剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第十九話「廻る神の遣い」

あらすじ

コカビエルからケルベロスを貰った(奪った)剣帝、その二匹と散歩中にヴァーリに見つかり絡まれるが黒歌に助けて貰う

その後夜鴉に呼び出された剣帝は夜に出された場所に向かう、其処で夜鴉に届け物を頼まれる

――――――――――――――――――――――

剣帝は自分の部屋で少し頭を抱えていた

 

剣帝(面倒さで考えると一番はミカエルさんだよなぁ…でも、距離的にはハーデスさんかなぁ…となると、最初は軽く終わらせられそうなサーゼクス様かなぁ……うん、サーゼクスさまにしよっと)

 

剣帝「さってっと、行くか……その前にちょいと武装強化しよ」

 

剣帝はそう言いながらまた考えはじめた

 

剣帝(投擲用のナイフは用意してるし…近接のもある…後はぁ…バレ難い暗器系が欲しいところだが…うーむ……そうだ!アレにしよう)

 

剣帝はそう言いながら何かを魔力で創造し、その後足下に転移用魔法陣を展開しすぐに消えた

 

―サーゼクス邸前―

 

剣帝「はい、到着…どうやって入ろっかなぁ」

 

夜鴉「派手に行けよ?」

 

夜鴉はトランペットのような銃を持ち出し剣帝の後頭部に突きつけた

 

剣帝「何で居るんですか?しかも、ぴったり俺が来たタイミングに……」

 

夜鴉「だって面白いだろ?このタイミングで現れて脅してるってさ?」

 

さらに強く押し付けた

 

剣帝「………(´Д`)ハァ…了解しました。よっ!」

 

扉を蹴り飛ばした

 

夜鴉「・・・良かった。もしも、行かないって言うならこいつを使わないといけない所だったぜ。」

 

夜鴉はトランペットの姿の銃ととある鍵を見つめて言った

 

剣帝「夜鴉様の持ってる物には警戒するのが普通ですからね…」

 

夜鴉「まぁ、もしも派手にしなかったらセラフォルー領にこいつらを呼び出していたからね」

 

沢山の鍵を剣帝に見せてにこりと夜鴉は笑った

 

剣帝「おー、怖や怖や、そんじゃら、行って来ます」

 

そう言ってサーゼクス邸に剣帝は入って行った

 

夜鴉「ふふふ。行ってらっしゃい。さぁてこいつで黄昏とか言ってる奴等をぼこしに行くかね~♪」

 

夜鴉は剣帝が入るのを見届けると空間に穴を開けて鼻歌混じりに歩いて行った

 

剣帝「あー…サーゼクス様にどう言い訳しよう…」

 

溜め息混じりで剣帝は進んで行く

 

サーゼクス「今の大きな音はなんだい!?」

 

サーゼクスが屋敷から出て来た

 

剣帝「おや、どうも、サーゼクス様」

 

サーゼクス「あぁ、剣帝君か、丁度良い今の音をさせた犯人誰か分かるかい?」

 

サーゼクスがそう問いかけると剣帝はこう答えた

 

剣帝「スミマセン、友人に脅されて俺がやりました」

 

サーゼクス「えっ?」

 

剣帝「友人に音も無く後ろに付かれまして頭に銃を突きつけられまして…それで致し方無く…ゴメンナサイ!!」

 

サーゼクス「そ、そうだったのか…うん!脅されたのだったら仕方が無いね」

 

剣帝「という事は…」

 

サーゼクス「扉を元通りにしてくれたら許してあげよう」

 

剣帝「有難う御座います!後はいこれ、お届け物です」

 

剣帝はそう言いサーゼクスに手紙を渡した

 

サーゼクス「ん?あぁ、手紙か、有難う」

 

剣帝「いえいえ、それでは私はこれで」

 

剣帝は扉を3分で修復してから飛んで行った

 

サーゼクス「セラに聞いた通り仕事が速い…」

 

剣帝(次は~……ハーデスさんかぁ…面識無いなぁ)

 

剣帝はそう考えながら冥界を通り過ぎ冥府へ飛んで行った

 

剣帝「確か聞いた話ではこの辺りに………アレか?」

 

剣帝の視線の先には大きな神殿のような建物があった

 

剣帝「ものは試しだ行ってみるか」

 

剣帝はそう言うと神殿に向かって飛んで行った

 

剣帝「うーん…誰か居るかなぁ」

 

??『フォッフォッフォッ、何者じゃ?お主は』

 

神殿内に声が響く

 

剣帝「俺は悪魔の者だが、ちょいとハーデスさん宛に届け物を預かってる…中身は…確かぁ…『マスターボール』だったかな?」

 

??『ほほぉ、つまりはお主が夜鴉様の使いという訳じゃな』

 

その声がした後に神殿の奥から一人の骸骨のような人物(?)が現れた

 

剣帝「貴方が、ハーデスさんですか?」

 

ハーデス『うむ、如何にも、儂がハーデスじゃ』

 

剣帝「それじゃあ、はい、これが届け物です。では!」

 

ハーデス『あぁ、ご苦労じゃったな』

 

剣帝は荷物を渡すとそそくさと神殿から飛び去った

 

ハーデス『悪魔…だけじゃないのぉ、アヤツは色々と"混ざって"おるな』

 

剣帝「(´Д`)ハァ…神様系と会うのは面倒が起きないか心配になる…さてはて、最後だな…」

 

剣帝は面倒そうに飛んで行く

 

剣帝(あー、ミカエルとかクッソダルい…会うのも今はまだ嫌なんだけど…まだ敵じゃん、会いたくない相手にも程がある……けどまぁ、夜鴉様からの頼みじゃ仕方無いか、とっとと終わらせてセラ様の居る屋敷にかーえろっと)

 

剣帝「という訳で、速度:音!加速:爆!」

 

剣帝は音速で飛びながら爆破を自分の後ろで起こして加速し始めた

 

剣帝「着くまで1分って所かな」

 

―一分後:天界―

 

剣帝「はい、到着っと」

 

剣帝は着いてから即座に周りを見回した

 

剣帝(天界だからなぁ、天使だらけだからなぁ…警戒は必要だもんな)

 

剣帝は多少警戒しながら飛んでいたが

 

天使A「何故悪魔が天界に来ている!」

 

アッサリ見つかった

 

剣帝「な、何でバレた!?」

 

天使A「バレない訳がないだろう!そんな人間界に有りそうな作り物の雲で」

 

剣帝はモコモコとした雲のハリボテに隠れながら飛んでいた

 

剣帝(バレないと思ったんだがなぁ)

 

剣帝がそんな事を考えていると天使がこんな事をぼやき始めた

 

天使A「くっ!見知らぬ妙な格好をした奴等を相手した後に悪魔も来るだと!」

 

剣帝(は?妙な格好した連中?)

 

剣帝がその言葉を聞いて疑問に思いながら周りを見回すと所々壊れていた

 

剣帝(あー、あの壊した形跡は……あの方達か…)

 

剣帝の頭に夜鴉の姿がよぎった

 

剣帝(コイツ等も災難だったなぁ、同情しないけど…)

 

剣帝がそんな事を思っていると天使は

 

天使A「いや!奴等より悪魔一匹の方がましだ!ごみ収集車で吸い込まれたり妙な剣からディスクを飛ばしてこないだけ安心だ!」

 

と言いながら剣帝に顔と意識を向けた

 

天使A「悪魔一人とはいえ警戒は必要だからな……」

 

天使Aはそう言い笛のような物を吹いた

 

剣帝「………なぁんか嫌な予感が」

 

剣帝がそんな事を言ったのも束の間、天使Aの後ろから10人以上の天使達がやって来た

 

天使B「どうした!?敵か?」

 

天使A「あぁ、悪魔が一匹でやって来ていてな」

 

天使C「さっきの仲間かもしれないから、警戒にという訳か」

 

天使A「そう言うわけだ!行くぞ!」

 

天使達「「「「「「「「おぉー!!!」」」」」」」

 

剣帝「(´Д`)ハァ…うっぜぇなぁ、ワラワラワラワラと集まってギャーギャー騒ぎやがってよ」

 

剣帝(まぁ、此処で殺すと後々の調停とかに響きそうだからな、気絶送りにするか)

 

剣帝はそんな事を考えながら敵の方を向いた

 

天使A「死ねぇ!」

 

天使Aが光の槍を持って飛び込んできたが

 

剣帝「うっせぇ!」

 

光の槍を難なく躱して天使Aの顎に一撃を加えた

 

天使A「ガッ……」

 

かなり速度が乗ったのか、天使Aは顎の一撃で気絶してしまった

 

天使B「Aがやすやすと倒された!お前達!個々では掛からず多人数で抑えるぞ!」

 

天使達「「「「「「了解!!」」」」」」

 

天使達はそう言って三人同時や四人同時に光の槍を突き立てようと飛び込んできたり光の槍を投げたりしたが

 

剣帝「うぜぇって」

 

剣帝は飛び込んで来た天使の内一人の頭を掴んで他の天使の顔に蹴りを撃ち込んだり天使の首を足挟み地面に叩き付けたり飛んできた光の槍を手で弾き飛ばしたりした

 

天使G「我々を素手で倒す事はおろか光の槍を手で弾くだなんて…ば、化物…」

 

剣帝「あぁ?俺が化物だぁ?今更かよ」

 

剣帝がそんな事を言いながら天使Gの方を向くと剣帝達の頭上にまばゆい光が

 

??「貴方はあの時二天龍を相手とり大立ち回りを行った方ですね」

 

剣帝に声を掛けたのは金色の翼を持つ天使だった

 

剣帝(……やっとお出ましか…っと、口調は戻しといた方が良いかな)

 

剣帝「えぇ、その通りです。貴方はミカエルさんで間違いはないでしょうか?」

 

そう剣帝が尋ねると

 

ミカエル「はい、確かに私がミカエルです」

 

剣帝「ふむ……では先に謝っておきます。申し訳御座いません」

 

ミカエル「はい?それはどういう事です。かっ!?」

 

剣帝は素早くミカエルに近付くと鳩尾に一撃殴りを撃ち込んだ

 

ミカエル「な、何故この様な事を…」

 

剣帝「ふぅ…スミマセン、知り合いにパシられた上に届け物を持って来ただけで天使にあんな仕打ちをされましたので少々頭に来まして…」

 

ミカエル「そ、そうでしたか…それは申し訳有りません」

 

ミカエルは腹部を抑えながら剣帝に謝った

 

剣帝「いえいえ、それとはい、これがお届け物です」

 

剣帝はミカエルの前に木箱を置いた

 

ミカエル「あ、有難う御座いました…」

 

剣帝「それでは僕はこれで…」

 

剣帝はそう言うと天界から飛び降り冥界へ帰った

 

天使G「ミ、ミカエル様、先程の悪魔は何者なのですか?」

 

ミカエル「先程の彼は大戦の時、二天龍の争いに割って入り、二天龍を斃した張本人だよ」

 

天使達「「「「え、えぇー!?そ、そんな相手なのに我々は一人たりとも命を奪われて居ません!」」」」

 

ミカエル「恐らく彼が死なないように加減をして下さったのでしょう」

 

天使G「そ、そうだったんですか……」

 

―冥界:街―

 

剣帝「あー、マジで疲れたぁ…早う帰って寝よう…」

 

剣帝はそう呟きながら街を歩いて屋敷に帰った




今回は剣帝が様々な場所の主要的な人(?)物に会う回となりました。
次回はどうなりますかね?
次回もお楽しみに
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