ごめんなさい頑張ります。
キャスターの消滅を見送り、みんなの元に戻ると、なんかお別れ会してた。ずるい俺のこと忘れんな。
「くずお!サカナ!おいしかった!!」
「ホントお前はこの特異点の良心だよアステリオスゥゥゥゥゥ!!!!!」
全く涙が出てきちゃうね!え?もう泣いてる?それはコラテラルダメージというのものに過ぎない(意味不)
「ちょっと、わたしには何かないわけ?」
「妹さんください」
「やんないわよ。あんたみたいななんでも爆破で解決する奴には」
「おう…心が抉れ…ウッッ(突然の死)」
「アステリオス?」
「うん!」
おうわかった。死んでない。死んでないから叩かないで死にそう…筋力Aの平手打ちが俺を襲う…!!
「お世話になりましたドレイクさん」
「ははは!気にすんなぐだ男。私たちも楽しかったよ。それにこれで航海に戻れるしね」
「はい。お礼はいつかくず男が胡椒持参で行くので…」
「おいこら俺にめんどいことだけ擦りつけんな」
「え?なに?聞こえない」
「ふぁっきゅー」
いつのまにか俺が胡椒運び係に任命されちゃってる…こんなんじゃ俺…胡椒嫌いになっちまうよ…
「子供がひとーり…子供がふたーり…子供がさーんにん…子供がよーにん…子供がごーにん…ふふふ女神アルテミスは素晴らしいおかtゴフッ…」
なんかブツブツ下の方から聞こえるから足元に目を向ける。
そこにはあの凛々しいアタランテさんが珍しくへにゃりと女の子座りでへこたり、草を引っこ抜きながら現実逃避してた。そして血を吐いた。
…冷静に分析できる自分のアレさに少しどうかと思いつつ、その隣に立っている男…ダビデに目を向ける。
「あはははゴメンね。アビジャクは今回の戦いで現実を見ないようにしてたんだよ。でも戦いも終わってこの通り…まあ安心してよ!アビジャクの面倒は僕が見ておくさ」
「おうアンタに彼女を任せるのが一番危ないってことは分かった」
爽やかスマイルを出しているが、そこから滲み出るダメ男臭が半端ないアーチャーダビデ…おかしいな。伝承にあるダビデ王はどこ?ここ?嘘だろ?
「もぉー!どうしちゃったの
「ゴフッ!」
「おう、お前はもうしゃべんない方がいいぞアルテミス。多分お前が喋るたびにその娘の精神ゴリゴリ削ってる。うん」
「えぇー?なんでー?」
「ウゴアッッッ!!!」
「アタランテさァァァァァァんッッッッ!!?!?」
マシュちゃんの叫びと共に血で海まで滑って行った…なんて技だ…
いやうん。そこまでショックだったかアタランテさん。
「あーマシュちゃん。アタランテさん引き上げに行ってきて」
「は、はい!」
トコトコマシュは血のアタランテコースをたどって海まで走って行った。
数分後、びしょ濡れのアタランテさんとマシュちゃんが帰ってきたが、
「ダーリン♡つぎはどこに行こっか?」
「そーだな…できれば若い娘がいっぱいいる都会系に…痛い痛い冗談です!!!!」
「ゴフッ…」
「アタランテさァァァァァァん!!!!!」
また滑って行った。もう芸風だな。ある意味感心できる信仰心だと思ったが、うちにも別の意味で感心できる信仰ウーマンがいたことに気づいてちょっと胃が痛くなった。
「ヘーイジャンヌデース!」
「あんたはもう喋んな!」
おう邪ンヌ、ツッコミ頑張れ。
…ちなみに滑った時アタランテさんのヒラリとめくれたスカートからその内側が見えたことはダビデと共に黙っておく事にした。
この瞬間、メドューサの次にダビデを召喚してもいいと思ったくらい仲良くなった気がする。
そのあと握手を交わした俺たちの足元に矢が一本飛んできた。
俺たちは顔を見合わせたあと回れ後ろした後に…無言で砂浜を走り出した。
そのあとは…いうまでもない。
狩人には勝てなかったよ…
ー《F/GO》ー
特異点を修復したということは、俺たちの存在もレイシフトで元の時間軸に戻される。ホントカルデアの技術は世界一だぜぇ(ドイツ軍人感)
「じゃあな、この後もいろいろあんだろ?頑張んな」
「ありがとうございましたドレイクさん」
「できたらカルデアで会いましょう!」
「ああ!わたしがその座とかにいればの話だけどね」
(((間違いなくいるだろうなぁ…)))
なんて思ったことは3人仲良く口を閉ざしておいた。
こうして俺たちの第三特異点修復作業は完了するのであった。チャンチャン(安っぽい音)
第三特異点 封鎖終局四海オケアノス
修復—————完了
ー《F/GO》ー
———お前は何者だ?
誰かの声が聞こえる。
———千里を見渡す眼を持ってしてもお前が分からん。
聞いたことのない声だ。
———お前の本質が見えない。お前は人類なのか?
いや…間違いだ。聞いたこのある声だ。
———不安定な存在をこの世に晒しながらなぜ生きようとする?
正確に言えば、聞いたことのある声に別の声が混じっている…
———お前は何者だ?
さっきと同じ質問。相手はどうやら俺を知らないらしい。俺もそいつが誰だか知らないし、まずここはどこだ?
———不確定だ。不安定だ。不要素だ。お前は…我らの偉業をなすのに邪魔な存在だ。
何を言ってるんだ?さっきからゴチャゴチャと…耳元で騒ぎやがって…
———燃えた人理に貴様はいなかった。
消えた世界にお前はいなかった。
知らないはずなのに、
あたかも最初からいたかのように
お前はいた。
…余計わからなくなった。だから誰なんだお前は。
聞いていて鬱陶しいことこの上ない。
———自覚がないのか?与えられた役割を忘れたか?
…役割ねえ…せいぜい世界を救う。なんていうありがちなものを掲げてるつもりだ。そのために
———やはり忘れて…いや…
本当に何を言っているんだ?
———辿れ。お前の
探れ、この異聞の原因を。
説き明かせ、自身の存在を。
忘れるな、お前は不要で必要だ。
さっきから俺のことをやたらといらない子扱いしやがって…いい加減名乗ったらどうだ!?
———貴様らの行いに、
……は?
———探れ…探れ…探れ…己自身を…
意識が浮上する。
まぶたを開け、体を勢いよく起こす。かけていた毛布を気づけば握りしめていた。
汗が凄まじい。また変な夢を見た。さっきまで耳元で囁かれた声は消え、代わりに自室の隅に置いてあるハルペーからの静かな所長の寝息が聞こえる。
というかその状態で寝るのかよ。驚きだよ。
なんてちょっといつもの調子で考えてみるが、今回の夢はいつもと違った。
先のちょっとした事が見える予知夢ではなく、
誰かの生き様を見せられる悪夢ではなく、
…誰かに見せられる精神の部屋…
しばらく時計の針の音が聞こえる。この科学だらけの機関でどうかと思うが、それでも聞いてたらなんでか落ち着いてきた。
「誰だよ…お前
さっきまで耳元にいた誰かに苦し紛れに言ってみる。
———辿れ。お前の痕跡を
謎の声が言った言葉に無性に惹きつけられる。
なんとなく机の上に錯乱してる資料に手を伸ばした。
人理の未来を見守り、繋ぐ機関…カルデア…
俺はその人理の異常…特異点を修復するために世界中から集められたレイシフト適正、マスター適正を持っている『一般枠のマスター』。
総勢49人のマスター適正者によるレイシフトで、過去の異常を修正し、人理の未来を保証する…
変わっていない。初めて目を通した時と何も変わっていない資料だ。
疲れて変な夢を見た…のだろうか?柄にもなくストレスとか?
(今度ロマンにでも相談しよう)
俺はそう思って、布団に潜り込んだ。まだ人理は修復されていないのだから。
———空間にノイズが走る。
49人のマスター適正者による——
49◾️◾️◾️◾️◾️◾️による——
4◾️◾️のマス◾️◾️正者による——
48人のマスター適正者による——
着実に修正は進んでいた。
彼はまだ気がつかない。
〜次回予告だよ!くず男先生のコーナー〜
くず「第三特異点をついに修復修復ゥゥゥゥゥ!!俺たちは次なる特異点を目指しレイシフトを行う!」
ぐだ「次なる部隊はあの英国首都のロンドン!にしては霧が濃いなぁ!霧の都ってこういうことなの!?」
マシュ「見渡せば密閉状態の民家、歩き回る機械兵、ホムンクルスの謎のダンシングフォーメーション!!そして霧とともに歩き回る殺人鬼!!」
ぐだ「僕たちはどうなってしまうのか!?これも全部ミ◯トさんっていう突貫野郎のせいなんだ」
ミ◯ト「こんなに俺が地球人にネタにされてるなんて知りたくなかった!こんなんじゃ俺…この小説を乗っ取りたくなっちまうよ」
くず「おう帰れ」
全員『次回!第四特異点 死界魔霧都市 ロンドン!!ご期待ください!!』
アチャ「安定の」
アル「挟み茶番は」
ラン「いうまでもない」
くず「お、おう、そうだな」
〜終わり〜