剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第三十一話「煙の意味と永久の契約」

あらすじ

朝、部屋で着替えを済ませ自室でゆっくりとしていた剣帝に一通の手紙が届く、その内容は剣帝の秘密を知っているという者からの手紙だった、その手紙に呼び出された剣帝はしふしぶ呼び出された場所へと向かった、そして、其処には自分こそが主人公だと言っている一人の男が居た、その男は剣帝へと勝負を仕掛けたが、結果は剣帝の勝ちとなったが勝利して油断した剣帝を男は襲い勝ちをもぎ取ろうとした、だが、その時夜鴉が現れ、男を跡形も無く消し飛ばした、その後剣帝は何事も無かったかのように自宅へと帰宅した

――――――――――――――――――――――

―セラフォルー邸:入口前―

 

剣帝(このままじゃ入りにくいなぁ、屋敷に汚れが付いちまう…)

 

剣帝は土が付いた自分の服を見てそう思っていた

 

剣帝「替え全部中だしなぁ…どうしよっかなぁ…」

 

剣帝はそうやって困っていると

 

セラ「お帰り!剣帝君」

 

セラフォルーが扉を勢い良く開けて剣帝に飛び付こうとしたが

 

剣帝「セラ様、今は飛び付かないで下さい、俺の服とか汚れてるんで」

 

そう言って剣帝が静止させた

 

セラ「わっ!本当に汚れてるね、何処で何してたの?」

 

剣帝「まぁ、色々とありまして…」

 

セラ「ふぅーん、それじゃ早くお風呂に入ったら?」

 

剣帝「でも、それだとお屋敷に汚れが…」

 

セラ「大丈夫だよぉ、リオールちゃんとかが綺麗にしてくれるだろうから、だから、ほら」

 

剣帝「主の命なら…まぁ、そうしますかね」

 

剣帝はそう言うと土が落ちないように急いで移動しつつ風呂場へと移動した、そして、脱衣所に剣帝が入ろうとしていると

 

セラ「ねぇ、剣帝君」

 

後ろからセラフォルーが声を掛けた

 

剣帝「何ですか?セラ様」

 

セラ「一緒に入っちゃ、駄目?」

 

セラフォルーが剣帝にそう問い掛けると

 

剣帝「………スミマセンが、今回も俺は一人で入らせて頂きます」

 

セラ「何で?何で一緒に入っちゃ駄目なの?」

 

剣帝「…色々と事情が有るんでね…後で構ってあげるから俺の部屋で待っててくれるか?セラ」

 

そう言って剣帝は土の付いていない右手でセラフォルーを撫でた

 

セラ「………分かった、絶対構ってね?」

 

剣帝「はいはい」

 

そう言って剣帝は脱衣所に入って行った

 

剣帝「ふぅ、風呂ではゆっくりしたいからねぇ、フフンフフンフフーン」

 

剣帝は上機嫌で風呂場に入り湯船に浸かった

 

剣帝「あぁ、良い湯だなぁ…妹紅…何時かは帰るから待っててね」

 

そう言って剣帝が写真を眺めながら湯船に浸かっていると

 

〈ヴモ゛ォォォォォ!!〉

 

風呂場全体に牛の様な鳴き声が響きわたった

 

剣帝「……この声…もしや…」

 

剣帝がそう言いながら戦闘態勢を軽く取ると

 

??〈ヴモ゛ォォォォォ!〉

 

水面から緑色の機械的な牛の様な頭をした何かが出て来た

 

剣帝「やっぱりお前か、マグナギガ」

 

剣帝はそう言いながら浴槽から上がった

 

剣帝「そーらよっと!」

 

剣帝はマグナギガに一瞬で近付き蹴り飛ばしその後即座に脱衣所に移動した

 

剣帝「あー、吃驚したぁ、まっ、セラ様に心配掛けないようにとっとと片付けたいけど……そうだ!」

 

剣帝はそう言うと脱いだ服の中から奪ったバックルを取り出し、それから一枚のカードを抜き、風呂場へ戻った

 

剣帝「さぁ、来いよマグナギガ!」

 

風呂場に戻ると体制を元に戻していたマグナギガが腕を剣帝の方向に伸ばして居た

 

剣帝「………もーしーかーしーてー…」

 

剣帝がマズそうな顔をするとマグナギガは伸ばした両椀から砲弾を放った

 

剣帝「うぉっと!」

 

剣帝は飛んで来た砲弾を避ける事無く魔法弾をぶつけて相殺した

 

剣帝「あっぶねぇ、修理すんの面倒なんだぞ!!」

 

剣帝はそう文句を言い放ってから再度マグナギガの懐に滑り込み

 

剣帝「喰らえボケェ!」

 

掌底を繰り出しマグナギガを再度吹き飛ばした、そして、壁にマグナギガが当たる前にマグナギガの背後で軽く爆発が起こりマグナギガは壁に当たらず倒れた

 

剣帝「ふぅ…大人しくしてろ」

 

剣帝はそう言いながらマグナギガに向けてカードを一枚投げた、そして、マグナギガにカードが当たると

 

《CONTRACT》

 

という音声と共にマグナギガはカードに吸い込まれ、カードは剣帝の手に帰って行った

 

剣帝「はい、契約終了っと、さて、少し壊しちゃったし、其処直したらゆっくり浸かり直すか」

 

剣帝はそう言いながら壁を直し、浴槽に再度浸かりゆっくりと休んだ

 

―20分後―

 

剣帝「あー、良い湯だったぁ」

 

剣帝は一部に龍の柄の入った黒い浴衣に身を包み脱衣所から出て来た、そして、ゆっくりと自分の部屋へと向かった

 

剣帝「ただいま戻りました。セラ様」

 

剣帝がそう言って部屋の扉を開き部屋の中に入るとセラフォルーが飛び付いてきた

 

セラ「お帰り!剣帝君!」

 

剣帝「おっとっと、危ないですねぇ」

 

剣帝は多少倒れかけたが体制を立て直し受け止めた

 

セラ「だって、朝から剣帝君居なかったんだもーん」

 

剣帝「あぁ、スミマセンね、ちょいと用事がありましてね」

 

剣帝はそう言いながらセラフォルーの頭を撫でている

 

セラ「そっか、それなら仕方無いね」

 

剣帝「さてと、少々月でも見たいので、離れて頂けます?」

 

セラ「うん、分かった」

 

セラフォルーはそう言って剣帝に抱き着くのを辞め腕に抱き着いた

 

剣帝「あのぉ、ちょいとトランクの中から取り出したい物あるので離して貰えます?少しの間だけで良いので」

 

セラ「え〜!」

 

剣帝「少しだけですから。お願いします」

 

セラ「………分かった…少しだけね?」

 

セラフォルーはそう言って剣帝から離れた

 

剣帝「有難う御座います」

 

剣帝は離さると自分の持ち物が入っているトランクを開け、中から龍を模した様な煙管を取り出しトランクを閉めた

 

剣帝「終わりました。セラ様」

 

セラ「それじゃあ、また抱き着くね〜」

 

セラフォルーはそう言って剣帝の左腕に抱き着いた

 

剣帝「本人の了承の有無聞いてませんよね」

 

セラ「剣帝君なら許してくれるでしょ?」

 

剣帝「まぁ、はい」

 

そういう会話をしながら二人は部屋に付いているベランダに出た

 

剣帝「いやぁ、月は何時も綺麗ですねぇ。フゥー( ゚Д゚)y─┛~~」

 

セラ「そうだね…それはそうと剣帝君」

 

剣帝「何ですか?セラ様」

 

セラ「今日は珍しく浴衣来てるんだね、それに煙管何て持ちだして」

 

剣帝「駄目ですかね?」

 

セラ「うぅん、すっごく似合ってる、格好良いよ剣帝君」

 

剣帝「そりゃどうも、有難う御座います」

 

剣帝は煙管を吸いながらお礼を言った

 

剣帝(うーむ……アレを試してみようかなぁ)

 

剣帝は何かを考えつきセラフォルーの方向を向いた

 

セラ「どうしたの?剣帝く、うわっ」

 

剣帝はセラフォルーの顔に煙を吹き掛けた

 

セラ「もぉ!何するの、剣帝君!」

 

剣帝「スイマセン、セラ様、ちょっとした悪戯心ご働きまして」

 

セラ「悪戯でもやって良い事と悪い事があるよ!」

 

剣帝「スミマセン、セラ様が可愛かったのでつい…それはそうとセラ様は御存知ですか?」

 

セラ「何を?」

 

剣帝「人間界では顔に煙草や煙管の煙を吹き掛けるのは」

 

剣帝は煙管を素早く浴衣の懐になおすとセラフォルーの顎に指を掛けて、クイッと自分の方向を向かせ自分の顔を近付け

 

剣帝「今夜お前を抱くぞって意味が有るらしいぜ」

 

と言いながら少し笑み浮かべるような顔付きになった

 

セラ「えっ、それって…つまり…」

 

剣帝「今晩は一緒に寝ような」

 

剣帝はそう言いながら不敵な笑みを浮かべていた、そして、その髪は黒くなっていた




無名「よぉ、読者さん達よぉ前回ぶりだな、毎回お馴染みの無名さんだぜ、っと、さてさて、今回の話はっとぉ…マグナギガに襲われるって結構な事の筈なんだがなぁ、それと…かんっぜんにアイツ暴走気味だなぁ…まぁ、良いか、こっちに戻って来る頃にゃ元に戻るだろし…さて、今回も楽しんでくれたかい?次回もお楽しみにな!」
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