ロウきゅーぶで貞操観念とか逆転もの   作:ワンコ派
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投稿が遅れて申し訳ありません。
今回は、前回にあったセリフの昼間の会話というのをどういったものだったかを書いたものです。
幕間です。短いです。
実験的にテレビでよくある修正音の一つを入れています。
脳内で他のものに変換してもいいですが、作者的に修正音はこれが一番好き。
アイデアはあったんだけど上手くいかず何度も書き直してたら遅くなった。


9.5話

 

金曜日、4時間目の授業後。

全国の小学校と同じく、慧心学園の初等部も給食の時間となっていた。

配膳された料理を仲の良いメンバーで集まって食事をとる。

6年生の教室でも、それぞれあらかじめ組まれている班で机を動かして集まって食べている。

智花達女子バスケ部の面々は、普段から仲が良いこともあり班も一緒に組んでいた。

憂鬱な午前の授業から解放され、おしゃべりに花が咲く。

盛り上がっているが、どうやら話題は愛莉の持ってきた玩具のようだ。

玩具は玩具でも、子供らしいもので大人のものではない。

智花や紗季がこっそり持っていそうなものではなく、近所の本屋に設置されているガチャガチャで当たったものらしい。

それは平たく、卵型の形状をしているキーホルダー。

ボタンが一つ付いており、電池式で収録されている音声が流れるものだ。

 

「へぇー、こんなのあるんだ」

 

「面白そうだったからやってみたんだけど、これ赤ちゃんの笑い声がするんだよ」

 

実際にボタンを押してみると、《エヘェヘェヘ!》と赤ん坊が機嫌の良い時に出すような笑い声が流れ出す。

その音声を聞いていた真帆が何かを思いついた。

 

「これあれだ! テレビのバラエティーでやってるピー音のやつだ!」

 

「そういえば禁止用語に赤ちゃんの笑い声を重ねるの昔あったわね」

 

「おー、やってみる?」

 

「えぇ!?」

 

自分の想定していた遊び方とは違うことに驚く愛莉だったが、彼女以外のメンバーは好奇心に満ちてやる気満々だ。

今が食事中だということも御構い無しに下ネタを言ってみたくなる、そういう時期が誰しも思春期には経験があるだろう。

彼女達は小学6年生、まさに思春期!

行儀が良いとはお世辞にもいえないが、担任の篁美星は(女子)生徒に理解のある教師と知られていることからも解る通り注意する気配がない。

彼女自身、通ってきた道だからこそ理解があるのだろう。

小学校高学年ともなれば、休み時間に黒板に落書きされるものに、うんこ以外に男性器が描かれ始めるお年頃。

意味を深く理解していなくても、うんこと陰茎が会話に出て来ればそれだけで笑いが起こる年齢だ。

そして、個人差はあるものの知的好奇心が痴的好奇心に変わり始める時期でもある。

完全に痴よりな智花と紗季、いろいろ駄目な単語だけメイドに吹き込まれている真帆、楽しければ何でもござれなひなたがいればこの流れは必然だった。

 

「私やってみたい、愛莉貸して貸して」

 

「えっ、あ、はい真帆ちゃん」

 

愛莉から受け取った玩具のボタンを押すと《エヘェヘェへ!》と音が鳴りにやにやと笑う。

 

「なぁなぁ紗季、なんでもいいからエロいこと言ってみろよ」

 

「私なのね、まぁいいけど……オチン《エヘェヘェへ!》……オマ《エヘェヘェへ!》」

 

「ぶはははははは‼︎」

 

「あはははははは‼︎」

 

真帆と智花が爆笑する。

 

「ハァハァ、もう真帆は……今ご飯食べてるところよ?」

 

「一緒に爆笑してから言うなよ。あー面白い、次愛莉なんか言ってみてよ」

 

「えぇ、でも私恥ずかしいよ」

 

「まぁまぁ、遊びなんだしちゃんと隠すから」

 

友達からの無茶な振りに、戸惑いながらも愛莉は人の良さから応えようとする。

 

「じゃあ……セックs《エヘェヘェへ!》……もう真帆ちゃん!」

 

「あははは! ごめんごめんタイミング遅かった」

 

友達を信じて勇気を出したものの、ほとんど言い終わってからの音に恥ずかしがる。

そんな彼女に特に悪びれた様子もなく、軽く謝る真帆だった。

 

「おー、次はひなやってみる」

 

「ひなたか、よしこい!」

 

「お兄ちゃんの《エヘェヘェへ!》……あははおもしろい」

 

「長谷川さんの……」

 

特に深く考えてもいないだろうひなたのチョイスだったが、昨晩に三沢邸で目撃した長谷川昴のキノコを思い出して真っ赤になる愛莉。

恥ずかしがってはいるが、咄嗟に思い出せる程度にはしっかりと彼女の脳裏にも焼きついているようである。

 

「いやぁ、でも本物ちゃんと見たの初めてだったよな」

 

「お父さんのより大きかった」

 

ひなたが、父親が聞いたらダメージの大きいだろう言葉を口にする。

それを聞いて苦笑しつつも、同意する紗季。

 

「そうね、普通の人よりも大きいんじゃないかしら。やっぱり長谷川さん背も大きいし」

 

「紗季はエッチな本でいろんな《エヘェヘェへ!》見てるだろ? 他と比べてどうなんだ?」

 

「大きいわね……ってちょっと!?」

 

「やっぱり大きいんだ……」

 

「これくらいあったよね……」

 

狼狽したり想像したりで赤くなる紗季や愛莉。

智花は思い出した光景を元に、筆箱から15センチ定規を取り出してサイズを推定してみる。

 

「個人差もあるかもだけど、勃起したら単純に倍と考えると15センチ前後?」

 

「すげー! でけー!」

 

昴のマックスが14センチなので、智花の推測はなかなかに近いところをいっている。

盛り上がっている女子バスケ部の会話に聞き耳を立てていた周囲の女生徒達も、何人かは定規を出して長さを確認しながら自分の下腹部に当てて驚いている。

 

「おっきいといいの?」

 

「そうね、大きいってことは子《エヘェヘェへ!》どくから、それだけ《エヘェヘェへ!》やすいんじゃないかしら」

 

「赤ちゃんが作りやすいってこと?」

 

「一回出したら終わっちゃう人もいるらしいし、やっぱりちゃんと《エヘェヘェへ!》るのは大事なんだと思う」

 

「智花ちゃん詳しいね」

 

「このくらい保健の教科書に載ってるよ」

 

小学生の保健の教科書にそんなことまで書いてあったか疑問顔の愛莉。

このメンバーの中では別段、その教科書を熟読しているわけではないのでもしかしたら自分が気が付かなかっただけで載っていたのかもしれない。

素直な彼女は友達の言葉を信じたが、本当は平均サイズだの持続力だのが記載されているわけがないので完全に智花の嘘である。

 

「試合の後は長谷川さんと結婚式のモデルするのよね」

 

「おー、とっても楽しみ」

 

「それなんだけどさ、お母さんがすばるんと私たちを婚約させる気なんじゃないかってやんばるから聞いたんだけど……」

 

「真帆、それ本当?」

 

「何それいい、すごくいい」

 

「お兄ちゃんと結婚したらみんなはどうしたい?」

 

「セックスした《エヘェヘェヘェ!》」

 

「……あー、もっかん即答するから間に合わなかったじゃん」

 

「あんた長谷川さんのことになるとキャラ変わりすぎよね。溜まってるの?」

 

「だって長谷川さんだよ!? 毎日毎日すっごくエロいし‼︎」

 

「お兄ちゃんはエッチなカラダ。ひなでもわかる」

 

智花の熱弁とひなたの特に考えてない適当な言葉から、教室中の長谷川昴を知らない女子たちに、『長谷川昴なる人物はすごくエロい』という認識が生まれた。

まぁ間違ってはいない。

中身はいかに蛇とあわびの異種格闘技をするかばかり考えているし、その容姿や行動から童貞にも関わらず『歩くセックス』と一部の女子から呼ばれているぐらいである。

 

「私もね、長谷川さんが色っぽいのは同意するけど。具体的に智花はどこがいいの?」

 

友人の言葉に同意しつつ、なんとなく智花に聞いてみた紗季だったが、彼女はあくまでどこが一番気になるのかという事を聞きたかっただけだ。

にも関わらず、智花の何かに火をつけた。

智花はデザートのバナナを握りしめながら立ち上がり力説する。

 

「頭の先から足まで全部だよ!あのサラサラの髪すごいいい匂いだし普段優しいあの目もバスケの時は鋭くなるし! あの目で見られただけでちょっと濡れたし声、声もやばい!」

 

「あ、あの……智花ちゃん?」

 

「あの首筋、耳裏からのあのラインを汗がこうツツーってなるのも! あの筋肉質で硬い腕、指もごつごつしてて大きい! それに見たでしょあの腹筋と胸板すごい撫でたい舐めたい乳k《エヘェヘェへ!》し指でこりこりしたらどんな反応してくれるか考えただけでもご飯三杯はいける! それにあの脚線美、まさにアスリートのふくらはぎの盛り上がりエロいしあの足で男王様みたいに踏まれたいし長谷川さんが舐めろっていうなら足の指舐めれるよむしろ舐めまわすよ!それにあの大きなおち《エヘェヘェ《エヘェヘ《エヘェヘェへ!》もカリのう《エヘェヘェへ!》な《エヘェヘェ《エヘ《エヘェヘェへ!》《エヘェヘェへ!》たり《エヘェヘェへ!》……真帆?」

 

「いやもっかん、気持ちはわかるけど一回落ち着こ?」

 

最後の方がひどいことになっていたために、そのほとんどが真帆のディフェンスの前にかき消された。

そのことが不満なのか眉根をよせて頰を膨らませる智花だったが、さすがに教室内の男子を主とするおとなしめの生徒がドン引きしていた。

力説している間に手に力が籠ってしまったのか、バナナが中折れしたあれのように悲惨な姿をさらしている。

 

「とも、長谷川さん好きなのは解ったから」

 

「はいはいお前ら、その辺でおしゃべりやめてさっさと食べなさい。もう給食の時間終わるぞー」

 

さすがに給食としての時間が残り5分となってきたために担任教師である美星からストップがかかる。

担任から制止されれば、智花も認めるしかなく大人しく着座した。

 

「とにかく、みんな長谷川さんと婚約とかの話になっても嫌じゃないってことでいいのね?」

 

「お兄ちゃんならおーけー。ひなだいしょうり」

 

「私も長谷川さんとみんなと一緒なら」

 

「すばるんモテモテだな。じゃあもしお母さんがそんな話してきたら皆OKだって言っとくよ」

 

「えぇ、なりましょう皆で……竿姉妹に!」《エヘェヘェへ!》

 

最後の最後、真帆のディフェンスをすり抜けて智花の下ネタシュートが決まった。

 

 




後書きで報告している友人に聞いたのですが、三ヶ月らしいです。
この場を借りて、おめでとう。
いやメールでも祝福したけども。
祝いに酒おごれとかいうけど、むしろ独り身の作者におごれと思う。
嫌がらせにベビーベッド作ってやるから覚悟しろ。
サイズの採寸は?
デザインは?
予算の貯蔵は十分か?
置き場所を確保して待っていろ。






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