…はい、長らくの放置申し訳ありません。年度末とあって色々ありまして…そろそろ社畜になってみっかー期間でした。
はい、まあほんとのこと言うと第六章の件で色々構想してたんですがなかなか難しいです。ベディを尊くかけない。円卓をかっこよくかけない。じいじの話し方むずい。などです。
なのでこれからも少し遅くなると思いますのでご容赦ください。
〜安定に安定を重ねた会議室〜
いつも通りの会議室、朝早くに行われる毎度恒例の次特異点へ向けての議題諸々を話し合う場。
「えーなんやかんやありましたが、俺たち2人がマスターになってから半年とちょっと過ぎました」
「にしてはサーヴァントが見当たりませんね」(嘲笑)
「今度余計なことを言うとその綺麗な顔面を石化させた後に粉々にするぞ…」
「ヒェ…最近のくず男キツイや」
「元からだよ。おほん、本題に戻ろう」
会議室にいるメンバーはいつもと変わらない。俺にぐだ男、マシュ、ロマン、ダ・ヴィンチ、あとは代表スタッフの何名かとなぜかいるフォウ。ついでにお飾りに置いてあるハルペー入り所長。
『なんか今すごい嫌味言わなかった?』
「幻聴です」
『アッハイ』
「飼いならされたなぁ…」
『うっさいわよロマ二』
「こうなっても扱いは変わらないんですね知ってました!」
なんかロマンがかわいそうだが少し置いておこう。今回の会議の議題、それは…
「サーヴァントが増える。イコール?」
「種火だね」
「種火ですね」
「種火だよね」
「種火」
そう、みんな大好き種火だ。サーヴァント諸君には以前話した霊基の云々などで大きくリミッターがかかってしまい、種火を経験値として摂取していかなければいけない。
なにが言いたいかって言うとだな。
「黄金林檎の貯蔵は十分か?」
「もうエミヤ君製リンゴジュース化してるよ」
「準備が良くて助かるなぁ…」(涙)
もうちょっと休憩したかった…
…そういえば生産ブースにある林檎ってなにでできてるんでしょうか。私気になります。
「ダメだよ☆」
「ナチュラルに心読むな
「おや?ひょっとして褒めてる?」
「呆れてるんだよバーカ」
アホな天才ダ・ヴィンチなんかほっといて俺たちはシュミレータールームに向かう。
しかし気づいたら背後に複数のきよひーがいたことに俺は未だなれない…ヒェ…怖…もう種火回収やめよ。
「逃がさないよ?」
「HA☆NA☆SE」
ー《転身/火傷三昧》ー
ゴォォォォ…っと音を立てながらシュミレーターで投影された現実そっくりな森が真っ赤に燃えた。というか燃え尽きた。
その中心でたくさんの種火を背中に担ぎまるで奴隷にでもなったかのようなやつれた顔をしながら俺たちは歩いていた。
俺はもう何周目かわからないこの作業を隣のアホとこなしていたが、我慢できずこのセリフを吐いてしまった。
「…おい、これで何個目だ」
「199998から先は数えてない」
「なんでそんな微妙な数字で止めるんだよ」
「坊やだからさ」
「え?まだ回収するって?ぐだ男は働き者だなぁこわれるなぁ」
「言ってませんごめんなさい」
「ん?今なんでもするって…」
「(言って)ないです」
「「「「「「え?ますたぁがなんでもしてくれるのですか!?」」」」」」
「ヒェ…コワイヨォヤダヨォ」
「すっかりトラウマだなこりゃ…あとでマシュちゃん写真集を送ろう」
「良い値で買おう」
「立ち直り早いなこのアホ」
「先輩方最低です」
「……プシュウ…」
おいへんな悲鳴と一緒に現実からフェードアウトするな。あと五周しないと全員分の種火が集まんねえんだよあくしろよ。
「マシュニキラワレタ...モウダメダオシマイダァ...」
「
「ウメェウメェ…このりんごジュース…キンッキンに冷えてやがる…犯罪的だ…うますぎルゥ!!」
「ちゃんと噛めよ…」
なんか話噛み合わねえな(白目)
ていうか知らねえ間に随分鼻が尖ったな〜…おっと幻覚か。あいも変わらずイケメンだったぜ!殺したいほど憎い(漆黒の意志)
————
『みんな大変だ!またエリザベートが設定を勝手に弄って巨大な種火が…』
残り一周…と気が緩んでいると唐突に焦ったドクターの声が響いてくる。
しかし、それが今更なんの…ていうかたしかに目の前にそんなようなデカブツがいたようないなかったような気がしないでもないが(どっちだよ定期)
「え?でっかいハンドなら俺の隣で燃えてるよ?」
「おっそろしく早い殲滅…僕じゃなかったら見逃しちゃうね」
「殺ったのお前のサーヴァントだけどな」
「ますたぁ、くず男さん。今晩の夕食はトカゲ料理なんていかがです?ほら…愚かなトカゲも食料としてなら誰にも迷惑をかけないと思うのです♡」
「「ちょっと待って、なにが始まるんです?」」
「ふふふふ…大惨事トカゲ駆逐戦争ですわ♡」
((あ、エリちゃん死んだな))
今晩はカップラーメンで済ませようと思う(震え声)
「ていうか誰だ。きよひーにコマ○ドー見せたのは!」
「私だ」(ドヤァ…)
「ジャンヌ、お前だったのか…」
「みんな知ってたよ」
「そんなー」(´・ω・`)
ー《F/GO》ー
『じゃあ2人とも準備はいい?』
「いいゾォ」
「いつでも始めて構わないよダ・ヴィンチちゃん」
俺とぐだ男はシュミレーターの中で対峙している。
これはいわゆる戦闘訓練の一環だ。マスターといえども、無防備な状態を敵に晒しては危険…というわけで定期的に行なっていたのだが、今回はいつもと勝手が違った。
「ふぅ…拘束…解除…!うおっでかくなった…すごいなさすが変態ダ・ヴィンチ!」
『ねえ今ナチュラルに罵倒しなかった?』
「幻聴だ。気にするな」
それはこの右手だ。これからもこの右手に頼る機会は増えるだろう。ならいっそのこと慣れちゃえってことでの今回の訓練。
ついでにこの訓練、合法的にぐだ男をサンドバッg…じゃなくて殴れるので俺、大好き☆
「オマエノカンガエガミエルゾ」
「アンギャッシュ!?タタキノメシテヤンヨ!!」
『こらー君達奇妙な言語で会話しないで始めなさーい』
開始のブザーが鳴り響く。その瞬間、俺たちは同時に駆け出した。
まずは軽く小手調べ…なんてするわけでないじゃないですかーヤダー(圧倒的にクズ)
まずは先手いただきよぉぉぉぉ!!フハハハハハブザマブザマ!!
「などとその気になっていた君の姿はお笑いだったゼ☆」
「ダニィ!?」
強化魔術か、この右手のお陰で多少頑丈になったことをいいことに奴は強烈なタックルをかましてきやがった。
俺はそのまま押され続け、後ろの岩盤に叩きつけられた。(ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!)
岩盤は圧倒的な威力に綺麗に円でできたクレーターを作り上げ、その中心に俺は埋まっていた…なんかこんな光景映画で見たな。
「…伝説のすーp「やめろ」アッハイ」
初戦は圧倒された。
あのぐだリー怖すぎる…
「じゃあもう一回ね」
「俺の戦いはここからだ」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「じゃあもう一回ね」
「コンテニューするゼ☆」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「じゃあもう一回ね」
「まだだ…まだ終わらんよ!!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「もう一回☆」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「もういっちょ!」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「まだやるよね?」
「いやもういいかな〜なんて…」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「流石にもう岩盤ないからさ…もうちょっと別の訓練でも…」
「ダメだよ!この攻撃を避けられるようになるまでやるからね!!」(鋼の意思)
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
「絶対お前しか楽しんでないからな!!これ戦闘訓練じゃなくてほぼ耐久訓練じゃねえか!!」
「でもあそこでムニエルが笑ってるよ」
——ヤロウヌッコロヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!アベシッッッ!!
「もう一回♡」
「くぁwせdrftgyふじこlp」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥ......ドォォォォォォォンッッッッ!!
ー《F/GO》ー
しかしこの拘束すごいなぁ、もう一回巻いたら元のサイズに戻ったぞ…伊達に変態じゃないってことか。
(おやおや?それ褒めてるのかな?)
あいつ…直接脳内に…!?
…まあダ・ダヴィンチだしいいか。
うん、と考えるのをやめた俺は久しぶりにお湯に浸かった。なんか知らない間に風呂付いてたね。日本人的にとても嬉しいゾ☆
「ああああぁぁぁぁぁ…生き返るゥゥゥゥゥ…今日は周回したし岩盤に叩きつけられるわ散々だったなぁ…あれ?以外といつも通りなのか…?まあ今頃俺の仕返しにあいつもヒィヒィ言ってるだr『誰かぁ!誰かぁ!!僕のお風呂の時間きよひーに教えたの誰だァァァァァァ!!『ますたぁ♡ますたぁ♡ますたぁぁぁぁ♡♡♡♡』くぁwせdrftgyふじこlp』………やり方間違えたかなぁ〜」
俺は目を閉じ耳を手で塞ぎ、お湯に浸かった。心地よい温もりに包まれながらかすかに聞こえる親友の悲鳴と複数の同一人物の女性(ていうパワーワード)の喘声をBGMに…
「……寝よ」
すぐ風呂出て寝た。
カルデアは大体夜中の0〜2時にかけて消灯され、つけたければ各自の部屋のみ点けることになっている。付けるためには面倒な手段を使わなきゃいけないので基本小型スタンドなどで作業するか、基本寝るかのどっちかだ。まあ電気代などの節約だろう。いつ緊急事態になってもおかしくないからな。
まあそんなわけで今のカルデアは消灯真っ最中の夜中だ。
そんな真夜中に目が覚め、心地よいプニッとしていてサラサラな質感の布団の温もりにもう一度瞼を閉じようと…
ん?布団てこんな感触だっけ?
思わず半開きの目を擦りつつ、凝らしてよく見ると、なにかが俺の上に馬乗りになっていた。
暗くてよく見えんが小柄な影だ。
どこか甘い香りに女性と判断できる。
敵か…気づけなかったことを見るにアサシンのサーヴァント?
寝ていたとはいえ、俺は基本警戒を緩めない。サーヴァント並みにでかい気配を持ってるやつを俺は見逃さないし…
しかし次の瞬間、俺の体は硬直した。
「ふふ…そんな怖い顔しなさらないで…勇者様?」
こちらを敬うような言葉遣いだが明らかに見下してるこの感じ…あれ?なんだろう…体が震えて…あ(理解
「それとも久しぶりに会った私のこと忘れてしまった?この女神の膝まで貸してあげたのに?ひどいお方だこと…ふふふふ…」
影は顔をぐいっと俺に近づけた。そしてようやく見えた。彼女は…
「す、ステンノお義姉さん…」
「誰もあなたの義姉にはならないわよ」
「そんな〜」(´・ω・`)
思わずそんな顔になった。
ステンノさましゅき。ただもう宝具5なのでできれば来ないでくださいおねがします許してください。
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