剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第二十六話「会合の剣」

あらすじ

テクターギアを付けられた剣帝、次なる修行の相手は光の戦士、ウルトラマンレオだった、そして、その際にレオから格闘戦でのアドバイスを貰い、自宅に帰る剣帝だった

――――――――――――――――――――――

―セラフォルー邸:剣帝の部屋―

 

剣帝「あーもー、クッタクタだよ」

 

剣帝はワームホールから疲れきった様子で出ると即座にそう言いながらベッドに横たわった

 

剣帝「はぁーぁ、やった内容は殆ど物理の殴り合いだったなぁ……まぁいっか」

 

剣帝がそんな事を言っていると部屋の扉が開いた

 

セラ「アレ?剣帝君何時の間に帰って来てたの?」

 

剣帝「あぁ、ついさっき帰ってきたんですよ。そういえば、今何時ですか?」

 

セラ「んーっとねぇ、午前11時15分かな」

 

剣帝「ふむ、そうですか」

 

剣帝(一時間15分しか時間経過してないな…夜鴉様のお陰かな?)

 

剣帝がそんな事を考えていると

 

セラ「ところで剣帝君」

 

剣帝「はいはい、何でしょうか?」

 

セラ「何でそんなに服が汚れてるの?」

 

剣帝の服は修行の際に汚れた状態だった

 

剣帝「おっとっと、これはー…そう!修行して来ましたので…」

 

セラ「それなら汗流したら?」

 

剣帝「そうですね。そうします」

 

剣帝はトランクを開けて下着等の衣類を取り出して一階の浴室に移動した

 

剣帝「…………あのぉ、セラ様?」

 

セラ「なぁに?剣帝君」

 

剣帝「何でずっと付いてくるんですか!!」

 

セラ「だって……最近剣帝君がまた構ってくれないから……」

 

セラフォルーは今にも泣きそうな顔をした

 

剣帝「………あーもー、分かりましたよ!ほら、行きますよ」

 

セラ「わぁーい!」

 

剣帝はいそいそと脱衣所に向かって歩いて行きセラフォルーもその後ろを付いて行き、そして、剣帝は脱衣所前に付くと後ろを振り返り

 

剣帝「此処までです!此処以上は、流石に…」

 

と、剣帝が言うと

 

セラ「……私の事襲った癖に……」

 

とセラフォルーはボソリと呟いた

 

剣帝「ウグッ………其れでも駄目なものは駄目です!」

 

剣帝は冷や汗をダラダラとかきながらそう言った

 

セラ「えー、何で?」

 

剣帝「お風呂では一人ゆったりしたいので…申し訳ありませんが…」

 

セラ「……分かった…但し!上がったら構ってね!」

 

剣帝「了解しました。それではまた」

 

剣帝はそう言って脱衣所に入り浴室に入った、一枚の写真を持って

 

剣帝「完全防水仕様にしといて良かった……何時かは帰るからね……」

 

剣帝は風呂に入りそう言いながらニコニコとした笑顔で写真を見ていた

 

~30分後~

 

剣帝は入浴を終了し部屋に戻った

 

剣帝「あぁー、さっぱりした」

 

剣帝はタオルで頭を拭きながら部屋に戻った、戻っている最中周りから驚いた目で見られ、それを不思議がりながら、部屋にはセラフォルーが居た

 

セラ「あっ、お帰り剣帝君!?何で上半身裸なの!?」

 

剣帝「ん?あぁ、忘れてた」

 

セラ「そ、そーなんだ、へぇ~」

 

セラ(眼福だなぁ、あぁ、剣帝君って本当に良い身体してるなぁ)

 

剣帝の身体は筋骨隆々としており所々に傷跡がある

 

剣帝「いやぁ、メイドさん達が驚いてたのはこれが理由か」

 

剣帝はそう言いながら執事服を着た

 

セラ「いっつも思うけど、剣帝君ってすっごく着痩せするよね」

 

服を着る前に比べると一回り程細身に感じるような姿になった

 

剣帝「まぁ、確かにそうかもしれませんね。良く言われますし」

 

最後に髪を整えた

 

剣帝「さて…この後予定って有りましたかね?」

 

セラ「うん、有るね、北欧の主神のオーディンさんとの会談が」

 

剣帝「それでは、すぐに向かうとしましょう」

 

剣帝はそう言った次の瞬間自分とセラフォルーの足元に転移用魔法陣を展開した

 

―北欧との会談場―

 

会場には様々な上級悪魔が集まっていた

 

剣帝「はい、到着いたしました」

 

セラ「有り難う、剣帝君、まだオーディン様はいらっしゃってないみたいだし自由にして来て良いよ」

 

剣帝「ですが。クィーンがこういう場で離れているというのは宜しくありませんし。お近くに居ります」

 

セラ「もぉ、剣帝君、頭堅いよ?」

 

剣帝「それに…遠くに行ってはセラ様に構ってあげらないですし」

 

セラフォルーの耳元で剣帝はそう言った

 

セラ「そ、そういう事なら…近くに居て」

 

セラフォルーは顔を赤くしながらそう言った

 

剣帝「畏まりました」

 

剣帝はニコニコしながらそう言った

 

セラ「それじゃ、剣帝君、オーディン様が来るまでは一緒に歩き回っとこっか」

 

剣帝「はい、了解しました……ん?アレは…」

 

剣帝の視線の先には眼鏡をした見覚えのある少女が居た

 

剣帝「セラ様、ソーナ様を発見しました」

 

セラ「えっ!?何処何処?」

 

剣帝「ほら、彼処に」

 

剣帝はソーナの居る方向を指さした

 

セラ「えっ?あっ、本当だ、いらっしゃ~い、ソーナちゃん」

 

セラフォルーはそう言いながらソーナに向かって走っていった

 

ソーナ「お、お姉様!?」

 

リアス「セラフォルー様、お久しぶりです」

 

ソーナの近くには紅髪の少女、リアスが居た

 

セラ「うん、リアスちゃん達も、久し振り~」

 

剣帝「セラ様、いきなり走られては周りの方に迷惑が掛かりますよ」

 

セラ「も~、剣帝君はそういう所がちょっとだけ口煩いよね」

 

剣帝「貴女の身を案じて言っているのです」

 

セラ「そっか…有り難う剣帝君」

 

剣帝「いえいえ、クィーンとして当然の勤めですから」

 

セラフォルーは剣帝がそうやって話していると

 

ソーナ「ご、ゴホン…」

 

剣帝「おっと、御挨拶が遅れてすみません、ソーナ様、リアス様、それと眷属御一行方」

 

剣帝はそう言って頭を軽く下げた

 

ソーナ「別に謝って欲しかった訳ではありません。ただ、こう言う場では二人だけの空間を装うのは周りからの注目を集めますし」

 

剣帝「御忠告、有り難う御座います。ソーナ様」

 

剣帝はそう言ってソーナに微笑みかけた

 

ソーナ「い、いえ…別に感謝されたくて止めた訳ではありませんし…モゴモゴ…」

 

ソーナは剣帝の顔を見てすぐに顔を赤くした

 

匙「オイッ、剣帝さんよぉ」

 

剣帝「どうしました?匙君」

 

匙「前にアンタにやられた時から俺はアンタを倒す為に修行をしてたんだ、どれ位アンタに通用するか試させてくれよ」

 

ソーナ「匙!何を言って」

 

剣帝「俺は構いませんが、宜しいですか?セラ様」

 

セラ「うぅ~ん、あんまり暴れないでね?」

 

ソーナ「なっ!?お姉様!?」

 

剣帝「了解しました。では、早急に片を付けます」

 

剣帝はそう言って後ろに腕を組みながら匙に近付いた

 

剣帝「まさか君も修行をしていたとはね、試してあげるよ、君の力を」

 

匙「あぁ!存分に試してくれ、よっ!?」

 

剣帝は匙に近付くと匙の腹部に容赦無く殴りを一撃叩き込んだ

 

剣帝「どうした?神具を出さないのか?」

 

匙は腹部を抑えた状態で座りこんだ、剣帝はそれを見下ろしている、その眼は先程までとは違い何処か冷たい

 

匙「ゲホッ…ゴホッ…何だ…前より拳の威力が強くなってる…」

 

剣帝「当然でしょう?アレから色々有りましたし」

 

剣帝は匙の近くでそう言いながら立って居ると

 

ソーナ「け、剣帝さん!」

 

剣帝「何ですか?」

 

ソーナ「周りからの注目を集めてますよ」

 

剣帝「おっと、これは良ろしく無い、ほら、匙君、立ち上がって下さい」

 

剣帝はポケットから赤い液体が入った小さな小瓶を取り出して、中身を匙に飲ませた

 

匙「な…何だこりゃ……アレ?痛みが引いていく」

 

剣帝「中身は言えませんが…まぁ、治療薬とでも思って下さい」

 

ソーナ(一瞬で痛みを引かせ傷を治すなんて、そんな液体…フェニックスの涙くらいしか聞いた事は…でもアレはフェニックスの涙とは…)

 

剣帝「さて…皆様はこの後は如何なされるので?」

 

ソーナがそんな事を考えていると剣帝はソーナ達に向けてそう質問した

 

リアス「この後は若手悪魔の集まる控室に行くつもりです。ねぇ、ソーナ?」

 

ソーナ「えっ?えぇ、そのつもりです」

 

セラ「えっ!?彼処は危ないんじゃ…」

 

ソーナ「例年通りならそうでしょうね。でも、匙が居ますし。行かなければ」

 

セラ「そ、それなら…」

 

剣帝「俺が護衛で行きましょうか?」

 

セラ「えっ?でもこの後は会談が…それに…」

 

剣帝「セラ様が嫌なら行けませんし。まぁ、セラ様が呼びさえすれば俺は何時でも即座に来ますがね」

 

セラ「それなら…お願い出来る?剣帝君」

 

剣帝「畏まりました。では、行きましょうか。皆様」

 

剣帝はそう言ってセラフォルーに微笑みかけてからソーナ達と控室に向かった

 

一誠「そういや、部長、セラフォルーさん危ないんじゃって言ってたけど、どう危ないんです?」

 

リアス「着いたら分かるわよ、否が応でもね」

 

剣帝「見えてきましたよ」

 

剣帝がそう言って先導をしていると部屋の扉が勢い良く廊下の壁に向かって飛んで行く

 

??「どうしても死にたいのね、ゼファードル」

 

??「処女臭えって本当の事を言っただけだろ、このクソアマ」

 

部屋の中では褐色の肌をした虎柄の服を着た男と眼鏡をかけた金髪の女性が向かい合って居た

 

ゼノヴィア「何だ?」

 

匙「喧嘩か?」

 

リアス「やっぱり…」

 

剣帝「(´Д`)ハァ…資料で読んでたりしたから知ってたけどやっぱりか、仕方無い、皆様はちょっとお待ちを」

 

剣帝はそう言って部屋の中に入って行った

 

―若手悪魔控室内―

 

剣帝「さってっと、其処の喧嘩当事者のアガレス家の姫シーグヴァイラ!グラシャラボラス家の問題児ゼファードル!」

 

ゼファードル「誰が問題児だ!てか、テメェ誰だ!」

 

剣帝「俺はセラフォルー・レヴィアタンの眷属の者だ」

 

シーグヴァイラ「現魔王様の眷属ですって…」

 

剣帝「さってっと、最初で最後の通告となるが、今すぐ喧嘩を辞めろ」

 

シーグヴァイラ「………」

 

ゼファードル「…現魔王の眷属だからって俺に命令してんじゃねぇ!!」

 

剣帝に向かって走って行き、顔を殴ろうとしている

 

剣帝「まぁ、五月蝿い奴だ」

 

ソーナ「剣帝さん!危ない!」

 

室内にゴンッっと何かが当たった鈍い音が響いた

 

剣帝「大丈夫ですよ。ソーナ様」

 

剣帝は無傷でソーナの方を振り向いている、何故無傷なのかというと

 

ゼファードル「なっ…」

 

剣帝は片手で構えた木刀でゼファードルの拳を受け止めていたからだ

 

剣帝「(´Д`)ハァ…俺がかわしてたらソーナ様に当たってたじゃねぇか…加減と力の差を見定める目を養え、若造」

 

剣帝がそう言った瞬間にゼファードルの腹部に一撃叩き込んだ

 

ゼファードル「グッ……まだまだぁ!!」

 

ゼファードルは剣帝に懲りずに殴り掛かった

 

剣帝「一発では理解しないか……ならば仕方が無い」

 

剣帝はそう喋りながらゼファードルの拳を意図も容易く避けきり着実に連打を叩き込んでいる

 

ゼファードル(畜生…上級悪魔でもねぇ奴に何で俺が…)

 

剣帝「テメェじゃ力不足だ、失せろ」

 

数十の殴打を叩き込んだ後、廊下の壁に向けて剣帝がゼファードルを木刀で殴り飛ばした

 

剣帝「あの方の迷惑となるなら俺は容赦はしない」

 

剣帝はそう言い放ってからソーナ達の元へ戻った

 

??「噂には聞いていたが、それ以上だな」

 

ソーナ達の近くには黒髪の体格の良い男が居た

 

剣帝「若手最強と言われるサイラオーグさんにそう言って頂けるとは、恐悦至極ですね」

 

サイラオーグ「若手最強はまだ俺とは決まってないだろう、剣帝殿に勝てるか分からんのだから」

 

剣帝「さぁ?どうでしょうかねぇ?」

 

夜鴉『ナニイッテンダ、フジャケルナ!!』

 

剣帝(あぁ、また夜鴉様の念話か…スルーしよっと)

 

剣帝とサイラオーグは二人とも笑っていた、すると、唐突に剣帝の電話が鳴りはじめた

 

剣帝「おっと、セラ様からの呼び出しだ、それじゃ、俺は先に」

 

剣帝はそう言って走って主の元へ向かった

 

サイラオーグ「風の様な御仁だな、彼は」

 

リアス「えぇ、確かにそうね」

 

―北欧神話会談会場―

 

剣帝は会場内に入ると即座にセラフォルーを見つけて合流した

 

剣帝「お呼びでしょうか?セラ様」

 

セラ「うん、オーディン様がいらっしゃったから」

 

剣帝「了解しました。それでは行きましょうか」

 

セラフォルーの三歩後ろに剣帝が付いて歩いて行った

 

―三分後―

 

体格の良い男性に連れられて長い髭をした老人と白髪の女性がやって来た

 

アザゼル「久し振りじゃねぇか、北の田舎のクソジジイ」

 

オーディン「フンッ、久しいのぉ、悪ガキ堕天使」

 

サーゼクス「お久しゅう御座います。北の主神、オーディン殿」

 

剣帝(アレがオーディンか…)

 

オーディン「サーゼクスか、何か嫌な予感がするが、招きに応じて来てやったぞぃ」

 

オーディン達がそうやって会話していると、セラフォルーもオーディンに近付いて行き

 

セラ「ようこそおいで下さりました。オーディン様」

 

そうやって挨拶をしたセラフォルーを見たオーディンはこう呟いた

 

オーディン「ぬぅ、イカンなセラフォルー」

 

セラ「はい?」

 

セラフォルーはオーディンの言ったことに対して疑問を浮かべた、そして、オーディンはこう続けた

 

オーディン「折角の宴だと言うのに若い娘がそんな色気の無い服でどうする」

 

剣帝(こんのエロジジィ)

 

剣帝は殺気を放ちながらセラフォルーの後ろに立って居る

 

セラ「……君…帝君…剣帝君…」

 

剣帝「はい?何でしょうか?セラ様」

 

セラ「剣帝君は見たい?私の魔法少女姿…」

 

剣帝「んー…まぁ…はい」

 

セラ「それでは…」

 

セラフォルーがなにやら魔法詠唱を始めるとセラフォルーの姿が魔法少女のコスプレに変わった

 

剣帝「……可愛いなぁ」

 

剣帝がそう呟くと

 

セラ「有り難う、剣帝君」

 

セラフォルーが剣帝の方を振り向いてニコニコと笑った

 

オーディン「ほぉほぉ、セラフォルー」

 

セラ「はい、何でしょう?オーディン様」

 

オーディン「ソヤツはお前さんのこれかの?」

 

オーディンは小指を立てた

 

セラ「えっと…それは…///」

 

セラフォルーは顔を赤くして俯けた

 

オーディン「ふむふむ、なるほどのぉ」

 

オーディンがセラフォルーの様子を伺っていると視界に黒い服が入った

 

剣帝「あのぉ、俺の大切な主をあんまり虐めないであげて頂けませんかね?」

 

剣帝がセラフォルーとオーディンの間に立ったからだった

 

オーディン「別に虐めてなどおらんよ、それにしても、お主の身体…中々面白い事になっとるのぉ」

 

剣帝「……やっぱり貴方ランクだと分かるんですね」

 

オーディン「まぁのぉ」

 

剣帝とオーディンがそんな会話をしていると入り口から音がし始め

 

夜鴉「呼ばれず飛び出てジャジャジャーン!みんなの邪神こと夜鴉様だぜ!グレモリー君!遊びに来たぜ!」

 

夜鴉が扉を蹴破って飛び込んでキリッとした顔でポーズを決めていた




無名「よぉ、読者さんたち、前回主が言った通りオリキャラたる俺が後書き担当になった、まぁ、俺の事は俺に名は無いから無名とでも読んでくれや、さてさてさぁて、今回は異国と神との会談の回だったな、さて、次回はどんな回になるだろうな?まぁ、夜鴉様が出てる時点で割とぶっ飛んだ回になりそうだがな…それじゃ!また次回な!あぁ、それから主への質問とかは俺が返答するからなー」
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