インフィニット・ストラトス。通称「IS」
宇宙進出のために開発されたマルチフォーム・スーツは、白騎士事件をきっかけに圧倒的な性能を持つ超兵器として全世界に認識された。
ISの登場によって既存の兵器は無力になり、抑止力の要がそれらに移り変わった。
ISにはある特徴を持っていた。
それは女性にしか扱えない事。原因は不明だが超兵器であるISは男性では動かせず、女性のみがその性能を発揮できる。
ただそれ一点の理由で、世の中は女尊男卑の思想になってしまった……。
しかし、ISの登場から数年。
男でもそれを動かせる特殊な人材がちらほらと出現していた。
「えー、えっと……織斑一夏です」
「
※
IS学園に入学した二人の男。
「おい、何かすっげぇ見られてるぞ?」
「なぁに、堂々としてればいいさ」
六年ぶりに再会したファースト幼馴染み。
「箒ってすぐ分かったぞ。その髪型変わってないなぁ~」
「そ、そうか……私も一夏だとすぐ分かったぞ!」
高レベルの授業に悪戦苦闘する一夏。
「織斑、入学前に渡した参考書は読んだのか?」
「あっ、えっと、間違えて捨てました――」
――バシーン!
「織斑、今日分からなかった所の復習をしよう」
「はぁぁ!? この量を一日でか!?」
そして学園に届けられた一夏の
「よろしくな、
※
一夏が動かせる唯一のIS、白式。
「馴染む……まるで自分の手足の様に馴染むんだ」
そんな一夏に集う代表候補生達。
「代表候補生のプライドにかけて、撃ち落として差し上げますわ!」
「あんたなんかに……負けてなんかいられないのよ!」
「第二世代だからって甘く見てたら痛い目見るよ!」
「有象無象共に敗れる事は無い。最強は私だ!」
「私は……お姉ちゃんの様になりたい!」
「こっちだって伊達に生徒会長を名乗っていないのよ! 見せてやるわ、学園最強の底力!」
姉、篠ノ之束から渡された箒の専用機。
「これが……姉さんが作り上げた紅椿!?」
そして周囲との関わりを経て進化する一夏。
「皆あんなに強いなんて……俺達も負けていられないな。なぁ、白式!」
ある時、彼らの元へ大会開催の知らせが届く。
「シュテルン・グロッソ?」
「ああ。モンド・グロッソとは違う、言わばチーム戦だな」
そこで待ち構えるのは自分達を上回る数々の強豪達。
それらとの戦いを経て、彼らは新たなるステージへ上る。
「勝ってこい、一夏!」
「ああ、任せてくれ箒!」
~インフィニット・ストラトスD Legend Stage~
20XX年、新たな伝説が幕を上げる。
※
『いーーちーーかーーーー!!』
「うわああああ!? 何なんだよ~~!」
「……フフッ」
こんな事もあるさ!
4月1日、エイプリルフールです。
今日公開したこの作品ですが、あながち嘘とは言い切れません。もしかしたらレベルで連載を始めるかもしれません。
構想自体は前からありました。内容としては原作をアレンジしつつ、オリジナル展開として「シュテルン・グロッソ(仮)」という大会の優勝を目指す、というお話です。その大会ではもちろんこの作品オリジナルのキャラやISが多数登場します。その中に二人以外の男IS乗りもいるかも?
今のところはまだ未定ですが、設定が定まったら連載しようかなと考えています。
それでは皆さん、嘘が現実になるその日までさようなら!