俺ガイルクロスプロローグ&設定集   作:まーぼう

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こちらアーカムシティソーブ公園前警察署

 

「よう、比企谷くんお疲れさま。これからかね?」

「あ、どうもネス警部、お疲れさまです」

「これから君に教えてもらった焼き鳥屋に行ってみようと思ってるんだけどね。どうだい?君も一緒に」

「あ、良いッスね。パトロールのついでに寄らせていただきます。砂肝がオススメッスよ」

「OKOK。そんじゃま、たまには奢らせてもらいますか」

「マジすか。ゴチになります!」

 

「なりますじゃな~い!堂々とサボり宣言するな比企谷巡査!ネス警部も!ちゃんと注意してください!」

 

「相変わらずうるさいねぇストーンくんは。たまには息抜きしないと持たないよ?ほら、キミにもちゃんと砂肝奢ってあげるから」

「別に奢ってもらえなくて大声出してたわけではありません!市民の安全を預かる警官としての心構えのなんたるかを……!」

「お堅いねぇストーンくんは。あんまカリカリしてるとハゲるぞ?」

「大きなお世話だ!?というか比企谷巡査!先輩に対してその口の利き方は……!」

「あーはいはいストーンくん、続きはビールでも飲みながらにしようか。それじゃ比企谷くん、お先に。夜勤頑張ってね」

「ちょっ……放してくださいネス警部!?まだ話は終わって……!」

「どうも、お疲れさまでした」

 

 去っていく二人の先輩に頭を下げてロッカーに向かう。

 夜勤は好きだ。

 あんま人と話さないで済むし、サボってもバレないし。夜更かしは大して苦にならないしな。

 とはいえ、この街に限って言えばそれほどお気楽なものでもないのだが。その理由というのが……

 

 

 ドゴンッ!

 

 

 これだ。

 

『ふははははははっ!悪の天才科学者、ドクタァァァァッ!ウエストッ!ここに見参!であーる』

 

 爆発音に表に飛び出すと、遠くのビルの隙間から巨大ロボットが見えた。

 

 巨大ロボット、である。

 

 樽のような胴体に手足が生えた、ブリキのオモチャのような代物だが、それが五十階建てのビルと並んでいる様はシュールを通り越して悪夢じみている。が、このアーカムシティの住人にとっては、これももはや見慣れた光景だっただろう。

 

 そう、これはこの街にとってわりと日常的な出来事なのだ。

 この街には他には無いものが存在している。悪の秘密結社『ブラックロッジ』である。

 秘密結社のくせにその勇名は大陸全土に轟いているが、当の本人達がそう名乗っているのだから他に呼びようがない。

 あのドクターウエストの操る破壊ロボは、軍隊でも歯が立たないでたらめな戦闘力を持っていて、しかも恐ろしいことに量産が可能らしい。もっとも出てくるのは常に一体ずつだが。本人いわく、悪の美学らしい。

 どちらにせよ対抗不可能なのだから、ただ蹂躙されて終わりのはずなのだが、この街は未だに機能を損なうことは無い。その理由が、この街のもう一つの名物ーー

 

「メタトロンだ!」

「がんばれー!メタトロン!」

『おのれ今回はお早い登場であるなメタトロン!放送時間が余ったらどう責任をーーノォォォウッ!?』

「よっしゃあ!ウエスト!さっさと逃げた方がいいんじゃないか!?」

『余計なお世話である!こら貴様!セリフの途中で攻撃するとは何事であるか!ちびっ子の夢を壊すでない!』

 

 とまあ、正義の味方だ。悪の秘密結社ときたらこれしかないだろう。

 この天使王を名乗る白い怪人は、空を飛び、ビームを放ち、人間大のサイズで巨大兵器を圧倒するバケモノだ。

 どういう理由でブラックロッジと戦っているのかは謎だが、これまでの行動を見る限り、確かに正義の味方と呼ばれるに相応しい。

 

 ま、信用できまいがどうだろうが、破壊ロボはあいつに任せる以外ないんだけどな。

 

 軍がどうにもできないのに警察の装備で戦えるかっての。ストーンは毎度毎度突撃かましては吹っ飛ばされてるみたいだけど。

 ネス警部も災難だよな、あの馬鹿に毎回付き合わされて。つーかよく死なねえな、あの二人。

 まあなんにしろだ。警察にできるのは避難誘導くらいだな。

 言っとくがこれだって立派に市民を守るお仕事だぜ?自慢じゃないが破壊ロボ関連の人的被害は未だにゼロだしな。うん、ウチの警察は優秀だ。

 

 さてと、今夜もお仕事、頑張りますか。

 




 機神咆哮デモンベインとのクロス。タイトルはアレですが、こち亀は関係ありません。
 作品の説明をしときますと、三流私立探偵な主人公大十字九朗は、ある日この街を牛耳る覇道財閥から魔導書を捜せという依頼を受ける。
 報酬に目が眩んで引き受けたものの心当たりもなく、当てもなくさ迷っているとブラックロッジに追われる謎の美少女と遭遇。巻き込まれて成り行きのままに彼女と契約を交わすことに。
 彼女はなんと世界最強の魔導書、かの『死霊秘法書』の原典『アル・アジフ』だった。
 アルとの契約によってマギウスと化した九朗は超パワーを発揮してウエスト達を撃退するも、破壊ロボによる逆襲を受けてまたも逃げ回ることに。
 ミサイルによって地面が崩落し、謎の地下施設に迷い込む九朗。
 そこで見つけたのは、覇道財閥が科学と魔術と錬金術の粋を結集して開発した機械神『デモンベイン』だったーー

 こんな感じで始まる荒唐無稽スーパーロボット列伝です。はっきり言ってめっちゃ好きです。ていうか強すぎです。多分グレンラガンに対抗可能な唯一の機体です。
 ちなみにスパロボにもUXで参戦済み。できればマスターテリオンには歴代最強生身ユニットとして登場してほしかった。

 このクロスでのヒッキーは警官です。それだけです。隠し設定とか何もありません。俺ガイルキャラは大体警察関係者。
 原作内での警察の扱いはギャグ担当のやられ役。ルパンの警官を思い出してもらえれば大体あってると思います。
 ……なんで主人公をそんなのにぶち込んじゃうかなぁ、俺は。九朗とは別の魔術師とかムーンチャイルドの生き残りとか、やりようはいくらでもあるだろうに。
 いや、ネス警部が好きなんですよ。あのやる気の無さがたまらないんです。あれで実は有能とかいうんですから完璧です。ヒッキーと絶対相性良いと思う。まあぶっちゃけそんだけなんですが。
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