地球は幻影帝国に侵略されつつあった
しかし人々の平和を守るためにプリキュアが表れた
そんな中総武校生の比企谷八幡は、謎の戦士マスクドナイトはどうするのか?


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八幡がプリキュア好きなので、だったら俺ガイルとプリキュアのクロスをすればいいと思い付きました
プリキュアの世界は友達にオススメされたハピネスチャージプリキュアの世界にしました
ちなみにこの作品も他の短編同様パクってくれて構いません。


プリキュアの世界の比企谷八幡

「サンシャイン!!」

 

俺の持っている剣に光が纏い

 

「スラッシュ!!」

 

右横から左横へと一閃振ると剣に纏っていた光がこの世界のプリキュアの敵であるサイアークのいる前方へと放たれる

 

「やっと終わった。あー疲れた疲れた。家に帰ってゴロゴロしたい」

 

キンッ!

 

俺は左の腰に着けてある鞘に剣をしまって家に向かって歩き出した

 

「やっぱり………働きたくないな」

 

――――――――――

 

次の日奉仕部の部室である空き教室に入ると雪ノ下と由比ヶ浜が話していた

 

「ねえねえ、ゆきのん!昨日も現れたんだって!えっと………ま、ます、マスカット?ナイト………だっけ?」

 

由比ヶ浜………

 

「由比ヶ浜さん、それを言うならマスクドナイトじゃないかしら」

 

あら以外

 

雪ノ下はそういうの知らないと思ってたけど

 

「うーす」

 

俺が挨拶すると

 

「やっはろーヒッキー!」

 

「あら、いたのね。気づかなかったわ空気谷くん」

 

「相変わらず語呂悪いな雪ノ下」

 

俺は椅子に座ると

 

「ねえ、ヒッキーは知ってる?ニュースでやってるマスクドナイトのこと」

 

「まあ知ってるけど」

 

俺はよく知っているので肯定すると

 

「あら、あなたが知っているなんて意外だわ。可愛い女の子のプリキュアにしか興味ないと思っていたのに」

 

「おいこら雪ノ下。俺がプリキュアのことだけしか考えていないみたいなこと言うな」

 

「違うのかしら?」

 

「他にも小町とか小町とか小町とか」

 

「出た!ヒッキーのシスコン!」

 

なんだと!

 

「千葉の兄妹はみんなそうだぞ」

 

「比企谷くんしかいないわよ」

 

「高坂さん家だってそうじゃないか」

 

俺は反論するが

 

「それは物語の中の人物でしょう。現実には存在しないじゃない」

 

「うぐっ!た、確かにそうだが」

 

論破されてしまった

 

「それよりマスクドナイトだよ!まだ会ったことないけどカッコいいってクラスの会ったことある人から聞いたことあるよ!」

 

由比ヶ浜はそんなこと言うが

 

「どうかな。ああいう奴に限っていけ好かない奴だったりするんだよ」

 

実際“本人”が言ってることだし

 

「自分よりカッコいいからってそういう事を言うんだがら」

 

「うるせー」

 

「マスクドナイトってプリキュアの仲間かな?」

 

「違うだろ。そうだったらキュア何とかって名前になるし」

 

「そうなんだー」

 

その後はいつもと変わらず駄弁り、いつもと変わらず依頼人が来ず、いつもと変わらず帰宅するのだった

 

――――――――――

 

「きゃあー!!!!!」

 

帰宅中女性の悲鳴が響いた

 

「ったく、またか」

 

俺は鞄に入れてあるバイザーを取り出して顔に着ける

 

すると着ている服の上に頭と首以外の全身にかけて光が纏っていく

 

纏った光が弾けると白い布地の騎士を彷彿とさせる服が表れた

 

変身が終わり、住宅街の現場に着くと女性が棺桶のような形をした不気味な鏡の中に閉じ込められていた

 

「またお前らか!幻影帝国!」

 

「その声は!」

 

この場の騒ぎの首謀者の男、オレスキーが俺に振り向く

 

「やはり貴様か!マスクドナイト!」

 

「最近しつこいんだよ。いい加減諦めてくれないか。と言っても聞いてはくれないだよな」

 

「当たり前だ!オレさまの礎となれ!」

 

「やなこった。こっちは忙しいんだからさっさと終わらせてやる」

 

腰にある剣を引き抜き

 

「サンシャイン!!」

 

剣に光と風を纏わせて鞘に納める

 

「ストーム!!」

 

もう一度剣を居合の速度で引き抜く

 

その勢いで竜巻が発生し、俺からして前方へと進んでいった

 

オレスキーとサイアークとチョイアークたちが巻き込まれて消えていった

 

「あれ?幻影帝国は?」

 

しばらくして竜巻が消えた頃に「ぴかりが丘」に表れるプリキュア、ハピネスチャージプリキュアの奴らがやって来た

 

見た限りキュアフォーチュンはやっぱり俺と一緒で単独か

 

「いつも遅いなお前らは」

 

「マスクドナイト………」

 

「いつもありがとう!」

 

なに?ありがとうだと?

 

ピンク色の髪のプリキュア、キュアラブリーが礼を言ってきたことに驚いた

 

「何故そんなことを言う」

 

「私たちが来るのが間に合わないから先に駆け付けてくれたんでしょ?」

 

すうでしょと言わんばかりの顔をするが残念だが違う

 

「たまたま居合わせているだけに過ぎん。それにお前たちが早く来れば良いだけの話なんだが」

 

「ちょっと!何よその言い方。まるで私たちがダメダメな子みたいじゃん」

 

水色髪のキュアプリンセスはそう言ってくるが

 

「ほう、お馬鹿さんのお前でもそれくらいは分かるようだな」

 

「ムッキー!もう怒ったんだからね!覚悟しなさい!」

 

俺に襲いかかろうとするが黄色い髪のキュアハニーに動けなくされてしまう

 

「ままあ落ち着いてキュアプリンセス。私たちが来るのが遅いのは本当なんだから」

 

「それよりいるんだろ、ブルー」

 

「「「え!?」」」

 

 

建物の影になっているところから二十歳ぐらいの華奢な美青年の姿をした地球の神、ブルーが出てきた

 

「久しぶりだね、マスクドナイト」

 

「ああ、ブルー」

 

「もう一度僕のところへ戻ってくれないか」

 

ブルーはそう言うが

 

「残念たがそれは断る。俺は“本物”を見つけるまで一人でやっていくと決めたんだ」

 

「あの、神様。マスクドナイトと知り合いなんですか?」

 

「ああ。それに彼にマスクドナイトとしての力を与えたのも僕なんだ」

 

「「「えええ!!!」」」

 

俺の専業主夫になる日々は一体いつになれば出来るんだ

 

それは神のみぞ知ることだろう

 

いや、神ですら分からないかもしれない



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