俺が元々男だったこと。
俺が元々人だったこと。
俺の経歴。
俺の家族。
――何より、俺は既に死んでいるということ。
其れ等を全て、何一つ隠すことせず、彼等に話した。誰も信じてくれる筈がない素っ頓狂な話だと、我ながら思う。だが、彼等は聴いてくれた。俺の話を、一心に。妹の事を思い出して、何故か俺の頬には一筋の雨道が出来上がっていた。細々とした其れに気づくと、白スーツ――タカミチはハンカチで其れを拭い去ってくれた。今迄、逃避に逃避を重ねた俺だったが、全てを話すと同時に現実を再確認してしまったようだ。自分が死んだこと。妹に、“俺”として会う事はもう不可能だということ。それが、俺の心を底まで抉っていた。抉り取られた心を埋めたのは、逃避という言葉と、夏美たちの存在だったのかもしれない。夏美達がいなければ、現実に向き合わなければならない状況。其れに、俺は押し潰されていた。打ち拉がれ、それでも尚、俺は話し続けた。
彼等は、思った以上に良心的な人間だった。信じることも出来ない話を、まるで信じてくれたかのように聴いてくれる。心の底では信じていないのだろう。だが、信じている様に振舞ってくれる。俺には其れが、大きな心の救いとなっていた。
何もかもを話した俺の様に、彼等もまた、ここ麻帆良についてと、魔法について、更には狗族の妖怪について教えてくれた。どうやら俺は狗族と人間のハーフらしい。しかし、俺の記憶にある親は生前の親ばかり。狗族の親等、知りもしない。知っていたとしても、其れ等を親として認められるかどうか、俺には分からなかった。そして、本来ならば自由に変身が出来る筈のこの体は、何故か意思による獣化も人化も出来ないらしい。俺はむしろ、意思によって獣化が出来るなんて言う話に頭痛を覚えたが。
兎も角として、
学園長から貰ったワンピースを丁寧に丹念に畳み、部屋の隅に置く。誰のワンピースかという議論が繰り広げられる可能性も否めないが、其処は学園長の孫娘という近衛木乃香に任せよう。このワンピースも、彼女のお下がりなのだとか。俺としてはジャージでも良かったのだが、確かに、素肌にジャージというのは相性が悪い。素肌に硬い繊維が擦れて、全身が気触れてしまいそうだ。貰えるものは貰っておくというのが俺の思想でもある。彼が良いと言うのだから、俺は其れに従うまでだ。ふんわりとした外観と肌触りは、まるで雲の様だ。
こういう服は、俺の体に良く似合う。いや、厳密には“彼女の体”、か。なんの因果なのか。俺の体は、最も親しい人物の体になっていた。肩甲骨まで届く艶やかな黒髪。ルビーのように輝く深紅の瞳。病的であるが故に耽美的な白い肌は、俺の奥底に鎮座する嗜虐心を容赦なく燻る。確か彼女は、まだ九歳だったか。子供にしては大人びて、俺の領域を我が物顔で踏み荒らす様な奴だった。この小さな踝が可愛らしい足で、俺の領地をいとも簡単に踏み抜き、破壊し尽くす。蹂躙という言葉を以て表現して尚、まだ甘い。それは壊滅や全滅、殲滅という言葉でこそ表せるものだった。
――斯くして、彼女の体は、俺の手中に収められた。俺と最も親密な関係にあった彼女。妹でありながら姉であった存在。俺の心を鷲掴みにして離さない横暴な少女。彼女もまた、こういったワンピースのような服を好き好んで着ていたものだ。
彼女の体を手に入れた事に対する優越感と高揚感、そして何とも甘美な罪悪感。顔をぺたぺたと触れてみる。まるで不躾に土足で踏み荒らす様に、一切の容赦もなく触る。
「……にへへ」
頬が緩む。眼を細める。しかし、こんなところを誰かに見られたら一生の恥だ。其れこそ、顔から火を噴いて死んでしまう。慌てて気を引き締め、俺はキーワードを口にした。
「―― 、 、 」
体が火照る。まるで小さな熱源が体のあちこちを彷徨する様だ。体内に刻まれた術式が起動する。まるで肉質的な歯車が噛み合い、ゆったりと回転を始めたかのような感覚。粘着的な音が耳の裏をくすぐる。仏式から漏れ出た流動的な白煙が、皮膚を裂いて溢れていく。熱い身体をそのままに、白煙は霧散していく。部屋に立て掛けられた鏡を見ると、其処には今朝までの俺と全く変わらない姿をした長毛のダックスフンドがいる。情けなく潤んだ瞳に、女性は惹かれるのかもしれない。時計を見ると、とっくに四時も過ぎている。そう言えば夏美達は何かしらの部活に入部しているのだろうか。だとするならば、また後数時間は一人で過ごさなくてはいけない。娯楽の少ない人生だという覚悟はしている。だが、孤独は犬を殺す。退屈は人を殺す。既に外へ足を運びたいという欲求が顔を覗かせていた。もし俺が腕時計を持っていれば、出かけていたかもしれない。なにせ、人間になることができる上に、服も此処に有る。十分、外出に差支えのない準備が整っているのだ。しかし時間の確認が常に出来ないというのは、決定的な欠点だ。体内時計にも限度と言うものが存在する。
何度でも言おう。
孤独は犬を殺し、
退屈は人を殺す。
なら、どうする。簡単だ。つまりは孤独も退屈も感じなければ良い。ではどうすれば孤独も退屈も感じずに済むか。とても簡単で、とても単純だ。
――俗に言う、睡眠。
生物の持ちうる三大欲求の一つ。睡眠欲。当然、犬の俺にだってその欲求はある。この体になってから初めての外出。その大半は此処の学園長――そう言えば言い忘れていた気がするが、あの頭の長い老人こそが学園長である――の部屋で過ごしたことになるが、それでも疲労感は馬鹿に出来ない。部屋の隅に置いたワンピースの上に包まり、胴体に顎を乗せる。眼を閉じると、調度良く眠気に襲われた。
***
「――……この子がお爺ちゃんと夏美の言うてたわんこ?」
「うん、そうだよ。今は寝てるみたいだけど……、可愛いでしょ?」
「うんっ、偉い可愛え子や!」
知らない声がする。泡沫の様に脆い意思は、今にも遠退きそうだ。いっそのこと気怠さに身を任せてもう一眠りしたいところだが、そうはいかないらしい。知らない声の正体は、学園長の言っていた孫娘だろうか。“お爺ちゃん”というのが学園長のことであれば差し支えないのだが。
「うん? こんなクッション、うちにあったっけ?」
俺の下に敷かれたワンピースに気付いたのか、夏美は訝しいと言わんばかりの声調で言った。起きなくては。そう考えるだけで、身体は動かない。重い瞼は鉛が如し。持ち上げられそうになかった。
「ああ、それ、ウチのお爺ちゃんが言うとったけど、プレゼントらしいえ。新品買えばええのに、ウチのお下がりなんよ? それに、タオルでもクッションでもないんや。これな、ウチがちっこい頃に着てたワンピース」
「なんでワンピース!?」
「さぁ? お爺ちゃんボケてもうたんかな?」
なんとも無情な言葉が例の孫娘の口から聴こえた気がしたが、まぁ気のせいだろう。俺の正体を知っていれば考える余地もあるのだろうけれど、クッション代わりに孫娘のワンピースを渡したということになっているのだから。
「でもなんで木乃香のお爺ちゃんがココアのこと知ってるの?」
「んー、ここの寮長さんとは仲がええって言うてたし……。世間話しとる時にでも話題に上がったんとちゃう? あの二人、仕事をサボることで有名やし」
成程。予期せぬ伏線というものが張られていたのか。万々歳と言えば万々歳だ。いや、孫娘殿の演技かもしれない。魔法使いの孫娘は魔法使いという式は、成り立って然るべきだ。演技、言い訳、有り得ない話ではない。むしろそれが自然であると考えるべきだろう。
「そう言えば、もうすぐだね」
「ん? ……ああ、そうや! もうすぐメンテナンスの日やった。ど忘れしとったわ」
照れ笑いでも浮かべているのだろうか、乾いた笑みを漏らす様な声が聴こえた。意識を耳に傾けると、耳がパタパタと動く。犬の体は不便だ。だが可愛がってもらえる。ある意味、お相子というやつだろう。そう、メリットとデメリット。利益と不利益。セットでなくては注文できない限定商品の様に、其れは付いてくる。人間というのは、限定という言葉に弱い。俺もそんな人間の一人ということだ。
「ややなぁ。変な噂も流れとるのに」
「あぁ、吸血鬼のこと? 確かに、真っ暗な学園は怖いよねぇ……。でもほら、外出しなければノープロブレムでしょ」
「確かにそやな。まさか晩ごはん見にくる吸血鬼もいないやろし」
何故晩御飯を基準にしているのかは分からないが、興味深い話であることに変わりはない。メンテナンス、真っ暗な学園、――吸血鬼。魔法が存在するのだから、吸血鬼が存在してもおかしくはない。何より、狗族の“妖怪”が存在しているのだ。西洋の妖怪が存在しない訳がない。だがしかし、魔法というのは隠蔽されて然るべきものだと彼等から聴いたが、このような噂が流れる事を良しとしているとは考え難い。むしろ出来る限りの情報規制乃至情報操作をする筈だ。ならば、これは敢えて泳がせていると考えるべきなのかもしれない。或いは、何かしらの事情で彼らがこの噂を流した、か。
考え過ぎか。
「ほな、今日の食事当番、ウチやから」
「あ、うん」
「組み立て方分かる?」
「説明書を見れば、なんとかいけると思うけど……」
「もしもん時は電話して。真っ先に駆けつけるえ」
「うんっ、ありがとね、木乃香。この恩はいつか絶対返すから」
「気にせんでええのに。じゃ、また明日」
そんなやり取りを最後に、床を踏む音とドアを開ける音、閉める音が聞こえ、遂には静寂が訪れた。しかしそれも一瞬で、カッターがテープを切る様な音が聞こえてきた。“組み立て方”というワードからして、何かしらの大荷物――それこそ、家具にも匹敵する巨大な物――であることは予想できた。犬を飼育する上で必要とする組み立て式のナニカ。なにやら、嫌な予感がする。
鉛の様に硬く重い瞼を無理矢理に抉じ開け、顔を擡げる。見れば、確かに其処には大きなダンボールが鎮座していた。正方形と言うわけではなく、薄く平べったい形。近年のコンセプトなのか知らないけれど、薄型という単語が流行っている。何に対しても薄型薄型と、最終的にはスリーディメンションである。そう、テレビ。テレビだ。きっとそうに違いない。学園という規模の中に家具家電を販売している店が存在するかどうかなんていう疑問は、この際どうでも良かった。これは、一種の希望であり、願望だった。
留められた開け口を解封すると、夏美はその鉄臭くて冷たい物体を引っ張りだした。白に塗装されているが、俺にはどうしたって灰色の監獄にしか見えなかった。其れの用途を知っているからこそ、安易な妄想が頭を駆け巡る。耳を侵す様な金属音は、骨と骨が擦れ合う音を彷彿とさせた。聞く度に総毛立つ様な感覚に襲われる。毛穴という毛穴が広がり、全身を強く掻き毟りたい衝動に駆られる。
「ココア、どうしたの?」
気付けば、俺はお腹を天井に見せ、その磨きに磨かれた鏡のようなフローリングに背中を擦りつけていた。フローリングの僅かな
「あーもう! 可愛いなぁこいつぅ!」
わしゃわしゃと、俺のお腹を撫でる。なんだろう。この敗北感みたいな、空虚感みたいな。もし今の俺が人間だったなら、茹でダコと表現されること間違いなしだ。なんでこうも中途半端な羞恥心を抱かなくてはいけないのか。
手から逃れる様に寝返りを打ち、“伏せ”の体勢で夏美を見上げる。何処か落ち込んでいる様な表情が、何故か俺の心を浅く抉った。名残惜しそうに虚空を撫で続ける手が、なんとも言えなかった。
「…………くぅん」
わざとらしく鳴きながら、自分の額を、彼女の手に押し付けた。見れば、その顔には笑顔が咲き戻っている。本当、わかりやすい人だ……。
***
斯くして、俺の住居スペースは出来上がってしまった。確かに、お手洗いはどうしようか、とか、フローリング就寝生活が続くのか、とか。いろんな文句や不安事を心の奥底で吐き出していた。だからって、何もこんな狭苦しい鉄柵で囲まなくても良いではないか。人間の体になってしまえばこんな鉄柵如き、簡単に乗り越えることが出来るのに、犬の体とはやはり、不便である。大型犬ならまだ良かったかもしれない。しかし、俺に選択権はなかったのだ。眼に見える選択肢は、最期で最後だったのだ。
玩具としてボールを置かれたが、流石にこれで遊ぶ勇気は無かった。勿論、夏美たちが俺の正体を知っているなんてことはない。だが、想像してしまうのだ。妄想と言ってもいい。本当な夏美たちも“俺”を認識していて、試しているのではないか、と。何処かに隠しカメラでも仕組んでいるのではないか、と。高校生ながらに思春期を脱した俺だったが、精神が少々後退しているような気がしてならない。こんな妄想、まるで中学生ではないか。そんな自分に苛つきながら、目の前に置かれたドックフードを睨み付ける。“美味しいのか美味しくないのか”なんていう疑問は、最早問題にすら成り得ない。これは言わば、
「…………くぅ」
鳴きながら、口をドックフードに近づける。正直に言おう、本当に臭い。体臭にまで
「うーん……。ちづ姉、ココア、食べないよ?」
「あら……。ドックフードは口に合わなかったのかしら?」
「まあ、なんて舌の肥えた犬なんでしょう。仕方ありませんわ。今すぐ私が上等なお肉を――」
「ダメだよ委員長っ。ココアが太っちゃう!」
「ですけど……」
「…………何か、この子が好きな食べ物があれば良いのだけれど……」
好きな食べ物。そう言えば、俺の好きな食べ物って、一体なんだろう。生前、良く口にしていたものと言えば、レトルトのカレーや冷凍食品と言った、即席ものばかりだった。これと言って好きな物があったと言うわけでもないし、レパートリーもそれなりに多かった。冷凍食品ばかりなのは、金が無い俺たちの生きる術だったと言って良いだろう。つまりは、好き好んで食べていた物が何一つとして存在しない。俺の好物とは一体なんなのか。今、俺の眼で確認できる限りの食品を見てみよう。まず、机に置かれたお菓子。じゃがいもをスライスした、オーソドックスで尚且つ人気のあるお菓子だ。食べたことがない訳がない。少し贅沢をしてしまったという罪悪感を妹と共有したのはいい思い出だ。そして、美味しかったこともまた事実。もう一度食べることが出来るなら、喜んで尻尾を振ろう。だが、不可能だ。お菓子を犬に与えてはいけません。世の常識。
では、戸棚のガラス越しに見える、豚肉はどうだろうか。お中元や暑中見舞いで貰える様な、無地の包装紙に包まれた豚肉。大きく達筆な字で書かれた“豚肉”という文字からは、焼肉の匂いがしてくるようではないか。だが、これも不可能だ。豚肉を毎度毎晩毎朝舞夜と犬に食わせる様な人間が、何処に存在し得るというのか。それに、豚肉だぞ。寮生活をしている学生というのは、生活費を切り詰めていかなくてはならない。例えどんなお嬢様で、湯水のように金銭を保持していようとも、食費が嵩張るという事実はどうしたって変えられない。それこそ、俺が此処を出て行くという一択しか残されていないのだ。それでは俺が困ってしまう。つまりは、最低限の食費で済む食品でなくてはならないということ。この異臭を放つドッグフードも、何れは食べきらなくてはいけないのだ。試練だと考えようそうしよう。
――駄目だ。見える限りの食品がまず少なすぎる。特に、犬の体ということを考えれば、ネギ類が入っていても
「……あら、良いサイトがあるじゃない」
そんな声が聞こえて、俺は咄嗟に顔を上げた。見れば、ちづ姉がパソコンの前に座っている。
「どれどれ?」
「ワンちゃんのご飯を手作りで……? まぁ、いろいろレシピもありますのね」
「麻婆茄子にクリームシチュー、ミネストローネ。いろいろあるわよ」
麻婆?
クリームシチュー?
ミネストローネ?
なんて美味しそうな響きだろう。目の前に置かれた廃棄物とは雲泥の差だ。尻尾がパタパタと揺れ動くのが自分でも分かった。
今ならこのなけなしの表情筋も、大きく動かせる気がした。しかし、ドッグフードを無駄に出来ないという事実も俺に伸し掛かり、結局は一瞬の幸せでしかないのだが。
何にせよ、人間の頃に一度は食べたような物が、犬になっても食べることができるのだ。良い時代になったものだよ、本当。気付けば、ちづ姉は俺の方をじっと見ていた。目線が交差した瞬間、ちづ姉が小さく笑んだ気がした。もしかして、彼女は本当に、俺の事を知っているのではないのか。知っていなくとも、心を読むくらいはしているのではないか。魔法使いという存在を知ってしまった俺の脳は、そんな無粋で無意味な想像ばかりを捗らせるのだった。
サブタイにある種別転換とは、学園長が主人公の中に埋め込んだ術式のことだったりなんだったり。変化できない体を無理矢理に別の種族に変化させる技なのかなー?
いやね、思ったんだけどさ、なんで学園長はそんな術を即席で使えるのかと。大体、儀式魔法みたいなものじゃないのか?
自分でいろいろ書いておきながら自分で疑問をぶつけると結構焦るもんですね。まぁ、なんというか、結構無理矢理なところがいっぱいありますけど、そこら辺はなんか適当に解釈してください。そりゃあ、指摘されれば頑張って訂正できるようにするけどさ。
ちなみにアンケートとかはやらない予定です。
主人公の能力はなけなし程度の狗神と、狗族にしては高い魔力、それから狗族の平均くらいの気です。なので、魔力で気を補いつつ呪術で攻撃ーみたいなのになるかなー? いえ、主人公的に魔法よりも呪術の方が似合うかな、と。原作にもあまり出てきてないし、呪術ならどんなにオリジナルしたって何も言われなそうやんΣ(゚∀´(┗┐ヽ(・∀・ )ノ
しかし京言葉わからんわー。小太郎ヒロインなのに、京言葉がこんなんでいいのか?
誰か京言葉知ってる人とかいたら、京言葉が出てくるシーンの台詞を全部ちゃんとした京言葉に直して貰いたいくらいですはい。
そして何故、夏美と木乃香がこんなに仲が良いのか(゚⊿゚)シラネ
そして誰がワンピースを部屋の中に置いたのかという疑問について触れないのもまた(゚⊿゚)シラネ状態。まぁ、いつの日か疑問に触れる機会があると思います。その時にでも。