ある所に南瓜の様なふっくらした
ある日の
一応、著者との約束事ありきのナイショのお話です。
大々的にはしないとの約束ですので、こちらでひっそりとさせていただきます。
他所でこんな話があったなどという事は、出来れば差し控えていただきたいので。
そっと楽しむ位でお願いします。
出来る限り原作に沿った感じを心掛けておりますが、個人差は必ず生じるものと思われますので、ご容赦のほどを。
ある所に真っ赤な南瓜の様なふっくらとした
「
「なに? アーニェさん」
「まぁ!」
六本の手、それぞれで口元を覆いながらワザとらしく、床にくずおれた。
「え!? ど、どうしたのアーニェさん!」
慌てて駆け寄る乱探を、二本の手でしっかりと捕まえ、二本の手を床に置き体を支え、残る二本の手で顔を覆い隠しながらさめざめと言った。
「ここは、
余りの事態にダラダラと汗を流しながら、頭巾に負けず劣らず真っ赤な顔をした乱探。
「・・・お、
消え入りそうな声で言った。
「え? なぁに? よく聞こえなかったわ。
・・・絶対に聞こえていたと思う。
ともあれ、このままだと言うまで放してくれないと思った乱探。自分を捕まえている手が二本、増えたからだ。
「・・・お、
「ん~、まだ聞こえないわね」
更に手が二本増え、六本の手で捕獲されている!?
「・・・お、
「はぁい、何かしら?」
ぎゅぅう~っと、抱きしめられ谷間に囚われてしまった!
「フゴフガ!!」
慌てふためく乱探を他所に、六本の腕を駆使して的確に抑え込むアーニェさん。
すると、段々と抵抗が薄くなり・・・
「あら、ふふふ」
健やかな寝息が肌を
・・・ ・・・ ・・・
ある日の
「あら、もう起きちゃったの?」
「・・・う、うう・・・」
余りの恥ずかしさから、真っ赤な頭巾に負けず劣らずな顔を怒ってます! とばかりにしているが、やっぱり目を合わせるのが恥ずかしいからか、そっぽをむいていて伝わって無い。
それはそれで可愛いと思うらしく、笑顔を浮かべるアーニェさん。
「そ、それで、用事はなに?」
「そうそう、今日はギルドへ行くと聞いていたから、提出する書類を持って行って貰えないかしら?」
「それ位なら別に構わない」
「それと、これもお願いしても良いかしら?」
そう言いながら、アーニェさんは小壜と丸められた巻き物を取り出した。
「これは?」
「頼まれてた割と良く効く
迷宮に関する事と関係のなさそうなモノの組み合わせとなると、思い当たる相手は一人=司書さまに渡すべきモノらしい。
「分かった」
「それと最近、不思議な噂があるから気を付けてね」
「ボクは乱探だから大丈夫だよ」
「それでも、よ」
口では心配している様な事を言いつつ、ちっとも心配そうではない顔をして、アーニェさんは乱探を見送った・・・と同時に、側にある糸を掴んで引っ張った。
・・・ ・・・ ・・・
下町から上町へと道を歩いていると、オオカミさん=ジャックに出会った。
「よう、乱探。何処に行くんだ?」
「探索者ギルドにちょっと用があってね」
「そうか。所で、姉ちゃんがまたどっか行ってるみたいなんだが、知らないか?」
「ふぅん? 見掛けてないし、またスラムの方じゃないの?」
「それが、こっちに居るらしいんだが見付かんね~んだ」
「そっか、見掛けたらジャックが心配で捜し回ってたって伝えておくよ」
「お、俺はそこまで心配してねぇ!」
という吠える様な声を背中に受けながら乱探は先に進む。
・・・ ・・・ ・・・
探索者ギルド
ギルドにて所用を済ませ、後は司書さまの所へ顔を出して手渡せば万事解決。
資料室に顔を出してみると・・・
「・・・こんにちは、司書さま」
「ん~、あ~。こ、こんにちは、乱探」
何時ものとおり、ヴェールに覆われて顔を伺い知れない司書さま。
だが、どことなく何時もとは違う。ハッキリと判るものではないのだが・・・
「乱探、こっちに来て貰えるかな」
ちょっぴり警戒しつつ近付く乱探。
「司書さま、司書さまのお口、とっても長くて大きいけどどうして?」
すると、別の所から声がした。
「それはッスねぇ、その司書さまのお口はとっても大きく開くからっす」
そちらを見ると、そこにも司書さまが居た。
そちらの司書さまの方へと寄ると、ヴェールの隙間から真っ赤な目が覗いている。
「司書さま、司書さまのお眼々、真っ赤だけど・・・」
すると更に別の所から・・・
「それはねぇ、その司書さまの目が元々真っ赤だからですよ、乱探様」
そちらを見ると、そこにも司書さまが居た。
そちらの司書さまの方へと寄ると。
「司書さま、司書さまのお手々、しっとりとしてボクの手を掴んで離してくれないんだけど?」
「それはねぇ・・・」
という声と共にパタン、と本を閉じる様な音がした方を向くと、もう一人の司書さまが居た。
「その司書さまは本物の司書さまじゃないからさ」
「って! そう言う司書さまの耳がフードから飛び出てるのは!?」
チンッと金属が立てる音が聞こえた方を向くと・・・
「それは・・・仕方が無いんじゃないか?」
「イヤイヤ、司書さまの服はそんなに胸が大きく開いてなかったと思うから!」
カチャリとした扉を開いた音がする方を向くと、もう一人の司書さまが現れて言った。
「ふむ、取り込み中でお邪魔だったか。では、ごゆっくり」
そう言いながらドアを閉めようとする司書さま。
「イヤイヤ、待って! 司書さま! お姉さま!」
「なんだ? 私は忙しいからな、そうそう待っていてはやれないぞ」
「届けモノがあるんだ!」
「フム、どれだい?」
「これの様ですね」
最初の司書さまが乱探の差し出すモノを受け取り、捧げ渡すと同時に一緒に出て行こうとする。
「って! 何で!?」
「フム、それはこれから来る狩人にでも聞いてみてくれ」
と最後の司書さまが言うと同時に、扉は閉じられ、カチャリという音と共に鍵が閉められたようだ。
後に残されたのは、四人の司書さま
・・・ ・・・ ・・・
今にも南瓜頭巾の乱探が食べられてしまうのではないか・・・
と思いきや、直に扉と扉の間に銀線が走り、バンッ! と開かれ、戦闘服に身を包んだリリオンが現れた!
「ずっる~い! 私も私も!」
と、恋の狩人が飛び込んで来た!?
・・・ ・・・ ・・・
「・・・ふわっ!?」
目が覚め、それが夢だったと安堵の息を吐くランタンだが、よく良く辺りを見渡すと・・・
さて、何となくで作って見ましたが、私はこんな風になるのでは? などと言った妄想の類いなので、私が楽しめる様にさせていただきました。
楽しんで良いと思って頂けた方には感謝を。
これはつまらないと思った方は、こちらを上回る様な物を是非、ご自身で作られるべきかと・・・