~side:剣帝~
剣帝「…………チッ」
男「ウケケッ」
剣帝と青と黒が入り混じった髪色の男は互いに持っている剣の刃をぶつけ合い、鍔迫り合いをしていた
剣帝「やっぱり決め手に欠ける……か」
男「当然っすよ、本気のほの字も出してないニィ二に負けるオレッチじゃねぇっすから」
剣帝「……………はぁ、それなら本気を出してやるよ」
男「まぁ、だからって本気を出させる隙なんて与えたりはs」
剣帝は男との鍔迫り合いを止めると、男と一旦距離を取ろうとしたが男は剣帝に向けて蛇腹剣の切っ先を伸ばしてきた、だが、剣帝は一切動揺する仕草もなく口を開き
剣帝「………ダラ、止めろ」
男「ゲッ………面倒な奴が出てきたっすなぁ」
剣帝がダラと言う言葉を発すると、剣帝の後ろの剣帝の少し上の空間が砕けて、そこから超巨大な蛇が現れ、剣帝に向かって伸びてくる蛇腹剣の切っ先を弾いた、そして、ダラと呼ばれた蛇の頭が剣帝の前に来ると、剣帝は申し訳なさそうな顔つきでダラの頭に引っ付いて撫で始めた
剣帝「ゴメンな、ダラ、痛いだろうけど我慢していてくれよ」
ダラ「シャアァ…♪」
剣帝「有難うな、少しの辛抱だからな」
剣帝が撫でるとダラは嬉しそうな声を出し、剣帝の周囲を取り囲み、必死に剣帝を守り続けている、そして、ダラに守られている間に剣帝は自分の腰に赤い出っ張りが2つ前方に付ける部分があるベルトを装着した
~side:無名~
~時間は少々遡り~
無名「はぁー……ダッル」
無名は博麗大結界に空いた穴がある場所に向かってため息をつきつつも歩いていた
無名「面倒事はその根本から断つに限るだろっと…アレか」
無名の視界の先には確かに事前のあふれるのどかな風景から一転、近代的な建物などが広がる景色が空中を突き破って見えていた、そして、その穴の目の前に何万を越える兵士が立っていた
無名「さぁーてとぉー、面倒だからさっさと片付けるぜぇー」
兵士長「ハッ、て、敵だ!俺を守れ!!そうしたら向こうに帰った後相応の報酬をくれてやる!」
無名「……………一人一人殴ってやろうかと思ったが、止めだ、アイツだけ先に消し飛ばしてやる」
無名は兵士達のリーダー格らしき男の発言が少し頭に来たらしく右手を銃のような形にしてから伸ばすと、手の形を銃のようにしてから、指の先端部から小さな黒い球体を発射し、少し息をついた
無名「ふぅ………」
兵士長(な、何だ、もしかして大して警戒しなくても良い相手、雑魚なのか?だったら俺が片付けてやろう!)
兵士長「フンッ、見掛け倒しの雑魚風情が!この俺に楯突いた事を後悔しながら死ぬが良い!」
無名「ハンッ、どう後悔させてくれるのか教えてくれや、雑魚野郎」
無名に雑魚野郎と言われると途端に兵士長は顔を赤くしながら無名に向かって走ってきた、二人の間にある黒い謎の玉の存在を忘れて
無名「速く来いよ、ヘタレ成金童貞君」
兵士長「何だとぉ!?お前は必ず俺の手で殺してやるぞぉ!!」
無名「クカカッ、殺れるもんなら殺ってみな」
兵士長「クソ野郎がぁぁ!!其処にいろよぉ!」
兵士長は無名に更に煽られると無名に向かって猛ダッシュを始め、無名はその様子をニヤニヤしながら見つけていた、そして、兵士長は存在を忘れていた黒い球にぶつかり、その玉に吸い込まれ始めた
兵士長「あ……あぁ……ァァァァァ!」
無名「バーカ、金だけで成り上がろうとするからそうなるんだってーの、さぁて、テメェ等はどうする?」
兵士長が黒い玉に吸い込まれ終わると、無名はニヤリとした不敵な笑みを浮かべつつ残った兵士達に自分へ勝負を仕掛けてくるかどうかを聞き始めた、すると、残された兵士達はオロオロとして返答を濁らせていた
無名「まぁ、所詮は金持ちのボンボンの兵士長なんぞに連れられてた雑魚共だしな、興味すら湧かねぇし、シッシッ」
無名が手を払い、あっちに行けと言いつつ挑発をすると、残された兵士達の怒りを買ったようで兵士達は無名への殺意が満たされた瞳で無名を見て、銃を無名に向けて構えた
無名「ほぉー?俺とやろうってのか?………良いぜ、全員殺してやるよ」
無名は六枚の白い大きな翼を広げると、両手に黒い刃の刀を出現させ、自分に向かって兵士達が発射してきた弾丸を全て斬り落とし、兵士達に向かって飛んできた
無名「消えろ、雑魚共が」
無名はすれ違いざまに兵士達の胴体の腹と首に斬り込みを入れて、兵士達の身体を輪切りに斬り捨てた、そして、斬られた兵士達は無名に斬られた事に気付かず、無名の動きを追って体を動かすと体がグラリと崩れ、バラバラになってしまった
無名「鈍感な野郎共だぜ、斬るついでに言ってやるべきだったかな?『振り向くな』とでも」
兵士a「えっ?………えっ?ひっ!」
無名がニヤリとした笑みを浮かべながら振り向くと、そこにはさっきまで一緒に立ち向かうとしていた仲間が見るも無残な姿になって死に絶えた事に驚愕と恐怖を隠せずに居る兵士達が立っていた
無名「さぁて、次はどいつにしようかなぁー?」
兵士J「…………やぁ!」
無名が自分の右肩に黒い刃の刀をの刃の反りを当てていると、無名の背後から突如一人の兵士が切りかかり、無名の服の背中の部分を切る事に成功した
兵士J「や、やった!当たっt」
無名「テメェ!何しやかんだよ!」
無名は服を切られた事に怒りを覚え、その自分の服の背部を切った兵士が喋っている途中でバラバラの肉片になるまで切り捨てた
無名「俺のお気に入りを斬りやがって、直すの面倒なんだぞ全く……」
服の切られた部分からは無名の背中に刻まれていたとある文様のような入れ墨が見えた、その入れ墨は残虐な笑みを浮かべた六枚の翼を持つ、天使のような入れ墨だった
無名「あっちゃぁ………見ちまったんなら仕方無いなぁ……全員バラバラの、物言わぬ肉片になって貰おうかねぇ」
無名はニコニコとした笑みを浮かべたまま二振りの刀を頭上で打ち合わせると、そのまま体の横に向けて開き始めた、すると、その二振りの刀の軌道上に幾十、幾百もの黒い刃の刀が現れ、その全ての刀の切っ先が兵士たちに向かい始めた
無名「さぁ、死の舞踏を踊りな、『エンドレスワルツ』」
兵士g「ヒィィィィ!!」
兵士a「ギャアァァァ!!」
無名が音楽の指揮者が指揮鞭を振るうかのように刀を振るうと同時に軌道上に現れた刀は全て兵士達の後ろを追い掛け回しながら、兵士達の体を貫き、それと同時に刀はねずみ算式に増殖し、兵士達を追い続け、兵士達の体をバラバラにしていく
無名「はぁーぁー…もっと骨のある奴は居ねぇもんかねぇー?……ん?」
無名が兵士達の呆気なさに呆れていると、無名の腰の辺りに剣帝がはめていた物と同様の赤い出っ張るのあるベルトが出現した、無名はそのベルトを見ると、懐から緑色のメモリを取り出し、メモリの差込口付近のボタンを押した
《サイクロン!》
無名「さぁて、次の相手は誰かなぁー?………」
無名がメモリをベルトの右の出っ張りに突き刺すとメモリは消滅し、無名の意識が同時に切れた、そして、それと同時に機械的な姿の鳥がどこからともなく現れ、無名の身体に光を当てて、無名の体が地面に当たる前に回収し、どこかへ向かって飛び去って行った、そして、無名が居た場所付近は無名が殺した兵士達の死体だけが残っていた
~そしで、時間は剣帝がダラに包まれた後まで戻る~
剣帝「………来たか」
剣帝がベルトを付けてから少し立つとベルトの右側の赤い出っ張り部分に無名が自分の腰に現れたベルトに差し込んだ筈の緑色のメモリが現れた、剣帝はそのメモリをベルトに押し込むと同時に、懐から前もって取り出していた黒いメモリの差込部近くのボタンを押してからベルトに差し込み、押し込んだ
《ジョーカー!!》
剣帝「変身……は、これを付けてからだな」
剣帝はダラの体の隙間から入ってきた機械的な姿の鳥を掴むと、その鳥をベルトの前部分に取り付け、鳥の頭のような場所がちょうど半分になるように開いた、すると、剣帝の目の下に涙のような模様が現れ、剣帝の体が中央部に白い線が走り、左が黒右が緑色の仮面ライダーWエクストリームに変身した
無名「何だ、ダラちゃんが守ってたのか」
剣帝「まぁな、有難うなダラ、もう大丈夫だから店に行ってお菓子食べてきなさい」
ダブルの右と左の赤い瞳がそれぞれ光ると右のタイミングで無名の声が聞こえ、左のタイミングで剣帝の声が聞こえた、そして、剣帝から命令を受けるとダラと呼ばれた巨大蛇はスルスルと身体を伸ばし、発光を始め、小さな蛇のような尻尾が生えた少女の姿に変身した
ダラ「はーい、行ってきまーす」
剣帝「あぁ、たんと食べて大きくなるんだぞ………っと、待たせたな 」
男「ウケケッ、オレっちは別に待っちゃ居ないっすよぉ?」
無名「良く言うぜ、隙間が有ってもダラちゃんにしか攻撃してなかっただろうがよ」
剣帝はダラに行ってらっしゃいというと、男の居る方向へ向き直った、そして、無名と剣帝は男との会話を始めた
無名「どうでも良いからさっさと始めようぜ?」
男「望む所っすなぁー」
剣帝「それじゃ、行くぞ」
剣帝&無名「『さぁ、お前の罪を数えろ!』」
剣帝は男との会話を終えると、中央に走る白い部分から円形の盾とそれに付属するように刺さっている剣を出した、そして、その剣の柄頭の部分に一本のメモリを差し込み、剣を引き抜いた
《プリズム!》
剣帝「さっさと片付けるぞ」
無名「あーいよ」
男「そう簡単には片付いてやらないっすよぉー!」
剣帝が盾と剣を構えると、男は剣帝に向けて蛇腹剣を伸ばしてきたが、剣帝は盾でその蛇腹剣への切っ先を弾き、男に向かって走り始めた
~side:剣狼~
剣狼「この気配は………剣帝御兄様が御遊びを終えたようですわね……ならば私も本気で潰すとしようかしらね!」
映菜(御遊びを終えた…本気で潰す……まさか!)
剣狼「卍解…牙剣狼王(がけんろうおう)!」
剣狼が地面に鎌の刃を叩き付け、円を描くように走らせると、鎌の通った軌跡から紫色の光が走り、剣狼の姿を隠した
映菜(剣帝お兄同様に剣狼も卍解は使える……だけと、ワタシは一度も見た事が無かったわ……理由を昔剣帝お兄に聞いたらこう答えられた……)
剣帝『剣狼が何で卍解しないかって?俺がするなって言ってるんだよ、俺でも手を焼くくらい強いから』
映菜(でも、今ならワタシでも勝てるはz)
映菜は剣狼が光に包まれている内に片を付けようと銀色の刃の剣を手元に出現させると、そのまま構えていたが、突如光から放たれてきた紫色の斬撃に剣を持っていない方の腕が肩ごと切り落とされた
映菜「…………えっ?」
剣狼「あら、外しちゃったみたいね…まぁいいわ、ずぐに片付けられるし」
斬撃が飛んできた場所から光は地面に治まる様に消えていき、光の中から一対の大鎌を携えた紫色の二股の尻尾を持った剣狼が歩いてきた、そして、剣狼はすぐに何度も映菜に向けて斬撃を飛ばしてくる
剣狼「さっさとバラバラになってくれる?じゃないと剣帝御兄様の元に行けないし」
映菜「誰が……言う通りに……なるもんですか」
剣狼「そう……だったら仕方ないわね」
剣狼が大鎌の刃を再度地面に叩き付けると、突如大鎌の刃が峰の部分から割れて、その割れた部分に鋭利な犬歯のような牙が現れた
剣狼「噛み千切るしかないわよね」
映菜「………これが本気のアンタの姿なのn」
剣狼「黙って死んでなさい」
剣狼が瞬時に姿を消すと次の瞬間、映菜の首から上が消滅した、そして、それと同時に剣狼が映菜の後ろに現れ、その手に持っている大鎌はクチャクチャと咀嚼音を立てていた、そして、映菜の体が前のめりに倒れ、地面に当たると、硝子が砕けるようにパリンと音を立てて消えた
剣狼「…………ふぅん、そういう事でしたか」
剣狼は卍解を解除して砕け散った映菜だった物の残骸を拾ってから、剣帝が戦っている迷いの竹林の方向に向かって歩いていく