緋弾のアリア~IFエネイブル間宮 あかり   作:リムル=嵐

14 / 30
ヤバイ、無意識のうちに設定がインフレしてる、まるでゲッターみたいに世界観がインフレしてきた( ̄▽ ̄;)
ど、どないしよ?


あかりちゃん 眼が覚めたら知ら(ry

眼が覚めたら知らない天井が見えた。

 

いや、ちょっと見覚えがある、最近の記憶だから、直ぐに思い出せた。ここ救護室だ、訓練所の。ちょっと前まで居たところだったから、覚えてたみたい。

 

何か身体が重いなぁ。今日あの日だっけ?いや、目眩も吐き気もないし、腰も痛くないから、あの日じゃないはず。身体は怠いけど、周期から見ても外れてるし。

 

「ん、あかり?眼が覚めたの!?」

 

「うわ!!?な、何!?敵襲!!?」

 

いきなり横から飛び付かれて驚く。慌てて飛び付かれた方を見ると、志乃が目元真っ赤にして、私にしがみついてた。

 

「だ、大丈夫!?先生は怪我はしてなくて、脳に強い疲労がみられるって、言ってたけど。どこか痛い場所はない!?」

 

ちょ、ちょっと!?いきなり身体をまさぐるな!!

 

「大丈夫だよ!だから身体をまさッッッ!?ちょっ、どこ触って!!?」

 

結構際どい所まさぐられて、驚いて志乃から距離を取ろうとして、反対側に逃げたんだけど、寝起きだからか身体が言うこと聞かなくて、反対側に落ちそうになる。

 

「おっと、落ち着けお前ら、あかり大丈夫か?」

 

「う、はい。ありがとうございます、()()()()()

 

落ちないように抱き止めてくれたキンジに、お礼を言ってベッドに座る。周りを見ると私の他にはキンジと志乃だけで、他はカーテンで仕切られてて、よく見えない。

 

「ともかく、眼が覚めて良かった。医者を呼んでくるから、二人とも大人しくしてろよ?」

 

あ、キンジが行っちゃった。頭撫でて欲しかったかも、何か寂しい。っていうか本当に、身体が果てしなく怠いわぁ。頭も重いし、食欲もいつもよりないな。あの日じゃないなら、私風邪でも引いた?

 

「うぅ、あかりぃ!!」

 

「うわっ!?ちょっといきなり抱き着かないで!」

 

心配してくれたのは分かったけど、そこまで心配しなくても大丈夫だよ?私気絶はしょっちゅうだし。

 

「丸一日寝込むんだもん、心配したんだからね!!」

 

え?丸一日!?嘘でしょ!!?

 

だから寝起きとはいえ、身体がこんなに怠いのね。風邪じゃなさそうで良かった。っていうか、抱き着かれたままなんだけど、離れる気無いみたいだし、引き剥がす気力も無いから、もう放置することにしよ。一日で色々起こり過ぎだよ、疲れたぁ。

 

「今何時なの?丸一日って、私学校とか、ののかが心配してるんじゃ」

 

「今は夕方の七時前位で、ののかちゃんには、キンジ先輩が連絡したよ。学校は、白雪先輩が手を回してくれたの」

 

あ、キンジが連絡いれてくれたんだ、良かったぁ。白雪先輩にも、また迷惑掛けちゃったみたい。後でお礼言わないと………そう言えば佐々部さんはどうしてるんだろ?

 

「佐々部さんは、今朝方までは居たんだけど、お仕事があるからって、さっき白雪先輩の携帯に連絡があって、速めに切り上げたから、七時には来れるってメールが」

 

流石志乃、前世からの付き合いだけはあるね、私の疑問にノータイムで答えられるとは、あかりはあかりは感激してみたり、なんちゃって♪

 

そこまで言ったところで、カーテンが開かれて、白衣を着た女の人と白雪先輩が入ってきた。

 

お医者さん?キンジはどこに行ったんだろ、これから診察みたいな空気だし、席を外したのかな?

昼行灯にしては、気が利くじゃない。

 

「じゃ、ちょっと診察するから、お嬢ちゃん一回離れてね」

 

「あ、すみません」

 

お医者さんにそう言われて、志乃が顔赤くして離れる。可愛いよね志乃。流石アイドルって思った。でも中身白雪なのに、ここまで素直とは………いや、前世でもアリアとか、バスカーヴィルのメンバー以外には、普通だったんだけどね?

 

軽く問診と、診察を終えた後、私の服を渡された。

 

「寝てる間に、色々調べたけど、乗能力者(マルチレイズ)の中でも、貴女は身体を………特に脳を酷使するタイプだ。普段からこういう事がよくあるね?」

 

「はい」

 

乗能力者の所で、志乃と白雪先輩が驚いてるけど、調べてなかったんだ、二人とも。私のこと、自分から言ってくれるって、信頼してたんだ。ゴメンね、二人とも。

 

「馴れてるから、何て考えて無茶してると。脳機能の酷使で、身体機能に異常が出る可能性がある。そうじゃなくても寿命を削る。推薦状書くから、通院しなさい」

 

え?いや、通院って、私病気でも無いんだし、これは私が望んでもらったものなんだから、私の責任で「良いね?ちゃんと行くのよ?」何この圧力、この人何者なの!?キンジの父さんが怒った時と、似てる圧力感じるんだけど、こ、怖い!!

 

「分かりました、行かせてもらいます」

 

「宜しい、お嬢ちゃん達からも、言っといてあげて?今回は身体に異常が出なかったとはいえ、この子がそれで無理して良い身体じゃ無いんだから」

 

うぐぅ、耳が痛い。

 

「分かりました。ありがとうございます先生」

 

「ありがとうございます」

 

「仕事だし、良いってことよ、私は推薦状書くから、その間はそこでゆっくりしてなさい」

 

そう言って、女の人はカーテンの奥に消えた。

 

「「あかり(ちゃん)?」」

 

ひっ!?

 

二人からの圧力がさっきと同じくらい出てるんだけど!!?

 

何これ、二人とも何でこんなに怖いの!?

 

「乗能力の副作用の話、キンちゃんには?」

 

う、そ、それは………

 

「あかり?」

 

ひ!?

 

「い、言って、ません」

 

それを言うと、白雪先輩は深く息を吐いて、キンジを呼んでくるって言って、カーテンの奥に消えた。

 

「「…………………………」」

 

気不味い、スゴく気不味い。志乃に睨まれながら、やることも無いから渡された服に着替えるのが、スゴく気不味いよ。

 

「あかり」

 

ビクッ!?

 

「な、何?」

 

いきなり声を掛けられてビクッてした。怖いよ、志乃。何か皆過保護だし、私そこまで虚弱?

 

「自分が乗能力者だって、誰にも言って無いでしょ?どうして?」

 

う、それは、その………

 

「あんまり情報を出したくなかったの。私の能力は、外からじゃ分かりにくいから、言わなきゃイ・ウーにバレる事も無いから」

 

志乃を見ないように、着替えるのをゆっくりにして、そっちに集中してるふりして答える。

 

「それ、嘘でしょ?」

 

え、バレた!?

 

「ど、どうして嘘だって「嘘吐く時、目線合わせない癖抜けてないよ」…………………里の同い年にね、やっかまれてたの」

 

そう言うと、少しして志乃が息を飲んだ。私が体操服を脱いだ時に背中を見たんだろう。恥ずかしいから、あんまり見られたく無いんだけどね。

 

「それ、もしかして」

 

「うん。この能力のせいで、私継承権がののかより低くて、それを皆にバカにされててね、里の小学校とかで、よく()()()()

 

やってきたやつ皆、やり返してやったけど、私は落ちこぼれのレッテルを、皆に付けられてるから。体内の電磁パルスを使う間宮の技は、その速度は雷速、避けることは小学校の私には出来なかった。

 

キンジには見られないようにしてるけど、学校の皆には小さいときに事故に遭って、古傷だって言ってる。似たようなものだしね。

 

「大人は?」

 

「庇ってくれたけど、やっぱり古い里だから、見て見ぬふりもあったよ」

 

本当は、見て見ぬふりが殆ど何だけどね。子供の喧嘩に親は(大人は)口を出さない。里では常識の一つだもん。

 

お陰で友達出来なくて、ののかと二人で遊んでたなぁ。ののかも修行があったから、基本家に一人だったけどね。

 

私が着替え終わると、カーテンが開いて白雪先輩達三人が入ってきた。

 

「あかり、すまなかった!」

 

え?

 

「お前の戦兄(アミコ)なのに、お前の事を知らなかった。教務科(マスターズ)から渡された資料だけで、お前を決めつけてた。本当にすまない!!」

 

え?ちょっと、待ってよ!?何でキンジが謝るの?悪いのは黙ってた私で、ムグッ

 

「辛かったんでしょ?キンちゃんにも黙ってる位だもん。でも大丈夫だから、私達が知ったから、私達が支えてあげられるから、もう我慢しなくて良いんだよ?」

 

いきなり抱き付かないで下さいよ、白雪先輩。む、胸で窒息する。無理矢理頭動かして、気道を確保する。プハァ苦しかった、本当にこの胸は駄肉だよ、駄肉!!

 

っていうか、私、我慢してなんか無いですよ?今も向かしも変わらず見栄っ張りなだけで

 

「あかり、私はずっと側に居るから、だからもう抱え込まなくて良いんだよ?あかりが辛いと思ってること、私も隣で背負うから、ね?」

 

志乃まで何言って、あれ?何で私涙ぐんでるの?これじゃ本当に皆が言ってるみたいじゃん。あ、そうだ、疲れてるんだよきっと!うん、だって、沢山濃い出来ごとが、この三日で起こったんだもん。疲れてるんだよそうに違いない。そっかぁ、疲れてるんだ私……………ちょっとだけ、本当にちょっとだけ、泣いても、良い?

 

「う、ひぐっ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

私、二日連続で号泣きしてるよ、情けないなぁ。恥ずかしいから黒歴史確定だよ。

 

でも怖かったなぁ、里であんな事があって、大人は助けてくれないから、自分でどうにかしなきゃいけないのに、数で攻めてくるんだもん。挙げ句の果てには、まだ小さいののかを人質にして、私に()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

それは流石に大人が止めてくれたけど、あいつら止められる所とそうでないところを!試しながらゲーム感覚で私を狙うんだもん!!怖くない訳無いでしょ!!!

 

ののかだって、私の妹だからって理由で、子供達から避けられてた。私のせいで、私の妹が虐められてた!悔しく無いわけ無いじゃん!!私のせいなんだよ!?生れつき身体が弱いあの子が、私の代わりにキツい訓練受けてるんだよ!!?変な癖が付かなくて良かったとか、本気で思えるわけ無いじゃん!!!!!!

 

「ヒグッ、ウグゥ、うぅ、うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

強くならなきゃダメなの、もうののかにも、皆にも心配掛けちゃダメなのに、何で私、こんなに迷惑ばっかり掛けてるの?嫌だよこんなの、いつまでたっても、強くなれない。どれだけ頑張っても、前世程身体は強くならない。挙げ句の果てには女だからって、下に見られる事もある。私が頑張らないと、このままだとキンジが死ぬんだよ!!?

 

()()()()()()!!!!!!!!

 

こんなのって無いじゃん、私のせいでキンジが死ぬんだよ?全部私のせい、前世でも私が避けてれば、アリアは緋緋神にならなかった。皆は死ななかった!!!!

 

もう嫌なの、私のせいで皆が不幸になるのは、嫌なんだよ。止めてよ、私は強くないの、普通の女の子何だよ?何でこんなに背負わなきゃならないの?

 

何で私は失敗したの?私何かした?精一杯生き抜いただけだよ!?私は私の周りを守りたかっただけ、私の信念を曲げたくなかっただけ、それ以外望んで無かった!!それだけあれば良かった!!!だってそれ以外無かったもん、()()()()()()()()()()()()()!!!!…………………………須佐之男命(スサノオ)のせいなの?()()()が邪魔したのが悪いの?………………………………ブチッそうか、お前が全部悪いのか、あぁ、そうかそうなんだ

 

 

 

 

 

 

 

ふざけんな

 

 

 

 

 

 

 

お前のせいで、お前のせいで(オレ)は失った、()()()()んだ!!友達を、家族を………大切な人を!!!!

 

(オレ)貴方(貴様)を許さない、九条は神には適応されない。殺す、殺してやる、一切の躊躇もなく、寸分の狂いもなく、その首を刎ねる、その身体に風穴開けてやる。もう、(オレ)の邪魔はさせない。もう、誰も失わない。全員守る、守って見せる。

 

………また会う時が来たみたい、学校は暫く休もう。行かなきゃならない、日本の全ての神社の総本山、伊勢の大神宮の、内宮、天照大御神(アマテラス)を奉っている皇大神宮に。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。