剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第四十二話「見えぬ壁の先」

あらすじ

剣で敵を切り倒していた剣帝、その剣帝の前に突如として一人の男が現れた、その男の発言により剣帝の姿は巨大な龍へと転じてしまう、その間剣帝は己の内側に住まう別の存在、黒影と戦い無事勝利を納めたのだった

――――――――――――――――――――――――――

~戦争の翌日~

 

―セラフォルー邸:剣帝の部屋の前―

 

セラ(あのあと結局剣帝君が持ってたあの写真の女性については答えて貰えなかったけど…今日こそは聞き出してみせる!)

 

セラフォルーはそう心に決め、剣帝の部屋の前に立っていた

 

セラ(剣帝君起きてるかなぁ…)

 

セラフォルーがそう思いながら扉に聞き耳を立てると部屋の中から

 

八剣「のぉ、剣帝様、良いじゃろう?久方振りに妾が出ておるんじゃし…アレをやってくれんかのぉ?」

 

八剣の声が聞こえた

 

セラ(アレ?アレって何なんだろ……)

 

セラフォルーは食い付くように更に聞き耳を立てた、すると続きが聞こえて来た

 

剣帝「駄目だアレは疲れる…」

 

八剣「良いじゃろうが別に…どうせあのセラフォルーとかいう女子にもヤッたんじゃろう?」

 

剣帝「ヤッてねぇよ!」

 

八剣「真かのぉ?疑わしいのぉ」

 

剣帝「そんなに疑うんだったらヤッてやるよ!但し!本当だって分かったらもう疑うなよ?」

 

八剣「良かろう」

 

八剣がそう返事した後にベットに何かが乗る音が聞こえた

 

剣帝「そんじゃ、始めるぞ?」

 

八剣「別に構わんぞ…早う初めておくれ」

 

剣帝「そんじゃ、よっこらせ」

 

そんな風な剣帝の声がした後に布が擦れるような音がし始め

 

八剣「んっ///……ふふっ、相も変わらず剣帝様は女性を喜ばせるツボを良く知っておるのぉ」

 

八剣がそう言うと布が擦れるような音が止み

 

剣帝「うるせぇ、黙ってお前は俺に突かれてろ」

 

剣帝がそう言うと布が擦れるような音が再度し始めた

 

八剣「んっ//あっ//そこは……んんっ///」

 

部屋の中からそんな声がし始め

 

剣帝「どうした?八剣、お前がこんなになるなんて」

 

八剣「仕方無いじゃろうが……んっ//…久方振りなんじゃし」

 

剣帝「だろうけどなぁ、何で他所で処理してねぇんだよって俺は言ってんだよ」

 

八剣「剣帝様以外にはヤラれたくないのじゃ……あんっ///」

 

剣帝「あっそ……」

 

部屋の中からはそんな会話が聞こえて来て

 

セラ(やっぱりあの二人ってそんな関係だったのぉー!?)

 

セラフォルーは部屋の前で聞き耳を立てながら赤面していた

 

そして、部屋の中からは続けてこんな会話が聞こえ始め

 

剣帝「さて、次は下だが……大丈夫か?」

 

八剣「あぁ、問題無いから早う初めておくれ」

 

剣帝「あいあい」

 

そんな会話を聞いていたセラフォルーは

 

セラ「だ……駄目ぇぇぇ!!」

 

と剣帝の部屋の扉を飛び開けた

 

セラ「今の剣帝君は私のクィーンなんだから、私以外にそういうことしちゃ!」

 

セラフォルーが目を閉じながらそう叫んでいると

 

剣帝「せ、セラ様!?」

 

八剣「おやおや、いきなりどうしたのかのぉ?自称剣帝様の主とやらは」

 

と部屋の中に居た二人は驚いていた

 

セラ「そりゃ二人は私と知り合う前はそんな関係だったのかもしれないけど今は」

 

そう言いながらセラフォルーがゆっくりと目を開けていくと

 

セラ「駄目……なんだよ?」

 

其処には剣帝のベットに寝そべっている八剣にマッサージをしている剣帝が居た

 

~10分後~

 

部屋の中には机を挟んでセラフォルーと剣帝、そして、剣帝の隣に八剣が座っている

 

剣帝「それで、いきなり飛び込んで来た御要件は何ですか?セラ様」

 

と剣帝が訊ねると

 

セラ「昨日見た剣帝君の持ってるあの写真の人達と剣帝君の関係について聞きたいんだけど…」

 

セラフォルーが珍しく真剣な表情で剣帝に聞き始めた

 

剣帝「あの写真の人達?……あぁ、この写真ですか」

 

剣帝は思い出したように懐から一枚の写真を取り出した。写真の表が自分の方を向くように

 

セラ「そう…其処に写ってる娘達って剣帝君の何なの?」

 

セラフォルーがそう言ってまた聞こうとすると

 

剣帝「言えません」

 

と剣帝は断った

 

セラ何で!剣帝君は私のクィーンでしょう!?」

 

とセラフォルーが叫ぶと

 

剣帝「だからといって人の過去や大切な記憶にズカズカと入ろうとするのは違うと思いますが?」

 

剣帝は冷たくそう言った

 

セラ「…うぐぐっ…」

 

セラフォルーがそう軽く唸った

 

八剣「諦めい自称剣帝様の主とやら」

 

二人の会話に八剣が口を挟んだ

 

セラ「何なの?今は剣帝君に聞きたい事があるから口を挟まないで!」

 

とセラフォルーが怒ると

 

八剣「そうか、ならば、黙らずに言わせて貰おうかのぉ、お主が幾ら詮索しようと剣帝様はその写真の女性については語らんぞ」

 

八剣はそう言い切った

 

セラ「何でそう言い切れるの!?」

 

とセラフォルーが怒鳴るように聞くと

 

八剣「何故かじゃと?フッ、そんな事は簡単な事じゃ、妾はお主よりも長く永く剣帝様と同じ時を生きてきたからじゃよ」

 

と八剣は馬鹿にするように鼻で笑ってから言った

 

セラ「長くって何年位?」

 

とセラフォルーが八剣達に聞くと

 

剣帝「黙秘します」

 

八剣「言いたくないので回答はお断りじゃ」

 

と二人は冷たく断った、すると

 

セラ「うぅ……いいもんいいもん!それならこうするもん!」

 

セラフォルーはそう言いながら部屋を凍らせ始めた

 

セラ「剣帝君はこれを溶かせないでしょう?」

 

とセラフォルーは言いながら辺りを凍らせていくが

 

剣帝「ハァ…八剣」

 

と剣帝が言うと

 

八剣「あい分かった」

 

と八剣が応える様に立ち上がり

 

八剣「我が主妖悪剣帝の命じに従い妾は、妖狐八剣は狐の為の焔をいざ火炎とせん!」

 

と言いながら八剣は狐火を発生させるとそれを急激に巨大化させ、炎を作り出し辺りの氷を溶かし始めた

 

セラ「何で…剣帝君は無理だったのに…」

 

とセラフォルーが落胆していると

 

八剣「それは何割の剣帝様じゃ?お主忘れては居らぬか?剣帝様は今力を削ぎ落とされて」

 

と八剣が言っていると

 

剣帝「八剣…」

 

と剣帝が制止した

 

八剣「………あい、分かった」

 

八剣は不貞腐れる様にベットに横たわった

 

剣帝「さて………これで分かったでしょう?」

 

と剣帝がセラフォルーに声を掛けようとすると

 

セラ「うっ………うぅ……剣帝君が……私の剣帝君が遠くに行っちゃうー!!!」

 

とセラフォルーは涙を流しながら泣き始めた

 

~一方その頃~

 

夜鴉「てめぇは!何時も!何時も!邪魔しか!出来ねぇのか!」

 

そう怒鳴りながら夜鴉はワンピースの女性にキレていた

 

恵「あはん!ごめんね!そして!ありがとうございます!」

 

一方その怒鳴られている女性、恵は嬉しそうな顔でお礼を言っている

 

夜鴉「ケンダマジック!オラオラ!」

 

夜鴉はそう言いながらオリハルコン製のけん玉で恵をボコボコに殴り始める

 

恵「あぁん!もっとぉ!」

 

だが、その殴られている当人は嬉しそうにしている

 

ペタン「主、その辺で宜しいかと。そして少々お話が」

 

そんな風にしていると夜鴉に話し掛ける一人の少女、ペタンが現れた

 

夜鴉「ちっ!で、なんだペタン」

 

夜鴉は舌打ちをしながら殴るのを辞めペタンの居る方向を向いた

 

ペタン「これを持ってきました」

 

ペタンはそう言いながら一人の男を、連れ攫われていた黒を投げた

 

夜鴉「ほう?ならば早速実験しようか。こいつがこの毒性に何処まで耐えられるかをな!」

 

夜鴉はそう言いながら黒に近付いた

 

ペタン「此方をどうぞ」

 

ペタンはそう言って夜鴉に龍の頭の付いたゲームソフトのような物を渡した

 

夜鴉「さぁゲームスタートだ!」

 

夜鴉が龍の頭の付いたゲームソフトのような物に有る出っ張りを押すとドラゴナイトハンターZの音声が響き渡る




無名「よぉ、読者諸君、毎度お馴染みの無名さんだぜ、っと早速今回の話を振り返るとするか…………いや、あんな会話聞いてたらそりゃ誰だって勘違いするぜな…まぁ、八剣はわざとやってた節あるがな……そんな事より俺は夜鴉様がボケ黒にやってた事が気になるぜ…まぁ、その辺もそのうち分かるだろうな!つう訳でじゃあな!!」
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