咲の世界にジョセフのようなキャラクターをオリ主として登場させてみた   作:橆諳髃

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「今回の話……なんか辛気臭くねぇか? それに後半なぁーんかまとまりねぇな」

すみません……いつのまにかこうなってしまっていて……
なんか今回は調子が悪かったみたいです。いや……いつもの事かな……

「おいおいしっかりしてくれよ! そんなんじゃこの物語続きっこねぇぞ‼︎ まぁ今疲れてんなら、ゆっくり休めよ」

ありがとうございます……

「てな訳で、始まるぜ‼︎」


4話 その気持ちは痛いほど分かる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side 東横

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は星条くんが学校のオンラインで麻雀をしているのを見ていた。相手はこの高校に所属している麻雀部の人達で、会ったことが無いから強いのかどうか分からない。

 

私も偶にオンラインで麻雀はする。まぁ自分の実力がどうかと問われればぼちぼちと答えるっすけど。

 

そして隣の星条くんの実力はというと……

 

(最初は当然少しバラツキがあったっすけど、6巡目辺りでもう聴牌……)

 

毎回星条くんの所に来るのが、持ってる牌の隣か同じ牌だった。

 

(しかも一盃口と北の自風牌で最低でも二翻ある。まずまずの滑り出しっすね。後はドラがのるかどうか……)

 

そんな中で対局する相手の1人がリーチした。相手も中々早く役ができたようっす。

 

そして後の2人もリーチをかけた。

 

「このままじゃ誰かに和了られるかもしれないっすけど、星条くんはどうするっすか?」

 

「ん? そうだな、俺はリーチせずにこのまま行くぜ。それに今きた牌……これはカマボコって人の待牌っぽいな」

 

そうして星条くんは自分の手牌の中から北を1つ捨てた。これで自風牌は無くなった。それからも星条くんは、来た牌を自分の手牌に加え、最初の方で揃えていた牌を捨てた。

 

そして星条くんが捨てた牌で1局目は流局した。リーチしていた3人は当然ながらも、星条くんも聴牌していた。役は無かったけど、それでも聴牌で自分でツモれば和了ってたっす。

 

全員の聴牌を見たっすが、全員が欲しい牌を星条くんが握っていたっす。

 

元の手牌をきって違うのに作り変えるのは決断力が伴うものだ。でも星条くんはそれを躊躇わずに行い、結果的に誰にも振り込まずに自分も聴牌した。

 

運が良いということもそうだと思う。でも星条くんは……見た感じどこかそれだけじゃ無いような気がするっす。

 

そして私の勘は当たった。何故なら、その後の東場1巡目から3巡目にも、彼は誰にも振り込まず全員が聴牌したという状況だったから。

 

(星条くんは……多分誰がどの牌を欲しいか的確に分かっているっす)

 

そして迎えた4巡目には……

 

「よぉ〜っし! 肩慣らしもこれぐらいにして、少し本気出すとしますかねぇ〜」

 

星条くんの顔がニタァっとした笑みを浮かべていた。それも何かを考えて、それを今から実行するかのように……

 

そして、結果を言えば星条くんの1人勝ちだったっす。

 

(それよりもあの演出は何か意味があったんすかね?)

 

それだけが後に気になって、中々頭から離れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

side out

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと、一応勝ってそれなりに楽しめたし、時間もちょうど良い頃合いだから、そろそろ帰るかなっと」

 

俺はオンラインの麻雀で勝った後、麻雀部の人達に時間になったから帰るという旨の連絡を送って麻雀部屋から退出した。

 

(大体この部に入っている人達の実力は分かったし……後は俺がどうやって部に入るかだな)

 

あ? 普通に入部すればいいじゃないかだってぇ? 何言ってんだお前! そんなのなんも楽しくねぇじゃねぇかよ‼︎ はぁ? いつも楽しさを追求する所が違うってぇ? ほっとけ‼︎ こちとらいつもこんな感じなんだ‼︎ 見目麗しい女性から言われたんだったら10秒ぐらい考えては見るが、それ以外は黙ってろぉ‼︎

 

てな訳でこの話題終了な!

 

「星条くんって、麻雀強いっすね」

 

「ん? それほどでもねぇよ。俺だって負ける事ぐらいある。全部が全部あんな感じじゃねぇしな」

 

「それでもあの打ち方は中々できるものじゃないっす。それも綺麗に揃っていたものを……」

 

「確かに大体のやつは手を変えたがらねぇ。なにせ次来る牌が何なのかわかるはずもねぇからな」

 

「それだと、星条くんは分かるって言い方っすよ?」

 

「ん? そうか? 俺は普通のことだと思って言ったんだが……まぁそこはいいじゃないよ! さて、結構時間も潰せたことだし、俺はそろそろ帰るが……東横は帰らないのか?」

 

「私? そうっすねぇ……確かにこのまま学校残ってもやる事ないから帰ろうかな」

 

「おぅ。なら鍵閉めるからよ。東横は先出てくれ」

 

「う、うん」

 

そして俺は教室の施錠をして学校を出た。その時に東横と出たな。

 

「そういやぁ、東横の家ってどこなんだ?」

 

「私? 私の家はこの道をまっすぐ行った突き当たりを左に曲がったところにあるっすよ。星条くんはどこっすか?」

 

「俺の家はその突き当たりを右に行ったらあるぜ」

 

「そうなんすか⁉︎ なら以外と近いっすね!」

 

「と言ってもまぁ、もう少し遠いところだがな」

 

そう、俺の家はここから少し遠い。小中学生の時も、家から遠かった。高校もそうだが、今までで1番近いってところかな。

 

「そうっす! 星条くん、もう良かったらで良いっすけど……明日私と学校に行きません?」

 

「ん? あぁ、東横が構わないなら良いぜ?」

 

「っ‼︎ ありがとう! なら約束っす‼︎」

 

右手の小指の方を俺の方に突き出してくる。確か、テレビのドラマでやってたような……

 

(そんで俺も小さい頃にやってたような……なんだっけ?)

 

「ど、どうしたっすか? ま、まさか……私と一緒に行きたくは……」

 

「えっ? い、いや! そうじゃないんだ。ただ……その小指を突き出すその……行為が何なのか分からねぇんだ」

 

「そ、そうだったんすか?」

 

「小さい時に……母親とやった記憶はある。ドラマでも見た事はある。だが……それが何なのか分からない。そのドラマも小さい時にそれっきりだし……」

 

「なら、まずは小指を出すっす。私と同じように」

 

「こ、こうか?」

 

「そうっす。それで……」

 

俺の小指と、東横の小指が絡まる。そう、小さい時とドラマで見た時と同じように……

 

「指切りげんまん、嘘ついたら針千本飲ますっす。指きった!」

 

そんな言葉と同時に俺の小指と東横の小指が離れた。

 

(ん? ちょっと待てよ……さっきなんか途中で不穏な単語が聞こえたような……て)

 

「針千本だと‼︎ そんな事したら死んじまうだろ⁉︎」

 

「ふふ、本当に間に受けてるっすか? 可愛いところあるんすね星条くんは」

 

「か、かわ⁉︎ ンな訳あるか!」

 

「ふふふ、あたふたしてるっすね〜。まさか不意打ちとか苦手なタイプだったなんて……これは良い情報を知ったっす」

 

「おい! そんな情報知っても何にも何ねぇだろうが⁉︎」

 

「それとツッコミ役っと……」

 

「メモしてんじゃねぇ‼︎」

 

「あははは! 星条くんって面白いっすね! 私、帰り道にこうやって誰かと楽しく帰るの憧れてたんすよね」

 

「……そうか」

 

「はい。できれば行く時も、1人じゃなくて……こうやって楽しく行きたいなぁって」

 

東横は、儚げな笑顔を浮かべながらもそう言った。これまで東横は、自分の体質で友達ができなかった。それで今まで人とコミュニケーションを取ることを捨ててきた。

 

だが、俺という彼女を見れる奴が現れた今……彼女は明るく振舞っている。まるで、もう1人は嫌だというふうに……

 

そう見えてしまうのは俺だけかもしれない。でもその気持ちはよく分かる。なんったって……

 

(俺も……1人だったからな……)

 

「ご、ごめん……少し舞い上がりすぎたっすかね……」

 

「いや良いんだ。俺も……東横の気持ちは分かるからな」

 

「えっ?」

 

「それで? 明日俺と学校に行きたいんだったか? 良いぜ。約束だ」

 

「っ! 約束っすよ‼︎」

 

それで俺たちはその道で別れて家に帰った。そんで俺の家も見えてきた。東横の方は、既に家に帰ってるだろう。

 

家の玄関まで後5歩……鍵を取り出す。

 

玄関まで後2歩……鍵穴に鍵を差し込……

 

「みぃーの前にまずはポストの中を確認な」

 

ポストの中身を覗く。

 

「あらら、今日はやけに広告多いのなぁ」

 

それを回収してやっと鍵を開けて家の中へ……

 

「ただいまぁー」

 

シーン……

 

あぁ、分かっているさ。家の中に誰もいないって事ぐらい……

 

(それでも……家に帰ったらこれだけは忘れねぇ……なんたって、この家だけは俺を置いて行かなかったからな)

 

変な事だって事ぐらい分かってる。あぁ、十分分かっているんだ。俺以外の家族が目の前からいなくなっても……この家だけはずっとここにあった。家だから人のように自由に動くなんて事はねぇ。当然の事だよな?

 

それでも……俺がここまで育ったのはこの家があったからだ。確かにここから出て行った家族からの振り込みもあったからこそ、今まで飢えることは無かった。でも、中学のある日からは、それは使ってない。別にアルバイトをしたから不要になった訳でもねぇ。

 

だから、俺が今まで生きてこれた大半はこの家のおかげだ。

 

(まっ、家族が俺のために残したのかどうかは知らねぇが……結果的には家族のおかげって事かもな……)

 

なら、何で俺1人にしたんだ……

 

(いや……考えなくても分かりきってることか……)

 

まぁ暗い雰囲気なのはここまでな?

 

それにしても本当に今日は広告が多いいなぁ。アルバイトの求人に……これは家電製品の宣伝か……後は……

 

広告の中からヒラッと床に落ちた。それはある一通の手紙だ。それも海外版からの……

 

(あぁ……今年もこの日が近づいてきたんだな)

 

俺はそう思いながらもその手紙を拾った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

to be continue →




「指切りげんまん……懐かしい響きだな」

「懐かしいっすか? まぁ確かに最近はこれをやる事も少なくて見る機会も減ったっすからね」

「そうだな。俺は……小さい時に1回やったぐらいかな? よく覚えてねぇや」

「それで戸惑ってたんすね? まぁほとんどやった事がないなら仕方ないっす」

私も昔はよくやってましたね。ですが、東横さんの言ったように最近ではそれも見なくなりました。

「でも針千本っていう単語があるから、それが怖くてやる奴が少なくなったからじゃねぇか?」

「星条くんはまだ言ってるっすか? なんか変なところで真面目というか……」

「おいおい、その言い方じゃ俺は真面目じゃないって言うふうに聞こえるんですが……」

「それも仕方ないっす。だってこれ、まだ1日しか経ってないんすよ? 物語の中では……」

「作者! 早く物語を進めてくれぇ! でないと俺が不真面目なレッテル貼られちまう‼︎」

えっ? でもジョセフみたいなキャラだったら真面目とか努力とか嫌いって設定じゃ……

「ここに俺の味方はいねぇのかよ⁉︎ コンチクショー‼︎」

と言う訳で、次回もお楽しみに。
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