剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第四十三話「焼き鳥はタレ派か塩派か?」

あらすじ

前々回剣帝の落とした写真について聞き出そうとしたセラフォルー、だが、剣帝は一向に答える気配を見せなかった

だが、それで諦めるセラフォルーではなく、翌日聞こうとしたが、その時は剣帝の怒りを呼んでしまい、冷たくあしらわれてしまったのだった

――――――――――――――――――――――――――

―セラフォルーの問い掛けの翌日―

 

剣帝「…………ハァ」

 

剣帝は自室の椅子に座り本へ書き込みをしながら溜息をついていた

 

八剣「溜息なぞついてどうしたのじゃ?剣帝様よ」

 

そう言いながら剣帝の背後に八剣が現れた

 

剣帝「いやなぁ…昨日セラ様に冷たく当たっちゃったじゃん?」

 

八剣「確かにそうじゃな…じゃがそれはあの自称剣帝様の主が剣帝様の…」

 

剣帝「止めろ、聞き耳立てられてたらマズイ」

 

と剣帝が八剣の話を止めた

 

八剣「それもそうじゃな…スマヌ剣帝様」

 

剣帝「次から気を付けろ、それで良いから……」

 

剣帝は八剣の謝罪に対してまるで問題の無い様に言った

 

八剣「あい分かった…」

 

剣帝「…………書き終わったが……暇だ」

 

と剣帝は呟きながら本にペンを挟み込んだ

 

八剣「ならば剣帝様よ、あの火の鳥小僧があのエロい小僧に倒されて落ち込んどるじゃろうし、おちょくりに行ってはどうじゃ?」

 

と八剣が巫山戯半分で提案すると

 

剣帝「そうだな…此処に居るのもちょっと辛いし…行くか」

 

剣帝がそう言って悪魔の翼を広げ、窓を開け、窓から外に出て

 

八剣「ほれ、お前が提案したんだ、付いて来い」

 

八剣「あぁ、了解じゃ」

 

八剣は自分に向けて剣帝が伸ばした手を掴み、姿を剣帝の八つの尻尾へと変えた

 

―フェニックス家:門前―

 

剣帝が軽い飛行で数分間飛び続けると、火柱が門前の柱から上がる豪邸の前に着いた

 

剣帝「さて…どう入ろうか…」

 

剣帝がそう言いながら頭を悩ませていると

 

??「あら、何方ですの?」

 

と豪邸の扉を金色の髪をした少女が開けていた

 

剣帝「えぇっとぉ…君はぁ……」

 

と剣帝が首を傾げていると

 

レイヴェル「フェニックス家のレイヴェル・フェニックスですわ」

 

と胸を突き出し、威張るような体制で名乗った

 

剣帝「あー…ライザー君の妹ちゃんか…思い出した」

 

レイヴェル「御兄様を君付けで呼ぶなんて…貴方何様です!?」

 

とレイヴェルは剣帝が貴族の兄を君付けで呼ぶことに対して多少の苛立ちを見せながら言うと

 

剣帝「ん?魔王セラフォルー様のクィーンだけど?」

 

と惚けた様子で剣帝は返答した

 

レイヴェル「えっ?そ、そうでしたの?…そうとは知らずとんだご無礼を…」

 

剣帝「あぁ、気にしなくて大丈夫だよ、ところでライザー君は部屋かい?」

 

レイヴェルが謝ろうとしながら門に近づき門を開け、謝ろうとしていると剣帝は謝罪を止めてから、質問した

 

レイヴェル「えぇ、つい先日一誠様が修行を付けて下さった後に神と名乗る男が現れまして…その男に連れて行かれて帰って来てから何だか怯えるようになってしまって……」

 

剣帝(神?…この世界の神は死んだ筈…でも誰に殺された?…殺す要因となる筈の二天龍は俺が気絶させたし…となると誰だ?…神を名乗る俺より強い…あっ…)

 

レイヴェルはそう言いながら剣帝をライザーの部屋の前まで案内した。そして、案内されている間に剣帝はライザーをボコボコにした相手を察した

 

レイヴェル「お兄様、剣帝様がお見舞いに来て下さりましたわ」

 

ライザー「け、けけ、剣帝様だとぉ!?」

 

レイヴェルが部屋の扉をノックしてそう言うとライザーは慌てて扉を開けた

 

ライザー「ど、何処だ!剣帝様は何処に居る!」

 

レイヴェル「何を仰っているのです?剣帝様なら私のお隣に居るではありませんか」

 

ライザーはそう言いながら周りを見回した。

 

ライザー「何ぃ?セラフォルー殿のクィーンがそんな執事みたいな格好をして女が好んで染めそうな髪色をした男な訳がっ!?」

 

剣帝「テメェ、今俺の頭の色の事何言った!あぁ!?」

 

ライザーが剣帝の姿を見た感想を言っていると、剣帝の髪色について言った瞬間に剣帝に首を掴まれ持ち上げられた

 

ライザー「ぐっ…がっ…あがっ…」

 

剣帝「誰の髪の色が女の好きそうなピンクだってぇ?」

 

剣帝は自分の髪色について悪く言われたと感じ、苛立ち、ライザーの首を掴んだままへし折ろうとし始める

 

ライザー「あぐぁ……がっ……く…苦し…い」

 

レイヴェル「お辞め下さい!剣帝様!!」

 

レイヴェルが必死に剣帝の腕を外そうと引っ張り続ける

 

剣帝「……………ライザーよ…良く出来た妹に感謝しろ」

 

ライザー「ガハッ!!」

 

剣帝はレイヴェルの頼みを聞き入れライザーを部屋の中へと投げ飛ばす形で開放した

 

剣帝「傲るなよ、傲慢に成れば己の身を滅ぼすぞ」

 

ライザー「ならば……それは貴方にも言えるだろう!」

 

ライザーは自分に背を向け帰ろうとしている剣帝に向けて炎を放った

 

剣帝「………ハァ…八剣」

 

八剣「何じゃ剣帝様、妾は今虫の居所が悪い」

 

だが、炎は剣帝には当たらず八剣が全て弾き、かき消し、更にはライザーの首を切り落とそうとしている

 

ライザー「お、俺は不死身だ…首を切り落とされようとも…」

 

八剣「ならば、無限に切り続けられるのぉ」

 

八剣はライザーが不死身だと改めて聞いてにやりと笑い刀を振り上げる

 

剣帝「辞めろって言ってるだろうが」

 

八剣「離せ剣帝様、妾はこの焼き鳥小僧に灸を据えねば腹の虫が治まらん」

 

剣帝は八剣の振り上げた刀の切っ先をつまみ止めていた

 

剣帝「良いから、帰るぞ」

 

八剣「………チッ、命拾いしたのぉ、焼き鳥小僧」

 

剣帝と八剣は二人並んで帰って行った

 

レイヴェル「何だったのでしょう…あの二人…」

 

ライザー「………不死だからと調子に乗るなと言う事か…」

 

ライザーは何かを掴んだ様子で部屋の中に戻った

 

レイヴェル「えっ?えっ?何がどういう事ですの?」

 

レイヴェルだけは状況も何も掴めずその場でクエスチョンを浮かべていた

 

その後日、ライザーの元へと剣帝から贈り物が届けられた、その贈り物の中身は大きさの20cmほどの鴉の人形だったそうだ、それを見たライザーは絶叫し、また引き篭もったそうな




無名「よぉ、読者諸君、毎度お馴染みの無名さんだぜ、早速今回の話を振り返るとするか……完全にライザーで遊んだなアイツ、最後ライザーの精神ズタズタになってるじゃねぇか、まぁ、不死相手に助言とかもするからなぁ、あのバカは……まぁ、今回はこんな感じで少し短めだったからな、次回をお楽しみにな!!」
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