~剣帝が自分の本来の家に帰った翌日~
剣帝「んぅ……ふぁーぁ…昨日はヤリ過ぎ…た…な…」
剣帝が目を覚ますと自分の体に違和感を覚えた、それもその筈、剣帝の姿が昨日とは違って赤髪の身長140程の子供の姿になっているからだ
剣帝「…………ヤベェなぁ」
妹紅「んんっ……どうしたの?剣帝」
剣帝「あぁ、お早う妹紅、今晩はどうやら新月みたいだ」
妹紅「………みたいね」
剣帝が自分の体の変化に困っていると裸の姿に掛け布団を体に被った妹紅も目を覚まし、剣帝の姿を見た、すると、妹紅はすぐに剣帝の状態と原因を把握した
剣帝「………取り敢えず、妹紅…悪いんだが血を…んっ?」
セラ「おっはよー!剣帝…君?……アレ?剣帝君は?」
剣帝「……朝っぱらからお元気ですね。セラフォルー様」
セラ「えーっとぉ…君は誰?」
剣帝が自分の口の中にある一対の牙を鋭く輝かせながら妹紅に噛み付こうとしていると扉が勢い良く開かれてセラフォルーが入って来た
剣帝「俺は剣帝ですよ」
セラ「へぇ~、君も剣帝って名前なんだね、ところで、君と同じ名前で君よりもずっと身長の高い赤髪の男の人を知らない?」
剣帝「ですから、俺がその剣帝です。今日は新月ですので元々が人間である俺は新月の時だけは力が著しく弱くなるんです」
セラ「それって……本当?」
剣帝「本当です」
セラフォルーは子供になった剣帝に疑いの目を向けつつ本当に剣帝か確認しようと剣帝に近付いてくる
セラ「何だか嘘っぽい」
剣帝「なら、本来の姿に戻るので少々お待ちを……あぁ、目を逸らして下さりますか?」
セラ「えっ?何で?」
剣帝「見られていると……少し…」
剣帝はセラフォルーから目を逸らして横に居る妹紅の首筋を見ている
セラ「少し、何?」
剣帝「いいから向こうを見ていてください!」
セラ「仕方無いなぁ……」
セラフォルーは渋々剣帝達の居る方向から顔を背けて別の方向を向く、フリをしながら剣帝達の居る方向をコッソリと見ていた
剣帝「妹紅…悪いが」
妹紅「大丈夫だ、速くしろ」
剣帝「あぁ、それじゃあちょいと失礼をして」
妹紅「んっ…」
セラフォルーが目を背けているふりをし始めるとすぐに剣帝は妹紅の首に顔を近づけて妹紅の血を吸い始めた、すると、剣帝の身体が徐々に大人の姿に戻っていく
セラ「えっ!?何をしてるの?剣帝君」
剣帝「…………俺は目を逸らして下さりますかと言いましたよね?」
セラ「う………だって、気になるんだもん!」
剣帝「はぁ、見られたのなら仕方が無い……俺は妹紅の血を飲ませて貰ってたんですよ」
セラ「へ、へぇ~、そうなんだ……それってワタシの血じゃ駄目なの?」
剣帝「駄目ではないと思います」
セラ「それじゃあ、はい、吸ってみて?」
セラフォルーは剣帝が妹紅の血を飲んでいたと聞くとセラフォルーは剣帝に自分の首筋を見せた、が、剣帝は興味が無さそうな顔をしている
セラ「………何で吸おうとしないの?」
剣帝「いや、俺は妹紅の血が吸いたいのでセラ様の血は別に…」
セラ「何でわたしは別にで妹紅ちゃんのは吸いたくなるの!?」
剣帝「だって、妹紅は俺の奥さんですし。まず根本的に俺にとって口から吸う吸血って結婚のキスとあんまり変わりませんからそんなにホイホイとは出来ませんし」
剣帝が淡々とセラフォルーから血を吸わない理由を話すとセラフォルーの眼には涙が溢れ始め
セラ「剣帝君…こっちに来てからわたしに優しくしてくれなくなった……あっちではあんなにたくさん襲ってきたのに」
剣帝「えーっとぉ……俺言いませんでしたっけ?それは俺ではなく」
黒影「俺様がやってた事だぜ」
剣帝が喋っているとベッドに座っている剣帝の影がザワザワと蠢き、その影から剣帝にそっくりの姿で黒髪で右目から体全体に掛けて入れ墨のような黒い文様が入った男、黒影が出て来た
セラ「剣帝君が……二人?」
黒影「あり?そこだけ記憶が飛んでんのか?それとも自分に有利なように改変でもされてんのかねぇ?」
剣帝「その辺りはどうとも言えないな……取り敢えずセラ様の相手宜しくな、黒」
黒影「あーいあい、好きにヤラせて貰うとするわ」
黒影はセラフォルーに近付くと片腕で軽々とセラフォルーを持ち上げて剣帝の寝室から出て行った
妹紅「剣帝、さっきのはちょっと冷たかったんじゃないの?」
剣帝「そうかも知れんな…だが、妹紅も目の前で浮気紛いの事はされたく無いだろう?」
妹紅「まぁ、そうだけど…それでもちょっと可哀想かなって思ったわ」
剣帝「まぁ、本来こっちに連れてくる気はなかったしなぁ…まっ、元々セラ様の相手は黒影がやってたし、多分どうにかなるだろう」
剣帝が妹紅と並んで座って話していると寝室の扉がノックされた
剣帝「誰だ?」
天翔「拙者で御座る、殿」
剣帝「なんだ、天翔か、何の用だ?」
天翔「殿があちらの世界で飼われて居た二匹の犬を連れて参りましたので、処遇を聞きに参りました」
剣帝「だからお前だけ遅かったのか……んー、そうだなぁ、犬菜は剣狼の所に連れて行け、んで、狗丸は後で俺が店に居るだろう仁君の所に連れて行くから待ってろ」
天翔「御意」
剣帝が命令をすると扉の前にあった天翔の気配が消え、狗丸の気配だけ残った
剣帝「という訳で、スマン妹紅、ちょっと行ってくる」
妹紅「ワタシは平気だから速く行って来てね?」
剣帝「おうさ、行って来ます」
妹紅「んっ…行ってらっしゃい」
剣帝は妹紅に別れを告げてからキスをして、その後に服を瞬時に着て、寝室から出て部屋の扉の前に座っていた狗丸を拾い上げると剣帝は家から出て行った
~幻想郷:迷いの竹林入り口~
剣帝が迷いの竹林を歩いて出てくると剣帝の目の前に何か白い物と黒い物が跪いた
剣帝「よぉ、ルー、鼬」
ルー「こんにちは、剣帝様」
鼬「御主人がコチラに来られるのは約一週間ぶりですね」
剣帝「一々数えるなよ」
鼬「申し訳ありませんが、御主人に会えない期間を数えないと気が立ってしまいまして」
ルー「イヤねぇ、万年発情期の陰獣は」
鼬「何か言いましたか?白蜥蜴」
剣帝の目の前に跪いたのは髪は黒い長髪で白い短めの和服を身に纏った女性、鼬と髪は白髪短髪で体を白いビキニのようにも見える鎧に包んだ女性、ルーだった、そして、その二人は剣帝の目の前に跪いている間に互いの視線をぶつけあわせて今にも喧嘩を始めそうな気配を漂わせる
ルー「あーら、この獣畜生は耳まで遠くなったのかしらねぇ?何なら今すぐこのアタシが副店長の座を全部請け負ってあげましょうか?」
鼬「いえ、請け負っていただかなくて結構です。第一貴女の様な白い蜥蜴に任せては店の経営に関わってしまいます」
ルー「何ですって?」
鼬「何か?」
二人は剣帝に跪いた体制から立ち上がると互いに体ごと向き合い視線をぶつけあいながら殺気を放ち始め、二人の間からはバチバチと言う音が聞こえてきそうだ
ルー「やっぱり一回龍と獣の格の違いってのを思い知らせてあげないとわかんないわよね」
鼬「私は獣ではなく妖怪だと何度言えば理解するのでしょうかね?この蜥蜴は記憶する力すらないのでしょうか」
ルー「あ゛ぁ゛!?消し炭にするわよこのピーー」
鼬「やれるものならやってみて下さいな、この○○○!」
ルー「良い度胸じゃない、ふっ飛ばしてあげるわ!」
鼬「こちらこそバラバラに切り裂いてあげますよ!」
剣帝「両方止めぃ!」
ルーが両手を合わせてから離すとそこに紅い雷が走り、それと同時に鼬が両腕を振るうと鼬の腕から暴風が発生し、その暴風が鼬の腕を包み込んだ、そして、二人が互いの腕をぶつけ合おうとした瞬間に二人から放たれている数倍の殺気が剣帝の身体から放たれて剣帝が二人の腕を掴んで喧嘩を止めた
ルー&鼬『剣帝(御主人)様……』
剣帝「全く……お前等は何時もそうだよな、何なら今すぐお前等の役職を解雇にしてやろうか?」
鼬「お、お辞め下さい!」
ルー「ご、ゴメンナサイ!」
剣帝「分かればいいんだ、そういやルーよ」
ルー「な、何かしら?剣帝様」
剣帝「仁君は今は何処に居る?」
ルー「じ、仁君なら多分倉庫だと思うわ」
剣帝「ふむ、有難うな」
剣帝が二人に怒号を飛ばして怒ると二人は震え始めて剣帝に必死に謝った、すると、剣帝の表情がニコニコとした笑顔に変わり、剣帝は竹林の先にある建物に向かって行った
はい、どうも、うp主です。
申し訳ありませんね。何ヶ月も投稿期間開けちゃって、色々とゴタゴタが有りましてこんな時になっちゃいました。
まぁ、これからも度々上げていくと思いますのでご愛読の程お願いしますね