人間が持つ闘争本能を消すことは出来ない。故に、戦争を根絶することは不可能である。

さまざまな形で引用される言葉であるが、現実的に見れば戦争という非日常的な状態、状況よりも、今日、平穏と安定が進んだ現代社会においては戦争という行為はリスクであり、極めて一部の限定的な利益を生み出せない。

湾岸戦争において、マクダネル・ダグラス社はボーイングに吸収合併され、ロッキードとマーティン・マリエッタが合併、ノースロップ社もグラマン社と合併。

そして、何よりも冷戦期においてUSスチールと双璧を成していたベスレヘムスチールが衰退し、最終的には新興のミッタルスチールに吸収されるなど、軍需産業という業種が誠に利益あるビジネスであるならば、このようなことは決して起きなかったはずである。

長い出だしとなってしまったが、かつて世界の闇を牛耳っていた黒い幽霊団こと、ブラックゴーストは武器商人として、自らを「死の商人」と名乗りさまざまな兵器の開発と実験投入を行い、破壊活動を行ってきた。

そうした中で、彼らが行ってきたことは「死の商人」というカテゴリーに当てはめるには、彼らの活動はあまりにも非営利的であり、やり方が大仰すぎる。

そこで今回はブラックゴーストから脱走し、00ナンバーサイボーグと共にブラックゴーストとの戦いに参加し、同時に彼らを支援してきたアイザック・ギルモア博士との対談が実現したことから、ブラックゴーストとは何者なのか、そして、何故ギルモア博士と00ナンバーサイボーグが脱走し、ブラックゴーストと戦ったのかをレポートしていく。