あらすじ
自室でセラフォルーに冷たく当たってしまったことを嘆いていた剣帝、そこに八剣が現れライザーをからかいに行く事を進言する、そして、剣帝はその言葉に乗り二人でライザーの元へと向かった、そして、ライザーの家へと着いてからレイヴェルに出迎えられライザーと対面した剣帝、そこでライザーが剣帝の髪色について悪く言ってしまい半殺しにされ、更にその後日嫌がらせとばかりにトラウマの鴉の人形を送り付けられた
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―ライザーの見舞いに行き、贈り物をしてから数日後:剣帝の自室―
剣帝は自分の部屋にある机に向かいながら白いレース状の何かを丹念に編んでいた
八剣「剣帝様よ……その編んでいる物はもしや…」
剣帝「あぁ…そうだよ、八剣」
剣帝が何かを編んでいるとまた後ろから突然八剣が現れ、剣帝の行動を覗き込んできた
八剣「それを贈る相手は居るのか?」
剣帝「さぁなぁ、どうだろうな?」
剣帝がある程度編み終わると部屋の外の廊下から足音が聞こえてくる
剣帝「…………八剣、トランクと窓」
八剣「あい分かった」
八剣は剣帝の命令の内容を瞬時に理解して、剣帝のトランクを開け白い織り物を仕舞い、更に窓を開け放った
八剣「剣帝様!」
剣帝「あいよ、御苦労!!」
剣帝は後ろで開かれた窓から全速力で出て行った、そして、剣帝が出て行った後の部屋にはセラフォルーが入って来ていた
セラ「剣帝君……」
その顔はとても寂しそうな顔つきをしていた
~冥界:上空~
剣帝は白い8つの尻尾をはためかせながら飛んでいた
八剣『良かったのか?あの自称剣帝様の主は寂しそうな顔を浮かべて居ったぞ』
剣帝『良いんだよ、俺の秘密は詮索されると厄介だからな』
剣帝は精神内で八剣と会話をしながら冥界の上空をゆったりと飛び続ける
八剣『して、剣帝様よ、この後は如何なさるお積もりじゃ?』
剣帝『そうだなぁ……冥界に居たら何時か見つかるかも知れんし…人間界に行くか』
剣帝はそう言うと悪魔の翼をはばたかせ、自分の上に魔法陣を展開しその中へと飛んで行った
~人間界:駒王学園~
剣帝は駒王学園の校舎の上に転移し、そのまま校舎の屋上へと降り立った
剣帝「八剣、Purge」
八剣「あい、分かった」
剣帝が指を鳴らすと剣帝の周りに煙が起き、八剣が剣帝の後ろに現れた
剣帝「ゲホッ!ゲホッ!無駄に凝った演出しやがって…ゲホッ!…」
八剣「カカカッ、コチラの方が面白いじゃろうと思うてな」
剣帝「面白さより周りへの被害考えろ!」
剣帝はゲホゲホと言いながら翼で風を起こし煙を払った
八剣「カカカッ、スマンのぉ剣帝様よ」
剣帝「全く……さて、暇つぶしに来たは良いが…やる事が決まってねぇから暇だな………ん?」
剣帝がそう言い、屋上の外周部に近付き旧校舎の方を見下ろしていると
~駒王学園:旧校舎入り口前~
黒歌「無能の姫は人任せ~♪赤龍帝の後ろで乳出してる~♪」
一誠「リアス部長を悪く言うんじゃねぇ!!」
という、一誠の怒号が黒歌の歌の後に聞こえてきた
黒歌「赤龍帝はヘタレ~♪エロい癖に相手に迫られてビビる~♪」
小猫「一誠先輩はビビリなんかじゃありません、撤回して下さい姉さん」
剣帝「…………1人で何してるの?黒歌ちゃん、夜鴉様は?」
黒歌が歌い続けて居ると小猫が怒ったように黒歌に抗議した。そして、それを見ていた剣帝が上空から降りて来た
黒歌「ん?彼は今現在職務中なのよ。そして私はここにおちょくりに行ってこいって言われたからおちょくりに来ただけにゃんよ」
剣帝「ハァ…やっぱり夜鴉様からの命令だったか」
八剣「仕方ないじゃろう、あの神様は何時もそうじゃし、さしずめ妾達も含めて全員玩具と思われとるじゃろうよ」
剣帝が頭を抱えるような仕草をしているとやはり剣帝の後ろから八剣が現れた
一誠「おいっ!剣帝さんよ!」
剣帝「何だい?一誠君」
一誠「アンタの後ろに現れたその巨乳のお姉さんとはどんな関係なんだ!?」
そして、八剣が現れると一誠が剣帝と八剣の関係について聞こうとしてきた
黒歌「じゃ、白音の言ってたから訂正しておくにゃん。赤龍帝はハーレム厨~♪だけど心はピュア過ぎて手を出せない~♪」
剣帝「さっきから聞いてたけどまだ続くのその歌!?」
黒歌が再度歌い始めると剣帝がすかさずツッコミを入れた
八剣「まぁ、内容的には大体合っとるじゃろ」
剣帝「はい、八剣も此処の子達に喧嘩売るような真似しなーい」
八剣が嘲笑うような目付きで一誠達を見つめながら言っていると剣帝がそれを辞めさせた
黒歌「剣帝はチート能力~♪本来の力使えば世界壊せる~♪はっ!おちょくれなかった。まぁ良いかもにゃん」
剣帝「辞めろぉ!!それを言うなぁ!てか、それも夜鴉様からの命令かぁ!?」
黒歌の歌を聞いていた剣帝は自分の事を言われた瞬間に焦りながら黒歌の方向を向き怒った
黒歌「わたしはあの神様の配下にゃんよ?混沌とかは専売特許だにゃん」
剣帝「あー、うん、そうだよね…あの方の配下だもんね…」
剣帝が頭を抱えて顔を覆って涙目になっていると、剣帝達の居る場所の上からビュインビュインと風を斬るような音が聞こえて来て
剣帝「……………この音なんか聞き覚えあるな…」
八剣「奇遇じゃな、妾もじゃ」
剣帝と八剣が顔を合わせてから上を見ると其処には赤髪の天狗の面をはめた男が飛んでいた
??「殿ぉ!漸く見つけましたぞぉ!」
剣帝「あんのぉ、馬鹿ぁ…悩みの種増やしやがって…オイゴラァ!とっとと降りて来い!天翔!」
天翔「ハッ!只今!!」
剣帝は空を飛んでいた天狗面の男、天翔に叫んだ、すると、天翔は剣帝に向かって飛んで来た、そして、剣帝の腹にクリーンヒット
剣帝「うぐおっ………」
八剣「コラ!天翔!!何故剣帝様の腹を目掛けて突っ込んできたのじゃ!」
天翔「ややっ、これは申し訳御座らん、殿ならば避けて下さると思ったのですが」
剣帝は天翔にぶつかられた衝撃で腹を抑えながら倒れている
剣帝「あー、いってぇ……マジで痛え」
天翔「スミマセヌ…殿…」
剣帝「良いからとっとと黒歌ちゃんの方を向け、夜鴉様の配下の前だ」
天翔「御意に!……殿ぉ!あの女子の衣服がきわどく拙者はアチラを向けませぬ!!」
少し経って起き上がった剣帝が天翔の頭を掴んで黒歌の方向を向かせた、すると、天翔は黒歌から即座に顔を背けた
黒歌「何だにゃん。この童貞ぽい残念な奴は?説明するにゃん」
剣帝「アホがぁ!それなら八剣はどうなる!」
天翔「八剣は姉上のような物ですし…BB…」
八剣「阿呆の様なコントをやってないでとっとと黒歌とやらの方向を向かぬか餓鬼天狗が、周りが皆ポカーンとしとるではないか」
剣帝が天翔に怒鳴ってそれに反論していた天翔の頭を八剣が掴んでそのまま捻ろうとしている
天翔「イダダダダ!!八剣ぅ!拙者はこう見えても3500年間殿の配下として付き従ってる者じゃぞう!!」
八剣「ハンッ、妾よりも500年も劣っておいて良くもそんなに威張れるのぉ」
と天翔は八剣の拘束を解いてから八剣と面と向かった、そして、二人はそのまま口論している
剣帝「あー、うん、アイツね…俺の配下の六翼 天翔(むよく てんしょう)君、残念とか言ってあげないで、俺の翼としてずっと頑張ってた子だから…」
剣帝は天翔達を放置して黒歌の方向を向き天翔の説明をした
黒歌「残念は残念にゃん。これくらいで動揺していては彼の配下にはもっときわどいのがいっぱいいるにゃんよ?」
天翔「ややっ、それはまことで御座るか!イデデデデ!!」
八剣「そんな言葉に反応して動くでないわぁ!技が掛け難いじゃろうが!」
天翔「出来れば技なぞ掛けないで欲しいので御座るがぁ!いったぁ!!」
天翔は八剣にコブラツイストを掛けられながら黒歌の言葉に反応した
黒歌「同じ猫とかでは裸エプロン着た奴もいたにゃんし常時競泳用水着を着て彷徨いてる声の大きい女もいたにゃん」
剣帝「裸エプロン……まさか…」
八剣「どうしたのじゃ?剣帝様」
剣帝「あー、うん、あのぉ…1人、そんな格好しそうなのに心当たりが…でも彼奴は狐だし…」
剣帝はブツブツと言いながら頭を抱えて考え込みはじめた
黒歌「キャットとか自分で名乗ってたしセーフにゃん」
剣帝「あぁ、予感的中だ……てか!何やってんのあの娘ぉ!!」
剣帝は予想が当たってスッキリしたような顔をした後即座にツッコミを入れた
八剣「何じゃ?誰じゃ?」
剣帝「俺とずっと一緒に居るお前ならこの単語で分かると思うが…獣、狂戦士、ぶっとび狐」
八剣「あぁ、アヤツか」
八剣は剣帝の言葉聞くと納得したような顔付きをして頷いた
八剣「というか、剣帝様の元にはアレの元というか、本体というかががおるじゃろ」
剣帝「居るけどさぁ…あの娘とはもう別物じゃん…」
一誠「なんの会話をしてるのかが全く分からねぇ」
小猫「私もです…」
剣帝と八剣は会話をし続ける、周りに居る一誠と小猫を放置したまま
天翔「八剣ぅ…?そろそろ離してくれんかのぉ?」
八剣「何じゃ、もうギブか?根性の無い奴じゃのぉ」
天翔はずっと八剣から掛けられ続けていた拘束から開放されてゼーハーと肩で息をしていた
剣帝「さて……んで、改めて聞きますが黒歌ちゃんは何故ここに?」
黒歌「あー、そう言えば言付けを預かってきたんだっけ。なんだったかにゃ~確か改造が何とかって」
剣帝「ハァ?改造?」
剣帝は黒歌の言葉聞いた直後に顎に手を当て首を傾げた
黒歌「何か玩具が手に入ったからゲームのソフトを物理的に刺してるらしいにゃん」
黒歌「人体実験楽しいって喜んでたにゃん。っと時間になってきたにゃん。それではまた会う日までバイバイにゃ~」
剣帝「最近手に入った玩具?…それに体に指すゲームソフト?……まさか!」
黒歌が魔法陣を展開して闇に消えると剣帝も魔法陣を展開した
剣帝「八剣!天翔!帰るぞ!大至急だ!」
八剣「あい分かった」
天翔「御意に!」
そして、八剣と天翔は剣帝の手に触れ、二人は同時に消滅した、そして、剣帝はその後即座に魔法陣に入って行った
一誠「何だか嵐みたいだったな小猫ちゃん……あれ?小猫ちゃん?」
剣帝達が去った後には一誠一人だけが取り残されていた
無名「よぉ、読者諸君毎度お馴染みの無名さんだぜ、早速今回の話を振り返るとするか………あー…玩具ねぇ、この前のはそういう事か…何とも面倒になりそうだなぁ、まぁ、剣帝ならどうにかするだろ、つう訳で次回をお楽しみにな!!」