剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第五十四話「鏡の中の大戦闘」

~駒王学園:ミラーワールド~

 

剣帝とソーナは睨み合いを続けるように武器を構えたまま膠着していた、が、それに耐えられなかったのか剣帝が大砲のトリガーに指を掛け

 

剣帝「スミマセンが急いでいるのでね……速攻で潰させていただきます」

 

ソーナ「お姉様の従者だったそうですが。貴方の様な得体の知れない男性に私は負けません」

 

剣帝とソーナは互いに横方向に向かって走り始め、剣帝は手に持っている大砲の重さを感じさせない程軽快な足取りで走ってソーナと並走し続けながら砲弾を発射していた

 

ソーナ(何なの…この男は何故あんな武装をしていながら私の互角の速度で走れるの)

 

剣帝「………面倒だなぁ」

 

剣帝は一旦走ることを辞めて止まり首を左右に傾け、コキコキと鳴らした、そして、その後にまた動き始めたが、今度はさっきまでの数段速く動き始めた

 

ソーナ「えっ?な、何が起きて、キャァ!」

 

剣帝「どうしました?鈍いですよ」

 

剣帝はソーナを背後を取りつつ一切近付く事無く遠距離からひたすらに手に持っている大砲でソーナを撃ち続ける

 

ソーナ「私は…負けられないんです!!」

 

ソーナがカードバックルから白鳥の絵が描かれたカードを取り出すと腰に付けた剣の様な物の柄を引っ張り鍔の部分を開き、そこにカードを入れて鍔を閉じた

 

《アドベント》

 

音声が鳴り響くと窓を突き破ってカードに描かれていた機械的な姿の白鳥が飛び込んで来た

 

剣帝「ふぅーん、そう来ますか」

 

ソーナ「これで貴方を倒しま…え?」

 

ソーナが白鳥を一旦見てから剣帝の方を向き直ると剣帝はカードバックルに描かれている牛の模様と同じ模様が描かれたカードを取り出し、それを腰に付けていた小銃のカートリッジを開きそこに入れ、カートリッジを閉じた

 

《ファイナルベント》

 

音声が鳴り響くと今度は剣帝の目の前に機械的な姿の牛のような頭部をした緑色の巨人が現れた

 

剣帝「これで終わりです」

 

剣帝が緑色の巨人の背部にある窪みに持っている小銃を差し込むと緑色の巨人は胸部を開き、両腕を前に向け更に脚部から2本の大砲が現れ頭部にも一本の大砲の様な物が現れた

 

剣帝「エンド・オブ・ワールド」

 

剣帝が小銃のトリガーを引くと次の瞬間、緑色の巨人の脚部からはレーザー、胸部からは大量のミサイル、頭部からもレーザー、右手からはガトリング弾、左手からは先程まで剣帝が放っていたものと同じ砲弾が連射された

 

ソーナ「キャァァァ!」

 

剣帝「フィー」

 

突如発動したファイナルベントに対してソーナは慌てたのか動作が遅れてしまい、ほぼ全弾命中してしまった

 

剣帝「これで理解出来ましたか?俺と貴方では力の差と言うものが有るんです」

 

ソーナ「そうだとしても…私は、キャッ!」

 

剣帝「グダグダ言ってないで戻りますよ」

 

剣帝はソーナを軽々と持ち上げ脇に抱えながらミラーワールドから出て来た

 

~駒王学園:オカルト研究部の部屋~

 

剣帝「これで俺の勝ちですね」

 

リアス「ソーナ!」

 

剣帝がミラーワールドから帰ってくると同時に変身が解けたソーナを床に寝かせるとリアスが急いで駆け寄って来た

 

剣帝「さてと、これは頂いていきますね……離して下さりませんかね?」

 

リアス「嫌よ、これはソーナが大切にしている物、貴方なんかには」

 

剣帝「離せよ」

 

剣帝がソーナが腰に付けている変身ベルトとカードバインダーを手に掴み自分の方へ引き戻そうとしているとリアスがその手を横から掴み持ち去られる事を防ごうとしていた、だが、その行為が剣帝の怒りを誘ってしまい、怒気だけで部屋の中か振動し窓などのガラスが一斉に割れ始めた

 

リアス「嫌よ!絶対に」

 

剣帝「離せって言ってんだろうがよぉ」

 

剣帝はイライラしながら掴まれていない右手に魔力を集中させて焔の球を創り出し、それに力を注ぎながらある程度の大きさで留めていた

 

剣帝「離せって言ってるんだよなぁ、離せの意味、Do you understand?」

 

剣帝は右手に溜め込んだ炎球を下に落とそうと手を傾け始めた、がその手は突如何者かに掴まれた

 

??「窃盗の現行犯で逮捕だ」

 

剣帝「誰だ…お前」

 

剣帝は怒りを込めたような目で腕を掴んだ相手を見据えていた

 

ドギー「私か……私はドギー・クルーガー。神王警備部門最高管理者だ」

 

剣帝「神王……夜鴉様の配下か」

 

剣帝は神王という単語に反応して怒りを抑え始めた

 

ドギー「その変身用アイテムは早めに離した方が良いぞ。そろそろ時間になるからな」

 

剣帝「…………了解」

 

剣帝(時間って何の事だろうか)

 

剣帝は疑問を抱きつつ渋々ソーナの腰を付けられていた変身道具一式から手を離した

 

ドギー「それは神の呪いが付いていてな。所有者以外が長時間手にしていると呪われてそこに閉じ込められると言う一品だから危なかったな。カードにならなくて良かった良かった」

 

剣帝「夜鴉様、なんつぅ面倒な事を」

 

剣帝はブンブンと手を払いながら手を引いた、その間もリアス等のオカ研メンバーは剣帝を睨んでいた

 

ドギー「そして現行犯逮捕だ。さぁ行くぞ」

 

剣帝「…………了解」

 

剣帝は手を引かれながらドギーの後ろを付いて行った

 

空間に手が現れてスーツ姿の男性が現れた

 

ドギー「おや?荻野警部どうかしたのか?」

 

荻野「いえ、あの方がお呼びだから呼びに来ただけです」

 

剣帝「…………鉄人だァァァ」

 

剣帝はスーツ姿の男、荻野警部を見て多少叫んだ

 

荻野「鉄人か………久しく呼ばれてなかったな」

 

剣帝「あっ、スミマセン」

 

剣帝は荻野警部に近づき頭を下げた

 

荻野「いや、良いんだがまぁ俺より鉄人が居るから言われてなかっただけなんだろうけどな」

 

剣帝「そうなんですかー………それで俺はどこに連れて行かれるんですか?」

 

荻野「我々の主の所に決まってるだろう?」

 

ドギー「さぁ行くぞ」

 

剣帝「了解しました。行くぞ、八剣」

 

八剣「了解じゃ、そういえば忘れるところじゃったな」

 

八剣が地面に何かしらの小瓶を投げると其処から煙が発生し、反射的に反応した大紅龍と大紅龍が口を塞いだアザゼル以外をその煙を吸い倒れた

 

剣帝「記憶消しの煙、残ってたのか」

 

八剣「まぁのぉ、さて、行くのじゃろう」

 

八剣はそう言って剣帝の体内に戻り剣帝は八剣が体内に戻った事を確認すると二人の後ろについて歩いて行った




無名「はいよー、毎度おなじみの無名さんだぜ、さて、今回の話は………剣帝は相変わらず目的の為なら女の子相手でも容赦ねぇなぁ、まぁ、盗みとか強盗行為はだめだよな!皆もするなよ!」
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