人間の少年アマデウスは災厄をもたらすとされる妖狐の血を引くアリスの正体を隠すために町を移りながら暮らしていた。二人は世界有数の大国「メルマリア」を訪れる。
ミスティルのメンバーのラウラは茶屋でアマデウスの話を耳にし興味を持つ。
ラウラは街中でレッドファングのオーガたちに襲われているところをアマデウスに助けられる。その後アマデウスは自衛団の試験に不合格になったところをラウラに勧誘される。
ラウラの所属するミスティルに入る試験として、レッドファングの討伐を達成し、アマデウスはアリスともどもミスティルに迎えられる。
二人はミスティルの仲間に家族のように暖かく迎えられ絆を深めていく。
その頃国内では切り裂き魔による連続殺害が起こっていた。レッドファング討伐の報酬の受け取りに来たアマデウスたちは、自衛団のアランから国内の屋回巡回の任務を受ける。
巡回を始めたその日アマデウスとアリスは切り裂き魔の襲撃を受ける。切り裂き魔の発する妖気に当てられ妖狐の姿になってしまうアリス。その姿を国民に目撃されてしまう。自衛団の団長エルランド・メランデルの助けを受けその場を逃れるが妖狐の噂は数日のうちに国内全域に広まった。
国王は妖孤であるアリスを捕らえ隔離する。アリスが連れ去られるのを黙って見ている仲間に失望するアマデウス。単独でアリスを取り戻そうとするもミスティルの団長アルヴァに制止される。
翌朝、自室で目覚めたアマデウスに対しアルヴァはなぜアマデウスをとめたのかを説明する。その後ミスティルの面子を引き連れ王宮へと乗り込み、国王に直訴するもののアリスは返してもらえない。その夜アマデウスはアリス救出の強行作戦に出る。ミスティルの面々はそれを察し救出の手助けをする。
途中、国営ギルドによる妨害に遭うが仲間の助けでアマデウスはアリスの元にたどり着く。しかしアリスは切り裂き魔に連れ去られてしまう。切り裂き魔自身の口から自分がアマデウスの父親ニルスであることを伝えられ、自分の妻を殺した理由を聞かされるアマデウス。ミスティルのメンバーとエルランドはニルスの後を追う。
過去の大戦跡地にアリスの力で大量のアンデッドたちを作り出したニルスに対しアマデウスたちは戦いを挑む。暴走したアリスを止めるためアマデウスは大けがを負うもののニルスを倒しアリスを救い出す。
切り裂き魔は投獄され、アマデウスとアリスは新しい家族との生活を送る。
  第1話()
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