この小説は筆者の悪ノリで作ったしょーもない単発短編のギャグ小説です。
それ以上でもそれ以下でもありません。

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何この世界……

 やぁ、僕の名前は笹本アキラ。

いきなりかもしれないが僕は転生者だ。

 

前世ではごく普通の学生だったんだけど、ある日突然交通事故に遭って、目が覚めると神と名乗る男からデジモンテイマーズの世界(正確にはその平行世界)に転生させてもらった。

 

 デジモンテイマーズはデジモンシリーズの中でも初代と並んで好きな作品だ。

僕はこの世界でテイマーとして介入し、物語をより良い方向へ変えてみせる!!………………と、思ってた時期が僕にもありました。

 

 僕が小学5年生になって主人公であるタカト達の学校へ転入し、「いよいよ物語は始まるんだ」と思っていたのだが、そこで見た光景に僕はこの世界が所詮平行世界であるという事を実感した。

 

 

 その日、僕はテイマーズの(準?)レギュラーである塩田ヒロカズに連れられてある道場へやって来ていた。

 

(この道場って健良(ジェンリャ)が拳法を習ってる道場じゃないか!?おかしいな……タカトと健良が親しくなるのは原作開始直後の筈では?)

 

 しかも看板の脇に立て札が掛けられ、そこに書いていたのは『少年武術大会決勝戦』の文字。

 

「え、何これ?」

 

 思わずそんな声が漏れる。

テイマーズで格闘技に縁があるのは健良ぐらいの筈。

だけど道場の中央で対峙しているのは……

 

「た、タカト?何で槍(模造品)なんて持って構えてるの?」

「決まってんだろ!決勝はタカトと李の一騎打ちだぜ!」

 

「アキラは転校してきたばっかりだからタカトの事デジモン好きな奴って印象しか無いかもしれないけど、アイツって武術の達人なんだぜ!!」

 

ヒロカズ&ケンタが懇切丁寧に説明してくれる。

いやでもこれって……

 

「どっちが勝つと思う?」

 

「馬鹿!タカトに決まってるだろ!」

 

「それはどうかしら?健良って奴も相当なもんよ」

 

 ヒロカズ達の会話に割って入る少女が一人。

クールな雰囲気に気の強そうな顔つきをしたこの少女は……。

 

「で、デジモンクイーン・牧野ルキ!?」

 

「……此処ではそんな肩書き意味無いわ。今の私はタカトに負けた敗北者の一人でしかないんだから」

 

「いやぁ、でも準決勝も凄かったよ。あのタカトと互角だったんだから。タカトも『ルキちゃんとの戦いはどっちが負けてもおかしくなかった』って言ってたから」

 

 えええええええぇぇぇぇ!?

いやいや、ちょっと待ってよ!!

ルキまでそっちに染まってんの?

 

「な、何を言うのよ……///た、タカト!私に勝ったんだからこんな所で負けたりすんじゃないわよ!!」

 

 あ、良かった……ツンデレ属性は健在だ。

 

「お、おい!始まるぞ!!」

 

 この時僕は知らなかった。今までのは所詮カオスへの序章でしかなかったという事を……。

 

「タカト君、君とはいつか戦う時が来ると思っていた。全力で行かせてもらうよ!」

 

「僕もだ、李君!勝負だ!!」

 

「では……始めぃ!!」

 

 開始の合図と共に二人は同時に踏み込んだ。

タカトは槍、健良は蹴り技だ。

 

「覇アァァァッ!!」

 

「ダァァァーッ!!」

 

 とんでもねー速度で互いに打ち合うタカトと健良。

え?何これ?どう見ても小学生レベルじゃないよね?どう見ても別の漫画入ってるよね?

っていうかこんなのあの二人のキャラじゃないよね!?

この世界にデジモンはいるのかさえ怪しく。

 

「ジェン兄ちゃーん!頑張れーー!!」

 

 あ、居た……テリアモンだ。

健良の家族と一緒に……正確には健良の妹の小春に抱かれている。

やっぱり可愛いなテリアモンは……。

 

「…………あれは、本物?」

 

 あ、ルキはちゃんとテリアモンに反応してくれている。

この様子ならレナモンはちゃんと存在するようだ……。

 

だけど……

 

「《覇極流・千峰塵!!》」

 

「《大往生流・鶴足回拳!!》」

 

 あ、タカトの槍が何本にも見えて健良の脚が高速回転しているように見える……。

この世界は…………

 

 

 

 その内僕は考えるのをやめた。

 

 

 

 

 

 そして数ヶ月後……。

 

「よし、ギルモン!今日は組み手だ!その後は一緒にご飯にしよう」

 

「うん!ギルモン沢山動いた後のタカトのパン大好き」

 

 タカトとギルモンは互いにスパーリングパートナーとして組み手を開始する。

 

「テリアモン、いつもの奴頼んだよ」

 

「うん!《プチツイスター!》」

 

 プチツイスターで飛ばされてきた石つぶてを健良は全て蹴り落としていく。

 

「レナモン」

 

「分かってる。今日は私が防御だったな」

 

 ルキはレナモン相手に攻撃と防御テクニックを徹底的に磨きあげる。

 

 

「何でこうなるの?」

 

 僕はこの世界の物語に介入して良いのだろうか?

っていうか介入したくない気がする。

 

……ん?あのデジモンは。

 

「あん?何だよお前ジロジロ見やがって!?」

 

 インプモン……。

 

「うおおおおおん(感涙)!!君は、君だけは何も変わってないんだね!?」

 

「なな、何だよお前!?気持ち悪ぃ!!」

 

「うおおおおおん(涙)!!離さないでくれぇぇ!!」




続きません。

続きを書きたいという奇特な方はご自由にどうぞ。

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