剣の帝の異世界冒険   作:アルクロ

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第七十六話「龍帝の逆鱗」

七十六話「加速する龍帝」

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~京都:結界内部~

 

剣帝「さぁてさてさて、一誠君が居るのはまだ先かなぁ……ん?」

 

剣帝が自分で呼び出した黒い狼のような影に跨って進んでいると、剣帝の周囲の風景が一気にどこかしらかの駅のホームへと変化した

 

剣帝(………入れたか、さて、一応警戒はしておくが吉だな)

 

剣帝が周囲に気を張りながら進んでいると、前方から話し声が聞こえてきた

 

??「もう逃げられんぞ…赤龍帝!」

 

一誠「くっ……」

 

剣帝(うっわ…何あれ、誰が得するんだよ、あんな一誠君の貼り付けとか……)

 

剣帝が少し進むと、全身黒色の人影のような物が、片手を刃物のように形状変化させ立っていた、そして、その人影のような物の視線の先には柱に黒い糸のようなもので貼り付けにされている一誠が居た

 

そして、人影はその刃物のように変化させている片手を構えながら一誠に向かって走って行った、だが、その人影の片腕は一誠の身体にかすりともせず、一誠は床に降り立った

 

剣帝「危なそうだし……一応援護をっと」

 

??「くっ……狐火ですか。それにしても不意打ちとは」

 

剣帝「あぁ、やっぱりこの程度じゃ効かないか」

 

一誠達から少し離れた位置の柱の陰に隠れていた剣帝が片手で作り出した、直径50cmの狐火を人影に向けて放った

 

しかし、その狐火を当たる寸前で察知した人影が受けとめ、そのまま握り潰されてしまった

 

剣帝「いやぁ、流石にあの程度の攻撃じゃあ、攻撃にすらならないかぁ」

 

一誠「け、剣帝!?」

 

剣帝「やぁ、一誠君、元気そうだね」

 

??「オイッ、俺を無視して話してんじゃねぇよ!」

 

人影は自分の事を無視して一誠と話している剣帝に向かって、右手を刃物に変化させたまま走って近付き、そのまま流れるように剣帝の体を切ろうとした

 

だが、その右腕は剣帝の身体には当たる事は無かった、何故ならばその右腕は突然剣帝の後ろから現れた巨大な手に受け止められていたからだ

 

??「何だよ……これ」

 

剣帝「危ないじゃァないかぁ……まぁ、良いや、殺れ」

 

剣帝がそう口に出すと剣帝の後ろに何時の間にか居た巨大な手の持ち主と思われる真っ黒な巨人が人影を掴み、そのまま持ち上げて握りつぶそうとし始めた

 

??「ぐぅっ……グアァァァ!!何故だ!何故影である筈の俺に触れられる!?」

 

剣帝「だって、それ、一応影だもん、巨大な影が小さな影を飲み込むのと同様に、影が影を触れない道理がある訳無いだろ?」

 

??「チク……ショォ……ォォ……オッ……」

 

剣帝「まぁ、濡れるのは勘弁ね」

 

巨人の様な影は左手で捕まえた人影をそのまま顔と思われる場所の前まで持ち上げると、込める力を強くし、そのまま握り潰した

 

すると、巨人の影の左手からは大量の赤黒い血が雨の様に降り注ぎ、その血が当たる前に剣帝は赤色の番傘をどこからともなく取り出し、開いて血の雨が自分の体に当たることを防いだ

 

剣帝「ふぅー、これで一人倒せたね、一誠君」

 

一誠「何で……何でアイツを殺したんだよ!」

 

剣帝「はぁ?何でって……敵だからだよ?敵は殺すもんだろう?」

 

一誠「別に殺さなくても一時的に倒しておけば良かったんじゃ……」

 

剣帝「そんな甘い事ばっかり言ってると……何時か寝首をかかれるよ?」

 

一誠「いっ……」

 

剣帝は番傘を閉じつながら一誠に話し掛けて、剣帝が一誠の居る方向を向くと、番傘の処理を終えた剣帝の胸倉を一誠が掴み、文句を言ってきた

 

だが、剣帝は一誠に幾ら文句を言われても、ハァとため息を付きつつ呆れたような表情を浮かべ、一誠の手首を掴み、無理矢理一誠の手を離してから二条城に向かって歩き始めた

 

九能「剣帝よ、アレは少し厳しいのではないか?」

 

剣帝「良いんですよ。彼はこれからもっと血生臭い凄惨な場に立ち会うでしょうから、敵の死には大量に立ち会わせておくべきなんですよ」

 

その間尻尾の束の中に隠れていた九能に軽く文句のような事を言われたが、剣帝はそんなの知らないと言わんばかりの反応をしていた

 

~二条城:門前~

 

一誠「よぉ、待たせたな!」

 

木場「無事で……何でその男が一緒に居るんだい?イッセー君」

 

剣帝「おやおやぁ?俺は非歓迎ムードですかねぇ?」

 

ゼノヴィア「英雄派の曹操達と戦う前にお前をワタシの新しくなったデュランダルの錆にしてやる」

 

剣帝「フフッ……ハハハッ!やりますかぁ?甘ちゃん共」

 

駅のホームから出て行った一誠や剣帝達は二条城の門のすぐ前に集まっていた他メンバー達のもとに向かって、一誠は走り、剣帝はその後ろを悠然と歩いて付いて行った

 

そして、一誠が他メンバー達と合流すると同時に、そのメンバーに居た木場とゼノヴィアが剣帝に向けて、木場が白色と黒色が入り混じった剣、ゼノヴィアが全体的に金色の装飾の付けられた剣を構えていた

 

それに対して剣帝は右手に漆黒の指輪に加えてもう一つ金色の指輪を中指に付け、更には左手に赤い刀身の剣を持ち、構えていた

 

九能「ま、待つのじゃ!今からその様に仲間同士で闘う必要なぞ無いじゃろ!!」

 

剣帝「…………まぁ、俺は冗談ですがね」

 

剣帝は自分の背後から現れた九能に文句を言われると、つまらなさそうにしつつ左手に持っていた剣を木刀に変化させつつ、二条城の門に向かって歩いて行った

 

木場「イッセー君、彼は協力していると考えても良いのかな?」

 

一誠「大丈夫……だと俺も思いたいんだがなぁ……多分ここに居るメンバー内で一番強いからなぁ」

 

ゼノヴィア「だが、私たち全員で掛かれば勝てるんじゃないのか?」

 

そうやって、剣帝から離れた位置で一誠や木場、ゼノヴィアなどがコソコソと話していると、その頭上を5つの影が通り過ぎて行った

 

剣帝(怒)「何だよ!もう既に本体が着いてるじゃねぇか!あぁ、苛つく!」

 

剣帝(哀)「あぁ…哀しい…分裂したにも関わらず、禄に敵には会わず、骨折り損のくたびれ儲けとはこの事……」

 

剣帝(楽)「空の旅的なの楽しかったんだし別に良かったジャーン!」

 

剣帝(喜)「そーそー、楽の言うとおりー、それにー、誰かが傷ついてる姿とか見なくて済んで僕は嬉しいなぁ」

 

剣帝「お前等ー、うだうだ言ってないでとっととこっちに戻れ、これから戦闘だ」

 

その影に気付いた剣帝達が空を見上げると、其処には京都タワーの上で別れた喜怒哀楽の剣帝と黒影の姿があった

 

すると、剣帝は自分の分裂体達に向かって手招きをしてから右手の掌を向けた、すると、剣帝の分裂体が黒影を残して全て剣帝と一体化した

 

剣帝「黒は戻らないのか?」

 

黒影「面倒だし、頭数的に俺も居た方が良いかと思ったんでな」

 

剣帝「了ー解」

 

一誠(今のは何なのか聞きたいが……下手に質問するとヤバそうだし…辞めておこう)

 

剣帝が自分の分裂体を全て取り込み終えると同時に二条城の城門がギギギィと重々しい音を鳴り響かせながらゆっくりと開いていった

 

そして、剣帝や一誠達が二条城の敷地内部に入っていき、ある程度歩いていくと、城の瓦の上に何人かの人影が並んでいるのを発見し、その中に昼間に会った曹操の姿を見付けた

 

曹操「君達は正に驚異的だ!とある一名を除いて」

 

一誠「曹操!!」

 

剣帝(一名って多分俺の事言ってるんだろうなぁ……面倒なんで無視しようっと)

 

一誠達と曹操達が対面していると、一誠達の後ろの茂みの中から左右を黒いスーツのような服に包んだ男に挟まれた、金髪の見目麗しい着物を着た頭に狐の耳を生やした女性が現れ出てきた

 

九能「母上!!母上!九能です!!母上!どうしたのですか!?お目覚め下され!」

 

剣帝「九能ちゃん、今のお母さんに何を言っても聞こえないと思うよ、多分、変な術か催眠か何かを掛けられてる」

 

曹操「その通り、そこに居る赤龍帝の偽物の言う通り、御母上には我々の実験に協力して頂く為に少々術を掛けて細工をさせて頂きました」

 

剣帝(偽物って……)

 

剣帝が自分の事を偽物呼ばわりされている事に少しムッとしていると曹操は片手で持っている槍の柄の先を自分の足元に打ち付けた

 

すると、剣帝や一誠の背後に居る九能の母親が頭を抱えて苦しみ始めたかと思えば、またたく間に巨大な九尾の狐の姿に変化した

 

一誠「これが伝説の妖怪……九尾の狐」

 

九能「母上……」

 

曹操「九尾の狐は妖怪の中でも最高クラスの存在、そして、九尾と切っても切り離せない関係である京都は、その存在自体が強力な気脈に包まれた術式都市だ、その都市の力と九尾の狐を使い、この空間にグレートレッドを呼び寄せる」

 

一誠「何だと!?アイツは次元の狭間を泳ぐのが好きなだけで、実害はない筈!」

 

剣帝(まぁ、今は別の事、というか、物?人ぉ、に執心だろうけどね、別に言わないし誰とは指名しないけど、まぁ、京都に既に来てるのは変わりないか)

 

剣帝は曹操の実験の概要の説明を聞きつつ、一誠の物言いを聞きながらボケーッと自分の心の中で独り言を言っていた

 

曹操「その通り、だが俺達のボスにとっては邪魔な存在らしい、故郷に帰りたいのに困ってるそうだ」

 

一誠「やっぱり……オーフィスか…それで、グレートレッドを呼び寄せてどうする!殺すのか!?」

 

曹操「どうかな?とりあえず捕らえてからだな」

 

剣帝「悪い事は言わねぇから、諦めろ、お前等じゃ絶対に捕らえるとか無理だから」

 

曹操「赤龍帝の偽物風情は少し黙っていてくれないか?というか、何故君の様な弱者がこの場に来ている?また俺に負けたいのか?」

 

剣帝「弱者…ねぇ?人の加減すら見抜けないような奴に弱者と言われるとは心外だな?」

 

剣帝が一誠と曹操の会話に口を挟むと曹操はムッとした表情を浮かべつつ剣帝に黙るように言ってきたが剣帝は一向に黙る気配を見せず喋り続け

 

剣帝の話の内容を聞き続けていた曹操は段々と表情の怒りを強めていった

 

曹操「手加減、つまりは昼の戦闘の時は一切本気を出していなかったと?」

 

剣帝「そうだねー、出して二厘……かな?」

 

曹操「二厘…割合の単位の中で最も小さな単位の厘か」

 

剣帝「そうだよぉ、ゲームの難易度で例えるならベリーイージーなチュートリアル、勝てて当然、その程度に勝って誇ってるようじゃ、英雄の名が泣くよぉ?」

 

曹操「ならば今度こそ本気となった君に勝ち、本当に君を弱者と呼ぶとしよう」

 

剣帝「なら、俺達の戦争を始めようか」

 

ゼノヴィア「なら、会話中にスマナイが、先制攻撃をさせて貰うとしよう!」

 

剣帝と曹操の会話が終わったと同時にその刹那、剣帝の右斜め後ろに居たゼノヴィアが空に向けて手に持っていた金の装飾の施された剣を掲げた

 

すると、その掲げられた剣から天空に向かって一本の光が走り、ゼノヴィアはその光を剣ごと曹操達に目掛けて振り下ろした

 

剣帝「ヒュー、派手にやるねぇ」

 

ゼノヴィア「ハァァァ……」

 

一誠「ハァじゃない!ハァじゃ!一仕事終えたみたいな顔しやがって!」

 

ゼノヴィア「開幕の一発は大切だ!」

 

一誠「オイオイオイ……」

 

ゼノヴィアがその光の一撃を叩き込んだ後、それが振り下ろされた場所には超巨大なクレーターが出来ていて、曹操達の姿は消えていた

 

だが、その1分後ほどにクレーターになった地面からボコボコと曹操とその仲間達が出て来た

 

剣帝「うっわ、ゾンビだぁ、紛い物の英雄のゾンビだぁ」

 

曹操「いやぁ、良いねぇ、君達もう上級悪魔の眷属と比べても遜色が無い、いや、上級悪魔よりも強いのかもしれないね」

 

剣帝「んん~?俺の顔に何か付いてるかな?パチモン曹操君」

 

曹操「いや何、本物の元魔王レヴィアタンの眷属である君よりもそちらのグレモリー眷属達の方が強いなと思ったに過ぎないよ」

 

剣帝「ハッハッハッハッハ、そうかいそうかい」

 

剣帝と曹操はお互いに笑顔を見せつけながら相手の顔を見つつ、互いに双方に向けて殺気を放ちながら互いを挑発しあっていた

 

剣帝「まぁ、つべこべと無駄口を叩かずに掛かってきたらどうかな?パチモン曹操君」

 

曹操「あぁ、そうさせて頂くとしようか!」

 

剣帝「あっ、そーだ、一応っと」

 

剣帝は自分に向かってきた曹操が伸ばしてきたトゥルー・ロンギヌスの一撃を、腰に帯刀していた木刀を変化させた赤い刃の剣で防ぐと同時に自分の分裂体を創り出した

 

剣帝「全員、グレモリー眷属の援護!」

 

剣帝(分)「「「「了解」」」」

 

剣帝「あぁ、それから一応リーダー格同士って訳で君も来てね」

 

一誠「何で俺までぇぇぇ!!」

 

剣帝は左腕一本で剣を持ち続け曹操の一撃を真正面から受け、後方に押し込まれながら右手で一誠の制服の襟首を掴み、そのまま連れ去って行った

 

剣帝「一誠君も、曹操ぶっ飛ばしたいだろう?」

 

一誠「それは……そうだけどよ」

 

剣帝「それなら良いじゃないか、曹操君も良いだろう?発展途上の赤龍帝と偽物の赤龍帝だ、相手するのは厳しいだなんて言わないだろ?」

 

曹操「勿論だとも、逆に君達は精々死なないように気を付ける事だね、これは聖槍、聖なる槍だ、悪魔にとっては弱点に他ならない」

 

剣帝「まっ、なるようになる、さ!」

 

剣帝は曹操と一誠に問題が無いか確認を取ってから、曹操に向かって走って近付き、曹操に向けて兜割りを仕掛けた、だが、その一刀は曹操の槍の柄で防がれてしまった

 

曹操「確かに、昼間に戦った時よりも素早い上に重たい一撃だ、だが、まだまだ足りないな」

 

剣帝「だろうな、こんなもんでへたばられちゃ面白くも何ともない」

 

一誠(は、速え……何て速い戦闘だ、一瞬の内にお互いに何発も相手に叩き込もうとしてやがる)

 

剣帝「コラコラ、一誠君、ボケーッとしてないで君も戦う」

 

曹操「余所見とは余裕だね」

 

剣帝「そっちも余程実験が気になるみたいじゃないか、何度も余所見をしてるし、余裕満々だねぇ?」

 

曹操「そりゃあ、相手が赤龍帝の偽物じゃ、余裕が出来るというものだよ!」

 

剣帝「そりゃ、良かったなっと!」

 

曹操は剣帝から放たれてくる剣戟を躱したり槍で軌道を逸らしつつ、剣帝の体に向けて何度も槍の鉾先を放つが、剣帝はとある部位を狙われる以外は全て紙一重で躱していた

 

だが、右胸を狙われた瞬間だけそこ以外の箇所を狙われた時の数倍の素早さで、槍の鉾先を剣で弾いて逸していた

 

曹操「右胸が余程大事と見える、何か有るのかな?」

 

剣帝「誰が教えるか、知りたきゃ俺を倒してから自分で確認しな」

 

曹操「あぁ、そうさせて貰おうかな!」

 

剣帝「うおっ!危n………」

 

曹操「君は右胸を庇い過ぎだからね、そこを突けば必ず隙が出来る」

 

剣帝「しまっ……ゴフッ……」

 

曹操は再度剣帝の右胸を狙い、今までの中で最も素早い速度で槍の鉾先を放ってきた、だが、やはり剣帝の右胸には槍の鉾先はカスリともしなかったが、鉾先を弾かれた瞬間に曹操は剣帝の脇腹に槍を突き立てた

 

曹操「これで俺の勝ちだ、さて、早速右胸が大事だった理由を確認させて貰おうか」

 

黒影「死にたくないなら辞めておいたほうが良いぞ~?それすると藪からキングコブラやらアナコンダやらが群れを成して出て来て、死ぬぜ?」

 

曹操「誰かな、君は」

 

黒影「俺か?秘密だ、取り敢えず、忠告はしてやったからな?」

 

曹操「見るなと言われれば見るのが人の道理というものだ!」

 

剣帝の脇腹に深々と槍の鉾先を突き立て、曹操は剣帝を倒した。そして、その後すぐに剣帝の着ている執事服の右胸に手を入れようとしている曹操の後ろから何者かが歩いてきた

 

??「そっちはまだやってるんだぁ」

 

一誠「イリナ!」

 

??「まぁ、本物の赤龍帝だからさ、彼等よりはやるんじゃない?」

 

一誠「木場!ゼノヴィア!」

 

??「俺がそっちの赤龍帝とやれば良かったぜ」

 

一誠「ロスヴァイセさん!」

 

曹操の後ろから歩いてきた者達はそれぞれ、金髪の女性が栗色のツインテールの一誠の仲間の少女、紫藤イリナと喜楽の剣帝を

 

白髪の男が背中から生やした四本の白い腕で木場とゼノヴィアと哀の字が書かれた鉢巻を巻いた剣帝を

 

そして、最後に現れた大柄の男が全身に鎧を纏ったロスヴァイセと怒りの鉢巻を付けた剣帝を運んできた

 

曹操「君達は強い、強いよ、だが、まだその力では俺達には勝てない」

 

黒影「それはどうかねぇー?」

 

曹操「また君か……なんだい?また忠告かい?」

 

黒影「まぁ、そのつもりだぜ?剣帝の右胸にはもう手を入れるなよ?というか、右胸に入っている物に触れるなよ?」

 

曹操「だが、断る」

 

曹操は黒影の忠告を無視するかのように剣帝の執事服の右胸に手を突っ込み、服の内側から一枚の写真を取り出した

 

そこにはニコニコと笑顔で笑っている妹紅の姿が写っていた

 

曹操「これは……この偽物の赤龍帝の関係者かな?」

 

黒影「あーぁ……俺様はもう知らねぇぞ?どうなってもな」

 

曹操「フッ、どうにもなりはしないよ、現にこの男はもう倒しt」

 

曹操は油断しきった態度で自分の後ろに居る黒影と会話をしようとしていると、突如、剣帝の写真を持っていた方の曹操の腕が中を舞った

 

そして、曹操の足下からその腕に向かって何か白い物が飛び上がり、写真を回収した

 

曹操「なるほど……これが君の本気と言うわけか」

 

剣帝「穢らわしい手で俺の嫁の写真を触ってんじゃねぇよ、殺すぞ」

 

その白い物の正体は九本の大きな狐の尻尾を背後に出現させた剣帝で、その剣帝は曹操達英雄派全員におぞましいまでの殺気をうちはなっていた

 

その殺気を受けた曹操達は各々の武器を構え、双方臨戦態勢となっていた




剣帝が今回出した武器
《雷獣の指輪》
装備してとある単語を言うと雷で出来た獣を召喚使役出来る様になる金色の指輪、前回の話で剣帝が使っていた黒叡の指輪と同等の性能を発揮する
《黒叡の指輪》
前回も剣帝が使っていた漆黒の指輪、影で出来た巨人を出し、使役したり出来る
《赤い刃の剣》
剣帝が普段から護身用という名目で腰に帯刀している木刀が変質した物、切ろうと思えば雷だろうと魔力の弾丸だろうと豆腐のように軽々しく切る事が可能、トゥルーロンギヌスと打ち合っても刃こぼれ一つしない
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