それでも良いと言ってくれる方のみお進みください(ジョジョ5部まだですかね?)
あと、ここから少しオリジナル挟みます(え?10月?…単行本!読まずにはいられない!!)
ps.アンリマユ出たヤッター
ぐだ男視点
目の前に崩れ堕ちる親友を、僕はただ見てることしかできなかった。
———目の前に血が飛び散る。
一度目は不意打ちだ。
突然血を吐き出して彼を見てることしかできなかった。
———足元に血が流れてきた。
二度目はわかりきっていた。くず男一人突き飛ばすことは可能だったんだ。
———感情が崩れる。
積み上げてきた感情が
組み立て続けた
崩れ、剥がれ、溶け落ちる———
「くず男ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」
もう誰がなにをやったかなんてどうでもよかった。
無我夢中で黒い靄に包まれ、足元から消えていく親友の腕をつかもうとするが、
「!?———(躱された?!)」
くず男はその手を僕の手からさらに遠ざけ、躱した。僕が掴むことが出来ず、彼の隣に倒れこむ。
———だから聞こえたんだ。弱々しく…けれどはっきり鮮明に…くず男は僕にだけ聞こえるように
「けっ…し…て……逆上する…な………お…ま…えは…失…なっちゃ…いけねえ…」
黒い靄は彼の頭も完全に包み込む。
靄は塵のように、まるで最初から誰もいなかったかのごとく…消えて行く…
「はは…まじでこんな…ことで…キレんな…よ?…さあ…立てよ…いつか…こうなること…は……なんとなく…わかってたろ?こんな…あっけないとは…思わなったけどな…」
溶けかけのアイスクリームみたいなくせして、今にも消えそうな弱々しく光るロウソクの火のようだった彼は…
「いけぐだ男…くだらねえ茶番と一緒に…」
こんな時までふざけて冗談を僕言い放つ。
黒い靄は彼の瞳を塗り潰していった。
———そうだ。彼を助けるんじゃない。僕まで死んだら…誰が世界を救うんだ?
そんなことは…分かってる!
だけど…
だけど…ッッ!!
くず男を…ここに置いていけって言うのか?
「———わるいな…」
その言葉を最後に———僕の親友は、この空間から
「ああ…あああ…あああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」
なにもできなかった。
ほんの一瞬…たった数秒の出来事。
親友一人突き飛ばすこともできずに…僕は…
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ————!!!!!!!」
僕は…無力だった…
ー《F/GO》ー
ーくず男視点ー
くらい…淀んだところを漂ってる。まるで海だ。でもただの海じゃない。真っ暗で、ドロドロで、まるでコールタール…
(…俺は女帝の暗示のス◯ンドじゃねえ!!)
唐突に浮かんできた自身へのツッコミに、頭を振り回す。
ありがたいことに俺の冒険は終わってなかったらしい。体は十二分に動かせるし、血も出てない…多分、
現状なぜこうなっているのかは不明だが、とにかく今は真っ暗な海を泳いでみる。
でもどうせ泳ぐんなら沖縄とかの綺麗な海で泳ぎてぇ…はあ…こんなとこよりローマの「形ある島」の浜辺は良かった…う…女神…お姉=サン…頭痛が…
…うん、やめよう。過去はバラバラにしてやっても岩の下からミミズのように這い上がってくるって言うしな。ショウガナイショウガナイ。
まあ浜辺の落とし穴にはきっちりハマって人生の絶頂を目指すどころか女神の柔らかいお尻の下敷きにされたけどね。嬉しくない。俺はロリ=コンじゃないし…お?
気づけば何やらどこかの浜辺に体を放り投げられていた。うう…痛い、あとここに何年…
ずっと水の中にいたからなんとも思わなかったけど、外の風に当たった瞬間寒くてしょうがない…シベリアを思い出す…行ったことないけど。
「にしてもここはどこなんだ?真っ暗で何も見えねえぞ。ていうか…」
俺に一体何が起きたんだ?確かあとちょっとで聖杯をゲットだぜぇ!できたのに後ろからの攻撃を受け、俺のそばに近寄るなァァァァァァ!!してたら気がついたら真っ暗闇の海に放り出されていた。何を言ってるのかわからねえと思うが俺の何をされたのかわからないった。
頭がどうにかなりそうだった。催眠術だとか超スピードだとかそんなちゃちなもんじゃ断じてねえ…もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…なげーよホセ。
「くそ、イタリア本場のピッツァが食べたい…シンプルなマルガリータ…」
金色三つ編みコロネヘアーの少年のようなことをぼやきながら俺は歩き始める。寒さにも慣れ始めたのか、腕の鳥肌は消えていった。
…そして気がついたことがある。致命的なある事実に。
「ハルペー…
ローブはちゃんとついていたが、手榴弾諸々の武器が奪われてしまっていた(ああああんまりだぁぁぁぁぁぁぁ)
つまりハルペーも例に漏れずなくなっており、中にいる所長もいないわけで…やばいさみしい。
というかさみしいっていうのはともかく、もっとも致命的なのは…
「…俺唯一の攻撃手段が潰された…ってことか…武器はないし、ガンドは所長ありきだったから俺は撃てないし…せいぜい強化魔術くらいか…頼りねぇ…」
とにかくこの風景は変わらないのか…さっきからずっと歩いてるぞ…戻って見るか?
『————』
「ん?」
何か…いや、
『————』
だれか喋ってる?
『————』
黒い靄がかかった
背景に溶け混んでいて、その姿はハッキリとは確認できないが、声の高さ的に女性だと判断できる。
『————』
「…えーと…あー…」
かなり近づいていているが彼女?が何をしゃべっているのかわからない。なんていうか…言語が違うっていうより、どこかモザイクがかってるていう感じだ。
…しかし近くにくると紫がかった瞳だけ暗闇の中で光ってて、その瞳を見てると吸い込まれそうな感じになる。これだけで目の前の存在が人離れした美しさを持っていることがわかる。
———眼が軋み始めた
「君はサーヴァントなのか?」
『———』
彼女はその顔を縦に振る。どうやら彼女はサーヴァントらしい。しかしどう見ても正規の存在ではなさそうだ。どちらかというとシャドウサーヴァントか…
そしてあちらの言葉は俺にはわからないが、俺の言葉はあっちに通じるらしい。
「えーと…ここがどこだかわかる?俺気がついたらここにいてさ」
『———』
何か答えてはくれているのだろうが、相変わらず彼女が何を言ってるのかがわからない。
どうしたものか…
『』
「?どったの?」
しばらく顎をさすりながら悩んでいると、彼女はこちらの服を引っ張り始める。
ついて来い、ということなのだろうか…
引っ張られるままに歩いていく。彼女の手の感触はとても柔らかく、女性らしい手だ。
ふふ…なんていうか…その、下品なんですが『ぼっ(ry
……うん、これ以上はやめよう。だれもツッコんでくれないし…あースタ◯ド欲しい。刑務所のDEBUに会えばライター式試験で俺を試してくんねえかな。
カルデアにいる方のDEBUは毎回ぐだ男は騙されるし、まあそのたびに殴り飛ばされるDEBUなんだが…
『———』
「ここは…」
気がつけは景色は大きく変わっていた。
ドス黒いクレパスで塗りつぶしたような風景は、清々しいほどの青空になっていた。
足元は石畳で古代風の柱も立っている。朽ち果てたもの、今も立派に立っているもの、そしてところどころに謎の男の石像が転がっている。全員戦士のような格好の石像だった。
———おかしいな。こんな風景をどこかで見たことある気がする。
気持ちのいい風が吹いてくる。まるで世界から忘れられたどこか空白の場所。
そう表現できるくらいこの場所はまっさらな雰囲気に包まれていた。
「…ようやく…会えた」
『———ええ。気づくのが遅くてらしくなく心配してしまいました』
ここに来て、ようやく俺をここに連れてきた彼女を認識できた。
長身に紫色の長い髪、全てを溶かし、飲み込んでしまいそうな瞳を持つ美女。
その容姿は、ローマで、閉鎖海で、そしてカルデアで出会った二人の女神を彷彿とさせる。
「久しぶり、
『お久しぶりです。
死の淵を彷徨っていると、俺は一目惚れの女神に再会したんだ。
———存在が崩れ始める
感想指摘待ってます!
なんかあれな雰囲気続いてコーナー忘れられてる希ガス…WRYYYYYY !!!!
ようやくメドゥーサ姐さん登場です。彼女と彼の間でどんな会話が行われるか…期待しないで待っていて下さい。
次回からしばらくぐだ男しか出てこねえなんて言えるかクソッタレ!!バレたら生きたまま皮を剥がされる…