剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第六十一話「無双の兄妹:前編」

~side:死帝~

 

紅い煉瓦造りの門の目の前で迷彩服や軍服に身を包んだ男達が死帝に向けて銃を乱射してたが一発たりとも死帝にはかすりもせず門の前の草むらは穴だらけになっていた

 

男A「クッ、チョロチョロと鬱陶しい!」

 

死帝「アッハハ~、たっのしぃ~♪」

 

男A(何故だ……何故一発たりともあの娘に当たらない)

 

死帝「あれ~?もう終わりなの~?つまんな~い!!」

 

男達は死帝に向けて高速で弾丸を連射していたが撃ち続けている間にトリガーを引いてもカチッカチッという音しかしなくなった、どうやら残弾が切れてしまったようだ

 

死帝は飛んでくる弾丸を完全に見切り体を反らしたり時には手に持った刃が黒い短刀で切り落としたりしつつ笑顔で回避し続けていたが、男達が銃を撃てなくなると頬を膨らませて怒り始め、男達に向かって走り始めた

 

死帝「ならもう、死んで?」

 

男A「やはり子供か!近づいてくるのならば銃で殴ってしまえばっ、ギャアァァァァァ!!!」

 

死帝「あ~!やっぱり人肉の斬るのって楽しい~♪堪んない!」

 

死帝は自分に向けて振られてきた銃に当たる寸前その銃に手に持った短刀を斜めから切り込み、そのままその銃を切断してから男の手首も切り落とし男Aの後ろに周り込んだ

 

男A「アァァァァァ!!!」

 

死帝「次は何処を斬ろっかな~♪」

 

男B「化物が!」

 

死帝「えー、女の子に対して化物ってそれ酷くな~い?」

 

死帝は手首を切り落とされ悶絶している男Aの近くに死帝が歩いていくと男Bが死帝に向けてナイフを振り、斬りつけようとしたが死帝はそれを事前に知っていたかのように回避し男Bの身体をバラバラに切り捨てた

 

死帝「あぁ、良い、やっぱり人を刻むのって楽しい♪」

 

男A「く、狂っている……」

 

死帝「アタシは別に狂ってないも~ん、アタシはただ単に楽しい事を楽しんでるだけだも~ん♪」

 

手首を斬り落とされている男Aは死帝の様子を見て恐怖の表情を浮かべていた、それもその筈死帝は男Aの手首を斬り落とし、男Bをバラバラに切り捨てた時の返り血を浴びても嫌な顔など一切せずに幸悦とした嬉しそうな表情を浮かば続けているからだ

 

男A「く、クソッ、今はとにかく逃げ」

 

死帝「逃がすと思った~?」

 

紅魔館に攻め込もうとしていた男達は死帝の様子を見て心の中を恐怖で満たしてしまい、リーダー格の男Aから我先に逃げようと走り始めたが、瞬時に幼いようで狂気を含んだ笑顔を浮かべている死帝が男達の目の前に周り込んできて手を体の後ろに回してゆっくりと男たちに近づいていく

 

男A「く…来るな……こっちに来るなァァァァ!!!」

 

死帝「バイバァーイ♪」

 

死帝は男Aの首を切り落とすとそれを皮切りに次々と別の男達の身体をバラバラに切り捨てていった

 

死帝「あ~、楽しかった~♪ん?」

 

死帝が血の雨を浴びながら満足げな笑顔で立っていると霧の湖の方角から何か一つの影が歩いてきた

 

~side:双月~

 

双月「ハァ……暇です」

 

人里の入り口の前に頭にカチューシャのような物を付けた髪色が青みがかった淡い紫色で髪型が短髪

 

そして、服装は中心から一直線を描くように半分が白色半分が黒色の服に身を包んだ目の色が左右で目の色が赤と青でバラバラのオッドアイになっている少女、双月が退屈そうな顔をしながら立っていた

 

双月「幾らなんでも……ん?」

 

双月が空を見ながらグチグチと愚痴を溢していると人里の前に広がっている草原の方向から迷彩服に身を包んだ男達が歩いてきていた

 

双月「ようやくですか……ハァ…」

 

男B「分隊長…アレも危険分子です」

 

男A「ならば、警戒しつつ蜂の巣にするぞ!総員掃射開始!」

 

リーダー格の男Aが命令を下すと男達は有無も言わぬ内に双月に向けて銃を連射し、双月が立っている位置に砂煙が立ち上った

 

男A「撃ち方止め!」

 

男B「流石にこれだけの銃弾を浴びせれば殺せたでしょu」

 

双月「ハァー、いきなり銃弾プッパなすとかアンタ等どういう脳内神経してんの?信じらんないんだけど」

 

男B「何っ!?」

 

砂煙が晴れていくと双月が居た位置の目の前に分厚い氷の壁が現れていてそれが砕け散ると双月の居た場所には赤みがかった紫色の髪色の短髪の少女が立っていた

 

その身体には先程の双月同様に中心から一直線を描くように白と黒に別れた色をしているワンピースを着た背中からピンク色の一対の翼を持った頭に大きな赤いリボンをつけたオッドアイの少女が立っていた

 

男A「お前は何者だ!」

 

双月「はぁー?何でアタイがアンタ等みたいなムサイ臭いオッサン共に名前名乗らないといけないのよ、頭にウジでも湧いてんの?」

 

男達「ムサッ……クサッ…」

 

双月「あー、マジイライラする、アンタ等のせいで剣帝さんに抱き着く時間減るじゃん、取り敢えずイラ付くからアンタ等とっとと片付けるとするわ、拒否権は無し」

 

双月はそう言うと翼をバサリと大きく広げ、スカートの裾に付いている白い雪吹雪の描かれたホルダーと黒い炎の描かれたホルダーからそれぞれ同色の黒いマグナムと白いハンドガンを取り出した

 

そして、銃を自分に向けて構えている男達に向けて手に持っている二丁の拳銃を向けた

 

双月「さぁて、ぶっ飛ばすわね」

 

男B「そんな二丁の単発銃で我々に勝てるとでも思っているのか!」

 

双月「えぇ、当然思うけど?何なら試すけど?」

 

男B「やれるもんならやってみn」

 

男Bが喋っている最中に突然男達の真ん中辺りで大きな爆炎が上がった、その際双月は黒い方の銃のトリガーを引いていた

 

男B「何が……起きてるんだ…」

 

双月「ん?アンタがやれるもんならやってみなって言ったからふっ飛ばしたんだけど?何か文句でもあんの?」

 

男B「その銃、徹甲弾でも詰まっているのか!?」

 

双月「聞く馬鹿がどこに居んのよ、答える馬鹿も居ると思う?」

 

男B「クッ、答える気は元々から無いと言う訳」

 

双月「でもアタイは自慢しちゃうのよねぇ!」

 

双月は高らかに黒い方の銃を掲げると自分の胸に手を当てて自慢をし始めた

 

双月「アタイのこの黒い銃には炎の邪神、クトゥグアの力が宿ってるのよ、だから、射出した弾丸が炎にまつわる事柄なら大抵起こせるのよ、例えば火炎放射器のように炎を吹いたり、打ち出した弾丸の着弾点に爆炎を起こしたりって感じに」

 

男B「邪神……だと、神などこの世の中に居る訳が…」

 

双月「へぇ~、アンタはこの郷に来ても尚神や幻想の存在を否定すんのね……んじゃ、アンタはやっぱり消えて…いいえ、活きて貰うわね」

 

男B「な、何を……ひっ、止めろ…止めてくれ!寒い…嫌だァァァ!!」

 

双月は驚いたような表情を浮かべている男Bの足元に白い銃を向けるとそのまま弾丸を発射した

 

だが、白い銃の弾丸は黒い銃の弾丸とは違い爆発は起こさなかった、但し、着弾地点から男の体を凍り付かせ、男の体を氷塊に変えてしまった

 

双月「これでお終いっと…さぁ、運びましょう?氷月(ひょうげつ)」

 

双月が自分の目の前の空中に向けて白い銃を投げると双月の髪色が紫から徐々に赤に変わり、それと同時に服の色も真っ黒に変化していき、目の色も両目とも朱色に変化した

 

そして、空中に投げられた銃は形を変化させて徐々に少女の姿を取っていった、その姿は戦闘を始める前の双月の姿に酷似していて違う点といえば服の色が真っ白になった点と髪色と目の色が両目とも青くなったところぐらいなものだ

 

氷月「炎月(えんげつ)姉さん、何時も思うのですが。敵への自慢話などは止めたほうが良いのではないですか?それをするだけで隙が出来てしまいますし」

 

炎月「良いじゃないのよ別に、お馬鹿な敵に死ぬ前に知恵を得る機会を与えてやってるんだから」

 

氷月と呼ばれた少女と炎月と呼ばれた少女は互いに氷塊になった男を足元から持ち上げ、そのまま飛び去ろうとしていた、そんな二人に近づいていく一つの人影

 

炎月「…………氷月…」

 

氷月分かってます。剣帝兄さんの元へこれを運ぶのはこの方を倒してからですね」

 

炎月と氷月は氷を砕かないように降ろすと、氷月は白い銃を手に持ち、炎月は黒い銃を手に持って、両者同時に自分たちに向かってくる人影に向けて構えた

 

~side:剣狼~

 

剣狼「はぁ…やはり雑魚ばかりですわね」

 

濃い紫色の長髪を流しながら黄色いドレスのような服に身を包んだ狼のような尻尾と耳を生やした女性、剣狼は山の中腹部の木の太い枝の根本に腰掛けながら対物ライフルで襲撃してきていた男達の頭を打ち抜き、的確に殺していた

 

剣狼「この程度の実力しかないにも関わらず剣帝御兄様に逆らおうとするとは、万死に値しますわね」

 

剣狼はそう言いながら対物ライフルの空になった弾倉を抜き取るとそのまま流れるようにポーチに仕舞い込んで別の弾倉を取り出して弾丸を装填した

 

だが、剣狼は装填後にも関わらず対物ライフルを打とうとし始めず考え始めてしまった

 

剣狼「剣帝御兄様のお手伝いの為にこれを頂きましたが…どうにも私の手にはあまり合いませんわねぇ」

 

剣狼がボソボソと独り言を言っていると剣狼の後ろの木々から迷彩服に身を包んだ男がナイフを片手に飛び掛ってきた

 

男G「貰ったぁ!………ぁ?」

 

剣狼「やはり、私といえばこちらですわね」

 

男のナイフが剣狼の体に当たる寸前、ナイフは突如叩き折られ、男の首も男の身体から離れた、その要因となったであろう物の正体は剣狼の手に握られていた刃が剣狼の髪色同様に濃い紫色に禍々しく輝く大鎌だった

 

剣狼「さて、御兄様からは好きにやれと言われましたし…殲滅を開始しますわ!」

 

剣狼は腰掛けていた木から降りると、口の中の大量の牙を見せつけるような笑みを浮かべながらその手に持った大鎌を構えた

 

男C「う、撃て!どうせ奴の獲物はこの木々の広がる中では十分に発揮できはしない!」

 

剣狼「ウフフッ、貴方達はどんな声を上げて鳴くのでしょうか?」

 

剣狼は自分に向かってくる弾丸に恐怖する様子もなく大鎌を振り始めた、すると、剣狼の周りにあった木々や岩、更には剣狼に向かって飛んできていた弾丸までもが元々からそういう形であったかのように綺麗に切れてしまった

 

剣狼「さぁ!貴方達の悲鳴を聞かせてくださいまし!貴方達の肉を食べさせて下さいまし!」

 

男達「「「ヒィィィ!」」」

 

男達は自分たちに向かって走って来る剣狼に向けてマシンガンを連射するが、剣狼は飛んでくる弾丸を大鎌を片手で回して弾きながら走り続ける

 

剣狼「ウフフフフッ、アハハハッ!さぁ!貴方達は早く死んで頂戴!ワタシが剣帝御兄様に褒めて貰うためにも!」

 

剣狼は飛び上がり両手で大鎌を構えると眼下に広がる男達の首を一線、手に持っている大鎌で薙ぎ払い男達の体を切り裂いた

 

すると、男達の身体はぬちゃりという音を立てながらバラバラに倒れ辺りには大きな血溜まりが出来た

 

剣狼「ウフフッ、さぁ、貴方達のお肉、食べさせて貰うわね」

 

剣狼がそう言っていると剣狼の足下の影に突如白い牙や大きな眼が現れ、それらは剣狼の後ろの木陰にも現れた

 

その影の口や眼は剣狼が腕を男達の死体に向けて振るうとその振るわれた腕に従うように真っ直ぐに男達の死体に向かって行き、バリボリと骨を砕き、肉を裂きながらクチャクチャと咀嚼し食べ尽くした

 

剣狼「あまり美味しくはありませんわね。やはり数千年前に一度だけ食べた剣帝御兄様のお肉の方が数段美味しかったですわ」

 

剣狼は自分の口周りに向かって飛んできた血飛沫を拭くと男達を食べた感想のような悪態をつき始めた、そんな剣狼に向かってゆっくりと近づいてくる一つの影があった

 

剣狼「あら、久し振りですわね。剣帝御兄様の元を離れたから数世紀は経ってますし。てっきりもう死んだものと思ってましたわ……まぁ、どうせこれから私が殺して差し上げますが」

 

剣狼はニッコリとした笑顔を浮かべながら大鎌を両手で持ち、ゆっくりと自分に向かってくる人影に向かって歩いて行った

 

~side:剣帝~

 

剣帝「さて、そろそろかなっと」

 

剣帝は相変わらずビールケースに腰掛けて、自分の店の前で侵入者たちを待ち構えていた、そんな剣帝の居る場所に向かって明らかに他の場所に向かった男達とは気配が全く違う男達が歩いてきていた

 

剣帝「…………中の連中じゃないな…お前等」

 

??「おぉ、アイツの言ってた通りマジで居るなぁ」

 

剣帝の視界の先から歩いてきた男達は他の場所に行っていた連中とは違い、顔はマスクとヘルメットでほぼ隠していて見えず、唯一見えるリーダー格と思われる男は色黒の肌に全身黒い警備員のような服を身に付け、頭にも黒い帽子を被っている口や鼻、耳、目の下に金色のピアスをした男が居た

 

剣帝「何ともまぁ、見覚えがある軍団だな、どこで見たか忘れたけどな」

 

??「なら、思い出す間もなく死んだらどうかねぇ?撃て」

 

リーダー格の男が命じると後ろにいた五十人は超えるであろう男達が一斉に手に持ったマシンガンを連射し始め、剣帝はその全ての弾丸を中指を軽く動かし、謎の力で落とした

 

剣帝「これがどうした?」

 

??「ヒヒャヒャ!そうこなくっちゃねぇ!ここに来るまで何も会わずにツマンネェと思ってたんですわ!」

 

リーダー格の男が剣帝に向けてハンドガンを撃つと、他の弾同様に落とされるかと思いきや、その弾丸は剣帝の力を砕くように掻き消し、剣帝の肩に着弾した

 

剣帝「なっ…」

 

??「ヒヒャヒャヒャヒャヒャ!!マジでアイツのくれた弾丸相手さんの能力らしいもんを砕きやがったよ、そら、今の内に蜂の巣にしちまえ」

 

剣帝が自分の肩を抑えてながら自分の肩に気を取られていると、剣帝の肩に弾丸を打ち込んだ男の後ろにいる集団が剣帝に向けてマシンガンを掃射し、剣帝を蜂の巣にした

 

??「よぉーし、それじゃあコイツの奥さんってやつを殺しに行くかねぇ」

 

剣帝を蜂の巣にし終わり、剣帝が前のめりに倒れて周囲に血溜まりを作ると男達は剣帝に興味を失ったように歩いて竹林の中に入って行った

 

~迷いの竹林:内部~

 

??「それにしても、例の最高危険人物ってのはやすやすと片付いちまったなぁ、正直拍子抜けって感じだ」

 

男達は列をなすように迷いの竹林をズンズンと進み、剣帝の自宅に近づいて行く

 

??「さぁてぇ、アイツから地図も貰ってるから迷う心配無しだ…んっ?」

 

男達が悠然と進んでいると突如男達の間を細い糸のようなものが走ったかと思いきや、リーダー格の男咥えていた煙草が切れ男の斜め後ろに並んでいた男二人の体が突然断ち切れ、肉片がバラバラと飛び散り、その肉片から周囲に血を撒き散らした

 

剣帝「ふむ…外したか、やっぱり普段のようにはいかないな」

 

??「な、なんでテメェが生きてやがる!テメェはさっきキッチリ」

 

剣帝「殺した筈、か?残念、お前らの弾丸じゃ俺は殺せない」

 

??「!!撃てぇ!!」

 

リーダー格の男がまた命令を出すと後ろの男達が一斉に銃を掃射するが、剣帝は即座に先程男を断ち切るのに使ったであろう糸を自分の正面に張り巡らせた

 

更に、その糸の残りの部分を銃を掃射してきている男達の方に向かわせた

 

剣帝「……やっぱり予想通りか、動きが妙に鈍いし、人間の匂いもしない…お前等、グールだな?そんで、グールをそんな風に従えて銃を持たせてる奴を一人だけ俺は知ってる、おまえの名前は、ヤン・ヴァレンタインだな?」

 

ヤン「何で…俺の名前を…」

 

剣帝「気にするな、どうせお前はこれから死ぬからなっと」

 

剣帝は喋り終わると同時に手の近くにある糸を引いた、すると、剣帝の周りの竹が切れ、更にそれと同時にヤンと呼ばれた黒人の男の後ろの兵隊たちの体が断ち切れた

 

剣帝「さて、お前等、小便は済ませたか?邪神様にお祈りは?竹林の隅でガタガタ震えて、命乞いをする心の準備はOK?」

 

ヤン「誰がそんな真似するかぁ!テメェを殺してしまいだぁ!」

 

??「少しは落ち着け、お前一人でその男に勝てる筈が無いだろう」

 

ヤン「あ、兄貴…」

 

ヤンが両手に二丁のマシンガンを構えて突撃しようとしていると、ヤンの後ろの男達の更に後ろから声が聞こえて来て、ヤンの動きを止めた

 

その声を発した主は髪は金色の長髪ストレートで腰の辺りで髪を括り服装は白いロングコートを肩から掛けて羽織り、その内側には白いタキシードを着ていた

 

剣帝「……お前は」

 

??「始めまして、妖悪剣帝様、私は」

 

剣帝&??「『ルーク・ヴァレンタイン』だろ?」

 

ルーク「ご存知でしたか」

 

剣帝は男達の後ろから金髪の男、ルークが自己紹介をしていると、名を名乗ると同時にルークの名を呼んだ

 

剣帝「さて、ルーク君、君は俺を倒す自信でもあるのかな?」

 

ルーク「その通り!貴方の不死伝説も今日終わるのです」

 

剣帝「ほぉー?つまりは、俺を殺すって訳か、だが、どうやるつもり……だ?」

 

剣帝がルークに斬りかかろうとしているとルークはロングコートを翻してロングコートの下から一人の少女を出した、その少女が剣帝の視界に入ったと同時に剣帝は動きを止めた

 

剣帝「妹…菜…」

 

ルーク「やはり貴様の関係者か!この竹林に歩いている様子が見えたのでな、そうだろうと思ったぞ…さて、剣帝よ、この娘がどうなってもいいのか?」

 

剣帝「止めろ!!その娘には…手を出すな…」

 

ルーク「ならば、貴様はこれから一切抵抗せずに我々に倒されろ、それでこの娘は開放してやろう」

 

ルークが少女、妹菜の首にナイフを押し当てようとしていると剣帝がルークの行動を止めるように言い、武装を解除した

 

剣帝「これで、良いんだろう?」

 

ルーク「あぁ、それで良い、それで十分だ」

 

妹菜「パパ!」

 

剣帝「妹菜、お父さんは大丈夫だから、目を閉じて待っていなさい」

 

妹菜「で、でも…」

 

剣帝「良いから早く、目を閉じなさい!」

 

妹菜「うぅ……はいっ!」

 

妹菜は剣帝に怒鳴られると涙目になりながらも必死に目を瞑り始めた、その様子を見ると剣帝は穏やかな表情を浮かべ、こっそりと指を鳴らし、妹菜の耳に小さな遮音性の高い膜を貼った

 

ヤン「健気だねぇ~、父親の言う事を正直に従う娘」

 

剣帝「黙れゴミ吸血k」

 

ヤン「口を慎みやがれってんだよ」

 

ヤンは剣帝に黙れと言われると頭に来たようで怒った表情を浮かべながらさっき店の前で撃ったものと同じ銃で剣帝の左膝を撃った

 

ヤン「さぁてぇ、テメェはどんな風に殺してやろうかねぇー?」

 

ルーク「ヤン、そんな事を考える暇が有るならばとっととこの男を蜂の巣にしろ」

 

ヤン「はいはい、分かりましたよ~っと」

 

ヤンが指を鳴らすと同時にヤンの後ろの男達が剣帝に向けてマシンガンを掃射し、剣帝を蜂の巣にしようとし始め、剣帝の居る位置に砂煙が巻き起こる

 

??「あっぶねぇな。この俺様に当たる所じゃねぇか」

 

ヤン「あん?誰だぁ?アンタは」

 

ヤンの後ろに並んでいる男達が撃った弾丸は、ヤン達と剣帝の間に現れた男に当たる寸前で男に当たる弾道だった弾丸だけ弾き消されていた

 

剣帝「夜鴉様……当たるわけ無いなぁ……あの娘が確実に守るだろうし…」

 

夜鴉「えーっとこういう時はなんて言うんだっけ?」

 

??「主、悪党に名乗る名前等ないではありませんか?」

 

夜鴉「あー、それだ」

 

夜鴉が目を閉じ少し考えていると夜鴉の少し後ろから身体の様々な場所に機械的な物が付いた、栗色の髪の長髪の少女が現れ、夜鴉に喋り掛け、その後すぐに姿を消した

 

剣帝「助けて下さり有難う御座います」

 

夜鴉「何言ってんの?たまたま歩いててたまたま攻撃が飛んできただけだぞ」

 

剣帝「そ、そうでしたか。何はともあれ助かりました……が」

 

夜鴉は剣帝の感謝の言葉を聞くと何がといわんばかりの顔をしながら剣帝に返答した、剣帝はその内容を聞いてから顔を一度俯け、夜鴉の向こうに居るだろう、ヤンとルークを睨みつける

 

夜鴉「さて、この子お前の娘?女の子が囚われてたから取り敢えずパチってきたけど」

 

剣帝「あ……有難う御座います」

 

ルーク「なっ!何時の間に!?」

 

夜鴉がバサリと身に付けている黒いマントをはためかせると、そこにはルークに捕まっていたはずの妹菜が居た、そして、妹菜は自由になると同時に剣帝に抱き着いた

 

妹菜「パパ!!」

 

剣帝「おー…よしよし、ゴメンな、怖かったな」

 

剣帝は自分に抱き着いてきた妹菜を受け止めると、妹菜の後頭部を撫でながら優しい笑顔を浮かべている

 

夜鴉「あー、やだやだ。こんな感動物語みるために女の子助けたんじゃないけどな。腹いせに男を殺すか」

 

ルーク「何っ!?」

 

ヤン「はぁ?!」

 

剣帝「あぁ……俺の命日は今日か」

 

夜鴉の言葉を聞くと自我のある夜鴉の周囲の男性は同時に顔を青ざめさせ始め、ヤンとルークは抵抗しようとするが、剣帝は妹菜に自宅へと行くように言ってから白拍子に着替えた

 

夜鴉「さて。男性諸君、君達の股間をもぎ取るから覚悟しなさい」

 

ルーク「やらせるものか」

 

ヤン「近付いてきたら蜂の巣にしてやるぜ!」

 

剣帝「・・・・・・ポンッ」

 

ルークがナイフを構え、ヤンが二丁のマシンガンを構えていると、夜鴉の後ろで剣帝は瓶に入った薬を飲み、姿を変えていた

 

夜鴉「あはは、お前ら行動遅いんだよ。これなーんだ?」

 

ルーク「また…」

 

ヤン「俺のまでが!?」

 

剣帝「何でお薬持っていくんですか……自決用なのに」

 

ルーク、ヤン、剣帝の各自は自分が持っていたものを夜鴉に盗られている事に気付くとヤンとルークはまた驚いた反応をしているが、剣帝だけはシクシクと涙を零している

 

夜鴉「あはは、さてとどうしようかな?素手が良い?刀?それとも鋸?」

 

ヤン「やられてたまるかよ!逃げるぜ兄貴!」

 

ルーク「あぁ、当然だ!」

 

剣帝「出来れば落とすから股間をではなく首を落として下さい」

 

ヤンとルークは連れてきていた男達を盾にして逃走を図り始めたが、剣帝は夜鴉に向けて頭を下げ始めた

 

夜鴉「あーあ、終わっちゃった。もう落ちてるのにね」

 

剣帝「…………お手数おかけしました」

 

剣帝は血をボタボタと流しながら立ち上がり、剣帝が立ち上がると同時に竹林の外からガラス状の物が砕け散る音が幾つもした

 

夜鴉「良い、俺は帰る。しかし用心しろよ。これでも持っとけ」

 

剣帝「はい?何ですか?これは」

 

夜鴉は剣帝の手に自分の手をかざし、何かを手渡してきた

 

夜鴉「オーフィスの蛇。要らんからやる。でも今日1日過ぎれば無くなるから気をつけろ」

 

剣帝「了解しました」

 

剣帝は蛇を受け取るとその力を自分の全身に回し、全身に力を込めた、すると、剣帝の股の血が瞬く間に止まった

 

夜鴉「じゃあな。俺は帰る」

 

剣帝「はい………」

 

剣帝は空へと消え去っていく夜鴉に向けて頭を下げ、夜鴉が完全に消えるまで頭を下げ続けていた




はい、どうも、うp主です。
今回の話は前回が短くなってしまったので長いものにしてみました。
まぁ、テキトウに読んでくれ出されば幸いです。
それでは、また次回をお楽しみに
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