緋弾のアリア~IFエネイブル間宮 あかり   作:リムル=嵐

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なんか、最近今更ながらに、ちゃんと女の子っぽく描写できてるか、不安になってきた。大丈夫ですかね?



あかりちゃん ~因縁との邂逅~ あかりちゃんは攻略済になるようです

皆で内宮を出て、おかげ通り近くの、アパートの一室。『101』と書かれたプレートの部屋が、小百合オバさんの家だ。

 

詳しく言うなら()()()って言うのが正しい。

 

この人引っ越し癖があって、しょっちゅう引っ越すから、来る旅にあの魔術、外宮と内宮を二日掛けて回る必要がある。

 

私としては、何であんな面倒な条件にしないとダメな位、この人を呼ぶのに必要な力が集まらないのが、腹立たしいけど。

 

外観より、広く見えるリビングで、皆にお茶を配ったオバさんが、お茶を飲んで一息つく。

 

「それで、久しぶりに会えたと思ったら、友達連れてきて、お姉さん驚いちゃったんだけど、今回は修業じゃないのね?」

 

何がお姉さんよ、オバさんでも未だ足りないく「あかり、聞いてるの?」

 

むぅ、

 

「神宮でも言ったように、天照大御神に会いに来たの」

 

「いきなりなんで?今日は平日だし、お友達も含めてズル休み?お姉さん感心しないわよ?」

 

ええい、何で納得してくれないのよ!!こっちの事情を知ってる癖に!!!

 

「オバさん覗き魔何だから、知ってるでッッッいたぁ!!?」

 

輪ゴムをほっぺに飛ばされて、痛くて悶絶する。

何で触っても何かしたようにも思えないのに、また痛覚を弄られてるのよ!!?本当にこの人化け物!!!!

 

「お姉さんって呼びなさいって、言ってるでしょ?私は覗き魔じゃなくて、貴女がちゃんと生活できてるか、見張る役目が有るの」

 

天照大御神のバカァ、何もこのオバさんに、監視の役目なんて付けなくて良かったのに!!!

 

「えっと、何がなんやら、さっぱり分からないんですけど」

 

キンジの鈍感スキルが、いつにもなく仕事してるなぁ。もうちょっとこう、鋭くなって欲しいけど、無理なのかなぁ。

 

「じゃあまず自己紹介からしましょうか。私は六条小百合。今は算盤(そろばん)教室の先生よ」

 

嘘つけ、本当は外宮の非公式巫女の一人の癖に。しかも筆頭巫女。休日の趣味は、宮内庁に水商売(差し入れ)のオバさんが算盤の先生とか、ギャクじゃ無いんだから。

 

「私は佐々木志乃、あかりと同い年の十三です」

 

「志乃ってアイドルなんだよ!!」

 

少なくとも志乃は、貴女みたいな真っ黒な人間の、何倍もスゴいんだから!!

 

「あら、本当に?」

 

「えっと、はい。これが名刺です」

 

「あらあら、本当なのね。凄いわぁその年で、あかりにも見習って欲しいものね?」

 

「ふっ、年寄りは説教ずッッッいったぁ!!?」

 

今度は三発、目元と鼻にやられた。許すマジ年増。

 

「汚ない言葉遣いをしないの。品位が下がるでしょう?」

 

何が汚ない言葉遣いよ、自分は国のお偉いさん方に汚ない事してるくせに!!

 

「それで、貴方は?」

 

「あ、はい。遠山金次と言います。あかりのひとつ上で、戦兄(アミコ)………ええっと、」

 

ま、その制度は説明しづらいよねぇ。私も最初、ののかに聞かれた時、どう説明すれば良いのか分かんなかったし。

 

「大丈夫、戦兄妹(アミカ)契約は知ってるわ。ほら、これ持ってるから」

 

そういってオバさんは武偵手帳を見せる。

 

あ、持ってたんだ、その手帳。てっきりもう新しいのになってると思ってたのに。

 

「え!?でも、日本に武偵制度が出来たのは……え?どういう事だ?」

 

混乱してるなぁ、分かるけど。これ初めて聞いた時に、キレそうになったよ。

 

「えっとね、武偵法あるでしょ?」

 

「それが何か?」

 

「あれ抜け道沢山あって、武偵が職業として日本で認められた年から、もう結構経つけど、他の………武装検事とかが、武偵免許の試験するってなるとね、殆どノーパスでいけちゃうのよ。私も昔はそういう職に就いてて、いざ辞めるってなった時に、銃検に引っ掛かるの嫌で、取っておいたの。武偵法とか武偵局で、免許の期限なんて定めて無いから。一度取ればずっと、銃火器の取り扱いを認めてもらえるって事なの」

 

そういう荒事する職って、支給されるバッジとか手帳が、所持免許代わりになるから、仕事を辞めるってなると、武偵免許を取って辞める人が結構居るのよね。

 

所謂古兵(ふるつわもの)の流出何だけど、政府からすれば、定年で辞めさせるには惜しい人達を、武偵として雇えるってなれば美味しいから、あえて武偵法に穴を開けてる始末。

 

結局割りを食うのは、実績のない卒業したての新人(ルーキー)ばっかり。コネもパイプも持ってる古参が他から流れてくれば、武偵の仕事なんて殆どそっちに流れるわよ。

 

それが何を意味するのか分かったのか、志乃は拳を握り締めてる。

 

「それじゃあ、私達の学校って?」

 

「基本的には、成功してる大手に入るのが、どの世界でも定石でしょ?武偵もそうだってだけよ」

 

つまりは、上にメチャクチャ経験を積んでる人達しか、居ないような場所で、安月給でいつまでも上に上がれなくて、前線にずっと出続ける、立派な社畜の完成って訳よ。

 

いざ上が居なくなったと思ったら、上に居た人の弟子とか、身内とかが、後釜になるのはもうテンプレね。

 

「それは、確かにそうですけど!」

 

キンジも、気づいたみたいで、言葉を悔しさで荒らげる。ま、普通そうだよねぇ。老兵は休めば良いのに、ここぞとばかりに新人の仕事奪ってるんだもん。そりゃ若いのが育つわけ無いじゃん。そんなんだから年々、武偵高の卒業生の死亡率が上がってるんだよ。大人しく引退しろっつうの。

 

「私は護身用に取ってるだけだから、知り合いの事務所に形だけ入ってるだけだし、今は隠居してる身だもの」

 

嘘ばっかり。今でもたまに、皇居の警備員、複数相手に訓練って言って暴れてるじゃん。あっちの警察病院の入院患者の三割、オバさんの仕業でしょ?何でそれで捕まんないのか分かんないよ。

 

「そうだったんですか、私てっきり神職の方だと思ってました。先程も巫女だとおっしゃってましたから。」

 

「私はそもそも、正式な巫女じゃないもの。非公式に巫女に、何か有った時の替え玉として、名前を置いてるに過ぎないわ」

 

正式云々はそうだけど、替え玉に出来る人材じゃないでしょ?下手な巫女より重要人物よ。神卸し何て、この国の切り札の一つだもん?

 

「えっと、あかりが魔術士って、どういう事です?」

 

「この子の魔術は欠陥よ。この子自身の特性もあるけどね。神卸し特化。神道系統極振りで、性質の近い鬼道すら、初歩の初歩を大儀式までしないと使えない。それ以外はどれだけ理解しようが、どれだけ修業しようが、延び代が無いのよ」

 

……………フン、それ言わなくて良いでしょ、オバサンのバカ。

 

「でも、神卸しの才能があるなら、何でわざわざここまで?自分で天照大御神を卸せば」

 

いや、何無茶言ってんのさ、無理無理、正一位とか、天皇による受勲でこの世に縛られてる神なら未だしも、天照大御神だよ?

 

「私でも無理よ、主神卸しなんて。そもそもこの世に実態がある神なら未だしも、神話の時代に上の世界(高天原)に行った神様なんて、人の器に入る純度じゃないわ」

 

「そうだよ、私はこのオバサンより、適正があるとは思うけど?未だ無理無理。後、三年は欲しいもん」

 

「貴女、修業サボってた?昔のペースなら半年あれば出来るでしょう?」

 

あ、ええい、昔は塾と修業だけやってれば良かったけど、今は違うの!!

 

「中学生も忙しいんだよ!!」

 

そりゃ、ちょっと他の事を優先してたけど、別にサボってた訳じゃなくてね?

 

「最後に瞑想したのは?」

 

ええっと、確か。

 

「保健室行く前だったから、一ヶ月前?」

 

「サボってるじゃない!!」

 

う、悪かったよ、ちょっと体術の方に力入れてて、「言い訳しない」………ごめんなさい。

 

「はぁ、貴女は才能はあるのに、何でこう、オカルト関連に集中出来ないのかしら」

 

前世でも、そういうの苦手だったし、生まれ変わってからは、克服しようとは思ってるよ?でもやっぱり、苦手は苦手なの、文系が理系になれって言われても、無理くさいのとおんなじでさ。

 

「そうやって、理屈捏ねるのが悪い癖よ?意外とやればなんとかなるんだから」

 

それはオバサンが天才肌なだけでしょ?私はそんな感覚派じゃ「貴女も十分鬼才の部類よ。それに私より感覚派じゃない」うぐぅ、分かったよ、修業の時間増やしますぅ。ぶぅ~。

 

「そんなに膨れないの。貴女が才能を活かせるようになりば、それこそSDAランク一桁は堅いんだから。頑張りなさい」

 

現役二十番台さんの言うことは、よく分かんないよ。なにさなにさ、いきなり知らない秘境に呼ばれて、新しい修業にわくわくしたと思ったら、始まったのは一ヶ月の山篭りだよ!?石鹸シャンプー無いどころか、お湯を沸かすのも大変なんだよ!!知らない生き物沢山居るし!!緑色の肌の気持ち悪い小人とか、玉虫色のタールみたいな気持ち悪い奴とか!!あいつら一体なんなのさ!!!

 

「あそこは神様の管轄地、日本でもっとも神秘に溢れてる場所だから、諦めなさい」

 

何があっても諦めろと!!?ふざけんな!!こちとら得意の銃没収されて、食えるか分かんない魚とか草とか、現地調達だったんだよ!!文句も言いたくなるわ!!!

 

「だから、「えっと、その?」あ、何かしら?」

 

「さっきから小百合さんが一人で話してて、何がなんやらで」

 

「心の中覗くの、このオバサンッッッ避けた!「甘い」ッッッいったぁ!!」

 

真後ろから雑誌使うとか、卑怯だよ!!

 

「私は神の依り代、神がこの世界に安全に降りられるように、ある程度の神通力を、使えるの。勿論、条件付きでね」

 

それを聞いた瞬間、キンジと志乃が警戒する。だから無駄だって、ICBM(大陸間弾道ミサイル)と同列に考えられてる人間に、小細工とか通用しないんだよ。

 

「あかりに対しては、無条件で使ってオッケーだけど、他の人に対しては、本当に条件が難しいから、覗かれる心配はしなくて良いわよ?」

 

これこそこの人が覗き魔の由縁、私の考えとか記憶とか、こっちの都合お構いなしに、好き勝手覗かれるんだから、たまったもんじゃないよ!!!!

 

「あら?貴女の知られたくないことは、出来るだけ見ないようにしてるわよ?寝る前とか、ト「何言おうとしてんの変態!!!!!」酷い言い草ね、貴女のおしめ変えてたの私なのに。あ、あかりのアルバム有るんだけど見る?」

 

何でリビングに私のアルバムが有るのよ!!?

 

「是非!!」

 

「ちょっと待ってよ!?」

 

さ、流石にそれは不味い!!!このオバサンよりによって撮ってるのが全部変態チックな写真ばかりで!!!!?

 

「これがあかりが初めておねしょした時に撮った写真で、こっちがあかりのお風呂の時の」

 

「へぇ、この頃はどれも無愛想な顔してるなぁ」

 

なッッッ…………カァァァァいやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

「あ、おいあかり!!」

 

後ろから、キンジの声が聞こえたけど関係ない。恥ずかし過ぎて死にそう、顔が赤くなって、頭に血が昇ってくらくらする。キンジのバカ!!!!何でそう平然とアルバム見てんのよ変態!!種馬!!ドS!!もうダメ、私この家に耐えられない!!!!

 

 

 

 

 

 

 

オバサンの家から抜け出して暫く、こっちに来たらよく行く公園で、ベンチに座って黄昏れる。携帯で確認したらもう夕方、皆心配してるかなぁ。

 

でも恥ずかしくて無理。少なくとも今日一日は帰れない。どこか格安のカプセルホテルとか、見付けないと。

 

そんな事考えて空を見ると、キレイな夕焼けで、頭の中が空っぽになる。

 

「あぁ、空がキレイだなぁ、この公園、花見のスポット何だよね。今度キンジと来たいなぁ」

 

本当にキレイな景色だなぁ、あ、鳥さんが鳴いてる、(うぐいす)かな?いや、違うな、鶯はもっとこうホーホケキョって感じで鳴くもんね、あぁ、熱くなってきたなぁ、上着脱いじゃって良いよね」

 

「何精神崩壊起こしてんだよバカり」

 

え?

誰ですか?あなたはそこに居ますか?何て………キンジ!?

 

「ッッッ!!」

 

「逃げんなバカ」

 

ぐっ!?首根っこ掴まないでよ!私は猫か!!

 

「放してください先輩!私はこれからサイコフレームの中に」

 

腕から逃げようとする私を、もう片方の手で強引に抱き寄せて、私の事をじっとキンジが見つめてきた。

 

え?な、何ですか?まさか写真酷すぎてきらわれちゃった?え、いや、でもキンジはそれくらいじゃ、でも………うぅ。

 

「何恥ずかしがってるのか分からんがな、別に今更お前の事を嫌いになったりしねぇよ。いつも気にし過ぎなんだよ」

 

え、本当に?

 

「………変だとも思いません?」

 

な、何で私涙声になってるのよ!?つか、いつの間に涙出てきてるし!!私こんなに涙脆い人間だっけ?キンジに出逢ってから、涙腺がストライキ起こしてるよ、うぅ。

 

「何言ってんだ、元々変だろ、お前も俺も」

 

そうやって、照れ臭そうに笑うキンジに、つい見蕩れる。

 

でも………むぅ、そりゃ元が同じなんだから、同じに決まってるけど。私が言いたいのはそこじゃないんだよ!!はぁ、本当に私の気にし過ぎだったのかな?

 

「ほら、お前は大胆不敵に笑って、俺を散々巻き込めば良いんだ。そうじゃないと、違和感がする。笑ってくれあかり」

 

う、気配からしてなってない筈なのに………何でそう、笑顔で殺し文句ばっかり言えるのよ、この昼行灯は。

 

「キンジ先輩はバカです。そんな事他の女の子にも言ってるんですから」

 

何嫉妬してんのよ私のバカ、これじゃ本当に白雪先輩が、私の事を恋敵認定しても、言い訳出来ないじゃん。

 

「バカって、俺を散々巻き込む(こんな)事出来るのはあかりだけだろ」

 

………………………あぁ、ダメだ私、もう無理くさい。我慢できない。抱き締められて、励まされてるのに、嫉妬して。可愛くない所沢山見られて、すっごい迷惑掛けてるのに、それでもこんなに殺し文句、何でもないように笑顔で言ってくれるとか。

 

ダメ、ダメだよ、私がキンジに感じて良いのは、家族愛までだもん、ダメなんだから、誘惑しないでよ。誤魔化すの大変なんだよ?強がるの辛いんだよ?

 

「先輩の意地悪。鬼畜、鈍感、モテ体質!」

 

こんなに誘惑したキンジが悪いんだ、私は悪くない。だから、これは意趣返し、私からキンジに対する、意地悪。一回だけの、これっきりの意地悪。

 

「おい、いきなりどうしたんだよ」

 

「……先輩、まつげにゴミついてますから、ちょっと目を閉じてください」

 

こうしないとキンジ避けそうだし、私も心の準備が必要だし、早く閉じてよ。

 

「え、いきなりどう「早くして」……分かったよ」

 

私のすぐ目の前で、キンジが目を閉じた。ヤバイ、メチャクチャドキドキする。でもこういうのって、初めての相手は記憶に残るものだし、キンジの初めてを奪ったとか、皆に対してアドバンテージだし、私はキンジの横に居られれば、キンジに付いていければ、それで良いけど、やっぱりご褒美は欲しいもん。これから大変なんだから、特に明日と来年。

 

もう会えなくなるかもしれないなら、今ここで。

 

「おい、どうしたんだよ、あかり?」

 

「すいません今取りますから」

 

抱き締める腕を、緩めてくれた事に嬉しく思いながら、キンジの両頬に手を添える。

 

「……先輩、もうちょっと屈んでください」

 

「ん、分かった」

 

キンジが屈んで、私のが届く高さまでくる。緊張するなぁ、心臓が痛い。私キンジにしちゃうんだ。キンジはされたらどう思うだろ。驚くかな?それとも怒る?怒られたくないなぁ、でもキンジなら、私キツイお仕置きされても大丈夫だよ?

 

「ッん………大好きですよ、キンジ先輩」

 

その日私は、初めてをキンジにあげた。

 




あかりちゃん、ちょっとで良いから自重してくれ、指にずっと宿るんじゃない。
他の小説書いてる時に、いきなり出てこないでくれ、いつの間にかあかりちゃんになって、他の小説書けなくなってるから!!(@_@;)
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