タイトルの通り、ISの世界にEsちゃんを出したかっただけのお話です。勢いだけで書いてしまったので色々とアレかもしれませんがご容赦ください。
多分続きません

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BBCFからブレイブルーに入り、そこでEsちゃんを使ってからXBLAZEをプレイし、Esちゃん可愛い!となったので書きました。自分がこういう話が読んでみたいと思っただけなので誰か代わりに書いてください!
キャラ崩壊、文章の書き方がヘタクソ等があるかもしれないのでご注意ください。


第一話

(これは・・・想像以上にきつい・・・)

 

輝かしい高校生活の初日、一夏はクラスメイト全員からの珍獣を見るような視線にげんなりとしていた。

 

「それでは皆さん、一年間よろしくお願いしますね」

 

「「「・・・・・・」」」

 

先ほど自己紹介をしていた山田真耶先生がにっこりと微笑みながら挨拶をする。

しかし教室の中は変な緊張感に包まれており、誰からも返事が返ってこなかった。

 

「うぇ・・・えぇっとぉ・・・」

 

あまりに殺伐とした空気に、山田先生は既に涙目である。

 

(反応くらいしたほうがいいんだろうけども・・・すいません、そんな余裕もないです・・・)

 

頭の中で謝罪をし、一刻も早くこの時間が終わるよう祈る。すると静かな教室の中に、これまた静かな、聞き覚えのある声が響いた。

 

「よろしくお願いします、山田教官」

 

「は、はいっ!!よろしくお願いしますね!御剣さん!!」

 

やっと帰ってきた返事に、山田先生は縋る様な思いで御剣と呼ばれた少女に頭を下げる。

それと同時に、ずっと一夏に向いていた視線が彼女へと移った。

一夏の1つ後ろの席に座る彼女。およそ高校生とは思えないほどに背が低く、その身長に釣り合わない程膨らんだ胸、薄い金色の髪を三つ網に結んだ少女。まだ知り合いになって長くはないが、一夏にとって最早見慣れた姿となってしまった彼女の名前を

御剣Es(えす)と言う。

 

---1年と2ヶ月程前---

 

「何であんな事に・・・はぁ・・・寒い・・・」

 

バイトが長引き、すっかり暗くなってしまった道を歩きながら一夏は先週の出来事を振り返る。

まず、先週は高校の試験を受けるために外へ出た。カンニング事件だとかなんだとかの対策で入試会場が本来とは別の場所になり、その事に愚痴を言いながら電車を使って。受け『ようとした』学校の名前は私立藍越学園で、受けようとした理由は学費が安く、家から近く、学力的にもちょうど良く、卒業後の進路も完璧という所から。

うん、ここまでは何も問題ない。しかしここから先が良くなかった。

いざ試験会場である多目的ホールについたはいいが、中が迷路が如くわかり難い作りになっており、おまけに案内板もないと言う有様で、中学三年にもなって迷子になってしまった。仕方がないのでとりあえず近くの扉を開けると、そこには世を騒がせている『IS』があった。なんとなくそれに触れてしまったのが運の尽き。本来男には扱えない筈のISを起動させてしまい、混乱している中見知らぬ教師の様な人達に囲まれ、質問責めにあってしまった。

そのせいで高校の試験は受ける事が出来ず、どうしたものかと途方にくれたのが昨日の出来事である。

幸い、試験自体は別の日にもあるのでそちらを受ければいいのだが、既に支払った受験料は無駄になってしまった。また千冬姉にいらない負担をかける事になったと考えると気が重い。

 

「はぁ・・・ん?」

 

今日だけで何度吐いたかわからないため息を吐き、顔を上げる。すると前の方で1人の女性が壁にもたれ掛かっているのが見えた。

 

(こんな時間に何してるんだろう・・・まぁ、いいか)

 

何をするでもなく壁にもたれ掛かっている女性に対して不思議に思った一夏だが、彼は最近見知らぬ女性に関わると碌な事がないと学んでいるので、さっさと通り過ぎてしまおうと考える。

しかし

 

「ねぇ、ちょっといいかしら」

 

(げっ・・・)

 

丁度女性の正面まで来た辺りで呼び止められてしまった。内心面倒で仕方なかったが、それを顔に出さないようにして女性の方へと体を向ける。

 

「えっと・・・俺ですか?」

 

「他に誰がいるって言うのよ、ちょっとは考えなさいな」

 

「あはは・・・そうですよね、すいません」

 

女性の態度にやや気分が悪くなった一夏だが、ここで面倒を起こすと帰るのが更に遅くなってしまう。必死に笑顔を作りながら謝罪をすると、女性は「ふんっ」と面白くなさそうに鼻で笑ってから口を開いた。

 

「貴方、織斑一夏であってるかしら?」

 

「え?あ、はい。そうですけど」

 

何で俺の名前を?と続けようとした瞬間、パァン!という音が響く。

 

「えっ・・・?今の音・・・それに壁に跡がついて・・・これ、もしかして・・・?」

 

「やっと見つけたわ、この社会を脅かす悪魔め!死ねぇぇぇえええええ!!」

 

「は?え?うわぁ!?」

 

女性はいつの間にか手にしていた銃を一夏へと向け、連続で弾を放つ。幸運にも一夏は最初の1発の音に驚いて体勢を崩していた為、弾は当たらなかったが、状況は何も変わっていない。女性は次こそ一夏に弾を当てようと銃を構えなおしている。

 

「っ!?うわぁぁああああああ!だ、誰か!?」

 

「ッチィ!待ちなさい!!」

 

状況は飲み込みきれないが、このままではマズいと感じた一夏は震える脚を無理やり動かしてその場から逃げ出す。しかし女性も一夏を逃がすまいと少し遅れて追いかけてくる。

 

「っ・・・はぁ・・・はぁっ・・・なんだなんだよ?どうなってるんだよ!?くそっ!!」

 

恐怖や混乱、苛立ちが混ざった感情を吐き出しながら、一夏は走り続ける。とにかく振り切るために右へ左へと曲がるのを織り交ぜ、限界以上に脚を動かす。

するとその甲斐あってか、一夏と女性の距離は少しずつだが離れ始めていた。

 

(逃げ切れる!)

 

そう思った瞬間、彼は僅かにだが油断してしまった。決して忘れてはいけない、女性の手に握られていた物の存在を、本当に僅かな間だが頭から離してしまった。

 

パァン!

 

「っ あぁぁぁああああああああ!!?!?」

 

銃声が響くと同時に脚に激しい痛みが奔り、一夏はその場で倒れてしまう。

 

「あ、脚が・・・うぐぅうううううう!」

 

脚から流れる血が、嫌でも自分が撃たれた事を自覚させ、痛みを激しくする。経験したことのない痛みに一夏は耐える事が出来ず、立つどころか這って動くことすら出来ない。

そうしてただただ脚を抑えて悲鳴を上げている内に、銃を持った女性は一夏に追いついてしまった。

 

「ハァ、ハァ・・・手間を取らせくれて・・・でも、もう終わりよ!」

 

「うわぁぁあああああああっ!!」

 

銃が一夏へ向けられる。一夏は動けず、女性と一夏の距離は目と鼻の先。銃が外れることなど期待できる訳もない。

死への恐怖から一夏が目を閉じ悲鳴を上げ、女性の手が引き金を引こうとした瞬間

 

ドスッ

 

「かはっ・・・!?」

 

「!?」

 

突如響いた鈍い音と女性の声に思わず目を開ける。

すると銃を持った女性のすぐ傍には、先ほどまでいなかった、薄い青を基調とした服を着た、金の髪を持った少女が立っていた。手には刀の様な物が握られており、その刀の峰の部分が女性の腹部に叩きつけられている。

 

ドサリ

 

少女が刀を女性の体から離すと同時に、女性の体がその場に崩れ落ちる。少女はそれを感情の篭らない目で見てから、視線をこちらに向けてきた。

突然の事に全く思考がついていかない一夏は、少女と視線を合わせ

 

「・・・ぇ?何?お、女の子?」

 

こんな分かりきった、間の抜けた言葉しか言えなかった。

 

 

・・・これが、一夏とEsが最初に出会った時の事である。

 

 

------

 

「・・・くん。織斑一夏くんっ!」

 

「は、はいっ!?」

 

「あ、あの、大声出しちゃってごめんなさい。でも自己紹介、『あ』から始まって今『お』なんだよね。だからね、ご、ゴメンね?自己紹介してくれるかな?」

 

「あ、あぁ・・・はい、わかりました」

 

Esと出会った時の事を思い出している内にどうやら色々と進んでいたらしい。全く聞いていなかった『あ』~『え』の名前の人(いるかすら分からないが)に対して少し申し訳なく思いながらも自己紹介のために席を立つ。前の方の席だったので、クラスメイトに顔が見えるように後ろへと向き直り

 

「・・・」

 

何も言えなかった。というのも

 

(やべぇ、何を話すか全く考えてなかった・・・!)

 

慌てて何を話すべきかを考えるが、緊張と焦りから思考は空回りし、何一ついい考えが浮かんでこない。

 

「あ、あのぉ・・・織斑君・・・?」

 

中々話そうとしない一夏に、真耶が心配そうな声をかけるが、その声は更に一夏を焦らせてしまう。それでも本人なりに必死に考えた結果、一夏は1つのアイデアを閃いた。

 

(そうだ、誰かの挨拶を参考にすりゃいいんだ!えっと、比較的最近聞いた挨拶は・・・)

 

一番新しく聞いた挨拶は真耶の挨拶、しかし彼女は教師という立場の違いがあるので却下。すると次に記憶に残っている挨拶は・・・

 

(よしっ)

 

軽く息を吸い、[彼女]の挨拶を参考にした言葉を口にする。

 

「織斑一夏です、よろしくお願いします!」

 

そう一息に言ってから頭を下げる。我ながら完璧な挨拶だと思いながら、頭を上げると

 

ガタガタガタン

 

クラスメイトのほとんどがずっこけた。・・・あれ?

 

「あ、あのー・・・」

 

後ろから、涙声になりかけている山田先生の声が聞こえる。もしかして自分はとんでもない失敗をやらかしてしまったのではないだろうか?

非常に気まずい空気の中、その様な事を考えていると

 

「満足に挨拶もできんのか、お前は」

 

「え?」

 

後ろから非常に聞きなれた声が聞こえた。そしてそれに少し遅れて、ごうっ という音が聞こえたかと思うと

 

「一夏!」

 

Esが短く叫び、同時に椅子を蹴り飛ばすようにして飛ぶ。彼女は一瞬で一夏の元まで飛び

 

パシィッ

 

という音が響いた。クラスがざわめく。

後ろから聞こえた声に、Esの行動、クラスメイトの反応に訳が分からなくなり、少し遅れて一夏が振り返る。するとEsの頭と、その少し上の辺りでEsによって受け止められている出席簿を持った手、そしてスーツを着た一夏の姉『織斑千冬』の姿が目に飛び込んできた。

思わず、うおっという変な声と共にのけぞってしまう。

 

「えぇい、離せ!御剣」

 

「拒否します。千冬姉といえども一夏への意味の無い攻撃行為を見過ごす事はできません」

 

千冬とEsの言葉に、クラスのざわめきが強くなる。

 

「え、千冬姉・・・?」

「御剣さんと千冬様ってどういう関係なの?」

「織斑君の事早くも下の名呼び!?」

「御剣さんと千冬様の手の動き、全く見えなかったんだけど・・・」

 

しかしそんなクラスの様子も意に返さず、2人は睨み合っている。

 

「これは攻撃行為ではない。教育的指導、つまりは教師としての役割だ」

 

「私が見る限り一夏の行動に問題は見られませんでした。説明を要求します」

 

Esの言葉に千冬が軽くため息を吐く。

 

「織斑の問題点は挨拶だ。

 お前の所ではあの挨拶でよかったのかもしれんが、ここは学校だ。1年間を他の連中と共に過ごすにあたって関係作りは重要になる。その足掛りとしての挨拶であれば名前だけの自己紹介などではまるで足りん。」

 

「そうなのですか?」

 

「ああ、そうなんだ。理解したのなら手を離せ」

 

「了解しました」

 

千冬の説明に一応納得したのか、Esは素直に千冬の手を離す。そして

 

スパァン! ペチッ

 

「うぉぉおおお・・・!」

 

「・・・」

 

出席簿による無慈悲な一撃が一夏を襲った。その音のあまりの大きさに女子が若干名引いている。

また、Esも出席簿で叩かれたがその音は一夏のものと比べると非常に優しく、叩いたというより軽く乗っけただけと言ったほうが正しい程である。

 

「いや待ってくれ千冬姉、幾らなんでも扱いの差が」

 

スパァアン!!

 

2度目の出席簿アタック、今度は一夏のみが叩かれた。

 

「織斑先生と呼べ。御剣もだ」

 

「・・・はい、織斑先生」

 

「了解しました」

 

2人が返事をすると同時にチャイムが鳴った。千冬はそれを聞き、教師用の机まで歩く。

 

「そら、さっさと自己紹介の続きをしろ。この後すぐに授業が控えているのだからな」

 

千冬の言葉に、クラスの女子達が慌てて自己紹介をしていく。急かされていたのと、先程のEsと千冬のやり取りが衝撃的だった為に自己紹介は特別な盛り上がりも見せずあっという間に進み、Esの番となった。

クラス中の視線を受け、Esは席を立つ。そして

 

「御剣エスです。

 本日よりIS学園1-1に登録。これより、織斑一夏の護衛任務を開始します。」

 

大きな爆弾を投下した。




DLCでいいからXBLAZE仕様の服装や制服姿が出ませんかねぇ・・・
BBCFで見かけたら心が折れない程度にいじめてやってください

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