緋弾のアリア~IFエネイブル間宮 あかり   作:リムル=嵐

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何か、あかりちゃんが一番書きやすいよ、最近。


過保護なおにいちゃん!おねえちゃん!!

キンジにヒステリアモードの種類を解説した後、直ぐに白雪先輩がきた。

 

「あれ?カギ掛かってる。キンちゃん?中に居るの?」

 

「あぁ、ゴメン今開ける」

 

「カギ何か閉めて、何してたの?キンちゃん」

 

急いでカギを開けたキンジを、ジト目で見る白雪先輩。浮気を疑ってる彼女みたいだ、私当事者だけど。

 

「いや、ちょっと説教しててな。あかり、無茶したの全然反省しなくてな」

 

な!?

矛先を私に向けないでくださいよ!!

 

げ!?白雪先輩がこっちを見て、黒くなってる!!

 

えっと、言い訳をしないと、でもこれどうやって言い訳すれば良いの?分かんないよ!!

 

「私のこれは、その、仕方無いと言うか、避けて通れないと言うか、あの、えっと、だから..........大丈夫です!!」

 

大丈夫って言ったのに、何でキンジは呆れてるの?

白雪先輩は..........ひぇ!?何か黒いオーラ出てるぅ!!?

 

「白雪からも、言ってくれ。こいつ全然反省してないからな」

 

や!いや!!こんな怖いとか聞いてない!!!何でこんな怒ってるの!!?顔とか怖くて見れないよ!!

 

「あかりちゃん!」

 

ビクゥ!!

 

お、お願いします、せめて両手足で許してぇ!!

 

怖すぎて思わず、ベットの上で正座しちゃったよ!?

 

「こんなになるまで頑張って、先輩としては嬉しいけど、あかりちゃんが倒れたら、意味無いんだからね!?」

 

そう言って、扉の近くから歩いてくる白雪先輩。怖くて見られないから、俯いてると、いきなり温かいものに抱き締められる。

 

「私、あかりちゃんが倒れたって聞いて、すごく心配したんだよ!?キンちゃん詳しい事メールしてくれないんだもん。怪我してたらどうしようとか、傷跡残ったらどうしようとか。私ね、あかりちゃんが傷付いたら、めちゃめちゃ不安定になるらしいの、生徒会の皆に心配されたぐらい.....だから、もう無茶は止めて、ね?お姉ちゃんとの約束!」

 

あ.....こんなに心配掛けたんだ、私。

 

目があった白雪先輩は、涙ぐんで鼻を赤くしてた。無理して笑ってるのが分かっちゃう。笑ってるはずなのに、泣いてるみたいで、見てて胸が、罪悪感で締め付けられる。

 

ごめんなさい白雪先輩、泣かせちゃってごめんなさい。悲しませてごめんなさい。無茶はしないよう、気を付けます。でもまた悲しませちゃったら、ごめんなさい。

 

「.....ごめんなさい白雪先輩、私、約束したいけど、多分また無茶しちゃいます。」

 

「おい、あかり、白雪がここまで心配して言ってるのに、それは」

 

「良いんだよ、キンちゃん。正直なのは良いことだもん。でもね」

 

ぐっ、痛い、白雪先輩にビンタされたぁ、グスン。

でも、仕方無いか、心配かけちゃってるもんね。

 

「私、スッゴい怒ってるの。あかりちゃん、私ねあかりちゃんが、無茶しちゃいますって言ったのが、悔しいしはっきり言ってムカツク。」

 

うぅ、ごめんなさい白雪先輩、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!でも曲げられません、私はキンジが死なない様に、強くなるんです。

 

金一お兄さんが、『イ・ウー』何かに行かなくて良いように、強くなるんです。だから、無茶はします。暴走もします。

 

もし白雪先輩に嫌われたって、嫌だけど!!..........割りきります。仕方無かったって思います。だから、ごめんなさい白雪先輩。私は約束出来ません。

 

「でもそれ以上にね、後輩を助けられない自分に、一番腹が立ってる」

 

涙流しながら、それだけ言って白雪先輩は、優しく私を抱き締めた。

 

「白雪..........」

 

キンジ、ゴメンね。キンジも心配したんだよね、ごめんなさい。

 

でも、私がやらなくちゃダメだから、この先を知ってる、私しか出来ないから、やるんだよ。だから無茶はすると思う、多分前世と同じ位、無茶な事ばっかり。

 

「ごめんなさい、白雪先輩、キンジ先輩。ごめんなさい」

 

「.....さっきのことの変わりに、これだけ約束して、せめて、無茶するなら、私達の手の届く所でね。はい、指切り」

 

それなら、約束しますよ。キンジがトラブルメーカーだから、基本的にキンジの近くに居るので。

 

「分かりました、指切りです」

 

「「指切りげんまん、嘘付いたら針千本のーます、指切った!」」

 

久しぶりにしたから、ちょっと恥ずかしいな。白雪先輩も、ちょっと居心地悪そうにしてるし、泣いてるの恥ずかしかったのかな?可愛いと思ったけど、すごく。

 

あ、笑わないでよキンジ、顔赤くなっちゃうでしょ?

 

「よし、解決したな。じゃあ直ぐに帰るぞ。あかり、急いで着替えろ。もうすぐ最終下校だ」

 

キンジが見せた腕時計が、午後七時四十分を指してる。

 

急がなきゃ、校門が閉まっちゃう。この学校、ろくに校内を確認しないで校門閉めるから、取り残される生徒たまに居るんだよね。生徒会の仕事の一つでもあるんだよ、取り残されてる人が居ないかの確認。絶対生徒の仕事じゃないけどね。

 

「あ、そうだね。じゃあキンちゃん、ちょっと外出てて。直ぐに終わるから」

 

「別に見られても良い「あかりちゃん?」今直ぐ出ていってくださいキンジ先輩!!」

 

怖い、一瞬で黒い白雪先輩、略して黒雪先輩になったよ、何でこんな怖いの!?まぁ、キンジをからかったらこうなるよね、知ってたよ。

 

..........何かホッとした。私、白雪先輩よりスタイル良いって、わけじゃないしね。

 

「はいはい、分かった分かった」

 

呆れてるフリしてるけど、キンジ顔赤くなってなかった?もしかして、脈アリ?..........いやいや、いくら私が前世で見境ない種馬野郎だとしても、流石に私の体型で脈アリ何て...どうしよ、心当たりが有りすぎる。

 

てか、そう言えば今日も、私でヒステリアモードになってたし、私はやっぱり見境ないのかな?むぅ、種馬とか、不名誉が過ぎるんだけど。でも、否定出来ない事実だし。むぅ、どうしよ?

 

えっと、ストライクゾーンを作る?

いや、ストライクゾーンはお姉さん系の人だ、もうあるや。

 

じゃあ、ストライクゾーンを変える?

どうやって?誰かにホレさせるとか?でもそんな事したら、その人でしかヒステリアモードになれないとか、そんなオチが待ってる気がする。

 

だいたい、よく考えればヒステリアモードと種馬みたいな見境ない性癖は、道徳とか倫理観抜きに考えると、相性は良いんだよね。

 

問題の種馬野郎に.....ホ、ホホ惚れちゃった女としては、不服だけど。

 

だいたい、ヒステリアモードは、病気みたいなものだし、性欲がいつまでも強いままとは、限らないんだから。落ち着いてくる年代があるはずなんだよね、多分。問題はキンジのお祖父ちゃんと、お父さんが、長いこと現役だったせいで、落ち着く時期が分からない事なんだけど。

 

でも、そうだよね、落ち着いた時にアタックすれば、良いんだよね、うん。

 

もしライバルが多かったら、フフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフフ。

私、一人なら問題ないもんね、うん。

 

「もう、何ボーッとしてるの、速くシャツ着て、後スカートも!」

 

あ、時間無いんだった、急げ急げ!!

 

 

 

 

 

「よし、着替えられたね、カバンはキンちゃんが持ってるし、速く出ましょう?」

 

結局、体操着の上から、制服来ちゃったけど、この時期寒くなってきてるし、丁度良いかも。

 

「白雪先輩。ありがとうございます、怒ってくれて」

 

私が一言言ったら、呆れてる顔した後、仕方無いなぁって感じで、話してくれた。

 

「私も自分勝手過ぎたかも、ゴメンね?後、私はそっちの気はちょっと.....」

 

そう言って、扉を開けて部屋を出る白雪先輩。

 

!!!!

もしかして私、何か凄い勘違いされてる!?

 

「いや、私もそっちの気は無いですよ!?ただ、怒ってくれる人って、周りに居ないから、純粋に嬉しかったんです!!」

 

そう白雪先輩に訴えると、白雪先輩が可哀想な目で見てきた。

 

え、誤解解いた筈なのに、何でそんな目で見るの!?

嘘でしょ?え、何でそんな、私おかしな事言ったっけ?

 

....................あ!!!?

 

「いや、私はそっちの気も無いですよ!?勘違いしないでください!私はノーマルです!!」

 

「そ、そうだよね、純粋だもんねあかりちゃん。お願いだから、今のまま、純粋でいてね?」

 

だからそんな、子供がいつの間にか大人になってたのを、寂しがる大人の目で見ないで!!

 

「お前ら、いったい何話してんだよ、訳が分からんぞ」

 

「えっと、これは知らなくて良いです!」「キンちゃんは知らなくて良いことだよ?」

 

殆んど同時に二人揃って言ったから、キンジが面食らって、唖然としてる。何か面白いなぁ。

 

「ほらキンジ先輩、速くしないと置いてきますよ?」

 

そう言って白雪先輩と歩くと、少ししてキンジが再起動したみたい。

結局、さっきの話題を蒸し返してきたキンジ相手に、私と白雪先輩で適当に誤魔化していると、いつの間にか学校を出てた。

 

話すのが楽しくて、周りに注意がいってなかったね、反省しなきゃ。いつ『イ・ウー』の連中が..........ううん、『イ・ウー』以外の連中からも、襲われる可能性があるんだから、気を張らなきゃダメなんだよね。

 

っと、

 

「大丈夫あかりちゃん!?」

 

ちょっとふらついたら、白雪先輩が焦った様子で私を支えてくれた。嬉しいけど、テンパって右往左往してるキンジが、面白過ぎてちょっと笑いそう。

 

「大丈夫ですよ、ちょっとふらついただけです」

 

「大丈夫じゃないだろ!やっぱり俺が家まで送って「キンちゃん」???何です?」

 

「私がお家まで送るから、キンちゃんは無理しなくて良いんだよ?」

 

あ、黒雪先輩だ、端から見ると、何か怒ってるなぁレベル何だね。それでも少し怖いけど。

 

「あ、あぁ。けど俺は、あかりの戦兄(アミコ)何だし、やっぱり送った方が」

 

「なら、二人でお家まで送ろう?キンちゃんだけで、お家まで送るのは、止めて欲しいな」

 

あれ?前まではオッケーだったと思うんだけど..........まさか、もうバレたの?

 

「わ、分かった、それで良いから!」

 

キンジが怯えてる、何かもう、産まれたての子鹿みたいな震えかたしてる。私の知らないところで、トラウマでも出来たの?

 

前世はそんなトラウマ無かったけど、そもそも前世は白雪先輩、武偵中に居なかったし、もう前世の記憶、大まかな流れ以外は、あてになら無いんだよね。

 

考えれば、だいぶキンジの性格も、私と剥離してきてるし。これなら、香港の孫悟空との戦いも、キンジを鍛えれば何とかなるかもしれない。

 

となると、大事なのは、自力の向上と、いかに早く一人でもヒステリアモードになれるかって所。

 

「えっと、すいません。迷惑かけて」

 

「ううん、気にしなくて良いんだよ。家にはののかちゃんは居るの?」

 

う、それは、言ったら絶対また迷惑かけるよね。

 

「はい、家にい「居ないだろ。二、三日は実家らしいぞ」.....ボソッキンジ先輩のバカァ」

 

何で言っちゃうのよぉ、私白雪先輩にこれ以上迷惑かけたくないんだよ。

 

「あかりちゃん?」

 

うぅ、ほら、白雪先輩が睨んでくる。

 

「ごめんなさい。迷惑かけたくなくて」

 

「ホントにバカ何だから、そうやって一人で抱え込むから怒るのに、そんなんじゃあかりじゃなくて、バカりだよ、バカりちゃん」

 

ウソォ!?白雪先輩にまで言われたぁ!!

 

結構ショック何だけど、うぅ、反省してまーす。

 

「ごめんなさい」

 

「私、今日は流石に泊まれないのよね、キンちゃんは?」

 

え?そこまで!?そこまで心配する普通!!?

 

ちょっと過保護が過ぎるよ二人とも!!!

 

「さ、流石にそれは、私この位の気絶なら、何度も経験ありますから、大丈夫ですよ」

 

「怪我や病気は、例えなれてても、完治するするまで油断しちゃダメだ。兄さんに連絡したから、今日はあかりの家に泊まるからな。」

 

嘘でしょバカキンジ!!?

 

ちょ、ちょっと待ってよ、部屋片付いて無いし、そもそもキンジの布団とか無いよ!?えっと、ご飯は冷蔵庫にののかが作り置きしたのと、朝の残りがあるから、大丈夫でしょ?着替えとか、どうしよう?

 

「確か近くに、コインランドリーあっただろ?強襲科の練習後に、いつもシャワー浴びるから、着替えはあるぞ」

 

あ、そうですか。でも、明日とか、学校どうするの?私の家から二人で当校とか、ちょっと恥ずかし過ぎるよ、流石に。学校の友達に見られたら、屋上から飛び降りるよ、多分死なないけど。

 

「キンちゃんが居るなら、あかりちゃんは大丈夫だけど、キンちゃんが..........うぅ、あかりちゃん!!」

 

!?

白雪先輩が肩を掴んで、すっごい表情で見てくるぅ、何か怖いよぉ。

 

「私、あかりちゃんの事、信じるからね!?」

 

こ、これは、私がキンジと間違い的なアレをしたら、白雪先輩に、やられるってやつですか!?

 

「わ、分かりました!!」

 

えっと、ご先祖様の日記だと、妄想してヒステリアモードになるんだっけ?..........つまり、その、妄想するための相手が.....ひ、必要って、事なんだよね、うん。

 

今日はキンジと二人っきりか、ドキドキするなぁ。

...............何だろう、ドキドキの方向性が、恋愛関係じゃなくて、命の危機のドキドキ感だな、複雑だよ。私もキンジも、武偵だけじゃなくて、家とか家族がやったことに対して、恨み持ってる人多いから、なぁんか別の意味で不安だなぁ。

 

 




またあかりちゃんかなぁ、次も。
他のも早く書き溜めないと、ダメなんだけどねぇ。
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