別に読む必要はありません。
別に面白くもなんともありません。
読もうと思った人、こんなくだらないSSに時間を潰さないで、
さっさと別の小説でも探しに行ってください。
それでも読もうと言う人、苦情などは一切受け付けません。
!!自己責任で!!
午後は気持ちが良い。
程よく暖かい日差しが差し込む。
この日差しに見守られて、私は育ってきた。
そう考えるとなかなか感慨深いものがある。
3週間ほど前だっただろうか、私は生まれてきた。
親は優秀ななすびだったらしい。
私もたいへん優秀に育った。虎の子に犬は生まれないのさ。
そういえば虫がついたこともあったな。
醜い虫が葉を食い破り、貪り荒らしていよいよ私も危ないと思われた。
その時、私は自分の強運に呆れてしまったよ。何者かが私を救い、虫は除かれた。
虫は未練がましくこちらを見ていたが、考えてみれば当然のことじゃないか。
私に危害を加えようとする者など除かれて当然さ。
優秀ななすびは優秀に生きねばならないのだから、虫など除かれるべきなのだ。
そういえば・・いや、これ以上思い出話を語っても仕方ない。
今は私がこれからどうなるのか、ということが気になって仕方ない。
なぜ私は他の優秀ななすびと一緒に籠に入っているのだ。
それも無造作に放り込まれたと言った侮辱的な形でだ。
考えてみたまえ。
エリートとして育ち、圧倒的強運の持ち主として名を馳せながらも無慈悲に刈り取られ、その挙句無造作に籠に放り込まれるとは。
時々わけもわからぬ人間が我々を物色し、一人づつさらってゆく。
なんだ、我々は売り物にされているのか。
だとしたらあまりにも酷くはないか。我々は種を持って生まれてきた。
それを次の土に植えてやる使命を持つのに、だ。
なのに我々は売り物にされている。
怒り狂っているとまた次の人間がやってきた。
子供だろうか。籠に必死に手を伸ばし、我々を検分する。
私も掴まれた。じっと覗き込まれる。
純粋な目だ。これなら持って行かれるのも悪くないかもしれない。
ひょいと私は別な籠に放り込まれた。どうやら選ばれたようだ。
やがて周りの空気が変わり、外に出たらしい。
他の野菜も一緒くたに袋で運ばれるのだが、これがどうも居心地が悪い。
袋は絶えず上下に揺すぶられ、台風の比ではない。
他の野菜たちはぐったりとし、もう諦めているようだ。
否!!
私はけして諦めたりはしない。必ずどこかに活路がある。
今はチャンスを待つのみだ。
どうやら着いたらしい。声が聞こえる。
さっきの子供の声だろうか。今度はその親の声だろうか。
子供を褒めている。えらいえらいと。
私もよく褒められた。どうせ親バカだったのだろうが。
と同時に袋が持ち上げられ、中の野菜たちが引き上げられた。
「なすび」
自分の名が聞こえた。不思議だが、周りがうるさくても自分の名前だけはよく聞こえるらしい。
そして私は持ち上げられた。
バシャッ!!
冷たいっ!
ああ驚いた。
水をかけられ、洗われているようだ。
しばらく水は浴びてなかったからな、気持ちがいい。
しかし冷たい水だ。雨や畑でかけられた水とは比べ物にならぬ。
ながく浴び続けるのも考えものか。
と思ったら水が止まり、とんでもない激しさでぶんぶん振り回された。
いかん、目が回る。
次に私は板のようなものの上に載せられた。
まだ逃げ道はない。
しかしなんとか逃げられるはずだ、そう思ったのもつかの間だった。
頭上で鋭いものがキラリと光るのを感じる。
気配でわかるのだ。恐ろしい何かが近づいてくる。
やめろ、やめろ、まだ死にたくはない。
やめろおぉっ・・・・・・
「今日の晩ごはんはおなすの揚げびたしよ〜」
「わ〜い」
ある微笑ましい家庭のお話。
否!!!!
ある自意識過剰のなすびのお話でした。
なぜここまで読んだ?
最初に言いましたよね。
「こんなくだらないSSに時間を潰すな」と。
苦情や文句をいわれても知りません。