妹を見なかった。親を見なかった。友を見なかった。人を見なかった。己を見なかった。しかし犬は見てしまった。そこから始まる雌犬と雄狼の恋物語――おい、待て。捏造するな。俺――……いや、ボクはあんな野蛮な雄犬とは恋もしないし、そもそもこの小説、冒頭の方は雄犬関係無いじゃないか。故意に恋する数えで十歳とか冗談じゃない。いいか。この小説は、恋愛表現なんて、金輪際ありはしないッ。絶対に絶対で絶対の上に本当の事だからッ。おい、だから待てって。あの小さい太郎君略して小太郎なんかとの恋愛物語なんて本当無いんだよ。頼むからそういうの期待して左クリックするとか、そういう愚行は犯さないでくれ。照れ隠しとかでもないのッ! 分かったらブラウザの戻るをオスんだ、さぁ早く。……ちなみにオオカミ少年とかタイトルにあるけど、別に羊飼いの話じゃないから。

※小太郎とTSしたオリ主をくっつけようと作者が奮起する作品なのですが、様々な都合上、小太郎の登場は遅くなります。ご了承ください。
プロローグ
  人の死に様()
  少年との邂逅2013年06月16日(日) 00:00()
  迷子の迷子の子犬さん2013年06月16日(日) 01:00()
  種別転換2013年06月23日(日) 00:00()
桜通の吸血鬼
  桜通の吸血鬼2013年06月23日(日) 01:00
  二度目の訪問2013年06月30日(日) 00:00
  小さな影
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ