魔法少女リリカルなのは Metal Chronicle -鋼を統べる者- 作:零式機龍
崩壊する屋敷。
『お願いみんな! 脱出急いでッ!!』
エイミィさんの声が響く。
周囲はほとんど崩れ落ち、虚数空間に飲み込まれつつあった。
「・・・行くぞフェイト」
いつまでもここに留まってる訳にはいかない。
アルフさんは・・・クロノの近くか。
フェイトを立たせ、先に歩き出す。
「フェイトちゃん! 祐介くん! クロノくん!」
「なのは!?」
天井を撃ち抜く桜色の砲撃。なのはが降下してきていた。
全くこいつは・・・この状況で、こんな深層にまで来るなんて・・・・・・
降り立ったなのはに走り寄る。
「お前無茶しすぎだろ・・・・・・」
「だって建物崩れてるし、祐介くん達だってまだ脱出してないっていうから!」
「ああ、今から出るよ。
全く・・・お前だって結構あっちこっち怪我してるじゃ―――おっと!!?」
ひときわ激しい震動。
もうこのフロアも限界が近いな・・・・・・
「フェイトちゃんッッ!!」
なのはの叫びに振り返ると・・・・・・
そこには・・・僕たちを隔てる亀裂があった。
魔法少女リリカルなのは Metal Chronicle -鋼を統べる者-
第14話 終演、そして未来へ
「フェイトッ!! 何やってんだお前ッ!!」
僕たちとフェイトとの間に走る亀裂。
その向こうで立ち尽くし、俯いている彼女。
(くそっ、なんでついて来てないんだよ!?)
ちゃんと手を引いて連れてくるべきだったと、今更ながらに後悔する。
「フェイトちゃんッ!! 早くこっちに!!」
「早くしろ! 崩れるぞ!!」
僕たちの言葉にも、フェイトはまだ動かない。
その足場が沈下を始め、距離が開き始める。
「くッ・・・! 美月ッ! ワイヤー伸ばせ!!」
「駄目です! 既に虚数空間の影響範囲内に入りかけてます!
防護服等の維持で手一杯です!! 放出系魔法はキャンセルされます!!」
「フェイトちゃん! 手を伸ばして!!」
ようやく顔を上げ、こちらに手を伸ばしかけるが、すぐにその手が下りる。
「でも・・・母さんも・・・アリシアも・・・もう・・・・・・
私は・・・・・・」
「この馬鹿ッ!!!」
叫ぶ。
「“これまで”を受け入れて・・・
“これから”を見るって決めたんだろ!!
逃げるな!! 自分で未来を閉ざすなッ!!」
「フェイトちゃん!! 跳んで!!!」
ここまで来て・・・死なせてたまるか・・・!!
フェイト・・・誰も、お前が死ぬ事なんて望んでない!!
僕だって、なのはだって、アルフさんだって、アースラのみんなだって!!
――― プレシアさんだって・・・!
「・・・・・・っ!!」
彼女は顔を上げる。
ゆっくりと上げられる手。
そして、足場が崩壊する。
僕の右手と、なのはの左手は・・・・・・
しっかりと、フェイトの両の手を握っていた・・・・・・
「いやー、えらい目にあったな」
「ほんとですよー。
皆さん軽傷でよかったですねー」
時の庭園崩壊後。
僕たちはアースラの医務室に叩き込まれていた。
「勝手に飛び出すからだ。
アースラで待機していれば、そんな目にもあわなかったんだ。
おまけに、大人しくしていろと言ったのに単独で先行しただろう」
エイミィさんに包帯を巻かれながら、クロノがため息をつく。
もうその話はいいじゃんかよぅ・・・・・・
「・・・あれ? フェイトちゃんは?」
同じく治療されていたなのはが声をあげる。
「アルフと一緒に護送室だ。
彼女はこの事件の重要参考人だからね。
申し訳ないが、しばらく隔離になる」
「そんなッ! あいたたた・・・!」
「なのは、じっとして!」
思わず立ち上がるなのはだったが、治療していたユーノに窘められた。
「今回の事件は、一歩間違えば次元断層さえ引き起こしかねなかった、重大な事件だ。
時空管理局としては、関係者の処遇には、慎重にならざるを得ない。
それは分かるね・・・・・・」
「・・・うん・・・・・・」
「分かる・・・けどさ・・・・・・
・・・・・・・・・・・・くっ・・・ぷくくく・・・・・・
すまん・・・緊張感が・・・っ」
・・・笑いを堪えられない。
クロノは真面目に話しているのだが・・・
その頭の包帯は・・・エイミィさんの手によって、リボン型に結ばれていた・・・・・・
「・・・・・・エイミィ。やり直し」
「え~・・・かわいいのに・・・・・・」
ため息を一つ。遊ばれてるなぁ。
まぁ・・・緊張感はともかく、フェイトが拘束されるのは当たり前で仕方の無い事だろう。
それは分かってる。なんせ事件の規模が規模だ。
でも・・・このままって事は無い・・・よな・・・?
数日後。
次元震の余波も収まりを見せ始め、事件は収束へ向かっていた。
「今回の事件解決について大きな功績があったものとして、
ここに、略式ではありますが、その功績をたたえ・・・・・・」
そんな感じで感謝状を貰ってしまったりもした。
部屋を出て、廊下を歩く僕たち。
ふと、なのはがクロノに尋ねる。
「クロノくん。フェイトちゃんは・・・これから、どうなるの・・・?」
「事情があったとはいえ、彼女が次元干渉犯罪の一端を担っていたのは事実だ。
重罪だからね・・・数百年以上の幽閉が普通なんだが・・・」
「そんなッ!!」
「それはあんまりだろ!?」
「―――なんだが!!」
思わず食って掛かる僕となのはだったが、それを遮るクロノ。
振り返り言葉を続ける。
「状況が特殊だし、彼女が自らの意思で次元犯罪に加担していなかった事もはっきりしている。
後は偉い人たちに、その事実をどう理解させるかなんだけど・・・・・・
・・・その辺には、ちょっと自信がある。心配しなくていい」
「クロノくん・・・・・・」
「何も知らされず、ただ母親の願いを叶えるために一所懸命だった子を
罪に問うほど、時空管理局は冷徹な集団ではないよ」
「そっか・・・少し安心した。
その辺りはクロノに任せるよ」
なのはに、優しいとか言われて照れまくってるクロノ。
執務官として当然だとか言ってごまかしてるが・・・そんな照れなくてもいいだろう。
なんだかんだ言って、やっぱいい奴なんだよなぁ・・・・・・
その日、なのはとユーノと食堂で食事をしていた時。
ちょうど一緒になったリンディさんから、プレシアの話が出た。
「あの人が目指してた、アルハザードって場所・・・ユーノくんは知ってるわよね」
「はい、聞いた事があります・・・旧暦以前、前世紀に存在していた空間で、
今はもう失われた秘術が幾つも眠る土地だって・・・・・・」
「だけど、とっくの昔に次元断層に落ちて滅んだって言われてる」
「クロノ・・・」
いつの間に来てたんだよ・・・エイミィさんも。
「あらゆる魔法の究極の姿、叶わぬ望みは無いとさえ言われた、アルハザードの秘術・・・
時間と空間を遡り、過去さえ書き換える事ができる魔法・・・
失われた命をもう一度蘇らせる魔法・・・彼女はそれを求めたのね・・・・・・」
「だが、魔法を学ぶ者なら誰でも知っている・・・
過去を遡る事も、死者を蘇らせる事も、決してできない・・・
だから彼女は、御伽噺に等しいような伝承にしか・・・頼らざるを得なかった・・・・・・」
「でも、あれだけの大魔導師が、自分の命さえ懸けて探してたんだから・・・
彼女はもしかして、本当に見つけたのかもしれないわ・・・アルハザードへの道を・・・・・・
あなた達はどう思う?」
「え、え? ど、どうだろう・・・祐介くんは?」
突然振られたなのはが困惑気味にこっちを見る。
「・・・正直な所、そのアルハザードが在るか無いかは、何とも言えないからなぁ・・・・・・」
「まさに悪魔の証明って感じですよねー」
「? 祐介くん、悪魔の証明って何?」
「大雑把に言うと・・・
ある事柄について『それは絶対にない』って事を証明するのは、かなり難しいって話。
今回の場合だと・・・アルハザードは現在確認されてないケド、
だからって、アルハザードが存在しないという証明にはならないって事だ」
「存在はしてるけど発見されてないだけの可能性がありますからねー」
アルハザードが実在するにせよしないにせよ、プレシアさんはそれを命懸けで目指した。
その行為は、現実から目を背けた逃避だったのか。彼女は伝説に縋る狂人だったのか。
「・・・あの人は、そこまで狂ってた訳じゃないと思うんだよな・・・・・・」
「どういう事だ、祐介」
僕の呟きに、クロノが声を返す。
「いや、プレシアさんが落ちて行く時にな・・・・・・」
そう言って、僕はあの時の事を思い出していた。
あの時・・・プレシアさんはフェイトを拒絶した。
崩れる足場。落下していくプレシアさん。
「これは私とアリシアの旅・・・・・・
だからこそ―――」
その言葉の続きを、僕は確かに聞いた。
こちらに視線を向け、確かに発せられた念話。
《だからこそ・・・偽物を連れて行く気はないわ・・・・・・
その人形は・・・あなた達の好きにすればいい・・・・・・》
「勝手な希望だけどさ・・・
あれは、『フェイトまで道連れにはできない。その子の事は頼む』って
意味だったのかもしれないと思ったんだ。
いや、むしろそうであってほしいなぁ、と・・・」
「祐介くん・・・・・・
うん、きっとそうだよ! フェイトちゃんの事、ちゃんと心配してたんだよ」
「今となっては、プレシアの真意を知る事はできない。
だが・・・そうであったなら、尚のこと今回の件、上手く始末してみせるさ」
さっすがクロノ。
「ありがとうクロノくん!」
「頼りにしてるぞ。執務官殿。やっぱいい奴だなー、お前は」
「う、うるさい! 執務官として当然の事だ!
それより! 君たちの世界へだが、明日には到着する。
・・・色々あったが、これで君たちの役目も終わりだ。
恐らく、アースラでの最後の食事になるだろう」
「お別れが寂しいなら、そう言えばいいのにー」
「エ、エイミィ!」
「なのはちゃんも祐介くんも、いつでも遊びに来てくれていいんだからねー」
「ありがとうございますエイミィさん!」
「エイミィ! アースラは遊び場じゃないんだぞ!」
「まぁまぁ、いいじゃない。
どうせ巡航任務中は暇を持て余してるんだし」
「か、艦長まで!」
そっか・・・もうアースラともお別れなんだな。
まぁ仮にも公的機関の艦なんだから、遊びに来るのは自重するが・・・
みんなとはまた会いたいもんだね。
そんなこんなで、ついにアースラを発つ時が来た。
ホールには、リンディさん、クロノ、エイミィさんが見送りに来てくれた。
「それじゃ・・・今回は、本当にありがとう」
「協力に感謝する」
なのははリンディさんと、僕はクロノと握手を交わす。
「お世話になりました」
「フェイトの処遇は、決まり次第連絡する。
大丈夫さ。決して悪いようにはしない」
「うん、ありがとうクロノくん」
「頼むな」
「ユーノくんも、帰りたくなったら連絡してね。
ゲートを使わせてあげる」
「はい、ありがとうございます」
リンディさんに答えるフェレット。
そう、ユーノはフェレット状態でなのはの肩の上にいた。
帰りの航路がまだ安定していないので、しばらくはこれまで通り、なのはの世話になるそうだ。
機器を操作していたエイミィさんが声を上げる。
「・・・じゃあ、そろそろいいかな?」
「あ、はい!」「お願いします」
転送ポートが起動する。
「それじゃ」
「またね! クロノくん、エイミィさん、リンディさん!」
手を振る3人に見送られ、僕たちは転移された。
「・・・帰って来た、か・・・・・・」
「・・・ですねー」
そこは海鳴臨海公園。
・・・・・・なんか気が抜けた。
燃え尽き・・・てはいないが、妙な寂しさがある。しかし、やりきった感はあった。
数瞬ぼーっとしていたなのはも笑顔を浮かべる。
「・・・帰ろっか!」
「・・・そうだな」
走り出す。それぞれの帰る場所へ。
「ただいまー、っと」
いつも通りにドアを開ける。
一回帰ったとはいえ、なんだかんだで結構家を空けてたな・・・・・・
ありゃ、靴がある。母さんも姉さんも在宅でしたか。
まぁ帰って誰もいないよりはいいか。
廊下を歩き、リビングのドアを開けようとする。
ん? なんかリビングが騒がし―――
バタンッッ!!「のわあぁっっ!?」
突然ドアが開けられ、すさまじい勢いで何かが突進して来た。
そのままの勢いで吹っ飛ばされ、尻餅をつく。痛い・・・
胸に飛び込んできたものの正体は・・・・・・
「・・・何してんの姉さん・・・・・・」
「・・・・・・おかえり」
縋りついたまま声を漏らす。
心配したのは分かるけど、そこまで思い詰めんでも・・・・・・
とりあえず、頭を撫でながら声をかける。
「ほら、ちゃんと無事に帰って来たから。
約束・・・守っただろ?」
胸に顔を埋めたまま頷く姉さん。
「おかえりー」
「あ、ただいま、母さん」
「・・・なーにやってんの、あんた達」
「・・・何だろう?」
「まーったく、この子は・・・ほら咲、しゃっきりする!」
母さんが姉さんを引っぺがす。
「あー! もう少しー!」
「いや姉さん、少しは自重しような・・・・・・」
「そうだよ、祐介も今日は疲れてるだろうから、愛でるのは明日からにしな」
「そういう問題でもない!!」
なんか嬉しいな。これぞ日常。
しばらく騒いだ後、母さんが訊いてくる。
「で? 色々と、問題は片付いた・・・?」
その問いに・・・親指を立て、笑顔で頷いてやった。
今回は大きな事件に関わった。でもそれは終わり、いつもの場所に帰ってきた。
・・・ただ、一つ気がかりだったのは、やっぱりフェイトの事だった・・・・・・
数日後。
けたたましく鳴り響く携帯電話に叩き起こされる。
「・・・何だぁ・・・朝っぱらから・・・・・・」
寝ぼけ眼で通知者を見ると・・・そこには『時空管理局』の文字。
慌てて電話に出る。
「もしもし、祐介です」
「あぁ祐介、クロノだ」
「おー久しぶり、って程でもないか。どうしたんだ?」
「とりあえず今後の動向が決まったからな。連絡しておこうと思ったんだ。
フェイトの身柄は本局に移動。その後、事情聴取と裁判が行われる。
まぁ任せておけ。必ず無罪にしてみせるさ」
「ああ、任せた。頼りにしてるぞ」
「それでだな・・・これから出てこれるか?」
「??」
電話を切った後、急いで家を出る。
「フェイトさん来るんですか?」
「ああ・・・移動の前に、なのはと僕に会いたいって言ってるそうだ」
やっぱり心配だったからな。少しでも時間を作ってくれたリンディさんやクロノに感謝だ。
走って臨海公園に辿り着く。
ベンチにクロノ達の姿を見つける。
「おいっすクロノ。アルフさんも、久しぶり」
「久しぶり。今回は・・・あたし達の事で、色々と世話になったね」
「いや、結局、やりたいように好き勝手やったようなものだったし。
・・・フェイトは?」
「ああ、あそこだ」
クロノの指差す先、少し離れた所に、なのはとフェイトの姿があった。
あ、こっちに気づいた。なのはが手を振って招く。
2人に走り寄る。
軽く手を上げて声をかける。
「フェイト。久しぶり。元気だったか?」
「うん・・・大丈夫」
「話、ちゃんとできたか?」
「うん・・・・・・
なのはとも・・・友達に・・・なれた・・・・・・」
「そうか・・・
で、何でなのはは泣いてんだよ・・・」
「だ、だってぇ~」
まぁ気持ちは分からんでもないけどな。
やっと、ゆっくり話ができたんだ。僕だってそれはうれしい。
なのはの頭を抱いていたフェイトが、こちらに向き直る。
「あなたにも・・・色々と迷惑をかけた・・・・・・
なのはと一緒に、心配してくれたのに・・・・・・」
「気にするなって。自分のしたい事をしただけだからな。
友達が悩んでるなら力になりたいのは当然・・・ん?」
何か忘れてるような・・・・・・
「・・・ああぁっっ!!」
「な、何!?」
突然叫ぶ僕に、驚きの声を上げるなのは。フェイトも同様にびっくりしてる。
「肝心な事を言うのを忘れてた・・・・・・
なのはが先に言ってたもんだから、すっかりその気になってたけど・・・
これが一番大事だった」
そう言って、右手をフェイトの方に差し出す。
「僕は祐介。神代祐介だ。
フェイト。僕と、友達になってくれないか」
そう。これを最初に言うのを忘れてたんだ。
寂しそうな顔や悲しい顔を見たくなかったのは、心配だったから。友達になりたかったから。
色々考え過ぎて、その考えに行き着くのに、回り道ばっかりだったな。
返るは笑顔。
そして手と手が握られる。
「ありがとう・・・祐介。
私は・・・これからも頑張れる。
なのはと友達になって・・・祐介と友達になって・・・
“これまで” を忘れずに・・・そして “これから” を・・・生きていける」
「ああ・・・・・・
時間は・・・前に進むからな・・・・・・
みんな・・・未来へ向かうんだ・・・・・・」
3人とも、目に浮かぶは涙。
くそぅ、そんなに涙もろいつもりはなかったんだけどな・・・・・・
でも、その涙は悲しみじゃない。喜び、嬉し泣きだ。
涙は見せても、そこには晴れやかな笑顔があった。
「時間だ。そろそろいいか」
クロノか。流石にここで、空気を読んでくれと言うつもりはない。
わざわざ時間を作ってくれたんだ。感謝こそすれ文句は無い。
「ああ、サンキュな、時間作ってくれて」
「あっ! 待って!!」
なのはが声を上げ、髪のリボンを解き、フェイトに差し出す。
「思い出に出来るもの・・・こんなのしかないけど・・・・・・」
「じゃあ・・・私も・・・・・・」
フェイトも髪を解き、リボンが交換される。
「ありがとう・・・なのは・・・祐介。
きっとまた・・・・・・」
「うん・・・きっと・・・・・・」
「ああ、きっとな・・・・・・」
ポンッと、なのはの肩にユーノが乗せられる。アルフさんか。
「アルフさんも、お元気で」
「ああ、色々とありがとね。なのは、祐介、ユーノ」
「クロノも、またな。元気でやれよ」
「ああ」
転移の魔法陣が展開される。
またな、クロノ。
お元気で、アルフさん。
きっとまた会えるからな、フェイト・・・・・・
手を振り見送る。そして・・・・・・
3人は消えていった。
「行ったか・・・・・・」
「うん・・・・・・」
しばらく彼らの去った場所を見つめていたが、気を取り直して歩き出す。
「さ、行くぞ、なのは」
「・・・うん!」
こうして、ひょんな事から参加するはめになってしまった、一つの舞台は幕を閉じる。
そして、僕たちは歩き出す。それぞれの未来へと。
その道は、いつかまた交わるだろう。
その時まで・・・しばらくのさよならだ。必ず・・・また会えるから。
第14話 終
~あとがき・・・もどき!!~
作者「お、終わった・・・・・・」
祐介「お疲れー。リリカルなのはMC、これにて完!」
作者「終わってたまるか!! まだ1期が終わっただけじゃん!!」
美月「まだ続けるつもりなんですかー?」
作者「妄想は続く! まだ続くよ!!」
祐介「大丈夫かなぁ・・・・・・」
作者「次は、オリジナルな話! 祐介の過去が明らかに! なるといいなぁ」
美月「ホントに大丈夫ですかねー」