約1ヶ月ぶりですね。
テスト期間だったり、右手のリハビリやったりとしてました。
ほんと遅くなりましてすいません。
ようやくギブスが取れた(まだ治ってません)のですがまだ本調子じゃありません。
遅くなりましてすいませんm(_ _)m
ここはヨーロッパのとある郊外。奇を衒うような程の紅い洋館、紅魔館と呼ばれている。
その地下の大図書館で、今日も本を読んでいる魔法使いの少女がいた。
名をパチュリー・ノーレッジ。
綺麗な紫色の髪に、パジャマ姿、常に本を持っており、喘息持ち。
「ふむ」
数多くある本の中の1冊【英雄譚】様々な英雄、反英雄などを多く書かれているこの本に興味を持っていた。
その中でも特に気になっているのは、一人の弓兵だった。その弓兵は、ほかの英雄達とは違ってほとんどの情報が無ないのだ。別に、その情報が消されているなどのようなことはなく、本当にこの弓兵だけの説明が少なすぎる。
出身は愚か、どのような功績があるなどのことも書いてない。逆に何故この本にこの弓兵が書かれているかの方が疑問なのだ。
しかも弓兵だと言うのに双剣を使い、白兵戦をこなすと記されている。
ただ、その双剣は白と黒だったそうだ。
すると赤い髪の少女がはなしかける。
「パチュリー様。今日もその本を読まれているのですね」
黒と白を基調とした燕尾服の小悪魔。
パチュリーが召喚した本の整理などをしている使い魔なのだ。
「えぇ、やっぱり気になってね。この弓兵の事が」
魔法をかけてこの本の記憶を呼び起こしてみたところこの弓兵に出会った記者がこの本を書いていたらしい。
するとより鮮明に解かったことがあった。それは、その弓兵は戦場が終結するといつの間にか消えている。
その他には赤い外套で白髪。
解ったことを整理していると突然この図書館に大きな音が響いたのだ
ドドォオオン!!
ドサッ!ドサッ!
あ〜ぁ、本が…
仕方ない、空気の流れを変えてやるとしよう。
発動した魔法により塵や埃などは外へと繋がる通気口へと吸い出されて行った。
「こぁ、悪いけど見てきてくれる?」
「Σd(゚∀゚d)わかりますた!」
「………」
「分かりました。行ってきますね」
「わかればいいのよ」
はぁ、パチュリー様ったら冗談とか通じないんでしょうか…無言の圧力なんてかけないでくださいよぉ。
いつも同じ返事ばかりだと詰まらないじゃないですかぁ〜
まぁいつもの事なのであまり気にしてませんが…
ところで今の音は何だったのでしょう?
________
いきなり放り出された場所は何やら本が無数にあるような縦にも横にも長い空間。まさに大図書館である。
「痛っっつう!…突然…放り出されたと思ったら…また違う場所…いったいここは何処なんだ?」
そう思い辺りを見回してみる。
「本、棚…か。どうやら次は図書館にでも飛ばされたみたいだな」
(そう言えば、怪我は…?…あれ?無いな…
どうしてだ?…あの時、
誰かから唐突に声を掛けられた。声音は女性の物だ。
そして声の聞こえた方へと振り返った。
(背中や頭に生えている蝙蝠の羽?。コスプレかなんかだろうか。かなりリアルに出来ているな───)
「大丈夫なんですか?…その、あの高さから落ちたみたいですし…」
「うおっ!?動いた!?…え?あ、あぁ、大丈夫だ。何ともないみたいだ」
作り物だと思っていた羽がいきなり動き出し、驚きのあまり声が上擦っていた。
「本物…なのか?」
「?…この羽のことですか?これは本物ですよ?」
「本物…なのか…」
(何なんですか?この人…普通なら大怪我とか気を失ってそうですけど…)
(確かに…動いてるな…)
この小悪魔がそう思うのもそのはず、普通なら人は本に巻き込まれながら10mほどの高さから落ちたらなんともないはずがないのだ。
一方衛宮士郎は驚いていた。コスプレかなにかだろうと思っていた羽が本物で、いきなり動き出したからだ。
少し落ち着いてここが何処なのか聞いた。
「すまない。悪いが質問していいか?」
「えぇ、いいですよ?」
「此処は、何処なんだ?」
「ここですか?此処は偉大なる魔法使いパチュリー・ノーレッジ様の大図書館です!!」
小悪魔は自分の事のように自慢げに語っていた。
なんで自分の事のように言うのだろうか…
それと聞きたい内容と違うんだけどな…
魔法使い…か。
パチュリー・ノーレッジ…どんな人だろうか…
「では、こちらへ来てください。私の主に用がありそうですし」
何故わかったのだろうか。そこまで顔に出ていたのだろうか。
「っ!?…そうだな、頼む」
そして本棚の間を歩いて行った。
________
名前は知らないがこの蝙蝠の羽の生えた少女の後について行った。
「パチュリー様〜!」
「こぁ、思ったより早かったわね。本は片付けたの?何冊か落ちたような音がしたのだけれど」
「うぐっ…そ、それより!今はこの方です!何やらパチュリー様に用事があるみたいですよ?」
何やら焦っているようだが俺には関係ないだろう。
「こぁ、誰ともわからない人を警戒しないのはいけないことよ。後でお仕置きね。本も片付けてないようだし」
「パ、パチュリー様ぁ〜!」
涙目で主人に訴えているようだが聞き入れるつもりは無いらしい。
「あ、後でよかったら手伝うぞ?」
「本当ですか?!ありがとうございます!!」
先程までの涙目が嘘のようだ。唇の端が釣り上がったように見えたが気のせいだろう。
「それより。貴方、名前は?何だか貴方からは魔法と同じようなものを感じるのだけど…」
一気に場の空気が冷えていくような感覚になった。誰とも知らない人物がいつの間にか現れているのだ、今までの会話に殺気が無かったのも、さっきのこぁという人がほとんど警戒していなかったからだろう。
「俺は、士郎。衛宮 士郎だ。俺が使うのは魔法じゃない、魔術と呼ばれるものだ。」
「じゃあ貴方は魔術師と言ったところかしら?」
「いや、俺は魔術師見習い。魔術使いと言ったところだな」
「自己紹介が遅れたわね。私はパチュリー・ノーレッジここの図書館の管理をしているわ」
「では、改めて自己紹介させていただきます。私は、パチュリー様の使い魔にしてここの整理を行っております。こぁと申します」
そしてさっきと同じ質問をしてみた。
「すまない。さっきも聞いたんだがここはどこなんだ?それと、今はいつなんだ?」
「ここはヨーロッパ辺りの紅魔館という館。それといつ、だったかしらね。たしか…2001年の終わりだったと思うわよ?」
「2001年だって!?」
「えぇ、そうだったはずよ?ねぇ、こぁ?」
「はい、そうですね。12月に入ったばかりですね」
「なん…だと…!?」
どうなっているんだ?あの掴み所のない油断出来ない女性に連れていかれた場所は幻想郷だったんじゃないのか?
「貴方…どうやらこことは違う場所にいたみたいね。言動から察するに私達の時代より先…さしずめ タイムスリップ――と言ったところかしら?」
「タイム…スリップ…」
どうやら本当のことらしい。嘘を言っているようにも見えないし。ヨーロッパ――俺は日本に居たはずだ。
すると彼女達は少し警戒を解いた。
「どうやら相当混乱しているようね。まず上で
「上?ここは地下なのか?」
「えぇ、ここの主に挨拶でもしてくるといいわ。こぁこの人をレミィの所へ連れて行ってあげて」
「あ、本は片付けてから行ってね?」
「は、はい。行ってきます。パチュリー様」
片付けを終わらせた俺とこぁは紅魔館のある主の下へと向かった。
________
ここにテラスで夜空の風景を楽しむ1人の少女が居る。
名前は レミリア・スカーレット
外見は10歳前後なのだがその実、500歳なのだ。
彼女には血の繋がりのある家族は1人しか居ない、だが家族と呼べるものは何人か居る。
「来て。咲夜」
「はい、ここに。何か御用ですか?」
「ここに客が来るからお茶をお願いするわ」
いきなり主に客が来ると言われたにも関わらず、主に言われた事をこなす。
「かしこまりました」
少女はこれから起こることが楽しみで仕方が無い。そういう表情をしつつ言った。
「フフ、これから楽しみだわ…私のためにも、そしてあの子のためにも…」
________
そして俺はここの主の元へと案内された。
「う、わぁ。凄く広いな」
アインツベルンの城より広いんじゃないかと思う程広い空間だ。
奥の方に、ふんぞり返った少女が居る。
外見は10歳前後と言ったところだろうか、
この子も背中に蝙蝠のような羽がある。
髪の色は銀色のような水色のような、なんとも曖昧だが綺麗な色だ。
そして、その隣には見た目16歳前後で銀髪にヘッドドレス。
頬の両隣の所でお下げを作っている。
青を基調としたメイド服に身を包み、胸元には緑のリボン。まさに瀟洒なメイドだ。
そして、俺のことをだいぶ警戒しているようだ。
数秒の沈黙の後ふんぞり返っていた少女が口を開いた。
「私はレミリア・スカーレット。此処、紅魔館の主にして、吸血鬼」
「そして私は、お嬢様に使える紅魔館のメイド。十六夜 咲夜でございます」
「俺は、衛宮 士郎。魔術使いだ。」
「吸血鬼だって!?あの血を吸ったりする吸血鬼か?」
「それ以外にどんな吸血鬼がいるって言うのよ……」
互いに自己紹介が終わった後、レミリアという少女が突拍子もないことを言った。
「ククク、あなた面白いわね」
何のことだろう。そう思った。するとさらに驚くことをこの少女は言った。
「貴方…ここで働いてみない?」
そこに居た誰もが驚いていた。
俺は一瞬、何を言われたのか理解出来なかった。
________
ふんぞり返っている少女の隣に居たメイドさんが震えた声で言った。
「お、お嬢様…?」
「何かしら?咲夜」
「お嬢様、この十六夜 昨夜。これからも仕事を頑張りますので…どうか…どうか、私を解雇するのは止めて頂けませんでしょうか…?──お嬢様、私は"いらない子"なのですか?」
するとお嬢様と呼ばれた少女は泣き崩れた我が子をあやすかのように優しく囁いたのだった。
「咲夜?誰がそんなことを言ったの?私は貴女が仕事を頑張っているのはよく知ってるわ。それに誰が貴女をいらない子なんて言えるの?
「では…何故、新たにこの者を雇うと申されるのですか?」
「バカね。貴女…少し頑張り過ぎなのよ。偶には休む事も大事よ?貴女が倒れてしまっては私達が困ってしまうもの」
その言葉で周りの者はわかったようだ。この十六夜咲夜は働き過ぎなのだ。生まれながらにして持ってしまった異能、そのせいで周りから除け者にされた彼女。そんな彼女を拾ったのがこのレミリア。それからというもの咲夜はレミリアに気に入られようと仕事を頑張っていたのだ。レミリアにとって彼女は、既にかけがえのない存在なのだ。いらない子な訳がない。
「お嬢…様、申し訳御座いません。私は、お嬢様のお心遣いも察する事が出来なくて…」
「いいのよ、咲夜。これからもよろしくね?」
「はい!」
これが主従愛というものだろうか。どうやらこのメイドさんは俺を雇うと言った事でもう自分は必要無いと思ってしまったようだ。
すると今までふんぞり返っていた少女は、今も変わらずふんぞり返っているのだが、その隣のメイドさんは今のやり取りから立ち直ったのかハンカチで涙を拭っていた。
「話を戻すわね?貴方、ここで働いてみない?」
「俺をここで雇う?どうしてだ?」
「貴方に興味があるの。貴方、此処とは違う場所に居たんじゃないの?他には、少なからず帰りたいと思っている」
「っ!?… どうして、それをしってるんだ?」
「貴方には見えないものが私には見えている。」
「それと、べつにここから出て行っても構わないわよ?それで、貴方が元いた場所とは勝手が違うこの場所で生活していけるならね」
「分かった。俺を、ここで働かせて…くだ、さい。」
「あぁ、それと言葉は直さなくていいわよ。それに私を呼ぶ時もお嬢様じゃなくてレミリアでいいわ」
「それは助かる。ありがとう」
何となくだが、このレミリアという吸血鬼の下で働いた方がいいみたいだ。数年前のヨーロッパ辺りなんて俺には知識が無い。ここで働いていいとは願ったり叶ったりのようだ。
(セイバー、俺…頑張るよ。)
そして、いつか必ず、俺は本当の正義の味方になってみせる。
俺は、諦めない。
いつか必ず彼女に会えると信じて。
自分の信念を貫き通してみせる。
例え借り物の夢であっても、誰かに幸せであって欲しいと願うのは間違いじゃないはずだから。
はい、第五話が終わりました。
これから色々と忙しく(ゲーム、免許etc..)なってくると思いますので月一で投稿できるように頑張っていきたいと思います。
番外編は思い立った時に時期に合わせた物を投稿したいなと思っております。
本当に遅くなってすいませんでした。
三人称なのか一人称なのか分かりづらかったりするかもしれませんが、なるべく分かりやすいように書いていきたいと思います。
↓これから先、人によって蛇足(茶番)になると思います。
豆腐「ほんと遅くなってすいません」
エミヤ「全くだ」
エミヤ「骨はどうなったのだ?」
豆腐「この間病院でようやく骨がくっつき始めたと言われました」
エミヤ「………遅くないか?」
豆腐「ですよねー。何でだろう……」
エミヤ「まぁ、いずれ治るだろう。それより」
豆腐「それより?」
エミヤ「私の出番はあるのだろうな?」
豆腐「あ、ありますよ?(出番があるにはあるがかなり先なんて言えない)多分…」
エミヤ「多分…か…まぁ、あるならいいさ。いくら先になってもな。その代わりなかった時には分かっているだろうな?」
豆腐「(え?なに?心読めんの?)善処します…」
エミヤ「(ふっ雑作もないさ)キリキリ書きたまえ」
豆腐「(こいつっ!直接脳内にっ!)はい…」
豆腐「最後になりましたがここ(下の方)まで読んでくださった皆さんに、28件ものお気に入り登録をしてくれた皆様に、この作品を読んでくださる皆様に感謝を。これからも頑張っていきます」