剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第五十話「半減の頂点と付加の帝」

あらすじ

黒影との戦闘から1日経った後、自室で剣帝は手に入れたデュアルガシャットγを見ながら考え事をしていた、そして、唐突にヴァーリを探して力試しをしようと思い付き、即座に行動を起こした。そして、ヴァーリは見つからなかったがサイラオーグが見付かり、剣帝はサイラオーグで力試しをした後に宇宙から迫るヴァーリの魔力に惹かれ飛んで行った

――――――――――――――――――――――――――

~駒王町上空~

 

剣帝は音速で宇宙に向かって飛んでいた、そんな剣帝の少し後ろに赤い影と白い影が近付いて来る、そして、剣帝はその2つの影に気が付き後ろを振り向いた

 

剣帝「来たか、二人共」

 

八剣「何故そんなにも楽しげな顔で飛んで居るのじゃ?剣帝様よ」

 

天翔「殿のその様な嬉しそうな顔は無名殿と本気で遊んで居られる時以外は見た事無いで御座るな」

 

剣帝が振り返るとそこには八剣と天翔が並んで飛んできていた

 

剣帝「久方振りに面白い闘いが出来そうだからな、本気で行くつもりだ、だから二人共俺の体に戻れ」

 

八剣「了解じゃ」

 

天翔「御意!!」

 

剣帝が少し速度を落とすと天翔と八剣が剣帝の体に触れ、二人は姿を消した

 

剣帝「よっしゃあ!!これで本気で飛べる!」

 

剣帝はそう言いながら悪魔の翼を体内に戻し、今度は背中から合計四枚の白と黒の天使のような翼を白を右にニ枚、黒い翼を左にニ枚展開し、先程までよりも速く宇宙に向かって飛び始めて

 

~宇宙空間~

 

剣帝「さて…ヴァーリ君は何処…か…な…」

 

剣帝が宇宙空間に出て辺りを見回すと明らかなまでに異質な程の強い魔力を月から感じ取った

 

剣帝「オイオイ、ウル○ラマンじゃねぇんだからよぉ!」

 

剣帝は月まで全力で飛んで近付いて行った

 

~月:表面~

 

剣帝「久し振りだねぇ、ヴァーリ君」

 

ヴァーリ「久しぶりだな、セラフォルーのクィーン」

 

剣帝が月に降り立つとそこにはバランスブレイク済みのヴァーリが待っていた

 

剣帝「あぁ、そういえば名乗ってなかったね俺の名前は…」

 

ヴァーリ「名乗る必要は無い、お前の名前を覚えておくつもりがないからな!」

 

ヴァーリは剣帝が喋っている途中に剣帝に向かって殴り掛かった、だが、剣帝はその攻撃を難なく回避した

 

ヴァーリ「良く回避したな!流石にあの方のお気に入りなだけはある!」

 

剣帝「あの方って……もしかして…夜鴉様か?」

 

ヴァーリが満足気に頷くと剣帝は憐れむような目つきでヴァーリを見て

 

剣帝「お前が前に戦った時に比べて、妙に素早いなと思ったが…夜鴉様に修行付けられたな?」

 

ヴァーリ「あぁ、死ぬような思いをしながら修行をしていた」

 

ヴァーリの言葉に反応するように剣帝は同情する様な表情で見るがヴァーリの表情はどことなく満足気で

 

ヴァーリ「あんな経験をしたからな、今ではグレート・レッドにも負ける気がしないな」

 

剣帝「…………」

 

剣帝は同情する様な表情が呆れた表情に変わり

 

剣帝「同情するだけ無駄って訳ね……ハァ…」

 

ヴァーリ「さぁ、続きを始めるぞ、今度こそ俺が勝つ」

 

剣帝は溜息をついてすぐにヴァーリから距離を取り、ヴァーリは剣帝が距離を取るとすぐに詰めようと走って来て

 

剣帝「こっち来んな!」

 

ヴァーリ「近接戦闘ならばお前も得意な筈だろう、何故距離を取るんだ?」

 

剣帝はヴァーリの脚を払って転ばせようとするが、ヴァーリは足払いを回避した

 

剣帝「お前に触られると嫌な予感がするからだ!!」

 

ヴァーリ「フッ、怒りに任せると速度が上がっても動きが大雑把になり、注意力も散漫になっているぞ!」

 

ヴァーリは剣帝の振るった拳を回避し、剣帝に足払いを仕掛け、剣帝はその足払いを回避した、だが、足払いは少しだけ剣帝の身体に掠った

 

剣帝「チッ、少し掠った………か」

 

ヴァーリ「どうした、身体が急激に重くなったか?」

 

剣帝は喋っている途中で突然体制を少し崩した、その際にヴァーリの翼から悍ましい程のDividの音声が聞こえた

 

剣帝「お前…さては…ハァ…Dividを強くする…修行を…受けたんだな…ふぅ…」

 

剣帝は息を整えると、体制を元に戻しヴァーリに向かって拳を構えたが、やはり弱々しい

 

ヴァーリ「どうした!お前の力はこの程度か!」

 

剣帝「ヴっ…ガッ…ガハッ!!」

 

ヴァーリは剣帝を殴り始め、剣帝は殴られる度に力を奪われて動けなくなっていき

 

剣帝「…………」

 

ヴァーリ「フンッ、あの方のお気に入りとはいえ、この程度だったのか…弱いな」

 

剣帝は力を奪われ過ぎて指一本すら動かせなくなり、月に倒れ込んだ

 

ヴァーリ「この程度の奴ならば殺す価値すら無いな…いや、そういえばお前はブーステッド・ギアを使っていなかったな………そうだ、俺がこれからお前の本当の妻を殺してきてやろう!」

 

剣帝「!!!」

 

ヴァーリがそう言い残して立ち去ろうとすると剣帝の身体がゆらゆらと揺れながら立ち上がり

 

剣帝「テメェ…今すぐ消えるか?」

 

立ち上がった剣帝からは悍ましい程の殺気が立ち昇り、剣帝の髪は銀色で長髪に伸びていた

 

ヴァーリ「全て奪いきったと思ったんだがな、まだそんな演出をする程度の力が残っていたのか!」

 

ヴァーリは立ち上がった剣帝に再度殴り掛かった、だが、剣帝はそのヴァーリの拳を受け止め、握り潰し始める

 

ヴァーリ「クッ…何処からこんな力が…」

 

剣帝「不思議か?それなら教えてやるよ、お前は確かに力を付けた」

 

ヴァーリは完全に潰される前に急いで手を引っ込めた、そして、その潰そうとしていた剣帝の髪は段々と短くなっていき、紅く染まり始める

 

剣帝「だがな…お前は前に負けた相手から力を奪っただけで命を奪おうともせず、放置しただろう、そして、戦闘を楽しみたいからと煽っただろう、それが今回のような事の引き金になるんだよ、覚えてやがれ!」

 

短く紅くなった剣帝の髪が今度は段々と分け目から半分黒に染まっていった

 

ヴァーリ「何だ…さっきまでとは様子も雰囲気も…全く…」

 

剣帝「余所見してんなよ」

 

ヴァーリが剣帝を見てから自分の拳を一瞬見て再度剣帝の方を見ると剣帝の姿が消えていて、剣帝はヴァーリの頭を蹴り飛ばした

 

ヴァーリ「グフッ……何時の間に後ろに………何だその姿は…」

 

頭を蹴り飛ばされ後ろを振り向いた、其処には八本の狐の様な尻尾を腰から出し、頭からは狐の様な耳を出している剣帝が居た、そして、その尻尾と耳は朱くなっていて、更に剣帝の全身には赤い紋様が刻まれていた

 

剣帝「さぁ、物理を超えた速度を味わいな」

 

剣帝はそう言ってまた瞬時に姿を消して、今度は真正面からヴァーリに右手で殴り掛かった、そして、その際に剣帝の左手が輝き剣帝もバランスブレイクした

 

ヴァーリ「舐められたものだな!正面からとは」

 

剣帝「そらよ!」

 

剣帝とヴァーリは互いに白い鎧をぶつけ合い、殴り合いを始めた




無名「はいよー、毎度お馴染みの無名さんだ、さて、この小説が異世界冒険今年最後の小説だ
まぁ、毎度お馴染みのクソ小説だが、皆がそれなりに楽しんでくれてたら何よりだ
さてさて、今年も残す所もう数時間しか残っちゃいねぇなぁ
ちゃんと飯食って年越しそば食って、たっぷりゆっくりと休んで来年も頑張ろうぜ!
そんじゃ、読者諸君、また来年に会おうぜ!
良いお年を!」
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