数日前の作者
「クソ…溜め込んだ石120個ぶち込んでもなにも出ないじゃないか…あああああんんまりダァァァァァァァ…!!!」
そこから数分後の作者
「呼符4枚あるけど…まあ出ないよなぁ…ん?金回転?まあドンファンか李書文せんせーかなぁ…ピエロマーク…ファッッ!?」
さらにそこから数分後の作者
「まさか沖田さん出てくれるとは…今回は良かったな。でもなぜか40連も回してんのに以蔵さん一枚も出て来てくれないんだよなぁ…期間限定だし…ぜひ出したい。よし、聖晶片90個あるし、一人くらいは…うん?金回t…ピエロマーク…アイエエエエエ!!?」
魔神さん大勝利。(宝具レベル2)
俺たちはぐだ男のメッセージを元に、地下への入り口を、まるで色々と限界な状態でトイレを探し回る残念な人間のように全力ダッシュでロンドン街を走っていた。
「走れ走れ!俺たちの出番がなくなるぞビッチども!!」
「私はビッチではない。ついでに私のことは提督と呼べ友よ!!」
「わ、私も決してそんなものじゃありません。まだ見ぬご主人様のためにこの身は綺麗サッパリマジ純白なんです!」
「お、そうだな(しらけ)」
「ねえねえビッチってなに?」
「こういう女たちのことだ」
「へー(棒)」
「やめてください。マジで」
「oh!fu◯k!!!」
「まじで黙ってろ」
「さーせん」
霧が消え、ホムンクルスもあの謎のモビルスーt…じゃなくて、寸胴鍋も消え去り、障害物のなくなった街をただひたすらに走る。
しかし、強化魔術をしてなかったらサーヴァント達と一緒にこんな走り回れないよな…ほんと魔術礼装様様だよ。
「友よ!あそこから何体もサーヴァントの魔力痕が…あそこが入り口だと思われます!」
「ナイスジャンヌ!よし!飛び込めぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?!?!?」
瓦礫だらけの穴に飛び込もうとしたら急に誰かがズゴゴッと出てきた。
その男はどこかイかれた瞳で俺を見つめ、しばらく沈黙していると…
「私は…天才だ」
第一声がこれだった。
なんかすごいバリバリしたおっさんなんだけど…っていうか何この半端ない魔力!?俺の眼鏡ちゃんがショートして煙上げてんだけど!?
「私は天才だ!そう…故に約束を果たすのだ!」
「あ(察し)こいつ絶対狂化タイプだわ…」
話が通じない…っていうかいきなり意味不明なこと言い出すやつは大体バーサーク。
ここ、テストに出ます。
「くずせんせー、おっしゃってる意味がよくわかりません」
「お前みたいなやつのことだよ駄聖女」
「あはははー友は冗談が達者ですね〜…おかしいな。目から鰹出汁が止まらない」
「はい、涙拭いてください」
「ありがとう、NTR狐さん」
「だからNTRしてねーですから」
「なみだふけよー(棒)」
なんでこいつらコントしないと気が済まないの?病気なの?ウソ◯プの『見知らぬ島に入ると死んじゃう病』みたいな『暇があればコントしないと死んじゃう病』なの?
「私の邪魔をするかね?いやいや、言わなくて結構!天才というのはどこぞの凡骨が喚きながらよじ登る壁を軽々と飛び越えるものだ!!よって!私は君たちという壁を軽々と超えてみせよう!!」
で、なんでこのオッサンは勝手に話進めるの?やっぱりバーサーカーなの?狂化キメちまってんの?馬鹿なの?天才なの?あと誰かは知らないけど凡骨=サンを許してあげて。
「フハハハハ!!!!!」
と思ったら強烈なビリビリ飛んで来た。
バーサーカーだと思って、眼鏡ちゃんで見てみたらアーチャーでした。(わーカルデアの解析マシーンってすごーい)
バーサーク・アーチャー?バーサークなんだよね?素であれだったらちょっとまじでやってらんないんだけど。
しかし、バーサーク・アーチャー(仮)か。
イかれた弓兵なんて経験ないな。あ、アタランテ=サンはお下がりください。
「フッハー!!!」
笑い方一定すぎたのか、なんかパターン入れて来た。それ以外セリフねえのか?あのエミ丸先輩でさえ「フッ!」「ハァ!!」「トレース・オン!!」って言ってるぞ。
ていうかあの人日に日に戦い方がカッコよさに降り始めてんだけど。そのうちスキルに『カッコいいポーズ』とか出てこないよね?ね?
クソ!ぐだ男のことだから間違いなくスキル強化に全力注ぐぞそれ!
「フフフハハハハハハハハ!!!!!天才☆DA」
どこぞのレベル5でももうちょっとマシなこと言うぞ!ちきしょう!
不幸なツンツン頭の人タスケテ!
「友よ!このままじゃジリ貧です!何かこう…アレな策を!」
「いつものようになんか小細工ないんですか!?」
「こざかしいって言うんだよね?知ってる」
「お前ら三人揃ってdisんないでマジで」
くそぉ…目から昆布出汁が止まらん…
と、とにかく、やつの攻撃は2パターンだ!地面から来る雷と、直線の雷撃!
しかしシンプル故に並みの耐久では耐えられない!動けなくされたところで全力で放たれたらこの紙耐久サーヴァント達じゃあ…まあ一人ゴリラ級おるけど…
「友よ、今すごく失礼なこと考えませんでした?こっち向いてください。ハイライトOFFでキレますよ?『屋上いこうぜ』しますよ?」
「必殺技みたいにネタ言うのやめろゴリラ聖女。お前の耐久は最高って考えただけだ」
「いやぁ照れますねぇ」
「ジャンヌさん!?今この人ゴリラって言いましたよ!?いいんですか!?」
「バナナたべりゅ?」
「たべりゅ」
「ほれ、タマモさん。ジャックが差し出したバナナをあんな美味しそうに食べてるし…やっぱゴリラだろ」
「無茶苦茶だ!!っていうかジャックさんも餌付けしないで…」
「びゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛う゛ま゛い゛ッッッッ!!!!」
「黙って食ってろ」
「(もぐもぐ)」
「素直!」
「フハハハハ!!!!!」
く、さっきから笑ってしかいないが凄まじい一撃だ!というか今のでよく壊れることで定評のあるサイ◯人のスカウ◯ーみたいに俺の眼鏡ちゃんがボンって壊れた。
「………ってこれ作るのにどんだけ苦労したと思ってんだクソジジイィィィィィィィィッッッッッッ!!!!!」
「フハハハハ!!!!!!」
もうキレた。あのオッサン許さん。
俺は背中に携えたハルペーを引っこ抜き、クソ雷撃オッサンに刃を向ける。
ついでに中でぐーぐー寝てる所長を叩き起こす。
「起きろ所長!そろそろ働け!!」
『ムニャムニャ…もうお腹一杯よ…』
「起きねえとテメエの部屋の4隅に特異点から持ち込んだ謎の生物置くぞ」
『なにそれこわい』
ようやくお目覚めです。この女子(20歳)
全く喋らないと思ったらずっと寝てたよこの人…それでも団長かキサマァ!!
『誰がオルガよ!いやオルガだけど!!』
「うるさい黙ってガンド撃ってろ」
『もうやだコイツ…』
「ハハハハハハハ!!!!雷撃よぉ!!」
「しつこいぞジジィ!!」
迫る雷撃をジャンヌの怪力で吹き飛ばさせる。
やっぱり頼りになるよゴリラルーラー!!いいぞいいぞー(棒)
「私輝いてる!すごい輝いてる!!」
うーんこの聖女…オルレアンの時が一番輝いていたという事実を突きつけた方がいいだろうか?
「フハハハハ!レディ。君が私のウォーミングアップに付き合ってくれるのかね?」
「フン!ウォーミングアップで終わりにしてやる」
「ちょい馬鹿ルーラー!それ死亡フラグだからやめなさい!というかやめて下さいまし!」
「安心してくださいNTR狐=サン。これは作戦、この野菜王子風の煽りに乗っからない奴はそうそういない…」
と、自信満々に鼻を伸ばしながら無駄にふっくら膨らんだ胸を張るアホ聖女。
しかし当のバーサーク・アーチャーは全く意に返さず、むしろその膨らんだ胸を見て一瞬固まっていた。
…って、おい天才。
「…ていうかさっきからガンド当たってるよな?なんで動きが止まらねえんだ?おい所長?弾幕薄いけどなにやってんの?」
『これでも全力なんですがそれは…』
「だったらもっと撃て。全盛期のお前はもっとすごかった筈だ」
『全盛期迎える前に肉体なくなったんですけどね!』
「うるせえボルシチ投げっぞ!」
『ごめんちゃい…これは予想なんだけど…』
お、おう、急に真面目になったな…
『あの巨大な魔力は間違いなく聖杯による強力なバックアップがついてると思うわ。私ひとり分の魔力によるガンドなんてビクともしないんじゃないかしら?』
「ダニィ!?これじゃあオルレアンの時に考えた『ガンドで動きを封じてホームランしちゃおう作戦』ができないじゃないか!!」
『あれそんな名前だったの!?…ていうかあなたも礼装によるバックアップでガンド撃てるんじゃないの?あれ、かなり強力よ?』
「着るの忘れた☆」
『Oh!fu◯k!!!』
だってあんなピッチピチなの着たいと思う?なんで普通に制服系にしないんだ。あれ絶対ダイバー専用だろ!
ていうか女性用が横にあってついマシュちゃんの方を見ようとしたらぐだ男が尋常じゃない殺気飛ばして来た。なのですぐに目を逸らしたのだが、その件については内緒だ。
すごいドキドキした(殺気で)
「さて、おそらくぐだ男達は地下から来るだろうけど、それまで抑えていられる自信もなし。だからといってこのオッサンを放置してたら絶対取り返しがつかなくなる。
…やっぱり踏ん張るしかないのかねぇ…」
『でしょうね。まあこういうのは大体貴方の役目でしょ?』
「ぶっ飛ばすぞ団長」
『せめて所長って呼んで!!』
ジャンヌの宝具は防御タイプ。あと自爆。ここで守りを失うのはまずい。
タマモさんの宝具は補助タイプ。延長戦は消耗が激しい。使うのにもタイミングが不可欠。
ジャックの宝具は女性特攻。あとは忘却補正と毒付きの霧。もう一度令呪を使うのはまずい。『
そして俺。使用可能武器はハルペー、対サーヴァント用ナイフ、対サーヴァント用拳銃、マナプリ手榴弾が4個、ワイヤーが一本。
何よりこんなだだっ広い場所ではあんまり効果のないものしかない。
結論、決定打がない。
ならばどうする?
手段は封じられた。
小細工が通じる相手ではない。
援軍を待つにも少々戦力が少なすぎる。
今のところタンク役がジャンヌしかいない。
逃げる事は不可能。
詰み。
————だからといって、引き返せはしない。
これは俺個人の戦いではない。
人類すべての戦いなのだ。
「ああああ…足が震えて止まらねえな!!後ろに下がりたいのを抑えるので必死だよちくしょう!!」
ここで弱音はけたらいいのになぁ…
そこまでできる神経じゃないんだ…俺。
「雷撃よ!」
「防げ!ジャンヌ!」
「ハァ!!」
———ズバアアアアアァァァァァァァァッッッッ
目がチカチカする。目に優しくない戦いだ。
「フゥ…ここで止まるほど、弱虫じゃねえぞジジィィィィィィィ!!!!!」
『ガンド!』
所長が放ったガンドは一直線にやつの眉間めがけて飛んでいくが、
「フハハハハ!効かん!!」
それはシャボン玉を弾くように軽々でかき消された。
なにそれ?もうこれもうわかんねえなぁ…
「タマモ!ジャック!行け!!」
ナイフが、氷結が、アーチャーに襲いかかる。しかし、その無駄にゴツい見た目にあって、凄まじい耐久だ。正直やってられん。
「まあ!やるけどね!!」
それ手榴弾プレゼンツ!受け取れ!!
美味しいだろ?これ、爆死から生まれた俺の涙だよぉぉぉぉぉぉ!!!!!
「……ってやっぱり効かないよねぇ…」
爆破による煙が晴れるが、そこにはピンピンしたアーチャーが、相変わらずの高笑いとともに現れる。うん、ムカつく。
「死ねやァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」
「フハハハハハハアハハハハッッッッ…だが!断る!!」
「そう…かいッッ!!」
旗が、ナイフが、炎が、雷撃と混じり合う。
俺にはもう、引き返す選択肢は無かった。
心のどこかで願ってた。
「ゴオオオオオォォォォォルデン………」
ヒーローっていうのは基本…
「タイフゥゥゥゥゥゥゥンッッッッッ!!!!!!」
遅れて来るなんていう漫画のような展開を、俺はまだ信じていたのだから。
「よう!そこの!結構ゴールデンな戦いしてんじゃん!俺っちも遅れながら参戦させてくれや!!」
………いや、誰だ?この金髪マッチョメン…
感想指摘待ってます。
へ?コーナー?な、なんのことだか…