彼は彼女を欲する。あの日の約束を思い出しながら……

書けば出ると聞き、ジャンヌ・オルタが欲しくて仕方ないので書きました!!
駄文ですがよかったら見て言ってください。



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 こんにちは、星屑英雄と申します。
 駄文ですが、よろしければ見ていってください。
 注意・これから先はすべてフィクションです。我がカルデアにはジャンヌ・オルタの姿も影も形もありません。




カルデアでの一幕 ~邪ンヌピックアップ~

 

 私はマシュ・キリエライト。この人類継続保障機関カルデアで、唯一のマスターである先輩のデミ・サーヴァントをやっています。

 今日は特にレイシフトの予定もなく、他のサーヴァント達も思い思いの時間を過ごしていることと思います。私も休暇という事で、先輩のためにお菓子を焼いて食堂で待っていたのですが、朝昼と、三時くらいになっても先輩の姿が見えないので、先輩の部屋に様子を見に行くことにしました。

 あっ、ここですね、先輩の部屋は。

 私は、コンコンッと二回ドアをノックし、部屋の中に声をかける。

 

「先輩、起きていますか? 空けますよ?」

 

 プシュッと、空気が漏れる音が鳴り、ドアが開かれました。

 少し薄暗い感じなので、まだ寝ているのかもしれません。

 

「そろそろ三時になりますよ、先輩。起きてください。そうだ、お菓子を作ったのですが、朝から何も食べていないようなので……」

 

 持ってきました、という言葉を言う前に私は部屋の様子に言葉を失いました。

 

 炎です。

 炎が部屋の真ん中で焚かれ、そこで半裸の人物が太鼓を叩いたり、ほら貝を吹いたりして踊っていました……

 

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

 

「はぁ~、はぁ~、どっこらしょ、よいこらしょ」

 

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

ドンドコドンドコドンドコ、ブォ~オ~ブォ~オ~

 

「失礼しました!」

 

 急いで私はドアを閉める。

 ……あれは何だったのでしょう?

 勢いでドアを閉めてしまいましたが、やはり気になります。

 

 私は怖いもの見たさと、何だったのかを確かめなきゃいけないという義務感からもう一度部屋をのぞいてみました。

 

「やあ、マシュ。どうしたんだ?」

「ひゃっ!?」

 

 開けた瞬間、私のマスターである先輩が私の目の前にいて驚いてしまいした。

 部屋をぐるっと見るとなにもおかしいところはありません。変な踊りを踊っていた人も、部屋の中央で燃え盛っていた炎も何もありませんでした。

 

「あれ? 私、疲れているのでしょうか……」

「うん?」

「あの、先輩。さっきまでここで焚き木してました?」

「……いや? 何か変なものでも見たのか? もし、そうだとしたらきっと疲れてるんだよ。マシュは頑張りすぎるところがあるからな、部屋で休んでおいで。晩御飯になったら呼んであげるから」

 

 そう言われて、私は少し先輩の言動に違和感を覚えたが、問い詰めてもきっとしゃべってくれないだろう。いや、私の見間違えという線も捨てられない。ここは先輩に甘えて、お菓子を渡して少し部屋で休ませてもらうことにする。

 

「わかりました、先輩。これお菓子です。よろしければ食べてください」

「うわぁ~、美味そうだ!! ありがたくいただいとくよ」

 

 お菓子を渡した私は先輩に「お大事にー」と見送られながら先輩の部屋を去った。

 

 

 

 

 

 マスターこと俺はマシュを見送り、ドアを閉めるとホッと息を吐いた。

 

「うおおおおおおお!? 危なかった!! あの奇行を見られた時には、あっ俺\(^o^)/オワタ、と思っていたのになんとか誤魔化せた!!」

 

 俺がなぜあんな半裸で太鼓を叩いたりほら貝を吹いていたのか……

 それは昨日の事だった――――

 

 

 ダヴィンチちゃんに連れられ訪れたのは召喚室。事情も説明されずに連れてこられたので俺はダヴィンチちゃんに聞いてみた。

 

『今日はなぜ召喚室に? もう呼符も聖晶石もないぜ?』

 

 呼符も聖晶石とはサーヴァントや礼装を召喚するために必要となるものだ。時たま生成されて俺の元に入ってくるので、それを使って俺はサーヴァント召喚する。しかし、この時には、ネロが主催の祭り、通称ネロ祭が行われており限定の礼装が欲しくて俺はすべての呼符も聖晶石も使ってしまっていたのだ。

 なので、しばらく訪れることは無いだろうと思っていたのだが、ダヴィンチちゃんが言った次の一言が俺の魂を震わせた。

 

『いいかい、一度しか言わないからよく聞いて……実は英霊召喚システム・フェイトに、あるサーヴァントの情報が流れた』

『あるサーヴァント?』

『そう、君が追い求めた彼女だよ』

『!?』

 

 彼女!? 俺が追い求めるサーヴァントなど一人しかいない……まさか、本当に!? 

 彼女とは敵として出会い、もう一度会った時も敵として対峙した。

 対峙し、その戦いの果てに彼女の本音を知った俺は、どうしても彼女に会いたくて会いたくて……呼符も聖晶石も全部使って彼女を召喚しようとした。

 けれど、駄目だった……

 限られた資源の中、俺はただただ使えない礼装を増やしただけだった。

 

 そして、フェイトから彼女の姿が消えた――――

 

 彼女……ジャンヌ・オルタと俺は約束したのに!!

 

 自分は所詮贋作だ、誰も必要としないと言った彼女の顔が忘れられない。

 暖かく出迎えてあげたかった!! 君を必要としている人はいっぱい居るんだって、言ってあげたかった……

 

 でも、俺は彼女を、ジャンヌ・オルタを召喚できなかった!!

 

 後悔でいっぱいだった。もっと、俺に力があれば!!

 あの日から、ずっと彼女が夢に出てきた。彼女は何も言わない……

 俺を憎んでいるのか? 

 彼女が何を思ってそこにいるのかわからない。でも、俺は彼女を見捨てたようなものだ。恨まれても仕方ない。

 後悔しても遅い……そう思っていた。

 

 その彼女が、召喚できる?

 

 ならば、今度こそ召喚しよう。

 それで――――

 

 ――――彼女に謝って、それで明日の話をしよう。それからも、ずっと楽しくみんなでワイワイやろう。

 

 そのためなら、何だってやってやる!!

 俺は召喚室でそう決意したのだった。

 

 

 

「で、まず召喚する確率を上げるため、オカルトを色々試してみていたのだが……はぁ、マシュに危うく危険な人だと思われるところだった……」

 

 とりあえず、部屋の片隅に隠した(片づけた)物をちゃんと元にあった場所に返していく。

 

 プシュ……

 

 ん? プシュ? 俺は何か音がしたので音の発生源、扉の方を見る。

 しかし、何もいなかったので、片づけを再開するために顔を前に向けると……

 

「やあ!」 

「うおわ!?」

 

 ダヴィンチちゃんが急に目の前に現れた。

 

「だ、ダヴィンチちゃん!! 驚かせないでくれよ……」

「ごめんごめん。それより元気はどうだい?」 

「元気?」

「うん、君彼女の話をしてから元気なかったでしょ? サーヴァント達からどうしたんだと聞かれてね。中には、私が何かしたんじゃないかと疑う者もいてね」

「そうなのか……」

 

 思い返せば、そうだった。元気ないなと、みんな声をかけてくれていた。俺はみんなに心配をかけてたようだ。後で謝っておこう。

 

「悪い、ダヴィンチちゃん。後で謝っとくし、誤解も解いておくよ」

「うんうん、よろしい!! そんな君にプレゼントだよ!!」

「これは……」

 

 呼符だ!!

 

「うん、みんなに会いに行くついでに一回召喚して来たら?」

「わかった、ありがとね。ダヴィンチちゃん」

 

 俺はダヴィンチちゃんと別れると召喚室に早足で向かった。

 

 

 俺はサーヴァントを呼ぶため召喚サークルの中にいた。

 やはりなれないな、この緊張感。心臓はバクバクいって破裂しそうだ。

 

 ……いつまでもこうしていられない、よし!! やるぞ!!

 

 召喚サークルの中に呼符が融けていき、三本の光の輪が現れる。そして、輪っかが収束されていき、天に向かって立ち昇る光の柱へとなる。

 俺はギュッと目をつぶりサーヴァントの出現に備える。

 召喚したサーヴァントを確かめようと目を開けると、一番最初に目に映ったのは黒衣だった。次に映ったのは白く輝く女性特有の肌。そして、金髪に金に輝く瞳。

 

 そう、黒衣を纏った彼女の名は……

 

「サーヴァント、アベンジャー。召喚に応じ参上しました。……どうしました、その顔は? さ、契約書です」

「は?」

 

 ジャンヌ・オルタ……?

 

 え? なにこれ? え? ヤバイ、なにがやばいって? すべてがヤバイ。ヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤババババババババババババババババbbbbbbbb「ていっ!!」

「痛っ!? へ?」

 

 ゴッとオルタのもっていた旗が俺の頭に当てられる。

 あまりのことに混乱し、どこかへ旅立っていた俺は、今ので現実に戻って来た。

 前を向けば、オルタがムスッとした顔をして立っていた。

 

「もう、何ボーっとしてるのよ。せっかくこの私が来てあげたんですから、もっと喜びなさい」

「……本当に俺は、君を引き当てたのか?」

 

 俺は半信半疑でオルタにそう聞いてみた。

 

「はぁ……」

 

 ため息を吐かれた。

 

「ちゃんと目の前にいるじゃない。あなたが召喚したんじゃないならだれが召喚するのよ?」

「そう、か……」

 

 は、ははは!! そうだ、俺は!! 俺はやったんだ!! やった、やったぞ!!

 俺はその場で喜びを叫ぼうと思った。

 

 しかし、そうだ。俺は彼女に聞かなければいけないことがあるんだ。

 

 俺はオルタに向き合い、表情を真剣なものに変える。オルタも俺の真剣な顔を見て、表情を真剣なものへと変えてくれる。

 俺は一言、「俺を……憎んでいないのか?」と、オルタに問い掛ける。

 そんな、俺にオルタはただ一言。

 

「あんた、馬鹿ぁ?」

「え?」

 

 どういう……?

 俺の困惑が伝わったのか、オルタは言葉を続ける。

 

「あんたは私をちゃんと召喚したじゃない? だったら文句はないわよ」

「こんなに時間がかかってしまったのに?」

「はぁ……、あんたは私がそんなことで人を憎むとでも思ってんの?」

「でも、待たせてしまった」

 

 俺がそう言うと、オルタは俺の鼻先に指を突きつけ言った。

 

「だったら、待たせた分、私をちゃんと楽しませなさい?」

 

 ああ、俺は彼女には勝てないな……、そう俺は思う。

 なら、やってやる!!

 

「わかったよ、オルタ。楽しませてやる!! ああ、笑い疲れるってくらい、楽しませてやるから、覚悟しとけよ!!」

 

 ビシッと、オルタの鼻先に指を突きつけ返し宣言する。

 オルタはニヤッとして、俺の指を横にどけながら言う。

 

「へー、私を笑わせる、ねぇ?」

「おう、俺はオルタとずっと笑い合っていきたいと思ってる。付き合ってくれるか?」

 

 俺が笑いかけるとオルタは少し赤くなり、そして、ぷいっと横に向いた。

 ありゃ、駄目かな?

 

「全く……酔狂なマスターね、あなた」

「よく言われるよ」

「フン、しょうがないわね。付き合ってあげるわ」

 

 顔を赤くしながら言った彼女はとても可愛らしく、そして、輝いていた。俺まで赤くなってしまうが、言わなくちゃいけないことがまだ残ってる。

 

「これだけは言わないと……」

「何よ?」

「いや――――」

 

 

 ようこそ、カルデアへ――――

 

 

 

 

おまけ~その後~

 

「さて、私が来たからには戦力は万全ね!! 行くわよ!! あの赤いのの祭りへ!!」

「へ、ちょ、待てよ!」

 

 オルタはマスターの襟をムンズッと掴むと引っ張って、レイシフトを開始した。

 

 

 数分後、そこにはボロボロになったマスターとオルタの姿があった。

 

「うん、そう言えば一回も強化してなかったわ……」

「そりゃ、レベル1じゃ無理だろ……」

 

 この後、無茶苦茶種火を回った。

 

 おしまい。

 

 

 




 なお、現実は礼装ばかりの模様(サーヴァントさえ引けない)。
 呼符で一発召喚? はは、幻想でしょう?

 何書いてんだ!! ちゃんと他の連載を投稿しろ!!
 と、言われるかもしれませんが、どうしても書きたかったと言いますか……書けば出るという噂を聞きまして、書いてみた所存です。すいません。

 以下、ピックアップ時の星屑英雄の反応。

 なんで!! 金欠の時に限って!! ジャンヌ・オルタは!! ピックアップが!! 来るんだよぉぉぉぉぉぉ!!!!
 ああ、欲しい……ジャンヌ・オルタが欲しい……
 オルタは俺のすべてだ!! 生きがいだ!! オルタァァァァァァァァァァァ!!! オルタが欲しいよ、ハルトォォォォォォォォォォ!!!!

 ふー、すっきりした。
 それでは、みなさんにジャンヌ・オルタが当たりますように。
 そして、俺にもくださいジャンヌオルタ……何でもしますから!!


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