん頑張れーー‼︎」

 

今頑張っても意味無いからな………とは言うことはない

大妖精は俺と教卓越しで対面した……

 

承「よく頑張ったな、満点だ、おめでとう」

大「はい‼︎ありがとうございます‼︎」

チ「やったね‼︎大ちゃん‼︎」

 

大妖精はテストを貰うとその場で飛び跳ねて喜んでいた

おい、チルノお前は座れ

まあどうせ次だし良いか

 

承「次はチルノだ」

チ「あたいはサイキョーだから大ちゃんよりもっとすごい点数だ‼︎」

承「ハイ一点だ、頑張れ」

 

ある意味もっとすごい点数だったぞ

 

チ「⁉︎やったーー‼︎いつもより高い‼︎」

 

つまりお前は毎回0点ってことか………

頑張れよ………

 

承「次はルーミアだ」

ル「はーい」

承「まあ、こんな感じだ、最初のミスを無くせばもうちょいよくなる」

 

何点って?そりゃ50点だ

最初は珍回答ばっかだったが急に正解し始めてな………

こうなった………まるで最初ふざけてるかと思った

 

ル「わーいいい点だーー」

 

ルーミアはクルクル回りながらそういった

なんで回ってるのかは知らん

 

承「次はリグルだ」

リ「は、はい‼︎」

 

リグルはやや緊張気味でこっちにきた

 

承「すごいな、難しい問題は全問正解だ、ただし簡単な問題を落としたり漢字間違いがあるからそれを直せ」

リ「はい‼︎ありがとうございます‼︎頑張ります‼︎」

 

リグルは結構良くて85点だった

しかも難しい問題は全問正解だ、逆になんで簡単な問題を間違えるかが分からん

 

承「最後にミスティア」

ミ「ハイ」

 

リグルとは打って変わって気分良くこっちに来た

 

承「…………結果を見せる前にこの回答はなんだ?」

ミ「普通に答えたけど………」

承「何処がだっ‼︎全部鳥に関することばっかじゃないか‼︎」

ミ「?普通じゃないの?焼き鳥なんか消えてしまうのが普通じゃ……」

承「その答えは間違えてる‼︎普通の「ふ」の字もないわ‼︎」

 

俺の予想ではチルノがビリだと思ったがまさかのビリはミスティアだ

しかも回答が予想の斜め上を行ったよまさか全部鳥の事とは思ってもいなかったよ‼︎

 

承「まあ、全員これからも頑張れ‼︎以上、これにて解散」

 

俺は思いっきり投げ、半ば強引に終わらせた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

慧「で?どうだった」

承「疲れました」

 

時間はすぎて今は夕方………あの後慧音が帰ってきて今は今回のことの報告だ

 

慧「そうか………お疲れ様だ」

承「それじゃあ、俺は帰る」

慧「あ、ああそうか気を付けてな………あっ、これは私からのお礼だ、受け取ってくれ」

 

そう言うと慧音は机の引き出しから何故か筍を取り出した

 

慧「妹紅が取ってきてくれたんだ、結構貰ったのだが私はこんなに要らないからな」

承「ああ、ありがとう………じゃあな」

慧「ああまたな………」

 

 

俺はその後、夕食の買い物をすませ帰った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ただいま」

霊「おかえり、どうだった?」

 

霊夢は縁側で相変わらずお茶を啜っていた………

畜生、羨ましい妬ましい

 

承「疲れた」

霊「そう、じゃあ夕食頼むね」

 

何さりげなくパシリにしょうとしてんだよ…………

しかもすました顔で

 

承「お前も手伝え」

霊「やd「拒否権無し」…………はいはい」

 

霊夢は思いの外早く折れた………

珍しくいつもは粘るのに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、霊夢が危うく此処を火事にしかけた………

なんでそうなったかは知らん

 

 

 

 

霊「やっぱり承太郎のご飯は美味しい」

承「そうか?だが残念だが俺は明日、1日居ないからな」

霊「なんでよ?」

 

流石は博麗の巫女話を全く聞かない

 

承「言ったはずだ、明日は一旦現代に戻るからな………墓参りで」

霊「じゃあ、私も行くわ」

 

はい?意味が分からん

まあ、良いか

 

承「いいが、その代わりその服はどうにかしろ、外じゃ変人扱いされるぞ」

霊「分かったわ、紫になんとかして貰おう」

 

紫カワイソウスwww

 

承「後、墓参りの後、俺は少し買い物をするからな?良いな?」

霊「勿論良いわよ」

 

やれやれだぜ、全く面倒な事にならないといいが………

俺のそんな願いは空へ消えていった………

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 




はい、なんかこれだとミスティアまでも⑨キャラに…………ファンの方すいませんでした

後、次はから2話ぐらいに現代に戻ります
その時にオリキャラを2人ほど出します(多分2人とも2話目だと思う)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーー


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第26話 そうだ、現代に行こう〜軽いノリだなオイ〜

どうも、昨日部活を引退したジョースターです。
予選で最後の最後で強い相手に勝って終わったので後悔は無いです‼︎


そして、この小説に最近一気に0評価が二つもついてショックを受けています……
10評価も貰ったけど………それは素直に嬉しいです

今回は現代回です………
後、暗殺教室のキャラが出ます
口調が違うとかはお許しを………


前回のあらすじ

珍回答連発

 

承太郎がチルノ達の補習をした次の日、承太郎といつも通り、霊夢は少し早く起きた………

承太郎がいつも通り朝食を作っている間に霊夢は(無理矢理、起こして)紫に現代へ行くために服を出して貰った………

 

霊「で?これで良いのね?」

紫「多分いけると思うわ………ファ〜〜眠い……」

 

紫は何時もより何時間早く起こされてしまい寝不足である………

霊夢が紫に渡されたのはピンク色のワンピースと黒色のタイツだけだった…………

 

霊「まあ良いわ、早く着よう……」

紫「全く、まさか霊夢が現代行きたいと言うとは…………予想外だったわ……」

霊「悪いの?」

紫「いいえ、全く……」

霊「なら良いじゃない……」

 

霊夢がそう言っている間着替えが終わった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「承太郎〜〜着替えたわよーー」

承「あぁ、分かった……」

 

俺は空条承太郎………

今日、現代に一旦帰ります………

何故か霊夢と紫と一緒に………このままだと魔理沙とかが来て「私も行く‼︎」って成りそうだ………

流石に無いと思うがな………

まあ良い、兎に角だ霊夢が着替えが終わったみたいだし見てみるか………

俺は台所から出て、霊夢を見に行った………

 

霊「どう?似合ってる?」

 

そこにはピンク色のワンピースを着て下に黒いタイツを穿いた霊夢がいた……

思いの外似合ってるな………

あっ、でもリボンは外さないんだ………まあそれぐらいなら良いが……

 

承「いいじゃないか?」

霊「そう、なら良かった………じゃあ、さっさとご飯を食べましょ?」

紫「私にも恵んでください……」

 

紫が半分死んでるじゃ無いか?ってぐらいの声で言ってきたから流石に………ね?

 

承「分かった、一応多めに作っていたから良かったな。食って行け」

紫「ありがとうございます」

霊「じゃあ、食べるわよ」

承「ハイハイ」

 

俺たちはその後朝食を食べた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「ごちそうさま〜〜」

紫「美味しかったわ」

承「そうか、じゃあ俺は食器とかを洗ってくる……」

 

俺はそう言い残し台所へ向った………

 

 

一方霊夢達は………

 

霊「ねえ、なんで紫はその服のまま行くの?」

紫「私は良いのよ」

霊「何よそれ」

???「霊〜〜夢〜〜」

霊「ゲッ、この声は……」

 

場所を縁側に変え、霊夢と紫がそんな話をしていると、上から声がしてきた

そして遠慮なんてないかのように空から箒の乗った金髪で黒いトンガリ帽子を被っている少女が来た

何を隠そう「弾幕はパワーだ」と言い張る少女こと、霧雨魔理沙である

 

魔「遊びに来た………ぜ?」

霊「なんで疑問詞なのよ?」

魔「いや、だって………霊夢がそんな服を来ているから……」

霊「あぁ、これは…………」

 

霊夢は魔理沙に現代に行くことを説明した

 

 

 

 

 

 

霊「って事よ」

魔「成る程………私も行きたいぜ‼︎」

紫「………良いわ面白そうだし………服は霊夢の色違いでいい?」

魔「ああ、良いぜ……」

 

紫は自分の近くに隙間を開き、隙間から黄色のワンピースと黒い色のタイツを取り出した……

 

魔「こ、これか………似合うかな?まあいいや来てみよう」

 

魔理沙は服を着替えに場所を替えに行った………

 

 

 

 

一方承太郎はと言うと………

 

承「良し、これで終わりっと」

 

皿洗いを終わらせていた……

 

承「さて、じゃあ、霊夢の所へ行くか………っと前に服を着替えるか………」

 

俺は朝から服を変えていない………つまり上半身裸である

流石にそれは不味いということで服を着替えに向かったが………

 

 

承「………誰かが中にいるな、誰だ?」

 

俺は部屋に誰かがいることを察知して如何するかを考えていた………

霊夢では………無いな、じゃあ紫か?いや、紫は霊夢と一緒にいた………

じゃあ誰だ?

………駄目だ、ラチが開かない思い切って入ってみるか………

 

承「そこにいるのは誰だ‼︎」

魔「え?ちょ、なんでだぜ⁉︎」

 

中には、服を着替え終わった魔理沙がいた………

えーと確認する、なんで魔理沙が此処に?

いや、それ以前になんで霊夢と似た服を着ている?

俺が様々な疑問によってパニックに成っていると………

 

魔「どうした?承太郎………まさかこれを変か?」

 

魔理沙が自分の服を摘みそう言った

いや、服自体は似合ってるよ?

でも、なんで着ている……そこが気になる……

 

承「いや、結構似合ってるぞ……………でもなんでそれを?」

魔「あぁ、それは………」

 

魔理沙から色々と驚きの事を知らされた……

 

 

 

 

 

 

魔「という訳だぜ」

承「オ、おう」

 

これがフラグ回収か?

まさか魔理沙まで………

まあいいや………俺がそう思っていると縁側から霊夢が来た………

 

霊「あら?何やってるの?」

魔「いや、承太郎に私も行くって説明しただけだぜ」

霊「そうなら良いわ、じゃあさっさと行きましょう」

 

承•魔「「分かった(ぜ)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺達は神社前に来た

 

 

紫「じゃあ、行くわよ〜〜忘れ物はなぁい?」

承「ある訳ない」

霊「無いわ」

魔「無いぜ」

紫「そう、じゃあ行くわよ〜〜3名様ご案〜〜内」

 

紫はそう言うと俺達の足元に大きな隙間を開けた………

ってえ?

 

承「なんで落ちるんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

俺のその叫びは隙間の中へ消えてった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ウワァァァァァァアアアア」

 

っと叫んでいるが全然怖く無い、じゃあ何故叫んでるか?

それはノリだ

 

霊「煩いわよ」

承「すいません」

魔「まあ、良いだろう、でもう着くみたいだぜ」

 

魔理沙の言う通りさっきまでキモイ目玉の空間だったが、少し先に光が溢れている……

俺たちはその光の中に入っていた………

 

 

 

ザッ

 

 

俺たちは見晴らしのいい丘に着いた………

霊夢と魔理沙は景色をまるで新しい物を見るみたいに見ていた………

まず、こいつらに絶対に能力を使わせないように言っとかねば。まずいことに成りかねない

 

承「………っと到着したみたいだな……」

霊「へえ〜ここが現代ねー幻想郷とは凄く違うわね」

魔「見たことのないものだらけだぜ」

承「まあな、後お前ら………絶対に、絶っっっ対に能力とか使うなよ?いいなわかったな?」

 

霊•魔「「はーい」」

承「ここからだとすぐ近くだな………じゃあ行くぞ」

霊「分かったわ〜」

魔「あっ、ちょっ、待ってくれ〜〜」

紫「あれ?私空気?」

 

俺を先頭にこの集団は墓へと向かう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「確か………ここに父さんらがいるんだな………」

 

俺の目の前に綺麗に掃除されている墓石の前に座りそう言った………

 

承「………父さん、母さん、姉さん元気にしていたか?俺は父さんと母さんから貰った体で元気の暮らしているぞ……」

魔「誰と話してるんだぜ?」

霊「さぁ、分からないわ」

紫「黙っておきなさい………今は承太郎君がやっているだし待っときなさい」

霊「わ、分かったわ……」

 

俺はお供物を並べてそう言った………

まるで報告するかのように……

 

承「今は、いろいろと可笑しい世界にいますが元気だぜ……………じゃあ行くな………また来年な」

霊「終わった?」

承「ああ、じゃあ次の場所へ行くぞ……」

 

俺は立ち上がりそう言い残して、霊夢達を連れてその場を去った……

次は師匠の所だ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔「なぁ、なんで墓参りで山を登っているんだぜ?」

霊「さ、さぁ……分からないわ………」

紫「♪〜〜ほらほら〜遅いわよ〜二人共〜」

承「早くしろ、置いてくぞ」

紫「そうよー遅いわよー」

霊「ぐっ、あのBBAめ……」

 

今、登山をしています

何故って?墓参りをする為さ‼︎

俺を先頭にして紫そして、結構後ろに霊夢と魔理沙という感じだ……

あの2人はもうバテるのか………

仕方がない………

 

承「紫、あいつらのうちどっちかをおんぶできるか?」

紫「嫌よ、二人とも承太郎がやりなさいよ……おんぶとお姫様抱っこで………」

承「チッ、わかった………オイ、二人とも、遅いからおぶってやる。早くここまで来い」

 

俺は仕方なくだ。仕方なく2人をおんぶと前から抱えこむやつをやることにした……

 

魔「⁉︎今すぐいくぜ」

霊「………5秒で行くわ」

 

1……2……3……4……5………おお‼︎ジャストだ。ジャストで二人揃ってきた

そんな体力あるなら行けるだろ……

っと思ったがもう言ったからには仕方がないし、もう体力を使い果たしたみたいだし………

 

承「じゃあ早くしろ……」

霊「私は後ろで良いわ」

魔「じゃあ私は前だぜ」

紫「早くなさい」

承「じゃあさっとと行くぞ……」

 

俺は2人を持ったままさっきと変わらないスピードで墓までいった………

にしてもなんで二人とも顔が赤いんだろうか、それにやたら目を合わそうとしないし………

ただ運んでもらっているだけだろ?

まあいいや……………気の所為だろ………

 

 

 

 

 

 

 

承「はい、到着」

霊「お、お疲れ様」

魔「ありがとうだぜ」

 

俺は大きな楕円形の石の上に小さな石が石が乗っているところまで来た………

これが師匠の墓だ………ここの山で眠りたかったらしいからな……

 

承「お久しぶりです、師匠、あなたの弟子の空条承太郎が来ましたよ……」

霊「な、け、敬語だなんて……」

 

おいコラ霊夢、いくら俺でも敬語ぐらい使うわ‼︎

 

承「今はいろいろあっていますがとても楽しい日々を送ってます、これもあなたのお陰です。

ありがとうございました……」

 

俺はそう言い、お供え物でコーラ(自家製)を置いた。

 

霊「終わったの?」

承「ああ、では俺はこれでまた来年……」

???「やっぱり、いたわね……」

承「この声は………まさか……」

霊「?誰?」

紫「ああ、彼女は………何でしょうねー」

 

おい、茶化すな紫や。

俺の目の前には黒色の長髪で身長が160センチぐらいの美しい女性がいた……

俺は知っている、と言うより暮らしていた………

俺の師、潮田渚の妻……………潮田カエデさんだ

 

カ「承太郎の事なら。絶対に渚の命日の日に墓参りを来ると思ったわ………全く、いきなり行方不明になるから心配したわよ?」

承「すいませんでした。カエデさん。ちょっとブラッドの所為で………」

カ「言わなくても分かるわ、どうせブラッドが余計なことをしたんでしょ?」

 

この人はマジで心が読めんじゃないかな?

いっつもこの人だけは嘘が通用しないし…………

 

承「はい……そうです」

カ「で?今は元気?」

承「ハイ、元気に暮らしています」

 

死に掛けたりしたがな……

まあ、それでも楽しい事もあるからよしとする

 

カ「……………ねぇ、承太郎何かを隠してるでしょ?」

承「っ………な、何のことですか?」

 

俺はそう言いながら帽子を触った……

 

カ「嘘ね、いつもあなたは嘘をつくと帽子を触ったり、髪を触ったりするわ。正直に言いなさい」

承「……………紫」

 

俺は幻想郷の事を話すために管理人である紫に許可をもらうことにした

 

紫「駄目よ?前にも言ったはずよ?」

承「そうか………」

紫「嘘よ。今回だけは特別にいいわ。言いなさい」

承「ありがとう………紫」

 

紫は物凄い悪意に満ちた笑顔で言った………

何時もなら顔面に思いっきり何かが投げるが今回は抑えよう………

 

承「カエデさん実は……………」

 

俺は幻想郷で暮らしていること

そこには様々な妖怪、妖精がいることなどを話した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「と言うことなんです……」

カ「うーん。なかなか壮大な話ね」

 

それは否めない………

俺だって少し理解できなかったよ……

 

カ「それで?そこにいる、紫のドレスを着た人がそこの管理人さん?」

 

カエデさんは紫を指差して言った……

 

紫「そうよ?私が幻想郷の管理者の八雲紫です………」

カ「私は、空条承太郎の師、潮田渚の妻の潮田カエデよ、あなたが承太郎を勝手に幻想郷とかいものに住ませたの?」

紫「はいそうですわ。………いきなりですが、お願いが有ります………どうか御宅の空条承太郎君を、幻想郷に住ませて下さい、お願いいたしますわ」

 

紫は地面に頭を擦り付けていきなり土下座した………

 

カ「……………承太郎はどうしたいの?」

承「俺は………幻想郷に住みます」

 

やっぱりなんやかんやあっても楽しい生活が送れているからな

カエデさんはそれを聞くと小さく頷いた

 

カ「紫さんでしたね、頭を上げてください………承太郎の事を頼みました」

 

カエデさんは丁寧な言葉を言い頭を下げた………

 

紫「はい、承太郎君は私が責任持って暮らさせます」

カ「じゃあ、頼んだわよ?承太郎………ケガとかしないようにね………」

承「はい………ありがとうございます」

 

俺はカエデさんに頭を下げてそう言った……

 

カ「後、承太郎。なんで後ろに2人も女の子を連れているの?まさか……………私も渚もそんなことは教えていないわよ?」

 

待て、何かとんでもない勘違いをしている気がするんだが………まさか俺がそんなキャラに……

 

承「違います、こいつらは自分たちも行きたいって行ったから連れてきただけです………別に付き合ってもい無いし、友人程度でs」

霊「セイッ‼︎」

魔「トウッ‼︎」

承「グッハァァァァァァ‼︎」

 

何故かいきなり二人は攻撃してきた、霊夢は足に蹴りを入れ、魔理沙は腹パンをしてきた………

 

カ「うん、確かに問題は無いわね………そこの………えーと霊夢ちゃんと、魔理沙ちゃんちょっとこっちに来て」

霊「?何かしら」

魔「分からないぜ」

 

2人はカエデさんのところへ行きなにやらヒソヒソ話をしている………

 

カ「承太郎は鈍感で、よく女の子を惚れさせ易い性格だから、もっと大胆にいかないとそのうち奪われちゃうよ?」

霊「え?ちがっ!そんなんじゃありません‼︎」

魔「そうだぜ‼︎私たちは承太郎とはただの友人………です」

カ「そう、ならさっきのは忘れてね」

 

 

 

 

承「なんか凄く盛り上がってるな………」

紫「気になっても行っちゃダメよ?殺されるから」

承「どんな物騒な話をしているんだ‼︎」

 

俺や霊夢たちの叫びは静かな森の中へ消えた…………

 

To be continuedーーー>




ハイ、カエデさんはもう、二人が承太郎に……………してる事を気付いています

後、霊夢と魔理沙の現代に行った服は今書いていて、うまく書けたら出します
結構時間がかかるかも

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第27話 お買い物をしよう………

どうもジョースターです

前回言っていた魔理沙と霊夢の挿絵が魔理沙は出来ました〜
載せておきました……

霊「なんで私はまだなの?」

えーとそれは………ちょっとミスっちゃって………
しょうがないだろ‼︎2人ものオリジナルの絵だぞ‼︎そこら辺は許してくれ!

霊「殺す……」

ヒィ‼︎ではどうぞ〜

ウワアァァァァァァァァ



前回のあらすじ

 

カエデが一発で気付いた

 

承太郎たちがカエデとあってから、しばらく経ち承太郎達は別の場所へ向かう事となった

 

俺は空条承太郎………今、山を下って、山の麓まで来た……

ちなみに霊夢と魔理沙はまた途中でグダッておんぶする羽目に………

そのとき何故か、カエデさんが満面の笑みで「青春してるね」って言ってきた、如何言う意味だろうか……

 

承「では。カエデさんまたいつか……」

カ「あっ、ちょっと待ってこれを持って行って」

 

カエデさんはポケットから白い封筒とネクタイを出した………

 

カ「ちゃんと身嗜みもしっかりしなさいよ?時々でいいから偶にはこっちにも顔出してね、渚も喜ぶわ、お願いね?」

承「もちろんです。ここは俺の故郷みたいなものですから………」

 

俺はそう言いながら、カエデさんからネクタイと白い封筒を貰った……………

あれ?これって………このネクタイって……

 

カ「そうよ、渚………いや、私と渚の中学生の時の先生………殺せんせーのネクタイよ………私は使わないし、みんなに聞いても承太郎に渡せって言われらから渡しとくね………大切にね、それは渚の形見でもあるから……」

 

そう、我が師、渚がよく着けていた、三日月がネクタイの真ん中に刺繍された大き過ぎる黒いネクタイ………

まさか………俺が受け継ぎとは………

 

カ「じゃあ、行ってらっしゃい………元気でね……」

承「はい………お元気で……」

 

俺はと言い残してその場を去った………

溢れ漏れそうな涙を抑えて………

少し離れた場所にいてもらっていた霊夢達の所に目を擦り、涙を拭い行った………

 

霊「………承太郎、次は何処行くの?」

承「あ、あぁ次は………」

 

俺たちは次の目的地へ行った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ここだ」

霊「す、凄い人」

魔「確かにな……」

紫「一気に現代感が出て来たわねー」

 

俺たちが来たのはいろいろな店が立ち並び、沢山の人がいる場所だ

まあ、ザ•都市って感じの場所だ

 

承「じゃあ、今からは自由だ、金は渡しておく、3時ぐらいにここ集合だ」

 

今は大体1時ぐらいだからな約2時間の自由時間だ……

俺はそう言いながら諭吉さんを1人一枚ずつ渡した

 

霊「……………いっ一万円………一生遊んで暮らせるわ……」

魔「たっ確かにな………遊べるぜ……」

紫「落ち着いて二人ともここの一万円は幻想郷では1円ぐらいだわ……」

 

ナイス紫、よく誤解を解いてくれた……

 

霊「そう、なら良いわじゃあさっさといきましょ」

魔「霊夢〜一緒に行こうぜ〜」

霊「良いわよ、じゃあいきましょ、じゃあ後でね承太郎」

魔「後でな‼︎」

承「オーイッテコイー」

 

俺は適当な返事をして送り出した

 

紫「じゃあ私も行くわね」

承「行ってら」

 

紫もどっかへ行った………

俺は………

 

承「ゲームでも買いに行くか‼︎」

 

安定と信頼のゲームを買い漁るをしよう……

俺はそう思い近くの売ってる場所に行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ふむ、色々あるな……」

 

俺は様々なゲームが大量に置いている店に来た……

狭いが結構な量だ……

さて、何か良いゲーム無いかな〜

俺は見て回っているとあるゲームを見つけた………それは………

 

承「ジョジョのゲームか………前はアレだったけど今回はまあまあらしいな………買っとこ」

 

俺はそう言い「ジョジョEoH」をカゴに入れた………

さて、一通り見たし会計をするk……………え?

俺はあるゲームが売っている場所で立ち止まった、なんのゲームかって?

それは……

 

承「カ、『カービィロボボプ◯ネット』………し、新作だと………」

 

カービィだ、俺はカービィが一番大好きなんだよ、次?次はマリオかポケモンだな。で次あたりに大神だ、あれは良いぞ………

まあ、少し脱線したが兎に角それを見つけた………もちろん何をするかは分かるな?

 

承「新作ッ‼︎買わずにはいられない‼︎」

 

俺は迷うことなく買い物カゴに入れた………

因みに店員さんが俺がカービィを出したら「えっ?」みたいな顔をされた………

まあ、慣れっこだがな……この見た目じゃあそうなるな………

さて、次は………ゲーセンでも行くか……

俺はそう思いゲーセンへ向かった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜霊夢&魔理沙サイド(霊夢視点)〜〜〜

 

 

魔「で?何処へ行くのだぜ?」

霊「決めてないわよ。」キッパリ

魔「お前なぁ………」

 

私は博麗霊夢………

今絶賛、迷走中よ………

だって行く場所決めて無いしね………どうしようね………

私が色々と考えていると魔理沙が何かを見つけて私に声をかけてきた………

 

魔「なあなあ、じゃあ彼処へ行こうぜ」

 

魔理沙が右の人差し指ですごい派手な建物をさした………

確か………ゲーセンって言ったかしら……

まあ、行く場所ないしそこにしようかな?

 

霊「そうね、いきましょ」

魔「おう、行こうぜ」

 

私と魔理沙はそのゲーセンとやらに行った…………

 

 

 

 

 

 

魔「うっ、凄い音だな………」

霊「そうね………でも面白そうね」

魔「ああ、そうだな」

 

私達が建物の中に入ると同時に大きな音が耳に入ってきた………すごい煩いわね………

まあ、色々と面白そうなモノもあるしいいか………

私は太鼓があるゲーム機の前に立った………魔理沙は私が意図したことを察知して魔理沙は私の隣に行った……

 

霊「じゃあ、やるわよ………って両替して無かったわね………」

 

私はしっかり手に持っていた一万円札を見てそう言った

魔理沙は「あっ」みたいな顔をしていた………

 

霊「じゃあ、両替しに行きましょ」

魔「1人で行けよ」

霊「いやよ、なんでそんなことを私が………」

魔「ハァ………分かったぜ一緒に行こう」

霊「そうね………行きましょう」

 

 

 

 

私たちはまず両替機を探しに行った………

何でこんなに知っていると思ったでしょ?

承太郎に教えられたのよ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「あ、あった………」

魔「つ、疲れたぜ………」

 

私達が探し始めてから約10分ようやく両替機にたどり着いた……………

まさかこんなにかかるとは………思っていなかったわ………

さて、両替をしないと……………どうやって?

私が外見は無表情にしているけど内心は結構パニックになっていると魔理沙が声を出した

 

魔「まさか………やり方知らないとかないよな?」

霊「知らないわ」キッパリ

魔「お前なぁ………」

霊「しょうが無いじゃ無い………知らないものは知らないんだから………」

 

私と魔理沙が困っていると後ろから聞きなれない声がした

 

???「そこの美しいレディ達さん〜どうかしたの〜………まさか………どうやるか知らないのかなぁ?」

霊「あんた………誰?」

 

私と魔理沙が後ろを振り向くと、私より少し身長が高く、体がほっそりとした、髪が黒色で髪型が短髪の男がいた

服は上が赤いパーカーで、下が黒い長ズボンね………

身長は大体170cmぐらいかしらね………

 

???「おぉっと、失礼した………俺の名前は久城 武だ。武と呼んでくんね?」

霊「いやだわ」

魔「無理だぜ」

武「こいつぁ………ひでぇなぁ………まあいいや、取り敢えずやり方を教えてやろう!」

霊「フンッ」

 

ドスッ

 

武「フゲェ………何をするだい!」

霊「あら?ごめんなさい。つい手が………許してくれない?」

武「誰がそれで……………許します、超許します」

 

あっ、こいつチョロイわね………

やったのが承太郎だったら、どうなっていただろうかしらね?

私がそう思っていると例の男………えーと武だっけ?まあいいわそいつが話を始めた………

 

武「こいつは………これを………」

 

 

 

 

 

 

カットしまぁすご注意くださぁい

 

 

 

 

 

 

 

 

武「って感じだな……」

魔「分かったぜ、ありがとうだぜ」

霊「………」

武「素直じゃないねぇ〜」

霊「………」スッ

武「冗談です…」

 

私が無言で固く握り締めた拳を出すと、おとなしく下がった………

こいつ、チキンね……………まあ喜んで受けたら、それはそれでやばい奴だけど………

 

武「じゃあ、俺とゲームをしy」

???「武ィィィィイイィイィィイ‼︎」

武「⁉︎この声は……………承太r…………うげアァァァぁぁぁぁぁああああ‼︎」

 

ガン‼︎

 

えーと状況を言うと孟(誤字にあらず)が私たちと遊ぼうとしたら後ろから承太郎が何かを投げてそれが雄(誤字では無い)の顔面に当たったって感じね………

投げた物は………えーとなにこれ?コイン?メダル?まあいいわ………

 

承「久しぶりだな………ロリコン久遠……」

武「いっつ………あぁ、久しぶりだな承太郎‼︎………後、俺の名前は久城な……忘れたのか?後、俺はロリコンじゃねぇよ………」

承「んなわけねーだろ………巫山戯だ」

武「そっか、なら良いや………後、このレディ達とは知り合い?」

承「あ、あぁそうなる…………………な………」

 

承太郎と知り合いなの?

こいつ………見た限り結構親しいみたいだし……………何者?

 

武「妬ましいぃぃわああぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

承「黙れ」

武「お前なぁ〜モテるやつは違うな………」

 

確かに承太郎はもててるのかな?あれは………幼女ばっかりに………ね……

 

承「モテテナイデス」

武「何故片言?まあいいや、お前はラノベの主人公か………」

承「知るか………お前の場合、その性格をどうにかしろ」

霊「確かに」

魔「そうだな」

武「何この連携………」

承「はぁ………やれやれだぜ………」

武「それはこっちの台詞だ‼︎」

 

色々と息が合ってるわねー

本当にね……………まぁ、あれ?そういえば私いつも間にか承太郎のことをちょくちょく考えてなかったっけ?

いいえ、きっと気のせいね………たまたまよ、うん、たまたま………

 

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

視点は承太郎に戻る‼︎

 

俺は空条承太郎………今、ゲーセンに遊びに来てる、まだ何もしてないが………

ゲーセンに遊び行っていたらまさか、こいつ(武)に会えるとは…………

いや、最初見たときは霊夢と魔理沙をナンパしてんのかと思ったがそうではなかったから安心した………

ただですら、ロリコンなのに……………な……

 

武「どうかしたか?承太郎」

承「いや、ただお前がどれだけロリコンか考えてみただけだ」

武「俺はロリコンじゃねぇ‼︎」

 

いや、どう見てもロリコンだ

だってな………こいつは幼女を見たら、笑ってると笑いだ泣いているとマッハで行って笑わしたりしてんだぜ?

それは良いがな、幼女が出ているアニメを見たら「幼女来たーーーーーーーーー♪───O(≧∇≦)O────♪」って狂喜乱舞するんだぜ?

それも毎回………アウトだろ……

 

承「じゃあ、好きなタイプは?」

武「幼女です」キリッ

承「ハイ、ロリコン確定」

武「馬鹿な‼︎何故?」

承「バカだこいつ……」

武「うるせえ‼︎この女たらし!」

承「あ"?」

 

誰が女たらしダァ?よろしいケンカか?ケンカなら買うぞ……

 

ブ「はいはい〜そこまで、やめようn………ブッフォオッ!」

 

取り敢えず出てきたブラッドを鉄拳制裁っと

 

武「大丈夫か〜〜ブラッド〜〜」

霊「え?なんで見えんの?」

武「え?えーと確か………」

承「こいつがブラッドを制裁してるのを見たから、俺が見せるようにした」

魔「そんなの出来るのか?」

承「一応な……」

武「まあ言い‼︎勝負しろ‼︎承太郎」

 

ん?ああ何時ものか………

良いだろう、買ってやる……

 

承「上等だ、掛かって来いや」

武「じゃあやるか」

魔「なんだ?殴り合いの男の決闘?でもするのか?」

霊「黙って、見ておきましょ」

魔「お、おう」

 

俺と武は、場所を変えた………

ある場所で止まった………

 

 

承•武「「北斗の◯アーケードを‼︎」」

 

北◯の拳の格ゲーの前で………

 

霊•魔「「いや、ゲームかよ‼︎」」

 

いや、ゲーム以外だったらな、俺が圧勝するだろ、普通にな……

 

武「いやーこれしか承太郎に勝てそうに無いんだわー」

承「まあな。今のとこと五分五分だからな………」

武「そうだな、だが今日でケッチャコをつける‼︎」

承「決着な」

武「ウソダドンドコドーン」

 

何故、オンドゥル語になる………

まあ良い、さっさと始めるか………

 

北斗と拳の格ゲーとはゲームバランスを一切考えずに作った結果、パワーバランスがおかしいことになったゲームである………

詳しくはググってね!(by作者)

 

承「俺はこいつだな………」

 

 

ジョインジョイントキィ

 

俺はケンシロウから二つカーソルを動かしてこの作品の一番のぶっ壊れキャラのトキを選んだ………

 

武「あれ?いつもはケンシロウかラオウなのに………まあいいや、俺は……ジャギで………」

承「じゃあやるぞ……」

 

こうして、戦いが始まった………

 

デデデデザタイムオブレトビューション バトーワンデッサイダデステニー

 

承「先手必勝‼︎」

 

俺は素早くコマンドを入力して攻撃をした………

ナギッペシペシナギッペシペシハァーンナギッハァーンテンショーヒャクレツナギッカクゴォ ゲキリュウデハカテヌナギッナギッゲキリュウニゲキリュウニミヲマカセドウカナギッカクゴーハァーンテンショウヒャクレツケンナギッハアアアアキィーンホクトウジョウダンジンケン K.O. イノチハナゲステルモノ

 

武「はぁ?(°_°)何があった?」

承「まずは第一ラウンド……」

 

見てる人も何が起こったか分からないだろう………

簡単に言うと、まず壁に敵を追い込んでからひたすら相手をボコる

そして最後に必殺技でK.O.って感じだな………

 

 

武「つ、次は俺がかt……」

 

武がまだ頑張ろうと次のラウンドを始めたが………

 

バトートゥーデッサイダデステニー

セッカッコーハアアアアキィーン テーレッテーホクトウジョーハガンケンハァーンFATAL K.O. セメテイタミヲシラズニヤスラカニシヌガヨイ

ウィーントキィ (パーフェクト)

 

案の定、俺の圧勝である……

因みに大体これでも1分ぐらいで終わったな……

 

承「俺の勝ちだ」

霊「強すぎね……」

魔「速すぎるぜ」

 

後ろで見ていた霊夢達が感想を述べてると武が不服そうな顔をしていた………

 

武「………強すぎな……なんでいつもこれにしないんだよ?」

承「お前との勝負を楽しみたかったから……」

武「お前………よし、他のゲームもしよーぜ‼︎」

 

武は俺の服を掴み別のゲームへ行こうとしたが、いきなり止まって後ろにいた霊夢たちに声をかけた

 

武「お前達もやろーぜー」

魔「お、おう。やろうぜ霊夢‼︎」

霊「ええ………そうね……」

承「やっぱりこうなるか………まあ、楽しいからいいか………」

 

その後、俺たちはいろいろなゲームで遊んだ………

因みに基本俺の圧勝……

あれ?そう言えば今何時だっけ?

まあいいや……

俺はまたゲームを再開した………

 

 

 

 

一方、紫は………

 

紫「遅い………何をしているのかしら?私はせっかく面白そうなコミケ?だっけを我慢してここに居るのに……………なんで誰も来ないのよぉぉぉぉぉぉ‼︎」

 

とっくに約束の時間を過ぎているのに誰1人として来ない紫は怒りを露わにしていた………

 

紫「こうなったら………探してやるわ‼︎……」

 

紫はアテも無く承太郎達を探すのであった…………

 

To be continuedーーー>

 

 

 




えーと前に現代は2話で終わると言いていたのですが………今回が思いの外長くなってもう一話します……
その時もう一人のオリキャラが出ます

感想、誤字、アドバイスなどござましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜〜


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第28話 類は友を呼ぶ〜オイ、どういう意味だ〜

どうもポケモンΩルビーでヒトカゲ厳選中に6vがじゃなく色違いが出たジョースターです
嬉しいけど3vか…………
ちなみに今居る、6vはガブリアス2体とボーマンダです

後、霊夢の現代服の絵は次の話辺りで出せると思います
下書きは出来たので……

今回は長めです

ではどうぞ〜


前回のあらすじ

 

承太郎がロリコン武を瞬殺(ゲームで)

 

 

俺は空条承太郎………今久しぶりにあったロリコンと霊夢と魔理沙で2対2のホッケー勝負をしている……

チームは………俺とロリコン、霊夢と魔理沙だ

 

武「おい、お前絶対に今、心の中で俺をロリコン呼ばわりしただろ」カッ

承「なんのことかさっぱりだな………」カァァン‼︎

魔「え、ちょ、あっ」ゴール

 

とうとう、普通の人間まで心が読めるようになったか………

何なの?なんでみんな心が読めるんだろうな?

ちなみにこの会話をしている間に超高速でホッケーをしている

周りの人がびっくりしているなーまあ、人が人だからな………

 

霊「私は勘よ」カッ

武「お前の事だから予想が付く」カッ

魔「私は適当だ」カッ

承「さりげなく読むな………」ズバァァン‼︎

 

ゴールゲームセット

 

Win承太郎&武

 

魔「ちょ幾ら何でも速すぎるぜ承太郎‼︎」

承「俺は普通に打っているだけだが?」

霊「あんたの普通は私達からしたら速いの‼︎」

承「そーなんだ〜」

 

結果、俺の一人勝ち……と言ってもいいな。

全得点俺が決めた

結構軽めに打ったのだが……

 

武「じゃあつぎh「見つけましたよ」ゲッ………」

霊「誰?」

 

武が別のゲームをやろうとした時に背後から、黒髪でショートカットの少女が声を出した……

その見た目からは想像が出来ない怒りに満ちた声で………

 

???「今まで、何処で何をやっていたんですか?お兄ちゃん♪」

武「え、えーとそれは……そ、そこの人達と遊んでました」

 

さっきまでの軽さと明るさが一気になくなり、ゲーセンなのに正座をしている武はそう言いながら俺らを指した……

 

???「そこの人達?……………‼︎じょ、承太郎さ〜〜〜んじゃないですか‼︎」

 

少女は俺を見るなり走って駆け寄ってきた………

 

承「あ、あぁ久しぶりだな……」

???「今まで何処へ行って居たんですか?」

承「ちょっとな」

 

俺はやや誤魔化し気味で言ったが聞いた本人はと言うと「ふーんそんなんだ」的な顔をしている……

 

霊「この人誰?」

???「あっ、承太郎さん。お知り合いですか?」

承「ああ、そうだが?」

???「では、自己紹介からしますね。私は久城 茜と言います。茜って呼んでくださいね?」

 

霊夢はいきなり現れた少女が気になったのか。

俺に質問したのだが、何故か茜が答えた……

 

茜「それで貴女方は?」

霊「私は博麗霊夢よ」

魔「私は霧雨魔理沙だぜ‼︎」

茜「そうですか………霊夢さん、魔理沙さんですか………」

霊「………彼奴(武の事)の妹?茜ちゃんだっけ?」

茜「そうですよ。」

霊「苦労してるわね……」

 

うわ〜やっぱり女だけの会話だろ色々弾むなぁー

話の内容?知らん

茜は少し霊夢らと話していたが何かを思い出したかのように

いつの間にかゲームをしていた武のところまで行った………

 

茜「お〜兄ちゃん〜何をやっているんですか?」ニコニコ

武「あ、ちょっと待ってください。すぐ終わるので………」

 

ゲームクリア

 

承「もう終わったぞ」

武「承太郎、後は任せた。俺は逃げr「逃げるなぁんて言いませんよね?」モチロンデスヨー」

 

武は逃げたした!

しかし回り込まれた‼︎

 

俺に後は託して逃げようとした武を茜がしっかり腕を掴んで捕まえた……

ヤベェ、茜がは笑っている筈なのだが、目が笑ってないぞ………

 

武「離せ‼︎兄を虐めて何が楽しい‼︎」

茜「いい加減に………」

武「あ、これ、やばい」

 

あ、これはまずいやつだ………

 

霊「茜ちゃーんどうしたの〜」

 

いつの間にか茜がちゃん付けになっている………

後ろから、どうしたか気になったのか霊夢と魔理沙が来た……

茜は優しい笑みを浮かべて目を瞑った………

 

 

目を開けた次の瞬間‼︎

 

茜「いい加減にしろよ‼︎このクソ兄貴ィィィィィ‼︎」

 

目つきが穏やかそうな目から鋭い目に変わった………

 

霊「え?ちょ茜ちゃん?」

茜「何時も、何時も俺に迷惑をかけやがって、いい加減にしやがれぇぇぇぇぇ‼︎」

武「ハイィィィィィ、すいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」

魔「なんだ?これ?二重人格って奴か?」

承「自分で聞いて来い」

 

まぁ、俺は知っているがな………

 

茜「テメェはなんだんだ?えぇ?俺の胃を潰そうとしてんのか?あぁ?」

武「滅相もござません‼︎すいませんでした‼︎許してくださいィィィィィ‼︎」

茜「許すだぁ?良いだろう許してやる。ただし一週間………分かるな?」

武「はい。ゲーム禁止ですね」

 

え?ゲーム禁止?可哀想に………俺だったら発狂してるな………(承太郎は結構末期なゲーマー、1日一回はゲームしないと発狂するレベル)

茜はまた目を瞑り目をまた穏やかな目に戻った……

 

茜「ハイ、よく変わってますねー」

承「話は終わったか?」

茜「はい、終わっちゃいました」

承「じゃあ、少し借りるぞ」

茜「どうぞ〜お好きなように〜」

承「じゃあ、さっさと勝負をするぞ」

 

俺は茜の後ろで正座をして白目になっている馬鹿の引きずりながらその場を去った……

 

魔「なあなあ?茜〜」

茜「はい?何でしょうか?」

魔「お前って二重人格者か?」

 

魔理沙はさっきのいきなり、口調、一人称が変わった事が気になり聞いてみた……

茜は、一瞬、え?みたいな顔をしていたが、直ぐに理解をして答えを出した……

 

茜「あぁ、それとよく間違えられますが、違いますね………ただ、怒ると気性が激しくなるんですよ〜一応、お医者さんにも聞きましたが異常無しと言われました」

魔「そ、そうか………」

霊「魔理沙〜そんなところで突っ立ていないで私達も遊ぶわよ〜茜ちゃんもやる?」

茜「はい‼︎喜んで‼︎」

 

こうして、しばらくの間みんなはゲーセンでいろいろなゲームをやっていた時………紫は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「……………ここ何処?」

 

何故か都会とはかけ離れた場所………言って仕舞えば田舎に来ていた………

逆にどうきたかを知りたい……

 

紫「そうだわ‼︎確かすまほ?って奴で調べれば………」

 

紫は意気揚々と隙間から黒い液晶画面の箱………つまりスマホを出した………

しかし紫は出したのはいいもののそれから動かなくなった………

 

紫「どうやって使うのかしら?えーと確かに承太郎君曰く………こうして、こうやって……………あっ」バキッ‼︎

 

紫が思いっきり指を突き立てた結果………貫通した………

紫は………笑顔のままフリーズした………

 

紫「よし、隙間を使おう‼︎」

 

紫は誰も周りに居ないことを確認して隙間を出してスキマ入った……

 

紫「………最初からこうすればよかったわ………」

 

紫がそう懺悔していると紫は承太郎たちがいる場所………つまりはゲーセンに出た……

 

 

承「よーし、じゃあそろそろ行くぞ〜」

霊「えーもっとやりたい〜」

武「クケケケケケケケケケケケケケケケケケ」一週間ゲーム禁止を受けて只今発狂中

 

その笑い方やめろ………トラウマが………

みんなが各々の言っているのを見つけた紫は………ダッシュで駆け寄った……

 

紫「見つけたァァァァァァァァァ!」

承「喧しい‼︎黙っとけ‼︎」

紫「すいません」

 

紫は大声を出しながら来たので承太郎ことを俺は黙らせた……

 

魔「承太郎のその声がうるさいけどな」ボソッ

承「黙れ」

魔「ごめんなさい」

武「?承太郎、誰このおばさn「せいっ!」グボアァ!」

 

紫は武が言ってはいけないことを言う前に腹パンを喰らわせた……

イタソッ

 

紫「ゆかりんは永遠の18歳よ、覚えときなさい」

 

武を除く全員『それでも私(俺)より歳上なんだ………』

 

正論である、霊夢と魔理沙は俺と大して変わらないが、茜は俺より歳下だからな………

 

紫「(;゚Д゚)」

承「なんで愕然としてんだ?お前は………」

紫「まさか承太郎君が歳下なんて………」

承「いっぺん輪廻回るか?」ニッコリドス黒いスマイル

紫「謹んで遠慮しておきま〜す〜」

 

俺は笑顔でスタンドを出しただけなのに俺より自称歳下の紫は土下座した………

 

紫「私って、そんなに歳をとっているように見えるのかしら……」

武「そんなことはなぁ〜〜い」

紫「え?」

武「貴女は美しいですよ」キリッ

 

何キメ顔しているんだよ………武は………

武は腹パンされた場所を押さながらそう言った………

こう言う根性はあるんだよな〜

 

紫「ありがとう……」

武「どういたしまして」

承「なに茶番してんだ………」

茜「失礼ですよ?」

承「そうだな」

紫「それで?貴方達は誰?」

 

紫は武と茜に向かって立った………

 

武「俺は承太郎の親友、久城 武だ‼︎」

 

おい、何時から親友に成った………

まあ、似たようなものか?

 

茜「私は武の妹で久城 茜です」

紫「そう………私は八雲紫………ゆかりんって呼んで〜」

茜「失礼ですが、貴女は何者ですか?本当に人間ですか?」

紫「⁉︎」

 

紫は驚きの表情を浮かべた………

こいつは人の観察力は化け物染みてるからなー

昔、初めて会った時、俺を一目でスタンドの存在に気づきやがったからな……

 

紫「な、何のことかしら?」

茜「惚けないでください、貴女は何か大きなことを隠している………そんな気がするんです。しかも承太郎さんに大きく関係する事を……」

 

なんでそこまで分かるんだろな………

殆ど合っている………

 

紫「はぁ〜〜これは隠し切れないわね、良いわ教えてあげるわ………全てを………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫はその後、幻想郷のことなどをすべて隠しさず言った……

 

 

 

 

 

 

 

 

武「マジかよ………スケールデカすぎるな……」

茜「成る程………つまりは紫さんは妖怪でその幻想郷の管理者で霊夢さんは、その重要な立場の博麗の巫女で、承太郎さんは言えば幻想郷の守護者ということですか………」

 

 

武と茜は驚きはしたが話を聞き入れてくれた………

茜は完璧過ぎな………

そう言えば、こいつすげー頭よかったな………

 

紫「信じるか信じないかはあなた達次第よ……」

武「俺は信じるぜ。こんな馬鹿げた嘘を付くわけがない」

茜「私は信じるも信じないも、元から信じてました、それに辻褄が合いましたし……」

 

兄より妹の方が優れているな……

まあ、二人とも信じるみたいだな………

よかった良かった………

にしても紫にしては素直だな………まあいいや……

 

承「まあ、そういう事だ」

武「そうか………じゃあ、ミ◯ド行こうぜ〜」

承「会話が整理してないぞ」

武「いいだろ。それにいつもこうしてたんだし………」

霊「ミ◯ドって何?」

茜「えーと、ドーナツ屋です。」

 

ナイス茜、分かりやすくていい答えだ……

 

霊「へー行ってみようよ承太郎」

魔「そうだぜ、私は行きたいぜ‼︎」

 

みんなが俺に行きたい目をしている……

ハイ、行くの確定

 

承「分かった行くぞ」

全員『わーい‼︎』

 

こうして行くことになった

 

 

 

店員「いらっしゃいませー」

 

店に入ると店員が声を出した……

 

承「で?何を頼む?」

武「俺は決まっているな………もちろんこのチョコレートのドーナツだ‼︎これぞ至高‼︎」

承「はぁ?ふざけてるのか?1番はポン・◯•リングだろ」

武「あ"ぁ?ふざけてるのはそっちだろ………」

茜「少し………黙りましょうか……」

 

俺と武は同じタイミングで茜の方を向いた……

やっぱり笑っているのに目が………

 

承•武「「すいませんでした……」」

 

茜「分かればいいんです、さっ早く選んで食べましょ?」

承「そうだな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、一回また俺と武が喧嘩しそうになったが茜と霊夢の無言の圧力ですぐに収まった……

やっぱり女子って怖いね……

 

 

 

 

 

 

霊「美味しかったわ〜承太郎〜これを作ってー」

承「いくら俺でも無理」

霊「覚えなさい」

承「分かったやってみるか……」

武「じゃあそろそr「キャアァァァァァァ‼︎」なんか有ったのか?」

 

武が何かを言おうとした時、少し遠くから悲鳴が聞こえてきた……

なんか交通事故か?

 

通行人1「なんかあったのか?」

通行人2「なんでも銀行強盗5人が人質にして立て籠もっているらしいぞ」

通行人1「へぇー可哀想に……」

武「おーおー怖いねー」

 

武は興味無さそうにしていたが、次の一言で豹変した

 

通行人2「人質の中には幼い女の子もいるらしいぞ……」

通行人1「うわー可哀想に……」

 

これを聴いた瞬間武の目が変わった………あっ、これは………

 

武「聞いたか?」

承「あ、あぁ……」

武「ちょっと行ってくる……」

承「行って来い」

茜「やりすぎないようねー」

 

武は走って現場に向かった……

 

霊「大丈夫なの?」

承「ああ、いける。取り敢えず俺らも行くぞ」

魔「お、おう」

 

 

 

 

 

 

俺たちも武の後を追うように現場に向かった……

 

 

 

 

 

魔「おーい武〜大丈夫かー………え?」

承「やっぱりな……」

茜「はぁ……やりすぎるなって言ったのに……」

 

こっそり警察にばれないように銀行に入ると

そこにはボコボコにされている銀行強盗達がいた……

 

武「オラァ‼︎その程度か?えぇ?」

銀行強盗1「ひいぃぃ‼︎すいませんでしたぁぁぁ‼︎」

武「俺に謝るんじゃねぇよ‼︎あの子に謝れ‼︎」

 

武が指をさした所にいたのは人質にされていた幼女だった……

やっぱりお前はロリコンだな………

 

銀行強盗2「チクショォォォォォ!こうなったら………あいつを………」

 

ヤケになった銀行強盗2(勝手に命名)は武に向かいながらナイフをだし、もう一人の銀行強盗の事で精一杯でこっちに気付かない武を刺そうとしていた……

 

 

承「………これ以上罪を重ねるな馬鹿」

銀行強盗2「⁉︎いつの間にナイフg、グッハァ!」

 

俺は時を止めてナイフを回収して、時を動かしナイフがないことに気付いた銀行強盗に思いっきり肘をぶつけた

 

承「なかなか、派手にやったな武」

武「お?そうか?じゃあ………」

 

武と俺はお互いとお互いの背中を合わせて言った………

 

承•武「「さっさと終わらせるか……」」

 

 

 

 

 

この後、数分でカタがついた

しかしその後、突入してきた警察に事情を話すのに時間がかかった………

さりげなく霊夢ら逃げてるし………

 

 

 

 

 

 

武「あー危なかったー危うく警察のお世話になりかけたー」

承「そうだな……」

 

俺と武がそんな他愛の無い会話をしていると後ろから声はしてきた………

 

???「あ、あの……」

 

俺と武はその声で後ろを向くと幼い女の子がいた………

 

幼女「さっきは助けてくれて………ありがとう‼︎」

武「どういたしまして、怪我は無かった?」

幼女「はい、大丈夫‼︎本当にありがとう‼︎」

 

そう言って言い残して走って何処かへ行った……

ん?あれ?そう言えば武は……

俺が武の方を向くと鼻血を垂らしながら昇天しかけている武がいた……

 

武「我が一生に一片の悔いなし………」

承「死ぬなぁぁ‼︎」

 

どこの世紀末拳王だよ‼︎お前は………

もうこいつはロリコン確定だな……

 

 

 

 

 

この後、1時間以上武の鼻血が止まらなかった……

その間にいつの間にか逃げていた奴らが帰ってきた……

 

紫「お疲れ様〜じゃあ帰るわよー」

承「そうだな……」

武「マジか?俺も行きたいが………流石にな……」

紫「一時的ならいつ来てもいいわよ。その時は私が来るわ」

武「マジで?やったぜ‼︎」

 

俺と紫と武がそんな会話をしている時………霊夢達は……

 

茜「霊夢さんと魔理沙さんと承太郎の事が好きなんですか?」

霊「え?」

魔「な?」

茜「いや、気の所為だったら。良いのですが………どうですか?」

 

茜は霊夢と魔理沙を見てそう思い思い切って聞いてみた……

 

霊「ん〜分からないわ」

魔「私もだ」

茜「そうですか………ならいいです」

 

茜は目を瞑って微笑みそう言った

 

茜「またいつか会いましょうね」

霊「そうね」

魔「ああ、いつかな」

 

承「お前らー帰るぞー」

三人「「「はーい」」」

 

3人は承太郎のところへ走っていた……

 

承「じゃあな、武、茜」

霊「色々と楽しかったわ」

魔「楽しかったぜ‼︎」

紫「たまには悪くないわ」

 

俺たちがそう言うと武は笑っていた……

 

武「おう‼︎じゃあ、またな」

茜「いつかお会いしましょうね」

 

2人は手を振りながらそう言った……

 

承「ああ、じゃあな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺たちは隙間に入り帰った………

まあ、長くも短い1日だったな………

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、これで現代編?は終わりです
もうそろそろコラボをします

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第29話 執事長承太郎?〜何故疑問文?〜

どうも、ポケモンΩルビーでマリルリを厳選していまるジョースターです

マリルリは………うん、特性が可笑しい………
まあ、メガガルーラよりマシだが………

まあ取り敢えず、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

ロリコン武の妹怖ぇ……

 

承太郎たちが現代に行ってきた次の日

霊夢と承太郎は朝の朝食を摂っている時………

 

俺は空条承太郎だ………今は俺と霊夢が作った朝ごはんを食べている………(霊夢は一品しか作ってないし、豆腐に醤油をかけた物)

俺は無言で食べていたが霊夢が何か気になったのか質問をしてきた……

 

霊「ねぇ………承太郎の師匠ってどんな人?強いの?」モグモグ

承「………何故そんなことを急に……」モグモグモグ

霊「いや………気になって……」

 

師匠か………どんな人って言われてもな………

 

承「普通の真面目な人だ」

霊「じゃあ強さは?承太郎は戦った事あるの?」

 

師匠の強さか………

あの人はいまいち強さが分からないだよな………

 

承「普通に戦えば、俺が圧倒的に強いけど、師匠の場合暗殺が得意だからそれに持ち込まれたら秒殺で負ける………戦ったことは1,000回以上あるが、勝ったのは一回だけだ、しかもその時は師匠は本気じゃ無かった………」

 

正確には本気どころか、5割ぐらいしか出して無いがな、だせなかったって言ったほうがいいな……

あの時はもうすでに死んだ原因の病気にかかっていたからな……

 

霊「なんでそんなに負けるの?暗殺に持ち込まなければ良いでしょ?」

 

まあ、当然の疑問だが………

それが出来たら苦労はしない

 

承「それが出来ないから負け続けていたんだよ………あの人は一瞬で勝負から自分が狩る側………つまりは最も得意な暗殺に持ち込まれんだよ………どんなに油断をしてなくてもな………あの人はマジで化け物だよ…… ……」

霊「承太郎が言えたことじゃない気が……」

 

まあ、当然の疑問だな………

あの人は何も特殊な能力を持たずにスタンドを持っている俺を倒しているんだよ………

 

承「あの人は何も能力を持っていなんだぞ」

霊「そう………え?」

 

霊夢は(◎_◎;)みたいな顔をしていたが無視をして朝食を食べた……

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜〜朝ご飯終了までキングクリm(以下略〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「やることがねぇ………」

 

俺は全ての家事を終わらせて、縁側で寝転んでいた………霊夢?ああ、掃除させてる……

今日はもちろん夏休みなので寺子屋が無い………つまりは暇人化である……

どうしよう………いっそのこと今の間だけ別の仕事をしようかな………

まあいいや、今は……………

 

承「昨日買ったゲームでもするk「承太郎〜いる?〜」何故ッ‼︎」

 

俺が昨日買ったゲームをやろうとしたら鳥居らへんから声が聞こえてきた………

まあ、霊夢が話をつけてくれるだろ………無視してやろう‼︎

 

承「ゲームの時間d…「お兄ちゃん〜〜」グボアァァァ‼︎」

 

俺がゲーム専用亀からゲームを取り出そうとした時に、後ろから誰かが飛びついてきた………

お兄ちゃんと俺を呼ぶもは基本、チルノかフラン………どっちだ‼︎もう知っているけど‼︎

俺が後ろを向くと俺が思っていた通りフランが抱きついていた………

てことは、さっきのはレミリアかな?

あれ?可笑しい………咲夜は?

 

フ「お兄ちゃん〜〜」ギュゥゥゥ

承「ど、どうした?フラン」ミシミシミシ……

 

やばい俺の骨が折れる

もうヒビが入ったけどな………

 

フ「実はね………さくy「待ちなさいフランここは私が言うわ」えー私が言いたい〜」

 

フランの声を遮るように言ったのはやっぱりレミリアか………

 

レ「ここは紅魔館の事だから私が言うのが筋だわ、分かった?」

フ「はーい」

 

オォーカリスマが今回 は あるな、今回は

 

レ「今バカにされた気が……」

承「気の所為だな」

レ「なら良いわ、早速本題に入るけど、単刀直入に言うわ、咲夜が風邪で倒れたわ………」

 

へぇーあの咲夜がねー

あれ?それ俺関係なくね?

 

レ「だからね、承太郎君に……「待て、もう予想がついた」………本当に?」

承「アレだろ?どうせ、俺に咲夜の仕事をしてくれって事だろ?」

レ「話が早いわね……どう?いける?」

 

さて………どうするか………やっても良いが、霊夢が許すかわからねぇな……

 

承「俺は構わんが霊夢が……」

レ「その点は問題無いわ………私が大量のお金を賽銭を入れたわ………その後に、聞いたら、喜んでOKを貰ったわ」

 

用意が周到すぎる………そこまで考えていたか………

あれ?そういえば咲夜が風邪なら俺の能力で治せるじゃね?ほら前の日パチュリーみたく

体の悪いところを治す『パールジェム』で………

 

レ「私も最初はそうして貰おうとしたけど、咲夜に無理をさせすぎたから、今日だけでも休ませないと………承太郎君には迷惑をかけるけどいい?」

承「分かった……やってやる、後、大丈夫なのか?日光にもろ当たっている気がするのだが………」

レ「ありがとうね……、後、今は雲で日光がある程度遮られているから大丈夫よ……それに日傘もあるし………」

 

それだけでいいのかよ………とは言わん………

もう慣れた……

 

承「そうか………じゃあさっさと行くぞ………」

 

 

 

俺はその後すぐに紅魔館へ向かった………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「じゃあさっさと始めるか……」

レ「じゃあ掃除からお願いね、執事長」

承「ウィースッ」

 

紅魔館につき、寝ていた美鈴を3人で起こして(物理的に)

俺は最初の仕事に入った………

後、何故かフランがおんぶみたいな状態で抱きついて離れないのだが………まあ無視しとこう………

因みに、そうこうしているうちに、一つ目の部屋の掃除を終わられた………

後、妖精メイドは何をやっているんだよ………仕事しろ仕事をな………俺1人に対してお前らは100人以上いるのに、なんで俺の方が早い……

 

承「まずは………妖精メイドに教えることだな…メイド全員集ーー合ーー」

 

 

 

 

 

 

 

1分経過……………2分経過………5分経過………

 

 

 

 

 

妖精メイド「全員集合しました‼︎」

承「いや、おそっ‼︎」

 

まさかの集合かけて五分後にようやく集合完了とは………遅い遅すぎる………

 

承「まあ良い、じゃあさっさとお前らの役割を言う………」

 

俺は馬鹿でも分かりやすくすべての家事のやり方を一時間かけて教えた………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「以上だ、じゃあさっさと仕事を終わらすぞーー」

妖精メイド『はーい‼︎』

 

妖精メイドはそう言い残して各自散らばって行った………

取り敢えず俺は………咲夜の所へ行くか………

自分の仕事をしろ?残念、もう自分の分はとっくの昔に全部終わらせていたのさ‼︎

まあ、どうせ妖精メイドの出来なかったところをやるがな………

今は暇‼︎

え?フランは?フランは集合をかけた時に暇だからって言ってどっか言った……

自由すぎな………

今、俺は咲夜の部屋の前にいる、さて入るか……

 

 

コンコン

 

咲「どうぞ……」

 

弱々しい声で咲夜が許可を出したので俺は部屋に入った……

中にはいつものメイド服じゃなくパジャマを着た咲夜がベッドで寝ていた………

俺を見るなりスッゴイ驚いていたが………

 

承「失礼します〜〜」

咲「⁉︎じょ、承太郎さん?どうしてここへ?」

承「お前が風邪をひいたから、お前の代わりで仕事をしに来た………」

咲「そうですか………じゃあ、承太郎さん早く私を治してください。後は私がします」

 

どうやら、咲夜は俺が風邪をすぐに治せる能力を知っているから、それで治して貰って後はいつも通り自分がってやつか…………

俺は首を横に振って咲夜に言った………

 

承「治すは治すが今日は働くな、お前は無理をしすぎだ」

咲「ですが……」

承「これはお前の主人のレミリアの命令でもあるぞ………『今日は休みなさい』と言っていたぞ」

 

俺は咲夜と同じ目線になるように膝をつき、真顔で言った……

咲夜は少しうつむき、首を縦に振り、こう言った……

 

咲「お嬢様………分かりました。今日は休みます」

承「よし、じゃあ俺はもうそろそろ妖精メイド達が終わると思うからその確認に行ってくる………また後でくる」

咲「はい……頑張ってください」

 

俺は立ち上がり、そう言い残し部屋を出た………

さて………どのくらい出来ているかな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「うん、この結果知ってた……」

 

俺は少し呆れ気味に言った………

何故って?だって……

 

承「なんでこんなに出来るのに前までやらなかった………」

妖精メイド「承太郎さんが教えるのが上手なだけですよ……」

 

妖精メイドの代表者がそう言い全員が頷いた………

 

承「じゃあ。さっさと残りも終わらせるぞー」

妖精メイド『オォー!』

 

そう言い妖精メイドは彼方此方へと向かった……

が1人だけ残っていた……

その妖精メイドはメガネをかけていて、何故かテンパっているみたいな様子だった………

 

承「?どうした?何かあったか?」

妖精メイド「え?あ、お嬢様からの伝言で「私のところまで来て」と言っていました……」

 

レミリアか………なんだ?話とは?

 

承「そうか………わかった、ありがとう。仕事に戻ってくれ……」

妖精メイド「は、ハイッ!」

 

そう言い妖精メイドは走り去った………

 

承「じゃあ俺も行くとするか」

 

俺はレミリアの部屋へと向かった………

 

 

 

 

 

 

 

承太郎がレミリアと会うまでカット

 

 

 

 

レ「来たわね、承太郎」

承「ああ、でさっさと要件を言え」

 

レミリアは無駄なカリスマ感を出していながら、重要そうな事を言った………

 

レ「話というのは、承太郎………貴方は、咲夜と比べると、まだ足りないものがあるわ………」

承「それはなんだ?」

 

まあ、言ってしまうとどうでも良い。

俺はそんな執事の仕事とかは知らんからな

 

レ「それは………単純よ………それは………」

 

レミリアは物凄いタメをつくって言った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「服装よ」

 

 

 

 

 

 

 

承「は?」

 

ごめん、全く意味が分からん

なんで服装?バカにしているのか?

 

レ「だから。あなたの今の服装は執事には相応しく無いのよ……」

承「え?そうか?」

 

俺の服装はいつも通りの学ランだしな〜

何が相応しい?

 

レ「と言う訳で着替えなさい」

承「待て、今俺が持っている服でいい奴がないぞ」

レ「じゃあ、これになるわね」

 

レミリアは何処からともなくとんでもない服を出した………

それは……

 

 

つメイド服

 

 

 

承「絶対着ない」

レ「じゃあ、別のメイド服を……」

承「まずメイド服から離れようか………後、なんで俺のサイズピッタリなんだよ……」

 

そう、何故か俺の身長に合わせてあるのだ………

嫌がらせだ嫌がらせ………

 

レ「咲夜に作らせたわ」

承「お前は病人に何やらしてんだよ‼︎それと咲夜も何故やった‼︎」

 

咲夜の代わりに入ったはずなのになんで咲夜が作ってんだよ………

取り敢えずメイド服だけは絶対やだ………何か服を………

待てよ………これなら‼︎

 

承「あ、今思い出したが相応しい服があった」

レ「チッ……………ゲフン、そうならそれにしなさい」

 

今、絶対舌打ちをしただろ………

どれだけ俺に着させたいんだよ………

俺はそう思いながら亀を出し、中に入り服を出した………

その服は白色のスーツにドクロ柄のネクタイだ……

この服はジョジョの4部のラスボスの吉良吉影の服をモチーフにした……

 

 

俺はその服に着替えて亀から出た

 

 

承「どうだ?」

レ「いいわね〜特にそのネクタイが良いわ、それでいきましょ」

承「じゃあ、俺は仕事に戻るぞ」

レ「ええ、邪魔して悪かったわね」

 

俺はその後レミリアの部屋を出て、もうそろそろ昼食の時間なので

お昼を作る事にした………何にしようかな?

まあ、取り敢えず咲夜はお粥確定だな………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺はみんなのお昼を作った………

何の料理?それは………グラタンだ……

まずはお粥を咲夜に運ぶか………

俺は、そう思い咲夜の部屋に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

承「咲夜ーメシを持ってきたぞー」

 

コンコン

 

俺はそう言いながらノックをして中に入った……

 

咲「わざわざすいません承太郎さん」

承「いいって事よ‼︎ほらお粥だ」

 

俺は咲夜にお粥を入れた茶碗を渡した……

 

咲「ありがとうございます………承太郎さん」

承「どうした?」

咲「その………あーんをしてくれません?」

承「え?」

 

まさかのアーンをしてくれが来たぞ………

これはどうすれば良いのか?

まあ、やるか………

 

咲「嫌ですか?」

承「いや、少し驚いただけだ………ほら、さっさと食うぞ、ほらよ」

咲「あーん」パクッ

 

俺はスプーンでお粥を掬い咲夜の口に運んだ………

 

咲「美味しいです、流石ですね………承太郎さん」

承「じゃあ、次行くぞ」

咲「はい」

 

その後全部無くなるまでそれを続けた………

 

 

承「じゃあ俺は戻るぞ……」

咲「ハイ、時間を取らせてしまい申し訳ありません」

承「気にするな」

 

俺はそう言い、部屋を出た……

承太郎が出た後、咲夜は………

 

 

咲「承太郎さんにあーんをして貰った………」

 

咲夜はそれで頭がいっぱいだったが、そこであることに気付いた………

 

咲「あれ?熱が下がっている?いつの間に………少なくともご飯を食べる前はあったはず………まさか………承太郎さんが治していた?」

 

咲夜の推測通り、実は承太郎あのお粥に『パールジェム』で風邪が治るようにしていたのである………

因みに風邪が治るときには盛大にクシャミを咲夜はしていたが咲夜が例のことを考えすぎていて気付かなかっただけである……

 

咲「………承太郎さんは優しいですね………一応、今日は休めって言われてるし、寝ようかしら。」

 

咲夜はそう言いベッド、に戻り寝た………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに承太郎が咲夜にお粥を食べさせているのを鴉天狗はしっかり写真に残していたそうな………

 

To be continuedーーー>




はい。今回は実は一話で終わらせる筈がネタが出てきた結果………もう一話します
後、この作品の渚はチートです、最強です。


感想、誤字、アドバイスなどござましたらお願い致します

次回もお楽しみに〜〜


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第30話 執事長承太郎

どうもジョースターです

祝‼︎本編30話突破‼︎
まさか、ここまで続くとは……………

これからも頑張っていきます!
ではどうぞ〜


前回あらすじ

 

妖精メイドが仕事を覚えた

 

承太郎が咲夜にお粥を食べさせた、後、承太郎は自分の昼食を食べ、仕事に戻ろうとした……………が……

 

レ「承太郎〜美鈴の分を作って持って行きなさい、それも仕事の一つよ」

承「分かった、じゃあまずは作ってくる」

 

俺は空条承太郎……………言うことが無くなってきた

まあ良いだろう、俺は調理場に行き美鈴のご飯を作ろうとした……………

 

承「なに作ろ……………手軽に食べれそうなのが良いかな」

 

そうなると……………おにぎりかサンドイッチかな?

まず、今あるものを確認しよう……

俺はそう思い食料を確認した

 

承「えーと、パンにレタスに、卵に、ハム……………サンドイッチを作れってるようなもんじゃねーか!」

 

米は?米はもう炊いた分は無くなりました……………

まあいいさっさとサンドイッチを作るか、

 

その後、俺はサンドイッチを作った……………え、具は?

具は茹で卵とレタスで作った一般的なものだ……

さてと、さっさと運ぼう……

 

 

 

 

 

 

 

移動はカット

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はサンドイッチをカゴに入れ、美鈴のところまで行った……

まあ、どうせ寝てるだろうが……

 

美「……………!……………!」

 

なに……………起きている……………だと……………

まあ、何言っているかは聞こえないが、珍しく起きていた………

明日は、槍でも降るのか?

俺はそんなことを思いつつ美鈴に声を掛けた………

 

承「おーい美鈴ーー飯持って来た………ぞ…」

 

俺は言葉が詰まった………何故って?

それはな……確かに起きているのだが………

美鈴は門の壁の方を向きながらあること言っている………

 

美「だーるーまーさんがーーーー転んだ!」

 

ピタッ‼︎……………フラッ

 

チ「あ」

美「はーい、チルノさんアウトーーじゃあ次いきま〜す」

 

チルノ達は美鈴が振り向くと一斉に止まったが、チルノだけがふらついて動いてしまった

遊んでいる奴らはチルノや大妖精その他、例の俺が教えている寺子屋の問題児…………

簡単に言えば前の補習組だ

そいつらと一緒に………

 

だるまさんがころんだをしていた……

 

オイ、門番仕事しろ

俺は落ち着いてカゴを近くに置き美鈴に近づき

 

美「だーるーまーさんがー………転んd「オラァッッッ‼︎」グギャッ」

 

美鈴を抱えてスープレックスをかました………

慈悲はネェ

 

承「美鈴、お昼ご飯を持って来たやったぞ」

美「あ、ありがとうござい……………ます」

チ「お兄ちゃん〜〜〜」

 

ギュウウ

 

美鈴は地面にうつ伏せながらそう言った

チルノは俺を見るなり俺に向かって飛びついてきた………

流行ってるの?なんかフランにもやられた事あるし………

 

チ「久しぶり〜〜お兄ちゃん」

承「ああ、そうだな」

チ「でも、なんでここにいるの?」

承「今日一日、ここで働くことになった」

 

俺は取り敢えず事実を言った

 

大「そうなんですか………頑張ってくださいね、承太郎さん」

ル「お腹すいたー」

リ「ルーミアちゃんさっき食べたばっかでしょ、1時間前に……」

 

どんだけ消化が速いんだよ………

速いって域超えてるだろ

まあ良い、確かにお菓子があったからそれでも食わすか………

 

承「じゃあ、お菓子をやるからそれで我慢しろ」

ル「え?本当?やったー」

ミ「えールーミアちゃんだけずるいよ〜」

承「何を言っている?お前ら全員だぞ。分かったらさっさと並べ」

 

全員『ハーイ』

 

そう言ってみんな一秒近くで並んだ

おいコラ、美鈴

なんでお前まで並ぶ

お前は抜きだ、仕事をして無いからな

 

承「じゃあ。美鈴以外に配るぞー」

美「いや、なんで?」

承「仕事をしてないから」

美「そ、そんなぁ〜〜」

 

美鈴は泣きかけになっていたが、無視して俺はチルノらに、バニラアイスモナカを渡していった

美鈴はショックで動かないな……これじゃあ仕事に差し支えが出るかもしれが………まあいいや

 

チ「アイスおいし〜」

大「チルノちゃん、お行儀悪いよ、座って食べないと」

 

マジで大妖精はチルノの保護者に見えてきた

だってな、立ち食いしているチルノを注意してる様子がどう見ても親だ。

他の奴らも美味しそうに食べている良しとするか………あっ、あのアイス、俺がこれ仕事終わったら食べるやつだった………ヤベェ、まあ仕方がないか、一応、残りあるし………

ってもうルーミア食べ終わってるし速いよ〜味わって食えよ

 

ル「お代わりー」

チ「私も〜」

 

あ、これなくなるやつだ………みんなそれに続いて「私も」「私も」って成ってるし結局全員だしまあいいやこの際な

俺はそう思いながらみんなにアイスモナカを一個ずつ渡した

 

承「ほら、お代わりだ、味わって食えよ」

全員『ハーイ』

 

そう言ってチルノらは座って食べ始めた……

俺は空になったアイスクリームの容器を見た

ってあれ?一人分残ってた…ラッキー

いや、これは………

俺はまだ動かない美鈴の所に行った

 

承「美鈴、さっさと仕事へ行け、昼飯食べて、これでも食ってからな」

 

俺は最後のアイスクリームを使ってアイスモナカを作り、美鈴の近くで座りアイスモナカを渡した

 

美「あ、ありがとうございます‼︎承太郎さん!」

 

美鈴はそう言い俺に抱きついてきた………

く、苦しい………肺がえーとうん。アレに圧迫されて息が出来ない………

 

承「美鈴、嬉しいのは分かったからどいてくれ仕事に戻れん」

美「あ、すいません」

 

美鈴はそう言い俺から離れた

俺は立ち上がりその場を去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「で?こんなに遅れたと?」

承「あ、ああ。そうだが………」

 

場所は代わり紅魔館内。

ただいま絶賛説教中………

何故って戻るのが遅すぎたから

 

レ「ハァー………まさかこうなるとは……まあ良いわ、早く仕事に戻りなさい」

承「了解」

???「ドーン」

 

ギュウ

 

俺がそう言い仕事に戻ろうとした瞬間に後ろから何かが飛びついてきた………

まあ、そんなことをするのは一人だけだがな

俺が後ろを向くと案の定フランがいた………

 

フ「遊んで!」

承「いきなり‼︎」

レ「いいわよ‼︎」

承「いいのかよ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなノリで結果、1時間ばかり遊ぶことに………

一回危うく、前の地獄の鬼ごっこをする事になりかけたが………

今も無事の生きてます………

 

承「じゃあ、そろそろ仕事に戻る‥…」

フ「うん、ありがとうね!お兄ちゃん」

承「ああ、じゃあ後でな」

フ「うん」

 

フランは出て行く俺に向かって手を振っていた………

俺はそれを背に仕事に戻った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺はそうして仕事に戻りしばらくは自分の仕事が出来たが途中で小悪魔が来て「手伝って欲しい」と言われ、図書館に行くことになった

 

場所は図書館へ‥……………

 

パ「来たわね、承太郎君」

承「で、何をすればいい?」

 

どうせ、本直せとかだろ

 

パ「簡単に言えば、今からもうそろそろ泥棒が来るからそれを捕まえて頂戴」

承「泥棒?」

 

これは予想外の理由だな

まさか泥棒とは………

 

こぁ「ええ、最近からいつもこの時間帯に本を奪って行く泥棒がいるですよ、しかも変に強いし…」

パ「私でも悔しいけど勝てないから、そこで承太郎君に捕まえて欲しいの」

承「………そういう事か分かった」

 

俺は取り敢えず命令通りに従い泥棒を迎撃する準備をしていたら(と言っても、刀を出しただけ)

急に窓を突き破って黒い何かが飛んできた………

そいつは馴れた手つきで本を掻っ攫い、逃げようとしていた………が………

 

パ「そこまでよ‼︎今日という今日は逃がさないわよ!」

 

パチュリーはそいつに向かって弾幕を放った………が高密度な弾幕を隙間を縫うように避けていった………

そして、反撃と言わんばかりに、八卦炉を構えて………アレ?八卦炉?

 

???「マスタースパーク‼︎」

 

綺麗な極太ビームをパチュリーに放った………

泥棒絶対魔理沙だよね?

取り敢えず………

 

承『ザ・ワールド‼︎』

 

ドォォォン‼︎

 

ここから9秒間は、俺だけの世界だ、と思ったら咲夜も動けるな

まあいいや、俺はパチュリーを安全な場所を動かして、極太ビームは……取り敢えず出していた『龍刃•羅刹』で進行方向に間を開けてと、後は………魔理沙を羽交い締めにしてと………

 

承「時は動き出す」

パ「ハッ!い、いつの間に………これは………咲夜の時間停止?」

承「残念、俺が時を止めた、ほら、犯人は捕まえたぞ」

魔「離せッ!承太郎〜〜‼︎」

 

手足を振り回し暴れる魔理沙を無理矢理抑えつつ、取り敢えず縄で逃げないように縛ってと………これで良し

 

パ「さて、どうしてくれようかしら……本を盗んだ罰は……」

 

今ならその威圧感だけで殺せそうなパチュリーは魔理沙を睨みながらそう言った

 

魔「私は盗んでなんかいないぜ‼︎ただ死ぬまで借りるだけだぜ‼︎」

承「それはね、盗むと一緒なんだ」

魔「え?そうなのか?」

 

こいつ………馬鹿なのか?

少し考えればわかるだろ

 

パ「馬鹿なの?」

こぁ「馬鹿ですね」

パ「取り敢えず、さっさと本を全部返しなさい」

魔「い・や•だぜ」

 

なかなか魔理沙は本を返そうとしないな………

仕方がない、ちょっとお話するか………

 

承「………ちょっと、魔理沙借りるな」

パ「任せたわ」

魔「え?え?い、嫌だぁぁぁぁ‼︎死にたくない、死にたくなぁぁぁぁぁいいい‼︎」

 

魔理沙も叫びも虚しく、俺は魔理沙を担ぎ近くの部屋に入ってお説教をした………

 

 

 

 

 

少女説教中………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「で、返す気になったか?」

魔「もちろんです」

パ「………何したの?」

 

場所は戻り図書館

あれから30分くらいお説教をしてようやく魔理沙は返すようになった………

 

承「ただ、自分がやってきたことを分かり易く教えただけだ」

パ「そう、じゃあ良いわ、もう仕事に戻っていいわよ。色々とゴメンね」

承「別に構わん」

魔「なんで承太郎が……」

こぁ「ありがとうございましたーー」

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は図書館を後にして、仕事に戻り朝から始まったこの仕事ももう終わりに近づいてきた……………

今は、夕方でもう夕食の時間忙しい時間帯でもある

ちなみにこれが終わったら、終わりでいいらしいレミリアが言うには………

 

 

 

 

承「急げ、お前らー」

妖精メイド『はい‼︎』

 

ここは厨房、みんなが一心不乱に料理を作っている………

俺は基本的に一番重要な役割で他は盛り付けやら下ごしらえやらをやっていた

かなり早いがこれでも遅い方らしい、早い時はどれだけ速いのだろうか………

俺はそう思いながら、料理を終えた……

 

 

食事終了までカット

 

 

 

 

レ「ご馳走様、美味しかったわ」

フ「美味しかった〜」

美「美味しかったです‼︎」

パ「ご馳走様」

咲「美味しかったです」

 

場所は食堂できた料理をみんなで食べて、みんなは腹を満たようだ……………

咲夜がなんでいるか?それはもう風邪が治ったからだ(と言うより治したのだが)

これで、ようやく終わりか………疲れた……

俺はそう思い力を抜いていると後ろからレミリアが声を掛けてきた

 

レ「お疲れ様、承太郎君」

承「ああ、じゃあ俺は帰るな」

レ「ああ、その間に承太郎君に私からのお礼よ」

承「お礼?それはいっt」

 

俺が聞こうとしたが聞けなかった何故って?それはすぐ分かる

 

 

 

 

 

 

ガブリッ‼︎

 

 

承「え、ちょ。ヴァァァァァヤロォォォ‼︎何をやっている‼︎フザケルナァァァァァ!」

 

簡単に説明しよう……………レミリアが俺にいきなり噛み付いてきた……………

まさか………吸血されるのがお礼⁉︎

 

フ「お姉ちゃんズルイ〜〜フランも〜〜」

承「え?ちょっ」

 

俺の静止を無視してフランは俺に飛び付き

 

 

 

ガブリ!

 

歯を俺の肩に食い込ませた

俺生きているといいな……………

 

 

 

 

 

 

 

 

この後、1分近くの時間血を吸われた

結果、俺は意識が無くなった

 

 

 

 

 

 

レ「ぷはぁ、ご馳走様、これが私のお礼よ‼︎ってアレ?承太郎、承太郎〜〜」

フ「咲夜、大変お兄ちゃんが死んじゃった‼︎」

レ「承太郎〜〜!じょーーたろーーーう!」

咲「え?お、落ち着いてください‼︎お嬢様、妹様‼︎」

 

結果、咲夜の復帰後の初仕事が承太郎の介護だったそうな……………

 

 

To be continuedーーー>

 




はい、後一話ぐらいでコラボ回です

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜〜


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第31話 ゲーマー承太郎

どうもジョースターです

いつも間にかお気に入り60人突破‼︎
指摘されるまで気づかなかった……

これからも頑張っているのでよろしくお願いします‼︎

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎死す

 

承太郎が紅魔館の1日執事の次の日

承太郎はいつものように木刀を振り、朝ごはんを食べて、現代に戻った時に買ったゲームをしていた

 

承「成る程、つまりこうして、いや、駄目だそれだと……」

霊「承太郎怖い」

承「すまない考え事をしていた」

霊「なにやってるの?」

 

俺は空(略

おい誰だ、カットした奴出てこい。

まあいいや、俺はゲームであれこれ考えていると霊夢が話しかけてきた

差し詰め、俺がこんなになるまでなるゲームが気になったのか……

 

承「これは。ジョジョの最新作のゲームだ、その名も『EoH』だ‼︎」

 

簡単に説明しよう、『EoH』もとい『ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブン』とは様々なギミックがある立体ステージを2対2で戦うゲームである、各キャラの個性的な技を使い、相手の2人を「再起不能(リタイヤ)」、つまりは倒せば勝ちのゲームである‼︎(作者は実際にやったことはない‼︎)

 

霊「へぇー面白そうね、私もやっていい?」

承「もちろんさぁ〜(赤い教祖様風)」

 

俺は亀からコントローラーともう一台ずつテレビ、ゲーム本体を出した、ちなみにテレビ本体、及びゲーム本体は外に出しておりコンセントだけを亀に入れ中にあるコンセントさしたまま出している、亀は寝ている。第一本当は違うが俺のは亀自体がスタンドだ。

ちなみに俺のゲーム本体所持数は相当だな、基本3〜4台持っているしな。ちなみにいつもの癖でソフトの方も4つ買ってた、1つにするつもりが、無意識にな、無意識って怖いね

ここら辺はインターネットっていけるのかな?まあ、無理矢理にでも能力でやれば良いや

 

霊「で?どう操作するの?」

承「えーとこうして、あーして……」

 

 

 

 

 

教えている時間は……………粉微塵になって……死んだ………

 

 

 

 

 

承「というわけだ」

霊「成る程、大体わかったわ。じゃあ、早速やりましょ」

 

これを教えるのに10分か……………もっと早く教えれねーかなー

まあいい、取り敢えず……………

 

承•霊「「勝負だ‼︎」」

 

霊夢をぶっ倒すそれだけ

 

 

 

 

 

 

戦いをやっている過程を吹き飛ばした……

結果だけだ‼︎戦いが終わった結果だけが残る‼︎

 

 

 

 

 

 

承「俺の勝ちだ」

 

俺は勝負が決まりコントローラーを地面に置いた

 

霊「私の負けだわ、完敗よ、流石ね」

 

霊夢も俺と同じようにコントローラーを置いた

 

承「まあ、こればっかりは経験の差だな」

 

ぶちゃけ同じぐらいやり込み度だと正直勝てるか怪しい

霊夢は初めて対人戦をやるとは思えない程のうまさを見してくれた……………

マジで何者だよ……………

 

霊「なんで承太郎はこんなにゲームが好きなの?」

承「え?」

 

霊夢から意外な質問が急に来た、どうした一体

 

霊「いやだから、なんでそんなにゲームが好きなのかと……」

承「俺がゲームが好きな理由……………それはだn「おーい霊夢ー」……………タイミング‼︎」

 

俺はゲーム好きな、理由を言おうとしたら外から誰かが声を出してきた

そいつは何食わぬ顔で俺と霊夢が入る部屋に入ってきた……………

まあ、こんな時間に来る奴といえばあいつぐらいだな……

そう、昨日俺が散々お説教した相手、霧雨魔理沙だ

 

魔「おはようだぜ、霊夢、承太郎」

承「ああ、おはよう」

霊「おはよう、で何しに来たの?」

魔「いや、特に何も、と言うかそれは何のゲームなんだ?」

 

そう言い、魔理沙は俺のモード選択で止まっているテレビ画面を指した

 

承「ああ、これは……」

 

 

 

 

 

 

説明はキッ◯カット

 

 

 

 

 

承「というゲームだ」

魔「成る程、分かったぜ、私にもやらせてくれ」

承「良いだろう、じゃあ少し待て」

 

俺は亀から霊夢の時と同じようにゲーム本体、テレビ、ゲームソフトを出した

 

承「はい」

魔「お、おう。ありがとうだぜ」

 

魔理沙はこんなに台数があるのに驚いたのか、やや引き気味で受け取った

 

承「さて、じゃあやる「霊夢ーー承太郎君ーー遊びにきたわーーーー」……………アレコレ、デジャブ」

 

なんかさっき、魔理沙が来たようなタイミングだったオイ

狙ってるのか?絶対狙っているだろ

俺はそんな疑問を関係無く、二人の少女が入ってきた

何を隠そう、昨日俺をこき使って、さらには殺しかけた張本人レミリアと咲夜だ

 

レ「邪魔するわ」

承「じゃするなら帰れ」

 

俺は前にレミリアにやられた仕返しをした

さあ、どういう反応するか……

 

レ「えっ、えっ?」

咲「はーいお邪魔しまーす」

 

レミリアは、相当動揺していたが、咲夜は意地悪そうな顔をして入ってきた

 

承「いや、会話が成立してない」

咲「さあ、何のことでしょう?で、承太郎さん達は何を?」

魔「これからゲームの対戦をしようとしていたんだぜ」

咲「へぇ……………お嬢さm……………アレ?お嬢様?」

 

俺が答えるより早く、遮るように魔理沙が答えた

咲夜はレミリアに何か聞こうとしたが、レミリアは何故かここに居なかった……………

 

レ「一体、どうすれば……………まさか、これは承太郎君が試しているの?私がどう言う対応をすれば良いのか試しているの?」

 

まさかの外で考えているとは……………

バカなのか?ねえ、こいつバカ?

 

咲「承太郎さん?」ニコニコ

承「分かった、レミリア入れるからその物騒な大量なナイフをしまってくれ」

 

咲夜はいい笑顔でいつの間にかナイフを大量を持っていた……………

やばい、何時もなら可愛い笑顔なのに、今はすげーこえー

と言うか、なんでナチュナルに心を読むな

 

咲「え?かっ、可愛い?ご冗談を……」

承「オイ、ちょっと待て、お前ら落ち着け、落ち着くんだ……」

霊「なんで……」

魔「咲夜だけ……」

 

咲夜は恥ずかしそうにナイフを構え、霊夢は針、札をスタンバイして魔理沙は八卦炉を構えている……

やばいってこれ一歩間違えれば死ぬ……………

 

承「落ち着け、お前達も可愛い、うん。可愛いからな」

霊「なっ、なら……」

魔「許すぜ」

 

許すと言っていながら、霊夢は針と札を投げ、魔理沙はマスパ程ではないがそこそこなビームを、咲夜は時止めからのナイフを投げ、そしてなんだかわからないけどレミリアがグングニルをぶん投げて来た……………

あっ。これ死んだな、取り敢えず

 

承「ゲームだけは死守ぅぅぅぅぅ‼︎」

 

時を止め、俺はゲームを安全地帯へ避難させた

 

 

 

結果、俺は瀕死になった…………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「と、思うじゃん?」

 

俺は何処ぞの槍使いのトリガー使いの人のセリフを言い、俺は攻撃を防いだ……………どうやって?それは……

 

承「身代わり‼︎」

ブ「え?ちょ、久し振りに出たのにこれは酷いよ、ぎゃあああああアァァァ!」

 

俺の秘技身代わり、別名ブラッドシールド

ブラッドを(半ば強引に)出し、盾にする技であーる

 

まあ、やっぱりブラッドは力無く膝から崩れ落ちた、さらばブラッドお前は犠牲になったんだ、名誉ある犠牲だ。

お前のことは10秒だけ忘れない

 

霊「なかなかエグいことをするわね、承太郎……………まあ、ブラッドだから良いけど」

 

良いんだ、お前はそれでも巫女か?慈悲も無いのか?

後、皆頷くな

 

咲「お嬢様〜〜もう入って良いのですよ?」

レ「あ、そうだったn……知ってたわよっ‼︎」

 

はいはい、見栄はりお疲れ様です

レミリアは赤面しながら部屋に入った……………

そう言えばよく壊れなかったなこの部屋、さっきの攻撃で……………

 

咲「さてと、話を戻しますがそのゲーム私達もやってよろしいですか?」

承「いいが、1人余るな……これ4人用だし」

 

俺はそう言い、もう一台例のセットを出した

 

咲「そうですか……………では私とお嬢様で一つ使います」

レ「えー嫌だー」

咲「ご安心をお嬢様を基本優先で私めはサポートをしますので……」

レ「なら良いわ」

承「済まんな、咲夜」

 

俺がそう言うと咲夜は首を横に振り

 

咲「いえ、私の所為で、昨日お嬢様や承太郎さんに迷惑をかけたので……これぐらいは……」

承「そうか……じゃあ。さっさと、やるぞ」

 

俺たちは自分のゲーム機を前に座りキャラクター選択を始めた

 

承「俺は……………まあ、こいつかな……………」

 

俺が選んだのは、ジョジョ3部の空条承太郎……………では無くペットショップだ

ペットショップ……………氷を操るスタンドを持つ鳥で、ジョジョ3部にて、かつてDIOが住む館に門番をしていた鳥で、執念深く館に一度でも入ったら何処までも追いかける隼。別名「殺戮追跡機」とまで言われる奴

少し前のジョジョ3部の格ゲーでは、ぶっ壊れキャラとして有名

 

霊「あら?承太郎じゃ無いんだ……………じゃあ私は……………」

 

霊夢が選択したのは、空条承太郎だ。

まあ、妥当かな

 

魔「私は……こいつかな?」

承「え?マジ?」

 

魔理沙が選択したのは以外なキャラ。

E,Oスピードワゴンだ

こいつはジョジョ1〜2部にて出てきたキャラ、一部では最初はその時の主人公ジョナサン・ジョースターと戦い、負けてそれからジョナサンと一緒に行動したキャラ、今回のゲームではジョナサンと戦った時に一緒にいた奴と一緒に戦う

無論、何も特殊な能力は持ってない

 

レ「咲夜〜どれが良いかなー」

咲「そうですね……………こちらは?」

承「え?マジか……」

 

咲夜が選択したのは……………DIOだった……………

DIOとは、ジョジョを知っているやつは知らない奴は殆ど知らない奴はいないほど重要なキャラ。

ジョジョ1部、3部しか出てないが、他の部でも一回は語られる存在

ジョースター家とは切っても切れない程の存在

能力は時を止めれるザ・ワールド

今は、俺の中で生きている、あいつ曰く暇らしい

 

承「さて、じゃあ、チーム分けは……」

咲「くじで」

承「準備早ッ」

 

咲夜は時を止め、クジを作っていた

 

咲「1か2と書いているので、同じ番号がチームです」

承「じゃあ引くぞ……」

レ(承太郎と一緒になれたらいいな〜〜)

霊(どうか、承太郎と同じチームでそうしたら)

魔(頼む、承太郎と同じチームになってくれ、それだったら)

 

霊•魔((絶対に勝てる))

 

人はこれを他力本願という(by作者)

 

俺たちはくじを引いた

 

1.承太郎

 

2.霊夢

 

2.魔理沙

 

1.レミリア

 

これを見た瞬間、何故か霊夢と魔理沙が固まった……………

 

承「ふむ。俺はレミリアとか」

レ「フフ、よろしくね、承太郎君」

 

霊•魔「「終わったぁぁぁぁぁぁぁ‼︎負け確定ィィィ‼︎」」

 

霊夢達はいきなりそう叫びだした

どうした急に……………

 

 

承「どうした?急に……………もしかして頭こわr「「あ"あ"ん?」」ナンデモナイ」

 

俺は煽りを入れようとしたら、今まで見たことがないような形相で睨み付けてきた

オイ、見ろよレミリア涙目だぜ。涙目で俺に抱きついているぞ

最早般若の形相だ……………

 

魔「霊夢〜〜相手が承太郎だってよ〜ハハハ〜〜全く笑っちまうぜ」

霊「フフフ……………そうねえ〜楽しみね〜」

 

ヤベェ、こいつら目に生気がねぇ、ハイライトも消えてるし……………

ヤバイって……………暴れないことを願う

俺は出来るだけ、狂気と化した霊夢達をなるべく見ないように自分の場所に戻った……

 

咲「では、そろそろ始めますか」

承「ああ、そうだな……」

霊「ああ、ヤバイわ、どうしようどうしようどうしよう」

魔「お、おちちゅけ霊夢まだ慌てるな、そう、あわわわわてるなな」

 

超慌てていますが……………お前がな……

そう思いながらロード時間を待った……………

因みに霊夢は魔理沙と話が出来るように、俺は咲夜とレミリアと話せるようにゲーム本体とテレビを近づけている

 

霊「こ、こうなったら承太郎を動揺させて、その隙に……」ヒソヒソ

魔「でも、どうするんだぜ?」ヒソヒソ

霊「かっこいいとか言えばいけるんじゃない?」ヒソヒソ

魔「だな」ヒソヒソ

 

なんか霊夢らがヒソヒソ話をしているがそれが嫌な予感しかしない………

 

レ「しっかり、私に付いてきなさいよ?承太郎君」

承「多分それは逆になると思う」

レ「どういい意味?」

 

レミリアが睨み付けてきたが、そんな睨み程度では俺が怯まないぞ

レミリアが睨み付けているのを見かねた咲夜がフォローを入れてきた

 

咲「まあまあ、怒らずにお嬢様、私達は味方同士なので仲良くいきません?」

レ「……………それもそうね」

承「む、そろそろ始まるな」

 

俺が言った通りロードが終了してもう少しで始まる……

俺はコントローラーを持ちいつでも戦える準備をした……

 

 

 

 

ファイト

 

 

 

 

 

ゲームからそんな音声が聞こえ、俺たちは一斉に動き出した……

さて、どうするか……

 

霊「承太郎〜」

承「……………何だ?」

霊「貴方……………カッコイイわよ」

 

何言ってだこいつ?

急に何を……………

 

承「は?」

魔「今だ‼︎」カチャカチャ

 

魔理沙が操作しているスピードワゴンは俺のペットショップに攻撃をしてきた………

 

 

 

が……………

 

承「霊夢、どうした急に?」カチャカチャカチャッ

魔「え?ちょ、そんなのきいてな……」

 

回避をして逆に氷の氷柱ロケットをスピードワゴンに当てた

 

霊「嘘、上手く行ったはずなのに」

 

あーやっぱり作戦か。まあ、どうせ俺を動揺させてその隙にって奴か?

 

承「悪いが、俺にそう言う揺さぶりは効かないからな」

魔「ですよねーチクショー‼︎」

霊「こうなったら、作戦変更よ‼︎」

 

なんだ、まだ作戦があるのか……

 

魔「それは一体?」

霊「2対1で殺る‼︎」

 

ゲスかお前は……

考えることのゲスさよ

 

魔「それならいける‼︎覚悟しろ承太郎‼︎」

 

 

 

3分経過………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔「無理でした……」

 

簡単に説明しよう、二人掛かりで来たがペットショップは空が飛べるから、ひたすら氷柱を撃たれ続ける事になった……

まあ。そうなるわな

 

霊「こ、こうなったら」

レ「咲夜〜これどうやるんだっけ?」

咲「これをこうして……」

魔「あぁ……そういう事か……」

 

霊夢と魔理沙は見えないが絶対ゲスい顔してるだろうな〜〜

案の定、霊夢と魔理沙のキャラは未だ全く動けてないレミリアの所に行った……

いや、動けているか……………ぐるぐる回っているけど……

 

霊「まずは雑魚狩りよ!」

魔「相手なら……殺れる‼︎」

レ「ど、どうしよう‼︎このままじゃあ」

咲「お嬢様、一旦この咲夜にコントローラーを貸してください‼︎」

 

珍しくないつも控え目な咲夜はそう言うとは(控え目なのはレミリア時のみである)

 

レ「ま、任せたわ」

咲「はい、お任せを……」

霊「プレイヤーが変わったって意味は……」

魔「無いぜ‼︎その首貰ったぜええ‼︎」

 

霊夢たちのキャラは挟み込むように 咲夜の操作キャラに襲いかかった……………が……

 

咲「そこっ‼︎」カチャカチャッ

霊「え?」

魔「な?」

 

咲夜は2人の攻撃を回避した……

 

咲「一体目……」カチャ

 

咲夜がそう呟き、霊夢のキャラを倒した……………

咲夜強くね?

 

霊「ウソダウソダウソダウソダウソダウソダ…………」

魔「……………終わった」

 

霊夢は現実を受け入れず、魔理沙は諦めている

まあ、それも無理ないか……………だってね

 

 

魔理沙のキャラを挟むように俺と咲夜のキャラがいるからな……………

逃げることも出来ない、勝てもしない絶望的な状況

 

 

 

 

結果俺とレミリア(と言う名の実質咲夜)の圧勝

咲夜って器用だな〜〜

 

 

 

 

 

 

その後もチームを変えながら戦ったが結果俺がいるチームがかつ羽目になった……

まあ、咲夜と一騎打ちは少しヤバかったが………

 

承「じゃあ、今日はここまでだな……」

魔「えーもっとやりたいぜ」

レ「私も〜」

咲「まあまあ、お嬢様承太郎さんだって忙しいのであまり迷惑をかけたらいけませんよ?」

 

咲夜……………ゴメン俺今全然忙しくない……

それどころか暇人と成っていたのだが……………

俺の内心をよそにレミリアは、そ、そうね……………と言い帰えることになった

魔理沙は……頑なに帰る気配を見せない……頑固すぎな

 

霊「魔理沙も、もう帰りなさい‼︎もう夕方よ‼︎」

魔「えーいやだぜ」

承「そうか……………じゃあ、昨日の続きでもするか」

 

昨日の続きとは……………要はお説教である

 

魔「お、お邪魔しましただぜッ!」

 

魔理沙は身の危険を感じたのかさっきまでとは打って変わり、急いで神社を出て行ったよっぽどお説教が嫌だったのだろうな……………

 

霊「昨日何したの?」

承「馬鹿でも分かるように自分の愚かさを教えただけだ」

霊「あ、そう……………それよりも、承太郎。あんたがゲーム好きなのを教えて頂戴」

 

霊夢はジト目でこっちを睨みつけてきた……………オオ、コワイコワイ

あーそう言えば、あったな……………

すっかり忘れてた……

 

承「あ、ああ。最初のキッカケは至って普通だ、子供の時俺は遊びそっちのけで修行ばっかしてたら、師匠が流石に不味いと思ってゲームを薦めてどハマりしただけだ」

霊「あんたの普通の基準ってなに?」

 

そんなに可笑しいか?俺は……俺なんかまだマシだ、俺の母親なんてとんでもない料理を作るわ、訪ねてきた客にお茶のつもりでうどんのつゆを渡してきたんだぜ、それが俺の友人で良かったが、他の人だと……………ああ怖

まあそれは置いといてと

 

承「まあ、それで今に至ると」

霊「あっそう、まあ良いわとにかく夕食を作りましょ」

承「ああ」

 

俺はこの後、霊夢が色々ととんでも無いものを料理に入れかけたが

まあ、無事に料理を作れ、それを食べいつも通りに風呂に入り寝た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

同時刻ーーー

マヨヒガにて……………

 

 

藍「これは、一体どうしますか?紫様」

 

藍が開いた隙間を見ながらそう言った

 

紫「どうもこうも……………これは私達がどうにかできないわ、いや、出来るけど無理ね」

藍「それは一体如何言う……」

紫「これは、少しでも傷付けば、どんな者でも死んでしまう……………恐ろしものよ……適合しなければの話だけど」

藍「ですが、これを放って置くわけには……」

紫「その点は大丈夫よ、彼ならこれを対処出来るわ、それに同じものを持っている」

 

そう言い紫は一旦隙間を閉じ隙間を開けた、そこにはさっきの景色が変わり神社みたいな場所が写っている

 

藍「彼ってもしかして」

紫「そう、その彼……………」

 

紫はそう言い寝ている承太郎を写した

 

紫「空条承太郎よ…」

 

この後、紫たちが見つけたモノが幻想郷を揺るがす事件になることは、まだ誰も知らない……

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、ユッカリーンが見つけたものはなんでしょうねー
あ、ちなみに次回からコラボです
大体3話ぐらいのコラボですね
まあ、お楽しみに

あ、後今回の話は実はアンケートの奴でやって欲しいって来ていたものです、まあ、実際は少し違う筈だったのですが……こうなってしましたすいません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第32話 コラボ‼︎東方生迷伝‼︎ですく・ザ•ギャンブラーその①

どうもジョースターです

今回から、ホワイト•ラムさんの「東方生迷伝」とのコラボです
お借りしたキャラは狗灰 机(いぬはい ですく)です
因みにホワイト•ラムさんとは2回目のコラボです
前はホワイト•ラムさんの方でしか出してませんが……………
さらに言えば、コラボした作品も違うし……………前回は「やめて下さい‼︎師匠‼︎」です

まあ、キャラ崩壊が無いように頑張ります

ではどうぞ〜


前回のあらすじ

 

承太郎無双

 

承太郎たちがEoHを遊んでから次の日……………

承太郎はいつも通りに起きた

 

承「さて、何時ものように木刀降るか」

 

俺は空条承太郎、寝起きである

俺は何時ものように起き木刀を振りに外に行こうとした

 

紫「おはよう、承太郎君」

承「ああ、おはよう紫」

 

紫が隙間から上半身だけを出し俺に話しかけた

最近、これぐらいだと驚かなくなってきた、慣れって怖いね

それにしても珍しいな紫こんな朝早くから起きているとは、年寄りは朝が早いからか?

 

紫「失礼な、今日はたまたまよ、承太郎君」

承「そうか……………で何故お前がここに?要件は?」ビュンビュン

 

俺は木刀を出し振りながらそう聞くと紫は急に顔付きを変え、真面目そうな顔になった

どうやら重要そうな、感じだな。俺は一旦木刀を振るのをやめて紫の方を向いた

 

紫「……………探して欲しい物があるの」

承「探して欲しいもの?」

紫「ええ、そうよ。もちろんただとは言わないわ、それ相応の物をあげるわ」

 

紫がそんなことを言うとは、よっぽど大事なもの何だろうな

……………ってアレ?お前の能力を使えば一瞬で手に入るよな?

 

紫「何時もなら、そうしているわ、でもね今回は訳が違うわ。これは貴方しか対処のしようが無いわ」

承「それは一体何だ?」

 

俺がそう聞くと紫は、一瞬戸惑ったが紫は大人しく、俺が予想外な事を言った…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「矢よ……………スタンドを目覚めさせるね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は一瞬理解できなかった、それもそう何故なら、俺はもう既にその矢を持っているのだから

 

承「何故だ?俺はもう既にその矢を手に入れて……………いや、まさか、まさか…」

紫「そう、矢は一本とは限らないわ、現に原作では、一番最初に見つけた男は、6本あったと言うわ、つまり、一本ぐらいなら幻想入りしても可笑しくないわ……………それを対処して頂戴」

 

つまりは俺が持っているのは、ジョジョ5部の主人公が持っていた矢だ。

それ以外が幻想入りしてしまったということだ。

それは非常に不味い。アレは恐ろしいモノだアレに刺さったものはスタンドを目覚めるか死ぬかの二択、例外はない

もし、もしそれでスタンド能力者が出ると何をするか分からない、下手したら俺より厄介な能力だったらヤバイな、早急に探さねば

 

承「……………紫、条件がある」

紫「どんな条件?」

承「見つけた後、その矢を俺にくれ」

紫「フフ……………アハハハハ…」

 

紫はそれを聞くと笑った、何がおかしいのだ?

 

紫「いやーそうくるとは思っていなかったわ、勿論いいわよ、もともとそうする気だったし」

 

紫は笑い過ぎて出てきた涙を拭いそう言った

 

承「さて、そうと決まれば早速準備だな」

紫「あ、あと一応武器をいつでもいいから携帯してなさい、万が一のためよ」

 

……………確かに、もしスタンド能力が目覚めたやつに遭遇した時にすぐに戦えるようにということか

 

承「分かった、じゃあ用意してくる」

紫「任せたわよ」

 

 

俺は紫のそんな声を聞きながら、駆け足で神社に戻った

 

 

 

 

俺はその後、朝ご飯を作り、食べ終え探しに行く準備をしていた

 

霊「で、探しに行くと?」

承「ああ、そうだ」

霊「そう、ならさっさと見つけて来なさい」

承「もともとその気だ」

 

俺はそう言い外に出ようとしたら霊夢があること言った

 

霊「まず何処にあるか知ってるの?」

承「……………あっ」

霊「やっぱりね」

 

霊夢は呆れかえり気味でそう言った

そういえば忘れていた……………さて、じゃあ情報収取か、まずはハーミットパープルで念写してみるか

俺はそう思い亀をだし、中から、カメラを出した、すぐに写真が出せるやつをな

 

承「せいっ!」

 

 

ガッシャァァァン

 

 

俺は手にハーミットパープルをだし、カメラを叩き割った

その後にカメラを治した。カメラから写真が出てきたが………

 

承「分からん、何処だよ」

 

写ったのは矢が地面に転がっているだけである

ふざけてる、そんなのでわかるか

まあ言い、人里辺りで聞けばいいや

俺は霊夢に行ってくると言い残し人里へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃人里ではーーーー

 

 

 

???「はぁい、僕の勝ちぃ」

町人「くっそ‼︎負けた‼︎」

???「じゃあ〜約束通りこれはもらうよぉ?」

町人「覚えていろ‼︎次こそは勝ってやる‼︎」

???「お金を貯めて待てきてねぇ〜〜」

 

ここは人里の大通り、多くの人で賑わってる場所、そこで1人の男がある者とギャンブルをして負けていた

そのある者の名は狗灰 机(いぬはい ですく)種族は(自称)次世代型白狼天狗

白狼天狗のと言うだけはあり体は白いが黒いブチ模様が毛に混ざっている、目の色は赤い綺麗な色をしている

服装は天狗の制服、白い袖なしの着物に緋袴に派手な紅い色のスーツの上着を羽織って、首には同じく派手な色のネクタイを巻いている。

頭にはシルクハットを斜めにかぶり右耳を隠している……………がしかし、彼女曰く変装をしているらしくその服装は見えない。ただし、変装といっても黒いマントを着ただけである

彼女は、ギャンブラーでもあり半分詐欺師、ギャンブルではイカサマをしたりして勝ち。相手から金を巻き上げる者である

 

ですく(以下で)「はぁ〜〜暇だなぁ〜なんか面白いかとないかなぁ…………」

 

ですくは暇でしょうがなかった、理由は簡単ギャンブル相手が弱すぎるからである

イマサマをするまでも無く、向こうが勝手に自爆して勝ってしまう……………そんなことを毎日繰り返し飽きてしまったのである

 

で「誰でもいいからぁ〜面白そうな相手いないかな〜」

 

ですくはそんな、独り言をこぼしていた……

 

 

 

 

 

 

 

 

承太郎視点へGO‼︎

 

俺は、人里に着きまず、誰から情報を聞こうか悩みつつ大通りを歩いていた

 

承「さて、人里についたと……………まずは慧音から聞いてみるか……」

 

俺はそう思い寺子屋に向かっていると、明らかに妖怪にしか見えない奴がいた

変装をしているっぽいけど明らかに妖怪だ。

如何する?

 

選べ▼

 

1.話しかける

2.無視

3.ぶん殴る

 

待て待て、3はないとして。何時もなら1にしようかと思うのだが、今は急いでいるから……

2だっ‼︎

俺はそう決め知らんぷりして通り過ぎようとしたら

 

で「ねえねぇ〜そこのおっきなおにぃさん、ちょっと遊んでいかなぁい?」

 

まさかの向こうから話かけてきた……

取り敢えず、断って逃げよ

 

承「……………すまない、俺は今捜し物を探しているから、急いでいる。」

で「どんなぁ〜捜し物?」

 

見せるべきか?まあ、情報は多いほうがいいだろう

俺はそう思い学ランのポケットに入れていた写真を出した

それを見せるとそいつは表情を変えた

 

で「あぁーこれか〜知っているねぇ〜間違いない、あれだねぇー」

承「な、知っているのか⁉︎頼む教えてくれ‼︎」

 

まさかいきなり、知っているやつに出くわすとは……………運がいいな

 

で「えぇーどうしよっかなぁ……………そうだ‼︎ゲームで勝ったら教えてもいいよぉ〜」

承「ゲーム?」

 

あれ?このパターンをどこかで見た気がするのだが、まあいいや勝てばいいだな

どんなゲームにもよるが、まあいけるだろ

 

で「そぉゲーム。どんなゲームでもいいからぁ……………それこそ、とぉっても簡単なゲームでもいいねぇ〜それこそ、このトランプの数より大きいか小さいかとかぁ当てるとかぁねぇ〜」

 

そいつはそう言い机に置いてあったトランプの一枚を取り出した

まあ、それぐらいならいいか……………

 

承「いいだろう、ところで名前は?俺は空条承太郎だ」

で「いいねぇ!ゲームってだぁい好き。でもぉ、ボクとやるからにはぁ、身ぐるみ剥がされる覚悟が有るんだよねぇ?あっ、そうそう。ボクの名前は『狗灰 机』机って書いて『ですく』って読むんだぁ、よろしくねぇ?」

 

なんだろ、ですくの口調を聞くとなんかムカつく……………多分ブラッドの所為だな、あいつも似た口調だし

後で殴っとこ

 

承「……………お前、妖怪だろ、そんな変装しなくてもいいぞ。人を襲わなければ、追い出されることは無い」

 

ですくは一瞬「え?」みたいな顔をしたがすぐに笑った

よくわからない奴だ

 

で「なぁんだ〜変装して損したな〜」

 

ですくはそう文句を言いながら黒いマントを脱ぎ、すごい奇抜な格好をしてるな

これがこいつの服装か?まあいいや

 

承「で?ギャンブルに勝てば情報を教えてくれるのだな?」

で「もちろん〜その代わりに〜おにぃさんは何をかけるのぉ?」

承「なんでも良い」

で「じゃあ〜その腰にかけている〜モノをちょーだいーねぇ〜」

 

ですくは俺が腰にかけていた刀を指を指して言った

俺がその時かけていた刀は「孤月」だな……………正直賭けたくない、これ結構大切なものだからなー

まあいいや、勝てばいいんだ

 

承「いいだろう、賭けよう‼︎」

で「いいねぇ‼︎さて、じゃあ早くやろうか〜ルールはおにーさんが決めていいよぉ〜」

 

よし、ルールこれは決めれるのは結構いいぞ

これなら自分の有利なルールを作れる……………

ここは安全策で

 

承「ルールは簡単だ。3種類の賭けをして2回勝てば勝ちな。ゲーム選択はコイントスで表か裏を当てた方が選ぶ。そして最後にゲーム途中での賭けるモノを上乗せ出来る、そして相手はそれ相応の物を賭けるだ。」

で「ヘェ〜なかなかいいじゃぁないの?じゃあ一回戦をやろうねぇ〜」

 

俺は亀から一枚のコインを出した

俺は表が星のマーク、裏には何も模様がないことをですくに見せた

 

承「さあ。選べ」

で「そぉ〜だなぁ〜裏かな〜」

承「じゃあ、俺は表だ、いくぞ」

 

俺はそう言いコインを左の親指で弾いた、コインは回転しながら宙を舞い、そして地面に落ちた

さあ、どっちだ?

 

で「おぉ〜僕の方だ、じゃあ〜なんのゲームにしようかなぁ〜」

 

結果は裏、何も模様が無かった

まあ、こればっかりは運だから仕方ない

ですくはどんなゲームにするか考えているようだ

しばらくして、それはまで喋らなかったですくは口を開いた

 

で「決めたねぇ〜ゲームはぁ………トランプの6より大きいか小さいか当てるゲームにするよぉ〜後、出たのが6だったらやり直しで〜ジョーカーは抜いておくよぉ…………最後にぃ〜知っていると思うけどぉ〜ジャックは11、クィーンは12、キングは13だからねぇ〜」

 

ですくはテーブルに、机の上にあったトランプの束からジョーカーを抜きスペードの6を置いてそう言った

成る程、単純明快だ

だが、これは明らかに小さい方が不利だ、大きい方は7、8、9、10、11、12、13の7通りに対し小さい方は1、2、3、4、5の5通りだ……………確率的に可笑しい

 

承「成る程、その前にトランプにイカサマをしていないか確認させろ」

で「お好きなようしてねぇ〜」

 

俺はトランプの束を確認した……………

うん、普通のトランプだ

 

承「よし、問題無し」

で「じゃあ〜僕がシャッフルするねぇ?」

承「構わん」

 

ですくは慣れた手つきでカードをシャフルした……………

 

で「おっと〜落としちゃった〜」

 

前言撤回、慣れているようには見えない

いや、これは……………

俺はですくの腕を掴んだ、そしてですくの服の袖からカードを取り出した

 

承「なあ…なんで、服の中にハートの2のカードが入っているんだ?まさか、イカサマをしようとしたな?」

で「アレェ?ばれちゃった〜」

 

俺はですくの腕を離すと、ですくは落としたトランプを集めながらそう言った

カードに砂が付いているのを気にせずに……………ちょっとは払ったらどうだ?

まあいいや、それより、イカサマ禁止とは言っていないから良いが……………いきなりするか?普通

それに馬鹿でも気づくような罠を……………

 

承「まあいいや、さっさとやるぞ」

で「そうだねぇ、早くやろうよ〜」

 

ですくはそう言いトランプをテーブルに置いた

あれ?何かが可笑しい、何だろう、なんか違和感が……………

 

で「おにぃさんは大きい方に賭けるぅ?それとも小さい方ぉ?」

承「俺は……………」

 

これはさっきも言ったが、確率的に大きい方だろう、いや待て、今回はそうはいかない、どうする?

こいつの事だ、何か仕掛けている筈……………

俺はトランプの重ねて置いてあるのを見ながら考えていた……………

あれ?なんでトランプに砂が付いていない?さっさと地面に落とした筈、さらに砂を払っている様子は見られなかった……………

なのに、何故、砂が全く付いていない?まさか、こういうことかあの単純なイカサマは罠だ、こっちを気付かないようにさせた罠だ‼︎

 

承「その前にだ、もう一度確認させろ」

で「え?な、なんで、いきなり急に〜わからないねぇ……………」

 

やはりな、こいつは一瞬ではあるが動揺している

つまり、何かばれてはいけない何かがあるということだ

 

で「あ、ま、まてぇ!」

 

俺はですくを静止を無視してトランプを確認した

やはりな、やはりイカサマをしていたか

 

承「これは一体、どういうことだ?」

で「……………さ、さぁ?なぁんのこと〜」

承「惚けるな、これはどう見てもイカサマだ」

 

トランプには数が6以下のトランプだけだった、つまり、あえて俺に先に選ばせるようにして、確率的が大きい、6以上を選ばせて、勝とうとしたな、まさか、敢えてバレやすいイカサマをして、それに気を取らせてその間にすり替えとはやりやがるな……………

そして危なかった。もし気づかずにやっていたらな、負けていた

 

承「今度は俺がやる、異論は認めん」

 

俺はそう言いちゃんと全部のカードがある方を貰った、俺はそれを確認してカードをシャフルした

 

で(まずいねぇ………こうなったら、仕方がないねぇ、能力を使うしかないようだねぇ……)

 

承「さあ。選べ‼︎」

 

俺はカードをよくシャッフルしてテーブルに置いた

そして、ですくに大きいか小さいか、答えを迫った

 

で「どっちにしようかなぁ〜大きい方かなぁ〜」

承「じゃあ、俺は小さいほうだ、じゃあ。いくぞ」

 

俺はそう言い一番上のカードを確認した……………

結果は…………

 

で「ハートの10……僕の勝ちだねぇ」

承「俺の負けか」

 

負けたか、まあこればっかりは運だからな、仕方が無い

ここから勝てばいいのだがらな

いや、可笑しいあいつは、コイントスもこのゲームもイカサマせずに勝っている、運がいいだけか?

にしてはうまく出来すぎている、何かしている、霊夢ではないが勘だが……………

 

で「じゃあ〜次のゲームを早く決めよぉ?」

 

なかなか厄介な奴にあってしまったな……

俺は、苦悶の表情を浮かべた、対照的にですくはニヤニヤしながらこっちを見ている

俺は勝てるのか?こいつに……………

 

こうして、幻想郷の守護者もとい、空条承太郎とイカサマギャンブラーのですくの戦いが始まった……………

 

To be continuedーーー>




はい、と言う訳でギャンブル勝負開始です
あと、出てくるギャンブルは一般的なギャンブルとある作品で出てきたギャンブルをパクr……参考にしたものを予定してます
何をやるかはお楽しみで……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回もお楽しみに〜〜


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第33話 コラボ‼︎東方生迷伝‼︎ ですく・ザ・ギャンブラーその②

どうもジョースターです
火曜日から微熱が続いてしんどいです
皆さんも体調管理をしっかりしてくださいね?

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎負けた

 

俺は空条承太郎……………もう言わなくていいか?

めんどい……………

まあいいや、取り敢えず今はですくに勝つことだけを考えよう……………

俺はそう思いながら、コインを左指でつまんだ

 

承「じゃあ、次行くぞ……………どっちだ?表か、裏か」

で「そうだねぇ〜表かなぁ?」

承「じゃあ、俺は裏だな」

 

俺はそう言いコインを弾いた

コインは回転しながら上に上がり、その後、重力で地面に落ちた

さて、どっちだ……………

 

で「あぁ〜残念負けちゃったねぇ〜」

 

結果は裏

つまり俺の勝ちだ

……………可笑しい、さっきまであいつは2連続で俺に勝っていたのに負けた……………

ただ運が良かっただけか?それにしてはうまく出来すぎている……………まさか能力?

今回はわざと能力を使わずにやって負けたのか?

だとすると何だ、こいつの能力は……………

 

で「ねぇ〜おにぃさん〜早くしてよぉ〜」

承「……………すまん、考え事をしていた」

 

さて、どんなゲームにするか……………

こうなったら確かめるために敢えて……

 

承「次のゲームはポーカーだ、本当のルールだと、細かいから面倒だからオリジナルでいく。ルールは簡単お互いに10枚のチップを渡し、それを賭け、勝ったものは相手も分まで貰い、負けたら全てを失う、簡単だろ?ディーラーは俺が配りその次はお前が配る、そのまた次は俺……………と言った順番だ、カード交換は一回だけだ、あと勝負中に一回だけ、新しく賭けるのを増やしてもいい、その時は、1つ賭けるにつき、+10枚だもちろん一度かけたら、このゲームが終わっても、俺が勝てば次のゲームでも引き継ぐからな、そして最後に……………お前にはさっきの勝負で勝ったらか+10枚から始める、以上だ」

で「何で、自分から不利にするのぉ〜?」

承「俺はさっき負けた、俺はさっき負けたお前を、言い訳が付かないほどボコボコにして勝ちたいそれだけだ」

 

一応筋も通っているし……………いいよね?

 

で「ヘェ〜僕をボコボコにして勝つねぇ〜」

承「さあ、始めよう」

 

亀から、チップを出し。ですくに20枚、俺に10枚チップを置いた……………

俺はトランプを手に取りそう言っていった

 

承「まずは俺がディーラーだ」

で「分かったぁ〜」

 

俺はカードをよくシャッフルして、俺、ですく、俺、ですくの順番に配った……………

イカサマは最初だし様子見でしない、敢えてな

 

で「いいのきているかなぁ〜」

承「……………」

で「でぇ?何枚賭けるのぉ?」

 

俺は伏せていた俺のカードを見て声には出さず、驚いた……………

何故って?だって………

 

 

 

 

いきなり、10と7のフルハウスなんだから……………

 

 

いきなり勝ち確定か?

流石にフルハウスに勝て筈はないだろ?

ここは一気に……………いや、嫌な予感がするここは2〜3枚にしよう

 

承「俺は、3枚賭けよう」

で「いいよぉ〜僕も3枚かけようねぇ」

承「じゃあ、カード交換はするか?」

で「おにぃさんは?」

承「このままだ」

 

これを変えればただの馬鹿だ

 

で「僕は〜2枚交換かなぁ〜」

承「2枚だな、ほらよ」

 

俺はカードの束の上から2枚取りですくに渡した

 

で「じゃあ、勝負かなぁ〜」

承「ああ、そうだな……………じゃあ、オープン」

 

俺とですくは同時に手札を見せた

 

承「10と7のフルハウス」

 

これなら、俺の勝ちだろ

俺はそう思いながら、ですくの方を見た……………

 

で「スペードのロイヤルストレートフラッシュだねぇ〜」

承「何ッ‼︎」

 

えっ?ロイヤルストレートフラッシュだと?

約65万回やって一回出るか出ないかぐらいの確率だぞ‼︎

何で、お前はそれを引き当てた

俺が絶句しているのをよそに、ですくは俺の賭けたチップを取った

 

で「この勝負、僕の勝ちだねぇ?さぁ……………ここからは、僕の狩場だ……」

 

ですくは獰猛な獣の目になりそう言った

不味い、完全にペースを持って行かれた……………どうする‼︎

 

で「じゃあ。僕の番だねぇ〜」

承「ああそうだ」

 

俺はそう言い、カード束を渡した

 

現在持ちチップの数

 

承太郎……………7枚

ですく……23枚

 

で「じゃあ〜僕〜おにぃさん〜僕〜おにぃさん〜」

 

ですくはカードを一枚一枚、配っている

……………良く注意して見てみよう……………イカサマしているかも知れん

俺はそう思い、こっそりスタープラチナを出して、化物じみた動体視力でイカサマしていないか確認した

 

で「僕〜おにぃ…」

 

ガシッ‼︎

 

俺はですくが俺にカードを配ろうとした時

俺はですくの腕を掴んだ

 

承「……………」

で「どうしたの〜これじゃあ、配れないねぇ〜離して〜」

承「おい、何故お前は、上から2番目にある奴を俺に渡そうとしたんだ?一番上じゃなくてな」

 

ですくが持っているトランプは一番上がずれているのでは無く、2番目がズレていた、つまりこいつは俺に2番目を渡そうとした

一体、何故か?

それは……………

 

承「一回、お前の持ち札確認させろ」

で「……………いいよ」

 

俺は、そう言いですくのカードを確認した……………やはりな……………

俺は、そう思いながら、次はトランプの一番上のカードを確認した

 

承「一番上のも合わせると、10が3枚揃う……………これは一体どういうことだ?」

で「バレちゃった?そうだよぉ〜イカサマだ〜よぉくわかったねぇ〜」

承「俺を甘く見過ぎだ、その程度じゃあすぐ分かるからな」

 

まあ、似たようなことをした事を……………いや、丸っきり同じことをしたやつを知っているからな……………

 

承「お前じゃあ信用が出来ない、俺がやるいいな?」

で「いいよぉ〜」

 

俺はよく入念にカードをシャッフルしてカードを配った

 

承「……………」

で「如何したの〜〜急に黙ってねぇ〜悪いのでも出ちゃったぁ?」

承「どうだろうな、さて、お前は何枚賭ける?」

で「そぅだねぇ〜4枚かなー」

 

ですくは、自分の持ちチップから4枚出してきた……………

4枚……………今俺は7枚……………負ければ後がない……………

やるしかない……

 

承「いいだろう、4枚賭ける……………カード交換はしなくていいか?」

で「このままでいいねぇ……………」

承「分かった、俺は一枚交換だ」

 

俺は手札から一枚取りだし、トランプの束の上から一枚とった

 

承「じゃあ」

で「勝負だねぇ」

 

俺とですくはカードをお互いに相手に手札を見せた

 

承「スペードの4のフォーカード」

で「おおっと、あぶない、あぶなぁい……………僕はハートの10の同じくフォーカード」

 

また負けた……………だがこれで確信した……………

こいつの能力が……………

もともと、そのためにこのゲームにしたからな……………

敢えて、心理戦と言ってもいいこのゲームにして、長引かせあいつの能力を見破るそれが俺の目的だ

 

承「お前、運を操っているな……」

で「……………よぉく分かったねぇ……………そうだねぇ」

 

ですくは俺のチップを取りながらそう言った

しかし、可笑しい幾らどんな強い能力でも必ず弱点はある

俺にだってある、じゃあ、こいつの弱点は……………なんだ?

それより、何故、イカサマなんかする必要がある?

能力を使いまくれば終わりな筈だ……………一体なぜ?何故……………

 

現在

承太郎……………3枚

ですく………27枚

 

承「……………」

で「次のゲームをやろうかねぇ……………おにぃさん」

承「幸運……………不運…………」

で「?どうしたのぉ?おにぃさん、急に訳が分からないことを言ってねぇ」

承「そうか、そういう事か……」

 

考えてみれば、単純だ。

あいつはイカサマをする事で能力がまともに使えるということか……

いや、正確には不運に見舞われた時に使えるのか

 

承「分かったぞ、お前の能力の謎をな……」

で「ヘェ〜そうなぁんだぁー」

承「……………宣言しよう。俺はこれからお前に一回も負けずに勝つ‼︎」

で「大きくでたねぇー」

 

ですくは、俺をバカにするかのように、返事を返した

 

で「じゃあゲームを続けよぉ〜」

承「その前に……………俺は、レイズ……………賭けるものを上乗せする」

で「何をー」

承「俺の……………能力だ……………」

 

俺はそう言い10枚のチップを俺の所に置いた

 

で「能力〜それで良いのぉ?」

 

俺が賭けたのは俺の能力……………つまりは、ブラッドだ

負けたら、俺の能力自体を能力と記憶をディスクにして封じ込める能力、ホワイト•スネイクでブラッドをディスクにすればいい

それだけだ

 

で「いいねぇ〜〜能力を賭けるなんてねぇ……………」

承「さぁ‼︎ゲームを始めよう‼︎」

 

俺はそう言いカードを配った……………

この時俺はあいつの攻略法を使った……………

それは……………後のお楽しみだ

 

で「でぇ?何枚賭けるのー」

承「13枚全部だ」

で「おぉ〜勝負に出たねぇ〜いいよ、受けて立つよー僕も13枚賭けるよぉ」

 

よし、何も気付いていないな……………

いいぞ、その調子だ

 

承「さぁ、カード交換はするか?俺はこのままでいい」

で「……………三枚交換するねぇ〜」

承「三枚だな、分かった……………」

 

ですくは自分の手札を三枚交換してきた……………

 

承「じゃあ、行くぞ……」

 

承•で「「勝負‼︎」」

 

俺とですくは同時にカードを見せた

 

で「ダイヤの4のスリーカードだねぇ〜」

承「……………クローバーの6のフォーカードだ……………」

で「え?」

承「俺の勝ちだ」

 

よし、上手い事出来たようだな

俺はそう心に中で喜びつつですくのかけた12枚のチップを回収した

 

現在

承太郎……………16枚

ですく………15枚

 

で「一体どうして〜負けたんだろう〜能力を使った筈なのにねぇ〜」

 

もう、ネタバレしていいかな?

 

承「答えは簡単だ、その能力を無効化した……………それだけだ」

で「あぁ〜そう言うことねぇ〜それがおにぃさんの能力?」

承「まあ、能力の一部ではあるな……」

 

まあ、俺が賭けたスタンド能力とは違うけどいいかな?まあいいや

 

で「いいねぇ、それ……………最高だぁ………やり甲斐があるねぇ……………いつ以来だろうねぇ〜こんな楽しい勝負はねぇ〜」

 

ですくはそう言い狂った笑みを浮かべていた

嫌な予感しない……

 

で「じゃあ、僕も能力のネタばらしをするねぇ〜僕の能力はおにぃさんの言う通りの能力は『運を操る程度の能力』で〜僕を幸運に導くけどねぇ……………コントロールが全く効かないからぁ……………勝手にね〜幸運になってぇ〜その後に〜勝手に〜不幸がやって来ちゃう能力なんだ〜まぁでも〜全体でみれば、ほぉんのちょっと、運がいいけどねぇ〜そんな能力だねぇ、でもねぇ〜折角貯めた〜不幸も無くなちゃったんだよねぇ〜」

 

やはりそうか、だからイカサマをしたんだな……………

なんか、最後に嫌な予感しかし無い、言葉を言った気がするのだが……………

 

承「……………何を言っている?」

で「折角、イカサマが見つかってねぇ〜いい不幸が手に入ったのにぃ〜なくなちゃった〜だからね……………こうするしかないねぇ‼︎」

 

ですくは服の袖から果物ナイフを出し、何を狂ったか……………

 

 

ドスッ‼︎ドスッ‼︎ドスッ‼︎

 

承「⁉︎何を‼︎」

で「見ての通り不幸を貯めているんだねぇ〜」

 

自分の腕や足や胴体など場所を選ばず刺しまくった……………

 

承「狂っている……………お前は狂っているぞ…………ゲームに文字通り命をかける気か‼︎」

で「そ、そうだよぉ〜こうでもしないとおにぃさんに勝てそうに無いからねぇ〜」

承「……………」

 

まさか、自分を痛めつけて不幸を得て、幸運を呼ぼうとするとは……………

その、執念さには俺でも恐怖する……

 

で「さぁ、ゲームをやろう‼︎僕はもちろん全部賭ける‼︎」

承「良いだろう‼︎俺も賭けよう‼︎そして、お前が今回はカードを配れ」

で「分かった〜」

 

俺とですくはお互いに15枚のチップを出した

俺はその後、カードをですくにシャフルさせ、カードを配らせた……………

 

で「……………ねぇ?おにぃさん……………なんで見ないの?」

承「見る必要がないからな……………俺はこのままだ」

 

俺は配られたカードを見ずにこのままで良いと言った……………

 

で「……………馬鹿にしているのぉ?僕を……いいよ‼︎そのまま負けて、おにぃさんは無一文になるんだぁ!僕は3枚交換するよ‼︎」

承「どうぞ、お好きなように」

 

ですくはカードを三枚交換してきた……………

まあ、いいのが出ているといいな〜〜

 

で「じゃあ、勝負だ‼︎僕はスペードの1〜5のストレートフラッシュッ‼︎僕の勝ちだねぇ‼︎」

 

ですくはカードを見せてそう言った

 

承「どうかな〜じゃあ、俺も見せるな……………スペードの10、スペードのJ、スペードのQ、スペードのK……………」

で「⁉︎う、嘘だぁ……………まさか……………またぁ……」

 

ですくは顔色が真っ青になった

俺はそれを気にせずに、最後のカードをめくった……

 

承「ジョーカーだ……………つまりはロイヤルストレートフラッシュだ……………俺の勝ちだ‼︎」

 

俺はそう言いデスクのチップを全部回収した

 

で「ま、また負けた……………」

承「?また負けた?」

で「関係ないよぉ?僕の話だねぇ……それよりなんで、そんなのでたのぉ?あっ、これはもういってもいいよぉ〜、イカサマをしたんでしょ?」

承「……………よく、分かったな……………答えは簡単だ、俺の能力には時を止める能力がある………………時を止めて、俺に配られたトランプを、ですくが持っていたトランプとは同じ種類のトランプからとったロイヤルストレートフラッシュの役と高速で入れ替えただけだ……」

 

スタープラチナとザ・ワールドで高速入れ替えた、イカサマである

別にスタンドは禁止とか言っていないからな……………

 

で「……………すごい能力だねぇ〜じゃあ、次のゲームで決着をつけようねぇ?この負けをしっっかり返してあげるからねぇ?」

承「やってみな………じゃあ、コイントスするぞ、俺は表だ」

で「じゃあ〜僕は裏だねぇ〜」

 

俺はコインを弾いた……………さあ、どっちだ

コインは地面に落ちた、さぁ結果は……

 

 

 

で「表……………おにぃさんだねぇ〜」

 

表俺の勝ちだ……

俺がやるゲームは……

アレだな、一番得意な奴だな

何か?それは…………

 

 

 

 

 

承「次のゲームは……………神経衰弱だ」

 

 

 

神経衰弱である

 

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、今回はやや無理がある気がしますがそこは熱がある中書いたのでこんなものだという感じでお許しを……………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回もお楽しみにーー


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第34話 コラボ‼︎東方生迷伝‼︎ですく•ザ・プレイヤーその③

どうもジョースターです
コラボ最終回です
さて、勝つのは承太郎か?それともですくか?

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎のイカサマッ‼︎

 

 

俺は空(略

まあ、いろいろあってですくとギャンブルをしていろいろあって最終戦、やるゲームを選ぶ権利を与えられた俺は一番得意なゲームにすることにした

なんか、解説っぽい感じになったな……

 

承「次にやるゲームは神経衰弱だ」

で「え?神経衰弱ゥ?これはまた変ったゲームを選ぶねぇ〜」

承「ルールは知っていると思うが、混ぜて広げたカードの内から2枚めくって、数が同じならそのカードを自分の物にしてからもう一回……………最終的に一番持っているカードが多いやつが勝つのだが……………俺はここから特殊なルールを追加する」

 

このルールはある漫画をパクr……………参考にしたゲームだ、まあでも、多少アレンジをしているからいいかな?

別に球磨川君とか赤青黄とかめだ◯ボックスとか言っていないからなまあいいや、どんなことを言われても……

『僕は悪くない』

あれ?今なんか『』←こんなの付かなかったか?

言われるのは作者だけだからな……………

さて、さっさと説明しないと

 

で「特殊なルール?一体どんなのぉ?」

承「簡単だ、まず、同じ種類のトランプをもう一つセット使う、つまり2つのトランプを使う。そして……………ここからが大事だ、同じ数でもハートならハートのペア、ダイヤならダイヤのペア、どういう事かというと、数、スペードとかのマークが完全に一致しないといけない……………そして、さらに2枚、つまり一組だけジョーカーを入れるこのジョーカーを当てた場合……………それまでに当てた自分のカードと相手が当てたカードを交換する、つまり一発逆転の可能性があるという訳だ。カードが残り5組になったら終了だ。其処までで、持っているカードが多い方が勝ちだ、あと一つを除きは後で言う、見た方がわかりやすいからな、以上だ」

 

俺はそう言い同じ種類のトランプををもう1セット出した

 

で「……………結構、僕に有利なルールだねぇ〜僕の能力は運、つまりこの運頼りなゲームじゃぁ〜勝てないねぇ〜おにぃさんは……」

承「ほぉ、果たしてそうかな?お前の能力の弱点は知っている…………知っているからこそ、敢えて長期戦になりやすい、このゲームにした。確かにこのゲームはお前が有利だ。普通のルールならばな……………しかし、お前はいつまで俺がイカサマして勝った時に得た不幸が保つ?」

で「グッ……………そんなの」

承「イカサマをして、見つからなければ使わずに温存、逆に見つかったらそれで不幸を得る………そう言いたいのだろ?」

 

俺はそう言いながらトランプを2つともシャッフルしてテーブルに散らばせ重ならない様にした……

これで良しっと後は……………仕上げだ

 

で「よく、分かったねぇ〜でも、分かったからなぁに?分かったところでどうすることも出来ないッ‼︎」

承「……俺がな。一番問題のイカサマを放置すると思うか?さぁて簡単な問題だ。無視しても駄目、見つけても駄目。じゃあ、どうすればいいと思う?ですく」

で「そんなの諦めるしかないねぇ」

 

あぁ〜残念不正解………読者は分かるかな?

ヒントは……いや、まんま答えになるな

 

承「不正解ですね、答えはな…………」

 

俺はそう言うとスタープラチナを出した

手には赤、青、黄、紫色の画鋲を持った状態で……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「イカサマをさせない……………だ」

 

 

 

ザクッザクッザクザクザクザクザク‼︎

 

 

スタープラチナは持ち前の精密さでトランプの真ん中目掛けて、一枚一枚丁寧に投げて、刺したスタープラチナって便利だね

全部のトランプに画鋲が刺さり動かせない状態にした

唖然としているですくを他所に説明した

 

承「……………これが最後のルールだ、これを外していいのはめくる時のみ、それ以外は一切禁止だ、外した瞬間敗けだ」

で「………これじゃぁ、イカサマは出来ないねぇ〜」

承「さて、じゃあやるか」

で「待ってその前にねぇ〜賭けるのを上乗せするねぇ〜」

 

今頃、賭けるのを上乗せ?

一体なぜ…………これをこいつはかつ秘策があるのか?

 

で「僕は自分自身の全てを賭けるねぇ〜金も、地位も、身体も全部ッ‼︎」

承「な……………に…‥」

で「もちろん、おにぃさんにもそれ相応のものを賭けて貰うねぇ〜もちろん、おにぃさんも自分自身を賭けるかなぁ?」

 

こいつ、こいつは…………正気なのか?

まさか、全てを賭けるとは、だが俺もするしか無い、あれに釣り合うのはそれしか無さそうだな

 

承「いいだろう‼︎賭けよう‼︎俺の全て……………いや、魂を‼︎」

で「いいねぇ〜」

 

ちょっとやってみたかった「魂を賭けよう」って何気に、この言葉好きなんだよ

悪いか‼︎

 

承「さぁ‼︎」

で「楽しいゲームの始まりだねぇ‼︎」

 

 

 

こうして、(人生を賭けた)最後のゲームが始まった

 

 

 

 

 

承「じゃあ、ですく。先か後かはじゃんけんで決めるぞ」

で「いいよぉ〜じゃあ」

 

承•で「「じゃんけん………ポン‼︎」」

 

俺とですくはお互いに俺が左手、ですくは右手を出した

じゃんけんをした

結果は

 

承太郎:パー

ですく:グー

 

承「俺の勝ちか、じゃあ、俺は先攻で」

で「どうぞ〜」

承「じゃあ、まずは俺だ…‥1枚目」

 

俺はそう言い、黄色の画鋲を抜きカードをめくった

 

承「スペードの2……………2枚目」

 

俺はそう言い、赤色の画鋲を抜きカードをめくった

当たっているといいなー

 

で「ダイヤの5だねぇ〜、じゃあ次は僕の番だねぇ〜」

承「ああ、そうだな」

 

俺はそう言いながら抜いた画鋲を取ってトランプを刺した

さて、そろそろ仕掛けるか。向こうもあれほど、やったんだ、こっちだってやってもいいよな?

 

 

で「さぁ〜て、何が出るかな〜」

 

ですくはそう言い青色の画鋲を外し、カードをめくった

 

で「ダイヤの9か〜さぁて、次行ってみよう〜〜どれにしようかなぁ〜」

 

ですくは黄色の画鋲を外してカードをめくった

 

承「ダイヤの8……………惜しかったな、じゃあ、次は俺だな」

 

ですくは無言でカードを裏返し画鋲をさした

俺は、それを確認してから紫色の画鋲のカードをめくった

 

承「ハートの4」

 

俺は、赤色の画鋲のカードをめくった

 

承「クローバーの4……………チッ、ハズレか……」

で「残念だったねぇ〜おにぃさん〜惜しかったねぇ〜」

 

俺は、ハートの4を裏返して紫色の画鋲を刺した

そして、同じようにクローバーの4も裏返し画鋲を刺した

 

で「?……………アレ?」

承「どうした?次はお前だぞ」

で「あっ、そうだったねぇ〜じゃあ、僕はこれかな〜」

 

ですくは、そう言い、赤色の画鋲のカードをめくった

それにしても、危なかったな。気付かれたかと思った、注意してやらねばな

 

で「ダイヤのA、もう一枚はこれかなぁ〜」

 

ですくはそう言い、黄色の画鋲のカードをめくった

頼む、当たるなよ?

 

承「スペードの7だ、残念ハズレだな」

で「あちゃ〜外れちゃったねぇ〜」

承「さっさと直せ」

 

俺はあのまま続けば、グダグダしそうだったから、催促をかけた

ですくはつまらなそうな顔をして、カードを直した

 

で「質問なんだけどねぇ〜なんでおにぃさんは、さっきの僕の賭けに乗ったのぉ?おにぃさんにはメリットは無いはずなのにねぇ〜あっ、もしかして…………僕を飼いたいの〜そう言う趣味があったのぉ?」

 

なんちゅう質問してんだよ。お前は……………

まさか、それ、同じ様な賭けをした奴にも言っているのか?

 

承「誰が、お前みたいな賭け第一の奴を飼うか。それに俺は博麗の巫女と言う名の、殆ど俺に仕事をさせる鬼巫女の世話で精一杯だ」

 

あいつの人の使いの荒さは半端無いからな。

まともの仕事の妖怪退治を俺にやらせようとするわ、異変解決も殆ど俺に任せっきりだし……………

かと言って、家事をするわけでもないし、と言うか殆どやらせるし本当に鬼だ、鬼

 

ドスッ

 

で「ねぇ、何でおにぃさんの頭に針が刺さっているのぉ?」

承「…………知らん、さて、ゲームを続けよう」

 

俺は(多分……………いや高確率で)霊夢が投げたと思われる針を抜いてそう言った

あの野郎、まさか博麗神社から投げてくるとは、さすが貧乏脇出し鬼畜巫女

 

ドスッドスッドスッドスドスッ‼︎

 

もう勘弁してくれよ……………

事実を受け入れてくれよ………霊夢さんよ

俺は、虚ろな目で大量に刺さった針を抜いた

 

承「さ、さて気を取り戻してゲームを開始しよう」

 

 

閉話休題

 

 

俺は、そう言い、赤色の画鋲のカードをめくった

 

で「クローバーの2だねぇ〜後、おにぃさんその傷大丈夫なのぉ?」

承「心配ない、もう治した……………ついでにお前もな」

で「あっ、本当だ〜」

 

俺はですくが前のポーカー自分で傷つけた傷を治した

まあ、いいやさっさと選ぼ……………これかな?

俺はそう言い紫色の画鋲のカードをめくった

 

承「クローバーの2」

で「あ、当たりだねぇ〜」

承「よし、じゃあ2回目だな……………これか?」

 

俺は青色の画鋲のカードをめくった

 

承「ハートのQ」

で「あっ、初めての絵札だねぇ〜」

 

そう言えばそうだったな。

俺はそう、心で驚きつつ赤色の画鋲を抜いた

 

承「スペードのK」

で「ハズレだねぇ〜じゃあ、次は僕だねぇ〜」

 

で(もうそろそろ、能力を使い始めようかなぁ〜いや、もうちょっと後の方がいいかな〜)

 

ですくのその判断は吉と出るか凶と出るかは、まだ分からない……………

 

 

 

 

 

 

 

 

少しカット(流石に全部書くのは無理←メメタァ!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

只今の状況

 

承太郎:12組

ですく:7組

 

 

まあ、こんなものかな、一応イカサマしているし、うんしている、読者も予想してみようどんなイカサマか……………ね

 

承「さて、次は俺の番か」

 

俺はそう言い赤色の画鋲のカードをめくった

 

承「ハートの4」

で「……………まさかねー」

 

次に俺は赤色の画鋲のカードをめくった

 

承「ハートの4、また当たりだ」

 

承太郎:12組→13組

 

承「じゃあ次だな」

で「……………分かった、そういうことか」

 

一体ですくは何をつぶやいている?まあいいや

俺はそう思いつつ青色の画鋲のカードをめくった

 

承「ダイヤの8だな」

 

俺はそう言い赤色の画鋲のカードをめくった

当たれば良し、外しても良し

 

で「クローバーのJだねぇ〜」

承「残念ハズレか」

 

俺はそう言いカードを直そうと手を伸ばした

 

ガシッ‼︎

 

承「⁉︎何をする」

で「ねぇ〜その服の袖にある画鋲は何〜」

 

そう言うと俺の服の袖から大量の画鋲が出てきた

流石にバレるか……………まあ、隠し通すの無理があった

 

承「……………あれ?やっぱばれた?いやな、いちいちマークまで覚えるのは面倒だからな……………色で分けていたんだよ」

 

つまりはこういうことだ

 

赤色の画鋲:ハート

青色の画鋲:ダイヤ

黄色の画鋲:クローバー

紫色の画鋲:スペード

 

そんな感じで、カードをめくり確認する

あとは、間違えた時こっそり画鋲をすり替える

そうすればあとは普通の神経衰弱になるからな

 

で「じゃあ、このイカサマは見破られたねぇ〜しちゃダメだからねぇ〜、別の画鋲にしないとね〜」

承「勝手にしろ」

 

さて、ここからが本当の勝負だ、記憶力をフルに使って覚えるか……………

 

で(さぁて、そろそろ………)

 

ですくは別の種類の画鋲を取り出し、ながらこう思う

能力を使うべきではないか?と……………

 

で(逆転劇の始まりだねぇ〜)

 

静かに獣は牙を剥く……………

 

承「ここからが本番だ」

 

そう言ったものの絶対ですくは能力を使ってくるな、何か策を考えないと……

それはそう思いつつ何か良い案が無いか考えた

 

 

 

 

 

 

 

そして、カット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結論だけ言う

俺はですくに逆転された

流石に、運頼りなゲームと言ってもいいこのゲームで、運を操る能力を持つですくに勝つのは無理があった

イカサマを封じられてからは、俺は全くと言っていいほど当たらなくなった

対してですくは能力を使いどんどん当てていく、そして気が付いたら…………

 

承太郎:15組

ですく:28組

 

ただいま承太郎の番

 

承「クローバーの5とダイヤのJ………ハズレだ」

で「これはもう勝負はついたねぇ〜おにぃさんの負けで……」

 

ですくは俺が自分で負けを認めさせるように言ってきやがる

だがな、まだ……………

 

承「果たしてそうかな?」

 

諦めるわけにはいかない‼︎

 

承「このゲームでまだ出ていないカードがある」

で「?なんのこ……と……………まさか、まさか‼︎」

承「そう、ジョーカーだ、ジョーカーを当てた場合、持っているカードを入れ替える。そう言った筈だ。」

で「で、でも‼︎あとほんの3、4組を当てただけで、ゲームは終わるんだよ‼︎そんな当たるはずはないねぇ」

 

確かに、確かにそうだが……………裏を返せばな

枚数は減っていくんだ……………つまり当たる確率は……

 

承「逆に考えてみろ、カードは当てるごとに減っていくつまりは、当たる確率は上がっていくのだぞ」

 

そう、バカでも考えればわかること、さてここでさらに揺さぶりをかける

 

承「そうそう、この勝負引き分けにしてもいいぞ、俺は矢の居場所だけが知りたい。それさえ教えてくれればな‼︎」

で「……………」

承「さぁ‼︎どうするお前は勝負をするか、引き分けにするか‼︎選べ‼︎」

 

これで、引き分けになってくれればい嬉しい

まあ、どうせですくの事だ

どうせ……………

 

で「もちろん勝負するだねぇ〜引き分けなんてありえない‼︎勝つか負けるか‼︎生きるか死ぬか‼︎どっちかだけだねぇ〜」

承「やはりな、いいだろう。さぁ‼︎次はお前の番だ」

で「そうだったねぇ〜」

 

ですくは思い出したかのようにカードを引いた

何が出るかな?

 

 

 

 

 

知っているけど………

 

 

で「ジョ、ジョーカー……………」

 

 

だって、イカサマしたからな……………

 

承「おっと〜言ったそばから、いきなりチャンス到来かぁ?」

で「くっ、で、でも知っている奴をめくれば‼︎」

 

ですくはそう言い。画鋲を抜きカードをめくった

 

で「な、何でぇ……」

承「……」

 

ですくは何故か、絶望したような顔をしていた……………

まあ、大体分かった……

 

で「2、2枚目も……………ジョーカーねぇ」

承「つまりは…………俺の勝ちだ」

で「うん、僕の負けだねぇ〜………おにぃさんがイカサマをしているねぇ〜」

承「さ、さぁ〜何のことだ?」

 

俺は敢えてワザとらしく惚けた

ま、まあこんなに早く見破られるとは思わなかったが……………

 

承「まあ、さっきのは冗談で、そうだなイカサマをしていた…………いや、あれはイカサマと呼べるのか?」

で「やっぱりねぇ〜まぁ、予想はつくけどねぇ〜まあ、見破れなかった僕が悪いからいいや〜」

承「まあな、認めた時点で負けだからな、イカサマの手口はさっきの話をしている時点で時々、時を止めてカードを片っぱしからジョーカーに入れ替えてどれを引いてもジョーカーが出るようにした……………それだけ、イカサマとは呼べるものではないな」

 

イカサマはバレなきゃいい

イカサマに騙される方が悪い

俺はそう思っている

 

承「さて、じゃあ、さっさと情報を教えてくれ」

で「え、えーとそれがだねぇ〜実は……………嘘なんだ、全く何も知らないんだ」

承「え?何も知らないだと」

 

つまり…………最初から俺は………

 

騙 さ れ て い た

 

という事か?嘘だぁ〜

あぁ、クソやられた

まあいいや、騙される方が悪いからな

 

承「そ、そうか」

で「でもね、情報は知らなくてもねぇ〜場所を見つけてくれるかもしれない人なら知っていよぉ〜」

承「え?マジ?」

で「うん、この世界にいるか知らないけどねぇ〜犬走椛って子がいたらその子に頼んでみなよ。あの子の能力はえーとねぇ〜簡単に言えば千里眼だったけ?そんな能力だからいけるかもねぇ〜」

承「椛……………あぁ、あいつか、そんな能力持っていたのか……ありがとう……………あれ?でもこの世界とは一体どういうことだ?」

 

あらかた予想がつくが聞いてみた

 

で「僕はねぇ〜この世界の人じゃないの〜別世界?って言えばいいのかなぁ?まあ、いつの間にかここにいたのぉ〜」

承「……………そ、そうか……………じゃあ、元の世界に帰らせてやるブラッド」

ブ「呼ばれて、出てきて、ドジャジャジャァァン」

 

サクッ

 

ブ「ギャァァァァ‼︎」

承「あっ、すまんつい……」

ブ「ついでね、刀で刺すのは無いと思うよ‼︎」

承「んで、ブラッドよ、ですくを元の世界へ帰らせてやれ」

で「え?僕に帰りたいか聞かずにやるのぉ?」

 

そう言えば聞いていなかったが……………面倒だ

勝った戦利品として得たものを使おう

 

承「これは命令だ、ほらお前自分自身賭けただろ?勝利者には従えー(棒)」

で「そんなのに使うの?まぁ〜いいやぁ〜楽しかったしねぇ〜あっ、そうだな記念にこれあげるねぇ〜」

 

ですくはそう言いジョーカーのカードを俺に渡してきた

何でジョーカー?

 

で「一番おにぃさんに似合いそうな気がするからねぇ〜それにしたのぉ〜じゃあ、ねぇ〜おにぃさん楽しかたよぉ〜」

承「ああ、俺も楽しかったじゃあな」

 

ですくは俺にジョーカーのカードを渡し、ゆっくり消えるように笑顔で元に世界に帰った

なかなか、手強い相手だったな……………

まあ、勝ったからいいや。まあ久しぶりにあんなスリルのあるゲームをしたな

 

承「さて、じゃあ椛だから……………妖怪の山に行くか」

 

俺はそう言い妖怪の山に向かった

 

三回戦目結果

 

勝者……

 

空条承太郎

 

2ー1で勝者

 

空条承太郎

 

To be continuedーーー>




はい、これでホワイト•ラムさんとのコラボは終了です

いやー短いようで長かったー

さて、ここからは普通にシリアス?をやっていきます

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第35話 矢を探しに行こう

どうも昨日中学校最期の文化祭があったジョースターです
楽しかったですが……………最後でちょっと地震があって…………
まあ、被害は全く無かったけどある意味記憶に残る文化祭でした……………

ではどうぞ〜


前回のあらすじ

承太郎勝利……………しかし、騙される

 

俺は空条承太郎……………今(略

何故だ‼︎何故、そんなところで略した‼︎

せめてやるならもっと前にやってくれ‼︎

まあいい、俺は妖怪の山に着いて後は、椛に頼むだけなのだが……………

 

承「……………椛…………何処にいるんだ?」

 

絶賛。椛を探すのに山を捜索中…………

まさか、探す事になるとは………

こうなったら一か八かで、あのパパラッチストーカーマスゴミの射命丸でも呼ぶか?

でもな〜そうなったら……………絶対

 

1.射命丸を呼ぶ

 

2.射命丸が来る、そして頼む

 

3.射命丸が「じゃあ、後で取材させて下さいね?」と言ってくる

 

4.面倒な事になる……

 

うん、絶対に呼ばない

読んだらロクでもない事になる

こうなったら根性論だ‼︎気合いで見つけてやる‼︎

俺は半ば、キレ気味で山の中を爆走した……

 

 

 

そう言えばなんで見つからないんだ?

確か巡回の奴がいるはずだが……………椛を含む奴らが…………

 

 

 

 

 

10分後〜〜

 

 

 

承「諦めました」

 

この結果は既に知っていたよ……………だってね。フラグを建てた気しかしなかった……

あのパパラッチ呼ぶか?あー面倒だなぁ……

いや、あいつが嫌なわけじゃないよ?でもな、取材時間で馬鹿みたいに時間を取られたりとか、今回の事を書かれるのが嫌なんだよ。

今回のことはなるべく、誰にも知られてはいけない……そうでないとあの紫が俺一人だけに頼むはずがない

それに矢を他の者……………スタンドを悪用しようとするものに矢を使われるのだけは、絶対阻止しなくてはならない新しい能力が何かが分からない以上どんなことが起こるか予想ができないからな………

だから、嫌なんだよ、俺が回収してももし奪われたりしたら、その瞬間終わりだだから、矢という存在を知られたくないからな……新聞なんかにされたらおしまいだ……………だから俺は射命丸を絶対に呼ばな……………

 

文「呼びました?承太郎さん」

承「うるせー呼んでな……………い………」

 

あれ?目が疲れたのかな?なんか射命丸がいたような気がしたんだよ……………

ハハハ、キットキノセイ、気の所為ナンダ……

 

文「承太郎さん?お顔の色が優れない様ですが……………どうかしましたか?」

承「アイエエエエエエエエエ‼︎射命丸‼︎ナンデ‼︎」

文「はい、清く正しい射命丸ですが……何か?」

承「質問を質問で返すな、疑問文は疑問文で返せと習ったか?」

文「えーと。質問が「なんで来たか」でしたっけ?」

 

射命丸は人差し指を自分の顔に当てながら言った……

なんか、無駄にかわいいな……無駄に

 

承「そうだ」

文「その理由は……呼ばれた気がしたからです‼︎」

承「呼んだ記憶はない‼︎」

 

まさかの盛大な勘違い……

逆にすごいな来て欲しくない時に来るという点は……

まあいい、もう面倒だから聞くか……

 

承「まあいい、丁度いいちょっと椛呼んでくれないか?」

文「良いですけど、何でですか?」

承「探し物をしてほしいからだ」

文「あぁ〜そういう事ですか〜〜ただでもね〜タダっていうのは割に合いませんね〜」

 

うん、そう来ると思っていたぜ

ただし対策はして無い

 

承「何だ?何を望む?」

文「それは…………………デート……………じゃ無くて、1日取材のお手伝いをしてください‼︎」

承「え?それで良いのか?」

文「え、ええ、勿論ですよ」

 

よっしゃぁぁぁぁ‼︎

思っていた奴はよりずっと良いぞーやったぜ

 

承「分かったが、今は無理なので」

文「じゃあ、日にちは私が承太郎さんの所に行くので……その時に…‥」

承「ああ、分かった」

文「じゃあ、早速椛を呼んできますね〜5秒で帰りますね」

 

射命丸はそう言い飛んで行った……

5秒?速くね?まあ速いに越したことは何が……

おっと、そうこうしているうちに残り3秒だ

カウントカウント

もうあと2秒だ

 

承「2〜1〜」

文「ただいま戻りましたぁぁぁ‼︎」

 

おお、ジャスト5秒速いね〜

射命丸は息を切らしているが無視無視

あれ?椛は?

 

文「椛なら……」

椛「文様ぁぁぁぁぁ⁉︎」

 

まさかの椛が降ってきた……………

空中から、大将‼︎空から女の子が‼︎

 

ブ「10秒で受け止めな‼︎」

承「分かった〜お前がやれ〜」

 

俺はそう言い、ブラッドを蹴飛ばし、椛のクッション代わりにしようとしたが……

 

ブ「何をするだぁ!許さん‼︎」

承「あっ、立つんじゃあない‼︎」

 

立ちやがった……クソこうなったら……

俺はそう思いダッシュでこっちに来ているブラッドに向かって

 

承「セイッ‼︎」

ブ「グボアァ‼︎」

 

飛び膝蹴りをかました

飛び膝蹴りといえばポケモンでゴルーグにやって効果が無くて、自滅するのをやったな〜〜多分、そう少なく無いはず……

そうなった人は……

 

承「さてと、このまま勢いを生かして……」

 

おれは近くに木を蹴りその反動でジャンプをして……

 

椛「きゃ、承太郎さん……すみませんわざわざ」

承「気にすんな」

 

落ちかけていた椛をキャッチ……………お姫様抱っこで……………

そしてそのままブラッドの顔面を踏み潰してと……あれ?悲鳴が上がらないな?気絶しているのか?

まあほっとけは良いか……

 

文「んで?そんなイチャイチャして無いで、さっさと要件を……」

承「そうだったな……………椛……………この写真にある矢を見つけてくれ」

 

椛を降ろして、俺はそう言い写真を渡した

椛は何故か降ろされるときにしょんぼりしてたが、快く受け入れてくれた

 

椛「この矢ですね……………ちょっと待ってくださいね、今探しますから……」

承「分かった」

文「承太郎さん、探している矢は何ですか?」

 

まさかのここでくるか

まあ、いいや適当に答えよ

 

承「知らん、紫が探せって言われたから(大嘘)」

文「本当ですか?本当に何も知らないんですか?」

承「そうだが」

文「嘘はいけませんよ?承太郎さん、私は新聞記者です。嘘を見抜くは得意ですよ?勿論つく方も……」

 

新聞記者舐めてた………

まさか嘘を見抜くとは……そこら辺はしっかりしてんだな

 

承「ああ、知っている……………がお前達には何かは教えない……」

文「何故ですか、私達は協力しているのに、それを知る権利はある筈です」

承「……………いいだろう、ちょっとだけ最低限教えよう、このことは誰にも言うなよ?あの矢に刺さり適合した場合……俺みたいにスタンドが目覚める……適合しない場合は死ぬ」

 

これしか教える気は無い、これ以上は色々とな、レクイエムとかは……………

多分いっても分からん

 

文「成る程、つまりは危険だからもともとスタンド使い?でしたっけ?まあいいです、スタンド使いである承太郎さんに回収させて、保管して置くって訳ですね」

承「理解が早くて助かる」

文「それ程でも〜」

椛「見つけました、えーとこの場所は……」

 

そうこうしているうちに椛が、居場所を見つけたようだな

なるべく近い方が嬉しい

 

承「何処だ?場所は」

椛「人里の近くの森ですね」

 

まさかのUターンするとは……………

 

承「とんぼ返りするか……………ああ面倒」

文「じゃあ、私が連れて行きましょうか?」

 

射命丸はそう言うと俺を指差してきた

 

承「え?いいのか?」

文「勿論ですよ、そんな危険なの早く回収して欲しいですし……」

承「ありがとう……………で?そうやって運ぶんだ?」

文「私がこう、承太郎さんをお姫様抱っこで……………あっ、承太郎さんどこへ‼︎」

承「いやだ、それだけは絶対にいやだ‼︎」

 

俺は自分でも驚くほど速く走った………

人間って不可能って無いんだな……………

 

文「捕まえましたよ?承太郎さん、さあ、早く行きましょう」

 

捕まりました、流石は幻想郷最速は伊達じゃないな……………

もう大人しく、従うしかないようだな……………

俺は遠い目になりながら運ばれた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頼む、誰も俺を見ないでくれ

 

そんな俺の悲痛な叫ぶも虚しく結構な奴らに見られた……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「着いた、早く降ろせ。さもなくば無理やり降りる」

文「はいはい、慌てなくてもちゃんと降ろしますよ」

 

ただいま、人里近くの森

俺は射命丸から降り、辺りを見渡した……

まあ、すぐ見つかるだろう。

 

承「いや、広すぎな」

 

見渡す限り、木木木木木木木木……………

木ばっか……………ここからあんな小さな矢を探すとかふざけるな……………

 

文「じゃあ、私はこれにて」

承「ああ、ありがとうな、椛にもそう言っとけ」

文「分かりました〜」

 

射命丸はそう言い残し、どこかへ飛んで行った……………

さて、探すか……

どうやって探すかな……

気合いっていっても無理があるし……………

 

承「あっ、ハーミットパープルでここら辺に地図を念写すればいいや、そうすれば……」

 

俺はそう思い地面に手を置き、紫色の茨を出した……………

 

ズリズリ……………ズリズリ……

 

なんかそんな音が聞こえるのだが……………気の所為か?

 

ブ「承太郎……」

承「はぁー分かっている、なんで今来るかな〜〜」

 

俺はそう呟きながら、後ろを見た……………

そこには、全長1Kmもあるんか無いかと思うほどの長く、10Mもあるんじゃないかぐらいの太い胴体の蛇がいた………

いや、可笑しい……………

俺はそう思いつつ、息を吸い込んだ

 

承「大き過ぎだろうがぁぁぁぁぁあああああ‼︎」

蛇「シャァァァァアアアア‼︎」

 

そんな二つの咆哮が森じゅうを響かせた……………

これどうしよ……………

 

To be continuedーーー>

 

 

 




はい、今回は……………導入回みたいはものなので短めです
以上、最近アーケード版の太鼓の達人にはまっているジョースターです(やっている曲?8割東方系だけど何か?)
友人が乗せられて一番難しい曲を簡単でやってギリギリノルマクリアしました……………
簡単とはなんだっけ?追い越しが頻繁に起こるっけ?
因みに上手さはある程度の難しいはノルマクリアができる程度……………(でもチキンプレイばっかなので基本普通ばっか)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回もお楽しみに〜〜


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第36話 大蛇を討つ星

どうもジョースターです
今回はいつもより少し長めです……
アーケードの太鼓の達人でようやく、wiiでやっていた時ぐらいの成績まではいけるように……………

さてと、ではどうぞ〜


前回のあらすじ

 

承太郎死すべし

 

俺は空条承太郎

今、馬鹿でかい大蛇に遭遇しました……………

大蛇はとぐろを巻いて俺を睨みつけている……………おお恐い

にしても、でかい、とにかくデカイ。何食ったらそうなんだよ……

まあ、落ち着こう。戦うのは面倒だ……………そうここは俺の会話術で戦いを阻止しよう

 

承「あの〜そこの大きな蛇さんや、ちょっと言いづらいのですが……………来る世界を間違えてません?」

大蛇「???」

 

俺は取り敢えず、迷惑な客に注意する店員のような口調で言った

 

承「この世界は……………ゴ◯ラとか、ウルトラ◯ンとかいませんよ?ちょおっとあなたは、でか過ぎますねぇーここはそんな巨大な生物と戦う必要が無いので……………分かります?おーい紫〜今すぐこの蛇追い出せ〜それが無理なら、ゴジ◯か、ウルトラ◯ン連れて来いー」

 

俺がそう言うと隙間が開いて何か紙が落ちてきた……

なになに………えーと〈大きさが基準値を超えていま〜〜す〉要は無理ってことね

 

大蛇「オイ、ナニをヤッテイル?用がナイナラドケ。オレハ早く人里を攻撃シタイカラナ……………」

 

喋んだこいつ……………

こうなったらやることは一つ……………

 

承「用ならある……………人里を襲うならな……………かかってこいやぁぁぁぁああ‼︎」

 

ぶちのめす、それだけだ……………

絶対放って置いたら人里襲われるのだろ……………

早いうち殺らねば……………

 

大蛇「ニンゲンごときがオレに勝てルト思うナ!」

承「それはどうも‼︎」

 

俺は腰に刺していた刀……………孤月を抜き、大蛇に突っ込んでいった……

大体こう言う奴は遅い筈だ……

 

大蛇「フン、貧弱」

 

ブォン‼︎

 

承「え、ちょ、早っ‼︎」

 

大蛇はとぐろを巻いてきたが、尻尾だけ動かせるようにして、思いっきり俺をなぎ飛ばそうとした……

俺は、それを咄嗟に刀でガードして、直撃を免れた

おいおい、嘘だろ、いくらガードだからって、俺は、刀の刃でガードしたんだぜ?なんで普通に投げ飛ばせる?普通に刃が肉に当たって切れる筈だろ。痛みを感じないのか?

 

大蛇「…………ヤルナ、コイツ」

承「そりゃどうも」

大蛇「マァ、コレデオワリダ」

 

大蛇は大きく口を開いて、口にオレンジ色の球?みたいなものが出来ていき、徐々に大きくなっていく

何をする気だ?

ん?これどっかで見たことがある様な……

 

大蛇「クダバレ!」

 

大蛇の口からビームが俺に向かってきた……………

 

 

ドガアアアアアン

 

 

承「マジかよ……………冗談じゃ無い」

 

俺は、空間を上手いこと操り、軌道を反らして何処か遠くの場所に飛ばした……………

そしたら何が起こったか、簡単に説明しよう……………

大蛇の口にあった火球から、プルトンビーム(知らない人はググってね)が出た……そして、低出力の細いビームが着弾した地点からドーム状の爆炎が出た……………無論、爆発した地点は焼け野原………………

なんなのこいつ、アレか?ナウ◯カの巨人兵?それとも最近のゴ◯ラ?

 

承「ふざけんなよ、蛇が撃っていいもんじゃねーだろ」

大蛇「サァ、少しハ楽しマセテクレ」

 

大蛇は、また口を開けてさっきのビームを撃つ準備をした……………

今大蛇に突っ込んでも、絶対に尻尾で弾かれるし、かと言って何もしなかったら、ビームでやられるし……………

どうしよ……………これ

詰んでね?これ、だってあの威力なんか食らったら即終わりだ

そうこうしている内に、もう大蛇さんはいつでも撃てるようですね‼︎俺に標準を合わせているんだもん

 

大蛇「オトナシク………………シネ」

承「やけくその……………特攻‼︎」

 

俺は、大蛇に向かって走った……………

しかし大蛇は、特に動じる気配を見せずに俺に向かって例のビームを撃った……

 

 

 

ドガアアアアン‼︎

 

 

 

 

二度目の爆発……………

着弾地点から承太郎は跡形も無くなっていた………………

 

大蛇「フン、所詮コノテイドカ……」

 

大蛇はそう言い残し、その場を去ろうとした……………が……

 

???「その程度かどうかは、まだ分からないぞ」

大蛇「ナニ⁉︎何故貴様が……」

 

大蛇が声がした上の方を見ると、学ランを着た青年ともう一人、黒いエプロンの様な服を着た少女がいた……………二人は箒に乗って空を飛んでいた……………

大蛇が声を出して叫び。もう一度あのビームを喰らわそうと口を開けたが……

 

 

???「マスター……………スパーーク‼︎」

 

もう一人の少女が持っている物から、七色の極太レーザーが出た

大蛇はビームを溜めている為回避をすることが出来なかった

 

大蛇「ナ、クソ‼︎」

 

大蛇はその極太レーザーを尻尾でガードしたが、もちろん無事ではなく多少のダメージをおった……………

この極太レーザーを撃ったものの名は霧雨魔理沙……………である

そして、もう一人の青年はさっきやられた筈の承太郎だった……………

 

魔「やれやれだぜ、なんか騒がしいと思ったらこうなっているとは……さっさとやれよー承太郎ー」

承「サンキュー魔理沙‼︎」

 

運が良かった……………

そう言うしかない、あの時俺は、魔理沙に助けて貰った……………

あーあのまま喰らっていたら……………ゾッとするな……

俺はそう言いつつ、驚いている大蛇に向かって飛び降りた

刀を構えいつでも切れるようにした……

あのビームを撃つには多少の時間がかかる、その時間さえあれば、俺が一刀両断できる自信がある

 

承「止めだ‼︎」

 

俺はそう言い、刀を振り下ろした……………

 

 

 

ペッ

 

 

俺が刀を振り下ろそうとした瞬間に、大蛇は何かを出した……………

紫色の液体だが……………一体なんだ?これは……………

⁉︎まさか……………不味い、このままだとかかる‼︎

俺はそう思い攻撃を中断して体を捻り液体をかわした

 

大蛇「チッ、ハズレカ‥…」

 

液体が地面にかかると、かかった地面からドジュウウウと音をたてて、地面が溶けて言った……………

やはりか、毒か?これは……………デビル大蛇か?

 

魔「おいおい、なんなんだこの蛇は」

 

魔理沙と俺は一旦大蛇から身を隠しながら話をしていた

 

承「さあな、ただ、言えるのは倒すべき敵だな」

魔「確かにそうだぜ、で?策は有るのか?承太郎」

承「有るわけない」

魔「やっぱりか?」

 

一旦。落ち着いて考えよう……………確か、蛇には、鼻にピット器官と呼ばれる赤外線感知器……………まあ、サーモグラフィーみたいなものが備わっていたな……………

蛇の殆どがそれ頼りで、視覚が全くない筈……………これを使うか……………

となると策は……

 

大蛇「ドウシタ?攻撃シテコナイノカ?」

 

大蛇は挑発をしているが無視無視

 

承「魔理沙、作戦は決まった、ちょっと耳貸せ」

魔「ん?何だ?」

 

俺は魔理沙に作戦を耳打ちした

 

承「……………ッ………。……………」

魔「わ、分かったぜ、でも大丈夫か?それだと承太郎が……」

承「安心せい、それも考えているじゃあ、頼むぞ」

魔「ああ、やってやるぜ‼︎」

 

俺はそう言い、魔理沙に木から枝を取り燃やし松明の様にして魔理沙に渡して俺は、作戦の為、一旦その場を離れた……………

 

大蛇「メンドウダ、ココラヘンイッタイヲヤキハラウカ……」

魔「おーい。私ならここにいるぜ〜〜」

 

魔理沙は挑発するように、箒に跨り宙に浮き。片手にさっきの承太郎からもらった松明を持ち。

もう片手で箒を支えバランスをとっていた……………

 

大蛇「アノオトコハドウシタ?ニゲダシタカ?」

魔「承太郎なら、お前になんか相手にする必要が無いって言って帰ったぜ」

大蛇「……ソウカナラ、オマエヲコロストスルカ……」

 

 

 

 

 

私は霧雨魔理沙……………

今日は……きのこ狩りをしていたら、人里近くが騒がしいから来てみたら……………こんな事になってしまったぜ……………

なんで日だぜ…

そう思っていると、大蛇は私に飛びかかってきた……………そのまま丸呑みする気か?

 

魔「おっと、危なかったぜ」

 

私はそれを紙一重で交わし、大蛇はまた飛びかかってきた……………

私はそれを交わしながら近くの地面に生えている草を燃やした

 

大蛇「⁉︎ドコダ、ソコカ!」

魔「残念。ハズレだぜ‼︎」

 

大蛇は一瞬だけだけど、私を見失った……………

やっぱり承太郎の言う通り、赤外線と言うやつで探しているからか?

私は、そこら辺を手当たり次第に燃やして行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大蛇「ドコダ!ドコニイル‼︎」

 

その度に大蛇が、私を見失っていた……………

そろそろかな?

私はそう思い、消えかかっていた松明を地面に落とし、八卦炉に持ち替えた……

 

魔「マスタースパーク‼︎」

 

動けない大蛇に目掛けてマスタースパークを放った

大蛇は動くことが出来ずに命中した………

 

大蛇「ココマデ……………」

 

 

 

 

 

と思えていた……

 

 

 

大蛇「ココマデマッタカイガアッタ‼︎」

魔「なっ」

 

大蛇はそう吠え、口からあのビームが出した……………

何故だぜ‼︎あれを撃つのには時間が掛かるはずじゃ……

 

 

 

 

 

ドカアアアアアアァァァァン‼︎

 

 

 

 

 

 

魔「グッ」

 

私のそんな思いを他所に私が放ったマスタースパークと、大蛇のビームがぶつかった……

私のレーザーとあいつのビームが相殺され風が吹き荒れた、私は帽子がとばないように、帽子の唾を抑えて強風を防いだ

 

魔「な、しまったぜ‼︎」

 

強風の所為でせっかくつけた火が全部……とは言わないが殆ど消えてしまった……

まさか、この為にずっと待っていたのか⁉︎ずっと私がマスタースパークを撃つのを待って、ひたすら何時でもビームを撃てるように……………

私の動揺を他所に大蛇は私の近くにあった火を超えて私の目の前に来た

 

大蛇「オワリダ」

 

そう言い、大蛇は私に鋭い牙を刺した……

ここまでか……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザシュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言う擬音が一番良いような音がした、まさに肉が切断された音……………そこら辺に血飛沫が上がった………

 

 

大蛇「ナ………ナニ………………」

 

 

 

 

 

大蛇の胴体が縦に真っ二つに切断された断面から……………

 

 

 

ドシン

 

 

大蛇の2つに切れ、顔の方のが宙に浮いていたが、重力に従い地面に落ちた

 

魔「え?一体何が……」

 

私は目の前に起きた事で頭が全然回らずに、そう呟いた……

 

承「おいおい、言ったはずだろこうするって」

 

そう言い近くの火の中から承太郎が出てきた

 

魔「え。そうだったけか?」

承「そうだ」

 

な、なんか思っていた作戦とちょっと違うような気がするぜ……

承太郎が火に紛れて攻撃って言っていたのに……………

 

承「はぁーまあ言い、取り敢えず終わりか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は空条承太郎……………

俺がやって作戦はこうだ……

まず、魔理沙に火を付けさせる役をやらせ、相手を撹乱

俺はその間にこっそり、火に混ぎれる……………と言うか俺自身が炎になる……………

方法は、炎を操るスタンド『マジシャンズレッド』で炎を作るだけ……だが俺自体が火にならないといけないから、マジシャンズレッドは

炎の温度さえ操れる……………現に炎を縄に様にして拘束したのに火傷一つつけなかった事もある……

つまりは俺の周りは安全な温度、それ以外は普通の温度にして、ピット器官じゃあ気づかない状態にして、魔理沙が連れてくるから、後は俺が斬るそれだけ……

 

魔「しかし凄いな、そのスタンド」

承「まあな、これは普通に結構上位にいても良い能力だからな」

 

さっき、戦っていたと思えない程の平穏だ……

うん、やっぱ何も無いっていいね

 

大蛇「マ、マダダ……」

承「まだ生きているのか」

 

俺が振り向くと真っ二つになった大蛇が、まだ戦おうとしていた

もう勝負がついたと思うがな……

 

大蛇「コンナトコロデ、マケルワケニ……………ハイカナイノダァァァァ!」

 

ペッ

 

承「それぐらいなら避けれる」

 

大蛇があの危険な毒を吐いてきた……………

俺がそうやって普通に回避しようと動いたが……

 

魔「承太郎‼︎後ろ‼︎」

承「⁉︎しまった」

 

俺が魔理沙の呼びかけに気付き、後ろを向くと、真っ二つになったもう片方の胴体が突進してきた……………

 

承「チッ、こういう事か……なかなか手の込んだことを」

 

俺は突進して来る胴体に気を取られて、毒の方を無視していた……………

一瞬ではあるが、その一瞬さえあれば俺にどんな物でも溶かすであろう毒を掛けれる……

俺は、動揺して動くことが出来ずに、毒にかかった……

 

魔「じょ、承太郎ォォォ‼︎」

 

承太郎は跡形も無く溶けた…………

 

 

承「と、思うじゃん?」

大蛇「ナ、ナゼソコニ……」

 

俺は、大蛇の上に立っていた……………

 

承「お前が攻撃したのは……………砂の偽物だ」

魔「まさか……砂を操るスタンド……ザ・フールで偽物を……………」

 

魔理沙……それ俺が言おうとしたのに……………

まあいいや、言われたものは仕方がない

 

承「そうだ、まあ、残念だったな………」

大蛇「クソガアアアアア‼︎」

 

大蛇は上に立っていた俺に攻撃しようと突っ込んできた……

俺は、慌てずに、刀を抜いて……………

 

承「じゃあな」

 

ヒュンヒュン……ザクザクザク‼︎

 

細切れにした……

これなら動けないだろ……

 

魔「ワオ、グロい」

承「それは否めん」

 

そこにはあっちこっちに肉片が飛んでいた……

ああ、やりすぎたかな?

やっぱ思考回路がいかれてるかな?

まあいいや……………

俺は自分の思考回路の異常さに現実逃避で……………空を見た……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方……………承太郎が大蛇と遭遇して少し後、博麗神社ではーーー

 

霊「暇だわ〜承太郎に何かゲーム貰っておけばよかったわ」

 

霊夢は畳にゴロゴロと寝転びながらそう言った……

 

???「遊びに来たわよー」

霊「あら?誰かしら……」

 

私は博麗霊夢

見ている人達‼︎今すぐ全員お賽銭入れなさい‼︎

外国円でも可よ

とにかく入れなさい‼︎バチが当たるわよ‼︎

 

(凄く……………メタいです……by作者)

 

まあいいわ、私は誰かが来たから外に出た……………そこにはチビで傲慢なカリスマ(爆)の吸血鬼と殆ど承太郎と能力やら有能さなどダダかぶりの銀髪メイドがいた

 

レ「遊びにきたわ‼︎」

霊「残念だけど、承太郎がいないからゲームは出来ないわよ」

咲「承太郎さんが?」

レ「そうよ、何かあったの?確か仕事はしばらく休みの筈よ?」

霊「なんか、あの隙間ババアから頼まれごとをしてくるらしいわよ」

 

矢の事は触れないようにしたけど……………いけるかしら?

まあ、言っても分からないでしょうけど……………

 

レ「ヘェ〜あの管理人が………まあ、もう終わってるでしょ‼︎」

霊「まあ、もうかれこれ2時間以上経ったし、もう帰ってきても可笑しくないのだけど…いえ、承太郎ならもうとっくに終わってもおかしくないわね」

咲「確かに承太郎さんの凄さは良く知っているけど……………」

レ「あぁ!もう!こうなったら承太郎の少し先の運命を見て見ましょ‼︎」

 

え?そんな事出来るだ……………初めて知ったわ……

レミリアは目を瞑り。そのまま動かなくなった………

今、見ているのかしら?

 

霊「ねぇ、メイド今、あいつは運命を見ているの?」

咲「ええ、こうやってお嬢様は見ているんです、自分の運命はもっとすぐ見れるのだけど他の人だと時間が掛かるらしいわよ」

霊「ヘェ〜便利な能力ねー」

 

私が感心していると、レミリアは急に震えだした

 

レ「⁉︎嘘……………そんな筈は……………」

霊「何、何を見たの‼︎」

レ「咲夜‼︎急いで、承太郎の所に行くわよ‼︎」

咲「え⁉︎はい」

 

銀髪メイドは、少し動揺していたけど、すぐに冷静になって返事を返した

いや〜凄いわねー

 

レ「霊夢も早く行くわよ‼︎」

霊「良いけど、何を見たの‼︎」

レ「……………いい、落ち着いてよく聞くのよ……………」

 

レミリアはやけに真剣な表情になった……………

な、なに、すごい未来でも見たの?

レミリアは、私の予想を上回る驚きの未来を言った……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃承太郎は……

 

承「さて、じゃあ、さっさと矢を探すか……」

魔「何で、そんな物を?」

承「察せ」

魔「なんだよそれ〜教えろよ〜」

承「やだね」

 

俺は、そう言いながら周りを見渡しながら歩いていた……

すると急に……………

 

 

 

 

 

グジュグジュルジュル……………

 

 

そんな、変な音が聞こえた……………

俺は、気のせいだと思いつつ魔理沙に聞こえていたが聴いてみた……………

 

承「魔理沙、今なんか音がしなかったか?」

魔「じょ、承太郎……………お前……」

 

俺がどうかしたか?と聞こうとしたが出来なかった……

俺は少し遠いから魔理沙に近付こうと、左足を出した……………

 

 

 

 

 

 

 

筈だった………

 

 

 

 

 

承「な、なぜ動かn」

 

 

ドクシャァ‼︎

 

 

俺は急にバランスを崩して倒れた……

俺が可笑しいと思い、左足を見た……………

 

 

 

 

 

 

 

そこには、ある筈の左足が無かった……

 

 

 

 

そして、今まで、麻痺をしていたのか急に痛みが襲って来た……

 

承「グアアアアアア‼︎」

魔「承太郎‼︎」

 

魔理沙が俺に向かって来る、後ろに入るはずもない奴がいた……

魔理沙の後ろにはさっきの細切れにした筈の大蛇がいた……

 

 

承「何で。なんでお前が‼︎」

 

俺の行動は速かった……

 

魔「え?承太郎?」

承「グッ」

大蛇「チッ」

 

俺は、魔理沙に攻撃しようとしていた大蛇から魔理沙を抱きつくように庇った

しかし、俺の右腕が無くなっていた……………

 

魔「承太郎、それって私を庇って……」

承「悪いのは魔理沙じゃ無い」

 

そう言っている間に、大蛇はもう一度攻撃してきた……………

 

承「無駄だ、《クリスタルウォール》」

 

俺が残っている左手で、氷の壁を作った……

その壁にぶつかり、大蛇は怯んだ……

 

承「一体、どういう事だ?再生の能力か?」

大蛇「ハハハ‼︎ソンナ軟弱ナ、モノジャナイ‼︎」

 

そう言うと、周りに大量に全く同じの蛇か出てきた………

何なんだあいつの能力は……………分裂?いや、そんな筈は……………

 

魔「なんか、凄い気持ち悪いな……」

 

うんそれは言えている……

俺は、氷で無くなった、左足と右手の義手を一時的に作り、左手で刀を構えた……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方……………博麗神社

 

霊「え?今なんて?」

 

霊夢は聞こえていたが、その事実が信じられなかった……………

彼女には信じられない筈の事実だから……きっと間違い、そう思っていた……………

しかし、その思いをぶち壊すようにレミリアは、真実を話した……

 

レ「だから、承太郎が……………死ぬの………」

霊「え?う、嘘でしょ、そんな筈は……」

 

霊夢のそんな、言葉をかき消すようにレミリアは言った……

 

レ「本当よ」

霊「そ、そんな……………いやよ……そんな筈があるはずがないわ‼︎あの承太郎よ‼︎死ぬはずがないじゃない‼︎」

 

そんな霊夢の叫びに応える者はそこには、誰もいなかった……………

ただただ、虚しく響くだけ………

 

To be continuedーーー>

 




はい、今回はなんか雑だ‼︎とか思わないでください
書いている途中で、戦闘描写が苦手って分かったんです……(許してください)
あと、もうそろそろ、あの日なので番外編を書きます(その日に投稿できるとは言っていない)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第37話 大蛇がウジャウジャいるって軽く地獄絵図じゃね?〜それな〜

どうも太鼓○達人(腕前は、ネクロファンタジアの難しいをノルマクリアできる程度)のマイバチを自分で作って、速攻でヒビが入って軽く絶望したジョースターです(その後。しっかり修復しました)やっぱもう少し上手くなってから使おう……………

今回は何時もより短めです
言い訳?それは後で……




前回のあらすじ

 

承太郎が死す……

 

俺は空条承太郎、今絶賛ピンチ

 

魔「何で、お前は承太郎に斬り刻まれたはずだろ‼︎なんで生きている‼︎」

 

魔理沙のそんなこれが森中に響く

 

承「落ち着け、魔理沙。焦っても意味は無い。多分だが能力だろ」

大蛇「ホォ、ソコマデ一瞬デ気付くトハ、ナカナカヤルナ。シカシ、オマエデハ俺ヲ倒せナイ」

承「それはどうかな。やってみないと分からない」

大蛇「イヤ、お前ガ俺ノ能力を理解出来無いカギリハ無理ダナ。モットモ分かるハズガナイガナ」

魔「な、一体どんな能力を?」

承「知るか」

 

魔理沙の疑問の答えて、周りを確認して見た、えーと落ち着いて確認しよう。

まず俺はあの大蛇をバラバラに斬り刻んだ。そしたらあの大蛇がいつの間にか再生……………いや、分裂に近い形で復活した

予想出来るのは、あの大蛇の能力が分裂する能力……………だが、それだと元から分裂すればいい。それに大きさも小さくなっている大体元の10分の1ぐらいか?他の蛇は100分の一ぐらいだな 。それに喋っているのは、元の本体?と言えばいいのか?つまりは知能が低いのか?元々より……

だとすると、何かしらの条件が必要……………思い当たるのは俺が斬り刻んだ事……………ん?待てよ……………こいつの能力は……

まさか、そんな馬鹿げた能力なのか⁉︎だとすると相当不味い……………絶対に負ける。

 

承「分かったぞ、お前の能力が……」

大蛇「フン。サスガ……………ト、ホメテヤル。ダガソレガドウシタ、ワカッタカラナンニナル?」

魔「一体どんな能力何だ⁉︎教えてくれ承太郎」

 

魔理沙は1人で理解出来ていないのか、俺に能力を聞いてきた

 

承「……………奴の能力は……」

魔「奴の能力は?」

 

俺は魔理沙に向かってあの大蛇の能力を言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「『分裂する程度の能力』…………と言えばいいのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔「え?それだけ?」

承「ああ、しかも発動条件が切断される事。つまり俺は彼奴を細切れにしたから、プラナタリアの如く、その後肉片が再生して、別々の個体になったって訳だ」

魔「アレ?それってまさか……」

承「そうだ、彼奴は……………不死身に近い」

 

実際に斬られても死なない、普通に硬い……………倒す事が出来ても殺す事は難しい……………下手したら、キラークィーンで爆破しても生き残りそうだし、今この状況じゃ使えない……………一箇所しか爆弾に出来ないからな

 

大蛇「ヨクワカッタナ。コレデオレニカツコトガデキナイトシッタナ。サラニオシエテヤル、一体一体ガ本体デアル俺トオナジコトガデキル……………」

承「つまりは、あのキチガイビームや何でも溶かしちゃう毒、さらにはその分裂もか……………だがな、お前の弱点も分かった。だから倒せる」

大蛇(リーダー)(以下 リ大蛇)「ヤレルモノナラヤッテミロ‼︎ヤレ!」

 

大蛇達「シャアアアアア‼︎」

 

大蛇はそう言い、一斉の俺に向かって攻撃してきた

俺は慌てずに……

 

承「魔理沙‼︎お前は霊夢らを呼びに行け‼︎」

魔「え?なんでだぜ?」

承「今からは、人手を要するだから少しでも多い方がいい。今のままじゃあ絶対に負ける」

魔「わ、分かったぜ。でもいけるのか?一人で」

 

魔理沙は箒に跨り。宙に浮きながらそう言った

 

承「4〜6分までならいける」

魔「わかった、任せたぜ‼︎」

承「ああ、お前なしっかりやれよ」

魔「ああ、任せとけ」

 

魔理沙はそう言い残し、その場を去った

俺は取り敢えず、飛びかかって来た大蛇を避けて、空中で回転して地面に着陸した。

俺は学ランを脱いで動きやすくした

 

リ大蛇「ククク、二人デコナクテヨカッタノカ?ソレニ人数ヲフヤソウトシテイルガ……………ソレマデオマエハイキテイラレルカナ?」

承「ああ、問題無い。それにな……魔理沙を此処から離れさせたのには人数を増やす……………以外に理由がある」

リ大蛇「理由?」

 

リーダーの大蛇は何故、魔理沙を行かせたか気になったのか、俺に質問してきた

攻撃まで中止して……………

 

承「ああ、一つの理由は……………一人なら、好きなだけ、思う存分戦える」

リ大蛇「イママデハ手ヲヌイテイタト?」

承「まあ、そうなるな。俺の能力は周りがエライことになる能力が多いからな……」

 

だってな、発動するだけで、危うくここら一帯の生物を片っぱしから蝸牛にしたり、時が加速したり、発動するだけで周りが凍り付いたり、拳一発で冗談抜きでここら一帯をクレーターにしたりするんだぜ?

逆に危なすぎて俺自体も滅多に使わない能力も有るし……………そんな奴だよ?俺は?

 

リ大蛇「イイダロウ、デハソノ能力デ俺ヲ全員タオスカ俺ノ分裂ドチラガカクラベルカ?」

承「比べる?比べるまでも無く……………俺が倒すほうが早い」

リ大蛇「ヤレ!」

 

大蛇達『シャアアアアア‼︎』

 

大蛇が10匹ぐらいがこっちに来た

俺は、取り敢えず構えをとった

 

承「えーと『ワンフォーオール』タイプ バランス」

 

俺は、この能力を発動している間は他の能力を使えなくなるが、その代わりに俺自体に全てのスタンドのパワー、スピードを得る能力ワンフォーオールを使った……………

 

大蛇1「シャア‼︎」

 

大蛇の一匹が他より早く飛びついてきた……

俺は落ち着いてそいつ目掛けて……

 

承「オラ!」バギィ‼︎

大蛇1「シャァァ⁉︎グギャアア‼︎」

 

顔面に拳を叩き込み、大蛇はぶっ飛び木に叩きつられたが、他の大蛇は止まる気配を見せずに間髪入れずに俺に攻撃してきた

次は三匹まとめてか……………

 

承「無駄だ、オラッ!」バキャ!

大蛇2「ギジャアアアア‼︎」

 

俺は一匹目をさっきと同じ様に殴り飛ばし、2・3匹目は俺の背後にから前後から俺を挟むように襲ってきた

さらに、他の奴は例のビームを打とうとしてきた

 

承「せい‼︎」

大蛇3「グッギャ?」

 

 

ドガアアアアア‼︎

 

 

大蛇3「ギャアアアアァァアアアア………」

 

俺は前から来ていた大蛇の懐に潜り込み、大蛇を持ち上げ、他の大蛇が撃ってきたビームの盾にした……

 

承「ワオ、穴が開いてる、小さくなっているとは言え、1メートル以上は胴体太い筈だが…………」

 

俺が改めて、あのビームの恐ろしさを実感していると、背後から大蛇が噛み付こうとしていた……………いくら、身体能力を強化しているとは言え、流石に間に合わないな………

 

承「一旦『ワンフォーオール』解除……………からの〜〜」

 

俺は一旦能力を解除して、別のスタンドを使えるようにした……………が、あと0.1秒後には大蛇の鋭い牙が俺の体を刺していく……無論間に合う筈が…………

 

承「スタープラチナ」

スタプラ「オラァッ‼︎」バキッィ‼︎

大蛇4「クキャアアァ」

 

俺には無敵のスタープラチナさんがいる。その0.1秒有ればぶん殴れる。大蛇は例の如くぶっ飛ばされた……

にしても……これは……………

俺は周囲を見渡すと、そこには100は軽く越えるぐらいの大蛇がいた……

軽く地獄絵図だな……

 

承「果たして、何分保つかな」

大蛇「サァ、コノカズハドウカナ?全員、攻撃開始‼︎」

大蛇達『シャアアアァァアアアア‼︎』

承「ワンフォーオール‼︎」

 

大蛇はまるで壁の様に俺に迫ってきて、俺はそれをある蛇は殴り飛ばし、その勢いを利用し別の蛇に蹴りを入れ、一匹の蛇を掴んでぶん回して、他の蛇目掛けシュゥゥゥゥゥウウウト‼︎したりして、戦っていたがやっぱ数がな……防戦一方だ……………

さて、どのくらい時間が稼げるか……

頼んだぞ、魔理沙……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方霊夢達は………

 

レ「兎に角、早く承太郎のいる場所を探して行かないと」

霊「場所は知らないの?」

レ「ええ、今回は何故か、上手く運命が見えないわ。特に承太郎は……………過去も少し途切れるし、未来に至ってはもう飛び飛びよ。断片的な未来しか見えないわ。私が見えたのは森ら良いところで承太郎が胸に大穴開けて膝と着くまで、その後は一切見えないわ」

咲「場所は特定出来ないのでしょうか?」

レ「ええ、私が見たのは妖怪の山?で良いだっけ?兎に角、そこのいる奴に何か話しかけた所と、後はその前に人里で誰かとトランプゲームをしていただけ」

 

私は信じられない事を言われたわ……………

自己紹介が遅れたわね。私は博麗霊夢……………ただの素敵な巫女よ

まあ、それは置いて解いて。

私が信じられなかったのは、承太郎が死ぬ事。

あそこまで馬鹿げた量の能力を持っている承太郎が死ぬ筈が無いじゃない。

最初は変な吸血鬼の嘘かと思ったけど……どうやら本当みたいね……………

 

霊「重要な所は無いって使えないわね」

レ「こんなことは初めてよ、まるで何者かが邪魔しているみたいに承太郎に関わろうとすれば、妨害されるわ、咲夜だっていつもより数十倍見えずらいわ、承太郎に至っては全く見えないわ……………多分、承太郎の無効化能力の影響かしら?」

霊「でも、どちらにせよ未来は決まっているんじゃ…」

 

確か、そうジョジョで書いていたわ……

未来予知系の能力は……………ね……

 

レ「いや、違うわ、私の能力はあくまで最悪の予想……………いや、それでも大半の未来でそうなるだけで、私が言った未来を全く別のモノに変えることができるわ。つまり、私達が承太郎の所に行けば……………死なないかもしれないわ」

霊「そう……………それは良かった。取り敢えず妖怪の山にいっても情報を手に入れるわよ」

レ「それが一番ね、行きましょ咲夜」

咲「はい、分かりましたお嬢様」

 

私達は宙に浮いて妖怪の山に向かって移動した……

お願い……………どうか承太郎が無事でいて頂戴……

私はそう心の中で呟きながら妖怪の山に行った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里の近くの森にて……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リ大蛇「ハァ、ハァ……………ナンテオトコダ……マサカ……………」

 

一匹の大蛇はそう呟いた……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこには数十匹の大蛇が横たわっていた、そしてその近くに木に寄りかかり倒れている男がいた……………

その男はつい先程まで一人で大群の大蛇を戦っていた…

しかし、数の暴力には勝てなかったのか、とうとうやられてしまった……

右腕が捥げ、腹を抉られ、左足が捥げ力無く木に寄りかかっている男こそ……………

 

 

リ大蛇「ホトンドノオレヲタオシヨッタ……8ワリカ?イヤ、9ワリチカクタオサレタ……………ガシカシ、シトメタゾ………」

 

大蛇はそう言い、男を見下した……………

その男の名は、幻想郷の守護者

空条承太郎である……

 

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 




承太郎に死亡フラグ、死亡フラグ‼︎
さて、今回短かった事について見苦しい言い訳をします
簡単に言えば本来はこれと次の話を繋げて出す気だったけど、思いの外長くなりそうだったので、区切りました。それに……最後の承太郎の所を書いた後にこれ終わりでよくね?と思って……
すいませんでしたァァアアアア‼︎

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回もお楽しみに〜〜


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第38話 氷系の能力は基本強い〜〜確かに〜〜

どうも、昨日ポッキーの日だったのにポッキーを食べれなかったジョースターです

最近、色々と忙しい……………勉強やら、テストやら、高校説明会やら……
高校説明会に至っては色々と行きすぎていつの日にどこに行くのか分からなくなってきた……
現実逃避で、アーケード版の太鼓の達人をしたら………
難易度自体は簡単めなの難易度むずかしい曲をやったら……………

作者「よっしゃーこれはもうフルコンボだろ、後、ゆっくりな大ドンが一つだし」←フラグ
作者「せーのー」ドン‼︎スカッ
作者「え?」ノルマクリアセイコウ‼︎
作者「アアアアアアアアアアアア!」
*実話です
結果、一番簡単な最後の最後で早く面を叩いてしまってミスをすると言う……………
現実逃避なのに、逃避した先でも絶望が待っていた……


さて、雑談はここまでにしてと、今回、あるオリジナルスタンドが出るのですが、それの能力は僕が考えたのではなく、ホワイト•ラムさんが考えた能力です。
その能力は僕とコラボした時に作った能力で、ご自由にどうぞって言われたので、許可を得て使うことにしました‼︎
ホワイト•ラムさん、本当にありがとうございます‼︎

では、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎が瀕死

 

リ大蛇「ククク……………ナカナカナ相手ダッタ……………シカシカッタゾ……………サテ、確実ナトドメヲサスカ……」

 

承太郎は木を背に座るように倒れているのを確認した大蛇がニヤリと口角を上げ自らの勝利を確信したがより確実にするために止めをさそうとしていた

しかし、大蛇は何かに気付き動きを止めた……

 

リ大蛇「キサマ、イキテイルナ。俺ハ熱ヲミレル……………シンデイタラオンドハヒククナル、シカシオマエハ普通ノ温度ダ」

承「チッ、流石に……………ハァ、ハァ……………無理があった……………ハァハァ……………か」

 

俺は空条承太郎

絶賛瀕死状態です

 

承「で?お前は如何する?俺を放置するか?それとも止めをさすか?」

リ大蛇「貴様、何故ワラッテイル?」

承「さあ、何でだろうな?」

 

現実逃避です

何か問題でも?

今は………そうだな、取り敢えず時間を稼ぐ…………その間に作戦を考えないと……………

大蛇は俺を睨み付けながら、黙り込んだ……

 

リ大蛇「マサカ、オマエハ俺二攻撃サセテカウンターヲネラッテイルトカ?」

承「さぁ?如何だろうな?もしかしたらそうかも知れないし、その逆もあるなぁ〜味方が来る時間稼ぎとか……………かも知れない、さぁ?どっちだろうな?」

リ大蛇「グッ、コシャクナヤツメ……」

 

大蛇は黙り込み、考え始めたようだな

さて、此処からどうするか……

これからのモノに正しいモノに丸を付けなさい

 

①.味方が来る

 

②.承太郎さんが一発逆転の策を思い付く

 

③.倒せない、現実は非情である

 

俺が丸をしたいのは①だが、それは無理があるな

幾ら何でもあと4分以上は掛かる

だとすると……………②だな

でも如何すれば?正攻法じゃ無理だ。

一体どうやればあいつを倒せる⁉︎

 

リ大蛇「フン、ソンナノハッタリダ。カマワズコロス‼︎ヤレ‼︎」

 

大蛇はそう命じて一番近い大蛇が俺を襲ってきた……

不味い、如何すれば‼︎

アレ?……………待てよ……………何だ簡単じゃん……………

 

承「ハハハハハッハハハーーー」

リ大蛇「ナニガオカシイ?」

承「いや、余りにも簡単な答えだったんでな……」

 

俺はそう言っていると大蛇がほんの数十センチまで迫ってきた……

俺は左手を出し大蛇に触った……

その左手には雪の紋章が刻まれた指輪があった……

 

 

パキィイイィィィ

 

 

そんなに音が一番似合う音が森を響かせた

 

承「倒すのは無理でも……」

 

俺はそう言うと、大蛇は俺の手から凍りついていった……

そしてドンドン凍りつきやがて……

 

承「抑えるだけでいい」

 

ガッシャアアァァァン‼︎

 

大蛇は全身が凍り付き倒れ……………

大きな音を立ててバラバラになった……

 

リ大蛇「バカメ‼︎ソンナ事ヲシタラ分裂シテ悪化スルダケダ……………ゾ?」

 

大蛇の言う通りバラバラになった大蛇は徐々に肉片一つ一つが別々の個体に分裂し始めた……………が

 

承「それがね、意味無いんだよ」

 

分裂した大蛇は元々凍っていた所から徐々に凍っていき……………また凍る……………

その繰り返し……

 

リ大蛇「バカナ!ナゼダ!ナゼ?」

承「絶対零度……………俺はさっきの触った時いかなる物質も停止する温度……………絶対温度で凍らせた……………しかも、滅多に溶けないような氷でな……」

リ大蛇「チッ、ヤッカイナ……………ダガ、オマエハサッキタオシタ。ヤツラハモウ復活シタゾ‼︎」

 

大蛇はそう言うとさっきまで倒れていた大蛇達がフラフラと起き上がってきた……

ヤバイな、多い

 

リ大蛇「イクラ、ソノ能力ガツカエテモコノ数スベテタオセルカナ?ヤレ!アイツヲ惨死サセロ‼︎」

 

大蛇達『シャアアアアァァアアアア‼︎』

 

大蛇は雄叫びを上げながらこっちに来た

どうしようこれ

もうこうなったらまた突っ込むか?と思っていたら

勝手にブラッドが出てきて、何故か手にはDiskを持っていた……

 

ブ「ねぇ〜〜それと一緒にこれ使ったら?」

承「お前……………何時の間に取ったんだよ」

ブ「あの時だよ〜」

 

あの時、かつてこいつのイタズラのせいで別世界へ行った時にとある者と共闘して戦った相手の能力

そう言えば、いつの間にか取っていたな……………

 

ブ「コピーも完了したよ、あとは……」

承「ぶっ潰すだけだ『マッド•チェスター』あいつらを封じ込めろ‼︎」

 

あっ、Diskはしまうんだ……………まあ、コピーした以上必要無いからな……………

俺がそう言うと、俺の背後から、黄緑色のボディを全身鎧で覆った巨体、顔の部分に3つの穴がありその一つから瞳が覗いており外を見ていて、そして巨大な両腕、体の至ところからギアのかみ合う音と鎧の隙間からチューブや歯車が見える。

 

マッド•チェスター(以下マ)『ムゥゥゥゥゥオオオオオオオ‼︎‼︎』

 

マッド•チェスターは大きな雄叫びのようなものをあげてから、指から釘らしき物を大量に発射した

それを避けようともせずに大蛇は刺さりながらこっちに突っ込んできたが……………

 

大蛇達『シャ?シャアアァ……………』

 

大蛇は俺の目前にして全員止まった、ピクリとも動かない……………

そして…

大蛇達『シャアアアァァアアアア‼︎』

 

 

大蛇はまるで何かに引っ張られるように飛ばされ気にまるで標本にされた虫の様にされた……

これこそ、このマッド•チェスターの能力……………釘を発生させ釘の切っ先に対して重さ、または引っ張られる感覚を持たせる。

物に対して移動のベクトルを強制すると考えると解りやすいのか?

釘の持つ力の強さは調整が可能で少し邪魔になる程度から、押さえつける、押しつぶすなど使い道は多い。

まあ、今回は拘束がメインだからな、押しつぶす必要は無い

 

承「さぁ、反撃開始といくか……………」

リ大蛇「オノレ……………ヤレ!アイツヲ四肢ヲモイデコロシテコイ!」

 

大蛇はそう声を荒げ他の大蛇に命令し、それを聞いた大蛇は一斉に俺に来た………………

もうアレだ、壁だ壁……

 

承「さて、『マッド•チェスター』はそのまま攻撃をし続けろ、ブラッドは帰れ」

ブ「はーい避難しとくね〜〜」

 

今回は大人しいな……………まあ、自分は勝てないという事がよく知ってだろうな……………

さてと、俺はそこら辺にあった木をへし折りなくなった手足を治し大蛇の方を向いた……

数は……………マッド•チェスターのお陰で結構減ったな、大体50ぐらいか?それぐらいならやれるな……………

しかし、その大蛇の大軍は10体ぐらいだけが俺に向かって進み、それ以外は一斉に止まり動かなくなった……

 

承「え?何故、近付かない?……………まさか……」

 

ヤバイ、最悪予想をしてしまった……

大蛇は俺の思った通りに後ろにいたの大蛇は口を開け、あのビームを発射しようとしていた……………

成る程。つまりは前の奴らを放って後ろの奴らををやれば前の奴らに殺られ、前に奴らをやれば後ろに殺られる……

蛇がそんな作戦を思い浮かぶか?普通……………いや、これは……………多分だが本体が命令させている……………あいつは分裂してから一切自分からは攻めていない、他の奴らに任せっぱなしだ、あいつを倒せば勝ちか?だが……………あいつまでの距離は100メートル以上あるぞ、突っ切るのは無理だ…

 

承「こうなったら……………斯くなる上は……………『マッド•チェスター‼︎』前の奴らをやれ‼︎」

マ『シャァァアアアア‼︎』

 

マッド•チェスターは俺の命令を聞き指から釘を発射させ、前の大蛇に攻撃させる……

俺は後ろに奴らを倒す方法を考えていた……………

あいつらに有効打はマッド•チェスターとこの雪のリング……………

しかし、マッド•チェスターはそこそこ射程距離があるが、雪のリングのさっきの凍結は触らないといけない……………正確には俺の掌にある凍気を触れさせる……………ん?凍気……………あぁ、簡単だった……………何で今まで気づかなかっただろう……

 

承「凍気に触れるだけで良いなら、別に触れなくていいんだ‼︎名前はえーとうーんと……………ダ、『ダイヤモンドダスト‼︎』」

 

なんか、まんまな名前になってしまった……

まあいいや、俺は手に凍気があるなら。拳にだっていけるだろ?て言う思い込みで、無理矢理いけるようにして拳に乗せた凍気を発射させた……………その通り道には空気中の水蒸気が凍り、キラキラと光り美しい光景になっていた……しかし、その凍気が後ろの大蛇達の所にきて、それを当たった大蛇は……………一瞬で凍りついた……

 

承「駄目だ、威力が落ちているな。やっぱ距離が遠いな……」

 

そうこうしているうちに、マッド•チェスターは前線にいた大蛇を殲滅していた……

早いな……………まあ、当たれば即終了だからな……………

俺は改めて良く勝てたなと思いつつ大蛇のところに近づいていった……

やばい、もう無事だった奴らのビームのチャージが終わっている

 

リ大蛇「フフフ……………ナカナカダナ、マサカアンナ技ヲカクシモッテイルトハ……………シカシ‼︎モウオワリダ‼︎撃て‼︎」

 

リーダーの大蛇はそう言うと他の大蛇は一斉に俺にめがけビームを撃ってきた……

ビームは一つにまとまり俺に直進している……………

如何する?回避は?不能

向かい打つ?ギリギリ可能

技は……そうだ‼︎あの技やってみよ

俺はまたまた聖闘士星矢技をパクr……参考にした技を繰り出した……………

今回は水瓶座の必殺技である

俺は両手を組み頭上に掲げた

 

承「 オーロラエクスキューション ‼︎」

 

そして、それを思いっきり振り下ろし、組んだ両手からビームが出た……

もう一度言おう凍気のビームだ……

そして、ビームとビームがぶつかり合うが……………

 

パキパキパキパキ……

 

リ大蛇「ナ、バ、バカナ、オレノビームガコオッテイル⁉︎」

 

大蛇たちが撃ったビームは俺のビームにぶつかった途端凍り付きそのまま、撃った奴ら全員が凍り付いた……

まあ。俺もタダじゃ済まないけど……………そこら辺は問題無く治せる。流石に凍傷になった左手は治りが遅いな……

俺は、左手を抑えながらリーダーの大蛇の方に近付きながら……………挑発した……………

 

承「さて、後はお前ら一体だけだぜ。どうした?勝てるんじゃなかったか?」

リ大蛇「……………シカタアルマイ」

 

 

 

 

ガブッガブッザシュゥ‼︎

 

 

 

 

大蛇はいきなり自分の体を噛み付いた……………

そして、ブチブチと音を立てながら、肉片を引きちぎりその肉片を吐き出した、大蛇は躊躇う事なく自分の体を噛みちぎりドンドン肉片が出来ていく……………

 

承「おいおい、嘘だろ……折角全員倒したのによぉ〜〜」

 

そして、その肉片が次々と再生して、別の個体となり復活………………

さらにその大蛇達も、リーダーの大蛇と同じ事をやり、数がどんどん増えていった……

気付けば、100匹ぐらいに分裂した

 

リ大蛇「残念ダガ、オマエニハショウキハナイ……………オレノ能力ハ無敵ダ……ナンドデモ分裂スル……」

承「正気じゃぁーねーなァ〜、まさか自分で自分を傷つけるとはな‼︎」

リ大蛇「カツタメダ、カテバイインダドンナ手段ヲツカッテモサァ、ヤレ!」

承「クッソが‼︎」

 

俺は押し寄せてくる大蛇の大軍の前にそう叫んだ

これに勝機は……………有るのか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方霊夢達は……

妖怪の山……

 

私は博麗霊夢………

今は、レミリアが承太郎にあっていた天狗を探しているわ

まあ、すぐに見つけると思うけど……

 

レ「あの、白狼天狗よ!承太郎が会っていたのは!」

霊「分かったわ‼︎そこの天狗‼︎」

椛「え?私?」

 

私は大きな声で、椛を呼び止めそこへ空から降りて、事情を説明した……

 

 

 

 

 

椛「承太郎さんが?……………事情は分かりました、承太郎さんなら人里近くの森に行きました。後‼︎それと‼︎今回だけは事情が事情なので、見逃しますが、次は容赦はしませんよ‼︎」

 

この下っ端天狗は私に剣を突き付けすごい剣幕でそう言った……

 

霊「なんの事?」

椛「この山に勝手に不法侵入の事ですよ‼︎ここは私達天狗の住処‼︎それぐらいは知っているはずですよ‼︎」

咲「そう言えば、あの管理人がそんな事言っていたような……………」

レ「兎に角、さっさと場所が分かったのなら、早く行きましょ!」

霊「ええ、行こう」

椛「任せましたよ〜〜」

 

あのえーとそう、椛?だっけ?まあいいわ、兎に角その子は手を振りながら見送ってくれたわ……

私達は急いで人里に向かった……………

 

 

 

 

少女移動中……

 

 

 

 

 

 

 

私達が空を飛び移動していると…………

魔理沙が物凄い勢いで来た

丁度良いわこいつも連れて行こうかしら

 

魔「探したぜ、何でこんな時に神社に居ないんだ‼︎」

霊「それは後よ、早く人里近くの森に行くわよ!」

魔「お、おう……」

 

魔理沙は少し驚いたような顔をしながら………………

一緒に付いていった……

 

 

 

 

 

 

移動はカット

 

 

 

 

 

 

霊「承太郎は何処⁉︎」

魔「落ち着け‼︎確か騒がしい所に居るはずだ‼︎」

 

私たちは森に着くなり、早速承太郎を探す事にしたけど、同じ景色全く手掛りなし

 

レ「どうやって探せば……」

 

 

 

 

ドガァァアアアアン

 

 

 

 

急に、少し遠くから爆発したような音がした……

 

咲「爆発音?まさか、彼処に……」

霊「兎に角行ってみましょ‼︎」

 

 

私達は急いでその場所に向かった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

またまたカット

 

 

 

 

 

 

 

 

向かった先には、傷だらけの承太郎と大量の大蛇がいた……

 

霊「いた、じょうt…」

 

私は承太郎を呼ぼうとした瞬間に大蛇の口から何かのビームが出た……

 

 

 

 

ドガアアアアン

 

 

 

 

レ「くっ、なんて威力なの⁉︎」

咲「余波でこれとは……」

 

大蛇から出た2〜5センチぐらいの極小のビームは地面にあたりそこら辺にクレーター作り、とんでもない爆風を出しながら、爆発した……………

しかし、そんな事を次の瞬間に気にすることはなかった……

 

 

 

 

承「え?ゴフッ……………な………に……」

 

 

承太郎の胸に、腕がそのまま通るんじゃないというぐらいの大きな穴が開いていたから……

多分……………いや、間違いなくさっきのビームで出来たんでしょうね……

承太郎はそのまま仰向けに倒れた……………

 

レ「そんな……あの未来は……………本当だったの……………そんな……」

咲「承太郎さん……………嘘……ですよね?そんな………」

魔「いやだ、こんなの……」

霊「いやあああああああぁぁぁぁ‼︎」

 

私は周りの事も気にせずに最早絶叫に近い声を出し、その場に倒れこみ、泣いた……

それに釣られたのように魔理沙達も泣き始めた……………

あぁ、この世は、この世はなんて残酷なの?

私はそんな帰ってくる筈もない質問をしながら、泣き叫んだ……………

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あっれー?可笑しいな、最初の頃はこうなる筈じゃかなったのになんでだ〜〜?
まあいいや

今回出てきたオリジナル能力は僕の方で書いた方ではなく
ホワイト•ラムさんの作品の「止めてください‼︎師匠‼︎」の方で出ています
また言いますが、ホワイト•ラムさん、今回はありがとうございました‼︎
この場でお礼をさせて頂きます

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第39話 矢の力

どうもジョースターです
ポケモンムーンを発売日に買ったのは誰だ〜〜
このジョースターだっ‼︎
パートナーは迷った結果、今まで選んでいなかった水タイプにしました

やっぱおもろい

では、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎が死んだ

 

 

リ大蛇「………ケッコウアブナカッタナ……」

 

大蛇のそんな呟きは、霊夢達に聞こえるはずもなかった……………

と言うより、もはや大蛇にすら気が付いていなかった…

 

霊「何寝てるのよ‼︎承太郎‼︎ねえ、起きて、起きってば‼︎」

レ「やめなさい‼︎もう承太郎は…………」

 

レミリアは目に涙を溜めながら、承太郎の身体を揺さぶり霊夢を抑えた

 

霊「死んでない‼︎そんな筈はない‼︎」

魔「霊夢……」

 

魔理沙は何か言おうとしたが、咲夜は無表情でそれを遮るように手を出した

 

咲「魔理沙……………今の霊夢に何言っても無駄よ」

魔「なんで……………なんで……」

 

魔理沙は咲夜の他人行儀な対応に腹を立て、咲夜の胸ぐらを掴んだ

 

魔「何でお前はそんな顔出来んだよ‼︎知り合いが死んだんぞ‼︎」

咲「……………決まっているじゃない……」

魔「はっきり言え‼︎」

 

咲夜は下を向き、小声で言っていた……………

が、魔理沙が急かし、顔をあげて声を荒げた

 

咲「悲しいに決まっているじゃない‼︎」

魔「咲夜……………すまん……」

 

さっきまでの無表情な表情は消え去り。

思いっきり泣いている咲夜と魔理沙……………

もはや、誰も冷静ではいれなかった……もはや戦いそっちのけで……………

 

リ大蛇「ナンダコレハ?」

 

大蛇はその光景を見て呆然としていた…

それもその筈、あの男が命を変えてでも時間を稼いだにも関わらずこれ光景である

もはや、自分は一体如何言う対応をすれば良いか迷う始末である……

 

大蛇(しかし、妙だ……………何故、あの男はあのビームをもろに直撃したんだ?少なくとも何かしらの事は出来たはず……………何故、動く事も無く、そのまま直撃した?それにあの胸の穴……………よく見てみると、俺が撃ったビームより少し、穴が大きい……………なんだ、妙だ。何故、殺した筈の男に恐怖する?何故、本能が今すぐ完全に殺せと言ってくる………何なんだ⁉︎これは……)

 

大蛇は死んだ筈の承太郎に恐怖し始めた……………

まさに得体も知れない何かがでも産まれてくるかのような感じに襲われた……………

 

リ大蛇「全員、ソコノ男ノ首ヲハネロ‼︎」

 

大蛇の行動は早かった、速やかに生き残っていた大蛇に命じて承太郎の死を確実のモノにしようとした…

しかし……

 

霊「あんたが、殺したのね……………承太郎を……」

レ「そうみたいね……」

咲「それなら、話は……」

魔「速いぜ……」

 

さっきまで、声をあげて泣いていたのは何処へやら、全員ピタッと泣き止み、各々がそれぞれ臨戦態勢になった……

その目には明らかなる殺意、復讐心などが宿っていた……………

 

魔「気を付けろよ、こいつは切断とかされると、分裂するからな」

霊「あら、切断しちゃ駄目なのね、でも……」

咲「全くもって……」

レ「問題ないわ」

 

今の彼女らなら、どんな相手でも潰せる……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もはや、全員が鬼神のように次々と大蛇を倒していく……………

リーダーの大蛇はその光景を見て軽くドン引きした……

 

リ大蛇「マサカ……………コレホドトハ……」

霊「さて、と後はあんたを如何するかね……」

魔「封印か?」

霊「駄目よ、もっと痛め付けないと気が晴れないわ……」

 

霊夢に至ってはもはや側からみれば、ただのドSにしか見えない光景である

承太郎に襲っていった大蛇を瞬殺して、リーダーの大蛇に向かおうとしているが……

大蛇は特に動じる事なく……

 

リ大蛇「無駄、無駄ァ……………イクラオマエラガタオソウガナ……」

 

 

 

 

ザシュッ、ガブッ

 

 

 

承太郎の時にやったように自分の体に噛み付き、肉を引きちぎり吐き出した

 

レ「え?自分で自分を食べているの?」

咲「いえ、違います。よく見ると、自分の肉を食い千切って吐き出しています」

魔「まさか……………不味いぜ‼︎」

霊「成る程ね、だから承太郎がやられた理由が分かったわ……」

 

大蛇は瞬く間に増え、結果さっきと比べ物にならないぐらいの数になり霊夢達を囲んだ……

 

霊「一体、どうしようかしら」

魔「さぁ、どうする事も出来ないんじゃないか?」

レ「クッ、このままじゃ、不味いわ……………如何すれば……」

咲「確かに、このままでは、いつかこっちの体力がきれて……………やられてしまう……」

リ大蛇「サァ、イツマデモツカナ?ヤレ!我が僕よ‼︎」

 

大蛇『シャァアアアア‼︎』

 

リーダーの大蛇はそう言うと、分裂した大蛇は一斉に霊夢達を襲っていった……

最初こそ圧倒できたが、徐々に、徐々にだが、疲れ始め押されていった……

 

 

魔「くそッ、このままじゃあ負けてしまうぜ‼︎」

霊「口を動かしている暇が有るなら、さっさと戦う‼︎」

魔「分かっているぜ‼︎」

 

魔理沙がつい、弱気な発言をしてしまったが、霊夢は魔理沙をフォローするように戦いに専念させた……

辺りには、針やお札、七色のレーザー、赤い槍、銀製のナイフがあっちこっちに飛び回り、誰から見ても戦いをしていると分かるような状況であった

霊夢達は様々な技を使い大蛇を倒していくが、大蛇達は一向に数が減らずに数の暴力で押していった

いくら霊夢や魔理沙が弾幕ごっこのプロ……………回避にかけても少しずつ、少しずつ擦り傷ではあるが、徐々にダメージが蓄積されてきた……………

 

 

 

 

 

 

霊「あぁもう!これじゃあキリがないわ‼︎何か弱点はないのかしら……」

レ「そんなのあったらとっくの前に承太郎が倒しているわ‼︎」

魔「確かに……………なぁ‼︎」

 

霊夢は徐々に追い詰められ徐々に焦り始めた

しかし、霊夢はさっきとは逆に魔理沙と、レミリアに宥められることになった……

 

霊「⁉︎しまっ……」

 

 

 

ドガアアアアアアン

 

 

 

大蛇は尻尾で横に薙ぎはらうように振り回し、霊夢はさっきの焦りで、モロに……………とはいかないが、命中してしまった……

霊夢は咄嗟にお祓い棒でガードしたが威力が威力で思いっ切り飛ばされて木に激突した……

結構な勢いでぶつかり、今までの戦いで脆くなっていたのか、霊夢がぶつかった所のみ割れ、木に挟まれめり込むようになり身動きが取れなくなってしまった……

 

咲「霊夢‼︎」

魔「大丈夫か?」

霊「大丈夫……………とはいかないわね……」

 

レ「二人とも後ろ‼︎」

 

魔「なっ、グッ……………」

咲「きゃ」

 

魔理沙と咲夜はぶっ飛ばされて木にめり込んだ霊夢の方を気を取られ、隙ができてしまい、その隙をつかれ魔理沙は霊夢と同じ様に飛ばされ、咲夜は尻尾で締め付けられ、身動きが取れない状態となった……

 

咲(これじゃあ、時を止めても回避が……………出来無いわ‼︎)

 

もはや、まともに動けるのはレミリアだけだが、いくら吸血鬼でも一人では無理があった……

承太郎が倒れで僅か3〜4分ぐらいしか経っていないが、もはや絶望的な状態になった……

 

リ大蛇「……………ヤハリ、アノ男ガ一番カ……………モウイイヤレ、マズハアノアカイ服ノヤツダ……………」

 

大蛇は霊夢の方を向き、他の大蛇に命じ、その命令にしたがい一匹の大蛇がゆっくり動き出した……

霊夢は最初は特に動じる事なく抜けた出そうとしていたが、なかなか抜けずに焦りが顔に出てきた

しかし、霊夢はその瞬間見た……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢の近くで、承太郎のスタンド……………ブラッドが倒れているのに……

 

霊(なんで、承太郎のスタンドのブラッドが?承太郎が死んだならもう、消えている筈……………もしかして……………生きているの?)

 

霊夢がそんな事を思っていると、ブラッドの近くから何かが光った……

その光った物体はブラックの腕の中に入り……………徐々に身体に向かって登って行く……

 

霊(まさか……アレは⁉︎)

 

霊夢は、その物体に見覚えがあった……

そして、承太郎はそれを探しに今日は出かけた……………

霊夢がそんな事を思っている間にも、大蛇は近づいて行きとうとう、攻撃が届く範囲に着いた……

大蛇は落ち着いて、口を開き鋭い牙を光らせた……………

その牙はまさに肉を断ち、骨を砕く牙……………噛まれれば、切断は免れない……

 

魔「霊夢ッ〜〜〜‼︎やめろぉぉぉ‼︎」

レ「駄目だわ‼︎間に合わない‼︎」

 

魔理沙は、声を荒げ叫び、レミリアは止めに行こうとするが、他の大蛇が邪魔をして行こうにも行けない……

もう、誰も霊夢助けることは不可能だった……

魔理沙の叫びも虚しく、大蛇は霊夢に向かって牙を突き立てた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「さっさと起きなさい‼︎承太郎ォォォォ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢は思いっ切り、出せるだけ声をあげ、承太郎の名を呼んだ

 

リ大蛇「死人ニタヨッテドウスル……」

 

霊夢以外は何を言っている?と思ったが、霊夢はそんなの気にせずに声を出した……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大蛇はあるとんでもない重大なミスを犯した……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それ以外は、全て完璧だった……………

しかし、そのミスを犯しただけで全てが意味が無くなるほどの重大なミス……

それは……………

 

 

 

 

 

 

 

ガシッ

 

 

 

 

リ大蛇「ナニ!何故オマエガ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承太郎を確実な止めを刺さなかった事……

 

最初は刺そうとしていたが、霊夢達と戦いその点を完全に欠落してしまった……

先まで、生きている気配すら見せなかった承太郎が急に立ち上がり、霊夢に攻撃しようとしていた大蛇を素手で止めていた、しかも、胸にあんな大きな穴が有ったはずなのに、すっかり埋まっていた。その目はもはや虚ろ……………もはや無意識に動いているといってもいい………

 

リ大蛇「ナッ、バカナ‼︎ナゼキサマガイキテイル‼︎」

 

大蛇はあまりに驚きつい、声を荒げて言った……

 

???「いや〜上手く……………は、行っていないか〜〜」

レ「なにあれ?」

咲「ブラッド?」

魔「いや、似ているが……………何かが違う……………なんなんだ?アレは?」

 

 

そして、1人の左の半分が欠けて、いる奇妙な仮面をつけ、その左半分からは、髪型を除けば承太郎そっくりな顔が見えているボロボロのマント、そして手には不思議な彫刻がされている矢のようなものが刺繍されている手袋を付けいる少年?が承太郎の近くに歩み寄った、その姿は、明らかにブラッドとは違うはずなのに、何処と無くブラッド似ている……………ただ言えるのは、承太郎のスタンドだという事……………レミリアや咲夜はもちろんの事、霊夢や魔理沙ですら知り得ないスタンド

しかし、霊夢は、そのスタンドが何かは知っている……………どんな能力とかは知らない……………ましてや見た事もない、しかし、確実に言える……………

 

 

 

霊「魔理沙……………合っているわよ」

魔「え?何が?」

霊「アレはブラッドよ。ブラッドが矢に刺さってああなったの……」

魔「ま、まさか……………」

ブ「そう、霊夢ちゃん、魔理沙ちゃん正解〜〜」

 

ブラッドは、何時もと変わらずに人をバカにしたような口調で言っている……

ブラッドは、承太郎が抑えていた大蛇に指でチョンと触ると、次の瞬間、その大蛇は跡形もなく消え去った……

もともと、最初から居なかったように……………

 

矢をスタンドそのものに突き刺す事で、そのスタンドさらなる段階に進ませる力がある。その更なる段階のスタンドが「鎮魂歌(レクイエム)」である

しかし、原作の作中でレクイエムを発現させたのはJ・P・ポルナレフとジョルノ・ジョバァーナの二名。

レクイエムとなった状態のスタンドは外見、能力ともに大きく変わり、名前もポルナレフのものは「シルバー・チャリオッツ・レクイエム」または単に「レクイエム」能力は「生物の魂」を支配するという、途方もなく壮大なエネルギーを持つ。

周囲の生物を全て眠らせ、近くにいた者同士の魂を入れ替える。魂が入れ替わった生物は姿形がだんだんと「この世に存在しない別のもの」へと変化させていく能力

 

ジョルノのものは「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」……………能力は「動作や意思の力をゼロにする」……………つまりは、真実に永遠に到達出来なくなる……………と言った、スタンドの範疇を超えた能力である。

しかし、ポルナレフは発動時は既に再起不能状態であったため、コントロール出来ず暴走してしまっている。ジョルノは完全にコントロール出来ているが、スタンド自体も自我を持っている。

それ以外は誰一人としてその力を得る事が出来なかった……………しかし、今‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブ「今の僕は……………『ブラッド•メモリー』……………改め……………『ブラッド•メモリー•レクイエム』だよ?僕のことは親しみを込めてブラッドって呼んでね〜〜〜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ここに‼︎新たな鎮魂歌(レクイエム)が誕生した‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continuedーーー>




レクイエム化は、いつかやってみたかった
いつにやっていたかは次回詳しく書きます

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第40話 鎮魂歌(レクイエム)は静かに奏でられる

どうも、学校の知り合いが、最新作のポケモンを買ってすぐにクリアして、発売日に買ってまだクリア、出来ていない僕を煽って。ついカッとなって、Ωルビーでボコボコにしたジョースターです

初手メガガルーラですが何か?相手、伝説ポケばっかだったけど6対6で5タテしてやったぜ。(あと一匹の所で降参してきた)メガガルーラつぇぇ……………
ちょっとキレられた……………
因みに僕のメンバーは基本厨ポケです……それでも一応、準伝説無しですよ?
まあその後、ビクティニとマナフィと、ダークライをあげたら、機嫌直りよった……(伝説、準伝説はそこそこ揃っている……………ケルディオ、ゲノセクト、ディアンシー、ボルケニオンぐらい居ないのは……………何故か、ビクティニが2匹いたり、色々と可笑しいと突っ込まれた……)

因みにムーンは今は、ゴーストの試練の所……………
思ったこと……………草の試練がキツすぎる……………
あと、ポケリフレ(前作で言うポケパルレ)の有能性が今になって知った……………
気合いで麻痺を治すってなんだよ……


さてと、雑談はここまでにしてどうぞ〜〜



前回のあらすじ

 

ブラッド、レクイエム化

 

魔「う、嘘だろ……レクイエムってアレだろ?あのチート能力になる奴だろ。マジでアレになったのか⁉︎」

 

魔理沙はいつの間にか立ち上がりそう叫んだ

ブラッドは何時もと変わらない口調では魔理沙の質問を答えて

 

ブ「うん〜そうだよ〜〜」

 

状況をいまいち理解出来ていない顔をしているレミリアと咲夜に魔理沙は簡単に説明していると、大蛇がブラッドに向かって叫びだした

 

リ大蛇「ナゼダ!ナゼオマエラガイキテイル!俺ノビームデ死ンダハズダ!」

ブ「んん〜ちょっと違うね〜キミのビームは当たっていないよ?承太郎には……」

リ大蛇「ナラ、アノ穴ハナンダッタンダ‼︎」

 

大蛇はブラッドの答えに納得出来ないのか、承太郎の胸に空いてた穴のことを言ってきた

しかし、ブラッドはというと

 

ブ「あぁ〜〜それか〜それはねぇ?僕がここら辺に落ちていた矢を自分の胸に刺したからだよ〜〜それが、承太郎にフィードバックで空いたってわけなの〜」

 

本来、滅多に承太郎にフィードバックがこないが、一応承太郎のスタンド。ちゃんとスタンドがダメージを負ったらそのダメージを本体が受ける。ブラッドの場合、腕が捥げたりそう言った大きな怪我のみフィードバックがされると言った、他のスタンドには無い特殊なスタンドである。

 

ブ「本当はね〜承太郎に見せて承太郎にこれをするって知って貰ってからやるつもりだったけどね〜殺られそうだったから。一か八かでやってみたの〜〜そしたら、半分成功、半分失敗みたいになったけどね〜……承太郎が意識無いから完全な成功では無いだよね……まぁ、今まで受けてきたダメージやら、覚悟も何も決まらずに勝手にやったから仕方がないか〜〜」

リ大蛇「ツマリハ、矢トヤラデアイタ穴ヲ通り抜けてイッタトイウワケカ…………ダカラ、カ…………」

 

大蛇はあの時感じた違和感の理由が分かり納得していたが、ブラッドはやや挑発気味で言葉を発した

 

 

ブ「それで?来ないの?まさか……………ビビって戦えません………なぁんて言わないよねぇ?」

 

リ大蛇「バカニスルナ!ヤレ!一斉にオソエ!」

 

大蛇達『シャアアアァァアアアア‼︎』

 

大蛇が10匹とは言わず、20、30、40とドンドンブラッドと承太郎に向かっている数が増えていった…………

そして、最前列が、承太郎達に攻撃を与えられる範囲に入り、躊躇うことなく牙で攻撃、ビームで攻撃尻尾で攻撃など技を選ばずに攻撃を仕掛けてきた……

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

ブ「無駄だよ?」

 

 

いつの間にか承太郎と、ブラッドは襲ってきた大蛇をすれ違う感じに後ろにいた……

そして、攻撃してきた大蛇達は音も無く跡形も無く消え去った……

いや、存在そのものが無くなったと言い程……

 

魔「一体何が……………まさか、能力が真実の上書きか?」

ブ「ううん、違うよ?僕も確信は無いけど違うよ〜〜まぁ、それににていると言ったらにているかな〜〜まあ、同じ事は発動条件が手で触る事、そして、『真実』を変えることかな?」

 

ブラッドは、そう言い両手を前に出して握ったり離したりしていた

大蛇は一瞬の内に大半がやられ、このまままでは負けてしまうと思い次の一手でた

 

リ大蛇「クソ‼︎コウナッタラ……………オイ‼︎コノ女ノイノチガオシケレバオトナシクコロサレロ!」

咲「グッ、ブラッド‼︎私の事はいいからさっさとやって‼︎」

レ「咲夜‼︎」

リ大蛇「ダマレ!」

 

ギュウウ……………ミシミシミシ………

 

咲「アァッ‼︎」

 

リーダーの大蛇はそう言い、咲夜を捉えていた大蛇は尻尾を大きく揚げ、咲夜を見せ付けた

咲夜は自分は良いからさっさと倒せと言ったが、大蛇はそれを黙らせるかのように捉えている大蛇に命じ咲夜の体を締め上げた

骨が軋む音がハッキリと聞こえてくる……

 

霊「この……………」

魔「外道が‼︎」

リ大蛇「ダマレ‼︎コイツヲモットクルシメテヤロウカ!」

霊「ぐっ」

 

霊夢と魔理沙が非難の声をあげたが、大蛇は脅して黙らせていた………

レミリアは、黙っているがその眼には明らかな怒りが宿っていた………

ブラッドはそれを見るなり、ため息を付いていた……

 

ブ「はぁ〜〜何でそんなことしちゃうかな……………そんな事しても意味無いのに……………僕はね…こう言うの……………」

霊「ブラッ……………ド?」

魔「この感じ……………まさか……」

 

霊夢と魔理沙は、このパターンを知っていた……………

承太郎がキレる時の雰囲気にそっくりだからである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブ「一番……………嫌いなんだ…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リ大蛇「⁉︎」

 

ブラッドは今までの巫山戯て人を馬鹿にした口調では無くなり、声のトーンも何時もより低く、その目の馬鹿にして舐めている目ではなく、氷の様に、冷徹な目になった

 

ブ「本当は慈悲で楽に倒してやろうと思ったけど………………君にはそんな慈悲……………必要が……………無いね……」

リ大蛇「ダマレ!オマエハシヌウンメイニアル!ヤレ!」

 

リーダーの大蛇はそう言い、生き残っている大蛇に命じありったけの力を使い、さっき迄とは比較にならない程の太さ、速さを兼ね揃えたビームを発射した……

しかし、標的の承太郎とブラッドは動かなかった……………

恐怖で動けないとかそんなものではない………

 

 

ブ「意味は……………無いね……」

 

ブラッドはビームが集まる所に左手を出した………

 

 

 

 

 

バシュウゥゥゥゥゥ‼︎

 

 

 

 

 

 

リ大蛇「バ、バカ……………ナ……嘘ダ……………コレハ夢ダ………」

ブ「夢じゃないよ?本当……」

リ大蛇「⁉︎い、いつの間に……………」

 

ブラッドがビームに触った瞬間

爆発、貫通をする訳でもなく……………消えた………

何事も無かったのように………

ブラッドと承太郎は、いつの間にかさっきビームを撃った大蛇達を消して、咲夜を捉えている大蛇とリーダーの大蛇がいる場所に移動していた……

 

リ大蛇「イ、一体ナンダンダ………コイツノ能力ハ………」

ブ「君には一生理解できないよ…………………この能力は……」

 

ブラッドはそう吐き捨てるように言い、咲夜を捉えている大蛇に触り跡形も消した……

 

咲「え?きゃっ」

 

咲夜は急に支えを失い、重力に従い地面に落下していったが、承太郎は咲夜を受け止めた………

 

咲「承太郎さん……………ありがとうございます……」

ブ「今の承太郎に言っても、意味無いよ?後で承太郎が意識を取り戻したら言ってね〜〜後、ごめんね〜ちょっと助けるのが遅くなって………傷は治しておいたよ?」

咲「え?いつの間に……そんな事より、お嬢様達を……………」

ブ「もう、治しているよ?」

 

咲夜は自分より霊夢達を治せと言おうとしたが、ブラッドはいつの間にか全員の傷を治していた……

 

霊「ほ、本当だわ……………でも、何でクレイジーダイヤモンドは出していないはずよ?」

魔「と、考えるとブラッドの能力か?」

ブ「うん、一応言っておくけど、僕の能力はなんでもアリって能力じゃ無いよ?発動しても意味無い奴もあるから…………………ヒントを言うと、オセロみたいな感じかな〜〜?」

レ「全く、分からないわ……」

 

ブラッドの能力に全員は疑問に思っているが、ブラッドはそれを他所に最後の一匹となった大蛇の前に立った……………

 

ブ「さてと、これで最後だけど言い残すことは無い?」

リ大蛇「フフ、バカメ。イクラオマエノ能力ガ強かろうが分裂スルノハフセゲナ「あーそれなんだけど〜」?」

ブ「もう使えないよ?その能力……」

リ大蛇「フン、嘘ヲツクナ!ホォラ分裂シテヤルゾ」

 

 

ザシュッ

 

 

大蛇は自分の体を噛みちぎった………

何時ものようにまた、分裂をする……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だった………

 

リ大蛇「エ?グワアアアアァァアアアア‼︎ナゼダ!ナゼ‼︎分裂ハ愚か再生スラシナイ‼︎」

 

大蛇は何もさっきと変化の無い肉片と、自分の千切れて治らない体を見て絶叫した………

ブラッドは、明らかに呆れかえっている表情をしていた……

 

ブ「はぁ〜〜だから言ったのに……じゃあね………」

リ大蛇「マッ、マッテクレ!命ダケハ、命ダケハタスケテクレ‼︎ナァ、タノム‼︎」

 

大蛇は為す術がなく、惨めに命乞いを始めた……………

しかし、この愚かな大蛇は知らなかった…………

 

ブ「はぁ〜〜人質を使って脅しの、次は惨めに命乞いか〜〜〜〜もう此処まで来たら、褒めるしかないね〜〜でもね……」

リ大蛇「イマダ!」

 

 

ブゥゥン

 

 

ブラッドの隙を見つけ、大蛇は思いっきり尻尾を振り回した………

風を切り、強靭な尻尾は承太郎、ブラッドに当たった………

普通なら、致命傷になる程の一撃………

そんな一撃がブラッドと承太郎にあたった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブ「不意打ちは見え見えだよ?」

リ大蛇「ナ、ナンデ?」

 

なんともなかった、と言うより大蛇が攻撃したと言った事実すらなかったように………

 

ブ「さてと、今から、殺すけどなにか言い残すことはない?」

リ大蛇「ヤ、ヤメロ!タスケテ………」

ブ「助けて?君は……………どれほど人を傷付けた?君の罪を数えてごらん?僕も数えるよ、一つ、今回の戦いでここら辺の森を破壊した。

二つ、自分の所為で霊夢達が悲しんだ……………ほら、数えたよ、さぁ、言ってごらん?」

 

ブラックは何処ぞの仮面ライダーの様な台詞を吐いて大蛇を追い詰めていった………

 

リ大蛇「エ…………………オレハ……」

 

大蛇は何を言っていいのか分からずに、混乱していた……

ブラッドは見かねて口を開いた……

 

ブ「もういいや、君の罪は…………………地獄で数えてね……………………はぁ……………こんなに時間を与えてこれか……………全く君には呆れて………」

 

ブラッドはそう言い、両手の拳に力を込めた……

大蛇は、これから何が起こるのか理解して、これからどうなるのか、一体何処に行くのか……………

一瞬が、永遠に感じる程に様々な事を考えたが……………

 

結局、考えるのをやめた…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブ「何も言えないよ…………じゃあね……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラッドはそう言い、左手を大蛇の身体に叩き込んだ ……………

さらに次は右手……………その次は左………

交互に拳を叩き込んだ

 

 

リ大蛇「グハァ‼︎」

 

ブ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼︎」

 

そんな叫び越えを上げて、ブラッドは殴り続けた……………

 

 

リ大蛇「バ、バカァァアアアア‼︎」

 

 

最後は大蛇は空中に飛んで行き……

跡形もなく消えた……

 

ブ「おっと、ごめんね〜〜君には地獄に行って罪を聞けって言ったけど……………それは無理だったね〜〜だって、君が行く場所は天国でも地獄でも無い……………ましてや現世でもない……………何処へも行くことは無かったねぇ〜〜まあ、一応僕が君の罪を言っておくね〜〜」

 

ブラッドは消え失せた大蛇に言うかのように言っていた………

 

ブ「君の罪は……………僕を……………いや、僕達を怒らせた。それだけだよ?」

 

ブラッドはそう言い、元の姿に戻った……………

 

霊「か、勝ったの?」

魔「らしいな、私達があんだけやっても勝てない奴をこんなにあっさり勝つのかよ……」

レ「一体、なんなの……」

咲「分かりません。あれは果たしてどんな能力なんでしょうか……」

 

霊夢達は勝ちに喜ぶ……………よりも、ブラッドのあの異常な程の能力が気になった……

自分達ですら、一方的な戦いで負けかけていたのに、ブラッドはまるで赤子の手を捻るように容易く倒した……

それがどれ程恐ろしいかよく知っていた……

そんな、事をよそにブラッドは地面に転がり落ちた矢を拾った

 

ブ「矢……………ゲット〜〜♪イェーイ〜〜」

 

矢を拾いそう言い、亀の中に仕舞い込んだ……

承太郎はと言うと………

 

承「…………………アレ?これは……………一体?」

霊「承太郎‼︎」

 

ようやく我に帰った……

霊夢達はそれに気付き承太郎に近づいた……………

それを見た承太郎は…………………

 

承「え?これどういう事?」

 

 

 

全く理解出来ていなかった……

承太郎は一体どういう対応をすれば良いかわからなかった……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その近くの所で何者かが見ていた……………

姿は影で見えない

 

???「ふむ、成る程。実験のつもりであの大蛇に能力を使ってみたが……………まさか、あんな能力を見ることが出来るとはね……………あの矢は欲しいけど今出るのは、不味い、あの能力が得体も知れ無いからね……まあ、しばらくは自分のあの矢のお陰で目覚めた能力を知るために大人しくしているか……………まあ、あの大蛇の能力も手に入れたしね………」

 

その者は隠れていた場所からいきなり消えた……………

承太郎と、その者がいつか絶対に出会う……

何故なら……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタンド使いは、スタンド使いに惹かれ合うから………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 




はい、まあ、前回の時点である程度は、予想は付いていたでしょう
因みにレクイエムの能力はまだ伏せとおきます
感想でこんな能力かと当ててもいいですよ……………
ヒントは、ブラッドがある程度言って有りますよ

答えは意外と簡単だったりします

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第41話 承太郎は困惑する

どうも、ジョースターです

日曜日にやっとポケモンムーンクリアした……
今はUBの厳選中です。
思ったことミミッキュ強い
Z技まで、ばけのかわで防ぎよったぞ……
あかいいとが欲しいのになんでBP48必要なんだよ……………
それはあれか?ポケバンク出るまで待てと?
後、ジャッジ何処?見当たらない………

まあ、それは置いといてどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

ブラックが大蛇を倒した

 

 

俺は、空条承太郎……

今、ちょっと困惑している……

 

承「一体、どうしてこうなった……」

 

俺はあの時、確かに大蛇のビームで胸に穴が開いてやられたはず……

そしたら、いつの間にか大蛇が居なくなっていた……

霊夢達がこっちに来るって事は……………あいつらが倒したのか?

いや、だとすると何故、俺が生きている……………少なくともあれはどう転ぼうが致命傷だった筈………

一体どういうことだ?

俺のそんなに疑問を他所に霊夢達は俺の方に来た

そして、口々に俺にいろいろ質問してきた

 

霊「大丈夫?承太郎?」

承「あ、あぁ……」

霊「そう、ならあの能力はなに?」

承「あの、能力?どういう事だ?」

魔「おいおい、惚けるのは良くないぜ、あんだけやってシラを切るのか?レクイエムだよ、レクイエム」

 

レクイエム?

確か、カビが髪に生えたボスを5部の主人公ジョルノが倒した時に使ったのあのチート能力か……

でも、それが何故、今会話に出るんだ?

 

承「レクイエムは知っているが……………それがどうした?」

咲「ブラッドがレクイエムに成ったんですよ……」

承「あのバカが?」

レ「その様子だと。ブラッドの言った通り無意識に行動していたから覚えて無いみたいね……」

 

レミリアのそんな一言に皆は納得したような顔をしていた

にしても……なんだろう……………急に疲れが……どっと来た……あぁ……頭が……………ボォーっとするな……

俺は周りから見ても分かるようなレベルでフラフラしていた……

 

霊「承太郎?どうかした?」

承「すまない……………少し……………休む………」

 

俺はそう言い

意識を手放した………

 

 

 

 

 

 

 

ドサッ

 

 

 

 

 

 

承太郎は霊夢に抱きつく様に倒れた……………

霊夢は、一瞬理解が出来ていなかったが頭が現状を理解した瞬間‼︎

 

霊「え?え?えええぇぇぇぇ⁉︎ちょ、承太郎⁉︎」

 

顔を真っ赤にして、思いっきり驚きの声をあげた

 

レ「霊夢、落ち着きなさい‼︎」

魔「お、落ち着け‼︎霊夢」

霊「ご、ごめん……」

 

レミリアと魔理沙が霊夢を落ち着かせて……………

霊夢は落ち着きを取り戻した

承太郎はと言うと霊夢にもたれかかっていた

霊夢はそれを見て……

 

霊「……………お疲れ様、承太郎」

 

そう言い、承太郎の頭を撫でた

しばらくはそんなに感じで時間が流れていったが……………

 

霊「んで?どうするの?これからは……」

魔「まずは、承太郎を運ぶ事だな」

咲「そうよね、じゃあ博麗神社にでも……」

???「待ちなさい」

 

咲夜のその意見でみんなが納得して

さて、運ぼうしていると、何者かが声を出し急に空間が裂けた

裂けた空間からは目玉の空間が広がっている……………

何を隠そう、承太郎に今回の件を託し幻想郷を管理するBB……………ゲフングフン……………失礼、永遠の18歳(笑)事、八雲紫である

 

紫「今、とんでも無い事を言われてる気がするわ……」

霊「なにを馬鹿な事を言っているの?よく言われるじゃない」

紫「失礼ね。まあ良いわ、それより承太郎を運ぶ場所は、博麗神社じゃだ駄目よ」

魔「如何してだぜ?」

紫「承太郎の能力に自分の傷を治す能力があるでしょ」

霊「そう言えば、あったわね……」

魔「それが、どうかしたのか?」

 

紫は魔理沙の質問に対して、手に持っていた扇子を広げてこう言った

 

紫「アレはね、傷を治すというよりは、治りを早くする能力と言ったほうがいいわね」

レ「どういうことよ?」

紫「あれは、承太郎の本来ある自然治癒力を無理矢理活性化させて治しているだけよ」

霊「それがどうかしたの?」

紫「分からないの?普通そんな事をしたら疲れがくるに決まっているでしょ?しかも、今回は今まで以上にそれを使い、身体を酷使した……………挙げ句の果てには勝手にブラッドがレクイエム化と言う、無茶をした……それで、精神も結構削られた……………」

咲「成る程、つまり下手をしたら過労死してしまう可能性があると」

魔「傷を治す筈が逆に死ぬのかよ……」

 

紫は魔理沙の発言にそうよと答え。

ここからが本題と言わんばかりに、扇子をパシッと閉じた

 

紫「だから、もし万が一の為にそう言った設備も何も無いところへ運ぶのは危険よ」

レ「なら、私の所は?パチェに魔法ならある程度なら対処出来るわよ?」

紫「そうね……………本当は病院にでも連れて行くのがベストだけど、生憎この幻想郷にあるは有るけど、行くのが難しいからね〜〜レミリアの所にしましょうか……………さて、そうと決まれば運びましょう。紅魔館に繋いだ私の隙間の承太郎を入れて、なるべく安全にね………………後、目が覚めたら承太郎に少し話があるから借りるね……………」

霊「え、ええ……………ちょっと魔理沙。手伝いなさい」

魔「お、おう」

咲「私も手伝うわ……」

 

霊夢は承太郎の左腕を肩に乗せ、右腕は魔理沙が持った

咲夜は自分の手伝うと言ういい霊夢達に近づいたがレミリアがそれを静止させた

 

レ「咲夜、流石に運ぶのに3人も要らないわ。あなたは先に行って、部屋に確保をして頂戴」

咲「はい、分かりました」

 

咲夜はそう言い残し隙間の中に入り、部屋の確保へ向かった……

霊夢と魔理沙も多少承太郎の身長によって苦戦しながら隙間の中に入った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

眠っている間はカット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「知らない天井……………じゃないか……………ここは紅魔館か?」

 

俺が目を覚ますと真っ赤な天井が見えた

俺が寝ているベッドの近くに咲夜が椅子に座っていた……

咲夜は俺が目を覚ましたのが気付いたのか急に笑顔になった

 

咲「承太郎さん……………ようやく起きましたか………」

承「ようやく?待て、それじゃあ俺が何日も寝てたみたいじゃあないか」

咲「はい、三日間ぐらい寝ていましたよ?」

承「マジで?」

咲「マジです」

 

ナンテコッタイ、まさかあの後3日も寝ていたと………

まぁ、寝てしまったものは仕方がない

 

承「結構寝ていたんだな……」

咲「では、私はお嬢様に連絡しておきますね。その間に皮を剥いたりんごがあるのでそれを……」

承「分かった、ありがとう」

咲「では、失礼しました」

 

咲夜は俺にりんごを渡し、一礼して部屋を出た

さてと、りんごでも食べるか………

俺がりんごを見たら、なんかとんでもない皮の剥き方をしていた

 

承「え?なにこれ?」

 

まさかのリアル過ぎるうさぎりんごだった……

いや、怖いわ‼︎

目が、目が食べようとすると目が合う!

怖い‼︎う、後ろの方からは……………駄目だ、それはそれでホラーだ………

こうなったら、ひ、一口で食べれば……………

 

承「それしかねぇぇぇ‼︎」

 

 

シャク

 

 

俺は丸々一個の大きさのうさぎりんごを食べた……………

 

承「ふめぇ(ウメェ)」

 

これ、結構いいリンゴだ………

何処で売っているんだろう……………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「承太郎〜〜〜‼︎」

承「喧しい‼︎」

レ「あっ、ゴメン」

 

俺がりんごを食べ終わりしばらくしていると、扉が雑に開きレミリアが来た

あまりに声が大きかったからつい、言ってしまったらレミリアはヘコんだ結構………

 

承「で、何用だ?」

レ「まず、私にいうことは?」

承「…………………………………………血吸うな」

レ「そこっ⁉︎今それ言う⁉︎違うわよ、ここは何処?私の紅魔館よ」

承「あぁ〜〜そういう事か」

レ「そうそう」

承「ゴチになりまーす〜〜」

レ「いや、何かタダ飯食いにきたような事言っているの⁉︎」

承「はいはい、冗談冗談。看病してくてありしった〜〜〜」

レ「軽ッ、凄い軽い‼︎」

 

思った事、なにこの茶番……

 

承「で、それだけか?」

レ「いや、ここからが本題よ」

承「本題?」

レ「あなた……………あの能力事を一切知らないの?」

承「レクイエムか……………知っているには知っているが、ブラッドがレクイエム化した事、ましてはその能力については一切知らない」

レ「そう……………ならいいわ」

 

レミリアはそう言うとさっきまで何か腑に落ちない様な顔をしていたが、それが納得したのかすっきりした表情になった

そんな事をしていると急に空間が裂けた……

これは……………あいつか……………

俺はそう思いつつ左手にありったけの力を込めた

 

紫「起きたようね、じょうt「ダイレクトアタックゥゥゥゥゥウゥゥゥ‼︎」キャアァァァァァァァァ‼︎」

 

隙間から身を乗り出した紫の顔面にフルスイングで拳をぶつけた

紫は思っ切り仰け反り、隙間の中に戻った

しばらくすると、ヨロヨロと隙間から紫が出てきた

 

紫「何をするのよ‼︎いきなり痛いじゃない‼︎」

承「あーすまんすまん。ついカッとなって……………反省はしていない」

紫「しなさい‼︎そこは反省しなさい‼︎しかも何か、その適当な謝り‼︎」

 

俺は正直面倒だったので適当に受け答えした

 

紫「まあ、良いわ。ちょっと話があるからついてきて頂戴」

承「ああ、分かった」

紫「……………そこは従うんのね」

承「うん、もう巫山戯るの疲れた。やっぱふざけはブラッドの役だな」

紫「まあ、それもそうね」

 

紫は俺の呟きに、苦笑いになりながら隙間を開いた

紫はその中に入り、ちょいちょい、っと付いて来いと言わんばかりに俺を手招きをした

俺はそれに従うように隙間の中へと入った

 

承「って落ちる系かよ‼︎」

 

俺はそんな叫びをあげながら落ちていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目玉の変な空間を通り抜けて、着いた場所は和風の屋敷だった………

俺は畳が敷き詰められて、机が置いてある部屋に落ちてきた

何処ここ?

 

紫「さぁ、座ってちょうだい。」

承「何処だ……………ここは」

紫「私の家よ……………立派でしょ?」

承「まぁ、立派だな」

藍「失礼します。お茶をお持ちしました」

承「ありがとう」

 

紫は机の近く座っていたので俺は向かい合うように座った

するといつの間にかいた、確か……………名前が……………藍?だっけ?が俺と紫の前にお茶を入れた湯のみを置いた

 

承「で?話とは?」

紫「まずはありがとうね、矢を回収していて……………」

承「矢?そう言えば、いつの間にか亀の中に入っていたな……」

紫「ねぇ、一つ聞いていい?」

承「なんだ?」

紫「あなたが目を覚ましてからブラッドは一回でも良いから出てきた?」

 

変な質問だな……………

そういや、出てないな…………

まぁ、あいつ自身気分で出てくるから驚きはしないがな。

 

承「いや、出ていないが……」

紫「そう……………まぁいいわ。あの能力について聞きたかったけど仕方がないわ」

承「レクイエムの事か?」

紫「えぇ。あの能力は色々と気になるわ」

承「そんな能力なのか。」

紫「ええ、だからこれは命令に近いけど、よっぽどの事がない限り使ってはいけないわよ?パワーバランスが崩れかねない能力だから……いいこと?」

承「分かった、肝に銘じておく」

 

紫はそれを聞くとそう、良いことよと言い、微笑んだ……

 

承「で?それだけか?話は」

紫「……………今から話すことは、しばらくは誰にも離さないで頂戴。これは誰にも知られてはいけない事よ」

藍「紫様‼︎よろしいのですか⁉︎」

紫「ええ、もともと承太郎には話すつもりだったし、一応霊夢にも言っておこうかしら?」

承「一体何の話だ?」

紫「いい落ち着いて聞くのよ。あなたは3日前に矢を回収した。私が矢の存在を知ったのは1日前……………そう考えると、それまでに幻想入りをしているわ……可笑しいと思わない?」

 

一体どういう事だ?

何が可笑しい?

紫は真剣な目付きで言ってくるが、俺は良く意味を理解出来ていない

 

承「何処がだ?」

紫「少なくとも半日、多くて丸1日。その時間で誰一人持ち帰ったり、壊したりしなかったことよ。それに承太郎がそれを探しに行った時にあんな能力を持っている大蛇と遭遇したことよ、こんな偶然重なると思う?」

承「……………まさか、それじゃあ、誰かが故意的にそうさせたとでも言うのか⁉︎」

紫「ええ、そう考えると矢の事を知っている者……………つまりは……」

承「一番恐れていたが…………」

 

俺の最悪の予想がまさか的中するとは………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「スタンド使いがあなた以外にこの幻想郷にいるわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「やっぱりか……いつかはそうなると思っていた……」

紫「だから、注意しなさいと言いたいのよ。なんせスタンド使い同士は惹かれ合うでしょ?」

承「ああ、そうだな」

 

ここでもそのルールが来るとは思っていなかった……

はっきり言う……………最悪だ……

最近俺は呪われているのかな?

俺のそんなに疑問は誰も答えてくれなかった

 

 

 

To be continuedーーー>




承太郎視点、口調を2週間ぶりにやるからアレ?どうするんだっけ?ヤベェ、忘れたと言うバカをやらかした……
後、最初に比べ承太郎の口調が……………
今じゃあ、ジョセフ程では無いけど結構軽くなってきてる……
キャラ崩壊しないようにしないと……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第42話 慣れって怖い

どうもジョースターです

ついにUA20000突破しました‼︎
非常に嬉しい限りであります‼︎ありがとうございます、これからも頑張らせて頂きます‼︎

どうでもいい話……
最近、とんでもない一発ネタの短編が思いついて仕方がない……………
ポケモンのパートナーがキテルグマとか……………書いていい……………かな?
後、ジョジョアニメのOPがすごくいい……見てない人は是非、見てみてください

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

スタンド使いが確認された

 

 

承「んでだ、能力とかは分かるのか?」

 

ここが一番重要だ……

もし知っているならとてもありがたい……………

 

紫「いいえ、全く分からないわ……」

承「やっぱりか……どうする?探して、殺すか?」

 

やっぱり知らないか……………

まあ仕方がないな……

 

紫「う〜〜ん……………今はやめておきましょうかしら?」

承「何故だ?」

紫「落ち着いて考えてみなさい、全く正体が知れない能力者と戦うのはリスクがデカすぎるわ……………今の所は排除すべきものでないわ……」

承「要は何かやらかし始めたら、殺ると?」

紫「まあ、そういう事ね……」

 

成る程、確かにそれが一番だ。時間があれば相手も何かしらはするそれが上手くいけば正体不明の能力を解くカギになるかもな……

 

紫「まあ、そういう事だから。決して無茶は行けないわよ?」

承「ああ、分かった」

 

紫はそれを聞くと頷き笑った……………

後、なんか藍がずっとこっちを見ているんだが……

 

承「なぁ、どうかしたか?藍」

藍「えっ、あっ……………あの〜〜腕が……」

承「腕?それがどうした?」

 

藍が申し訳無さそうに、俺の左腕を指差した………

なんか付いているのかな〜〜

 

 

 

 

 

藍「えーと、その左腕があらぬ方向に曲がっているのですが……」

承「え?そんな筈は…………」

 

俺はそんな馬鹿なと思いながら、左腕を見てみたが……

 

 

承「あったわ……………」

 

左腕が普通とは逆方向に曲がっていた……

嘘だろ……………

 

紫「それを気付かない承太郎も承太郎ね……」

承「いや、なんか最近痛みを慣れ始めてきた……………ここに来てから事あるごとに腕がもげたり、骨折したり、血を吸われ過ぎて倒れたりとかで……」

藍「苦労しているですね……」

 

ちょ、藍さんやその同情の目をやめてくれ………

そういや、なんか動きづらいな〜〜と思っていたら骨折って……………

流石に腕がもげたりするのは痛い……………でも骨折はもう、しょっちゅうだからな……………

 

紫「まあ、知っていたけど……………そろそろ時間切れね……」

承「何g」

 

俺は何がと聞こうとしたら、いきなり激痛が襲ってきた………といったわけじゃないけど多少の痛みが来た……

 

承「何をした?」

紫「えぇ〜〜っとね〜〜承太郎が倒れて、その時既に骨折していたのを知っていたけど〜〜面倒だからもう妖術で痛み止めときゃいっかな〜〜的な?」

承「歯を食い縛れ」

紫「え⁉︎なんで‼︎」

藍「落ち着いてください‼︎承太郎さん!そっちは左腕ですよ‼︎悪化しますから、右手でやってください‼︎」

紫「ちょ、藍‼︎止めないの‼︎主がピンチなのに式神の貴女が止めないの‼︎」

藍「……………さぁ!一思いに右腕で‼︎」

 

藍は無視を繰り出した‼︎

藍……………お前……………多分、紫に振り回されているんだろうな……………目を見ればわかる、明らかに日頃の恨みを感じる

可哀想に……………

 

藍「分かってくれるのですか?」

承「あぁ、俺もそんな感じだからな……………」

藍「ありがとうございます」

紫「いや、何か同盟結託しているのよ‼︎ちょっと、藍‼︎私を羽交い締めにしないで‼︎」

藍「さぁ!やって下さい‼︎私の事は気にせずに思いっきり‼︎」

承「……………済まない、許せッ‼︎」

紫「いや、自分もろとも撃て‼︎みたいなことを言っているのよ‼︎死なないからね‼︎これぐらいじゃ」

承「震えるぞハート‼︎燃え尽きるほどヒート‼︎食らいやがれ紫ィィィィィッ‼︎」

紫「イヤアァァァァ‼︎」

 

紫がなんか言っているが気のせい気のせい……………

俺を右腕を思いっきり振りかぶり紫の顔面を殴ろうとしていた……

 

 

紫「す、隙間ガード‼︎」

承「え、それはひきょ………」

 

紫は自分の顔面の前の隙間を開いた……………

つまりは俺の腕はそのまま隙間に入り、さて出口は……………

 

承「やっぱ俺のとこかよぉぉぉ!」

 

俺の顔面の目の前だった

勿論勢いを止めれるわけがなく……

 

承「グガッ‼︎」

 

顔面に命中

うん、鈍い痛みには慣れてないだな……

俺は殴られた衝撃で思いっきり倒れた

 

藍「承太郎さーーん!大丈夫ですか‼︎」

承「大丈夫だ、問題ない……」

藍「の割には目が虚ろですが……」

紫「大丈夫〜〜承太郎〜〜」

藍「紫様‼︎承太郎さんは怪我人ですよ‼︎酷いと思いませんか‼︎」

紫「えぇ〜〜そんなこと言われても……」

 

藍が般若のごとくえげつない顔になっている……

おぉ、怖い怖い

 

承「……………とりあえず帰っていい?」

紫「そうね〜〜そうそう、しばらくはそのケガを治しちゃ駄目よ」

承「何故?」

紫「あなた自身は分かっていないでしょうが、あれだけの能力を使い体力も精神も大幅に失くなった状態で、あなたの身体はもうボロボロよ、2、3日寝てた程度じゃ回復は全く出来ていないわ。そんな状態で無理矢理治癒力をあげたらそれこそ死を招くわ……………」

 

そう言えば、確かに俺の傷を治すのは無理矢理治癒力を高めているだけだ。確かに不味いな………

 

承「分かった。何時ぐらいまでだ?」

紫「3日後ぐらいかしら?」

承「分かった、じゃあ、帰るわ」

紫「送って行くわ。」

藍「あまりご無理を為さらずに……………」

承「善処する」

 

紫は隙間を開き、俺は取り敢えず一旦紅魔館に帰った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ただいm「お兄ちゃん〜〜〜‼︎」ウボォァ!」

フ「大丈夫だった?あれ?お兄ちゃん〜〜?お兄ちゃん〜〜?寝ているのかな?」

 

俺は紅魔館に帰った瞬間にフランの飛びついて抱きつくと言う名の、飛び込みタックルをくらい意識を失った……

唐突すぎな……………

 

レ「で?こうなったと?」

承「そういう事だ。」

レ「はぁ〜〜まさか、あなたの運って本当ないわね〜〜」

咲「これでよしっと」

 

俺はフランのタックルをくらい意識を失っていた所を咲夜に介護してもらい、身体中いたるところに包帯をグルグル巻きになった……

怪我が増えた……………胸骨の数本がヒビ入った……

今はベッドに腰をかけている……………

 

承「ありがとう、咲夜」

咲「いえ、もともとこちらの所為なので……」

レ「そうね、でもフランもワザとじゃ無いの……だから許してって言うのは無理があるわね。私から謝らせて。姉として、それに紅魔館の主人としてもね……………ごめんなさい」

 

レミリア……今、お前からカリスマが出ているな……………今は……

 

承「ああ、まあ、フランもわざとじゃ無いしまあ事故だな、これは……………うん、事故事故」

レ「そう……なのかしら?」

咲「そうですね。後そろそろお昼の時間です。承太郎さんも……………って今は動かないほうが良いですね」

承「そう……………だな」

咲「では、後で運びますね」

承「すまん」

咲「では、行きましょうかお嬢様」

レ「ええ、無理はしてはいけないわよ?承太郎」

承「ああ」

 

レミリアと咲夜はそれを聞くと、咲夜がドアを開けてレミリアが出て、咲夜が失礼しましたと言い残し出て行った……

俺はベッドに寝転がった……

結局、左腕骨折、そして胸骨がヒビか……………まあ、足がきていないだけましか……

それにしても、あの大蛇でこれだけの傷……………もし、今スタンド使いと戦えば……………間違いなく負ける……

相手は謎のスタンド一切正体不明

駄目だ、情報が少な過ぎる、紫はしばらくは放置していいと言ったから。今の所はいいがいざっと言うときに対策を考えておかないとな………

ブラッドのレクイエム化もものにしておかないとな、あれは切り札として使える。使いこなせればの話だが……

 

 

コンコンコン

 

俺が色々と考えていると、ドアからノックする音が聞こえた

 

咲「承太郎さん、お食事を持ってきました」

承「あぁ、ありがとう。入ってくれ」

咲「失礼します、こちらがお食事です」

 

咲夜がベッドの近くにある机にパンとビーフシチューをそれぞれ入れた皿を置いた……

 

咲「……………一人で食べれます?」

承「一応、左が使えるがいけるかな?」

咲「よろしければ、私が食べさせましょうか?もし万が一の何かあったら大変ですので……」

承「……………お言葉に甘えるとしよう」

咲「はい、承りました。では、はいあ〜ん」

 

咲夜はビーフシチューにスプーンを入れ中に入っているシチューを掬い、俺の口の前に差し出した

思ったこと、結構恥ずかしいな……

まあ、でも左だけで食べるのは不安だしな……

 

承「パクッ……………美味いな……」

咲「それはよかったです、次行きますよ」

承「ああ、頼む」

咲「あ〜ん」

 

俺はまた咲夜がスプーンを出してきたので、また口を開けて食べようとした……

 

ガチッ

 

承「ちょ、咲夜。何を……」

咲「フフ……ちょっとした悪戯です」

 

咲夜は俺が口を閉じビーフシチューを食べようとした時に、ヒョイっとスプーンを引き、俺の口から、カチッ音がした……

咲夜め、楽しんでいるな……

 

咲「そんな顔をしないで下さい。今度はしっかりしますから……」

承「そうしてくれ」

 

俺はそう言い、咲夜はから食べさせて貰った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ご馳走様、美味かった……」

咲「そうですか、では私はこれにて……」

承「そうか、さて俺もそろそろ帰るとするか……」

咲「いけるですか?」

承「……紫、出て来い」

 

俺がそう言うと、目の前の空間が裂け、上半身を乗り出した紫が出てきた

 

紫「なぁ〜〜にぃ〜〜〜承太郎?」

承「俺を博麗神社まで……」

紫「私をタクシーか何かと思っていない?」

承「うるせーこれぐらいはしてくれ」

紫「分かったわ、しょうがないからやってあげるわ」

 

紫はブツブツと文句言いながら隙間を開いた

 

咲「承太郎さん。お身体に気を付けて……」

承「ああ、レミリアにもありがとうと言っておいてくれ」

咲「分かりました、ではさようなら」

承「じゃあな」

 

俺はそう言い残しスキマに入った………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スキマから出て来たのはいい……………だがな……

 

 

承「喧嘩売っているなぁ紫?」

紫「あら?ここも博麗神社じゃない」

承「だからって怪我人にクソ長い階段を登らせるのは、どうかと思うぞ……」

紫「良いじゃない、足は無事なんだし………」

承「殴っていい?」

紫「じゃ、じゃあ私はここで……」

 

紫は俺の怒気に気が付き急いで隙間に入り逃げた……

逃げ足の早い奴だ……

 

承「……………登るか……」

 

俺は、いやいや階段を上っていった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10分後ーー

 

 

 

承「よ、ようやく着いた……」

 

怪我したやや……………かなり遅めに歩き10分でようやく登りきった……………

3日ぶりだからな……………霊夢に会うのが怖い、怪我人をパシらせそうだし……

俺はそんな心配をしながら、前を見てみると、目の前には珍しく掃除をしている霊夢がいた……

霊夢は、一瞬嬉しいそうな顔をしていたが、すぐに呆れ顔になった……

 

霊「おかえり」

承「ただいま」

霊「何よ、その包帯」

承「骨折している」

霊「はぁ?それじゃあパシれ無いじゃないの……全くあんな無茶するからよ。しょうがないわ、治るまでは私が家事とかはやるわ」

承「すまないな……」

 

俺と霊夢はそう言いながら何時もの縁側へと向かった

思ったより霊夢が優しかった……

 

霊「治ったらその分パシるわよ?」

 

前言撤回

霊夢は鬼畜だった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里の外れ

そこには二人の男がいた……

 

???A「なぁ〜本当にやるのか?」

???B「あぁ、この能力がどれほどか試してみたいしな……」

???A「でも、あの管理人とかはにはばれないのか?」

???B「安心しろ、俺たちはまだ正体がバレていない、それにもし、見つかっても排除対象にならない程度だからな」

???A「そうなのか?」

???B「あぁ、この能力がどれほどの範囲で使えるか試すだけ……………」

???A「才能の強制開花?だっけか?」

???B「簡単に言えばな……じゃあ、やるぞ」

 

その男はおこなった行為がいずれ幻想郷を揺るがすとはその時は、まだ誰も知らない……

 

To be continuedーーー>




はい、慣れって怖いよね〜〜
因みに作者、こと僕ですが結構骨折します。15年と言う人生でもう4回近く骨折した……
しかも全て腕ばっか、足とかは丈夫なのに……しかもこけてコンクリートの角ぶつけてポッキリ折れるって……その時はもうすぐに「あっ、これ折れた」と思いました
皆さんも気をつけて下さいよ?ちょっとしたことで折れるので……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに〜〜


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第43話 あれから3日が経ったけど…〜〜殆ど記憶ない〜〜

どうもジョースターです

ポケモンムーンで色々と奇跡が重なった……
ミミッキュ6Vが出たとか、準伝のポケモンが一発で5Vとか、ネマシュの色違い出たりとか………
なんか運が良すぎて逆に怖い

後、今回はオリキャラが二人も出ます
一部胸糞悪いのがでます、ご注意ください

まあ、兎に角どうぞ〜〜


前回のあらすじ

承太郎骨折

 

 

 

承太郎が骨折してから3日後……承太郎はようやく怪我を治すことが出来た

 

承「ようやく、治った」

霊「良かったわね。」

承「いろいろあった。霊夢の所為で……」

霊「失礼ね………看病して貰って言うとはねぇ。」

承「看病?俺を三日間寝込ませておいてか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間の様子をダイジェクトでお送りします

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初日_____

 

霊「承太郎。ご飯よ。とりあえずお粥にしてみたわ」

承「あぁ、すまん」

霊「はい、口を開けなさい」

承「……………分かった」

 

 

パクッ

 

 

霊「どう?美味しい?」

承「…………………………あ、あぁ、お、美味しいよ…………………」ドサっ

 

承太郎は明らかに顔色が食べた瞬間に悪くなり。

倒れた……

 

おかゆ

 

そう倒れた時に承太郎は床に指で書いて倒れた。

 

 

 

 

 

以上‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「結局、倒れて終わったな……小町とどんだけ話したか……」

 

話が好きらしい小町ですら飽きるレベルでいたからな

またDIOを止めるのはキツかったけど……

 

霊「それは、悪かったって言っているでしょ‼︎」

承「まあいいや。俺はちょっと人里行ってくる」

霊「なんか用事?」

承「いや、特には無いがちょっと暇つぶしにな………」

霊「そう、分かったわ……」

承「じゃあ行ってくる」

 

俺はそう言い残して人里へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「着いたはいいものの何をしようか」

 

とりあえず慧音ところでも行くか……

それにしても騒がしい……

何かあったのか?

俺はそう思い、騒がしいところに行った……

 

 

町人A「強盗だ‼︎捕まえろ‼︎」

強盗「逃げるだよっぉぉぉぉぉぉぉ」

 

強盗か………

捕まえるかな、まあ、ここは慧音がどうにかできるだろ……

とか言ったら俺の方に来たし……

 

強盗「そこを退けぇぇぇ‼︎」

承「煩い」

 

俺はナイフ出している強盗に右手でナイフをつまみ、余った左手で、思いっきり殴った……

容赦?ないよ………そんなもの……

 

承「はいはい、おとなしく捕まりましょうか〜〜」

強盗「くっ、こうなったら………」

 

強盗は近くにいた少女を引っ張り首にナイフを突き立てた

 

強盗「動くな‼︎動けばこの女が「どうなるって?」え?アレ?」

 

俺は時を止めて少女を俺の後ろに移動させた

 

強盗「チクショぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ‼︎」

承「無駄な足掻きをするな、当て身‼︎」

 

ゴンッ

 

俺はヤケで俺の方に突っ込んできた強盗を当て身をして気絶させた

周りからは歓声の声が上がってきた……

恥ずかしいだが……

 

承「こいつ………どうすればいいだろう……慧音に渡すか」

 

俺はそう言い、強盗を担ぎ慧音のところに行った

慧音は最初はドン引きしてたが、事情を話して納得してくれた

 

慧「要は強盗犯を捕まえたと?」

承「まあ、そうだな」

慧「そうか、礼を言う」

承「さてと、こいつはどうなるんだ?」

 

俺は気絶している強盗に人差し指をさして言った

 

慧「まあ、牢屋送りだな……まあ、当然といえば当然だな」

承「だろうな……」

慧「あっ、そうだ。牢屋で思い出したが昨日に連続殺人犯が脱獄したんだ」

承「脱獄?警備が薄すぎねーか?」

慧「いや、これがまた奇妙でなんでもその看守が脱獄させたんだ……しかも、話を聞いたらその時の記憶が無いらしい」

承「催眠術か?」

慧「そうだと思うが、その犯人はは着いてから一言も発さずにただひたすらに寝てたりしていたらしい。」

 

話さずに催眠術は不可能に近いな………一言でも発して催眠術することが出来る人なら師匠から聞いたんだが………

 

慧「これがその男の顔だ……」

承「なんと言うか、普通だな」

慧「ああ、確かにこれが殺人犯とは思えない……」

 

慧音が机の引き出しから出してきた写真には特にこれて言った特徴もないただの男だった……

何処にでもいそうな顔……

 

慧「しかし、見掛けに違ってとてつもなく凶悪で他人の家に進入して金品になるものを強奪、さらに見つかったわけでもないのにそこの家族を虐殺。しかもそこは夫婦で、奥さんは身籠っているらしくて。かなりグロいが夫の前で妻の腹を引き裂き子供を引き釣り出して、子供を刃物で滅多刺し。そしていたぶるように夫を殺したらしい。しかもそれを捕まった時に高笑いしながら言っていた」

承「それで、どんな刑にされたんだ?」

慧「決まっているだろ。死罪だ……………本来、今日そうなる筈だが………脱獄された」

 

屑……つーか頭イかれているだろ……

俺はそういう奴は超が付くほど大嫌いだ

殺したくなる

 

承「…………」

慧「もし見かけたら、即座に捕まえてくれ」

承「誤って殺しそう。俺が」

慧「抑えてくれ。私だって同じ気持ちだ……私もその殺された夫婦と知り合いでな。色々と話をしていた……この子が生まれたら、寺子屋でしっかり学ばしてくれとか……色々と……」

承「そうか……」

強盗「うっ………」

承「む、意識を取り戻したか……」

 

慧音と俺は話をしていると、気絶している強盗が意識を取り戻した…

 

慧「起きたか?強盗」

強盗「ひぃぃ!」

承「……ビビりすぎだろ」

慧「さて、何故こんな事したかたっぷり、牢屋で話して貰うからな……」

強盗「そ、そんなーでも、俺ってなんかしたっけ?…………うぅ!あ、頭が………」

慧「頭?それがどうかしたか?」

 

強盗は急に頭を抱えて暴れ出した、俺はとりあえず押さえ付けて落ち着かせた……………

しかし、急にピタリと暴れるのが止まった………

 

強盗「良い気になってんじゃねーぞ‼︎このアマ‼︎人が折角いい気で楽しんでいたのに、そこの男‼︎確か、承太郎と言ったな‼︎これからは貴様をよぉーく見ているからな‼︎絶望させてから嬲り殺してやる‼︎」

承「これは………まさか………操られている‼︎」

慧「まさか……あの脱獄犯の……」

強盗「そうだ‼︎この俺様こと楠 実(くすのき みのる)様がお前を殺してやる‼︎じゃあな‼︎」

 

強盗はそう言い残し脱力したようにぐったりしていた………

 

承「慧音、これは………」

慧「あぁ、能力を持っている……しかも、最近手に入れている………」

承「確かに能力があるなら捕まるはずがないからな………」

承「不味いな………能力者となると……普通の人じゃあ厳しいな……」

慧「今、能力者でまともに戦えるのは私か、お前ぐらいだ。妹紅も偶にはいるがあくまでたまにだ……承太郎もいつもいるとは限らない」

承「まあな………せめてもう一人いれば……」

 

俺と慧音は楠の事で考えていた

 

強盗「あのー僕はどうすれば?」

慧「あーお前は……もう帰っていいぞ。操られただけだし」

強盗「分かりました〜失礼しました〜」

 

強盗はスコスコとガラガラと音を立ててドアを開けて帰っていった……

 

???「あの〜〜慧音先生、承太郎先生ちょっといいですか?」

 

代わりに着物を来てリボンをつけた少女が来た……

確か、俺が結構前に妖怪から襲われていたのを助けた子か……

 

承「君は……確か、由紀か?」

慧「ああ、お前の担任している生徒だろ?しっかり覚えろ」

承「チルノらの所為でそれどころじゃ無い」

由紀(以下由)「話いいですか?」

承「ああ、いいぞ。なんだ?宿題が分からないとかか?」

 

俺はそう軽く考えていたが、由紀は首をよくに振った

 

由「いえ………少し、お二方に質問ですが………チルノちゃんとか、承太郎先生、慧音先生とかの能力って。後天的にキッカケも無く目覚めますか?」

承「………能力?俺はここに来て日があんまり経っていないし。もともと能力自体が大きく違うから分からないが………慧音どうなんだ?」

慧「うーん。さっきの楠みたいに何かきっかけや、自分がピンチになるときに発現する奴はたまに見るが………キッカケ無しだと、分からないな……ただ、その能力はもともとの生まれつきの才能だ」

由「そうですか、では承太郎先生の能力の方は目覚めますか?」

 

何故、そんな事を?スタンドは関係無いはずだが………

まあ良い。一応聞かれたなら答えないとな……

 

承「目覚める………がしかしだ、能力に目覚めるにはいくつか条件がある。一つ目はもちろん才能。二つ目は、これは目覚めてからだが、精神力、これが無いと逆に体を壊す。そして一番重要なのは、俺みたいに生まれつきではない奴は、この矢が必要になる。この矢に刺さって才能があれば目覚め、逆に無かったら絶対に死に至る。」

 

俺は亀からこの前回収した矢を出して言った

 

慧「かなりおっかないな………」

由「ということは、私は慧音先生とかの能力の方か………」

 

由紀はそれを聞くと下を向いてブツブツと独り言を言っている

しかし、顔をあげて俺と慧音の方を見た

 

承「それがどうした?」

由「実は私、2日前に能力に目覚めたんです。しかも何もキッカケもなく。朝起きたらいつの間にか……」

慧「成る程。でどんな能力なんだ?」

由「もう見してますよ?お互いの顔を見てください」

 

俺と慧音は言われるるがままに、お互いの顔を見た

アレ?なんで慧音が俺の帽子を?

 

承「え?アレ?慧音なんで俺の帽子を被っているんだ?」

慧「お前こそ、私の帽子を………」

由「これが私の能力です。瞬間移動?って言ったらいいんでしょうか?なんなら、服も変えれますよ?」

承•慧「「それだけはやめてくれ」」

由「ふふ、冗談ですよ。」

承「そ、そうか………」

 

由紀は笑顔で軽くとんでもない発言をしたので全力で阻止。

しかしな、これを普通に言えるのがすごい……

 

承「で?それは制限なく出来るのか?」

由「いえ、多少はありますね。まず自分自身はほんの10メートル。しかも1日1回で、他の人を移動させる事が出来るのは同じく10メートルと言った条件があります。」

承「色々と使い勝手がいい能力だな」

慧「しかし、なぜ急に?」

由「それが、分からないですよ。昨日の朝から使えるのに気が付いて、それで色々と試して、この条件を知ったので……」

 

………可笑しい、さっきの楠の件といい。なぜ数日でこんなに能力者が?

まるで人為的に発現されたようだ

 

承「慧音。急だが今すぐにここ数日の過去を見てくれ、人里だけじゃなく。できるだけ全体の過去を」

慧「いいが、かなり時間がかかるぞ?」

承「構わん、だが出来るだけ早めに頼む」

慧「分かった。だが何故?」

承「考えてみろ、この数日で2人も能力に目覚めている。明らかにおかしいだろ。もしかすると人為的にそれをやっている可能性がある」

慧「成る程、分かった。じゃあ調べてみる」

承「ありがとう。それはその間にちょっと由紀に話をしている」

慧「分かった、じゃあ私は部屋で調べる」

 

慧音はそう言い、別の部屋に行った

俺は由紀に視線を移すと、由紀はキョトンとしていた

 

由「話とは?」

承「能力についてだ」

由「能力?」

承「そうだ、と言っても約束事ぐらいだ、一つ目………能力は出来るだけ使うな。」

由「何故ですか?」

承「知ってはいると思うが、人間で能力を持っている奴はほんの数人だけだ、妖怪とか妖精ならまだしも人間の域を超えている奴だ。それにそれを利用しようとするクソみたいな汚い人間もいるかも知れん」

 

現に俺は、幼い頃に危うくそうないりかけたからな……

あの時は危なかった……

 

由「分かりました」

承「んで、二つ目。もしだ、もし能力者に出会った場合。しかも、悪人の場合決して戦うな。逃げろ、その時は能力をフルに使っていい」

由「そんなことあるのですか?」

承「あぁ、さっきそんな奴に宣戦布告まがいな事をされたばかりだ」

由「大丈夫ですか?それ」

承「多分な……まあ、それぐらいだな」

 

俺はそう言い頷き

由紀は何故かがっかりしたような顔をしていた。

俺は、お前まさかいたずらとかしようとしてただろ。と言ったら。

ギクリって擬音が聞こえるいいような、肩をあげ。何故ばれた?って言いたいような顔をしていた

 

由「?な、何のことですか?さ、さっぱり分かりませんね」

承「嘘をつくんじゃあない」

由「………バレちゃいました?」

承「ばれたな」

慧「終わったぞ。」

承「そうか、ありがとうで何かあったか?」

 

慧音は閉めていた扉を開き、疲れた表情をしながら出てきた

そこまでやってくれるとは……疲れ目に効く食べ物でも作ろっかな〜〜

俺はどうでもいい事を思いついていたが、今は流石にそんな状況でも無いので気持ちを切り替えた

 

慧「あぁ、3日前に二人組の何者が人里に何かをしていた………これが関係しているじゃないか?」

承「………ああ、多分そうだな、ちょっと色々と調べてみる必要があるな」

由「わ、私は何を………」

承「お前は何もしなくて良い。危険すぎる、何かあったら大変だ」

由「そう……ですか………じゃあ、私は帰りますね」

慧「気を付けて帰れよ」

由「はい、さよならです。」

 

由紀はそう言い残し家から出て行った……

 

承「さて、俺も自分で色々と探ってみる。慧音は何かあったら人里を頼むぞ。」

慧「勿論だ。もともとそれが私の役目だしな」

承「そう言えば、そうらしいな。じゃあ、俺は帰るな」

慧「お前も気をつけろよ」

承「ああ、じゃあな」

 

俺はそう言い残し家を出た………

外は相変わらず騒がしいな……

 

承「?……………いや、気のせいか……」

 

俺は誰かに見られている気がしたが気の所為だと判断してその場を後にした

 

???「くっくっく………いい事を聞かせてもらったぜぇぇぇ〜〜あの小娘がそんな便利な能力をアレなら、やりたい放題じゃねぇ〜かよぉ〜……欲しいなぁ〜欲しいぞ、欲しい欲しい欲しい欲しい欲しいィィィ‼︎この楠様があの娘を俺の手にする‼︎この『操る程度の能力』で‼︎」

 

承太郎が視線を気にしていたのもその筈、その男こと、楠実は既に承太郎を観察していた

そして、承太郎を殺すことよりもっと魅力的な能力を知った‼︎

承太郎の恐れたことが今、まさに‼︎起こってしまった‼︎

 

To be continuedーーー>

 

 

 




うん、多少無理矢理感があるね……
オリキャラそろそろ1人は欲しいな〜〜って思ったいたら何故か、屑キャラが出来てしまった……
まあ、ジョジョでいうアンジェロ?的な感じ………といえば、わかる人なら察しがつくはず

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第44話 以外と予想は当たる〜〜当たって欲しくないものがな〜〜

どうもメリークリスマスです。ジョースターです

学校が冬休みだぜヒャッホイ‼︎っていきたいけど………受験生だしな……
どうせ、勉強ばっか………
ああ、もう泣きたい……
クリスマスなんてうちには来ないし……

とりあえずどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、殺害予告される

 

 

承「さてと、まずは………何から探そうか……」

由「承太郎先生‼︎」

承「なんだ。まだ帰ってなかったのか?」

 

俺は色々と調べるために博麗神社に帰ろうとしていた時に、由紀が俺を見るなり声をあげてこっちに来た

 

由「少し気になったことがあって……」

承「気になること?なんだそれは……」

由「もし、もしですよ。私が敵と遭遇して逃げれそうに無い場合はどういう対処をすればいいですか?」

承「そうだな、有り得る話だ。その場合は戦闘をするしか無いだろうな、しかしだ。今のお前だと負けるぞ?」

由「やっぱりですか」

承「そうだな。戦い方を教えようにも結構時間がかかるしな………戦うというよりは時間稼ぎなら今からでも教えれるが……」

由「時間稼ぎ?」

承「あぁ、これをお前に渡しておく。」

 

俺はそう言い、亀の中から手の平サイズの水晶を貼った板………まあ要はスマホみたいなものを渡した

 

由「これは?」

承「それは俺が暇つぶしに作った連絡機だ。俺が持っているもう一つの同じやつでしか会話ができないんが………もし、敵に襲われたらこれで俺に連絡しろ。後は逃げるなり、なんなりして時間を稼げ」

由「はい、分かりました。で。その時間稼ぎのやり方とは?」

承「ああ、そうだったな。とりあえず一旦暴れてもいいように博麗神社に行くか………つっても俺が乗っているエアライドは一人用だし………そうだな、この亀に鍵みたいなところを触ってくれ」

 

俺はそう言い亀を出し、鍵の所を指差していった

 

由「え?さ、触るのですね」

 

由紀はやや指が震え気味だが亀に触った

すると由紀は消えた………まあ、亀の中に入っただけだが……

俺は、そのまま人里を出てエアライドで博麗神社に帰った

なお、霊夢の俺が幼女を監禁した変態と言ったありもしないレッテルを貼られかけた

解せぬ

まあ、それは置いといて俺は由紀に戦い方を教えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教える時間はカット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「そういう事だ。わかったか?」

由「はい‼︎分かりました‼︎」

承「そうか、なら家に帰れ………って言いたいが送って行かないければな……」

由「流石に妖怪とかが出る可能性がある場所は行けませんよ」

 

俺は行きと同じ方法で由紀を家まで送り届け

博麗神社で調べごとを始めた

何故、急に能力者が増えたのか。

それがあの二人組の所為ならそれをする理由

まず、なぜそんなことが出来るか……

それを考え始めた

俺は試しにカメラでその2人組を念写してみたが結局、意味無し。

楠の場合、何故か由紀の家付近が映し出された

分からん、どういう意味かさっぱりだ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「いや、これも違う。それだとこっちのことが成り立たない……」

霊「承太郎〜〜少し休みなさい〜〜もう夕方よ?」

承「む?もうそんな時間か………そうだな………休みついでに夕食でもするか」

霊「そうね。今日は何をしようかしら?」

 

お前は作らないだろ

というか作ったら死ぬ。余裕で死ねる

まあ、そんなことを言ったら殺されかねないので、心に押し込んで置いて

霊夢が手を顎に当てている霊夢を無視して俺は調理場に向かった

 

承「さてと、今日は肉じゃがにでもするか……」

霊「うーん、これもいいし。でもこれも………って‼︎承太郎‼︎何勝手に台所に行ってんのよ!」

承「喜べ、霊夢。今日は肉じゃがだ」

霊「ならいい許す」

 

安い奴である

まあ、俺もだけど………

さてとさっさと作るか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カットであるぅぅぅぅ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は料理を作り

机に座り、箸などの用意を済ませスタンバッていた霊夢の前に作った料理を置いた

俺と霊夢はいただきますと言い。黙々とご飯を食べていた

沈黙に耐えかねたのか霊夢が切り出してきた

 

霊「で?何か分かったの?」

承「いや、さっぱりだ。ただ、楠の野郎を念写してみたら、何故か由紀の家ら辺の場所が写ってな………それが少し気掛かりなんだ……」

霊「それってさ…………」

 

俺は色々と考えていると霊夢がなに食わぬ顔で俺の予想だにしないことを言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「それってさ、その由紀って子を狙っているんじゃないの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「は?」

霊「いや、だから………その楠?だっけ?そいつがその由紀を捕まえて自分の味方にしようとしているじゃないの?」

承「……………そういう事か………俺とした事が、それは欠落していた………クソッ‼︎だとすると不味いな………ちょっと行ってくる‼︎」

霊「え?今から?い、いってらっしゃい〜〜」

 

俺は食事を切り上げ、急いで人里へ向かった……

 

 

 

残された霊夢は………

 

霊「……ご飯ぐらいしっかり食べていきなさいよ……」

 

他人行儀である

 

 

 

 

 

 

 

 

承「急げ‼︎早く行かねば……」

 

不味いな、由紀に何かあったら俺の責任だ………

俺は出来るだけエアライドの速度を上げ、人里へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「確か由紀の家は………あった‼︎」

 

俺は由紀の家の玄関に手をかけようと手を伸ばした

 

承「いや、待て………可笑しい、なぜ、明かりが付いていない?出かけている?いや、それなら鍵を掛けているはず。だとすると中に誰かが居るはず。しかし、今はもう日が暮れる寸前………付いていないほうがおかしい………と、考えると………罠か、何かがあったかだ……しかし開けるしかない………『スタープラチナ』この玄関を開けろ」

 

ガラガラ

 

 

万が一の事もある為に俺はスタープラチナを出し開けさせた

 

承「………っつ‼︎なんだこれは………」

 

そこには俺が予想だにしない光景が入ってきた

それは、あたり一面が赤、壁も、床も、天井も、全てが赤。どこを見ても赤赤赤赤赤赤赤

しかし紅魔館みたいに真紅ではなく、赤というより茶色ががった赤色だった

要は血である

 

承「由紀‼︎大丈夫か‼︎」

???「うぅ………き、君は………承太郎さんか?」

承「⁉︎あなたは………由紀のお父さん‼︎」

 

俺が中に入り、由紀の安否を気にして声を出すと弱々しい程の声で男が横たわっていた

体がいたるところ傷だらけで畳に突っ伏している

 

由紀父「む、娘と嫁が……」

承「分かった、傷は治しておいた………しかし血を流れすぎている………輸血無いと……」

 

俺はそこらへんに落ちていたゴミを血に変えて輸血用パックに血を入れ、由紀父の腕に針をさして輸血をした

 

承「少し痛いが、動くなよ……」

由紀父「お、俺の事はいい。早く由紀と嫁を助けてください………」

承「分かった………と言いたいが俺は何も情報を知らない、何があったのか教えてくれ」

由紀父「………そう、だな………あれは数十分前に……」

 

由紀父は苦しそうだったが話を始めた……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は少し遡り、承太郎が由紀を家に送り、承太郎が帰った後……

 

由紀母「へぇ〜〜色々と教えてもらったんだねぇ……」

由「うん!いっぱい(戦い方を)教えてもらった」

由紀母「それは良かったね〜(勉強とかを)教えてもらって……」

由紀父(あれ?なんか、微妙に食い違いがある気がするんだが……)

 

承太郎と別れた由紀は親に勉強を教えてもらったと言い

上手いこと誤魔化していた……

周りから見れば何処にでもある普通の家族だった

 

 

 

コンコン

 

 

由紀母「あら?こんな時間にお客さんかしら?」

 

由紀母は玄関からノック音が聞こえて

玄関を開けた……

 

 

???「すみません、ここに由紀って子いませんか?」

由紀母「はい、ここがそうですけど……」

???「それは良かった、良かった。聞き出す手間が省けた………」

 

玄関いた男は普通のどこにでもいるような平凡な男だった

 

由紀母「手間?」

???「今すぐ。由紀って奴を出せ……」

由紀母「ヒッ!何故、刃物を……一体由紀に何を………」

???「うるせーぞ‼︎このアマ‼︎さっさと呼べってつってんだ‼︎」

由紀父「なんだ、お前‼︎急に来て娘を出せ?巫山戯るな‼︎」

???「てめぇは、黙ってろ‼︎」

 

玄関に来た由紀父に刃物を思い切り振りかぶり

 

ザシュ

 

由紀父「ああァァアアアア‼︎」

 

右腕を切り裂いた

刃物は切れ味はあまり良くは無く、切断こそ免れたがかなり深く斬り付けられた

腕からは大量に血が吹き出てあたりを紅く染める

 

由紀母「あ、あんた‼︎」

由「お父………さん?それ、どうしたの?」

???「おぉっとぉ?君が由紀ちゃんか〜〜思ったよりは可愛いねぇ〜〜」

由紀父「由紀‼︎お前は離れていなさい‼︎」

???「うるせぇなぁ……黙ろうか……」

 

男はまた、刃物で次は左腕を斬りつけた

 

 

ザシュ

 

 

由紀父「ぐぅうぅ……」

???「チッ、勢いが足りなかったか……」

 

しかし勢いが足りないのか、あまり切れなかった………

しかし、それでもかなりの血が流れている

 

由「いや、だ………お父さん………」

???「いい表情に、なってきたなぁ〜〜由紀ちゃぁん」

由紀母「この‼︎人でなし‼︎」

 

由紀が今にも泣きそうな顔になり、それを見た男は恍惚の笑みを浮かべていたが由紀の母は近くにあった棒で男を殴りかかった

しかし、男は動じる事なく……逆に満面の笑みを浮かべた

 

???「………丁度いい……」

 

男は棒を左手で受け止め、右手で由紀母の顔を触った

瞬間、由紀母はまるで絶望したような表情になった

 

由紀母「あ、アァァァァァアアアア‼︎」

???「よぉし、洗脳完了」

 

由紀母は少しの間頭を抱えて暴れていたが急に止まり、何も言わずに立ち上がった

 

???「さぁ、由紀ちゃんを捕まえろ」

由紀母「はい、分かりました」

 

由紀母の目にはハイライトがはいっていなく、表情も能面を被ったみたいに無表情になっていた

そんな状態でゆっくり、ゆっくりと由紀の方に近づいていく

 

由「お母さん?どうして………まさか、これって承太郎先生が言っていた……」

 

由紀は何か言おうとしていたが、次の瞬間にいつの間にか後ろの回ってた男に当て身をされ気を失い床に倒れ伏せた

 

???「さぁてと、用事も済ませたし帰るとしますか」

 

男はそう言い由紀を抱え外に出た

由紀の母もそれについて行くように出て行った

残された父だけがその場に残り、現在の至る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

由紀父「という事があった…」

承「そういうことか………霊夢の予想は当たりか……ありがとう、後は任せてください。必ず貴方の娘さんと奥さんは連れて帰ります。だからここで待っていてください」

由紀父「本当は俺も同行したいけど、間違い無く役に立たない………だからお願いします。どうか娘と嫁を……」

承「ええ。では……」

 

俺はそう言い、家を出た

さてと、どうするべきか……

情報が少ない……

こうなったら一から推理しよう……

俺はそう思い、あたりを見渡しながら考え始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承太郎が探し始めている時、人里のある小屋に1人の少女が二人の男女に戸締められていた

そう、その少女こそ由紀である

少女の目には明らかな怯えがあった

由紀を連れてきた張本人の男はニヤニヤと笑っていた

 

???(以下男)「いいぞ、その調子で………俺の支配下に出来る………俺の能力は操るって言っても人を操るにはそいつを完全に怯えて、俺に恐怖しか無くならないといけない。今、お前はまだ俺に恐怖以外に別の感情を抱いている………つまりはまだ俺はお前を操れない。」

由「だから、私を精神的に追い詰めていくと?」

男「そう‼︎よぉく、分かったねぇ〜〜」

 

 

私は由紀………今、絶望的な状況です

一体、どうすれば………

私は男を睨みつけたら、男は笑っていた、満面の笑み………と言うか、下衆の人が笑うような笑い方になっていた

あれ?この人何処かで……

確か承太郎先生が……言いていた筈………えーと確か………

 

由「楠 実………」

楠「お?俺の名前を知っていたのか?嬉しいねぇ〜〜そうだよ‼︎俺は楠 実‼︎」

 

楠は両手を広げ上を見上げながら言った……

こんな奴が……私のお父さんを傷付け……お母さんを自分の意のままに操っている……

許せない………人を自分の好き勝手に……

 

由「許せないです………」

楠「何がだよ?」

 

私はこの時、自分の内に秘めていた怒りが溢れ出てきた

なんで私はこんな奴にビクビク怯えていないといけないの‼︎

こんな時、承太郎先生なら………絶対に……

前は承太郎先生に助けられた、今回も?違う‼︎

今は私にも力がある‼︎

 

由「あなたは‼︎私がやっつける‼︎」

楠「おぉ?急にどうしたの?」

由「貴方みたいな殺人鬼が‼︎この人里にいてはいけない‼︎」

楠「で?それだけで俺に勝てるとでも?えぇ?相手は大人の男だぜ?いくら能力を持っていても意味無いぜ?」

 

確かにもっともな事です

でも、勝てなくても、勝てないって知っていても

このままこの人を見過ごしてはいけない‼︎

 

由「勝ちます………絶対に……」

楠「やってみろ、この楠様に‼︎」

 

こうして、私と楠の戦いがひっそり始まった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「くそ‼︎何処にいる‼︎この近辺っとは分かったのに‼︎」

慧「承太郎か?どうした?」

 

俺が由紀探しに四苦八苦していると慧音が来た……

 

承「由紀を探している」

慧「そうか、すまない。私は見ていないな」

承「………なぁ、急だか一つ聞いていいか?」

慧「どうした?」

承「さっき、お前は楠の事をやたら詳しかったが………どうしてだ?」

慧「そ、それは………私の能力で見たからだ」

承「何故、見る必要がある?」

慧「そ、それは……」

 

慧音は俺が質問攻めにすると明らかに動揺を隠せない状態になってきた……

 

承「お前、楠にやられていただろ……」

慧「は?一体、な、何を………」

承「洗脳されているだろって聞いているだ。なあ、慧音………いや、楠、そうだろ?」

慧「チッ、バレたか………そうだよ‼︎よく分かったな‼︎で?どうする?こいつを止めるには殺すしかないぜ?気絶しても俺が操るから全く問題無いからな‼︎」

 

やっぱりか……これだけは外れて欲しかった……

師匠の教えがここで役に立つとは……

もし、やたら詳しく奴はスパイの可能性がある……

まさか、慧音がな……

 

承「慧音、すまない。許せ」

慧「さぁ!殺し合いといこうや‼︎」

 

ここでもまた一つ戦いが始まった

 

 

 

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 




はい、色々とツッコミたいでしょうが気にしないで下さい
曜日を間違えて焦って最後らへんは焦って書いたので……
それに、クリスマス特別回も書かないといけないし……
やばい、全然かけてねぇ……
投稿できていなかったら間に合わなかったで……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第45話 ブチギレ太郎

どうもジョースターです

ちょっとした奇跡が起きた……
ポケモンムーンをやっていたら、2日で6Vが三体も出来た………ウソやん
さらに、ポケリゾートで探検の奴を報酬を見たら
きんのおうかん出た………
軽く発狂した……

さてと、今年最後のどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

由紀が攫われた

 

 

慧「オラオラ、どうしたぁ?避けてばかりじゃあ、勝てねーぜ」

承「チッ、このヤローいい気になりやがって……」

 

俺は慧音………を操っている楠と戦っている

戦っているといっても俺はひたすら慧音の攻撃を躱しているだけだが……

さて、出来るだけ慧音を傷付けたくないどうやって慧音を操りを解除するか……

 

慧「そうだそうだ、良いことを教えてやる‼︎今はどうやってこの操っている奴を助けるか考えていただろ?なら無駄だと言っておく!俺の能力は心が完全に恐怖だけになったら操れる。裏を返せば恐怖だけじゃなく他の感情が入っていたら無理だが……しかし、もしこれを無理矢理解除したら、どうなるか………答えは簡単だぜ、恐怖のあまり発狂する可能性がある。さらにだ………今はこうして俺が操っている時の記憶もある、しかも自分がやったと思ってします、つまりは俺が罪を犯せば犯すほど。そいつは戻った時の発狂しやすくなる…………まあ、ゴタゴタ言ったがつまりだ、危険だから俺はオススメはしねーなぁ………」

 

結構、それはまずいな。

正直無理矢理でも解除してやろうかと思ったが………

危険っと……無理ゲーじゃん

 

承「……………うん、打つ手が無い、回避し続けるしかない!」

慧「回避?………そうか、そうか俺はなぁこう言うちまちましたことが好きで無くてね〜〜さっさと終わらせたいんだ………だから手段は選ばない‼︎」

 

慧音はそう叫んだ瞬間に、自分の手を自分の胸に刺そうとする直前で止めた

成る程、そういうことか………

ヤベェ、冷や汗が止まらん

 

承「人質か………」

慧「そうだなぁ!さぁてどうする?こいつを見殺しにするか?それともお前が死ぬか選べ‼︎」

承「良いのか?俺が見殺しにするって言ったらどうする?」

慧「こいつは絶対に殺す。替えなど幾らでもある」

承「…………人を………物扱いすんなよ………」

慧「⁉︎」

 

俺はもっとも嫌う事、それは人を自分の意思でそいつの意思関係無くまるで道具扱いすること……

師匠もそれは嫌っていた……何があろうと絶対にしなかった………

逆にもし、そんな事をする奴がいるとね、つい僕は怒ってしまうだ。と滅多に怒らない師匠でさえもキレる程

 

承「………フゥ……………どうやら君は僕が一番嫌っている、人種のようだね……」

慧(⁉︎な、なんだこいつ‼︎急に口調が変わったぞ………いや、口調だけじゃない。あいつから今まで感じた事もない殺気が………早く、殺さなねーと‼︎)

 

慧音はキレてつい師匠みたいな口調になった、俺に驚き、俺を殺そうと攻撃を始めたが殴る、蹴るどれも半妖怪であるために普通の人間よりは威力は段違いだが……

それがどうした?

こんなもん、今、慧音本人が味わっている痛みに比べればちっとも痛くない

 

承「もし、俺が死んだとしても………いつか誰かが、お前を殺しに来る‼︎お前が三途の川に来て地獄に落ちるのを楽しみに待っているよ‼︎」

 

俺は、血だらけになりながらも今は出せるだけの声でそう叫んだ

 

慧「黙れえええぇぇぇぇぇぇえええ‼︎」

 

それを聞き、キレた慧音………のもとい楠が思いっきり拳を振りかぶり……

 

 

 

ブシャァァアアアア

 

 

 

俺の腹を貫通し通り抜けた拳が赤く染まり、周りの地面も赤くなった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、人里のとある小屋では……

 

 

楠「どうした?来ないのか?」

由「くっ、どうしましょうか……」

 

楠は由紀が戦線布告をしてからと言うのも、距離を取り決して自分は近付かない

その代わり由紀の母親を使い、母親に棒を持たせむやみやたらに振り回している

由紀は攻撃自体は単調で避けるのは問題無く避けれるが、いざ攻撃となると相手は自分の母親

流石に攻撃をするのは躊躇いがある

 

楠「ほらァ‼︎躱してばかりじゃあ〜〜勝てないぜぇ〜俺に勝つんだろ?えぇ?ほら、ならさっさと自分の母親を殺れよ!」

由「そんなの………出来るわけが………」

楠「ねぇよなぁ?」

 

私は由紀、今、(操られている)親に襲われています

さて、どうしましょうか………親を傷付けることなく、彼奴を倒す………

如何しましょうか……能力は知られているから、不意打ちでも決定打にはならない……

落ち着いて考えましょう……………私の能力は移動させる能力。人は少ししか動かせないけど、物ならよっぽどな距離で無ければ、最大2〜3ぐらい移動出来る、如何しましょう……

まず、お母さんから棒を奪いましょう

 

由「移動‼︎」

楠「おぉ‼︎考えたな‼︎」

 

私は、お母さんが持っていた棒を私の前まで移動させて武器を奪った……

これである程度攻撃はマシに……

 

 

楠「捕まえろ」

由「ッツ!」

 

にならない様です。

楠は冷静に対処し、攻撃するのではなく捕まえる様に命令した……

不味いですね。

流石に大の大人が追いかけたら流石に捕まりますね

そうなったら、私の負け…………いや、待てよ………そうだ‼︎承太郎さんから教えて貰ったあの技で‼︎…………でも、あれは一回しか上手く出来ていないし………でも、これしか無い‼︎

私は心に決め回避するのを諦めた

 

楠「捕まえ〜た〜〜」

 

楠は嫌な笑みを浮かべて、お母さんに仰向きに押さえつけられている私に近付いた……

 

由「で?如何するんです?私を、もしかしてこのまま暴力ですか?」

楠「暴力ぅ?んなカワイソーなこたぁしねぇな〜〜」

 

楠はニヤリと笑い私を見下ろし、急に私に顔を近付けた

 

楠「心を折りにきたのさ……」

由「ヘェ〜〜そうですか、折れるものなら折ってみてくださいよ………」

楠「減らず口だな〜〜まぁ、いいぜ?俺はそういうのだぁいすきなんだ」

由「気味が悪いですね」

楠「よく言われるね」

 

楠はさっきの笑いとは違い苦笑いだった……

 

楠「そうそう、お前の能力を確認しないとな……お前の能力は移動させる能力だよな?」

由「ええ。そうですよ………私の能力は移動です、人はあまり動かせないけど。その代わりに物は2〜3個同時にかなりの距離を移動させれますよ………………どんな物でも………」

楠「?どういう事だ?」

由「さァ?なんでしょう……………ね‼︎」

楠「なっ‼︎」

 

私は押さえつけているお母さんを少し移動して拘束を外れた

楠は予想外の行動に動揺して私を掴もうとしました……

これでいい、これで私に意識が行った……

 

由「楠さん。貴方の負けです」

 

私は有るものを移動させた。それは、水と大きめのタライ……

タライだけなら、対してダメージも無い………しかし、水を大量に、満タン入れた状態なら……………

それを上限ギリギリの高さで落とせば‼︎

 

 

 

 

 

 

ゴン‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

楠「グァアッ………」

 

この通り大ダメージを与えられます

楠の頭に私がテレポートしたタライが鈍い音をたてて見事に命中した、楠はあまりの威力にかなりフラついた………

でも、まだ完全には意識が断たれていない……

 

楠「このガキャアアァァ!」

由「予想通りです」

 

私は目が血走りキレている楠が思いっきり殴りかかってきた……

しかし、私は焦らずにその勢いを利用しながら、腕を取りそのまま勢いで楠を投げ飛ばした

この技こそが承太郎に教えて貰った技‼︎

合気道?でしたっけ?多分、そんなのだったはず‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時間は少し戻る___

博麗神社にて………

 

 

承「さてと、お前には………何を教えようか………運動は出来る方か?」

由「平均よりほんのちょっと高い程度ですね」

承「と、なると………やっぱり、あれかな………あれは俺もあんまり得意じゃないが……」

 

俺は空条承太郎、俺は由紀と、神社の石畳の上で話していた

俺は手を顎に当てて考えていた、由紀は不思議そうに俺を見ていた

 

承「よし‼︎お前に合気道を教える」

由「あい……きどう?」

承「あぁ、そうだ。そうだな………実験台は……ブラッド‼︎出てきやがれ‼︎」

ブ「まさかの実験台代わりですか、僕は久しぶりの出番なのに……」

承「メタい事を言うな、お前が一番気軽にやれる」

ブ「はぁ〜〜まあいいよ‼︎」

 

俺はブラッドを(半ば強引に)出して、実験台にさせた

 

由「えーと、どちら様で?」

承「俺のスタンド………『ブラッド・メモリー』通称ブラッド」

ブ「はぁい!僕、ブラッド‼︎よろしくね‼︎由紀ちゃん」

由「あっ、ハイ。こちらこそ……」

承「調子乗んな、馬鹿」

ブ「グバッ」

 

俺はふざけが入り始めたブラッドを、蹴飛ばした

軽く(かなりの勢い)で蹴ったが、かなり痛そうにしてた、どうしてだろう?

 

由「あのー大丈夫なのですか?」

承「構わん、こいつは……………打たれ強い‼︎」

ブ「いや、決して打たれ強くは………「強いよな?」アッ、ハイッ‼︎ツヨイデス」

由「これって、脅して……」

承「なんのことじゃ?」

ブ「由紀ちゃんだけだよ………僕を気にかけるのは………」

由「いえ、掛けてません」

ブ「………エーソウデスヨ。ドウセボクハキラワレテイマスヨ……」

 

ブラッドは結構傷ついたのか、その場に座り込みブツブツと何か言っている……

ハイハイ、無視無視

 

承「………駄目だ、使い物なら無くなった……」

由「どうします?」

承「まあ、軽く合気道についてかな?」

由「そうしますか」

承「合気道は大雑把に言うと、カウンターだ。相手の勢いを利用して攻撃する。どっちかと言えば、守備寄りなものだ」

由「成る程」

 

俺もよくは知らん

なんせ、やって事がないからな……

 

承「まあ、あまり期待はするな。俺は合気道はやったことが無い、受けた事はあるけど」

由「そ、そうですか………え?受けたことがある?失礼ですが、どちらに?」

承「えーと、なんというか外の世界の友人の妹です。」

由「要は年下にやられたと?」

承「はい、そうです」

ブ「それって、絶対、茜ちゃんだよね?」

 

ブラッドはいじけていたが立ち直り

そう言ってきた

 

承「ああ、もうあの人には一生頭上がんねーよ」

ブ「多分、この世界に来なかったら、茜ちゃんの兄の武と一緒に頭上がらないかもしれなかったねー」

承「うん、マジでそう思う」

 

その日は何時ものように武と遊んでいて。たまたま柔道着を持った茜に遭遇して、つい興味本意で手合わせしたら秒殺された。

一応、結構マジでいったよ?武もやる前から辞めとけって言ったのが納得出来たよ。そりゃ、あんな不真面目な兄が大人しくなるよ………あの子将来有望だよ……

まあ、一回受けただけだが、技はある程度覚えた。一応、師匠にも技を覚えるのは早いって言われている

 

承「じゃあ、さっさとやるぞーーー」

ブ「ああ〜いやだな〜〜」

由「お願いします‼︎」

承「じゃあ。攻撃して来い」

ブ「うーん、えい‼︎」

承「おっそ‼︎」

 

忘れてた、こいつの身体能力幼児レベルだった……

ブラッドはヒョロヒョロと言っても良いほどの速度のパンチをしてきた

俺はその腕を掴み、殆ど皆無な勢いを利用して投げ飛ばした

 

承「こうだ」

由「はい‼︎ではやってみます‼︎」

ブ「え?もうするの⁉︎ちょっと休ませては……………くれないね……」

 

こうして、由紀は何度か練習してある程度できるようになった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

由「練習と同じ様に‼︎」

 

私は、楠の腕を掴みそのまま勢いを利用して思いっきり投げる‼︎

 

楠「うぉ!チッ、クソガァァァアアアア‼︎」

 

ドゴン‼︎

 

楠は背中をうちその勢いで頭を相当な速度で打ち付けた

そして、動かなくなった………

 

由「や、やった………」

 

私は安堵して地べたにペったっと座り込んだ

これでお母さんは……

私は確認するために、お母さんの方を見た……

お母さんは地べたに倒れていた

私はホッと安堵していた

 

ガシッ

 

急に肩が誰かに掴まれている感覚がした…

 

由「え…………うそ………なんで………」

 

私が恐る恐る後ろを見ると……

さっき倒れた筈の楠が私の肩を掴んでいた

 

楠「やって……………くれたなぁ………」

由「な、なんで‼︎さっき倒れたはずじゃ………」

楠「さぁ?なんでだろうな?そうそう、いいニュースを教えてやろう。とってもいいニュースだ………」

由「良いニュース?」

楠「ああ、そうだ。空条 承太郎だっけか?あいつを俺が殺した……」

由「……………………………え?」

 

楠は満面の笑みで承太郎先生の死を告げた

なんで、どうして……

私の中ではグルグルとそんな言葉が回っている

 

楠「どうやって、殺したか知りたい?教えてやろう‼︎簡単だ‼︎あの慧音とか言う先生を操って戦ったまでさ‼︎そしたら彼奴‼︎攻撃せずにずっと避けてな、頭にきて攻撃を受けないならこいつを傷付けるって言ったら動かなくなってな、後は簡単。ひたすらいたぶってやったよ‼︎あれは楽しかったよ‼︎そして、最後は腹を貫通させて殺してやったよ‼︎」

由「そ、そんな………う、嘘です……承太郎先生が……」

楠「本当だよ?事実、事実だってこれはマジだ……」

 

知っている、分かっている。でも受け入れたくない

しかし男は受け入れたくない事実を言ってきた、

 

楠「お前を守る者は誰もいないよ?さぁ、おとなしく俺の駒に成ろうか……」

由「い、嫌です。それに慧音先生が操られるはずが……」

楠「あぁ、ありゃお前が能力を伝える前には操っていたぞ。どうやって、やったか聞きたいか?教えてやろう。まずはあいつに弱点の自分の生徒を人質にする。後は簡単、安心させてからその子供を殺す。そうすれば責任感で、はい終わりって訳だ」

由「その為だけにその子を……」

楠「ああ、それだけだよ?まあ、いたぶるだけだったがあまりにギャーギャー煩くてな。名前は………えーとなんだっけかな?有紀(あき)って言っていたな……」

 

私はそれを聞いて瞬間、頭が真っ白になった

有紀知っている、いや、知り尽くしている。何故って?有紀は私の親友だったから……

私の頬に温かい何かが通った……

涙だ。間違いなく……

 

楠「お?急に泣いたって事はそいつとお友達だったのか?そりゃよかった、心がへし折りやすい………お友達の最後教えてあげようか?え?」

由「ヒッグ………要らない、聞きたくないです……」

楠「そうか、そうか教えてやろう。そいつはまず手を……」

 

 

バシャァ!

 

楠「ッ………チッ本当に聞きたくなみたいだな」

 

私は無意識のうちに攻撃していた

楠はそれを回避してあからさまに舌打ちした

 

楠「まあ、これぐらい。やればいけるな‼︎よしじゃあ操っちゃうけどいいよね‼︎」

由「い、いや………来ないで………だ、誰か‼︎」

楠「誰も来ねーよ」

 

楠はフラフラと尻もちを付き引きずるように後ろに逃げている私にちょっとずつ近付き、とうとう私の背後に壁が当たり逃げられなくなった

楠はゆっくりと手を伸ばしてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキィ‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

由「……………え?」

楠「な……………ぜ……………ガハッ‼︎」

 

急に私の頭上から壁を通り抜け拳が楠の腹に命中した

楠は後ずさりをした………

私は急な展開にただ、呆然とするしかなかった……

そして、2、3発壁に衝撃が走り亀裂が大きくなり壁が壊れた

そこには私が予想だにしない人が立っていた

 

 

 

 

 

その人の腕に慧音先生が眠っていた

 

 

 

 

 

 

その人はさっき楠が死んだと言った

 

 

 

 

 

 

その人は血まみれだった

 

 

 

そうその人は私に様々な事を教えてくれた

 

空条 承太郎だった!

 

 

楠「な………ぜ………貴様が………」

 

楠はフラつきながらも承太郎先生を指差しながらそういった

承太郎先生はフッと笑い、嘲笑うように言った

 

承「お前を地獄に叩き落すためにここにきた‼︎」

 

そう言い、ピシっと楠を指差した

 

 

To be continuedーーー>

 




はい、中途半端な終わり方してすいません。
終わるタイミングが無かったんです

後、よく見ている人なら楠の能力に矛盾があるんです
さてなんでしょう、まあ、探さなくても次回分かりますが………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜

皆さん良いお年を〜〜〜


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第46話 精神力

どうも今更ですが、あけましておめでとうございます、ジョースターです

ポケモンムーンでバトルツリーをしたら、ダブルスをノーマルの方を20連勝出来た
思ったこと…………… 強すぎ、普通にΩルビーより難しい
パーティは
ミミッキュ 命の玉
テッカグヤ ハガネZ
デンジュモク デンキZ
カプ•ブルル 食べ残し

ミミッキュ強すぎ………と言うか、みんな色々とおかしい……
ブルルに至ってはダメージの威力バカじゃねーかと………なんで、基本ウッドハンマーでワンパンなんだよ


さて、どうでもいい話は置いておいて

どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎がキレた

 

 

承「お前を地獄へ落としにきた‼︎」

 

俺は、そう楠のヤローに指差しながらそう言った……

 

楠「お前は………何を言っているんだ?この俺様を地獄に?ぷ……フハハハハハハ‼︎その体でか?少しは塞がっているが、そこの腹の穴から後ろの景色が見えそうだよ………それにさっきのパンチ、対して痛みは無かったよ………ん?お前は立っているだけでもやっとだな……どうやってそこの女を助けたか知らんが、俺は早く、由紀ちゃんを俺の手駒にしてさっさと去りたいんだ。」

 

チッ、こいつは結構冷静だな。

まさか、この状況でも冷静でいられるとは思っていなかった

腹の傷は治す時間が全くなかった。取り敢えず、生命を操る、G•E《ゴールド・エクスペリエンス》である程度は埋めたけど、やっぱり完全に埋まっていなかった

俺は慧音を由紀の近くに置き、由紀に慧音を頼むと言い。楠の対峙した

 

楠「おいおい、やるのかい?お前が相当強いのは知っている、しかしだ、お前はかなりの重症、対して俺はこの通り殆どダメージは無い。果たしてお前はそのハンデがあっても勝てると言うのか?」

承「あぁ、そのつもりだ。」

楠「そうか、ならば死ね‼︎」

 

楠は刃物を拾い俺に斬りかかった

俺は避ける体力も勿体無いので動かない

 

承「………お前は、何かを忘れていないか?」

楠「あぁ?何をだよ」

承「由紀‼︎」

由「はい‼︎刃物を移動‼︎」

楠「しまっ……」

 

由紀は楠が持っていた刃物を別の場所に移動させて

俺の体に当たる事無く空振り、俺は楠の顔面にスタープラチナをだし拳を叩き込んだ

 

スタプラ『オラァッ‼︎』

楠「グボッ」

承「さぁーて覚悟はいいな?」

楠「くっ、そがァァアアアア‼︎」

 

楠は躍起になって俺に素手で殴りかかった……

俺はそれを受け止め、逆に逃げられないようにして

スタープラチナに

 

スタプラ『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ‼︎』

 

ドコドコドコドコ‼︎

 

思いっきり殴りつけた

楠は結構ぶっ飛びそのまま壁に激突して、もたれかかるように倒れた

 

承「由紀………良くやった、一人で、ここまで戦って、そして戦うと決めて」

由「承太郎先生のおかげですよ、承太郎先生みたいに成りたくて………それより大丈夫ですか?それより死んだって聞きましたが……」

承「いや、それはあいつの早とちりだ。まあ、無理もないが……」

 

まあ、状況が状況だったからな………

 

承「んでだ、帰る………いや、まだだな」

由「え?まだ?もう、楠は捕まえた筈じゃ……」

承「いや、あいつは本物じゃ無い。操られている」

由「え?そ、そんな筈は………だって写真に……」

承「考えてみろ。あいつは慧音を操っていた………つまりは嘘の情報を流すことも出来る」

 

俺は偽楠を見ながらそう言った

由紀はハッとしたような顔をしていた

 

由「まさか……」

承「そう、別の操った奴の写真を撮ればいい」

由「だから、気絶する筈がしなかったんだ………でも、じゃあ本人は?」

承「本人………この情報だけなら分からない」

由「それじゃあ「だが……」だが?」

承「あいつの能力で分かる」

由「能力?」

 

さて、そろそろか………

倒れた男は、意識を取り戻し始めた

 

承「まずは、『クレイジーD‼︎』そこの男を治せ‼︎」

ク『ドラァ‼︎』

 

俺は男に近付き傷を治して

そして、さらに別のスタンドを出した

 

承『天国の扉‼︎(ヘブンス・ドア‼︎)』

 

俺がそう言うとハットの帽子を被り紳士のような衣装をきている、白い男が出来た

このスタンド、能力は!

 

由「うわ‼︎人の顔が‼︎」

 

男の顔がパラパラと捲れ始め、いつの間にか本のようになった

 

承「よし、上手くいったな」

 

本にする能力である

本に書かれているのは全て本にされた本人の記憶

嘘はつけない

俺は明らかにそれまでの文字とは違う文書を見つけた

 

《自分はクスノキ•ミノルに従う》

 

俺はその部分とその時につけられた楠に対する恐怖を線で消した

そして本を閉じた

 

承「やっぱりか……」

由「何がですか?」

承「彼奴の能力は、どういう条件で発動するか知っているか?」

由「えーと確か、自分に恐怖だけを持つことでしたよね?」

承「そう。そしてこいつの能力が解除された場合。その操られら奴は発狂する。現に俺は楠の操られる事だけを消したから慧音は少し精神崩壊をしていた、今はちゃんとその部分も消したが……しかし、可笑しくないか?」

由「何がですか?」

承「お前は、ここにいつ奴以外で操られていた筈の奴がいた筈。いや、お前は直接は会っていないがすれ違う程度だったか………」

由「え?まさか…」

 

由紀はようやく事実を理解出来たのか、あんぐりとしていた

俺はそう言いながら、由紀の母の操りも解除した

 

承「そうだ、そいつこそが………楠だ、さぁ、追うぞ」

由「はっ、はい」

承「と言いたいが、お前は慧音を見てくれないか?」

 

俺はそう言い慧音を親指でさした

 

由「え?あっ………そうですね。分かりました……」

 

由紀はそそくさと慧音の肩を持った

ただ、身長差があった為かやや引きずり気味である

 

承「じゃあ、任せたぞ」

由「はい‼︎」

 

俺はそう言い、楠を探し始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里のとある場所

 

 

???「くそッ‼︎あのヤローゆるさねぇ………まさか、あの状態であそこまで戦えるとはな……」

 

男は地面に倒れ伏せ、悔しそうに地面に拳を何度も何度も叩きつける

 

???「まぁいい‼︎俺の正体はバレてねぇ………まだ、チャンスはある筈だ……俺は何時もそうだ、窮地に立たされた時………何時も最後の最後で俺は助かっている。そうだ‼︎何を恐る必要がある!今は………バレない様にしなねーとな……」

 

男は立ち上がりそう言い、何処かへ行こうとしていた

しかし

 

「いや?お前の正体は既にバレているぞ……楠 実………いや……」

 

そう、彼こそが今回の事件の発端の男。殺人鬼 楠 実

楠が初めて、殺人を犯したのは10歳の時だった

親に虐待紛いな事をされ、たまたまそこに落ちていた包丁で親を殺した

その時に快感を覚え、様々な殺人を犯すようになった。

 

しかし‼︎

 

 

そんな彼は逃走をしようとしていたが、急に背後から声がし楠が背後を振り返ると、彼からすれば一番会いたくない男がいた……

その男は怪我はもう癒えているが服は赤黒く染まっていた

そう。空条 承太郎である

承太郎はその男を指差して、お前が犯人だと言わんばかりにしていた

 

承「強盗犯………お前だったんだな……」

楠「な、何故バレた?俺の演技は完璧だった筈」

承「それが違うんだねぇ〜確かにお前の演技は完璧だった………俺すらお前が楠とは分からなかったよ、ある一点を除けばな………」

楠「一点?」

承「そう、お前は自分の能力の発動条件は、己に対する感情が恐怖だけになる事。そして能力を無理矢理解除すれば発狂する。そう自分で言った。それがお前からすれば大きなミスだ」

 

楠はハッと自分が犯したミスを思い出した

 

楠「しまった………そういうことか……」

承「ようやく、分かったな。そうお前は意識を取り戻した振りをして自分は操られている様に見せるため、本性を敢えて出した、そこまでは良かった、しかしだ、そのあと何事も無かったように行動してしまった。本来なら発狂しなければならないときに………精神力が強かった、と言う可能性があるかもしれないがそれじゃあ、あんなビビらない、俺はそう考えた……そして、お前が用意した偽楠を『ヘブンス・ドアー』で確認して確信したよ。」

 

楠は悔しそうに四つん這いになった

 

承「そいつはお前に操られる直前に《お前に会った》って書いていた。『ヘブンス•ドアー』は嘘をつくことができない、つまりお前が楠 実だと分かる。さぁ、もう言い逃れは出来ないぞ、楠」

楠「まだだ、まだ。俺は捕まる訳には………」

承「見苦しい、諦めろ。」

 

楠は這いずるように俺から逃げようとするが、俺は道を塞いだ

 

楠「クソッ!お前は、一体何者なんだ‼︎」

承「何者?それはお前も知っているだろ、空条 承太郎。それだけだ。」

楠「あと少しだったのに………あと少しであの小娘を俺の手駒に出来たの筈なのに……」

承「諦めろ、そうだ。お前に良いものを見してやろう。お前が大好きな恐怖する光景だ……」

 

俺はそう言い自分の頭を触り頭から、Diskみたいなものを取り出し、楠の頭に入れた

 

楠「な、なんだ………この光景は………」

 

 

俺が楠に見させたのは俺の過去。

一番ひどい時のな……

 

 

 

 

楠の脳裏に映し出されたのは、あたり一面に大量の死体。殆どが原型を保っていない

そして、死体達の中央に承太郎が立っている。

その瞳は……楠みたいに殺人を楽しんでいる目でも無く

 

かと言って怒りがある訳でもない。

 

何もない

 

その瞳には感情が一切無い。

空っぽ、その言葉が一番正しい

もう生きる気すらない、そんな目だった………

そして、一番最後に映し出されたのは1人の少女が辺りを血だまりを作り倒れそれを優しく抱え承太郎は自身のの腹に大穴を開ける光景

 

 

 

 

 

 

 

楠「アァァァァァアアアアァァアアアア‼︎」

 

楠は絶叫した、あまりの恐怖で……

目の前には自分のはるか上をいくほどの数を殺し、しかも自分みたいに、快楽を求めている訳でもない、得体も知れない化物がいたから

楠は理解した。これが恐怖だと、今自分は、恐怖に包まれているんだ………と、死刑宣告前日などの様々な恐怖を優に超える恐怖……

 

承「おいおい、どうした。急に怯えて……」

楠「く、来るなァァアアアア‼︎この、化け物‼︎」

 

楠は尻餅を付きズルスルと俺から離れて行く

 

承「化け物?よく言われるよ。

さて、お前は自分がやってきたことを後悔しろ。そして償え………もしだ、それでもお前が殺人を続けるなら………」

楠「続けなら?」

承「殺す………絶対に……」

 

俺は思いっきり睨み付けながら言った

楠はこれが冗談じゃないと察し、硬直していた

蛇に睨まれたカエルってこういうことか………

まあ、俺も良くあるけど、カエルとして………

 

承「殺す……」

楠「あっ………………」

 

楠は倒れ地面にうつ伏せになり倒れた

 

承「あまりの恐怖に気絶したか………」

 

俺は仕方なく、楠を縄でグルグルに縛り抱え由紀達がいる小屋に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

由「承太郎先生‼︎終わったんですね‼︎」

承「ああ、さてともう夜だ。帰るぞ。送ってやる」

 

俺は楠と慧音を抱えながらそう言った

 

由「はい、お母さんも運ばないと……」

承「あぁ、それは………うん、どうしよう、流石に俺でも3人は………ブラッド」

 

流石に母を持つのは無理がある

場所的に………

 

ブ「え?僕?いやいや無理だって、僕は知っての通りパワーは無いんだよ……」

承「使えんやつだ‼︎」

ブ「それは、ひどブギャ!」

 

俺はブラッドの頭に目掛け、何処からともなく出てきた(鉄の)ボールをスタープラチナで蹴り飛ばし顔面に当てた

 

ブ「なんで、鉄球‼︎どこから出て来たの⁉︎」

承「知らん、落ちていた」

ブ「落ちてる訳ないでしょ‼︎」

由「………プッ………アハハハハ」

ブ「まさかの由紀ちゃん‼︎え?鉄球出したの由紀ちゃんなの⁉︎」

由「はい‼︎そうです‼︎」

承「ナイス‼︎」

 

由紀は笑いを堪えていたが、耐え切れず笑っていた。

俺は由紀に良いぞ、もっとやれと言わんばかりに右手の親指を立てた

由紀の順応の早さが恐ろしい……

 

 

 

 

 

 

由紀の母はスタープラチナで持つと言う、由紀の案により無事由紀と母親を送り届け。

楠を牢獄送りにした。

俺は慧音を抱えて、慧音の家に向かっていた

途中にたまたま、慧音の家に遊びに行こうとしていた妹紅に遭遇して、三人で家に向かっていた

 

 

 

妹「そうか……そんなことがあったんだな……」

承「あぁまあ、もう終わった話だが……」

妹「そうだな、慧音は無事なのか?」

承「まぁ、一応は……」

妹「なんだ、その微妙な表情は、一応ってことは………」

 

妹紅はジト目になり俺を睨み付けていた

 

承「知らぬ方が慧音に頭突きされない」

妹「なんだそれは?」

慧「うっ………ここは………っっ」

承「やっと起きたか………」

慧「え?これは………一体、どういう」

 

慧音はやっと起き、どういう状況か理解出て来ていない状態だった

俺は慧音を肩に背負っていたが、恥ずかしさで顔が真っ赤の慧音を降ろした、

が……次の瞬間

 

慧「記憶無くなれェェェェェェェェエエエエ‼︎」

 

ゴン‼︎

 

と慧音の叫び声の次の瞬間に、俺の頭から鈍い音を立てて俺は意識を失った……

俺は何をした………

 

妹「は?慧音何を?」

慧「え?あっ、しっかりしろぉぉぉぉぉぉぉ承太郎‼︎」

承「………」

妹「返事がないただの屍の様だ」

慧「縁起でもないことを言うな!」

妹「す、すいませんでした」

 

慧音と妹紅のやり取りがしばらく続いていると急に承太郎の周りに穴が開き、承太郎は落ちていった

慧音達は驚いていたが、それが紫のものだと理解して帰った

 

 

 

 

慧音達が家で少し話しているをしていると妹紅が何故、頭突きをさっき承太郎にかましたのかと聞いた

慧音、あからさまに顔を真っ赤にして、ついっといった、が………

 

妹「なぁ、なんでなんだ?正直に話せよ」

慧「だから、ついって言っているだろ」

妹「本当かぁ〜〜」

 

妹紅は椅子にニヤァと笑い。慧音を見ていた

慧音は下をみていた

 

慧(あんな事言えるかァァアアアア‼︎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時刻は少し戻る

承太郎は慧音の手によって腹を貫通する致命傷を負った

 

慧「やっ、やった‼︎俺の勝ちだ‼︎」

承「グッ………勝ちィ?違うね………お前の負けだ」

慧「ハァ?何を言っている?この状況で言ってんじゃねーよ‼︎」

承「グハッ‼︎」

 

慧音は承太郎の腹を貫通した手をグリグリと動かし、傷口を広げ始めた

承太郎は口から赤い液体を吐き出したが、彼は特に気にしない素振りだった

 

承「フッ、理解出来ていないのはお前の方だ、これでお前はここから動けないだぞ?」

慧「あぁ?それがどうした?」

承「動けないなら、これをするのは簡単だ。『天国の扉‼︎《ヘブンス・ドアー‼︎》』」

慧「なっ、なにぃぃ⁉︎」

 

承太郎は白いハット帽子に白い服を着たスタンドをだし、慧音に攻撃した

慧音の顔を瞬く間に本になり、承太郎は素早い手付きで操られている場所を見つけ消した

慧音は後ろに倒れその拍子に承太郎の腹から、手が抜けた。

 

承「………チッ、結構深いな。あまり使いたく無いが、G・Eで塞ぐか………」

慧「……………うっ」

承「おっ、起きたか………」

慧「承………太郎?私は………その傷は?」

承「気にするな」

慧「私は確か………えーと………」

 

慧音はすぐに目を覚まし状況を整理していた

しかし、急に顔が真っ青になった

 

慧「アアアアア‼︎私は‼︎なんていうことを‼︎私のせいで‼︎私のせいで‼︎有紀が‼︎」

承「なっ‼︎おっ、落ち着け‼︎慧音‼︎」

慧「煩い、煩い‼︎私は………取り返しのつかないことを!お前のその傷だって‼︎私がつけてしまった‼︎」

 

慧音は泣き崩れ、承太郎の胸に飛び込み、自分の所為だ、自分の所為だ。と壊れたレコーダーみたいに繰り返している

承太郎は慧音に軽くチョップをした

 

承「はぁ……慧音、お前は悪くない。お前は自分のやるべき事をしっかりやった」

慧「何処がだ‼︎有紀も死なしてしまったし、お前もそんな重傷を負ったんだぞ‼︎」

承「この傷は俺の責任だ、俺がミスをしてこうなっただけだ。有紀ついては………そこに居なかった俺にも非がある」

慧「な、なんでそこまで………」

承「………さぁな。お前もバカ真面目すぎるんだよ、前を向け今は由紀を助けるのは1番だ。お前はまた生徒を失いたいのか?」

慧「……すまない、すまない」

承「分かったから、休め」

 

慧音は眠るように気絶してしまった

極度の緊張からだろう

 

承「さて、早く、由紀を探さないと……」

 

承太郎は慧音を抱え、由紀を探し始めた

 

 

 

 

 

ということがあった_____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日……

 

楠は牢獄に入ったが…かなり大人しくなり、むしろ牢獄が一番安全だ〜〜という始末である

刑罰の執行はどうするか審議中

 

由紀は誘拐されたと言う件もあって少し射命丸に取材されたそうだ

 

慧音は今まで通りに戻った………

 

俺は また しばらく博麗神社に寝たきりになった、霊夢に事あるごとに愚痴られる羽目になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里、牢獄

 

楠「なんなんだろうな、あの男。とても人間とは思えねーな」

 

楠は独房の中一人でブツブツと承太郎の事を言っていた

 

???「そうだな、人間じゃないかもな」

 

楠「そうだよなぁ〜〜………っつ‼︎何者だ‼︎なんでここにいる‼︎」

 

???「居たら、不味いのか?」

 

楠は信じられなかったここは自分しかいない独房、さらには物音を一切立てずにそこにいた男に

 

楠「か、看守はどうした‼︎」

 

???「看守?あぁ、少し眠ってもらっているな、まあどうでも良い。不毛な話は必要ない、さっさと本題に移ろう」

 

楠「ほ、本題?」

 

???「君の能力を貰いに来た、君の『操る程度の能力』をね。」

 

楠「貰うって、どうやっt……」

 

楠はそう尋ねようとしたら、男は楠に軽く触った

そして、何事もなかったかのように手を引いた

 

???「もう終わったよ、もう君には用は無い。貰ったお礼に君を救ってあげよう、確か、死刑なんだろう?」

 

楠「ほ、本当か‼︎」

 

???「あぁ、本当だ、君を…………死の恐怖から救ってあげよう」

 

楠「本当にだな‼︎救ってくれるのk…」

 

 

 

 

 

ドシュ!

 

 

 

 

 

楠「え………何故………」

 

楠の身体に刃物が深々と刺さり楠はドサリと倒れ動かなくなった

辺りに赤い水溜りが出来ていくが、男はそれを気にする動作をみせない

 

???「あぁ、君を救ってあげたよ……………死ねば死ぬ恐怖は無いだろ?」

 

男はそうだ言い残しゆっくりと牢獄から出て行った

 

 

To be continuedーーー>




さてと、ここでお知らせですが、もうそろそろコラボをします、という訳で、しばらく投稿が遅くなるかもしれません、楽しみにしている人達には申し訳ありませんが………
お知らせ以上です

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第47話 後日談のようなもの

どうもジョースターです

レート戦でボコボコにされた……
10戦やって二回しか勝てなかった……
強い……
今は、レベ上げのために四天王周回中です

雑談は以上

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

楠が死んだ

 

承太郎と楠の戦いの数日後、承太郎は博麗神社にて目を覚ました

 

 

承「気がついたら、朝になっている……確か、慧音に何故か頭突きを食らって………うん。記憶ない」

霊「あら?起きた?」

承「お、おう、おはよう霊夢」

 

俺が目を覚ますと先の起きていた霊夢が服を着替え、リボンをつけていた

 

霊「承太郎、何があったの?急に気絶しているあんたが紫のスキマから落ちてきたのよ?あれは焦ったわよ、新手のドッキリかと思った」

承「なんちゅう、雑な運び方だよ………まあ、いいさっさと朝ごはんを作るか……」

霊「お願いね……」

 

俺はそう言い、さっさと朝ごはんを作った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「で?今日はどうするの?」

 

霊夢はそうぶっきらぼうにご飯を食べながら俺に聞いてきた

 

承「うーむ、まあ、とりあえず人里で色々と後始末かな?楠にも話があるし……」

霊「話?」

承「あぁ、少し気になる点があってな……」

霊「気になる点?」

 

霊夢は首を傾げながら俺を見ている

 

 

承「あぁ、考えてみろ、あいつは急に能力を得たんだ………可笑しいだろ、普通………由紀と殆ど同じ時期に目覚めた………だとすると、色々とやばい、他のもいる可能性があるという事だ。だから、参考程度に聞いておこうと思ってな……」

霊「ふーん、まあ、頑張りなさい」

 

霊夢は少し興味を示していたが他人行儀な言い方をしていた……

まあ、こいつからすればどうでもいいかもしれんからな……

俺はさっさと朝ごはんを済ませて、出かける用意をした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「と言うわけで、行ってくる」

霊「いってらっしゃい」

 

俺はそう言い残し、人里に向かった

着いてすぐに慧音の家を目指した

 

 

 

承「慧音〜〜いるか〜〜」

慧「入ってくれ」

承「お邪魔します、おはよう慧音」

 

俺は慧音の家に入り、慧音に挨拶すると浮かない顔をし、椅子に座っている慧音がいた

俺は、取り敢えず慧音の向かい側の椅子に座った

 

慧「おはよう、承太郎。えーと………昨日はすまなかった……」

承「まあ、気にするな」

慧「そうか……………少し大変な事になった……」

承「なにがだ?」

慧「楠の件だ」

 

楠の件?もう片付いた筈だろ、今更何を………と言おうとしたが、慧音の次の言葉に俺を言うことはなかった

 

慧「殺されていた………牢獄内で……」

承「は?誰にだ?」

慧「分からない、いつの間にか死んでいたらしい。看守たちもその時の記憶が無いと言っていた………」

承「………どうやって殺されていた?」

慧「私も、一応ほんの少しだけだが、確認したが刃物で胸の辺りを刺されていた。一ヶ所だけだが、かなり深い」

 

刃物で、殺した………と言うことは犯人は力がないのか?

妖怪なら、素手でやればいいから人間だな

 

承「楠の死体に異常なところはあったか?」

慧「ない、一切ない……」

承「成る程、となるとただ殺しただけか?」

慧「ただ、楠の死に顔はそれこそ驚愕の表情だった………まるで、裏切られたみたいな顔だった…」

 

驚愕の表情?裏切られた?まず、あいつに仲間でもいたのか?いや、それはないな………あいつの場合仲間なんで作らない………

ではなぜ?

 

承「それはどういうことだ?」

慧「私自身も、それほど詳しくは知らない。自警団のやつに聞いてみたらどうだ?」

承「自警団?」

 

自警団ってなんだっけ?確か、警察みたいなやつだっけ?

 

慧「えーと、外の世界で言う……………犯人を探したり、捕まえる………」

承「警察か?」

慧「そう‼︎それだ!そういう役割だ……」

承「まず、話をしてくれるのか?」

 

慧音は、それを待って今知った言わんばかり笑顔になった

 

慧「私が合わせてやる、私は顔が広いからな」

承「はいはい、自慢お疲れ様でした」

慧「やっぱり辞めようかな?」

承「すいませんでした、お願いですから辞めないでください」

慧「冗談だ、これは私の償いでもあるからな……奴らのいる施設は場所は牢獄の隣の場所だ、行くぞ。」

 

慧音はそう言うと椅子から立ち、玄関に歩いていた、俺は後ろについていくように外に出て、自警団の施設に向かった

 

 

 

 

 

 

慧「……………と言うわけで、いけないか?」

自警団1「まぁ、事件を解決した人なら………」

慧「いいか?」

自警団1「まあ、こちらも事情が知りたいですし、良いですよ」

慧「感謝する」

 

 

 

 

 

 

俺は自警団のいる施設の外で、壁にもたれかかっていた、暇である。

慧音が、ここで少し待っていてくれ、話をつけてくる。と言い残して中に入っている………

何もすることがない、そうだ!こういう時こそ………

 

承「暇だし、ゲームするか………」

 

俺はそう言い、亀を出し3◯Sを出した、中に入れているソフトはポケモンの最新作である

今は、厳選に必死です。暇つぶしにやれるのがいいんだよな………

俺はそう思いながら、厳選ロードを爆走………というか、Bボタンを押しっぱなしにして、スライドパッドをグルグル回している

今作は厳選ロードはもはや道じゃない………

 

 

承「6V〜〜6V〜〜〜」

 

今は、進化するとトレーナーをハグで殺すポケモンを厳選中である

 

承「おっ、孵化した……さて、個体値、個体値は………チッなんだ、4Vか……」

 

ハズレである

 

 

3分後ーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「しゃあ‼︎6v‼︎キタコレ‼︎」

 

俺は遂に念願の理想個体のポケモンが出来たので、セーブをした

 

承「やることないから、バトルツリーでもやっとこ」

 

俺はそう言い、廃人御用達の場所。バトルツリーへ行った

まあ、かなりやりこんで70連勝以上している

 

 

 

10分後

 

 

承「急所、急所当たれ当たれ………」

慧「おい、何をしている?許可が出たから入れ」

承「んんwww分かりましたぞwww」

慧「どうしたその口調?」

承「知らん、いつの間にか言っていた………」

 

言っておくが俺は論者では無い……

今は、とうとう100連勝まであと少しとなった………

俺は慧音がOKを貰ったので、3◯Sを閉じ亀にしまい、中に入った

 

 

 

 

 

 

 

慧「失礼する」

承「失礼します」

 

慧音についていくと、応接間みたいな部屋に入った

そこには、黒髪でストレートショートヘアの中性的な顔立ちで、白い服の上に黒の着物を羽織り男が椅子に座っていたが、俺と慧音を、見るなり立ち上がった

 

???「はい、えーとあなたは空条承太郎さんですね?」

承「あぁ、そうだが………お前は?」

???「失礼しました、私の名前は蒼樹 悠馬(あおき ゆうま)です。ここのリーダーを勤めさせていただいている者です」

承「そうか、よろしく頼む」

 

悠馬と言う奴はそう言いながら手をさしのばしていたので俺もそれに応じ握手を交わした

 

悠馬(以下悠)「はい、まずは今回の楠の件は誠にありがとうございました。リーダーとしてお礼申し上げます」

承「俺はそんな大したことはしてない、ただ自分の生徒を助けようとしたら必然的のそうなっただけで……」

悠「結果的に言えば捕まえましたから………私たちも出来る限り協力させて頂きます」

承「じゃあ、単刀直入に聞く、楠に何があった、殺されていたと聞いたが………」

悠「それは………私個人も分からないですよ、いつの間にか殺害されていた。殺害に使われた刃物も牢屋には有るはずもない者です。間違いなく第三者が行ったと思っていいでしょう。しかし不審な点があります」

承「不審な点?」

 

俺はオウムのように言葉をそのまま言った

 

悠「はい。ここの牢獄は守護人が各牢屋に二人以上います。幾ら犯罪者が楠以外にいなくても二人は居るわけです。しかしその2人も気付かない間に殺すなんて不可能に近いです。無理って断言できるレベルです。しかも楠と何かがあった筈、でないと」

承「あんな表情で死なないと言いたいのか?」

悠「はい、そうです。一応、死んだ時に体を確認しましたが、刺されたところ以外は異常なし。腕の良い医師などにも確かめて貰いましたが、やはり薬物なども無し、つまり意識がある状態で殺されたとなりますね」

 

……………意識があるままで殺す?しかも一回しか刺さずに殺す?

それはいくら刀を使っている俺でも難しい、それこそ相手が動かないならばいけるが、そんなことが有るはずない………

いや、1人だけいたな………でも、その人はもう存在しない………

一体、何故だ?

 

悠「心当たりはありますか?」

承「いや、全く。意識がある状態で殺すなんざ。俺の師匠ぐらいしか出来ない」

悠「師匠?」

承「あぁ、俺の師匠。まあ、もう亡くなっているから無理だけど、幻想郷にすらいないから……」

悠「そういえば、外来人でしたね。承太郎さんは……」

承「あぁ、さて少し牢獄を見してくれないか?」

悠「勿論構いませんよ?」

承「案内してくれ」

悠「はい、分かりました。では付いてきてください」

 

悠馬は椅子から立ち上がり、俺に付いてくるように命令したので付いていった

 

 

 

 

 

 

 

悠「ここです。ここで犯行がおこなわれました」

承「……………特にこれといった不審点はないな………」

悠「はい、無駄な物は置かないようにしているので、脱走などに使われると厄介なので」

 

俺は悠馬に連れられ牢獄についた。

牢獄は特に不審な点は無く、ただ寝るようにベッド、トイレがあるだけだった

そして、床の敷いている木の板に赤いシミがあった

うん、異常なし

 

承「………恐ろしいな、これほどに犯人がいた痕跡がないとは……よし分かった、では帰って考えさせてもらう」

悠「はい、了解しました。何かあれば報告します。逆に分かったら教えてください」

承「あぁ、世話になった、じゃあな」

悠「いえ、頑張ってください」

 

俺はそう言い残して外に出たその時に慧音が待っていて一緒に話しながら俺は人里の出口まで向かった

 

 

 

 

 

 

慧「まあ、分かったら教えてくれ、できる限り協力する」

承「あぁ、わかったじゃあな」

慧「あぁ、気をつけて帰れよ」

 

俺はそういい外にで博麗神社に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「あら?おかえり、はやかったわね」

承「あぁ、ただいま。ちょっと面倒なことになってな……」

 

霊夢は縁側に座りいつもの如くお茶を飲んでいた

俺は霊夢の隣に座り話を始めた

 

霊「面倒?」

承「あぁ、楠が殺された」

霊「殺された?誰に?」

承「知るか、俺が分かるわけない」

霊「そうよね。まあ、無理はしないでね。もう介護は面倒だから」

承「善処する」

 

俺はそういい、神社内に入りいろいろ考えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、人里では

 

???1「おいおい、殺して良かったのかよ?」

???2「大丈夫だ、全く問題無い。それに俺がいた痕跡を消した」

 

人里の大通りの外れに二人の男がいた

 

???1「頭いいな、やっぱり………」

???2「お前が悪いだけだ」

???1「ひでぇ奴だ」

???2「事実だろ」

???1「まあそうだけどよぉ〜〜まあいいや、これからどうする?」

???2「待機だ、今は何かするべきではない」

???1「了解」

 

1人の男がそう言うともう一人の方がにやけながらそういった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は………

 

 

承「あ、バトルツリーやったまんまだ……」

 

俺はそう思い休憩ついでに3◯Sを取り出した

あれ?スリープモードなら青く光るはずだぞーなぜ光っていない〜

俺はまさかと思い、急いでソフトを起動した

案の定

 

承「アアアアアアアアアアアアアアァァアアアア‼︎データがァァアアアア‼︎」

 

バトルツリーの100連勝がまた遠のいた………

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、まあ、無理矢理感がありますが、お許しを……

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回もお楽しみに〜〜


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天使と桐生さんとのコラボ‼︎
第48話 ゾンビでも同情してしまう事もある


どうもジョースターです

今回からしばらく、天使と桐生さんとのコラボ回です

コラボ作品は「ジョジョの能力を持って幻想入り(人里ルート)」です
テンポがよくて面白い作品です
見ていない人は是非

では、どうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎が発狂

 

承太郎が悠馬と話をしてから翌日

 

 

紫「ねぇ、承太郎くーん」

承「嫌です」

紫「いきなり‼︎酷いわ‼︎要件ぐらい言わせなさいよ‼︎」

承「お前の事だ、ロクでもないことをいうに決まっている」

 

朝起きていつも通りの修行をしようと外に出たら急に紫がスキマから出てきてそういったので、軽く拒否る

面倒は嫌いなんだ

 

紫「実はね〜〜ちょっとね〜〜面倒なことがあって……」

承「勝手に話すな」

紫「まあいいわ‼︎要はもう一つの幻想郷を救ってきなさい‼︎はい、今すぐ行く‼︎」

承「ちょ、おまっ」

 

紫はそう言い、俺の返事も待たずに俺の足元にスキマを開き、俺は重量に従い落ちていった

 

 

 

承「テメェェェェェエエエ‼︎後で覚えてろ‼︎」

 

 

 

 

 

俺はそう叫びながら落下していた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「痛てて……殺す、紫のやつマジで殺す…」

ブ「ま……まぁまぁ、落ち着きなって承太郎」

 

俺が一人でそう愚痴っているとブラッドがまた勝手に出てきやがった

 

承「ブラッド、いきなり「もう1つの幻想郷を救ってきなさい!」って言われて有無も言わさずスキマ送りにされて落ち着ける奴がいるか?いいや!いないねッ!」

 

こっちは昨日にポケモンの連勝記録が0になったんだぞ‼︎それをさっさと元に戻したいんだ!

 

ブ(ああ…後で紫、酷い目にあうなこりゃ…)

 

ブラッドの仮面から見える目は死んでいた

 

承「しかもさ、周りを見てみろよブラッド…」

 

俺はそうブラッドに周りを見るように促した

 

 

『ヴァァァァ〜〜』

 

『ォォォオオ〜〜』

 

『ウンコガシテーヨー』

 

承「ゾンビだよな?こいつら」

ブ「…ゾンビだね」

承「…なんでゾンビ達の中心に俺等を落としたんだあの野郎はァァァァァ!!?」

 

俺達の周りには「えんがちょ!」な奴等(ゾンビ)が群がっていた。要はこういうことか

なんか変な結界?みたいなものがあるということは………

 

スキマでも結界内には入れない

紫が結界の外から俺を落とす

無論俺が落ちた音によりゾンビが集まる

まあ、案の定、囲まれた\(^o^)/

 

…ドンマイとしか言いようがない程の不幸さである。承太郎…その内いいことあるよ。(by作者)

 

承「なんか誰かに励まされた気がしたけど気の所為か?」

ブ「あれ?現実逃避しておかしくなった?」

承「しばくぞコラ」

ブ「すいませぇん」

 

こんな状況でも平然と喋るようになってきた時点で色々とやばいな………俺………

 

ブ「…でも、どうしてゾンビがいるんだろう?この幻想郷に石仮面でも幻想入りしてきたのかな?これだけ数いるけど承太郎、大丈夫?ゾンビって結構強いよ?」

承「問題ない…。人間賛歌は勇気の賛歌ッ‼︎人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ‼︎いくら強くてもこいつ等ゾンビは『勇気』を知らん!ノミと同類よォォォォォォ!」

 

 

 

メゴシャア!

 

 

 

ちょっと言ってみたかった………まあいいや、俺は襲ってきたゾンビに波紋を込めて顔面に膝蹴りをかました

 

承「なっ…!!?浄化しない!!?」

ブ「どうやら石仮面で生まれたゾンビじゃないらしいね。でも、普通の時でも地面に半径1mのクレーターを作っちゃう承太郎の膝蹴りを喰らったんだ。もう、二度と立てないだろうけどね」

 

浄化はしないものの、俺の膝蹴りされたゾンビの顔は醜い顔を歪ませ更に醜い顔となってしまった。

おっかしな〜〜普通は溶けるように消えるはずなのに………まあいいか?と言うか、俺で差ほど力入れていなはずなのだが………

 

俺がやや現実逃避気味に考えていると、向こうから走ってくる人影が3人見えた。

 

⁇「…人間がいるぞ!生存者か!!?」

⁇「隊長!周りに化け物が群がっています!アイツらを先に駆除しましょう!」

⁇「てゆうか、顔面がジェ◯ソンの如く醜く歪んでいるゾンビがいるんだけど!!?しかも近くに承太郎さん!!?何コレどんな状況⁉︎」

 

うーむどういう状況?

えーと、なんかどっかで見たことがあるような対ゾンビの特殊部隊の二人と、俺と同じぐらいの年齢の少年がきた

 

承「おい、ブラッド。なんか特殊部隊みたいな格好したゴリラと青年と俺と同年代くらいの奴が来たんだけど?誰あいつら?」

ブ「承太郎、初対面の人にゴリラ呼ばわりは酷いと思うよ?」

承「意外だな…。お前がマトモな事言うなんて…」

 

明日は雨どころが槍が降るな

 

ブ「僕だって偶にはマトモな事言うよ!!?」

 

『オォォォォ〜〜』

 

『アアァァァ〜〜』

 

『ウゴォォォ〜〜』

 

??「おいこら。周り見てみろ、漫才してる場合じゃねぇだろ。THA・MA◯ZAIにでも出るつもりですかこのヤロー」

??「なんか失礼なことを考えられた気がするが…まあ、良い。アラシ、お前はこの子達を守れ。俺とピアーズでこいつ等は全滅させる」

??「…『皇帝(エンペラー)』」メギャン!

 

『皇帝(エンペラー)』。これは回転式拳銃とそれに装填される弾丸型のスタンドである。『弾丸の軌道を自在に操る能力』を持ち、弾丸もスタンドの為、無限に弾が装填され続ける…ある意味、人間が夢見た兵器を実現させたスタンドである。

まあ、射程が短いという弱点もあるが………って、スタンド⁉︎おいおい、軽く解説していたが、なんでそんなの持っているんだよ‼︎

 

??「ッ!!?手からいきなり銃が⁉︎」

 

承(なっ…!!?『幽波紋』だと⁉︎)

 

??「安心してください。俺も戦えます」

 

この男の名は、雷風 嵐。まあ、その名は後々知ることになった

そしてもう2人はそいつが呼んだらしいソンビのプロフェッショナルのピアーズとクリスっていうやつらしい、俺もその作品はあんま知らんからあまり言えんが……

 

承「お前…スタンド使いか?」

嵐「まあな。承太郎さんに似ている顔してるんだ、唯のコスプレイヤーって訳じゃねぇだろ?戦えるんならさっきコンビで漫才してたスタンドを出しな」

 

承太郎さんつーか、俺も同じ名前なんですが、というかその末裔なんですが……

スタンド無くても余裕で勝てますが………

 

ブ「ちょ…!僕は漫才をするスタンドじゃないよ‼︎」ブォン!

 

あ、また勝手に出てきよった

 

承「そうだな。漫才じゃなくて俺にイタズラする駄スタンドだ。ま、弱くはないがな」

ブ「うわぁ…承太郎がツンデレとか似合わなi「タンクローリーで潰すぞゴラ」似合う!承太郎は何もかもが似合うよ!!!」

 

唐突な手のひら返し

さすがブラッド躊躇いがない

 

ブ「ねぇ、君。君は僕の味方でいてくれるよね?酷いことを考えたりしてないよね!!?」

嵐「お、おう。安心しろ。お前を貶すような事は考えてないから。な?」

ブ「ありがとう!いつも湖で正座させられたり、ロードローラーぶつけられたり、針とレーザーとナイフの弾幕の身代わりにされたりしてきたからね…人に優しくされるのがこんな嬉しい事だなんて!!!」

そういや、してたな今は技の実験台とかだけど

ブラッドはい泣きながら嵐に抱きついている

 

嵐「おい、お前。流石に酷すぎるんじゃないか?そういう事を平然とする奴のことを『救いようがない悪』っていうんだぞ?」

承「おい!そんな養豚場の豚を見るような目で見るのは止めろ!お前は何も知らないからそんな事言えるんだ!!!」

 

全てこいつが悪い‼︎

俺は悪くねぇ‼︎

 

嵐「そんな事言われても……危ねぇ!!!」

 

 

ドォン!

 

 

『ゴォォォ……』

 

背後から俺をを襲おうとしたゾンビを嵐が『皇帝』で撃ち殺す。

まあ、多少のダメージ覚悟ならどうにか出来たけど………

 

承「…助かったよ。ありがとな」

嵐「…色々と聞きたいこともあるが、先ずはこいつらを片付けるぞ」

ブ「了解!」

 

俺と嵐はお互いの背中を合わせ、ゾンビ達と対峙する。

 

嵐・承「行くぜゾンビ共…がっかりさせんなよォォォォォォ!!!」」

 

その後、彼等によってゾンビの山が出来たのは言うまでもない。

ついカッとなってやった反省はしてない

 

 

To be continuedーーー>

 




はい、口調などの気付いた人もいるかもしれませんが、台詞は天使と桐生さんが書いてくれました(ただし、最初の紫のやりとりは僕が書きました)
あれ?こっちの方がよくね?
まっ、まあ気にしちゃ、負けか……


感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第49話 誰かが黒い笑顔になった時は、いとも容易く行われるえげつない行為の始まりだと思え。

どうもジョースターです

ポケバンク解放きたァァアアアア‼︎
解放された日にすぐにORから送ってやったよ………
まあ、レートではボコられたけど。スイクン強すぎ


ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

紫死亡フラグ

 

 

〜結界の外〜

 

 

ここ、結界の外では承太郎の世界の紫と嵐の世界の紫と幻想郷の住人達が集まっていた。最初のうちは紫が2人いて驚くものが多く五月蝿かったが、今ではすっかり静かだ。慣れって怖いね。

 

紫2「約束通りウチの承太郎を送っておいたわよ」

紫「ありがとう…。でも、本当に良かったの?もし承太郎くんが死んじゃったら貴方…」

紫2「心配ないわ、承太郎は強いもの。前に私と藍と橙で承太郎と戦ったら割とあっさり負けたわ」

 

もう1人の紫は笑いながら言う。古来から幻想郷を守ってきた管理者が3対1で1人の人間に負けるのはどうかと思うが、そこは深く突っ込まないでおいてあげよう。

 

霊「そんな強い人が嵐といるなら心強いわね。よかった…」

紫2「あらあら、もしかして霊夢。嵐くんに恋してるのかしら?若いっていいわねぇ〜」

霊「…そんなのじゃないわ。私は……嵐に謝りたいの。力になってあげられなかったから…」

文「…大丈夫ですよ霊夢さん、嵐さんはそんな事気にしていませんよ。それに、そう簡単にやられる人じゃありません」

 

俯いて答える霊夢の肩にそっと手を置いて文は励まし、そして嵐が生きて帰ってくると信じ、手を自分の胸に当てるのだった…。

 

 

 

 

 

 

〜結界内〜

 

嵐「……は?もう一回言ってくれない?」

 

俺は空条承太郎、今絶賛質問攻めにあっています、同じことをなんと、3、4回聞かれてます

そして俺はRPGの村人みたいに同じことを言う

 

承「だから、俺の名は空条承太郎。俺の祖先はジョースター家の人間…つまり、俺はジョースター家の末裔ってやつだ。ほら、星のあざ」

 

…駄目だこりゃ、重度な厨二病を患ってるなこの人。しかし、ジョジョも凄いもんだね…顔、体格、スタンド、そして肩にある星のあざ…ここまで本格的なコスプレイヤーを生み出すなんてさ。……………とか絶対思っているだろこいつ

 

承「おい、何か失礼な事を考えてないか?お前、全然信じてないだろ?顔見りゃ分かるよ」

嵐「…はぁ、分かったよ。お前はスタンドを使えるし顔も濃い…取り敢えずは信じてやる。あと、これは俺のちょっとした好奇心からの疑問だが。両親はどんな顔してんだ?やっぱり顔の彫りが濃いのか?」

 

取り敢えずってなんだよ………

両親……………ハァ、正直に言うか

 

承「…家族は俺を残して全員死んだ」

嵐「……すまない」

 

ヤベェ、空気が重くなった

嵐、お前が申し訳無さそうな顔をするな‼︎

 

ブ「ちょっと!ちょっと!重い空気になり過ぎだよ!承太郎に重い話なんて似合わないって!」

承「んだとコラ!」

 

成る程、こいつは氏(誤字にあらず)を望むようだな

 

嵐「落ち着け承太郎…重い空気をぶち壊してくれたんだ。ここはブラッドに感謝するべきだと思うぞ?」

ブ「さっすが嵐!分かってるぅ!全く、何処ぞの彫り顔も嵐を見習ってくれればなぁ…」

承太郎「嵐……ちょっとこいつ借りてくぞ?」ガシッ!

ブ「え、ちょ、待っ……」

 

俺はブラッドを掴みズルズルと音を立てながら引きずり建物の裏に連れて行った

 

 

承「お前…こっちに来てから更にうざくなったよな?いやうざくなった。確実に」

ブ「お、落ち着いて承太郎。ほ、ほら、外国行くとはっちゃけるじゃん?それと同じだよ。実際、いつもクールな花◯院も列車でチェリーレロレロしてたじゃん?だから…」

 

だから?落ち着いてお前を制裁すればいいんだな?

 

承「問答無用」

ブ「僕の側に近寄るなァァーーーッ!」

 

 

 

 

〜少年、駄スタンド粛清中〜

 

 

 

 

承「待たせたな」

 

俺は、制裁(処刑)されたブラッドを引きづって嵐の所に戻った

 

嵐「ブラッド…大丈夫か?」

ブ「…………」

 

返事はない。ただの屍のようだ。

 

承「安心しろ、死なない程度にやって来た。それにこいつが死ぬと俺も死ぬからな。放置しときゃ直るだろ」

 

馬鹿は死なない、こいつには主人公補正よりもっとすごい補正があるからな、ギャグ補正と言う補正がな

 

嵐「それもそうか。クリスさん達が探索してくれているから俺等も後を追おうぜ」

承「ああ。そうだな」

 

俺と嵐はそう言いクリス達のいる場所へと向かった

 

 

 

 

 

 

クリス「来たか2人とも。今から俺達は此処に入るが、2人も来るか?」

ブ「ほぇ〜〜…デッカ!こりゃ、凄いや」

 

うん、デカイな。大きさで言えば、どのくらいだろう富◯製◯場ぐらいじゃないかな?

 

 

嵐(復活するの早いなブラッド…)

承「おいブラッド、観光に来たんじゃないんだぞ。あまりはしゃぐな」

 

完全にブラッドのオカンやないか承太郎さんとかは言いそうな目をするな嵐、分かっている自分でも

 

嵐「俺は勿論行く。承太郎は?」

承「行くに決まってんだろ。折角連れてこられたんだ、大暴れして紫の野郎に賠償金支払わせてやる」

嵐「お前はダイナマイト◯事か」

 

よく、そんな古いネタ知っているな………まあ、ブーメランだけど

 

ピアーズ「決まりだな。よし、行くぞ」

 

そして俺達は巨大な建物に入る。建物の中は意外と暗く、俺は「お化けとか出ねぇかな…」とこっそり呟いた

ホラーとか絶対無理です。実際の幽霊はいけるけど

 

『ヴォォアァァァ〜〜』

 

『オォォォォォォ〜〜』

 

『アァァァァァァ〜〜』

 

『グウォオォォォ〜〜』

 

『オォアァァァァ〜〜』

 

えーとな、槍持ち、弓持ち、刀持ち…etc。…成程、ここは武器を製造する巨大な工場みたいなところか…まあ、ガトリングガンとかないだけマシかな?とか言ったら…………

 

ガトリングガン『(●´ω`●)』ガチャ

 

 

嵐・承「「(΄◉◞౪◟◉`)」」ポカーン

 

……………やっぱりな

 

ガトリングガン『(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎』

 

 

ドガガガガガガガガ!!!

 

 

嵐・承太郎「「…ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」」

 

知ってた!どうせこんな事だと‼︎どうせ旧式のガトリングガンが出ると思った‼︎

 

クリス「2人とも落ち着け!早く物陰に隠れろ!!!」

嵐「くっ…!」

承「危ねぇな…!」

 

俺と嵐は近くの物陰に転がり込み、銃弾を避ける。あぁ!うぜぇ!

 

クリス「ピアーズ!2人とも!目を閉じてろ!」

 

クリスが閃光手榴弾を投げる。ふむ。成る程、目を眩ましてる間に片付けるって事か!

 

カッ!

 

嵐「『皇帝(エンペラー)』!」メギャン!

 

承「『セックス・ピストルズ』!」

 

No.1『イィィィィ!』

No.2『ハァァァァ!』

 

クリス・ピアーズ「「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」ドガガガガガッ!

 

嵐は『皇帝』で弾丸の軌道を逸らし、俺は弾道を変えるスタンド『セックス・ピストルズ』を乗せて、クリスとピアーズはマシンガンでゾンビ達の頭を的確に撃ち抜く。

 

『ヴォォアァ……』

 

『オォォォォ……』

 

『アァァァァ……』

 

『グウォオォ……』

 

『オォアァァ……』

 

嵐「よし、ガトリングガンの脅威はなんとかなったな」

承「ああ。流石にガトリングガンが来るとは思わなかったよ…シ◯トロ◯イムみたいだったなありゃ…」

クリス「2人とも気を抜くな。まだ来る」

 

うわ〜エグいほどいるな。お前らはじょうじか………

………まあいいや、これ使えばいいし

 

承「おっと、こいつの事を忘れてないか?」

 

俺はそう言いながら、ポンポンとガトリングガンを叩いた

 

嵐「1人でやると結構キツイぞ?手伝うか?」

承「気が効くな。んじゃ、頼むわ」

嵐「おっしゃ。協力プレイだ」

 

嵐が狙撃、俺がハンドルを回して弾を発射する役割だ。ガタイがいいし、力も強そうだというふざけた理由でキツイ役割を俺に任せやがった(嵐とブラッドのほぼ一方通行で決めたが)。

 

嵐「よし!承太郎!掃射!!!」

承「…嵐!ブラッド!てめぇ等後で覚えとけよォォォォォォ!」

 

ドガガガガガガガガッ!

 

俺は文句を言いながらハンドルを回し弾を発射する。そして嵐は、ゾンビに標準を合わせて倒していく。

 

ブラッド「ハハハハハ!ぶ、文明の利器ってスゲェーーー!!!」

嵐「ブラッド。お前は何処ぞの中国出身の豹紋蛸(ひょうもんだこ)か」

 

おっと、嵐と同じことを思ってしまった、あの人最後はかっこよかったね。最後は

おい、ブラッドふざけているなら手伝え………と言いたいが、無理だったなあいつの力じゃ意味ないや

 

 

 

 

 

▼▼

 

承「…つ、疲れた。マジで疲れた…」

嵐「なんか…悪かったな承太郎」

 

うん、お前らをどうやって処刑してやろうかと考えたが嵐は謝ったから許す

 

ブ「承太郎おつかれ〜!」

承「お前は殺す」

ブラッド「何で!!?」

 

当たり前だ、反省してる雰囲気が全く無いからに決まってるだろブラッド。

というかお前は処刑するのが妥当だ

 

承「…今は殺さないでおくがな。執行猶予は事件が解決するまでだ」

 

今はな………

 

ブ「生きた心地がしないよ…」

 

ブラッドに処刑宣告をすると先を歩いてたクリスさん達の後に続き俺は歩き出す。嵐はその後を追っていった

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




まあ、ブラッドはいつも通りですね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第50話 人には誰にだって言えない過去が1つや2つあるもの

どうもジョースターです

とうとう本編50話突破しました‼︎

まさかここまで続けられるとは………
これからも頑張ります

そしてもうそろそろ連載1周年になります
いつの間にかですが………

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

ブラッド処刑宣告

 

嵐「……凄い台の数に広さだな。流石は鍛治里が誇る巨大工場だ」

承「全くだ。台の上の工具を見るに……ここは作業場みたいだな」

 

俺は空条 承太郎だ

俺達は今作業場に来ているんだが…すごい広さだな、余裕でサッカーとかできるじゃねーか?

 

ク「……おかしい」

嵐「おかしい?何がだクリスさん?」

承「嵐、分からないか?……化け物の数が少なすぎるんだよ」

 

外はあんな魔境じみているくせに、ここはそれほど居ない

可笑しいな、何か罠のような気がする

 

⁇「そりゃあ、当たり前だ!俺がそうさせているんだからな!」

 

ピ「誰だ!!?」

 

ビアーズはそう言い銃をガチャ!と音を立てて構えた

 

ブ「2階にいる!誰あの白衣ハゲ⁉︎」

⁇「誰が白衣ハゲだァァァァァァ!!!」

 

さすが、歩く死亡フラグ兼全自動煽り機抜け目ない

あとそこのハゲよ、白衣着てるしハゲてんだからそう言われても仕方がないぞ

 

嵐「…ってあれ?お前、何処かで会ったことないか?」

 

え?そうなのか?だとすると不味いね

俺とそう思い諭すように嵐に言った

 

承「え?お前あのハゲと知り合い?人付き合いは考えた方がいいぞ。ハゲてる奴とつるんでると大体ハゲるぞ?(…多分だけど)」

 

適当である

 

白衣ハゲ(以下ハゲ)「おい、ゴリラ顔!偏見でハゲを語るんじゃねぇ!…って、表記まで白衣ハゲにするじゃねえぞゴラァ!!」←メメタァ

ブ「ブフォッ!…ゴ、ゴリラ…ゴツいからねぇwww…くくっwww」

嵐「ブラッド…笑うなwww…俺まで…くくっ…笑っちまうwww。ゴ、ゴリラ…www」

 

お前ら 後で ぶっ飛ばす

 

まあ、嵐は軽くでいいが、ただしブラッド。てめーは駄目だ

 

承「お前ら後で処刑な」

 

嵐はそう言うとブラッドに哀れむような目をしていた

いや、お前も処刑だからな?あっ、理解したのか青ざめてきた

 

ハゲ「…いつまでもふざけてんじゃねぇぞテメェら!どいつもこいつも俺の事を舐めやがってぇ!!!」

嵐「いや、そのキッカケ作ったのお前」

 

自暴自得だな、うん

 

ハゲ「うるせぇ!もう二度とそんなふざけた表情出来ないようにしてやるよ!!!」

 

ガチャン!と音を立て。ハゲが何かボタンを押す。その瞬間…

 

 

『〜〜〜ッ!〜〜〜ッ!』

 

承「なっ!!?」

ク「地下から……人が!!?」

 

床を突き抜け、ズゴゴゴッ!と音を立てて、四方と天井をガラスに囲まれた柵が出て来た。その中には沢山の人間が入ってその人たちは必死に出ようとバンバンと音を立てて叩いていた…恐らく、この建物の労働者だろう。

 

ハゲリアム(以下ハゲリ)「俺の名は『ハゲリアム』‼︎さぁ!俺のスタンド、『屍作り(ゾンビメイカー)』による楽しい公開処刑の始まりだ!!!」

 

そのえーと名前が、まあハゲでいいや……

兎に角ハゲがブォン!と擬音が二合うような音を出してスタンドを出した

え?スタンド?

 

承「あいつ、スタンド使いか!!?」

ブ「なんか青い液体が入った瓶が出てきたよ⁉︎あれがスタンドみたい!」

嵐「『屍作り』……公開処刑……まさか……!!!」

 

公開処刑?まさか、やめろ………

俺がそう静止させようとしたが

 

嵐「やめろォォォォォォ!!!!」

 

先に嵐がさけんだ

 

ハゲリ「ハーハッハッハッ!青ざめたな?今、『これから起こる事』を察して青ざめたな!!?だがもう遅い!やれ!『屍作り』‼︎」

 

そして、ハゲリアムの『屍作り』はガラスを通り抜け…瓶から煙が発生する。

 

『ーーーッ!ーーーッ!』

 

ガラスの中が煙で充満し始め、ガラスの中に閉じ込められてる人達は苦しみ出し全身を搔き毟っていたりバンバンとガラスを叩いた。すると、いとも簡単に肉が剥がれ落ち目が白濁し、そして…

 

『…ガァァァァァァ!!!アァァァオオオォォォア!!!』ドンドンドン!

 

ゾンビへと成り果てた…

 

ク「くそ…!なんて惨いことを…!!!」

 

こいつは………あぁ、最悪だ。何年ぶりだろうか………ここまで怒りの感情が湧いたのは…

楠の時もそれほどは怒っていなかった(まあ、それでも80パーセントぐらいはキレていたが)

いいよね?戻っても、、、

 

ハゲリ「ハハァッ!この数相手にどう立ち向かう⁉︎テメェら全員化け物の餌になりやがれぇぇぇぇ!!!」

 

なんでこいつは笑っている?人を人だと思わない?

 

あいつが憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い、殺したい……………いや、殺す。

殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺すコロス…………

 

嵐「このクソカスが…!殺s「退いてくれ、嵐」……承太郎?」

承「俺が殺ル」

ブ「…やばい…!承太郎が『あの時の』承太郎に…!!!」

嵐「…『あの時の』承太郎?」

 

嵐は雰囲気がガラリと変わった俺を見て驚愕の顔を浮かべていた

 

 

そこにいたのは、かつて『死神』と呼ばれ、世界中で『1000万人』以上の人間を殺害した、呪われし時代の『空条承太郎』に戻ってしまった、、、

 

 

 

 

 

 

▼▼

 

承「…『星龍刃・黒一文字・羅刹』」

 

 

スパッ!!!

 

ズゴゴゴゴゴォォォ!

 

 

ハゲリ「………は?」

 

ゾンビ達の首が一瞬で吹き飛んだ。ゾンビだけではない…建物までも綺麗に斬られ、崩れ落ちる。俺の手に握られている羅刹で斬ったからである

 

 

パキィンッ!←結界が斬撃を打ち消す音

 

 

ク「結界は壊れなかったようだが……なんて斬れ味だ…」

嵐「おいおい、マジかよ…」

 

 

 

ブ「…承太郎の『星龍刃・黒一文字・羅刹』は斬れない物がない筈なのに…なんで斬れないんだ…⁉︎あの結界…!」

嵐「『斬れないものがない』だと…⁉︎」

ブ「うん、承太郎の『星龍刃・黒一文字・羅刹』は『何でも斬る事が出来る能力』なんだよ…。つまり、『斬れないものがあること』自体がおかしいんだ…」

ハゲリ「…何でも斬る事が出来る能力だと?…それが何だ!何でも斬る事が出来る能力が何だ‼︎俺はそれ以上の力を持ってる‼︎誰にも負ける筈がねぇぇ!!!あの方以外になァァァァ !!!」

 

負ける?違う、違う、違う

そんな生易しいものじゃない、負けとかじゃ無いんだ………これは処刑だ。

あのクソ虫けらを潰す処刑だ………

 

嵐「何だ⁉︎自分のスタンドを飲み込んだ!!?」

ハゲリ「俺の『屍作り』は他人の体だけじゃねえ!自分の体にも適用される!そして…他のマヌケ共とは違い俺は完全な化け物になる事はない!超人並みの力を手に入れられる!!!」

 

ヘェ〜……………で?それがどうした?超人並みの力?このゴミ屑はそんなこと言ったのか?

お前ごときが言うな、お前の力なんて俺からすれば、ただのほんのちょっと強い能力だ

 

承「……御託はいい。来るなら来い……ブチ殺すからよ」

嵐「……加減はしろよ?承太郎…」

承「……ああ。出来るように努力するよ…」

 

俺は刀を構え、嵐はスタンドをだしクリスとビアーズは銃を構えた

 

嵐(承太郎………本当にこいつを殺さないでくれよ…)

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 




はい、まあ、承太郎のキレ方にはいくつかレベルがあります

最初ら辺の妖怪軍団を皆殺しはまあ、今回が10としたら7ぐらいです

楠の時は8〜9の間です

まあ、慈悲が完全に無くなった、と思えばいいです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第51話 仲間がピンチになった時、誰かが強くなるのはバトル系ではよくある事

どうもジョースターです

最近、とある実況動画を見てibと青鬼を実際にやってみたました
結果?

一時間で、ibは「再開の約束」「記憶の片隅」「ひとりぼっちのイヴ」を見ました
青い部屋を一発でクリア出来たのは嬉しかった、あれは運ゲー

青鬼は確か約45分でクリアしました

思ったより早く出来た、まあ、当然ちゃ、当然だけど。ある程度攻略法知っていたし

雑談はここまででではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎マジギレ

 

 

俺は空条 承太郎……

ガチギレ中でにて注意

 

ハゲリ「俺は強大な力を手に入れた…負けるはずがない…お前らみたいなガキ共になァァァァァ!!!」

嵐「おっと、残念ながら俺達には保護者がいるぜ?お前みたいな化け物専門のな」

ピアーズ「誰が保護者だ」

クリス(なんか今失礼な事を考えられた気がするな…)

ハゲリ「…何時迄も余裕ぶっこいてんじゃねぇぞコラァァァァァァァァァァ!!!」

 

それに関しては同意だ

戦いでそれをやるか?漫才みたいなことを(←ブーメラン)

 

 

 

 

ハゲリ「オォォォォォォォォォォ!」

 

ゴミ(ハゲリアム)が腕を刃物のように鋭くして、俺達に向かって走ってくる。

 

ハゲリ「オラァァ!」

 

嵐「『シルバー・チャリオッツ』‼︎」

 

 

嵐が剣術が凄いスタンド。シルバー・チャリオッツをだし、キィンッ!と音をたてゴミ(ハゲリアム)

の攻撃をガードをした

 

クリス「……嵐!離れろ!!」

嵐「はいよっと!」

 

そして後ろにいるクリスの言葉で嵐は横に跳んだ

 

クリス「喰らえ!」

ハゲリ「無駄だ!」

 

嵐が離れたと同時にマシンガンをゴミ(ハゲリアム)に撃つが、刃物と化したハゲリアムの腕で全ての弾が弾かれる。ハゲリアムが腕で防御したのだ。

 

ハゲリ「先ずはお前だ!恨むならお前を此処に呼んだあのガキを恨みな!」

クリス「……フッ!ハァァァァ!!!」

 

ハゲリアム「グォォォォォォ!!?」

 

屑の腕をナイフで受け止め、『リバースナックル』(簡単に言うと裏拳)を繰り出す。クリスの『リバースナックル』はミジンコ(ハゲリアム)の後頭部に直撃した、効果はあるようだ。

 

ハゲリ「くそが…!「まだ終わってないぞ?」……テメェは!!?グェェッ⁉︎」

 

吹き飛ばされ倒れた雑魚(ハゲリアム)を一気に距離を詰め、俺は思いっきり蹴り上げる。俺の蹴りが溝に入り、虫けら(ハゲリアム)は更に吹き飛んだ。

 

ハゲリ「ゲホッ!ゲホッ!ふざけやがって…!これならどうだ!?」

嵐「なっ!?異常な量の筋肉が纏わり付いた!?」

ハゲリ「そうさ!筋肉を発達させる事でより硬く!より頑丈にしたのさ!それに…速さもな!!!」

嵐「速い!!?………ガッ!?」

 

嵐にさっきと比べ物にならない速さで近付き嵐を吹き飛ばした

 

クリス・ピアーズ「「アラシ!!?」」

ハゲリ「お前もだ!ゴリラ顔!」

 

誰がゴリラ顏だ、お前はもっとひどい顔だぞ

まあ、それを言う前に脇腹をラリアットのように突進され攻撃されてしまったが……

骨が5、6本折れた、チッ

 

承 「グフッ……!!?」

嵐「承太郎!………ガッ!!?」

 

俺は結構飛ばされ、地面に叩きつけられた

 

ハゲリ「他人の心配してる場合かよ⁉︎アァ!!?」

嵐「が…!ア…ガァァァァァ!!!」

 

嵐の隙を突き、ハゲリアムは刃とは逆の腕の手で嵐の首をギリギリと締め上げる。人間を超越した力で締められてる為、嵐のハゲリアムの腕を掴む腕の力は…みるみる弱まっていく。

 

ハゲリ「これで終わりだ……死ねェェェェェ!!!」

ピアーズ「アラシ!!!!」

クリス「その子を離せ!!!」

 

クリスはジャキ!と音を立て銃を構えた

 

ハゲリ「おおっと!撃つのはいいが……こいつに当たっても知らねぇぞ?」

 

ハゲリアムは嵐を盾にする。

やっぱりクソゴミ野郎だ

 

クリス「くそ……!」

ハゲリ「ハハハァッ!撃てねぇだろ⁉︎撃てるわけねぇもんなぁ!!?よく見てろ?こいつが死ぬとこを!!!」

 

ハゲリアムは声を上げて笑い、嵐に刃物と化した腕で突き刺そうとする……が

 

ハゲリ「………う、動かねぇ!!?」

 

ハゲリアムの腕は動かなかった…何故なら……

 

 

 

承「……………」

 

 

 

俺に腕を掴まれているから…………死の覚悟はできたか?

 

承「お前は越えては行けない『線』を越えた…友達を傷付けるという絶対越えてはいけない『線』をだ……その『線』を越えたからには……楽に死ねると思うなよ?」

 

ハゲリ「ヒッ!!?(こ、こいつ…何故こんな血が流れてるのに俺の腕を離さない⁉︎死ぬのが怖くねぇのか!!?)

 

俺の手からは血がドクドクと溢れていた。ハゲリアムの腕を掴んでいるからだ。更に、ハゲリアムの腕の刃は『屍作り』の能力によって出来ている為、一定時間超えると多分、俺は『屍作り』のウィルスによって……『ゾンビ化』してしまう!!!

この感じだと……5分……最高でも5分以内にこいつを殺し俺の傷を治療しなければ……俺も化け物の仲間入りか……やれやれ、ガスを吹きかけられなかっただけ良かったってカンジだな…

あぁーやだやだ。面倒は嫌いだ

 

ハゲリ「この!離せ…!離せやゴラァァ!!!」

嵐「……グッ!ゴホッ!ゴホッ!」

 

ハゲリアムは嵐を放り投げる、解放された嵐は地面に落ちて咳き込んだ。そしてハゲリアムは、俺に向け拳を突き出してくる

 

承「ああ、いいぜ……ほらよ」

ハゲリ「なっ!!?」

 

俺はあっさり離す。その結果、ハゲリアムの腕は承太郎に当たらず…

 

 

バキィィ!!!

 

 

ハゲリ「ギャアアァアァアアアアアア!!?」

 

さっきまで俺に掴まれていた腕に拳が当たり、刃の腕に大きなヒビか入る。

まあ、怒っている敵を相手にするなんざ簡単すぎる

 

承「オォォォォォォォォォォ!」

 

 

バキバキバキィ!

 

 

ハゲリ「ア…ア…ァァァァァアァァァァァァ!!?」

 

そして、刃の腕を俺が力で無理矢理引きちぎり、そして…

 

承「オラァァァァ!」

ハゲリ「ギャアアァアァアアアアアア!!?」

 

そのまま、もう片方の腕を切り落とした!!!

 

ハゲリ「くそ…!テメェ…俺の腕を…俺の腕をォォォォォォ!」

承「……ハァ!」

ハゲリ「ガッ…!!?」

 

俺は素早く前後開脚でハゲリアムの下に潜り込み、急所を殴る。そして、痛さで俯いた唯一、筋肉が纏まってないハゲリアムの頭に『皇帝』を突き付ける。

コンナゴミハケサナイトネ………

 

承「…死n「やめろ!!!」グッ!!?」

ハゲリアム「は……は………」

 

ドサッ

 

ハゲリアムを殺そうとした俺を誰かが突き飛ばす。ゴミは助かった恐怖からか、うつ伏せに倒れた。

 

承「何の真似だ……」

 

突き飛ばされた俺は突き飛ばした張本人を睨む。

ナゼ、コロシチャダメナノカナ?

コイツハコロスベキダロ?

…………不味い、人格まであの時に戻りかけているな………

 

 

 

 

 

 

 

承「嵐!!!」

 

 

 

To be continuedーーー>

 

 




はい、徐々に承太郎が暴走してきていますね

ヤベェ。私立高校受験今週だ……勉強しよ……
と言うわけで、今週はもう投稿はしません

合格したといえるよう頑張ります

感想、誤字、アドバイスなどございましたよろしくお願いします

次回のお楽しみに〜〜〜


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第52話 コラボ相手の主人公が沢山の技を出したら、そろそろバトル終了の合図です

どうもジョースターです

活動報告でも書きましたが
私立の受かったアアアアア‼︎
嬉しい限りです
さて、今回はちょっと………いえ、かなり承太郎とは性格が違います
ご注意ください

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、暴走開始

 

 

承「もう一度聞く………なんのつもりだ?嵐…」

 

俺は嵐に向かって眼光を飛ばした…………いや、飛ばしている

今、俺は逃げろ‼︎と叫びたいが、体が言うことを聞かない………

多分、俺の昔の人格が一時的に出ているからだろう

なんか、聖闘士星矢のサガみたいだな………

 

嵐「なんのつもりだと?…決まってんだろ。目の前で殺人を犯そうとした友人を止めただけだ」

承「ナンで止メル…?害虫ヲ排除スルノハ当タリ前ダロ?」

 

ナニトウゼンノコトヲ………

 

チッ、ま、まずい………

自我が………おい、嵐。早く逃げろ。さもないと………

 

嵐「おいおい、完全に我を失ってないか?『狂気』…その言葉がピッタリな程にな」

 

お前を………お前を‼︎

コイツハ………

 

承「モシ、止メルナラ…嵐。オマエモ排除スルヨ?ダイジョウブ、加減ハスルカラサ…」

嵐「そんな呂律が回ってない口調で言われても信用できねぇよ。安心しろ……直ぐに元のお前に直してやる」

 

コイツモ敵ダ、殺さナイト………

 

殺してしまう!

 

承太郎「行クゾ……嵐ィィィィィィィィィィ!!!」

 

俺は心の中で叫び、俺は昔の俺の完全に意識を持っていかれた

俺は、ただ見てるしかできない。また、同じ過ちを繰り返すのか‼︎俺は………

 

 

 

 

 

承「アハハハハハハーーーッ!!!」

 

俺は近くに落ちていた鎖鎌を取ると、嵐に向かってヒュンッ!と音を立てながら投げてきた……が、

 

嵐「……(パシッ!)おいおい、スコ◯ピオンかよお前は………フゥッ!」

承「ガッ!!!?」

嵐「フウォッ!」

 

鎖鎌を眼前で掴み、鎖鎌を持ったまま高速キックで俺を吹き飛ばす。そして、自分の方へと引き寄せ…

 

嵐「『星の白金(スタープラチナ)』!オラァァッ‼︎」

承「ガァァァッ!?」

 

スタープラチナで勢いよく殴り抜く。それによって、俺は吹き飛ばされる。

 

アァ、なんテ痛いンダ………痛い痛イいタイイタイイタイ‼︎

 

承「…アハハ!痛イ!凄ッック痛イヨ!!!」

 

殺しテアゲルヨ‼︎

 

やめろ!

 

ウルサイなぁ〜〜君ハ黙ってヨ、元モト君ガワルインダヨ?

君が僕といウモノをツクッタンダヨ?

君ハ大人シクシテイテヨ、ダイジョウブ、コレはアノ子の為でもアルンだ……

 

違う!こんなのあいつは望んでいない!

 

モウイイデショ、モウキミとの会話ハ飽きたモウ、キミはボクトハ話せナイヨ

ジャアネ

 

 

嵐「…完全に面影が無くなってんな。元に戻せるか不安になってきたぜ…」

承「アハハァ!『星孤月・無刀・白』!」

嵐「!!?ファァッ!」

 

俺は『孤月』で斬撃を飛ばす。嵐は一気に前後開脚をして下に潜り避ける。

 

嵐「飛ぶ斬撃とか……ゾ◯の百八煩悩鳳かよ…」

承「マダマダ!『風刃』!」

 

 

俺は二つの刀を取り出し、突きをするような構えをし、そこからとんでもない風がで、お互いが歯車の様に噛み合い、ドンドン威力が増していく

 

 

ゴォォォォォッ!!!!

 

 

嵐「何ィィィィィッ!!?」

嵐(こ、これは!ワムウの『神砂嵐』!!?まずい!ガードが間に合わない!!!)

 

 

ドガァァァァーーン!!!

 

 

嵐「クッ……!」

 

嵐から ポタポタと赤い血が溢れ出ている

 

アァ、このヒトも人間ダ……アカイ赤い血ダ……

 

嵐(危なかった…『キラークイーン』でその辺の破片を爆弾に変え爆発させることで風を相殺することは出来たが……完全には防げなかったか…)

 

承「凄イ!凄イ!ヨク防ゲタネ!!!」

 

血を流してる嵐を見て俺はケラケラ笑っている

やめろ………

 

承「モット…楽シマセテネ嵐!!!!」

嵐「ガッ!?ウァァァァァァァァァ!!!」

 

 

ドガッシャアアーーン!!!

 

 

嵐「カハッ…!」

 

俺に頭を持たれ、投げ飛ばされる。そして、作業台を突き抜け壁に激突する。嵐はあまりの衝撃に一瞬、息が止まる。そして、その場で倒れる。

やめろ………やめろ!やめてくれぇ!

 

承「アハハハハハハ!モウ終ワリ…?ジャア、死ネ!!!」

嵐「…………」

 

俺が嵐に近付き、トドメを刺そうとする。嵐は覚悟をして目を閉じる。が………

 

 

「塞符『天上天下の照國』!!!」

 

 

承「グァァァァ!!!」

 

第三者の声と同時に上空から光弾が俺に向かって飛んでくる。俺は吹き飛ばされ、嵐を守るように1人の少女が俺の前に立ち塞がった。その少女の名は……

 

 

 

 

文「清く正しい射命丸文!助太刀に参りましたよ!!!嵐さん‼︎」

 

頼む、誰でもいい、俺を………止めて(殺して)くれ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





はい、どエライ暴走してますね承太郎
一応、カタカナが昔の承太郎
普通が今の承太郎と分けています

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


ps

バレンタイン何て無かった………いいね?


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第53話 首の後ろに手刀を当て相手を気絶させる技があるけど、現実では出来ないって誰かが言っていた

どうも最近pcホラーゲームにはまっているジョースターです
今は、魔女の家 霧雨の降る森 殺戮の天使をやっています

殺戮の天使にいたっては、ノーミスでエピソード1を40分近くでクリアしてしまった………

ヤベェ、楽しい………
あっ、勿論勉強もしてますよ

そして、とうとうこの小説も一周年を迎えました
時の流れは速いですね……
最初の話を改めて見てみるとへったくそだな〜〜って思っています

次は2周年目指して頑張ります

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、死亡フラグ(大嘘)

 

 

文「清く正しい射命丸文!助太刀に参りましたよ!!!嵐さん‼︎」

 

あれは………こっちの世界の射………命丸なのか?

ならば良し、速く………嵐を連れて逃げてくれ………

 

アァ〜〜マタ、ジャマナ奴ガ………殺さないトネ〜〜

 

てめぇは勝手に動くな‼︎

 

 

嵐「お前が此処に来れたって事は……結界は消えたんだな?」

文「はい。私以外の皆さんは今、外の死体達と闘っています。いやぁ、あんなの初めて見ましたよ。まあ、不老不死の人もいる幻想郷ですから、あまり驚きはしませんでしたが」

嵐「おい待て。今、ちゃっかり凄い事言わなかったか?」

 

いや、そんなことより速く逃げろって………

 

承「痛イナァ…決闘中ニ割リ込マナイデ貰エル?」

 

ほら、もう動き始めるぞ………

 

文「あやや…あれが承太郎さんですか?成程、もう一人の紫さんの言う通り人間やめてますね。外来人は人外が多いんでしょうか?」

 

それは俺と嵐が特殊すぎるせいだと思う

 

人外?人ジャナイ?

アー嫌ナ言葉ダ………嫌いダ嫌い……

 

嵐「まさかとは思うが、その人外に俺は入ってないよな?」

文「…………」

 

いや、嵐。俺も人外じゃない………て言いたいが俺は言えないんだよなぁ〜〜

 

モウ殺ッテイイ?

イイヨネ?

 

承「イツマデ話シテルノ?モウ殺シテイイ?」

嵐「もう少し待つ心を持とうぜ!!女子にモテないぞ!!!」

 

その言葉 結構傷付くんですが………

 

チョット君ハ黙ッテ……

 

文「!!?……私を狙いにきましたか。ふん、私も舐められたものです……ね!!!」

 

文は殴り掛かってきた俺の腕を掴むと、勢いに任せて後方へ投げ飛ばした。

 

 

承「オット……」

 

 

が、俺は一回転して着地する。

こんな時に変に鍛えた事を後悔したい

 

嵐「凄いパワーだなお前……そのパワ一で投げられて上手く着地できる承太郎も承太郎だけど」

文「呑気な事言ってる場合ですか!!?もう承太郎さんの攻撃は始まってます!!!」

 

俺は嵐の周りにいくつもの斬撃が俺と文に向かってきていた。

 

 

嵐「ここは一旦時を止m「飛びますよ!!」え?……うわぁぁぁぁぁぁ!!?」

文「ふぅ……危なかったですね。……あれ?嵐さん大丈夫ですか?」

 

射命丸は嵐の抱えるとかなりの速度で空を飛んだ

 

嵐「大丈夫じゃないわ!内臓の位置が下にズレると思ったわ!!!」

文「でも嵐さん、下……見てみてください」

 

 

遠くて見えないが………嵐は絶対に文句言ってんだろ

文が自分が元いた場所を指を指している。そこは無数の大きな斬撃の跡が残っていた。もし、あそこにいたら、今頃推理小説よろしくのバラバラ死体に成り果ててただろう、よかったな嵐……

 

 

嵐「……悪い文。助けてくれてありがとう」

文「分かればいいんですよ。一先ず、地上に下ろしますね」

 

………可笑しい、いくら狂気の俺でもこんな単発で技をするか?

まさか………俺が使ったの孤月………斬撃……まずい‼︎このことはまだ一切教えてない‼︎

早くそこから離れろ‼︎嵐‼︎

 

アララ、気付イチャッタ?

デモネ、イクラ君ガ気付イテモネ?意味ハナインダヨ?

 

………確かにな、だがしかし、いくら身体自由が効かなくても、喋れなくても、能力が使えなくてもな‼︎できることはある‼︎

 

 

承「………(ニヤッ)」

 

ナニをダイ?ナニガデキルンダイ?

ホォラ、ソコニイルヤツハモウ死ヌンダダヨ?

 

嵐(笑った…!?)

 

 

俺はニヤリと笑い、嫌な予感がしたのか嵐は、文を抱き抱え横に跳ぶ。

 

チッ、ヤリソコネタカ………残念ダナァ〜

デモイイヤ………次デ殺せバイイ……

ソリヨリサァ…………君ネェ〜〜困るヨォ〜〜君ノ所為でスタンドガツカエナインダヨ!邪魔ダヨ……サッサト使えル様にシテヨ……

 

ぐっ、残念だがそれは出来ない

これが俺が今できる精一杯………しかし、お前にスタンドは使わさせん‼︎

 

ハァ………マアイイヤ、ソレガナクテモコロセルシ……

 

嵐「ッッ!!?」

文「嵐さん!!!」

 

 

嵐は背中を斬られ文は嵐に近づき抱き起こす。

 

承「ハハハ!嵐ハ優シイネ!傷ガツイテモ直グニ再生スル妖怪ヲ助ケルナンテサ!!」

嵐「妖怪も何も関係ねぇよ。それにしても驚いたぜ……『星孤月・無刀・白』が『斬撃が通過した場所から再び斬撃を出す』なんてチートな能力を持ってるなんてよ」

 

状況判断能力よスギィ‼︎

 

スゴイスゴイ、ヨク一発デ気がツイタネェ!

 

承「サスガ嵐!ヨク分カッタネ!!」

 

 

相変わらずケラケラ笑う俺に嵐は舌打ちをする。

 

 

嵐「……文、ここから先は手出し無用で頼む」

文「何を言ってるんですか嵐さん!!?あんなの相手に一人で勝てるわけないでしょう!!?」

 

はぁ‼︎お前………何言っているのか分かっているのか‼︎そんなの自殺行為に近いぞ‼︎

 

ナメテイルノカナ?僕を………モウイイヤ、コロソウ。コロスコロスコロス……

 

てめぇは勝手な事をするな‼︎

 

ウルサイ!アァ………君ハイツモ、ワガママダ!

君ガ僕トイウ化物を作った癖二ナンデ僕を否定スルノ!

 

嵐「いいか文。恐らく……いや、確実に藍さんと橙は此処に監禁されている。そして藍と橙をさらった犯人はあのハゲのスタンド使いだ」

文「本当ですか!!?」

 

黙れ‼︎お前は存在してはいけないんだ‼︎

 

アァ、マタソウイッテ

自分を否定し続ケル、君はナンナンダイ?

自分を殺ソウトシテイルノ?

 

自分を殺す?

お前は俺じゃない‼︎

俺であって俺じゃない別のナニカだ‼︎

 

嵐「能力は簡単に言うと、人間や妖怪を外の奴等のようにする事だ。藍と橙が既に攻撃されてるかもしれない……手遅れになる前に早く行け!!!」

 

チガウ‼︎僕ハ君ダ!君ノ本性ダ!

 

違う‼︎

チガワナイ!

違う‼︎

チガワナイ‼︎

違う

 

…………モウイイヤ、君ハソウヤッテ僕を………自分カラ逃げテイルンダ……

モウ………イイヨ?ソノママデ………ソンナ己カラ逃げ続けルトイイサ……

ソレガイヤナラ、シヌシカナイカモ…………ネ?君ノ望みノ………ね………

 

望み?…………どういうことだ‼︎おい‼︎

 

サァ?ナンダショウネ?

デモマァ、キミハソコデナニモ出来ズニタダ人ガ死ヌをミテイルトイイヨ………

昔ミタイにね………

 

おい、やめろ‼︎おい‼︎…………くそがっ!俺は昔から何も変わってないじゃないか‼︎

………やっぱり俺は…………あいつの言う通り死ぬべきなのか?

 

クリス「俺達も行こう、まだ奴等がいるかもしれない。行くぞピアーズ!」

ピアーズ「はい!……俺達が帰ってくるまでには友達の目を覚まさせていろよ」

 

そう嵐に言い残し、2人は作業場を後にした。

 

 

嵐「さあ、来いよ承太郎。優しい優しい嵐さんがハンデをやるからよ」

 

ソウダ、君を殺サナイト………

 

承「ソウ?……ジャア、遠慮ナク!!!」

嵐「ぐっ!!?」

 

 

俺の拳がブチブチッという音と共に腹にめり込む。恐らく、内臓が2、3個潰れたのだろう。

 

 

嵐「ゴホッ……この時を待ってたよ」

 

⁉︎シ、シマッタ………マズイ‼︎

 

承「!!?これは……『隠者の紫』!!?」

 

 

嵐は忍ばせていた紫の茨のスタンド『隠者の紫』を承太郎に絡めつける。そして、

 

 

嵐「偽物はとっとと……!オネンネしやがれぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

承「ガァァァァァァァァァァ!!!!」

 

 

ありったけの波紋疾走(オーバードライブ)を『隠者の紫』を通じて俺に浴びせる。

 

アッ、ア………アアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァ‼︎‼︎‼︎

 

 

 

 

 

 

 

 

**

 

承「ハ……ハハ!イヤァ……マサカ自分ノ身ヲ呈シテマデ攻撃ヲ与エルナンテ……君ノ根性ニハ度肝ヲ抜カレタヨ……」

 

アッ、アブナカッタヨ

僕自身ガ多少ノ波紋耐性ガアッテ………

マァ、ツカエルカラアタリマエダケド……

 

俺は倒れた嵐を見ながら笑う。だが、彼の体は既に限界を通り過ごしていた。

それでも彼は倒れない。それはたった1つの理由……雷風嵐にトドメを刺す。これを終えてないからだ。

 

サァテ、コロシテアゲルヨ……

 

や、やめろ‼︎

 

承「サテ、楽シマセテクレタオ礼ダ……楽ニアノ世ニ送ッテヤルヨ!!!」

 

「はい、ストップ」

 

 

嵐の心臓に向けた俺の手刀が止まる。そこにいた人物を見て、俺はギリッと歯を軋ませる。

 

 

承「!!?お前は……八雲紫ィ……!!!」

 

紫………丁度いい、俺は今、満身創痍だ

その間に俺を殺してくれ‼︎

 

紫2「貴方と同い年くらいの男の子にトドメを刺すなんて可哀想だと思わない?それにしても、この嵐くんも大したものねぇ。『死神』と恐れられた貴方と互角に戦えるなんてね」

 

そして、紫は俺の首の後ろに手刀を当て、俺の最後の意識を刈り取った………

なんで……… だよ…………なんで……… 生かすんだ……殺してくれよ………

俺の叫びは声に出る訳もなく消えた……

 

紫2「さて、『永遠亭』にこの二人を連れて行かないとね。スキンヘッドは……こっちの世界の私が何とかしてくれるでしょう」

 

 

そう言って紫はスキマを作ると、承太郎と嵐を肩に乗せて、作業場から姿を消した。

 

To be continuedーーー>

 

 

 




アレッ?承太郎が何故か殺してほしいみたいな事になってきた………
まあ、思いつめているだけ………うんきっとそう……


あっ、後一周年記念の番外編を募集してますのでやって欲しいのがあれば活動報告まで………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第54話 コラボ終了話には湿っぽいのもあるものだ

どうもジョースターです

受験終わったアアアアア‼︎
後は結果を待つだけです

そして、今回でコラボ最終回です

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、暴走終了

 

 

アーアーモウ、僕ハマタ消えル………イヤ、マタ、心ノ奥二閉じ込めラレルノカ〜〜〜

 

マア、イイヤ僕ガ………今ノ承太郎ガ僕ヲ呼び起スダロウネ………イツカ、、、

ソノトキヲ気長二マツトシヨウカナァ〜〜

 

ナンデ、絶対ニ起るッテ分カル?

ソレハネ………僕・・・イヤ、空条 承太郎ト言う人間ハ……

 

…………ダカラネ

 

キコエナイ?チガウチガウ。聞コエナイヨウニシテイルノ……

オット、ソロソロ時間切れダネ……ソレジャア ネ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あぁ、なんでまた生きているのだろうか………

俺こと、空条 承太郎は見たことのない天井を見上げながらそう思った

隣にはまだ目を覚まさない嵐と(なぜが嵐が眠っている布団の中に)射命丸がいる

俺は特に何をする訳でも無くただ、天井を見ていた

 

コンコン

 

???「失礼しま〜す」

 

病室の扉から一定のリズムでコンコンと音がして

ブレザーを着て、紫色の長い髪にうさ耳着けた?少女が入ってきた

 

???「あっ、起きました?名前はえーと、承太郎さんですね?」

承「あ、あぁ………」

???「お体の方は?」

承「いや、もう治った」

 

俺は己の体を触りながら言った

少女はえ?みたいな顔をしていた

 

???「な、治った⁉︎あっれ〜〜可笑しいなぁ〜師匠によれば、軽く1週間はかかるって言ってたのに………」

 

少女はブツブツと独り言を言っていた

俺はベッドを降りて少女に外に出ると言い、病室を出た

 

 

 

 

 

 

承「おい、出てこい紫」

紫「あら?ばれた?」

 

外を出て、庭を眺めている俺はそう言うと俺の隣の空間が裂け紫が出てきた………

 

承「何しに来た……」

紫「………いいえ?特に用は無いわ。にしても酷い目ね……もう、死んでいるわよ」

承「それが、俺と言う存在が死んでいればどれだけ良かったか……」

紫「これは………体のダメージより心のダメージの方が大きいわね」

 

………当たり前だ、身体の傷なんぞすぐに治る。

心はスグには治らん

ましてや、己の所為で仲間を傷付けてしまった………

しかも、俺が一時の感情で昔の俺に戻って、そうなったなら尚更さ……

 

紫「で?如何するのかしら?嵐君に会う?それとももう帰る?」

承「………帰る」

紫「そう、なr「その前に、頼みごとがある」なによ?」

 

俺は紫にある事をお願いした

 

紫「………それぐらいはいいわ、早くしなさい」

承「ありがとう」

 

俺は紫にそう言い、俺がやるべきことをやって元いた幻想郷に帰った

 

ごめんな………嵐……

本当は、実際の会って言いたいが会わせる顔がない……

こんな、俺を許してくれるなら………また、いつか………

 

こうして、俺は嵐のいる幻想郷を去った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、嵐は_____

 

嵐「……何処だここ?」

 

 

嵐は病室?らしき部屋でベッドの上で寝ているのだが少し困っている表情を浮かべた……何故なら、

 

文「……zzz」

 

射命丸が隣で寝ているからである。

しかも、布団の中で。これで文が全裸だったら嵐は社会的に死んでいただろう。

 

 

嵐「……じゃねぇよ。服着てても、まずいよこの状況。誰か人が来る前に何とかしn」

 

 

 

そんなとこばを遮るようにガラッ!っとドアが開く音がした

 

 

「文さーん、彼はどうなりました……か?」

嵐「……………oh」

 

 

次の瞬間、ブレザーを着たウサ耳少女が入ってきた

 

 

「え、えーと、その……お、お邪魔しました!!!」

嵐「ちょっと待てェェェェェェェェ!!!!」

 

 

少女は何かを察したのか、部屋を急いで出ようした

嵐は社会的に死が見え、勢いよく布団から飛び出す。……が、

 

 

嵐「ッッ痛ゥ!!?」

 

 

全身に激痛が走り、倒れ込む。その音で起こしてしまったのだろう、文が目をこすりながら起き上がる。そして、こちらを見ると焦った表情をして嵐を抱き起こした

 

 

文「嵐さん!無茶をしないで下さい!!!」

嵐「いや、このままじゃやばいんだ。俺の社会的立場が危ないんだ……!」

文「もう!取り敢えず落ち着いてください!」

嵐「うぉ!!?」

 

 

嵐の抵抗も虚しく射命丸に持ち上げられ、ベッドに寝かされる。そして文は、嵐の顔の前で人差し指を立てて、

 

 

文「いいですか?今、嵐さんは最低2ヶ月は安静にしないといけない状態なんですよ?そんな状態で体を動かせて悪化したらどうするんですか?」

嵐「よく生きてるな俺。そういえば………承太郎達は何処に?」

文「承太郎さんは……「帰ったわよ。自分達の幻想郷に」紫さん!」

嵐「どういう事だ…?」

紫「責任を感じたんじゃないかしら?貴方に怪我を負わせてしまった事でね」

 

 

まぁ、私も人の事を言えた義理じゃないんだけどね、と紫は自虐気味に言っていた

そう、承太郎が来る前に。嵐の世界の紫は自分が襲われ、犯人は嵐と勝手に決めつけ追いかけまわしていたことがあった

 

 

嵐「別にあの件はもういいよ。誤解が解けたなら俺はそれで満足さ」

紫「本当にごめんなさいね……私は、貴方の事を信じてあげられなかった……!」

嵐「本当に大丈夫だって。それより、何か承太郎言ってたか?別れ際に」

紫「さぁ、私にも会わずにひっそり帰っていったから分からないわ。でも……置き手紙はあったわよ。貴方宛のね」

 

 

そう言って紫は手紙を差し出す。嵐は手紙を受け取って、封を開ける。中にはこんな手紙が入っていた。

 

 

『嵐へ

 

すまなかった。もう1人の自分を制御することが出来ず、俺はお前を傷付けてしまった。本当に悪かったと思う。

 

別れを言わずに勝手に帰る俺を許してくれ。

 

承太郎より』

 

 

嵐「…ああ、許してやるよ。俺は心優しい雷風さんだからな」

 

嵐は空を見上げながらそう言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、承太郎は……

 

紫「着いたわ」

承「…………ありがとう紫………それともう一つお願いがあるんだが……」

紫「何かしら?」

 

俺と紫は博麗神社の鳥居の下にスキマから出た

紫は不思議そうな顔をして俺を見つめていた

 

承「俺を………殺してくれないか?」

紫「…………………いやよ」

承「何故だ」

紫「だって、私にメリットは無いどころか、デメリットの方がデカすぎるわ、なんでそこまでして貴方を殺さないといけないの?」

 

紫は面倒臭そうな顔して、そう言った

確かに、メリットはないな……

 

承「じゃあ、どうやったら殺しくれる?」

紫「残念ながら、私は貴方を殺すことなんてそう簡単に決断しないわよ?」

承「…………」

 

俺は世界が終わったような顔をしていた

 

紫「はい、そんな顔をしない……………………はぁ、まあいいわ。貴方がそんなに死を望んでいるなら、私も拒否するのはなんだわ……そうね〜〜明日、明日になってまだ、殺されたいなら私の所に来て頂戴。貴方の望み通りの死を与えてあげるわ」

 

なっ、それは本当か!

よし、これで俺は死ねる

俺の心の中での喜びを他所に紫は言葉を続けた

 

紫「ただし、条件としてこのことを一緒に住んでいる霊夢に話し、別れを告げること。それをして貰うわ」

承「それだけでいいのか?」

紫「ええ、勿論よ。貴方の決断を待っているわよ」

承「あぁ、ありがとう」

 

俺はそう言い残し、博麗神社の中に入った

縁側には霊夢、魔理沙、咲夜とレミリアがいた

暇なのか?お前らは……

 

霊「…………なんかあったの?」

承「は?どうして急に」

霊「いや、あんたの目を見れば分かるわよ。まあ、差し詰め紫の勝手な命令によりなんかあったんでしょうね」

 

この巫女様の勘が殆どあっている件について

 

承「………あぁ、ちょっとな…」

魔「なんだその煮え切らない返事は」

咲「余程の事があったのでしょうね」

レ「……………咲夜、そろそろ帰る時間よ」

 

レミリアは何かを察したのか急に咲夜に帰ることを催促した

 

咲「え?あっ、もうこんな時間。洗濯物を取り込まないと……」

レ「速くしなさい、じゃあね。霊夢、魔理沙、承太郎」

咲「それではお邪魔しました」

 

そう言い残すと、2人はふわりと飛んで行った

 

魔「で?何があったんだ?」

承「…………」

霊「魔理沙、貴方もそろそろ帰りなさい、もう夜になるわ。話なんて明日にでも聞けるわ」

魔「ん?確かに………そうだな。それじゃあ私は帰るとするぜじゃあな!」

 

魔理沙は霊夢に言われ、箒にまたがり帰っていった

俺は霊夢の少し離れた場所に座った

その後しばらくは無言が続いたが、痺れをきらして霊夢が話を始めた

 

霊「…………なんか言いなさいよ」

承「……実は……」

 

俺は今日あった事、嵐に会って、暴走したことを話した

 

霊「へぇ、それで?」

承「俺は明日死ぬ事にした、今まで世話になったな」

霊「……………………承太郎、あんた少し歯をくいしばりなさい」

承「は?」

 

俺は別れの挨拶を済ましていると、霊夢は急にそう言いだしてきた

俺は訳が分からずに呆然としていると霊夢は俺の目の前に立った

 

パァン!

 

そんなに乾いた音と共に頬に激痛が走った

霊夢が俺に向かって思いっきりビンタをかましてきた

容赦ねぇ………

 

承「痛って‼︎何しやがる、霊夢!」

霊「へぇ〜これで痛い?この程度で痛がっているなら死ねるわけないじゃないバカ」

承「なっ」

霊「それにたったそれだけで死のうとしたの?どうせあんたの事よ。もし、また自分が暴走して私達が危険な目に会わせたくないからそうなる前に去ろうしたんでしょ」

 

なんで、それが分かってしまうだよ

 

承「そうだ、俺は存在してはいけない存在なんだ‼︎俺はダメなんだ………俺は昔と違うと思ったが全然変わっていなかった‼︎結局、自分で大切なものを壊している‼︎結局、昔のままなんだ!」

霊「へぇ〜〜そう、あなたは昔のままねぇ〜〜じゃあ一ついい?貴方は記憶を失って、貴方の師匠に鍛えてもらっている間に全てを思い出した。じゃあ、なぜその時に死のうと思わなかったの?」

承「それは………師匠に止められて、約束したんだ………俺の能力を人の為に使うって」

霊「そうでしょうね〜〜で?それが出来ないから死ぬ?私達のために?ふざけんじゃないわよ!あんたにそうして貰おうなんて一つも頼んで無いわ!暴走して私達を襲う?上等よ、その時はボッコボコにして目を覚まさせてあげるわよ!」

承「ッ……」

 

俺は目から熱いものが流れている気がした

涙だ。

拭っても拭ってもまだ溢れてくる

いつぶりだろうか。こんなに泣いたのは………

師匠の死んだ時か……

俺が拭っていると急に霊夢に抱き寄せられた

 

霊「泣きなさい、胸ぐらい貸したあげるわ。」

承「ありがとう。霊夢……」

 

俺は己の水分が無くなるほど泣いた

落ち着いてから俺は話を戻した

 

承「俺は…………いいのか?生きていて……」

霊「ええ、生きなさい。あなたは決して存在していけない存在じゃないわ。あんたは…………誰?人を殺しまくった殺人鬼『死神』?それとも、過去に怯える臆病者?どっち?」

 

俺は、少し考え答えを出した

 

承「俺は………俺だ!俺はジョースター家の末裔『空条 承太郎』だ!」

霊「よく言えたわね。で?まだ死のうとする?」

承「いや、全く」

霊「よく言ったわ。……………………で?いつまで茂みで隠れているつもり?」

 

霊夢のそんな言葉にガサガサ!と音を立てて、魔理沙、レミリア、咲夜が立ち上がった

 

魔「いやーバレちまったぜ」

レ「あんたがあんなに動くからでしょ!」

魔「いや、お前の翼がデカイからだろ」

咲「まぁまぁ、魔理沙もお嬢様もやめましょう」

 

ん?てことは、さっきの事全部見られた………

やばい、恥ずっ‼︎

 

霊「全く、あんた達ねぇ〜〜って、承太郎⁉︎」

承「終わった、もう何も怖くない」

 

俺は刀を出して、己の腹に剣先を向けた

 

魔「ちょっ、なんで切腹しようとしてんだよ!」

承「あんなの見られて、おいは恥ずかしか!生きておられんごっ!」

霊「人の話聞いてた⁉︎それより、なんで薩摩弁⁉︎」

 

*この後、しばらく発狂した

 

 

 

 

承「で?どうしてここに?」

魔「気になって」

レ「そういう、運命を見たから」

咲「お嬢様に従って」

承「なるほど、処刑は2人か………」

魔•レ「「私以外だな(ね)」」

承「お前らだ」

 

魔•レ「「嘘ダッ‼︎」」

 

承「受け入れなさい現実を」

 

俺は2人にお説教を開始した

 

咲「すっかり、元に戻りましたね、承太郎さん」

 

咲夜はお説教が終わった俺に向かいそういった

 

承「あぁ、霊夢のおかげでな」

咲「そうですか。私はどんな時でも承太郎さんの味方ですよ」

魔「それは私もだぜ」

レ「咲夜がして、私がしないとでも?」

霊「ほら、見なさいあんたの味方がこんなに居るのよ?だから安心しなさい」

承「みんな……………………ありがとう」

 

こうして、俺は立ち直ることができた

因みに紫にはきっちり制裁をした

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、帰ってからの方が長くなってしまった
書きたいことを書いたらそうなっていた、反省はない
まあ、無茶苦茶感が否めない

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

後、一周年記念のアンケートも行っているので興味がある人は活動報告まで

次回もお楽しみに〜〜〜


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日常編
第55話 スクープを探そう!


どうもジョースターです

今週、中学校の卒業式がありました
泣きそうなのに泣け無いという自分でも分からない事になっていましたが
楽しい中学校生活でした

そして
公立入試受かったアアアアア!やったぜ!


今回は多分殆どの人が忘れている約束を回収していきます

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、泣く

 

承太郎が嵐の世界へ行った次の日___

 

 

承「………なんか、忘れている気がする」

霊「何よ、急に……」

承「いや、なーんか忘れている気がしてならない。なーんだっけな〜〜」

霊「思い出せないってことはそれ程の事じゃないの?」

承「そうだな」

霊「ならいいじゃない」

 

俺はそんな感じで霊夢と縁側でのほほんとしていた

最近、色々とインパクトがデカくて物忘れが酷い

霊夢の入れた緑茶ウメェ

 

 

 

 

 

 

 

 

文「承太郎さ〜〜〜〜〜〜ん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「何事じゃ⁉︎」

霊「さぁ?」

 

急に飛び込むように来た射命丸の所為で、さっきまでの雰囲気がぶち壊しである

射命丸………うーん確か……

 

承「どうした?射命丸」

文「酷いじゃないですか!約束忘れたんですか!」

承「約束?約束…………あったけ?」

文「ありますよ、ほら、椛を探す代わりに………」

 

あぁ〜〜そういやあったな

俺はハッと思い出し傷付かないように射命丸に言った

 

承「あったな。スマンスマン。最近、色々とあったせいで忘れていた」

文「もう、しっかりして下さい!こっちはしばらく来るのをまだかまだかと待っていたんですから!」

承「不可抗力です。割とマジで」

 

そのあと蛇に襲われ、身体がボロボロになり、殺人鬼をボコったり、挙げ句の果てには別の幻想郷に連れて行かれたんだぞ

そりゃ、忘れても仕方がないよ

俺は己にそう言い聞かせていた

 

文「まぁ、それなら仕方がありませんが……その代わり!今日こそは手伝って頂きますよ!」

 

射命丸はビシッと手帳を持った手を俺の方に突き付けた

ま、仕方がない。暇だしやるか……

 

承「わかった。さっさと行くぞ」

文「はい、では行きますよ〜〜その前に用意を済ましてください」

承「了解」

 

 

俺はやや急ぎ目に用意を済ませた

霊夢には何故か、あんたって結構忙しいのね。みたいな目で見られた

確かに忙しいです。もう、タダでやっているのがおかしいぐらい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文「用意は終わらせたので………そうですね。では、まずは…………人里へレッツゴーです‼︎」

 

射命丸は無駄にハイテンションな状態です。

右腕を大きくふり挙げた

 

承「御託はいい。さっさと行くぞ」

文「つれませんね〜〜まあ、いいでしょう。私がはこb「エアライドで行く」分かりました」

 

もう、あのお姫様抱っこは勘弁

次したら軽く切腹してしまう

 

承「で?どんなネタがいいんだ?」

文「そうですね〜〜出来れば、派手なネタが欲しいですね。まぁ、最近は殺人鬼 楠の件以降は特には無いですが……」

承「そうそう、そんなの転がってないだろ」

文「ですね〜〜いや、今日はいいネタが取れそうです。そういう件によく巻き込まれる承太郎さんがいるんですから」

承「扱い酷くね?」

文「あなたが言いますか?それを」

 

言いますね、俺が。( ・´ー・`)ドヤァ

 

文「そんなに承太郎さんの大恥を写した写真をばら撒かれたいようですね」

承「⁉︎ちょっ、それは!いつ撮った!」

文「あまり天狗様を舐めない方がいいですよ?」

承「すいませんでした、だからそれだけはマジ勘弁」

 

射命丸が胸ポケットから出したのは

俺がゲームコントローラーをへし折ってワン◯ースもビックリな顔芸を決めている写真

つい、ゲームに熱が入ってな、ベキッと折ってしまった

その間に負けました

俺は割とマジでばら撒こうとしていたので、平謝りである

 

文「冗談ですよ、さぁ、早く行きましょう!」

承「ちっとも冗談な目では無かった」

 

俺はそんな愚痴のこぼしながら、人里へ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

文「さぁ、張り切ってまずはネタ探しです」

承「おー」

 

場所は変わり人里

射命丸は張り切りながら情報収集している

 

が、しかし

様々な人に聞きに行ったが

まあ、約1時間半に格闘の結果をダイジェストで見せるとしよう

 

慧「無いな」

 

悠「無いですね」

 

由「特には………無いですね」

 

結果:取材ネタは一切無し‼︎

 

酷い有様である

 

承「うん、そのなんか…………ドンマイ」

文「その優しさは欲しくなかったです」

承「如何する?別の場所行ってみるか?」

文「そうしたいですが…………紅魔館は出禁くらいましたし、太陽の花畑は行ったら殺されるケースの方が高いし………結局行く場所がないんですよね〜〜来週なら、お祭りとかあるらしいのですが………」

 

幽香ってそんな危険だっけ?

うん、危険だったな、マジであの時は死にかけた

 

承「俺だけなら行けるがな、射命丸を連れると無理だな。と言うか、紅魔館で何やらかした」

 

これで、小さい理由ならばレミリアの器が小さい事が認定になるな

 

文「たった5時間くらい質問攻めしたら、気が付いたら出禁になりました」

承「うん。お前が悪いな」

文「そんな!」

承「アホか、5時間もされたら誰でもそうしたくなるわ」

 

5時間あれば、一体どれだけのポケモンでタマゴを孵化できるか……

 

文「ム〜〜こうなったら………最終手段……」

承「捏造はなしな」

文「なん………………だと………」

 

射命丸は驚愕の表情を浮かべ、ポロっと手に持っていた手帳と万年筆を落とした

 

承「お前って本当に新聞記者だよな?」

文「勿論ですよ」

 

そんな奴が捏造を手段に入れている時点で凄い

捏造、ダメ絶対

 

承「あのな、捏造はね。善良な読者に嘘をつくということだぞ」

文「嘘なんて。そんなただ、真実をちょっと色をつけるだけですよ」

承「それが、捏造である」

文「そうなのですか?」

承「お前なぁ……」

ブ「まあまあ、そう呆れずに……」

承「失せろ!戯け!」

ブ「ちょっ、酷い!出て早々退場宣言って⁉︎」

 

今回はどんな制裁をくれてやろうか……

うーむ、鎖でぐるぐる巻きにして引き摺り回す?

いや " 地 面 の 中 に い る " ってのもいいな

どうしてくれようか……

 

文「………いいスクープになりそうですね」

ブ「ねぇ、何が⁉︎何がいいスクープになりそうなの⁉︎ぐ、具体的に教えて⁉︎」

承「そうだ!これにしよう!」

ブ「お願いだから。拷問は勘弁してぇ〜〜」

 

拷問?違う違う。もっと優しい

ずっと優しい

 

承「大丈夫大丈夫。そんな拷問なんてしねーよ。俺は優しいから一つがチャンスを与えよう。」

ブ「ちゃ、チャンス?」

承「そうチャンスだ。今から3秒数えてやる。だからさぁ、逃げてみろよ!薄っぺらな、幸せを抱いて逃げてみろよ!その所をぶっ壊してやるよ!」

ブ「え、ちょっま」

 

3

 

俺はそう数えていた

ブラッドは急いで俺から遠ざかろうと走っていた

いや、おっそ。てか、お前は飛べるだろ

 

2

 

ブ「ブベッ」

 

あっ転けた

 

1

 

ブラッドはヨロヨロと立ち上がり

フラフラだが逃げていた

 

0

 

ブ「き、キタァ!」

承「はい、確保」

 

はい、結果驚きの確保までの時間約1秒

こいつが遅い所為である

 

文「承太郎さん…………あの〜〜速すぎません?15メートルぐらいを1秒で走るって妖怪でもなかなか出来ませんよ?」

承「そうなのか?幼い時にトチ狂ったようにひたすら鍛えてたらこうなっていた」

文「一体、どんな幼少期ですか」

承「さぁな、忘れた。さぁて、どうしてくれようかなぁ〜〜」

ブ「ね、今日は優しいよね?僕、何もしてないし……」

 

確かに今日は何もしていないな

今日は

昨日、やり損ねたからな

 

承「昨日、嵐、ゴリラ顏。ここまで言えば分かるな?」

ブ「あっ、えーとそのあの〜お許しを……」

承「できぬぅ!」

 

俺はそう言いながら、何処からともなく出てきた鎌を取り出した

 

*犯人は紫

 

承「ヒャハハハハ‼︎さぁ、惨殺処刑の時間だ‼︎」

ブ「イヤアアアアア‼︎」

文「特ダネ………ゲットだぜ!」

 

 

しばらくお待ち下さい

 

 

 

 

 

 

 

 

承「あぁ〜〜スッキリした………ブラッドを処刑して」

文「あぁ、いい特ダネ手に入りました」

承「それは良かった。で?まだ続けるか?」

文「はい!勿論です!………て言いたいですが、少し休憩しましょう、流石に疲れてきました」

承「まぁ、そりゃ、一時間半も歩き続ければな……」

文「ですね。そこにお茶屋があるので、そこで休みましょう」

 

射命丸は、そう言い御茶屋を指差した

確かに、疲れてきたし休むか……

俺と射命丸はその御茶屋に入った

 

店員「いらっしゃいませ〜〜ご注文は?」

文「私は、みたらし団子とお茶を一つで。承太郎さんは?」

承「それもそれでいい」

店員「かしこまりました〜〜では少しお待ちを〜〜」

 

俺と射命丸に気付いた威勢の良い店員がオレ達を席まで案内して、お品書きを渡してくれた

射命丸は自分の注文をして俺に尋ね、店員さんに言った

接客態度はかなりいいな

 

店員「お待たせしました〜〜お茶とみたらし団子を2つずつです〜」

文「ありがとうございます」

承「じゃ、頂くか……」

文「ですね。いただきま〜す」

 

俺と射命丸はみたらし団子をひとつずつ取り、口に運んだ

………美味いな、みたらしの味といい団子の食感といい完璧に近いな

 

文「美味しいですね‼︎」

承「確かに………美味いな」

店員「ありがとうございます‼︎毎日、一つ一つ丁寧に作った甲斐があります‼︎」

文「…………あの〜〜もしよろしければ、取材させてくれませんか?私、新聞記者をしています……」

 

おい、ここでも取材か………

必死だな

まあ、これは新聞に載っても良いぐらいだしいいか……

射命丸が取材交渉をしている内に俺は団子を食べ終え、お茶を飲んでいた

おっ、お茶もうまい

 

文「………という訳なので、よろしいですか?」

店員「うーん、私は店主でもないのであまり言えませんが、一応、聞いておきますね」

文「ありがとうございます‼︎」

 

射命丸は、そう言い名刺らしきものを渡して、店員はカウンターの方に戻っていった

 

承「終わったか?」

文「ええ、って承太郎さん。もう食べ終わってる」

承「お前が遅いからな」

 

 

「なんだこりゃ!マッズ!」

 

 

 

そんな大きな声が店内に響き渡った

チッ、クレーマーか……見た目は、うん、どう見ても悪人としか見えない顔だなオイ

店員さんは急いでその客の所に行った

 

店員「ど、どうかなされましたか?お客様」

クレーマー(以下ク)「どうしたもこうしたもねぇ!ここはこんな不味い飯喰わせるのか?ええ?しかもよぉ〜よく見たら、妖怪まで連れ込んでよ〜〜なんだこのクソみテーな店は!」

 

うわ〜本当屑だな

男はヒステリックに喚いている、この野郎、ワザと大きな声を出しているな

本当、何が楽しいのやら……

 

文「はぁー困りますね。何時の時代の人ですか……承太郎さん。気にしなくていいですからね」

 

ク「全く、妖怪なんざ入れてまで客を稼ぎテーのか?ここはロクでもない店だな!」

 

ガタッ

 

俺はその擬音語が似合う音を立て席を立った

と同時に

 

文「承太郎さん‼︎」

承「何を勘違いしている?俺はただトイレに行くだけだぞ?」

文「嘘ですね。それぐらいすぐにわかります」

承「…………バレたか」

文「当たり前です。」

承「止めるか?」

文「いいえ。私だけなら止めますが、この店を侮辱した奴を止めるなら別です!他のお客さんにご迷惑がかからないようにして下さい‼︎」

 

俺はその言葉を受け取り

そのクレーマーに近寄った

まあ、それに腹がたってないと言えば嘘になるが、それ以上に嫌いなことがあった

だから、射命丸には悪いが少し嘘を言った

 

ク「あぁ?なんだてめーは!」

承「通りすがりのただの客だ」

ク「じゃあ、どっかいけよ」

承「丁重にお断りします、それと今から貴方をぶちのめします」

店員「え?ちょお客様⁉︎」

 

店員はオロオロと俺を止めようとする

がしかし、迷惑が掛からないように外でやると言うと大人しくなった

俺はクレーマーの服を掴み外に投げ出して話も再開した

 

ク「おい!何しやがる‼︎」

承「黙れ、俺は少し機嫌が悪い。何故って?お前があんな上手い店が不味いって言ったこと、それに俺が一番嫌う事を言ったことだ……俺が嫌いな事それは差別だ。」

ク「あぁ?それがどーしただよ」

承「お前は『妖怪だから』って理由だけで、あそこにいる奴を差別したよな?それが嫌いなんだ!」

ク「黙れぇぇぇ!そんなの知ったこっちゃねーよ!」

承「はぁ、だから嫌なんだ。お前は差別されたことがないから言えるんだ。人間はいつもそうだ、自分勝手で自分の意見を押し付ける。そして差別された者を見ても『自分は関係無い』その一言で終わらせる。だから、争いや迫害が無くならないんだ。ひとつ聞く、お前はあそこに居る妖怪に何かされたか?」

 

男は、明らかに疑問を持った表情をしていた

 

ク「あ、ある……」

承「嘘だな、俺は嘘を見破れる。嘘には気をつけろよ?」

ク「チッ、ねーよ」

承「ほら!無いだろう?なのに何故、お前は射命丸を差別した?言ってみろよ?えぇ?」

ク「うっ、うるせーよ‼︎」

承「逃げたな?今、明らかに答えられないから、逃げたな?本当は理由なんて無いんだろう?そうだろう?」

 

ク(な、なんなんだこいつは!なんでそんな事まで分かるんだ!)

 

男はジリジリと後退りをしていた

 

承「どうした?言えることが無くなって逃げているぞ……」

ク「ク、クルナ!クルナアアアアアァァァ‼︎」

 

俺は少しずつ前へ進み、男はそのを見ると発狂したように暴れ出した

しかし、運が悪く。そこに1人の少女が来た

もはや冷静さを失っている男はその少女の肩を掴み懐に忍ばしていた刃物を取り出した。

その前にツッコミたいなんで、刃物常備してんだよ

 

ク「来るな!いいな。来たらこの女をぶっ殺すぞ‼︎」

承「…………やめとけ。」

ク「はぁ?何を言っててやがる」

承「俺が知る限り。その少女、そこら辺にいる少女じゃないぞ」

???「あれ?バレました?」

 

人質となっている少女はクスクスと笑いながら俺に方を見た

やっぱりか……

その少女は紐で髪を括っている少女で、つい最近1人で殺人鬼と挑んだ。若干10歳の少女とは思えない少女

 

由「せっかく、承太郎さんがカッコよく助けてくれるのかな〜〜って思っていたのに……」

 

由紀である

 

承「それぐらい自分でどうにかしろ」

由「嫌ですよ、こんな幼気な少女にそんなことをさせるんですか?」

承「分かった、やればいいだろ?」

 

俺はそう言いそこら辺に落ちていた小石を軽く投げた

 

ゴン!

 

ク「ガッ」

由「流石ですね」

ブ「あぁ〜〜可哀想に、承太郎の豪速球をくらちゃって、あれはしばらく起きないね」

 

失礼な、ちゃんと気絶だけで勘弁してるぞ

まぁ時速162km/sぐらいかな?

取り敢えず、まぁ、殺人未遂で悠馬に差し出しました

アレ?クレーマーを対処する筈が、どうしてこうなった?

 

その後、キッチリ射命丸に怒られた

解せぬ

 

そんな感じで1日が終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後日_____

 

文「承太郎さん。昨日の事の新聞です」

承「もう出来たのかよ」

 

朝起きて、早々に射命丸に今日の新聞を渡しに来た

昨日の団子屋の記事も書かれているな

流石だ。内容もうん。捏造はなし

あ、クレーマーの件が書いてある

と言うか、あんだけ怒っておいてしっかり写真は撮っているだ

あいつらしいな

 

内容は、えーとなになに………

 

 

『幻想郷の守護者悪質なクレーマーを成敗!

 

昨日、先程書いた団子屋で悪質なクレーマーを偶々居合わせた、寺子屋で教師を勤めている空条 承太郎氏がそれを成敗。

その時にクレーマーを働いた男は少女を人質にとったが、承太郎氏は投石により事無きことに終わった

最近、悪質なクレーマーによる被害が多くなっている。店を営んでいる人は一層注意し、それに対応策や、撃退法を身に付けておいたほうがいい』

 

あの野郎、少し事実が違う気がするがまあ良い。

 

霊「あんた、またやらかしたらしいね」

承「偶々だっての」

霊「その偶々は一体何時まで起こるのかしら?」

承「こっちが聞きたい」

 

霊夢は俺が新聞を読んでいると覗き込むように見ていた

まあ、頑張れよ、射命丸

 

 

 

文「は、ハクション!あややや、誰か噂してますね〜まぁいいです、さぁ!今日はどんなスクープがあるんでしょうか!」

 

射命丸はそう言うと颯爽と家を飛び出した

今日もまだ見ぬスクープを探しに………

 

 

To be continuedーーー>

 

 

 

 




なんか、時々よく分からないと思いますがお許しを
受かってハイテンションで書いたので………

pcゲームがオモシロイ
今は『被虐のノエル』『包丁さんの噂』をやっています

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第56話 お祭りの準備をしよう!

どうも前の話を投稿した日に一瞬だけだけど日間ランキングにランクインをして発狂していたジョースターです。17位になっていて、マジで焦った

あーホラゲ楽しい
『虚白ノ夢』をやっています
というか、ここ最近でどれだけフリゲしたんだろう。

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎顔芸

 

 

射命丸との取材の手伝いから数日後____

 

俺は空条 承太郎

ただいま絶賛困っています

何故って?それはね……

 

霊「なんかいい案出しなさい‼︎ほら、早く‼︎今すぐに‼︎」

承「無理やて………」

 

霊夢は何が気に入らないのか不機嫌で、座布団の上に座り近くの机に肘をつき頬杖をついていた

今日の朝起きてからこれである

と言うか、何も言わずに案出せって言われてもな〜〜

 

承「だから、何の為の案を出して欲しいんだよ‼︎」

霊「祭りよ‼︎ま、つ、り!ほら、数日後に人里にお祭りがあるでしょ‼︎その出店の案よ‼︎」

 

霊夢はそう言いながら、頬杖をしていない方の手でバンバンと机を叩く

絶対、金儲けの為にする気だろう

この強欲巫女め……

 

霊「なんか言った?」

承「いや、何も………で?どんな店を出したいんだ?」

霊「楽で金が儲かる奴」

承「んなもんない。少しは苦労しろ」

 

霊夢はそう言うと露骨に嫌な顔をしていた

この巫女は取り敢えず、働こうか…………

 

承「まぁ、あまり動かないっという店はあるが………準備が大変だしな……」

 

金魚掬いとかそういう系、ああいうのは結構楽だったりする

金の受け渡し、掬うやつを渡す。以上、あとは放置するだけ

ただ、難点は準備が色々と大変。店を出す前に金魚が死んだりしたら、それこそ本末転倒

さらにだ、もしとんでもなく上手い奴が来たら、スグに店を閉じないといけない

飲食系の店はそう言う心配はない、忙しいけど

 

霊「むーやっぱり働かないとダメかしら?」

承「当たり前だ」

霊「あー立っているだけでお金がこないからしら?」

承「こないな。と言うかなんでもそこまで金が欲しい?ある程度の金はあるだろ?」

霊「あー確かに………まぁ、どっちかと言えばこの祭りで博麗神社を宣伝したいのよ」

 

宣伝?

あー成る程、大体察した

確かに賽銭箱は基本0、参拝客もまともな客は来ないしな

閑古鳥がなる始末である

 

承「それだったら、お守りとか売れば?」

霊「うーん、ウチの神社の御利益がまともに分からない以上、それはね〜〜」

承「じゃあ、巫女らしいことをする」

霊「確かにそれは良い案かもしれないわね。出来るかどうかは別として……私、そういう系の奴はろくにやったことないからね〜〜最後にやったのが私が博麗の巫女のなった時ぐらいだし、その時も紫に任せっきりで私は殆ど寝てたからね〜〜」

承「なんという、恐れ知らずな巫女だろう。将来が大物になりそう……」

霊「もう、殆どなっている様なものよ」

 

確かに、博麗の巫女と言うだけでかなりお偉い役職だったな……

まぁ、それを言えば俺もそこそこいい役職だがな、なんせ守護者ですから

 

紫「クビにするわよ?そんな生意気なことを言うならば」

承「え?辞めれるの、いいのか?」

紫「なんで、嬉しそうなのよ……」

承「だって、面倒だもの……」

 

俺がそんな面倒なことを進んでやると思ったのか?

あんな状況じゃなきゃ、やらねーよ

 

紫「そう言われるとねーやらせたくなるのが人………もとい妖怪の性なのよね〜」

承「知ってた。でなんで来た?」

紫「理由がないと来たらいけないの?」

承「そういう訳ではないが……」

紫「まぁ、勿論ちゃんとした理由もあるけどね………まぁ、話せば長くなるかも知れないから、結論から言うわ……その祭りの事よ」

承「祭りのこと?それがどうした、なんかあんのか?」

 

紫はその質問待っていましたと言わんばかりに扇子をバッと広げた

 

紫「そう、ちょっと2人にやって欲しい事があるのよ‼︎」

承「へーだってさ、霊夢頑張れよ」

霊「承太郎、任せたわ」

紫「あなた達ね、サボる気満々じゃない‼︎」

承「俺は面倒が嫌いなんだ‼︎」

霊「以下同文」

 

紫は俺と霊夢の言い分を聞き呆れ返った表情をし、長いため息をついた

 

紫「まあ、いいわ。やって欲しいのはまぁなに………えーとそう!祭りの運営よ‼︎」

承「それを何故、俺らが?」

霊「それは人里の話じゃない、承太郎はともかく私は関係ないじゃない‼︎」

紫「そ、そう言われると反論が出来ないけど……でも、落ち着いて考えてみて……もし、その運営が良かったとします。そうすると、それをしたのは博麗の巫女となるわ、そうなると………あとは分かるわね?」

霊「さ、参拝客が来るようになる……ち、因みに運営と言っても何をするの?」

 

紫はかかった、と言わんばかりに笑みを浮かべ、仕事の内容を話し始めた

 

紫「まぁ、そんな面倒な事はしないわ。人里の守護者から貰った仕事は主に二つよ。まずは窃盗などそういう系の面倒事を解決。もう一つが人里に害をなす妖怪を退治だけ……ね?簡単でしょ?し、か、も。それは自警団の人もやるからよっぽどの事がない限り霊夢は動かなくていいのよ?むしろその間に遊んでも文句は言わないらしいわよ?」

霊「喜んでやらせていただきます」

承「驚きの即決だな、おい」

 

しかし、さっきの紫の言い分だと、滅多なことがない限り動かなくていいということは……

それはそれで仕事をしていないと意味じゃ……

 

紫「はい、承太郎君良い質問ね‼︎承太郎君の言い分も分かるけど、よく考えてみなさい、霊夢は遊んでいるけどそれは監視の意味合いも込められてやっているのよ?そのまま何もなかったとするわね。すると、村の人はどう思うかしら?」

 

紫はビシッと俺の方を指差しながら言った

どうなるって、そりゃ

 

承「無事何事もなくてよかったね………はっ!まさか‼︎」

紫「そう、そのまさかよ‼︎そうなったのは見回っていた霊夢のお陰と言うことにもなるわ!もし来ても、無事何事も無く対処すれば株はあがるし、何も起こらなくても株はあがる‼︎素晴らしい案でしょ‼︎」

承「確かに………損は無いな……」

紫「そうと決まれば‼︎早速今日、やって欲しいことを発表しま〜〜す」

 

紫はそう言いながらスキマを開き、右腕を入れ何かを探しているような素振りをしている

しばらくすると、紫は右腕をスキマから出た。手には紙を持っていた

紫はそれを俺にはいっといい渡してきた

俺はそれを受け取り書かれている文を見た………

 

承「えーと今日やって欲しいこと……一つ目、まず守護者………確か慧音だったな。慧音にこの事を言って了解して貰う。二つ目、自警団に挨拶をする………以上、と言うか紙で渡す意味あった?」

紫「忘れないように、っと思って?」

霊「あんたが質問して如何するのよ、まぁいいわ。そうと決まればさっさと行きなさい」

 

俺が行くことは確定事項なんですね‼︎えぇ、そうですか。知ってましたけど‼︎

俺は思ったより表情に出るタイプみたいで露骨に嫌そうな顔をした

見かねた紫が仕方がないから送ってあげるわ。と言い。俺は人里まで送ってもらいました

 

紫「じゃあ、後は任せたわよ、じゃぁね〜〜」

 

紫はそう言いスキマの中に入った

 

 

<ユカリサマ‼︎ドコニイッテイタンデスカ!ワタシニメンドウコトゼンブオシツケテ!

<エ?チョッ、ランオチツイテ‼︎ソノエタイノシレナイオーラヲシマッテ!

<キョウトイウ、キョウハユルシマセンヨ!

<イヤアアアアアアア‼︎

 

 

………徐々にしまっていくスキマから何か聞こえるが気の所為だな

中には紫以外は誰もいませんよ?うん。そうだ、キットソウ……

 

 

承「まずは慧音の家だな……」

 

俺はそう呟き慧音の家を目指した

 

 

 

 

 

 

慧「おぉ‼︎引き受けてくれるのか‼︎」

承「うん、まぁ………そうなるのかな?」

慧「感謝する、いやーこれで結構私の負担が減った………」

承「あ、コレ。お前の負担を減らすためだったのか」

 

紫め。それだったら少し渋ったのに……

 

慧「今、ロクでもないことを考えたな?」

承「んな、ヴァカなことをアルワケナイジャナイデスカ?」

慧「まぁ、いい。後は自警団の所に行くんだろう。いつ出発する?私もどうこうしよう」

 

お前は何処のチェリー大好きメロンマンだ

まぁ、ここまでしてくるなら返す言葉は一つ……

 

承「慧音院」

慧「なんだそれは?」

承「なんでもない、ただのネタだ。さっさと行くぞ」

慧「お、おう」

 

俺と慧音はそう言いながら自警団のところへ向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「誰じゃ?お前は」

承「えーと明日の祭りの警護を任させてもらいます。空条 承太郎でございます」

???「空条 承太郎?知らん名だな、そんな馬の骨も知れん奴に任せれられるか‼︎帰れ‼︎」

 

うわ〜面倒な奴だ。こいつ………

 

???「と言いたいが、慧音さんの推薦があるならやむえん。今、リーダーに連絡してみる」

 

男はそう言いながら慧音を見つめていた

慧音の表情は明らかな嫌な顔

絶対、なんかあっただろ

 

承「あいつとなんか昔にあったのか?」

慧「いや、ただ会うたびに口説かれるだけだ、あんなロクでもない男が副リーダーなのが信じられん、リーダーはいい奴なのに」

承「あぁ、悠馬か……」

 

俺と慧音は自警団の事務所?的な感じな建物の前でしばらく待っていると

中から悠馬とさっきの男が出来てきた

なんか、ニコニコしている悠馬とは打って変わり滝の様に汗をかいている男を見て大体どういう関係なのか予想がついた

 

悠「いや〜すいませんね、承太郎さん、慧音さん。うちの馬鹿がご迷惑を……ほら、自己紹介ぐらいしろ、お前は()()俺の補佐何だから……」

優(以下優)「チッ………わあったよ、えーと。俺の名前は赤城 優也(あかぎ ゆうや)だ、よろしく」

 

髪型は黒色で、何て言えばいいんだろう………えーとあれだ‼︎ブリーチの一護みたいな感じ‼︎

服はここの制服か……

何だろう、あの(バカ)と同じ感じがする

 

承「あ、あぁ、よろしく」

悠「明日、確か私達の手伝いをして頂けると聞きましたが……本当ですか?」

承「あぁ、そうだが……後、俺と一緒に霊夢………博麗の巫女も手伝わせてもらう」

悠「そうですか、博麗の巫女まで……ご協力を………明日はよろしく致しますね‼︎一緒に祭りを成功させましょう‼︎」

承「あぁ、よろしく頼む」

 

俺と悠馬はガッシリと握手を交わした

 

優(何だろう………悠馬に会わせてはいけないやつと会わせた気が……)

*もう既にあっているけどね‼︎byジョースター

 

悠「では、今日は明日の打ち合わせを軽くしておきますか、慧音さんもお時間はありますか?」

慧「まぁ、少しだけなら」

 

慧音はそう言うと悠馬はそうですか、ではこちらへと言い

建物の会議室みたいな場所へ案内をした

 

 

俺と慧音は隣同士で座り、向かい合うように俺の方に優也、慧音の方に悠馬

大体こんな感じ

承|  ̄ ̄ ̄|優

慧|______|悠

 

承「で?何人ぐらいの警護体制だ?」

悠「まぁ、そこら辺はあまり言えませんがまぁ、合計20〜25人ぐらいですね」

優「え?そんなにいたっけ?」

悠「お前はそれすらも分からんのか……」

慧「説教は後でしてくれないか?」

 

悠馬は明らかに優也に説教しようとしていたので慧音がそう言うと悠馬はワザとらしい咳をして会議に戻った

その後は殆ど、俺と悠馬の一対一の会話になった

 

 

 

 

 

 

 

悠「という、感じですね」

承「成る程、無駄の少ない配置だな。これならいいだろう」

悠「そう言ってもらい光栄です。まぁ、承太郎さんと慧音さん、あとはここに居ないけど霊夢さんは配置とかは特に気にせずに、祭を楽しんでいてください。それだけである程度の効果になるので………」

優「じゃあ、さっきの説明意味あった⁉︎」

 

ここで雰囲気をぶち壊すツッコミ

まぁ、確かに無いっちゃ、無いが聞いた方がいいだろ普通に……

 

悠「ちょっと、お前は黙っていろ」

優「ちょっ‼︎酷い!」

悠「さて、ではそろそろ解散しましょうか……」

承「そうだな、まあ、明日は頑張ろう。お互いに……」

悠「はい!頑張りましょう!」

 

俺たちはそう言いながら外に出た

外でも俺と悠馬は色々と会話をし

優也と(嫌な顔をしている)慧音が会話(と言う名の、優也の一方的な話)をしていると重そうな荷物を持っている1人の少女が来た

優也はそれを見るなり………

 

優「なん……………………だと………危なーいィィィィィィィィィイィイイ‼︎」

 

その少女に向かって全力疾走し、飛び込むように荷物をかさらった

 

優「大丈夫か!優梨(ゆうり)‼︎」

優梨(以下梨)「大丈夫だって!どんだけ、心配症なのよ。うちの兄は……」

悠「やぁ、優梨ちゃん。元気にしているかい?」

梨「はい!勿論ですよ。そちらの方は………慧音先生と確か………承太郎先……生?でしたっけ?」

 

優梨って優也と悠馬は言っていたな。俺と慧音を指差しながら言った

俺と慧音はそうだと言うと少女はやっぱりと言い姿勢を正した

 

梨「慧音先生は知っていますが、承太郎先生は初めまして!私は、あの愚兄 赤城 優也の妹の赤城 優梨と申します。よろしく致しますね‼︎」

承「あ、あぁ、よろしく」

 

何だろう、ダメダメな兄にしっかりした妹……

武と茜に似ているな……本当

 

優「で?なんでこんな荷物を持っていたんだ?」

梨「それは、悠馬さんのお姉さんと一緒に作ったおにぎりです。お姉さんはちょっと用事で来れなかったので、私が持ってきました、慧音先制も承太郎さんもどうか召し上がってください」

優「な、なんということだ………我が最愛の妹がおにぎりを作ってくれるなんて……」

悠「姉さん………帰ったらお礼をしないと……」

 

悠馬、お前にも姉がいるのか……

君とは気が合いそうだよ、本当

 

慧「そうか、では」

承「お言葉に甘えて……」

 

俺と慧音は流石に好意を無下にする訳にはいかないので、頂く事にした

 

その後、妹が作ったおにぎりをデレッデレの顔で食べている優也に全員で引き気味でおにぎりをいただいた

しっかし、おにぎりウメェ

明日は頑張らないとな……

 

To be continuedーーー>




はい、新キャラはネタに爆走させました

シスコン設定はポケモンのとあるキャラをみて思いつきました
後悔はない

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第57話 祭りを楽しもう‼︎その①

どうもジョースターです

とうとう、新年度になりました!
今年から高校に入るので頑張りたいと思います!

今回は久しぶりなキャラが出ます
誰かはお楽しみ

では、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

シスコン優也、ヒャハ‼︎

 

 

次の日___

俺は空条 承太郎。平穏はまだ無い

はい、と言う訳で、祭り当日となりました

朝の段階で霊夢は、思いっきり忘れかけていたがな……

 

承「で?用意は済ませたか?」

霊「ええ、勿論。」

 

霊夢はいつも通りの脇出し巫女服、こいつには羞恥心はないのかね?

因みに俺は紫に無理矢理に着させられた浴衣姿である

色は紺に近い青色の浴衣だ…………と言うか動きづらい

なんでも、少しぐらいは祭を楽しみなさいということ……

 

霊「失礼ね、ちゃんと浴衣かなんかを着るわよ。流石に………ね、というか紫に着させれらるし」

承「よかった、よかった。流石にそれはするか……」

霊「レミリアみたいであまり言うのも嫌だけど。レディの嗜みよ」

 

この人は何を言っているんだ?

この俺に家事を任せどころか、面倒ごとは全て俺に押し付ける

ズボラな巫女さんは?

とうとう、そこまで末期になったk「フンッ‼︎」

 

承「腕が千切れるようにいたダダダダ!!」

 

霊夢は急に俺の右腕を掴み曲がってはいけない方向に曲げ始めた

というかそれどころか、さらに固め技に入ろうとしているんですガッ‼︎

まじ、腕ひしぎ十字固めは勘弁‼︎もうやめろ‼︎俺の右腕のライフはもう0よ‼︎

 

ボキリ

 

あ、右腕折れた

 

霊「反省した?」

承「反省しました」

 

赤色の浴衣に着替えた霊夢は氷のような冷たい目で、右腕を押さえながら正座している俺を見下している

ワァイ、ミコサンコワーイ

 

霊「もう片っぽも折ろうかしら?」

承「やめて下さい。仕事出来なくなります」

霊「まぁいいわ。ほら、さっさと治しなさい。もうそろそろ祭、始まるんでしょ?」

承「イダダダダッ‼︎」

霊「()()()()あげているのよ?感謝しなさい」

 

霊夢はそう言い俺をアイアンクローかましながら無理矢理立たせながら言った

巫女さんやそれは違う立たせているじゃない。攻撃して()()()()立たせているんだ。

 

その後、腕を治すのに10分かかりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「さーていくか」

霊「早くいきましょ」

 

俺はようやく痛みが無くなった右腕を掲げてそう言った。

霊夢は何故かやたらと俺を急かしている……

これはアレか……早く遊びたいんだな、分かります

 

霊「なんか、誤解されてる気がする」

承「何のことだ?あ、後だ。コレ渡しとく」

 

俺はそう言い1円札を渡した

俺が居た世界でいう一万円ぐらいか?

霊夢はそれを貰いにがま口の財布の中に入れた

 

霊「これって、お釣りは返金?」

承「余った金額によって変わります」

霊「よし、使い切ろう」

承「お金の追加はねーからな」

 

これで、お金貸せとかは絶対させん

絶対にな

俺と霊夢は人里に向かって飛んで行った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり人里、今日は祭だけあって結構人で溢れかえっているな

屋台も立ち並び、賑やかな状態になったいる

 

承「じゃあ、今は……………午前11時か……約11時間後の午後10時にはここ集合。それまでは自由行動、以上‼︎解散‼︎」

霊「わかったわ。じゃあ後でね……」

 

俺と霊夢は屋台が少し離れ、人が少なくなっている事務所の前で自警団の皆さんと軽く最終の確認をして、事務所前を集合場所として決め、霊夢と解散した

 

悠「では、頼みましたよ」

承「あぁ、まぁ、俺達が戦わない事が一番だがな」

悠「まぁ、そうですね」

承「だな、さてそろそろ俺も行くか……」

悠「では、お気を付けて……」

承「あぁ、じゃあ」

 

俺はそう言い屋台が並んでい場所へ向かった

まあ、今日は出来るだけ魔理沙とかとは会いたくない

理由?簡単だよ、あいつらと関わるとロクな事にならん。

今日ぐらいは平穏に過ごしたい……

今年の七夕にこう書こうかな?『平穏が欲しい』って……

 

???「じょ、承太郎………なのか?」

承「あぁ?そうだが……ッ」

 

神がいるなら殴る必要があるな

これ、完全に悪意あるよね?

人混み二度目の混ざる前にもう見つかったよ……

そこにはいつもと服と違い黄色の浴衣を着て、トレードマークのトンガリ帽子も脱いで髪型も何時ものとは違い髪を後ろに纏めて束ねている髪型えーとたしか………ポニーテールで良かったけか?

まぁいいや、一瞬誰かと思ったか声で分かった霧雨魔理沙である

 

承「えーと魔理沙なのか?」

魔「そうだぜ、まさか分からなかったのか?」

承「うん、全然気付かなかった、というかどうした?そんな格好をして……」

魔「今日は祭だろ?だからちょっとぐらいお洒落してもいいだろ、私はお年頃の女の子、もといレディなんだし……」

 

魔理沙が?レディ?

HAHAHAそんな訳ないだろ

いや、確かに何処ぞの巫女とは違い家事、料理は出来る

だかしかし、こいつは人の物を一生借りるとか言って盗んでいったりするような奴だ、そんなレディいてたまるk「よっと‼︎」

ちょっ、アレコレデジャブ?

 

承「アアアアアァァァァ‼︎また右腕がアァァァァアアアアア‼︎」

 

魔理沙は霊夢と同じように右腕を曲がらない方向に曲げ始めた

 

ゴキンッ‼︎

 

あ、脱臼した……

 

魔「全く失礼するぜ、霊夢はともかく、私をレディだろ」

承「アッハイ、そうですっね‼︎」

 

ゴキンッとまたそんな音が身体中を響かせた

脱臼した腕を無理矢理、戻しました

しっかしイッテェ

 

魔「………お前って、結構人外じみてるよな。脱臼した腕を普通に無理矢理治すって……少しは躊躇えよ」

承「だって、小さい時に脱臼なんて()()()()()だったんだから、自主練で崖登りから落ちて骨が折れたり、刀をぶん回しているときにの時にこう、ゴキッと脱臼したり。というか、意図的に肩の関節を外したりするし、というか、これは俺の祖先もしてたぞ?」

魔「そいつは波紋の技で痛みを和らげていただろ‼︎お前の場合はそれをせずにだろ‼︎というかそれが日常茶飯事ってマジでどんな幼少期過ごしてんだよ!」

承「いや、ここに来る前の骨折はあまりだが、結構な怪我はよくあったぞ。よく武と喧嘩で殴り合ったりしたら、結構な………」

魔「え、あいつって強いのか?」

 

あーそう言えば言っていなかったな

説明面倒だ

 

承「まぁ、彼奴は空手やって段保有者だし強いぞ。というか見ただろ?あいつは一人で強盗ボコっていたんだろ」

魔「そ、そういえば確かに……」

承「まぁ、茜にはボッコボッコにされますが………というか相性が悪いかな………まぁこれはどうでもいいさっさと祭を楽しむか」

魔「お、おう………なぁ、その前にちょっといいか?」

承「なんだ?」

 

魔理沙は俺が屋台に向かおうとしていると、急にモジモジとしだした

 

魔「こ、この服………に、似合っているか?」

承「…………似合っているよ」

魔「ほ、本当か‼︎よ、良かった………」

 

魔理沙は急に脱力しグッタリしていた

 

承「んな、ことより………さっさと行くぞ」

魔「おー‼︎」

 

 

 

全部書く時間………ねぇっす

っと言うわけなので、ひとつだけ書きますby作者

 

 

承「おっ、射的か……」

魔「やってみるか?」

店員「へい、らっしゃい‼︎一回1銭だよ‼︎」

 

俺と魔理沙は射的の屋台の前で止まった

店員はなんか……気前の良さそうな男前のオッサン、いや、大将って感じがするな……

えーと料金は一回、1銭

つまりは……

 

承「ほい、俺と魔理沙の2回分」

魔「え!あ、ありがとう」

 

俺は魔理沙の分の料金も店員に渡した

 

店員「へい、まいど。一回につき撃てる弾は3発。落ちた景品は落とした人のもの‼︎」

魔「私から、行ってみるぜ‼︎」

 

〜〜少女挑戦中〜〜

 

魔「嘘………だろ……」

店員「残念‼︎景品はなし‼︎またやってくれよ‼︎」

 

結果は3発中0

当たったやつもあるが少しグラついた程度

 

魔「まぁ奢っていうのもなんだしな、諦めるか……」

承「次は俺か……」

店員「へい、兄ちゃんの番だ‼︎彼女さんの良いところ見せてやんなよ‼︎」

 

俺がいつ魔理沙を彼女にした……と言いたいが周りから見れば、そうなってしまっているから仕方がない

今はグッと堪えろ

 

魔「彼女って///ッ………が、がんばれ‼︎承太ろ………う?」

承「ふむ、この銃の性質は魔理沙のを見る限りは狙った場所より少し低くなってしまう。それに距離は目測大体5メートル。風は南南西からやや弱めの風、大体風速3メートルか………そして弾はただの何の変哲のないコルク栓。普通の銃弾と違い軽く、小さな穴が多数有り。従って狙った通りには遠くなれば行かない。さらに銃自体も火薬などを使わない空気で撃つタイプ弾速も遅い。そうなると重力の影響によりさらに下がる………」

 

俺はこう言う狙撃系の奴はガチで分析をしてやるタイプなんで……

昔からそうである。昔も師匠とカエデさんと祭に行ったことがある。

その時にもこんな感じにやると、カエデさんと師匠苦笑いされた……

 

魔「なんか………ガチでやる気でいるぞ……」

店員(アレ?この人結構出来る人か?)

 

承「………一発目撃ちます、標的、右斜め上の熊のぬいぐるみ」

 

俺は銃にコルクを詰め、構え狙いを定め微調整をしながら言った

 

魔(それって、確か私が落とそうとしたやつじゃん)

 

パン‼︎と良い音を出しコルクはやや緩やかなカーブを描き熊のぬいぐるみの少し上を超えた

ふむ、大体誤差中心から10cm

 

店員「惜しい‼︎」

魔「もうちょっとだ‼︎頑張ってくれ‼︎承太郎‼︎」

承「……………誤差を修正する。誤差は10cm、中心から向きは右上」

 

二発目の弾を銃に詰め構えた、その時にさっきよりやや狙いを下げた

 

承「ファイヤ‼︎」

 

パン‼︎銃からコルクが出て、緩やかなカーブを描きぬいぐるみにあたり、見事ぬいぐるみは落ちた

 

魔「おぉ‼︎凄いな‼︎承太郎‼︎」

店員「こりゃやられた!凄いな兄ちゃん‼︎はい‼︎当てた景品だ‼︎」

 

店員はそう言いながらクマのぬいぐるみを俺に渡した

 

店員「さぁ、あと一発だぜ‼︎」

承「……………いや、もういい。これがあればもう満足だ。ありがとう」

店員「そ、そうかい、兄ちゃんがいいなら俺は構わねぇが……」

魔「え?なんだよ承太郎、お前ならもう一個ぐらい取れただろ?」

承「俺はそこまで鬼じゃない、そんなことしたら商売に影響がでる。」

 

俺はそう言いながら、魔理沙にクマのぬいぐるみを差し出した

 

承「後、俺は要らんからやる」

魔「え?お前、それを狙っただろ、なんで私に……」

承「俺は遊べれば満足だ、景品はいらん」

魔「………変な奴」

承「よし、これはフランにあげよう‼︎」

魔「じょ、冗談だ‼︎お前は一般的なのはまともな男だ‼︎」

承「わかればよろしい」

 

???「なんやこの甘々ァ!」

 

俺と魔理沙は普通に話しているだけなのに、明らか俺らに向かって叫んでいるやつがいた……

ん?あいつって……絶対……

 

???1「幻想郷に来させてもらって、そうそうなんでこんな甘々な空間をみないといけないんだよ!」

???2「お兄さん。煩いです」

???1「すいませんでした」

 

男がそう叫んでいると1人の少女が背後から肩を置き笑っていた(ただし、目は笑っていない)

男はそれを見ると即座に土下座……

うん、間違いない

あの馬鹿兄とその妹だ

とりあえず俺がやることは一つ……

 

魔「な、なぁ、承太郎。あいつらって……」

承「土下座している変態は無視して。妹だけは挨拶ぐらいしとくか……」

魔「そうだな、それが一番」

 

俺と魔理沙はそう言い兄をゴミを見るような目で見ている妹に声をかけた

 

承「よう、茜。久しぶりだな」

茜「はい‼︎久しぶりですね‼︎承太郎さん!魔理沙さんも‼︎」

魔「おう、久しぶりだな」

 

茜はさっき兄を土下座させたとは思えない無邪気な笑みを浮かべ、俺と魔理沙にお辞儀した

俺たちも俺に釣られやってしまう

 

茜「では、色々と話したいですが今は愚兄に話すことがあるので……」

 

茜はこっそり背後から逃げようとした武を顔を俺たちに向けたまま肩を掴んだ

やっぱおっかねぇ……

 

武「じょ、承太郎へ、ヘルプ〜」

承「人違いです」

 

助け舟はやらん

 

 

〜〜数分後〜〜

 

 

武「反省しました……」

承「早かったな、過去最速だな」

茜「全く、困った兄ですよ……」

武「あーこんなことじゃ、ここに来るんじゃなかった……」

承「というかどうやってきた?」

茜「それは、紫さんに誘われて……」

 

おい、そんなんでいいのか、幻想郷の管理者

 

承「そ、そうか……まぁとにかくようこそ幻想郷へ」

武「おう‼︎」

茜「はい、よろしくお願いします」

 

こうして現代からきた兄妹と一緒に祭を楽しむことになった……

 

To be continuedーーー>




はい、あの兄妹に出てもらいました

因みにこの世界の幻想郷は他よりかなり緩いです。
まぁ、管理人があんな感じだし……
という訳ですね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしく致します

次回もお楽しみ〜〜


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第58話 祭りを楽しもう!!その②

どうもジョースターです
申し訳ありません投稿時間間違えました

今回から自分のスマホを買って貰ったのでスマホ投稿になります
今回はそれも相まっていつもの半分くらいです
申し訳ありません

まぁ、とにかくどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

ロリコンは何処にでもやってくる

 

茜「いや〜〜わざわざ申し訳ありません、承太郎さん。こんなに奢って貰って……」

承「気にするな、ここに来たおもてなしだと思え」

武「ご〜ちになりま〜す」

承「お前はいつかきっちり返して貰うからな」

武「なんで!」

承「後、プラスロリコン税で1.5倍でのご返済になります」

武「アアアアア"ア"俺の貯金がアアァァァア!!」

 

俺は武達と一緒に屋台を回っている、金は全て俺持ちである

まぁ要は俺の奢りである

金は仕事もしているし、もともと結構持っていたし

しかもその慧音から貰える給料がそこそこあり日々の買い物じゃあ余ってしまうのである。まぁ贅沢はする気は無い。必要最低限とまではいかないが普通の一般的な生活ができればいい

だから、奢ったりしても問題なし

まぁ武の場合は別だ。

茜はいい魔理沙もいい、ただし武。テメーは駄目だ

半分発狂している武は無視して

俺は屋台を見渡した

 

魔「…………」

承「どうした?魔理沙」

 

俺はさっきからずっと少し離れている屋台を見ていた

 

魔「なぁ承太郎。アレってレミリア達じゃないか?」

 

魔理沙はそう言いヨーヨー掬いをしている浴衣姿の少女が2人、その後ろに3人それぞれ、メイド服、チャイナ服、パジャマみたいな服の少女が前の2人を応援しながらみていた

うん、彼奴らだな………

あんな個性的すぎる奴ら、見間違え筈がない

さて、如何するか………

もし彼奴らに会ってしまったら、スカーレット姉妹は見た目幼女、そして、(変態)は幼女を見ると途端狂喜乱舞する、可愛いければなおさらだ

つまりだ会ったら完全に手が付けられなくなる

いくら茜がいるとはいえ、会わせるのは賢い行いではない

下手をしなくても死人が出る。主に武と言う死者が…………

どうする……取り敢えず、レミリアの逆の方向に誘導しよう

今は、遊びで気付いてないし。今のうちに

 

承「さて、次はむ、向こうの方に行ってみるか」

武「何言ってんだ?そっちはもう行っただろ」

 

し、しまったアアア!そっちが行ったばかりでした

クソッ!ヤバイ、レミリア達が遊びを終わらせやがった!

 

茜「確かに行きましたね、何か用事でもあるんですか?」

承「まぁそんな感じだ」

魔「そうなのか?早く言えばよかったのに」

承「いや、すまんな忘れてた」

武「おいおいしっかりしてくれよ、大丈夫か?」

承「大丈夫だ、問題ない。少しうっかりしていただけだ」

 

よし、うまいこと誘導できた

俺達はそう言いながら、元来た道を戻っていった

 

武「感じる」

承「何をだ?」

武「近くに幼女がいる!」

承「とうとう…………いや、もとから頭は壊れたか」

武「黙れ!俺の幼女センサーは感じてる!逆の方向から幼女の存在が!」

茜「そんなセンサーあったっけ?」

魔「初耳だな」

 

そういえば前言ってたな

訓練されたロリコンは約半径10メートル間の幼女の存在を的確に当てることができるとかなんとか

武が自分のロリコン度をレベル化すると、軽くカンストするらしい

おおこわいこわい

 

武「という訳で行っていい?」

承「早まるな。まだ死ぬ時じゃない」

魔「行ったら死ぬのか!」

武「甘いな承太郎。紳士たるもの目の前に幼女がいるのに行かぬなどない!」

茜「もうやだこのバカ兄貴」

 

武は退かぬ!媚びぬ!省みぬゥ!と叫びレミリアの所に止まる事を知らないかのように一直線に進んでいった

俺達はそれを後を追うようについて行った

 

武「どこだ!どこだ!幼女は何処だァァァァア!!」

 

(馬鹿)はトチ狂った様にそう叫んでいる

 

承「……………茜」

茜「はい、分かっています」

 

あいつ、後で、ぶっとばす

 

2人は会話をせずとも通じていた

のちにその光景を見ていた魔理沙氏はそう語る

 

フ「あーー承太郎お兄ちゃん、みーつけたー」

 

……………帰っていい?

見つかったし、思いっきり呼ばれたし、ロリコンもとい武が瞳孔開いた状態かつ血走った目でこちらを睨んでくるな

さて、ここで俺がするべき行動は一つ

俺は駆け寄ってくるフランにこう言った

 

承「人違いですよ、お嬢さん」

フ「ダウト、お兄ちゃんでしょ。そんな高身長で顔の彫りが深い人なんて見間違えないよ」

 

こんな時に己の身長の高さを恨んだ事は無い

なんでジョースター家はみんな身長が高いんだ!

フランはふくれっ面で俺を見ている………

武は目が正気じゃない

うん、終わった

 

ガチャガチャ

 

武「そこの空条 承太郎。ちょっと署までご同行願おうか」

 

武はポリスメンみたく、俺の両手に何処からともなく取り出した手錠を俺に付け俺を連行しようとしていた

 

承「冤罪です」

フ「お兄さん。()()お兄ちゃんがどうかしたの?」

 

バギゴギグシャ!

 

…………えっと、フランさん?

今、恐ろしいことを言いながら、恐ろしいことをしませんでした?

武がかけた手錠が消し飛んだんですが……

目に光が無いんですが……

 

武「君は騙されているその男はロリコンなんだ!(俺だけど)君をあんなことや、そんな「それはお前だァァアーー!」グボァ!」

 

俺は余計なことを言おうとしたロリコンに鉄拳制裁を与え、武は悶絶しそこら辺を転げ回っていた

 

承「ったく、ロリコンにロリコンって言われたくない」

武「同士よ!」

承「さぁ、フラン。こんな変な人は無視してレミリアの所へ行ってらっしゃい」

フ「お兄ちゃんと魔理沙も一緒に行こう!」

魔「おう、私はいいぜ」

承「ごめん、お兄さんは案内する人がいるから一緒に行けないんだ」

フ「そっか……でもそれならしょうがないね!」

茜「承太郎さん、私達は大丈夫なので行って来たらどうです?」

 

フランが残念そうにしていると茜が兄を踏み付けながらそう言ってきた。武は苦しそうにしつつも何処か喜びの表情が見える。あっ、やべーやったこいつ。ロリコンどころかマゾにまで目覚めているぞ

 

武「俺はマゾじゃねぇ!」

茜「うるさいですよ。お兄さん」

 

茜は(目が笑っていないが)優しい笑みで武を踏んでいる足をグリグリと押し付ける

最近、どっちが年上か分からなくなってきた

 

フ「お姉ちゃんだぁれ?」

茜「おっと、申し遅れましたね私は久城茜です。承太郎さんとは、外の世界で知り合いです。そして今は地べたを這いつくばっているこの愚か者こそが私の愚兄で、性的犯罪者の久城武です。よろしくお願いしますね。えーっと名前は「フラン、フランドール・スカーレットよ」フランさんですね。よろしくお願いしますね」

茜はそう言いにこやかにフランに挨拶をした

というかさり気なく兄の悪口を……まぁ事実だけど

 

武「よろしくな、フランちゃん」

フ「うんよろしく変態なお兄ちゃん」

武「お兄さんは変態じゃないよ⁉︎」

フ「変態でしょ」

承・茜・魔「「「変態だな」」」

武「( ゚д゚)」

 

満場一致で変態である

逆に変態じゃないって言える理由が聞きたい

まぁとにかくこうして、紅魔館組も加わり祭りを回ることになった

なお、その後レミリアに武は超罵倒されていた

こんな感じに

 

レ「貴方が承太郎の友人?」

武「そうだけど」

レ「なんか目がいやらしいわね。見ないで頂戴、汚らわしい」

武「ありがとうございます!」

咲「なんですかアレは、承太郎さん」

承「変態だ」

美「そんな簡単にまとめていいんですか?」

 

知らんな

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




うん、キーボードじゃないからやりづらい
早く慣れないと

感想、誤字、アドバイス等ございましたらよろしくいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第59話 祭りを楽しもう!!その③

どうも最近シャドバをしているジョースターです
最初の40パックを引いたら6枚ぐらいのレジェンドを当てるという奇跡をやってのけたよ
サハクィエルやルシフェル、ドロシー、ツバキ、ウロボロスを当てたのは嬉しい
まぁデッキはネクロですけどね
ヘクター強すぎ

では雑談はここまでにしてどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

ロリコンの暴走

 

武「もっと、もっと俺を罵倒してくれええええぇぇぇぇ!!更に、踏んで下さい!!」

レ「咲夜ッーー!!承太郎ッーーーた、助けて!!こいつをどうにかして!」

 

武は異常な程にテンションでレミリアに土下座の状態でゴキブリのような動きで俺と咲夜達がいる場所に逃げてようとしているレミリアに近寄ってくる

キメェ

 

咲「お言葉ですが流石にそれは………」

承「無理だな」

レ「そ、そんなぁ〜〜フ、フラン!!貴女も逃げなさい!」

フ「え〜〜なんで?」

レ「あの変態に襲われるからよ!」

武「君でもいいんだよ?フランちゃん〜〜」

フ「ヒィッ!」

 

武はドロリと嗤う

悪役が似合う笑みだな、おい

フランは悲鳴を上げて身を引いた

あのフランすら恐怖を覚えるとは………

恐ろしい奴だ!

武は標的を腰が抜け動けなくなっているフランに変え

土下座の姿勢のまま襲いかかって来た

もう、こいつが人間じゃないと言われても納得できる

 

フ「い、イヤアァァァァ!!」

武「怖がらなくていいんだよ〜〜ただ罵倒してくれるだけでいいんだから……」

 

もうなんなんだこいつ……

 

咲「動かなくてよろしいのですか?」

承「あぁ、というか動く必要がない。いや正確には動けない」

咲「動けない?」

承「あぁだってな……」

 

武はフランとレミリアに襲いかかろうとていた

が、しかし

 

茜「何をしているんですか?お兄さん」

 

その華奢な腕から思えない万力の握力で茜は、武はガッシリ肩を掴んだ

 

武「え……ちょっ……待って」

茜「やっぱりお灸を据えないといけないようですね、クソ兄貴」

武「マジ勘弁」

茜「幼女を見るたびにこれだ、俺がどんだけ頭下げたと思っているだよ…勘弁はしたいのはこっちだ!」

武「えーとすいませんでしたァァアアアア!」

茜「はーいよく言えましたご褒美にお兄ちゃんが大好きな踏みつけをしてあげますよ」

 

フ•レ「「うわぁ……」」

 

武はさっきより姿勢のいい状態の完璧の土下座をした

そして頭の上を踏みグリグリと踏みつけた

妹に土下座って……

蔑む目で見るスカーレット姉妹

咲夜はその数秒後に二人の視線を隠した

ナイス咲夜

 

美「………どういう関係なんですか?あの人たち」

承「ご主人と犬」

パ「なにそれ」

 

茜は10分ぐらい制裁を加えていた

え?武は大丈夫かって?武はドM大丈夫

 

武「うでゃいqjdじあ」

茜「……………………やりすぎました」

承「ドンマイそういう時もあるよ」

 

俺はそういい軽く発狂の域を超えている武を見ながら言った

 

美(え、それで済むんですか⁉︎)

 

まぁうざいからそろそろ直すか

 

承「フラン、レミリア」

 

俺は2人あることを頼んだ

フランはスグにOKしてくれたが、レミリアは後で奢ることで無事解決

 

レ「ね、ねぇ………貴方」

武「ヒョロロロムフォイ」

 

あ、結構重症だな

レミリアは武に声をかけたら訳のわからない奇声を上げてレミリアを見た

野生化してるというか言語が消失している

 

フ「お兄ちゃん大丈夫?」

武「!コクコク」

レ「さ、さっきはゴメンー(棒)」

武「許す」

 

すごーい

君は幼女好きなフレンズなんだね

 

野生化していたのにたった2言で正気に戻りおった

これがロリコンに力なのか……

まさか、こんなに早く治るとは……

恐ろしい

 

武「承太郎早く行こーぜ、レミリアちゃん達の連れて……」

レ「ちゃんって呼ぶなぁ!この変態!」

武「ありがとうございます!」

承「えーと武はドMと……」

茜「まさかロリコンだけで無くドMまであるとは……本当こんな兄は嫌です。承太郎さんが兄だったらどれだけ良かったか……」

武「Mじゃないです」

レ(承太郎がお兄さん……アリかも。ブラッドに頼んでみようかしら)

咲「お嬢様?」

レ「ん?どうかしたかしら咲夜」

咲「いえ……何かよろしくないこと考えていた気が……」

レ「そんな訳ないじゃない」

 

何を話しているんだろうかなというか誰か忘れている気が

 

美「あの〜」

パ「私達を忘れてない?」

 

うん、思いっきり忘れてた

 

その後結構な人数になったが屋台をいくつか回った

後途中で由紀と会いまた紳士が荒ぶったが妹の威圧により大事に至らなかった

妹コエェ

 

武「ん?」

承「どうかしたか?武」

武「いや、なんかそこに誰かがいた気がするんだが」

承「そこに?」

 

武はそう言い家と家の間の隙間を指差した

俺はそこを見るが何もいない

ボケかと思ったがあまりにも自然すぎる為にネタでは無く見間違いしたのだろう

 

承「誰のいないが……気のせいだろ」

武「………そっか。それもそうだな」

承「ったくしっかりしろ。さっさといくぞレミリア達に置いてかれるぞ」

武「………先に行ってくれないか?ちょっとトイレ行ってくる」

承「そうかじゃあ先行くぞ」

 

俺はそういい武を置いていきレミリア達の後を追った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武「………と言ったものの」

 

俺は幼女大好き武さんだ

全国の幼女見ているか!(見るはずがないby作者)

俺は承太郎に嘘をつき

気になった隙間に入った

それをしなければ良かった

俺は後にそう思う

何故って?

 

武「なんじゃこりゃ……」

 

目の前に大怪我を負っている男の餓鬼が尻餅をつき

餓鬼の目の前に明らかに人間じゃない化け物姿をした奴がいた

これが承太郎が言っていた妖怪?

 

妖怪「見たな」

武「あぁ、みてしまったよ」

妖怪「……そうか、さてとみたからには殺したいが俺は餓鬼一人食えればいい。出来れば面倒な戦闘は阻止したい。そこでだ、お互いにwin-winな交渉をしようじゃないか」

武「交渉?」

妖怪「そうだ、俺はお前を殺さない代わりに、お前は見過ごせ。友人でもない奴だろ?な、いい話だろ?」

武「確かな〜〜俺も死にたくねーし、幼女なら死んでも構えねーが男には興味ねー」

 

俺は承太郎みたいな正義の心は無いからな

わざわざ死に行くよなことはしたく無い

 

妖怪「それでいい、決して誰にも言うなよ?言ったら絶対に殺す」

武「あー分かった」

 

俺はそういいその場を去ろうと後ろを向いた

 

少年「……け…てッ」

武「ッツ!」

 

黙れ、俺には関係ない

そうだ、俺はあくまでたまたま居合わせたただの高校生だ

荷物持ちぐらいしか人助けが出来ないような奴だ

ヒーローや承太郎みたいに救うことは出来ないんだ!

さっさと去ろう、見殺しにするのは後味悪いが生きるためだ

しょうがない

俺は少し気になり振り向いた

もちろんあまりさっきと大差ない

餓鬼が俺を泣きそうな目で見つめている

そんな目をするな

やめろ……やめてくれ!

さぁ早くに戻って承太郎達に追いつかないと

 

___おい、そんなでいいのか?

 

武「ッツ!なんで承太郎がするんだよ……」

 

__いつからお前はそうなった?

 

数ヶ月しか会って無いお前がいうな

 

__昔は躊躇わず行っていたのになんで行かない?

 

知ったことか!

違う………これは承太郎の姿を変えた俺だ

 

武「アア"クソが!」

妖怪「?」

武「やっぱりやめた、オイ餓鬼!今から助けてやるから待っとけ!」

 

俺はそういい妖怪に向かって駆けた

妖怪は虚を取られ動けず俺の間合いに入った

妖怪は一瞬遅れて俺に攻撃を始めた

当たれば一撃必殺

まぁ死ぬだろうな

だがな

 

武「遅い!」

妖怪「なっ」

 

当たらなければどうということはない

こちとら承太郎の喧嘩や空手に練習で鍛えられてんだよ

 

武「フゥーーーセィヤアァ!」

妖怪「ガッ」

 

俺は落ち着いて呼吸を整え攻撃を外しガラ空きとなっ腹に正拳突きをかました

妖怪はモロにくらいガクッと膝を折った

 

武「もう一発!」

妖怪「図に、乗る、なアァァ!」

武「グッ」

 

俺は追撃をしようとしたが妖怪は反撃と言わんばかりにカウンターを仕掛け俺の右肩に拳を叩き込んでて来た

ボキッと小気味いい音が体から発せられる

 

ドゴオォォォン

 

武「ぃってぇな、クソが」

 

俺は数メートル飛ばされたが人手が多い場所に出て受け身を取ったが痛みで立ち上がることが出来ずに寝転がっていた

イッテェやっぱ助けなかったら良かった……

妖怪は動けない俺に目掛けゆっくりと近づいて来た

あぁ〜ここで死ぬのかな〜

周りに奴は戦えそうにないし

と言うか来んな逃げろ

やっぱり承太郎はスゲーやこんな状況でも打開できんだろうな

さ〜て〜〜この絶望的な状況どうしよっかな〜

 

妖怪「さて、死んでくれるな?」

武「ん?あ……あぁやれよ……」

妖怪「では、本来は痛ぶりたいが時間がない、あの半人半妖や自警団がくると不味い、と言う訳で早くここから逃げたいんでな一撃で楽にしてやる」

武「そーかい早くやれ」

 

妖怪は手を手刀の状態にし、俺に首を刎ねようとしていた

俺は一切動じずに妖怪を見ていた

何してんだよ早くしろ

 

武「おせーよ、()()()

 

瞬間、妖怪に手が消えた

いや、正確には落ちただな

ポトリと地面に落下していた

綺麗に一刀両断……そんな芸当できる奴なんざ俺が知る限り一人ぐらいしかいねーよ

 

妖怪「エ、ア、アァ、アアアアアアアァァァァ!」

承「ったく、トイレがおせーと思ったら何寝てんだよ、早く立てよ」

武「うるせー地面が俺を離さないんだよ」

承「しかしまさかこっそり隠れて人を襲うってどうかと思うよ?」

妖怪「き、貴様は………空条 承太郎!」

 

あー美味しいところ全部持っていかれた

まぁいいや、俺今それどころじゃねーし

 

魔「大丈夫か⁉︎武」

茜「お兄ちゃん!大……丈夫だよね?」

 

妖怪と俺の間に一番前に承太郎が立ちはだかり、後ろで俺のサイドに茜と魔理沙ちゃんが俺を見つめている

魔理沙ちゃんは心配そうな顔、茜は珍しく今からでも泣きそうな表情で俺をみてくる

兎に角こいつらに心配させないようにしねーとな……

 

武「大丈夫だ。武さんは全然平気だ」

魔「そ、そうか」

茜「よかった、お兄ちゃん……………でも無理しちゃ駄目だよ?」

武「ハハ、そうだな。次から気をつけるわ」

 

俺は利き手の逆の左手が頭を掻いた

それを見ると茜は顔色を青く変えた

 

茜「まさか…………」

 

茜は俺に右肩を触った

瞬間に激痛が体を回った

 

武「イッテェ!!」

茜「やっぱり、何処が大丈夫なんですか。大怪我を負っているじゃないですか」

武「俺のことはいい、それより向こうの家の間にいる餓鬼を見てくれ」

茜「魔理沙さん。申し訳ないですが言ってくれませんか?」

魔「わ、分かった。行ってくる」

 

魔理沙ちゃんはそういい承太郎が妖怪を取り押さえているところを避けてガキのところへ向かった

茜は無言で応急処置をしていた

そんなことをやらなくても承太郎が治してくれるんですが……

 

茜「全く、珍しく幼女関連がなしで人助けをしたと思ったらこの怪我です。やっぱり幼女が関わるとなんか不思議な力でも出るですかね」

武「ロリコニュウムがでてるからじゃね?」

茜「もう片方も折りますよ?」

武「勘弁してくれ」

承「おい、何和んでいるんだよ」

武「しょーがねーだろ俺、怪我してるs「もう治しているぞ」バレた?」

承「バレるも何も治した本人が分からない訳ないだろ」

 

それを言っちゃあお終いだ

俺は茜に肩を貸してもらいながらフラフラと立ち上がった

死に恐怖から解放されて腰抜けた

恥ずい

 

承「まぁとりあえず、ありがとう。お前が助けた子は俺が働いている外で言う学校に通っている子なんだ、先生を代表してお礼を言わせてくれ」

武「なんか照れるな」

茜「良かったですね。お兄さん」

武「おう」

 

その後、自警団とか言う連中が事態を収拾し俺に今回のことを見つけたこと、人命救助したということでリーダーと副リーダーが俺にお礼をしてきた

なんか優也とか言ったら奴とは似たような匂いを感じる

 

優「お前が餓鬼を助けたね〜そりゃ凄いな」

武「もう承太郎に治してもらったが大怪我したけどな、あぁ〜助けたのが幼女だったら良かったな〜」

優「………ほう、そうだ。俺には妹がいるんだが写真見てみるか?」

武「詳しく」

優「どうだ!」

 

優也はどこからともなく大量の写真を取り出した

その写真は全て同じで優也に少し面影がある可愛い幼女だった

こいつ……なかなかやるな

 

武「エクセレント(素晴らしい)!ディモールトベネ!いいぞ凄くいい!」

優「おぉよくわかっているじゃんお前!お前とは仲良く出来そうだ!同士よ!」

 

承•悠((あぁまた面倒なことが起こるな))

 

承太郎と悠人の予想通り

2人は妹の優梨を見つけ荒ぶりに荒ぶった

こうして楽しい祭りが終わった

 

因みに霊夢は

 

町人「な、とうとう40杯目だぞ、ねーちゃんどんだけ飲むんだよ!」

霊「もっと、持ってきらひゃーい!」

 

後に未だかつてない程の酒を飲み

その量10人以上の分の酒樽を3個を中身を空にした

『鬼に匹敵する酒呑み』としてのちに語り継がれた

 

To be continued ーーーーーーー>




はい、今回は何故が武メインになりましたね
何気に武が一番動かしやすい……

因みにジョースターさんはロリコンじゃないですよ(多分)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します

次回のお楽しみに〜〜


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第60話 宿題が終わらない!

どうもジョースターです
皆さんは自分の小学生や中学生の夏休みでこんなことがありましたか?
最終日に宿題を全部終わらせなければいけない拷問を………
僕は小学生にして地獄をみて中学生からはしっかりスグに終わらせました
まぁその話は置いといてと

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

主人公兼ロリコン武

 

祭りがあったの後日___

 

武「おい、承太郎。醤油とってくれないか?」

茜「それぐらい自分で取ってください、届くはずですよ。と言うか目玉焼きはソースでは無いですか?」

武「なんでお前が言っているんだ?後ソースは無い」

茜「承太郎さんの代理です、醤油こそ無いですよ」

承「………色々ツッコミしたい」

 

二日酔いでダウンしている霊夢を除き

俺と武、茜で朝食を摂っていた

武は目玉焼きに醤油をかけて食べる派で俺に醤油を要求したら、何故か茜が拒否った、なんなの醤油がそんなにダメなの?

因みに俺は塩だ

あー口論が始まった

と言うかなんでこいつらが博麗神社にいるんだっけ?

えーと確か

 

1.祭りが終えて帰ろうとする←うん分かるな

 

2.紫が寝て帰れない、霊夢は酔って使い物にならない←うん?

 

3.じゃあ承太郎の家に泊まろう!←ちょっと待て

 

じゃあこうなった犯人は…………霊夢は仕方がない、俺も特には言っていなかったからな

武もましてや茜も悪くない

紫、お前か犯人は………

 

紫「はぁ〜〜い大正解〜〜〜」

 

紫は満面の笑みで隙間から出てきた

殺意が芽生えてきた

 

承「ボッコボコしよう、ボッコボコ」

紫「え、ちょ!……うん、これは洒落になりそうに無いわね、とりあえず逃げようかしら?」

 

紫は隙間を閉めよう乗り出していた身を引いた

そしてゆっくり隙間を閉じようとした

承「逃すと思った?」

 

しかし、逃さないわけない

無理矢理、隙間をこじ開け紫を引きずり出した

 

承「辞世の句は?」

紫「えーと違うの言い訳させて、決して忘れてたとか、そのような筈がございまいせん。ちょっとまだ2人に用事がまだあるから帰らさなかっただけなの、だから決して悪意はございません。お助け下さい」

承「分かった。その件については許す。」

紫「本当に!」

承「でもな、今日俺ち武は布団無しで寝たんだ。その件については?」

武「ソーダーソーダー超痛かったからなー」

 

此処ぞとばかりに煽るな武

紫はみるみる顔色が青く染まってきた

あぁそこは忘れてたんだな

 

紫「…………」

承「何か言いたいことは」

紫「特に、無いです」

承「セイ」

紫「イヤァァァァメガァァァァァァ」

 

ブスリという擬音が似合う音がした

俺は紫の目に指をぶっ刺した

 

 

〜〜しばらくお待ちください〜〜

 

 

紫「前が見えない(物理的に)」

承「それは大変だな」

茜「やったの承太郎さんですよね」

武「………おう。なんか承太郎が覚醒しちゃダメな方に行っている気がする」

承「何か?」

武「嫌なんでもねぇ」

 

朝食後に俺は紫を物理的に目の前を真っ暗にして

目が見えない紫に対し他人行儀に言ってやった

 

承「で?武の用事とは?」

茜「あぁ〜それについてですが……」

武「承太郎さん。お願いがあります」

承「頼み?」

 

急に武が()()()()に改まった態度をしだした

このパターンは見たことあるぞ、テスト前とか宿題提出日前日とかに同じような光景見たことがあるぞ

武は急に上にジャンプをした

 

武「宿題手伝って下さい!!」

 

そのまま勢い良く土下座をした

と言うかなんだその無駄の無い洗礼された無駄な動きは

 

承「あーすまん。俺今日は俺の生徒に勉強を教える日なんだわ」

武「じゃあ俺がついていく」

承「………断ると言ったら?」

武「承太郎がロリコンだと言いふらす」

承「……………ちょっと表でろ」

武「おっいいぜやってやろうじゃないか」

 

俺と武は外に出て適度な距離をとった

 

承「久しぶりだな」

武「あぁそうだな。まぁ俺は最近負け越してるからここらへんでリベンジしますか」

承「やれるもんならやってみろ」

承•武「「さぁ、かかってこい」」

 

俺と武は同時にお互いに詰め寄った

そしてお互いの拳がお互いの顔面にぶつかる瞬間

 

パリン

 

それが聞こえた瞬間お互いにビダァッと拳を止め二人はアイコンタクトをして無言で正座をした

目の前には何か陶器だったモノを持って慈愛の女神のような笑みを浮かべている茜がいた

ただし、さっき慈愛の女神と言ったが大きく違う点がある

それはこの人には慈悲がないことである

 

茜「なぁ〜にしているんですか?」ニコニコ

武「ちょっとしたじゃれ合いだよ、うんじゃれ合い」

承「そうだ、決して喧嘩とか殴り合いなどとではそのような筈がございません」

茜「ヘェ〜の割には結構ガチな雰囲気が有りましたけど?」

武「え、演技だよ、演技‼︎ガチに行くわけないだろ?」

茜「そうなんですか」

承「そ、そうだ」

茜「フ、フフ………アハハハハハハハハ」

武「ハハッ」

承「アハハハハ」

 

ヤバイこれ殺されるパターンだ

思わず笑ってしまったがやばいって茜の目が笑ってねーって

 

武(オイィィィィ!どうすんだよコレ!)

 

知るかぁアア!殺されるしかないだろ!と言うかテレパシーみたいなことすんな

 

承•武•茜「「「アハハハハッハ」」」

 

茜「嘘を言ってはいけませんよ」

承•武「「すいませんでしたッッ!」」

 

二人仲良く座っていた石畳で岩盤浴しました

茜に体を石畳にメリこまされるサービス付きで

その華奢な体からどんだけの力あんだよ

 

 

しばらくお待ち下さい

 

 

霊「ん………ファア………あ〜〜頭痛い」

承「む?起きたか、俺はちょっと人里に行くからいつも通り任せていいか………いや無理か」

紫「あぁ〜その点は問題無いわ。私(藍)がやるから」

 

なんでだろう、紫から自分がやると言うオーラが全然感じない

絶対藍あたりにやらすだろ

まぁ、いつか差し入れしよう

何が喜ぶだろう、油揚げとかかな。まぁいいや

因みにこの考えをしている間に武と茜は紫から宿題を貰っていた

2人はバッグに入れ準備万端にしていた

 

承「そうか。ありがとうじゃあ俺たちは人里行ってくる」

霊「いってらっしゃい」

武「で?どうやって行くんだ?昨日はゆかりんに運んでもらったが」

承「そうだな…………エアライドは2人乗りだし」

ブ「なら亀の中に入れたら?」

承「今使えないだよな。昨日掃除してまだ片付いてないんだよな」

 

そうだ、いいこと思いついた

まぁちょっと危険だけど大丈夫だよな

武とブラッドは主人公補正より強いギャグ補正がかかっているし

いけるな。うん

俺はおもむろに亀から頑丈なロープを2本取り出した

 

ブ「えーと承太郎さん?なんでロープ出しているんですか?」

承「ちょっと、ブラッドと武。楽しい大空を飛んでみないか?」

武「嫌だ、嫌だからな絶対に」

ブ「僕も嫌だよ〜〜」

 

問答無用、俺は時を止め素早く胴体、腰、足にロープを括り付けた

勿論外れないようにしてない

2人は必死に外そうとするが中々外れず俺は茜をエアライドに乗せ武達のロープをしっかり固定してエアライドを発進させた

 

武「イヤァァァァアアアアア」

ブ「どうしてこんなに空は広いんだろう」

 

とうとう俺のスタンドが悟りを開き始めたんだけど

まぁいつか開くと思っていたが…………

茜は風圧で飛ばされないように俺の腕をしっかり掴み飛ばされないようにしてた

 

茜「わぁ………綺麗な風景ですね」

承「まぁ現代、ましては都会では絶対に見れない風景だな」

茜「そうですね。こんな景色一度見て見たかったんですよ」

承「そうなのか?」

茜「えぇだからありがとうございますね。承太郎さん」

承「まだ朝だ。夕方はもっと綺麗だからな」

茜「楽しみです」

ブ•武「「そんなことより助けてェェェエエエエ!」」

 

助けなど必要ねーんだよ

俺は2人にしばらく我慢しとけと言ったら二人の目が逝ってきた

死んだ魚の目をしていたよ

 

 

〜〜数分後〜〜

 

 

武「ソラキレイ」

ブ「ソラアオイ」

承「こ、こいつは壊れているな。遅かったか………」

茜「そんな………お兄ちゃん」

慧「いや状況を見る限り明らかに二人をこうしたの承太郎達のせいだろ」

 

場所は変わり人里

俺と茜エアライドから降り二人をくくり受けたロープを外し、動けるようにした

瞬間2人は訳のわからない奇声をあげたり、今まで見たことのない動きをしていた。

少し正気に戻ったがそれでも目が虚ろである

俺と茜はそれを見て愕然としていたが、たまたま居合わせた慧音がそれを見て思いっきりツッコミをいれた

 

武「ドウシテ人間ハイキテイルノダロウカ」

承「もう訳が分からん域まで達しているぞコイツ」

ブ「ボクは 正気に 戻った」

茜「流石に慣れていますかブラッドは」

承「武をどうするか………そうだ茜」

 

俺は茜にある事やるように茜に命令した。茜はそれをする意味を分からないのか少し疑問を持ったような顔をしていた

 

茜「えーと………お兄ちゃん!大好き!」

武「どうした茜。急にそんなことを言って」

茜「え?えーとなんでもない」

 

あいつに少し前に聞いた話がここで役に立つとはな

あいつがロリコンに走った理由それは

 

武(ぶろぴぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃい!茜め、なんてありがたいことを言ってくれるんだ。危うく発狂しかけたぞ)

 

シスコンである

妹を盗さt…………もといカメラで撮った写真をずっと眺めているうちに幼女の良さを気付いたらしく。ある意味末期なのである、あいつが捕まっても驚かないぞ

 

武「あぁ……もう何回か捕まったよ………」

承「…………」

茜「さて早く行きましょ」

承「そうだな。あいつらも待たすのも忍びない」

武「シカトされた」

慧「気がついたら空気だ私」

 

 

 

 

チ「230+48は?うーんと2780?」

大「チルノちゃん一桁多いよ?」

チ「え?そうだっけ?まぁいいや!」

リ「だからミスティアちゃん。そこは違うって」

ミ「アレ?そうだっけ?」

ル「(-_-)zzzzzzZZ」

大「ルーミアちゃん起きて!」

 

この日彼女らはとある約束をしていた

それは彼女らの担任の教師に夏休みの宿題を一緒に解いてもらう事である

しかし約束の時間を目前にしても一向に来ない

チルノとミスティアは全然出来ていないので待ち時間もやっている

それを大妖精とリグルはアシストしていた

 

承「すまん。遅れた」

 

ガラガラっという音が教室内に響いた

承太郎やや駆け足気味で教壇についた

 

チ「遅いよ〜〜何していたの〜」

承「少し友人を連れてきててな。2人いるんだが男の方は近寄るなよ変態だから」

武「誰が変態だアァァァァァァ!」

茜「事実ですよ」

ル「そうなのか〜」

チ「おねぇちゃんだれ〜」

茜「失礼いたしました。私は久城茜です。茜って呼んで下さい。そしてそこにいる変態は私の愚兄の武です。変態と呼んであげてください」

 

辛辣すぎる言葉だなオイ

武の顔が死んでいるぞ。せっかく蘇生したばっかなのに

まぁ目が恍惚の目をしているがもう正義の番人の警察に突きつけたほうが社会に為になる気がしてきた

 

武「何故だ、何故罵倒されて喜んでいるんだ。俺はMじゃない」

チ「分かった〜茜お姉ちゃん。変態」

武「あ、あぁ………ありがとうございますぅぅぅぅう!」

承「さて、変態は置いておいてさっさと勉強始めるぞ」

ル「はーい承太郎せんせー」

 

こうして地べたを這いずって恍惚な笑みを浮かべている馬鹿を置いておいて勉強を始めた

というか大妖精達の宿題が分厚過ぎるんだが………辞書レベルじゃねーか

慧音、流石にこれは鬼畜過ぎるだろ

 

 

大「承太郎先生。少しここが分からないんですが……」

承「あぁこれはここを先に計算して簡略化してやってみろ」

大「えーとあっ、上手くいった」

承「そういう系は先に簡略化してやると簡単に出来る」

大「はい!ありがとうございます」

ミ「せんせー分からなーい」

承「何処がだ?何処が分からない?」

 

俺はやや難しい問題に躓いている大妖精にヒントを与えて答えを導き出させた

そのあとミスティアがSOSを出したのでそっちに向かった

 

リ「アレ〜?これも違うな」

茜「どうしたんです?」

リ「いやえーとここが分からなくて……」

茜「そこは約分するんですよ」

リ「あーそういう事か………ありがとうございます」

茜「いえいえ、お気になさらず」

 

茜は十分ぐらいで宿題を全部終わらせ、子供達に教え始めた

 

武「………展開?因数分解?」

承「もう知らん。よくそれで高校に入学できたな」

武「茜に無理矢理詰め込められた」

茜「本当は自分でやって欲しかったのですが、なかなか勉強しなくて………つい」

承「武。自業自得って言葉知っているか?」

武「知っているぞ。それれぐらい」

 

武は1ページ目から止まっていた

もうどうすることもできない。

よってしばらく放置

 

チ「2つのリンゴと9個のパイナップルと13本のペンを買いました合計何個買いましたか?うーん…………91個‼︎」

承「違う。だらだらと長いことを書いているが結局は2+9+13=?という式になるさて答えは?」

チ「25?」

承「惜しい正解は24だ。ちょっと多いな」

チ「あぁ!まぁいいや!次当てればいいや!」

承「その調子だ」

 

まさかあのチルノがここまで成長するとは………

教えた甲斐がある

今の所、チルノが一番遅いな

早く終わらせてあげよう、遊びたいと思っているだろうし

 

 

 

 

結局、夕方まで教え続け、大妖精やリグルは1時間ぐらいで終わり他の子に教え始めた、一人また一人と終わらせた

あとはチルノだけだったが、みんな責めもせずに教え続けた

まぁ終盤はみんな死屍累々だったがな

ようやく………

 

チ「お、終わった…………やっと終わったアァァァァァァ」

リ「やったね、チルノちゃん!」

ル「終わったのか〜〜」

大「うん、これで全員終わったね!」

承「よしお前ら良くやった。あとは怪我をしないように気をつけて夏休みを満喫してくれ」

みんな『はーい』

 

 

 

 

チルノ達はその後意気揚々と遊びに出かけた

部屋に残ったのは俺と茜と武

しかし全員深刻な顔をしていた

 

承「どーすんだこれ」

茜「まさかここまでとは………」

武「………ヤベェ」

 

武の宿題は少なくは無いが決して多い量ではない

しかし

 

武「全く終わらねぇ………」

 

これってチルノより酷いな

まさかの始まって数ページしか進んでいないという酷い状況だった

俺と茜は同時に頭を抱え武の馬鹿さに絶望した

 

To be continued ーーーーーーー>




武がもうネタの塊になってきた
ロリコン、シスコン、馬鹿、ドM………
うん自分でもなんでここまで書いたんだろう
自分ですらわからない。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第61話 自覚症状がないのは一番恐ろしい

どうもジョースターです

とうとうお気に入り100件突破しました
ありがとうございます。これからも頑張ります

では、どうぞ〜〜


前回ののあらすじ

 

ソラアオイ。ソラキレイ

 

 

武「…………どうすんだよこれ」

承「知るか。俺に聞くな」

 

俺と茜は椅子に座り目の前に真っ白な宿題が置いている武の周りに立っている

 

茜「どうするもやるしか無いでしょうね」

承「だろうね」

武「いやいやこの量は………無理、今夕方だぞ!」

 

ガタッと武は立ち上がり夕日が入り込んでいる窓を指差した

 

茜「へぇ?それがどうかしましたか?」

武「ゑ?」

承「いやまだ時間あるし?」

茜「なんならしばらく家には親は居ないし?」

 

え?そうだったけ?

まぁいいや口裏合わせとこ

 

承「出来るまで」

茜「帰れま?」

武「1000?」

承「正解。じゃあやるか」

武「いやだ、いやだ、イヤダイヤダイヤダイヤダァァァァァアアアア!」

茜「受け入れなさい現実を」

 

武は地べたを転がり周り発狂していた

無理矢理止めて勉強させようと椅子に座らせてもイヤダイヤダと壊れたレコーダーのように再生される

 

承「…………まさかここまでとは………」

茜「何か真面目やる方法無いですかね」

承「幼女画像を餌にさせてやらすか?」

茜「無いじゃ無いですか」

承「……………チッ、そうだった」

 

いやあるにはあるんだが俺の姉と………俺の幼馴染ぐらいしかないしな見せる気にはならない

 

???「ハハハ…………ハハハハハ!!話は聞かせてもらった!」

 

そんな声と共にドアが勢いよく開き夕陽が入り込んできた、その所為で逆光で顔が見えない……

 

承「だっ、誰だ!」

優「我が妹の為なら例え火の中水の中草の中森の中!何処までも!同志のお呼びとあれば即参上!その名は!自警団副リーダー赤城 優也!見•参!」

 

シスコンは戦隊モノ様にビシッと決めポーズらしきポーズを取っていた

 

承「もしもし自警団ですか?今変人に襲われています助けてください」

優「いや、俺が自警団の人だからな」

武「ゆっ、優也!来てくれたのか!」

優「同志の頼みだ、すぐに来るさ。仕事中だが問題ナッシング」

 

いや呼んだ記憶は無いんだが……

早く悠馬早く来ないかな?

回収して欲しい。この2人は揃えば面倒なことになるに違いない

 

優「さて、本題に戻ろうか。武君、君は宿題をやっている。早く終わらせて俺はお前さんと語り合いをしたい、そこで俺は出来たら褒美をやろう」

武「褒美とは?」

優「マイシスターの画像」

武「シャァァアアア!さっさとやろうか!」

 

なんなのこいつら。

結構末期拗らせているな二人とも

 

茜「…………ちょっと悠馬さん。探してきます」

承「そうしてくれ」

 

茜はそう言って外に出た

武は血走った眼で宿題をやっていた

帰っていい?

 

茜「やめてください。今帰ってしまったらあの変態共が何するか分かりません。」

承「だよな………あぁ〜もう嫌だ」

茜「私もです」

 

こいつらを止める手段があるなら是非聞きたい

まぁどうせ無いけどな

 

 

〜〜数十分後〜〜

 

 

武「………どうしよう、全くわからん」

優「こんな計算式初めて見た」

 

武最初こそは順調に進めていたが途中から難しい問題が出始め完全に手が止まった

まぁ、それは真面目に授業聞いていても多分スグに答えられる問題じゃないからな。

ましてや、俺がに見た限りでは授業なんて睡眠時間と言わんばかりに爆睡している奴だ。分かるはずがない

 

武「こうなったら…………いやダメだ。その手は危険すぎる」

優「いやそんなの関係無い。今は我が妹の写真だけを考えろ!」

武「そうだったやるしかない!奥義!アンサールック!(答えを見る)」

承「茜………早く来い」

 

と言うか俺に頼ると言う技はないんだ

その方が楽なのに…………

まぁいいや

 

〜〜〜数分後〜〜〜

 

武「ククク…………ついにきた」

優「あぁそうだな。ようやく…………終わったな」

 

武はようやく宿題を終わらせた

その所為かややテンションが可笑しい

どうすんだよ

 

武「ようやくだ。さぁ語り合いを始めようか」

優「そうだな。ではまず議題は『俺の妹が可愛すぎる件について』からだな、異論はあるか?と言うかもう決定事項だ。異論認めん」

武「異論なし」

 

あぁ狂気の時間が始まるな

もう帰っていいかな?

 

武「さて、ではこちらからもまずは『未知のエネルギー ロリコニュウム』についてだ」

優「ほほう!なかなか興味深いじゃ無いか。詳しく頼む」

武「その物質は幼女から発せらせるエネルギーだ。その力を得れば超人じみた身体能力を発揮する」

優「ほう、ならば早速自警団に導入せねば」

 

「いやしなくていいからな」

 

それを言葉を聞いた瞬間優也が固まった

油が入っていない機械のようにギギギと不自然な動きをしながら首がドアの方を向いた

そこには茜と一緒に俺が待ち浴びた人物がいた

 

悠「仕事場からいないと思ったら何をやっている?」

 

悠馬である

 

優「え、えーと勉強を教えてました」

悠「の割には関係の無いことを話していたな」

優「きゅ、休憩です!」

悠「…………はぁ………まぁいいとりあえず罰を与えないとな」

優「罰?」

悠「そうだ。まぁ簡単に言えば頭突きだ」

 

なんだ優しいじゃん

 

優「なんだそれなら大丈夫だな」

悠「そのためにとある人物にお越しいただきました。入ってください」

 

あっ(察し)

もう絶対あいつだろ。と言うかあいつ以外あり得ない

悠馬が入ってくるように言うと茜の後ろから見覚えしかない女性が入ってきた

 

慧「えーととりあえず、そいつを頭突けばいいだよなぁ?」

優「違います、全然違います。お願いです。頭突きをしないでください。死んでしまいます」

慧「えっ?違ったか?」

 

成る程、本人がまだ確証を得ていないことを利用したか

一番安全な方法だな

 

優「違いますね。本当はえーと承太郎を頭突いてください」

 

前言撤回

なんて言うことを言っているんだよ。死ぬに決まってんだろ

ふざけんな

見ろ悠馬が血走った目で優也を見ているぞ

もう例え慧音の処刑から免れても後で殺されるぞ

慧音、俺を見るな。俺じゃ無い

 

慧「本当か?」

優「……………はい。そうだよな、武くん」

武「おう、その通りですぜ」

承•悠「「違います俺(承太郎さん)は無実だ(です)」」

 

なんで俺が処刑されかけているんだろう

全く濡れ衣だよ

 

慧「…………じゃあ、信頼できる。承太郎達を信じよう」

優「…………マジカヨ」

 

こればっかりは日頃の行いだからな

お前らが悪い。自業自得だな

慧音は帽子を外し優也の目の前に立った

 

優「待ってやめて俺はまだ死にたくない!」

慧「じゃあ行くぞ〜〜」

優「シニタクナーーーーーイ!」

 

ゴンッッ!!

 

優「………ッグァ………」

悠「合掌」

武「人が倒れる頭突きって………」

茜「お、恐ろしい」

 

受けたことはあるけど受けていることを見たの初めてだな、こんな感じなんだな

そう考えると恐ろしい

 

慧「じゃあ私は帰る」

武「オ、オツカレサマデース」

悠「わざわざお越しいただいてありがとうございました」

承「お疲れ様」

 

慧音はやることだけはやって帰っていった

嵐が過ぎ去ったようだな

 

悠「では、私達も退散します。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません、では失礼します」

承「おうじゃーな」

 

悠馬は仮死状態の優也を担ぎ家を出ていった

多分しばらくは反省するだろう。しばらくは

 

茜「それでは私達の帰りますか」

承「あーそうだな」

武「また吊るすのだけは勘弁」

承「…………チッ……………分かった」

武「今舌打ちしたよね!絶対する気だったよね!」

承「やって欲しいならいくらで」

武「結構です」

 

俺たちもこんな感じで博麗神社に帰っていった

今回は武は吊るさないでおいた仕方がなく

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は変わり博麗神社

 

承「ただいま………って霊夢⁉︎」

霊「……………」

 

し、死んでいる

何があった。帰ってきたら死体状態って

 

魔「た、助けてく………れ」

茜「魔理沙さん⁉︎い、一体何が!」

 

魔理沙はズルズルと這い蹲り茜達の方に近付いてきた

 

魔「じ、実は………」

 

 

 

 

時間は数時間前に戻る

 

 

 

 

レ「で?承太郎はまたいないの?」

霊「えぇ、まぁもうそろそろ帰ってきそうかしら?」

咲「何処からそんな根拠が………」

霊「勘よ」

レ「要は根拠なしってことね」

魔「まぁそれでに大体当ててしまうと言うのが霊夢だがな」

 

博麗神社に霊夢と遊びに来ていたレミリアと咲夜、魔理沙達は特に他愛のない会話をしていた

しかし

 

フ「霊夢〜魔理沙〜〜お姉さま〜咲夜〜」

咲「い、妹様⁉︎どうしてこちらに⁉︎」

 

フランがバスケット籠を持ち、一人で器用に日傘をさして空からやってきた

 

レ「ダメじゃない。あれほど一人で外出しちゃダメって言ったでしょ?」

フ「えーそうだっけ?」

レ「言ったはずよ?」

フ「そんなことよりはい!」

 

フランは笑顔でバスケット籠をレミリア達の方に突きつける

 

魔「なんだこりゃ?」

 

中には6つのパンが入っていた

 

霊「パン?」

フ「作ってみたの!食べて!」

レ「⁉︎…………咲夜、そういえば私用事があったわ!」

咲「私もそろそろ洗濯物を取り込まないと………」

魔「お、そうなのか?これぐらい食べていけよ」

レ「いえ残念だけど、時間があまりないから遠慮しとくわ」

フ「じゃあ私も用事は済ませたし、帰ろーっと」

 

そう言うとそそくさと二人は帰っていった

フランもカゴを置いていき二人を追いかけた

 

霊「騒がしい連中ね」

魔「あっちょ、狡いぞ霊夢二つの食べて」

霊「まだ沢山あるからいいでしょ」

魔「そ、そうだったな」

 

魔理沙はパンを食べようと手を伸ばすが取る寸前で手が止まる

 

魔(あれ?なんだろう嫌な予感が…………と言うかあのパン、フランが作っただよな?確か承太郎曰く、フランの料理は……)

 

魔理沙はハッと思い出しパンを食べながら3個目に手を出そうとしている霊夢の手を掴む

 

魔「やめろ!食べるな!死ぬぞ!」

霊「え?どう言うこt……………グッ!ゴッフ」

 

バタンと霊夢は倒れた

手には食べかけのパンが握られている

パンの中の具は得体の知れないものが入っている

 

魔「な、ナンジャコリャ………ん?なんだこれ」

 

魔理沙はカゴの中身を確認するとメモらしきものが書いてあった

 

魔「なになに………材料小麦粉…うん………ん?はぁ!なんだこれ!」

 

魔理沙は思わずメモを落としてしまった

そこの書いていたものとは

 

《材料:パンの材料とタピオカとおう…いと後は(かすれて見えない)》

 

《料理名:タピオカパン》

 

忘れている人も多いがフランは料理は殺人並みな腕前である

かつて承太郎をデスソース&トリカブト入りカレーを食べさせ三日間意識不明の重体に追いやったことのある

そんな人がまともな発想を持って料理をするとは思えない。と言うかそんな発想をする人は即刻病院に行かせたほうが良いかもしれない

因みに後々発覚したことだがフランは王水を入れていた模様

 

魔「な、人に………いや生物に食べさせるものじゃねぇ…」

 

魔理沙は何かある前に逃げようとしたが……

足首をガシッと何かに掴まれた

魔理沙は転び掴んだ犯人を見た

 

霊「魔理沙………あんただけ、ずる………い……あんたも……食べなさい」

魔「い、いやだ!私はまだ死にたくない!ムグッ」

 

霊夢は問答無用と言わんばかりに魔理沙の口にパンをねじ込み満足したような笑みで力尽きた

 

魔「……グガッ」

 

そして魔理沙の倒れた

しかし魔理沙は少量しか食べていないために意識を取り戻した

*魔理沙達は特殊な訓練を受けています。絶対に真似しないでください。下手をしなくてもどう足掻こうが死んでしまいます

 

 

 

 

 

 

そして今に至る

 

魔「と言うわけなんだ」

承「で?余ったパンはどうする?」

茜「申し訳ないですが捨てるとかは?」

承「流石にそれは………な、悪意じゃなく善意でやっているんだし」

茜「ですよね」

 

俺たちが悩んでいるとブラッが出てきた

 

ブ「だったら食べればいいじゃない」

承「はぁ?」

ブ「そうすれば問題ないよね〜〜」

承「いや無理だって死ぬぞ」

ブ「大丈夫大丈夫。絶対に死なないから、ほら僕たちにはギャグ補正が、承太郎には主人公補正がかかっているから」

 

メタいメタずぎるぞ

 

武「俺は食べるぞ。たとえ死んでも幼女のパンで死ねるなら本望だ」

 

武はそういいパンを一個取った

 

承「仕方がない。俺も食べる。後一個は……」

 

俺は一個取り周りを見た

茜は困ったような顔をしていた

 

茜「えーとた、食べまs「待って、君はダメだ」え?」

 

茜がそういってパンを取ろうとするとブラッドが静止させた

 

ブ「君は僕や武みたいなギャグ補正が効いていないだから本当に死んじゃうよ」

茜「じゃ、じゃぁ………」

ブ「僕が食べるよ」

 

ブラッドはそう言うと最後のパンをとった

さて、とったはいいが出来れば食べたくない………そうだ!ブラッドの口に押し込めばいいや

 

ブ「じゃあせーので食べるよ?」

武「おう」

 

茜はオロオロとお供え物らしきものをスタンバッていたいや死なないからな?

 

ブ「せーの」

 

承•ブ•武「「「くたばれぇええ!」」」

 

まさかの満場一致

俺はブラッドにブラッドは武に武は俺の口に押し込んだ

まぁ要は………結局、死は回避できなかった

 

茜「………皆さん………こう言うのもなんですが揃いも揃って馬鹿ですね………合掌」

 

その後ブラッドの言った通り死は免れたがまともに歩けるのに1週間かかった

どうせ補正かけるなら。そこも補正かけとけよ

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




なんとなく久しぶりにバカテスを見て思い浮かんだネタです
つい勢いで書いた。だが後悔はない


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第62話 夏の夜にぴったりなことは?

どうもジョースターです

注意
今回はちょっとホラーです
苦手は人はブラウザバックをしてください

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

博麗神社集団殺人事件

 

フランの殺人料理を食べてから一週間

俺たちは三途の河をひたすら眺めては小町と野暮話をするだけという生活をしていた。

後、武は三途の川に見事なダイビングを見せたりもう悪霊としか言えない状態で「コッチニオイデェェエエエ」という始末である

 

今ではようやく歩けるまで回復した

午前中は一週間寝たきりだったため軽く動く程度しか出来ず

午後からまともな生活が出来るようになった

しかしだからと言って何かする訳ではなく一日中ゴロゴロしていた

 

茜「今日は許しましょう」

武「アザマス」

 

一周間必死に看病していた茜も公認しているんだ

休ませてくれ

 

そして夜になり

夕食を済ませ、寝る準備を済ませていた

しかし武は何故か自分のバッグの中をせっせと何かを探していた

 

武「何処だっけな〜〜アッレー」

承「何してんだよ」

武「んーちょっとな…………あっあった」

 

武はそういうとバッグから懐中電灯を取り出した

 

霊「武、あんた何をしているのよ?」

茜「まさか………」

武「さて今から、夏の夜の定番の行事をするぞ〜〜」

 

そういうと武は部屋の明かりを消した

 

霊「ちょ何してんのよ!」

武「こーしねーと面白くねーだろ?」

 

………夏の夜、懐中電灯、灯りを消す………

よし寝よう。俺のトラウマが抉り出される前に

 

紫「あらあら〜面白そうなことしようとしているわね〜〜」

 

布団に入ろうとしていた俺の肩をガッシリ掴み隙間から身を取り出した紫がそう言いながら別の隙間から魔理沙やレミリア、咲夜が出てきた

 

魔「聞いたぜ、怪談話をするらしいな」

レ「ならば私達も混ぜてもらおうかしら?」

 

レミリアは俺の見ながらニヤニヤと嫌な笑顔を浮かべていた

コイツ、明らかに俺を見るために来ただろ

 

承「そ、そうか、じゃあは、早くするか………」

咲「承太郎さん?顔色が悪いようですが大丈夫ですか?」

レ「大丈夫よ。咲夜、あの空条 承太郎よ。まさか怖い話が無理なんて言わないわよね〜〜承太郎〜」

 

レミリアは俺を煽るように馬鹿にしたような目でこちらを見てくる

もうやだ寝たい

 

承「やるに決まってんだろ、楽しみだよ」

魔「の割には顔がえらい真っ青だが………」

武「はーい雑談はここまで〜〜じゃあ始めるぞ〜〜」

全員『はーい』

武「ドキッ!真夏の夜の怪談話!開•演!」

 

武はそう言うと懐中電灯を顔の下に持って行きよく見るポージングを取っていた

そして隣にいる茜がくじを差し出す

 

茜「では、まずこのクジで順番を決めて数が少ない順に自分の知っている怪談話を話してください。かぶりはナシです」

 

茜はそういうと右手に割り箸で作ったクジを握り前に出した

俺たちはそれを一本ずつ取りそれぞれ引いた番号を確認した

俺は………えーと

 

承「…………最後か」

紫「私は承太郎の一個前ね」

霊「私が最初のようね」

魔「私がその次か」

咲「私はお嬢様の次ですね」

レ「えぇ、それで私は武の次ね………」

武「俺は3番目か」

茜「では霊夢さん、お願いします」

 

霊夢は一つだけ置いてある座布団に座り会談を始めた

 

霊「これは少し可笑しな話よ。正確には怪談というよりとある妖怪の話ね。」

武「妖怪?」

霊「えぇ、こういう仕事上そういった話はよく聞くわ。まぁこれはまだ幻想入りしていない。類の妖怪で紫から聞いた話よ。さて、解説が長くなったわね。じゃあ話をしましょう」

魔「やっとか」

 

霊夢はえぇと言い一度深呼吸をして話を始めた

 

霊「それはとある田舎で起きたことよ。

とある青年が実家に偶々帰った時にそれは起きたわ。その日に青年は祖父と一緒に農業の手伝いをしていた時よ、疲れて周りを見渡した時遠くに"何か"がいるのが見えた。

カカシかと思ったがの割にはくねくねと動いている。不幸か幸その青年は、あまり視力が良くなく眼鏡をかける程ではないが遠くのものがぼんやりとしか見えなかった」

武「あーこれは……やばい奴だわコレ」

 

うんどっかで軽く聞いたことあるぞこれ

 

霊「青年は祖父に『あそこにあるのはなんだ?』と尋ねた。祖父は首にかけた眼鏡をかけてそれを見た。

青年は『どんなのがあった?』と尋ねた、祖父はそれを聞くと『わカラナイほうがイい』といい急に発狂し、何処かへ行ってしまった。その後、その青年はその何かを見ようとしたがたまたま来た事情を悟った祖母が必死に止めて見ることなく済んだが、祖父は消息不明となってしまった…………以上よ」

 

霊夢はそういうと座布団から立ち上がりそう言った

あー怖かった〜もうやだやりたくない

 

魔「お、恐ろしい妖怪だな………それはみたら発狂って奴なのか?」

霊「いえ、聞いた話だと。見たというとその何かを認識してしまったら駄目らしいわ」

レ「なかなか恐ろしい妖怪ね」

 

いや妖怪のお前がいうのかよ

確かそういや名前なんだっけ?そこ妖怪の名前は………えーと確か、『く………』駄目だ分からん忘れた

 

 

霊「じゃあ次は魔理沙よ」

 

そう言い霊夢は立ち上がり代わりに魔理沙が霊夢が座っていた場所に座った

 

魔「まぁ私はあまり知っているわけでもないから、そんな話は出来ないがとある降霊術ならたまたま見たな。あまりに怖くて最後まで見れていないが知っている限りで良いなら、それを話すぜ」

 

降霊術か

降霊術で一番一般的なのはコックリさんとかだな

まぁ俺はそれぐらいしか知らんが

 

承「分かった言ってくれ」

魔「その降霊術にまつわる話をするぜ」

レ「楽しみね」

魔「その降霊術…………と言うよりは自分を呪う呪術といってもいいな。兎に角その降霊術はやった人は必ずと言っていいほど何か起こっている。そのやり方はやたら長く、しかもそれを一回やったら絶対に最後までやらないといけないほど危険で、時間も2時間しかやってはいけない。その名も…………」

霊「その名も」

 

降霊術でそんな危険なやつあったけか?

魔理沙は一回深呼吸してその名を出した

 

魔『ひとりかくれんぼ』

 

ドンッ

 

咲「え?なんの音?」

レ「…………承太郎何しているの?」

 

俺は無言で拳を床に叩きつけた

 

承「べ、別に〜〜そんな聞いたことがあるとかじゃ無いよ〜〜」

 

承太郎以外((あぁトラウマなんだなぁ〜〜))

 

もう俺やだ怖い。ネットで調べてやらなかったけど結構怖い

絶対にやりたくない

 

紫「で、次は…………」

武「俺だな、フフフ………とっておきの話を話してやるぜ」

霊「御託はいいからさっさとしなさい」

 

武はそう言われそそくさとさっき魔理沙が座った場所に座った

 

武「これはとある男の話

その男は深夜にやる番組を見たくて徹夜していた。日付が変わり、ようやく時間がやってきてチャンネルを変えようとしていたら放送が終わっていてカラーテロップが流れていたチャンネルで少し妙なことが起きた急に画面が変わり、急におぞましい音楽と共にこんな文字が映し出されていた『明日の犠牲者』とそして様々な知らない名前が映し出され、その男はとある人物に名を見て驚愕した、そこには…………」

 

 

武は長い間を置き言葉を発した

 

 

武「自分の名前が映し出された。そしてその後直ぐに『明日の犠牲者はこの方です。それではおやすみなさい』とだけ言い、テレビは元に戻った。男は驚いたがどうせ悪戯だろうと思いチャンネルを変えた。そして時間は流れその日の昼、昼食を買いに外に出たとき、事故は起きた。家から出てきた瞬間、車が自分に突っ込んできた。男はその瞬間、思い出した。その放送を………そして、轢かれて即死だった」

霊「なにそれ………呪いなの?」

武「さぁなわかんない。怪奇現象だろうな」

魔「怖いな。外は………さて次はレミリアだっけか?」

レ「ええ、さあ!私の怖い話を聞いて存分に震え上りなさい!」

 

 

カットします

 

 

 

レ「どうだった?」

咲夜以外に一同『全く怖くなかった』

レ「……………泣いていい?」

咲「やめてください、お嬢様」

 

咲夜に慰められる始末である

というかまともな怖い話が出たな

まぁもうただの都市伝説を話すだけにはならないようだ

 

咲「では私ですね。えーと申し訳ありません、パスします。持ちネタがありません」

承「なら仕方がないな、じゃあ次」

レ「え?パスなんてあるの?」

 

持ちネタがない場合はしょうがなくである

 

茜「あの〜私そういえば自分の分ののクジ作り忘れて………順番決まってなかったので今言っていいでしょうか?」

魔「勿論、いいぜ」

 

茜は申し訳なさそうな表情を浮かべてそういいみんなは快諾した

茜は語り主が座る場所にちょこんと座り話を始めた

 

茜「えーと怖い話というより都市伝説を言うだけですが皆さんは、こんな名前の箱を知りませんか?」

霊「箱?箱って…………」

 

嘘だろ、待て茜早まるな。俺の予想が正しければシャレにならないやつだぞそれ

茜の箱という言葉を聞き殆どの人が血の気が引いてきた

 

茜「その箱の名前は『コトリバコ』ご存知ですか?」

紫「それってまさか、あの最悪の呪術と言ってもいい程の呪いの箱⁉︎」

茜「ええ、では話をしましょうか」

 

 

 

 

〜〜〜〜あまりにも怖いのでカット〜〜〜〜

 

 

 

 

 

魔「怖いって次元じゃねーぜ」

承「今日……………寝れるかな?」

武「以下同文」

レ「こっ、怖くなんか…………ないわ〜〜ウゥウゥ…………」

 

おい茜やりすぎだ

お子様のレミリアちゃんが泣いてしまったぞ

 

レ「うー☆こともあつかいづるなー」

 

ごめん説得力ないよ

そんなこと言われても

 

紫「さて次は私の番ね」

霊「早くしなさい」

 

紫はそういい語り部席に座った

そして扇子を開きを始めた

 

紫「これはとある人の夢の話よ

その人はその人不思議すぎる夢を見ていた。その夢は電車に乗っており他の人も乗ってはいるが無表情でただ呆然としていたわ。」

承「それ以上はいけないそれ絶対『猿夢』だろ」

武「うわっ出たよ猿夢」

紫「もう!せっかくのいい話が台無しじゃない」

 

いい話なわけあるかアレが

あの話はアカン、読書の人が気分悪くしちゃうレベル

茜よりはマシだけど、それでもひどいやつ

 

紫「まぁ続けましょう」

承「続けるな」

 

 

結局、紫は全部話しました

何してんだよ

レミリアが気絶したぞ

 

承「紫、茜2人ともやりすぎ。」

紫•茜「「すいませんでした」」

 

俺は紫と茜にしっかりお説教した

咲夜はレミリアの介護の為に帰り

居るのは霊夢、魔理沙、紫、久城兄妹、そして俺

もう散々怖い話をされたんだちょっとぐらい怖くてのいいよな

レミリアは居ないし、いいよな

 

魔「じゃあ承太郎で最後だしここまできたら、そのままやるか」

霊「そうね。承太郎さっさとやりなさい」

承「わかった」

 

俺はそういい座布団の上に座り話を始めた

 

承「まず話す前に一つ質問いいか?」

武「おういいぜ」

 

俺は武からOKサインを受け取ったので話を始めた

 

承「じゃあまず……………こいつ知っているか?…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『尺八様』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、俺以外の全員の絶叫がこだました

尺八様マジスゲー

 

To be continued ーーーーーーー>




某妖怪沢山悪い意味で大量の出るフリーホラーゲームを見て思いついてしまったよ
反省はない

後間違っても、今回出た話を調べないでくださいね?
知っている人はいいですが知らない人は怖いの無理な人は絶対トラウマになるから…………(←トラウマになった人)
まぁ見る場合は自己責任でお願いいたします

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第63話 コラボ!悪魔の店

どうもジョースターです

今回は執筆使い様の作品「悪魔の店」からお借りいたしましたキャラが出ます

「悪魔の店」はとても一話一話考えられる話が多く、それでいて話が短いので時間の合間などでみてみては?

ではどうぞ〜〜



前回のあらすじ

 

尺八様マジすげー

 

 

カランと鳴るはドアの音

コロンと鳴るはベルの音

 

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

 

 

 

『命の価値』

 

 

 

ここはとある山の麓の喫茶店

しかしただの喫茶店ではない不思議な、不思議な店

そこの店主は変わり者で、様々なものを作り、それを客に提供する

どんなものでも提供する。如何なる願いも叶えてしまう店

それが欲にまみれても、そうでなくても平等に叶える不思議な店

それがここである

 

???「ふむ、暇ですね…………最近、客がめっきり減った気がしますね。そろそろ場所を変えましょうかね?いや、気分転換で久しぶりに店から離れた売り方も…………」

 

そう言いそこの店主は顎に手を当てて次はどこに行こうかと思案する

 

カランコロン

 

その音とともにドアが乱暴に開いた

そこには血走った眼で店主を睨みつけるボロボロの服を着て、髪もボサボサな男がいた

 

「なぁ店主さん頼む!もう一度あの招き猫をくれ!あの奴さえあれば俺はまたッ!」

 

そこ言葉に店主は笑顔でこう答えた

 

店主「どうやら忠告を破ったようですね。ちょっとでもあの招き猫を離してしまいましたか…………では貴方は約束を破った。というわけで追加料金が発生します」

 

そういうと店主は正体を現す

 

「待てッ!やめろッやめろォォォオオ!」

 

 

 

 

 

店主「全く、人間は本当に結局欲に忠実で自分勝手で愚かですね、この仕事をしてからずっと思いますね」

 

そうしてまた静寂が訪れた喫茶店で一人呟く

 

店主「そうだ。ちょっと気分転換で行商人でも久しぶりにしますかね」

 

そう言い店主はニヤリと笑い、次はどんなものが見られるのでしょうかと言い消えた

 

 

 

 

 

 

----------------

 

時代は約10年前

とある街で

 

「お前は誰だ?」

 

そう言い少年は、1人の大人の人を見ていった

いや人に限りなく近い"ナニカ"といった方がいい

 

「私?私ですか?私は……………ただのしがない店員ですよ。まぁ最も、今日は定休日で、お出かけ中でしたが」

 

「嘘をつくな、この光景を見てなんとも思わない奴は普通の店員な訳ない」

 

「………………それよりあなたは何故こんなことを?」

 

そう言いその男は周りを見渡した、周りは人間"だった"肉塊が大量に転がっていた

 

「……………………そんな大層な理由もあるわけでもない。ただ報復がしたい、いやただの八つ当たりか。とにかく自分勝手で、自分の為に人を利用していく人間を殺したい。滅ぼしたい」

 

「そんなことをしての無意味ですよ。失ったものは帰って来ませんよ」

 

「分かっている。そんなこと、これしか無いんだ………自分の怒りを発散させるには、なんだ結局自分も身勝手だな」

 

「………………そうですね」

 

「なぁ教えてくれよ。俺はどうしたらいい?俺は死んだほうがいいのか?お前は人間じゃないだろ?隠しても無駄だ、俺は騙せないぞ。長い時間生きているならどうすればいいか分かるんだろ?」

 

「……………それは自分で決めることですよ。人に決めさせることではないですよ」

 

「なら、お願いがあるんだ、えーと「店員と呼んでください」店員さん」

 

少年はそういいその男に近づいた

そして、まるで生きているけど死んでいる目で男の目を見て

 

「俺を………てくれ」

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

承「夢…………か…………いつの光景だったろうか、彼奴はどうしているだろうか。いやそれ以前に彼奴は何者だったんだろうか………」

 

承太郎のその呟きに返答する人はいない

 

 

 

 

 

 

時は例の怪談話から数日後

最近、巷でとある噂が立っていた

それは『どんな願いも叶えてくれる行商人がいる』というか噂だった

博麗神社にもその噂がやってきたが

 

武「どんな願いもね〜〜もう胡散臭さが満載だな」

承「まぁ現代だと、新手の詐欺と思うからな」

茜「でも、実際叶えてもらった人もいるそうですよ?しかも無償で」

 

 

無償でか…………そんなことをするような変人がいるもんだな

 

武「タダってそんなことをするような奴ってのはなんだ?神様とか悪魔ぐらいじゃね?」

承「いや、両方代償はあるぞ、神は試練を超えないと行けないらしいし、悪魔は魂とかそういうのが後々取られるらしい」

 

諸説あるが

神話とかは多すぎてどれが真実かわからん

 

武「へぇ〜そうなのか?まぁいいやそろそろ霊夢ちゃんから買い出しをお願いされる時間だから用意をするか」

 

もうすっかり慣れているな武もこの生活に…………

 

霊「承太郎と武〜〜買い出しお願い〜〜」

承「分かったじゃあ行くか。」

武「おう」

 

俺と武はそういい人里へ向かった

 

 

 

 

場所は変わり人里___

 

 

承「えーと今日は……………武、お前はあっちの方の買い物を済ませてくれ、俺は逆の方から買うものを買ってくるから」

武「わかった」

 

俺はそういい、金を半分渡し武と別れた

 

ブ「いいの?武を放っておいて?」

承「大丈夫だろ。買い物ぐらい一人でできるだろ」

ブ「幼女に会わなければね」

 

そこが一番心配なんだよな

幼女にあったら悠馬の所に引き取りに行かないと行けない

それだけは勘弁だ

俺とブラッドはそういいながら買い物を済ませた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「あれ?ここは何処だ?」

ブ「迷っちゃった?」

 

少々今日の夢をの男の事を考えていたせいか迷ってしまった

うっかりしていた。まさか人里が此処まで広いとは思ってもいなかった

人一人すら居ないのが気になるところだが

 

承「ん?なんだありゃ」

 

俺が周りを見渡していると少し近くに

人里に似合わない小洒落た店が建っていた

 

 

承「ここにこんな店あったか?」

ブ「ここあんま行かないから、元からあったんじゃないかな、あーここ喫茶店だよ?ちょっと休んで行こーよ〜〜」

承「まぁやることは済ませたし武との待ち合わせ時間にも余裕があるし、寄ってみるか」

 

俺はそういいドアノブに手をかけた

 

???「申し訳ありません」

承「ッ!」

 

俺はさっきまで気配が感じなかったが後ろから急に商人とみられ服装は喫茶店のとかによく見られるピッシリと仕立てのいい白と黒の服を着た男が話しかけてきた

 

???「申し訳ありません。そこは私の家でして、今日は…………とういうよりしばらく諸事情で開けていないですよ」

 

男はそういいにこやかに微笑む

なんでだろう初対面な筈なのにどこかであった気がする

この限りなく人間に近いナニカみたいな感じの奴

どっかであった気がすんだよな

気のせいか?

 

承「諸事情?店を開けられないとなると店が何かあったのか?」

???「えぇ〜ちょっとした気分転換みたいなのでして、今は行商人として働いているんですよ。さて悩み事でもあるのですか?」

 

悩み事?悩み事なんてないな

男は左目を閉じているが右目の目線をしっかりこっちに合わせてくる

 

承「特にはないな。えーと」

 

俺が名前を呼ぼうとしたが名前を聞いていなかったので言葉が出ない

 

店員「あぁ、私のことは店員と呼んでください」

承「わ、分かった。済まない店員さん」

ブ「承太郎がさん付けとは…………珍しい」

 

黙れ、馬鹿1号

俺はそう言いかけたが出かけた言葉を無理矢理に押し込んだ

流石に目の前で暴言をいうのはマナー的によろしくない

 

店員「しかし、本当にないのですか?可笑しいな基本ここには望みがある人しかこないはずなのに………………えーと、私の店ではどんなものでも叶えますよ。どんなことでも……………たとえ……………」

 

店員はそういいニヤリと笑い

 

店員「人を生き返らせるでも」

承「ッ!」

 

今なんて言った?

こいつはどんなものでも揃えていると言ったな

確かこいつは今は行商人だった

それって今、ちょっとした噂の

 

店員「えぇそうですよ。私がその願いを叶える行商人ですよ、お客様」

承「俺はまだ買うとは言っていないぞ」

店員「そうでしたっけ?」

 

店員はわざとらしく惚ける

まるでわざとすっとぼけ人間のフリをしているように…………

 

承「何故、お前は生き返らせるものをやたら進める?」

店員「それはですね………………うーむなんというか言葉にし辛いのですが、そんな目をしていましたので」

 

何者だこいつ、分からないこいつがなぜそこまで知っているんだ

紫でも見抜くのに時間がかかった言っていたぞ

それを一瞬で見抜くとは本当に人間か?

 

店員「こう言った仕事柄でお客様の心の底からの望みが少しわかってしまうので、それで如何でしょうか?心当たりは?」

承「…………あるな。叶うなら生き返らせたい人がいる」

店員「では、叶えて差し上げましょうか?」

承「いや、いい。必要はない」

店員「………………どういうことでしょうか?」

承「生き返らせる必要はない。あの人達もそれは望んでいない、それにだ、人を生き返らせるのに代償がいるんだろ?」

 

俺がそういうと店員はニヤリと笑い、言葉を発した

 

店員「その通りですね。人1人生き返らせるのに1人の魂が要ります」

承「だろうな。つまりは俺が死ぬば俺の師匠とかがを生き返らせれる。しかしだ、果たしてそれはいいのだろうか?それを生き返った者が知ってしまったらどうなるだろうか?両方いてこその幸せだ。結局悲しみは無くならない。悲しむのは俺だけで良いあの人達にそれを背負う必要は無い」

店員「なかなか頭が回りますね、殆どの人はそれすら気付かずに喜んで犠牲になりますよ」

 

その悲しみは俺が一番理解しているつもりだ

姉が事故で死に、親が目の前で死に、自分を支えてくれていて一緒に笑ってくれた幼馴染みを殺め、師匠を看取り

どれだけ悲しんだか……………

 

承「それに皆、俺に『自分の分も生きて欲しい』と言った。その為に死んだ人もいる。なのにそれを全て覆すように生き返らせるのは、そいつらに対しての侮辱になる。それは絶対にしたくない」

店員「なかなか変わった思考の持ち主ですね。ですが、そんなことはただの自分を守る為の戯言ですよね?」

 

店員はそういい正体を現した

そこには仮面のように張りつめていた笑みが一層冷たくなる

さっきまで閉じていた左目が開き、左側だけが黒い翼が生えてきた

そこには人間に似た"異物"その言葉が一番似合う状態だった

 

承「やっぱり、悪魔だったのか、武の予想も間違えていないな」

店員「へぇ、気づいていましたか」

承「大体予想はな、で?俺を殺すのか?」

 

俺はそういいいつでも攻撃できるように構えた

悪魔はそれを見るなりニィッと微笑をし、俺が今まで感じたことのない殺気を出した

この瞬間俺は悟った

 

 

 

あっこれ死ぬわ

 

 

 

かなりよくて相打ち、下手をしなくても死ぬ

さて、どうするか

 

店員「…………………いえ……………やっぱり辞めておきましょう」

承「ファッ?」

 

以外にも悪魔はすぐさま手を引いた

俺はあっけにとられへんな声が出た

 

店員「何そんなに驚いているのでしょうか?そんなに可笑しいですか?」

承「いや明らか殺気があったから」

店員「そんな殺気は出していませんよ。それに、いくらあなたでも私が本気になれば今頃、そこに存在していませんよ。これはあなたの言っていることは本当か確認したまでですよ。臆して撤回すればOUTで殺してましたよ。しかしあなたは撤回することはなかっただから攻撃はしません」

 

嘘でもなんかじゃなく本当だ。

こいつは事実を言っている

 

店員「最も、あなたの眠っている才能が目覚めてしまったら、こちらも無傷ではすみませんがね。それに貴方と争うのにあんまり得はないやる意味がない。寧ろデメリットの方が大きいですので」

 

店員はそう言いながらの元の…………いや正体を隠し人の姿になった

 

承「じゃあなんで…………」

店員「お願いされたのですよ。とある人が貴方が自分のことで罪を感じて自分の為に犠牲にならないか確かめて欲しいとね。そして私はあなたにあの話を持ちかけた、そして貴方は断った。それで良いのです。実はネタバレしますといくら私でも人を生き返らせることはできません」

承「……………………え?」

店員「はい、要は嘘をつきました。こうでもしないと貴方は釣れませんから。因みにあのまま生き返らせると言ったらそのまま殺そうと思いました」

承「いやそれ以前に誰に頼まれたんだよ?」

店員「それにはお答え出来ません…そこ人からも自分の正体は言うなと重々言われたので」

 

まさか師匠?…………いや師匠ではない。犠牲ってことはまさか……

俺がそいつのことを話そうとしたが店員は露骨に話の話題を変えた

 

店員「さて、少し立つのも疲れました。少し一人では暇なのでそこの私の店で少しお茶でもしながら話でもしませんでしょうか?あなたの話も少し興味があるので、さっきまでそこにいた仮面の子の話とか、お茶ぐらいなら入れますよ」

 

やっぱり見えていたか

まぁ争う気がないなら

 

承「………………いいだろう」

 

そう言い俺と店員は店に入った

 

 

 

 

店員「承太郎さん。この世界には無駄が多いと思いませんか?」

承「無駄?……………あぁ確かに多いな。なぜそんなのが必要かと思ったことなんて多々あった、この世界には無駄が数十億あるらしいからな」

店員「そうですよね。それについて私が思ったことがあるのです、それ原因は大半が人間であると、人間が作ったルール、法律、人が行ったこと、それが多くの無駄を作っています。

いえ、それ以前に人間そのものが無駄では無いかと」

承「……………それを人間の俺に言ってどうする」

店員「おや、そう言えばそうでしたね。しかし私はあなたの事は結構気に入っている方ですよ?あなたは非常に面白い人だ。何十年何百年と様々な人を見ましたが、ここまで特殊な人はそうそういませんでしたよ。心の光の部分と闇の部分の差が極端すぎるのは、貴方は人を分け隔てなく察し、悪から人を救うヒーローの様な心を持つ反面、心の奥底では貴方、自分ですら気づかないほどですが人間を憎み、殺してやりたい、滅ぼしたいと思っている。あなたも思い当たる節はあるのでは?」

 

…………………確かにあった、ガチ切れした時とは割とそう思っている

 

店員「まぁそこで長く生きている人からのアドバイスです。

『絶対にどんなに絶望しても決して己の感情に飲まれては行けませんよ』

飲まれてしまったら……………破滅してしまうかもしれませんよ?私はそういった人を多く見てきました。私が言えるのはここまでです」

承「………………分かった善処しよう」

 

確かに飲まれた結果があの結果だ

もう2度とあんなことはしたくない

 

承「じゃあ、俺は帰る。邪魔したな」

店員「いえいえ、こちらこそ私の暇潰しに付き合ってもらいありがとうございました」

 

カランコロン

 

俺はドアを開けそのベルの音を背に帰っていった

そろそろ武も帰ってきてるだろ

俺は集合場所に向かった

 

 

 

 

 

 

 

武「幼女ぶろぴっぃぃぃぃぃ」

幼女「キャアアアアアアア」

 

武はものすごい剣幕で幼女を追いかけ回していた

 

承「帰ろうかな?彼奴おいてって」

ブ「被害が悪化するからやめて」

承「ちょっと鉄拳制裁してくる」

 

 

 

鉄拳制裁中

 

 

 

 

承「さて、帰るか。武の反省しろ。あと少しで刑務所送りだったぞ」

武「ポリスメンに何度も補導されている俺に隙はなかった、もう前科どころか前前前科だよ」

承「それは自慢じゃない。まぁいい…………………なぁ武。もしどんなものでも願いが叶うって言ったらどうする?」

武「あ?どうした急に」

承「いやたまたま今日の朝の会話を思い出して、お前ならどうするか気になってな」

 

武はそれを聞くと少し考えてこう答えた

 

武「幼女が幸せにする」

承「お前らしい、いやお前のことなら自分の思うように幼児を操るとかいうと思った」

武「そんなの意味ねーよ。俺はその子自身の意思で動いている幼女を求めている。そんな操ったってそれはその子の意思じゃない。そんなの可哀想だろ。それに俺は好きなタイプが幼女なだけでそれ以外は無理とかじゃないし

おっと話が逸れたな。女の子は一番幼い時が一番輝いている、俺はそう思っている。だからそんな大事な時期に自分の言わば命の価値が勝手につけられるのはダメなんだ、命の価値は自分で決めるものだ。俺は人に命令されて生きているなんてまっぴらごめんだね」

 

武はそういい俺の方を向いた

 

承「そうか、それもそうだな」

 

俺と武はそういい博麗神社に帰った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

悪魔がいる店にて

 

 

店員「どうだったでしょうか?あの様な感じでよろしかったでしょうか?」

 

店員はそういい1人の客を見る

その客はコクリと頷いた

 

店員「それは良かったです。さてお代についてですが今回は本来ならあなたの魂を頂きたいですが、道具などは使ってはいないし、更にはあの人に私の愚痴を聞いて貰ったのでそれで特別に払った扱いにしましょう。今回だけのサービスですよ?」

 

店員がそういうと客はペコリと頭を下げた

そしてしばらくした後に帰っていった

そして1人になった店内で悪魔はこう呟いていた

 

店員「しかしまぁあの少年があそこまで成長するとは、人はこんな瞬きほどの時間で変わるものですね」

 

そういい店員は笑う

 

 

 

 

 

 

--------------

 

 

幼き頃の承太郎「ならお願いがあるんだえーと「店員と呼んでください」店員さん」

 

承「俺を殺してくれ。しかも其れ相応の罰を与えて殺してくれ」

 

店員「はい、分かりました………………と言いたいですが申し訳ありません。生憎今日は定休日でして、そう言った契約は受け付けていません。悪魔は契約しないとそういったことはできないので、だから」

 

店員は正体を現し承太郎に向かってこう言った

 

店員「だから、次にまた会った時にまたそう思っていたなら、お望み通りこの世で最も残酷な殺し方で殺して差し上げましょう」

 

悪魔はそういい承太郎の前から消えた

 

これが承太郎が後の師の潮田渚と会う数日前の出来事である

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

店員「さて、そろそろ暇潰しの行商人もやめていつも通りの仕事でもしましょうか。さて、次のお客様はどんな方でしょう?」

 

カランと鳴るのはドアの音

コロンと鳴るのはベルの音

 

 

悪魔の店には何でもあります

お客様の願いや要望を必ず叶えて差し上げます

 

 

 

さてさて、今日のお客様は?

 

 

店員「それではまたのご来店お待ちしております、お客様」

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




はい、本当はこんなんじゃないんです
僕の文才が皆無なだけです。向こうの話の方が数十倍面白いです

僕はこう言ったシリアスが苦手であまり書けないのでこんなの店員じゃねぇ!って思っても御容赦を

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜


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第64話 明らかに夏にやることじゃない

どうもジョースターです

今回は明らかに季節感を無視した行事が出てきます
それが無理な人はブラウザバックをお願いします

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

幼女ぶろぴぃぃぃぃぃぃ

 

 

承太郎があの店員と会ってから数日

 

承「………………」

霊「どうしたの?なんか浮かない顔して」

承「え?あ、あぁ変な夢を見てしまってな…………少し考え込んでた」

武「夢?どんな夢だよ?」

承「……………それがボンヤリとして分からないんだよ」

茜「まぁ所詮は夢です。気を追いすぎないでください」

武「そうだぜ、それにほら、忘れるってことはそんな大事な夢じゃねーだろ」

 

それもそうだな

確かに一理あるな、気にせずにいよう

 

承「さて、今日はなんか用事があったかな?」

 

俺はそう言い予定を書いている手帳を見た

 

承「えーと今日は運動会があると……………………はぁ!?」

武「あーそう言えば………なんか人里全体でそれっぽいイベントあったな、夏にやらす行事じゃねーって」

 

こういうのは普通は春か秋だろ普通はなんで今やるんだよ

いくら外よりは涼しいといっても暑いぞ普通に

熱中症になるぞ、高確率で誰かは

ならなかったら色々とおかしいアニポケばりにおかしい

というツッコミは無粋だなこの世界じゃ常識なんて弾け飛んでいたな

 

承「で?俺が司会担当だったな。あー面倒だな〜」

武「頑張れよ」

 

うわー腹が立つい言いかただな

 

茜「が、頑張ってください!」

承「あぁ、何を頑張るかは分からんが入ってくる」

霊「後で見に行こうかしら?」

 

俺はそういい残し人里へ向かった

 

 

 

 

 

慧「お?承太郎か、おはよう。今日は頑張れよ」

 

場所は変わり人里の運動会運営の本部休憩小屋

というかこんな何もない広い場所…………運動場みたいなのがあったとは

運動会の専門の運営がある時点でなかなかガチだな

 

承「その前に一ついいか?なんでより寄って夏に運動会?」

慧「あー暑さに負けない様にとかそんな感じだ。里全体でやるから結構楽しいぞ」

承「へぇ〜〜」

慧「む?そろそろ出番だ。行くぞ」

承「ハイハイ」

 

俺と慧音はそう言い外に出た

 

 

 

 

 

 

慧「えー本日は、暑い日ですが。その暑さに負けない様じ赤組も白組も頑張っていい運動会にしましょう!」

 

慧音が開会宣言や挨拶などを行い、その締めの言葉で運動会は開催し

俺は慧音から主導権を貰い、ルール説明を行なった

 

承「えーとルールはその種目によって変わります。だから、それはそれぞれ後に言います。ただ全てのルールにあるルールを言います。

まず一つ、特殊な能力は一切禁止。飛ぶのもアウトだからな〜〜

二つ目、暴力行為は一切禁止、行なった場合は自警団の皆さんにお世話になりまるからご注意ください。

三つ目、チーム分けは前々から言った通りで、それぞれの種目の順位など合計のポイントで競います。

そして最後に、最後まで諦めないこと

はい以上」

 

ブ「最後投げやり過ぎない?」

 

気にするな

俺が戻ろうとすると慧音に台本の続きを渡された

アレ?こんなのあったっけ?

まぁいいや

 

承「えーと追加で連絡があります。まずはスペシャルゲストが来ています。えーとつい最近しばらく幻想郷に滞在する外来人、久城 武さんにお越しいただきました……………………ウッソン、マジかよ」

 

言っている俺が驚く始末である

俺が絶句している好きに武が急に出てきてこう言った

 

武「幼女のみなさーんーーこんにちわ〜〜」

承「自警団のみなさん〜〜お願いします〜〜」

武「待て待て待て冗談、冗談だよ!」

承「次はない」

武「ワ、ワカリマシタ」

 

俺はそう念を押してもう一つの連絡を言った

 

承「えーと、例年なら本部運営の者は出ない予定でしたが、今年から出るようになりました………………………はぁ!?」

 

それを聞いた途端、急に湧いてきた会場

承太郎さんが来れば勝ちだ〜慧音さんが来れば勝ちだ〜〜とバラバラに言っているが大体大方そんな声である

 

承「と言うわけで今からチーム分けをします。クジ引きで赤を引いたら赤組、何もなしだったら白となります」

 

そう言い慧音や自警団の悠馬優也たちがクジを引いた

 

結果は

 

承「えーとチームは赤が自分と自警団のリーダー蒼樹 悠馬。そして同じく副リーダーの赤城 優也。後は……………」

 

俺はこの後のひたすら名前を呼び続けた

 

承「以上です。言われてない人が白です」

慧「私は白か。負けないからな承太郎」

承「勝てるものなら勝て見ろ。」

武「俺はどっちのチーム?」

 

武はそう言い俺に問い詰めた

 

承「人数が少ない赤だな」

武「分かった〜〜」

 

というかこれ何百人の目の前で話しているよな

いいのか?こんなグダグダで

 

承「はい、というわけで早速種目に移りましょーかー」

 

俺のその声で会場は沸き運動会が開始された

まずは準備運動である

これをしないと怪我するからな

 

 

 

 

〜〜少年達体操中〜〜

 

 

 

 

承「はい、次の種目に行きまーす。その前にお越しいただいた実況者と解説にマイクを渡すまーす」

 

俺はそういいマイクを彼女らに渡した

俺そのまま赤組の待機場所に向かった

それと同時に後ろから聞き覚えがある声が聞こえた

実況者が宣伝でも始めたか

解説の方は初めて会うがな

 

文「あややや、はーい毎度どうもどうも『文々。新聞』でお馴染みスクープあれば即参上!射命丸文ですよろしく願います〜〜」

???「えーと、どうもー解説の『花果子念報』の記者の姫海棠 はたてでーすよろしくお願いしまーす」

 

成る程記者仲間か

解説ができるがどうかは知らんが

 

文「さぁ!一種目の準備体操を終わらせたので、早速次、行ってみましょう!第2種目目!『子供、50m走!』」

 

その直後、軽快な音楽と共に子供達が走、運動場の中央で止まりそれぞれ順番に並び用意をしていた

チルノとか大妖精もここで走るらしい

 

審判「では、位置についてーーよーいドン!」

 

審判のその声で子供達は精一杯走っていた

 

 

 

 

 

結果だけ言おう

 

ミスティアは2位

大妖精、リグルは4位

チルノは反則で失格

あの⑨はあれだけ飛ぶなと言ったのに思いっきり飛びやがった

した瞬間、速攻で反則アウトだったよ

何気に一番成績が良かったのはルーミアだった

思ったより順位が悪いと思ったがよくよく考えてみれば妥当だったこいつら基本飛んでたわ…………

逆に勝ったルーミアが凄い

 

文「いや〜〜白熱しましたね〜〜はたてさん。」

はたて(以下は)「そうねーー子供は差がつきにくいからなおさら接戦になりやすいからかしら?」

文「あやややそうですか……………さて気を取り直して第三種目目!『男子大人100m走』です!」

 

さて、出番か。

この為にわざわざ動きやすいジャージに着替えた

流石に学ランじゃキツイ

 

観客「おぉーー」

 

文「さて、はたてさん、気になる選手などいますか?」

は「え?えーと気になるのは、あの外来人の武選手と承太郎選手ですね〜未知数な武選手と人間離れした圧倒的なスペックを誇る承太郎選手がどういった走りを見せてくれるのか非常に楽しみですね〜〜」

 

承「あーこんな走る系いつ以来だっけか?」

武「お前つい最近しただろ。一応あったぞ、5月辺りに体育祭が、お前失踪したの6〜7月あたりだろ」

承「そーだったな、圧勝しすぎて覚えていなかった」

武「この化け物め」

 

失礼な、俺は人間だ………………………一応

俺と武は走る間の待ち時間が暇なのでそんな話をしていた

因みに俺と武は同じ組だが一緒の走者となっている

4人人組でお互い組から2人ずつ走るから、たまたま俺と武が同じ組みになった

 

武「これってガチで行っていいのかな?」

承「行っていいじゃね?まぁ俺の場合は圧倒的な差ができてしまうから抑えるが」

 

独走して目立つにだけは勘弁

恥ずかしい

そしてついに俺と武の番になった

俺と武は隣に並びクラウチングスタートの構えをとっていた

ここではあまり流行っていないからか結構驚かれた

 

チ「お兄ちゃん〜〜がんばれ〜〜〜1位とってよ」

承「おーー分かった」

武「………………ゆ"る"せ"ん"。いい度胸だな本気で言ってやらあ、お前が負けたら処刑な」

承「はぁ?おm」

 

審判「よーい……………ドン!」

 

俺が問いただそうとすると審判がスタートをさせやがった

 

武•承「「クソガァああああああああ!!」」

 

俺と武以外の2人を置いてきぼりにして俺と武は抜かれ抜く拮抗状態となっていた

 

武「このリア充ガァアアアアア!ムッコロす!ムッコロスゥウウゥゥ!」

承「うるせえぇえええええ!このロリコンがァアアアアア!」

 

文「すっ凄い走りです!まさに高速ッ!承太郎選手はともかく、それを並走している武選手が凄いです!さぁ、どちらが一位に制するのでしょうか!承太郎選手か!武選手か!」

 

さてどうする

このままじゃあ少し不味い負けたらシャレにならない

どうする?奥の手を使うか

 

承「武、あそこに超可愛い幼女がいたぞ」

武「ナニィィイ!」

承「いま、だッ!」

 

俺は武が俺の言った幼女を目で探している隙をつき一気に駆け抜け

ゴールテープを切った

 

文「勝った!勝ったのは承太郎選手です!武選手、急に失速!流石に無理があったか⁉︎結果は2位!」

は「外の世界の人間は全員バケモノか何かかしら?」

文「実際、そうかもしれないから笑えないですね」

 

失礼な、流石に俺らが可笑しいだけだ

 

武「……………承太郎、その幼女ドコ?」

承「まだ探していたのかよ」

武「しかしだ。負けた負けた!お前速すぎだろ!」←50m走5.00秒

承「それをお前が言うか?お前も結構速いぞ」←それよりも圧倒的に速い

 

武、お前の記録がこれで陸上競技経験なしだからさらにタチが悪い

真面目にやれば全国クラスはいけるじゃね?

割とそう思う

 

承「少々本気になりすぎたな」

武「どうやったらお前みたいになるんだよーー」

承「幼少期から1日で腕立て、腹筋などなどの筋トレを各3000回して更に様々な訓練を受ければできるよ」

武「出来るわけないだろがッ!」

 

それは否定はしない

アレはやった本人が言う頭おかしい

師匠もドン引きしてたよ

流石は脳筋時代の俺だ

発想がおかしい

今のこうなっている原因は大半それの所為なんだよな〜〜

 

文「さぁドンドン行ってみましょう!」

 

 

 

 

その後、残りの組の走りを見ていた

悠馬と優也はブッチギリで1、2フィニッシュを決めていた

いやーおっかねぇ2人だ

 

悠「おい優也落ち着け。妹に褒められて発狂するな」

優「絵fgdrfywfs」

 

駄目だ、もう優也は正気では……………

こういう点では武は凄いよなぁ〜

茜に褒められてこ正気は保っているから

これにて100M走終了

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

他の種目は少しカットします

結果を射命丸がダイジェストでお送りします

 

 

 

 

 

 

文「さぁて、綱引き!借り物競走!その他諸々ッ!承太郎選手の無双により全て赤組が勝っています!なんだこのカードゲームでエースを大量出しされた絶望感みたいなのは!」

は「何その分かりやすそうで、分かりにくい例え!」

文「さぁ団体戦最終戦となりました!何故か昼食後から承太郎選手と武選手の顔色が悪いと言うか一回死んできたような顔をしていますが最終戦です!種目は『騎馬戦:大将戦』です!さぁ作戦タイムです。各場所に分かれてメンバーを決めてください」

 

 

承「ウソン、この状態で騎馬戦かよ」

武「それは勘弁してくれよ。死ぬよ?俺ら」

 

どういうことかわからない?

わかりやすく言ってやるよ。昼飯で毒殺されかけた

まぁ要はフランが来て手作りに料理を持ってくる

食べざる得ない=死ぬ

な?簡単だろ?

 

 

 

時間は少し遡る

お昼休憩にて

俺と武は二人仲良くお昼ご飯を持って来るのを忘れてしまうという事故に遭遇し途方に暮れていた時

暇だからみに来た霊夢と茜が重箱みたいな物を包んだ風呂敷を持っていた

 

霊「ほら承太郎、武ご飯よ。茜ちゃんが作ってくれたわよ」

承「なんでお前が偉そうなんだよ」

武「というか超豪華じゃねーかよー」

 

確かに販売してもそこそこ売れそうな盛り付け方をしているな

美味しそうだ

 

茜「あぁーそれは……………霊夢さんが盛り付けたのものでして」

武「え?そうなのか?」

霊「そんなのテキトーに盛り付けただけなんだけど」

茜「本来は小分けにして小さいよく見る弁当にするつもりでしたが、霊夢さんが盛り付けると言って気がついたら、超豪華な重箱弁当に…………」

 

ナニソレ錬金術か何かかな?

霊夢はいつから錬金術師になったんだろう

 

武「まぁそんなことはいいからさっさと食べようぜ!」

承「そうだな」

 

???「お兄ちゃん〜〜」

承「む?」

 

俺はそんな声が後ろから聞こえたので後ろを向いた

そこには日傘をして手にカゴを持っている幼女、フランがいた

後ろにレミリアたちは見えるな

 

武「おうフランちゃん見に来てくれたの〜〜〜」

フ「うん!それでねーーただ見るだけじゃあ面白くないから〜〜これ作って来たの!食べて!」

 

空条 承太郎

ここでリタイアのお知らせ

フランはカゴの中からはちみつレモンを取り出した

 

レ「や、やめなさい、フラン」

フ「なんで〜〜これ運動した後に良いって本で見たけど…………」

レ「た、確かにそうだけど今はお食事中よ。それはあんまり意味ないわ」

 

レミリア達はやや息を切らせながらそう俺たちに助け舟を出していた

これで助かる

 

咲「そうですよ。それは今食べるべきではないですよ。」

フ「ふーんまぁいいや。とりあえず渡しとくね!」

 

現実は非情だった

フランは、笑顔で俺にはちみつレモンが入ったタッパーを渡して来た

ダメだ。うっすら見える中身からえげつないものが見える

レモン丸々入れたんだな

カットせずに…………お兄さんカットしてくれるとうれしーな

因みにそのままレミリア達は食事に混ざり食事を済ませた

 

 

武「で?どーすんだよこれ」

承「……………取り敢えず開けるか」

武「おう」

 

レミリア達が帰った後4人ははちみつレモンが入ったタッパーを見た

俺は恐る恐る開けた

 

霊「ウワァ」

茜「こっ、これは…………」

 

中にはカットせずに丸々入っているレモン

それに何か浮いてはいけないものまで浮いておる

どーすんだこれ

 

承「た、食べるしかないだろ」

武「確かになまぁ今回はそれほどひどくはないだろう。死なないから安心安心」

 

武はそう言いながらレモンを一個取り齧った

 

ドッサリ

 

武は笑顔のまま倒れた

うん全然大丈夫じゃない

 

承「どーしよう」

霊「はいアーン」

承「ごボボ」

 

霊夢は無理矢理俺の口にレモンを押し込んだ

そしてそのまま俺の意識は刈り取られた

 

 

 

 

 

 

承「そして気が付いたら、もう休憩が終わっていると」

武「逆に生きている方が驚きだった」

 

過去最速だろうな

蘇生スピード

 

優「あー何話しているんだ?さっさとメンバー決めするぞ」

武「了解」

 

悠「今回は大将戦です。つまり大将が取られたら負け。なので最強の人が大将をします。承太郎さんいけますか?」

 

え?俺が大将かよ

こういうの普通、下の方なんだが

まぁいいや。やってみたいしやろう

 

承「わかった。俺がやろう」

悠「それで他の騎馬の上の人は……………」

 

 

 

 

 

 

 

慧「承太郎が大将か、今回ばかりは負けんぞ」

承「大将お前かよ」

 

作戦タイムは終了し

戦いの時が始まった

相手の大将は慧音か

 

武「頼むぜ大将!」

承「てめーこそしっかりしろよ。俺の騎馬なんだから」

武「まっ俺に任せておきな」

 

俺のところの騎馬は前が武後ろを悠馬優也というメンバーで行くことになった

そうこうしているうちに始まるな

それは急いで大将がつけないといけない兜をつけた

他の人はハチマキだったけか?

 

文「それでは位置についてよーいドンです!」

 

「「ウォォオォオオ」」

 

その開始の合図と共に俺らのチームの騎馬が慧音目掛け走っていった

 

慧「フン」

武「おいおいマジかよ」

優「み、見えねーよ」

 

慧音の騎馬は相手とすれ違う様に通り抜け二人のハチマキを奪い去った

 

慧「さぁ命を賭けてかかって来い!」

承「軽く詰んでね?」

 

こうして絶望の戦いが始まった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 




はい季節感無視して申し訳ありません
秋にやる予定でしたが武がいる間にやっておきたかったので
すいませんでした

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第65話 騎馬戦の大将戦は強い奴1人いれば大体は勝てる

どうもジョースターです

今回は騎馬戦メインの回です

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

レモン丸々(殺人)はちみつレモン

 

 

武「これどうすんだよ……………」

承「知るか、俺が聞きたい」

優「ま、まぁ。なんとかなんだろ」

武「成るかぁあああ!この絶望すぎる状況をどう打開するんですか!」

 

目の前には俺らのチームの騎馬が慧音にバッサバッサと倒されていく光景

鬼神だ。ここに鬼神がいるぞ

 

悠「あっ、全滅した」

優「………………詰んだな」

承「いやまだだ」

 

よくよく見れば相手も決して無傷じゃない3体ぐらいの騎馬がやられている

それにどんなに差があっても勝てるときは勝てる

まぁ最悪負けての今までの貯金がある

それで賄える筈だ

 

文「ここで連絡です。この勝負は今までのポイントの5倍はあるので実質勝った方が優勝になります」

 

承「俺らが頑張った意味ィ!」

武「要は勝たないといけない様だな」

悠「ですね。さてどうしましょうか」

承「そうだな」

優「……………っとその前に‼︎来るぞ」

 

優也がそういうと目の前に敵が俺に攻撃を仕掛けてきた

 

承「雑魚が!責めて連携ぐらいは取ってこい!」

敵「なっいつの間に!」

 

俺はガラ空きな敵の頭から鉢巻を奪い去った

 

慧「流石は承太郎。単騎じゃ無理か。総員、連携をとって承太郎に攻撃!」

 

敵の騎馬達『了解!』

 

敵は物凄い数で俺に進軍してきた

さて、真っ向から行ったら間違えなく負ける

どうするか

負けになるのは兜を取られる、もしくは騎手が地面に足がつく

ん?待てよ。ということは………………なんだ簡単じゃねーか

 

承「お前らって足って早いか?」

武「まぁまぁ」

優「そこそこだな」

悠「俺もですね」

承「じゃあ、行けるかな?まぁいいこれしかない。ちょっと作戦を言うぞ」

 

俺は3人に作戦を伝えた

3人は驚きの表情をしていた

 

武「それ大丈夫なのか?」

承「さぁな、うまくいく確率は五分五分だ。1番勝率が高くなる可能性を持っているのはこいつだ。これで相手の騎馬を俺らとおあいこに持ち込める」

優「こうなったらやるしかねぇな」

悠「確かにこれしか良い案はありませんからね。さてそろそろ相手が来ます、準備をしましょう」

 

そう言い3人は膝を曲げてその場から動かなくなった

その行動に周りが騒然とする

 

文「おぉっと!ここで承太郎選手の騎馬が急に座りだしました!これは一体どういうことでしょう!」

は「単に諦めたか。それとも何か作戦に打って出たのどっちかね」

 

慧「止まれ!その場から離れろ!」

承「チッ……………射程圏外まで逃げたか」

 

そう言い目前まで迫った騎馬は急停止してスコスコと戻って行った

その後なかなか攻めてこない

成る程、持久戦に持ち込ませる気だな

時間切れとかがあったら非常にまずい

間違いなく負ける

こうなったら、やってみるか

 

承「よっと」

武「イダッ」

 

俺は武の頭を左足で踏み相手を馬鹿にしたような目になり

左手の人差し指を天に掲げてこう言った

 

承「さぁさぁ!観客の皆様方……………沸けィ!今から絵に描いたような地獄絵図を俺が変えてやるぜ!」

武「

 

観客『オォォォオオオオ!!』

 

慧「な、何を急に」

承「おっと〜〜しかしだ、お相手さんたちが戦ってくれないな〜〜まさか、このちっぽけなガキを怖がって近付かないとかじゃぁ〜〜ないよな〜〜で?どうだ?ん?卑怯とは思わないのかな〜〜まさか怖いのかな?大の大人が年下の俺に負けるのが」

 

観客「そーだそーだ卑怯だぞーー正々堂々戦えよなーー」

 

敵「なんだと……………」

慧「待て落ち着け!」

 

敵達『野郎ブッコロシテヤラァアアアアア』

 

計画通り

しかし煽りへの耐性皆無だな

これでキレてちゃブラッドと会話ができないぞ

あいつのウザさは折り紙つきである

 

承「さてと、これで作戦が決行できるな」

悠「さらっとエゲツない事をしましたね」

承「しょうがないだろ。これしか策が思いつかなかった」

武「お前なぁ……………」

優「そんなことしている暇ねーだろ。ほら射程圏内に入ったぞ」

承「む?そうかじゃぁ…………」

全員『いくぞ!』

 

1番前の敵が俺らの5歩遠いぐらいで俺たちは作戦を始め

 

武「合わせろよ」

優「勿論だ」

悠「じゃあ行きますよ!」

3人『せーの……………ダラァッ!』

慧「なっ、と、飛んだ!」

 

俺は3人に投げ飛ばされるように上に上げられた

そのまま呆気にとられている1番前に騎馬の下の前の肩に乗り鉢巻を奪いそこから近くの騎馬に移りそこでまた鉢巻を奪い去った

 

文「なっなんと承太郎選手未だ嘗てない取り方で敵を倒していきます!それ以前にこれはOKなのかが気になります!」

は「一応ルール上地面付かなければセーフだからね問題無いわ」

 

そうこうしているうちに慧音以外の敵を全て無くもなくなった

いやーこれ思ったより結構稼げるな

俺は武達が俺の落下地点に予測して急いできてそのまま回収された

 

承「さぁこれで一騎打ちだ。」

慧「くそっなかなかやるな!だが負けはせん!」

承「そうこなくっちゃ。さっさとこい。」

 

文「両者一進一退まさに互角!勝つのは承太郎選手か慧音選手か!」

は「もう騎馬戦がやっていい域を超えている気がするんだけど」

 

慧「やるな!承太郎!」

承「お前もな!慧音!」

 

お互いに相手の手を弾いていく勝負が永遠と繰り返されていたが……………

 

慧「しまっ!」

承「今だぁ!」

 

慧音が少し重心が前になり、俺はその隙をとって慧音の兜を取ろうとした

 

慧「さ、せ、るかぁああああああ!」

承「ウォッ!」

 

慧音は無理矢理体制を直し俺が慧音の兜を取ろうとした手を払いのけた

 

慧「まだだ、まだまだいくぞ!」

承「望むところだ!」

 

騎馬戦からは聞こえないような破裂音に似た音が連発する

 

武「何ッ⁉︎上で何が起こっているんだ⁉︎」

承「ただの競り合いだ」

武「お、おう」

 

その後一進一退の勝負をしていた

俺のチャンスがあると思ったら、カウンターで慧音が攻撃を仕掛けて俺がそれを回避してまた……………(以下ループ)

会場は大盛り上がりある

 

 

 

慧「ハァハァ…………くっ、まさかここまで長引くとはな」

承「あ、あぁそうだな。でも勝負はもう終わりそうだ」

 

俺も慧音もお互いに体力も切れ、次で勝負が決まりそうだな

文字通り最後の攻防だ

 

慧「あぁそうだな」

 

承•慧「「俺(私)の勝ちでな」」

 

お互い同時に手が伸び相手の兜にまっしぐらに突っ込んでいった

しかし伸びる速度が違かった

 

慧「私の勝ちだっ!」

 

慧音の方が伸ばすスピードが速く俺は回避する体力も残っているわけでもなく、兜がとられる

 

悠「今です!」

優「せぇーのッ!」

武「ドラアァ!」

慧「なッ!」

 

とられる寸前に本日2回目の投げ飛ばしが決まった

俺は前よりは飛距離は無いが、慧音の攻撃を回避した

そしてそのまま慧音に飛び込む形で突っ込んだ

邪なことは考えて奴、今すぐ正座しなさい

まぁいいやとにかくそのまま慧音のみを持って行った為に慧音は地面に落下

その後俺が地面の顔面を強打した

イッテェ

 

文「しょ、勝負ありです!永き戦いを制したのは空条 承太郎率いる赤組です!」

は「まさか最後の最後でまた跳ぶとは、しかもあれ明らか承太郎選手も知らなかったようですね。よくそれであんな博打をしましたね。もし回避されたら負け確定だったのによくそんなことができましたね。素晴らしい度胸です」

 

慧「クソッ負けた……………」

承「なんとか勝てた………」

武「ダイジョーブかーー?お二方ー」

 

俺と慧音が仰向けに倒れていると覗き見るように武が声をかけてきた

 

慧「大丈夫だ」

承「一発殴らせろ」

武「ちょっと待って承太郎君⁉︎なんでかね?」

承「こんな無茶させたからに決まってんだろ。こっちはこのせいで顔面強打してんだよ」

武「まぁいいじゃねーかよそれぐらい、勝ったんだから」

 

武は笑顔で右腕をサムズアップしてきた

殴りたいその笑み

 

武「ほら立てよ、大将さんや」

承「……………あぁすまない」

 

武はそういい左手を俺の目の前に差し出してきた

俺はその手を借りて立ち上がった

 

悠「お疲れ様です。承太郎さん」

優「作戦成功だな」

 

2人は戻ってきた俺と武に見るなり駆け寄りそう言った

 

承「俺に一切言ってこないから。何が起きたのかさっぱり全く分からなかった。軽く内心パニックになってた」

武「そんな風には見えなかったが」

承「まぁ、寧ろ一周回って冷静だったかならな」

 

いや、急に宙を飛べばそらパニックになるよ

しょうがないだろ。人間だもの

いくら化け物じみているとは言え俺は人間だ

 

文「さて、これで最後の種目も無事終わり、いよいよ結果発表です」

は「もう結果は明らかだけどね」

文「しっ!言っちゃまずいですよ!はたて!いくら本当でもさすがにダメだって」

 

すいません

マイクを通じて丸聞こえなんですが

というか射命丸が1番失礼すぎる、発言をしたよな

 

文「はいまぁ結果は赤組の勝ちです!

…………と言っても流石に圧倒的なポイント差があってポイント差が激しくなりましたね」

 

まぁあんだけ1位取ればな

そりゃ……………ね

 

文「ではまずは表彰します。承太郎さん前へ」

承「はい」

 

俺はそういいしっかりとした動きを見せて

役員の代表さんから賞状を受け取った

 

悠「お疲れ様です。それにしても結構ふっちぎっていましたね」

武「主に俺が勝負を仕掛けてたからな…見事全敗したけど」

承「そして大半は幼女関連のことである。流石ロリコン発想が違う」

武「そ、ソウダッケナ〜~〜〜〜〜」

 

そうですよ。このロリコン

それぐらい覚えているだ

まぁ今回は助けられたこともあるから黙っておこう

 

武「さぁて、勝ったことだし俺はロリパワーが足りないから補給するためにちょっと幼女と戯れてくる」

承「おいやめろ死ぬぞ。社会的に」

 

まぁあまり関係ない話をだったな

もう変態だがら

しかも結構末期な状態だからな

下手をしなくても死ぬ

それをためらわずに行くのが凄い

 

悠「武さん逮捕しますよ?」

武「あっすいませんでした、それだけは勘弁してください、お願い致します」

優「冗談だってのさて、俺はマイリトルシスターを愛でに行く、武くん、君も我が妹でも見てみないか?」

武「勿論さぁ〜〜」

 

2人はそう言いやたらハイテンションで優也の妹を探している

ダメだ。2人とも犯罪者の目をしている

仕方がない。制裁をするか

 

悠「優也少し話ししようか」

承「そこの子ちょっと署までご同行願おうか」

優「まだ未遂!まだ未遂だ!」

承「知らないのか?未遂も犯罪だぞ」

武「嘘だッ!」

承「所がこれがリアルだから、というわけで、オシオキタイーム」

 

俺は悠馬と仲良く二人を制裁しました

時々二人の目が虚ろになっていたけど問題無いね

この二人なら

稀によく見るし、大丈夫だな

 

 

 

文「あやや?私の出番もう終了⁉︎」

 

 

制裁をしているうちに気がついたら運動会も終わり、片付けをしていた

 

武「我がロリへの愛は不……………滅だ!ガクッ」

優「俺は死なんぞ!我が愛しの妹が立派な姿に成長するまでは!まだ………ガクッ」

承「結局死んでいるじゃねーかよ」

悠「さて、うちのこの馬鹿を回収して、まだやる基地があるので失礼します」

承「おう、お疲れ様〜〜」

 

 

悠馬はそう言いながら優也を回収して

その場を去った

 

俺は茜を回収してエアライドで帰った

霊夢は?馬鹿野郎勝手に一人で帰りやがったよ

 

 

 

 

 

博麗神社

 

霊「あらおかえり。茜ちゃん」

茜「ただいまです霊夢さん」

霊「で?2人はどうだった?今日の運動会は」

 

運動会がどうだった?

そりゃまぁ…………

 

承「疲れたが、充分に楽しめた」

武「だな」

霊「そうならいいわ。さて、茜ちゃん。夕食を作るわよ」

茜「はい、分かりました」

 

2人はそのまま台所に行った

そして残された俺たちは

 

武「いや〜疲れた疲れた〜〜」

承「確かにな」

 

武はゴロンと地面に仰向けに倒れそう言った

 

武「それにしてもここはスゲーな。もしかしたら現代よりいいじゃねーかな。ここに住んでいるお前が羨ましいぞ」

承「まぁ少々不便なこともあるがな」

 

まぁ現代がそこらへんが良すぎたというのもあるが

 

???「あら?そんなに言うなら、ここに住んでみる?」

 

武「え?」

 

俺たちの目の前に隙間が出て、そこから出てきた紫がそう言った

 

紫「何そんな顔しているのよ?ただの提案よ。どう武くん?」

 

どうやら一波乱ありそうだ

 

To be continued ーーーーーーー>

 




はい、ゆかりんからの歓迎が来ました
もうそろそろ夏は終わるかな?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第66話 スグに決めろって言われても………

どうもジョースターです

最近、4月からやり始めていたグラブルでようやく
リヴァイアサンマグナソロクリア出来ました
ハレゼナちゃん強い


さて雑談はここまでにして

どうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

武捕まる

 

 

承「は?」

武「え?」

紫「何二人揃って、そんな信じられないような顔をしているのよ」

承「いや、聞き間違えじゃなかったら。武をこの世界に完全に住ませたと言ったのか?」

紫「えぇ、そうよ。何か問題でも?」

承「問題しかない」

 

流石にそれについては不味い

俺は疑問を持っているような表情をしている紫に反論した

 

承「まず第一にまずあくまで武は普通の人間だ、能力すらない人間だろう。いくら人間離れしたような奴でもこいつは普通の人間だ。魔理沙の様に魔法が使えるわけでもない。現にこいつは雑魚の妖怪と戦って死ぬ寸前まで追い詰めれた」

武「け、結構遠慮なく言ってくれるな」

 

武はそう言い膝を地面につけた

よっぽど傷付いたんだな

言い過ぎたか

 

紫「う〜〜ん確かにそれもそうだね。と言いたいけど、少し貴方は間違えているわ。武君……………いえ、正確には久城兄妹は()()()()()()()()()()

承「は?」

武「え?」

紫「ん?」

 

俺らのその驚いた顔を見て紫は目を見開いて驚いていた

 

紫「あれ?知っていると思っていたのに……………茜ちゃんならしょうがないけど武君なら自覚があると思ったのだけど、やっぱり私の見間違えだったかしら?………………ごめんなさい私の勘違いみたいだったわ、忘れて頂戴」

 

紫は少し思考停止してから取り繕う感じにそう言った

 

武「なんだよそれ、一瞬信じまったじゃねーかよ」

紫「ごめんなさいね。なんかソレっぽい感じのことしていたから、てっきり能力を持っているかと思っていたわ」

承「こいつは幼女が絡むと人外になるだけだからな」

武「そういう言い方やめてくれ」

 

いや、だって事実だし

否定はできないだろ

 

紫「まぁいいわ、話を戻すわよ。で?どうするの武くん」

武「うーんどうしよっかなぁ〜〜そんなスグに決めろって言われてもな〜〜」

紫「まぁ今すぐに答えは決めなくてもいいわ、茜ちゃんともしっかり話し合って決めなさい。まだ時間はあるんだし今後の人生に大きく関わることだから…………じゃあ私は用事は済ませたしじゃあね、二人とも」

 

紫はそういい隙間の中に消えていった

あいつ言うだけ言って帰りやがったな

 

武「うーんここに住むか、元の世界で戻るか…………」

承「まぁ紫の言った通り落ち着いて考えろ」

霊「何の話よ」

承「霊夢か」

 

いつの間に居たんだよ

全く気がつかなかった

 

霊「それは私が影がうすいとでも言いたいの?」

承「そうは言っていない」

霊「…………まぁいいわ、で?武がどうしたって?」

武「いや実は…」

 

武は紫から言われたことを霊夢に話した

 

 

 

 

 

 

武「…………ということなんだ」

霊「また、あのBBA何言ってんのよ。武は普通の人間でしょ」

武「BBAって霊夢ちゃんも口悪いね」

承「それは思う」

 

さりげなく笑顔で毒を吐いていくからな

この巫女さんは

 

霊「失礼ね、あんた達。何?それは喧嘩を売っているのかしら?それなら買うわよ」

茜「落ち着いて下さい、皆さん」

承・武・霊「「「はい」」」

 

勝者:茜

茜は(目が笑っていない状態で)ニコリと笑みを浮かべて場を鎮めた

やっぱり茜が1番強い

はっきりワカンダネ

 

茜「それで?お兄さんはどうしたいんですか?私はあなたの意見に尊重しますよ。止めもしないし勧めもしません、自分の道は自分で決めて下さい」

 

本当にこの人中学生か?

明らかにそれを逸脱している気がする

もうここの子が実は大人でしたーって言っても納得できるぞ

 

武「………………俺はまだ分からない、決められない」

 

まぁそうなるだろうな

 

承「とりあえず、落ち着いてしっかり考えろ。まだ時間は沢山ある」

霊「そうね、しっかり考えて悔いのない選択をしなさい」

武「分かった。そういや茜はどうするんだ?」

茜「私はお兄さんの行くところに行きますよ。事実保護者みたいなものですし」

 

確かにこいつの妹の割にどう見ても保護者にしか見えない時がある

結構な頻度でな

 

霊「まぁいいわ、早く夕食を食べましょ」

承「分かった」

 

そう言い一旦武の今後についての会議が終わった

 

 

 

 

 

 

 

 

夜____

 

武は縁側に腰掛け月を眺めていた

 

承「飲むか?」

武「おっ、センキュー」

 

俺は後ろからコーラを入れた瓶を渡した

 

承「で?どうだ?」

武「うーん、何か自分が失いたくないものを捨てないといけないのってこんなにキツイだな〜〜どっちも欲しいけど無理だろうしな」

承「そんなものだよ人生なんて、俺はありとあらゆるものを捨てた、そしてその度にまた新しい何かを得た、そんなものだ」

武「捨てて、得ての繰り返しね〜〜」

 

俺はそのあとまぁゆっくり考えろやといいその場を去った

 

 

武「………………絶対に失いたくないもの、守りたいもの。何だろうな」

 

武はそう1人で呟いた

 

 

 

 

 

 

翌朝

 

承「で?一晩考えてどうだった?少しでも決まったか?」

武「いや、全然決まらなかった」

 

まぁだろうね

そんなスグに決まっていいものじゃないし、決まるものでもないし

 

承「さて、今日は人里に出かけてくる」

 

俺は一足早く食事を済ませ出かける準備をしていた

 

武「あっ俺も行く」

承「早く用意しろ」

霊「そんなに急いで食べないの」

茜「ちゃんと噛んで下さい」

 

武は慌てて朝食をとり用意を始めた

 

霊「あんたの充分時間にルーズね」

 

霊夢は机に頬杖をつきながらそう言った

 

武は時間系は基本遅い

遅刻寸前というかほぼアウトの時間に登校なんて日常茶飯事だったからな

どれだけ反省文書く手伝いしたか

というか、文を全部考えさせられたからな

反省文3枚書きはキツかった、書いていない筈の俺が

覚えているだけで遅刻系統10枚近く

その他のもので5枚程度書かされた

もう反省文のプロと言っていいぐらい

 

武「おまたせ、じゃあ行こう」

 

武はそういい俺に早く行くように催促させた

いや遅かったのお前

 

承「何仕切っているんだよ、遅れたお前が」

武「何のことかね?」

 

こいつすっとぼけしやがった

まぁいい、落ち着こう

うんいつものことだ

 

承「はい、ふざけはここまでにいして行くぞ」

武「おう」

 

俺と武はそう言い人里へ向かった

 

承「それより思ったのだが、何の為に人里に行くのだ?」

武「は?バカヤロウ決まってんだろ。幼女ウォッチングする為さ!」

 

武は無駄にいい笑顔で右手をサムズアップしながら言った

 

承「さーて、エアライドでジェットコースターのあのグルグル回るやつしよっかな〜〜〜」

武「やめて下さい、お願いします」

承「流石にしない、ただ突き落とそうとするだけだ」

武「事実死刑宣告ッ!」

 

当たり前だ、俺は犯罪者を人里という犯行現場に連れて行くことになるとか嫌だ

落として、妖怪の餌にした方がよっぽど人里に貢献できそうだしな

 

武「今絶対、ロクデモナイこと考えていただろ」

承「ん?いやただどんなオシオキがいいかな〜〜と思って」

武「そのオシオキをされても俺が生きているようなオシオキだということを望む」

 

それは………………ね?

分かるだろ、どうなるかぐらいは

 

武「どうせやばいやつだと思うけど」

承「さぁどうだろうな」

武「その言い方は死ぬパターンだ」

 

そんなグダグダな会話が人里に着くまで続いた

 

 

 

 

 

 

数分後----

 

 

承「おら、着いたぞ」

武「サンキュー」

承「で?お前はこの後どうする?」

武「特に決めてないな」

承「よし、俺と一緒にいてくれ、面倒ごとが起きてもすぐ対処できる

良い意味でも悪い意味でもな」

 

俺は半ば強引に武を連れて行った

流石に大丈夫だろ

こうすれば

俺でも無理だったらもう知らん

 

慧「む?承太郎に武か、今日はどうした?」

承「今日はただの散歩のようなものだ。」

武「あと幼女ウォッチング」

承「はしないからな」

 

なぜ俺まで犯罪者にならないといけないだよ

俺はそんな理由で悠馬達にお世話になりたくない

それこそ俺の人生が真っ黒だよ

 

慧「ま、まぁなんだか知らんが頑張れ」

承「何を頑張るのか分からんが、分かった」

慧「そうだそうだ、承太郎この後暇か?」

 

慧音はハッと思い出したようにそう尋ねてきた

 

承「暇?まぁ暇と言えば暇だな」

慧「実はだな、今日珍しいことにチルノ達が勉強をしに来てな、私はこれから用事があってもうそろそろ出ないといけないんだ、もし良かったら、教えてくれないか?頼む」

 

慧音はそう言い俺に頼んできた

慧音は多忙と聞くし、まぁやることは無いからやっても良いかな

 

承「分かった。承る」

慧「ありがとう、じゃあ頼むぞ承太郎、武君も手伝ってくれていいぞ、まだ簡単な所だし多分いけると思うぞ」

武「俺ってそんなに馬鹿なのか?」

承「わからない方がいい」

 

知らぬが仏と言うしな

世の中には知らない方がいいものが多いだぞ

 

承「さて、さっさと行くぞ」

武「え〜〜勉強かよ〜〜」

承「来てるのはチルノ達と言う幼女だぞ、忘れたか?」

武「そうだった!何をしている早く行くぞ!間に合わなくなっても知らんぞ!早くしろよ早くしろよ早く早く早く…………」

承「落ち着けェ!」

 

ダメだこの変態

なんとかしないと…………

ってもう手遅れか………

半ば諦め気味な状態で武と寺子屋に向かった

 

 

 

 

 

 

 

 

チ「いやだァアアアアア勉強いやダァアアアアアアア」

大「チルノちゃん、落ち着いて!どちらにせよ勉強はしないといけないんだよ!それにしようって言ったのチルノちゃんでしょ!」

チ「そーだったけか?うーん、忘れた!」

 

 

承「もうすでに入る気は起きない」

武「関係ない、行け」

 

お前は何処の吸血鬼ですか

まぁいいや

俺はドアに手をかけガラガラガラと音を出しドアを開け中に入ったすると中には案の定いつもの集団にがいた

さっきまで暴れていたであろうチルノとそれを止めている大妖精

やや引き気味に見ているリグル

おーやれやれと野次を飛ばすミスティア

まず寝てるルーミア

なんでだろう、そっとドアを閉じたい

 

武「逃げるなよ?」

承「逃げねーよ」

 

はい退路はしっかり武が処理してきやがった

分かってた、こんな絶好の機会をあいつが見逃すわけ無い

 

チ「あっお兄ちゃんと変態な人だ!」

大「チ、チルノちゃん。失礼だよ。たとえ本当でも名前を呼ばないと…………」

 

大妖精、お前も大概だぞ

みろ武が、精神的に傷付いて……………

 

武「幼女に罵倒される…………悪くないな」

 

いなかった、こいつ幼女系ならありとあらゆるプレイを受け付けるだったな、忘れてた

もう、帰りたい

 

承「まぁいいや、さて今から慧音せんせーの代理で来ました。と言うわけでさっさと授業を始めます」

 

俺は教卓に教科書を置き、授業開始した

 

 

 

 

承「で、これはこっちの式と同じだからこの計算は成り立つので、答えはこう」

武「おいおいこんな問題、小さい子にやらすものじゃねーよ、中学レベルの計算をしているじゃねーかよ」

大「承太郎先生質問ですが……………」

 

大妖精は質問を言ってきた

 

承「いい質問だ、まぁこれはぶっちゃけ結構後の計算になるから興味がある奴は見てもいいしどーでもいい人は寝ていても構わん。テストにも出さないから安心しろ」

 

チ「よし、寝よう!」

ル「おやすみ〜〜〜〜」

 

案の定チルノとルーミアは寝た

だいたい予想はついていた

 

承「さて、じゃあ解説をしよう。」

 

 

少年解説中

 

 

 

承「と言うことだ、もちろん分かったよな?武君は」

武「分かりません」

 

うん知ってた

おっとそろそろ時間だ

 

承「さて、今日のこととはこれで終了だ。各自復習はしておけよ。では解散!」

 

大「お疲れ様でした、承太郎さん」

チ「バイバイーーお兄ちゃんと変態」

 

この他にも口々に大体こんな感じのことを言って帰って行った

 

承「で、どうだった?授業の感想は」

武「おー先ずは承太郎、お前もう教師になれよ。超分かりやすかったぞ、少なくとも、俺らの教師よりは」

承「もう既に教師だよ」

武「そうだったな」

 

武はそういいタハハと言い頭を掻いた

しっかりしてくれよ全く…………

 

承「さて、さてさて。帰るか」

武「そうだな」

 

そう言い寺子屋を出た

しばらくは今日の分の食材を買いに歩き回っていた

 

武「なあなあ、もし俺が能力に目覚めたらどうする?」

承「はぁ?急に何言ってんだ?」

武「いやもしの話だが、紫が言ったこと

が気になってな」

承「そうだな、どんな能力に応じて対応は帰るな。能力は幼女が絡むと身体能力が向上する程とかじゃね?」

武「だよな〜〜」

 

武は煮え帰らない返事でそう言った

と言うかそれ以前に武はどっちへ行くのか?

それが気になる

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




なんか中途半端な状態で終わってしまいました
これからなかなか区切り辛かったので、申し訳ありません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願い致します


次回もお楽しみに〜〜〜



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第67話 幼女の為なら死ねる

どうもジョースターです

今回、と言うか今回と次の話は武がメインの話です

と言うわけで承太郎は全く活躍しません

それでもいい人はどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

反省文のプロ武

 

 

夕刻____

人里にて

 

武「確かこれでラストだったな」

 

武は今日の夕食の買い物をしていた。

しかし買いたいものがバラバラの為に一旦承太郎と別れて買い出しを行なっている

 

店員「まいどありー」

武「さて、買うものは買ったし戻るか」

 

俺は久城 武

()()の高校生だ

俺は買い出しを終わらせ待ち合わせ場所に向かった

 

武「ん?」

 

俺はそれまで待ち合わせ場所に一直線の向かっていた足を止めた

いや、止まらずには居られなかった

 

武「幼女が泣いているだと……………」

 

いや正確には涙目で周りをキョロキョロとまるで探しているように顔を左右に振っていた

声をかけざる得ない。いや声をかける以外あり得ない

それ以前に、人間の宝とも言うべき幼女が泣いているそれを見過ごすなんて万死に値する

俺はやや駆け足気味に幼女に近付いた

 

武「ねぇ、そこの君。どうかしたのかい?」

幼女「え?わ、私?」

 

俺はその言葉に頷く

すると幼女が少し黙ってから口を開いた

 

幼女「実は…………お母さんが病気でそれに効く。薬を作る薬草を取りにお姉ちゃんが外に出て帰ってきて無いんですよ」

武「えぇ!それは大変じゃ無いか!もう夜になる。確か夜だと妖怪が活発になるとか言っていたな……………」

幼女「わ、私。急がないと!」

 

幼女は急に走り出し人里の外に出ようとしたが俺は咄嗟に幼女の腕を取った

 

武「待て!行っちゃダメだ!外は君一人じゃ危ない!家に帰るんだ!」

幼女「でもッ!」

武「だからその代わりお兄さんが行ってくる」

幼女「え?貴方がですか?」

武「うん、絶対に君のお姉さんを無事に連れて帰ってくる。だから安心して家で待っていて?」

 

幼女は少し俯いた

そしてしばらくした後に顔を上げて俺を見た

 

幼女「分かった。お家で待っているよ。その代わり絶対にお姉ちゃんを連れ帰ってきて」

武「おう!任せとけ!……………あっ、そうだ。その前にお願いがあるんだけど、お兄さんのこの荷物をこの近くに黒い学ランを着て身長が大きいお兄さんに渡してくれないか?名前は空条 承太郎っていうから、そいつに久城 武が買った約束の品って言えば分かってくるからちょっとやってくれないかな?」

幼女「はい、やります」

 

俺はそういい、幼女にさっきまで買った荷物を渡した

少々重がっていたが、行けると言ったのでそのままにした

そして俺は幼女から幼女の姉が向かったと思われる場所へ向かった

 

 

 

 

一方

承太郎は

 

承「………………遅いな、武の野郎。何処で道草食っている」

ブ「約束の時間からまだ10分しか経っていないよ?」

承「遅刻は遅刻だ。たとえ1秒での遅れたら遅刻なんだよ、分かるか?」

ブ「確かにね。まぁさしずめ幼女に遭遇しちゃたんだろうね〜」

承「間違いなくそうだろうな」

 

俺は待ち合わせの場所で武を待ちながら武が遅れている原因をブラッドと予想しあっていた

 

幼女「あのーー空条 承太郎先生ですよね?」

承「そうだが、どうした?」

 

俺は視線を下に落として何故か武に頼んだ品と同じものを入れた袋を持っている少女を見た

 

幼女「久城 武さんからのお届けものです」

 

少女は俺にそう言うと袋を渡してきた

俺はそれを戸惑いながらも受け取った

 

承「武から?待て、それよりも何故それを君が持っている」

幼女「…………………………実は」

 

少女は一旦視線を地面に落として俯いていたが、スグに戻り俺を見上げながら事情を話した

 

 

 

 

承「成る程、そう言うことか。あのバカ何してやがる、人助けは良いことだが、何故俺に話さなかった。話せば俺も付いて行ったのに、武はどこに行ったか知っているか?」

幼女「そのまま真っ直ぐに目的地まで行きました」

承「分かった。ありがとう、君は武の言う通り家で待っておきなさい」

 

俺はそう言うと少女は頷き帰って行った

さて、ここではエアライドは使えない

あれはこんな人が多い場所で使ってはいけない

危ない

ならば走るか、そうなると早くて5分、5分かかる

それまでに無事でいろよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し時間は遡り武がいる人里の外______

 

武「幼女のおねーさーん、いませんかーー〜」

 

しかし返事はこなかった

 

武「まぁこんな簡単に見つかるわけないか」

 

出来れば、妖怪と会う前にここを去りたい

早くしないとな

日が暮れてしまう、そうなったらもう俺は死んだ

妖怪たくさんになったら、勝てる気がしない

1人なら勝てるかもしれないけどな

前の戦いを生かして対策を考えておいた

 

武「やっぱり承太郎呼んどきゃよかったかな〜〜〜」

 

あいつよくよく考えればそういう探す系の能力持ってたな

変な意地で承太郎に秘密にした俺が馬鹿じゃねーかよ

 

………………ッァ!

 

武「ん?何か声が、そこから聞こえるな」

 

俺はそういいここからじゃ木とか草むらとかで上手いこと見えない場所を見た

まさか、こんなところじゃ無いと思うけど

見ておくか

 

俺はガサガサと草むらを掻き分けて探してみた

そして草むらを渡りきると目の前で俺が予想もしていなかった光景が広がっていた

 

武「小屋?なんでこんなところに」

 

小屋であった

しかもしっかりとした木造の小屋

人が住めるレベルの完成度

ご丁寧に窓ガラス付きで

 

武「ここから声が聞こえたな…………………ちょっと覗いて見るか」

 

俺はそーっと近くにあった窓まで出来るだけ音を出さずにゆっくりと近付き、窓のところまで行き覗いた

そこには

 

女性「い、イヤァ……………こ、来ないで」

妖怪「お断りだな」

 

武「嘘だろ」

 

俺の目の前には女性が尻餅をついてズルズルと後ずさりをしていてそれを追い詰めるように明らかに前にあった妖怪とは格が違う風格を出した異形の妖怪いた

 

 

武「ッ!マジかよ…………」

 

どうする?

もしかしたらあの人があの幼女ちゃんの姉か?

それっぽい面影があるし

そうこうしているうちに妖怪は女性に襲いかかろうとしていた

 

女性「い、いや…………まだ、死にたくない………責めてこの薬草を届けるまでは病気の母にこれを渡すまでは………」

妖怪「ほう?病気かそれは気の毒だなだがしかし私とて、生きている人間を食べねば生きていけん、少しは可哀想だと思ってやるが諦めろ」

女性「そんな…………」

 

妖怪は絶望した方な表情を浮かべている女性に殺そうと右手を掲げた

 

妖怪「さらばだ………」

女性「い、いや!」

妖怪「ムッ‼︎」

 

そして振り下ろす、その動作の途中でピタリと止めこちらの方を見た

 

 

妖怪「貴様ッ!見ているなッ‼︎」

武「……………チッ、バレたか」

 

妖怪はそう叫び窓を開けた

まぁ俺はどうすることも出来ずに見つかった

 

妖怪「……………君は、確かあの承太郎と一緒にいた…………確か武だったな」

 

妖怪は半ば強引に小屋の中に俺を入れた

何も無いただの小屋

殺風景だな

 

武「オイオイなんで知ってんだよ」

妖怪「私は己で言うのもなんだが、ここら辺のトップに近い者だ。そんな情報ぐらいくる。ましてやあの承太郎対策しているといやでもその近辺の者は分かるんでな」

武「へーそうかいそうかい、ご苦労なことだ」

妖怪「さて、こんな話はどうでもいい。今、聞きたいのは何故お前がここにいるかだ」

 

妖怪の目が鋭くなる

下手な答えをしたら殺されるな

ヤベェよ冷や汗が止まらねぇよ

 

武「別に〜〜ただとある幼女からお姉さんを探して欲しいって言われたら来ただけだよ」

女性「わ、私のことだ…………」

妖怪「ふむ、ならばそれは叶わないと言った方がいいな。私が今から食べるからな、君を殺せば厄介な奴と戦う可能性がある。それだけは勘弁だ、俺は出来るだけ平穏に過ごしたいだからそのまま帰ってくれればお前を追跡はしない、それどころか安全に人里に帰らすと約束しよう」

武「断るね、意地でも力尽くでも連れて帰ってやるよ」

 

幼女との約束は絶対だ

破ったら=死だ

妖怪は俺に外に出ろと言い外に出た

確かに俺は室内戦じゃ不利だ

だから俺はこの誘いに乗り外出た

 

妖怪「できるのか?貴様が何も能力を持たないただの人間に?」

武「あぁ、そうだよ」

妖怪「面白いことを言うな。確かにそこらの知性のない奴らなら勝てるな。しかし俺はそれとは格が違う」

 

そう言い妖怪は殺気を隠さずに出してきた

前よりは強いだろうな絶対に

上手くやれたギリギリ勝てるかどうか

結構勝ち目が薄いこの勝負、どう切り抜けようか

 

武「格違うって言われてもな〜〜〜俺はお前なんて目じゃねー化け物と何回殴り合いしたか…………」

妖怪「だから臆せず戦いを吹っかけられたと?」

武「いや、そんなの理由にならねーよ」

妖怪「では?何故だ?そいつは特に知り合いでも無い奴を命を懸けてやるような奴でもないだろ」

 

確かにな、あの正義バカ(承太郎)みたいなたいそうな志もない幼女の為ならまだしも、ただの女性を救う為だけに命なんて賭ける気もない

 

武「いや〜〜そんなスゲー理由はねーよ。ただ約束しちまったからな〜〜幼女の悲しむ顔なんて見たく無いからな。」

妖怪「……………………………は?」

武「いや、なに驚いているだよ。そんな訳のわからないような顔をして」

妖怪「まさかそれだけなのか?それだけの理由で命を賭けたと?」

武「幼女の為なら俺は死んでくれって言っても喜んで死ぬぞ、それで笑ってくれるならな」

 

妖怪はやや呆れ気味にやれやれと言いながら頭を左右に振った

そんな辺なこと言ったか?俺?

 

妖怪「もういい、時間の無駄だった。まさかこんなバカがいたとは、やっぱり人間は愚かだな」

武「それはどうかな?そう勝手に決めつけるのはいけないと思うぜ?あまり人間を舐めるなよ?」

妖怪「………………ならばここで証明してみろ」

 

妖怪はそういい俺に向かって身を構えて…………

 

消えた

 

武「そこだろ?」

 

俺は背後に振り向き、いつの間にか背後に回り俺に殴りかかっている妖怪の拳を取り

 

武「見様見真似ッ!」

 

妖怪を勢いを利用して思いっきり地面に叩きつけた

 

妖怪「グッ」

武「オマケだ!」

 

俺は思いっきり力を込めて拳を妖怪の鳩尾に叩きつけた

空手の瓦割りの要領で、俺からすれば簡単だ

流石に少しは食らっただろ

俺はカウンターを警戒して少し距離をとった

 

妖怪「ククク…………少しはやるようだな」

武「マジかよ…………」

 

妖怪は何事もなかったかのようにスクッと立ち上がった

マジか、結構いいとこ入った筈なんだが

 

妖怪「いい攻撃だったよ、並の妖怪なら今ので倒せただろうな………だがしかし俺を倒すにはちとパワーが足りないなぁ」

武「そーかよ、ならば」

 

俺はそう言うとこっちから仕掛けた

妖怪は回避などを取るわけでもなく、動きすらしなかった

俺を試しているのか?いいだろうやってやるぜ!

俺は地面や障害物、足技とかで攻撃を続けた

承太郎がよくする相手に攻撃させない戦い方を試したみた

 

妖怪「ほう、戦い方を変えたか…………」

武「へっ、戦い方なんていくつもあんだよ!(大嘘)」

 

俺は妖怪の腹や顔などを場所は選ばずに攻撃を続けた

妖怪はしばらく動かずにいたがもういいと言い全て避けられた

 

妖怪「………………無駄が多いな、この戦い方は即興だな?」

武「正解だ」

 

やっぱりこんな技じゃ無理か

どうする?軽く詰んでるな

 

妖怪「もう分かっただろう?いい加減諦めたらどうだ?最後の確認だ、逃げないのか?」

武「あー逃げてな〜〜勝ち目も薄いしな〜〜流石に勝てる見込みが見えねーな…………」

 

妖怪はそれを聞くとフッと笑い

 

妖怪「ならば、諦めてくれるのか?言ってみろ諦めると」

武「だが断るね」

妖怪「何ィ!」

 

妖怪は驚愕の表情を浮かべて俺を睨んだ

 

武「だから言った筈だろ?幼女の為には死ねるとな、もしだ俺がこうしている間にあの女性が逃げ出したらどうなる?」

妖怪「な、まさか貴様その為に…………」

 

妖怪はそう言うと小屋の方を見たそこにはさっきまでいた筈の女性が居なくなっていた

 

妖怪「いつの間に……………」

武「お前が外に出ろって言った時に思いついたんだよ、俺が時間稼ぐからその間に上手いこと逃げろってな」

妖怪「よくも………………いいだろう、そんなに死にたいならお望みどおり叶えてやろう!」

武「まだ死なねーよ」

 

妖怪はさっきまでの余裕が無くなり、怒りの感情を剥き出しにして襲いかかってきた

さて、どうすっかなこれ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

承「クソッ着いたは良いがどうすればいい?こんな場所じゃ、念写もあんまり機能しない!どこに居る」

 

俺は辺りを見ながら武を探していた

すると探している最中に物音が聞こえた

 

承「誰だ!」

 

俺はそう言うといたるところに擦り傷やかすり傷をたくさんあり、着物もボロボロな女性が出てきた

 

女性「あ、あなたは…………もしかして承太郎さん?」

承「そうだが、何があった?」

女性「外に薬草を採りに来て…………妖怪に捕まって、武と言うか人に助けてもらってここまで逃げてきました」

承「武だと?どこに居る?」

 

俺は女性の傷を治しながら尋ねた

女性は案内しますと言い、俺の目の前に行った

俺は女性の誘導通りの道を進んだ

頼む、どうか無事でいろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武「さ、流石に…………………む……………り………か………」

 

ドサリと倒れる音

 

胸に大穴が空き力なく倒れた武の周りに赤い水溜りが出来る

 

妖怪「さらばだ、愚かな人間よ」

 

妖怪はボソリとそう呟いた

 

武(駄目だ、指一本すら動かねぇ…………死ねのか…………俺?まぁ確かに流石に無理があったか…………まぁ幼女の為に死ぬんだ後悔はない……………)

 

武はやや引きつった表情になった

 

武(アレ?なんで俺はこんなに幼女ために死ぬようなやつになっただ?)

 

灯馬走がよぎる

そして思い出す自分がこうなったわけを………

 

To be continued ーーーーーーー>




あれ?武死んでね?
書いた自分が驚きです、ピンチにするつもりが死んでる…………
やりすぎたかな?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみにー〜〜


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第68話 武の過去

どうもジョースターです

今回はやや長めです
後、少し無茶なことなどありますがお許しを

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

武死す

 

 

 

 

 

……………

 

……………………

 

……………………………

 

 

思えばいつからだったのだろうか、俺が幼女の為に命をかけるようになったのは…………

理由は分かっている。きっとあの頃だろう

生憎死ぬまでの時間は少しはある、その時間を使って思い出そう

 

 

…………

………………

 

 

 

武「茜〜〜早くしろよ〜〜遅れるぞ〜〜〜」

茜「まっ、待って〜〜お兄ちゃん〜〜〜」

 

俺がまだ小学生の時の秋

確か、その巷では最近世界各地で無差別に人が殺されているとかいう前代未聞の騒動が起きている頃だったか

俺はその日はいつもと違い俺が少し寝坊して、茜も一緒に遅刻しかけていた日だった

少し夏の暑さの残りが少し感じられるが風が吹くと少し肌寒い変な状態だった

この時にもし、俺が寝坊せずにいたらどうなっていただろうか

それが叶うならどれだけ良かったか

 

俺は少し前を走り、茜がそれを一生懸命について来る

そんな側から見れば微笑ましい光景だった

しかし

 

ドンッ

 

武「イテッ」

 

俺が茜の方を見ていて前をに見ていなかったから、大柄な人相の悪い大人にぶつかった

 

男「アッ、アァアア?俺の食べ物が…………」

武「ご、ごめんなさい」

 

その男は、パンを食べ歩いていたからぶつかった拍子に落ちてしまった

男は謝っている俺の胸ぐらを乱暴の掴み

怒鳴り散らした

 

後々になって分かったことだが、そのぶつかった男は小さいことでキレて殺人未遂を犯しすようなイカれた奴だった

 

俺は無理矢理に人が少ない裏路地に連れてかれた

今となっては、助けを呼ぶなりすれば良かったが、その時俺はパニックになっていてそんなことは頭から抜けており、茜も呆然とするしか無かった

 

男「テメー、自分が何をしたか分かっているのか?えぇ?」

武「ぶ、ぶつかってパンを落としていまいました」

男「おぉ、そうだ。で?それで謝って済むとでも?」

武「えーとえーと」

男「フンッ」

武「ウグッ!」

 

男はどう答えているか迷っている

俺の腹に向かって思いっきり拳を叩き込んだ

まぁ子供の俺は耐えることなんて出来ずに胃から出てくるものを吐き出してしまう

それを見るなりさらに殴りつける

その時の俺はもうここで死ぬと思っていた

これが死というものかと思っていた

しかし、ある時を境に止むことが無かった暴力の嵐が止まった

俺は不審に思い痛む身体を動かし顔を上げた

そこには

 

茜「お兄ちゃんを虐めないで!」

 

茜が仁王立ちしていた

男はそれに対しややキレ気味で

 

男「あのなぁ〜〜〜これは虐めじゃないだぜ?これは大人様のありがたい教育なんだよ、分かるかな?そこのまだこの社会の常識を知らない嬢ちゃんの兄に教えているだけだぜ?分かったら、帰ってママに甘えて来い」

 

明らかに暴論だ

しかし、それを口に出せばまた暴力を振られる。

俺は無理矢理出かけたその言葉を抑えた

しかし、肝心の茜は少し躊躇っていたが、男に面食らって叫んだ

 

茜「嫌です!退かない!こんなの教育でもなんでも無い!ただの暴力だ!ただの八つ当たりだ!だから、これ以上お兄ちゃんをサンドバッグにしないで!私達はオジサンのストレスを発散するものじゃ無い!」

 

おい、無理するなよ、手が震えているぞ

男は全て見透かされて逆上したように茜に向かって怒鳴りだした

 

そして、振り上げられる拳

目を瞑る茜

 

俺は茜を守ろうと動こうとした

しかし…………

動かない、動けと強く念じても微動だにしない

そうこうしているうちに

 

茜の頭に拳が当たる

あまりの強さに体ごと吹き飛ぶ

壁に叩きつけられ動かない、そして赤い液体が流れる

そして俺の中で何かが切れた

あとは、覚えていない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

気がついたら俺は病院にいた

 

武「ここは…………」

 

俺はしばらく状況を整理して

茜の容体を看護師に聞いた

 

茜は軽い出血と脳震盪があったが命に別状はなかった

俺は多くの打撲、軽い脳へのダメージがあり少し入院である

 

それとあの男はその後、近隣の人に見つかり追放され捕まったらしい

だが可笑しいことがあったらしくその男は俺を連れ込んだ場所に普通じゃつけられないような怪我の状態で倒れていた

鉄パイプとかそう言った凶器で殴ったぐらいじゃんて比じゃないぐらいの、傷で人間がつけれるレベルを超えていた

しかし明らかに人の拳でやった跡という、さらには周りにはそれとその時ついたと思われる破壊跡などの奇怪すぎる状態が多数

警察署に送る前に病院で治療するほどで、看護師さん曰く、生きているだけで奇跡と呼ばれる程の傷らしい

 

 

 

 

武「はい、僕がわかるのはそれだけです」

男の人「はい、分かりましたご協力感謝します」

 

俺と茜はこの事件の被害者として警察に色々と質問された

無論、2人とも意識がその時には意識が無かったからまともな回答は出来なかった

そうこうしている内に日が経ち

傷は順調に治っていった

しかし

 

武「茜………」

茜「……………どうかしましたか?お兄さん」

 

茜はあれ以来性格がガラリと変わった

前は甘えん坊でパニックになりやすい奴だったのに今では、冷静で真面目な性格になった

 

武「ごめんな、お兄ちゃん守れなくて」

茜「良いですよ。自分が勝手にしゃしゃり出てアレだけ言ったのですから」

武「でも」

茜「それにお兄さんは私が守ります。お兄さんが私を守らなくていいのです」

武「え?それって…………」

 

茜はあれ以降

俺への管理が厳しくなった

そして今のような状態になる

茜はあれ以降合気道を習い始め、とうとう普通の大人よりも強いような人間になった

俺も茜を守る為に空手を始めた、しかし茜は守ってもらう必要がないほど強なった

多分そこからだろう

幼女に命をかけるようになったのは

 

俺はきっと()()()()()()()()()()()茜を守りたい気持ちが歪み、歪んでいき他の幼女に昔の茜を写しているだけなんだろう

だから、承太郎言われたシスコンなのは間違いでは無い

むしろそれからロリコンになったと言ってもいいだろう

 

…………………

…………………………

 

 

 

 

武「そう言うことかよ、なんで今まで気付かなかったんだろうかな」

妖怪「む?まだ生きていたか?しぶとい生命力だな」

武「俺の未練の多さ舐めるなよ?数えたら3桁はいくぞ」

 

と言っても、喋るのすらちょっときつくなってきた

 

妖怪「………………ふむ」

 

妖怪は倒れている俺に近付き

 

武「グハァッ!」

 

蹴り飛ばした

俺は抵抗すら出来ずに飛ばされて木に体を打ち付けた

俺は力無く倒れ込んだ

妖怪は俺が動かなくなっているのを確認すると

 

妖怪「これでよし、万が一の為にトドメを刺しておかないとな」

武「死んでいないだが…………死にそうだけど」

妖怪「何故生きているだね?普通じゃ即死レベルで蹴り飛ばした筈だが」

武「わからねーよ、ただ生きているぜ?動けねーけど」

妖怪「………………何故ここまで生きている?死ぬ時に1人が嫌なのか?」

 

顔を見なくても妖怪から苛立ちが始めているのがわかる

 

武「そーかもな」

妖怪「そうか、ならばこうしよう。君には妹がいたな?確か、茜と言ったか。そいつを殺してやろう、それなら死んでくれるだろう。兄妹仲良くあの世に逝けるからいいだろう?」

 

少々暴論過ぎるその提案を聞いた瞬間に俺の何かが切れた

 

武「ア"?」

 

俺は()()()()()()()()()()()()()そう言った

 

妖怪「嫌だから、君の妹を殺すと言っているだy」

 

瞬間、妖怪がぶっ飛ばされる

そしてそのまま木に激突し木がへし折れた

妖怪はイマイチ理解が出来ていないような顔をしていてる

 

武「誰の、妹を、どーするって?えぇ!?」

妖怪「グハァ、バカな、このパワー…………さっきまでとは桁が違う」

 

いつの間にか傷が無くなっている俺がそういいながら倒れている妖怪に近付いていく

そっか、これが紫が言っていた能力かなんでだろう。懐かしい感じがする

 

武「さぁ、来いよ。今の俺はさっきまでとは一味も二味も違うぜ?」

妖怪「た、確かに、さっきまでとはレベルが段違いで強くなっているな、このパワー認めよう。この私を倒すことが出来るパワーだと、いやそれ以上だ。」

妖怪(下手をすればあの鬼に匹敵するぐらいでは無いか?このパワー)

 

妖怪はフラフラと立ちあがりながらそう言った

 

武「そいつはどーも」

妖怪「しかし、そう簡単に俺がやられるとは思うなよ?」

武「確かにすぐにやられるとは思えない、だがな倒してやるぜ何が何でもな」

 

俺と妖怪は同時に攻撃に移った

パワーだけなら俺が勝っているがスピードは明らかに相手の方が上回っていた

そのせいでお互いに拮抗に拮抗を重ね、タダですら人間と妖怪の差があるのにいくら1番酷い致命傷レベルは治ったものの、多少の傷は残っている。

体力が持たなく徐々に押され始めた

そのせいで俺は一瞬、一瞬だけだが相手の行動に対処が遅れた

 

武「グッ」

妖怪「ムゥウン!!」

 

俺は咄嗟に両腕でガードしたが相手の拳はそれを弾き飛ばし俺の胴体に拳を叩き込んだ

一応さっきのガードで勢いが緩み即死は免れたが結構なダメージだ

俺はそのまま地面を二回三回転がり仰向けで倒れた

妖怪はすかさずにとどめを刺しに大きく振りかぶり俺の胸元に一直線できた

 

妖怪「トドメだ!」

武「………………待ってたよ、その大振り!」

 

俺は痛む無理矢理身体を動かし少し起き上がり腕を取った

そしてそのまま

 

武「今度はどうだ!」

 

地面に顔面が来るように投げた、前はパワーが足りなかったが今回はいける

 

ドガァアアアアン

 

そんな地面にめり込む音をたて、妖怪を地面に叩きつけた

流石にこれで仕留めただろ

 

妖怪「まだ、だ。まだ終わっていない……………ぞ」

武「マジかよ、俺の生命力も凄いが、お前も大概だな」

 

妖怪は後ろを向いていた俺に飛びかかってきた

俺は落ち着いて振り向き、思いっきり拳をしたから振り上げた

それに応じ妖怪も拳を振り下ろした

そしてぶつかり合う

 

武「ぐ、まだこんな力あんのかよ」

妖怪「私は負けるわけにはいかんのだ!ここのリーダーになるものとして負けるわけには!」

 

成る程、道理でいつもより強い訳だ

こいつ妖怪の癖に、仲間を守りたいとかそういう目をしている

 

武「俺だって負けるわけにはいかねーだよぉぉおおお」

 

べキィ!と俺の腕から聞こえてくる、おそらく骨が折れたのだろう

流石に身体がもたずに壊れてきた

瞬間、苦痛が襲ってきた

 

武「だがそれがどうした!たかが骨の一本折れたぐらいで、どおってことない!」

 

力を弱めるどころか、逆に強めた

そして妖怪に押し勝った

妖怪は思いっきりぶっ飛び、その後地面に叩きつけられた

 

妖怪「く、く……………見事だ」

 

妖怪は満足気にそう呟く

 

妖怪「さて、殺せよ」

武「はぁ?」

妖怪「私は君を殺そうとした。これは紛れも無い事実、ならば私は返り討ちに遭い殺されても良いと言うことだ。だから殺せよ」

 

妖怪はやや自虐気味にそう言った

 

武「…………………」

妖怪「それに私はここらへんのリーダー…………まぁ仮だがな、まぁいいリーダーとして負けた。私が負けたと言うことが他のところに知られればここら辺のナワバリを奪われる、そして私の仲間は殺される、その償いとしての殺されないといけない」

 

その後、いまいち分からないナワバリだの意味がわからない俺に妖怪は説明してくれた

要は、妖怪にもナワバリがあり、基本的にそんなの関係らしいが、意見が分かれてるナワバリ同士のある

この妖怪も含む。多数のグループの場合はこの外に出て来た人は襲って良い。しかし人里に攻める事はダメ

対する逆の意見の妖怪のグループの多数あった。

ガンガン人里攻めようぜと過激な奴らと穏便な奴らの争いが起きていた

そんな状況でその穏便派の一角のリーダーが人間にやられるとなると過激派が勢いがつき、邪魔な穏便派を殺してから人里を攻めるようになってしまう

だから妖怪は負けたく無かった

 

妖怪「と言うわけだ。さて無駄話が過ぎたな、で?早く殺してくれ」

武「…………………………嫌だね」

妖怪「なっ」

 

俺は懇願しているようにしていた妖怪を一蹴した

 

武「まず第一に俺は人?いや妖怪か?妖怪殺しはしたく無い。

と言うかもう殺せるだけの力ねーし

それに命を粗末にすんな、まだ終わった訳じゃねーだろ

俺に負けたから終わり?だから死ぬ?巫山戯んなよ!」

 

俺はそういい妖怪にずいっと近付いた

 

武「もしかしたらこれがバレてないとかなあるだろ。バレてもねーのに勝手に自分で終わりにしてんじゃねーよ」

妖怪「無駄だ、私ぐらいになると監視ぐらいついている」

 

???「あーその件なんだけど〜〜」

 

急に後ろから声がしたので振り向く

そこにはさっきの女性と承太郎がいた

 

承「すまん、なんか襲いかかって来ているのを捌いていたらなんか攻撃してこない変な妖怪がいてな、敵と勘違いしてうっかり殺っちゃった、いやー死ぬ時の監視してただけって言っていたからなんのことだろうと思ったいたが、こう言うことかよ」

 

俺と妖怪はそう結構軽く言っている承太郎を見て絶句する

 

武「と、と言うことらしいよ?」

妖怪「おっ、おお」

武「さて、承太郎、俺とこいつの傷を治してくれ」

 

承太郎へいへいと言いながら素早く治す

右手の痛みが引けた

思ったように動くって素晴らしい

 

武「さて、俺たちは何も見てないし、何もやっていない!そうしろ!

妖怪「い、いいのか?そんなことをして」

武「いいも何も、俺はお前を殺しに来たわけじゃねーし、そこの女の人を探しに来ただけだし。殺す理由すら見当たらねーからな」

承「うんうん、ここは外だし、食われても文句言えないしな」

妖怪「済まない。感謝する」

武「気にすんなって」

 

妖怪は涙を流しながら、その場を離れた

俺と承太郎は幼女の姉をしっかり無事に人里に連れて帰った

 

 

 

 

幼女「お姉ちゃん!」

姉「ごめんね、迷惑かけて」

幼女「ううんいいの無事でいていてくれてよかった!」

 

アァア生き返る〜〜〜(*´ω`*)

幼女の微笑ましい光景が五臓六腑に染み渡るゥゥウ〜〜

俺と承太郎は幼女と姉の家の目の前で2人が抱き合ってるのを少し離れて見ている

 

承「何、やってんだ?」

武「幼女パワー充電中」

承「マジでなんだよ」

 

幼女「お兄ちゃん!」

武「ん?俺?」

 

幼女は俺の方に指を指しチョイチョイと手招きした

 

承「行って来い」

武「あ、あぁ」

 

俺は幼児に近付き、幼女の目線に合わせるために膝を曲げた

 

幼女「えっとあの…………あ、ありがとう」

武「いいってことよ!」

 

俺は1番良い笑顔で右手を幼女の頭に置き撫でた

ヤベェ、色々と振り切れそう

 

承「さて、そろそろ帰らないと霊夢と茜が鬼になるから帰るぞ」

武「え?ちょっ、待ってまだ、まだロリコニュウムを充填できてないィイィイイイイいやダァああああヤメロォオオオオオオ」

 

俺は承太郎に無理矢理回収され博麗神社に戻って来た

 

 

 

 

 

 

茜「お帰りなさいませ、承太郎さん、お兄さん」

武「おっおうただいま」

承「只今〜〜」

 

帰って早々、茜はそう言ってきた

そして俺を鋭い目で見てきた

 

茜「お兄さん、1回死にかけましたね?」

武「え?なんでそれを」

茜「はぁ、やっぱり」

 

茜はハァ………と深い溜息をついた

 

茜「無茶してはいけませんよ、お兄さん」

武「ちょっと待てなんで俺が死に掛けたと知っているんだ?」

茜「ん?あぁ、それは私の能力の力で分かったんですよ」

武「能力?」

茜「はい、死にかけた時に可笑しいこと起きませんでした?」

 

俺はその時の出来事を思い出す

あんまり記憶ないけど

茜は俺が思い出している様をじっと見つめていた

 

武「そーいやなんか即死級のダメージ食らっても生きてたな」

茜「それが私の能力ですよ。まぁ簡単に言えば蘇生能力ですよ、そんな仰々しいものじゃ無いですが」

武「どういうこと?」

茜「うーん説明が難しいですが、要は1人指定した相手が死ぬぐらいのダメージを負っても、死なない。更に何かしらの理由で傷が治る」

 

アレ?それ承太郎の能力バリにチートじゃね?

 

茜「しかしこれは1人一回、つまりはもう能力がキレているお兄さんにはもう一度は出来ません」

武「そんなのいつ得たんだよ」

 

それを聞くと茜は悲しそうな顔になった

 

茜「聞きたいですか?知らない方が身の為ですが」

武「聞きたい、どうしても」

茜「……………仕方ありません話しますよ。お兄さんはあの時を覚えていますか?私達が幼い時に変な男に襲われた時を」

武「あぁ、覚えているぜ、あの変な事件だろ?」

茜「はい、実はあの男をあんなにボコボコにしたのは………………お分かりでしょう?」

 

そうかねやっぱりか、あれはまさかと思ったが

茜は答えが分かった俺に頷きそうですと言い

 

茜「あれをやったのはお兄さん、貴方です。それが私が能力がキッカケでした」

 

茜はそう言い話を始めた

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、中途半端ですいません
ここぐらいしか前後半に分けれなかったんです
すいません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第69話 武の能力

どうもジョースターです

今回は前が少し長過ぎたせいか少し短めです

と言ってもそんなに変わりませんが

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

武ロリコン改めシスコン認定

 

 

 

あの事件のことは嫌に鮮明に覚えています

私はその時はまだ、幼く考えが浅はかでした

そして、兄が意味にない暴力を振られているのを見て、つい出てしまった

それが正解だったのか、間違いだったのかは今でも分かりません

そして、私はあんなに言った癖に呆気なく殴られ体が宙を舞い私は意識が朦朧としていると急にドガアアアンと破壊音が何度も聞こえ男の悲鳴が響き渡った、私はその声で意識を完全に取り戻し目を疑うような光景を目にしました

 

武「殺す、よくも………………茜を…………」

男「待て、分かった辞めてくれ!」

武「まだ足りない。茜が受けた痛みはこれぐらいじゃない…………」

 

そこには、辺りにクレーターが幾つか出来ており、さっきまで無傷だった男が頭から血が流れ、腕や足があらぬ方向に曲がっていた

これでもう十分、それは明らかだったのに、兄は止まる気配が見えない

それどころか、どんどん激しさを増していく

自分の身体から傷が開き血が流れても止まらない

男は何度か気絶していたがそれでも兄は止まることなく殴り無理矢理意識を覚醒させていた

そして、しばらくしていると男は何度目かの気絶をして、兄はようやくやめた

そしてしばらく意識がないように棒立ちをしていた

しかしようやく我に帰ったのか周りを見渡していた

 

武「え?え?これって……………一体?誰が………」

茜「お、お兄ちゃん…………」

武「あ、茜大丈夫か!?」

 

私はその言葉に対し首を縦に振る

 

武「よ、よかっ……………た」

 

兄は安堵したような表情を浮かべ倒れた

しかし、血がダラダラと大量に流れている

私は倒れている兄の体を抱き上げた

 

茜「お兄ちゃん、ボロボロ。私が悪いんだ。私が弱いから、私の所為だ」

 

こうなったのは、もともと後ろにいた私の方を見ていて前が見えていなかったから

私が、何も出来なかったから

ただ見ることしかできなかったから、弱かったから

 

茜「強く、ならなきゃ、お兄ちゃんに守られてちゃダメだ、後ろに居たらいけないんだ。」

 

私はギュッと兄をさらに強く抱き締める

 

茜「私が、お兄ちゃんを………………いえ、お兄さんを守らないと!」

 

その時に不思議なことが起きた

私の中から力が溢れきた、不思議な力が私から兄に流れ込む

初めてのことなのに不思議と何が起きているのかがよく分かった

今では、兄に守られてばっかりだった

でも、これからは

 

茜「私が、ずっと、ずっと守ってあげますからね。大好きなお兄さん」

 

私はそれから兄を危ない目に合わせないようにしようと色々と努力した、まず自分を鍛え、兄が前みたいに襲われても私が解決できるぐらいにそして兄をしっかりいけないことや危ない事を注意した

まぁ、正直やり過ぎている気はしますが

兄も私を守ろうと必死に空手などをやり始めてるが正直私が兄を守っているからあまり意味は無い

ただ少し気になるのは兄が幼い女の子をよく観察するになってきた

嫌な予感がします、将来捕まらないことを願います(叶わぬ夢)

少々脱線しましたが、そうして私は今のようなことになりました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

茜「思い出しましたか。お兄さん」

武「す、少しだけ」

茜「全く、なんで私の嫌な予感が的中してしまいまったんですか。お陰で私のストレスを溜まっていく一方ですよ」

武「それについてはごめんなさい」

 

武は即座に土下座する

茜はそれを見て更に溜息をつく

 

茜「そんなに謝るならもうやめたらどうです?」

武「それは無理ですね」

茜「即答しないで下さい」

武「これが俺の生き甲斐なんです」

茜「もういやだ、なんでこんな兄になってですか」

 

武はさぁなと笑う

しばらくすると急に空間が裂け中から紫が出てきた

 

紫「いや〜〜ハデにやったわね〜〜武くーん、まさか土壇場で能力を発動させるなんて」

武「あれはもう奇跡か何かだわ」

紫「そうかしら?ただ貴方の能力、少し面白いわね。正直こんな特殊過ぎる能力は初めて見るわ」

武「え?そうなのか?どんな能力なんだ?」

 

紫はその言葉に首を傾げる

 

紫「あら?知らないの?」

武「うん、知らない」

紫「なら丁度いいわ教えてあげる」

武「お願いします」

 

紫はその言葉にウンウンと頷き

武の能力を告げた

 

紫「その前に少しさっきの言い方には間違えがあったわ。正確には能力が特殊じゃなくて能力の発動条件が特殊と言ったほうがいいわね」

武「発動条件?」

紫「えぇ、さてじゃあ能力を言うけど簡単に言えば『身体能力を底上げする能力』と言ったらいいかしら」

武「え?それだけ?」

紫「えぇ、能力自体はそれだけよ。これだけならそこそこ強いけど発動条件が凄いからね〜〜」

武「ど、どんな条件」

紫「うーん言いずらいわね〜〜えーと、貴方の守りたいというか思いが強いと発動するわ。さらに貴方が誰かを守りたいと思えば思うほど強くなる。と言っても多分MAXで上位の鬼の素の力と同じぐらいの力だけどね」

武「あれ?俺の弱くね?」

紫「まぁ〜〜人間で能力を得ている人も中では弱いわね、ダントツで」

 

紫はクスクスと笑う

対して武は絶望の表情を浮かべていた

承太郎はそんな武の肩に手を置いて、ドンマイと言っているような表情を浮かべていた

 

武「承太郎、ちょっと語り(殴り)合いしようか」

 

武は何故か、空手の構えをした

明らかに普通に話し合いをする気が見えない

 

承「嫌だ」

武「ほう、そんな強い能力を持っているのにか?」

承「俺の能力は強くは無い、決して」

武「煽ってるのか?」

承「いや、煽ってはいない。割とマジ」

 

武は少し黙りもういいわと言い構えをやめた

 

紫「しかし、珍しい能力ね、普通は能力っていうのは妖怪とかは妖怪によるけどある程度決まっているわ、例えば常闇の妖怪なら闇の能力、しかし人間の場合は自分の深層心理に反映して能力が発現するわ。普通はそれで自分が得をするような能力なのに、あなたと茜ちゃんの場合は他人を守ろうとする事で能力が発動する特殊系ね。茜ちゃんの能力は偶に見るけど、武くんの能力系は初めて見るわね」

 

紫はそういい扇子を開いた

 

武「へぇ〜〜そうーなんだーーー」

茜「心がこもっていないですね」

武「うんだってどうでもいいし」

紫「失礼な人ね、泣いちゃうわよ?」

 

紫はワザとらしく泣くフリをする

 

茜「私はお兄さんをそんな風に育てたつもりはありません」

武「お母さんか、お前は」

茜「実質保護者みたいなものですよ」

 

承太郎はそれにウンウンと頷く

武は肩をガックリ落とし、溜息を吐いた

 

武「妹に子供扱いされる兄って………………」

承「よっぽど頼りないか、妹がしっかりしすぎているかのどっちかだな」

武「願わくば、しっかりしすぎてる方で…………」

茜•紫•承「「「両方だな」」」

 

満場一致である

 

武「ウワアアアン、もう嫌だーーーー」

承「とうとう精神までイかれたか、元から頭はおかしいと思ったが」

 

承太郎は仕方がない武が元に戻るまで少し待つかと呆れ気味の呟き2人はそれに頷いた

 

しばらくお待ち下さい

 

 

 

 

武「俺はどーせダメなやつ、どーせダメな奴」

茜「兄が凹んでいるんですがどうしましょう」

 

どーも承太郎でーす

たった今武くんがやや病んでいるよ

武は三角座りで遠い目になってブツブツと呪文のようにつぶやいていた

 

茜「全く、今回は褒めてあげようと思ったのに」

武「その話詳しく教えてくれ」

茜「嫌です。貴方みたいなロリコンでシスコンでドMで変態でいっつも正義の番人さんにお世話になっているような人に言う言葉なんてありません」

武「あ、ありがとうございまアァァアアアアアす!」

承「もうダメだこの変態、手がつけられない」

 

真剣に病院に行かせたほうがいい気がしてきた

茜に連れていくようにしっかり言っとかないとな

まぁ焼け石に水な気がするが

 

茜「もう、本当にバカなんだから……………

武「ん?何か言ったか?」

承「とうとう幻聴まで聞こえるようになったか?」

武「ん?言ってなかったのか?じゃあ気の所為か、あの妖怪の後遺症でも残ったかな?」

承「俺が完全に治したんだ。後遺症など残らん」

武「それもそっか、そうだったな。じゃあ気の所為だな。ちょっと疲れてるわ、俺」

 

俺は茜が零した言葉を武が追求しようとしていたが俺が気の所為として茜の追求を止めた

 

紫「そうだったわ聞くの忘れていたけど。それで決まった?ここに残ろうかどうか」

武「うーん、親については、うん……………まぁ心配無いな」

承「心配しろよ」

武「いや、俺の両親は自由でな、自分で考えて行動するのがモットーでこう行った事も割とヒョイって通る。自分が決めたことについては一切文句は言わない主義の親だからな」

承「凄い親だな」

茜「それに海外に仕事に出て実質2人で暮らしているし、偶に顔出せば親も許してくれますね」

 

そう言えば、俺も一回だけしか会ったことないな、そのときは母親だけだったが、結構さっぱりして言いたいことはズバッと言う様な人だった

 

茜「全く親があんな感じだから兄もああなったと思うですよね〜〜親が止めることなく悪化し続けて…………あぁもういやだ、考えるのもキレそうだ」

承「俺の親よかマシ」

茜「そんなにですか?」

 

俺は茜から殺意がにじみ出て来たので強引に話題を変える

 

承「父は普通だが、母は肉じゃがの肉抜きに始まり、お茶が何故がうどんの出汁、プチプチを5時間以上やり続ける、洗濯物をしたら何故か洗濯機が大破などなど例を挙げたらキリがない」

茜「ウワァ…………」

 

自分で唯一の取り柄は優しくて包容力があることですって言うぐらいの酷さである

正直、姉が居なかったら魔窟と化してたと思う

 

紫「それで、どうするの武くん?」

武「そうだな〜〜」

 

武はこめかみに指を当てながら考える

紫はそれを意地悪そうな顔で見ている

 

紫「まぁ、まだあと数日あるし、今決めなくてもいいけど」

武「おい、なんて言うことを」

 

流石、紫えげつねぇ…………

 

紫「じゃあ私はそろそろ藍辺りが怒る時間なので帰るわね〜〜」

 

紫はそう言うとそそくさと隙間の中に入る

 

承「言いたいだけ言って帰りやがった」

武「だな」

承「さて、そろそろ夕食だ。準備するぞ」

武「あぁそうだ。その前に一つ礼を言わないとな」

承「礼?」

 

武は俺の質問に頷く

 

武「お前なんだろ?俺の身体を治したの、ほら能力が目覚める直前の」

承「何を言っているんだ?俺はお前が妖怪を倒した時に着いたんだぞ、その時には居ないぞ」

武「………………え?じゃあ誰が………」

 

武はそう呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所

そこには2人の男がいた

 

「珍しいな」

「何がだ?」

「お前が関係無い人を助けるとは」

「いや、決して無関係では無い。そうだろ?」

「へっ、それもそうだな。それでなんで助けたんだわざわざ能力まで使って傷を治すなんて」

「別に、ただ彼奴は今死ぬべきでは無い、そう思っただけだ」

「相変わらず、損得勘定だな〜〜お前は」

「いいだろ別に、ほらさっさと行くぞ」

「へいへい分かりました」

 

そう言い男はその場を去った

その周りには大量の妖怪の死体があった

彼らが承太郎達に会う日はそう遠く無い

 

To be continued ーーーーーーー>




さて、どうしよう
武達をこのまま幻想郷に残すべきか残さないべきか……………
まだ現状迷っている状態なんです
もし、居ない方がいいとか居た方がいいと言う意見などを下さればありがたいです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第70話 武の決断

どうもジョースターです

申し訳ありません
投稿し損ねました


武が思いの外人気で少々驚いています
後、武たちの件ご意見ありがとうございました
この場をお借りしてお礼します

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

史上最弱の能力者 武

 

 

次の日_______

 

 

武「うーーーん誰が俺を治してくれたのだろうかね〜〜」

 

武はそう言い畳に寝転がる

 

承「さぁな、下手に考えすぎるなよ?お前の脳じゃ処理落ちするぞ」

茜「そうですね」

霊「そうね、無理は辞めなさい」

 

ちゃぶ台に正座でピシッと座っている茜と対してダラっと肘をついている霊夢がこれでもかと追い討ちをかけてきた

 

武「俺って、そんな馬鹿だと思われてるの⁉︎俺の脳はそんな低スペックじゃねーよ!」

 

武はムクリっ起き上がりそう言った

 

武以外『ダウト』

 

武「( ゚д゚)」

 

武はそれを聞くと真っ白になって燃え尽きた

 

霊「全く、己の知能ぐらい理解しておきなさいよ」

武「グハッ」

承「辛辣だなぁ…………事実だけど」

武「ウボァ」

茜「流石に言い過ぎですよ。いくら無能な兄でも一応自分が馬鹿だって少しは理解していますよ」

武「ブロッハァ!」

承「うるさいぞ、武」

 

武は俺がそう言うとフラフラと立ち上がり

 

武「ちょっと、話しようか?」

 

武はそう言い右手を親指をクイッと外ぼ縁側の方を指した

話(物理)かよ

面倒だな、茜は…………傍観する気満々

霊夢は論外だし

 

承「そうだ。俺の生徒の運動会の写真が出来たんだ見るか?」

 

俺はそう言いながら亀から由紀ら幼女の写真を取り出した

 

武「見る」

 

今日の朝に射命丸に写真貰って良かった

面倒ごとを回避出来た

武は音速ぐらい出てるじゃないかと思うぐらい高速で写真をひったくった

 

武「フオオオオオオオオ!幼女だぁああ……………あ、溢れるぞ〜〜幼女パワーが俺から溢れ出るゥウウ!」

承「やっぱ渡さなかったら良かった気がしてきた」

 

武は訳のわからない動きをしながら幼女の写真のみを一心不乱に見ていた

 

 

武「やはり幼女は良い!生命の輝きを感じる!」

茜「ウワァ…………改めて見るとやばい奴ですね」

霊「今更それを言うの?」

 

 

 

 

 

少年幼女パワー補給中

 

 

 

 

 

承「そうだ。武」

武「ん?どうした?」

承「ちょっと確認したいことがある」

武「なんだよ?」

承「能力を使え、いや、発動だけで良いからしてみろ」

 

俺は武にそう言い武は渋々だが能力を発動しようと目をつぶった。

 

…………

 

…………………

 

……………………………

 

武「アレ?」

 

武から何か変化が見られなかった

武は首を傾げながら何度の目を開けてはつぶった

しかし

 

武「何でだ?なんで?能力が発動しない?」

承「やっぱり、発動すらしないのか」

武「どう言うことだよ?」

承「昨日紫に言われただろ?誰かを守りたいと言う、強い意志が無いと発動すらしないと」

武「つまり要は、いざという時しか使えないと?」

承「そうだな」

武「タダですらあまり強くないのにあんまりすぎやしませんかい?」

 

武はガクッと膝とついてそう言った

 

承「まぁ、無いよりはマシだろ」

武「いいよな、お前は超強い能力を持っていて」

承「俺の能力は決して強くない。()()()()強くしているだけだ」

武「どういうこったよ?」

ブ「はいはい〜そこからはこのブラッド•メモリーさんことブラッドが説明するよ〜〜」

茜「あっ、ブラッドさんどうも」

 

ブラッドはそう調子のいい声でそう言った

 

ブ「その前に………質問がありまーす」

霊「質問?」

ブ「うん、まずは、1つ。説明書がない中古のゲームソフトを買って、やったことがある?」

霊「私は出来るわけないわね」

茜「無いですね」

武「あるな」

ブ「じゃあこんな事なかった?説明書が無くてどうやって動けば良いのか分からないこと無かった?」

 

武はあーあるあるとそう言った

 

ブ「まぁ僕の能力はまさにそれ。()()()()()()()()()()

だからどうやれば能力を使い、動かせるのか分からない状態で1つ1つの能力に違いがあるから、そのスタンドの対応した動き方をしないといけないだよ。所詮は人の才能のコピーした()()だからね、いくら扱いやすくしているとはいえ、最初は暴発したり機能したかったりすることが多々あったよ」

 

ブラッドは懐かしむようにウンウンと頷く

 

ブ「承太郎は、師匠、潮田渚と修行中に大量の能力をやり方、使い方を覚え、今では全部とはいかないけど大半の能力を動かせるようになった、だからもし強いと思ったならそれは承太郎が陰でどれだけ努力しか分かっちゃうだね」

承「為に時止めとかもミスる時があるけどな、だから勝負ではあまり使いたくはない。失敗したら自分が危なくなるかもしれないからな」

霊「確かにいつも時止めしてボコれば良いと思っていたけど、そんな理由だったのね」

ブ「一応、承太郎を擁護しとくけど他人のスタンドを使うなんて相当難しい事だよ?君たちが思っている以上に、かなりの精神力を持たないと何百体とコピーした能力を暴走せずに使うことなんて不可能に近いことだよ」

 

まぁ正直精神力に至ってはあの幼少期に鍛えられた

使い方も、一番の要因は、あの本能のままに殺していった時の感覚を思い出して出来たからな

 

承「因みに補足だが、合成して作った能力は、俺の能力となるからスグに使えるからな」

霊「流石にそこは緩いわね」

 

そこも他人の能力と扱われたらもう雑魚能力だよ

 

武「お前って結構努力家だな」

承「そうでもしないと他の人に迷惑がかかる。俺は普通の人通りに過ごそうものならこうでもしないといつ、何処であの時みたいなことになるか分からんからな」

 

俺はハッとなる

しまった。ついあのことを言いかけた

不味い。絶対の追求される

 

茜「あの時?なんのことです?」

承「………………なんでもない」

武「なんだよ。それ」

 

やっぱり追求され始めた

どうする、どう誤魔化す?

そうだ。大雑把に言えば良いじゃね?

 

承「幼い時のちょっとな」

霊「人のトラウマを抉るのもなんだからやめましょう、この話」

茜「ですね」

 

よかった。追求が止まった

これで安心

 

武「そうだ。承太郎、後で良いからちょっと2人で話をして良いか?」

承「別に構わんが」

茜「……………霊夢さん」

 

茜が何かを察したかのように霊夢に呼びかけた

霊夢は霊夢で大体分かっているから、頷く

 

霊「えぇ私たちは邪魔のようね。ちょっと向こうに美味しいお菓子でもあるからそれを食べに行きましょ?」

茜「えぇそうですね」

 

2人はそう言い神社内へ入った

俺と武は2人で棒立ちしていた

 

 

承「まずは座るか」

武「あぁ」

 

俺はそう言い縁側に腰を下ろし

武のその後に腰を落とした

 

武「なぁ承太郎。お前って自分の能力に、自分自身に怖いって思ったことがあったりするか?」

承「あぁ、よく思うよ。自分は普通の人とは違う。自分は化け物だ、自分は人を殺すバケモノ。今でもそうよく思ってしまう」

武「そっか、お前でも怖いと思うだな…………………俺な、あの能力が今回の件で目覚めたときは嬉しかった、これで俺は足を引っ張るダメな奴じゃないそう思っていた。でもな、その能力が目覚めたキッカケが怒り、しかも明確な殺意で目覚めたと知った今では自分が怖いだ。もし、外の世界に戻ってもこの能力は発動条件さえ満たしてしまえば使えてしまう」

 

武は自分の両手を握ったり、開いたりしながらそう言っている

 

武「そして、また人を傷つけてしまう。いや、そんな生易しいもんじゃ無い。幼い時で半殺しだ、今やってしまったら間違いなく殺してしまう。たとえそれが憎い相手でも、どんな奴でも人を殺すのは間違えている。死んで当然のやつなんていない、そうだろ?」

承「……………………どうなんだろうな。それは人それぞれだ。」

武「それもそうだな。この話はまぁいいや。俺は元の世界に戻りたいと思う反面、彼処にもう俺の居場所は無いじゃないかという感じもする、例え戻ってもこの能力を知っている状態で元の生活に戻るなんて、俺には出来ない」

 

武は暗い表情で下を向きそう言った

 

承「…………………………お前な」

武「なんだ?」

承「まさか、その程度で悩んでいたのか?」

武「んだとッ!」

承「お前の能力は発動したら強いそれは認める。実際妖怪を倒しているしな、でもな俺の能力よりは圧倒的に弱い。俺は外の世界でこの能力を意のままに操る程ではなくてもある程度は制御できている。俺が出来てお前に出来ない訳がない。それにな、例え発動したとて俺よりはマシだ」

武「俺はお前みたいに天才じゃないんだ!出来るわけがッ!」

 

俺はその言葉を言い切る前に武の顔面を思いっきり殴った

 

武「ッッ……何しやがる!」

 

武は身体が数メートル飛ばされ、フラフラと立ち上がった

 

承「俺が天才?バカ言うな俺はただの、馬鹿だ。それにな今『出来ない』と言ったな?」

武「だからどうしたんだよ!」

 

武は俺の胸ぐらを掴む

俺はその手をそっと外した

 

承「どうしても出来ないだな?」

武「それは、やってみないとわからない」

承「やってもねーのになんで出来ないって決めつけてんだよ。そう思っている限りは絶対に出来ないな」

武「………………その通りだな。ワリィ迷惑かけた」

 

武はそう言い縁側に腰掛けた

俺もその後に腰かけた

 

承「さっきあーだこーだ言ったが、このことを省いてもここに残るならそれでも良い俺はお前の選択に尊重する。その代わり悔いの無い選択をしろ」

武「あぁ、分かった。話を聞いてくれてありがとうな」

 

武はそう言い神社内に入っていった…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

鳥居の下で武と紫は二人きりで話をしていた

 

紫「で?決まったの?」

武「あぁ、決まったよ」

紫「そう。で?如何するの?ここに残るの?帰るの?」

武「俺は……………にする」

紫「良いのそれで?後悔はない?」

武「あぁ、ない」

 

 

 

 

 

 

 

-----------

 

------------------

 

 

 

 

 

承「で?どうしたって?」

武「ん?あー教えねー」

 

俺は武に結果を聞いたが頑なに言ってくれない

まぁどうせすぐ分かるけどな

 

承「いやどうせすぐ変わるからな?」

武「その時まで待ってろ」

承「テメーな、まぁいい俺は人里行くから、もし帰るならじゃあな」

武「おう!またな」

 

それ答え言っているようなものだが、まぁいい

帰るのか、まぁそうなりだろうな

逆に帰った方が良かった。これが1番あいつ達の為になるんだ

 

霊「良かったの?」

承「あぁ、これで良い。あいつらの為だ」

霊「ふーん、でもまぁ………………」

 

霊夢はそう言うと途中で止まった

 

承「どうした?」

霊「なんでも無いわ」

承「いや、いま明らかに」

霊「な ん で も な い わ!!」

 

霊夢はそう血相を変えて言ってきた

俺はその迫力に負け下がった

そのままそそくさと人里に行った

 

 

 

 

 

 

その日の夜

 

 

承「ただいま」

霊「おかえり〜〜」

茜「おかえりなさいませ」

武「おっかえーり」

承「ただいま…………………ん?」

 

俺は人里から帰ると武、茜、霊夢が三人ともゴロゴロしていた

 

武「どうかしたか?」

承「え?帰らなくて良いのか?時間的に」

茜「え?」

武「なんか、勘違いしているな?」

承「え?どういうこったよ」

 

俺がそういうと武と茜はゆっくりと立ち上がり

 

武「俺たちここに残ることにしたよ。だから今日から改めてよろしくな!」

茜「不束者ですがどうかよろしくお願いします」

 

武はニヤリと笑い右手をサムズアップ

茜はぺこりと礼をした

 

承「は、はぁああああああ?」

武「どうしただよ?」

承「いやお前らまじて言ってんのか?」

武「うん、しっかり考えてここに残ることにしたんだよ。やっぱここにいた方が楽しいしな」

茜「私は監視人なので………」

 

いや確かに自由って言ったけどな

理由、理由が楽しいからって

 

承「まぁいいや」

霊「じゃあ改めて承太郎、言ってちょうだい」

承「あぁ」

 

俺は一旦間を置いて

 

承「ようこそ、幻想郷へ!」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




武も武なりには苦悩して結果、残る事を選びました

武はあぁ見えていざという時は結構真面目なんですよ
あぁみえて

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回のお楽しみに〜〜〜


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第71話 誕生日?親に祝ってもらう日だろ?

どうもジョースターです

今回は誕生日ネタです

皆さんは自分の誕生日はどのようにお過ごしでしょうか?
僕?いつも通りのボッチですよ

では、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

武&茜、げんそうぐらし開始

 

 

武たちがここに住むことになってから数週間が流れ

季節の夏から秋へと変わっていった

そんなある日のことである

 

承「じゃあいつも通り仕事で出掛ける」

武「いってら」

霊「しゃーい」

茜「行ってらっしゃいませ」

 

なんでまともな返事が一人しか返ってこないんだよ

承太郎はそう思いつつも黙って人里へ向かった

 

武「あー暇だーー」

茜「働いたらどうです?」

武「俺は面倒が嫌いなんだ」

 

武は無駄にキメ顔でそういった

 

霊「あーその気持ち分かるわーー」

茜「あなた達ね………」

 

茜はそこで深い溜め息をついた

武「それによーー今、絶賛秋なんだぜ?こんなゴロゴロしやすい季節はない…………ん?」

 

武はそこで口が止まる

 

武「今って、9月だよな?」

霊「えぇそうね。9月18日ね」

 

武はそれを聞いてしばらく思考をする

そしてしばらく経った後

 

武「あっ、今日承太郎の誕生日だ」

霊「あっそうだったの?」

茜「そう言えばそう言っていましたね」

武「じゃあなんかサプライズパーティかなんかしようぜ」

 

霊夢はそれを聞いて首を傾げる

 

霊「さぷらいず?」

茜「えーとなんと言うか簡単に言えばドッキリみたいなもんですよ」

霊「要は宴会を承太郎に内緒で用意して、承太郎を驚かそうって言うこと?」

武「そういうこった」

霊「それは面白そうだけど、ここにそんな金があるとでも?」

 

瞬間、3人とも思い出す

ここの財政は全て承太郎が賄っていることをというわけで、今此処にあるのは必要最低限のお金だけである

そんなお金では宴会など開けれるはずがない

 

武「ヤベー忘れてたここにいつ連中じゃ、金の期待ができないってことが」

茜「かといって、承太郎さんに頼もうにもバレちゃ意味ないし、他の人も結局承太郎さんが払う羽目にあるから駄目だし」

霊「無理ね」

???「あら?諦めるにはまだ早いじゃないの?」

 

その声が聞こえるとスキマが開きニュッと紫が出てきた

 

紫「貴方達がこうなると予想がついていたから」

そう言うと紫は隙間から身を引いた

その直後にとある少女達が出てきた

 

レ「私達が手伝ってあげるわ」

 

レミリアのと言うよりは紅魔館組が出てきた

 

紫「いろんな人に声をかけておいたわよ」

魔「私も手伝うぜ!」

霊「助かるわ」

武「これで承太郎を驚かせるぞ!」

茜(なんでここまでお兄ちゃんは必死に承太郎さんの誕生日を祝おうとしているでしょうか、前なら絶対にしないはずなのに)

 

茜はそう思ったが、敢えて口に出せず黙っていた

 

武「さてと、その前に…………」

 

武はくるりとレミリアの方を見る

レミリアはヒッと小さな悲鳴をあげた

無理もない

あんなことをしたら誰でもそうなる

 

武「幼女成分補充だァアアアアアアアア」

レ「イヤァアアアアア」

武「さぁ、レミリアちゃん俺の胸にダイブしてくれ!お願い致します!」

 

武はそう言いつつ逆に思いっきりレミリアの胸にダイブしようと飛び込んでいた

まぁそんなことしたら、賢明な読者ならこの後に展開大体分かるであろう

 

茜「犯罪ですよ?それは」

武「ちょ、や、ヤメロォオオオシニタクナーーーーイ」

 

ドゴンと石が割れる音を出しながら、武の腕を持ちそのまま綺麗な一本背負いで茜は武を石畳にメリこました

 

武「ワガヨウジョ魂ハコノテイドデハシナヌ………………ガクッ」

レ「これは、変態がいなくなった方で喜べばいいの?人間が武をあんな状態にする茜ちゃんに恐怖すればいいの?」

咲「それ以上は考えないほうがいいですよ?お嬢様」

レ「そっ、そうね」

 

レミリアはやや強引に喜ぶ方に結論付けた

そして、一旦レミリア達と紫は用意をする為に一旦帰って行った

茜は武を外に邪魔にならない場所に投げ捨てるように放り投げた

茜も十分化け物じみている気がしているとか言わない

正論だから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は------

 

ブ「ねぇねぇ、承太郎」

承「どうかしたか?」

 

承太郎は午前の授業を終わらせ、職員室で休憩している時にブラッドはひょっこり出てきた

 

ブ「そういえば今日は承太郎の誕生日だったね」

承「………………………そうだったな、忘れてた。」

ブ「これは酷い」

承「仕方ねーだろ。祝ってくれる人が居なかったし、まともにそれらしいの両手で数えられるぐらいだし」

ブ「まぁ師匠達との暮らしは誕生日が分からなかったってのもあるけどね」

 

そう、彼こと承太郎は、思ったよりボッチ期間が長かった故に、クリスマスなどはともかく、人によって日にちが違う誕生日にパーティやら、何かをするということを全くしなかったのである

 

 

慧「承太郎〜〜少しいいかーー」

承「どうした?」

 

承太郎がくつろいでいると、慧音が声をかけて来た

承太郎が慧音の所に行くと慧音は、紙袋を承太郎の前に出して来た

彼は少したじろいだが紙袋を受け取った

 

承「これなんだ?」

慧「た、誕生日プレゼントだ。受け取れ、今日だろ誕生日」

承「なんで知っているんだ?」

慧「お前がここに働く時に一応書類に色々と書かせただろ。名前とか年齢とか色々」

承「あぁあったな、その時か」

 

承太郎はやや投げやる気味にそう言った

 

慧「まぁ中身はあまり期待するな」

承「なになに………………」

 

承太郎は丁寧に紙袋を開く

中には本が入っていた

 

承「えーーーと誰でも分かる算数…………………はい?」

慧「え?ちょ、ちょっと待て。見せろ」

 

慧音はそう言い承太郎の手から本をひったくる

そして表紙を見るなり顔が真っ赤になって来た

 

慧「あああアアアアア間違えたぁああ」

承「お、落ち着け!」

 

承太郎は慧音に一発頭突きを慧音は正気に戻った

 

慧「すまん間違えたちょっと待っててくれ」

承「分かった」

 

慧音はそう言いダッシュで自分の机に戻った

 

 

ーーーー数秒後ーーーー

 

 

慧「すまないコッチだ」

承「お、おう」

 

慧音はやや息を切らせ肩を上下にしていた

お疲れ様です

俺は慧音から茶色の紙袋をもらい、開け中身を取り出した

 

承「手袋?」

 

中には綺麗に編まれてた手袋が入っていた

見た目からして、自分で編んだのか?

 

慧「そうだ、もうそろそろ寒くなるからな。付けておけ」

承「ありがとう。大切にする」

慧「それは良かった」

承「これ、手織りか?」

慧「そうだが…………何かへ、変なところとか無いよな?」

承「いや、ない。むしろとても上手だ、外の世界でも普通に売れるぐらいだ」

 

慧音はそれを聞くとそうかと言い

時間も時間なのでそのまま授業がある教室に行った

俺は手袋を亀に入れて、教室に向かった

その後、授業を終えた後にチルノ達から色々と誕生日プレゼントを貰った

というかどっからその情報聞いたんだよ、俺一切言ってない筈だぞ

プレゼントの内容?

案の定とんでもないもの渡されたよ

チルノは氷人形(やや溶け気味)大妖精とリグルは二人で金を出し合った普通なハンカチ。ミスティアはいつか奢るって言われた

ルーミア?渡されたものが真っ黒で何も見えなかったよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、武たちは

 

武「さて、ある程度用意は終わった。あとはプレゼントだな」

 

宴会の用意を終わらせ武達は承太郎に何をプレゼントすればいいか考えていた

 

茜「何を渡せばいいでしょうか?」

霊「あんたならなんか知っているじゃ無いの?武」

武「いや、前に聞いたんだが特に無いって言われた」

霊「じゃあ前に何貰ったとかあるでしょ?」

武「それも聞いたな」

茜「なんて言っていましたか?」

 

武は言うのを躊躇っていたが少し間を置き言った

 

武「刀」

 

 

…………………

 

……………………………

 

霊「はい?」

武「いやだから、刀」

霊「だけ?」

武「だけ」

霊「な、なんの情報にもならないじゃ無いのォッぉぉぉおおおおおおおお!!武の役立たず!」

武「知らねーよ!俺に言われても!というかあいつ、どんな少年時代過ごしたんだよ!」

茜「落ち着いてください!まだ詰んだわけじゃ無いんですよ!他になにか良い案が」

 

大声で叫んでいる霊夢と武を必死に茜が止め、別の案を考えていた

 

武「まず、誕生日プレゼントから一旦離れよう。

あいつが何が欲しいか考えてみよう」

茜「そうですね。意外なところから案が出るかもしれませんしね」

霊「あいつがハマっているものとかは?」

武「ゲーム」

茜「…………………無理ですね」

霊「分かってたわよ」

武「なんであいつは、欲しいものが今手に入りにくいものばっかかな!」

 

武はそう叫び天を仰いだ

もうここまでくると承太郎に非があるように思えてきた

 

霊「た、食べ物!好きな食べ物は⁉︎」

武「あいつはなんでも食べるし、好きな食べ物はあんま無いって言ってた」

霊「好き嫌いが無さすぎるせいで!」

 

普段じゃ、褒められることすら愚痴に変わる

 

霊「全く、承太郎の趣味が変なのばっかだからこうなるだわ!」

武「そうだな、その通りだぜ!承太郎が変なだけなんだ!」

霊「そうよ!あいつは…………」

 

茜「打つ手無くなって、承太郎さんをディスるようになって来た」

 

霊夢と武から少し離れている茜はやや呆れ気味に溜息をつく

少しした後に茜の隣に隙間が空いた

 

紫「何この状態」

茜「カクカクシカジカです」

紫「いや、分からないからね?しっかり説明して頂戴」

茜「分かりました」

 

茜は若干混沌(カオス)なりつつある。

今、この現状を紫に説明した

 

 

 

 

茜「という訳ですよ」

紫「成る程ね。確かに承太郎のプレゼントは考えるは難しいわね。まぁ彼ならよっぽどなやつじゃなければ、なんでも喜んでくれるわよ……………多分

茜「今小さな声で多分って言った気がするんですが」

紫「空耳よ」

茜「そ、そうですか」

紫「そんなことより早くしないと承太郎が帰って来ちゃうわよ?もう私が運んであげるから早くしなさい」

茜「はい、分かりました」

 

茜はそう言い愚痴をひたすら言っている2人の前に行った

 

茜「いつまで愚痴を言っているんですか?二人とも」

武「あっ只今終わりました」

茜「じゃあ、早く買いに行きますよ」

武「え?早くね?」

茜「時間が無いのですよ?分かっていますか?取り敢えず良さそうなものを探してください」

 

そう言い武を引きずるように紫の隙間の前まで引きずり、中に投げ込んだ

そしてそのまま茜はゆっくり入って行った、そして後を追うように霊夢が入って行った

 

 

 

 

 

そして数時間後

 

いよいよ、承太郎の誕生日の宴会が始まった

果たして3人は無事プレゼントを買えているのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




誕生日でプレゼントなんて、親ぐらいしか貰ったことない
貰っている人は羨ましいです

後、承太郎は変な趣味持ちじゃ無いですよ?
昔はそれぐらいしか欲しいのなかっただけですよ?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第72話 誕生日プレゼントってなかなか決まらない

どうもジョースターです

最近Fateにはまっているのですが
アニメ出ましたね。好きなキャラが出るので楽しみです
因みに1番好きなのはイスカンダルです
FGOでは持ってないけど
というか星5なんてドレイクさんしかいないよ
水着きよひー10連で1度に2回出た時はリアクションに困った

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

誰でも分かる算数

 

 

夕刻

さて、宴会が始まる少し前から話を始めよう

まず、承太郎が博麗神社に帰宅した

 

承「ただいまーーってどうしたお前ら?」

茜「いえ、何も?」

承「いや、明らかに神妙な表情しているだが、後茜、その返り血はなんだよ………………と言うか武は何処n」

霊「知らないわ」

承「お、おう」

 

霊夢は承太郎が言い終わる前にそう返事した

なぜ、武が居なく、こんな状況な理由を説明しよう

 

 

 

 

時は少し前になる

3人はちゃぶ台を囲み座り、承太郎のプレゼントを考えていた

 

霊「結局見に行ったけど無かったわね、良さそうなの」

武「どうする?承太郎のプレゼント」

霊「もういっそのこと、渡さなくてよくない?」

茜「流石にそれは、極論過ぎますよ」

武「そうだ、アレならいけるかも。でもいけるかな?」

霊「何よ?いい案でも思いついたの?」

 

武はそう聞かれるとあぁと答え立ち上がった

 

武「間に合うかな?まぁいいや!助けてゆかりーーん」

紫「呼んだかしら〜〜〜」

武「あぁちょっとお願いがあるんだ」

紫「いいわよ、早くしましょ、場所は分かっているわ」

武「ありがとう、2人との俺はちょっと出掛けるから後は任せた!」

 

そう言い武は紫が出した隙間の中に飛び込んだ

 

霊「行っちゃった」

茜「一応私達の自分からのプレゼントを考えましょう」

霊「私は……………駄目だわ。なんも浮かないない」

茜「私は……………そうだ!間に合うかな?走っていける距離にあったから………………これにしよう!」

 

茜はそう言い外に出た

霊夢は1人残されていた

 

霊「何も浮かばない、どうしよう」

 

 

 

数分後

 

 

 

茜「ただいまです」

霊「何があったの!」

 

霊夢が帰って来た茜を見ると綺麗な花束を持っている茜がいた

服が所々赤くなっているけど

茜の服は青色を基調とした和服だったのだが、所々赤黒く染まっていた

 

茜「あぁこれは………………」

 

 

 

 

 

少し時間は戻る

 

茜「あった!これを摘んで花束風にすれば」

 

茜はそう言い小さな花畑に着き花をセコセコと摘んでいた

そしてある程度摘み終わり帰ろうとした時

 

妖怪「ヒャッハーー人間の女ダァ!」

茜「きゃっ!」

 

下級妖怪が5体ぐらい飛びかかって来た

茜はそれに驚き折角摘んだ花束を落としてしまった

 

茜「ジャマデスネェ」

 

そう言った瞬間、一番前に居た妖怪が急に消えた

 

まさに刹那!

 

一瞬の出来事だった

妖怪は茜に頭を鷲掴みにされ思いっきり地面に叩きつけられていた

他の妖怪はそれを見て逃げ惑う

しかし、怒れる少女は逃さなかった

全員捕まえ片っ端から岩盤浴の刑に処した

その時の妖怪から出た血を浴びて、あぁなった

しかし、その時の表情は満面の笑みかつ目が冷酷な目をしていて

たまたま見た、全く関係の無い3人の妖精を恐怖させた

後にその妖精達は口を揃えて語る

 

「空条 承太郎より、恐ろしい女だったと」

 

 

 

 

 

 

茜「という事があったんですよ」

霊「あんた人外かなんかじゃ無いの?」

茜「普通の女子中学生ですよ、私は」

霊「いや、普通の女子中学生は妖怪を瞬殺しないわよ。その数だと私レベルでも結構キツイことわよ」

 

結論、茜は化け物である

 

茜「そうなんですか?」

霊「えぇそうよ」

茜「へぇ〜〜まぁそこのことは置いといて兄はまだ帰っていませんか?」

 

霊夢はそのことを聞き首を横に振る

茜はそうですかと言い摘んできた花を綺麗に纏め花束を作っていた

そうしていると外から足音が聞こえて来た霊夢はそれを聞いた瞬間顔が真っ青のなった

 

霊「不味いわね。承太郎が帰って来た」

茜「え!?早く無いですか?」

霊「確かに今日は早い方ね。とりあえずその花束は出来たなら何処か適当な場所に隠しなさい」

茜「はい」

 

茜はそういいタンスの中に隠した

花をそんな所に隠していいのかとか言わない

 

霊「武は、うまいことごまかしましょう」

茜「了解です」

 

 

そして、今に至る

 

 

 

 

 

 

 

 

霊(不味い、一向に武が帰ってこないわ、このままだと不味いわ)ヒソヒソ

茜(そうですね。全く何やっているだ、あのクソ兄貴)ヒソヒソ

 

承「?」

 

承太郎は霊夢と茜がヒソヒソ話をしているのに疑問を浮かべていた

 

承「どうかしたのか?」

霊「何言ってのよ?バカじゃ無いなの?何も困ってないわよ」

承「さりげなく、どストレートに悪口言うなよ」

霊「なんのことかしら?」

承「まぁいいや、さてと」

 

承太郎はそう言いさっき茜が花束をしまったタンスに近付いた

 

霊「ちょ、何してんのよ!」

承「いや、ここに俺の着替えとか入れてるし………」

霊(しまったーーー!そうだった、どうしよう。このままじゃ絶対にバレるわ!)

茜(不味い。どうすれば!………………………そうだ!)

 

承太郎が今まさに茜が入れた段の取っ手に手をかけた時

 

茜「あーーーーーー!しまったーーーーー!」

承「どうした急に!?」

茜「そこに誤って私の下着入れてました!見ないで下さい!」

 

茜はやや演技ががった言い方で承太郎のタンスを指差した

 

霊(ナイスよ茜ちゃん!これならあのお人好しの承太郎なら絶対に開けないはず!勝ったわ!)

 

そう思い霊夢は心の中でガッツポーズをした

 

承「ん?あーー〜そうなのかじゃあいいや。後で元に戻しとけよ」

 

承太郎はそう言い、取手から手を離す

 

茜「申し訳ありません承太郎さん」

承「いいよいいよ、気にするな。人間誰しも間違いはあるからな」

茜「そう言って貰えると嬉しいです」

承「そうか、じゃあ俺は奥の部屋でやることがあるから」

 

そう言い承太郎は奥の部屋に入っていった

 

………

………………

 

 

 

霊•茜「「フーーーー良かったーーー」」

 

そう小さな声で言い地べたにへたり込んだ

 

霊「茜ちゃんよくやったあんな手思い付いたわね、流石?ね」

茜「いえ、愚兄に偶にやられた手を使ったまでですよ」

霊「あいつ悪知恵だけは働くのね」

茜「あんな案を思いつくならそれを勉強などにして欲しいものです」

 

それをしないからこそ武である

そこに痺れもしないし憧れもしない

 

霊「それにしても遅いわね」

茜「そうですね」

 

そう言った矢先、その数十秒後に隙間が開き武がベシャと音を立て落ちて来た

 

霊「生きてる?」

茜「死んでるかも」

武「タケシイキテル」

 

やや言語が片言になっているがふらふらと武は立ち上がった

一体何があったのだろうか

 

武「死にかけたがまぁとりあえず、上手くいった」

茜「何をですか?」

霊「というか死にかけた?」

武「まぁそれはお楽しみだ」

 

武はそう言い汚れを落とし、縁側に座った

 

武「で?用意はいいな?」

霊「えぇ後は紫とレミリア達待ちね」

武「OK、了解した」

茜「多分そろそろ紫さんが来そうですね」

武「おいおい、幾ら何でも早過ぎるだろ、まだ6時30分だぜ?」

 

武はそう言い時計を指差した

 

紫「はーーいお待た〜〜s」

 

紫は隙間から出て上半身を乗り出そうとした時武は時計を指差していた指に目がプスリと刺さった

 

紫「目が、目ガァアアアアアッ!」

 

紫はそう言いながら隙間から転げ落ち

ゴロゴロと手で目を押さえながら転がった

 

霊「馬鹿じゃないの?」

武「おい、大丈夫か。紫、ゆかりーーーーーん!」

茜「誰が某ダンボールによく入る傭兵しろと言いました?」

 

 

数分後

 

 

紫「思ったより深く刺さったわ。痛い」

武「申し訳ありませんでした」

紫「大丈夫、気にしないで、それと用意ができたからそろそろ承太郎には後で行ってもらうから、あなた達は紅魔館で待っていなさい」

 

そう言い紫は隙間を広げた

 

茜「分かりました」

 

そう言い3人はスキマの中に入った

 

 

 

一方承太郎は

 

 

承「……………これがこうでこうして、駄目だ、これだとちょっと難しすぎる。かと言ってこうしてしまえば簡単になるし…………」

 

寺子屋のテストの用意に忙しかった

 

承「いや、待てよ。ここにこの解き方の問題を入れれば……………おっ丁度良い問題はできた」

 

そう言い承太郎は満足気味に次の問題製作に移った

問題は解くより作る方が難しい

その為承太郎はやや苦戦していた

しかし、何かキッカケを得てからはサクサクと進めていった

 

承「これで終わりと…………」

 

承太郎はそういい、ペンを机の上に置いた

 

承「にしても外からの音が急に静かになったな、寝てるのか?」

 

承太郎はそういい外を確認しようと

縁側へと通じる襖に手をかけた瞬間

 

承「ゑ?ちょ、なんでっ!」

 

承太郎は急に来た謎の浮遊感に襲われ

下を見ていると承太郎の足元に隙間が出来ていた

後は、重力に従い

落ちていった

 

承「俺が何をした……………」

 

承太郎はやや呆れ気味に目玉がたくさんある不気味な空間を落ちながら一人呟いた

そして下に出口らしきものが見えた

 

承「よっと」

 

承太郎は綺麗に着地してどこに飛ばれたか確認するために周りを見ようとした

 

パンパンパーン

 

承「な、なんじゃぁ!?」

 

承太郎は急にクラッカーを鳴らされ

やや古い口調になった

 

 

霊「た、誕生日」

魔「おめでとう…………だぜ!」

承「へ?あ、うん。ありがとう」

武「なーに不思議そうな顔してんだよ!」

 

武はそう言いながら承太郎を指差した

 

承「いや、予想外すぎて。というか誕生日ってこんなのなのか?」

武「やっぱお前って変な所抜けてるよな」

承「あ"?どういうことだ?」

武「まんまの意味だよ」

 

承太郎は笑顔で拳を出そうとしたが、一応祝われているので抑えることにした

 

魔「まぁ落ち着けお前ら。さてそろそろじゃあまずはみんなからのプレゼントを渡すぜ」

 

魔理沙はそう言い、承太郎に似ている可愛らしい人形を渡して来た

 

承「人形?」

魔「わ、私はこういうのあんま上手くないけど、受け取ってくれるか?」

承「あぁありがとう。結構上手いぞ」

魔「そいつは良かったぜ!」

 

魔理沙はやや満足気味に後ろに下がった

 

霊「私からは………………お守りよ。感謝しなさい、巫女様のありがたい。お守りよ」

承「偉い上から目線だな、いつものことだが」

霊「うっさい!とりあえずはい。これ持っとけ!」

 

霊夢は渡すというか投げるようにお守りを渡した

 

茜「私からは花束です」

承「自分で積んで来たのか?」

茜「よく分かりましたね」

承「花弁はいくつか散っているから予想がついた。わざわざありがとうな」

茜「いえ!この茜、承太郎さんに満足頂けて光栄です!」

 

茜はやや興奮気味になってそう言い花束を渡した

その後も様々なものを様々な人から承太郎は貰った

中にはとんでもないものを渡して来た人もいたが

そして最後に武の番になった

 

武「俺はな、まだプレゼントは渡せねー」

承「なんかあったのか?」

武「いや、正確にはこう言った方がいいな、今からプレゼントを作ります。射命丸さんお願い致します」

 

武はそう言うと後ろから射命丸が出て来た

 

武「俺のプレゼントは思い出だ」

承「そういうことかよ」

武「そっ、俺は思い出といったけど流石に形がないから記録をなっと思って、射命丸さんにお願いしに行っただよ…………………ちょっと見回りの子に襲われたけど、まぁなんやかんやあってお願い出来たということだ」

文「私自身にもメリットがありますからね」

 

絶対に新聞に載せる気だろと承太郎はツッコミたかったが黙っておくことにした

そして、最初は今ここでいる人全員で集合写真を撮ることにした

 

文「それじゃーー撮りますよーーはい、チーズ」

 

承「ありがとうな、みんな」

 

パシャりとシャッターが切られ

写真を撮り終わり、パーティを始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「ゴフッ!」

レ「承太郎が倒れたわ!というか承太郎が死んだ!」

咲「このひとでなし!」

 

何故かフランが作った料理は混じっており承太郎が犠牲になった

 

To be continued ーーーーーーー> ?

 

 

 

 

 




最後に盛大にぶち壊していくスタンス
それがジョースターです

あ、因みに茜ちゃんはマジで色々と可笑しいです
だってこの子、能力なんて使わなくても下級妖怪を蹂躙できます
というか、接近戦なら承太郎ですら勝てません
多分、戦わない(というか戦わせない)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第73話 先生って思ったより難しい

そうもジョースターです

最近暑いですね
熱中症には気をつけて下さい
こまめな水分補給は大事なので
(実際にそれを怠って軽めの熱中症になったジョースター)

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎が死んだ!この人でなし!

 

 

承太郎の誕生日からしばらく経ったある日

 

承「釣り?」

武「そう、釣りだよ。どっかに川とかねぇ?」

承「うーむ、あるにはあるが一歩間違えたら死ぬぞ?」

武「ちょっと待て色々可笑しい、死ぬっておい。なんでただの釣りに命がかかるんだよ」

承「そんなこと言われてもな、基本川がある場所は妖怪が出るかもしれないぞ」

 

俺はそう言うと武はうなだれる

いや、待てよ。あそこなら許可さえ得ればいけるかな?

 

武「じゃあ無理かよ、くそやりたかったのにな」

承「よくよく考えれば行けそうな場所あった」

武「マジで?」

承「あぁだが正直面倒」

武「何処?」

承「妖怪の山」

 

武はそれを聞いて固まる

 

武「やっぱ辞めとくわ…………」

 

なんかトラウマでもあんのかね(←ある意味そのトラウマを作る要因となった人)

 

承「む?そうか」

武「焼き芋でも作ろう」

承「芋ねーだろ」

武「…………買って来るか」

茜「あのすいません、ありますけど」

 

なんであるんだよ

茜はいつの間に用意してあった5個のさつまいもを持ちながらそう言った

 

武「さすが我が愛しの妹よ!」

茜「さて、落ち葉を拾ってこないと」

 

まぁスルーするよね

茜は武の発言を聞いていないかのように綺麗なスルーをした

 

霊「あら?焼き芋?良いわね、私のぶんもある?」

茜「勿論ですよ。これで4個…………後1個どうしましょう」

紫「余るならいただいてよろしいかしら?茜ちゃん」

茜「えぇ勿論良いですよ」

 

茜はそう言いながら近くにある落ち葉を集めている

しかしそれでも少し足りなかった

足りない分は俺が近くの場所から取ってきました

 

武「なぁこれどうやって火つけるんだ?」

茜「そういえば」

承「俺の出番だな」

 

俺はそう言い。炎を操るスタンド『マジシャンズレッド』を出した

 

霊「あんた、それかなり強い能力でしょ?こんな扱いして良いものなの?」

承「大丈夫。元の持ち主も同じような使い方してた時あると思うから」

 

実際、スタープラチナなんて最初はものを掻っ攫う事ばっかしてたからな

まぁ兎に角

さつまいもをアルミホイルで包んで落ち葉を被せる

そして落ち葉を小さい炎で火をつけて燃えすぎない程度な状態にして

待つこと数分

その間に茜に気になったことを質問した

 

承「なぁ茜。この芋って何処から出て来たんだ?」

茜「あぁこれは前に少し散歩していたら、なんか秋の神様?みたいな姉妹にあって何故か貰いました」

紫「秋の神?あぁあの子達ね。今、割と存在感が無いから少しでも印象を持って貰おうとしたんじゃないかしら?」

 

神なのに陰が薄いってそんなことあるのか?

 

紫「えぇ割とあるわ。というかあってはならないだけど。陰が薄い=信仰心が少ない=消滅してしまう可能性もあるわ。まぁ2人はそうは言ってもそこそこあるからまだ消滅せずにはいられているけどね」

武「へぇ〜〜神様も大変だねぇ〜〜」

紫「意外と大変なのよ?まぁでもここの神社の神様は一体何かは全く分からないけど」

霊「いちいち調べるの面倒だし、知らなくてもそれっぽいこと言っとけば参拝者は来るわ」

 

しかし、来ていないのが現状である

 

霊「消される覚悟はあるかしら?」

 

霊夢は明らかに殺る側の目になり

針とお札を構えてそう言った

 

承「芋出来たぞ」

霊「あら?そう早く食べましょ」

 

さすが霊夢

躊躇いがない

 

武「えーとはい、茜、紫さん、霊夢ちゃん、承太郎」

 

武はそう言いながら順に芋を渡していった

何故か俺のだけは焦げているというか少し燃えていた

悪意あんだろお前

 

武「良かったな承太郎燃えてるじゃん」

承「嬉しくねーです」

 

その後も和気藹々と5人で焼き芋を食べていた

しかし俺は少し気になることがあったから久城兄妹に聞いてみた

 

承「なぁ2人とも」

武「なんじゃ?」

茜「何でしょうか?」

承「お前ら、働かないのか?」

 

……………

 

………………………

 

アレ?

何この静寂

2人とも顔が茜に至ってはもうこんなクソ兄貴と同じニートだったとは!?見たな顔してるんですが………

というか焼き芋落としているぞ

 

武「え?働かないいけねぇか?」

茜「私としたことがそこを失念していたとは」

霊「働く意味ある?」

 

なんというか、お前らなぁ…………

 

武「働くか、まぁぶっちゃけ暇だったしやってみるかね」

茜「働きます。何が何でも」

 

ダラけた表情で言う武と目がガチの茜

というかどれだけ茜は武と同じ立場は嫌なんだよ

 

茜「兄と同じ立場にいるぐらいなら。色んなものを捨ててでも上に立ちますよ」

承「割とえげつねぇことを」

武「本当に大事なものを捨てちゃダメだからな。体売るとか、ダメだからな」

茜「もちろんですよ」

 

流石に必要最低のことはガードが固い

まぁ茜はそうなる前に解決しそう

 

承「とりあえず人里行ってみる?」

 

俺は2人に提案する

2人は即座にお願い致しますと言い出発した

 

 

 

 

 

 

 

承「と言う訳で、何かいい仕事ない?」

慧「ここを何かハローワークと何か勘違いしてないか?」

 

人里に着き

取り敢えず真っ先に慧音に家に行き、事情を説明した返答がそれである

ハローワークと勘違いしてないといえば嘘になる

 

慧「うーん、茜さんについては良さそうなのがあるが、武君がキツイな、好きな事とかないか?」

武「幼女を見ること•遊ぶことです」

慧「君の就職先が決まった。刑務所送りだ」

 

その言葉に頷く俺と茜

まぁ事実だしね

 

武「よし、毎日優也と語り合いができるぞ」

承「ポジティブ過ぎだろ」

茜「その発想力は羨ましいです」

慧「こいつに就職なんて無理じゃないか?」

 

無理だと思う

 

茜「まぁ希望は少ないでしょうね」

慧「まぁいいか、茜さんのついでだ。試しにやってみるか。

さて、2人はどれくらいの学力はある?」

茜「ある程度(全国トップクラスの少し下レベルの高校に入れる程度)は」

武「皆無」

 

天才レベルの茜と逆に天才レベルのバカな兄の武

やっぱ差が激しいすぎるな

 

慧「じゃあ、あかねさんには承太郎のアシスタントでもしてもらおうかな?」

 

それは助かる正直俺1人じゃ捌き切れない時があるからな

茜がいればかなり楽になる

 

茜「分かりました」

 

茜はコクリと頷き、2つの返事で了承した

 

慧「武は………………体育の教師?かな?運動は出来るだろ?」

武「まぁそれはね」

慧「なら決まりだ。明日辺りにやってみるから、明日きてくれ」

 

俺たちはそれを聞いて、少し慧音と会話してから帰った

 

 

 

 

 

 

翌日

 

俺たちは約束の時間に寺子屋に訪れた

 

慧「む?来たか」

茜「はい、今日はよろしくお願い致します」

慧「あぁよろしく頼むよ」

武「で?どーすんだよ」

慧「そうだな、まずは茜さんからやっていこう。承太郎が授業をしている時にアシスタントとして、子供達に教えてやってくれ」

茜「はい、分かりました」

 

茜はそう言い笑顔で頷いた

 

 

承「と言うわけで、今日試しに俺のアシスタントをすることになった久城 茜さんです。よろしくお願いします」

茜「えぇこちらこそよろしくお願いいたします。皆さんわからないことがあったら気軽に聞いてみてください。私が出来る限りは教えれるので」

 

お前がわからないことが子供達に分かるわけがないだろ

普通

 

子供「うーん」

茜「どうかしましたか?」

子供「これが分からなくて…………」

茜「あぁこれは、ここを先に無くしてからやったほうがいいですよ」

子供「本当だ!ありがとう!茜先生!」

茜「いえいえ、私なんて「茜センセー僕も教えてーー」はいすぐ行きます」

 

俺と慧音は2人でアイコンタクトをして頷いた

 

承「はい次の問題行くぞ〜〜」

 

俺は場が茜に集中して授業を始められない可能性が出て来たので、無理矢理授業を始めた

 

 

 

 

慧「次は武か」

承「正直不安だ」

 

武は体育の先生として

やってみることにした

正直、体育に関しては色々とマズイので出来れば受かって欲しい

慧音は、半妖怪なだけあって、妖怪基準のことをやらそうとするし俺はそれよりはマシだけど、ついうっかり昔の訓練をさせてしまうからあまり評判はよろしく無い

 

武「まずは何をするかな…………鬼ごっこかな?」

 

というわけで鬼ごっこが始まった

っておい武お前がガチでいってどうする

幼女を追いかけるスピードだけは早いぞ

 

慧「思ったより……………出来るな」

承「いや俺たちがひどいだけだと思う。あれがよく見えるのは」

 

まぁ武のやつが普通すぎて俺たちの酷いと気付いたのだろうか

 

 

慧「ふむ…………決まりだな」

 

慧音はそういい頷いた

俺も結果を知らないので少し楽しみだ

 

承「茜さん、武くん合格です」

茜「はい!」

武「おう!」

 

と言うわけで2人とも合格だった

あとそうそう

 

承「ついでに茜も武はやった体育やってくれ」

茜「私がなぜ」

武「はい、じゃぁ頑張ってね〜〜」

 

そう言い俺は半ば強引に茜に体育をやらせた

そしたら評判が高かった

結論

 

慧「というわけで、茜のは全部やって貰ってしまうことがあるので………そこは気をつけよう」

茜「はい」

 

武?一応合格

一応

まぁ幼女を襲ったらアウトだけど

 

とにかく、2人の新しい仕事が始まった

 

To be continued ーーーーーーー>




と言うわけで2人には承太郎と同じ先生になって貰いました

こらそこ武がいつ捕まるか待たない

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第74話 料理は出来ないと困る

どうもジョースターです

今回は何気に初登場のキャラが出ます
何かは見てのお楽しみで

少し雑談ですが
ポケモン映画観に行きました
良かったです
深く言ってしまうとネタバレになりますが、昔を思い出す映画でした
行っていない人はぜひ行って見てください


ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

茜、もう全部あいつ1人でいいじゃないかな?

 

 

 

承「えーとあったあった。すいませんバラ肉……………少し多めにするべきか、えーと、6人前ください」

店員「まいど!」

 

承太郎はいつも通り人里に夕食の用意を買っていた

 

本来なら俺と武か茜が付いているが、今日は2人とも慧音と話があるそうなので俺だけで買って行くことになった

 

承「後は野菜か」

 

少しここからだと少し遠いな

まぁいいや。

少々遠いぐらいだし

俺は思いながら足を動かし始めた

 

承「む?」

 

俺が下を見ていると俺の目の前の地面にガマ口の財布が落ちていた

誰かが落としたのだろうか?

さてどうするか

 

承「悠馬の所の自警団にでも渡しておくか」

 

変に盗まれてしまうより、これの方が安全であろう

俺はそう思い俺は財布を拾い、踵の向きを変え自警団の事務所に向かった

…………

此処からだとかなり離れているな

気にしたら負けか

 

 

???「覚悟ッーーーーー!」

 

後ろからそんな声が聞こえ咄嗟に振り後ろに振り向いた

そのには、なんか白いフヨフヨと浮いている幽霊みたいなを連れている銀髪のおかっぱの少女が刀を振り上げて飛び掛かっている光景だった

 

承「よっと」

 

俺は慌てる事なくかわした

少女は勢いに任せて少しよろめいた

とりあえず俺はそれを見逃さない

俺は少女を羽交い締めにした

 

???「何をするんですか!この泥棒!」

 

少女はバタバタと暴れる

しかしそんなんじゃビクともしない

 

承「誰が泥棒だ」

???「だって私の財布とっているじゃないですか!」

承「あっ持ち主だったのね」

???「へ?」

 

俺はそう言い羽交い締めを解いた

そして地面に落ちた財布を取り刀を鞘に収めている少女に渡した

 

???「へ?あのどういうことですか?」

承「どうも何も落し物を自警団に渡そうとしたら、持ち主が来たから渡しただけだが?」

???「つまり泥棒じゃないと?」

 

俺はその言葉に頷く

すると少女はいきなり正座しだした

 

???「誠に申し訳ございませんでした!」

承「え?」

妖夢(以下妖)「てっきり私の財布を盗んだ不届き者と思い、思わず切ろうとしてすいませんでした!あっ私の名前は魂魄妖夢です」

承「いや別に気にしてないが…………」

妖「えっとあの…………何かしたほうがよろしいでしょうか?」

 

人の話を聞いてください

 

承「要らないです」

妖「そうですよね、やっぱり…………え?何もしなくていいですか?」

 

頷く俺

固まる妖夢

しばらくその状態が続いたが妖夢が動き出した

 

妖「あ、ありがとうございます!」

 

そのままぺこりと礼をした

そこまで改まって貰わなくても

 

承「というか1つ質問していい?」

妖「はい、なんでしょうか?」

承「後ろにあるデケェものは何?」

 

俺はそういい妖夢の背後にある風呂敷らしきものを指差した

 

妖「全部、食材です」

承「1ヶ月ぶん?」

妖「違います、1週間分です」

 

お前の家は大家族か何かか?

じゃないとあの量はおかしいだろ

 

妖「いえ、私を含めた2人分です」

承「お前そんな食うのか?」

妖「ち、違いますよ。私はこの1割ぐらいの普通の量ですよ。残り9割は私の主人が食べます」

 

何処のフードファイター?

何処のピンクの悪魔?

なに?どんな化け物だよ

俺でも5割が限界

その量を作らさせるんだろ

俺は苦労してんだなと哀れみの意味を込めて妖夢を見た

 

妖「もう過労死しそうですよ」

承「だろうな、料理を作る俺でもそれは死ぬと思う。逆に生きているお前が賞賛ものだ」

妖「あなたぐらいですよ。まともに同情してくれるのは、名前聞かせてもらっていいでしょうか?」

承「空条 承太郎だ」

 

妖夢はそれを聞くとへぇーと声を出す数秒後に固まった

 

妖「空条 承太郎?あの守護者の?」

承「うん」

妖「えぇええええええ!」

 

何故そこまで驚く?

と思うぐらい妖夢は大声を出して驚いていた

 

妖「なんか色々とすいませんでした」

承「何が?」

妖「いや、あ、その…………」

承「無理に言わなくていいよ」

妖「優しいですね、承太郎さん」

 

いつ振りに言われただろう

まぁいいや

 

 

承「妖夢はどこに住んでいるんだ?ここら辺じゃ見かけないが」

妖「えーとそれは……………ここから遠い場所です?」

承「なんで、疑問文なんだよ。まぁいいや、帰りは気を付ける…………と言ってもそこら辺は大丈夫そうだな」

 

俺はそう言い肩に掛けている刀を見た

見た感じかなり良い刀だ

しかもまだ無駄が多いがかなりの腕前だ

まだ一振りしか見ていないから断言できないが、少なくとも雑魚妖怪は愚か、中級妖怪ぐらいは倒せる腕前はある

 

妖「もちろんです!そんじゃそこらの妖怪ぐらいなら斬れます!」

承「そうか」

妖「では、そろそろ帰らないと幽々…………ご主人に怒られるので帰りますね、承太郎さん今日は色々とすいませんでした!」

承「気にすんなーー気をつけて帰れよーー」

 

俺は馬鹿デカイ風呂敷を持ち走り出した妖夢の背中に向かって言った

妖夢はぺこりと一礼して帰って行った

 

承「さて、そろそろ武達の話が終わるから迎えに行くか」

 

俺はそう呟き

寺子屋に向かった

 

 

 

 

武「おせーぞー承太郎」

承「ちょっとあってな、スマンスマン」

茜「まぁ結局来てくれたんですからいいじゃないですか」

慧「まぁよく分からないがその通りだと思うぞ、約束の時間に待ち合わせとかをしていないだろ?ならこれは必然といえば必然だ」

 

俺は寺子屋の玄関の前に立っていた武たちと慧音が話しているところに向かい、開口一番の会話である

 

武「確かにそうだけどよ」

茜「ならいいじゃないですか」

 

武は若干異議がありそうな顔をしていたが、とりあえず納得した

 

茜「………………承太郎さん。初めて会う人と会いましたね」

承「はい?」

茜「なんか、承太郎さんから知らない匂いがする。しかも強い匂いがする。つまり抱きついたりとかしましたね?そこら辺質問していいですか?」

 

なんでだろう今、背筋が凍った

茜に下手な嘘は付けないし正直に言うか

俺はさっき会った出来事を話した

 

 

茜「なるほどつまり、強い匂いは羽交い締めにした時についたということですね。しかしおかしい」

承「何処がだ?」

茜「まず、その魂魄妖夢という人は外の人。おそらくですが、白いフワフワとしたものが浮いていたことから幽霊の類でしょう、しかしもしそうなら、何故ここにいるかですよ」

武「どういうことだ?」

 

つまり茜が言いたい事は

霊夢に聞いたことらしいが、死んで幽霊になれば冥界に行くらしい

俺が時々行っているあの川はその狭間ということか

そして冥界と現世は不干渉、つまり勝手に行き来することが出来ない

というか、門が閉じているらしい

地縛霊とかそういうのは未練とか執念で無理矢理現世にとどまっているらしい

その場合は実体はない。まぁというか基本無いらしいが

しかし妖夢は身体を持っていた、実態を持っていた

つまり考えられる案は2つ

 

茜「まずは1つ目、彼女は降霊術などを使える人。

しかしさっき言った干渉できないので、可能性は薄いです」

武「じゃあもう一個は?」

茜「まぁこっちはそれほど複雑ではありません、ただ特殊な幽霊なだけである」

承「おそらく後者の方かな?というかそんなこと考えてもどうでもいいだろ」

茜「まぁ………………そうですね」

武「因みに幼女?」

 

武はやや目を輝かせて俺に問いかけた

流石ロリコンだ。

 

承「いや、見た目は霊夢とかそこらへんだった」

武「あ"?ハァ〜〜〜〜チッ幼女ねーのかよ萎えるわ〜〜〜」

 

これ聞いたら

間違いなく、こいつ斬られるなバッサリと躊躇いなく

 

 

一方妖夢は

 

妖「今、ロリコンとか言う奴を斬らないとならない使命感が」

 

そう言い辺りをキョロキョロと刀を構えながら言った

 

 

 

武「ハッ、殺意!?」

 

武はそう言い周りを見渡した

まぁ犯人は妖夢辺りだろう

 

承「気のせいだろ」

武「だっ、だよな」

 

武はダラダラと汗をかきながらそう言った

なんと言うかお前なぁ

 

茜「まぁ兄は一旦くたばってしまえと思っているから気にしないでいきましょう」

武「怖えよ、妹様」

 

サラッとエゲツない事を言う茜に土下座をする武

うんいつも通りいつも通り

側から見たら異質な光景だが、俺からすれば日常茶飯事である

お約束って奴だ

 

茜「さて、こんな愚かなことはやめて早く帰りましょう承太郎さん」

承「あぁそうだな」

武「愚かなことってちょ、まっ、グハッ」

茜「早く帰りましょ?」

 

俺は無言で首を縦に振る

茜は手刀で武を気絶させ引きずりながらそう言った

茜だけには絶対に攻撃されないようにしよう

したら死ぬ

今回改めて、その意味を知った

武は犠牲となったのだ

俺にこの恐怖を教えるために

 

武「俺生きてるし!?」

 

そんな叫び声が聞こえた気がするがスルーの方向で

俺と茜(後殆ど死体状態の武)は博麗神社に帰った

武についてどう説明しようか

 

 

 

 

霊「おかえりーって武死んでる!何があったのかしら?」

茜「煩かったので手刀でガッと」

 

茜は苦笑いしながら手を手刀の形にした

対する霊夢は唖然としていた。

まぁそりゃ兄を手刀で瀕死にする妹、さらにはそれを苦笑いで言われたんだ

そうなるよね

 

霊「あ、明らかに人間が出来る技じゃない。私絶対に茜ちゃんを怒らせないようにしよう」

承「うん、俺も同じことを思っていたよ」

霊「あんたも、同じことを……、、やっぱりそう思うのが普通なんでしょうね」

承「うん」

 

 

武が蘇生するまでカット

 

 

 

 

武「首がもげるように痛い、と言うか首繋がっている?」

承「安心しろ首は繋がっている」

武「よかった」

 

逆に友人、同居人が急にデュラハンになったら嫌だよ

どんなホラーだよ

 

武「なんで茜はあんな暴力的なんだろうか」

茜「お兄さんがしっかりしていないからですよ。これはいわゆる愛の鞭という奴ですよ」

武「その鞭で死に掛かっているですがッ!」

茜「それはえーと言うじゃないですか。ライオンは我が子を育てるために敢えて崖から突き落とすと、それが大切に思えば思うほどスパルタになると」

 

崖(3000メートル)から突き落とされているようなもんな気がするが

こればっかりは武に同情するよ

 

武「お前の場合は崖に落とすだけじゃなく、岩とか、色んなもんも一緒に落としているよ!死ぬよ、お兄ちゃん!いつか死んじゃうよ?!?」

茜「死んじゃ嫌ッ、お兄ちゃん!」

武「何が何でも生きるぞ!俺は!」

 

流石武

期待を裏切らない

見ていて安心…………しちゃいけない気がするが

まぁいいだろう

 

承「さて、そろそろメシの時間だから用意するぞ、手伝え武」

武「ウィーす」

茜「あっ私も手伝います」

承「ありがとう」

茜「これぐらい当然ですよ」

 

茜はもちろん料理は上手である

どっかの巫女と違って

そして何気に武

意外に料理が上手である

なんでもお腹すかせた幼女がいても俺がその子のお腹を満たせるためにも、不味い料理を出す訳にはいかない!と言うか訳のわからない理由で特訓したらしい

まぁ2人でくらいしていたから料理は自分達で作らないといけない状態だったしな

この博麗神社何気に料理ができる奴多いな

 

承「さて、さっさと作るか」

霊「暇だし私も手伝おうかしら?」

承•武•茜「「「やめてくれ!!」」」

 

ただし霊夢は除く

あいつの料理は料理であって料理じゃねーよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とある場所にて

 

妖「ただいま帰りました」

???「おかえりー妖夢ーー」

 

妖夢の視線の先にはフヨフヨと浮いている

女性がいた

 

妖「では夕食の用意をします」

???「その前に、あったんでしょ?承太郎君に?どうだった?」

妖「………………強い。そう思いました」

???「そう、まぁ彼に関しては紫が対策しているらしいから問題無いわ。あなたは自分が出来ることをしなさい」

妖「はい、もちろんです幽々子様」

幽々子(以下幽)「良い返事ね。まぁまだ計画開始までまだ時間はあるから焦らなくて良いわよ」

 

そう言いその女性は扇子を開いた

そしてニッコリと笑った

彼女らが起こすことについてはまた別の機会にて

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




はい、この2人が出れば大体予想がつくでしょう
あの異変がもうそろそろします

一体それをするだけにどれだけ時間がかかったか

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第75話 雪見ると無性に人に雪を投げたくなる

どうもジョースターです

先週は私用で投稿できずに申し訳ありません

本当なら、今回から例の異変にするつもりだったんですが
よくよく考えるとそれ時期的に本編の季節で言えば春にやる異変で、前の話の段階で秋だったので、流石に飛ばしすぎてると思い数話冬の話をします

例の異変に期待していた読者様
本当に申し訳ありません

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

茜人外説

 

 

妖夢と会ってから時は流れ

季節は涼しかった秋から完全なる冬へと変わる

外の世界でいう月は大体12月ぐらいになったかな?

 

承「さ、寒い」

霊「へぇ〜〜頑張ってね〜〜」

 

やらしているのに他人行儀すぎやすぎませんかね?

巫女さん

 

武「鬼だ、鬼巫女がいるぞ」

霊「フン」

 

霊夢は針を投げる

普通じゃありえない角度に曲がり武に頭部に命中

頭に刺さったはずなのに平然としている

ずっと思うんだが、ギャグ補正力強くない?

 

武「霊夢ちゃ〜ん針投げるのやめてくれない〜?」

霊「………………」

茜「無理そうですね」

 

武はうなだれる

そもそも何をしてるかを言っておくべきだな

俺と武は(霊夢に無理矢理)神社の屋根の雪掻きをやらされていた

外にいた時にも時々俺はやっていたから、特に苦では無いがやはり寒いものは寒い

寒いのはあまり好きではない。いい思い出がない

武は初体験と言っていい

まぁ要は下手である

時々俺の顔面めがけ掬った雪をぶん投げて来る

蹴り飛ばす俺

屋根から落ちる馬鹿

霊夢が怒る

お約束になっている

 

 

武「ようやく終わりが見えて来たな」

 

作業開始から大体1時間半

ようやく全ての屋根の雪掻きが終わりが見えた

 

承「さっさと終わらせよう」

武「おう」

 

そしてようやく終わった

今日は武が落ちた回数は30は硬いな

にしてもこれが毎日になるとなれば厳しいな

まぁ慣れるしかないか

 

武「結構雪が溜まったな」

承「まぁあんだけ雪を下ろせばこうなるな」

 

そう言い厚さが俺に膝下ぐらいある雪の山を見た

さてどうするか

 

武「……………隙ありィイイイィ!」

承「危っな!」

 

武は無言で雪で玉を作り

俺に目掛け投げて来た

ギリギリ回避。ちょっと掠ったか

 

承「何をする!」

武「雪積もったらこれじゃね?」

 

そう言いもう一度雪玉を投げてくる

 

承「我が最硬たる盾よ!顕現せよ!《ブラッドシールド》!」

ブ「だからそう言う扱いは勘弁して、ワブッ!」

 

俺は素早く(やや強引に)ブラッドを出し盾にする

そしてブラッドに顔面?仮面に雪が命中する

仮面が宙に舞いました

 

武「チッ」

ブ「なんでこんな扱いばっか。必殺技みたいに言っているけど要は盾でしょ?僕を身代わりにしているだけでしょ?」

 

そう言い、顔を隠しながら雪に上に落ちた仮面を取り被った

 

承「なんのことかね?」

ブ「最近出番ないと思ったらこれだよ!作者もなんでこんなに僕を虐めるの?なんで!」

霊「それがあんたのアイディンティだからでしょ」

ブ「僕のアイディンティはそんなんじゃないよ!マスコット枠でしょ!」

 

絶対に

ない

 

武「マスコット枠は、由紀ちゃんあたりじゃなかったのか?」

茜「確かに、最近来ないけど」

武「お前とキャラが被っているからじゃねーからじゃね?」

霊「それ以上はマズイからやめておきましょう」

茜「そうですね。本人来そうですし」

霊「確かにそうね。なんかふらっと来そうね」

 

由紀はフラッと来るようなキャラじゃないぞ

まぁ慧音辺りが連れて来るのであろう

 

武「雪玉を作ってと、大きく引っ張って〜〜」

魔「おっす!遊びに来たぜ!」

武「ストライクショットォォォオオオオ!!」

魔「ワッブ!」

 

武がどっかのゲームのCMみたいなことを言う

投げる直前に軌道上に遊びに来た魔理沙が箒に乗っている状態で来る

投げる武、そして顔面に命中する魔理沙

 

魔「いきなり何をするんだぜ!」

武「いや、すまない

雪玉を投げる感覚を取り戻しておきたかったから練習してたら、たまたま軌道上に魔理沙が来ちゃって。

いや本当にすまない」

魔「分かったら、すまない。すまない言うな!お前はすまないさんか!」

 

なんでだろう。すまないさんって聞くとどっかの竜殺しの英雄を思い浮かぶ

 

魔「しかし、雪合戦か…………久しぶりにやってみるか!」

霊「めんどい、パス」

魔「負けるのが怖いだろ?え?そうだろ?」

霊「よっしゃ!こいやァアアアアアア!」

魔(計画通り)

 

おい魔理沙、やってやったみたいな笑顔を見せるな

自称新世界の神みたいな顔になるな

 

こうして雪合戦が始まった

 

 

 

 

……………のだが

 

 

霊「どこに行ったのかな〜〜?魔理沙」

 

神社には修羅と化した巫女がいた

 

魔「やばい、見つかったら死だぜ」

 

最初こそは普通の雪合戦だった

しかし、途中から徐々に狂気が見えるようになり

こうなった

 

承「お前、責任とってくたばって来い」

魔「いやだぜ」

承「問答無用」

 

俺は一緒に茂みに隠れていた魔理沙を霊夢目掛け放り投げた

青ざめる魔理沙、狂気の笑みを浮かべる霊夢

後は察せ

 

 

 

 

慧「久しぶりに来たのだがどう言うことだ?」

由「分かりません」

 

2人はたまたま人里で会い

特に用事がなかったので、博麗神社に遊びに行くことにした

そして、到着した途端目に映ったのは、魔理沙目掛け尋常じゃないスピードで雪玉を投げる霊夢だった

はっきり言ってカオスである

 

承「い、いらっしゃい。中でお茶いる?」

慧「い、いただきます」

 

唖然としている2人に気付いた承太郎は2人を安全に縁側まで連れて行った

流れ弾でも当たれば死を意味する

もはやただの銃弾の雨である

 

茜「粗茶ですが」

由「ありがとうございます、茜さん」

茜「いえいえ、わざわざこんな遠い所まで、来て頂いたのにこんなものですいません」

慧「いや、これでいい」

 

茜がそすかさずお茶を用意して2人に花道とかでやるような動作を完璧にこなし渡す。茜ってこういう作法も出来るんだな

こいつに弱点なんてないって言われても納得してしまう

 

由「雪合戦……………」

承「どうかしたか?」

由「いえ!雪合戦とは思えない光景なんでつい………」

 

そう言い由紀は霊夢と魔理沙の方を見る

そこには、生死不明の状態で倒れている武(というかいつの間にやられたんだよ)

プロの野球選手顔負けも精度と速度を出す霊夢

それをギリギリではあるが回避する魔理沙

うん、やってることいろいろ頭可笑しいな

武は……………スルーで

霊夢と魔理沙は一体どういう身体能力しているんだよ

俺がやったら間違いなく死ぬ

 

慧「いや、お前も充分人外だと思うんだが」

承「失礼な‼︎俺は努力して強くなった人間だ!元は凡人だ!」

由「元はってことは今は凡人じゃないですよね?」

 

うん、それに関しては否定しません

狂気じみた訓練ばっかしてたしね(そのうち大半、9割自主練)

それで凡人のままだったら非凡な人はどうなるんだろうか

 

茜「さぁ?霊夢さん達のような人たちじゃないですか?」

承「うん、そうだね」

 

 

 

 

武「いや、俺、助けないの⁉︎」

 

 

 

 

助けない

自力でいけるだろ

 

慧「いや、できないだろう。流石に」

茜「あーお茶が美味しいです」

 

茜はそう言い湯呑みに入ったお茶を飲む

 

承「俺の分ある?」

茜「勿論ですよ」

承「ありがとう」

 

俺は茜から貰いにお茶を飲む

確かに美味いな

人の不幸を肴にして飲むお茶は最高だ

あー愉悦、愉悦

 

慧(こいつら、友人、ましてや兄を見殺しにしてる⁉︎)

 

武だから別にいいよね?

お約束のギャグ補正あるし、どうせ生き返るし

こっちが危険になる必要性がない

由紀がオロオロと武をみる

 

由「た、武先生!死なないで!」

武「くたばらん、俺が死ぬのは幼女を満足させる時だけダァああアアアアア‼︎」

 

流石変態

俺の予想を上回るどころか斜め上を行く

生き返るどころか、自分の方に来た雪玉を全部キャッチしてやがる

武曰く通称ロリコニウム解放タイム

要は人外になる。割と凄まじい

流石は人外の茜の兄。

いくらダメな兄でもいざという時は凄い

いざという時があまりに限定的すぎるけど

 

武「幼女の為なら!なんのその!」

由「承太郎さん、あれは?なんか急に凄い事を」

承「気にするな、いつも通りだ。あいつはああいう奴だ」

 

由紀は若干呆れつつも頷いた

慧音もそれを見て微妙な表情

茜、死んだ目で武を見てるよ

と言うかおい、霊夢と魔理沙が共闘して武に当てようとしてるし

 

武「さて、今日はどう行ったご用件で来たのかな?小さなお嬢さん?」

 

(無駄に)いい笑顔で由紀に接する武

足して由紀は微妙すぎる表情

まぁそうなるよね

 

由「え、えーとゆ、雪合戦する為に?」

武「雪合戦!なんと素晴らしい発想!いい凄くいい!あぁ、幼女が一心不乱に雪を丸め!雪玉を作り、相手めがけ思いっきり投げる!素晴らしい!あぁその雪玉に当たりたいものだ!……………………さて、そうと決まれば早速、やろう!」

 

武は天を仰ぎながらそう言い

雪合戦をする為に用意をする為に音速を超えたと思うレベルの速度でお賽銭箱などがある場所へ向かった

 

*武は幼女関連になるとテンションがおかしいです。変な発言しても気にしないようにしてください

 

もう、武の発想の行き着く先は全く見えないよ

発想力豊かすぎるだろ

と言うか用意?雪合戦に用意っているのか?

まぁガチな雪合戦なんかになれば壁とかそういうのを作るらしいそう言うのだろう

 

 

 

変態用意中

 

 

 

武「出来た!」

 

そう言い武がやりきったような笑顔を浮かべ俺たちに用意したステージを公開した

みんなの感想は一致して居た

要約すると

 

承「ガチすぎない?」

 

適度な感覚で作られた壁

サッカーのフィールドのような線が引かれた?掘られた?

まぁいいや引かれたでいいや

線が引かれ、フィールド内は雪がいい感じに固まっている

ガチだな

 

武「幼女の溢れるパワーで作ったらこうなった。しかしこの人数でこれは広すぎるな」

霊「大丈夫よ。どうせもうそろそろ「みんな〜〜遊びに来たわ〜〜光栄に思いなさい〜〜」ほらね」

 

武が困った点を言っていると急に空からよく知った声が聞こえて来た一体何リアなんだ?

 

レ「あら?このガチすぎる、フィールド?みたいなのは何?」

 

言葉だけを聞くと普通の質問だが、あのなんと言うかそのソワソワしていて、興味津々って感じがする

やってみたいんだね

 

咲「おそらく、あの変態か承太郎さんが本気になって雪合戦をしようとしたってところでしょうか」

フ「お兄ちゃんがした方がいいな〜〜」

武「残念。俺だよ」

 

それを聞いた瞬間、スカーレット姉妹の目が死んでいった

武はいい笑顔でサムズアップ

 

レ「幼女の為にやりすぎじゃない?」

フ「コクコク」

 

同意

正直やり過ぎ感がある

 

承「とりあえずやる?」

レ「えぇせっかくだしやろうかしら」

フ「フランもやる!」

武「じゃあ早速チーム分けだ!」

茜「チーム分けは厳正なくじ引きで行われます」

 

なんかクジが多いな

前回もそんなんで決まった気がする

取り敢えずクジを引いた

 

結果

 

チームA

 

霊夢、魔理沙、武、茜

 

チームB

 

承太郎、由紀、フラン、レミリア

 

因みに審判は慧音です

審判ってガチだなと言うツッコミは無しで

と言うかくじ引き!明らかに偏りが

 

武「コロスコロスコロスコロスコロス承太郎コロス」

霊「怨念が凄い」

魔「よっぽど幼女と同じチームになりたかったんだな」

 

レ(あいつと一緒のチームじゃなくて良かったわ)

 

フ「よろしくね!お兄ちゃん!由紀ちゃん!」

由「はいこちらこそよろしくお願いしますね」

 

慧「じゃあ軽くルールの確認だ。

まず相手のコートには入れない

次に相手が投げた雪玉に当たればその瞬間アウト

そして、全滅したら負け、それでいいな質問はあるか?」

 

慧音が軽くルールを言い

質問があるレミリアが手を挙げた

 

レ「能力の使用は?」

慧「攻撃に関してはある程度は認める。防御はダメだ、一生終わらなくなる。ただし弾幕、魔法などはアウトだ」

フ「キュッとしてどカー「防御でも攻撃でも不許可だ」ちぇー」

 

でしょうね。使えたら絶対勝てない

 

慧「では、今から3分間作戦タイムを設ける。それが過ぎたら開始だ!以上!」

 

 

それを聞いて俺は自分の陣地に入り、3人と作戦を考えた

 

レ「何か案はある?」

承「一応考えた」

 

俺はそういい考えを言った

 

レ「……………行ける?それで?」

承「分からん。ただ正直、1番厄介な相手がいるから正直それをどれだけ早く倒せるかがだな」

フ「先にそれ以外を倒してしまうのは?」

承「無理だ。正直そいつ1人いるだけで、試合が終わるかもしれない。それぐらい強い」

承「だからこそ、こうするしかない」

 

その直後に慧音から終了の号令が出た

まぁそろそろと思った

 

承「じゃあ行くぞ」

由「はい!」

 

こうして遊びから割とガチな勝負が始まってしまった

本当ねドウシテコウナッタ

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




雪合戦とかしたことないのに書いてしまったよ
試合のルールはドッチボールを少し参考にして作った結果こうなりました

感想、誤字、アドバイスなどございましたよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第76話 こんなの雪合戦じゃないよ!

どうもジョースターです

雪合戦をまともにやったことがないのになんで書いてしまったんだろうか、若干の後悔があります

どうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

ロリコニウム解放タイム

 

 

 

武「あーその前にちょっといいか?」

 

慧音が開始を言おうとした直前に武は手をあげる

 

慧「なんだ?言ってみろ」

武「ちょいと相談なんだが、この勝負に賭け入れてみねぇか?

よくあるだろ?漫画とかアニメでそういう感じで言うなら『勝者は敗者に好きな事を1つ命令するというやつだ』…………な?悪くねぇ、話だろ?」

 

お前、絶対勝ったら幼女になんかする気だろ

魂胆が見え見えだ

 

慧「私は構わんが、流石にやりすぎはダメだぞ」

武「もちろんでさぁ、無理矢理キスとかそういう系はノーセンキューだ」

 

そういや武はあぁ見えて思ったより真面目だったな

いい意味でも悪い意味でも幼女の意思を尊重する人間だったからな

じゃれついても(あれをじゃれつくと言っていいのか?)決して一線を超えない奴だ

 

慧「そうか、承太郎達はどうだ?」

承「ちょっと待て、会議してみる」

 

俺はそう言い、レミリア達に相談してみた

 

承「お前らはどう思う?」

フ「うーん変なことはされないから別にどっちでも」

由「私もです」

レ「私は賛成ね。これならあの変態に報いを与えることができるわ」

承「何する気だよ」

レ「それは………………」

 

フランは俺に小さな声で言って来た

 

承「流石にそれは死ぬ。完全な死を迎える」

 

いくらある意味不死身なあいつでも流石に完全なる死を迎えてしまう

 

レ「じゃあ死なない程度なやつでいいわよ」

承「そうか、まぁあいつには少し灸をすえないと思ってた時だ。そうするか」

慧「決まったか?」

 

慧音が見計らったかのように返答を聞いて来た

俺は頷き返答を返した

 

承「OKだ。その条件受けよう」

武「GOOD」

慧「では、始める前に最後の確認だ」

 

慧音はそういいルールを確認した

 

1 雪玉は自分で作ること、ただし両手で持てる数まで

 

2 フィールドの半分に分け自分と相手のコートに分け、相手のコートには入らず、自分の陣地で行動すること

 

3 雪玉が当たった者は即刻陣地から出る

ただし、雪玉を手でキャッチした場合はアウトにはならない

 

4 相手が全滅したら勝ち

 

5 制限時間は基本的になくあまりに長すぎた場合審判が終了する

 

6 暴力行為、ルール違反は一切禁止した場合、退場かつ審判の制裁行われます

 

7 能力は攻撃に関してはある程度は許可する。スペルは一切禁止

 

8 フェアプレーを心がけましょう

 

慧「以上だ。質問なあるか?」

 

慧音は周りを見るがありそうなものは見られなかった

それを見て慧音は頷き

 

慧「それでは、始めるぞ」

 

慧音はそういい手を挙げた

 

武「さぁて、始めるか」

承「行くぞ、作戦通りに行くぞ」

 

武(承太郎が前にいるということは来た球を全部承太郎が処理する気だな)

 

慧「始めッ!」

 

そう行った瞬間

 

承「全速力撤退ッ!」

前線にいた俺は全速力で後ろに下がった

 

武「え、逃げッ」

 

武だけでなく、霊夢達も鳩に豆鉄砲食らったような表情を浮かべている

 

レ「今よッ!」

 

レミリアの号令の下

由紀とフランが一斉に雪玉を投げる

 

茜「霊夢さん!」

霊「はっしまっ」

 

霊夢はギリギリで躱す

そして、魔理沙や武は正気に戻る

 

承「チッまぁいい、全員そのまま攻撃しろ!」

レ「言われなくて、もッ!」

承「よし、じゃあ俺も行くかな」

 

そう言い俺は雪玉を作りながら呟いた

 

霊「数が多いわね、めんどくさいわ」

 

霊夢は雪玉を回避することに必死で攻撃ができなかった

しかしあまり早くなく、精度のお粗末な為に徐々に余裕が出来てそろそろ攻撃できるようになった来た

だが、1つだけ異常な速さかつ、かなりの精度がある球が急に目の前に出て来た

回避する間もなく、当たってしまう

 

武「あのやろう、大人ないなオイ」

承「1人処理完了」

 

俺はそういい、次の雪玉を作る

これが俺の作戦

まぁ要は、みんなが精度や速さより数を意識するように言い俺が確実に1人ずつ潰す、ナルシストみたいで嫌だが、割と重要な役割である

一番できる奴となると俺になった

スカーレット姉妹はマジで投げたら殺しかねないし、由紀じゃ速さが足りないからな

因みに最初のやつも作戦な

前に俺がいて、ある程度警戒させていきなり後ろに下がって動揺させる。

そして後ろから攻撃する

まぁそんな感じだ

 

茜「あ〜〜あ〜〜やられましたね。霊夢さんが落とされたのは少々厳しいですが兄が落とされてない以上、まだ大丈夫です。お兄さん、作戦開始です」

武「任せな!」

 

そう言い霊夢と茜は武を盾にするように武の背後ら辺の隠れた

まぁ狙いが一点に集中すれば、投げられる場所は狭くなる

雪玉の密度は濃くなる

普通ならこれは悪手と思われるだろう

盾になったやつが普通ならば

 

武「投げられた球は全て幼女が握り作ったもの………………ふひひひ一個も逃さずゲットしてやる」

承「あのやろう、まさか」

 

武は大量の雪玉を全て手でキャッチしていった

そういえば、これが始まる前に霊夢のえげつない量の雪玉をノールックで捌いていたな

ならば見て入れば全部捌けると?どういう動体視力してんだよ、クソがッ!

 

レ「あいつの変態だがここに来てあんなことになるとはね」

フ「フラン、すごく寒気がする」

由「あの人、人間ですよね!?能力を使っていない普通の人間ですよね?」

承「あぁそうだよッ!あの野郎は、一応普通の人間だよ!やってること人間やめてるけど!」

 

俺は若干叫びつつそういった

向こうは霊夢と茜が自由。攻撃し放題

対してこっちは、武に攻撃をし続けなければならないやめたらおそらくあの状態の武なら俺より早い球を投げれる

できれば早く処理したい

どうするか、こうなったらあいつが生粋のロリコンであると信じて

 

承「オリャッア!」

武「ムッ!」

 

武は俺が投げた為に反応を見せた

そしてこのままいけば地面に落ちるとわかると否や無視…………

 

武「しねーよ。変化球だろ?」

 

せずにしっかりキャッチした

やっぱりバレたか

 

武「回転が明らか過ぎんだよ」

承「だろうね」

由(……………これだったら、いけるかな?)

 

俺が武を対処を考えていると、前線にいた由紀が動いた

武の目の前に行き、武に話しかけた

 

由「た、武さん。私はあなたを膝枕します」

武「なんだって!?」

由「して欲しいですか?」

 

由紀それはダメだ。代償がでかすぎるぞ

色々と失うぞ

 

 

武「もちろんさぁ〜〜」

由「なら、分かりますね?」

武「いや、でも、流石に」

 

まぁ流石に武でもアウトになるのは躊躇う

やったら殺されそうだしね

 

由「頭なでなでしますよ?なんならなでなでしてもいいですよ?」

武「さぁこい!」

 

前言撤回

流石は武である

死を恐れない

武は手を広げ茜に見た

由紀は標準を武に合わせ

 

茜「え?お、おにさn」

由「えい」

武「ぐわーやられたーー」

慧「武アウトだ。一応双方了承の上ならそう言う取引もアリだ」

 

あっさり当たった

そして慧音のジャッチにも引っかからず、武はアウトになった

武は満面の笑み

 

武「というわけで後は任せたわ」

茜「で?許されるとでも?」

武「え?あーそのしょうがないじゃん、あんなに言われたら断るのもアレだろ?な?な?だから雪玉に石を入れるのを止めようか」

茜「そうですね。ではこうしましょう、第三者がアウトといえば制裁を加えます。セーフなら見逃しましょう、では霊夢さん判定を」

 

第三者(自分のチームではないと言っていない)

まぁそんなの下される判決は1つだろう

というか敵の俺でもアウトって言うよ

 

霊「ギルティ」

 

その直後

僅か0.5秒後には武の顔面に石入りの雪玉が命中する

そして、また次の球

軽く二桁は超えたぐらいで茜はようやくやめた

見てるこっちは血の気引いて来た

武?ぐったりしてるよ

 

茜「あ、わざわざ止めていてくれたんですか?ありがとうございます、では、続き始めましょう」

 

そしてこの満面の笑みである

普通なら可愛らしい笑みなんだが状況が状況なんで恐怖を感じる

因みに死んでいるようにぐったり倒れているの武は、完璧なメイドさんが(若干適当に)処置したそうです

 

そして、ある程度は場が落ちついき試合が再開した

まぁこっちが無傷、相手は主軸を失った相手だ

それ以前にこっちの方が数が断然多い。

そのせいもあってかこっちが押している

 

茜「ハァあのクソ兄貴はここまで無能だとは、仕方ありませんね。では、そろそろ本気出しますか」

 

茜はそう言い、雪玉を軽い動作で投げた

 

レ「え?」

承「なッ」

 

その直後にほぼタイムラグ無しでレミリアの肩に雪玉が当たった

いや、いくらなんでも早過ぎない?

 

慧「えっ、あっレミリア。ア、アウト」

霊「茜ちゃんがやったの?」

魔「ウッソだろ。オイ、あれ承太郎より速いんじゃないか?」

咲「時を止めでのしたレベルね」

フ「お姉様?やられちゃった」

レ「あれは無理だわ。吸血鬼である私でも見えなかった。気をつけなさい。アレは打たせちゃ駄目よ」

 

レミリアはそう言いコートを出た

そのあと咲夜に泣きついたのは見なかったことにする

 

フ「お姉様の仇ーー!」

 

フランはそういい思いっきり雪玉を投げた

かなりの速度が出ているが茜は動じることもなく

紙一重で交わした

 

茜「やはり、速いですね。しかし私もいつの間にここまでなったんでしょうか」

 

茜は自傷気味にクスクスと笑った

スキだらけだけど好きが全くない

やっぱり茜は意地でも最初に倒しておくべきだった

武は飽くまで囮かよ

どうするか、球投げられたら即アウトだ

どうすべきか

 

魔「私を忘れてないか?」

 

魔理沙は俺が考えている俺目掛け雪玉を投げて来た

俺はそれを躱し隙だらけの魔理沙に当てる

 

魔「あぁ〜〜クッソ〜流石に無理かッ!」

承「俺に不意打ちなんざ効かねぇよ」

茜「いえ、十分です。魔理沙さん」

 

そう言い茜は回避不能の雪玉を投げた

そして今回はフランに当たった

 

フ「もう!こんなの無理じゃん!………………まぁいいわ、お兄ちゃん、由紀ちゃん!後は頑張ってね!」

 

フランは最初はふくれっ面をしていたが

開き直って俺と由紀に笑顔で手を振りながら外へ出た

マジでどうしよう

あんなの倒せる気がしないよ

どうあがいても絶望しかないよ

 

由「……………………承太郎さん、1つ作戦浮かびました

承「マジで?」

 

由紀は俺がそう言うと頷く、そして作戦を言った

 

由「正直博打でもありますが、どうでしょう」

承「それでいこう。それが今考えつく案で1番勝てる可能性がある」

 

俺はそう言い茜を庇うように前に立った

もちろんそんなことしたら格好の的なのは重々承知の上だ

 

茜「承太郎さん?自分は何をしているか、分かっていますか?それでは、自分の首を締めるだけですよ。いえ、それとも何か自信はあるとでも?」

承「さぁな。自分でも自信があるかどうか分からない」

茜「そうですか。それでは敵対しているのでやらせてもらいますね」

 

茜はそう言い雪玉を握り投げた

さて、作戦の難関地点その1が始まるな

さて、出来るかどうか

俺は投げる寸前にスタープラチナを出し

動体視力を限界まで上げた

 

承「そこかァア!」

 

俺はそう言いギリギリではあるが雪玉をキャッチ出来た

 

承「第1の難関クリア」

 

茜は、少し驚いた表情を見せたがスグに笑みを浮かべた

 

茜「お見事です。ではこちらはどうでしょう?」

 

茜はそう言い連続で3つの雪玉を投げた

さて一番の難点だ

 

承「左上ッ!真ん中!右上!」

由「承太郎さん!頑張って!」

フ「がんばれーー!」

 

1つ2つと処理出来たがやはり最後が間に合わない

いや!

 

承「間に合え!」

 

俺は必死に手を伸ばし3つ目の雪玉を取れた

 

茜「甘いですね」

承「ウッソだろ」

 

俺は茜を見た瞬間に目の前に雪玉を投げた

敢えて、一球だけ遅く投げて、先に出た雪玉の所為で死角になって見えなかった

クソっ、これは無理だわ

 

由「いえ、予想のうちです」

承「え?」

由「移動、指定 空条承太郎」

茜「えっ?」

 

承太郎は何かに引っ張られるように少し横にズレた

いや、待てよ。そんなことしたら

俺の後ろにいた由紀に雪玉が当たる

 

慧「由紀アウトだ」

由「承太郎さん、絶対勝ってくださいね」

承「分かった」

茜(不味いですね。承太郎さんは私が投げた雪玉を二球持っている。対して私は1個だけ。明らか私の方が不利、かと言って作る暇もない)

 

さて、茜が投げた雪玉をキャッチして捨てる時間は無くて持ったままにしていたからこっちの方が有利だが

正直茜が何も考えなしに投げるとは思えない。間違い無く俺の球が尽きた時もしくは尽きた瞬間に狙って来る筈

つまり、1球目は絶対に当てられない

あんな化け物が防御に徹したら確実に当てられない

一か八か、賭けてみるかあの能力に

 

承「よし、1球目は捨てよう」

茜(成る程、下手に投げて取られるより投げないと言うても正しいと言えますね。しかしこれで五分五分)

承「フンッ!」

 

俺は茜に思いっきり投げた

しかし茜は焦る動作も見られず淡々と雪玉の軌道を読み

 

茜「甘いですね。承太郎さん」

 

ヒョイと躱した

そして、躱したと同時に俺に雪玉を投げた

と言うかよくあの速度で投げられて形保っているな雪玉

スタプラ?使えないよ?軌道読んだところで反応出来ねぇ

普通ならね

 

承「一か八かだ!『メイド•イン•ヘヴン』自分のみ加速!」

 

咲夜の能力を見て思いつきました

咲夜は時を止めたり、加速したり出来る

そして俺は思ったんだ、時間を加速させずに自分のみ加速できないかと

結果、出来るにはできたが多少代償が伴う

3倍速以上は、身体は持たなくなる

今は倍速。それでもかなりの体にダメージがあるな

明日は筋肉痛だな

俺は紙一重で躱した

 

茜(外しましたか。しかし向こうもこちらも0ならばまた勝機はあります)

承「雪玉はないと思っただろ?」

茜「え?」

 

茜に雪玉が命中する

驚愕しているような表情で俺を見た

 

茜「何故………………ハッそう言うことですか」

承「捨てたからって、使わないわけじゃないからな」

 

俺は一球雪玉を捨てたように見せかけていつでも使えるようにしていた、そしてさっき躱したついでにその捨てた雪玉を取り投げたと言うこと

 

慧「終盤雪合戦じゃない気がするが、まぁいい勝者承太郎チーム!」

レ「よくやったわ。承太郎」

フ「お兄ちゃん、すごいすごーい!」

由「流石です。承太郎さん」

承「いや、お前らのお陰でもある。俺一人じゃ何も出来ないよ」

 

俺とレミリア達はしばらく勝利に余韻を浸っていた

対して茜チームは

 

武「誠に申し訳なく思う所存であります」

霊「へぇ、幼女に魂売っておいて?えぇ?」

魔「そうだぜ、で?どう責任とってもらうつもりなんだ?」

茜「も、ち、ろ、ん。責任とりますよね」

武「もちろんであります。この武いかなる罰も受ける所存であります」

 

死体のように放り投げられた武を強引に目覚めさせ、3人は武を囲むように立ちはだかった、武は無言で正座をした

場慣れしるな

 

承「さてと、勝利者の特権使わせてもらうか」

霊「何にするの?」

承「武を」

武「俺を」

承「的にして、雪玉的当て」

 

血の気が一瞬に引いて青ざめていく武

しれっと逃げようとするところを霊夢達に取り押さえられ縄でグルグル巻きにされ、さらにその上に棒ではりつけようにしてそれを真ん中にして全員は囲むように並んだ

 

武「いやいや、さっきやられた奴だよ?そんな奴にこの仕打ち酷くない?これは死ぬってマジで勘弁してくんない?」

承「何を言っている?お前には自慢のロリコニウムとかがあるのだろう?」

霊「ちょうどストレス溜まっていたから丁度いいわね」

 

皆さんやる気は凄まじいな

 

承「行くぞ、ロリコン。ロリコニウムの貯蔵は大丈夫か」

 

その後

その近辺では男の断末魔の様な声が聞こえたそうな

みんなは絶対に真似してはいけないぞ!

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 




茜が話を重ねるたびにドンドン人外と化している気がする
最初は普通だった筈なのにドウシテコウナッタ(白目)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第77話 大掃除は無くしたものが出てくる

どうもジョースターです

今回は年越し回です
皆さんはどのような年始末をお過ごしですか?

僕?
大晦日は掃除で1日潰れます(白目)

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

行くぞロリコン。ロリコニウムの貯蔵は大丈夫か?

 

 

霊「さて、そろそろ年越しの用意をしないとね」

 

あの雪合戦が終えてから数週間

時期はもう大晦日に近い日になっていた

そういえば、まだ何もしてないな

まぁ今もこう言っているのだが全員コタツに入っている

 

承「む?そういえば、そんな時期だな」

武「年越しね、大掃除とかをするのか?」

茜「そうですね」

霊「後は一応巫女だし、儀式の用意」

 

儀式?あぁ新年とかそう言う系の儀式か

まぁここも一応神社だし何かしないと流石に不味いだろう

 

霊「あぁ〜この時期は本当面倒、紫に丸投げしたいけど、この時期だと起きているかどうか分からないから、ほんと面倒だわ」

武「起きてないってどういうことだ?」

霊「あのBBAは冬になると冬眠するのよ」

武「熊か!」

霊「あながち間違えてはいないわ」

 

いや、そこは否定してやれよ

事実だと思うけど

 

承「だから、前の雪合戦も居なかったのか。あいつが来そうだったのに来なかったのは」

霊「そうね」

武「あーそうだ。雪合戦で思い出した」

茜「何を?」

 

茜が殺意を若干出しつつそう尋ねた

まだ、あの寝返りを恨んでいるのか

 

武「由紀ちゃんとの約束まだ果たせてない」

承「あったな、そう言えば」

霊「と言うかよく思い出したわね、それであんなにボコられたのに」

武「いや、今まで忘れていたのがダメだ」

 

と言うかあれだけのことをされてよく生きてたよ

いやマジで

 

武「クッソ!なんで忘れていたんだ!幼女との約束を!クソ!万死に値する!この罪、我が命を持って償おう!怠惰なるこの俺をお許しをッ!お許しをッ!お許しをッ!」

承「やめろバカ、事後処理は面倒だから」

武「いや、死ぬとを止めようとはしないだね!」

茜「どうせ死ぬでもすぐ生き返るし」

 

あいつのことなら小町とかの死神の追跡を逃れそう

と言うか、割とどーやって生き返っているだろう

 

武「まぁいいや。それじゃあちょっと約束果たしに」

承「何を言っているのだ?」

茜「そうですよ」

武「え?」

承「もうその約束なら果たしたぞ、とうの昔に」

武「俺された記憶ないだが」

承「そりゃそうだろう。だってお前その時殆ど死んでたからな」

 

雪合戦が終わって、例の罰ゲームで的当てをして、その直後に由紀は膝枕をした

由紀曰く、何もして来なければ思ったより悪い気はしないらしい

一応、したからな

目撃者もいるし

 

武「嘘ダッ!」

承「はい、証拠写真」

 

俺がそう言い、反論する武の前に写真を見せる

そこには眠っている(と言うか死んでいる)武を膝枕して頭を撫でる由紀が写っていた

 

武「マジかよ。あんなことやこんなこともしたかったのに!」

茜「お兄さん、あまり変なことを言うと、大晦日の除夜の鐘の代わりにお兄さんの頭を108回打ちますよ?」

武「お許しを」

 

即座に土下座である

コタツからでて一旦立ち上がり土下座をするまでで約0.5秒

流石である

 

霊「さて、こんな馬鹿をやめてそろそろ仕事に移りましょ」

承「そうだな、面倒ごとはさっさとやるのが1番良い」

武「承太郎、さっきの写真いらないならくれないかな?」

承「働き次第」

武「さぁといっちょやりますか!」

茜「もう妹としてではなく、こんな奴と同じ血が通っていることが恥ずかしくなってきました」

 

まぁそりゃあんな兄がいればね

茜はガックリと肩を落とした

 

承「安心しろ。俺の姉もかなりの変人だったから」

茜「そうなんですか?」

承「あぁ、普段は普通になんでもできる万能な姉なんだが、極度のブラコンでな、俺が絡むと色々と残念になる。時々目がヤバかったし」

茜「変な兄や姉を持つと下は大変ですね」

承「そうだな」

ブ「でも、承太郎だって結構へんじ、アグッロ」

 

俺は変なことを言おうとしたブラッドの顔面に裏拳をかました

ブラッドは変な悲鳴をあげて、倒れた

 

承「掃除するか」

茜「そうですね」

 

茜は苦笑いになりそう言った

 

霊「まずは自分の部屋の掃除よ、各々の部屋を自分で掃除すること」

承「俺はもう終わらせた」

霊「あんたは私生活で毎日やっているからね、隅々まで、じゃあ武の手伝いでもしてなさい、同じ部屋の人間でしょ」

 

俺と武は共同の部屋を使っている。

と言っても、お互いにろくに使っていないけど

机で授業内容をまとめて、タンスから服を出すぐらいしかしない

武のそれぐらい

 

武「なんで俺名指し!?」

霊「1番時間がかかるからに決まっているでしょう」

武「掛かるね絶対」

 

ドヤ顔で言うことじゃないからな、それ

 

承「もし、武の机から変なもの見つけたらどうすればいい?」

茜「燃やしてください、汚物なので。炭すら無くしてください」

承「わ、分かった」

 

明らかオーバーキルのような気がするがまあいいや

 

承「じゃあさっさとやっていこ〜」

武「やるつっても、俺の机を掃除するだけだけどな」

承「バカ言え、机の下とかも掃除するぞ、そこには結構埃溜まるしな」

武「うわーメンド、じゃあ承太郎任せた」

承「写真」

 

俺は武にそう言い例の写真を見せた

 

武「ぬぅうう、いいだろう。やってやろう」

承「じゃあお前は、取り敢えず雑巾持って来い」

武「分かった」

 

武はそう言い駆け足で雑巾を取りに行った

珍しく素直だな

 

承「にしても、武の机ってって意外と綺麗だな、俺はてっきり幼女関連のなんかは大量的の置かれているかと思った」

 

実際武の机は俺は一切何も手をつけていないのにもう既に掃除したと言ってもいいほど綺麗に整理されていた

茜がやっているのだろうか

 

承「じゃあ、机の上はいいとして机の中を見てみるか」

 

実は中はぐちゃぐちゃでしたって言う可能性がある

俺は若干宝箱を開けるような感じで机の中を見てみた

まずは3段あるうち1番上を見てみるか

 

承「……………空だと」

 

無しだった

以外だ。その一言に尽きる

まぁそれはそれでいいことなので次二段目に手をかけた

 

承「…………………ハイッ、アウトーーー!」

 

中には大量の写真が入っていたしかも綺麗にまとめられた状態で、写真はどんなのなのか?

幼女or茜のどっちかだよ

見た感じ軽く3桁はいってるな

まぁこれはギリギリセーフとしよう

ギリギリね

そして、俺はもう開けたくないという気持ちもある中

最後の三段目に手を掛け開けた

 

承「……………………」

 

バタン

 

無言のそっ閉じ

見なかったことにしよう

決してrー18の本が大量にあったとか見てない

と言うかどこから入手したんだよ

それ以前にこれも幻想郷に持ち込んだのかよ

確かに紫が、ここに住む前にある程度は持ち込んでいいって言ったけど

これを持ってくるやつがいるかよ普通

駄目だ。もうツッコミが止まらん

 

武「おい、雑巾取ってきたぞ」

承「あぁありがとう」

 

俺は武が取ってきた雑巾を貰い机を軽く拭いた

うん、全く汚れてもいない

 

承「これお前がやったのか?」

武「そだけど」

承「意外だな」

武「失礼な、俺はそこそこキッチリしてるぞ、勉強はしてないけど」

 

自覚あるのかよ

なら治せよとツッコミたいが我慢だ

 

武「机の中見る?」

承「いやだ」

武「3段目見たんだな、その様子だと」

 

武はニヤァといやらしい笑みを浮かべた

 

承「なんのことかね?」

武「まぁまぁ一冊だけでも、これは幻想郷で得た本でな、気に入ったから持って帰った」

 

武はそう言い机の中から一冊本を出してきた

 

つ『自分のロリな妹が発情して襲ってきた件について』

 

もうタイトルだけでわかる

幼女系のやつやん

 

武「見る?」

承「見るか!」

武「えーこれでもまだかなり優し目な、初めて読む人用な作品なんだがな、上級者はもっと凄いぞ!例えば『幼女をか「やめろ!お叱り受けるぞ!」よしやめよう、流石にこれ以上はお叱り受けるな。あれ以上はR18の内容になるしな!」

 

かなりメタイが事実である

嫌な予感しかしねーもん

 

武「見ないのか?」

承「見るか!」

 

武はそう言い半ば強引に俺に渡す

どうしよう燃やそうかな

炭一つ残さず

 

茜「承太郎さん?………………えっと、何を持っているんですか?」

武「あっやべ、退散」

 

武はそう言い全力で逃げていった

俺の目の前には、赤面している茜がいた

これ間違いなく、俺がエロ本を持っているから色々と良からぬ誤解を招いている気がするのだが

 

茜「承太郎さん、そんな趣味が、こんな不潔なものを」

承「待て、誤解だ。落ち着け」

 

俺はそう言い本を机に置いて茜に近付いた

 

茜「ッ!近付かないでください!へ、変態!」

承「ガッ」

 

茜はそう言い正拳突きを繰り出してきた

顔面に命中し宙を舞った

 

承「俺は悪くねぇのに……………」

 

俺は呟き意識を手放した

 

 

 

茜「申し訳ありません、本当に申し訳ありません承太郎さん」

承「いや気にするな」

 

俺は意識を取り戻してから茜に事情を話し誤解を解いてもらった

俺はまでロリコンになるところだった

 

茜「そうですよね。承太郎さんがそんなものを読む筈がありません、よく考えればそうでした」

承「そう言って貰えると嬉しいよ」

 

さて、武に罰を与えないとな

 

承「その代わりと言っちゃなんだが、ちょっとお願いがあるのだが、いいか?」

茜「もちろんです。何でもっとはいけませんが、ある程度なら承ります」

承「じゃあ………」

 

俺は思い付いたお願いを言った

 

茜「分かりました。では、準備が出来たら呼んでください」

承「分かった」

 

俺はそう言い男子陣の部屋に行った

 

武「災難だったな承太郎」

承「あぁ全くだ、お前の責任もあるからな」

武「いや〜スマンスマン」

承「そうだ。机の中も掃除するから一旦、中身全部出せ」

 

武はそれを聴いた瞬間固まった

 

武「出さないとダメ?」

承「出さなくてもいいけど濡れても知らないよ?」

武「分かった。出そう」

 

武は渋々ではあるが中から大量の写真と本を取り出した

多すぎだろ。

机に収まらない量って

 

武「じゃあ、早くやってくれ」

承「分かった。任せろ」

 

俺はそう言い机の中を掃除した

 

承「終わったぞ」

武「じゃあ早く直してもいい?」

承「ちょっと待ったほうがいいかな?」

 

武は何故みたいな表情を見せたが、机の状態で納得した

机は若干湿っているから、乾くまで入れるのは危険だからな

 

武「もういいかな」

承「ああいいぞ」

武「じゃあ入れるわ」

霊「ねぇ、話って何?承太郎」

武「何ィ!」

 

武が本を入れようとした途端、部屋に霊夢が入ってきて、後ろから茜が来た

 

霊「……………武」

武「はい」

 

武はスッと正座をした

 

霊「これは何?」

武「えーとHな本です」

霊「そう、まぁ武も年頃だしこういうのに興味があるのはわかるわ。でもね、この量は何?」

 

霊夢はそう言い山のように積まれた本を指差す

 

武「お気に入りのシチュを悟られないようにカモフラージュしてました」

霊「それにしては多いわね」

武「幼女成分が欲していたんです」

霊「へぇ、まぁいいわ。あなたの褒められる点は、こんな本を見ているけど決して行動には移さないこと、一線は超えないこと、そこは素晴らしいと思うわ。でもね、いくらなんでもこれは多すぎる。そして極め付けは、この写真の束は何?」

 

武は瞬間固まる

目も泳ぎ、滝のように汗が流れる

霊夢はそれを見てため息を吐く

 

霊「この写真は焼却、この本は、茜と承太郎に任せる「「全焼却」」だそうよ、これをしないと……………わかるわね?」

武「イエスマム」

 

霊夢はそう言い、部屋を出た

 

茜「さて、燃やしますか、承太郎さんにまで害が出たらたまりません、跡形も無く燃やしましょう」

武「イヤだ、嫌だァアアアアアアアアアアア!」

 

武の絶叫も虚しく、しっかり燃やされました

結論

エロ本は、見つかってはいけない

見つかったら死を意味する

 

 

 

 

 

霊「これで終わりっと」

 

時間は流れ、夜

霊夢は儀式を一通り終わらせ、外から戻ってきた

 

承「お疲れ、ほら年越し蕎麦だ」

 

俺はそう言いコタツに入りグダッとなっている霊夢の前に丼鉢に入れた蕎麦を置いた

 

霊「あら、気がきくわね、いただくわ」

 

霊夢はそう言い食べ始めた

 

承「さて、俺たちも食うか」

武「年越しうどんねぇ?」

茜「もちろん用意してますよ」

 

そう言い茜は武にうどんが入った丼鉢を置いた

 

武「これこれ、いただきます」

承「俺もうどんにしようかね」

茜「了解です、すぐお持ちしますね」

 

そう言い茜は奥からうどんを取ってきた

 

茜「お待たせしました」

承「ありがとう、茜は?」

茜「蕎麦にします」

 

そう言い茜はちゃっかり自分の分も持ってきていた

 

霊「色々あったわね、今年は」

承「俺がここに来たり、異変が起きたり」

霊「外の世界へ行ったり」

承「俺に至っては別の幻想郷に行ったり」

武「死にかけたり」

茜「笑って、泣いて」

霊「辛いことのあった、でも楽しい一年だったわ」

承「来年もそうだといいな」

 

ゴーン

 

承「む、除夜の鐘か」

霊「それではみなさん」

 

 

全員『あけましておめでとうございまーす』

 

こうして、俺はここにきて初めての年越しをした

今年もいい年でありますように

 

To be continued ーーーーーーー>

 




時季外れですがお許しを

なかなか話が進まない
もう異変いってもいいのに予定見ても、やりたい話が4、5はあるこれは始まるの9月末だな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第78話 親と子は似る

どうもジョースターです

今回は里帰りと言う名の一旦現代に帰ります
正月にやる人も多いのではないでしょうか、里帰り

では、どうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

そんなことよりおうどん食べたい

 

 

承「さて、新年になったけど、何か用事あるか?」

 

俺はそう言い、3人に聞いた

 

霊「ないわ」

 

そう言い霊夢は首を振る

 

武「あー俺ら、親が帰ってくるから一旦戻るわ」

茜「流石に、お正月は帰らないと」

 

まぁ確かにな

俺もカエデさんに会っておこうかな

 

霊「行けるの?外に行くのでしょ?肝心の紫は冬眠中よ。ただいま絶賛」

武「あっ」

 

武はハッとした表情になり

どーすんだよこれと茜に問いかけていた

茜の返答?どうしましょうね。だよ

 

紫「呼ばれた気がしてジャンジャジャーン!」

 

全員が困っていると急に隙間が開き

紫が飛び出した

 

承「首を出せ」

 

俺はそういい刀を取り出した

 

紫「なんで!?」

 

なんとなくだ

 

霊「初めてだわ、お正月以内に紫とあったのは、この時は基本眠っているはずなのに」

紫「まぁいつもならそうね、でも約束してしまったからにはやるしかないわ、その為に対策もしていたし」

承「約束?」

 

俺がそう尋ねると紫はそう約束といい武を見た

 

武「あったけ?」

 

しかし、ご本人は思いっきり忘れていた

 

茜「していましたよ。いつかは忘れましたけど」

紫「しっかりして欲しいわね、まぁいいわ、色々あったらしいからしょうがないと思うし」

承「一つ質問いいか?」

 

俺は紫にどうしても気になる疑問点を聞いて見た

 

承「お前はどんな方法で、いつも寝ている今起きた?」

紫「簡単よ。私の家には藍時計という目覚まし時計があるから」

承「お前、部下を」

紫「正確には式神ね。まぁこうでもしないと私起きないし、まぁ無理矢理起こしたから寝相で大変なことになったけど」

 

そう言い隙間を開き自分の家を見せた

そこにはボロボロの藍が同じくボロボロの家を直している光景だった

もう藍出る度に酷い目あったない?

 

紫「まぁこれは置いておいて。さっ早く行きましょう」

霊「血も涙もないわね、紫」

武「いや霊夢ちゃんが言えてたことじゃ」

 

おい、そんなこと言えば

ドスッと鈍い音を出し武の頭に針が刺さる

 

武「で?早く行こうぜ」

 

んでもってお前も普通に針を抜いて平然とするな

 

紫「承太郎も行っておく?」

承「そうだな」

霊「私も行ってみようかしら」

紫「勿論行ってもいいわよ。霊夢も」

 

結局、前とメンバーと殆ど変わってねぇ

 

紫「じゃあ早く現代に行けるような服装になりなさい」

武「あっそうだったな、流石に着物じゃな」

茜「そうですね、では早く着替えましょう」

 

 

 

少年•少女着替え中

 

 

承「で着替えた終わったか?」

武「あぁ終わったぜ」

 

武は普通に下はジーパンで上はフード付きの青色のパーカー

霊夢は前と対して変化なく、ピンクのワンピースとジーパンって寒くないのか?まぁ年中脇出してるし、大丈夫か?

茜は黒いジャケットにジーパン。

なんでもスカートとかはあまり好きじゃないらしい

 

茜「では行きましょうか。よろしくお願いします紫さん」

紫「任せなさい」

 

紫はそういいながら隙間を自分達の足元に開いた

そのまま重力でそのまま落下

 

承「だからなんで落とすかな!」

武「いや〜〜ほんとそれだな」

 

そんな絶叫が隙間を響かせた

というか結構な距離あるけど大丈夫?主に久城兄妹

これ普通に50m以上あるよ?

 

紫「あっ」

承「絶対前の要領で行っただろ畜生!」

 

 

俺は取り敢えず茜を抱えた

武?放置

 

霊「よっと」

 

隙間の出口を通り、光が差し込んでくる

霊夢は普通に着地

 

承「セイィ!」

 

俺は怪我覚悟で茜をお姫様抱っこを抱え地面に衝撃をもろ食らってしまうが足で着地した

ギリギリ折れなかった

 

武「ぐきゅう!」

 

武は変な悲鳴をあげ地面に頭から垂直に落下

犬神家みたいな上半身が埋まり足を天に仰いだ

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

武「久し振りに死ぬかと思った、あの妖怪の時以来」

承「いつも死んでるのに?」

武「あんなのはノーカンだよ」

 

まぁあれだけ死にかけたら、まぁ慣れるよね

 

茜「すいません、承太郎さん」

承「気にするな」

茜(まぁ受け身ぐらい余裕で取れたのですが)

 

俺はその後に紫を見た

紫はビクッと身を震わせた

 

*会話だけをお楽しみください

 

紫「ど、どうしたの、じょ、承太郎君」

承「言うことは?」

紫「しょうがないじゃない!あの2人も十分人外だから、ついいけるかなってなったの!」

承「辞世の句は?」

紫「私は悪くない」

 

 

鉄 拳 聖 裁

 

 

紫「すいませんでした」

承「分かればよろしい」

霊「これには同情はないわ、自業自得ね」

茜「まぁそう……………ですね」

武「俺は何も言わない」

 

紫に軽くオシオキをして、からしばらくしてようやく俺たちは動き出した

 

承「とりあえず、武のところ行くか」

武「そうしてくれるとありがたい」

霊「歩く?」

茜「まぁここから近いので、すぐ着きますよ」

霊「ならよし、承太郎の家とはえらい違いね」

承「俺の場合は色々と事情があるからしょうがないだろ、しかも幻想郷に来る前でも、あそこには住んでいない。あそこは俺が高校に入るときに出た」

 

まぁ月一で帰っていたけど

 

霊「一人暮らしだったのね」

 

一人暮らしって言ったらそうだな

うん、ぼっち暮らし

 

茜「偶に私達が泊まりに行ってましたが」

武「そうだったな」

承「武に至ってはただ押しかけただけだがな」

武「うん」

 

こんな雑談をしながら足を動かし、数分後には武らの家についていた

わりかし広い一軒家である

 

武「久しぶりだな、ここに帰ってくるのも」

茜「いつの見慣れているのに時間が経つとこうも懐かしいものなんですね」

承「あーその気持ち分かるな」

霊「私は特にそう言った体験したことないから分からないわ」

 

お前は博麗神社から滅多に出ないからだろう

 

武「じゃ、ただいま〜〜」

 

そう言い武はドアノブを回しドアを開けた

 

???「あけおめ!」

武「ッ!」

 

その直後に武が声にならない悲鳴をあげて宙を舞った

その出来事にまたか見たいな表情を見せる茜を除く全員が、武を見て驚愕の表情を見せた

 

茜「あけましておめでとうございます。お母さん」

母「えぇ会いたかったわよ!2人とも!」

 

約1名あなた様が宙を舞わせましたが

俺がそんなツッコミをしていると、若干後ろにいた俺と霊夢、紫を見るなり即座に近付いてきた

 

母「そこの大きい男が空条 承太郎君?」

承「そうですが」

母「あぁ、いつもバカがお世話になっています。武と茜の母久城 雅(くじょう みやび)と申します」

承「これは、ご丁寧にありがとうございます」

 

俺はペコリとお辞儀をして来た久城ママにお辞儀で返した

まぁお約束だね

 

武「いって、いきなり飛び蹴りとはなんですかねぇ!母よ!」

雅「いやーつい、嬉しくっちゃって、ね」

武「反論しづらい!その答えにどう言えば分からない!」

雅「あなた〜〜〜私達の愛しい子たちが帰って来たわよ〜〜〜」

 

武がリアクションに困っているのを他所に久城ママはドアを開けそう叫んだ

 

???『なんだって!?』

 

その声ととものドタバタと音がし、その音は確実に大きくなってくる

次は久城パパの登場か

 

久城パパ「久しぶりだなァ!2人とも!パパ達が仕事で海外に行っている時に勝手に旅に行って……………お父さん悲しいよ!」

武「勝手にじゃねーだろ。一応話は出しただろ」

久城パパ「そーだけどな、まぁ平穏に暮らせてるならよし!それで後ろにいる人たちがそこにいる人たち?」

 

そう言い、久城パパは俺たちを指差した

 

茜「えぇそうですよ。まぁ承太郎さんは正確には違いますけど」

 

それを聞くなり、久城パパは俺たちに近付き

 

久城パパ「これは、どうも2人の父。久城 明廣(くじょう あきひろ)と申します。2人をどうかよろしくお願いします」

紫「えぇ勿論ですわ。約束いたしますわ」

承「同居人の俺も約束しましょう」

明廣(以下明)「それなら、安心です」

 

そう言い満足したのか、武たちを見た

まぁ2人には久し振りの一家団欒を楽しんで貰うか

 

承「じゃあ、俺らは一旦行くところあるから。久しぶりの一家団欒楽しめよ〜〜2人とも」

武「分かった」

 

そう言い2人と別れた

 

霊「なんか、武たちが主に武があんだけ、自由な理由が分かったわ。ちょっとしか話してないけど、あれ夫婦揃ってかなりの親バカね」

紫「えぇ、しかも父の方はロリコンの可能性があるわ、私達を見ても一切動じないなんてありえないわ」

承「いや、流石にそれは」

 

無いと言い切れないこの現実、どうしよう

子は親に似るというし

まさかな

 

承「じゃあ、次俺が行きたい場所行っていい?」

霊「またあの山歩くの?」

紫「隙間で運ぶ?」

承「能力を使うなよ」

紫「いいじゃない。もう能力だって見透かれているかもしれないし、正体知られてるし、時間短縮よ」

 

時間短縮か、まぁそれならいいか

 

承「一目のつかないところでやれよ」

紫「もちろん、そこらへんは抜かりなく」

霊「楽ができるっていいわね」

 

お前は少しは苦労しろ

ダラけすぎだ

まぁはそうツッコミたいが我慢し、紫が作った隙間に入った

 

承「なんで相変わらず、落下するのかな」

紫「これが1番楽なの」

 

入った瞬間突然の浮遊感

そして重力に従い落ちていく

 

 

紫「………………やらかしちゃった」

承「え?」

霊「何がよ」

紫「隙間の出口のにする座標間違えた」

承「おい」

紫「いえ、一応目的地の近くよ。一応は」

 

紫はそういいながら視線を落とす

そうこうしている間に出口である

そしてそのまま止まることなく出た

 

承「地面がない!」

 

恐らく崖と言っていい場所に出口を出したのであろう

前を見れば森、逆を見れば、岩

地面はかなり下にある

現在進行形で落下しています

 

紫「本当にごめんなさい」

 

そう言い紫はちゃっかり、崖の上に立つ

その後ろには霊夢がいた

 

霊「紫に捕まってよかったわ」

承「おのれぇええええええええ!」

 

俺は怨念を込めつつ叫んだ

 

承「ここは俺のかつての修行の場だ!ここで落下なんざ!」

 

俺は刀を取り出し、崖に突き刺す

これで勢いを減らしある程度弱くなったら、岩を掴む

 

承「ウッラァ!」

 

いくら勢いを減らしたところで、普通よりは力がいる

だがこんなの日常茶飯事だっただぞ

無理矢理力ずくで勢いを止めた

そして、後はある程度降りて、崖から飛び降りる

 

承「これが知らない場所だったらやばかった」

紫「大丈夫?承太郎?」

承「まぁある程度は」

紫「本当にごめんなさい。決してワザとじゃないから」

 

紫がいつもの謝り方と違い真剣な目をして謝罪して来た

本当に予想外だったんだな

まぁそれなら許すか

 

承「まぁ間違いはあるものだからいいよ」

紫「ありがとう」

???「騒がしいと思ったら、承太郎じゃない」

 

森の方からそんな声が聞こえてくる

 

承「この声は」

 

俺は急いで声がした方に向かう

そこにいたのは、案の定師匠の妻カエデさんだった

 

カ「久しぶり、元気にしてた」

承「はい、もちろんです。カエデさん」

 

カエデさんはならいいわと言い後ろにいる紫と霊夢を見た

 

カ「霊夢ちゃんも紫さんも久しぶりね」

霊「え、えぇお久しぶりです」

カ「魔理沙ちゃんは、きてないの?」

承「はい、ちょっと用事があるらしいので」

 

魔理沙は年越し前から、ちょっと面白い魔法思いついたから、しばらく引きこもるぜ!といったきり見たことない

 

カ「とりあえず、こんな場所で話すのもなんだし家に行かない?」

紫「………………」

 

紫、お前はもう能力を使うな

さっきやらかしたばっかだからな

 

霊「今回はしょうがないわね、歩きましょう」

 

そう言い4人はトボトボと家まで歩いた

 

 

 

 

カ「さて、気を取り直してあけましておめでとう。承太郎」

 

家について、カエデさんはそう言い微笑んだ

 

承「はい、あけましておめでとうございます」

カ「まぁ帰るって言われてないから、おせちとかは用意のヘッタクレのない……………と言いたいけど、つい承太郎がいた頃の癖で作っちゃった。食べてく?」

承「はい、いただきます」

 

俺たちはそういい家に中に入り、おせちなどの料理を食べ、一泊することになり、こういう家族の団欒と言えばいいのか、そういうの大切なことを味わった

 

To be continued ーーーーーーー>




何気に1番、悩んだのは茜の服装を考えたことです
現代っ子の女の子の服装とか分からないよ(白目)

因みにこの回の一番の被害者 藍

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回もお楽しみに〜〜〜


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第79話 人間スグには変われない

どうもジョースターです

特にないのでそのまま

どうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

首を出せ

 

翌朝

 

カ「もう帰ってしまうの?」

 

俺たちは用意をすませ武たちがいる家に向かう為に家を出ようとしてた

 

承「はい、一応友人待たしてるので」

カ「そう、なら早くいきなさい」

紫「短い時間でしたが、ありがとうございました」

カ「いえいえこちらこそ、楽しませてもらったわ。じゃあね承太郎、怪我や風邪には気をつけなさいよ」

 

俺はその言葉に頷く

 

霊「あんたはならないし、なったところで秒で治るけどね」

承「それはモノによる」

 

流石に致命傷レベルを治すとなると代償がデカイ

風邪も動けないレベルの病気なら流石に無理

 

紫「そうね」

カ「あなたは無理しすぎる傾向があるから、細心の注意をしなさい」

紫「そうね」

承「了解です」

紫「では、そろそろ行きましょうか」

カ「紫さん、任せましたよ」

 

紫はその問いに頷く

 

承「では、またいつか来ます」

カ「いつでも待ってるわよ〜〜」

 

俺はその声を背にその場を去った

 

 

 

 

 

 

 

武「幼女ッ!幼女は何処だッ!」

 

場所は代わり武の家

その一部屋で男2人が双眼鏡を持ち何かを必死に探していた

それが普通の人ならせいぜい鳥とかの観察とかの発想のなるだろうなるであろう

しかし、2人の場合幼女を観察することをしていた

やはり父もロリコンであった

 

明「探せ!」

茜「何やっているんですか」

 

その直後に2人の頭から殴ったような鈍い音が同時に聞こえてくる

2人が殴られた後頭部を抑え後ろを見る

そこには笑顔で拳を構えている茜がいた

 

茜「何やっているんですか?クソ親父と馬鹿兄」

明「いえ!何も!断じてやっておりません!」

武「そうですよ!」

 

そう言い2人は滝のような汗を流していた

どう見ても、やってはいけないことをやってしまったみたいな顔だ

茜はため息を深くついた

 

茜「まぁいいです。お兄さんもうそろそろ、承太郎さんが来ます」

武「やべっ、もうそんな時間か!」

 

そう言い武は急いで用意を済ませる

 

雅「あら、もう帰るの?気をつけてね」

明「いつもなら意地でも止めるが自分で決めたことには尊重しよう、怪我すんなよ」

 

その言葉に2人は無言で頷く

さっきのダメ父とは思えない風格を出し2人を送り出した

 

武「おっ、丁度か」

承「む?待たせたか?」

茜「いえいえ、今さっき来たところですよ」

紫「そう、ではそろそろ帰るわよ」

明「ちょっと待ってください!」

 

そう言い紫が移動しようとしているのを武父が止める

 

明「どうか、2人をよろしくお願いします。怪我ないようにしてください。厚かましいのは重々承知です、ですがどうかお願いします」

紫「分かりました。約束いたしましょう、決して2人には危険な目に合わせないと」

 

そう紫が言うと、武パパは安堵の表情を浮かべ、ぺこりとお辞儀する

 

紫「それでは、ご両親方のお大事に、それでは」

武「行ってきます」

茜「行ってきますね」

 

その言葉に2人は頷く

こういう光景って微笑ましいよね

俺は本当の両親はいないからな

もちろん、師匠やカエデさんは親同然と思っているが、やっぱり本当に血が繋がった親子よりはね

 

 

承「さて、帰るか」

 

そう言えば、夜に紫とカエデさんが何か話していたみたいだったけど何言っていたんだろうか

俺は少し気になり紫に聞いてみた

 

承「紫」

紫「何かしら?承太郎?」

承「昨日、カエデさんと何か話していたが何を話していたのだ?」

紫「うーん、それは内緒にしたいけど少し教えるわ。まぁ大雑把に言うとあなたの事よ、これ以上は何も言わないわ」

 

まぁ1番その可能性だと思った

俺はそうかと言い、師匠の墓によってもらいお供えものをするためにちょっと寄ってもらった

 

承「師匠、遅くなってすいません、本当なら1番最初のでも行きたかったけど、色々あってお供え物師匠の好きだった飲み物、置いておきますね」

 

俺はそう言い俺が作ったコーラを置いた

そして何も言わずにその場を去り

そのまま人目のつかない所に行き現代を去った

 

武「いいのか?」

 

武が隙間から落下しながら、幻想郷に戻っている途中、急に俺にそう問いかけてきた

 

承「何がだ?」

武「いや、お前のお師匠様だよ、あんな簡素でいいのか?」

承「あぁ、俺がやれることはあれぐらいしか出来ない」

武「そうか」

承「お前こそ良かったのか?」

 

今度は逆に俺が武に問いかける

 

武「ん?あぁアレでいいんだ。下手に不安はかけさせねぇ、だから幻想郷のことは何も話してない、俺が能力者ということも、まぁそれを話しても冗談で済まされそうだけどな」

 

武がそう苦笑しながら言う

俺はそれに頷きそりゃ、な

と言った

そして隙間から下から光が見える

どうやらついたようだ

 

紫「さぁ終点よ」

 

少しの時間暗かったからか、外に出た時に若干眩しいと思う目を瞑り、しばらくしてから目を開けた

そこには、いつも通りの博麗神社、詳しく言えば博麗神社の縁側があった

いや、訂正

 

承「何をやっている魔理沙」

魔「ゲ、承太郎」

 

そこにはお茶を用意してお茶を飲みくつろいでいた魔理沙がいた

無論ここはさっきまで無人だった

 

霊「魔理沙ちゃん歯を食いしばりなさい」

 

霊夢はどこからともなく、針と札を出して魔理沙を威嚇する

 

魔「待て待て待て!待ってくれ!勝手に上がったのは悪かったぜ!それは謝るぜ!」

霊「じゃ、お茶は?」

 

瞬間、魔理沙が固まる

どう足掻こうが、言い訳は出来ない

魔理沙は俺や武に助けを求めるように見てくる

しかし、これに関しはおまえが悪い

よって無視だ

因みに武は、幼女画像をガン見していて

茜は苦笑い

まぁ茜のリアクションが1番正しい

 

霊「さっ、遺言はあるかしら?」

魔「特に、、ありません」

 

 

 

その後

少女の断末魔が聞こえた

南無三

 

 

 

 

魔「全く酷い目にあったぜ!」

 

ボロボロになった魔理沙はそう反省する気が毛頭ないように言った

 

霊「もっとされたい?」

 

いつもの巫女服に着替えた霊夢がにっこりと笑い針を出す

針が嫌に光に反射して光る

因みに紫は眠いから帰ると言って帰って行った

まぁ元々寝てる時期らしいし、しょうがないか

 

魔「丁重に遠慮しとくぜ」

武「というか、今日はどんな用事出来たんだ?いつも通り暇だからか?」

魔「あぁ、忘れてたぜ、ちょっと家を掃除してたら面白いものを見つけてな、それを一緒にやろうと思ったんだ」

 

魔理沙はそういい、縁側に置いていた紙箱を指差した

 

茜「これは?」

魔「すごろくだな、多分

 

今、さりげなく色々と不安になること言った気がするのだが

 

武「なんか今、最後になんか言ったよな」

魔「さぁ?何を言っているんだ?」

武「気の所為?」

 

いや、気の所為じゃない

絶対なんか言った

 

魔「まぁ気をとりなおしてやろうぜ」

 

それを聞いた瞬間、武を除くと全員が首を横に振った

アレは絶対ロクなことが起こらない系のやつだ

 

魔「えーやろうぜ」

承「魔理沙、よく聞け。俺たちの住む所では、似たようなボードゲームがあるんだ、しかしそれをすると高確率で喧嘩になる恐ろしいゲームがあるんだ。これのこんな血の気が多いやつらがやれば絶対に死人が出る」

武「それってアレだろ?『人○ゲーム』だろ?」

 

俺は武の言葉に頷く

そして武が、アレは色々と危険と言った

 

茜「そうですよ、新年早々死人はマズイですよ、それが兄でも」

武「俺死ぬ前提?」

 

当たり前だろ。

お前が1番弱いだし

よく死ぬし

 

魔「そ、そうかならやめておくか」

承「そうしろ」

魔「それと気になったのがあるんだが、なんか庭のところに何故か焦げたような跡があったんだが、何か燃やしたのか?」

 

瞬間ッ!

武は膝から崩れ泣き崩れた

 

武「うわあアアアアアアア!」

承「それは」

茜「汚物を処理しただけですよ、えぇ、えぇ」

武「ワアアアアアアアアア、フザケルナ!ふざけるな、バカヤロオオオオオオ!」

 

武が物凄い形相でもはや血涙レベルの涙を流しながら発狂する

 

魔「あれは」

承「ほっとけ、あれは言うなれば、ある自称紳士の末路だ」

茜「ですね」

霊「たかが本を燃やされたぐらいで」

 

武はその霊夢の言葉を聞いた瞬間止まる

 

武「たかが本?まぁ確かに霊夢からすればただの本だ、しかっし!俺の中だと命より重い本だったんだ!あそこには夢があった!現実にやったら捕まるから出来ないようなことを観れる素晴らしいものだった、さらに!外で埋もれたしまった本もあった!俺が知らないようなものもあった!だから、だからァアアアアアア!」

 

武はそういいまた崩れる

事情をよく理解していない魔理沙は困惑の表情をしていた

 

魔「な、なんかよくわからないが無くなったものはないんだぜ、だからまた見つければいいだろ、次もまだ知らないようなものを探しに行けよ」

武「そうだ。そうだった、これは天啓だ、これは神が与えたもうた、試練だ。これは未知の世界を知れということだ。そうだ!」

魔「アレ?」

 

武はそういい、待ってろよ〜〜〜新たな世界ィィイイイイと言い何処かへ消えた

 

魔「行っちまったな」

茜「ちょっと、しめ……………捕まえて来ます」

 

茜はそういい指を鳴らす

あかん、死ぬやつだ

茜はゆらりと気配を消して武の後を追っていった

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

武が、白目を剥きながらヨウジョバンザイと連呼しながら、気を失っている

茜は俺に武が回収したと思われる本を渡して来た

俺は無言で処理した

 

やっぱ冬は焚き火だね

 

 

 

武「幼女イチャイチャハッ!」

承「目を覚ましたか」

武「何があったっけ?えーとそうだ、本!本は!」

茜「目の前にあるじゃないですか」

武「目の前には焚き火しかないんですか。まさか、う、うわあああああああああああ!」

 

武はそんな悲鳴をあげ、また気を失った

俺は武を無視して会話などをしていた

因みに武が次起きたのは夜でした

 

 

男子の部屋では

俺は自分の机をジッと見つめている武に話しかけた

 

承「武、大丈夫?色々」

武「あぁ、振り切れた。亡くなったしまったものはしょうがない。また、見つければいいさ。次はバレないように」

 

武はそういいぬ苦笑いを受けべていた

承「お前、まず持ってこないという手はないのかよ」

武「当たり前だろ」

承「そうか。所で」

 

俺はどうしての気になったことを訪ねてみた

 

承「どうして前。本があった引き出しを開けたり閉めたりしてるんだ?」

 

武はそういうとフッと笑い

 

武「開けたらタイムマシーンか、本が出てくると思ってリセマラしてた」

 

武は死んだ魚のような目をして言った

 

承「全然、振り切れてねぇ!引き摺りまくってる!」

 

やっぱり、人間スグには変われない

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第80話 リアジュウシスベシ

どうもジョースターです

最近割と書く時間がない
え?ならFGO周回とかするな?
何のことかね?(すっとぼけ)

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

別に引き出し開けたら、タイムマシンあっても構わんだろう?

 

 

時は流れ今は2月

寒さはよくなるどころかますます悪くなる

博麗神社にて

 

武「寒い、寒いサミィ!」

承「コタツに入って、完全温まっている。お前が何を言う」

茜「と言うか、承太郎さんが色々と可笑しいと思うのですが、こんな真冬になんで半袖の服に学ラン羽織っただけでどーにかなっているんですか」

霊「そうよ、寒いはずでしょう普通」

 

そんなこと言われても、慣れてるからとしか言えないし

 

承「小さい頃からこんなのだったから、寒さには慣れてるし、むしろこっちの方が普通と思ってた」

武「だから、お前の少年期は色々おかしい狂気じみた時代だろ!俺らみたいな温室育ちと一緒にすんな!」

茜「あ、そうでした。あそこに、外にお兄さんが好きそうな本g」

 

瞬間にコタツから武の姿が消えた

コタツから出て、雪が積もって白銀の世界とかした外に出ていた

早い。スタプラの動体視力を使って漸く見えた

 

武「本!本!ウス=異本!ウス=異本!」

茜「を燃やしておきました」

 

武は倒れこみ積もった雪に埋まった

そこからはアリエナイウソダ、ソンナハズハと声が聞こえてくる

ああなったら面倒になるからしばらく放置だ

 

霊「ところで承太郎、今日って何日?」

承「えーと、2月………13日だな」

霊「そうありがとう」

 

そう言い霊夢はコタツから出て何処か向かった

ついでに茜も

 

承「?なんだったんだ?」

武「わからねーのかよ。承太郎」

 

そう言い蘇生した武が言ってくる

 

承「わからん」

武「ハァーーーーこれだから、承太郎は。これは一般常識だぜ?明日だよ、明日」

承「なんかあったっけ?」

武「これは酷い」

 

武はそう言いやれやれと肩を竦める

 

武「バレンタインだよ。バレンタイン」

承「それが?」

武「それがっておい」

 

武が信じられないって言わんばかりの表情浮かべた

 

承「確か、親が子にチョコ渡す日だろ?」

武「違う。合ってるけど微妙に違う、バレンタインっていうのはな」

 

武は俺にバレンタインはどんなのか教えて来た

成る程、道理で辻褄が合わなったわけだ

親が子に渡すのだけではなく、異性に気持ちをチョコレートを渡して伝える日というわけか

だから師匠もカエデさんからもらっていたのか

 

武「まぁ俺には一生縁のない話だけどね!」

承「言ってて悲しくならない?」

武「悲しい。悲しいな!」

 

武は血涙を流しそうな苦悶の表情になっていた

 

承「だろうね」

 

俺が武に言えるのことはそれしか浮かばなかった

 

武「お前は絶対に貰える系男子だろ!」

承「貰ったことないぞ、小さい頃に幼馴染から貰ってから」

武「そりゃ、山に引きこもっていればな!」

 

失礼な、時々山を下ってくるぞ

おつかいとかで

 

武「それは、ただ買い物しに行っているだけだろ!」

承「そうだな」

武「肯定しやがったぞコイツ」

承「事実ですから」

 

 

ボン!

 

 

俺がそう言った直後

調理場から爆発音が聞こえた

何やらかした、事後処理が面倒なんだぞ

 

武「行ってみる?」

承「行ったら殺されそうだからパスで」

武「だよね」

 

武はそういい大きく頷く

今行ったら間違いなく爆発に巻き込まれるか、八つ当たりでボコられるかのどっちかだと思う

 

武「幼女からチョコ欲しい」

承「いきなり、何言ってんの!?」

武「チョコを味見してる幼女を見たい…それだけでご飯3杯…………………いや!5杯はかたい!」

承「雪に犬神家の埋まり方したい?」

 

俺は左手をゴキゴキと鳴らしながらそういった

武は若干顔色が青くなった

 

武「え、遠慮しとこうかな、ハハハ」

 

武はそう乾いた笑みを浮かべた

そして、アレはアカンみたいな表情を浮かべていた

絶対、茜がやったんだな

俺はやった記憶ないから、そうなると大抵茜だ

 

武「本当に自分の妹怖い」

承「お前が変なことするからだろ」

 

武は違いないと返し

まだ笑みを浮かべていた

 

承「まず何やらかしたらそうなった」

武「ただ、ちっちゃな女の子に話しかけていただけだ」

承「………………………………ギルティ?」

武「俺に聞くな!」

 

だってかなり微妙なラインだったし

分かりやすく言えば、電車に若干挟まりながら乗車するようなもん

それは果たして、セーフなのか?内容によるけど

 

承「ちなみに内容は?」

武「ちょっと、お兄さんといいことしない?って聞いた」

承「それはだな、警察送りだな。茜はよくやった、賞賛に値する」

武「可愛いものを愛でて何が悪い!」

承「とうとう開き直りやがった」

 

その後しばらく、武が紳士による紳士のための演説をした

無論、俺はそれにはならないから意味無し

あまりに暇だったからブラッドを出して暇つぶしにボコった

え?罪悪感?

あるわけないだろ

 

ブ「僕って何でこんなあつk」

 

 

 

カット

 

 

 

ブ「え………………ひどくn」

 

 

 

カット

 

 

 

 

武「さぁこれを見ている君達も!一緒に幼女を愛でようではないか!」

ブ「ねぇ、どこに向かって話してるの?」

承「知るか、お前もよく言ってただろ自分で、似たようなことを」

ブ「そうだったね」

紫「そうね、まぁ知ってはいけないことだと思うわよ?」

 

いつの間に居たんだよ紫

いつの間にか、珍しく隙間から完全に出ていた状態で立っている紫がいた

 

紫「さっき来たばっかよ、それにすぐ帰るわ」

承「用事があるのか?」

紫「えぇそんなものよ、おかげで今年は冬眠を若干早くしないといけない羽目になったわ」

承「それは気の毒に」

紫「まぁ自分のことだから、しょうがないけども、ってそん話じゃなくてはい。本当は、明日渡すのがベストだけど今日ぐらいしか渡せそうにないから渡しとくわね。」

 

そう言い紫は隙間を開きそこに手を突っ込みゴソゴソと探し出し

2人に綺麗にラッピングされたハート型チョコを渡して来た。

 

紫「そこまでこだわっていないから、形はそこらへんにあった。型に溶かしたチョコを流し込んで冷やしただけだから、正直、ハートの理由は意味は無いわ。色々助けられたからそのお礼よ」

承「ありがとう、それと一つ質問いいか?」

紫「手短に」

承「何でこの世界にバレンタインがあるんだ?」

 

よくよく考えてみれば妙な話だ

この世界のそう言う行事がくるのは、忘れられてこの世界にくる筈だ普通は

しかし、バレンタインなんて忘れられてなんていない

百人に聞いても全員が頷くぐらいのイベントだ

俺ですら、多少は知っていたよ………………意味が変わりすぎていたけど

それが幻想入りしているはずがない

 

紫「それは、説明が難しいけど、理由は二つあるわ。一つ目は簡単に言えば外にあるバレンタインは元々あったバレンタインと意味が結構変わっているから、ほらえーと義理チョコとか友チョコとかそう言うのよ。

元々のバレンタインが人々から忘れられて来た、クリスマスなんてもそうよ」

 

俺はよくわからないが武は成る程を頷く

 

紫「二つ目はあなた達、外来人よ。あなた達みたいな人な人がここに来て、そして住み、様々な外の世界のイベントや技術、食べ物を教えて来たわ」

承「成る程、理解できた」

 

紫はよろしいと言ってウンウンと頷く

 

紫「じゃあ、話は終わったからちょっと寝てからやることをやるから帰るわね」

承「おう、ありがとうな、チョコやら教えてもらって」

紫「これぐらいはするわよ。流石にね」

 

要は、それ以外はしたくないんだ

 

紫「まぁ忙しいから、これだけしかできなかったってのもあるけどね」

武「ですよねー」

 

紫はそのまま隙間に入り帰っていった

 

武「……………さて、とりあえずこれ食うか」

承「そだな」

 

俺と武はそういい各々が持っているチョコを食べ始めた

 

承「…………………普通だな」

武「うん、そうだな」

 

まぁ無理もないか

時間無かったって言っていたし、流石にな

逆に溶かしただけとはいえ、これを作ってくれた紫に感謝せねばな

 

武「まぁ俺はたとえどんなに不味くても、貰ったものはしっかり食べるきるぜ、まぁそれで死にかけたけど」

承「あれは言わないでくれ、思い出すのも恐ろしい」

 

フランの殺人料理はもう勘弁

とか言ったら絶対に来そうだから、これ以上はやめておこう

まぁ今日は一応前日だし、問題ないな

 

武「さて、そろそろなんかするか」

承「ゲームでもするか?」

武「何か良いゲームねぇ?」

承「そうだなどういった系がいい?」

武「幼女恋愛シュミレーター系」

承「流石に持ってねぇよ、と言うか限定すぎだな」

 

まず、恋愛シュミレーター系のゲームを持っていない

ああいった系のゲームは苦手だ

どういう行動すればいいか分からなくなる

 

承「久し振りにホラゲーでもするか?」

武「なるべく怖くないもので」

 

それは保証しない

まぁこんな感じでひたすらゲームをしてこの日は終わった

 

 

 

 

 

翌日

 

 

霊「おはよう、昨日は楽しんでたわね」

承「まぁうん」

武「承太郎さんあれは酷い。何で静岡なんだよ」

 

俺もあんな怖いとは思っていなかっただよ

俺も苦手なの忘れてたんだよ

 

霊「まぁいいわ。ほら、今日バレンタインでしょ、あげるわ光栄に思いなさい」

 

そう言い俺たちに若干変な形になった星型にチョコを投げ渡して来た

 

茜「あっそうでしたそうでした。私もあるんでした。承太郎さんには色々とお世話になっているので、お兄さんは余ったからついでに」

武「ひでぇ!いやまぁくれるならいいけどさ」

 

茜も2人に綺麗な形のハート型のチョコを手渡しして来た

 

承「ありがとう2人とも、だが霊夢料理場を爆発させるなよ」

霊「分かっているわよ」

 

霊夢は痛い所を突かれたのか、微妙な表情をしていた

 

承「まぁとりあえず、作ってもらったからには食うか」

武「そうだな」

 

俺はそういい2人のチョコを食べ始めた

まずは霊夢から

大丈夫か?と思いつつも決心して食べてみた

 

承「うまいな」

武「普通にうまい」

霊「それはよかったわ」

 

そう言い霊夢はコタツに入り寝た

しかし、若干嬉しそうな表情してたな

茜のチョコ?

言うまでもなく絶品でした

 

 

まぁ今年はこれで終わりかな

 

 

フ「お兄ちゃん〜〜〜いる〜〜?」

 

安定と信頼のフラグ回収

知ったよ

 

 

武(詰んだな)

承(うん)

 

そこのは穢れのない純粋な笑みを浮かべるフランがいた

ご丁寧に、結構な量のチョコレートをと思しき物体をカゴに入れて

 

フ「これ、バレンタイン!お姉様達みんなの分持ってきたの!」

承「珍しくな、こう言うのは全員で来ると思ったのだが」

 

せめて、咲夜だしくるのは

 

フ「うん、本当はそうなるはずだったの、でもね。なんかお姉様が昨日、氷が張った湖乗れそうって言って乗ったら割れて、溺れて風邪引いたから、咲夜が看病して、その代わりに私がみんなの分まで持って来たの!」

 

あのバカは何してんの?

とツッコミたいが黙っておく

 

フ「じゃあ、お兄ちゃん………………でも変態なお兄さんも食べたいと思うし、これみんなで食べてね!」

 

そう言い、フランはカゴを俺に渡して

俺に抱きついてから帰っていった

武の目が怖い

 

武「タヒる?」

承「結構です」

 

顔面を殴られました

 

承「とりあえず、2人で一個ずつ食べるか」

武「そうだな、と言うか何だこれ?」

承「ロシアンルーレットだな」

武「死ぬんだけど、ハズレ引いたら」

 

しょうがないだろ。そう言うもんだよ

チョコは、レミリアと咲夜、美鈴、フラン、こぁ、パチュリーかなこの数だと

 

武「俺が最初食っていい?」

承「いいぞ」

 

武(最初は余裕だ、6分の1の確率なんざ、余裕余裕)

 

そう言い武は、真ん中にあるチョコを食べた

 

 

武「ぐっはァアアアアアア!」

承「エェエエエエエエエエ!!!」

 

やっぱ、武ってなんか持ってんだな

いい意味でもあり悪い意味でもあり

俺は倒れた、武を見ながらそう思った

 

ちなみに残りは俺が食べました

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




確率は当てにしてはいけない
割とマジで
じゃんけんなんて、マジでそう
前6人でじゃんけんして、たった二手目で一人負けしましたから

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくいたします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第81話 希望なんて無かった

どうもジョースターです

特にないのでどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

武のステータス

幸運値(悪い意味で)EX(規格外)

 

 

バレンタインから数日後

 

承「まさか、さらに地雷があるとは」

 

俺はその日から今日まで寝て過ごしていた

いや、瀕死になっていたと言うべきか

 

霊「何と言うか、あんた達………………うん、強く生きなさい」

茜「そうですね」

 

やめろ、2人とも

そんな哀れんだ目で見るな

 

こうなった理由?

フランの料理は武が食べただろ?

違う違う、フランの料理で倒れたんじゃない

 

 

 

 

 

 

 

回想〜〜〜

 

承「武は死んでるし、俺が残りを貰うか」

 

そう言い、俺はチョコを取り

食べ始めて、最後の一枚を手に取り口に入れた瞬間

 

承「ッ!ガッ!」

 

何故か、チョコから出てはいけない辛み?苦味?そういったものが口に広がった

しかし、食べたからには食べきるしかない

吐くなんて論外だ

俺はそのまま一口でチョコを食べた

まぁ、分かるよね

 

承「誰だよ、これ作ったやつ」

 

まぁ間違いなくレミリアだろうな

あの姉妹以外にコレを作れそうな人物

紅魔館にはいない

俺は倒れた武と同じように力尽きた

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

承「姉妹って似るもんだな」

武「そうだな、いい意味でもあり悪い意味でもあり」

 

俺と武はコタツに入りながらそうしみじみ思った

 

茜「酷いです。承太郎さん!」

承「あっ、すまん」

 

俺がそう言うと茜が、若干怒気を含んでそう言ってきた

 

茜「こんな、兄と私が似ているだなんて、そんなの屈辱はないですよ」

武「え……………」

承「安心しろ。あの馬鹿とお前を一緒にしたことはない」

茜「ですよね!」

 

茜は満足そうな表情を浮かべる

逆に武はキレてた

 

武「表でろ」

 

武はそう言い立ち上がり外を親指でクイっと指す

 

茜「私にですか?」

武「承太郎だ」

承「ほう、いいだろう。やってやるぞ、存分に」

 

俺は外に出ようと立ち上がった

 

パリン!

 

何かが砕き散る音が後ろから聞こえて、俺は振り返る

武は先に振り返っていて、後ろにどんな光景があるのは見えているのか青ざめていた

それを見た俺は後ろを見たくないと思っても体が向いてしまい

見えてしまった

 

霊「ねぇねぇ、何するのかしら?」

 

そこには、湯呑みだったと思われる粉々になり、机にはその破片と、お茶は溢れていた

霊夢の表情は笑顔だった。綺麗な笑顔だった、誰に聞いてもそう言うだろう

目が笑っていなくて、殺意さえなければ

殺される、また起きたら数日すぎてるなんて嫌だ

 

承「何もしません」

武「えぇ、なぁんにもしませんよ」

 

2人で必死に霊夢に弁明する

しかし、霊夢は笑顔のまま

あっこれダメなパターンだ

 

霊「ねぇネェ、あんた達のせいで湯呑み割っちゃって熱々のお茶が手にかかって火傷しちゃった〜〜痛いなぁ」

承「『クレイジーD』傷を治せ!」

 

俺は即座に霊夢の手の傷と湯のみを治し

こぼしたお茶を拭き取り、直した湯呑みにお茶を入れ直した

 

霊「よく出来たわね。承太郎は許すわ」

武「お菓子持って来ました」

 

武はそう言い、煎餅を差し出す

霊夢はありがとうと言い、受け取った

 

霊「よし、2人とも許す!()()

 

よし命拾いした

うん?待て、今最後に言ったら不味いことを言った気がするんだが

 

茜「お兄さん、承太郎さん」

 

うん知ってた

 

茜「さぁ覚悟の程は?」

武「無いです」

承「やるなら一思いに」

 

鉄拳聖裁

 

茜の無慈悲なる拳が飛んでくる

その威力、慧音の頭突きレベルの衝撃だった

 

承「やっぱりか」

茜「ご安心を、承太郎さんはしっかり看護してあげますから」

武「俺は?」

 

茜は喋らない

うん、やらないんだね

そして、倒れるように意識を手放す

 

 

 

 

 

…………

 

………………

 

 

小「あんた達、一体どんだけ来るんだい?もう10回は超えているね。一体どんな過ごし方すれば瀕死が頻発するだい?」

 

小町が呆れ気味に、ちょうどいい座りやすそうな石に座りそう言う

 

承「知るか、俺の周りが特殊過ぎんだよ、即死の料理を作る姉妹、人間をやめている巫女たち、その他諸々の普通じゃないことがあんだよ」

武「そうだな」

小「そりゃ気の毒?なのかい?まぁあたいは退屈しないから、大歓迎だけどね、と言うかその2人は即刻戻したんだね」

 

おそらくジョナサンとDIOだろう

ジョナサンが、先にDIOを引きずりながら帰ったからな

それに最近、あんまり2人が出てこないな

一体化がドンドン進んで同調しているからかな

まぁいいや

 

武「あっ、彼処に可愛い幼女が!」

 

いや、見えねぇよ

結構離れてるぞ

 

小「それって髪が緑色だったりするかい?」

武「うん」

小「さぁ!帰った帰ったあたいは仕事をしてくるので!四季様にお説教される!」

 

そう言い、小町は急ぎ足でその四季とか言う奴と逆方向に行った

 

承「帰る?」

武「うん、そうするか。あの幼女と会うのが何故か、躊躇ってしまう」

 

本能で、不味いと思ったのかね

まぁぶっちゃけ俺もいやな予感しかしないけど

俺と武は嫌な予感がする前にさっさと帰り

意識を取り戻した

 

…………

 

………………

 

茜「起きました?承太郎さん」

承「ん、あ、あぁ起きた」

 

何故か俺は茜に膝枕された状態で目を覚ました

上を見上げると茜の母性溢れる表情が見えた

まぁ、あれは見た感じそんなないからな

 

茜「失礼ですね。私は着痩せするタイプです」

承「そうか」

武「実際そうだった気がする」

 

そう言いムクリと武は起き上がる

 

承「へぇ、まぁ俺はそこらへんはどうでもいいと思う主義だから、別にだが」

茜「それはいいことですね。胸で人を判断しない、うん素晴らしいですね」

 

それをいうと霊夢は無言で頷く

 

霊「少しは見直したわ」

承「そんなことで見直させれても」

武「よかったな?承太郎」

承「良いものなのか?これは?」

武「いいじゃね?」

 

武はそう言いゴロッと寝転がる

 

承「なんでまた寝転がったし」

武「ん?起き上がろうとしたら、思ったよりしんどくてな、まだ意識取り戻したばっかだし、もうちょっと横になっておこうと思ってな」

承「そうか」

茜「承太郎さんもこのまま、もう少し横になっては?」

承「そうするか、まだ頭痛いし」

 

というか、ちょっとツッコミをいれたい

 

承「何さりげなく、ずっと膝枕しているんだ?茜」

茜「いつまでもいいですよ。承太郎さんが望むなら、それとも私みたいな人の膝枕なんかさっさと退きたいのですか?」

承「いや、相応わけではない。ただ気になっただけだ」

 

茜はそれを聞くとそれは良かったですと言い、膝枕続行

いつぶりだろうか、膝枕をされたのは

…………まぁいいや

 

霊「そう言えば承太郎、急だけど一つ質問があったわ」

承「質問?」

霊「あなた、バレンタインの時に紫から貰ったって言っていたわよね?」

承「あぁ貰ったな」

霊「それって本人に?決して式神とかではなくて?」

承「あぁ紫本人だった」

 

それを聞いた瞬間霊夢は、おかしいと呟き

考え込んでいた

 

霊「だとすると、おかしいわね。紫はこの時期になると()()()()()()()()()()()()はずなのよ、しかし、起きていたこれだけでおかしいわ。」

承「そうなのか?だが用事があるとか言っていたが」

霊「用事なんて、そんなの式神に任せる筈。つまり用事とやらが本当なら式神に任せられない何か異常なことがあるってことになるわね」

茜「何か、ですか」

承「だが、幻想郷に何かが起こるってわけではないであろう、それだったら少なくとも、幻想郷の要と言っていい霊夢か、守護者の俺に連絡が来るはずだ」

 

幻想郷に害があるならな

 

霊「そうよね。と考えると何か悪巧みをしてるわね、紫」

承「可能性としてはあるな、まぁ異変で収まる範疇だといいな」

霊「まぁそこらへんは、流石にね」

 

流石に紫の性格上、自分の子供のように愛している幻想郷を自らの手で滅ぼすってのはないと思う

異変はやりかねないけど

 

霊「まっ、今考え込んでも仕方ないわ。異変があったならそれをかたずける、それが私の責務なんだから」

承「そうだな」

武「いやお前もする筈だろ」

承「俺は幻想郷に害をなす。滅ぼさんとするような奴を潰す役割だ。異変解決は最悪俺はしなくていい。ドウセ霊夢ニパシラレルケド」

茜「まぁ、そこらへんは……仕方ありませんよ」

 

おいなんで皆頷くのだ

やめろ、やめてくれ

 

武「まぁ呪うなら己の強さを呪うんだな」

承「なんでだよ」

霊「あんたがいると楽なの!以上!」

 

ですよね

 

承「拒否権ってあ「なし」だよね」

 

知ってたよ、俺に拒否する権限なんてないってことぐらい

自分で言ってて悲しくなって来た

 

茜「なんといえばよろしいのでしょうか、ドンマイ?頑張ってください?」

武「ザマアミロっていうのが1番だ」

承「サーチアンドデストロイィイイイ!」

 

俺はそう言い茜の膝枕状態から飛び上がり

そのまま武に飛びかかった

 

武「あっぶね!」

 

武は紙一重で躱す

こいつ回避に関しては結構いいからな

 

武「何すんだよ!あぶねーだろ!」

承「貴様に交わす言葉などなし、まず一発殴らせろ、話はそれからだ」

茜「えい」

 

いつの間にか武の胸ぐらを掴んでいた茜がそう言った瞬間、武が宙を舞いそのままドゴンと音がたて地面にめり込んだ

 

茜「これでよしと、こんなのに承太郎さんの手を煩わせる必要はありません」

承「そ、そうか…………ありがとう茜」

 

茜はいえいえと言いめり込んだ武を引っこ抜いた

無論、気絶

 

武「何があった。急に地面に」

 

してなった

 

承「お前どんどん耐久力増して来てるな」

武「まぁ………………そりゃね」

 

武はそう言い、こんなことが連発すればなと言った

うん、そうだよね

俺はそう言い夕日を眺めた

ってあれ?

 

承「って日が暮れてるし、相変わらず日が暮れるに早いな」

 

俺はそう言い夕食の用意をしようと調理場に向かおうとした

 

茜「あっ今日は私が作りますね、どんなのがいいでしょうか?」

霊「なんか、滅多に食べないようなのがいいわ」

武「中華料理とかよくね?一応作れるだろ」

茜「一応は、では中華料理を作ります。承太郎さんは今日は休んでいてください」

承「わかった」

 

茜はそれを聞くと料理場へ向かった

 

 

数分後

 

茜「出来ました」

武「何を作ったんだ?」

茜「麻婆豆腐と天津飯です」

 

そう言い茜は両手に大皿を持ってこたつに近づいてきた

それを聞いた瞬間武が固まった

 

武「麻婆…………豆腐だと?」

茜「はい」

武「そうか」

 

そう言い、茜はコトリと持っていた大皿を置いた

 

承「赤くね?麻婆豆腐」

 

そこに真っ赤な麻婆豆腐があった

赤い

真紅

真っ赤、それぐらい赤い

一体どれぐらいの唐辛子をぶち込んだんだよ

 

茜「これぐらいしないと麻婆豆腐は、麻婆豆腐じゃないですよ。辛さこそ至高、ですよ」

 

茜はそう満面の笑みで行って来た

 

霊「あんた達の世界ってこんなあっかいの食べるの?」

承「これは、少し赤すぎるかな」

武「間違いなく赤すぎる」

 

その後、茜を除く全員が激辛麻婆豆腐の辛さに悶絶していた

なんで茜はあれを整然と食べれるの?

 

その後

茜には中華料理は作らせないことになりました

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




激辛料理はアニメとかではたまにあるけど
実際は………………ね

辛さはカレーとかの体はいけないくせに、キムチなどの唐辛子系になるとそこそこ強いジョースターです

FGOの1000万ダウンロード記念の星4鯖配布誰にしよう
まだ全然決まってない

あっ後マーリン当てました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第82話 武死す!(大嘘)

どうもジョースターです

FGOとハロウィンイベがかなり美味しい
丁度欲しかった素材が全部きた
育成が捗るわい
沖田さん狙いしたら土方さん来ました
FGOをやっている人は星4配布みなさんはそれにしました?
僕はヘラクレスです

雑談はここまでにしてどうぞーーー


前回のあらすじ

 

辛さこそ至高

 

茜、激辛麻婆豆腐事件から数日後

 

俺はいつも通りの過ごしていると武に呼び出された、男子部屋に2人で座っている

 

武「一つ、大変なことを思い出した」

承「何をだ?」

武「まず、承太郎は知っているとも思うが、俺は体育教師だよな、寺子屋の」

 

そういえばそうだったな

正直、こいつが教師しているときは結構良い先生になっていて正直印象がなかった

 

承「そうだったな、それが?」

武「そして、もうそろそろ何かあるだろう?」

 

何かあったけ?あぁあったな、慧音が言ってた言ってた

 

承「あぁ確か球技大会だったか?」

 

確か、何か一つ球技をやるとか言うやつだっけ?

 

武「一つじゃない。2つだ。そしてどんな種目にするかは俺が決めれるんだ、ぶっちゃけこれ提案したの俺だし」

承「提案者お前かよ」

武「それでな、明日までにその種目を言わないといけないんだが………………」

 

そこで武は頭を抱えた

 

承「まさか」

武「何にするか、一つも決めてない」

承「おい」

武「いや、正直一つは決まってるよ?というか確定みたいなもん誰でもできるドッチボールって、でもあと一つがな〜〜」

 

サッカーとか野球はどうだっていいかけたが、色々危ないから無理だろうな

 

作者曰くサッカーはボールじゃなくて足蹴られることあるらしいからな、偶に

野球は言って仕舞えば、ボールによるがガチなやつは薄い布を巻いた石っていうぐらい硬いから危ない

 

承「球技ではないが、大縄飛びとかは?」

武「おっ、それいいね。でもなー球技って言っちまったしな。それに大縄とかそう言う系は運動出来ない子の公開処刑だからな。あれはえげついよ」

承「確かにな」

 

球技球技

子供に安全にやらせる球技って意外とないものだな

 

武「こうなるとやっぱ大縄だな、あれなら団結力が出るし、よくねーか?」

承「いいのではないか」

武「後で慧音に言っておかないとな」

 

慧音なら良いって言いそうだな

慧音そう言うの好きだし

 

 

武「よし!話は終わりだ!じゃ俺は」

 

そう言い武は立ち上がり

 

武「俺のオアシスを探してくる!」

 

オアシスっていい感じに言ってるけど要は、そんなの探しに行ったら

出てくるぞ、破壊神が、お前のそういう本絶対燃やすウーマンが

 

茜「消されたいですか?跡形もなく」

 

ほら見ろ

武が襖を開けたら満面の笑みで茜が仁王立ちしていた

 

武「冗談です。前ので懲りたから」

 

武はそう言いながら、ほらと言い机の引き出しを開けて無実を証明した

 

茜「ふむ、どうやら思い過ごしのようですか」

承「あれれーー?おかしいなー〜〜こんなところにたくさんの本があるぞー〜〜?」

 

俺はそう言いながら、武が机を改造して、特定の開け方をしないと開かない引き出しを開けた

 

武「貴様ぁあああああああ!おのれ、おのれおのれおのれおのれよくもーーーーッ!」

茜「懲りるって言葉知ってますか?」

 

正論である

あの馬鹿は死んでも懲りようとしないがね

なんでこう、こいつはこんなに酷いんだろう

武は鉄拳制裁されました

 

武「こんなのあんまりだ」

 

武は、燃えて原型を留めていない、本を抱えながらそう言った

 

茜「嘘をついたからです」

 

嘘ついたら焼くって怖いな

 

武「あんまりだ、こんなの間違って」

承「ないからな、何一つ」

 

ガクッと、膝を曲げる武

茜は全くっといった感じな表情をしていた

 

承「さて、じゃあ武さっさと、慧音に話をつけにいくぞ」

武「了解、早くしよう」

茜「気をつけて行ってくださいね」

承「あぁ、じゃ行ってくる」

 

そう言い俺と武は博麗神社を出て人里に向かった

 

 

 

 

 

人里

寺子屋にて

 

武「…………………という感じです」

慧「ふむ、球技では無いがこれはこれでありだ、これにしよう」

武「ありがとうございます。では、日程と時間、ルールなどを詳しく決めましょう」

慧「そうだな、では」

 

そう言いながら2人はあれこれ話し合っている

俺では役不足かな

 

承「と言うわけで、俺は消えるわ。終わったら呼べ」

武「んーわかった」

 

俺はそういい、寺子屋を後にした

さて、どうやって時間を潰すか

俺は何をすることなくフラフラとしていた

 

悠「おや、承太郎さんではないですか、こんにちわ」

 

そう言い目の前に悠馬がいて挨拶して来た

珍しく1人である

 

承「こんにちは、悠馬。今日はどうした?珍しく一人で」

悠「まぁ特に理由はないのですが強いて言えば、パトロールですかね。本来は優也とかがやるのですが、偶に私がしないと示しがつかないので」

承「成る程ね」

悠「そう言う承太郎さんは?」

承「俺は友人が仕事しているから、暇だったからフラフラとしていた」

 

あ、しまった。

あいつが仕事終わる前に戻らないと、今は仕事モードだから、変態行為に走らないけど、終わったら間違いなく走るな、そうなる前に回収しとかないとな

 

悠「ず、随分。扱いが酷いですね」

 

悠馬は表情で察したのか苦笑いを浮かべている

 

承「そういう、悠馬も、優也をほったらかしにしていいのか?」

悠「今は、お説教したばっかりですから、大丈夫ですよ。数時間の間は」

 

要は数時間後には元に戻るんだな

その後軽く会話した後別れた

まぁ例のごとく暇になる

 

承「団子屋で時間潰すか」

 

とりあえず目に付いた団子屋に向かった

 

店員「いらっしゃいませ〜〜ご注文は?」

承「団子4つとお茶一つ。お願いします」

店員「畏まりました〜〜では席についてお待ちください」

 

俺は、空いていた席に座り団子が来るのを待った

 

数分後

 

店員「お待たせしました〜〜団子4つとお茶です。熱いのでお気をつけてお召し上がりください」

承「ありがとうございます」

 

俺は皿に乗った団子とお茶が入った湯のみを受け取った

 

承「いただきま「すいません」ん?」

 

俺が食べようとすると、店員さんが俺に申し訳なさそうに話しかけて来た

 

店員「今、少々混んでいるので相席とかしてもよろしいでしょうか?」

承「はい大丈夫です」

 

そう言う店員は一礼して客を連れてきた

まぁ無視して食べるとするか

俺はそういい視線を団子に移した

 

???「いや〜ありがとな、()()()

承「ん?あぁ……………………うん!?」

 

いや待てなんで俺の名前知ってるの?

というかどうあがいても知り合いだよね!?

俺はちょっと視線を向かい合っている相席の人を見た

服は黒いエプロンみたいなのを着ている、机の上に魔女を被るような帽子がある

はい、間違いなく魔理沙だな

顔を上げると案の定、そこにいたのは魔理沙だった

 

魔「どうした?承太郎」

承「いや何も」

魔「そうか、さーて何を頼もうかな、おっこれいいね………………なぁこれいいと思うか?」

 

魔理沙はそう言い俺に品書きを見して来た

なんで俺が判定しないといけないんだよ、というかツッコミはあるが抑えておこう

 

承「パフェ?いいと思うが多いぞ?」

魔「平気だぜ、それぐらい」

 

お品書きに書いていたのは、果物や生クリームを沢山ある上にチョコレートソースをかけてあるパフェだった

甘党、と言っていいぐらい俺はスイーツが好きなので是非とも俺も食べてみたいものだ

というか、待てよくよく見ると

 

承「魔理沙、お前これ食べれないぞ」

魔「なんでだぜ?」

承「品書きの左下を見てみろ」

魔「えーとなになに、カップル限定?えーとつまり?」

承「1人では食べれません。男女ペアでしか食べれません」

魔「…………………………………………ほう、なんだいけるな」

 

え?ちょっと待ていやな予感がするんだが

まさか、待て。それは色々と不味い、後々がめんどくなるぞ

魔理沙はニヤリと笑い俺を見た

そして

 

魔「なぁ〜()()()()、私これ食べたいだけどいい?」

 

はい、詰んだ

これを言われたらどうすることもできねぇ

しかもやや大きめな声で、しかもダーリンという単語を強調しやがった

帰りたい、全速力で帰りたい

 

承「おっともうこんな時間だ、早く武を回収しないと」

 

俺は時計を見て、即座に団子とお茶を飲み干し立ち上がり逃げることにした

 

魔「まぁまぁまだ時間あるだろ?な?ダーリン」

承「………………」

 

しかし、腕を物凄い力で捕まれ逃げる事は出来なかった

 

魔「店員さん〜〜」

店員「はい、ご注文ですか?」

魔「このパフェを頼むぜ」

 

店員さんは周りを見渡してから俺を見た

そして、ニヤリと笑い

 

店員「はい、わかりました。ご相手はそちらのお方ですね?」

 

店員(美男美女カップルですか、なかなか面白くなりそうですね)

 

魔「おーうそうだぜ、な?ダーリン」

承「あ、あぁそうだな」

 

俺は無理矢理笑みを作り応えた

 

魔「何照れているんだよ、ダーリン!」

承「いや、恥ずい」

店員(成る程、これは勝気な彼女とおそらく恋に関しては小心者の彼氏っていう感じですか、ならば、全力でお手伝いしましょう!全力で彼の背中を押しましょう)

 

逆になんで魔理沙は普通でいられんだよ

 

店員「では、少々お待ちを」

 

そう言い、店員は去った

数分後、比較的大きめのパフェが来た

何故か、その時席を移動させられ、向かい合っていたのが、隣同士になった

 

店員「では、お互いに食べさせあってください!」

 

ちょっと待てい

 

承「はい?」

店員「ですから、あーんをさせ合って下さい」

承「何故に!?」

 

俺はそうツッコミを入れると、店員はそういうルールなんですと言った

もう一度メニューを見ると、確かに書いてあった

なんでそこを見てなかったんだよ、俺は

 

魔「早くくれよ〜承太郎」

店員(さぁ、行くのです!さぁがっと!)

 

そう言い魔理沙は、いつでもあーんしてこいと言わんばかりにスタンばっていた

俺は無言でスプーンを持ち、パフェをから一口分取って魔理沙の口に運んだ

 

承「わかった、ハァ…………………………はいアーン」

店員(行ったーー!これはいい!凄くいい!)

 

魔理沙はパクッと食べ、もう一回て言ってきた

俺はもう一度する

店員さんはどっから取り出したか分からない、カメラで撮りまくる

早く食べ終わってくれ、頼むから

しかし半分ぐらい食べたあたりで魔理沙が止まった

 

魔「待ってくれ」

承「なんだ?」

魔「私ばっか、じゃなくて承太郎も食えよ、ほら私が食べさせてあげるから」

承「いや別に「いいから食べろ」へいへい」

 

俺は言われるがままにパフェのスプーンを渡す

そして魔理沙は俺にスプーンを向ける

 

店員(いけ!いけ!さぁ食べるんです!)

 

なんか店員さんのスッゴイ期待の目がすごい

まぁここまで来たらどうにでもなれ

俺は魔理沙がむけたスプーンにあるパフェを食べた

 

店員さん心の中で大歓喜しているにであろう

 

店員(なんというか微笑ましい)

 

その後残りは俺が食べました

魔理沙のあーんで

一体何回恥ずか死しかけたか

 

店員(そうだ、最後のひと押しを!)

承「さて、食べ終わったし帰るか」

魔「そうだな」

 

俺と魔理沙は立ち上がった

 

店員「ちょっと待ってください!最後にサービスで写真を撮ります!」

 

そう言い店員さんは無駄に高価そうなカメラを出してきた

魔理沙は良いねと言いたそうな表情をしていた

まぁ写真ぐらいなら

2人は写真を撮るというのを承諾した

しかしただの写真であるわけがなかった

 

店員「では、恋人繋ぎかお姫様抱っこしてください」

承「」

↑あまりのことに言葉を失ってしまった承太郎

 

魔「どっちがいい?」

 

なんでノリノリなんだよ魔理沙

 

店員「もちろん両方撮るのもありですよ?」

魔「それで」

承「…………もういいや」

 

俺は魔理沙の手をしっかり握った

 

店員(ついに、自分からいった!)

 

なぜか店員の目が子を見るような目になってる

しかし写真を撮るには辞めない

 

承「次!」

魔「ウワッ!」

 

俺はすぐさま、魔理沙をお姫様抱っこした

 

店員(成長したねぇ………………)

 

もう孫を見る目になっているぞ店員さん

そしてそれでもなお、写真を撮り続けるのだね

 

 

店員「ありがとうございましたー」

魔「なんかいいい店だったな、半額してくれたし」

 

いやあれ絶対、あの店員さん独断行動だと思うぞ

 

魔「すまない、なんか」

承「気にするな」

 

俺と魔理沙は武を回収に慧音のところに向かった

 

 

 

 

武「おっ丁度か」

承「ほう、じゃ帰るぞ」

武「あぁわかった」

魔「じゃあ私もちょっと遊びに行くからついていくぜ!」

 

その後

博麗神社に帰り、茜に何故か正拳突きを喰らいました

解せぬ

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




唐突のモブ設定
店員さん
人の恋大好きな、30代独身女性。何気に店長に近い権力を持っている
他人の恋が大好きなのは、自分が失恋して深い傷を負ったから。他の人にはそんな悲しい気持ちなって欲しく無いからである

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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恐竜ドラゴンさんとコラボ!「東方悪夢男-フレディ•クルーガーが幻想入り-」
第83話 夢っていい時に限って起きてしまう


どうもジョースターです

今回からコラボです
作品は恐竜ドラゴンさんの「東方悪夢男-フレディ•クルーガーが幻想入り-」です

僕はホラゲーとかはいけるくせに、映画とかのホラーが苦手であまりフレディのキャラ(下手をしたら設定自体)が違うかも知れませんがお許しを

ではどうぞ〜〜〜


前回のあらすじ

 

お節介は時に余計なお世話となる

 

 

茜の鉄拳制裁から数日

俺は妙なこと気がついた

別にそれほど重要ではないが、少々可笑しいことがあった

 

承「妙だ」

霊「何がよ」

 

こたつに入ってくつろいでいる霊夢が聞いてきた

 

承「夢を最近一切見てない」

霊「へぇ…………………………ん!?」

 

霊夢はガタッと音を立て立ち上がった

 

霊「今、なんて言ったの?」

承「夢を見れてない」

霊「あなたも?」

 

あなた"も“だと?それってまさか

霊夢はズイッと俺に目線を合わせ頷いた

 

武「おーはー2人とも〜〜ふぁぁ眠みぃ」

茜「おはようございます、承太郎さん、霊夢さん」

霊「武、茜ちゃん!あんた達今日、というかここ数日夢見たかしら!?」

 

霊夢はそう若干怒鳴り気味にそう言った

 

武「夢?ん、そういや最近見てねぇな」

茜「私もです」

霊「不味いわね」

承「どうかしたか?」

霊「おかしいと思わない?ここに居る全員が夢を最近見れてない、普通じゃそんなのない筈よ、絶対に」

 

確かに、言われてみればかなり可笑しいな、明らかに普通じゃない

 

承「つまりだ、まさかこれは?」

霊「異変の可能性もあるわ」

武「マジで?」

霊「あくまでまだ仮定段階よ、これが幻想郷全域に及んでいるなら、間違いなく異変と扱われるわ」

 

まぁそらそうなるだよね

だが、目的が不透明すぎるな

一体なんの目的で夢を見れなくしたんだろうか

全く見当もつかない

 

茜「夢、うーん分からないですね。夢というのに自体が何に為にあるかが分からないからさらに謎に拍車をかけてますね」

承「確かに、夢という事態がなぁ〜〜あぁ夢のプロフェッショナルとかいないかねぇ」

霊「居るわけないでしょ、とりあえず実験よ。その前にまずは確認よ、本当に夢を見れないのか、確かめる為に承太郎、あんた寝なさい」

 

まぁそうなるよね

俺は仕方なく、布団に潜り目を閉じた

しかし、そんな簡単に寝るわけがない

その旨を目を開き霊夢に言おうとした瞬間

 

霊「セイッ!」

承「ヘァッ!」

 

まさかのお祓い棒で殴ってきた、しかもフルスイングで

 

霊「さっさと寝なさい、目を開けたらねれないわよ?」

 

俺は霊夢がそう言いながら凄く良い笑みを浮かべていたのを見た

孫の代まで祟ってやろうか

俺はそう薄れていく意識のままそう思った

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カ「あら?承太郎起きたかしら?朝食出来てるわよ」

承「あっありがとうございます、カエデさん」

 

俺はそう言い、ベッドから起き上がり、弓矢などの武器が置いているのを眺めつつ、リビングへ向かった

あれ?なんか妙だな

まぁいいや

 

渚「おはよう、承太郎。いい朝だね、昨日はよく寝れた?」

承「はい、よく、ぐっすり寝れました」

渚「そう、それは良かった。じゃあ立って話をするのもなんだし座って朝ごはんでも食べながらにしよう」

 

俺はそれに頷き、椅子に座り食事を始めた

待て待ておかしい、なんかおかしい

 

???「はーい紅茶持ってきましたよ〜〜」

 

そして、不信に思っているとトドメといわんばかりに明らかに見たことのない、顔が焼き爛れてケロイド状態になっている男がティーカップを持って来た

 

承「これは夢か?」

 

いやおかしい、そんなはずはない

よくよく考えてみれば俺は確か、神社にいた筈だ、なのに昔住んでいた家にいたこと、さらには師匠が生きている筈はない、つまり夢だ

 

 

???「そーそーこれは夢だぜ、()()()

承「何者だ?目的は?場合によっては…………」

???「まぁ待て待て、落ち着けって俺は敵じゃねーよ。お前だろ?幻想郷の守護者とやら」

 

そう言い男は紅茶を一口飲む

俺は無言で男の問いに頷く

 

???「そうか、だったら話ははぇや、単刀直入に言うぜ。俺はお前らの世界の異変を解決しにきた男だ!名前はフレディクルーガーだ」

 

フレディクルーガー

とある映画の殺人鬼

顔が火傷になっており、手には鍵爪。

そして夢の世界に出て殺人などを犯す殺人鬼である

 

承「やっぱり異変がらみか、で?どっかのホラー映画に出てきそうな状態のフレディさんとやら、お前は別の幻想郷の世界の奴か?」

フレディ(以下フ)「まぁお前からすればそうなるかな」

承「詳しく外で教えてもらおうか」

フ「いいぜ、話せるだけ話してやるぜ」

 

どうやってきたんだよってツッコミたい

場所を外に移し話を続けた

 

フ「それがよくも分からずここに来ちまったからな、なんか急にあの紫とかいうBBAに無理やりここに送られたんだよ」

承「なんというかドンマイ、帰ったら紫をボコっとけ」

フ「………………そうしよっかな」

 

フレディは若干悲壮感が漂ってきたので、俺が慰めると若干悲壮感が消えた

 

承「で?なぜ俺の存在を知っている?」

フ「そりゃ、ここにきたのはいいんだが、何するかも分からなかったらここの紫が来て早速問い詰めて、事情を話したら「そう、なら帰るついでにその異変とやらをついでに解決しといてねー。まぁ1人じゃ厳しいから空条 承太郎って言う幻想郷の守護者が博麗神社にいるから協力して解決してねー」って言われた、危うくブチ殺しかけた」

承「あのバカ何言ってんの!?後でとっちめておくわ!」

フ「サンキュー感謝するぜ!というかどこの世界でもあのBBAは変わらずにロクデナシなんだな!」

 

これは俺がやらないといけない裁きだからな

何他所様の世界の人パシってんだよ

幾ら何でもあんまりすぎるだろう

 

承「で?一つ質問だが、何故この夢を俺に見せた?返答次第じゃ」

フ「いやーお前の1番いい時の思い出を見せてやろうと思ってな、まぁいわゆるお近付きの印ってやつだ?一応、珍しく俺が善意でやってるんだぜ?コレでも」

承「そうか、それは有難い、懐かしい思い出を見れたよ。で?今回の異変で何か知っていることはあるか?」

 

フレディは俺の問いに首を横に降る

まぁ知ってるわけないか

 

フ「全く知らねーが、夢を見れなくするってのは俺の存在価値消えるから是非とも止めたいぜ。夢こそが俺のアイディティだからな」

承「ほう、夢か」

フ「あっそうそう言い忘れたが、夢で死ぬと本当に死ぬからな」

 

うん、なんとなくそんな気はしてた

 

承「さて、聞くがお前はここに1人で来たんだな?誰も連れてきてないな?」

フ「そうだな、連れてくる暇すらなかったからな」

承「そうかそうか。じゃああそこにいる変な獣とかは初めて見るか?」

 

俺はそう言い自分の後ろを指差す

背後には、まるで見た目はバクみたいな見た目をした獣がいた

見た目はね、バクと大きく違うのはまずデカイ、俺よりデカイ2mは軽く超えてるね、そして二足歩行してる

見間違えることなき化け物である

フレディは無言になり固まった

 

フ「なんじゃありゃぁあああああああああああ!!」

承「逃げるぞオオオオオオオオ!」

 

まだなにをしてくるか分からない以上逃げる

 

フ「アレ絶対、アレだよね!夢とか食ってきそうだよな!あいつ元凶じゃねーのかよ!」

承「知るか!というかコレお前の夢だろ!なんとかしろよ!」

フ「それがなんか知らないが出来ねーんだよ!」

承「それ絶対奪われてるよな!支配権奪われてるよな!」

フ「ようこそ!『俺の悪夢へ!』」

承「なに上手いこと言ってんだよ!要はこれ俺達孤立したよな!」

 

俺たちは全速力であのバケモンから背を向けて逃げながらそんな八つ当たり紛いなことを叫んでいた

バケモノは動く様子はない

興味がないのか?

これなら逃げれる逃げれる

 

 

バク「ーーーーッーーーーーッッッ!!」

承「へ?」

 

後ろから声にならない叫び声が聞こえた

そして、何かにものすごい力で引きずられそうになった

まさか、あのバクどっかのピンクの悪魔よろしく俺たちを吸い込み気だ!

 

フ「す、吸われる!誰だよ!ダイ○ン持ってきたやつ!」

承「知るか吸引力は変わらない掃除機なんてここにはねぇよ!」

フ「お前なんとかしろよ!能力あるの聞いたぞ!」

承「それが出来ないんだよ!夢の中じゃ俺の能力は使えねぇよ!」

 

ここは俺の夢ではない

あいつの夢だ

スタンドは夢に持ち込めないからな

あのバカが出てるわけないしな

 

フ「使えねぇだと、ふざけんなよ!おいどーすんだよコレ!」

承「どうしようね、俺武器一つも持ってないし………………………いや待てよ。この世界の物って使えるのか?」

フ「多分使える筈だ!」

承「そうかそれはいいことを聞いた!」

フ「おいどこ行くんだよ!」

承「武器を取りに行く!」

 

俺はそう言い自分の家の窓に飛び移り窓を開けて自分の部屋に入った

確か、ここら辺にあるはず

 

承「あった!コレだ!」

 

俺が手にしたのは弓矢

刀とかもあるにはあるけど今この状況だとあんまり意味ないから、一応携帯しておくだけにしておく

 

フ「ウォオオオ、ヤベェって。待て待て待てぇ!吸い込まれる!」

 

不味い、フレディが放置してたら結構吸い込まれていた

俺はそれをみると即座に弓を引き矢を放った

矢はバグに一直線に向かい無防備の胴体に当たった

 

バク「!?ッ!?」

 

バクは急のダメージの所為か、吸い込みをやめた

 

フ「止まったのか?」

承「早く離れるか仕留めろ!」

フ「任せろ!」

 

フレディは手につけてる鍵爪でバクを切り裂いた

バクは特になにもすることなく倒れ、それから立ち上がることはなかった

 

フ「なんとかやれた様だな、オイ」

承「危なかった。お前がこの夢にしていて良かったよ」

フ「いやお前のよく気がついたな、この夢を作った俺ですら気付かなかったんだぜ?」

 

たまたまだ。運良く見ていたからどうにかなった

しかし妙だ

こいつはなんなんだ?

敵か?

いや、敵であることは間違いないな、弱かったけど

恐らくこの異変の首謀者の手下ってところか

 

フ「お、一旦だが所有権が戻ってきた。コレですぐにでも起きれるぜ」

承「そうか、その前に確認したいことを確認してから起きるわ」

フ「そうか、早く用事を終わらそうぜ」

 

俺は倒したバクに近寄り、触ったりして一体コレが何であるか確認した

果たしてはコレは、本当に生物なのか、生きているのか

 

承「間違いない、こいつガチの生物だ。呼吸もする、食事のする。マジの生物だ」

フ「それがどうかしたのか?」

承「まず見たことのない怪物というところから、操るだけとは思えない。となると生物を生み出したか、それがただ他の生物を変えただけか、それとも一から作り変えたかでこの異変の首謀者の厄介さは大きく変わる。コレが一から作られたのだったら、相手は生物関連の能力者がいる、となると協力者がいるかもしれない」

 

まぁ確証はないがね

あくまで仮説だ

多分こんな単純じゃない

 

承「そういや、現実のお前は何処にいるんだ?」

フ「ん?えーと何処だっけ?かな、まぁお前がいる場所は博麗神社だろ?そこで合流しようぜ」

承「まぁそれが1番妥当か」

 

俺はその後も、起きた後の事を打ち合わせをして

夢から覚めた

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

霊「あっ起きた。で?夢見れた?」

 

目を覚ますと霊夢が俺を覗き込むそうに見ていた

 

承「見れたは見れたが………………」

 

俺は夢の出来事を全て話した

霊夢は若干驚きつつも納得の表情を浮かべていた

 

 

 

 

霊「成る程ね、じゃあそのフレディって言う奴が今ここに向かっているということね。じゃそろそろ」

 

 

「うぉおおお!?誰だお前ッ!」

「ウルセェ!お前こそ誰だよ!」

「久城 武 「ロリコンお兄さんは黙ってください」グハッ」

「お、おう」

 

霊「やっぱり」

 

外から武たちの声が聞こえ霊夢はため息を吐いた

俺は布団から出て外へ顔を出した

 

フ「おっいたいた承太郎!約束通り着いたぜ!」

武「え!?なに承太郎知り合いなのか?」

承「あーうん分かった一応全部事情話すから落ち着け」

 

 

本日2度目の事情説明

 

 

 

武「大体わかったが、フレディ…………………………フレディねぇどっかで聞いたことあるような無いような」

茜「気のせいでしょう、お兄さんは幼女以外はロクな記憶してないんですから」

武「酷い!」

フ「面白い奴だな、武ってよぉ」

承「馬鹿だからな、まぁいや。で?フレディお前は本当に協力してくれるんだな?俺たちに、絶対にだな?」

フ「あぁ約束してやるぜ、裏切りとかはしねぇ、絶対にな。まぁ仲良くやろうや」

 

こうして、別の幻想郷から来た殺人鬼フレディが仲間になった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




一応コラボは3、4話ぐらいで完結するつもりです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに〜〜〜


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第84話 夢っていい夢はすぐ忘れるクセに悪い夢はよく覚えてる

どうもジョースターです

今日からFateの映画が始まりますね、見に行きたいけど、時間がガガがが
まぁFGOのジャンヌ概念欲しいからまだ行きませんが

さて
どうでもいい話は置いといてではどうぞーーー



前回のあらすじ

 

吸引力は変わりません

 

 

フ「で?合流ができたは良いがなんか異変解決の手口はあるのか?」

承「いや、まだ無いが首謀者が何処のいるかを探ることはできる」

霊「あぁいつものアレね」

 

俺はそう頷き、カメラを取り出し机に置いた

 

フ「いつものアレ?」

承「まぁ見てな」

 

俺は手に念写の能力の紫の茨のようなスタンド『ハーミットパープル』を出し、その手をカメラに叩きつけた

若干ヒビ割れたが、即座に治すスタンド『クレイジーダイヤモンド』で直す

そしてカメラから写真が一枚出てきた

 

フ「なんか此処じゃない場所が映されてるぞ、どーなってんだそれ?まさかこの場所が」

承「あぁ、この異変の首謀者がいる場所だ」

 

まぁいつもロクに当てにならないけどね

似たようなのばっかだしと俺は呟く

まぁそんな愚痴は置いといて、写真には小屋らしき建物が写されていた

アレ?こんなの人里で見たことないぞ

どーいうことだ?外か?いやそれにしては森らしいものは見当たらない

マジでどこだよ

 

承「不味いな」

フ「どーかしたか?」

承「見たことのない建物、というか場所すら断定出来ない。人里ではこんなところ見たことないし」

フ「マジかよ。どーすんだよ」

承「……………………どうしようね」

ブ「はぁ〜〜〜やっぱ承太郎は使えないねぇ」

 

そう言いブラッドは呆れ気味に出てきた

 

フ「誰だ?」

ブ「ん?あぁそうか初対面か、じゃ自己紹介するね。僕の名前は『ブラッド•メモリー』って言うんだ。気軽にブラッドって呼んでね、一応承太郎の本当のスタンドなんだよね〜〜僕」

フ「お、おうよろしく、というかどういう意味だ。本当のスタンドって言うのは」

ブ「僕の能力は単純にいうと『スタンドをコピーする能力』なんだ、だから承太郎は全てのスタンドを持っている。さらにコピーした能力を合成して新しい能力も作れるよ、すごいでしょ!」

 

そう言いブラッドはえっへん胸を張る

 

フ「まぁそりゃ凄いが、お前自身はどうなんだ?強いのか?」

ブ「クソザコです。子供にも負けます」

フ「弱っ!というかそういやレベル超えてるぞそれ!」

承「さて、自己紹介は済んだな?じゃあサクサク処刑するか」

ブ「え?唐突に過ぎなっ」

 

俺は問答無用でブラッドを石畳に頭から叩きつけ、埋めた犬神家式の埋まりかたである。

ブラッドはなにも喋らない

フレディは少々唖然していた

 

茜「今日の埋まりはあんまりですね」

承「最近調子悪いな」

武「ブラッドが抵抗しなかったってのもあるけどな」

霊「後でいつも通り後で直しておきなさいよ、承太郎」

承「無論だ」

 

もはや日常と化している4人だった

 

フ(え?こんなんで良いのか?うんまぁ普通だな!)

 

ブ「いや!全く持って普通じゃないからね!誰がどう見ても!」

 

そんなブラッドの悲痛な叫びは誰にも届かなかった

というか埋まっているのになんでそんなに叫べるかが謎である

まぁそれを可能にするのがブラッドだからかな

 

 

閑話休題

 

 

承「さて、自信満々にやったが結局ロクな手がかりがない状態ですが何か問題でも?」

武「こいつ開き直りやがったぞ」

 

えぇそうですよ、開き直りですよ

何か問題でも!

 

フ「問題しかねーな、どーすんだよこれ!」

承「知るか!俺だってまさかこんなややこしくなるとは思っていなかったんだよ!」

武「やっぱ承太郎、焦ってたんだな」

 

うん、滅茶苦茶焦ってる

俺とフレディがそう口喧嘩をしてると霊夢がボソッとつぶやいた

 

霊「ねぇ一つ思ったのだけど、一回夢の中行って、そのバグとかを使って逆探知すればよくない?承太郎の考察が正しかったら、あれでしょ作られた存在でしょ?それなら承太郎が戻すなりなんなりして、探せば……………………」

 

全員『それだ!』

 

全員その提案に賛成である

まぁそれしか解決案が無いってのもあるけどな

 

承「ならまた、俺とフレディ後は………………………いや、霊夢は万が一のために起きていてくれ、んで武と茜は絶対起きろ」

霊「成る程、万が一2人に何かあってやられた時のためね、合理的ね」

武「なんで俺らはダメなんだ?」

 

そう言い武は自分自身と茜を指差した

 

承「能力皆無の人間と強いけど自衛する能力が無いから、明らか向いていない」

フ「いや、お前も夢の中じゃ能力を使えないじゃねーか?」

承「あれは下準備無しだったから、用意さえすれば余裕」

 

俺はそう良いフレディはならいいやと言った

 

ブ「僕が起きとけば良いんでしょ」

承「あぁ、というかお前はこの異変が解決するまでずっと出ていろ」

ブ「厳しいなぁ、まぁいいよ」

 

もともとそのつもりだったしと言葉を続けるブラッド

 

承「それと茜と霊夢にはお願いがあるんだが」

 

その後いくつかか軽い打ち合わせをして

俺は眠りについた

 

 

ーーーーーー

 

 

 

承「今回の夢は、森か」

フ「そうだな、で?まずは前遭遇したバクを探すか」

承「そうだな、まぁまず来るかどうかも確証ないけどな、あくまで推測だが、多分あれは夢を見ているやつ共通で出ていると思う、流石にピンポイントに前の夢に襲って来るというわけではなさそうし、偶然でもなさそうだったからな」

 

2人はそう良い森をしばらく探索していた

しかし待てども待てどもバクは来ない

それどころか、何とも遭遇していない

 

フ「おいちっともこねぇじゃねーかよ、どういう事だ?」

承「うーむ、推測は外れたか?となると偶々だったのか?それとも……………………」

 

俺はそう良いアレコレ考えていると背後からガソゴソと音がして来た

2人は無言で構える

いつ襲って来てもいいように

 

承太郎は刀とスタンドを、フレディは鉤爪を

 

バ「ーーーーッ!ーーーッッ?ーーーッ!」

承「来たか!」

フ「じゃ、いくぜぇ!」

 

そう言い2人は後ろを振り返る、後ろは草むらがある以外は見晴らしが良かった

少し離れたところまで見える

それがいけなかった

見えなければ2人は絶句しなくても良かっただろう

振り向くとそこには例の怪物が所狭しと言うほどではないが10匹以上は軽く超えている数のバクがいた

 

フ「は?」

承「多くね?」

 

いや確かに?スタンドとか刀を一応持って来たよ?

でもね、いくらなんでも……………………ね?

 

フ「戦うか?」

承「……………………………………戦………………うか」

フ「わかった、ちょっとこれはキツイからマジでいくぜ、ちょっと待てくれよ」

 

そう言いフレディは何処からともなく、フレディが黄色の変なものを取り出す。

うーんわかりやすくいうならば、えーと今からだと一世代前でいいのか?まぁいいや

とりあえずゲームカセットのようなものを入れる様な穴が二つあって、ピンクのレバーと液晶画面が見える。

フレディは、それを腰にくっつけた、すると瞬時に皮ベルトが腰に巻き付き、そしてそれが巨大なベルトのバックルだったことが分かる。

そして、ピンクのカセットみたいなのをベルトにぶっ刺して、小さな黒いスイッチをフレディが押しベルトに押し込んだ

なんだろう仮面ライダーみたいだな

 

『マイティアクションX!!』

 

「ゲームなら俺に任せとけ!!変身!!」

 

『ガッシャットォ!!レッツゲーム!ムッチャゲーム!メッチャゲーム!!ファッチュアユアネーム?』

 

『アイアムカメンライダー……』

 

マジだった。マジの仮面ライダーだった

 

フレディの声と、ベルトから漏れる音が交互に聞こえてくる。

まばゆい光に包まれ、その中から現れたフレディは姿が変わっていた。

 

 

承「いや、小せぇ!

 

まさかのフレディが縮小化して、何故か3頭身になったフレディだった

どういうことなのマジで

失敗したのか?まさか

 

フ「いや、いやこっからまださらに、大変身が残っているからな、見ておけよ」

承「じゃあ最初からそれになっとけ」

フ「うるせぇ!でかい癖にグチグチうるせぇ!」

 

いや、それはデカさ関係ない気がするな

 

フ「器はチビなんだんだな、分かったぞ俺」

 

その直後無言で俺はフレディの頭も掴む、離れないようにガッチリ掴んで

 

フ「え?え?ちょっと待て。何をする気だ?待て嫌な予感がするんだが、待て待て落ち着け、俺は決して投擲武器じゃないからな?な?だからその手を離そうか」

承「……………………」

 

フレディの必死の説得も虚しく承太郎は投げようと構える

 

フ「待て待てこれ下手したら死ぬから!それだけはやめてくれ!」

 

それを聞き流石にと思い、俺は手を離す

フレディを問題なく着地をしていた

 

承「おら、さっさと変身しろよ」

フ「へいへい分かりましたよ」

承「これで大変身もロクでもなかったら覚えてろよ」

 

そう言い承太郎はニコリと笑った

 

フ「大丈夫だ安心しな」

 

フレデイは苦笑いをした

 

承「さて、茶番はここまでにしてあらかた片ついたが、残りを狩るぞ」

フ「了解だ、後で覚えとけよ」

 

承太郎はそう言い、刀を構え直した

フレディは何かを弄っている

 

フ「大変身!」

 

『ガッチャーン!レベルアップ!

マイティジャンプ! マイティキック!

マイティマイティアクションX!!』

 

するとフレディの体がみるみる大きくなっていく

 

フ「これが!お待ちかねの大変身だ!」

承「おぉもどった」

 

フレディはさっき言った大変身で元の頭身の状態の仮面ライダーになり、拳を構えた

 

承「さぁ」

フ「狩りの時間だ」

 

そう言い2人はニヤリと笑った

もはやただの悪人の顔である

 

承「次ッ!ハイ次ッ!」

フ「さっさと来やがれぇ!」

承「殺戮だ、残らずな!」

 

そこにはバクを物凄いで狩っている男達がいた

1人は刀やスタンドで。もう片方は拳で

もし、バク達に心が有れば皆こう叫ぶだろう

 

悪魔だ、悪魔たちがいると

 

 

 

 

承「これで終わりか」

 

俺とフレディはそう良い狩り尽くされたバク達の山が出来たところで攻撃を止めた

 

フ「案外早かったな、まぁ最初に人間ボーリングしかければもうちょっと早かったかな」

承「さて、これだけあれば何か情報の一つや二つあるだろう」

フ「逆になかったら詰むけどな」

承「まぁね」

フ「で?言い逃れは?」

承「無いです」

フ「じゃあいっぺんくたばれ」

 

数分後、承太郎がボロボロになっていた

まぁ仕方ないよね

承太郎はクレイジーダイヤモンドを出し、一体を直した

傷が治りどんどん小さくなり、最初がなんだったかを確認する

するとある一定の大きさになると突如としてバクが消える

 

フ「消えた、消えってるってことは」

承「あぁ最悪の予想が当たった、一から作られている。触媒無しのガチの無から唐突に有になってる。恐らく夢の中では無敵だろう」

フ「何故だ?」

承「俺が思うに共犯者がいたらこの説は否定できるが、もし首謀者が1人の場合。夢を見れなくなるのと夢の中に出てくる巨大バク、両方夢関連だ、ここまではいいか?」

 

フレディは無言で首を縦に振る

 

承「俺が予測している能力を簡単に言うと………………『夢を操る』能力って言ったらいいかね。

最悪の場合。夢の中で首謀者ではどんなことも、普通じゃ不可能なことも可能にさせるだろう、でなければ一から生命を作るなんて不可能だ。それができるのは文字通りの最上位の神ぐらいだろう、少なくとも人間が出来る所業じゃない」

フ「お前は可能なのか?」

承「無理だ。何かしらの触媒がいる」

 

ぶちゃけ、それでも不可能な生物もあるけどな

デカイすぎるやつとか

 

承「まぁ結論から言うと、この異変の種族が人間及び妖怪だったら現実の方で倒す。ここで倒す場合は弱点を見つけて、そこをつく」

フ「聞いている限りじゃ、弱点なんてないって言いたい感じだったが」

承「いや、多分あると思う。出ないと他人の夢を見せなくする必要性は無い。となると他人の夢を奪ってそれをエネルギーにしている可能性が高い」

フ「待て!この幻想郷の殆どのやつは夢を見れてない筈だろ!?ってことは」

承「殆どエネルギーは無尽蔵と思っていい。正直ガス欠のは出来ない。

だから何かしらの手で、能力を使えなくするしかない」

 

流石に今ある手札の中で能力無力化は難しいな

どうするか

 

承「とりあえず、現実に戻るぞ」

フ「あぁ今遭遇したら、お前の推測が正しかったら勝てない。

それが断言出来きるな」

承「とりあえず外に戻って情報を整理して………………」

 

「お見事、お二方よくぞ、ここまで私の部下もとい、私が生み出した手下を倒し、私の謎の正体を探り、最大のヒントを見つけた。ご褒美としてあなた方には死をプレゼントします」

 

そう言い背後から急に男の声が聞こえた

振り向くとそこには、顔は影になって見えないがやや大きめの身長の男がいた

 

承「嘘だろ、マジかよ。まさか首謀者自ら来るとは」

フ「どーする。俺が思い付く最悪と思う状態になったと思うんだが」

承「まぁ間違いなく、なってるな。これ」

首謀者「あなた達は知りすぎた、故に消えてもらいましょう。私が貴方達に人生を飾るに相応しい悪夢で殺して差し上げましょう」

 

そう言い、男は手を掲げた

2人は首謀者と思われる男から距離を取る

それと同時に男は掲げていた手を振り落とした

瞬間、2人がさっきいた地面が裂けた

 

承「うっそだろ」

首謀者「おしいおしい、僕の想像では承太郎さんの体が裂けていると思ったのですが」

 

男がそう言った瞬間

承太郎の肩が切れ、血が出て来た

 

承「チッ、ちょっと掠ったか。フレディ、逃げることは?」

フ「無理だ!この夢はあいつが所有権を握っている!倒すか、外から起こしてもらうしかねぇ!」

承「やっぱりか」

 

首謀者「さてさて、あなた達はどれだけ持ちますかね」

 

男はそう言い、またさっきと同じようなことをしようとした

 

承「ザ•ワールドッ!時よ止まれ!」

 

承太郎はそう言い世界に色が無くなる

フレディと首謀者はピタリと止まり動く気配が無い

しかし承太郎いつも通り動いている

そして首謀者に近付き

 

ザ•ワールド「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァッ!!」

 

ザ•ワールドは思いっきりラッシュをした

 

承「時は動き出す」

首謀者「グッ!」

 

そう悲鳴をあげて男はぶっ飛び木にぶつかる

 

フ「なっ、いつのまに」

承「これならどうだ」

 

承太郎は言い男を見る

あれだけのラッシュをされたのだすぐには立てない

 

 

筈だった

ボロボロになっていたはずなのにいつのまにか傷が治り、何事もなかったように立ち上がった

 

首謀者「少々ダメージがありましたが、私は夢の中では不死、つまりは無敵です。

おっと私としたことが名を名乗っていませんでしたね、これはうっかり、では気を取り直して名乗りましょう

我が名は『鬼道 晃(きどう あきら)』というものです。

冥土の土産してお知りください」

 

2人は果たしてこの男に勝てるのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 




違うんです。
こんなぶっ壊れ能力を作らないと、2人が苦戦しなくなるから苦戦するようにと考えたら気がついたらこうなってしまったんです
どうしてこうなった

感想、アドバイス、などございましたらよろしくお願いいたします

次回もお楽しみにーーー


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第85話 夢を見ている人を無理矢理を起こすことは可能か?

どうもジョースターです

今回は若干無茶が含まれています
ご注意ください

では、どうぞーーー


前回のあらすじ

 

慣れって怖いね

 

鬼道晃(以下晃)「さて、名乗りはしました。では潔く死んでもらいます」

 

そう言い鬼道はさっきと同じ様に手を掲げた

2人は別々の方向に距離を取る

 

承「チッ、どうするか」

フ「何か案はあるか!?承太郎?」

承「ある訳ないだろ!あるんだったらもうしてる!」

フ「だろうな!」

 

鬼道からの攻撃を回避しながらそう若干八つ当たりも含まれる、会話をする

 

承(こうなったら霊夢達に賭けるしかない)

 

承「フレディ、逃げるぞ!今の俺たちじゃ勝てない!」

フ「分かった!ってどうやってだ!ここは夢、しかも支配権はあいつが持っているんだぞ」

承「とりあえず、時間を稼げ!」

フ「わ、分かった」

 

そう言い各々が別の方向に逃げその場から離脱しようとした

 

晃「逃すとでも?」

 

しかし、鬼道は平然に、狼狽えることなく、承太郎の方に近付いて来た

 

晃「やはり能力的に考えてもあなたを今ここで始末した方が有利なので、死んでいただきます」

承「やっぱ俺に来るか。いいだろう、こいよ」

 

俺はそう言い刀を構える

しかし晃は何もしてこない

それどころか全く動かない

攻撃しようにも、攻撃は無意味

したところでダメージにすらならない

かといって何もしないわけにもいかない

離れた方がいいな、ここは

俺はそう思い距離を取ろうとし動いた瞬間

 

承「!?なっ、ワイヤー!?」

 

グイッと背中に違和感を感じ

更に後ろに下がれないことを理解した

罠だと

 

晃「さようなら」

 

ワイヤーが取れ俺の近くに何か球体のようなものが転がっていた

 

承「!?まずい!『ザ•ワールd」

 

 

ドガアアアアアアアアアン

 

 

そんな爆発音と共に俺は吹き飛ばされた

 

承「ァッ………………」

 

俺は声にならない悲鳴をあげながら地面に叩きつけられるように倒れた

傷は深いが、治せる。

落ち着け、落ち着いて傷を治していけ

 

晃「チェックメイトですよ」

 

鬼道はそう言い手にナイフをいつのまにか持っていた

いや、作り出したと言った方がいいか

成る程、そう言うことか

動かなかったのは、ワイヤーと爆弾を作っていたから

生物を生み出すんだ、まぁ物体を作るなんて余裕だろうな

見落としていた

 

晃「言い残すことなどはありますか?」

承「そうだな、地獄の落ちろ」

晃「はい、死んだならそこへ向かうでしょうね。為すべきことをしてからそちらに行くとしましょう」

承「お前、何が目的だ?どうせ死ぬ身教えてもいいだろう」

晃「まぁいいでしょう。そうですね、目的そうですね、復讐ですかね。この世界に」

 

そう言い晃は手を広げた

その目には激しく憎悪の目が宿っていた

 

承「復讐だと?」

晃「えぇ、まぁこれ以上は教えられませんね。ではさようなら」

 

そう言い右手に持ったナイフを一直線に俺の胸目掛け突き刺そうとしていた

これでいい、俺は死ぬがこれでフレディは逃げれるだろう

元々どっちかが死ぬ運命だったのだ。俺が死ぬ方で良かった

 

フ「さ、せ、る、かぁああああ!」

晃「何ッ!貴様ッ!」

 

フレディはそう叫びながら所謂ライダーキックのような跳び蹴りをしてきた

鬼道の肩に命中し、鬼道は5mぐらい飛ばされた

 

承「フレディ!?」

フ「感謝なら後にしな!さっさと離れるぞ!」

承「分かった!」

 

俺はそういい、鬼道と距離を取り

フレディは変身を解除していた

全速力で逃げた

 

フ「それで!どうやってこの世界から逃げるだ」

承「この世界の所有権は戻ってきたか?」

フ「あぁ戻ってるぜ!」

承「じゃぁそれでもど「させません」何っ」

 

俺たちがこの世界から去ろうした瞬間背後に鬼道が来ていた

 

フ「ダメだ!また奪われた!」

晃「無駄ですよ。あなた達はここで殺すと言いました。絶対に遂行します」

承「だがいつの間に…………そうか、瞬間移動か」

 

それも、鬼道なら可能であろう

なんでも出来るからな

だが

 

承「そうか、だが遅かったな」

晃「ほう、考えましたね」

フ「やっとかよ、遅せぇな!」

 

俺とフレディはそう言いながらその世界を去った

いや、起きたと言うべきか

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

霊「フゥ、上手く言ったみたいね」

茜「えぇそのようですね」

承「あぁよくやった2人とも」

 

俺はこうなりうる事も予想して、霊夢と茜に特定の時間になったら起こすように頼んだ

叩き起こすと言った方がいいかもしれないが

 

フ「いてて、もうちょっと優しく起こせなのか!」

承「しょうがないだろう。かなり強引に起こしたんだ。寧ろよく起きれたと思うよ」

フ「いやまぁそうだけどな」

霊「まぁ面倒だったわ…ほんと、特に承太郎。フレディは割とすぐ起きたわね」

 

一体何ビンタ往復したかと悪態を吐く霊夢

対して茜は超申し訳そうな表情をしていた

 

承「さて、今回のことで分かったことを整理しよう」

フ「そうだな」

 

そう言い俺とフレディは今回の夢にあったことを纏めた

その間に俺は慧音に連絡して、調べてもらった

 

 

 

結論からいうと

夢になかでは正攻法では倒せない

 

ただあいつの能力発揮させる暇も与えなければいけると思うが、おそらく常時発動状態だろうな。無効化する能力が必須となる

今、それを実現するのは難しい

あいつの能力適応圏内はだいたい半径10mぐらい

その中では無敵、いかなる能力も使える

 

だが裏を返せば、現実ではただの人間であること

ただし、今のところ何処にいるかは不明

 

武「チートすぎじゃね?そいつ。どう足掻いても勝てないじゃんかよ」

霊「となると、やっぱり1番可能性があるには、現実の世界で倒すことね」

承「そうだな、で。それについてなんだが話を始める前に慧音に頼んでおいた『鬼道 晃』は何者かとね、そしてさっき返答が来た」

フ「で?どうなんだ?居場所は何処だ?」

承「結論から言う。そいつは今、この世に存在しない。建物はあると思うが、しかし誰もいない。その男は数年前に死んだらしい」

 

多分、あの能力は死ぬ間際に目覚めた、そして死んで魂が三途の川に行くはずが、能力を無意識かどうかはしらないが、夢の世界に入ることが成功した、と言う感じかね

 

承「と言うことは、弱点は」

フ「ねぇな、完全に」

承「………………そうなるか?…………いや待てよ、フレディもし夢の中で何かを触った状態で起きたらどうなる?」

フ「触ったものが現実世界に引きずり込まれる筈だ………………まさか」

承「あぁ、要はさっきしたことをどっちかがあいつに触った状態で起きることだ。そうすれば、あいつは現実世界に持ってこれる、これしか勝機はない」

フ「たしかにそうだけどな」

霊「難しくすぎない?それ」

 

確かに言ってみたはいいもの

それまでにどうにかするかは決めていなかった

そうだな

 

承「…………………………ダメだ、間違いなく、不可能だな。ありとあらゆる場面を考えたが全部失敗している。」

霊「承太郎、あれは使えないの?ほら、あの矢をぶっ刺す奴」

承「レクイエムか?あれは………………無理だと思う、例え出来ても制御できるかどうか不安だ」

ブ「そうそう承太郎の言う通り無理だよ。リスクが大きすぎるよ」

霊「言われてみればそうね」

 

間違いなくいま八方塞がり状態だな

せめて夢の中が見れれば

ん?夢

夢………………

 

承「あっ!!」

フ「あ?どうした急に」

承「あった良い手が上手くいくかどうかは分からないけど。よく考えれば簡単だった。夢の中では無敵のアイツだけど、弱点があった。それは何か?

フレディ、質問だが俺はあの時時を止めて攻撃しただろ」

フ「あぁしてたな、ダメージ0だったけどな」

 

フレディはどう言う意味がさっぱり分からずに、何言ってんだ?みたいな顔をしていた

 

承「じゃあもう一つ質問だ。あいつはなんでもできる筈なのに俺の攻撃を受けた?能力を封じて仕舞えばいいものを、初見とは言え攻撃を受けるという事態可笑しいんだ、慢心してるっていえば終わるがそれはない、俺らを何としても殺そうとしている奴が慢心してるはずが無い、だから慢心というわけでは無い。じゃあ何故か?」

フ「確かにいくら時止めて攻撃しても、その前に能力封じて仕舞えばそれで終わりな筈だなってことはまさか」

 

俺はフレディのその言葉に頷く

 

承「おそらくだがアイツは他人の能力に干渉できない。つまり能力で夢を作って仕舞えばあいつはうまくいけば生身の人間同然になる」

フ「そんな都合のいい能力あるわけg「有ります」あった」

承「まぁ正直全く使ったことの無い能力だからいける確証はない。そしてまず一番の難点は」

 

これがぶっちゃけいけるかどうかわからない

 

承「その世界に引きずりこむには、近くで眠らせないといけない」

フ「え?待て、それって」

承「うん、結局あいつを探さないといけない、普通ならば」

フ「それダメじゃねーかよ!」

承「話を最後まで聞け。俺たちは元々夢の中にいるんだ、要はアイツの近くで能力を発動させればいける筈。というかそれができるように能力を若干変える」

 

俺の能力は能力コピーだけじゃなく、改造もできるからな

 

承「ただし、俺はそれを使っている間ロクに戦えない。それを維持しないといけないからな。だからフレディお前が実質1人で倒せ」

 

一応

スタンド像も出るけど、ロクに戦えない筈だ

初めて使うってレベルだからな

 

フ「そんな生身の人間1人だ、楽勝だな」

承「そうか。なら頼むぜ」

フ「あぁ、任せな」

霊「私達は前と同じでいいかしら?」

 

俺はその問いに頷く

万が一のためにな

 

承「さぁ、これで最後にしよう」

フ「あぁいい加減寝るのもしんどくなってきたしな」

承「確かにな」

 

俺とフレディはそう言いながら眠りについた

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

承「む?夢か」

フ「そのようだな」

承「じゃまずは鬼道探しだ」

フ「だな」

 

俺とフレディはそう言い鬼道を探し始めた

結論から言うとスグに見つけた

鬼道は何か墓らしきものに合掌のようなことしていた

 

フ「どうする?不意打ちするか?」

承「いや、罠の可能性もある。一旦待て。俺らの目的は、俺の世界に連れて行くこと今すぐ殺すわけじゃ無い、だから下手なリスクは追わなくていい」

フ「わかった」

 

鬼道は俺たちが見ているのに気付いたのか、急に立ち上がり後ろを向き俺たちの方を見た

 

晃「さて、ようやく来ましたか。待ちくたびれましたよ」

承「そうだな、俺も時間かけ過ぎたと思う」

晃「えぇ本当に時間をかけすぎた、そのせいでもうタイムリミットは僅かですよ?あと少しで、私の計画が全部上手くいく」

フ「テメェの目的はなんなんだよ!」

晃「復讐です。私は現実にはもういない存在、現世で無念の死を遂げたただの亡霊です。私はこの能力で、全てに復讐する!夢を奪ったのは始まりにしか過ぎません」

 

夢を奪うのが始まりにしか過ぎない

夢、まさか

 

承「お前まさか」

晃「えぇそうです。奪った夢を使って夢を一旦返しその夢に侵入しますそして夢の中で人を殺す、そうすればどうなりますか?」

フ「その夢のやつは死ぬな」

晃「そうです。殺して殺して殺します!悪人だろうと善人だろうと関係なくすべてを殺します!さぁ、それを止めたければ命がけで挑みなさい!」

フ「最初から!」

承「そのつもりだ!」

 

俺とフレディは同時に鬼道に近付こうと走り出す

フレディは前と同じように変身していた

今回はすぐに大きくなったな

しかし、鬼道は何かに気付いたのか遠距離攻撃をしてきた

剣や槍などを矢のように発射して来た

お前はどこの金ピカの王だよ

 

承「チッ、これじゃ近づけねぇ」

フ「おい、どーすんだよ!」

承「知るか、頑張って近付け!クソっあと数メートルなんだよ。その数メートルが遠い!」

フ「承太郎!お前って盾とか作れるか!」

 

盾?一応あるな

氷の壁とか

 

フ「じゃあ、歯くいしばれ!」

 

フレディは前俺はフレディにしたように俺の襟元を掴みぶん投げた

俺はその瞬間に氷の壁を作った

 

承「フレディ貴様アァアアアアアアア!」

 

俺はしなかったのにあのやろう絶対許さん

 

晃「なっ!バカな!」

 

俺は鬼道に綺麗なタックルをした

ダメージは無いけど、射程圏内に入った

フレディも入っているな

 

承「これで終わりだ!『死神13(デスサーティン)』」

 

瞬間

空間がグニャリと曲がり、場所が森のような場所だったところが遊園地みたいな場所になった

 

晃「何!能力が!」

承「さて」

フ「覚悟は出来たか?」

 

承•フ「「俺たちは出来ている」」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




正直、鬼道は作った自分ですら、こんな方法しか倒す方法なかったです

FGOようやく一章ストーリークリアできました
初めて5ヶ月目にしてようやくクリアです
そのまま新宿のクリアしました
クリア記念にコラボ終わったら短編書こっかなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します

次回のお楽しみにーーー


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第86話 恨み辛みは死んでもよく残る

どうもジョースターです

今回は雑談なくどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

承太郎、ボーリングの玉デビュー

 

 

 

ーーーーーなんで、どうして

 

ーーーー自分は何もしていない、何もやっていない。ただ真面目の勤勉に生きていただけなのに

 

ーーーーーー普通に質素に欲張らずに生きていた、今の暮らしが出来ればいいと思っていた。お互いに愛し将来を誓った大切な人もいた

 

ーーーただ自分の祖先が■■で、自分が■■の末裔というだけで

 

ーーーーーーつい最近まで笑いあった者たちが何故自分に剣を向ける。

 

ーーーーーやめろそんな目で見るな、そんな得体の知れないようなものを見るような目をするな、自分は人間だ

 

ーーーそう訴えるも攻撃は止まらない

 

ーーーそして気がつけば愛する者が死んでいた

 

ーーーーーー何故、自分のかけがえのない者を奪った、何故自分の命を奪おうとする

 

 

憎い

 

 

 

憎い憎い憎い憎い

 

 

 

 

 

 

憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎イにくいニクいニクいニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ

 

 

ーーーーーそして、こんな怨みを持ちながら死んだ。だがこの怨讐は決して消えなかった

 

ーーーー自分は死ぬ間際に能力を得た。その力で夢の世界に残ることが出来た

 

ーーーーーその時自分はこう思った

 

 

「神がいるなら感謝します。そして先に謝ります。だって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この能力でこの腐った世界を無くすから」

 

 

 

ーーーーこんな世の中間違っている。だから自分はどんな罪を負っても、それが例え許されざる事でも、この世の中をなくさないと

 

ーーーーーーその為なら何でもする、例えこの身がどうなろうと、どんなに時間がかかろうと

 

ーーーー善人だろうが、悪人だろうが全て等しく全部ゴミ共だ、全て等しく殺してやる

 

ーーーーーーだって、こうでもしなきゃ。俺の恨みは消えない

 

ーーー

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

晃「能力が機能しない。成る程、この世界自体が能力であるから干渉できないという訳か」

承「あぁそうだ、これじゃお前の不死性も発揮出来ない」

晃「確かにここではロクに能力が使えない。しかし、そういうあなたも動けない筈です。この能力は使い続けないといけないから、実質動けない」

承「まぁそうなるな」

 

俺と鬼道はそう会話をしている

明らかにピンチな筈なのになんで余裕の顔をしているんだよ

 

フ「承太郎」

承「あぁ任せた。だがまだ殺さないでくれ、聞きたいことが色々あるから」

フ「難しい注文だな。出来ればそうする」

 

フレディはそう言い下を向いている鬼道に一直線に飛び掛った

当たれば生身の人間など一撃で倒せるであろう拳が鬼道に近付く

しかし鬼道は動かない、避ける素振りすらしない

それどころか下を向いたままニヤリと口角を上げた

 

フ(!?なんか、不味い!)

承「離れろ‼︎フレディ‼︎」

 

それと同時だった

二人とも危険を感じフレディは攻撃を即座に止め距離を取り、承太郎は微弱ながら氷の壁を作った

次の瞬間

 

晃「フッ‼︎」

フ「うっそだろ、おい!」

 

ドガアアアアアンと大きな音がして

フレディは吹き飛んだ

承太郎の薄いとはいえ、かなりの強度を誇る氷の壁を一瞬で壊し、風圧だけでフレディを20m以上吹き飛ばした

 

フ「何があった⁉︎」

承「オイオイ、マジかよ」

 

承太郎は離れて見ていたから鬼道が何をしたか分かった

あまりにも単純な事だが、あまりにも予想外すぎた

 

承「ただのパンチだよな、それ。しかも拳圧だけでかよ」

 

ただの殴っただけ、その火力は承太郎ですら多少の代償が伴う程の火力

しかし、鬼道は、ただの人間の筈の彼は一切ダメージに見られるモノは無かった

 

晃「やはりですか、自分に対する能力だけは弱体化だけで、無効化されないようですか、ならば己の体を弄って力を増強すればいい。まぁそれでも不死は相変わらず使えませんが」

承「お前、正気か?そんなことしたら自分の体が」

晃「えぇ、壊れるでしょうね。普通の純粋な人間ならば」

フ「それってまさか…………………」

 

鬼道はそれに頷く

 

晃「私は人間ととある種族のハーフです。だから力も、頑丈さもありとあらゆるものが普通とは違うんですよ。忌々しいこの血もここで役にたつとは、皮肉なものですね」

承「どういう意味だ」

晃「こちらの話です」

 

そう言い鬼道は拳を構える

徹底的に戦う気だな

さて、どうするか

俺はロクに戦えそうにないし、ここはフレディに任せるしか無い

 

承「フレディ」

フ「あぁ分かってる。実質俺とアイツのタイマンだろ?」

承「あぁ、出来る限り補助はするが正直あてにするな。頼んだぞ」

フ「あぁ任せときなぁ!」

 

そう言いフレディは一直線に鬼道に飛びかかる

鬼道は無言で拳を放つ、そしてさっきと同じような風圧がフレディを直撃して、後ろに下がる

その繰り返しである

やはり、何かしら対処しないとな

だが、アレばっかりは対処の何も無いしな。ただの風圧だから能力もヘッタクレもない

 

承「こうなったら…………確か、亀の中に………………あった、コレならいける!」

 

俺は亀から二本の刀を取り出した

それと同時に鬼道が拳を放とうとしていた

俺は刀を抜き

 

承「オラッ!」

 

投げた、的外れな方向行ったけど

だがそれでいい

 

承「風刃、風を起こせ!」

 

俺がそういう時、2つの刀から風が起こり、鬼道の放った風圧を相殺する

 

晃「なっ!」

フ「今だ!」

 

フ【マイティクリティカルストライク】

 

【会心の一撃!】

 

動揺した鬼道の隙を逃さず、フレディは鬼道の身体に所謂ライダーキックを叩き込む

鬼道はぶっ飛び、壁に叩きつけられていた

 

フ「やったか?」

承「いや、まだだな」

フ「手応え的には結構あったんだがなぁ!」

晃「まだです。まだ、終わってない、終わらせない」

 

そう呟きながらフラフラと立ち上がる

体はボロボロ、立っているだけでやっと、って程ではないが、それでも決して戦える身体ではない

しかし、彼は歩みを止めることはない

 

フ「何というか、執念を感じるな」

承「あぁ、あの目は何が何でもやるという執念の目だ。あの手のタイプはなかなか倒れないな」

 

あいつがここまで躍起になる理由はなんだ?

普通じゃここまではしないぞ

少なくともあの目は自分の為だけっていう感じじゃない

勿論、自分の為でもあるけど、それより他の誰かも為にやっている感じがする

フレディはそれの推測を他所に畳み掛ける

しかしどれだけ攻撃しようが立ち上がり続ける

腕の骨は折れ、額から血を流し、それでも尚立ち続ける

 

晃「私は倒れない、倒れてなるものですか」

フ「こいつ!バケモンかよ⁉︎」

承「そうか、そういうことか。繋がった」

 

最初は、執念で耐えてると思ったが、幾ら何でも執念だけじゃここまで立てない

身体が言うことを聞かなくなって倒れる筈だ、もうそのレベルまで達している

ここまで立てるのは、執念以外に別の理由がある。普通に頑丈だった

だが、これ程頑丈な種族は俺が知る限りいない

俺が見たことのあるやつではな、霊夢から言いたことがある種族なら当てはまる

だからコイツが何の混血か分かった

 

承「鬼道貴様、鬼の末裔だな。その耐久性、パワーは普通じゃない」

晃「えぇ、そうです。私は鬼の末裔‼︎忌み嫌われた鬼の一族!」

 

霊夢の話じゃ、鬼は今は地下とかにいるはずだと思うが、おそらく何かしらので理由で外にいた鬼だな

しかし、鬼か。非常に厄介だな。

霊夢曰く、強靭な体、圧倒的にパワー、戦い続ければ終わるまで決して止めない

そんな種族の末裔だ。そりゃあんな火力出しても、ダメージが見られ無いはずだな

もし遭遇したら、戦闘は回避して方がいいって言う、あの霊夢が言うレベルだ。かなり厄介

 

 

承「弱点とかは、今つけそうに無い!だからさっきと同じようにしろ!」

フ「分かった!」

晃「さぁ!どうした!?こいよ!」

 

そして、フレディと鬼道の一騎打ちが再開した

しかし、一体鬼道の過去の何があった

コレが分からない限り話は進まない

戦っている最中に考えることではないが、そこまで執念を出させる理由があるはずだ

 

今分かることは、彼が鬼の血を引いていること

多分そのせいで迫害を受けていた、ということになる

じゃなきゃ、自分の血を忌々しいなど言うはずがない

 

晃「アァアアアアアアア!」

 

晃はそう叫びながら折れた腕で攻撃をする

もう、この後のことなんて考えてない

 

フ「グッ!」

フ(こ、コイツ。威力が、力がさっきに比べて段違いになってるぜ!いやそんなそれどころか今まさにドンドン強くなっていやがる!)

 

不味いな、ドンドン戦いが激しくなっていくな

悠長に考えられないな

そう言えば、俺とフレディが遭遇する前に鬼道は墓みたいなものに祈りを捧げていたな

……………あぁ、そうか……………そういうことか

大体分かった、そりゃ、あんなに人を憎むな。自分でも同じようなことをしてるな、同じ場面だと

だが、そのやり方はダメだ、身を滅ぼすやり方だ。昔の俺の様に

だから、止めないとな。同じような事があった俺が

 

承「フレディ‼︎ちょっと距離を取れ‼︎」

フ「分かった」

 

そう言いフレディは鬼道から離れる

鬼道は逃すまいと、フレディに近付く

 

承「やらせねーよ」

 

俺は弓矢を取り出し鬼道の頭目掛け放った

 

晃「弓矢など‼︎」

 

鬼道はそう言い弓矢を綺麗に捌いた

矢は丁度晃を中心には交差するように流れた

さらに数発打つが結局全部捌かれた

そして、フレディに迫り拳を振り上げそして下ろした

当てれば、即死であろう

しかし

 

晃「なっ、ワイヤー………………だと」

 

後、一歩というところで糸で縛られていた

 

フ「いつの間にワイヤーが」

晃「そうか、さっきの矢か。あの矢にワイヤーをつけていたのか、矢はただの囮か」

 

俺は更に矢を放ち、ワイヤーから逃げれないようにした

 

承「フレディ‼︎」

フ「分かった。殺さない程度だろ?」

承「あぁ、出来れば一撃で」

フ「任せな、あんまりこう言うのしたことないが、フレディさんに不可のはない!」

 

そう言いフレディは晃の首に手刀を入れ気絶させた

俺は鬼道を念入りに縛っておいた

 

 

 

 

 

 

フ「これで、終わりか?」

 

変身を解除してそう言った

 

承「いや、まだだ。こいつが能力を解除してみんなが夢を見れるようにしないとな。それにこいつ自身救えてない」

フ「こいつを救う?」

 

フレディは意外な一言に驚いていた

 

承「俺はこいつと遭遇してからずっと気になっていたんだ。こいつが何故こんなことをしたのか、こいつの生前に何があったのか」

フ「復讐って言っていたな」

承「あぁ、それで色々と考えてみたんだ。多分こいつは、生前迫害を受けていた、理由は分かるだろ?」

フ「こいつが混血だったから?」

承「あぁ、そして多分、恋人か嫁が居たんだろうな、おそらくその人も殺された。そこに墓があるだろ?さっき見てみたらこう書いていた『鬼道 絵里』ってな。多分、鬼道を庇って死んだとかだろうな。まぁそこらへんは分からないけど、そして。自分も殺された、その時能力を得た」

 

そして、この夢の世界で10年間もたった一人で計画を練っていた

 

フ「……………なんか、後味悪いな」

承「まぁな」

 

まぁこれにて異変は終わりかな

そう思っていたんだが

 

 

晃「ク、ククククク…………………ハハハハハハハハハハ‼︎」

 

承「な、急になんだ⁉︎」

フ「さぁ?分からん」

 

鬼道が急にトチ狂った様に笑い始めた

そして、グルグル巻きにしたワイヤーを

 

晃「ハハハ‼︎」

 

ブチィと引きちぎった

 

フ「うっそだろう!」

承「かなり頑丈ははずだが………………」

晃「アアアアアアア”アア”‼︎」

 

鬼道は2人を見るなり躊躇いもせずに拳を向けた

あまりの出来事に回避が遅れギリギリの回避だったのだが

そこらへんが消し飛んだ、跡形も無く

そして、やたらめったらに暴れる

こいつ理性がなくなっている

 

フ「オイオイ、どーなってんだよ!」

承「多分、鬼の血の所為だ。」

 

こういう事か、霊夢が言っていたのはどんな事があっても戦いをやめないっていう意味は

もう、能力すら使わないな

俺はようやく戦えるな

フレディはまた、変身して例の状態になった

 

 

承「さて、最終決戦の開始だ」

フ「ノーコンテニューでいってやるぜ!」

 

こうして、最後の戦いが始まった

 

To be continuedーーー>




はい、後1、2話で終わります
若干今回もやや強引な場面もありましたがお許しを
ルピとかも色を変えるとかは初めてなんですツッコミはなしでお願いします

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第87話 記憶の片隅

どうもジョースターです

今回で最終回です

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

鬼道の過去重スギィ!

 

 

 

ーーーーあぁ自分は何をしているのだろうか。己の感情に任せて、人として外道なことをして、10年かけた計画はあっけなく崩れ、惨めに負け、挙句の果てに己の血に振り回されている

 

 

壊せ

 

 

ーーーー全く、絵に描いたような悲惨さだ。もういっそのこと消えて無くなりたい

 

 

破壊しろ

 

 

ーーーだが、それはあいつらが許さないだろう。私は、いや俺は消えることはまだ早いようだ、敵対していた奴らにこんなのは間違えているだろうだが、頼む俺を止めてくれ

 

 

 

全てヲコワシテヤル

 

 

 

承「さて、あぁ威勢を切ったのはいいんだが」

フ「あぁまさか、自分へのデメリット関係なしでやるとはな」

 

俺とフレディは攻めあぐねていた、理由?

鬼道の火力がヤバイ、以上

当たれば即死。故に慎重にいかないといけない

小細工も対して意味無いし、色々と罠を貼ってみたもののまさかの強行突破で全部潰れました

真っ向から行けば、一瞬で肉塊になるし、耐久はかなりあるし

 

フ「というか、鬼道がやっていたのはまだ抑えてたのかよ、まぁ理性が弾け飛んだから、そんなの関係なしと、うん………………:無理じゃね?」

 

俺とフレディは草むらに隠れて、作戦会議をしていた

 

承「うーん。そういやお前さっきのやつ風圧だけだけどダメージなかったよな?」

フ「そうだが、無理だぞ?アレは死ぬ」

承「だよな」

 

承「何か一瞬、一瞬でいいから何か気をそらせるのがあればなーそうすればいけると思う」

フ「その一瞬で肉塊になりかねないんですが………………」

承「だよな……………………こうなったら」

 

晃「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ッッッッ!」

 

俺はそう言いかけていると、後ろから言葉にならない叫びが聞こえた

 

承「ヤバッ見つかった」

 

それと同時に拳が来る

フレディは紙一重で回避した

 

フ「危なっ!」

承「受け流してもこのダメージかよ」

 

俺は手で軌道を逸らして、直撃を阻止した

しかし、それでもそこそこなダメージを負った

だが、近付けた

まぁ流石に、今は能力使っている暇がないから、作戦はできないけども

 

承「抜刀!」

 

俺はそういい二本の刀を抜き、即座に斬り掛かった

所謂居合斬りをした

狙いは両腕

まぁ間違いなく、普通ならば切断出来るだろう

 

普通ならば

 

 

ガキンッ!

 

しかし、刀は両方とも腕を少しを斬る程度で止まった

やっぱ肉体硬化は出来るから

 

承「だが、まだだ!」

 

俺は刀を中心にして一回転して、背後に回った

 

フ「そういうことかよ!」

 

フレディは鬼道が俺に気をとられた瞬間に懐に行き拳を叩き込んだ

鬼道はゴロゴロと地面を転がっていった

 

フ「これならどうだ!」

 

フレディはそう叫ぶ

 

晃「ァアアアア!‼︎‼︎」

承「……………おいおい、マジかよ」

 

鬼道は全くダメージが無いように立ち上がる

俺とフレディはまた別の草むらに隠れた

 

承「マジでなんなんだよ、もうあそこまでいくと、狂戦士、バーサーカーのレベルじゃねーかよ」

 

あぁなると、一切止まらない

否、止められない

暴走した機関列車を1人で生身で止めろと言うもんだ

 

フ「キリがねぇ!これじゃ、ジリ貧でコッチがやられるぞ」

承「だろうな、この刀でも斬れないとなるとどんだけ頑丈なんだよってレベルだ」

フ「どーすんだよ!勝てねーじゃんかよ!」

承「別に彼奴を倒さなくてもいいんだよ、彼奴を止めれればいい。だから、何かあいつを気をそらせるものがいるって言っているんだよ」

フ「そんな都合のいいものある訳……………」

 

フレディは止まる、そしてニヤリと笑った

 

フ「承太郎、俺があいつをそこに誘導する、お前は用意がいるんだろ?あいつを倒す能力は、先に行って来い。俺が出来るのは時間稼ぎと誘導だけだ、そのあとは任せたぞ」

承「あぁ、任せておけって」

 

そう言い俺はとある場所に一直線に向かった

鬼道は俺を見つけ、襲い掛かってきたが

 

フ「まだ、来るのはそっちは早いかな〜〜ちょっと時間潰そうや」

 

フレディが立ちはだかり、鬼道を足止めする

 

晃「◼︎◼︎◼︎◼︎◼︎ッッッーーーー‼︎‼︎」

フ「元気がいいなオイ、ほら来いよ」

 

フレディはそう言い鬼道を挑発する

理性が蒸発しているから意味はあまり無いが、鬼道はフレディに襲いかかる

 

フ「単純すぎだ!」

 

フレディは紙一重で回避し蹴りを入れた

 

フ「今のお前には必殺技すら必要ねぇよ!」

(というか、やったところでダメージ無いからな)

 

フレディはそう自分の心にツッコミながら、鬼道の攻撃を捌いていく

 

 

 

 

一方承太郎は

 

 

承「確かここら辺に!あった!」

 

では、ここら辺で能力を探さないとな、滅多に使わない能力は一旦ロックみたいなのをかけてウッカリ使わないようにしているんだが、こういう点では面倒だな

まぁ、すぐに終わるけど

 

承「よし、あと少しだ。あと少しで能力が使える」

 

正確にはもう使えるのだが、ちょっと能力を弄らないといけないから、あと少しの時間だ

というか、もうそろそろフレディが来るな

 

 

 

ドゴッォオオオオン!!!

 

俺の目の前を鬼道が飛ばされて通り過ぎる

ぶっ飛ばされていて、木にぶつかったりするが木をへし折って行く

そして、後ろからそれを間違いなくやったであろうフレディが来た

 

承「来たか、全く環境破壊ってことを考えたことあるかな?」

フ「待たせたな‼︎連れてきたぜ!」

承「すっごい、ダイナミックな連れてきたなオイ」

フ「いいだろ?こうするしかなかったんだ!許せ!それよりできたか?」

承「あぁ、ギリギリさっきできた」

 

後は、任せろと言い歩みを進めた

俺はとある場所に着き歩みを止めた

 

承「さぁて、こっからは賭けだ。あいつがほんの少しでも理性があればいいんだがな」

晃「アアアアアアァァァ‼︎!」

 

鬼道は一番近い俺に向かって襲いかかり、距離を一瞬で詰め、拳を振り上げた

俺は数歩後ろに下がった

ただ、下がっただけ

誰でもできるようなことをした

攻撃を躱しただけ(まぁ、衝撃はモロ喰らうけど)

普通ならば、鬼道の拳はそのまま地面に叩きつけられ地面にクレーターバリの大穴が空くだろう

 

 

晃「!?アアァアアア!」

フ「なっ!」

 

しかし、拳は地面に当たる寸前でピタリと止まった

そこにあったのは、墓

彼からすれば掛け替えのないモノだった

だから、もはやあれは、本能だ。本能が拳を止め破壊を防いだ

そして、その隙があれば

 

承「鬼道、すまない。お前の大切なもの壊しかけて。そして、眠れ」

 

俺はそう言いながら。体に塩の結合みたいなものがビッシリ書かれたスタンド『ホワイト•スネーク』を出し、そのスタンドは鬼道の頭を的確に捉え、地面に平行に頭をチョップし、Diskみたいなものを鬼道の頭から取り出した

鬼道はプツンと糸が切れたようにそのまま膝をついた

 

 

承「お前の、鬼の力。封じさせてもらった」

 

本来は能力か、記憶だけを奪えるが少々改造して鬼の血の力なども奪えるようにした

 

フ「や、やったのか?」

承「あぁ、終わりだ」

晃「ガ、カハッ‼︎………………………………か、感謝する。二人とも」

承「能力は?」

晃「もう使えない。だから、これからは夢はしっかり見れるぞ。おめでとう、人間達の勝ちだ」

 

そう言い、鬼道は口から血を吐きながらニヤリと笑った

 

承「そうか、今更言ってしまうのもどうかと思うが、すまなかった。」

晃「お前が謝ることはない………………代わりに約束してくれ。俺のような奴を救ってやって欲しい」

承「あぁ、任せておけ。必ず成し遂げる」

晃「そうか、そう聞けてよかった」

 

俺はそれを聞き鬼道に背を向ける

 

承「帰るぞ」

フ「いいのか?」

承「あぁ、あいつはもう消える。最後ぐらいあいつの好きにしてやってもいいだろ」

フ「そうか、それもそうだな」

 

俺とフレディはそう言い夢の世界から抜け出した

 

 

 

 

 

 

 

1人残された、鬼道はフラフラと立ち上がり、そのままも歩き墓の前で倒れ込む

 

 

晃「ごめんな、10年も待たせて。今そっちに行くから」

 

鬼道はそう誰も応える者がいないこの場所でそう1人呟く

 

晃「と言っても、もう待ってはくれないか」

 

そう言い鬼道は自傷気味に笑う

そして鬼道は目を瞑る

 

ーーー待ってるわ、ずっと、いつでも。だって私達は……………………

 

瞑った目に映るは愛する者の最後に言った言葉

 

晃「あぁ、きっと待っていてくれてるだろうな。アイツは、一度言ったら意地でもやり通すような奴だし」

 

そう言い残し。足元が消えるように無くなっていく

それと同じようにこの夢の世界の崩れていく、作った人が消滅していくのだから当然である

 

晃「後悔も未練も無い。承太郎が約束してくれた、もう思い残すこともない。絵里、あの世では会えないかもしれないがいいか?」

 

俺は地獄送りは免れないだろうしと言葉を続ける

 

ーーーーーダメよ、言ったでしょう?待ってるって、何処までも一緒だって

 

鬼道は目を大きく見開いた

まるで信じられないものを見たり聞いたりしたように

 

晃「こ、こんなことってあるのか?こんな都合のいい話があっていいのか?」

 

そう言い鬼道は涙を流す

鬼道の目の前には愛しの彼女

絵里がいた

しかし、彼女も既に死んだものである為に消滅しかけていた

僅かながら起きたまさしく奇跡である

 

絵里「待ってたわ、ずっとずっと」

晃「ごめん、ごめんな。ずっと待たせて」

 

そう言いながら抱き合う2人。しかし2人とも消滅寸前だった

 

絵里「さぁ。一緒に行こう」

晃「あぁそうだな」

 

鬼道は死後初めて、心からの笑みを浮かべて消えた

それと同時に夢の世界も崩壊した

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

 

 

 

承「とまぁこんな話だ」

 

場所は博麗神社

俺とフレディは夢の中であったことを話した

 

霊「そうやっぱりだったのね」

武「……………………」

フ「やめだやめ!」

 

フレディは無理やり話をやめさせる

 

フ「さぁて!異変が終わったし!宴会するか!」

霊「そんなすぐには呼べないわよ」

フ「じゃあいいや、ここにいるメンバーで食おうぜ」

承「そうか」

茜「では私が作って来ますね。承太郎さんは休んでいてください」

 

そう言い茜は立ち上がり、厨房に向かった

 

フ「承太郎、アレで良かったのか?」

承「あぁ、あいつの好きなようにすれば良い。アレでも復讐するようじゃ、その程度。だがアイツは正気を戻った。今のアイツだったら分かるだろ」

フ「そうか」

霊「彼の話は、聞いたことあるわ。私はその時は修行中だったから、人里の出来事は全く知らない私でも、彼の話は小耳に挟んだわ」

 

霊夢はそう言い話を始めた

霊夢が言うには

鬼道は性格は真面目で優しく、誰にでも好かれる人物だった

飛び抜けたものは無くても、真面目にコツコツとやるとこから仕事では常に優秀。

そして彼には愛する人がいたそれがあの墓に書いていた人『鬼道絵里』もとい『佐城 絵里』

本来はまだ結婚する前に死んだから、本来は墓には『佐城』と書く筈が鬼道はあえて、『鬼道』書いたのだろうな

まぁそれは置いといてと

彼女も、心優しい女性で2人は和気藹々と、まさしく理想のカップルというのはふさわしいカップルだった

だが、彼にことをよく思わない連中がいた

そいつらは、鬼道のことを調べまくったらしい

そして、見つけてしまった。彼の祖先が鬼だったと

 

それを連中は一部にだけ言いふらし

挙げ句の果てに自分たちがやらかしたことを鬼道に濡れ衣を着せ、そして殺すべきと言い追い詰め殺した

 

そして、絵里はその時に鬼道の事を庇い死亡

後を追うように鬼道も殺された

 

そのことは幻想郷中に広まり、霊夢は聞いたそうだ

その後は慧音はそのことを全く知らず、いや聞かされておらずそれを知った時はそれはまぁ怖かったそうな

 

霊「とまぁこんな感じよ」

承「それでその連中はどうなったんだ?」

霊「無論、殺人罪で処刑よ。もともと彼を殺す前に殺していたし」

ブ「全く、本当ッ!そういう奴は嫌いだ!あぁ温厚な僕でも殺意が湧くよ!」

 

ブラッドはそういい床をバンバン叩く

 

霊「そうね、それを聞いた時は私も憤りを覚えたわ」

フ「俺もキレるな、というかそいつらを直々に処刑したい」

承「とっくの昔に死んでるから」

武「そこっ!?気にするとこそこ!?」

フ「そういえば、武。お前ってロリコンなんだよな?」

武「あぁそうだけど」

 

フレディはそれを聞くと、ちょっと話をしようと言い、その場を去った

 

承「鬼道、約束は守る。だから安らかに眠れ」

 

俺はそういい、顔を上に向け目を瞑る

 

霊「祈っておきましょう。彼の冥福を祈って」

 

そう言い霊夢も珍しく祈る

 

 

しばらくした後

 

 

茜「出来ました。どんどん食べてくださいね!」

 

茜は様々な料理を運んできた

フレディは若干目を輝かせていた

後、なぜか武とフレディが妙に意気投合していた

まるで共通の趣味があったかのような意気投合さだぞ

 

承「結構作ったな」

茜「まぁめでたい?日なので」

フ「まぁ異変解決はめでたいだろう。さっ食おうぜ」

承「そうだな、じゃあ頂くか」

 

こうして、この不思議な異変が終わった

宴会もどきが終わりしばらくしたのち、

 

フ「さて、そろそろ帰るわ」

承「そうか、じゃあな、達者で暮らせよ」

フ「おう………………どーやって帰るんだっけ?」

紫「お迎えに来ましたよーーー」

 

紫は出てくると同時にフレディの足元に隙間を開いて(半ば強引に)回収した

 

フ「回収雑いような気がするな………………」

紫「ちょっと色々あったのよ、時間がないの」

フ「そうか。まぁ今回の異変も楽しめたぜ。また会う機会があったら会おうな承太郎」

 

フレディはそう言いながら元の世界へと帰って行った

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 




次の話から例の異変開始かな?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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妖々夢編
第88話 ここまで綺麗なフラグ回収はそうそうない


どうもジョースターです

お待たせしました今回から例の異変です
という訳で早速どうぞーー


前回のあらすじ

 

鬼道いい奴だったよ

 

 

例の事件から約数週間

月も変わりもう4月初めである

気温も上げり、春真っ盛りになっている

 

 

承「なぁ、霊夢。一つ質問いいか?」

霊「何よ?」

承「幻想郷の春ってこんなに遅いのか?」

霊「いいえ、もっと早いわ」

 

筈だった

一面は冬と変わらず雪が積もっている

 

武「サムイサムイサムイサムイサムイサムイ………………」

 

武はコタツの中でガタガタと震える

マナーモードだな、あれ

 

茜「寒がり過ぎですよ。お兄さん」

武「俺は寒いのは無理なんだよ……………………ソウダ、幼女に抱きついてアタタメレバ、イイヤそうだソレガイイヤ」

茜「雪の中に埋めますよ?」

 

茜の手からコキリと音がした

 

武「なんだか急に暖かくなったなーー!」

 

武はそういいコタツから飛び出る

それを他所に霊夢は話を続ける

 

霊「うーんこれは、明らかにおかしいわね。最初はただ春の妖精が寝坊でもしたのかなと持ったけど。いくらなんでも遅すぎるわ」

武「じゃぁこれってよぉ〜あれじゃね?異変ってやつじゃね?」

霊「えぇ、そうなるかしら。まぁ私達からすれば、こんな犯人モロバレな、異変は初めてだけどね」

 

え?もう犯人分かったのか?

 

承「え?そうなのか?」

霊「こんなことできるやつなんかあ、冬の妖精とかそこら辺でしょう」

承「いや流石にそれは無理じゃね?幻想郷全域を冬状態にするなんざ、かなりのことだぞ?」

霊「言われてみれば………………じゃあ誰かしら?」

承「…………さぁ?まずは探すところから始まるな」

霊「そうね、2人は留守番頼むわ」

茜「おまかせください」

 

そう言い俺と霊夢は早速出発する用意を始めた

 

 

魔「霊夢〜〜居るかーーー?」

霊「やっぱ来たか」

承「まぁそりゃ来るよね。普通は」

 

玄関のは案の定魔理沙がいた

まぁ来ると思った

 

咲「承太郎さんはいらっしゃいま………………すね」

承「どうかしたか?咲夜」

 

更に後ろから意外な客人が来た

咲夜である

 

咲「異変解決のお手伝いをしてこいとお嬢様から命を受けて、やって来ました」

霊「あら?レミリアも気付いたのね」

咲「えぇ、勿論です」

承「となると4人か、今のところは」

魔「あぁそうなるな」

承「そうだ、2人に聞くがこの異変に手掛かりを知っているか?」

 

それを聞いた瞬間2人はピタリと止まった

あぁ知らないんだな

 

承「やっぱ情報なしか」

咲「そういえば、お嬢様が上に向かいなさい、遥か彼方まで行けば答えは出るわって言っておりました」

 

それはかなりの有力情報だな

 

承「上?…………ダメだ、まるで分からん。とりあえず行ってみるか」

咲「そうですね」

魔「それが1番手っ取り早いな」

霊「面倒だけど、それしかなさそうね」

承「それじゃ、行って来るか」

武「いってらー」

茜「気をつけてくださいよ、無理はダメですよ〜〜」

承「無論である」

 

そう言い異変解決組は出発する

2人はそれを見届ける

 

 

承「寒いな、もう少し着込めばよかったな」

咲「あっマフラーならありますよ」

 

咲夜はそういい俺に青色のマフラーを渡す

俺はそれを受け取り首に巻く

 

承「手編みか。作ったのか?」

咲「はい、たまたま暇つぶしで作っていたのが功を奏しました」

魔「用意周到すぎだなオイ」

霊「私にも頂戴よ」

咲「一個しか作っていないのよ。我慢しないさい。というかそれ以前でしょう」

 

脇出し巫女服、まさかのそのまま、誰が予想できただろうか。俺は出来なかった

というかできた人がいるならききたい

 

霊「コレは所謂トレードマークよ。コレを着ないとしっくりこないよね」

魔「そうだった、お前はそういうやつだったな」

承「もう訳分かんねぇよ」

咲「逆に分かってはいけない気がするんですよね」

 

やっぱり?と俺は咲夜に聞いた

 

ブ「霊夢ちゃんだから仕方ないよね!」

承「あっ馬鹿おまっ」

 

そんな言い方したら霊夢が

 

霊「まずは肩慣らししないとね。久し振りの異変だしね。と言うわけで」

魔「早くしろよーー」

咲「時間は有限よ」

ブ「知ってた」

 

霊夢は分かってるわよ〜と言いながら指をポキポキと鳴らす

 

霊「ボッコボコにしましょ、ボッコボコ」

 

 

数秒後

ブラッドの死体が出来上がった

流石霊夢慈悲がない

まぁ、相手がブラッドだからね、是非もないネ

 

ブ「だからって、これは酷くないかなぁ!」

 

一回、墜落してから、フラフラと元にの場所に戻る

 

魔「いや、全く」

咲「普通?では?」

ブ「そんなぁ」

承「さっさと行くぞ、咲夜の言う通り時間は有限だ、急ぐぞ」

霊「そうね、こんなところで油売ってる暇は無いわ」

承「せやね」

 

そう言い一行は再度移動を開始した

しかしいくら上に行っても行ってもそれらしい物は見当たらず

 

 

霊「どーなんってんのよ!全くそれらしいものないじゃないの!」

 

痺れを切らした霊夢はそう叫ぶ

それに便乗し頷く魔理沙

 

魔「そーだぜ!全くレミリアの奴騙したのか!」

咲「いえ、そのようなことは決して………………」

 

そう言い咲夜はポリポリと頬を掻く

 

承「まぁ落ち着け、こうなったら多少面倒というか元に戻るだけだが、人里やらなんやらで情報を集めるぞ」

霊「そうするしかなさそうね」

ブ「ここは手分けして探そう!纏まるのもなんだし!そうだな2人1組で行こう!」

 

そう言いブラッドは手にクジを持っていた

俺たちはくじを引いた

くじには先に赤か青の色を塗っている

 

霊「えーと青ね」

魔「てことは私は霊夢とか」

咲「では、私は承太郎さんと」

承「おう、あと霊夢これ渡しておく通信機だ。何か有力な情報得たら、これで言え」

 

俺はそういい霊夢に通信機を渡した

霊夢はそれを受け取りポケットにしまった

こうして俺らは急遽予定を変更して人里へと向かった

 

霊「じゃ後で」

承「あぁ」

 

着くなり早速分かれて情報を集める

 

咲「まずは何処へ行きましょうか」

承「そうだな、慧音かな」

 

あいつなら何かしら知っているだろう

最悪過去を見てもらう

それと咲夜はそういい寺子屋へと向かった

 

慧「む?承太郎か、今日は何の用だ?おや?紅魔館のメイドでは無いか、珍しいな」

 

慧音は机の前に座っており何かを書いていたが俺達がくるなり筆を止めてこっちを向いて話を始めた

 

承「今日は、ちょっと聞きたいことがあってだな」

慧「この異変のことでは言えることはないぞ」

承「何故?」

慧「まず情報は回ってこないし、歴史を使って探ろうとも何故か邪魔が入って見れないんだよ」

 

能力に介入するだと?

まさかな

 

咲「では、何もご存知では無いということですか?」

慧「まぁ不甲斐ないがそうなるな。だが」

 

慧音は言葉を続ける

 

慧「情報を知っている奴なら知っている」

承「何ッ!そいつは何処だ!」

慧「悪いがスグには会えない、そいつは霧雨魔理沙と同じようにあの森にいる魔女でな、たまたま人里に人形劇をしている時の生徒が世話になっているから先生としてお礼を言いに行った時に、知ってそうな素振りだったからもしかしたら知っているかも知れん、そうだ彼女に会いに行くならついでにこれを頼む」

 

そう言い慧音は新しい紙を取り出しスラスラと何かを書く

それと一緒に机の引き出しから綺麗に折りたたんでいる手紙らしきものを俺にそれを渡して来た

 

ブ「アリス…………マーガ………………トロイド?これがその人の名前?」

慧「あぁ、そうそれが彼女の名前。場所は一応調べてあるから、地図もつけておくが、正直案内人がいないと詰むが…………まぁそこらへんは霧雨魔理沙がいるから大丈夫か」

承「それでこの手紙らしきものはなんだ?」

慧「あぁ、また人形劇をして欲しいと、子供達がうるさくてな。要は依頼状みたいなものだと思ってくれ」

 

成る程、そういうことか

ていうか、異変中でも子供達優先って………………流石だな

 

咲「まぁついでですし、やります?」

承「無論だ。一応俺も先生だしな、礼の一つでもしないとな」

ブ「なんか言い方が、ヤの字みたいだね」

 

それは報復という意味合いだ

一緒にするな

 

咲「では、早速2人を回収しましょう」

 

そう言い寺子屋を後にする

 

承「せやね」

 

出来るだけ早くしたいから、ね

 

ブ「僕が呼ぶねえーと」

霊『なによ?急にかけて来て、何か分かったの?』

ブ「えーとね」

 

そう言いブラッドは通信機にこう言った

 

ブ「脇出し巫女と馬鹿力魔女さっさと戻って来やがれーーー!……………………って承太郎が言っていたよ」

 

瞬間、空気が凍る

その後の俺の行動は速かった

即座にブラッドを埋め立て、通信機を手に取り弁明しようとするが時すでに遅し、もう通信を切られていた

それを知ると同時に咲夜に後は任せたと言い、エアライドに乗りこもうとした

 

 

霊「弁明は?」

承「我ハ冤罪也」

魔「辞世の句は?」

承「くたばれや、ブラッド貴様、許せぬぞ」

 

瞬間

俺はマスパと夢想封印のによって遥か彼方に消し飛んだ

 

咲「承太郎さーーーーーーん!!!!!」

 

そんな咲夜の叫び声が聞こえた

まぁ咲夜でも救出は無理だろうな。逆に出来たら凄い

 

魔「あっやべあっちの方角私の家とかがある方だ」

咲「………………あっ」

 

咲夜はなにかを察してしまう

その予感は見事に的中してしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

???「今日もまた雪かぁ…………まぁしょうがないわね」

 

少女はそういい森を探索する

彼女の周りには可愛らしい人形がフヨフヨと浮いている

 

「それにしても、騒がしいわね。それに何かが近付いている気がするし」

 

ドッゴォオオオオオオン!

 

「へ?」

 

少女は目の前で起きた光景に唖然する

無理も無い、急に極大ビームが目の前をする通り過ぎたのである

絶句するしかない

 

「なっ何があったのかしら?」

 

そう言っているとビームが通り過ぎた木の所に何か人影があった

 

「まさか、人間?どうしましょうか………………とりあえず助けないと」

 

そう言い、少女はその人影に近付く

そこには瀕死状態の承太郎がいた

 

「…………息はしている。傷は結構ね。とりあえず私の家で治療しないと」

 

そう言い少女は人形に承太郎を持たせて家まで運んだ

 

 

 

 

 

 

「傷は………………アレ?治ってる?」

 

少女は承太郎を治療しようとしたが、いつの間にか治っていることに気付く

 

承「ここは何処だろうか?」

 

その直後に承太郎が目を覚ます

 

???「気がついた?」

承「あぁ成る程。治療してくれたのか。感謝する」

???「え?あっ、ど、どういたしまして?それで何があったのかしら?あっ、その前に自己紹介ね」

承「俺の名は空条 承太郎だ」

アリス(以下ア)「そう私は、アリスマーガトロイドよ。気軽にアリスって呼んで頂戴」

 

それを聞いた瞬間、承太郎は固まる

理由?まぁお分かりでしょう

 

こうして、空条承太郎は異変の情報を知っている少女アリスと遭遇した

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




若干、無理矢理な点がある気がするけどきっと気のせい

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第89話 冥界の門って意外とガバガバ

どうもポケモンの発売日を思いっきり間違えてたジョースターです

昨日新作買ってきました
ウルトラムーンの方を

ではどうぞーーー


前回あらすじ

 

ブラッド処刑確定

 

場所は少し代わりにとある場所

そこには2人の女性と小柄な男がいた

 

「という訳なの、お願い出来る?」

「うーんまさか急に呼び出されて、身内同然の人と戦えってなかなか鬼畜だと思わない?」

「うっ、痛い所を」

「まぁいいや、いいよ。その頼む引き受けるよ。要は承太郎だけを足止めするだけでいいだよね?」

「えぇ、タイミング的には…………」

 

1人の女性が言葉を詰まらせていていると、もう片方の女性が声を出した

 

「じゃあ、妖夢がやられたらお願いね〜〜」

「いいよ、それと一応聞くけど。最悪、承太郎を()()()()()()()

 

その言葉に2人は言葉を失う

 

「え、えぇいいわよ。まさかあなたからその言葉が聞こえるとは」

「僕自身、今の承太郎に勝つにはそれぐらいの覚悟がいるの、手加減なんて出来ない、だから本気で殺りにいく、それだけだよ。それに」

 

そう言い男は一旦間を少し置き

 

()()()の僕にまさか真っ向から戦わせるなんて正気の沙汰じゃないよ…………」

「不殺主義者の殺し屋の癖に?」

「痛い所をつくね」

「さっきのお返しよ。まぁいいわ、じゃあ頼んだわよ」

「任せて」

 

そう言い2人の女性はその場を離れた

残る男は1人笑う

 

「僕が居ない間にどれだけ成長できたから見せてもらうよ、承太郎」

 

そう独り言を呟いた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は元に戻る

 

承「アリス?もしかして人形使いだったりする?」

ア「えぇそうよ。人形使いよ?それが?」

承「なら話は早い。まずはこれを」

 

俺はそういいポケットに入れていた

封筒を渡す、若干焦げたが仕方がない。むしろよく全焼しなかったな

アリスはそれを受け取り、手紙の内容を見た

 

ア「まさか直々に来るとは、まぁいいわ。OKって言っておいて、それで?それだけ?」

承「いや、まだある。」

ア「その前に、どうしてあんなことになってたか答えてもらってもいい?」

承「あぁ、あれは………………」

ア「まぁ、その話はお茶でもしながらゆっくり話してもらいましょうか」

 

そう言い一旦アリスは台所と思しきところに行きクッキーと紅茶を取ってきテーブルに置いた

俺は椅子に座りここにくる前の出来事を話した

折角のご厚意だ、甘えさせてもらおう

 

ア「なんというか気の毒ね、よく生きていると思うわ。そんなことをされて」

承「まぁ何度か死に掛けてますから、年季が違う」

ア「………………言ってて悲しくならない?」

承「普通になりますね、えぇ」

ア「変な人ね。それで私に来たのはその異変の情報ね………………」

承「教えて貰えないだろうか?」

 

アリスは少し考えていたが、決めたのかうんと頷き

 

ア「良いわ、教えるわ。私が知る限りの情報だけどいい?」

承「勿論」

ア「私が知っている情報はたった一つよ。私が知っているのは犯人の手下を見ただけよ。」

承「どんな奴だ?」

ア「えーと銀髪の少女でおかっぱで刀を持っていて…………」

 

なんだろう。ガッツリあった気がするな、そいつとなんなら斬りかかられたな

 

ア「その少女は、ただ真っ直ぐに空に向かっていったわ」

承「合ってた。あれで良かったんだ」

ア「え?そうだったの?」

承「まさかあいつの言ってることが正解とは」

 

なんか今すごくドヤ顔してるレミリアが頭によぎった

うーんなんだろうイラっとした

 

ア「なに、その人そんなに信頼がないの?」

承「うん」

 

肝心な時以外はロクに役たたないからな

そして肝心な時に限ってへんなやらかしをする

それが彼女である

 

ーーーーーーー

 

レ「ハクション!」

フ「お姉様風邪?」

レ「吸血鬼は病気なんかかかるヤワなからじゃないわ、きっと誰かが噂してるのよ」

フ「ふーん」

 

ーーーーー

 

承「まぁその話は置いといてだ。ほかに何か分かることはないか?」

ア「うーん、特にはないわ………………あっそういえば、その少女が去る前にこういっていたわ」

承「なんだ?」

ア「確か『幽々子様も人使いが荒いです。それになんで紫様も紫様でなんで便乗するのでしょう、藍さんとか私とかの身になって下さいよ』と」

 

聞き覚えしかない、奴らの名が聞こえたぞ、マジかよ

あいつらかよ

 

承「やっぱ、犯人あいつらかよ!知ってた、知ってたけども!」

ア「知り合い?」

承「幽々子という奴はあったことないが、それ以外は知り合い」

 

まぁ妖夢は一回きりあっただけだけどな

 

ア「そ、そう。知り合いなのね」

承「あぁ、さてそろそろ、行かないとな」

ア「そうね、あまり時間はなさそうだし、さっさとその知り合いが馬鹿なことをしてるから、止めて来なさい」

承「あぁこれはちょっと念入りにせいさ…………説教しないとな」

 

俺はそういい手をゴキゴキと鳴らす

 

ア「今、サラッとなんか危なげなく言葉が聞こえた気が」

承「さぁ?なんのことかね?」

 

俺はわざとらしく、惚ける

 

承「まぁいいや、世話になったな。じゃ、また来る」

ア「えぇ、またね。いつでも来なさい。その時はしっかりおもてなしするわ」

 

もう十分なんだが

まぁいいや

そろそろあいつらも来るだろうしな

俺が家のドアを開ける

 

 

霊「おかえり」

魔「楽しそうだったなぁ?私たちがお前を必死に探しているときにな」

 

目の前には、引き攣った笑みを浮かべ、明らか俺を殺す気でいる

霊夢と魔理沙。そして後ろでオロオロとしている咲夜がいた

 

咲「逃げてください!承太郎さん!」

承「ハハハ、逃げる?何を馬鹿なこと言っている咲夜?」

霊「もういっぺんくたばれ!」

魔「くたばれ!」

 

この2人から逃げることなんてできねぇよ

ゴスって鈍い音を響かせ2人の鉄拳制裁をくらいました

流石に手加減したか

 

承「脳が震える、震えるゥウウウウ!」

 

俺は頭を抱え叫びながら地面を転がる

手加減ってなんだろうか

 

霊「さて、説教は終わったし、さっさと行きましょう」

承「いつから前にスタバってだろうか」

魔「お前がお茶し始めたあたりから」

 

あれから20分以上経ってるぞ、こいつらの根性すげぇな

寒いだろ、普通

 

魔「慣れれば、すぐ」

咲「メイドですので」

承「スッゴイパワーワードだ」

霊「ほら、無駄話は厳禁よ。早くしましょ」

 

そう言い、一同はまた空へと飛んだ

まさかまた空中に行くとは思ってなかった

 

 

承「しかし全く見えねぇな、それらしきものはない」

霊「それは前回もそうでしょう」

魔「まぁ無心で行けばいいだろう」

咲「そうですね」

承「あっ後咲夜頼みがあるんだが………………」

 

そう言い俺たちは無心で上へ上と行く

道中にチルノやら、いきなりとんでもない弾幕をばら撒いてくる妖精、冬の妖精とかと遭遇したが、スルーか、霊夢か魔理沙がワンパンして終わった

何が酷いって、言い分も一つも聞かずにボコったことである

せめて、話ぐらいはしてやれ

 

 

 

 

 

 

承「色々あったが、上へと行ってみたらなんか変な穴があるね」

 

俺はどういい上を見上げると空にポッカリ大穴が開いていた

おそらくここが冥界の入り口だろう

 

霊「アレが冥界の入り口?」

咲「恐らくは」

魔「それじゃ早速行こうぜ」

 

そう言い、早速全員入ってみる

すると急に景色がパッと変わった

青空に大穴が空いていたような景色が、急に暗くなりなっがい階段、等間隔に明かりが照らされていた

そして足元には石畳がある

うーん不思議だなぁ

 

承「ここが冥界か、なんか不思議な場所だな」

霊「そうね、後寒い」

魔「それな」

咲「たしかに外もかなり寒かったですが若干こっちの方が寒いですね」

承「たしかに、まぁいいや、慣れろ。早く行くぞ」

 

俺はそういいふと階段を見上げた

 

承「!?」

 

しかし俺が目に入ったのは階段ではなく

大きな木だった

この時本能で悟った

アレは、今ままでで、あの店の悪魔よりはマシだがそれでもそれを除けばダントツで一番ヤバいモノが、今まさに生まれようとしている感じがした

今中途半端に花が咲いているが、おそらく満開になったらヤバイ奴が出るだろう

 

 

霊「どうしたの承太郎、急に顔色を変えて」

承「急いで異変をとめるぞ」

魔「急にどうしたんだぜ」

承「いいから急げ」

咲「………………分かりました。急ぎましょう、事情は大体分かりました。一刻を争う事態ですね」

 

咲夜はなにかを察して、そう言ったきた

流石咲夜、頼りになる

 

霊「まぁあの木から何か危険な感じするし、急ぎますか」

 

そう言い、俺たちは一気に階段を上っていく

しかし

 

 

「させるとでも?」

 

その声と共に、一閃が横切る

ガキンッと金属と金属がぶつかる音がする

 

承「危ねぇ」

妖「くっ、やはり承太郎さんですか」

 

俺は攻撃が来た瞬間、即座に刀を抜き

攻撃を防ぐ

 

承「お前らさっさと行け。後で追いつく」

魔「任せたぜ!」

霊「早く来なさいよ」

咲「ではなくお先に」

 

そう言い、3人は先に行く

 

妖「行かせるとでも?」

 

しかし、妖夢は逃すまいと後を追う

 

承「おいおい俺はスルーか?」

 

しかし俺が妖夢と3人の間に入り妨害する

 

妖「くっ……………………ですが、まぁいいでしょう、承太郎さんを足止めするだけでも十分です」

承「ほう」

妖(すぐに負けそうな気がしますが)

 

俺は刀をもう一本抜き、両手に刀を持ち

いつでも戦える状態になった

 

承「さて、来い」

妖「行きます!」

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




若干短い気がしますがお許しを、妖夢戦で丸々1話使うレベルであるので

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第90話 剣士として

どうもジョースターです

なんで急にじっじもとい山の翁ピックアップが来るんだ
石が溜まってねぇよ

愚痴はスルーしてどうぞーーー


前回のあらすじ

 

信頼って重要だよね

 

 

 

霊夢らが、離れてから俺は妖夢に改めて向き合った

妖夢は不思議そうな表情を浮かべていた

 

承「ふむ…………」

 

承太郎がしばらく考えたのち刀を二刀とも鞘に納めた

 

妖「刀を何故収めました?」

承「………………刀は…………使わない。それどころか、能力も、他の武器も要らん」

妖「ふざけているのですか?まさか、この私には刀を抜く価値がないとでも?」

 

妖夢の目が鋭くなる

しかし、俺は動じることなく、言葉を続けた

 

承「これは敬意だ。お前を剣士と認めているからこそ、使わない。まぁ間違いなく、俺はこのままじゃ殺される。故に、俺に剣を抜かせてみろ『殺戮』から『死闘』にしてみろ。お前が一流の剣士ということは知っている。だがお前が殺す気で来なければ、俺は刀は抜かない」

 

俺は刀を武器の一つとして戦う事は多い

しかし、それは単に一番しっくりきたから

刀一本のみでの戦闘は、滅多にしない

する時は、余程の剣士と戦う時のみと決めている

 

妖「私が、峰打ちで気絶させるかもしれませんよ?」

承「バカ言え、一応俺とて、無抵抗な訳ねぇよ、勿論俺は抵抗するよ?拳で」

 

俺はそう言い顔の前に拳を出した

 

妖(承太郎さんと刀で一戦交わってみたい。そのために全力で、殺しに行く。成る程、そう言うことですか、私から未練を断ち切るために、本気で行かせるために敢えてあぁ言ったのですか。ならば)

 

妖夢は刀を構え直す

 

妖「全力で戦うのが礼儀!」

 

そう言いながら妖夢は俺に飛びかかる

そして俺の頭上で刀を振り落とす

当たれば一刀両断だろう

 

承「ふむ、筋はいい、だが攻撃が単調すぎる!」

妖「ガハッ!」

 

俺はそう言い、刀の側面を触り、軌道を逸らす

そしてガラ空きのボディに拳を叩き込む

妖夢はゴロゴロとぶっ飛ぶ

 

承「終わりか?」

妖「ケホ、ま、まだです」

 

そう言いフラフラと立ち上がる

そして、即座に俺に突っ込み刀を振るう

しかし、どれも俺には当たらない

 

承「殺す気でこいよ。それじゃまだ、真剣勝負する価値はないぞ」

妖「ぐっ!」

 

俺はそういい妖夢に腕に蹴りを入れた

妖夢は倒れそうになったが、踏みとどまる

 

承「お前はまだ俺を絶対に殺すって言う覚悟がない。その気概がなければ、俺に傷一つつけられないぞ」

妖「…………………………そう言うことですか」

 

そう言い妖夢は距離を取り、深呼吸をし、目つきが変わった

 

妖「行きます。お覚悟を」

 

そう言い冷徹な口調で言い

妖夢はさっきと比べられないほどのスピードで俺の背後に回り込み刀を振った

 

ガキンッ!

 

妖「………………抜きましたね」

承「あぁ、抜いたな。さっきまでの無礼、詫びよう。こっからは真剣勝負だ」

 

そう言い俺は距離を取る

両手に刀、右には漆黒の刀身

左には刀身の真ん中が透明な刀

今持ちうる最高の刀だ

対する妖夢は刀を二本持っているはずだが、一本のみ

長刀と短刀があるが長刀しか抜刀していない

もう片方は使う気がないのか?

いいだろう、抜かせてやろう

 

承「我流、空条 承太郎。いざ参る」

 

そう言い、俺は妖夢に向かう

妖夢も俺に近付く

俺は右の刀で斬りかかる

妖夢はそれに対応して刀で弾く

俺は弾かれた勢いを利用して、回転するように左の刀を振った

妖夢は防御ができないと判断して、後ろに一歩下がり回避

俺は即座に対応し、妖夢に反撃の隙を与えないまま、また右の刀を振るう

しばらく似たようなことを繰り返していた

妖夢はギリギリ防御しか出来ずなかなか反撃ができない

そして一旦距離を取った

 

承「もう一本抜かないのか?」

妖「………………どうやら、抜かないといかないようですね」

 

楼観剣

今、妖夢が持っている二本の刀のうちの長刀のほうで、一振りで幽霊10匹分の殺傷力を持っている。

妖怪が鍛えた刀らしいが、具体的に鍛えた妖怪が誰かというのは不明。

 

そしてもう片方の方が白楼剣

妖夢が使う二本の刀のうちの短刀のほうで、魂魄家の家宝。

人の迷いを断ち切る刀で、幽霊に対して使えば天界へと成仏させることが出来るほどの名刀

その刀を妖夢は今ようやく抜いた

 

承「さて、これで刀数はおあいこだ。じゃ仕切り直そうか」

妖「はい」

(長期戦はマズイ、こうなったら一瞬で決めるしかない)

 

そう言い一定の距離に詰める

そして自分が呼吸が落ち着いた時

 

ガキンッ!

 

刹那だった

俺と妖夢が、刀を振るい、刀がぶつかり合うまでは

 

承「速いな、正直驚いた」

妖(速さだけは自慢だったのにあっさり止められた!?)

 

妖夢は驚愕の表情を浮かべた

 

承「何を驚いている?俺はこれぐらいに速度なら普通に出せるぞ」

妖「やっぱりそうでしたか。自分は甘かったみたいですね」

(こうなったらやるしかない、スペルカードを使うしか、でもそんな暇がない。そんなことをしている間にやられてしまう。一瞬、一瞬さえあればいける。

なんとかしてその一瞬を作らないと)

 

こんな会話をしている間にもお互いに刀を振り合っている

さて、そろそろ妖夢は何かしらの技を使って来る

どう対処するか

ここは技を打たせないことが重要だな

打ったら流石に対処が難しい

 

妖「くっ!」

 

激しい応酬の中若干押されてきた妖夢は大きくバックステップを取った

しかし俺は即座に詰め、妖夢の呼吸を整えないようにした

俺は右の大振りをして、妖夢はそれを後ろに下がり回避、俺は続け様に左で上から振り下ろした

 

妖(今だ!)

 

妖夢はそれを躱して、振り下ろした刀を足で踏みつけてきた

俺は急の事で、動きが止まる

その隙をついてきた

 

妖「スペル!《人鬼•未来永劫斬》!!」

 

妖夢は、俺を切り上げるように上に飛ばしてきた、ギリギリ刀でガード出来たが空中に投げ飛ばされた

そして妖夢の姿が消えた

と同時にザシュッ!と俺の肩が切れた

その直後にまた別のところが

成る程、超高速で斬りつけているのか

不味いな、こうなったら回避が出来ねぇ

 

承「グッ」

妖「これで留めです!」

 

そう言い妖夢は、ドドメというだけはあって重い一撃を与えてきた

 

俺は成すすべなくくらい、地面に落ちた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方霊夢達は

 

咲「大丈夫なのでしょうか」

霊「何がよ」

咲「承太郎さんですよ」

 

飛んで移動しながら三人はそんな会話をする

 

霊「承太郎が負けるはず無いでしょ」

咲「でも、向こうは何かしら対策してる筈です。それに対して承太郎さんは全く相手の情報を持ってないのですよ?」

魔「た、確かに一理あるな」

霊「大丈夫、大丈夫。あいつは即死しなければ勝てるから」

魔「どういう意味だぜ?」

 

魔理沙は霊夢に尋ねる

 

 

 

妖「やった!」

 

妖夢は承太郎が倒れたことを確認するとそう言いガッツポーズをする

 

承「……………………あーまさかここまで速いとはね〜〜〜」

妖「え?」

 

妖夢は驚きの表情をする。無理もない自分のとっておきの技をほとんどモロにくらい傷だらけにもかかわらず、彼は立った

 

妖「なん…………で」

承「これくらいじゃ、まだ俺は倒せん」

妖「でも、その体じゃ、もう何も出来ないはずです、ならばもう一度ッ!《人鬼•未来永劫斬》!」

 

そう言い妖夢は、さっきと同じように俺を切り上げる、まぁ回避なんかしない

そしてこのまま、切り刻まれる

 

ガキンッ!

ガキン、ガキン!

 

妖(うそ、弾いた?目で追えないはずなのに、どうして!)

 

妖夢はそう驚きながら攻撃を続ける

しかし全て弾き返されている

 

承「右腕左足左肩背中右太もも」

妖(私が切りかかる前にガードする場所を決めている、これは反応ってレベルじゃないもう未来よりのレベルです)

 

そして承太郎は全て捌ききった

 

妖「一体何故…………」

承「一回見て喰らったから」

妖「え?」

承「だから覚えたの」

妖「全て、あの一回だけで!?」

 

俺は無言で頷く

 

 

 

 

霊「あいつは一度見た攻撃はどんな技でも対処出来るのよ」

魔「え?でもあいつはいつもお仕置きの時」

 

魔理沙はそう言い霊夢や茜が頻繁に同じことをしてるのに、もろ食らっている承太郎を思い出す

 

霊「それはそうよ、あいつ自身。罰は罰としてしっかり受けるタイプだから、理不尽だった場合以外は基本敢えて罰としてボコられてるわ」

咲「でも、そんなこといつの間に」

霊「いや、若干こっちに非がある時に承太郎にお仕置きしようとすると、いつも避けられるから気になって聞いたことあるのよ。

その時に『一回見たことあれば大体は回避できるから』って言われたわ」

 

 

 

 

承「俺は一回受けた攻撃は絶対に回避できる自信はある」

妖(あれがとっておきだったのに、でもダメージは結構入ってる。まだ希望はある)

承「さて、そろそろ。俺も反撃するか」

 

そう言い俺は刀を構え直す、妖夢はそれを見て同じく構え直す

そして、二人とも攻撃圏内に相手を入れるために近付く

しかし、俺は急に止まった、妖夢は少々驚いたが即座に持ち直し近付く

 

承「よっと」

妖「えっ!?」

 

何を思ったか承太郎は右手に持った刀をはるか高くに投げた

妖夢はそれに目線がいく

俺はその隙に左の方の刀で攻撃する

妖夢は少し反応が遅れたがギリギリガードする

 

妖「あっ危なかった」

 

俺は刀に力を入れてそのまま突き抜けようとする、妖夢も負けじと力を込める

よし、これで詰みだ

 

承「てい」

 

俺は急に左の刀を離した

妖夢は急に離されたことによりふらつく、俺はその隙に背後につき足を引っ掛けコケさせる

そしてそれと同時に投げた刀が丁度俺の手に戻ってくる

俺はそれを妖夢に向ける

 

承「さて、チェックメイトだ」

妖「そうですね。参りました」

承「そうか?じゃ先に進んでもいいか?」

妖「えぇ、もちろんですよ」

 

俺は刀をしまい、傷を治しながら尋ねる

妖夢はそういい立ち上がる

 

妖「色々と話したいことがありますが、お急ぎでしょう。早く行ってください」

承「そうだな、今から行けば追いつくか」

 

俺はそういいエアライドに乗り、最大速度で階段を上る

 

 

 

一方霊夢達は

 

霊「そろそろね」

魔「何がだぜ?」

霊「来るわ」

咲「ですから何が?」

霊「見れば分かる」

 

霊夢は何かが来ることを察して、そういう

 

魔「一体どういうこと、だ」

 

承「ただいまアァアアアアアアアアア!」

 

チュドーン

承太郎は魔理沙の前を物凄いで後ろから通り過ぎ

そのまま近くにあった木に激突した

 

魔「いや、えぇええ!?帰って来たと思ったらそのままあの世に逝って来やがった!」

霊「スピードには気をつけよう!」

咲「確かにそうですが」

 

承「危なかった、咄嗟に飛び降りてよかった」

魔「よかった、生きてた!」

 

上から承太郎が降ってきて、承太郎はスタッと着地した

エアライドを犠牲に、承太郎はなんとか追いついた

 

承「さて、追いついたのはいいんだが、もう終点みたいだな」

 

そう言い俺は周りを見渡す、眼前には桜の巨木があった

見ただけでその禍々しさが伺える

 

パチン

 

俺はドサリと音を立てて倒れる

動けない、体が痺れる

これは、師匠の奥義だ。なぜ………………まさか

 

 

霊「そうね。じゃあさっさと元凶倒しましょうか」

「そうだね、でも倒せるのかな?君達に?」

魔「倒せるぜ、いざとなったら承太郎がいるし」

「あぁ、承太郎ならさっき()()()()()()()

咲「そんな筈は………………え?」

 

咲夜は何か異変に気が付き周りを見渡した

それ以前に何故、誰も知らないこの小柄な男に、全員普通に会話をしているきと自体におかしかった

 

咲「承太郎さ………………」

 

咲夜は石畳に寝転がったいる承太郎を見つけた

起き上がる気配は見えない

まさかやられた?そう思ったが承太郎に限ってそれはないと、その考えをなくした

2人の承太郎に気付き目を疑った

 

霊「なんで承太郎が倒れてるの?」

魔「一体、何があったんだ!」

承「………………グッ……………………先に行け。3人で異変を解決してこい」

 

俺はそう言い3人に先に行くよう言った

この技に覚えがあった、もし、もしあの人がここにいるなら

非常にまずい

 

魔「でも!」

霊「分かったわ、あとで来なさいよ」

承「あぁ分かった」

 

三人は俺を動けない俺を置いていき先に行った

 

 

1人になった、場所で承太郎は呟く

 

承「なんで…………いるんですか。あなたは………………もう」

「ここは冥界、死んだ魂が住む場所。僕は死人だよ?いるのは当然でしょ?」

承「確かにそうですね、()()

 

俺はようやく麻痺が収まりフラフラと立ち上がった

目の前にはツインテールのような独特の髪形

アカデミックドレスに三日月のネクタイを締めた小柄な少年だった

容姿は中性的で、女と言われれば納得してしまうほどである

 

承「お久しぶりです。師匠」

渚「そうだね、久し振り承太郎」

承「なんか、若返ってません?」

渚「あぁこれは、僕の全盛期がコレだったからかな?服装は僕の尊敬する先生の衣装だよ」

 

そう言いスゴイでしょと言い見せびらかす

 

承「それで何の用ですか?」

渚「もちろん、君を()()()()()()。」

承「師匠は不殺主義でしょう」

 

そう師匠は一回しか人を殺したことがない

その一回は中学生に先生を殺したらしい

 

渚「そうだね。でも、僕は君を止めてくれって頼まれたんだ。でも、君を止めるためには、殺す気でいかないと務まらないよ」

 

そう言い師匠はナイフを取り出す

マジで殺す気だ

 

承「成る程そういうことですか」

渚「さぁ、成長した君の力見せてみて。遅めの卒業試験だ」

承「はい、潮田渚の一番弟子 空条 承太郎。いきます!」

 

そう言い俺は刀を構えて、師匠に向かった

 

To be continued ーーーーーーー>

 




この世界の渚君は笑えないくらいぶっ壊れてます
本気で暗殺をしたら承太郎が成すしべなく殺されます
まぁ戦闘では、それほどではないですけどね。まぁそれでも普通に強いけど

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいいたします

次回もお楽しみにーーー


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第91話 師とは超えるもの

どうもジョースターです

FGOの最新章、セイレムの話が重い
結構来るものあるよ………………
あとレベル半減はやめて


では、どうぞーーー


前回のあらすじ

 

お師匠様降臨

 

 

承太郎と渚が戦いを始めているとき、とある場所にて紫と女性が話をしていた

 

???「始まったみたいね」

紫「そうね、それで?どうするの?」

???「紫は………………うーん渚君のお手伝いしていて〜〜」

紫「あなたのところには助けは要らない?」

???「うん、西行妖が咲くまであと少し、その間ならあの3人くらいなら食い止められるし。それより万が一渚君がやられたら承太郎君を食い止めていて頂戴ねーー」

 

紫は首を縦に降る

 

紫「それより、渚さんはどれくらい保つの?」

「うーん、今からだとまぁ1時間は保つわね」

紫「そうならいいわ。さてそろそろ私も行かないとね」

「任せたわよ〜〜紫〜〜」

 

紫はそれに頷きながら隙間に入る

残された女性はくすりと笑う

 

「それにしても………………皮肉なものね、生涯不殺を貫き、一度しか殺しをしていない男が死してその不殺を破ることになるなんて」

 

そう言いいつのまにか手に、蝶がとまっていた

しかしこの蝶は普通と違い光って幻想的な蝶だった

 

 

 

 

 

 

 

 

ガキンッ!

 

承「やっぱりナイフ持ってましたか」

渚「まぁ当然だよね」

 

俺が刀で師匠を斬りつけようとしたら、服の袖からナイフを取り出し、ガードする

 

渚「おっと、流石に力勝負になったら負けるから離れないとね」

承「させません!」

 

師匠が後ろに下がろうとするが、俺が即座に詰めて間を持たせない

というか変に間を置いたりするとやられる

 

渚「うんうん、いい判断だよ。でも少し違うよ」

承「え?」

 

そう言い師匠は離れるのではなく近付く

まずい、これじゃ刀が振れない

 

渚「距離を一定に保つのはいいことだけど、それだったら武器を変えるべきだよ。刀じゃ近づかれた時に対処できなくなるよ」

 

そう言い師匠は俺のガラ空きの腹に肘を入れる

いくら非力な力でも、もろに喰らえば流石にダメージはデカイ

 

承「ゴフッ」

渚「承太郎、前に行った筈だよ?君は詰めが甘いって」

承「そ、そうですね」

 

俺はそういい腹を抑えながらふらふらと立ち上がる

 

紫「あらあら承太郎、結構押されてるわね」

承「紫か」

 

そう言い俺と師匠を割って入るように間に紫が出てくる

 

渚「どうかしたの?」

紫「いや〜〜あの子にあなたを手伝いに行けって言われたの」

渚「へぇ、でも要らないよ?寧ろ邪魔しないでね?邪魔したら………………」

 

そう言い微笑みを絶やさなかった師匠の表情が凍った

 

渚「許さないよ」

 

そう声のトーンを下げていった

紫の師匠の殺意に驚き冷や汗をかいている

 

紫「えぇ、勿論よ。私は2人の見学人になるつもりだったし、いいでしょう?それぐらいは」

渚「もちろん!いいよ」

 

そう言い師匠の表情が元に戻った

 

渚「さて、雑談はここまでにして。さぁ続けよう」

 

そう言い師匠は服を脱ぐ、下には軍隊とかが着るような服を着ていた

かつて師匠が中学校のときに来ていた体操服か

完全装備だな

 

渚「言ったはずだよ?こうでもしないと勝てないと、ただですらあまり得意じゃない戦闘なんだから」

 

そう言ってはいるけど、俺は師匠の本気を一回も見たことがない。

良くて8割の実力しか見てない。

そこが不安だ

 

承「相手は圧倒的格上。一個のミスが死を招く、だが勝てない相手ではない」

 

俺はそう自分に言い聞かせる

 

渚「実力の全てを出し切らないと僕には勝てない、それぐらいは知っているよね?出し惜しみなんかしてる暇はないからね」

承「当たり前です。死ぬ気でいかないと勝てない相手ぐらい知っています」

 

そう言いお互いに間合いを詰める

師匠は武器はナイフ2本とハンドガン一丁か

一番怖いのは銃だな、至近距離で打たれたら死ぬ

だが注意さえすれば、対処は簡単

だが、おそらく基本攻撃はナイフだろう

銃はリロード時間が必要になる。

そんなことをしてる暇はない。

ということは近付きたくはないが、離れて仕舞えば一瞬で気配消されて終わりだ

 

承「覚悟を決めるか」

 

俺はそう言い刀を構えて突っ込む

 

渚「やってることは同じね、容易に避けれるよ」

承「確かに避けられるでしょうね!」

 

俺はそう言い右に持ってる刀を振り落とした

師匠はひらりと躱しナイフを俺の腹に突き刺さす

 

承「やっぱりそう来たか!」

 

俺は予測出来たから、体を捻り回避する

そして、左の手の刀で斬りかかる

 

渚「まだ、甘いね」

承「グッ!」

 

そう言い師匠は回転して俺の腹に蹴りを入れる

そしてその反動を活かして、後ろに下がる

無駄がない、だが

 

バチッ

 

渚「ッ!」

(何か踏んだ?)

 

師匠は足元を見渡すが何も無い、気の所為と判断すると即座に構え直す

俺は蹴られたせいで体制が崩れていたため、追撃は出来なかった

 

承「ザ•ワールド!」

渚「おっと」

 

師匠は俺がザ•ワールドを出した瞬間、躊躇わず結構な距離を取った

時止めは無理か、こんなに距離じゃ時止め中に目の前に行けるのが限界だ

それに師匠が何も対策をしていないはずがない

下手には使えない。ミスったら不味いし

 

承「不味い、殆どの案が無理だ。倒し方が分からん」

 

刀じゃ避けられる、弓も、能力も、肉弾戦も

こうなったら、もう出し惜しみなんか言ってられない

俺はそう思い刀を両方鞘に収める

 

承「短剣2本、製造」

 

そう言い俺の手に短剣が2本現れる

 

渚「刀は使わないの?」

承「はい、今は使いません」

渚「それで、その二本の短剣で戦う気?」

承「まさか」

 

俺はそう言い手に持っている短剣を両方投げる

さらに俺はまた同じ短剣を作りまた投げる

短剣は回転しながら、横に左右対象に曲線を描きながら師匠に向かう

最初に投げた方は後ろから、後に投げた方が前から師匠を目掛け突っ込む

 

渚「成る程、4点同時攻撃ね。でも、回避は簡単だね」

 

そういい師匠は横に動く

しかし短剣は急に方向を変えて師匠をが移動した方に行く

 

渚「何故………………そうか…………『バステト神』か、あの電気が流れた感覚はそれか。今の僕は磁石人間だから、金属のあの短剣は僕に向かってくるということか」

 

それが分かると否や、師匠は動きを止めナイフを落とす

そして呼吸を整える

俺はその間に後ろに回り込み刀を2本抜いた

 

渚「フッ!」

承「なっ!」

 

師匠は後ろから飛んで来た二本の短剣を柄の方に手を伸ばし取った

そしてもう後ろにある方の短剣も取るそして前方の方も同じように短剣も取り、短剣で刀を弾く

そしてすかさず短剣を俺に向かって投げる

 

承「危なっ!」

 

俺は間一髪体をそらせることができ回避出来た

 

渚「………………あの短剣結構いいやつだったね。とっさに承太郎の刀の攻撃をガードしたのにヒビ一つ無かったからね。投げたのは失策だったかな?」

 

そう言っているが短剣の強度よりも、俺は師匠のあの行動について言いたかった

殆ど投げた短剣4本、そして俺の刀2本による同時攻撃だったのだが、捌き切られた

あの膨大な動作を僅か1秒にも満たない速さで行った

俺は絶対に不可能だと思う

普通ならば

だが、それに当てはまらないのが師匠だ。

 

渚「さて、じゃ僕のそろそろ攻めようかな」

 

師匠はそういいナイフを拾った

俺はそれを見るなり刀を構え直した

 

渚「ほら、隙だらけだ」

承「え?」

 

目の前にいた師匠はいきなり背後に回っていた

あまりにいきなりな出来事に俺は後ろに下がるのがやっとだった

 

渚「駄目じゃないか、承太郎。背中を取られちゃ」

 

師匠から背後を取られるなというのは無理があると

反応できるのがやっとだ

普通なら殺されてようやく気付くレベルだぞ

 

渚「ほら、僕を捉えてみて」

 

そう言い師匠はまた背後にいる、俺は後ろに斬りつけるが、避けられる

 

その後も、背後を取られつつけた

そしてナイフで地道に攻撃する

 

承「こうなったら……………………」

 

俺は目を瞑った

そして残りの五感を研ぎ澄ます

集中、集中しろ

師匠は次に何処に行く………………

足音は聞こえない、気配も無論ない

 

 

 

承「そこダァああ!」

 

 

俺はそういい後ろを振り向き刀を振るった

 

渚「グッ!」

 

師匠はナイフを一本でガードしたが突き破り、左肩を斬りつけた

だが傷は浅いか

 

渚「さすがだね、承太郎。でもね、君は大きな過ちをしている」

 

俺は黙って、話を聞く

 

渚「君は確かに僕を確実に倒すためにいい策を用いた」

渚「合計6回同時攻撃にスタンド能力の力でやろうとした、いい策だ、でもね」

 

師匠はでもねを強調していった

 

渚「君は僕にいいものを与えてくれた」

承「え?」

 

ザクリと後ろから音がする

それと同時に背中から激痛が走った

背中には俺が作り、師匠が投げた短剣だった

そして一本と言わず、4本全てが俺の背中に刺さる

俺はそのまま倒れ込んだ

 

承「何で、俺が投げた短剣が…………」

 

その瞬間、はっと思い出す

 

承「バステト神」

渚「そう、君は僕を磁石にした。それ故にあの6点同時攻撃が成せた、でもね、僕からすればコレを利用することなんて操作もない事なんだよ」

 

つまり、師匠は短剣をあえて遠目に投げ、その投げた短剣と自分の間に俺を入れる

そうすると、磁力で師匠の方に飛んで来るから、必然的に目の前にいる俺に刺さる

ということか

 

渚「承太郎、君は確かに成長した。我が子と同然の君がここまで成長して師としても、大変嬉しいよ。

でも、君はまだ僕には勝てない

君にはまだ足りないものがある、昔僕が話したことをよく思い出して、答えはそこにあるからね」

 

そう師匠はにこやかな笑顔でそう言う

 

承「まだ、だ。まだ終わってないです」

 

俺は立ち上がろうとする

 

渚「いや、君はもう終わりだ。一回休んで思い出して来て」

 

パチンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、霊夢たちは

 

霊「あんたが犯人ね?」

 

そう言い大きな木の前で足らずんでいる女性に言う

 

「えぇ、そうよ」

魔「ならば、分かるな」

「そうね、貴方達が私を倒しに来たのでしょ?」

霊「理解が早くて助かるわ」

「私の名前は西行寺幽々子、ここら辺にある屋敷の主人よ」

咲「では、お覚悟を」

幽々子(以下幽)「それじゃぁ行くわよーーー」

 

そう彼女はいつもと全く変わらず、ふんわりしたトーンで話す

彼女の実力は如何に

 

To be continued ーーーーーーー>




まぁうん、無理矢理感がある気がするなぁ
お許しを
あとなぜ、師匠が承太郎と戦う理由とかは次の話あたりでわかります

あと師匠は一切能力などは持っていません
無能力者です(ただし、暗殺者としての才能はないとは言っていない)
ちなみにこのお師匠さんは、生前単騎で暗殺教室の触手が暴走した人を倒しました


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第92話 第2の刃

どうもジョースターです

FGOセイレムクリアしました
結論、ラスボスが強い
困った時のヘラクレスが出来なかったよ
なんで半減なんですかね


渚君の性格口調がもしかしたら違う気がしますがどうかお許しを
自己解釈みたいなものがありますし、無茶なこともあると思うので

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎敗北

 

ーーーー

 

ある日

今からすれば過ぎ去りし日

承太郎と渚は外で座り込んで話をしていた

 

渚「さて、では授業を始めよう!」

承「はい!今日は何を?」

渚「そうだね〜〜今日は君の大き過ぎる弱点を指摘して、直そうか」

承「弱点ですか?長期戦が向かないとか、能力をコピーしたのが扱いずらいとかですか?」

渚「ううん〜〜それも君の弱点だけど、それはいずれ勝手に克服できるものなんだ、今から話すことは重要なことだけど今は出来なくてもいいや」

 

承太郎は首を傾げる

それもそうだ、重要な弱点なのに、それを直さなくてもいい

矛盾している

 

渚「正直ね、君は()()()()()()。そうほかの人が相手にならないくらいにね。」

承「ですが師匠には勝ててないですよ?」

渚「まぁそれはそうだけど、僕の場合経験と勘でやっている所が多いし、何よりまともに戦えば瞬殺だよ、そうならないのは自分は弱いと知っているから

もっとも得意な分野で仕留める。戦いでは非力でも僕は暗殺という武器がある。それを活かしただけなんだ。要は自分が一番得意な一撃を相手の体勢が整う前に叩き込む、そういう戦い方」

 

そう言い渚はうんうんと頷く

 

渚「話が脱線したね。戻そう、まぁさっき言った通り君は強い。故にこの弱点が露見せずに戦いが終わってしまうことが多い。

君は基本一撃で終わらせてしまう。故に、故にだ。

そのせいで君はそれからの動き、すなわち最初の攻撃が『第一の刃』そしてそれが成功することなんて、普通じゃあまりないだからその次、言うなれば『第2の刃』が無いとは言わないでも、疎かにし過ぎている」

 

そう言われてみればと承太郎は過去の戦闘を思い出す

いつも惜しいところまで行くが、その次の攻撃が適当すぎて結局失敗するというか事例が多発していた

 

渚「まぁこれに関しては僕は何も言えない。こればっかりは自分で決めるべきだ、何を如何にどのようなことをするのかは君がやらないとね。それに今は特に気にしなくていいよ。ただ心には入れておいて、負けそうになったらそれを思い出してね」

承「はい!師匠」

 

そう幼き承太郎は口にする

師はそれをにこやかに眺めた

 

渚「本当は、僕みたいな人にするならば、これは真っ先に教えないといけないけど、彼はまだ普通の人として生きていく未来もある。それを捨てさせてまでも、僕の道には行かせてはいけない。彼が望むのなら別だけどね」

 

でもまぁそう師匠は続ける

 

渚「『第2の刃』は人生においては重要だから、どちらにせよ教えないといけないけど、意味合いが違うからいいや。こっちの方は勉強の時にしっかり教えよう」

 

そう師は心に決めた

 

ーーーーーー

 

 

そっか…………

そういうことか、どういうことかよく分かった

師匠はこう言いたかったのだろう

自分より格上の相手にするときは、そのことを思い出せと人生においての方ではなく、暗殺者としての方の刃を使えと言うことか

たしかに、途切れ途切れだった。あの6点攻撃の時もその後の攻撃を出来ていなかった。

正確にはやったにはやったけどやっつけ過ぎる

攻撃とは言えん

俺は麻痺した体の状態でフラフラと立ち上がり、師匠を見た

 

承「じゃぁ、やることは一つだ。暗殺者としての第2の刃を体得する」

渚「そう、正解だよ。よく分かったね、で?いけると思う?自分自身」

承「………………分かりません。でもやれるやるしかじゃない、やるのです」

渚「うん、いい心構えだね。じゃやろうか」

 

俺はそういい刀を肩ぐらいの高さまで上げ剣先を師匠に向け構えをとった

 

渚「珍しいね、君が構えを変えるなんて」

承「えぇ、正直コレが2回目です」

渚「へぇ、コレは僕も知らない技だから油断は出来ないね」

 

そう言い師匠はクスリと笑ったがすぐに真剣な表情に変わった

正直師匠はあんなことを言っているが、師匠にふつうに第2の刃を使ったとしてのことを意味はない。

あの人は同時攻撃にすら対応出来たんだ、多分余裕で躱されるのがオチだ

だからこそこの技が有効だ。この技はあの天国DIOにダメージを負わせた技だ

成功すれば、一撃必殺

正直上手くいくかはまだ分からない

例え上手くいってもその後の攻撃をミスったら終わりだ。

正直、運が良かった。まさか万が一と思って借りたのがここで功を奏すとは

 

承「行きます。」

 

俺はそう言い前に出していた左足を追い越すように右足を出す

それと同時に刀を師匠に向かって縦に斬る

 

渚「!?っコレは」

 

師匠は即座に行動をした、俺の一刀を危険と感じ後ろに下がろうとする

しかし

 

ビィン!

 

渚「ワイヤーいつのまに!そうか、あの会話中に後ろに貼っていたのか!相変わらずこういう点は抜け目無いね!」

 

コレで後ろは潰した、後は横しか回避は出来ない

だが

 

渚「そういうことだったんだね」

 

師匠は横に避けようとしたが何を察して止まった

 

渚「まさか、左右縦ほぼ同時に斬る技があるなんてね、成る程これなは流石に僕は回避はできないね、すごいよ、承太郎」

(ここまで、ここまで強くなっているなんてすごい、凄いよ承太郎!僕は君を誇りに思うよ!)

 

師匠はそういい微笑んだ

ザシュ!

刀は師匠の脇腹と肩を斬りつける、しかり流石は師匠、ちゃっかり致命傷は避けていた

やはり仕留められない、だがそのために、そのために

師匠はそう言いながら懐に手を入れる、手にはナイフ

俺は刀を捨て、師匠に飛びかかった

 

渚「なっ武器を捨てっ」

 

ドスッ!

そんな鋭利なものが刺さる音がする。

そしてその後にポタポタと液体が落ちる音が響く

 

渚「ナ、ナイフ………………そんなの…………作ってはいなかった、しかもこのナイフは僕のでもないし………………」

承「コレは、ここに来る前に咲夜から借りたものです」(89話参照)

 

俺はそういい師匠の腹に刺したナイフを引き抜く

 

渚「そうだったんだ………………流石にそれは予想外だったよ………………」

承「正直言って、俺だけじゃ勝てなかったです。仲間がいたから勝てました。このナイフがなければあんな特攻じみたこと出来なかったです」

渚「………………君の勝ちだ。まさかこの体操服をこんなボロボロにするとは、恐ろしいね」

 

そういえば、あの師匠が来ている服滅茶苦茶硬かったんだ

だが今師匠はボロボロだった

切られた部分は、ざっくり服が裂け。

ナイフが刺さった部分は、若干他より脆いところだったのか綺麗に刺さり血が出てる

 

承「師匠、何故あなたはここに?」

渚「え?死んでるからって言ったはずだよ?」

承「違います。俺が聞いているのは、どうして戦ったのですか?」

渚「ん?あぁそんなこと決まってるじゃないか」

 

そう言い師匠は座り込んだ

 

渚「君がどれだけ成長してるから見たかったから」

承「それだけ、ですか?」

渚「うん。むしろこれ以外に理由があるの?」

承「いやありますよ。色々と…………」

 

いや、この人は昔からそうだった

いつも大きな事をするときは思ったより、大したことない理由でやったりする

そう思うと納得してしまう

 

渚「さて、じゃ早く行きなよ。待ってるんでしょ?」

 

それと!と師匠は声を出す

 

渚「君は僕に勝った、だからもう師匠なんて呼べる立場じゃないよ」

承「いえ、勝ち負け以前にあなたは俺に全てを教えた師、勝っても尊敬の念はなくなりません」

渚「あーうんまぁ君がいいならいいや」

承「はい、そうですね」

 

俺はそう言った瞬間俺は何か悪寒を感じた

 

渚「…………見つかちゃったか」

 

周りにはたくさんの霊がいた

しかし、霊といっても悪霊といったほうがいいような霊だった

 

霊1「ニクいナゼ、ナニモシテナイノニコロシタノ?ニクイニクイヨ」

霊2「ナンデオレヲコロシタオマエはワラッテイキテイルンダ?アァニクい」

 

そう言い師匠そっちのけで俺に襲いかかって来た

 

承「まさか、コレはこの霊は俺が殺した………………」

 

俺は改めてコレだけの霊を目にして己がやった大罪を知る

俺はただただ呆然とするしかできなかった

霊達は俺に鋭い爪で引き裂こうと飛びかかる

 

承「し、師匠?」

渚「………………早く行って」

 

そう言い師匠はそういい立ち上がり俺と庇うように押した

そして、霊達は師匠を引き裂く

師匠はそれを持っていたナイフで襲いかかった霊を仕留める

 

承「え?でもその霊たちは…………」

 

見覚えがある。というかよりコレ全て俺が幼い時に殺した人たちだ

ここは冥界。

俺の罪を重さを一番分かる場所

この血に濡れた手を一番明確にできる場所

 

 

承「俺の罪です。俺が受けるべき罰なんです。師匠には関係ないです、俺しか襲わない筈です」

渚「いいからさっさと行け!」

 

師匠は怒鳴り声を上げる

初めて聞いたかもしれない

 

渚「早く行くんだ!その罪は僕が背負っていく!だから生きろ!」

承「なんで………………」

渚「僕は君の師だ。弟子の過ちが師が責任を取る当たり前だよ。その過ちをいつしたかなんてどうでもいい。その罪は全て僕が背負う。

それに!師は弟子の道を切り開く者だ!」

 

そう言い師匠は俺の顔に手を添え笑顔になった

 

渚「ごめん」

 

パァンと目の前で渇いた音が響き俺の身体は動かなくなった

そして渚は紫に声をかけた

紫は無言で頷き、俺を隙間の中に入れた

 

承「待って、待ってください!師匠!」

 

朧げな意識の中必死で俺は叫ぶ

 

渚「じゃあね、承太郎。僕の大切な大切な愛弟子。君は自由だ。もう罪を気にしなくていいよ。後、カエデに元気でねって伝えておいて」

 

俺が最後に見たのは満面の笑みの師匠だった

 

 

…………

 

 

……………………

 

渚「さて、やっぱり予想した通り、承太郎に殺された悪霊が襲って来たね。

確かに承太郎がやったことは許される事じゃない、当然だ。いくら悪人を優先して殺してるとはいえ善人も殺してしまっている、まぁいわゆる因果応報って奴だね」

 

師は言葉を続ける

 

渚「でも、彼はそれを償うどころか、それ以上の人を救うと誓っている。だから、その夢を実現する為に邪魔しないでくれるかな?」

霊3「オマエチガウ、ジャマドケ」

渚「退かないよ。君たちの相手は僕だ」

 

渚はそういやナイフを突き出す

無論からは満身創痍

立ってるのも不思議なレベルだ

 

渚「さて、僕がここに来た最大の理由果たすとしよう。」

紫「いいのコレで?」

渚「うん、で?承太郎は?」

紫「今、隙間の中で閉じ込めてるわ。今は彼も戦える状態じゃ無いしね。一応私とは対立状態だから、監視と意味も込めてね」

 

渚はそういえばそうだったねと苦笑いする

 

紫「あなたに残った時間はあと、20分も無いわよ?残す言葉とかない?」

渚「もう伝えるべきことは伝えたよ。それにもう僕の言葉は要らないよ」

紫「そう」

渚「あーそのかわりお願いがあるんだ」

紫「何かしら?」

渚「あの子は時々危なっかしいんだ。だから何か困ったことがあったら支えて欲しい。」

 

紫はそれを聞き

 

紫「いやよ。それは私の役目じゃないわ。それはあの子が一番信頼してる人に頼むべきよ」

渚「無茶言うなぁ、まぁいいや頑張って伝えるないとね」

紫「安心しなさい。もう途中で力尽きても無理やり叩き起こすから」

渚「酷いッ!コレが死人に対する扱い!?」

紫「えぇ、そうよ!」

渚「君の部下絶対ロクな目に合ってないだろうね」

 

その通りです

もし藍がその場にいたらそう言ってであろう

渚は、さてとと言い前に進む

 

渚「殺せんせー見てる?僕は、成長出来たかな?先生みたいに立派な先生にはなれなかったけど、僕は承太郎をあそこまで育てた。それは自慢していいかな?僕の成功や失敗それを全てあの子に教えました、だから誇っていい?」

 

そう空を見上げて呟く

かつての恩師に報告するように

 

渚「僕の才能は、暴力でも、殺しの才能でもない、暗殺の才能。

その才能、僕の為ではなく承太郎のために振るおう」

 

そう言い彼はナイフを振るう

 

 

 

……………………

 

いつの日のことだろう

綺麗な星が見える日だった

俺と師匠は見晴らしいい場所で空を眺めていた日だった

 

承「師匠、師匠は何故僕を拾ったのですか?」

渚「なんでだろうね、僕の正直のところよくは分からないよ。ただほっとけなかったから

なんかだろう、言葉にし辛いけど昔の僕と似てたからかな?」

承「似てた…………ですか?」

 

師匠は頷く

 

渚「質問だけど、もし自分が死ねば誰かを救えるって言ったらどうする?」

承「そんなの救うに決まってるじゃないですか」

渚「そう、それだよ。君は異常な程自己犠牲精神が強すぎるんだ、だから恐れない、怯えず挑める。

まぁそのせいで行き過ぎた考えで暴走してあぁなったらしいけど」

承「僕はその時の記憶があるにはあるんですが朧げであまり覚えていませんがそうらしいですね」

 

師匠はえ?覚えてないんだとツッコむ

しかしまぁ無理もないかと頷く

 

渚「まぁ話を戻すと、僕も昔そうだったんだ、世界を救うために自分を犠牲にして自爆特攻なんてしたもんだよ。その時は殺せんせーに助けられて滅茶苦茶怒られたなぁ

だから、多分過去の自分を見てる無意識に気持ちなったんだろうね」

承「成る程」

渚「君も自分を犠牲にして何かをするのは、駄目だよ?君の師匠と約束だよ?」

 

そう言い師匠は小指を出す

俺は小指を結び

所謂指切りげんまんをした

 

カ「そろそろ、戻りなさーい。風邪ひくわよーー!」

渚「はーい!じゃ行こうか」

承「はい!」

 

俺は差し伸べられた手を取ろうと手を伸ばす

 

……………………

 

 

 

 

承「……………………夢…………か」

 

いつの間にか気を失っていたのか

俺は頭を抑えながら周りを見渡す

紫の隙間にいたはずだが、起きた場所は師匠と戦った場所だった

しかし師匠の姿が見当たらない

 

承「師匠………………」

 

しかし、足元にボロボロのナイフが転がっていた

俺はそれを拾い上げると全てを悟った

近くには師匠が脱いだ服があった

師匠はここで消えた

 

承「………………師匠、今までありがとうございました。そしてどうか見ていてください」

 

俺はそういい、服の目の前で礼をした

師匠に最大の礼と敬意を

涙は出なかった、師匠はそれを望んじゃいない

 

俺はそのまま後ろを向き歩く、霊夢達が戦っているんだいつまでも感傷に浸ってはいられない

 

紫「ごめんなさい。幽々子、見逃しちゃったけどいいわよね?これだけ時間を稼げば」

 

そう言い紫は隙間を閉じる

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 




この異変のメインテーマは「過去を超える」
なので結構長めにしました
戦いは短いけどね、戦闘シーンが難すぎんよ

感想、アドバイス、誤字などございましたらよろしくおねがいいたします

次回もお楽しみにーー


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第93話 え?ウッソダロ、オイ!

どうもジョースターです

一応今回でこの異変自体は終わりです
次の話とかは宴会回とか後日談になりますね

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

師匠は犠牲になったのだ

 

 

承「………………………」

紫「…………………………」

承「どうする?コレ」

紫「ど、どうしよう」

 

俺は霊夢達の所に行き、紫もそれについていくかのように隙間から出て来たが、2人はそのまま固まった

あまりにも予想外の光景がそこにあったから

 

承「いや、マジでどーなった、なにがあったら全員やられるとかいう光景はできるんだろうか」

紫「さ、さぁ?」

 

目の前には、霊夢と咲夜、それとこの異変の犯人と思しきピンクの女性が3人仲良く倒れていた

そして少し離れた所で魔理沙がどっかの止まらない隊長見たいなポーズで倒れていた

 

……………………大体読めて来た

 

承「紫」

紫「えぇ、言われなくても分かってるわよ。要は霊夢と咲夜が接近戦しているところに、魔理沙が脳死マスパブッパして、3人は仲良くやられ、多分魔理沙が調子に乗ったら流れ球か何かにあたってやられたって感じね」

承「だろうね。どうする?一応俺たちも戦っておく?」

紫「いえ、やめておくわ。正直あなたを倒す事だけのために彼を一時的な実体化させたけど、彼がやられたじゃ勝ち目は薄いわ。それに幽々子がやられた時点でもう私達の敗北は確定だし、葬い合戦なんてことはする気は無いしあなた達の勝利。それでこの異変は幕を下ろしましょ」

 

意外にあっさり敗北を認められてしまった、ことの驚きだがまぁいい

まぁ戦わないことに越したことはない

 

承「それじゃ、コレにて一件落着って事で……………………いいか?」

紫「もちろんよ。あぁ!悔しいわ!割と頑張って色々作戦立てたんだけどねぇ!」

承「まぁ師匠使ってる段階で、かなり力入れてるからな」

紫「あれ、かなり面倒かったのよ!いちいち閻魔さまのところまで行って色々交渉したんだけどなかなか折れなくてねぇ、粘りに粘ってようやく『彼がやると言えば許可します』と言っていざ、直談判に行ったらまさかの『うん、いいよ』の二つに返事で了承してくれるとは思っていなかったわ、色々考えたけど、無意味だったわ」

 

まぁ師匠はそういうとこ、結構軽いからなぁ

だが、その真意が戦う事はもちろん、まさか俺を守るためだったからな

師匠は全て俺の為に………………

 

紫「え?ちょっと泣きそうになってるけど大丈夫?」

承「あぁすまん、ちょっとな」

紫「……………………彼の目的は、あなたを守るため。しかも消滅覚悟で、もうアレは親が子を守るような感じだったわ」

承「俺は、師匠を人生の師であり第2の父だと思ってる」

紫「まぁでしょうね」

 

俺はそういい頷く

あの人には、返しきれないほどの恩がある

多分、師匠は恩を返して欲しいとは言わないだろうな

多分、その恩は君が生きているだけで恩返しだよとか言いそうだっていうか言われた

あの人は恐ろしい程に無欲で、優しくて誰かの為に行動して

本当に凄い人だよ

 

紫「さて、じゃぁ事後処理しましょ、承太郎はそこで倒れてる3人をよろしく、私(の式神の藍)が幽々子を回収及び治療しとくから」

妖「どうやら私達の負けですね」

紫「お帰り、妖夢ちゃん。そうよ、負けよ」

 

後ろから妖夢がようやくたどり着いてそう言った

 

妖「そうですか…………仕方ありません。負けたものをグチグチ言っても仕方ありませんしね。ただ承太郎さん、次は負けませんよ。

絶対に勝ちます」

承「おう、楽しみに待っとく」

 

俺はそう言いながら、霊夢と咲夜を持ち上げて傷がないか座って確認した

え?魔理沙?あいつは、大丈夫だろ。あいつが一番ダメージ少なく見えるし

 

承「よし、小さな傷こそ多いが、大きな怪我はなし」

 

あれ?そう考えると俺が一番ダメージ受けたんだな

 

咲「………………んッ…………承太郎さん?」

承「おっ目が覚めたか」

咲「えっ、あっはい」

承「どこか痛み場所はないか?」

咲「いえ、特には」

 

俺はそうかと言い立ち上がり

少し離れた場所で倒れている魔理沙を近付けた

うん案の定怪我なし

まぁだろうね

例えあっても治す気ない

 

魔「…………イテェ」

承「起きたか、でこうなったら事情話してくれるか?」

魔「分かりました」

 

 

 

 

 

 

 

数刻前

 

霊「チッしぶといわね!そろそろ倒れなさいよ!」

幽「そうはいかないわよ〜〜ほらほら、まだまだ球に余裕はありわよ〜〜」

咲「不味い、そろそろ弾切れだ。回収しないと………………」

 

3人はそういや弾幕を打ち合っていた

魔理沙はそこから離れていた

 

魔「これでも喰らえ!マスタースパーク!!」

霊「ちょ、私達いるの忘れ」

幽「させないわy」

 

ドオオオオオオン!!

 

 

魔「やったぜ、これで勝ちだぜ」

 

そう言い魔理沙はガッツポーズをする

 

〈反魂蝶ー八分咲ー〉

 

しかし幽々子の影のようなものが蝶のような弾幕がフワフワと魔理沙に飛んで行く

しかしそんなことは気付かず、喜んでいる

 

ピチューン

 

魔理沙はそれで倒れ、承太郎が来た頃に丁度時間切れで幽々子のようなのは消えてああなった

 

 

 

ーーーーー

 

 

承「だからあれほど油断するなと………………」

魔「アレは初見殺しすぎるぜ!」

霊「へぇ、それで?」

咲「私達諸共倒したことについては?」

魔「すいませんでした」

 

魔理沙の目の前に殺気がガンガン出てる霊夢と咲夜がいた

どうやら慈悲はないらしい

 

 

しばらくお待ち下さい

 

 

 

 

魔「是非もなし」

承「こうなると思った」

霊「当たり前ね」

咲「当然の報いね」

 

まぁ味方を巻き込んだ戦いはあまり褒められたものじゃないしな

魔理沙自身も反省してるし、俺があれこれいうのは無粋だな

今回は控えておこう

 

幽「君が承太郎君ね〜〜よろしく〜〜私はここの主人、西行寺幽々子っていうの」

承「こちらこそよろしく」

 

俺は俺に話しかけてきた幽々子と言われる女性にそういい握手した

この人も幽霊なのか、手が冷たい

なんかこの人じゃイマイチ掴みずらい性格だな

 

幽「で、あなたがしばらくここに泊まるってことでいいのかしら?」

承「あぁ一応そうなるな、まぁ紫の友人だからある程度は信頼できるけど、一応そうしないといけないと思うからな」

紫「そうね、これで貴方が泊まらなければ色々とまずいのよね」

 

まぁね、こういったのは例えそれが知り合いが犯人でもしないといけない

じゃないとこのルールを一度破れば、次からは容易に破るようになり、最終的にいざヤベェ奴らが異変を起こしても、俺が監視出来なきゃそれこそ終わりだ

だからこそ、やらなくていい相手でもやる

そういったもんだ

 

霊「今回からは茜ちゃんがいるから餓死はしないから安心だわ」

魔「アレは、ひどかったぜ」

 

まさかあれほど酷いとは思わなかった

 

妖「あの…………承太郎さん」

承「どうした?」

 

俺はそう言い、申し訳そうな表情をしている妖夢の方を向く

 

妖「もしよろしかったら泊まっている間。剣の手合わせとかしてはいただけませんか?」

承「なんだそんなことか全然いいぞ」

妖「ほ、本当ですか!ありがとうございます!未熟者ですがよろしくお願いします」

承「あぁよろしく」

 

さてと………………やるべきことはやったな、よしじゃ

 

承「帰るか!紫帰り頼む!場所は博麗神社!」

紫「なんで当然の如くパシってるのよ!」

承「だって、俺たち勝ったじゃん」

紫「ぐうの音も出ない正論ね!腹立たしいわ!」

 

そういいつつも足元に隙間を開く

そしてその中に入り博麗神社に帰る

 

 

 

茜「なにやっているですか?本当ダメでロクデナシな兄ですね」

武「すいません、すいませんでしたぁああ!」

 

霊「うぁわ」

魔「oh」

咲「………………」

妖「なんで承太郎さんは私の目を隠したのですか?」

承「妖夢にはまだ早い」

紫「そうね」

妖「?」

 

そこには、拷問のようなことをしている茜と苦悶の表情を浮かべているのに何処か恍惚な表情にも見える武がいた

俺は即刻妖夢の目を手で隠し、見えないようにした

 

茜「お帰りなさいませ!承太郎さん、霊夢さん!」

 

ここ最近の中で一番の笑顔を見せる茜であった

その笑顔が怖いよ

その光景じゃなかったら凄く絵になるのに、それがあるから

恐怖しかない

 

茜「…………まさか承太郎さん同じようなことされ」

承「ないです」

茜「安心しました。まぁこんなロクデナシと一緒な訳ないですね」

武「お兄ちゃんはロクでなしじゃ」

 

石抱きって言う拷問法っていった方がいいのか?

なんか三角の形の木が沢山並んで、その上に武が縛られて正座させらせ石を膝に置かれている、そして更にその石が増える

そして武の悲鳴が上がる、紫は咄嗟に妖夢の耳を塞いだ

絶対こう言ったことに耐性がないであろう妖夢じゃ、気絶する

というか武なんか喜んでるな

気の所為?

 

霊「気の所為だと思うのが身の為ね」

魔「だな」

 

咲夜も無言で頷く

というか、咲夜は大丈夫なんだ

 

咲「美鈴の罰の時に時間がない時はたまにするので」

承「聞きたくなかった」

咲「まぁ滅多にしませんが」

承「良かった」

咲「事後処理が面倒なんで」

承「もっと怖い!」

 

なにがあった、なにがあったんだ!

 

咲「………………」

承「待て何故黙る?な、なぁ?おい?」

 

目を逸らさないでください、

 

霊「…………」

 

霊夢は無言で俺に肩に手をポンと置くそしてフルフルと首を横に降る

美鈴…………お前よく生きてるな

あいつの凄さが今になってよくわかる

 

美(実際なんで生きてるのか自分でも不思議です)

 

なんだろそんな叫び声が聞こえた気がする

まぁいいや

 

承「で?なんでこうなってんだ武」

武「いや、ただ近くにチルノちゃんがいたから 仲良く 遊んだだけだぞ」

承「……………………判定が難しい」

 

遊ぶといっているがどんなことをしたかによる

 

承「まぁいいや、茜が刑罰を執行してるからいいだろう。正直疲れた」

茜「休みます?宴会の用意とかなら私たちがやっておくので」

 

お言葉に甘えさせてもらうか

いやでも妖夢とかもいるし、流石になぁ

 

紫「休みなさい。あなたは妖夢と真剣勝負をして、そこから師匠と戦った。短い戦いだったけど、それでもあなたの体力を削り切るには充分だったわ。自覚がないだけで結構あなたの体は疲れきってるわよ」

承「そうなのか?」

妖「たしかに少し動きが悪い気がします」

幽「まぁ休んできなさい〜〜それが今貴方が出来ることよ」

霊「あんたは無茶しすぎだから、休みなさい」

承「………………分かった」

 

俺はそういい自分の部屋に向かった

そこで横になる目を瞑る

 

承「………………そこにいるんだろう?武」

武「バレたか」

承「当たり前だ」

 

そう言い武が部屋に入ってくる

 

承「何の用だ?」

武「別に特に用は無い」

承「そうか」

 

それはそういいまた目を瞑る

 

武「なぁ、お前なんか変わった?」

承「なんだよ急に」

武「いやなんか雰囲気がちょっと違う気がしたから」

承「………………どうだろうな。意外と自分のことなんてよくわからんもんだ、お前が変わったというならそうなんだろうな」

武「………………そうか」

承「今日俺の師と戦った」

武「へぇ勝ったのか?勝てなかった人だろ?」

 

武には師匠のことも教えているから気兼ねなく言える

 

承「正直俺1人じゃ負けていた、たまたま咲夜のナイフを借りていたからこそ、どうにかなったが俺1人じゃやっぱり相打ちになってただろうな」

武「でも、一応勝てたんだろ?ならいいじゃねーかよ」

承「そうだな、でも問題はそこじゃないだ。師匠の目的は俺を救うことだった。冥界は俺がやらかした罪が一番分かる場所だ、俺が殺めた者が沢山いた。俺はそいつらに殺される筈だったんだ」

武「でも今生きてるだろ」

承「師匠が守ってくれた。自分を犠牲にしてまでも」

武「凄い師匠だな」

承「あぁ凄い人だよ。俺が勝てるのはかなり先だろうな」

 

武はそれについては何も話さなかった

 

武「あ、そろそろ宴会始まるらしいから、来いだって」

承「それをもっと早く言わんか」

 

俺は立ち上がり、宴会会場に向かう

師匠に貰った命、大切に使って行こう

いつか師匠のところへ行って、笑顔で良い人生でしたと言えるようにしよう

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




幽々子戦は書きたかったけど、よくよく考えると承太郎は基本は異変解決の手伝いなので、首謀者とは戦わないことになってるので(逆に戦うことがあるとすればどっかのニート姫とか関連ぐらいか、一刻を争う事態)
今回の場合は師匠との戦いで正直承太郎からすればもう戦える状態ではなくなったので
やむなしにボツに
代わりに魔理沙には初見殺しワードの犠牲になって貰ったよ

武がチルノとした遊び?
ダイジョウブダイジョウブKENZENデスカラ
ハハハハハ…………

FGO クリスマスイベ………………色々予想外すぎた
サンタに至っては誰が予想がつくか
またいっぱい回らないと

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第94話 ついカッとなってやった反省はしてる

どうもジョースターです

そろそろクリスマス、年末か
まぁクリスマスなんかいつもと変わらない日常ですがね

今回は宴会回です

ではどうぞーー


前回のあらすじ

初見殺し怖い

 

 

 

承「聞いてない!聞いてねぇぞ!こんなこと!」

咲「えぇ全くですよ!まさかのあの人がこんなに喰うとは!」

妖「わーすごいらくだー、いままで1人でやってたからすごいらくにかんじますー」

茜「妖夢さん!?しっかり目が死んでますよ!」

 

ここは厨房

4人はひたすらと料理を作っていた

1人は愚痴を言いながら

1人はそれに便乗して

1人は精神が死んでいて

そしてそれをフォローする少女

何故こうなったか?

まずはそこから話をしよう

 

 

 

 

数分前

 

承「宴会は始まったか?」

霊「今からよ」

承「そうか」

 

俺はそう言いテーブルに並ばれた大量の料理を見渡す

 

承「これ茜が作ったのか?」

茜「いえ、私と咲夜さんと妖夢さんで作りました。咲夜さんは途中で一旦抜けましたけど」

咲「お嬢様に報告するのを忘れてました」

 

まぁあいつはそういうの細かいからな

変にな

 

レ「血を吸うわよ?」

承「遠慮します」

フ「ダメ?」

承「今から飯食えるんだから、何も今腹を満たさなくてもいいだろう」

 

そう言い2人を諌めた

 

俺は改めて料理を見た

やっぱり凄い量だな

しかも和洋中様々で、食べてて飽きなそうだ

 

承「……………」

幽「……………」

 

幽々子は一心不乱に料理を目をキラキラさせながら見ていた

つまみ食いとかしそう

まぁ大丈夫だろう、そこらへんは妖夢が監視してるし

 

 

 

ーー

 

ーー

 

 

暫くたち

続々と人が来る

まぁ大半は人ではなく妖怪だが

 

ア「凄い人込みね」

承「む?アリスか」

ア「滅多にこういうの行かないけど知り合いがいるなら来てたわ」

承「そうか、まぁ楽しんで行け」

ア「言われなくても、そうするつもりよ」

 

そう言いアリスは他の人は話してくるといいその場を去った

 

フ「お兄ちゃん、お兄ちゃん」

承「どうした……………フラン!?」

 

俺は背後からフランに呼び掛けられたので振り抜くとかなり大きめのバイクを持っていた

 

フ「これ何?倉庫みたいなのを漁ったらあったんだけど」

承「そうは………………」

武「バイクじゃねーかよ。何でこんなもんがあんだ?」

 

それは俺がエアライド以外の乗り物が欲しかったから、気まぐれにバイクなんてどうだろうと思い作ったもの

まず能力でバイクを作り、そっから魔改造して行って作ったのだが色々問題点がありすぎて結局没になったものだ

一応なんかの時に、置いていたもの

 

武「ちょっと乗らしてくれよ!」

 

そう言いフランはバイクを下ろし武はバイクに乗り、運転をする

お前免許無いはずだが……………

幸い人は中にいるからぶつかることはないけど

まぁ特定のことをしなかったらただのバイクだから問題ないか

 

武「こーいうのって勘でどうにかなるもんだな!」

 

前言撤回今すぐ止めなければ

まぁある程度操作できてるしいいか

 

霊「何あれ?」

承「俺が作ったバイクにバカが乗っている」

霊「作ったって大丈夫なの?」

承「安心しろ。既製品をコピーしてから少し改造しただけだから普通に使う分のは機能する」

霊「普通に?」

承「改造したところが機能したらあいつは死ぬ」

霊「何よそれ、一体どんな改造したの?」

 

俺はこれを作った経緯を話した

 

霊「で?なんで没になったのよ」

承「いや、その機能がない。あまりにぶっ飛びすぎたから」

霊「詳しく言いなさいよ」

承「えーとな。ハンドルあたりにボタンをつけてな、それを押すと」

 

 

武「ん?なんだこのボタン」

 

カチッ

武はハンドルあたりに不自然に付いているボタンを押した

すると同時に、バイクの形が徐々に変わっていく

まるでなにかを噴出するみたいな穴が大量的に出てきた

 

武「スッゲェ!形が変わった!」

 

承「まず変形する」

霊「うん」

承「問題はここからだ。俺はな、エアライド並みな速さが欲しかったんだ。だからね、どうすればその加速が出来るか考えたんだ」

霊「へぇ」

承「そこで射命丸が幻想郷一である理由を考えたんだ、何故あれほど速いかと、それで安直に風を操る能力だから速いんだろうと考えた、だから」

霊「待ってまさか」

 

霊夢は全て悟ったようだ

 

武「うぉ!?なんか急に速くなってk」

 

バイクは出てきたかな穴から大量の空気を噴出する

そしてそれが加速力となりみるみる加速していく

 

承「そう、じゃあ試しに空気を噴出する力を利用して加速すればいいじゃんって言うノリで作ったのがアレ」

霊「へぇ」

承「しかし、あれには致命的過ぎる馬鹿みたいにな欠点があった」

霊「大体予想付いてるわ」

承「俺は速くすることだけを考えた結果、止まることを考えていなかった。その結果どうなったか、まずスピードがドンドン速くなる、制限なく」

 

武「アレ?なんか止まらねぇぞ」

 

だんだんハンドルが効かなくなっているのを見て嫌な予感を張り巡らす

 

承「そして、ブレーキを利かなくなる。結果どうなったか、確かに馬鹿みたいに速くなった。それこそモチーフの射命丸の最高速度と同等だろう。……………だがな」

 

 

武「え?イヤフゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

武は超高速で鳥居をくぐり、階段の方へ突っ走った

正確には走るというより飛んだ

文字通り飛んだ。

スキージャンプみたく

 

承「そんな馬鹿げた速さだぞ。そんなもん誰が運転出来るんだよ」

霊「あんたバカなの?」

承「それどころか、曲がれない。ドラッグマシーンみたくな」

 

 

武「止まってくれ!頼む!」

 

なんとか着地したがハンドルも効かない。曲がれない

そして目の前の木があった

 

 

ドガアアアアアアアアアアン!!!!

 

 

承「……………やりやがったなあいつ」

霊「武が死んだ!」

茜「このひとでなし!」

 

遠くの方で爆発音が聞こえてきたのでまぁ武が事故らせたのだろう

回収してくるか

一応

 

承「じゃ馬鹿を回収してくる」

霊「いってらっしゃい」

承「もう寝たい。もしくはゲームしたい」

茜「そう言わずやってください」

 

俺は愚痴を漏らしがなら武を回収しに行った

 

 

 

数刻後

 

 

武「何だよあれ!馬鹿なのか!?乗り物じゃないぞ!」

承「だから言ったろ失敗作だって、まさかお前があれを起動させるとは思ってもいなかったし、まず第1勝手に乗ったからだろ」

武「確かにそうだけど!」

 

武とバイクだった鉄塊を回収して両方直し(優先順位はバイクが優先だ)気絶、もしくは死んでいる武を茜に渡してバイクを元の場所に戻し、しばらくしたら武が起きた

なお宴会は普通に始まっていた

 

武「まぁ楽しかったからいいけどよ!」

承「あっいいんだ」

 

あれに何処が楽しむ所があるのだろう

 

承「じゃさっさと宴会しに行くぞ」

武「待ってました!」

 

そう言い2人は部屋を出る

そして宴会が行われている場所に入った

 

承「…………………え?」

 

俺は目を疑った中に入った時

かなりの量があり、まだ宴会は始まって10分ぐらいな筈なのにもう料理が9割近く消えていた

 

霊「大変よ。承太郎」

承「見ればわかる。それよりなんでこうなった」

茜「幽々子さんです」

 

………………しまったアァアアアア!

忘れてた、あいつ凄く食うって妖夢最初に会った時に言ってた

思いっきり忘れてた

 

幽「まだ足りないわ〜〜お代わりを頂戴ーーー」

 

そう言い満面の笑顔でさらに飯を要求する

俺はそれを聞くなり即座に調理場へ向かった

手遅れになる前に作っておかねば、ほかの人は飯なしとかそんなんになる

茜も手伝いますと言い、一緒に調理場に行った

そこには

 

妖「咲夜さん!皿出してください!」

咲「ごめんなさい!今、手が塞がっていて!」

 

こっちはこっちで修羅場だった

 

承「加勢に来たぞ」

茜「同じくです」

 

俺と茜はそういい2人と一緒に料理を作る

そして今に至るーーー

 

承「妖夢、お前の主人どーなってんの!?」

妖「わかりません!なんであんなに食べるか不思議です!」

 

胃がブラックホールでもなってんのかね

 

妖「多分、あれなってますよ。そうでもしないと一日で合計100人前以上食べれませんよ」

 

一食あたり約33人前かよ

一食一食が結構あるぞ

マジでどーなってんの?

俺でも、10が限界

 

咲「承太郎さん。って割と食べるんですね」

承「昔から狂人じみた訓練してきたせいで、身体能力が上がったのはいいだけど、その分エネルギー消費も激しくてな、元々ただの人間から超人になったようなもんだ。身体の作りは普通の人と同じだ。だから沢山食べないと体が持たないようになってな」

茜「成る程。だからですか」

 

食べないとドンドン痩せていくからな

まぁ、ある程度の体重は維持したい

 

咲「羨ましい限りですよ」

承「え?そうなのか?」

茜「恐らく殆どの女性がそう言いますよ」

 

へぇ、そうなんだ

俺はそういうのは疎いからな、なんせ最近まで同い年の女子はいなかったからな

まぁ正確にはいなかったというよりはあっていたことはあるけど塾とか行ってた(というか師匠の副業しているついでに来いって言われて行ってた)、会話とかは全くしなかったしな。

ちなみにその塾の塾長は師匠の中学の理事長だったらしい

というか、その縁で師匠を誘ったらしい

まぁそれはどうでもいいとして

そんな会話してる暇があんならさっさと修行したい、勉強したいゲームしたいって言う考えだからな

 

茜「うわぁ」

咲「承太郎さんの少年時代って」

妖「割と凄まじい事をしてたんですね、それ結構後々後悔するタイプですよ」

承「言うな」

 

もう若干後悔してるよ

そのせいで、そう言う情報は皆無で結構困ったことがあったんだから

 

咲「だから、承太郎時々とんでもない天然をするんですか」

茜「恐らくは」

承「そうだよ」

妖「言ってて悲しくなりませんか?」

 

悲しいなぁ

結構悲しいよ

 

ブ「なんであんな超スピードでやってるのにあんなに会話成立してるんだろう」

 

A.慣れてるから

 

そうブラッドの呟きに全員同時に即答した

まぁね

この後も4人で材料がなくなるまでひたすら料理を作った

 

 

 

 

 

そして、料理を運びきり俺たちも余った料理を食べ始めた時

周りにはさっきの4人と霊夢魔理沙幽々子がいた

咲夜が口を開いだ

 

咲「そういえば、承太郎さん達って酒は飲まないのですか?」

承「酒?あぁ飲まない」

茜「私も」

武「俺も」

 

そう3人は答える

 

霊「なんでよ」

承「健康にあまりよろしく無いのと酒でいい思い出がない」

魔「飲んだことあるのか!?」

承「いや、師匠が師匠の友人に(半ば強引に)飲みに行ったら、絶対に俺が呑み潰された師匠を回収する為に俺が呼ばれ

そして帰ったらカエデさんのお説教を受けてる師匠を見させられる。極め付けは次の日は師匠の介護」

 

だいたい月一で起こる

もはや恒例行事となってた

 

霊「ワォ」

承「そんなことがあったから、ね

その時の死に掛けの師匠に「さ、酒はほどほどに………………ね」って言われた、その直後に師匠がグッタリしたから死んだと思った。

それ以降何があっても酒は滅多に呑まないようにしようって思った」

魔「じゃ武と茜は?」

武「決まってんだろ?そんなのこの世界は幼女だって酒飲むんだぜ?つまり酔ってしまうだろ?」

霊「まぁそりゃね」

武「だから俺はそれを看護したり、その時に乗じて頭撫でたり膝枕したい!」

承「思ったより純情!?いや、これは純情と言っていいのか?」

 

武のことならもっとやってはいけないことをしそうな気がするんだが

 

武「失礼な!俺はこの世全ての幼女を愛している!

幼女が嫌がること悲しむことはしたくない!

酔った勢いとかはただの言い訳だ、それでもその子が悲しめばそれは有罪だ!

故に俺はそう言った不純なことは絶対にしない!」

茜「そう言ったことはしっかり教育済みです。

不純な考えは無意識のうちに出来ないようにしているんです。

………………まぁ興奮し過ぎると普通にそう言ったのが出ますが」

霊「あんたって変な所真面目よね」

魔「分かる」

咲「そんな発想なのになんであぁなるんでしょうか」

 

武の名?演説に各々コメントする

 

紫「因みにやって良いって幼女自身が喜んでやっていいって言ったら?」

武「やりますねぇ!」

 

そこは武

やっぱりそう言った欲もあるようだ

 

茜「再教育が要りますね」

 

そう言い茜はゴキゴキと手から音をだす

 

武「これは人として普通の欲求!これは抗えないだ!無罪だ、冤罪だ!」

妖「いえ普通の人は幼い子を見てそんな如何わしい考えは出ないはずです」

 

ド正論である

俺は無言で頷く

ほかの奴もみんな頷いていた

 

茜「あとでお話し、しましょうか」

武「……………はい」

 

武は諦め肩をガックリ落とし、受け入れた

 

紫「それで、茜ちゃんは何故呑まないの?」

 

そう紫が話題を元に戻す

そういや酒の話だったな

 

茜「承太郎さんのいう通り健康にあまり良くないし、まず炭酸ですらあまりガンガン飲めないのにそう言ったものは飲めそうに無いです。

それに以前にまず未成年です。そういうのは大人になってから飲むものです」

霊「外の世界というか日本だっけ?あんたたちが住んでんの?」

承「あぁ」

霊「その日本では酒は20歳からだったわね。」

武「そうだな」

 

そう言ったのはしっかり守らないとな

まぁここは幻想郷だから気にしなくていいだが万が一現代に戻るときに色々面倒

 

紫「まぁそこらへんは、あなた達が決めることだし無理に呑ませないわ」

承「そうか………………あれ?幽々子は?」

妖「あれ?いない。幽々子様?」

 

そう言い辺りを見渡す

 

妖「またどこかでフラフラしてますね。ちょっと探してきます。」

 

そう言い妖夢はどこかへ行った

 

武「で?そういや承太郎は明日からいないんだっけ?」

承「あぁそうなるな」

霊「今回は茜ちゃんがいるから大丈夫ね」

茜「承太郎さんが居ない間の料理番は任せてください」

承「助かる」

武「まぁ俺たちのことはいいから楽しんでこいよ」

 

楽しむことがあればいいな

 

承「そうさせてもらう………………ん!?」

武「どした?」

承「いや、えーと紫。俺は幽々子の所に行くんだよな?」

紫「そうよ………………あっ」

 

全員何か察したのかしばらく沈黙になる

幽々子は馬鹿みたいに食べる。

毎日大量の料理を作ることになる

過労死不可避

 

承「紫、今回は無しってことで」

紫「駄目よ」

霊「さよなら承太郎。短い時間だったけど楽しかったわ」

魔「そうだな。お前という男がいたことを忘れないぜ」

咲「どうか生きて帰ってください」

茜「承太郎さん………………どうか生きていて下さい」

武「グッバイ、承太郎」

 

みんな俺が死地に送られる兵士にかける言葉をかけて来る

 

承「いやだ、行きたくねえええええ!」

 

俺のそんな叫びが響き渡った

胃薬、どれだけあったかな?

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




さてここからどうしようかな
承太郎を事を書くのが先か
承太郎がいない間の武達のことを書くのが先かどうするか
悩むな

FGO 剣豪クリアしました
アーラシュ万歳、インフェルノ万歳
2人がすっごい暴れた
そしてクリスマスイベ
クリアしました。なかなかいい話だった
ガチャ?
エレちゃん来ないよ
アナちゃん2人とキャスギルは来た
キャスターの素材ががが

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第95話 発想って行くところまで行くと正気の沙汰じゃなくなる

どうもジョースターです

今回は、二つの視点に分けてみました

明日で今年が終わりですね
大掃除しないと

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

超高速バイク

 

 

 

承「じゃ、しばらく任せた」

武「おっマティ」

承「なんだ?」

 

俺が冥界に行こうとすると武が呼び止めて来た

 

武「俺とか茜が人里行くときどーすんだよ」

承「あーそうだった。忘れてた。えーとちょい待ち」

 

俺はそういい、亀に手を突っ込み、アレでもないこれでも無いというどっかで見たようなことをしながらがしていた

 

茜「?何を?」

承「あったあった、ほい」

 

俺はそういい鍵を1つ武に投げた

 

武「なんだこれ?」

承「倉庫にエアライドに似た奴があるからそれの鍵。まぁといっても設定した固定のルートしか行かない物だが。

それがあればいいだろう、一応あのバイクも使えるようにしとくからそれでどうにかしろ」

茜「わざわざ…………ありがとうございます」

霊「あんた色々作ってるのね」

承「後分かってると思うが、多少はスピード制限はかけたが、あのボタンを押せば死ぬぐらいの速度出るから、くれぐれも押すなよ?武」

武「当たり前だ。流石にやったら死ぬと分かったことを自らやりに行くほど俺は変態じゃない。

もうやらないよ。というかしたくない」

霊「というか、またそんなことしたのね、ほんと色々するわねー」

承「ハマってた時よかまし」

 

一時ハマってついつい作りすぎてしまったからな

あっそうだ。万が一に為に連絡手段も確保しとかなければ

俺はそう思いまた亀の中を探す

 

承「あと…………はい、携帯擬きだ。

一応1人一台ずつと予備で一個だ。

充電とかは気にするな、太陽光とかその他色々の手段で充電出来るから。

機能はメールと電話のみしか無いが我慢しろ」

 

俺はそういい一世代前の形をした携帯を3人に渡した

そして予備を一番信頼できる茜に渡した

武はそういいながら携帯をパカパカ開いたり閉じたりした

 

武「すげーな、こんなのまで作って」

承「これは結構作るの大変だった。

なんせ電波がないのだからそう言ったものから一から作ることになり、霊夢と紫のアドバイスで霊力とかそういうのも利用して作った」

 

一から作るのって本当大変だよ

それが実感出来た

制作期間スキマ時間を利用してコツコツと作って約2ヶ月弱で出来た

大変だった

 

茜「これで安心ですね」

霊「そうね。じゃ今度こそいってらっしゃい」

承「おう、行ってきまーす」

 

俺はいつものエアライドを出して冥界へ向かう

 

 

 

 

 

そして博麗神社では

承太郎を見送ってから、3人は各々の自由行動に移った

霊夢は縁側は呑気に緑茶を啜る

茜は勉強

武はというと

 

武「さてと…………どーすっかね。

まだいわゆる春休みだから、寺子屋はねーし、何しよう…………」

 

さて、ここで読者に問題です

3つのうちどれが武が真っ先に思いつくでしょう

 

1.勉強

 

2.ゲーム

 

3.幼女を愛でるために人里へ行く

 

まぁ普通なら1か2を選ぶだろう

というか3を選んだ人は立派な紳士(ロリコン)です

 

しかし彼の場合

 

武「幼女を見に行こう!」

 

即決である

思考時間わずか0.2、3秒

もはやそれは思考時間なのだろうか?

武はそう決めると同時に承太郎に渡された鍵でエアライドを開けた

 

武「いざ、素晴らしき世界へ!」

茜「なにしているデスか?お兄さん」

武「ちょっと買い物だよ」

茜「そうですか。なら私も行っていいですか?」

 

そう茜はニコリと笑いそう言う

 

武「いいとも!」

 

というかこれしか言えなかった

もし断ったら、理由を聞かれ間違いなく詰むからである

ここらへんは武は知恵を絞った

 

茜「じゃ、乗せてくださいね」

 

そう言い茜は武の後ろに立つ

そして2人を乗せてエアライドは出発する

目的地は人里

 

 

 

 

一方承太郎は

 

承「………………やっぱり遠いな」

 

俺はそういいながらエアライドでどんどん高度を上げて行く

今更だが、冥界って大体どのくらいの高度になるんだろう

まぁ流石に成層圏までは行ってはないだろうな

うーん測れるようなものが無いからなんとも言えんな

 

ブ「まぁそうでなくちゃ逆に困るよね。冥界がすぐそばにあったら、嫌だしねー

というか、そんなものに生身の人間が行けること自体がそもそもおかしいと思うけどね」

 

そう言いブラッドは言う

そこらへんについては何も言わん

まぁ幻想郷だし、なんでもありだろう

この世界の常識なんざ人里あたりでしか役に立たない

それがよく分かったよ

だから出会い頭に倒れるレベルの吸血されたり、訳もなく実験台にされたり、俺が巫女さんの介護人になったりなんざあいつらじゃ普通なんだろうな!

…………言ってて悲しくなって来た

そういう点では武はすごいなこんな理不尽なことはあんまりないからな

というか自らやられるネタを提供しているだけか

茜は、そんな事をする気にも起こらないくらいの超人だし、超良い子だからやられないのは当たり前か

ただ最近徐々にだが理不尽を与える側に毒されてる気がするが

頼むからそんなことにならないでくれよ

もともとSの才能あるんだから、理不尽を与える側になると手がつけられなくなるから

俺はそう思いながら、もしなってしまった時を想像してみる

 

承「………………死ぬな、これ」

ブ「あーうん、間違いなく死ぬね、確実に」

承「そうならないことを願おうか」

ブ「そうだね」

 

そうこうしているうちに、冥界の穴が見える

 

承「さてこっからあのクソ長い階段を登るのか」

ブ「なんであんな長いんだろうね。エスカレーターとかないかな?」

承「あったらいいけど。ないだろうな。

というかここだけでなくなんです幻想郷の階段は揃いも揃って長いんだよ、博麗神社といいココといい」

 

なんか更に増えそうだなぁ

頼むからそれだけは勘弁だ

俺は半ば切望じみたことを思いながら冥界に入る

 

承「やっぱ、少し肌寒いな」

ブ「せっかく春になったのにここは相変わらず寒いみたいだね」

承「そうだな」

 

目の前にはかなりの段がある階段

とりあえず登るか

俺はエアライドで行こうとも考えたが、流石にそれはそれでどうかなと思い登ることにした

それにまだ崖登りとか滝登りじゃないだけマシだ

まだ昔俺がしたことよりは疲れただけで済むならマシだ

アレは死ぬ、ガチで死ぬ

師匠も滝登りに関しては絶句してた

そこまでしなくても…………って苦笑いしながら言われた

今思えば、なかなかトチ狂ってると思う

ある時は、受け身の練習だと言い、崖から命綱無しで崖から飛び降りるというか、もはや自殺としか思えないことをしたり

山の掃除でゴミ拾いをするときにはタイムアタック(最短5分ジャスト)したりもしたな

後、肺活量を鍛える為だといい限界まで我慢するために重りをつけて潜水したり(これに関しては溺死仕掛けて以降禁止された)

あげたらキリがない

 

そんなことを思いながら登り始めて10分後

 

承「そうこうしているうちにもうそろそろつくな」

ブ「そうだねー僕も疲れたよー」

承「浮いている奴が何を言う」

ブ「逆に歩いたら登り切る前に力尽きちゃうよ」

 

まぁお前の場合そうなるな

子供レベルの身体能力じゃ

無理があるな

 

妖「お待ちしていました。承太郎さんお迎えに来ました」

承「おっ妖夢か。わざわざすまない」

ブ「ヤッホー妖夢ちゃん、今日も真面目だnぎゃあああああ!」

妖「あっしまった。うっかり斬ってしまった」

 

そういい妖夢はブラッドに凄い綺麗なフォームで斬りつけた刀をしまう

まぁブラッドを本能的の攻撃するのはよくあるよ

俺もたまにするから

 

ブ「ひどくなーい?」

承「ひどくなーい」

ブ「酷いでしょ、この背高n」

 

俺は何か言おうとしたブラッドを蹴り飛ばす

ナニを言ったか分からんが悪口ってことは分かった

蹴り飛ばされたブラッドは綺麗な曲線を描き何故か急に開いた隙間に入った

どうやら何処かに送られたようだ

放置でいいや

 

妖「では幽々子様のところまで案内します」

承「そうか」

 

俺と妖夢はそういい屋敷へ行った

 

 

ブ「うーんココドコ?あれ?階段?まさか…………」

 

ブラッドの目の前にはさっき見た階段があった

ブラッドは最初から登り直しになった

 

 

 

 

承「綺麗な庭だな」

妖「ありがとうございます。しっかり手入れした甲斐があります」

承「これ妖夢はやったのか?凄いな」

妖「一応庭師なので」

承「へぇ」

 

俺と妖夢はそういいながら幽々子が居る部屋まで向かう

妖夢はある部屋で止まり

 

妖「失礼します。承太郎さんを連れてきました」

幽「そう、入って」

 

そう断ってから中に入った

俺もその後に続く

 

そこには正座をして佇んでい幽々子がいた

 

幽「ようこそ、承太郎君。ここ白玉楼の主人として歓迎するわ」

承「いえいえわざわざご丁寧に」

 

なんだろう。なんかつい改まってしまう

癖か何かかね

 

幽「まぁ短い時間だけどゆっくりしていってね」

承「そうさせてもらう」

 

こうして白玉楼での一週間が始まった

 

 

 

 

一方武達は

 

茜「いいですか、お兄さん。いつも言っていますが幼女と遊ぶの構いませんが度が過ぎればそれは犯罪です。節度、節度が大事ですよ」

武「重々承知の上です」

 

人里に着き

歩きながら説教を受けて早く10分

 

茜「では、私は慧音さんに色々と話してくるので、お兄さんは好きにどうぞ、ただしわかりますよね?」

武「変なことしたりしたら、殺されるのですね」

茜「私の実の兄を手にかけるのは嫌なので、くれぐれもしないでくださいね」

 

そう言い、茜は慧音のうちへ向かう

残された武は特にやることがないので、そこらへんをブラブラと歩くことにした

 

武「やることないな。ここに来たところで何かやることもねぇしな〜〜

…………ん?」

 

俺は少し遠くで怒鳴り声みたいなのが聞こえて来た

何言ってるかは聞こえないがが結構怒っている感じだけは伝わるな

 

武「いやいや、でもなー面倒は起こすなって言われたし………………よし見に行くか」

 

俺はそういいその声が聞こえる場所へ行った

 

 

 

武「おいおいまじか」

 

そこには身長が承太郎より少し小さいぐらいの男が、下を俯いている幼女に怒鳴りつけているところだった

よしまだ理性はあるな

理性がなくなったら?

俺が暴走して俺が茜に殺される

 

男「どーしてくれんだ!これは商品なんだぞ!嬢ちゃんが壊したのは売り物なんだぞ!」

 

そう言い男は地面に無残に砕けた花瓶を指差す

どうやら、そこの子がぶつかった何かで割ってしまったんだろう

 

幼女「ごめ………………なさい」

男「ごめんなさいで済むか!それにお金もないときた。どーしてくれんだよ!そんな気味の悪い髪色して…………」

 

大丈夫理性はまだミリ…………いやナノで残ってる

今のうちにこの場を鎮めよう

俺は2人を割って入るようにこう言った

出来るだけ刺激せずに、穏便にしないとな

 

武「どうしたんですか?こんな興奮して」

男「ん?あぁそこの嬢ちゃんがうちの商品の花瓶を割っちまったんだ。弁償させようにも無一文で困ってんだ」

武「成る程。だいたいいくらぐらいですか?」

男「まぁ30文くらいかな」

 

30文か

確か俺の持ち金(全財産)32文か

 

武「ではこうしましょう、その花瓶。俺が弁償しましょう」

男「いいですかい?嬢ちゃんとは知り合いで?」

武「いいえ」

男「じゃ、なんでこんな気味の悪い髪色の子を」

 

髪色なんか知ったことか

そういうので人をどうこう決めつけるのはどうかと思う

しかし堪えろ

俺が生きるために

 

武「ただ子供が間違えるのは当然のこと。

だからそのミスぐらい大人がフォローするのは当然です」

男「そうかい。まぁウチとしちゃ金さえ貰えればそれでいいが」

 

俺は財布から30文を取り出して男に渡した

所持金が2文になった

まぁしょうがない

男はそれを貰うと店に戻って行った

俺は幼女の方を向いた

髪色が白く、年齢は10歳あたりか

服は和服

髪型はロングか

フゥ…………

よし、ここは落ち着け

しっかり大人として接しよう

 

武「やぁ、幼いお嬢さん。大丈夫かい?」

幼女「あり…………がと」

武「どういたしまして!名前とか聞いてもいい?

おっと、その前に名前言わないとね。俺の名前は久城 武。

武って呼んでね」

 

幼女は無言で頷く

 

幼女「紅羽(くれは)…………黒木紅羽」

 

紅羽、紅羽ちゃっんと言うのか

覚えた

 

武「紅羽ちゃんっていうんだ。よろしくね!」

 

紅羽ちゃんは頷く

動作がいちいち可愛い

 

紅羽(以下紅)「助けて…………くれて、ありがとう。こんな…………全く知らない紅羽のために…………それに弁償までして」

武「紅羽ちゃんはそんなこと考えなくていいよ。俺が勝手にやっただけだがら」

紅「そう…………ですか」

武「紅羽ちゃんの髪…………珍しいね」

紅「ッ…………」

 

俺が髪の話をした途端紅羽ちゃんの表情が変わった

急に暗くなった

不味い、触れちゃいけないところを触れてしまった

急いで話を戻さないと

そうだ、家族のことを聞こう

 

武「まぁそれはそれとして、お父さんとお母さんは?」

紅「…………」

 

あっこれ地雷踏んだパターンだ

この表情は間違いない家でうまく言ってない感じだ

 

武「おっとこんなこと聞いたらヤバイ奴になっちゃうね。ゴメンゴメン」

紅「武お兄さん。紅羽のこと…………変な子だと思う?」

武「いいや全く」

 

急に紅羽ちゃんがそんなことを聞くから俺は率直に即答する

まぁ確かにここじゃ滅多に見ない白髪だけど、それがどうした

むしろそっちの方が私的には好み

 

紅「そう………………変わってるね」

武「よく言われるよ」

紅「………………そうですか」

 

そして、しばらくしてから俺は紅羽ちゃんと別れた

なんだろう、今までにないタイプの子だな

 

茜「お兄さん?」

武「ハハハ今回は冤罪だぞ。まだそう言ったことはしてない。セーフ」

茜「………………まぁ遠目に見た感じそうでしたからいいですけど。

じゃ夕食も買ったし帰りますよ」

 

その後博麗神社に帰り

1日が終わった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




また新しい幼女が出たね、やったね武

では今年の投稿はこれでラストですね

FGOの今の空白期間が怖いよ
絶対とんでもないくるな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーー
良いお年をーー


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第96話 白髪ロリって最高と思うだけどどう?

あけましておめでとうございますジョースターです


今年もよろしくおめでとうございます

ではどうぞーーー



前回のあらすじ

 

受け身の練習で命綱なし崖からバンジー

 

 

1日目

 

 

承「………………」

幽「どうかしたの?」

 

俺は無言で考え事をしていたら幽々子が聞いてきた

妖夢は、やることがあるといい部屋を去っていた

から2人きりだ

 

承「いや、そういやば色々疑問があったんだが」

幽「異変の時に起きたあなたが殺した幽霊の話なら、紫に聞いてね」

承「だってさ、いるんだろう」

 

俺がそういう時、俺の隣の空間が割れ中から紫が出てきた

 

紫「よく分かったわね」

承「お前のことだ。どうせ嬉々としてこう行った場面を見るていると思った」

紫「よく分かっているわね。それで私に何を聞きたいの?」

承「お前は見てたろ異変の時のやつ」

 

俺に明確な殺意を持ち、実体をもっと大量の幽霊達

それが今回来た時にはそこそこゆっくり来ているのにかかわらず1匹も来なかった

 

紫「あぁ、あれね。あれは異変で幽霊が活発になっていたからああなったの」

承「そうか」

紫「まぁたまには常時あぁなってるやつもいるけど。そこは流石あなたの師匠。

それを全て見極め襲ってきそうなものを片っ端から全て倒し成仏……………という言葉が一番しっくりくるわね。正確には違うけど、まぁ要はそいつらが承太郎を襲えないようにしたわ。だから安心してここにあなたはいけるわ」

承「師匠の最後とか見ていたか?」

 

紫は無言で頷く

俺はどんな様子だったかを聞いた

 

紫「それはもう凄まじかったわよ。一人で大体200ぐらいを相手取って、押されるどころかむしろ圧倒してたわ。そして向こうが諦めて下がって行ったわ。

そしてそのまま消えて行ったわ」

承「200を相手取るって、あの幽霊ども決して弱く見えなかったぞ。

それをあの状態で、立っているだけでやっとのレベルのはずだが」

紫「そうね。多分限界なんかとっくに迎えていたと思うわよ。

それでもあなたを救いたい一心で動いていた

そういうことよ」

 

やっぱり俺は救われてるな

俺のためにそこまでしてくれる人がいるなんて…………

 

幽「彼自身、そうなることを分かりきって承太郎に挑んで行ったのよ。今となればだけど、そうじゃないと戦う動機が薄すぎるし…………

まぁそんなすごい人に助けてもらった命よ。

大事にしてねー」

承「当たり前だ。この命はそうそうくれてやるつもりはない」

紫「変わったわね、少し前と見違えるようになったわね」

承「そうか?」

 

紫は無言で頷く

そういったことは自分じゃ案外分からないからな

 

承「じゃ、俺はちょっとフラフラしてくる。

道覚えがてら」

幽「行ってらっしゃい〜〜」

 

俺はそういい部屋を出た

 

 

 

承「…………ん?」

 

しばらくフラフラと探索していると

庭で刀を振るっている妖夢がいた

声をかけておくべきか………………いや邪魔になるだろうしそっとしておこう

 

妖「あっ、戻られましたか承太郎さん」

承「あ、あぁ練習か?」

妖「はい!幽々子様を守るためにも少しでも強くならないといけないので…………」

承「そうか。」

妖「…………どうやったらあのようなことができますか?」

承「あのような?」

妖「あのあなたのお師匠さんにやっていた3方向同時斬りですよ」

 

あぁあれかあれは、自分でもなんでできたかわからないだよなぁ

結局できたのであれきりだし

あれはもはや奇跡の技だからな

 

承「すまん。正直俺もどうやってアレができたのか分からないんだ。

あれはまぐれといってもいい」

妖「そうですか…………」

 

妖夢は申し訳なさそうな顔をする

 

妖「そういえば、承太郎さんって技とかはあるんですか?」

承「技?」

妖「はい、剣の技です。自分が最も得意とする型。そういったものです

いわば、必殺技です」

承「技………………技ねぇ…………」

 

俺は自分が使っている技を思い出す

パクリ、思い付きを除き必殺技レベルのものを思い浮かべてみる

しかし結果は目に見えていた

 

承「…………無いな。それといったものは」

妖「ない?」

承「あぁ俺は相手によって戦い方を変えて相手の不利な能力や技でどうにかするタイプの人間だから、そういう必殺技はかえって邪魔になってしまうことがあるから、そういうのはあまり持たないことにしてる」

妖「邪魔になるとは?」

承「まぁ言ってしまえば、その技で決めることばっか考えて

それに囚われて思考が固定してしまうことがあってな」

 

それで元に一回死にかけたこともあるから

それ以降しないようにしている

 

妖「成る程…………確かに強力な必殺技があればそれに目がいって思考は固定されてしまいますね」

承「だから俺は、相手に合わせる戦い方をしている。

まぁこれは能力幅が広い人しか向いていない系の戦いだから、妖夢はするなよ」

 

元に師匠にもそれで言われた

人に教える時はその人に合わせた教え方をしろと決して君の戦い方を教えるなと

 

妖「勿論です。私には剣しか取り柄がないのでこれで頑張っていきます」

承「おう、そうしろ。一つに絞ってその道を行くという方が俺みたいに全てに広く浅くやってる奴には強いからな

究極の一と無限の能力じゃ、究極の1の方が強いからな」

 

まぁいくら能力を持っていたとて、その道を極めた一撃には勝てない

当然といえば当然だ

俺の能力は所詮コピーの紛い物

ただ能力をコピーして己がものにするだけの能力

 

妖「私頑張って見ます!」

承「頑張れ」

妖「………………そうだ!承太郎さんお願いがあります」

承「ん?」

妖「剣について教えてください」

 

そう言い妖夢は俺に向かい頭を下げてきた

 

承「え?俺が、お前に?」

妖「はい、私はまだ未熟。剣の腕に関しては承太郎さんの方が上です。だからこそ教えて頂きたいのですが…………よろしいでしょうか?

せめてどんな練習をしているかだけでも教えてください」

 

どうするか、剣を鍛えるといっても

俺の場合はあの木刀を毎日100〜200振り回すだけだし

あとは実践でしかないからな

教えようがない

ここは正直に答えよう

 

承「すまん。俺の場合ただ毎日木刀を降ってるだけだし、それ以外は実践しかしてないんだ」

妖「木刀?」

承「そう、この………………えーとあったあった。この木刀」

 

俺はそういい亀から木刀を探し見つけだす

 

妖「普通の木刀ですね。じゃ一体どうやって…………」

承「あっやべおちっt」

 

俺はウッカリ手に持ってた木刀を滑らせ地面に剣先が刺さるように落ちる

ドスッと音を立てて地面に木刀が刺さる

 

妖「え?」

承「すまんすまん。手が滑った」

 

俺はヒョイとそれを引き抜き

手に持つ

妖夢は驚いた表情をしている

 

妖「それ何キロですか?」

承「えーと100は軽く超えてるね」

妖「………………」

 

妖夢は呆然としていて口を開けていた

現実が受け入れられないようだな

 

承「2本余ってるけどいる?」

妖「……………………もらいます」

 

俺はそういい妖夢に木刀を渡す

妖夢だけが持った瞬間、木刀は地面に叩きつけられるかのように剣先から落ちました

まぁそうなるよね

その後必死に持とうとしている妖夢は実に可愛らしかった

そしてその日は特に何もなく終わった

 

 

ーーーーーー

 

2日目

 

武「さーて。やることないからってまた人里に来たのはいいだけどなー」

茜「全く勉強とかすればいいと思うんですがね」

武「勉学など、俺が出来るとでも?承太郎がいないのに?」

茜「…………ハァ。そこまでお兄さんはバカだったのを忘れました。

私が教えようにも習ってないことを教えるのは無理がありますから結局は承太郎さんに頼らないといけないですよね

復習させるなら出来ますけど…………」

 

おそらく意味ないでしょうねとため息を吐く妹

 

武「勉強は必要になったらやるから、今はやらない。」

茜「………………その必要になった時がいつもギリギリでそれに巻き込まれる私の身にもなってください

まぁそれで本当にやり遂げるあたりは見事としか言えませんが」

 

受験とかもそうやって乗り切ったからな

いざというときはやるんだよ俺は

 

茜「さて、どうしましょうか。今日は予定はないですし」

武「どーしようね………………」

茜「…………お互いに自由行動にしますか。

ただし分かりますね?」

武「へいへい、自警団沙汰はしませんよと」

茜「分かっているならいいです」

 

そして俺と茜は時間と場所を決めて自由行動が始まった

 

 

行く宛がないまま歩くこと30分

少し先に見覚えがある後ろ姿が見えた

白い髪がたなびくその姿は間違いなく紅羽ちゃんだ

どうする話しかけるか?

 

1.話かける

2.やめておく

3.後ろから飛び込んで抱きつけ!

 

………………3にしたい

でもしたら、命はないだろうな

2は論外だし

消去法で1だな

俺はそう思い紅羽ちゃんに近付く

 

 

武「やぁ、紅羽ちゃん。昨日ぶりだね!」

紅「ッ!武お兄ちゃん…………」

 

紅羽ちゃんはビクッと驚く

そして声をかけてきたのは俺と知り落ち着く

というかちょっとお兄ちゃん?

………………やばい色々吹っ飛びそう

幼女のお兄ちゃん呼ばれした!

何この子かわいい抱きつきたい、なでなでしたい、ぎゅーってしたい

いや、待てよ。

そこはお兄ちゃん呼ばれされながら踏まれて罵倒されるのも悪くない

「武お兄ちゃん、踏まれて喜ぶなんてとんでもない変態だね」って言われたい

イイゾイイゾ!凄くいいぞ!

いや、落ち着け落ち着け落ち着け

俺はまだ優しいお兄さんキャラでいるんだ

そうだ落ち着くんだ

 

俺は何かが吹っ切れそうだったが無理矢理抑えて紅羽ちゃんの顔を見る

しかし俺は顔を見た瞬間、絶句する

 

武「ッ!それは…………」

紅「これは…………その…………」

 

右頬には、大きなガーゼみたいなものが貼っていた

ガーゼも切った部分がギザギザで自分で切ったものだろう

おそらく腫れているのだろう

一体何故?

なんだ悪ガキにでもイジメられてるのか?

いや、だが今は冬休み

そんなことはない筈

そして昨日別れたのは夕方あたり

今は朝方、その短い時間でなるはずがない

となると…………

 

紅「えーと…………その…………」

 

紅羽ちゃんはオロオロと目が泳ぐ

何か誤魔化そうと言い訳を考えている子のように

 

武「まさか親?」

紅「ッ!」

 

図星だったようだ

女の子…………ましてや自分の子供になんでこんな仕打ちを

しかも顔だぞ、腹などの胴体じゃなく顔

「女は顔が命」と言われるほどのところに

いやそれより治療が先だ

だが俺はそういうのは最小限しか出来ない

確か、茜ならいける筈

 

紅「あ、あの…………」

武「今から用事あるかな?」

 

紅羽ちゃんは無言で首を横の降る

俺は紅羽ちゃんの手を片手で引いて

もう片方で承太郎からもらった携帯(もどき)を取った

話す相手は茜

 

茜『何ですかお兄さん』

武「茜か?あーすまん、ちょっと合流できるか?」

茜『…………いけますが、何故?』

武「事情は後で話す、説明するより見たほうが早い」

茜『…………わかりました。ではもともと決めていた合流場所に集まりましょう』

武「分かった、すまない」

 

俺はそういい通話を終了する

紅羽ちゃんは不思議そうな顔で俺をみる

 

武「これが気になるのかい?」

 

首を縦に降る

移動しながら説明する

 

武「これは、携帯電話と言ってこれを持ってる人と会話ができるものなんだ」

紅「すごい…………」

武「俺はもともと外の世界にいた人なんだけど

その前から来てた知り合いの馬鹿が外の世界のものを程じゃないけど作りやがったんだ」

 

紅羽ちゃんは興味津々の顔をしていた

愛らしい顔なのにそのガーゼがまた別の気持ちをよぎらせる

それは後でどうにかするとしてまずは合流することだ

俺は怒りを振り払い集合場所へ向かった

 

 

 

茜「成る程、そういうことですか」

 

場所に着くと先に来ていた、茜が俺と紅羽ちゃんを見ると全てを察した

 

武「えーとこの子は黒木紅羽ちゃんと言って…………」

茜「私は武の妹の茜と言います。よろしくね」

 

茜はそういいニッコリ笑う

その表情に紅羽ちゃんは戸惑いの表情を浮かべていた

 

紅「えっとよろしくおねがい…………します」

 

そういうと茜は頷き

視線を武に変える

 

茜「場所を変えましょう。そうですね………………博麗神社に行きましょう。あそこなら医療品がある程度揃ってます」

武「そうだな。それでいいかい紅羽ちゃん?」

紅「は、はい」

 

俺たちはそういい博麗神社に向かった

移動中、エアライドに乗っている時に俺にしがみついてきた

落ちない様にするためでもあるけど、それは絶対に離して欲しくないような感じがした

そんなにスピードは出してないから、風で飛ばされることはないものの、ギュッとしがみつく

いつもなら発狂ものだが、今はそれ以上に別の感情が出てくる

 

 

そうこうしているうちに博麗神社に着いた

 

霊「…………早いわね………………いやそういうことね」

 

霊夢は帰ってくる俺たちを見るなり、だいたい察して棚の上に乗っていた救急箱を取りに行く

というかみんな察し良すぎない?

 

武「じゃ治療しながら何があったか話してくれないかな?」

 

そう言うと紅羽ちゃんは少し躊躇いながら、頷いた

そして口を開く

 

紅「私は………………誰にも愛されて…………ないんです…………」

武「え?」

 

これは少し

いや結構闇が深そうだなと思う

そして紅羽ちゃんは何があったか話す

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




何?承太郎と武の話で温度差が激しく?
気がついたらこうなってた

FGO福袋引きました
メルトでした
アルターきた瞬間「アッコレキアラだ」と思ったら予想を良い意味で裏切ってくれた
ありがとうメルトちゃん
そして普通のガチャでは星5は来ないくせに星4がいっぱい来ました
シュバリエ、すまないさん、ニトクリス、パライソが来ました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第97話 進展速すぎるのも困りもの

どうもジョースターです

はい、今回は8割ぐらいが武サイドの話です

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

なんでみんな一度見たら全部察せるの?

 

 

武「え?ごめんちょっとまって、誰にも愛されてないってどういうこと?」

 

俺はそう紅羽ちゃんの話を止め

そう言った理由を聞く

 

紅「私は、こんな見た目だから嫌われて………………お父さんもお母さんも私を嫌がって………………いるんです」

武「………………」

茜「…………」

霊「…………」

 

全員黙って紅羽ちゃんの話を聞く

正確には茜は傷を治しながら黙って聞いている

確かに白髪で、人里にいれば大層目立つ色だが

でも俺からすればこれが普通と思っている白髪も

人里からすれば可笑しい色なんだろう

 

紅「それに、私おっちょこちょいで、のろまで、こんな性格で…………変なドジをしてしまうので…………余計にイラつかせるようなダメな人間です

そして、今日もうっかりお皿を割ってしまって、それで………………」

 

紅羽ちゃんの声は震えている

目にも涙が溜まって今にも零れ落ちそうになっている

身体も震える

茜が傷の手当てを終える。

 

というかおい………………親はそれだけで怒るのか?

俺の家なんざ皿を割ったら、お前何やってんのwwwって笑い者にされるぞ

無論そこにイジメみたいな要素は無い

まぁ何が言いたいか

ふざけんなクソ親

目の前にいたら躊躇いなくぶん殴るだろうな

今いたとしたら

親がそんなロクデナシだから、子供がどんどん辛くなっていくんだろうが

 

武「そうなったのか…………」

紅「だから、私に構ってもいいことなんてないですよ

私なんて、母がずっと言っているように存在しない方がいいですよ」

 

そう紅羽ちゃんは涙を拭い言った

存在しないほうがいいだって?

なんだよそれ、自分の子供だろ!自分の大切な娘だろ!

なんでどうして、そんな酷いことを言えるんだよ!

そりゃ自分の子にイラッとするときはある、だがそれでも親として大切に育てるもんだろ!

それのそれを自分の子に言い続けるなんて…………

そんなの自分がいてはいけない存在って思うだろ!

俺はそう思うと涙が出てきた

 

茜「お兄さん?」

武「大丈夫だ、なんでもない」

紅「武お兄ちゃんなんで泣いて…………」

武「…………俺は、それでも構う。いや愛してやる」

紅「え?」

武「紅羽ちゃんが人里から嫌われてる?親からも嫌われている?

だからどうした!

君は君だ!

そんな自分で一緒にいてもいいことがないとかダメな人間とか言わないでくれ!」

紅「で、でもっ!」

武「俺は、世界が紅羽ちゃんを否定しても、俺は紅羽ちゃんを肯定する!」

 

俺は何も考えずに言葉が出た

いや、思ってはいた

つい言葉が出た

そういう表現が正しい

これしかいう言葉が見つからなかった

 

武「だからさ。私は誰にも愛されてない、存在しちゃういけないだなんて悲しいこと言わないでくれ。

昨日会った人間がいうのもなんだが、君は一人ぼっちでも、愛されない子でもない

誰にも愛されないというなら俺が愛す」

紅「本当に?」

武「あぁ本当だ」

紅「本当に本当に?」

武「本当に本当にだ」

 

そう言うとか紅羽ちゃんは俯いて

そのまま

 

武「え?」

 

抱きついてきた

いつもならここで発狂死してるが今は不思議とそうならなかった

 

紅「もう………………一人じゃないんだ…………嬉しい」

武「いいのかい?昨日会った訳もわからん男に抱きついても」

紅「うん………………だって、紅羽にあんなに優しくする人なんて初めてだったから…………初めて人を信頼できる…………」

武「………………」

 

そうかそういうことか

この子は、愛されなかった、それどころかあんなことをされなかった

だからそれをして俺に自分の抱えてたことを言うのは、当然といえば当然なのか?

 

紅「武お兄ちゃんと一緒にいたい………………ずっとここにいたい」

武「そうだね。俺もそうしていたい、でも…………」

紅「帰らないといけない………………」

 

俺は無言で頷く

紅羽ちゃんはギュと手で服を掴みながら握る

自然と紅羽ちゃんの頭に手が伸びる

そして、頭を自然に撫でる

 

武「そうだ、茜。通信機あまりあっただろ?」

茜「え?え、えぇ予備で一つ貰ってます。

ですが、いいのですか?承太郎さん怒りません?」

武「大丈夫だろ。あいつだって分かってくれるだろ。

こういうのは俺とあいつが滅多にない意見が合う時だし、多分あいつもこうするだろうな」

 

茜はそう聞くと、そうでしたねと言い。

予備の通信機を渡した

 

霊「使い方分かるの?」

武「教えるから問題なし、それに簡単作業だしただ電話したい奴と通話ボタンを押すだけだし」

 

そうは言いつつも万が一のことがあったらダメだから、一応紅羽ちゃんに使用法を教える

そして、教え終わり人里に戻り紅羽ちゃんと別れた

結局

最後の最後まで別れるのを嫌がってたが

 

 

 

 

 

武「ということがあったんだよ」

承『……………不味いな』

 

俺は偶々、承太郎から電話がかかってきたから、紅羽ちゃんのことを話す

承太郎は紙に情報を書きながらそういう

承太郎はこう言った時は一旦紙に書いて情報をまとめて覚える主義らしい

承太郎曰く、改めて見ると思わぬ情報があるかも知れないかららしい

 

武「どういうことだよ?」

承『確認するがお前は誰にも愛されたことのない紅羽を愛すって言ったんだな?』

武「あぁ」

承『あークソ。なんであって2日でそこまで進展するだよ。普通そういうのはもう少し過ごして徐々に知っていくものだろ、なんで一気に行った一気に…………あーこれは非常に、非常にまずい』

武「なんでさ」

承『いいか、その子は今まで誰にも愛されて無かった。それどころか

信頼する人すらいなかった。

だから、お前にやたら懐いて、離れたくないと言ったんだ。

そこまではいいか?』

 

俺はおうと返事をする

 

承『そして、今お前はその子からすれば心の拠り所となってしまった。

ずっと居たい場所、それがお前と居ることとなった

しかし、現実は家に帰らなければいけない、愛してくれる人も優しくしてくれる人も誰もいない、苦しい場所、言うなれば地獄に行かないといけない。

お前と居ることが差し詰め天国とすれば、天国から地獄へ自ら行かないといけなくなる』

武「地獄って言い過ぎな気がするがまぁこの際良いや」

 

確かに紅羽ちゃんはここにずっと居たいと言っていた

しかしそれがどう関係しているんだ?

 

承『一つ質問だが、お前は自分のことを愛してくれる幼女がいるところへ行くのと、愛されもせず存在そのものを否定され続ける家族

どっちに行きたい?』

武「そりゃ幼女のほうだろ」

 

まぁ物理的に考えて

例えそれが幼女じゃなくても俺は前者を選ぶな

 

承『今まさに紅羽はその状態なんだ。本来ならば今すぐにでも行きたいと思うはずだ。だがしかしそう上手くはいかない

そばに居続けたいという気持ちが強くなれば成る程、そう言った子は何かキッカケがあれば、やってはいけないこと、取り返しのつかないことをやらかすかもしれない。

だから、今お前がすべきことは。現状維持だ』

武「現状維持でいいのか?」

承『あぁというか。下手にさらに親密になるとさっき言った通りになり、逆に離れて行ったらそれこそ紅羽はもう二度と立ち直れなくなる。だから現状維持だ。お前はそうしている間にその子の心の闇を払え』

 

サラッと言ってるけど、それって結構難しいよな?

まぁやるよやってやるよ

 

武「わかったやってみる」

承『よく言った……………………時にお前は「アダルトチルドレン」って言葉を知っているか?』

 

アダルト………………r-18とかそういうの………

チルドレン…………子供………………幼女…………

つまりは幼女の【自主規制】や【言ってはいけないレベルの発言につき削除】という言葉かな?

 

承『お前の考えがよくわかるよ。どうせ思い付いたのはエロ関連だろうな』

武「なぜバレたし」

承『お前なぁ、まぁいいや。分かりやすくいうと子供の時に家で何かしらのトラブル、虐待そう言ったもので大人になっても内心的なトラウマを持ってしまうことだ。

その子なんかまさにその通りだ。

誰にも愛されず、要らない存在と言われ続け、暴力も受け

多分だが、自分は他の人よりも劣っているなどと思っている可能性はある

そして何より、その子自身も消えた方がいいなんてそう言ったこと言っていたりしたか?』

 

…………言っていた

 

武「言ってた」

承『やっぱりか…………

そこまでいくとかなりマズイな。

このままだと大人になってアダルトチルドレンになる可能性があるな

正直これに関しては俺もそこまで専門的じゃないからこれがそうなるかはまだ分からん。

だが、そうなるかもしれない

まぁ要は分かるだろ』

武「あぁ分かってるよ。俄然やるしかねぇよな」

承『よく言った。それじゃ良い結果を楽しみに待ってるよ』

 

そう言い通話は終わった

 

武「あの子を救う………………ね」

 

果たして俺にそんなことできるのか?

そう思えば思うほど不安になっていく

俺は承太郎みたいになれない

承太郎のようなヒーローにならなれない。

それぐらい自分でも良く知ってる

ただの"人間“

能力があるとはいえ滅多に使えない能力

ほとんどただの人間と同じようなものだ

そんな俺が心に深い傷を負った紅羽ちゃんを救えるのか?

………………いや、一度言ってしまった以上やるしかない

意地でもやってやる

俺はそう固く決意を固め

その日を終わった

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

一方承太郎は

 

2日目

 

承「100、101、102…………」

妖「おはようございます、承太郎さん。朝練ですか?」

 

俺は木刀振りを続けていたが妖夢の声で止まる

 

承「あぁおはよう妖夢。お前も朝練か?」

 

そう言い俺は妖夢が持っている竹刀を指差す

 

妖「はい、今朝ごはんの下準備を終わらせたので今からする予定です」

承「なんだ下準備があるなら言ってくれれば手伝ったのだが…………」

妖「いえいえ、承太郎さんに手伝わせる訳には行きませんよ。

その代わり、作るの手伝ってください」

承「分かった。

あれはマジでヤバイからな」

 

料理店の満員時の時ばりの忙しさだからな常時

マジで意味わからん

よく妖夢が倒れずに生きてるレベル

 

妖「いえ、何度か過労死しかけました」

承「やっぱりか……」

 

まぁあれはなっていいレベル

一体幽々子の胃はどうなっているのだろう

ブラックホールか何かだろうか

 

妖「そうだ、承太郎さん」

承「どうした?」

妖「一つ質問なのですが」

 

俺は疑問符を浮かべながら話を聞く

 

妖「承太郎さんのあの刀…………特にあの刀身の真ん中が透明なのと、刀身が黒い奴ってどこで手に入れたのですか?

あれ、見た感じだとかなりのものだと思いますが…………」

承「あー孤月と黒か…………あーうん分からない」

妖「へ?」

承「いや、あの二つに関しては師匠から貰った物だし、師匠に聞いても、なんか家の物置きにいつのまにかあった、そしてそれを持った瞬間、持ち主は承太郎のだと思ったらしい」

 

実際この刀にどれほどの価値があるか。どれほどの物かは一切不明である

インパスがあるなら是非ともしてたい

 

妖「そうですか…………」

承「なんかすまん」

妖「い、いえ!勝手にこっちが聞いた話なので!

それより、手合わせしてもらってもいいですか?」

承「いいだろう、相手になるぞ」

 

俺はそういう時二人とも距離を取る

一応武器は俺は木刀二本、向こうは竹刀2本、片方がやや短めである

まぁ重さが違うから、少しこっちにハンデがある

 

承「じゃ」

妖「いざ!」

 

俺と妖夢はそう言い組手を始めた

 

To be continued ーーーーーーー>




一応アダルトチルドレンについては色々調べてから自己解釈などをして簡略化したので、意味が違ったりとかしたらゴメンなさい
あぁこの駄作者は間違えてやんのwww笑ってください

何気に承太郎の話書くより武の方書いてる方が結構スラスラ書ける
次は承太郎サイドメインかな

FGO、贋作者イベ復刻!
やったぜ、ジャンヌオルタピックアップも来たぜ
まぁ僕はジャンヌオルタは当たらないので術ジル目当てで回したら何故かすまないさんが二枚来た
一応そのあと術ジル来た

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第98話 初めての料理を食べる時の期待具合は半端ない

どうもジョースターです

今回は、割とシリアスは少なめ…………のはず

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

とっとと腹決めろ武

 

 

妖「やあっ!」

承「危なっ」

妖「くっ!」

 

妖夢は始まったと同時に間合いを詰め縦に一閃

俺はギリギリ躱しカウンターを入れるがもう片方の竹刀でガード

そしてお互いに後ろの離れる

 

妖「これでもダメですか」

承「今のは危なかった。普通じゃ間違いなくやられてたな。たまたま、反射が良かっただけだ」

妖「そうですか…………」

 

その割には割と余裕そうでしたがと妖夢は口に出かかったが、出さずに竹刀を構え直す

お互いに1度真剣で斬り合ったものだから大体、なんとなく相手が何してくるかが予想がついてしまう

故に勝負は互角となっていた

 

承「むっ」

 

俺は妖夢が攻撃してきたので防御しようと右手を動かすが、少し反応が悪く

今はギリギリガードできもののそのうちやられるな

おそらくこの木刀の重さと、それをいつも通りの回数降ってるからそのせいだろうな

言い訳だけど

だが、もうそろそろ決めにいかないとな

 

俺はそう思い木刀を一本地面に刺す

そして両手で1本の木刀を持つ

俺は目を瞑り呼吸を整える

 

妖「今だ!」

 

そう言い好機と見たか妖夢が果敢に攻撃して来た

 

承「残念、その読みはハズレだ」

妖「しまっt」

 

二刀流から敢えて一本減らして、一本だけでやる

たしかに攻撃幅は狭まるが

その代わり両手で木刀を持つため、二つのことを同時にせずに一つに絞って、攻撃できる

 

結果どうなるか

俺は妖夢の攻撃を捌き、木刀を妖夢の首に向け、あと少しで首に当たる寸前までで止めた

 

承「………………」

妖「参りました…………流石ですね。完敗です。」

 

妖夢がそういい俺は木刀を戻す

ギリギリだけど勝利

正直、俺がいつ負けてもおかしくない

今は俺の方が強いがそれがいつまで続くかわからん

自分じゃまだ未熟とか言ってるけど、成長したら一気に化けるぞ

そうだな……………下手したらあのチート技無しの霊夢なら勝てるぐらいには

 

妖「どうかしましたか?承太郎さん」

承「いや、なんでもない。さてと朝飯作るぞ、そろそろだろ?」

妖「はい、では行きましょう」

 

そう言い俺と妖夢は調理場へ行き朝ご飯を作った

なおその9割は幽々子のお腹の中へときえていった

悲しいなぁ

 

 

 

 

妖「ここをこうして、でもダメだ。そうなると承太郎さんみたいな型がないタイプの相手だとこう返されるから……………」

 

妖夢は朝ごはんが食べてからずっと竹刀を振り、どういう攻撃がいいかと悩んでいた

アレではない。これではないと考え早2時間

その間ずっと竹刀で動きを確認していた

こういった根性は凄い

 

ブ「承太郎も大概でしょ、師匠に一撃喰らわせるために黙々と考え続けてその時は4時間考えていたじゃん」

承「あったな、その時は師匠に一撃を与えることが全てだったからな」

 

まぁそれがあって今があるのだけど

 

妖「うーんこれもダメですか、では次の…………」

 

さらに時間は流れ昼

それでもなお、色々試している妖夢を前に俺は時計を見る

うん、そろそろ昼食の時間だな

 

承「妖夢、そろそろ休憩したらどうだ?考えすぎても、いい案は浮かばないぞ。一旦休め、飯食うぞ飯」

妖「はい、分かりました!」

 

そう言い妖夢は竹刀を直し調理場へと行く

今日のお昼はなににしようかな

 

 

 

承「成る程、俺がいない間にそんなことが…………」

武『あぁ色々あったよ』

 

俺は武にどうかと聞くため、それとまずここから通じるかのテストも兼ねて電話をかけた

そして電話は繋がった、そして武の口から今何が起きてるかを聞いた

俺はそれを出来るだけ聞き取り、紙に片っ端から書いていった

そして武にやるべきことを言い電話を切った

 

承「結構自体は深刻になるだろうな、俺が思ってる以上には…………」

 

俺はそういいながら紙とにらめっこする

 

妖「承太郎さん?」

承「ん?あぁ妖夢か、どうした?」

 

考え込んでいると後ろかあ妖夢が声をかけて来た

 

妖「いえ、ただ何をずっと見てるのかなと」

承「あぁ……………これは……」

 

俺は妖夢に事情を話した

 

妖「なるほど…………あれ?可笑しいですね」

承「え?」

妖「あっいえただ気のせいというか、嫌われている理由が白髪だったからと言いますが、私や咲夜さん、あと慧音先生とかもそんな髪色だけど、そんなには…………」

 

確かに、一理あるな

 

承「確かにな………………だが、本当の純粋な人間からそれが生まれたら…………ね」

妖「そうですね。やっぱり気の所為でしたね。」

承「さて、この話は終わりだ。さっさと飯作ろう」

妖「なんか承太郎さん。ここに来てから飯を作る事ばっかしてません?」

承「そうでもしないとマジで間に合わないと昨日分かったからな!」

妖「そ、そうですか」

 

料理のやり過ぎで過労死とかそんな死に方はゴメンだ

 

今日一日をわかりやすく簡潔に言えと言われればこうなる

 

妖夢と勝負した、武の現状を確認した、あとはひたすら料理をした

以上

 

料理時間だけで6割ぐらいの時間が削られている気がする

まぁこう行った感じで2日目終了

 

 

 

ーーーーーーーー

 

3日目

武サイド

 

武は朝起きて、身支度を済ませて紅羽ちゃんの所、もとい人里へと行った

無論、茜の引率はあり

 

武「さて、紅羽ちゃん今日は何しようか!」

紅「えっと…………なんでも……いい」

武「え?今なんでも良いって」

茜「………………」

 

背後からゴキゴキと音が聞こえるだけど

俺が恐る恐る振り返ると、冷たい目、つり上がった口角、隠す気がない殺気

俺は即座に誠意を見せるためにDOGEZAをした

 

武「嘘です。冗談なんです。こういうのはこういうのがお約束というかなんというか…………」

茜「そんなお約束、ありませんよ」

武「アウチッ!」

 

土下座してる状態なので後頭部にチョップが入る

頭がカチ割れそう

というか割れてない?大丈夫?中身で出ない?

 

茜「手加減してますよ」

紅「いいですよ…………」

武「ヒョエ?」

 

俺は思わず変な声が出る

紅羽ちゃんは相変わらず無表情

 

紅「武お兄ちゃんになら…………何されてもいい。

なんでもいうこと聞く」

武「…………」

 

俺は茜と目を合わせ頷く

 

茜「あーそういえば、ここら辺で美味しいお店があると聞きました。行ってみましょう」

武「そうだな、行くか。一緒に行こう紅羽ちゃん」

紅「はい、喜んで」

 

俺と茜は強引に話を逸らし、さっきの話を無かったことにした

そして手を伸ばし紅羽ちゃんの手を繋いだ

俺が思ってたよりかなり深刻な問題になってるな

 

そういや、承太郎が言ってたな

虐待などをされてる子はある特定の人物に重度な依存をしてしまうと

どうやら、紅羽ちゃんの場合は俺か…………

虐待………ね

本当に嫌な言葉だ

生まれた子は何一つ悪くない、悪いのはやる側だ

当たり前といえば当たり前だ

それなのに、変に頭があるから。鈍臭いとか、ご飯をこぼしたからとかそう言った、小さすぎる理由で暴力を振るう

紅羽ちゃんの親がどれほど酷いかは分からないが、ただ言えるのが絶対にロクでもない親だろうな

外の世界でも、幻想郷でも結局はこう行ったことは無くならないだな

そういった点では絶望した

 

俺は紅羽ちゃんの手をギュッと握る

紅羽ちゃんは不思議そうな顔をする

俺はそれを見てなお一層助けてあげたいと思った

 

茜「こっちです」

 

少し先に行っている茜が声を出す

 

武「あぁ分かったーじゃちょっと急ごうか」

 

紅羽ちゃんは無言で頷く

 

 

「いらっしゃいませー」

 

そんな声が店に入ると、聞こえてくる

その声は若々しく…………というか若過ぎるというか幼女の声というか…………

そして店の奥から小さなお盆を持ち綺麗な動作で幼い女の子が来た

なんだこの店。神かよ

 

店員「何名様で?」

茜「3人で」

店員「はい…………って茜さん?」

茜「えっ…………あっ由紀ちゃん!?」

 

そう店の奥から来た店員さんは由紀ちゃんである

和服を動きやすいように袖を縛っている姿…………いいぞ実に良い

 

武「由紀ちゃん、どうしてここで?」

由「えーと母の手伝いで…………」

 

成る程親の仕事の手伝いか

まぁ今は春休み、承太郎も親の手伝いは積極的にと言っていたし

いい子だな。俺だったら、寝るかゲームか幼女ウォッチだな

 

由「えーとその子は?」

紅「ッ!」

 

紅羽ちゃんは由紀ちゃんがそう話すとビクッと怯え俺の背後に隠れた

俺は紅羽ちゃんの頭を撫でて、落ち着かせる

 

武「この子は…………うんあれだ、なんて言えばいいだろう」

茜「そうですね、割と簡単に説明をやり辛いですね」

由「…………綺麗な髪…………」

紅「え?」

由「いえ、あまりに綺麗な髪の色でつい…………」

 

紅羽ちゃんはブンブンとそんなことはないと言いたいかのように顔を横に降る

 

武「いや、滅茶苦茶綺麗だよ。言わなかったけどこの際だから言うよ。とても綺麗だ」

 

紅羽ちゃんは俯き赤面になる

 

由「まぁ詳しいことは聞きませんがとりあえず席へご案内しますね」

茜「はい、よろしくお願いしますね」

 

そう言い由紀ちゃんを先頭にして俺たちは席へと案内された

 

由「こちらがお品書きです。ご注文がお決まりでしたら、お呼び下さい、ではごゆっくり」

 

そう言い由紀ちゃんはペコリと礼をして、仕事に戻って行った

 

茜「さて、何にしましょうかね」

武「紅羽ちゃんは何がいい?」

紅「く、紅羽は………………どれも食べたことないから………………なんでもいいです」

武「紅羽ちゃん、一つ質問だけど。今までで外食したことある?」

 

紅羽ちゃんは無言で首を横に降る

 

武「じゃあ、ここ最近お腹いっぱいご飯食べたことは?」

 

紅羽ちゃんはさっきと同じように首を振る

やっぱりか、外の世界でもそうらしいが、児童虐待がある家では食事も満足に食べさせてくれないってケースもあるって聞いたことがあるからまさかと思って聞いたらビンゴかよ

物理的、精神的に、そして飢え

とことんロクでもない親だな

 

武「茜、お前今お金いくらある?」

茜「まぁ結構持って来てますね………」

武「そうか…………なぁお願いがあるんだが」

茜「いいですよ、いつもならふざけんなで済ませますけど今お兄さんが金欠なのは、自分の為ではなく紅羽ちゃんのために全て使ったので、今回だけ許します」

武「すまない、茜」

 

俺はそういい紅羽ちゃんの目の前にお品書きを出した

 

武「紅羽ちゃん、好きなだけ食べでいいよ。満足いくまで、いくらでも。なんでも頼んでいいよ」

紅「えっ、でも…………」

茜「大丈夫ですよ。お金ならご安心ください」

武「というわけだ。何がいい?」

 

紅羽ちゃんはえっとえっとと言い必死に考えている

 

由「この店の自慢の甘味はこちらですね」

 

そう言いいつ間にかいた由紀ちゃんな宇治金時を指す

そこには、通常の宇治金時にさまざまなフルーツが乗っている宇治金時だった

 

紅「美味しそう…………」

武「じゃそれ3つで」

茜「そうですね」

紅「お願いします」

由「かしこまりました」

 

そう言い由紀ちゃんは注文書を書き厨房に「宇治金時3つーー入りまーす」と声を出す

今はそこまで混んでいないから、すぐに由紀ちゃんが宇治金時を4つ持って来た

アレ?4つ?

 

由「せっかくなので、休憩貰って来ました」

武「流石、由紀ちゃん」

由「そして、一つ質問なのですが」

 

そう言い由紀ちゃんは苦笑いする

 

由「どうして紅羽ちゃんはずっと武さんの膝の上に乗っているのですか?」

紅「離れたくない…………から…………武お兄ちゃん嫌だった?」

武「全然全くノープロブレム」

 

俺はそう言い紅羽ちゃんが膝の上で座るのを続行させる

というかこんなご褒美をみすみす逃すかよ

 

茜「さて、では食べましょう、いただきます」

 

そう言い先に茜が宇治金時をスプーンで掬い一口食べる

 

茜「美味しい、美味しいです。控えめな甘さがちょうど良いです」

 

そういえば、茜って麻婆とかは辛いの万歳の癖に、こういったものに割と目がないだよな、まぁそこらへんは年頃の女子であってよかった

たまに承太郎と一緒にスイーツを作って食べてたしな

というかここら辺しか女子要素がない…………いやあるか

一応

 

茜「木っ端微塵にされたいのですか?」

武「さぁて、じゃ食べようか紅羽ちゃん」

 

紅羽ちゃんは無言で頷き、茜がしたように拙い動きで宇治金時を掬い食べる

きっと美味しいって言ってくれるだろう

俺はそれさえ聞ければ満足だ

しかし紅羽ちゃんのリアクションは予想の斜め上を行った

 

武「えっ?」

紅「ひっぐえっぐ…………お、美味しい。美味しいです」

 

泣いた、俺は予想外すぎる出来事だったので、パニックになる

とりあえず抱きしめればなんとかなる?

なる!

そんなノリで優しく抱き締める

温かくて柔らかな感触が伝わってくる、筈だった

結論から言う、この子は痩せすぎている

そりゃそうだ、言われなくても分かっていた。さっきの話。そして膝の上に乗った時思ったんだ、異常な程軽かったんだ

 

紅「初めて、こんな美味しくて甘いの初めて…………」

由「泣かないでください」

 

そう言って由紀ちゃんはハンカチを差し出す

この子は本当に冷静すぎだろ、まぁ承太郎ですら由紀は色々おかしい、あの年であの冷静さはやばいという程だからな

紅羽ちゃんはハンカチを受け取り涙を拭く

 

武「まだまだ、あるからいっぱい食べようね」

紅「ッ、はい!」

 

そう言い俺たちは紅羽ちゃんが満足するまで食べた

俺は、すぐにリタイアしたけど、茜は結構食べてた

これで少しでいいから変わって欲しいものだ

そして会計を済ませて(若干値引きして貰った。由紀ちゃんの母さんに娘がいつも世話になってますということで値引きしてもらいました)

外に出る

そしてしばらく3人で人里をブラブラとして夕方になり、帰る時間になった時、不意に紅羽ちゃんが口を開く

 

紅「今日は、本当にありがとう…………ございました。こんなに楽しいのは初めてだった…………」

 

そう言い始めて笑顔になった

 

武「どういたしまして、俺も楽しかったよ」

 

茜もうんうんと頷く

俺はその笑顔を見てより一層助けてやらねばと固く決心した

 

To be continued ーーーーーーー>




この後の展開を考えると今ほのぼのを入れておかないと、シリアスすぎて作者さんが鬱になりますので、こういう話を入れてみました


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第99話 勉強をしよう

どうもジョースターです

FGO新イベ…………まだ100階しか行けてねぇヤベェ
回らないと(白目)


最近、寒いですね
僕は今住んでいる地域で何年かぶりに雪が積もってるの見ました
ただそれ以前に寒い、滅茶苦茶寒い
外に出るときは防寒は念入りにしましょうね
それと風邪にも気をつけましょうね

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

守りたいその笑顔

 

承『ほう、そんなことがあったのか』

武「あぁ色々あったけど、どうだ?そっちは」

承『まぁ普通だな。妖夢と手合わせして稽古を見て飯作ってた』

武「幽々子さんか」

承『あぁ、なんであの人自分の体積より多く食べれるか不思議だよ』

 

俺と承太郎はそう他愛のない会話をする

今は夜

俺は承太郎にも今回のことを話すべきだと思い

さっきまでの出来事を話す

そして今はただの与太話

 

承『さてと、雑談はここまででいいだろう。早速本題に行くぞ』

武「…………そうだな」

承『まず、真っ先に確認したいことがある

その子は自分の口ではっきりと「お前にならなんでもする」と言ったんだな?』

武「…………あぁ言ってたよ」

承『それでお前はどういうリアクションをした?』

武「茜と二人がかりで話を変えた」

 

承太郎はそれを聞き少し黙る

おそらく考えているのであろう

 

承『まぁそれでもいいか。それとお前は絶対にその子に変な命令、またはお願いなどはするなよ、その子は絶対にそれをしようとするから

いいな?

おそらくその子は初めて己を愛してくれるお前に嫌われたくない、ずっと一緒にいたいとかのそういった心境でなんでも尽くそうとするだろうからな

くれぐれも気をつけろよ』

武「あぁ分かった」

承『さて、まさか虐待に食料系統も追加か………………こりゃあれこれ言ってる暇ねぇな』

武「そうだな」

承『さてと他に何かあるか?』

武「一つ質問だが、なんでお前はやたら詳しいのだ?」

 

承太郎は言葉を詰まらせる

 

承『昔…………調べたんだよ』

武「そうか」

承『それよりも武、お前よく発狂せずにいけてるな

なんでもしていいって言われたら真っ先にやらかしそうなお前が』

武「いつもの俺ならそうなるけど、なんか今の俺はそれが全く起きない。

あるにはあるけど表に出ないんだ

紅羽ちゃんは滅茶苦茶可愛いし、いい子なのにそう言った感情が何一つ湧いてこない」

 

承太郎は、ほうと興味深いような声を出す

 

承『まぁもし行動を移すようならお前はそこまでの奴ってことにしておく』

武「俺は一応行ってはいけないラインは超える気はねーし、その子のためにもならない、しても後悔しない自分はこうしてほしいと願われない限りはしない」

承『お前はどうせそう頼まれてもしないと思うがな』

武「多分な」

 

夜這いレベルならするかもしれないけど

相変わらず意志が弱いなぁ俺

 

承『お前は絶対に紅羽の味方になり続けろよ』

武「え?」

承『え?じゃねーよ。まぁ急すぎたな、具体的にいう

紅羽ちゃんを救いたいなら、たとえ村全部敵に回してもその子の味方であり続けろと言いたいんだ

難しい事だが、これが一番大事だ』

武「当たり前のことを言うなよ。最初からそのつもりだ」

承『そうか…………安心した』

 

承太郎はそう安堵の声を出す

 

承『さて、とりあえず言えることは紅羽の親、かなりクズだな

俺があった中で2番目にクズだな、聞いた限りだと』

武「2番目なんだ」

承『一番クズはもっと酷かった。そいつもとある子の親だったんだが、その子の苦痛を見て楽しんだり、性的にも、身体的のもイジメられ、奴隷扱いするようなゴミだった』

武「クズというか、なんだその生きる価値なしのやつは」

承『その時はキレたなぁ、その子はボロボロで最後はそれが原因で死んだ』

 

承太郎の声に若干の怒気が含まれている

まぁ俺もその会話を聞くだけで殺意が湧く

やってはいけないことだけどやってしまいそうなほどには

 

武「というかお前、傷治すとかしなかったのかよ」

承『俺が見つけた時には………………もう…………』

武「すまない。忘れてくれ」

承『いや、これは俺の責任でもあった。もっと早く行けていれば、もっと早くその惨状を知っていれば助けられたかもしれない

そう考えると自責が止まらない』

 

俺は掛ける言葉が思い付かない

承太郎は誰でも救える超人だと思ってた

でも違う、承太郎とて人間

いくら救えるとはいえ自分が見えている範囲だけしか救えない

しかし幾ら何でも気負い過ぎだろ………………

いや、それがあいつだった、何でもかんでも救ってしまうから、救えなかったら全て自分のせいにしてしまう。

あいつの悪いところだ

 

承『だから、お前は俺みたいに手遅れにならないようにしっかり救ってやれ』

武「あぁ、分かったよ。やってやろうかねーかよ」

承『そうか。まぁ頑張れや』

 

承太郎はそういい電話を切った

俺が救えるものなんてあるのだろうか

承太郎ですら救えないものがあるのに、俺が、無力な俺が誰かを救う?

………………ダメだ。んなこと分かってる、やるしかないんだ。

だれでもねぇ、この俺がだ

 

 

 

 

 

翌日

 

博麗神社にて朝

俺は茜に叩き起こされ、身支度をして朝食を食べていた

そして、ふと思ったことを声にしてみた

 

武「そういや、紅羽ちゃんって。寺子屋って行ってたっけ?」

 

俺は体育の先生だからある程度の生徒は覚えてるのだけど、紅羽ちゃんのような子は見たことない

 

茜「それは、えーと………………アレ?ちょっと待ってください………………」

 

茜は首を傾げる

そういや茜は仕事始める際に全校生徒の名前と顔を覚えてたな

アシスタントみたいな存在のはずなのに、恐ろしい

 

茜「えーと恐らく居ないはずです。それから所謂不登校ですね」

武「やっぱりか………………」

 

ならば今日やることは決まった

俺は朝食を食べ終え、用意を済ませていた

例の如く茜も付いてくる

まぁでしょうね

俺はそんなことを思いつつ用意を終えて人里へと行く

 

 

 

 

人里に着くなり俺は紅羽ちゃんを探す

いつの大体この時間に外に出てフラフラしてるからそれを見つけないと

 

紅「武お兄ちゃん、誰探してるの?」

武「え?」

 

俺が目線を下に下げると目の前に紅羽ちゃんがいた

エンカウント早すぎるだろ

 

茜「別れて探すまでもなかったですね」

武「そうだな」

紅「?」

武「やぁ、紅羽ちゃん。急だけど今暇かな?」

 

紅羽ちゃんは無言で頷く

 

武「よし、じゃあ寺子屋行こうか」

紅「ッ!」

 

紅羽ちゃんはビクッと震え首を横にブンブン振る

 

武「行きたくないの?」

紅「わ、私…………寺子屋に習ってないから、行っちゃダメって」

武「お母さんが?」

 

コクリと頷く

 

武「大丈夫、お金は取らないよ。まぁ一回どんなものかやってみるだけだから、どう?」

紅「………………じゃぁやろう…………かな」

武「よし来た、じゃ行こうか」

 

俺はそう言い紅羽ちゃんの手を引く

紅羽ちゃんは最初はオドオドしていたが、ある程度すると俺の腕に体を当て両手で離さないように固定していた

アニメとかでバカップルがするような奴って言えばだいたいわかる?

因みに今回は茜審査はギリ通れました

 

武「けーねーせんせーいまーすーかー」

 

俺はそういい寺子屋の玄関を叩く

今はまだ授業がないがそろそろあるから慧音先生は結構な頻度でここにいる

色々準備あるしな

 

慧「どうした、久城兄妹?………………む?その子は?」

茜「えーとこれは…………」

慧「とりあえず中に入って説明してくれ」

 

どういい慧音は親指で入れと言ってるかのような動きを見せる

3人には寺子屋に入り、適当な部屋で座り説明をした

 

慧「ふむふむ、成る程………………よしいいだろう。軽くだが勉強してみるか」

武「助かります」

慧「じゃ、私は授業をちょっと組むから…………そうだな武君、お前も来い」

武「了解っす」

 

俺はそう言い立ち上げる

 

武「紅羽ちゃん、ちょっと行くから少し待っててね、その間茜とお話とかしててもいいからね」

 

頷く紅羽ちゃん

俺はそれを見届けて、慧音先生と別の部屋に移り授業のプログラムを組む

 

慧「あの子………………紅羽と言ったな?」

武「えぇそうです」

慧「幼いのにアレほどの仕打ちを受けているとは………………にわかに信じられん」

武「慧音先生なら知ってると思ってた」

慧「私とて全てを知っているわけではないぞ。」

 

まぁそれもそうか

俺と慧音先生は紅羽ちゃんについて色々話しながら作業をする

 

慧「そうだもし助けたいなら、虐待からなるためなら、一回自警団に相談してみたらどうだ?あいつらならある程度の話なら乗ってくれるぞ」

武「自警団か、優也とかに聞いてみるか。すごく殺意が湧き出てそうだけど」

 

まぁ同士ですし

というかあんな仕打ちを聞いてキレない奴がいるかよ

 

慧「出来た、じゃさっさと授業を教えに行くぞ」

武「はい、武いっきまーす」

 

俺はそういい紅羽ちゃんのいる部屋へと向かった

こういうので少しずつ心を開かせないとね

頑張るか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




今でこそ学校は義務で絶対ですが、昔とかは行きたくてもいけないような人もいるようなこともあります
色々理不尽な理由で行けなかった人もたくさんいたでしょうに…………


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第100話 男が調理できると意外と言われる

どうもジョースターです

今回のラストは、うん胸糞…………ですね

FGOバレンタインイベが楽しい
だがしかし、なんで節分イベント終わった直後にするんですかね

因みに節分イベは完全踏破しました
滅茶苦茶辛かった


さてとどうぞーー


前回のあらすじ

 

さすが武、躊躇いない

 

 

承太郎サイド

 

 

妖「大丈夫なのですか?」

承「何がだ?」

妖「武さんのことですよ。本当に1人で解決させる気ですか?」

 

休憩中に、しばらく無言が続いていたが妖夢がそう尋ねてくる

 

承「アレはあいつが見つけた問題だ。俺は関係ない、あいつ自身がやらないといけない」

妖「そうですか」

承「俺がするのはせいぜいあいつに助言とサポートだけだ、それ以上はする気は無い」

 

それにあいつなら大丈夫だろう

あいつ、普段はあんなロクでもない奴だがいざという時はしっかりやるからな

 

妖「ところで承太郎さん。

承太郎さんって武器ってどれほど使えます?」

承「武器?まぁある程度は一通りはいけるぞ」

妖「では、ちょっと様々な武器と戦いたいのでお相手していただけませんか?」

承「いいぞ、じゃ最初は何が良い?」

妖「そうですね……」

 

そう言い妖夢は考え込む

 

妖「弓矢でお願いします」

承「承知した」

 

俺と妖夢は外に出て一定の距離を取り

組手を始めた

 

 

 

 

 

 

 

武サイド

 

慧「では、授業を始める」

 

寺子屋の教室内にて

教卓を前にして立ち慧音先生がそう言う

 

武「お願いしまーす」

茜「お願いしまーす」

紅「よろしく、お願い………………します?」

 

俺と茜は軽く挨拶をして軽く礼をして席に座る

紅羽ちゃんはしっかり挨拶をして礼をして座る

 

慧「………………なんでお前達も生徒たちの席に座っている」

武「いやーだって、俺今回出番ないから生徒として参加させてもらおうかなと」

茜「以下同文です」

慧「…………まぁいいだろう、ただし答えが分かってもすぐにはいうなよ?言ったら、分かるな?」

 

頭突きと言う名の処刑が執り行われる

うっかり口が滑らないようにしないとな

紅羽ちゃんの前でそれだけは勘弁だ

多分、トラウマになると思う

俺の心配をよそに慧音先生は授業を始めた

 

慧「今回は、初めてということでまずは頭の体操だ。軽いなぞなぞを解いてもらう」

武「なぞなぞかぁ、俺ああいうのは得意じゃないだよな〜〜」

茜「それ以前に、あなたは運動以外は殆ど無理でしょう」

 

なんせ、成績オール5段階中2だからな

一応詳しくいうと、2.5ぐらいらしい

要は3に近い2らしい

あぁ高校進級できねぇよ

承太郎に教えて貰えば良いや、まずここに住んでるからそれ以前だけどもさ

 

慧「では、第1問」

 

そう言い慧音は様々なナゾナゾを出した

誰でも分かるようなものから、大人でも分からないようなものまで

結果?

10問中

俺1問

茜10問で満点

紅羽ちゃんが6問

 

え?俺の点数が低すぎる?

気のせいってことにしてくれないか?

 

慧「では次は算数だ。まずは足し算引き算からだ」

 

そう言い慧音先生は、ある程度のやり方を教えて問題を書く

問いは合計3つあった

1、2番は簡単だった…………

問題は問い3だった

 

問.3答えを求めよ

 

(1)119+563=?

 

(2)145−345=?

 

(3)(143+453)−(461−333)=?

 

武「………………センセー明らか問題の難易度がおかしいです」

 

中学レベルの内容が含まれてるのだけど、なんでこんなトチ狂ったものを…………

 

茜「終わりました」

 

茜ちゃんやまだやり始めて数秒や、早いよ

 

紅「く、紅羽…………も…………」

武「マジかよ…………え?紅羽ちゃん出来たの!?」

 

茜が解けてから数分後俺より早く紅羽ちゃんが出来る

茜は紅羽ちゃんの答えを見る

茜はそれを見て全問正解と言った

 

紅「なんとなく、わかったの…………」

慧「ほうそれは素晴らしいな、これは出来ない前提でそれから教える予定だったから、驚きだ」

武「紅羽ちゃん…………もしかして頭いいの?」

 

紅羽ちゃんはわからないという

うん、そりゃわかるわけないか

ただ意外な才能があったことがわかった

俺?一応わかるよ

これぐらいは…………

 

慧「ふむ…………まずいな、その問題の説明をして終わりにしようとしたが、これでは説明する必要がないな」

 

慧音先生は紅羽ちゃんの答えを見て途中式も確認したが全て完璧に当てていることに気付き

少々悩んでいた

 

慧「紅羽ちゃん、真剣にここに通ってみないか?お金とかはいいから、どうだ?」

 

まぁ確かにこんな才能がある子が、親のせいで潰れるのは客観的に見てももったない

教師である身としての、是非とも通ってもらいたい

 

他にの様々な教科をしてみたが、結果は算数ほど素晴らしい事はなく

おそらく数字がとても強いのだろうという結論が出た

 

紅羽ちゃんも終始楽しそうでよかった

 

 

 

 

慧「では、これで全ての授業が終わった。で?どうだった?」

 

最後の科目が終わり

慧音先生は紅羽ちゃんに感想を求める

 

紅「楽しかった………………わからないことも、出来たこともいっぱいあって…………楽しかった」

慧「そうか、それは嬉しい限りだ」

 

 

グウウウウウウゥゥゥゥ

 

………………

誰かのお腹からそんな音が出る

紅羽ちゃんは下を向き顔が真っ赤になった

俺は教室にある時計を見る

時刻は現代でいう12時半あたり

まぁお腹が鳴っても、可笑しくない時間帯だ

 

武「お腹減ったのかい?」

 

恥ずかしそうに頷く

 

武「じゃ外で食べにでも…………」

茜「あっ…………」

 

茜はそう言いポケットやカバンを見る

 

茜「しまった、お財布置いて来てしまった」

武「じゃあ俺の金で………………」

 

現在の所持金

合計が日本円でいう23円…………

 

武「俺の今金欠だったぁあああああ!」

慧「えーとわ、私が奢ろうか?」

武「流石にそれは申し訳ないし…………一旦神社に行って作るか」

茜「そうですね、ある程度材料はありますし、慧音さんも食べます?」

武「そうですよ、どうです?」

慧「この後はやることがある程度終わったから、暇になるし…………頂こうかな」

武「そうと決まれば移動!」

 

俺たちはそう言い博麗神社へと帰った

帰りしなは色々やばかったけど、一つのエアライドに4人乗ったんだ、そりゃまぁ幅がなかったよ

結果、俺が紐で吊るされるという、正気の沙汰とは思えない行動により解決

トラウマもんですよアレは

 

 

 

霊「おかえり〜さっさと飯作ってちょうだい〜〜」

 

霊夢はいつも通り、縁側でくつろいでいた

さすが巫女ブレない

 

武「じゃ、今日は俺が作るな」

慧「え?出来るのか?」

武「勿論ですよ。男でもそういうのはしっかり出来た方がいいからね」

霊「ここは私以外は全員料理が作れるからいいのよねー」

慧「それは、要は自分はできないと…………」

霊「何か問題でも?」

 

 

武「さって〜〜今日は何作ろうかな〜〜」

 

俺は調理場に行きそう言う

確か肉は残ってたな、その代わり野菜はあまりないな、卵はある

カツ丼とかにするか

俺はそう思いながら調理を始める

 

 

 

 

紅「…………」

茜「?そうしたのですか?紅羽ちゃん、そんなにソワソワして」

紅「武お兄ちゃんがどんなの作るのか………………楽しみで………………」

茜「そうですね、楽しみですね。」

 

そう言いながら茜は紅羽の頭を撫でる

まさしく親が子をあやすように

 

武「出来たぞ〜〜」

 

武は二つのお盆にそれぞれ丼を2つ、3つ乗せて持ってくる

 

茜「今日はどんなので?」

武「カツ丼だ。丁度具材が揃ってたからな」

紅「カツ…………丼?」

 

紅羽ちゃんはイマイチどんなのかパッとしていなかった

まぁ仕方がないよな、うん

俺はカツ丼がどんなのか軽く説明して紅羽ちゃんの前に蓋をした丼を置く

そして、全員に配り

 

武「手を合わせて、いただきます」

 

一同『いただきます』

 

そう言い一斉に蓋をあける

 

慧「ほう、これはすごいな」

霊「久しぶりに作ったわね、カツ丼」

武「まぁな、どう紅羽ちゃん」

 

紅羽ちゃんはカツ丼に目を輝かせて見ていた

よっぽど気に入ったのだろう

 

俺はそれを眺めつつ、食べ始める

あぁ尊い、マジで尊い

あれだけで白米、いや生米を3倍は余裕

 

慧「上手いな」

紅「美味しい」

武「そう言ってもらえるとありがたいです。」

 

紅羽ちゃんは結構気に入ったのか、ドンドン食べていき、あっという間に空になった

 

武「まだ余ってるけど、どう?」

紅「い、いえ。紅羽のためなんかに…………」

武「いいよ、俺たちは一杯だけでいいから、余っちゃうんだもったいないからさ、むしろ食べてくれないかな?」

 

やや強引でも、紅羽ちゃんはここまで言わないとそういうのを遠慮してしまうから

強引に言う

 

紅「頂き…………ます」

 

そう言いながら紅羽ちゃんは丼を恥ずかしいそうに渡す

俺はそれを受け取り、ご飯の上に卵で閉じたカツを乗せて紅羽ちゃんに渡した

 

霊(ほんとは私も欲しかったけど…………我慢しようかしらね)

 

ガッツリお代わりする気満々だった霊夢はそう言い聞かせて我慢することにした

 

食後

慧音は、その後なんか調べ事はあるとか言い帰っていた

思いっきり忘れてたらしい

そんなんで良いのか先生よ

 

紅羽ちゃん?

胡座かいている俺の上に乗ってるよ

尊い

 

武「紅羽ちゃん」

紅「?」

武「お父さんとお母さんのことどう思ってる?」

紅「ッ!」

 

ビクッと身を震わせる

正直踏み込みたくないことだったがいずれは踏み込むことになるであろうから、思い切って今踏み込むことにした

それに紅羽ちゃんの心境が分からないと何も出来ないし…………

 

紅「怖い…………怖いです………………でも」

武「でも?」

紅「紅羽のことを生んでくれた…………人達だからずっと居たい、愛されてみたい…………」

武「暴力振るわれても、それでも見捨てず、親といたいの?」

 

無言で頷く

俺は無言で紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

武「紅羽ちゃんは優しいだね、俺だったら即見捨てていたかも…………だって暴力とか精神的に来ることがとかされたくないし、だから紅羽ちゃん、君なら………………出来るよ、今すぐは無理でもいずれにかにはきっと愛されるようになるよ」

 

この子は、自分が精神的に追い詰められ、暴力も振られているような人を見捨てず、逃げず、向き合おうとしている

こんな事普通じゃ出来ない

すごい子だよ、紅羽ちゃんは

 

紅「紅羽、頑張る、頑張ってみるね」

武「頑張ってね、俺の応援しているよ」

 

 

そしてしばらく経った後に人里に紅羽ちゃんを送っていき

今日は終わった

 

 

 

 

 

紅「ただいま…………戻りました」

男「遅いんだよ!このノロマ!とっとと酒買ってこい!」

 

紅羽は家の扉を開けるそれと同時にどんな罵倒が聞こえて来る

それと同時に明らかに外ではヤバイ奴と思われるような巨漢で、酒ビンを持った男が中から出て来た

 

紅「お金は…………」

男「んなもん、自分で稼いで来いや!そんなのも分からんのか!」

紅「ごめんなさい…………」

 

紅羽はうつむきながらそういう

奥には母と思われるような女性がいた

しかし、あんなに夫である男が怒鳴っているのにも関わらず何事もなかったかのように無視

紅羽という存在そのものがいないような扱いだった

 

紅「ッグ!」

 

紅羽は顔を何かで殴られる

その勢いで倒れこみ

 

父「何ぼさっとしてる?買いに行けと言っただろうが!」

紅「ごめんなさい、ごめんなさい」

父「やっぱいい、それよりも何も分からない、物分かりも悪いお前を教育することにした…………体でな」

 

そう言い男は別の部屋に紅羽を引きずるように入れる

そして、中から何かが殴られる音、そしてそのために少女の悲鳴が上がる

途中から明らかに泣いているような声で叫ぶ

顔以外、いたるところを殴られ蹴られる

何故、顔をしないって?

やり過ぎたら、バレて面倒なことのなるのを知ってるから

顔に一発ならまだしも、何発も殴るのは不味いから…………

なんとも小狡い理由である

 

そして、己が命がけで産んだはずの子がそんな目にあっているのにも関わらず、一切の無視をやり続ける

ようやく喋ったと思えば一言だけ

それも

 

母「はぁ…………また、煩い奴が泣いてるわ、ほんと耳障り」

 

正直、紅羽ちゃんの心が完全に壊れるのも時間の問題である

 

紅(お兄ちゃん………………痛い、痛いよぉ…………)

 

そして、今日も少女は泣き叫び続ける

こうして少しずつ、少しずつではあるが少女は歪み始める

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 




本編100話でめでたいはずなのに………………
正直なんでこうなってしまったんだろうってレベルまで行ってしまったよ、紅羽ちゃんがあんなに健気なのに、あのクソ親どもが…………
書いていて、色々精神に来ました

感想、紅羽のご両親に対する怒り、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

とりあえず僕自身あのご両親には、是非とも地獄を見てもらいたいですね(なお、どうするかは一切決めてない)

次回もお楽しみに〜〜


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第101話 集合場所を決めてないと絶対にすれ違う

どうもジョースターです

皆さん紅羽ちゃんの親に対する殺意が高いなぁ

紅羽ちゃんの親クタバ…………


ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

クソ親とりまくた◯れ

 

 

承太郎視点

 

承太郎は部屋に一人でノートパソコンにひたすら何かを打ち込んでいた

 

承「これをこうして………………と、あぁダメだ。これだとこっちが機能しなくなるから………だがこれをこうしないといけないから…………よし」

妖「承太郎さん?何を?」

承「ん?あぁちょっと、な」

 

俺はそういいノートパソコンから視線を移す

移した先には不思議そうに覗き込んでいる妖夢がいた

 

妖「なんですか?その意味不明な文字の羅列は?」

承「あぁこれは………………うーむ説明が難しいな、まぁ要は機械を動かす呪文みたいなもん?」

妖「そうなんですか、それで今やっているのはどんな動作が出来るのですか?」

承「これは、通信機の新機能を追加している。今回追加するのは録音機能だ」

妖「うーんよくわからないですが、兎に角すごそうですね」

 

まぁ全然出来てないけど、まさかここまで時間がかかるとは思ってなかったよ

妖夢と手合わせしてから約4時間後

1時間休憩してからこの作業に入った

もうかれこれ、3時間。それなのにまだ3割の完成してない

いつ完成するのだろうか

まぁ今日は徹夜でやればいけるかな

カフェイン漬けはあまりしたくはないがいたしかしあるまい

 

妖「では、私は洗濯があるので、頑張ってくださいね」

承「ありがとう、頑張ってみる」

 

俺はそういいまたパソコンに向かい合った

え?それ以前に電気は何処から来てるんだ?だって?そりゃ自家発電してる亀の中から充電してるんだよ

 

 

 

 

翌日

 

ーーーー早朝

 

承「や、やっと出来たー〜〜〜」

 

俺はそういい仰向けに倒れる、出来たと知った途端急に疲れが…………

結局寝ずに作ったな

とりあえず…………少し寝て、武に送って説明して寝るか…………

 

俺はそう思い寝た

そして、ある程度時間が経ったら武たち全員の通信機にそのデータを送り俺は一番そういったことが理解が早い武に電話をかけた

茜はこういったのは苦手らしいから、武に言うしかない

俺はある程度の説明をして、電話を切り寝た

 

妖「承太郎さん…………まぁ仕方ありませんか。とりあえずお布団で寝ましょうよ………………引っ張って運びますか」

 

そういい畳の上で寝ている承太郎をズルズルと引っ張るように運んだ

 

 

 

 

武視点

 

武「新機能ねぇ…………」

 

承太郎から急に通信機の新機能を作って送ったっていわれ説明されたけど、録音機能なんざいつ使うんだよ

マジで

 

茜「お兄さん、録音ってどうするのでしょうか?」

武「これをこうして…………ここを押す」

茜「成る程、ありがとうございますね」

 

こういったことは茜まるっきりダメだからな

いつもこういうことの関しては俺がやってる

まぁ仕方がないけどさ

 

 

霊「で?今日はいつも通りなの?」

武「まぁ、そうなるーかなー」

茜「そういえば、紅羽ちゃんも少しずつですが表情も明るくなって来ましたね」

武「そうだな、でもまぁもっと明るくさせないとなぁ、あれ以降満面の笑顔も見てれないし」

 

結局昨日も笑顔は多少はあったけど、満面の笑顔と呼べるものは一つもなかった、まだまだだ

…………その前に今日はまずやるべきことが一つあるな

 

武「まずは、紅羽ちゃんに会う前にあいつらの所に行かないとな」

霊「あいつら?」

武「そっあいつら」

 

俺がそう言うと二人は不思議そうに首を傾げる

 

 

 

 

優「そんで?話ってのはなんだ?お前の話だ、俺で良ければ相手になるぜ」

悠「いや、私もいるのですが………………」

武「わざわざ忙しい中ありがとうございます。お二方」

優「そう改まるなって、俺とお前の仲だろ?」

悠「だから、私も……」

 

そう、ここは自警団

一応紅羽ちゃんのことを話しておくことにした

俺は紅羽ちゃんが虐待を受けていること、そして紅羽ちゃん自身は親と離れたくないことなど、ある程度の内容を二人に話した

普段は、俺と同じでふざける優也ですら、黙って真面目に聞いてくれた

 

武「ということなんだ」

優「おう、その親どもぶっ飛ばしに行こうぜ。妹とは関係のないことだが、同じような年齢の子が、そんな仕打ちを受けてんだ。

さっさとやりに行こうぜ」

悠「私もこれに関しては同感ですね、ですが…………そういったことで捕まえることはできませんし…………」

武「なんでだ?」

 

悠馬はこういう、まずその親の教育方針だった場合、それに関しては口出しできない、そしてその子自身が離れたくないと言っていること

これでは、こちらも動くことができない

 

優「なんだよそれ!その子が虐待されている、それだけで自警団は動けないのかよ」

悠「口惜しいけど、無理だ、上が許さない。それにまだ証拠も足りないし」

 

上というと長とか?

俺はそう聞く

頷く悠馬

 

悠「私達は、基本は上からの命令で動きます。故にこういったことで独自に動いてしまうと、自警団そのものがなくなり、それこそもっとまずいことになるかもしれません」

武「じゃあ無理か…………」

優「力になれなくてすまない、武」

武「いや気にすんな。それよりありがとな、わざわざ時間を開けてくれて」

 

二人から気にするなと、言われる

こうして自警団での話は終わった

 

 

 

茜「終わりました?」

武「あぁ終わった」

 

外に出ると目の前には茜が立っていた

自由行動って言ったはずなんだけどなぁ

 

茜「さっき戻って来たばっかです」

武「あっ一応何処か行ってたんだな」

茜「暇ですから、大体お兄さんがどれだけ話すか予想はできたので、その少し前に戻って来ればいいと思ってたので」

 

さりげなく、とんでもないことをしているなぁ

驚きはしないけど

 

茜「それで?どうでした?」

武「やっぱ無理だった、やるにしても証拠が足りないらしい」

茜「成る程成る程…………」

武「さて、そうだ紅羽ちゃんを見かけてはいないか?」

 

茜は少し思い出し作業が入っていたがすぐに答える

 

茜「いえ、今日は見ていません」

武「そうか、まぁどこか適当に歩けばいずれは会うだろう」

茜「そうですね」

 

現にそうやっていつも会っているし

俺と茜は紅羽ちゃんを探しがてら、人里をブラブラした

 

 

武「おかしい、ここまでしても一回も会わないなんて…………」

茜「まぁ仕方ないといえば仕方ない気もしますが…………」

 

まぁ人里広いしね、仕方がないといえばそうなるのかな

 

慧「む?武と茜じゃないか」

武「あっ慧音先生どうもっす」

茜「どうかされました?」

慧「ちょうどお前たちを探していてな。はいコレ、昨日奴だ」

 

そう言い俺に数枚の紙を渡す

俺はそれを受け取り茜のカバンの中に入れた

 

慧「それで?自警団に話したのか?」

武「一応は」

慧「どうだった?」

武「無理らしいです」

慧「そうか…………」

武「まぁ元々わかりきってたことだから、仕方ないといえばそうですが」

 

それはそういい苦笑いをする

そう、わかりきってた

いくら自警団でも、流石に無理がある

わかってた、わかってたけども…………

 

慧「すまない、私が迂闊に薦めたりするから」

武「いえ、慧音先生は悪くないですよ。一応自警団にも話せたから、もし何かあればすぐに対処できるでしょう」

 

そう、今は無理。でももしかしたらそのうち動いてくれるかもしれない。

その可能性もある

 

武「では、俺たちはこれで…………」

慧「そうか、じゃぁ頼んだぞ」

茜「お任せを」

 

そういい慧音先生は寺子屋へと戻っていった

 

武「さて…………紅羽ちゃん探し再開するか」

茜「そうですね」

 

今度はもっと入念に、見落としなしで探そう

 

 

 

 

武「いない…………どこにも…………」

茜「そうですね」

 

探し始めて2時間人里全域を全て念入りに探したのに紅羽ちゃんはいなかった

家にいるのかな?

家…………家か…………

まさか、まさかな…………

 

いやいや、何を考えている?俺

いくら見つからないからってこんなことを考えてはいけないぞ

うん、きっと風邪とかそういうので家にいるのだろう

そうだきっとそうだ

どうする?だとすれば見舞いに行くという手もある

一応あの子の家は知っているし…………

どうする?

 

茜「お兄さん、そういうのは自分で決めるものですよ」

武「そうだよな、やっぱ…………」

茜「ですので、私は一切助言はしません」

 

無意識のうちに茜の方を向こうとしていた

俺に茜は声をかける

そうだ、こう言ったのは俺が決めないとな

 

茜「んん………コホン……………これは私の独り言ですが。

もし行くならば、それ相応の覚悟がいると思いますよ」

 

茜はわざとらしく咳をして、明らかに俺に聞こえる大きさの声でそういう

 

武「………………」

 

思いっきり助言してるじゃないか

なんて言うことは、無粋だな

 

茜「さて、では私は先に帰るとしましかね。お買い物も済ましておきますね」

武「あぁ、分かった。気をつけろよ」

 

そう言うと茜は頷き、帰っていった

さてと…………結論は決まった…………

 

 

俺は………………

 

 

 

 

 

 

 

紅羽父「全くっ、お前は何もできのか!もういい!あの部屋で反省してろ!いいと言うまで出るなよ!」

 

男はそう言いそれまでずっと殴っていたがそういい、紅羽乱暴に持ち上げた

今回、暴力をされた理由はただ、紅羽が掃除したのにほんのちょっと汚れていたから

その汚れももはや言いがかりレベルの汚れだった

しかし、そんなことこの男の前は意味をなさない

即座に紅羽を殴り蹴る

そして今に至る

 

紅「ッ!?い、いやだ…………………あの部屋は…………あの部屋だけは…………いやっ!」

 

紅羽はまるでその部屋にトラウマがあるような様子で、必死に抵抗する

しかしウルセェ!と言われ顔面を殴られ、その抵抗を意味を成さなかった

 

そして、紅羽はその部屋に入れられる

その部屋は何もない和室だった

しかし普通の和室と違い、赤い、全般的に赤い

その赤も真っ赤とかではなく、赤黒い色だった

この部屋は、お説教(ただし物理的なお説教)部屋

紅羽が何かするたびにその部屋に入れられる何時もに増して殴る蹴るの暴力をされ、挙げ句の果てに何もないこの和室に1、2日閉じ込めることである

人は食べ物を食べなくても数日は生きられる

水がない場合は2日あたりで死を迎える

そのため水だけは多少くれる

しかし、あくまで死なない最低限

暴力でボロボロになった紅羽を待つのは大人でも根を上げそうな地獄

そして、夏は暑い。冬は寒い

そんな中、何もない。布団もない

そんな地獄

 

紅「ごめんなさい、許してください。お願いです。なんでもしますから…………」

 

必死に懇願するがその願いも虚しく

部屋に入れられ閉じ込めれる

 

ドアを必死に叩いても何をしての開かない

そして紅羽は壁にもたれる

 

紅「辛い、嫌……………こわいよ…………こわい…………………」

紅(また、武お兄ちゃんと会いたい。抱きしめて欲しい…………でも…………)

 

ダレモ、タケスケテ、クレナイ

 

そして紅羽は目を瞑った

 

 

 

 

 

 

ドンドン

 

紅「ッ!?」

 

外から何かが叩く音がする。誰かが訪ねて来たのだろう

親は生憎、こんなことをしているが外に出るとある程度信頼されて、様々なことをしているから、外面だけはいい

そう思い、また目を瞑ろうとする

しかし、今回ばかりは違った

 

武『どうも…………こちらは黒木さん宅でありますか?

ここに紅羽ちゃんはいませんか?』

 

紅「ウソ………………」

 

そう今、ここに彼女の救世主が来た

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




最近誰が主人公が分からなくなって来た今日この頃

武が主人公してる…………

武メインの話だけども…………


感想、誤字、紅羽ちゃんの親に対する殺意、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回お楽しみに〜〜〜


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第102話 怒りを抑えるのって異常なほど難しい

どうもジョースターです

今回は若干無理矢理な点がありますがご容赦を

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

やったれ武

 

紅羽父「うちの紅羽に何か?」

武「用があるかというよりは渡すものがございまして…………」

父「一体どのような?」

武「…………そうですね。事情を話すとなると色々長くなりますけどよろしいですか?」

父「そうですか、では上がってもらってゆっくり話をして下さい」

武「ご好意感謝します」

 

俺はそういい家に上がる

俺は紅羽ちゃんに会いに来たのに、紅羽ちゃんの場所については一切触れていない

これは怪しいな

しかし、今は下手に行動すれば、それはそれで厄介だ

ここは親と話をするか

俺はそういい居間につき

座った

 

武「まずは自己紹介を、私は久城武、寺子屋の教師を勤めさせてもらっている者です。」

父「教師ですか、若いのに凄いですね」

武「いえいえ私なんてまだまだですよ」

父「それで何故、ここへ?娘はそこには行かせてはいませんが」

武「それは、実はあの子に寺子屋の授業を無料で体験させたからです。

先に謝っておきます、親に一切そう言ったことを紅羽ちゃんにさせたこと誠に申し訳ありません」

 

俺はそういい頭を下げる

 

父「いえいえ、そんな。むしろわざわざ、娘にそんな貴重な体験をさせていただき感謝しかありませんよ」

武「そう言って貰えるとありがたいです。そしてですね、その時に各教科の最後にテストみたいなものをさせたのですよ。

その結果がこちらです」

 

俺はそう言い慧音先生から貰った答案用紙を渡す

父親は最初こそへぇと見ていたが、算数を見た瞬間えっとなった

 

父「これは」

武「正直、算数に関してはほんのすこししか教えていないのに、満点を出してきました。これは凄いことで、外の世界では僕が2、3年前にやった計算まで解けてました。

それで慧音先生の言ってましたが授業料を払わなくてもいいから是非来て欲しいと、思ったほどです」

父「そうですか」

武「ところで…………紅羽ちゃんは?」

父「娘は…………その、風邪で…………」

 

父親はそう誤魔化し気味のそう言った

俺はすかさずそこをついた

 

武「そうですか。なら少しだけでも顔を見させては…………」

父「ダメです。万が一移ったら、申し訳ない」

武「大丈夫ですよ。ほんの少しなので、ただの風邪ならば弱ってもいないし、マスクつければ大丈夫ですよ」

 

俺はそういい俺はカバンからビニールで覆われた未開封のマスクを取り出す

何でこんなのあるかって?

茜がそういうのは煩くて、ハンカチ、ティッシュ、マスクは常備してるから

 

父「いえいえ、娘はその、結構な病気で…………」

武「なら、あなた方も何かしら対策してないと可笑しいですよね?

少なくともマスクは付けておこかないとダメなはずでは?」

父「グッ…………」

武「正直に言ってください。見せられないようなこと、してるんでしょ?」

 

俺がそう言うとか図星を突かれたような反応をする

俺はそれを見るなり立ち上がり部屋を出た

父親の制止の声が聞こえたが知ったことか

そして、父親の反応が一番強かった部屋の前で止まる

 

父「そこは開けるな!いい加減にしないと」

武「自警団を呼ぶぞ?と言いたいのですか?ならば諦めたほうがいいです」

父「なっ!」

武「自警団を呼べばこの家は隅々まで調べられる。俺がこんな強行を行なった理由をはっきりさせるためにね。そしたらどうなる?」

父「グゥウ…………」

 

俺はそういいその部屋の扉を開ける

 

武「………………ウソだろ…………」

 

目の前には赤黒い、そう乾いた血の色がいたるところに散らばっている部屋

そして、部屋は傷だらけ

殺害がそこでありましたと言われても納得できてしまう部屋

その部屋の中央にポツンとボロボロの紅羽ちゃんがいた

正直、こうであって欲しくなかった

まだ殴る蹴られるで済めば良かった

これじゃぁ拷問じゃないか、精神がいつ死んでもおかしくない

それほど酷いものだった

 

紅「………………お兄…………ちゃん」

武「紅羽ちゃん!」

 

俺は急いで駆け寄る

紅羽ちゃんはいつもでも少し弱々しさを感じるのに、今はいつにも増して弱々しい

死ぬ寸前ってほどではないがそれに近い状態

 

武「大丈夫か!」

 

紅羽ちゃんは小さく小さく頷く

俺はそれに少し安堵するが、同時に湧き出るものがあった

 

それと同時に、後頭部に衝撃が走る

パリンと何かが割れる音

鈍い打撃音

どうやら殴られたか

頭から生暖かいなにかが流れる

おそらくは血であるが、放置だ

それよりも優先することがある

落ち着け武、そうだ落ち着け

そう自分に言い聞かせる

 

父「黙って見てりゃ…………いい気になりやがって…………殺す、それを見られたからには殺す!」

 

そう血相を変えて花瓶を持った父親は言う

 

武「…………それで?終わりか?」

 

俺は少しフラついたが、立ち上がる

この程度、今の俺じゃ動じない

昔だったら気絶してるけど

あの妖怪に比べれば全然

それにこんなものを見せられたんだ

一般常識がある奴がこれを見て、頭に来ないはずがないだろ

だが、落ち着け武

ここでこそ理性をしっかりしろ。

そう、落ち着いて

 

武「テメェは!親どころか、人として!やってはいけないことを、やってんじゃねええええええええ!!」

 

このクズの顔面に一発叩き込め

 

父「ガッ!」

 

父親はぶっ飛ぶように壁に叩きつけられ、座り込む

俺は父親の胸ぐらを掴む

 

武「痛いか?痛いだろうな、だがな!こんな痛み!

紅羽ちゃんがテメェから受けて来た痛みに比べたら!全然なんだよ!」

武「お前には分からないだろうな!

あの子は幼いながらにどれだけ一人で苦しんだか!

あの子がその痛みに耐え!健気にお前たち親を信じ続けたか!

それなのに!お前は、テメェら親は!」

 

俺は感情のままにそう言う

今回は出来るだけ我慢していた

だが、我慢の限界だ

 

父「ウルセェ!テメェは他所の家の事情まで突っ込んで来てんじゃねぇ!」

武「あぁ、そうだよ。俺と紅羽ちゃんは血も繋がってもないよ!

だが、それがどうした!

親が子にこんな仕打ちをしているのを見て黙っていられる程、俺は腐っちゃいない!

俺は正しいと思ってることをしている!」

 

感情のまま言ってるから無茶苦茶だ

そんなの100の承知だ

 

父「俺は俺なりの育て方があんだよ!」

武「それがダメなんだよ!それじゃぁ、紅羽ちゃんは幸せになれない!

お前は、紅羽ちゃんが笑ってるのを最近見たか!」

父「…………」

 

黙る父親

どうやら思い当たらないようだ

 

武「見てないだろ!そんな教育は紅羽ちゃんのためになって無いんだよ!」

 

父親は完全に圧倒されて黙る

 

武「親なら、大切な子に!幸せに生きて欲しいと思うのが当然だろうが!」

父「そんなこと知るか!」

武「テメェェエエエエエエ!」

 

俺はその言葉で完全に理性がぶっ飛ぶ

このバカにもう一発

しかし、その拳は父親に当たることはなかった

拳は父親の顔の目の前で止まった

 

紅「やめて………………ください…………」

 

紅羽ちゃんが俺の胴体に抱きしめて来たからだ

しかし、抱きしめると言うよりはしがみつくに近く

しかも一瞬で、剥がせそうな弱々しい力で一生懸命にしがみついていた

 

紅「これ以上、紅羽の所為でその手を血に…………染めないで下さい…………暴力は………………ダメです…………」

 

そう泣きながら紅羽ちゃんは途切れ途切れで言う

そうだった

暴力はダメだ

結局俺も暴力で解決するところだった

これじゃ父親と変わらないじゃないか

 

武「ごめんな、紅羽ちゃん。ありがとう、お陰で目が覚めた」

 

俺はそういい頭を撫でる

紅羽ちゃんは頰を紅潮させながら首をふるふると横に降る

 

武「おい、親父さんよ。今回はお前の素晴らしい娘さんのおかげで止めてやる。

だが次紅羽ちゃんにこんなことさせたら………………次は知らん」

父「………………あぁわかったよ」

武「なぁ親父さんよ、これがお前が散々いじめ続けた娘だ、よく見とけ」

父「…………」

 

俺はそう言い胸ぐらを掴んでいた手を離す

 

 

武「紅羽ちゃんのことが何一つ分からない状態じゃ

お前に紅羽ちゃんの親を名乗る資格はねぇ」

 

俺はそう吐き捨てるように言い残して、紅羽ちゃんを連れて帰った

途中で母親がこっちを覗き込んでいたのを見た

しかし俺はあえてスルーする

紅羽ちゃんは、時々フラついているから、手を握り引っ張る

今の間は、親だけにしとくべきだ

だから、紅羽ちゃんの怪我の治療がてら。親のは頭を冷やして貰おう

 

父「俺は、いや俺と母さんは一体どうすればいいんだ…………分からない、何が正しいのか分からない…………」

 

父親は一人考えてこんでいた

 

母「見ることだけしかできなかったけど、私も変わらないと行けないのかな?」

 

親に少しではあるが、変わろうとする心が出てきた

さてこれからどうなるか

 

To be continued ーーーーーーー>




短い気がする?
気のせい
悪いのはFGO空の境界コラボ復刻とグラブル古戦場が被ったせいだ()

ちなみに武のある選択がバッドエンドかハッピーかに別れます
一応、ハッピーエンドしか書かないつもりですがバッドも気が向いたら書こうかな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第103話 人は案外気付かずに人を救っている

どうもジョースターです

今回はうん休息回になるのかな?

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

怒れる拳を叩きつけろ

 

武「体の方は大丈夫?紅羽ちゃん」

紅「大丈夫…………」

武「そっか、ちょっとでも痛かったりしたら俺がおんぶするよ?」

 

紅羽ちゃんはそれを拒否するように大丈夫と言い続けた

そこまで言うならば、紅羽ちゃんの意見を尊重しよう

 

武「外に出たはいいものの……………なにしようか決めてなかった」

 

茜を呼ぼうにも、なんか用があるとか言ってたしな

多分、おそらくきっと嘘だと思うけど

こうなったら茜強制召喚法でも…………

 

*茜強制召喚法……………ただ武がやってはいけない系統のことをすると何処からともなく茜が飛んでくること

大体、幼女関連でなる

無論、その後には処刑

 

 

その後が恐ろしいからやめとこ

それに今そんなことできる気がしない

紅羽ちゃんにしようものなら冗談抜きで、頼んだことをやりかねない

 

紅「?」

武「そうだ、そろそろおやつの時間だし、あの店の宇治金時でも食べに行こうか」

紅「!」

 

紅羽ちゃんは、ビクッと反応して

コクコク頷く

よっぽど食べたいだな

さて、その前にお金を確認……………

 

武「アアアアアアアアアアアア!しまったアアアアアアアアアアア!お金無かったぁあああ!」

 

そうだった、お金を補充しておくの忘れてた

多分中身は日本で言う10円ちょっとだろう

う◯い棒一本買えるかどうかのレベルだ

 

というか紅羽ちゃん?

涙目にならないで、どれだけ食べたかったの

奇跡でお金が入ってたりしないかな

俺はそんなあるはずもない幻想を抱き財布を開けた

 

武「奇跡的にあったわ」

 

奇跡的に、ちょうど2人分のパフェ代が入っていた

入れた記憶ないのになんでだ?

よく財布を見てみると何か書いてる紙が入っていた

そこにはやたら綺麗な字でこう書かれていた

 

『お兄さんのことですから、あの宇治金時を二人で食べようと思っている筈なので、お金入れときました。あとでしっかり返すように』

 

茜、お前はオカンか

やってることただのオカンや

いや、滅茶苦茶ありがたいけど、神がかってるけど

 

紅「行ける?」

 

上目遣いで紅羽ちゃんは俺にいけるか尋ねる

俺は笑顔でこう返した

 

武「いけるいける」

 

それを聞くと紅羽ちゃんは心なしか嬉しそうに見えた

いや前言撤回、心なしどころかどう見ても嬉しがってる

足取り軽やかすぎるもん

まぁそれは嬉しい限りです

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

由「いらっしゃいませー武さん、紅羽ちゃん。2名様でいいですか?」

武「やあやあ、由紀ちゃん。2名で」

由「茜さんは今日は?」

武「なんか用事で出かけた」

 

そういうと由紀ちゃんは頷き、二人を席に案内する

そして当然のように俺の膝の上に座る紅羽ちゃん

躊躇いとか、そういったものないんですね

そして、宇治金時を2人分注文して出るのを待っていた

 

紅「どうして……………」

武「ん?」

紅「どうして、紅羽のことを…………こんなにも大切にしてくれるの?紅羽なんて赤の他人だし、私が何があっても………武お兄ちゃんには、害はないのに」

武「んーー難しい質問だね、確かに紅羽ちゃんの言ってることは正しいといえば正しい。

でもね、世の中そんなんじゃ片付かないんだ。

俺は、君を見て助けたいと思ったから助けただけ。

少し昔話をしようか

俺は昔自分のせいで妹の茜が大怪我を負ってね、その時からひたすらに強くなることばっかり考え、誰かを守りたい一心で頑張った」

 

そして幼女の素晴らしさを知った

と言う話はカットで

 

武「でも、所詮俺に出来ることなんて誰でも出来ることしかできなかった。それを知った時にやけになってるもう色々投げ出した。

その時に俺の友人、承太郎にあった。

そいつは人間をある意味やめていて普通じゃできないことを軽々超える人間だった。

最初は才能だろ、そう思っていた

でも違った。確かに才能もあった、だがそれ以上の努力をしていた、死に物狂いで努力して己が力を制御して、そして様々なことを成していた」

紅「それで…………」

武「それを見て俺もまだ出来るじゃないかと思って、今に至っている。

まぁ長々言ったけど要はこう言いたかったんだ。

俺はあいつに助けられていた、意図せぬ形でも俺は助けられた。

人は面白いものでね、誰かに助けられたものは誰かを助けたくなる訳だ」

紅「誰かに助けられたら誰かを助けたくなる…………」

武「それに俺は君みたいな子が酷い目に合っているのなんて、見てられない、ほっとけないんだ」

 

こう俺が言うと顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯く

 

由「お待たせしました、宇治金時です」

武「いいねぇ、ありがとう」

 

由紀ちゃんはそういい目の前に宇治金時を二つ置いてぺこりとお辞儀をして、厨房に戻っていった

 

武「それじゃ、食べよっか?」

紅「うん…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは宇治金時を一口分掬い口に入れる

 

紅「美味しい」

 

そう言い瞬く間に自分の分を平らげていた

 

武「紅羽ちゃん、俺の分も食べていいよ」

紅「いいの?」

武「ちょっと食べたから俺は満足だから、気にせず食べて食べて」

 

俺はそう言い自分の宇治金時を紅羽ちゃんの目の前に置く

最初こそ、躊躇っていたが結局誘惑に負けて食べていた

 

紅「武お兄ちゃん」

武「ん?なんだい?」

 

そう言うと目の前に宇治金時を掬ったスプーンが目の前にある

 

紅「あーん」

武「ありがとう、紅羽ちゃん。

では、ありがたく………………うん、美味しい」

 

俺はそう笑顔で返す

紅羽ちゃんはもっといる?と聞いて来たが、俺のことは気にせずと答え

紅羽ちゃんは一人で食べる

俺はその光景を見ているだけで満足だ

というか、こっちの方がいい

 

 

 

紅「ご馳走さまでした」

 

紅羽ちゃんはそういいスプーンを置く

 

武「よし、それじゃ出よっか」

 

食べ終わったしここに長居する理由もない

しかし、すぐには立てない

理由?紅羽ちゃんを膝に乗せてるから

 

武「あの〜〜紅羽ちゃん、お願いなんだけど立ってくれないかな?」

紅「あっ、は………………!」

 

紅羽ちゃんはすぐに立とうとするがなにかを思い付いたようで一旦固まる

 

紅「いやです………………」

武「え?それは困るなぁ」

紅「前みたいに、ぎゅーっとしてくれないと立たない…………」

武「!!」

 

驚いた、この子がそんなことを言うなんて

心に余裕ができたからであろうか、まさかこんな甘え方をするとは

まぁお願いしてる内容はいとも容易いので

俺は即座に求めていたものを実現させる

相変わらず、体は細いな

しかし、前と違う点があるとすれば表情が少し笑っているように見える

 

武「これでいいのかな?」

紅「うん…………ありがとう、武お兄ちゃん」

 

そう言い紅羽は椅子、もとい俺の膝から降りる

俺はその後に立ち上がった

 

由「あっ会計ですか?少々お待ちを」

 

由紀ちゃんは俺たちが立ちここを出ようとすることに気が付き入って来た場所に移動する

 

武「これで、多分ジャスト」

由「えーと一つでこの値段だから………………はい、ちょうど頂きますね。

ありがとうございました、またお越しください

それと武さん」

 

由紀ちゃんはそういい微妙な表情をしていた

 

武「ん?どうしたのかい?」

由「えーと…………その…………」

武「はははは、まさか全部見てた?」

由「はいガッツリ」

 

あっこれは新たな脅されネタを提供したな

まぁしようがないや

事情を話せば、わかってくれる筈

わかってくれる………………よね?

 

武「………………まぁ、いいや。とりあえずご馳走さまでした」

 

そう言うと由紀はお粗末でしたと言い

俺と紅羽ちゃんは外へ出た

 

武「さてさてさってっと、どうするものかね、思ったより時間が余ったな…………」

紅「武お兄ちゃん」

 

そう言い俺の袖をギュッと握る

かわいい

 

武「どうした?」

紅「私ぐらいの、普通の子ってどうやって甘えてるの?

分からない、どう甘えればいいのか分からない…………」

武「…………」

 

そうだった、この子は今までに愛されなかった、愛されなかったから愛された時にどう反応すればいいのか分からない

それと同じように、愛されなかったからどんなことをすれば愛されるかが分からない

甘えるのも一種の愛されたいという欲求だ

だから、どう甘えればいいのか分からないんだ

 

武「分からなくていいよ、そういうのは教えられるものじゃない。

自分で考えて、学び、自分らしいやり方を身につけるんだ」

紅「自分らしい………………紅羽ってどんな子?」

武「それも自分で考える。と言ってもまぁ、俺から見た、客観的な視点なら言おう。

君は、紅羽ちゃんは優しくて、いい子で、純粋で、可愛い子だ」

 

俺は膝を曲げて紅羽ちゃんに目を合わせてそう言った

紅羽ちゃんは恥ずかしそうに目を背け、真っ赤になっていた

 

紅「そう………………なの…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは少し笑っているように見えた

 

紅「そう言えば武お兄ちゃん」

武「ん?どうしたんだい?」

紅「武お兄ちゃんがよく言う友人ってどんな人なの?」

武「あいつか…………あいつは…………うーん言いづらいな、まぁすげぇ奴だよ。

あいつはなんでも出来るし、頭いいし、性格は…………うん、時々オーバーキルを見せるけど、一応やるとしても真っ当な理由があってやってるし、すごい奴」

紅「ふーん」

 

 

ーーーー

 

承「ハックション!」

妖「風邪ですか!?」

承「案ずるな多分武あたりが俺の噂してるだけだ」

 

ーーーー

 

ちょっ興味無しですかい?

聞いておいてスルーですかい?

紅羽ちゃんや

 

紅「だって、紅羽の中で一番は…………武お兄ちゃんだから」

 

▼武は 500 のダメージを 受けた

 

▼武は 力尽きた…………

 

っていつもなら即そうなるが今回はならないぞ

超成りかけたけども

 

武「そっか、そう言ってくれると嬉しいな

それじゃ、そろそろ行こうとするか」

 

頷く紅羽ちゃん

そしてしばらく俺と紅羽ちゃんは人里をウロウロしていた

しかし、紅羽ちゃんはいきなり立ち止まった

 

武「どうかしたの?」

紅「おぶって」

武「え?」

紅「私をおんぶして…………疲れた」

 

まぁ無理もない、あんなボロボロな状態であれだけ歩いたんだ、いくら最初は大丈夫と言っても、歩き続けたから…………ね

俺としたことが失念していた

これは切腹ものだぞ

 

武「わかった、じゃはい」

 

俺は紅羽ちゃんの目の前に座り込みいつでもおぶれる状態になった

紅羽ちゃんは最初こそ少し躊躇っていたが、おんぶをした

やっぱ軽い

 

紅「久しぶり、だな…………」

武「こうされるのが?」

 

紅羽ちゃんは頷く

 

武「そうか、それでどう?感想は?」

紅「高い…………」

 

でしょうね

 

武「そうだね、じゃ次は何処へ行こうか」

 

男は少女を背負い、人里を行く

 

 

 

武「それじゃ、今日はここら辺にしよう。親たちも頭冷えただろう」

紅「大丈夫かな?」

武「大丈夫、いける。もしそれでもするなら、通信機で連絡してすぐに駆けつけてぶっ飛ばしてやる」

 

流石にそこまではと少女は言う

武は紅羽ちゃんの家の前で紅羽ちゃんを下ろし

優しく頭を撫でて帰って行った

少女は一人家の前に立つ

 

紅「落ち着いて…………大丈夫、きっと大丈夫…………」

 

少女はそう言い聞かせ家に入る

果たして、彼女を待っているのは…………

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 




紅羽ちゃんを待っているのは、何時もの地獄か、それとも…………


それとどうでもいいですけど、fgo空の境界コラボ復刻なんとか全てミッションクエ出来ました、素材もあとはマナプリ回収だけ…………
後、剣式当てました
藤乃狙いだったのに…………


感想、紅羽ちゃんへの励まし、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第104話 失うもの、得るもの

どうもジョースターです

今回は紅羽ちゃんは出ません
すいません

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

誰かに助けられたから誰かを助けたくなる

 

 

承「♩〜〜♪〜〜〜」

妖「なにをやっているのですか?承太郎さん」

承「ん?あぁ銃のメンテだ」

妖「銃ですか………………そのなんかデカくありません?」

 

そう言い妖夢は俺が今メンテしている銃を見る

俺がメンテしている銃は、超大雑把に言うとスナイパーライフル

妖夢はおそらく、ハンドガンとかをイメージしているのだろう

 

承「これは、狙撃用の銃でかなりの距離があっても的確に打てる便利な銃だ」

妖「へぇ〜〜外の世界にはこんなのがあるのですね」

 

妖夢は少し興味深そうに見ていた

 

妖「しかしどうして急に?」

承「いや、なにたまにはメンテしないといざという時に使えなくなるからな。たまたま今日がその日だったってだけ」

妖「成る程、ところで、あの件はどうなんですか?その武さんの…………」

承「アレか、俺も今はどうかは分からないが多分大丈夫だと思う」

妖「予想ですか」

承「まぁ武の話だけしか聞いてないから、そこらへんはまぁ、仕方あるまい」

 

妖夢はまぁそうですねと言い、笑う

あの件について武がどうにかしないと行けないから

俺はそこまででしゃばるのも、アレだしなぁ

というわけで最小限の援助しかしないつもり

 

承「まぁあいつ自身でなんとかしないといけない問題。

だから俺は最低限のしか手伝いはしない」

幽「あらあら〜〜今はそう言っている暇はなさそうよ〜〜」

承「え?」

 

それは一体?と聞こうとしたが言う前にまぁいずれ分かるわ〜〜と言いまたどこかへと行ってしまった

マジで神出鬼没だな

急に来ては、直ぐに何処かへと行く

フワフワとした奴だ

しかし、幽々子の発言はどう言う意味だ?

 

武は無事なのか?

 

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

武「朝ってなんでこんなに眠いのだろうかね」

 

そう言い眠たそうな顔をして朝食を食べている武

 

茜「睡眠をしっかり取ってないからです」

霊「そうね、睡眠時間は大事よ。疎かにしても良いことはないわよ」

 

うんうんと頷く茜

へーと言う武

 

茜「それで、お兄さんはいつも通りですか?」

武「そう………………なるな」

霊「大丈夫なの?頭の方は」

 

そう放置していたが、武の頭は昨日花瓶で殴られる決して小さくはない怪我を負った

 

武「大丈夫だ。ほっときゃ治る」

 

しかし、彼からすればさほどの怪我ではないらしい

 

霊「あっそ、ならいいわ。それであの子はどうなの?」

武「うーん、ある程度は良くはなったけど。まだ心が不安定で紅羽ちゃん自身困っているな、愛されたことがないから愛される時にどうすればいいか分からない、甘え方も分からない状態」

霊「うーん結構深刻ね」

 

うんうんと頷く久城兄弟

 

武「親の方は………………大丈夫な………………筈」

茜「まさかお説教して帰って来るとはなんとなく予想はついていましたが、そこまでやったのは予想外でした」

 

意地でもついておくべきでしたと茜は呟く

 

武「それじゃ、そろそろ行くとしますか」

 

武はそういい身支度済ませて、人里へと行く準備を終わらせた

 

茜「では行きましょう」

武「ちゃっかり行こうとしてるな」

 

いつも通りですと茜

まぁ違いないなと武は笑う

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

人里

 

武「さてさて、と着いたってとこまではいつもいいのだけど例の如く紅羽ちゃん探しからな」

茜「なんで約束とかしないのですか」

武「最初は覚えているけどすぐに忘れてしまうのです、色々なことが起こりすぎて」

茜「分からなくはないですが………………それぐらいしっかり覚えてください」

武「善処します」

 

あとそれとと俺は言葉を続ける

昨日の件でお礼を言っておかないと

 

武「昨日、ありがとうな。財布に…………」

茜「気にしないでください。概ね予想通りの行動でしたし」

武「なんかこのままだと、妹とはいえ女の子からお金を借り続けるロクデナシって感じがしてきた」

茜「そのお金も後でしっかり返して貰っているから大丈夫です。

それにそれ以前にロリコンという、もっとヤバイのを持っているので気にしないでください。」

 

事実だというのが辛いです

そんな心境は置いていてと

早く探すとしよう

みんなは友人とは絶対に待ち合わせ場所を決めておこうね、色々後が大変だから

 

数刻後

 

武「安定の見つからない」

茜「まぁそうなるでしょうね」

 

ある程度歩き回ったが見つからないので、予定変更紅羽ちゃんの家に行くことにした

その道中

 

優「いた!た、武!」

武「ん?どうした?そんなに慌てて」

 

優也はずっと走っていたのか息を切らせている

 

優「く、紅羽ちゃんが………………」

武「ッ!」

茜「あっお兄ちゃん!」

優「待ってくれ、茜ちゃん。先に君に紅羽ちゃんがなにが起こったか話しておこう」

 

俺は考えるより早く行動していた

それを聴くと即座に全速力で紅羽ちゃんの家に向かった

茜は俺を追いかけようとしたが優也が茜を引き止めた

 

武「紅羽ちゃん…………」

 

紅羽ちゃんになにがあった

親か?分からないとりあえず急げ

そうこうしているうちに家の前に着いた

そこにはそこそこな人が集まっていた

 

武「どいてください!」

 

俺はその人たちを押し退け

自警団の人と思われる人が俺に制止の声を出していたが無視をする

家の中に入る

そこには………………

 

 

武「嘘だろ………………」

 

大人の男女の死体があった

どう見ても間違いない

紅羽ちゃんの両親だ

 

武「ウップ…………オエ…………」

 

初めて人の死体を見た

焦点が定まっていない不気味な目

胸から血が流れていたのだろうなと分かる血の跡

ピクリともしない身体

人が人とは思えない感じがする

なんとも言えない独特の感じ

そして胃から何かがこみ上げる

俺はそれを必死に堪え必死に思考する

親が殺されたってことは紅羽ちゃんは?

殺された?

そんなことがあってたまるか、あんなに不幸だった子からさらになんで奪おうとする

頼む、無事でいてくれ

 

武「紅羽ちゃん!」

 

俺はそう声を出す

 

………………

 

しかしなにも帰ってこない

俺は家中を必死に探した

しかし、なにに見つからない

 

武「何処だ!何処にいるんだ!返事をしてくれ!紅羽ちゃん!」

 

俺は出せるだけ声を出す

 

武「頼むから………………返事してくれよ…………」

 

俺はそういい膝から崩れ落ちる

 

優「武…………」

茜「お兄ちゃん」

 

そう言い後ろから2人が来る

 

優「場所を変えよう。少なくとも君達二人は何が起きたか知る義務がある」

 

そう言い優也は俺と茜を自警団に連れて行った

 

 

 

悠「ようやくきましたか、お待ちしておりました。武さん、茜さん」

武「何があった、紅羽ちゃんは、どうなった」

悠「そうですね、紅羽さんの親は両方殺されました。

しかし、紅羽さんに関しては分かりません。

今の所行方不明という扱いになりますね」

武「手がかりは?」

 

悠馬は首を横に降る

まぁある訳ないか

 

悠「それで優也、どうだった?」

優「あぁ、一通り家を探してみたが、何一つ金品は盗まれていなかった。要は金欲しさに窃盗っていう線はない」

悠「成る程、しかしこれだと犯人探しが出来ない。

とりあえず近隣の人たちに目撃情報、聞き込みをしてくれ、今すぐに」

 

優也はりょーかいと言い俺に肩に手を置き

捜査に出た

 

茜「ふむふむ、つまりは私達は何か情報を知ってないか教えてくれと」

悠「まぁそうなりますね、といっても紅羽さんの性格や殺しはしないかどうかを聞くだけですが」

武「絶対に紅羽ちゃんは殺しはしない

紅羽ちゃんは優しくて、自分より誰かを優先するような良い子だ

殺しなんて一番に縁がないような子だ」

 

俺はそう力強く言う

これには悠馬のたじろぐ

 

悠「そうですか。親の恨みとかは?」

武「無かった」

悠「ふむふむ、成る程了解しました。これで紅羽さんが殺したという説は消えた」

武「まずどのように殺された?」

悠「そうですね

殺された両親二人とも刃物、おそらく傷口から推測するに包丁でしょう。

それに刺され刺殺ということになります。

母親の方は仰向けで倒れており、胸のあたりを滅多刺し

即死ですね

父親の方は背中を刺され、倒れこみように倒れています、おそらく刺されて倒れるように死んだのでしょう」

茜「血痕はどうなってましたか?」

悠「えーと、母親は基本的に全般的に広がっていて

父親の方は周りに血だまりが出来ています」

 

ダメだ、マジでなにがなんだがさっぱり分からん

そんなことはよそに二人はどんどん会話を続けていく

頼むから…………俺を置いて話をしないでくれ…………

 

To be continued ーーーーーーー>

 




急展開すぎてごめんなさい

色々考えて気がついたらこうなりました

ドウシテコウナッタ

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第105話 純粋無垢な悪意

どうもジョースターです

今回はまぁ捜索回になるかな

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

色々超展開すぎて理解ががが

 

 

茜「つまり、両親の死亡時刻はおよそ夜10時あたり、先の父親が殺されて、そして母親が殺された。

そして凶器は刃物ですか

金品などが盗まれてないから、そう言ったものではないということですか」

悠「はい。そして依然変わりなく紅羽さんは行方不明」

 

四人で今出た情報を確認する

死亡時刻についてはさっき結果が出たばっかりだけどな

 

優「それどころか近隣の人々の話によると、紅羽ちゃんが帰っていこうそこには誰も尋ねていないらしい

つまりその場にいたのは、殺された両親、そして紅羽ちゃんのみだ」

 

となると客観的に観て仕舞えば一番疑われやすいのは紅羽ちゃんか

そんなことはないと言いたいが全く知らない人から見るとそう見えてしまう

 

武「大体理解できたけど…………うーん、駄目だ、ちっともわからん

そうだ承太郎にも聞いてみよう」

優「え?いけるのか?」

 

俺はそういいスマホもどきを取り出す

自警団組は不思議そうな表情をしていた

 

茜「あっその手が…………」

 

俺は承太郎の番号に連絡をする

 

承『どうした?武?何かあったのか?』

優「うおっ喋った」

悠「こういうのがあるのか…………」

承『そこは自警団の事務所か』

武「おうそうだ、それでお前にも一緒に考えて欲しいことがあってだな」

 

俺は事情を話して今出た情報を全て承太郎に話した

 

承『ふむ、成る程、失踪か。うーむ何故紅羽一人だけが行方不明なのか…………理由が分からんな』

武「やっぱか」

承『そうだ武。お前の質問だ、紅羽に通信機を渡したか?』

武「あぁ、だが通信には出てないぞ」

承『そうか、じゃあ次だ。今紅羽の家にはそれが置いてあったか?』

 

俺は家にそれらしきものが落ちてたか思い出す、がしかし思い出せない

多分、なかったはずだ

 

武「無かった筈だ」

承『そうか』

武「それがどうかしたたか?」

承『いやなに、ちょっとした確認だよ。まぁ変に期待持たせて失敗なんてことしたら洒落にならないから、今の間は伏せておく』

武「なんかよく分からないが、分かった」

承『じゃ、俺はやることができたから切る。

その前に最後に言っておこう、絶対に紅羽は殺人を犯してない。

というより犯せない。

それ以前に出来るのはそこそこ力がある人のみだ』

 

そう言って承太郎は電話を切った

何故承太郎は最後にこんなことを?

 

茜「なるほどなるほど、承太郎さんはかなり遠回しにそう言いたかったのですか」

 

そう言い茜は一人納得する

 

武「どういうことだ?」

悠「成る程、確かにただの少女が出来るはずが無いことが現場にありますね」

 

そう言い悠馬は全く分からない俺と優也に説明する

 

悠「まず、父親に関しては後ろから不意打ちで少女でも殺せますが、母親に関してはそんなことが目の前で起きたのです当然抵抗します。

しかし、そんな抵抗の余地すらさせずの一方的に滅多刺しです

現場はそんなに散らばっていなかったでしょう

もし抵抗してるとならば、少しは散らかっているはずです。

一回刺してそこから滅多刺しにしとうとしても紅羽ちゃんの身長では腕を上げないと胸まで届きません

そんな大振り普通余裕で止められます」

武「だから、大人の女性を倒れさせる力が必要だと」

 

確かに紅羽ちゃんじゃ

かなり厳しい

あの子力なんて皆無だからな

 

 

武「となると、紅羽ちゃんじゃ不可能に近い。じゃあ誰が?

誰の尋ねてはいないのだろう?」

悠「それが一番困りものです。誰も尋ねてない、ということはその3人しか現場にいなかったということを証明しているのですよ」

茜「能力者」

武「え?」

茜「能力者なら、気付かれずに侵入できるのでは?そういった能力はありますし

それに刃物で殺害したあたり恐らくはそう行った系の能力者という可能性がありますし」

優「確かにその線はあるな、人殺しをする能力者は少なくない」

 

確かに能力者なら誰にも知られず入れかつ、ただの大人の女性を一方的に取り押さえて殺すことができる

まぁ筋は通っている

 

武「だが、流石にそんなことあるのか?」

茜「ない、とは言い切れません。ですがあるとも言えません」

優「そりゃそうだが、もし仮に能力者となると厄介だな

楠の時は承太郎が捕まえていたからどうにかなったが、今はいないからなぁ慧音先生に協力してもらうか」

悠「そうするしかありませんか、残念ながら私たちは能力なんて無いですし、能力者には能力者をぶつけないと勝ち目はほとんどありませんから」

 

俺も能力者と言いたいがあんなの特殊な過ぎる能力だから発動するかどうか分からない

というかあれ以降使えてない

茜も無理だろうしな、茜は実質能力無しと同意義だしなぁ

なお素のスペックがバケモンだけど

搦め手系統の能力だったら間違いなく無理だろうな

特に精神系、恐らく組み合わせ最悪だろうな

俺もそうだけど

 

武「とりあえず、犯人より俺は紅羽ちゃんの安否だ。とりあえず人里探し回ってくる」

悠「そうですか、分かりました。

ですがくれぐれもお気をつけて」

武「分かってる」

 

俺はそういい残し茜と一緒に事務所を出た

そして、俺と茜は一旦別れて、別々に探し始めた

 

 

 

武「いない……………か……………」

 

俺は紅羽ちゃんと行った店と足を運ぶが居ない

まさかとは思ったが、現実は非情だった

 

武「クッソ、何処にもいない」

 

その後も、人里隅々まで探したがそこにもいない

まさか人里の外へ?

と思ったが、関所の人に聞いたが今日は誰も外に出てないらしい

じゃ、何処へ?

まさか………………

犯人に…………いやいやそんなはずは無い

そうだ、入れ違いが連発してるだけなんだ

俺はそうよぎった悪い予感を払った

 

茜「どうですか、いました?」

武「いや、居なかった。茜は?」

茜「いえ見つかってません」

 

一旦合流した俺と茜はお互いに見つかったか聞く

お互いに見つかってはいなかった

 

茜「どうしましょう」

武「うーむ、誰でもいいから過去が見れればなぁ……………」

茜「ん?」

 

俺は零した言葉に茜は食い付く

 

茜「あ!慧音先生!慧音先生です!あの人なら分かるかもしれません!」

武「そうだった、あの人の能力なら見れるかもしれない」

 

そうと決まれば即移動開始だ

俺と茜は駆け足で慧音先生の家へと向かった

 

 

慧「ど、どうした?ふたりとも」

武「過去、過去を見てください」

慧「なんの過去だ?」

茜「えーとそれは…………」

 

茜は事情を話す

 

慧「なるほど、そういうことか。ならば都合がいい、そのことについてだがもう調べ済みだ」

武「本当ですか!」

慧「結果は、君たちに推測通り犯人は能力者だ。そしてそのせいで殺した直後から見えない。故に紅羽ちゃんの行方が掴めん」

武「マジかよ」

茜「ふむ、手掛かりとなりそうなのはありますか?」

 

慧音は首を横に降る

 

武「てことは、ほとんど進展なしか」

慧「面目無い」

茜「いえ、こちらこそすいません」

武「慧音先生でも、情報なしとなるとなんか妙だな」

茜「妙?」

武「あぁ、情報が無さすぎる。完璧と言っていいほど手掛かりになりそうなのは消されている。たしかに証拠は多少は残っている、しかしそれは結局は最低限なもの、それだけ分かっても意味がない奴だけだ、決定的なものは残ってない」

慧「た、確かにそうだ」

武「なんだろう。犯人は自ら犯行したと言ってる反面消して姿を見せたがらない。

目立ちたいのかなくないのか全くわからない」

 

あそこまで大胆な殺人をしておいて、完璧に重要な証拠は消されている

 

武「でもまぁ結局は何も分からん」

慧「だろうな」

茜「うーむ、それに疑問なのがなぜ親は殺されたのに紅羽ちゃんだけ行方不明何のでしょう」

 

3人は考える

しかし考えども考えども出ない

やはり何も分からない

 

武「ダメだ。分からん」

茜「そうですね、とりあえず外で情報を集めて見ましょう

思いがけない情報があるかもしれません」

武「そうだな、じゃそうするか」

慧「私はもう一度過去を深く探ってみる」

 

俺と茜は過去の解析は慧音先生に任せて外で情報を探しに出た

 

夕暮れ

 

茜「日が暮れますね。とりあえず一旦博麗神社に戻りましょう」

武「そうだな、一応霊夢にも聞いてもらいたいしな」

 

そう言い俺と茜は一旦博麗神社に戻ることにした

 

 

武「ただいま」

霊「遅かったわねぇー」

武「いや色々あって………………」

茜「え………………」

 

俺と茜は絶句をしてしまった

何故って?そりゃ思いがけない人がいたから

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅「お帰り、なさい。武お兄ちゃん」

武「く、紅羽ちゃん!?そうしてここへ?」

紅「お父さんも、お母さんも殺されて一人で怖かったから………………ここへと来ちゃった」

 

そう軽く行ってるけど、ここかなり遠いし、妖怪が出るから危険なはずだけど

奇跡的に遭遇せずに行けたのかな

というか入れ違いが起きてたのかよ

まぁ今現にここにいるならそれでいいや

 

俺は紅羽ちゃんに抱きつく

紅羽ちゃんは最初は困惑していたがスグに紅羽ちゃんも抱きつく

 

武「よかった……………………無事で、よかった………………生きていてくれて、本当に良かった」

紅「お兄ちゃん…………怖かった、怖かったよ。紅羽頑張ったよね?」

武「あぁ頑張った凄いよ」

 

俺は抱きついたまま頭を撫でる

その光景を眺めながら2人はというと

 

茜「これで良かったですね」

霊「そうね」

 

そう言いながら霊夢は頷く

 

 

こうして、紅羽ちゃんは無事なまま見つかりましたとさ………………

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁんて、くだらないよね。ありがちすぎて下らない

もっと、もっと絶望を、もっと、もっとそうもっとだ。

こんな話は実にくだらない

いや、途中までは良かった。

初めは気まぐれで不幸な子が見たかっただけだそしてあの子は良かった

そう途中までは、もう少しで心が壊れ、どうしようもない状態のなる。その最高の絶望が見られると期待していた。

しかし、あの男はその状態を壊してしまった。

そして僕は焦ったのかとうとうやってはいけないことをしてしまった」

 

「そう、あの子の目の前で殺しをしたよ。あの時の顔はすごかったなぁ」

 

そう言いながら笑う

 

「しかしあの子は折れなかった、そしてあの男に会おうとした、そして会ってしまった

まーた幸せになろうとしているのか、アァ、ダメだダメダダメダダメダダメダ!」

 

「君は不幸でならなければならない!そう!君は不幸が似合う!

決して幸福などイミハナイ!

だから、その幸福を」

 

 

「また壊しに来たよ、紅羽ちゃん」

 

 

紅「う………………そ………………」

 

紅羽は膝をつく

そこには血が流れている腕を押さえている霊夢

壁に寄り添って意識を失っている茜

そして、目の前で背中を斬られ倒れている武

 

「嘘じゃないよ?これが本当、リアルさ」

紅「い、いや。うそ……………………いやあああああああ!」

 

To be continued ーーーーーーー>




はい、マジで何があったし
と思う方もいるでしょう
それは次回お楽しみに

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第106話 覚悟

どうもジョースターです

今回はごめんなさい
少し家の用事であまり書けませんでした、ミスとかあったらごめんなさい

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

入れ違いって怖い

 

 

「さぁて、どうどう?絶望した?」

紅「紅羽の………………所為?」

「そうだよ、君のせい。君は幸せになろうとしたからこうなったんだよ」

紅「そんな…………」

 

ドンドン絶望に染まっていく紅羽と対照的に男はますます喜んでいる

 

霊「やめなさい!これ以上その子を精神的に追い詰めるのは、この私が許さないわよ!」

「へぇ、君一人でどうにかできるのかい?

君の戦い方は、札と針、お祓い棒、そして体術。

どれにしても手を使わないといけない。そしてこの中じゃ一番厄介な人だ、故に僕は真っ先に君を狙った。

でも、不意打ち如きでやられる君じゃない

でも君を倒すのではなく攻撃手段をいくつか潰せれば上出来だ」

霊「あんた、色々ぶっ飛んでる癖に割と見ているのね」

「もちろん、人間観察は得意なものでね。

あぁそうだ、茜ちゃんだけを気絶させたのには理由があるよ?

あの子は普通に強いけど君ほど強くは無い、だから優先度は君の方が高い。

でも一番戦闘不能にしないといけないのはあの子だからね

あの子の能力と身体能力を加味を考えると行動不能にしておいた方がいいからね

武君は紅羽ちゃんを襲おうとすると絶対庇うなり、何かアクションをするからそれをついて攻撃すればいい」

 

そう言い、霊夢は茜と武を見るそして自分の右腕を見る

確かに、あの数秒でこの手際だ

負傷して全力が出せない状態で自分だけで勝てるとは到底思えない

上手く行くかどうか分からない奥の手が使えれば話は別だが

 

「さぁて、紅羽ちゃんがいい感じに絶望して来たしそろそろ、殺して快感を得ようかなぁ」

霊「あんた、なに?妖怪?人間?」

「失礼な、僕は純粋な人間だよ」

 

確かに妖怪にある妖気がないことで納得する

 

紅「紅羽の…………所為………………紅羽はいけない子…………」

「そう、君はダメな子だ。生きてちゃダメな子だ」

 

そう男は言いながら近付く

 

武「おい、今なんつった?」

「おぉっと、危ない危ない」

 

さっきまで倒れていた武が立ち上がり即座に男に向かって殴る

しかし男は紙一重で躱す

 

武「テメェ、自分で何してるか分かってるのか?」

「もちろん、分かった上でやっているんだよ」

武「そうか、そうか…………じゃテメェに対して慈悲はいらねぇな」

 

武はそう言い前に踏み込む

そして、男の腹に向かって

 

武「フン!」

「ぐっ」

武「それは茜の分」

「ガッ」

 

拳をめり込ます

男は腹を抑えて身を屈める

武はそのまま回転するように回し蹴りを頭に打ち込む

 

武「それは霊夢の分。そしてこれが!」

 

そう言い顔面に思いっきり拳を叩き込む

 

武「紅羽ちゃんの分ダァああああ!」

 

「ぐっはぁ!」

 

そう言い男はぶっ飛び二回三回転がる

 

武「ほら、まだやるぞ」

「ま、まって、さ、流石にこれ以上は……」

武「知るか!」

 

武はそう言い武は拳を繰り出す

 

「やめろ、やめろぉおお!」

 

男はそう言い身を屈める

武はそんなこと知らんとばかりに拳を止めることは無かった

 

 

 

 

 

「………………なんちゃって」

武「なっ、え?」

 

そう言い男は武とすれ違うように移動する

そして武は刃物で切りつけられたような傷が付いていた

そして血が流れる

 

「うぅーんやっぱり実物がないとあんなに綺麗に切れないなぁ

まぁ仕方ないか。アレかなりの名刀だからコピーは難しいよねぇ」

 

そう言い男はケタケタと笑う

膝をつく武

 

霊「あの動き…………まさか…………」

 

霊夢は絶句する

あのすれ違いざまに斬りつけるのがあまりにも承太郎の剣技と似ているのだから

 

「うん?霊夢ちゃんなら分かっちゃったかなぁ

そうだよ、さっきのは空条承太郎の技

僕の能力はね、『見たものを真似る程度の能力』

すごいでしょ」

霊「真似るって、それじゃあ刀のアレはどう説明するのよ」

「あぁそれは、この能力は一度でも見たものを限りなく再現する能力

だから、如何なる状況での再現出来る、故にあの剣技を今真似たいと思うとそこに刀があるように見立てて真似る奴をを再現できる

まぁ火力はその分落ちるけどね」

 

単純に言ってはいるがそれはかなりヤバイ能力である

霊夢は直感的に理解する

これを放置してしまったらどうなるかわからない

だが、対処しようのも出来ない

分かりきってるからこその絶望感が霊夢にはあった

 

「おやおや、君も絶望してきたねぇ。いいねいいねぇ!さいっこうだよ!

やっぱり人間は絶望している時の顔が一番いい!」

 

そう男はいい天を仰ぎ笑う

 

武「おい、何くだらねぇこと愚痴愚痴言ってんだ?

要はテメェの記憶を忘れるまでボコればいいだけ話だろ」

「おっとまだ倒れてなかったかぁ、まぁいいや満身創痍の君に何が出来る」

 

そう言い男は武を見る

背中と胴体に深く切られたわけではないが決して小さいダメージをではない

 

武「霊夢!お前も勝手に絶望するな!お前はいつもあんなに暴君してる癖に、いざとなったらビビリになるのか!?」

霊「あぁ?誰がビビリって?上等よ、やってやろうじゃないの!」

 

そう言い霊夢は立ち上がる

対して男はというとさっきまでと打って変わって冷めていた

 

「あーいい目だ。その絶望と全く逆の目。すごくいい目だ。

凄く吐き気がする目だ、気に入らない気に入らない気に入らないィィィィイイイ!

折角、絶望していたのに!あぁツマラナイツマラナイ!ツマラナイならシネシネシンデシマェエエエエエエ!」

 

男はそう狂ったように叫ぶ

 

武「なんだこいつ、頭いかれてやがるのか?」

「絶望、もっと絶望を!アッハハハハハハハ!

そうだ、いいこと思いついた!

君達をまとめて絶望させるいい方法が」

 

ニヤリと笑う

 

霊「!武、紅羽ちゃんを!」

武「えっあっあぁ!」

「遅い遅いよ!」

 

そう言い、紅羽ちゃんを男は捕まえる

 

「さぁゲームをしよう!

僕は今からこの子を幻想郷の何処かへ置いて行く!

そして君達はそれを探す、そして生きて帰って来れたら君たちの勝ち、逆に紅羽ちゃんが死んだら君たちの負け

簡単でしょ!

無論君達に拒否権はない!

拒否しようものなら今ここで殺してあげよう

あとそうそう、僕はこれに関しては一切手を出さない

そう約束しよう」

武「テメェ…………」

 

武は拳を固く握る

 

紅「お兄ちゃん………………」

 

紅羽ちゃんは虚ろな目でそう呟く

心は壊れる寸前だった

 

武「要はお前が逃げる前に捕まえればいいだけだろう」

「まぁそう言いたくなるでしょう。だから君達には一旦寝て貰うよ」

 

そう言い男は一人一人確実に意識を奪い去って行く

 

武「待って………………ろ………………紅羽、ちゃん。

絶対、たす、ける」

 

最後に残った武は朧げな意識のまま決心した

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

武「う………………紅羽ちゃん!」

 

武は茜に治療されている段階で目を覚ます

 

武「どけ!今から探しにっっつ!」

茜「落ち着いてください。今行っても助けられるものも助けられません」

武「だが!」

霊「こういう時こそ冷静になりなさい」

 

そう早く探しに行こうとする武を二人で諌める

 

武「…………分かった。早く治療して行こう」

霊「そう、それでいいわ」

武「で?霊夢は大丈夫なのか?」

霊「えぇ、大丈夫………………とは言い難いわね。

完全に腕一本やられた、戦うにしてもこの腕は使うことは出来ないわね」

 

そう言い霊夢は包帯を巻いた腕を見る

確かにあの状態じゃ、使うには無理があるか

 

武「茜は?」

茜「特には、ただ気絶させられただけですし………………不覚です」

 

そう言い残念そうな顔をする

確かに、あの男はある意味正しい判断だっただろう

茜を野放しにしたらマジでどうなるかわからねぇな

冗談抜きであの男一人でボコってそうだ

 

茜「そんなことより、1番ヤバイのはお兄さんです。

正直、立つだけでもかなり厳しいですよ」

武「大丈夫だ、こんなの今の紅羽ちゃんの状態に比べれば何でもない」

霊「なら行けるということでいいのね?」

武「あったり前だ」

 

俺はそう言いながら親指をぐっとあげる

 

茜「ですが1番の問題は、どこにいるか一切不明な点です」

武「せめて、何処にいるか分かれば………………」

茜「そんなものは一切ありません」

武「マジかよ。」

霊「どうすればいいのよ、全体を探すにしても飛べるのは私だけだし、流石に幻想郷全域を探すのは無理があるわ」

武「クッソ、こうなりゃ片っ端から探すしか」

 

ピリリリリリ

 

武「!………………なんだ電話か、はいはいもしもし?」

承『俺だ………………えーと何かあったのか?』

武「あぁありましたよ!」

 

俺はそう言い事情を話した

 

承『成る程、これは僥倖だ。その前に武、お前に確認しておきたい』

武「あぁ?なんだよ」

承『紅羽をなんがなんでも守る覚悟はあるか?何の全てを守れとは言わん、ただ一人、たった一人を守るだけでいい

それが自分の信念を曲げる事でもその子を守れるか?』

武「…………」

 

俺は少し考える、考えるも何も答えは出ていた

 

武「当たり前だ。それで紅羽ちゃんを救えるならいくらでも捨ててやる」

承『よし、そう言ってくれると思った。よかった、俺の一日が無駄にならなくてよかった。』

 

承太郎はそう言いなにかカタカタと音を立てている

音的にパソコンか?

 

茜「あっ何か新しい機能が出てます。

えーと、これは………………」

 

そう言い茜は茜の通信機を操作する

 

茜「あっこれって、お兄さん!コレ!」

 

そう言い俺に画面を見せる

そこには周りにいくつかの丸が集まっていて、少し離れたところに丸が一つだけあった

ん?これって………………

 

武「承太郎、まさか」

承『頑張って外でいうGPS機能みたいなの作った。それで居場所は分かるだろう』

武「あぁ感謝するってちょっと待て!ここ結構遠いじゃねーかよ!」

 

霊夢に運んでもらうにしても片腕じゃ無理だし

かといって霊夢一人じゃ無理だし

走るなんて論外だし

人里に行く乗り物は固定ルートしか行けないし

 

承『あのなぁ、何のための倉庫にある()()の鍵渡したと思っている?』

 

鍵、鍵鍵…………

 

武「そうか!アレならいける!」

承『お前は一度乗ったことあるだろう、ならいけるよな?』

武「あぁ!いける…………はず」

茜「自信持って言ってください」

 

いやだってあれ最後操作できなかったし

死にかけたし、アレ

 

承『まぁガンバ、絶対救えよ』

武「あぁ感謝するぜ!承太郎」

 

そう言い俺は通信を切り急いで倉庫へ向う

 

茜「アレって…………まさか、あのあれ?」

 

そう言い苦笑いを浮かべる茜

 

 

ドゥン!ドォンドゥン!

 

倉庫からそんな幻想郷じゃまず聞くことがない音が神社内に響き渡る

 

 

武「さすが承太郎。あの短時間でここまで治してるとは…………全く感謝感謝だな!」

 

そう言い倉庫の中からバイクを押しながら武が出て来る

 

霊「まさかの、それ!?それ確か、ヤバイ速度で出るんじゃ」

武「アレさえ発動しなきゃ大丈夫、な筈」

茜「確証は?」

武「ねぇよ」

霊「清々しい程になかった」

武「まぁ大丈夫だって、じゃぁ行くか!」

 

そう言い武は跨り、バイクをエンジンをかける

 

茜「私達も後から追っていきますね」

武「あぁ、分かった」

 

 

武はバイクを走らせる

 

茜「いや、階段ぐらい降りてからでも……」

霊「まぁいいんじゃない?」

 

 

 

武「待ってろよ!紅羽ちゃん!」

 

 

ーーーーー

 

 

 

 

 

承「さて、と」

妖「承太郎さーん夕食の準備出来ました!」

承「すまない、妖夢。俺はやることができたから、先に食べていてくれ」

妖「やること?」

承「あぁ、傍観を決め込もうとしたが、これは俺も少し手を貸さないといけなくなったからな」

 

To be continued ーーーーーーー>




意外過ぎる形であのバイク降臨

まぁ今回は無茶なこともありますがまぁそこはあの馬鹿作者やらかしてやんのwwwって思ってください


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回のお楽しみにーーー


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第107話 意思

どうもジョースターです

紅羽ちゃんは一体どうなるか

ではどうぞーー



前回のあらすじ

 

急げ武

 

 

 

武「ハハ、速い速い!やっぱバイクってスゲーなぁ!」

 

武は紅羽ちゃんの居場所へ向かいながらそういう

バイクのメーターとかがある場所に承太郎の粋な計らいか、たまたまなのかどうかは知らないがスマホがぴったり入る窪みがあった

そこにスマホをはめ込み例のGPS擬きの機能を使い場所を確認する

そして何かに気付く

 

武「アレ?これって………………」

 

そう言い何度も目で確認してみる

結果は同じであった

 

武「これ、あとは一直線で着くよな?」

 

瞬間、武は迷う

とある方法を使えば、文字通り一瞬でたどり着ける方法がある

しかし、それを使ったら最後一切操作が効かなくなってしまう

もしものことを考えるとやらないのが当然であろう

しかし!

 

武「テイ」

 

カチッとボタンを押す音が響く

そう武は後のことを一切考えていなかった

ただ紅羽ちゃんを一刻も早く助けたいという事だけを考えていた

 

バイクは形状を変えてゆく、そして形状が変わり終わった直後

バイクはドンドン加速してゆく

そして気がつけば目では到底追えない速度まで上がってしまった

 

 

武「はえぇ!」

 

果たして武は止まれないから、どうやって降りることが出来ない状況に自ら招いたことに気が付いて………………いないね

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、流石に暇だなぁ………………そうだ、紅羽ちゃん、少しだけお話ししようか」

紅「………………」

「…………おっと心が壊れちゃったから聞いてないか。

まぁいいや、僕はねいっつも思うんだ、友情、愛情、そういったものが大切だ。

友人をいっぱい作る、大切な好きな人と結ばれる、子宝に恵まれる、いい仕事につけて何不自由のない生活が出来る。

いやぁ、素晴らしいねぇ、誰もが憧れることだねぇ」

 

そう言い男はケタケタと笑う

 

「でも、そんなもの死んでしまえば何もかもが無駄になる。

だってそうだろう?

死んだら自分には何も残らない

それなのに人はそれを求めて生きてゆく、いつかは枯れ葉のように朽ちていくのを知っている癖に生きている

不思議だよねぇ」

紅「………………」

「難しい?じゃ、話を変えようか。

人は口では『争いはいけない』『平和に生きよう』『死にたいなんて言うな、諦めないで生きろよ』とか言ってる癖に、自分達がそれをそうなる原因を作っている。

だってそうだろ?

争いが嫌ならそれの原因になる差別とかそういったのをしなければいいのに、さも当然かのようにやる

自殺を止めようとしてる癖に、反面いじめとかでその人を傷つける

おかしいと思わない?」

 

紅羽ちゃんは一向に口を開かない

 

「…………君は立派な被害者だ。全てが全てでは無いけど君のせいではない。君は本来ならば真っ当に生きて、真っ当な生活をするべきなんだ…………だから」

 

男はそう言い紅羽ちゃんの背後にいた妖怪を瞬く間に殺す

 

「君にはまだ生きてもらおう、そしてもっと絶望してもらおうかな

その為に僕は、こうした」

紅「………………なんで…………」

「あぁ勘違いしないで欲しいのだけど、僕はさっき言った通り絶望が見たいんだ。

今の君は心が壊れているからある種の無感情なんだ、そんな君を殺した所で僕はなぁんも楽しくない。

絶望を見るのって意外と難しいだよねぇ」

 

そう男は苦笑いして言う

 

「あとそうそう、よく間違われるのだけど、僕は決してハッピーエンドが嫌いな訳じゃない。

むしろ好きな方だ、だから僕にとってのハッピーエンドを求めている

そのためなら僕は善にも悪にもなろう

絶望から希望に変わっていくとか割と好きな展開だよ

ただ、ありもしない薄っぺらい希望を掲げ、勝てない相手に立ち向かうのは嫌いだ。

だから僕は君たちを襲った

あのままじゃ一向にハッピーエンドへとはいかないからね、ただ同じことをグルグル回るだけじゃ、面白くない」

 

紅「………………あなたは、いい人なの?悪い人なの?」

「そりゃもちろん、悪い人だよ。人の心なんてロクに理解出来ず、ただ絶望が好きなくせにハッピーエンドが好きな矛盾したロクデナシさ、間違っても僕のことを信頼とかしちゃうダメだよ?自分の事しか考えてないロクデナシだからね救ったのも自分のためだからね」

 

そう言いハハッと笑う

 

「………………さてと、でもこのまま僕が君を守り続けても意味ないから、じゃぁね、あとは君が何をしたいかだね」

 

そう言い男は紅羽ちゃんを残して去る

残された紅羽ちゃんは特に何もすることなくボーッとしていた

少し話せる様になったと言え心が壊れたまま

そんな彼女が何かするというのは無理がある

 

 

妖怪「グルアアアアアアアアアアアア!」

 

理性すらない本能で生きている妖怪が紅羽ちゃんを見つけ吠える

しかし紅羽ちゃんはピクリとも動かない

 

紅(あぁ紅羽は死ぬんだ………………最後にお兄ちゃんに撫でてもらいたかったな………………でも、私は死なないといけない人なんだ

これで………………これでいいの、生まれ変わったらお父さんとお母さんには優しくしてもらえるかな?)

 

妖怪は鋭い爪を振り上げる

しかし動かない

そして爪が振り下ろされる

 

 

 

武「イヤホゥウウウウウウウウ!」

 

 

ガッシャァアアアアアアン!ドガアアアアン!

 

しかしないからな振り下ろされた爪は紅羽ちゃんに当たることはなかった

あたる直前、超高速に動く黒い物体がぶつかる

そしてそのままその物体は木にぶつかる

直後爆散する

まぁかなりの勢いでぶつかったら当然ではあるが

 

紅「………………え?」

 

あまりの急すぎる展開で理解が追いつかずただ爆風にあおられる紅羽ちゃん

思考停止しかけている頭で無理矢理考える

爆発した方を見ると人影らしきものが見える

それもフラフラと立ち上がっている気がする

 

紅「………………お兄………………ちゃん?」

武「イッデェエエエエエエ!格好つかねぇなオイ!」

 

そう叫びながら武は立ち上がる

 

紅「嘘………………」

武「紅羽ちゃん!無事だった?」

 

武はさっきの爆発でついた傷など一切気にせず、紅羽ちゃんの所へ走る

紅羽ちゃんは首を縦に降る

安堵の表情を浮かべる武

 

武「じゃあ、帰ろうか。紅羽ちゃん」

紅「……………………いや」

武「え?ここから離れないと殺されちゃうよ?」

紅「もう、紅羽は、死にたいの……………………」

 

弱々しい震えた声でそう言う

 

紅「私は………………何やってもうまくいかないし、私のせいでお兄ちゃんが傷だらけになっちゃったし、私なんていない方がいいんだ」

武「………………そうか、じゃぁ一つ言っていいかな?

くれはちゃんは本当に死にたいんだな?

心の底から死にたいんだな?」

 

無言で頷く

 

武「そうかじゃぁ分かった……………………でも一ついいか?

本当に死にたいなら」

 

武はそういい一呼吸おく

 

 

武「泣いてないで笑えよ」

 

紅「!?…………アレ?なんで?なんで…………泣いているの?紅羽」

武「それは心の何処かで生きたいと思っているからだよ」

 

紅羽ちゃんは涙を拭う、しかし拭っても拭っても涙は出ていた

それどころか、むしろ増えていく

 

武「俺はな、昔に自分の妹の茜に大怪我を負わせたしまったんだ、俺のせいで」

 

そう言いあの事件を思い出す

武にとってはある意味原点でもありトラウマでもある

 

武「俺の方が怪我は酷かったが、そんなことよりも茜を傷付けてしまったほうが苦しかった、辛かった。

自殺も考えた、もういっそ死んだ方がいいんじゃないかなと

俺は何もできない人間だけど茜は俺より優秀だった、劣等感も多少あった」

 

紅羽ちゃんは黙ったきいている

 

武「それでも俺は必死に生きた、足掻いて、醜く地べたを這いずり見苦しく足掻いて生きた。

人は簡単に死ぬ、ちょっとしたことで死ぬ。

でもそれでも人は必死に生きている、いつ死ぬか分からない、明日死んでしまうかも知れない、全て無駄になるかも知れない。

それでも必死に生きて、足掻いて生きて、生きて生きて生きるんだ」

 

武「自殺ってのは悪いことではない。死ぬのは辛いことだ、それに耐えて自ら死ぬなんて俺にはとてもそんな勇気はない」

 

武「だから紅羽ちゃん、俺は君の選択を尊重する。

ただ一つだけ言うならば、君は決して悪い事をしたわけでも、悪い子でもない。むしろ褒められることばっかりをしている子だ」

紅「じゃぁもし…………紅羽が悪いことしたら…………どうするの?」

武「もちろん怒るよ。いっぱい怒る、一番怒る。

でも、その分俺は紅羽ちゃんを守る、紅羽ちゃんと言う存在を決して何があっても否定はしない」

紅「………………」

 

紅羽ちゃんは下を向く

その目は迷っている目だった

 

武「で?どうするの?」

紅「分からない………………紅羽一体どうすればいいの?

紅羽は生きてていいの?生きてちゃダメなの?」

武「それは自分で決めるんだ。生きてていいとかダメとかはそんなの自分でしか分からない、人に決められることではないよ」

紅「………………私は………………生きたい」

 

 

生きたい!

 

 

そう叫ぶ、武はそれを聞くなり頷く

 

武「じゃぁ帰ろっか」

紅「うん」

 

俺はそういい手を差し伸べる

紅羽ちゃんは手を握った

 

しかし、その直後に武の表情が鋭くなる

 

武「あのさぁ………………今、お前らみたいなのが出る幕じゃないだよな………………だから、どっか行ってくれよ」

 

俺はそう言う周りからゾロゾロと妖怪が出てくる

 

妖怪「ニンゲンコロス………………オマエコロス」

武「ったく、テメエらに食わす人間はいねぇよ、ぶっ飛ばされたくなかったら失せろ」

妖怪「ホザケ!」

 

妖怪は俺に飛びかかる

作戦もへったくれもないただの飛び込み

まさに知性もない攻撃

 

武「当たるかバーカ」

紅「ッ!」

 

俺は紅羽ちゃんを抱き抱え、妖怪の攻撃を躱してそのまま蹴りを入れる

ダメージは然程だが、妖怪は転がっていった

 

武「紅羽ちゃん、大丈夫?」

紅「うん、でも………………」

 

そう言い周りを見渡す

俺と紅羽ちゃんをぐるりと完全に包囲している

 

武「囲まれたか、多少は知性があるやつがいるみたいだ」

妖怪「ほう、動じぬか。普通なら多少は狼狽える筈だが………………まぁいい」

武「テメェがここのリーダー格か」

妖怪「いかにも、貴様らを殺すものだ」

武「上等、やってみろよ」

 

俺はそう大胆不敵に笑う

紅羽ちゃんを安心させるためでもある

俺は不安がってしまったら紅羽ちゃんはもっと怖い思いをしてしまう

能力が使えれば、いや使えても厳しいか

リーダー格のやつは前戦ったやつと同等ぐらいはある

さらに他にも弱いけど妖怪が沢山

さぁーて詰んでね?コレ

いや、だが霊夢と茜たちが来れば、いやだが来るまでに何分掛かる?

それまでに死なずに行けるか?

逃げるのは難しい、戦うにしても戦力差がある

それに紅羽ちゃんを守りながらだ

いや、何弱気になっている、落ち着け。

俺がやらなきゃ誰がやる

誰も出来ねぇ、俺がやるんだ

 

リーダー妖怪「貴様ら、男の方は殺せ、あいつはそこそこ厄介なやつだ、数の暴力で殺せ。

女の方は………………好きにしろ、殺すなりいたぶるなり、子を植え付けるなりやれ」

妖怪「ヒャッホーウ!ヤッテヤルゼェ!」

武「………………ア“?おい、今なんつった?紅羽ちゃんに何するって言った?

場合によっちゃ………………殺すぞ」

 

武から発せられたのは純粋な、ただただ純粋な殺意

 

妖怪「アァ?ナニキレテヤガr」

 

そう言って近付く妖怪

瞬間、消える

 

リーダー妖怪「ッ!貴様…………何を」

武「ただ、殴っただけだ」

 

そう言いリーダー妖怪は絶句する

武は近付いた妖怪に一瞬で近付き、殴り飛ばしたのだ

武は瞬間的に自分の体に何が起きたか理解する

 

武「成る程、今の俺は………………いつもと違うぞ」

 

自分が散々使えない能力と見なしていた能力

それは、身体能力を上げる能力

しかし、発動条件は守りたいという意思を強くすること

故に、最弱の能力

がしかし、今この状況でその守りたい意思が強いには当たり前だ

故に発動した

 

武「来いよ!三下四下共が、格の違いってやつを見してたらあぁ!」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




最近本当に承太郎が主人公してねぇや
まぁ今回は武メインだけども………………
一番武メインがやりやすい


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第108話 逃げるが勝ち

どうもジョースターです

あと2、3話でこの話も終わるかな?

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

武、ようやく能力発動

 

武「ダラセッイ!」

妖怪1「グギョン!」

 

俺はそう叫び拳を妖怪に叩き込む、妖怪は変な声を上げて倒れる

 

武「見え見えだ!」

 

俺は後ろで紅羽ちゃんを襲っている妖怪を蹴り飛ばす

 

妖怪2「グハッ」

 

また妖怪が倒れる

しかしリーダー妖怪は最初こそ驚いていたのもの冷静に武を見ていた

 

 

武「ほら、どうした!こいよ!」

妖怪3「どうします?あいつなかなか強いですよ?」

リーダー妖怪「…………ふむ、成る程。全軍そっちの男ではなく、女の方を狙え

バラバラでやるのではなく、数人がかりで纏まってだ。

そして殺すな、絶対に捕まえろ」

妖怪『イエッサー!』

 

そう言い妖怪達は標的を武から紅羽ちゃんに変更する

 

武「させるか!」

 

武は紅羽ちゃんに襲いかかっている妖怪たちに向かって走り出す

しかし周りの妖怪がそれを邪魔する

 

武「邪魔だ!退け!」

 

一発一発で妖怪を倒してゆく

だが

 

リーダー妖怪「残念だったな。一手遅かったな」

紅「お兄………………ちゃん」

武「紅羽ちゃん!」

 

紅羽ちゃんは多少抵抗したが、ただの少女が妖怪の腕力、しかも数人がかりではどうすることも出来ずに捕まる

 

リーダー妖怪「さて、まぁ分かるな?」

武「要は紅羽ちゃんを人質にとって俺に何もさせない気だろ」

 

妖怪はフッと笑う

 

リーダー妖怪「さて、直ぐに殺しても構わんのだが………………同胞たちがやられた、葬いも兼ねて…………おい、死なない程度に痛めつけてやれ」

 

そう言い周りの妖怪に命ずる

 

武「へぇ、お前らごときに攻撃なんざやっても意味ないと思うのだが………………いいぜ、こいよ。全部受けきってやらぁ!」

妖怪4「ホザケ!」

 

そう言い妖怪の拳が胴体に当たる

武は二回三回弾み地面に付す

しかし武は笑っている

 

武「あぁ?この程度か?」

妖怪4「キ、キサマァ!」

 

その後も殴る蹴る、引きずり回すなどの暴力が続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武「ハハ、オラ。どーした?疲れて………………来たか?」

 

血まみれで擦り傷切り傷青痣骨折による腫れなど見るに耐えない状態でいつ死んでもおかしくない状態でも武は無理矢理にでも笑う

 

紅「やめて!お兄ちゃん、もうこれ以上したら死んじゃう!お願い紅羽のことはいいから!逃げて!」

 

紅羽ちゃんは泣きながらそう叫ぶ

 

妖怪5「アバレンナ!このオンナ!」

 

そう言い紅羽ちゃん捕まえている妖怪は紅羽ちゃんを首を絞める

 

紅「グッ…………ガッ………………」

妖怪6「ギャハハ!イイザマダ!ニンゲンドモ!シッカシそのオンナキモチワルイ髪色シテンナァ!」

 

そう言い近くにいる妖怪は笑う

それに便乗して周りの妖怪も笑う

 

紅「ッ…………!」

 

瞬間、脳裏によぎるトラウマ

髪色が普通じゃなくて、気味が悪いと何度も何度も言われ

馬鹿にされ、ある時はそれだけで暴力を振るわれ

そのトラウマで紅羽ちゃんはどんどん青ざめてゆく

 

武「おい……………………何やってる?殺すぞ?」

 

武はそういい睨みつける

その目は、殺意しか篭っていなかった

まさかに殺す目だった

 

リーダー妖怪「おい、少女に余計なことをするな。それで死んだらどうする

そいつは生きてこそ価値があるんだ。

全くこれだから知性がないものは…………」

 

リーダーがそういうと首を締めていた妖怪は手を離す

 

紅「ゲホッ、けほっ………………はぁはぁ………………」

リーダー妖怪「そうだな、そろそろ殺すか」

紅「!?ダメ!やめて!殺さないでください!お兄ちゃんを、どうか………………」

妖怪5「ダマレ!」

 

そう言い紅羽ちゃんを黙らせる

 

リーダー妖怪「さて言い残すことはあるかな?」

武「そうだな………………控えめに言ってお前らふぁっきゅー」

 

そう言いリーダー妖怪は手をあげる

それを他の妖怪が見るなり頷く

そして武の首元に鋭利な爪が刺さる

あたりに赤い紅い血が飛び散った

 

 

 

武「え?」

妖怪7「なっアレ?なんで俺が………………」

 

そう言い妖怪は倒れる

 

リーダー妖怪「なっ何が!」

妖怪5「わかりませ………………ギャァっ!」

 

そう言い紅羽ちゃんを捕まえていた妖怪の頭が急に血が吹き出る

紅羽ちゃんが自由になる

 

武「紅羽ちゃん!」

 

武はすかさず紅羽ちゃんを抱きかかえる

 

武(これは狙撃?でも、誰が……………………あっあいつか)

 

武はこの狙撃をした人は誰か答えがわかったようだ

 

武「あの野郎やりやがったな。どっからやってんだろうかな」

 

 

そう言い武は笑う

 

武「でもまぁ………………お陰で思う存分仕返しできるな」

 

 

 

 

数刻前ーーー

 

 

承「さて、久しぶりに起動するか」

 

そう言い承太郎は大きめのスナイパーライフルを取り出す

引き金の隣に小さめの液晶画面が付いている

それをつけるなり、画面に寝ているピンク色の髪色の少女が写った

 

???『ん………………あっお久しぶりです承太郎さん!射撃補助機能『律』です!』

承「お久しぶりです律さん。今回も狙撃の補助よろしくお願いします」

 

律と呼ばれる少女は了解です!と元気よく笑顔で言う

この律と呼ばれる人は俺の師匠の同じ同級生で、通称『自立思考固定砲台』と呼ばれるAI、略して『律』

なんで同級生でAIがいるのかは置いといて

師匠がたまに仕事で狙撃するときに本体から狙撃を補助することだけに特化した末端をダウンロードしたのがこれ

機能としては滅茶苦茶優秀だから、俺もお世話になってる

 

承「さてと、じゃ準備も出来たし、いざと地上へ!」

 

俺はそう言い外へ繋がっているところへ飛び降りる

 

途中でエアライドを出し、減速

そして携帯で武の居場所を確認しながら移動する

そして時々スナイパーライフルのスコープで確認する

 

承「律さん、ちょっとスコープを拡大と暗視モードをやってくれませんか?」

律『分かりました、やっておきますね』

 

このように、機能をいちいち設定せずに言うだけで設定してくれる

師匠が愛用してる理由がうかがえる

 

承「そこら辺の倍率で………………よし非常にクリアだ」

 

俺はそういい武たちを探す

いた………………アレ?武なんかヤバくね?

明らかに処刑みたいな状態になってんじゃん

 

承「不味いな、割とあいつピンチだ。

……………………撃つか」

 

そう言い承太郎は引き金に指をかける

ぶっちゃけ空中でエアライドに乗りながらだから滅茶苦茶不安定

かといって降りれば射線はいないし、ここでやるしかない

正直実弾でヘッドショットを狙うなんて初めてなんだけどさ

 

承「落ち着いて、冷静に、一撃で仕留める」

 

引き金を引く

ズドン!と大きな音が響く

 

承「………………よし」

律『命中しました、お見事ですね!』

承「まだだ次だ。あとは紅羽を人質にしている奴を撃つ」

 

一度深呼吸をする

そして引き金に指をかけ引く

 

律『命中です』

承「よし、じゃぁとりあえず窮地は免れたな。あとはあいつがなんとかしろ。自分の問題だし…………まぁ一応治療も兼ねて行くけど」

律『何だかんだ優しいですね、承太郎さん』

 

否定も肯定もしない

とりあえず武の傷が心配だ

アレ明らかに、限界超えてやってやがる

エアライドを武がいる場所へ向かわせる

 

 

ーーーー

 

 

武「テメェらぁ、覚悟はいいなぁ?」

リーダー妖怪「………………ふむ、流石にこれは想定の範疇外だ、まさかあの男どもに遠距離攻撃が出来る味方がいたとな

だが、決して対応出来ない事ではない。

貴様ら!あの女の方が優先的に狙え!

男は二の次だ」

 

妖怪たちはその指示を聞いた直後に一斉に動く

 

武「ハハハ、お前ら何か勘違いしてねぇか?

俺は別に」

 

 

そう言い武は紅羽ちゃんをしっかり抱きかかえる

お姫様抱っこといったほうがいい

 

武「まともに戦う気ねぇよ!」

 

そう言い武は全力ダッシュで何のためらいもなく逃げた

 

武「バーカ、俺は生きて帰れればそれでいいんだよ!ざまみろ、バーカ!」

(つってもただ逃げても逃げ切れる訳ねぇから、バラバラをなったところで狙ったりとかしないとな)

 

そう言い叫びながら逃げる

 

リーダー妖怪「………………おい、追えよ」

 

流石に全員あっけにとられ、反応が遅れる

普通なら妖怪の方が速くすぐに追いつけるが、武は現在能力発動状態で身体能力が跳ね上がっているためなかなか追いつけない

さらに武は木などを利用して、妖怪たちを翻弄して完全にまいた

 

 

 

妖怪8「クソっどこ行った…………」

 

そう言い妖怪は一人で周りを見渡す

しかし人間らしき影は無かった

ここはいないと分かり移動をしようとする

 

武「ヒャッホウ!」

妖怪8「なっ、ガッ!」

 

急に木に上から武が出てきて頭を殴られ気絶する

 

武「よし、まずは一体。ちょっとずつでいいから戦力を減らしていけばいける…………筈。

あークソやっぱ闇討ちってあんま好きじゃねーんだよなぁ

でも、勝つ為には手段は選べない。一番これが俺が勝てる手段

承太郎みたいに無双なんて無理だ」

紅「あの…………下ろして…………」

武「あぁゴメン!」

 

そう言い武は木の上にいる紅羽ちゃんを回収して博麗神社へ向かう

道中で妖怪を見つけては、こっそり背後へ忍び込み確実に沈めていく

 

武「?なんだ妙だ。なんでこんなに綺麗に決まるのだろうか…………まぁいいや」

 

そう言い武は少し木がなく開けた場所へ出る

そこには妖怪たちが大量にいた

 

武「嵌められたか」

リーダー妖怪「そうだな、お前たちの行動は大体予想通りだった。」

 

武は逃げようとするが、後ろにも妖怪たちが来ていた

囲まれた

 

武「あっちゃーこりゃまずいなぁ。最悪の事態だ」

リーダー妖怪「だが貴様とて諦めたわけではあるまい?」

武「当然、紅羽ちゃん俺から決して離れちゃダメだよ?」

 

頷く紅羽ちゃん

 

武「さぁて踏ん張りどきだ、かかってこいやぁ!」

 

そう武が叫ぶとリーダ妖怪は行けと一言言う

それを聞き妖怪は一斉に襲いかかる

その数100は軽く超えている

流石に能力ありとはいえ一瞬でやられるがオチだろう

しかし、だからと言って諦めない訳がない

妖怪の波が武達を襲いかかる

 

 

承「どうやらギリギリ間に合ったか」

 

刹那、一瞬にして前線にいた妖怪が倒れる

武の目の前には承太郎が立っていた

 

承「無事………………な訳ないか」

武「当たり前だよなぁ!」

承「まぁいい、さて流石にお前じゃこの数は無理があるだろ、助けは必要かな?」

武「あぁじゃぁお前は紅羽ちゃんを守ってくれ。俺は…………あのリーダーをやってくる」

 

そう言い武は紅羽ちゃんを見る

少し怖そうな顔をしている

 

武「紅羽ちゃん、俺はちょっとあいつらを倒してくるから、君はそこの男の人のそばにいてくれないかな?

大丈夫、その男は滅茶苦茶強いし、俺の友人だ、安心していいよ」

紅「わかっ…………た」

 

武は紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

武「あっ傷は…………治してるか仕事早いな」

承「いいからさっさといけ、そら道作ってやる」

 

そう言い承太郎は刀を抜き振るう

瞬間斬撃が出て妖怪たちを蹴散らして行く

 

武「サンキュー、じゃ行ってくる」

紅「いってらっしゃい…………頑張れ」

武「あぁ頑張る」

 

そう言い武は一直線に妖怪へと向かう

いよいよ、戦いも大詰めとなった

 

To be continued ーーーーーーー>




ほんと承太郎より武の方が主人公してるなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第109話 要は気合いでなんとかなるんです

どうもジョースターです

今回は一応戦いに関しては終了です

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

思ったより脳筋じゃなかった武

 

 

 

承「武、お前って正義の味方に憧れたりしてんのか?」

武「どうしたいきなり!」

 

いつの日のことだったか

承太郎はなんの突拍子も無く、俺に尋ねてくる

 

承「いや、お前の何やかんや言って、言ってることもやってることも、誰かの為じゃん。

だからつい、な」

武「馬鹿か、俺は正義の味方になんて大層なものにはなれないよ。

お前みたいに強くもない、正義感もない。

自分を守るだけで精一杯な奴だよ」

承「へぇ…………まっそれもそうか

だが…………正義の味方なんざになれなくても………………誰かの…………いや、なんでもない」

武「あぁそこまで言ったら言えよ」

 

その時は承太郎が何を言おうとしてたか分からない

でも、今ならなんとなく分かった

というかなんでこんな命がけの時にこんなくだらねぇこと思い出しているんだよ、俺は

 

ーーーーーー

 

 

 

武「そっか、ようやく理解できた」

 

俺はそういい承太郎が開いた道を行く

周りの妖怪が邪魔をしてくるが、承太郎のサポートもあってすぐに抜けれた

 

リーダー妖怪「ふむ…………正面戦闘は避けられんか。

ならば仕方あるまい」

 

向こうも戦わざる得ないことを察知し、歩み寄る

 

リーダー妖怪「正直、お前を見くびっていた。ただの馬鹿だと思っていたが……

それは早計だったな

名を聞かせてもらおうか」

武「久城 武」

リーダー妖怪「武か、では武よ。戦う前に問おう。

何故貴様はそこまであの少女を守ろうとする」

 

そう言い俺の目を見る

俺は即座に答えることができた

 

武「そんなのあの子を守ると決めたからに決まってる

何が何でもあの子を守ると決めたからだ」

リーダー妖怪「それだけか?」

 

無言で頷く

 

リーダー妖怪「そうか、これは質問した俺が無粋だったな、そんな当たり前なことを聞いた俺が愚かだった

だがしかし、俺とて負けられん。

全力でいかせてもらう」

武「こっちもそのつもりだ」

 

お互いに距離を取り構える

相手との距離を見計らう

こいつ、予想はしてたけどかなり強い

俺の得意な間合いに入らせてくれねぇ

多分、前に戦った妖怪よりは強い

アイツは最初舐めプしてたから、こそなんとかなったが今回は油断も隙もなく

ただ冷静に俺を倒すことだけを考えてやがる

見た感じ、ただ妖怪のパワーだけに頼り切ってるってわけでもなさそうし…………

さてどうするか

 

 

承「むぅ、あの妖怪思ってたよりは厄介だな。武に対してしっかり警戒してる、かなり冷静な奴だ」

紅「お兄ちゃん………………」

 

紅羽ちゃんは心配そうに武を見る

 

承「安心しろ。アイツはそう簡単にやられるような奴じゃない。

それはよく分かってるだろ?」

 

無言で頷く

 

承「なら信じろ、アイツはお前のためにあぁやって戦ってるんだ、お前が不安そうにしてどうする。

信じろ、アイツなら出来るって信じろ」

紅「うん…………」

承「よし、上出来だ」

 

承太郎はそう言い後ろから襲って来た妖怪を裏拳からの膝蹴りで沈める

 

ブ「ウワァ、容赦のない攻撃だなぁ」

承「武器使わないだけマシだと思え」

ブ「えぇ…………」

 

 

 

 

 

 

武「チッ、ダメだ。完全に流れは相手の方だ。

俺にまともに戦わせねぇ気だ」

リーダー妖怪「当然、お前の能力は脅威でしかないからな。

見た感じ上位の鬼と対等の力だ、一撃でもやられてしまう可能性だってある。

そんな相手を自由にさせるわけにはいかん」

 

俺はなかなかまともな攻撃が出来ず、相手は少しずつだが俺にダメージを負わせてくる

俺の攻撃方法は基本大振り。対処は簡単

当たれば必殺、だが当たらない

別の攻撃をすればいいだけだが、絶対にそんなの対処されるか余計悪化するだけだ、速い攻撃があればなっと

 

武「クッソが、これじゃジリ貧でやられる………………!」

 

良いこと思いついた

確かアイツはこう言ったな俺の力は上位の鬼と同等とだったら

霊夢が言っていたこと出来るかもな

鬼は拳圧だけで雑魚妖怪を倒せるだけの力があると

だったら俺が出来ねぇ筈がねぇよ

 

武「俺なら出来っる!」

 

そう言い俺はありったけの力を込めて右の拳を振るう

 

リーダー妖怪「なっ!グアッ!」

 

妖怪はぶっ飛ばされ木に叩きつけられる

かなりのダメージを受けたようだ

このチャンスを生かさないと、畳みかけるなら今だ

俺は畳み掛ける為に走る

 

承「あの馬鹿、それは…………不味いぞ」

武「ー〜〜ッ!!」

 

瞬間右腕から激痛が走る

チラッと見たがバッキバキに腕が折れていた

そうかいくら身体能力が向上しても、体が頑丈になっても

所詮は、その程度

妖怪の上位にいる鬼の力と同等の力には耐えられるはずはない

結果やったら体が壊れる

でも…………

 

 

武「それが!どうしたってんだ!たかが腕一本折れたぐらいで!止まらねぇよ!」

 

走る

ここでやれなきゃ、俺は間違いなく死ぬ

だから勝つ為に、勝って紅羽ちゃんを救うために

腕一本の痛みで、骨が折れた程度で

 

リーダー妖怪「予想外、まさかここまでとは」

 

妖怪はフラフラと立ち上がる

まだ間に合う

 

武「これでも喰らいやがれぇ!」

 

俺はそういい拳を放つ

 

リーダー妖怪「ムゥ、これは流石にこっちも覚悟を決めねば」

 

そう言い妖怪は俺が放った拳に自分の左手を当てる

そして左手は砕けるが、起動が逸れて顔の横を通る

 

リーダー妖怪「ぐっやはり、砕けるか………………だが躱せた」

 

そう言い妖怪は俺のガラ空きの腹に右手を叩き込む

地面に二回三回跳ねながら飛ばされ木に当たり止まる

貫通はしなかったが、臓器がいくつか潰されるような感覚に襲われ体に激痛が走る

 

武「ガッ、カハッ!」

 

口から血が出る

だがこんなことぐらいで、倒れる訳には…………

 

リーダー妖怪「フン!」

武「グッ!」

 

追い討ちと言わんばかりの蹴りが腹にめり込む

ボキボキと砕ける音が体に響く

そのまま倒れこむ

ダメだ…………勝てない…………もう目の前も霞んで見えなくなってきた

もうこのまま目を閉じれば楽になるかな

紅羽ちゃんは承太郎が守ってくれるし大丈夫だろう…………

 

はは、あれだけど大口叩いて、粋がってやってこのザマだ、笑いのネタにもならねぇや

所詮、俺は無力なんだ。何もできない、誰一人守れず死ぬんだ

こういう時に絶対に勝つ正義の味方にはなれはしないんだ

あぁ、もう、いっそ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅「お兄ちゃん!負けないで!」

 

紅羽ちゃんが必死に叫ぶ声が聞こえてくる

一度ではなくなんども何度も何度も

 

武「!!」

 

そうだ、まだ死んじゃいないし、終わってない

また体は動くだったらやってやろうじゃないか

まだ、紅羽ちゃんは俺が勝つということを信じている

なら、その期待には答えないとなぁ

 

武「ハハ!俺も随分簡単なやつになったなぁ!」

 

自虐気味に笑う

しかしその笑いは決して諦めとかそう言った類ではなかった

むしろその逆である

 

リーダー妖怪「まだ立つか、正直もう立てないと思ったが…………まぁ良い、ならばもう一度潰せばいいだけのこと」

 

そう言い妖怪は俺に近付く

正直、勝てる相手ではない。だが勝てる相手でも勝たないといけないんだ

そのためにこんな傷なんざで止まってられるか

無茶苦茶痛いけど

 

リーダー妖怪「では、イクゾ」

 

そう言い妖怪は襲いかかって来る

しかし不思議と平然といられた

落ち着いて攻撃を見極めカウンターで顔面に折れた右手で拳を作りを叩き込む

妖怪はぶっ飛ばされて地面を転がる

 

武「ほら、早く立てよ。まだこんなもんじゃないだろ?」

リーダー妖怪「当たり前だ」

 

再度仕切り直し

お互いに殴り殴られるの打ち合いが始まった

殴っては殴られ殴り返す

そんな感じ

 

 

 

承「不味いな、殴り合いだと耐久力がないアイツの方が不利だな…………」

紅「お兄ちゃん負けちゃうの?」

承「いや、大丈夫だ。アイツにはいざという気は狂気じみた執念があるから大丈夫だろう」

 

そう言い承太郎は紅羽ちゃんに諭す

武はもともと諦めという言葉を知らないような人間だった

それが自分が叶えたいと思う願いに関しては諦めない人間だ

しかもその諦めの悪さは人一倍悪かった

何が何でも、たとえ腕が捥げようが足が捥げようが絶対に完遂してきた

今もその状況に当てはまってるだろう

立ってるだけがやっとな状況で殴り合いを続けているのだから

 

 

武「俺は、まだ、諦めたりしねぇ…………紅羽ちゃんを何が何でも…………助けるんだ…………」

 

それはもはや自分に言い聞かせているようだった

そうでもしなきゃもう倒れてしまうのであろう

 

リーダー妖怪「まさかここまでとは…………」

 

妖怪もかなりのダメージを受けていた

一発一発が雑魚妖怪なら倒れるレベルの一撃を何度も受けている

こちらも倒れてもおかしくはない

 

 

 

そして殴り合おうこと数分

ようやく倒れた

 

そして最後まで立っていたのは………………

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 




違うんです、短いのはFGOの新章始まって2日でクリアしてやるのを忘れてたとかじゃありませんよ?

感想、誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回のお楽しみにーーー


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第110話 約束

どうもジョースターです

これで一応紅羽ちゃんの話は終わりです

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

武、やっぱお前が主人公でいいじゃないかな

 

 

武「俺の…………勝ち…………だな」

リーダー妖怪「ククハハハハハハ………………そのよう…………だ

見事、それしか言えそうにはないな

やはり、何かを守るという意思が強いヤツは強いな

あの穏便派の妖怪どもの長もそうだったが」

 

武は仰向けで倒れている妖怪を見下ろす

 

武「勝った…………グッ」

 

武はガクッと座り込む

 

武「ハハ…………勝ったと分かると力が…………入らねぇや」

妖怪1「長がヤラレタ!アイツを殺せ!」

 

そう言い大量の妖怪が武に襲いかかる

 

承「チッ、まずい思ったより数が多いな。アレじゃ間にあわねぇ!」

 

承太郎は紅羽ちゃんを守りつつ武に襲いかかって行く妖怪を倒していく

しかし、数が多過ぎるため捌ききれず

一体の妖怪が武に攻撃をする

 

 

 

「あらあら、随分と卑怯なものですね」

「そうね、そういうのって諦めて撤退が普通よね」

 

攻撃した妖怪の腕に針とお札が飛び気絶する

そして、他の妖怪も少女に投げ飛ばされる

 

武「遅かったな、もう終わっちまったぞ。」

霊「我慢しなさい、流石に片手で茜ちゃんを運びながらだと遅いのよ」

茜「申し訳ありません、ですがある意味ナイスタイミングでは?」

武「まぁそう………………だな」

 

そう受け止められなくもない

でも、本音はもっと早くきて欲しかっt

 

茜「我慢してください。これでも霊夢さんは最高速で行っていたのですよ」

武「ほう………………まぁじゃいいや」

 

こんな会話をしながらドンドン妖怪を倒していく様はまさに圧巻

冗談抜きでもうこいつらだけでいいじゃないかなと思ったのはきっとこのせい

 

承「うわぁ、怖い奴らだなぁ。来て早々蹂躙て、少しは………………ね」

ブ「期待するダメ無駄だと思うよ。あの子達は話し合いなんてものより殴るのが先だからね」

承「………………肯定も否定もしない」

 

まぁあいつらならやりかねん

そして瞬く間に蹂躙され、あれだけ数がいた妖怪たちが立っているのは数体になっていた

しかもその妖怪たちも恐怖で震え上がっていた

心は完全に打ち砕かれていた

慈悲のかけらもない二人である

 

霊「まだやるかしら?私たちは別にいいけど」

妖怪2「長を連れて撤退ダァアアアアアアアアアアアア!」

 

その速さおよそ0.5秒

おそらくその判断をした妖怪も自己最高の速さだったであろう

数人がかりで武に倒されたリーダーを回収して逃げて行った

 

 

武「………………マジでコエェよ、特に茜。

一応、一般人だよ?」

茜「そうですね、普通の女の子ですよ」

武「あぁー成る程、逸般人か、そりゃこんなことできるわ」

 

若干思考を放置気味だが、武は気にしない

というか気にしたらダメだと思う

 

承「で、とりあえずさっさと治すか。まずは…………」

武「霊夢からで頼むわ、割と深い傷負ってたし」

霊「いや、あんたの方が…………まぁいいわ、お言葉に甘えて先に治してもらおうかしら」

 

そう言い霊夢は承太郎の腕を差し出す

 

承「ふむ、確かに傷は深いけど。ちゃんと止血されているな、この応急処置には感心感心」

 

そう言い承太郎は霊夢の傷を治す

 

承「じゃ次は武か」

武「おう」

 

そう言いあまり動けない武に承太郎は手を伸ばす

 

承「骨とかが結構折れてるな。特に右腕、やっぱりあんな無茶はしないほうがよかったな」

武「そうだけど、アレしないと勝てる気がしなかったからまぁ仕方なし」

承「それもそうだな…………うっし終わり」

武「サンキュー」

 

そう言い武は立ち上がる

 

承「これで終わりか?」

武「紅羽ちゃんもちょっと怪我しちゃったからの頼む」

承「そうか」

紅「紅羽も?」

承「そうだよ、まぁ一瞬で終わる。

そう気負うな」

 

そう言い承太郎は傷を治す

 

紅「あり…………がと…………」

承「気にするな」

武「これで終わり………………かな?」

霊「そうね」

承「じゃ帰るか。あっそのまえに、バイク回収しないとな」

武「あっそれなら欠片を取っておいたから。それで回収しようぜ」

 

そう言い武は小さいカケラを渡す

 

承「あぁやっぱりクラッシュさせたか…………まぁ今回は事態が事態だから仕方ないか」

 

承太郎はそう言いながらカケラをクレイジーDを出して殴る

カケラは逆再生するようにバイクの形になって行く

そしていつのまにか武が壊したバイクになっていた

それを亀の中にしまう

 

承「これはまた修理しないと動かせないから、こっちで回収する」

武「え?治したのじゃないのか?」

承「直したけどそこから調整しないといけないから…………」

武「なんか………………ごめん」

承「気にするな」

 

承太郎はそういい苦笑いをする

 

霊「さて、やることやったしここに長居もアレだし帰りましょうか。承太郎は…………」

承「どうするか」

茜「もう先帰って貰って方が良いのでは?妖夢さんたちに迷惑かけると思いますし、たとえ私達が妖怪に襲われても万全な状態なら大丈夫ですし」

承「ふむ………………それもそうか。

じゃ、後はよろしく」

 

そう言い承太郎はエアライドに乗り去って行く

 

霊「さて、帰りましょうか」

武「そうだな」

茜「………………それでどこへ行けば博麗神社につくのでしょうか?」

霊「知らない」

武「覚えてない」

 

 

しばらくの沈黙

 

武「誰も知らない感じ?」

 

全員頷く

 

武「なんで分からないのか理由を言っていこう」

霊「飛んでたから、道なんて覚えてないし、飛べるの私だけだし運べるのは一人だけだから、無理があるわね」

茜「通信機の機能使ってたから見てませんでした」

武「超高速で移動して、そっからただひたすらに逃げてたから覚えてない」

 

うん、誰もマジで分からないようだ。

どーすんのこれ

 

武「霊夢はできるだけ、離れて欲しくないからなぁ。

万が一のために対抗できるのは霊夢だけだし」

 

ダメだ。そうなると何もできねぇ

うーむ………………

ゆかりんは………………望みは薄いなぁ

こうなったら霊夢の勘に頼るか?

いや、流石にまずいなぁ

 

紅「道がわからないの?」

武「うーんまぁそうなっちゃうかなぁ」

紅「だったら紅羽、分かると思う」

武「え?」

紅「この道、朧げだけど覚えてる」

 

そういえば一人で人里から博麗神社に行ったって言ってたな

それにしてもよく覚えてるな

俺なんか絶対記憶出来ない

確固たる自信がある

 

茜「それは誇るようなものではないですよ」

霊「そうね、むしろ卑下すべきものよ」

武「知ってた」

 

霊「とりあえず紅羽ちゃん。案内お願いね?」

 

無言で頷く

 

 

数分後

 

 

武「本当に着いた」

 

目の前にはいつもと何ら変わりない博麗神社があった

 

紅「紅羽………………役に、たてた?」

武「もちろんさ。紅羽ちゃんのお陰で俺たちは無事ここへ着けたんだ。ありがとう!」

 

俺は笑顔で答える

紅羽ちゃんは恥ずかしそうに赤面して俯く

 

紅「紅羽は………………生きてていいの?」

武「当たり前だ。それ以前に生きててダメな人なんていない、他人に生きててダメなんて決められるなんてことはないんだよ、だから紅羽ちゃんは生きたいと言ったんだ、ならば生きていいんだ」

紅「そう………………でも、そのせいでお兄ちゃんがボロボロになって」

 

そう言い俺は自分の体を見る

確かに傷こそ承太郎に直してもらったが、服はボロボロで血だらけだった

それだけでどれだけのことがあったか分かる

 

武「大丈夫、これは俺がやりたいことをしてこうなっただけ、来れはちゃんのせいじゃない。

それに俺は今回のことで決めたんだ。

俺は正義のヒーローにはなれない。力もない頭も良くない。でも………………誰かの味方にはなれる、だから俺は、君の味方だ

たとえどんなことがあっても俺は絶対に紅羽ちゃんを捨てない、絶対に守り抜く」

 

そう言い俺は膝を曲げて紅羽ちゃんと目線を合わせる

紅羽ちゃん、若干泣きそうな顔である

その涙は悲しみではなく、嬉しさの方の涙だった

 

紅「お兄ちゃん………………絶対にいてくれるの?紅羽の味方に…………」

武「あぁ、ずっといるよ。約束だ

だから、君は誰にも愛されない人じゃないんだ。

俺はずっとそばには入れないかもしれない、大事な時にいないかもしれない、でもこんな非力な俺でよければ君を守らせてくれ」

紅「ッ、うん………………うん!」

 

そう言い紅羽ちゃんは俺に抱きつく

そしてポロポロと涙を流す

しかし表情はどことなく幸せそうな顔だった

まだ紅羽ちゃんの問題は山積みだ。

でも、一歩ずつ、少しずつ進んでいこう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そして、愛されることを知らない少女は幸せというものを知ったとさ………………めでたしめでたし、いいハッピーエンドだねぇ〜〜」

 

そう言い男はパチパチと一人で手を叩く

 

「おい、何やっている。勝手に余計なことはするなと言ったはずだが」

「そーだぜ、これで変に面倒なことになったらどーすんだ」

 

二人組の男たちが、武たちを襲撃した男に問い詰める

 

「大丈夫だって、そうならないように色々調整したから」

「では、なぜあの少女の両親を殺した?

最後は両親は反省していたから殺す必要ななくなると思うのだが」

「あぁ〜〜それね、あれ意味無いよ。ああいうのはどーせすぐに別の方法で全く変わらないことをするよ。

アレは紅羽ちゃんの為でもあったんだ。

まぁただ僕が絶望を見たい、あんなのじゃつまらないって言う私欲はあったけど」

「へぇ、まぁやっちまったんだ。色々言ってもアレだ。

もう二度と余計なことやるなよ」

「もちろん、そのつもりだよ」

 

男はケタケタと笑う

 

「ふむ、しかし。武…………か、また面倒なのが増えたな、まぁ良い。今のところはアイツなど恐れるに足らない、要は済ませた行くぞ」

「はいはーい」

 

そう言いリーダーと思われる男ともう一人の男は去る

残されたのは襲撃した男

 

「さぁて、君たちがどんな素晴らしい物語を見してくれるのかな。

楽しみだ」

 

「ん?結局僕は何がしたいかだって?それは簡単何度も言ってるけど」

 

男はニヤリと笑う

 

 

 

 

 

 

ただ人が絶望しているのを見たいだけだよ

 

 

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>




長かった紅羽ちゃんの話もおわりです
まぁ後日談的なものはありますけど

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします

次回のお楽しみにーーー


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第111話 依存

どうもジョースターです

紅羽ちゃんの話は今回で終わると言ったな

残念もうちょっと続くんだなぁ

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

君の味方になるよ

 

あの事件から数日

紅羽ちゃんは少し元気が出てきた

後、紅羽ちゃんを引き取ってくれるところが見つかるまで少しの間博麗神社で暮らすことになった

慧音先生と悠馬さんに色々相談しながら、探している真っ最中

後、悠馬さんとは例の男についての事情聴取をされた

現在は捜索中らしい

そして紅羽ちゃんは俺にべったりくっついているけどね

 

紅「お兄ちゃん…………から…………離れたくない」

 

とのことらしい

 

茜「お兄さん、もちろんしないと思いますが分かってますね?」

武「分かってるって。俺も流石に…………ね」

紅「?」

 

俺は紅羽ちゃんを撫でる

こんな他愛の無い日常が続く

あの壮絶な1日が夢のようだ

悪夢だけどな

 

武「さて、人里に行くかな」

茜「そうですね、特にやることもないので、今のうちに慧音先生に色々話し合わないといけませんですしね」

 

普通に授業の話とか、紅羽ちゃんの件についてとか

 

紅「紅羽…………も行く………………ダメ?」

武「もちろんいいよ。じゃそうと決まれば早く行こうか」

 

紅羽ちゃんはうんと頷き

行く用意をする

 

茜「それで、お兄さんどう思います?」

武「何が?」

茜「紅羽ちゃんの性格ですよ」

武「そりゃ優しくていい子だよ」

茜「それもそうですけど何か…………そういうことではなくて…………えーとアレ、なんて言えばいいのでしょう」

 

茜はそう言いこめかみの指を当てる

 

武「まぁ大体何言いたいかは分かる。アレだろ?あのなんでもすると言ってしまうこととか俺に依存しすぎていることだろ?」

茜「やっぱり気づいてましたか…………」

武「正直、アレらに関しては俺たちは何も出来ないからなぁ

アレは自分の問題だし、冷たいようだけど、俺が全てやってしまうのも紅羽ちゃんの為にならない、別に無茶は言ってない筈だ、己で解決できる問題は自分で解決する。

もし俺がこれを解決してしまったら、おそらくもう二度と俺から離れられなくなる、確かに心の拠り所は必要だ、でもそれに居座り続けるのは間違えてる、いつかはそこから出て行かないとな」

茜「それもそうですね」

武「まぁ要は今のうちにそう言ったことをしないとあの子は一生自立出来ないと思う」

茜「それは、不味いですね」

武「だから………………」

 

紅「お兄ちゃん?」

 

俺はまだ言葉を続けようとするが用意を済ませた紅羽ちゃんが俺の顔を見つめる

 

武「用意終わった?」

 

コクコクと頷く紅羽ちゃん

 

武「OK、それじゃ行こうか」

 

そう言い三人は人里へと向かう

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

一方承太郎は

 

 

承「今日が最終日か………………長いようで短かったな」

 

承太郎は荷物を整理しながらそういう

 

妖「そうですね、いつでもいらっしゃっていいですよ?」

幽「そうよ〜〜いつでも来ていいわよ〜〜」

承「あぁそうするよ、つってもまぁ帰るのは夕方だからまだ時間はあるがな」

幽「そうね。そうそう知ってるかしら?

承太郎が帰ってから宴会するそうよ、なんでも花見らしいわ」

承「ほう、花見か、いいねぇ。

うん、いや待て、俺そんなの知らないぞ。

というか桜は大丈夫なのか?」

妖「霊夢さんから聞いてないですか?」

 

承太郎は首を横に降る

 

妖「そうですか、まぁそういうことがあるのだと知っていれば大丈夫だと思います。

それと桜の件ですが、一応大丈夫らしいです

今回の異変の所為でかなり遅れたそうです」

承「そうか、まぁアレだけくそ寒けりゃな、そうなるな」

幽「そうね〜〜感謝してね〜〜」

承「まぁまず異変なんて起きなけりゃ、俺がここにいることはないのだがな」

幽「それは言わない約束よ〜〜」

 

そう言い幽々子はクスクス笑う

 

承「全く………………まぁいいや、なってしまったもんグチグチ言っても仕方ない、まぁとりあえず宴会をやると言うことだけを分かればいいや」

幽「それが一番懸命よ」

承「そーだろうな」

 

そう言い承太郎は荷物を片付けが終わり少し休もうとしていた

それを見計らったかのように幽々子は口を開く

 

幽「ところで、承太郎〜〜お腹すいたな〜〜」

 

そう満面の笑みで承太郎に言う

その後、過労による瀕死状態で承太郎が帰っていった

 

 

 

ーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

武「よし、到着っと」

茜「では、まずは…………慧音先生の所ですね」

武「そうだな」

 

俺はそう言い寺子屋を目指す

紅羽ちゃんは俺の腕をギュッと抱きしめるようにして離れないようにしてる

 

武「慧音先生のところに行って、次は自警団だっけ?」

茜「そうです、それで一応用事は終わる筈です」

武「まぁ時間にして、3時間ぐらいかな」

茜「そうですね」

 

俺と茜はそう話しながら寺子屋へ向かう

 

 

 

 

 

 

慧「む?来たか」

 

寺子屋へ着き

外の学校で言う職員室に行くと

何か作業をしている慧音先生がいた

 

武「取り込み中?」

慧「いや、大丈夫だ。それほど急ぎではないし、もう大体終わってるから全く問題ない」

 

そう言い座ってくれと俺たちに言う慧音先生

俺たちはとりあえず慧音先生の近くの椅子に座り話を始めた

紅羽ちゃんは俺の膝の上に座っていた

 

武「見つかりました?」

慧「順に追って話そう。まず人里中に一応話はしていた。結果は一件を除いてダメだった」

茜「まぁ流石に見ず知らずの少女を預かってくれるなんてのは甘すぎますね」

 

現実そんなに甘かない

そんな言葉が似合う結果だった

だがしかし、一件あるんだ

 

慧「そして唯一やってもいいと言ってたきた家がだな…………

まさかのお前たちの知り合いだ」

茜「それはどなたなのですか?」

慧「それについてはまだ確実ではないからあまり言えん、だが言わないのも不信感を抱くだろう………………そうだな武、お前だけここに残れ、2人にはすまないが少し開けてもらえないか?」

 

茜はなにかを察して紅羽ちゃんと一緒に部屋から出る

 

茜「では、あとで…………失礼しました」

 

そう言い残し出る

 

 

慧「よし、じゃあ発表するか」

武「はい」

 

慧音先生は引き取ってくれる人達の名を言う

俺はそれを聞いた驚きと、安心感が出てくる

 

慧「それで、武よ。紅羽ちゃんを引き取ってくれる家が大丈夫だと思うか?」

武「はい、全く問題ありません。むしろそれが一番いいです」

慧「そうか、では話をつけて紅羽ちゃんにも面会してもらい引き取ってもらう形でいいな」

武「はい」

 

そして慧音先生はそれに関するものをやることになったので俺は邪魔になると思い、部屋から出て行く

 

 

茜「どうでしたか?」

武「全く問題なかった。寧ろこれが一番だと思う」

紅「紅羽、会ったことある?」

武「うーあーうん一応あるな一応」

 

そう言うと紅羽ちゃんは少しホッとした表情をしていた

 

武「それじゃ次は自警団に行こう」

茜「そうですね」

 

そういい寺子屋をでて自警団の事務所を目指す

 

 

 

悠「ようこそ、お待ちしておりました。どうぞこちらに」

優「待ってぜ」

武「待たせたな」

 

そう言い椅子に座り向かい合いながら話をする

毎度のことながら紅羽ちゃんは膝の上

 

悠「では話をしましょうか。今回の事件についての話です。

紅羽さんもお辛いでしょうがどうか聞いてください」

紅「大丈夫、お兄ちゃんがいるから…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは俺の福をギュッと握る

俺は頭を撫でる

 

悠「では、話させてもらいます」

 

悠馬は口を開く

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 




次の話ではまだ明かしてない紅羽ちゃんが家に帰ってから親が殺されるまでの話などをする予定です


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第112話 動機

どうもジョースターです

古戦場イベ、FGO三蔵ちゃんイベ
この二つのイベで時間がほとんどないよ




前回のあらすじ

 

結局承太郎は過労に御縁があるようで

 

 

 

悠「話をする前にいくつか確認したいのですが、よろしいでしょうか?」

武「あぁいいぞ」

悠「ではまず皆様に質問ですが、今回の事件、そして貴方達を襲った犯人の顔は覚えていますか?」

武「そんなもん…………覚えてる………………アレ?」

紅「わ、わからない…………?」

茜「おかしい、そんなはずはッ!」

武「なんで?思い出せない?いやいやそんなはずはあれだけ見たんだぞ、なんで…………」

 

思い出せない

正確には顔だけがモヤがかかって思い出せない状態

他はしっかり覚えているのにそれだけ思い出せない

 

悠「やはり対処はされていたか…………おそらくそれは能力によるものでしょう、その男がやったかその味方がやったかは分からないですがおそらく妨害系の能力があるのでしょう、さしずめ情報抹消と言えばいいでしょう」

武「あいつに味方なんかいるのだろうか」

悠「それは、分かりませんが。ただ可能性は0ではないです」

武「まぁそうだけどな、それで他はなんだ?」

悠「はい、紅羽さんに質問ですが紅羽さんはご両親を目の前で殺されたとのことですが、その前にご両親は何をしていましたか?」

 

それを聞いた瞬間、紅羽ちゃんはビクッと身を震わせる

 

武「いや、いくらなんでもそれは」

紅「大…………丈夫、言える。」

 

紅羽ちゃんは震える身体を抑えながら話す

紅羽ちゃんがいける、大丈夫と言ったんだ、ならば俺は黙って聞くことしか出来ない

 

紅「紅羽が、家に帰って…………お父さんはすぐに私に謝って…………『今まで酷いことをしてすまない、こんなので許してくれるとは思っていない、これからはお前の為になるようなことをする』って言って………………私が頷いて………………そして、そして…………」

 

紅羽ちゃんの目に涙が溜まる

俺は紅羽ちゃんを撫で、よく耐えたとしか言えない。

それ以上の言葉がわからない

 

茜「それが一体どうかしたのですか?」

悠「えーとそれがですね。色々調べると犯行動機が幾ら何でもぶっ飛びすぎているので何かしたかと思って」

武「確かにその犯行はいくらなんでも常軌を逸している。

だがそれは普通の人ならばだ、あいつは頭がイかれた狂人だ

ならばやる可能性はあるんじゃないか?」

 

それもそうですねと悠馬は少し考え言う

しかしなかなか話が進まない

そして紅羽ちゃんは唐突に言葉を発する

 

紅「紅羽、実は、その人に助けられてるの」

悠「なっ!それは本当ですか!」

武「いや、それは初耳だよ」

紅「実は………………」

 

 

 

 

 

紅羽ちゃんは武が紅羽ちゃんを助けに行くまでの出来事を話す

 

武「成る程、だからあそこに死体があったのか、しかしこれでマジであいつの考えがわからない、何が目的だ?

紅羽ちゃんを殺したいのか?生かしたいのか?

それともただ絶望が見たいだけなのか?」

茜「おそらくですが、絶望が見たいだけだと思います。

正直殺そうと思えば、紅羽ちゃんだけじゃなく私たちまで瞬殺でしたよ、そのことを考えると殺しにきたって感じではなかったので…………」

悠「ふむ、絶望が見たい、そのためなら善行だろうが、悪行だろうがなんでもする…………これは相当厄介なやつですね

こうなったらしばらくは紅羽ちゃんは引き取らせない方がよろしいのでは?」

 

確かに今すぐに引き取らせたりなんかしたら、いつ襲ってくるかもわからない

あと少し、少しの間は一番安全な博麗神社に住まわせた方がいい

しかも今日から承太郎が帰ってくる

前みたいなことがあっても承太郎なら対処が出来るはずだ

それにあの男も承太郎が居る中突っ込むなんてことはしないだろう

 

茜「そうですね、紅羽ちゃんはどう?」

紅「く、紅羽は………………まだお兄ちゃんと一緒にいたい…………ぁな?」

悠「そうですかならば、もうしばらくは引き取りはやらない方向で」

優「これぐらいだっけ?聞きたいことは?」

悠「一応は、これで終わりですね。さて何か聞きたいことはございますでしょうか?」

武「いや特には、紅羽ちゃんは何かあるか?」

 

首を横に降る紅羽ちゃん

 

悠「そうですか、ではこれで終わりましょうか。

一応、武さん達も注意してしばらくは生活して下さい。

万が一犯人が襲ってくるかもしれないので」

武「わかった」

 

そう言い俺は立ち上がろうとする

しかし、紅羽ちゃんを膝に乗せている為

立てない

 

武「紅羽ちゃん」

紅「あっごめんなさい、お兄ちゃん」

 

紅羽ちゃんはそういい立ち上がる

俺は紅羽ちゃんを撫でながら立つ

 

悠「では、私達はまだ捜索を続けるので………………発見したら………………って覚えていないのですね…………まぁもしいたらご連絡を」

武「あぁわかった」

 

 

そう言い俺たちは自警団を後にした

 

 

 

 

茜「それでどうします?」

武「そうだな………………まだ少し時間はあるし…………自由行動にするか」

 

俺はそういい時計を確認する

予定より2時間早い

帰ってもいいのだが折角きたからもうすこし居たいところである

 

茜「そうですね、ではここに2時間後集合で」

武「わかった、紅羽ちゃんは…………」

紅「お兄ちゃんと一緒に行く」

武「そうか、じゃ一緒に行こうか」

紅「うん…………」

 

紅羽ちゃんは俺に手を伸ばす

手を繋いで欲しいということだろう

俺はしっかり手を握り

歩き始めた

 

 

 

 

数刻後

 

「あっ、武先生だ!」

武「ん?」

 

俺と紅羽ちゃんが歩いていると突然男が急に話しかけてきた

 

武「えーとどちら様で?」

「ん?あぁそうか、僕は寺子屋で授業を受けている子の親ですよ。

いつも話には聞いてますよ」

 

そう言い男は俺に近付く

 

武「あぁそうですか、それはありがたい限りです」

 

俺はそういい軽く会釈をする

 

「そうそう、ところで」

 

紅「!?お、おにいちゃ」

 

紅羽ちゃんは急に顔色を変えて俺を呼びかける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら紅羽ちゃんがいるということは、ゲームクリア出来たみたいだね」

 

武「ッ!?」

 

俺はとっさに離れようとしたしかし肩を組まれる

 

「そう警戒しないでよ。今回は何もしないよ、そうただお話をしにきただけさ。

そうそう変なことをしないでね、たとえ君達を殺せなくても自警団とかそういうのが来るまでに10人、いや20人は殺せるよ?

君が今は能力が使えないのは知っている

だから大人しくしてね

僕もそういったことは出来るだけしなくないんだ」

 

男はそういい笑う

 

「昔の友人に会うような感じで、誰にも悟られちゃダメだからね。

もちろん紅羽ちゃんも」

武「紅羽ちゃん、ここは一旦従おう」

紅「うん、分かった。お兄ちゃん」

「まずは場所を変えよう、こんなところで話すのもアレだし…………そうだなあそこに休憩場がある、そこで話そう」

 

そう言い男は外に椅子があり団子などが買えたりする

いわゆるう休憩場を指差す

俺と紅羽ちゃんは下手な行動は一切しないように注意しつつ

そこへ向かう

 

 

 

「さて、着いたね。じゃ話そうか」

 

俺と男は並んで座る

紅羽ちゃんは男と反対側の俺の腕にしがみつくように座っている

しがみつく腕は少し震えている

 

武「………………」

「つれないなぁ、あっそうだ団子奢ってあげようか?」

武「いらねぇ」

「そっかぁ、じゃあいいや」

武「それで何の用だ」

 

俺がそういうと男は笑う

 

「まずは、ゲームクリアおめでとう。

頑張ってたねぇ、まぁ大体予想がついていたけどね

でも、こんな話はどうでもいい。

君達は自警団と一緒に色々僕について話をしてたよね?

その答え合せをしてあげよう」

武「盗み聞きしてたのかよ」

「当然、僕は得意なもので

まぁ結論から言ってあげるよ。

9割正解、よく出来ました

まさか情報を抹消していることまで悟られるとは思ってなかったよ」

 

そう言ってる割には割と余裕そうな感じだな

おそらく知られても今の俺じゃ対処出来ないということを知ってるからか

確かに出来ないけども

 

武「そりゃどーも」

「ただ一つ間違えがあった、それは僕が紅羽ちゃんの親を殺した動機だよ

君達の推理もあっているといえば合っていた、でも残念、少し違う動機もあるんだよねぇ」

武「………………」

 

そう言い男はその時の状況を語り始める

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




まさかの早速襲来あの男

ちなみに男の情報抹消はFGOのジャックちゃんのスキルを見て思いついたことです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいいたします

次回もお楽しみにーーー


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第113話 自由

どうもジョースターです

お願いだからグラブルのイベとFGOのイベを重ねないでください
しかもFGOの今回のイベは割と美味い
しかしなんでレイドなんだ、溶ける物凄い速さで消えてくよ(白目)
まさか第二のバルバトスが生まれるとは

どうぞーー


前回のあらすじ

 

今から僕と一緒にお話ししようよ(某赤い道化師風)

 

 

「まず最初に紅羽ちゃんが言ってたけど、紅羽ちゃんの親は反省していた………………ように見えていた、外見上は」

武「はぁ?何を…………」

「世の中にはこんな言葉があるよね?

『三つ子の魂百まで』って、今までずっと何年もやってきたことをすぐに見ず知らずの男に怒られただけで反省するなんて出来るわけがない

どうせ外見上だけやればいいやとしか思っていなかった」

 

俺は黙って話を聞く

紅羽ちゃんは小刻みに震えている

 

 

武「それだけで?殺したのか?」

「そだよ、ああでも勘違いしてほしくないなぁ、僕はこう見えてよく人を観察してるからその人が大体どんなことを考えてるかなんとなくわかるんだ」

 

嘘だ、と言いたいが事実こいつは俺、霊夢、茜の三人の弱点を見抜き完封された

いくらずっと観察してるとはいえ、普通じゃ出来そうにもないことだ

霊夢の弱点なんざ、俺も茜も知らなかった事だ

承太郎は薄々気付いていたらしいが

観察眼がないとは言えない、むしろかなりある

 

「今、僕の観察眼について考えてたでしょ」

武「ッ、さぁな」

「ふーんまぁいいや、それで殺したけど何か?」

武「なぜ殺した?」

「邪魔だったから」

 

一切の間もなく即答する

 

「あの親がいると紅羽ちゃんが絶望する前に心が壊れてしまう

それは絶対に嫌だ、だからそうなりそうな邪魔な存在の親を殺したってわけ」

武「テメェ………………いくらなんでも、どんな屑でも殺しちゃダメだろ」

「甘いなぁ、甘い甘い甘過ぎるよ。

そんな甘ったるい思考で、誰かを救うなんて絶対に無理だよ」

 

そう言い男は笑う

 

「そうだねーそうだ少し質問だけど、君は人類が始まってから今の今まで世界中で怒り、悲しみがなかった日はあると思う?」

武「あ?そんなの………………あるんじゃねーのか?気が遠くなるような年月があるんだ1日ぐらいはあるだろ」

「ふーん、そうかそうか、確かに尋常じゃないほどの日数なんだもしかしたらあるかもね

でも残念ながら、それは不可能に近い

何故って?

答えは簡単、誰かの幸福は誰かの不幸で成り立つ

みんながみんな幸せなんていう馬鹿げたものあるわけがない」

 

「正義の味方ってのも、何が正義の味方なんだが

正義の味方なんて『正義』という名義で暴力を振るっているだけさ

そのいわゆる悪を大切に思っている善良な人もいるかもしれないのに無慈悲に倒す」

 

反論が出来ない

事実実際にそうだからこそ言えない

 

「正義って何?正しい行ない?ふざけんな、結局そいつらの僕と同じように自分に心を満たすためにやってんじゃないか、僕がやった行いは正しい、だからこそ殺した」

武「それが一体何が関係している」

 

そういうと男は若干呆れ気味にわからないかなぁという

 

「まぁ話が壮大すぎたからピンと来ないか。

まぁ要は、あの屑親を殺したら世のため紅羽ちゃんのためなんだよ」

紅「ちがっ…………」

「さて、武くん君に質問だ。さっきの話を聞いてもなお紅羽ちゃんの味方と居続けるの?」

 

俺はそれを聞き一旦深呼吸をする

 

武「当たり前だ。何を当然のこと聞いている」

「へぇ、誰かを傷つけても?」

武「あぁそうだよ。というか正直俺にはお前の話がよく分からない、馬鹿なんだよ俺は」

「ふーん、あっそ、じゃあいいや、つまんないや帰る」

 

そう言い男は立ち上がる

 

「あっそうだ、言い忘れたけど、武くん、君はそのままずっと紅羽ちゃんの味方でいてね。

その方が僕の計画も、君のためにもなる」

武「は?」

 

それはどういうと聞こうとしたが男は居なくなっていた

 

 

 

武「そんなこと言われなくても分かってる、そうだ、俺は紅羽ちゃんを絶対に守ると決めたんだ」

 

俺はそう自分に言い聞かせる

 

 

ーーー

 

男が去ってから数十分

俺と紅羽ちゃんは特に何もすることもなくフラフラしていた

少しの間無言だったが紅羽ちゃんが口を開く

 

紅「お兄ちゃん」

武「ん?どうしたんだい?」

紅「あの人のことは正しいの?

お父さんもお母さんも紅羽を騙そうとしたの?」

武「………………俺には分からない、たった数分間会っただけの人のことなんて分からない、紅羽ちゃんはどうなんだい?」

紅「………………あの人の話は嘘だと信じたい。

お父さんとお母さんは決して紅羽を騙そうしなかったと信じたい」

武「そうか…………ならきっとそうなんだろうね」

 

俺はそういい紅羽ちゃんを撫でる

 

紅「それとお兄ちゃん、一つ難しい質問して良い?」

 

俺はいいよと言う

 

紅「自由って何?」

武「へ?」

紅「分からないの、みんなが自由自由って言うけど。

今ままでずっとそんなことをしたことなくて、ずっと縛られ続けて今更自由になっていいって言われても何すればいいの?」

武「………………」

紅「好きなことをしていいって言うけどそのせいで誰かが苦しむかもしれない、それは本当にいいことなの?」

 

わからない、俺にはそれは答えることが出来ない

正直俺にも分からない、いやそれ以前にそんなの誰も分からない

そんなのわかるのは多分全てを知る、悟った人ぐらいだろう

ただそれでも言えることが一つ、一つだけある

 

武「紅羽ちゃん、確かに自由になっても何すればいいか分からない、自由なことした誰かを傷付けるかもしれない、それでも自分が正しいと思ったことをすることかな?」

紅「そう…………なの」

武「でもそれ以前に紅羽ちゃんはまだそんなことを考えなくてもいいよ、なんかアレな言い方だけど

まだ子供なんだ、そんなことを考えて生きていたら何も出来ないよ。

今はそれは頭の片隅に置いておくぐらいが丁度いいよ」

紅「うん、分かった。頑張る」

 

さてそろそろ集合時間か

 

武「紅羽ちゃん、そろそろ行こっか。集合時間は…………」

 

俺はそういい時計を見る

その直後体が硬直する

いやまだだ、急げばいけr

 

茜「もうとっくにもう過ぎてますよ」

 

いつの間にか背後に茜がいた

ヤバイよ冷や汗止まらないよ

 

茜「言い訳はありますか?」

武「えーとそのあるにはあります」

 

数十分前の出来事だけど

 

 

事情説明中

 

 

茜「ふむ、成る程………………そういうことが」

武「そうそう、だから俺は」

茜「はい、アウトです」

 

知ってた

 

茜「遅刻は重罪ですよ。帰ったらお説教です」

武「うんまぁでしょうね」

紅「…………お兄ちゃん、頑張れ?」

 

うん紅羽ちゃん

今はその善意に甘えさせてくれ

その後に地獄が待っているんだ

茜のお説教は冗談抜きで精神が死ぬ

分かりやすく説明すると夏の炎天下の中学校の校長先生の話を1時間聞く方が10倍楽だと思うレベル

とりあえず今は紅羽ちゃんの頭を撫でることしかできない

 

 

武「せっかく今回はシリアスで終われると思ったのになんでこうなるんだろうか」

 

メタい嘆きが武から出る

 

茜「お兄さん、そういうのは一番言ってはいけませんよ」

紅「そう…………だね」

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「アレ?また俺出番なし?」

ブ「そうだよ(便乗)」

承「いや、一応俺主人k」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




はい、ごめんなさい。最後のはうん察してください
主人公である承太郎が最近空気なのをイジりたかっただけなんです
すいません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回のお楽しみにーー


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第114話 準備

どうもジョースターです

いよいよ第3の異変が始まります

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎、最近空気な気が

 

 

 

翌日ーーーー

 

 

承「………………いや、うん、まぁ」

ブ「えーと、若干予想はしてたけど宴会するとか言ってたから仕方ないけど」

茜「あ、あはは…………」

 

承太郎と茜はそう言い様々な食材の下拵えをしていた

そう今日は宴会、無論大量の料理が必要になる

ということはもちろんその下準備としてアク抜きなどのしておく必要がある

時間がかかるものもあればそうでもないもの

例えば筍なども外ではアクが抜かれ既に切られているものもあるが、幻想郷にそんな状態である訳がない

一からやらなければならない

というわけで、時間がかかるものを今のうちにしなければならない、がしかし量が量なのである

いくら、料理は紅魔館、白玉楼で多少は分担しているとはいえ、それでも尚かなりのの量がある

 

承「なぁ酷くねぇか?やっとまともな出番と思ったらまさかの地獄の労働だぜ?

これが主人公に対する扱いか?」

茜「えーと、その………………最近出番多くて申し訳ありません」

承「いや、茜が悪いというわけでもないし………………これは全て、作者って奴のせいなんだ。

俺のネタが思いつかないって言って若干放置していたあいつのせいなんだ」

 

ブ「ストップストップストップゥゥウウ!!」

 

ブラッドは珍しくも静止する側になっていた

 

ブ「いや、承太郎。流石に不味いよ、いくら冗談抜きのマジだとしてもそれはマズイよ!

少しは包み隠して、そんなに本当のこと言わないで!

怒られる!怒られる!それこそ一番いっちゃダメな奴だって!」

承「むう、そうか」

 

承太郎はまだ言いたげだったが珍しくブラッドが説得する側に回ってまで止めようとした

気迫に負け、渋々我慢することになった

 

承「それで、最近主人公と疑われてもいい武はどこ行った?

あいつも料理できるだろ」

茜「お兄さんなら、紅羽ちゃんと遊んでます。

それとお兄さんは料理はできるけどこういったアク抜きとかそういう下準備は出来ないタイプの人間です」

 

あっ納得と承太郎は頷く

 

ブ「たまにいるよね〜料理はできるけど、下ごしらえとかそういうのがなぜか出来ない人って」

承「まぁいるといえばいるな」

茜「さて、あと少しですね、頑張って行きましょう」

 

数分後ようやく大量の食材の下ごしらえが終わった

 

一方その頃武は

 

 

武「紅羽ちゃん」

紅「何?」

武「いや、答えがわかりきってるけど。一応聞いておくね、なんであぐらかいてる俺の上に座っているのかな?」

 

武は縁側であぐらをかいていた、その上にくれはちゃんが乗っている状態なのである

 

紅「落ち着くから………………それとも…………いや?」

武「いいえ全く、むしろドンドン座っていいよ」

紅「そう…………」

武「さてと、やることねぇな」

紅「茜お姉さんと承太郎さんのお手伝い」

武「俺は下ごしらえが出来ない人間なんだ、いたところで何もできない」

霊「なにそれ変なの」

 

そう言い少し離れたところに座ってお茶を飲む霊夢が言う

 

武「まぁ外だと大体は下ごしらえができてるやつばっかだし、多少はね」

霊「ふーん、外って便利なの多いわね」

武「そりゃ、日々どれだけ効率化を目指しているだけはあるよ。

まぁそれ必要か?と思いたくなるものもやるけど」

紅「ふーん、よく分からない」

武「そういえば紅羽ちゃんは外のやつがあまり見たことないのか

じゃわからないのも無理はないか」

 

そう言い武はウンウンと頷く

 

武「軽く、外の便利なもの見てみる?」

 

無言でコクコクと頷く紅羽ちゃん

 

武「それじゃ外の世界のものを見てみるか」

 

そう言い武は立ち上がる

例の如く紅羽ちゃんが立たないと立てないので立つまでを少し待つ

 

武「それじゃどれから見ようかな

紅羽ちゃんは何か見たいものある?」

紅「特には…………ない」

武「そうか、じゃ適当に紹介しようかな」

 

 

武はそういい外の世界にどのようなものがあるのか説明する

紅羽ちゃんがそれに興味津々で見ていた

 

 

ーーーーー

 

 

数刻後

 

承「さてと、下ごしらえは終わらせたから次は宴会を開く準備だ。おい霊夢、武働くぞ」

霊「えぇー面倒なんだけど、やらないとダメ?」

承「当たり前だ、全員でやらないと間に合わん」

武「幽波紋で出来ないのか?一人二役みたいな感じで」

承「出来ないことはないが効率が悪い。いくら俺でも別々のことを同時に処理できるほど器用じゃない。

お前が言っているのはつまり、全く違う機体のゲームを違う操作方法でない同時にしないといけないとか言う理不尽だぞ」

茜「流石にそれは無理がありますね。単純操作ならまだしも多少複雑操作もしないといけないから、無理ですね」

 

そうだよと承太郎は茜に相槌を打つ

 

武「チェ、面倒だな。まぁもういいや、さっさとやるか」

紅「紅羽も、やる」

承「そうか、なら紅羽は………………そうだな」

武「力仕事はやらせるなよ?」

承「んなことは知ってる、ふむ、そうなると境内の掃除とかかな」

紅「わかった、頑張る」

武「何かあったらすぐに呼んでいいからな」

 

コクコクと頷く紅羽ちゃん

そして箒を持ち掃除をしに行った

 

承「じゃ次は、霊夢と茜で机を並べを頼む、そして俺と武で倉庫から使うものを出すぞ」

霊「あれ2人で出来るの?かなりの量があるわよ、大丈夫?」

武「大丈夫だって、安心しろよ」

承「それじゃ、さっさと終わらせるか」

 

全員『おぉー!』

 

そう言い確実持ち場に行く

 

 

倉庫にて

 

武「なぁ承太郎」

承「む?なんだ」

 

お互いに荷物を運びながら話をする

 

武「正義の味方ってなんだ?」

承「ふむ、昨日のことか」

武「あぁ、そうだ」

承「正義の味方か…………確かにそいつの言う通り、誰かの味方は誰かの敵となってしまう。

それは確かだ

正義という意味は本来、正しい道理、人のやる行為の正しさ

しかし現実はそう単純じゃない

例えば、自分の大切な人を殺せば世界を救える

殺さなかった場合は多くの人が死ぬ()()しれない

そういった時に多くの命を救うために己が大切な人を殺す

それは側から見れば正義だ

そりゃそうだ、世界救ってるんだから」

武「まぁな」

 

承太郎は食器を詰めた箱を持ち上げる

 

承「でも、その人からすれば大切な、大切なかけがえのない人を自らの手で殺した。

多分、その人は自分はとてつもない悪だと思ってしまう、それを必死に多くの人を救ったことでごまかして自分は正義だと言い聞かせてしまう」

武「えーとつまり?」

承「まぁつまりだ、正義の見方なんざそんなもん、その人次第だ。

まぁそうだ一つ言えるのは、あの襲ってきた男みたいに殺しは良くない

あぁいう殺しは何一ついいことを生まない」

武「そりゃな」

 

承太郎は持ち上げた食器を持って行くものとしてまとめて置いている場所に置く

 

承「さて、とまぁ言ったもののお前はそんな世界救う正義の味方なんざにならなくていい

お前は、誰か一人の味方になれ、それが一番だ

馬鹿みたいに一途に純粋に守りたい者を守り通せ」

武「あぁ、わかってる」

承「さて、大体運ぶやつは運べたな

んじゃ、運ぶとするか」

 

武はおうと言い運び始めた

 

 

 

承「む?魔理沙が来るの早いな」

魔「ん?あぁちょっとな、あぁそうだ。あそこにいる女の子はどうしたんだ?雇ったのか?」

 

承太郎はそう言いながら荷物を置く

 

武「いや、ここにしばらくいる子だけど」

魔「武、お前やっちゃいけないことってあるんだぞ」

武「誤解誤解誤解だ!」

 

武は魔理沙に必死に弁明した

 

魔「ほう、あの子がねぇ。そうかそうか、まっ変なことするなよ」

武「安心しろ絶対にしない、ってこの感じはフランちゃんとレミリアちゃんの感じいいいいいいいい!」

 

たけしは全速力で境内に向かって走り出す

 

レ「あら少し早く来すぎてしまったかしら?」

咲「そのようですね」

レ「貴方は料理の手伝いでもする気なのでしょう」

咲「もちろんでございます」

美「さすが、咲夜さん優しい」

フ「フランもてつd『やめなさい(ください)』えぇ…………」

 

もしフランが料理に参加したら、それこそ集団自決事件が起きてしまう

レミリアたちは境内に降り立ち紅羽ちゃんを見つける

 

レ「あら?霊夢ったら、こんな可愛い子を雇ったのかしら?」

咲「そのようですね、そんな金が…………あっ承太郎さんのお金ですかね」

 

紅羽ちゃんはレミリアたちに気付いたのか近寄る

 

紅「えーと宴会に…………きた人たちですか?」

咲「はい、そうです。それで承太郎さんたちはどちらに?」

紅「あっち…………」

 

紅羽はそう言い縁側を指差す

 

レ「そうありがとうね、それじゃ」

 

紅羽ちゃんは通り過ぎようとするレミリア達にぺこりと一礼する

 

 

「………ぁあああああん、…………ちゃぁああああああん!」

 

紅「ん?この声、武お兄ちゃん?」

レ「えっ!」

 

まずい回避しなければと思った瞬間には時すでに遅し

武がもう既に目の前にいた

 

紅「お兄………………ちゃん?」

 

武「いらっしゃい待っていたよぉ〜レミリアちゃんにフランちゃーん!」

 

そう言い二人を抱きかかえる武

必死に抵抗する2人

ポカポカと叩かれて

痛がるどころか喜ぶ武

今まで見たことにない光景に紅羽ちゃんは愕然とする

 

咲「おやめください、武さん。お嬢様と妹様が困ってますよ」

武「ん?あぁそうだね」

 

そう言い2人を下ろす

瞬間2人から鉄拳制裁を受け取る武

ありがとうございまぅぅうううう!と叫びながらぶっ飛ぶ

 

 

紅「……………………嘘」

 

紅羽ちゃんは、自分を命がけで守ってくれたヒーローと同一人物ではないのではないかと疑ってしまった

そして自分とあの二人の対応を違いにショックを受けてしまったのであった

 

 

紅「次は…………いっぱい甘えようかな」

 

そう紅羽ちゃんは小さく呟く

 

その後の続々と人が集まり

宴会が始めるのであった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




メタさ全開で行きました

紅羽ちゃんはしばらくの癒し担当になるかな


感想、誤字アドバイスなどございましたお願いします


次回もお楽しみにーーーー


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第115話 そのうち過労で死ぬなこれ

どうもジョースターです

FGOホームズイベ、どうでした?
僕はなんとか犯人を当てれることができました
まぁ早い段階で、あの間違いに気付けて良かったです

今回は普通の宴会回です

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎、メタ発言ラッシュ

 

 

 

承「よし、出来た」

茜「こちらも仕上がりました」

咲「私の方はあとちょっとです」

 

ここは調理場

承太郎と茜。そして手伝いに来た咲夜が料理をする

 

承「分かった、なら俺が変わるから盛り付け頼む。

俺はそういうのは得意じゃないんだ」

咲「承知しました」

 

そう言い咲夜と承太郎が入れ替わる

 

咲「あとは、それを調味料を入れて、煮て汁がなくなるまで待ってば完成です」

承「わかった、出来上がったものから運んで行こう。咲夜は盛り付け、茜は皿出しと運びを頼む」

茜「はい、頑張ります」

 

そう言い茜は、食器棚から皿を取り出す

それを素早く洗い、よく綺麗な布巾で拭き水気を取り咲夜に渡す

咲夜はそれを瞬く間に盛り付ける

その行動を二、三回繰り返し

茜はお盆にいくつか乗せて運ぶ

 

武「ウィイイッス!どうも助けにきたゼェ!」

 

入れ替わるように武が調理場に着く

 

咲「丁度いい所へ、皿を出すのをやってくれてください!」

武「分かった、任せな」

 

そう言い武は茜はさっきしたように皿を洗い拭きそして渡す

そして、それを咲夜が受け取り盛り付ける

盛り付けたものを茜が運ぶ

 

承「よし、出来た。これで終わりか」

咲「はい、そうなりますね」

承「よし、じゃさっさと盛り付けて持ってくか」

茜「では私と咲夜さんで盛り付けます。承太郎さんとお兄さんで運んでください」

承「わかった、運ぶだけなら俺はスタンドが使える。

2人分は運べるぞ」

茜「わかりました、ではお願いしますね」

 

俺はスタプラ出しスタプラに盛り付けた皿を持たせ、自分でも持ち一人で二人分運ぶ

何十往復してようやく運び終わった

シャトルランかなんかかよ

 

武「ようやく終わったのか………………」

茜「お疲れ様です」

承「おっ悪いな、ありがとう」

 

俺と武は疲れで座り込み

茜は俺と武にお茶を入れてくれた

 

咲「フゥ…………」

 

咲夜はそういい額の汗を拭いながらお茶を飲む

 

 

承「すまないな咲夜手伝って貰って」

咲「い、いえ!これぐらいはしないと!」

承「そうか…………」

 

その後数分間、休み

宴会会場へ向かう

 

 

 

 

霊「みんなお疲れ様、ほらもう始まるわよ」

武「やったぜ」

紅「お兄ちゃん………………」

 

紅羽ちゃんは武を見るなり一目散に近付きしがみつくようにくっつく

 

紅「一緒に居ていい?」

武「勿論、いいよ」

紅「ありがとう、お兄ちゃん」

レ「紅羽ちゃん!離れなさい!その男は…………」

 

レミリアは過去の自分を思い浮かべながら、目の前で自分と同じくらいの大きさの女の子が、あのロリコンという変態の側にいるという事態に思わず叫ぶ

 

紅「だい、じょうぶ………………」

レ「へ?」

紅「お兄ちゃんは、そんなこと………………」

 

数時間前にガッツリしているのを目撃してしまった紅羽ちゃん

 

紅「……………………」

武「ねぇ、なんで黙っちゃったの?え?俺、紅羽ちゃんには()()してないよ?」

レ「アウトォォォォォオオオオオ!」

 

思わず叫ぶレミリア

まだという事はいつかはしてしまうかもしれないという意味でもある

 

紅「お兄ちゃんの為ならなんでもするよ?」

レ「!?」

 

真顔で即答する紅羽ちゃん

それを聞いて全てを理解するレミリア

 

レ「紅羽ちゃん、そういうのはあまり言わない方がいいわよ」

紅「大丈夫、お兄ちゃん以外には言うつもりないから」

レ「武、分かってるわね?」

武「あぁ、分かってるよ、そんぐらい」

 

武はいつものヘラヘラした表情は消え去り

表情が真剣な表情になる

 

レ「そう…………ならいいわ。

紅羽ちゃん、何か困ったことがあれば十分私達でよければ相談に乗るわ、ドンドン言って来なさい」

 

コクコクと頷く紅羽ちゃん

そして武が霊夢に呼ばれたので、紅羽ちゃんもレミリアに一礼して着いて行く

残ったレミリアに承太郎が話しかける

 

承「珍しいな、レミリアがそんなこと言うなんて」

レ「えぇ、全くそうね。自分でもガラにもないことだと思うわ。

でもね、あぁいう子は何故か知らないけどほっとけないの

一応霊夢から話は聞いたわ。

あの子天涯孤独なんですって?」

承「一応そうなるな」

咲「やはり、そうですか…………その虚しさは私も実際そうだったので辛さはよく分かります」

 

そういえば咲夜はレミリアに拾われたって言ってたな

 

承「あぁアレは、意外と堪えるものがある。まぁあの子にとって救いは武という心の拠り所が早い段階でで見つかったことだな」

レ「ただ、かなり依存してしまっているのが問題ね」

承「まぁそれは武も分かっていることだし、どうにかするだろう」

 

というかそれ以外はどうすることはできない

 

承「そういや、咲夜ってレミリアに拾われる前ってどんなんだったんだ?

あっ言いたくないなら別に言わなくていいが」

咲「そうですね、幼い時だったのであまり覚えていませんが、孤児になってその日生きるのに精一杯って感じでしたね」

レ「そこを私が颯爽と現れて、拾ったって感じね」

 

レミリアはドヤ顔でそう言う

 

武「ただいま」

 

いきなり後ろに立つな武

そう承太郎はツッコミたかったがその後ろに紅羽ちゃんがいるから攻撃が出来ない

 

承「戻ってきたのか」

武「おう、ちょっと運ばされただけだったから」

 

霊夢よ、それぐらい自分でやってくれよと言いたいがあいつには通用しないか

全員がそう言いたがったが言ったら消されそうなので黙る

 

レ「ねぇ、紅羽ちゃん、私の館。

紅魔館で働きながら暮らしてみない?

もちろん悪いようにはしないわ、衣食住は約束するわ」

紅「え?」

レ「大丈夫よ、メイド稼業出来なくてもしっかり教えてくれる優しい先輩がここにいるし、どう?」

武「おいおい、レミリアちゃんいくらなんでもそれは………………」

 

瞬間武の脳裏にメイド姿の紅羽ちゃんが浮かぶ

そしてその姿で御主人様と言われるイメージが浮かぶ

 

武「ブフォフォオ!」

 

瞬間ッ!鼻から赤い液体が流れ出るッ!

 

承「お前何考えやがった!」

武「い、いやなんでも…………」

レ「いえ、絶対なんかロクでもないこと考えたでしょ、じゃなきゃこんなに鼻血出ないわよ!」

 

まぁ十中八九、紅羽のメイド衣装での想像してしまったのだろう

と承太郎は予想する

 

武「ちょっ、だれかティッシュを………………」

承「ほらよ」

 

そう言い承太郎は武にティッシュを渡す

武はそれを鼻に詰め、鼻血を止める

 

武「いや、こんなタイミングで鼻血とはついてねぇや、えーとそれでなんだっけ?」

レ「だから紅羽ちゃんを雇うって話よ」

武「あぁそうだった、で?紅羽ちゃんはどうなの?」

紅「紅羽は………………」

 

紅羽ちゃんは黙る

しばらく全員がそれを見つめる

 

レ「まぁ、すぐには答えは出ないわよね。

やりたいと思ったらいつでも来なさい。私達はいつでも歓迎するわ」

紅「あり…………がとう…………」

咲「さて、お嬢様、もう始まりますよ。宴会」

レ「あら?もうそんな時間?それで行きましょうか」

 

そう言い承太郎達は宴会会場へ向かう

 

 

霊「あっきたきた、ほら承太郎なんか言いなさいよ、カンパーイとかそういうやつ」

承「俺かよ」

 

会場………………と言っても中の入っただけであるが

会場に着くや否や霊夢にそう命令される承太郎

若干嫌々気味だが、前に立つ

 

魔「おっ頑張れ承太郎ーー」

承「えーと、うん。まずはこの宴会に来てくれたこと誠に感謝します…………って言う堅苦しい挨拶は適当に済ませて、短い時間だが、楽しんでいってくれ、仲悪い奴いても今日限りはケンカとかはやめろよ、やったら俺が直々にケンカした二人を制裁するからな。

まぁ長々と喋ってもつまらんからとりあえず…………」

 

そう言い承太郎はコーラが入ったコップを掲げる

 

承「乾杯!」

全員『カンパーイ』

 

それと同時に、さっきの静けさは何処へやら、ワイワイと騒がしくなる

 

承「それじゃ、序盤の間はゆっくり飯でも食べるとするかな」

 

何か大切なことを忘れている気がする

いや、なんだったっけかな?

まぁ忘れるってことは、そんな重要なことでは無いのだろう

俺はそう思いながら料理に箸を伸ばす

 

武「なぁ承太郎、食べながらでいいから答えてくれ」

承「なんだ?」

武「お前、あの幽々子って人の対策してるのか?

ほら、あの人メチャクチャ食べるじゃん」

 

…………………………よし、まだ間に合う

まだ…………

 

茜「いえ、残念なことにもう幽々子さんの座ってた場所の料理は消えましたよ」

承「過労で死にそう、なんなんだ俺は主人公(笑)か過労する人のどちらかでしか生きられないのか?」

武「お前のポジションは災難系主人公だろ」

 

その災難が毎回天変地異なんですがそれは

それで死にかけてるですがそれは

 

武「………………承太郎、強く、生きろ」

承「チキショウォオオオオオオオ!」

 

承太郎はそう言いながら、厨房に向かう

 

 

武「さぁて紅羽ちゃん。好きなの食べていいんだよ?」

紅「うん、分かった」

 

紅羽ちゃんは武が胡座を組んでいるところにちょとんと座っている

 

霊「毎度のことながら、食べづらくないのかしら」

武「慣れれば、割といけるぞ」

霊「あっそ、そういえば武は承太郎は?」

武「社畜労働されに行きました」

霊「あっ、また作りに行ったのね」

 

さすが霊夢、理解が早い

 

紅「社、畜?」

茜「紅羽ちゃん、そういうのは大人になってから知るものですよ。

今は知らなくていいです」

武「そうだな、まぁわかりやすく言うといっぱい働くことだよ」

 

その働く度合いが色々振り切れてるけど

 

霊「あっ魔理沙、それ私の!」

魔「よそ見厳禁だぜ!」

 

魔理沙は霊夢が食べようとしていた料理を横取りするように、いやまんま横取りをして食べる

 

武「霊夢も魔理沙も仲良いねぇ」

紅「お兄ちゃん、あーん」

 

紅羽ちゃんは武の目の前に箸でつまんだ唐揚げを差し出す

 

武「アーン、うん、美味しい。ありがとう紅羽ちゃん」

 

そう言い紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

茜「さて、私も承太郎さんの手伝いでもしましょうかね。

その前に水分補給でもしましょうかね」

 

そう言い茜は目の前にあった陶器製のコップに入った水を飲む

 

霊「あっそれは、おさk」

武「え?それはマズイ!」

茜「………………これ、お酒じゃない…………ですか…………」

 

そう言い茜はフラフラと倒れる

 

武「これはマズイ、茜はびっくりするほど酒が弱い。そんな奴が酒を飲んだら最後…………」

霊「えっ何?何があったの?なんでカタカタと震えてるの!?」

武「いや、あいつ一回外の世界で間違えて酒を飲んだことがあるんだ。

結果、俺は気がついたらベッドの上だった

何されたかも覚えてねぇ」

魔「と、とりあえず承太郎呼んだ方がよくないか?」

霊「呼べればね、とりあえず紅羽ちゃんお願いできる?」

紅「うん、分かった」

 

そう言い武の上から立ち厨房へ向かう

 

武「さて、どうなるのかな」

茜「………………ヒック」

 

フラフラと茜が立ち上がる

瞬間、3人に緊張が走る

あの標準スペックが化け物の茜が暴れるなんてことあったら、冗談抜きでマズイ

3人にはそんな共通の理解があった

 

茜「うーん、なにやってるんれすか?」

武「えっ、あっいやなんでもない」

 

若干舌は回ってはないが普通の茜の状態に3人は拍子抜けする

 

茜「全く、これりゃから、おにいひゃんは………………あれ?承太郎しゃんは?」

霊「ちょ、調理場…………」

茜「そうれすか、では………………」

 

そう言いフラフラと若干千鳥足気味だが厨房に向かう

止めるべきかと思ったがまぁ承太郎だからなんとかなるかという甘えもあってスルーした

数分後、入れ替わる形で紅羽ちゃんが戻って来た

そして一向に承太郎が帰ってこない

料理でも作ってるのかな

 

まぁ気にせず食べよう

そんなこんなで宴会は終わりました(小並感)

承太郎は結局過労で倒れてました

胃潰瘍になりました

茜?酔いさめた後に滅茶苦茶恥ずかしがってた

一体何をやらかしたと聞いても2人からは乾いた笑みしか帰って来ませんでした

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




FGO、グダグダイベ復刻!やったぜ
土方いるから、周回が楽、めちゃくちゃ楽

ただ、お願いだからグラブルにイベントと重ねないで
あっグラブルは始めた十天衆を手に入れました
シエテを取りました、結果は今回のイベの周回がめっさ楽
あの人いるだけで、楽になった
流石十天リーダー

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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東方萃夢想編
第116話 承太郎、過労死(大嘘)


どうもジョースターです

今回から東方萃夢想に入ります

原作未プレイゆえに原作と若干異なるかもしれませんがお許しを

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎、胃に穴が空く

 

 

宴会から数日後

 

武「なぁ、なんか…………」

茜「これは………………」

紅「こんなに宴会っていっぱいやるものなの?」

 

宴会は終わる気配がなかった

というよりは始まっては終わりまたその数日後にはまた宴会を開く

その繰り返しだ

明らかに不自然、霊夢や魔理沙はすっかり酔っ払い何も妙とは思わず

酒を飲まない3人だけが異変に気付く

いや、もう一人いる

 

承「………………なぁ…………俺、そろそろ死ぬよ?

なんで吐血しながら、料理しないといけないの?もう4回目だよ?」

茜「もう休んでください。これ以上は命に関わります」

 

承太郎はそう言いながら料理を運ぶ

茜は承太郎を必死に止める

 

武「承太郎、妙だと思わないか?これ、それにこの霧みたいなの」

承「思うよ。ただ現状異変だとしても、主犯がどこで何が目的か分からない以上、何もできない」

茜「でも、何もしないというのも………………」

承「まぁそうだが…………とりあえず犯人は絶対に許さん、俺の全力でフルボッコにする、絶対だ」

 

承太郎はそういいながらニヤリと笑う

その笑いは明らかに怒気を含んでいた

 

武「うわぁ、ここまで明確な殺意は見たことねぇわ〜〜」

茜「そうですね、犯人の方に同情します」

紅「怖い…………」

武「おい!承太郎、紅羽ちゃんが怖がってるだろ!やめろ!」

承「変わり身早いな…………」

茜「それで、どうします?そうやって犯人特定します?」

 

茜はこれ以上するとぐだぐだになると予想し、若干強引だが話を戻す

 

承「そうだな…………」

武「あのイバラのやつで念写とかは?」

承「アホか、流石にそれは無理がある」

茜「そうですね、いくらなんでもそれは…………」

 

まぁ物は試しやってみるとと承太郎は言いカメラを取り出し

能力を発動する

 

 

 

 

 

承「出来たわ」

武「マジかよ」

茜「これは………………博麗神社ってことは…………」

 

承太郎は写真を取り出し写真を見ると、そこには宴会が現在開かれて若干霧がかかってる博麗神社が写っていた

 

紅「ってことは、犯人は…………」

承「あの中にいるってか」

武「そうだな」

茜「まぁよくよく考えれば当然んといえば当然なんでしょうが」

武「で?どう特定するんだ?」

 

全員黙り込む

誰も案がないからである

 

 

数分後

 

 

承「よし、決めた。俺にいい考えがある」

武「おっなんだ?」

承「まずは怪しい奴を探して、ピックアップする」

茜「ふむふむ」

承「そして、そいつらを全員片っ端からぶっとば「却下」知ってた」

武「被害が甚大なことになるわ、んなことしたら」

ブ「さすが脳筋、考えもろくでもn」

 

一刀両断

承太郎は即座に刀を抜き、ブラッドを斬る

容赦がない

 

武「うわぁ、容赦がねぇな…………」

承「こんな奴に慈悲などいらん」

茜「というか承太郎さん。明らかにキレてません?」

承「うん、正直若干キレ気味」

紅「断言しちゃうんだ…………」

承「いや、正直、俺はキレていいだろ。胃に穴が空き、それでもなお宴会は行われ続け延々と料理を作ることになる…………」

武「うん、ブラック企業の真っ青な程鬼畜だな」

 

そう言い武は承太郎の肩に手をおき同情の目をする

 

茜「承太郎さん…………」

紅「これが…………社畜?」

武「紅羽ちゃん、そんな言葉知らなくていいよ…………」

茜「それ以前に、承太郎さん。治せますよね?」

承「治せる。だが治してるそばから穴が開く」

武「根本的なことを解決しないと治らないってことか?」

 

そうなるなと承太郎は話す

 

武「んで、どうする?」

紅「………………思ったのだけど…………」

茜「ん?どうかしましたか?」

紅「霊夢お姉さんとかはなんでこんなに宴会なんて開いてるのに一切疑問持たないの?」

承「ふむ…………言われてみれば魔理沙は兎も角勘のいい霊夢なら少しは気付いて解決するはずだ。それをしないとなると………………能力か?」

武「そうなるな、だがそうなるとなんで俺達は異変に気がついた?」

承「………………なぁ一つ全員に質問だが。宴会会場のとこらへんにあるあの霧…………なんだ?」

 

そう言い承太郎は霧が出てるところを指す

 

武「………………まさか」

茜「一番おかしいのは、それですね」

承「ってことは、自ずと答えは分かった、な。そこにいる霧の人さん」

???「あちゃーバレちゃったか〜〜、まっそのうちバレるかなぁって思ったけどさ」

 

そうどこからともなく声がする

そして承太郎の目の前に霧が集まり形がなっていく

長い角、小柄な身体

手に入った手錠のようなものをつけている幼女が現れた

 

武「ッ!」

紅「あっ…………」

茜「あっ、これは…………」

武「よう…………じょ…………よう…………じょ…………」

 

武はそう呟きながらフラフラと犯人と思しき幼女に近付く

 

???「ん?どうしたの〜〜急にフラフラしてー酔った?」

武「新タイプ幼女オオオオオオオオオオオ!」

 

武はそう言い飛びかかる

犯人はあっけにとられて動けない

 

??「えっ?えっ?」

承「あっちゃー、まさか幼女だとは…………これはマズイな」

武「角!幼女!かわいい!」

 

武は犯人に抱き着き一心不乱に撫でる

 

???「待って待って待って、どういうことこれ!なんとなく予想はついたけど、これは!」

 

暴れる幼女、構わず撫でる武

 

承「寝ていい?」

茜「ダメでしょう、流石にこれは」

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

???「全く、あまりのことに酔いが覚めちゃったよ!飲み直さないと!」

 

そう言い紫色の瓢箪(中身は絶対酒)を飲む

武?武は制裁され、今は縁側で寝てる

その看護で紅羽ちゃんも縁側にいる

 

承「えーと、お前が犯人でいいのかな」

萃香(以下萃)「ん?そうだよ〜〜

伊吹萃香って言うんだ〜〜よろしく〜〜」

承「えーと鬼?」

萃「よく分かったねー正解だよ。

私は鬼。鬼の四天王の一人で結構スゴイらしいよ〜〜」

茜「鬼…………ですか」

 

鬼といえば酒呑童子や茨城童子とかか

 

承「それで、なんでこんなことした?」

萃「そりゃもちろん………………宴会をもっとしたいから!」

承「滅茶苦茶単純だった」

萃「なんか前の異変のせいで宴会が全然出来なかったら、そのためにわざわざ能力使って意識を上手いこと誘導して宴会を何度も開けさせたってわけ」

茜「では、なぜ私達だけがその影響を受けていないのですか?」

萃「ん〜〜なんでだろうかな〜〜わかんない!なんか普通よりやりづらかったから別にいいやって感じ」

 

んなテキトーなと承太郎は呟く

 

承「ほう、そうか。まぁ俺以外はお前に勝てないし、俺直接的な異変解決するのは禁止されるてるから、実質居ないものとして扱っていいだろうな」

萃「そういうこと、まぁ私自身、ジョータローには興味があるねぇ。

ちょっと異変関係なしで戦ってくれないかい?」

承「………………いいだろう」

 

萃香はそれを聞くといいねぇ!と言い少し距離を取る

茜は俺から離れる

そして俺と萃香はお互いに構える

 

承「加減は抜きだ」

萃「そう来ないとねぇ…………」

 

こうして、承太郎と鬼の萃香と戦うことになった

 

To be continued ーーーーーーー>




萃香の口調ってどんなのだっけ?
冗談抜きで忘れてしまった
次までに調べなおさないと

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第117話 分裂系の能力ってチートじゃね?

どうもジョースターです

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

萃香、降臨

 

 

承「さぁてと、どうするかなっと」

 

俺はそう言い刀や幽波紋を出す

正直、どんな能力か一切わからない状況だと

ロクに戦うことが出来ない

今、分かっている情報だけだと能力がどんなのなのか不明

ただ分かっているのは、霧になれる、そして人の意識を誘導する

それだけだ

これだけだと何かさっぱりだ、関連性がなさすぎる

 

萃「来ないのかい?じゃあこっちから!」

 

そう言い萃香は重心を前に逸らし飛び込むように俺に向かう

そして俺に向かってフルスイングの拳を放つ

 

承「ッ!」

 

俺はそれを躱し、腕を掴み腕を捻り思いっきり投げる

萃香はあっさり投げ飛ばされる

しかし、一回転して着地する

 

萃「うーん流石にこれじゃ対応されるかぁ…………それよりすごいねぇ、あの一瞬で腕を捻り壊しに行くなんて、身体が丈夫じゃなかったら今頃、腕使えなかったかなぁ」

 

流石に手を抜きすぎたかと呟く萃香

 

承「肉弾戦が強いやつなら攻撃手段を潰す上等の手段だ。

まぁ、それ以前にそんなんじゃ俺にダメージすら負わせられないぞ。こちとら大妖怪なんて何回も戦って勝ってんだよ」

 

まぁ死にかけが殆どだけどさ

それを聞いた萃香はニヤリと笑う

 

萃「へぇ………………人間風情が舐めたこというねぇ」

承「そうだな、言われたくなければ言わせたくなくなるようなもん持って来やがれ!」

萃「ほざけ!」

 

そう言い萃香はさっきより断然速く、そして力強く踏み込み

襲いかかる

もう一度さっきと同じようにしようとしたが、多分間に合わない

だったら

 

承「オラァッ!」

 

スタープラチナを出し、拳をぶつける

最大火力でも互角かよ

 

萃「その変な霊、かなりの力だねぇ!まぁ、だからといって勝てない相手じゃないけどねぇ!」

 

そう言い萃香は徐々に力を入れていく

それに比例するかのように押し負けていく

このままじゃ押し負ける

 

承「グッ!」

 

俺はスタープラチナを引っ込める

スタプラがダメージを受ければこっちも食らってしまう

だから、そうさせないために戻す

勝てない勝負には挑まないタイプだ

 

萃「いいの!それ引っ込めて!」

承「あぁ別にいいぜ。」

 

俺はそう言い距離を取る

一定の距離を保て、じゃないと一発食らって終わりだ

 

萃「そんな距離取らせるとでも?」

 

萃香は詰め寄る

しかし、俺もその間に離れるのでイタチごっこだ

 

萃「………………しょうがない、あれするかな」

 

そう言い萃香は立ち止まる

そして俺は近くにいないのに拳を振りかぶる

 

承「ッ!まずっ!」

萃「セイヤァッ!」

 

瞬間、萃香の目の前から突風が吹く

前武がやっていた、ことである

ただし、そこに武見たくデメリットがあるわけでもなく、威力が下がっていることもなかった

ただ単純に武が腕を犠牲にしてまでやった技をなんのリスクもなく

それどころか武のやつより火力が高いと思ってしまう

これが鬼

 

承「あっぶね!」

 

俺はギリギリだが時止めを使い回避は出来た

萃香の攻撃によって風が通ったところは嵐が過ぎ去ったような状態だった

間違いなく当たったら即死じゃん

木折れてますやん

 

承「鬼ってこんなバケモンなのかよ」

萃「隙を見せたね!」

 

瞬間、萃香が詰め寄る

そしてさっき攻撃した方とは逆の手でパンチを繰り出す

 

承「ぐっ!」

 

ギリギリだが躱す

顔掠った、まぁいい

顔を通り抜けた腕を掴み捻り投げる

 

萃「そうなんどもされると思ってる?」

承「なに?」

 

投げとばそうとしたが、萃香は飛ばない

そして逆に俺を投げ飛ばす

視界が一瞬で変わる

 

承「うおっ、ぶなっ!」

 

俺はなんとか着地が出来る

しかし、萃香は続け様に攻撃をする

ギリギリ回避出来ているが、いつ食らうか分からない

早い間の体勢を立て直さないと

 

承「ゼリャッ!」

萃「おっと、刀を投げるのかい。危ないねぇ」

 

俺は亀から刀を二つ取り出して投げる

萃香はヒラリと躱す

まぁ予想通りだ

一瞬意識をそらせればそれでいい

俺はその間に詰め寄り別の刀を抜き攻撃する

 

萃「危ない危ない。そんな見え見えな攻撃意味ないよ」

 

ひらりと躱す萃香

 

承「知ってた」

 

さてとあいつの能力がはっきりしない以上迂闊に攻められない現状

どうやって能力を引き出させるかだな

煽ってもさほど意味なさそうだし、やっぱ使わざる得ない状態にするのが手取り早い

そうとなれば、早速やるか

その前にダメ元で聞いてみるか

 

承「なぁ、お前の能力ってなんだ?」

萃「ん?なんで言わないといけないの?」

承「いや、だってお前は俺の能力を知っている癖に、俺は知らないってのは不公平だと思わないか?」

 

屁理屈だ

言ってることが無茶苦茶過ぎる

まぁそれぐらいしか言えそうにない

 

萃「あぁ〜〜うん、いいよ。教えてあげるよ。私の能力は『密と疎を操る』程度の能力だよ、これでいい?」

承「うん、ちょっと待って?いや、え?なにその頭おかしい能力。

要はそれって無限に分裂出来たり、巨大化出来たりするってこと?」

萃「まぁ可能といえば可能になるねぇ」

承「ほうほうヘェヘェ…………やってられるか。マジで能力対策しないと詰みじゃねーかよ」

萃「さてこれでフェアだね。じゃさっさと続けよっか」

 

そう言い萃香は俺に詰め寄り攻撃をする

間一髪で回避しつつ、どうやって能力を無力化するか

 

承「こうなったら………………」

 

俺はそう言いスタンド、スタプラと刀を取り出す

 

萃「へぇ、完全武装か…………じゃこっちも………………本気で行こうかねぇ…………」

 

そう言い萃香は増える。文字通り増えた

一人一人がさっきと同じ戦闘力

メタルクウラを彷彿とさせるね

 

承「さぁて俺が倒れるのが先か、倒しきるのが先か競争と行こうか」

 

襲いかかる大量の萃香

それを回避しつつ、刀やスタンドで反撃する

しかし一人一人がタダでさえ耐久力が高く

なかなか倒れない

 

承「チッ、ジリ貧だ」

萃「「「ほらほら、どうしたの?動きが鈍いよ!」」」

承「クッソ!………………いや、待てよ。なんかこう言うのの見たことあるな…………」

 

………………あっあの分裂する蛇と同じことしてるんだ

だったら…………あの時みたく倒すのではなく

 

承「無力化させればいいんだ!」

 

そう言いあの時使った能力を使う

 

承「まずは凍らせろ!そして『マッド•チェスター』はひたすら打ち続けろ!」

 

そう言い敵を凍らせたり、動けなくしたりして倒していく

半分ぐらい倒せたあたりで萃香らの動きが止まる

 

萃「へぇ、これはちょっと無理だね。じゃ戦いかたを変えようかなっと!」

 

そして萃香が一人だけになる

そしてドンドン大きくなる

 

 

萃「さぁ、第二ラウンド…………でいいっけ?まぁいいや、始めようかね」

承「なんだろう。急にストーリーが変わった

いきなり進撃の◯人始まったんだけど」

 

承太郎は軽く10mは超えている萃香を見て呟く

どうなる、承太郎

この修羅場をどうくぐり抜ける

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方武は

 

 

武「紅羽ちゃん?」

紅「ねぇ、なんで紅羽以外の子にはあんなにデレデレして、紅羽のはしないの?」

武「いや、違うんだ。紅羽ちゃん」

紅「何が…………違うの?」

武「えーとそれは……えーと」

 

別の意味の修羅場を迎えていた

 

To be continued ーーーーーーー>




萃香の能力って割と冗談抜きでなんでもありだから、隠れたぶっ壊れだと思うの、全然隠れてないけど

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがします


次回もお楽しみにーーー


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第118話 慣れって怖い

どうもジョースターです

一応これで萃夢想は終わりです

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

武修羅場

 

 

承「いやー、普通ね。デカイさに比例して動きが遅くなると思うんだ。決して動きが速いとかそんなことしちゃいけないと思うんだ」

萃「そんなこと言ってもねぇ、これが普通なんだし…………」

 

萃香の攻撃を避ける承太郎

はたから見れば動きが速い巨人が男を潰そうとしている絵図ら

 

承「まぁ一応対処はできるけど、ただ…………」

 

色々とアレは倫理的に不味いしなぁ

 

萃「変なことを気にしている暇があるなら、攻撃しないと死ぬよ?」

承「だろうね」

 

そう言い上から拳が落ちてくる

さてと、そろそろ準備が出来たな

 

承「よっと」

萃「えっ乗るんだ」

 

承太郎は振り下ろした萃香の腕に乗る

そして上を目指す

 

萃「でも、それじゃ落とされるよ」

承「そうだな、普通なら」

萃「へぇやってみな」

 

そう言い萃香は承太郎に向かって拳を出す

承太郎はそれを紙一重で回避

そして攻撃した方の腕に乗り換える

 

萃「うわぁ……………なんか服も相まって蟻が登ってくるみたいだなぁ……………」

承「奇遇だな、俺も思ったところだ!」

萃「まぁそういうのはやっぱり叩き落とすに限るよね〜〜」

 

そう言い、萃香は蚊を叩くように手をやる

ペシっと乾いた音が響く

 

萃「潰れちゃったかな?あれ?」

承「あっぶね」

萃「へぇ、頭の回転が速いねぇ」

 

承太郎は手から紫色の茨

ハーミットパープルを出しそれを移動していた腕に巻きつけ、上から手が来ると同時に落ちて回避する

 

萃「そうか、じゃこれはどうかな!」

 

そう言い承太郎がいる方の腕を振り回す

 

承「やっていいけど、知らないよ?」

萃「!?これは」

承「移動してる間にこっそり糸を張っておいた。後は引っ張れば拘束できる状態にしてな」

 

萃香は糸で縛られる

引きちぎろうとするが千切れない

 

承「糸は特殊な糸でな。そう簡単に千切れんぞ」

萃「なら小さくなって、抜けれる!」

承「そうだな、でも…………そうなりゃこっちの勝ちだ」

 

そう言い小さくなった萃香

それを狙っていた承太郎

容赦なくスタプラで殴り飛ばす

萃香は二回三回転がる

 

萃「いやぁ、凄いねぇ……………こりゃ、手加減はいらないかな」

承「初っ端から言ってるだろ、本気で来いと」

萃「じゃ、やろうか……………」

 

そう言い萃香は呼吸を整える

承太郎は刀を構えスタンドを出す

 

そして両者同時の走り出す

 

ぶつかるまであと数メートル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「あっ」

 

何かを見つけた承太郎は止まる

それに反応するように萃香も止まる

 

萃「え?どうしたの急に?…………………あっ」

 

萃香も全てを察してしまった

二人の目の前に赤い素敵な素敵な悪魔がいた

承太郎は周りを見る

滅茶苦茶になった地面が全てを物語っている

二人はみるみる顔色が青ざめていく

 

霊「ねぇ、人様の家で何してんの?」

承「…………………」

萃「えーとその……………」

 

目を瞑り全てを諦め受け入れる承太郎

あたふたと言い訳を考える萃香

 

霊「なんでこんなに滅茶苦茶になってるの?おかげて酔いが冷めたわよ」

承「うん、まぁあんなことありゃ冷めるわな」

霊「それで?覚悟はあるってことでいいわよね?」

萃「待った待った待って!ごめんって、もうしないからそれだけは……………」

承「萃香、そんなんで許してもらえるほどこいつは優しくねぇぞ」

霊「それじゃ、遺言はそれだけでいいわよね?」

 

 

その後二人の絶叫……………いや断末魔が響き渡った

 

 

ブ「あーもうめちゃくちゃだよ」

 

 

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

 

 

萃「はい、すいませんでした。もうしません………………」

霊「それでなんでこんなことしたの?」

萃「いやその……………それは…………」

 

霊夢は萃香にこの異変を起こした理由を聞いている

承太郎は瀕死の状態で地面に倒れ伏せている

しばらくした後、茜が承太郎を見つけ必死の看護を行った

 

 

 

 

 

承「………………ん、ぁ…………」

茜「あっ起きました?承太郎さん」

 

承太郎が目を覚ますと茜の膝の上だった

 

承「えーとあぁそうか、霊夢にぶっ飛ばされたのか。それで萃香はどうなった?」

 

俺はそういい顔を上げる

目の前に正座して首から「私は異変を起こした挙句、神社を荒らしました」と書かれた木の板を吊るした半泣きの萃香がいた

ごめん、色々ぶっ飛びすぎてわけわからん

霊夢は一体何をやらかした

一体どんなことをしたらこうなるのだ

 

茜「考えない方がよろしいのでは?」

承「そう………………だな」

 

俺はそう言い溜息を吐く

 

承「あれ?そういや武は?」

茜「そういえば、紅羽ちゃんが運んでから見ていませんね。自分の部屋にでもいるのでしょうか」

承「ちょっと見てくるか」

茜「そうですね」

 

そう言い武と俺の共同の部屋へ向かう

 

武「ー〜〜!ーーー」

紅「ーー…………〜〜〜」

 

外から何か話し声が聞こえる

 

承「中にいるようだな…………入ってみるか」

茜「そうですね」

 

そう言い俺は襖に手をかけ開ける

 

武「ちょっ紅羽ちゃん落ち着いて、それは洒落にならない」

紅「………………」

武「ねぇ、お願いだから何か言ってくれないかな?」

紅「優しくするから…………」

武「いや、それは待って待ってぇええ!やめて乱暴にする気でしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」

 

バタン

 

承「……………………うん、寝るか」

茜「いや、あれは助けないといけないやつでは?」

承「アレに助けようがないと思うぞ」

 

武は紅羽に馬乗りに乗られていた

その一言でこの後何が起こるかなんか大体予想がつく

 

茜「まぁそうですけど、でも…………」

承「仕方がない。助け舟をやるか」

 

俺は再び襖を開ける

 

紅「その………………キスとか?」

武「紅羽ちゃん、当然といえば当然だけど、そう言った知識ないのだね」

承「いや、ごめん。どういうこと?」

武「あっいたのか承太郎と茜……………………うん言い訳させて?」

承「どうぞ」

 

武はそういい話を始めた

 

 

 

 

 

 

数分前

 

武「紅羽ちゃん?」

紅「ねぇ、なんで紅羽以外の子にはあんなにデレデレして、紅羽のはしないの?」

武「いや、違うんだ。紅羽ちゃん」

紅「何が…………違うの?」

武「えーとそれは……えーと」

 

武は冷や汗をかく

下手な答えをしたら最後何されるか分からない

 

武「えーと、なんだろう言葉にしづらいな。紅羽ちゃんはあぁ言うの苦手かなって思って控えてたの」

紅「そう、でも紅羽はお兄ちゃんの為ならどんなことも喜んでするよ?」

武「紅羽ちゃん、そんなこと軽々しく言っちゃダメだよ」

 

武は諭すように言う

 

武「俺はそんなことを言ってもらうためにあんなことをした覚えはないよ」

紅「紅羽はお兄ちゃんのことが好きなの。お兄ちゃんに全てを捧げてもいいって思ってるの」

武「いや、それでも」

紅「今、そんなことないだろって思ったでしょ、だったら、証明する」

 

そう言い紅羽ちゃんは武の押し倒す

 

武「えっえっ!」

紅「…………」

武「ちょっ紅羽ちゃん落ち着いて、それは洒落にならない」

紅「………………」

武「ねぇ、お願いだから何か言ってくれないかな?」

紅「優しくするから…………」

武「いや、それは待って待ってぇええ!やめて乱暴にする気でしょ!エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!」

 

しかし紅羽ちゃんは止まる

お互いがしばらく見つめ合う

 

武「あの………………紅羽ちゃん?」

紅「………………ねぇ、お兄ちゃん。こう言う場合何すればいいの?」

武「さぁ?紅羽ちゃんはなんだと思う?」

 

紅羽ちゃんは少し考え

顔を真っ赤にして答える

 

紅「その………………キスとか?」

武「紅羽ちゃん、当然といえば当然だけど、そう言った知識ないのだね。」

 

 

 

武「というわけ」

承「なるほど、分からん」

茜「紅羽ちゃん可愛い」

 

こうして紅羽ちゃんのピュアさに一同ほっこりしてしまうのであった

 

To be continued ーーーーーーー>




紅羽ちゃんのやつは自然とあぁなりました
これには武君もほっこり


水着玉藻ピックアップでエルキドゥが来ました(すり抜け)
ま、まぁそのあとサモさん当てたしぃ!別に精神的に来てないしぃ!
魔神セイバーがアルターエゴっていることにも、沖田さんがビーム撃っても驚かないしぃ!

感想、誤字、アドバイスなどございましたらおねがいします

次回もお楽しみにーーー



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第119話 引き取り手

どうもジョースターです

今回は紅羽ちゃんの引き取り手の話です

さぁ一体誰でしょう


前回のあらすじ

 

紅羽ちゃんが純情過ぎる

 

 

翌日

 

ブ「それで、異変が終わってめでたしめでたしで。

萃香ちゃんがしばらく博麗神社に居候すると?」

萃「んーそうなるねーしばらくよろしく〜〜」

 

そう言い紫色の瓢箪に口をつけぐびぐびと飲む

 

承「朝っぱらから酒を飲むのかよ」

武「………………」

紅「…………分かってるよね?」

武「はい重々承知してます」

紅「そう、お兄ちゃんがちっちゃい子が好きなのは別にいいけど、やっちゃダメなことはしちゃダメだよ?」

武「わかった」

 

すごいたった一夜にして武の尻を敷いたぞ紅羽ちゃん

 

茜「これで大人しくなればいいのですが…………」

霊「まぁ期待するだけ無駄ね。アイツにそんな希望持つ方が馬鹿馬鹿しいわ」

茜「ですよね………………はぁ…………」

 

茜はため息を吐く

あの万能な茜でも出来ないことはある

その最たるものが武の扱い

あのロリコンだけは茜でもどうすることのできない

というか逆にやれる奴がいるなら出して欲しい

 

霊「存在するはずないじゃない。だって武という存在自体がもうアウトじゃない」

承「あっそっかぁ…………」

武「いや否定してくれよ。そこは」

承「いやだって………………事実じゃねーかよ」

茜「そうですね、妹として恥ずかしい限りです」

武「なぁ泣くよ。高校生の男子がみっともなくわんわん泣くよ?

泣いて転がり回るよ?」

紅「大丈夫、紅羽が慰める」

武「ありがとう、紅羽ちゃん。紅羽ちゃんだけが俺の味方だよ…………」

 

そう言い武は紅羽の頭を撫でる

 

紅「紅羽はどんなことがあってもお兄ちゃんの味方だよ」

武「マジ紅羽ちゃん天使」

 

そう言い武は紅羽ちゃんに抱きつく

紅羽ちゃんは驚きつつも終始嬉しそうだった

 

萃「………………これが日常なのかい?」

承「そうだ、これを殆どの日にやってる」

萃「へぇ…………これはいつ見てても飽きないねぇ」

 

そう言い萃香はケタケタ笑う

 

霊「ほら、そんなことしてないでさっさと用意したら?

今日は紅羽ちゃんの引き取り手の話があるのでしょ?」

茜「そうでしたね、こんなことしてないで準備しなければ」

承「俺もいろいろ用意があるからそれをやらないとな」

 

そう言い茜と承太郎が立ち上がる

 

武「さて俺たちも準備しよっか」

紅「うん、わかった」

 

そう言い二人の出かける準備を始めた

 

霊「はぁ、ここは気がつけばこんなに人が住むようになったのね。

ちょっと前まで一人暮らしだったからイマイチ実感ないわね」

 

そう言い霊夢はお茶を、湯飲みに注ぐ

 

ブ「分かる。承太郎もここの来る前は一人暮らしだったから同じようなことを言ってたよ」

霊「あれ?承太郎ってカエデさんのところに住んでいたのじゃ」

ブ「え?言ってなかったっけ?承太郎は14歳あたりで家を出て一人暮らしをしていたって」

霊「あーそういえばそんなこと言ってたわね」

 

霊夢はそう言いお茶を飲む

 

ブ「まぁそんなこと言っても、武と茜はちょくちょく泊まりに来てたりしてたけどね」

霊「まぁ武ならやりかねないわね………………というかいつも思うのだけどなんで武と承太郎って知り合ったの?」

ブ「ん?簡単だよ。まず出席番号が1違い。「くうじょう」と「くじょう」。それで席が武から見て前の承太郎がいた。そして話しかけた。

接点はこれだけだよ。

そこから、帰りしなに僕と会話してるのを見られて能力を明かしたり、武が重度のロリコンと発覚したり、色々あってこうなったってわけ」

霊「へぇ〜人生って思い掛けないことがあるものね」

 

そう言い煎餅をかじる

 

 

 

 

 

承「さてと、そろそろ行くぞ。乗り物は二つあるから、武の方には…………うん紅羽か。じゃぁ俺の方に茜になるのかな?」

茜「よろしくお願いしますね。承太郎さん」

 

ペコリとお辞儀をする茜

 

承「落ちないように気をつけろよな」

茜「大丈夫です。落ちそうだったら承太郎さんもろとも落ちますので」

承「いや、タチが悪っ!」

茜「冗談です。1割ぐらい」

承「それ残り9割マジってことだろ」

 

笑顔で頷く茜

その笑顔に承太郎は一層恐怖するのであった

 

紅「お兄ちゃん、手繋いで」

武「ん?勿論いいよ」

 

紅羽ちゃんは手を差し伸ばし武はそれをしっかり握る

 

武「もし、怖かったら俺にしがみついてもいいよ」

紅「うん分かった」

 

こうして4人は人里へと出発した

 

 

 

 

 

 

人里ーーー

 

承「よし、着いたな」

茜「ですね。さてと、では素早く用事を済ませましょう」

武「そうだな」

紅「最初は…………どこ?」

承「俺は、お前らとは違う用事だから後は任せた」

 

そう言い承太郎は移動する

 

武「えーととりあえず寺子屋に行けばいいじゃないかな」

茜「そうですね。では行きましょうか」

 

3人は移動を始める

他愛のない会話をしながら寺子屋へ行く

 

茜「そういえば、紅羽ちゃんの引き取り手ってどなたなんでしょうか、そういえばお兄さん聞いていましたよね?」

武「ん?あぁ、それは内緒だ。まぁ安心しろ、俺たちは知っているし、あの人たちなら安心できるようなところだ」

茜「逆にそうじゃないと困るのですが…………」

紅「楽しみ」

 

三人は寺子屋へ着く

 

 

 

慧「む?武たちか、ちょうど良かった。呼ぼうとしたところだ。入ってくれ、引き取り手も来たところだ」

 

寺子屋に着き

玄関に入ると慧音が今から出かけようとするような状態でいた

 

武「そうですか、ではえーと何処に?」

慧「右から2番目の教室だ、その中にいる」

 

そう言い慧音は右から2番目の教室を指差す

 

茜「ありがとうございます。それでは行きましょうか」

 

3人は教室の前で止まる

各々緊張しているような表情をする

 

武「じゃ紅羽ちゃん開けてくれ」

 

コクリと頷きドアに手をかける

そしてドアを開ける

 

紅「えっ」

茜「えっ」

 

2人は驚きの表情を浮かべる

無理もない、予想外すぎる人がそこにいたから

 

武「ヤッホー、元気?由紀ちゃん」

由「はい、元気ですよ。紅羽ちゃんは?」

紅「えっ?あっ、元気」

由「そうですか。良かったです。えーとこれからよろしくね、紅羽ちゃん」

 

そう由紀ちゃんである

教室の真ん中では由紀ちゃんのご両親が並んで座っている

 

武「今回はありがとうございます。御二方」

 

そう言い武は一礼する

すると由紀の両親は立ってお辞儀をする

 

由父「いえいえ、そんな大層なことはしていませんよ」

武「いえ、ですが…………」

由父「私達は紅羽ちゃんが少しでも幸せになってもらいたいだけです。そのためなら、引き取るぐらいやりますよ」

由母「それに由紀からの強い要望でもあったので」

武「そうですか」

茜「たしかに知っている方ですが…………」

 

茜は未だに驚いた顔をしている

紅羽ちゃんは由紀ちゃんと色々話している

あぁ尊いなぁと武は心の中で思う

 

武「紅羽ちゃん」

紅「ん?どうしたのお兄ちゃん?」

武「どう?やっていけそう?」

紅「うん、やっていける」

武「そっか、じゃ大丈夫だね」

 

そう言い紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

武「それでは、あの件のこともあるので万が一に備えてあと少し、今月末までは預かって来月からそちらで引き取る形でいいですか?」

 

本来なら今すぐにと言いたいが、あの男がまだいる可能性があるから

もう少しだけ俺の方で預かる提案をした

由紀父は笑顔ではい、それでいいです。と答える

 

しばらく各々談笑したところで今日のところは解散ということになった

こうして紅羽ちゃんの引き取り手は決まった

 

 

 




FGO新イベ、沖田さんオルタ?そんなの知らない
以蔵とエミヤ来ました
周回は滅茶苦茶楽
だって面倒な相手は土方が殴って終わっちゃうから


感想ありがとうございました


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第120話 サプライズ

どうもジョースターです

大阪地震割とモロくらいました
その時通学中で、地下鉄に乗っていたので揺れ自体はあまりでしたがしばらく電車が緊急停止して、そして近くの駅で降ろされ避難しました
その後しばらく避難所で待機してから、歩いて家まで帰ることになりましたよ(半ギレ)

ではどうぞ〜〜


前回のあらすじ

 

紅羽ちゃんが由紀ちゃんの妹に

 

 

武「さてさてと、というわけで神社に帰って来たわけですけども」

 

由紀ちゃんとそのご両親と話をし解散してから数十分

買い物を済ませて神社に帰っていた

 

茜「何かするのですか?いつもならもう少し長く人里にいるはずなのに、それに買い物もいつもよりかなり多い気がするのですが」

武「気のせい気のせい、ちょっと量がかさばっているだけだよ」

紅「?」

 

不思議そうに首をかしげる紅羽ちゃん

 

茜「というか承太郎さんは?」

武「あいつなら用事があるから先に帰っていいってよ」

茜「そうですか」

武「さてと、紅羽ちゃん。俺と茜は晩御飯の用意をするから、ちょっと霊夢のところへ行っていてくれないかな?」

紅「うん、分かった」

 

そう言い紅羽ちゃんは縁側へ向かう

 

茜「……………成る程、そういうことですか。では時間がないのでテキパキ行きましょう」

武「理解が早くて助かるよ」

 

2人は調理場に食材を運びながら調理手順や担当する役割を話し合う

 

 

 

 

一方紅羽ちゃんは

 

 

紅「引き取り……………か………………」

霊「あら、どうしたの紅羽ちゃん浮かない顔して、引取先が決まったのじゃないの?」

紅「うん、そうだけど。引き取り先の人たちはいい人だったよ」

霊「それはよかったわね、でもそれじゃなんでそんな顔をするの?」

紅「だって、お兄ちゃんと離れ離れになっちゃうから………………」

 

そう言い紅羽ちゃんは俯く

 

霊「そうね、武とは会えなくなっちゃう、もちろんたまには会えるけど」

紅「だから、怖いの。今は紅羽は毎日お兄ちゃんに会えてるけど。

でも、引き取られれば会えなくなっちゃう。そうなると紅羽はどうなっちゃうのかが怖い。それでお兄ちゃんに取り返しもつかないことをしちゃったら…………………」

霊「……………………紅羽ちゃん」

紅「?」

霊「そんなに考え込まなくていいじゃない?

そんなことをずっと考えてしまったら何も出来ないわよ」

紅「でも、前の宴会の時に紅羽以外の女の子にお兄ちゃんがじゃれついた時、なんだか心が苦しくて、ずっと紅羽だけを見て欲しい気持ちになったの。紅羽にはしなかったから紅羽だけにして欲しかった。もしかしたらそういった感情の所為でお兄ちゃんを…………」

 

霊夢は考え込む

紅羽ちゃんが言いたいのは、レミリアとかフランにじゃれついているのを見て、嫉妬に駆られた

だから、離れ離れになったらきっとそう言った感情はもっと大きくなると思っている

 

霊「紅羽ちゃん、少し勘違いしてるわね」

紅「え?」

霊「そのレミリアとかにじゃれついているのを見て私もそうして欲しいと思った

でもね、その感情は決してダメなことじゃないの」

紅「なんで?」

霊「確かにそう言った負の感情はある一定を超えるとダメなものになる。でも、今回の場合は違う」

 

霊夢はところでと言葉を続ける

 

霊「武のことどう思っているの?」

紅「え?それは、もちろんカッコいいお兄ちゃんだと思ってるけど…………」

霊「違う、私が聞きたいのは武のことが好きか嫌いか、どっちかってこと。

正直に話して」

 

霊夢はじっと紅羽ちゃんを見つめる

 

紅「………………好き、大、好き」

 

顔を真っ赤にして答える

 

霊「そう、ならさっきの答えは簡単よ。紅羽ちゃん、貴女は武のことが好き、つまり恋をしてるの

だから、自分だけを見て欲しいと思ってしまう。他の人といると悲しくなってしまうの」

紅「じゃぁどうすればいいの?」

霊「そうね、アイツは承太郎と一緒で肝心なところ鈍感だから思い切って言えばいいと思うわよ」

 

紅羽ちゃんはそれを聞いて頷く

 

霊「そして、忘れないで。武はあなたのことを決して嫌ってなんていない。嫌ってる奴のためにあんなにボロボロになる?ならないわ。

だから、紅羽ちゃんが恐れる最悪のことはないわよ」

紅「よく、考えるとそうだった…………」

霊「はい、この話は終わり。武たちが夕食を作るまで待ちましょう」

紅「お手伝いとかしたほうがいいかな?」

霊「いや、大丈夫でしょう。茜ちゃんがいるし。出来た時にお皿出しとかを手伝うとかにしなさい」

 

紅羽ちゃんはうんと頷く

 

 

 

 

 

 

一方その頃承太郎は

少し時間は遡る

 

レ「で?わざわざ、紅魔館に何の用?承太郎」

 

承太郎は紅魔館に来ていた

場所は食堂

テーブルを挟んで向かい合って話をする

レミリアのおやつの時間に承太郎が来ておやつのプリンを食べながら話をすることになった

レミリアの後ろには例の如く咲夜がいる

 

承「いや、少し頼みがあるんだが」

レ「そう、貴方のお願いよ。ある程度なら叶えてあげるわ」

承「そうか、なら単刀直入にいう

ちょっと咲夜に手伝ってもらいたいことがあってだな、少し借りていいか?」

レ「何をするかによるわね」

承「それは」

 

承太郎は話す

それを聞いたレミリアは頷く

 

レ「いいわ、あの子のためよ。咲夜、協力してあげなさい。あと余った分は私に頂戴」

咲「元々お嬢様の分も作る気でいましたよ」

レ「流石ね」

咲「それでは承太郎さん。時間が掛かるものですので早く製作に入りましょう」

承「そうだな」

 

そう言い承太郎と咲夜は調理場へ向かう

 

咲「ところで作る食材はあるのですか?」

承「あぁ一応買っておいた」

咲「抜け目無いですね」

 

一方残されたレミリアは

 

レ「ほんと、私ってあぁいった子に甘いのよね

このプリンみたいに」

 

そう言いプリンを口にする

 

レ「!!!ッ」

 

しかしプリンからは甘さは感じられず、むしろその逆の辛味が舌を襲いかかる

 

レ「か、辛い!なんで!」

 

涙目になりながら、叫ぶレミリア

 

フ「やったー引っかかったーーお姉様!」

 

いつのまにか承太郎が座っていた所に座っているフランが言う、満面の笑顔で

 

レ「フ、フラン貴女まさか…………」

フ「お姉様が隙だらけだったからついイタズラしちゃった」

 

そう言いすらこらさっさと逃げるフラン

それを追いかけるレミリア

今日も紅魔館は平和です(大嘘)

その後、レーヴァテインとグングニルが出てきたあたりで承太郎に止められました

 

 

 

数時間後

 

承「いや、すまない。俺こういう系の盛り付けが下手くそでな。

助かった」

 

承太郎は完成したものを亀に入れながらそういう

 

咲「いえいえ、そんなそれよりそろそろ行かないと間に合いませんよ?」

承「それもそうだな、ではお言葉に甘えて帰らせてもらおう。

俺の勝手なことで巻き込んですまなかった」

咲「お気をつけてお帰りください〜〜」

 

承太郎は無言で手を振り紅魔館を去った

 

 

 

 

 

博麗神社調理場

 

武「バレてねぇよな?紅羽ちゃんに」

茜「まぁ多少は、バレてるかもしれませんが大丈夫でしょう」

武「よし、あとは作るだけだ。迅速に作って紅羽ちゃんをビックリさせよう」

茜「そうですね。えーとこのレシピだと…………うん、私がこちらの方をやるのでお兄さんは紅羽ちゃんが好きな食べ物を作ってください」

 

茜はそういい必要な食材を取り

準備をする

 

武「おう、任せとけ」

茜「というか、紅羽ちゃんの好きな食べ物ってなんなのですか?」

武「え?簡単だよ。それは宇治金時だよ」

茜「あぁ成る程。では早速作りましょうか」

 

そう言い武はおうと言い料理を始める

 

 

 

 

1時間後

 

紅「お兄ちゃんたち、遅いなぁ」

霊「もうそろそろじゃない?」

承「ただいまー」

 

紅羽ちゃんと霊夢は縁側で座って夕食を待っていると

承太郎が帰ってきた

 

霊「あら、遅かったわね」

承「いや、ちと私用で色々あってな」

霊「何よ。その私用って」

承「私用は私用だよ」

霊「そ、そう。まぁいいわ」

武「夕食もうそろそろ出来るぞー準備してくれー」

霊「紅羽ちゃん出番じゃない?」

 

紅羽ちゃんは頷き夕食の準備を始める

 

承「さてと、アレはまだ出さないから冷蔵庫に入れとくか」

霊「そうね。それより承太郎」

承「どうした?」

霊「萃香知らない?」

承「そういやいつのまにか居ないな」

 

そう言い承太郎は周りを見渡す

しかし萃香はどこにも居なかった

 

霊「まぁそのうち帰って来るか」

承「だな、じゃ俺は料理場に行って来る」

 

そう言い承太郎は調理場へ向かう

 

 

 

 

茜「承太郎さん。アレ出来ました?」

承「おうばっちし」

武「よし、じゃこれで全部揃ったな」

茜「それでサプライズにしても出してる間にバレますよね?」

武「私にいい考えがある」

 

その考えは、二人が予想だにしないある意味ぶっ飛んだ方法だった

 

 

To be continued ーーーーーーー>




まぁうん、微妙に時間が足りなかったんや
地震で二日間それどころじゃなかったし
いまいちどういうことかわからない、と思いますが次の話見れば納得だと思います(たぶんおそらくきっと)

沖田さんオルタ当てました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーー


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第121話 ハジメテ

どうもジョースターです

なんだろう、ゲームのガチャ運が色々振り切れてる
グラブルではSSR確率2倍で6パーセント野ガチャで60連ぐらい回してssrたったの2なのに
FGOでは沖田オルタが2体くるということ前代未聞の出来事が起きたり
どーなってんの?
これは運がいいのか、悪いのかこれもうワカンねぇなではどうぞーー


前回のあらすじ

 

私にいい考えがある(フラグ)

 

 

 

承「いい考えって何する気だよ。いやな予感しかしないのだが」

茜「奇遇ですね。私も嫌な予感がしてます。なんか余計なことをしなければいいのですが」

ブ「いやぁ無理だと思うよ?だって私にいい考えがあるって言った時点でどうあがいても覆せないフラグが立っちゃったし」

承「お前が出ると話がえらいメタくなるな、お前はメタい話以外は出来ないのか?」

 

そう言い承太郎はブラッドを半………………いや殆ど強制的に引っ込める

無論物理行使で

さすがは我らが主人公容赦無い

武はせっせと用意をしている紅羽ちゃんのすぐ近くまでいた

 

茜「俺に任せとけって言って何も言わずに行っちゃいましたから、不安です

あっ紅羽ちゃんに近付いていった」

承「そうか」

 

武と紅羽ちゃんは何かを話していた

そして、意外とあっさりと紅羽ちゃんは別の部屋へと行った

 

茜「意外と簡単でしたね」

承「そうだな、武との会話が少し気になるが」

 

そう言いながら2人は料理を運ぶ

 

ブ「面白くない。そこは変なことをやらかしてボコられるのがお約束だと思うのだけど…………」

承「お前は何を期待していたんだよ」

ブ「言ったら殺されそうなこと」

承「よし、わかった。じゃぁお望みどおり殺す」

ブ「いやまでいってな」

 

ブラッドが何か言おうとするが一切無視して容赦無く瞬殺する承太郎

側から見ればどっちがスタンドか分からない

 

武「おい漫才してないでさっさとやろうぜ。紅羽ちゃんが待ってるから」

承「いやすまん」

 

そう言い承太郎は作業に戻る

 

 

そして全ての料理が運び終わる

武は紅羽ちゃんを連れてくると言いその部屋を去った

 

霊「ところでなんで今日は豪華なの?」

承「あぁそれはなんでも、引き取り手が見つかった記念とそして、紅羽ちゃんに良い思い出をさせてあげたいからだって」

茜「ほんと、お兄ちゃんって幼女の為ならなんでもしますね」

承「逆にあいつからロリコンを取ったら何が残る?」

霊「何も残らないわね、恐ろしいことに」

 

本当に恐ろしいことだなと承太郎は笑いながら言う

 

 

武「おーい連れて来たぞーー」

 

そう言い武は部屋に入る

その側には目隠しをしている紅羽ちゃんがいた

 

承「ちょっとストップ」

 

そう言い承太郎は野球のタイムのサインみたいなものを取り

霊夢と茜を呼ぶ

 

霊「あれアウトよね?」

茜「完全に女の子を監禁している絵図らですよね」

承「どうする?処す処す?」

霊「いえいえ落ち着きましょう。あの目隠しがどうあがいても、普通の目隠しじゃなくて、そういう系の奴だとしても。

そう落ち着きましょう

あれはきっとそれしか無かったのでしょう」

茜「そ、そうですよね。た、偶々ですよね」

承「そうだな、うん。逆になんでそれがあるのという疑問はあるけど武だから仕方ない。そうだなうん」

 

そう言い全員無理矢理納得させる

 

武「?何やってんだ?」

承「すまない、ちょっと確認ごとをしていた。準備は出来たぞ」

武「そうか、じゃ紅羽ちゃん目隠しを外して」

 

武がそういうとコクリと頷き

目隠しを外す

そこには大量の料理が並んでいた

そしてそれら殆どが紅羽ちゃんがよく好んで食べているものである

 

紅「お、お兄ちゃんんこれって」

武「今日はいっぱい食べてね。紅羽ちゃん」

紅「うん、分かった」

 

そう言い全員が座る

 

武「さてさて、ではでは皆さまお手を合わせて」

 

いただきます

 

 

それを皮切りに全員が食べ始める

紅羽ちゃんも少しずつではあるが、食べ始める

その顔は少し微笑んでいた

それを見て武は有ることを思い出していた

 

 

 

 

ーーーー

 

 

 

 

紅「好きな食べ物?」

武「そう、好きな食べ物、何かある?」

紅「うーん、あっ宇治金時と………………お兄ちゃんの作ったカツ丼?」

武「それ以外にはないの?」

紅「うん、紅羽はずっと一人で食べていて好きなもの嫌いなものなんて分からないままずっとただ食べてたから………………

好きな食べ物っていうとお兄ちゃんにあって以降しかない」

武「そっか…………分かった。ありがとう」

 

武はそういい紅羽ちゃんの頭を撫でる

紅羽ちゃんはそれを気持ちよさそうにしていた

しかし武は、逆に苦しそうな顔をしていた

そしてあの生活が紅羽ちゃんにどれだけの悪影響を及ぼしているかが改めて実感していた

今でこそ、時々食事でも笑顔になる時があるけど、それでもただ食べているっている感じが少しあった

そりゃ生まれたから今の今までそういう生活を続けていたからそうスグ直るわけもない

武はそれの重さを知りながらの紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

ーーーーー

 

 

 

 

武(そのことを考えると今はマシになったなぁ)

 

武は紅羽ちゃんを見つめながらそう思う

それに気がついた紅羽ちゃんが疑問符を浮かべる

 

霊「これ美味いわね。武と茜ちゃん腕あげたわね」

 

そう言い鳥の照り焼きを摘んだ箸を上げる

 

茜「それはお兄さんが作ったものですから、褒めるならお兄ちゃんだけですよ」

霊「あら意外。てっきり茜ちゃんが作ったと思ったのに」

 

そう言い照り焼きを食べる

 

武「それは承太郎にも色々教えてもらったからな」

承「俺が育てました」

茜「いつの間に…………承太郎さん私にも後で教えてくれませんか?」

承「いいぞ」

茜「ありがとうございます」

 

そう言い茜は一礼する

その後も全員の食事の手は止まることなくあっさり大量にあった料理は無くなった

 

 

 

 

 

紅「ご馳走様」

武「さて、そろそろやるか」

承「そうだな取ってくるわ」

 

そう言い承太郎は立ち上がり何かを取りに行く

武はその隙にくれはちゃんに話しかける

 

武「美味しかったね、紅羽ちゃん」

紅「うん、美味しかった」

武「それは良かった。でもね、お楽しみはこれからだよ」

紅「?」

 

そういうと承太郎が戻ってきた

その手には様々なデザートがあった

 

承「おまたせしました、咲夜と俺が作った一口デザートと武がわざわざ由紀ちゃんに聞いていたレシピで作った宇治金時でーす」

紅「!」

 

承太郎はそういいながら様々なデザートが大量に置かれている皿を一人ずつに置く

そしてそれと同時に宇治金時も一人ずつにおく

紅羽ちゃんの目はさっきから輝きっぱなしだ

 

霊「そのために紅魔館に行ってたのね」

承「俺は正直こう言った作業は出来ないからな、一番出来そうなのが咲夜だった。まぁ結果は咲夜に頼んで正解だった」

茜「確かにそうですね。もうこれ下手な店で食べるよりこっちの方がいいレベルですよ」

武「そうだな、まぁ兎にも角にも食べるか」

承「そうするか」

 

そう言い各々の食べ始める

 

紅「美味しい」

武「お口に合って恐悦至極ってね」

紅「ありがとうお兄ちゃん。紅羽のために…………」

武「紅羽ちゃんが喜んでくれてよかったよ」

 

そう言い武が言うと

紅羽ちゃんはおもむろに一口サイズのケーキをフォークで刺し

武の前に出す

 

紅「あーん」

武「えっあっいや流石にそれは…………」

紅「あーん」

 

どうやら拒否権はないらしい

する気もないが

 

武「うん美味しい」

 

パクッと食べてそういい笑顔で答える

そしてお返しと言わんばかりに武も同じことをする

 

武「アーン」

紅「アーン」

 

紅羽ちゃんは武と違いなんの躊躇いもなく食べる

そしてお互いになくなるまで食べさせあっていた

 

 

 

 

 

 

承「ご馳走様でした」

茜「ご馳走さまでした」

 

各々がそういい自分の分の皿を運ぶ

そして武と紅羽ちゃんは二人きりになれた

 

武「どうだった?」

紅「美味しかった」

武「それはよかったよかった」

 

そう言い武は撫でる

 

紅「お兄ちゃん」

武「どうしたの?」

紅「紅羽ね。怖いの、お兄ちゃんと離れ離れになるのが自分が自分で無くなるかもしれない。もしかしたら壊れてしまうかもしれない

それが怖いの」

武「安心して紅羽ちゃん。たとえ離れ離れになっても俺は絶対に紅羽ちゃんの味方だよ。だからそんなに怖がらないで」

紅「そう…………お兄ちゃん、ちょっとわがまましていい?」

武「もちろんいいよ」

 

武がそういう言うと紅羽ちゃんは武に抱きつきながら

唇と唇を合わせる

あまりの出来事に武は完全に放心している

数十秒後紅羽ちゃんは離れた

 

紅「紅羽の始めて………………あげる。大好きだよ、お兄ちゃん」

 

そう言い紅羽ちゃんは自分の分の皿を集めて運び始めた

 

一方武は

 

武「奪われちゃった………………初めて…………奪われちゃった…………」

承「おい武?何があった?武?

………………こ、こいつ死んでいる…………」

 

あまりの出来事放心どころか完全に死んでいた

 

ブ「だれか!ザオラルをザオラルを掛けてください!」

 

その後全員の必死の救命活動でなんとか復活した

 

 

To be continued ーーーーーーー>




*武と紅羽ちゃんは一応高校生と幼女です

感想誤字アドバイスなどございましたらお願いします


次回もお楽しみにーー


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第122話 コラボ!博麗の(やる気のない)神主!

どうもジョースターです

今回はまたまた執筆使いさんとのコラボです
タイトルは『博麗の(やる気のない)神主です』

主人公なのにとんでもないほどの外道という一風変わった作品でそういうのがいける人にはオススメです

あっ因みに今回のコラボに戦闘は一切ないです
理由?まぁそれは後書きで

それと今回メタ発言が多いです
ご注意ください

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

紅羽ちゃんが一番ヒロインしてる気がする

 

 

 

「あーめんどくせぇ、あのBBAはなんでこんなクソめんどくせぇことしやがった、ぜってぇ許さねぇ………………」

 

男は目だらけの空間の中を落ちながら呟く

 

 

 

 

 

 

 

博麗神社

 

 

武「おはよう紅羽ちゃん」

紅「おは…………ようお兄ちゃん」

承「俺らには挨拶なしかよ」

武「いや、紅羽ちゃんが最初に見えたからつい…………悪意はないからな、一応」

茜「全く、これだからロリコンは………………」

 

否定も肯定もしない武

もうこれ肯定扱いでいいじゃないかな?と思い始めた承太郎

武の瀕死事件の次の日

いつも通りなんも変哲も無い日常に戻っていた

紅羽ちゃんが武を見るたびに、顔を赤らめ恥ずかしそうに俯くのを除けば

 

茜「承太郎さん。なんかお兄さんと紅羽ちゃんの様子がおかしい気がするのですが」

承「平常運転だろ」

霊「気のせいでしょ」

茜「そうですか。まぁ気の所為ならいいのですが」

 

茜はそう言いながら朝食を取りに行く

 

霊「ほんと茜ちゃんが暮らすようになってから、アレね。

朝食がきっちりできるようになったわね」

承「まぁ俺はたまに徹夜して瀕死だったり、用事で出かけたりしてたからな。茜がいるだけですごい助かる」

武「流石は中学でパーフェクト茜ちゃんと呼ばれているだけはある」

 

中学でも色々伝説を残して来た

それが茜ちゃん

 

茜「さぁ、朝食ですよーー」

紅「お手伝いする」

武「偉いなぁ紅羽ちゃん………………」

 

もう保護者かなんかだろとツッコミたいが堪える承太郎

 

承「さぁて休みだし久しぶりにゴロゴロするか」

 

 

「どーもー帰りに来ましたー」

 

外から男の声が聞こえる

 

承「よかったな霊夢、久しぶりの仕事だぞ」

霊「えぇ…………面倒くさいわ」

承「グダグダ言うな、いつもロクに仕事してないような人間だぞお前は、こんなちょっとの仕事ぐらいで文句言うな」

霊「ハイハイ分かりましたよっと。やればいいんでしょ、やれば」

 

霊夢は外に出る

一応俺も付いていく

そこにいたのは黒いボサボサの髪、死んだ目………………っていうかもはや死んだ魚の目レベルじゃないかと疑うレベルの死んだ目という何一つヤル気がなさそうな男がいた

 

「オラァ、さっさと茶を出せ、茶を。

そしてさっさと俺を元の場所に返しやがれ」

承「タイムちょっと待ってくれ」

「やだね。俺は早くグダグダしたいんだ」

承「OK、分かった。そして霊夢無言でお祓い棒を構えるな、ステイステイ」

 

霊夢は舌打ちをしてお祓い棒を下ろす

 

承「えーと、まずは確認だ。どこへ帰りたいんだ?」

「あぁ?んなもん俺がの元々いた幻想郷に決まってんだろうが」

霊「…………え?」

承「よぉし、霊夢。大至急あの馬鹿紫を連れてこい、今すぐにだ。

これは決して俺らが手を出せるものじゃない、あの馬鹿が気まぐれでやらかしたのだろう」

「ってことはすぐには帰れねぇと?

んだよ、つっかえねぇなお前ら、あークソ使えねぇ」

 

さっきから言いたい放題な男

ある意味では人を怒らせる天才なのではと思ってしまう承太郎

 

承「とりあえず名前を教えてくれないか?」

菊「菊池零治だ、覚えておけクソでかノッポゴリラ」

承「言いたい放題だなぁ!俺の名前は」

菊「あぁいいよそういういうの覚える気がないから俺」

承「……………………キレそう、なぁこれはキレていいよなぁ。ここまで喧嘩売られて笑って済まされるほど俺は穏便じゃないからなぁ」

霊「承太郎落ち着きなさい。あんたがキレたら冗談抜きでここら辺がヤバいことになるから、落ち着いて」

 

怒りを通り越してもはやただの殺意の波動を放っている承太郎を全力で止める霊夢

 

菊「あのBBA来るまでは帰れねぇってことかよ。あー面倒くせぇ

とりあえず上がらせてもらうわ、あと茶と菓子出せ」

霊「いや、許可取る前に上がっているのだけど…………」

承「霊夢、胃薬あったっけ?」

霊「承太郎は過剰のストレスで胃に穴が開くことを前提に考えてるし!あーもう!なんなのよこれは!」

 

基本振り回す側の霊夢も流石に今回に限っては振り回されている

 

 

数分後

 

 

茜「で?そこにいる男が。その別の世界の幻想郷から来た男と

向こうの世界では神主をやっていると…………ふむ、わかりました」

武「へぇー別の世界ねぇ、まぁよくあることだし気にしたら負けか」

紅「不思議…………」

菊「なんかここの神社は人多いなぁ、マンションじゃねーんだからさ、というかこの団子ウメェ、糖分が染み渡るわ」

 

零治は茜が作ったみたらしだんごを食べながら言う

この男、別の幻想郷の博麗神社の神主として生活しているが…………

まぁご覧の通り、ロクデナシでめんどくさがりで、とてもではないが主人公とは思えない行動ばかりをする男

能力は冗談抜きでチート

承太郎がパッと見チートだが実際はそうでもなかったりする能力に対し

能力だけを見ればそこまでだけど(それでも大分ぶっ飛んでいるが)実際のところありえないぐらいチートな能力

その能力は『熱を操る程度の能力』

ジョジョで言うシンプルな程強いという、まさにそれを体現した能力

 

菊「さぁて、グダグダするかぁ」

茜「ご自由にどうぞ零治さん、何かあったら言ってくださいね、できる限りやるので」

霊「ほんと茜ちゃん凄いわね、あんな度がし難いクズにあんな接待出来るなんて」

承「まぁその分キレた時が怖いけどな」

武「承太郎、暇だしなんかゲームしようぜ」

紅「げぇむ?」

 

紅羽ちゃんは疑問視を浮かべる

 

武「そっか当たり前だけど紅羽ちゃんは知らないのか、えーとゲームというのは外の世界の遊ぶ道具で…………まぁ見れば分かるよ」

菊「えっ?DSとかあんのかここ!?」

承「あぁ一応全ゲーム機器は揃えているぞ」

菊「おいマジかよ。やらせろ、俺にイナズマイレ◯ン3をやらせろ」

承「いいぞちょっと待てえーと確かこの辺りに…………あった」

 

承太郎は亀を取り出し中から3◯Sを取り出した

零治はそれを受け取り電源を入れる

 

菊「いやぁまさか幻想郷でゲームができるなんてなぁ、ってえ?」

承「ん?どうかしたか?」

菊「いや、なんかプレイ時間がカンストしてたから…………それにオールレベルマックスで、主力選手は完全網羅って…………

貴様ッ!このゲームやり込んでいるなッ!」

承「いやぁ一時がっつりハマっちまってな、気がついたらそうなった」

菊「まぁいいや、これで一方的な蹂躙出来るし」

武「しれっとクズなことを言うなぁ、零治君よ」

 

武はそうツッコミを入れる

その後もまさかの全員がゲームをするというグダグダっぷり

一応コラボ回のはずなのにそんなの知るかと言わんばかりのグダグダである

そして零治も零治ですっかり馴染んでしまっている

もうこれどうすんだよと、中の人が焦りつつあるぞ「知るかよ、そんなもん、変な異変とかやらすなよ?めんどくせぇから」

…………最早第四の壁まで突破する始末

メメタァすぎる

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「イエーイ、私一位ーー世界1位〜〜」

承「チッ誰だよ、最後の最後で青甲羅投げた野郎は」

菊「ザマァ見やがれ、テメェは絶対人気投票とかしても主人公のくせに2位とか3位とかなタイプだよ、ざまみろ」

承「いや、それを言ったらお前もそうなるだ………………いや、ここまでいくとむしろ清々しいか」

茜「そういうあなたこそ、1位になって調子乗って大分ボコられてましたよね?」

武「………………最下位の俺に人権は「「「「あるわけない」」」」もうヤダ、武くん寝る」

紅「お兄ちゃん、ふて寝しないで………………」

 

ただ今某配水管の甲羅やらバナナが飛び交うカーレースを全員は出来ないから、霊夢、承太郎、零治、武(ただし、茜と紅羽とたまに交代する)4人でやっていた

今回のレースは霊夢が1位

承太郎は大半が一位だったが、最後の最後で青甲羅が来て順位が下がり3位

零治は一瞬承太郎を赤甲羅を当てて抜いて一位になるがその瞬間に調子に乗ってしまい、まさかの被弾により5位

武?12人中12位、何故かアイテムは最下位なのにキノコ一個、そしてやたら被弾率が高く、もう呪われてるだろと疑われるレベル

茜はこういうのは苦手というだけあり、武ほどではないが下位の分類

紅羽ちゃんは最初こそ全然だったが慣れ始めるとみるみる成績が上がり、最終的に上位陣を追い越さんばかりの成長を見せた

 

 

菊「あぁ、楽しかった〜〜さぁてなんか糖分を寄越せ今すぐに」

承「おう、自分は絶対に動かないという確固たる執念を感じるよ」

菊「当たり前だ、俺は面倒が嫌いなんでな」

茜「はい、お待たせしました。宇治金時です」

 

そこにはただの宇治金時………………ではなく、普通の宇治金時に大量のあんこ、そして蜜

糖尿病マッハ間違いなしの代物だった

これにはかなりの甘党の承太郎も苦笑い

しかし

 

菊「おぉ、わかってんじゃねーかよ。これだよコレ」

 

そう言い食べ始める零治

流石の茜も困惑気味

自分が用意して出したはずなのに

 

茜「いや、甘いものがいいから大量に持って嫌がらせをしようとしたらまさかここまで末期だとは…………」

紅「いくら紅羽でもこれは…………」

承「いつ糖尿病になってもおかしくねぇぞこれ」

 

そんな心配も物ともせずの食べる零治

流石としか言いようがない

 

茜「なんだか、見てるこっちが胸焼けしてみましたね」

承「そうだな」

武「甘いものがあまりな俺からすればもう見てるだけで胃もたれレベルなんですけど」

 

 

数分後

零治は一切止まることがなく食べ終わる

 

菊「それでよぉ〜いつになったらあのBBAは来るんだよぉ〜おっせぇな、なんだ腰痛めたりしたのか?えぇ?」

承「さぁ、俺の口からは何も言えないな」

 

というか言ったら言ったで殺されそうだし

と付け足す承太郎

 

霊「そういえば、思ったのだけど」

承「どうした霊夢?」

霊「いや、軽い疑問なんだけど承太郎と零治が戦ったらどっちか勝つのかなぁっと思って」

 

それを聞いた瞬間、武も茜も頷く

確かにそれぞれかなりぶっ壊れている能力を持ち合わせている

ならばどっちが強いのかと思ってしまうのも不思議ではない

 

承「そうだな、多分だけど手数の多さなら俺が圧倒的にあるけど、ただそれだけで勝ち負けが決まるわけでもねぇからな。

正直、多分勝率は半分半分だと思うぞ。どっちが勝ってもおかしくないレベル」

菊「おぉ、俺もめんどくせぇが色々考えたけど同じ結果なことだ、どうあがいても相討ちに近い状態になる」

霊「へぇ、じゃ戦って見せてよ」

承•菊「「絶対にやだ」」

 

二人は同時に拒否する

 

霊「なんでよ」

承「戦う理由もないし」

菊「戦う必要さえないのにやるわけないだろ、めんどくせぇ」

承「それにもし戦ったら多分辺り一面ただじゃ済まないぞ」

霊「じゃぁ、絶対にしないで」

 

そう霊夢は念を押す

 

承「言われなくても」

紫「あら意外ね。てっきり性格がまるっきり逆だから喧嘩でもして戦うかと思ったのに、つまらないわね」

 

そう言い承太郎の隣に隙間から身を乗り出す

 

承「なんだいたのか紫」

菊「えーと、その紫はこっちの世界のBBAでいいのか?」

紫「そうなるわね、というか話通りのクソ野郎ね」

菊「おら、俺を早く帰らせろ。早く神社に帰ってゴロゴロさせろ」

 

紫は若干青筋を立てながら溜息を吐く

 

茜「あのー新しい甘味が出来たところなんですが………………」

菊「よぉし、糖分補給が先だな」

承「さっきあんだけ食ってたろ」

菊「気にするな」

 

零治は茜が用意したみたらしにあんこを大量に乗せた

またもや糖尿病になりそうなものを出す

零治、なんのためらいもなく食べる

というか、今回、ただただ延々とゲームと甘いものことしかやってない気が…………

 

菊「それじゃ、帰る」

 

食べ終わり立ち上がる零治

 

承「おっそうか。元気でな、後無理はするなよ」

菊「オカンかお前は、まぁ元々無理なことはしない主義なんでな」

茜「またいつでもいらしてくださいね」

菊「あぁ、またここに来たら糖分よこせ

まぁまずここに来たかねぇけどな、めんどくせぇ」

 

そう言いながら紫が開いた隙間に入る

 

菊「あー言い忘れたが、結構楽しかったぞ、まっ偶には悪かねぇな」

 

そう言い残し去っていた

 

 

承「いろんな意味で凄いやつだったな。いろんな意味で」

武「そうだな、いい意味でも悪い意味でも」

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 




まずは最初に戦闘描写を書く
よしできた、さてじゃそこまでの道のりを………………アレ?出来ねぇ…………もうなしでいいや
こんな感じで戦闘描写が消えました

だって2人とも無駄な戦いとか絶対しないタイプですし
それとそこまで外道に出来なかった……
意外と外道キャラがここの作品が少ないから慣れないのですよね

執筆使いさんほんとごめんなさい

感想、アドバイス、誤字などございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーー


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第123話 問題を解くより作る方が意外と面倒な時がある

どうもジョースターです

そろそろFGO新章か…………新鯖がアーチャーだから槍か………………まともに戦えるのが現状水着きよひーとパールさんとか兄貴、宝蔵院くらいしかいねぇや

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

作者のメタ話をするとしよう

 

 

 

承「四月ももう終わりか………………」

武「そうだな」

茜「ということは………………」

紅「………………あとちょっと」

 

現在四月27日

零治が来たのが25日あたり

それから数日が過ぎ

あと少しで四月が終わる

 

ブ「時間の流れって速いものだねぇ……………」

霊「まぁそういうもんよ」

茜「そうですよね。まぁ時間はいくら悔やんだところで帰ってくるわけもありません」

霊「そうね、だから後悔だけはしない様にして行きたいわね」

紅「後悔………………」

武「どうしたの?紅羽ちゃん」

紅「なんでも………………ない」

 

そっかという言う武

対して紅羽ちゃんは俯いて何かを考えている様な素振りをしている

 

承「さってと、仕事にでも行くか」

武「あれ?今日は仕事休みじゃ、」

承「バカ言え、お前は休みだけど俺にはあるんだよ」

茜「あっ、確かテスト問題を製作するとか、そんな話を聞いた気が」

承「全学年受け持ってるから、いくつか分担してもらったとはいえ

それでも結構あるから休日返上して作ることになった」

茜「それでしたら私もお手伝いしてもよろしいでしょうか?

一応そう言った系統は得意なので多少ですがお力になれると思いますが」

承「そうか。ならば頼む。武は………………うん期待するだけ無駄か」

武「幼女系統の問題なら幾らでも出せるぞ、『この画像の属性を全て答えよ』とか『この台詞でどういった系の属性か答えよ』とかいくらでも出せるぞ」

承「誰がわかるんだよ、んなもん」

武「紳士(訓練されたロリコン)なら余裕だぞ」

承「紳士怖いなぁ」

 

その発言に流石の霊夢でさえ苦笑いする

 

ブ「というか真剣に武にロリコン素晴らしさを語ってもらったら何話かかるのだろうかな」

 

ブラッドはもはやメタさを隠す気すらない

 

承「ブラッド、お前全開のやつのせいでどんどんメタいことを言いまくるな」

ブ「………………それには否定も肯定もしないよ」

承「まぁいい。とりあえず準備をするか」

茜「はい、わかりました、紅羽ちゃんはどうします?」

紅「紅羽は………………お兄ちゃんと一緒にいる」

茜「そうですか、では行ってきます」

武「いってら」

 

その後承太郎と茜は準備を済ませて人里へと向かう

そして着くや否や一直線で寺子屋へと行く

 

 

 

寺子屋

 

慧「ダメだ。この問題だと簡単すぎる。もう少し難易度を上げろ」

「はい、分かりました」

慧「不味いな。このペースだと間に合わない」

 

慧音はそういい頭を抱える

職員室はいつもより騒がしく問題制作に勤しんでいる

 

承「おはようございまーす」

 

そこに承太郎と茜が入ってくる

 

慧「む?承太郎か、おはよう。ちょうどいいところに来た。ちょっと相談があるのだがいいか?」

承「なんだ?」

慧「実はだな、このままだと間に合いそうにないんだ。だから」

承「俺がその穴埋めをしろと?」

慧「そうだ。すまないとは思っているが分かってくれ、いけるか?」

承「まぁそんなことだろうと思って一応多めに問題の案は作ってある

まぁまだ頭の中だけど」

 

そう言い承太郎は頭と指差す

慧音はそれを見て苦笑いをする

そして承太郎は自分の席に座り作業を始める

 

慧「それで茜は………………さしずめお手伝いという感じか?」

茜「はい、まさにその通りです」

慧「そうか、なら承太郎のサポートをしてくれ。一人でやるにはある程度出来ているとはいえキツイだろう」

茜「承知しました」

 

茜はそういい空いている椅子を取ってきて承太郎の隣に座る

 

承「どうした?」

茜「承太郎さんのサポートをしろと言われたので…………」

承「そうか、分かった。じゃぁ俺は問題製作をするからその点検と修正を頼む」

茜「お任せください」

承「じゃまずは………………」

 

そう言い承太郎は問題が書かれた紙を渡す

茜はそれを受け取り、問題を読む、そしてしばらくしたあと

 

茜「はい、問題ありません。ですが、少々修正して方がいいと思うことがあるのですが」

承「なんだ?」

茜「この問題だと、答えを出す時の公式がまだ習ってないものだと思うのですが、それなら一個前のもので止めさせるという手がありますが」

承「そうだな………………うん、そっちの方がいいな。修正しといてくれ、すまん」

茜「分かりました。修正しておきますね」

 

そう言い茜は慣れた手つきで問題を修正していく

 

承「なんかすっごい慣れてそうだな」

茜「まぁお兄さんの受験の時にテストをかなりの量作りましたから…………」

 

2人は作業をしながら話をする

 

承「へぇ、それはすごいな」

茜「おかげで、中2にして中3の内容を全て理解する羽目になりましたよ」

承「で?その肝心の武は?」

 

茜は大きく溜息を吐いた

そして首を横に振る

 

茜「全然でした。何回も同じことを教えることになりましたよ」

承「まぁそうなるよな、あいつ高校でも同じ状態だったからな。

中間しかやってないけど、一週間前にわざわざ俺に土下座してきたからな」

茜「あのロリコン…………」

承「その結果、教えるのがドンドン上手くなっていった」

茜「まぁそうなりますよね。ただ1番の問題はやる気なんですよね、テストで大事なのは」

承「そうだな、やる気がないやつに教えても意味はないからな」

茜「そういう点ではお兄さんは最低限はやろうとしてますね。最低限は」

 

それはいい意味でも悪い意味でもある

 

承「まぁ何か褒美を出せばやる気になる奴は多いけどな」

茜「お兄さんの場合は、間違いなく幼女でしょうね」

承「まぁそうなるな、あと茜がなんかするって言ったら多分いうこと聞くな」

茜「流石にそれは…………」

承「まぁ後で試しに言ってみろ。おそらく聞く。何をするかによるけど」

茜「そうですか、ならやってみようかな?」

 

茜はそういい頷く

その後数時間かけて完成する

 

 

慧「よし、これでどうにかなったな。

2人とも感謝する。お礼と言ってはなんだがこれ持っていけ」

茜「これは…………」

 

そう言い慧音は筍が3個ぐらい入った袋を渡す

 

慧「筍だ。妹紅が取って来てもらったのはいいのだが消化し切れそうになくてな。まあアク抜きとかは出来てないからしないといけないが味は保証しよう。」

承「ありがとう、ちょうどいいや。今は昼前だから今からやればギリギリ間に合うな」

茜「ですね」

慧「まぁ今日はもう休んでくれ。あとはなんとかする、助かったぞ二人とも」

承「そうか、じゃ帰るわ、ガンバレ」

 

そう言い2人は寺子屋を出る

 

承「さて、どういった感じに料理するか」

茜「安直にいくと煮物とかそんな感じになりますね

でも、たまには変わり種でもいいかもしれませんね。

例えば………………グラタンとかに入れたり」

承「えっ、グラタン!?」

茜「意外と合うらしいですよ。何処かの本で見たことがあります」

承「へぇ……………………よし、じゃそれにするか」

茜「そうですね」

 

そう言い2人は帰りついでに食材を買っていく

 

 

一方その頃博麗神社では

 

武「紅羽ちゃん、いいの?」

紅「?何が?」

 

武は膝の上に乗っている紅羽ちゃんに問いかける

紅羽ちゃんは不思議そうに見上げる

 

武「いや、承太郎と茜が人里行くときに紅羽ちゃん行きたそうな顔してたから」

紅「それよりもお兄ちゃんと一緒にいたい」

武「そっか、それで何しよっか?」

 

そう言うと紅羽は考える

 

紅「前やった、げえむ」

武「あぁそれは…………承太郎いないから無理かな」

 

本体もソフトも全部承太郎が持ってるから

と言葉を続ける武

 

武「代わりに携帯ゲームならあるけど、どう?」

紅「やる………………」

 

武が取り出したのは今より少し古い最初期の3◯Sだった

紅羽ちゃんはそれを受け取る

しかしあることに気がつく

 

紅「これ、どうやって電源つけるの?」

武「えーとそこのボタンを押して…………うん出来た」

 

そして電源を付けソフトを始める

因みに入っているソフトはカー◯ィである

武が一通り操作法を教えて紅羽ちゃんはゲームを始める

 

紅「………………可愛い」

武「どれが?」

紅「これ」

 

そう言い紅羽ちゃんは主人公であるカービィではなく………………さしたのは一頭身のカービィによく似た雑魚キャラのワドルディだった

 

武「あーコイツか。それはワドルディと言って最初とかに出る雑魚キャラで、たまに味方キャラにもなるなシリーズによるけど、武かその作品だと………………操作はできないけどボス戦とかになるとその少し前にアイテムをくれるな」

紅「へぇ………………操作できるゲームだったら絶対に使う」

武「そっか」

 

 

 

その後しばらく紅羽ちゃんはゲームに熱中していた

それを武はずっと眺めてたまに頭を撫でたりしていた

 

 

 

承「ただいまー」

武「お帰り」

茜「えーとゲームですか。効果音的にカービィ当たりですね」

承「間違いなくカービィだな」

武「正解、でどうにかなったのか?」

承「まぁ一応、なんとかなりそうだ。

それとカービィなら最新作はあるけどやる?」

 

それを聞いた紅羽ちゃんは目を輝かせて承太郎を見る

 

紅「やる」

武「じゃやろうか、霊夢は…………寝てるか」

承「じゃぁちょっと待て、その前にやることがあるから」

茜「あぁ私がやっておきますのでやっておいてください。あと私もやりたいです」

承「ちょうど4人か、これ4人プレイだからちょうどいけるな」

 

そう言い承太郎はかの任天◯の最新据え置き機ゲームを取り出す

そして、リモコンをそれぞれに渡しゲームを起動する

当然のごとくゲームの進行度は100パーセントをいっているのは置いておいて3人はゲームを始める

紅羽ちゃんは使うキャラは当然のごとくワドルディだった

武は仮面を被った一頭身に剣士メタナイト

承太郎はカービィ

途中から来た茜はみんな大好きアニメでだいぶネタに走った大王様デデデ(*わからない人はアニカビデデデと調べてみよう、とんでもない名言がいっぱいあるから)

 

 

その後夕方までそんな感じやり気がついたら、1ー1から始めていたのにもうラスボスまで行っている

大抵の要因は承太郎の所為

ボスを出てきた瞬間速攻で倒す様は、いつぞやのTから始まってSで終わるお方を思い出すレベル

 

 

 

 

承「もうこんな時間か、さてじゃ茜作るぞ」

茜「そうですね」

 

ラスボスを仕留めた承太郎はそう言い2人はゲームをやめて調理場へ向かう

残された2人はしばらく無言だった

それから数分後紅羽ちゃんが口を開く

 

紅「ねぇ、お兄ちゃん」

武「どうしたの?」

紅「向こうに行っても、遊びに来たらまたこんな感じに遊んでくれる?」

武「当たり前じゃないか。いつでも待ってるよ」

紅「そう…………嬉しい」

 

 

その後、夕食を食べて1日が終わったら

 

 

 

 

 

ーーーーー

 

 

「そろそろ、来るわね」

「そうですね、ですがご安心を策はもう練ってあります」

「そう、なら全部任せてもいいのね?永琳」

「はい、もちろんです。姫」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




カービィのくだりは最近のアプデの新キャラ追加の嬉しさでつい書いてしまった
反省はなし
まぁSwitchないから出来ないのですけどね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第124話 夢

どうもジョースターです

さてそろそろ例の異変に入ろうかなぁ

まぁそれ以前にかたずけないといけない話があるのですが
それについては今回触れます

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

カービィ最高

 

 

 

 

武「ん?紅羽ちゃんどうしたの?」

紅「あのね、紅羽ね。お兄ちゃんのこと大好きなの」

武「俺も紅羽ちゃんのこと大好きだよ」

 

そう言い2人は抱き合って笑い合う

年齢差はともかく側から見れば微笑ましい光景

お互いがお互いに幸せと思ってしまうだろう

まさに夢のような、物語のハッピーエンドのようなもの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁんて、つまらないって言ったでしょ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドシュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅「う………………そ…………」

武「え?あっ、くれ…………は…………ちゃ、ん?」

 

飛び散る鮮血

辺りは赤い紅い紅い血の色で染まっていく

一体だれの血?

武は固まって頭を無理矢理動かす

 

武「なん…………で………………」

 

しかしいくら頭を動かしても理解できない、否理解してはいけないと脳が命令している

理解してしまったら最後自分が壊れてしまう

しかし、目の前の光景が無理矢理にでも理解させてくる

 

紅「おに…………ちゃん…………痛い、痛いよぉ…………死ぬの?紅羽は…………」

武「嘘だ、こんなこと」

 

そう言い武は紅羽ちゃんを抱きかかえる

しかしさっきまで感じていた温もりがどんどんなくなっていく

そしてそのまま紅羽ちゃんは動くことなくなった

 

武「こんなの嘘だ、ウソだアアアアアアアアアアアア!」

 

そう言い武は叫ぶ

もはや理性などない、発狂状態である

 

「嘘じゃないよ。現実

これが君達の結末だよ。

ハッピーエンドになるとでも思った?

残ッ念でしタァ〜〜、正解は誰一人救えないバッドエンドでしタァ〜」

 

そう言い男はケタケタと高笑いをする

 

「ねぇ、今どんな気持ち?

悔しい?それとも絶望?それとも怒り?

ねぇ教えてよぉ、今どんな気持ち?」

 

そう言い武の顔を覗き込む

 

「………………あぁいい顔だ、ホットに良い顔だ。さいっこうだ、アハ、アハハハハハハハハハハハ!

………………はぁ…………うん、それじゃ十分に楽しめたし、武くん君はもう用無しだ。それじゃお疲れ様、バイバイ」

 

瞬間武の意識がなくなった

 

 

ーーーーーーー

 

 

 

武「紅羽ちゃんッ!………………夢か…………」

 

武は安堵し呼吸を整える

時刻は早朝5時あたり

本来なら武起きてすらない時間

そして、一応状況を確認する

 

武「そっか、今日が4月の最終日か…………」

 

武は布団の上で寝ころりがながらそう呟く

現在4月30日

4月の最終日である

本来ならばただ4月が終わるというだけの日

しかし武と紅羽ちゃんにとっては大きな日である

武にしては珍しく早起きをして眠たい頭を無理矢理起こしその現実を知る

 

武「まぁ別に紅羽ちゃんが死ぬはわけじゃない。ただ離れるだけだ、何もそう考えなくても良いじゃないか。

なのになんでこんなに深く考え込んでしまう?

あの男に紅羽ちゃんが殺されるからか?

紅羽ちゃんが離れていくからか?」

 

そう言い武は呟く

 

武「…………クソ、結局やっぱ俺ってこういうところダメだな」

 

そう言い武は再び寝ようとする

そして布団がめくれているから戻そうと下を見る

 

紅「……………………」

武「えっとあの………………紅羽ちゃん?」

 

そこにはあら不思議、寝た頃にはいなかったはずの紅羽ちゃんがいるではないか

武は落ち着いて周りを見渡す承太郎はもう既に起きていつも朝練に励んでいるから誰もいない

二人っきり

 

武「嘘だろ、まさか夢中病か?俺………いやそれはないとして」

紅「お兄ちゃん………………ギュッとして………………スゥ、スゥ…………エヘヘ〜〜ー」

 

武は無言で布団を直し紅羽ちゃんを後ろからそっと抱きしめる

もちろん紅羽ちゃんの発言は寝言だがある意味パニックになっている武からすればただ頼まれているとしか判別できなくなっていた

そしてそのまま紅羽ちゃんを抱きしめながら眠りにつく

 

 

 

 

 

 

 

紅「ん………………朝、起きない………………と………………」

 

しかし紅羽ちゃんは起きようと思っても起きれないそれもそのはず武に抱きしめられてるから

 

紅「………………もう少しだけ寝ようかな。後ちょっとだけ、少しでいいから、この幸せを感じてもいいよね?」

 

そう言い紅羽ちゃんは武の手を握る

 

紅「このひと時が永遠に続かないかな………………」

 

 

 

 

 

 

承「さてと、おーい武、朝飯出来たぞ…………」

 

承太郎は朝食が出来たからと呼びに来る

目の前には抱き合って眠る武と紅羽ちゃん

承太郎は若干思考停止になっていたがなんとなく事情を察し

そっと扉を閉じようとする

 

茜「あの承太郎さん、お兄さんは…………」

承「…………部屋の中見て見ろ」

茜「えっ、分かりました」

 

そう言い茜は扉を開く、そして数秒が扉を閉める

 

茜「今回ばかりはもう少しだけ寝かせてあげましょう」

承「いつもならアウトだけど、まぁ最後くらいいい思いさせていいだろう。朝飯は運良くそうめんだから元々冷えてるし冷めることもない」

茜「ですね、それじゃ先に食べておきますか」

承「だな」

 

そう言い二人は朝ご飯を調理場から持ち出し縁側へと通る

 

承「ところで霊夢は?」

 

沈黙する2人

 

承「あいつまだ寝てるのかよ。どんだけ寝ればいいんだよ」

茜「まぁその分やるときはやる人なので、仕方ありませんよ」

霊「私がなんだって?」

承「む?起きたかおはよう」

茜「おはようございます」

霊「おはよう」

承「朝飯できてるから食うぞ」

 

そう言い承太郎はガラスの器に入ったそうめんを渡す

 

霊「いや、今渡されても」

承「たまにはいつも場所じゃなくて縁側で食べようかなと思って」

霊「へぇ良いわね」

承「たまにはな、風情があるってものだろう」

霊「まぁ桜とかは結構散って葉桜状態だけどね」

茜「まぁそれも一興ですよ」

 

そう言い三人は食べ始める

 

承「さてと、武は今日何をやらかしてくれるかな」

茜「まぁ今日に限ってはある程度は黙認しましょうかね。

度を超えることをしなければ」

霊「そうね、今日は許してあげましょう」

 

そう言い3人は頷く

 

 

 

数十分後

 

 

武「おはよう」

紅「おはよう」

承「む?起きたか2人とも、おはよう。そして飯は調理場のところに氷水が入った寿司桶があるから、その中にガラスの容器があるからそれ食え

麺つゆはここに置いてる」

武「薬味も置いてるな、分かった。じゃ行こっか」

紅「うん、分かった」

 

そう言い2人は調理場へ移動する

 

承「さてと、そろそろ仕事へ行きますかね」

霊「そう行ってらっしゃい」

茜「今日は承太郎さんだけが仕事ですか、頑張ってください」

承「おう」

 

そう言い承太郎は仕事の準備を軽く済ませてから出発する

 

 

茜「最近思ってきたのですが、承太郎さん完全にあれ社畜になってません?」

霊「確かにねぇ、私もそう思ってるわ。

でもなんか承太郎が言うに『休みが週一であるだけマシ。外の世界の先生だったらもっと忙しいはずだ。

それに慧音は俺以上に働いている。

だったら俺も文句は言えんし、いうこと自体が間違ってると思う』ってさ、全くこれだから承太郎は」

茜「まぁ承太郎さんらしいといえば、らしいですね」

 

霊夢はそれを聞くとまぁ確かにねと少し笑いながら言う

 

 

武「ご馳走さま、いやぁ素麵って久しぶりに食べたなぁ、まっ夏に嫌ほど食えるだけどね」

紅「初めて食べた。美味しい」

武「そっかそれは良かった」

 

そう言い武は紅羽ちゃんの頭を撫でる

紅羽ちゃんは満足そうな…………顔をせずに少し不機嫌そうな顔になる

 

紅「お兄ちゃん………………なんかいつも頭ばっか撫でてない?」

武「えっ?嫌だった?」

紅「違う、たまには…………別のことして欲しい」

武「でも、それ以外だと抱きつくぐらいしかないよ?」

紅「それも、いつもやるから…………………………何もないね」

 

武は外の世界では幼女こそ観察してたりするが、スキンシップが取れない、というよりは取ったらポリスメンが来てバッドエンドになるから、そういった知識がない

紅羽ちゃんは言わずもがな

その結果生まれるのはまさかのそういったふれあいがワンパターンのことしか出来ないのである

 

武「………………」

紅「………………」

 

二人の間で微妙すぎる空気が流れる

 

武「あーー!もうやめた!」

紅「えっ?」

 

武は紅羽ちゃんを押し倒し、脇をくすぐる

*今からすることはただのくすぐりです、無論のこと健全です

 

紅「アハハh、お兄ちゃん!くすぐったいって!」

武「えいえい」

紅「いや、やめっ、ん」

武「ほらほら、ここからここがいいんだろ?」

紅「そこはっ!やめっあっ」

 

こういうのをやったことがない武は悪ノリを始める

 

紅「お兄ちゃんっ!やめてっこれ以上はもう………………紅羽耐えられないよ!」

武「ほら、もう我慢出来ないんだろう!自分に正直になるんだ、そうすれば楽になる」

紅「だっ、めっ。いやっ」

武「ほら、気持ちよくなって来たんじゃないかな?ん?ほら、感じちゃってるんだろう?」

 

もう武は完全に意図的にそういった発言をしていると思うがきっと気のせい

これはただのくすぐりです

 

紅「んっ、こんなの初めてっ!あっ、もう………………ダメ気持ちいい、気持ちいいよぉお兄ちゃん!」

 

紅羽ちゃんも紅羽ちゃんでどんどん可笑しいな方向へと向かい始め

もうセリフが完全にアウトなことを言ってますが健全です

少し服がはだけて、表情が完全にそういった類だけど健全

 

茜「何やってるんですか?」

武「あっ、これはただのじゃれあ」

 

武が言い終わる前に茜は武は一撃で沈める

 

茜「さすがにこれは止めないといけませんので」

紅「お兄ちゃん、生きてる?動かないけど?」

茜「死なない程度にやったので大丈夫です」

紅「じゃぁそれまで紅羽がお兄ちゃんの面倒見る」

茜「そんなことしなくてもいいですよ」

紅「紅羽がしたいの、ダメ?」

茜「分かりました。ではその代わりに朝食の容器は回収しておきますね」

紅「ありがとう、茜お姉ちゃん」

 

そう言いと紅羽はいえいえ、それよりお兄さんをよろしくおねがいしますねと言いその場を去る

 

紅「こういう時って、どうすればいいのだろう?膝枕?それとも………………うーん」

 

 

 

数刻後

 

 

 

 

 

武「私が来た!ってあれ?」

 

そう言い武は目がさめる

そこには紅羽ちゃんが覗き込む様に見ていた

 

武「…………」

紅「………………」

武「おはよう紅羽ちゃん」

紅「おはよう、お兄ちゃん」

武「膝枕ありがとう、紅羽ちゃん」

紅「もう起きるの?」

 

そう言い紅羽ちゃんは少し残念そうな顔をする

 

武「やっぱりもうちょっとだけいていい?」

紅「お兄ちゃんが気がすむまでいつまでもいていいよ?」

 

そう言い紅羽ちゃんは武の頭を撫でる

 

武「なんか立場が変わっちゃったね」

紅「そうだね、お兄ちゃん」

 

そう言いしばらくの間武は紅羽ちゃんの膝の上で休んでいたとさ

 

 

To be continued ーーーーーーー>




話が短い言い訳をさせてください

グラブル古戦場
FGO新章

これが重なったからです
FGOについては、開始されてからその日のうちにクリアしました
そしてシグルド来ました
目当てはもう片っぽの方だったのに

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回のお楽しみに


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第125話 グレーゾーンは半分アウトだからとりあえず処す

どうもジョースターです

FGOアーケード出ましたね。
とりあえず一回プレイしました
操作は簡単ですけど、こう行った操作はあまりしないから慣れねぇ…………
あっ鯖は、カーミラさんが来ました

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

悪ノリした武が悪い

 

 

 

武「俺は幼女を愛でることをやめねぇからよ、だからお前らも止まるんじゃねぇぞ………………」

 

武はどっかの団長みたいな寝言を言いながら、その団長の例のポジショニングをして寝ている

 

茜「一体どんな夢見たなそんな、どっかの団長みたいな発言になるのでしょうか」

霊「さぁ?幼女にでも刺されたんじゃない?」

茜「えぇ………………」

ブ「キボウノハナー」

霊「ブラッドは歌わないで」

ブ「あっごめん」

紅「お兄ちゃん………………起きて」

 

それを言った数コンマの速さで武が目を覚まし起き上がる

流石ロリコン

 

武「おはよう、紅羽ちゃん」

紅「おはよう…………」

茜「もうお昼過ぎですけどね」

霊「それは言わない約束よ」

ブ「まぁたメタくなってきたよ、というわけで」

 

 

閑話休題

 

 

武「それで、なんで俺寝てたんだ?」

茜「覚えてないのですか?」

武「うん、そこら辺の数分間の記憶がない」

茜「少し強くやりすぎたかな?」

霊「いやあんぐらいしないと多分意味ないでしょ」

武「一体俺は何をしでかした!そんなヤバイことでもしたのか?」

紅「……………………意外と悪く無かった」

 

それを聞いた瞬間全員固まる

そして視線が一気に武に集まる

 

武「えっ?なんで俺を見るの?何をやらかした、待ってちょっ助けて待ってください、お願いします!」

茜「もうこれはお兄さんをやるしかないです。そうしないと紅羽ちゃんがイケナイ子になってしまう」

霊「そうね、今のうちにヤバそうなのは消しておかないと………………」

武「まぁ………………そうだけど!今回に限り俺は………………」

 

瞬間武は己が何をしでかしたか思い出す

そして自覚する、これは間違いなく疑いようもない黒だと

 

武「………………まぁ流石にこれはアウトだよね」

霊「思い出したのね、ならもう分かるでしょ?何をすべきか」

武「そうだな」

 

そう言い紅羽ちゃんを手招きする

紅羽ちゃんは少し疑問視を浮かべながら近付く

 

武「ごめんな、紅羽ちゃん。さっきのはいけないことなんだ」

紅「そうなの?」

武「うん、だからもうあんなことは2度としないよ」

紅「別に紅羽はやられてもいいけど…………」

武「それでもだ。俺はやらない、

それとお詫びに何か出来ることはない?」

紅「………………じゃぁ、その…………」

 

紅羽ちゃんはやって欲しいことを言う

 

 

武「えっマジで?それでいいのかな?」

紅「う、うん」

茜「う〜ん、本来ならアウトでしょうが、これは………………」

霊「まぁいいじゃない?完全にアウトじゃないし、気をつけさえすれば安全だし」

茜「まぁそうですね」

武「よし、そうと決まれば早速行こうか」

紅「うん…………分かった」

 

 

そう言い2人は外に出る準備をする

途中承太郎が帰ってきて、武が見事にエアライドに引かれるという事故があったがまぁいつも通りだし何も言わない

 

 

 

武「じゃぁ行こっか?紅羽ちゃん」

紅「うん…………」

承「財布忘れるなよ?お前ちょくちょく忘れる事あるから」

武「持ったよ。オカンかお前は」

 

そう言い武はカバンから財布を取り出し見せびらかす

 

茜「承太郎さんは善意で言っているのですよ。素直に受け取ってください」

武「へいへい、分かりましたよっと」

霊「後、分かっていると思うけど。変なことしてたら即ぶっこr…………ぶっ飛ばすわよ」

武「いや、今明らかにぶっ殺すって…………」

霊「気のせいよ、ちょっと噛んだだけよ」

 

これ以上詮索したら間違いなく死が待っていると判断した武は行ってきますといい外に出る

それについていくように紅羽ちゃんが行って来ますと言い武を追いかける

そして二人は人里へと向かって行った

 

 

承「さぁてと、あとを追いに行くか」

茜「えっ?」

霊「追跡するのね、面白そうじゃない」

茜「それっていいのでしょうか?」

霊「細かいことは気にしてはいけないわ」

茜「まぁ監視の意味を込めて行きましょうか」

霊「一応私はなんかのために、家のいるわ。そのかわりえーと確かここら辺に…………あったあった」

 

霊夢は箪笥をゴソゴソと探して中から霊夢を模して作ったような人形を取り出した

 

霊「これが私の目よ。それを通じて見ることができるの」

茜「へぇ〜〜こんなことができるのですか」

霊「まぁこれは、つい最近のできるようになったから正直ギリギリ出来ると呼べる段階でまだまだ修正する必要があるわ

原理とすれば、あの承太郎が作った通信機のビデオ?でよかったっけ。あれから着想を得たわ

まぁ難点は誰かが運ばないといけないのと、私がその間無防備になることよ」

承「それ結局霊夢がここにいる意味ないじゃん」

 

承太郎はツッコミを入れる

 

霊「いえ意味はあるわ。ここに私がいるというだけで意味があるわ。

というか自分で言うのもアレなんだけど。

毎日あんだけゴロゴロしてるのよ、ぶっちゃけそれとなんら変わらないわよ」

承「まぁ………………そうなるのか」

茜「それでなんで人形なんです?」

霊「あぁそれはこの技はアリスと魔理沙も手伝って貰って作った奴だから。

アリスがついでに触媒にと作ってくれた」

承「というかこんな器用なのできたのだな、お前こういう細かいの大の苦手じゃ…………」

 

霊夢は図星をつかれたかのようにウッと声を漏らす

 

霊「まぁ苦手というか、もともと専門外というか…………まぁあれよ!

慣れればなんとかなるわよ!」

承「実際なんとかなりそうで怖い」

 

霊夢はある意味天才だからな

そういった点では滅茶苦茶己が物のするが早いからな

 

茜「では、そろそろ行きましょうか、いい感じに距離も稼げましたし」

承「そうだな、じゃ行くか」

霊「じゃ撒かれないようにしなさいよ、はぐれたら元も子もないから」

承「わーってるよ。じゃ行ってきます」

茜「行って参ります」

 

そう言い承太郎のエアライドに二人は乗り人里へと向かう

 

霊「さてと、しばらくの間どうしようかしら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方人里

 

武「さてと着いた」

紅「何…………する?」

武「そうですね………………何がいい?紅羽ちゃんのやりたいことを優先するけど」

 

紅「じゃぁ…………どうしようかな…………」

 

紅羽ちゃんは考え込む

武はそれを急かすこともせずにただただ見てた

 

紅「あっそうだ。あそこ行きたい…………」

武「あそこ?あぁあそこね。じゃわかった行こっか」

 

そう言い武は手を差し伸ばす

紅羽ちゃんはそれをしっかりと掴んだ

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 




はい、そしてこの話を来週…………と言いたいのですが
来週はちょっと部活動の合宿で書けそうにないので、再来週ということの
ただですら短いのに本当すいません

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第126話 これってどう見てもアレだよね?

どうもジョースターです

先週は投稿できずすいません

合宿があって書く暇なかったんや

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

止まるんじゃねぇぞ

 

 

武「紅羽ちゃん。歩きながらでいいから質問いいかな?」

紅「何?」

武「紅羽ちゃんって将来どうなりたいの?」

紅「…………将来?」

武「大人になったら何したい?」

紅「………………わからない、大人になってる時にどうなってるか予想がつかない」

 

無理もない、というか大抵の人に聞けばよっぽどの人ではない限り即答は出来ない

大抵の人は多分こうなっているだろうと言うしかない

 

武「まぁ難しいよね」

紅「でも、なりたいことはあるよ」

武「あるんだ、それでどんなの?」

紅「それは………………えーと…………言えない」

 

紅羽ちゃんは顔を真っ赤にしてそっぽを向く

 

武「?」

紅「着いたね、行こ」

 

そう言い話を無理矢理切り上げて目的地に行く

そこは由紀ちゃんが看板娘の店だった

目的は紅羽ちゃんの好物の一つの宇治金時を食べること

すっかりここの宇治金時の虜となった紅羽ちゃん

2人は店に入る

 

由「いらっしゃいませ〜〜ってお二方ですか。今日もいつものを?」

武「そうだな」

由「かしこまりました、その前に席にご案内しますね。

紅羽ちゃんこっちだよ」

武「しっかし、ほんとしっかりしてるなぁ………………たまげたなぁ……」

紅「お兄ちゃん?」

武「いや、由紀ちゃんの働きぶりに感心してた。

今の俺でもあんな働けないから…………」

 

事実であることがさらに悲しい

まぁ武だからしょうがないよね

いや、決して武はロクに働かないロクデナシというわけではない

なんならそこそこな働きぶりをすることができる

ただ周りにいる約2名が常人の何倍もの働きをしてしまうがため、あまり働いていないようになってしまっているだけである

 

武「ほんとあの2人は同じ人間なのかなぁ………………」

紅「?」

武「あぁごめん、独り言だよ」

 

そう言い二人は由紀ちゃんに案内された席に着く

そしてメニューを開き注文をする

と言ってもどちらにせよ頼むのは宇治金時である

 

由「かしこまりました。では少々お待ちを…………」

 

そう言い一礼して厨房に戻る由紀ちゃん

 

武「それでこれから何しよっか」

紅「服とか…………見てみたい」

武「服か………そうだね、いつも和服だし洋服とか見てみる?」

紅「うん、そうする」

 

この幻想郷には和服だけでなく洋服も一応文化としてある

しかしやっぱり和服の方が使用面でも色々と使い勝手がいいため、和服の方が多い現状ではあるが

ただ洋服も着る人は着るし、もちろん販売もされている

 

武「さてさて、その次は…………」

紅「………………お兄ちゃんは何所か行きたいのあるの?」

武「俺?俺は…………特にはないかな」

紅「本当に?」

武「ほんとだよ」

紅「そう………………」

 

気まずい雰囲気が辺りを包む

お互いにどうすればいいかと考えてしまい会話ができなくなっていた

こんな時に茜がいればと2人とも心の中で嘆く

 

由「お待たせしました。宇治金時でーす」

武「ありがとう、由紀ちゃん」

紅「ありがとう、お姉ちゃん」

由「えっ………………あっそうでしたね。

どういたしまして紅羽ちゃん」

武「そっかこれから家族になるんだったね」

由「いまいち実感がないですね」

 

頷く二人

 

由「では、ごゆっくりどうぞ」

 

そう言い一礼して去っていく由紀ちゃん

 

武「食べるk…………」

 

そう言おうした矢先もうすでに食べている紅羽ちゃん

やはり好きなものに対しては積極的すぎる

そして紅羽ちゃんの顔はいつもの無表情ではなく、すごく緩み切って満面の笑みを浮かべている

武はそれを見て少し笑い自分も食べ始める

 

 

武「ご馳走さま」

紅「ご馳走さまでした」

 

食べ始めてから数分後あっという間に宇治金時を食べきった二人とも

 

武「ここの長居するのもアレだし、行こっか」

紅「うん、分かった。お兄ちゃん」

武「俺のことはずっとお兄ちゃん呼びなんだね」

紅「だってお兄ちゃんはお兄ちゃんでしょ?」

武「まぁそうだね」

 

もうこれは完全に武=お兄ちゃんと言う式が成り立っているらしい

まぁ承太郎だってフランやチルノにお兄ちゃん呼ばわりされているから今更ではあるが

因みに武は毎回お兄ちゃんと呼ばれるたびに心の中で若干発狂しているそうな

 

武と紅羽ちゃんは席を立ち勘定をするために由紀ちゃんのいる場所へ向かう

 

由「お会計ですか?」

武「あぁそうだな。ほい、丁度だ」

由「えーと…………はい確かにそうですね、ありがとうございました

またお越しくださいね、武さん紅羽ちゃん」

武「おう、また来るな」

 

そう言い残し外に出る二人

そしてつぎの行き先へと向かう

 

 

一方その頃承太郎達は

 

数刻前

 

承「さてと、ついたな」

茜「そうですね、取り敢えずお兄さん達を探しましょうか」

承「まぁアイツがいる場所なんて予想がつくが」

茜「そうですね。おそらく、あの場所にいますね」

霊『というか早速はぐれたのね』

 

武達が人里へついて数分後承太郎と茜(と霊夢人形)が到着する

そして即座に尾行を開始すべく、武たちを探す

 

承「取り敢えずそこに行くか」

茜「ただ困ったのが、そこの店員由紀ちゃんいるのですよ」

承「つまりそれが引き金となってバレちゃうかもってことか」

 

それはまずいなと呟く承太郎

茜は考え込む

 

霊『あら、貴方達なんのための能力だと思っているの?』

承「お前ほんとそう言う系の頭の回転は異常なほど早いな」

霊『うっさい、ほらさっさと入らないと別の場所へ移動されちゃうわよ』

 

強引に話を戻され店に入る二人

 

由「いらっしゃいま…………あっ!」

承(さてと上手いこと能力で誤魔化すか)

 

承太郎は能力を展開しようとする

 

由「!………………2名様でよろしでしょうか?」

茜「はい、問題ないです」

由「ではこちらへ」

 

そう言い武達がいる方向とは逆だがしっかり二人が見える場所へ移動された

 

由「ご注文は?」

承「俺は………………このパフェでも頼もうかな」

茜「私は、コーヒーで」

由「かしこまりました。では少々をお時間を」

 

由紀ちゃんはそう言いその場を立ち去ると思いきや

承太郎に耳打ちをする

 

由「今回だけですからね」

承「ッ、すまない感謝する」

 

そして由紀ちゃんは何事もなかったかのように戻っていく

 

承「由紀が滅茶苦茶理解力があって助かった」

茜「本当ですね」

霊『いい生徒持ったね承太郎』

承「いやホントだよ」

 

そう言い承太郎は苦笑いをする

これはもしチルノとかだったら間違いなく能力を使用して誤魔化さないといけなかった

 

承「取り敢えず本題の武たちは………………アレ?」

茜「なんか………………会話が弾んでない気がするのですが」

承「あの二人なんか変なところ遠慮しがちだからな、全く紅羽はともかく武はいつもはもっとうるさいのになぁ」

茜「まぁ仕方ありませんよ。お兄さんですし」

承「そうだな」

霊『ところで思ったのだけど変装ぐらいしたら?』

 

あっしまったと同時に声を出す二人

思いっきり忘れていた

承太郎なんざ個人を断定が容易な奴を変装させずに尾行させるなんてことやってはいけない

 

承「…………後で服屋でも行くか」

茜「ですね」

 

どうなる次回

 

To be continued ーーーーーーー>




承太郎の身長195cm
もうこれだけで尾行に向いてないってはっきりわかんだね


FGO福袋エクストラ回して出たのはキアラでした
これでアルターエゴ星5をコンプしました
本音?
邪ンヌとかアビーちゃんがほしかった

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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第127話 メイド服っていいよね

どうもジョースターです

イベントが終わったと思ったら別のイベントが…………
休みどこ………………?



前回のあらすじ

 

やっぱお前らもう付き合えよ

 

 

 

武「で、どんな服がいいの?」

紅「えーと、洋服の………………」

武「よぉし、とりあえず片っ端から見て行こう」

紅「う、うん」

 

そう言い2人は洋服を探す

 

武「これなんてどうだい?」

 

そう言い武はフリフリがついた可愛らしい服を見せる

 

紅「うーん、紅羽にはそんな派手なの…………」

武「とりあえず着てみよっか」

 

武はそういい一式揃えて試着室へ紅羽ちゃんを連れて行く

紅羽ちゃんは言われるがまま試着室で着替える

 

 

数分後

 

 

顔が真っ赤な紅羽ちゃんが出てきた

 

紅「ど、どう…………似合って…………る?」

武「うん、バッチリ似合ってるよ」

紅「そう、嬉しい」

武「じゃ次に行こう」

 

元の服に着替える紅羽ちゃん

それを待ってから服選びをする再開する

 

武「次は紅羽ちゃんが選んでいいよ」

それと俺には着てる状態で見せてくれないかな?」

紅「分かった、じゃぁ………………」

 

そう言い紅羽ちゃんは服を探し

気に入ったのが見つかったようで試着室へ向かう

数分後試着室から出て来た

 

武「グハアッ!なっこれは、恐ろしい、恐ろしすぎる。なんて犯罪的な服装なんだ…………」

 

そう言い武は鼻血が出たので慣れた手つきで治療する

紅羽ちゃんが選んだ服は

 

紅「そんなに変だった?」

武「変じゃ無いんだけど…………」

 

メイド服である

わざわざカチューシャ付きの

幼女にメイド衣装なんたる破壊力だろうか

(紅羽ちゃんの前では)そう言ったことが起きない武でも発狂寸前レベル

ノーマル武なら死んでたであろう

 

武(と、とりあえず、この衣装は色々とマズイからやめさせよう。

うん、これは名残惜しいが仕方がない紅羽ちゃんのためだ)

武「紅羽ちゃん、流石にそれは色々とアウトだから、その…………」

紅「そうなの、じゃぁいいよ」

 

そう言い買うのは諦める紅羽ちゃん

というかふつうの洋服は恥ずかしがって、メイド服は全然動じないあたりさすが紅羽ちゃんである

 

武「あっそうだ、紅羽ちゃん着替える前にちょっとこう言ってくれないかな?」

紅「なに?」

 

武はつい欲が出てしまい、そのセリフを紅羽ちゃんにいう

 

紅「そんなのでいいの?………………えーと『おかえりなさいませ、ご主人様。今日も一日お疲れ様です』…………これでいいの?」

武「うん、ありがとう」

 

武(本当は『お帰りなさいませ豚野郎、そしてもっと働け豚野郎』とか言われたい、無論、蔑んだ目で)

 

最近武がロリコンだけでなくドMまで追加されている気がするがきっとそれは茜の制裁のせいであろう

 

 

茜「何でしょう、なんだかお兄さんを制裁したい気分です」

承「何その気分コワイ」

 

 

武「ッ!?なんか殺意が」

紅「?」

武「気のせい、気のせいだよね?………………うん、それじゃ別の服を探そうかな」

紅「うん」

 

そう言いメイド服から着替え服を探す

その後、何故かチャイナ服、ドレスなどというチョイスを紅羽ちゃん自ら選んではその度に武が死にかけるという光景が出来上がった

 

 

 

武「と、とりあえずこれでいいかな」

紅「うん」

 

数刻後、なんやかんやあったがなんとか服をある程度購入した一行

無論メイド服などは買ってない

というかそんなのしたら最後武が死ぬ

いろんな意味で

 

 

 

 

一方その頃承太郎たちは

 

承「俺は適当のこれとこれと………………あとこれ、うんこれでバレないはず」

茜「承太郎さんそれだとバレない代わりに変態になります」

霊『間違いなく変態ね』

承「え、いや普通だろ」

 

たしかに服自体は普通である

 

茜「服のサイズ」

承「あっこの店俺にピッタリのサイズがないパターン?」

 

そう承太郎はこの店の一番大きいサイズを選んだがそれでもまだ小さい

もともと承太郎みたいな高身長の服を売っていること自体がここ人里では珍しく

 

承「じゃ仕方ない。このままいくか」

霊『せめて、透明化ぐらいしなさいよ』

承「いやあれ調整クッソむずい」

ブ「そんなあなたに、はい、透明マント」

茜「なんですこれ?」

ブ「これは、その透明化能力をこの装着型スタンドのマントに付与したもの、まぁ要はこのマントを身につけてる間は透明になれるよってこと、どっかの緑のアーチャーみたいな能力だよ」

 

そう言いブラッドはブンブン黒いマントを振り回す

 

承「なにそのどっかの緑茶の宝具」

茜「ま、まぁとりあえず良かったのでは?」

承「まぁそうだな」

茜「さて………………!!」

 

茜は何かに気がつき身を隠すようなそぶりをする

 

茜「承太郎さん、お兄さんたちここにいます。透明になってください」

承「おっおう」

 

それは言われるるがままにマントを身につけて身を隠す

 

茜「えーと、見た感じ紅羽ちゃんの服選びですね」

承「そうだな、どんな服選んで来るか見てこようか?」

茜「お願いします」

 

承太郎は透明状態のままこっそり武たちの場所へ向かう

そこで目にしたのはメイド服を選んでいる紅羽ちゃんであった

 

承(えっ?えっ?マジかよ………………これは報告だな)

 

承太郎は茜のところへ戻る

 

茜「どうでした?」

承「いや、あの紅羽がメイド服を選んでた」

茜「えっ?あの…………メイド服!?」

承「いや、焦ったよ。一体何があったらあぁなるのだろうかな…………」

茜「どうします?処す?処す?」

承「いや、流石に今回は紅羽がやったことだし、これで武が処されるのは流石に理不尽だと思う」

茜「まぁそうですね」

 

そう言い茜は自分の服選びを再開する

元々ここに来た目的は変装するための服を買うこと

武の監視も必要だが、それとはまた別でやらなければいけないことである

正直な話承太郎の透明マントをもう一個作ればいいだけの話だが、それを口に出してはいけない雰囲気がするので承太郎もブラッドも黙っていた

 

茜「まぁこんなもんですかね。さてと、では購入してきます」

承「分かった、それだけでいいのか?何ついでだ、あと私服を買ってもいいと思うぞ、金は出すから」

茜「………………そうですね、確かにどうせならここで買うのが合理的ですね。ではお言葉に甘えて」

霊『あっ、私のいくつか買っておいて、サイズは茜ちゃん知ってるっけ?』

茜「はい、前に聞きました。ので大丈夫です。あとはデザインとかは?」

霊『それは自分で選ぶわ、一応これ見えるから』

 

そう言い茜は服選びを再開する

承太郎はそれを他所に武の方を見る

今のところは問題はない、今のところは

ただ武のことだ、いつ発狂してもおかしくはないであろう

 

茜「承太郎さん」

承「どうした?」

茜「承太郎さんってメイド服ってどう思います?」

霊『どストレートに聞いたわね』

承「いや、うんまぁ……………いいんじゃね?」

霊『疑問視で答えない』

 

嫌だって正直俺そういうのはあんま分かんないし

と呟く承太郎

一方茜はというと

 

茜「まぁ聞いただけですので、ではちょっと試着して来ます」

承「そうか」

(試着?あぁ買う予定の私服か、確かにサイズとか合わなかったり、なんか予想してたのと違うということがあればダメだからな。

うん、試着大事)

 

承太郎はそう一人で納得して時々武の方を見てしばらくは大丈夫だと確認しながら茜を待つ

 

霊『ところで承太郎』

承「なんだ?」

霊『貴方って全然、えーとその女性の興味無いわね』

承「うーむ、正直そう言った感情がイマイチわからん、小さい頃ははっきりと分かったのだが、記憶を失って以降なんか知らんがよく分からなくなってな」

霊『それって原因ははっきりしてるわよ』

承「なんだ?」

霊『いや、あんたその時代にロクに同い年ぐらいの子に会わなかったからでしょう、というかまさかカエデさんしか会わなかったからじゃ』

承「………………それだろうな、正直その頃はそんなことより修行だったから、まともに同い年ぐらいの女性にあったの師匠の仕事継いでぐらいからだからなぁ…………」

霊『なんで仕事先で承太郎と同じぐらいの歳の人がいるの?』

承「俺が聞きたい…………あっでも、そいつ3つぐらい上だったけかな」

霊『結局年上じゃん』

 

霊夢は人形越しからでも聞こえるぐらいのため息を吐く

 

霊『まぁ、良いわ。これでようやく分かったから』

承「何が?」

霊『なんでもない』

 

霊夢は無理矢理話を終わらせる

 

茜「お持たせしました」

霊『遅かったわね………………え?」

承「えーとファッ!?」

 

そこにいたのは私服の茜………………

 

茜「ご注文は何ですか?ご主人様!」

承「なんでさ」

 

メイド服の茜である

承太郎は一体どう言えば分からずに出てきた言葉はまさかの投影魔術が出来る一般高校生みたいな発言をしてしまう

 

茜「いや、なんとなくどういう反応するか確かめて見たくなったので…………」

霊『そしてそれをなんのためらいもなく行動に移すあたり恐ろしいわね』

承「いや、ほんとそうだな」

茜「それで?どうです?この似合ってます?」

承「まぁ似合ってはいるぞ」

 

事実、滅茶苦茶似合っている

ただ似合っているからこそどうすればいいか迷う承太郎

こんな時に武さえいれば、と嘆く承太郎

武さえいれば、武が発狂して制裁を加えられるというお約束が出来るのに

 

茜「まぁおふざけはここまでにして早速私服に着替えましょう」

承「というか茜ってこういう性格だっけ?」

霊『うーん、たまにこう言う事しちゃうからね…………』

 

改めて茜の精神力の凄さに驚く二人であった

 

 

一方その頃武は

 

武「………………」

紅「………………」

武「見なかったことにしよう」

紅「う、うん…………」

 

がっつり茜のメイド服を見てしまった武と紅羽

2人はこれは承太郎がやらせたことと勘違いをして承太郎にこんな趣味があるとは…………とあらぬ誤解を招く

 

武(…………後でメイドモノのエロ本を承太郎に渡そ)

 

そう密かに決める武であった

*ただし実際にやって制裁を加えられたのはまた別の話

 

To be continued ーーーーーーー>

 




*今回の話は一切ジョースターの性癖とは関係ありません(多分おそらくきっと)


さて、夏休みももう終わりか…………(白目)
ハハハ…………周回と部活で終わったな…………


感想ありがとうございました


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第128話 克服

どうもジョースターです

FGOイベ、ゼノコキュ、古戦場

休み…………どこ?


前回のあらすじ

 

茜ちゃんの行動力が恐ろしい

 

 

武「さーてとなんか見てはいけないものを見た気がするがきっと気のせい、気を取り直して別の場所へ行こう」

紅「うん」

武「何処か行きたい場所はある?」

紅「………………特にはないかな、行きたい場所。お兄ちゃんは?」

武「俺も特にはないな………………えっ?これどうしよう」

 

しばらくの間沈黙

 

お互いにこれ何かいい場所はないかと必死に頭を回転させる

 

 

数分後、紅羽ちゃんが口を開く

 

紅「…………私の家」

武「えっ?」

紅「私の家、行ってみたい」

武「…………いいけど、大丈夫?あそこって確か…………」

紅「大丈夫…………多分」

 

武は少し悩む

 

武(一体、これは行かせていいだろうか?

あそこは紅羽ちゃんのトラウマの場所、そこに行かせるなんていいのだろうか

いや、でも紅羽ちゃん本人が行きたいと言っているからいかせた方がいいのか?

でも、紅羽ちゃんのことを考えると無理にでも行かせない方が…………)

 

そして悩みに悩んだ結果

 

武「…………紅羽ちゃん、行ってもいいけどその代わり、紅羽ちゃんの様子がおかしくなったらスグ帰るからね」

紅「うん、分かった」

 

そういい2人は紅羽ちゃんの家へ向かう

紅羽ちゃんの手を握りながら歩く武

それは微笑ましいものになるはずだったが、次に行く場所があれな為お互いにすごい緊張が走っていた

 

 

 

武「ここか」

紅「うん…………」

武「とりあえず入ろうか」

紅「…………」

 

コクリと頷く紅羽ちゃん

その手は少し震えていた

無理も無い本人はそういう気が無いとしても、身体が、本能がこの建物に対して恐怖しかないから

武は家のドアに手をかける

 

武「おじゃましまーす」

紅「…………ただいま」

 

2人は小さな声でそう言う

中は血とかは無くなっており、ただただ静か

何もない

だれかが立ち寄ったこともないような状態

 

武「それでどこ行くの?」

紅「………………こっち」

 

そういい武の袖を引っ張る紅羽ちゃん

そしてある部屋で足が止まる

そこは、紅羽ちゃんからすれば1番のトラウマの部屋

武もその部屋には入ったことがあり、その内部は鮮明に覚えている

 

武「開けるよ」

 

コクリと頷く紅羽ちゃん

武の袖を掴んで離さない

武は扉を開ける

中には乾いた血ので畳や壁が彩られていた

 

紅「ッッ………!」

武「紅羽ちゃん」

紅「だい、大丈夫」

 

紅羽ちゃんは身を強張らせ、震えが止まらない

中を見た瞬間にトラウマが溢れ出す

あの地獄のような日々を思い出す

武はそれを見て扉を閉めようとするが、紅羽ちゃんはそれを阻止する

 

紅「大丈夫、大丈夫だから…………いこ…………お兄ちゃん」

武「分かった」

 

そういい2人は部屋の中に入る

しかし部屋の中には何もない

ただあたりに血の跡があるだけ

それ以外は一切と言っていいレベルで何も無い

 

紅「………………よく、ここら辺で眠ってたな…………」

 

紅羽ちゃんはそう言い部屋の隅っこを指差す

 

紅「この時は本当に苦しかった………………冬は寒くて、夏は暑くて、辛かった…………」

 

この部屋に入れたれたら布団もない中で眠らないといけない

そんな地獄のような環境で

 

紅「でも、お兄ちゃんがそこから救ってくれた………………お兄ちゃんのお陰で紅羽は変われた…………だから………………ありがとう…………お兄ちゃん」

武「俺は何もしてないよ。きっかけを与えはしたけど、変わったの紅羽ちゃん自身、俺は何もしてないよ」

紅「でも………………ううん、なんでもない」

 

そう言い紅羽ちゃんは外に出よっといい部屋を出た

というかこんな部屋長居する理由もない

 

紅「私の部屋行っていい?」

武「どうぞ」

 

そう言い紅羽ちゃんは自分の部屋へ向かう

そして自分の部屋に入る

武はその後に続き部屋に入る

 

 

紅「まぁ何もないよ?」

武「何もないね」

 

部屋の中には布団、救急箱しかなかった

それ以外のものは一切なく、本当に何もない

 

武「いや、本当何もないな」

紅「つまらなくてごめんなさい」

武「えっ、あっいや、別に紅羽ちゃんが悪いわけじゃ無くて…………えーと、その環境も環境だったし…………だからその…………」

 

武はあたふたと言葉を言う

それを紅羽ちゃんは笑う

 

紅「お兄ちゃん、そんなに言わなくても分かってるよ。お兄ちゃんがそんなこと言うはずがないって」

武「紅羽ちゃん…………」

 

紅羽ちゃんの頭を撫でる武

 

武「ところで、何でここに行きたかったの?」

紅「………………ここが紅羽が今まで住んでいた場所だから、区切りをつけたくて…………」

武「そっか、それでつけれた?区切りは」

紅「…………うん、つけれたと思う」

武「そっかならいいや」

紅「それじゃ、帰ろう」

 

そう言い紅羽ちゃんは外に出る

武はそれの後を追いかける

 

 

紅「なんだろう………………区切りをつけれたと思うとスッキリした」

武「そうか、来た甲斐があるね」

紅「うん」

武「それにしても紅羽ちゃん結構明るくなったね」

 

紅羽ちゃんは、えっと驚きの表情

 

紅「ほんと?」

武「明るくなったというより、前はずっとビクビクしてるような感じがしたけど

今はまだ少しはあるけど、ほとんどそんなことはなくなったよ」

紅「そうなんだ…………知らなかった」

武「まぁ、これはいいことだからさらに良くしていこう」

紅「うん、わかった」

武「さっ、てと。時間は…………おっともうこんな時間か

そろそろ帰ろっか、紅羽ちゃん」

紅「うん」

 

そう言い2人は手を繋ぐ

 

武「今日はどうだった?」

紅「楽しかった…………」

武「ならばよし!」

 

二人はそのまま何事もなく神社に帰る

 

 

 

一方承太郎と茜は

 

 

承「…………まぁ一件落着?」

茜「ですね、ただ…………」

承「そうだな、何だろう」

 

承•茜「「あいつらなんなの?付き合ってるのか?」」

 

茜「前々から思っていますが、何ですかあのバカップル具合は、砂糖吐いたと言うか、ネタで言いますがまさか本当にそんな感じですね」

承「すっごい甘いな、うん、下手なラブコメよりラブコメしているのじゃないか?」

ブ「まぁ2人がろくに恋愛について知らなすぎるからだと思うけどね」

 

承•茜「「うっ…………」」

 

承太郎、今まで彼女無し(というより、そんな機会すらなかった)

茜、彼氏無し(あまりにも美人かつ色々とハイスペックすぎて一周回ってあまりそう言ったことが起こらない人)

 

承「しょうがないだろう!俺そういうのイマイチ分からない人間だぞ!」

茜「わ、私は………その…………」

ブ「まぁ本来2人とのかなりモテるはずなんだけど不思議だね」

 

その後、ブラッドの悲鳴が人里に響いた

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

ブ「なんか…………僕を、オチ要員にしときゃ、良いって、思ってない………………」

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

ブ「ねぇ、無視?」

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




ブラッドはオチ要員、はっきりわかんだね

とりあえずひとまずこれで紅羽ちゃんのお話は終わりかな
これからは時々登場する感じになるはずです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第129話 お願い

どうもジョースターです

今回で一応紅羽ちゃんは終わりです

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎、茜。武と紅羽ちゃんの甘々空間にやられる

 

 

 

次の日ーーー

 

 

武「おはよう、紅羽ちゃん」

紅「ん…………おはよ、お兄ちゃん」

 

2人はいつも通りの挨拶をする

そしていつも通りの食事をしていつものように出かける用意をした

ただいつもと違うのは、出かけた後紅羽ちゃんが帰らないこと

今日から紅羽ちゃんは、由紀ちゃんと姉妹になる

 

承「む?起きたか、おはよう2人とも」

武「おはよう、承太郎」

紅「おはよう、承太郎さん」

承「朝飯は、もう出来てる。いつものところに置いてるから食べておけ」

武「あいよ」

 

そう言い承太郎は日課の朝練に戻る

二人は何も喋らずに、その場を離れる

そしていつものように朝ごはんが用意されている場所へ行く

その部屋の中には霊夢と茜がいた

 

茜「おはようございます。紅羽ちゃん、お兄さん」

霊「おはよう、二人とも」

武「おう、おはよう」

紅「おはよう」

 

そう言い紅羽と武は机に座る

目の前には、ご飯味噌汁焼き魚が置かれていた

 

武「それじゃ、食べよっか」

紅「うん…………」

 

そう言い武と紅羽ちゃんは合唱をする

 

武「いただきます」

紅「いただき…………ます」

 

そう言い二人は食事を始めた

二人は黙々と食べる

霊夢はその沈黙の我慢出来ずについ言ってしまった

 

 

霊「なんか喋りなさいよ」

武「え?いや、だってなんも話題ないし…………」

霊「だってもう何もないわよ。なんか縛り出しなさいよ」

武「えっ、そんな無茶な…………」

紅「お兄ちゃん」

 

霊夢と武のやりとりを割って入るように紅羽ちゃんは武に呼びかける

 

武「どうかしたのか?紅羽ちゃん」

紅「どんなに離れても、お兄ちゃんのこと大好きだから…………安心して…………」

武「そっか…………ありがとう、紅羽ちゃん」

 

そう言い武は紅羽ちゃんの頭を撫でる

紅羽ちゃんはそれを嬉しそうに撫でられていた

その後二人の会話が始まった

 

霊「………………全く、世話がやける」

茜「二人とも意外とシャイというか、肝心な時に話せないタイプですからね」

霊「ほんと、承太郎もそうだけどここの男2人は変なところ口下手だからね」

茜「そうですね」

 

武と紅羽ちゃんが話しているのをよそに二人は話す

 

承「悪かったな口下手で」

 

そう言い練習から承太郎が戻ってきた

 

霊「あっ日課の修行終わったのね」

承「おう、終わらせた」

茜「承太郎さんお疲れ様です。はいお茶です」

承「ありがとう」

 

承太郎は茜から湯のみを受け取りお茶を飲む

 

承「それでいつぐらいに向こうに行くのだ?」

武「…………もうそろそろ行かないとなぁ…………」

茜「確かにいくら遅くてももうそろそろ準備しないと間に合いませんね」

霊「そうと決まれば、早く支度を済ませていきなさい。人を待たせるのは罪よ」

武「そうだな遅刻は厳禁だからね。それじゃ準備しよっか」

紅「うん」

承「…………あっ俺も準備しないと行けないのか、荷物運搬役として」

 

少ないとはいえ一応そこそこな量がある紅羽ちゃんの荷物

それをかなりの距離がある人里まで運ぶには、やっぱり承太郎の能力に頼るしかないのである

というわけで承太郎も必然的に出ないと行けなくなるのである

 

武「まぁお前は少しゆっくりしてもいいと思うぞ」

承「そうしたいが、二人が出るならついでに俺の一緒に行こうかなと」

武「そうか」

 

3人はそれぞれ身支度を済ませ

鳥居下に集合することになった

 

 

 

 

武「さてと全員集まったようだな」

霊「そうね」

承「見送りか?」

霊「そんなもんね」

茜「そうですね」

 

霊夢はそう言うと紅羽ちゃんの方を向いて膝を曲げ目線を合わす

 

霊「いい、紅羽ちゃん。何か辛いことがあったらすぐに私たちに言いなさい。絶対助けるから」

 

無言で頷く紅羽ちゃん

次に茜が紅羽ちゃんと向かい合う

 

茜「紅羽ちゃん、あなたは強い子です。胸を張って堂々と生きてください。そして霊夢さんも言いましたが困ったことがあったらすぐに言ってね」

 

そう言い頭を撫でる茜

紅羽ちゃんは二人に向かって話す

 

紅「ここでの生活は、短い間だったけど…………楽しかった。ありがとう、みんな」

 

そう言いお辞儀をする

そしてそのあとなにがあるというわけでもなく、人里に着く

承太郎は先に用事があるから、と言い別行動に移る

残された2人は由紀ちゃんの家へ行く

 

 

 

 

由父「お待ちしておりました、武さんと紅羽ちゃん」

武「これはわざわざご丁寧にありがとうございます」

由母「こんな場所で話すのアレでしょう、ささ中へどうぞ」

武「では失礼してお邪魔させていただきます」

 

そう言いわざわざ外に出て出迎えてきた由紀ちゃんの両親に感謝しつつ家の中に入る

紅羽ちゃんは少し武の手を握る

中に入ると由紀ちゃんが机に座っていた

 

由「紅羽ちゃん、武さんこんにちは」

武「こんにちは由紀ちゃん」

紅「こんにちは」

由父「どうぞおかけになってください」

 

言葉に甘えてといい武は椅子に腰を下ろす

 

由母「粗茶ですが…………」

武「ありがとうございます」

由父「紅羽ちゃんもそんな緊張しなくていいよ」

 

コクリと頷く紅羽ちゃん

しばらく談笑していたが、本題に移る

 

武「紅羽ちゃんは、元の両親にいわゆる虐待を受けていました、それはご存知ですね」

 

頷く二人

 

武「だから少しましにはなったとはいえ大人に対して多少の恐怖感が無意識のうちにあります

だから、どうかそれを知った上で優しく接してあげてください、お願いします」

 

武はそういい頭を下げる

 

由父「そんな、頭をあげてください」

武「僕のお願いは紅羽ちゃんを幸せにしていただければ、僕は満足です、ですからどうかお願いします」

由父「こちらこそ、娘すら守れなかったような親ですが、精一杯立派に幸せに育てて見せます」

 

そう言い由紀のお父さんも頭を下げる

 

由「これからよろしくね紅羽ちゃん」

紅「うん…………よろしく」

 

こうして紅羽ちゃんは、由紀ちゃんの家で暮らすことになった

 

武「それじゃ、僕はそろそろここら辺で」

由母「そうですか、いつでもいらしてくださいね」

武「はい」

 

しばらく談笑し2時間ぐらいが経ちそろそろ武は帰ろうとする

 

紅「お兄ちゃん」

武「どうしたんだい?紅羽ちゃん」

紅「最後に一つわがまま言っていい?」

武「うん」

紅「ぎゅーってして、頭撫でて」

 

武は紅羽ちゃんを抱きしめ、頭を撫でる

 

武「紅羽ちゃん、幸せに暮らしてくれ、約束だ」

紅「うん、約束する」

武「約束だからな」

 

そして、その後武は軽く談笑しながら家を出た

入れ替わるように承太郎が着く

 

武「おっせーよ承太郎」

承「すまない」

武「ほら、早く荷物置いてきやがれ、待ってやるから」

承「手伝うって選択肢はないのか…………」

武「いや、お前スタンドあるし、さっき颯爽と出て行ったのにしれっと戻るなんて俺には出来ん」

 

承太郎苦笑いをしながらそうかと言い

武はそうだよと笑う

 

承「じゃ、すぐ終わらせるから待ってろ」

武「おうよ」

 

そう言い承太郎は家へ入る

 

武「あー、ほんと俺は変なところ真面目だな…………

まぁ…………ロリコンたるもの幼女を悲しませるなって言うし、いいことかな」

茜「良いことですよ」

武「アレお前いたのか」

茜「いやなんかつい…………」

 

つい付いて行ってしまった茜は笑う

 

武「なんだよそれ…………」

茜「紅羽ちゃんとのお別れはあんなのでいいですか?」

武「別に永遠の別れでもないし、寺子屋でも会えるからあのくらいが丁度いい」

茜「そうですか」

武「あぁ…………そうだな」

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

由母「あっそこタンスあるからきをつけてくだs」

ブ「え?」

 

珍しくブラッドも働いている

しかし無情にも彼の体質上絶対何かが起こる

案の定タンスの角に足の小指をぶつける

ゴスッと音を立ててる

 

ブ「ぎゃああああああああああああ」

 

瞬間、尋常じゃない痛みがブラッドを襲う

絶叫を上げるブラッド

 

承「あいつなにやってんだk」

 

承太郎はブラッドの方を見て呆れながら仕事をする

余所見をしていた近くにタンスがあるのに気がつかず小指を角にぶつける

 

承「がアアアアアアアアアアアアッッッ!」

 

まさに因果応報

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




タンスの角の小指をぶつけると………………痛いよ…………
アレ、ほんと痛い。
サッカーで足蹴られるより痛い
いや、サッカーはある程度予測つくからいいけど、タンスの角は予想外のタイミングで襲ってくるから…………

FGO水着アルトリアと水着マリー当てました

まぁ今年の水着鯖は誰も来ませんでしたがね…………


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに


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第130話 紅羽ちゃんロス

どうもジョースターです

イスカンダルピックアップが来た、回さないと(使命感)

剣の金鯖来たから剣ディルかなと思ったら、唯一宝具マのjkセイバーが来ました、そっとレアプリズムにしました
お願いだからピックアップ仕事して(白目)


前回のあらすじ

 

タンスに小指をぶつけると………………痛い

 

 

一週間後

 

 

武「ボーーーーー」

茜「ここまでひどいとは」

承「これはアレだな、いわゆる紅羽ちゃんロスってことだろ」

霊「深刻すぎない?」

承「かなり深刻だな」

 

紅羽ちゃんと別れてから早一週間

武は完全に燃え尽きていた

何をするにしても上の空

全てにおいて全く興味を示さなかった

明らかに武向けのエロ本をみせても無反応だった

ちなみに全員その事実を知ってだいぶヤバイことを悟ったらしい

 

承「あの武がエロ本に興味なしって重症だろ、どうあがいったって」

茜「ですね」

霊「あの武がよ。信じられないわ」

茜「でも、とりあえずなんとかしないといけませんね、あのままというのもアレですし」

承「そうだな、んで具体的には何をすればいいだろうか」

 

沈黙する3人エロ本ですら通じない状態の武をどうにかしろと言われての無理がある

 

 

茜「紅羽ちゃんに会わせる?」

承「一番はそれなんだが、それをすると今までの反動で武が何をするかわからん、下手したらその場でエロ本コースだってありえる」

霊「それは流石に不味いわね」

 

頷く茜ちゃん

 

茜「となると、どうしましょうね」

承「意外と難しいな」

霊「最善の手が一番リスクが高いから、別の案にせざる終えないけど、その別の案が無さすぎるのよね」

承「まぁこういうのって本人登場イベントでもない限り解決出来ないよな」

霊「流石にここに来るわけないわよ」

茜「そうですよ、それのほうが一番希望はないですから」

 

だよなーという承太郎

 

承「というか、あの馬鹿が自力でなんとかするしか無いような気がして来た

こんなの気持ちの問題だし」

霊「それ言っちゃお終いよ」

茜「まぁでも承太郎さんが言ってることはあっているので…………私たちがなんとかするのではなく、お兄さんが自分で変わるきっかけを与えるのが今回の役割って感じですか?」

承「まぁそうなるな」

 

ブ「せんせーエロ本でダメでもリアルの幼女なら反応するのでは?」

 

 

承「…………いや、そのリアル幼女を誰がどうやって連れて行くんだよ」

ブ「いやいやーいるでしょ、ほらあの館に2人も…………」

霊「あいつらね、でもあいつらが果たして協力なんてするのかしら?

2人とも武のことかなり嫌ってるし…………」

ブ「大丈夫だって、安心しろって…………そこは承太郎がなんとかしてくれる」

 

結局俺頼りかよとツッコミを入れたくなるが、グッとこらえる承太郎

 

承「まぁ、とりあえず交渉出来るだけしてみる」

 

そう言い承太郎は紅魔館に移動するためにエアライドに乗って紅魔館に行く

 

霊「ねぇ、思ったのだけど、武を紅魔館に放り投げた方が早くない?」

茜「不法投棄で訴えられますよ」

霊「さらっと武をゴミ扱いされて可愛そう」

茜「そんな言ったって、余計なことはするわ、ほかの人に迷惑をかけるわ、ロリコンだわ、馬鹿だし…………とりあえず俺の胃に負担かけやがって…………」

霊「久しぶりでた、ブチギレモード」

 

 

 

 

承「忘れ物した」

 

そう言い承太郎はエアライドをUターンして神社に戻る

 

 

霊「あら、忘れ物?」

承「あぁちょっとな」

 

承太郎はそういい亀から縄を取り出す

そしてそれを素早く武に巻いていく

 

承「じゃ行ってくる」

 

そう言い承太郎は武を引きずりながらエアライドに乗り込む

そしてそのまま空を飛ぶ

 

 

霊「本当に、連れて行きやがったわね」

茜「側から見れば、誘拐か何かのレベルですが」

霊「気にしちゃ負けよ」

茜「そうですね」

 

そう言い二人はお茶を飲む

そして何事もなかったかのようにまったりと過ごす

何も動じないあたりさすが二人

 

 

 

 

 

紅魔館

 

 

 

レ「で?そんな馬鹿すぎる用事でここに来たと?」

承「そうだな」

 

レミリアと承太郎は二人でテーブルを挟んで話し合う

武は咲夜に回収されました、お嬢様に変なする輩は通さないとのこと

レミリアは深いため息を吐く

こめかみを手で押さえる

 

レ「あのね、承太郎。いつでの歓迎って言ったけど、流石に幾ら何でもそれはダメでしょ」

承「否定はせん」

レ「まぁ武をなんとかしたいと言う気持ちも分かるけど…………まぁ今回だけは、一肌脱いであげるわ」

承「感謝する」

レ「代わりに…………そうね…………その間にフランと遊び相手になってくれない?あの子、最近あなたと遊べなくて少し寂しそうだから」

承「分かった、それだけでいいのか?多少の無茶振りは覚悟していたが」

レ「まぁ最初はそうしてやろうかと思ったけど、なんなら無理やり私と籍でも入れてやろうかと思ったけど、武は紅羽ちゃんを命がけで救い、そして深い傷を負った紅羽ちゃんを完全ではないけど癒してその結果あぁなった、それを承太郎が元に戻そうとした。

私だって多少の道徳心はあるわ、だから流石にいいことをした人に理不尽な命令はしないわ」

 

そう言いレミリアは胸を張る

承太郎は感心して拍手をする

 

レ「まぁグダグダ言ったけど、まぁ兎に角フランのことよろしくね」

 

そう言いレミリアは部屋を出る

残された承太郎はというと

 

 

承「…………さてと、フランのところ行くか」

 

そう言い承太郎も部屋を出て地下へ行く

 

 

紅魔館地下

 

 

承「えーと、次を右に行って…………ここか」

 

レミリアと別れてから早20分ばかりようやくフランの部屋にたどり着いた

フランの部屋は色々と入り組んでおり軽い迷宮みたいなもので慣れてる人じゃないと、このぐらい時間がかかってしまうらしい

ちなみに咲夜は5分程度行けるらしい

 

承太郎は扉の前に立ちコンコンとノックをする

 

フ「はーい、入っていいよー」

承「じゃお言葉に甘えて」

 

そう言い承太郎は部屋の中に入る

そこには当然のことながらフランがいた

フランは承太郎を見るなり目を輝かせて一直線に承太郎に飛び込む

 

フ「お兄ちゃん、久しぶり!」

承「おう久しぶりだなフラン」

フ「それで、何しに来たの?」

承「いや何、フランと遊びに来た」

 

さらに目を輝かせるフラン

 

フ「ほんと!?」

 

頷く承太郎

 

フ「やったーー久しぶりだね、お兄ちゃんと遊ぶの!

で、何して遊ぶの?」

承「なんでもいいぞ」

フ「えーとじゃ…………」

 

その後命懸けの鬼ごっこ、やたらリアルな修羅場のおままごとなどで2人は遊んでいた

のちに承太郎は語る

 

承「おままごとなのに、なんで浮気がバレた夫役をやらされたのだろう

いくらなんでも生々しくすぎない?」

 

ちなみに武はあっさり元に戻ったそうな

一体どうやって元に戻らせたかはレミリアしか知らない

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




承太郎とフランがやったおままごとはクレヨンしんちゃんのリアルおままごとをイメージすればしっくり来ると思います


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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永夜抄編
第131話 平和ボケ


どうもジョースターです

今回から一応永夜抄始まります
一応

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

フランちゃんがただの癒しキャラ

 

武が復活してから数か月が過ぎていった

あれからというもの特に何が起こるわけでもなく、いつも通りの日々が続き気がつけば春から夏に変わろうとしていた

 

 

承「そろそろここに来てから一年か…………思ったよりあっという間だな」

ブ「作品的にはその3倍ぐらい時間かかってそうだけど」

承「お前はいちいちメタイ話をしないと気が済まんのか?」

ブ「癖なもんで」

承「なにその変な癖」

霊「いや、何変な会話しているの?」

 

 

そう言い霊夢はお茶を啜る

特に何もない日々が続いてしまったせいで完全に平和ボケしてしまっている承太郎達

 

武「まぁ実際どうなのよ?2年半以上やってまだまだろくな異変が出てないっておかしくない?」

霊「そんな異変なんてガンガン来ても困るのだけど、このペースが一番よ」

ブ「そうだね〜〜異変が起きるたびに何かしらのタイミングで承太郎が犠牲になるし、あまり起きて欲しくないなぁ」

茜「あの皆さん。話がどんどんメタくなってます。自重してください」

 

茜の全然隠せてない怒気を受け承太郎は強引に話を変える

 

承「ところで、紅羽ちゃんとはどうなんだ?寺子屋以外であってたりするのか?」

武「いや、あってはない。まぁまだ寺子屋に通う生活に慣れてなくて色々忙しいみたい」

承「まぁたまにえげつない量の宿題とか出るからな」

茜「辞書か何かを疑うレベルの厚さとかありましたからね」

 

そんな宿題を出すのは大体慧音

 

武「そういう点では承太郎は宿題の提出は少ないよな」

承「まぁ慧音の例の鬼畜宿題のこともあるし、それにあまり宿題は出したくないだよなぁ、俺的にはやらされてやるよりは自分から進んで家で勉強をしてほしい」

茜「まぁやらされてやるのはあまり意味はないっていう意見もありますからね」

承「だけど、だからといって一切宿題の提出をしないとそれはそれで学力の低下をするし…………難しいところだな」

霊「本当あんたって、先生の職業が板についてるわね」

承「まぁ師匠がやっていて。少し憧れてたから、ね」

 

そう言い承太郎は苦笑いをする

 

武「本来なら現役高校生のはずだけどなぁ」

茜「お兄さんもですよ、学力には天と地ほどの差がありますけど」

武「保健体育なら負けねぇぞ」

承「どこで張り合っているんだよ」

茜「全くこれだから、ロリコンは………………」

承「本当だよ…………」

 

そう言い2人はため息を吐く

 

武「ロリコンの名を受ける勇気はとっくにあるぞ」

承「んな勇気捨てちまえ」

武「俺からロリコンを取ったら何も残らないぞ」

承「何言っている、残ろうだろ」

武「何が?」

承「馬鹿」

茜「お馬鹿な所」

霊「頭スカスカなところ」

武「ゴフッ…………」

 

武は吐血をしうなだれる

満場一致って…………と呟くが全員オールスルー

これがいつもの光景である

大体ブラッドか武が犠牲になる

 

承「それにしても平和だなぁ…………異変はないし、面倒なこともないし、あぁほんと平和…………」

霊「そうねぇ…………こんな日が永遠に続けばいいのに…………」

茜「そうですね…………」

武「俺を再起不能にしといて、そんなこと言う?」

ブ「諦めよう、僕たちには人権はないみたい」

 

そう言い嘆き合う二人

それを他所に3人はお茶を飲む

これを世の中では鬼畜と呼ぶがしかしながらこの3人の中ではどうやらそんな単語知らないと言わんばかりの堂々さである

 

武「もうヤダァ………………」

 

泣き崩れる武

もうここまでくると虐めか何かでは?

 

承「あっそうだ」

茜「どうかしましたか?」

承「そろそろ時間だ、行かないと」

霊「あんたほんと仕事多いわね」

承「寺子屋以外にも多少頼まれごとがあるのでね」

茜「成る程」

承「んじゃそろそろ行くとしますか」

 

そう言い承太郎は人里へ行く

残された3人は特に何もすることもなくグダグダして1日が終わる

 

 

 

 

 

 

 

夕食も食べ終わり各々寝る準備をしていた

 

承「今日も何もない素晴らしい一日だった」

ブ「そんなぼくのなつやすみみたいに言われても」

承「まぁ実際そうだし」

ブ「そうだね、ところで一つ質問なんだけど」

承「なんだ?」

ブ「月大きくない?」

 

ブラッドはそういい少し欠けている満月を指差す

承太郎と武は月をみる

確かに大きい、いつもの満月より一回り以上大きい

欠けているはずなのに

 

武「あれじゃね?ほら、スーパームーンって奴だろ」

ブ「そうかなぁ…………いやでも、いくらなんでもこの大きさは…………」

武「霊夢にでも聞いてみる?」

承「そうだな」

 

そう決まるや否や、三人は霊夢の部屋の前に行く

そして軽く襖を叩く

 

霊「何よ、煩いわね」

承「いや、一つ確認したいことがあってな」

霊「何をよ」

 

承太郎は月を指差す

 

承「月の大きさってこの世界だとあそこまで大きくなることあるのか?」

霊「あら、とんでもなく大きいわね。初めて見たわ…………綺麗ね…………」

承「そうだな」

霊「まぁ異変でもないと思うし、時間遅いし寝ましょ」

武「そうだな」

 

こうして、とりあえず寝床に戻り眠ることにした

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「いや、起きなさい!あれどう足掻いても異変だから!」

 

そんな怒鳴り声で霊夢は起こされる

 

霊「へぇ…………でも、あれほっておいてもいい奴だと思うし…………おやすみ」

紫「あのお願いだから、布団から出て」

霊「承太郎にでも当たったら?」

 

渋々、承太郎の部屋に行き

承太郎を(無理やり起こし)話をする

 

承「要はあれが異変で、それを解決しろと?」

紫「そういうこと」

承「へぇ…………じゃ、おやすみ」

紫「いやいやいや、おかしいわよ。色々となんで異変って分かって寝ようとするの!」

承「いや、そんなクソめんどくさいことしたくねぇし…………」

紫「凄いことに言ったわね、この野郎。一応私これでもあなたの上司みたいなもんよ!そんなこと言っていいの?命令よ、これは!」

承「ZZZZZZ」

紫「寝るな!」

 

その後承太郎と霊夢を起こすのに数十分要したそうな

果たしてこんなグダグダな状態で、異変を解決できるのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>




二人ともあまりにも平和な日々が続いてしまったせいで、かなり適当になっています

フィンを当てる
そっと売る、売ったレアプリでカルナアルジュナ体験クエストをやる
呼符で剣ディルと槍ディルが来ました
なんかの因縁感じるなぁ
金回転ライダー、からのアストルフォ…………嬉しいけどすり抜けぇ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーー


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第132話 迷いの竹林

どうもジョースターです

イスカンダルピックアップすり抜け不夜城のキャスターきました
そしてネロ祭り改めギル祭りが始まりましたね
ボックスガチャだ、いっぱい開けないと(現在17箱目)

高難易度クエは…………うん、一回戦目はまさかすり抜けしたエルキドゥがここで活躍するとは
え?2回戦目?レオニダス?
不夜城キャス育てて、剣式使って頑張る(要は未挑戦)

このイベントは意外なのキャラが有効というケースが多いから嬉しいですね


雑談はここまでにしてどうぞ




前回のあらすじ

 

特に 何もない 素晴らしい 前回だった

 

 

承「それでその異変とかやらの詳細は?」

紫「一応ある程度は予想はついてるけどまだ不確定要素が多いから話すことは出来ないわ」

霊「もったいぶらずに言いなさい」

紫「駄目。まだ完全に分かりきってない状態で言うのは今回に関しては命取りになるのよ、私の予想が正しければね」

霊「なんでよ」

紫「何者か知らないけど、あの月は今本来あるべきはずの月じゃない、偽物の月よ。月の光で色々と恩恵がある妖怪だからよく分かるわ。

なんの為か知らないけど、そんなことが出来ること自体がかなりの実力者がいるということになるわ。下手したら私を上回るレベルの実力者ね」

 

成る程と頷く承太郎

 

紫「というわけで、承太郎には少しお使いをして貰うわ」

承「俺に?」

紫「そう、あなただからこそできるお使いよ」

承「まぁ構わんが…………」

紫「お使いと言っても、ただある人物に少し質問して来るだけでいいわ。それを聞いたら通信機で教えて頂戴」

承「わかった、誰に聞けばいい?」

紫「上白沢慧音」

承「あいつか、というかお前じゃ無理なのか?」

紫「無理に決まってるでしょ、こんな非常時にまともに話してくれそうなのがこの中だと貴方ぐらいしかいないのよ」

 

霊夢…………まず行こうとしない

紫…………胡散臭すぎて絶対に話にすらならない

武…………(色々な意味で)論外

 

承「内容は?」

紫「そうね、こう聞きなさい」

 

紫はそれだけを言い残し霊夢を半ば強引に連れて行きどこかへ行く

承太郎は人里へ向かう

武はそのまま寝た

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢達は空中で紫に連れられるままにはどこかへ移動する

 

霊「それで私たちはどうするの?承太郎の連絡が来るまでずっと待機?」

紫「いえ、正直承太郎の連絡はどうでもいいわ」

霊「は?」

紫「もちろん、あの教師のところに行かせた意味もあるわ、予想を確信に変えるためにね。でも、それ以前にもう答えは分かっているわ。

承太郎を一人行動させた本当の目的は承太郎から逃げるためでもあるわ」

 

紫は嘘をついていた、さっきは分かりきってないと言っていたが、それは全てが嘘

本当はこれが何者かの仕業かは分かっていた

というよりは、知っていた

なんせ、その者たちに自分は負けたことがあるから

正確にはその民達に全勢力を挙げた妖怪達が束になっても完膚なきまでに負けたから

 

霊「なんでそんなことをわざわざ…………」

紫「簡単よ。今から私たちが異変を起こす」

霊「え?」

紫「だから、今から夜が明けないようにする異変を起こすわ」

 

その日、夜が明けることはなくなった

何時になろうが、夜、夜、夜

もうとっくに日が昇っている時間になっても夜

のちに「永夜異変」と呼ばれる異変の始まりである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人里

 

承「さってと、さっさと慧音のところに行くか…………」

 

承太郎はそう言い慧音の家を目指す

夜というだけはあり人は殆どいない

その為特に何事もなく慧音の家に着く

承太郎は数回戸を叩く

 

慧『はーい、少し待ってくれ』

 

その数秒後、戸が開く

 

慧「なんだ、承太郎かどうしたこんな夜遅くに」

承「いや何、少し聞きたいことがあってな」

慧「あの月のことに関してはノーコメントだ。少し調べてみようとしたが、何か対策をされていて何もわからない。何一つ、一切わからない。かなり完璧な対策をしていた」

承「そうか」

慧「ただ、少し気になることがあってだな」

承「何がだ?」

慧「いや、これとは関係のないことかもしれんが迷いの竹林あるだろ?」

 

そう言い迷いの竹林の方角を指差す

 

慧「あそこが少しなにかはよくわからないけど変なんだ」

承「変?」

慧「そうだ、何か違和感がある気がする」

承「そうか。わかったありがとう。悪いなこんな夜遅くに」

慧「いや、こちらこそ力になれなくてすまない」

 

そう言い慧音は戸を閉める

承太郎は紫に通信機で連絡をする

 

紫『どうだった?』

承「一切分からなかった。完全に対策されていたらしい」

紫『そう、その情報だけで充分よ。これでかなり絞れたわ、そのまま一人で調べて頂戴』

承「いや、合流した方がいいのでは?」

ブ「そうだよ」

紫『こういうのは、集まるよりあっちこっちに散り散りになった方が効率がいいでしょ?あなた一人でも戦力的にはある程度は問題ない筈よ』

承「まぁ…………そうだな」

 

その後そのまま通信を切る

そしていつのまにかブラッドが出ていた

 

ブ「ふぅーん、成る程ねぇ、そういうことか………………紫も悪い人だね」

 

ブラッドはそう呟く

 

承「何か言ったか?ブラッド」

ブ「いや、なんでもないよ」

承「そうか、ならとっと戻れ」

ブ「えぇ…………まぁいいけど」

 

そう言いブラッドは戻る

一人になった承太郎は考えを始める

 

承(さて、ここでまず何処を優先して探すか………………となるとやっぱ慧音が言っていた何かが違和感がある気がするって言ってた迷いの竹林か…………まぁ消去法で行ってもそうなるか、ただあそこは迷ったら最後詰みだ。何かしらの対策をしておかないと冗談抜きで死ぬ)

 

承太郎はいくつかの対策を考えるがどれも有効的なものはなかった

 

承「まぁ詰んだらその時はその時だ。頑張ってなんとかしよう、うん」

ブ「うっわぁ、これ絶対迷うタイプだ…………」

承「否定はせんよ」

 

苦笑いしながら、まぁ肯定もしないけどなと言葉を続ける

 

承「最悪アレだ。ドラえもんでも召喚してどこでもドアで戻ればいいんだ、うん」

ブ「本当に召喚できてしまうあたりがなぁ…………」

承「何が恐ろしいって、自分で作ったやつじゃなくてスタプラ同様コピーした能力だからな」

 

その能力の名を〈ボヘミアンラプソディー〉

2次元のキャラを実体化させる能力

ただし、自分が好きなキャラと同じ運命を辿ってしまう

因みにジョジョ本編ではこの能力を使い世界を大混乱に導いた

被害だけで言えば、相当上の方

 

承「まぁ調整ミスったら大変なことになるから本当に最終手段だけどね」

ブ「まぁしょうがないよね」

承「とりあえず行くか」

 

そう言い承太郎は迷いの竹林へと向かう

 

 

 

 

迷いの竹林

 

竹林というだけはあり右を見ても竹、左を見ても竹、前を見ても後ろを見ても竹、竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹竹

その名の通り迷ったら最後抜け出せそうにはない

 

承「さてと、どうしようかな」

ブ「とりあえず適当にまっすぐ進むことにしよう」

承「そうだなっとその前に」

 

承太郎はそういい短剣を一本生成する

そしてそれを地面に深く差し込む

 

ブ「何やっているの?」

承「マーキングだ、迷わないように目印をつけておきたいから」

ブ「それなら竹を傷をつけるとかが普通じゃない?」

承「いや、成長速度が尋常じゃないほど速いこともありうるし、不確定要素が多すぎる」

ブ「まぁそれもそうだね」

承「それに短剣を挿しておいた理由も別にあるけど…………それはいいや」

ブ「はてさて、この先どうなりますことやら」

 

こうして極めて特異な異変はここに始める

 

To be continued ーーーーーーー>




何故紫は承太郎から離れたがったって?

だって承太郎がそんなこと知ったら、敵対される可能性があるから
承太郎へんなところ、頑固だから異変起こすわって言ったら全力で止めるから

というわけである程度までは承太郎は一人です

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第133話 迷子

どうもジョースターです

ボックスガチャ………………うまいうまいもっと回らないと…………

高難易度はジャガ村先生とミドキャス以外はクリア
というかこの二つをやるモチベがもうない…………




前回のあらすじ

 

ぼっち承太郎

 

 

 

博麗神社

 

武「グゥ…………?……ん……………」

 

武は承太郎たちが出発するのを見届け眠った

しかし浅い眠いのせいか、何か違和感を感じ目を開ける

 

 

「やほー武くーん」

武「!?」

 

そこにはいてはいけない人が武の真横に座っていた

かつて紅羽ちゃんの両親を殺害し、紅羽ちゃんも殺しかけたあの男である

顔は覚えてなくても声やその飄々とした態度で嫌という程分かる

武は寝起きの頭をフルに回転させ思考する

 

武(承太郎と霊夢は異変解決でここにはいない

茜はきっと眠っているだろうな

なら、ここは俺一人でなんとかするしかねぇ)

 

「いやいや、待って待って僕は今回は助言しに来ただけだから、君たちに害を成しに来たわけじゃないから、今回は味方だから…………」

 

そう言い両手をあげる

武は戦う気がないのが分かると拳を下ろす

 

武「何しに来た」

「だから言ってでしょ、助言しに来たって」

武「要件は」

「承太郎君に伝えてあげて、絶対にブレザーを着たうさ耳のやつには承太郎君は戦ってはいけないと、相性が最悪すぎるってね

そうだね…………戦うにしても決して相手の能力をモロに受けないこと、もし受けてしまったら…………そりゃもうとんでもないことになるかな」

武「…………分かった」

「それじゃ、僕はやることやったし帰ろうかなぁ」

武「なぜ協力する?」

「…………簡単だよ、僕の…………いや僕らの計画にこの異変は邪魔だから、利害が一致してるから協力する。合理的でしょ?」

 

そう言い男は消える

色々考えたいことがあるが武はそれよりも承太郎達にその内容を伝える

 

武「えーと、ここら辺にあったあった」

 

武は通信機を手に取り承太郎が持っている通信機へ連絡を送る

 

武「………………チッ通じないか…………そういや場所によっては通じないとか言ってたな…………霊夢達にもかけておくか」

 

そう言い武は霊夢の通信機に連絡を入れる

 

霊『何、急に連絡なんて、こっちは忙しいだけど』

武「いや何、それがさ…………」

 

武は事情を話す

 

霊『成る程ね、分かったわ。承太郎と合流次第言っておくわ』

武「あぁ任せた」

 

そう言い武は通信機を切る

 

武「………………やることねぇな…………寝るか」

 

やるべきことはやった、そう言いながら布団に潜る

 

 

 

 

一方霊夢達は…………

 

 

霊「だそうよ、紫。どうする一旦合流する?」

紫「そうね、一応夜が明かないようにしたしこれ以上別々で行動するのはかえって怪しまれるわ。ここは自然に合流するのが一番ね」

霊「そう、それで何処にいるか知ってるの?」

紫「えっ………………」

霊「えっ」

紫「…………てっきり霊夢が知ってるのかなと」

 

霊夢はため息を吐く

 

霊「知ってるわけないでしょ」

紫「…………まぁ予想だけど、迷いの竹林あたりにいるのかしら」

霊「なんでわかるのよ」

紫「だって武君は承太郎にかけたけど承太郎は出れなかった。そうなると場所はかなり限定されるわ。あれが通じないところなんて片手で数えられるレベルだしね。あとは一番可能性がある場所を推測する

そしたら、迷いの竹林になった」

霊「じゃさっさと行きましょ。というかあんたの能力といけないの?」

紫「無理ね。あそこはかなり特殊な場所なのよ、普段でもちょっと場所間違えたらとんでもない程時間かかるし、今日に限ってはもう何処に飛ぶかわからないレベルになってるわ、これはもう異界と化してるわね」

 

めんどくさいなぁと霊夢は呟く

 

紫「まぁ承太郎に関しては迷いの竹林に入りさえすれば絶対に合流は出来るわ。だから、とりあえず行きましょか」

霊「そうね」

 

 

そう言い霊夢達は迷いの竹林へと向かう

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は…………

迷いの竹林に一人で入り適当に散策を続けていた

時々マーキングを怠らずに

 

承「特には何もなさそうだな…………」

ブ「もうちょい奥に行って見ようよ」

承「そうだな、少しずつ行ってみるか」

 

そう言い迷いの竹林のさらに奥へと向かう

 

承「む?灯り?」

ブ「どうする、行ってみる?」

 

少し離れた場所から明かりがいくつか見える

罠という可能性もあるが現状何も進展がなく

 

承「とりあえず行ってみるか。ある程度の能力はスグに展開できるようにしときゃ、問題ないだろ」

ブ「そうだね」

 

そう言い二人は明かりがある場所へと行く

そこにはリヤカーみたいな形の移動式屋台に八目鰻と赤提灯に書かれている

 

???「いらっしゃ………………あっ承太郎先生、こんばんわ」

承「む?ミスティアか、何やっているんだ?」

ミ「見ての通り八目鰻の屋台です」

承「八目鰻?」

ミ「はい、焼き鳥撲滅のためにこうやって八目鰻を流行らそうとしている所存です、あっ一本どうです?」

 

そう言い八目鰻の蒲焼きを俺に渡す

俺はそれを受け取り椅子に腰を据えて食べる

 

承「…………美味いな…………これ、どうやって作ってるんだ?」

ミ「秘密でーす」

承「むぅ…………残念」

ミ「ところでなんでこんな時間にこんな場所へ?」

承「まぁ、軽い調査だ。ところで、ここら辺で何か変なことあったか?」

 

そう聞くとミスティアは少し考え込む

 

ミ「…………そういえば、なんか最近ここら辺が違和感があるというか、なんでしょう、何かが変なんですよ。何かが。

そのナニカが分からないけど」

承「ふむ…………なるほど、ありがとう

それと今日はもうこの辺で切り上げといた方がいいぞ。今日だけななんか嫌な予感がするんだ」

ミ「そうですか、ではもう少ししたら今日は閉めるとしようかなぁ…………」

承「あっそうだお代はいくらだ?」

ミ「いえいえ、いつもお世話になっているのですから、お代なんてそんな…………」

承「いいから、ここじゃ客と店の人という関係だ」

ミ「そうですか…………では、えーと」

 

ミスティアはお代を言い承太郎はちょうどの渡す

 

承「それじゃご馳走さま。美味かった、また機会があればくるわ」

ミ「お待ちしてまーす」

 

承太郎はその後も迷いの竹林を探索するがたまに罠がある程度で何もなかった

やっぱこれ何もないんじゃないかと疑い始めたその時

 

 

 

 

 

 

承「マジで、これ本当にあんの?」

ブ「さぁ?僕に聞かれてもねぇ…………」

承「使えねぇ奴だな」

ブ「そんなー」

 

承太郎はそういいそろそろマーキングがいると思い短剣を精製する

そしてその件を近くの竹の根元あたりに刺そうとする時あることに気がつく

 

 

承「………………抜かれてる」

ブ「え?」

承「ここ俺ら一度来てる、マーキングしたはずだけど何者かがそれを短剣を抜いて俺たちを妨害してる。

しかし妙だな………………なんで俺たちはずっとまっすぐ言っているのに同じ場所に戻るんだろうか」

ブ「それこそ能力のせいでしょ」

承「まぁそうなるね」

ブ「………………しかし舐めたことしてくれるね。こんな子供騙しで僕達を欺こうなんて…………」

承「なんか言ったか?」

 

ブラッドは顔を横に降る

 

ブ「なんでもなーい」

 

そう言いブラッドは少し前に行く

瞬間消えた

原因は落とし穴

 

 

承「あれブラッド?」

ブ「ちょっ、承太郎ヘルプ!これあかん奴!落とし穴の下竹槍地獄!

死んじゃう死んじゃう!」

 

ブラッドは壁と壁を利用しギリギリ耐えている

 

承「じゃぁ死ね!」

ブ「ちょっやめっ、やめて…………ヤメロォーーー!」

 

そう言い承太郎は石を投げる

その後しっかり救出しました

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 




一体どこのう詐欺のせいなんだろうかね
ボクシラナイナー


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回のお楽しみにーーー


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第134話 罠を見るとついつい引っかかってみたくなる

どうもFGOのギル祭の高難易度を2つやり損ねたジョースターです

ジャガ村先生をクリアしてモチベが上がらず、フィナーレはクリアしたけど残り二つはもうやる気が起きなかった


ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

八目鰻って美味しいのかな

 

 

承「さて、どうしたものか」

ブ「なんで悩んでいるの?片っ端から壊していけばいいじゃん」

承「馬鹿か、こんなあからさまな罠をしているのだぞ、絶対壊した時のなにかあるはずだ」

 

そう言い二人の目の前に大量の罠が張られていた

見え見えなとらばさみ、ワイヤー、しまいには落とし穴もある

ブラッドが穴に落ちてから数分後竹林をあるていたら、急に大量の罠が設置されていた

 

承「こういうのは意図的に罠を発動させるのが最適解なんだけどなぁ…………どんなことが起こるかわからない現状だとあまりやりたくないなぁ

耐久力があって死ななくて、いい感じのやついないかなぁ…………」

ブ「そんなのいるわk…………」

承「あっ」

ブ「あっ」

 

二人はじっと見つめ合う

ブラッドは冷や汗をかきはじめ、目が泳ぎ始めた

そして若干引き攣った笑みでこういう

 

ブ「それじゃ、僕はそろそろ戻ろうかなぁ…………じゃあとは頑張って」

承「どこへいくんダァ?」

ブ「いやーちょっと、ね?」

 

ブラッドは逃げようとするが承太郎はブラッドの肩を掴み逃げられないようにする

そしてそのまま承太郎は罠のあるところにブラッドを投げる

 

承「お前そういや耐久力かなりあったよな。じゃ生贄のなってくれ」

ブ「鬼!悪魔!ひとでなし!」

 

ブラッドはそう叫ぶが、綺麗に全ての罠を回収していく

 

承「なんだこのピタゴラスイッチ」

ブ「ねぇ、なんでこれを作った人は、わざわざ一度かかったら全ての罠が作動するようにしたの?」

承「完全に殺しに来てたな。罠が見え見えなのがなんか引っかかるけど」

 

そう言い承太郎は奥へと進む

その後も先頭にブラッドを行かせて罠は全てブラッドに対処させた

哀れなりブラッド

 

承「さーてと、そろそろ何かあってもいいはずなんだけどねぇ…………敵の幹部でもエンカウントしないかな」

ブ「そんな都合よく起きるわけないでしょ」

承「まぁだろうね」

ブ「逆にあったらあったで怖いよ」

 

2人は笑う、無論現実逃避の乾いた笑いであるが

 

???「なんじゃこりゃああああああ…………私の対鈴仙用の罠がああああああ」

承•ブ「「あっ」」

 

全然いたわと承太郎は呟く

目の前に全て作動された罠を見て叫ぶうさ耳のロリがいた

 

???「お前らかって………………あっしまった」

 

向こうのほうが承太郎の存在に気付く

 

???「まずいなぁ、これ…………永琳様に怒られるなぁ…………人違いであってほしいなぁ…………」

 

そんな独り言を言っているうさ耳ロリに承太郎は話しかける

 

承「えっと、君名前は?」

ブ「いやいや流石に突拍子すぎるよ」

???「その前に自分が名乗ったらどうかな」

承「たしかに、俺の名は空条承太郎。でお隣にいるのがバカ」

ブ「いや、僕の名前ぐらい真面目に言って」

承「いやお前はバカでいいだろ」

ブ「そんなぁ…………」

 

承太郎とブラッドはそんな会話をしているが、相手のうさ耳はというと完全にやらかした、みたいな顔をしている

 

承「んで、お前の名は?」

???「……………………」

承「………………」

???「………………」

 

クルリと90度向きを変え全力ダッシュで逃げる

 

承「あっ待て!」

 

即座にザ・ワールドで時を止めようとするがもともとそこそこの距離があったため射程距離外へと逃げられた

というわけで遠距離系でやろうとするも、おそらく読まれてるだろうから走って追いかける

 

 

ブ「罠は大丈夫なの?」

承「あいつの通った道を通れば罠スルーできる」

 

そう言い全力で追いかける

しかし土地勘がない承太郎と土地勘があるであろう少女では、少し承太郎の方が不利で

いくら速度があっても同じ道を通りながらだとスピードはかなり落ちる

その結果なかなか捕まえられずにいた

 

承「ちっ、つかまんねぇ」

ブ「ねぇ思ったのだけど」

承「何をだ?」

ブ「なんで飛び道具使わないの?もしくは竹とかを利用しないの?」

承「その手があったか」

ブ「これだから脳筋は…………」

承「よーし、じゃぁお前飛んでこい」

 

そう言い承太郎はブラッドの頭を鷲掴みにする

そしてそのままサイドスローで投げ飛ばず

ブラッドは物凄い勢いで少女めがけ飛んでいく

しかし直前で気がつかれ間一髪躱される

 

承「まぁそれは予想済みだ」

 

その一瞬の隙に承太郎は一気に駆け抜け、少女を捕まえる

少女は暴れるが承太郎の腕力の前では意味はなかった

側から見た絵図らは身長約2mの男が少女を押し倒している状態

間違いなく外でやったら、即ポリスメン事案である

 

承「さてと色々と吐いてもらおうかな、まずは異変の原因の首謀者がいる場所の道筋だ」

ブ「承太郎、顔顔。顔が完全に犯罪者の顔だよ」

 

霊「いや、あんたら何やってんの…………」

 

ここで霊夢と紫が合流する

その光景を見て紫はニヤニヤと笑い

霊夢はドン引きしていた

 

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

承「成る程、お前の名前は因幡てゐで、兎の妖怪であると

んで、永遠亭というところが今回の異変の原因か…………」

 

承太郎はてゐを縄でグルグルと縛り動けないようにする

そして情報を可能な限り聞き出した

てゐが話した情報は己の名前と能力

そして今回の異変の原因となる首謀者がいる場所

あとはそこへ行くための大雑把な道順

 

てゐ「悪いけど、これ以上は何も言えないよ。こっちにもそう言ったプライドみたいなものはあるから」

承「OK、わかった。情報提供ありがとう」

紫「永遠亭…………月…………これはビンゴね」

 

そう言い紫はクスリと笑う

 

承「さてと、道はこっちでいいんだな」

霊「それじゃさっさと行きましょう」

 

そう言い3人は移動を開始する

てゐはロープで縛られている状態でそれを見守る

そしてニヤリと笑う

 

てゐ「これでいいんだよね。永琳…………」

 

てゐは縄を隠していた刃物で切り動けるようになった

 

てゐ「いやぁ、幻想郷の賢者と空条承太郎もそんなに対したことないなぁ…………こんな単純な仕掛けにすら気がつかないなんて…………」

 

てゐは少し嘘を吐いた、それは道順である

しかし承太郎は嘘を見破る能力があるため全てが嘘というわけではなく

永遠亭に通じる道が複数ある

その道の中で最も遠回りな場所を教えた

承太郎が永遠亭はどこだとしか聞けていない、つまりその道が最適解であるかどうかは聞いていないのである

 

てゐ「さてと、急いで戻らないとね」

 

そう言いてゐは走り出す

 

 

 

 

 

一方承太郎達は

 

 

承「ブレザーを着たうさ耳と戦うな?」

霊「えぇ、相性的に絶対に勝てないそうよ」

紫「それどころか、下手したら大惨事になるとか」

承「へぇ、俺と相性最悪となれば………………精神系能力かな…………」

 

霊夢と紫は武からの情報を承太郎に伝える

 

霊「それで話変わるけど、紫はこの異変の首謀者は何者か分かったようなこと言ったけどどうなの?」

紫「まぁ大雑把に言えば月人のせいね」

承「月人?」

紫「月の民、空にあるお月様の裏側に住む人たちよ。私たちよりずっと高度な文明を築き上げ、地上を穢れた場所と馬鹿にするような私は大っ嫌いな宇宙人よ」

霊「待って待って、なんで月の裏側なんて知っているの」

 

霊夢はそう突っ込むと紫はすごい苦い想い出があったのか、顔をしかめた

 

紫「負けたからよ…………」

承「負けた?」

紫「だから!妖怪全勢力をあげて月に攻めたら完膚なきまでに返り討ちにされたって言ってるの!」

霊「ウッソ…………」

紫「まぁ今もう一度したら、もしかしたら勝てるかもね」

 

そう言い承太郎を見る紫

 

承「しれっと俺を戦力に入れるな、俺絶対しないからな」

紫「残念無理矢理連れてきまーす」

霊「うわぁ、さすが紫。容赦ない」

紫「というか、こうでもしないと勝てない相手がいるのよ。あんなチートな能力を持ってる奴どうやって倒せばいいのよ、何よ神降ろしし放題って」

 

紫はその後も色々と愚痴る

霊夢と承太郎は紫をスルーして会話をする

 

霊「それで、隠れてないで出てきたらどう?」

???「バレてた…………」

 

霊夢はそういい後ろに向かってお札を投げる

つけていた者はそれを回避して承太郎たちの目の前に現れる

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>




ゲームとかで罠見ると一度は引っかかってみたくなるよね。
それでよくバッドエンド送りにされてるけど


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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第135話 優しさ故に

どうもジョースターです

FGOの今年のハロウィンイベは、酒呑とは…………今年もエリちゃんかと思った

とりあえず、ガチャの方で絶対にあの子来るであろうから石貯めないと…………


ではではどうぞーー


前回のあらすじ

 

ブラッドは投擲物としても役立ちます

 

 

 

承太郎達が迷いの竹林で迷走している時紅魔館では

レミリアは一人月を眺めていた

 

レ「…………へぇ、誰だか知らないけど、なかなか面白いことを考えるじゃない。まさか、月を太古の月に入れ替えるなんて…………」

 

そう言い一人で笑う

 

レ「でも、それ以前にもっと大変なことが起きるかもね。

幻想郷を守る最強の男が幻想郷滅亡をもたらす死神となる…………か、今回ばかりは私の能力を恨むわ。こんな運命できれば見たくないものね」

 

そう言いレミリアは能力を使い運命を見たときの光景を思い出す

 

誰も彼もがかの死神に殺された、ありとあらゆる実力者が束になってもロクな傷すら与えられずに無残にも殺される

そんな光景

 

レ「しかしこれは最悪の運命

今ならまだ変えられる」

 

そう言いレミリアは一人屋敷を出る

もしものことがあっても、あの子達なら大丈夫そう言い聞かせる

 

咲「お出かけですか?」

レ「そうね、一人で行くわ。家で留守番しててちょうだい」

咲「異変の解決に向かわれるのですね」

レ「そうよ。今回は下手したら私でも殺される。だからもしものことがあったら、みんなをよろしく頼むわ」

咲「お言葉ですがお嬢様。私はお嬢様の側にいてお嬢様を守る者、未熟者ですがどうか連れて行ってください」

レ「死ぬ覚悟はある?」

咲「もとよりそのつもりです」

 

2人は目と目が見つめ合いじっとしてる

レミリアははぁと小さく溜息を吐く

 

レ「咲夜って変なところ頑固よね、まぁいいわ、一緒に承太郎を救いましょう」

咲「はい、お嬢様」

 

こうして2人は迷いの森へと向かう

 

 

 

 

 

場所は戻り迷いの竹林

 

???「いやぁ〜やっぱバレてたか」

霊「あんたねぇ…………バレるも何もそんな帽子かぶってる段階で隠密行動は実質不可能よ、魔理沙」

 

そう言い魔理沙が姿を現す

その後ろにはアリスがいた

 

魔「これは私のトレードマークみたいなもんだ、外すなんてとんでもないぜ、なぁアリス」

ア「まぁそうだけど…………」

霊「それであんた達も異変解決しに来たの?」

魔「当たり前だぜ!」

霊「………………因みにどうやって異変に気が付いたの?」

魔「何ってそんなの」

 

 

魔「()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 

承「え?」

魔「え?逆に聞くが、お前たちはどんな異変だと思ったんだ?」

承「いや、そんなの月が太古の月に入れ替わってるから…………」

ア「初耳ね、だから変な月だったのね」

 

承太郎は時計を確認する時刻はいつのまにか5時を回っている、もう太陽が出始めてもおかしくはない時間帯、しかし太陽はおろか空は真夜中とそう大差なかった

 

承「何がどうなってる…………霊夢なんか知ってるか?」

霊「えっ、あーうん知らない知らない、初めて聞いたこんなの、うんうん

ねぇそうよね紫」

紫「あっ当たり前じゃない、おのれ月の民まさか異変を2つもやるとは…………」

 

霊夢と紫はそう言うが目が泳いでいる、冷や汗をかいている

どっかのギャングみたいに汗を舐める必要すらない

こいつらが犯人だろ

 

承「………………」

魔「…………なぁ承太郎」

承「俺に一人で人里へ行かせた理由はこれか」

霊「えーとあの…………待って…………」

承「異変を解決する奴らが異変を起こして面倒ごと増やしてんじゃねええええええええ!」

 

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

承「いやなに、俺は異変を起こしたことに怒っているんじゃない、理由さえしっかり言って前もって予告しておけば何も言わないよ。

でも、何も言わずに異変を起こしたことに怒っているんだ」

紫「誠にすいませんでした」

霊「すいませんでした」

 

そう言い土下座する2人

魔理沙とアリスはそれを見て笑うことしか出来なかった

 

承「とりあえず、あれこれ言ってももうやっちまったんだ。さっさと異変解決するぞ、それが今俺たちが出来る最善だ」

魔「そうだな、道は分かっているのか?」

承「大まかな道順は分かっている」

魔「流石承太郎、仕事が早い」

承「なんせ霊夢達が異変を起こしている間に一人で黙々と迷いの竹林を彷徨っていたからなぁ」

ブ「承太郎って意外と根に持つタイプだよねぇ…………」

 

霊夢と紫はすいませんでしたと再度言う

魔理沙は二人を煽り

アリスはそれを止める

 

 

そんなこんなで数刻後

 

 

 

承「…………一体いつになったら着くのでしょうか…………」

霊「おい」

魔「こまめにマーキングしてるから、同じところをぐるぐるしてることはないと思うが、なんでどこを見渡しても竹だ、方向感覚狂うぜ」

ア「確か、案内人がいたはずだけど。運良く出会わないかしら」

霊「期待するだけ無駄でしょ」

承「止まれ」

 

先頭を進んでいた承太郎の足が止まる

それに反応するかのように全員の足が止まる

目の前にはブレザーを着てうさ耳の少女がいた

 

承「いやぁ、わざわざ出迎えありがとう。できれば君の本拠地へ案内してくれれば嬉しいな」

???「誰が案内するか、あんたたちは私に今ここで殺されるのよ」

霊「ねぇ、あれって…………」

紫「間違いないわ、武が言っていた承太郎と戦わせてはいけない人」

霊「承太郎!下がって、あんたは戦わないで!」

承「そうだったな、それじゃ大人しく下がるとしますか」

 

そう言い霊夢と紫が前に出て承太郎は一番後ろまで下がる

 

???「えっ逃げるの!?」

霊「バカ言わないで、あんたなんて承太郎が出る幕ですらないのよ。なんなら私一人でも十分よ」

???「なっ、馬鹿にしないで!この鈴仙・優曇華院・イナバがみんなまとめてぶっ倒してあげる!」

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

鈴仙(鈴)「ガッ…………」

霊「この程度?出直して」

 

結論から言おう、ヨーイドン、と同時に霊夢が容赦のない攻撃、そしてそのまま鈴仙気絶、1、2分かかったかどうかのレベル

 

魔「なんだ大したことなかったな」

ア「そうね、口だけのやつだったわね」

紫「………………私にはわざと倒されたようにしか見えなかったのだけど」

霊「たしかに、でもわざわざ倒される理由がある?」

承「メリットはないな」

紫「まぁ完全に気絶してるし、問題ないわね。それじゃ早速本拠地へ乗り込みましょう」

承「おっとその前に、縄でくくりつけて傷を治してと」

 

そう言い承太郎は拘束し傷を治す

 

霊「変なところ優しいわね」

魔「さっき行っておくぞー」

承「おう」

 

そう言い全員先へ行き承太郎は一番後ろになった

傷も治し承太郎も後を追いかける

 

鈴「かかった…………わね」

承「えっ」

鈴「私の目を見なさい!」

承「なっこいつ意識が…………」

鈴「全部演技に決まっているわよ!わざとやられて気絶したフリしてただけよ!まぁ拘束されるのはちょっと予想外だったけど!でもなんら問題はないわ!」

 

鈴仙の能力『狂気を操る程度の能力』

物事の波長を乱し、人を狂気に飲み込ませたり出来る

 

承「ま、まずい……………戻る前にこいつを倒さないと………」

鈴「もう遅いわ!フルパワー!」

承「アアアアアアアアアアアア!」

鈴「グッ…………でも…………これで…………」

 

承太郎は狂気に飲み込まれながらも、無理矢理体を動かし鈴仙を気絶させる

 

霊「承太郎!」

 

自体の気がついた霊夢達が承太郎に近付く

 

承「ク、ルナ…………俺は、いいから、早く…………逃げろ、俺がお前たちを、殺してしまう前に…………」

紫「やってくれたわね、あの駄兎めなんて恐ろしいことを、幻想郷はおろか世界まで滅ぼす気かしら…………」

魔「な、なぁこれまさか…………」

紫「みんな構えて、承太郎を殺す気で戦いなさい。この化け物を止めるわよ」

ア「一体なんで殺気だってるの…………」

 

魔理沙はアリスに軽く説明する

 

霊「一応聞くけど逃げるという選択肢は?」

紫「あるにはあるけど、一体どこへ逃げればいいのかしらね」

霊「逃げ場なんてあるわけないよね」

 

 

幾度その人格を葬っても、承太郎が存在する限り永遠に存在する

承太郎の悪、幼き頃に人間そのものに絶望して全てを殺し尽くそうとしたあの承太郎に今

 

承「キヒ、アハ…………ハハハハハ」

霊「えっ…………」

 

刹那

 

それは刹那の出来事だった

一瞬で霊夢の懐まで入るそして取り出した刀で一閃

誰もが気を緩めなかった、誰もが承太郎から目を離さなかった

しかし、それでもなお反応すらできなかった

 

霊(あっこれはダメな奴だわ)

 

そう即座に思い

霊夢は目を瞑った

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




はい、というわけで主人公がラスボスルートです

承太郎はいつもは若干手加減とかそういうのするタイプだけどこの承太郎は容赦もなくガチで殺しにきてます

あと来週は諸事情にて投稿できない可能性がかなりあります
申し訳ありません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第136話 暴走

どうもジョースターです

先週は諸事情でにて投稿出来ずすいません

では、どうぞ


前回のあらすじ

 

承太郎暴走

 

 

ブ「全く、面倒なことをしてくれたなぁ〜〜あの子」

 

そう言いブラッドは霊夢の目の前に立ち承太郎の攻撃を防ぐ

斬りかかった刀をマントでグルグル巻きにして両手で抑える

 

霊「あっ、えっ、ブラッドは大丈夫なの?」

ブ「なにが?」

霊「承太郎みたいに暴走は…………」

ブ「しないよ、僕は承太郎の能力だけど承太郎本人じゃない。

まぁ説明するとややこしいからとりあえず今は承太郎とは別個体と思っていいよ」

霊「へ、へぇ…………」

ブ「あとお願いだから、攻撃してくれない?正直もう攻撃防ぐのキツイ」

 

ブラッドは抑えてる腕がプルプルと震える

 

霊「あっうん、というか幼稚園児レベルのステじゃなかったの?」

ブ「そうだよ、ただ力を上手いこと利用すればこれぐらい出来るよ、お師匠様が教えてくれた」

紫「今のうちに霊夢、結界を張るわよ」

 

そう言い紫は術式を展開する

 

ア「私は糸で縛り上げるわ、魔理沙…………待機で」

魔「まぁそうなるよな、私こういうのあんまり得意じゃないし…………」

承「チッ、ジャマだナァ…………」

 

承太郎は刀を手放し、スタンド能力で攻撃しようとする

 

ブ「あー無駄だよ?スタンド能力は僕が能力を剥奪したから」

 

ブラッドの能力でコピーした能力は仕様頻度は高いものを除けばだいたいすぐに使えないようにセーフティロックがかかっている

うっかり使ってしまわないように

能力を大量に使用する場合はブラッドはそのセキュリティを外せばいい。逆に能力使用禁止にしたければセキュリティを厳しくするという感じである

故にセーフティロックがかかっている能力は絶対にブラッドと承太郎の両方から許可を取らないと能力の使用すらできない

 

一応承太郎にも万が一のための備えセキュリティを外す権限は少しはある

 

ブ「まぁ前は予想外の暴走で剥奪する余裕すらなかったから、対応できなかったけど、今回は暴走する可能性があるって知ってるから対策はしないとね、それでも気を緩めたら奪われちゃうけどね」

承「余計なコトヲ…………」

ブ「好きなだけどーぞ、僕は誰も死んでほしくないだけなんだから、なんて言われても構わないよって事で拘束完了です」

 

ブラッドがそう言った通り承太郎は糸でぐるぐる巻きにされ、結界をガッチガチ張られ完全な拘束をされていた

 

霊「それでどうするの?」

紫「治る気配がなかったら、もう…………」

魔「そんなの嫌だぜ、なぁブラッドなんとかならないのか?」

ブ「無理無理、出来たらもうしてる」

ア「それもそうね」

紫「とりあえずあのうさぎを拘束して、無理やり能力を使わせて元に戻らせてもらおうかしら」

 

そう言い承太郎から全員が目をそらし鈴仙の方を見る

誰も油断はしてなかった、ただ一瞬目を離しただけ

わずか数秒、されど数秒

 

承「…………」

 

その数秒さえあれば、今の承太郎はあの程度の拘束なら能力なし突破可能である

腕力で糸を引きちぎり、拳で結界を破り強引に突破する

無論、ダメージは入ってはいるが気にも留めない

 

ブ「やっば、ちょっと奪われた。スタプラとか自己回復とか、よく使う能力は大体奪われちゃった。」

 

承太郎はわずかしかないはずの権限で無理やり比較的ロックが甘い使用頻度が高い能力のいくつかを奪う

本来なら出来るはずもないことだが、今の承太郎なら強引に可能にした

 

承太郎は亀から刀を取り出し、思いっきり横一線に振るう

霊夢達は間一髪回避で出来たが、その余波で周りにあった竹が綺麗にすっぱり切れた

 

承「ヒャハハハハハハハ!おいおい、なんてクソみてな拘束だったなぁ、あまりにショボすぎてついうっかり壊し待ったぜ、ヒャハハハハハッハーー!」

 

承太郎はそういい高笑いをする

その光景を見て全員は戦慄する

さっきの拘束は自分達が今持ちうる全力の拘束だったしかし、承太郎はあっさり能力はおろか刀すらなしで破壊した

 

霊「もう倒すしかないわね」

紫「それしかないみたいね」

魔「勝てるのか?あんなバケモン」

マ「勝つしかないでしょ」

ブ「正直難しいってどころじゃないよ、命いくつあっても足りないレベルだよ、ゲームだったら絶対に勝てない、逃げるべき相手だね」

 

そう言いブラッドは溜息を吐く

 

霊「それで、あいつの弱点なんかないの?」

ブ「いつもなら精神攻撃が最も有効打だけど、今の承太郎だとおそらく効かない」

紫「理想は私の隙間に放り込むことだけど、絶対にうまくいかないし、下手したら強引に破壊しそうだし…………本当暴走したら厄介極まり無いわね」

承「おいおい、俺を無視して会話とはいい度胸だなぁ…………」

 

そう言い承太郎は刀を構える

全員それを見るなり構える

 

ブ「ッ!来るよ!」

 

と言い終わると同時にブラッドの目の前にいた

そして斬られた

 

ブ「その程度じゃ、僕には傷一つ…………つけられないよ」

承「別にお前は殺す気はねぇよ、俺も死ぬし。だけどお前を気絶させれば俺の能力は全部使えんだよなぁ…………」

ブ「どーだろうね」

 

言い終わると同時に承太郎の拳がブラッドの顔にモロ入る

がブラッド殴られると同時に腕にしがみつく

 

承「チッ、邪魔だ!」

ブ「アリスちゃん!」

ア「えぇ、任せなさい!」

 

ブラッドがしがみつき左腕が使えなくなる、承太郎はブラッドは外すためには右手で殴りかかるがアリスの糸で縛られる

 

ブ「今だ!」

霊「無双封印!」

魔「マスタースパーク!」

 

2人はスペルカードを発動して攻撃をする

紫はアリスを隙間で回収する

ブラッド?耐えるからいいでしょ

 

承「クソガァああああああ」

 

承太郎とブラッドはモロに喰らい光に飲まれる

 

魔「やったか!?」

霊「あれは流石に食らったらひとたまりもないわ」

 

土煙が立ち周囲を見渡す

徐々に晴れていき周囲の情報が入ってくる

 

紫「…………嘘でしょ…………」

魔「至近距離でマスパと夢想封印をモロに食らっているんだぞ」

承「イッテェじゃねーかよ、クソが…………」

 

そこにはボロボロのブラッドを片手に持った承太郎がいた

 

ア「まさか、ブラッドを盾に…………」

ブ「ご、めん…………みん、な…………」

承「多少のダメージのフィードバックはくるがモロに食らうよかマシだ、そして!能力は全部手に入れた!もう俺を止められない!あぁ、これでようやく全てを、全てを根絶やしできる!」

 

そう言い承太郎は笑う

 

承「さてと、まずはお前らを殺すとするか」

紫「まだよ!多少のダメージは効いてるわ!今のうちに攻めれば……」

承「うるせぇ」

霊「ガッ」

 

承太郎は一瞬にして霊夢達を倒す

為すすべもないとはまさしくこのことである

 

承「さてと、大人しくなったところでサクッと殺すか」

魔「待てっやめろ!」

 

そう言い霊夢に刀を向ける

そして振り上げて

 

霊「あんたはそれでいいの?」

承「あぁ?」

霊「あんたはそれでいいのかって聞いているの?」

承「そりゃもちろん」

霊「そんな三下みたいなことを言う奴に好き勝手させていいわけ?」

承「あぁ?テメェ…………」

 

霊夢は倒れ伏したまま真っ直ぐに承太郎を見る

 

霊「ねぇ、承太郎。あんだけ大それたこと言っておいて、こんなあっけなく終わるの?呆れたわ、貴方は所詮そんな男なのね。

この根性なし、チキン、バカ」

承「ふざけたことを…………言ってんじゃねぇよ!」

 

振り上げた刀が霊夢の首めがけ一直線する

 

ドシュッ!

 

魔「なっ」

 

霊夢に行くはずだった刀は承太郎の腹に刺さる

 

承「テメェ、なんの…………真似だ…………」

承「お前の、好きには、させ…………ん。大人しく、引っ込んでろ」

 

承太郎は頭を抱えて独り言を言う

 

ア「一体、どーなって」

霊「ったく、シャキッとしなさい承太郎。そんな奴ちゃっちゃとやってしまいなさい」

 

承「あぁ分かった、さて。話をしようか、もう一人の俺」

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 




戦闘能力皆無な筈のブラッドがなぜこんなに活躍しているのだろうか…………不思議だなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第137話 私はあなた、あなたは私

どうもジョースターです

fgo のレイド溶けるの早すぎない?
毎度毎度恒例のことだけど…………

では、どうぞーー


前回のあらすじ

 

ブラッドが強く見えるバグ

 

 

全てが憎かった、大切な人を不条理に奪われ、全てが憎かった

たとえ、どんなことがあってもこの憎悪は消えることはないだろう、だからこそ、殺しても消し去っても俺の悪としてお前がいるのだから、この憎悪がお前の正体なのだから

 

承「さて、ケジメをつけようか、なぁ俺」

 

ここは承太郎の精神内

いつのも承太郎と悪の承太郎だけがいる世界

そこで2人は話をする

 

悪承「そうだな、目障りなお前を殺して俺が主人格となり世界を破滅させようではないか」

承「おいおい、気が早いぞ。俺がお前ごときに殺されるわけないだろ」

悪承「へぇ、あっさり奪われた癖に口だけは達者なことだ」

承「単刀直入言おう、お前は邪魔だ、消え失せろ」

悪承「は?なんで?やだよ、俺はお前が作り出してしまった悪だぞ、作った本人が邪魔だから失せろって…………かなりワガママな話だよなぁ…………」

 

そういい悪の俺は笑う

 

悪承「俺は決して消えない、お前という存在がいる限り消えない。当然だろう、俺はお前なんだから」

承「…………なぁ話は変わるけど、お前はさっきと性格変わってないか?」

悪承「あぁ、アレは演技に近いよ。あぁすれば人は恐怖しやすくなるからなぁ…………もっとも、全てが全て演技ではないけどなぁ」

承「へぇ、その割には随分煽られてキレてたよなぁ」

悪承「………………」

 

痛いところをつかれたのか黙る

 

承「まぁそんなことはどうでもいい」

悪承「そうだな、じゃぁ決めようか。どちらが消えるか、どちらが生きるか」

承「お前が消えろ、俺の忌まわしき過去」

悪承「やだね、俺はまだ為すべきことをしてない、人類を抹殺する役目がな」

 

そういい悪の方の俺が笑う

 

承「それをする意味はあるのか?そんなことをあの子が望んでいるとでも?」

悪承「この世は間違っている!この世は腐っている!弱き者は奪われ続け、利用され続ける!上の者だけが得をする!誰も彼もが腐っている!だったらこんな世界終わらせた方がいいだろう!」

承「…………確かに俺もそう思うわ。世の中理不尽が多いし、未だに弱者を虐めることもある。それも寄ってたかって精神的に肉体的に金銭的にありとあらゆる方面から追い詰められる、たしかに世の中そう考えればクソだ」

 

ここでもそうだが、外でもそうだ

イジメ、紛争、虐殺、児童虐待、人種差別…………力のない者に対して過酷なすぎることだ

それに耐えきれずに死ぬ子もいる

そう言う点では紅羽は強い子だな

虐待を受け、差別をされてもなお生き続けているのだから

俺も少し差別はされていた、この能力のせいで周りから化け物呼ばわりされ続け、姉がいなかったら多分ひとりぼっちだっただろう

あの子に会うまでは、あの子に会い。少しずついい方向に働いていった、このままいけばしあわせな生活ができたかもしれない

だが、そうはいかなかった

あの子は死んだ、それがきっかけだった、こいつが出来たのは

 

ならば、憎悪もそういった方向になるだろうな

 

承「だが、それは殺していい理由にはならないだろう」

悪承「いいや、これは間違ってはない。現に俺という存在のおかげで世界は、テロや紛争が起こらなくなったそうだ」

承「お前という存在にみんなが怯え、協力するようになったからな」

悪承「必要悪と言えばいいか、俺という存在がいじめや国のくだらん小競り合いを無くした。

いつ死ぬか分からない、次は俺たちの所に来るかも知れない、そういう感情で全てが平等になった、どうだ?素晴らしいだろ?」

 

そういい悪の俺は笑う

 

承「そうだな、たしかにそれだけを見れば薄っぺらな正義をかざすよりはいいかもしれない。だが、お前は善人も悪人も殺しているだろう。何の罪もない人達を殺しただろ。

俺はそれが許せない」

悪承「…………そうだよ!俺は人殺しだ!俺には殺ししか能がない!こんな血塗られた手じゃ誰も愛せない!あの人みたいになれやしないんだ!」

承「…………それがお前か」

悪承「そうだよ、殺すなら殺せよ!お前はそうやってあの過去から逃げろよ!お前はそうやってずっと俺から、過去から目を背けてろよ!」

 

………………あぁそうなんだ、そういうことか

そりゃそうだわ、だからこいつは死なないんだ。

これは俺が犯した業なんだ

だったら、逃げずに受け止めるしかないか

 

承「俺は、お前を殺さない。お前は言ったよな。俺はお前だと」

悪承「受け入れるとでも?」

承「そうだ、お前も俺だ。だったら受け入れないといけないだろ」

悪承「…………ハハッ、俺の負けだ!そのかわり二度と俺みたいなことをするなよ」

承「あぁ、約束する」

 

そういい悪の俺が消える

おそらくもう二度と表に出ることはないだろう

 

 

 

 

 

 

 

霊「……郎………………起きなさい」

承「ん?あぁ、霊夢か」

 

目が醒めると俺は仰向けに寝転がっていた

目の前には霊夢はいる

 

霊「…………で?いけたの?」

承「あぁ、行けた」

魔「良かったな。承太郎」

霊「…………あなた、なんか変わった?」

承「…………さぁ?どうだろうな」

 

そういい俺は立ち上がる

 

承「紫とアリスは?」

魔「あのウサギの奴を拘束してる」

承「そうか」

霊「承太郎、おかえり」

承「あぁ、ただいま」

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




一応、悪の承太郎の性格は本来は冷静な性格です
ただ、悪の承太郎が表に出るときは殺意で溢れかえって言動がだいぶ本来とはかけ離れるので、狂気に取り憑かれたと言った方がいいですかね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第138話 歩き続けてどこまでいくの?〜俺が聞きたい〜

どうもジョースターです

FGOの星4配布それにしました?
僕は、ワルキューレにしました


前回のあらすじ

 

承太郎復活

 

 

 

承「さて、俺が元に戻ってからかれこれ数分歩いたけど、未だに何も見当たりません」

霊「どーなってんの?」

紫「ほんといつきても迷うわね、ここ」

ア「あの兎に聞いても口すら聞いてもらえなかったし、ただもうそろそろ着いてもいいと思うのだけどね」

承「もういっそのこと、辺り一面を焼き払って…………」

紫「異変どころの騒ぎじゃ済まなくなるわよ」

 

だよなぁと言いため息を吐く承太郎

承太郎が復活し、移動を開始したのはいいものの、若干迷い気味

というのも、道を教えられたところで似たような風景しかないので、進んでいる感じがしないのである

 

承「レミリアとか、咲夜とかそこらへんがいればもうちょい楽なんだけどなぁ」

霊「なんで?」

承「あいつの能力は運命を見たり、変えたりできるのだろう、だったら俺たちが目的地に着く運命に変えればいいだけだ

咲夜は、普通に咲夜自身のスペックの高さがあるから」

 

「へぇ、そんなに私達を欲しているんだ、嬉しいわね」

 

魔「噂をすればなんとやらだぜ」

レ「運良く合流出来たわね、上出来上出来」

 

レミリアと咲夜とたまたま鉢合わせ合流する

絶対レミリアは狙ってやった気がするがきっと気のせい

 

レ「…………承太郎、暴走した?」

承「………した」

レ「大丈夫?」

承「大丈夫」

レ「そう、良かったわ。これで第一の目的は達成されたわ」

咲「そうですね」

承「目的?」

 

そう目的とレミリアはいい言葉を続ける

 

レ「私たちがここにきたのは一つは異変解決。そしてもう一つは運命を見たときに暴走した承太郎を止めることなのよ」

紫「それならなんでもっと早く合流しなかったのかしら?」

レ「ここは複雑すぎてね、少し手間取っていたのよ」

霊「まぁ、無理はないわね。私たちも絶賛迷子だし」

レ「しかし安心していいわ。私が来たからには必ずたどり着けるわ」

魔「そうか、レミリアの能力をフルに使えば間違いなく正しい道順に進めるな」

 

これでようやく、本拠地に辿り着けると紫は愚痴をこぼす

 

レ「それとそうそう、人里は今大変そうよ」

承「え?」

咲「この明けない夜というのを利用して妖怪が攻め込んでいるらしいです」

レ「まぁあの守護者が結界を張っているらしいから、多分なんとかなると思うけど、早めに解決した方がいいわね」

承「そうだな、それじゃそうと決まれば早く本拠地殴りこみにいって解決するか」

霊「そうね、こんな面倒な迷宮さっさと脱出するに限るわね」

 

もうだいぶ時間が経っているだけどなぁと言いかけたがグッと堪える承太郎

 

承「というか、それ霊夢達が…………」

霊「あーあーあーなんでもないわね!なんでもない!」

紫「気のせいよ気のせいね?ね?ねぇ?」

 

紫は笑顔で圧力を開けてくる

気のせいじゃなくて、実際にやらかしてるなんて言ったら最後塵も残らず消される

2人には実際にやってしまう凄味がある

 

ブ「気のせいだよ、気のせい」

咲「そ、そうですか…………」

レ「そう、なのね」

 

レミ咲((絶対、あの2人がやらかしたんだろうな))

 

2人の露骨にすぎるほどの態度で全てを察した二人

言ったら殺されそうだから言わないでいるべきと決めつけて心の中でグッと堪える

 

承「とりあえず、行くか」

レ「そ、そうね」

 

そう言い一行は移動を開始する

 

 

 

 

 

承「これ…………なのかな…………」

霊「いや、これでしょ」

 

 

数十分ほど移動すると、大昔の屋敷みたいなものが見つかった

大昔の屋敷見たいと言っても少しの古ぼけた感じがしない

 

魔「んで、突撃するか?」

承「…………いっそこのと燃やしてやろうかな」

咲「放火魔か、何かですか?」

承「いやなんかもう疲れたからもう燃やして異変解決じゃダメ?」

紫「ダメに決まっているでしょ」

承「だよな」

 

ため息を吐く承太郎

他は苦笑い

 

魔「と、とりあえず入ろうぜ」

承「まぁ待て、そうだな…………俺、霊夢、魔理沙は中に入るけど、他は少し待て、罠にかかって全員死ぬのを防ぎたい。

あと紫にこれ渡しとく、位置情報付き通信機だ。やばかったらそれで連絡するからその時は回収よろしく」

紫「そのために私を後ろに下げたわけね」

 

承太郎はスマホみたいなものを紫に渡す

紫はそれを受け取り服にしまう

 

レ「もう一人、承太郎側に行かせた方がいいのじゃないのかしら?」

承「そうだな…………咲夜は…………レミリアと一緒の方がいいか」

咲「私にはお嬢様を守る使命があるので、申し訳ありません」

承「いや、気にしなくていい」

ア「私は前線に立つような人じゃないし…………」

承「そうなると結局こうなるのだよね」

魔「まぁ私たち3人でなんとかなるだろ」

 

それに頷く霊夢

 

承「俺の負担が重すぎるんですけど…………」

紫「承太郎だから、ね」

承「とりあえず、そっちは任せたわ」

紫「任せなさい」

 

承太郎組は屋敷の中へと入る

 

魔「なぁ」

霊「うん言いたいことは分かるわ」

承「ここの主人さんはもしかして天性のドS?」

 

 

 

3人『廊下長すぎない?』

 

 

屋敷に入った瞬間、目の前に明らかに長さがおかしい一直線に廊下があった

承太郎達はまた歩かされるのである

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 




異変もそろそろ終わり…………かな
まぁどうあがいてもおかしいバケモン2人はいるんですけどね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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第139話 フラグって存在するんだね

どうもジョースターです

多分この異変も後2、3話で終わる…………はず

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

これ嫌がらせだろ

 

 

 

承「ここの首謀者は相当性格が悪いと見える」

魔「もうこれ、放火エンドでいい気がしてきたぜ」

霊「迷いの竹林を地図からなくす気かしら?」

 

常人なら間違いなく1/1d10のSANチェックが発生するが、しかしこの場にいるのはもうこの光景とかでは一切動じない、へんじ……………猛者なので問題ない

 

承「まぁ間違いなく、これは実際はこんなことは起きない。つまり相手は何かしらの方法で空間をおかしい状態にしている」

ブ「なんでそんなことをしたのかな」

承「ふむ…………案1は単純に時間を稼ぎたい

案2バレたくない何かがある」

霊「そうなると案2かしらね」

魔「でも、それがわかったところでそのバレたくないことをどうやって暴くんだ?」

 

それに対して黙り込む2人

しかしブラッドが口を開く

 

ブ「あるじゃないかとっておきの能力が、暴くことに関しては最強の能力が」

霊「あったっけ?」

魔「あぁ、アレか。でも対象がいないから無理じゃないか?」

承「おいおい、忘れたか?俺たちはここの住民ともうすでに戦ったんだぞ」

霊「つまりあのうさ耳ブレザーの形跡を辿るってわけ?」

承「だな、【ムーディーブルース】」

 

承太郎は口や鼻の無い平たい顔面と、額に就いたデジタル目盛が特徴の人型スタンド

ピンク色のスタンド

かつてこの能力の持ち主、レオーネ•アバッキオはこの能力で様々な能力の謎を解き

能力はスタンド自身が過去にその地点にいた人物やスタンドに変身し、その者の行動をビデオのように再生(リプレイ)できる能力

あのディアボロがある意味では最も恐れていた能力である

 

承「鈴仙と会ってから何時間ぐらい経った?」

魔「2、3時間だと思う」

承「じゃ5時間前からでいいか?」

霊「そのくらいね」

 

そう言い残し終わるとムーディブルースの姿がみるみる変わっていく

そしてあっという間に鈴仙にそっくりになった

ただ額にデジタルの目盛りがある

 

承「スタートだ」

 

それと同時に鈴仙は玄関に向かって歩き出す

 

霊「もう少し前ね」

承「じゃぁ一旦解除して、設定時間を7時間にして一旦5時間前にしてそこから巻き戻しだ」

 

こうすれば、前の開始時刻で玄関に行くということは巻き戻せば自ずとただし道へと鈴仙は行動するはずと承太郎は言葉を続ける

 

魔「早送りでよくないか?」

承「だな」

 

承太郎は早送りをする、すると鈴仙が高速で動き出しバック走で動き出す

 

承「よし追跡開始だ」

霊「あっちょっ速い!」

魔「早送りぐらい戻してくれよ………………」

承「あっそうか」

 

そう言い承太郎は通常の速度に戻し鈴仙を追いかける三人

そして何もないところで曲がる

 

承「やはりな、つまりここが正規ルート。勝った、俺たちの勝ちだ」

 

承太郎はそこに鈴仙がしたように入ろうとしたが

 

 

ゴン

 

 

承「…………」

 

壁に激突した

 

承「まぁしっかり空間そのものを歪ませてるから、こうなるよね、こんな安直な手が通用するわけないよな」

霊「バカじゃないの?」

魔「結局歩くしかないのか…………」

ブ「あのさ、思ったんけど」

承「なんだ」

ブ「なんでわざわざ飛ばずに歩こうとするの?」

 

黙る一同

ブラッドは深いため息を吐く

 

ブ「もう一直線だけなんだから、そのまま飛んでいけば早く着くのに…………馬鹿じゃないの?」

承「………………それもそうだな」

 

承太郎はエアライドを亀から取り出してそれに乗る

2人は無言で宙を浮き

移動を開始する

 

承「だがお前は紅葉おろしの刑だ」

 

承太郎はブラッドの頭を持ち地面に抑えながら移動をする

もみじおろしの刑とはブラッドの顔を地面につけそのままも抑えながら移動すること

良い子は決して真似しちゃダメだゾ

ブラッドは特別な訓練を受けてるから無事?だけど、普通ならただのグロが出来上がるゾ

 

ブ「アアアアアアアアアアアアもうやだアアアアアアアアアアアア!!!」

 

長い長い廊下にはそんな絶叫が響き渡ったとさ

しかし慈悲がない。それが承太郎

 

 

 

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

承「なぁいつまで続いているのだろうね」

魔「さぁ?」

霊「ほんとここの主人は性格悪いわね」

承「しかしまぁ、こんなに長いってことはよっぽどこの異変を解決させたくないようだな」

霊「まぁここまで来るとよっぽどの理由があるみたいね」

魔「まぁ分かったところで、なんだって話だけどな。私達はただ異変を解決する、そのために来たんだ」

 

まぁそうねと霊夢は頷く

 

承「…………エピタフ」

 

承太郎はこっそりキングクリムゾンの能力の一つエピタフを発動する

能力は少し先の未来が見える能力

これだけだとそこまで脅威ではないのだが、問題はキングクリムゾン本来の能力

時を飛ばす能力でありこの能力発動中のこの能力の持ち主は動くもの以外見えなくなり動いている物は未来に動く予定の軌跡が見える。その未来の軌跡をみることで攻撃を回避することができる。

この能力とエピタフを使えばよくない未来が見える→時間消去という一切攻撃は通らなくなる

承太郎は帽子にエピタフの未来を投影してみる

そこには数秒後に超高速で矢が飛んでくる未来、そして承太郎の肩に刺さる未来が見える

 

承(なるほど、俺がダメージを受けるのか…………毒とかは…………見た感じなさそうだな。下手に時飛ばしをして面倒ごとになるより刺さってしまった方が楽だな)

 

霊「?どうしたのじょうたr」

 

霊夢が神妙な顔つきをしてる承太郎に話しかける

その瞬間なにかが霊夢の顔を横切った

そしてその横切った何かは承太郎の肩に刺さる

 

承「グッ、やっぱ速いな」

魔「なっ大丈夫か!?一体どこから」

霊「かなり向こうからの狙撃ね。恐らく首謀者じゃないの?」

承「多分もうそろそろご対面だろ。気をつけていくぞ」

 

承太郎はリボン付きの矢を引き抜きながら長い長い廊下の先を見る

 

 

 

???「たしかに近いわね、でも正確にはもうご対面済みよ」

 

そこの声と同時に辺り風景が変わる

ただ長い廊下だったのがいつの間にかまるで宇宙空間みたいな場所になっていた

 

霊「…………わざわざこんなに歩かせたのよ、それ相応の覚悟は出来てるわけ?」

???「覚悟?そうね、覚悟はしっかりしてるわよ。

あなた達を殺す覚悟はね」

承「とりあえず姿を見せたらどうだ?」

???「…………それもそうね」

 

そう言い声の主は姿を現わす

長い銀髪を三つ編み?にしている。前髪は真ん中分けで左右で色の分かれる特殊な配色の服を着ている。具体的には、青と赤から成るツートンカラー。上の服は右が赤で左が青、スカートは上の服の左右逆の配色、となっている。袖はフリルの付いた半袖。全体的に色合い以外はやや中華的な装い。

頭には、同じくツートンのナース帽が青ベースで前面中央に赤十字マークを被っている

そして服には星座と思われるものが描かれている

そして手には右に弓、左にリボン付きの矢を持っている女性が現れら

 

永琳(以下永)「初めまして、私の名前は八意永琳。貴方達を殺すものよ」

承「へぇ、殺すねぇ…………」

永「さてこれ以上無駄な話はいらないでしょう」

 

そう言い永琳は矢を構える

承太郎達は一斉に構える

 

がしかし

弓から矢が放たれた瞬間

承太郎が文字通り消えた

 

 

霊「えっ」

永「まずは1人」

 

承太郎は勢いが強すぎて遥か彼方までぶっ飛ばされた

刺さるどころか、貫通するどころか、あまりの強さに承太郎もろとも吹き飛ばした

 

 

魔「嘘だろ…………」

永「さて次はだれかしらね?」

 

あの承太郎ですら瞬殺されてしまった現状2人はどうなる

 

To be continued ーーーーーーー>

 




普通貫通するだろって思うと思いますがえーりんなら実際やれそうなんだよね、しょうがないよね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第140話 弾幕のプロ

どうもジョースターです

もうそろそろ3章実装かぁ…………
先行公開されたプロローグ面白かったなぁ

というわけでどうぞ


前回のあらすじ

 

もみじおろし

 

 

永「さて一番厄介な承太郎君をやれたわね」

 

そういい永琳は弓矢を下ろす

姿が消えた承太郎に驚きを隠せない2人

 

魔「嘘だろ、あの承太郎が一瞬で」

霊「なんなのよ、あの弓矢。明らかに弓矢が出していい速度を超えてたわよ」

 

永「しかし、本来なら貫通する勢いで射ったはずなのに、何かしら防御をしていたのかしら?身体が持ってかれるだけで済んでるわね」

霊「体が持っていかれるって、それはそれでおかしいと思うのだけど」

魔「物理の法則がどーにかなってんだろ」

永「さて、あなた達はどうするの?挑む?それとも惨めにも尻尾巻いて逃げる?」

 

そう言い永琳は目を細くして2人を睨みつける

 

霊「逃げる?何言っているのかしら?私たちはこの異変を解決しに来たのよ?逃げるなんてとんでもないわ。今までの時間が全部無駄になるじゃない」

 

そう言い霊夢はお祓い棒を突きつける

 

魔「そ、そうだぜ。私たちはここでお前を倒す、そして異変を解決する!だから逃げるなんて論外だぜ!」

 

魔理沙はミニ八卦炉を突きつける

それを見た永琳は短くため息を吐く

 

永「貴女達人間はほんと愚かね、そんなくだらない感情で自ら死にに行くなんて、さっきの見たでしょ?貴女達よりも遥かに強いはずの男が一瞬でやられたのよ?力の差が分からないの?」

霊「あんなので承太郎がやられるわけないでしょ、だから所詮あなたもその程度私はあいつが手も足も出ずに負けた奴を見たことあるけどその人ほどあなたは強くない」

永「言ってくれるわね」

 

そう言い眉をひそめる

 

永「ならあなたたちには愚かしくも挑み、絶対的な力の前にひれ伏させてあげるわ」

霊「やれるものなら」

魔「やってみろだぜ!」

 

永琳は矢をつがえ、2人に狙いを定める

2人は縦横無尽に動き回りそれを回避する

 

霊「あなたの矢はただ速いだけ、回避は訳ないわ!」

魔「私たちは弾幕ごっこのプロなんだぜ、これぐらいの回避は余裕だぜ」

永「みたいね、なら弾幕ごっこでケリをつけましょう」

 

そう言い永琳は弓を下ろし弾幕を展開する

そして三人の戦いは始まった

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

 

承「おいおいおいおい、どこまでとばされるんだぁ?万が一のために自分の体を『スパイスガール』で柔らかくして飛び道具対策していたのがまさかこんな形になるとは…………」

 

承太郎は飛ばされながらそう呟く

スパイスガールの能力

物を柔らかくする能力

柔らかくすると言っても、その柔らかさはどんなことがあっても壊れないレベルの柔らかさ

曰く『柔らかいということはダイヤモンドよりも壊れない』と豪語するレベル

その柔らかさの度合いは自由に決められゴムのような柔らかさから、自由に形を変えるほどの柔らかさと自由自在

 

ブ「飛ばされているのはいいけどこれからどうするの?」

承「さぁ?どうしようね」

ブ「まぁそういうと思ったよ」

承「とりあえずどっかにぶつかりなりして止まるしかないだろ、多少のダメージは負わないといけないけど」

ブ「まぁそれが無難だよね」

 

承太郎はそういい矢を掴む

 

承「軌道をそらすことは無理か」

ブ「ところで承太郎一ついいかな?」

承「あ?」

ブ「もうそろそろふりだしに戻るだよ」

承「それもっとはやk」

 

 

承太郎が言い終わる前に壁に激突する

壁は崩れムーディブルースが通った場所に穴が空く

 

紫「何やってんの?」

 

さぁいまから、突撃しようとしていたら急に承太郎たちが飛んできて困惑する一同

 

レ「無事…………ではあるよね?」

咲「恐らくは…………」

ア「一体何があったらこんなことになるのよ」

紫「承太郎ーー生きてるーー?」

 

紫は穴に向かって声をかける

 

承「な、なんとか…………」

 

と弱々しく返事をする承太郎

 

レ「咲夜、助けてあげなさい」

咲「承知しました」

 

そう言い咲夜は承太郎の腕を引き上半身を起き上がらせ、肩を持ち承太郎を救出する

 

承「悪い、咲夜」

咲「いえ、それより大丈夫ですか?」

承「そこそこ深傷だが、まだ戦えるレベルだ」

レ「とりあえずあなたは傷を治すのに専念しなさい」

紫「さて、不味いわね。あの2人だけだと厳しい気がするわね」

承「………………正直な話無理。首謀者にはあったが多分だが全力出したら俺でも負ける可能性がある」

 

こんな高速で矢を放つスペックの高さ

まるで全てを見越したような行動

未だに不明な能力

師匠ほどではないけど、それでも普通じゃありえないような次元の相手だ

 

ア「嘘でしょ、そんななんでもありの能力なのに?」

承「なんでもありって言う訳ではないが、無理矢理強くした能力だし、ボロは簡単に出る」

レ「とりあえず急いで援軍に行かないと」

承「そうだな」

紫「待ちなさい」

 

そう言い全員を制止させる紫

 

紫「妙ね、何故そんな相手がわざわざこんななっがい廊下を作るのかしら?」

承「たしかにわざわざこんなことする必要はないな」

紫「…………みんな、先に行って。私1人だけ別行動にするわ。相手の隠していることを暴きに行くわ」

レ「危なくないのかしら?」

紫「私には従者もいるし、切り札もあるわ」

承「そうか、じゃぁその隠し事の件任せた」

 

任せなさいと言い承太郎達を見送る紫

 

紫「さてと、藍出てきなさい」

藍「承知しました」

 

そう言い紫は隙間を開くそして中から藍が出てきた

 

紫「あの2人は?」

藍「いつでも呼び出し可能です、しかしよろしかったのですか?」

紫「何がよ」

藍「あの2人をあちら側に行かせた方がいいのでは?」

 

そう言い隙間の方に目をやる

紫は即答で返す

 

紫「いえ、おそらくあれ程のキレ者がこうなることを予想していないなんてことはないわ。おそらく誰か護衛を用意してるわ。それがもし私たちじゃ相性が悪い場合、あの2人がいれば対処が可能なのよ」

藍「確かに…………それもそうね、申し訳ありません、つまらないことを聞きました」

紫「さて行くわよ。承太郎達が頑張っているのだから私たちもしっかりやらないといけないわよ」

藍「承知致しました、この藍全身全霊で務めさせていただきます」

 

そう言い2人は穴の中に入っていく

 

 

To be continued ーーーーーーー>




お気付きだろうか、今の今まで原作では自機キャラなのに出ていないキャラがいることを…………(多分おそらくきっと、出番がほとんどなく終わりそう)

そのファンの方申し訳ありません


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第141話 数でゴリ押して勝った試しなんてない

どうもジョースターです

新章、クリアしました
クリアした感想ですが、今回の異聞帯の王様とその周りの漫才みたいなのが見てて楽しかったですね
スパルタクスがめちゃくちゃいい奴で、あまり育ててなかったけどクリアしてからダッシュでレベルマにしてスキルレベルをあげるだけあげました

次はインドか…………

というわけでどうぞーーー


前回のあらすじ

 

ふりだしに戻る

 

 

 

レ「ねぇ、承太郎」

承「どうした?」

レ「あなた一体どれくらい飛ばされたの?」

承「さぁ?だいぶの距離は飛ばされたな。感覚だと…………2、3キロぐらいかな」

咲「キロ!?」

ア「ただの弓矢なのに?」

 

そう言い2人は絶句する

レミリアはそれを聞くと少し考え込む

 

レ「…………不味いわね。そうなると私でも一撃でも食らえばアウトなレベルね。下手したら魔理沙のマスタースパークを相殺できるじゃないかしら?」

ア「ありえそうで怖い」

承「正直真っ向から戦うのは無謀といえば無謀」

 

現状能力すらわからない以上尚更だ

 

レ「でも、不意打ちとか効くの?そんな化け物に?」

承「無理みたいですね…………」

ア「結局正面切って倒すしかないわね」

咲「まぁ最悪数でゴリ押しすればいける…………とは言えませんね」

承「数でゴリ押しとか一番やってはいけないことだからな」

 

数でゴリ押して勝てた試しなし

まぁ多対一とかなら多少は有利に運べるな、数に過信しなければ

まぁただ道を行きながら気がついたけどこれ俺とんでもないミスを犯してた

まずいな、非常にまずい

正確には異変解決後のことが非常にまずいことになるな

 

レ「ところであの隙間妖怪は何を考えているのかしらね」

承「さぁ?とりあえず言えるのはあいつは危険なことや意味の無い事は決してしないタイプだから、大丈夫だろ」

咲「そうですか」

承「もうそろそろ、着くからいつでも戦えるようにしろ」

 

その言葉に頷く一同

そして少し遠目に色とりどりの弾幕が飛び交ってるのが見える

承太郎達は流れ弾に気をつけながら、霊夢達と合流する

 

 

永「チッ増援が来てしまったわね」

 

霊夢と魔理沙は承太郎を見るなり承太郎に近づく

 

霊「承太郎、それで生きてるわよね?」

承「生きてなかったらここにはおらん」

魔「まぁ、当然だよな」

承「んで、どういう状況?」

魔「特には進展はないぜ」

レ「貴方達2人がかりで?」

霊「思ってより相手が強いから…………しょうがないでしょ」

ア「まぁこれだけ増援があれば、いけるはずよ」

 

そう言いアリスは永琳を指差す

 

永「さて、流石にこれだけの数を相手取るのは厳しいわね。そこで一つ提案よ」

承「まぁさしずめ一対一で勝負させろだろ」

永「理解が早くて助かるわ」

霊「なんでそんな提案受けないといけないのよ、無視して全員でやりましょ」

承「いや、それは出来ない」

咲「まさか人数を増やしたらこんなデメリットがあるとは」

レ「私や咲夜はいいけど、霊夢、特に承太郎に関しては厳しいわね」

 

なんでだぜ?と質問する魔理沙

 

承「考えてみろ、確かに大勢で囲ってリンチしたら絶対に勝てる。しかし、異変解決となれば絶対に射命丸が取材に来る

その時に永琳が「大勢で有無も言わさずボコボコにされました」って言ってみろ、そんな美味しいネタを射命丸なら絶対にそのことを記事にする

それが幻想郷中に配られてみろ」

レ「なんて卑怯なんだ、と思うでしょうね。そうなったら私たちに対する評価が下がる。そして場合によってはこれが原因で別の異変が起こるかもしれない」

ア「なるほど、だったらいっそのこと一対一で倒すしかないってこと?」

永「そういうこと、それでこの提案受ける?」

承「少し待ってくれ」

 

いくらでもどうぞという永琳

 

霊「どうするの?」

承「正直な話、本来なら受けるべきではない」

魔「まぁ確かにあいつ滅茶苦茶強いしな」

レ「かといって、全員でやるのも問題でしょ」

咲「正直そんな勝ち方してもあまり嬉しくないというか…………罪悪感が…………」

ア「否定は出来ないわね」

承「ちょっと交渉するか」

 

承太郎はそういい永琳の方を向き話しかける

 

 

承「一対一じゃなくて1対2はダメか?」

永「………………いいでしょう。それぐらいなら」

承「ありがとう」

永「礼を言うのはこっちの方よ」

 

そう言い永琳は少し笑う

 

承「だ、そうだ。誰にする」

霊「1人は固定でしょ」

承「一体誰なんでしょうねぇ…………」

咲「あっ………………」

魔「まぁ確定だよな」

レ「そうね」

ブ「一体何スター家の末裔なんだ」

 

承太郎はため息を吐きもう1人は?と言葉を続ける

 

霊「…………じゃんけんでいきましょ」

魔「ここは公平に勝ったものが戦うってことで,いいな?」

承「いやいや、そこは俺に決めさせてくれないのかな。俺が一番言う権利はあるはずだぞ、戦うのだから」

ア「まぁそうよね。能力の相性もあるし」

霊「こいつ大体の能力持ってるからどんなやつ来ても合わせられるわよ」

 

それはちょっと若干言い過ぎでは無いでしょうか…………

 

レ「まぁ、ここは承太郎に決めさせましょう」

霊「仕方ないわね、それで誰にするの?」

魔「私か?霊夢か?アリスか?レミリアか?咲夜か?」

承「1分時間くれ」

 

そう言い承太郎は思考する

 

承「よし、決まった。俺は…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃紫達は

 

紫「さてさて、一体どんな大物が来るのでしょうかね」

藍「…………月の民ですか…………その月の民が全力で隠したがる理由、それはさぞかしすごい人物なんでしょうね」

 

2人は少し長い廊下を歩きながら

そんな会話をする

 

紫「そうね、それで一つ疑問に思ったのは、あの外の月はなぜ古代の月になったのでしょうね」

藍「それは、ここの首謀者がやったからでは?」

 

紫は首を横に振り

扇子を畳み藍に向ける

 

紫「重要なのはそこじゃないわ、何故そんなことをする理由があるのか?あれは果たして一体誰に対して何を隠すものだったのか」

藍「そういうことですか」

紫「そして、私の推測が正しければ」

 

足を止める紫

目の前には他よりも豪華な襖があった

 

紫「さて、答え合わせの時間よ」

 

そう言い紫は襖を開く

そこにあるものとは

 

To be continued ーーーーーーー>

 




さーて、承太郎とだれ組まそうかな、あの中でだれがいいかアンケートでもとろうかな、一応全員書けるようにしてるので誰がいいかありますかね?


感想、アドバイス、誤字などございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第142話 女性に向かっておばさんと呼ぶとロクなことにならない

どうもジョースターです

fgo で新鯖が出ましたね
Twitterを賑やかした、朕が
まぁ僕は当たってないけど
誰だよ、お朕朕ランド開園とか玉朕玉とか言った奴…………

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

話す間も無く決められた承太郎

 

 

承「咲夜お願いできるか?」

咲「えっ?私ですか?」

承「あぁ、よろしく頼む」

霊「咲夜を選んだ理由は?」

承「まず霊夢と魔理沙、お前ら若干ガス欠だろ」

霊「…………バレてたか」

 

度重なる連戦、そしてさっきまだ2人だけで戦っていたのだ

当然体力もなくなる

故に2人を候補から除外した

 

承「次にまず最も大事なのがあの弓矢を回避できるかどうか」

ア「なるほど、それで私が弾かれたってことね。たしかに私はあんなものを1、2回ならともかく何回も回避するのは無理だわ」

承「というわけでアリスも候補から外した」

レ「それで私が外した理由は?」

承「相手の能力が未知だから、弱点が多い吸血鬼だと万が一の場合、何も出来なくなるから」

レ「まぁ実際能力によっては詰むことがあるからね私」

 

流水に弱いとか、太陽に弱いとか、色々と多いからねと承太郎は言う

 

承「そして咲夜だと咲夜の時止めは俺にも利点がある。時止めが応用力が高い。というわけで咲夜にした。というわけでいけるか?」

咲「もちろんです。承太郎さんに頼まれた以上全身全霊でやらせてもらいます」

承「そうか、頼むぞ」

レ「咲夜、選ばれた以上意地でも勝ちなさい。負けたらクビレベルで頑張りなさい」

咲「はい、必ずや勝利を収めてきます」

永「決まったかしら?」

承「あぁ待たせたな」

 

 

永琳は何の言わずに弓を構える

標準は承太郎

 

承「さて始めるとするか」

咲「サポートは任せてください。なので承太郎さんはガンガン攻めてください」

承「わかった」

 

こうして戦闘が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃紫達

 

襖を開けた中には、ストレートで、腰より長い程の黒髪を持つ。前髪は眉を覆う程度の長さのぱっつん系。服は上がピンクで、大き目の白いリボンが胸元にあしらわれており、服の前を留めるのも複数の小さな白いリボンである。袖は長く、手を隠すほどであり、左袖には月とそれを隠す雲が、右袖には月と山が黄色で描かれている。ピンクの服の下にもう一枚白い服を着ているよう。

そして下は、赤い生地に月や桜などの日本情緒を連想させる模様が金色で描かれているスカート、そのスカートは非常に長く、地面に着いてなお横に広がるほど

 

紫「御機嫌よう、お姫様…………もといかぐや姫様」

輝夜(以下輝)「………………あなたがこの世界の管理人ね、私の名前は蓬莱山輝夜」

紫「意外ね、ここまで隔離されているのに私のことを知っているなんて」

輝「永琳に教えられたからね。それで?貴女達はここに何しに来たの?」

紫「当然異変を止めるためよ」

 

輝夜は少し考えて言葉を発する

 

輝「異変?それは博麗の巫女がやるのじゃなかったかしら?」

紫「これは彼女たちじゃ手に負えないレベルの異変なのよね。だから手を貸したそれだけよ」

輝「へぇ、それでなんで私のところに来たわけ?私はこの異変に関しては、永琳に全てを任せたから何も知らないわよ」

 

そう言い肩をすくめる輝夜

 

紫「もちろんそれも知っている上でここに来たわ。あなたを人質にすれば、その永琳もこの異変を終わらせてくれるでしょう。というわけで少し乱暴にするわよ。藍」

藍「お任せを」

 

そう言い藍は紫の前に立ち攻撃体制をとる

それを見て輝夜は笑う

 

輝「貴女達は何か勘違いをしていない?誰が私が弱いなんて言ったかしら?」

紫「貴女みたいな引きこもりに勝てるはずもないわ」

輝「引きこもり馬鹿にすると痛い目に合うわよ、おばさん」

紫「あらあら年齢的にはあなたの方がおばさんじゃないかしら?」

輝「…………え、永琳の方がもっとおばさんだし…………」

 

瞬間紫の背後からものすごい勢いで矢(鏃なし)がスコンといい音を響かせ輝夜の額に命中する

輝夜はそれをもろにくらい倒れる

このままいっそのこと拘束して連れていけばいいのでは?と2人は思ったが流石にそれはというか良心が邪魔をし結局ただ見つめるだけになった

 

 

 

ーーーー

一方承太郎

 

承「なんで急に訳の分からん方向に矢を!?」

永「何故って言われても分からないわ。ただそこに矢を放てと本能が言ったから射ったまでよ」

咲「あの方向って玄関の方向じゃ…………」

永「アレに関してはなんの意味もないから安心してちょうだい」

承「アッハイ」

 

ーーーー

 

 

数分後ふらふらと輝夜は立ち上がる

 

輝「そ、そんな年齢なんてくだらないことなんて後よ、後!早くやりましょ」

紫(あっ逃げた)

藍(逃げましたね)

 

2人は苦笑いしながら輝夜を見る

 

輝「何よ、その顔!そんなにニートを煽って楽しいの!?」

紫「あの、その、なんか…………ごめんなさい」

輝「なんで謝るのよ!なんなのよ!一体なんなのよ!」

 

さっきまでの余裕は何処へやら、完全に言い負かされてしまった輝夜

果たしてこんな状態で大丈夫なのであろうか

 

輝「もうアッタマに来たわ!もうボッコボコにして泣いても許さないからね!」

紫(あっこの子意外とボロが出るとポンコツになるタイプね)

藍(なんだろう、果たしてこれがあの絵本とかに出るかぐや姫なのだろうか。橙とか人里の女の子とかが知ったらがっかりしそうだな。この残念具合だと)

 

輝夜は怒りながら色とりどりの弾幕を展開する

紫と藍もそれに応じて展開する

 

藍「紫様、これ大真面目に正面切って倒すのですか?」

紫「まさか、そんな面倒なことはしないわ。こうなるのは予想がついたわ。だから本来は異変解決に向かわせる2人をこの隙間に入れてるのよ」

藍「なるほど、流石紫様容赦ない」

紫「勝てばいいのよ勝てば。

とりあえず、私たち2人で気を逸らすわよ」

 

藍は承知しましたといい輝夜が放った弾幕を相殺する

こうして、もうどっちが悪役か分からない戦いが始まった

 

 




いつのまにか若干ギャグになってしまった輝夜戦
輝夜姫のことを書いてると何故か脳裏にfgo のおっきーが出るのなんでだろう

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第143話 調子に乗ると絶対後でロクな目に合わない

どうもジョースターです

サンタがサンバでタッグプロレスをする
一体クリスマス要素はどこへ行っているんだろうか…………


あっ後輝夜がかなりキャラ崩壊しています
ご注意を
ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

女性に年を聞いてはならない(戒め)

 

 

輝「ほらほら、どうしたのさっきまでの威勢は!逃げてばっかりじゃないの?」

 

そう言い輝夜は弾幕を出す

それを紫と藍は紙一重で回避する

 

紫「まさかニートの分際でここまでできるとは………ちょっと予想外」

藍「流石は童話にも出る人物、戦闘能力もここまで高いとは」

輝「ちょっとは見直した?だったら今なら地べたに頭を擦り付けて『輝夜様サイコー』って言えば許してやらないこともないわよ!」

 

だんだんと調子に乗っていく輝夜

もしかしてこれは圧勝してしまうのでは?と考えてしまう始末

最初のあの物静かな雰囲気は何処へやらもう完全に某駄女神様のように露骨なほどまでに調子に乗ってしまっている

 

紫(あぁこの子、たしかに冗談抜きで強いは強いけどアレね。その強さを全く活かせてないパターンの子ね。能力のスペックの高さでゴリ押してる感が凄いあるわね)

 

紫は弾幕を回避しながら推察する

 

藍(紫様、そろそろよろしいのでは?)

紫(そうね、じゃ後はあれね。藍わざとやられて来なさい)

藍(え?要はもろに当たれってことですか?)

 

2人は回避しながらお互いが近付き小声で話す

紫は藍の問いにニッコリと笑ってそうよと言う

 

紫(自ら行くのではなく、回避し損ねてやられるって感じでやりなさい。最悪やられたフリだけでいいわ、とにかく相手を油断させきるのよ。)

藍(承知しました)

 

そう言い2人は離れ各々の弾幕を回避し続ける

そしてちょうどいい感じ弾幕が藍の目の前に来る

1つ1つは弱いけど、数が多く回避しが難しい弾幕だった

それを藍は回避していく

 

藍「な、しまった!」

 

そう言い藍はモロに命中する

そして吹っ飛ばれ壁に叩きつけられる

 

紫「なっ藍!」

輝「よそ見してる場合かしら?」

紫「しまっ、グハッ」

 

紫も藍が吹っ飛ばされているのに気を取られ命中してしまう

 

輝「なぁんだ、幻想郷の賢者も大したことないのね」

紫「あ、あらあら。私達には奥の手があるのよ?」

 

そう言い紫は隙間を開く

 

輝「なに?博麗の巫女とか空条承太郎とか呼ぶのかしら?だったら無駄って言っておいた方がいいわね。

ここの空間は見ての通り空間が捻じ曲がっているのよ、そう言ったものが干渉できないようになっているわ、まぁ要は援軍を呼ぶのは不可能よ」

紫「へぇ、まぁたしかに承太郎が何処にいるか分からない以上、あの子を呼ぶのは無理ね

でも、隙間を開けることは可能ね。だったら問題ないわね、えぇなに1つ問題ないわ」

輝「?なにを言って…………」

紫「もともと隙間の中の入れていたのよ。だから、問題ないって言ってるのよ、あなたは私達が不利になったから思わず攻撃をやめてまで煽りに来た。その報いを受けるといいわ」

輝「ちょまっ」

 

輝夜は弾幕をありったけ紫が開けた隙間に打ち込む

しかし何も反応がない

そして背後から鈍い一撃が入る

 

輝「なんでよ…………なんでよぉ………………」

 

そう言い輝夜は気絶する

 

妖「この刀に斬れぬものなどあんまりなし…………と、ご無事ですか?紫様藍様」

紫「えぇ、全然大丈夫よ」

藍「こちらも同じく」

幽「勝ったからいいものの、だいぶのダメージ受けたわね」

紫「わざとよわざと、ああいう相手は調子に乗らせてしまえば簡単に不意打ち出来るのよ。まぁ真っ向から戦っていたらもっと私も五体満足じゃいけなかったかもね」

 

そう言い気絶した輝夜をみる

 

紫「とりあえず拘束して承太郎たちのところへ行きましょう、おそらく終わっているでしょうが」

妖「ところで、もしかして私たちここで出番終わりですか?」

紫「終わりね」

妖「たった数回喋って異変が終わるのですか…………」

藍「まぁそんなものですよ。私なんて前の異変の時原作じゃ裏ボスとして出たのに何一つ出番なんてありませんでしたから」

 

ハイライトがなくなった目で輝夜を縄でグルグル巻きにしながらそういう

その言葉を聞いた妖夢はその時はだいぶ自分が出てしまったことが脳裏によぎり申し訳なさそうな顔をする

 

紫「裏ボスのそのまた裏ボスの紫さんが出番とっちゃたからね〜」

藍「酷いですよ、紫様。せめて一言でも喋らしてくださいよ………………」

紫「だってあの時承太郎のお師匠様の相手とかで忙しかったし…………」

幽「ねぇ、大丈夫?」

紫「大丈夫、他の作者もよくやる事よ」

幽「いや、そうじゃなくて私たちおそらくこのまま出番終了なのに最後がこんなメッタメタな話で大丈夫かしら〜?」

 

幽々子はニヤニヤと笑う

対して三人は青ざめていく

 

紫「今からでも、シリアスすればいk」

 

 

一方承太郎達

 

 

 

承「ちょっとストップ」

永「今から戦うって時になにかしら?」

承「ルールを決めよう。勝利条件が不明なのは流石にまずいだろ」

咲「…………それもそうですね」

永「そうね、じゃこうしましょう。地に両肩が10秒以上付いていたら負け。貴方達の場合は2人がそうなったら負け。

そして例えば承太郎君がやられたら、咲夜さん一人で私と戦うそれでいいでしょう

後気絶は強制負けね」

 

それを聞き承太郎と咲夜はお互いに目を合わせ頷く

このルールなら公正で、俺たちにもメリットがある

この案を受けない理由がない

 

承「それでいいと思うぞ」

永「そうじゃ気を取り直して、行きましょうか」

 

そう言い永琳は矢を構える

咲夜はナイフを承太郎は刀を構える

 

霊夢達は少し下がり観戦する

 

レ「霊夢、この勝負どう見る?」

霊「そうね、正直な話めちゃくちゃ承太郎たちが有利ね。

でもその有利な条件を作ったのが永琳というのが気がかりね

よっぽど勝てる自信があるのでしょう」

 

そう言い霊夢は永琳を見る

 

魔「戦って分かったけど、永琳は底が知れないぜ、下手したら承太郎より強いんじゃないか?」

ア「後やっぱり能力が一切分からないってのも怖いわね」

霊「まぁ底が知れないっていうのなら承太郎もそうよね、あいつの本気なんて見たことないし、というかあるのかしらね本気になったこと」

魔「流石に師匠と戦っていた時は本気だっただろ」

霊「あーあれはまぁ相手が相手だからね」

 

そう言い霊夢は承太郎の師匠を思い出す

霊夢、魔理沙、咲夜、承太郎がいても一切気がつくこともなく承太郎を一時戦闘不能にし、その気になれば全滅させられていた恐ろしさを

 

レ「私が思うの承太郎も勿論だけど。一番のキーパーソンは咲夜じゃないかしら?」

霊「贔屓かしら?」

レ「いえ、贔屓とかそういうのじゃなくて、承太郎がこの中から選んだ理由がたったあれだけの理由な訳がないでしょう。

もっと何か重要な役割を持たせているはず」

霊「そうかしら?承太郎そういうのはあまり考えてなさそう」

レ「いくらなんでも、吸血鬼であるこの私が弱点が多いからって理由で外すと思う?

吸血鬼はその弱点があっても自分で言うのにアレだけど最強クラスの大妖怪よ?」

 

実際吸血鬼は流水、銀、太陽などなど弱点は多いがそれ以上に圧倒的な身体能力、不死身に近い再生能力、魅力、眷属化、変化などなど弱点以上に強い点が多く最強クラスの妖怪なのである

しかしそれを承太郎は選ばなかった、普通なら迷わず選ぶべきことなのに

 

ア「言われてみれば…………でも咲夜を選んだ理由って…………」

レ「それは分からないわね。まぁ自ずと結果は見えてくるでしょう」

霊「そうね」

 

 

承「咲夜、頼むぞ」

咲「はい、ですがこれでいいのですか?」

承「俺が考えた中で一番可能性が高い作戦だ、プレッシャーをかけるようで悪いがお前が一番重要だ、ミスは許されないぞ」

咲「承知しております。ですが、そんな重要な役目を任せて貰ったのです。

絶対に成功させます」

承「よく言った、それじゃ始めるか」

 

それと同時に永琳は弓矢を放つ

狙いは咲夜

 

承「おいおい、いきなりすぎないかなぁ」

 

その矢を承太郎はスタープラチナで殴り軌道を逸らす

 

咲「あ、ありがとうございます承太郎さん」

承「気にするな」

永「まぁそうなるよね」

 

こうしてこの異変最後の戦いが始まる




輝夜を書いている時脳内で何故かcv雨宮天になっていた
一体どこの駄女神様の所為なのだろうか

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみに


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第144話 慣れないことをするとボロが出る

どうもジョースターです

ジョジョ展が大阪に来ていたので行ってきました

やっぱすげぇや(語彙力消失)

あとグッズは色々買いたかったですが、お金の都合上
花京院のレロレロチェリーキャンディと大阪限定のDIO様のクリアファイルを買いました

もっと買いたかった

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

妖夢たちの出番たった数行

 

 

戦いが始まり永琳は新たに矢をつがえ、狙いを定め矢を放つ

狙いはさっきと同じ咲夜

 

承「おっとやらせるか、『ザ•ワールド』」

 

矢を放ったと同時に承太郎はザ•ワールドを出し能力を使う

瞬間世界に色がなくなる

承太郎と咲夜を除いて

 

承「じゃ作戦通りにお願い」

咲「はい、しかし意外と難しいですね。他の人は一体どうやったらあんな反応になるのでしょうか…………」

承「確かに意外にやれと言ったら難しいな、まぁなるべき自然体でやらばいいと思う」

 

そして咲夜は矢を避ける

 

承「時は動き出す」

 

それと同時に世界に色が戻る

 

永「!?どういうこと…………」

咲「ッ、ありがとうございます、承太郎さん」

承「気にするな」

 

そう言い永琳はもう一度矢を放つ

しかしさっきと同じように2人が急に瞬間移動したかのように動く

 

永(なるほど、これは姫さまの能力とは似て非になる能力、さしずめ時を止める能力、おそらく承太郎君の能力の1つね

それじゃあの咲夜さんの能力は分からないわね。

いくら弓矢が早くても時止めさせられれば回避させられる

となると優先するのは承太郎君ね)

 

そう言い永琳は矢を承太郎に向けて放つ

 

承「無駄だというのに…………」

 

そう言い承太郎は時を止めて回避する

そして動き出した瞬間に永琳は矢を放つ

 

承「マジかよ、『ザ•ワールド』」

 

承太郎は矢をザ•ワールドで起動を逸らす

 

永「………………なるほど、連発は不可能ってことね

なら対処は簡単ね」

 

承太郎の時止めにはインターバルを要する

数回呼吸を置かないと時止めはできない

故に時止めが不可能

ちなみに咲夜の方も多少はインターバルを要する

そして時間は無制限に止めれるが止まった時の中ではあまり干渉が出来ない

つまり時止めして永琳首を切るとかそう言った芸当は出来ない

なお承太郎は数秒しか止めれない代わりに干渉は可能

 

永「その時止めもって10秒、それも一回止めたら少しのインターバルが必要みたいね」

承「へぇ、もう分かったのかよ、はやいな」

永「その能力は確かに危険ね、でもタネが分かった以上対策は簡単」

 

そう言い永琳は色取り取りの玉を出す

それはもはや壁、逃げ場などない壁である

しかもそれは承太郎と咲夜を囲むように展開される

 

承「なるほど、止めても捌き切れない量の球を用意したってか、それも全方位か、いやらしいことをするなぁ…………」

咲「承太郎さん背後は任せてください、全部捌きます」

承「じゃ俺は前を捌くとするか」

 

そう言い2人は背中合わせになる

弾幕は徐々に2人に迫ってくる

咲夜はナイフを投擲して玉を相殺する

承太郎はスタープラチナを出し殴って相殺

 

咲「ッナイフが!」

承「任せろザ•ワールド!」

 

咲夜のナイフが手持ちに無くなったので回収しないといけないがそんな暇がないので承太郎は時を止める

そして素早く回収して咲夜に渡す

 

承「そして時は動き出す」

 

時が動き出し咲夜の手元にナイフが戻ってきたのでそれで球を相殺する

一方承太郎は

 

永「流石に二度目は無理ね」

承「まぁ予想はしてたよ、絶対の時を止めた後の狙ってくるだろうなと」

永「流石に分かるわよね」

 

永琳が放った矢をギリギリのところで軌道をそらして回避した

 

永(さて、どう攻めようかしら。最初は承太郎君を警戒するのが最優先と思ったけど、少し考えを改めたほうがいいわね

警戒すべきは承太郎君ではなく咲夜さんね。私は彼女の能力を一切知らない。承太郎君の能力は大体なんでもできるということを知っている

そう考えると一切能力の詳細すらわからない咲夜さんが厄介ね。攻撃方法から探ろうにも能力を使う素ぶりはないようだし、能力を使わせる場面を作ろうにも承太郎君がいるから大体は承太郎君で対処されてしまう。

承太郎君はあの博麗の巫女や吸血鬼がいる中わざわざ彼女を選んだのよ、一体どんな恐ろしい能力なのかしらね

さてと逆にこっちの利点は能力が二人に知られてないこと、しかし能力が能力だからこれは相手に絶対に浴びせれる時じゃないとダメね、それに範囲も狭い

となると相手が油断しているかつある程度近付いた時、これが私の能力で作ったこれを使うときね)

 

永「全くやっぱり承太郎君が厄介ね」

承「そりゃどーも」

 

承(さてと、咲夜の能力を悟られないこれが一番の目的。分からないというのは最も戦いでは恐ろしいことだ。

確かに俺の能力は強いが所詮は手数が多いだけ元からそのつもりで行けばそこまで恐ろしくない。

しかしどんな能力が飛んでくるかわからないのは恐ろしいことだだから相手は決して咲夜を間合いに入れたがらない筈だ、そこをどう突破するかだな)

 

お互いがお互いの行動を読み合い動きこそ少ないが心理戦はガンガン行われていた

一手間違えれば負けるのは自分であるということが分かりきっているからこそ、冷静だった

さながら長考してなかなか進展はしない将棋のように一手一手慎重にことを運んでいく

そんな地味な状態が数分続き先に動いたのは永琳だった

永琳は弓矢を放つ

それと同時に色とりどりの球を展開発射する

その球達は矢の軌道に沿って移動する

咲夜と承太郎は難なく回避する

がしかし

急に加速した球が矢にぶつかり軌道が急に変わる

 

承「なるほど、そういうことか」

 

狙いは咲夜

 

咲「まずっ」

承「ザ•ハンド!」

 

承太郎はそういい空間を削る右手を持つスタンドザ•ハンドをだす

この能力は文字通り空間を削る

空間を削るとその削りとられた断面図がすぐに元に戻る

わかりやすくいうとパソコンでキーボードのバックスペースを入力したようにしわ寄せされる

承太郎は咲夜を自分の方に空間を削り回避させる

 

咲「あ、ありがとうございます」

承「まだだ、というかこれからだ」

 

承太郎の言う通りいつの間にか球が承太郎達を囲んでいる

つまりさっきと同じことが360度全方位からランダムに襲ってくるのである

 

永「さて第二ラウンド開始ね」

 

そう言い永琳は眉一つ動かさずに矢を放つ

 

To be continued ーーーーーーー>

 




最終戦とは思えない地味な戦い書いている時にめちゃくちゃに困りました
心理戦ってむずいね

感想がない誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第145話 間合い

どうもジョースターです

あと1話で終わりかな…………

fgo の福袋が期間限定確定闇鍋という嫌な予感しかしねぇ
またキアラ来そうだなぁ…………

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

やっぱ永琳ってバケモンだわ

 

 

永「さて、いくらあなた達でも全方向からランダムに飛んでくる矢果たしていつまで回避できるかしら?降参なら今のうちよ、これをすればあなたたちはタダでは済まないわよ」

承「まずいな、あの速度で全方向から矢が飛んでくるのはまずいな、自分自身の回避は………………できないことはないけど、咲夜が」

咲「この状態じゃ能力を使っても回避し続ける場所がないから、無理ですね」

承「とりあえず球を打ち消して道を開くのが一番かだけどそれをさせてくれるほど優しくはないよねぇ」

 

そう言い永琳を見る、いつでも矢を打てるようにしている

 

承(ここで有効な能力は時止めとザ•ハンドぐらいか時止めは警戒されてるから、あまり使えないな

ザ•ハンドは仕組みが理解されたら絶対にそれを利用してしまうだろうな

となるとクリームとかの空間系の能力を使うことになるのだろうけど

そうなると咲夜を守れない

………………そうなると、この能力かを使うしかないか)

 

承「メイドインヘヴン、クラフト•ワーク」

 

承太郎はそういい2つのスタンドを出す

1つは皮膚のない人体模型のように筋肉むき出しで、歯をくいしばるように口の周りに拘束具を嵌めたような人型のスタンド名はクラフト•ワーク

 

もう片方はメーターのような1つ目に身体中時計のようなものが付いており

馬の前身だけしかないケンタウロスみたいな体のスタンドメイドインヘヴンを出した

能力は時間を加速させる、がしかし幾ら何でも一巡させるのはマズイだろという承太郎の判断の下能力を制限して自分の速度だけを加速させる能力になっている

 

永「何をするのは理解はできないけど、一応警告はしたわじゃぁいきましょうか」

 

そう言い永琳は矢を放つ、しかも一発だけではなく二発3発と間髪を容れずに打っていく

モロに当たれば致命傷免れないであろう

速度は変わらず、弾数は増え回避出来ても反射されてしまう

どう足掻いても勝ち目はない

普通ならば

 

承「相手の矢が速いなら俺自身も速くなればいいじゃないか」

 

承太郎はそういいメイドインヘヴンで加速、そしてクラフト•ワークで矢に触る

触られた矢は突然停止する

ピクリとも動かない完全にその場で停止した

アレほどの速度で動いていたにも関わらず、突然触られた瞬間止まった

この光景に永琳も驚きの表情を見せる

そして数発追加で矢を放つが、やはりクラフト•ワークが触ると止まってしまう

 

永(………………動きを止める能力か、固定化する能力。おそらく後者ね)

 

承「さてと、固定化したのはいいけどどうしようかな。解除したら大変なことになるし、放置はそれはそれで面倒だし、とりあえずこの弾幕から脱出するか、咲夜」

咲「もういくつかの球を打ち消して出れるようにしましたよ」

承「行動が速くて助かる、というかどうやった?」

咲「ナイフで無くなるまでナイフをぶつけました」

承「そんなので打ち消されるのか…………」

 

若干困惑しながらも脱出する承太郎と咲夜それと同時にさっきまで宙に浮いていた矢が落ちる

 

永(なるほど射程距離は承太郎君の周囲だけみたいね

そうなると………………やはり承太郎君を私のところまで近付かさせる必要があるみたいね、耐性とかあると詰みになるけど。流石に大丈夫でしょう、咲夜さんについては………………とりあえず承太郎さんを倒すのが先決かしら、能力が不明なのは恐ろしいでも、間合いにさえ入れなければ最悪は何とかなる。

承太郎君を自分に近付かせ且つ咲夜さんを間合いに入れないこと

口で言うのは簡単だろうけど、実際はかなり難しいわね。どう分断しようかしら)

 

承「矢はあの2つの能力で解決できるということが分かったが、さてどう攻撃しよう、絶対普通に行ったら罠があるだろう。だからと言って遠距離は間違いなく回避もしくは相殺されるのはオチだな」

咲「もうそろそろ私の能力を使った方が…………」

承「いや、もうちょっと待てお前の能力はまだ悟られない方がいい。

確実に相手を倒せるまで能力使用はしないようにしておけ」

咲「分かりました」

承「相手はおそらく咲夜を間合いには入れたくないはずだ、だが俺を倒すのは十分に近付かないといけない。つまり相手は咲夜を間合いに入れずに尚且つ俺を接近したいはずだ、おそらく俺一人が近付いたとしても能力か何かで無力化出来るってことだな」

 

そう言い承太郎は永琳を見る

距離は10mぐらい離れている

いくらスタープラチナの瞬発力があってもそこにつくまでに射抜かれるであろう距離

このままだと永遠に勝負は决することはないであろう

 

承「よし、決めた。咲夜は俺が合図するまでここから動くな」

咲「え?分かりましたけど、それはよろしいのでしょうか?」

承「あぁ、んで合図は………………」

 

承太郎はそこで声を止め咲夜に耳打ちする

 

咲「えっ、それって場合によっては承太郎さんが…………」

承「自ら地雷を踏み抜くようなもんだ、多少の覚悟は決まっている」

咲「そうですか、ではご無事を…………」

承「おう、その代わり頼むぞ」

 

咲夜はコクリと頷く

承太郎はそれを見届け、くるりと振り向き永琳のところに近付く

 

永「なぜわざわざ近づくのかしら?」

 

矢を放つ永琳

 

承「何故って、そりゃ近付かないと攻撃ができないじゃないか」

 

それを避けながら近づく承太郎

 

永「近くに来れば勝てるそう言いたいの?」

承「そうだな」

永「舐められたものね」

 

そう言い永琳は眉をひそめる

承太郎は刀を引き抜く

 

承「舐める?まさか最大限に警戒をしているよ。あんだけの速度で矢を放てる奴だ、一発でも当たれば負けだろう

明らかに俺より格上の相手だろう。

だが、格上と戦うことは多くてな、格上にはどう戦えばいいかよくわかっているよつもりだ」

永「へぇ、面白いことを言うわね。じゃ試してみようかしら」

 

そういい弓矢を下ろし承太郎に近付く

 

承「さーてと一騎打ちといこうかね」

永「格の違い教えてあげるわ」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




長かったこの異変もいよいよと終わる(筈です)

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第146話 夜は明ける

どうもあけましておめでとうございますジョースターです

今年もよろしくお願いします

あっfgo の福袋みなさんはどうでした?
僕はエレちゃんでした欲しかったから嬉しい

あっ今回でこの異変は終わりです

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

結局タイマン勝負じゃないか(困惑)

 

 

承(一騎打ちにせざる得ない状況になったのは少しマズイが、やることは変わらないただ勝つだけだ)

永「あらかじめ善意で言っておくわ、私は不老不死よ。だから殺しても死なないからその気で来なさい」

承「それを聞いて安心した。容赦なくできるわ」

 

承太郎はスタープラチナを出す

刀は取り出さない

永琳は弓矢を手放す、完全に互いに殴り合う気でいる

 

承「オラァ!」

 

承太郎はスタープラチナで殴りかかる、狙いは顔面

相手が女だろうが容赦はなく、仕留めにいく

 

永「ッ!」

 

永琳はそれを紙一重で回避する

そしてすかさず承太郎の懐に潜り込む、そして強く踏む込みをし承太郎の腹部に肘打ちをする

承太郎はその攻撃を後ろに下がり回避する

 

承「マジか、アレ中国拳法の八極拳じゃないか…………あんなもん食らったら臓器が大変なことになるな」

永「あらこの技のこと知っているのね、流石に意外ね」

承「知り合いに中国拳法の使い手がいてね」

 

まぁアイツの場合本気出せば、多分能力無しだったら負ける

あんな居眠りばっかする門番だがな

前やった時もそこまで本気じゃなかったと思う、ガチで殺しに来てたらもっと出来るはずだ

まぁ現状関係ない話なんですが、と承太郎は言葉にはしなかったが心の中で思う

 

永「中…………国?あぁあそこね。あそこはコロコロと名前が変わるから思い出すのが面倒なのよね」

承「それに関しては否定はせんよ」

 

実際そうだしと言葉を続ける

 

永「まぁそんなことはどうでもいいわ」

承「そうだな、仕切り直しと行こうか」

 

そう言い2人は相手目掛け走る

承太郎はその時に亀の中から刀………………ではなく槍を取り出す

 

永「チッ、間合いに入れさせない気ね」

承「そらそうだろう。あんなもん喰らいたくはねぇよ!」

 

そう言い承太郎は永琳目掛け槍を突き刺す

 

永「その程度まさか対処出来ないとでも思っているのかしら?」

 

そう言い永琳は紙一重で躱しそのまま承太郎の懐に入る

そしてがら空きの腹部にあの一撃を………………

 

承「そらそうなるよな」

永「そううまくはいかないわよね」

 

永琳が攻撃した承太郎の腹部に氷の鎧があり、それにモロの触った右肘が凍りついていた

永琳は即座に距離を取る

 

永琳「………………少しの間はこっちの腕は使えないわね、でもまぁ………………」

承「ゴフッ…………チッ、鎧でガードしても貫通するのかよ…………」

 

承太郎は口から溢れた血を拭う

永琳は右腕が少しの間使用不可

承太郎は吐血レベルのダメージ

 

承「まぁこの程度なら、いける。相手が治る前に攻めるか」

 

そう言い承太郎は永琳に詰め寄る

しかし永琳は距離を取る

 

承「チッこうなったら、槍ってのはこういう使い方が出来るんだよなぁ!」

永「ッまず」

承「オッラァ!」

 

承太郎は槍を永琳めがけ投げる

ものすごい速度で永琳に飛んでいく

永琳はそれを躱すがその間に承太郎は刀を取り出し永琳の懐に迫っていた

 

永「チッ」

 

舌打ちをしながらスカートのポケットに左手を入れる

 

承(どうする、左腕を切り落とすか?いや、罠かも知れない。だったら胴体を斬った方が早いか)

承「おせぇ!」

永「ぐうぅ!」

 

承太郎は胴体を斬りつける

刀は腹部に入りそこから血が飛び出る

そして口から血が出る

 

永「クッ、ゴフッ」

 

永琳倒れこむようの承太郎に近付く

もはや抱きつくように倒れる

 

永「あなたは、選択を、間違えた」

 

承太郎の右腕になにかが刺された痛みが走る

承太郎は目線を右腕に向けるとそこは注射器が刺さっていた

そしてその直後に意識が急に遠のく

 

永「特製の睡眠薬よ。象はおろかどんな屈強な妖怪でも半日は昏倒する代物よ。あそこで腕を切り落としていたなら、私は負けていたでしょう、ですが貴方はそれをしなかった。それが敗因よ」

承「ぐっ、あっくそッ………………」

永「おやすみなさい。そしてこれで私の勝ちよ」

 

承太郎はそのまま倒れる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずだった

 

承「アアアアアアアアアアアア」

 

そう言い承太郎は刀を自らの腹に突き刺す

無論血が大量に出る、尋常じゃない痛みが承太郎に襲い

承太郎は叫ぶ

 

承「イッテェ、だが目が覚めだぞ…………ゴフッ、ガッフ」

 

そう吐血しながら言う

 

永「あなた正気?あなたそのままだと死ぬわよ、いくら急所は外しているとはいえその流血量よ。早く治療しないと死ぬわよ」

承「まぁ確かに普通なら死ぬよな、だからさっさと終わらせよう」

永「…………いいでしょう、あなたが望むなら受けて立ちましょう」

 

そう言いスッと構えとる永琳

それに応じて承太郎は無言で刀を鞘に納める

間合いは一歩踏み込めば永琳の拳が承太郎の腹部にモロに入る距離

お互いの呼吸を整える

 

数秒間場に静寂が生まれる

 

 

 

一歩、思いっきり地面を踏み抜きその勢いで掌を当てに行く永琳

当たれば間違いなく承太郎はやられるだろう

それに腹部にはさっきの傷もある

普通なら立っていることですら奇跡な状態である

本来躱せる筈がない攻撃

死の淵に立たされているはずなのに承太郎はというと冷静だった

何度も何度も死にかけたせいかそういったものは感じなかった

 

承(あぁ、よく見える。今ならやれる)

 

瞬間今まで動かなかった承太郎がいつの間にか永琳の横を通り過ぎていた

そして、刀を数回振り鞘に納める

糸が切れたか人形の如くプツリと倒れる永琳

 

永(あのすれ違う一瞬で、3回…………いや、それ以上…………それも峰打ちで…………ほん、と、恐ろしい人…………ね)

 

そしてそのまま意識を手放す永琳

 

承「………………」

 

それと同時に倒れる承太郎

立ち上がる気配すらない

 

 

霊「えーと、これは、相…………打ちになるの?」

レ「そうね、でも」

魔「咲夜がまだ戦闘可能だから………………私たちの勝ちなのかしら?」

咲「結局、能力使わなかったわ…………ある意味作戦通り?」

レ「とりあえず2人を回収するわよ、特に承太郎は下手したら死ぬから急いでしないと…………」

 

こうして明けなかった夜は眩しい朝日を迎え

この長い長い異変が承太郎達の勝利で幕を閉じた

 

To be continued ーーーーーーー>




承太郎の作戦とかは、後々書く予定なのでそこらへんは置いといてください
永琳がなぜ八極拳を使ったと言いますと
永琳の戦闘描写どうしよう
せや永琳なら八極拳とかそういったもん全部できるやろというとんでも理論でこうなりました

まぁうん、自分でもだいぶぶっ飛んでるなと思いました

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第147話 あの子は誰?

どうもジョースターです

いきなり李書文が実装するんなんて卑怯でしょう
当たったけど
何ヶ月かぶりの星5だけどね
ただエクストラアタックが完全にどう見ても胸を触りにいってる

まぁ雑談はそこまでにしてどうぞーー


前回のあらすじ

 

承太郎切腹

 

 

紫「あら周りの景色が変わっていくわね」

藍「おそらく承太郎さん達が首謀者を倒したみたいですね」

妖「ほんと一瞬出てきただけだったのですが」

幽「そんなもんよ〜〜さて、おそらくすぐに承太郎君たちと合流出来るから、早くいきましょう」

紫「そうね、正直承太郎あたりが何かしらの怪我をしてると思うし」

 

そう言い四人は元に戻りつつある屋敷を進む

そして数分程度で承太郎達と合流する

 

 

霊「遅かったわね、もう治療も終わったわよ」

ア「とりあえず承太郎には応急処置で糸で縫ったけどだいぶ深い傷だから正直あんまり意味ないと思うわ」

レ「まぁ大丈夫よ、承太郎にはある程度の自動回復能力あるし、とりあえず死ななければいけると思うわ」

咲「見た感じ失血死する程の血は流れてはないと思うので、あとはゆっくり寝かせてあげることですね」

魔「流石に廊下に寝かせるのはなぁ」

輝「………………う、うーん」

藍「紫様、輝夜姫が起きたのですがどう致しましょうか?もう一回眠らします?」

 

藍に担がれていた輝夜が意識を取り戻す

藍はそれをまた気絶させるかどうかを紫の指示を仰ぐ

紫は少し考え言葉を発する

 

紫「いや、起こしていいわよ。もう私たちの完全勝利なのよ、敗北者にさらに攻撃は野暮ってものよ、それにちょうど道案内が欲しいと思っていたから、案内してもらいましょうか」

輝「え、えーと確か私は…………あぁそうだったわ、負けたんだったわね。って永琳も負けてるじゃない!?うわー完全に負けてしまったじゃない」

 

そう言いながら藍に雑に降ろされる

 

紫「さてお目覚めかしら?お姫様」

輝「まぁ最悪の目覚めだけと目は覚めたわ」

紫「それじゃ、どこか人を寝かせられるところに案内してもらおうかしら?」

輝「人を寝かす?…………あぁあの男を寝かすのね。いいわついて来なさい」

 

そう言い輝夜は永琳を担ぎ歩き始める

霊夢と魔理沙で承太郎を若干引きずりながら運ぶ

 

紫「意外ね、もうちょっと反抗するかと思ったわ」

輝「完膚なきまでにボコボコにされて負けが決まった以上無駄な抵抗は意味なんてないわ。それに怪我人がいるのにそんなことをするのは気がひけるわ」

霊「思ったよりいい人なのかしらね」

魔「さぁ?」

輝「ほら、ついたわよ。ここでベットがあるから、そこに寝かせておきなさい」

 

その部屋は病院の病室のように複数のベットが並んでいた

その1つに永琳を寝かせる輝夜

霊夢と魔理沙はその向かい側に承太郎を寝かせる

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーー

 

 

ーーーーーーー

 

「じょーたろー、あそーぼー」

承「う、うん、いいよ」

「何して遊ぶ?」

承「なんでもいいよ」

「えーと…………それじゃ……………おままごとは?」

承「いいけど、またあのブラックなやつは嫌だよ?」

「大丈夫、大丈夫。今日は真面目にやるから」

 

あぁ、懐かしい記憶だ

昔はこんな無邪気に幼馴染とよく遊んでいたな

 

承「それじゃ早く公園行こうよ、◼️◼️ちゃん」

「そうだね。承太郎」

 

ただ何故だろう。

大切な子だということは分かっているのになんで思い出せないんだ

あの子は誰だ?

幼馴染ということは分かっているんだ、あの子に命を救ってもらったっていうのはわかっているんだ

なのに、なんで顔と名前だけが靄がかかっているんだ

 

「いいのよ、それで」

承「え?」

「とっくに死んだ私なんてほっておいて今を生きて承太郎

過去に縛られたっていいことなんてないよ」

承「それは…………」

「あなたにはあなたしかできない事がある、だから私の分までとは言わないわ、でも幸せに健やかに生きて。大好きだよ、承太郎」

 

そう言うと少女は足元から霧のように消えていく

俺はその子を掴もうと飛び込むように手を出すが届かない

俺の手は何の掴むことなく、思いっきりこけた

痛みなど微塵もなかった

そこには俺以外誰にいなかった

 

 

 

ーーーーー

 

ーーーーーーーー

 

 

 

承「夢、か………………」

 

目を開けると知らない天井だった

体を起こして周りを見てもまったく記憶には無かった

病室みたいな部屋なんて幻想郷にはなかったからだ

 

霊「おはよう承太郎」

承「おはよう、ここは?」

魔「永遠亭だぜ、私たちが戦っていた屋敷だぜ」

 

そこには霊夢、魔理沙、咲夜がいた

ほかのやつらはそこにはいなかった

 

咲「承太郎さんが永琳さんを倒したから屋敷が元に戻ったのですよ」

承「なるほど、どれくらい寝ていたんだ?俺は?」

霊「1時間ぐらいじゃないかしら?」

承「そうか、意外と早く起きたな」

魔「まぁそうだな」

 

俺はベットから降り改めて周りを見る

日本の屋敷を無理矢理病室にした感じの部屋で白いベットがたくさんある

 

承「他の奴らは?」

咲「お嬢様は外でお待ちですね。妖夢と幽々子は帰ったそうです。

他は…………どうなんでしょうか」

霊「まぁ宴会の時に会えるわよ」

魔「だな」

承「そうか」

霊「大丈夫、どこか痛むかしら?歩ける?」

承「大丈夫だ問題ない」

 

身体に刀を刺した傷もなくなり、いつも通りの生活が出来るくらいの状態にはなった

 

承「さてと、永琳はどこだ?」

咲「たしか先ほど起きて輝夜さんのところに行ってましたね」

承「そうか」

 

 

 

輝夜の部屋では

 

永「申し訳ありません、姫。全ては私の責任、いくらでも罰してください」

輝「いいのよ、それに私達の目的はハナから達成されていたのよ」

永「と、申されますと?」

輝「ここには、この世界には博麗大結界ってのいうのがあるの、それは月の民すら侵入できない凄い結界だそうよ」

 

それを聞いた驚愕の表情を浮かべる永琳

 

永「本当ですか、それは」

輝「えぇ、本当よ。だからもう隠れている必要すらないわ」

永「よかった…………本当に…………」

輝「お疲れ様…………永琳」

 

2人は抱き合い涙を流す

 

承「………………これはそっとしていた方がいいな」

鈴「そうですね」

承「そうだな、ところで」

承「なんでしれっといるんだ?」

 

そう言い鈴仙を見る承太郎

 

鈴「一応、ここの住人だし。姫に報告しようかなぁと」

承「なるほど」

ブ「こんな終わり方でいいのかなぁ」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




最後が締まらないのがこの小説である
とりあえずこれで異変は終わりです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第148話 人脈の広さって偉大

どうもジョースターです

特に語るべきこともないのでどうぞーーl


前回のあらすじ

 

こんなオチで良いのだろうか

 

 

永遠亭の病室前にて霊夢と魔理沙、そして承太郎が集まって話をしている

 

霊「とりあえず一応あなたはもう動けるのよね?」

承「まぁ動けるには動けるな」

魔「ふむふむなるほど、それじゃ異変が終わったとなると」

 

そう言い霊夢と魔理沙がニヤニヤと笑い出す

承太郎は全てを察して冷や汗をかく

もしまたあの鬼畜労働を今させられたら間違いなく死亡が決定される

 

承「あーやっぱ無理、動けない動けない」

霊「動けようが動けないだろうがやってもらいます」

 

承太郎は僅かな希望にかけやっぱりできないと言うが、しかし相手はあの容赦ない巫女様

そんな言葉など意味などない

 

承「鬼!悪魔!霊夢!」

霊「ぶちのめされたいの?」

承「誠心誠意やらせていただきます」

 

承太郎はそう言いながら土下座をする

幻想郷の守護者の肩書きとは思えない光景である

 

霊「とりあえず輝夜とかを宴会に誘って来なさい」

承「あいよ」

 

 

 

 

 

永「宴会にはもちろん行きましょう、隠れる必要性がなくなったことですしお誘いされたなら是非とも、それでよろしいですよね、姫」

輝「よろしいも何も最初から受ける気満々よ」

承「そうか」

 

承太郎は永琳と輝夜に宴会のお誘いをする

拒否られると思っていたが、あっさり承諾

若干拍子抜けした承太郎

 

永「あとそうそう、確か明日から一週間だったけ?ここに泊まるの」

承「そうだな」

輝「えっそんなのあったの?」

 

永琳はそれを聞いた瞬間、頭を抱えて悩む

 

永「先程管理人に説明されたでしょう」

輝「あいつに一発殴ることばっか考えてて話ロクに聞いていなかったわ」

 

紫は輝夜に一体何をしたんだと言いかけたが言ったら間違いなく面倒なことになると予想してグッと堪える承太郎

 

輝「ところで、てゐはどこなのかしら?」

永「そういえば…………貴方達が来る少し前に、もうそろそろ承太郎達が来るから気をつけろと言ってどっかいったきりね」

承「あれ?俺より早くに?」

永「早くに来ていたわ」

輝「騙されたの?」

承「まぁ騙されたといえば騙された。クッソあの歩く時間を返していただきたい」

 

承太郎はそういい半分笑いながらそう言う

 

「いやぁ、ごめんなさいね〜こっちも少しでも時間稼げと言われたもんで」

永「今までどこにいたの?」

て「いやぁ〜流石に私がいたところで瞬殺されるのはわかりきってることだから、邪魔にならないように他のウサギたちと一緒に退散していたのですよ」

輝「あぁ〜だから他のウサギたちも誰一人として出ることがなかったのか」

永「チッ、少しは盾になっt………………いえ、やはりそれは無理があるか、賢明な判断ね。さすが悪知恵だけはよく回るわね」

 

さらっとえげつない事を口にしている永琳だが、言われた当の本人はというと

 

て「そりゃどうも、ありがとうございますね」

承「多分だが、褒めてはないと思う」

永「失礼ね、多少は褒めてるわよ、多少は」

承「多少なのか…………」

て「とりあえず事後処理とかは私らがやっとくんで宴会は構わず行ってくだせー」

永「あら少しは役に立つのね、ありがとう」

 

やっぱ口がかなり悪いなと思いつつも黙っておく承太郎

というかそれを言われても平然とするてゐも恐ろしいものである

 

永「とりあえず…………えーとなんの話だっけ?」

承「宴会に来るかこないかの話だ。んで来るってことでいいよな?」

永「そうね、場所は…………博麗神社でいいのだっけ?」

承「そうだが、場所は分かるか?」

永「全く分からないわ」

承「だと思った」

永「まぁ多分なんとかなるわ、安心しなさい」

 

一体どうやって行くつもりなのか全く見当もつかないが下手に聞くと面倒なので聞かないでいる承太郎

 

 

その後少し話をして承太郎と永琳は別れた

承太郎はそのまま霊夢達と合流して博麗神社へ帰るために永遠亭を後にする………………

 

 

 

 

 

が…………

 

 

 

承「そういや迷いの竹林のこと忘れてたわ」

霊「そういえば帰り道もしっかり迷宮になのね、すごい心折設定ね」

魔「ほかのやつらは一足先に帰っていったから残っているのは私らだけだぜ、どーすんだよ、これ」

承「どうしようね、案内人とかいれば楽なんだけどな」

 

承太郎達は迷いの竹林で完全に迷っていた

どこもかしこも竹のせいで方向感覚が狂いに狂いいつのまにか遭難していた

 

承「もういっそのこと、若干無理をしてどこでもドア出して帰るか」

霊「それでいいんじゃない?もう手段ないわけだし」

魔「そうだな、それ使えばよかった話なんだ」

承「じゃ使うか」

 

承太郎はそういい能力を使用しようとスタンドを出す

 

「おっ承太郎じゃないか、どうしたこんなところで」

 

後ろから急に声がしたのでとっさにスタンドを構える

 

承「む?妹紅か、どうしてここへ、ってそうかここら辺が住処だったか」

 

承太郎はスタンドをしまい話をする

 

妹「そうだ、それでどうした?迷子か?人里まで送ってやろうか?すぐに着くぞ」

承「じゃお願いしようかな」

妹「おう、任せな、慧音が世話になってる礼だ、ついてこい」

 

そう言い妹紅は承太郎たちの前を歩く

3人は黙ってついていく

 

 

 

 

 

そして数分後人里へたどり着いた

あまりにあっさり着いたせいでさっきまでのあの迷走はなんだったんだと思う3人であったが言葉にはしなかった

 

妹「じゃ私は帰るぞ、慧音によろしくな」

承「おう、分かった」

 

そう言い妹紅は迷いの竹林へ戻っていく

 

魔「人脈の広さって偉大だな」

霊「そうね」

承「とりあえずこっからは飛んで神社に帰るぞ」

 

 

そう言いながらエアライドを出す承太郎

残りの2人は己の人脈と承太郎の人脈を比べながら遠い目をする

その後特に何もないまま神社にたどり着く

そして当然のごとく承太郎は恒例の宴会の鬼畜労働を強要させられるのであった

 

To be continued ーーーーーーー>




宴会の地獄で承太郎が死にかけるのはそういった運命なんだよなぁ

まぁ承太郎だし、ね


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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第149話 やっぱ武は武だわ

どうもジョースターです

先週はインフルエンザにかかり投稿できずすいません
皆さんもインフルエンザ気をつけてくださいね

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

労働確定

 

 

神社へ帰るとそこにはいつも通り昼食を食べている茜がいた

ちなみに異変のせいで時間感覚が狂ってしまっているがいつの間にか時計の針は12時を回っていた

 

承「ただいまーってあれ?武は?」

茜「あっおかえりなさいませ、承太郎さん、霊夢さん」

霊「武はどうしたのよ」

茜「あぁそれなら…………」

 

そう言い茜は異変解決に回っている間に何があったか話す

 

 

 

 

時刻的には承太郎が暴走したあたり

 

武「zzzz…………」

 

武は霊夢にあの男の助言を伝えやることがなくなり寝ていた

その時近くの机に置いていた通信機が細かく震える

 

武「んあ?こんな時間に何があったんだ?」

 

そう言い武は布団から出て通信機を手に取り誰から来たか確認する

 

武「!?紅羽ちゃんから?」

 

いつもの武なら「怖くて寝れないのかなぁ」となるが今の場合は紅羽ちゃんの身に何かあったのではと思った

だが前者の可能性もあるため出来るだけ冷静に装う

 

武「どうした?紅羽ちゃん」

紅「よかった繋がった、人里に妖怪は攻めてくるって聞いたのこのままじゃ…………」

武「ッ!待ってろ、由紀ちゃんの家から絶対に出るなよ!」

 

そう言い武は通信を切って

急いで蔵へ走る

 

茜「…………ううん、うるさい…………お兄ちゃん?」

 

その騒ぎで目が覚めた茜は目をこすりながら外に出ると蔵へ走る武を見つける

それに気がついた武は急ブレーキをかけ茜に話す

 

武「茜かちょうどいい!俺今から人里行くからここは任せたぞ!」

茜「えっあっおにいちゃ」

 

茜が制止しようとするがそれを無視して武は蔵に入りエアライドを取り出し瞬く前に人里へ向かう

一人取り残された茜はただただ呆然とするしかなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

茜「とまぁそんな感じです。その後のことは後でお兄さんにでも聞いてください」

霊「成る程ね、まぁ武らしいといえば武らしいわね」

承「そうだな、しかし人里へ向かったのか…………俺たちが妹紅に案内されて人里付近までいた時には妖怪がいる気配がなかった、もう撤退したのか?いやそれ以前に戦いになったのか?それらしい痕跡がなかった…………まぁいいや」

 

承太郎はあれやこれやと推察するが武に聞けばいいやと結論をつけて思考を停止する

 

茜「とりあえず宴会があるのですね、では用意をしないと」

承「そうだったそうだった、それが一番大事だ」

霊「じゃ料理は二人に任せたわ。それ以外はやっておくから」

承「頼むわ」

茜「では早速下準備をやっておきましょう、今やっておかないと間に合わないものもあるので」

 

そう言い承太郎と茜は調理場へと向かう

 

承「材料足りるかなぁ」

茜「つい最近買ったばっかりですよ、流石に行けるでしょう」

承「いけるよね、幽々子くるけど約1週間分の食料あれば足りるよね」

茜「あっ…………い、いえ。流石に足りる…………はず」

 

2日前に一週間分の材料を買ったから買い足す必要はないはずだけど幽々子がもしかしたら全部食べてしまうのでは?と思わず思ってしまう

 

茜「と、とにかく下準備です、あれこれ考える前に手を動かしましょう」

承「だな」

 

と思考を放棄して作業時に没頭する2人であった

 

 

 

 

霊「えーとこの机をこっちに並べて、これをえーーとそうだ、こっちだ」

 

霊夢は一人で机を運び並べる

いつもなら武がいるせいでだいぶ早く終わるが今回はいないため、やや遅めである

 

 

武「ただいまーって宴会でもするのか?」

 

そうこうしてるうちに武が帰ってくる

今回は紅羽ちゃんを連れて帰ってこなかった

 

霊「そうよ、だからさっさと手伝いなさい。話なら手を動かしながら聞くから、紅羽ちゃんは無事だったの?」

武「おう全然問題無かったわ。運が良かったといえばよかったけどな」

霊「運が良かった?」

武「あとちょっとで人里に入られてしまいそうになった時に異変を解決して帰りにたまたま人里を寄ろうとしたレミリアたちが人里を襲おうとしていた妖怪供をボッコボコにしたってだけ」

霊「あいつら…………狙ってやってるのか、そうじゃないのか、分からないわね、あっその机はそっちじゃなくて逆の方において頂戴」

武「あいよー」

 

 

 

 

 

その後も2人で話をしながら凄まじい速さで用意を済ませる

あっという間に全ての用意が終わった

2人はやることがなくなりいつも通りに縁側でグダグダし始める

そこに下ごしらえを終わらせた承太郎たちが帰ってくる

 

承「じゃぁ話してもらいましょうか、人里で何が起きたか」

武「おう、もうほとんど霊夢に言ったことなんだが少ししっかり話をするか」

 

そう言い武は話を始める

 

 

 

 

 

時は遡り数時間前

 

武は猛ダッシュで人里へと着きいつも通り人里へと入ろうとする

しかし入り口にいるのがいつもの門番さんではないことに気がつく

そこにいたのは慧音であった

なぜ慧音先生が此処に?と思いながらもとりあえず近付いて話を聞くことにした武

 

慧「む?武か、どうした今ちょっと忙しいのだが」

武「実はあれがこれでこうで…………」

 

武は事情を話す

 

慧「ふむ、なるほど。通信機というものは便利だな」

武「で実際のところどうなのよ」

慧「今は私の結界でどうにかなっているがヤバい状況なのは間違いないな、ちょっとでも綻べばそこから入られてしまう」

武「マジか」

慧「とりあえず中に入っていいぞ、紅羽にでもあってやれ、あの子はお前の助けを求めているんだ、行ってやれ」

武「おう」

 

そう言い武は急ぎ足で由紀ちゃんの家へと移動する

人里の中は明けない夜のせいで若干騒がしい

武はパニックになりかけてる人とかをすり抜け由紀ちゃんの家に着く

扉をノックして返事があるか待つ

数秒後扉が開く

そこにいたのは由紀ちゃんと紅羽ちゃんだった

 

由「こんな時間…………でもないですね、どうしたんですか。武さん」

武「よかった二人とも無事だったか」

由「?まぁ今のところは…………」

武「よかった、コレで安心できる」

 

武はそういい安堵する

 

紅「………………」

武「どうした?紅羽ちゃん」

紅「…………」

 

紅羽ちゃんは何も言わずに武に抱きつく

武も何も言わずにそっと紅羽ちゃんの頭を撫でる

 

紅「よかった、お兄ちゃん来るときに怪我とかしてない?」

武「ないない、全然問題ない」

紅「そう…………よかった」

 

その後も特に会話をすることもなく2人と別れて自警団のところに行く武

 

悠「そっちの警備はどうだ?」

優「ダメだ、全然足りない。もっと人数を動員してくれ」

悠「いやそうなるとこっち側の手薄になる。それは許可しかねる」

優「だがこのままじゃもし妖怪が来たら……」

 

2人は人里の警備について話をしている

しかし優也が途中で武の存在に気がつくとちょっと来いと手招きする

 

優「武、お前は手伝いに来たっていうことでいいか?」

武「まぁそうなるな」

悠「ならそっちは武君を入れて………………武君一人追加で充分か?」

優「多分いけるだろ。一応能力者だし、使えなくても強いし」

武「まぁほとんど使える機会がない能力なら持ってるな」

悠「じゃそっちは任せた」

 

そう言い悠馬はその場を離れ持ち場に戻る

 

武「んで俺は何すればいいの?」

優「見回りをする妖怪を見たら、連絡してぶっ倒せ」

武「スッゲェシンプル」

優「じゃさっさと持ち場にいこーぜ」

 

その後は人里の見回りをして、気がついたら異変が終わっていた

 

 

 

 

武「んでひと段落ついたから帰ってきた」

承「へぇ俺たちが戦っている間に人里ではそんなことがねぇ」

茜「というか少しは事情を話してください。心配したのですよ」

武「あの時は紅羽ちゃんが助けてっていうから1秒でも早く行きたかったから」

霊「本当あんたって分かりやすいわね、何がとは言わないけど」

武「まぁ否定はせんよ」

 

武は苦笑いをする一応は自覚症状があるようだ

 

承「さてとそれじゃ料理を作り始めるか」

茜「もうそんな時間ですか」

 

茜は時計を見ると実際もうそろそろ宴会が始める時刻である

 

霊「じゃお二人とも頑張って」

承「なーんで異変解決した奴がこんなに働かないといけんのかなぁ」

 

承太郎はそう愚痴をこぼしながら調理場へと向かう

その後特に何が起きたってこともなく着々と人も妖怪も集まり宴会が始まる

 

To be continued ーーーーーーー>




というわけで、次回宴会回です

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第150話 宴会って作る側からすれば大変

どうもジョースターです

fgo でフルボイスのバレンタインイベが楽しすぎる
ガチャ?ピックアップがしっかり仕事しましたよ
モーション変更でベッドを投げる婦長が来ました
まぁうん、嬉しいけど、嬉しいけど…………


ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

武は武だった

 

 

承「宴会が始まって早数時間、まぁよく持った方だと思うよ。でもさ、これだけは言わせて」

茜「どうぞ」

承「なぁんでこうも、いつもの奴らが黙々と料理を作るんだろうね、ほんとどうなってんのあいつらの胃袋」

妖「幽々子様に関しては………………私が記憶にある限りではあれが平常運転なんですよね、恐ろしいことに」

咲「恐ろしい人ですね。ブラックホールか何かかしら?」

 

承太郎、茜、咲夜、妖夢

このいつもの4人組がいつものように調理をものすごい勢いでしていく

これでも全然間に合っていないのである

理由?幽々子と萃香がいるって言えば、ご理解いただけるでしょうか

あの2人が凄まじい勢いで食べては呑んで食べては呑んで片っ端から料理が消えていくのである

 

妖「ところでしれっと全員で来ていましたね、永遠亭の人達

てっきりあんだけ隠していた輝夜姫はいかないのかなと思っていましたが…………」

承「まぁもう隠れる必要性がないらしいから、大手を振ってこういったことが出来るのだろう」

茜「しかし輝夜姫ですか、竹取物語の登場人物に実際に会えるのってなんか、不思議な感覚ですね」

承「そうか?俺はむしろかぐや姫って本当はこんな適当な奴だったのかっていう驚愕だった」

咲「竹取物語?」

 

承太郎と茜の会話で竹取物語という単語に疑問符を浮かべる咲夜

 

承「知らないのか?」

咲「物事ついた時にはお嬢様に仕えていて、教育はそういったことを先輩方に教えてもらったのでそういったものはちょっと………………」

承「そうか、まぁ簡単に言えば。俺が住んでいた国の日本の昔話、あーでも輝夜姫に関しては『竹取物語』というおはなしでな

まぁ、実際にあったのかどうかは分からないし、いや実在してるから本当の話なのか?

まぁそこらへんはどうでもいいや、兎に角昔話」

咲「なるほど」

妖「私も実はあまり見てないのであまり言えませんが、あれってなんか絵本にもなっていますよね」

 

その言葉に相打ちを打つ2人

そしてこの後もその話で盛り上がり着々と料理を仕上げていく

しかし

 

 

 

咲「あっ、これはまずいですね」

承「あっちゃー、恐れていた事態が起きたか。どうしようね」

茜「今から買いに行っても間に合わないでしょうし」

妖「なんか、すいません。うちの胃袋ブラックホールが」

承「いやうんまぁ、しょうがないけど」

 

承太郎達はついに恐れていた事態に直面した

それは

 

承「まさか食料が全部なくなっちゃったかー1週間じゃダメってことか」

茜「恐ろしい、まさかここまでとは」

妖「ごめんなさい、その言葉しか浮かびません」

茜「い、いえ。お気になさらずに、これはえーと、そうだ皆さんがいっぱい食べたからこうなったんです、決して幽々子さん一人の話じゃありません」

咲「それでこれどうします?」

承「まぁ諦めて貰うしかないだろう。とりあえず作れるだけ作ってあとはお酒の力だ。それにみんなある程度はお腹が膨れてるだろう。例外居ると思うけど、とりあえず今出来る最善を尽くそう」

 

その言葉に頷く3人

そして数品料理を作りそれを運び

各々が好きなことをする

ある者は主人のところに戻り

ある者は説教

料理がなくても宴会はなんとか成り立っている

まぁみんな大体酔ってるからね、食べなくても盛り上がる

承太郎は一人で疲れから少し眠っていると輝夜が話しかける

 

輝「ねぇ、承太郎。起きてる?」

承「ん?あぁなんだ輝夜」

輝「寝てたのね。せっかくの宴会なのよ、少しは楽しんだら?」

承「………………それもそうだな、宴会=地獄のような料理地獄という方程式が成り立っていたから、楽しむって言うのを忘れていたな」

輝「へぇ…………それはそうと関係のないことだけど1つ質問いい?」

承「どうぞ」

輝「貴方って好きな人とかいるの?」

 

それを言った瞬間、さっきまで話していた霊夢や魔理沙が承太郎の方を見る

承太郎はその光景に若干の困惑をしつつ答える

 

承「好きな人か………………そういう感情は分からないだよなぁ、昔のトラウマでな。一体どういう感情が好きなのか分からないんだ」

輝「………………ごめん、辛いことを思い出させちゃったみたいね」

承「気にするな、元々俺がやらかしたことなんだ」

 

承太郎はそういい苦笑いをする

 

霊「だからなの…………」

魔「私達は、承太郎のことを知ったつもりだったと思っていたがまだ知らないことがあるんだな」

霊「そうね」

 

そう言い二人は手に持っていた酒の一気に飲む

 

霊「だーーもう!承太郎のせいで変にシリアスになっちゃったじゃない、こうなったら酒よ酒!酔って忘れましょ!」

魔「だな!」

 

こうして若干シリアスになったが、それ以外はいつも通りの騒がしい宴だったとさ

 

To be continued ーーーーーーー>




慣れって怖いよね

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回も楽しみに


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第151話 迷路はとりあえず最初は何も考えず行くものだ

どうもジョースターです

式部玉藻ピックアップで何故かオリオンがすり抜けたジョースターです
ピックアップが仕事したと思った瞬間これだよ
ピックアップ時期は過ぎたはずなんだけどなぁ




前回のあらすじ

 

一週間分の食料が消えた…………だと…………

 

 

一週間の食料が消えた宴会も終わり翌日

二日酔いでもはや死人同然の霊夢以外は普通の日常に戻っていた

承太郎が軽く荷物をまとめて永遠亭に行く準備をする

 

承「食料とか霊夢とか任せていいのか?無理だったら1日伸ばしてもいいって言われてるが」

茜「いえいえ、この程度なら私一人で充分です。ですので何も心配せずに行ってらっしゃいませ」

武「まぁなんかあったら連絡するわ」

承「そうか、ならばお言葉に甘えて行ってくる」

茜「いってらっしゃい」

 

そう言い承太郎は永遠亭へと向かう

 

茜「あっお兄さんは人里へ行って食料買ってきてください、今すぐ。最悪朝食分だけでいいので」

武「あれ?承太郎は食べていたような、お前作ってたよね?」

茜「あれで最後でした」

武「あぁなるほど、まぁ今回は仕方ないか。じゃ行ってくる」

茜「頼みますよ」

 

そう言い武は人里へと向かう

茜は昨日の宴会片付けをする

あと霊夢の介護

*霊夢は宴会で酒を後先考えずガンガン飲んだせいで完全に何もできない木偶の坊になりました

 

霊「頭………………いたい………………み、水………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎

 

承「さてとまたこの竹林攻略しないといけんのか」

ブ「一回見たならいけるでしょ」

承「いや、なんの目印もなく同じような風景だぞ、見たところで迷うに決まってるだろうに」

ブ「まぁ…………うん、言われてみれば無理があるね」

承「さぁてどうしようかな」

 

選べ

1とりあえず進む

2妹紅とエンカウントするのを願う

3奇跡が起きて永遠亭の誰かと会う

あれこれ実質二択では?と疑問に思いながらも、とりあえずどうするべきか考え始める承太郎

 

 

承「…………とりあえず竹林に入らないといけないようだな、入り口であれこれしたところで意味はない」

ブ「まぁそうだね」

承「とりあえずなんかあってもいいように保険をかけておきたいな」

ブ「そう言うと思いまして、いい能力を考えておきました」

承「言え」

ブ「短剣を刺してマーキングしたところに瞬間移動する能力です。

ただし、難点は1つまで。距離も制限があるよ」

承「まぁ詰み防止セーブみたいなもんか、いいだろう。使おうでは無いか」

 

承太郎はそういい短剣を取り出し近くの竹の根元に刺してマーキングする

 

承「ところでこの能力どっかで似たような見た気がするんだよなぁ、具体的には九尾を宿した忍者の親が使っていた気が」

ブ「ん!気のせいだよ」

承「まぁいいや、というかこれ意外と使い方あるから困る、戦いでも使える能力だな」

 

そう言いつつ竹林の奥へと進む承太郎とブラッド

とりあえず何も考えずに進む

無論迷子になった

 

 

 

ブ「いいこと思いついた」

承「どうした?」

 

迷子になり早く数十分唐突にそういい始めたブラッド

そして承太郎が尋ねるがスルーする

 

ブ「助けてもこたーーーーん!」

妹「誰がもこたんだ!」

ブ「ぶべらっ!」

 

ブラッドが大きな声でそう叫ぶと、凄まじい勢いで飛び蹴りをブラッドの顔面にしながら妹紅が来た

いつもの状態に加え鳥の羽のような炎が背中から生えているあたり全速力で来たのであろう

 

妹「で?何の用だ?」

承「かくかくしかじか」

 

承太郎は現状を説明する

妹紅は溜息を吐きながらも聞いていた

 

妹「成る程ね、じゃ案内してやるか、ついて来い」

承「感謝する」

 

妹紅について行く承太郎

ブラッドは戻りました

 

妹「輝夜のやろー客人が来るならお迎えとか用意しとけよ。気が回らねぇな、いや、あの永琳がいるからそんなミスはしないか、あーでもあいつなら意図的にしたかもしれないな」

承「だとしたら性格悪いな」

妹「多分、私が案内する前提で考えやがったな永琳め」

承「まぁ確実に連れてこれるから、任せたってことではないかな」

 

妹紅はうーーんと唸りながらも、まぁそうだなと言う

その後特に何に起こらずに数十分後無事到着しました

 

 

 

 

 

妹「到着だ」

承「ほんとここ移動が大変だよね」

妹「まぁ慣れればそんなにだぞ、さて、私もここまで来たなら、あれでもやるか」

承「?よくわからないが頑張れ?」

 

二人は談笑しながら永遠亭の戸を叩く

 

永「いらっしゃい、待っていたわ」

 

ガラガラと扉を開き永琳が出てきて二人を見てニコリと笑う

入りなさいと言葉を続ける

 

妹「ったく、道案内とか私にやらせるなよ」

永「ごめんなさいね、思いっきり忘れたいたわ。いや承太郎君ならいけるでしょって思ったけど、よくよく考えれば能力もヘッタクレも通じないレベルの迷宮なのを忘れていたわ」

承「あれほんとに三次元で収まってる?4次元とかいってないよね?」

永「さぁ?どうなんでしょうね」

 

3人は廊下を歩きながら会話をする

途中で妹紅は輝夜に喧嘩売ってくるといい輝夜の部屋へと向かう

承太郎と永琳は少し軽い談笑しながら、応接間みたいな部屋へと入る

中には鈴仙がお菓子とかの用意をしていた

2人は机を挟んで向かい合うように座り

永琳の背後に鈴仙が立つような形で話を始める

 

永「えーとそれじゃ改めまして、一週間よろしくね、承太郎君」

承「こっちこそ短い間だが世話になる」

永「えーと部屋については鈴仙後で案内してあげなさい」

鈴「分かりました師匠」

承「そういや、輝夜とかてゐは?」

永「てゐは知らないけど、姫様ならおそらく今頃外で妹紅と殺し合ってるでしょう」

承「えっそれ大丈夫なのか?」

 

承太郎は殺し合いという単語にツッコミを入れる

しかし永琳は眉ひとつ変えずに答える

 

永「あの2人は不死身だから、ああいう刺激がないとやってられないらしいわ」

承「お前も不死身じゃなかったか?」

永「そうよ、私は………………研究とかで刺激を得てるわ。新しいものを作った時はいい刺激になるのよね」

鈴「だいたいロクでもないものを作るけど、私を実験台にするけど」

 

鈴仙はそう小さな声で呟く

その直後、普通では目に追えないほどの速さで気絶させる永琳

 

永「研究には犠牲はつきものよ」

承「おっおう」

永「あっそうそう、ちょっと後でいいから。あなたの体見せてもらえないかしら?安心して解剖とかはしないと思うから」

承「まぁいいけど何故だ?」

永「色々と気になることがあるから、まぁスタンド能力とかあの身体能力とか、そういう系よ」

承「そういうことね」

 

合点する承太郎

 

永「とりあえず少し休んだらどうかしら?流石に歩きっぱなしは疲れたでしょう」

承「そうだなそうするか」

 

 

こうして永遠亭の生活が始まった

 

 

 

 

 




まぁそんなこんなで始まります、永遠亭での生活
承太郎がロクでもない目にあう未来が見える見える


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第152話 優しい時間

どうもジョースターです


fgo でまさかCCC復刻するとは、リップが当たりました
メルトもキアラもいるから新鯖が出ない限りは限定キャラはコンプしてるから安心だ

今回は武回です


前回のあらすじ

 

酒は飲んでも飲まれるな

 

 

一方武

 

武「えーと、次の〜〜食材は、っと野菜だから八百屋へゴー」

 

武はそういい八百屋へと向かう

一週間の食材といっても基本的には保存が効くものだけであとは調味料とかだけである

肉や魚、痛みやすい野菜などは使うときに買うという感じである

その結果一週間分の食料でも意外とかさばらずに済むのである

まぁ今回の場合は今日の朝食昼食分を含むため肉なども購入している

 

八百屋「へいらっしゃい、にいちゃん。なんにしやす?」

 

八百屋の店主のおっちゃんはそういい武に声をかける

武はメモを確認しながら話す

 

武「えーとってほとんど乾燥させてる系統だな、

えーと……」

 

武はメモに書いてあるものを読み上げる

店主はそれを素早く取りお会計をする

その動きはまさに熟練者であることを証明している

 

武「お金は…………ちょうどで」

 

武はそういいお金を渡す

店主はそれを確認して受け取る

 

八百屋「まいどあり!」

武「ありがとうございました」

 

そう言い武は店をでる

一通り買い終わり武は帰る為に出口へと向かう

途中紅羽ちゃんに会うことも考えたが、昨日あったばかりだし会いすぎるのもアレだと思いそのまま真っ直ぐに帰宅する

はずなのだが

 

紅「お兄ちゃん?」

武「ん?紅羽ちゃん、おはよう」

紅「おはよう…………お兄ちゃん」

 

偶然、朝散歩が日課の紅羽ちゃんにばったり会う

 

武「何か用事?」

紅「ううん、日課の、散歩」

武「へぇ、そっかえらいね」

 

そういい頭を撫でる

紅羽ちゃんは恥ずかしそうに頬を赤く染める

 

紅「お兄ちゃんは………………お買い物?」

武「そうだ、昨日宴会があって。食料が全部なくなったから、とりあえず日持ちするものと今日の食べる分を買ってきた」

紅「ってことは…………今帰り?」

武「だね」

紅「久しぶりに神社行っていい?」

武「もちろん歓迎だけど、いいの?

ほらお父さんとかお母さんとか由紀ちゃんとかに言わないと」

紅「あっ」

 

そうだったといわんばかりの表情をする紅羽ちゃん

 

紅「一緒に家まで来て………………くれない?」

武「もちろんいいよ」

 

そう言い2人は家へと向かう

しれっと手を繋いでいる、もうさっさ付き合ってしまえ

 

 

 

 

 

 

 

紅「じゃちょっと待っててね」

 

そう言い自宅に着くなりそう言い残し中へと入る

数分後、由紀ちゃんを連れて出てくる

 

武「おはよう、由紀ちゃん」

由「おはようございます。武先生」

武「由紀ちゃんも来るのかい?」

由「はい、ところで承太郎さんは」

武「あぁ、あいつなら異変解決の事後処理とか起こした首謀者は危険じゃないか確認するために迷いの竹林に行ってる」

由「そうですか」

 

少ししょんぼりする由紀ちゃん

表情に結構出るタイプだから分かりやすい

 

武「会いたかったの?」

由「い、いえ!決してそんな………………えーと、そう、アレ、アレです!あのえーとご、護身術を学びたくて」

武「それなら茜の方が上手いぞ」

由「そうなんですか」

武「あいつは“一応"は攻めるタイプじゃなくてカウンタータイプだし」

 

まぁ誰がどう見てもガンガン殴りにいっているけど

相手の力を利用する合気道の使い手のはずなのに何故か普通に瞬獄殺とかできるあたりバケモンだと思う

武は内心そう思いつつも言葉にはせずに心の中に留めた

 

武「とりあえず、行こっか」

紅「うん、行こお姉ちゃん、お兄ちゃん」

 

そう言い2人に手を差し出す紅羽ちゃん2人はそっと手を握り3人並んで歩く

側から見れば、兄姉妹が仲良く笑っている光景

しかし実際は誰も血は繋がってはいない、他人

だが、それでもまるで家族のような温かさである

そのまま人里から離れ博麗神社へと向かう

 

 

 

 

武「ただいまー」

 

神社に帰ると昨日の宴会の片付けを終え縁側でお茶を飲みくつろいでいる茜がいた

 

茜「おかえりなさい………………って、由紀ちゃんに紅羽ちゃん!?」

由「お邪魔します」

茜「お兄さん説明おねがいしますね」

 

武はこうなった経緯を話す

 

 

 

茜「なるほど、そういうわけでしたらもちろんここで遊んでいいですよ。ただその前に朝食を食べましょう、というかそのために人里へ行かせたのです」

武「そういえばそうだったな」

茜「では、早速調理してくるのでお兄さんは2人と遊んでもらって結構ですよ」

 

そう言い武から食材を貰って調理場へと向かう茜

残された3人は最近あった出来事を話す

主に紅羽ちゃんについて

養子になってから生活はどうか、学校は楽しめてるかなどそんな感じだった

 

 

 

茜「出来ましたよ」

武「おう、ありがとう、2人はもう流石に食べてるか」

 

頷く二人

 

武「だよね」

茜「まぁ当然ですよね、時間が時間なので」

 

時刻は10時

朝ご飯としてはかなり遅い時刻である

 

武「まぁいいや、とりあえず座って」

 

そう言い机を挟んで向かい合うように座っている武と茜の隣に茜の方に由紀ちゃん、武の方に紅羽ちゃんが座る

 

武「そういや霊夢は?」

茜「声はかけたのですが、今は無理らしいです」

武「まぁあんだけ飲めばなぁ、まぁいいや、ではでは気を取り直して手を合わせていただきます」

 

その掛け声共に3人ともいただきますという

なぜか食べない2人も

朝食は味噌汁にご飯、漬物、そして卵焼きと豚の生姜焼き

紅羽ちゃんは武の卵焼きを食べたそうにみている

 

武「紅羽ちゃん、卵焼き一個食べる?」

紅「!いいの?」

 

頷く武

 

武「はいあーん」

 

そう言い箸で卵焼きを摘み紅羽ちゃんの口まで運び

 

紅「あーん」

 

紅羽ちゃんはそれをパクリと食べる

 

紅「美味しい」

茜「それは良かったです、由紀ちゃんも食べます?」

由「いいのですか!?」

茜「もちろんです、はい、どうぞ」

 

そう言い茜は自分の分の卵焼きを1つ取り差し出す由紀ちゃんは少し遠慮していたが、茜がにっこりと笑い遠慮しなくていいですよというと卵焼きを食べる

 

由「美味しい、です」

茜「よかったです、承太郎さんに教わった甲斐がありました」

武「やっぱあいつが教えたのね、どうりで味が似てるわけだ」

由「承太郎さんってほんとなんでもできますよね」

武「まぁ、そうだな」

 

その後食べ終わり、ゲームをしたり、話をしたりと平和な時間が過ぎたとさ

 

 

夕方

 

武「そろそろ時間だね」

茜「そうですね、お兄さん送ってあげなさい」

武「もちろん」

紅「もっといたい…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは武にしがみつく

 

武「ダメだよ、今日はここまで、いつでも来ていいから、ね?」

紅「うん、わかった」

武「いい子だ」

 

そう言い紅羽ちゃんの頭をわしゃわしゃと撫でる武

そして紅羽ちゃんと由紀ちゃんを見て

 

武「二人とも楽しかった?」

 

2人は笑顔で頷く

 

武「それじゃ帰ろっか、いつでも来ていいからね。連絡さえやってくれれば、迎えに行くから」

紅「わかった、ありがとうお兄ちゃん」

 

こうして、1日が過ぎていった

なお余談だが、この後紅羽ちゃんは結構な頻度で来るようになりました

というかほぼほぼ毎日

 

武「紅羽ちゃん、流石に限度というものが…………」

紅「?」

武「…………えーとなんというかその…………えーと」

 

必死の説得?みたいなもので来る頻度は少し少なくなった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




最近武メインの話が大体超ほのぼのなんだけど、いっときシリアスばっかりだったせいかのかな

あっ次からは承太郎に戻ります

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第153話 幸福とは

どうもジョースターです

fgo CCCクリアしました

ラスボス戦はメルトが大暴れして最初から最後まで最前線で戦い体力の3分の2を一人で飛ばし、しっかりトドメを刺すという暴れっぷりにより倒せました
やっぱメルトは強い


ではどうぞーー



前回のあらすじ

 

やっぱもうくっついてしまえ

 

 

承「んで、永琳にこの部屋で待っておけと言われたわけですがどうするんだろうかね、体を調べると言ってはいたが」

ブ「さぁ?解体でもするのでは?」

承「死ねと?」

ブ「あの人なら傷跡1つ残らずに治せるでしょ」

 

少し休憩してから、あとでここに来るようにと呼ばれその部屋で待つこと数分

部屋の中は手術台みたいなものが置かれている、なんでそんなもんあるんだよと言いたいが、深く考えてしまったらダメだと思い考えるのをやめる承太郎

 

永「おまたせしたわね、じゃ早速やりましょうか」

承「上の服とか脱いでおくか?」

永「あ〜〜うん、そうね。脱いでもらおうかしら」

承「了解」

 

承太郎はそういい上着を脱ぐ

永琳はその体を見るなり、唖然とした表情で話す

 

永「あなた本当に人間?」

承「一応」

永「………………そう、違和感があったのはこれのせいね、とりあえずそこに横になっていて」

 

そう言い永琳は手術台の方を指差す

承太郎はそれを了承し横になる

 

永「とりあえず、寝ときなさい」

承「解剖とかする?」

永「して欲しいならするけど」

承「無しでお願いしまーす」

永「そう、そっちの方が楽といえば楽なんだけど………………まぁいいわ、力抜きなさい」

 

 

そう言い永琳は身体を軽く触り、じっと承太郎の身体を良く見る

1分も経たずに検査が終わった

 

永「もういいわ、服を着ていいわよ」

承「早いな」

永「身体を観るだけなのだから、そんなに時間はかからないわ」

 

承太郎は服を着て結果を聞く

 

永「正直に言うわ、あなたの身体はもうボロボロよ。いえ、少し言い方を変えましょうか、とっくの昔にボロボロになっていたと言った方がいいわね」

承「というと」

永「今でも動けるのはおそらく能力、もしくは別の何かによるもの、常人だったらもうそんな人間離れした身体能力、耐えられる筈がないわ。

………………まぁ現状何故か問題なく動けるからあまり言えないけど、無茶は厳禁ね」

承「わかった」

永「次に質問よ。なんで貴方の臓器の大半はまったく違う別人の臓器なの?なんなら脊髄もいくつか違うわ。というかあの腹部の傷は何があったの?傷的に10年は昔だけど」

 

そう言い承太郎の腹部を指差す

承太郎は腹部を押さえながら語る

 

承「これは………………幼馴染が俺を助けるために自分の臓器を全部俺に移植させたんだ」

永「移植?外の世界は子供でもそんな技術があるの?」

承「いや、そんな技術はない。あの子は俺と似たような能力があってなそれが『移す』能力なんだ。

俺はちょっと色々あって腹に大穴が開いてな、それを助けるために自らの臓器を全部俺に渡したんだ」

永「かなり強引ね、拒絶反応が出ないのが不思議なぐらい。その子の執念か何かかしらね、意地でも貴方を生かしたかったのでしょう。

本当に無茶苦茶なくっつけ方をしたのになぜか正常に機能してる、一体どういう仕組みか興味があるわ、やっぱ解剖していい?」

 

永琳はやっぱお使い頼んで良い?って言うぐらいの軽さで承太郎に頼む

承太郎は即座に笑顔で

 

承「うん、絶対やだ」

永「いいじゃない、ちょっとぐらい。ちょっと調べるだけだから、傷跡も残さないし、後遺症も残らないようにするから」

承「自分の身体が解剖されるとか、想像しただけでやりたくない」

永「………………まぁ、しょうがないわね」

承「んで、これで終わりか?」

永「最後に質問よ。一体何をやったらこんな人間とは思えない身体能力になるわけ?」

 

承太郎は少し考える

 

承「幼い頃にトチ狂ったように修行して師匠と戦っていた、それだけ」

永「なるほどそういうことね」

承「以上か?」

永「ええそうね。悪かったわね、私用に付き合わせてもう戻って良いわよ、私はとりあえずやることあるから、自分の部屋で何かするなり、鈴仙を弄るなり、姫様とお話しするなりご自由に」

 

承太郎はそうかと言い部屋を出る

永琳は一人部屋に残り、検査結果を紙に書きまとめる

 

永「本当、恐ろしい子ね。私はアレを人間と言い張るには少し抵抗があるわね。アレはもう人間じゃない、人間を超えてしまったなにかよ」

 

永琳以外誰もいない部屋で一人呟く

しかしその言葉を言った後の首を横に振る

 

永「いや、それは彼に対しての侮辱ね。こういった方がいいわね、人間であるはずなのに人間としての限界点を超えてしまっていると

おそらく極限まで自分を追い詰める修行をして圧倒的格上と戦い続けたのでしょう」

ブ「そうそう、いつ死んでもおかしくないような日々だったよ。お師匠様からは止められていたのにそれでも隠れてやり続けていたんだよねぇ承太郎」

永「ッ!?……………………いたのね、ブラッド君」

ブ「うんいたよ最初から」

 

全く気が付かなかったと永琳は言う

ブラッドはそれに対して影が薄いと思いションボリする

 

ブ「まぁ正直あの修行は今思い出しただけでも、正気の沙汰ではないね。分かりやすく言うなら毎回毎回自殺未遂してたようなものだからね」

永「………………それはもはや………………いえ、私があれこれ言うのもあれね」

ブ「まぁ今ああして生きてるわけだし結果論だけど問題ないよ」

永「……………ところであなたはいつまでその道化を演じるつもり?」

 

それを聞いた瞬間ブラッドから笑みが消え声のトーンもいつもよりも低くなる

 

ブ「あぁやっぱバレるよね」

永「そうね、やっぱりバレたわね」

ブ「まぁ別に隠す気なんてないし、別にバレても良いんだけど」

永「それであなたの目的は何なの?」

ブ「当然、我が主人でもある空条承太郎の幸福。もちろんその幸せは人並みの幸せ。

人並みに生きて人並みに笑い人並みに泣き人並みに恋をして人並みな人生を送って欲しい

でも承太郎は誰かのために己を犠牲にしてまで助けようとする。

それは良いことなんだ、素晴らしいことだ、でもいくらなんでも」

ブ「いくらなんでも己を優先順位に異常な程低いのはダメでしょ、ある意味承太郎は死に急いでる。だれか救うために最悪自分は死んでもいいやっていう思考が少しあるんだ」

永「だいぶ自己犠牲が激しい思考ね。だから自傷にも躊躇がないのね」

 

ブラッドはその言葉にその通りと言う

 

ブ「まぁそれをやめろとは言えない。でも、彼には生きて欲しい。だから僕はそれを両立するためなら幾らでもやろう、なんでもやろう。それがどれだけ馬鹿なことでも、卑怯なことでも僕は喜んでやろう」

永「貴方も大概ね」

ブ「よく言われるよ」

 

そう言いブラッドはケタケタと笑う

永琳はそれにつられて笑ってしまう

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

承「いや、あの………………ここ………………」

 

承太郎の部屋の中2人の少女が暴れていた

 

妹「死ね!ニートが!」

輝「そっちが死ね!」

 

そう言い炎と彩りの光球が飛び交う

さっきも言ったが部屋の中でである

ベッドはもちろんさまざまなものが壊れている

というか壁もいくつか穴が空いている

みるも無残な大惨事である

 

 

承「テメェら、いい加減にしろ!」

 

そう言い承太郎も堪忍袋の緒が切れ、二人に襲いかかる

その後二人の少女の悲鳴が上がった

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




ブラッドは何気に一番美味しいポジションといえばポジションなのである

まぁオチ要員としてよく使いますが
ブラッドだししょうがないね


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第154話 いたずらって思わぬ形で自分に返ってくる

どうもジョースターです

いつのまにかこの作品も3周年を過ぎていた若干の驚きよく続いてるものです

改めて見てくださっている皆様に感謝を

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

とうとう人外扱いされた承太郎

 

 

承「んで言い訳のほどは?」

妹「えーと、出会ったから恒例の殺し合いでつい……………」

輝「これは事故よ。事故」

 

承太郎の部屋、部屋はさっきの戦いのせいでめちゃくちゃなことになっている

二人は承太郎にボコボコにされ正座させられていた

2人を容赦がないほどにブチのめし正座させる鬼の所業

承太郎曰く不死身だから容赦なくやれたとのこと

 

妹「そうだな、うんアレは事故だ」

承「OK、貴様ら歯ぁ食いしばれ」

輝「えっ待ってこれ以上は」

 

有無も言わさずスタプラで額にデコピンをする

その火力はデコピンの域を超えて2人仲良く気絶するレベル

 

承「永琳に突き出すかぁ」

永「その必要はないわよ」

承「……………しれっと背後に回らないでもらいます?」

 

そう言い承太郎のいつの間にか背後にいた永琳

振り向くと永琳はやってやったぜとニヤニヤと笑っていた

 

永「こういうのやってみたかったのよね」

承「俺的にはそれ外でよくやられたことあるから、若干トラウマなんだよね」

永「へぇ」

 

そう言いながら2人をヒョイと眉ひとつ動かさずに担ぐ永琳

あっさり持ち上げているあたり永琳の筋力は凄いものだと思う

 

永「屋外でやれってあれほど言ったのに、特に姫様には念入りに言わないといけないようね、というわけで2人は私に任せなさい」

承「そうか、じゃ俺は部屋の修復しておくか」

永「あら、助かるわ。それじゃごゆっくりどうぞ」

 

そう言い部屋を出る永琳

承太郎は10分かけて部屋を元に戻した

 

承「ようやく終わった」

ブ「おつかれー」

承「終わった後に出てくるなよ貴様」

ブ「いやぁ僕が出たところで邪魔になるから」

 

承太郎はブラッドの筋力のなさを思い出す

 

承「あぁうんそうだな」

ブ「んでこの後どうするの?」

承「何も決めておりません」

ブ「えぇ………………まぁそうなるよね、うん」

承「本でも読むでおくか」

ブ「本を読むことがあるんだ」

 

承太郎は亀から適当に本を取り出しベッドに座り読み始める

 

承「当たり前だ。本は色々と知識が身につくから読むようにしてる」

ブ「だったねぇ、師匠もちょくちょく読んでだね、本」

承「というかゲームが出来なかったら、あの山だったら修行以外何もないから」

ブ「それもそうだね」

 

そう言いいつもみたいにケラケラと笑うのではなく子供みたいに無邪気な笑顔を浮かべるブラッド

 

ブ「いやぁ、久しぶりじゃないかな。こんな穏やかなのは」

承「………………それもそうだな。いつもなんやかんやあって仕事したり何か面倒ごとに巻き込まれたりしてるからな。こうゆっくりと自分1人だけで好きなことをするのは久しぶりだな」

ブ「そうでしょ」

承「そうだな。というわけでお前戻ってろ」

ブ「はいはーい」

 

そう言いいつもなら拒否をするところだが今日はすんなり戻っていった

それに少し驚きつつも本に目を戻す承太郎

 

 

数時間後

 

 

鈴「承太郎さーんーお昼の時間ですよーー」

 

数回ノックをして部屋に入り要件を伝える鈴仙

 

承「えっもうそんな時間?」

 

時計を確認する

時刻は12時半もうお昼時だ

本を読み始めたのが10時あたりである

 

鈴「とりあえずついて来てください」

承「あぁ、わかった」

 

承太郎は立ち上がり鈴仙の後ろを追う

 

鈴「えーとあのその前はすいませんでした」

承「何が?」

鈴「ほらあれですよ。貴方の優しさを利用して暴走させちゃって」

承「いや、逆に感謝する。お陰で自分と向き合えた」

鈴「へ?」

 

首を傾げる鈴仙

 

承「いや、なんでもない。気にするな」

鈴「そうですか…………あっここです」

承「おう、そうか」

 

そう言い鈴仙に連れられ大きな和室へと連れて来られる

部屋の真ん中に長い机がありそこに色々な料理が置かれている

 

永「さぁ、座りなさい」

承「おう、というか料理するなら呼べば手伝ったのだが」

永「あなたはお客様。そんな手を煩わせるわけにはいかないわ」

承「そんな扱いしなくてもいいのだが………………まぁ善意には甘えさせてもらおう」

輝「早く食べましょ」

鈴「はいはい、もうちょっと待ってくださいね、姫さま」

 

そう言い鈴仙は料理を運ぶ

料理はあらかじめ分けられており、取り合いになることはないタイプのやつである

 

てゐ「これをこーして………………」

 

そう言いながら料理にタバスコを大量投入しニヤリと口を歪める、その面は完全に悪人面

 

鈴「はい、これで全部えーと私の席は…………」

てゐ「そこだよ」

 

そう言いタバスコを大量に入れた料理が置かれている席を指差す

鈴仙はそこに座り永琳がいただきますといいそのあと全員が同じ言葉を言い食べ始める

鈴仙は何も知らずに目の前の劇物を食べる

てゐは鈴仙の悲鳴が上がるのを今か今かとニヤニヤして待っている

 

鈴「?てゐ。何?そんなに私の方を見てニヤニヤしてなんかついてる?」

てゐ「えっ、あっいや何も?」

鈴「変なの」

てゐ(あっれー?おかしいなぁ、なんでなんだろうかね?確かに入れたはずなんだけどなぁ…………)

 

そう言い自分の料理を口にするてゐ

瞬間、舌を焼くようやく痛みに近い刺激がてゐを襲う

 

てゐ「かっラァアアアアアアアアアアアア!‼︎⁉︎」

 

なんで、どうして、なぜと悶えながらてゐは考える

すり替えれえた?どうやって?誰が?何のために?

目を離してはいないはず、それなのに自分のと鈴仙のが入れ替わっている

不可能だ、どうやったって不可能だ

 

承「異変の騙したからね、因果応報だね」

ブ「うっわ、こいつ時止めしてまで入れ替えるとか鬼かよ」

承「何時間も歩かされた恨み思い知れ」

 

*こんなこと言ってますが一応主人公です

 

その後、もともといたずらしようとしたてゐは永琳に叱られたとさ

 

てゐ「こんなはずじゃぁ………………」

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




タバスコを大量的に入れるってアニメとかでよく見るけど実際やられたらどうなるのでしょうか、考えたくもやられたくもありませんが


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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第155話 お賽銭が欲しい

どうもジョースターです

ホワイトデーイベント始まりましたね
クンフーリンオルタ欲しいです

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

因果応報

 

 

場所は変わり博麗神社

 

霊「私、思ったことがあるの、聞いてくれる?」

 

そう言いいつもとは違い真剣な表情を浮かべる霊夢

それを真面目に聞く茜と全く興味がない武

 

茜「どうぞ」

武「なんか面倒な予感するんでパス」

霊「ん?」

武「はい、聞いちゃうぞーなんでも聞いちゃうぞー」

 

霊夢の凄まじい圧力に屈して霊夢の方を向いて話す武

 

武「んで話ってのはなんだ?」

霊「実は…………」

 

そう言い少し躊躇うがすぐに言葉を続ける霊夢

 

 

 

霊「ここの神社全然参拝客来てなくない?」

 

 

武「あっ(察し)」

茜「あっ(察し)」

 

やっぱ血は繋がっているだけはあり2人仲良く全く同じことを同じタイミングで全てを察してしまった

 

霊「いつも承太郎が稼いでくれてるから気がつかないけど、正直参拝客ほとんど見たことないわよ、賽銭箱毎日基本空っぽよ!?おかしくない?」

武「ま、ほら、あれだ場所が悪いからしょうがないじゃないか?」

 

人里から大体歩いて1時間はかかる距離、下手したら妖怪に襲われる、最後の最後でクッソ長い階段を歩かされる

これだけの悪条件がつけば無理もないと言えば無理もない

それにたどり着いた場所はご利益不明、妖怪達がよく遊びに来るというある意味修羅の国かなんかのような場所へわざわざ行く必要性はない

 

霊「まぁそれもあるけどねぇ…………だからといっていくらなんでもこれはマズイでしょ、これは」

茜「そうですね、ではどうすれば良くなるでしょうか」

 

黙る一同

数分後ようやく霊夢が口を開く

 

霊「えーと、ほら、道を整備するとか?」

茜「妖怪に対してはどう対処を?」

霊「えーとそれは…………わ、私が退治すれば…………」

茜「正直無理ですよね?」

霊「はい」

 

参拝客が別の場所で同時に襲われたりなんかしたら妖怪を退治できかつすぐに移動ができるのは霊夢だけ、これでは無理がある

 

霊「うーん、これかなり無理があるのでは?」

武「無理だな」

霊「どうにかして打開できないかしら」

 

しかしどんなに考えても出ない

というより現状どうすることも出来ない課題が多すぎるのである

 

霊「一体どうすれば…………あれところで萃香は?」

茜「そういえば最近見てませんね」

武「あぁ萃香ちゃんなら、故郷へ帰るだそうだ」

霊「へぇそうなの」

茜「まぁあの人は自由な人ですから、本当にフラッと帰ってくればいつの間にかいないのですから、本当に自由な人ですね」

 

ある時は夕食だけを食べに帰ったり、朝起きたらいないなんてよくあることである

まさしく悠々自適な生活をしてる

 

霊「あの酔いどれ鬼め………………まぁいいわ、それよりもどうするかよ」

武「案1、もうこないものだと割り切れ

案2、人里からここへの道の舗装、道中の安全性の確保という大掛かりすぎることをする

案3、人里で神社の広告をする」

霊「………………どれも無理ね」

茜「では、どうしようもありません強制で案1になりますね」

霊「やっぱり立地条件が悪いのよ、うんそうね間違いなくそのせいよ」

 

そう言いゴロンと寝転がる霊夢

 

紫「あらあら、そんなにここがご不満かしら?」

 

寝転がった霊夢の真上に隙間が開き紫が飛び出す

 

霊「うっわ急になんの脈絡もなく来やがったよこの隙間妖怪」

紫「私は何処にでもいるから、そこらへんよろしくね」

武「どうしたんだ?紫さんよ」

紫「いや、ちょっと霊夢に話があってね」

霊「何よ、つまらない内容だったら寝るわ」

紫「えぇどうぞ。えーと内容はと言うとあなた新しい力欲しくない?」

霊「は?」

 

そう言い紫は扇子を開き口元を隠す

霊夢は呆気にとられている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎

 

承「さてとやることがないな」

ブ「永琳のお手伝いでもしにいく?」

 

承太郎は昼食を食べ終わり自分の部屋に戻り、本も読み終わってしまいやることがなってしまった

 

承「いや流石にそれは」

永「ちょうどいいわ、外の知識を教えなさい」

承「どっから出てきた、月の頭脳」

 

当然のように音もなく承太郎の背後に回り話す永琳

忍者とかそういうのになったら間違いなく、優秀な忍びになれただろう

 

永「もともとあなたを呼ぶ予定だったからちょうどいいわ、さぁ色々情報を吐きなさい」

 

そう言い引きずるように承太郎を運ぶ永琳

 

ブ「うっわ、探求精神が強すぎるとこうなるんだ」

 

 

 

 

 

医療室

 

永「というわけで、はい、情報を知ってる限り吐きなさい。

おそらく私の推測だと、まだ万能細胞とかの実用化は出来てないのでは?」

 

そう言い永琳はいつでもメモが出来るように紙とペンを用意して話をする

 

承「あぁーえーと、実用化は………………されてたかな?いや、まだされてない、今のところは」

永「へぇ、その感じだと。実用とは言えないけどもう大体出来つつあるって感じね」

 

そう言いながらサラサラとメモに書く

 

永「次に…………えーと…………」

 

 

数十分後

 

 

永「まぁこんなものね。ありがとう、しかしやっぱり月に比べてだいぶ遅れてるわね…………いや、それでも予想よりは少し速いみたいだけど、それにしてもだいぶ詳しいわね、薬学とか嗜んでいたの?」

承「いや、ただ外の世界の元同業者が毒と暗器の使い手でな。色々教えてもらった」

永「へぇ…………毒に暗器ね…………まぁ確かに毒は使い方によっては薬となるから、必然的に詳しくなるわね。

同業者っていうあたり色々ツッコミ所あるけどまぁそれは置いておきましょう」

 

承太郎から得た情報をメモにまとめていく永琳

 

承「まぁ、国が表沙汰で出来ないようなことをする汚れ仕事みたいな感じかな。殺しは基本しないけど、というかしたことない」

 

その仕事ではと付け足す承太郎

 

永「へぇ、汚れ仕事ね」

承「そうとも言うな」

永「………………まぁいいわ、とりあえずお疲れ様、休んできていいわよ」

承「そうか」

 

じゃお言葉に甘えてと言い席を立つ承太郎

そのまま部屋を出て自分の部屋に戻る

 

 

 

承「さてと、どうするか」

ブ「どうしようね」

 

部屋へと戻る廊下にて部屋に戻った時になにをするかと考える

あれもいいなこれもいいなとあれこれ考えながら部屋へと戻った行く

 

部屋の前まで着き扉を開けようと襖に手をかける

 

バッチィイイン!

 

 

承「いっでぇえええええ!」

 

考えことをしていたせいかろくになにも確認せずに襖を開けようとしたがためにネズミ取りみたいなもので指を挟まれる承太郎

痛めた指を振り回し痛みを忘れようとする

そして犯人は誰かと考える

いや、考えるまでもない。

あいつだアイツしかいない、こんないたずらをするのはここではあのう詐欺師ぐらいしかいない

 

承「てゐ貴様アァアアアアア!」

てゐ「昼の仕返しだ、ザマアミロ!」

 

そう言い全力ダッシュで逃げるてゐ

追いかけようとするも何か別の罠を貼ってそうなので迂闊に行けない承太郎

借りを返すのは今ではなく後の方がいいと考え、とりあえず部屋に入る

 

鈴「あっ承太郎さん。待ってましたよ」

承「何の用だ?」

鈴「いやぁ、特にはないのですけど外の世界ってどうなってるのか知りたくて…………」

 

部屋の中にはベットに座っている鈴仙がいた

なぜか居るという状況に少し戸惑いながらも要件を聞く

 

承「まぁそれぐらいなら教えよう」

 

外の世界について話を始めた

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




承太郎の仕事についてはまぁ超大雑把に書いたのでいつかしっかりそれについては書くつもりです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回のお楽しみにーーーー


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第156話 もういい加減付き合っちまえ

どうもジョースターです

グラブルでようやく念願の水着ゾーイが手に入りました
これで背水ゴリラが出来る

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

立地条件って重要

 

 

鈴「まず承太郎さんって外では何をしていたのですか?あぁ、一応外については軽く教えてもらったのでそういった気遣いは大丈夫です」

承「そうか、外では俺は学生だった」

鈴「えっ?あの、えっ?承太郎さんって成人してないのですか?」

承「俺一応17歳だ」

鈴「その外見で?」

承「この外見で」

鈴「なんか…………ごめんなさい」

承「もう慣れた」

 

鈴仙は申し訳なさそうに承太郎を見る

 

承「もっと酷い事を言われたことあるから」

鈴「どのように?」

承「武のアホに初対面、教室でいきなり『先輩、教室間違えてますよ』って言われたことある」

鈴「うわぁ…………」

 

他にも茜とたまたま居合わせてそのまま一緒に帰っている時に警察に職質されたりなどその他諸々

 

承「まぁその話は置いていて、外では高校って言う場所で勉強していたな」

鈴「そうですか、あとほかに何かしていましたか?」

承「あとは………………えーと……………高校入学して少し後でやめたけどちょっとした仕事だな」

鈴「それは永琳様と話していたやつですか?」

承「聞いていたのか?」

鈴「外から聞こえたもので…………ごめんなさい」

 

そう言いぺこりとお辞儀をする鈴仙

承太郎は大丈夫だ、気にしなくていいといい話を続ける

 

鈴「それでその具体的には…………」

承「具体的と言ってもなぁ。これすごい説明が難しいなぁ

国を守るために表では出来ないことを裏でするっていう感じかな」

鈴「なんでそんな仕事を」

承「師匠が昔やっていてね、師匠がもう出来ない状態になって俺がその後継者としてやらないかと言われたから」

鈴「それでやったと?」

 

そうだなと言う承太郎

鈴仙は少し考える

 

鈴「その時師匠は止めなかったのですか?」

承「止められた、全力で反対された。『君は僕の代わりにならなくていい、ただ誰もが享受できる幸せな日常を過ごしてほしいんだ。だから僕は承太郎を僕と同じ道に立たせたくない』って言われた」

鈴「それでもやったのですか?」

承「あぁ、師匠には申し訳ないことをした」

 

そう言い少し表情が暗くなる

 

鈴「そ、それで話が変わるのですが外では友好関係とかはどうなんですか?」

承「ん?あぁそこそこかな。武と茜を除いても、仕事仲間と上司とも仲が良かったしな。学校でもそこそこいたかな」

鈴「また曖昧ですね」

承「高校入ってすぐにこの世界来たから、しょうがないといえばしょうがない」

 

逆になぜ武と茜は高校に入って知り合った人間についていく形でこの世界に来たのかがわからない

 

鈴「ちなみに仕事仲間はみんな承太郎さんみたいに能力とかあるのですか?」

承「ないよ。その仕事仲間といっても一人しかいないけど。そいつは俺が知る限り今生きてる中では最も強い暗器使いだが能力自体はない」

鈴「どれくらい強いのですか?」

承「能力なしで挑んだらボコボコにされた、クッソ強い女だった」

鈴「どんな人でしたか?」

承「無口でクールな人だった。ただなにかと俺のことを心配してくれるいい人だ」

 

そこで承太郎がハッとなる

 

承「ヤベェ、あの人に生存確認いってなかった」

 

鈴仙はなにかまずいとでも?といった表情を浮かべる

 

承「いや、あの人のことなら必至に探してる可能性があるから…………次戻ったときに謝らないとな」

鈴「そうですね、しっかり謝れば許してくれると思いますよ」

承「そうだといいな。んで話を戻して次に聞きたいのは?」

鈴「そうですね、外の技術で月ってもう既に着陸したことは…………」

承「あるな、それもだいぶ昔に」

鈴「表の月はもう行ったことあるのかぁ、裏は無理だと思うけど」

承「裏?」

 

承太郎がそう尋ねると鈴仙はしまったという表情をするが少し考え口を開く

 

鈴「私達が昔いた場所です。簡単に言えば月人たちが住まう場所です」

承「あぁなるほど」

鈴「おっともうこんな時間ですか、では私は師匠に呼ばれてるので、ではありがとうございました」

 

そう言い鈴仙はペコリとお辞儀をして外に出る

承太郎は出るのを見届けその後ベットに横になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方武たち

 

武と茜は人里にいた

紫が霊夢を特訓するから少しの間人里へ行って欲しいと言われた2人は人里を特に何もすることなくフラフラしていた

 

武「紫は何を考えているのやら」

茜「私達があれこれ考えたところでです。とりあえず時間を潰しましょう」

武「紅羽ちゃんと由紀ちゃんのところでも行こうかな」

茜「そうですね、それがいいですね」

 

そうと決まればすぐに移動を開始する

向かう先を紅羽ちゃんと由紀ちゃんの家と決めそこへ向かう

 

武「まぁ特にあって何をするかすら決めてはいませんが」

茜「でしょうね」

武「そういうのは会ってから決めればいいから問題ないな」

 

2人は目的地へと着き扉をノックする

すると中から、由紀ちゃんの母が出てきた

 

由紀母「おや?どうしましたか、武くん、茜ちゃん」

武「いやぁ、ちょっと通りかかったので顔だしておこうかなと」

由紀母「なるほどちょっと二人を呼んできますね」

 

由紀母そういうと家の中へと戻っていく

 

茜「なんでちょっと誤魔化したのですか?」

武「いやなんかついついとっさに」

茜「嘘はいけませんよ」

武「すいませんでした」

 

武と茜がそんな会話をしていると家の中から2人の少女が出来きた

 

紅「お兄ちゃん、どうしたの?」

由「お二人とも今日はどういった?」

武「いやぁちょっと霊夢が特訓してるからしばらく人里にいろって言われて遊びにきた」

紅「そう…………なの…………」

 

そう言い紅羽ちゃんは武に抱き着く

武はそれに関して特に何も言わずに頭を撫でる

 

茜「えーと、遊ぶと言っても何を致しましょうかね」

由「そうですね…………では、ぶらりと人里を探検といいのは如何です?人里はそこそこ広いですのであまり行ったことがない場所があるかもしれませんよ」

茜「確かに基本ここら辺しか行かないので少し行ってみましょうか」

 

人里の唯一の入り口が一番東にあるなら武たちが基本よく行く寺子屋、店などの場所はそこら辺にある、ゆえに西にどんな建物があるからあまり知らないのである

行ったことがあってもそれは軽く通ったことがあるだけでありその建物がどのようなものかは一切知らないような感じである

 

 

武「俺もそれでいいと思うぞ、紅羽ちゃんは?」

紅「お兄ちゃんがいいなら、紅羽はなんでもいい」

武「そっか、じゃ準備出来次第行こっか」

 

2人は軽く出かける用意を済ませて家を出る

紅羽ちゃんは武に手を差し伸べてる、武はその手を握り

移動を始める

 

To be continued ーーーーーーー>

 




やっぱ武は武なんですわ

もういい加減に付き合ってしまえと真剣に思い始める今日この頃

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第157話 花

どうもジョースターです

fgoの新イベント始まりましたね
もう出るキャラが出るキャラだから絶対ヤバいの出てきそうな雰囲気なんですよね、キアラ育てるかぁ

ではどうぞー


前回のあらすじ

 

さっさと付き合え

 

 

武「しっかしほんとうにこっち側は来たことがないな」

茜「そうですね。あったとしても人探しとかそんな事でしか行ったことはないですね、お二人は行ったことは?」

紅「ない、かな」

由「少しだけ行ったことはありますね」

 

4人は横に並びながらそんな話をしつつ移動する

紅羽ちゃんはいつも通り武にべったりくっついている

 

武「どんなのがあった?」

由「そうですね…………えーと確か、行ったのは昔なので今はどうか知りませんが記憶にあるのは花屋と後えーと大きな道具屋ですね」

武「花屋と道具屋か…………どっち行く?」

茜「どちらでもお好きなように」

由「私も」

武「俺も、で紅羽ちゃんは?」

紅「花屋…………かな?」

武「よしじゃ花屋へレッツゴー」

 

一行の行き先が決まり花屋へと向かう

 

武「ところで花屋はどこなんだい?」

由「えーとかなり朧げだけどいいですか?」

茜「わからないよりはマシです」

由「では、確か…………」

 

その後若干迷いつつもなんとか無事たどり着いた

 

 

武「ここが花屋か」

茜「そうですね」

紅「綺麗…………」

 

その花屋は当然のことではあるがさまざまな花、植物が所狭しと並んでいる

その華やかさに紅羽ちゃんは目を輝かせている

店は中は少し広く全部見て歩くとなると10分ぐらいはかかる程度の大きさ

 

武「紅羽ちゃん花好きなの?」

紅「綺麗だから、好きかな………」

武「そうか、じゃいっぱい見て気に入ったのいくつか買おうか」

 

コクリと頷く紅羽ちゃん

 

茜「では4人で一輪ずつ気に入ったの買いましょう、もちろん花といえば誰かに渡すことが多いので誰に渡すかも言いましょう」

武「おっいいね」

紅「お兄ちゃん、一緒に回ろ」

武「いいよ」

茜「では、一旦解散。20分後ここに集合です」

 

そう言い各々行動を始める

紅羽ちゃんは終始目を輝かせていた

 

紅「これもいいな………でもこっちも…………」

 

そう言い花を眺める紅羽ちゃん

そのせいか全く周りは見えていなかった。

その結果、多分おそらくほかの客にぶつかってしまう

走ってもいなかったからそこまでの衝撃ではなかったから問題なかったが当たった相手が悪かった

 

紅「あっごめんなさい」

「いいのよ、気にしないで頂戴」

武「すいません、紅羽ちゃんが…………」

「いいのよ、それよりもあなたお花は好き?」

 

そう言い紅羽ちゃんを見る女性

その女性は癖のある緑の髪に、真紅の瞳、この段階で純粋な人間ではないことを伺える

白のカッターシャツとチェックが入った赤のロングスカートを着用し、その上から同じくチェック柄のベストを羽織っている。

そして首には黄色のリボンをて、日傘を手に持っている

そう彼女の名は風見幽香。

おそらく幻想郷にいる数多くいる妖怪の中でもトップクラスにヤベー妖怪である

 

紅「好き、です」

幽「そう、いい子ね」

 

幽香はそう言いニコリと笑い紅羽ちゃんの頭を撫でる

(*なお後日談だが武はそのことを承太郎に話したらお前らよく無事だったなと言われようやくとんでもない人物だったと知る模様)

 

幽「あなた…………なるほど、とりあえず後ろにいるお兄さんちょっときてちょうだい」

 

そう言い日傘を武の方に向ける

 

武「俺か?」

 

その問いにえぇそうよと言う幽香

 

武「ちょっと花を探しておいで紅羽ちゃん」

 

頷く再び花を見始める紅羽ちゃん

それをよそに2人はただならぬ雰囲気をであった

 

幽「あの子、何があったの?」

武「何がって、それはどういう」

幽「惚けなくても結構。あの子昔虐められていたの?よくやr…………そういうのには詳しいから服の外からでも分かるわよ」

武「………………あぁ本来の親にやられていた」

幽「そう………あなたはあの子を守ってあげなさいよ」

武「あぁ、もともとそのつもりだ」

 

いい返事ねと笑う幽香

 

武「ところであなたは一体何者なんです?少なくとも人間ではないと思うのだけど」

幽「そうね、ただのお花好きの花妖怪よ。安心しなさい、花を虐めるもの以外は何もしないから」

武「そうですか」

幽「はい、これでこの話はおしまい。変に時間取らせてごめんなさいね、あぁとしばらくはこの店にいるつもりだからわからない花とか花言葉とかあったら聞いてくれれば教えるわよ」

 

そう言い残し幽香はその場を去る

 

紅「終わったの?」

武「あぁ、待たせちゃったみたいだね、それじゃ花探しを再開しよっか」

紅「うん」

 

 

 

 

数分後

約束の時間となり4人は集合場所に集まる

 

茜「では、一人づつ気に入った花を見せましょう。まずは私から。

渡す人は承太郎さんですね」

 

そう言い茜ちゃんは一輪の桔梗の花を出す

 

武「なんで桔梗を選んだんだ?」

茜「見た目もそうですが、花言葉が好きな言葉なので…………」

武「花言葉か、俺も選んだやつは花言葉で選んだわ」

紅「私も」

由「と、とりあえず次私が行きますね」

 

そう言い由紀ちゃんは黄色いチューリップを一輪出す

 

武「理由のほどは?」

由「特に無いです。ただ単純に好きな花に好きな色があったので選んだだけです。渡す人は…………承太郎さんですかね」

紅「ものすごく単純だね」

由「深くあれこれ考えると永遠に終わりそうになかったので」

武「承太郎人気だな」

紅「じゃぁ次は紅羽でいい?」

武「もちろん」

紅「じゃぁいくね」

 

紅羽ちゃんが出した花は薔薇の花、赤い赤いバラ

他の人とは違い5輪のバラの花束

 

紅「えっと、選んだのは綺麗だったからと、あの日傘の人に教えてもらった花言葉が…………その、しっくりきたから」

武(えーと確か花言葉はなんだっけ…………暖かい心とかだっけ?)

茜「おっとこの意味だと…………」

 

そう言い何かに気が付き、あえて口にしない茜

 

武「じゃ俺が最後か、この花は紅羽ちゃんにあげるために選んだんだよね」

 

武が出したのは白いカーネーション

 

茜「どストレートすぎません?」

武「そうか?」

 

紅羽ちゃんはカーネーションを顔を真っ赤にしながら受け取り代わりにバラの花束を渡す

 

武「交換みたいになったけど、ありがとう」

紅「こっちこそ…………その、ありがと」

 

その後茜が観賞用にといくつか花を買い店を出た

 

武「それじゃ次は道具屋行くか」

 

そう言い一向は道具屋へと足を運ぶ

 

To be continued ーーーーーーー>

 




花言葉に関しては一応しっかり調べましたがそれでもいろんな解釈が取れてしまうものなのでねぇ…………
あまりあとがきで言うのもアレだからなぁ
気になった方は調べてみては?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに


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第158話 親子

どうもジョースターです

fgoの大奥イベのラスボスがまた凄いの出ちゃったな
なんとなくcmとキアラが出ることで多分出てくるだろうなって予想はしていたけど…………当たって欲しくなかった

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

堂々の告白をした武

 

 

 

武「道具屋か、どんなものがあるのかね」

茜「さぁ?行ったことがないのでよくわかりませんね」

紅「私も始めて」

由「行ったことあるけど小さい頃であまり記憶がありません」

武「由紀ちゃんまだ君10歳行ってるかどうかだよね?」

由「行ったの3歳ぐらいの時です」

武「あぁなるほどね、そりゃ朧げだわ」

 

武はそう言い苦笑いする

 

茜「まぁそういうのは入ってからのお楽しみにしましょう」

武「それもそうだな」

由「着きました」

 

一行の目の前にはかなり広い屋敷みたいなのがあり看板に「道具屋霧雨店」と書いてある

 

武「霧雨?」

茜「ふーむ、これはもしかしてもしかしなくてもこれが名字からとった名前なら間違いなくここは」

武「魔理沙の家?」

茜「アレでも魔理沙さんはどこかの森に住んでるとか言っていたような」

紅「とりあえず入らない?」

武「それもそうだな」

 

そう言い一行は店の中へと入る

 

「いらっしゃいませ」

武「スッゲェ色々あるな」

 

店の中には食器や壺、タオル、雑貨などなど様々なものが所狭しと並んでいた

 

茜「各々自由に見て回りますか」

武「紅羽ちゃん、一緒n」

紅「いいよ」

武「早いなぁ」

由「では、私は…………どうせなら一人で行くより茜さんと一緒に見て回りましょうかね。いいでしょうか?」

茜「もちろんいいですよ」

 

こうして武と紅羽ちゃん、茜と由紀ちゃんに分かれて店を見て回る

 

 

 

 

 

紅「これは何?紐?」

 

そう言い紅羽ちゃんは様々な色の糸で編まれた紐を手に取る

 

武「あぁそれは…………長さ的に髪を結ぶ時に使うものだね」

紅「へぇ…………」

武「…………そういえば紅羽ちゃんけっこう髪伸びたよね」

紅「う、うん」

 

最初に会った時はショートカット出会ったが今では髪はだいぶ伸び腰まで届いているぐらいまでの長さになった

 

武「よーしお兄ちゃん。奮発しちゃうぞーー」

紅「いいの?」

武「いいのいいの、これはそうだなえーと、今までのお礼みたいなもんだよ」

紅「だったら紅羽の方がプレゼントしたいよ、貰ってばっかりだし…………」

武「紅羽ちゃんはまだそんなこと気にしなくていいよ。どうしてもっていうならそうだなもっと大きくなった時に返してくれればいいよ」

紅「………………うん、わかった」

 

そう言い微笑む紅羽ちゃん

つられて笑う武

 

武「しかしこうなると紅羽ちゃんだけ買ってあげると由紀ちゃんが可哀想だな…………よし、これを2本買うか。」

 

そう言い2本紐を取る武

少しお値段はするがそれでも普通に買える値段である

 

武「よぉし、他にも色々見てみよっか」

紅「うん」

 

2人はその後も店の中を見て回った

 

 

 

数分後

 

 

 

 

武と紅羽ちゃんは茜達と合流して買う予定の商品をまとめて買おうとする

 

武「えーと茜たちからは何か買うものはあるのか?」

茜「私は食器をいくつか買わないといけないので」

武「あぁ、宴会とかでちょっと割れたり、消し飛んだりして数が足りなかったからな」

由「消し、飛ぶ?」

茜「色々あったのですよ、いろいろ」

武「うん、あれは嫌な事件だったね」

 

それは少し前の宴会

ちょうど永遠亭のメンバーがやらかした時の異変の時の宴会

あの時じつは裏でこっそりとスカーレット姉妹がガッツリ喧嘩をしていたのである

その時の余波で皿がいくつか消滅した

なお承太郎はその時はあまりのストレスで数分間失神していた

 

武「と、とりあえずそれは置いていて。後他には?」

由「ないですね」

武「そっかじゃ俺たちからは髪留めの紐を紅羽ちゃんと由紀ちゃんの2人分だな」

茜「私の分はないのですね」

武「いや、いるかどうか迷って、要らないかなぁって結論になった」

茜「まぁいいですよ、今は髪が長くなってしまいましたがそろそろ短くしようかなと思ったので」

武「そういやいつのまにか髪伸ばしてたな」

茜「気分です」

 

茜は基本ショートカットだが、気分によって髪を伸ばしたり、短くしたりするタイプの人間である

 

武「じゃ俺と茜で買うからちょっと2人はもうちょっと見て回っててくれ」

紅「行こ、お姉ちゃん」

由「分かりました。終わったら呼んでください」

 

2人はそう言い商品を見て回る

残された2人は会計を済ませるべくレジへと向かう

 

「お会計ですか?」

武「はい」

「えーとこれが2つで、食器が1、2、3…………5枚か。合計で」

茜「この値段ですね」

「そうですね、ちょうどいただきます」

 

店長と思われる男性は慣れた手つきで食器を一枚一枚割れないように包装して袋へと入れる

その男性はややガタイはよく黒髪の短めの髪型そこそこ筋肉があるいたって普通の男である

 

「紐は…………別でやっておきましょうか?」

武「あっお願いします」

「それにしてもお二人とも若いのにしっかりしてますね」

茜「そうですか?」

「えぇ、そうですね。私にも娘がいたのですが家出してしまって……………………」

武「それってもしかして、あなたはここの店長ですか?」

「まぁそうですね」

武「その娘さん、名前は霧雨魔理沙って名前では」

「!娘をご存知ですか!?」

 

男は驚いた様子で武を見る

 

武「友人です」

霧雨父「そうですか、魔理沙は元気ですか?」

茜「はい、結構充実してる日々を送っていると思いますよ」

霧雨父「そうですか、もし次あったらこう言って下さい『怪我や病に気をつけて、それとたまには顔を見せてくれ』と」

武「分かりました。ただ家出なら引き戻すとかそういうのはしないのですか?」

霧雨父「最初はそう考えましたが、今はそうは思いません。魔理沙には自由に人生を、好きなように人生を送って欲しい。あの子が幸せならばそれが一番ですよ」

 

そう笑顔で答える父親

武はその言葉に激しく同意していた

彼にもそうなって欲しい子がいるから

 

霧雨父「さて、こうなっては何かサービスしなければ…………」

武「いえいえ、そんなわざわざ」

霧雨父「いいからどうぞ受けってください」

 

そう言い彼は買った紐と全く同じ紐を渡す

 

武「えっこれは」

霧雨父「そこで商品を見ているのは連れの方でしょう。そうなると髪留めの紐が1つ足りません。お節介かもしれませんがその紐は組紐といって、今でも伝統的な作りをしていて丈夫で凄くいいものなのです。それに髪留めとしてもじゃなく他にも色々使えるので持っていて損はありません、どうぞ受け取ってください」

茜「分かりました、ありがとうございます」

 

茜はそうおい組紐を受け取る

 

霧雨父「そしてお兄さんの方には………………どうしましょう」

武「あぁ、俺の分は無くていいですよ。茜が貰ったやつだけで充分です」

霧雨父「そうですか、なら次来た時に商品割引させていただきます」

武「それいいな」

 

そう言いつつ買った商品を受け取る武

 

霧雨父「お買い上げありがとうございます、またのお越しをお待ちしております」

武「では、また来ます」

 

そう言い会計を済ませ4人は店を出る

そして2人に組紐を渡す

 

武「よし、じゃそろそろ帰るか」

茜「そうですね」

紅「楽しかった」

由「また行きましょうね」

 

こうして4人は各々の家へと帰りその日は終えた

その日以降、それぞれ髪留めに組紐を使うようになった

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 




組紐に関しては一昔前に流行った映画で知っていつか出したいと思っていた

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第159話 薬を売ろう

どうもジョースターです

まさかwowakaさんが亡くなるとは、あのお方の曲は好きな曲が多かったので、新しい曲が出なくなるってのは悲しい限りです
ここ最近ずっとwowakaさんの曲ばっか聴います
ご冥福をお祈りします


ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

魔理沙のお父さんはいい人だった

 

 

 

承「暇だ………………」

ブ「暇だね」

承「恐ろしいぐらいにすることが何もない」

ブ「いつもが働きすぎたせいで感覚が麻痺ってる気がするのは僕だけ?」

承「否定も肯定もしない」

 

承太郎とブラッドは自分の部屋のベッドで承太郎は寝転がりブラッドは隣で座っていた

永遠亭に来てからというもの時々永琳の手伝いなどがあって時間は潰せていたが、来てから数日が経ちもう何のすることがなくなってしまった

いつも何かしら働いていた承太郎からすればこの状態ではどうすればいいか全く分からなかったのである

 

承「いや、マジで冗談抜きでどうしようかな」

ブ「まぁたまには何もせずにボーッとするのもいいと思うよ」

承「そうか、そうしてみるかぁ」

 

こうして2人は特に何もすることもなく頭の中を空っぽにしてボーっとしていた

 

承「いや、性に合わねぇ…………」

ブ「そっかぁ…………」

承「やっぱなんかしないと落ち着かない」

ブ「迷いの竹林でも探索してみる?」

承「迷った時が怖いが行ってみるか、たまには体を動かさないとな」

 

承太郎はベッドから立ち上がり頭の上で手を組み伸びをする

 

永「あら、なら丁度いいわ」

承「まぁた背後取られた」

 

振り向くとさっきまでいなかったはずの永琳がいた

もう慣れたのか特にツッコミを入れることもなく話を聞く承太郎

 

承「それで話というのは」

永「簡単よ。鈴仙と貴方で人里へ薬を売ってきて欲しいのよ」

承「薬?」

永「そうただの風邪薬とかよ」

承「いいがなぜそのようなことを」

永「まぁ私自身が暇だったからなのと、もう隠れる必要がないからそれなら人里ともそれなりに友好を築いておきたいのよ。まぁとりあえずお試しでということよ。だからそんなに薬も作ってないわ」

承「成る程」

永「でもつい最近異変をやらかしたせいでもしかしたら入れてもらえないかもしれないけど、承太郎くん。貴方の人里からの信頼度は大分高い筈だから。貴方と一緒に来たなら人里の人は信頼できる者だと思ってくれる。というわけでよろしく」

 

そう言い承太郎に薬が入った箱を渡す

 

承「いいだろう、そのかわり条件がある」

永「調べるならいくらでも調べて良いわよ。という必ず調べて、あなたが調べて問題なかったという事実がのが一番大事なことよ。はいこれ同じ作り方で作った薬」

承「さすが用意周到」

 

永琳はそう言い薬包紙で包まれた粉状の薬を渡す

 

承「えーと部屋は…………」

永「前から貴方の身体を見たところでやるといいわ。機材はある程揃ってる」

承「わかった」

 

 

数十分後

 

 

 

 

承「よし、俺が知る限りは危ない成分は無いようだ。

というかほんとのただの風邪薬だわ」

永「何度も(鈴仙で)試したから問題ないと思うわね」

承「そうか、それで鈴仙は?」

永「話はしてあるから呼べばすぐにいけるわ」

承「そうか、分かったありがとう」

 

承太郎は薬が安全であることを確認し外に出る準備を済ませて外へ出る

外には同じような箱を持っている鈴仙がいた

 

鈴「待ってましたよ、承太郎さん。早く人里へ行って薬を売りましょう」

承「そうだな、あと迷いの竹林の案内は任せた」

鈴「お任せください。一番最短の道でいきます」

 

こうして2人は永遠亭を出て迷いの竹林を歩く

 

鈴「しかし大丈夫なんですかね」

承「何がだ?」

鈴「いや、ほら私達ってつい最近異変を起こした奴らですよ、そんな奴らが堂々と薬を売るってのもなんかおかしい気が…………」

承「まぁ心配するのも無理はないが、ただ危害さえ加えなければ人里の人たちは優しいぞ。子供の妖怪とか堂々と寺子屋で勉強してるし、吸血鬼だって人里を訪れたこともあるから。

それに何か言われたら俺が言ってやろう」

鈴「そうですか、ありがとうございます」

 

鈴仙はそういいペコリとお辞儀をする

 

承「何気にするな。人里の人たちがこの薬で風邪に苦しむことが和らぐなら俺はいくらでも手伝おう」

 

 

 

その後鈴仙の永琳の愚痴などを聞きつつ歩くこと1時間程度人里へ着いた

承太郎は門番に話しかけ門番は鈴仙が危ないものを持ち込んでいないか確認し何も問題がないと判断すると中へ入ることを許可し二人は中に入った

 

承「とりあえず、慧音にある程度の事情を話した方が後々楽になるから先に寺子屋行くぞ」

鈴「はい、分かりました」

 

2人は一旦寺子屋へ向かうことにした

 

 

 

 

 

 

 

慧「成る程、そういうことか。確かに危ないものは入っていない感じだな…………よし、私もこの薬は安全だと保障しよう」

 

2人は寺子屋へとつき慧音がいることを確認し中へ入り慧音に薬のことを話す

慧音は承太郎の説明に納得し薬の安全を保障した

 

承「感謝する。それじゃ早速売りに行くぞ、鈴仙」

鈴「はい、わかりました承太郎さん」

武「へぇ、薬を売るねぇ…………」

茜「頑張ってください、二人とも」

 

今日は久城兄妹両方が仕事のため寺子屋へいるため話しかけてくる

 

武「この薬ってどんな薬品使っているんだ?」

承「言っても分からないだろう」

武「まぁな」

承「ただ俺が確認したがなんの後遺症もない安全安心な薬だ」

武「そりゃ凄い。まっ頑張れ」

承「おう」

 

2人は寺子屋を出て薬売りを始める

承太郎としても初めての試みであるためお互いにどうすればいいのか分からない現状果たして無事売ることは出来るのだろうか

 

 

To be continued ーーーーーーー>




感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第160話 やることが絶望にないね

どうもジョースターです

今回はまた武回になるのかな

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

薬売り承太郎

 

 

承「それで色々巡って早十数件、お薬1つでも売れましたか?俺の方は完売したが」

鈴「売れませんでした…………」

ブ「まぁ薄々こうなるのではないかなって思ってはいた」

 

それぞれ鈴仙と承太郎は別々に様々な家に薬を売り込もうとするが突然見たこともない奴が安全な風邪薬と称して売ろうとするため承太郎はともかく鈴仙の方は全く売れない

 

極め付けは鈴仙が説明するときに結構な頻度で専門用語を使ってしまうため、相手からすればよく分からない言葉を延々と言われ続けるという新手の拷問か何かを受けさせられるのである

そして何より、彼女は人見知りである

そのため、声がとてもとても小さ食いボソボソ喋ってしまう

なおかつ専門用語のオンパレードである

結果1つも売れずの終わった

 

承「お前逆にどんな売り方したらそうなるんだよ」

鈴「フツーにやっているだけなんですけど…………」

ブ「フツーの定義壊れる」

承「まぁとりあえずさっさと完売させるぞ」

鈴「は、はい」

 

その後承太郎の活躍により無事薬は完売した

ちなみに帰った後、承太郎は鈴仙に売込む時のコツを徹底的に教え、なんとかある程度は買ってもらえるぐらいのレベルになりました

 

承「やっぱこう言うのって思い切りが大事だな」

ブ「そうだね、人にものを売るときは積極的に行かないと売れないからね」

鈴「勉強になりまーす」

承「さて、じゃ帰るか」

 

その後特に何か起こるわけでもなく永遠亭に着きその日が終わった

 

 

 

 

 

 

 

一方博麗神社

承太郎が薬売りをした次の日の博麗神社

 

珍しく朝から起きている霊夢と何かを教えている紫がいた

 

霊「難しいわね、というよりはイマイチ感覚がつかめないわ」

紫「練習あるのみよ。慣れれば手順をロクに踏まずに出来るようになるわ、そうなったら実戦でも使えると思うわ。

私が知る限りではそれを実現した者もいるわ、敵だったから腹が立つけど」

 

霊夢と紫はある技の練習をしていた

紫曰く使えれば絶大な力が手に入るというレベルの技

 

霊「あーーー練習とかめんどくさいわ!楽に出来る方法はないの!?」

紫「ないない。コツを掴めば簡単に出来るようになるからひたすら数をこなしなさい。教えるだけ教えたわ、後は自力で頑張って」

 

紫はそういい隙間を開き中へ入り消えていった

 

武「頑張っているなぁ、霊夢」

茜「そうですね。ここにいてもお兄さんは邪魔になると思うので人里でも行ってきたらどうです?」

武「しれっと毒を吐いているのは置いておいて、そうするかぁ」

茜「私は家事をしないといけないのでいけませんけどね」

武「そうか、んじゃ、俺は紅羽ちゃんと遊びに行くか」

茜(アレでも今日って確か普通に寺子屋があるから紅羽ちゃんは寺子屋にいるような気がするけど…………まぁ困るのはお兄さんですしいいや別に)

茜「いってらっしゃい、お兄さん」

武「おう、いってきます」

 

武はそういい外に行く準備を済ませ人里へ出発していった

茜は兄がおそらく一人で人里をぶらぶらして歩いて帰ってくるか、それとも寺子屋で何かするかなど、あれこれ予想はするがどうせなんとかなるという結論が出て思考を放棄する

 

 

 

 

 

 

人里

 

武「さてさて、早速紅羽ちゃんのところに………………」

 

武はそういい紅羽ちゃんの家を目指すが流石の武でも何かに気がつく

道中で子供に出会わないからである

ほとんどの子供は寺子屋へ行っているため、当然と言えば当然だが道中で子供に出会うはずがない

 

武「あれ、もしかしてこれって寺子屋が今日ある日では…………」

 

武は承太郎と違い寺子屋がある日は全部来る人ではなく、言うなれば非番の体育教師なので今日は休みの日なのである

それ故か、今日は完全の休みの日と覚えたがために本来は寺子屋がある日なのに休みと思ってしまったのである

 

武(やっベー、思いっきり忘れてた。道中で幼j………………子供が危ない目に遭っていないか見守っていたから気がつけてよかった。

でも実際どうしようか、紅羽ちゃんのところへ行く以外に何があるだろうか)

 

武は何ができるか思案する

 

武(一人で何が出来る?寺子屋へお邪魔する?いや、ほんと邪魔になりそうだからやめておこうか、そうなると何も考えず人里をブラブラするぐらいしかやることがない気がするのだが………………)

 

思いつくは思いつくがどれもこれもあまりいい案ではなく結局人里をぶらぶらするしかなくなった

 

武「まぁこうするしかないか…………」

「おや、武じゃないですか」

武「ん?」

 

武は不意に呼びかけられ振り向く後ろには咲夜がいた

 

武「咲夜か、どうした?」

咲「少々食料の調達をしに来たのよ。あなたこそ何しにここへ?」

武「いや、霊夢が今特訓してるから邪魔になると思ってこっち来ただけ何も考えずに来たから今どうしようかと考えてた」

咲「要するに今は暇だと?」

武「そうなるな」

咲「ならちょうどいいわ、ちょっと紅魔館へ来てもらってもいいかしら、送り迎えはしっかりするから」

 

いつもなら来るなと言われる筈だが、今日に限っては何故か逆に来いと言われ困惑する武

しかし返答は決まっていた

というよりはこうするしかなかった

 

武「わかった、そっちへ行こう」

咲「なら少し待って、買い物を済ませ……………………て来たわ」

 

咲夜は時を止めて、移動時間を省き買い物だけを済ませるという荒技によりわずが数分で大量の買い物が終わった

 

咲「それじゃ行きましょうか」

武「ちなみに俺飛べないのだがどう運ぶんだ?」

咲「………………」

 

 

 

武「せめて人としての扱いがして欲しかったァアアアアアアアアアアアア!!!」

 

武は紐でぐるぐる巻きにされミノムシのように吊るされながら運ばれた

側から見ればもはやただの誘拐現場であるがここは幻想郷、だれも気にしないのである

どうなる武

 

To be continued ーーーーーーー>




実際やることがないってどんな苦行よりも辛いと思う

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回も楽しみにーーー


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第161話 将来

どうもジョースターです

今回クソ甘い展開があるのでご注意を(作者が砂糖吐きながら書いた)

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

売り時のコツは相手にしっかり理解してもらうことです

 

 

 

咲「着きましたよ」

武「………………あぁどうして空ってこんなに青くて広くて遠いのだろう…………」

美「あの咲夜さん、誰がどう見ても武さん壊れていますよね、コレ。

一体何をしたのですか?」

咲「ただ紅魔館へ連れて来ただけよ、それ以外は何もしていないわ、えぇ、何も」

美(絶対ロクでもない連れ方したのだろうなぁ)

 

美鈴は空を見上げブツブツと呟く武に同情の目を向ける

自分もああいった目はよくなるからこその同情である

 

*ただし美鈴の場合は全て自分の居眠りなどが原因である

 

 

咲「とりあえずどうやって元に戻そうかしら、叩けば治るかしら?」

美「いや、そんな方法で治ったりなんてしませんから」

咲「まぁとりあえずお嬢様のところへ連れて行けば元に戻るでしょう、変なことしようとしたら追い出せばいいだけだし」

美(サラッと容赦ないことを…………)

咲「あと、美鈴。わかっていると思うけど後で覚悟しときなさい」

美「あっ」

 

咲夜たちがここに来る数分前までガッツリ居眠りをしていた美鈴

バレてないと思っていたが全然そんなことはなく案の定バレていた

美鈴はがっくりと肩を落としため息をつく

対して咲夜はニッコニコである

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

紅魔館に入りしばらく部屋で休んだお陰で武が正気に戻った

 

武「俺は 正気に 戻った」

咲「信用出来ないのは私だけでしょうか」

武「大丈夫大丈夫いけるいける」

咲「………………まぁいいでしょう」

 

若干妥協して、レミリアの部屋まで連れて行く咲夜

 

咲「失礼します」

 

咲夜は軽くノックしてそういうと中から入っていいわよとレミリアの声が聞こえきた

 

咲「では、失礼します」

武「失礼します」

レ「武かぁ………………知ってそうには見えないけど………………まぁいいわ。よく来たわね武」

武「それで一体俺は何の用で呼ばれたんだ?」

レ「あれ?咲夜説明していなかったの?」

咲「一応説明したはずですが、ここに来る移動中に」

武「ごめん、その時の記憶全くない」

 

というよりは思い出したくもないトラウマになっている

 

レ「まぁいいわ、早速本題に入りましょうか

あなた、宇宙…………いえ、月へ行く方法って知ってる?」

武「月かぁ…………ロケットを飛ばせばいけると思うが」

レ「ロケット?それはいったいどういったものなのかしら?」

武「詳しい構造とかそういうのは分からないけど、えーと…………絵で描いた方が楽だな」

レ「咲夜」

咲「紙とペンを持ってきました」

 

そう言い武に紙とペンを渡す咲夜

それを受け取りロケットを書き始める武

上手くはないが外の世界の人ならあぁこれはロケットだなと分かるような絵を描いた

 

レ「これでどうやって飛ぶの?」

武「燃料燃やして、その時に出るエネルギーで飛ぶ………………のかな?いや、正直分からねぇや、これが一体どういう理論で飛ぶとかどういった燃料を使っているのかとか全くわからん」

レ「ふむ………………承太郎、貴方、茜ちゃん。この中で一番そう言ったことに詳しいのは?」

武「承太郎かな。あいつの師匠宇宙行ったことあるらしいからもしかしたら知ってるかも」

レ「へぇ、それはいいことを聞いたわね。ありがとう、もう結構よ。

さてとこれでこの話はおしまい。次の話をしましょう」

 

レミリアはそう言い終わると少し間をおいて口を開く

 

レ「正直に言いなさい。あなた紅羽ちゃんのことをどう思っている?」

武「どうって言ってもなぁ、大切な子としか言えないなぁ」

レ「そう………………鈍感な貴方でも流石にもう気づいているのでしょう。紅羽ちゃん、あなたのことが好きなことを」

武「やっぱりか」

レ「貴方もいつまでも誤魔化せないと思うわよ。いつかその想いに向き合って何かしてあげないと、下手したらあの子何かやらかすわよ。

この際だからはっきり言っておきましょう、あの子はおそらく貴方のためならなんでも尽くしてしまうわよ、貴方に振り向いてもらうためならどんなことも厭わない子よ、それが殺人でも犯罪に手を染めてでも絶対にやってしまうわ」

 

武はそれを聞くと少し悲しげな表情を浮かべ口を開く

 

武「正直そんな気はしていた。今でこそ少しマシにはなっていたけど、最初の頃はそれがモロに出ていたからな。実際に言われたこともある。でも、それじゃ………………それじゃダメなんだ。俺はそんなことを言ってもらうために命を懸けたわけじゃないんだ、ただ紅羽ちゃんに心の底から笑ってもらえればそれで満足なんだ…………」

レ「なら、今のままじゃダメね、貴方の想いを言ってあげなさい。それがあの子の為にもなるわ」

武「そうするか、ただそれモロに言ってたら捕まりそうな気が…………」

レ「安心しなさい。あなたはもうすでに落ちるとこまで落ちてるから、今更の話よ」

 

その言葉が武の心を一撃で粉々に打ち砕いた

薄々自分でも気付いていたのであろう、だましだましでいたのであろう、あの精神力は何処へやら一瞬で死んだ

 

---------

 

みんなの武への評価

 

承「いざという時以外は無能ロリコン」

茜「クソ無能ロリコン」

悠「基本は頼れる人だけど

優也と同じで少女が絡むと事件には絶対に関わらせたくない」

優「素晴らしき理解者にして同胞」

紫「対少女がなんかあった時用最終兵器」

 

などなど

 

ーーーーーーーーー

 

武「こう実際に言われると結構くるなぁ…………」

レ「受け入れなさい、現実を」

武「自分涙いいですか?」

レ「ダメ」

武「鬼、悪魔」

レ「吸血”鬼“ですから」

武「うまい、座布団一枚」

 

同時に吹き出し笑い合う二人

それにつられてか咲夜まで少し笑う始末である

 

レ「とりあえず、紅羽ちゃんのことは貴方が守ってあげなさいよ」

武「あぁ、そうだな」

レ「さて、これで話はおしまい。もう用無しよ帰ってちょうだい」

武「おいおい、それはちょっと………………」

レ「流石に言い過ぎかしら?じゃぁこう言いましょう、これからやることがあるから帰りなさい」

武「フランちゃんに挨拶でも…………」

レ「やめときなさい、承太郎がいるならまだしも貴方一人の時にあったら、いつぞやのトラウマが原因で殺されるわよ」

 

それは武が幻想郷に初めて来た時、スカーレット姉妹を土下座のまま追いかけ回したり、ルパンダイブしたりしたのである

そして会うたびに抱きつかれるのである

フランからすれば恨みしかない

 

武「紳士としてやらねばならないと思ったことがまさかこんなところで仇となるとは…………」

レ「なんで紅羽ちゃんとか普通の人には思いやり精神があるのに私達には遠慮がないの?」

武「紳士だから」

レ「帰れ」

 

レミリアはそう言い咲夜に武を連れて帰るように命じる

咲夜はその命令通りしっかり人里まで武を送り届けた

方法は行きの時と同じだけど

 

武「もうちょっとまともな運びは無いのですか?」

咲「ない」

武「あっ、そっかぁ…………」

 

その後咲夜は紅魔館に戻り武は一人になった

武はまだ時間はあるのを確認して人里へ入る

 

武「人里でもう少しぶらぶらするか」

「お兄ちゃん?」

武「ん?」

 

武が振り向くとそこには紅羽ちゃんがいた

 

武「どうした紅羽ちゃん、寺子屋の帰り?」

紅「うん、帰り」

武「由紀ちゃんは?」

紅「なんか、用事があるから先に帰っていてって言われた」

武「そっか、じゃ紅羽ちゃん家まで一緒に行く?」

紅「いいの?」

武「いいよ、どうせ暇だったし」

 

武はそういい紅羽ちゃんに手を差し伸べす

紅羽ちゃんはそれを握るのではなく差し伸べた腕に両手を絡ませぴったり体を武の腕につける

カップルがよくやるようなやつである

 

武「………………じゃ行こうか」

紅「うん」

 

二人はそういい家まで行く

その間の会話は無く目が合うとお互い恥ずかしそうの逸らす

もうさっさとくっつけと思ったのは私だけ?by作者

 

武「紅羽ちゃん」

紅「なに?」

武「俺は紅羽ちゃんのこと好きだよ」

紅「紅羽も」

武「そっか。だから、君を決して捨てないから俺に何がっても人殺しとかそういうのは絶対にしちゃダメだからね」

紅「うん、わかった」

 

紅羽ちゃんは少し顔を赤くしながらそういう

 

紅「あのね、お兄ちゃん。紅羽、将来の夢ができたの」

武「それは一体?」

紅「お兄ちゃんの………………おっ、お、お嫁さんになること…………なの…………」

武「そっか、それは嬉しいな。楽しみに待っとくよ」

紅「だから、その、えっと………………」

武「分かってるよ、しっかりその席は開けておくから」

 

そう言い紅羽ちゃんの頭を撫でる

それを機に寺子屋での出来事などを話し家に着き2人は別れ各々の家へと向かう

こうして1日が終わった

 

To be continued ーーーーーーー>




最近アズレンとつい最近やり始めたグリムノーツばっかしてる気がするなぁ

fgoのモチベがどんどん下がっていく
ただもうそろそろコラボイベやるからやらねば…………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第162話 幻想郷の能力ってヤバイの多くない?

どうもジョースターです

今回は東方キャラの能力について触れるのですが自己解釈なのでおそらくどこか間違いがあると思いましがご容赦を

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

砂糖の海に溺れた

 

 

永「さて、どうしようかしら。

もうそろそろ幻想郷の賢者が何か大規模なことをやらかす筈なのよね、正直それはあの姉妹なら軽く助言すれば問題ないのだけど、1番の問題は………………間違いなく彼ね。

彼の実力はまさに規格外、下手したら彼一人で全部ひっくり返しかねないのよね。

となれば、出来れば彼を目の届く範囲に置いておきたいのだけれど………………それは不可能に近い、この一週間の間は置いておけたけど、その泊まる期間が終わってしまったなら彼は必然的に帰る、それを下手に引き止めたりした後かえって怪しまれる………………となると…………」

 

月の頭脳は一人考える

これから起こるであろう出来事への対処

一人のただの人間をいかに無力化するか

戦ったことがある彼女だから言えるのである

あの者はまだ何かを隠している、まだ本当の奥の手を隠している、いや本人すらも気がついていない

しかし一度それが表に出てしまえばどんな相手だろうと簡単にあっさりと倒してしまうだろう

故に戦わせない、故に倒すのではなく無力化する

 

永「どっか適当な場所に監禁しても、彼ならどうにか出来そうだし、あの賢者が黙っていないでしょうね。

………………いや、まだ時間はあるはず。少なくとも後、数ヶ月はかかる筈ね。その間にどう対処するか具体的な策を立てないといけないわね」

鈴「ししょー、あの人里の薬についてなんですが…………」

 

軽く数回ノックされ鈴仙が部屋に入る

 

永「ん?あぁ、あの薬ね。どうしたの?足りない?」

鈴「はい、在庫は少なくなったから調合のレシピをいただければ私が作るので…………」

 

少し待ってといい紙にスラスラと調合レシピを書く

そしてその紙を鈴仙に渡して、軽く諸注意を言いそれを聞いた鈴仙はペコリとお辞儀をして部屋を出る

永琳はそれを見届け、1つため息を吐き頭を抑える

 

永「もう正直彼に全部教えてお願いしようかしら、彼が月に攻め入る理由なんてないだろうし、条件次第では可能なのでは」

ブ「可能だけど、多分意味ないと思うなぁ」

永「あっ、いたのね」

ブ「いたよ、暇だったから」

永「あっそう、それでなんで意味ないのかしら?」

ブ「だって承太郎はそういった場面では人権なんてものはないのだから。

絶対に霊夢か紫に拉致に近い状態で連れて行かされる。そして彼女たちがピンチになれば彼は意地でも彼女達を助けちゃうから、そういう人間なんだ、だから意味ないの」

永「………………なんというか、悲しくならない?」

 

呆れ顔でいつもの調子で言ったブラッドに問いかける永琳

 

ブ「超絶悲しい」

永「承太郎君って化け物みたいに強いのにそういうのはとても弱いわね、人権すらないってよっぽどよ」

ブ「弱いというより他が強過ぎるというか…………」

永「まぁ、否定も肯定もしないわ」

ブ「とまぁそんな感じですね」

永「困ったわね、これはだいぶ」

ブ「君の弟子なんでしょ?なんとかなるって」

 

月の頭脳と言われたレベル天才がしっかり教えた姉妹である

普通なら安心出来るはずなのだが相手が相手だった

 

永「承太郎君の能力が色々とぶっ飛びすぎなのよ、実質無限の能力じゃないの。

有利不利とかそう言った次元を超えてるのよ」

ブ「まぁその分、色々とリスクがあるけどね。というか僕の能力はそこまでチートじゃないよ、元はただのパクリだからね。

能力で言ったら、フランとか幽々子とかそっちの方がやばいよ」

永「えーと吸血鬼の妹と冥界の白玉楼の主人ね」

ブ「そうそれそれ」

 

フランドール•スカーレットの能力は『ありとあらゆるものを破壊する程度の能力』

説明するまでもなく、本当に基本的になんでも壊せる

隕石だろうが人間だろうがなんだろうが、フラン自体が極力使いたがらないから問題ないがもし積極的に使うならばそれこそ承太郎ですら瞬殺される(*ただし狂気に呑まれてしまった場合は割とひょいひょい使う)

 

西行寺幽々子の能力『死を操る程度の能力』

文字通りその気になれば、問答無用で殺せる

じっくり殺すこともできるだろうし即死もできるだろう

生きている段階でもう勝ち目ほとんどない

能力を無効にするか、不意打ちなどでしか生きているものが勝つには方法がない

 

ブ「幽々子の能力なんて聞いた時『何そのぶっ壊れ』って普通に思ったもん」

永「あれに関してはむしろ私と姫様は有利ね、死なないから。

ほんとこの世界って改めて見るとめちゃくちゃな能力がいっぱいあるわね」

ブ「いや、君もそうなんだけど」

 

永琳の能力『ありとあらゆる薬を作る程度の能力』

材料は必要だが、なんでも薬が作れる

逆に材料さえあれば、不老不死の薬だろうがありとあらゆる病に効く万能薬などなんでも作れる

 

永「まぁ戦闘にはあまり向いてない能力だけどね。何か使うとすれば事前に準備しておくしかないから」

ブ「まぁそれでもさすがに不老不死とかを作れちゃうのはちょっと…………」

永「一応あれは姫さまの力をちょっと借りないといけないから」

ブ「あの姫様も大概な能力だよね」

永「まぁそうね」

ブ「そう考えると僕の能力はそんなに強く見えないでしょ?死なんてものは操れないし、不老不死の薬なんて作れないし」

永「能力自体はそうね。そのコピーした能力が問題なんだけど」

ブ「それは、まぁ否定はしないかな。実際笑えない能力いっぱいあるわけだし」

 

ジョジョのラスボス達の能力とかがいい例である

 

ブ「まぁ能力が強くても結局使い手次第なんだけどね」

永「当然ね…………さてと、少しやることがあるからこれぐらいにしておきましょう」

ブ「あっそう?じゃ僕は承太郎の所に戻るね、じゃ頑張ってね」

 

そういい部屋を出る

一人残された永琳は一旦承太郎の対処は置いておいて、人里へ売る新薬の開発を始めた

 

 

 

ブ「たっだいまぁ〜〜」

承「どこ行っていたのだお前」

ブ「ちょっと散歩してた」

承「そうか」

ブ「あっそうだ、新しい能力を思いついたんだけど」

承「お前の新しい能力はロクなものがないからやめろ」

 

子供にされたり、異世界に飛ばされたりロクでもないものばかりである

 

ブ「多分今回はなんとかなるはず」

承「迷いの竹林に放り込んでやろうか?」

ブ「遭難確定しちゃうからやめて」

承「されたくないならやめろ」

ブ「チッ………………仕方ないなぁ」

 

この後もグダグダ過ごしたとさ

 

To be continued ーーーーーーー>




実際東方キャラって別の作品で出たら間違いなく最強キャラになるぐらいの能力を持っている人がかなりいますよね。

因みに承太郎が幽々子様に一定の距離離れた状態での一対一のタイマン勝負の殺し合いをした場合勝ち目なんてものはほとんどありません
というか幽々子様に殺し合いで勝てるのが不老不死の人たちぐらいじゃないかな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみ


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第163話 空条承太郎について

どうもジョースターです

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

幻想郷は修羅の国だった?(錯乱)

 

 

承太郎が永遠亭に泊まり始めかれこれ一週間が経ち今日が博麗神社に帰る日である

承太郎は荷物をまとめいつでも帰れる準備をする

そこに永琳がやってくる

 

永「承太郎君、ここでいっそのこと暮らさない?」

承「いや、遠慮しておく。悪くはないがちとここは他へ行くのがちと面倒でな」

永「あぁ、そういえばあなたは教師だったわね。それだったら片道数時間かかるここで暮らすのは無理があるわね」

承「すまんな」

永「気にしないで頂戴、もともと無理だろうなと思っていたし。

まぁいつでもきていいわよ、怪我とか病気にかかった時はここに来ればすぐ治してあげるわ」

承「そうか、助かる」

永「それではお大事に、鈴仙に迷いの竹林の案内を任せてあるわ」

 

そう言い残して永琳は部屋を出る

承太郎は1人用意を済ませ忘れ物がないか確認して部屋を出る

 

承「一応ここの主人である、輝夜に一言言っておくか」

 

承太郎は出口に向かっていたが方向を変え輝夜の部屋へと向かう

部屋に着き、目の前の襖を軽くコンコンとノックをすると中から「どうぞ」と鈴のような綺麗な声が聞こえてきた

承太郎は襖をあけ中へと入る

 

輝「あら、承太郎。わざわざここを発つ前に挨拶に来てくれたの?嬉しいわね」

承「まぁ一応、世話になったからな。それぐらいはするのは当然といえば当然だろう」

輝「そうね。まっ、堅っ苦しいのは性に合わないからいつでも来てねーとしか言えないわよ、そんな今生の別れでもないのだから」

承「まぁ、そうでしょうね」

輝「ところで、面白いゲームソフトない?」

 

輝夜の手にはゲーム機のコントローラがしっかり握られていた

何故こうなったかというと承太郎が暇だからという理由でゲームをするそれを偶々見た輝夜が自分もやりたいと言いとりあえず適当なゲームをやらせたところゲームにどハマりした

据え置き型だろうが携帯型だろうがファミ◯ンやセ◯サターンからS◯itchまでありとあらゆるゲームを片っ端からやっている輝夜

ちなみにそのゲーム機は承太郎の自前である

承太郎自体万が一に備えゲーム本体は複数台所有しているため全部一個ずつなくなったところで問題はないのである

 

承「どういう系がいい?」

輝「今回は………………そうね、やり込める系で」

承「ふむ、では不思議のダンジョンをやろうか」

輝「やったぜ」

 

承太郎は慣れた手つきで亀の中からソフトを取り出し受け取った輝夜はそれがどの機体に対応してるか即座に理解しそれを本体に入れその本体を起動する

 

承「なんか欲しいのあったら言ってくれ、大体は揃ってる」

輝「ありがてぇ、ありがてぇ」

承「それじゃ俺はそろそろ行くとするか」

輝「元気でねーー」

 

輝夜は画面の方に視線を向けながらそういう

そんなのでいいのか姫さまよ

承太郎は部屋を出て玄関へと向かう

そこまで広くはないのでそこまで時間はかからずに玄関までつき外へと出た

外には鈴仙がもうすでにいた

承太郎に気がつくと鈴仙はでは、行きましょうかと言い歩き始めた

その後特に何事もなく竹林を抜け、承太郎は神社に帰った

 

 

 

 

 

一方博麗神社

 

博麗神社では武と文という珍しい組み合わせで話し合っていた

 

武「承太郎について?」

文「はい、次の記事で承太郎さんのことを記事にしようと思って空条承太郎は一体どんな人かって周りの人達の感想を聞きたくて」

武「俺そんなにあいつのこと知らないけど」

文「最悪一言言えばいいですよ」

武「そうか、まぁあいつに関しては悪友であり親友であるって感じだな」

文「なるほど………………はい!ありがとうございます」

 

メモに武が言ったことを書き、書き終わったらペコリとお辞儀をする射命丸

 

武「ちなみに他の人はどんな感じなんだ?」

文「えーと確か…………」

 

射命丸は持っているメモ帳をペラペラと捲り、取材してきたことを読み上げる

 

*ここからはセリフだけになります

 

紅魔館組

 

フ「お兄ちゃん?お兄ちゃんは優しくて大好き!」

レ「頼りになる人ね。あととっとと嫁げ」

咲「尊敬できる素晴らしい人ですね」

美「承太郎さんにはなんかあった時にいつも泣きついています、私」

パ「しっかり本を返してくれる、常識人」

たまたまその場にいた魔理沙「まぁ悪友って感じだな、思ったことを言い合える仲だ」

 

人里

 

慧「色々と頼める奴だ」

幽香「花を大切にするいい子ね」

アリス「あまり接点がないので…………」

チ「お兄ちゃんはいいセンセーだぞーー」

大妖精「いつも分かりやすくて優しい先生です」

ル「そうなのだー」

リグル「以下同文です」

 

*なおミスティアは店の営業をしに行ったのでインタビュー出来ず

 

冥界組

 

幽々子「あの子は…………うん、色々と可哀想な子ねーー

たった17歳が歩んでいい人生じゃないのよねぇ、あれ」

妖「師匠みたいなものですかね」

 

 

射「というだけ感じですね」

武「ちょくちょく、おかしいのあるけど、だいたい同じ意見か。

あれ、紫は?」

射「あの一家は難しいですね。家はどうあがいても辿りつかないし、神出鬼没なので」

武「あぁそういう…………」

射「では私はここら辺で」

 

そう言い一瞬で居なくなった射命丸

残された武も神社の中へと戻っていった

 

数時間後

 

 

承「ただいまー」

武「おう、おかえりー」

茜「お疲れ様です。どうでした?」

承「楽しめたよ」

茜「そうですかそれは良かったですね」

 

こうしてもいつもの日常が当たり前のように過ぎていった




バルバトスいいやつだったよ…………

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーー


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第164話 いざ現代へ

どうもジョースターです

今回から2、3話現代へ行きます
後新キャラが出ます

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

ゲーマーと化したかぐや姫

 

 

 

かれこれ月の異変から1、2ヶ月が経ちもうそろそろ外の世界でいう夏休みに入ろうとする時期である

承太郎はというと何時もなら授業などで忙しいが今はもう夏休み

先生陣も休みの日が多くなり承太郎はその日を利用して師匠の命日に墓参りへ行こうとしていた

武や茜も実家帰りでせっせと準備をしていた

 

紅「お兄ちゃん、何処か遠出するの?」

武「ん?あぁちょっと実家に帰ろうと思ってね」

紅「外の世界に?」

武「まぁそうだな、ただ安心してそんな長居する気はないし」

紅「そう………………」

武「さてと、準備は終わった。それじゃ今日は遊ぼっか」

紅「うん」

 

こうして2人は仲良く遊びその日は終わった

翌日

 

博麗神社の鳥居の下に承太郎、茜、武、霊夢、そして紫がいた

 

承「さてと、それじゃいくとするか」

霊「そうね。行きましょう」

承「当然のごとく霊夢も行くのか」

霊「まぁね、それともなんか不都合があるわけ?」

承「いや、そんなもん決してあるわけがございませんよ」

武「紅羽ちゃんのお土産買わないとなぁ」

紫「みんな揃った?それじゃいくわよ」

 

そう言い全員の足元に隙間を開き全員そのまま重量に従い落ちていった

目玉だらけの空間の中を落ちていきしばらくすると地面が見えてきた

承太郎は素早く茜の安全を確保して地面に着地した

霊夢も難なく着地

武は紅羽ちゃんを抱え紅羽ちゃんを庇うように地面に着地した

 

承「なぁなんでしれっと紅羽ちゃん連れてきたの?」

武「いや、紅羽ちゃんがどうしても行きたかったらしく、ついスキマに飛び込んじゃったらしい」

紅「ごめん…………なさい………………」

紫「だいぶ肝が座っているというか………………まぁいいわ、その代わり、流石に着替えなさい。和服だと目立つわ」

 

紫はスキマを開きその中に紅羽ちゃんを入れる

 

紫「中に服を用意しておいたわ、それに着替えなさい」

 

数分後、紅羽ちゃんは黒タイツの上にホットパンツという幼女が着て大丈夫かと疑問になりそうな服装で出てきた

上の服はピンクのパーカーを着ている、そして流石に髪色も目立つため帽子をかぶっている

武はあまりの可愛さに失神した

 

 

 

 

数分後

 

 

武は意識を取り戻し紅羽ちゃんに話しかける

 

武「ところでだが、紅羽ちゃん」

紅「どうしたの?」

武「来たのって紅羽ちゃんだけ?由紀ちゃんは?」

紅「1人、紅羽1人」

武「そっか、もしかして一人で人里を抜けて博麗神社まで行ったってこと?」

 

頷く紅羽ちゃん

 

武「流石にそれはダメだよ、紅羽ちゃん。妖怪だってうじゃうじゃいるところに1人で行くなんて危なすぎるよ、もう二度とそんなことしちゃダメだよ」

紅「ごめん…………なさい…………」

紫「むしろ、聞いた話だと2回も1人で行ったことがあるはずなのに一度たりとも妖怪にエンカウントしてないのが不思議ね、人食い妖怪なら人の匂いに敏感だからすぐに襲ってくるはずなのに……………………もはや能力持ちを疑うレベルね」

武「流石にそれはないのでは…………」

紫「まぁまだ証拠がないから可能性程度ね」

武「とりあえず、1泊ぐらいする気でいたから、どうしようかな紅羽ちゃんは………」

紫「なら今日の夜まで行ってそれぐらいなら送ってあげるわ」

 

紫はそういい隙間を開く

 

武「俺が責任とって家まで送ります」

紫「そう、ならしっかり家まで送るのよ」

承「さて、じゃとりあえず今日は自由でいいかな、とりあえず俺は師匠の墓参りしてくる」

紫「そうね、紅羽ちゃんも1日しかないからしっかり楽しみなさいよ」

 

こくこくと頷く紅羽ちゃん

 

紅「あの………おにいちゃ」

武「じゃ一緒にいっこか」

紅「うん」

茜「では私もご一緒にさせてもらいましょうか」

紫「私はどうしようかしら、一応渚君には異変で手伝ってもらったしお礼しとおきましょうかね」

霊「私も行っておこうかしら」

 

こうして二手に分かれて現代での行動が始まった

 

 

 

 

承「師匠、あの時はありがとうございます。あなたに助けられた命無駄にはしません」

紫「貴方には本当に助けられたわ、ありがとう」

(後、頼まれごとはしっかり果たせているわ)

霊「承太郎はしっかり私が面倒見るから任せてください」

承「俺は子供か?」

霊「子供みたいなものよ」

 

承太郎たちは師匠の墓につきお供え物をしてそれぞれ一言を言い合掌する

 

承「それじゃ、俺はカエデさんに挨拶してくる」

霊「せっかくよ私の行くわ」

紫「そうね、せっかくだもの」

カ「むしろ1人できたら怒るわよ、承太郎」

承「カエデさん、いつの間に」

カ「さっき来たばっかよ、元気にしてる?」

 

承太郎の背後には承太郎の師匠である潮田渚の妻のカエデさんがいた

 

承「はい、一応は元気です」

カ「そう、それは良かったわ。ここでの立ち話はアレだし私たちの家へ行きましょう」

 

 

全員頷き元承太郎の家だった家へ着き中へ入る

その後カエデさんになにが起きたか話す

冥界での話、明けない夜の話など様々な話をした

それに色々なリアクションをしながらカエデさんは聞いている

そして一通り話終わった

 

 

カ「色々あったのね、まぁそれがいいことであり悪いことであれ、よく学んで成長しなさい、それだけよ」

承「はい、分かりました」

カ「そんな堅っ苦しくならなくていいのよ、承太郎」

承「いえそう言うわけには……………」

カ「はぁ……………まぁいいわ。それよりも一つ質問なんだけど、あなた一人暮らしの時のマンション覚えてる?」

承「まぁ一応は、幻想郷に来る前まで俺が住んでいた所ですよね」

カ「それよ」

承「それがどうかしましたか?」

 

もう家賃を払えてないから追い出されているものだと思っていた承太郎

 

カ「それがね、ずっと誰かが家賃を払い続けてくれているのか、承太郎の部屋のところがまだ承太郎のままなのよ」

承「……………え?」

カ「とりあえずそのマンションに行って来なさい」

承「そうですね」

 

こうして承太郎の行き先が決まったようだ

その後カエデさんと別れて自分が住んでいたマンションへと足を動かす承太郎

霊夢と紫も現代での承太郎の私生活が気になり付いていくことに

 

 

 

承「さてと、マンションについた訳だけど……………嫌な予感がするのは俺だけ?」

 

マンションにつき自分の部屋番号を確認するとやっぱり空条というネームプレートが貼られている

承太郎たちはそのまま指定された階層まで登り承太郎の部屋の前にいた

 

霊「さっさと開けなさい」

承「とりあえず鍵を開けないといけないから、えーと鍵が………………あったあった」

 

承太郎は亀の中に入れた鍵を取り出し鍵穴に差し込み回した

そしてドアノブに手をかけドアを開けた

 

承「……………………アレ?鍵が閉まった?」

紫「誰かがいるってこと?」

承「そうなるけど………………おそらく金出してくれてる人だろう、とりあえず開けるか」

霊(そこにあるインターフォンってやつを使えばいい気がするのだけど…………まぁいいわ、こっちの方が面白そうだし)

 

承太郎はもう一度鍵穴に鍵を入れ回す

そしてドアを開けると

 

 

 

そこはゴミ屋敷と化していた

 

 

バタン

 

 

 

承「……………………あれ俺の部屋だよね?」

霊「あんた片付けぐらいしなさいよ」

承「待て霊夢、俺はしっかりそういうのはしてるぞ」

紫「これはちょっとひどいわね」

 

あまりの光景に承太郎は部屋を再確認して、霊夢はちょっと軽蔑の目を承太郎に、紫は苦笑いしている

そうこうしている内に部屋の中にいた者がドアを開けたのかドアが開いた

 

 

ガチャリ

 

承「!?」

 

開けた人物はジャージ姿の女性だった

その女性はとても美人で黒色の長髪に整った顔

ジャージさえなければ満点のような女性だった

それを見た承太郎は固まり、女性の方も固まった

 

承「えっと………………なにやっているんすか?紗夜さん」

紗夜(以下紗)「承太郎………………よね?」

承「そうだけど…………」

 

紗夜と呼ばれる女性はほっと安堵の表情を浮かべる

 

紗「よかった、無事だったのね………………」

承「えっととりあえず、部屋掃除してから話をしようか」

紗「えっ、あっ、そっそうね」

 

 

 

30分後

 

 

 

承「久しぶりに本気でやったわ」

霊「これが承太郎の本気」

紫「あのゴミだらけの部屋が1時間もかからず綺麗に」

 

承太郎の活躍により綺麗になった部屋のテーブルに腰をかけ

承太郎と紗夜、向かい合うように霊夢と紫が座っていた

 

紗「それじゃ、まずは自己紹介からするわ。私の名前は佐藤紗夜、承太郎とは仕事で同僚だった者よ」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




えーと、はい、スタンスは戦いとかはめちゃくちゃ強いけど日常生活能力が皆無系キャラです
戦闘能力で言ったら、スタンド無しの承太郎をボコボコにでき、幻想郷でも能力無しである程度は対抗できるレベルです

ぶっちゃけ能力あり武に勝てる

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回のお楽しみにーー


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第165話 中間管理職ってなんで苦労人ばっかなのだろう

どうもジョースターです

今回は少し承太郎の過去にしてた仕事が明らかになります

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

汚部屋作りが得意な紗夜さん

 

 

霊「同じ仕事ってことは…………」

承「そうだ、この人がちょくちょく会話に出てた暗器使いの人だ」

紗「今でもこのジャージの下に軽く20以上は携帯してるわよ」

 

そう言い彼女はいつのまにか手にはナイフがあった

そのナイフは一本だけだったがいつのまにか2本3本と増えていき気がつけば5本ぐらいが片手にあった

 

紗「無論、ナイフだけじゃなくて、様々な武器を仕込めれるわ

鎖や紐、なんなら刀なんてものもいけるわ、それこそよっぽどなやつではない限り仕込めるわよ、流石に刀とかになると少し面倒だけどね。仕事の時は百を超える暗器を身体の至る所に隠せるわ」

霊「そんなもんまで隠せるの凄いわね」

承「何がタチが悪いのは仕事の時の場合毒を塗ってあることなんだよなぁ、こいつかすり傷一つで下手したら死に至るレベルの猛毒も平然と塗るぞ」

紗「流石にもうしてないわよ、というかもうその仕事は一緒に辞めたでしょ」

霊「仕事………………あぁ裏で国を守る仕事みたいなやつね」

承「具体的に言えば違うがまぁそんな認識でいいや、基本は立て篭もりとかの突入任務とかはよくあった、後テロリストのアジトに突っ込む時とか。暗殺とかは滅多にするようなことじゃない」

紫「というか、どうやって辞めれたの?そういうのって止めるイコール死なのでは?」

 

承太郎と紗夜がお互いに目を合わせキョトンとする

なにそれ初耳?と言わんばかりに

 

承「あぁそういうことか、わかったわかった。

元々、俺や紗夜がそこに入ったのも向こうから『やってくれませんか?』ってスカウトが来たからなんだ。

俺の方は師匠の跡を継ぐような形だがな。

だから、そのせいか俺たちが辞めることに対しては割とすんなりOKくれた、というか入るときに辞めたければいつでもやめていいからなとか無理に入らなくていいからなとか言われた」

 

同じくと言葉を発する紗夜

 

紗「正直びっくりするぐらいホワイトな環境よ、事務処理とか以外はね、ミスっても特になんの責任も取る必要すらなかったから、変人が多いのを除けばね。

作った人曰く『最前線で一番危ないことをしてる人に後ろで命令してるだけのやつがあれこれ言うのはおかしいと思う。たとえミスしてもそれはしょうがない事でもあるからそれをカバーするのがこっちの役目、もしカバーしきれなかったらそれはこっちの責任。

というか未来のある君達を死なすことだけは一番合ってはならないことだ』という非の打ち所がない人格者だったから…………」

承「あの人は素直に尊敬できる人だわ。あの人にだったらいくらでも尽くしてもいいぐらい」

霊「なにそのスーパー善人」

紫「なんでそんな人がそんなブラックなことをやっているのかしらね」

 

紫の疑問は当然である

かなりの人格者でもある人がなぜか場合によっては人殺しをするような組織の長なのかが不明だ

 

承「あぁ、それならこう言ってたな『国をそう言った外のやばい奴らから守るためにはこうするしかなかった、しかしもう私は45は軽く超えてる、それが故に体がもたないんだ、汚れ役を君たちには本当に申し訳ない』ってな」

紫「その人に是非とも会ってみたいわね」

紗「あの人忙しいし、あまり人と話さない人だから難しいわね」

承「話すときはかなり喋るけど無駄口とかは喋らない系の人だから」

霊「変な人なのね」

承「あの組織の奴らは1人を除いて変人だった、その1人は俺の上司だったのだけどとにかく苦労人だった。いつも事後処理とかの処理とか目の下クマを浮かべていてため息も多かった人だな」

 

どれぐらい苦労人かというと中間管理職を想像してください

その次に上司からは若干ぶっ飛んだ命令が飛んでくる

同僚から雑務処理を押し付けられるように頼まれる

部下は色々と当初の予定とかけ離れた方法で解決してしまう

事後処理だらけでいつも残業をしている

まぁ、そんな感じである

その人がいたらここにいたらこう言ったであろう『2人とあの人ぐらいしかまともな人がいないからお願いだから戻ってきてください、胃が痛いです』となお、あの人とはその組織を作った人である

 

承「まぁ要は基本ホワイトなんだけど、事務処理の担当の人だから苦労してる。

俺は一応その人の手伝いとかはよくしてたが大変だった、アレを毎日とか発狂する」

紗「あの人はついつい頼まれたら断れない人だから、その人の良さが仇になってるのよね」

霊「なんていうか、現代の闇を見た気が…………」

紗「それじゃ、貴方たちの話をしてちょうだい」

 

霊夢と紫は幻想郷がどのような世界であるかを説明する

そして承太郎がそこで何をしてるのか、何があったのかを話す

彼女はそれをただジッと聞いていた

 

承「とまぁこんな感じかな」

紗「そう…………承太郎、あなたに質問よ」

承「なんだ?」

紗「あなたは此処か幻想郷かどっちがいい?」

承「………………………」

紗「正直な話、貴方が幻想郷に来たのはブラッドのせいよ。

幻想郷にいようがここにいようがどっちでもいいのよ、無理に幻想郷にいる理由なんてないのよ、それをよく考えてどっちで住みたいか言いなさい、幻想郷に住んだら、ここでの生活は諦めないといけないのよ」

承「俺は………………」

 

承太郎はそのまま黙り込む

そんなことはわかりきっていたことだ、だがいざそのことを聞かれると断言出来ないそんな心境である

 

霊「紗夜さん、それは…………」

紫「霊夢、これは承太郎が決めることなのよ、貴女や私があれこれ口出ししていいわけがないわ」

承「………………」

紗「正直な話ね、私はあなたが居なくなった時怖かったの、何も言わずにいなくなるのだから。

でも、貴方なら生きてるって信じたからいつでも貴方が帰ってきてもいいように帰るべき場所を守っていたの。

幻想郷の世界はこっちより危険がいっぱいなのよ?

もしかしたら死ぬかもしれないのよ、私はあなたに危ない目にあってもらいたくないの。

だから………………」

 

そこで彼女は少し言葉を詰まらすが、すぐに真剣な表情で承太郎に言う

 

紗「もし、そんな状態で幻想郷に帰るぐらいなら私は貴方を意地でもここに留めさせるわ、どんな手段を使ってでもよ。

例え罵られても嫌われてもいい恨まれてもいい、それでも私はあなたに危ない目にあってもらいたくないの」

承「紗夜さん………………」

紗「まだ迷っているようね、目を見れば分かるわ」

承「………………少し、時間をください」

紗「そうね…………明日ね…………明日の朝までに決めなさい。」

 

紗夜は時計を確認し、もう夕方になってることに気がつく

 

紗「とりあえず今日は3人ともここに泊まりなさい、わざわざホテル探すのも面倒でしょう」

紫「そうさせてもらうわ、あっその前にと。私は紅羽ちゃんを幻想郷に送ってくるわ」

 

紫はそういい隙間を開き中に入る

承太郎と霊夢からすれば見慣れた光景だが紗夜からすれば初めての光景である

 

紗「料理は私がつk「俺がやる」………………お言葉に甘えさせてもらうわ」

霊(あぁ承太郎の様子からすると料理があまり上手くないみたいなのね)

 

承太郎はリビングに立ち料理を始める

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方武たちは

 

 

 

紫「えーとあっいたいた、紅羽ちゃーん、そろそろ帰るわよーーってえ?」

 

紫は3人を見つけそこへ移動すると紫は絶句する

そこにはVRと思しきものをつけコントローラを操作する紅羽ちゃん

その紅羽ちゃんを膝に乗せガタガタ震えながら画面を見る武

立ったまま失神してる茜

まずどこからツッコミを入れればいいかわからない状況になっていた

 

紫「ナニコレ……………………ナニコレ」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




まぁお気付きかもしれませんが、承太郎もうすでに紗夜のことは攻略済みです
気が向いたら過去編を作りますのでその時どういう経緯で攻略したのかは出す予定です

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします


次回もお楽しみにーーー


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第166話 天才ロリゲーマー現る

どうもジョースターです

fgoの新章はまだですかね

もうそろそろ来そうな気がするけどなぁ

ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

(事務処理を除けば)ホワイトだった仕事環境

 

 

 

承太郎が紗夜と話をしている頃武たちは何をしていたというと

高層ビルが立ち並び、人が多く行き交っている場所へ行っていた

 

紅「人多い………………建物………………たかい………………見たこともないものが動いてる………………」

武「紅羽ちゃん大丈夫?」

紅「う、うん大丈夫」

 

紅羽ちゃんは初めての都会で目をぐるぐる回していた

無理もない話である

霊夢や魔理沙ならともかく、普段の人里の数倍はいるであろう人の数と、幻想郷の建物の何倍も高いビルがたくさん立ち並んでいるのである

極め付けは、見たこともない鉄の箱がものすごい速度で大量に走っているのである

処理落ちするのも無理はないであろう

紅羽ちゃんは少し怖くなったのか武の手をギュッと握る

 

武「それじゃ、どこ行きたい?」

紅「どこって言われても………………」

茜「分かるわけないじゃないですかバカお兄さん」

武「それもそうだね」

紅「あっそうだ………………ゲームを見てみたい…………かな?」

 

幻想郷にいた頃も博麗神社にいた時や遊びに来たときに時々ゲームをしていたので興味があるようだ

 

武「わかった、それじゃ行ってみようか」

 

こうして3人はゲームを売っているであろう家電販売店へと足を運ぶ

 

 

 

 

店へ着き、3人は様々なゲームを見て歩いて気に入ったものは買うことにした(ただし費用は承太郎持ち)

そしてその時であった

 

武「へーVR体験ねぇ」

 

それはVRを無料でお試し体験できるものだった

武はそれに興味を惹かれやってみることになった

がしかし、この時作品を確認せずにいたのである。それが一体どんな悲劇を招いたかというと

 

武「えっ、あの、これホラゲーじゃ…………ウアアアアアアアアアアアア待って待って待て待てってアアアアアアアアアアアア!!」

茜「あっ………………」

紅「お兄ちゃん、大丈夫?」

 

武がVRでやり2人は別画面でどうなっているのかを見ていた

茜は最初のホラースポットで悲鳴こそは上がらなかったが完全に怖がっていた

紅羽ちゃんは全く動じることなくしていた

 

武「あーー無理無理リタイアリタイアリタイア!」

 

武は数分間は頑張っていたが流石に諦めてゴーグルを外した

 

紅「紅羽やりたい」

武「怖いよ?いける?」

 

コクコクと頷く紅羽ちゃん

そして椅子に座ろうとしたがそこで紅羽ちゃんは止まる

 

紅「お兄ちゃんのお膝の上でやって…………いい?」

武「勿論」

 

武はそう言い椅子に座りポンポンと膝に手を置く

紅羽ちゃんはその上にチョコンと座りゴーグルをつけゲームを始める

軽く操作をして動作を確認し終わったら、すぐさまストーリーを進めるべく探索を開始する

 

紅「ゾンビって………………頭撃たないと死なない………………もの?」

武「そうみたいだね、大丈夫?怖くない?」

紅「お兄ちゃんがいるから………………全然怖くない」

武「そっかその肝心ののお兄ちゃんビビりまくってるよ」

紅「お兄ちゃんもお姉ちゃんも妖怪とかはいけるくせにこれはダメなんだ」

 

恐怖のせいかやたら口数が減っている茜はようやくそこで口を開く

 

茜「妖怪と違って、動けなくなるまで襲ってくるから苦手です」

武「元は人間だったからなんか抵抗を覚えるんだ」

紅「ふーん」

 

そう言いながら、ドンドン探索を済ませ襲ってきた敵をあっさり仕留め物凄い進行速度である

 

 

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

武「く、紅羽ちゃん?も、もうやめにしないかな?」

茜「……………………(失神)」

 

画面外から急に襲いかかってきたゾンビにより茜は気絶し、武が半分涙目

しかし武が守るべき対象は平然としている

さすがいくつもの修羅場をくぐってきただけはあり全然動じない

 

紫「あっあなた達、そ、そろそろ帰るわよ………………」

 

その光景に若干呆れつつも3人に声をかける紫

茜はそこで意識を取り戻す

 

茜「えっ、あっ気絶してました!」

紅「もうおしまいなの?残念………………」

 

そう言い少し残念そうにVRゴーグルを外し元の場所へと戻す紅羽ちゃん

その後その店ではしばらくの間、天才ロリゲーマーが出没したと噂になったらしい

 

店を出て人目がつかない場所へと移動して紅羽ちゃんと武は幻想郷へと帰る

人里へ着き2人は紅羽ちゃんの家へと目指す

その道中

 

 

武「楽しかった?」

紅「うん、とっても」

武「そっかそれなら良かった」

紅「でも、お兄ちゃんの親に……………………あ、挨拶しておきたかったな」

武「紅羽ちゃん!?」

 

あまりの爆弾発言に武は驚く

 

紅「あっ、そっか、まだそんな年齢じゃないからダメ…………だった………………」

武「そういう問題なのかなぁ」

 

そうこうしているうちに家に着く2人

 

紅「じゃ、お兄ちゃん。明日は…………無理だから、明後日?」

武「どうだろう、まっ、どうせすぐ会えるよ。じゃっバイバイ」

紅「ありがとうね、お兄ちゃん」

 

そう言い玄関を開け家の中へと入っていく紅羽ちゃん

武は人里を出て人目のつかない場所で隙間を開けてもらい現代に戻った

 

 

茜「それじゃ、親のところに行きましょうか」

武「そうだな」

 

そう言い2人は実家へと足を運ぶ

 

To be continued ーーーーーーー>




一応ゲームの上手さをまとめるとこうなります
承太郎、霊夢、魔理沙、咲夜、武、茜、レミリア、紅羽ちゃん、由紀ちゃん

プロレベル
承太郎

(超えられない壁)

めちゃくちゃ上手い

紅羽ちゃん、咲夜、*霊夢

(越えられない壁)

普通

魔理沙、由紀ちゃん、

下手

久城兄妹

(超えられない壁)
(超えられない壁)
(超えられない壁)

真っ直ぐ歩くのすら困難なレベルの論外

レミリア

といった感じになります
*霊夢は真面目にそのゲームをやり込めば上手いけど、基本は普通ぐらいなイメージ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第167話 別に貴方じゃなくても

どうもジョースターです

やっと新章かぁ、ちょっと時間が空きすぎた所為で若干ストーリーがあやふやだけど頑張ってクリアしないと


ではどうぞ


前回までのあらすじ

 

武がそばにいれば最強な紅羽ちゃん

 

 

紗「えーと、霊夢でいいかしら?」

霊「えっ、あっはい、大丈夫です」

紗「正直な話よ。承太郎のことどう思ってるのかしら?」

 

承太郎は料理を作っているためその場にはおらず、紫も紅羽ちゃんを送りに行ったためその場には霊夢と紗夜しかいなかった

 

霊「へ?あの………………えっ?あのなんでそんなことを急に!」

紗「え?別に同居人として承太郎のことをどう思っているか聞こうとしただけよ?」

霊「あっそっちか…………まぁそれなりには頼りにしてますよ」

紗「そうならいいわ、と、こ、ろ、で異性としてはどう見てるのかしらね?」

霊「……………………えーと、、、、内緒です」

紗「あらそう…………ちなみに私は承太郎のことを好きよ、大好きよ、愛してる。

だから出来れば承太郎と結婚したいけど、承太郎が別の人と結ばれるならそれはそれでいいわ。

私の感情よりも承太郎の幸せの方がずっと大事だから」

霊「でもそれじゃぁ………………」

 

紗夜は霊夢が次に何を言いたいのかを悟り頷く

 

紗「私はそれでもいいの、こんな血塗られた手じゃ誰も愛してはいけないのよ、私は恋をするには少し汚れ過ぎた。

承太郎は承太郎が好きな人と結ばれるのが一番よ。

あの子の幸せを願うならばそれが理想よ」

霊「……………………」

紗「ところでなんか焦げ臭くない?」

霊「ッ、たしかに」

 

2人はさっきまでなかった焦げ付いた匂いに違和感を覚える

 

霊「まさか、承太郎!」

 

そう言い霊夢はリビングに駆けつける

そこには目の前で何か考え事をしているのか料理が焦げ付いているのに無反応の承太郎がいた

 

霊「承太郎!火!」

承「えっ、あっ、しまった………………」

 

承太郎は慌てて火を止めるがそこには見るも無残な肉じゃがが出来ていた

 

承「……………………俺としたことが…………考え込み過ぎたか」

紗「しっかりしなさい、承太郎。そんなのじゃ余計行かせたくないわ」

承「………………」

紗「悩むのはいい事だけど悩み過ぎよ」

 

紗夜は少しため息を吐いてそういう

 

承「次はしっかりやる」

紗「その前にそれをどうにかしなさい」

承「可食部だけ取って食べて、残りの炭の部分は、持って帰って肥料かなんかにする」

 

そう言いながら鍋の肉じゃがだったものを皿に移し、素早く食べる部分と無理な部分を分ける

 

紗「ならいいわ、無駄遣いは許さないからね」

霊「そうね」

紗「切るだけなら得意だから、私も手伝うわ。というわけで見張りしておきたいわ」

承「ごめんなさい」

霊「私は………………うん、一人で待っておくわ」

 

承太郎と紗夜は料理を始め

霊夢は元の場所へ戻る

 

 

紗「承太郎、あなた霊夢のことどう思っているの?」

承「えっ?霊夢?」

紗「彼女が幻想郷で一番付き合いが長いのでしょ、さらには同居人と聞いたわ。

どう思っているとか流石にあるでしょう」

承「霊夢か………………まぁ普段は何もしないグータラ巫女だが、いざという時は頼りになる奴だな」

紗「そう、それじゃ異性としては?」

承「異性としてか………………まぁ美人だと思うし可愛いと思うよ。でも恋愛対象としては見てないのかな」

紗「かなって自分のことなのに随分とまぁ曖昧ね」

 

承太郎も自覚はあるようで苦笑いをする

二人は野菜を水で洗いながら会話を続ける

 

紗「それじゃ、私の方は?」

承「……………………本人が聞くのか」

紗「面倒なのは嫌いなのよね」

承「というか俺にそう言ったことを聞くのは間違いだと思うなぁ、もう恋なんてしたのが昔過ぎてもうどう言ったものが恋なのかわからない」

紗「そういえばそうだったわね」

 

そう言いながら紗夜は洗った野菜を素早く切っていく

流石刃物の扱いに慣れているだけはあり寸分も狂いもなく野菜が切れている

 

紗「正直ね、私はあなたをこのままここにいてもらいたいわ。

幻想郷で何が起きているかは聞いたわ、あなたがそれを必死に解決しようとしているのも知ってる。

でも、それでも、私は行かせたくない。

なんで貴方なのよ、あなたほどではないけど私よりも何倍も強い人がいるのでしょう!

その人たちに任せてもいいじゃないの!これ以上、これ以上貴方が傷付くのは見たくないの!」

 

承(あぁ、そうかこの人は、この人は本気で俺のことを心配してくれて行ってくれていたんだ。やっぱり暗器使いの殺し屋の癖にいい人だな)

 

紗夜は目を涙で潤せながら承太郎に訴える

 

承「ごめんなさい、それでも、それでも俺は誰かのために誰かを助けるために、生きていたいんだ。

俺は幻想郷で色々救われた、だから次は俺が助けないと」

紗「………………そう、それでいいそれでいいの」

 

紗夜は涙を拭い少し笑いながらこたえる

 

承「久しぶりに笑ってる顔見たわ」

紗「昔は無感情だったからね、その弊害よ

あなたが私をこんなに変えてくれたのよ」

承「………………そうか」

 

その後料理はしっかり出来上がり

日もすっかり暮れて寝る準備をしていた

 

霊「でどこで寝るの?」

紗「ベットは2つしかないわよ」

承「なんで2つもあるのですかね、俺いた時一つだったのだけど」

紗「私が持ち込んだ」

承「えぇ…………」

 

少し話が脱線してきたので承太郎は若干強引に話を戻す

 

承「じゃ俺はソファーで寝るわ」

紗「ダメよ、流石になんか申し訳ないわ。久し振りに私と一緒に寝る?」

承「えっそれは…………」

霊「承太郎なら変なことしないから大丈夫でしょ」

 

そう言い霊夢は眠いと言い一人ベットへ向かう

 

承「まぁ別にいっか」

紗「私は別に襲ってきても問題はないのだけど、返り討ちにできるし」

承「さすが殺し屋、発想が殺し屋」

紗「まぁ承太郎なら襲われてもいいのよ」

承「しれっと爆弾発言やめようか」

 

二人はそんな漫才に近い何かしながらベットへ入る

しかし二人はそのまま寝た

何も起こらなかった、そうなのも起こらないのである

というかその時の2人の心境はというと

 

承(仮に変に手を出してら殺されるから普通に寝よう)

紗(承太郎に手を出すなんて無理、絶対無理!私なんかが承太郎を襲っていいわけがないのよ!

あっでも抱きつくだけなら……………………いやいやいやいや、それも無理、それが出来たらとっくの昔に告白してるって!

意気地なし、こういう時に臆病だからいつまでたっても独身なのよ!馬鹿私の馬鹿!)

 

こんな感じである

もうすでにキャラが崩壊している気がするのは私だけであろうか by作者

 

 

翌日

 

紗「………………………」

承「えーと、違うんですよたまたまなんですわざとじゃ無いんです許してください」

 

ベッドの上で正座をして向かい合う二人

承太郎は顔が真っ青で必死になにか誤解を解こうとしている

対して紗夜は無表情、それこそまさに仕事で標的を仕留める時のように感情を無にして相手に一切の躊躇いもなく殺せる目をしている

何故こんなことになったかというと

 

紗「私は怒っては無いわよ、まさか朝起きたら抱きつかれているわ、私の胸に顔を埋めていることなんて全然怒ってないわよ」

 

それは数分前の出来事であった

紗夜が目を覚ますと承太郎が紗夜に寝相で抱きついたのか紗夜に抱きついていたのである

さらには承太郎の方が身長が高いはずだから紗夜の胸に承太郎の顔が埋まるなんてことはありえない筈だがなぜかそれがあり得てしまったのである

それを見た紗夜が思わず悲鳴をあげる

眼が覚める承太郎、しかし寝起きであるためどんな現状かロクに理解出来ずにいた

そして承太郎がとった行動は

 

承「すいませんでした」

 

土下座である、起きてから数秒の出来事であり

その後二人は正座をして話をするのであった

 

 

 

紗「でもまぁ、偶然だからしょうがないのもあるわね、でも責任はとってもらわないと」

承「……………………はい」

紗「決めたわ、えぇこうしましょう。これは他の人のためにもこうした方がいいわね、うん」

 

紗夜はそう言うと立ち上がり少しやることが出来たと言い残し部屋を出る

残された承太郎は若干黄昏ていた

ブラッドは事の顛末を見て大爆笑していたため二人に半殺しにされ地に伏せていた

 

To be continued ーーーーーーー>




一応紗夜の承太郎への友好度はMAXです
しかし自分は恋をしては行けないと思っているため、なかなか承太郎本人には好意を伝えられずにそういった場面はあるとテンパってしまうようなタイプの人
要は恋愛クソザコナメクジなのである

感想誤字アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回も楽しみに


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第168話 さっさと付き合え

どうもジョースターです

fgoの新章まだかな、予告出てから一週間経った気がするのだけど

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

恋愛に弱すぎる承太郎と紗夜

 

 

承太郎が紗夜に土下座をしている時

一方武たちは何事もなく実家で夜を越していた

 

武「なんか久しぶりだな、ここで起きるのも」

 

そう言いベットから跳ねるように起き上がる武

 

明「おっ起きたか、おはよう」

武「おはよう、どうした朝っぱらから俺の部屋に」

 

武が周りを見渡すと自身の父久城明廣がいた

武は何故自分の部屋にいるかを聞く

 

明「いやぁ、男同士じゃないと話せないことがあるだろ、お前」

武「え?」

明「昨日飯食いながらお前らの地域の生活を聞いていた時のお前の目がまるで気になる子でもいるようかのような目だったから、茜や母さんがいる中じゃ話しづらいだろう?

だから、聞きに来たってわけ、それでどうなんだ?」

武「………………まぁいるな」

明「どんな子なんだ?」

武「大人しい子、でも芯はしっかりしてる子なんだ

ただ、えっと、その…………その子と俺は少し年齢が離れているんだ」

 

それを聞いた瞬間、父親は全てを察する

 

明「ロリに手を出してはいけないぞ」

武「そりゃもちろんそんな変態行動は(その子には)してないよ」

明「そりゃ良かった」

武「その子は親に虐待されてて、俺は頑張ってその親を説得して、その親とようやく和解できると思った矢先親が殺されて天涯孤独になった子なんだ」

明「穏やかではないな」

武「俺はその子には幸せになってもらいたい」

明「なぁお前はその子にどう思われているか判るか?」

武「好きって言われた、お嫁になりたいとも言われた」

 

それを聞くと少し予想の斜め上を行ってしまったのか少しえっ、と声を漏らすが即座に元に戻る

 

明「ならいいんじゃね?」

武「は?」

明「いや、相思相愛なら付き合っちまえ、その子がお前といるのが幸せだって言うんのなら付き合ってしまえばいいと思うぞ」

武「流石に社会的に…………」

明「あのなぁ、社会のことを気にして恋愛なんか出来るかってんだ!

お互いに一緒にいたいなら居ればいいんだよ、簡単なことだろう」

 

武はその言葉に今まで悩んでいたのはなんでだろうっと思うぐらい納得がいった

しかし、それでもまだわずかにある常識に囚われているようで決断ができない

 

明「そりゃたしかにいかがわしい行為をするのはダメだ。しかし清いお付き合いなら問題ないだろう」

武「……………………あっさりいったな」

明「んな、そんなに年齢離れてねぇんだしいけるいける」

 

武が今17ぐらいで紅羽ちゃんが10ぐらい7歳差である

 

武「7歳差ってだいぶなのでは…………」

明「年の差婚ってやつである二桁オーバーの年齢差のやつよかマシ」

武「それと比べちゃうのか」

明「まぁ7歳ならギリギリいける範囲じゃねえか?」

武「いけると思うが周りが全力で止めそう」

 

*実際は皆様殆どがさっさとくっついてしまえと思ってます

 

明「まぁいつか思い切らないといけない日が来るから、そういうのは取り返しがつかなくなる前にやっとけ」

 

そう言い立ち上がり部屋を出る父

武は一人で父に言われたことを反芻する

 

武「承太郎にも相談してみるか」

 

他人の為となると即座に決断をすることができるが自分のことになると途端に優秀不断になる武

他人に聞くのはどうかと思うがそれでも意見を聞く程度ならば許されるだろうとそういう判断によって武は自分の部屋から出ていく

 

茜「おはようございます。お兄さん、朝食はもう出来ているのでそれを食べてください、食べ終わったら帰る準備をしておいてくださいね」

武「おはよう、わかったとりあえず飯食べる」

 

武はそのまま朝食が置かれたテーブルへ座る

そこには空のお茶碗と汁椀が置かれ、少し大きな皿に目玉焼き、生姜焼き千切りキャベツがあり、小皿にほうれん草のおひたしがあった

 

茜「あぁ、言い忘れてましたが、ご飯とお味噌汁は自分でよそってください」

武「あいよー」

 

武はそう言い炊飯器からご飯をよそい、味噌汁を入れていただきますと合掌してから食べ始める

 

 

 

数十分後

武は朝食を食べ終わり帰る用意を済ませていた

完全に用意を終わらせ後は承太郎が来るのを待つだけだった

その時も一人でどうすべきか考え込む

 

 

そして帰る時がやってきた

承太郎が来たと茜から告げられ靴を履き家を出ようとする2人

 

明「それじゃ頑張ってこいよ」

雅「行ってらっしゃいーー」

 

父は二人に激励を送る

武の母久城雅は二人に笑顔で送り出す

それを見た武と茜は二人の目をしっかり見て

 

武・茜「「いってきます」」

 

そう言い家を出た

 

 

武「いやぁーお待たせしましたねぇーー」

霊「さっさとしなさい帰るわよ」

承「そんな時間指定はないのだが」

茜「まぁまぁ、それでは早速行きましょうか」

紫「それじゃ行きましょうか」

紗「そうね」

 

そう言い紫の隙間を通り幻想郷へと戻る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

承「なぁ、自然に入ってたから気がつかなかったがなんで、なんで紗夜は幻想郷へ来てるのですかね」

紗「え?それはもちろん、ここに住むことにしたからよ」

承「……………………は?」

紗「私はあなたと一緒にいたい。それだけの理由で十分でしょう」

承「えっ、あのっ、え?」

霊「まぁ薄々そんな気はしてたわ。なんかこのまま幻想郷へ行って暮らしそうだなって感じはしてた」

紫「頼まれたから面白そうだったから許可した」

武「ノリで許可しちゃうのか賢者さんよ」

茜「………………紫さんらしいといえばらしいですね」

 

各々様々なリアクションをする

 

▼ 紗夜が なかまに なった !

 

 

 

 

ちなみにその後武は承太郎に紅羽ちゃんのことを聞いてみると

 

武「なぁ承太郎、紅羽ちゃんと付き合ってもいいと思う?」

承「え?今まで付き合ってなかったのかよ、さっさとくっついたら?

紅羽の場合はお前も変態行動しないからいいのでは?」

 

とあっさり言われたそうな

 

To be continued ーーーーーーー>

 




というわけで紗夜さん幻想入りです
紗夜さんの戦闘があるかどうかはわからないけど


そしてみなさんがご思いであろうさっさと付き合えについて触れましたね
さてさて武くんはどういう答えを出すでしょうかお楽しみに


感想誤字アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーーー


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第169話 馬子にも衣装

どうもジョースターです

先週は投稿できず、すいませんでした

理由?
簡単に言うと、ギリギリになってやっぱこれじゃないなと思って没にしたのと、単純に時間がなかったからです

いや、ほんとごめんなさい



前回のあらすじ

 

子が子なら親も親

 

 

現代に戻ってから数日後

紗夜も幻想郷での生活にある程度なれてきたようで仕事を探し始めた

 

承「意外だな、仕事するとは」

紗「人を勝手にニートにしてないで頂戴、私はこれでも働く人間よ、たしかに現代では働く意味がなくなって余裕ができてからはやらなくなったけども…………」

霊「働く意味?」

承「わかりやすく言うとあいつの育った孤児院の借金返済」

霊「へぇ、めちゃくちゃ善良な行いね。巫女として評価高いわ」

承「俺よりよっぽど真っ当な理由だと思った」

紗「それぐらいしか出来ることがなかったから………………」

ブ「ねぇ、今さらっと紗夜ちゃんの大事な設定が出た気がするのだけどそこはスルーなのね」

承「お前が喋ると若干話がメタい方向になってしまうから黙ってろ」

 

承太郎はそう言いブラッドを(物理的に)黙らす

それを二人は当たり前のことかのように流して話を続ける

 

紗「さて話が脱線したわね、えーと、そう仕事の話よ。何かいい仕事知らない?」

承「そうだな…………寺子屋の仕事はもう人手は必要がないからなぁ………………とりあえず人里行って考えたらそうだ?」

紗「そうね、そうしようかしら。じゃ私を人里まで送りなさい」

承「まぁそうなるよね、だがしかし丁度いい寺子屋でやっておかないといけないこともあるわけだし」

 

二人はそのままエアライドで人里まで行き紗夜は仕事を探しに人里中を歩き回り、承太郎は仕事をしに行く寺子屋へと行く為にそれぞれ別行動を始める

時刻は昼頃、人も多い為声をかけやすいだろう

 

紗「さて、どうしたものかしらね

とりあえず人員を募集してるところを探そうかしらね」

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

 

紗「まぁ、こんなものかしらね。

花屋に、本屋、自警団、茶屋、色々あるわね。

さすが幻想郷唯一の人里」

 

紗夜は色々探し回った結果大体20件程度の募集を見つけた

 

紗「へぇ、医者の募集もあるのね。毒や刃物を使う人間からすれば割と向いているかもね」

 

毒は使い方によっては薬となり、薬は毒にもなれる

故に毒に知識があれば薬にも知識があるのである

 

紗「さてさて、どうしようかしらね」

承「仕事終わらせてきた」

紗「早いわね」

承「まぁテストの問題を慧音に見せてダメなところを修正するだけだからな。今回は割といい出来だったからすぐ通った」

紗「へぇ、それはよかったわね」

承「さてと、それでなんかいい仕事見つかったか?」

紗「色々漁って大体20は見つけたわ、あとは絞るだけね」

 

承太郎は紗夜が貰った求人募集の紙を見ていく

そして、おもむろにペンであれこれと書き出した

 

紗「何しているの?」

承「幻想郷の知識があまりないお前のために現代とは違う点を書いてる」

紗「あら気が効くわね、ありがとう」

承「これぐらいしか出来ないからな」

紗「それはどうかしらね、もっとやってもらいたいことならあるわよ」

承「なんかあったっけ?」

紗「えぇとってもいいのがあるじゃない。ほら、あなたの人脈の広さを利用するのよ」

 

そんな人脈あったっけ?って表情をする承太郎

だが実際承太郎はかなり顔が広い、頼まれたらなんでも手伝ってしまう性格や、寺子屋での先生としての生徒からの人気ぶり、などなど言い出したらキリがないぐらいのことをしているため、人里の人からすれば人望はある

 

承「あまり期待はするなよ」

紗「謙遜し過ぎよ貴方は」

承「あっそうだ。慧音にも聞いてみるか、なんかいい仕事ないかって」

紗「慧音?」

承「あぁ、俺が働いている寺子屋の上司みたいな人っていうか半妖でこの人里の守護者をやっているだけはあって、色々そう言ったことも知っているんだよ」

紗「へぇ、たしかに聞いてみるのもいいわね、早速案内してくれない?」

 

承太郎は分かったと言い寺子屋の方を歩き出す、紗夜は承太郎の隣で歩き、向かっている間に様々な話をする

 

 

 

 

承「ここだ」

紗「へぇ、ここが………………」

 

2人は寺子屋につく

 

承「今日は休みだから、生徒は自習とか出来てないからいないと思うが、先生たちはテスト作りに励んでいるから、時間を取れるかどうか分からないからな」

紗「今言うのね………………まぁそんなことはある程度予想はついているからいいけど」

 

2人は寺子屋の中へと入り

職員室の前まで着く

 

承「先に行けるかどうか慧音に聞いてくる」

紗「………………お願いするわ」

 

承太郎はドアを開け

中に入る

ほかの教師はもう帰っているのか、残っているのは慧音だけである

慧音は帰ったと思ったら戻ってきた承太郎を見て少し驚きつつもいつも通りのトーンで話す

 

慧「む?承太郎か。どうかしたのか?忘れ物か?それともなんか言うことでもあるのか?」

承「今、時間って空いてる?」

慧「まぁある程度はひと段落ついたからいけるが…………何故だ?」

承「実際に会ってもらった方が早いな。紗夜入っていいぞ」

 

そう言い承太郎は外にいる紗夜に呼びかけ、紗夜は部屋に入る

慧音は、その段階で何を聞きたいのか全てを察した

 

慧「あぁ、なるほど。彼女に仕事を与えてくれと?」

承「理解が早くて助かる」

慧「おっと申し遅れた、私は上白沢慧音というものだ、よろしく頼む」

紗「ご丁寧にありがとうございます、私は佐藤紗夜と言います」

承「紗夜は俺が外の世界でやってた仕事の同僚だった人だ」

慧「ほう、同僚か………………それで仕事だったな。そうだな、少し付いてきてくれ、私の家に資料が色々ある」

 

慧音はそう言い学校の戸締りをして自分の家へと向かう

2人は戸締りを手伝って、家に行くのを付いていく

そして3人は家に着きテーブルに座り話をする

 

慧「えーと、確か紗夜さんだったか、仕事が欲しいってことか」

紗「そうね」

慧「具体的にはどんな仕事がいい?」

紗「特にはないわ、ある程度は出来るからとりあえず何か職を手にしたいわ」

慧「ふむふむ、なるほど………………そうだな………………承太郎、彼女は強いか?」

承「強い、能力なしで戦ったらボッコボコにされるぐらいは強い。

ただ能力は持ってない。

暗器と毒による戦いが得意」

慧「真っ向から戦う気が無いような戦い方だな」

紗「否定はしないわ、実際そうだし」

 

紗夜は自嘲気味に言う

慧音は、そんなつもりで言ってないとフォローを入れる

 

承「それでなんでそんなことを?」

慧「自警団を勧めようとしたが、流石に無理があるな。

子供は好きか?」

紗「えぇ、好きよ。もちろん邪な意味ではなく」

慧「ふむ………………では次に、接客はどうだ?」

紗「外で必要だったものだからある程度は」

慧「では、料理」

紗「そ、それはある程「無理を言うな、こいつに任せられるのは切ることだけだ」……………………だそうよ」

慧「そ、そうか……………………まぁ、とりあえず2つ案がある

1つはちょうど求人募集中なのと、承太郎からすればお知り合いなのもあってここがいいと思うな」

 

そう言い慧音は一枚の紙を2人に渡す

 

紗「家族で営んでいる、食事処?」

承「おいおいマジか。そこかぁ………………」

 

承太郎にはその店が見覚えがある

というのも何を隠そうと由紀ちゃんと紅羽ちゃんの親が営んでいる茶屋だからである

最近、人気が出たせいか人手が足りなくなりつつあるため求人を設けたそうだ

 

慧「そしてもう1つが、これだ」

承「道具屋、霧雨………………霧雨?」

紗「それがどうかしたの?」

慧「承太郎はなんとなく察しがつくだろう。

えーとあの脳筋魔法使いの親が営んでいる道具屋だ。

あぁ誤解して欲しくないのだが、両親はめちゃくちゃマトモだ」

承「マジか」

紗「後で説明を要求するわ」

慧「と、とりあえずこんなもんだ。今決めろとは言わん、なんなら両方試してみるのもいい、やりたいなら私に頼めばそれぐらいなら話は合わせておこう」

承「色々すまん」

 

気にするな、これの務めだと少し微笑みながら言う慧音

 

慧「あっそうだ、知っているかもしれないが、そういえば今日紅魔館でパーティをするそうだ」

承「あぁなんか招待状みたいなの来てたな」

 

承太郎は現代に行っている間に招待状が来ていたことを思い出す

 

慧「あの吸血鬼、まさか紅羽ちゃんや由紀ちゃんまで招待するとは、どれだけ気に入っているのだろうか」

承「まぁ思うところは色々あるのだろう」

慧「さて、それじゃそろそろ私も行く準備をしないといけないので、今日はここまでだ。あとで会おう」

承「おう、じゃ後で」

紗「いろいろありがとうね」

慧「決めるのはやめにしておかないとなくなるかもしれんからな」

 

2人は慧音の家出て一旦博麗神社にパーティに行く準備をするため戻ることにした

博麗神社では、武、茜、霊夢それぞれパーティに行く準備をしていた

 

霊「おかえり2人とも、そしてしっかり服に着替えなさい。

パーティなのだからある程度は正装するものよ」

紗「一応ドレス持ち込んでよかったわ」

承「正装とかいつぶりだよ」

武「俺は初めてだわ」

茜「ここに住む時に紫さんが気を利かせて用意してもらったのがここで役に立つとは…………」

 

それは一年前幻想郷に住むことになった時の出来事である

ある程度荷物を外の世界から運び終わった紫が唐突に今後のためにもスーツやドレスの1つや2つぐらいは持っておきなさいと言い2人にプレゼントをしたのである

承太郎は外での仕事で潜入ミッションとかをするときに着たりしていた

紗夜も同じく

霊夢は全く変わらずいつも通りの服である

霊夢曰く、これが博麗の巫女としての、制服であり、私服であり、正装よ。ということらしい

 

承「それじゃさっさと行くか」

武「そうだな」

 

エアライドを2台出して承太郎と紗夜、武と茜でそれぞれ乗る

霊夢は飛べるので飛んでいく

 

承「そういえば、紅羽とか来るそうだがどうやっていくのだろうか」

武「あーそれなんだが、なんでもわざわざレミリアちゃんは咲夜を護衛に出して送り迎えさせるらしい」

霊「ほんと過保護ね」

茜「まぁ、それは否定は出来ませんね」

紗「吸血鬼って聞いたけど、そんな人間にフレンドリーでいいのかしら?」

承「まぁ、あいつ自身基本人殺す理由はないからな。吸血も死なない程度でもいけるし、というかしなくてもある程度生きれるし」

紗「私の知ってる吸血鬼とだいぶイメージがかけ離れているわ」

 

彼女の吸血鬼に対するイメージ像がどんどん音をたてて崩れていく

しかしまだ一応、イメージ像はギリギリ保ててはいる

がしかしその吸血鬼の姿を見てイメージ像は間違いなく崩れ去る

理由?ゲームとかでプレイヤーと命懸けの死闘を繰り広げる吸血鬼というものが実際は人間の幼女と大差ない見た目だったら完全にイメージ崩壊する

 

承「まぁ、吸血鬼に色々家系的に縁がある俺がいうが、イメージは早々に捨てたほうがいいぞ」

武「そうだな」

茜「まさしくそうですね」

紗「みんな口を揃えていうのね…………ある意味楽しみよ」

 

 

その後特に何かあったというわけでもなく紅魔館に到着する

 

 

レ「よく来たわね、承太郎………………えっとそこの女は?」

 

紅魔館の中に入るとすぐにレミリアがいて承太郎達に挨拶をするが、1人知らない人がいたからか、少し驚きの表情だった

 

紗「私は承太郎の外の世界で同じ仕事をしていた佐藤紗夜って言うの、ここの主人に挨拶をしたいのだけど、どこにいるのかしら?」

 

紗夜は子供が好き(性的な意味ではない)、そのためか子供を見るとつい口調が優しくなる

その癖が今回に至っては仇となった

 

承「あっバカ、それは言っちゃいけないやつ」

レ「………………私が主人よ、ここの主人のレミリアスカーレット。偉大で高貴な夜の帝王といっても過言じゃない吸血鬼よ」

紗「えっ、えっ?ごめん、なさい」

レ「誰しも間違いはあるわ、私は寛大だから許すわ、でも、次は無いわよ」

 

そう言い目を細める、明らかにその目には殺意があった。

その殺気は間違いなくかなり怒っている、次言ってしまった場合は間違い無く容赦無く殺される、そんなレベルだった

武はこれを機にあまりレミリアにセクハラを控えるようになったとさ

 

紅「お兄ちゃん?」

武「紅羽ちゃん、先に来ていたの……………………か?」

 

紅羽ちゃんの声が聞こえそっちの方を向く武、そこにはいつも和服の紅羽ちゃんが綺麗なドレスを着ていたのだ

白を基調したドレスで白髪で透き通ったように綺麗な白い肌の紅羽ちゃんが着ると例えるならまさに白雪姫のようだ

 

レ「あら、やっぱり似合うじゃない。こういった場ではそういった服をしっかり着るべきね」

承「なんだ服でも貸したのか?」

レ「えぇ、来た時にある程度は正装してたのだけど、和服で動きづらそうだったし、つい着せちゃった。

もちろん咲夜が着せたから完璧に近いでしょうね。

今は由紀ちゃんに着せているでしょうね、もうそろそろかしら?」

咲「今終わりました」

 

時を止めレミリアの背後へ回り報告する咲夜

紗夜も少し驚きつつも、とりあえず挨拶を交わす

 

由「お待たせしました」

承「似合っているな」

レ「私の服の中から咲夜がチョイスしたのよ、そこらへんはしっかりしてるわよ」

 

由紀は水色を基調とし、あまり飾りなどはないがむしろその方がいいと思うぐらい綺麗な仕上がりとなっていた

 

由「ありがとうございます、あと承太郎さんも似合っていますよ」

レ「それじゃそろそろ、時間だから会場へ行きましょうか」

 

そう言いパーティ会場へと向かう

さまざまな人がそこにはおり各々のが会話していたりしていた

レミリアは一番目立つ場所へ立つ

 

レ「みんな今日はよく来たわね!それじゃさっそく乾杯っていきたいのだけどその前の今回パーティを開く理由を言わないといけないとね」

 

そういっていると咲夜が白いの布で隠された台みたいなものを持ってくる

 

レ「唐突だけどわたし達は月に行ってみることにしたわ!」

 

そういう時レミリアは布をバッととる

そこには四角形のようなものがガタガタに積み上がっているものだった

幻想郷にいるものはそれに歓声を上げるが

外にいたものは声を揃えてこういう

 

 

 

承•武•茜•紗「「「「えっ、あんなので行くの?」」」」

 

 

 

承太郎は早速胃を痛めそうなことが起きそうな気がしていた

 

To be continued ーーーーーーー>




というわけで知っている人はお気付きでしょう
えぇ、あのヤベー奴らが出ます

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回のお楽しみにーーー


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儚月抄編
第170話 お月様へ行ってみよう①


どうもジョースターです

今回からというか前回から東方儚月抄です
一応原作を全巻持ってはいますが、時々解釈ミスをやらかしていると思いますが温かい目でおねがします


前回のあらすじ

 

お月様へ行こう

 

 

武「あんなのでいけるものなのか?」

承「いやいやいや無理無理。空気抵抗とか、その他諸々で宇宙にすら辿り着けないって」

霊「外の技術ならね」

茜「あっあの時の会話はそういう意味でしたか」

承「あの時?」

武「あーその時お前仕事だったか、その時に咲夜とか妖夢とか魔理沙ががなんか会話していたんだよ、その時は別に気にはしてなかったがそれについて話したいたのか」

咲「ご名答よ。終身名誉ロリコン」

 

時を止め武の背後へと周り答える武

 

咲「一応、承太郎さんや紗夜さんにもかるく説明しておきますね」

承「頼むわ」

 

咲夜はコホンと咳払いをし話を始める

 

 

まず月に行くには、普段では考えられないほどの距離を飛ばないといけません

外の世界ではそれを燃料を燃やして推進力を得て、他にも様々な工夫によってその距離を飛ばすことに成功しております

しかし、ここにはそんな技術も物資もありません

あの永遠亭の異変から初めたこの企画ですが、パチュリー様もだいぶ手を焼いていました、そう普通ならばどうあがいても不可能なのです

お嬢様はそれで私にいくつか外の情報をもっと集めて来いとご命令なさり、私はあちこちで探し回りました

そして、その時に霊夢の神降ろしで月までの推進力を得ることができました

あとは、外のロケットに起用されてる不要なパーツを切り落とす仕組みを利用してなんとか月までいけるようになりました

 

 

咲「というわけです」

承「神おろしってなんだ?」

霊「そのままの意味よ。最近紫に教えられたものよ、神様の力を借りるみたいな感じのやつ

まぁ、そんなわけだから行ってくるわ」

承「俺もいかないとダメ?」

霊「いえ、むしろあんたはここにいなさい」

承「なんで?」

霊「もし私がいない間に何か起きたらどうするの?

それにもしかしたら帰ってこれないかもしれない、その時のために貴方にはこっちにいて欲しいの」

 

たしかに霊夢がいない状態でもし異変など起きたりしたら大変である

承太郎が幻想郷にいるっていうのが抑止力になるのである

 

承「………………そうか」

霊「まぁもちろん、こっちにも来て欲しいのよね。まっ、あんたは気にしなくていいわ」

承「?そうか」

咲「それでは私は仕事に戻るので」

承「わかった、教えてくれてありがとう」

 

咲夜は一礼し、時を止め仕事場へと戻る

 

紅「お月様って何があるの?」

武「えーとだな……………………何も無くね?」

承「まぁ資源とかはいろいろありそうだが、それ以外はなさそうだな」

永「そうね、でもそれは表での話よ」

承「永琳か、表とはどういう意味だ?」

永「文字通りよ。月人は月の裏側で生活しているのよ。裏はそれこそ穢れが一切ないような世界よ、技術だって地球よりも何倍も進歩しているわ」

承「へぇ、裏側か…………」

霊「あんたの故郷に行くわけだけど、なんか土産いる?」

永「うーーん、そうね…………何か頼もうかしら」

 

霊夢と永琳はそんな話をしている中

承太郎はレミリアに呼ばれレミリアの所へ行く

 

レ「承太郎も月に行ってみない?」

承「いや、霊夢にお前はこっちにいろって言われたからパスで」

レ「あら残念」

 

レミリアはそういい少し残念がる

 

承「んで目的は?」

レ「目的ただ月に行ってみたいだけよ」

承「違うな、いや言い方が間違えたな。何故あそこまでの計画を練ってまで月へ行こうとする?

それこそただ行きたいからっていうには無理があるな

それにだ、俺を誘うってことは何か目的があるだろう」

 

レミリアはため息を吐き、答える

 

レ「………………まぁ、もうこの際本当のことを言うとしましょう。

月に行くのは侵略するため、それ以外に理由なんてないわ」

承「正気か?お前月の民の実力がどんだけかある程度は知っているのにいくのか?

紫ですら、昔大軍引き連れてもボコボコにされたんだぞ」

レ「大丈夫よ、最高種族の吸血鬼たる私がいれば大丈夫だわ、それに手は打ってあるわ」

承「不安だ…………」

(やはり俺も行くべきか?いや、もし仮にだが逆に報復で攻めて来たりされたら面倒だ、その時の対処に相当な戦力がいる。

動くに動けない)

レ「………………あんた今、もし月の奴らが報復で攻めてきたら面倒だなって思ってるでしょ」

承「なぜバレたし」

レ「顔に出てたわ、安心しなさい。ここは博麗大結界で守られてるのよ、そうやすやすと侵略できるわけがないわ」

承「………………それもそうか」

レ「さてと、それじゃ私は主催者としてやるべきことがあるから、戻っていいわよ、時間を取らせて悪かったわね」

 

承太郎は気にするなといいその場を去る

一方残ったレミリアはというと

 

レ「さて、どうしようかしらね。見るまでもないと思ったけど一応見てはしたけれど、たしかに承太郎はロケットには乗ってはいなかった、だから承太郎は月に行っていないはずなのになんで月の民と戦っているのかしら?」

 

レミリアは自分が見た運命を思い出す

確かに承太郎は自分たちが作り上げたロケットには乗っていないはずなのに、何故かおそらく月の民であろうものと戦っていた光景である

その不可解過ぎる光景に到底理解出来ないのかレミリアは深く考えるのをやめ、承太郎だからやりかねないということにした

 

 

 

 

 

 

一方武たち

 

 

武「月にマジの海があるのかよ、すげーな」

茜「ふむ、まだ月の開発が進んでないからですか、新事実が多いですね」

紗「そうね、まだロクなことが出来てない状態よね」

永「それに関しては仕方がない面はあるわ、なんせ外の世界は魔術とかそういったものを否定してしまったから」

 

永琳が話した内容は大まかにまとめるとこうだった

まず、裏側といっても物理的な裏側というわけではなく、結界で隔てられた裏表と言う意味であり、結界の裏側と言う意味である

言うなれば月の幻想郷みたいなものである

そこへ行くには物理的な方法ではまず不可能なである

そして月では、それこそ遊んで暮らしてても無限のエネルギーが手に入るレベルの技術がある

そして何より月の民は穢れを嫌う、故に穢れが多いとされている地上のものを嫌う

そのため月に行くとしたらそれ相応の覚悟がいる

 

武「永琳さんよ、1つ思ったのだがその月の民で承太郎を超えている人はいるのか?」

永「………………そうね、彼の実力の底が分からないから断言は出来ないわ」

武「そうか」

永(彼の潜在能力がどれほどのものかわからないけど、それでもあの姉妹が相打ち覚悟で行けばなんとかなるかしら?

一対一じゃおそらく勝てないでしょうが

一応あの逃げた子を使って二人には戦わないよう伝えたけど、おそらく戦うことになるでしょうね。

あの賢者のことよ、絶対承太郎君を利用する気満々よ)

武「永琳さん?」

永「えっあぁごめんなさい。少し考えごとをしていたわ。もうそろそろ、姫さまが妹紅さんと恒例行事の殺し合いを始める頃合いなので行きますね」

 

その直後、炎の羽根が勢いよく出てきた

今まさに殺し合いが始まろうとしていた

 

武「そうですか、いろいろありがとうございました」

永「いえ、こちらこそ。外での情報いろいろありがとうございます、それじゃ」

 

そう言い永琳は武の横を通り過ぎる

 

永「あと、紅羽ちゃんのことだけど。そろそろ話してあげないと拗ねそうよ」

 

武は紅羽ちゃんの方を見る

たしかに少し拗ね気味である

せっかくにパーティなのにあまり話せてないからだろうか

武は慌てて紅羽ちゃんの方へと行く

 

武「紅羽ちゃん、ごめんね、ちょっと色々話し込んじゃって」

紅「お兄ちゃん、紅羽の服どう?」

武「えっ?」

紅「似合ってる?」

武「もちろん、綺麗だよ」

紅「よかった…………」

 

二人の間に少し無言が続く、騒がしい筈なのにそこだけ切り取られたかのように静かである

 

紅「お兄ちゃん、抱っこして…………」

武「わかった、よいしょっと」

 

武は紅羽ちゃんを持ち上げる

その時あることに気がつく

 

武「紅羽ちゃん、出会った時より重くなった?」

紅「ッ!」

武「あぁごめん言い方が悪かったね。出会った時は痩せすぎて軽かったから、今は普通の子と同じぐらいの重さだったから、つい、ごめんなさい」

紅「………………お兄ちゃんに会ったからこうなったんだよ、だから責任はとって…………」

 

紅羽ちゃんは耳まで真っ赤になり武のまともに見れないのか、目をそらしなそう言う

 

武「もちろん、俺は絶対に紅羽ちゃんを幸せにするって言ったはずだから、約束は守るよ」

紅「………………絶対だよ」

 

そう言いそういい紅羽ちゃんは武に抱きつく

武は片手で抱えて、もう片方の手で撫でる

そしてそれを見ていた茜と紗夜は

 

 

紗「あれいいの?」

茜「もうあそこまで相思相愛だと、さっさとくっついてしまえ、です」

紗「わかる」

 

未だに彼氏無しの2人は深くため息を吐く

それはもう深い深いため息だったとさ

 

To be continued ーーーーーーー>

 




もう察しがいい人なら気がついているでしょうが、はいあのチート姉妹のどっちかと承太郎は戦ってもらいます
どっちにするかは一切決めてない

次回は、時系列的には少し時間が遡るかな

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくおねがいします

次回もお楽しみにーーー


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第171話 手紙

どうもジョースターです

えーと後書きで詳しく説明しますが、ちょっと色々やらかしました
おそらく何をやらかしたかは本編見れば何となく分かります


ではどうぞーーー


前回のあらすじ

 

月へレッツラゴー

 

 

月の都

そこは柱や窓、扉、照明他調度品などの細かな意匠が中華風である建物が大小様々な大きさで建っている

人々は誰も彼もが笑っておりそれはそれは平和な町である

そこに鈴仙によく似たうさ耳の少女が書を持ち走る

 

???「これを、豊姫様と依姫様に渡せと言われたのはいいけど、どうすれば…………」

 

少女はその2人がいる屋敷に着くが門番がおり、どうするべきかと途方に暮れていた

 

彼女がどうしてこうなったかそれは一ヶ月以上前の話である

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少女は、月から逃げた

そんな大層な理由がある訳ではない

ただ単純に自分の仕事が嫌だったから逃げた

自分は全く関わり合いがない人の罰で永遠と薬を作るのが耐えられなかった

それだけだった、地上に月に革命をもたらす者がいると聞いた

もしかしたらそれに匿って貰えるかもしれない

それだけの理由で行動に移すことにした

根拠のなく、自信もないけど行くことにした

地上に行ける羽衣を盗んで逃げた

その結果地上についた後あっさり倒れてしまった

そしてその場は偶然にも、博麗神社だった

 

承「霊夢、どうした?」

霊「……………何?ぼさっとしないでさっさと運ぶわよ」

承「どうせ俺が運ぶんだろう」

霊「あんた男でしょ、女にやらすの?」

承「そういう時だけ、とってつけたように言うのどうかと思うよ?」

霊「煩いわね、疲れてんのよ、こんな異変にもなりもしない異変を解決させられ、あの閻魔に延々と説教されて疲れたのよ」

承「俺はその閻魔に、もっと怒られたんだけど……………」

 

その時は60年に一度ありとあらゆる季節の花が咲き乱れると言う異変の解決しにいった帰りである

 

霊「グダグダ言わないで、とっとやれ」

承「わかってますよ、駄巫女さん」

霊「誰が駄巫女よ、ぶっ飛ばすわよ?」

承「お前俺と茜と武がいない場合の日常生活がどうなるか知って言ってるのか?」

霊「……………………おそらく餓死します」

承「そういうことだ」

 

その後もそんな会話をしながら長い長い階段を登り帰る2人

 

 

武「おかえりーってどうした?そのうさ耳ロリは?」

承「さっき拾った」

武「えぇ……………変態かよ」

霊「言い方に語弊がありすぎるわ、倒れていたからとりあえず神社まで運んだだけよ、とりあえず医者に見せる必要は……………承太郎がいるからいけるわね」

茜「あっ救急箱持って来ました」

 

承太郎は少女を布団に寝かせ、少々傷付いている場所を消毒する

そして、男では触れないし見れないであろう場所は茜が治療する

 

承「普通に傷自体は軽症、ただ過度な疲労で気絶したのであろう」

茜「ですね、これならすぐにでも治りますっていうか、承太郎さんの能力で治せますよね?」

承「確かに治せるには治せるが消毒はして損はないだろう、あれ下手したら傷に付着した変なウイルス閉じ込めそうだし」

茜「まぁそうですね」

霊「にしても綺麗な羽衣ね」

 

霊夢はそういい倒れた少女が持っていた羽衣を畳みながら言う

 

承「まぁ綺麗なのは間違いはないな」

霊「こんだけ恩売ったから貰っていいかしらね?」

承「発想が蛮族」

霊「そうだ、あなたこれ複製できない?」

承「ふむ、やってみるか」

 

承太郎が作った能力のうちに、もの複製する能力があるのでそれで作ってみることにした、しかし作るのには条件があり物の構造を完全に理解しないといけないのである

そのため、一旦直接触り解析することでその能力が使えるようになるのである

承太郎は霊夢からその羽衣を受け取り、その羽衣の素材構造を解析し始める

綺麗とはいえたかが布、すぐに出来るとタカを括っていた承太郎だったが、始めた瞬間その考えは即座に捨て去った

 

承「なんだこれ。全く訳分からん構造しているのだけど」

霊「え?綺麗な羽衣なだけでしょ?」

承「いや、これダメだ。ピンセットなしでノミの解剖してる気分だわ。全部理解しようものならその世界の最高レベルのスパコンが2台以上いるわ。

あまりにも複雑かつ、見たこともない構造

コピーは愚か良くて2、3割理解できるか、下手しなくても1割理解出来るかどうかのレベル」

霊「なんでそんなものをこの子が…………」

承「ただ分かったこともある。これは普通の羽衣とかではなく何かしらの役割がある。

おそらく、何処かへの移動手段かな。

正直これ以上は分からない。

どんな方法で移動するかとか、どこで作られたとかは不明」

茜「これだけの技術ですか………………」

武「ワンチャン宇宙人が作った。ほら、永遠亭の故郷の人たちが作ったんじゃね?」

 

一度全員黙る

 

武「ほら、倒れた子もうさぎ耳あるし、ありえるかもしれなくない?」

承「……………………いやいやいや、なんでわざわざ圧倒的に発展してる所から来るんだよ、いや、追い出された?いや違う、それはない、追い出すだけならこんなもんを使うこともないだろう

あの羽衣、おそらく帰ることも可能だろうし」

霊「まぁ彼女が起きてから考えましょう」

 

その案に一同合意し、少女が目が醒めるまではいつも通りの日常へと戻っていった

といっても時間はもう夜皆各々の寝床へ行き眠った

 

 

 

数時間後、夜が開けて少女は目が覚める

 

???「ここは………………」

 

見慣れない天井、あぁそうだ自分は地上に来たんだと少女は思い出す

 

霊「あらようやく目が覚めたのね」

「!?」

 

少女は、辺りを見渡す

 

霊「どうしたの?あぁこの羽衣がないから、探してるの?」

 

霊夢はそういい羽衣をヒラヒラと見せる

 

「返して」

霊「それは今は出来ないわね。これがどんなものか分からない以上、渡したくはないわ。だってこれがもし大量殺戮兵器だとしたら大変でしょう?」

 

少女はぐうの音も出ないのか黙る

 

霊「まぁ、とりあえずご飯でも食べながら話しましょう」

承「む?起きたか」

霊「朝食は…………ってもう二人が用意してるわね」

 

そう言い全員が机に座り、朝食を食べ始める

少女は少し周りを警戒心があるためか、最初は食べるそぶりがなかったが空腹に負け口に入れる

 

「美味しい」

 

そして凄い勢いで食べる

 

霊「それであの羽衣は何?」

「詳しくは言えないけど、乗り物みたいなものよ」

承「どこから来た?」

「………………これ以上は言えないわ。助けてくれたのは感謝しているわ、ありがとう。でも、これ以上は言えないの」

武「………………なぁところで承太郎。お前そろそろ仕事だろ?今日寺子屋自体は休みだけど、なんかやることがあるんだろ?」

承「…………忘れてた、じゃ後は任せた」

 

承太郎はそう言い食器を重ねてまとめて運ぼうとする

 

茜「あっ私が後でやっておきますので、大丈夫ですよ」

承「そうか、ありがとう」

茜「お気になさらず、それよりはやく行かないと遅刻しちゃいますよ」

承「そうだな」

 

承太郎は自分の部屋へと戻り、あっという間に身支度を済ませ人里へと向かって行った

 

 

 

 

 

一方霊夢達は

 

霊「それじゃ、私は寝るわ。流石にまだ疲れてるわ」

茜「私は、洗い物をしてくるので、お兄さんは………………邪魔にならないようにしててください」

武「紅羽ちゃんと今日遊ぶ予定があるから、人里行って来まーす」

 

こうして各々がバラバラに行動を始め、うさ耳の少女は霊夢が持っていた羽衣をバレないように取り返す。

その時だった、不意に声が聞こえた

 

『玉兎よ、XXの罰を受け続ける、玉兎よ』

 

少なくともここに住んでいるものが、地上にいたものがその言葉を発することは不可能な名前を発することが出来る声

少女は、その声がする方へと向かう

 

 

 

 

しばらく少女が走るとそこには永琳がいた

 

永「あら、思った通りビンゴね」

「地上のものがあの名を言うことは不可能なはずですが、なぜあなたはそれを…………」

永「私の名前八意XX、かつて不老不死の薬を作って、盛大な裏切りをして月を追い出された者よ」

「あの月の頭脳とまで言われた、八意様!?なんという幸運」

永「…………私を捕まえに来たの?」

 

少女はフルフルと首を横に振る

 

「まさか、そんなことするわけがないですよ、ただすこーし匿っていただけないでしょうかっていうだけですよ」

永「………………大分自分勝手ね、いや玉兎らしいといえばらしいわね、結果から言うとあなたを匿うことは不可能よ」

「それは何故?」

永「だって、私はもう月の都に興味がないですもの、あなた達は私を勝手に月の都に逆襲するって言ってるけどそんな気は一切ないわ

それに貴方みたいな、月にまだ未練があるようではなおさらよ」

「そんな、そうしたら私はどうすれば!?」

 

月の都の者からすれば勝手に地上へ行くといくということは大罪である、ましてや仕事が嫌だったからという理由で逃げて地上に行くなどなおさらである

下手しなくても死刑にされる

 

永「私も死ねというわけではありません、あなたにはある重要な役割を与えましょう、おそらくこの役割さえあればこの罪は不問にされるでしょう」

 

永琳はそういい封筒を渡す

少女はそれを受け取る

 

永「これをその封筒に書いてる人に渡しなさい。彼女たちならきっと上手くやるでしょう」

「綿月様!?えっ正気ですか?無理ですよ、私なんかがお会いできる人達じゃありませんよ!」

永「あら、あの2人はそこまで偉くなったのね、師匠として鼻が高いわ、寧ろ好都合よ、堂々と渡しなさい。それに従えば月は安泰よ」

 

少女は一抹の不安を抱えながらも、月に帰ることになり現在に至る

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 




はい、見て思ったでしょう、なんでいつの間にか花映塚終わってんの?って理由は簡単です。

このど阿呆のジョースターさんは堂々と時系列を間違えました

永夜抄やって花映塚やって現代行って儚月やる予定だったのですが

永夜抄が終わって、次描こうとした時、何を思ったかまさかの花映塚は儚月の後にやるものだと思いっきり勘違いしてました

そこで思いついた苦肉の策が、一旦花映塚をやったことにするです
そして儚月やった後で、回想みたいな感じで花映塚をやるという、荒技にもほどはあることをするということになりました

ほんと、ややこしすぎることをしてすいません

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーー


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第172話 お月様へ行ってみよう②

どうもジョースターです

今が梅雨なのか夏なのかよく分からなくなってきた今日この頃

グラブルの古戦場で肉集めが剣豪鰹編成でワンパンで行けるようになって成長を感じる


前回のあらすじ

 

流石永琳、見事な暗躍っぷり

 

 

 

月の都

 

「えーと、その…………」

兵士「どうした、何故名乗らない?名乗れば話ぐらいは通してやると言っておるだろ、さっさと言え」

 

少女は意を決して門番の兵士に話しかけ中に入れるように頼むが、流石に名も知れぬ玉兎をやすやすと通すわけもなく、彼女が本当に安心できる者かどうか確かめる必要があった

兵士のこのただの気弱な玉兎ぐらいならいいのではと思ったがしかし掟は掟、そうしないといけないのだからそうするしかなかった

しかし等の彼女は名乗るに名乗れなかった

というのも、彼女は地上に逃げた逃亡者

只でさえ今は地上に対し敵意剥き出しなのに、通せるわけもない

 

(どうしよう、奇跡が起きてあのお二方が来たりしないかな、空からでもいいから降ってきてこないかな)

 

少女は現実逃避気味に嘆く

しかし、その願いが実際に起きてしまう

 

「へブッ!」

「あら、ごめんなさい。踏んでしまったわ」

兵士「豊姫様!?」

豊姫「あらお疲れ様、この子は?」

 

豊姫と呼ばれた腰ほどもある長さの金髪。瞳の色は金色。服装は、白くて長袖で襟の広いシャツのようなものの上に、左肩側だけ肩紐のある、青いサロペットスカートのような物を着ている。ボタンが前面中央にあり、膝上くらいからそのボタンを空けているので、スリットのようになって生足がみれるような服装の少女が桃を両手に抱え降ってきた

 

兵士は彼女に一通り話をし、彼女は永琳からの書を持ってきた少女を自分の部屋へと案内する

 

 

依姫「………………で、ここに来たわけですか」

 

薄紫色の長い髪を、黄色のリボンを用いて、ポニーテールにして纏め、服装は、白くて半袖・襟の広いシャツのようなものの上に、右肩側だけ肩紐のある、赤いサロペットスカートのような物を着ている。

ボタンが前面中央にあり、膝上くらいからそのボタンを空けているので、スリットのようになっていて、こちらも生足が拝める。

その赤い瞳でじっと2人を見つめる

彼女こそ豊姫の妹、綿月依姫である

 

豊「まぁまぁ、とりあえず詳しい話を言いなさい」

「えっあっはい…………」

 

少女は、地上に行って永琳にあったこと、そして頼まれたことを話す

2人はそれを聞き手紙を読み、それが本当であるものだと理解する

その後、持ってきた玉兎に対する処罰をどうするかと審議した結果、二人の宮廷に住み、月を守るという罰になり解決した

そしてその少女に昔いなくなったペットの「レイセン」という名が与えられた

 

 

豊「しかし、すごい内容ね」

依「はい、これから起きる事柄とそれに対する解決法が書かれていますね」

豊「ただ一つ明確な解決法がないのがあるけど」

 

そう言い豊姫は永琳の手紙の一文を指差す

 

依「正直驚きです、あの八意様が…………」

豊「一番簡単に解決できるけど、一番扱いが難しいわね」

 

そう言い二人は書かれていた一文じっと見つめる

 

『もし、空条承太郎という男と出会ってしまった場合は戦うことは絶対にしないように、彼は人間であり化け物です。常識なんてものは通じません。

彼は仲間を守ることが第一なので、大きな危害を加えなければ無害です。

なので、なるべく危害を加えないように

あと最も話が分かる人なので最悪話し合いでどうにか出来ます』

 

依「………………お姉様、もし彼がお姉様のところに来た場合、その時は…………」

豊「分かってるわ、予想外の出来事が起きない限りはあなたに任せるわ。

厳しいと思うけど」

 

2人はその後永琳の手紙に書かれたことを頼りに行動を移す

 

 

 

 

 

一方地上

 

マヨヒガそれはどこにあるかもわからない場所であり、幻想郷の賢者の住まいでもある場所

 

紫「さて、吸血鬼達がそろそろ行く頃合いね、さてとならば私たちも動かないといけないわね」

藍「はい、全ては計画通りに進んでおります。しかしよろしかったのですか?」

紫「何が?」

藍「承太郎さんですよ、今回のことで一切と言っていいほど関わらせないことですよ」

紫「えぇ、あれでいいわ。むしろ下手に彼の存在を知られたくないわ、彼はあくまで幻想郷の守護者であり抑止力。

そして私達の切り札。

切り札をそうやすやすと相手に見せびらかすのは良くないでしょ?」

藍「ごもっともです、しかし万が一承太郎さんが月に行ってしまった場合は?」

 

紫は少し考える、想定していたとはいえ流石に回収するには無理があるためどうしようもないのである

 

紫「………………そうね、その場合はいっそのこと彼を月で暴れさせてしまえば、どの道作戦はいけるでしょう」

藍「…………………………下手したら彼一人で月の侵略を終わらせそうですからね」

紫「流石にそれは………………って否定できないわ。

まぁおそらく彼は行かないでしょうから」

 

そう言い紫は笑うが内心ではお願いだから変なことしないでと願うばかりであった。

 

 

 

 

 

そして博麗神社では

 

承「明日行くのか?」

霊「そうらしいわ、帰ってくるのは未定だからいない間の異変が起きたら解決よろしくね」

承「魔理沙にでもやらせとけ」

霊「ところが残念、あいつも行くのよね。私に何かがあったとき用の代わりとしてね」

承「まぁ行くだろうなあいつは」

 

霊夢は月に行くための準備をしながら話をする

 

茜「それで確か紅魔館で打ち上げをするらしいですね」

霊「えぇ、そうね。ほら、結構大きいから動かすのも大変だからね」

武「見送りぐらいはするぞ」

紗「そうね」

霊「ありがとう、じゃなんかあったときはよろしく」

承「おう、任せとけ。まぁ起きないことを願うけどな」

霊「それが一番だからね」

 

その後も特に変わったことがないままいつも通りの日常のまま打ち上げの日になった

 

 

 

 

レ「さて、それじゃいよいよ打ち上げの日ね」

パ「そうね、うまくいくといいけど」

レ「絶対成功するわ」

 

紅魔館の図書館

そこにしめ縄に縛られ子供が適当に立てたようなガタガタなロケットがレットカーペットの上に建っていた

 

承「これでいけるってんだから、外の人たちの努力が虚しくなっちまうな」

パ「魔法や外にはない技術を総動員しているからね、あんた達がそう言うものを否定したから悪いのよ」

武「はえーすっごい」

 

その後、各々が各々がしたいことを済ませ月に行くものが乗り込む

 

レ「承太郎、私がいない間フランをよろしくね。貴方がいればあの子は狂わずに済むから」

承「………………任せとけ、お前はそんなの気にせずに月に攻めとけ」

レ「それを聞いて安心したわ、じゃ行ってくるわ」

 

レミリアが乗り込み搭乗員全員が入りしばらくすると

魔力を一気に噴射し、そのガタガタな機体が空を飛ぶ、そしてあっという間に見えなくなった

それぞれの思惑が渦巻く第二次月面戦争

一体どう転がる?

 

承「できれば俺の出番はないことを願います」

 

To be continued ーーーーーーー>




承太郎に出番がないといいですね(すっとぼけ)

シャドバで復讐ヴァンプがナーフで消えたと思ったら別のヴァンプが来て、それ以上にクソッタレファッキンエイラが蔓延ってキレそう
ちなみに僕はネクロ一筋です
エンネアちゃん可愛い、可愛くない?

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第173話 それぞれの日常

どうもジョースターです

先週は投稿できずすいません
流石に受験生、小説を書く時間があまり割けませんでした
おそらくこれからも週一じゃなくてか2週間に一回のペースになるかもしれませんが、よろしくお願いします




前回のあらすじ

 

楽しい月面侵略開始

 

 

 

フ「お兄ちゃん、次は何して遊ぶ?かくれんぼ?鬼ごっこ?それとも絵本?」

承「なんでもいいぞ、フランがやりたいことをやるといい」

 

ここは紅魔館、承太郎はフランと2人で遊んでいた

というのもレミリアや咲夜がいない今フランはすごく退屈しており、レミリアに頼まれ承太郎がフランの相手をしているのである

 

紗「こうして………………こう?」

美「そうですそうです、形は合ってます。あとはもう少し腰を落として踏み込みを持って強くした方がいいですね」

紗「なるほど、流石にこればっかりは専門の人に聞くのが一番ね」

美「いえいえ、紗夜さんがもともと素手でも普通に戦えるだけの技量があったからいけただけですよ、それに私もまだまだですし…………」

 

紗夜は美鈴に八極拳を教えてもらっていた

紗夜曰く、暗器が使えない時のための多少は心得はあるけどその道のプロがいるなら是非教えてもらいたいということで承太郎が紅魔館に行くならついでにと行くことになった

武と茜は神社でお留守番である

 

 

フ「そうだ、お兄ちゃんって先生してるよね?」

承「そうだな」

フ「それじゃぁ、フランに勉強を教えて!」

承「もちろんいいが、どうした急に勉強なんて」

フ「お姉ちゃんがいない今のうちに勉強してフランも成長してるって見せつけたいの!」

 

そう言い無邪気な笑みを浮かべるフラン

承太郎はなるほどと感心してフランの頭を撫でる

 

承「よし、そうと決まれば早速やっていこう。どの教科からしようか」

フ「お兄ちゃんのおすすめで!」

承「よしわかった、少し待て。とりあえずどれだけできるか実力が知りたいから今からテストを作る、20分あれば全教科できるから少し自由にしていいぞ」

 

フランは、はーいといい軽い足取りでその場を去る

承太郎は数枚白紙の紙を出してその紙に問題をさらさらと書き始める

その問題の内容は小学生低学年の内容から高校生一年レベルの内容までさまざまな難易度で問題を作る

 

一方フランはというと紅魔館のあちこちをフラフラとしてから美鈴と紗夜のところへ行っていた

 

フ「美鈴と紗夜は何やってるの?」

美「おや、妹様。これは今紗夜さんに拳法を教えているんですよ」

フ「拳法?なにそれ!フランもやってみたいな」

美「いやぁ、妹様はこんなものするより直接殴った方が速いというか、教えるのに時間がかかるというか、そのぉ………………」

 

美鈴はフランの純粋な目の所為ですっぱりと無理と言えずすごく中途半端な言い方する

 

紗「フランちゃんは承太郎と遊んでいたんじゃないの?承太郎がどうかしたの?」

フ「えーと、問題作るからちょっと待ってって言われて紅魔館をフラフラしてたの」

紗「そう、ならもうそろそろ時間じゃないの?」

フ「えーと………………確かにそうかも、じゃっ行ってくるね」

 

フランは承太郎がいる部屋へと向かっていく

一方残された2人はというと

 

美「紗夜さん、よくできる時間知ってますね」

紗「え?知ってるわけないでしょ、さっき知ったばかりなのに」

美「え?」

紗「あのままだったらあの子も教えることになるでしょ?それに貴女が困っていたから、とりあえずそれっぽいこと言って承太郎の方に送りつけた方が貴女にもあの子のためにもなるかなぁって思って言ったわ。

最悪承太郎なら5分あれば問題ぐらいは作れるでしょ」

美「色々と適当ですね…………」

 

そう言い若干顔を引きつらせ、苦笑いになりながら美鈴は言う

 

 

 

フ「お兄ちゃんできたー?」

承「一応、何教科は出来た。それをやってくれ、それをやっている間の他の教科を仕上げるから」

フ「はーい」

 

そう言いフランは机に座りテストを始める

その後全教科なんの問題もなくテストは終わり採点が終わった

結果は出来る問題は完璧と言っていいほどいいのだができない問題は根本的に答え方が違うという結果に終わった

承太郎はその後、出来なかった問題を一から教え

フランはわからないから分かるようになるまで教えた

 

 

その結果いつの間にか夕方になり、二人は博麗神社へと帰り1日が終わった

 

 

次の日

 

紅「お兄ちゃん、その…………ちょっとお客さんの練習したいから手伝ってくれない…………かな?」

武「別に構わないが」

紅「最近、覚える品が増えて不安なの」

武「たしかに色々増えてたな」

 

人里の由紀ちゃんの親が営んでいる茶屋に武は遊びに来ていた

そのときは休憩時間で紅羽ちゃんは武に話しかける

 

武「じゃぁ早速いってみよっか」

 

武はそういい一旦席を立って、玄関から店に入る

紅羽ちゃんは武を前に立ちペコリと一礼する

 

紅「いらっしゃいませ、一名様ですか?」

武「おう、一名だ」

紅「席に、ご案内します」

 

そう言い席に案内して座る武

 

紅「ご注文はお決まりですか?」

武(そうだな、ここは少し意地悪な注文をしてみようかな)

武「それじゃここのオススメってやつを頼むわ」

 

直後紅羽ちゃんが硬直する

 

紅「あっえっと、その……えーと…………全部オススメです」

 

あまりに唐突な質問につい全部と言ってしまう紅羽ちゃん

というのも紅羽ちゃん自身、ここの店のメニューが全部好きなためどれも紅羽ちゃんからすればオススメと言えてしまうのである

 

紅「なので、その、全部お持ちしていいですか?」

武「待て待て待て待て、一旦ストップ」

 

堪らず一旦ストップをかける武

 

武「紅羽ちゃん、流石にそれは………………」

紅「もう、意地悪お兄ちゃんひどいよ。」

武「ごめんごめん、つい」

紅「………………お兄ちゃんの膝に紅羽を乗せてくれたら、いいよ」

 

紅羽ちゃんはそういい武の膝の上に座る

武は何も言わずに頭を撫でる

 

由「あの、その………………自警団呼ばれますよ?」

武「安心して、もうすでに何回か呼ばれたことあるから」

由「えぇ…………」

武「というか一回紅羽ちゃんに自警団通報されたことある」

由「えぇ…………」

紅「だって、襲っていた子怖がっていたから…………

紅羽を襲う分にはいくらでもいいけど、紅羽以外の子をやるのダメ

紅羽だけを見てくれると………………嬉しい」

武「善処するよ」

 

武はそういい爽やかに笑う

しかし、善処するというあたりが武である

紅羽ちゃんはふと何かに気が付いたように武に話す

 

紅「ねぇ、お兄ちゃん。お兄ちゃんはろりこんだから、ろりな紅羽のことが好きなの?」

武「へ?」

紅「お兄ちゃんは紅羽がろりじゃなくなっても紅羽のこと好きでいてくれる?」

武「えーと、まず俺はロリコンって言うし言われるけどね、だからといってロリじゃない人を嫌いになることはないよ。

たしかに重度のロリコンの中では15超えたらババア扱いするようなヤベー奴もいるけども、俺はまだまともな方だと自覚はあるよ」

茜「ロリコンという段階でだいぶな気がしますが…………」

 

茜はそういい溜息を吐く

 

武「まっまぁ、あれだ。そんな急に成長したからいらないってことはしないから安心して、俺は紅羽ちゃん自身が好きなんだから」

紅「………………そう」

 

紅羽ちゃんは向きを変えて武に抱きつく

 

茜「ほんっとお兄さんは、そういうことをしれっと言いますよね」

武「よく分からんがそうなんだ」

由「なんというか、これが噂に聞くタラシ?」

茜「全くこれだから…………」

 

 

深い深いため息をつく茜

苦笑いで2人を見る由紀

そしてそんな2人を気にせずに甘ったるい空間を創造している武と紅羽ちゃん

霊夢達がいなくとも、いつも通りの日常になっていたのであった

 

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊「まさか、ここまでなんてね、とっておきといえばとっておきだったのだけど」

依「意外でした、まさかこんな手を使うとは。貴女本当に巫女です?」

 

膝をつく霊夢、その背後に霊夢の首筋に刀を当てる依姫

状況はどう見ても霊夢の詰みであった

 

霊「ハッ、失礼ね、これでも幻想郷随一の巫女よ!

全く魔理沙に咲夜、あとレミリアと連戦してまだこんな余裕があるなんて予想外だわ」

依「えぇ、だって貴女達は私からすればまとめてかかっても足りる相手です。それに…………いえ、なんでもありません」

霊「殺し合いではないのは幸いだったわ、ほんっと、殺し合いだったらわたし達全員皆殺しだったわね、やっぱ無理にでも連れておけばよかったかしら?」

 

霊夢は自嘲気味に笑う

少し離れた場所に気絶したレミリアを介護する咲夜、ただ見てる魔理沙

そして大勢の玉兎たち

一同の視線は2人へと集まっていた

 

依「空条承太郎を、ですか?」

霊「ッあぁそういうことね。通りで、あの医者堂々とスパイ活動してたってわけね」

依「……………さて、では」

 

そう言い一呼吸置き

改めて霊夢をみる

 

依「貴女達の処罰を決めましょうか」

 

 

月への侵略失敗

 

 

To be continued ーーーーーーー>




はい、というわけで霊夢達は全滅です
まぁこれに関しては次回何があったかは書く予定です

あと最近暑いので熱中症には気をつけてくださいね
(*なおこの時期に作者は脱水症状になって倒れたことはある)


感想、誤字、アドバイスなどありましたらおねがいします

次回のお楽しみにーーー


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第174話 一目惚れ

どうもジョースターです

みなさまお久しぶりです

投稿はもう完全に2週間に1回になりそうですがそれでもよければどうぞ



前回のあらすじ

 

侵略失敗

 

 

正直な話この話には無理があった

わかりきっていた、あの隙間妖怪が私達を捨て駒にして自分達はその隙に美味しいところを全部持っていくってことも

でも、だからといって吸血鬼である私がそんな扱いされるのは嫌だった、だから本気で侵略をする気ではいた

それでも心の底では無理だと思っていた

当然よ、だって地上より遥かに技術力もあり、戦力も圧倒的に差がある月をわずか数名で、それも承太郎という最高戦力なしで真っ向から行って攻め滅ぼすなんて誰が考えても無理ってわかる話

というか行くメンバー全員侵略する気0のような気がするけど

 

ま、まぁ、それでも出来ないとは言えなかった、プライドが許せなかった

 

 

結果、私たちは敗北した

 

 

 

 

月へ旅立った霊夢達は順調に行っていた

しかし、その時全員があることを失念していた

そのロケットは飛ぶことはできても着地が出来なかった

その結果着いたのはいいものの、ロケットがそのまま海に突っ込み爆散

結果、霊夢達は帰る術を失った

霊夢と魔理沙はこの後どうしようと海をボーッと見て黄昏れ、咲夜とレミリアは辺りを探索する

そしてロケットが爆散するようなことがあったため当然侵入されたとバレる

そして、元々永琳からの手紙で来ると知っていた依姫はあらかじめ兵を用意して霊夢達と対峙する

そして殺し合いに発展しかけたところで魔理沙が機転を利かせ殺し合いではなく、幻想郷で用いられるいつものルールを提案し依姫はその要求を飲み対戦が始まる

 

 

 

そして、全員が完膚なきまでに依姫に負けた

 

 

正直な話、勝負にもならなかった

全員が持てるだけの全てを使ったが、しかし彼女は全くと言って本気を出さずに軽く叩きのめした

 

最初に戦ったのは咲夜だ、時を止めたり加速したりやりたい放題の能力を持っている彼女だったが、時止めの間は干渉できないことを気付かれあっさり敗北

 

続いて魔理沙、魔理沙は魔理沙らしくパワーでゴリ押す戦法でいったが、依姫はそのパワーを真っ向からねじ伏せ倒す

 

そしてレミリア、レミリアは吸血鬼の力をフルに使い、圧倒的に弾幕と霧化するなどで最初こそは押しているようにも見えたが太陽に弱いという弱点が仇となり敗北

 

そして最後に残された霊夢

霊夢は奥の手と言っていた、穢れを大量に込めた札で対抗するという主人公がやっていいのかどうかよく分からない戦い方でいくが、穢れを全て祓われ打つ手がなくなり負けを認めざる得なかった

 

 

依「さて、それでは………………とりあえず、そこの巫女以外はある程度事情を聞いてから地上へ送還ということで、その巫女は少しやってもらわないといけないことがあるので」

霊「チッ、なんで私だけ………………まぁいいわ」

 

霊夢は舌打ちをしながらも承諾する

 

レ「わぁあああん、こんなことなら承太郎連れて来れば良かったぁ!あいつがいれば絶対あんな劣化承太郎の能力みたいな奴に勝てたのにーー!」

 

目が覚め事情を聞くなり咲夜に飛び込みそう嘆くレミリア

それを咲夜は慰める

 

魔「劣化って…………流石に言い過ぎだろ!たしかに似てるようで似てない能力だけど!」

霊「まぁ向こうは神降ろし、あいつはコピーだからね、他人の力を借りて様々な能力を得るという点では同じね」

依(私の能力ですら、劣化呼ばわりですか、本当に一体何者?ただの人間のはずでしょ?あのお方や、彼女たちがあそこまで言うほどの人物なのでしょうか?)

 

気になる、是非戦ってみたい、依姫はそんな好奇心が強くなっていく

がしかし、自分は国を守る重要な役割そんなわがままで国が危ないことになってはいけない

そう思い好奇心を抑える

 

 

依「とりあえず、連行しましょうか。お前たち連れて………………え?」

承「え?」

 

依姫は玉兎たちに命じるために振り返ると、そこにさっきまでいなかったはずの男が立っていた

その男を見た瞬間、依姫は固まる

 

レ「え?なんで?」

承「いや俺が聞きたい、えーと確か………………」

 

その男こそ空条承太郎、承太郎はさっきまで自分のみに何が起こったか思い出す

 

 

 

 

 

 

 

承太郎はいつの間にか紫のスキマ空間にいた

彼自身、一体何故ここにいるかも分からなかった

ただ神社で修行していたら、スキマが足元に開いて落ちた

そして出口が閉められたため何も出来なくなった

というわけでとりあえず修行の続きをする承太郎

 

紫「おまたせ、ごめんね、待たせちゃったわね。少しやることがあったの」

承「で?何をすればいい?ここに呼んだ以上何かしら面倒事を押し付けに来たんだろ」

紫「えぇ、そうね。貴方からすれば面倒ごとよ。

簡単に言うと、月に行って欲しいのよね」

承「なんで?」

 

承太郎は少し予想していたお願いと違ったため驚きながらも内容を聞く

 

紫「霊夢達の安否の確認と回収をして欲しいのよ。正直あの子達なら死にはしないだろうけど、何かあったら面倒なのよね、だから回収して欲しいの」

承「まぁそれはいいがいけるのか?」

 

月には行くのが難しい筈だと言葉を続ける

 

紫「私の能力で行けないこともないけど、正直あの子達がどこにいるか分からない以上、どうしようもないのよね」

承「ダメじゃん」

紫「だからいろいろ考えて行ける方法を見つけたわ」

承「どうすればいい?」

紫「簡単よ、私がいいって言うまでここに居なさい。そうすればいつのまにか霊夢達のところへいけるわ」

承「………………まぁいいだろう」

紫「いい子ね、それじゃ任せたわよ」

 

紫はそのまま外へ出て行き、承太郎はスキマ空間で合図があるまで待ち続ける

そして数時間後ようやく呼ばれスキマが開き、そこから出て行く

そしたらスキマの外は迷いの竹林らしき場所だったはずなのにいつのまにか見知らぬ場所へと行っていた

 

 

 

 

 

 

 

承「そんな感じだったわ」

霊「あのBBA何しやがった」

承「しらね」

 

承太郎は周りを見渡し全員無事であることを確認する

あとは帰るだけである

 

承「……………………どーやって帰るんだ、俺」

 

そう紫は一切帰る方法は言わなかったのである

というか思いっきり失念していたのだろう

そして、承太郎をじっと見つめていた依姫は、はっと我に返り話しかける

 

依「あの………………えっと、空条、承太郎さんですよね?」

承「そうだな、それが?」

依「いえ、えっとその………………なぜこちらに?」

承「こいつらを回収するため」

依「そ、そうですか…………」

承「回収するために戦わないといけない?えーと、名前なんでしたっけ?」

依「えっと、わ、私は、わ、綿月依姫で、です」

 

依姫は若干テンパり気味に言う

それを見た霊夢達は、さっきまでいた彼女とは全く似つかない姿に少し驚く

 

魔「なぁ、なんかアイツ、顔赤くないか?」

咲「たしかに、真っ赤ですね」

レ「………………ねぇ、まさかアイツ」

霊「あれは間違いないでしょ」

 

彼女達の意見は珍しく全員が一致する

 

『承太郎に一目惚れしたパターンでは?』と

 

 

依「えっと、その、あの…………」

承「?」

依(言葉が見つからない、えっとこういう時はどうすれば!?なんか言わないと!でも、変なことを言わないようにしないと、えーとどんな内容で行けば?というか、何?なんでこんなに焦っているのですか私は!

なんでこんなに胸の高鳴りが!?

いつもはこんなの無いはずです、そうです、えぇ平常心平常心)

 

そんなことを言いながらアワアワしている依姫

それを見てどう対処すればいいか分からない承太郎

玉兎も全てを察して何も言えず、霊夢達も流石に割って入れそうはなく

この状態が数分間続いた

 

承「とりあえず帰っていい?」

依「あっえっと」

 

いいですよと言いかけた依姫だがあることを閃く

 

依「だ、ダメです。彼女たちを帰らせたければ私と勝負して勝ってからにしなさい!」

 

このお方、基本バカ真面目に訓練とか仕事とかしかしなかったためこういう方法しか知らないのである

 

承「そうか、ならば仕方ない」

依「そのかわり私が勝ったら、私のいうことを聞いてもらいます!」

承「いいだろう」

 

承太郎は刀を取り出し構える、依姫もいざ戦闘となればいつもの状態に戻り刀を構える

 

依「それではいきます」

承「こい!」

 

こうして二人の戦いが始まる

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




多分これが一番速いと思います(適当)

紫が何故前回まで承太郎を使わない方向で行く筈だったのに、急に使うようになったとかは次回あたりにする予定です

依姫って真面目な人だから恋愛ど下手くそそうという事でこうなりました
後悔はない


あと余談ですがfgo の福袋は術ネロとダヴィンチちゃんでした
それとライダーのダヴィンチちゃん出ました、実に約一年ぶりの限定星5鯖です
水着の後半におそらくメルトが来ますね、意地でも当てたいです

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回も楽しみに


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第175話 綿月依姫 対 空条承太郎

どうもジョースターです

なんとか水着メルト当てることができました
早く100レベにしないと

では、どうぞ


前回のあらすじ

 

即落ち依姫

 

 

 

地上、迷いの竹林

 

紫「やってくれたわね」

豊「あなたがやりそうなことは全て予想済みよ、あなたのことだからあの空条承太郎を自分の手元の置いて困った時の出して暴れさせるつもりでしょ?確かに私が相手なら勝てるかもしれないけどが依姫の方ではどうかしら?」

紫「うん、じゃあもう無理降参降参」

藍「……………そんなあっさりよろしいのですか?」

紫「えぇ、もちろんよ。私たちの作戦は全部読まれて失敗した、もう打つ手がないのよ、それにここは幻想郷なのよ?

我が子のように大切なこの場所で、あんな全てを無に帰す扇子なんて絶対にして欲しくない、そのためには私の頭ならいくらでも下げるわ」

 

そう言い地に膝をつき両手をあげる紫

紫たちはわずか数分前までは月にいた

あと少しで都までたどり着けるところで豊姫の能力、『海と山をつなぐ程度の能力』幻想郷まで戻される

そして、万が一に入れてた承太郎も出そうとした瞬間月に送られどうしようもない状態になる

そして豊姫の手にある扇子、その扇子はありとあらゆるものを分子レベルで分解する風を起こせる扇子

もはや紫たちに打つ手はなかった

 

 

紫(それに承太郎についてはまんまとハマってくれたようだし、幽々子たちには気がついてないようだし、大成功ね、この後のことを考えたら土下座ぐらいしてあげましょう)

 

豊「レイセン、縄で2人を拘束しなさい」

レ「はい!」

 

そう言い嬉々として二人を縛る

しかし、どう見てもやりすぎである、おそらく跡が残るレベルの容赦なさ

その後、案の定跡が残りそういう趣味があると霊夢達に誤解された

 

紫「ちょっ、痛い痛いッ!これじゃ鬱血なるし跡残るッ!」

藍「…………………無念」

 

2人はそのまましばらく縛られて拘束されることになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

承「なるほど、確かに霊夢達が手も足も出ない理由がよく分かる、神降ろしを瞬時に行え八百万の神の能力全てを使えるとはね」

依「そちらこそ、その神降ろしに対して瞬時にその弱点となる能力をぶつけ相殺するとは、正直な話始めてみました」

 

戦いが始まり早数分

依姫の能力に承太郎は火なら水、鉄なら酸など相手の行動の有利な能力を使い対応する

剣の腕は互角に渡り、能力の有利不利もそれほどなく

あとはどれだけ能力のレパートリーがあるか

 

依「承太郎さん、あなたは一体どれほどの能力を持っているのですか?」

承「………………さぁ?俺自身知らない」

依「へ?」

承「俺の能力はコピーして合成して新しい能力も作れる、だから全ての可能性を試したらキリがない、まぁ実質無限じゃないかな」

依「そ、そうですか」

 

もちろん本当にそうではないが、それに限りなく近いレベルで能力を作れる

もっともそれは承太郎の容量が持てばの話だが

 

承「それで、まだやるかい?」

依「えぇ、当たり前です。勝負はここからです」

承「なぁそれで1つ相談なんだが」

依「……………なんです?」

承「流石にこのままやったらキリがないし、終わったとしてもどちらかが死ぬレベルの状態になるまで続けると思う。

だからよ、一発当てたら勝ちにしないか?」

依「……………たしかに、無駄な殺生もありませんし、えぇそうしましょう」

 

依姫は承太郎の条件を受け入れ、一旦仕切り直しをしまた戦いを再開する

 

承「はあァ!」

依「フッ!」

 

承太郎の刀による一撃を刀で弾く依姫

 

依「『火雷神』よ 七柱の兄弟を従え この地に来たことを後悔させよ!」

 

瞬間、その場に雨が降る

 

承「ッ!そういうことか!」

 

承太郎は距離を取ろうとするが、瞬間承太郎に雷が直撃する

 

承「あっぶねっ」

 

が、承太郎は時を飛ばす能力『キングクリムゾン』をしようし

当たる瞬間の時間を吹っ飛ばす

 

咲「まだです!承太郎さん!」

 

しかし、その攻撃は終わってはいなかった

咲夜が叫んだ瞬間、8頭の火でできた竜が承太郎を囲む

そして、そのまま承太郎を燃やそうとする

 

承「たかが炎で焼けると思うな!」

 

承太郎は、『ホワイトアルバム』を使用しあたりを極低温にし氷を身に纏い攻撃を凌ぎ切る

 

承「次はこっちだ!『愚者(ザ•フール)』」

 

承太郎の周りの砂が舞い上がり後ろ足が車輪状になった犬であり、羽飾りの付いたマスクのスタンドが出る

その体はすぐに崩れ去り、一直線に依姫に砂の暴流と化し襲いかかる

 

依(これは砂の能力ですか、ならば下手に迎撃したところであまり意味はないですね、だったら……………)

依「『金山彦命』よ 私の周りを飛ぶ砂を元の場所へ返せ!」

 

そう言った瞬間砂はピタリと止まり、その直後に承太郎の方に飛んでいく

 

承「能力を解除」

 

能力を解除すると、形を保っていれず崩れていく

 

承「やっぱ能力勝負だとキリがないな」

 

承太郎はそう言い刀を構え、依姫に向かってまっすぐ走る

他の者は全員承太郎のことだから何か策があると思うが

 

承「まっすぐ行って、ぶん殴る!これが一番だ」

 

実際の所はただのゴリ押し脳筋プレイである

何も考えず、とりあえずゴリ押せばなんとかなるだろとパワープレイに走り出す

依姫ももちろん何か策があって近づいて来てると思い

そうはさせまいと刀を地面に突き刺す

 

依「『祇園の剣』よ、敵を拘束しろ!」

 

そう言った瞬間、承太郎の周りに刀の檻が生えてくる

 

依「その檻にハマったら解除するまで出れないわ!」

承「遅い!『ザ•ハンド』!」

 

右手で触った空間そのものを削れるスタンド『ザ・ハンド』

で依姫と承太郎の間の空間を削る

依姫は、一瞬にして承太郎の目の前に移動させられる

 

依「なっ、えっ!」

承「出れないならね、来て貰えばいいだけなんだよ!」

 

承太郎はスタープラチナを出し殴る

が、しかし流石は依姫

即座に反応し、拳をひらりと回避し、刀を抜き距離をとる

瞬間承太郎の周りの刀の檻がなくなる

 

承「もう遅い!『世界』(ザ•ワールド)ッ!」

 

瞬間世界が止まった、色を失い、全てが静止する

それを視認し行動できるのは承太郎と咲夜のみ

依姫はもはや動くことすらできない

わずか8秒

しかしその8秒あれば、距離を詰め一発加えるのにはお釣りが出る

 

承「久しぶりにこんなに短時間に能力乱発したな、実際それぐらい強い相手だった、おそらくガチの殺し合いなら負けてもおかしくなかったな」

 

一歩また一歩と依姫に近付く

そして目と鼻の先までたどり着く

 

承「やりすぎないように、優しく、かつ一撃で、沈める!」

 

そう言いザ・ワールドを出し、漫画やアニメなどでよく見る首をチョップして気絶する奴をする

 

承「そして時は動き出す」

 

世界が再び動き出す

色を取り戻し何もなかったように動き出す

 

依「ガッ!あの段階で、既に私は……………負けていたと……………」

 

そう言い前のめりに倒そうになるのを承太郎は支える

 

依(私の、完敗ですね)

 

 

勝者

空条承太郎

 

To be continued ーーーーーーー>




あんだけ引っ張ってあっさり終わったな?

うん、戦ったのはいいものの依姫さんの能力の情報が少なすぎて詰まったんです、許してください

ちなみに今回は一発殴れば勝ちでお互いに殺さないようにしていたためこんな感じになってしましたが、ガチの殺し合いならそれこそ2次被害が凄まじいほどの戦いになります

あと紫の策というのはただ単純に承太郎ぶつけんぞオラ、って永延と脅しまくって、お前じゃ勝てないけどお前の妹ならいい勝負出来んじゃね的なことを言い、豊姫の能力で月にいる依姫のところに送りつけるよう誘導するという作戦です
性格悪いねゆかりん

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第176話 能力の先

どうもお久しぶりです
ジョースターです

暑さもマシになりむしろ肌寒いこともある秋ですね
温度差で風邪をひかない注意しましょう

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

性格悪いねゆかりん

 

 

 

 

承太郎は気絶した依姫を傷を治して、いわゆるお姫様抱っこで抱え

玉兎達に意識のない依姫を渡す

そして自分は霊夢達のところへ

 

承「クッソ疲れた」

レ「流石ね、承太郎」

霊「ほんとあんたって規格外すぎるわ、そんなんだから人間の扱いされない時あるのよ」

ブ「そーだーそーだーこの人間超えたアホー」

承「どいつの能力の所為でこうなったと思ってるんだ、このスカタン!」

 

そう言いスタンドを出さずに自分の拳で殴る承太郎

 

ブ「あいたッ!」

魔「相変わらずだなブラッドも、承太郎も」

ブ「酷いじゃないか、この筋肉ゴリラー」

(でも、スタンドすら出さないとなると相当消耗してるね。

まさかだと思ったけど、やっぱりか

だとすると、もしあの子と戦いが殺し合いだったらもしかしたら負けていたかもね

承太郎もまだまだだね、もっと強くならないと、僕も承太郎も)

 

ブラッドはジッと承太郎を見つめる

 

承「もう一回殴って欲しいのか?」

ブ「いやいや、そんな」

咲「承太郎さんお疲れ様でした、とりあえず少し座ってご休憩なさっては?私たちはお気になさらずに」

承「そうさせてもらう」

 

そう言い承太郎は近くの木に背もたれにし座り込む

その瞬間承太郎にドッと疲れが襲いかかる

 

承(少し、寝るか)

 

承太郎はそう言い目を瞑る

 

霊「………………寝てるわね、仕方がないわ。交代で一人様子見る人をたてて、それ以外は適当に自由行動にしましょ」

レ「そうね」

咲「では、最初は私が見ておきますので」

魔「おっ咲夜がそう言うなら頼むが、他は?」

 

残りもそれでいいという

 

レ「それじゃ、10分ずつで交代ね」

 

そう言い各々の自由に行動を始める

 

 

 

 

ーーーーーーーー

 

 

承「師匠、どうして月はああなったの?」

渚「ん?あぁ、えーとそれはだね、どう説明しようかな。

大雑把にいうと僕の先生のせいと言うか、あぁでも先生自体は何もしてないしなぁ

未知のエネルギーの実験をしていたら大失敗して壊れたって言えばいいのかな?」

承「へぇ、そうなんですね」

渚「まぁ、今でこそあれだけど昔は三日月型に壊れていて、一年中そんな綺麗な形だったな」

 

懐かしい、夢だ

いつかの日の記憶だ

なんて取り留めもない会話だ

 

承「そういえば、師匠のよく言う先生ってどんな人?」

渚「そうだね、スケベで、セコくて、どこまでも生徒思いで、変なとこバカで、いつも金欠のくせに世界各国のデザートとか買いあさったり、すぐにボロ出したり、妙に用意周到だったり、もはやアコーディオンみたいな卒業アルバム作るし、やるときはしっかりする先生だよ。

僕の憧れ」

承「もし、せんせーに会えるとしたらどうしますか?」

渚「そうだね、僕は笑顔で一時とはいえ夢が叶ったこと、そして今も大事な大事な君という弟子がいることを言うかな」

 

そう言い幼かった俺を撫でる師匠

その笑みは柔らかで暖かい笑顔だった

 

渚「さて、と。月にいるそうだね、承太郎

能力を使い過ぎて寝ちゃったんんだよね。

いつも言ったけどあまり無茶をしちゃ駄目だよ、君はもう一人じゃないんだから、頼る時は誰かを頼って何でもかんでも一人で背負わずにいこうね

あと、そうそう。僕からの助言だよ、能力とかは基本使えば使うほど強くなるものだよ。筋肉と同じだよ、酷使させるともっと強くなるそれと同じ。

それと君の能力だけど、まだ先あるよ

それじゃ、そろそろ時間だからじゃあね」

 

師匠はそう一方的に言い消えていく

俺は咄嗟に手を伸ばすが、夢であるためすり抜ける

 

ーーーーーー

 

 

承「夢か」

霊「あっやっと起きたわね、いや意外と早かったというべきかしら」

 

承太郎が目を覚ますと隣に霊夢がいた

 

霊「起きたのなら、私はもういいわね、それじゃ私は私のやりたいことをしてくるから」

 

そう言い残して魔理沙らがいるところに行く霊夢

承太郎は少しぼーっとしていたがふと何かを思い出す

 

承「あっ依姫に話しつけに行かないと」

 

介抱している玉兎の前まで行く承太郎

 

承「まだ、起きてはいない?」

「いないですね」

承「そうか」

依「うっ………………ううん」

承「おっちょうど起きたか」

依「承太郎さん?えーと確か」

 

意識を取り戻した依姫は何が起きたのかを思い出す

自分が承太郎に負けたこと

 

依「負けたのですね、私は

それで承太郎さんはどのようなご用件で?」

承「いや、帰り手段ないから帰還方法ないか聞きにきた」

依「えっと、はいわかりました、地上に送りつけるのは簡単ですが、ですが流石に全員は」

 

返してはやるが全員は無理と言う依姫

 

承「というと?」

依「具体的には、博麗霊夢とあなたには残ってもらいたいです。

もちろんそんなお時間は取らせません、1週間でもいいですからどうでしょうか?」

承「なんだそれぐらいならいくらでもいいぞ、霊夢は返答次第だが」

依「ありがとうございます」

 

 

承太郎はそのまま霊夢達のところへ行き

事情を話す

 

霊「1週間なら、月の都がどんなものがあるか気になるからもちろんいいわよ」

承「珍しいな」

霊「人生経験としては悪くないと思っただけよ」

 

こうして二人以外は地上に一足早く帰り

二人は1週間月の都で過ごすことのなった

 




なんでいきなり師匠が出たって?

それはきっと鬼滅の刃のよくある親とかが声かけてくれるアレに影響されただけですよ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第177話 嘘ってダメだけど必要な時がある

どうもジョースターです

思いっきり、投稿する曜日を間違えました
ほんとごめんなさい




前回のあらすじ

 

結局1週間過ごします

 

 

 

 

承太郎が月に行っている間武たちはというと

いつも通り仕事へ行ったり博麗神社でグダグダ過ごすかのどっちかだった

今日は3人全員休みで、遊びに来ていた紅羽ちゃんと由紀ちゃんと全員でグダグダと特に何もやることもなく過ごしていた

武は胡座をかいて、その上に紅羽ちゃんが座っていた

そして由紀ちゃんと茜は二人でお茶を飲みながら会話

紗夜は縁側から少し外に出た場所で美鈴から習った技の一人黙々と練習をする

 

紅「ねぇ、お兄ちゃん」

武「なんだい?紅羽ちゃん」

紅「ずっと気になっていたんだけど、聞いてもいい?」

武「どんな内容かな?言ってごらん」

紅「うん、それじゃ言うけど」

 

そう言い紅羽ちゃんは武の顔をじっと見上げて言う

武は一体どんなことを言うのかな、結婚っていつから?とかそんなの聞かれたらどうしよう、と内心焦りまくってる状態

 

紅「赤ちゃんってどうやって出来るの?」

 

笑顔のまま固まる武

二人揃って飲んでいたお茶を吹き出す茜と由紀ちゃん

ピタリと練習していた動きを止めギギギとまるで油をさしていないためすごく動きがぎこちのない機械のように首を紅羽ちゃんの方に向ける紗夜

 

紅「?あれ?紅羽まずい事言った?」

武「えーと、ちょっと待ってね、紅羽ちゃん。少しど忘れしちゃったから茜とか紗夜さんと確認してくるね」

紅「じゃぁ紅羽も聞いた方が」

武「いやぁ、全員間違えるかもしれないからぁ、間違えたことを教えたくないから、少し聞かないで欲しいなぁ」

紅「そこまで言うなら………………」

 

武は紅羽ちゃんに立ってもらい即座に3人を集め少し離れた場所で小さな声で話す

その間に由紀ちゃんが全てを察し全力で紅羽ちゃんに話しかけ気をそらす

 

武「おいおいおいおい、どーすんだよ、これ」

茜「まずいですね、これは」

紗「無難に、『コウノトリが運んでる』って言うしかないわね、それは本当のことを言うか」

武「でも嘘つくのはなぁ、心が痛む」

茜「お兄さん、嘘は基本いけませんが必要な嘘はあります。これは必要な嘘です。逆にもし本当のこと言ったら、大変なことになりますよ」

武「うーん、紅羽ちゃんのことだから『お兄ちゃんの子が欲しいから早速それしていい?』とか言ってきそう、もう迂闊に紅羽ちゃんのまえで寝れなくなるね」

茜「もうそういうしかないですよ」

 

武はしばし長いため息を吐き、覚悟を決めたのかよしっと声を出し紅羽ちゃんのところに行く

 

武「いやぁ、待たせてごめんね?ちょっと認識の齟齬があったんだ」

紅「そう、それとお兄ちゃん」

武「お兄ちゃんはもちろん本当のこと言ってくれるよね?」

武「も、もちろんですとも」

紅「コウノトリが連れてくるなんて言わないよね?」

武(あっ詰んだ)

紅「それは嘘っていうのは知ってるから、本当のことを言って、紅羽お兄ちゃんの子が欲しいのだから、そのためならなんでもするから、だから教えて?」

 

純粋な目で武を見つめる紅羽ちゃん

 

武(ヤベェ、どうしよう。もう誤魔化す手段なんてないぞ。どうしよう)

武「あーうん、えーとそうだな」

紅「それでどうやってするの?」

武「……………………それはだね、まだ言えないかなぁ」

紅「…………なんで?」

武「いい?紅羽ちゃん、そう言ったことはまだ紅羽ちゃんには早いんだ、そう言ったことはもうちょっと成長してからじゃないとダメなんだ。だからもう少し、後数年経ったら教えてあげるよ」

紅「でも、お兄ちゃんがそれまでにいなくなっちゃったら…………」

 

武は、優しい笑みを浮かべて頭を撫でる

 

武「安心して紅羽ちゃん、俺はいなくならない。

約束するよ紅羽ちゃん」

紅「本当に?」

武「いつも言ってるだろ、ずっとな」

紅「そうだったね」

武(なんとか誤魔化し切ったのかなぁ)

紅「でも、教えてくれる時には実際にして欲しいな?」

武(頑張れ数年後の俺)

 

武は少し返答に困りながらも考えておくよと言う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方承太郎

 

 

 

依「こちらです」

 

依姫の案内され2人は応接間みたいな部屋へと連れて行けれる

 

承「少し街を見ながらここへ来たが興味深いものがいたるところにあるな。メカニズムは分からなくてもどう言ったものなのかが興味が湧く」

霊「そう?まぁ確かに一体どういうものなのかというのは気になるわね」

依「そうですか、とりあえずそこで待っていてください。今お姉様を連れてきます」

豊「もういるわよー」

 

依姫が部屋を出ようと後ろを向いた瞬間に目の前に豊姫が現れる

 

依「………………わざわざ能力使って来ないでください」

豊「あら、派手に出たほうがよかったかしら?」

依「いえ、そういう意味ではなくて………………」

豊「とりあえず、始めまして。博麗の巫女と空条承太郎さん、私は依姫のお姉さんの綿月豊姫と言います、よろしくね」

 

そう言い悪意も敵意もない純粋な笑顔で笑う豊姫

 

承「こちらこそよろしく頼む。それで具体的に俺と霊夢は何をすればいい?」

依「博麗霊夢に関しては、少し外で神降ろしをして下さい。少し神降ろしで私に疑惑がかかってしまったので私だけができる技ではないと証明して欲しいのです」

霊「えぇ、なんか見世物みたいで嫌だわ」

依「ある程度の報酬は出します」

霊「今すぐしましょう、早急に」

 

現金過ぎんだろこいつと思いつつも言ったら殺されそうなので口を閉ざす承太郎

若干顔が引き攣る豊姫

言ってみたもののここまで食いついてくるとは思わなかったため少しドン引きの依姫

三者三様の反応をする

 

承「で俺は?」

依「えっ、そのじょ、承太郎さんは……………少しその、く、訓練をつけて欲しいのです」

承(訓練?あぁあの玉兎だっけかあいつらの教育か)

承「いいだろう、それぐらいならいくらでもしよう」

依「あ、ありがとうございます」

依(2人っきりで訓練してもらえる、うれしい!いえ、これは私の成長のためです。そう決してやましいことではないです)

 

無表情を貫いているが全く出来ずに顔が緩みきっている依姫に気が付き全てを察する豊姫

 

豊(あっ、これなんか勘違いしてるタイプね。………………面白そうだし言わないでおきましょう)

承「そうなると少しプログラムをしっかり組んでおきたい、早速作りたいのだが」

依「あっ、案内します。お姉様、博麗の巫女の方の案内をやってもらっていいでしょうか」

豊「ええ、いいわよ〜〜早く行ってきなさーい」

 

承太郎は依姫に着いていく

 

霊「あなた、楽しんでるわよね」

豊「えぇ、あんな妹見たことないからついテンション上がっちゃったわ」

霊「そ、そう」

 

月も地上もそんなに変わらないんだなぁと思う霊夢だった

 

一方承太郎は自分に割り当てられた部屋へと着き一人でプログラムを考え、紙にいくつかまとめ始めた

 

承「えーと、まずはどれくらいできるか知りたいから、戦って………………それから一番酷い部分を治して行って………………」

 

 

月に行こうが幻想郷に行こうが現代にいようがそんなにやることが全く変わらないようなことをする承太郎

しかし、そのプログラムは依姫ではなく玉兎達のプログラム

対して依姫は嬉々として教えてもらえるのを今か今かと待っているのであった

 

ブ「はぁ、これ絶対ロクなことにならないよね…………」

 

これは依姫に言うべきなのかどうなのか迷うブラッドだった

 

 

To be continued ーーーーーーー>




人はこれをアンジャッシュ状態という


感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第178話 勘違いとかは素直に謝ると意外と拗れない筈

どうも本編の方ではお久しぶりですジョースターです

かれこれ半年ぐらい投稿を停止していましたがいよいよ再開です

それではどうぞ


前回のあらすじ

 

人は一度そうだと思ったらなかなかそこから抜け出せない

 

 

承「よしこれで、ある程度はまとまったな

それじゃ早速今日から…………と言いたいがもう無理か仕方がない、明日からやるか」

 

承太郎はいろいろ書き込んだ計画表を別の紙に必要な情報のみをまとめ写す

それが終わったちょうどに依姫が承太郎の部屋に入ってくる

 

承「おっ依姫か、ちょうどいい。頼みがある」

依「頼み、ですか」

承「あぁ、明日の朝から稽古をやるから、その時間に玉兎全員を連れてきてくれ」

依「えっ、全員ですか!?」

承「当たり前だろ、全員いないと意味ないからな」

依(えっ一体どういう意味?そういったプレイ?)

依「えっと、その、一体どのような感じでやるのでしょうか?」

承「えーと簡単に言うと、まず一回戦って、弱いところを修正するのと逆に強みを伸ばすこと、そして戦術の組み立て方かな」

依「わざわざそこまで…………」

承「まぁ、やるからにはきっちりしないとな。んで次の日に前日ダメだった点を直していく、まぁそんな感じかな。

俺はその間寝れなそうだけど」

 

承太郎はそう言い苦笑いをする

対して依姫は申し訳なさそうにする

 

承「あとは、だな………………いや、ここらへんの武器がどんなもんなのか知りたいが…………流石にそれはスパイとか疑われたら面倒なことになるからパスで」

依「まぁそれはたしかに疑われますね、絶対に。

場所はどこら辺でやりますでしょうか?」

承「そこらへんは、いつもやっている訓練所みたいなのでいいんじゃないかな」

依「分かりました、では明日はわからないでしょうから迎えに行きますね」

承「助かる」

依「教えを請うのです。これぐらいはしないと」

承「さてと、それじゃこんなもんかな」

依「分かりました、では玉兎達に明日所定の場所で集まるよう伝えておきます、明日からよろしくおねがいいたします」

 

そう言いペコリと一礼する依姫

 

承「未熟者が教えるものなど限られてはいるが、こちらこそよろしく頼む」

依「では、これで」

 

そう言いその場を立ち去る依姫

 

承「さてと、修正箇所がいくつか見つかったから修正して、最終確認して寝るか」

 

承太郎はそう言いまとめた計画書に目を向け、修正を始める

結果、夕食などで時々休憩を挟んではいたが寝たのは夜更けだった

 

 

翌日

 

 

承「さて、いつも通りのノルマもこなしたし朝ごはん食べたし、あとは依姫が来るのを待つだけだ」

ブ「そうだね、ところで承太郎1ついいことを教えようか」

承「なんだ?」

ブ「自分の勘違いをした時はしっかり謝ろうね」

承「当たり前のことだけど、なんで急にそれを?」

 

承太郎は眉をひそめつつブラッドの方を見る

その目にはいつのも人を馬鹿にしているような目ではなく哀れみのような目だった

 

ブ「まぁすぐにでもわかるよ」

承「そうか」

 

それと同時の部屋の扉からコンコンとノック音がする

 

承「どうぞ」

依「おはようございます、承太郎さん。お迎えにあがりました」

承「おはよう依姫。それじゃ早速行こうか」

依「はい、ではこちらになります」

 

依姫に案内され承太郎は訓練場に着く

中では隊列なんぞ知ったことかと言わんばかり列を乱れまくり各々が自由に行動している玉兎がいた

2人が入ってきた瞬間、ようやく列を整え始めた

 

承「よーし、全員来ているのかな」

依「一応揃ってはいるのでしょうか」

承「それじゃ早速練習に入るか…………はーい、全員静かにして注目、まず初めに君らを鍛えることになりました空条承太郎です、短い時間だけどよろしくお願いします」

 

『よろしくお願いしまーす』

 

玉兎が返事をする

 

依「まず何からするのでしょうか」

承「そうだなぁ、朝からだし一応軽く体操とかして体ほぐすか、そっからかな」

依「分かりました」

 

そういい依姫は体操を始める

 

依(………何かおかしい気がする、これ私の稽古ですよね。何故玉兎へ向かって言ったのでしょうか………まさか勘違いしてる?いやいやいや流石に承太郎さんがそんなミスは………と、とりあえず聞いてみましょう)

 

依「あっあの承太郎さん」

承「どうした?」

依「この稽古ってもしかして玉兎への稽古でしょうか?」

承「そうだけど」

依「やっぱりですか」

 

依姫はガックリと肩を落とす

そうこの瞬間、この男は思いっきり勘違いし別の者の稽古をしようとしていたと確信したからだ

 

承「アレ、もしかして違った!?依姫は一体誰をターゲットにしていたんだ?」

依「わ、私の稽古を……」

承「あぁそういうことか、それは申し訳ない。時間をちょっと調整して依姫の稽古への時間作るわ、いや本当にごめん」

依「わざわざ私のために、ほんとごめんなさい」

承「俺のミスでもありけじめでもあるから」

ブ(いやぁ、思ったよりすんなりいっちゃって面白くないなぁ、もっと拗れれば面白かったのに)

 

そんなことをしているうちに玉兎たちは体操を終わらせいつでもいけるようになった

 

 

承「さて、準備が出来たな。それじゃぁ始める前にまず目標を言う。

5日間俺はお前らを鍛えます、その鍛える訓練メニューの中にお前ら全員対俺か依姫で戦う訓練がある。実技テストみたいなものだ。

そのメニューを1日最初と最後、つまり2回行う、そしてお前らは5日間の間で一度でいいから俺か依姫に一撃与えろ

それできたらもう俺が教えれるのは何もないってことになるので終わりです」

玉兎『ざわざわ………ざわざわ』

承「出来なかったら………どうしようか、うんなんか適当に考えておくわ、逆に出来たらなんかするってもでもいいかな」

ブ「適当だなぁ」

 

少し遠目で見ていたブラッドはそう呟く

 

承「それじゃ早速やるか。じゃ俺が相手になるので頑張って一撃当ててみろ

距離は………少し離れて武器構えるなりいつでも戦えるようにしようか。制限時間は10分程度かな、10分間で一撃与えようか頑張りたまえよ」

 

承太郎と玉兎がある程度の距離を離れ、銃や槍など各々の武器を持ちいつでもいけるように玉兎は準備を整え終える

 

承「えーとそれじゃ、計測とか開始の宣言とかお願いできるか依姫」

依「分かりました。えーとそれではコホン」

 

依姫は息をしっかり吸い声を張る

 

依「戦闘時間10分ッ!それでは訓練開始ッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃武ら

博麗神社にて

 

武「力が欲しい」

紗「は?」

武「力というか俺の攻撃手段のレパートリーを増やしたい」

紗「確か武の能力って身体能力強化でしょ?」

茜「鬼のような発動条件の難易度ですけどね」

 

武の能力は最大で上級の鬼と同等の身体能力へとなれる能力

ただし発動条件は誰かを守りたいと強く思うことつまり自分のために使うことが出来ず発動すらできない

最弱の能力と自他共に認める能力

 

武「それはもうそういう仕様だからどうしようもないけど、基本殴り蹴りとかの攻撃だから一体一体しか攻撃出来ないからどうにかしたいんだよな」

 

実際武は紅羽ちゃんの件で集団で襲われた時はどうすることもできずやられていた

 

茜「あれはダメなんですか。聞いた話だと思い切り殴って衝撃波飛ばすのは」

武「アレは無理、一発打ったらもう腕がバキバキで使い物にならなくなる」

紗「うーんそれなら私みたいに暗器でも使う?

経験者が語るけど難しいわよ」

武「投げナイフだけならいけそうだけど常備するのがなぁ」

紗「武のことだからうっかり忘れて肘とかそこら辺を刺しそう」

茜「それだったら衝撃を和らげるサポーターみたいなのをつけるとか」

武「上級の鬼の同等の力に耐え切れるサポーターなんてそれこそ機械とかのパワースーツとかだわ」

 

武達3人は武の攻撃手段についてアレやこれや話をする

そこに一陣の風が吹く

 

射「話は聞かせてもらいました」

武「おっ久しぶりの登場射命丸じゃん」

射「やめてください、出番なさすぎて悲しかったんですから。

えーと話を戻します、端的にいうと妖怪の山にいる河童にその機械を作らせるというのは如何でしょうか?」

紗「河童?」

射「そうです河童です。彼女らはこの幻想郷でも随一の技術を誇っています、彼女らならそう言ったものを作れそうだと思いますよ」

 

そう言い射命丸はメモ帳にサラサラと紙を書きそれを千切って武に渡す

武はそれを受け取り内容を見る

 

武「これは?」

射「河童の居場所と妖怪の山に入っていいよという許可書みたいなものです。まぁ実際はもっとしっかりとしたものを出さないといけないのですが」

 

もし仮に何も言わずに入ってしまった場合その時は問答無用で襲われて殺される

 

射「河童のところの場合現代人が行く場合は技術提供という名目があるので多分これでいけるはずです。ただどうせなら承太郎さんと一緒に行った方がいいと思いますよ」

武「というと?」

射「やはり河童も承太郎さんには興味を示しているのと単純私たちのボス天魔様も興味を持っておられるので承太郎さんに関してはだいぶ緩い裁定を下されているので、というかそうするしかないというか」

 

天狗の長たる存在である天魔

その発言権は絶対的であり、興味があるということはそれすなわちその存在を気にいるということであるため容易に殺したりとかするとその者のクビが飛ぶ。

無論地位剥奪という意味のクビということもあるしそれ以前に物理的な首も飛ぶ

 

武「あいつそんなに気に入られてるのか」

射「えぇ、そろそろ時間に空きがあるらしいので会って話してみたいと言っておられましたね」

茜「さすが承太郎さんです」

紗「当然よ」

 

そう言い自分のことでもないのにドヤ顔をする紗夜

これは同じ同僚として鼻が高いということなのだろうがそれとも虎の威を借る狐なのか少し疑問なところだ

と武は少し考えるが面倒なのでやめた

 

武「まぁ兎にも角にも承太郎が帰り次第にしようかな」

茜「流石に承太郎さんも休みたいでしょう」

武「だよなぁ」

紗「とりあえず一回今から行ってきたら?」

射「なんなら送りましょうか?さっきあれこれ言いましたが前言撤回します。何かいいネタが拾えそうな気配がしましたので撤回します」

 

ネタには忠実な女それが彼女射命丸文

 

武「それじゃとりあえず行って会ってみるか」

茜「そうですか、私はお留守番しておきますね。」

紗「私は茜ちゃんの代わりで武の見張りでもしておくわ」

武「なんで俺見張られる前提なのでしょうか」

紗「もしそのカッパが小さい女の子だったらあんたを野放しにするのはマズいから」

 

実際武は高確率で幼女に会った場合、問題行動ばかりしており一人で行かすのはだいぶ危ない行為である

紅羽ちゃんと由紀ちゃんだけしかまともな武は見られない

それが武

 

武「百里ある」

茜「自分で納得するのですか………」

紗「さて、それじゃそうと決まれば準備よ」

武「とりあえず服着替えて、河童だしきゅうり好きだろうし持っていって、あと万が一のために参考書みたいなの持っていこ」

射「それでは私はお二人が出来るまでここでお邪魔させていただきますね」

茜「あっお茶出しますね」

 

 

各々が用意や時間潰しお茶出しなどで時間が少し経つ

 

 

武「お待たせ」

紗「遅くなったわ」

射「いえいえお気になさらず。それでは早速いきましょう」

 

こうして3人は妖怪の山へと向かった

 

茜「ところでお兄さんが持っていった参考書って何?」

 

To be continued ーーーーーーー>

 




河童ってあれはロリと扱われるのだろうかと数分考えて一体俺は何を考えているんだと素に戻ってしまった今日この頃

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回も楽しみにーー


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第179話 武魔改造計画①

どうもジョースターです

タイトル通りいくらなんでも弱すぎる武君を(微々たる)強化する回です

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

力が欲しいか?

 

 

 

紗「しっかし本当これ速いわね。流石承太郎が作ったものなだけはあるわ」

射「あっこれ承太郎さんの作ったものなんですか」

武「そうだね、アイツの時々やる頑張りどころを間違えた発明品だよ」

射「そうなんですか、私これに瞬間的とはいえ一回速さで負けたことがあるんですよね」

武「あれ確か射命丸って幻想郷最速なんじゃ………」

射「一応はそうですよ。まぁ瞬間的ならあの冥界の剣士とかにも負けるかも知れませんが、私のは自前の風の操る能力で加速しまくって速いタイプなので、初速は意外と速くないんですよね。」

 

それでも十分過ぎるほど速いのではと思う2人だが彼女の本気を鑑みると確かに遅い(気がする)

 

射「さて、そろそろ河童の住処につきますよ」

武「あのいかにもみたいな場所?」

紗「あの戦隊モノとかでよく見るラボみたいなのがあるわね、それにしては規模が小屋だけど」

 

紗夜の目の前にいかにも発明品などを作りますよというような建物が建っている

よく見ると河童の特徴的な皿なども取り付けられている

 

武「へぇ、あれが」

 

武がその発言を言った直後小屋が爆発した

窓ガラスやドアが吹っ飛びそこから黒い煙が立つ

唖然とする武と紗夜

射命丸はあぁまたやってるよみたいな表情を浮かべる

そしてドアが吹っ飛んだ小屋の中から1人の青髪の少女が這いずるように出てきた

 

???「あちゃー、けほ、無茶させすぎちゃったかぁ、ケホケホ、行ける気がしたんだけどなぁ、けほ」

武「大丈夫か!?」

「あーうん大丈夫大丈夫いつものことだから、気にしないでちょーだい」

 

そう言い服についたホコリを払いながら立ち上がる少女

独特のウェーブのかかった青い髪

赤い数珠みたいなアクセサリーでツーサイドアップにしており

その上に緑のキャスケットを被り

そして白いブラウスの上に肩の部分にポケットが付いている水色の上着、そして裾に大量のポケットが付いた濃い青色のスカートを着用している。

靴は長靴のようなものを履いており、胸元に紐で固定された鍵がついている。背中には大きいリュックを背負っている

 

「おや珍しい人間がここまでくるとは、なんの御用で?」

武「可愛い、幼女………FOOOOOOOッ!」

紗「………射命丸少し説明お願いできるかしら」

射「はい、元々そのつもりでしたので………紗夜さんうっかり殺さないでくださいね」

紗「大丈夫よ、私は承太郎と違って苦しまずにやれるから」

 

そう言いでてきた少女目掛けルパンダイブしようとしたら武を服の中に隠していた鎖でぐるぐる巻きにしそのままくるりと自分の体を一回転させ遠心力を生かし思いっきりぶん投げる

ぶっ飛んだ武はそのまま木の枝に引っかかり逆さ吊り状態になりそれを維持し続ける紗夜

その光景に唖然しつつも上司である射命丸の話を聞く少女

 

 

 

 

数分後

 

 

 

 

「えーとそれで確か武と紗夜だったね、私の名前は河城にとり。よろしく」

紗「こちらこそよろしくお願いするわ」

武「それで安易ながらきゅうりを持ってきたんだけどいる?」

にとり(以下に)「いる、なんていい人なんだ。ありがとう盟友」

 

武はそう言い持ってきたきゅうりを数本全部を渡す

それをささっと水洗いしボリボリとそのまま食べ始めるにとり

 

に「それで要件は武の武器を作って欲しいだっただよね」

武「まぁそんな理解でいいかな」

に「ふーむ、じゃぁいくつかの条件付きでならいいよ」

武「条件?」

に「まず一つ、現代の技術を知ってる限り教えること。もちろんこれは空条承太郎にも適応されるよ、彼の発明品はいくつか見たことあるけど是非とも知りたいような技術がたくさんあったからね」

 

超加速バイクや携帯電話などそれらを多少のベースはあったとはいえ自力で完成させら技術力はやはり技術者としては見過ごせないのである

 

武「それで他には」

に「まぁこれに関しては当たり前といえば当たり前かな、流石に君のサポートアイテムを作る以上君という存在は必要不可欠。

だから週2、3でいいからここに通うこと」

武「わかった。」

に「あとはお金だけど…………今回はこのきゅうりに免じて払わなくていいや。ただし定期的のきゅうりちょーだい」

武「わかった」

に「よーし交渉成立だ。それじゃ早速どんな感じに仕上げていくか決めて行こう」

 

そう言いにとりはゴソゴソとリュックサックから大きな白紙の紙を取り出す

 

に「武の能力が大雑把に言えば身体能力強化だったね、それで遠距離への攻撃手段や自身の耐久性能とか攻撃性能を上げたいというのが今回の目的だね」

武「後それが常備出来るようなものであることかな」

に「ふーむ、そうなると手足につけるだけより全身にそういう言うなればパワースーツみたいなのを装着する方が結果的なコスト的にもやりやすいかな」

 

そう言いにとりはさらさらと紙にデフォルメされた人を2人分書き

それぞれのその横に

 

①全身をパワースーツでやる

 

②手足のみ着ける

 

と書き対応した絵をさっき書いた人のところに上書きする

 

に「①の案だと時間も労力もかかるけど全身の防御力や手足だけ出せない機能が搭載できる

だから多少の破損はカバーできる

後上手くいけばそのスーツを小型化できる

でもそれができなかった場合は常用するとなるとあまりむいてない

②だと①よりコストは安く済むけど常時付けっぱなしになるし壊れたりしたらその部分は使い物にならない」

武「それでなんだけど、これを見てくれないか?」

に「ん?なんだいこの本、いろんなパワースーツみたいなのを着てる人たちだね、ん?変身ベルト?」

 

武が持ってきて彼女に見せた作品こそ仮面ライダー

確かにある意味武からすれば理想的なアイテムである

小型なのでいつでも常用できる、変身ベルトも然り

 

に「なるほど、なるほど、外の世界ではこんな技術が」

武「まぁそれはあくまで作品だからフィクションだけれどもどう?出来そう?」

に「出来るかどうかは別としてやってみよう!」

武「ありがとう、それで手伝うと言っても何をすれば?」

に「とりあえず今の能力の限界値が知りたいから………今能力って使えないよね?」

武「無理だね」

に「やっぱり?それじゃちょっとついてきて」

 

そう言いにとりはテーブルに置かれた紙をリュックにしまい自分が座っている椅子に付けられたボタンをいくつか押す

しばらくするとテーブルが横に移動し下から階段が出てきた

 

武「スゲェ、まるで秘密基地みたいだ」

紗「地下だとなにかと便利なことが多いからかしら?ほら面積も何かあったとき隠しやすいし、前いた職場ではターゲットがよくしていた手法だわ。大事な研究とか違法なものを隠すとか」

武「何それスッゲェ聞きたくなかった、因みに地下へ道が隠されてる場合とかあるの?」

紗「もちろんというか大体はそうよ。調べがあるならそのまま、ないのだったら承太郎が探るか地面打ち破るかよ」

 

脳筋だなぁと割とそういう発想に至るためブーメランが刺さる武

甘いなぁ、ここは並大抵の攻撃じゃ傷がつかないような素材を使って作ったから全然問題ないなとドヤ顔をするにとり

なおその素材で小屋を作るのに尋常じゃない時間がかかったのはここだけの話である

 

に「さーてそれじゃ色々と測定を始めよっかな」

 

そう言いにとりは笑顔で武を見る

武は若干疑問符を頭に浮かべている

こうして武魔改造計画が始まった

 

 

 

 

 

 

一方承太郎

 

 

承「あーーーえーーーっと何処から言うべきかな」

依「まさかここまでとは」

 

勝負が始まって1、2分も経たずに勝負はついてしまった

結論から言うと勝負にすらならなかった

始まった瞬間に承太郎に向かって一斉射撃をする玉兎

それを紙一重で全て躱し、射撃突っ込んできた接近戦要員の玉兎を取り出した縄で拘束

すかさず射撃隊の背後へ回り込み一網打尽

あとは残りを一瞬で潰し勝負アリ

 

承「まさかほぼ能力無しの状態でもここまで一方的なことになるとは思ってもなかった、まずチームワークが酷すぎる。戦術から教えるかぁ」

 

承太郎は玉兎らのこれからどう指導すべきかを頭を悩ますことになった

 

To be continued ーーーーーーー>




最近復帰したカードゲームで仮面ライダーがコラボする

仮面ライダーにハマる

思いっきり影響される←今ココ

こんなことするから矛盾とかが生まれるんだよなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第180話 武魔改造計画②

どうもジョースターです

コロナの影響で大学も登校禁止になり、外出自粛で用事がない時以外は家に籠る日々
皆さまいかがお過ごしでしょうか

皆様もお身体に気をつけて過ごしてください

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

現代組揃いも揃って脳筋過ぎない?

 

 

に「さぁて、まずは能力なしの基礎スペックが知りたいから、身体測定の時間でーす」

武「身体測定?身長とか測るの?」

に「それもするね、動きやすい服で………はあるね。

それじゃまずは身長体重その他諸々の情報から」

 

にとりはそういい現代の学校とかでよく見る身長を測る器具である身長計、体重を測る体重計のようなものをそれぞれ取り出す

 

武「なんでそんなものあるのかなぁ」

に「いろんなモノ作ってると、そこそこ必要な時多かったから作った」

武「意外と出番あるものだな」

 

そんな会話をしながら身長体重を測り終える武

 

に「えーと身長は………173cm、体重は57.3kg、ちょっと軽くない?」

武「そんなものじゃない?」

に「うーんまぁいいや、えーと視力は………悪そうには見えないね。

あとは細かい腕の長さとかの測定だから」

 

にとりは部屋の壁に置かれたリモコンのボタンをピピッと押し

下から現代の医療機器であるCTスキャンみたいな機械が出てきた

 

に「これで細かいモノまで計測できるから、上裸で寝転がって」

武「あいよー」

 

そう言い武は上の服を脱ぐ

かなり鍛えられた身体ににとりは少し驚きの表情を浮かべる

 

に「結構見た目より鍛えてるんだね」

武「まぁ、それなりにな」

紗「まぁ一般人の中では結構な方ね」

武「そういう紗夜さんはって聞いたら殺されそうなのでやめまーす」

紗「賢明ね、まぁ私はあまり付けてないのよね。かえって邪魔になる時あるし」

に「というと?」

紗「変に鍛えてると潜入ミッションの時にターゲットに警戒されたりバレやすいのよね。だから最低限鍛える程度に済ませてるわ」

武「へぇ、色々あるんだな」

紗「と、私の話はどうでもいいでしょ、ほら早くしなさい。あんたの承太郎より貧相な身体なんて私もあまり見たくはないわ」

 

ひっでぇ言われようと言いつつ計測機に寝転がる武

にとりは、それじゃいくよーといいその機械の作動ボタンを押し、手早く入力する

 

紗(しかし、あぁは言ったものの一般人でもあそこまで身体を仕上げるなんてよっぽどよ。

見た目以上に奥の筋肉まで鍛えられてる、だいぶ人並み外れた修行を何年もしたのね。

それでも所詮人間の範疇内、能力がどれだけのものなのか分からないけどその能力込みで考えてもこの世界じゃ全く歯がたたないでしょうね。

あの吸血鬼や銀髪の医者、それらのトップクラスには足元にも及ばない。

それこそ、あの氷の妖精にすら勝てるかどうかすらも怪しいわね

そう考えると今回の装備に関しては正解ね)

 

紗夜は測定中の武をじっと見つめ頭の中で思う

 

紗(まっ、そんな相手に戦うこと自体で承太郎や霊夢らがなんとかするし武も任せるでしょう。

ただ紅羽ちゃんのことになると相手がなんであれ挑んでしまうから結局必要なことね今回のは)

 

武「なんか結構怖いな、こういうの小さいこと大怪我した時にした以来だわ、なんとも言えない独特の恐怖心があるわ」

に「大丈夫、爆発とかそんなの一切ないから、大丈夫大丈夫、気にしない気にしない」

 

にとりはそう言いニッと笑うがその目はどこか不安そうな目をしていた

武にはその時にとりの顔見えなかったが紗夜は思い切り見えたためあっこれ爆破させたことあるのねと生暖かい目で見る

 

に「よーしもう大丈夫だよー、服とか着ていいよー」

武「そうか、意外と早かったな」

に「まぁ測るだけだし」

武「それもそうか」

に「じゃ、今から握力とか足の速さ、その他諸々してもらうから覚悟してね」

武「おっしゃ、バッチこいや」

に「紗夜もやってみる?」

紗「…………そうね、見てるだけじゃ暇だしやってみようかしら」

 

 

 

1時間後

 

 

 

 

に「2人ともおつかれー、これで欲しいデータは後一つを除いて全部出来たかな。握力、50m走、垂直跳び、腹筋、現代で言うシャトルランだっけかな、反復横跳び、立ち幅跳び、ボール投げ、これで2人の大体の身体能力はデータとして算出出来るね」

 

結果は

武 握力65kg、50m5.1秒、垂直跳び50cm、腹筋40回、シャトルラン130回、立ち幅跳び240cm、ハンドボール投げ40m

 

紗夜 握力70kg、50m6.2秒、垂直跳び63cm、腹筋35回、シャトルラン131回、立ち幅跳び252cm、ハンドボール投げ46m

 

紗「やっぱ暗器って携帯しすぎると結構重いのね、いつのまにか鍛えられていたようね」

武「クッソ、シャトルラン負けちまったよ」

に「完全2人とも張り合ってたね、まさか靴紐に引っかかってこけて脱落とは」

武「油断した、顔面からいっちまったよ」

に「それじゃ2人が休憩している間にデータ打ち出すからちょっと休んでいて」

 

そう言いにとりは一度部屋を出る

 

紗「…………あなた学校いた時もこのぐらいの成績だったの?」

武「まぁそうだな、大体2位だったけど」

紗「1位は………あぁ承太郎ね。あれほど目立つなと言ったのに、全く………」

武「いや結構手を抜いて、いやそんな事なかったわ」

紗「はぁ、まぁいいわ。過ぎた話よ、そうだこの際だから聞いておくわ」

武「何が?」

紗「……………いえ、やめておくわ。あなたに聞いたところでの話だったわ、忘れて頂戴」

武「?分かった」

に「お待たせーそれじゃ最後の仕上げをするよーこっちきてー」

 

2人はにとりのいるところへ行く

そこのは椅子があった

 

武「どう見てもこれ拷問用の電気椅子じゃ………」

紗「あれ結構エグいのよね、焦げ臭くなるし」

武「聞きたくなかったその情報」

に「それとは違うよ、これはとりあえずここに武が座ってこれを被って」

 

そう言いにとりは球体がいっぱいついたヘルメットのようなものを渡す

武はとりあえず言われるがままそれを被り座る

 

武「これなんだ?」

に「すぐ分かるよ、とりあえず能力を使ったことがある時のことを思い出して、出来る限り鮮明に」

武「??」

 

言われるがままに過去2度あった能力発動時のことを思い出す

 

に「よーしOK、もう大丈夫だよ外してー」

武「一体何をしたんだ?」

に「あぁ頭の中であった君のイメージを読み取って能力発動時にはどれぐらいのスペックになるかデータとして読み込むものだよ、これで上限が大体どれくらいかわかった。とりあえず今日はここまでで明日か明後日あたりに来てーそこから制作始めるから」

 

そう言いスイッチが入ったにとりは2人の取り付く暇もなく若干強制気味に家から出した

 

紗「とりあえず今日は帰りましょう」

武「そうだな」

射「おや、話は終わりましたか?」

武「いつのまにか居なくなってたよね」

射「ちょっとはたてに呼び出し食らってました、それで少し前に戻ってきて待ってました、おかえりのようですので話は帰り道で聞きます、ささっ、遠慮せず教えてくださいね!」

紗(こういう記者とかの押しが強いのはどこの世界も同じなのね、まぁそうじゃないとやってけないのかしらね)

 

 

紗夜は2人の話を聞きながら頭の中で呟く

こうして武改造計画が始まる

 

 

に「ふーむ、本返し忘れてたけどどれをモデルにしようかなぁ、出来るだけ小型がいいだろうから、あまり派手じゃないのにしないと………でもなんか面白いギミック入れたいし…………うーん」

 

そう言い武が置き忘れていた仮面ライダーの図鑑を見ながら呟くにとり

 

に「さーてどうしたものかなぁ」

 

小型化に成功させる、何かしらのギミックを搭載にする、なおかつメンテナンスなども必要、課題は山積みであり完成までは程遠い

はてさてどうなることやら

 

 

 

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




何気に普通の高校生みたいな扱いではあるけど、運動神経は鍛えてるだけあり凄くいい
周りが規格外すぎるだけであって、普通ならだいぶな方
それが武
紗夜は普通にゴリ………スペックが高いです、それこそ素手で人を殺すぐらいには

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第181話 作戦って意外と臨機応変に対応しないと役に立たない

どうもジョースターです

GWに入りましたは未だ自粛のため外出を控えている今日この頃
皆さまはいかがお過ごしでしょうか

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

やっぱり現代組が揃いも揃ってゴリラ

 

 

武らがせっせとスポーツテストをしてる中承太郎はというと

先ほどの訓練所ではなく、現代の教室のような場所にいた

そこには1人一つずつある机と椅子に座り承太郎の方を見ている玉兎と

現代でいう黒板に当たるパネルの前に立つ承太郎、そしてその近くに依姫。

 

承「えーそれではまず、実戦とかあれこれ言う前に一つ初歩的な兵法から教えていきたいと思います。というわけで今から教えること頭に叩き込め」

玉兎1「承太郎さん」

 

そう言い1匹の玉兎が手をあげる

 

承「どうかしたか?」

玉兎1「まず兵法ってなんですか?」

承「えーとうん、そこから始めようか。」

 

承太郎はさっきの戦いで玉兎に致命的に足りないものに気が付いた

それはコンビネーションである、もっと言うと作戦がまるでない。

最初こそ訓練されてるのか、全員で一斉射撃してから突撃部隊が突撃して攻めるということができていたが、そこまでである。

その作戦が瓦解してからは何もできずにただ一方的な戦いになってしまったのも、失敗したときのリカバリーもないからである。

というわけで承太郎はある程度の作戦やリカバリー方法を教えることにしたのである

 

承「まぁ要は戦いの仕方、戦術みたいな認識でいいよ。

というわけで早速ある程度の作戦とそれぞれの立ち回り、失敗時のリカバリーを教えます」

玉兎達『はーい』

承「その前にあらかじめ言っておく、作戦を教えもするリカバリーも教えるが実際ではその通りに行くとは思うな。

あくまで実際ではこの作戦とかを活かして臨機応変に戦え、その場その場で決めろ。そのための知識を与えるだけだからな」

 

 

承太郎はそう念押しに言い授業が始まる

なお半数が途中で情報過多でフリーズしていた

依姫はそのような方法がとあれこれメモをしていた

 

承「さーて座学はここまでだ。それじゃぁ外で実践練習だ、あとは徹底的に慣れろ、覚えろ、体に叩き込め」

依(承太郎さんって以外とスパルタ?)

ブ「あーあ、承太郎の悪い癖が出てるなぁ。人里の教師の時は出てなかったのに、やっぱこういう戦いとかそういうのが絡むとスパルタになるのかなぁ」

依「ということは普段はどうなんでしょうか?」

ブ「えーと、普段は分からないところはしっかり教えてくれるし、出来るだけ分かりやすく教えてくれるのだけど、今回は昔のトチ狂った修行の悪影響が出てるね、体に叩き込めとか脳筋かよ」

依「一体昔にどんな修行してたんですか……」

ブ「え?もはや自殺行為通り越して死に急ぎ野郎になってた。コメディとかで見る修行をマジでやろうとしたりしてたから」

 

スタンドにすら脳筋だの死に急ぎ野郎だのいわれたい放題な承太郎だが、当の本人はそんなことを一切気にせず玉兎の指導にあたる

 

 

 

 

 

 

 

一方武

 

前回のスポーツテストから1日が経ち

いつも通りの朝を迎える

………筈だったのだが

 

武「えーと、なんだこのメタリックな鳥。」

 

武は目を覚まし、いつも通り朝食を取るために食卓へと向かう

その時ふと何気なく外を見るすると、いつもと何か違う異質な鳥がいた

いつも朝に縁側付近でちょこちょこ飛んでいるスズメらとは一線を画すデカさ、そして明らかに機械だろとわかるメタリックな外見

鷹のような外見で、キョロキョロとなにかを探しいるのかあっちこっちを見渡す

そして武と目が合うとたけしに向かって飛んでいく

しかも結構じゃ速度で

 

武「えっ、ちょっ、まって、待て待て待てぇ!」

 

一直線にメタリックな鷹が飛んでくると創造してみよう

かなり怖い、とても怖い。

そんな武を他所に武の目の前まで飛んできた鷹は武の前で止まり

 

『あーあー聞こえるー?』

武「シャベッタァ!?」

『よーし聞こえるね、ヤッホー盟友にとりだよー、とりあえずある程度案ができたから、来てもらいたいんだけど………用意を朝ご飯も食べてないね。とりあえず準備できたら、このフライングファルコン君の首にあるボタンを押してーそれじゃまた後で』

 

にとりはそう一方的に言い残し通信を切る

 

武「と、とりあえず飯食うか」

 

 

 

 

ーーーーー数十分後ーーーーー

 

 

 

 

 

武「準備完了出来た、それで今日は2人はどうするんだ?」

紗「今日はパスで」

茜「多少興味がありますが、洗濯物や洗い物がまだなので」

武「紗夜さんには、任せられそうにないなぁ」

紗「掃除なら得意よ」

武「その場合『別の意味で』って単語がつきそう」

 

紗夜は何も言わずに静かに微笑む

 

武「いや、笑って誤魔化すなよ、まぁいいやそれじゃ行ってくる?」

 

武は意を決して鳥のボタンを押す

 

に『あーやっと準備が終わったんだ、それじゃ行こっか』

武「おう」

に『えあらいどて奴で空飛べるらしいね。それに乗ってそのフライングファルコン君のついてきて』

武「わかった」

 

そういう時よりはバサリと空を飛ぶ

武もそれを追いかけてエアライドにのり案内の元、妖怪の山についた

 

 

 

 

 

武「えーと紆余曲折あったけど到着と」

に「いらしゃーい、そういえばエアライドってどういうシステムで飛んでるかわかる?」

武「そんなこと俺が知るか」

に「まぁちょっと触った感じ、これは理解しちゃいけないやつっていうのはわかったよ」

 

そういいにとりは苦笑いをする

 

武「それで本題だけどうなったの?」

に「とりあえずラボに入ってから話をしようか」

 

そういいにとりの小屋に入り地下におりる

フライングファルコン君はそこで充電の線に繋げられた

 

に「遠隔操作が可能な通信機兼そのまま案内も可能な優れものだよ。後一応下級妖怪一体ぐらいなら撃退できる戦闘力はあるよ」

武「へぇ〜すごいなぁ」

に「まだ試作品段階で、いろいろ調整が必要だけど今回はなんとかうまくいったね、たまに爆破する」

武「えぇ………」

 

そんなものが自分の目の前まで来ていたことに少し恐怖しつつも爆破しなかった幸運に感謝するしかなかった

 

に「さてとそろそろ本題に入るけど、正直色々思案したけど難易度が高いね。自分1人だと完成するのは無理な気もするよ」

武「マジか」

に「だけど、とりあえずやれるだけはやってみよう。まず最初に決めることなんだけど」

 

に「どんなデザインがいい?」

 

 

To be continued ーーーーーーー>




*今回出たフライングファルコン君は決して不遇だの敵に盗まれたファルコンとは関係ありません


感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします


次回もお楽しみに


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第182話 強くてニューゲームなんてものはない

どうもジョースターです

なんか紗夜のキャラが結構ブレブレになるのなんでだろう
クールキャラのはずがポンコツになったり、ツッコミになったりあっちこっちいくなぁ

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

なんか敵に取られそうな名前してんな

 

 

 

武「デザイン?」

に「あぁいや、正確には最終的な方向を決めるという感じかな」

武「というと?」

に「正直な話をすると、今の状態だとデータも何もかもない以上、一気に最終目標にたどり着くのは無理っていうのがわかったの。それこそ何の能力を持たないしスペックもだいぶ低いようなもの、その仮面ライダーでいう量産型にあたる存在程度しか作れないんだ。

だからとりあえず最終的に行き着く状態を定めて、今出来る状態を作ってそれを基礎にして付け足したり、上位互換パーツをつけたりなんかの独自の能力をつけたりするような感じ」

 

にとりはそういいながら紙に絵をと大きく殴り書きのような文字でさらさらと書いていく

 

武「つまり最初から主人公みたいなスペックじゃなく、量産型から徐々に主人公らに近付ける感じか」

に「そういうこと、だから最初は劇的な変化はないと思うけどいい?」

武「okわかった。最初から強いとかアレだしな」

に「というわけでしばらくはこの計画の要でもある基礎作りから。早速いくつかのパーツは作ったからつけて試してみてよ」

武「変身ベルトとかでつけるの?」

に「まさかまだそこまで行けてないよ、それは最後。まずはそのスーツがないと話にならないから、はいこれが右腕で、これが右足。サイズは計ってあるから多分ピッタリだよ。まだガワだけのものだけど、とりあえずつけて使い心地を試して見て」

武「分かった」

 

武は右手足のパーツを受け取りそれをつける

それぞれ鎧みたいな感じで、ずっしり重い

 

武「おっも」

に「鉄とか入ってるからね。とりあえず最初の間は重いと思うけど頑張って、一応それを軽くする方法はあるから最終的には気にならないよ」

武「これじゃ使い心地なんてわかるもんじゃ………って意外としっくりくる」

に「結構大変だったんだよ。まぁ外見だけのただの鎧だけどね。そこから中身を入れたり接続パーツつけたりするからさらに重くなるけど、人工筋肉として使うことができるようになるから結果的には軽くなるよ」

武「へぇ」

に「さてと、それじゃ一旦サイズ調整するから、じっとしててねー」

 

にとりはパソコンのような機械のボタンを押し、そこに映し出された画面をじっと見つめる。

 

に「えーと足の方が、2mm程度ズレがあるね。それ以外は………うん、完璧。オッケーもう外していいよー」

武「わかったー」

 

武はそういいガチャガチャと音をたてながら右手足に付けたパーツを外す

 

に「それじゃ、調整するからちょっと待っててー、それまでそうだなぁ……えーとそうだ!確かこーしてあーして、よしOK」

 

にとりはリモコンのボタンのいくつかを押す

すると数秒後に近くの壁から様々な独特の形状をした武器のようなものが出てきた

 

武「なんだこれ?」

に「昔、作った武器みたいなの。好きなもの使って試していいよ〜一応サンドバックみたいなのを出しておくからそれに向かって撃ったり切ったりしてね〜」

武「へぇ〜剣みたいなのや、銃みたいなのもあるのか」

 

武は一番近くにあった拡声機のような形状の銃を手に取る

 

武「これで引き金を引いて撃つと」

 

 

カチ

 

 

武「あれ?なんもない」

に「ん?あぁそれ、霊力とか妖力とかを込めて発射するから普通の人じゃ、目に見えないほど薄かったり、そもそも出ないことが多いんだよね」

武「へぇ……じゃこっちは?」

 

武はそういいドリルのように渦巻状になっている剣を手にする

 

武「重さは普通」

 

そう言い武はサンドバックに向かって数回斬り付ける

 

武「まぁ変わった形状の剣だな」

に「あぁそれは、剣の柄の部分にあるボタンを押すと、刃の部分が回転したり、ビームサーベルになったりするよ」

武「へぇ、でも押しても反応しないんだけど、これも霊力とかそういうのいるの?」

に「まぁ電力だけ使えない時多いし、結局それが一番楽なんだよね」

武「まぁ外では電力とか基本あるけど、まぁ幻想郷がそうとは限らないしなぁ」

 

武はその後も様々な武器を試してにとりの調整を待った

 

 

 

 

 

 

 

 

一方茜らは

 

 

 

紗「ナイフの日干しも済んだし、次は久しぶりに新毒の開発でもしようかしら、そうと決まれば自分の部屋で調合を………」

茜「紗夜さ〜〜ん、毒の調合は家の中では危ないから外や縁側などでお願いしまーす」

 

洗濯物をたたみながら若干引きつった顔で微笑む茜

紗夜少し不服そうながらも、納得する

 

紗「あらそう、わかったわ。ついでに何か作って欲しいものある?」

茜「よく汚れが落ちる洗剤」

紗「無茶を言うわね、まぁある程度のモノなら作ってみせるわ」

茜「ありがとうございまーす」

 

実は紗夜、昔の仕事などで使っていた毒生成のおかげでこう言った製作は得意で、素材さえあればある程度のものは作れてしまうのである。

他には使う暗器のものは自分で作ることも多く、即興で紐を作ったり、そこらへんの石を鋭利な刃物の仕上げるなど手先自体は器用である。

しかしそれが、日常ではあまり活かされない、ポンコツっぷりはもはや流石である。

日常を見た人が彼女の仕事時の姿を見ると別人と思われるほど

 

 

紗「えーと確か自分の部屋に素材があったけかしら?確かちょうどいくつか切らしてたような気が………仕方がないわ、買いに行こうかしら」

茜「人里に売っているようなものなんですか?」

紗「まさか、現代ならともかく売ってないわよ。まぁ本当に必要なものは大量にストックしてるから、それ以外の自力でも欲しい成分が取れる素材を買うのよ、現代でも手に入りにくい毒とかも同じようにやってたわ」

茜「相変わらず、恐ろしいことをしますね」

紗「仕事で使うからね、一時は裏取引とかしてたけど結構かかるし作った方が早くね?ってなってからはそうしてるわ、魚から取れる毒とか結構便利なのよね」

茜「まぁ殺意の化身みたいな毒持ってるモノもいますしね」

紗「まぁ、というわけで人里行くけれど何か欲しいものある?」

茜「そうですね………この際お昼と夕食も買ってきてもらいましょうか。紙に書いておくのでそれをお願いします」

紗「その間に私は着替えておくわ、流石にジャージのままは行けそうにないわ」

 

なお、現代では最寄りのコンビニまでは堂々行っていた模様

 

 

 

数分後

 

茜「はい、お願いしますね。売ってないやつでしたら、代替え品も隣に書いてるのでそっちを買ってください。そして……これがお金です。」

 

この神社の家計費は全員の給料を合算して、5割が承太郎、4割が茜、残り1割が(名目上は)霊夢が握っており、そこから武や紗夜のお小遣いや必要に応じてのお金が出るという仕組みでありいかに承太郎と茜に権力があるかお分かりだろう

 

紗「それじゃ行ってくるわ」

茜「気をつけて行ってきてくださいねー」

 

 

 

 

 

人里

 

 

紗(何気に一人で来るのは、久しぶりかしら)

 

紗夜は買い物をしながらそう思うが、まぁ別にいいか気にすることでもないと結論付け、買い物を進めて順調に買い進めることができた。

 

 

紗「あとは、これだけかしら?えーとここが売ってるお店は………ん?アレって」

 

 

紗夜は店を探していると偶然見覚えのある少女を見つける

 

紗「どうしたの?紅羽ちゃん?」

紅「ッ!?さ、紗夜さん、こ、こんにちは………」

紗「こんにちは、それでどうしたの?寺子屋は………って今夏休みね」

紅「えっと、その、と、特に何も………紗夜さんは?」

紗「私?私はお買い物よ。」

紅「そうなんですか、それじゃお兄ちゃんは………」

紗「アイツ?アイツは、今日は人里には来てないわ。妖怪の山にいる河童のにとりって子のところに行ってる」

 

瞬間、紗夜はハッなる。

 

紗(…………やらかしちゃった、ごめん武)

紅「誰?女?」

 

瞬間、紗夜はあぁこれ完全にやらかしたと後悔する

紅羽ちゃんの目からハイライトが消え、嫉妬やそういう類のオーラが出てきた

 

紗「一応そうなるのかしら?アハハ私も一度しか会ってないから、よく分からないわ」

 

つい、はぐらかすような言い方になり顔が引き攣ってしまう

 

紅「…………紗夜さん」

紗「………はい」

 

紅羽ちゃんは一見すると穏やかな笑みだが、どうあがいても目が笑ってない

もし包丁なんてものを持っていたらさぞかし似合う状態である

 

紅「ちょっと、神社に行っていい?お兄さんに、オハナシがあるので……」

紗「わ、分かったわ………」

 

もはや拒否権などなく、ただただ武に対し心の中で謝ることしかできない紗夜であった

 

紗(この子、やっぱヤンデレ素質十分あるわね、というかもうなってない?)

 

To be continued ーーーーーーー>




ヤンデレ適正で言ったら、紗夜も大概なんだけどなぁ

私的には

紅羽ちゃんがぶっちぎってヤンデレ適正あって
その次に紗夜、承太郎のことになると割と躊躇いが消えるタイプの人、というか元々そっち側の人間であるから目的のためなら手段とか選ばないタイプだし、承太郎よりはマシではあるけど

承太郎は、いつもは真面目ぶって正々堂々やるけどいざ大事な時になると手段とか選ばないど畜生ムーブするタイプ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第183話 修羅場ってその人の頭の回転が問われるよね

どうもジョースターです

最近予約が始まったcsmのイクサベルトを奇跡的の一次の方で予約できました
リアルベルト争奪戦で5分で在庫が消えるとは思ってなかったです

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

ヤンデレ紅羽ちゃん

 

 

 

紗「さて、紅羽ちゃん。一つ忘れていて謝らないといけないことがあるわ」

紅「?」

紗「実のところ、私今日ここまで歩きで来たのよね」

紅「あの乗り物使わなかったの?」

紗「使わなかったというか使えなかったというか使い方がいまいちまだよく分かってないから、武や茜、承太郎にあれの起動方法や操作方法任せっきりなんです。いつもはある程度やってもらってあと乗るだけまでしてもらっているんです」

 

この女、大がつくほど機械音痴であり、機械が絡むと大体その機械を破壊もしくは何かしらのバグを発生させるなど、仕事でも彼女にだけは何があっても機械を触らせるなというほどであり、現に一度仕事で思いっきり通信機器を壊し、道が分からず迷子になって承太郎が死に物狂いで探すという珍事件を起こしたほどである

 

紅「襲われなかったの?」

紗「襲われたけど、まとめてぶっ飛ばした」

紅「えぇ………」

紗「というわけで、今日は危険だからやめておいた方がいいわよ、だから、ね?」

紅「お兄ちゃんに問い詰めるまで意地でも行く、腕一本持っていかれてでも行く」

紗(覚悟ガンギマリすぎじゃない?なんかこの子オドオドして小心者なイメージあるけど、武が絡むとすごい執念ね)

紗「分かった、そのかわりもし襲われても出来るだけ守る努力はするけど「大丈夫、覚悟は出来てる」あなた本当武のことになると凄いわね」

紅「そう?」

 

紅羽ちゃんは少し首を傾げる、その光景はすごく可愛らしいのだが内容がないようなので紗夜は苦笑いするしかなかった

 

 

 

紗「それじゃ行くけど、覚悟はいいのね?」

紅「うん、もちろん」

慧「ちょっと待った待った!」

 

たまたま通りかかった慧音はあまりにしれっと外に行こうとする2人に待ったをかける

 

紗「あら、慧音先生こんにちは」

慧「あぁこんにちは、じゃなくてなにしれっと小さい子連れて人里から出ようとしているんだ!?いくらお前が強くても流石に見過ごせんぞ!?」

 

思いっきり紅羽一人で行ったりしているのこともあるので今更感があるが一応、外は妖怪に襲われたりする危険な場所である

 

紗「あらそうなの?」

慧「………いや、私としたことが声を荒げすぎた。すまない、私も同行しよう。というか承太郎に渡した資料を探してあれば回収しにする」

 

大体の情報は知っているため承太郎不在の状況であるが夏休みといえど先生らは仕事がある

そのため慧音は承太郎の穴埋めをすることになっている

 

紗「あらそれなら助かるわ」

慧「元々そのうち行かないとなと思っていたところだちょうどいい」

 

こうして人里に出る3人

特に何事もなく博麗神社まで着く

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だったが

 

 

慧「私がいるのによくもまぁ挑もうと思うな」

 

数人の妖怪に襲われる3人

慧音はスペルカードを取り出して迎撃しようとするが

紗夜が止める

 

紗「私1人で十分。あなたは紅羽ちゃんを守ってあげて」

慧「………わかった。話を聞く限り君の戦い方じゃ守るのは向いてないな」

紗「そういうこと、それじゃお願いね」

慧「わかった」

紗「さてと、それじゃ誰からくるの?それとも全員?」

 

そう言い紗夜はいつのまにか持っているナイフを数本妖怪に向かって投げる

 

妖怪1「ッ!」

 

間一髪で躱す妖怪達

そして視線を紗夜に戻すとさっきまでいたはずの紗夜が居ない

妖怪らはその異様すぎる光景に周りを見渡し、紗夜の行方を探す

2人を襲うという選択肢もあるが本能で彼女を探さないとまずいと察知したのだろう

 

紗「あら、そんなに躍起になって誰を探しているのかしらね?

まるで一目惚れでもして行方を躍起になって探す男のようね。まぁそんなのみたことないのだけれど」

妖怪1「?ッ?」

紗「おっと思ったより速いわね」

 

いつのまにか背後にいる紗夜に驚愕しつつも襲いかかる妖怪達

しかし攻撃はひらりひらりと躱され、カウンターと言わんばかりにナイフで斬り付けられる

 

紗「はい、おしまい。それじゃ行こうかしら、慧音さんに紅羽ちゃん」

慧「は?」

 

妖怪たちはピンピンしているのに紗夜はまるでもう既に勝負が決したみたいなことを言い出したため思わず言ってしまう慧音

妖怪たちも、今がチャンスと背を向けた紗夜殴りかかるが、ピタリと急に全員の動きが止まりプツリと糸賀切れたかのように倒れる

 

紗「やっぱ妖怪だと遅いわね、効くの。まぁこれでしばらくは寝てるでしょうし、ほらいきましょう」

慧「何が起きた?」

紗「簡単よ。毒を塗った刃物で切ってその毒が効いた、それだけよ」

慧「恐ろしい人だ。いやというよりそれを身体にしまっているというが大丈夫なのか?」

紗「毒使いが毒効くわけないでしょ、もちろん抗体みたいなもんは出来てるわ」

慧「それもそうか」

 

その後特に何も起こらず博麗神社に着く

 

 

 

 

 

一方武

 

武「そういや思ったんだが、ベルトとかスーツ作るのはいいんだけどどうやってベルトからスーツを出すんだ?」

に「うーん現状ここに一式置いておいて、ベルトから位置情報を取得して変身時の転送するか。スーツをベルトの中の収納するかだね」

武「へぇ、それどっちの方が楽なんだ?」

に「どっちもどっち、スーツを圧縮するのと転送するのどっちもどっちだよ」

 

そう言いながら、スーツの作成と調整を行なっている

武はそのできたパーツをつけては大きさが合っているかを確かめる

 

武「まぁそうなるのか」

に(それにぶっちゃけいって、これできるのかなぁ。殆どの設計図は出来たけど後一つ、1パーツがどうするかわからないんだよなぁ、それも一番重要になる部分だけが作れそうにないんだよね)

に「とりあえず今日はここまでかな。おつかれー」

武「あれ?もういいのか?今作っているのは」

に「これ?これは大丈夫。だから今は問題ないよ」

武「そうか」

 

武はそのまま博麗神社へと帰る

 

 

に「…………武?帰った筈だよね?」

 

にとりは1人スーツを作成にあたっていると誰もいないはずなのに誰かからの視線を感じる

 

紫「あら、さすがに気がついちゃったかしら?」

に「おやおや、賢者様が一体何の御用で?」

 

にとりは振り返りじっと見つめていると空間が裂け隙間が開かれる

そこから幻想郷の賢者であり、創立者の1人でもある八雲紫が現れた

ただの河童であるにとりからすれば会うことがないと思っていた人物

 

紫「………あなたが作っているそのスーツ一体出来るのにどれくらいかかるの?」

に「そうだねぇ…………3、いや半年以上はかかるかな。素材も足りなくなるだろうし、構造も複雑だし」

紫「そこであなたに交渉があるのよ。私は持ち得る限りの技術と必要な素材を提供するわ。どう悪い話じゃないわよね?」

に「それで要求は?」

紫「簡単よ。ちょっとした機能をつけてもらうだけよ」

に「………それは装着者、武に害になる機能かい?」

紫「まさか、むしろ武自身は有益な機能よ」

に「…………話を聞こうじゃないか」

 

 

 

 

 

 

 

紫「どう?」

に「悪くない機能だね。デメリットが痛い気がするけど」

紫「そうね。でもそうでもしなきゃ承太郎レベルの存在になれないからしょうがないわ」

に「一体なんの目的なんだい?」

紫「ただ武に強くなってもらいたいだけよ、ほらヒーローは強くないといけないからね」

 

紫はそういい微笑む、その笑みはわかりやすく思惑があるような笑みである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武「ただい………ま?」

紅「お兄ちゃん、正座」

 

武が博麗神社に帰るとものすごい形相をしている紅羽ちゃんがいた

なんかやらかしたっけ?と武は頭の中で思い出すが思い当たる節が多すぎてわからない武

 

武「えっ、あの紅羽ちゃん?」

紅「座って」

 

武は困惑しつつも従い正座する

紅羽ちゃんは武に抱きつく

 

武「?????」

紅「やっぱり知らない女の匂いがする、ねぇ?誰?何処に行っていたの?」

武「えーと妖怪の山でにとりって子に会っていたけど」

紅「なんで?場合によっては………」

武「えーと仮面ライダーになろうとしてました」

紅「……………????」

武「正確にはパワースーツを作ってもらっててそれの調整に呼ばれてました」

紅「?????????」

紗「武、もうちょい説明してあげなさい。完全に理解できてないわ」

 

 

 

説明中

 

 

 

紅「なるほど、そうなの、ならよかった」

武「黙っていたのはごめん、でも紅羽ちゃんは思っていたことじゃないから安心して」

紅「よかった。紅羽捨てられたのかと思った」

 

そう言いギュッと強く抱きしめる紅羽ちゃん

 

武「まさか捨てるなんてするわけないだろ」

茜「妹の私がいうのもあれですが馬鹿ですけど、人の心が理解できない馬鹿じゃないということは保証します」

慧「しかしまぁ、これで一件落着?」

紗「いやぁ自分が振り撒いた種だけど、何事もなくてよかったわ」

武「いや、アンタがやらかしてこうなったんかい!?」

 

こうして武浮気疑惑は晴れ無事武は無罪となったとさ

 

 

 

 

武「そういや、くっそどうでもいいことだけど、もし俺と紅羽ちゃんが結婚したら茜は義理の妹となるからすごい逆転現象が起きるんじゃない?」

茜「そういえばそうですね」

紅「結婚したら紅羽お姉さんと呼んで?」

茜「無理にお姉さんになる必要ありませんからね?」

武「というか紅羽ちゃんと由紀ちゃんは姉妹だけど血はつながってなくて、由紀ちゃんは姉になって、ん?」

 

武の中で家系図らしきものが展開されていく

武と茜は兄妹であり、紅羽と由紀は義理ではあるが姉妹で由紀は姉にあたる

そうなると武と紅羽が結婚すると紅羽の姉である由紀は武からすれば義理ではあるが姉もなる

 

紗「なんかすっごい複雑な家系図ね。年齢差も相まって逆転しまくってるわね」

慧「複雑すぎる」

 

To be continued ーーーーーーー>




そろそろ紗夜の掘り下げで承太郎との過去編やら設定集やらを番外編でなんかのタイミングで出す予定です


感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第184話 ものはいいよう

どうもジョースターです

今日か明日あたりに番外編か承太郎以外のオリキャラの設定集が出せる予定です
お楽しみに


前回のあらすじ

 

まぁた紫が変なこと企んでるよ

 

 

 

武らがまたイチャラブ展開している中承太郎は

 

 

霊「あんたまた教えてんの暇なの?」

承「急に来るなりいきなりそれか」

依「博麗霊夢、しっかり仕事はしてきましたか?」

霊「あんたの姉に聞きなさい。ったくなんで私があんな見せ物みたいなのしないといけないのよ、めんどくさい」

 

玉兎達の訓練が終わり、依姫とのワンツーマンでの訓練中に霊夢が来る

 

承「見せ物?」

霊「えぇ、外で神下ろしさせられてるのよ」

依「私の能力が今、少しちょっとしたことがあって疑いあったので私だけが使えるものじゃないと証明させてもらっているんです」

霊「いい迷惑だわ」

承「まぁ、基本サボってるし、たまには働け」

霊「あんたが働きすぎなだけよ、なんであんたはいつもいつも仕事貰ってるのよ、セルフ社畜か」

承「否定はせん。とりあえずもうそろそろ休憩時間終わりだし、修行開始だわ。霊夢は見とく?それともする?」

霊「馬鹿なの?帰って休むに決まってるわ、じゃ頑張って」

 

そう言いそそくさと帰っていく霊夢

 

承「んじゃ、始めるか」

依「はい、承太郎さん」

(よし、邪魔が入ってきたと思ったけど帰ってくれた、これで二人きりでいれる)

豊「とか思ってるでしょ?」

依「ッ!?お、お姉様、いつの間に!?あの巫女の監視とか仕事でしたよね」

豊「いやぁ、あの巫女が自分の部屋で寝るとか言って監視する意味ないと思ってきちゃった」

依「それが本当ではない可能性もあるじゃないですか」

豊「そうなの?教えて承太郎くーん」

承「いやぁ、あいつの場合休むとかそういう言葉は基本マジだからなぁ。なんなら言わずに勝手にサボることあるし、言うだけマシ」

 

豊姫はそれを聞くなり依姫にね?だから大丈夫という顔を向ける

 

依「はぁー〜わかりました。」

豊「それじゃ二人きりでやる予定だったのヒミツの訓練とやらを見せて〜」

承「言い方ァ!」

依「その言い方は少し語弊を生みますって」

 

 

その後豊姫のボケに振り回されつつもツッコミ2人の訓練は終わる

 

 

依「正直自分よりずっと年下の承太郎さんに純粋な剣技で勝てる気がしないです」

承「そんなことないって。俺の剣技なんて見掛け倒しだし、ただ地上でいた剣士らの持っていた技術を片っ端からマネたりしただけだし」

 

承太郎自身は剣技を戦える武器にするために、ムーディブルースやさまざまな能力をフルに使ったり、書物などである技術を片っ端からやり体に叩き込んだことがあるためある程度の技術はある

それでも真の極めた剣士には遠く及ばない

 

承「それに依姫の剣はあくまで能力の延長線上で使うものだし、それメインとは言い難いでしょ」

依「うーん、どちらでもないというか、これが起点というか………説明が難しいですね」

豊「まぁ私の能力とこの扇子は全く関係ないみたいな感じじゃないからねー」

 

そう言い畳んだ扇子をブンブン振り回す

 

依「ちょっ、お姉様それかなりの危険物ですからね?無闇に振り回さないでくださいッ!」

承「そんなヤバい?」

依「そういえば言ってませんでしたね、あの扇子は分子レベルで分解させる風を起こせるんです。」

承「いやマジで危ねぇものじゃん」

依「えぇ、本当に危ないものなのですが当の所持者であるお姉様が見ての通り結構雑に扱うもので、見てるこっちがヒヤヒヤします」

豊「大丈夫よーそんなうっかり落として変な人に拾われない限りは、私がしっかり管理してるからぁー」

 

そう言いまたブンブン扇子を振り回しながらいう豊姫

それを見ていた承太郎、依姫、ブラッドは揃って同じことを思う

「絶対これ、マジで落として拾われたりするやつだ」と

 

豊「さてそろそろご飯の時間よー二人きりの訓練は終わろうね」

承「もうそんな時間か」

依「ご指導ありがとうございました。お疲れ様です」

承「それじゃ明日も同じ時間帯でいいか?」

依「はい、是非」

 

 

 

 

 

こうして二人の修行は終わり何事もなく1日が終わる

 

 

 

豊「それで彼にアレ言ってみるつもりなの?」

依「…………アレは承太郎さんに言うつもりは今のところないです」

豊「彼がついてくれれば、だいぶ楽になると思うのだけど」

依「あれを相手だと私たちよりも承太郎さんの方が断然不利だし、そもそも私たち月の民と地上の者では在り方が違う。

承太郎さんが危険な目に合うかもしれないから、出来れば味方にしたくないし、この問題は月の問題です。地上の者の力を借りるなどあってはならないことです」

豊「それもそうね、ただ、おそらくは……………」

 

姉妹は二人とも浮かない表情をしており、そのうち起きるであろう出来事に頭を悩ませる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方武

 

武「えーと紅羽ちゃん?色々とツッコミたいところがあるんだけどいい?」

紅「うん、いいよ」

武「まず初めに、どうしてしれっと朝早くから博麗神社に?」

紅「え?それはお兄ちゃん今日もライダーになるために行くでしょ?」

武「そうだけど」

 

朝、武が昨日と同じようににとりの研究所に行こうと用意を済ませ外に出ると紅羽ちゃんがいた

人里から離れた場所である博麗神社に紅羽ちゃんがいた

 

紅「だから、将来のお嫁さんの紅羽も挨拶しておきたくて………」

武「な、なるほど、それでどうやってここまで?」

紅「歩きで来ようかなと思ったんだけど、紫さんが連れてってくれた」

武「おーーい出てこーい、隙間妖怪!ちょっとテメェに話があるぞ、ゴラァ!」

 

紫「面白そうだったから連れてきました」

 

そう言い地面から隙間ができにゅっと腕を組みながら出てくる紫

この女つい最近あんだけの醜態晒しておきながらこのメンタルである

 

武「そうか、ならもちろん。俺と紅羽ちゃんを研究所まで行きと帰り、運んでくれるよな?そして帰りも紅羽ちゃんを人里まで送ってくれるよな?」

紫「…………はい、責任持って送り届けます」

 

あまりの圧に珍しく敬語になる紫

二人はスッと足元に開かれた隙間を落ち隙間空間を通りにとりの研究所へとたどり着く

 

に「おっ、今日は早いね。それじゃ早速やってみよう」

武「お願いしまーす」

に「ん?その子は?」

紅「お兄ちゃんの嫁です」

武「ちょっと紅羽ちゃあぁあああん!?」

に「うわ、流石にそれは盟友でもちょっと引くぞ」

武「まって、説明させてええええ!」

 

誤解が解けるまで武は汚物を見られる目で見られた

 

To be continued ーーーーーーー>




この世界の紫がだいぶノリはいい人みたいな立ち位置になってきたな
大体面白そうなら許可するゆるゆるな奴になってる

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみにーーー


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第185話 河童の技術は世界一ィィイイイ!!

どうもジョースターです

最近暑くなってきた今日この頃

マスクつけながらだと外に出た時にすごく蒸れて大変ですが、水分補給はしっかりしましょう

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

嫁(幼女)

 

 

 

に「えーとまぁ分かりはしたがそれはそれでどうなのよと言いたいかな」

武「否定はしません」

に「………うーんいやでも、妖怪の私たち換算するとそれぐらいの年齢差なら誤差レベルになるのかなぁ」

紫「そうね、河童も結構長生きするもんじゃないかしら?」

に「あんたほど長生きはしないよ」

紫「五体バラバラにして幻想郷にぶちまけるぞ河童風情が」

に「ヒッ、じょ、冗談ですよ」

紫「ゆかりん、永遠の、18歳、いいこと?」

 

後にその場全員が同意しないと殺されると語った

それぐらい殺意ダダ漏れで紅羽ちゃんは武にしがみつき離れなくなった

あと紫はしばらく紅羽ちゃんに怯えられることとなった

 

紫「さーて冗談はここまでにしましょう」

武(冗談とは?)

に「そ、そうだそうだ。一応いくつかの新しいパーツと全体のデザインはできたよ」

武「それじゃまずデザインを見せてくれ」

に「はいよースイッチオン」

 

そういいにとりは近くのパソコンのようなもののボタンを押す

すると黒いパネルが光り画面を映す

 

武「なんか、シンプルすぎない?」

に「いやぁーそれが私こういった才能がないから、造形とか超シンプルなものになるんだよね、誰かデザイン上手い人いないかな」

武「アリスとかそういうのうまそう、人形とか作ってるし」

紫「うーん、承太郎は………うまいらしいけどリアル過ぎるからこれには向いていないし、霊夢は独特すぎるし、なかなか絵が上手い、芸術がうまいという人が幻想郷に居ないわね」

に「まぁそこはおいおい考えるとしようかな。取らぬ狸のなんとやらというし、それじゃ早速調整していこう」

武「おう、紅羽ちゃんはどうする?」

紅「えーと、見てるね」

紫「私は、そうね。河童の技術がどれほどか少し気になるところだし、発明品でも見せてもらおうかしら」

(もし、この幻想郷に悪影響があるようなものがあれば即排除しておきたいところだし)

に「えーと、そこの扉開けておくからそこに大体の発明品があるから勝手に見てていいよ〜気に入ったら、使ってもいいけど説明書あるから見てから使ってね」

 

暴走でもしたら大変だしと言葉を続けるにとり

そしてパソコンのようなもののボタンをいくつかを押し、数秒後シャッターのようなものが上がり多くの発明品が出てくる

 

紫「結構あるわね」

に「発明こそ生きがいでもあるから」

紫「商売とかは?」

に「もちろん大好き」

紫「欲に忠実ね、妖怪らしいわ」

に「河童ですから」

 

武「えーとこれつければいいの?」

に「そうだよ〜」

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「…………面白いもの見つけたわ。紅羽ちゃーん、ちょっといらっしゃい」

紅「?はい、なん、でしょう?」

 

紫は何やら面白そうな発明品を見つけ武のことをじっと見つめていた紅羽ちゃんを呼ぶ

紅羽ちゃんはトコトコと紫の近くまでくる

 

紫「ちょっと、写真撮っていい?」

紅「?どうぞ?」

 

そういい紫は持っていたカメラのようなものでパシャリと一枚撮る

 

紫「えーとこうしてこうして………アレ?説明書によれば………アレ?」

に「ん?どうしたんだいってあぁそういうことね、貸してごらんこうしてこうして、はいこれであとは写真が出るまで待っててね」

(賢者さん、いくらなんでもちょっと機械に弱すぎない?超簡単なボタン作業が分からないって………まぁいいや)

 

しばらくすると写真が出てくる

そこに写っていたのは紅羽ちゃんの面影はあるが今から10年後の紅羽ちゃんを撮ったかのような見た目の女性が写っていた

長い白い髪、透き通った肌、美女という言葉がぴったりのような女性であった

 

紫「たーけーしーくーん、ちょっとこっちいらっしゃーい」

武「ん?なんだなんだ」

に「行ってきなよ。あれは見ておいた方がいいものだよ」

武「なんか知らんが、わかった」

 

そういい武は紫の前に行き写真を受け取る

 

武「…………紅羽ちゃん?」

紅「はい?」

に「それは撮った人の十年後の姿を想定してそれを写真にするものだよ」

武「つまり10年後紅羽ちゃんはこうなると?」

に「まぁ正確には未来予知なんてものではないから、あくまで10年後こうなると思うよーという予想だけどね」

武「へぇ」

紅「それでどう?」

 

紅羽ちゃんはそわそわしながら武の返答を聞く

 

武「今からでも間に合うけど、俺なんかでいいの?お嫁さんになるの、もっといっぱいいい男はいるよ?」

紅「紅羽がどれだけモテてもお兄ちゃん以外はありえない、お兄ちゃんがいい」

武「なんというか、こんな俺がこんな美人な人結婚していいのか不安になってきた」

紫「2人の同意があればOKでしょ?」

に「そうだね」

 

2人揃って赤面する

それを見てウブだねーといい笑うにとり

純愛ねと微笑む紫

 

 

 

 

 

数十分後

 

 

 

 

 

 

に「さて、それじゃこれで今出来ているものは全部一回つけて調整する部分は出来たかな。とりあえずこれで今日の分はおしまいかな」

武「ずっと疑問に思っていたのだけどちゃんと寝てる?」

に「時々徹夜してるね、開発が楽しくてつい」

紫「あら、よくないわね。夜更かしはお肌の敵よ」

紅「そう、なの?」

紫「えぇ、紅羽ちゃんも夜更かしはダメよ、いい?」

紅「うん、わかった」

紫「いい子ね」

 

紅羽ちゃんの頭を撫でる紫

少し恥ずかしそうにする紅羽ちゃん

 

 

に(なんか親子というより祖母と孫みたいだなぁ)

紫「干物にしてやろうかしら?」

に「すいませんでした。」

武「なんか孫みてーだな」

 

 

 

結果武が犬神家式の埋まり方をした

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




書きたいことが多すぎるのに大学の課題とかでなかなか書く機会がない


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーー


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第186話 甘々過ぎる空間を見ると似てるこっちが恥ずかしい

どうもジョースターです

ここ最近の雨が降る時すごく降るけど、降らない時はとことん降らないせいで、ちょっとお昼を買いに外に出る時でも傘が手放せなくなった今日この頃、皆さんも雨や急な風にはご注意を
自分は風のせいで傘が一本大破しました

ではどうぞーー


前回のあらすじ

 

BB(この先が血で見えない)

 

 

 

玉兎「ハッ、セイッ!」

承「よし、いい調子だ。もっと来いッ!」

玉兎「はい!」

 

今日も玉兎の稽古を付ける承太郎

その光景を見る綿月姉妹

豊「いやぁ、凄いわねーほぼぶっ通しで3、4時間は訓練してるわね。」

依「サボり癖がある玉兎にしてはすごい集中力ですね。やはり教え方が上手いからでしょうか」

豊「そうねーーただそれだけじゃないと思うのよねー」

依「と言いますと?」

豊「ほら、承太郎君って人望というとかみんなからの好感度が高いというか、ほら、ね?」

依「まぁ確かに、承太郎さんへの玉兎の好感度は高いですね、よく懐かれてますね」

豊「あら、やきもち?」

依「いえ、私も玉兎には怖がられているのはよく理解しているので、それはないです」

豊「悲しくならない?自分で言って」

依「いえ、元より嫌われ役みたいなモノなので」

 

我が妹ながらそれはそれでどうなのよと思う豊姫

 

承「よーし、一旦きゅうけーい。30分後に再開するからそれまでに各々休めとけー」

 

玉兎らは一斉にはい!と言い。

休憩を入れる

 

依「お疲れ様です承太郎さん。あのもし、よろしければこちらを」

承「ん?これは桃?」

 

依姫は承太郎に籠に入った桃を承太郎に渡す

 

依「はい、今朝ここで取れた桃です。美味しいですよ」

豊「あーーないと思ったら依姫が取っていたのね!いつも取るなと言ってるくせにーーー」

依「承太郎さんにはお世話になっているし、こう言ったお礼をしないと………」

承「ありがとう。ところでこれ食っても何にもないよね?食ったら不老不死とかそういうのないよね?」

依「はい、一応そう言ったものが一切無い普通の桃の木を選んで取ってきましたので安心してください」

承「それはわざわざすまない。ではいただくよ。ナイフとかない?」

依「少々お待ちを、承太郎さん少しこちらのお皿を持ってはくれないでしょうか」

 

そういい承太郎に皿を持たせ、桃を一つ取り上にポンと投げる

刀を素早く抜き、戻す

そして承太郎の持っている皿に皮が剥け、6等分された桃が綺麗に落ちる。

 

承「お見事」

依「ありがとうございます。では召し上がってください」

承「それではお言葉に甘えて………うっま、水分量が桁違いで噛めば噛むほど果汁が出るというか、とにかくうめえ」

依「ふふ、それは嬉しいです。まだまだあるのでどんどん食べてくださいね」

承「あーそれなんだけど、今しれっとお前の姉さんが一個持っていったぞ」

 

しれっと豊姫の手には桃、それをせっせとかぶりついている豊姫

 

豊「……………デリシャス」

依「いや何しれっと食べてるんですか」

豊「そこに桃があるから」

承「えぇ……」

豊「だって大好き桃があるのよ!見てるだけなんてできないわよ!」

依「………今回だけですよ。まだ数があるし………」

玉兎「…………」

 

じっと桃を美味しそうだなと目で見る玉兎

 

承「………依姫」

依「いいんですか?これ全部承太郎さんのためのですよ?」

承「俺にはあんな目をしてる子が見てる中食べることは出来そうにない。みんなで食べよう。ほんとごめんなさい」

依「いえ、むしろ素晴らしい精神です」

 

 

結果全員の玉兎にそれぞれ少量ではあるが行き渡るようになり(というかしれっと豊姫がいくつかさらに取ってきた)

全員で桃を食べた

 

 

依「本来はこうなるはずではなかったのですが」

承「わざわざ俺のためにしてくれたのに申し訳ない」

依「い、いえ、気にしないでください!」

 

 

この後も何もなく訓練も終わった

 

 

承「それじゃ、依姫の練習もう始めようか」

依「お願いいたします」

承「んじゃ組手からだな」

 

お互いに木刀を持ち1発当てたら勝ちのルールで始まる

木刀はいつもの超重いアレ

依姫はしれっとそれを振り回せた。

 

 

 

 

依「はっ、フッ」

承「ウォッ!あぶっね」

依「これもダメですか」

 

 

依姫の怒涛の連撃を間一髪回避する承太郎

お互いがお互いの実力を知っているが故に油断も隙もできない作れない状態であり、気を抜いた方が負けるという闘いである

組み手といっても勝負は勝負、お互いは手を抜くなんてものは考えておらず、勝つことしか考えてない

 

依「ならこれならッ!」

承「そういうの待っていたんだよなぁッ!」

 

依姫は上から大きく振りかぶり斬りつける、しかし承太郎は一歩下がり空振りした後で1発入れようとした

 

依「今ですッ!」

 

木刀の向きを素早く変え上に切り上げる

そして承太郎の顎に

 

承「読めてたよ」

依「なっ」

 

承太郎は身体を回転させ回避してその勢いで背中に一撃を加える

そしてそのまま倒れ込む依姫

 

依「お見事です。承太郎さん」

承「いや依姫もやっぱ俺教えること何もないぐらい強いな」

 

そういい手を差し伸ばす承太郎

 

依(あれこれって合法的に手を繋ぐチャンス!?どどどどどうしよう、落ち着くのよ私、そう冷静にクールに自然に)

依「あっありがとう、ごご、ございます。」

 

手を借り立ち上げる依姫

 

依「それでは次はどうしましょう?」

承「そうだな、次は今の戦いの映像をブラッドに録画させてるからそれ見て改善点を見つけていこうかな」

依「わかりました、では早速見ていきましょう」

承「そうだな…………ただ手を繋いだまま見るのはアレだし、離してもいいか?」

依「え…………」

 

目線を下に落とす依姫

そこには掴んで離さないとばかりにがっしり承太郎の手を繋ぐ依姫の手があった

 

依「えっ、あっ、ご、ごめんなさい」

承「いやなんかこっちこそごめんというか」

ブ(まるで恋愛系の漫画見てる気分ダァ、なんか自分の主人ながら腹立つ)

 

そういいその映像までバッチリ撮っているあたりブラッドである

尚その後、映像を確認後にそれがバレ2人に斬られ埋められた

 

ブ「みんなは盗撮だめ絶対だからね、やめようね、僕みたいになるから」

 

そうこうしているうちにあと1、2日で地上へと帰る承太郎はてさて、依姫はどうするのだろうか

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 




武と紅羽ちゃん以外でこんなベタベタなラブコメっぽいのしたの何気に初なまである。
武と紅羽ちゃんらは書いたら自然とそうなるのだけれど

感想、誤字、アドバイス、などございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第187話 図書館ではお静かに

どうもジョースターです


雨が降るとすっごい雨なのに、晴れると超暑いで、若干気温の変化に対応できない今日この頃

皆さんも熱中症や大雨のはご注意を


前回のあらすじ

 

土の中のいる

 

 

 

武「さーて、今日も今日とて開発だ」

に『と言いたいんだけど、ゴメン今日は用事があるから無理なんだ、ごめんねー』

 

通信機でにとりからその連絡を受け一瞬にして今日の予定は全て消し飛び武、一度立てた予定は潰れると意外と修正するまでに時間がかかるというもの。

 

武「紅羽ちゃんのところに行くのもなぁ、なんかこれ以上ズブズブになるものマズイと思うしなぁ」

茜(今更すぎません?)

紗(とっくに手遅れよ)

 

2人に心の中で総ツッコミをされているが、そこは武、気が付かない

 

紗「暇なら少し、手伝ってもらっていい?」

武「内容次第」

紗「紅魔館へ案内しなさい」

武「あれ行ったことあるよね?」

紗「エアライド、操作」

武「でしたね、でなんで行くんだ?」

紗「図書館があるんでしょ?そこで何かいい毒でもないかと気になってね」

茜「レミリアさんは、許してくれるでしょうか」

武「昨日にとりへの差し入れで作ったプリンとかで釣れば一瞬じゃない?」

茜「そんな雑な、そんなので釣れるわけないでしょうに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レ「いいわ、このプリンに免じて許可してあげる。こあや、パチェに本なら聞いておきなさい」

武(行けちゃったよ。妹様)

 

武らは、プリンを持ち紅魔館へと行き、寝てる美鈴をスルーし、時を止め来た咲夜に事情を話し、レミリアへと話をし、プリンを渡し現在に至る

 

紗「ありがとうございます。レミリア様」

レ「様はやめて、なんか承太郎の同僚から言われるとなんかすっごい違和感があるのよ。せめてさんとかにして」

紗「分かりました。レミリアちゃん」

レ「それはそれでやめてもらえないかしらねぇ!?一気に下げすぎじゃない?下がりすぎて、もう地面にめり込んでるわよ!呼び捨ての方がまだマシよ!」

武(楽しんでんなぁ)

レ「ったくこっちも暇じゃないのよね。プールとなるものを作るのに忙しいのに、さっさと作って遊びたいのよ」

 

その瞬間武の目付きが変わった。

この男、その瞬間に思考回路をフル回転させ、プールに関する情報を全部出した

もちろんプールを完成させ、水着を拝むために

プールを作って遊びたいレミリアとプールで幼女の水着を拝みたい武

最終目的こそ違えど、プールを作るということでは同じその結果

武「その話詳しく」

紗「あっこれ嫌な予感がするわ。咲夜さん、案内お願いしまーす」

咲「了解しました。こちらへ」

 

面倒ごとになると察した2人はアイコンタクトで結託し図書館へ行く、図書館へ案内するという理由の元逃げることにした

そんなこともつゆ知らず2人のプール開発の話が進み、のちに完成することはまた別の話である

 

 

 

咲「ここが図書館です。」

紗「ありがとう」

 

図書館のドアを開ける咲夜

すると本を何冊も積み重ね運んでいる小悪魔がいた

小悪魔は2人に気が付き、近くへ寄る

 

こぁ「咲夜さん?どうかなさいました?」

咲「紗夜さんが図書館をご利用したいということなのでお嬢様の命により案内してきました。パチュリー様はどちらへ?」

こぁ「なるほど、分かりました。えーとパチュリー様ならいつものテーブルで本を読んでおります」

咲「ありがとう、ではパチュリー様のところへ行きましょうか」

こぁ「では私はお先にパチュリー様にお知らせしてきます」

 

そういいフヨフヨと本を持ちながらも器用に飛んでいく小悪魔

 

紗「飛べるって便利よね。私飛べないから、羨ましい限りよ」

咲「意外と練習すれば飛べるかもしれませんよ?」

紗「現代組でそれが出来るの承太郎ぐらいなのよね。練習でどうにかなるとは思えないけど、まぁ時間があれば霊夢に教えてもらおうかしら」

 

そんな会話をしているうちにパチュリーがいるテーブルまでたどり着く

テーブルには大量の本が置かれている

 

咲「パチュリーさま、こちら図書館を利用したいと「いいわよ。大体はこぁから聞いたから」……かしこまりました」

パ「えっとよく来たわね。紗夜、私がこの図書館の主人パチュリーよ。図書館では、大体の本が揃ってるわ。もし気になる本があるならこぁに言えばある程度の場所は教えてくれるわ。あと本を借りるのは文句ないけどちゃんと返してね」

紗「ありがとう、それじゃさっそくだけど、こぁちゃん、毒や薬のついての書類がある場所はどこかしら?」

こ「えーと薬学系ですね。えーと、確か、こっちです」

 

そういいフヨフヨと飛んでいく、それについていく紗夜

 

パ「まぁ本来は本とか貸さないけど、承太郎君には恩があるから、その友人なら信頼もできるしこれぐらいならいいかしらね」

咲「そうですね。ところでもうそろそろ馬鹿力泥棒魔女が来ますが、そちらは?」

パ「全力で止めるわ、咲夜手伝いなさい」

咲「かしこまりました。」

パ「今日こそ本返してもらうわよ、魔理沙」

 

その後コソ泥こと魔理沙がいつも通りに本を奪いに来てそれを迎撃する2人であった。

 

 

 

 

 

紗「なんか時々爆発音が聞こえるのは気のせいかしら?」

こぁ「ある意味いつも通りなのでお気になさらず」

 

そういい小悪魔は苦笑いをする

しかし目は笑っておらず、死んでいる

 

紗「あぁ、何か知らないけど苦労してるのね」

こぁ「毎度毎度パチュリー様の大切な本を『一生借りていく』なんて言って盗み出して、蛮族にも程がありますよ!」

紗「…………少し協力するわ。流石にタダでこんなことしてもらうわけにもいかないし」

こぁ「えっでも紗夜さんって、能力も魔法も」

紗「えぇ、無いわよ。無能力者よ。でも、それだけで勝負がつくほど勝負ってのは甘くないのよ。ちょっと行ってくるわ」

こぁ「あっちょっと!………行っちゃった………」

 

紗夜は綺麗な身のこなしで、瞬く間にパチュリーと咲夜が魔理沙と戦っているところへ着く

 

魔「げっ!なんで紗夜がここにいんだよッ!アブねーから下がってろッ!」

紗「あら、優しいのね。でもそれは無用よ。」

 

2人の攻撃をパワーでゴリ押す魔理沙

 

紗「2人で出来るだけ気をそらして頂戴。その間に終わらせるから」

咲「えっあっハイ、分かりました」

パ「あなたただの人間でしょ!?大丈夫なの?」

紗「魔理沙にも言ったけれど心配は無用よ。もう9割終わらせてるから」

 

そういい紗夜は、いつの間にか手に持っていた糸を引っ張る

瞬間地面に刺さっていたナイフが一斉に魔理沙めがけ飛んでいく

 

魔「なっ、はぁ!?」

紗「あなた達が、せっせと戦っている間に仕込ませてもらったわ」

 

気配を遮断し、自前のナイフなどをいくつか刺し、糸を絡ませていたのである

紗夜1人では無理であったが、咲夜が途中で気が付き、紗夜がいる場所の反対側の魔理沙の意識を向けさせていたため、難なく出来たのである

 

魔「クソっ、だが甘いぜ!」

 

自分の周りに小さな小瓶をばらまきそれらが弾幕となり、ナイフを迎撃していく

 

紗「それも読んでるわよ」

 

その迎撃するまでの僅かな時間さえあれば、魔理沙の視界から外れ、背後に回るなど彼女からすれば慣れたものであり、背後から攻撃する

 

魔「させるかぁ!」

 

が無理矢理身体を回し、ミニ八卦路を紗夜に向ける

 

紗「はい、詰み」

 

紗夜1人ならば、これで負けであったが元々これは咲夜とパチュリーとの共闘

背後に回った紗夜の方に向ければ、2人が背後から攻撃できる

状況を悟り両手を上げ降参の意を示す魔理沙

 

魔「…………負けたぜ。流石にこの人数相手は無理があったぜ」

パ「ほら、早く本返しなさい。」

魔「アレは死ぬまで借りるだけだぜ」

紗「……………借りパクに対しての対策って知ってる?」

 

そういい、紗夜は魔理沙の手を取る

 

紗「借りパクした相手の指と爪の間にね、針を入れるの。痛いけれど日常生活に支障が出ないのよね。便利じゃない?」

 

ニコリと笑顔を向ける紗夜

彼女は言ってしまうとマジでやりそうな雰囲気である

 

魔「今すぐ戻って返します」

 

その想像をしみるみる青ざめて、箒にまたがり物凄い勢いで帰っていく魔理沙

その光景に唖然とする2人

 

 

紗「ね?簡単でしょ?」

咲「簡単ですけど、えげつないというか」

パ「現実味がありすぎて余計怖い」

 

 

その後キッチリ、借りた本をいくつか返した魔理沙であった

 

To be continued ーーーーーーー>




書いてるだけで痛みが想像できて、血の気が引けました


感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーーー


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第188話 足下注意

お久しぶりですジョースターです

レポートや、スマホのデータ移行などなどで遅くなりました

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

武の欲望(ロリ水着)は止められない

 

 

 

 

 

承「それでは、最後の訓練を行います。

まぁ、いつも通りのことをするだけだが最後のチャンスだ。ガンバレ」

玉兎達『はい!』

 

承太郎が月の都へ来てから、6日目いよいよ明日承太郎が帰る日であり、今回の訓練が最後の訓練となる

 

依「では、まずは私から」

承「先にやるのか、わかった。じゃぁ俺が後の方で」

依「私を攻略できないようじゃ、承太郎さんを出る幕すらないってことです」

 

どうせ承太郎も絶対に戦うのだが、意気揚々と演習を始める

 

 

 

 

 

 

依「…………」

承「ご、合格でーす」

玉兎「や、やったー」

 

結論から言う瞬殺であった

玉兎が攻める、依姫が回避する、ネタ半分で玉兎らが前もっていくつか設置していた落とし穴にまさかの落下

そのあと全員で囲んで攻撃し能力を使う間も無く攻撃が命中し勝負ありとなった

 

依「ただただ己が不甲斐ない……………」

 

赤面し顔が真っ赤になり顔を隠す依姫

かける言葉がない承太郎

 

承「もうこれ俺消化試合じゃない?」

ブ「承太郎のいいようだったらどっちかを攻略すれば良いだけだしね。ご褒美確定だね」

承「男に二言はないから、それはまぁ甘んじて受ける。とりあえず俺もやるか、それでクリアしたらさらに報酬アップだ喜べ」

 

俄然やる気になる玉兎

依姫は部屋の隅で三角座りで落ち込んでる

まさかあそこまで初歩的なトラップに引っかかるのがよっぽど応えたらしい

 

承「それじゃ依姫の敵討ちみたいなものといきますか」

 

一歩を踏み出す承太郎

瞬間、落ちた

 

承「…………」

玉兎「…………」

 

落とし穴に落下し、抜け出そうとする承太郎

しかし抜けない

 

承「…………」

玉兎「…………」

承「すいません、どなたか引っこ抜いてください」

玉兎「いまだやれえええええええ!」

 

全員が一斉射撃

BB弾のようなもので殺傷能力ではあるが大量の弾が来るというのは恐怖しかない

承太郎は一瞬思考が止まりかけるも無理矢理動かして、スタンドなどを出して回避しようとするが時すでに遅し

いくつかの弾が命中する

 

ブ「勝負あーーーーり、勝者玉兎ちゃん達!」

玉兎「なんかこれでいいのでしょうか?」

承「とりあえず誰か助けてくれない?」

 

その後依姫により救助されました

 

 

承「穴があったら入りたい」

ブ「もう入ったでしょ」

依「訓練場で勝手に穴を掘らないというルール作っておきましょう」

ブ「露骨にメタを………」

 

ここに霊夢や豊姫が居なかったことを奇跡と思う2人であった

 

 

豊「なんかスッゴイ美味しいシーン逃した気がするわ………」

霊「誰かの弱み握れそうな気配が………」

 

 

 

 

 

 

一方武

 

レ「へぇ、流れるプールってものもあるのね」

武「そうそう、なんもしなくてもぐるぐる回るから結構楽しいぞ」

レ「興味こそあるけど却下ね」

武「なんで?」

レ「吸血鬼は流水に弱いの、普通のプールや温泉など程度なら問題ないけど、激しく動く水の中じゃあまり動くことすらままならないレベルの弱点よ」

武「そういやそんな弱点あったな。というか吸血鬼弱点多すぎない?」

レ「否定はしないわ。でもその弱点ぐらいのハンデがなきゃ、他の種族は相手にならないのよ」

 

実際、銀や流水、日光など多くの致命的な弱点はあるがそれを含めてもお釣りが出るほどの能力を持っており、それゆえに上位の存在にあたるのである

 

レ「まぁ吸血鬼は置いといて、プールって一言で言っても、いろいろとあるのね。温水、流れる、ウォータースライダー、どれも興味はあるけど普通のプールと時期によっては温水にする程度ね。ありがとう、いい情報が知れたわ」

武「出来たら呼んでください」

レ「承太郎や霊夢、茜を呼ぶ訳だし呼ばないわけにはいかないし、呼ぶわよ」

武「もし俺単体だったら?」

レ「絶対呼ばない」

武「即答ですか」

レ「あんたみたいなロリコン、私もフランもお断りよ」

 

前科多数の存在であるためぐうの音も出ない武

 

武「そ、そういえばフランちゃんは?」

レ「承太郎が紫に拉致られて月にいるから、不貞寝してるわ。あんたが行くのはやめときなさい、入った瞬間ミートジュースよ」

武「承太郎が帰ってきたら、土下座してこいと言っておくわ」

レ「それなら多分大丈夫よ。そのかわりあの賢者がお詫びに来た時にガチで殺しにかかってたけど、隙間開いた瞬間レーヴァぶん投げてたわ」

武「ヒェ」

 

流石に申し訳ないと思った紫は、フランにお詫びの一言でも言おうと彼女の前に現れることにしたのだが、承太郎がある日急に来なくなったこと、そして神社にもいなく茜に聞いても知らないということを頼りに紫が犯人だと悟り、次あったら殺そうと決めていたのである

 

 

レ「まぁ自業自得ね。そう言ったことを前もって言わないアイツが悪いのよ」

咲「お嬢様、プールの設計図と水着のデザインを用意しました。ご確認ください」

 

時を止め、両手に幾つかの資料を手に現れる昨夜

 

レ「水着のデザインねぇ………咲夜、少し布面積少なすぎない?ほぼ下着じゃない」

咲「一般的な水着はこうであると書いてあったのですが」

レ「そうなの武?」

武「どれどれ………あーーうん、はい」

 

武がそのデザインのイラストを見て納得する、たしかに水着の縁のないレミリアからすれば下着と思えてしまうデザイン

いわゆるビキニである

 

武「まぁ一般的ではあるけど、どうなんだろうか」

レ「そ、そう、まぁ一旦保留ね、次は………っと武、そろそろ帰った方がいいわよ、もうそろそろ夜になるわ、夜になると色々と危ないわよ」

武「もうそんな時間か、んじゃそろそろお暇しますか、紗夜さんを回収してから帰るとしまーす。お邪魔しましたー」

レ「夜道には気をつけなさい」

武「へーい」

 

そういい部屋を出て、図書館へと向かう

 

こぁ「あっ武さん、どのような御用で?」

武「紗夜さんにそろそろ帰るよーっての」

こぁ「なるほど少々お待ちを」

 

数分後、こぁと紗夜がそろって戻ってくる

 

紗「待たせたわね、さっ帰りましょう。いい資料がいっぱい見れたわ」

武「そうか、じゃ帰るか」

紗「じゃぁねこぁちゃん、また来るわ」

こぁ「はい、お気をつけてくださいー」

 

 

この後何事もなく2人は神社に帰った




落とし穴って古典的だけど今でもドッキリなどで使われるあたり、やっぱ便利なんだなぁと思います

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみに


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第189話 帰ってきた承太郎

どうもお久しぶりですジョースターです

まず初めに大変長らくお待たせしました。
原神やらウマ娘にハマってそればっかしてました、いやほんと、お待たせして申し訳ありませんでした

ではどうぞ


前回のあらすじ

 

落とし穴最強

 

 

 

翌日

 

武「さて、今日承太郎と霊夢が帰ってくる日か。」

茜「そうですね。今日は少し豪勢にしましょうか。お兄さんはにとりさんのところへでしたよね?」

武「そうだな、というかもうそろそろ行かないと時間に遅れちまうのでもう行く」

紗「気をつけて行ってきなさいよ」

武「いってきまーす」

 

 

そういい支度を済ませて神社を出る武

その後に何かあったということもなくにとりの家にたどりつく

 

に「やあやあおはよう盟友、それじゃ早速やっていこうか」

武「おねがしまーす」

に「それでまず最初になんだけど、設計図出来たんだけどちょって見てもらいたいんだ」

 

そういいびっしり設計図が描き込まれた紙が数枚に渡って描かれている

 

武「多いな。後俺が見てもよく分からないのだけど」

に「まぁまぁとりあえず見てほしいんだ。えーと確か、ここだ」

武「転送パーツ?のところか」

に「そうそこ、これ理論上は不可能じゃないんだけれど、超複雑なことになって小型化できるかどうか怪しいんだ。」

武「なるほど」

に「だからもしかしたら大きくなったりしてしまうかもしれない。そこは了解して欲しいんだ」

武「もちろんそれはいいが、この2段階転送システムってなんだ?」

に「文字通りさ。一回ベルトだけを転送して、そこからその装備などを転送し装着することだよ、武が持っているそのなんだっけ?スマホにその転送機能を搭載させてまずベルトのみを転送、そしてそのベルトを起点に一気に転送するというシステムだよ。」

 

最初はスマホのような持ち運びが楽なものでベルト本体を転送、そしてそのベルトを起点に全ての装備を転送し装着するというシステムである

 

武「何でこんなややこしいことを?」

に「答えは単純重量オーバーになる。外付けでちょろっとつけたようなものじゃせいぜいベルトぐらいしか転送できないってこと」

武「なる、ほど?」

に「一応色々いけないかなと試したけどやっぱ無理。これ以上はその通信機本来の機能を切り捨てないといけない。そもそもその通信機の全てが分かった訳じゃないから、製作者本人に切り捨ててもいい場所聞かないといけない。私からいらないようなものでも実はそれが大事な機能を使うためのものとかありうるし」

武「承太郎が帰ったら聞いてみるかぁ」

に「あっこれ空城承太郎が作ったんだ。こんな精密なのよく作れるなぁ、負けてらんない」

武「えーと確認はしたが、この後はどうする?」

に「えっ?あーーそうだね……うんとりあえず確認は以上だからいつも通りかなぁ」

武「わかった」

 

その後は武による実際に着ていくつかの行動をすることでのスーツの調整や新機能の開発や武器作製が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方月の都では

承太郎と依姫の落とし穴によって敗北を喫してから当日、最終日となった今日この頃

承太郎の部屋

 

依「えっともういかれるのですね」

承「いやあと少しだけいるかな」

依「何か御用ですか?」

承「玉兎達のご褒美が何がいいかと聞いたんだが、それをやってから帰ることにしてから地上へと帰ることにしたよ」

 

本来は今日は朝帰る予定だったかその予定を変更し夕方に帰ることにした承太郎

 

承「えーーといきなりで申し訳ないが、今日って少し用事を開けることってできない?」

依「えっと、申し訳ありませんが、それは、少し……」

豊「というと思って、もうすでに今日のあなたの予定は私とレイセンがやって行くことになったわ」

依「えっと、わ、わかりました」

承「ありがとう。えーーとその、なんだろう。月の都を少しどんなものか見てみたいからちょっと付き合ってくれない?玉兎のみんなに『依姫様と一緒に月の都を見ていってください』というのがご要望らしいんだ」

豊「つまりデートしろってことね」

承「そういうことになるが、なんかそう言われると少々照れ臭くなるな、どう?付き合ってくれないか?」

依「なっ、えっ、その………はいわかりました」

 

顔を真っ赤にし了承する依姫

 

ブ「あぁーー道中で転けて尖った小石に頭ぶつけちまわないかなぁ」

豊「恋せよ、我が妹よ」

依「違っ、えっと、き、昨日は私も負けたので玉兎の言うことを聞くのは当然ですし、承太郎さんにはここを今一度欲しかったので、そう、そのために案内をするのです、えぇ!」

霊「なんか帰れると聞いたから来たら何この状態」

豊「あっえーとどうしようかしら?先に帰る?それとも貴方も観光してみる?」

 

やっと幻想郷に帰れると珍しく早めに行動していた霊夢、承太郎を催促させようと来たところこの現状である。

 

霊「帰る」

承「ノータイムでいうあたりやっぱ霊夢だわ」

依「流石博麗の巫女と呼ばれるだけはある決断力」

ブ(霊夢の場合決断力というかただ面倒だから楽な方を選びまくってるというか、そういうのだけど黙っておこう)

豊「あら、それじゃ私は送り届けに行こうかしら、それじゃ身支度は………うんもう終わってるわね」

霊「それじゃ承太郎お先」

承「あぁそれじゃ後で」

 

そう言い豊姫と霊夢は一瞬にして消えた

地球、幻想郷へと帰ったのであろう

 

依「そ、それでも行きましょうか承太郎さん」

承「そうだな、というか疑問なのだが俺が外出ても良いのだろうか?一応地上の者だし、わりかし危険人物になるのでは?」

依「流石に承太郎さんと言えど月の都のど真ん中で暴れようものならすぐにとはいきませんが、多分やられますよ、現状の状態では」

承「こっわ」

依「それに正直私とそう大差ないレベルの能力保持してる人が何人かいるので、全員で囲めばおそらくは無力化まではいけるであろうので」

承「依姫レベルがゴロゴロいるとか考えたくねぇ」

依「例えば言ったことと全く逆のことが起こる因果逆転の人もいるので」

承「さりげなくとんでもない能力を……」

 

そう言いつつ2人は屋敷を離れ、都を探索する

道中

 

依「そしてここが料理などは都の主流となっており………え?」

???「…………」

依「ザ、ザクメ様!?えーとこれは玉兎達の訓練の結果と言いますか」

承「えっとどちら様?」

 

右しか生えてないアンバランスな羽に赤い瞳、銀髪のセミショートの髪型で紫のシャツに白いジャケット、下はスカートであり、口に手を当てまるで言わ猿のように喋らないようにしてるように見える

 

依「こちらは稀神ザクメ様、この月の賢者の1人です。」

承「えーと知っていると思いますが空条承太郎です。」

ザクメ(以下ザ)「……………」

承「え、えーと」

依「承太郎さん、このお方があの因果逆転の人です。ですので不用意に言葉を喋るというのが些かまずいので基本口を喋らないようにしているのです」

承「成る程」

 

そこで承太郎はピンとくる

おもむろに亀から紙とペンを取り出してザクメに渡す

 

承「はいこれ」

ザ「………?」

承「話せないなら筆談ならいけるかなと」

依「いや確かにいけますけど」

ザ「…………」

 

サラサラと紙に書くザクメそして承太郎に渡す

 

ザ『よろしく、観光なら楽しんで行きなさい、オススメはここから少し先にある料理屋よ、あまり人が来てる感じはしてない店だけど味は保証するわ』

 

と書かれていた

そしてもう一枚紙に書き、承太郎ではなく、依姫に渡してそのまま何処かへ行ってしまう

 

ザ『あと依姫は少しは空条承太郎にいるときや話す時はその緩んだ顔をいつものようにしっかりしなさい、みんな何事かと思っているわよ』

依「〜〜〜〜ッ!」

承「なんて書かれてたんだ?」

依「き、機密情報なので、見せれないですね」

承「そ、そうか」

 

素早く紙を折り畳みポケットにしまう依姫、その顔は真っ赤であり明らかに機密情報ではないが承太郎は深く追及すると痛い目を見るタイプだと悟り追及しないことにした

 

依「コホン、そ、それよりもザクメ様のご案内があったお店へ行ってみましょう」

承「そ、そうだな」

 

そういい2人はザクメの案内があったお店へと足を運ぶ

 

 

 

数十分後

 

 

 

店主「ありがとうございました。依姫様!またお越しを、あと隣のにいちゃんもまた来てくれよ!あとレシピ、しっかり使ってくれよ!」

承「ありがとう!色々作ってみるわ!」

 

そう言い店を出る2人

 

依「お、美味しかったですが」

承「まさか、ここにも激辛料理とか存在するんだと思った」

依「これを汗ひとつかかずに食べるザクメ様って一体……」

承「知り合いに同じく激辛料理好きな子がいるんだが嬉々として食べそうだなぁ」

依「こういうところで地上と月の共通点が見つかるとは………」

 

2人は入ったお店は激辛料理が売りのお店であり、月の都ではあまりないお店であり、店主の少し変わった今までにない料理を開発しようと月の都では比較的変わった人によって開発された料理である

そしてそのお店の常連になりつつあるザクメ、たびたび食べに行くなどしているらしい。

店主曰く「無表情で黙々と汗一つかかずに食べておられるから、美味しいのかまずいのかすら分からないのですが、しかし何度も来ていただいてる以上お気に召したのだろう」とのこと。

尚承太郎は作り方を少し尋ねて多少のレシピは教えてもらった

 

承「この世界じゃ競争とかもなくただ純粋に趣味や娯楽でお店を開いているからかレシピについてもむしろ広めてくれと言わんばかりにめちゃくちゃ教えてもらった。隠すということがあまりないのだな」

依「まぁ地上では弱肉強食の世界で隠すのも強さの秘訣になるかもしれませんが、ここではそんなことしなくても全てが遊んでいても無限に色々出せますからね。」

承「というか疑問なんだがこれ俺出てこんな出歩いているのになんか月の民みんなもうちょい差別的かと思っていたが良い人が多いな」

依「まぁ私がいるというので不用意な発言ができないというのもあるけれど、基本穢れも忌みべきものですがよっぽどなことをしなければそんなに移らないものですから」

承「そういうものか」

依「まぁあまり近寄り難いものという認識をしてるものも多いですが」

 

2人はそんな会話をしながら都を歩く

 

 

それからしばらくも色々なところを見て周り、そろそろ時間なので帰ろうと戻り始めた頃

 

依「あの、承太郎さん」

承「どうした?」

依「承太郎さんは、このまま月の都に残るってのはどうでしょうか?

私と姉様のところで玉兎たちを教えてながら過ごすのはどうでしょうか?

ここならあなたは長く生きられるだろうし、穢れも少しずつ消えていくしどうでしょうか?」

承「そうだな、悪くはないが」

 

承太郎は少し考え込む素振りをしたがすぐに答えを出す

 

依「なら!」

承「しかしそれはまだだな、俺には地上で、幻想郷でやるべきことがある、待ってる人がいる。だからまだそれは出来ない、すまない」

依「いえ、承太郎さんの、あなたの決めたことですので私がいっても仕方ありません、さぁもう少しで着きますよ」

承「そうか、少し早いが少しの間だが世話になった」

依「い、いえ私たちの都合でもあったし、得るものがたくさんありました」

承「そうか、何か困ったことがあれば多少は助けになれるかどうかはわからんがいつでもいってくれ」

依「ありがとうございます。私たちも何かあればご協力させてもらいますね」

豊「というわけではい、時間でーす」

 

いつの間にいた豊姫のそんな声とともにいつの間に承太郎と依姫は承太郎の部屋にいた

 

承「あれいつの間にか、元の場所に戻ってる」

豊「私の能力でちょっとえいと」

依「少し遅れていましたか」

豊「本当はそのまま地上にしようと思ったけど博麗の巫女を送ったときにそこにいた茜って子に伝言頼まれちゃってね」

承「茜が?」

豊「うん、武ってところに送ってくれってなんか開発があるからって」

承「うーむ大体わからない」

豊「とりあえず武って子がわからないから写真か何かあればいいんだけどある?」

承「こんなやつ」

 

そういい通信機で承太郎の誕生日に撮っていた集合写真の武を見せる

 

豊「うん大丈夫じゃ行こうかしら」

承「わかった、それじゃ依姫はここでお別れか?」

依「えっと、その、すいません」

 

そういい依姫は承太郎の頬に唇をつける

その直後承太郎と豊姫は姿を消す

1人になった依姫は頰を紅潮させ、目を潤ませ涙を流しながら笑顔だった

 

依「承太郎さん、またいつか、お元気で」

 

 

一方承太郎は

 

承「えっとこれは、一体」

豊「我が妹ながら最後の最後で凄いのしたね、罪な男よ承太郎は」

承「??????」

 

やれやれという素振りをする豊姫

承太郎と豊姫は幻想郷の妖怪の山の川付近へと降り立った

 

豊「ちょっとズレちゃった」

承「それは大丈夫なのか」

豊「私もあまり人を起点に移動するのは直接本人にあったこともない相手だとちょっとあまりしたことないのよ」

 

武「うぉビックリした」

承「ただいま」

に「突然の人がぁ!」

豊「はいとうちゃーく」

 

 

スーツの開発に勤しんでいる武とにとりの元に2人は到着する

 

承「何やってんだ?」

武「仮面ライダーの作成」

承「は?」

豊「その仮面ライダーって何?」

武「えーとそれはだな………ってどちら様?」

豊「豊姫でーす、よろしくね武君」

武「えっあっはいよろしくお願いします………じゃなくて、仮面ライダーというか今作ってるのは要はパワースーツで、携帯から転送していつでも変身するようなものを開発してる」

豊「よくわからないから設計図ある?」

に「えーとこんな感じ」

 

にとりは武に見せた設計図を豊姫に見せる

 

豊「あーそういうことね、この2段階転送システムはいいと思うけど、これ転送システム不完全だけど良いの?」

に「それがだねーまだうまくいくかどうか分からないものなんだよねー」

豊「うちにあるけどアレ結構複雑だから地上の技術だとかなり厳しいと思うわよ」

武「ん?」

に「ん?」

豊「ん?どうかしたの?」

 

武とにとりがあっけに取られていると

 

豊「月じゃこの技術なんてよくあるものよ」

承「そういやそれっぽいのあったな」

に「そ、それって譲る或いは設計図とかいただけたししませんでしょうか!」

豊「うーーーーーーん、そうね………幻想郷の賢者見てるでしょ出てきて話しましょ〜」

紫「チッやっぱ気が付いていたわね」

 

そう言い隙間から豊姫を睨みつけながら出てくる紫

 

豊「それじゃ取り引きしましょうか」

紫「条件は?」

豊「転送システムに必要なパーツをいくつか提供する代わりに、空条承太郎それに準ずる元々幻想郷にいなかった者達の月への侵略への一切を禁じる、そしてこの技術を用いて月の侵略を行わない。」

紫「デメリットのが多いわね、そんなもの到底成立出来ないわ」

豊「いいえ、貴女も重々この取引は平等いえそれ以上の取り引きなのは分かっているでしょう、貴女達が2度に渡って手に入れようとした技術を限定的とはいえ簡単に手に入るのよ。

それにまさか貴女達は元々この幻想郷の存在でもない人らに頼らないと勝てませーんとでもいう気かしら?」

 

2人の間に緊張が走る、少しでもボロを見せれば最後即終わりな取り引き

 

紫(痛いところをつくわね、たしかにこの技術が手に入るのは願ってもないこと、それに武のスーツが完成すれば後々承太郎だけじゃなく武も戦力換算出来るだけじゃなく上手くいけば茜ちゃんや紗夜まで戦えるようになる、そうなればいざ何かあった時のためにも、元々大分出来るかどうかすら怪しい代物だから何がなんでもこのチャンスをモノにして完成させたい)

 

豊(だからこそ、この条件は受けざる得ない。でもその代償は承太郎という私や依姫ひいては月の実力者すらも超えかねない、いえ超えている空条承太郎、そしてそのスーツとやらで強化された武君それら一行の月面への侵略ができないこと、そのスーツの技術すらも使えないとくればすぐにはハイとは言えないわね)

 

紫(それにもしその取り引きを破ってそのスーツ技術を送り込んでもそれ以上の技術は間違いなくある、むしろそれで現状最強戦力を使わせないようにするというのはむしろ安いなんてどころじゃない、海老で鯛を釣るどころかミジンコで鯛を釣るようなものよ)

 

武「なぁなんで2人とも黙ってるんだ?」

承「2人とも頭がいいから心理戦しまくってんだよ」

に「賢者様は考えること違うなぁ」

 

紫「そのパーツ提供はいくつぐらいする予定なの?」

豊「そうね…………大体3、4つぐらい、つまりは最大4スーツ分は提供してあげるわ」

紫「壊れたりはしない?」

豊「そのパーツが壊れるなら先に本体が壊れるぐらいの硬さは誇っているわ、経年劣化とかもどんなに低く見積もっても3桁は軽くフル稼働しても問題ないぐらいはいけるわ」

紫「つまりは壊れたりすることは基本あり得ないと?」

豊「そうね」

 

少しの間その場に沈黙が訪れる

 

紫「分かったわ。その取り引き受けましょう」

豊「あらもっとゴネると思っていたわ」

紫「もちろんそうしたかったけれど、あまり意味はないだろうし、言われた通り承太郎話で侵略ができない訳でもないわ。あと一つ確認なんだけど少しにとり貴女と3人だけで話をしてもいいかしら?」

豊「ふーんいいわよ」

に「えっ、なんか自分だけ場違い感が」

 

と言い終わると同時に3人が姿を消し数分後戻ってきた

 

豊「面白い発想ね、いいわ本来はしたくないけれど承太郎の月での功績を讃えてその機能も搭載して提供してあげましょう」

紫「これで取り引きは成立ね、現物を頂いてからその条件は適応でいいわね。それじゃ私は帰るわ。せいぜい次会う時に寝首かかれないように首を洗って待ってなさい。」

 

そう言い残し隙間へと消えていく紫

 

豊「さてとそれじゃ私も帰ってそれの作成や申請をしとおかないとなぁ」

承「というか月の技術漏洩ってヤバいのでは?」

豊「えぇ本来はあってはならないことよ。ただ元々貴方が月にいた段階で、交渉する、ひいては多少の技術を犠牲にして漏洩してでも貴方と戦いたくないというのが上の方針よ」

豊「最初は貴方を浄化なども考えたけど下手に刺激して貴方が暴れたりしてしまったら最後都は甚大な被害を被り最悪都としての機能すら成り立たない可能性すらあり得る以上、こっちとしても日常でよくある技術を提供するだけでいいなら願ったり叶ったりというわけよ」

武「なんか知らない間に承太郎がやべー奴みたいなことになってんだけど何しでかした」

承「無理矢理送りつけられて、妙に強い豊姫の妹と戦って勝ってその部下らを教育して帰ってきた」

に「確かその妹さんって博麗の巫女や吸血鬼の姉とかそのメイドとかそこらへんの全員倒したって聞いたんだけど」

 

どこぞの鴉天狗の新聞によって知られた特大ニュースでもありあまりそういうのを見ないにとりも目を疑ったそうな

 

豊「負けた時は上層部大慌てだったわ、いくら連戦で殺しなしの戦いなのに全力の依姫は負けたとなれば一大事よ。すぐ会議とか起きてさっきの結果へと行き着いたわ、基本プライド高い人らなのにここまで言わせるってよっぽどよ、まぁ最も貴方にそこまで敵意がない、まだ迎合出来るからというのもあるけど」

(まぁ正確には彼の潜在的なヤバさが確認されているからというのもあるけど。

承太郎はまだ何かとんでもないのを隠している或いは知らない能力があるわ、間違いなくそれこそ盤面そのものをひっくり返す、どうにもならないような能力があるはずだわ)

 

豊姫はそういいその時の上の右往左往する反応を思い出す

 

豊(でも戦った当本人の依姫はそこまで彼の潜在的ヤバさに気が付いていないようだったけどね、というかベタ惚れしすぎて気が付いてないわねアレ)

 

一週間の依姫の反応を思い出しあの緩みまくった表情をしまくってた我が妹に言ってやりたいと思った豊姫であった。

 

豊「まぁというわけでこうなったというわけよ」

武「なんか知らんがただ純粋に俺が得しただけという」

豊「正直超絶僥倖だったわ、変に承太郎に技術とか与えたくはなかったし、とても感謝してるわ」

に「開発者としては自力でたどり着きたいところだけど、完成形が見たいという欲に負けた」

武「まぁとりあえずありがとう、えっと豊姫さん?」

豊「呼び捨てでいいよ〜〜というか月の方でも言われてるしこっちぐらい硬っ苦しいのは避けたいわ」

武「そ、そうか、とにかくありがとうございました。豊姫」

豊「よろしい、じゃ私は帰るわ〜〜渡すものは後日この青髪の子に直接渡しにくるわ〜〜じゃバイバーイ」

 

そういい瞬間消えていった豊姫

 

承「それじゃ、帰るか」

武「そんな時間か?」

に「うわっもう夕刻じゃんほら暗くなる前に帰りなって、調整とかは全部一人で出来るし気をつけて帰りなよ」

 

そういい2人は日が暮れる前になんとか神社へと帰ることができた

神社に戻ると魔理沙や咲夜、レミリアなど少し何人かばかし来客が来ていた

 

魔「おっ帰ってきたか承太郎。今日は霊夢と承太郎が帰ってきた記念に宴会だぜー」

武「知らぬ間にこんな」

紫「面白そうね、私も混ぜてよ」

承「しれっと混ざるのやめてくれません?」

 

魔理沙の隣にさりげなく座っていた紫

 

茜「おかえりなさいませ、承太郎さん、お兄さん、料理はできてるので手を洗って早速いただきましょう」

咲「私と茜さん……あと多少手伝った紗夜さんの料理です、いっぱい召し上がってください、承太郎さん」

承「ありがとう、それじゃさっさと食べるかぁ」

 

 

その後ある意味いつもの宴会が行われ、その日が終わり承太郎の長いようで短い月の一週間生活が終わった。

 

To be continued ーーーーーーー>




早い話承太郎と戦うのは厄介極まりないから、どうせほっといたらすぐ死ぬしじゃぁ変に対策するよか多少の情報ぐらいで無力化出来るならそれでよくね?ということです。

これにて月のお話は終了です。
次回は少し戻ってするかそのまま進めるかどっちかを決めてすらないので、また時間かかるかも知れませんがお待ちを

感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします

次回もお楽しみにーー


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第190話 説教されてる時の時間は億劫になる

どうもお久しぶりです。
ジョースターです。
諸々の私的事情やらで2年近く失踪していて軽く恐怖していました。
これからもだいぶ不定期なりそうですがよろしくお願いします。


前回のあらすじ

帰ってきた承太郎

 

翌日

休日ということもあり特にやることもなくゴロゴロする一同

 

武「んで帰ってきたのはいいことだけど、どうせまた泊まるんだろ?」

承「いやもう泊まることはないはずだが異変もないし」

武「おいおい忘れたのかよ、ほらアレだよ、ちょうどレイセンって名前だったけか、その子連れて帰ってきた時の異変、花が咲きまくってたやつ」

承「あぁーあれか」

霊「あれは例外中の例外、異変であって異変じゃない異変よ。簡単に言えば犯人なき異変かしら」

紗「へぇ、面白い異変ね、どんなことがあったのかなんやかんやで聞いていなかったし、ちょうどいいわ教えなさい」

茜「話が長くなりそうなので皆さんの分のお茶とお菓子用意してきまーす」

 

そういい台所へと向かう茜

 

ブ「えーそれでは、季節も違う花が咲き乱れる変わった異変、空条承太郎と博麗霊夢の奇妙な異変解決談の始まり始まり〜〜〜」

 

承「いやお前が語るんかい!」

 

 

 

 

 

 

時は遡り異変解決へと乗り出した頃

その時幻想郷では、様々な花が突如として花開き、桜や紫陽花向日葵桔梗と言った全く季節すら違う花が同時に咲くという異変が起きていた。

流石にこうなると原因を探ることになった霊夢と承太郎

 

2人は幻想郷の至る所を探し妖精や花の妖怪、鴉天狗、時々普通の魔法少女などなどの人物らと接触し、情報を集めていた。

 

そしてたどり着くは彼岸花咲く三途の川

そこにはいつも以上に多く霊魂が彼方此方にいた

 

小「ちょっと昼寝しようかなと思って寝たらなんだいこの惨状は!死にすぎじゃないかい!」

承「まるでパンに集まる雀のような集まり具合」

霊「死神なのに仕事しないせいで霊魂に囲まれてる………」

魔「これ写真撮って文に送りつければ嬉々として新聞に載せそうだな」

小「後生だからそれはやめれくれないかい!?こんなの映姫様知られてしまったら何時間お説教されるか分かりやしないよ!」

承「確か小町の上司で閻魔様だっけか?」

小「そうそう、だからおっかないんだよ、それじゃそうと決まれば仕事にもど「見つけましたよ」あっ……」

 

ギギギとゆっくり首が回り振り返るとそこには緑髪の少女がいた

その少女の手には笏があり、閻魔といえばというイメージ通りの持ち物である。

そう彼女こそ閻魔こと四季映姫・ヤマザナドゥである。

幼い見た目ながらもその威圧感は圧倒的で承太郎や霊夢魔理沙も自然と背筋がピンと飛びて気をつけしてしまう。

そして小町はというと真っ青に青ざめ冷や汗がダラダラと流れている。

 

四季(以下四)「さて、これはどういうことですか?いえ、聞くまでもありませんが、人をおっかないだの、お説教がどうだこうだと言ってくれたあなたの口からこの惨状についての説明をお願いできますでしょうか?」

小「えーと、あの、です、ね、これはその…………」

 

小町は承太郎の方をチラチラとみるどうやら助け舟を求めているそうだ。

 

承「これはえーと」

四「貴方には聞いていませんよ、空条承太郎さん、私はあくまで小町に聞いているのです、貴方にもこれが終わったら言いたいことが山積みにあるので少しその場で待っておきなさい」

霊「じゃ承太郎そういうことで私達は先別のとこ」

四「貴女たちにもありますからね」

 

嫌な予感がし退散しようとした霊夢と魔理沙だが、四季映姫に言われスッと正座で待機する。

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

四「だからこそ、こういった時ために小町がいるのであって、その大仕事の時にサボるなんて、いえ、あとは終わってからにしましょう。早く行きなさい」

小「はい、急いで終わらせてきまーーーーす」

 

そういい全力ダッシュで仕事へ戻る小町

待つこと30分それまでノンストップでお説教をしていた

 

四「さて次は空条承太郎、貴方の番です………と言いたいですが、その前に博麗の巫女、そしてそこの魔法使いもです」

霊「ゲッ」

魔「怒られるようなことしたっけかなぁ」

四「怠惰を極めすぎてるのと本やその他諸々の強盗行為、2人揃ってお説教です、そこに直りなさい」

 

その幼い容姿からは考えもしない威圧感と鋭すぎる眼光にて2人とも背筋がピンとなり姿勢が崩れてが正して正座をし直してしまう。

 

 

 

 

しばらくお待ちください

 

 

 

 

 

四「反省をするだけではいけません、しっかりその後に善行を積むことで意味があるのです、形だけではなんの意味もありません、死後少しでもマシな判決が下されたいならそれをよく理解し、行動をしなさい以上です」

霊・魔「「はい………わかりました(だせ)」」

 

話すこと1時間半、ようやく二人の説教が終わったやつれた二人を苦笑い気味で見る承太郎、しかしその説教の中には今回の異変に関することの情報も入っており異変自体はある一定区間で自然発生するというものであり、放っておけば解決するということで3人の異変解決はただの徒労ということであったということである。

 

四「さて、大変お待たせしましたが承太郎さん、最後は貴方です。」

承「あぁ、もう何を聞かれるかは概ね予想がつく」

四「それは話が早いですね。貴方の過去にした凶行のついてです。」

承「まぁだろうね、許されるつもりはないし、俺は死んだらそれで地獄送りになるだろうな、それで俺を始末でもするのか?」

四「いえ、閻魔たる私は生者である貴方には何もしません、死んだら裁きますがそれまでは口出しぐらいしか致しません。必要とあらば折檻などはすることもありますが、直接始末といったことは致しませんのでご安心を」

承「そうか、それは助かるな」

四「貴方が犯してきた罪は地獄行きどころではありません、ですが貴方はそれを反省しその分を救おうとしている。であれば、その短な命が散る時までは救いなさい。それが貴方の善行です。」

 

承太郎が幼き頃に凶行、それは決して消えることがないこと、例え承太郎が改心してどれだけの善行を重ねてもその多くの人を殺めたということは決して拭えない。

 

四「過去は決して消えません、しかし過去に引き摺られてばかりで何もしないのはもっと大罪です。今出来る善行をしなさい。貴方はそれをよく自分でも理解している。なので私から言えることはあまりありません、なのでこれでこの話は終わりです。」

魔「承太郎はっや」

四「貴方たちみたいに説教するようなことはあまりしておりませんからね、私には全ての人間、妖怪の過去が見れます悪行をしようものならすぐにバレますよ」

霊「ぐぬぬぬ」

四「さて、私も仕事がまだまだあります。空条承太郎さん貴方へ会うという用事と小町を探すという用事は終わったので戻ります。くれぐれも3人ともしっかりとした善行を積むようにしなさい、私の目は誤魔化せませんし大目にも見ませんからね。それでは、またいつか、あぁそれと武さんでしたか、その人こう言っておきなさい『過度な愛情は地獄では罪になる』と」

 

そう言い残し、四季映姫は去っていった。

 

 

 

 

承「……………これで異変解決になるのか?」

霊「そうなるわね」

魔「なんというか、ただ説教されて終わっただけなんだが………」

承「…………うん、帰るか」

霊「これ宴会どうなるの?」

魔「ないだろ、そもそもこれ異変だけど異変じゃないし」

承「それはおいおい考えるとしよう」

 

その後3人は何事もなく帰り魔理沙と別れた直後にレイセンを拾い、承太郎らは月へと行くことへとなった。

 

 

 

 

 

〜〜〜〜

 

 

 

 

 

 

 

ブ「ということがありましたとさ、めでたしめでたし」

霊「全然めでたしじゃないのだけど?」

紗「私も結構お説教されるだろうし、他人の気がしないわね」

武「過度な愛ってどのくらいが過度なんだ………?」

承「少なくとも少女に対する愛情と紅羽ちゃんに対する愛情は過度というか過度すら超えたなんかだぞ」

武「それ消えたら俺の存在価値消えるんだが?」

 

武=ロリコンと続けて言葉を続けるが、それに対して冷ややかどころかもはや殺意に溢れた視線をしながら苦虫を潰したような表情を浮かべるロリコンもとい武の妹茜

 

茜「だったらそのまま消えてください」

武「妹さん容赦なさすぎません?」

茜「テメェのせいでこっちにも風評被害被ってることあんだよ、分かれバカ兄」

 

今でこそ奇行が少なくなり、人里でも頼れる兄妹先生という認識になったが幻想郷に住み始めたころは、武の奇行がよくも悪くも目立ち過ぎたため、あぁあの変な外来人の妹かぁという認識があり、少し距離を置かれかけたことがあり、承太郎の尽力やその後の仕事の働きで払拭こそされたがその経験が若干トラウマになっている茜。

 

紗「うっっわ………何しでかしたのあなた?」

武「いや、若気の至りというか、ほら可憐な少女達がいっぱいいたりしてテンション上がってしまって………はい、反省はしてます」

茜「後悔は?」

武「してない」

ブ「ぶれないなぁ」

 

頭を抱える茜と承太郎、呆れ気味で武を見る紗夜と霊夢

ケタケタと笑うブラッド

 

承「まぁ、程々にしとけ、それで地獄送りとかなかなか笑えんぞ」

武「善処します」

霊(あっこれどうせすぐやらかすやつ)

紗「駄目そう」

茜「…………やっぱいっぺん三途の川にいる死神にご対面するまでしめとくか」

武「あのしれっと半殺し宣言をしないでください、妹様」

茜「されたくなきゃ分かってるよな?えぇ?」

武「……………はい」

 

いつものお淑やかは何処へやら、殺意丸出しの茜に武はただただ従うしかなかった。

 

ブ(ひさしぶりにここまで本性というかキレて口調が荒くなっているなぁ)

紗(仕事でミスするより彼女をここまで怒らせる方が命に関わる気がするわ)

 

死と隣り合わせであり、その死線を数多く潜り抜けてきたものでさえ軽く恐怖するほどの殺意に一同戦慄する。

 

承「と………とりあえずそのあと脱走していたレイセンを拾ってあれよあれよと月に送り込まれた感じだね」

武「割とあっさりと異変解決してたんだな」

霊「異変に近い自然現象だから、勝手に戻るし、ただただなっがい説教受けただけの徒労だったわ、ある意味最悪の異変だったわ」

承「そんだけ悪行ポイントが貯まってるんだよ」

霊「否定はしないわ」

承(そこは否定しろよ………いやまぁ霊夢だから仕方がないか)

 

 

「すいませーーーん、承太郎さんいますかーーーー?」

「お兄ちゃん、遊びに来たよ?」

 

 

ふと鳥居方面から声が聞こえた

その声主にいち早く察知した武は即座にそっち方面へと走り出した。

 

武「紅羽ちゃん、由紀ちゃんいらっしゃい…………慧音先生も」

慧「完全二人しか見えてなかったろ」

 

そこには紅羽と由紀、そして慧音がいた。

 

武「はい」

慧「即答か、潔いな。兎に角二人が会いたいと言ってたから連れてきたぞ。すまないがこのあと急ぎの用事があるから、承太郎にでも帰りは送ってもらっていいか?」

武「責任持って(承太郎が)送ります。」

慧「それじゃ、よろしく頼むぞ」

 

そう言い残し慧音は人里方面へと飛んでいった。

 

紗「あら、いらっしゃい2人とも、慧音先生は………もう帰っちゃったわね、一息ぐらいしてもいいと思うけど」

紅「なんか……人里の会議?みたいなのがあるんだって」

武「まぁあの人も人里では色々と役目があるからなぁ、多忙だし仕方がないか。それじゃ2人とも何しよっか」

由「わ、私は承太郎さんに少し稽古をつけて貰おうかなと」

承「呼んだか?」

由「はい、えーと」

 

そんな会話をしているのを尻目に霊夢とブラッドは縁側で話す。

 

霊「善行ねぇ……」

ブ「ん?どうかした?」

霊「いえ、ただ何をもって善行というかと思っただけよ。」

ブ「まぁ良い行いというのは万人全てがその行いを良いと思うことはないだろうから、善行してるつもりでも他から見れば悪行をしてるように見えるものだから、結局は自分次第だよ。でもなんでそんなことを?」

霊「…………いえ、ふと思っただけよ」

ブ「………そっか」

 

2人はそういい承太郎達の他愛のない会話を見ていた。

その後紅羽と由紀の2人はその後日が暮れるまで稽古や遊び承太郎が人里へと送り届けた。

 

 

To be continued ーーーーーーー>




というわけで花映塚をだいぶ短めですが終了です。
なんでこんな短いというますと順当にいちばん話がかかりそうな場面が大体承太郎が介入したせいで戦闘になることなく、終わる挙句そもそも異変であって異変でないと解釈しているので倒すべき敵が存在しないというのが大きな理由です。
だいぶ悩んだ挙句もう1話で終わらせた方が良くね?となりコンパクトな異変解決、幕間みたいになったとさ。

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします


次回もお楽しみに


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